約 2,014 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1354.html
ある日の紅魔館。館主、レミリア・スカーレットが自室で寛いでいると、扉をノックする音が部屋に響いた。 「入りなさい」 と、部屋に招き入れる。レミリアの自室に直接やってくる者はこの館で二人くらいしか居ない。 「失礼いたします」 案の定、訪問者は完全で瀟洒な紅魔館のメイド長、十六夜咲夜であった。 だが、今の咲夜は完全でも瀟洒でもなかった。 冷静な声とは裏腹に物凄い勢いで扉を開け、猛然と部屋に飛び込んできた。 手には酷く不細工な館主の紛い物、紅魔館周辺でよく見かける食用生物の一種、ゆっくりれみりゃを抱えていた。 「……それが何かやらかしたの?」 「飼ってもよろしいでしょうか?」 「うーうー?」 「は?」 信じ難い言葉に耳を疑う。今、この瀟洒メイドまじかる咲夜は何を言ったのだ? 「よく聞こえなかったわ。もう一度言いなさい」 「このゆっくりれみりゃを、この紅魔館で飼ってもよろしいでしょうか!?」 「却下よ。どうしてそんな見苦しいモノを飼育しないといけないのかしら。貴女酔ってるの?」 「ぶー!ぶもがっ」 不細工フェイスで抗議するゆっくりれみりゃを黙らせる咲夜。 「素面です正気です正常です!勿論お嬢様のお手を煩わせる事は一切いたしません。全て私が世話します」 「駄目よ。そんな汚らわしい私の紛い物が私の屋敷をうろつくと考えただけでゾっとするわ」 「けっ結構可愛いんですよこの子!ほら、よく見れば愛嬌のある顔ですし!幼女ですし!ロリ体型です!」 「……身の危険を感じるわね。とにかく駄目なものは駄目よ」 「そう、ですか……このゆっくりを飼えばあの紅白も頻繁に遊びに来るようになると思ったんですが」 「―――どういう意味かしら?話しなさい」 「はい。先日神社に雑用を済ませに行った折に、紅白がこれと似たような物を可愛がっているのを見ました。 話を聞いてみると、 『きちんと言い聞かせればちゃんと応える良い子だ。そろそろこの子の遊び相手も欲しくなってきた』 との事でした。どうでしょうお嬢様。これを飼えばあの紅白は必ず食いつきます!きっと向こうから出向いてきますよ!」 「…………いいわ。許可してあげる。ただし、貴女が全責任を持って飼育するのよ。紅魔館の恥部には絶対しないで頂戴」 「ありがとうございます!必ずやお嬢様の御期待に沿うよう命を賭けて飼育いたします!」 「うっうー♪」 その日から、咲夜の生活スタイルはガラリと変わった。ゆっくりゃはとにかく我侭だった。 夜寝かせようとしてもぐずって眠らず、眠るまでの三時間もの間絵本を何十冊も読んであげる事はザラだった。 ちなみにその間船を漕ぎ出したゆっくりゃに油断してベッドから離れようとすると火がついたように泣き出してリセットだ。 朝起きる時間は極めて不規則、早朝五時に目を覚まして咲夜を叩き起こす事もあれば、夕方まで起きない事もあった。 夕方まで寝ていた日は間違いなく徹夜コースである。寝ている所を起こせば泣いて叫んで暴れて大騒ぎ。 こんな状態でも、ゆっくりゃの安らかな寝顔を見るだけで咲夜の心は満たされた。 レミリアの世話をおろそかにする訳にはいかないので、当然咲夜の能力はこれまで以上にフル活用される。 飼い始めて三日目には、咲夜の睡眠は止まった時間の中でしか許されなくなった。 それも時間が動き出さないよう寝ながら集中しているので完全な熟睡を得る事は不可能だった。 それでも一日を二倍三倍に延ばす事で仕事に支障は出なかったが。 また、食事の世話も困難を極めた。肉も魚も野菜もパンも麺類も一切食べない。食べるのは甘い菓子類とジュースだけだった。 肉料理を出せば 「くさいからいや!さくやなんてきらい!!」 と床に投げ捨てその上に飛び降り踊った。 魚料理を出せば、 「きもちわるいからいや!さくやなんてきらい!!」 と側で控える咲夜の顔に投げ付け大はしゃぎした。 野菜料理を出せば、 「にがいからいや!さくやなんてきらい!!」 と皿ごと踏みにじり満足そうな笑みを浮かべた。 パンを出せば、 「すかすかするからいや!さくやなんてきらい!!」 と、トイレまで持って行って流しては喜んだ。 麺類を出せば、 「うー♪うー♪おもちゃだおもちゃ♪」 と服に派手な模様を作りながらテーブルの上に並べて遊んだ。 また、菓子類を出した時も酷く煩く注文をつけた。 「ぷりんじゃなきゃいやなの!!さくやなんてだいきらい!!」 とババロアを叩き潰し、数分後に用意されたプリンを 「こんなのぷりんじゃないもん!こんなのはさくやがたべればいいんだ!!」 と咲夜の髪に擦り付けた事もある。ちなみにこの時欲しがっていたのはプッチン前のプッチンプリンだった。 「くっきーがたべたいの!いますぐじゃなきゃやなの!さくやのばかぁー!!」 と駄々をこねたゆっくりゃに用意された焼きたてクッキーを、 「こんなくっきーいらないもん!こんなのはごみだもん!!」 と粉々に砕いた挙句妖精メイドの衣装箪笥の中にばら撒いた事もある。ちなみにこの時欲しがっていたのは白い恋人だった。 「しゅーくいーむがほしい!しゅーくいーむもってこないさくやはだめだもん!!」 とカーテンに噛り付いてねだったゆっくりゃに用意された手作りシュークリームを、 「こんなのだめなの!さくやのぱっどちょう!!」 と咲夜の下着の中に詰め込んで服の上から叩いて潰した事もある。ちなみにこの時欲しがっていたのはシューアイスだった。 咲夜が用意する食べ物以外にも強い関心を持った。妖精メイドの食事中にこっそり近付き、襲うのだ。 咲夜による報復を恐れて何も出来ない妖精メイド達はただ食事を投げつけられ、踏み躙られ、玩具にされるのを黙って見ていた。 こんな有様でも、ゆっくりゃの 「うー♪おいちー♪さくやのおかしおいちー♪」 この一言で咲夜は癒された。 ゆっくりゃの遊びはとにかく迷惑を振りまいた。 「くれよんちょうだいちょうだいちょうだい!!くれよんがなきゃしんじゃうぞ!!ぎゃおーぎゃおー!!」 と、寝ている咲夜の耳元で怒鳴り散らしたので与えたクレヨンは、その日の内に館内廊下に長大な線路を作った。 掃除しようとする妖精メイドは悉く 「こわしちゃだめなの!れみりゃのせんろなの!!さくやにいいつけるぞ!!ぎゃおー!!」 と脅され、結局ゆっくりゃが飽きる三日後まで放置された。 「れみりゃもぱちぇとおちゃするの!!させてくれなきゃたべちゃうぞ!!ぎゃーおー!!」 と不恰好なブレイクダンスを見せ付けるので大人しくするという条件付でレミリアとパチュリーの茶会に招待したら、 「こんなあついののめない!!さくやのぶわぁーか!!ぺっぺっ!!」 とレミリアとパチュリーの顔に熱い紅茶を噴き付けて逃亡、魔道書に落書きして遊んでいた。 四冊目を台無しにした所で小悪魔に取り押さえられ、以後図書館にはゆっくりゃのみ立ち入れない結界が張られた。 庭で遊んでいる時にシエスタ中の美鈴を発見し、盗んできた『れみりゃの』日傘を額に向かって、 「さくやのまねー!うっうー♪ねてないでしごとしなさい!このちゅうごく!!うーうーうー♪」 と叫びながら突き刺そうとした事もある。寝ながら気功でガードされたので、 「なんでささらないの!!ささらないとだめなの!!さくやにいいつけちゃうぞ!!ぎゃおーん!!」 とべそをかきながら日傘を振り下ろし続けた事もある。ちなみに気功ガードしていなければ確実に左目を失っていた。 大声でとっくに目を覚ましていた美鈴は面白がって延々振り下ろすに任せていた。シエスタを発見されてナイフ塗れになったが。 このような調子で紅魔館の新たな暴君ゆっくりゃは咲夜以外の約一名を除いた全ての住人に忌み嫌われていた。 だが、主であるレミリアが在住を認め、咲夜が可愛がっている事から口出しできる者は居なかった。 唯一口出しできる筈のレミリアは、 「ほほほ、誇り高き吸血鬼がじじ従者といいいい一度交わした約束をっ、そそそそう簡単に破れる筈が無いわ」 と、一番屈辱を感じているにも関わらず驚異的な忍耐力を発揮していた。この発言の際下唇を噛み切った事は公然の秘密である。 とは言え、このような誰が主か分からないような状態が長く続く筈が無かったのだ。 ゆっくりゃを飼い始めて一月が経つ頃、咲夜はうっかりレミリアのティーカップを落として割ってしまった。 「申し訳ございませんお嬢様!すぐに別のカップを御用意致しま…」 「待ちなさい咲夜。……貴女、最近まともに眠れていないでしょう」 穏やかな声で話すレミリア。普段ならばもっと不機嫌になるだろう。否、そもそも普段はこの様な失態自体あり得ない。 「そ、そのような事は決して!以後この様な事の無いように努め」 「そんな事は関係無いわ。貴女の仕事の内容は確実に悪くなっている。アレを飼いだしてから貴女は完全ではなくなった」 「そ……」 「『そのような事は決して』?嘘ね。貴女自身もよく分かってる筈よ。決めたわ。アレは処分する」 「それだけは!どうかそれだけはお止め下さい!必ず!必ず私が言い聞かせますから!!」 「無理よ。今の体調で更にアレの躾までやるなんて不可能。時間を操れる程度じゃそんな奇跡は起こせないわ」 「それでもどうか……どうか……」 「くどい。これはお願いではなく命令よ。咲夜。貴女の主は誰?」 いつの間にかレミリアは獲物をいたぶる猫科動物のような表情をしている。目だけで咲夜の苦悩を哂っているのだ。 「レミリアお嬢様です……」 「そうね。では貴女にとって主の命令とはどんな物なのかしら?」 「私にとって、お嬢様の命令は絶対です」 「結構。ではアレは貴女の手で処分なさい」 「…………」 「聞こえなかったかしら?咲夜、貴女やっぱり疲れているのね」 「…………どうか、あの子の命だけは」 「ああそう。もういいわ。もう話は終わり。今まで御苦労様。ゆっくりと休みなさい、十六夜咲夜」 人間にはとても出来ない邪悪な笑みを浮かべ、レミリアはゆっくりと右手を掲げ、 「う゛ー!お゛な゛がずい゛だぞー!ざぐや゛ー!れみりゃがよんでるのにこないと、たべちゃ……う、うー?」 床で足を投げ出して叫ぶゆっくりゃの部屋の扉が開く。 「さ、さくやー!またせると、たべちゃうぞー!!」 嬉しそうに扉に向かってのたのた駆け出すゆっくりゃ。だが優しく抱き留められる筈のゆっくりゃは、壁まで弾き飛ばされた。 「ぎゃう!!」 「こんにちは汚らわしい下膨れ。あなたが欲しいのは金のメイドかしら?銀のメイドかしら?」 「い゛、い゛だい゛よ゛ー!ざぐや゛に゛い゛い゛づげでや゛る゛ー!!う゛あ゛ーう゛あ゛ー!!」 「そう、瀟洒なメイドが欲しいの。でも残念ね。アレはもう居ないの」 「う゛、う゛ー?」 顔をくしゃくしゃに歪めながら首を傾げるゆっくりゃ。よく見れば泣いてなどいない。 単に、ああやって騒げばいつでも咲夜が助けてくれたからそうしただけの事だった。 「コレはもう完全でもなければ瀟洒でもなく、ましてやメイドですらないもの」 そう言ってレミリアはゆっくりゃの目の前にソレを投げ捨てた。 ソレは、紅魔館メイド長・十六夜咲夜に酷似した『何か』だった。 「う゛、う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ざぐや゛が!ざぐや゛がじんじゃっだあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「フン、喜んで貰えて光栄ですわミス。貴女のおかげでそのネズミを処理できましたの。ありがとうございます」 猛烈な皮肉である。口元は微笑んでいたが、目には殺意が燃え盛っている。 それは人間ならば恐怖でショック死しかねない程の恐ろしい笑みだった。知性無きゆっくりにはそんな事は起こらないが。 「がえ゛じで!ざぐや゛を゛がえ゛じで!!ぶわ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ぶあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 「何故そこまで泣くのかしら?私は吸血鬼だから今一分からないわ。教えて貰えるかしら」 「だっで!ざぐや゛はれ゛み゛り゛ゃの゛み゛がだだっだも゛ん゛!れ゛み゛り゛ゃのゆ゛う゛ごどぎいでぐれ゛だも゛ん゛!!」 「例えばどんな事だったかしら?」 「ひっぐ!ざぐや゛はれ゛み゛り゛ゃに゛おがじぐれ゛だも゛ん゛!ごほん゛よんでぐれ゛だも゛ん゛!!」 「ああそう。それから?」 「うぇ゛っぐ!い゛っじょに゛ね゛でぐれ゛だも゛ん゛!い゛い゛ごい゛い゛ごじでぐれ゛だも゛ん゛!!」 「へぇ。でも咲夜は貴女の事を随分と叱ったんじゃなくて?」 「ぞん゛な゛ごどじな゛い゛も゛ん゛!!ざぐや゛はれ゛み゛り゛ゃの゛い゛や゛な゛ごどじながっだも゛ん゛!!」 「食事の好き嫌いを無くそうとした。我侭を止めさせようとした。やってはいけない事を教えた」 「う゛っぐ!…………ひっぐ!…………ぶぇっぐ!」 「他人の物を無断で使ってはいけないと教えた。迷惑をかけた相手には謝らせた。……全部忘れたのかしら?」 「……………………ひっぐ」 「つまり貴女にとって咲夜は、要望を全て叶えてくれる回数無制限のランプの精だった訳ね。 じゃあ、私が貴女の要望を叶えてあげると言えば、貴女は私にも懐くのかしら?ねえ、どうなの?」 「……………………ほんと?」 「何が?」 「ほんとにれみりゃのゆうこと、きいてくれるの?」 「ええ、聞いてあげるわ。それこそ咲夜の様に」 「さくやはだめだよ!ときどきよくわかんないこといって、れみりゃにめーってするんだもん!!」 「あらあら」 「それにおかしはたべたいのくれないこともあるし、よみたいごほんよんでくれないこともあるもん!!」 「それはそれは……分かったかしら?これがコレの本質よ。貴女はコレにとって使い捨ての道具。飼い主なんかじゃないわ」 「うー?おねえちゃん、どうしたの?」 突然後ろに向かって話し出したレミリアに戸惑うゆっくりゃ。いつの間にか親しげにレミリアの袖を掴んでいる。 「汚らしい手でお嬢様に触るな」 「う゛あ゛!!?」 声が聞こえた瞬間、ゆっくりゃは胸倉を掴まれ高々と持ち上げられていた。 声の主に向かって、レミリアは言う。 「漸くお目覚めかしら?完全にして瀟洒なるメイドさん」 「はい。大変御迷惑をおかけしたしました。目が醒めました。もうコレに惑わされたりはいたしません」 「別にいいのよ。貴女は私の大切な従者だもの。従者の目を醒まさせるのは主の喜びでもあるのよ」 「勿体無きお言葉です」 「相応しい言葉よ。……では、ソレの処分は一任するわ。構わないわね?」 「喜んで。では失礼致しますお嬢様」 「ええ、せいぜい楽しみなさい咲夜」 何が起こっているのか理解できないゆっくりゃは、ただ呆然と咲夜に何処かへと持ち運ばれていく。 先ほどまで床にあった咲夜の死体は、木の人形に変わっていた。 人間にはとても出来ない邪悪な笑みを浮かべ、レミリアはゆっくりと右手を掲げ、指を鳴らした。 「はいは~い!呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ~ん!」 美鈴が、咲夜と同じ服を着た等身大の木の人形を抱えて部屋に入ってきた。 「何を言ってるのよ美鈴。呼ばれたのは私よ」 「お、お嬢様……これは一体……?」 殺されると確信して、目を閉じていた咲夜が恐る恐る尋ねる。 「これは試験よ」 「試験……ですか?」 「レミィ、それだけじゃ何の事だか分からないでしょう」 「ふん。そんな事ないわよ。咲夜ならきっと分かってくれるわ」 「…………すみませんお嬢様、何の事なのか分かりかねます」 「ほら見なさい」 「あっ!私は分かりましtヘヴン!!」 パチュリーの6A攻撃で昏倒する美鈴。 「試すのはあの下膨れよ、咲夜。私が作ったあなたの偽物を使うの」 「はぁ……」 ゆっくりゃが運び込まれたのは、地下にある懲罰室だった。 そこには玩具の様な鞭や蝋燭や三角木馬といった他愛も無い物から、疎らに棘が付いた審問椅子、鉄の処女、鉄製の靴や金槌等の、 本格的に人を苦しめ、殺す為の拷問器具まで沢山のグッズが揃っている。 「う、うぅー……さ、さくやー……」 それらの器具が放つ威圧感は、ゆっくりブレインでも感じ取れるのか怯えた様子で咲夜を見上げるゆっくりゃ。 その咲夜はナイフよりも冷たい眼でゆっくりゃを一瞥し、床に放り投げる。 「ぶっ!」 頭から床に落ち、涙目になって起き上がるゆっくりゃ。 咲夜は無言でゆっくりゃの元につかつかと歩み寄り、背中を踏みつける。 「ぶぎゃっ!い゛、い゛だい゛よ゛ー!ざぐや゛ー!だずげでー!」 「まだそんな事を言えるのね。こんな物を飼っていたなんて、本当にどうかしていたわ」 「うー!?」 いつもの口上で助けてくれない事に動揺するゆっくりゃ。必死で後ろに向き、媚びた笑みを浮かべるが咲夜の表情は変わらない。 「ざ、ざぐや゛だずげでー!こぁいひどがいるよー!!」 この咲夜は偽物だとでも思っているのか、必死で咲夜を呼びつけるゆっくりゃ。 ゆっくりゃの言う事を聞く人形は、もう何処にも居ないというのに。 「そう、お前にとって『十六夜咲夜』とは今やあの木の人形なのね。……馬鹿みたい」 背中から足をどけ、右肩を踏み潰す咲夜。ぐしゅり、と裂けた皮から中身が飛び散る。 「う゛あ゛ー!!ながみ!れ゛み゛り゛ゃのながみがぁー!!」 「うるさいわ。少し黙りなさい」 右肩を踏み潰したままでしゃがみ込み、口をこじ開けて舌を引っ張り出し、ナイフで切り落とす。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 口から肉汁を撒き散らしながら絶叫し、全身を激しく暴れさせるゆっくりゃ。 「や゛べでよ゛お゛ばざん゛ー!!れ゛み゛り゛ゃな゛に゛も゛わ゛る゛い゛ごどじでな゛い゛の゛に゛ー!!!」 「ああうるさい。これをあげるから黙りなさい」 喉の奥に切り取った舌を強引に押し込む。喉を塞がれた事で声を出せなくなり、静かになった。 飲み下してまた大声を出されないよう、首の後ろに椅子の脚を置いて飲み込めないようにする。 「………………………!!!」 びゅうびゅうと音を立てて必死で呼吸するゆっくりゃ。先程よりは大分静かになった。 「では続けましょう。そうね、まず散々館内を散らかし、汚してくれたこの手から」 「!!!」 今までに何度も何度も料理をぶちまけ、皿を割り、床や壁を汚してきた右手をそっと手に取る。 そして短くぷにぷにとした親指を摘んで引きちぎる。 「~~~~~~~~~~っっっ!!!」 声を上げる事も出来ず、ただ表情を苦痛で歪め、涙と肉汁で床を濡らして両脚をばたつかせる。 その醜い姿に眉を顰めて人差し指、中指と順番に引きちぎっていく。 右手が終わったら左手の指に取り掛かる。その表情は何の感情も見せず、機械的に淡々と作業を進める。 「ああ気持ち悪い。本当にどうしてこんな物を可愛がっていたのかしら。ここまで自分の時間を巻き戻せたらと思った事は無いわ」 「…………………………」 もう暴れる気力も無くなったのか、指を千切る度にびくびくと痙攣する以外は動かないゆっくりゃ。 死んでいる訳ではない事は依然として聞こえてくる呼吸音と、止まらない涙が告げている。 「これを相手にここの道具を使うのは勿体無いわね……ああそうだ。これが触った食器を使えばいいか」 時を止め、ゆっくりゃが一度でも使ったフォークやナイフを全て持ってくる。 「……こんな上等の食器を使わせていたなんて、今なら考えただけでゾっとするわ」 自身の行いへの嫌悪感を顔に表して右腕にフォークで穴を開けていき、左腕をナイフで切開する。 そして両腕を強く握り締めて中身をあふれ出させる。右腕からはミンチが、左腕からは原型を留めた肉まんの具がこぼれる。 「っっっっっっっ!!!!!!!~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!!!」 かつて無い激痛に全身を激しく痙攣させるゆっくりゃ。痛みを誤魔化す為か、床に激しく額を打ち付けている。 「そんなに死に急いでもその程度じゃ死なないわよ。中身が残っていれば死なないんでしょう」 聞こえたのか聞こえないのか、より激しく床に頭を打ち付ける。既に額は平らに均されており、小さな鼻も潰れている。 「あら?いつの間にか腕が使い物にならなくなってるわよ。せっかくだから私が取ってあげる」 白々しく言い放ち、皮だけとなった両腕を思い切り引っ張って肩口から切り離す。 肩周辺の中身がぼろりと床に零れ落ちるが気にしない。 まるで激しく鳴く蝉の羽の様に全身をガクガクと痙攣させるゆっくりゃ。どんどん中身が零れて行くが止まらない。 「さて、次は沢山の物を踏み躙って汚し、壊してきた脚をおしおきしないとね」 手の指と同じように足の指を引きちぎり、両脚をゆっくりゃが壊したレミリアの日傘の骨で連結する。 「あら、これはまるで線路ね。良かったじゃない。あなたが線路になれたわよ」 言いながら、傘の骨を足で軽く蹴る。 脚の中を掻き回される苦痛に耐え切れず脚をばたつかせようとして、尚激しい苦痛に悶えるゆっくりゃ。 その顔は何度も床に打ち付けたせいで全体が平らになって肉汁を滴らせていた。 「ふぅ。まあこんなものかしらね。ああ、服が……油汚れは中々落ちないから嫌よねぇ?」 ゆっくりゃの潰れた鼻の穴にクレヨンを一本一本押し込みながらぼやく。 全て押し込んだ頃には後頭部に膨らみが二つ並んでいた。 「さて。私はそろそろ行くわ。後の仕事は小悪魔が用意してくれたこいつらに任せるから。それじゃさようなら」 「う゛あ゛う゛ー……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 椅子をどかされ声を出せるようにはなったものの、もう叫ぶ気力は無いのかただ呻くだけのゆっくりゃ。 そのゆっくりゃの全身を、咲夜が置いていった黒光りするチャバネ的な何かがゆっくりと這い回る。 小悪魔によって長命に品種改良され、咲夜によって時間の進行を遅くされたそれらは、 ゆっくりゃの感覚をゆっくりを責め苛みながら、もう自力で動く事もできない体を一家の巣にするのだった。 THE MASTER PRETENDER DIED SLOWLY 作:ミコスリ=ハン
https://w.atwiki.jp/titibu_bike/
バイク板秩父スレッドまとめサイトとは このサイトは、2ちゃんねるのバイク板秩父スレッド用まとめサイトですが、秩父に行こうと思っている全ての人のため、メジャーな情報からニッチな情報まで痒い所に手が届くように心がけて製作しております。 **現行スレッド 【正丸・定峰】秩父スレッド【大滝・中津川】31 http //hobby10.2ch.net/test/read.cgi/bike/1199110430/ **一つ前のスレッド 【正丸・定峰】秩父スレッド【大滝・中津川】30 http //pita.paffy.ac/2chlog/test/read.cgi/bike/1195278884/ 過去ログ一覧 http //www30.atwiki.jp/titibu_bike/pages/1.html ツーリングのお誘いやオフ会の告知、緊急避難用等 さいたまツーリングオフ Part2 http //sports11.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1174445033/ 写真や動画のアップローダー 業物 http //www.wazamono.jp/ SNS内の秩父関連 バイク板秩父スレmixi別館 http //mixi.jp/view_community.pl?id=682498 2ちゃんねるバイク板秩父スレGREE別館 http //gree.jp/?mode=community act=view community_id=172921 本スレに捨てメアドを書いてくれたら招待しますw 秩父周辺・ライダーマップβ1 - ワイワイマップ http //waiwai.map.yahoo.co.jp/map?mid=mmkgiifEm9LaIjW5lNo3DUgPjCW2okin 道路情報 秩父県土整備事務所 http //www.pref.saitama.lg.jp/A08/BA06/index.htm 森林管理道(林道)の通行止めのお知らせ http //www.pref.saitama.lg.jp/A06/BX01/ringyo/rindou/rindo.htm 秩父関連のニュース 新型コロナ 市町村別感染者数 /埼玉 - 毎日新聞 熊谷の魅力PRするタブロイド紙「今日熊谷に行きます」 電子ブックも(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 北海道ニュース UHB - 北海道ニュース UHB | UHB 北海道文化放送 乗り鉄のイケナイ「夜遊び」 今、じわじわ人気「線内夜行列車」の魅力を探る(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 昔ながらの「丸形ポスト」に正月用のしめ縄 埼玉 東秩父村|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB SLパレオエクスプレスの冬季特別運行を記念しオリジナルラベル「日本酒」「フルーツワイン」を12/10(金)に販売開始 ~1月に秩父地域の地酒やイチゴが楽しめるSL車内イベントを実施~ - アットプレス(プレスリリース) 訪日外国人向けフリー切符で西武線乗りつぶしの旅(47NEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 走り屋の男、起こした悲劇「理不尽」…猛スピードで恐怖の飯能・国道299号 騒音暴走…すでに10人死亡(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秩父宮記念市民会館で三上隼さん10周年ホールワンマンライブ(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『伝承・ポップ吉村 メモリアルコーナー』が小鹿野バイクの森に誕生。イベントはヨシムラファンで大盛況 - オートスポーツweb 「アニメの聖地」人気ランキングNo.1が決定! 2位は「あしかがフラワーパーク」(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【埼玉】秩父三社(三峯神社、秩父神社、宝登山神社)の御朱印、お守り、グルメ情報!:マピオンニュース - mapion.co.jp 「秩父高校生の姿をリアルに伝える新聞折り込み 同窓会の協力で実現」(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『あの花』初の舞台化 じんたん役に鳥越裕貴、めんま役に市川美織 来年2月上演(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 話題のはちみつ酒「ミード」秩父で熱血夫婦が挑戦!(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【2021年人気キャンプ場ランキング】日本最大級のキャンプ場検索・予約サイト『なっぷ』6回目となる『なっぷAWARD2021』発表 - PR TIMES 奥秩父、瑞牆山でのんびり写活登山! 初心者でも上手に撮れる、覚えておきたい撮り方(BRAVO MOUNTAIN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 12月26日 秩父鉄道,“SLあの花10th Anniversary FINAL Express号”を運転|鉄道イベント|2021年12月7日掲載|鉄道ファン・railf.jp - 鉄道ファン ロバート・グラスパーが【LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL JAPAN 2022】ヘッドライナーに(Billboard JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 横瀬町のカフェ&アトリエで個展 藍染め藍染袢纏(はんてん)からファッションアイテムへ(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 人力車で行く秩父のまち 夜祭、観光、アニメちなんだコースも 秩父神社前拠点にご案内 - 東京新聞 埼玉県秩父市主催「自分磨きセミナー」、当社成婚コンシェルジュ経験者が研修講師として登壇決定!:時事ドットコム - 時事通信 感動して涙…三善英史さん、埼玉・東秩父村の特養でリサイタル 入所者の女性「紅白歌手に会えて最高」(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース まだ鮮やか、奥武蔵を代表する紅葉の名所 埼玉・飯能の東郷公園、多くの家族連れなどでにぎわい(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秩父の「笑(にこ)にゃんこ王国」、保護猫用の新シェルターに移転(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 江戸時代から続くボロボロの小屋...「TVチャンピオン」4連覇!リサイクルの達人・金井が想像をはるか... - テレビ東京 繭を奉納して1年の恵みに感謝する「蚕糸祭」 秩父|NHK 埼玉県のニュース - NHK NEWS WEB 秩父夜祭、巡業中止も屋台・笠鉾飾り置き 花火も1514発 林家たい平さん「伝統継承に粋な計らい」 - 47NEWS 秩父「小さな洋菓子店Spoon(スプーン)」が6周年 長年の夢を追いかけ開業 - 熱海経済新聞 飾り置き屋台 巡行思う 秩父夜祭・大祭 行列など規模縮小 - 47NEWS ぺこぱ、テレ東名物“太川・蛭子の鉄道旅”を継承 - テレビドガッチ 秩父公園橋のライトアップがLED照明に プレ点灯は奉納花火と共演 - 足利経済新聞 秩父夜祭の前夜祭「宵宮」、秩父神社で行われる 国の重要無形文化財の神楽奉納 マスク着けた舞に人々笑う(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秩父夜祭の前夜祭「宵宮」、秩父神社で行われる 国の重要無形文化財の神楽奉納 マスク着けた舞に人々笑う - 47NEWS 激戦区で「秩父肉汁そば 山寿」オープン 秩父市役所前に 極太麺を追求、埼玉の魅力詰まった一品(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 焼餃子の形のおみくじも!パワースポットで引けるユニークな「おみくじ」2つ - テレビドガッチ 手すき和紙の「卒業証書」 東秩父村で今年も2万枚製造(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 〔地震〕山梨県大月市で震度5弱、津波の心配なし(12/3)(レスキューナウニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース #14 夫と泊まった秩父のホテルで、片陵礼子は蛭間隆也に思いを馳せていた。|二人の嘘|一雫ライオン - 幻冬舎plus 秩父に「おやさいカレーagora」月曜のみ間借りでスパイスカレー提供 - 足利経済新聞 【マンダリン オリエンタル 東京】2022年1月7日(金)より、オリジナルウイスキー287本限定販売 - PR TIMES 織物商ら出店「秩父絹市」 かつての繁栄伝える /埼玉 - 毎日新聞 チョコプラ&亀梨和也の秘境ロケ企画が始動、初回は秩父の巨大洞窟へ(お笑いナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 小鹿野町で「花市と人形供養祭」 持ち込まれた1000体を神式で供養(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース IN 西武秩父駅 OUT 西武秩父駅 - 両神山、八海山 - 2021年11月27日(土) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 レジオネラ属菌、入浴設備から検出 埼玉・秩父市のデイサービスセンター、安全確認できるまで利用休止(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秩父・大滝で紅葉を見ながら木工体験会 地産木材使う - 足利経済新聞 巨樹のコミネカエデ - みんなの写真館 / Yamakei Online - 株式会社 山と溪谷社 埼玉は何もないのではない…と言える理由 ひとりの女優が見た埼玉 「愛」で温かい埼玉県民が反発するとき - 埼玉新聞 埼玉県秩父市で、日本初の災害発生時・平常時における複数のモビリティを融合した配送実証に成功 - 沖縄タイムス “あの花”10周年記念イベントは12/26(日)がファイナル!SLあの花10thAnniversaryFINALExpressを運行 ~“あの花”10周年を秩父市と秩父鉄道がお祝い~ - アットプレス(プレスリリース) 排せつ物を送りつける…茶封筒に入れて 国税局職員、所沢や秩父の税務署に ストーカー事件も起こし黙秘中(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 浦和競馬、秩父のワイナリーとコラボ商品 - 日本経済新聞 秩父神社境内で「ちちぶむすび市」 伝統芸能と祭りを感じる夕べ(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秩父の豚玉丼の店「たぬ金亭」 全国丼グランプリ8年連続で金賞(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秩父散策は舞妓姿で 「変身プラン」開始 27日から衣装レンタル店 - 東京新聞 秩父滝沢サイクルパークで今季のBMXレース最終戦(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 2年ぶりの「秩父絹市」 人流抑制のため秩父夜祭と時期をずらして開催(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 券面には歴代急行車両の写真 秩父鉄道で急行「秩父路」号ヒストリー乗車券発売(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新1年生にランドセル配布へ、市長公約「小学校生活の格差なくしたい」 - 読売新聞 秩父やまなみチーズ工房が3周年 地元の素材で製造(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 山の斜面に男性遺体 近くにリュックやスニーカー、140メートルの滑落の跡も 通行人が発見/埼玉・秩父(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秩父の「民宿すぎの子」でわらぶき屋根のふき替え(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 不自然な車が…異変感じた男性、声掛けると運転手は「行方不明者」だった 通報し保護「なかなかできぬ」(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 横瀬町でウオーキングイベント「里山まるマルシェ」 西武とも連携(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秩父市役所前に「石臼挽き粉使用 秩父肉汁そば 山寿」 極太そばと濃厚つゆ提供 - 熱海経済新聞 秩父鉄道のSLが冬季運行、2019年以来 12月24日から延べ9日間 - レスポンス 秩父の洋菓子店「パティスリーイシノ」が2周年 地元食材を活用(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秩父神社前に秩父初の人力車「花鳥風月~秩父~」プレ営業開始(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 日向坂の埼玉応援団が150周年イベント出席「秩父のみそポテトが大好き」 - ニッカンスポーツ 伝統織物「銘仙」秩父彩る 市内で絹市 魅力をPR - 47NEWS <秩父点描>長瀞の夜空に浮かぶモミジ - 東京新聞 埼玉県150周年を記念して「西武秩父駅前温泉祭の湯」で「ちちぶマルシェ」(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 産業春秋/渋沢栄一と秩父の産業振興 - 日刊工業新聞 西武のラッピング電車「DORAEMON-GO!」 土日の2日間に西武秩父まで運転(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「ジオパーク秩父」認定継続へ正念場 埼玉 - 産経ニュース 秩父で「世界に1つだけのパンコンテスト」 グランプリは「ミイラパン」 - 熱海経済新聞 行楽の秋 安全な秩父路に プロテクター着用など、ライダー向け注意喚起 - 東京新聞 寄居町で企画展「秩父を散歩しませんか?~神社仏閣に地形と石を訪ねる」 - 熱海経済新聞 脱原発カレンダー 22年版完成 秩父の市民グループ - 東京新聞 秩父に本格的な雲海 幻想的な風景を収めようと多くのカメラマン - 函館経済新聞 <秩父点描>黄色のトンネル くぐる秋 秩父ミューズパーク イチョウ色づき始める - 東京新聞 奥秩父の峠は秋が美しい――。峠を越えて新しい世界と出会う時代があったことを、登山者だけが感じることができる - 株式会社 山と溪谷社 秩父・本庄・深谷・熊谷 走って魅力再発掘 「SAMマラソン基金」活動資金募る - 東京新聞 ヒマワリに交通事故の根絶願う 「絆プロジェクト」 秩父高生ら種配る - 東京新聞 外国人実習生事業を行う団体の新たな挑戦。地域情報サイト「まいぷれ秩父」をオープン! - PR TIMES 埼玉県秩父市に、歴史的建造物や古民家再生で新たな観光拠点、分散型ホテルとして2022年春オープンへ - トラベルボイス(公式) 秩父地域の道端や田畑の脇で彼岸花の赤い花が見頃に - 調布経済新聞 “雲海” 霧がつくる絶景 秩父盆地これから見ごろ 東京から最も近い名所 - 東京新聞 秩父の観光栗園「高野くり園」が開園 創業46年目、今年の栗の出来は良好 - 福島経済新聞 秩父まちづくり 2022年春ごろ古民家を活用した分散型ホテルの開業目指す - 旅行新聞新社 <秩父点描>秋を彩るヒガンバナ3万株見頃 - 東京新聞 快速「いでゆ」が秩父路に復活 全線を夜通し11時間&早朝に温泉入浴ツアー 秩父鉄道 - 乗りものニュース 秩父市役所近くにイタリアンレストラン「レガーレ」 - 調布経済新聞 <新型コロナ>花火1100発打ち上げ 埼玉・秩父の飲食店組合が実施、祭りや外出ができない秩父に元気を - 埼玉新聞 <新型コロナ>花火1100発打ち上げ 埼玉・秩父の飲食店組合が実施、祭りや外出ができない秩父に元気を(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新入学児童に5万円、埼玉・秩父市が交付 ランドセル無料配布の市長公約、購入・予約済みの家庭6割以上で(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 秩父市と小鹿野町の「お葬式のむさしの」が道路清掃活動 毎月行い7年目 - 足利経済新聞 秩父市長も応援!「自治体 × SAGOJO」で地域活性化、秩父市移住相談センターの「秩父ファンクラブ」を今年も旅人がサポート! - PR TIMES 秩父地域レンタカー観光モデルコース - saitama.lg.jp 秩父関連のブログ #bf
https://w.atwiki.jp/mag_net/pages/26.html
能力系統別(妨害) 名前(コスト):攻撃力/体力 『特殊能力』(アクティブ/パッシブ:消費マナ):効果 設定 赤蝮伝斎(1):攻撃力0/体力2 『メギド』(A:1):2ターンの間、同マスのユニット一人を行動不能にする。死亡非解除。 設定:三年生。生徒会副会長にして、希望崎学園最悪のレイプ魔。ド正義とは対照的に背は低く醜い容貌をした、押し潰された蟇蛙のような男。処女のレイプが生きがいであり、彼のアイデンティティでもあるが、ド正義を敵に回すよりは、生徒会内で地位を固め、少しでもレイプの機会を得ようと考え、打算からド正義に協力している。何気に頭も切れるので、ド正義の良い相談相手であり、生徒会内でも軍師のようなポジションにある。「非処女など生ゴミにござる」。 es(4):攻撃力4/体力3 『トリカゴ』(A:1):同マスの自分を含むユニット全員に体力-2&1ターン移動不可。渡り廊下では発動不可。 設定:ロシアから来た魔人。元スパイで性格は非情、任務の遂行を第一に考える。17歳。能力によって室内への出入りを封殺し、アサルトライフルで射殺する戦法を採る。仲間が巻き込まれても気にならない。チーム内では能力や戦闘方法が直接的過ぎて揶揄されがちだが、本人は「正統派がいてこそ、ゲテモノどもが映えるのだ」と相手にしていない。 鏡子(2):攻撃力0/体力3 『ぴちぴちビッチ』(A:3):1ターンの間、MAP内のユニット一体を行動不能にする。初期位置でのみ発動可能。使用後体力-1。使用後移動不可。 設定:三つ編み眼鏡の気弱色白根暗無口。制服は校則通りの膝丈きっちり。眼鏡を外すと美人だとかそうでないとか。 黒凪朱里(1):攻撃力0/体力2 『中二葬』(A:3):能力発動後1ターンの間、周囲1マス内のユニット(敵味方問わず)が死亡するとそのマスに効果範囲内の全員(敵味方問わず)を強制移動させる。効果発揮後永続戦線離脱。 設定:葬儀屋「黒凪葬祭」の娘にして固有結界帳ハンター。勇者の如く人の家に堂々と上がり込み机の引き出しをあさるのが得意。彼女の能力より固有結界帳読み上げのほうが恐ろしいとされている。 タルジュ(2):攻撃力0/体力3 『オープンセサミ』(A:3):1ターンの間、周囲1マス(外縁)に敵味方問わずにDP1を支払わないと通過できないバリケードを設置する。支払われたDPは相手陣営に加算されず、消失する。 設定:タルジュ・ヴィン・ムフタール・アル・ディヤーヴ。レアメタル資源によって莫大な資産と強大な発言力をもつ中東の小国、アルファルド王国第13王子。若くして国の貿易の細事を一手に仕切り、彼が居なければ王国は半年を待たず財政崩壊を起こすと言われている。奔放な人間が多い王族のなかで、数少ない理知的な人間。というか、凄く神経質で細かい。そして眼鏡。一人称は「私」。 デスチキン(2):攻撃力1/体力3 『科学肉鶏死の鳥』(A:2):1ターンの間、隣接2マス敵陣方向&斜め1マス敵陣方向の敵味方全員に特殊能力制約『自分死亡』を付与する。 設定:魔人居住区を中心に怪物的人気を誇るハンバーガーチェーン「デスバーガー」の科学地下養鶏場から逃げ出した巨大ニワトリ。通常の人間の手に負えないほどの力を持つが、その引き締まった身は噛み応えがあり、且つ肉汁を多分に含む上質な国産ハーブ鶏である。特に胸の部分が人気。 流樹苗(2):攻撃力0/体力3 『シューニャ』(A:3):1ターンの間、隣接2マス内の敵全員を移動封印。 設定:マスケーラ13未来探偵紅蠍により「永遠の真犯人」とされてしまった女子高生。今回の山乃端一人殺害の「真犯人」も無論彼女であり、無論彼女は無実である。樹苗は当該世界が言語によって成立していることを悟り、言語論理を破壊することによってこの世界ごと未来探偵紅蠍を葬ろうとしている。それがスズハラ機関の真のシナリオであるとも知らずに……。 仁科ぴあ(1):攻撃力0/体力2 『Yellow Magic Operation』(A:3):永続で半径2マス内の味方ユニット全員の攻撃力+1し、永続でMAP内の敵ユニット全員の攻撃力-1。 設定:クラスの中でも目立たない地味な少女。電脳ピアニカ部という廃部寸前の部の部員である。テクノ的な音楽をエレキピアニカで奏でる腕前は確かであるが、あまりにもマイナーかつ目立たない性格の為、今年も新入部員は絶望的だ!! バルバロッサ土田(6):攻撃力4/体力4 『終焉の黙示』(A:3):1ターンの間、隣接1マス内のユニット一体の攻撃力と体力を入れ替える。 設定:地獄からよみがえった魔王の息子で、はえぬきの希望崎生徒。ただし、精神構造はただのDQNであり、魔王の自覚は皆無にひとしい。口癖は「パねぇw」と「ヤべぇw」。 凡骨太郎(4):攻撃力4/体力3 『右手に剣を左手に盾を』(A:7):周囲1マスに敵味方全員の攻撃力と体力を入れ替えるフィールドを1ターンの間作り出す。使用してから1ターン後に永続戦線離脱。 設定:ジャンプが好きな魔人。遊○王カードで遊んでるうちに魔法カードの効果を実際に発揮できるようになりこの学園に来ることになった。根性や根気というものが皆無であり我慢というものを知らないためすぐになんでも投げ出し逃げ出す性格。今回の戦いも戦線離脱する理由ができたらすぐに逃げようと思っている。 魔山アリス狂終絶哀・闇(3):攻撃力0/体力4 『月夜の悪夢の世界』(A:2):隣接1マス内のユニット一体の状態異常を解除し、解除した状態異常を自身に付与する。 設定:花園に所属する魔人。学園最強の中二力を持つと噂されている。白い素肌に巻いた血塗れの包帯の上から漆黒のゴシックロリータに身を包み、蒼く澄んだ片眼を眼帯で覆い隠した黒髪の美少女。 夢見崎アルパ(4):攻撃力1/体力6 『キミとボクの二人の世界』(A:4):能力発動後、このユニットが効果範囲内に入るように発動された特殊能力に対して永続で先手発動。その能力の対象をこのユニットのみに変更する。 設定:惚れっぽくて夢見がちで倒錯的な普通の高校生。惚れた相手には一途で、路上で人殺しをするような同級(男女問わず)に惚れて、いつか解体し殺されたいと願っているぞ。趣味は死ぬ気の自傷。特技はそれでも死なない頑丈な肉体。チャームポイントは誰彼かまわずすぐ惚れる薄弱な精神力だ!ダンゲロスには運命の魔人を探しすためにやってきたぞ。
https://w.atwiki.jp/marowiki/pages/2195.html
目次 【時事】ニュース1756 西暦1756年 The year 1756 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース 1756 愛された焼き鳥復活 奥州の菊地タカ商店が「花静」の味継承 - 岩手日報 AIMYON 弾き語りTOUR 2021 “傷と悪魔と恋をした!”【沖縄コンベンション劇場】会場グッズ販売のお知らせ - あいみょん 国見山廃寺 調査成果紹介 模型やジオラマ並ぶ 北上市博物館特別展(岩手日日新聞社) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 肉汁を閉じ込めたビーフハンバーグと柔らかなカットステーキが一度に楽しめてライスも付いて658円お得な税込1,098円! デニーズが「 #外食はチカラになる 」第2弾「Wビーフのグリル」をお得に販売中 - ネタとぴ 日経225オプション12月限(7日夜間) 2万7000円プットが出来高最多1756枚 - minkabu PRESS 祖母山に登山の男性 斜面で見つけるも死亡を確認 滑落か|NHK 大分県のニュース - nhk.or.jp 『M-1』決勝進出9組、際立つ“非吉本”勢の台頭 直近5年で最多の4組(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 現代自の11月販売17.1%減 半導体不足で5か月連続マイナス(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 市税概要/阿賀野市 - city.agano.niigata.jp 香港の山頂にある高級物件がアジア最高額記録 1平方フィート206万円 - 香港経済新聞 Steamで「オータムセール」が開始。『ダークソウル』をはじめ大型タイトルのシリーズ作が最大70~90%オフ、多数のインディーゲームも収穫時の豊作セール(電ファミニコゲーマー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 韓国スターバックス、タンブラーで販売したコーヒー8千万杯突破「ごみ800トン削減」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 韓国の新規感染者「2500人前後」を予想…ウィズコロナの中「一日平均2000人以上」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 野球をこよなく愛する超人気俳優軍団「ACTORS☆LEAGUE」初の応援ソング集が12月発売決定!「明るく前向きで、未来を信じられるような曲を書きました」by城田優(2021年11月6日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 【Prime Gaming】11月の無料タイトルが公開!さらに『Apex』や『LoL』『原神』などのゲーム内コンテンツも! - GameWith 阿賀野市歴史民俗資料館 収蔵庫を特別公開します/阿賀野市 - city.agano.niigata.jp ピーシーエーが急反落、今3月期予想上方修正も材料出尽くし | 会社四季報オンライン - 会社四季報オンライン ディスコが3日ぶり反発、4~12月期は66%増益予想 | 会社四季報オンライン - 会社四季報オンライン 新型コロナワクチン・補完接種の実施について/阿賀野市 - city.agano.niigata.jp 小規模テレワークコーナー設置促進助成金|東京都 - 東京都 「M-1グランプリ」に過去最高6017組がエントリー ハライチやアルコ&ピースの〝カムバック組〟2回戦へ(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 滅菌サービスの市場規模、2028年に47億1,756万米ドル到達予測 - PR TIMES 【週刊少年ジャンプ】で次に「アニメ化してほしい漫画」ランキングNo.1が決定! 「アンデッドアンラック」を抑えて1位になったのは?(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 広報あがの令和3年9月号/阿賀野市 - city.agano.niigata.jp 青森の公園に「どこでもドア」 匿名の設置者「みんなで楽しんでほしい」 - 弘前経済新聞 コロナ破たんは累計1964件 破産が9割で再建の難しさ浮き彫りに(東京商工リサーチ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新潟市中央区、東区、西区、北区、江南区、秋葉区、西蒲区で新たに計27人の新型コロナウイルス感染患者を確認 - にいがた経済新聞 「ななつ星in九州」DE10形重連けん引での運転が終了 - 鉄道ファン 出力375Wの住宅向け太陽電池、サンテックが新発売 - ITmedia 可視光応答形光触媒を含有した水性塗料の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化効果を確認 - PR TIMES 大杉漣や三浦春馬の写真も、HIRO KIMURAによる88名のポートレート展開催(コメントあり) - ナタリー 「Omiai」会員情報が流出か。対象は171万1756件分の年齢確認書類。問い合わせ窓口は? - ハフポスト日本版 外国人摘発1万1756人 ベトナム、中国で6割 - 日本経済新聞 米FOXに1700億円賠償請求 大統領選の虚偽情報で - iza(イザ!) 小さい酒蔵で醸す昔ながらの温かい酒造り 春を感じる搾りたて限定酒 純米吟醸無濾過生原酒『美青・透~スキトオル~』を発売 - PR TIMES 水戸で「まちなかの未来やありたい姿」語るシンポジウム オンラインで開催 - 本庄経済新聞 一蘭 初のカップ麺「一蘭とんこつ」発売、具無しで490円、「純粋にラーメンの味を楽しんで」 - 食品産業新聞社 アップルが最新OSリリースへ Apple Watchに心電図アプリケーションと不規則な心拍の通知機能 - CreatorZine 白く輝く氷のカーテン 竹田市「中内門の滝」、3年ぶり全面凍結 - 47NEWS 乃が美2020-2021「年越し高級“生”食パン」予約開始、限定「りんごジャム」など3本と生食パンのギフトセット - 食品産業新聞社 がん治療に伴う外見の変化苦痛を軽減するアピアランスケア - 時事メディカル 【ロッテ】鳥谷敬直筆「ドラえもん」プレゼントに応募1756件 - スポーツ報知 ロッテ・鳥谷が描いた「ドラえもん」の絵に応募殺到1756件 - iza(イザ!) ロッテ鳥谷のドラえもん絵に応募殺到! チーム最多1756件「まさかですね」 - Full-Count 株式会社アラカンのプレスリリース|PR TIMES - PR TIMES 【球界ここだけの話(1756)】巨人・マシソン、阿部との間にあった「8の字」の絆 - サンケイスポーツ 【電撃PS】監獄都市に集う《怪人》たちが集結!! 『イースIX』の最新情報をチェックせよ! - 電撃オンライン 西暦1756年 gnewプラグインエラー「西暦1756年」は見つからないか、接続エラーです。 The year 1756 gnewプラグインエラー「the year 1756」は見つからないか、接続エラーです。 【参考】 ブックマーク サイト名 関連度 備考 Wikipedia ★★ 関連項目 項目名 関連度 備考 研究/西暦 ★★★ 研究/18世紀 ★★★ 研究/西暦1750年代 ★★★ 研究/宝暦6年 ★★★★★ タグ 暦 最終更新日時 2013-12-10 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/akumaassenn/pages/39.html
フェイツ・正路契約ルート日常1/にわとりとりの続きです。 【登場キャラ(敬称略)】 フェイツ、真島 正路、メネ、リヴィ、フェネキッス、ニュイ、ロノエル 突然の来客に少々苛立っていた。 加えてパシリに行かせた悪魔が電話に出ないものだから、苛立ちは募るばかりだ。 コツコツコツコツ、スマホの背面を指で叩く。呼び出しコール音は途切れず続いている。 ついでに背にした寝室のドア、その向こう側からは騒音が聞こえてくる。 「邪魔しないで馬鹿馬鹿ぁ!メネは一番がいいんですぅ~!」 「ねぇねぇそれよりめーねぇの精力ちょーだいよぉ、お腹すいちゃったのー!」 「まあまあお二方ここはちょっと間を取ってワタクシが先に出て契約をピギィー!?」 褐色の女悪魔二匹とタコ一匹が中でドタバタやっているようだ。 一番目に出てきたやつにイイ物をやる。と言って放り込んだのが数分前。目論見通り奴等は仲良く喧嘩していた。音から察するに部屋を荒らしたら殺すという言葉も全員仲良く忘れているんだろう。一番に出てきた奴にはご褒美の蹴りをくれてやる。 悪魔というものは案外単純だ。最近頓にそう思う。 やっと出た留守録の音声案内に舌打ちし、「折り返し掛けろ」と命令を入れ通話を切った。 スーパーへ行く。電話で連絡を取り、買う物を追加する。 人間のガキですら可能なお使いだとうのに、悪魔がどうしてできないんだ?ナメてんのか? 「単純」ならまだ使いようはある。だが「役立たず」は如何ともし難い。 居間をズカズカ横切りコートハンガーに手を掛ける。 比較的平和な方、というか寝室に隔離しておかなくても良い方の客達は、コタツ入りして居間を陣取っていた。 少女が顔を上げる。同時に傍に浮いている謎の立方体もこちらを見た。 「出かけるの?ご飯は?」 「すぐ戻る、大人しく待ってろ穀潰しども」 何せこいつらは未来からの客人だ。現代人とは図太さが違い、多少乱暴な物言いをしても堪えない。 返ってきたのは「「分かったー」」というだらけきった声だけだった。お前らもう少しヒトに飯をたかってる事を自覚しろ。 後で調理を手伝わせようと心に誓い、寒々とした玄関に出る。 ブーツを履き居間の方向を振り返った。 コタツとみかんを完備していても、一応世界の未来を担う重要人物だ。悪魔の餌食にならないよう忠言しておく。 「アホ共に変な契約迫られても耳を貸すなよ」 「はーい!それよりコタツくんは偉いね、すごく快適!うちにも来てもらおうかな」 聞いちゃいねぇ。 コタツ布団をめくり上げた未来人の少女は、中の遠赤外線ヒーターに何やら話しかけ始めた。 未来式のギャグではない。奴は本気だ。恐れ入る。 「大丈夫、ニュイは意思の強い娘です」未来人の向かいに座っていた、大天使みたいな姿の悪魔が頼もしい言を添える。 コタツに手…もとい羽まで突っ込んだ格好でなければ、説得力は何倍もあるのだが。 パシリに行かせた悪魔はすぐに発見できた。自宅からそう遠くもない場所に居た。 悪魔の中でも人間とほぼ変わらない姿のそいつは、事もあろうにレジ袋を提げたまま道端で猫と戯れていた。奴の苦手とするカラスに追いかけ回されていたのなら情状酌量の余地は与える。見てて面白いし。だが猫と遊んで連絡を怠るのは許さん。 猫に夢中で主人が近づいても気付かない。今にも笑い声が聞こえてきそうな…というか近づいたら本当に聞こえてきた。何だこいつ。 悪魔なら気配察知とか、そういうの使えるもんじゃないのか?それともこいつが特別アホなのか? 「おいフェイツ」 「アアッ!」 アホの悪魔が声を上げる。驚いたのではなく、猫に逃げられたためだ。良い度胸だ。 「テメー、道草食ってんじゃねぇよ」 悪魔の脛辺りを爪先で小突く。人目があるため思い切り蹴れないのが悔やまれる。 自分のスマホを確認し、悪魔が顔を上げた。表情に悪びれは無い。 「すいません、マナーモードデシタ」 「あ?100%出ろ。音量100%にしろ」 「そんな無茶ナ」 そもそも電話で連絡、という時点で人間染み過ぎている。加えて不便だ。悪魔としてどうかと思う。 吐いた白いため息が1月の大気に溶ける。 気は収まらないが、それより寒い。さっさと用件を伝えて帰りたかった。今頃寝室はどうなっている事か。 「ニュイとフェネキッスとメネとロノエルとリヴィが部屋に来た」 「地獄絵図じゃないデスカァ」 的確な表現だ。悪魔の薄ら笑いは心なしか疲れている。 「おう、だからなんか喰わせて黙らせる。しらたきと卵追加、あとなんか考えて買ってこい」 「ハァイ」 「じゃな」 「僕様が買うんデスカーーー」 当然だろ、あいつらだけ残しとくとか無いわ。無駄遣いすんなよ殺すぞ。 適当に言って踵を返した。悪魔が背後で垂れている文句は無視する。呪うなら連絡を怠った自分を呪え。 いっそコタツに入って暖を取りたい。しかし何か餌を与えないと悪魔どもは大人しくならないだろう。腹いせだ。未来人と大天使悪魔はコタツから必ず引きずり出してやる。 中々使えない奴だが、あれでも悪魔の中では人間に従順な方だ。 奴は人間の苦悩を糧に生きる上級の悪魔だという。 素直に付き従うのも油断させるため。全てはいずれ苦悩を得るため。人間は悪魔の餌に過ぎないのだ。本当なら恐ろしい話だが、そのために人間にパシらされ増えた買い物に本人が苦悩しているのだからやっぱアホだろと言わざるを得ない。 それに奴は食い物にも容易く釣られる。 大豆を炒ってやるだけで喜び、悪魔の癖に肉汁滴るステーキより豆腐ハンバーグを好む。安上がりで非常に助かる。ただ偏った好みのせいで、豆を使った料理にもやたらレパートリーが増えてしまった。 豆… ふと思い立ちスマホをポケットから取り出す。 最初のコールで悪魔は通話に出た。おお、珍しくちゃんと学習してやがる。 「何デスカァーまだ何かあるんデスカァー」 「晩飯の方も予定変更だ、豆乳鍋にする」 「豆乳!」 悪魔の声色が変わった。自称上級悪魔様ともあろうものが、豆乳ごときで分かり易過ぎる程喜んでいる。 これが人間を騙すための演技だというのなら、いっそ負けを認めてやってもいい。 「無調整豆乳のでかいやつ追加だ、あと白胡麻」 「迅速に買って帰りマス!」 迅速に帰った所でお前は食う前に寝室と風呂の掃除だアホめ。 一方的に通話を切られた。こちらも丁度自宅に着いた。 安易に餌を与えると味を占めてつけ上がる可能性はある。だが自分が食いたくなったものはしょうがない。 スマホをポケットに仕舞い鍵を取り出す。やはり悪魔は案外単純である。 →フェイツ・正路契約ルート日常3/にわとりとりに続く
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/479.html
アメリカ、コロ○ド州ウィラ○ッテ。 人口53594人。 特産物特になし。 目立つのは大きなショッピングモールのみ。 この何の変哲も無い街が突如として厳重な情報規制の下、完全に封鎖された。 やぁ、俺はフランク。 フリーのジャーナリストさ。 この街ははじめて来るんだが、なにやらスキャンダルの匂いがする。 ということで、ヘリをチャーターして空から侵入する事にしたんだ。 ギャグが好きなパイロットのおっさんと軽い談笑をしながら街の様子をフィルムに収めようとしたとき、俺は唖然とした。 なぜかって? そりゃそうさ、生首が跳び回ってるんだぜ? 「おい、なんだあれは……」 さっきまでつまらんギャグを抜かしていたパイロットのおっさんもちらちらと街に目をやる。 俺はとっさにカメラを構えてズームした。 すると、タクシーの上に一人の人間らしき物体が必死で生首を振り払う。 息を呑んで写真を撮っていると、ついに生首が人間のズボンの裾をひっぱり、地面に引きずり降ろした。 そこに群がるようにして生首がジャンプする。 そこから先は見ていない、たぶん人間は死んでいるだろう。 「おい、あそこもだぜ!」 おっさんが指差した方向をみると、工場か何かの屋上に、女性らしき物体が生首に囲まれていた。 逃げ道をさがして走り出すが、その行く手を生首にさえぎられてしまう。 ついに逃げ場をなくした女性、どうするのか見守りながらカメラを構える。 「なんてこった」 俺は思わず声を漏らす。 逃げ場がなくなり追い詰められた彼女は、なんと屋上から飛び降りたのだ。 あの高さなら多分死ぬか重度の骨折だろう。 たとえ骨折だけだったとしても、生首に襲われてしまう。 その時、このヘリと似た音が背後から鳴り響いた。 「ヘイ!軍隊さんのおでましだ!」 おっさんが慌てて操縦するため、俺は危うく振り落とされそうになる。 「どうする!?」 「……、あそこに降ろしてくれ」 俺が指差したのはショッピングモールの屋上だった。 「正気か!?」 「いいから、72時間後に迎えに来てくれ」 結局、俺は屋上に飛び降り、ヘリを見送った。 たぶん、あのおっさんなら大丈夫だろう。 俺はズボンについた土ぼこりを払い、立ち上がると目の前にプレスリーみたいな服を着た男が立っていた。 「その目で確かめるがいい。ここは、地獄だ」 そう言って立ち去ってしまった。 よく分からないがここが安全な場所ではない事くらいは知っている。 大丈夫、なんとかなるさ……。 ■■■ 一日目。 ショッピングモール入り口に行ってみると、そこは生存者達が多数いた。 モール内の店からありったけのものを取り出し、生首が入ってこないようにバリケードを作っている。 俺はその様子もカメラに収めた。 「ゆっくりしていってね!」 そとからはそう聞こえる。 意味不明だ。 「ねぇあなた、私の愛犬のマドンナちゃんを見なかったかしら?」 カメラで撮影していると、変なおばさんが俺に話し掛けてきた。 「いや……」 「そう」 残念そうな顔をすると、再び愛犬とやらの捜索にでかけた。 そういやモールの奥に行こうとしたらシャッターがかけられていて中にいたじいさんに怒られた。 その時。 「おい婆さんなにしてる!」 振り返ると、あの時のおばさんがバリケードを放り投げて出口へ向かっていた。 バリケードがなくなったことによって少し扉が開く。 「ゆっ!とびらがひらくよ!」 「もうすこしだね!」 なんかよく分からんがこいつらはとにかく中に入りたいらしい。 「マドンナちゃん!」 おばさんはそんな事気にせずに出口に突っ込む。 どうやら愛犬がみつかったらしい。 外に。 「やめろって言ってんだ、おい!」 周りの生存者の制止を無視しておばさんは扉を開けてしまう。 「ひらいたよ!」 「おばさんありがとう! ゆっくりしんでね!」 ゆっくりゆっくり五月蝿いのでとりあえずあの生首はゆっくりと名づける事にした。 出口がゆっくりで埋め尽くされて行く。 逃げ惑う人々、俺はそれを写真で撮る事を忘れない。 「こっちだ!」 階段越しに黒人の男が俺に叫んだ。 しかし、目の前はゆっくりだらけ。 下手をすれば押しつぶされるかもしれない。 「だぁらっしゃあああああああああああああああああっ!!」 俺は意を決してゆっくりに突っ込む。 「ぶぎゅっ!」 「ゆ゛っぐべぇ!」 「どお゛じでぞん゛な゛ごどばぎょうげおあうあぐおあ!」 五月蝿いがとりあえず踏み潰して走る。 ぶちゅぶちゅつぶすたびに悲鳴を上げるので、ちょっと俺のサディスティックな面が出てきた。 「おらおらおらおら!」 プロレスでいうスタンピングでゆっくりを捻りつぶす。 「ゆ゛ぐえ゛ぁっ!」 目玉を飛び出し、中身が飛び出た。 思わず口に入ってしまい、あわてて吐き出そうとする。 が、 「あ、あめぇ~~っ」 思わずうまさにうっとりしてしまう。 「おいこらなにやってんだ」 黒人に正気に戻されて俺は慌てて階段を上った。 「ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!」 ゆっくり達はモール内を行進する。 圧倒的な量に思わず俺は息を飲んだ。 「ほら、こっちだ!」 黒人は俺をひっぱり、俺はカメラを撮りながら引きずられていった。 男にひきずられて来たところは警備室だった。 ダクトなどが入れ込み、そう簡単にゆっくりたちが入れないようなつくりになっていた。 まぁここからは説明が面倒なのですっ飛ばす。 とりあえず黒人のほかにプロポーションの良いナイスバディな女と少ない生存者がいた。 んで俺は他の生存者を助けに行くことになった。 ダクトをこじあけて。 もちろんだがナイスバディな女はカメラに収めた。 オー、ファンタスティック! ■■■ 一日目のお昼くらい。 あらためてモールに来ると、ものすごい事になっていた。 なんというか、一面ゆっくり。 「ゆっくりしていってね!」 「うん、ゆっくりするよ!」 「ゆっくりだね、わかるよ、わかるよー」 「ちーんぽ!」 あと、うっさい。 おばさん教師が怒って叫んだときみたいに耳がキンキンする。 俺はとりあえず生存者をさがす。 「おじさん? おじさんはゆっくりできる人?」 オジサン? オジサンってなんだ、英語でおk。 ゆっくり、と名づけたのはこいつ等が共通(一部除く)して叫んでいるからだが、ほかの言葉は何を言っているか分からない。 ニュアンス的には日本語かなにかだろうか。 「何を言ってるんだお前等」 一応言葉は通じるらしく、俺の言葉に首(というか体)をかしげた。 「おじさんなにいってるかわからないよ!」 「わからないおじさんはでていってね!」 飛び跳ねて俺にアタックを仕掛けてくる。 大してダメージは無かったが、他のゆっくりたちも襲ってきた。 「しね! ゆっくりしね!」 ちりも積もればなんとやらで、こいつらが集まるととてつもなく熱い。 以前ハチは敵を倒すためにおしくらまんじゅうをすると聞いた事があるが、その類だろうか。 見た目が饅頭だしたぶんそうだろう。 「うるせえええええっ!」 俺は体を回転させてゆっくりたちを吹き飛ばす。 「ゆ゛っ!」 「ゆ゛う゛うううっ!」 吹き飛ばされたゆっくりは壁に当たって破裂した。 中から黒っぽいものが溢れている。 「どお゛じでごん゛だごどずる゛の゛! お゛じざん゛どばゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛よ゛!」 仲間がやられたのを見ると、皆だみ声になって俺に叫ぶ。 非難されているのだろうか。 あとで外国語わかる奴に聞くか。 「スタンピーンッグ!」 「ゆぶぁ!」 「わ゛がっ」 俺はとりあえず回りのゆっくりを踏み潰してから捜索に戻った。 お、生存者一名はっけーん。 なんだ、子供か。 よく生きていたなと思いながらも近づく。 「お譲ちゃん、ここは危ないからちょっとおじさんと一緒に来てくれないかな」 なんか言ってて犯罪者まがいのことを言ってる気がしたが気にしない。 「うー?」 振り返ると俺はおもわず飛び退いた。 体があるのに顔はあのゆっくりたちと似ている。 違うのは羽が生えてるのと体があるところか。 「お、お譲ちゃん、お名前は?」 恐る恐る話し掛けてみると、そいつは胸の辺りに手を置いて名乗った。 「れみ、りあ、うー☆」 うー、の部分で俺に手を差し伸べる。 相当電波入っているな、親が薬でもやっていたのだろうか。 とりあえず俺はその子の手を掴んだ。 「や゛だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ごわ゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!」 いきなり泣き叫ぶ。 また外国語かよ。 「うっせ、こいつうっせ!」 この声に気づいてゆっくりが来てしまうかもしれない。 この時を俺はまず彼女を落ち着かせる事を考えたよ。 「ちょっとだまるんだ!」 ぱちん、と軽くはたく。 パニックを起こしてる人間にはこれがちょうど良い。 だが、俺はこいつを『人間』と認識してる自体が間違いだった。 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ざぐや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」 さらに大きな声を上げて喚きたてる。 俺は必死になってそいつをなだめる。 「ご、ごめん! 頼むから泣かないでくれ」 「ぶぁーが! ざぐや゛に゛い゛づげでや゛る゛!」 だみ声になって俺を指差し、負け惜しみのような事を言う。 そのだみ声になってようやく俺はこいつがゆっくり種の一匹だという事に気づいた。 「くそっ!」 さっきからまともに取り合ってた自分が少し恥ずかしくなり、そばにあったマネキンの足で殴りつける。 「びゃびっ!」 奇妙な音を立ててそいつの額が割れる。 だが、そこから流れるのは血ではなく肉汁だった。 とりあえずそれを写真に撮る。(パーフェクツ!) いちいちそいつと呼ぶのも面倒なのでさっき自分から名乗っていた……たしかれみりゃだったかな? そう呼ぶ事にした。 「このっ! おらっ!」 「びっ! ざっ! っぐ! う゛!」 叩くたびに声をあげ、それが弱くなる。 そのとき、ふと俺の頭にあることが浮かんだ。 (こいつ……さっき肉汁を飛ばしたよな?) 頭から覗かせている肉の塊を指で救ってみる。 「い゛ぐっ」 びくりと体を震わせたが、それっきり動かない。 俺は恐る恐るそれを口に含んだ。 「oh...yeah!」 自然と体力が上がった気がする。 こいつは意外といける。 ゆっくり達は強暴だが、食料としては使えるかもしれない。 ついでなので、れみりゃの頭を食った時の瞬間を写真に収めた。(エクセレン!) 俺は、れみりゃがいた店をでて捜索を再開する。 しばらく歩いていると、ガンショップを見つけた。 その店の周りにゆっくりたちが興味心身に見ている。 扉は鍵がかかっているらしく、ゆっくりたちは入れない。 どうやら知能はあまり無いようだ。 俺はゆっくりを蹴散らして店をノックする。 「おじさんなにするの! ゆっくりできないならどっかいってね!」 何か言ってるが無視をする。 すると、店の奥のカウンターからおっさんが一人顔を出した。 「ヘイ! 俺はあんたを助けに……」 次の瞬間、おっさんが銃を構えたので俺は急いで飛び退いた。 逆に、ちょうど俺に飛びかかろうとしたゆっくりが、銃の餌食となった。 「ゆ゛べえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 一瞬で体中穴だらけになり、ゆっくりは中身をぶちまけながら吹っ飛んだ。 「お゛があ゛ざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!」 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 物陰から小さなゆっくりたちがそのゆっくりに近づく。 もしかしてこいつは小さい奴の親なのだろうか。 だとしたらこいつらは今も繁殖しているのか。 「ここから出て行け! もう誰も信じられるか!」 「おいおい、落ち着いてくれ。 俺がこいつらにみえるか?」 問答無用で銃声が返ってくる。 慌てて避けたが、ショットガンの散弾が俺の頬を掠めて赤い線を作った。 それより後ろの小さなゆっくり達のほうが被害がすさまじい。 「ぎゅえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」 「お゛ね゛え゛え゛え゛え゛え゛ぢゃあ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!」 出口に近かった子ゆっくりが、もろに散弾を浴びて砕け散る。 それを見て涙をながしながら生き残った方が擦り寄った。 (涙出るんだなこいつら) とりあえず物陰に隠れて泣いてるゆっくりの写真を撮る。(グーッド) しかたなく、俺はおっさんを倒す事にした。 俺はちいさなゆっくりを捕まえる。 「お、おじさんなにするの!?」 何か叫んでいるが意味がわからないので無視。 俺はそれを思い切りカウンターへ投げ込んだ。 「!!」 とっさの反応でおっさんはゆっくりを撃ち抜く。 「ゆ゛っぐり゛っ!!」 その隙を狙って俺は店内に入り、おっさんを蹴り飛ばす。 吹っ飛ばされたおっさんは、当たり所が悪かったのか気絶してしまった。 俺はとりあえずライフルと拳銃を手に入れ、弾薬をポケットにありったけ詰め込む。 ちなみに拳銃はシグザウエルP226だ。 ライフルは古風なガーランド、大戦中のライフルだ。 他にも銃は欲しかったが、あまり贅沢はできないので他の生存者のためにハンドガンをもう一丁持って店を出た。 「う……うう……」 ガンショップの店主が目を覚ます。 店は荒らされたままで、窓が砕け散っていた。 フランクの姿はない。 「ちくしょうめ、今度あったら……ん?」 不意に、足元に異様な感触を味わう。 下を見れば、ゆっくりの死体が苦悶の表情で踏み潰されていた。 「うわぁ!」 慌てて飛び退けると、勢い余ってしりもちを付く。 その時、店主の目の前にゆっくり達が姿を現した。 皆怒ったように膨れている。 「おじさんはわるいひとだよ!」 「ゆっくりをいじめたおじさんはわるいひと!」 「わるいひとだね! わかるよわかるよー!」 「ぢーんぽっ!」 群れているゆっくりを見て、慌てて店主は銃を取ろうとするが、ゆっくりのタックルで地面に叩きつけられる。 さらにその上にゆっくりたちが乗っかり、仲間を呼ぶ。 するとさらに廊下から大量のゆっくりたちが集まり、店主の上に乗っかった。 「う、うあああっ……!」 べち。 情けない音と共に、店主は圧死した。 餡子を大量に含んだ体を膨らませることによって、ゆっくりの体重は桁外れに上がるのだ。 そしてそれを隠れてみていたフランクはそっと写真を撮った。(ファーンタスティック!) ゆっくりデッドライジング2
https://w.atwiki.jp/ffwm/pages/144.html
思考と変換◆DpgFZhamPE 肉を焼いた薫りが辺りを漂う。 鳥を丸々オーブンの高温で炙り、旨味を閉じ込めた薫りが鼻腔を満たす。 食塩、胡椒でシンプルに味付けされたそれは焦げ模様でさえ食欲をそそる。 ナイフが皮の表面を切る度にパリパリと小気味の良い音を立て、閉じ込められた肉汁と旨味が音を立て流れ出す。 フォークを突き刺し、試しに一口。 口に運んでみると、無駄に手を加えてないが故に、肉の旨味が引き立てられている。 鳥の柔らかく優しい舌触りに、パリパリとした皮が食感にまたアクセントを加える。 ただ塩と胡椒を振りかけただけではこうも香ばしい味わいは出まい。 入念に準備された、職人の業だ。 ―――美味い。 今まで食したローストチキンの中でも、一二を争うだろう。 食というものは奥深い。 良いものを食べれば食べるだけ見識が深まり、自然と笑みが溢れる。 テーブルに並べられたものは、殆どが肉類だ。 ステーキにローストビーフ。 ハンバーグにウインナーの炙り。 箸休めにサンドイッチも用意してある。 試しにサンドイッチを一つ掴んでみると、パンの柔らかさに驚かされた。 ふにふにと指で押すごとにパンの中に指先が沈み、挟まれたレタスの感触が伝わる。 口に運ばなくともシャキシャキとしたレタスの歯応えが伝わるようだ。 間に挟まれたのは……卵、だろうか。 食べることは得意だが、生憎と作る側には縁がなかったためよくわからない。 挟まれたハムとレタスを彩る黄の紋様が美しい。 一口かじると、肉汁で満たされた口内を一新するかのように、爽やかな感触が素敵だ。 肉の油に口が馴れていた為、たまにはこういった食物も良いものだ。 そしてまた肉を口に運ぶ。 口内の肉の油がサンドイッチでリセットされた為か、また一から肉の味わいを楽しめる。 「それ、あまりがっつくと喉に詰まらせるぞ。肉は逃げない、落ち着いて食べると良い」 まるで中世の騎士のような風貌をした少女が告げる。 剣の英霊、セイバーである。 ナイフとフォークを巧みに扱うその姿は、育ちの良さを思わせる。 そして、話しかけられた少女―――継ぎ接ぎのドレスを纏った乙女は、素手で肉を掴むのを止め、顔色を伺うようにセイバーを見る。 するとセイバーは微笑み、 「何、食べるなと言っている訳ではない。こんなにも沢山あるのだ。 二人でこの食事を楽しもう」 まるで、親に褒められた子供のように。 ぱあっと華開いた少女の笑顔は、とても眩しい。 その顔を見ていると、セイバーも微笑ましくなる。 やがて食事は進み、テーブルを彩っていた食事は綺麗さっぱり二人の胃袋へと導かれた。 グラスに注がれたワインで口内を充たす。 食後のデザートのようなものだ。 この身体にアルコールは作用しないが、それでも味は感じ取れる。 「いやはや、早急にこのようなモノを食せるとは思わなかった。 これは紛うこと無き一流の腕だろう。誇って良いぞ」 手元に用意されたペーパーナプキンで口元を拭う。 すると、向かいに座っていた少女も、満腹感を得て幸せなのかにまにまと笑っている。 口元に付けた食事の跡も相まって、大層と可愛らしい。 「口元が汚れているぞ」 ペーパーナプキンで少女の口元を拭いてやる。 セイバーにされるがままに吹かれている少女はまるでペットのよう。 綺麗になった、と頭を撫でてやると少女は気持ち良さそうに目を細めた。 「こ、これで良いですか…?」 部屋の隅。 まるで少年のように、大の大人が縮こまっている。 その身体はガタガタと震え、顔は冷や汗で濡れ、みっともないことこの上ない。 その瞳は恐怖の一色で染まっている。 「ふむ。此度の料理もまた美味だった。 何より我輩とソニアの口に合った。十分に賛辞に値する腕前だ。 褒美を与えよう」 一瞥すらせず。 男に瞳を向けることすらなく、セイバーはそう告げる。 ソニアと呼ばれた少女もまた、男のことは眼中にない。 ソニアの瞳の中には、セイバーしか映っていない。 「じゃ、じゃあ―――」 助けてくれるのか、と。 男が続けようとした言葉は、紡がれることはなかった。 一閃。 目で追うことすら不可能。 反応するなど以ての外。 避けることなど、到底敵わない。 ごとん、と。 サッカーボールほどの頭蓋が、地面に落ちる。 その表情は、己の首が落とされたことにすら気づいていない。 「疾く消えよ。それが褒美である」 血液が飛び散る前に。 ソニアが手を伸ばす。 頸動脈から溢れた血液は、ソニアの掌に触れた瞬間―――黒いクズと化し、残った肉体すら消える。 「さすがはソニア。仕事が速いな」 男は、アサシンと呼ばれたサーヴァントのマスターであった。 しかし、所詮は暗殺者。 マスター殺ししか脳のないサーヴァントなど、セイバーの前では取るに足らぬ塵以下である。 一刀の元に斬り伏せ、残るはマスターの男だけだった。 しかしみっともなく命だけはと乞うたので、貴様の価値を見せてみよと告げたところ、料理人だと言うので腹ごしらえに使ったまで。 この部屋も、その男の自室だ。 今後の為に生かしておくという手もあったが、食物などこの御時世何処でも確保できる。 部屋の端で喚かれる方が喧しいため、首を落としておいた。 雉も鳴かずば撃たれまい、とは何処の国の言葉だったか。 「殺す必要、あったんですか」 すると。 背後から、声が聞こえた。 「あの人はサーヴァントももういなかった!殺す必要、なかったじゃないですか!」 声を荒げている。 女の声だ。 語気が荒ぶると同時に、長い髪が乱れる。 「こんな簡単に、人を殺すなんて……!」 光夏海。 それが、この女の名だった。 セイバーからすれば、最初に名前を聞いただけで、自分でもよく覚えていたものだと感心する。 「これ以上、殺すのは―――」 「―――四度目」 「……え?」 突如放たれたセイバーの言葉は、夏海の言葉を断ち切る。 答えが返ってくるなど思っていなかったため、素っ頓狂な声をあげる。 返された言葉は、酷く冷ややかで。 刃そのものだと勘違いするほどに、冷たかった。 「お前がマスターでなければ、この刃で首を落としていた回数だ」 差し出された手は、四本の指を立たせ、『四』という数字を強調させている。 「お前は大人しく魔力のみを提供しておれば良い。 何、外を出歩く自由ぐらいはくれてやる。 魔力源として必要な限りは守ってやる。 奴隷としては破格の待遇であろう?」 その言葉は、有無を言わせぬ迫力があった。 これは、殺気、か。 空気自体が凍ったような錯覚を覚える。 肺に流れる空気が、針のように尖っている感覚が襲う。 何も言い返せなかった。 バンっ!と。 扉を叩きつけるように開き、夏海は外に飛び出ていく。 セイバーは止めもせず、目すら向けない。 「全く、食事の後の余韻さえ味わさせてくれぬとは、騒がしいマスターだ」 ソニアは、首を傾げセイバーを見る。 あの奴隷のことだ、気にするなと再び頭を撫でてやると気持ち良さそうに、目を細めた。 その姿がとても愛らしくセイバーはまた微笑む。 「このようなつまらぬ些事に我輩が繰り出されたのも遺憾だったが―――ソニアとまた会えたのは、僥倖だな」 セイバー。 剣の英霊、中世の騎士。 魔法少女『プキン』は、そう告げた。 ○ ○ 町の中を、ずんずんと進んでいく。 その顔は怒りと、少しの恐怖が現れている。 (あんなの酷いです、あんまりです……!!) サーヴァントという存在を使った戦争。 聖杯を求める戦争というのはわかった。 だが、無駄に命を奪うのは許されることではない。 夏海としても、それだけは譲る気はなかった。 いざというときは、令呪―――この刻まれた絶対命令権で従わせることも吝かではない。 だが。 だが、しかし。 (……無理です) セイバーの目が届く距離で令呪を使っても、命令を告げる前に首を落とされるだろう。 かと言って、近くにいなければ凶行を止めることもできない。 『将軍でも閣下でも好きに呼ぶが良い』と初対面時に告げられた時は、意外といい人なのかな、と思ったがそんなことはなかった。 まるで、抜き身の剣だ。 不用意に触れれば切り裂かれ。 あの少女―――ソニアという鞘がなければ、あらゆるモノを殺し尽くすだろう。 (此処には、士くんもいない。 ユウスケもいない。 私が、私がなんとかしなきゃ) 大した力も持っていない。 変身もできない。 士たちを待っていることしかできない。 だが、それでも。 此処には自分しかいないのだ。 ならば、自分がやらねばならない。 セイバーを止める。 凶行を止める。 彼女は、スノーフィールドの地にて、決意を固めた。 【出展】魔法少女育成計画limited 【CLASS】セイバー 【真名】プキン 【属性】混沌・悪 【ステータス】 筋力B 耐久B 俊敏A++ 魔力C 幸運D 宝具C 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【保有スキル】 魔法少女(旧式):C 清く正しく、人のため世のためにその魔法を使う、少女達の憧れ。 その旧式。 人体を遥かに超えた能力を持つが魔力とは別に、食物を必要とする。 しかし、数々の拷問・冤罪が発覚し監獄に捕らえられた彼女はランクが下がっている。 拷問技術:B 卓越した拷問技術。拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。 彼女の場合、剣を利用したため剣に関してのダメージプラス。 将軍の鑑識 A 人間観察の技術。 細かな表情、動き、目線などから相手の自覚していない心すら見極める。 悪辣な教育 A ―――『悪いことをするとプキンとソニアがくるよ』。 ある地方にて、残虐を極めた二人の言い伝えが伝承として残り、言うことを聞かない子供を叱る際に使われた言葉。 その言葉を聞いた子供は恐れ、泣き、親の言うことを聞いたという。 プキンの周囲1kmに対する探査能力。 世間から見て『悪いこと』を行っている人間への自動探知能力。 生前所持していない能力だが、後世の伝承により獲得した。 【宝具】 『添い遂げよ継ぎ接ぎ乙女(マジカル・フォー・ソニア)』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:0 『降れたものをボロボロにする』魔法を持つ少女の召喚。 常時発動宝具であり、サーヴァント『ソニア』を召喚する。 プキンの在るところソニア在り、ソニア在るところプキン在り。 プキンにはソニアが必要であり、ソニアにはプキンが必要なのだ。 存在そのものが彼女の精神を安定させる要因であり―――彼女が消失すれば、プキンを支える支柱は消え、プキンに狂化 E相当のスキルを与える。 サーヴァントと同じであるため、霊核を破壊されれば消失する。 『将軍振るいし思考変換(シンキング・チェンジ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:2 最大補足:2 彼女の持つレイピアで傷つけた相手の『考え』を改竄する。 同士討ちや幻覚を見せ付けるなど、大抵の事は何でも出来る恐るべき能力。 かつてはこの能力で相手にデタラメな罪状をやったと認識させ冤罪にしてきた。 更に能力の対象には自分も指定可能。 自分に能力を掛けてダメージを誤魔化し、頭部を半分吹き飛ばされても胴体を切断されても無理やり戦える状態に持っていくという荒業を披露している。 しかし、能力の対象は1人のみ。 別の人物に能力を発動すると、直前まで能力に掛かっていた人物は効果が切れて認識は正常に戻る。 【人物背景】 百三十余年前に優秀な監査役として数々の魔法犯罪者を取り締まり「将軍」と讃えられていたが、余興のためだけに自身の魔法により多数の冤罪を生み出した事が後に判明し魔法刑務所内で封印刑に処され、以後も「汚れ仕事」がある毎に封印解除されては駆り出され、解決したら再び封印される人生を送っていた。 ピティ・フレデリカの手により封印を解除され脱獄、彼女との取引で行動を共にする。 今の技術が確立する前の旧型の魔法少女であり、現行の魔法少女違い食事が必要で大食漢。 残虐でドSな性格。 残酷な拷問が趣味というとんでもない趣向の持ち主で、多数の冤罪も全て趣味として行ってきたものだった。相手を痛めつけるのが大好きで、特に妖精を拷問に掛けるのが一番楽しかったという。 男装の麗人のような中性的で貴族風味な喋り方をする。 一人称は「我輩」。活躍した時代と場所からか教養が高く、立ち振る舞いも気品が感じられる。 また、敵であっても尊敬するに値すると感じた相手には敬意を表する騎士道精神も持つ。 しかし礼を知らぬ相手には特に言葉をかけることもなく首を落とすなど、残虐。 借りは必ず返す。 旅の途中で出会い見出したソニア・ビーンの事を非常に大切に思っている。 本来は英語しか喋られないが、召喚に辺り知識を与えられているため他の言葉も話すことができる。 【サーヴァントとしての願い】 ソニアと共に現世に甦るのも良い。 とりあえず、この場を好きに生きる。 【出展】 仮面ライダーディケイド 【マスター】 光夏海 【参戦方法】 写真館にトランプが紛れ込んでいた模様。 【人物背景】 光写真館で受付係をしている女性。 20歳。一人称は「私」。「夏海の世界」出身。誰に対しても敬語で話し、他人の首筋にある「笑いのツボ」を押すことで相手を否応無しに大笑いさせる光家秘伝の特技を持つ。 士からは「ナツミカン」とも呼ばれる。 大勢の仮面ライダーがディケイドに倒される夢をよく見ており、士が変身したディケイドにも警戒心を抱いていた。 士が世界を旅する様告げられたことを知り、前述の夢に対する不安からその旅に同行する。 度々鳴滝から接触を受けディケイドの危険性を訴えられているが、自身は士の優しさを信じており、あらゆる世界から迫害を受ける士の「帰る場所」になりたいと願う様になる。 少なくとも最終回以前より参戦。 【weapon】 なし 【能力・技能】 笑いのツボ 他人の首筋を押すことで笑いを止まらなくさせる。 【マスターとしての願い】 ない―――が、その前にセイバーを止めなければと思う。 【方針】 セイバーを止めたい。
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/1049.html
トップへ 1にもどる ようやく家にたどりついた。既に昼ごはんの準備ができつつある。 ケン兄ちゃんはバケツを祖母に渡し、「ミニタブとってきたけん、やいてやー」と言う。 祖母も笑顔で「おうおう、よう獲ってきたのう。すぐ焼くけんねえ」と受け取った。 祖母に掴み出されると、ミニママンネは我に返ったように「チュイイ!チュピピィ!」と騒ぎ出すが、 頭から竹串を突き刺されると「ピュヒィィィ!」と痙攣する。 コンロには、焼き物を料理したばかりでまだ熱い金網が置いてあり、 祖母は串刺しにしたミニママンネを、その上で丹念に炙り始める。 「ヂァァァァ!!ヂヒィィィィィィ!!」と短い手足をばたばたして暴れるミニママンネだが、 ものの3分ほどでその声は途絶え、代わりに香ばしい香りが漂ってきた。 焼きあがると、祖母はミニママンネの頭と四肢を包丁でストンと落とし、皿に盛り付ける。 ミニママンネの炙り焼きのできあがりだ。 それを持って茶の間に行くと、既に祖父、伯父さん、私の父がビールで乾杯を始めていた。 「ほれほれ、早う席に着いて」と伯母さんと私の母が急かす。 そして私とケン兄ちゃんは「いただきまーす!」と、ミニママンネの炙り焼きを二つに裂いてかぶりついた。 香ばしい肉汁が溢れ出て、正に野趣に満ちた味わいだった。今でも忘れられない。 昼食が終わって一服すると、父は小学校の頃の友人のところに挨拶に行くといって出かけた。 祖母ら女性陣は後片付けで、祖父と伯父さんが「ちょっくらタブンネ狩り行ってくるでな」と支度している。 本来なら私とケン兄ちゃんは昼寝の時間である。だが気分が高揚している私達はちっとも眠くならなかった。 「じいちゃん、とうちゃん、ぼくらもタブンネがりいきたい。いいやろ?」 ケン兄ちゃんがせがみ、私も一緒に頼み込む。 「しょうがないのう、ちゃんと着いて来て危ないことしたらいけんぞ、ええな」 祖父と伯父さんに釘を刺されつつも、私達は喜んでうなずいた。 タブンネ狩りには徒歩で出かける。収穫して持ち帰ることを考えると軽トラックで行った方が楽なのだが、 車の音が聞こえるとタブンネが逃げてしまうからだ。 1キロばかり歩いて雑木林に着く。野性のタブンネが多数巣を作っているところだ。 ミニタブンネで遊ぶくらいなら平気だが、先述した通り、成獣で1メートルを越すタブンネが棲む様な場所には、 子供だけで行くのは危険なので禁じられている。今日は大人同伴だから問題ない。 祖父と伯父さんが足音を立てないように歩くのを真似して、私達も慎重に後を着いてゆく。 しばらく進むと「チィチィ」という鳴き声が聞こえてきた。ベビンネの声だ。巣が近くにある証拠だ。 背の高い草むらの一角をかき分けてみると、案の定タブンネの巣があった。 餌でも採りに行っているのか、親の姿は見当たらない。 巣の中ではベビンネが3匹、チィチィピィピィと甲高い声を上げている。人間を見て驚いているようだ。卵も2個あった。 持ってきた鉄製の鳥籠の蓋を開け、祖父はひょいひょいとベビンネと卵を放り入れていく。 伯父さんは1匹だけ残したベビンネの尻尾を掴んで振り回した。親をおびき寄せるためだ。 「チヒィーッ!!ピュィィーー!!」と悲鳴を上げるベビンネの声が聞こえたのか、ガサガサと草むらをかきわけてママンネが現れる。 愕然とした表情で、手に抱えていた木の実を取り落とすが、「ミーッ!ミフーッ!」と威嚇しながらこちらを睨む。 そして助走をつけて、「ミギーッ!!」と叫びながらママンネはタックルを見舞ってきた。 しかし祖父も伯父さんも手馴れたもので、ひょいとかわしながら、後頭部を天秤棒で殴りつける。 そして「ミビャァァァ!!」と叫びながら倒れたママンネを、二人がかりでぶちのめし、縛り上げた。 「ミィ、ミィィ…」 さっきの威勢も消え失せ、弱々しく「子供と卵を返して」と言いたげに鳴くママンネを、 祖父と伯父さんは天秤棒にくくりつけて、二人でかついだ。 「籠はおまえらが持ちな。卵壊さんようにな」 ベビンネと卵の入った鳥籠を託された私とケン兄ちゃんは、中を覗き込む。 「チィィィィ!!チィチィチィチィ!!」 籠の柵に取りすがって鳴き声を上げるベビンネが1匹、残りの2匹は卵を抱えてプルプル震えている。 気の毒だという感もなくはなかったが、それよりワクワクする気持ちの方が大きかった。 今夜はタブンネの丸焼きが食べられるのだ。それが楽しみで仕方なかったのだ。 ママンネをかついで帰る祖父と伯父さんの後をついて行きながら、私とケン兄ちゃんは 「♪タブンネタブンネおいしいな」と自作の歌を歌いながら家路に着いた。 家に帰ると、祖母、伯母さん、母が笑顔で出迎えてくれた。 「ほう、大漁やねえ。今夜はご近所さんも呼ぼうかえ」 「そうせいそうせい、わしらだけじゃ食いきれんけえのう」 祖父と伯父さんは天秤棒に縛りつけたままのママンネを庭に転がし、逃げられないよう縄を締め直す。 「卵もあるから天ぷらもよかろうの」 「1匹元気なのがおるけん、こいつは刺身がええな」 私とケン兄ちゃんから鳥籠を受け取った祖父は、籠にしがみついてチィチィ鳴き続けていたベビンネを取り出した。 「チィーッ!チィーッ!」 ベビンネは「母さんと僕達を放せ」とでも言っているのか、噛み付こうとしたり引っ掻こうとしたりジタバタ暴れる。 祖父は縄をその尻尾にくくりつけ、物干し竿にもう一端を結び付けた。 「チヒィィー!ピィィー!」 逆さ吊りにされ、振り子のように揺れながら脱出しようとするベビンネだったが、 ふかふかの尻尾がここでは災いし、きっちり食い込んだ縄から逃れることができない。 「かき氷できたでねえ、食べえや」 家の中から祖母の声がして、私とケン兄ちゃんは「わーい!」と靴を脱ぎ捨てて駆け込む。 背後からは、吊るされた我が子に何もできないママンネの「ミイ……ミイ……」という悲しげな声と、 卵を必死で抱えるベビンネの「チィチィ…」という震え声が聞こえていた。 夏の日は長く、夕方6時半になってようやく太陽は山の陰に姿を消そうとしている。 家の庭では焚き火が焚かれ、テーブルや椅子が並べられて夕食の準備ができつつある。 呼ばれた近所の人も手に手に酒やら料理やらを持ち寄り、ちょっとした宴会だ。 「さて、まずは親タブからしめるかの」 祖父と伯父さんと父がママンネの縄をほどく。「ミイッ!ミイッ!」と暴れるママンネだが多勢に無勢だ。 そして父がママンネの右手と右足を、伯父さんが左手と左足を掴んで、腹這いにして押さえつける。 その正面でしゃがみこんだ祖父の手には、使い込まれた鉄製の銛が握られていた。 「ミィーッ!!ミィーッ!!ミィィーーーーッ!!」 何をされるかわかったらしいママンネが涙を滝のように流して首を振るが、 その叫び声を上げる口に、祖父は銛を突き入れる。 「ミグギャァァァァァァァァァァァァァ!!」 ズブズブと銛は突き刺さってゆき、その切っ先はママンネの尻の辺りから飛び出した。 「せいの、よっこらしょ!」 父と伯父さんはママンネの刺さった銛を担ぎ、鉄製の支柱にその両端を乗せた。 真下には薪や炭が置かれており、火をつけるとたちまちメラメラと燃え上がって、ママンネの全身を包む。 「グゴォォォ!!……ガァァァァァ!!……」 もがくママンネだが、その苦痛に歪む表情がさらにひきつった。 「次は子タブだな、親に見えるようにやれや」という祖父の声が聞こえたからだ。 逆さ吊りにされたベビンネは、炎天下に5時間近く吊るされたおかげで頭部に血が上って毛細血管が切れ、 鼻や耳から大量の血をボタボタと垂れ流していた。血で足元の土が黒く濡れている。 タブンネの場合、喉などを切り裂いて一気に放血するより、こうして時間をかけて血を抜く方が、 より肉が熟成されて良い味になるのである。 「チィ………チィ………」 万歳の格好で両手がだらんと垂れ、顔面を血で染めたベビンネはもはや瀕死の状態であった。 「いい具合に血抜きできたのう。すぐさばくけんねえ」 祖母は縄をほどいて、ベビンネを庭に設置したテーブルの上のまな板に置くと、包丁で四肢を切断した。 「ピビャ!……ァァァ!……」 ベビンネは悲鳴を上げるが、弱々しい声だった。既に大量に失血している為、血はほとんど出ない。 続いて祖母は、剃刀で腹部の毛を剃り落とす。そして露出した腹の肉を包丁で削ぎ落としていく。 「チヒィ……チィ…フィィィ……」 かすかな悲鳴を上げ続けるベビンネの腹肉を、刺身状にあらかた削り終わると、今度は腹部に一直線に切れ目を入れる。 そして腹を切り開くと、内臓を包丁で細かく切りながら、叩いてすり身のように潰し始めた。 「内臓のたたき」を作っているのだ。あの頃はホルモンはまだあまりポピュラーではなく、 内臓はこのように細かく潰して、たたきにして食べるのが一般的だった。 「チギャァァァーーーーーーァァァッーーーーァァァァーーーーッッッッ!!」 ベビンネの甲高い断末魔の声が上がった。内蔵をぐちゃぐちゃに潰されているのにこれだけ叫べるとは大した生命力だ。 そしてたたきがあらかた出来上がると、祖母はスプーンで掬い取ってゆく。 内臓部分が完全に空っぽになったベビンネは、もう口をかすかにパクパクさせるだけになっている。 その空っぽの腹部に、さっき削ぎ取った刺身とたたきを盛り付けて、「ベビンネ船盛り」の完成だ。 この一連の作業は、串刺しにされて焼かれているママンネに見えるようにおこなっているので、 ママンネは「ゴギャァァァーー!!」と濁った叫び声を上げる。 こうして自分自身と、残り2匹のベビンネの旨みがまた一層味わい深くなるという訳である。 今度は伯母さんが、ベビンネ達の入った鳥籠の蓋を開けた。 さっきまでは必死に卵を抱えて守ろうとしていたベビンネ2匹も、立て続けに聞こえる母親と兄弟の絶叫で すっかり縮み上がってしまい、卵を手放してペタンと床に伏せ、目を瞑り耳を押さえてプルプル震えていた。 失禁したらしく、小さな水溜りが籠の床にできている。 伯母さんが2個の卵を掴み出すと、ベビンネ達はしまったとばかりに卵を取り返そうとするが、 その前で籠の蓋はぴしゃりと閉められた。 「チィチィ!」「チィチィ!」卵を返してとでも言っているのか、精一杯に籠の柵の隙間から短い手を伸ばしている。 だが伯母さんは、手際よく2個の卵をコンコンと割って、ボウルの中に入れた。 白身と黄身が流れ落ちてゆくと、ママンネは「グガァァァ……!」と呻き、身悶えしている。 そしてベビンネ2匹は、弟か妹になったはずの卵がかき混ぜられ、ただの食材と化してゆく様を、 鳥籠の柵にしがみついて、「チィィ…」と涙を流しながら見つめていた。 だがそのベビンネ2匹にも順番が回ってきた。 伯母さんは鳥籠からベビンネ1匹を取り出して祖母に手渡し、自分ももう1匹を取り出す。 「チチーィ!!」暴れるベビンネ達だが、祖母と伯母さんが手にした剃刀で、あっという間に全身の毛を剃られた。 そして尻尾を切り落とされると、「ピビャァァーー!!」と泣き喚いている。 「チヒィ!!」「チッチュィィ!!」 さらに、肉を柔らかくする為に、祖母と伯母さんはまな板の上でベビンネをよく揉み込む。 悲鳴を上げるも、押され、引っ張られ、揉まれて、抵抗もままならず2匹のベビンネはクタクタになっていった。 そして小麦粉をまぶされて「ミホッ…ケホケホ」と咳き込んだところで、ボウルに入れられて溶き卵の衣まみれになると、 息ができなくなり弱々しく手足を動かしながら「チュイイ…」「フィィ…」ともがいている。 すぐ側では、薪を燃やした灯油缶の上に天ぷら油を満たした鍋が煮えたぎっていた。 ベビンネ2匹は祖母と伯母さんによって、立て続けにその油の中に放り込まれる。 「チギャァーーーーーー!!!」「ヂビィィィーーーーー!!!」 絶叫を上げ、高熱の油地獄から逃げ出そうとするベビンネ達だが、少しでも鍋の縁の方に近づくと、 菜箸で鍋の中央に押し戻される。 「ヂィ!!ヂィ!!ヂ………チ…チヒィーーーー……」 まず1匹が息絶え、仰向けでぷかりと油の中に浮かび上がった。衣の上からでも目と口をかっと開いた表情がわかる。 必死に抵抗するもう1匹のほうも、菜箸でつかまれて油の中に沈められると、もはや耐えられず動かなくなる。 こんがりと揚げられた2匹は皿に盛り付けられる。「親子丼」ならぬ「ベビンネ兄弟天ぷら」ができあがった。 残るはママンネだが、子供3匹と卵が料理される様を見せ付けられては、もう限界だったようで、 「グガァ……ァァ~~ァァァ~~………」と最後の呻き声を上げて、ジタバタしていた手がガクリと落ちた。 体が大きくビクンと痙攣して、白く濁った目から涙が零れ落ち、焚き火に落ちてジュッと水蒸気になった。 「よっしゃ、そろそろええかな」 焚き火が消され、祖父が肉切り包丁で香ばしく焼き上がったママンネの腹の周辺の肉を切り取った。 ジュージューと音を立てて、肉汁が溢れ出てくる。 「冷めんうちに食べてなあ」 祖母と伯母さんが切り取られた肉を大皿に盛って、近所の人達に配って回ると、 あちらこちらで乾杯の声が上がり、宴会が始まった。 「いただきまーす!」 私とケン兄ちゃんも早速ママンネの丸焼き肉にかぶりつく。まさに頬が落ちそうなくらいに美味かった。 生肉や刺身は子供には早いということで、「ベビンネ船盛り」は食べさせてもらえなかったが、 その代わりに天ぷらを1匹分もらった。耳と触角の辺りの味が、私は好きだった。 「♪タブンネタブンネおいしいな」と、また自作の歌を歌いながらはしゃぐ私達に、祖父が昔の話をしてくれた。 食糧難の時代、タブンネはもちろんミニタブンネも貴重なタンパク源であり、 当時子供だった祖父も、よくミニタブンネを捕まえて食べたそうだ。 空腹のあまり焼くのを待ちきれなくて、生のまま頭から丸齧りしたこともあったが、 さすがに生臭かったので、焼いたり煮たり、いろいろ工夫するようになったのだという。 「それに比べればお前らの時代は幸せじゃけん、タブンネ食う時も粗末にせんでちゃんと感謝して食わなぁいけんぞ」 神妙な顔でその話に聞き入る私とケン兄ちゃんだったが、ちょうどその時、 庭の片隅をチョロチョロ動く白っぽい塊が目に入った。ミニタブンネの親子だった。 「あっ、ミニタブみっけ!」「まてー!」「チ、チィチィーーー!!」 「ほれほれ、粗末にしたらいけんと言うた矢先から」と祖父が苦笑し、周囲のみんなもどっと笑った。 満天の星空の下、夏の夜は楽しく更けていった……… 「部長、会議室準備できました」「あ、ああ」 またも部下の声で私は我に返った。つい昔のことを思い出したら懐かしくて、しばらくぼうっとしていたようだ。 祖父と祖母は亡くなり、伯父さんはまだ現役だが、今やあのケン兄ちゃん、いやケン兄さんが当主になっている。 そういえばしばらく行っていないな。考えると無性にあの光景が懐かしく思えてきた。 よし、今度息子を誘って田舎に行こう。ミニタブンネを手掴みする感覚を体験させてあげたいし、 タブ肉の美味さも味わわせてやりたい。ケン兄さんに頼んでタブンネ狩りも行こう。 無性にうきうきしてきた私は、心も軽く会議室に向かうのだった。 (終わり)
https://w.atwiki.jp/earthruinfes/pages/209.html
ニコニコ動画/料理 2011-09-03 【ニコニコ】憧れのハニートースト作ってみた【右上】 おつまみ7品作ってみました(´・ω・){オレンヂ} ひとりぼっちのおっさんのハンバーガー ホットケーキにエッチなことしながら食べる 【調理器具】ホームベーカリー【使い熟してみた】 【丸ごと】かぼちゃのチーズケーキ作ってみた【使用】 いちごみるく味のグミ作ってみた プリンを作る動画 ひとりぼっちのおっさんのグラタン チーズレモンなスノーボール作ってみた。 プレデターで麻婆豆腐つくってみたゅ☆ 必ずビールが飲みたくなる画像集 スタミナカルビ丼(´・ω・){オレンヂ} ヨーグルトケーキ 【鶏もも肉祭】照り焼きチキン(´・ω・){オレンヂ} むしゃくしゃしたので築城してみた 【中華のプロが】肉まん&カレーまん【作ってみた】 カップヌードルをゼラチンで固めたらプリンみたいになるんじゃね?2 カップヌードルをゼラチンで固めたらプリンみたいになるんじゃね? 【飾り切り】フルーツの盛り合わせとレアチーズケーキ作ってみた 生姜焼き定食 さけるチーズを限界まで裂いてみる タロウの海老トマトクリームパスタ【料理祭出品作】 【美味い】炊飯器で角煮つくってみた【簡単】 アメリカン・ステーキを焼く 【長崎名物】トルコライス【作ってみた】 出前一丁で酸辣湯麺(サンラータンメン)(´・ω・){オレンヂ} ホテルオークラ特製フレンチトーストを丸一日かけて作ってみた 和牛その他を食べ比べてみたようです 和牛が海外で紹介されたようです 【スパ王】Heavenly Spar (ニッシング・スパオラル・ウンコ) PV 【餃子の王将】焼きめし調理シーン(本物) 美味しいハンバーグの作り方 生すじこからいくら丼を作る 本気でキャベツ生活30日(30玉)やってみた。 半熟カステラ。【純喫茶 来夢】 【ご当地丼】タロウのタレカツ丼(新潟) 本気でお餅生活30日やってみた。 【アート弁】 みんなの弁当がスゴ過ぎる件 1 【キャラ弁】 暇過ぎなのでメロンパンを強化してみた 明日のための 美味しい漢のハンバーグの作り方 インスタントラーメンを本気で作ってみた トマト鍋が煮えていく様 タロウのねぎづくし サクッと簡単シュークリーム☆ マリオクッキーを作ってみました。 紅茶のビスコッティ を作ってみた フライパンで『焼き肉まん』 漢のハンバーグ 巨大肉まん 作ってみた 居酒屋太郎のおつまみいろいろ 【コクうま料理祭】マヨたま丼をつくるよ! きゅうりの変わった切り方 スイカ作ってみた 巨大ハンバーグを作ってみた。 バウムクーヘンが作りたかったから作った動画 ペプシしそ味が発売されたから米を炊いてみた 【O型女】餃子を作ってみたよ!【一人暮し料理】 (【祝】ビールにあうおつまみVer2【一周年】 マカロンを習ってきたわよ! オウムライス作ってみた 仙台の給食がヤバイらしい 「日本のカレーライス」を熱愛する米国人記者 うどんとスパゲティの優劣 妥協しないで「クロカンブッシュ」作ってみた 炒飯を上手くつくるためのスレッドにおける伝説のレスを見て炒飯を作る 【簡単】赤ワインにあうおつまみ【かもしれない】 フープロでお肉挽いてつくるョ 最高に美味しい新タマたまご飯【他3品】 おままごとセットで実際に料理をしてみた 溢れる肉汁ハンバーグ(レシピ) 噂のタモリ流しょうが焼きを作ってみた 【留学中】サボテンの炒め物作ってみた【自炊】 サラダ油でパリパリしゅー。ふるーつ。 林檎ケーキ 作ってみた。フライパンで。 美味しいオムライスの作り方 【お手軽&簡単】おいしい半熟味玉を作っちゃおう! とろとろ瓶プリンをつくるョ 1週間ツナ缶つかい続けるョ 一人鍋つくるョ 【簡単に】ビールにあうおつまみ【すぐ出来る】 インスタントラーメンを本気で作ってみた ポップコーンを作ってみた らき☆すたOPをクッキーで焼いてみた。 魔女の宅急便に登場の,かぼちゃとニシンのパイを作ってみた 鶏胸肉をつかいまくるョ 塩豚をつくってつかうョ ジオン軍MSのタコス作り 「悪魔の燻製講座」 生たまごの殻を剥いてみた.......い 生たまごの殻を剥いてみた.......い その2 ハイポーションを全裸で食ってみた ハイポーションで愛を伝えつつ復讐してみた。 ハイポーション作ってみた。 ハイポーションをマックシェイクで飲んでみた。 巨大チョコボールを作ってみた 【帰ってきた】ポーションを改良してみた【ポーション】 【薬草から】ポーションを作ってみた【抽出】 エリザベスのケーキをつくってみた テラ豚丼に対抗して、ジンジャー牛丼をやってみた でっかいチロルチョコきなこもち作ったよ リプトン鍋を作ってみた タルト的なものを作ってみた 子供の頃、好きだったアレを大量に作ってみた ねるねケーキを完食してみた メガマックに対抗してテラマックを作ってみた 懐かしいマックのメニュー マックメニューの見本と実物を比べてみた モスメニューの見本と実物を比べてみた ローゼンメイデンのアレを再現 10秒で「あんこ入り☆パスタライス」を作ってみた FINALFANTASY7のクッキーをつくろう The 日本のごはん。 世界の朝ご飯 和菓子 Japanese Sweets Gallery WAGASHI(日本語字幕版) 驚異の家庭用たこ焼き製造マシン! アメリカン・ステーキを焼く きゅうりの変わった切り方 キャラ弁3分クッキング ~CCFF7~ ポテトチップスを作ってみた ドラゴンボール~キャラ弁120枚~ まさに神業!美麗ラテアートができるまで 【画像集】 素晴らしきラテアート あなたは一日角砂糖何個分食べていますか? ヨーロッパ各国のお菓子 レモン画像集~俺のレモンフォルダが火を噴くぜ!~ 米が食べたくなる動画 各航空会社の機内食 Vol.1 各航空会社の機内食 Vol.2 世界中の青いケーキを集めてみた 【UK】魅惑のイギリス料理【UK】 ヨーロッパ各国のお菓子Ⅲ ノンアルコール・カクテル 和菓子 世界各国のお菓子&デザート ヨーロッパ各国のお菓子Ⅱ 【氷】夏の冷たいデザート ヨーロッパ各国のお菓子 ヨーロッパ各国の料理 地中海のカサゴ料理 ヨーロッパ食材紀行 俺の『ごはんですよフォルダ』を開放ですよ 外国人が日本のお菓子を紹介 闇(鍋)のゲームをやってみた 実際に『グルメレース』をやってみた -part1- 実際に『グルメレース』をやってみた -part2- 千葉のDQN高校生二人+αがサイゼリアピザの返金詐欺を告白 【吉野家で】メガ牛丼に対抗して、テラ豚丼をやってみた【フリーダム】 吉野家\(^o^)/オワタ テラ牛丼 作ってみた 【テラ豚丼】_ニュースのまとめ_【吉野家】 ”テラ豚丼を作ってみた”動画がインターネット各方面で大問題に ゲームキューブにハムを入れてみた 【PS3】プレステ3で焼肉を焼いてみた!【料理】 外国人が好きな日本食 雪見だいふく 工場見学 一から作るてりやきバーガー 世界の絶品フルコース - チーズとハチミツと赤ワイン クリスマスの楽しい過ごし方 現代の驚異 「ジャンクフード」 アメリカ人はなにを食べてきたか ピザ 1/2 ◇◆『ニコニコ動画』へ
https://w.atwiki.jp/kinoutun/pages/528.html
L:はる = { t:名称 = はる(PLACE) t:要点 = 血濡れた剣,倒れた青狸,俺はもはや誰にもとめられん t:周辺環境 = キノウツン t:評価 = 全能力32 t:特殊 = { *はるのACEカテゴリ = ,,個人ACE。 *はるの位置づけ = ,,PLACE。 *はるのみなし職業 = ,,{<ムラマサ3>,<イアイド>,<シャキーン>,<ウォードレスダンサー>}。 *はるの自由能力 = ,条件発動,(命令された場合)相手を殺害しにかかる。 } t:→次のアイドレス = 闇に落ちる(イベント),弱い絶技反応(絶技),連続攻撃(絶技),猛攻(絶技) } はるという男がいる。 アイドレスでははる、と聞くと大概の人があああのはるさんですか、と言う、良くも悪くも名前の知られた男である。 リアルでは忙しく働き、春の花見に参加していたり、とかく飲み会となると足を運ぶ。 そんなあいつはアイドレスで何をしているかと言うと… キノウツンの桜並木は政庁の前にある。 そこを寝床にして寝る男が、珍しくその日は座禅していた。 「こんにちはー」 「おう」 遠くからきゅっぽきゅっぽと何か妙な音を立てる靴を履いた男がやってくる。 座禅している男の名前をはる、変な靴はいてきた男を青狸という。 「で、詳しく聞かなかったんだけど今日何するの?」 「花見の演習」 「…まあ、季節だしね」 座禅した状態で器用にぴょんこぴょんこがさがさとビニール袋を漁る 「はる、そのつまみ何?」 「露天の肉屋で売ってた新製品、『血塗れた剣』」 「中身は?」 ん、とはるが差し出す。 棒に刺さったフランクフルトが真っ赤に染まっている。 「何これ」 「食ってみれば判る」 ふむ、と手渡されたフランクフルトをぱくり、と一口かじってみる青狸。 瞬間、この世のものとは思えん叫びが周囲に響き渡った。 「!”#$%%&’()=~~|?」 「ああ、やっぱそうなるか。いや店主のおっちゃんにも何でこんな名前なのか聞いてみたんだが『身を持って知れますよ』と言ってたんだ。言葉通りだな」 「<>?+*}P‘{==~」 呟く足元で倒れた青狸がぴくぴくと断末魔を上げている。 「ん?波がちゃぷちゃぷ…じゃなくて。四角くて大きい…これをどう思う?…でもない」 謎のコントを十数回繰り返す。 足元で倒れた青狸がぴくぴくと痙攣を始めた 「大丈夫か、まあ水でも飲めよ」 普通にペットボトルを取り出して飲ませるはる。ごっきゅごっきゅと一気に飲み干して一息ついてから青狸は深くため息をついた。 「判ってるなら普通に欲しかったよ…」 「ははは。まあ許せよ」 「でもそれ、普通に喉焼けたけど売り出して平気なのかな」 「んー…」 (もやもやもや) ~露天にて~ 「たっぷりの香辛料をミンチ肉に混ぜて」 どかどかどかどか、とブロックの肉がミンチにされていく。そこにコショウや唐辛子の粉末、青唐辛子の粉末、タイムやナツメグなど大量の調味料や香辛料が入っていく。 「どれくらい辛いんですかこれ」 「バンバンジーメンを…真っ赤に染める自信はある」 「おお、すげーすげー」 「あの人たちですら耐えられない何か。作ってみたかった…」 山羊肉の血(肉汁とも言う)で濡れた剣を手早く拭いて、肉売り場の肉のムラマサ店長は満足げであった。 手早く肉をまとめると羊の腸に詰め、ボイルする。 しっかり茹で上がった後、ボイルした腸詰に串を刺すと赤いものの上でごろごろと転がし始める 「この赤い色は?」 「…血の色…」 「本当は?」 「………パプリカとチリペッパー」 「ふーん、酒のつまみになるかな」 「…相性はばっちり」 「新製品また出来たら買うよ」 「…毎度!」 (もやもやもや) 「って言ってたから大丈夫なんじゃねえの」 「…今の話を聞く限りではその新製品で何人同じ目に会うか心配になってきたよ。というか僕が明日大丈夫か心配」 「まあ、酒のつまみにはいいぞこれ」 がさがさと再び袋を漁ってビールと新しい『血塗れた剣』を取り出すと青狸に手渡す。 僕の心配は?と言うタイミングもなかったので青狸は何か諦めた顔で受け取った。 「ほれ」 「ありがとう、よし、再チャレンジだ」 フランクフルトをまずかじり、素早く酒をごっきゅごっきゅと飲み干す。 「うおおおお、辛い、辛いけど旨い!旨いけど辛い!止められない!」 「ああ、こいつはやばいな…」 辛さをビールが洗い流し、もう一口、さらに一口とやめられない止まらない。 肉自体も香辛料が効いててパンチのある味わいだ。 がつがつごっきゅごっきゅごっきゅがつがつがつごっきゅごっきゅごっきゅ 「旨い、辛い、旨い、辛い、うま、から」 「俺はもはや誰にもとめられん…この飲み食いのペース、誰にも止められん!」 「俺達は上り始めたばかりだ!このうまから坂を!」 それからのペースは何と言うか凄まじかった。 あっという間に10本5にゃんにゃんのフランクフルトを食いつくし、ビールを4つくらい空けてしまったので買い足してもっと食べて呑んだ。 まさに俺は、俺達はもはや誰にも止められん!という感じであった。いや叫んでいたかもしれない。というか叫んだ。誰か逃げてった。ちょっと泣いた。 男二人の魂の叫びで逃げていくのはちょっと悲しい気がする。 青狸がべろんべろんに酔っ払って嫁に引っ張られてったのを影から見守ると、はるは静かにこの国を見つめられる場所に上った。 政庁の一番上から国を見下ろす。 町の角を、店の中を、イアイド達が、ムラマサ達が歩いている。 その人々を眺め、満足そうにするとはるは再び木の根元に戻ってごろり、と寝そべる。 何せそれが普通のはるなのだ。何かあれば起きて働く。だから誰も何も言わない。 やがて、くうくうと寝息を立て始めるはるに、誰かが毛布を掛けていった。 いつもありがとうございます、と言ってた気がするが誰だかは判らなかった。寝ていたからだ。 はるという男がいる。 今日もキノウツンで寝たり、誰かの危機を街角で助けたりしている。 いつもどこかからあいつは国を見守っている。 (文章・高原鋼一郎 イラスト・猫野和錆 アポロ・M・シバムラ) 桜吹雪の中で遠く幻のごとく声がする。 それはいつか、桜が聞いた言葉。 「はがね、おれ暖かい家庭とか無いけどさ。いまわりと幸せだぜ」 ややあって、さらに響いた。 「あんたの家はこの国だよ。国民はみんな感謝してるさ」 男は、懐かしい、昔食べたその味を思い出す。 (文章:はる@協力いただいたすべての方に感謝を)