約 115,492 件
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/141.html
(現在5スレ目 52 第12話まで 2010/12/03(金) 21 14 54投稿分) 447 賑やかな食卓 [sage] 2010/08/16(月) 19 03 10 ID BX2EKkSG Be 「あなた。もうすぐ晩ご飯が出来るから、香苗のこと呼んできてー」 キッチンから聞こえてくる妻の甲高い…鼓膜を突っつくような声に、夕方のニュースをみていた俺はしぶしぶながら立ち上がった。 2階の自分の部屋にいるはずの香苗…小学5年生の一人娘…を呼ぶには、階下から叫んでも聞こえるはずなのだが万が一聞こえなければ二度手間になるだけに俺は階段を登り、香苗の部屋の前まで辿り着いた。 トントン ドアをノックした後、声をかける。 「香苗、もうすぐご飯だから、ママが怒らないうちに早くおいで。」 「うん、今いくー!」 口調こそ快活だが子供らしからぬ落ち着いた雰囲気の返答の後、椅子から立ち上がる音、そしてドアが開いた。 その向こうから現れたのは30代中頃の容姿を持つ女性。 香苗の部屋に先客がいたわけではない。この女性が娘の香苗なのだ。 ※ その日の我が家の夕卓もいつもどおりありふれたもの…少なくとも見た目だけは…だった。 テーブルを囲んでいるのは、30代後半の男性…俺と、30代中頃の女性、そして十歳ぐらいにみえる女の子。 これだけなら、ごく一般的な3人の親子に見えることだろう。 「いっただっきまーす!」 女性が、その容姿には似合わない快活な声をあげると、その声に負けないぐらい勢いよくオカズに箸を伸ばし始める。 「この身体だと、お料理も危ないから、冷凍食品やお総菜が多くなっちゃったけど。」 女の子が申し訳なさそうに小さく舌をだした。その指にはいくつかの絆創膏。 「ううん、全然、いいよー!香苗は。」 女性は少女に向かって満面の笑みを浮かべてみせる。 事情を知らない人間がみたらなんと思うのか、そう思うと少々の頭痛を感じる一方で俺は苦笑を抑えるのに少なからず努力を必要としていた。 この光景をみたら、人は俺達3人、実は親子ではなく、赤の他人かそれに近いグループだと解釈して自分を納得させていたかもしれない。 だが、それは全くの大ハズレ。 戸籍上でも血縁でも、俺達3人は紛れもなく親子。 世帯主で夫そして父親である俺、妻で母親である美登里、そして娘である香苗。 知人や近所の人間に確認してもらえれば、彼らは口を揃えて間違いなく親子であると証言してくれるだろう。 だが、それならなぜ、この様なちぐはぐ状況、ありふれた親子の食卓とは思えない会話が続いているのか。 それは、妻、美登里と、娘、香苗が入れ替わっている…妻と娘が、それぞれの立場を入れ換えた演技をしているわけではない。 実は今の妻と娘は、心と身体が入れ替わった状態。11歳、小学5年生である娘、香苗の身体には美登里の心が。36歳である妻、美登里の身体には香苗の心が、それぞれ宿っているのだ。 心が別人のものとなれば、当然、記憶や性格、人格も変わることとなる。 このため、外見だけなら、美登里の身体の言動や素振りはまるで小学生…子供そのものだし、香苗の身体は、炊事洗濯掃除と大人のように家事をこなしている。 なぜ、このようなややこしい状況が発生したのか。 それは3ヶ月前、妻と娘があるモニタに応募したことから始まる。 魂交換システムが実用化されたのが今から5年前。 その名の通り、人間の魂を交換し、本来とは別の肉体へと移し替えるモノだ。 もっとも、このシステムには致命的といえる欠点が存在していた。 まず、魂の交換には肉体の相性が存在し、相性が合わない肉体同士では交換ができない。 この相性は、親子や兄弟のような血縁関係者同士だとかなりの確率であうものの、そうでない人間同士で相性があう確率は1億人に1人あるいは10億人に1人とも言われている。 そしてもう1つは、交換できる時間に制限があるということ。 相性があうといっても、やはり他人の身体。長時間交換状態が続くと魂が弱ってしまい、遂には消滅してしまう。 このような制限から、魂交換システムによる不老不死は不可能であり、また犯罪などに使われる危険性も低かったが、それでもある日突然人間の中身が全く別人になることへの危険性は高く、この5年間、システムの使用は厳しい規制を受けていた。 とはいえ、一度、世間にその存在が知られた以上、いつまでも規制を続けることもできない。 そこで政府は、規制緩和の第一段階として、不特定多数の人間にシステムを使用した際における問題点などを調査する為に国民にモニターを募集することとなった。 血縁関係がない人間同士ではまず使用できないことが分かっている以上、募集は、親子あるいは兄弟姉妹に限定されることになった。 またこの調査は国政の一環ということで、入れ替わった状態では就学あるいは労働が困難となることも予想されることから、モニター期間中、調査協力費の支給や学生は公休扱いなども保障されることとなった。 それに興味を持ったのが、妻と娘の香苗というわけだ。 肉親相手で時間制限つきであるにも関わらず、この調査の人気は高く、どうせ当選するはずもないとたかをくくっていたおれだったが、通知が来て驚きそして狼狽えることとなった。 安全性は保証されているといっても、魂と魂、身体と身体が入れ替わるというのだ。それも自分の妻と娘が。 不安に思わないはずもない。 なんとか2人を説き伏せようとしても無駄な努力に終わった。 「なあ、頼むからやめにしないか。遊園地のアトラクションみたいなもんだと思っているみたいだけど、これはそんな簡単なものじゃなさそうだぞ。」 最後の説得も虚しく、妻と娘は、交換処理を受ける為にでかけていってしまった。 こんな時、家で待っているのが辛い。 とはいえ、あんな反対した手前、ついていくのも恥ずかしいし。 5分ごとに時計を見る動作を何度繰り返しただろうか。 玄関が開く音が聞こえた。 玄関にカギをかけたのは確かだから、ドアが開くと言うことは、家族以外の何者でもない。 焦らされたこともあって、跳ねるようにしておれは玄関に向かった。 そこに立っていたのは、妻と娘の姿。 あまりにも見慣れた光景…なのはそこまでだった。 「パパー!ただいまぁ!」 いきなりオレに抱きついてくる妻の身体。 新婚の頃なら珍しくなかったが、香苗が生まれた後はご無沙汰な… しかし、あまりにも無邪気なその仕草と口調にオレは違和感を覚えた。 も、もしかして、これが… それを裏付けるように、すぐそばで立ったままの香苗が口を開いた。 「ただいま。あなた。香苗も、それは本当はママの身体なんだから無茶しないでね。」 「あ、ママ。ごめーん。」 オレから身体を離す妻。 いや、性格にはこれはオレの妻というわけではないのだろう。 「お、お前達それじゃ…」 「あら、あなた。あれほど説明したはずなのにまだ信じてなかったの?」 香苗は、小学生とは思えない冷めた口調でオレに問いかけてくる。 「へへ、パパー!あたし香苗だよ。こーんなに大きくなっちゃった。ほら!」 小学生の子供のいる女性とは思えない妻の屈託のないその声に、おれは全身の力が抜けていくのを感じていた。 2分後、おれはリビングのソファに腰を下ろしていた。 とてもじゃないが、立っている自信は既になかった。 あれだけ反対した一方で、オレの中では、魂の交換なんてできるはずなんかないと思っていたらしい。 自分のことなのに、らしいなんて今更思うなんて情けない。 「さ、とりあえずお茶でも飲んで落ち着きましょう。」 そういいながら、妻はテーブルの上にお茶の支度を始めた。 もっとも見た目だけでは、小学生の女の子が背伸びして、大人の真似をしているようにしか見えないが。 「えへへ、パパ、ビックリするって話してたけど、ホントだったね。」 オレの様子を面白がる香苗だが、外見だけみれば、30代の女性がお菓子を口一杯に頬張っているのは明かに異様だった。 「香苗、お行儀悪いわよ。それにそれはママの身体なんだからあんまり食べ過ぎないでね。太ったら困るのはママなんだから。」 「はーい…あれ、そういえば、今はあたしがママなんだよね。」 「こら、かなちゃん!そういうことはしないって約束したでしょ!それに、そういうことならご飯とかお洗濯とか全部かなちゃんにやってもらおうかな。」 「あ!うそ、うそだってば、ママ。」 この前の母の日、丸一日お手伝いしただけでも相当まいったのだろう。慌てて取り消す香苗…見た目は妻。 ソファに座っていて良かった。 いっそ気絶しやすい体質ならどれだけマシだったかと思えるほど頭痛がしてくる。 「まあまあ、アナタ。1週間だけのことなんだからそんなに困らないで下さい。」 湯飲みに入れたてのお茶を注ぎながら呟く香苗…の姿をした妻。 「あ、ああ、そうだったな…」 魂交換システムでは、交換状態が長く続くと魂が弱ってしまうのは知っての通り。 衰弱の進行は個人差があるものの、その影響が顕著になるのがおよそ3週間前後。 充分な安全性に加え、入れ替わった状態が長く続くと、本来の生活…仕事や学業…にも影響がでるということで、今回の交換期間は1週間ということになっている。 今日は日曜だから、なにかトラブルでも起こらない限り、来週の日曜には、2人は元に戻っているはずだ。 短いというわけでもないが、1週間後には全て元に戻っているということを確認すると、多少は気も楽になってくる。 「そーだよ。ぱぱー!ママも香苗も色々遊ぼうっと相談したから、パパも一緒に楽しもうよ。」 「そうですよ。アナタ。1週間だけのことなんですから。ちょっと旅行にでもいった気分になって、この状態を楽しんでみたらどうですか?」 楽しんでみたら…か… 確かに、いつもと違う妻と娘…どっちがどっちか、未だ混乱しているが…と一緒に過ごす時間というのも悪くはないだろう。 どうみても入れ替わった状態を面白がっている2人につられて、そんなことを考えてしまったオレだったが、それを後悔するまでさほど時間はかからなかった。 入れ替わっているのも1週間だけということでオレも吹っ切れたらしい。 お茶のおかげで多少気分も落ち着いたのか、妻と娘の身体と心が入れ替わっているという状態をどうにか受け入れることができたようだ。 「ところで、入れ替わっている状態で、2人をどう呼んだらいいんだろうな?」 「そうねえ。そこまで考えてなかったわ。」 「香苗はママって呼ばれてみたいな。」 なるほど。香苗が今回のモニターに応募した理由の1つが大人になりたいってことがあったんだな。 女の子のなりたい職業だと、まだまだ「お嫁さん」とか「お母さん」が多いようだし。 「でも、いきなり呼ばれても困らないように、中身の名前で呼び合った方が間違いないかもしれませんね。」 少々考えた後、提案する妻。 確かに、肉体の方の名前で呼ばれた場合、ピンとこない場合もあるだろう。 「えー、そんなのつまんない。」 香苗が妻の顔で口を尖らす。 「でも、香苗だって、いきなり『ママ』って呼ばれたら、自分だと気づかないかもしれないだろ。」 「そ、そうかもしれないけど。」 「ハハハハ、香苗はよっぽどママになってみたかったんだな。よし、それなら普段の生活はダメだとしても、ご飯の時とかちょっとだけママになってもらおうか。」 「ホント!やったーぁ!」 大きく万歳をしながら歓喜の声をあげる香苗。 「あら、それなら、かなちゃんがママになっている間は、ママは名前で呼んでもらおうかな。」 「おいおい、お前まで何をいいだすんだ。」 「だって、折角子供の身体になってるんですもの。ちょっとぐらい主婦という立場を離れてみたいわ。それにアナタだって、こんな子供を相手に妻扱いするのはちょっとおかしくないかしら?」 「そうかもしれないけど…じゃあ、香苗と呼べばいいのか?」 「わーい、ママが香苗になるんだ。」 「そのことなんですけど、こんな機会なんですから、たまには沙織って呼んでもらえないかしら。」 「う、それはだなあ。」 新婚当初はともかく、香苗が生まれてから、互いに、「お前」「アナタ」で通して来ただけで、今更本名で呼ぶことには照れ混じりの抵抗感がある。 「それとも自分からだと言いにくいようなら、あたしの方から呼んであげましょうか。ね、俊太郎君。」 「そ、その名前で呼ぶか…」 職場結婚の妻は2歳年下。だが、彼女が短大卒後の就職であることに加え、大学受験の際1浪していることから、職場では俺の方が後輩にあたる。 そんなことから職場の先輩後輩の関係から恋人同士にと昇格した後…結婚後もしばらく、俊太郎「君」と呼ばれ続けることになったわけだが。 流石に香苗が生まれた後では、夫であることに加え、父親という立場の問題もあるから妻も俺のことを名前で呼ぶことはなくなっていたのだが。 「わ、分かったよ。このモニター期間中だけは、名前で呼ぶから。それでいいだろ。」 「それなら、早く名前で呼んでみて。」 「え、い、今か?」 「そうですよ。後で何ていうことにして、うやむやにされたくありませんからね。」 「ねー、パパ。早く呼んでみて。」 妻と娘の2人がかりで…しかも外見と中身が入れ替わっているというオマケ付きで…そう言われては、もう後には引けない。 「…あ…その…さ…さ…さおり…」 自分にこんな小声が出せるものかびっくりするような声しかでないが、それが今の精一杯。 一方、妻…正確には妻の心をもつ香苗の顔に、驚きと喜びの表情が浮かぶ。 「ね、ね、今なんて言ったの?もう一度いって。」 俺にすり寄って来る妻の姿…身体は香苗なので、まるで娘におねだりされている気分だ。 「わ、わかったよ…さ、沙織。」 今度は先ほどより大きな声がでたが、それに対する妻の反応もまた大きなものになった。 両手で顔の下半分を覆うと、その目が大きく見開かれる。 次の瞬間、妻は俺に飛びかかるように抱きついてきた。 今は、香苗の身体で良かった。女性とはいえ、大人の身体で飛びつかれたらひっくり返っていたところだ。 「おま…沙織、ちょっとやめてくれないか…」 「アナタに沙織って呼んでもらえるなんて何か凄く嬉しいの。あはは、何だか、アナタのことパパって呼びたい気分かも。」 「おいおいやめてくれよ。」 「きゃはは、ママ…沙織ちゃんは甘えんぼさんだね。」 香苗が茶化してくると、妻…沙織は怒るどころか、満面の笑みを浮かべた。 「子供の身体なら、誰に甘えてもおかしくないもんね。」 「香苗がママなんだから、沙織ちゃんは子供ってことになるよね。」 沙織を挟むようにしてソファに座った香苗は、母親の頭を優しくなで始めた。 「えへへ、沙織ちゃん可愛いな。」 可愛いって、自分の身体だぞ。 しかし、沙織の方はそう言われてまんざらでもなさそうだ。 こうして見ている分には、仲むつまじい母娘なわけだが、事情を知っている身としては、その中身が入れ替わっていて、しかもその2人は実の妻と娘なだけに、おれとしてはどうにも居心地が悪い。 って、ここはおれの家だし、この2人は紛れもなくおれの妻と娘だったのに、なんでこんな気分にならなきゃいけないんだー! とはいえ最近大人になってきたのか、香苗が以前ほど甘えてくれなくなったので、心は妻とはいえ、実の娘が甘えてきてくれるようになったのは確かに嬉しい。 「あ、パパ、何かいやらしいこと考えてなかった?」 不意の沙織の指摘。 「い、いやらしいこと?何バカいってんだよ。この場合、相手は自分の娘…身体は娘だし中身は妻なんだぞ。そんな状態でいやらしいこととか考えるはずもないだろ。」 娘に甘えられることが嬉しいとはいえ、それをそのまま表に出すわけにもいかない。 「あー、パパって、香苗のことそんな風にみてたんだ。」 今度は香苗が口を挟んできた。 妻の…大人の女性の身体と声なのに、口調や言葉遣いが、小学生なためか、バカにされているような気分になる。 「だから、そんなことはないから。全く…それより、さ…おりはともかくとして、香苗、大人の身体になったからって好き勝手なことしちゃダメだぞ。 子供なら多少多めにみてもらえることも大人がやったら大騒ぎになることもあるし、そうなったら元の身体に戻った時、ママが困ることになるんだから。」 「はーい」 渋々といった感じで返答する香苗。 「ふう…」 どうにかその場が落ち着いたと思った途端、音こそ鳴らなかったが不意に空腹を感じた。 そうそう、2人が魂交換を受けている間、どうにも落ち着かないので、お昼もロクに食べていなかった。 まだ5時前とはいえ、お腹が減るのも当然だ。 と、今は妻が香苗の身体…小学5年生の女の子の身体になっていることを改めて思いだした。 妻自身が言っていたことだが、この身体では、いつも通り料理…できないこともないだろうが、不安も残る。 「どうだ。2人とも。今は沙織がこんな状態だから、夕ご飯作るのもちょっと大変だろう。今日は日曜なわけだし、外に食べにいかないか。」 「わーい」 大人の女性とは思えない屈託のない笑みを浮かべる香苗。 「そうね。まだ香苗の身体になれていないし、包丁とか使うのはちょっと危ないかも。」 可愛らしく小首を傾げながら少し考えこんだ後応える沙織。 「それにあたし達、交換に思ったより時間がかかったからお昼食べていないの。」 「おや、そうだったのか。ならちょっと早いけど問題なさそうだな。 とりあえず近くのファミレスでもいくか、この時間ならまだそんなに混んでいないだろう。」 「あ、ちょっと待って。」 ソファから立ち上がった所で沙織がおれを制した。 「あたしも香苗も着替えてくるから、ちょっと待って。」 「着替えるってついさっき帰ってきたばかりじゃないか。着替える必要もないだろ。」 「ファミレスとかにいくなら、そういった場所の格好があるんです。」 「そうそう。」 そういうと、2人はリビングから出て行ってしまった。 それなら、おれももう少し身支度を調えるか。 今日は出かける気もなかったから、ちょっとだらしない格好だし。 軽く髭を剃り、神を手櫛で整える。 だが、妻も娘もまだ戻ってくる気配をみせない。 いつまにか時刻は5時半をまわっていた。 おいおい、店が混み出すぞ。 そう声をかけようとしたところでこちらに向かってくる足音。 女性の身支度には時間がかかるとはいえ、ファミレスなんだから、そこまで凝る必要は… リビングに戻ってきた2人をみて、おれはちょっとだけ固まった。 妻…今は香苗の身体…は、髪を、短めとはいえツインテールにして大きめのリボンでとめ、服装はといえば、フリルとギャザー仕立てで飾られたワンピース姿。 ご丁寧に肩にはポシェットを斜めがけしている。 11歳だとしてもちょっと幼めな格好。 一方、香苗…身体は妻…は何と大胆に胸の開いたタイトなワンピースドレス姿。髪も高めに結い上げられ、その顔も服装に似合った化粧が施されている。 こんな格好の妻…身体は妻なのだからとりあえず妻といってもいいだろう…の姿をみたのは何年ぶりだろう。 まだ30代半ばとはいえ、かなり艶めかしい格好。 「どう?パパ。香苗、美人でしょ!」 折角の格好台無しにしてしまう屈託のない笑みを浮かべる香苗。 「なんだ。時間がかかったと思ったら、こういうことか。」 「だって、折角外出するんですから…あたしも子供になってるんだし、こういった服も着てみたかったの。それに着てみたら今度は外出したくなるもんでしょ。」 「あ、ああ、その通りかもな。しかし、そうなると…」 今のおれの服装は、ポロシャツにチノパン。 この2人の格好とは明らかにバランスがとれていない。 「5,5分待ってくれ。」 そういうと、おれは大急ぎで背広に着替えに戻った。 ネクタイを締めながら、リビングに駆け戻る。 「お待たせ。さあ行こうか。」 おれが車のハンドルを握り、2人は共に後部座席に座った。 普段は、妻が助手席に乗ることが多いが、今は2人とも後ろなのが有り難い。 香苗になっている妻と、妻になっている香苗。 どちらが隣にいても、なんとなく会話が続かない気がする。 車の後部座席では、妻と娘が互いに入れ替わった状態で会話を弾ませている。 一応、運転に集中する必要があるため、あまり意識を向けることもできないが、この入れ替わった状態をどのように楽しもうか。 そんなことが中心になっているようだ。 う~ん、必要に迫られてならともかくとして、他人の身体になって楽しいのか? 大人になってみたいという香苗の要望はまだ分かるところもあるが、子供になってみたいという妻の考えはよく分からない。 確かに子供の身体にはなっているがだからといって大人としての責任全てがなくなるわけでもないのに。 そうこうしているうちに、車はファミレスへと到着する。 駐車場の混み具合からしてまだ満員にはなっていないようだ。 これなら家族3人ぐらいなら問題なさそうだが、こんな状況だけに、できるならあまり目立たない席につきたいものだ。 「いらっしゃいませ。3人様でしょうか?」 応対するウェイトレスに小さく頷くと、禁煙席でなるべく奥のテーブルになるようお願いする。 何もしらない彼女の目には、カジュアルとはいえないこんな格好の今のおれ達の姿がコンサートか発表会帰りの親子とでも映っているのだろうか。 「どうして、こんな奥のテーブルにしたの?」 慣れない装飾過多なワンピースの裾扱いに苦労しながら椅子に座った沙織がそう問いかけてくる。 「ん…そりゃ、お前達2人が今の身体に似合わないことでもして周りの関心を集めないようにだよ。一応国のモニターとはいえ、珍しいものだと思われること確実だからな。」 「そんなに気にしなくてもいいのに。あたし達だって、それぐらいの演技をすることはできますよ。」 「そうですよ。あなた。あたしも沙織も、それぐらいのこと大丈夫ですから。」 明らかに大人びた口調で割り込んできた香苗に、思わず飲もうとしていたお冷やを噴き出しそうになるおれ。 本来は妻のものである身体だけにその口調にはさほど違和感はないが、それを呟いているのが実はまだ小学生である娘であると分かっているおれとしては、タチの悪い嫌がらせを受けているかのようだ。 「そーだよ。パパ、沙織もママもちゃんとできるから安心してー!」 すかさず妻が香苗に話を合わせてくる。 ここが人目のファミレスでなければその場で頭を抱えてこんでいたところだろう。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3966.html
225 :名無しさん:2015/02/11(水) 17 18 49 そこまで感謝頂けるとは思ってもみなかった。でも取り敢えず先生落ち着いて(汗 こちらも支援と言っても勝手にやっている事なんで使うも使わんもお好きにどうぞ 歓迎されてるようなんで 209 210の続き ※641,642先生の作品に登場する艦を勝手に妄想してるだけなのでお気を付けください 球磨型重雷装巡洋艦は応急ながら水雷戦力の切り札として活躍、 そしてついに水雷閥の本命である新造巡洋艦・駆逐艦も前線にその姿を現した。 ―九頭龍型雷装巡洋艦― 基準排水量:9,800t 全長・全幅:200×17.8m 機関:艦本式オールギヤードタービン4基4軸ロ号艦本式重油専焼水管罐6基 最大出力160,000HP 航続距離:18kt / 8,000浬 最大速力:39kt 装甲:舷側主甲帯75mm、甲板25mm、砲塔前循25mm 武装:60口径15.5cm砲 3連装3基 60口径12.7cm速射砲 単装4基 72cm魚雷発射管 5連装2基(中心線上・次発装填付) 76mm速射砲 単装4基 20mm機関砲 艦尾ヘリポート ―太刀風型駆逐艦― 基準排水量:3,200t 全長・全幅:136×12.2m 機関:艦本式オールギヤードタービン2基2軸ロ号艦本式重油専焼水管罐3基 最大出力80,000HP 航続距離:18kt / 8,000浬 最大速力:40kt 60口径12.7cm速射砲 単装3基 72cm魚雷発射管 5連装2基(中心線上・次発装填付) 76mm速射砲 単装2基 20mm機関砲 対潜噴進砲(375mm対潜ロケット砲)1基 日本海軍最新鋭の水雷嚮導巡洋艦および艦隊型駆逐艦。 水雷屋の独自研究名目で設計のみが先行していた。本来ならこのまま潰えるはずだったが 転移による状況変化の結果、突貫工事で建造がなされた。 敵艦隊に肉薄すべく高い航洋性と超高速による機動性を確保しつつ 敵駆逐艦を速やかに排除する火力と最低限の対空能力を備えた結果、 本来ならば史実阿賀野型軽巡及び島風型駆逐艦に位置づけられるにしてはかなり大型化してしまっている 同様に新型機関を装備しており、両艦のみで構成された新編第二水雷戦隊は圧倒的な戦隊速力を誇る。 また、両艦とも妨害電波装置及び欺瞞金属片発射機が標準装備され レーダー連動射撃が一般化しつつある中で敵の眼を眩ます工夫が図られている。 226 :名無しさん:2015/02/11(水) 17 19 20 水雷艦艇として両艦を語る上で特に重要なのは新型の超大型酸素魚雷だ 61cm酸素魚雷ですら多重液層防御を備えた超7万t級戦艦の撃沈には5、6発は叩き込む必要があるとされ、 これを2、3発で仕留める為にと水雷屋が秘密兵器として考案していた新型魚雷が採用された。 72cm5式酸素魚雷 重量4,2t 炸薬1.28t(TNT換算1.92t)速度58kt/10,000m (参考)93式酸素魚雷 重量2,8t 炸薬0.78t(TNT換算1.01t)速度49kt/15,000m 従来の93式酸素魚雷は史実のものとほぼ同様で機械的信頼性が高められたもの。 これに対し新型の72cm酸素魚雷は、元々は大和型戦艦に一時搭載が検討・構想された72cm魚雷が元であり この世界ではひそかに試作品が作られ、その巨体を生かして様々な実証実験がなされていたものが実用化したものである。 1発の威力向上による確実化の他、あまりに多射線の雷装は配置スペース、整備、運用面で困難が付きまとい より少ない本数で同様以上の効果を発揮する、という目的もあった。 大型化以外の特徴としては、航行性能面。元より史実で長距離雷撃が非効率だった事からこの世界では 当初から射程を縮めて炸薬を増した3型相当のものが使われていたが、新型魚雷大型化にもかかわらずさらに射程を縮め 速度を最高速1速のみにする事で効率化の上大型化した高出力エンジンを使用し、従来型より10kt近い速度向上を果たした。 さらに破壊力の面でも改善がなされた。従来の物は史実同様に破壊力より安全性を優先した97式炸薬が使用されていたが HBXに相当する、安全性を維持した上でトーペックス並の破壊力のある5式炸薬が実用化した為採用、 これにより破壊力がTNT換算130→150%と向上し、大型化と踏まえ93式魚雷の2倍近い威力を達成している 航空戦力や大型艦艇による護衛艦艇漸減が前提とはなるが、飛び抜けた機動性を持つ水雷艦艇により肉薄接近し、 水雷戦隊単位で最大170射線にもなる超魚雷の一斉射撃は敵大型戦艦部隊にも致命打を負わせられると期待されている(了)
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3962.html
6 :641,642:2015/02/05(木) 17 01 46 転移先の世界が戦艦だらけのトンデモ世界だと判明し、その情報が軍部全体に知れ渡った後の海軍の反応は…誰から見ても…哀れで涙を誘う程狼狽していた。何せ今まで…空母機動部隊と戦う事を念頭に…積み上げて来た物の多くが通用しない相手と之から戦う可能性が極めて高いのである。何度も誤報では無いかと諜報部に確認し…大陸歴1940年7月の会合で『以前の巨大戦艦群に加え予備艦状態だったサウスダコタ級4隻が再稼働し実戦配備に復帰した。何度も確認したが全ての情報に間違いは無い』と言う止めとなる情報が入ってきた。 「………何故だ。何故空母で無く戦艦が量産されているのだ……」 そう呟くのは戦艦派閥に所属する一人の海軍将官。彼は所属派閥からも分かるように戦艦を愛してやまない男だった。『戦艦は海の男のロマン』と…宴席などで…良く放言するほどには戦艦が好きだった。そして戦艦が大好きだからこそ…戦艦の限界もしっかりと理解していた。戦艦の主砲射程距離は(命中率は一旦無視して)どれだけ頑張っても4,50km程度にしかならないが(史実大和砲の最大射程距離は42㎞)、航空母艦の艦載機なら大概1,000km位は楽に飛んで攻撃できる。戦艦の速力では航空母艦を補足する事は出来ないし、戦艦の対空砲火をドレだけ強化しても航空機の群れには対抗仕切れず、その上戦艦の重装甲でも全ての雷爆撃を防げる訳が無い。もし艦橋や電気回路を破壊されれば、その時点で戦艦は海上に浮かぶただの対空砲火が有る標的艦か鉄の棺桶と化す。第一時代が進めばミサイルの登場により陳腐化するのはハッキリしている。…この世界の米海軍が(ミサイルはともかくとして)何故その事実を認識せずに、航空母艦ではなく戦艦を量産しているのかが、彼には理解出来なかった。 「こちらの世界でのドイツ海軍、イタリア海軍のせいだと思われます。と言いますか確実にこの二国海軍のせいです。…この世界での第二次世界大戦にてこの両海軍の所業を纏めた資料です。これを読んで下されば戦艦だらけになった理由が分かります」 そう言いながら資料を会合出席者に渡していく諜報担当者。出席者は渡された傍から直ぐに資料を読みふけり…大多数の人間が目頭か米神を抑える事となった。 「…私たちは仮想戦記…それも火で燃やす方の物を読みたい訳では無かったのだがなぁ…」 「信じられませんが、これが真実です。現地の諜報員も数十回は確認しています。」 (全くその気は無かったが)皮肉気に呟かれた独り言が聞こえた担当者がそう言い返す。実を言うとこの担当者も、現地諜報員の報告に対して殆ど同じセリフを返していた。そして事実だと理解した人間が最初に思う事はほぼ同じ内容であった。 『一体ナニやってんだ独伊海軍…あともう少し根性見せろよ英国軍…』 7 :641,642:2015/02/05(木) 17 04 59 第二次世界大戦初頭でのノルウェー沖海戦で、ノルウェーに上陸していた連合国陸軍の支援を行っていた英海軍の正規空母『イラストリアス』を独逸海軍の戦艦『シャルンホスト』が…幾多の偶然と幸運が重なって…捕捉する事に成功し、砲撃にて撃沈に成功するばかりか、追い縋ってきた『イラストリアス』護衛の駆逐艦や軽巡洋艦も蹴散らして悠々と帰還に成功したのが彼らの伝説の始まりであった。 史実で『ダンケルクの奇跡』と称されたダイナモ作戦では、アドミラル・グラーフ・シュペーと就役直後のビスマルクが船団内に殴りこんできて各船舶を蹂躙。英仏将兵の多くを海の藻屑としており、船団援護の任務に就いていたイギリス空軍はドイツ、イタリア空軍の攻撃に忙殺され、対艦装備が少なかった事も有り有効打を与える事も出来ずにこの二隻を取り逃がしていた。…ちなみに余談だが、この戦闘においては、フランスよりもイギリスの方が被害が大きかった。イギリスは撤退作業を切り上げてフランス兵を置き去りにして撤退したのだが、各イギリス兵搭乗船舶群が沖合に出た丁度その時にビスマルク達が海域に乱入して来た為に、イギリス兵たちは逃げ出す事も出来ずに溺死か砲撃による爆殺かのどちらかを選ばされ、置いてけぼりを食らったフランス兵は、ドイツ艦隊がまず沖合に居るイギリス兵搭乗船舶に襲いかかった為に、陸地等に脱出する時間が与えられたのだった。(尚脱出したフランス兵の殆どはその後レジスタンスとして大活躍する事となる) 『自らを犠牲にして味方を救うとは。まったく、イギリスの友軍を想う気持ちには見上げたものが有るな(棒)』 byとあるフランス人 その後の『バトル・オブ・ブリテン』でのルフトバッフェとRAFの殴り合いにより航空機の価値が認識された為新型機開発が止まる事はなかったが、上記の二度の海戦により『作戦行動中の戦艦を航空攻撃で撃沈するのは…理論上は可能だが実戦では…不可能である』と言う戦訓が出て来てしまったのである。無論空母派閥の海軍軍人はあくまで『艦載機の攻撃で戦艦は撃沈できる!いや撃沈出来なくとも有効打は与えられる!』と強硬に主張し続けたのだが、次で述べる海戦の結末により彼らの権威や発言力は木端微塵 に打ち砕かれることとなった… 8 :641,642:2015/02/05(木) 17 08 25 ビスマルクがシャルンホストやグライゼナウ、それに多数のUボートと共に通商破壊に出撃した時の事、史実と同じ通りデンマーク海峡にて英国海軍の戦艦部隊とかち合い、海戦が発生した。場所こそ史実と同じだったが、ビスマルクは既に実戦を複数回経験しており、第二次世界大戦の開幕が遅れた事により、開戦前に就役出来た事から訓練も有る程度行えた為に連度も悪くないレベルだった事、英国海軍の戦艦部隊には、フッドとプリンス・オブ・ウェールズに加えレパルスも加わっていた事、戦闘開始から一時間と経たずにフッド、レパルスが一撃で爆沈、プリンス・オブ・ウェールズも大破し煙幕を張りながら逃走(後にUボートの強襲により本土に帰還する直前に撃沈)、ビスマルクの損害は燃料が多量流出し速度が数ノット低下した程度(尚修理完了し戦闘航海に支障無し)と言うのが史実とのズレになるだろうか。 そして当然ながら『英国の誇り』を撃沈されて激怒した英国海軍は史実道理動かせる艦艇全てを撤退中のビスマルクにぶつけたが、空母派閥の権威や発言力が崩壊する事件がこの『ビスマルク追撃戦』にて発生した。 航空母艦『ヴィクトリアス』『アークロイヤル』『イーグル』(イーグルは史実ではビスマルク追撃戦には未参加)所属の艦載機部隊がビスマルクを発見し、攻撃を開始した。当然ビスマルクは対空砲火にて迎撃を開始する。史実ではこの攻撃により舵の損傷と大量の浸水を引き起こして7ノット以上の速度を出す事を不可能にし、英国戦艦部隊がビスマルク を補足する事が出来た大きな要因となったのだが…この世界では、速度低下や舵損傷どころか魚雷を三発しか命中させられなかったばかりか(尚その内一発は不発)攻撃した艦載機の多くが撃墜されるか修理不可能な損傷を負うと言う大損害を負った上にマトモな有効打を与えられず、艦載機による対艦攻撃は大失敗に終わり、肝心のビスマルクにも逃走を許してしまうと言う『七つの海を支配した大海軍』ロイヤルネイビーの誇りもメンツも泥まみれになる大失態を演じてしまったのである… 9 :641,642:2015/02/05(木) 17 10 50 何故こうなったかと言うと、艦載機部隊パイロットが戦艦を相手にしての訓練が足りず多くのパイロットが未熟な攻撃になってしまった事も有るが、皮肉な事に第二次世界大戦が数年遅れになった為に英国海軍の雷撃機が布張り複葉機のソードフィッシュではなく全金属単葉の普通の雷撃機に更新されていた為でもあった。史実では布張りであるが故の打たれ強さが有った為に対空砲火が主翼に命中しても特に問題なく飛べ、また複葉機で唯でさえ低速な上に重たい魚雷を抱えている為に飛行速度が…ビスマルクの対空射撃装置が想定していた最低速度の遥か下と言う遅さの為に、ビスマルクは有効な対空砲火を展開出来なかった。 だが、この世界で襲撃して来た雷撃機の速度はビスマルクの対空射撃装置が十分に使える範囲内に有った為、また全金属製の為ソードフィッシュ程の打たれ強さが無かった事も有り、ビスマルク襲撃部隊の多くが撃墜破されると言う惨劇の結末を迎えてしまったのだった… 大英帝国の誇りに傷を着けた空母派閥の権威も発言力も文字通り消し飛んだ後、空母は輸送船団の護衛や陸軍の支援に有効として使われていたが、海戦の方では対潜哨戒と偵察以外では殆ど使われる事は無かった。無論空母閥の者達は復権の機会を狙い駆け回っていたのだが、戦艦閥の発言力の方が圧倒的過ぎたが為に如何する事も出来なかった。そもそも自分たちのこれまでに積み上がった逆実績の前には如何なる弁を尽くしても誰も話を聞こうとしてくれなかった。そして彼らにとって不幸な事に…ドイツにとっては幸運な事に…空母艦載機がビスマルク等の戦艦を補足して攻撃したとしても、各艦隊に分散配置されている空母の攻撃力は…英空母の搭載機数の少なさと性能の低さも有り…たかが知れた物であり、余計に発言力が低下して行っていた。(単艦行動が改められ、必ず艦隊で活動する様になって対空砲火が強化された事も有った為。) 11 :641,642:2015/02/05(木) 17 15 22 この空母閥の不遇な状況は41年にアメリカとソ連が参戦して来ても全く変わる事は無かった。いや、むしろ悪化したという方が正しい。戦前、戦中から米ソ両国が建造していた大量の戦艦を引っ提げて大西洋に押し寄せて来た為に、ドイツ海軍の多くが母港に押し込められてしまったので空母復権の為の獲物が居なくなってしまったのである。 彼らは泣いた。自分たちのこの境遇を。まあアメリカの方は『予算がコネェ…』程度の心境であったが、イギリスの方は極めて悲愴的であった。祖国の危機に対して、大して貢献する事も出来ず、議員の一部からは『穀潰し』とすら表現された英海軍空母閥の人間の心境はどんな言葉であっても表現する事は出来ないであろう。(尚その議員の一部は全議員から怒号を浴びて即日除名処分を受け議会から叩き出された) そして神様と言うのはとても残酷である。第二次世界大戦最後の決戦で彼ら、空母派閥の…ほんの僅かに残っていた…復権の為の最後の希望にまで止めを刺してしまったのだから。 1943年の11月23日。 地中海のシチリア沖にて。 この日から遡る事大よそ半月前、ドイツ本土を砲撃しようと米ソそれぞれの海軍の戦艦部隊が集結している北にて、ドイツ海軍が国土、国民を守る為に、残存していた戦艦『ビスマルク』『テルピッツ』『グライゼナウ』(シャルンホストはアイオワ級戦艦ミズーリにより撃沈)を基幹とする艦隊を突撃させ…アメリカ海軍の誇るモンタナ級戦艦六隻によって全方位から徹底的なアウトレンジによる袋叩きを受け、三艦とも壮絶な…そして、無残な最期を遂げ、北海の冷たい海の中に沈んでいた。 イタリア海軍がアフリカに待機している輸送船団や陸軍部隊を砲撃する為に出港準備をしているとの情報が入った時、地中海に居た米英機動部隊は沸き立っていた。英機動部隊はこれまでに積み重なってきた全ての汚名を返上し、必ず名誉挽回してやると燃え上がっていた。米機動部隊も…英機動部隊程では無いが…戦艦を撃沈する好機と言う事で士気が盛り上がっていた。出撃前から『誰が世界初の航空攻撃で戦艦を撃沈するか』との話で持ち切りで有り、もう勝ったも同然の雰囲気が漂っていた。『ドイツは強かった。だが地中海のパスタ食い共にまで遅れをとる事は無い。地中海に籠って対地砲撃と船団襲撃位しかしていないイタリア海軍何ぞ敵ではない』…総じてこの様な感情が各パイロット に有ったと言われている。散々空母部隊は海軍の継子的扱いを受けていた為(特に英海軍はその傾向が強かった)、『今度こそ!』と言う思いが有ったのだろう…(アメリカからはエンタープライズ級空母二隻、イギリス海軍からはアークロイヤルとイラストリアス級空母のインドミダブルの二隻がこの海域に居り、戦闘に参加している) 12 :641,642:2015/02/05(木) 17 18 44 『覚悟を決めた獅子を怯えた猫と舐めた者の末路』『枢軸国海軍の栄誉ある最後』『古のローマ帝国軍の偉大なる末裔』『地中海の覇者の最後の意地』……等々、様々な言葉で彩られる事となった、枢軸海軍最後の伝説を飾る事となったアルジェリア沖海戦が始まる前の話であった。 当時のイタリアの戦略状況は、一言で言えば末期だった。南北共に本土からそう遠くない所に敵の大軍が居り、制海権は本土近辺を除き事実上消滅。独伊陸空軍はアメリカ軍とソ連軍の鋼鉄の津波を捌き切れず、近い内に本土に踏み込まれるだろうと言うのが確定的であった。…だが、アルジェリアに有る連合軍司令部やアフリカ各地の港に待機している輸送船舶や陸軍部隊を、いまだに本土に残っていた戦艦で撃滅すれば、多少は枢軸国の寿命も延命する事が出来る筈であった。それがアルジェリア沖海戦の始まりであった。 『ローマ』を旗艦とする枢軸国最後の戦艦部隊出撃時の港は、とても静かであった。手を振って見送る国民は既に内陸に疎開していたからであった。防諜も兼ねていた為でもある。だが、彼らの出撃時にはイタリア王国の首相、ムッソリーニによる激励と抱擁も有り『俺たちが、故国を、家族を、…イタリアを守るんだ!』と、水兵から艦隊司令官に至るまで士気は極めて高かった。…どこか、危うさを感じてしまう程に。 徹底的な潜水艦の狩り出しと大量の欺瞞情報、スパイの狩り出しにより米英諜報機関を欺き、連合軍に出撃の予兆を感付かれる事無く出撃する事に成功したイタリア艦隊を始めに捕捉したのは…機動部隊の偵察機だった。友軍戦艦部隊にも偵察情報を送信した後、米英空母部隊は、自分たちの望み通りノコノコと出て来たイタリア戦艦部隊を嬲り殺す為に待機状態だった艦載機部隊を即座に出撃させ、攻撃を開始した。そう、開始するまでは連合軍の想定通りだった。敵艦隊の構成も想定通りだった。…彼らの闘志以外は、全て想定通りだった。 13 :641,642:2015/02/05(木) 17 21 22 第一次攻撃隊が攻撃を開始し、各種爆弾や魚雷を使い果たした後も、イタリア海軍の『ローマ』を筆頭とする戦艦は全て生き残っていた。息も吐かせずに第二次攻撃隊が総攻撃し、兵装を使い果たした後も、イタリアの戦艦群を押し留める事が出来ず、結局偵察情報を受信し急行してきた新鋭のユナイデットステーツ級戦艦やライオン級戦艦によって迎撃されイタリア海軍はライオン級戦艦二隻を大破、ユナイデットステーツ級戦艦の一隻の第一砲塔に損傷を与え、使用不能にすると言う戦果を叩き出し一矢報いた後、全艦撃沈される事となった。 …何故280機近い艦載機を航空機の援護の無い艦隊に攻撃させたのに、戦艦を沈める事が出来なかったのか?それどころか何故一隻も中大破させられなかったのか?…それは、イタリア戦艦特有のプリエーゼ式の防御方式により防御出来たから…では勿論無く、戦艦を護衛していた駆逐艦や軽巡洋艦たちが戦艦を守る為に身を挺して魚雷を受け続けたからであった。 同盟国のドイツでは『鬼畜ルメイ』によるB-17での戦略爆撃で国土がボロボロにされており、その情景は写真やドイツ兵からイタリア全土に広まっており『あの死神に故郷を…家族を殺されたくない…』 彼らの危ういまでの士気の高さ、狂った様な闘いぶりが発生した理由は、そういう訳であった。 イタリア海軍の壊滅後、枢軸国から有力な艦艇は消滅し、舞台は欧州大陸の大地へと移行した。そして、空母派閥の権勢 が復活するチャンスも、消滅した。 …と言う訳で有った。第二次世界大戦で、軍神の寵愛を一身に受けた枢軸海軍との戦闘による戦訓によって、アメリカと ソ連は核開発が無くなった事による浮いた国力を戦艦建造とその関連装備開発、あと国内経済の維持その他諸々に注ぎ込んだのである。そして核兵器が存在しない為、そして…前述の通り…空母が戦闘航海中の戦艦を相手にした攻撃では一度も有効打を与えられなかった事も有り、この世界では戦艦が戦略兵器の地位を未だに保っていた。振り返って、我が日本海軍の『戦略兵器』たる戦艦を見てみると… 「…36㎝三連装砲三基戦艦の扶桑型と同艤装の伊勢型が二隻ずつ、41㎝連装砲三基戦艦の長門型が二隻、巡戦上がりの金剛型戦艦が4隻、旧式艦の代艦として建造した41㎝三連装4基の加賀型戦艦が三隻配備、一隻が未だ就役直後で訓練中…」 「総数14隻と数は有りますし、それに皆足も速いですし、良い艦揃い何ですが…」 14 :641,642:2015/02/05(木) 17 23 11 「一隻も46cm砲戦艦すら居ない時点で、正直投了としか言えないよな…」 米ソ海軍からみれば、今の日本海軍は特に脅威と見られる存在では無かった。戦略兵器である強力な戦艦を保有して いないとなると、黄色人種が主体の国民である上に鉱山や油田が多数存在する利権の山な日本に不用意に戦争を吹っ掛けてくる可能性は十分に考えられた。いや、扶桑型も伊勢型も金剛型も転移する前に行った大改装のお蔭も有って一番速力の遅い扶桑型であっても27ノット以上を発揮したりしている、同世代の戦艦と比べると極めて優秀な俊足戦艦揃いではあるのだが… さすがに、相手が悪すぎた。旧式艦は言うに及ばず、最新鋭艦である加賀型戦艦であっても、いくら未来知識による強化 がなされていると言っても所詮は41㎝砲戦艦でしかない。頑張っても同数のモンタナ級戦艦と刺し違えるのが関の山で、もしユナイデットステーツ級と組み合ったら一撃で爆沈か戦闘不能にされる危険性が有った。 …だが。戦艦による艦隊決戦が発生した場合は必敗が確実視される状況とはいえ、連合海軍に勝つ手段、対抗手段が 全く無い訳では無かった。 15 :641,642:2015/02/05(木) 17 24 02 一旦投稿終了してお風呂行ってきます。又後で削除要請出させていただきます…
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/164.html
147 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/01/07(金) 22 26 59 ID ngylq2S7 Be ※ちょいグロ 「もう少し・・もう少し待ってください!」 「待ってくださいと言われても・・ねえ? これは体で払ってもらうしかないわね」 「か・・体って」 「ああ、別に風俗で働けとかそういう意味じゃないわ あなたの体の一部を担保にして私が差し押さえるだけよ」 「内臓とかですか・・?」 「だからそういうことじゃないわ安心して、文字通りあなたの体よ じつは面白いものを手に入れたのよ そうねえ・・今日はその引き締まった長い脚でも差し押さえさせてもらいましょうか ちょっとあんた達、その女を押さえつけて頂戴」 あっと言う間に私は男達に羽交い絞めにされてしまった。 すると金貸しの女社長はチューブのようなものを取り出し 私と自分のヘソをつなげると自分の脚をつま先から付け根までしごき始めた。 『ボコンボコン』 すると漫画のようにチューブの中を丸いものがいくつも通り抜け私の体へと向かってくる。 「な・・なんなの!?う・・」 ヘソへと向かってきたチューブの中身が私の中に送り込まれると 言いようの無い不快感とともに丸いものがヘソを通り脚へとむかって行った。 「ふふ・・すっきりしたわ♪」 「なっ」 女社長が自分の脚をしごき終わる頃には、 むくんで丸々としていた脚がほっそりと引き締まったものに変わり。 私の脚は大根のように膨れ上がってしまった。 「どういう原理か知らないんだけどね このチューブは他人と自分の肉体を変化させることができるみたいなの」 「ひどい!戻してください」 「ダメよ、お金を返してくれればちゃんと戻してあげるわ それにまだ『長さ』をもらってないもの」 「や・・やめて!」 『コキャ』と女社長の股間から何かが外れる音が聞こえ 女社長は脚をきつく握り中から何かを押し出そうとしている。 するとバラバラと細長いものがチューブを伝わり 私の体へと流れ込み脚へと潜り込んでくる。 その頃には何が移動していたのか理解してしまった。 ・・『骨』である。 『コキャ』 と私の股間からあの骨が外れる音が聞こえ 私の脚の中で女社長の骨が組みあがると 『カキッ』 とここは自分の席だとばかりに私の骨を追い出し女社長の骨が私に接続された。 そしてチューブを伝って女社長のもとへと私の骨が吸い取られていく フニャフニャになっていた女社長の脚に私の骨が収まっていき 組み上がっていく骨を恍惚とした表情で女社長は眺めている。 『カキッ』 どうやら女社長と私の骨の接続が完了したらしい・・ 「うふふ♪真っ直ぐで長いわぁ♪」 「うう・・」 女社長はスベスベと真っ直ぐでほっそりとした自分の脚をなで上げうっとりしている。 逆に私の脚は短く太く捻じ曲がった無様なO脚になってしまった。 「今日の分はこれで勘弁してあげるけど次の支払いはちゃんと払いなさいよ。 逃げてもいいけどその時はどんな手を使っても、あなたのご家族にかわりに払ってもらうからね? 妹さんも美人みたいね」 148 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/01/07(金) 22 27 22 ID ngylq2S7 Be その後も金策の目処がつかず。私の体はどんどん奪われていった。 「ふふ、いらっしゃい」 スラリと長身の女性が私を出迎えた。 小太りで背の低かった女社長は、私に押し付けた脂肪と差し押さえた骨格ですっかり長身でスマートな体型になっていた。 逆に私は小太りのチビになってしまい女社長に見下ろされながら出迎えられた。 「で?お金は用意できた?出来てないわね 早速だけど今日はそうね・・どこを貰おうかしら」 コツコツとハイヒールを鳴らし近づいてきて細い腰を曲げ私の体を品定めする。 完 初めて書いたんで拙い部分が多いともいますが、読んでくれたら幸いです。 個人的に美しさと言うのは骨格で決まるものと思い 骨に焦点を当てて書いてみました。
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/6687.html
ジームーは痛い思いをして、「可燃」と「不燃」が、結局同じことであるのを発見した。 Zemoo found out the hard way that "inflammable" and "flammable" mean the same thing. オンスロート 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/59.html
投稿日:2009/09/02(水) ここは街中、住宅街の隙間にひっそりと存在する小さなドラッグストア。 狭い店内で装飾性の欠片もないパイプ椅子に腰を下ろし、歯の根が合わぬ女が言った。 「う~、やっぱ今日も寒いわねえ……」 そのまま長机にもたれかかり、暖房から送られてくる暖かな空気を堪能する。 今日は比較的穏やかな気候ではあったが、それでも年の瀬が近いこの季節は寒風が吹きすさび、 道行く者に分厚いコートを強制してくる。空一面を覆う灰色の雲も実にうらめしかった。 空と同じグレーのカーディガンを羽織って身を縮めるその女はまだ若く、 身にまとっている冬物の制服から察するにおそらく高校生かと思われる。 ややきつめだが美人と言っていい顔立ちと、ボブカットに近いミディアムの茶髪、 そして長身で肉づきのいい肢体と、いかにも男受けが良さそうな女だった。 その彼女の前に、湯気の立った白いコーヒーカップが音もなく差し出される。 中身はたっぷりと砂糖の入ったミルクティーで、ほのかな紅茶の香りが鼻をくすぐった。 女は礼も言わずそのカップを受け取り、口元で傾けて顔をほころばせる。 心地よい熱と砂糖の甘みが冷え切った体と心をほぐしていく。 「はあ、あったまるぅ……」 「あははは、君は寒がりだねえ」 彼女に笑いかけたのは、同じくらいの年頃の少年だった。 こちらは長袖のワイシャツに黒のスラックスと、やはり制服姿の高校生のように見える。 しかし校章など所属を示す物が何一つ見当たらず、ひょっとしたら私服なのかもしれない。 そしてその平凡な装いとは違って、彼の顔は明らかに際立っていた。 美の女神に寵愛されているかのような端正な表情が、ありふれた空間の中でひときわ異彩を放つ。 不自然なまでに整った目鼻立ちは、 あたかも神話や伝説に登場する英雄が現代に蘇ったかのようだ。 そんな絶世の美少年がにこにこ微笑み、長机の向こうから女をじっと見下ろしていた。 ただ見ているだけで心を奪われてしまいそうな美貌を前に、女は頬をかすかに朱に染めながらも いつも通りの平常心を保っていた。一旦カップを机の上に置いて少年に言い返す。 「何よ、寒いものは寒いし、暑いときは暑いって言うのが当たり前じゃない。 あたし達はあんたと違って普通の人間なんだからね。デリケートなのよ」 「まあ、正直なのはいいことだと思うよ」 半ば八つ当たりの混じった、彼女の不機嫌な声にも彼は肩をすくめるだけ。 そんな仕草からは、どこかこの女との会話を楽しんでいるような様子が感じられた。 彼女の名前は加藤真理奈。地元の学校に通う十七歳の女子高生である。 気が強く好奇心旺盛、誰が相手でも物怖じしない性格で、交際相手を頻繁に換えているが さばさばした明るい性格のため、不思議とあまり恨みを買うことがない。 また、最近は同居している小学生の従弟に手を出しているらしく、 以前のように浮いた話ばかり聞こえてくるということは無くなった。 そんな彼女の近頃の趣味はと言えば、放課後や休日にこのドラッグストアに入り浸り いつも店番をしているこの少年の相手をしてやることだった。 彼の職業、その他経歴の一切、名前すら真理奈は知らない。聞いても教えてくれないのだ。 唯一わかっているのは、この端正な顔の少年が普通の人間ではないということだけである。 怪しげな薬をくれたり、常識外れの行動力で教師や通行人に痛快な悪戯を仕掛けたり。 今までの日常生活からは想像もつかない不思議な、そして刺激的な体験。 彼はそんな魅惑の世界を真理奈や友人たちにこっそりと垣間見せてくれるのだ。 その不可解な能力によって悲惨な目に遭わされたこともあるが、 それでもこうしてここに来てしまう辺り、彼女も相当な物好きと言える。 真理奈はもう一口紅茶をすすり、座ったまま後ろを振り返った。 そこには彼女と同じ高校の制服を着た、長い黒髪をツインテールにまとめた少女が立っていた。 「瑞希もここ座ったら? あたしだけ座るのもなんだし」 「……あ、うん」 「ほら、この子にもお茶」 「はいはい」 彼は苦笑してうなずき、真理奈の隣に座った彼女にも同じく紅茶を出してやった。 この少女は森田瑞希。真理奈の親友で、普段からよく彼女と行動を共にしている。 真理奈と違って童顔で小柄な体格だが、 幼さの残る表情が彼女には無い愛らしさをかもし出していた。 着ている物は真理奈と同じ紺色のセーラー服とスカート、グレーのスクールカーディガン。 いずれも一番小さなサイズだろう。中学生どころか小学生と言っても通るかもしれない。 強気そのもので言いたいことは何でもずけずけ言う真理奈に対し、 瑞希は引っ込み思案であまりはっきり自分を主張しないところがあった。 そのためいつも真理奈が瑞希をリードする立場にあるが、真理奈は真理奈でそれを嫌がりもせず、 柔和で臆病なこの少女を妹のように可愛がっていた。 「……ありがとうございます、いただきます」 「はっはっは、礼儀正しくて可愛いね。真理奈さんとは大違いだ」 「ふん、勝手に言ってなさい」 客はおらず、狭いが清潔な店内にいるのは真理奈と少年、そして瑞希の三人のみ。 この店に客が来ているのを真理奈は見たことがない。 彼の言によると“暇になったら客が来る”らしいが、今のところ誰かがやってくる気配すらなかった。 もちろん商売として成り立っているはずはないが、特にそれで彼が困る訳でもないようだ。 何のためにここにいるのか、何がしたいのか色々と謎が多い少年であるが、考えても答えは出ない。 真理奈はガラス戸の向こうの寒々とした景色を眺めて軽くため息をつき、 他の二人を相手に世間話に興じることにした。 やはりもっぱら喋るのは真理奈で、他の二人は自然と聞き役になる。 「なーんかこう、最近つまんないのよね。うちの直人も毎日遅くまで塾に缶詰だしさぁ」 「でも受験だから仕方ないよ。それでも家じゃ一緒にいるんでしょ?」 「うーん……そうなんだけど、ちょっと無理してあたしに気を遣ってくるのがいじらしいのよね。 まだ子供なんだから、もっと甘えてベタベタしたっていいと思うのよ」 「直人君って背伸びしたがるとこあるからね。でもそんなとこ、すごく真面目でいいんじゃないかな」 「あ、なんかその言い方ムカツク。そりゃあんたは、いつも愛しの祐ちゃんに 可愛がってもらってるからいいだろうけどさ?」 渋面の真理奈が口にした言葉に、瑞希が耳まで赤くしてうつむいた。 真理奈も瑞希も健全な女子高生。外見や性格の違いはあれど、どちらにも親しい異性がいる。 自然と会話の内容はその交際相手との日常や不満、願望の話になっていった。 真理奈は自分を慕ってくる、幼くて可愛い従弟のことを。 瑞希は少し前から正式につき合いだした、近所に住む幼馴染の同級生のことを。 少年は時おり相槌をうちながら、にこにこした笑顔で二人の話に耳を傾けていた。 どうやら真理奈は現状があまり面白くない――というか退屈らしい――ようで、 生来の我がままな性格もあり、発言に含まれる愚痴と文句の割合が比較的高い。 「刺激、そう刺激よ。いつもとはちょっと違う、こうピリリとした何かが欲しいわね」 「ピリリって、それじゃよくわかんないよ……」 「ふむ、刺激ねえ……刺激か……」 真理奈が何気なく口にした言葉に、少年が尖ったおとがいに手を当てて考え込む。 ルネサンスの彫刻のような威容が二人の少女の瞳を貫き、数度のまばたきを強いた。 「――じゃあ、ちょっと面白いことしてみる?」 長机に手を置き、少年が二人に微笑みかける。その眼差しには子供っぽい好奇心と わずかな悪意が混入しており、まるで悪戯を計画する悪童を思わせた。 思わせぶりな彼の態度に、真理奈が顔を上げて問いかける。 「え、なになに? また面白い薬でもくれるの? こないだの入れ替わるやつとか」 「薬か……そうだね、それでもいいけれど、あれもまだいろいろと試行錯誤してる最中でね。 とりあえず今日は簡単に味わえる驚き、サプライズを君たちにプレゼントしようかな」 少年はそう言ってその場を離れ、カウンターの横を通ってその向こう、 真理奈たちが座っている場所までやってきた。 椅子に座った二人は身をよじって後ろを向いたが、彼は気にせず真理奈の真後ろに立つ。 得体の知れない相手に背後に回られる不安はないでもなかったが、彼女は特に逃げもせず 首を横に向けたまま、パイプ椅子に悠然と腰を下ろしていた。 「で、何するの?」 「ちょっとの間でいいからじっとしててね。じゃあいくよ」 真理奈の後ろに立った少年がしなやかな腕を伸ばす。細い指がうなじにかかり、 敏感な箇所に触れられた彼女は軽く身を震わせた。 彼はそのまま両手の指で少女の首を挟み、そっと持ち上げていく。 もちろんそんな動作で人間の首がどうにかなるはずがないが、 そのとき真理奈も瑞希も目を疑うことが起きた。 ビール瓶の栓を開ける、もしくはシャンパンのコルクを抜くのを連想させる心地よい音。 それが狭いドラッグストアの中に響くと同時に、真理奈の頭がその胴体から離れ、 白魚のような少年の手の中に納まってしまったのだ。 「ええ――な、何よこれっ !?」 唯一動かせる口でもって騒ぐが、それも無駄な抵抗でしかない。 宙に浮いた首、そして残された胴体からは一滴の血も流れることなく 生きたままの状態を保っていた。 どんな仕組みになっているのか、首だけになった真理奈は 呼吸も発言も可能なようで、相変わらずの勢いでまくしたてる。 少年は真理奈の生首を慎重な手つきで長机の上に乗せ、胴体と向かい合わせた。 「単に外しただけさ。死にはしないから安心して。ほら、自分の体を観察してみてよ」 「観察って……ど、どーなってんの……」 なめらかな赤い切断面は気持ち悪いが、こうして自分の身体を見つめるのは不思議な気分だった。 灰色のカーディガンに包まれた冬物の制服はいかにも公立学校らしく 野暮ったいデザインだったが、椅子に座った身体の胸元で揺れる大きな肉の塊、 机の上に投げ出された手を飾る長い爪は、派手好みの彼女にふさわしい魅力を感じさせた。 いつの間にか自分の身体に見とれていたことに気づき 慌てて首を振ろうとするが、今の真理奈にはそんな自由すらない。 (あ~、油断してたわ。こいつこんなこともできるのよね……さすが化け物) せめて抗議の声をあげようと、彼女が眼球だけ動かして斜め横を見ると そこには真理奈と同様、胴体から引き抜かれた瑞希の首が置かれていた。 ふたつにまとめられた黒髪がだらしなく机の上に広がって、かなり間抜けな光景だ。 「あ、瑞希あんたも……?」 「こ、これ何なの……? 私、どうなっちゃったんですか……?」 半泣き状態の親友の姿を見せられ、さすがに少しは真剣な表情になった真理奈だが、 少年はどこ吹く風といった様子で二つの生首を見下ろし、朗らかに微笑んでいた。 いつもの明るいにこにこ顔で残酷なほど無邪気な笑みを浮かべている。 長机の上で身動きがとれずに少年を見上げる二人の首は、 さながら戦で敗れて討ち取られた戦国武将のようであった。 「どうだい? 首から下の感覚が一切ないなんて、かなり新鮮な体験じゃない?」 「……いくら新鮮でも、こういうのはちょっと遠慮しとくわ。早く戻してよ」 このように異様な状況下でも、真理奈はきっぱりと言い放つ。 その反応が気に入ったのか、彼はうんうんうなずいて真理奈の首を手に取った。 「はいはい、わかったよ。じゃあつけ直してあげるね」 そう言って再び真理奈を持ち上げ、動かない胴体のもとにゆっくりと近づけていく。 視線を動かせない彼女からは自分の身体を確認することはできなかったが、 大まかな位置関係から、彼が素直に首だけの自分を胴体の方に運んでいることは推測できた。 (それにしても、やっぱこれ気持ち悪いわね……。そりゃ新鮮な体験かもしれないけど……) 心の中でぶつぶつ言っている間に、真理奈の首は身体にくっつけられていた。 今度は音もなく頭部と胴体が接合し、正常な手足の感覚が脳に送り込まれてくる。 そして全身の違和感がなくなったことを彼女が自覚したとき、少年の優しい声が聞こえてきた。 「はい、つけてあげたよ。気分はどう?」 「ん、えーと大丈夫……かな? あれ?」 真理奈は椅子に座ったまま、自分の身体を見下ろした。 ほっそりした手足、ブラジャーが不必要なほど平坦な胸、そして小学生と見間違うほど小さな体。 どこからどう見ても元の自分とは似つかわしくない、親友の肉体がそこにあった。 「ちょ、ちょっとこれ…… !?」 「はい瑞希さん、君も戻してあげるからね。よいしょっと」 あくまでマイペースに話を進める少年に、真理奈が大声を投げつけた。 「違う違う、これ瑞希の身体でしょーが! あんた何やってんの !? わざと !?」 「あれ、そうだっけ? 間違えちゃったかなぁ、あははは」 「ま、真理奈ちゃん……」 「瑞希っ !? うわあぁ、すごい――ていうかひどい……」 パイプ椅子を蹴倒して立ち上がった彼女が見たものは、 すぐ隣で不安そうな顔を浮かべて椅子に座っている瑞希の姿だった。 当然のようにその首から下はスタイル抜群の真理奈の肉体になっている。 制服の上からでもわかる豊かな乳房とグラマーな体つきが瑞希の童顔に全くふさわしくなかったが、 これはこれで別の層の需要が発生しているかもしれない。 やがて少年に促され、ツインテールの少女もおずおずと立ち上がった。 真理奈と向かい合った今の瑞希は驚くほど長身で、彼女に比べて十数センチは高いだろうか。 最近はあまり運動をしていないので、以前は引き締まっていた手足にもむっちり肉がついているが、 決して見苦しい訳ではなく、より女性らしい丸みを帯びた印象を受ける。 普段は人並みに体重を気にしていた真理奈だったが、こうして自分の身体を客観的に見ると そう心配する必要はないように思われた。 華奢な右手を伸ばし、眼前の瑞希の胸に触れてみる。 もはや自分のものではなくなった巨大な乳房は、不思議な興奮と感触とを真理奈にもたらした。 「ひゃっ…… !? ま、真理奈ちゃん、やめて……!」 「ん、ちょっと待った……もうちょい触らせて」 両手で瑞希の巨乳を揉みしだこうとした真理奈だったが、彼女が慌てて身を引いたため 大人しく引き下がらざるをえなかった。入れ替わる前は体格のいい真理奈の方が力もあり、 嫌がる瑞希を押さえつけることも容易だったが、今はそれも不可能だろう。 自分の身体を見下ろすと、冬物のセーラー服から膝にかかった濃紺のスカートまで、隠れることなく つぶさに観察できる。胸が無いだけで視覚がこんなにも変わるのかと、彼女はしきりに驚いていた。 (でも、見れば見るほど子供っぽい体よねえ……これじゃあ自信も無くすわ……) 瑞希が気弱で大人しいのは、貧弱な体格にコンプレックスがあるからだろう。 真理奈は勝手にそう結論づけ、心の中で親友の生い立ちに同情を寄せた。 「はははは、どう? こういうのも新鮮でいいでしょう」 「お生憎様、あたしと瑞希は前にも体を交換したことがあるの。こんなの初めてじゃないわ」 横で余裕を見せて笑う少年に腕組みをして言い返す。 だがその口調とは裏腹に、真理奈の表情には先ほどは見られなかった笑みが見え隠れしていた。 自分の手足を確かめるように動かし、そして目の前にいる巨乳童顔の親友の姿をねめつける。 しかし当の瑞希には友人の意図がわからず、真理奈の体のまま困惑するばかりだった。 やがて何を思いついたのか、小柄な真理奈がはっきりした声で宣言した。 「よし、やっぱりこれでいいわ! 瑞希、今日はこのままだから」 「え? ま、真理奈ちゃん?」 「一応確認しとくけど、ちゃんと元に戻せるのよね? これ」 強気に目をつり上げて聞いてくる彼女に、美貌の少年はうなずき返した。 「うん、大丈夫さ。君たちは顔見知りだし、後できちんと戻してあげるよ。 もちろん君たちがこのままでいいって言うんだったら、僕はそれでも構わないけどね」 「……さすがにそれは遠慮しとくわ。 あたしは自分の体に愛着があるから、今日一日だけってことでよろしく」 「ま、真理奈ちゃん……どうするの?」 不安げに胸の前で手を合わせる瑞希。いつも誇らしげにきびきび動く真理奈の肢体だが、 今は童顔のツインテールの下で頼りなさそうになよなよしている。 自分より長身になった友達を見上げ、真理奈は不敵に笑ってみせた。 「だって、考えたらこれも面白そうじゃない。いつもの薬で上から下まで入れ替わっちゃったら あたしは瑞希の家で生活しないといけないでしょ? これだとそれしなくていいから楽ってもんよ」 「え !? もしかして、今日はこのままで過ごすの……?」 「さっきからそう言ってるでしょ? あたしの身体をまた貸してもらえるんだから感謝しなさいよね。 学校一のアイドル、加藤真理奈様の体よ? 愛しの祐ちゃんもきっと喜ぶって!」 青くなった瑞希に向かって事も無げに言い放つ。 狭いドラッグストアの中、一番の親友の顔がついた自分の体を見下ろしながら、 瑞希は困惑と不安で豊満な胸を一杯にしていた。 「じゃあまた明日来るから、ちゃんと元に戻してよ。それじゃ瑞希、帰るわよ!」 「こ、こんなのやめようよ……真理奈ちゃ~ん!」 「ありがとうございました~、またお越し下さいませ――なんてね♪ あっはっは……」 こうして首から下の入れ替わった二人の少女は、誰も客のいないドラッグストアを後にした。
https://w.atwiki.jp/asiarai/pages/265.html
【名前】 神歩 【読み方】 タンデム 【詳細】 ダブルマンのうち「合体はしたが利害が一致し、共生するようになった」存在を指す。 田村・福太郎や、鰍沢・道灌などがこれに当たる。 大召喚は神、悪魔を始めとしてあらゆる異界と魂と場所を人間の世界に呼び寄せたため、たまたま座標位置が被ったことで2つの肉体と魂が合体してしまうのがダブルマンであるが、 当然知性の低い怪物や、凶暴な化物が合体した場合、それに抗えない人間は殺されてしまう。 もし合体した存在をどうにか撃退できても肉体を共有しているため、相手を殺そうものなら自分自身も死んでしまうという厄介な状態。 そのため大召喚から十数年経過したサクラコードや足洗邸の住人たち。に登場するダブルマンは、人間と同等以上の知性を持ち、お互いに利害が一致し一般生活を送れるようになったとゆうことである。 バロネス・オルツィのように、神の一部が転移してきた場合もこちらに含めるのかは定かではない。 福太郎と合体した辟邪の獏のように普段は眠りについている存在も少なくはなく、 「幸運が続く」「超能力が使えるようになる」という形で自分がダブルマンになったことを知る人間も相当数いたとゆう。
https://w.atwiki.jp/ikiagaku/pages/22.html
魔導・技を除くスキル 効果別逆引き 現在の能力値 現在基礎能力 筋力153 魔力310 耐久142 速度143 運123 スキル補正後 筋力797 魔力557 耐久500 速度536 運182 能力値補正 +... +能力値補正(加算) 能力値補正(加算) 踊り Lv10 速度+9 剣技術 Lv10 筋力+ 3 速度+ 3 素手技術 Lv10 筋力+ 3 速度+ 3 魔導知識入門 Lv10 魔力+18 魔導知識発展 Lv10 魔力+28 魔導知識応用 Lv10 魔力+38 魔導知識完成 Lv10 魔力+48 魔導知識真理 Lv10 魔力+56 基礎身体能力 Lv10 筋力+ 8 魔力+ 5 耐久+ 8 速度+ 8 運+ 5 発展身体能力 Lv10 筋力+28 魔力+ 4 耐久+28 速度+28 運+ 4 応用身体能力 Lv10 筋力+22 耐久+22 速度+22 身体能力完成 Lv10 筋力+26 耐久+26 速度+26 身体能力極み Lv10 筋力+17 耐久+17 速度+17 豪力 Lv 3 筋力+300 神速 Lv 4 速度+40 呼吸術 Lv10 耐久+20 錬気術 Lv10 筋力+20 耐久+20 速度+20 一般常識 Lv10 全ての能力値+50 鋼の肉体 Lv10 Hp最大値+1000% 最大Hpの倍率を倍にする +能力値補正(倍率) 能力値補正(倍率) 錬気術 Lv10 魔力の30%の値が、筋力、耐久、速度に補正としてかかる 能力値補正合算 筋力+551.1(+基礎魔力値*0.3) 魔力+247 耐久+265.1(+基礎魔力値*0.3) 速度+300.1(+基礎魔力値*0.3) 運+59 Hp最大値+2000%(?) +常時発動型以外の能力値補正 常時発動型以外の能力値補正 戦闘開始時自動発動 武神身体能力 Lv10 戦闘開始時、自身の基礎能力値が2倍になる 任意発動? 拡散術 Lv 2 ターン開始時拡散術Lv*5ポイント筋力と速度を上昇させる。ただし発動にはMpが拡散術Lv*5必要 発動条件付き 素手技術 Lv10 素手の時速度2倍 破滅への疾駆 Lv 1 自身よりレベルが100以上はなれている相手との戦闘時、自分の全ての能力を5倍にする 軍略 Lv 4 大軍団を指揮する際に能力アップ 軍略 Lv 4 二人以上と戦う時、自身の能力+40% 孤軍奮闘 Lv 8 パーティメンバーが自分ひとりの時、自分の能力値が160%上昇する ゲリラ技術 Lv 2 奇襲時全ての能力が最初のターンのみ2倍 カリスマ Lv 5 軍団統率時、軍団能力が上昇 指揮 Lv 3 味方と共に戦闘している時、味方の能力を30%上昇させる 基礎能力値以外の戦闘関連補正 +... +行動選択に関わるスキル(常時発動) 行動選択に関わるスキル(常時発動) カリスマ Lv 5 強者のカリスマ あらゆる手段の成功率が上昇する 礼儀作法 Lv10 戦闘中行動回数+1 身体能力極み Lv10 行動回数+1 踊り Lv10 殺戮舞踏 一度の行動を二度行う 詠唱術 Lv 5 魔導術を一度の選択につき、2回選択可能 高速思考 Lv 5 全ての魔導に先制を付与 踊り Lv10 さきがけ 戦闘開始時、必ず一番最初に行動可能。さきがけどうしは速度で判定 複合魔導無月 Lv10 結界術極み 結界を張るときにのみ、一度に三種まで同時に張る事が出来る 身体能力極み Lv10 奥義使用回数制限解除 身体能力完成 Lv10 技使用時Hp消費なし 応用身体能力 Lv10 地形適応能力 地形のマイナス能力を受けない。(溶岩帯のダメージ、毒沼地の状態異常、結界による能力ダウン、行動妨害など。) 魔力循環術 Lv10 同じ魔導を連続使用する時Mp消費量半分 魔力循環の効率2倍 魔法剣 Lv 9 魔法剣維持Mp0 医術 Lv 4 回復アイテムの効果が5倍になる 読み書き Lv10 相手のHpを見破る 看破 Lv 3 相手のLv、Mpを表示する 暗殺技術 Lv10 弱点感知 相手が持っていない状態異常耐性が解る サバイバル Lv10 仕切り直し 自分の体力が一定以下の時、逃走成功率100%。ボスからすら逃亡可能 +行動選択に関わるスキル(追加されたコマンド) 行動選択に関わるスキル(追加されたコマンド) カリスマ Lv 5 強者のカリスマ あらゆる手段の成功率が上昇する 鋼の肉体 Lv10 覚醒の咆哮 戦闘終了時までHp無限。バーサク状態になる。(瞬間回復で治る) 拡散術 Lv 2 ターン開始時拡散術Lv*5ポイント筋力と速度を上昇させる。ただし発動にはMpが拡散術Lv*5必要 読心術 Lv 2 相手の心をのぞき見る事が出来る、集中すれば耳に入る程度に聞きとれる 犯罪技術 Lv 8 盗む 相手から物を盗む 犯罪技術 Lv 8 ぶんどる 攻撃しながら盗める 犯罪技術 Lv 8 賄賂 相手に幾らかの金銭を送って懐柔する 歌 Lv 8 ボイスチェンジ 声帯模写、その精度は機械すら誤魔化すほど 召喚術 Lv 1 魔力を持たない生命体との契約が可能。契約を交わした生命体はあらゆる場面で呼び出し、使役できる。 一般魔法 Lv10 飛行 飛行属性を得る 一般魔法 Lv10 ヴィジョン 目の前の光景を映像として保存する 一般魔法 Lv10 空間圧縮術 空間を何万分の一にする。容量が無限化。 一般魔法 Lv10 空間転移術 特定のワープポータルが設置されている場所と現在の空間を自由につなぐ穴を開く。穴を開き続けるには魔力が必要。Mp消費45以後、維持に毎時間30Mp消費。 一般魔法 Lv10 封鎖結界 自分が指定した人間以外が入ってこれない結界を張る。だが、ある程度の魔導術(Lv5前後)で破壊される。実質Mp消費0 一般魔法 Lv10 通信術 遠く離れた人と会話できる。次元を超えて話す事も出来るが、相手の次元座標だけは知っていないと不可能。実質Mp消費0 一般魔法 Lv10 圧縮停止保存術 空間を圧縮し、その上でその内部の時間を停止させる。いかなる物でも持ち運びでき、傷一つつけないで運ぶ。物を運ぶという上では最高位の魔導術。 一般魔法 Lv10 時間停止 自分以外の時間を一時的に停止可能。ただし、同じ技能を持っていると無効化できる。Mp消費150(一秒間につき) 一般魔法 Lv10 瞬間転移 自分がイメージした場所へ瞬時に転移する事が出来る。事故には注意を。Mp消費180 戦闘中、致命傷を受ける場合転移回避が可能になる(50%) +Hp低下時のみ発動 Hp低下時のみ発動 サバイバル Lv10 仕切り直し 自分の体力が一定以下の時、逃走成功率100%。ボスからすら逃亡可能 武神身体能力 Lv10 ライフポイントが残り1000未満になった時以後5ターンの間無敵になる 歌 Lv 8 鼓舞の歌 Hpが1割未満の時相手に与えるダメージ2倍 オート発動 +防御・回避系スキル 防御・回避系スキル カリスマ Lv 5 強者のカリスマ あらゆる手段の成功率が上昇する 暗殺技術 Lv10 奇襲防御率100% 気高き魂 Lv 4 瞬間学習 相手の1ターン中に、同じ攻撃を二度受けなくなる 気高き魂 Lv 4 瞬間回復 行動順が回ってきた時に状態異常から即座に回復する 武神身体能力 Lv10 ライフポイントが残り1000未満になった時以後5ターンの間無敵になる 刀技術 Lv10 切り払い 遠距離攻撃を刀技能*5%で無効化 ただし例外あり 抜刀術 Lv10 納刀 刀を納める。斬り払い発生率2倍 刀技術 Lv10 刃取り 近距離攻撃を刀技能*5%で無効化 ただし例外あり 納刀術 Lv10 抜刀時刃取り確率+50% 回避術 Lv 5 回避率+25% 回避術 Lv 5 同じ攻撃を連続で受けるたび、回避率+10% 一般魔法 Lv10 瞬間転移 Mp消費180 戦闘中、致命傷を受ける場合転移回避が可能になる(50%) 孤軍奮闘 Lv 8 一人で戦う時、相手から受けるダメージを時折0にする。 気高き魂 Lv 4 食いしばり HPが0になったとき、1度だけHP1で耐える 気高き魂 Lv 4 不屈の闘志 HPが0になったとき、1度だけHP100%で復活 防御術 Lv10 食いしばり回数+1 防御術 Lv10 相手からのダメージを50%軽減 魔導障壁 Lv 5 自身の属性レベル合計×50ダメージを軽減する 魔導知識応用 Lv10 魔導障壁の防御効率+5 防御術 Lv10 相手の溜を中断させることがある 応用身体能力 Lv10 反撃発動率2倍 反撃術 Lv10 物理攻撃を受けたとき、100%の確率で反撃 反撃選択 反撃時使用する技を選択できる 反撃術 Lv10 必殺反撃 相手の必殺技発動時、自身の必殺技で威力を減衰可能 第六感 Lv10 魔導を回避可能 見切り技術 Lv10 魔導回避率+50% 見切り技術 Lv10 回避カウンター 相手の攻撃を回避した時に100%の確率で反撃する 見切り技術 Lv10 魔導・魔法カウンター 相手が魔導、魔法を行おうとした時、オートで反撃する 外法知識 Lv10 精神汚染 精神が邪悪を受け入れている。読心能力を受けた場合、100%の確率で、相手を錯乱、狂気、混乱、恐怖状態にしたうえで、読心無効化 看破 Lv 3 相手が計略属性の行動を行った時、看破レベル×10%の確率で見破る カリスマ Lv 5 敵計略の成功率減少 カリスマ Lv 5 軍団が動揺した時、高確率で冷静に出来る 礼儀作法 Lv10 威圧無効 外法知識 Lv10 即死無効 外法知識 Lv10 精神異常無効 肉体耐性 Lv 5 肉体状態異常耐性 マナ吸収 Lv 3 無効以上の属性魔導を受けた時、受けるダメージをHpに変換して吸収 聖者 Lv 1 無効属性が反射にレベルアップ 属性魔導 Lv10 冥・月・土・無・無月 対応する属性無効 属性魔導 Lv 5 金・天・風 対応する属性半減 +攻撃・命中率上昇系スキル 攻撃・命中率上昇系スキル カリスマ Lv 5 強者のカリスマ あらゆる手段の成功率が上昇する 天与魔力 Lv 3 魔導、魔法威力補正+150% 応用身体能力 Lv10 武器攻撃力+50% 錬気術 Lv10 技威力+100% 剣技術 Lv10 剣使用時ダメージ補正250%(初期状態は75%) 大剣 Lv 3 大剣を扱う際、威力100% 槍技術 Lv 3 槍威力100% 双槍技術 Lv 2 槍を二本装備できる。槍二本装備時威力100% 弓技術 Lv 1 弓使用時威力100% 素手技術 Lv10 素手威力+100% 拳技術 Lv 3 素手威力+50% 刀技術 Lv10 刀の威力+150% 抜刀術 Lv10 刀攻撃力+50% 抜刀術 Lv10 納刀 次の刀攻撃力1.25倍 納刀時威力補正2倍 納刀術 Lv10 抜刀している時、100%の確率で納刀する。納刀時技威力+200% 同性関係 Lv10 同性に攻撃する時、威力4倍 異性関係 Lv10 異性に攻撃する時、攻撃力4倍 第六感 Lv10 クリティカルが発生するようになる。クリティカルが50%の確率で発動。クリテイカル時必中 暗殺技術 Lv10 奇襲時クリティカル率100% 発展身体能力 Lv10 クリティカル威力+100% 暗殺技術 Lv10 クリティカル威力+200% 医術 Lv 4 クリティカル威力+50% 暗殺技術 Lv10 クリティカルに即死付与 歌 Lv 8 鼓舞の歌 Hpが1割未満の時相手に与えるダメージ2倍 オート発動 無明神風流 Lv 3 剣聖 全ての攻撃から殺気が消滅する。また殺気の放出を自在に操る。これによって自身の実力を完璧にごまかす事が出来る。ただし魔導による調査ではばれる。 無双武芸 Lv10 全ての技に貫通能力(真)を付与 貫通能力(真)全ての技能、能力、防具、装飾品による防御を完全無効化する 多重思考 Lv 5 魔導全てに耐性貫通を付与 ゲリラ技術 Lv 2 あらゆる技に行動封印属性を付加する(奇襲時のみ?) +回復系スキル 回復系スキル 呼吸術 Lv10 Hpが毎ターン50%回復 Hpの回復率2倍 魔力循環術 Lv10 1ターンにおける魔力回復量50% 魔力循環の効率2倍 気高き魂 Lv 4 瞬間回復 行動順が回ってきた時に状態異常から即座に回復する 医術 Lv 4 回復アイテムの効果が5倍になる +ボーナス関連スキル ボーナス関連スキル 鍛練術 Lv10 スキルポイント入手時スキルポイント+2 基礎身体能力 Lv10 入手経験値+1 発展身体能力 Lv10 入手経験値+1 鍛練術 Lv10 入手経験値+12 基礎身体能力 Lv10 レベルアップボーナス+1 鍛練術 Lv10 レベルアップボーナス+2 料理 Lv10 ギルド貢献度入手量2倍 調合 Lv 5 任務クリア時、入手マニー1.5倍 錬金術 Lv 4 錬金術関連の依頼を受ける事が出来、追加報酬を入手できる 通常行動時関連スキル +... +自動発動スキル 自動発動スキル カリスマ Lv 5 強者のカリスマ あらゆる手段の成功率が上昇する 指揮 Lv 3 味方と共に戦闘している時、味方の能力を30%上昇させる 一般常識 Lv10 売買の際に適正価格で取引可能 調合 Lv 5 任務クリア時、入手マニー1.5倍 錬金術 Lv 4 追加報酬を入手できる(錬金術関連の依頼限定?) 料理 Lv10 ギルド貢献度入手量2倍 カリスマ Lv 5 軍団統率時、軍団能力が上昇 カリスマ Lv 5 軍団が動揺した時、高確率で冷静に出来る サバイバル Lv10 気配探知 敵の存在を感じ取る能力、サバイバルLv以上の気配遮断を持たない限りくぐり抜けるのは不可能 暗殺技術 Lv10 気配遮断 このスキルのレベル以下の気配探知を無視。このスキルのレベルは暗殺技術と同じ。 医術 Lv 4 回復アイテムの効果が5倍になる 豪運 Lv 5 賭けごとに関する選択肢の場合、勝つ選択肢にマークがつく。ただし、同じレベル以上の豪運を持つ相手には無効 交流能力 Lv10 初期好感度+5。コミュニケーション時好感度更に+2。初コミュニケーション時好感度更に+1 交流能力 Lv10 指名依頼発生好感度-10 コミュ時好感度+1 依頼大成功難易度ダウン 交流能力 Lv10 好感度上昇度が見え、地雷安価には注意マークがつくようになる。 同性・異性関係 Lv10 コミュ時好感度+5、コミュ以外の接触時好感度+3。好感度を認知出来る。好感度が下がらなくなる。 無明神風流 Lv 3 剣聖 全ての攻撃から殺気が消滅する。また殺気の放出を自在に操る。これによって自身の実力を完璧にごまかす事が出来る。ただし魔導による調査ではばれる。 看破 Lv 3 相手が計略属性の行動を行った時、看破レベル×10%の確率で見破る カリスマ Lv 5 敵計略の成功率減少 暗殺技術 Lv10 奇襲防御率100% 基礎身体能力 Lv10 肉体系技能習得効率化 魔導知識入門 Lv10 魔法系技能習得効率化 魔導知識発展 Lv10 魔法系習得効率化 基礎身体能力 Lv10 入手経験値+1 発展身体能力 Lv10 入手経験値+1 鍛練術 Lv10 入手経験値+12 鍛練術 Lv10 スキルポイント+2 基礎身体能力 Lv10 レベルアップボーナス+1 鍛練術 Lv10 レベルアップボーナス+2 サバイバル Lv10 探索時、探索度+4 サバイバル Lv10 探索時ランダムイベント内容の数字を4つ公開 +コマンド追加型スキル コマンド追加型スキル カリスマ Lv 5 強者のカリスマ あらゆる手段の成功率が上昇する 錬金術 Lv 4 錬金術関連の依頼を受ける事が出来、追加報酬を入手できる 読心術 Lv 2 相手の心をのぞき見る事が出来る、集中すれば耳に入る程度に聞きとれる 鑑定術 Lv 4 普通のアイテムなら鑑定できる 魔導知識入門 Lv10 魔道具装備可能 魔導知識発展 Lv10 装飾品装備可能数+1 魔導知識応用 Lv10 装飾品装備可能数+1 鍛冶 Lv10 武器・防具・装飾品強化をその他コマンドから実行可能(最大武器・防具・装飾品レベル制限解除 ) 神器製作 Lv 4 武器スキルに神器、魔断、連携、隔絶を付与可能。 戦術 Lv 3 伏兵 相手から発見されない場所に兵を配置し奇襲する。部隊指揮時、配下の部隊に奇襲攻撃を付与。 戦術 Lv 3 足止め 相手をしばらくの間動けなくする。 読み書き Lv10 相手のHpを見破る 看破 Lv 3 相手のLv、Mpを表示する 犯罪技術 Lv 8 盗む 相手から物を盗む 犯罪技術 Lv 8 賄賂 相手に幾らかの金銭を送って懐柔する 犯罪技術 Lv 8 鍵開け 簡単な鍵なら開けられる。 犯罪技術 Lv 8 放火 火を放つ。どこがよく燃えるか、どう火をつければ効率よく回るかなどを理解している。 犯罪技術 Lv 8 推理 犯罪の痕跡を発見し、解析、真実を割り出せる。 歌 Lv 8 ボイスチェンジ 声帯模写、その精度は機械すら誤魔化すほど 召喚術 Lv 1 魔力を持たない生命体との契約が可能。契約を交わした生命体はあらゆる場面で呼び出し、使役できる。 一般魔法 Lv10 飛行 飛行属性を得る 一般魔法 Lv10 ヴィジョン 目の前の光景を映像として保存する 一般魔法 Lv10 空間圧縮術 空間を何万分の一にする。容量が無限化。 一般魔法 Lv10 空間転移術 特定のワープポータルが設置されている場所と現在の空間を自由につなぐ穴を開く。穴を開き続けるには魔力が必要。Mp消費45以後、維持に毎時間30Mp消費。 一般魔法 Lv10 封鎖結界 自分が指定した人間以外が入ってこれない結界を張る。だが、ある程度の魔導術(Lv5前後)で破壊される。実質Mp消費0 一般魔法 Lv10 通信術 遠く離れた人と会話できる。次元を超えて話す事も出来るが、相手の次元座標だけは知っていないと不可能。実質Mp消費0 一般魔法 Lv10 圧縮停止保存術 空間を圧縮し、その上でその内部の時間を停止させる。いかなる物でも持ち運びでき、傷一つつけないで運ぶ。物を運ぶという上では最高位の魔導術。 一般魔法 Lv10 時間停止 自分以外の時間を一時的に停止可能。ただし、同じ技能を持っていると無効化できる。Mp消費150(一秒間につき) 一般魔法 Lv10 瞬間転移 自分がイメージした場所へ瞬時に転移する事が出来る。事故には注意を。Mp消費180 戦闘中、致命傷を受ける場合転移回避が可能になる(50%) 外法知識 Lv10 肉体改造術 自分自身の肉体に手を入れる技術。能力値を1ポイントにつき100000マニーで上げる事が出来る。 多重思考 Lv 5 複数の考えを同時に思考可能。また、一つの事柄について複数の道筋から同時に考察可能。最大思考ブロック5 +準戦闘状態(イベント時など)用スキル 準戦闘状態(イベント時など)用スキル カリスマ Lv 5 強者のカリスマ あらゆる手段の成功率が上昇する 指揮 Lv 3 味方と共に戦闘している時、味方の能力を30%上昇させる 読心術 Lv 2 相手の心をのぞき見る事が出来る、集中すれば耳に入る程度に聞きとれる サバイバル Lv10 仕切り直し 自分の体力が一定以下の時、逃走成功率100%。ボスからすら逃亡可能 軍略 Lv 4 大軍団を指揮する際に能力アップ カリスマ Lv 5 軍団統率時、軍団能力が上昇 高速思考 Lv 5 全ての魔導に先制を付与 踊り Lv10 さきがけ 戦闘開始時、必ず一番最初に行動可能。さきがけどうしは速度で判定 応用身体能力 Lv10 地形適応能力 地形のマイナス能力を受けない。(溶岩帯のダメージ、毒沼地の状態異常、結界による能力ダウン、行動妨害など。) 踊り Lv10 殺戮舞踏 一度の行動を二度行う 医術 Lv 4 回復アイテムの効果が5倍になる 読み書き Lv10 相手のHpを見破る 看破 Lv 3 相手のLv、Mpを表示する 暗殺技術 Lv10 弱点感知 相手が持っていない状態異常耐性が解る 一般魔法 Lv10 封鎖結界 自分が指定した人間以外が入ってこれない結界を張る。だが、ある程度の魔導術(Lv5前後)で破壊される。実質Mp消費0 一般魔法 Lv10 通信術 遠く離れた人と会話できる。次元を超えて話す事も出来るが、相手の次元座標だけは知っていないと不可能。実質Mp消費0 一般魔法 Lv10 時間停止 自分以外の時間を一時的に停止可能。ただし、同じ技能を持っていると無効化できる。Mp消費150(一秒間につき) 一般魔法 Lv10 瞬間転移 自分がイメージした場所へ瞬時に転移する事が出来る。事故には注意を。Mp消費180 戦闘中、致命傷を受ける場合転移回避が可能になる(50%) 暗殺技術 Lv10 奇襲防御率100% 気高き魂 Lv 4 瞬間学習 相手の1ターン中に、同じ攻撃を二度受けなくなる 刀技術 Lv10 切り払い 遠距離攻撃を刀技能*5%で無効化 ただし例外あり 抜刀術 Lv10 納刀 刀を納める。斬り払い発生率2倍 刀技術 Lv10 刃取り 近距離攻撃を刀技能*5%で無効化 ただし例外あり 納刀術 Lv10 抜刀時刃取り確率+50% 回避術 Lv 5 回避率+25% 回避術 Lv 5 同じ攻撃を連続で受けるたび、回避率+10% 孤軍奮闘 Lv 8 一人で戦う時、相手から受けるダメージを時折0にする。 防御術 Lv10 相手からのダメージを50%軽減 魔導障壁 Lv 5 自身の属性レベル合計×50ダメージを軽減する 魔導知識応用 Lv10 魔導障壁の防御効率+5 防御術 Lv10 相手の溜を中断させることがある 反撃術 Lv10 必殺反撃 相手の必殺技発動時、自身の必殺技で威力を減衰可能 第六感 Lv10 魔導を回避可能 見切り技術 Lv10 魔導回避率+50% 見切り技術 Lv10 回避カウンター 相手の攻撃を回避した時に100%の確率で反撃する 見切り技術 Lv10 魔導・魔法カウンター 相手が魔導、魔法を行おうとした時、オートで反撃する 外法知識 Lv10 精神汚染 精神が邪悪を受け入れている。読心能力を受けた場合、100%の確率で、相手を錯乱、狂気、混乱、恐怖状態にしたうえで、読心無効化。 看破 Lv 3 相手が計略属性の行動を行った時、看破レベル×10%の確率で見破る カリスマ Lv 5 敵計略の成功率減少 カリスマ Lv 5 軍団が動揺した時、高確率で冷静に出来る 礼儀作法 Lv10 威圧無効 外法知識 Lv10 即死無効 外法知識 Lv10 精神異常無効 肉体耐性 Lv 5 肉体状態異常耐性 サバイバル Lv10 気配探知 敵の存在を感じ取る能力、サバイバルLv以上の気配遮断を持たない限りくぐり抜けるのは不可能 暗殺技術 Lv10 気配遮断 このスキルのレベル以下の気配探知を無視。このスキルのレベルは暗殺技術と同じ。 交流能力 Lv10 好感度上昇度が見え、地雷安価には注意マークがつくようになる。 無明神風流 Lv 3 剣聖 全ての攻撃から殺気が消滅する。また殺気の放出を自在に操る。これによって自身の実力を完璧にごまかす事が出来る。ただし魔導による調査ではばれる。 召喚術 Lv 1 魔力を持たない生命体との契約が可能。契約を交わした生命体はあらゆる場面で呼び出し、使役できる。 一般魔法 Lv10 飛行 飛行属性を得る 一般魔法 Lv10 ヴィジョン 目の前の光景を映像として保存する 多重思考 Lv 5 複数の考えを同時に思考可能。また、一つの事柄について複数の道筋から同時に考察可能。最大思考ブロック5
https://w.atwiki.jp/dollabo/pages/75.html
プレイヤー名 アンドリュー デッキ名 メイドマジック デッキコード[デッキコード] 100060G0R4W2h5h6v6x6B6H6T6W747j7D7L7N7Q7T85898I8M9Vadbl [ユニット] × 9 No001 神速の魔剣士 × 1 No003 アサシン × 1 No015 メイドナイト × 1 No018 メイドウィッチ × 3 No103 不定形の伯爵ビフロンス × 1 No048 魔獣リヴァイアサン × 1 No110 恐怖公アスタロス × 1 [マジック] × 31 No135 精神の秘箱 × 2 No136 精神の宝箱 × 1 No137 心削りの石 × 2 No139 補充の緑泡 × 2 No143 未完のキューブ × 2 No144 封魔石の欠片 × 2 No147 生命の滅亡 × 1 No152 速攻反転 × 1 No158 ソーマの烙印 × 3 No161 生体転送 × 2 No162 魔道転送 × 1 No163 生命吸収 × 1 No164 魔力吸収 × 1 No168 魔力の石 × 1 No169 契約の石 × 2 No181 復活の蓮華門 × 1 No182 降魔の蓮華門 × 2 No206 水柱の篭手 × 1 No212 絶対防御 × 1 No235 特攻の剣 × 2 解説 結構前に頭おかしい時(現在進行形)に作ったデッキ。 水柱とメイドウィッチを合わせたかったんだと思うが そうなるとなぜ水柱が一枚なのかがわからないし そもそもなんで魔剣士が1枚入っているのかもわからないし 水柱デッキ組んでるのにリヴァが入っているのもわからないし 転送2で吸収1になってるのもわからないので、 一言で言うと謎。 使いこなせるならば結構強い。 ぱっと見未完成デッキに見えるが なぜかこれで完結している。 個人的なDOL7不思議のひとつ。 多分水柱と魔力吸収を組み合わせた最初のデッキで Crucioの元になったデッキの一つ。 このデッキに関してのコメントは以下のテキストボックスから 変更 生体転送*1→生命吸収*1 -- アンドリュー (2021-04-30 13 24 49) 名前 コメント アンドリューのデッキリストへ プレイヤーリストへ
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/231.html
439 名無しさん@ピンキー [sage] 2013/02/09(土) 23 40 19.50 ID V7Ntkgew [被レス 1] Be 「影切り」 床板も、壁紙も、天井も、すべてが白で統一された20畳ほどの部屋。 テーブルや椅子もなく、ただひとつ部屋に存在する物は天井の照明器具がひと揃いだけ。 その部屋に会同していたのは3人の男女だった。 男は、60過ぎの外観を持つ細身の男で、黒づくめのスーツに身を包み、彼に対面する 二人の少女に交互に目を配っていた。 「それで、準備はもういいのかね」 いささかの愛想もなく言葉を吐く男に、二人の少女は少しだけずれたタイミングで、お のおの、「はい」と答えていた。 二人して、15歳の少女であった。趣きは異にするが、いずれも水際立った優美であり、 まぎれもない美少女として形容されるに足りる顔貌を持ち合わせていた。 しかし、二人が大きく違っていたのはその体格においてであった。 一人は170センチを超える長身で、若年ながらに見事に成熟した胸元と、なまめかし さを周囲に発散する腰つきと、そして白く輝くしなやかな脚線とを湛えた豊穣の女神の化 身のような体格を持った少女であった。 そしてもう一人は、こちらは145センチと短躯であり、身体の起伏もまた乏しいもの だった。しかし、そこに内包された筋骨は練磨の行き届いたものであり、小兵ながら陸上 競技の跳躍競技においては秀でた記録をいくつも刻んできたのだった。 二人の少女に覚悟が決まったことを確認すると、男は握っていた拳から示指と中指とを 突き出して、ハサミを模っていた。 「ふん……っとなっ」 そして、そのハサミでざっくりと両断したものは、二人の少女の足元から伸びていた影 だった。 瞬間に、かくん、と二人の少女は糸の切れたマリオネットのように膝から床に崩れ落ち て白目を剥き、意識を失っていた。 「さて、と、ぐいん、ぐいん、ぐいん、と」 男は、二人の少女の影を、まるでゴム風船のようにびよびよと引き伸ばして両手で操り、 それらをもとの持ち主とは異なる少女の足元へと結わえ直したのだった。 「さあ、起きろ!」 ぱん、と男が掌を鳴らすと、二人の少女はうっ、と呻いて正気を取り戻していた。 おのおの頭を揺すって目をしばたたかせた、とその瞬間である。 「ああっ!」 「う……っ!」 二人の少女の口唇から、悲鳴に似た驚きが漏れたのだった。 長身の少女の背がみるみる縮まり、美しく張り出した乳房が収斂をはじめたのだった。 「ああっ、い……痛ったぁい」 豊満な丸みを帯びた尻は固く引き締まり、伸びやかだった足は短く、かつ筋肉質な中性 的なそれへと変貌してしまったのである。 もう一人の少女に起こったのはそれとはまるで逆の現象である。 「っち……ちょっと……待って……はぁ、ん」 固く小さく引き締まった春待ちの蕾のようだった身体は、早送りの映像のように開花を 迎えていたのだった。 平坦だった胸には形良い二つの存在感ある膨らみが隆起していき、腰はみるみるとくび れを起こしていく。ごつごつとしていたばかりの足には女性的な柔らかさと、長さと、そ して艶やかさが備わっていき、みるみるうちに豊熟さを増していく。 そして、 「まあ、こんなところだろうよ」 と、男が締めくくったときには二人の少女の体格はすっかりと逆転していたのだった。 歓喜の表情で声をあげたのは、もちろん成熟した肉体を得た少女だった。 「すごい、すっごいよ。これなら今度のタレントオーディションにも、絶対うまくいくよ」 胸元の第2、第3ボタンは膨らみを増した胸に吹き飛んでおり、ロングスカートは6分 丈へと早変わりしていた。緩めを選んだはずのショーツも、食い込みがちになってきつか ったのだが、それすらも喜ばしい痛みであった。 「うふっふぅ……はぁ、セクシーよねえ、この谷間、素敵……」 しかし、はっ、と目の前に俯くもう一人の少女のことを思って、少女はあわててその歓 喜と陶酔とをを打ち消していた。 「あわわわっ、ごめんなさい。私、つい、その……浮かれて」 目を虚ろにして、先ほどまで見降ろしていたはずの少女を、今後は見上げなければなら ない体格になってしまった少女は、ぶかぶかのシャツとズボンとを引きずって、それでも 平静を装って首を振った。 「う、ううん。いいのよ。だって、これは私だって望んだことなんだもの……」 呟くようなか細い少女の声。 「だって、私のその体格じゃあ、どう頑張っても騎手なんてなれるわけ……なかったんだ もん」 競馬騎手だった亡父の夢を継いで馬術の修練に努めていた彼女にとっては、その恵まれ た肉感的な長身も、妨げになるばかりのものだったのだから。 「それに……大丈夫。この体は動きやすいし、軽いし、きっとすぐに慣れると思うから」 そうは言っても彼女とて年頃の女の子である。自らの喪失したものの価値を無自覚だっ たわけではないのだ。自然と、声は震えてしまう。 「じゃあ、いいだろ、俺はここで出ていくからさ、お前らは適当に着るモノを交換して、 そしたら帰ってくれよな」 男の無遠慮な声がひとつ響くと、続いてバタンと扉の締まる音。 そして、残されたのは複雑な心情を抱いたまま、しばし立ち尽くす二人の少女だった。 おわり