約 1,312,096 件
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/4689.html
老人Z HDマスター版 『スチームボーイ』の大友克洋原作・脚本、江口寿史がキャラクターを手掛けた長編アニメが、 HD24Pにダイレクトエンコードしたハイスペック版として登場。 高齢化社会というシビアなテーマを軸に、 軽快なテンポで物語が展開するSFアクション。 ここを編集 1991年9月公開。 監督 北久保弘之 原作・脚本・メカニックデザイン 大友克洋 キャラクター原案 江口寿史 作画監督 飯田史雄 メカニックデザイン 磯光雄 美術監督 佐々木洋 美術設定 今 敏 美監補 串田達也、神山健治 色指定 安斉弘美 色指定補佐 高木雅人 撮影監督 岡崎英夫 特殊効果 榊原豊彦 編集 西出栄子 音響監督 本田保則 音響効果 今野康之 調整 阿部幸男 音楽 板倉文 題字 大友克洋 アニメーション制作 A.P.P.P. コンテ 本谷利明 田中達之 北久保弘之 演出 本谷利明 作監補 鈴木美代子 川名久美子 演出助手 森川定美 ■関連タイトル 老人Z HDマスター版 サウンドトラック 老人Z rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
https://w.atwiki.jp/kiokuvip/pages/16.html
まずは沼地でクリックしようず たまに荒れ果てた街が出るけど敵がクソ強いから全力スルーで。 同様に試練の神殿とやらが出るけど序盤ではスルーして一緒に出てくる財宝の洞窟の方に行っとけば問題なし
https://w.atwiki.jp/vip_guitersure/pages/28.html
スレ住人の整骨院の先生のありがたいお言葉 ちょっとコレを観てくれ 赤い丸で囲まれている所なら腱鞘炎の可能性が高いな。 ちなみに青い線は手の腱だ。 童貞は黄色い部分を刺激するな。 おにんにんが勃起する。 なったばかりの奴は安静にすることだな。 あと軽い痛みなら手首の関節の微妙なズレから起こることもあるから手首の関節を少し引っ張ってみようか。 応急処置 http //p.pita.st/?m=joz1vwpi まずこれを見てくれ。 いい声してるだろ? やり方のコツは引っ張ったまま弛めずに手首を返すこと。 小指側に痛みがあるときは親指よりに返すこと。 引っ張ると手首の関節が開くのがわかると思うから、開いた状態をキープしつつ 関節を動かすことで腱にストレスが掛からない状態に戻すことが出来る。 ちょっと腱鞘炎について話しておこうか。byVipper柔道整復師 そもそも腱鞘炎とは何かと言うと、腱が損傷したのではなく腱を守る鞘が何らかの原因で炎症を起こしたものだ。 上の写真をもう一度見てほしい。 『手根骨』という骨の一群があるだろう。 人の手首は『伸ばす』『曲げる』『捻る』『傾ける』という4つの動作を行うように出来ている。 その為多くの関節が必要となり、骨が細かくなるわけだ。 腱鞘炎と言うのはその細かい骨の縁が腱鞘に当った状態がつづき炎症を起こしている場合が多い。 さて、ギター弾きに多い症状としては圧倒的に小指側の痛みが多い。 コレはなぜかというと、人の指は人差し指と中指がメインの作業を行うように出来ており薬指、小指は補助的な能力しかない。 しかしながら楽器演奏においては補助の指も酷使しなければならない。 ゆえに一番力の弱い小指の動きにより痛めやすい。 フォームの改善 座ってギターを弾くとどうしても手首に負担がかかりやすくなる。 できれば立って弾くのが良い。 理想的な高さは色々言われてはいるが、脇が締まり肘が身体についた状態で1フレットからハイポジションまでいけることが望ましい。 脇が締まっている状態は完全な脱力状態になりやすく手首への負担が最小限で済むからである。
https://w.atwiki.jp/stretch/pages/4.html
私は実は昔から体は強い方だったのですが、ある時を境に結構体を痛めることが多くなりました。 それは、スポーツをやめた後でした。 覚えているのは高校の時までやっていた部活動をやめ、大学に進学し勉強とアルバイトをするようになってからだったと思います。 その頃からスポーツをすることが少なくなり、体を動かすこと自体が少なくなっていたなと今思います。 そうして、アルバイトをしていたある日、重たい荷物をもった瞬間! 「あうっぅぅ」 激痛が背中の首から腰にめがけて走りました。 一瞬眩暈で倒れかかかりましたが、何とか持ちこたえ壁によりかかりその場に立っていたのですが、はっきりとわかったのは、今動いてはいけない。という明らかに体に異変が起こっている事を確信する腰のしびれでした。 そこからはゆっくりと時間をかけて一歩、また一歩と歩き出す始末。。 私はこれから生きていけるのかとても心配になりましたが、何とか時間をおいて休んでいると少し動けるようになり、ゆっくりではありますが、アルバイトを終え、自宅に帰りました。 ただ、怖いのはこれからだったのです。。 次の日、腰が痛くて全然起き上がれません。 何とか起き上がったものの、まったく日常生活がうまくできない自分に苛立ちながら、 これは一刻も早く治さないと危険な事だけはわかり、私は足早に整骨院へ駆け込むのでした。 この日を境に私の腰痛改善人生は始まります。
https://w.atwiki.jp/ichiba-hello/pages/21.html
ポスター・営業ツール(SP)・店内ポップ・企業理念・集客チラシ・集客ハガキ・集客DM・FAXDMなど制作料金 【ページ単価10000~30000円で相談下さい】 ※市販の素材集でご提供できるもの無料にて提供いたします。 ※ハードな写真加工・人物イラスト作成は別途500~3000円 ※7割以上の修正・パターンの追加などは別途2000~8000円 追加請求ご相談させていただきます。 ※印刷業者、入稿代行、ファイル合わせなども行います。 ◎ご予算・納期・レイアウトなど何でもお気軽にご相談下さい。 デッサン・立体・パースなど2000~4000円プラスとなります。 いろいろなタッチで描けます(お気軽に相談下さい) 業 種◆古着・リサイクルショップ様 サイズ◆A1 店頭告知 ポスター 業 種◆アートメイクサロン なちゅら様 サイズ◆B2 ポスター(リーフレットセット) 業 種◆株式会社ジェネシスワールド様 サイズ◆A2 ポスター(パンフレットセット) 業 種◆キャバドレス販売様 サイズ◆B6 ポストカード 業 種◆探偵事務所様 サイズ◆B5 営業ツール 業 種◆バランス整体様 制 作◆ビル看板 サイズ◆A1 業 種◆地域密着型ポータブルサイト様 制 作◆営業ツール 業 種◆多業種 制 作◆店頭チラシ 業 種◆整骨院 制 作◆A3表裏チラシ 業 種◆不動産営業SP 制 作◆A4 表裏 チラシ 業 種◆庶民居酒屋様 制 作◆2周年店頭ポスター 業 種◆パソコン出張サービス 制 作◆92×90 タウンページ 内広告 業 種◆パソコン出張サービス 制 作◆A5 販売促進チラシ(営業ツール) 業種◆和食ダイニング様 制作◆コースター 表4c
https://w.atwiki.jp/pokichan0808/
●整骨院針灸院カイロ整体。島根県江津市和木町357-9、電話FAX=0855-52-7270 ●受付時間〜月〜土9 30〜12 30、月〜金15 00〜19 30、休診〜土曜午後、日曜日祝日 ●保険治療〜手技マッサージ、関節調整、テーピング、微弱電流、ケガの処置 ●実費治療〜カイロプラクティック2500、整体2500、針500〜5000、吸い玉600〜1500、微弱電流固定治療1000〜1500、耳つぼダイエット1200、美顔1800〜、発毛1800〜 ●機械10種類〜無料。 ●治療例〜ケガ、肩こり、腰痛、ヘルニア、むち打ち、寝違い、ぎっくり腰、頭痛、関節痛、腱鞘炎、五十肩、坐骨神経痛、O脚、外反母趾、スポーツ障害、顔面神経痛、顔面マヒ、ちくのう、更年期障害、逆子の方はご相談下さい。 ●耳つぼダイエット料金変更〜1200、他はオプション ●クーポン有。〜初回限定です。1耳つぼダイエット1200円にオプション500円分無料にします。2カイロプラクティックを受けた方で、カイロ部分調整500円分無料にします。 ●ホームページ http //www.neonavi.co.jp/sekkotsuin/pokichan0808/ http //www.iryo-net.jp/hp/?kanriid=971270001 w_pid=00
https://w.atwiki.jp/roujinkaigo/pages/15.html
老人ホーム(ろうじんホーム)とは、一般的に高齢者が入居する施設を指す。日本の法律上、これに該当するものは、有料老人ホームと老人福祉施設とがある。
https://w.atwiki.jp/seigeki/pages/545.html
挟まれた老人 作者:wikiの人◆SlKc0xXkyI A:乗客。 B:乗客。 老人:数奇なる運命を人生の最終局面にて歩む者。 車掌:そのまんま。 SE:電車 車01「えー、次は赤羽ー、赤羽でございまーす」 A01「夜も遅くなると、電車には色んな奴が乗るもんだ。 いかにも疲れたって感じのリーマンや、音楽を聴きながらケータイをいじる大学生。 化粧の手直しをするOLは、これからまだ予定があるのだろうか。 とりあえずこんな時間に子連れの家族が電車に乗るな、せめてクソガキを黙らせろ。 ああイライラする。普段は気にもしないってのに、今日はやけにイライラしてしまう。 それというのも、隣に座ってるジジイだよ! このジジイ、ちゃんと風呂に入ってんのか? 全身臭くってたまんねーぜ! ったく、これだから電車は好きになれないんだ。 ちゃんとルールを守って、人に迷惑かけないようにしろよな。 あー……気分悪ィ。ジジイが臭いせいで、吐き気までしてきやがった。 このジジイ、なんでこんなに臭いんだ? …………つーか、息してんのかこれ?」 B01「臭い。ええ、何が臭いかと言えば隣に座るご老人です。 人様を臭いと評すのは失礼だと理解していますが、こればかりはどうにも。 まるでそう、馬糞のような、とでも言えばいいのでしょうか。 人体が発するとは思えぬような悪臭が漂っておりまして、中々に辛いものがあります。 私の反対側、つまりご老人を挟むようにして座る男性も、これには辟易しているようですね。 ……おや? 何やら驚いた顔をしていますが、何かあったのでしょうか?」 A02「おいおいおい、ちょっと待てジジイ。百歩譲って臭いのは勘弁してやってもいい。 けどな、よりにもよって、なんで俺の隣でぽっくりしてんだよ! まさかボケ? これが老化によるボケですか? 呼吸の仕方を忘れたとか? それともあれか、ストライキか。心臓が職務放棄かましちゃってるのか。 いや、そんなのはどうでもいい。問題は、反対側に座る男が俺を見ている事だ。 ジジイが死んでるっていうのに、なんだあの冷静な顔は。つか、なんで俺を観察してやがる。 ま、まさか……こいつがジジイに何かして、ジジイを殺したのか!?」 B02「大変です、どうした事でしょう。先ほどの男性が私をめっちゃ睨んでいます。 目は口ほどに物を言うとありますが、眼光だけで殺そうとしてるんじゃないかと思います。 ええと、私、何かしましたっけ? とりあえず敵意はない事を伝えるために、微笑みかけてみましょう。にっこり」 A03「わ、笑ってやがる……! なんて奴だ……! これで間違いないぜ。ジジイを殺したのはこいつだ! あの笑顔は、騒いだら俺も殺すって意味だ。そうに違いない。 くそっ……! なんでこんな電車に、あんな恐ろしい殺し屋が乗ってるんだよ!? なあ神様、俺が何かしたか? そんなに俺が嫌いなのか? ああもう、ケガしていいから飛び降りてェ――ッ!!」 B03「なんかもう大変過ぎます。例の男性が、飛びてー、とか呟いています。 ひょっとすると彼は、薬物中毒か何かで、今まさにトリップしているのでは。 そうだとすると、私をあんな目で睨んだ事も納得がいきます。 彼は私を睨んだのではなく、幻覚によって別のものに見えた私を睨んでいたのでしょう。 しかしそんな人が電車に乗っているとは……この国の治安も落ちたものですね。 ――おや、車内アナウンスが流れ始めましたね」 車02「えー、この先、揺れますのでご注意くださーい」 SE:振動 A04「ぬおっ……ジジイが、ジジイの死体がこっちに!? 外傷とかないし、ジジイの死因って毒か何かだよな? って事は、触ったらヤバイじゃねーか! こっちくんな! あっちいけ!」 B04「なっ!? 倒れかけたご老人を、こちらに押し飛ばしてきましたよ!? 確かに臭いのは認めますが、か弱い老人になんて事をするのでしょう。 ご老人、大丈夫ですか――っていうか、息してませんね? え、まさか死にました? 押し飛ばされて、この世からも飛び出しちゃいましたか? ……なんて、酷い事を。 薬物中毒だとしても、許される行いではありませんよ……!」 A05「うわあああ! や、やっぱ睨んでる! 超怒ってる! けど俺だって、死体とくっついてるのなんて嫌だし! 元はと言えばお前が殺したジジイなんだから、責任取ってテイクアウトしろよ!?」 B05「な、なんという事でしょう……彼は怯えたように、激しく身悶えしているではありませんか。 そのクネクネした動きは、明らかに常軌を逸しています。理性は欠片も残っていないでしょう。 しかし私がここに偶然居合わせたのも、何かの運命なのでしょう。 まずは彼に、ご老人が死んでしまった事を認識させる必要があります。 死者を冒涜するようで気が引けまが、ご老人の死体を押し付けてやりましょう」 A06「何ー!? 何これ!? 何が起きてるの!? どうしてこいつ、ジジイの死体をぐりぐり押し付けてくるんだよ!? やり返すにしても、もっと別の方法がいくらでもあるだろ! 怖いっつーかキモイ! キモ怖い! その死体、もうお前が持ってろよ!」 B06「馬鹿な、ご老人の遺体を押し返してくるだなんて! 彼には死者を尊ぶ気持ちなど、欠片もないという事なのでしょうか。 いえ、それだけではありません。 ご老人が亡くなっている事を理解しながら、私へやり返すかのように遺体を押しているのです。 まるでゲームに興じているようではありませんか! 遺体を弄び、ゲームの道具にするとは、まさに悪鬼の所業。 ですが私も、ここで引き下がるわけにはいかないのです……!」 A07「なんでだよー!? なんでもっと強く押してくるの!? ごめ、ごめんなさい! キモ怖いとか思ってごめんなさい! もう怖いだけだから、マジ怖いから、ホントやめてください! ああほら、挟まってるジジイからなんか、骨のポキポキ鳴る音がしてるから! もうこのくらいにして、引き下がってくださいよ!?」 B07「くっ、押し返すのをやめるどころか、さらに強く押してくるではありませんか。 このままでは押し切られてしまいます。 足を踏ん張り、肩を入れて、押し込むようにしなければなりません。 ここまできたからには、意地というものがありますよ!」 A08「ほ、本気過ぎる! 何そのタックルみたいな姿勢は!? 俺も同じようにしないと、押し切られてジジイを全身で抱き締める事になりかねない。 さあ、これが俺の本気だ、諦めてその死体持って帰れよ!」 老01「ご、ぶふっ……! い、痛い、痛い痛い痛い!!」 A09「…………は?」 B08「…………おや?」 老02「な、何をするんじゃ!?」 A10「いや、何って……なあ?」 B09「ええ、まあ……ねえ?」 老03「わしのようなジジイを挟んで、何が楽しいんじゃ!? ハッ……! ま、まさか!」 B10「まさか……?」 老04「このわしの、熟れた肉体を目当てにあんな事を!?」 A11「気持ち悪い事言ってんじゃねぇぞジジイー!? さっきまで死んでたクセに、なんだその発想は!!」 B11「まったくです! 息を吹き返したからいいものの……!」 老05「あ、違う違う。わし、睡眠時無呼吸なんちゃらってやつでの? 息止まっても、心臓はちゃっかり動いておるのよ、これが」 A12「……つまり俺らは、何か恐ろしく不毛な争いをしていた事になるわけか?」 B12「認めたくはありませんが……そうなるでしょう」 A13「じゃあさ、もうさ、いっそ……な?」 B13「ええ、ええ。いいでしょう、そうするべきです」 老06「お、おい? お前さんら、なんじゃその物騒な目付きは。 いやいや、考え直せ! 老い先短いわしと違って、未来とかあるじゃろー!?」 車03「赤羽ー、赤羽ー。お降りの方は、忘れ物のないよう、ご注意下さーい」 終わり
https://w.atwiki.jp/mitudomoe_eroparo/pages/482.html
―――――――――― キーンコーンカーンコーン ふへぇ……。やっとガッコ終わったぁ~……。 「あー…今日も疲れた。クタクタだぜ」 「千葉くん、最後思いっきり寝てたよね」 「睡眠学習してたんだよ」 「じゃあ、次の宿題は手助け要らないね」 「え~っと、それはまた別問題であってだな……」 「おい千葉ぁ、ゲーセン行こうぜ。駅んとこの。 アベちゃんとうっちん呼んで2vs2のランダム戦やろっぜ」 シノケンは俺の答えの前に、すでにスマホの上で指を踊らせ召集をかけていた。 今日は三女さんたちから借りたノートをコピって勉強しなきゃならんのだが……いいか。 テストは来週なんだから、コピーだけしときゃあ時間はあるさ。 「あれ? 篠田くん、塾は?」 「休み」 パソコン部に向かおうと立ち上がった本庄が口にした素朴な疑問に、シノケンはしれっとした顔で答える。 よくもまあ。ある意味感心するぜ。 「サボりだろが」 「おっ、アベちゃ~んからメール返って来た。 おっけだって」 「…ま、好きにしろや」 俺も中学の後半(だけ)は塾へ行っていたから、アレのめんどくささはよくわかる。 ……サボった場合、家に帰ってから余計に面倒な事になるんだが、 こいつの自己責任にまで踏み込むつもりはサラサラ無い。 「俺、一旦帰ってチャリンコ取ってくるから、先行っといてくれ。 一応言っとくが、メダル引き出しのパスワード変えといたぞ」 「え~~! ケチケチすんなよ、2000枚もあるんだから」 「ざけんな。 貴重なタネ銭払って、コツコツ貯めた俺の財産だっつの。 んじゃ、後でな」 「ケチ学帽!お前には友情がないのか!そんな子に育てた覚えはありませんよ!」 シノケンはなおも意味不明の文句を唱え続けてるが、んなもん相手にしてられるか。 背中で受け流しながら、さっさと教室を出る。 「あっ、ちょうどよかった。 久しぶりだね、えっと…千葉、くん」 そしてすぐに、今度は別の野郎に呼び止められてしまった。 背は俺よりちょい下くらいに高く、物腰からも雰囲気からも真面目さがにじみ出ている、爽やか系のイケメンだ。 久しぶり、と言われても俺はこんな輩に覚えは……んん? 「夏の試合のときはお世話になったね。ありがとう」 夏の試合…ってことはやっぱそうか。 「弓矢部の奴だよな」 「うん、そう。 弓道部の野崎だよ……ごめん、考えてみたらあの日は自己紹介もしてなかったよね。 野崎智也。 よろしく、千葉君」 弓野郎はイケメンらしくはにかみながら、スッと握手を求めてきた。 無論、俺に野郎の手を握る趣味は無い。のでポケットに両手をつっこんだままスルーしておく。 この後の展開を考えると、余計に仲良くする気なんて起きねえし。 「んで、何か用かよ。 俺、帰るところなんだけど」 「……ああ、えっと、ちょっと話があるんだ。申し訳ないけど時間もらえないかな」 差し出した手を無視された弓野郎は、一瞬停まったがすぐに爽やか笑顔に戻って(その余裕もむかつくな)、 はきはした声でしっかり要求してきやがった。 さて、俺とは全く接点のなさそうなイケメンが、下手気味(?)に出向いてきた。 イケメンさえも思わず弟子入りを申し込みたくなるほど、俺から発されるオーラが漢気に満ちているからだ。 なわけはない。 「丸井の事か?」 「……まあ」 やっぱな。 ったく…またかよ。俺は三女さんのマネージャーじゃねえっての。 めんどくせえ。 けど、 「りょーかい。 おーいシノケン!悪ぃけどさっきのナシで! 今日は真面目に塾行っとけ!!」 その分、あの人の『面倒』を減らせられるんだ。 やるしかないだろ。 ・ ・ ・ 「うあ~あ、いつになったら涼しくなんのかね………」 弓野郎を引き連れてやってきたのは、こういうときにいつも使う場所。 ウチの1-Cから出てすぐ、隣の校舎と繋がる3階渡り廊下だ。 4階部が屋根になって日陰を作ってくれて、風通しもそこそこいいはずなんだが、それでもやっぱ暑いもんは暑い。 寄りかかったコンクリ壁も、日差しで熱されてやがる。 あーくそっ、パソコン部で話したいな。あそこクーラー効いてる…でも部外者立ち入り禁止なんだよなぁ。 静かで声も響いちまうから、込み入った話はしにくいし。 もちろんここだって、放課後とは言えチョコチョコ人が歩いてるが、外からの音でそこそこうるさい上、 野郎ふたりが話してる事なんか誰も彼も興味ないから、ただ通り過ぎていくだけだ。 「あっ、野崎くんバイバイ」 「ああ、うん。さようなら」 前言撤回。 イケメン様ってのはどいつもこいつも目をひくみたいだ。 何人かの女子が、弓野郎に『だけ』挨拶して帰っていった。 しかもさっきの女なんて、こいつが返した途端嬉しそうに顔を赤らめながら『キャー』とか走っていくし。 へーへー、人気があって結構なことですね。ケッ。 「さっきの子は同じクラスの子でさ。 …で、あー……まずは、夏の事。千葉君も弓を届けてくれてありがとう。お礼、遅くなってごめん」 「『千葉』でいいよ。でもって礼もいらねえ。 俺はただ持って行っただけだ」 「でも、その分の時間を割いてくれたじゃないか。だからありがとう」 態度悪くかったるそうに話す俺に対しても、イケメン様はあくまで爽やかだ。 丁寧な言葉遣いには嫌味とかそんなのは1%も見当たらないし、 丁寧に頭まで下げて、気持ちが表面のモノだけじゃないって証明してくださる。 あー…そういや、家がちょい遠い町の地主かなんかやってる奴が弓矢部に居るって噂を聞いたような。こいつなのか。 つまり、お家がよろしいんで、根元から礼儀ができてるわけだ。 佐藤んちも親父さんの稼ぎがいいし、イケメンはデフォルトで金持ち設定が付いてくるのか? ううわ、なんだよそれ。 この不条理に対する怒り、また佐藤にちょっかい出して晴らしとこう。 「あの日の試合に勝てたのは、丸井さんと千葉が俺の弓を届けてくれたおかげだよ。 いや、それ以上にあの弓は祖父からもらった大事なものだったから……。 ……こっそり返してくれたのも助かった。 弓を隠したのは俺の小学校からのとも「その辺の細かいストーリーはマジ興味ねーから。悪いけど」 8月の登校日、弓道場がうるせえなぁって思いながら帰る途中だった。 三女さんが『妙なところから『視線』を感じて気になったから』と、弓を持って(音も無く)現れた。 落ちてた場所からして誰かが嫌がらせかなんかで隠したんだろうと踏んで、持って行こう……としたけど、 人が集まりすぎてて近寄れない(実際は三女さんが行けば人が割れるから、ある意味簡単に行けるが)、 って困ってたから、俺が代わりに持ち込んだんだよな。 こういう事になるのは読めたんだから、俺が見つけたって言って渡せばよかったかなぁ……。 「こっちだって忙しいんだ。さっさと要件頼むぜ」 「……そうだね」 弓野郎は俺のぶった切りに軽く鼻白んだが、一拍後には体勢を直して……だけじゃなく、 硬そうな覚悟まで用意してから言葉を続ける。 「話っていうのは、丸井さんにもお礼を言いたくてさ。 それで彼女の携帯番号を「丸井は携帯持ってねえ」 やっぱコレか。 なぜだか知らんが、俺が三女さんの携帯番号を知ってるって噂が学校に広まってんだよな。 おかげで1学期は地獄だったぜ。噂を広めた張本人は絶対見つけて、御礼してやる。 俺はみつばの番号すら知らねっての。 ……知らないと言うか、教えてもらえなかったんだが。 あの雌豚、この4月から携帯持ち出したから軽く番号聞いてみたら、 『なんであんた如きに教えてあげなくちゃなんないのよ。思い上がらないで』とかほざきやがった。 そのくせ、あいつは好きなときに非通知でかけてきやがるし(番号の流出元は松原か杉崎だろう)…くそっ。 世の中むかつく事ばっかだぜ。 …って、とりあえずみつばの事は置いとこう。今は三女さんについてだ。 「まだあの噂を信じてる奴が居たって事実にびっくりだよ。 あの人はマジで携帯持ってねえから、当然番号なんて知らない。ついでにマル秘情報的なものも知らない。 知ってるのは鴨橋町に住んでて、3人姉妹の三女で、姉が『丸井ふたば』で、 家事が趣味で、特撮ヒーローマニアってことだけ。 そんくらいはどうせお前も知ってんだろ。 一応丸井んちの電話番号は知ってるけど、教える必要性も意味もないから教えないし、 友達でもないのにいきなり家に電話かけるとか真性の変態だから諦めろ。 なんかで調べてもいいけど、あの人の家族からイタ電と判断されたら、 『丸井ふたば』の取り巻きに即殺されるから覚悟しとけよ。 以上」 もはやテンプレとなった『三女さん情報』を機械的に並べ立てていく。 よどみなくスラスラ言えてしまう自分が果てしなく悲しい。 ……しかしあのふたば親衛隊(正式名称は忘れた)の連中、何をどうやって情報集めとかしてるんだろうか? あいつらにつっこんだら敗けだと思って、ある程度スルーしてるが、やっぱ気になるぜ。 「えー、あー……」 ガーッと連射された言葉に圧されて、弓野郎が目を泳がせる。 相手がジタバタしてる隙にさっさと消えるのは簡単だけど、そしたら今度は下駄箱に手紙コースなのは目に見えてる。 だから俺は、ちゃんと釘を打っておく。 「あの日の礼は俺から伝えとくよ。 お前があの日助かったって事だけで、丸井は充分喜ぶよ」 「いや…やっぱりお礼はちゃんと自分で言いたいから………」 さっきまでの歯切れのいいしゃべり方から一転、弓野郎はモジモジもにょもにょしだした。 キメえ。そういうのをやっていいのは可愛い女子だけだ。 「じゃあ普通にAクラ行って言えや」 「そりゃそう、なんだけど………。 丸井さんいつも誰かと居るし、ひとりになるとすぐ消えちゃうっていうかさ………。 ああっ、変な事いうけど彼女本当に『消える』んだよ。ずっと見てたはずなのに、パッと居なくなるんだ。 それでさ、まあ、落ち着いて話せる機会を持ちたいっていうか……」 「落ち着いて、個人的に伝えたいって事は、礼以外の意図が有るってことだろ。 そういうの、丸井には迷惑なだけだぜ。 家と家族の事が忙しいから、今は誰かと付き合うとか考えられないって、 そう言われて学校中…どころか他校も含めてイケメン野郎がこぞって振られたの、知ってんだろ。 『髪長姫』は、真剣に忙しい人なんだよ。俺らと違ってな。 だからやめとけ」 「あー……知ってる、んだけど……」 「自分は違うってか? 自分がイケメンだからか?金持ちだからか?学校の人気者だからか? 少なくともこの高校では、自分と付き合えばメリットがでかいってか?」 そうだろう。その通りだ。損得で言えば丸ごと得だ。 ぐうの音もでねえ。 目の醒めるような美少女が、三十路前のパッとしないおっさんを想って悩んでるなんて、おかしいさ。 だけどさ、 「勘違いするなよ」 三女さんは自分の『幸せ』を目指して、自分の力で一生懸命前に進んでるんだ。 横から他人がどうこう押し付けんな。 「丸井はただ、拾ったものを持ち主に返しただけだ。そんなの当たり前だろ。 お前と仲良くしたいってんなら、あの日自分で直接渡したよ。 勝手に運命感じちゃって暴走すんなよな」 ただでさえ歳の差があるってのに、相手は元担任だ。しかも小学生のときの。 常識以前の問題だらけだ。ロクな事にならねえに決まってる。 一生懸命頑張るだけ頑張って、傷ついて終わるかも知れねえ。 何も知らないガキが、勝手に夢見てバカやってるだけなのかも知れないさ。 「知ってるだろ、あの人は誰にでも優しくて、親切なんだ。そういう人なんだ。 ちょっとくらいお前が特別だとしても、お前だから特別なストーリーに発展したりなんて無いっての」 んな事は本人が1番わかってんだよ。 わかってて、わかってるから頑張ってるんだ。 恥ずかしがり屋で怖がりで、頭が良い分先の事が気になって、頭の中ぐちゃぐちゃになって、 それでも『外』に出ようって、勇気を出して頑張ってるんだよ。 あんなに小さな、すぐに壊れてしまいそうなくらい華奢な子が、歯を食いしばって頑張ってるんだよ。 「………わかってる、つもりさ。 あんな事がきっかけで上手くいくなんて、本気で思ってるわけじゃない。 だけどせめて、自分の気持ちだけでも伝えたいんだ」 だから押し付けないでくれ。 あの子が自分の足で立って頑張ってる間は、あの子の思うとおりにさせてくれ。 させてあげたいんだ。 俺らは子供だけど、だから頑張る権利は誰にも否定させない。 させるもんか、絶対に。 「お前さ、弓を拾ってきたのが普通の女子でもこんなに突っ走ったのかよ? さっきの女子みたいに、軽く流して終わりだったろ。 ただ相手が『髪長姫』だから、過剰反応で勘違いしちゃってるんだよ。はっきり言って痛いぜ」 「いっ…いや、そんなつもりじゃないって。 俺は真剣に……」 「俺のダチにもイケメン野郎がいるからわかるんだが、お前ら基本、 女が自分を気にしてるって自惚れがあんだよ。ズバっと言って悪ぃけど。 実際、自分の告白が相手に迷惑になるかもって、真剣には思ってねーだろ。 って言われても理解できないのが変だって、わかれ」 「………………………」 ここまで言われてやっと、勘違い男は静かになる。 悔しい気持ちをぐっと噛み殺し、苦い顔で飲み込む。 「じゃあ、キミみたいに」 わけがないよな。 いいさ、ここまで言われて黙ってたら男じゃねえって、それはわかってやる。 「じゃあキミみたいに、適当な距離でナイト役をやり続けて、 彼女から気付いてもらうのを待つのが正しいっていうのか。 そういうのこそ、一方的だって思うけどな」 「はあ~~……。 その手の勘違い、本気で迷惑なんだが。 俺は別に丸井とどうこうなりたいなんざ、思ってねえっての」 どいつもこいつも勝手に勘違いするな。 「お前らさ、噂ででもいいよ、俺が丸井の彼氏だ的な妄言吐いたって聞いた事あるか? 丸井と付き合いたいみたいな不相応な夢を語っちゃってたって、聞いた事あるか? お調子者のバカな男なんだから、そういうの思ってたらダチにポロっと漏らすだろ。 俺はお前らよりよっぽど現実見て生きてんだよ。 丸井とはちょっと関わりがあるだけだって、自分の立場を知ってるんだ」 俺は勘違いした事なんて1度も無い。 知ってるんだ。直接聞いたから。 あの日、あの夕日で金色に染まった河川敷で――… ―――そうだね。私らしくないよね。…でも、だから変わらなきゃって思ったんだ。 ―――先生のパソコン。今の…ううん、これまでの生徒達の事がすごく細かく書かれてた。 ―――先生にとって、誰かを助けるっていうのは、誰かの幸せのために頑張るっていうのは当たり前の事なんだよ。 ―――先生と一緒に居るには、『私』のままじゃふさわしくないんだって、そう思ったの。 ―――先生みたいになりたい。いきなりは無理だけど、できる事からやってみようって、そう決めたんだ。 ―――先生へ―― ―――先生を―― ―――私は、先生が―― ……俺は『登場人物A』の端役を、端役らしくこなしてるんだ。これまでも、これからも。 ただ、思っただけだ。 「ま、あいつの苦労もちったあ理解してるから、 お前らみたいなのに聴かれれば、正直に答えてるんだよ」 想いを語る横顔がすごく綺麗だって。 頑張って誰かに手を差し伸べて、なのにこの娘が傷つくなんて、すごく悲しいって。 それだけなんだ。 「………………………」 やれやれ、黙ってくれたか。今度こそ話は終わりだな。 俺はそう判断して壁から背を離し、黙りこくった野郎を置いて下駄箱へと「関わりって、小学校の時のかい?」 !!? 心臓が凍る。ギョッとしてモロに背中が震えたのが自分でもはっきりわかる。 一瞬後には、動揺しちゃまずいだろって脳が命令するけどもう遅い。今のキョドりは見られちまった。 何だコイツ何で知ってんだ偶然か偶然だろ落ち着け探りを入れろあくまでサラッと背中向きのまま! 「な…ナにいってんダお前?」 アホか俺!声が上ずってんぞ! 「噂で聞いたんだ。 丸井さんが小学生の時の担任と……その…デキてるって。 千葉は…何年生のときか知らないけど、その担任のとき丸井さんと一緒のクラスだった……んだろ?」 ちょっ…マジでか!?んな噂が流れてんの!? 8割方正解に辿り着いてんじゃねーか!! 「…………はあ? お前頭ダイジョーブか?エロ漫画かなんかの読みすぎじゃねーの? 俺、小学生のとき丸井とは2、3回同じクラスだったけど、 んなエキセントリックなロリコン教師なんて出会ったことねーって」 必死で心臓を押さえつけ、乾いた喉を湿らせてから、なんとかばかばかしそうな声音を引き出す。 ……背中向きのままってのが不自然なのはわかってるが、しょうがないだろ。 汗だくの顔を見せるわけにはいかねえっての。 「………そりゃ、まあ、確かにありえない話だけど……」 「だろっ!?」 相手が迷いを見せてくれた分、こっちに余裕が戻ってきた。 勢いのままバッと振り返り、ガンガン畳み掛けてやる。 「教師と生徒がなんて漫画だぜ?しかも出会ったのは小学生の頃だぜ?常識で考えてありえねーだろ。 いるんだよな~。他にも『幼なじみフラグ』とか真顔で言う奴もいたし。痛ぇっての。膿んでんじゃねえか。 何であの超絶美少女があんなおっさんを好きになるんだっつーの。 アレだろ、どうせ三女さんに振られたヤツが腹いせに広めたデタラメだろ? お前、嫌がらせの片棒担いでんのと一緒だぜそれ。最低だよ。もう忘れろってんなネタ。 ………なんかしょっ…証拠、みたいなのでもあんのかよ?」 「……………………」 無いだろまさか?黙ってんじゃねーよくそっ、さっさと答えろ!心臓がめちゃ痛いんだよコッチは!! 「無い、さ。噂だけだ」 よっしゃあ!! 「でも」 なんだよ!? 「じゃあ何で千葉はそんなに髪長姫に近いんだい?」 「…そりゃどーいう意味だよ。俺みたいなバカゴリラが髪長姫と仲いいのは納得いかねーってか」 「……悪いけど、そういうの、有る」 だよなー。俺もすげーそう思うわ。 超マズイ。俺のせいで三女さんに迷惑かけるなんざ、最悪だ。 「お前、素でむかつくな。 ……あのなぁ、俺は丸井と近所で小中一緒なんだ。ちっとぐらいは親しくなるっての。 あいつだって人間なんだから、誰とも関わらずに生きてくなんて、それこそありえねえだろ」 「その条件で括るなら、該当する男子はこの学校にも沢山居るじゃないか」 「そ…そりゃそう、なんだけどよ……」 だぁ~、やっぱこれは答えになんねえか! わかっちゃいたが厳しいぜ。 「それにさっき千葉は言ったよな、『関わりがある』って。 やっぱり何かあるって事だろ?」 「うっ……」 俺のウルトラスーパーバカ野郎!! なに調子乗って余計な事くっちゃべってんだ!! ええいちくしょう、どうするどうする!?早く反論しろ黙ってちゃ余計怪しいぞほらもう5秒は経った早く!! 「……ちっ、しゃーねえ」 「?」 「まあホントの事言うと、丸井がかなり親しくしてる野郎が居てさ。 付き合ってるとか、そういうわけじゃねえけど」 「……やっぱりそうなのか」 「ああ、佐藤って言ってな」 困ったときのイケメン頼りだ。 許せ佐藤、巻き込ませてもらうぜ。お詫びに今度うまい棒奢るからな(それ以上奢るつもりはない)。 「そいつこそ丸井と超近所でさ、もちろん小中と一緒だった…っていうか、 幼稚園から11年間ずっと同じクラスだったんだ。 今はそいつ私立行ってるけど、やっぱそんだけいつも一緒に居たらそりゃあな。 しかもそいつ、イケメンで頭良くてサッカー上手くて結構金持ちなんだよ」 やべー。佐藤を殴りたくなってきた。 「何よりすげえのが、そいつの丸井への尽くしっぷりでさ。 ガキの頃からずっと、丸井が願ったら何でもやった。 ちょっと見てて引くレベルで何でも。 丸井が『空を飛んで来て』って願ったら、飛ぶレベル」 どうやってかって?知らねーよ。でも飛ぶんだよ。 ふたばが願えば、あいつは何だってできるようになるんだから。 「…じゃあ、なんで別々の高校に進んだんだい?」 「さっきも言ったが、別に付き合ってるってわけじゃないからな。 傍から見てるとなんだそりゃ、って感じだが……ま、そういう関係。 それに丸井も最近は、あいつの負担になってるって気付き始めたみたいで、 ちょっと距離おいて自分で何でもやろうってしてるんだ」 松原との事も含めて、さ。 それがわかってないのは佐藤だけだ。本当にバカな男だぜ。 「んで、俺はその佐藤とガキの時からつるんでるんだよ。 むしろコンビ組んでた。漫才でようぜってくらい。 さっきイケメンのダチが居るって言ったろ?そいつ。 だからそいつを挟んで、俺は丸井とちょい関わりがあるんだよ」 『上手い嘘は真実を何パーセントか混ぜること』。 昔そう本で読んだ気がするが、本当の事だったんだな。 スラスラと『間』を埋めるネタが出てくるぜ。 「あんま見せたくねーけど、そいつと俺と丸井が一緒に映った写メあるぜ。 髪長姫の写メだぜ? 知ってるだろ、写真に撮られるの嫌ってて、しかも勘が良いから盗撮もできないって話。 その写メがあるって意味、わかるよな」 ここは、賭けだ。 本当は三女さんが映ってる写メなんてねえ。 見せたくない理由は用意してるし、佐藤と俺の(ふたば撮影)はあるから、リスクは小さくできてるが、 それでもかなり踏み込んでる。 口調はさっきまでと同じでダルそうな演技を続けてるけど、心臓はバクバク鳴って痛いくらいだ。 頼む、上手くいってくれよ……! 「……見せたくないって、どういう事さ?」 「見せたら、こいつなら勝てるかもとかお前が思うだろ。 ぶっちゃけお前なら、佐藤とイケメン度は互角だと思うし、あいつ背ぇあんま無いからなー。 それがめんどくさい。 別に見せたくないのはお前だけってわけじゃないぜ? 変に現実見せて基準を作ったら、学校中色々めんどくせーことになるだろ。だから佐藤の存在自体隠してる。 つか、当然丸井だってこんな完全プライベートな事に踏み込まれたくないだろうし、 正直勝手にこんだけ話した上、写真まで見せるのは俺もすげえ気まずいんだよ。お前にんな義理もねーし。 ケチくせえだろうが、でかい『貸し』にさせてもらう。 それでもどーしてもって言うなら、見せてもいい」 さあどうだ!? 「……わかった。ごめん、いいよ写真は。 それに俺のわがままで、もうかなりキミたちのプライベートに踏み込んだよね。本当にごめん」 よっしゃあ!!パート2!! 「そういうこった。 あ~あ、貴重な放課後を30分も使っちまった。つか、お前も部活いいのかよ?」 「ああ…ごめん、そうだね。部活には遅れるって言ったけど、確かにもういかなきゃ」 「おう、お勤めごくろーさん。 んじゃあな」 長居は無用だ。 俺は右手をひらひら振って、この場からさっさと離れることにする。 あー疲れた。 「ごめん!もうひとつだけ!!」 パアン、と手のひらを合わせる音と共に、弓野郎が声を張り上げる。 こいつの声質は良く通るから、結構遠くまで響いたみたいだ。 校舎の方を通っていた女子が、びっくりしてコッチを向いたのが見えた。 まだあんのかよ……。 「あんだよ?」 「……その佐藤くんとは、付き合ってるわけじゃないんだよね?」 「ちっ…『まだ』な。そういうレベル。 未練がましいぜ、お前。 さっきも言ったが髪長姫にちょっと優しくされて勘違いして、俺にこんだけ時間使わせといてよぉ。 おまけに突っ走って丸井に迷惑までかけるようなら、流石に普通にキレるぜ。あんま関係ない俺でも。 そういうの、全部考えて行動しろよな。すでに普通人の俺から見て痛いぞ」 「………ああ、わかったよ。度々ごめん」 再三俺が釘を打ち込んでやっと弓野郎は話を打ち切り、神妙な顔で再び頭を下げてから校舎へと消えていった。 ……あれだけやっておけば大丈夫、だろう。と思いたい。 にしても、反省点ばっかだったなぁ。特に最初のがまずかった。 かなりあやふやな噂だったし、キョドらなけりゃどうとでも誤魔化せたはずだ。 あらかじめの心構えもだが、なんか作戦考えるかぁ……。 「はぁ~あ……めんどくせ」
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/59925.html
【検索用 とける 登録タグ 2023年 VOCALOID かたぎり と ニコニコ外公開曲 太鼓の達人 曲 曲た 歌詞不明】 + 目次 目次 曲紹介 コメント 公募音源 作詞:かたぎり(X(旧Twitter)) 作曲:かたぎり 編曲:かたぎり 唄:不明 曲紹介 曲名:『とける』 『太鼓の達人楽曲募集だドン2023』に初採用枠で採用された楽曲。 収録時に「VOCALOID™」ジャンルに振り分けられたため歌唱がVOCALOIDによるものであるのは確実であるが、権利の関係でどのキャラクターかは明言されていない(X(旧Twitter)より)。氏の所有するVOCALOIDソフトから、鳴花ヒメである可能性が高いと推察されている 鬼以外が最高難易度かつ表裏星10であるのは新基準では初めて。旧基準を含めると、「初音ミクの消失-劇場版-」以来13年ぶり。 コメント いかがでしたか? -- 名無しさん (2024-06-26 23 21 59) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。