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八月の中旬、この時期は日増しに暑さが厳しくなってくる。 正直やってらんない。何?俺を熱中症にしたいの? そう思わざるを得ないほどに熱い毎日。 今、学園は夏休み。実家に帰ってる奴もいれば、残って補習している奴、いろんな奴がいる。 そんな奴等がいる中、この俺、杉崎衛はただいま太平洋を南下中。 理由は単純明快、南の島でバカンスをするためだ。 こんな暑い日は部屋にこもってクーラーガンガンで引きこもるのが一番。 でもそんなことしてたらせっかくの夏休みがもったいないわけで… いろいろと考えた末に南の島でも行くかという結論に至った。 「しかし海の上は暑いな…遮蔽物とかまったく無いもんな…」 普通だったら豪華客船で行くハワイ何日間の旅とかにするだろう。 しかし唯の学生である俺にそんな金はない。 国内ならまだしも、海外となればやたらと金が掛かる。 普通だったらそこで諦めるが、自分は魔術師だ。 船がないなら飛べばいいじゃない。 というわけで現在は夜光の爪翼《アーク》でびゅんびゅん海を移動している。 「うーみーはひろいなーふんふんふーん♪」 「日本を出発して三十分くらいか、まだ島はどこにも見当たらないな…」 「ま、気長に行くか。旅は長いほうが楽しいし」 「しかし一人旅は暇だ。何かイベントでも起きてくれればいいんだけど…」 結論から言うと起きた。イベントガッツリ起きた。 いつフラグを回収したのかは知らないけど。 それは日本を出発して一時間が経過したころだった。 「さすがにだるくなってきた。一時間ボードに乗りっぱなしとかキツイ」 「360度見渡しても島もないし、休むことは出来ないからなぁ…」 「……ん?何だ?今何か巨大生物が水中から上がってくるような音が…」 やたらとピンポイントすぎる言葉を言っていると、案の定水面下に何か影が見え始めた。 影はどんどん大きくなっていき、やがて水中からその姿を現した。 イカだ、でかいイカ。所謂クラーケンってやつだ。 「うぉでっかいイカ。つかクラーケンかこれ。なんかどっかで見たような…」 「ああそういえば春のイカ祭りの時に獲ってきたっけ。でもアレよりも大きいなこいつ」 「アレが子どもだったから、しいて言えば親?ってそんなわけはないか」 実はそんなわけがあった。 このクラーケンは正真正銘あの子どもクラーケンの親だったりする。 子どもを焼いて食べられた復讐。それを果たす日をこの広い海で待ち続けた。 そして今、とうとうその時がやってきたのだ。 「俺には戦闘の意思とかないんだけど、向こうは殺る気満々っぽいし」 「仕方ない、正当防衛ってことで許しておくれよ」 なんやかんやで始まった海上での戦闘。 クラーケンは十本の足を伸ばしてなんとか捕まえようとしてくる。 それを巧みにかわしながらなんとか攻撃のチャンスを窺う。 「さぁて、弱点はどこかなーっと」 「本来だったら顔とか目が一番の弱点だけど、イマイチ足が邪魔で狙いづらい」 「とりあえずは足を攻撃しておくか。捕まるのも嫌だし」 「幻獣兵装“龍哭砲”“火蜥蜴”!」 拳銃を装備してバンバン撃ち始める。 あまり相手を刺激するのもなんだし、襲ってくる足を攻撃する程度にする。 ここでいきなり頭を攻撃するとヤバイことになりそうだ。 多分イカ墨かけられるくらいじゃすまないと思う。毒でも吹きかけられそうだ。 いやそんなもん持ってないだろうけどさ。 「しかしただ撃ってるだけじゃ埒が明かないよな」 「こっちからも攻撃するか、なんとか逃げ切るか…」 「いや!逃げるのは漢じゃねえ!真っ向勝負だコラァ!」 未だに戦闘意欲バリバリなクラーケンに向かって叫ぶ。 もちろんそんなこと言えばクラーケンも黙っちゃいない。 十本の足全てを振り上げて威嚇行動をとってきた。奴さんやる気満々ですぜ。 空中VS水中の戦いの結果はどうなることやら。 「アークピッド展開!3つくらいでいいか」 「よーし、パパいまから全力で戦っちゃうぞー」 「って誰のパパやねーん!」 アホなことを言いつつも戦闘の手は休めない。 無数に襲い来るクラーケンの足を銃で撃ったり、ピッドからのレーザーで迎撃したりする。 何回も迎撃しているはずなのにまったく手数が減らないような気がする。 よく見たら攻撃してボロボロになった足はすぐに再生しているようだ。 どういうこっちゃねん。卑怯だろそれ。 「ああもう!これじゃ先に魔力が切れちまう!」 「何か策を考えないと…とりあえず“紫炎・黒焔鳥”!!」 「これでも…喰らっとけ!!」 闇の炎で作り出した鳥をクラーケンにぶつける。 しかしクラーケンのサイズが大きすぎる。当たっても目に見えるダメージはなさそうだ。 しかもこの攻撃が煽りにでもなってしまったのかクラーケンがさらに怒ってしまった。 これが本当のアオリイカ。なんつって。 そんなバカなことを言っていれば隙もできるわけで、うっかり捕まってしまった。 「うおヤバッ…うぎゃ!」 「しまった、身動きがとれない!」 「とりあえず…戻れ“龍哭砲””アーク”!」 「ってちょ、なにするつも――」 足に捕まって絞められつつも幻獣兵装を魔方陣になんとか戻す。 その直後に絞め上げられ、水面に思い切り叩きつけられた。 俺の意識はそこで途絶えた。 「はっはっは!潮風に吹かれるのは実に気持ちが良い」 「こんな日は何か面白いことが起こりそうだ」 「それにしても釣れんな。本当に魚は泳いでいるのか…」 とある海沿いの岩の上で釣りをしている男がいる。 装いは着物に袴。腰に二本の刀を帯刀している。 その姿を見るとお前いつの時代の人間だよ、とかツッコミを入れたくなってくる。 「しかしまぁ、時間が経ってしまった」 「このままじゃ拙者の昼飯が抜きになってしま」ぐうぅ~ 「うぉっ腹の虫が!さっさと釣らねばいかんなぁ」 どうやらこの男は昼飯の調達のために釣りをしているらしい。 普通に考えればもっと他の方法もありそうなものだが、多分無かったからこうなっているんだろう。 極度の貧乏なのか、はたまた別の理由があるのか…。 男が少し諦めかけたその時、突然竿が水中に引っ張られた。 「むむっ!とうとう来たか!この感じ、かなりの大物と見た!」 「流石に重いが、この鍔斬鉄衛門!力比べでは負けん!」 「ぐぬおぉぉぉ!!!釣り上げたどぉぉぉ!!!」 竿を勢い良く引っ張り上げると水中から巨大な魚が現れる。 …いや、よく見ればそれは魚ではなかった。 その男、鍔斬鉄衛門が釣り上げたもの、それは…。 「……これは……人間…?」 鍔斬が釣り上げたのは杉崎だった。 巨大クラーケンとの戦いに負け、海に叩きつけられた杉崎は気絶したまま海を漂い続けていた。 漂いに漂ったその結果、鍔斬に釣り上げられた。どうやらそういうことらしい。 「うーん、イカ怖い。イカ怖い…」 「随分とうなされているな。よほどのことがあったのか」 「しかしイカが怖いとは…逆にタコは好きなんだろうか?」 ここは海から少し離れた鍔斬の家。杉崎はそこで布団に寝かされている。 それにしてもこの家、妙にというか違和感がありすぎる。 分かりやすく言えば時代劇にでも出てきそうな、そんな感じの家だ。 流石に現代の日本にはこんな家に住んでいる人はいないだろう。 「おーい少年。意識があるなら返事をしろー」 「ん、んん…。ちょっとまってくださいよ先輩、まだ心の準備が…」 「おおう、ノク。お前こんなところでそんな…超エキサイティン」 「駄目だ。とても起きそうに無い」 「仕方ない。拙者は出かけてくるとしよう。ゆっくり体を休めるといい」 そういい残していくと、鍔斬は古めかしい引き戸をガタガタやりながら開き、どこかへ行ってしまった。 未だに杉崎は眠ったまま。アホな夢を見続けている。 多分一部、いや多くのアンチはそのまま死ねと思うだろう。 「……やべぇ、ノクもエルも…大胆だぜ…」 「このままだと俺のヴァンガードがオーバーヒートしちゃいそうだ…」 「……え?ちょっと待てイグニス。俺はそんな………アッー!!!!」 「うおっ!?…はぁはぁ…すげぇ変な夢見た…」 「あれ?…えーっと…ここはどこだ?」 俺目覚める。世の中の杉崎アンチの皆様残念でした。 杉崎はゴキブリよりも丈夫なので死にません。何度でも蘇るのさ。 ともかく起きたはいいものの、目に入ってくるのは全然覚えの無い光景。 「…知らない、天井だ…」 「おぉ起きたか少年!気分はどうだ?」 「…えっと、どちら様?」 「申し遅れたな。拙者の名前は鍔斬鉄衛門という。お主の名は?」 「えーっと…杉崎衛っす」 「そうか杉崎か。腹減ってないか?魚食うか?」 「あ、どうも…」 未だに頭が妙にガンガンする。頭だけじゃない、全身が今すっげぇ痛い。 そもそもこのおっさんは誰なんだ。いや、無精髭は酷いがよく見れば結構若いか。 とりあえず鍔斬…だっけ?の差し出した焼き魚を食べることにする。話はそれからだ。 「ありがとう、ご馳走様」 「なぁに気にするなって。困ったときはお互い様というだろう」 「いや、どう考えても一方的だよ。命まで救ってもらったんだし」 「いやいや、杉崎が偶然針に掛かったのを釣り上げただけだ」 「そりゃ随分と間抜けだな俺。笑えるんだか、泣けるんだか…」 食事をし終わってからいろいろと話を始める。 こっちも、多分向こうも聞きたいことは山ほどあるはずだ。 とりあえず先手必勝。助けてもらったところ悪いが、質問攻めにさせてもらう。 「まずはいろいろと聞きたいことがあるんだが。ここはいったいどこなんだ?」 「ここは古刻島。古の時を刻む島と書く。島にはいくつかの集落と、でっかい城がひとつある。 それ以外には森や川も、山もある。住みやすい島だぞ」 「なるほど。で、次はあんたの服装とかこの家とかが妙に気になるんだが…」 「何ぃ?これが普通だろうが」 「…え?(やべぇ。これってまさかのあれ?漫画でよくあるタイムスリップってやつかよ) ちょっと聞きたいことが…。今は何年だ?」 「今は2010年の夏に決まっているだろう」 「あーやっぱりかぁ。俺タイムスリップしちゃ、って2010年かよっ!!」 ついついノリツッコミしてしまった。タイムスリップの類じゃないらしい。 とりあえず分かることは、この島の文化レベルは江戸時代くらいだということだけだ。 まったく、現代にそんなことがありえるのか。いや、ありえちゃったわけだけど。 続いてはお互いのことについて色々と話をすることにした。 一応自分が巨大イカ(クラーケン)に襲われたことは説明したが、船に乗っていたら襲われたということにした。 魔術師だと名乗ってなんか面倒なことになっても困るし。 鍔斬はどうやら武士らしい。そりゃそうだ、腰に刀差してるもんな。 刀差してて武士じゃないのはそうそういないだろう。 「よかったらその刀見せてくれないか?俺そういうの好きなんだ」 「おぉお目が高いな。自慢の刀だ、じっくりと見てくれ」 鍔斬が差し出した二本の刀を受け取る。 鞘から刀を抜き、一本ずつじっくりと眺める。 「ふんふん…ところでこの刀の名前は?」 「天断《あまだち》と地崩《ちくずし》だ。かっこいいだろう?」 「うんうん、かっこいい。それにしても良い刀だな。手入れも行き届いているし」 「当たり前だ。刀は武士の命。手入れの度合いで実力も測れるというものだ」 「ほほーう、ならてっさんは結構強いってことか」 「もちろん。ところで杉崎、てっさんとは誰のことだ?」 「鉄衛門って名前なんだろ?長いからてっさんな」 「なるほど。ところでそろそろ刀を返してくれないか?」 「え?ああゴメンゴメン。返すよ」 刀を鍔斬に返そうとしたときだった。 外がなにやら騒がしいことに気づく。 なにやら嫌な予感を感じ、外の気配を探ってみる。 「…なんか変な感じだ。てっさん、行こう!」 「ちょどこに行くのだ杉崎!」 「待て杉崎!どこに行くんだ!」 「外だよ外!なんか変な気配を感じる!マズイ感じだ!」 「なるほどそうか!しかしその前に服を着ろ!」 「……あ」 忘れてた。俺の服はびっちょびちょだったから脱いで乾かしてたんだった。 今の俺はパンツ一丁。こんなんで外に出るわけにはいかない。 よかった文章だけの表現で。漫画とかアニメだったら苦情殺到しているところだ。 俺のサービスシーンとか誰得だよ。イグニス得か。 「でも乾くまでには時間掛かるし…どうするよ俺!」 「まぁ待て慌てるな。拙者の古い着物が余っているから貸してやる」 「ありがとうてっさん!恩にきるよ!」 てっさんが押入れから出してきた着物を受け取って着る。 おお、ナイスフィット感。動きやすいし、なんとなく軽い気もする。 着物最高。日本最高。でもジャージも好き。早く乾け。 とりあえずてっさんが出してくれたお茶を飲んでほっと一息つく。 ああ、美味しいなこのお茶。どこのお茶だろう。 渋くはあるものの、なかなかに深みのある味わい。 このお茶といっしょに饅頭でも食べたら美味しいだろうなぁ。 お茶貰って帰ってノクに淹れてもらって、トリシャがつくったお菓子でも食べたいわ。 まあ、呼び出せばいいんですけどね。魔方陣から。 でも偶然流れ着いただけだから、いきなりファミリー出てくりゃてっさんめっちゃ驚くよな。 うんうん、ところで俺なんか忘れてないか? えーっと、とりあえず1レス分くらい戻ってみて… 「ってそうだったよ!早く行かねぇと!」 「そうだ杉崎!何を落ち着いているのだ!」 とりあえず急いで家を飛び出し、気配を感じるほうへ走り出す。 しばらく走り続けると小さな村が見えてきた。 とりあえず物陰に隠れて様子を見ることにする。 なんか複数の男たちが村人達を襲っているようだ。 女性まで襲うとはうらやま…けしからん。退治してやろうかこいつら。 「てっさん、どうする…?」 「いやどうすると言われてもな…。おい、あれを見ろ」 「なになにどーした?」 ~ 「男は捕まえて働かせろ!女は…ぐへへ。子どもは適当に捕まえて牢につっこめ!」 「やめてください!どうしてこんな…」 「うるせぇ!東雲様の命令は絶対なんだよ!おらこい女!」 「きゃあっ!!」 ~ 「…てっさん。あいつらぶっ飛ばしていいか。うっかり殺すかもしれないけどさ」 「落ち着け杉崎、今出て行っては格好の的だ。好機を窺え」 「好機っつてもなぁ、あいつらが村を離れるところでも狙うか?」 「うむ、それがいいだろう。人数が少しでも減ったところを狙おう」 「てっさんよぉ。俺できれば女性を救いまくって英雄になりたいんだけど」 「そんなのんきなことを言っている場合か…。む、奴等馬に乗ったぞ」 「村の人たちを乗せた馬車が動く前に、なんとか止めるか」 てっさんに合図をし、物陰から飛び出す。 いい感じに何人かがこちらに気づいた。よくぞ空気を読んでくれた。 向こうがなんか声を上げて「何者だ!」とか言う前にこっちから名乗ってやる。 「拙者の名は鍔斬鉄衛門!お主らを成敗する!」 「俺の名前は杉崎衛!とりあえず女性に手を出した奴、手を上げろ。ぶっ飛ばすから」 さぁ、お前らの罪を数を数えろ。 なんちゃって。 「お前ら、たった二人で何をしようってんだ?」 「成敗できるもんならやってみやがれ!」 「時に杉崎。お主強いのか?」 「自慢じゃねーが、結構強いぜ」 「それは十分自慢じゃないのか」 「てめーら何をごちゃごちゃ…げふぅ!」 「お、おい!ぐはぁ!」 男たちが飛び掛ってきたので応戦する。 俺に飛び掛ってきていいのはファミリーと美少女、美女だけだ。 ヴァイスリットをバールのようなものに変形させて顔をぶん殴る。 てっさんは刀を抜き放ち、次々に斬っていく。 二刀流かっけえ。素敵すぎる。 「ぎゃふん!」 「やーらーれーたー!」 このままてっさんとフルボッコを開始する。 掛かってくる男共の顔を集中的に殴る。殴って殴る。顔歪んでしまえ。 女を襲う野蛮な男共は一人残らず成敗してやる。ついでにイケメンは死滅しろ。 残念ながらこの男たちの中にイケメンは居ないようだ。 原型とどめなくなるまで殴ってやりたかったのに。 それにしても楽しい。斬るより殴ったほうが楽しいかもしれない。 「はは、ははは。はははははは!!!」 「…本当に強いな杉崎の奴。猟奇的な何かを感じるが…」 数十分後、村を襲った男たちは全員成敗された。 半分以上が顔ボッコボコで気絶している。かわいそうに。 村の人たちは全員無事だった。これで一件落着。 「本当にありがとうございました」 「なに、拙者たちは悪を成敗したまでだ」 「悪は見捨てておけないもんな。特に女性を襲う輩は」 「とにかくありがとうございました。何かお礼を…」 「お礼か、それなら教えて欲しいんだけど、さっき奴らが言ってた「東雲」って誰?」 「それなら拙者が説明しよう。東雲のことなら拙者のほうが詳しい」 「なるほど、頼むよてっさん」 「ここからでも見えるだろう?あの大きな城が」 「見える見える。てっさんの家からでも見えたよな」 「ああ、東雲とはあの城の城主の名だ」 「ふんふんなるほど」 「東雲はそれは酷い奴でな。村人から無茶な税を取り立てたりするのだ」 「そうか…っておいてっさん危ないっ!」 倒したはずの男が一人起き上がっていた。気絶した振りだったのか。 男は刀を振り上げ、てっさんの背後から斬りかかろうとしている。 今から刀を抜いていては間に合わない。 「死ね!鍔斬ぃ!!」 「くそっ!“火焔”!」 「ぬおぉ!………む?斬られない……?」 「あちちっ!あちっ!なんだいきなり炎が!!」 「ふぅ、間に合ったか……あ」 「杉崎、お前なんだその力は…?」 仕方なしに説明。まあ見られたものは仕方ない。 とりあえず俺が魔術師だってことを適当に説明。炎やら闇やら出してみせる。 論より証拠。意外とすぐに納得したようだ。順応性高いなてっさん。 「…とまあこんな感じだ」 「なるほどな。他にも何か使えるのか?」 「属性は炎と闇だけな。他にもあるけどこれは秘密だ」 「とっておき、というわけだな」 「そんなところだ。多分見せることは無いと思うけど」 「…いや、できればその力を拙者に貸して欲しい」 「え?いやちょっと突然なにさ土下座なんかしちゃって。頭上げてくれよ」 「頼む!拙者の妹を助けるのを手伝って欲しい!」 「―――妹、だと?」 「ああ、訳あってあの城に捕らえられている。なんとかして助け出したいのだ」 「―――その妹はかわいいのか。美人なのか」 「自慢の妹だ。ここらの村でも一番だ」 「―――…ね…は」 「なんだ?よく聞こえなかったが」 「胸は大きいのかと聞いているんだッ!!」 「そうだな…だいたいこのくらいか…」 「てっさんの手のひらに余る…だと…!?」 「無茶な頼みだとは知っている。頼む、この通りだ!!」 「―――てっさん。その頼み、承った」 「ほ、本当か!?」 「任せておけ。あんたの妹、俺が必ず助け出してみせる」 俺はキメ顔でそう言った。 鼻血が出ていなければ完璧だったがな。 てっさんの妹さんの名前は早苗と言うらしい。可憐だ。 性格はおとなしく、心の優しい人だそうだ。 料理は上手で、家事全般はなんでもできる。 さらに巨乳。ここすっごく重要。 好み直球ストレート。しかも俺と同い年とまできた。 これを運命って呼ぶんだと、俺はそう確信した。 そんな早苗さんが何故東雲に捕まっているのか。 話を詳しく聞いてみると、これまた酷い話だった。 てっさんと早苗さんは兄妹二人でこの家で暮らしていたらしい。 親は数年前に他界しており、なんとか二人で今まで暮らしてきたそうな。 ところが半月ほど前、てっさんが病にかかってしまったのだ。 そこで早苗さんが薬草を採ってきてきて飲ませたところ、翌日には無事病は治った。 それから数日後、東雲の使いがやってきてこう言ったらしい。 「あそこに生えていた薬草は東雲様のものだ。勝手に採ることは重罪だ」と。 しかしその薬草はどこの草むらにも生えている、なんてことはないものだそうだ。 別にそんなものいくら採っても罪にはならないだろうが、問答無用で連れて行かれてしまったらしい。 「どう考えても言いがかりだな。よくもまぁそんなことを言ったもんだ」 「ここでは東雲の言ったことは絶対だ。たとえ黒でも奴が言えば白になる」 「ふざけた奴だ。反乱、一揆なんかは起こったりしなかったのか?」 「一揆が起きたことは過去に何度もあった。しかし返り討ちに遭うだけだった」 「返り討ち?そりゃまた何でだよ。てっさん以外にも武士はいるんじゃないのか?」 「いるにはいるんだが歯が立たないのだ。奴には恐ろしく強い側近がいる」 「なるほどねぇ。……よし分かった」 「分かったとは…何のことだ?」 「早苗さんを助け出す、秘策を思いついたのさ」 【次の日】 一人の役人が馬に乗って村へと向かっている。 やたらとにやけている。何か楽しいことでもあったのか。 いや、多分これからあるんだろう。 「ふっふっふ、今日も村人共から税を搾り取ってやるぞ…」 「ややっ、なんだか村が騒がしいぞ?」 「なんだなんだお前ら!何があった!?」 「おお、これはこれはお役人様。村で盗みが起きたんですだ」 「盗みだと?して、犯人は捕まえたのか」 「へぇ、こちらに縛って捕らえております」 「見ない顔だな…貴様、名はなんという?」 「オッス!オラ杉崎衛!よろしくな!」 「ふぬ、まあいい。こやつは何を盗んだのだ」 「それがいろいろでして、金に食料、着物やらなんでも…」 「ふざけた奴だ。おいお前、なぜこんなことをした」 「うるさい。黙っとけよおっさん。偉そうにしやがって」 「なんだその口の聞き方は!許さん、城の牢に閉じ込めてやる!!」 「おらさっさと立つのだ!それとも城まで引きずられたいか!」 「へいへい立ちますよっと。あーめんどくせ」 「まったく、税の徴収はまた後日とする!用意しておくのだぞ!」 こうして杉崎は東雲城に連れて行かれてしまった。 昨日は村人たちを助けていたのに、なぜ盗みなどしたのか。 その理由は後ほど分かる。多分もう分かってるだろうけど。 ―鍔斬の家― 鍔斬を中心に、十人ほどの男たちが囲炉裏を囲んで座っている。 老人から若い男まで、様々な人物がいる。 その中の一人の男が口を開いた。 「鉄衛門殿、言うとおり各村の代表を連れてきましたぞ」 「ご苦労だった。恩に着る」 「で、話とはなんだ?わしらに出来ることなら協力するが…」 「明日の夜、東雲城を襲撃する」 「!?」 「ΩΩΩ<ナ ナンダッテー!?」 「し、しかし東雲にはあの三人が…」 「そのための策はきちんと練ってある。案ずるな」 「その策は大丈夫なのか?信用していいのか?」 「ああ問題ない。きっと成功するだろう」 「しかし…」 「城を落とし、東雲を討つ機会なのだ。協力してはくれまいか?」 「……わかった協力しよう」 「ありがとう、恩に着る」 「で、俺たちは何をすればいい?」 「とにかく戦える者を集めてくれ。できるだけたくさんだ」 「わかった。村に帰ったらすぐに知らせよう」 「頼んだぞ。この作戦は我々の活躍にかかっているのだ」 村長たちは自分達の村へと急ぎ戻っていった。 鍔斬は刀を取り出し、手入れをし始めた。 無論、明日の襲撃のためである。 ―東雲城 地下牢― 「ほらさっさと入れ」 「へいへい。入りますからあんまり押さないでくれよ。通勤ラッシュじゃあるまいし」 「いいから入れと言っているっ!」 「おわっ!蹴らなくてもいいじゃんかよー!!」 「黙れ!静かにしていなければ飯抜きにするぞ!」 「飯抜きとかマジ勘弁www」 「ったく…他の奴と仲良くしているんだな。といっても他には一人しかいないがな」 「いつつ…思い切り蹴りやがって…。しかも手枷はめるとか」 「あの…お怪我は…?」 「あー大丈夫大丈夫。これでも意外と丈夫だから」 牢の奥から一人の少女が声をかけてきた。 端整な顔立ちであるものの、どこか子どものような幼さも感じる。 よく手入れされた黒髪は薄暗さの中でも輝いて見える。 透き通るような肌は触ることをつい躊躇ってしまうほどだ。 そして何よりも…着物に隠せ切れていないほどの素晴らしい胸。 なるほど、てっさんから聞いた通りだ。 「もしかして早苗さんか?」 「えっ、なぜ私の名前を?」 「ビンゴ、しかも同じ牢とは運がいいね俺。神様の加護でもあるんかな」 「あなたはいったい誰なんですか?」 「なぁに、ただのしがない救世主でさぁ」 「言っていることがよく…」 「明日になれば自然とわかるさ。それまでゆっくりお話でもしてようか」 薄暗い牢の中から談笑をする声が聞こえてくる。杉崎と早苗の声だ。 こんな牢の中じゃ何もないため話すしかないが時間つぶしにはなる。 気を紛らわせるにも丁度いい。二人は日が沈んでも話を続けていた。 夜はゆっくりと更けていく。
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ここでは、マリンと美園と共にスレを盛り上げるマリーンズに関わる主なキャラクター(選手・監督コーチ)を紹介します。 ◆先生一覧◆ ◆生徒一覧◆ 【井口資仁 (ハニー)】 /~~~~~~~v~~~ヽ i (~~~~~~~~~);) | / ━ ━| (6 (● (●| │ つ | | ── | 人\___イ /;;;; ヽ;;;;▼;;;/ ;;;;ヽ ./;;;;;;|| |;;;;;| M ||;;;;;| /ww∥ 6 |;;;;;| ∥w| 現在、マリーンズで4番を務める俊足豪打の二塁手。マリンとは「ハニー」と呼ばれる程の仲である。 右方向に大きく伸びる長打が特徴的で、元は鷹子の母である鷹江の下(福岡ダイエーホークス)で野球をやっていた。 その後、4年に渡る海外留学を経て、日本球界(千葉ロッテマリーンズ)へ復帰。 メジャーでは攻撃的な2番打者としてチームを牽引し、日本人初となるワールドシリーズ制覇を経験した。 元チームメイトの松中信彦とは、結果的に鷹子を裏切ったという形で揉めてしまいあまり仲が良くない。 井口資仁のついてはこちら、AAについてはこちらを参照。 主な登場スレッド…『横浜ベイは白いワンピースを着た色白で病弱な美少女』 【那須野巧 (ナス)】 |┃ / ̄ ̄ヽ |┃ /⌒⌒⌒⌒⌒ヽ |┃ / ヽ |┃ ガラッ /∧ .∧ ∧ ヽ |┃ 三 |/ ヽ_/ ヽ_/ ヽ_/ゝ' |┃ / ─ ─ \ |┃ | u ● | ● .| |┃ 三 .| ’ \|/ ’ u | |┃ \ / |┃ / `ヽ. |┃ 三 / \,⊆ニ´⌒ ̄ ̄" y r、 ヾ⊂二、,ノ──-‐'´| M47 .| l" | |┠ ' | l/'⌒ヾ 和製ランディ-ジョンソンと言われ、多数の球団との競合の末、即戦力左腕として鳴り物入りでベイスターズに入団。 しかし、練習嫌いな性格も祟って、試合に出ればやる気のない投球で確実の打たれ、結果は散々という悪循環。 ドラフト時は超目玉選手という存在だったが、横浜では残念ながら大器を完成させることはできなかった。 例の契約金5億から「オッス!オラ損五億(孫悟空)!」と捩られる事も。(※契約金問題の詳細については省略。) 2009年オフにはロッテへトレード。環境の変化から名誉挽回する可能性は充分に秘めている? 那須野巧についてはこちら、AAについてはこちらを参照。 主な登場スレッド…『横浜ベイは白いワンピースを着た色白で病弱な美少女』
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はいのことん はいのことん【登録タグ クリエイター 作は】 曲一覧 オトソラ 参月の雨 トウキョウト・ロック・シティ トカレフと少女 ハートは万華鏡 MY BABY BLUE コメント 名前 コメント
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今日 - 合計 - キッズステーション 美少女戦士セーラームーンワールド ちびうさとたのしいまいにちの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時59分43秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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八月の中旬、この時期は日増しに暑さが厳しくなってくる。 正直やってらんない。何?俺を熱中症にしたいの? そう思わざるを得ないほどに熱い毎日。 今、学園は夏休み。実家に帰ってる奴もいれば、残って補習している奴、いろんな奴がいる。 そんな奴等がいる中、この俺、杉崎衛はただいま太平洋を南下中。 理由は単純明快、南の島でバカンスをするためだ。 こんな暑い日は部屋にこもってクーラーガンガンで引きこもるのが一番。 でもそんなことしてたらせっかくの夏休みがもったいないわけで… いろいろと考えた末に南の島でも行くかという結論に至った。 「しかし海の上は暑いな…遮蔽物とかまったく無いもんな…」 普通だったら豪華客船で行くハワイ何日間の旅とかにするだろう。 しかし唯の学生である俺にそんな金はない。 国内ならまだしも、海外となればやたらと金が掛かる。 普通だったらそこで諦めるが、自分は魔術師だ。 船がないなら飛べばいいじゃない。 というわけで現在は夜光の爪翼《アーク》でびゅんびゅん海を移動している。 「うーみーはひろいなーふんふんふーん♪」 「日本を出発して三十分くらいか、まだ島はどこにも見当たらないな…」 「ま、気長に行くか。旅は長いほうが楽しいし」 「しかし一人旅は暇だ。何かイベントでも起きてくれればいいんだけど…」 結論から言うと起きた。イベントガッツリ起きた。 いつフラグを回収したのかは知らないけど。 それは日本を出発して一時間が経過したころだった。 「さすがにだるくなってきた。一時間ボードに乗りっぱなしとかキツイ」 「360度見渡しても島もないし、休むことは出来ないからなぁ…」 「……ん?何だ?今何か巨大生物が水中から上がってくるような音が…」 やたらとピンポイントすぎる言葉を言っていると、案の定水面下に何か影が見え始めた。 影はどんどん大きくなっていき、やがて水中からその姿を現した。 イカだ、でかいイカ。所謂クラーケンってやつだ。 「うぉでっかいイカ。つかクラーケンかこれ。なんかどっかで見たような…」 「ああそういえば春のイカ祭りの時に獲ってきたっけ。でもアレよりも大きいなこいつ」 「アレが子どもだったから、しいて言えば親?ってそんなわけはないか」 実はそんなわけがあった。 このクラーケンは正真正銘あの子どもクラーケンの親だったりする。 子どもを焼いて食べられた復讐。それを果たす日をこの広い海で待ち続けた。 そして今、とうとうその時がやってきたのだ。 「俺には戦闘の意思とかないんだけど、向こうは殺る気満々っぽいし」 「仕方ない、正当防衛ってことで許しておくれよ」 なんやかんやで始まった海上での戦闘。 クラーケンは十本の足を伸ばしてなんとか捕まえようとしてくる。 それを巧みにかわしながらなんとか攻撃のチャンスを窺う。 「さぁて、弱点はどこかなーっと」 「本来だったら顔とか目が一番の弱点だけど、イマイチ足が邪魔で狙いづらい」 「とりあえずは足を攻撃しておくか。捕まるのも嫌だし」 「幻獣兵装“龍哭砲”“火蜥蜴”!」 拳銃を装備してバンバン撃ち始める。 あまり相手を刺激するのもなんだし、襲ってくる足を攻撃する程度にする。 ここでいきなり頭を攻撃するとヤバイことになりそうだ。 多分イカ墨かけられるくらいじゃすまないと思う。毒でも吹きかけられそうだ。 いやそんなもん持ってないだろうけどさ。 「しかしただ撃ってるだけじゃ埒が明かないよな」 「こっちからも攻撃するか、なんとか逃げ切るか…」 「いや!逃げるのは漢じゃねえ!真っ向勝負だコラァ!」 未だに戦闘意欲バリバリなクラーケンに向かって叫ぶ。 もちろんそんなこと言えばクラーケンも黙っちゃいない。 十本の足全てを振り上げて威嚇行動をとってきた。奴さんやる気満々ですぜ。 空中VS水中の戦いの結果はどうなることやら。 「アークピッド展開!3つくらいでいいか」 「よーし、パパいまから全力で戦っちゃうぞー」 「って誰のパパやねーん!」 アホなことを言いつつも戦闘の手は休めない。 無数に襲い来るクラーケンの足を銃で撃ったり、ピッドからのレーザーで迎撃したりする。 何回も迎撃しているはずなのにまったく手数が減らないような気がする。 よく見たら攻撃してボロボロになった足はすぐに再生しているようだ。 どういうこっちゃねん。卑怯だろそれ。 「ああもう!これじゃ先に魔力が切れちまう!」 「何か策を考えないと…とりあえず“紫炎・黒焔鳥”!!」 「これでも…喰らっとけ!!」 闇の炎で作り出した鳥をクラーケンにぶつける。 しかしクラーケンのサイズが大きすぎる。当たっても目に見えるダメージはなさそうだ。 しかもこの攻撃が煽りにでもなってしまったのかクラーケンがさらに怒ってしまった。 これが本当のアオリイカ。なんつって。 そんなバカなことを言っていれば隙もできるわけで、うっかり捕まってしまった。 「うおヤバッ…うぎゃ!」 「しまった、身動きがとれない!」 「とりあえず…戻れ“龍哭砲””アーク”!」 「ってちょ、なにするつも――」 足に捕まって絞められつつも幻獣兵装を魔方陣になんとか戻す。 その直後に絞め上げられ、水面に思い切り叩きつけられた。 俺の意識はそこで途絶えた。 「はっはっは!潮風に吹かれるのは実に気持ちが良い」 「こんな日は何か面白いことが起こりそうだ」 「それにしても釣れんな。本当に魚は泳いでいるのか…」 とある海沿いの岩の上で釣りをしている男がいる。 装いは着物に袴。腰に二本の刀を帯刀している。 その姿を見るとお前いつの時代の人間だよ、とかツッコミを入れたくなってくる。 「しかしまぁ、時間が経ってしまった」 「このままじゃ拙者の昼飯が抜きになってしま」ぐうぅ~ 「うぉっ腹の虫が!さっさと釣らねばいかんなぁ」 どうやらこの男は昼飯の調達のために釣りをしているらしい。 普通に考えればもっと他の方法もありそうなものだが、多分無かったからこうなっているんだろう。 極度の貧乏なのか、はたまた別の理由があるのか…。 男が少し諦めかけたその時、突然竿が水中に引っ張られた。 「むむっ!とうとう来たか!この感じ、かなりの大物と見た!」 「流石に重いが、この鍔斬鉄衛門!力比べでは負けん!」 「ぐぬおぉぉぉ!!!釣り上げたどぉぉぉ!!!」 竿を勢い良く引っ張り上げると水中から巨大な魚が現れる。 …いや、よく見ればそれは魚ではなかった。 その男、鍔斬鉄衛門が釣り上げたもの、それは…。 「……これは……人間…?」 鍔斬が釣り上げたのは杉崎だった。 巨大クラーケンとの戦いに負け、海に叩きつけられた杉崎は気絶したまま海を漂い続けていた。 漂いに漂ったその結果、鍔斬に釣り上げられた。どうやらそういうことらしい。 「うーん、イカ怖い。イカ怖い…」 「随分とうなされているな。よほどのことがあったのか」 「しかしイカが怖いとは…逆にタコは好きなんだろうか?」 ここは海から少し離れた鍔斬の家。杉崎はそこで布団に寝かされている。 それにしてもこの家、妙にというか違和感がありすぎる。 分かりやすく言えば時代劇にでも出てきそうな、そんな感じの家だ。 流石に現代の日本にはこんな家に住んでいる人はいないだろう。 「おーい少年。意識があるなら返事をしろー」 「ん、んん…。ちょっとまってくださいよ先輩、まだ心の準備が…」 「おおう、ノク。お前こんなところでそんな…超エキサイティン」 「駄目だ。とても起きそうに無い」 「仕方ない。拙者は出かけてくるとしよう。ゆっくり体を休めるといい」 そういい残していくと、鍔斬は古めかしい引き戸をガタガタやりながら開き、どこかへ行ってしまった。 未だに杉崎は眠ったまま。アホな夢を見続けている。 多分一部、いや多くのアンチはそのまま死ねと思うだろう。 「……やべぇ、ノクもエルも…大胆だぜ…」 「このままだと俺のヴァンガードがオーバーヒートしちゃいそうだ…」 「……え?ちょっと待てイグニス。俺はそんな………アッー!!!!」 「うおっ!?…はぁはぁ…すげぇ変な夢見た…」 「あれ?…えーっと…ここはどこだ?」 俺目覚める。世の中の杉崎アンチの皆様残念でした。 杉崎はゴキブリよりも丈夫なので死にません。何度でも蘇るのさ。 ともかく起きたはいいものの、目に入ってくるのは全然覚えの無い光景。 「…知らない、天井だ…」 「おぉ起きたか少年!気分はどうだ?」 「…えっと、どちら様?」 「申し遅れたな。拙者の名前は鍔斬鉄衛門という。お主の名は?」 「えーっと…杉崎衛っす」 「そうか杉崎か。腹減ってないか?魚食うか?」 「あ、どうも…」 未だに頭が妙にガンガンする。頭だけじゃない、全身が今すっげぇ痛い。 そもそもこのおっさんは誰なんだ。いや、無精髭は酷いがよく見れば結構若いか。 とりあえず鍔斬…だっけ?の差し出した焼き魚を食べることにする。話はそれからだ。 「ありがとう、ご馳走様」 「なぁに気にするなって。困ったときはお互い様というだろう」 「いや、どう考えても一方的だよ。命まで救ってもらったんだし」 「いやいや、杉崎が偶然針に掛かったのを釣り上げただけだ」 「そりゃ随分と間抜けだな俺。笑えるんだか、泣けるんだか…」 食事をし終わってからいろいろと話を始める。 こっちも、多分向こうも聞きたいことは山ほどあるはずだ。 とりあえず先手必勝。助けてもらったところ悪いが、質問攻めにさせてもらう。 「まずはいろいろと聞きたいことがあるんだが。ここはいったいどこなんだ?」 「ここは古刻島。古の時を刻む島と書く。島にはいくつかの集落と、でっかい城がひとつある。 それ以外には森や川も、山もある。住みやすい島だぞ」 「なるほど。で、次はあんたの服装とかこの家とかが妙に気になるんだが…」 「何ぃ?これが普通だろうが」 「…え?(やべぇ。これってまさかのあれ?漫画でよくあるタイムスリップってやつかよ) ちょっと聞きたいことが…。今は何年だ?」 「今は2010年の夏に決まっているだろう」 「あーやっぱりかぁ。俺タイムスリップしちゃ、って2010年かよっ!!」 ついついノリツッコミしてしまった。タイムスリップの類じゃないらしい。 とりあえず分かることは、この島の文化レベルは江戸時代くらいだということだけだ。 まったく、現代にそんなことがありえるのか。いや、ありえちゃったわけだけど。 続いてはお互いのことについて色々と話をすることにした。 一応自分が巨大イカ(クラーケン)に襲われたことは説明したが、船に乗っていたら襲われたということにした。 魔術師だと名乗ってなんか面倒なことになっても困るし。 鍔斬はどうやら武士らしい。そりゃそうだ、腰に刀差してるもんな。 刀差してて武士じゃないのはそうそういないだろう。 「よかったらその刀見せてくれないか?俺そういうの好きなんだ」 「おぉお目が高いな。自慢の刀だ、じっくりと見てくれ」 鍔斬が差し出した二本の刀を受け取る。 鞘から刀を抜き、一本ずつじっくりと眺める。 「ふんふん…ところでこの刀の名前は?」 「天断《あまだち》と地崩《ちくずし》だ。かっこいいだろう?」 「うんうん、かっこいい。それにしても良い刀だな。手入れも行き届いているし」 「当たり前だ。刀は武士の命。手入れの度合いで実力も測れるというものだ」 「ほほーう、ならてっさんは結構強いってことか」 「もちろん。ところで杉崎、てっさんとは誰のことだ?」 「鉄衛門って名前なんだろ?長いからてっさんな」 「なるほど。ところでそろそろ刀を返してくれないか?」 「え?ああゴメンゴメン。返すよ」 刀を鍔斬に返そうとしたときだった。 外がなにやら騒がしいことに気づく。 なにやら嫌な予感を感じ、外の気配を探ってみる。 「…なんか変な感じだ。てっさん、行こう!」 「ちょどこに行くのだ杉崎!」 「待て杉崎!どこに行くんだ!」 「外だよ外!なんか変な気配を感じる!マズイ感じだ!」 「なるほどそうか!しかしその前に服を着ろ!」 「……あ」 忘れてた。俺の服はびっちょびちょだったから脱いで乾かしてたんだった。 今の俺はパンツ一丁。こんなんで外に出るわけにはいかない。 よかった文章だけの表現で。漫画とかアニメだったら苦情殺到しているところだ。 俺のサービスシーンとか誰得だよ。イグニス得か。 「でも乾くまでには時間掛かるし…どうするよ俺!」 「まぁ待て慌てるな。拙者の古い着物が余っているから貸してやる」 「ありがとうてっさん!恩にきるよ!」 てっさんが押入れから出してきた着物を受け取って着る。 おお、ナイスフィット感。動きやすいし、なんとなく軽い気もする。 着物最高。日本最高。でもジャージも好き。早く乾け。 とりあえずてっさんが出してくれたお茶を飲んでほっと一息つく。 ああ、美味しいなこのお茶。どこのお茶だろう。 渋くはあるものの、なかなかに深みのある味わい。 このお茶といっしょに饅頭でも食べたら美味しいだろうなぁ。 お茶貰って帰ってノクに淹れてもらって、トリシャがつくったお菓子でも食べたいわ。 まあ、呼び出せばいいんですけどね。魔方陣から。 でも偶然流れ着いただけだから、いきなりファミリー出てくりゃてっさんめっちゃ驚くよな。 うんうん、ところで俺なんか忘れてないか? えーっと、とりあえず1レス分くらい戻ってみて… 「ってそうだったよ!早く行かねぇと!」 「そうだ杉崎!何を落ち着いているのだ!」 とりあえず急いで家を飛び出し、気配を感じるほうへ走り出す。 しばらく走り続けると小さな村が見えてきた。 とりあえず物陰に隠れて様子を見ることにする。 なんか複数の男たちが村人達を襲っているようだ。 女性まで襲うとはうらやま…けしからん。退治してやろうかこいつら。 「てっさん、どうする…?」 「いやどうすると言われてもな…。おい、あれを見ろ」 「なになにどーした?」 ~ 「男は捕まえて働かせろ!女は…ぐへへ。子どもは適当に捕まえて牢につっこめ!」 「やめてください!どうしてこんな…」 「うるせぇ!東雲様の命令は絶対なんだよ!おらこい女!」 「きゃあっ!!」 ~ 「…てっさん。あいつらぶっ飛ばしていいか。うっかり殺すかもしれないけどさ」 「落ち着け杉崎、今出て行っては格好の的だ。好機を窺え」 「好機っつてもなぁ、あいつらが村を離れるところでも狙うか?」 「うむ、それがいいだろう。人数が少しでも減ったところを狙おう」 「てっさんよぉ。俺できれば女性を救いまくって英雄になりたいんだけど」 「そんなのんきなことを言っている場合か…。む、奴等馬に乗ったぞ」 「村の人たちを乗せた馬車が動く前に、なんとか止めるか」 てっさんに合図をし、物陰から飛び出す。 いい感じに何人かがこちらに気づいた。よくぞ空気を読んでくれた。 向こうがなんか声を上げて「何者だ!」とか言う前にこっちから名乗ってやる。 「拙者の名は鍔斬鉄衛門!お主らを成敗する!」 「俺の名前は杉崎衛!とりあえず女性に手を出した奴、手を上げろ。ぶっ飛ばすから」 さぁ、お前らの罪を数を数えろ。 なんちゃって。 「お前ら、たった二人で何をしようってんだ?」 「成敗できるもんならやってみやがれ!」 「時に杉崎。お主強いのか?」 「自慢じゃねーが、結構強いぜ」 「それは十分自慢じゃないのか」 「てめーら何をごちゃごちゃ…げふぅ!」 「お、おい!ぐはぁ!」 男たちが飛び掛ってきたので応戦する。 俺に飛び掛ってきていいのはファミリーと美少女、美女だけだ。 ヴァイスリットをバールのようなものに変形させて顔をぶん殴る。 てっさんは刀を抜き放ち、次々に斬っていく。 二刀流かっけえ。素敵すぎる。 「ぎゃふん!」 「やーらーれーたー!」 このままてっさんとフルボッコを開始する。 掛かってくる男共の顔を集中的に殴る。殴って殴る。顔歪んでしまえ。 女を襲う野蛮な男共は一人残らず成敗してやる。ついでにイケメンは死滅しろ。 残念ながらこの男たちの中にイケメンは居ないようだ。 原型とどめなくなるまで殴ってやりたかったのに。 それにしても楽しい。斬るより殴ったほうが楽しいかもしれない。 「はは、ははは。はははははは!!!」 「…本当に強いな杉崎の奴。猟奇的な何かを感じるが…」 数十分後、村を襲った男たちは全員成敗された。 半分以上が顔ボッコボコで気絶している。かわいそうに。 村の人たちは全員無事だった。これで一件落着。 「本当にありがとうございました」 「なに、拙者たちは悪を成敗したまでだ」 「悪は見捨てておけないもんな。特に女性を襲う輩は」 「とにかくありがとうございました。何かお礼を…」 「お礼か、それなら教えて欲しいんだけど、さっき奴らが言ってた「東雲」って誰?」 「それなら拙者が説明しよう。東雲のことなら拙者のほうが詳しい」 「なるほど、頼むよてっさん」 「ここからでも見えるだろう?あの大きな城が」 「見える見える。てっさんの家からでも見えたよな」 「ああ、東雲とはあの城の城主の名だ」 「ふんふんなるほど」 「東雲はそれは酷い奴でな。村人から無茶な税を取り立てたりするのだ」 「そうか…っておいてっさん危ないっ!」 倒したはずの男が一人起き上がっていた。気絶した振りだったのか。 男は刀を振り上げ、てっさんの背後から斬りかかろうとしている。 今から刀を抜いていては間に合わない。 「死ね!鍔斬ぃ!!」 「くそっ!“火焔”!」 「ぬおぉ!………む?斬られない……?」 「あちちっ!あちっ!なんだいきなり炎が!!」 「ふぅ、間に合ったか……あ」 「杉崎、お前なんだその力は…?」 仕方なしに説明。まあ見られたものは仕方ない。 とりあえず俺が魔術師だってことを適当に説明。炎やら闇やら出してみせる。 論より証拠。意外とすぐに納得したようだ。順応性高いなてっさん。 「…とまあこんな感じだ」 「なるほどな。他にも何か使えるのか?」 「属性は炎と闇だけな。他にもあるけどこれは秘密だ」 「とっておき、というわけだな」 「そんなところだ。多分見せることは無いと思うけど」 「…いや、できればその力を拙者に貸して欲しい」 「え?いやちょっと突然なにさ土下座なんかしちゃって。頭上げてくれよ」 「頼む!拙者の妹を助けるのを手伝って欲しい!」 「―――妹、だと?」 「ああ、訳あってあの城に捕らえられている。なんとかして助け出したいのだ」 「―――その妹はかわいいのか。美人なのか」 「自慢の妹だ。ここらの村でも一番だ」 「―――…ね…は」 「なんだ?よく聞こえなかったが」 「胸は大きいのかと聞いているんだッ!!」 「そうだな…だいたいこのくらいか…」 「てっさんの手のひらに余る…だと…!?」 「無茶な頼みだとは知っている。頼む、この通りだ!!」 「―――てっさん。その頼み、承った」 「ほ、本当か!?」 「任せておけ。あんたの妹、俺が必ず助け出してみせる」 俺はキメ顔でそう言った。 鼻血が出ていなければ完璧だったがな。 てっさんの妹さんの名前は早苗と言うらしい。可憐だ。 性格はおとなしく、心の優しい人だそうだ。 料理は上手で、家事全般はなんでもできる。 さらに巨乳。ここすっごく重要。 好み直球ストレート。しかも俺と同い年とまできた。 これを運命って呼ぶんだと、俺はそう確信した。 そんな早苗さんが何故東雲に捕まっているのか。 話を詳しく聞いてみると、これまた酷い話だった。 てっさんと早苗さんは兄妹二人でこの家で暮らしていたらしい。 親は数年前に他界しており、なんとか二人で今まで暮らしてきたそうな。 ところが半月ほど前、てっさんが病にかかってしまったのだ。 そこで早苗さんが薬草を採ってきてきて飲ませたところ、翌日には無事病は治った。 それから数日後、東雲の使いがやってきてこう言ったらしい。 「あそこに生えていた薬草は東雲様のものだ。勝手に採ることは重罪だ」と。 しかしその薬草はどこの草むらにも生えている、なんてことはないものだそうだ。 別にそんなものいくら採っても罪にはならないだろうが、問答無用で連れて行かれてしまったらしい。 「どう考えても言いがかりだな。よくもまぁそんなことを言ったもんだ」 「ここでは東雲の言ったことは絶対だ。たとえ黒でも奴が言えば白になる」 「ふざけた奴だ。反乱、一揆なんかは起こったりしなかったのか?」 「一揆が起きたことは過去に何度もあった。しかし返り討ちに遭うだけだった」 「返り討ち?そりゃまた何でだよ。てっさん以外にも武士はいるんじゃないのか?」 「いるにはいるんだが歯が立たないのだ。奴には恐ろしく強い側近がいる」 「なるほどねぇ。……よし分かった」 「分かったとは…何のことだ?」 「早苗さんを助け出す、秘策を思いついたのさ」 【次の日】 一人の役人が馬に乗って村へと向かっている。 やたらとにやけている。何か楽しいことでもあったのか。 いや、多分これからあるんだろう。 「ふっふっふ、今日も村人共から税を搾り取ってやるぞ…」 「ややっ、なんだか村が騒がしいぞ?」 「なんだなんだお前ら!何があった!?」 「おお、これはこれはお役人様。村で盗みが起きたんですだ」 「盗みだと?して、犯人は捕まえたのか」 「へぇ、こちらに縛って捕らえております」 「見ない顔だな…貴様、名はなんという?」 「オッス!オラ杉崎衛!よろしくな!」 「ふぬ、まあいい。こやつは何を盗んだのだ」 「それがいろいろでして、金に食料、着物やらなんでも…」 「ふざけた奴だ。おいお前、なぜこんなことをした」 「うるさい。黙っとけよおっさん。偉そうにしやがって」 「なんだその口の聞き方は!許さん、城の牢に閉じ込めてやる!!」 「おらさっさと立つのだ!それとも城まで引きずられたいか!」 「へいへい立ちますよっと。あーめんどくせ」 「まったく、税の徴収はまた後日とする!用意しておくのだぞ!」 こうして杉崎は東雲城に連れて行かれてしまった。 昨日は村人たちを助けていたのに、なぜ盗みなどしたのか。 その理由は後ほど分かる。多分もう分かってるだろうけど。 ―鍔斬の家― 鍔斬を中心に、十人ほどの男たちが囲炉裏を囲んで座っている。 老人から若い男まで、様々な人物がいる。 その中の一人の男が口を開いた。 「鉄衛門殿、言うとおり各村の代表を連れてきましたぞ」 「ご苦労だった。恩に着る」 「で、話とはなんだ?わしらに出来ることなら協力するが…」 「明日の夜、東雲城を襲撃する」 「!?」 「ΩΩΩ<ナ ナンダッテー!?」 「し、しかし東雲にはあの三人が…」 「そのための策はきちんと練ってある。案ずるな」 「その策は大丈夫なのか?信用していいのか?」 「ああ問題ない。きっと成功するだろう」 「しかし…」 「城を落とし、東雲を討つ機会なのだ。協力してはくれまいか?」 「……わかった協力しよう」 「ありがとう、恩に着る」 「で、俺たちは何をすればいい?」 「とにかく戦える者を集めてくれ。できるだけたくさんだ」 「わかった。村に帰ったらすぐに知らせよう」 「頼んだぞ。この作戦は我々の活躍にかかっているのだ」 村長たちは自分達の村へと急ぎ戻っていった。 鍔斬は刀を取り出し、手入れをし始めた。 無論、明日の襲撃のためである。 ―東雲城 地下牢― 「ほらさっさと入れ」 「へいへい。入りますからあんまり押さないでくれよ。通勤ラッシュじゃあるまいし」 「いいから入れと言っているっ!」 「おわっ!蹴らなくてもいいじゃんかよー!!」 「黙れ!静かにしていなければ飯抜きにするぞ!」 「飯抜きとかマジ勘弁www」 「ったく…他の奴と仲良くしているんだな。といっても他には一人しかいないがな」 「いつつ…思い切り蹴りやがって…。しかも手枷はめるとか」 「あの…お怪我は…?」 「あー大丈夫大丈夫。これでも意外と丈夫だから」 牢の奥から一人の少女が声をかけてきた。 端整な顔立ちであるものの、どこか子どものような幼さも感じる。 よく手入れされた黒髪は薄暗さの中でも輝いて見える。 透き通るような肌は触ることをつい躊躇ってしまうほどだ。 そして何よりも…着物に隠せ切れていないほどの素晴らしい胸。 なるほど、てっさんから聞いた通りだ。 「もしかして早苗さんか?」 「えっ、なぜ私の名前を?」 「ビンゴ、しかも同じ牢とは運がいいね俺。神様の加護でもあるんかな」 「あなたはいったい誰なんですか?」 「なぁに、ただのしがない救世主でさぁ」 「言っていることがよく…」 「明日になれば自然とわかるさ。それまでゆっくりお話でもしてようか」 薄暗い牢の中から談笑をする声が聞こえてくる。杉崎と早苗の声だ。 こんな牢の中じゃ何もないため話すしかないが時間つぶしにはなる。 気を紛らわせるにも丁度いい。二人は日が沈んでも話を続けていた。 夜はゆっくりと更けていく。
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どようび! 待ち合わせは10時に○○駅前だった。 澪は先に到着した。 チェックの入ったグレーのズボンに袖の黒いジャンパー、頭にはキャップ、そしてポーチサイズのバッグというラフな格好だ。 「次の電車で着くから待っててね♪」 紬から来た携帯のメールにはそうあった。 まもなく電車が到着し、駅から出てくる人だかりの中から、紬を探す… 果たして探すまでもなく、彼女はすぐに見つかった。 彼女の格好があまりにも目を見張るものだったからだ。 澪「や、やぁ」 紬「ごきげんよう、澪ちゃん♪」 その膝下まである裾の長いスカートをひらり、と両手に掴み、丁重にお辞儀をする紬。 澪「ロリータファッションっていうんだよな、そういうの…凄いな」 紬「良かったわ、メイド服って言われなくて(笑)」 紬の格好は、俗にクラシカルロリータと呼ばれる格好だった。 真紅色の別珍であつらえられたワンピースに、白いフリルがいくつも付けられている。 ワンピースの下には白いハイソックスと黒い革靴を履いており、また茶色い革のポシェットを腰に携えていた。 派手さはなく、清楚に着こなしている。 制服姿ですら十分にお嬢様の空気を漂わせる紬は、すでにお嬢様を超えて貴族のオーラを放っていた。 紬「普段親族や来客のパーティに着て行く服なんだけどね。いいの、今日は特別な日だから」 行きましょう。 そういって紬は、澪の真横にくっつく。 どきどきした。 ムギ、凄く可愛いじゃん… 直視できない。 紬「どうしたの?」 澪「いや、あんまりムギが綺麗だから、さ…」 入場券を買い、テーマパークに入った。 天気は快晴とはいえないが、雲が適度に出ているおかげで柔らかな日光が差している。 絶好のデート日和だな…いやいや、私たちは女同士だぞ? 澪は頭の中に湧いた一言を脳の中の消しゴムで強引に消去した。 紬「まずはあれ乗りましょう!コーヒーカップ!」 澪「お、おい、あれは子供やカップルが乗るものじゃあ…」 紬「いいのいいの、楽しんだもの勝ちよ!」 コーヒーカップには、並ばずに乗ることができた。 紬「それそれそれ~~~っ!!」 澪「バカ、あんまり回すなっ…」 … … 澪「ふぅ…」 紬「大丈夫?」 澪「いや、私が慣れてなさすぎるのがいけないんだ…」 澪が目を回したようなので、近くのベンチに座ることにした。 澪「落ち着いてきた…ムギは楽しかったか?」 紬「もちろん!」 ぎゅ。 紬に思い切り抱きつかれる。 紬「ごめんなさいね。ちょっとやりすぎたかしら?」 そして、頭を撫でられた。 ムギの胸元から、ほのかに甘くてとてもいい匂いがする。 くらくらしそうな匂いに、意識が遠のくようだ。 紬「でも、参ったり困ったりしてる澪ちゃんって、可愛い」 澪「…」 紬「私ね、いっつも思ってたの。感情が素直に出ちゃう澪ちゃんって、すごくいい子だな、て」 澪「というか、ムギもずるい。私たち全員の気持ち、いつもことごとく見抜いちゃうじゃないか」 紬「うん、それは自然と身に付けた技術だから仕方ないかもしれないわね。 知り合う人が社長や政治家ばかりだと、どうしても人を見る目を養わないと、うまく渡っていけないから…」 澪「苦労してるんだな、お嬢様も」 紬「ちょっと自慢みたいでごめんね。でも、だからこそ澪ちゃんみたいに、いつも素直な子が可愛くて仕方ないの。 もちろん軽音部の子はみんな素直だから、みんな大好きよ?」 澪「はは…何だかんだいっていい奴らだもんな」 このとき、澪は悔しく感じた。 今は私のことだけ、可愛いと言ってくれたら一番嬉しいのに… ちょっと待て。 何だ、この感覚? ムギに対して、こんな特別な感情あったっけ? 紬「さ、次は何に乗る?バイキング船?メリーゴーランド?」 澪「いや、しばらくこのままでいてほしい」 え、どうしたんだろう。 今の澪ちゃん、凄くしおらしい。 私に全体重を預けたまま、動かずにいる。 私も、正直ずっとこうしていたい。 澪ちゃんが、私に気持ちを委ねてくれるなら… 自然と、澪を膝枕する姿勢に変わっていた。 まだ午前中なのに… 澪なら周りの視線を気にしそうなものだが、その様子は一向にない。 むしろ、紬の方が気恥ずかしいぐらいだった。 もっと、二人きりの世界に行きたい… だから、提案した。 紬「ねぇ、観覧車行きましょう?」 澪「うん…」 目線も合わせずに、こくり、と澪はうなずく。 観覧車にも、ほとんど並ばずに乗ることができた。 ゴンドラは少しずつ高度を上げていき、次第にそのガラス窓に綺麗な街並みを映し出す。 紬「見て!私たちの高校が見えるわ」 澪「あぁ、本当だ」 澪の反応はいまいちだ。 というより、外の景色に目もくれず、ずっと紬の胸元ばかりを見つめている。 まるで、何か思いつめているようだった。 紬「澪ちゃん、何か考えごとでもあるの?」 澪「…やっぱりわかっちゃうんだな、ムギには」 紬「いいのよ、何でも好きに話して。私たち、お友達でしょう?」 澪「うん…ムギにはお礼を言いたいんだ。学校生活、たしかに楽しいけどさ。 なんていうか、私の気持ちはいっつも置いていかれてて、周りがどんどんめまぐるしく変化していって。」 ゴンドラはすでに最上階に来ている。 だけど、景色なんて気にならない。 澪「そんな時、ムギと話す機会があって、何ていうかさ…凄く癒されたんだ。私の底にある恐怖心とか不安感とか、ムギと話してると全部忘れられるんだ」 紬「繊細さゆえの悩み、よね…でもよかった。澪ちゃんが私に癒しを求めてくれるなら、ちゃんと私にも役割があった、てことだよね」 そう言って、紬はやや自嘲ぎみに、はにかんだ。 澪「役割なんて、そんな些細なものじゃないよ!うまく言えないけど、ムギは今の私にとって…ムギは…」 それぎり、黙り込んでしまう澪。 紬は、再び澪の手を取り、強く握った。 紬「言葉に頼っちゃだめ、自分を追い込んじゃうわ」 澪「なぁムギ…どうしてここまで私のことを…わかってくれるんだよ…」 澪の目に、うっすらと涙が浮かんだ。 紬はポーチからハンカチを取り出し、手渡す。 涙を拭く澪。 ゴンドラは間もなく乗り場に戻る。 澪の涙を隠すように、そ、と肩を抱きながら観覧車を降りた。 それから、近くにあった傘付きのテーブルに座った。 紬「落ち着いたかしら?」 澪「うん。ごめんな、取り乱してしまって」 紬「いいのよ。楽しいことを進めるよりも、苦しいことを取り除くことのほうが、よっぽど大切だから」 澪「やめろよ、また涙が出ちまう…」 紬「くす、本当に素直ね」 楽しい一日にするつもりが、ムギに迷惑を掛けてしまった… でも、目の前にムギがいて、優しい言葉を掛けてくれる。 このシチュエーションだけでときめいてしまう。 この気持ちは止められない。 もっとムギに近づきたい、もっとムギと触れ合いたい。 だから… 澪「なぁ、うちに来てくれないか?」 みおのいえ! 澪「今日は父さんも母さんも出かけてるからな。まぁ、のんびりしていってくれよ」 コーヒーしか出せないけどな。 苦笑いして、澪はコーヒーを持ってきた。 砂糖を多めに入れて、ほろ苦い液体を口に含む。 澪「何だか振り回しちゃってばかりで、本当に悪いな」 紬「ぜんぜんかまわないわ。澪ちゃんが心地よくなってくれるなら」 澪「どこまでも気を遣うんだなぁ…せめて自分のことも気遣ってやれよ」 紬「そんなのいいの。私は今の私のままで、十分幸せだから」 コーヒーカップの残りが半分ほどになり、ぬるま湯に変わりかけたときだった。 澪「ムギ…」 今度は、澪ちゃんの方から抱きついてきた。 紬「うん…」 紬は何も言わず、そ、と澪の肩を抱いた。 澪「あのな…さっきから変なんだ。ムギと一緒にいると、ずっとドキドキして止まらない」 紬「私のこと…好きなの?」 澪「バ、バカ。そんなにストレートに聞くなよ…」 先日と同じように、澪が再び頬を赤らめる。 紬「本当のところはどうなの?」 澪「す、好き…だ…凄く好きだ。先週のお茶のときからずっと…ずっとムギの優しさに惹かれてた。 だから…今日は思い切って誘ったんだ…そしたらさ、嬉しかったんだ… ムギが思いのほか喜んでくれて…だから…」 どぎまぎしながら、淡々と想いを告白する澪。 紬「やっぱりそうなんだ。嬉しい!」 もっと強く、澪を抱き締める。 澪の黒髪が頬にかかる。 柔らかくてシャンプーのいい匂いがした。 紬「私も澪ちゃんのこと大好き。正直に言っちゃう。これはもう、お友達以上の感情よ」 澪「あぁ、私もだ…」 もうここまで来たら止められないわ。 私は澪ちゃんを…手に入れる。 そして絶対に、離さない。 紬「キス…していいかしら?」 澪「うん、いいよ…」 紬「目をつぶって…」 澪は、上目遣いでゆっくりと目をつむった。 おそらく、これがお互いの人生のファーストキスだろう。 唇をそ、と押し当てた。 澪ちゃんがびっくりしないように、そ、と。 ちゅ。粘膜の触れ合う高い音が鳴る。 や、柔らかい… 澪「むぅ、ちゅっ…ふぅ…」 紬「ちゅ、ちゅ…れる…はぁ」 1分ほど、口付けを交し合った。 紬「えへへ、澪ちゃんの初キス、もらっちゃった」 澪「私だって、ムギの初キスもらったぜ」 紬「このことは、二人だけの内緒にしよう。ね?」 澪「もちろんだ。私だって、ムギを独り占めしたいんだからな」 紬「嬉しい。ねぇ、もう一回キスしよう?」 二人だけの甘い時間が、この日、産声を上げた。 彼女たちはしばらくの間密会を重ね、ささやかな愛を育んでいくのだった… 【完】 戻る
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今日 - 合計 - スーファミターボ専用 美少女戦士セーラームーン セーラースターズ ふわふわパニック2の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時06分06秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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新垣 結衣
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タイプ:王/疎/再:王道型/疎遠型/再会型 年齢:同/上/下:同年/年上/年下(数字は差) 住所:隣/向/近/棲:隣/向かい/近くに住んでる/同棲 目覚まし:来/行:朝起こしに来る/行く(朝のみの場合は来る) 約束:小さいころの約束(それに類するもの)の有無。または内容 性格:完:完璧系 ポ:ポンコツ系 ツ:ツンデレ系 強:強気 弱:弱気 不:不思議ちゃん 関係性:妹/等/姉/片/許婚:妹分/対等/姉貴分/主人公が幼馴染に片想い/許婚 2013年 編集 名前 タイトル タイプ 年齢 住居 目覚まし 約束 性格 関係性 備考 リンク 姫城 ほたる この大空に、翼をひろげて FLIGHT DIARY 再 下1 引っ込み思案 妹分 FDにてヒロイン昇格 橘 姫花 しろのぴかぴかお星さま 王 同 隣 来 快活・ドジっ娘 クラスメート タペストリー -you will meet yourself-幼馴染√後 久遠 夏の終わりのニルヴァーナ 世話焼き 世界設定:死後の世界 フローライト=アルヴェガ 木洩れ陽のノスタルジーカ -Raggio di sole nostalgico- 王 同 機械的 クラスメート メトセラ(機械人) カヤ=フリューリング 王 同 隣 快活 クラスメート 日本育ちのドイツ人 沢渡 一姫 王 同 冷静 同級生 片倉 沙希 モテすぎて修羅場なオレ 王 同 ツンデレ 伊吹 雅 いんぴゅり -ヒトとアナタとアヤカシと- 再 同 妖怪 天城 静音 王 同 巫女 レーナ・S・アルジェント Royal Duty / Flush!! 再 ツンデレ お姫様 西洞院 詩織 王 同 棲 来 お嬢様 蓮乃 咲 ハピメア ハピメア Fragmentation Dream 王道 下2 来 亡妹の代わり クーデレ 妹分 お嬢様 奈木崎 奈留子 僕が天使になった理由 LOVE SONG OF THE ANGELS. 王 同 隣 来 世話焼き 篠原 ゆりえ ポケットに恋をつめて 王 上1 天然 但野 和奏 みんな捧げちゃう! 王 同 近 世話焼き 結月 仔虎 ラヴレッシブ 王 同 隣 奔放 保科 有希 LOVESICK PUPPIES -僕らは恋するために生まれてきた- 王 同 快活 W.L.O.世界恋愛機構と同一世界 雪都 梨鈴 運命が君の親を選ぶ 君の友人は君が選ぶ 再 同 近 不忘 天然 許嫁 リオ・ミシャロン 祝祭の歌姫 ―君と紡ぐ明日への歌― 王 上1 夏咲 詠 向日葵の教会と長い夏休み 再会 下 守護 温厚 人外 鷺月 ルカ 再会 下 連絡 ツン 朧白・ヒポポ・金剛石 再会 下 天然 お嬢様 杉原 香乃 僕らの頭上(うえ)に星空(そら)は廻る 王 同 隣 温厚 毛利 桜 流星☆キセキ ‐SHOOTING PROBE‐ 王 同 来 目標 ツンデレ 部活仲間 世話焼き 霧島 沙希 こなかな2 Konatayori Kanatamade II 王 上1 隣 来 世話焼き 槇村 一花 Dang! Dang! 団地妻 -わたしだけの旦那さま☆- 再 棲 快活 押しかけ嫁 アンドロメダ・ヘリオトロープ 百花繚乱エリクシル 王 来 世話焼き 相棒 小見川 仁実 ラブらブライド 王 同 棲 結婚 温厚 自称嫁 世話焼き 橘 旭 ゆめいろアルエット! 王 同 隣 来 橘 夕 王 同 篝火 夏帆 運命予報をお知らせします 疎 上1 優等生 過去の告白で疎遠 初恋の相手 一之瀬 和葉 ナイものねだりはもうお姉妹 王 同 隣 結婚 ツンデレ 従姉妹 昔は病弱 一之瀬 帆花 王 下 隣 元気 従妹 お兄ちゃんマイスター 澳城 迪希 少女神域∽少女天獄 王 同 快活 大学生・巫女 壟峯 碧織 再 下 そっけない 元悪友 昔は男まさり・巫女 道陵 愛莉 再 下 健気 妹系 病弱・巫女 矢野 綾 恋しよっ? 再 上 告白保留で疎遠 初恋相手・教師 七瀬 春菜 クオリアフォーダンス 王 世話焼き アニメADV 葛木 姫乃 D.C.III R~ダ・カーポIII アール~ X-rated 王 同 隣 ツンデレ 妹系 D.C.IIIの18禁版 芳乃 シャルル 王 上1 棲 甘やかし 従姉 夏目 咲久耶 ゆめこい 王 上 おっとりで寂しがり屋 良き相談役 憧れのお姉さん・魔法少女 葉山 秋音 Magical Charming! 王道 同 近 有り 温厚 親友 男装,立ち絵変化 皆原 陽茉莉 フレラバ 再+疎 同 温厚 春日 夏月 双子座のパラドクス 終わる世界と双子座のパラダイス 王+再 同 近/寮 来 ツンデレ ※複数主人公 春日 陽月 王+再 下1 近/寮 来 ポンコツ 妹分 雪乃 みなも BRAVA!! 王 下 活発 妹分 雪乃 しずく 王 上 温和 姉系 右高 香春 ずっとすきして たくさんすきして 王道 同 近 温厚 通い妻 上条 来夏 王道 同 強気 悪友 アキ/神無月 秋奈 月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale. 王道 下 静淑 生徒/妹 最終ルート固定 曽根 美雪 君と彼女と彼女の恋。 疎 同 トオル どらぺこ! 再 男まさり クレハ・マルティン 魔導書の司書 王 ツンデレ 立樹 翼 あかばんず~リアルな世界で僕が君にできること~ 王 同 温厚 親友 男の娘 「出会えてツイテル翼ちゃん」パッチ 西村 汐里 ナマイキデレーション 王道 下 救助 快活・尽くし系 恩人 昔は人見知り 水柿 こおり ギャングスタ・リパブリカ 王 同 隣 しっかり者 腐れ縁 常識人 大洸 和歌子 恋咲く都に愛の約束を 王 同 温厚 腐れ縁 加賀美 祈理 閉じたセカイのトリコロニー 王 同 近所 ツンデレ 因縁 ループモノ 百瀬 未衣 星逢のプリズムギア 下1 隣 我がまま 年下だけど同学年 日向 あかね 戦刃乙女 王 同 隣 来 友達 柚雪 桃花 俺と彼女がミステリーな件について 再会 同アパート 来る 活発 従姉妹 幼いころは病弱 中瀬 凪砂 3人いる! 疎+再会 下1 同棲 ツンデレ お嫁さん候補 和泉 桜子 グリムガーデンの少女 再会 下 クール 教え子・支え 魔女 汐美 瑠香 みずカノ! 再会 同 ツンデレ 忘れられる 桃園 もも メイドさんとボイン魂 メイド 楠城 里渚 魁!めたもるふぁっく学園! 王 同 世話焼き 仲良し 日向 結菜 ぜったいマジラブ! あまイチャはぷにんぐ! 王 上 隣 ミステリアス 姉系 病弱 日向 奈々 王 下 隣 ツンデレ 妹系 朝霧 Yes,Your highneess 再会 上 近 姉 娼婦 衣川 やどり 受け触手 王 同 近所 来 積極的 粘着 主人公が触手 神領寺 姫翠 星ノ音サンクチュアリ 再+疎 同 クール 距離 安芸 かのこ PriministAr-プライミニスター- 王道 同 約束 照れ屋 世話焼き 青野 瀬菜 ガールズ be アンビシャス! 王 同 向 来 世話焼き 悪友 都村 由真理 Love&Piss ~少女のガマンが世界を救う~ 王 下 来 積極的 従妹 御剣 幸 聖ブリュンヒルデ学園少女騎士団と純白のパンティ ツンデレ 世話焼き 騎士 鶴谷 あやか ラブesエム 王道 下1 隣 来 一緒 快活 恋人 ヤンデレ SMモノ 白波瀬 悠奈 Magical Marriage Lunatics!! 王 同 隣 来 有り 温厚・世話焼き 仲良し 祝部 深夜子 夢か現かマトリョーシカ 冷静・ミステリアス 保護者役 和田守 いすか ツンデレ 喧嘩友達 二葉 翡翠 1番じゃなきゃダメですかっ? 王 同居 しっかり者 義妹 五和 蛍 再 同居 活発・世話焼き 妹分 他ヒロインと抱き合わせ 桐島 夕輝 ひめごとユニオン 再会 上1 内気 秘密共有 噂のヒーロー 撫子 双葉 お兄ちゃんシェアリング 下 同居 おしとやか 妹 四ノ覇 ちこ 下 同居 無邪気 妹 四ノ覇 ゆう 下 同居 おどおど 妹 谷 杏 ノブレスオブルージュ 下1 おバカ 妹分 女装モノ 花園 かりん 夏の幼馴染と、冬のカノジョ 再会 同 元気 仲間 厳正院 玩鼓(がんじょういん あつ) 疎+再 真面目 元・喧嘩友達 備 寄忍 由良利(よしの ゆらり) 再会 上 ミステリアス 従姉 教師 片桐 翡翠 私が精液中毒なのはお前のせいだ! 王 同 完璧 主従関係 お嬢様 宮原 鈴 催眠術3 下 生意気 親友の妹 催眠モノ 桂浦 香具耶 催眠演舞 疎遠 同 ドライ 従姉/姉弟同然 催眠モノ(独占より) 青羽 明日香 再会 上1 おしとやか 姉系/先輩 月丘 泉 うそつき王子と悩めるお姫さま 再会 同 ツンデレ お嬢さま 守谷 水夏 ちいさな彼女の小夜曲 王道 同 約 ワンコ系 成海 杏 カルマルカ*サークル 同 非攻略 エロ無しノーマル√ 鹿忍 藍 幼馴染は抜忍 王道 隣 不器用・努力家 忍者 忍城 紅 再会 完璧 忍者 雪白 みう あまたらすリドルスター 再会 同 親友 有栖 結愛 王道 同 純真 有栖 梨奈 王道 上 温厚 姉 日野原 恵 我が家のヒメガミさまっ! 王道 同 隣 ツンデレ 世話焼き 滝沢 さつき Electro Arms -Realize Digital Dimension- 王道 来る 約束 強気 ツーカーの仲 戦う 藤崎 空 妹*シスター 王道 下 近所 活発 妹分 足柄 葉月 あねいもNeo+Second Sisters 王道 同 近所 快活 友人 影井 千佳 聖・ちゃくエロ学園 同 変態 同類 おもらしキャラ 霧島 巴 は~れむふぁんたじ~! 真面目 世話焼き 川澄 ゆりか まじかりっく⇔スカイハイ 王道 同 完璧/依存 持ちつ持たれつ 七ヶ浜 ユリ あやめの町とお姫様 再会 同 奔放 巫女 古川 姫子 再会 下 お転婆 妹分 佐倉 みずほ ラブレプリカ ツンデレ バンドメンバー クリスティーナ・ギグス 戦場のフォークロア 再会 下 勝ち気 兄妹同然 戦う 手代木 涼香 肉牝R30 同 ツンデレ 義妹 対馬 心秤 つよきす NEXT 上1 隣 マイペース 姉 つよきすの数年後 蔵前 ななみ Timepiece Ensemble 王道 同 快活? ルートロックあり 湯沢 ミホ 超コンカツ! 5人の嫁 ~アレから三十路まで 王道 同 2012年 編集 名前 タイトル タイプ 年齢 住居 目覚まし 約束 性格 関係性 備考 リンク 萌山 萌子/まじかる☆萌えりん 魔法美少女まじかる☆萌えりん♪S 再会 上 お人好し 魔法少女 三乃瀬 由々花 エロゲーしようよっ! 王 隣/同居 約 ドS・臆病 コスプレイヤー 三乃瀬 まわる 王 隣/同居 清楚・腹黒 妹 三乃瀬 めぐり 王 隣/同居 電波 妹 ヤンデレ系 一ノ瀬 結愛 死神のテスタメント ~menuet of epistula~ 疎遠 上 隣 奔放 鷹宮 歩 王道 下 棲 来 快活 妹 アホの子 北条 茜 ツクモノツキ 王 同 まっすぐ お節介 若竹 朱音 お姉さまは保健医 同 ツンデレ 世話焼き 出水 のぎく くびわ学級 王 同 ドS 女王様 ドM向け 出水 ひなぎく 王 上 住居 目覚まし 温厚 姉 住吉 奈々 ホチキス 王 下1 行 クール 妹分 神田 麻里 水の都の洋菓子店 再 下 近 世話焼き 従妹 此花 沙織 ぜったい猟域☆セックス・ロワイアル!!~無人島犯し合いバトル~ 再会 同 温厚 お嬢様 橘 真希 Remember 最愛の妻が他の男の腕の中で微笑む、もう一つのIF 死別 下 棲 結婚 温厚 元恋人/妻 NTR無し 春木 麗 ‘&’-空の向こうで咲きますように- 再 同 勝ち気 腐れ縁 楠井 梨子 再 下3 しっかり者 連城 八重 再 上5 ダメダメ 姉 インコ好き 真堀 束沙 再 同 変わり者 悪友 天才 穂之上 摩樹 再 下1 ツ・タカビー お嬢様・昔は地味 烏丸 紫月 乙女が紡ぐ恋のキャンバス 再 同 蓬田 祥智 Princess-Style 再会 おっとり 姉 G 永坂 真雪 Strawberry Feels 王 同 同居 来 天然 姉 牧瀬 琴理 王 同 住居 男まさり 親友 自称相棒 乃木坂 水輝 リア充催眠 王 同 近所 行 素直 友だち 赤坂 まひる 上 約束 おっとり 従姉 小日向 結花 恋めくりクローバー ミニFD 再会 同 快活 新名 あやみ 再会 上1 おちゃめ 姉 坂之上 未奏 再会 下1 クール お嬢様 叶丸 深雪 ゆきいろ ~空に六花の住む町~ 王 同 隣/同居 来 ポンコツ ワケアリ義妹 神立 樹奈 王 同 近所 やかましい 腐れ縁 緑川 翠子 再会 上 快活 先輩・姉 元近所 津雲 清流 むりやり!? オトメDAYS 王 上1 素っ気ない 姉 巫女 有島 ありす ものべの ものべの-happy end- 再会 下 隣 快活 すみ 再会 同 棲 守護 姉 人外ロリ 世話焼き 羽深 璃子 ずっとつくしてあげるの! 王 同棲 素直クール 有留 真央 王 天真爛漫 向坂 乙姫 再会 ツンデレ 八木原 七海 王 健気 尾張 澪 王 耳年増 南 和奏 王 快活 姉 許嫁 春日井 桜 王 おっとり 姉 教師 都宮 なづき 俺の彼女のウラオモテ 王 同 おっとり 春ヶ崎 希代 Fortuna Rhapsody 王 同 近所 しっかり者 兄妹同然 牧野 帆乃波 しあわせ家族部 再会 同 しっかり者 同じ部活 霧島 伊澄 青空(そら)と雲と彼女(きみ)の恋 王 同 活発 親友 五月 苺乃 イブキノキセキ~琥珀の思い出の中で精霊は夢を見る~ 再会 下 棲 温厚 小夏 蜜柑 再会 同 棲 快活 小夏 甘夏 再会 上 棲 庇護 柔和 姉 世話焼き 朝比 奈苺 桜ノーリプライ 再会 同 温和 汐崎 聖 神がかりクロスハート! 再会 同 棲 来 快活 従姉 七咲 杏子 再会 同 近 再会 純真 山宮 恵那 恋妹SWEET☆DAYS 王道 同 近/寮 快活 姫城 あげは この大空に、翼をひろげて 再会 同 快活 春日野 明 夏色あさがおレジデンス 王 同 完璧 腐れ縁 一ノ瀬 花夏 カラフル☆きゅあ~ 王 男勝り・ツンデレ 魔法少女 森野 雪乃 初恋1/1 王道 同 隣 温厚 世話焼き 藤川 瑠奈 再会 下1 奔放 永月 文香 紅蓮華 疎(王?) 同 近 温厚 クラスメート 照れ屋 世話焼き 久那崎 理奈 疎 同 近 引っ込み思案 クラスメート 貧血 ドジ 高梨 舞 ×××な彼女が田舎生活を満喫するヒミツの方法 王 上1 温厚 姉 同じ部活 山野辺 ほたる 王 来 芯が強い 同じ部活 神ノ木 汐 1/2 summer 再会 同 棲 温厚 前世 龍神 忍坂 つぐみ 再会 同 棲 快活 除霊巫女 久賀 まこと らぶらぼ ~調教なんて興味のなかった俺と彼女の放課後SMラボラトリー~ 再会 上 温厚 姉 世話焼き 神楽坂 憩 JOKER -死線の果ての道化師- 同 マイペース 家族以上の存在 同じ養護施設 水坂 美樹 fortissimo EXS//Akkord:nachsten Phase 疎遠 同 快活 元恋人 零二sideヒロイン 鈴白 なぎさ 再会 同 修練 温厚 龍一sideヒロイン 若草 つぐみ 波間の国のファウスト 再 同 温厚 今川焼き 早乙女 凪 疎 下 ぶっきらぼう 高利貸し 渚坂 白亜 疎 上 冷静沈着 姉? 昔病弱 遠野 夏希 ぜったいマジイキ!? イチャずらハプニング! 同 完璧 高嶺の花 館花 音羽 Faint Tone 王 同 来 しっかり者 通い妻 相羽 和奏 古色迷宮輪舞曲 同 気難しい 友人 G 美咲 未来 創世奇譚アエリアル 王 同 近所 快活 世話焼き 沢渡 雫 美少女万華鏡 -忘れな草と永遠の少女- 再会 同 近 不忘 温厚 世話焼き 花里 めぐみ 疎遠 同 近 快活 ヤンデレ リーゼロッテ・ヴィッターハイム ヨメ充! 再会 同 棲 不忘 高潔 婚約者 高辻 郁乃 王道 同 隣 結婚 温厚 通い妻 東雲 真奈美 貧は僕らの福の神 ~貧乏の神さまだって幸せになりたいと思っているのだ~ 王 同 棲 完 春野 つばめ さくら、咲きました。 王道 同 棲 快活 昔は引っ込み思案 如月 歌南 第二音楽室へようこそっ!! 再会 同 隣 快活 クラスメート 大河内 紗耶香 疎遠 同 近 冷静 クラスメート 昔は引っ込み思案 七瀬 泉美 妹(いも)びらいざー! 王 上 近所/同居 温和・完璧 姉 G 秦乃 葉子 白神子~しろみこ~ 王 同 強気 喧嘩友だち 梅川 詩帆 追奏のオーグメント 疎遠 同 隣 冷静 瑚乃瀬 羽美 LOVELY QUEST 王道 同 隣 快活 赤面症 世話焼き 大黒 美穂 かみデレ 王道 上 棲 内気 姉 通い妻 京 都 ピュアガール 王道 下 棲 内気 妹 綾峯 依吹 優しい魔法の唱え方 王道 同 寮 クーデレ 小石川 玉美 花色ヘプタグラム 再会 同 棲 変化 生真面目 (擬似)元恋人 昔は引っ込み思案 柳ヶ瀬 湊 月に寄りそう乙女の作法 再会 同 同居 快活 秘密共有 秋吉 ねここ 恋色マリアージュ 王道 同 家族 快活 陽之宮 優 Chu(治癒)してあげちゃう 王 上 近所 おっとり 姉・教師 鷹森 紗那 王 上1 ツンデレ 桃瀬 ののあ ヌキどきッ! ~天使と悪魔の搾精バトル~ 王道 同 快活 アホの子 遠山 明日香 炎の孕ませおっぱい乳同級生 王 同 健気 世話焼き 天翔 羽衣佳 ピンポンぱんつ! 素直・毒舌 世話焼き 真鍋 計 あえて無視するキミとの未来~Relay broadcast~ 王道 同 快活 親友 漫才相手 羽多野 莉々子 ウィッチズガーデン 再会 上2 修練 誠実 姉/師 世話焼き 神楽 京香 テラべっぴん 王 上1 凛デレ 姉 志筑 つぐみ ハレ・カノ~2人の幼なじみとハーレムな関係~ 王 同 おっとり 世話焼き 久留麻 茜 王 同 負けず嫌い 喧嘩友だち 遠峰 紗綾 未来はキミに恋してる 王道 上 向 温厚 姉/教師 男性恐怖症 遠峰 奏 王道 下 向 快活 妹 徳吉 優子 彼女と俺と恋人と。 王道 下 近所 快活 妹 世話焼き エレナ Chaos Labyrinth -ケイオスラビリンス- 妹・憎しみ 魔物化 ミリア 幽霊 染谷 柚 恋剣乙女 再会 同 温厚 同級生 山城 あかり 俺と5人の嫁さんがラブラブなのは、未来からきた赤ちゃんのおかげに違いない!? 王道 同 近/棲 研鑽 従妹/妻 世話焼き 九条 花蓮 九十九の奏~欠け月の夜想曲~ 再会 上 嫁入 奔放 従姉 2011年 編集 名前 タイトル タイプ 年齢 住居 目覚まし 約束 性格 関係性 備考 リンク 野々宮 千紗 AQUA 再会 同 隣 温厚 青桐 ことの Canvas4 アクロウムエチュード 王 隣/居候 行 おっとり 姉弟同然 イクシア 魔法少女イクシアhttp //erectlip.amuse-c.jp/product02.html 気弱 浄化 魔法少女 一枝苺 そらいろメモワール -Precious summer vacation!- 王 下 隣 来 結婚 快活 妹 世話焼き 天神加恋 再 同 遠 再会 お嬢様 氷上河シア 再 同 遠 待合 冷静 春日部ゆりか 再 上 遠 庇護 ポ 白川 玲央奈 黙って私のムコになれ! 王道 同 研鑽 ツン 許婚 お嬢様 FDあり/玲央奈アフター E G 甘夏 ぷりん 星の王子くん 快活 友だち 浅霧 ちはや 朧小町 王 同 ツ E G 朧沢 紫子 王 同 姉 穂坂 陽奈 With Ribbon 王道 同 近/棲 来 有 ポ 槇喜屋 澄香 疎遠 下 遠/棲 ツン 妹 お嬢様 槇喜屋 華澄 上 遠/棲 清淑 姉 お嬢様 相澤 まひる フラグへし折り男 王 同 来 勝気 家族同然 相澤 悠 王 下 控えめ 妹 楠 若菜 ろーるぷれいんぐがーる!! 王 年齢 同アパート 来る 大雑把/世話焼き 付かず離れず 関西弁 月島 めぐる 年齢 住居 目覚まし 約束 不思議系 友人 上坂 梨乃 コイ☆カツ! 王 同 隣 快活 友達 G ユノー・ヴェルデ 蒼穹のソレイユ 上 強くなる 姐御肌 姉・上官 初めての相手 柚 猫撫ディストーション猫撫ディストーション Exodus 王道 同 隣 来 強気 世話焼き 赤澤 優菜 初恋タイムカプセル 王 同 同じ荘 おっとり 管理人 黄檗 美桜 王 快活 黒葛原 舞花 王 同 同じ荘 おしとやか 腹黒い 緑野 杏愛 王 下1 人見知り 妹分 白姫 和葉 再会 同 同じ荘 強気 水瀬 央 ぶら ぶら 王 同 ツッコミ系 腐れ縁 不憫 皆口 瞳 王 同 天真爛漫 一方通行 男の娘/要追加パッチ 吹石 琴美 シークレットゲーム CODE:Revise リベリオンズ 王 同 温厚 理解者 E G 高良 月乃 ぜったい絶頂☆性器の大発明!! ―処女(おとめ)を狙う学園道具多発エロ― 王道 上 近 庇護 強気 姉 敵対 穂坂 陽奈 With Ribbon 王道 同 近/棲 来 有 ポ 槇喜屋 澄香 疎遠 下 遠/棲 ツン 妹 お嬢様 槇喜屋 華澄 上 遠/棲 清淑 姉 お嬢様 中原 あかね とらぶる@すぱいらる! 再会 下 同アパート ツンデレ 同僚 中原 かえで 再会 下 同アパート 小悪魔 同僚 風間 ことり 恋祭☆綺想カメリアノート 王 弱気 友達以上恋人未満 忍者 淡島 茜 めちゃ婚! 王道 同 結婚 天然 通い妻 桜島 萌 王道 上 従姉 沢渡 咲 王道 同 ツン 槙野 萌菜香 デュエリスト×エンゲージ 王道 同 隣 行 結婚 ツン 桐生院 椿 ムコ取り十番勝負! 王 上2 近所 結婚 おしとやか 姉・初恋 桐生院 スズカ 王 上1 近所 ツンデレ 喧嘩友達 桐生院 美姫 王 下2 近所 小悪魔 妹 奈瀬 あずみ PrimaryStep 王 同 隣 行 ツンデレ 薬師寺 蓮 Marguerite Sphere -マーガレット スフィア- 王道 上 近 快活 お嬢様 大浦 美桜 王道 同 向 ツン 緑川 なのはな 再会 下 純真 テレーゼ・コンラート ヴァニタスの羊 王道 上 旅 帰郷 温厚 姉 伊勢 春佳 relations sister×sister. 疎遠 同 隣 快活 OP前に関係修復 鵜瀬 麻由子 もろびとこぞりて ~JOY TO THE WORLD!THE LORD IS COME~ 王 同 有 完 E G 星宮 美悠 CURE GIRL 王道 同 近 快活 桜乃 佳奈多 サクラの空と、君のコト 王 同 約 温厚 病弱 羽根坂 千春 王 下 ワンコ系 後輩 塚原 麻衣子 Worlds and World's end -ワールズ・エンド・ワールズエンド- 再 同 天然 月島 碧 再 上 奔放 姉 橘 美優 あかときっ!-夢こそまされ恋の魔砲-あかときっ!!-花と舞わせよ恋の衣装- 王道 同 隣/寮 大志 純真 エリナ 超魔汁!~精液充填ダンジョン攻略~ 同 やきもち焼き いつも一緒 由布 澄光香 でりばらっ! -deliverance of strays- 定期 下 棲 純真 従妹 実質姉妹√で単独√無し 由布 明日香 定期 上 棲 温厚 従姉 沖原 琴羽 カミカゼ☆エクスプローラー! 再 同 近 天城 結衣 愛しい対象の護り方 再 同 有 完 E G 槙島 祐未 恋ではなく ――It’s not love,but so where near. 疎 上 姉 主人公 E G 幹 那有多 夏雪~summer_snow~ 王道 同 近 献身 ツン 幼少編→中等編→現代編 宮沢 純葉 定期 同 遠 目標 快活 荻原 杏子 CAFE SOURIRE 再会 同 棲 一緒 内気 個別でイメチェン 水島 芹花 王道 同 隣/棲 ツン 義妹 親同士の再婚 水島 香澄 王道 上 隣/棲 温厚 義姉 御子柴 伊織 学園退魔! ホーリー×モーリー 王 同 同居 強気 兄妹同然 バッドエンドに凌辱展開あり(通常はなし) 足原 菜穂 おさこん~幼馴染みとイチャラブ結婚活動~ 王 下 隣 来 結婚 健気 従妹 半通い妻 白金 せれな 王 同 結婚 デレ・やきもち焼き 家族ぐるみ 蒔枝 璃緒 王 同 結婚 親友 グラビアアイドル 橘 花珠 すきま桜とうその都会 再会 同 棲 来 御祝 天然 記憶喪失 高千穂 柚希 なでしこドリップ 王道 同 隣 来 ツン 水城 美羽 再会 下 遠 来 結婚 快活 従妹 樟木 瑛菜 アネイロ 再会 上 強気 姉 片瀬 観琴 フローライトメモリーズ~いつかきっと、約束の場所で~ 再 同 再会 温厚 本郷 はるな 電激ストライカー 超電激ストライカー 再会 同 家庭的 茜扇 弓音 雪鬼屋温泉記 再会 上 許婚 同僚 黒槍 七美 再会 同 客 緋川 杏 再会 下 後輩 同僚 真中 合歓 euphoria 再会 同 有り 傲慢/健気 憎悪/支え 真の幼なじみ 津嘉山 渚 雨芳恋歌 再会 下 従順 妹/教え子 元カノの妹 夏乃目 沙耶 処女と魔王とタクティクス 王 同 ツン 敵対 三島 葉子 眠れる花は春をまつ。 -spring come- 上 棲 結婚 冷静 従者 戌笛 なゆ よめはぴ~You Make Happy!~ 再会 下 寮 純真 妹 依存 清乃宮 みつ 再会 上 寮 結婚 堅物 姉 湯川 涼 いきなりあなたに恋している 同 棲 研鑽 ツン 許婚 毒舌 如月 澪 いろとりどりのセカイいろとりどりのヒカリ 王道 同 近 ツン 世話焼き 夕星 羽音 天使の羽根を踏まないでっ 王 居/同寮 高貴 恩人・主従 お嬢様 夏日 ひかる 再会 上 しっかり者・強情 夏日 照 再会 同寮 ポンコツ 友人 十二次 憩 再会 上 マイペース お気に入り 七瀬桜火 ブレイズハート 再 同 長谷川 雪乃 闇色のスノードロップス 再会 下 棲 行 ツン 陵辱有り 緒川 悠依 再会 下 病院 結婚 純真 従妹 野々原 愛美 妹恋~しすこい~ 王道 同 近所 来 結婚 堅物 通い妻 鷺澤 千帆 Princess Evangile~プリンセスエヴァンジール~ 再会 同 あり 快活 誤解 FDあり 初芝 希沙 ダイヤミック・デイズ 王道 同 近 残念 相棒 柚屋 みゆ ラブライド・イヴ love-bride eve 王道 同 隣 天然 柚屋 りおな 王道 下 隣 梨月 沙羅紗 王道 同 雛緑 千羽 ぽちとご主人様 再会 下 同棲 あり ワンコ系 妹 ペット 塚本 七海 秋風ぱーそなる 再会 同 あり 天然 高橋 香織 王 同 強気 喧嘩友だち お嬢様 香住 愛 とらバ! 王 年齢 隣 快活 家族同然 藤沢 蛍 どうして抱いてくれないのっ!? ~女の子だってヤりたいの!~ 王道 同 寮 不離 快活 柊 蓮 再会 下 純真 妹 男の娘 羽鳥 詩 未来ノスタルジア 王 同 マイペース 友だち ゲーム好き・お嬢様 紅月 詩音 D-EVE in you 下 素直 生徒・P アイドル 高咲 ほのか ユユカナ 王 同 隣 ツンデレ・完璧 日下部 みはる シュクレ 同居 お調子者 家族 OL 和晃院 静佳 シオンの血族 同居 姐御肌 親戚 西 真由子 プリンセスX プリンセスX FD 王 同 近所 結婚 ツンデレ 腐れ縁 病む 深菜川 夕陽 your diary 王道 同 棲 有 快活 世話焼き 広崎 かなで 王道 下 隣 内気 妹 水無瀬 紫 Lunaris Filia ~キスと契約と真紅の瞳~ 王道 同 近所 清淑 お嬢様 神代 ほのか らぶ2Quad 王道 下 隣 来 温厚 妹 通い妻 姫百合 愛 SuGirly Wish 王道 同 隣/寮 柔和 同じ寮/実家も隣 天原 早百合 姉はカノジョで専属メイド 王道 上 近/棲 来 天然 姉 堂島 さゆ ネこグリ。~ネクラと恋のグリモワァル~ 現実主義・ベタベタ 姉 希咲 美桜 ワルキューレ・ロマンツェ[少女騎士物語] ワルキューレロマンツェMore&More 王道 同 近 来 温厚 世話焼き FDあり 晴華 瑠波 神聖にして侵すべからず 王道 同 棲 行 忠誠 主人 樫村 操 王道 同 近所 快活 白川 小鳩 たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと 王道 同 近/寮 来 快活 世話焼き 木ノ本 咲耶 恋愛0キロメートル 王 同 隣 ツンデレ 腐れ縁 家族交換 木ノ本 実咲 王 同 隣/同居 温厚 木ノ本 マヨ 上1 隣/同居 しっかり者/家ではだらけ 姉 木ノ本 乃来亜 下1 隣/同居 やかましい 妹 木ノ本 華 下2 隣/同居 毒舌 妹 宮前 そのか せきさば!~私立せきがはら学園女子サバイバルゲーム~ 王 同 行 天然 美槻 七海 Master×Re master 王道 同 隣 来 快活 園部 伊織 疎遠 同 近 冷静 春木 深陽 王道 下 近 温厚 妹 ヤンデレ 佐倉 水希 晴れときどきお天気雨 王道 同 近所 来 ツン 通い妻 八束 愛姫 Strawberry Nauts 再会 同 寮 凛デレ 悠木 夏海 春季限定ポコ・ア・ポコ! 王道 同 寮 ツン 悠木 春花 死別 同 快活 非攻略 一 桜 王道 同 寮 奔放 高姫 美琴 彼女は高天(そら)に祈らない 王道 同 近所 温厚 ヤンデレ アフターSS 鞍月 柚南 放課後キッチン 王 のんびり屋 月永 杜和 恋するコトと見つけたり! 再会 同 同 来 約束 負けず嫌い 許嫁 鈴瀬 皐 王 下 隣 恥ずかしがり屋 従妹 病弱 浅井 茶江 お前のパンツは何色だ!? 再会 同 残念 ストーカー 島 咲子 再会 下 一緒 冷静 妹 電波 宇佐見 美佳代 みとどけびと 王道 同 残念 商業DL販売 2010年 編集 名前 タイトル タイプ 年齢 住居 目覚まし 約束 性格 関係性 備考 リンク 川越 小枝子 はるかぜどりに、とまりぎを。 2nd Story~月の扉と海の欠片~ 王 同 棲 不離 ツン 前作の前日譚 沖奈 小雪 再 同 棲 従妹 椿捺菜 涼風のメルト 王 同 隣 来 有 完 E G 服部彩 恋色空模様恋色空模様 after happiness and extra hearts 再 同 向 再会 ポ E G 藤井澄佳 AngelRing 王 同 隣 完 E G 水原小春 さくらビットマップ 王道 同 隣 来 有 ポ 通い妻※棲 E G 泉道ゆのか 王道 下1 近 ツ 対等 春日いろは 黄昏のシンセミア 再 同 近 E G 稲垣美里 再 上 諏訪美風 Green Strawberry 再 同 有 同じ寮 E G 神山美鈴 ド田舎ちゃんねる5 王 同 近 ツ E G 大和田幸 王 同 近 ポ 水鏡蓮 王 同 近 笹野希美子 王 上 近 一ツ橋神奈 あまつみそらに 王道 同 棲 快活 E G 帷千紗 王道 同 近 静淑 桐島凛 ぜったい遵守☆強制子作り許可証!! 王道 同 隣 遵守 ツン E G 桐島美咲 王道 上 隣 奔放 姉 豊姫みのり きゃん☆フェス!~いたずら魔女とナイショの学園祭~ 王道 上 姉 世話焼き E G 菱木奏 ひのまるっ 王道 同 隣 ポ E G 倉瀬秋奈 まじからっと☆れいでぃあんと 王道 上 隣 来 有 柔和 通い妻 E G 遠藤沙弥 キサラギGOLD★STAR 王道 同 隣 行 快活 (長屋) E G 羽音々翼 王道 同 隣 行 (長屋) 藤丸命 王道 同 隣 行 静淑 (長屋) 蓬田奈々子 上 近 温厚 姉 木野 まどか Elle PrieR しあわせの欠片をさがして 王道 上 隣 来 有 温厚 恋人 世話焼き 同一人物 E G 門真 このみ 同 棲 那須 みのり 王道 同 近 高階耀子 シェイプシフター 王 同 近 来 姉 E G 白鳥里桜 天の光は恋の星 王 同 強 E G ソシア・リュウソウジ 乙女恋心プリスター 疎 同? ツ 生徒 (同建物) E G マクゴールド・リエリィ 王 同? 不 (同建物) 御巫伊吹(イブキ) プリズム☆ま~じカル PRISM Generations! 王 同 来 FDあり E G 和知百合(ユリ) 王 同 棲 FDあり 佐久沙 いつき 恋神 -ラブカミ- 王道 同 近所 堅物 姉 世話焼き E G 鳥羽奏 あまあね鳥羽奏とハネムーン愛ランド 王 上 棲 来 結婚 E G 中条凛 クール会長凛のいいなり1週間 王 同 近 ツ E G 武田信玄 桜花センゴク 再会 同 有 強気 E G 双葉紺乃 こんそめ 王道 同 温厚 世話焼き E G 汀 竜子 再会 下 棲 妹 和泉しのぶ すてぃーるMyはぁと~Rhapsody of moonlight~ 王道 同 ツン 逢坂つぐみ 恋愛催眠~ツンな彼女がデレる催眠~ 王 同 隣 ツ EG 佐倉七海 秋空に舞うコンフェティ 上 近 温厚 姉 同アパート 住吉千里 恋と選挙とチョコレート 王 同 有 強 E G コレット・マレ airy[F]airy~Easter of Sant’Ariccia~ 王道 同 近 快活 サラ・デュラン 疎遠 同 静淑 九重 心美 邪!! ぱんでみっく 王 下 隣 純真 妹 猫宮 彩葉 よう∽ガク ~妖学園の未来は会長次第!?~ 王道 同 快活 皆坂 亞璃絵 ヴァルプルギス 再 同 ツン 河野 瑠璃 Vestige―刃に残るは君の面影― 王 同 強 小屋敷 美遥 廻り巡ればめぐるときっ!? 王 同 隣 ツン 龍堂 美咲 ねこ☆こい!~猫神さまとネコミミのたたり~ 王道 同 近 堅物 高階 なつみ あまあね 王 上 近 姉 秋葉 由唯 おキツネ様の恋するおまじない 王道 同 近 ツン 土岐遠 カスミ PrismRhythm -プリズムリズム- 王道 上 寮 快活 従姉 咲野 香奈美 なりきりバカップル! 王 同 隣 来 ツンデレ 縁結びの呪い 嵐山 いぶき 神楽学園記 再会 同 天然 神楽道中記の外伝 矢間口 美晴 ぴゅあらっ! 王 同 同じアパート 姉ぶる 家族 貧乏くじ系 木住野 純 かしましコミュニケーション 王 同 元気 腐れ縁 オカルト好き 朝日奈 やすら 翼をください 再会 同 行く 強気 何かと一緒 オーガスト ク・リトル・リトルク・リトル・リトル~グレートハンティング~ 再会 居候 来 有り 姫系 契約/介護 事故で負傷 加藤 兎子 王 同 隣 来る ツンデレ 腐れ縁 河村 優 se・きらら 王 同 穏やか 志津野 泉 王 上1 真面目 姉系 葉山 歌音 夏に奏でる僕らの詩 再会 同 ツンデレ よそよそしい アイドル 姫宮 ほのか 再会 下1 穏やか 妹系 御崎 果歩 再会 同 クール モデル 大空 真夏 再会 ハイテンション カグヤ/月影 輝夜 悪の女幹部悪の女幹部 フルムーンナイト 王 クール 幹部/フォロー メイド 綾瀬 絢奈 ノーブレスオブリージュ 王 同 純真 意識 メイド 有定 かえで ココロの住処 王 同 おバカ G 北条 乙姫 超時空爆恋物語 王 同居 マイペース 実験台 G 鈴枝 小町 色に出でにけり わが恋は 王 同 住居 快活 仲良し 楓 柚菜 王 下1 無邪気 病弱 卜部 あきら ぺたぺた 再会 同 約束 快活 岼乃 由姫 Reunion~3日間だけのプチ同棲~ 王 世話焼き 冷たい 乙部 あいら カスタードクリームたい焼き 再会 同居 あり 強引 お嬢様 霧島 かなえ 王 同 同居 健気 お嬢様 森江 美鈴 撫子乱舞 王 同 来 天然 茶道部 織姫 恋花 うたてめぐり 王 同 天然 伊勢 和心 おしかけ!アントルメ 王 ワンコ系 家族ぐるみ G 小栗 涼芽 ぐらタン 王 来 おっとり・やきもち焼き オカルト好き 杉下 小夜 りとるらびっつ 疎遠 下 ツンデレ 弥栄坂 日美子 ヒメと魔神と恋するたましぃ 王 しっかり者 妹系 巫女 鈴木 はるか 光輪の町、ラベンダーの少女 王 同 隣 来 しっかり者 轟木 桜子 bitter smile. 再会 同 世話焼き 友達 轟木 みい 再会 下 住居 目覚まし 約束 毒舌 妹系 轟木 要 再会 上 奔放 姉系 日下部 日向 あるぴじ学園 天然 戦う 高野 琴子 ボクラはピアチェーレ 王 同 近所 強気 花山院 紫子 クラ☆クラ 王 同 隣 高貴 お嬢様 フランシス・ミラー 遠望のフェルシス 王 強気 支え 戦う 水瀬 鈴 すぷらっしゅ! 王 下 近所 生意気 友達 水泳部 早良 波音 のーぱんつ!! 一時疎遠 同 近所 約束 快活 友達以上恋人未満 小野原 雫 ラブ・バインド 王 上1 真面目 姉系 津森 瀬利香 ふぇいばりっと Sweet! 目覚まし 壊れ気味 同僚 仲由真 里々 温厚 同僚 貧乏 華薪 真澄 Orange Memories 再会 上 快活 同僚 八守 ひのと 再会 下 控えめ 教え子 巫女 明石 心 再会 下 小悪魔 教え子 変わらない 笹倉 深春 再会 上2 住居 目覚まし 約束 自由奔放 姉系 梗月 美琴 楽園のルキア 再会 同 快活 昔は引っ込み思案 G 涼乃 葉月 お嫁さん候補があらわれた! コマンドは? 王 同 行 ツンデレ 理解 氷野 水乃 しゃーまんず・さんくちゅあり ツンデレ 恩 巫女・戦う 柊 花梨 風ヶ原学園スパイ部っ! 王 同 マイペース ハッカー 西御門 ひよこ プリンセス☆ストライク! 王 隣/同居 来 世話焼き 腐れ縁 直属メイド 英 盟依 (はなぶさ ちかえ) 俺の彼女(ツレ)はヒトでなし 王 同 隣 来 おしとやか・完璧 ベタベタ 魔女 闇野 夢子 世界征服彼女世界征服彼女FD 王 同 隣 来 弱気・外弁慶 天才