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27:夢を飾り眠る 結局の所、浅井うららとアーネストは放送の直前まで激しく交わっていた。 疲労はしていたが、放送の情報は聞いておかなければならない。 特にうららは妹の安否が気になる故、竜の青年の種液を秘部から垂れ流した状態でも聞く。 そして放送が終わる。 「さららはまだ生きているみたいだけど、もう14人も死んでいるのね…」 「…殺し合う気になっている人は結構いるって事か」 「私達がセックスしている間にも…」 「……うららさん、そろそろ服着た方が……」 「そうだね」 シーツで秘部を拭き、脱ぎ捨てていた衣服を着始めるうらら。 禁止エリアは現在いるエリアE-2の北隣、エリアF-2が指定されているが、 近いが行く予定など無い。他の指定エリアも遠く、行く予定は無い場所ばかりのため、気にする必要は無さそうだ。 片山美咲も結局、放送の前に診察室内の二人を襲う事は出来なかった。 二人の行為を目にして自分も一人遊びに耽ってしまっていたためだ。 うららもアーネストもまだ、診察室のすぐ外にいる美咲には気付いていない。 (…すっかり遅くなったけど…放送も聞いたし…あの二人を殺すなら、今がチャンス…) 反動が強いM29マグナムから、恐らく反動が軽いと思われるイジェマッシMP-443自動拳銃に装備を切り替える。 そして二、三回深呼吸し、決行した。 診察室の中に突然押し入ってきた見知らぬ女性にうららとアーネストは驚く。 アーネストの方が一瞬早く、それに反応した。 考えるよりも前に身体が動き、美咲の持つ銃の銃口の先にいたうららを庇うかのようにその前に出た。 ダァン! ダァン! ダァン! ダァン! ダァン! 「ガァ…!」 「……! あ、アーネスト君!!」 竜にとって、9㎜パラベラム弾程度の弾丸なら食らっても、急所に当たらない限り致命傷になる事はまず無い。 しかし至近距離でアーネストが食らった9㎜パラベラム弾は、彼の柔らかい身体の前面部分から入り、 内臓を深刻なまでに引き裂いてしまっていた。 口から血を吐き、ガクッとアーネストは片膝を突く。 「ご……ノぉ」 手にしたチェーンソーを起動させるアーネスト。傷口から鮮血が噴き出し床を赤く染める。 ブオオオオオオッと轟音を鳴り響かせ刃を回転させるチェーンソーに美咲は気圧され思わずたじろいだ。 その時銃撃する手も止めてしまう。 「ガアアアアァァアアアァアアッ!!!」 咆哮をあげ、チェーンソーを構えて目の前の女性に突進するアーネスト。 そして唸るチェーンソーの刃は、美咲の首目掛けて振り下ろされた。 ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリッ 肉が引き裂かれミンチになるとても嫌な音と共に、血液と肉片が飛び散った。 美咲は痛みを感じる前に頸椎まで切断され、然程苦しみを感じる事も無く、悲鳴を上げる間も無く、絶命した。 やがて、ゴトリと、切断面がズタズタになった美咲の首が床に落ち、 美咲の身体が床に崩れ落ちた。診察室は血塗れになり、濃厚な血の臭いが漂い始める。 アーネストがチェーンソーのエンジンを止めた。 「あ…あああ……う…うぇ」 強烈過ぎる血の臭いと、一人の女性の凄惨な死に方はうららに吐き気を催させる。 しかし寸での所で戻すのを我慢し、うららはアーネストの元へ近寄った。 「あ、アーネスト君、だ、大丈夫…?」 「……うららさん、怪我、無いですか?」 掠れた声でアーネストが尋ねる。 「私は大丈夫、アーネスト君が庇ってくれたおかげで怪我はしてないよ」 「……そうですか……ゲホッ!! ……あ……」 「!!」 竜の青年が大量に吐血する。傷口からの出血も止まらない。 医療知識のあるうららにとって、アーネストの傷は早急に手当てが必要とされる事はすぐに分かった。 だが、今いる廃医院にはほとんど使える医療器具は残っていない。 「…うらら…サん……ざっぎ…は…ゴフッ……凄く…気持ち良カった、でず……。 し、死ヌ、前に……え、エッチ、で、でぎデ……本当に……よ、がッた」 「そんな…アーネスト君、しっかりして!」 床に仰向けに倒れた竜に必死に呼び掛けるうらら。 「ウ、うらら、ざン…ガハッ…ァ…………あ、ありがトウ゛、ご、ございま、シた」 だが、アーネストの命の火は、無情にも消えた。 「…アーネスト、君……」 自分を守って死んだ竜の青年の死体の傍で、うららは呆然と、その場に座り込んだまま静かに涙を流した。 【♀05番:片山美咲 死亡】 【♂01番:アーネスト 死亡】 【残り16人】 【午前/E-2廃医院一階】 【♀01番:浅井うらら】 [状態]健康、深い悲しみ [装備]コルトローマン(6/6) [持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(18)、ワルサーカンプピストル(1/1)、26.6㎜榴弾(3) [思考・行動] 0:殺し合いには乗らない。妹のさららを捜す。 1:アーネスト君…。 [備考] ※特に無し。 026:第一回放送(美女と野獣オリロワ) 目次順 028:ちょっと気になるあいつ 019:これマジで死んじゃう何分前って奴なんじゃないの? 浅井うらら 029:痛みの数だけ強くなるとも限らない 019:これマジで死んじゃう何分前って奴なんじゃないの? アーネスト 死亡 019:これマジで死んじゃう何分前って奴なんじゃないの? 片山美咲 死亡
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わたしは影、真なるわたし…… 死線のフランXIII 種族:吸血鬼 年齢:496歳(外見年齢、17歳) 身長:166cm ご存じ悪魔の妹、フランドールが成長した姿。 美咲?とスポ根な特訓をしているうちに破壊の力を自覚し、自分の意志で制御できるようになった。それに合わせて体の成長が起きたのではないか……とはパチュリーの弁。(レミリアは能力が特異すぎて自覚できないため、永遠に幼い姿) 不安定だった精神は軸の定まったものに成長し、むやみに物を壊すことはしなくなった。ワガママも可愛いものになり、姉よりも数段接しやすいレディと評判である。本当は快活なスポーツ少女なのだが、美咲が去ってからは時折どこか寂しそうな雰囲気を漂わせている。 今までの衣装から一新して、黒くのっぺりとしたロングコートに身を包み、白い仮面を着けている。 宝石のような羽は、能力の覚醒に従って八つの棺桶に変化している。 レーヴァテインと名付けられた細身の赤剣(美咲作)を腰に帯びている。 お姉ちゃん、というのは美咲のこと。レミリアのことはお姉様と呼ぶ。 ステータス 体:21 攻:39 防:27 速:13 体:13 攻:36 防:30 速:21 セリフ 攻撃:わたしは影、真なるわたし…… 回避:その怯みは命取りだよ 防御:わたしは避けられない。だから避けない 会心:見えるよ……あなたの【死】が 勝利:わたしは逃げないよ……お姉ちゃん 敗北:滅びは救いにならない……そうだよね、お姉ちゃん…… 逃走:……また来るよ 。
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SAKURA*BLOOMING PARTY! 花女一年生組によるお花見イベント +... あらすじ 香澄の思い付きでお花見をすることになった花女の一年生メンバーたち。こころの家に各々料理やお菓子を持ち寄り、和気藹々と進行するお花見だったが、ツッコミ気質の有咲は我慢の限界を迎え……!? 特記事項 ・第一話、当然のように美咲と一緒にお花見に参加しようとするこころ 特効メンバー 有咲、こころ、イヴ 開催時期 2017/03/24~ 備考 ・報酬カード奥沢美咲[桜ミッシェル]☆2にて、こころと香澄の類似点に関して言及・後のアプデでこころ+香澄、美咲+有咲のエリア会話とライブ掛け合い、ライブ終了時掛け合いが追加(※イベントストーリーを読むことで解放)
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Summer Loving ~ある夏の日に~ 42-R2 田口or堀or牧野の元へ 読み終わりましたら、ご返却ください! これはある夏の物語である。 主人公「山野 匠」、そしてその友人である(?)「田嶋 達彦」の物語でございます。 では、ご覧下さい。 ~序章~ キーンコーンカーンコーン 「ふぅ~、終わった~!帰ろうぜ達彦!」 チャイムが鳴ると同時に匠は帰ろうとした。 いつもならそのまま達彦も「帰りにゲーセンでも寄ってこうぜ。」などと言うのだが、今日は勝手が違った。 「・・・・・・お前、それマジで言ってんの?!これから転校生が来るっていう一大ビッグイベントがあるっていうのにか?!」 達彦は匠の肩に手をかけ、回りを確認すると、「転校生ってどんな奴かな?」と転校生に興味を示していた。 それに対し、匠はウザそうに、「・・・・・・どんな奴でも別にいいよ・・・・・・。」と心底どうでもよさそうだった。 「・・・・・・ったく、つれないぜ。俺がこうしてお前の興味を引こうとしてるのに・・・・・・(泣)。」 「どうせお前のことだ、転校生の情報なんて既に全部揃ってるんだろう?」 そう匠はツっこむと達彦は、所在なさげに、 「むっ、いやそうだが・・・・・・匠、お前は夢が無いな・・・・・・。いや、思い出の女の子を追い求めてるから、あると言えるのか?」 「ちっちがうっつーの!あの子はきっといるはずだから・・・・・・。」 そう匠が慌てると達彦はガンマの気配にいち早く気付き、「はいはい、ガンマが来っから戻るわ。自己紹介くらい聞いてやれよ?」と言って席へ戻った。 ガンマこと岸間先生はHRを始めると、転校生に「入って来なさい。」と合図した。 そして、匠は入ってきた転校生達を見てあ然とした。 「真弓と美咲か!?」 その瞬間、 「えっ、たっくん!?」 「・・・・・・信じられない、たっくんだよね!?」と言い、、二人は匠に抱きついてきた。 「たっくん~、会いたかったよ~!!」 「お久しぶりです、たっくん!!」 匠を今にも絞め殺さんとする勢いで抱きついている元気いっぱいなツインテールの子は美咲で、すぐに自分の行動に気付き、恥ずかしさを隠せなくても手を放さないストレートに髪を伸ばしている子は真弓である。 彼女達は双子でもある。また、真弓は姉であるからか、礼儀正しく、美咲は姉に対する信頼があるからか、活発である。 ちなみに匠とは10年程前までは幼馴染であり、両親の仕事の都合でこの川越市を離れ、10年ぶりに戻ってきたのだ。 さて、この双子が抱きついている状況は本来なら匠にとっておいしい状況なのだが・・・・・・ 美咲が匠の首を絞めつけているが故に、匠はそれどころではなかったのだ。残念ながら・・・。 さらに、あまりの出来事にショックを受けたクラス中の奴ら(特に男子)が達彦を中心として、匠のいる状況を許さなかった。 「た~く~み~、てめぇ、ただで済むと思うなよ!ってゆうかさっさと離れやがれ、羨ましい奴め!」と本音を漏らしながら、匠にその怒りをぶつけた。 この後のいざこざはなかなか収まらなかったが、ガンマが「・・・・・・さっさと静かにしろよ!ったくいつまでもくっちゃべってばっかいるんじゃねぇよこのバカ!」と一喝し、騒ぎはおさまった。 自己紹介が終わり、双子の席は匠の両隣になったが、達彦が自分の席の隣りも空いていると主張したが、彼の主張は知り合いの方がいいだろうという理由で空しく散った。 「これからよろしくね♪たっくん。」 「よろしくお願いします、たっくん。」 この波瀾万丈な新しい季節の幕開けに匠は不安を覚えずにはいられない。 ヤローどもは「打倒匠」と一致団結をして、時折「匠殺す。」などとも聞こえ、双子は匠にべったりだからだ。 匠はただ「たっくんって言うな~!」としか言えなかった。 ~第一章~DOKIDOKI×2な勉強会 双子が転校してから二ヶ月が経った。 「色々あったなぁ~。」 匠がそう言うのも無理はない。というのも今、この状況を見ればわかる。 匠の隣りには双子がいるのだった。まぁ、早い話、匠と双子は同棲(同居)生活を送っているのだ。 匠は元々、一人暮らしだったが、実家の母から電話があり、双子と共に住むよう命じられた。 しかも応じない場合は仕送りをやめると脅された。匠もさすがにこの帰宅してからの出来事にはあきれてものも言えず、双子を受け入れるしかなかったのだった。 それからというものの、匠は至れり尽くせりな毎日を送ることとなった。 食事を共に摂り、一緒に登校するのはいいが・・・・・・双子は匠と共に寝、あまつさえ一緒に風呂に入ろうとする始末だった。 そして二ヶ月が経った今、匠は新たな岐路(危機)に立っていた。 追試だ。匠と美咲は期末テストで赤点を取ったため、急遽、達彦・真弓による勉強会が開かれ、夏休み保護が目的だ。達彦曰く、「お前はどうでもいいけど、美咲ちゃんという花がなくなるのはやだからな。」とのことだった。 そうして、勉強会は始まり、真弓は匠を、達彦は美咲を担当することになった。 「まぁ、あいつはああ見えて以外とおくてだから大丈夫だろ。」などと思い、真弓の講義に集中した。 真弓の授業はガンマなんかよりはるかにわかりやすく、匠はどんどん知識を吸収していった。 だが、落とし穴もあった。あまりに真弓の声が心地よかったために寝てしまった。 真弓は「全くもう、たっくんは~・・・・・・。」 とぼやいていたが達彦と美咲が買い出しに行って、今は二人きりだと気付くと、匠の頬に、そっと口付けをした。 匠は夢を見た。真弓がキスをする夢だった。しかし、それは現実だった。匠が気付くことはないが・・・・・・。 そして、勉強会はお開きとなった。 その後、匠も美咲も試験に合格し、補習はなくなった。 ~第二章~悲しみのバラード、明日への喜び 「海だ~~~!!」 達彦が叫んだように、夏休みを利用して海に来た。達彦が提案をし、匠に双子を誘うように言ったのだ。 匠も達彦の迫力に負けて、「かったり~。」などと言いながらも達彦が代金を全部もつというので双子を誘ったのだった。 着替え終わった双子が出て来た。匠も達彦も目を奪われた。美咲はノースリーブの水着で、真弓はビキニだったのだ。 また、双子の反応は、美咲は「あ~、エロい目してる~。」とケラケラ笑い、真弓は「・・・・・・あんまり、見ないで下さ~い。」と心底恥ずかしそうだった。 そうこうして、海を満喫し、夜になった。 真弓が外に立っていた。暗闇の中、月明かりの下、真弓はその長い髪を風にたなびかせていた。 「・・・・・・何か用か?真弓。」 匠が最初に口を開いた。 「置手紙、見たぞ。」 だが、真弓は口を聞かなかった。 「・・・・・・何か言ったらどうだ?」 そう言って匠が真弓のすぐ近くまで来た時、ことは急に起きた。 匠は目を見開いた。あまりの出来事に、何もできず、ただなすがままになった。 なってしまった、ならざるをえなかった。 匠は我に返ると、真弓を引き離した。 「・・・・・・何のつもりだ、真弓!?」 だが、真弓は答えるどころか泣いていた。 「苦しいの・・・・・・。」 真弓はポツリともらした。 「え?」 匠はそう言い返した。 「なんで、なんで気付いてくれないの!?、こんなにも苦しいのに、辛いのに・・・・・・、 最初は側にいてくれるだけでいいと思ってた。でも、違かったの・・・・・・。 こんなにも近くにいるのに遠くに感じるなんて思わなかったから。 もう、駄目なの、切ないの、心が壊れそうなの。だから、さようなら。」 真弓は走り去っていった。匠には引きとめることができなかったのだ。 そして、その愛故に苦しんだ真弓の思いを表すかのように、雨が降り出していた。 そんな匠と真弓のやりとりを達彦と美咲は見ていた。 「・・・・・・お姉ちゃん・・・・・・。」 美咲はただ、ぼやくだけだった。 しかし、達彦は匠の方へ歩いて行き、匠をぶん殴った。 「・・・・・・匠、お前このままでいいのか?違うだろ!?今、お前は何をするべきなんだ!? 真弓さんを追いかけるべきなんじゃないのか!? 今、彼女の心がつぶれそうなら、お前が支えてあげるべきなんじゃないのか!?どうなんだよ、匠!?」 達彦は匠に言い放った。 「・・・・・・そうだな、そうだよな、こうしてる場合じゃなかった!ありがとな達彦!」 そう言って匠は走り出した。 「やれやれ、仕方ない奴だ、でも振られちまったなぁ~。」 達彦は言う。それが自分に対してか、それとも美咲にかはわからない。 美咲も「・・・・・・うん・・・・・・。」と言うだけだった。 匠は走る、真弓を探して、土砂降りの中を。 真弓がいた。 そして、匠は真弓を後ろから抱き締めた。 「・・・・・・真弓・・・・・・、よかったぁ~。」 「え、どっどうして!?」 「どうして私なんか追いかけて来たの!?」 匠は肩で息をしながら、でもしっかりと真弓を抱き締めて言った。 「俺、やっと気付いたんだ、自分の本当の気持ちに。真弓のことが好きなんだ!幼馴染としてじゃない。一人の女として!」 「うっ嘘・・・・・・。」 真弓はとまどいを隠せない。 「嘘じゃない!君がいなくなってから、わかったんだ。君が俺にとってどんなに大切な存在だったか・・・・・・。 返事を聞かせてくれないか?」 「・・・・・・はい、たっくん。」 そう言って真弓は匠に抱きついた。その顔は涙を浮かべながらも真夏の太陽のように笑っていた。 「幸せにして下さい、たっくん!」 「ああ、いつまでもな。」 雨雲から光が差し込む中、二人は誓いのキスをした。 ~第三章~その祝福を手に 夏休みの後、匠と真弓が公認のカップルとなったことが既にクラス中に知られていて、祝福と制裁を受けた。 美咲と豊基はお互いに好き合っているけど今一歩、踏み込めていないようだ。 それでも、うまくやっているから末長くやっていくだろう。 「大切な人を見つけた。一度は手放しかけたけど、もう二度手放さない。」 そう誓い真弓と共に進む匠だった。
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「井坂・・・」 「どうかしたのかい?秋彦らしくねーぞ。あ、もしかしてまたチビたんのことだろう?」 「・・・・・」 「またあれだろ?チビたんがかまってくれない、だから体に触れようとすると嫌がって逃げられる・・・そんなところだろう?」 「・・・・・・」 「図星かよ」 「はぁ、どうすればいいと思う?」 「それなら俺にいい考えがあるぞ、耳貸しやがれ」 嫉妬 「美咲」 「何?」 「好きだ」 「はいはい。分かったから食器はそこ置いといてよ」 「あぁ、後で井坂が家に来るから」 「あ、井坂さん来るの?それじゃ食べ物でも用意し解かなきゃね」 「それなら俺が用意しとく」 「ありがとう。それじゃ頼んだよ」 ビーンポン 家のチャイムがなる 井坂さんがくる時間だから井坂さんだろう インターホンの画面を覗くと画面いっぱいに写る井坂さんの顔 「あ、来た」 はいはいはい・・・・ そんなことを口走りながら玄関へ掛けていくと後ろからウサギさんも早足で向かってくる ウサギは美咲を抜いて先に玄関にたどり着くと玄関を開けて井坂さんを出迎えた (あんな駆け足でいくほどに会いたかったのかな?前はあんなに中悪そうだったのに・・・) とまぁ、ウサギさんの行動に関してはその程度にしか考えていない美咲だった 否美咲の頭ではそのくらいしか創造が出来ないのかもしれない まぁ、どちらにせよその程度とゆうわけだ 「よぉ、秋彦久しぶりじゃないか!!(嘘、昨日も会っていた)」 「おぉ、久しぶりだな。」 「あれ?秋彦、お前身長伸びたか?」 「そうか?」 「うん、そうだってだって・・・」 そこで言葉を切ると井坂は体をウサギさんに密着するほど近づけて ウサギさんの頭に手を添える -
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ACE系アイドレス 注意:能力判明のもののみ ACEみなし職業消費関係質疑 後藤亜細亜後藤亜細亜2 吹雪先生 吹雪先生の奥さん 磯貝みらの シャルルとその飼い主 フランク=ヤガミ トーゴ オタポン 松井いつか 海法紀光 暁ゆかり 炎熱編集 蝶子 室賀兼一 小太刀右京他 74式清子さん 清子さん2 トラオ・テンダーブルー アララ=クラン 是空とおる たけきのこ 善行忠孝 原素子&BALLS 新妻素子 時間犯罪者素子 森精華 茜大介 遠坂圭吾(青瞳) 田辺真紀 ブータ 鼠の騎士ジャスパー ハードボイルドペンギン エクウス ハンニバル 希望号4号機 青の厚志 芝村舞 吉田遥 源健司 斎藤奈津子 芝村英吏 ネコリスファミリー エリザベス=リアティ サーラ=サーシャサーラ・サーシャ2 ミズキ=ミズヤ ナイアル=ポー エノラ=タフト エステル=エイン艦氏族=アストラーダ ネリ=オマル スイトピー 砂漠の騎士サウド MAKI ブラック=レイディ クリサリス=ミルヒ 東原恵 TAGAMI 知恵者 カオリ=サザーランド わん太 石津萌 瀧川陽平 チビ グラムリバー カールTドランジ カール・ドラケン アプロー・鍋山と夫の人 ライラプス エステル=ヴァラ=夜明けの艦氏族=夜明けの船=ヤガミ ウイングオブテイタニア 岩田裕 ドクトルデス ヤガミ(イエロージャンパー) ヤガミ(サラリーマン) ヤガミ(2258) 八神少年 深浦まゆみ ロジャー エミリオ=スタンベルク 須田直樹 玖珂ミチコ 玖珂晋太郎 仮面のお兄さんシン 水着ふみこ ヘイハチロー・ノギ 金大正 城島月子 ミュンヒハウゼン 青森恭兵 滋賀小助 岩手文明 茨城雷蔵 千葉昇 千葉奈穂 香川優斗 芝村傑吏 オタポン ユウタ エイジャ兄弟 エイジャ兄弟2 トラナ王女 秋津隼人 トリスタン 徳河舞蔵 ヴァンシスカ=オーノール ネル&シーナ 玖珂ほむら 本郷義明 大阪万博 七海 八重咲桜子 ポイポイダースピリチアルダンス わん太 労働一号かれんちゃん モシン・イブラヒム 小村佳々子 徳河舞蔵 かばねっち 黒にして黒光のバッド 伏見藩国試作機 蒼穹号 芥藩国試作機 蒼天
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amazonで探す @楽天で #親バカ青春白書 を探す! 日22日テレ 2020.08.02~2020.09.13 8.8% 公式HP wikipedia 前 美食探偵 明智五郎 次 極主夫道 Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 日本一親バカな父・ガタローは、愛娘・さくらが大好き過ぎて同じ大学に入学する事に! 2020/08/02 10.3% 2 畠山がある"秘密"をカミングアウト!想定外の事態にさくらの恋にも新たな局面が訪れるが……!? 2020/08/09 8.5% 3 波乱の文化祭から半年、ガタローたちは無事2年に進級していた。 2020/08/16 8.1% 4 元カレ騒動以来、美咲が小比賀家に転がり込んで2ヶ月。 2020/08/23 8.7% 5 ガタローと美咲、ハタケと寛子、それぞれの仲が気になり心乱されていくさくら。そんな中、根来が大学にも現れず連絡も取れなくなる…。 2020/08/30 8.3% 6 相変わらず美咲が居候を続ける小比賀家に、顔にアザを作った寛子がやってくる。さらに根来やハタケまでも家に押しかけ、冬休み青春シェアハウスがスタート! 2020/09/06 8.2% 7 シェアハウス生活が続く小比賀家で、さくらが豹変!?ガタローをめぐる娘・さくらvs同級生・美咲の水面下のガチバトルが勃発! 2020/09/13 9.2%
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「チィ、しぶとい。一体どんだけ居るのよ。面倒くさいわね」 「ックックック。文句を言うでない。好きなだけ殺していいんじゃ。悪くは無いじゃろ?」 「あんたと一緒にしないでくれ。にしても、完全に殺さなきゃ動きを止めないなんてな」 そう言い合いながら襲いかかる人々を切り刻みまくっている〝レッドキャップ〟〝赤マント〟〝口裂け女〟。 腕や足が無かったり、服が真っ赤に染まっていながらも、人々は攻撃を止まる様子は無い。 腕が無ければ噛付きや蹴りで攻撃し、足が無ければ這い蹲って攻撃してくる。止めをさしてやっと動かなくなるのだ。 さらに、《行き交う人々》にいたっては、暫くすれば傷が治っていくという始末だ。 「ふぅ、流石にしんどいな。けどなあ、ここで止まる訳にはいかねえんだよ」 辛そうにしながらも、《行き交う人々》の契約者は戦いを見続けている。 亡霊たちを戦わせるだけなら良いが傷を治すには相当のエネルギーが必要になる。 だが、《行き交う人々》の発動も傷の回復も止める気は無い。 〝レッドキャップ〟達を攻撃していた軍団が、突然、彼らの動きを止めるように手足に纏わりついてくる。 「何だ!? いきなり!?」 「知らないわよ!? この、離しなさいよ!」 3・4人程度なら、簡単に振り解く事が出来るが、十数人単位で抑えつけに来るのだ。 これによって、3体は動きを制限されてしまう。 「鬱陶しいのお。ん? 何じゃ、この音は?」 そんな中、何かが近付く音が聞こえてくる。それは、エンジン音を轟かせ、猛スピードで3体が居る所に突っ込んでくる。 満足に動けない彼らは、それ……大型トラックを初めとした車の突撃をモロに喰らってしまった。 「ッつ、皆!?」 「大丈夫。素体が無事なら修復可能」 その様子を目撃し、慌てる〝テケテケ〟を淡々となだめる美咲。だが、その顔には薄らと焦りが浮かんでいる。 それによって、出来た隙を狙っていたのか。 パッーンと言う、銃声が聞こえ美咲の腹部に銃弾が命中した。 「ッく――!」 ドサッと、崩れ落ちそうになった体を片手で支え。銃弾の飛んできた方角を見れば、数人の人間が虚ろな表情のまま此方に銃口を向けている。 その全員の指が、引き金を引いた瞬間。 「――――――――危ないんだよねッ!」 大鋏を投げ捨てた〝テケテケ〟が、ズザザァァと、音を上げて移動し美咲を庇う様に壁になった。 美咲の身長の半分程度しかない〝テケテケ〟では、壁になった所で本来それ程の期待は出来ないが、倒れている今ならば問題は無い。 パッーン、パッーン、パッーン、パッーン、パッーン………………… 全員の銃弾が尽きた所で、やっと銃声は鳴り止んだ。と、同時に〝テケテケ〟が倒れる。 「結局、まともに当たったのは最初の一発だけか……。まぁ、当たった事に変わりはねぇな」 銃撃の嵐に気を取られていた間に、近づいていたらしく。美咲が顔をあげたのとほぼ同時に、彼女の首元に、《行き交う人々》の契約者は刃を突き立てる。 呼び出した4体は、全員動けそうにない。その上、あとの2体を呼び出しても、刃が首を裂く方が早いだろう。 「俺達の勝ちだ。最期に何か言う事は有るか?」 「そうですね。実の所、感謝してるんですよ。復讐に来てくれた事を、殺しに来てくれた事を」 「何だ。止めてくれる人を望んでいた、とでも言いたいのか?」 「いえいえ。だって……相手が殺意を持って来たのなら。 ――こっちが、殺しても問題ないでしょ」 クスリと、笑った気がした。 美咲の背後に居る《行き交う人々》の契約者には、彼女の表情は分らない筈だと言うのに。 確かに、確実に。笑ったのを感じた。 それに、なにか嫌な気配を感じ反射的に刃を引いた。 ガキン、と美咲の動脈を切り裂くはずの刃は、何か硬いものに当たったような音を立てる。 血が噴き出す事はおろか、刃に血が付いた様子も無い。 その事態に、必殺となる攻撃が効かなかった事に、《行き交う人々》の契約者は叫びをあげる。 「なっ、何でだ?! 《七人みさき》に契約者の肉体強化の能力は無い筈だろ!?」 「ええ。《七人みさき》にはそんな力は有りませんよ。ズッ、く。 今のは、ッツく。〝硬気功〟です。そして、……これが〝軟気功〟」 傷口を指で広げて、貫通せず体に残っていた弾丸を取り出すながら喋る美咲。 取り出すたところで、淡く光る左手を傷口に当てると、見る見るうちに傷口が治されていく。 「多重契約者? いや、そんな訳はねえ。《七人みさき》の契約コストは相当の筈だ。 多重契約なんて、普通は出来る訳が無い」 「私をいいえ、《七人みさき》を調べたなら知ってる筈ですよね? 【七人みさきに殺された者は七人みさきになる】って話ぐらいはね。 〝レッドキャップ〟達の様に使役するだけじゃ無くて、私自身がその能力を使用する事も出来るんです。 まぁ、無条件って訳でも有りませんけど。そして――」 そう語る美咲の影が、本来の物を残して左右に3つに分かれていき、計7つの影が出来上がる。 新しく現れた影が盛り上がり、それぞれ人の姿と成っていく。具体的にいえば、美咲と同年代の少女の姿へと変わった。 「「「「「「「私達が、《七人みさき》本来の姿です」」」」」」」 それは、《七人みさき》と美咲が契約する際に、元になった亡霊である少女たちの姿だった。 彼女達が現れると同時に、辺りの《百匹目の猿現象》に操られていた群衆がバタバタと倒れていく。 「そしてさ」「《七人みさき》によ」「出会った者はだね」「高熱にですね」「襲われる」「な~んて」「話もありますよ」 髪型が、服装が、性格がそれぞれ違う7人の少女達が交互に喋る。 その内容から、《行き交う人々》の契約者は美咲が他の都市伝説の力を使った理由と、群衆が倒れた原因を理解した。 「殺した都市伝説を取り込んで支配出来る上に、存在するだけで相手を病気にさせるってのか?」 「その通り。とは言え、発病の能力は一般人にしか効果は無いんだけどね」「まぁ、こういう時には便利だけどよ」 「最近は、私達が出てくる機会も無かったからな」「久しぶりに外に出れて嬉しいです」「同感」「ホントにラッキーだよ」 「まぁ。都市伝説が相手だとあまり役に立たないうえ、五月蝿くなるだけですしね」 ブーブー、と文句を言いだす亡霊少女達を美咲はさらりとスル―し、周囲を亡霊で固め始めている《行き交う人々》の契約者に目を向ける。 「彼女達が全員揃わないと、発病の力は使えない上に、人並みの力しかないので取り込んだ都市伝説に戦わせる方が手っ取り早いんですよ。 ともかく、先に貴方の奥さんを潰しときましょうか。〝さとるくん〟居場所を教えて下さい」 「オーケー。……あのビルの最上階に居るみたいだね」 「……っ! させるかぁぁぁぁッ!!!!」 〝さとるくん〟が指を指すビルを見た《行き交う人々》の契約者は、眼の色を変えて亡霊達と共に飛び掛かって来た。 その反応は、自分から〝さとるくん〟の示したビルが正しいと言っているようなものだった。 「〝鬼女〟」 美咲や《七人みさき》を仕留めようとした彼らは、その一言で現れた和服の美女に触れること無く、まとめて吹き飛ばされた。 「大盤振る舞いじゃないか。妾まで呼ぶなんてさ」 「仕方がないでしょう。私を含めた本体や〝さとるくん〟じゃあ攻撃力に欠けるんだから。 ついでに、あのビルも潰して貰おうと。どんな都市伝説かは分かりませんけど、街の人達を操っているのが居るみたいですから」 額に小さな角がある彼女は、〝鬼女〟と言う名の通り鬼の一種である。 ただし、普通の鬼のように他者を圧倒する筋力は持っていない。その変わりに有するのが、多種多様な術式だ。 まぁ、身体強化の術式を修めて居るので殴り合いも出来なくはない。 それ故に彼女は、《七人みさき》に取り込まれている都市伝説で、トップの実力の持ち主と言える存在なのだ。 「成程ね。発動者が死ねば支配が解ける可能性も有るって事かい? そう言う事なら分かったよ」 先程の一撃で気絶した《行き交う人々》の契約者を一瞥し、ビルを見やる〝鬼女〟。その右手には、目に見える程の力が集まっていく。 集まった力は、腕先から肘までを渦巻きながら纏われている。 力の集束が止むと同時に身体ごと右腕を引き、ビルに狙いを定め撃ち出そうとしている。 それを阻もうとしている者は、誰も居ない。 操られた人々は、《七人みさき》の力で倒れ、男性は気絶したままだ。 「っりゃあぁぁぁぁぁぁァァァ!!!!!!!」 その〝鬼女〟の一声と共に、ビルに向かって爆音を響かせながら螺旋を描き放たれた――。 油断していた、と言うべきだろう。 呼び出された都市伝説を全て倒され、《七人みさき》に止めがさされる。 そう思っていた《百匹目の猿現象》の契約者である女性は、提げていた双眼鏡でその様子を見ていた。 夫の刃が防がれたり、少女が増え支配下の群衆が倒れたり、現れた少年によって自分の居る場所を知られた事も解った。 だが、これだけ離れて居れば大丈夫だと思っていた。 「ヒッ」 故に、現れた和服の美女に都市伝説ごと夫が倒され、双眼鏡越しに目が合って、恐怖に包まれる。 だからなのか、もしくはまだ余裕を感じていたのかその場を動きはしなかった。 だが、和服美女の腕に集まって行く力に、不味いと思いビルから去ろうと行動を起こした。が、遅すぎた。契約によっての身体強化が全くない彼女には、逃げる事は叶わなかった。 閃光に包まれて消えゆく中で、《百匹目の猿現象》の契約者が最期に思ったのは、娘の仇を取れなかった無念と夫の無事だった。 気絶から目覚めた《行き交う人々》の契約者が最初に目にしたのは、妻が居るビルが崩れて行く光景だった。 呆然とそれを見て居た彼だったが、段々と眼の前で起こっている事を理解していった。 「な、あ、な、~~~~~~~!!!」 言葉にならない悲鳴を上げ、呆然とする《行き交う人々》の契約者を尻目に美咲達は話し始める。 「うん。相変わらず凄いですね。〝鬼女〟の一撃は、もう二度と敵には回したくないですよ」 「そんなに褒めないでくれよ。で、如何だい? 成果は有ったかい?」 「大丈夫みたいだよ。敵意や殺意みたいなのが周りの人達から感じなくなったから」 〝さとるくん〟の言葉通り、苦しみながらも向けられ続けて居た自分達への害意が無くなった事に成功と判断した。 「んじゃ私達の出番もお仕舞い?」「おいおい。まだ、出たりねぇぞ」「それは、同感だな」 「えと、私は別に……」「素直に」「遊びた~い。転がってる奴らで遊びた~い!」 群衆を抑えるために呼び出された《七人みさき》の本体たちが口々に文句を言ってくるが、美咲は呆れたように溜息を吐いて言った。 「何を言ってるんですか。抵抗するのを分ってて、戻す訳がないでしょう。倒れてる人達への止めお願いしますよ」 「「「イェーイ!!!」」」「「よし!」」「やった」 そこら中に落ちている武器を手に、苦しんでいる人々に襲い掛かる少女達。 発病の力によって満足に反抗もできずに、群衆は確実に殺されていく。 何が起こっているのか? 自分達が先程まで何をしていたのか? そんな疑問を抱えたままに殺されていく。 「「「アハ、アハハハハハハ!!!!!」」」「「クス、クスクスクス!!!」」「フ、フフフフ!!!」 殺しまわる少女達の笑い声に、男性は気を取り直した。 「止めろ! 支配が解けたのならこの人達は関係無いだろう?!」 周りの出来ごとに焦って、《行き交う人々》を再び展開し、亡霊少女達を止めさせようとする。 「言ったでしょう。殺意には殺意で返すと、操られていようと何だろうと。いえ、私達に遭遇した時点で変わりはありません」 「そう言う事。《七人みさき》に、僕達に出会った時点でこの人達が死ぬのは確定してるんだよ」 それを遮るように美咲と〝さとるくん〟が語り、 「そもそも、捨て駒だったんだろう? 今更何言ってるんだい」 阻むように〝鬼女〟が彼らの前に立つ。 「それは……ッ!」 「反論なんかしなくて良いよ。それじゃ、僕は戻らせてもらって良いかな? する事も無いみたいだし」 「そうですね。良いですよ、戻ってて下さい」 〝さとるくん〟が消えても、《行き交う人々》の契約者に余裕は生まれない。 そもそも、敵戦力として数えて居なかったのだ。居なくなっても変わりは無い。 警戒しているのは〝鬼女〟と呼ばれた眼の前の女性だ。 先程、都市伝説ごとまとめて吹き飛ばされたのだから当然だろう。 「ついでに、他の皆も回収しておきますか。何時までも、倒れたままで居られても困りますし」 倒れていた〝テケテケ〟と車の群れに潰されていた3体の都市伝説も〝さとるくん〟と同様に美咲の中に戻っていく。 その最中も人々を殺し尽していた少女達は、満足したのか飽きたのか美咲の傍に寄って来た。 もう既に、その場に居たほぼ全ての人間が息絶え。残りの全員も、呼吸を荒くしたり血を吐いたりとかなり衰弱している。 ヤバイ、その一言が、今の《行き交う人々》の契約者の頭を占めている。 自分達の力だけでは〝鬼女〟を倒す事が出来ず、自分達に仲間が居る訳でもない。 だからこそ、この状況を打破するため、〝鬼女〟よりも先に美咲や少女達に矛先を向けて襲いかかろうとし、 「判断としては、間違っちゃいないね。けどまぁ、させる訳が無いけどね。土式――」 辛うじて息の合った群衆とまとめて、地面から突き出た石の槍にその身を貫かれた。 「ガ……ッハ!!」 「操技っとね」 「カハッ。ぐ、そっ。ヒューヒュー」 〝鬼女〟が創りだした槍に穿たれ、倒れていた全ての人間は止めを刺され、命を落としていった。 そんな中で《行き交う人々》の契約者である男性だけは微かだが息が有った。 しかし、すでに都市伝説を維持する力は無いようだ。 その様子に、何かを思いついたような表情を見せる美咲。 集まっていた亡霊少女達に何かを告げて、彼女達もそれに賛同する。 「その傷だと、もう長くは無いみたいですね。最期の手向けとして良い物を見せてあげますね」 「良、イ物? な、んノ、事だ」 「秘密だよ~。美咲っち、こっちは良いよ」 「それじゃあ、初めますか。これだけ居ると、私だけじゃ大変ですからね。」 7人が手を掲げると、死んだ人たちの体から人魂と呼べる様な光の球が出て来る。それは、吸い込まれるように《七人みさき》の手に向かっていく。 無数の光球が湧き出る様子は、とても綺麗で幻想的な光景であり。確かに美咲の言った通り、良い物と呼べるかもしれない。 だが、それも光球の正体が何なのか知らないから感じられる事だろう。 「綺麗よね。これが所謂、命の輝きってヤツなのかしらね」 「言い得て妙だな、命の輝きとは。確かに、その通りだ」 この光球は、知識や経験・能力と言った物が凝縮されたモノの塊であり、その人の生きた証と言っても良い。 《七人みさき》に殺されている事を条件に、人間や都市伝説に関係なく人型の存在にのみ現れる。 これを吸収する事によって、別の都市伝説を《七人みさき》に取り込むことが出来るのだ。 「い~っぱい集まったね。これだけ有れば、今日の分は大丈夫かな?」 「大丈夫どころかお釣りが来る位ですね。あなた達や〝鬼女〟も出したのに、消費分以上が集まりました。」 また、都市伝説を使うために必要なエネルギーの代わりにも出来る。 ただし、消費した分は決して戻らず、都市伝説や契約者の方がエネルギーが多い。 この機能によって、美咲は都市伝説に取り込まれる事無く、ギリギリのラインで人間としての自分を保っているのだ。 薄れゆく意識の中で、その様子を見ながら《行き交う人々》の契約者は、自分達の復讐が失敗した事を理解した。 いや、余計に力を蓄えさせてしまった分、逆効果だったとしか言いようが無いのかもしれない。 そもそも、前提から間違っていたのだ。《七人みさき》を相手に、物量戦で戦おうとした事が。 それを理解したのかは分らないが、悔しさと無念さを感じながら彼は、息を引き取った。 「うっし、全部集まったみてぇだな」 「そ、そうですね。あ、あれ? 〝鬼女〟さんは何処に」 「ええと。やる事やったから戻るって言って、戻りましたよ」 「私達も戻る」 「あぁ。そろそろ、移動しないと不味いかもしれん。戻るとしよう」 「むぅ~。しょ~がないか」 そう言うと、出て来た時とは反対に、亡霊少女達の体は影に沈んでいき。6つの影は美咲の影へと合わさった。 残ったのは、無数の死体とたった1人の少女の姿。その少女……美咲は急ぐ様子も無く、のんびりと街を去っていく。 「うわ?! 何じゃこりゃ……」 「辺り一面、死体だらけですねぇ……」 美咲が離れてから十数分後程で、入れ違いになるように黒服と女性の2人がやって来た。 彼らは、一番近くに居た事とその能力の関係から、組織がこの街から観測した都市伝説の調査を命じられたのだ。 それでやって来た現場は、死体だらけ。組織の人間として、それなりに人の死は見て来た2人も唖然としている。 「取り合えず、この街封鎖しとくべきか」 黒服が携帯で本部に連絡し、現場の状況を報告し街の封鎖を依頼する。 組織の方も、報告の内容から隠蔽が難しく時間がかかると判断し封鎖を決定したようだ。 「取り合えず。調べてみましょうか、危険は無いって私の《女の勘》が言ってますしぃ」 黒服の電話の間に、気を取り直していたらしい女性がそう告げる。 彼女は、女性限定の都市伝説である《女の勘》の契約者だ。その的中率は90%とかなり高い。 「だな。そんで、誰を調べれば良いんだ。教えてくれ」 「ええと、ですね。…………あ、あの人ですねぇ」 「アイツだな。んじゃま、調べるとしますかな」 女性が示した死体へ向かう黒服。 その死体は、他の幾つかと同じく地面からの槍によって体を貫かれている。 それは、《行き交う人々》と契約していた男性だった。 「さぁて、教えてくれ《残留思念》。此処で、何が起きたのかを」 《行き交う人々》の契約者の死体に手を当てて、黒服は都市伝説の力を発動させた。
https://w.atwiki.jp/pinkmask/pages/33.html
2005年?月?日 ナツノヒトトキ(戸田) 羊が丘で撮影。基本婆さんの一人芝居で進行。羊の群れに話しかける。 羊の群れにたどり着く。 アキラ「…美咲!」 羊 「アキラ?」 アキラ「ごめん俺…勝手に牧場の草食って荒野にして…」 羊(出来れば草を口に含んでる姿を撮影) 「違うよ、だって、だって、研発が…」 アキラ「…え?」 羊 「…あ」 アキラ「研発って何?」 羊 「えっとー……これ!!」 アキラ「『遠い音ほどよくR-18』…?お前、これ気にしてたのかよ」 羊 「(こくり)…ごめんね…」 アキラ「謝るのは俺だって」 羊 「違うよ私が…」 アキラ「俺だって」 羊 「私が…」 アキラ、羊に草(それらしきものを作成)を渡す アキラ「ま、お互い様だよな」 美咲 「…そだね」 アキラ「…じゃぁ…行くか!」 美咲 「…え?どこ行くの?」 アキラ「クラーク博士よりもっといいとこ!」
https://w.atwiki.jp/raum/pages/5.html
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