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「格闘ゲーム補正」の略で、主には格闘ゲームにおいて、キャラクターの強さに設定上の大きな差がある場合に、 対戦形式のゲームとして成り立たせるべく、その格差を埋める方向で調整をつけることを言う。 狭義には、「手加減している」「手を封じている」のような説明の無い、「お約束」のような物を指す。 元々の設定上の能力を調整してゲームを成立させるという点では、ある意味システム上の補正と共通している。 どんな作品にもこの補正は働いているが、原作を持つ作品で特に顕著なので原作再現とほぼ対義語となっている。 以下、便宜的にそれを分類して説明する。 原作のある作品特有のもの パワーバランスへの補正 例えば、もしも原作でヌケサク対ヴァニラ・アイス、ミスター・サタン対セル、ジャギ対ラオウ、遠野秋葉対アルクェイド等の組み合わせで真剣勝負になれば、 誰がどう考えても間違いなく、作中で描写されている実力差によって各組み合わせの後者が勝つ。 だが、「どのキャラでも全てのキャラに対して勝ち目がある」のが対戦格闘ゲームの(アーケードゲームでは特に)セオリーであるため、 キャラクター間の格差が埋まるような補正をかけなければならない。これが格ゲー補正である。 特殊な設定への補正 ゲーム化の際に、扱い辛い設定は無視されるということが良くおきる。 常人と比べ左右が反転した身体構造を持つサウザーに北斗神拳の秘孔技の大半は通用しない(正確には、秘孔の位置が違うので的確に突くのが難しい) サイクロップスのオプティックブラストは血族(本人含む)には効かない。 もし吸血鬼のDIO、ヴァニラ・アイスに波紋疾走がクリーンヒットしたら即死級のダメージになる これらのような格ゲーで再現しづらい、或いは再現すると都合が悪い部分がスルーされるのも格ゲー補正の一種である。 しかし、ゲームバランスを崩さない範囲ではもちろんのこと、時には少々バランスを犠牲にしてでも 原作を再現した方がファンに喜ばれるということもあるので、原作付き作品ではその匙加減が重要となる。 補足 原作付きのゲームというものは、その原作と少なからずの「齟齬」が生じるものである。 対戦格闘に限らず、『スパロボ』や『ナムカプ』などの他ジャンルやクロスオーバー物でも同様で、 原作の一要素を拾い上げたり、ファンならニヤリとするマニアックな箇所を突いたり、 原作では描写されていない部分を補完するなどからだろう。 たとえば『ドラゴンボール』や『ジョジョの奇妙な冒険』の一部のキャラクターの技名は原作には登場しないし、 空条承太郎の必殺技「流星指刺」は原作漫画では二回ほどしか使用されていない(TVアニメでは一戦使用シーンが増えたが)。 そもそも誇り高き血統のジョセフは原作には登場しないし、ミドラーもゲームオリジナルといっても過言ではない。 ケンシロウの北斗神拳も複数回使用された技は限られるし、ゲームに出なかった技は数多く、 それらがゲームに登場した技より知名度が低かったかというと一概ではない。 原作と内容が全く違う技になってしまう場合もあり、断己相殺拳や天翔十字鳳は特に顕著である。 原作の無い作品にも見られるもの 原作を持たない作品の場合も、やはり何らかの形で格ゲー補正はかかっている。 例えば、刀で袈裟斬りにしようが心臓を一突きしようが首を折ろうが一回じゃ殺せない、 マシンガンでハチの巣にされそうになっても立ちガード安定、 といったような、ゲームとして成立させるための補正がまず挙げられる(所謂「『○○されると人は死ぬ』の反対」)。 設定上強過ぎるキャラを弱くする方向で対戦を成立させる場合、 これは「本人の意思で手加減して戦っている」という形にすれば設定の矛盾を無くすことが容易なため、 そういう形をとっていることが多い。 例として、『ヴァンパイア』のパイロンは、天体の軌道を操る程のパワーを持つ文字通り「宇宙最強」の存在だが、 ダークストーカーズとの戦いでは敢えて自分に制限を課し、一人だけスポーツ感覚で戦っているという設定で、 『ストIII』のオロも全力を出すと強すぎるという理由で自ら片手を封印していることになっている。 また、『東方Project』の「スペルカードルール」や、『スマブラ』の「イメージ世界」という設定のように、 格ゲー補正の役割を果たすものを明確に設定に組み込んでいる作品もある。 しかし、補正だと分かっていても設定上強いはずのキャラがぶっちぎりで最弱だったりすると ファンの思い入れとしては寂しいものがあるのでその辺の調整は上手にできているに越したことはない。 上でも述べたが、広義にはこういった設定上の説明がなされているものも格ゲー補正と呼ぶことがある。 当然、複数の意味での補正を併せ持つ作品も存在する。 MUGENにおける格ゲー補正 一応はMUGENも格ゲー補正と無関係ではないのだが、一部のコンプリートゲームなどを除いて、 多数の作者が自由にキャラを作成するのが普通のMUGENでは明確な強さの調整基準というものはそもそも存在しない。 例えば原作再現に徹した作りのキャラの場合、原作の格ゲー補正以外の「すりあわせ」の様な調整はされないし、 アレンジ系やオリジナルのキャラの場合なら単に制作者が想定する性能になるようにだけ調整されている。 そのため、「キャラクター間のパワーバランスの調整」としての格ゲー補正は「全体に通用する絶対的なものは」という前提で言うならMUGENには無い。 また、ドロウィン氏作のドロウィンに「格ゲー補正レベル」というシステムがある。 詳しくはドロウィンの項目を参照のこと。 補足だが、ページ最上部の説明にあるように、もともとは設定と対戦のバランスの都合に関する要素を指す言葉である。 「格ゲー」と「補正」という言葉の意味だけから格ゲーだけの(とは限らないが格ゲーに多い)不自然な点全てを指して、 格ゲー補正と呼ぶのは間違った使い方である。 例として「同キャラ対戦」「戦闘能力の付加」等が挙げられる。 後者は、原作に戦闘シーンが無いキャラによく見られるもので、主にキャラの特徴から格闘スタイルが決定される(足が速い→蹴り技など)が、 特に同人二次創作の場合その際外見や性格、有名なキャラネタなどから抽出されたかなり強引な必殺技が実装されがちなので、 原作の雰囲気から乖離することもままある。 関連項目 ○○されると人は死ぬ
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265 :主人公補正 ◆wzYAo8XQT. :2008/10/22(水) 00 15 38 ID FVtWq7kL 「主人公補正って知ってる?」 俺は唐突に優にそんなことを尋ねられた。 「なんだ、藪から棒に」 「主人公補正ってのは、主人公はたとえどんな朴念仁だろうと可愛い女の子に愛されたりするってことだよ」 そういいながら彼女は俺に抱きつき、首に腕を回す。 「へえ」 「私は緋色くんのことだーいすき! だって緋色くんは私の人生の主人公なんだもん!」 そう話す彼女の表情はまるで年端も行かぬ幼子のように無垢だ。 「お前の人生の主人公はお前だろう。それになんだ、それじゃまるで俺が朴念仁だと言っているようなもんじゃないか」 「そう言ってるのに……気づかないんだから。だから朴念仁なのよ」 「何か言ったか?」 「何も」 主人公補正か。じゃあ俺がもう時間の感覚が無くなるくらい長期にわたって彼女に監禁されているのに、いまだに俺の体に何の異常もないことも主人公補正なんだろうか。 もう何回目になるだろうか、彼女の大きく膨らんだ腹部を見て、そう思った。
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パラメータ値の「+」補正 「+」付きのカードを合成素材とすることで、ベースカードの攻撃力・防御力を強化することができます。 「+」の上限は攻撃力・防御力ともに「+99」までです。 カードサイズごとの補正値 カードサイズ +1の補正値 +99の補正値 攻撃力 防御力 攻撃力 防御力 コア 5 1 495 99 エリート 15 3 1485 297 チャンピオン 50 10 4950 990 コメント 情報提供お待ちしております。 コメント すべてのコメントを見る
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クラスごとにHPやパラメータに補正値があり、クラスの特徴を表す一つとなっている。 補正の計算式は「(レベル+9)×補正値」で、そのクラスでいる間、素のパラメータに加算される。
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補正表 コンボレート:60% 同技補正:対象の技を複数回ヒットさせると、その技のダメージが減少する。(DDの保証ダメージにも適用される。) 【通常技】 技名 攻撃力 初段補正 乗算補正 参考 5A 300 100% 80% 5B 660 100% 89% 5C 900 100% 92% 5D1 500 100% 94% 5D2 600 100% 84% 6A 700 90% 79% 6B 800 80% 89% ボーナス補正110% 6C1 700 90% 82% 6Cの乗算補正は一度限り 6C2 700 90% 82% 6Cの乗算補正は一度限り 6D 1000 80% 84% ボーナス補正110% 2A 300 100% 80% 2B 550 90% 85% 2C 800 100% 89% 2D 800 100% 82% 3C 900 90% 92% JA 300 80% 80% JB 600 80% 85% JC 900 80% 89% JD 740 80% 79% 【必殺技】 技名 攻撃力 初段補正 乗算補正 参考 前投げ 1500 100% 50% 後ろ投げ 1500 100% 50% 空中投げ 1500 100% 50% 最速CT 1000 80% 60% 同技補正あり 溜めCT 1000 80% 100% 同技補正あり HF1 900 80% 92% 同技補正あり HF2 1000 100% 82% 同技補正あり CID1,2 600 60% 82% 同技補正あり 空中CID1,2 600 60% 82% 同技補正あり DID1,2 600 100% 82% 同技補正あり 空中DID1,2 600 100% 82% 同技補正あり アッパー 460 100% 92% 同技補正あり 横 500 100% 82% 同技補正あり 踵 1400 100% 82% 同技補正あり GH1 800 90% 92% 同技補正あり 空中GH1 700 90% 92% 地上版と別技扱い、同技補正あり GH2 800 100% 82% 同技補正あり DS 900 80% 82% 同技補正あり NE1~ 560 80% 89% 乗算補正は全てにかかる、同技補正あり NE追加 1200 100% 82% 同技補正あり まだお 1110 100% 92% 同技補正あり BS 1250 80% 84% 同技補正あり 空中BS 1000 80% 84% 地上版と別技扱い、同技補正あり CS1 1250 80% 82% 保証20%(250)、同技補正あり CS2 3200 80% 82% 保証20%(640)、同技補正あり 闇食い(掴み) 0 100% 100% 同技補正あり 闇食い(攻撃) 2700 100% 5% 保証?%(1000)、同技補正あり 【OD(BKI)時】 技名 攻撃力 初段補正 乗算補正 参考 5D1 500 100% 94% 5D2 660 100% 84% 2D 880 100% 84% 6D 1100 80% 84% ボーナス補正110% JD 810 80% 79% DID1,2 660 100% 82% 同技補正あり 空中DID1,2 660 100% 82% 地上版と別技扱い、同技補正あり 踵 1540 100% 82% 同技補正あり HF2 1100 100% 82% 同技補正あり GH2 880 100% 82% 同技補正あり DS1 900 80% 82% 同技補正あり DS2,3 300 80% 82% 同技補正あり NE追加 1320 100% 82% 同技補正あり BS 1375 80% 84% 同技補正あり 空中BS 1100 80% 84% 地上版と別技扱い、同技補正あり CS3~6 320 80% 82% 保証20%(各64)、同技補正あり 闇食い(攻撃) 5400 100% 5% 保証?%(1250)、同技補正あり 【ドライブ体力回復量】 技名 回復量 OD時回復量 5D2 100 150 2D 100 150 6D 100 150 JD 100 150 CT - 200 DID1,2 ?(50以上100未満) ? 空中DID1,2 ?(50以上100未満) ? 踵 50 75 HF2 200 300 GH2 100 150 DS 100 50×3 NE追加 300 450 BS 100 150 空中BS 100 150 CS 300 ? 闇食い(攻撃) 500 1000
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*補正表 コンボレート:70% 同技補正:対象の技を複数回ヒットさせるとコンボ時間が減少する。(今作はダメージは減らない) 【通常技】 技名 攻撃力 初段補正 乗算補正 参考 5A 300 100% 77% 5B 660 100% 89% 5C 800 100% 92% 5D1 550 100% 94% 5D2 760 100% 75% 6A 620 90% 79% 6B 720 80% 89% 6C1 620 90% 82% 6Cの乗算補正は一度限り 6C2 620 90% 82% 6Cの乗算補正は一度限り 6D 750 90% 94% 2A 300 100% 77% 2B 500 90% 85% 2C 720 100% 89% 2D 750 80% 94% 3C 720 90% 92% JA 300 100% 77% JB 500 90% 85% JC 620 90% 89% JD 590 90% 75% 【必殺技】 技名 攻撃力 初段補正 乗算補正 参考 前投げ 1400 100% 60% 後ろ投げ 1400 100% 60% 空中投げ 1400 100% 60% CT 1000 80% 100% コンボレートを無視 、同技補正あり HF1 730 75% 82% 同技補正あり HF2 950 100% 92% 同技補正あり CID1,2 550 80% 92% 同技補正あり 空中CID1,2 550 85% 92% 地上版と別技扱い、同技補正あり DID1,2 600 100% 92% 同技補正あり 空中DID1,2 600 100% 92% 地上版と別技扱い、同技補正あり アッパー 310 100% 100% 横 400 100% 70% 同技補正あり 踵 480 100% 90% 同技補正あり GH1 800 90% 92% 同技補正あり 空中GH1 700 90% 92% 地上版と別技扱い、同技補正あり GH2 800 100% 67% 同技補正あり DS 1000 90% 92% 同技補正あり BE1 600 90% 87% 同技補正あり BE2~ 100 100% 100% 乗算補正は一度限り、同技補正あり まだお 952 100% 92% 同技補正あり BS 1200 90% 82% 同技補正あり 空中BS 900 90% 82% 地上版と別技扱い、同技補正あり CS1 1000 85% 92% 保証30%(300) CS2 2500 85% 92% 保証30%(750) 闇食い(掴み) 0 80% 100% 闇食い(攻撃) 3000 100% 5% 保証25%(750) 【BKI時】 技名 攻撃力 初段補正 乗算補正 参考 5D2 860 100% 75% 2D 850 80% 94% 6D 850 90% 94% JD 690 90% 75% DID1,2 700 100% 92% 同技補正あり 空中DID1,2 700 100% 92% 地上版と別技扱い、同技補正あり 踵 680 100% 90% 同技補正あり HF2 1150 100% 92% 同技補正あり GH2 1000 100% 90% 同技補正あり DS 600 90% 92% 乗算補正は1度限り BS 1400 90% 82% 同技補正あり 空中BS 1100 90% 82% 地上版と別技扱い、同技補正あり CS3~6 300 85% 99% 保証30%(各90) 闇食い(攻撃) 6000 100% 5% 保証25%(1500)
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色調補正 レベル補正 スタンダードな補正方法は他のサイトの方が詳しいかと。 月刊デジカメ作品 こじんまりと写真を楽しむ
https://w.atwiki.jp/taleswords/pages/356.html
敏捷度補正【装備 補正】びんしょうどほせい 装備品のパラメータの一つ。 物理スキルのディレイ短縮に関与する。スキルに対する回避率も多少上がる。 武器の場合は一概にどの種類が高いとは言いがたい。 鎧の場合は軽鎧にのみついている。 腕装備の場合はバンドについており、水晶玉にもわずかながらついている。 ↓関連 STAB DEX デックスアップカード ハイデックスアップカード ロイヤルカード
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登録日:2014/10/08 Wed 01 41 08 更新日:2024/07/02 Tue 22 00 45NEW! 所要時間:約 16 分で読めます ▽タグ一覧 お約束 ご都合主義 ヒーロー マイナス補正もあり 主人公 主人公補正 創作 補正 ※この記事では項目・コメント欄共に、個別作品名及び個別キャラクター名を出すことを禁止しています。 もし違反した場合には当事者のIP規制やコメント欄の削除の措置を行いますが、最悪の場合本項目の閲覧規制になりますのでご了承ください。 主人公補正とは、文字通り当該キャラクターが主人公であることにより発生する補正のことをいう。 ●目次 【概要】 【具体例】1.主人公のみの特異な能力や才能を有する 2.交友関係(異性や友人)が広い 3.親類(親や祖先)に英雄的人物がいる 4.組織内で優秀な上司・同僚・部下に恵まれる 5.死亡フラグ回避&成長フラグ量産 6.敵が弱体化・無能化する 7.ありえないことが起こる 8.そして、最後には勝利する 9.主人公の周りでばかりやたらと事件やトラブルが起きる 【結論】現実 【概要】 元より曖昧な概念であり、そのため議論百出でもあるが、 ここでは乱暴に「主人公が主人公であるがゆえに受けることのできる恩恵、もしくは優遇措置の数々」だと定義しておこう。 ここで問題となるのは、それらの補正が作者の作劇の都合上主人公にとって有利なものとして働きやすいということである。 これは作者が主人公を軸として物語を展開させるために起こる。 そのため、主人公が物語から脱落してしまう危険はあらかじめ排除され、逆に主人公にとって有利な事象が発生する確率も高くなる。 こうした現象を総称して「主人公補正」と呼ぶ。 それらのほとんどは所謂お約束であり、それ単体では多くの場合気に留められることもないが、 それが過剰(ココ重要)だったりそれに伴う描写などが微妙だったりなると、『ご都合主義』につながるため批判の対象となりやすい。 どこまでが本人の実力で、どこからが主人公補正なのか、を明確に線引きすることはほぼ不可能と言っていい、が主役/メインヒロイン降格が起きた場合、これが可視化されることが起こりうる。 「第1部で主人公として活躍したキャラが、第2部で主人公交代してからはかませ犬になってしまった…第1部での活躍は全部、主人公補正のおかげだったんだ!」といった話も無いものではない。 なお、敢えて露骨なほどに補正効果を多用することで極端なご都合主義に走り、突き抜けて様式美として確立するケースもある。 大衆向け時代劇において主人公を完全無欠の超人として造形したり、お忍びで行動しつつ都合良くポンポンと悪事を発見出来る運の良さを持っていたりするのが例である。まあそもそも悪事を見つけなければ話が始まらないというのもあるけれど。 あとはいざ悪事に出会ったら確立した筋書きに則って退治する、などがその例。よっぽどのことが無い限り主人公が悪役をお決まりの手段で倒して終わる。 ただしこの場合、「お約束」として暖かい目で見守るファンと、「ワンパターン」として忌避するアンチとの両極端に分かれてしまうという弊害もある。 他にもヒューマンドラマで戦闘を手短にするため主人公を最初から最強設定にする、脇役の個性が強すぎる作品で敢えて主人公をマトモなキャラクターにするなど、バランス調整の関係で主人公に極端に強い補正を掛けるケースがある。 このような場合は主人公補正自体が極端に強くても「仕方ない」と見られがちだが、バランス調整の目的を忘れて主人公だけが一方的に目立つ手段として作用すると一気に物語がつまらなくなる。匙加減は大事。 コメディ系の作品では脇役を大量の奇人変人で固めて、主人公または狂言回しを努める副主人公を敢えて常識人や完全無欠に近い存在とすることで、物語の舵取りができるようにするということがある。 脇役がどれだけ変なことをしても、主人公が軌道修正することで物語を上手く進行させるという役割を持つ。 また演出の手段として、主人公の存在そのものや主人公補正を作品内の大きな「謎」として描写するというケースも見られる。 この手法は受け手を萎えさせることなく露骨な補正効果を多用することができるばかりか、最強の演出とされる「受け手の想像力」を大いにかき立てることとなる。 だが、この手法は作品の中心を空白のままにしておくことでもある。よって、最終的に受け手の納得する形で空白を埋められなければ、非難を浴びるばかりか最悪作品世界そのものを破綻させる結果につながりかねないリスキーな演出でもある。 なお、本項では取り扱わないが、ヒロイン補正・レギュラー補正というものも存在する。 例として「人が次々に死んでゆく作品だが、主人公の周りにいるレギュラーキャラだけはいつも生き残る」といった感じ。主人公補正ほど強くは働かないので たまに本当に死んでしまうこともあるが、その場合もその死は印象的に描かれ、物語の見せ場やターニングポイントになる。少なくとも「気づいたらいつのまにか死んでました」みたいなことにはならない。 【具体例】 *Warning!! ここで列挙する要素はいずれも作者の独断でセレクトしたものであり、ソースなんぞを求められても答えようがない。また、あくまで一例ということに留意されたし。 大ざっぱに言って、主人公自身の能力に関するもの(ヒーロー補正)と、周囲の環境や状況に影響を及ぼすもの(主役補正)とに分けられる。 1.主人公のみの特異な能力や才能を有する 主人公となるべき人物をその物語の主役として据えようとするなら、なんらかの特異な能力を持っていなければ困難である。 むしろその特異な能力を持つがゆえに主人公になっている、ともいえる。 大半は特殊能力の細かな説明にかなりの紙幅が費やされるのだが、 それを上手くまとめられない面倒臭がりの作者はこの部分を天才の一言で片付ける場合もある。その場合、描写には余程神経を尖らせる必要がある。 …が、それだと読者が主人公に感情移入しづらくなるので、(特にスポーツ物などでは)基本は凡人だけど特異な才能を持つ、という設定が追加される場合もある。 しかし、瞬発力や跳躍力、スタミナや過負荷(オーバーワーク)に対する耐性など、 寧ろそれらを持つ者を天才と呼ぶのが普通ではないか、という例が大半であり、ほとんど意味を為していない。 身体能力というのはなんらかのきっかけで突然開花するものではないし、ましてやそれだけで勝てるほどトップアスリートの世界は甘くない。 まるで成長していない…の項目にもある通り、基礎能力はあって当然、無ければそもそも通用しないのだ。 この点を肝に銘じておく必要がある。 異能ものやゲームもので天才を避けながら特異な能力を持たせるパターンとして、 「世間的にはハズレだと思われていた能力やジョブが、主人公だけ真価を発揮させられる方法を見つける」というものがある。 しかしそれにしても「過去にその能力を持った人間が何人何十人何百人といるのに、主人公までその真価を発揮させることができなかった」という、下記6番のような状況になってしまうことがある。 「主人公が真価を発揮させた納得できる理由」が必要である。 その一方で、特異な能力を持ちながらも使いこなせていない主人公などがいると、カタログスペックしか売りがないキャラとして揶揄され、 性格が人格破綻者と言われてもフォローの余地がない造形でも、能力を発揮することで再評価・見直されるならまだしも、 最悪「それまでの非難されて然るべき迷惑行為・悪行がなかった事にされ、周囲から大絶賛される」という本来倫理的にあってはならない展開に縺れ込むケースも少なくはなく、両方とも批判対象になるためなかなか難しい。 一部の作品では主人公が歴戦の勇士で最初から最強クラスというパターンも存在する。 この場合、序盤の雑魚に苦戦するのは主人公の仲間の役回りで、主人公はそんな仲間の長兄役になる事が多く、中~終盤あたりでそんな彼でさえ苦戦を強いられる強大な敵や指折りの強者との戦いで熱戦を繰り広げる。 最強設定は話を冗長化させない演出としても用いられる。主人公が本気を出せば並程度の悪党はあっさり返り討ちに遭い、不必要な戦闘描写を最小限に抑えられる。 ヒューマンドラマの場合は、逆に戦闘描写を必要最低限の範囲で入れるための設定としても用いられる。 ただしこの最初から最強設定も主人公がそこまでの力を得られた理由や、主人公の性格などの背景設定は他作品と同様に難しいところがある。 2.交友関係(異性や友人)が広い 一言で言うなら、"リア充"。単純に「女にモテモテ」な場合を指すことも多いが、ここでの意味はさらに広い。 例えば、ヒロイン(ほぼ女性キャラ)がほとんど登場しないような作品であっても、周囲にいる同性の友人(仲間)には好意的に捉えられている場合がほとんどである。 これは主人公を中心としつつ、多彩な登場人物を織り交ぜて描く必要があるためで、必然的に主人公の交友範囲を広げる必要がある。 これを成り立たせるためにも、主人公は十分魅力的な人物として描く必要がでてくる。 特に、物語が主人公の身の回りで完結する日常系(学園物など)では、主人公の資格として必要とされるのは事実上この点だけなので、最重要。 …ではあるのだが、最も匙加減が難しいのは実はこの部分だったりする。 なぜなら、人と人との繋がりというのは現実社会でも偶然に左右される部分が大きいが、そこを説明なく描写すると批判の対象になるからである。 加えて、「特徴的な人物こそ周囲の反感を買う」という単純な事実を忘れているケースも散見される。 特に恋愛物などはこの点がキモなので、万人に好かれやすいキャラクターしか主人公に選べないが、そうすると物語が単調になる。 しかし、特異な設定を入れようとして、「それでもモテる」となるとそれこそ主人公補正として叩かれるというジレンマがある。 一応、メインヒロイン1人+親友ポジ1人ぐらいなら、よほどのぼっちでもない限り現実的に成立しうるので、スルーされるのが普通。 が、流石に登場人物orヒロイン全員から好意を寄せられるとなるとバッシングの対象となりうる(参考)。 特にこれに加えて上記の「主人公の性格が人格破綻者と言われてもフォローの余地がない造形である」が加わると、もはや「生理的に受け付けない」「そんな主人公に好意を寄せるヒロインすら嫌いになる」という大惨事となる。 こうなると作品自体や作者への批判まで発生してしまう最悪の展開となることが多い。 なお、主人公が「イケメンである」こともこれに含める向きもあるが、これはあくまで作画の都合上そうなっている場合がほとんど。 ブサメンよりもイケメンの方が、整っている分作画の難易度が低くなるためである。無論この「作画」には3DCGのモデリングも含まれる。 作品によっては、どう見ても美男美女なのに「ありふれた顔」「普通」「貧相な顔」などと形容されることすらあるのだ。 主人公をブサイクにしたい場合、実写作品ならブサイクな俳優を起用すればいいだけだが、 マンガ・アニメ等の絵で表現する作品の場合は「描くのが難しい顔」を頻繁に描かなければならなくなるためハードルが上がり、3DCG作品ならコンピュータの処理能力が余計に必要となる。 ストーリーの都合を優先させるご都合主義とは若干意味合いが異なる。 実際問題として「イケメンなだけでモテる」主人公はかなり珍しく、さらに言うならヒロイン全員が美人でも誰も叩かないのが普通。 3.親類(親や祖先)に英雄的人物がいる 厳密には主人公本人に関するものではないが、主人公の出自にも影響してくるためここに含める。 この例は主に二種類に分けられる。 一つ目は、「両親etcが優秀だったので主人公も優秀」なパターン。つまり、「親子鷹」(*1)。 一番上の主人公の特異な能力の説明として用いられる場合も多い。 この場合単純に直系親族だけでなく、「主人公の属する一族全体」の特徴として描かれる例もある。 ただし、「才能より努力」が基本となるフィクションの世界では、こういうエリート設定は一般人の共感を得るのは難しくなる場合が多い。むしろライバル向きの設定である。 「スラム街出身の主人公vs王侯貴族のライバル」「二級市民出身の主人公vsやんごとなき身分のライバル」等、主人公とライバルに大きな階級差、身分差を設けている作品も多数存在する。 もう一つは、主人公のバックグラウンドであるとか、あるいは主人公が長い事関わっている話を掘り下げるうちに両親や先祖の話が出てきて、その人物が実は英雄だった、というもの。 基本的に両親や祖先は誰にでも存在し、「主人公の親族」という美味しいポジションを無駄遣いするのは余りにも勿体ないため、こうなりがち。 使い方は血統による「強さ」の理由づけであったり、先祖の宿願を果たすために主人公が…だったり、さまざま。 その分、後付け設定は基本的に嫌がられるため、扱いは慎重に。 それまで平凡だけど地道な努力を売りにしていた主人公が実は特別な血統だった…なんて流れになると「それまでも結局血筋パワーでどうにかなってたってオチでしょ?」と一気に落胆され、上記のエリートへの反感が頭をもたげやすくなるからである。 某少年誌が「才能血統勝利」と揶揄されるようになってしまったのを見れば、あまり好まれないのは理解できると思う。 それまでの地道な努力・平凡さを蔑ろにせず尚且つその血筋ならではを活かす緻密な設定構築が求められる。 4.組織内で優秀な上司・同僚・部下に恵まれる 上記「交友関係の広さ」とも関係するが、厳密には異なる。 ストーリーを展開してゆくためには主人公だけでなくその他の登場人物(ヒロインや仲間)も重要なので、周囲の人間が優秀だという点のみで批判されることは、普通ない。 だが、特定の組織の内部において 主人公が自分の理想などで勝手な行動をしているのに、それがアッサリ周囲に受け容れられたり、上司が優秀だから尻拭いしてくれるだとかの展開は、槍玉に挙げられることがある。 少年物なら指導者や所属する学級・学園もこれと同様な傾向があるだろう。 例えば、特に選んだわけでもないのになぜか優秀な指導者に恵まれる、 特に選んだわけでもないのになぜかクラスメイトやチームメイトに恵まれる、といったもの。 「弱小校に進んだ」と書かれているのに、それどこが弱小校なの?というような指導者やチームメイトがわんさかいる等。たいてい「不祥事」や「怪我」、「挫折」などが理由としてつけられているが、あまりに多すぎてそれごと指摘されることも多い。 …主人公補正というより、主人校補正かもしれないが。 もっとも、サブキャラ含めた登場人物も魅力的でなければストーリーは進まないので、設定上ある程度はやむを得ない部分がある。 最初に書いたとおり、あくまで職場などの組織の論理が横行しやすい環境で主人公がフリーダム過ぎると叩かれる、と考えてくれると良いだろう。 むろん「マズい事をしたらちゃんと叱ってくれ、結果を出したら評価してくれる、有事の責任分担はきちんと行う上司や同僚」のように、誰もが頷ける意味での「優秀な上司・仲間」に恵まれるケースももちろんある。 5.死亡フラグ回避&成長フラグ量産 極端なのは、戦闘or試合中突然にパワーアップしたり、絶体絶命の危機には誰かが必ず助けに来てくれるというアレである。 死亡フラグ回避は理解しやすいだろう。 主人公が死ねばそこで物語は完結してしまうので、主人公はなかなか死ぬわけにはいかないのだ。 そのため、雑魚キャラを主人公に据えた作品であっても、主人公は生還しなければならない。 だが、だからと言って「毎回危機に陥っては誰かに助けてもらう」という展開では流石に叩かれる。 そもそも(なんらかの理由があって撤退が不可能な状況に立たされているのならともかくとして)敗北や撤退という事態を準備も想定もしていないというのは、作戦立案の段階で問題があり過ぎる。 あんまり酷いと「いきあたりばったりで何度もチームを全滅の危機に晒す無能」なんていう違う方向での批判が起こりかねない。 「帰るまでが遠足です!」「帰ろう。帰れば、また来られるからな」 ただし、死後の世界及び復活手段が用意されているならば話は別である。 主人公が現世では積めない経験を死後の世界で積み、成長して復活するという展開も可能となるためである。 逆の成長フラグについては、基本的には物語全体を主人公の成長物語として描くケースが大半なので、そうした成長につながるフラグが多くなるのはやむを得ないし、描写も多くなるのは当然。 また、戦闘中や試合中にパワーアップする展開のほうが、それまでの描写も相まって胸を熱くしやすいという点も採用される理由である。 …が、やはり理由もない突然のパワーアップは避けるべき。 基本的には、事に赴く前に可能な限りの手を講じるべきだし、練習や特訓の成果を現場で見せるほうが成長=努力を印象付けやすい。 それまで連戦連勝の主人公が強敵と戦い敗れ、リベンジマッチのために装備の改造や新技修得を行うパターンもパワーアップの必然性がよく分かる。 流石に「普段から修行・トレーニングばっかりしてる」レベルになると違う意味で心配されるが。この場合、大抵は何らかの形でフォローが入る。「時折バイトする・していたことが示される」「賞金制大会などでファイトマネーを得る」などがよく使われるだろうか。 何より、主人公サイドの急激な強化は相手サイドにとっては理不尽以外の何物でもない。理不尽展開を乱発すると、それまでの経過=努力も無駄な感じになってしまう。 禁止ではないが、濫用は控え、あくまで伝家の宝刀に留めるのが無難。 6.敵が弱体化・無能化する 主人公補正を否定すると陥りやすい主人公補正その1。弱体化補正の項目も参照されたし。 主人公補正がないと事に赴く前に最大限の手は講じても、どうしても敵の地力に圧倒されている状態になる。 そして「死亡フラグ回避能力」すらないため、負けたくせに命は助かって後遺症もなく修行しなおしてリベンジマッチに挑む…などという何もかもが都合のいい展開はありえない。 敗者は死、それが主人公補正を持たざる者の、そして現実のルールだ。 ならば、主人公側に勝たせるためには、もう敵の側に弱体化補正をかけるぐらいしか方法がなくなってしまう。 そして、この弱体化というのはある意味では他よりよっぽど嫌われる補正でもある。 創作において「敵」というものは強大であらねばならないし、だからこそ打倒した時のカタルシスも大きくなるのである。 それが「急に弱体化した」、しかも理由が「相手が主人公だったから(そうとしか見えない)」と言うのでは、批判が集中するのも頷ける。それでは「勝った」ではなく「勝たせてもらった」という風に見えてしまうのも止む無しであろう。 特に酷い場合は、「主人公が有能・強そうに見せられないから、相対的に敵を無能・弱そうにしている(ようにしか見えない)」という場合すらある。 こうなると主人公や敵云々の話ではなくなり、作品自体をまともに見てもらえなくなってしまう。 …だが、やっぱりこの部分も"匙加減次第"なのである。 本来ラスボス・もしくは十分な実力者ならば第一話で覚醒前の主人公を瞬殺できるだろうし、ましてや弱い敵から順番にぶつけるといった戦力の逐次投入なぞ言語道断である。 そんなことをするのは"舐めプ"…平たく言うなら「敵がアホだった」としか言いようがない。 どんなに柔らかく表現しても「敵が主人公の脅威を理解できていなかった」になる。 だが、それではどう頑張ってもストーリーが展開できない。敵役に悪の美学(「そんなことをするのはプライドに障る」)や、サディズム(「頑張りを重ねた敵を一気に絶望に叩き落としてのたうち回る姿が見たい」)、戦闘狂(「強くなったほうが戦いを楽しめる」)といった要素が付与されがちなのは、そういった側面にも由来するのである。 或いは、主人公の力を何らかの形で利用するべくあえて戦略的価値が低い手下を逐次投入して成長させる...など、意図的に接待プレイを行っている場合もある。 ちなみに、上記の「敵がアホだった」というのを逆手に取って「本当に敵が無能である」「配下は有能なのにトップが癇癪を起こす子供並の知能しか持ってないため難しい作戦が展開できない(逐次投入しかできない)」ということにしている作品もある。 7.ありえないことが起こる 主人公補正を否定すると発生する主人公補正その2。もうどうしようもなくなるとこうなる。 強敵の撃破やそれ以外の通常の展開の中であっても、常人の範疇内で状況を動かすのはかなり困難であり、強引な展開になるリスクは高まってゆく。 銃弾を何発も浴びても当たらなかったり、当たっても急所を外れたら大丈夫だったり(激痛や出血多量で行動不能にならない(*2))、 敵の銃を暴発させたり(無論暴発しても主人公側に被害はない)、発生するはずのない状況で粉塵爆発を起こして敵を倒したり(こちらもやっぱり主人公側は巻き込まれない)、 カーチェイスでも車が事故らなかったり、ビルの5階から飛び降りても偶然無事だったり、 不殺と言いながら物理攻撃で敵を気絶させたり(失神するほどの威力で殴れば重症や死亡の可能性も高い。少なくとも骨は砕けるだろう)…などなど。 鋼の肉体を持つ超人が銃弾を食らっても死ななかったり、超能力者が超常の力で敵を殺さずに無力化できるのは「普通」だが、 言うまでもなく生身の凡人が同じことをすれば「奇跡」である。 現実でも「相手を殺したり重傷を負わせずに逮捕する手段」を開発するのに四苦八苦しているのに… そして、1回や2回なら見逃されそうなことでも濫用されたら不条理になるのは、他の主人公補正と同様である。 8.そして、最後には勝利する ここまでのところの纏めともいえる。 主人公は基本的に負けない。負けっぱなしではストーリーが進行しなくなるからである。 特に、死亡フラグにも説明はあるが、「負け≒死」なバトル漫画ではこれはある意味当然のこと。 さらにそこから発展して、敗北により甚大な後遺症を残すことも、四肢欠損などの被害を蒙ることもない(身障者差別に配慮して、とも取れるが…)。 それどころか敗北は次なる勝利のための成長フラグでしかない、というケースが大半である。 以上はある意味で論理的帰結でしかないが、そこに至るまでの展開を、上記の要素も加味しつつ、いかに説得力溢れる描写ができるか、が焦点である。 なお、この「主人公=勝利」の図式に対するアンチテーゼとして、 Endingを主人公の負け(→バッドエンド)やラスボスとの相討ち(→自己犠牲)で終わらせるケースもあるのだが…、 「一流の悲劇より三流の喜劇」という感性の人が多いため、やはり一般受けはしない。 総じて言うなら、「主人公だから勝利した」のではなく、「勝利したから主人公なのだ」と言わしめなければならない。 つまりはそういうことである。というか歴史を見ても、敗北者が主人公になれることはむしろ例外である。 逆にスポーツものなんかは大きな大会の途中で敗北するorいきなり終了するケースも少なくない。 そこで優勝されると成長フラグが実質なくなる、それまでに同じような展開が続いてしまうからだろう。 9.主人公の周りでばかりやたらと事件やトラブルが起きる 探偵の主人公の行く先々でのみやたら殺人事件が起きる、ヒーローがいる町に妙に怪人が襲撃してくる、などである。 物語を起こすには事件が起きるのが最適であって、当然ともいえる。というか探偵ものではそうでないと話を作れない。 短編の場合は「やたらと」ではなく事件自体はピンポイントな偶然であることも多い。 前述の補正も主人公の周りに事件を起こすため、そしてそれに説得力を持たせるため、それを面白くするため、といえる。 特異な才能を持つがゆえに、事件を予知したり、事件を唯一解決する能力があったり、悪の組織に狙われるなどして、事件の方から関わってくる 交友関係が広く、優秀な上司や部下がいるために、事件の感知範囲が広かったり、事件が起きたときに人脈で主人公が頼られる 親の血筋も「解決する能力」「交友関係の広さ」の説得力になる そして事件に対してピンチから覚醒したり、最後に勝利するのは、物語として王道である 当然何らかの理由がないとツッコミを受けることが多い。悪の組織がある街に住んでいるだとか。 逆に本編で一切説明されていないそれを、スピンオフで突っ込みどころとして採用しているなんてことも。 極論を言えば、以上のものが全くない「ただの凡人主人公が殺人鬼や幽霊に狙われて最後は殺される」みたいなホラー系の話でも、 「事件が起きて巻き込まれる」という1点さえあれば主人公になることは可能であり、それこそが一番露骨な主人公補正なのである(もちろん日常系漫画など主人公の周囲に事件がいっさいない作品もある)。 【結論】 ここまで挙げた例は全て「批判」ではなく、ほとんどのものは物語を展開させるために必要な「要素」である。 先にも触れたが、問題はこれらの要素にいかに説得力を持たせるか。それこそが制作者サイドの腕の見せ所である。 そして、これらの要素が過剰だと問題が多くなりがちなのは、そこに説得力を持たせるのが非常に困難になるからである。 …と、言うは易しであるが、現実には「どこまで大丈夫でどこからが過剰か」は個人差が大きく(というより受け手の主観に依存する)、作者が見極めるのはほぼ不可能である。 「主人公補正」という言葉自体が「ただ叩きたいだけの人の使う口実」と否定的に捉えられているのもこれが大きな理由である(*3)。 そもそも論として、先述の通り主人公補正自体が「物語を展開させるために必要な要素」を多く含むため、それを安直に避けた作品が面白くなるかは…お察しの通りである。 ヘタに気にしては、むしろ主人公補正・ご都合主義を避けるために「主人公が活躍しない」「最終的に勝たない」などの「逆ご都合主義」に陥るリスクが高い。 また、主人公補正は最初に述べた通り「ヒーロー補正」と「主役補正」とに分かれるが、これらは実は密接不可分であり、コインの裏表のような関係にある。 そして主人公補正に関する議論が噛み合わなくなるのは、人によってこのどちらを重視するか=過剰と感じるかが全く異なるからでもある。 つまり、偶然や幸運に頼らずに勝利を積み重ねてゆくには、主人公に設定過多・オーバースペック気味の能力を搭載してやる必要がある。逆に"普通の一般人"が活躍するためには、偶然や幸運に頼る展開がどうしても多くなってしまう。 優秀な仲間さえいればこれらはすべて解決するが、「なぜそれだけ優秀な仲間が味方になったのか」を描くのが最も困難な道であることは、先述の通りである。 そして、主人公補正は過剰になるほど問題が大きくなるため、作者には両者のシビアなバランス取りが要求されることになる。 なお、これらの要素はストーリーを展開させる上での必要事項なだけではなく、読者or視聴者を感情移入させてカタルシスを味わわせるための材料である場合も多い。 それゆえ、素直に感情移入できる人間は気にならない場合でも、そうでない人間にはそれらの要素が鼻についてしまうのである。多くのキャラクターの「主人公補正うんぬん」の議論は大体はそこに由来していると言っていい。 もちろん感情移入できるかは、説得力の問題である。 また、露骨なチートキャラであってもそれが感情移入を許さないタイプのキャラである場合には批判の対象とはならない場合もある。 ただし、そうした場合には読者視点での語り部・狂言回し的なキャラクターを別に用意してやる必要があり、その人物が成長して…で、結局もとの木阿弥になるケースもある。 なお、ここから派生して、これらの主人公補正の過剰なキャラクターを自己投影キャラクターとして批判する場合もある(所謂そのまんまで「自己投影」、或いは「メアリー・スー(創作)」)。 ただし、強キャラ=自己投影キャラではないし、ましてや自己投影キャラ=悪でもない。 この点を厳に戒めるべし。 というか「凡人だと思って応援してたのに血筋が目覚めるのは許せない」「必死に努力し続けて苦しまず、飄々と勝利するキャラは許せない」 「かわいい女の子にモテまくるのは妬ましいので許せない」などという批判の気持ちが湧き上がるのは、 それこそ読者の自分が物語に過剰に自己投影してるせいではないか気にした方がいいだろう。 最後に、とある批評家の言葉を借りて項目の纏めとしたい。 「人は、ヒーローを愛するものだが、それが欠点を持つヒーローなら、問題なくこちらのほうを愛するものである」 現実 以上はフィクション作品における主人公補正についての記述であるが、現実の歴史を見るとリアルにこの補正がかかってるんじゃないかと思ってしまうような人物が結構な数いたりする。 まさに事実は小説よりも奇なり、である。 劉邦 無学で、無能で、無礼者。その癖戦下手で生涯に71回も敗北した。 だが、神に愛されているかの如く、有能な家臣が仲間となり、ことごとく危機を脱する。その結果天下を取る。 追記・修正は主人公補正に偏見のない人がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- [!]本記事中に個別作品名及び個別キャラクター名を出すことを禁止しています。 もし違反した場合には当事者のIP規制やコメント欄の削除の措置を行いますが、最悪の場合本項目の閲覧規制になりますのでご了承ください。 ▷ コメント欄 [部分編集] とりあえずリセット。某作品だのと陰口みたいに言うのもやめた方がいい -- 名無しさん (2015-06-24 14 05 46) でもご都合主義じゃないように伏線を張り巡らせるうちに飽きられるよね -- 名無しさん (2015-06-24 17 30 34) 周囲の環境と本人の人間性で7割決まる -- 名無しさん (2015-10-10 15 37 50) キャラ名作品名自体アウトな辺りこの言葉が(マイナスの意味で)どれだけ過敏に受取られるかが良く分かる -- 名無しさん (2015-10-10 16 04 58) あんまり盛ると、主人公の出番が一番つまらないとか言われるんだよねえ。でも程々なら気持ちが良いし、劇薬ですわ。 -- 名無しさん (2016-01-11 08 37 39) 特撮の戦闘員、ロボットものの敵側量産機乗りといった雑魚キャラを主人公に据えるとさらに難しくなる。盛り込まなすぎるとヒーローにすぐ殺られるか出番がないまま物語が終わるし、盛り込みすぎると「お前のような雑魚キャラがいるか」となる。おまけにこれらの閾値はきわめて近接している。 -- 名無しさん (2016-01-11 10 49 19) 主人公補正をネタにしたアニメもあるけど、そういうのもここでは挙げたらダメなんだな? -- 名無しさん (2016-03-25 23 06 38) 大会系は主人公補正全開な気がする、試合毎に短期間で強くなったりするからな -- 名無しさん (2016-03-25 23 36 17) 大して訓練もしてないぽっと出の初心者が遥かに経験のある上級者に勝つ、魅力もなく行動もしてないのに異性にもてるだと高確率で批判されるよな。 -- 名無しさん (2016-04-16 09 04 30) 成長につなげるための敗北といえば、調子に乗りすぎた結果負けるってのが子供向けとかでよくある -- 名無しさん (2016-04-16 09 16 57) 血筋が良かろうがピンチから逆転しまくろうが少年漫画ならよくあること、基本的に叩かれるのは不自然なハーレムのみ -- 名無しさん (2016-04-16 09 22 52) 主人公補正で叩かれるのは見てもそのせいで売れない、ってのはあんまり聞かないしなあ。批判材料であっても欠点にはなりにくいと思う。そりゃ過剰だと問題だろうが -- 名無しさん (2016-06-02 21 03 02) 大会ものだとよく思い当たる -- 名無しさん (2016-06-02 21 08 39) ブラフで押し切るっていう形だと、精神力の強さという点で評価できると思う -- 名無しさん (2016-06-02 21 11 48) 主人公補正がまったくない物語なんて作りようがないし、作ったしても物語として面白くはないんだから -- 名無しさん (2016-06-16 13 24 58) ↑失礼 …物語として面白くはないんだから(そういうことを描き切った作者のアイデアと手腕は褒められるかもしれないが)、排除しようとするだけナンセンスよね -- 名無しさん (2016-06-16 13 27 12) アニメらラノベのようにルートが一本しか描くことのできない物語のヒーローが主人公補正で叩かれて、ハードなノベルゲー作品(バッドエンド多数だが、ハッピーエンドがTRUE) -- 名無しさん (2016-07-16 10 44 10) ↑が逆主人公補正だと言われるとなんかもにょる。なんか卑怯だな -- 名無しさん (2016-07-16 10 45 17) ↑ →[!]本記事中に個別作品名及び個別キャラクター名を出すことを禁止しています。 ← -- 名無しさん (2016-07-16 13 12 36) 尚、世の中には本来の主人公をぶっちぎって主人公補正を持つラスボスなんてものがいたりする。そのせいで本来の主人公が大概悲惨な事に……いやまぁ、冷静に考えて本来の主人公も十分主人公補正自体はあるんだが、愛と勇気、気合と根性で覚醒しまくるラスボスなんてものがいる時点で…… -- 名無しさん (2016-07-28 07 02 53) 主人公補正とは別に特撮とかロボットアニメモノの『初登場時の無敵効果』というものもある -- 名無しさん (2017-01-27 04 04 20) ↑販促期間中は強い新キャラみたいなものか -- 名無しさん (2017-03-29 19 20 13) 日常モノ以外の創作で完全にこの補正のない主人公なんて作りようがない。そんなキャラは空気系主人公ですらないモブかなんかだよ。 -- 名無しさん (2017-03-30 20 58 03) これ前半部のって主人公補正とかじゃなくね? -- 名無しさん (2017-03-31 18 57 30) まったく補正ない主人公なんか不可能だしな。多かれ少なかれ、どの主人公にだってある。過剰と感じるかどうかは、もう人によるとしか言えんな……小さな補正でも、過剰だと叩く奴はいるし。 -- 名無しさん (2017-04-01 14 56 55) というか主人公に限定しなくたって作品である以上全てのキャラに役割に即した補正がかかってる。そうでないとおかしい。 -- 名無しさん (2017-04-13 03 21 03) 主人公補正そのものが悪いんじゃなくて結局は作者の技量の問題。これを過剰に嫌って奇をてらった結果失敗した作品もいくつもある -- 名無しさん (2017-05-10 09 05 30) 作品をフィクションではなく主人公の伝記か歴史の教科書だと思って読むようにしたらこういうのがあまり気にならなくなった。 -- 名無しさん (2017-05-10 09 21 46) 歴史上の人物とかだと並の主人公補正よりヤバイ人も多いのはさすが現実世界の主人公 -- 名無しさん (2017-05-24 19 53 56) ↑2 伝記とか歴史小説とかで作者の思い入れが強すぎて作品内で歴史上の人物に主人公補正がかかっちゃってるケースもあるけどね。 -- 名無しさん (2017-05-24 21 22 44) フィクションより現実の方が「事実は小説よりも奇なり」だからなぁ、むしろ誰でもいいからぐうの音も出ないぐらい「主人公補正を完全にゼロにした」作品を作ってみてほしいもんだわ、俺にはそんな人外めいた創作能力ないやで -- 名無しさん (2017-05-25 02 46 51) ゲームだと本当に『補正』があったりして面白い -- 名無しさん (2017-06-21 02 37 59) 受け入れられる主人公補正と受け入れられない主人公補正はやっぱ作者の力量の問題だと思うわ -- 名無しさん (2017-06-21 09 41 12) なお最近は『主人公補正持ちの大ボス』というものが少しずつ勢力を増やしている模様。"主人公"補正とはいったい…… -- 名無しさん (2017-06-26 20 40 48) やっぱ不自然に賛美されたりするのが一番まずいと思う もう物語じゃなくなっちゃう -- 名無しさん (2017-08-12 05 17 56) ラスボスにも主人公補正がかかっているというか、ラスボスという役が割り振られた時点で、登場以後物語の最後まで死なず存在感を示し続けなければならないわけで、それは主人公に主人公補正がかかる理由とほぼ同じっていう。ラスボス補正ですな。 -- 名無しさん (2017-09-10 01 55 07) ラスボスが主人公みたいな立場になると主人公補正っぽくなるわな -- 名無しさん (2017-12-08 11 51 13) でも主人公補正もない作品っておもしろくないだろ。 -- 名無しさん (2018-03-04 11 50 54) この記事って書いてる人の主観が押し付けがましいんだよなぁ -- 名無しさん (2018-03-04 12 25 28) なかには主人公補正をテーマにした漫画があったり、「対主人公補正」といえるトンデモ能力が有ったりとメタな見方もされてるよね -- 名無しさん (2018-05-16 11 49 31) 主人公が強くなって勝ち続けてもらうことがラスボス側の目的に必要だから裏で手回しして成長の手助けをするってパターンもあるな -- 名無しさん (2018-06-09 13 55 32) 主人公の努力や熱意を無視して、何でもかんでも主人公補正だーって批判する人嫌い。 -- 名無しさん (2018-06-09 14 53 12) 主人公補正とは違うかもしれないけど、小さい頃はアニメの主人公の行動が全部正しいと思って見てた記憶がある -- 名無しさん (2018-06-15 22 35 41) ↑2 後で親の才能が凄かったとか明かされたとしても、基本的には努力などがあった上だもんね -- 名無しさん (2018-06-24 14 44 34) ↑・↑3見せ方が悪いせいで、「努力したから強くなったのだ!」←実は親の才能が凄いから強くなれました。なんて展開、萎えない? -- 名無しさん (2018-09-08 19 58 48) >一流の悲劇より三流の喜劇という感性の人が多い その三流の喜劇以下にされてる悲劇が一流の出来などと、いつから錯覚していた? -- 名無しさん (2018-09-08 20 50 14) ホームズの主人公補正への対策は上手いと思う。(こういう形で作品名出すのは大丈夫だよね?)あれは飽くまでワトソンの手記だから、読者に見える活躍の裏ではつまらない敗北も数多く重ねているらしい。主人公補正が気になる人は、この「ワトソン理論」が他の作品にも適用されているものとして脳内補完すれば良いのでは無いだろうか。 -- 名無しさん (2019-01-26 11 45 02) 「なんだ主人公補正か」というより「主人公なんだろここでくらいしっかり(多様な意味で)してくれよ!」という展開に持ってきたり期待に応えてくれると好感が持てるものである -- 名無しさん (2019-01-26 11 48 31) まあ主人公補正は「どんなひどい目にあっても生き続けて、話が続く限り止まることは許されない」でもあるし・・・ -- 名無しさん (2019-03-18 19 58 51) メアリー・スーは別に自己投影ではないよね? -- 名無しさん (2019-03-18 20 15 15) 「主人公補正」という概念を認知していて、それを悪用して好き放題する主人公とか個人的に見てみたい。 -- 名無しさん (2019-03-18 20 38 57) ???「なぜ死なないか教えてやろう。主役だからだ」 -- 名無しさん (2019-03-18 21 09 38) 主人公補正(エロゲー)の場合、1.両親とも不在 2.童貞なのに処女をイカせるテクを持つ は鉄板だと思う -- 名無しさん (2019-03-18 21 17 05) いい主人公補正とかあるかね -- 名無しさん (2019-03-18 21 59 59) [ -- 名無しさん (2019-08-12 15 02 52) 大会でついこの間まで同格以上だった奴がボロ負けしてるのに主人公(達)がちょっとした対策である程度対応できたりすると補正を感じる -- 名無しさん (2019-08-12 15 20 35) 主人公補正をシステム化ないしキーワード能力化したひねくれネタもだいぶ増えてきたしそういうのの一覧がほしいなあ てか「個別キャラクター名を出すの禁止」なのにメアリー・スーはいいの? -- 名無しさん (2020-02-06 16 43 30) 技術はあるけど身体能力はありませんってのが成り立たないからねえ。身体能力がないと技術を身に着けることはできないから。 -- 名無しさん (2020-02-06 17 34 18) なんでハウツー的な内容なのか。まさか創作者に向けた記事だとでも? -- 名無しさん (2020-02-06 17 50 39) ラスボスが主人公補正かかってるとか言うのがあったなぁ…… -- 名無しさん (2020-06-14 18 03 00) カードゲームのドローとか -- 名無しさん (2021-01-23 12 34 53) 読み手側が主人公補正の概念を理解しても自戒する程度の知識にしかならないし創作者向けの文体になるのは自然では -- 名無しさん (2021-02-15 20 38 21) !]本記事中に個別作品名及び個別キャラクター名を出すことを禁止しています。 もし違反した場合には当事者のIP規制やコメント欄の削除の措置を行いますが、最悪の場合本項目の閲覧規制になりますのでご了承ください。 -- sadasa (2021-02-17 14 28 24) 主人公VS敵よりも仲間VS敵、敵VS敵のほうが展開読めなくて面白いってのはある -- 名無しさん (2021-12-03 12 58 19) 極限まで突き詰めていくと大体ギャグ漫画になるんだよな。まぁ本当にギャグだけなのか、納得できる周辺描写を加えられるかどうかは作者の腕次第だけど。 -- 名無しさん (2022-01-25 13 53 41) いいや、まだだ。 -- 名無しさん (2022-10-22 14 42 00) 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-11-28 18 28 57) 報告にあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-11-30 01 07 22) ラストの劉邦がオチとして完璧に機能してて吹いたわ -- 名無しさん (2023-01-23 07 55 08) 端的いうと運命の言い換えとも言える、主人公はそういう運命にあるでことが進むから、あまりに都合良すぎると、その運命を決めてる存在(作者)に物申したくなるのはわかる。 -- 名無しさん (2023-06-09 12 58 18) 主人公補正って考え方、自分は主人公であるからそこに到達した、のではなく到達したり成し遂げたからこそ主人公という立場になったと考えてる。都合いいように見えるのも都合いいように見える事を、自らが行ってきた事で手繰り寄せた必然のものとも思ってるな。要はそう見えるのは自分達が勝手にそんな人物を主軸に据え主人公として見てるだけの事 -- 名無しさん (2023-06-09 18 27 16) あったら怖い、主人公補正持ちのラスボス -- 名無しさん (2023-06-09 21 28 00) 物語の読み手側と書き手側とディレクター側の視点が混ざっているのが気になる この記事はどの立場の読者を想定しているんだ? -- 名無しさん (2023-07-03 11 25 48) こんなフィルターにかけて物語読んでたら、苦しいだけだろうに。 -- 名無しさん (2023-07-03 20 03 51) 主人公の精神力や判断力が優れていたから生き残ったっていうのは無理なのかな? -- 名無しさん (2023-07-03 21 45 55) 主人公補正を目にして脳を焼かれ、翻弄された男。スグリ… -- 名無しさん (2023-12-18 17 41 55) お聞きしたいのですが、「主人公がよく何人もの異性から惚れられる」みたいな展開は主人公補正と言えるでしょうか…? -- 名無しさん (2024-02-27 13 43 17) ↑内容による。例えば、「本人が生粋の女たらしで、しかも女性陣から好感を得てもおかしくない行動をしている」のは補正とは言えない(ちゃんとキャラが立ってるし、実際問題意外とそういう人も居なくはない)けど、「なんかよくわからんけどハーレム作ってる」なら補正とかメアリーだとか騒がれやすい傾向がありますね。 -- 名無しさん (2024-02-29 21 50 22) ↑2、モテるのが納得出来るだけのものがあるならご都合補正ではないかと。逆に「チート能力乞食してるだけの陰キャ」が何もせずにタイプの違う相手にモテるならメアリーだとは思うけど -- 名無しさん (2024-05-05 17 24 46) ぶっちゃけこの言葉が良い意味で使われてるのを見たことが無い。大体が「お前の基準だろ」で終わってるように思う -- 名無しさん (2024-07-02 21 55 26) 劉邦だけ特別枠なのほんと草 -- 名無しさん (2024-07-02 22 00 45) 名前 コメント
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登録日:2010/12/18 Sat 13 12 24 更新日:2024/03/13 Wed 11 12 41NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 まだ服を着ている全裸 アニメ カオス ギャグ補正 クレヨンしんちゃん コメント欄ログ化項目 タイムボカンシリーズ フィクション 創作 栗本さん 漫画 補正 では教育してやろう……、 ギャグの理不尽さと言う物を! ギャグだ!!!あ、あいつはギャグ漫画の人間だ・・・・・・!!! ギャグ補正とは、ギャグ漫画やそのシーンによる恩恵の事。 要は、どんな無茶をしても「ギャグだから仕方ない」と思わせるような演出のこと。 主に挙げられる点は、 ○何でもギャグで纏める ○普通なら死ぬレベルのダメージでも生きてる ○というか、死んでも普通に蘇る ○更に、致命傷を負っても即完治 ○確率操作レベルの超強運 ○パワーバランスの崩壊 ○キャラクターの崩壊 ○世界観の崩壊 ○文字通り不死身と化す ○馬鹿程強い ○というか馬鹿が常識 ○そのため相対的に扱いの悪くなる常識人 ○天才=アホキャラ ○大破した建物が気付いたら元に戻っている ○普通に出てくる他作品のキャラと作者 ○ご都合主義・奇跡が普通に起きる ○どう考えてもおかしい変身・変形 ○難しい機械を素人が容易に操作できる。 ○プロ建築士が作るレベルの物を、何の建築の経験のない素人が簡単に作ってしまう。 etc……。 具体例を挙げると ○ミサイルなどが直撃してもアフロヘアーになるだけ ○100トンハンマーに殴られてもたんこぶが出来る程度 ○何の能力もない普通の女の子が完全覚醒&完全武装した主人公を素手でボコボコにする etc……。 また、意外にもギャグ補正はギャグ漫画でない作品にも登場する。 というのも、若年層を対象としたギャグ要素が一切無い作品は数が限られるからであり、ギャグシーンで必要的に使われるからである。 特にパワーインフレが謙虚に現れ、ギャグ補正により公式最強のメイン勢がモブキャラにフルボッコにされる事が多い……というか寧ろモブキャラが公式最強という事になりかねない。 そのため、よく最強議論でも言われる事だが一番強いのはギャグという結論になる。 ただし、当然ながらギャグ補正による世界観・キャラクター・ストーリーの崩壊もあるので、嫌っている人からはとことん嫌われている。 そんなギャグ補正たちの一例 ○ラッキーマン 作品世界最強のキャラ。 彼そのものが「勝利」というチートレベルの存在。だが、そんな彼ですら例外もいる。 ○魚雷ガール(ボボボーボ・ボーボボ) ギャグ補正だらけなキャラが多い中、他人のギャグ補正を無視する対ギャグ作品最強の存在。 しかも自分はギャグ補正使い放題という反則極まりない存在。でもバカ。 ○穴久保ポケモン ギエピーがアホな展開でフルボッコする。 ○じーさん(絶体絶命でんぢゃらすじーさん) ギャグ補正の塊とも言える作品であり、上述した特徴の多くが当てはまる。 じーさんに限らず登場人物が大怪我したり、主要人物死んだりすることも日常茶飯事。特に校長が顕著で、大長編ではしばしば死ぬ。 ○ナミ(ONE PIECE) 打撃が通じないルフィをボコボコにできる。 覇気を使い能力者の実態を捉える者もいるが、どう見ても使ってないのに殴れる。 ○空番長ゲダツ(ONE PIECE) 空島から真っ逆さまに堕ちても生存していた、カイドウもビックリの猛者。 ○葵・トーリ(境界線上のホライゾン) ボケるだけで死なないボケ術式の持ち主。 でもチンーコパンーチだけは防げない。だって男の子だもん。 ○冴羽リョウ(シティーハンター) シリアスは銃弾1発で命に関わるが、ギャグでは何トンハンマーでもこんぺいとうでも不死身。 ○ドロンボー一味ほか(タイムボカンシリーズ) 大爆発にもかかわらず死なないどころか服が破れて黒焦げになるだけの三悪達こそ、ギャグ補正の代表格と言えよう。 おまけに番外編OVA等ではガッチャマンやポリマーをはじめとした歴代タツノコヒーローをコテンパンに叩きのめしている。 まあヤッターマンには負けたが…… そしてタイムボカンの頃は爆発で死ぬんじゃないかとヒヤヒヤしてたが。 ○両津勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所) ご存知日本の漫画で最も長期間に渡って主人公を勤める警官。 本編ではその不死身っぷりで多くの凶悪犯を逮捕しているが、彼の本当の強さは他作品とのスピンオフで活かされる。 なんとあのフリーザ様のデスビームが直撃しても無傷で耐え抜き、数々の残虐超人を倒してきたアイドル超人たちを締め上げるほどである。 ついでに悟空から駐禁を取った。ある意味でジャンプ最強の主人公。 ○しっと団(突撃!パッパラ隊) 火炎放射器で灰になろうが、基地や地球ごと爆破されようが、遅くとも次の回には復活している。一度地獄に落ちたがそれも復活している。 しかしこの作品自体がギャグ漫画なだけあり、バラバラになった地球を米粒で接着して直すなどギャグ補正の塊である。 ○ひかわカービィ ピンクでまるくて可愛いアイツ。 だが奴は食い意地一つでブラックホールを飲み込んだ。 そして、寝ながらにして隕石を飲み込み人知れずプププランドを守った。 ○ミスター・サタン(ドラゴンボール) セルにぶん投げられても大した傷なく復活するなど、ギャグ補正はピカイチ。 ただし、近年はフリーザに地球ごと破壊されたり、青年トランクスのいた未来でも確実に消されていたりと、大規模な破壊が起きた時には普通に死亡している。 ○遊撃警艦パトベセル〜こちら首都圏上空青空署〜 エロゲであるが、それ以上にパロディとギャグをごった煮したバカゲー。 ○ターバンのガキ(北斗の拳 イチゴ味) 最強の存在。いかなる状況下でも標的の太ももを刺す。最近ではボウガンを持った亜種も出現した。 ○ゴールドシップ(ウマ娘 プリティーダービー) アニメ版では辛子などが目に入って痛がるシーンがあるが、その後は何もなかったかのようにピンピンとしており、箸や鉄串といった失明してしまうレベルのものであっても同様である。 なお、ダイワスカーレットが目を負傷して眼帯をしていた時、ゴールドシップから目が弱すぎと言われ、「あんたが異常なのよ!」と言い返している。 ○犯人(名探偵コナン) 作品自体はギャグ補正に無縁のように見えるが、たまに悪あがきをする犯人に対してはコナンがキック力増強シューズで犯人を撃破する事があり、これを使って蹴った物体の威力は非常に強く、確実にただでは済まないはずだが、たとえ車のタイヤを喰らおうが命中した犯人全員が生存している。 コナン以外のキャラクターも犯人を撃破する事があり、バイクの後輪を犯人の顔面にぶつけてぶっ飛ばすなどのような事があっても生存している。 作風上「犯人死亡エンド」がほとんど扱えない為、明石海峡大橋の高さから海に落下するという普通なら確実に死ぬレベルであっても何事もなく生存した犯人もいる。 なお、アニメオリジナルエピソードには能力の高い人気キャラが登場しない為、見た目は普通のゲストキャラなのに強キャラクラスの能力を持った犯人が登場したエピソードもある。 ○カロス(B.B.ライダー) 敵の襲撃で重傷を負ってもシリアスなシーンが終わったら再生する、特に意味のない主人の命令で5000万℃の火の中に毎日身を投じていたので2000℃の火を食らっても上着が焦げるだけで済む、足を滑らせて5時間首吊り状態になった後であっさり蘇生する等々異常な生命力で日々を生き抜く本作における理不尽ギャグ担当。 彼の他にギャグ担当としてベルフラウというキャラがいるが、「ギャグキャラがみんな再生すると思うなであります!」と言っているのでカロスだけが突出しておかしい模様。 ○スポンジボブ(スポンジボブ・スクエアパンツ) チートレベル 例を挙げると、皿の汚れ(なかなかしつこく洗剤で何回洗っても取れなかった)を取ろうとするとき、洗剤用のレーザー、高圧放水銃、レーザー付きタワシ(周りから花火が上がるほど強力)を使って取ろうとしたのだが、それを最大限まで上げた結果、核兵器レベルの爆発が起きたものの少し焦げただけで生きてた。ちなみにそれで汚れは取れたのだが、こんな爆発が起きても無傷の皿がどこで売ってるのか見てみたいものである。このくらいのことがこのアニメの世界では日常茶飯事日常もドン引きするレベルである。 「大丈夫、シリアスにならなければ死なないから。ポイントは攻撃を受けたときにギャグっぽく叫ぶこと、これで大抵は助かります」 「逆によくないのは「しまった…!」とか「ここまでか…」とかつぶやくこと。ニヒルに笑ったり、家族のこととか考えたりしてしまうとほぼアウトです」 「なるほど……署長が街中で主砲をぶっ放しても死傷者が出ないのは、この辺の追記・修正を市民の皆さんもわきまえているからなのだろう」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 遊撃警艦パトベセルでもフル活用された補正。 -- 名無しさん (2015-06-08 15 17 26) ジャンプキャラ最強はギャグ補正込みならSS4ゴジータより巨大両津(アニメ版こち亀「両さん大きくなる」で身長20km超に巨大化した両津、少なくとも東京23区と同等サイズ)の方が強いって説があるな、あっちは時間制限もあるし -- 名無しさん (2015-07-02 23 37 18) スーパースターマンもギャグ補正で生き返ると思ってたら、天才マンが不死身の解説をしてたな -- 名無しさん (2015-08-30 23 15 35) 色ボケ主人公へのお仕置きは割とシャレになってないと思うの。冴羽獠へのハンマーとラムの電撃とルイズのムチ -- 名無しさん (2015-09-14 23 09 24) ↑そもそもセクハラ行為を往来で働くこと自体がマズイ。色ボケ主人公なんてリアルにいたら逮捕されて当然だし。 -- 名無しさん (2015-11-12 18 05 35) らんまもこれに近いのか?拳法の達人言われてるけどよくモブにボコにされるし -- 名無しさん (2015-11-12 18 18 08) 飛行機墜落事故にて→『私はヒロインなんだから!美人は死なないもんなのよ!』 モノローグ”彼女はヒロインでも美人でもなかったが、生き残る事が出来た。何か意味があるのだろう” (我孫子武丸「ゼロの殺人」より。ほぼ覚えている限りの本文のまま) -- 名無しさん (2015-11-12 18 59 15) ギャグ補正のかかった世界ではクズキャラも振る舞い次第では愉快なキャラになるな。境界のRINNEのクソオヤジとか。 -- 名無しさん (2015-11-12 19 07 01) 正直、スレイヤーズVSオーフェンの感想は「キース似比べれば、 -- 名無しさん (2016-06-16 12 58 59) (ミス)正直、スレイヤーズVSオーフェンの感想は「キースに比べればナーガはまっとうな人間」だった。 -- 名無しさん (2016-06-16 12 59 31) ラッキーマンは同じギャグキャラ相手だと3回も負けてるぞ -- 名無しさん (2016-06-16 13 13 51) ギャグ補正は弱体化やボロ負けフラグにもなるからなあ。ビッグバンや神様の攻撃も効かない抜作先生がアリに負けたこともある -- 名無しさん (2016-06-16 13 37 24) なんかラグースや時天空、ゲッペラーを補正で簡単に倒しそうな連中だな あっちは真面目に倒してるのにww -- 名無しさん (2016-11-12 11 35 15) 小林さんちのメイドラゴンのトールなんかもこれに入るのかな -- 名無しさん (2017-02-15 11 04 38) ギャグシーンでキャラの頭身が縮むのはよくあるが、ゲットバッカーズでは「タレ銀よけ」なる技まで見せたっけ -- 名無しさん (2017-03-07 16 18 38) DB超69話観る限り、ギャグ補正かかったキャラすら文字通り「破壊」できるビルス様の恐ろしさよ -- 名無しさん (2017-03-07 16 29 57) 殴られて天高く飛ばされても蹴られても無傷ですむ上に巨大なオブジェに潰されても骨折だけで済むラブひなの浦島景太郎 -- 名無しさん (2017-07-14 19 23 23) ひぐらしで事件起こる前に誰にも見切れないパンチ出すレナもギャグ補正だな -- 名無しさん (2019-03-07 19 43 33) 「収監されている絵面がもはやギャグだから、牢屋にぶち込む事でギャグキャラのギャグ補正は無力化できる」ってのを某ライダー映画の考察で見たときは笑い死ぬかと思ったww -- 名無しさん (2019-11-21 17 01 11) ギャグ要因の悪役は作品がシリアスムードに入る際によく殺される -- 名無しさん (2020-09-03 01 37 46) サウスパークのケニーは違う? -- 名無しさん (2022-04-14 18 28 02) ギャグ補正完全無効のシリアスキャラって誰がいるかな? -- 名無しさん (2022-04-14 19 24 17) ↑ うーん、ゴルゴとかキリコあたり? -- 名無しさん (2022-04-14 20 44 32) 00のコーラサワーもこの部類 -- 名無しさん (2023-06-05 10 34 47) ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2023-06-05 16 24 55) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-06-12 17 05 58 未踏召喚ブラッドサインの白き女王は度々ギャグで神格級の攻撃撃ちまくってるからギャグ補正効かんやろなあ。ギャグ側の存在だし -- (名無しさん) 2023-06-12 20 55 27 クレヨンしんちゃんはたまにそれが効かない時があるな。野原家ガス爆発とかまつざか先生の恋人がテロに巻き込まれて死亡とか -- (名無しさん) 2023-06-25 15 50 35 Qギャグ漫画のキャラをバトル漫画のキャラが倒すにはどうしたらいいでしょう。A相手のギャグ空間に全力で乗っかった上でギャグでも相手を圧倒しましょう -- (名無しさん) 2023-11-02 09 58 17 ↑2野原家ガス爆発はなんのかんので野原家が元通りの生活に戻ってる時点でギャグ補正だろう -- (名無しさん) 2023-11-06 02 09 27 名前 コメント すべてのコメントを見る