約 12,330 件
https://w.atwiki.jp/yuifellowship/pages/140.html
口は悪く、訓練はスパルタだが有能な教官 教官技能が高く、自分よりも強い訓練生も鍛えられる。彼の元で訓練すると、多くのスキルで4~5まで上昇補正を受けられる 教え子思いで、唯や姫子にも何かと忠告してくれた イサラやリエラはかつての教え子。シオニーの私兵も、彼の元で訓練に励んでいる 北野くんとも知り合い 備考 カルナックの闘技場や王立訓練場ではアレイン教官とか軍曹とか目立つけど、 他にもちゃんとした指導員がいて普通に指導してくれる。 ただ、スキルなしとか、スキル0~1くらいなら兎も角、スキル3~くらいあると修正付かない
https://w.atwiki.jp/atlms/pages/29.html
基本情報 Lv30 クエスト名2次転職 発生場所1次転職をした街 戦士:ペリオン 魔法使い:エリニア 弓使い:ヘネシス 盗賊:カニング 海賊:ノーチラス 関連NPC 戦士 コブシを開いて立て / 戦士転職教官 魔法使い ハインズ? / 魔法使い転職教官 弓使い ヘレナ / 弓使い転職教官 盗賊 ダークロード? / 盗賊転職教官 海賊 カイリン? 発生条件1次職であること 必要アイテム 名称 ○○○(←1次転職官の名前が入る)の手紙 入手先 各町の1次転職官 報酬 SP+1 攻略 自分の職業の1次転職官(コブシを開いて立て、ハインズ、ヘレナ、ダークロード、カイリン)と話す。 手紙をもらい、それぞれの2次転職官に会いにいく。 2次転職官の場所は以下参照。 戦士ペリオン/西の岩山4 魔法使いエリニア/北の森 弓使いヘネシス/ダンジョンへの道 盗賊カニング/工事現場-北 海賊 戦士・魔法使い・弓使い・盗賊 特殊マップに飛ばされるので、そこに出現する敵を倒し、黒い玉を30個集める。 集めた後にそのマップにいる2次転職官に話しかけると、英雄の証を入手。 英雄の証を1次転職官に渡すと、2次職に転職できる。 海賊 カイリンに話しかけ、下にある選択肢を選ぶと特殊マップに飛ばされる。 そこに出現する敵を倒し、アイテムを15個集める。 集めた後にカイリンと会話すると2次職に転職できる。
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/80.html
投石術については、すでにある程度承知のことと思う。 自己紹介のあとに、筆頭教官はそう言った。 手には、縄を携えている。 「歩兵においても、機装甲においても、この技術は広く用いられている。諸君等にも、これを身に着けてもらう」 彼は言い、ルキアニスたちの前でその縄を開いて見せた。 それが、投石紐だった。 開けばそれは、足くらいの長さで、一端には輪がある。それを手首にかけることは、ルキアニスも知っていた。縄の中央は、目が二つ三つのごく小さな網目になっている。そこに石…というより砲丸を載せることもしっていた。そして縄を畳むようにして、輪になっていないほうの一端を手に握る。 実際、筆頭教官はそうしてみせた。 頭上で振り回し、そして放つ。投石紐が鞭のようにうねる。 砲丸は飛び去り、すでに立てられていた、、標的柱の一つに打ち当たる。 土くれを跳ね上げて、根こそぎ倒れるその様子に、眺めていた小隊のものらから声が上がった。 「あの程度のことは容易い。諸君等には二種類の投擲を身につけてもらう。今の頭上打ちと、もうひとつ…」 筆頭教官は、教官補から手渡された、先よりも大きな砲丸を、投石紐にはさんだ。体の脇で縦に振り回す。 それは、低く飛び、地をかすり、跳ねて標的杭のの一つを打ち倒す。 「転がし打ちだ」 「わざわざ二つ習得する理由は?」 言ったのはヴィルヌス小隊長だった。 筆頭教官は応えた。 「戦術的には射程と、標的の種類だ。転がし打ちは、人間の手で行うとあまり効果的ではない。だが、機装甲で人馬相手に行うと劇的な効果を見せる」 教官は続けた 「転がし打ちを習得することで、人馬に対する十分な阻止能と、破砕射撃能を得ることが出来る。頭上打ちを習得することで、精度ある投射打撃能を得ることができる。これは敵機装甲にも有効な打撃を期待できる」 ただし、と教官は言った。 「習得は楽とは言えない。しかし習得してもらわねばならない。我々の推奨できる能力を獲得できなかったら、より適した部隊へ転属してもらう結果もありえる。予め了承しておいて欲しい。連隊長にはそれだけの重みを持って見極めるように達せられている」 小隊の中の気が張り詰めたように、ルキアニスには思えた。 「諸君の能力は十分に高いと説明されて来ている。わたしはそれに疑いを持っていない。では、基本からはじめよう」 教官補らから、投石紐が配られる。それは教官の持つものとおなじつくりだった。 「機装甲用の投石紐は、装備品として支給されるが、この維持と修繕は、部隊の任となる。これを保つことはは、掛け値なしに君たちの死命を制する。事故を起こせば、君たちだけでなく、戦友も傷つけ、死に至らしめる」 教官は言う。配られた投石紐は、機装甲に支給されるものと同じ形だが、縮小されたものだという。 「投石のたびに、投石紐の安全確認をすること。機装甲用の砲丸は大型で危険だ。投擲動作中に投石紐が破断すると、砲丸が味方にあたる可能性がある。敵に与えるべき打撃を味方に与えることは万死に値する」 投石紐は、製造の時点でしかるべく作られているはずではあるが、このチェックからおこなってほしい。 解けているところは無いか、擦れて傷んでいるところはないか。これに砲丸を乗せて、振り回し、投擲することを忘れずにいてほしい。傷んでいても構わない部分と言うものは無い」 コツはすぐにわかったし、楽しかった。 まわすときにも、早くまわすより、紐の先が正しいときに、正しく投げるのだ。はじめのうちは、標的を見つめずに、まず標的に向かって投擲姿勢をとったあと、正しく投石紐をまわし、そしてその先の石が正しいところにあるのを見つつ、投げろ、投げてから投石を目で追ってゆけと言われた。 だから、後ろから前に振るように勢いをつけて、頭上で振り回す。すると頭上で右回りになって、投げるべきときが良く見える。間違って己の頭を打ちづらくもなると教えられた。 笑い事ではなく、そういった事故が少なからずあるのだという。 だから、教練においても防具とかぶとをつけながら投げた。それも一人ずつが、教官に見守られながら。 遠く飛ばせとも、早くまわせとも言われなかった。 正しいところで投げれば、いつも確かに石は飛ぶ。そのときのことを体でよく憶えろ、といわれた。 それができれば、次は標的を見据えて狙い打ちができるようになる、と。 教官たちは一人一人投げさせながら、見極めをしていたらしい。やがて小隊はいくつかの群れに分けられ、群れごとの教練へ進んでいった。 だが、その差はごく些細なものだ、と教官は言った。ほとんどのものは、みなあるところまでの技を身につけるという。帝国の求めるものは、もうすこしだけ高いもので、ゆえに奮い落しがあるという。この小隊からもありえるのだという。ルキアニスは、仲の良いものらがそうならないようにと願った。 およそ正確に頭上打ちが可能になったところで、頭上打ちの投げ分けが教えられた。 ルキアニスはすぐに投げ分けができるようになった。鋭く真っ直ぐに打ち抜く投げ方と、もう少し緩やかに孤をつけて投げるやり方と。 打ち抜く投げ方は、もちろん狙い撃ちなのだけど、慣れれば百歩はなれたものの頭を狙えるという。孤をつけて投げると、その数倍は飛ぶ。その先でも、十分に人を打ち倒せるという 教練用の弾丸には、穴が開けられていて、投げると高い音を立てて飛んだ。実戦でも合図に使うと教えられた。その時には煙も併用するという。音孔に燃料を詰めれば、簡易炎弾ともできるという。ただ炎弾は、投擲紐を消耗させるので、多用はできないとも。 敵の弓兵と射掛け合いなら対等以上に行えるという。片手に紐、片手に盾を持てるからだ。ただ、弓兵より詰めた列を組めないので、敵がある以上の数を揃えてくると、投擲兵では戦いきれなくなると言う。 「騎士アモニス、君が機装甲投擲で対投石櫓制圧をするとしたら、何に注意する」 名指しされて、ルキアニスは少し戸惑った。 「……射程の劣勢、所持弾数の劣勢です。射撃位置遷移の自由がこちらにはありますけれど。多くの場合、敵は投石櫓を前衛によって防護していますから、射掛けあいができないこともありえます」 要領を得た答えではなかったが、教官はうなずいた。 「その通り。では対砲兵は?」 「砲兵には、隠匿性があります。多くの場合、砲兵隊は分散せずにつかいますから、斉発による制圧能力も高い。これもまた、射掛合が成立しないこともありえます」 「そのとおり。ぜひ胸にとどめておいてほしい。機装甲の投擲重量は、投石櫓に比べて劣り、また炎弾の使用には制限がある。機装甲の投擲能力では、砲丸ほど長く転侵して歩兵陣を撃破できないが、それでも相応の能力はある。だが双方の弱点も引きずっている。投石櫓並に大きく目立ち、砲なみに使える弾丸が限られる。対砲制圧、対投擲櫓制圧戦において、これらは抜きがたく付きまとう」 教官は続けた。 「だが、機装甲の投擲は、砲兵の砲丸発射能と、投石櫓の投射能の性質を、共にもっている。双方の極限的な能には達していないが、それでも十分な効果を達する」 投擲の合間に、教官たちは戦例と経験を引きながら、ルキアニスたちにアドバイスを続けた。 「そこらの石を投擲できると言われているが、言われているほどの恩恵はない。そういったことは、弾丸の供給のない、ごく限られた状況だけになる」 そうなった場合、できるだけそろった大きさの石を集めること。集積し、試射を実施しておくこと。跳ねながら転がって行く転侵がほとんど起きず、直撃の効果しかないからよく狙うこと。 砕けることで威力が失われるから、効果を過信しないこと。、 大小の石があったとしても、大きすぎる石を当てにしないこと。それは投石紐に負担を与え、また遠くは飛ばず、効果も劇的とはいえない。 「投石にもかかわらず砲丸を使うことの意味を忘れるな。砲丸なら、十分に硬く、重く、滑らかで、よく飛び、狙い通りによく従う。そして砕けず、装甲に当たったときの効果もある」 薄い装甲なら全体を捻じ曲げ、厚い装甲なら、丸ごと打ち倒す。打つ衝撃と、倒す衝撃の二つがあるのだと。 そして転がし打ちの教授が始まった。 使う砲丸は倍ほども重く、たしかにうかつに足に当てれば骨くらいは砕きそうだった。 すねと、ふくらはぎを覆う防具をつけて、またはじめから投擲動作を習う。 前後にゆっくり振ってから、前に振り上げ体の側面で、後ろ回しに回す。そのまわし方で、すくい投げるように放つ。。 砲丸は、低く飛び、地を打ち跳ねてまた低く飛ぶ。 教練砲丸は、木で出来た軽いものだった。砲丸が重く、また投げ方によって、地面に擦りやすい。地面に擦らないように気を使うあまり、腕や肩を痛めることもある。 ゆえに打つときは、体を裁き、紐を振るう手の側の足を、前に出さねばならない。 これが憶えられるまで、身を打って怪我をせぬようにだった。それだって、それなりに重くて硬いのだけれど。 「機装甲の下手打ちは、砲と同じ効果を、機装甲でもたらすための、比較的特殊な打ちかたになる。生身で投げるのと、機装甲で投げるのとでは、かなり感覚と効果が違うが、今は、正しい投げ方を身につけるように」 三日をかけて、入念に教練を行った。 やがて、教官は小隊基準射手を選ぶと言った。 小隊長や、小隊附上級騎士ではないものを指名すると言う。。 教官たちは言った。指揮官がうまく投げるのは当然だ、と。しかし、射撃基準手は、小隊長と上級騎士からではない、と。指揮官の任は、小隊を目的に向けて統制することであり、投擲はその手段である、と。 どうやら、ルキアニスとマルクス・ケイロニウスは上級騎士扱いをうけているらしい。教育課程を通過し、修了証書を受けているといえばそうなのだけれど、隊で勤務内評定をうけなければ、上級騎士勤務には着けないはずだったのだけれど。 それも、帝國らしいとルキアニスは思った。 何もかもを身に着けた少数者に頼りきるのではなく、その技を広めて、分担してより多くで行うのだ。そうすれば、より長く戦い続けることが出来る。 それがどれだけの力を発揮するのか、ルキアニスは知っていた。 やがて、半個小隊による統制射撃が行われるようになった。 顔料で塗られた岩を地に置き、教官連が矢継ぎ早に指示する。基準射手が放ち、その着弾を追って半個小隊ごとに追従して投擲をする。 分散陣形からの投擲が、一番容易なのだという。それは、軽歩兵の基本投擲陣形であるのだけれど。 自らの投擲と、敵からの投擲から逃れることだけを考えて、目標と投擲の期のみを示されて、自由に投げる。 筆頭教官は言った。 軽歩兵は、射撃で身を守り、射撃で敵を倒してきた。重い鎧は身につけず、敵との間合いが守りだった。間合いの遠近には、切実な意味がある、と。 わずかな遠近が、投擲の確かさを劇的に変える。敵味方ともに、足を生かして、互いに敵との間合いをあいまいに保たねばならない、と。また、地形を使え、と。押し込みを掛けられたら、軽歩兵は負ける。 「君たちが末に身につけるべきは、それを自ら先んじて行い、敵を制する戦い方だ」と。 そしてその先に、新たな戦い方を見出すことだ、と。
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/5787.html
【名前】 未来鬼 【読み方】 みらいき 【声】 松本博之 【登場作品】 暴太郎戦隊ドンブラザーズ 【登場話】 ドン40話「キケンなあいのり」 【分類】 ヒトツ鬼 【憑依された人間】 武藤 【欲望】 「誰かおれの教官になってくれ」 【素体】 シソツ鬼 【モデル】 未来モデル 【スキン】 クロノドライバーα 【蟾ィ螟ァ蛹】 未来鬼ング 【ドロップ】 タイムレンジャーギア 【文字化け】 譛ェ譚・謌ヲ髫 【むかしむかし…】 教官歴30年の武藤と一人の女子高生が出会った、新しい免許を刻むために… 【モチーフ】 壊れた時計、目覚まし時計、タック、鬼 【名前の由来】 未来戦隊タイムレンジャー+ヒトツ鬼 【詳細】 「誰かおれの教官になってくれ」という欲望を叶えようとする武藤という自動車教習所の教官から生まれた未来モデルのヒトツ鬼。 シソツ鬼を素体とし、壊れた時計のような「クロノドライバーα」スキンをまとい実体化した。 体を覆うのはチックタックアーマーといい、敵がタイムアップするまで小さく圧縮プレスする能力を持つ、らしい。 このヒトツ鬼になった武藤という教官はその職歴30年のベテラン。 人を超えた教習の鬼となり、鬼頭はるかの教習担当になったことで自分の理解を超える3Dフォーメーション運転や予期せぬ事態にもめげずに「OK!」行くぜとどんどん指導していった。 が、鬼頭はるかのドライビングテクニックはその道30年の武藤を持ってしてもコントロールしきれるものではなく…それでもなんとか路上教習にまで持ち込んでしまった教官だったが、そこではるかは脳人のソノニと犬塚翼を追いかけるドンムラサメを発見。 猛追し、その3Dフォーメーション運転を駆使してドンムラサメを追い返すことに成功するも、それを助手席で目の当たりにした武藤教官は流石に自分の理解を超えた事態に混乱してモンスター化してしまった。 ただその場にオニシスターにアバターチェンジしていたはるかがいたことと、即座に獣人(猫)と戦っていた翼を除くメンバーが転送されてきたため大した行動も取れずゴールドンモモタロウの抱腹絶桃・フェスティバル縁弩とドンドラゴクウのライトニングドラゴンフラッシュを受け爆散した。 その直後、暴走したパワーが脳人レイヤーに積み重なることで未来鬼ングとして復活。 ヒトツ鬼ングも消滅した後、教習車両の元へと戻り、「オーケィ!」と叫んでいた。 その後、なんとはるかは自動車免許を取得してしまったがその絶望的なドライビングテクニックは全く改良されていないようで、タロウ達をドライブに誘うために乗ってきた自家用車はボロボロ。 今までどんなヒトツ鬼にも怖気づいたことはないタロウさえも「逃げ」を選択する有様。 武藤教官、君はなんというミライモンスターを解き放ってしまったのだろうか… 幸いといっていいのかわからないが、この後はるかが運転するシーンは無い。 【余談】 モチーフは「未来戦隊タイムレンジャー」。 全体的なモチーフはおそらくタック。タックはロボットであり、「チックタック」をモチーフとした名前であり、それと時間をキーとするタイムレンジャーという作品故に、壊れたミミズク型時計のスキンを装着したのだろう。 もしくは「壊れた機械」ということで物語が進むに連れて自我が崩壊していったギエンも兼ねたか。 顔のパーツらしき部分が目や口の位置がどこなのか分かりづらいデザインになっているのも、ギエンが狂気をむき出しにした場面で顔面のパーツが展開するギミックを見せていたことにつながっているのかもしれない。 なおギエンは元々あまり頭の良くない子供だったのだがサイボーグ手術で蘇生し、それに伴い人格がどうしようもないレベルで崩壊してしまったため、壊れた時計が無理やり動いているような見た目の未来鬼の外見はそこにも紐付けられていると見ることも出来る。 なおベースがシソツ鬼だが、これはタックを「6人目の戦士」とみなしたためだろうか。 タイムレンジャーの追加戦士枠はタイムファイヤーであるが、立場としては別作品のアバレキラーのような第三勢力が近いため除外されたか? なお武藤役の松本博之氏はタイムレンジャーのメインライターであった小林靖子女史が同じくメインを担当した仮面ライダーオーズ/OOOにて敵幹部の一人、ガメル役でレギュラー出演している。 抜擢にはそのつながりか? なおオーズの怪人も欲望から生み出される怪人であった。しかもガメルのヤミーは自分の欲望を叶えるために作り出すもので、奇しくもヒトツ鬼の性質によく似ていた。 彼の教官歴が「30年」というのは、レッド以外のタイムレンジャーが西暦30世紀からやってきたことによるものか。 この未来鬼だが「良き未来を導くべき教官が、将来における怪物を世に送り出してしまった」ということで、どことなくドン・ドルネロを思わせる立場でもある。 恩人を金の力で延命させたはいいが、かつての面影は残らず、壊れてしまった精神を時折制御キーで抑え込みつつ手元においていたドルネロ。 お金を払って教えを請いに来た生徒に対して、きちんとしたテクニックを身に着けさせつつ安全運転を徹底させ世に送り出すべき教官という立場にいた武藤。 結果として両者ともに、導くべき人物のそばに居ながら制御しきれず、とてつもない怪物に育てて世に解き放ってしまった… なお、『HOFUKU-ZETTO』によれば、時間を逆行していく某SFアクション映画のように、デザインコンセプトは「未来から送られてきた風化したタイムカプセル」。本来の戦隊由来のモチーフは「時間飛行体イグレッグ」だが、マイナー過ぎて伝わりにくいため、目ざまし時計のような形状にして「タック」のようなシルエットに変えたという。また時計モチーフで歯車のパーツが散りばめられているが、後に登場する『機界戦隊』のヒトツ鬼はこの個体との差別化のため、歯車を縦向きにしたという。
https://w.atwiki.jp/vippar/pages/78.html
5月の上旬、快晴 町並みー木造校舎ー校舎裏、射的場みたいな広場 そこに生徒一同が規則正しく整列し、先頭列が間隔を空けて的前へと入る。 十数メートル先には藁作りの案山子 教官「構えぇいっっっっ!」 地響く怒号にあわせ前列全員が返事 「はいっ!」 教官「抜き杖っっっ!」 「はいっ!」 返事とともに左腰に下げていた杖を全員が右手で抜き取り、方手持ち中段の構えで制止 教官「炎術・鶯…………詠唱っっっ!!!」 全員が魔法呪文を唱える。個々の体表が薄く光り、杖周りが最も強く光っている。 杖先3寸前の空間に炎が現れる。人によって疎らの大きさ、形。 教官「射てぃっっっ!」 列全員が杖先の炎を前方の案山子へ飛ばす。全員命中………と思いきや一体だけ無傷の案山子 その案山子と向かい合っていたのが弥國恒志朗。 教官が恒志朗へと歩いていく 教官「何をやっている弥國恒志朗っ!」 恒志朗「はっ!魔法発動に至りませんでしたぁ!」 教官「馬鹿者ぉ!!」 恒志朗「もう一度やらせて下さい!」 全員が見守る中、再び構えて詠唱。 激しい光を放つ………がそれだけで 炎が出現する気配は無く、 恒志朗もだんだん険しい表情になる バキッ 恒志朗「力みすぎて杖を破損してしまいましたぁ!」 教官「大馬鹿者ぉ!!」 恒志朗「同感であります!」 教官「この錫杖は我々の魔法発現に必要不可欠な重要装備品だ 魔法が使えなければ自衛はもとより、民衆も守ることはできん!」 教官「即ち、この錫杖は貴様の命よりも重い!その重要武具を貴様は一体いくつ壊したと思う」 恒志朗「はっ!入学から今日に至るまで17本です」 教官「ちゃんと数えてたのか!!」 恒志朗「はっ!」 教官「この火炎魔法は誰でもできる超初歩魔法だ、何故貴様はいつまでも出来ない」 恒志朗「鍛錬が足りないからだと推測します!」 教官「鍛錬だけだと思うな!貴様には才能も足りん!」 恒志朗「魔法の才は足りませんが、他科目では成果を出すと誓います!」 教官「今の世剣のみで通せると思うなァ!!」 杖を持ち恒志朗に見せる教官 教官「今から四十年前、西洋文化と共に魔法(これ)が我が国に伝来した 以後我が国は急速に発展したが、一方で魔法(これ)による犯罪も増加しつつある だからこそ我々警察が取り締まり正しく使用せねばならんのだ、 魔法技術はこの警察官学舎で絶対の必須科目だ!」 恒志朗「……」 教官「…お前の父は凄い人だった。剣の才もあり、魔法の才もあり そして警察としての正義感も立派な人だった 貴様はその父から魔法も習ったはずだろう」 恒志朗「はっ!父からは剣術、魔術、心得、一通り教わった記憶があります そして父上は私にとっても誇りであります!」 教官「ならば容易いはずだ何故出来ない」 恒志朗「ここのとはちょっと感覚があれというか、なんか、えっと……すみません忘れましたぁ!!!」 言い切るとほぼ同時に脳天に拳がめり込む 恒史朗「記憶違いか……」 ーー学校帰り、雲に黄色みがかかる夕刻前 喫茶で談話してる禰宜田久丞、白州瑠璃 、うなだれる恒志朗 禰宜田「ダッハッハッハ!今日もえらい可愛がられたのう弥國」 瑠璃「とても痛そうでしたわ、私まで背が縮みそうでした」 禰宜田「しかし何で出来へんやろなあ。棒持ってヒョイと出すだけやのに」 禰宜田はそう言いながら杖先から小さな氷の粒を発現させて ポチャンポチャンとコーヒーカップの中へ落としこむ 瑠璃「棒じゃなくて魔法の杖(マジックワンド)。 警察機関での正式名は第三級外来教技術専用補助錫杖。 それを街中で軽々しく振ってはいけませんわ禰宜田さん」 瑠璃「源力となる体内マナの集束や放出はあまり深く考えなくて良いのよ弥國さん 杖が自動的に補助してくれるから」 恒志朗「うむ、マナを体内で練り上げるのは出来てる気がするのだ。何故か、こう……うーん」 禰宜田「そいでできひんなら、もう才能が全く無いちゅーこっちゃ。魔法は諦めて剣術一つで何とかするしかないやろ」 瑠璃「弥國さんの努力は皆が認めてますの。教官もそこはちゃんと評価してますわ」 禰宜田「まあ教官が言うように今の時代、剣だけじゃキツいやろけどな正直。今は剣より魔法や」 席を立ち店を出る ーー夕刻。街灯に明かりが灯りはじめる路地、歩く三人 恒志朗「……」 恒志朗(思い起こせば父から最初に習ったのは剣術だった気がする…… その時が4才頃で翌年に魔法もかねて教わろうとした直後に父は亡くなった) 恒志朗(……くそっ情けない!精神薄弱で正義なる仕事が勤まるものか! 父に憧れ警察を目指し強い男になると決めたのだ!) 恒志朗(だが、やはり正義としての才能が……) 禰宜田「お、おい……瑠璃、弥國、ちょいこっち!」 久丞が突然呼び止めて路地裏を指差す 路地裏の奥をよく見ると2つの人影が見える 一つは着物の女性、もう一つは黒いフードを被り顔は全く見えない 何やらボソボソと話している 禰宜田「何やあれ、なんか怪しくあらへん?」 瑠璃「女性がフードの人に何か渡そうとしてますね」 恒志朗「渡し物は……赤ん坊だ」 禰宜田「赤ん坊と小包み……あれは銭か……!」 瑠璃「どうやら里子の引き渡しみたいですわ」 禰宜田「いやただの里子とは限らんで、フードの野郎が怪しさ満点や」 禰宜田「……貰い子殺人かもしれへん」 恒志朗、瑠璃「......!」 ーー貰い子殺人ーー 昔の日本では刑法で堕胎は違法とされ 人工中絶も合法化されていなかった。 何らかの事情により、育てられない新生児などを ある程度の養育費をつけて里子に出す場合が少なくなかった。 しかし中には養育費目当てでその貰い子を引受け 金銭受領後に邪魔になった新生児を殺害する者が存在した。 恒志朗「赤ん坊を渡しただけでそうとは限らんぞ禰宜田」 禰宜田「女の方見てみいあのバツの悪そうな表情、明らかに訳ありで手放そうとしとるやん フード野郎も姿隠すの不自然や。犯罪の匂いがプンプンするで」 瑠璃「確かに違和感がありますわ....」 受け渡しが終わり、路地裏から出てくる二人 着物の女性は大通りへ消えて行き、フードは反対側へと歩いて行く 瑠璃がフードの人物に向かって呪文を唱える。杖で弧を描きながら水面鏡が出現する 水面鏡は三十メートル程先のフードを映していて カメラのシャッターを切るように徐々に拡大して行く バストアップまで寄ると透視スコープのようになりフード内のボディラインが表れる 瑠璃「あの殿方外国人ですわ……そして両手に魔法具の反応があります」 禰宜田「異人で魔法使い!魔法犯罪の線も出てきたで。ちょっと尾行してみよか」 恒志朗「待て禰宜田、魔法許可がおりてる一般民かもしれないしそれに我々が許可なく警察業務の真似事をするのは規則違反だぞ」 禰宜田「ここで逃せば行方もわからず、犯罪が起きた後になる可能性も大や ワイは赤んぼを救出できるかどうかのほうが大事や。勘違いや規則違反で済むなら大したリスクやないわ」 恒志朗「ぐぬ……」 瑠璃「禰宜田さんが正論を吐くとうなじが痒くなりますわ」 恒志朗「分かった……尾行してみよう」 禰宜田「オッケーイ!弥國もここで手柄上げれば汚名返上どころか成り上がりチャンスやで一丁頑張ろうや!」 ーー空が青暗くなった日没後。 どんどん人気のない場所になる。辿り着いたのは廃墟のようなボロボロの洋館 男は中へ入る。入口まで近づく三人 ドアをゆっくり開ける 禰宜田「おいおーい、瑠璃っちワイら本当にバレへんやろな」 瑠璃「直接見られたらバレます。魔法で探知されないように低級不干渉術をかけただけですわ」 恒志朗「ゴミ屋敷だなここは……」 和と洋のオブジェが混在して無造作に転がっている 千と千尋の街みたいなハウルの城みたいなごった煮感 瑠璃「違法呪術品も相当数あるようですわ。犯罪者であることは確定ですね」 禰宜田「おお……戯画すとあの新刊や!」 恒史朗「ぐぬ、こんな散らかってると進みにくいな……ん?」 ふと壁に目をやると絵画が掛けられている。恐らくは贋作、ポールセザンヌのリンゴとオレンジ その絵を見つめる恒史郎 恒志朗「林檎……」 回想 回想画像 ※父ちゃんぶっ殺し方未定 回想おわり 禰宜田「……おい弥國!弥國聞いとるか!?」 恒志朗「ん……はっ何でありますか」 禰宜田「作戦やしっかり聞いとけ。どうやら異人男はあの奥の部屋におるようや」 赤ん坊の泣き声、高らかな笑い声、蓄音機からクラシック音楽 異人男「ハァーこんなに、こんなに可愛い「お肉」を貰った上にマネーまで頂けるなんて最高デス。 ここは最高の島デス。ネエ、何処から切り取りまショウかベイビー?」 瑠璃「今にも犯行に及びそうですわ……禰宜田さんは男に捕縛魔法を、私が援護しますわ。 弥國さんは速やかに赤ん坊を確保して下さい」 禰宜田「オッケーイ!」 恒志朗「うむ了解だ」 瑠璃「私の合図で突撃ですわ。宜しいですか…………」 恒志朗「…………」 禰宜田「…………」 カサカサカサ…… 瑠璃「嫌ああああああああゴキブリィィィイイイ!!」 禰宜田、恒志朗「ええええええええええええ!!!?」 異人男「だ……誰ですカ!」 禰宜田「ちいっ、しもた!」 飛び出す禰宜田、異人男へ突進する すぐ後ろから恒志朗、テーブル上の赤ん坊へ走り出す 異人男「何ですカ貴方ガタは!」 向かってくる禰宜田へ持っていたナイフを突き出す異人男 禰宜田は杖を振り上げで間一髪それを弾く。そのまま杖頭で偉人男の腹を殴打、ゼロ距離からの魔法 久丞「うおおおおお縛術・荊!」 光が偉人男を締め付ける それと同時に恒志朗は側のテーブルから赤ちゃんを救助 瑠璃「………はっ」 禰宜田「はー……まあ結果オーライやな」 異人男「ぐっ……何者ナノデスカ!?」 瑠璃「け……警察です!貴方を魔法術取締法違反及び殺人未遂の容疑で逮捕します!」 異人男「クソ……もう嗅ぎつけたのでスカ、犬共め……だが甘いデス」 異人男が手を動かす。 瑠璃「……何を?…………ッ!」 瑠璃が咄嗟に振り返ると鎧の大男が斧を振りかざしていた 恒志朗「白州っ!!」 ギリギリで一撃目をかわしながら杖を抜く瑠璃。 瑠璃「雷術・蕾」 鎧男の内部から電気が破裂するように散乱する。鎧が崩れ落ちるが中身の人間はいない 禰宜田「何やあコイツ…?」 呟いた瞬間、無数の雛人形が禰宜田に襲いかかる 恒志朗「禰宜田、異人男だ!こいつが我楽多を操っている!」 禰宜田「クッ……コイツ」 異人男「解術・鴉」 異人男の捕縛魔法が解かれる 瑠璃と恒志朗にも新たな我楽多が襲いかかる 禰宜田、白州は魔法で応戦。恒志朗は赤ん坊を抱きながら必死に攻撃を避ける 異人男「三人掛かりなら逮捕できると高を括りましタカ……警察も随分甘くなったものデス」 異人男「この館に入った時点で終幕デス!ここにあるコレクションの殆どが曰く付きの魔術品! ワタシはそれをこの魔法具で意のままに操れるのデスヨ」 手の指輪を見せつける偉人男。どの指にも幾つも指輪が嵌められている 瑠璃「弥國さん、何とかして隙を作りますので逃げてください!」 恒志朗「……だがしかしっ」 禰宜田「赤んぼ助けるのが最優先やで弥國!」 恒志朗「……よし、りょうか…」 異人男「隙が出来るのは貴様らダ…」 壁に亀裂が走り、我楽多で出来た巨人が出現する 衝撃で宙に浮く三人、そこへ空かさず人形達が白州と禰宜田からは杖を、恒志朗からは赤ん坊を奪う 巨人が異人男の傍らで動きを止め、赤ん坊を手に持つ。異人男は人形から杖をうけとる 異人男「ヨーク知ってますよ警察の弱点ハ…この杖が無ければ無力同然」 杖を手に取り火炎魔法で燃やす異人男 異人男「ここもバレてしまっては消し去るしか無いデスねアーモッタイナイ」 燃える杖を我楽多の山へ投げる、火が移り周囲に広がって行く 禰宜田「てんめえ……ぐっ!」 瑠璃「きゃあっ!」 人形に取り押さえられる二人 恒志朗は何とかかわして異人男、巨人と間合いを取る 異人男「先程から奇妙に思っテたのですガ、あなたはその腰の物を全然使いませんネ…」 恒志朗「……」 息を切らしながら杖を抜き取り、構える恒志朗 異人男「………プッ、ハハハハハ!ジーザス まさか警察というのに魔法を使えナイ、ナイのデスか!!」 恒志朗「赤ん坊を返すのだ!!」 異人男「返す?日本語オカシクないデスか?これは元々ワタシの。 何処ぞの婦人から貰ったモノです」 恒志朗「お前は赤ん坊の命を奪おうとしている!それを阻止するのだ!」 異人男「マスマス可笑しいです。この命は最初から無いに等しかったのです」 恒志朗「………!」 異人男「ワタシの国では親に子を育てる能力が無い場合、人口中絶が認められてマス。その方が不幸にならないとわかっているからです この国は可笑しいのです!不幸が不幸を呼んでいる、だから生んだ子供を捨てるのデス!」 恒志朗「………はっ、しまった!」 足元に我楽多が絡まって動きを封じられる恒志朗。杖も足下に落とす 異人男「今までワタシがベイビーを引き取り、その後連絡をよこす親はいませんでした そう、居なかった事にしたいのデス!ベイビーは、命は、元々いなかったそういう事にしたいのデス!」 異人男「ワタシはその手伝いをして少し報酬をイタダいてるダケ……ソウ、死ぬ事こそが正しいのデス」 巨人の手の平で泣きじゃくる赤ん坊 恒志朗「ふざけるな…」 必死に抵抗し、異人男へ向かおうとする。 恒志朗「うおおおおおおおおお!」 瞬間、巨人の拳が主人公と衝突する。 通路まで吹き飛び我楽多の山に埋もれる恒志朗 禰宜田「弥國!」 異人男「アー怖かったデスかベイビー?可哀想にモウ大丈夫ですからね」 異人男「ア……ソウダ、お目々無くしたら怖いモノゼーンブ見えなくなりますヨ! 手足ヲ無くせば危ない場所にも行きません。後でゆっくりソウしまショウカ♪」 燃え盛る炎、泣き声とゲタゲタ笑う男 瑠璃「せめて赤ちゃんは……助けたかったなぁ…」 禰宜田「…………クソッ、クッソオオオオ!」 我楽多の山で横たわる恒志朗、半身は埋れた状態 恒志朗(死ぬ事こそが正しいだと……?) 父の姿を思い出す 恒志朗(父は…誰かを生かす為に死んだ) 周囲の炎がどんどん大きくなる 恒志朗(父は…死んだ方が良かったのか……) 埋もれた右手がかすかに動く 恒志朗(あの赤ん坊は……) 遠くの二人、赤ん坊の泣き顔、笑みを浮かべる異人男 恒志朗(違う……違う) 何かを掴む右手 恒史郎(そんな正義は………無い!) 大きな轟音と爆風 周りの我楽多が吹き飛ぶ 異人男「ナ…何が……!?」 煙の中から影が飛び出し、その影が一瞬にして 部屋にいた小人形と我楽多、そして炎さえも細切れにする 影は久丞と瑠璃のところで動きを止め、二人を解放する 禰宜田「弥國……?何やそれ……」 恒志朗が日本刀を手に持ち、激しい光を放っている 瑠璃「それって……妖刀!?刀で魔法が発動したって事ですか!!?」 恒志朗「同じだった……俺にとって、剣と魔法は同じだったのだ」 異人男「ウヌヌ……それはワタシのコレクションです返しなサイ!」 襲いくる巨人 瞬く間に巨人を通り抜ける主人公、巨人は制止し気付けば片腕が消滅している 恒志朗「ならば赤ん坊を返してもらおう」 赤ん坊を抱いている恒志朗、そしてまた一瞬で禰宜田と瑠璃の元へ 異人男「はっ……はぁあアアアアアア!?」 恒志朗「白州、禰宜田、赤ん坊を頼む」 異人男「フ、フフフ……ユニークな警察デスネ……イイでしょう刀はくれてやりまス しかしその『肉』は絶対渡しまセン!!」 異人男が懐から新しい指輪を出し嵌めると巨人がバラバラに崩れ散る 散った巨人の我楽多は空に浮き、異人男を取り囲む 異人男「氷術・氷室」 巨人の我楽多が異人男に吸着し氷が更に覆う エイリアンのパワーローダーのようなガンツのハードスーツみたいな構造 主人公へと殴りにかかる巨人鎧を纏う異人男。主人公は難なく避けるが拳で砕かれた瓦礫が瞬時に凍りつく 欠片で頬を少し切るがそのまま巨人鎧の腕へ切り込む恒志朗、刃は通らず浅い切れ込みだけが残る。 恒志朗「硬い」 異人男「ハハハハハナンセンス! アナタのは所詮スピード自慢と斬撃の単純動作!魔法の極意は多様性デスヨ!」 異人男は笑みを浮かべながら連打 瑠璃「あんな魔法まで……」 禰宜田「弥國どんどん足場悪ぅなっとるで!」 巨人鎧が砕いた場所は結晶のような形を保ち鋭利な剣山と化している。 恒志朗が避ければ避けるほどそれは増えていく 小さめの瓦礫剣山が着地した恒志朗の足に突き刺さる 恒志朗「ぐぅっ…………確かこの辺…よしあった!」 散乱する瓦礫と我楽多の中から杖を取り禰宜田へ投げる 恒志朗「禰宜田まだ魔法は出せるか!」 禰宜田「………!いやもう体力あらへん強力なのは自信ないで!」 恒志朗「充分だ『誰にでもできる超初歩魔法』を俺に撃て!」 禰宜田「……言うやないかい」 禰宜田は火炎魔法を発現し撃ち出す、恒志朗はそれを刀で受ける 異人男「バカか!?そんなド低級の雑魚魔法が効くワケないでしょう!爆ぜて凍レ!!」 巨人鎧の左拳が迫り来る 瞬間、巨人鎧の左手首から先がズリ落ちる。切断されたのは鎧の手のみで 中の異人男の手の先が露わになる 異人男(……何が起きましタ?一瞬円陣のような物が現れたと思ったら、斬られてタ……?) 恒志朗「中は斬らぬ」 異人男(イヤ、アレは魔法陣とはチガウ………アレは炎の太刀筋? 幾重にも同じ場所を斬り込ンデ………刹那の間ニ削げ落としたのですカ……!?) 恒志朗「剣術……否、魔法剣・火産霊(ホムスビ)」 異人男「バカな…バカなバカなバカなそんなモノが!そんなコトが!」 恒志朗「異国の者、死ぬのが正しい事があると言ったな……」 言葉よりも事態に困惑し、苦悶の表情を浮かべる異人男 恒史郎「俺は美味しいカレーライスが食べたい」 異人男「............は?」 恒史郎「風より早い自動車に乗りたい。世の為になる魔法を作りたい。」 泣き止んでいる赤ん坊、少し不安気に見ている瑠璃と祢冝田 恒史郎「命を物とするならば、この赤ん坊は新しきものだ」 恒史郎「最新の命は無限の可能性をもって最新の世を作る」 異人男「ナ......何が言いたいのデス!」 恒史郎「未来を絶やす所業など正しくは無い!間違いを正せ!」 異人男「そんなの分かるかアアアアアアア!!」 突進する鎧巨人、恒志朗は体を捻じりながら横向きに飛び回転する 鎧巨人の右拳直撃前に恒志朗の姿は見えなくなる。見えるのはその太刀筋、同心円のみ 鎧巨人の全体に無数の炎の同心円が出現、一瞬にして輪切りと化し散乱。露出する異人男。 指にも同心円が現れ指輪が砕け散る、戦意を失う異人男。 異人男の眼前に刀を突き立てる恒史郎 恒志朗「命をかける時は世を作り守る時だ!!」 ーー館の外、警察官が慌ただしく動き久丞、瑠璃、恒志朗、ボロボロのまま事情徴収 瑠璃「あ、教官殿ですわ……」 禰宜田「えっもう来てるの!?」 恒志朗「うむ……」 教官「お前ら、 好き勝手やってくれたな……自分達が何をしたかわかっているのか」 瑠璃「……」 禰宜田(あれ、怒られる雰囲気!?) 恒志朗「軽率な行動を取り危うく命を落とす所でしたぁ! 教官にも迷惑が至り誠に申し訳ありません!」 教官「はあ……もういい」 教官「今回捕まえた犯人は警察が以前取り逃がした容疑者でな、裏で違法魔術組織と繋がりのある人物だ 今回の件でようやく尻尾が掴めたと上は喜んでいる……お前らのお手柄だ。」 禰宜田「っしゃああああああ!」 瑠璃「あの……赤ん坊はどうなるんでしょうか」 教官「本当なら実親に返すのが一番だが、不可能なら施設に預けるべきだろう。 小耳に挟んだが引き取りたいという警官が何人かいるらしい。 運が悪ければ………貴様らの教え子になるかもなあ」 ニヤリとする教官、微妙な顔になる三人 教官「それと、弥國!」 恒志朗「はっ!」 教官「魔法が使えたそうじゃないか、どうやってだ?」 恒志朗「犯人の部屋にあったこれです、押収品ですので後ほど鑑識に渡します」 教官「妖刀か……柄に魔力が籠められているな、これと反応して魔法が発現した…… 身体強化の魔法だったらしいな」 恒志朗「はっ!」 教官「お前の父が最も得意とするのも身体強化術だ」 恒志朗「………」 教官「おめでとう弥國。ようやく父に一歩近づけたな」 少し涙目になる恒志朗 恒志朗「はいっ!!!」 教官「今度父の刀を持ってこい、杖から柄を作り特殊魔法用具として携帯を許可する!」 瑠璃「凄いですわ!」 禰宜田「良かったなぁ弥國」 恒志朗「………ありがとうございますっ!」 教官「だが教習の熾烈さも特別だと心得よ!」 恒志朗「はっ!」 ーー日本には海外から数多の文化や機器が流れ混み、そして"魔法"という技術も渡ってきた 人々は国の発展に歓び、同時に秩序の変革に混乱した。そんな激動の時をーー 『大正時代』という 終
https://w.atwiki.jp/pikuminbunko/pages/146.html
咲「教官、これ受け取ってください。」 そういって渡したものは、先ほど倒したモンスターの核だった。 モンスターも、ただ魔力に意志があるわけではない。魔力に意志が宿るにしても、ただ集まればモンスター、では危険すぎる。 なにがあっても破壊することができない、魔樹という樹がある。その樹の種子がモンスターの核となる。 元を断つことが出来ないので、産まれたモンスターを狩り続けるしかない。そのための戦闘技術育成学園だ。 教官「・・・色からして危険度A・・・まさか、倒したのか!?」 咲「そうですけど、マズかったですか?」 教官「いや、大丈夫だが、お前なぜ無傷なんだ?教官レベルでも無傷では倒せないレベルの敵のはずだが・・・」 教官は、間違ってはいない。確かに教官試験の最終課題は危険度Aランクのモンスターとの戦闘。 だが、無傷で達成したものはいままで一人もいない。 つまり、咲の能力は『異常』なのだ。 まず、二つ以上の能力を持つ人間など、いない。 あの身体能力も、能力なしにはあり得ない。そんなことをすれば、肉体が崩壊する。能力の使用は生命力を使用する。 一つの能力を持つだけで特別なのだ。二つの能力を持つことができる人間は、歴史上一人もいない。 ならば、咲が人間ではなければ?話がズレた。修正しよう。 教官「本当に、お前が倒したのか?」 あれこれ考えるよりも聞くほうが早いと判断したようだ。 咲「はい。そうですけど、どうかしましたか?」 さらりと答えられた。この様子だと、評価のために嘘をついているのではなさそうだ。 雷「横から口を出して申し訳ないのですが、テストはどうなっているのでしょうか?」 教官「ん?ああ、テストは行う。モンスターの駆除が終わってからだ。」 咲「ねぇ、雷。こっそり駆除手伝っちゃおうか?」 雷「はぁ!?何言ってんだよ!またAランクの・・・って、お前はいいよな。オレは死ぬんだぞ。逃げることもできず。」 咲「いいからいいから。さあ、行くぞー。」 雷の腕をつかみ、教官の視界からはずれると、咲が「屋上」と呟いた。 その瞬間、周りの景色が変わった。見た目から屋上のようなところとわかる。 雷「おい!人の話は聞けよ!ってかよぉ・・・お前いくつ能力あるんだよ?」 咲「いっぱいあるよー。他にも危険なものからふつーのものまでたくさん。」 常識が分かっていない咲の様子に脱力してしまいそうになるが、踏みとどまる。 雷「んで、どうすんだよ?」 咲「いちいち探してつぶすほど強くなさそーだしなー。数もいるんでしょ?だったら一気に倒しちゃおうよ。」 咲が何にしようかなー、とお菓子でも選ぶように考え始めたところで完全に雷は脱力した。 咲「よし、これにしようかな。第一プロセス中止。第二プロセス即時起動。宇宙創造を発動。」 空が一瞬だけ星空に変化し、いつも通りの空に戻った。 だが、いつもと違う点がふたつある。 まず、いくつもの星が浮かんでいること。そして、体が異常に軽いことだ。重力が小さくなっている。 咲「雷にも効果反映しておいたから、頑張ってね。すぐ終わるけど。」 そう言い残し、咲は上空へと跳びあがる。 雷「状況に適応しないといけないな。んじゃ、まぁ、手伝いますか。」 ポジティブに考え始めた雷は、重力の小さな抵抗を押し返し、咲同様跳んだ。 咲「さっさと片付けちゃおうかなー。どれを使おうかな?ウラヌス、プルート、うーん・・・ソルでいいや。」 ふたつの星が動こうとしたとき、それを押しのけて巨大な星が現れた。 ソル、その名の通り太陽。咲の使った能力の一部だ。 ソルが咲の真上に移動した。咲は右腕を突っ込む。 咲「標的確認、完了。総数73体。プロミネンス・アロー。」 少し間をあけてからソルに変化が表れる。無数の火炎弾が射出される。 不規則に見えるが、しっかりと標的に向かって飛んでいく。 ぴぎゃっ!と哀しげな悲鳴がそこらじゅうから聞こえる。 咲「ソル、もういいよ。ルナ、おいで。」 ルナ、と呼ばれた星-月が来る。 咲「核回収するから、引力で引き寄せて。学校はダメだからね。」 次の瞬間には核は全て咲の周りにあった。ルナはもう離れていった。 咲「さーてと、雷も何匹か潰してくれたみたいだし、戻ろうかな。」 集会所に戻った瞬間、校長に「春樹 咲!光陰 雷!てめぇらどこいってやがった!」 と、フルネームのおまけ付きで全校生徒の前で怒鳴られた。 咲「すみません。教官の静止を無視し、ドグマフの駆除を行いました。光陰 雷は、共犯ではなく、私が無理矢理連れていっただけです。彼に罪はありません。罰ならば、私だけに与えてください。」 あまりにも潔く、はっきりとそういったので、校長も一瞬だけたじろいだ。 校長「度胸あるな、お前。処罰は保留だ。とりあえず核を回収する。神田、受け取れ。」 神田「わかりました。春樹 咲、光陰 雷、核を渡しなさい。」 数の多さに少し驚いたようだが、回収してどこかへ持って行った。 校長「他のやつらはもう寮に戻っていいぞ。」 咲「え、ここって寮制なんですか?荷物持ってきてないんですけど・・・」 そんなこと聞かされていない。当然、用意もしていない。 校長「制度も理解していない、事件は起こす。気に入った。お前、どうせ反省文なんぞ書くよりも化け物との殺し合いのほうがいいだろ?」 わかっているようだ。理解してくれるのはありがたい。 咲「罰は、なんでしょうか?ご察しの通り、そうしていただけるとありがたいですね。」 校長「やっぱりおもしれぇやつだな。んじゃ、Aランク10体くらいでどうだ?まぁ、決定権はこっちにあるからな。おい、波間、用意しとけ。」 波間「ですが、校長!一年生がAランクと戦えば、10体いなくとも、1体で死にます!」 普通ならば、そうだろう。だが、咲ならば大丈夫だ。どちらかというと、反省文を書かされたらそれはそれで困る。ここで校長の意見を押しておかなければ。 咲「大丈夫ですよ、教官。この処罰を受けます。どちらに向かえばよろしいでしょうか?」 校長「あー、んじゃ、波間。用意するついでに連れてけ。」 波間という教官に連れられて、咲はどこかの教室へと移動した。 次からはセリフの前の名前消します。 -- (tensyu) 2009-02-27 16 19 51 おもしろいですね。次回作期待してますよ。 -- (かっちー) 2009-03-01 23 00 27 題名と中身かんけぇねーw -- (tensyu) 2009-03-03 16 00 39 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/nejitu3pachiri/pages/186.html
470デイバス開放まであと二週間となったある日、僕のパートナーとなるガーディアンズ隊員との初顔合わせの日となりました。 僕は大分なじんだGH-101の姿で、コロニーのガーディアンズ専用区画内を、教官に連れられて移動しています。 きょろきょろしながら移動していた僕が、 「この前の場所と、造りが少し違うんですね…Gコロニー居住区内部も場所によって差があるのかぁ」 そう言った瞬間、 ガスッ! 「いたたた…」 あちこちに気をとられて余所見をしていたせいで、左右に分かれるT字路をまっすぐ進んでしまい、通路の壁に激突してしまいました。 「おいおい、大丈夫か?」 「だ、大丈夫です」 ちょっとふらつきながらも、先を歩く教官の後を追いかけます。 「物珍しい所があるかもしれんが、もうちょっと気をつけて移動しろよ? これからは、ここがおまえの暮らす場所になるんだから」 「は、はい」 「ま、内心不安なのは仕方ないさ。 ――今度こそ、ちゃんとしたパートナーだといいな」 教官はわざわざ足を止め、僕を優しく撫でながらそう言ってくれました。 不安を押し殺すためにきょろきょろしていたのですが、それを教官に気づかれていだようです。 「はい…」 「行くぞ」 再び歩き出す教官を追いかける様について行きながら、僕は小さくため息をつきました。 実は、今までに僕のモニターとして当選した方は既に数名いましたが、その誰からもちゃんとした扱いをされることなく、僕はGRMに出戻っています。 今回で五度目の『初顔合わせ』ですが、上手くいかなければ、また出戻ることになります。 そうなれば、再び調整を受け、新たに選ばれた主人候補に引き合わされるでしょう。 出戻る度に思い知らされます。 僕達パートナー・マシナリーがただの『物』でしかないという事実に。 ………憂鬱になってきましたが、嫌なことを思い返して、自分から落ち込む必要は無いですね。 「そういえば、今度の僕のパートナーって、どんな方ですか?」 気分を変えたかったという意味もありますが、気になっていた事でもあるので、教官に質問してみました。 盛大な間が空いて、教官は大きくため息をつきました。 「女性ニューマンなんだが、素行不良の問題隊員でね。 正直言って、お前のモニターに応募している事そのものが、俺には不思議なんだが…」 足を止め、少し考え込む教官。 素行不良の女性ニューマンって、一体どんなヒトなんだろう? というか、モニター募集に応募したこと自体が不思議って… ま、とにかく、当人に聞いてみれば済むことですね。 「それで、その方の部屋は…」 「ん?ああ、この部屋だ」 すぐ側にあるドアを親指で指し、教官はドアに向き直ります。 「ソル」 「はい?なんでしょうか」 「とりあえず、俺の後ろにいろ。俺が合図するまでは、前に出るな。いいな?」 「は、はぁ…了解です」 一体、どういう事なんでしょうか? 教官は僕を後ろに下げ、つやを抑えたグレーのドアの脇に立ち、ドアの手動開閉のスイッチを押します。 ぷしゅ~ 「はぁっ!」 部屋のドアが開いた瞬間、気合のこもった女性の声と共に、小柄な人影が教官に襲い掛かりました。 教官は軽く半身を捌いて人影を避け、同時に、殴りかかってきた右腕の手首を掴むと、脚払いをかけさせます。 すると、まるで手品のように人影は宙を舞い、軽い音を立てて床に背中から落とされました。 人影は舌打ちしつつ手を振り解いて起き上がろうとしますが、教官はその額に向けて、何時抜いたのか分からないナイトウォーカーを突きつけ、動きを封じます。 「くそっ、殺せ!殺人者ども!殺せってんだ!」 僕は教官の背中側にいるのでその姿がよく見えませんが、通路にひっくり返ったまま叫び声をあげているのは、ちょっと小柄な女性です。 「これで通算38回目の『死亡』だな」 あきれきった様子でため息をつく教官。 まばらな通行人も、またか、といった様子で肩をすくめ、通り過ぎていきます。 「お前もいい加減にするんだな。 今のお前じゃ、誰にも勝てやしないし、誰も守れやしない。 何度、俺に言わせれば気が済むんだ。 それから、今現在もガーディアンズの素行問題隊員トップ10に入りっぱなしなんだから、外での言動くらい取り繕え」 教官は淡々と言いながら、ナイトウォーカーをナノトランサーに収め、両手で彼女を起こします。 「ふん、教官面して…」 「そりゃ、俺はお前の指導教官なんだ、仕方ないだろ? ぶつくさ言ってないで、部屋に入れ。 ―――お前も入って来い」 教官は女性を部屋に押し込みながら、僕を部屋に入るように促します。 僕は促されるままベッドのある部屋まで移動して、やっと彼女をちゃんと見ることが出来ました。 標準よりもやや小柄な女性ニューマンで、赤みの強い茶色の髪、深い青色の大きな瞳が印象的ですが、何よりも、身長に見合わない大きな胸が、真っ先に視界に入ります。 「今日、俺が来た理由はこいつをお前に預ける為だ」 教官が僕を、彼女の前に連れ出します。 「470のモニターに応募しているとは知らなかったが… 今日から、こいつが新しいお前の―――」 ばしっ! 突然聞こえた、肉体同士がぶつかり合う鈍い音。 「――何故、止める。 こいつはもう、あたしの物だろ?どう扱おうが、あたしの勝手じゃない」 浮いてる僕の真横には、彼女のすらりとした脚が伸ばされ、それを手でつかんでいる教官。 一体、何をしてるんでしょうか? 「駄目だ。 モニターに応募した以上、お前はこのPMを470まで育て、レポートを提出する義務があるんだ。 こいつを破壊してみろ、今度は謹慎ぐらいじゃすまないぞ」 そこまで話を聞いて、やっと事態が飲み込めました。 どうやら僕は、彼女にいきなり蹴り飛ばされそうになっていたようです。 それも、僕を壊すことを前提として。 ヒトならば冷や汗をかくところですが、僕の場合はリアクターが不安定になって、へなへなと床に着地してしまいました。 「知らないわ、そんな事。 あたしは、パシリが壊せるなら死んだってかまやしない」 自虐的な笑みを浮かべ、僕をにらみつける彼女。 どこか虚ろでありながらその狂気にも似た眼差しに、僕は及び腰になって、転がって逃げようとしましたが、教官はそんな僕を片手一本で軽々と捕まえます。 そしてボールを扱うように、僕を指先の上でくるくると回して、最後に両手で回転を止めると彼女の正面へ突き出します。 ひぇ~、目が回るぅ…僕はボールじゃないよぉ… 「いいだろう、そこまで言うなら、こいつと戦ってみな。 お前が勝てば、俺はこいつを壊したことに関しては見ない振りをしてやるし、お前の行動をとやかく言わない。 その代わり、こいつが勝てば、お前はこいつをちゃんと育ててレポートを書かなければならないし、今後はこいつを含め、PMを破壊することもしてはいけない」 親指の爪を噛みつつ考え込んでいましたが、 「…わかった。その条件、忘れないで」 と、承諾する彼女。 「一つだけ、ハンデはつけるぞ?こいつはまだ101だからな」 「どんなハンデ?」 「俺の入れ知恵だ」 「いいわ、それなら」 どういう訳か、僕がほったらかしで話がついてしまいました。 「と、言う訳だ。あいつをぶちのめせ」 教官がやっと僕から手を離して、そう言いました。 最初、彼のその台詞は聞き間違ったものだと思い、聴覚センサーを自己診断しましたが、センサーは正常です。 「ええ~っ!今の僕でなんとかなる訳無いじゃないですか! 470の姿だったとしても、勝てるかどうか怪しいのに! 大体、僕の意見なんて何処にも無いじゃないですか!」 嫌がって大声を出した僕に、教官の冷静なつっこみが入ります。 「そうは言っても、不測の事態でも起こらない限り、何らかの評価が出るまでは、お前は帰るに帰れないだろうが」 う、それを言われちゃうと… 僕は諦めがたっぷり詰った溜め息を吐き出しました。 「分かりましたよ、やりますよ、やればいいんでしょ、やれば。 ………どう考えても、勝てそうに無いですけど」 僕は不機嫌さを声にして、教官にぶつけます。 「大丈夫だ、心配するな。いいか…ゴニョゴニョ」 教官は僕に顔を近づけると、やっと聞き取れるくらいの声でアドバイスをしてくれます。 「…、分かったか?タイミングが大事だぞ?」 「はい、何とかやってみます……」 勝負するには手狭なので、僕と彼女は、何も無い展示スペースで立ち会うことになりました。 「勝敗は、膝を突くか、倒れるか、床に落ちた場合だ。 ありえないとは思うが、死んだり破壊された場合もこれに含まれる。 ―――始め」 教官が説明の終わりと同時に出した合図に合わせ、彼女は僕に蹴りを放とうとします。 同時に僕は、彼女の間合いへ飛び込んで、そのまま彼女の頭に思いっきり体当たり! ガン!「ふぎゃ!」 金属が硬い物にぶつかった音と、彼女の奇妙な悲鳴が部屋に響きます。 「~っ、いたたた…今日はこんな事ばっかり」 おでこの硬い所に思いっきりぶつかったせいで、ちょっぴりボディが変形しましたけど、とりあえず後回し。 「く~っ、よくもやっ」 どさっ 膝が砕けたかのように、蹴りのポーズをとったまま背中から倒れる彼女。 「あ、あれ?どうして、あたし、倒れた?」 はぁ~、なんとか上手くいった。 「は~い、そこまでぇ」 気の抜けた教官の合図で、この勝負は終わりました。 「それじゃ、俺は帰る。手続きとか、ちゃんとやっとけよ、二人とも」 僕達にそういうと、振り返りもせずに、教官は部屋を出て行ってしまいました。 「……」 「……」 なんか、妙にしらけた間が空きました。 最初は教官の出て行った入り口を見ていた僕達ですが、自然と互いに目が行き、目が合ってしまいました。 そして、再び妙な間が空きます。 色々話がしたいのに、彼女にどう声をかけたものか… 教官がいなくなったら、こんなに話しづらいなんて思いませんでした。 不意に彼女が立ち上がろうとして、よろめきながらしゃがみこみました。 「急に立っちゃダメですよ、脳震盪起こしてるんですから!」 僕はあわてて彼女を支える位置に移動します。 「脳震盪…そっか、私の蹴るタイミングに合わせてバランスを崩し、脳震盪も利用した訳か。 でも、あたしにそんな隙、」 彼女の独り言なんでしょうが、僕はそれに答えます。 「十分ありましたよ」 「…素手格闘技で有段者のあたしに、隙?」 不満とも取れる困惑の表情で聞き返す彼女に、僕ははっきりと言いました。 「十分、あったんです。 教官が教えてくれたのですが、あなたの動きは非常に鋭く、素早いのですが、何処か心ここにあらずといった感じです。 僕の場合、戦闘はデータでしか知りませんが、今のあなたでは、仲間はおろか自分も死ぬ可能性が高いでしょう」 僕という支えからゆっくりと身体を離し、両目を片手で覆い隠して、くつくつと笑い出す彼女。 「やっぱり、あたしはあの時、死ぬべくして死んだんだ…」 そのまま笑いながら、彼女の頬には涙が流れ落ちて行きます。 「メム…」 今の僕は彼女を主人と呼ぶ事が出来ず、そうに呼びかけました。 「…ゴメン、少しほっといて」 よろめきながら部屋を出て行く彼女を、僕はあせって引き止めようとしましたが、そっと片手で部屋の中に押し込まれてしまいました。 「メム!ちょっ…」 ぷしゅ~、ピピピピ、がちん。 む~、ご丁寧にも鍵までかけていきました。 仕方ない、教官に連絡するしかないですね… 僕はビジフォンで連絡を入れて事の詳細を伝えると、画面の向こうで教官が盛大なため息をつきました。 『しょうがない奴だ… 分かった、ロックは解除してやるから、お前はあいつを追いかけろ。 多分、オロール展望台にいるはずだ』 「え?でも、第3形態までのパシリは、市街地を単独で…」 『そいつは建前だ。いいから、さっさと追いかけろ。 お前、あいつのパートナーになるんだろ?どんな奴なのか、自分で話を聞いて来い』 そこで唐突に通信が切れ、ドアのロックが解除されました。 まったく!自分勝手な彼女もなんですが、教官ってば、彼女のことは僕に丸投げですか!もう! 二人の態度に内心怒りながらも、僕は彼女を探しに出かけます。 教官の態度は腹立たしいですが、後から考えれば至極当然のことでした。 だって、これは僕と彼女の問題だったんですから。 ―――Gコロニー、オロール展望台――― あたしは展望台の壁に寄りかかりながら座って、強化ガラス越しに見えるニューデイズを眺めていた。 「やっぱりパシリのモニターになんて応募するんじゃなかったかな…」 思考が呟きとして漏れ、同時に溜め息がこぼれる。 陰鬱な気分に浸りながら、あたしは展望ドームをただ見上げていた。 不意に気配を感じて、あたしは座ったままながらも身構える。 僅かに間が空いて、 ぷしゅ~ 「まったく、ひどい目にあいました~」 愚痴をこぼしつつ、ふわふわと飛んで展望室に入ってきたのは、なんの変哲も無いGH-101。 すぐに周囲を見回し始めると、あたしに気づいたようだ。 「ここにいたのですか、メム」 そう言いつつ、私の方へ向かってくる。 この声、この言い回し…こいつは、教官があたしの所に連れてきた奴か。 周囲に教官の姿や気配を探してみるが…無い。 しかし、道中にSEED達がいる連絡通路をどうやって突破してきたんだ、こいつは? 「メム?具合でも悪いのですか?」 気づくと、101はあたしのすぐ側まで来て、ぷかぷかと浮かんでいた。 「…別に平気。痛っ…」 さっき、こいつが体当たりしたおでこに突然痛みが走り、反射的に手で押さえた。 「あの、その…ごめんなさい!体当たり、加減できなくて…」 どこかおどおどした様子で謝る101。 「いいよ、謝らなくて。勝負に怪我はつきものだから」 そう言いつつ、しゅんとしたこいつを、あたしは反射的に撫でてやっていた。 それにはっと気づいて、あわてて手を引っ込める。 あたし、パシリは嫌いなはずなのに、どうして… ――ううん、違う。そうじゃない。 本当は、そうに思い込もうとしてただけだって、ちゃんと分かってる。 パシリなんて『嫌い』、『憎むべき対象』、そうに思い込みたかった。 『こいつらに復讐する為にあたしは生きてる』 あたしは『あの時』からずっと、自分にそう言い聞かせ続けてきた。 そうしなければ、自分が自分でいられなかったから。 この手でパシリ達を壊し続ける事でしか、自分を保てなかったから。 こいつを、この101を撫でてやったこの手で… あたしはそんな事を考えながら、101を撫でた自分の手に視線を落とし、そして、ぎょっとした。 手にべっとりと油か何かがついている。 「あんた、どっか壊れてるんじゃない?!」 あわてて101をつかんで全体を見てみると、いくつもの小さな、けれどそこそこ深い傷跡がボディに残っていて、そこからじんわりとオイルみたいなものが滲んでいる。 「え?あははは、大した傷じゃありませんよ。 外装に傷が入って、衝撃緩和用のジェルが滲んでいるだけです。 連絡通路を通り抜けようとして、デルセバンの攻撃が避け切れなくて、少しかすっただけですから。 自己修復機能もありますし、暫くすれば勝手に直ります」 お気楽な調子で説明されて「はいそーですか」で済ませられなかったので、あたしはこいつにモノメイトを使って、傷を治してやった。 「なんでこんな怪我してまで、ここに来たの!」 あたしが思わず大声で怒鳴ると、下を向く101。 「だって、僕はあなたに用があったのに、話も聞かないで部屋からいなくなってしまったから…」 またしゅんとなってしまったこいつに、あたしはそのまま怒鳴りつける。 「あたしは、少しほっといて、って言ったわ! それなのに、どうしてついてきた訳?!」 「…」 つかんだままの私の手からするりと抜け出し、後ずさる101。 「…そうですよね、待ってれば良かったんですよね。 僕、部屋に帰ります」 しょんぼりとした雰囲気を漂わせながら、連絡通路に向かって移動し始める101に、あたしはなんだか無性に腹が立ってきた。 「待ちなさい!あんたはあたしに話があってここまで来てるのに、あんたが肝心な話を何も言わないで部屋に帰るなら、あたしはあんたをGRMに熨し付けて返すからね!」 「メム…」 「それ位の我は通しなさい!」 ビシッ!と指を突きつけ、あたしは言い切る。 すると、躊躇いながらも、101は戻ってきた。 「――それで、あたしに話って?」 ずばりと切り出すと、101はちょっと躊躇ってから、 「僕に、名前をつけてください」 と、言い出した。 「名前?」 思わず聞き返してしまったが、普通は最初に型番以外の名前なんてついていないのを思い出した。 「慣例的にそうなっていますし、それをしないと僕があなたのパートナーとして登録されないんです。 少なからず、今日中にしておかないと、僕、『また』GRMに戻ることになるんです」 「…『また』?またって、どういう事?」 一瞬、聞き間違えたかと思ったが、そうではないみたい。 俯き加減に視線を落とし、ぽつぽつと話し出した101。 「…実は、メムは五人目の当選者なんです。 今までの四人は、いろいろな事情から、当選していたにもかかわらず僕のパートナーになれなかったんです。 不正行為や不正二重登録、当選者の義務の不履行、そしてある一人は僕を売りさばこうとしました。 そして、その誰もが、僕に名前をつけてくれませんでした」 表情アイコンで顔に影が落ちた101の声は、何処か不安と悲しみに彩られていた。 それは、ちいさな玉っころの、大きな苦悩。 「そうだったの…」 自然と胸に熱いものがこみ上げてきたあたしは、そっと101の丸いボディをつかみ、ゆっくりと抱きしめた。 「あんたも辛い思いをして来たんだ」 「…え?あ、あ、あ、あ、あの、ちょっと、メム!」 突然、101がわたわたと動くので、あたしはちょっといぶかしんだ。 「何?苦しい?抱きしめるの、ちょっと強かった?」 「いえ、そ、その、胸が…」 101の頬に当たる部分に、ピンクの楕円形のアイコンが出ている所を見ると、どうやら照れてるのか、恥ずかしがってる様子。 「ぼ、僕、元々男性格の性格設定で固定されてるから、その、ちょっと、あなたの胸に押し付けられるの、恥ずかしいんです!」 「…ぷ、あはははははははは」 あたしは思わず笑い出した。 パシリがこんな事言うなんて、思っても見なかったから。 今時、小学生でも言わないような台詞に、あたしは笑いが止まらなくなった。 そして、この101を、自分の胸にぎゅっと押し付ける。 「や、止めてください!」 「止めない!あんたはあたしのパートナーなんでしょ?これから先、こんな事なら何度もやられるのに、今から恥ずかしがってどうするの?!」 あたしは笑いながら、ふと、もぞもぞ動く101に目を向けると、赤みがかった金髪の少年のイメージがダブって見えた。 まるで、太陽のようなその髪の色に、名前がひらめいた。 「決めた、あんたの名前はソル!古い言葉で『太陽』って意味がある言葉よ」 「え?!」 「あんたを見てたら、不意にそんなイメージがダブったの」 急に動くのを止め、何かにあっけにとらえた様子の101。 「何?不満なの?」 あたしが意地悪くそう言うと、101は慌てふためいた。 「ち、ちがいます、そうじゃないんです! それ、僕の開発時の識別名称と全く同じなんです! 開発コードGH-XY1、型式GH-470-X1、製造ロットPMLA01S.O.L.-X1、識別名称ソル! 僕は、そうに呼ばれていたんです!」 101が叫ぶように言い放った。 今度はあたしがあっけにとられ、101を開放した。 「偶然にしては出来すぎです!僕の識別名称をご存知だったんじゃないんですか?!」 「そ、そんなこと、ない、よ… だって、ほんとに、ぱっと、思いついたんだから… ほ、本当だからね!」 あたしはあまりの偶然にびっくりして、言葉が途切れ途切れになりながらも必死に弁明すると、本当に偶然なんだと、101も納得した様子。 「…僕は、僕は来るべくしてあなたの所に来たのかも知れない。 ―――名称登録完了、僕の名前はソルです。 ご主人様、初めまして。そして、これからよろしくお願いします」 「――よろしく、ソル。 あたしの名前は、カエデ。カエデ・タチバナ。 あたしを呼ぶ時はマスターか、カエデ、って呼んでくれると嬉しいな」 「はい、マスター」 ソルの返事は、何故かとてもうれしそうに感じられた。 それを聞いたあたしは、心の中に凝り固まった重苦しい何かが溶け、消え去っていくのを感じた。 「マスター、どうかしたのですか?」 突然、不思議そうな声色で私に問いかけるソル。 「ん?どうして?」 「さっきまでは暗い表情だったのに、今はとてもうれしそうな顔をしているから…」 あたしは知らず知らずのうちに、微笑んでいたらしい。 「そうね、嬉しいんだと思う。 今まで悩んでいた事が嘘みたいに消えちゃったから。 ―――あんたのお陰だよ?」 「え?、僕の、ですか?」 「そう、あんたのおかげ」 「…どんな事を悩んでいたんですか?」 一瞬、『あの日の出来事』が脳裏をよぎる。 でも、もう大丈夫。自分を誤魔化さずに受けとめられる。 あたしはソルを優しく撫で、微笑んでみせる。 「後で話してあげる。 ――さ、部屋に帰ってお祝いしよう!今日はあたしに家族が増えた記念日なんだから!」 あたしはソルをひっ捕まえて、連絡通路へ駆け込んでいった。 「あたし、明日から頑張るからねー!あんたも頑張るのよー!」 「ちょ、離して下さい、マスター!僕は一人でも…」 ぷしゅ~ 通路と展望室を遮る扉が閉まるのと同時に、誰もいないはずの展望室に小さないため息が響く。 「やれやれ…(ピポッ)父様、ソルくんは無事に登録されました」 父様に連絡を入れると、ほっとした感じの声が返ってきました。 『そうか、ご苦労さん。 二人とも、早く帰ってこい。今日はもう店じまいだ』 「はい、分かりました(ビュゥン)」 私は父様との通信を切り、押し殺した気配を開放して、フォトンミラージュの迷彩を解除しました。 「やっと、ちゃんとした主人にめぐり合えたようね、ソルくん」 「そうね」 私の隣ではガーネッタが、肩の荷が下りてせいせいしたという感じで、帰り支度を始めていました。 「ねぇ、ガーネッタ」 「何?」 「カエデの村の事、憶えてる?」 「…うん」 ガーネッタの手が止まり、苦悶の表情を抑えているのか、眉間に小さくしわがよっていた。 「あたし達がもう少し早ければ、あんな事には…」 「でも、間に合わなかった」 私達はあの時の事を思い返し、押し黙ってしまいました。 「――――もう、過ぎた事よ。過去は変えられない…」 沈黙を破って吐き出すように言い、言葉尻を濁すガーネッタ。 「そうね… ―――私達、彼女に話せる時が来るのかしら。私達が、彼女の故郷を殺処分したという事実を。その真相を…」 私はふと、ナノトランサーから汚れた一組のイヤリングを取り出し、それをじっと見つめます。 本当は眩い銀色の光を放つはずのそれは、赤黒いもので染め上げられていました。 「すべての運命は星霊のお導き。 語る必要があるなら、いずれその機会はやってくる。それが必然なら。 ―――帰りましょう、今日の私達の役目は終わったのだから」 私達は、ドームの強化ガラス越しに輝くニューデイズをじっと見つめ、それから立ち去りました。 あの惑星で同じ過ちが繰り返されない事を願いながら。 ―――おわり―――
https://w.atwiki.jp/rodhhouse/pages/511.html
24. 到123,290 找奧圖 他會給奧圖的信件 跟 巧克力派 1個 mid_camp 123,290 奧圖 [玩家] 你是奧圖嗎?! [奧圖] 嗯? 你找我有事嗎? [玩家] 我是替魯根教官來看你! 聽說你身體不好 [奧圖] 魯根竟會這麼擔心我 他也真是的... 只是小感冒而已, 他那愛大驚小怪的毛病都沒變... [玩家] 這就太好了, 啊.. 還有教官他寫了這封信給你 魯根的信件 = 0 魯根的信件 0 [玩家]呃...信跑去哪了呢..[奧圖]......[關閉] - 接下列對話 - [奧圖] 他有信要給我? [奧圖] 寫信呀... 有點噁心呢...哈哈 - 雖然嘴裡說著噁心 但奧圖也滿臉笑容地 雙手收下了信 ‐ [奧圖] 這就是魯根的信吧 哈哈、那我收下了 [奧圖] 這位冒險者 我也能拜託你送信嗎? ‐ 說完之後 奧圖就拿起了筆開始寫了 不消一會就把信寫好了 ‐ [奧圖] 那麻煩你把我的回信和 健康的消息轉告給魯根吧 刪去道具 魯根的信件 1個 ep13_newbs → 24 取得道具 奧圖的信件 1個 取得道具 巧克力派 1個 任務更新 11099 → 11100 [奧圖] 這巧克力派就送給你吃吧 還溫的哦 [奧圖] 拜託你了 啊、還有 跟他說 要是我拿到了休假 我就會去找他 [玩家] (把奧圖的信 交給教官魯根吧) [ 關閉 ] 聯合營地的人們_25 再對話: 奧圖的信件 = 0 奧圖的信件 = 1 [奧圖]你是說把信弄丟了嗎?那我重新寫給你好了[關閉]取得道具 奧圖的信件 [奧圖]哈哈哈真有他風格的文章呢‐ 奧圖滿臉笑容地讀著教官魯根的信 ‐‐ 還是不要打擾好了 ‐[關閉] 事件觸發前的對話: [奧圖] 把營地作為中心點 東西兩個方向的環境 都完全相反 [奧圖] 這到底是自然形成 還是人工造成呢? 這真是有趣了 [關閉]
https://w.atwiki.jp/sakaki-gunparade/pages/40.html
既刊一覧へ 自然休戦期間近の五月上旬、幻獣軍は突如猛攻を開始。 教官達には「生徒を前線に残し教官のみ本土に退避せよ」との命令が。 しかし三人はこれに反発し、生徒達と共に脱出を試みる。 来須潜入、幻獣領へ ストーリー 五月一日のテロにより司令部ビルが爆破されるも、 自然休戦期を前に兵達の表情に弛緩が垣間見える中、 来須は準竜師の執務室にて依頼を受ける。 「共生派の指導者を処理してもらいたい」 午前二時、自衛軍演習場より一機のヘリが離陸した。 登場人物 にやりと笑う 芝村準竜師 美貌の切れ者副官 ウィチタ更紗 千翼長 あなた達を信じている 善行忠孝 司令 無表情な 来須銀河 真実はどこにあるのか 瀬戸口隆之 怒るのが趣味のアルバトロス 千田中尉 お伽噺を語る校長先生 野間道夫 村長 髪をひっつめた不機嫌な若い女 道に迷ったサラリーマン 河合 純粋無垢で懸命な 木村緑子 やきがまわった 蔦カズラ 荒波小隊、危機一髪! ストーリー 三月末の戦闘で負傷し、郊外の演習場にて教官役を務めていた荒波に、 基地司令より通達が下る。 「壊滅した小隊を再編するにあたり、君の下の複座型二機を配属する」 登場人物 自衛軍演習場 基地司令 養成遅延に文句をつける 岩熊 大佐 教官役 別格の天才 荒波 中佐 土木一号 操縦手 村井 十翼長 砲手 田中 十翼長 土木二号 操縦手 兼オペレータ 藤代 十翼長 砲手 島 十翼長 試作実験機小隊 司令 畑違いの 栗田 中尉 特権・階級に敏感な 補給部中尉 5121の地味なやつ 最大最後のイ号作戦 ストーリー 今回の目標は、関連部品を総ざらいしてくること。 それじゃ行きなさい!骨は拾ってあげるから! 深夜二時 熊本駅物資集積所 最後の作戦が始まった―― 登場人物 強制はしない 原素子 整備主任 スリルを楽しむ 中村光弘 不敵な 岩田裕 吹聴する天才参謀 茜大介 本当は怖い 森精華 熊本駅物資集積所 所長 融通のきく出向少佐 ゲート担当の趣味仲間 スネーク 高田 百翼長 杓子定規の 憲兵中尉 眼鏡スーツの一介のサラリーマン もうひとつの撤退戦 ストーリー 第62戦車学校の生徒達を無事に送り出した本田、坂上、芳野たちは、 現在第87戦車学校の教官を受け持っていた。 学校が発足して三週間余り。 自然休暇期間間近、 自分達が出撃することはあるまいとたかをくくっていた生徒達は、 授業よりも食料を調達することに熱心だった。 そんな中、突然下された通達は、 「本日をもって87戦車学校は 〇九六六独立駆逐戦車小隊として陣地に移動して警戒態勢に入れ」 というものだった。 彼らの生き残りを懸けた戦いが始まったのだ……。 魔法は解け、奇跡は終わろうとしている。 登場人物 第87戦車学校教官 良心を優先する 坂上久臣 大尉 射殺上等の 本田節子 中尉 開店休業の 芳野春香 先生 〇九六六独立駆逐戦車小隊 恰好だけの八方美人 委員長改め小隊長 椎名 百翼長 イライラのイラ子 斎藤弓子 自称芳野ファン 水野 野郎は化ける 青島 輪の中心にいた 小峰 空気に流される 細田まなみ 自衛軍旧第十七歩兵旅団 箕田 少尉 口外すると人生が終わる 低い声の男 大人びた長身のハンサム学兵 大破1、任務続行 ストーリー 紅稜女子ソフトボール部、最後の試合、 相手チームの打球は弧を描き、青空に高々と舞った。 そして翌日、朝礼にて髭の中尉が志願兵種を募る中、佐藤が叫ぶ。 「ソフトボール部部員一同、戦車兵を志願します!」 登場人物 紅稜女子α小隊 一号車モグラ ソフトボール部キャプテン 佐藤 小隊長 ヘボピッチャー 神崎 二号車オケラ 車長 ショート 橘 三号車ズボラ 車長 レフト 榎本 ライト 川上 髭の教官 那智 中尉 ソックスハンター列伝 ソックスギャルソーンの憂鬱 ストーリー 「…わかった。条件を呑もう」 茜はがっくりと肩を落とし、中村と岩田はにやりと笑った。 「そこまでだぜ」 ぎょっとして顔をあげるとそこには―― 登場人物 気難しげな 中村光弘 薄笑いの 岩田裕 務めを果たす ソックスギャルソーン 三行分もの会話ができる密偵役 滝川陽平
https://w.atwiki.jp/daigaku_juken/pages/135.html
#blognavi ■帯広空港離陸 28日午前9時半ごろ、帯広空港を離陸した航空大学校の訓練機(4人乗り)が緊急信号を出し、行方不明になった。同日午後2時ごろ、空港の西北西約30キロの山中で墜落しているのが見つかった。道警は機長の田中賢二郎さん(44)ら教官2人と訓練生1人とみられる遺体を収容した。付近で救助された訓練生1人はやけどを負い軽傷。 運輸安全委員会は同日、調査官2人を現地に派遣。道警は業務上過失致死傷の疑いで捜査を始め、29日にも航空大帯広分校(帯広市)を家宅捜索する方針。 道警によると、遺体は田中さんと教官の森園隆二さん(45)、訓練生の藤井一朗さん(23)とみられる。28日午後に芽室町内の林道で救助された男性は訓練生の川口勇さん(23)と確認され、「墜落後、自力で1時間半ほど歩いた」と話しているという。 航空大の説明では、この日は低空での操縦と計器飛行の訓練を予定。午前9時11分に離陸し、3分後に訓練空域に入るとの連絡があったが、その後は交信が途絶えていた。機体は芽室町の剣山付近の斜面で大破しているのを自衛隊のヘリコプターが見つけた。事故当時は田中さんと川口さんが操縦席にいたとみられる。 道警に対し、川口さんは「計器飛行中、雲の中にいて何も見えなかった。視界が開けると山が迫り、教官が回避したが間に合わず、激突して燃え上がった」と証言。航空大関係者に対しては「田中教官の『あっ』という声とともに地面に激突した。エンジン付近から火災が起き、脱出した」と説明しているという。 航空大によると、田中さんは航空自衛隊出身。森園さんは海上自衛隊や民間航空会社を経て、教官になったという。 (朝日新聞7/29) カテゴリ [ニュース] - trackback- 2011年07月29日 10 31 43 #blognavi