約 3,475,731 件
https://w.atwiki.jp/monaring/pages/3523.html
研ぎすまされた知覚 3青青 エンチャント 研ぎすまされた知覚が戦場に出たとき、あなたは手札をすべて捨てる。 あなたのドロー・ステップの開始時に、カードを1枚引く。 1版の 489 [部分編集] 本家からの確定再版 イラスト /ヽ l⌒l l⌒l /ヽ ∧ / / | | | | ヽ ヽ ∧ / / | | | | /ヽ /ヽ | | | | ヽ ヽ | | | | | | / / ヽ ヽ | | | | | | __ ´、`ヽ \ \ヽ ヽ | | / / \ \ | | / // /,-'' ~ ,-' ヽ `ヽ y v / \ v y /´ ,''' ヽ_ / ヽ _/ ヽ / .∧ ∧. ヽ / ヽ | / ヽ / .ヽ | / | | / `、 / ヽ | | | γ  ̄ ̄ ̄ ∨ | | | | | ,,-'' ̄ | | | |  ̄\ / | | -=・=- -=・=- | | ヽ | | | \___/ | | | | | |ヽ \/........... /| | | ヽ | |lll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lll| | / ヽ | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | / ヽ | |;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;| | ,-'´ `ヽ、 ヽ ノ;;;;;;;;; ;;;;;;ヽ ヽ ,-'´ `ヽ、_,,ノ;;;;;;;;; ;;;;;丶、_,,-''´
https://w.atwiki.jp/omitate/pages/609.html
メニューページで#nomenu2()プラグインはご利用できません。3カラムでなく、2カラムのデザインテンプレートをご利用ください。 力士情報 +... 栃乃洋 泰一 豊桜 俊昭 西前13 現位 東十2 春日野 部屋 陸奥 石川県七尾市 出身 広島県広島市安佐北区 186.0cm 身長 181.0cm 160.0kg 体重 134.0kg 1974/2/26 生年月日 1974/3/12 1996/1 初土俵 1989/3 1997/5 初入幕 2003/11 629勝638敗(0.496) 通産成績 529勝595敗(0.471) 幕内成績 43勝47敗(0.478) 直近6場所 8勝7敗(東前14) 先場所 6勝9敗(東前17) 左四つ、左下手十分 取り口 突き押し、(右四つ) 寄り切り、突き落とし 決まり手 引き落とし、突き落とし ※戦績は先場所終了時まで 不戦・決定戦を含み前相撲を除く 星取表 +... 栃乃洋 豊桜 決まり手 相手 日 相手 決まり手 1 過去の対戦 栃乃洋 6-4 豊桜 +... 年 場所 日 位 栃乃洋 決まり手 豊桜 位 備考 8年5月 12 東下13 ● 寄り倒し ○ 東下10後藤(栃乃洋)立田川部屋(豊桜) 16年9月 6 西前3 ○ 送り出し ● 東前5 ↓栃乃洋、↓陸奥部屋 17年9月 12 東前17 ○ 突き落とし ● 西前11 17年11月 10 西前17 ● 引き落とし ○ 西十1 18年3月 13 西前12 ● 引き落とし ○ 東前14 18年7月 8 東前12 ○ 押し出し ● 西前14 18年11月 8 西前5 ○ 押し倒し ● 東前8 21年11月 7 東十2 ● 突き落とし ○ 西十3 22年3月 11 西十2 ○ 突き落とし ● 東十9 22年9月 6 東前14 ○ 送り出し ● 東前17 6 4 特記事項 栃乃洋 豊桜 御目当 この取組ページへの御来訪者数です 昨日 - 今日 - 御見立 予想・展望・応援をどうぞ 結果の書き込みはお控えくださいますようお願いします 名前
https://w.atwiki.jp/gamerowa/pages/127.html
託された希望(4)◆dGUiIvN2Nw 託された希望(3)に戻る 「駄目です!! ぜったいに行っちゃ駄目です!!」 「もう…どっちも……終わった。さっさと……結果だけ…でも」 必死でレミリアを押さえていたアドレーヌは、その言葉で我に返ったかのように振り返った。 死屍累々。そんな言葉がこの場所ほど似合う所もないだろう。家具はもちろん、天井、壁、地面、どれもボロボロ。 そして、それよりも酷いのが、そこに散らばる死体の山だ。 腕、足、胴体。斬り刻まれたそれが一帯に散らばっている。その中で膝をついたまま微動だにしない騎士が一人いた。力を振り絞り、その命をも使い果たして放った一閃は、確かにこの戦いを終結させた。 もう一方では、未だ爆煙が舞っている。敵が潜伏していてもわからない状態だが、幽香が少しふらついた足取りでこちらに歩いて来ていることから、勝負は決したのだろう。 「幽香さん! 無事だったんですね」 心の底からほっと溜息をつく。 「…あら。……ボロ…ボロ……じゃない。…最強の…妖怪じゃ……なかった……の?」 「……あんたの方がよっぽどボロボロでしょ」 二人の悪態にも、前ほどの元気はなかった。 「シルバーは死んだわ。完全な不死ではなかったようね。彼についての事情は…まぁ、だいたいわかる」 幽香はあっさりとその死を口にした。不死であったシルバー。デデデに致命傷を負わせた、本当なら憎むべき敵。しかし、最後には改心し、味方になってくれた。 アドレーヌは、複雑な感情を抱きながらも、ちゃんとその冥福を祈ることができた。 「肝…心…の……奴は?」 レミリアの問いに、幽香はしばらく黙り、そして言った。 「生きてる」 短い言葉。ただそれだけを。 ガン 次いで、メタナイト達が闘っていた辺りから音が聞こえた。瀬多が、悔しさのあまり地面を殴りつける音だった。 「……何で、見つからないんだ。あるはずなのに。……どこかにあるはずなのに…!!」 「瀬多……さん…?」 嫌な予感を、そんなはずはないと打ち消しながら、アドレーヌは呟くように言った。 「他の奴の死体はあるんだ。デデデや、スネークや、メタナイトの死体は。最後の、自滅覚悟の攻撃でバラバラになったが、それでも周りに落ちてる。……なのに! あの二人の死体が、どこを捜しても見つからない!!」 絶望。その言葉以外に、今のこの状況を的確に表現できる言葉はなかった。 「見たんだ。最後の最後、攻撃が決まる瞬間、地面に何か魔法陣のようなものが浮かび上がるのを。あれは……『リワープ』だ。瞬間移動する杖だ」 攻略本に載っていたアイテムの一つ。瞬時に場所を移動することができるという魔法の杖だ。 レミリアが歯を軋らせ、アドレーヌがその場にへたり込む。 「ギリギリのところで、逃げられた。……畜生。……ちくしょおおおお!!!!」 瀬多の咆哮は、留まることを知らなかった。 「大丈夫か? セシル」 心配そうなカインの声。しかし、セシルは至って平静だった。 「心配ない。関節を外されただけだ」 ゴキッ、という音と共に腕が元に戻る。ぐるぐると回して状態を確認するも、行動に支障はなさそうだった。 「この貴重なアイテムをこうも早く消費してしまうとはな」 「だが、代わりに三人も殺した。俺達の夢への大きな前進だ」 「そうだな」 一時休息を取る為に、二人は近くにあった切り株に腰を下ろした。 「しかし、何故奴らの近くにワープして再戦しなかった? 奴らを全滅させる絶好のチャンスだったじゃないか」 「もう一方の戦い。あっちも決着がつきそうな気配だった。そうなればあの狂王と女、どちらかと戦わなければならなくなる。それを避けたかった。まだまだゲームは序盤だ。功を焦ることもない。こんなところで下手な怪我をしても、他の奴らを喜ばせるだけだ」 「なるほど」 セシルはデイバックから参加者名簿と地図を取り出した。 「もうすぐ放送が始まる。カインも用意しておいた方がいい」 「……セシル。お前は不安を感じないのか? あれほど強い奴がいて、しかも主催者に反抗する奴らは簡単に徒党を組んでくる。俺達だけで、本当に勝ち残れるのか?」 「徒党を組むという点では、僕達だってそうさ。今回の戦いも、大した怪我もなく切り抜けた」 「ああ。だが、あの狂王も仲間を連れていた。俺達も、もっと戦力を強化しなくてはならないんじゃないか?」 セシルはじっとカインを見つめた。 「ゴルベーザのことを言っているのか?」 「そうだ。彼が仲間になってくれれば、部下であるバルバリシアとルビカンテも仲間になるだろう。そうなれば、もはや怖いものなど何もない」 「……僕達の目的は彼らにとって何のメリットもないものだ」 「そんなことはない! セシル。お前がいるだろう。ゴルベーザとお前は、実の兄弟だ。二人が生き残る唯一の道だと言えば、きっと」 「…………」 確かに、ゴルベーザを味方にできればこの殺し合い、勝ったも同然だ。しかし、セシルは出来ればゴルベーザと会いたくなかった。 今の自分を見られるのが嫌というわけではない。もしかしたらゴルベーザを殺さなければならないということを恐れているわけでもない。 ただ、再びゴルベーザに、殺戮を強要したくなかったのだ。ゼムスによって長い時間を憎悪の念で操られていたゴルベーザ。 せめて、この殺し合いでは自分の意思で行動を決めて欲しかった。自分の存在で、ゴルベーザを縛りたくなかった。思い出も、何も覚えていないセシルにとって、それがせめてもの兄への思いやりであった。 「……そうだな。そうなるといいな」 できれば、ゴルベーザには今度こそ正義の道を進んで欲しいと思う。仲間と共に戦い、主催者を打倒し、自分に代わって英雄に……。 セシルは自嘲気味に苦笑した。 馬鹿な妄想だ。もしそうなったとして、自分とゴルベーザは戦う運命にある。どちらか一方の願いしか叶わない。そして自分は、自分の願いを譲る気など毛頭ない。 相反する願いを携え、セシルは放送の時を今か今かと待ち構えていた。 【E-4 一日目 早朝】 【チーム 赤き翼】 【セシル・ハーヴィ@ファイナルファンタジーⅣ】 [状態]疲労(中) 暗黒騎士 [装備]銀の大剣@ファイアーエムブレム 蒼炎の奇跡 [道具]支給品一式×4 キラーボウ(15/15) 不明支給品1~3 [思考]基本方針:カインを優勝させ、ローザを含む全ての参加者を救済する 1. カインと共に参加者を一掃する。特に瀬多は優先して殺す 2. ゴルベーザには、自分の道を…… 【カイン・ハイウィンド@ファイナルファンタジーⅣ】 [状態]疲労(大) 胸に軽度の火傷 [装備]グングニル@ファイナルファンタジーⅣ [道具]支給品一式 [思考]基本方針:優勝し、ローザを含む全ての参加者を救済する 1. セシルとの約束を果たし、この殺し合いを共に勝ち進む 2. ゴルベーザには仲間になってもらい、戦力強化を計りたい 「ぐっ……」 体中が痛む。やはり最後の爆発が効いた。 「あの小僧。最後の最後にこんな置き土産を残すとは」 鎧のおかげで致命傷は受けずに済んだが、あのまま幽香と戦って勝てる可能性は極端に低くなってしまった。不死の薬で多少なりとは使えるものになったが、やはり子供は精神的に弱過ぎる。 「我の配下は、相応の強さを持った人間でなければな。…そう。あの風見幽香のような」 今思い出しても震えが止まらない。 あの強さ。 あの狂気。 メダリオン使用状態の自分と対等に渡り合えるような女が他にいるか。 いない。いるわけがない。よってあの女は自分の妃だ。妃にしなければならないのだ。 「それに瀬多総司。あとはあの二人組。ククク。本当にこの殺し合いは退屈しない」 この四人を配下に加えればこの殺し合いでも自分は王になれる。デイン軍を率いる狂王として、この殺し合いを制覇することができる。 「何とかして我の配下共はデインへと持ち帰りたいものよ。そのためにも、瀬多には頑張ってもらわねばな。クククク」 アシュナードにとって、もはや彼らが自分の部下となることは決定づけられたこと。否定するというのなら、どこまで追い詰めて無理やりにでも頷かせるまでだ。 良心も慈愛もかなぐり捨てて、王の座さえも奪い取って来たアシュナード。狂王とまで呼ばれるほどの彼の欲望は留まることをしらない。 「それに……ククク。わざわざ我が手を出さずとも、いずれあの集団は解体される。我としては、幽香があのアドレーヌとかいう小娘を八つ裂きにしてもらえれば言う事はないな」 アシュナードは笑う。際限なく笑う。 おかしくて堪らない。楽しくて堪らない。 彼の様な狂王にとって、バトルロワイアルというものほど、面白いものなどこの世にないのだ。 【D-4 一日目 早朝】 【アシュナード@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡】 [状態]メダリオン使用状態 疲労(中) 全身を軽い火傷 鼻、頬骨骨折 顔は痣だらけ(全て回復中) [装備]ヴァーグ・カティ@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 [道具]支給品一式 書店で取った本を何冊か [思考]基本方針:戦を楽しむ 1. 幽香を妃にする 2. 瀬多を軍師として起用し、鎧の二人(セシルとカイン)も部下にする 3. 上記二つを叶えるため、脱出方法も一応考える。しかしほとんど瀬多頼り 4. 弱者は滅する 5. イゴールを見つけたら殺す ※参戦時期は最終章でメダリオンを使用した直後。 ※メダリオン使用していますが制限が掛かっています。 ※鎧は爆発の影響でボロボロの状態です ※マルクが自分の考えに賛同してると思ってます。 もはや古ぼけたどころか崩壊寸前となった別荘。遺体を埋葬し、生き残った四人は呆然としていた。 レミリアはあの後すぐに気絶してしまい、ずっと眠った状態だ。回復するのに少なくとも二三時間は掛かるだろう。 瀬多はアドレーヌからシルバーやデデデ達の事を聞き、どう反応していいか分からず放心している。 アドレーヌは未だ悲しみから立ち直れずにいて、逃げ切ったマーダー達のことを考えては恐怖に慄いていた。 そして幽香は…… 「さて。それなりに体力は回復したし、私はそろそろ行くわ」 突然、幽香はそう言って立ち上がった。 「ど、どうしたんですか? いきなり。瀬多さん達と一緒に行動するんじゃないんですか?」 「最初はそのつもりだったけど、気が変わった」 そう言ってスタスタと歩いていってしまう幽香。アドレーヌは慌ててその後を追おうとして、 「言っとくけど、アドレーヌ。あんたともお別れよ」 「……え?」 それはアドレーヌにとって、あまりにも突然な話だった。 「何を言ってるんだ! レミリアが気絶している今、頼れるのは幽香しか──」 「怖くなかったの?」 幽香の言葉に、瀬多は首を傾げ、アドレーヌは下を向いた。 「そっか。あんたはその間おねんねしてたんだったわね。……じゃ、アドレーヌに聞くか。あなた、私が怖くなかった?」 怖くなかったかどうか。そう聞かれれば、アドレーヌの答えはYESだ。 本気の幽香。戦闘を心の底から楽しみ、破壊を愉悦としか考えていない闘争心の権化。いつもどこか余裕のある幽香とは似ても似つかない姿だった。 あれが妖怪の本気。風見幽香の全力。 岩を砕き、肉を引き裂く圧倒的な力がこちらにまで及ぶのではないか。そんな恐怖が、アドレーヌの中にないわけではなかった。 負の気の極端に強い幽香が、メダリオンの瘴気に触れた結果だということを知らない二人は、あの暴走が再び起こることを危惧していた。 「いつああなるか、私にもわからない。案外、これが私に科せられた制限なのかもしれない。それでも、あなたは私と一緒にいる? あなたを殺してしまうかもしれない私を」 幽香の言う『ああなる』というのがどういうものなのか、瀬多は知らない。だからこそ何も言えずに押し黙った。今ここで何か言う権利を持っているとしたら、それはアドレーヌだけだ。 「安心して。別行動は取るけど、基本的にはあんたたちの味方になってあげるから。殺し合いに乗った奴がいたら殺してやるし、瀬多の言うイゴールってやつのことも他の参加者に伝えとくから。ま、もう弱者の保護なんてまっぴらだけど」 そう言ってひらひらと手を振り、少しだけびっこを引きながら歩き出す。 一度も振り向きもしない。一切スピードを緩めもしない。何の未練もなく、幽香はその場を立ち去ろうとした。 「約束!!」 その言葉に、幽香の足はピタリと止まる。 「約束、まだ守ってない。私まだ、カーくんと会ってない!」 走り寄り、幽香の腰にしがみつく。涙で服がぬれるのも構わずアドレーヌは叫んだ。 「私、もうやだよ。もう誰とも別れたくない。…たとえ殺されるとしても、幽香さんと離ればなれになりたくない!!」 幽香はただ黙って、アドレーヌに揺らされていた。 知り合いを一気に二人もなくしたアドレーヌ。自分の無力さを十分に噛み締めたアドレーヌ。しかしそれでも、誰かと一緒に共に過ごし、笑ったり、泣いたり、怒ったりしたかった。 たとえそれが自分の我儘だとしても、メタナイトが最後に残した『自分はそれでいい』という言葉を信じたかった。 突然、アドレーヌの両頬がむんずと掴まれる。 「ふぃ、ふぃふぁいー!! ふぃぎれる~!!」(い、いたいー!! ちぎれる~!!) 「はぁ。まったく、しょうがない駄々っ子ね。……レミリアが起きるまで。それまでは一緒にいてやるわ。奴が起きたら、また考える。……あんたも考えときなさい」 その言葉に、瀬多はほっと溜息をつき、アドレーヌは顔をほころばせた。 「で、瀬多。あんた、イゴールの居場所に見当はついてるの?」 「ひょ、ひょっほ!! もうひょろひょろはらひてくらはい~!!」(ちょ、ちょっと!! もうそろそろ離してください~!!) まるで餅のようにアドレーヌの頬を伸び縮みさせながら、幽香は言った。 「……ないわけじゃない。可能性としては低いが」 攻略本を取り出し、ぱらぱらとページをめくる。そこから出てきたのは、先程見ていた隠しアイテムの欄だ。 四つのクリスタルを集めることで首輪を解除できるというもの。最初に瀬多がフェイクだと言った情報だった。 「首輪解除というところだけを見れば、この情報とイゴールの契約には似通った部分がある。まさかとは思うが、もしかしたらという可能性も」 「じゃ、当面はそのクリスタル探し?」 「そうだな。どうやら施設に置いてあるらしいが、詳しい場所までは記載されてない。直接行って探すしかなさそうだ。他にも何か情報がないか、レミリアが起きるまで攻略本を読み漁るつもりだ」 自分はもう契約した身だ。どの程度の割合で、イゴールの探索を続ければいいのかは分からないが、それでも出来るだけ手持無沙汰で過ごすことは止めておいた方がいい。 「……悪いな。契約内容を聞いたことで、幽香達も被害を被るかもしれないのに」 イゴールの言葉は、そっくりそのまま二人に伝えてある。自分が死ねば契約が誰か移ること。自分が下手なことをすれば、契約について知っている者が死んでしまうこと。 「ま、あの状況じゃ一番適切な行動だったし、なによりイゴールを潰さなきゃいけないってのは私も同感だしね。あんたが死なないで、イゴールを突き止めればそれで済む話よ」 「そうですよ。仲間なんですから、危険は分かち合ってとうぜんです」 二人の言葉に、苦笑と感謝の言葉で返し、瀬多は攻略本に目を向ける。 希望は見えた。しかし、その希望はまだまだか細いものだ。それに必死でしがみつくことしか瀬多にはできない。 (そうだ。俺は俺のできることをやろう) 死んでいった仲間達の為にも、自分に出来る最大限のことを。 瀬多はそう強く自分に言い聞かせた。 『キャハハハハ!!!』 甲高く、不愉快な笑い声がどこからともなく聞こえた。 この腐ったゲームを主催した敵。人々を死に追いやり笑っている悪魔。 マルクの声が今この場に響き渡る。 夜は明け、最初の放送が始まった。 【D-4 一日目 早朝】 【瀬多総司@ペルソナ4】 [状態]疲労(大) [装備]お祓い棒@東方project [道具]基本支給品一式×5 攻略本 トンプソンM1921(30/30) サプレッサー付きナガンM1895(6/7) どせいさんの像@カービィSDX レミントンデリンジャー(2/2) 銃の弾(残り15発) 緋想の剣 [思考]基本方針:レミリアを手伝いながら、仲間と合流し殺し合いを脱出する 1. イゴールを見つけ出し真実を問いただす。 2. 放送を聞く 3. 半信半疑だが、攻略本に書いてある『クリスタル』を探してみる。 4. 元の世界の仲間に会いたいが、足立は警戒する 5. 殺し合いに乗る気はまったくないが、正当防衛はする 6. 死んでいった者のためにも、誇りをもって生きる ※ペルソナ4の主人公です ※使えるペルソナはイザナギのみです ※真ENDルート、イザナミと出会う前からの参戦です ※イゴールと『血の契約』を交わしました。瀬多は「イゴールを探索する」という目的を最優先しなければなりません。なお、瀬多が死ねば契約を知る者に契約権が譲渡されます。誰になるかはランダムです ※瀬多は、イゴールが参加者を拉致した者であり、この殺し合いの元凶だと考えています 【レミリア・スカーレット@東方project】 [状態]気絶中 疲労(極大) 額に裂傷 右目損傷 腹が抉れている 右手損傷 左膝損傷(全て回復中) [装備]なし [道具]基本支給品一式 [思考]基本方針:主催者を倒し、どちらが支配者かを思い知らせる 1. 気絶中 2. 手下を作って脱出する。邪魔立てする奴は殺す 3. さっさと傷を治して、これ以上部下を殺させないようにする ※時間さえかければ傷は治癒しますが、休息を取らなければ疲労感は回復しません ※弾幕を撃つのに溜めが必要。威力も制限されています 長い長い戦いは終わった。全員が全員、しばしの休息を迎えていた。 幽香はけっきょく、しばらくアドレーヌと行動を共にするようだ。いつまた暴走が起きるとも分からないが、それでもアドレーヌは幽香と共にいることを望んでいる。 しかしである。 果たしてメダリオンを使用した人物からメダリオンの瘴気は出るものなのだろうか。 出るとしても、幽香が自分を制御できないほどに暴走するものだろうか。 「……あれ? 私、こんなメダル持ってたっけ? なんだか光ってるけど…」 放送が始まり、慌てて自分のマップと名簿を取り出していると、中から小さなメダルが現れた。アドレーヌの手の中で、まるで水を得た魚のように青く爛々と光るメダリオン。 少し離れたところで瀬多と幽香がペンを握り、マルクの放送を聞いている。 それを見て、アドレーヌはすぐにそれを仕舞い込んだ。今は放送を聞くことに集中しなければならない。そう判断したアドレーヌは、マップと名簿を取り出して、皆のところに駆けて行った。奇妙なメダルのことは既にアドレーヌの頭から消えていた。 アドレーヌが極端に正の気が強くなければ。瀬多にそのメダルのことを話していれば。幽香を引き止めていなければ。 最悪の未来の可能性は、閉ざされていたかもしれない。 【アドレーヌ@星のカービィ】 [状態]深い悲しみ [装備]なし [道具]基本支給品一式 メダリオン@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 [思考]基本方針:ゲームには乗らない。できれば人も殺したくない 1. カーくんを見つけ出し、みんなで脱出する 2. もう人が死ぬのは見たくない ※メダリオンを所持していますがアドレーヌは正の気が強い為、暴走状態になりません。 ※アドレーヌはメダリオンを見落としていました。よって、メダリオンのことはアドレーヌしか知りません 【風見幽香@東方project】 [状態]疲労(大) 顔を中心とした打撲 足の指損傷 [装備]なし [道具]基本支給品一式 不明支給品0~2 [思考]基本方針:向かって来る敵は排除する。自分から殺し合いにはいかない。 1. レミリアが起きるのを待って、それから身の振り方を考える 2. アドレーヌの友人を探す。アドレーヌもついでに適当に守ってやる 3. 絵の具と筆を探す。 【攻略本】 ゲーム攻略の必需品。今回の殺し合いに関する様々な情報が載っている。参加者やアイテムの簡単な説明等。詳しい内容は他の書き手さんに任せます。 なお、クリスタルは計四つあり、どこかの施設に隠されています。どの施設に隠されているか、諸々の詳細などは他の書き手さんに任せます。 【メダリオン@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡】 デイバックに入れていれば軽減されますが、戦闘に呼応してその場の負の気が増大されます。しかし一般人ならば何の効果もありません。メダリオンに触れれば負の気に冒され、暴走状態になります 【デデデ大王@星のカービィ 死亡】 【メタナイト@星のカービィ 死亡】 【スネーク@メタルギアシリーズ 死亡】 【シルバー@ポケットモンスター 死亡】 【アーボ@ポケットモンスター 死亡】 【残り28人】 時系列順で読む Back へっくしゅん Next GLAMOROUS 投下順で読む Back へっくしゅん Next 冷血なりせば Back 愛しさは、腐敗につき/友達を殺してまで。 瀬多総司 Next いるはずのない真犯人(1) Back 愛しさは、腐敗につき/友達を殺してまで。 レミリア・スカーレット Next いるはずのない真犯人(1) Back 愛しさは、腐敗につき/友達を殺してまで。 デデデ大王 GAME OVER Back 強い妖怪と弱い人間 アドレーヌ Next いるはずのない真犯人(1) Back 強い妖怪と弱い人間 風見幽香 Next いるはずのない真犯人(1) Back 意地と誇り セシル・ハーヴィ Next Shadows and Regrets(1) Back 意地と誇り カイン・ハイウィンド Next Shadows and Regrets(1) Back venom アシュナード Next Shadows and Regrets(1) Back venom シルバー GAME OVER Back PANIC FANCY ソリッド・スネーク GAME OVER Back PANIC FANCY メタナイト GAME OVER Back PANIC FANCY アーボ GAME OVER
https://w.atwiki.jp/changerowa/pages/328.html
雨は止まない。 戦場に零れた血と涙を全て洗い流しても、一向に止む気配はない。 水滴が地面に叩きつけられ弾ける音が絶えず響く。 吹きすさぶ風は肌を冷やし、参加者の体温を容赦なく奪い去る。 悪天候の中を突っ切るは一台の自動車。 ハンドルを握った青年、桐生戦兎が考え込むのは病院に残して来た仲間達。 自分達が街に行っている間、危険人物に襲撃されていないだろうか。 何も問題が起きなければそれに越したことはないが、いつどこでなにが起きてもおかしくないのが殺し合いだ。 撃退したにしろ脱出したにしろ、三人とも無事であってくれと願う他無い。 (…ん?ちょっと待てよ?) 仲間の安否を思う戦兎の胸中に、ふと生まれる疑問。 病院を出発する前、もしナナ達だけでは対処し切れない危険人物が襲ってきた際にどうするかを話し合ったのは覚えている。 そうなった場合は脹相が二人を抱えて飛んで逃げ、戦兎達との合流を目指す。 しかし危険人物の襲撃が無くとも、病院からの移動を迫られる理由が一つあるではないか。 禁止エリアである。 聖都大学附属病院があるのはD-2とD-3の丁度境目の位置。 この内D-2は二回目の定時放送で新たな禁止エリアに指定された。 病院全体が丸々禁止エリア内にある訳でないが、放送前に比べれば動ける範囲は限られるだろう。 行動範囲が制限された場所に留まり続ければ、本当に危険人物が襲来した際に不利な状態での戦闘ないし逃走を余儀なくされる。 燃堂はともかくナナと脹相がこの点を全く考慮しないとは考えにくい。 となるとまだ禁止エリアが機能しない時間帯、放送の直後に病院を発った可能性は高い。 (本当に移動したとして、問題は行き先か……) 「そろそろ着きそうだな」 隣で発せられた声に、思考に耽っていた戦兎も意識を引き戻される。 杉元の言った通り進行方向上に見えるのは白亜の建造物。 甜花以外は既に訪れた為、見覚えのある施設へ戻って来たのだ。 死闘と呼ぶに相応しく死んでしまってもおかしくは無かった、というか杉元に至っては本当に一回死んだDIOとの戦い。 最上の結果とは言えずとも生きてまた合流場所へ戻れたのには、大なり小なり安堵があった。 「あそこで、ナナちゃん達が待ってるんだ……」 後部座席から病院を見つめる甜花だが、緊張が声に滲み出ているのは気のせいではあるまい。 殺し合いに乗っていない仲間達との再会は嬉しい。 けれどDIOに洗脳され散々迷惑をかけたのを思えば、罪悪感と後ろめたさで心が重くなる。 だからといって今更逃げるつもりも無い。 自分のやったことに向き合うと決めた以上、ナナと燃堂にもちゃんと謝らなくては。 「……」 甜花の隣にいる神楽もまた表情に元気が見当たらない。 自分達は当初、胡蝶しのぶの救出を目的にして街へ向かった。 そのしのぶが一緒でない以上、当然ナナ達からそれを聞かれるだろう。 悲鳴嶼がいない今、何があったかを知るのは神楽一人。 道中、こちらに気を遣って戦兎達からしのぶの件を聞かれなかったもののずっとそのままとはいかない。 神楽とて永遠に隠し通す気は無いし、それは悲鳴嶼としのぶへの筋が通らないと分かっている。 ただそれでも、悲鳴嶼から悪くないと言われても、己の罪を告白せねばならないのに重苦しさを抱くのは致し方無い事だ。 各々考えている内に宣伝カーは病院前に到着。 自動車をデイパックに仕舞い、すっかり見慣れた病院内へ足を踏み入れた。 無事合流場所に帰って来た訳だが、仲間達が顔を見せる気配は無い。 暫く待ち、名前を呼んでみても誰も出て来ない。 沈黙に包まれたロビーがいやにこちらの不安を煽り、甜花の心配が顔に現れる。 未だ眠り続ける善逸を抱える腕にも自然と力が入っていく。 「も、もしかして、何かあったのかな……?」 「いや、それにしちゃ綺麗過ぎだ」 「俺もそう思う。放送前に出発した時と何も変わってないのは不自然だしな」 ロビーを油断なく見回しながらも、襲われた可能性は低いと考えるのは二人の男。 杉元と戦兎、共に戦闘経験豊富な彼らの目には、ナナ達が病院でアクシデントに見舞われたとするのは不自然に思えた。 とはいえ警戒を完全に解くには気が早い、それぞれ歩兵銃とガンモードのドリルクラッシャーを構えておく。 仮にこちらへ害を為す者が飛び出して来たなら、引き金を引くのに躊躇はない。 (襲われて脱出した可能性は低い。ってことはやっぱり…) 禁止エリアに指定された為、今後の安全を考えて病院を出た。 そうなると戦兎達が戻って来た時に居場所を伝えられるよう、メモか何かを残しているはず。 但し簡単に目に付く場所には置いていないだろう。 戦兎達や善良な参加者ならともかく、殺し合いに賛同する者へ知られる危険性もあるのだ。 堂々と自分達の居場所を記しては、襲いに来てくださいと言っているのと同じ。 ではどこに置いたか、ナナの視点に立って考える。 禁止エリアから外れた部屋、戦兎達ならば気付けるだろう場所。 条件に当て嵌まり、可能性が高いところに心当たりがあった。 「あいつらがどこに行ったのか、手掛かりが残してある部屋が分かった。ちょっと行って来る」 「なら俺も一緒に行くぜ桐生。コソコソ隠れてる奴がいないとも限らねぇ」 襲撃者の可能性はほぼ無いと言っても、万が一というものがある。 DIOに負わされた傷が未だ重く残る身では、如何に戦兎だろうと連戦は厳しい。 同行を申し出た杉元も万全とは言い難いが、不老不死の肉体故にある程度傷も回復済み。 戦兎一人で行かせるよりはまだ安全。 同じく疲弊の大きい三人はロビーに残し、もしもの時は急いで病院から離れるようにと伝える。 「そんじゃ見て来る。多分すぐ戻って来れるけど、そっちも気を付けてくれ」 「う、うん……。あ、あの…!ちゃんと、戻って来てね……?」 ほんの少し離れるだけ。 分かっていても甜花の不安は消えない。 最初にPK学園を訪れた時、一人で来訪者の対応に向かう戦兎の背を見送った。 思えば正気を保ったままで戦兎と話したのはあれが最後。 そこからは貨物船に連れ去られ、大切な全てを狂わされたのだ。 だからだろうか、一時でも戦兎が離れて行くのが堪らなく心配なのは。 また何か悪いことが起こってしまって、折角助けてもらえたのも無に帰すのではと、自らの想像で心を恐怖させるのは。 大丈夫だと言ってロビー奥の廊下へ進む男達を見送り、二人の少女と一匹の獣が残された。 「……」 「……」 沈黙。 彼女達の間に会話は無く、甜花の腕の中で小さな寝息が音を立てるのみ。 チラ、と隣に立つ女を横目で見る。 PK学園にいた時はそれどころではなく余裕も無かったが、綺麗な人だなと思う。 眩しいオレンジの髪、大胆に谷間を曝け出した胸、それを下品と感じさせないプロポーション。 千雪や夏葉にも負けず劣らずの、魅力的な年上の女性。 尤も精神は体の持ち主とは別人。 神楽と、そう呼ばれていたこの人物について甜花はほとんど知らない。 分かるのは殺し合いに乗っておらず、先の戦いで大事な人を亡くした事くらいか。 (何を話せば良いんだろう……) こちらを全く見ない彼女から発せられる、非常に重苦しい雰囲気。 甜花を拒絶する意図は無くとも、気軽に声をかけるのは憚れた。 下手な慰めは却って相手を傷付け、無意味に怒らせるだけ。 それならこのまま無言を貫いた方がマシではないだろうか。 何より甜花は洗脳されていたとはいえ、立場的にはDIOの味方だった。 神楽が死を嘆いていた者を殺した男と一緒にいた少女、事情があったとはいえ良くは映らないと思う。 そう考えると益々罪悪感が募り出す。 貨物船に連れ去られた時、もっと必死に抵抗してれば洗脳されずに済んだのではないか。 ナナや燃堂、善逸が阻止しなかったら自分は本当に戦兎を殺してしまっていた。 現実にそうならなかったと言っても、一歩間違えれば取り返しの付かない事態と化したのは本当だ。 それに洗脳されていた時の自分はDIOからの質問に、馬鹿正直に全部話したのも今考えると後悔しかない。 戦兎達の情報は元より、甘奈を始めとする283プロのアイドルの名まで出す始末。 本当に、自分は一体何をしていたんだろう。 今更悔やんだ所で仕方ないと言っても、思い浮かぶのは皆への申し訳なさと自分自身への怒り。 「ピカ…ピ~カ~…?(あれ…ここ病院…?)」 会話は無く鬱々とした空気を壊すような声。 前足で寝惚け眼を擦り、ぼんやり辺りを見回すと自分の居場所がすぐに分かった。 数時間前に出発した施設に戻って来たらしい。 「ピカ……」 ぱちりと、現状を理解し意識も寝惚け半分から脱却。 病院にいるということは、自分達は撤退に成功したのだろう。 残念ながら全員無事にとはならなかったが。 悲鳴嶼行冥はいない、自分を庇った鬼殺隊の仲間は戻って来れなかった。 彼が息絶える瞬間はこの目でハッキリと見た、あれは何かの間違いなどと現実逃避は出来ない。 残酷な現実から目を逸らすにはもう、人間の死を味わい過ぎてしまっている。 どれだけ仲間が殺されても歩き続けねばならない、歩みを止めれば鬼は殺せない。 悲しみはある、悔しさはある、怒りだってある。 その全てを火にくべる薪に変えて進まねばならない、鬼殺隊とはそういう世界に生きる者なのだから。 それでもまた一人、自分の前から誰かがいなくなった事実は。 仲間の死とはいつだって、刃のように容赦なくこちらの心へ痛みを与える。 「あ、えっと…お、おはよう……」 「ピカ?」 控えめな声に見上げれば、こちらを覗き込む顔。 PK学園でDIOと一緒にいた女の子だ。 確か戦兎が心配していた、甜花と言う名前の少女。 洗脳が解かれてからは一緒に戦ったが、自己紹介などをしている暇は無かった。 正気な状態で話すのはこれが初めて。 と、そこで自分が甜花に抱きしめられているとようやく気付く。 ぎこちない笑みを浮かべるのもそこそこに、甜花は申し訳なさそうな顔を作る。 小さな獣と目を合わし、不思議がる反応に構わず頭を下げた。 「あの…さっきは、ごめんなさい……。いっぱい傷つけようとしちゃって……」 PK学園で斬月に変身し、善逸を殺そうとしたのは記憶に新しい。 奇跡的にか或いは互いの実力差故か、一撃も掠らずには済んだ。 だからといってそれでチャラになりはせず、申し訳ないことをしたと思う。 「ピ、ピカ。ピカピ~カ~」 謝罪された善逸はと言うと、少し慌てたように首を横に振る。 確かに何度も斬られたり撃たれたりしたし、攻撃を受けている間は恐くてしょうがなかった。 けれど一発も命中しなかったのだから、そう長々と引き摺る気は無い。 何より甜花がこちらを殺そうとしたのは、DIOに洗脳されたから。 責められるべきは原因を作ったDIOであって、被害者である甜花に文句をぶつけるのはお門違い。 その点は善逸も理解しており、大丈夫だと身振り手振りて伝える。 「……うん。あの、本当に、ご、ごめんなさい…。あ、あと、ありがとう……」 言葉は分からないが、何を伝えたいかは何となく分かった。 自分がやったことを今一度噛み締めて謝罪を、それに感謝を口にする。 「そ、それと、あの……悪いのは甜花だけど、でも…なーちゃんの体にえっちなことは、もうしないでね……?」 「ピガッ!?」 邪な目的があってっではなく、偶然とは分かっている。 そもそも先に襲い掛かった自分が悪いのは十分承知。 それでもやはり妹の体、それも尻を触られるのは抵抗があった。 姉畑のような身勝手な行動では無いので、そう強く咎めはしなかったが。 「ピ、ピカー…ピカピ~」 一方の善逸も不可抗力とはいえ甜花を大いに怒らせた瞬間を思い出し、あからさまに目を泳がせる。 だがそれも束の間、ライドウェア越しの柔らかさがまだ前足に残っている気がして、ついだらしなく顔を緩めてしまった。 「鼻の下伸びてんぞオイ」 呆れた声色の指摘は、それまで黙っていた神楽から。 生真面目を体現した悲鳴嶼の仲間にしては随分、俗物的な性格のようだ。 「とりあえずタマを潰しといた方が良いと思うアル」 「ピカ!?(え゛!?)」 「えぇ…!?そ、そこまでしなくても……」 まさかのバイオレンスな提案に、揃って顔を引き攣らせた。 善逸に至っては姉畑を前にした時とは別の意味での下半身の危機。 全身を青くして突然変異を思わせる見た目と化すも神楽は平然と続ける。 「男なんて基本はぶら下げたタマで物事を考える生き物って姉御が言ってたネ。おらっ、お前も隠したマスターボールを見せてみろヨ」 「ピガアアアアアアア!?(ひぎいいいい!?引っ張らないでえええええ!!)」 「ひゃっ…!そ、そんなとこ引っ張っちゃ、ダメだよ……」 雨音に負けじとロビーに響き渡る汚い高音は、戦兎達が戻って来るまで続いた。 ○ 「宇宙船…?」 「ああ。どうやら放送が始まってすぐそこに向かったみたいだ」 そう言って戦兎が見せるのはナナが書き残したメモ。 これを見つけたのはまだ悲鳴嶼達が病院に来る前、ナナが斉木楠雄との接触を果たした部屋だ。 戦兎達なら気付けて、尚且つ他の者には簡単に見つからない場所。 条件に当て嵌まるとしてナナが選んだ置き場所で、無事にメモを発見。 記された内容は戦兎が予想した通り、病院の一部が禁止エリア指定されたので、安全性を考慮し移動する旨。 新しい合流場所には北西に存在するフリーザの宇宙船。 余り距離が離れておらず、何より主催者の一人、ハワードの肉体と関係があるだろう施設である。 有益な情報を手に入れられる可能性もあると踏んで宇宙船に向かったのだろう。 (まぁそんな簡単に大事な情報は見つからないだろうけどな) 体のみとはいえ主催者に繋がる重要な記録を、会場の一施設に保管してあるとは考え辛い。 情報は全て抹消されているか、恐らくは知られた所で何の問題にならないものしか残されていない。 しかし距離の近さと念の為に調べて損は無いとの考えだ。 移動先に宇宙船を選んだ理由は十分理解出来る 何にしてもナナ達の移動先は分かった。 安堵する甜花達を尻目に杉元は今後の動きを尋ねる。 「で、こっからどうする?俺らもすぐ柊達を追うか?」 「…いや、合流が遅れるけど一旦病院で休むべきだと思う」 DIOとの戦闘で負った傷は未だ深く刻まれており、全員体力の消耗も激しい。 宇宙船に向かう道中でトラブルが起きないとも言い切れない以上、少しでも万全の状態に近付けておいた方が良い。 加えて降り続ける雨も問題だ。 サッポロビールの宣伝カーは移動の足としては問題無くとも、雨風を凌ぐ効果は期待出来ない。 現代で販売されている自動車と違い、瓶型のボディを被せただけの宣伝カーには窓ガラスが無いのだ。 おまけに車体の後ろには遮る物が見当たらず、後方確認には打ってつけだが今の天候では困りもの。 病院への移動中にも車内は雨で濡れ、全員口には出さなかったが寒く感じた。 特に神楽は肌を大きく露出した格好の為、無意識にか冷えた両腕を擦っている。 よってここは病院で暖を取り体力を回復させるべきとの判断を下す。 一部が禁止エリアに指定された施設で不安はあるものの、他の施設へ移動し時間を消費するよりは聖都大学附属病院に留まる方がマシだ。 それに放送前ならともかく、放送で一部が禁止エリアに指定された施設へ進んで行きたがる者はそういない。 病院が襲撃される可能性は高くない筈。 何より病院に来るだろう神楽の仲間、広瀬康一の存在も無視できない。 ナナのメモに康一の名が出ていなかった為、三人が病院を発つまでの間にも康一は来ていないらしい。 方針不明の巨大な虫の追跡に苦戦しているのか、何か別のアクシデントに見舞われたか。 前向きに考えるなら雨のせいで遅れているだけで、どうにか病院に向かってる最中かもしれない。 いずれにしろもう少し待ってみて無事病院に到着するなら良し、もし来なければ様子を見に行く事も検討する。 その場合はナナ達と合流する組と康一を迎えに行く組で、二手に分ける必要があるが。 「とりあえずこんな感じで動こうと思うけど、皆はどうだ?」 「う、うん。大丈夫……」 「ピカ…ピカチュウ……(しのぶさんが心配だけど…もしかしたら自力で来るかもしれないか……)」 「…私もそれで良いアル」 康一の安否は気になるし、こっちから探しに行きたいとも思う。 彼だけでなくゲンガーも心配だ。 同行者二人だけでなくカイジまで死に、今どんな状態になってるのか見当も付かない。 放送で名前が呼ばれなかったからといって、絶対的な安全が保障されるとは限らないのだから。 だが戦兎の言う通り、すぐに動けるほど体力的に余裕はない。 このような状態で一緒に来てくれと言うのは流石に抵抗がある。 自分一人で探しに行くにしても疲弊したまま向かった所で、もし向こうで戦闘が起きたら却って足手纏いになるだけ。 何より勝手な単独行動を取った末にしのぶを殺した件を考えると、神楽と言えどもここは大人しく皆と共にいるべきと自制心が働き出すのだ。 不安は尽きないが康一とゲンガーを信じて休む事にする。 「それなら全員手当てした方が良いだろ。場所が場所だ、道具にゃ困らねぇ」 杉元も皆と同じく休憩に異論はない。 アシリパと共に極寒の北海道を駆け抜けた男だ。 要所要所での体力回復の重要性はこの中で一番に理解している。 休むと決めたら休む、但しその間にもやれる事は全て手を付け次の戦いに備えるのが吉。 何せDIOを始めとして障害は多い、この先も激戦が予想される以上事前の準備に手は抜けない。 まずは最初にやるべきは傷の手当て。 杉元自身は妹紅の体の恩恵で放って置いても治るが他の者は違う。 「悪いな杉元。手間かけさせちまって…」 傷の処置に最も長けている相手に任せるのは間違っていない。 されど杉元一人に負担が圧し掛かるのには申し訳なさを抱く。 当の杉元は気にした風も無くからからと笑って、「謝んなよ」と返し包帯や消毒液を取りに行こうと背を向け、 (いや、わざわざ探しに行かなくてもいいか?) 思い直しデイパックを見やる。 確か悲鳴嶼としのぶは一回目の放送が始まる少し前まで病院にいた。 ならその間、治療に必要な道具を入手しそれぞれのデイパックに入れた可能性は高い。 実際、最初に戦兎の手当てをした際、幾つかの道具が持ち出された形跡があった。 それが悲鳴嶼達の手によるものだとしたら、回収したデイパックに残されているのではないか。 一々取りに行かなくてもデイパックから出した方が手っ取り早い。 悲鳴嶼のデイパックを降ろして、特に躊躇もせず中を開く。 そこに予期せぬものが入っているとも知らずに。 「……」 デイパックの中からこちらを覗くソレを前に、杉元は表情を消す。 いや、厳密には覗くという表現は間違いだ。 何故なら彼女の瞳は閉じられ、杉元の姿を映しはしないのだから。 こういう状態になったモノを見るのは初めてではない。 むしろ感覚が麻痺する程に見過ぎているくらいだ。 大きな動揺はない、されど疑問は生まれる。 何故、悲鳴嶼のデイパックに少女の死体が入っているのか。 街に行く前の情報交換で悲鳴嶼が語った内容に、少女の死体を確保したとは一言も無かった。 首輪が装着されたままなら、脹相が首輪を回収した相手とも違う。 実は死体に性的興奮を抱く性癖の持ち主で、不審がられない為に隠していた? その可能性も無くは無いが、悲鳴嶼は仲間思いで生真面目な人間という印象が強い。 刺青囚人達のようなアクの強さとは無縁な気がする。 では何故死体を回収したのか、そもそもいつ死体を仕舞ったのか。 脹相と会った時でないなら考えられるタイミングは一つのみ。 恐らく、少女の正体と何が起きたかを悲鳴嶼以外に知っている人物も一人しかいない。 「杉元?」 「悪い桐生、今は俺に話させてくれ。…神楽」 「な、なにアルかいきなり…」 デイパックの中を覗いたと思えば明らかに雰囲気が一変。 困惑する戦兎には悪いが彼への説明は後に回させてもらう、先に用があるのは別の仲間だ。 急に名前を呼ばれた彼女も困惑を隠せない様子。 疑問の浮かぶ表情は次に放たれた言葉で凍り付く事になる。 「青い帽子を被って、髪の毛の先がこう…巻いてる女の子と会ったか?」 「え……」 心臓がいやに大きく跳ねた。 一瞬呼吸が止まり、ひゅっという音が耳に残る。 杉元から告げられた特徴、それとぴったり一致する人物を神楽は知っている。 知らない筈が無いのだ。 横では甜花も神楽と同じような顔。 腕に抱いた善逸が首を傾げるのにも気付かず、サァッと青ざめた。 甜花はともかく神楽の反応は予想通り。 どうして知ってるんだとか聞かれる前に答えを見せる。 ロビーの椅子に横たわる少女。 純白を通り越し死人の如き青白い肌は、彼女から魂が抜け落ちた証拠。 瞼と口は閉じられたまま、未来永劫開かれはしない。 それでも少女が浮かべる表情に苦痛の色は見当たらない。 心の底からの安堵を顔に出した理由を知るのは少女と、少女に生かされ、今はもう同じ場所へと旅立った男だけ。 「この子は……」 「悲鳴嶼の鞄に入ってた」 短く告げられた杉元の言葉はより混乱を齎し、しかし戦兎の頭脳は即座に正体へ行き着く。 悲鳴嶼が心配していた行方知れずの仲間。 PK学園で合流した時の悲鳴嶼と神楽の妙な態度。 自分達と別れて再び会うまでに何かが起きた。 答えは自ずと導き出される。 「もしかして、胡蝶しのぶなのか…?」 「ピカ……?(え……?)」 戦兎が何を言ったのか、善逸にはすぐに理解できない。 だって今口にしたのは探している仲間の名前で。 手遅れになってる可能性もあったけど、どうにかDIOの所から逃げれた筈の人で。 なのに戦兎は、死んでいる女の子を見て彼女の名前を出した。 それじゃあつまり、結局彼女は助からなかったんじゃあないか。 自分はまたしても遅すぎたってことじゃあないか。 「ピカ……ピカチュウ……(なんだよそれ……何でだよ……)」 煉獄が死んだ。 悲鳴嶼が死んだ。 しのぶも、善逸と再会する事無く死んでしまった。 彼らは元々死人、鬼との戦いで既にこの世を去った筈の亡霊。 だから帰るべき場所へ帰っただけと、そんな薄情に割り切れない。 ただ悔しかった。 もし自分が別の行動を取れていたら、もっとちゃんとやれていたら。 彼らがこの地で命を落とさず、元いた所へ帰れたかもしれない。 彼らの帰還を皆が喜んでくれる、そんなもしもの光景は二度と現実にならない。 それが悔しくて、悲しくて、双眸から絶えず雫が伝い落ちていく。 大声は出さない、しのぶの傍へ寄り添い小さな体を震わせる背中に、誰もかける言葉が見つからなかった。 「……神楽」 名前を呼ばれ顔を向ける。 自分を見つめる戦兎の目に、責める意思は宿っていない。 ああしかし、何を言いたいかは分かった。 「分かってるネ…。全部、話すアル」 いずれ自分の口から伝えねばならない、罪の告白。 今がその時なのだろう。 →
https://w.atwiki.jp/bbuummpp/pages/4.html
以下うpされたオケ
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/52380.html
【検索用 りゅうねんせい 登録タグ 2016年 VOCALOID り 初音ミク 曲 曲ら 溝野あわ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:溝野あわ 作曲:溝野あわ 編曲:溝野あわ 唄:初音ミク 曲紹介 ひょっとしたら悪い事じゃないのかもしれない。 曲名:『留年生』(りゅうねんせい) 歌詞 (動画からの書き出し) わかるものですか させるものですか なかなか眠れない綺麗な夜中 明日は卒業式 僕以外はね 置いてけぼりに横切るのは 次々 流れる 人のゴミ 頭がかち割れそうだよ 僕はまた留年さ 君という束縛から抜け出せない 『ちょっといい?黙ってて』 そんな事さえも言えないまま過ぎてく 無意味な日常 だって仕方ない 好きなんだもん もういっそ このまま 眠らせて おやすみなさいが怖くて 卒業が出来ないんだ 僕は君にまた 突き落とされるよ わかるものですか 逃がすものですか じゃあどうすればいい? 好きなんだもん もういっそ 2人で 眠らせて 誰かが指差して笑う それでもいい留年生 僕は君に縛られて生きてこう 今日も素敵に笑ってる 君はまだ気付かない 本当に縛られてるのは君なのに コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/674.html
残された欠片 ◆k97rDX.Hc. 「異郷」 ――21××年。 大都市の郊外にある、とあるスクラップ工場。そこが、いくつか提示されたなかからドラえもんが選んだ就職先だった。 勤務時間は長く、労働環境がよいとはお世辞にも言えない。しかし、あちこちにガタがきた子守ロボットを採用しようなどという雇用主などそうあるものでは無い。それに、基本的な工学知識を持ち、力仕事もこなせるドラえもんにとっては自分の能力を十分に生かせる職場であることには違いなかった。 ドアを開けて室内に一歩進んだところで、かすかな躊躇を覚えてドラえもんは踏み出した足を引っ込めた。そこは自分に割り当てられた部屋であり、寝起きをするようになってからすでに数ヶ月が経過している。入ることを誰に止められるいわれもないし、別に何か不審な点があったわけでもない。 念のためにもう一歩下がってドアのわきを見てみれば、予想を裏切られることもなく「ドラえもん」と記された表札がそこにかかっていた。 いつになったらこんなことをせずにすむようになるのだろうか。自分の姿に半ば呆れながら、いつもその日の仕事を終えてからするように、ドラえもんは部屋の壁と一体化したテーブルの前に座った。その上にしつらえられた端末を起動させ、その画面に表示された内容に目を通す。 『2件ノ着信アリ』 一方の差出人は、あのタイムパトロールの隊長。彼は――と言うより、タイムパトロールの組織全体が――ドラえもんに同情的で、いくつかの件については少々の無理も聞いてくれていた。今回のメッセージは、依頼していた事案が達成できたことを伝えてくるもので、これには丁寧な文章でお礼状を送ることにした。 さて、もう一方はと言うと、これはユービックから。中身に目を通すと、ロボット学校での生活や、日常生活の細々としたことが新鮮な驚きとともに綴られている。 新しい環境に慣れようとして四苦八苦する友人の姿を思い浮かべ、嬉しさとともに一抹の淋しさを感じてドラえもんは微笑んだ。こちらに来たばかりの頃は毎日のように届いていた彼からの私信も、最近は週に一度に減ってきている。いい加減、自分も自立しなければいけない。 そんなことを考えながら画面をスクロールさせ、メッセージの最後まで読んだところで、ドラえもんは目を見開いた。文面の最後に、校長先生からの伝言としてロボット学校で働かないかという誘いが記されていたからだ。 当然と言えば当然の話で、結局、自分の存在を誰にも知られずにいるというわけにはいかなかったということになる。おそらく、ユービックがロボット学校の手に委ねられると決まった時点で、校長先生にはあの事件についての説明があったに違いないのだから。 したためたユービックへの返信の最後に、心遣いに感謝しつつもそれについては断る旨を追加することにし、ドラえもんはできあがった二件のメッセージを送信した。 いっそ、馴染み深い場所で、罪深い思い違いをしたまま生きられたならそれも幸せだったのかもしれない。でも、―― 部屋の隅に置かれたままのタイムテレビを眺めて、ドラえもんはため息をついた。あの日以来、一度も電源を入れられることもなく、入力キーや画面の上にはうっすらと埃が積もっている。 そんな思い違いも許されないことは、もう十分に知っていた。 「遺言」 突然の物音に、ドラえもんは道具を磨く手を休めて顔をあげた。 もしかしてネズミじゃないだろうか? とっさに頭に浮かんだ考えに身が竦む。恐る恐る首をめぐらせて背後を確認し、そうしてやっと緊張を緩めた。 振り向いてみればわかることだった。今も聞こえているその音は、この部屋の主、野比のび太の机がたてている音。いや、より正確には、動きが渋いその引き出しが“内側から”開けられようとしている音に違いない。 なら、ネズミなどということはありえない。大方、未来デパートがダイレクトメールでも送ってよこしたのだろう。そう結論づけると、ドラえもんは立ち上がった。 立ち上がって机に近付き……出し抜けに開いた引き出しに、頭をしたたかに打たれてその場に倒れた。 「タイ……大丈夫かね?」 「ええ、なんとか」 そう言ってはみたものの、目の前では星がチカチカと瞬いている上、耳鳴りのせいで相手の声もよく聞こえない。一度目を閉じて頭を振ると、ドラえもんはその場に座りなおした。 時がたつにつれだんだんと視界が元の明るさへと戻っていく。その中央に、見覚えのある服装が写しだされていくことにギクリとさせられながら、彼は目の前の人物の次の言葉を待った。 「もしかすると、君は私のことを知っているのかもしれないが…… 見てのとおり、私はタイムパトロールの者だ。 “別の世界の君”に頼まれていた物を届けに来た」 〇〇〇 カウンタがちょうど一時間を刻んだところで、ドラえもんはビデオの再生を中断した。記録ディスクをタイムテレビの中から抜き取ってポケットの中へ収めると、自然とため息が漏れていた。 いくら覚悟をしていても、辛いものはどうしようもなく辛いし、哀しいものはどうしようもなく哀しい。そんなことを今更になって思う自分に苦笑しつつ、彼はタイムテレビの操作を再び開始した。 画面に映し出されたもの。それは。 「決意」 タイムテレビの前で、彼はそっと呟いた。 「もう二度と――」 「日常」 天気予報は本当にあてにならない。雨粒が叩きつけられる窓ガラスを眺めて、僕はため息をついた。 予報が外れたこと自体は大した問題じゃない。雨が降り始めた時は少し不安になったけれど、ドラえもんが迎えに来てくれたから、ずぶ濡れにならずにすんだ。後で自分がパパの迎えに行かないといけないのはちょっと面倒だけれど、それもまあいい。 本当に問題なのは、どこにも遊びに行くあてがないことだ。しずかちゃんちに行ければ良かったんだけれど、都合が悪いと言われてしまった。 こんな日には…… (やっぱり昼寝が一番) 僕はそう結論づけてランドセルをその辺に放り投げると、引き寄せた座布団を枕にして畳の上に寝っころがった。 (……あれ?) 眠りにつくほんの一瞬前に、微かな違和感を覚えて僕は跳び起きた。 部屋を見渡すまでもない。体を起こしてちょうど正面、ドラえもんが寝床にしている押し入れの襖に、竹刀が立て掛けてある。 なんで、こんなものがここに? 僕は襖の前まで這っていき、それを手にとった。 「今日のおやつはドラ焼き~♪」 「ねえ、ドラえもん」 都合の良いことに、ちょうどその時、上機嫌のドラえもんが鼻歌まじりに部屋に入って来た。早速、この竹刀について尋ねてみることにする。 「ん? なんだい?」 「こんな竹刀、どうしたの?」 「え!? ああ、それ? ええと、この前ジャイアンが君を追い回してたことがあったろう。 そのとき取り上げといたのがポケットの中を整理してたら出てきたんだよ」 「……そんなことあったっけ?」 「あれ? 覚えてないの? まあ、いいでしょ。しまっちゃうから返してよ」 怪しい。……あ、今、目をそらした。何か僕から隠そうとしているな。 よし。 「そんなこと言ってさ。僕に使わせたくないだけで、実はひみつ道具だったりするんじゃないの?」 僕がそう言うと、ドラえもんはきょとんとした顔でこっちを見つめてきた。黙ったまま何も言わないから、なんだか気まずい。 「な、なんだよ」 「ク、クク。ウヒャハヒャヒャ」 と、思ったら突然吹き出し、腹を抱えて大笑いし始めた。 そのまましばらくゲラゲラと笑いつづけて、しばらくして言うことには、 「フヒ、フヒヒヒ。き、君は実に……まあいいや。変なこと言わないでよ、のび太くん。 それはただの竹刀で、ひみつ道具なんかじゃないよ」 もう。そこまで笑うことないじゃないか。僕がふくれてそっぽをむくと、ドラえもんはそれを宥めにかかってきた。 『ごめん』とか、『あんまり突拍子もなかったから、つい』とか色々と言ってきたけれど、しばらく許してやるもんか。……とは思ったけれど、こんなことで意地をはるのも馬鹿馬鹿しいからすぐに振り向いた。 そしたら、やっぱりあの気色悪いにやにや笑いに出迎えられた。 目の端に浮かんだ涙をぬぐったりなんかしちゃってさ。泣く程面白かったって言うわけ? 変なドラえもん。
https://w.atwiki.jp/tokyochika/pages/21.html
test
https://w.atwiki.jp/sekaiju_mazev/pages/52.html
第一階層 第二階層 第三階層 第四階層 第一階層 名前 SKILL STATUS 弱点・耐性 EXP ITEM 解説 備考 属性 状態異常 お化けドングリ --- HP 104 ◎ 壊△ - X - ◎ 眠△ -X - 35 硬質な殻斗-割れた堅果 樹海入口をよく歩き回っている硬い殻斗に覆われた植物。冒険者に殻を力ずくで割られている姿がよく見られる。 たまに防御する物理属性で倒すと条件Drop ATK 20MAT 13DEF 18MDF 13 ローパー 絡みつき-- HP 112 ◎ 斬炎△ -X - ◎ 麻△ -X - 40 棘付きのツタ-- 自在にツタを操り獲物を捕食する植物。多くの仲間とツタを絡め合うことで一体化するという噂がある。 3体居ると合体する ATK 24MAT 15DEF 17MDF 15 風船モモンガ 風船落とし-- HP 106 ◎ 突雷△ -X - ◎ 盲足△ -X - 50 フカフカな襟巻-- 風船のような格好で宙を漂っている小動物。脚を封じられると頭上から急降下する得意技を使えなくなってしまう。 ATK 22MAT 16DEF 15MDF 14 マッドドッグ 威嚇-- HP 222 ◎ 氷△ -X - ◎ 呪混△ -X - 140 円錐形の重牙-- 樹海の浅層を根城にしている狂暴な犬。住処に勝手に侵入した者には見境なく牙をむき襲い掛ってくる。 ATK 32MAT 17DEF 22MDF 21 アイスバット 冷波-- HP 123 ◎ 突雷△ -X - ◎ 頭△ -X - 70 冷たい翼膜-突き落とされた牙 青い体が特徴のコウモリの一種。翼から放つ冷たい氷は餌を長期保存するために凍らせることにも使われるらしい 突属性で倒すと条件Drop ATK 17MAT 24DEF 16MDF 16 マイコニド 石化の胞子-- HP 193 ◎ 斬炎△ -X - ◎ -△ 石X - 100 重厚な石突き-- 樹海に棲息する動く大きなキノコ。触られた者は、たちまち体が石のように固まってしまうため注意が必要。 ATK 26MAT 18DEF 21MDF 17 アカモリガメ 甲羅の守り-- HP 142 ◎ 炎氷雷△ 斬突X - ◎ 呪毒△ -X - 110 欠けた亀甲羅-焼入れられた甲羅 脚でふんばり守りを固めるカメ。並の武器では刃がたたない甲羅は炎で焼かれると全く違う性質に変わってしまう。 炎属性で倒すと条件Drop ATK 27MAT 21DEF 28MDF 19 突撃イノシシ 猪突猛進仲間食い- HP 370 ◎ 炎△ -X - ◎ ス混盲腕足△ - X - 220 枝分かれした牙-- 大きな牙を持つ獰猛な動物。見慣れないものには全力でぶつかり、自分にとって安全かどうかを判断するのだという 仲間食いはお化けドングリに使用 ATK 30MAT 19DEF 23MDF 22 ポイズンリーチ 蛭毒-- HP 296 ◎ 炎△ - X - ◎ 石頭△ 毒X - 125 ブヨブヨの表皮-- 水気の多い場所で暮らしている紫色の体を持つ蛭。強い毒性を持つ唾液を吹きかけて外敵から身を守る。 体験版はイベント戦闘のみ ATK 27MAT 22DEF 24MDF 21 森アイアイ 猿真似-- HP 160 ◎ -△ - X - ◎ 眠△ -X - 135 曲がった爪-- 樹海で暮らしている猿の一種マネをすることが大得意で、どんな魔物の動きでもそっくりにマネてしまう。 体験版はイベント戦闘のみ ATK 24MAT 24DEF 22MDF 23 人喰いウサギ 食いちぎり-- HP 250 ◎ 突△ -X - ◎ 眠麻△ -X - 240 鋼質な兎牙-- 肉が大好物なウサギの一種。動く物になら何でも食いつく習性を持ち、食いつかれると肉がちぎれるまで離れない。 ATK 36MAT 25DEF 30MDF 24 ギガントローパー 投げ飛ばし斬り払い大絡み HP 432 ◎ 斬炎△ 突X - ◎ 麻△ -X - 460 太いツタ-封じられたツタ とても大きな体からその名がつけられたローパー。体の一部でも縛られるとそこに力が溜まってしまうという。 腕依存スキルの投げ飛ばしはお化けドングリとの連携封じ1箇所以上で倒すと条件Drop ATK 37MAT 23DEF 28MDF 26 傷ついた鋏蛇 アイススライサー-- HP 984 ◎ 雷△ 斬突氷X - ◎ 毒△ 死X - 980 --- 真紅の甲殻を持つ巨大な魔物一定間隔で獲物に冷たい尾をぶつけて衰弱具合を確かめながら狩りをする習性を持つ。 4Fの水切りイベントで力技習得者が石を投げると出現 ATK 33MAT 33DEF 26MDF 24 ビクトリードッグ ビクトリータスク凱旋の雄叫び- HP 1,793 ◎ 氷△ -X - ◎ 呪混△ 麻盲頭X 眠 6800 迷彩犬の大牙-- 体色を利用して木の葉に隠れて勝機をうかがう狡猾な猛犬鋭い前歯に一噛みされるだけで肉ごと奪い去られてしまう 封印扉の鍵を使用した先のエリアに出現 ATK 90MAT 85DEF 88MDF 88 オオタテナナフシ 迎撃の草盾怨讐の大盾- HP 1,593 ◎ 炎△ 斬突壊氷雷X - ◎ 呪眠腕△ 死石混毒頭X 麻 9400 騎虫の大盾-- 葉っぱの盾を持ったナナフシ盾を使って他の魔物を庇うことを得意としている騎士道精神溢れる生物だ 封印扉の鍵を使用した先のエリアに出現1T目に怨讐の大盾2T目に迎撃の草盾を確定で使用どちらも腕依存スキル ATK 95MAT 84DEF 93MDF 93 第二階層 名前 SKILL STATUS 弱点・耐性 EXP ITEM 解説 備考 属性 状態異常 痺れゼミ 断末魔-- HP 259 ◎ 突炎氷雷△ - X - ◎ 眠△ 死麻X - 400 薄茶色の翅-- 高地を飛び回っている昆虫。体を傷つけられた時に上げる断末魔を聞いた者は体が痺れてしまうという。 物理以外で倒すと断末魔が発動しない ATK 39MAT 28DEF 26MDF 25 とびつきカラカル 飛び蹴り-- HP 284 ◎ 雷△ 炎X - ◎ 麻足△ -X - 420 子猫の三角耳-- 険しい岩山に住んでいる動物飛んでいる鳥もジャンプで捕えてしまうほどに足の筋肉が発達している。 ATK 40MAT 27DEF 30MDF 29 まんまるターキー ガードウィング-- HP 370 ◎ 突炎△ -X - ◎ ス死△ -X - 450 警戒鳥の尾羽-- 非常に警戒心が強い鳥の一種美味しそうな見た目からか、丸のみにされている姿がよく見かけられる。 ATK 38MAT 33DEF 29MDF 26 切り裂きモグラ 土竜の烈爪-- HP 418 ◎ 壊氷△ -X - ◎ 眠足△ ス毒腕X - 1100 折れた鋭爪-- 鋭い爪で穴を掘る動物。地中での移動に脚を頻繁に使うのか、脚を動かせなくなると地面に潜らなくなってしまう。 ATK 45MAT 32DEF 36MDF 28 稲妻リス 雷撃-- HP 302 ◎ 炎△ 氷雷X - ◎ 混△ 眠頭X - 520 ネズミの尾棘-曲がった電気角 体から稲妻を出すことができるリス。雷撃を通じて仲間同士でコミュニケーションを取ることができるという。 壊属性で倒すと条件Drop ATK 28MAT 41DEF 31MDF 32 ポッププディング ボディアタック-- HP 314 ◎ 炎氷雷△ 斬突壊X - ◎ 石頭腕足△ 呪X - 550 プリンの核-毒々しいプリン 絶えず脚を使ってはね回っているゼリー状の魔物。毒が体中に回って死ぬと体表が毒々しい色になってしまうという 毒のダメージで倒すと条件Drop ATK 38MAT 34DEF 44MDF 27 クリフゴート パニックアサルト-- HP 278 ◎ 氷△ -X - ◎ 石呪△ 混盲X - 570 欠けた山羊角-封じられた蹄 出会った者を迷子にさせると言われている小さなヤギ。脚を縛り動けなくすることで硬い蹄も楽にとれるようになる 脚封じ状態で倒すと条件Drop ATK 43MAT 37DEF 29MDF 32 ロックフィッシュ バインドアーム-- HP 525 ◎ 突氷△ 壊雷X - ◎ 眠毒△ 石X - 770 浮遊魚のヒレ-- 岩のような肌を持ち、宙を泳ぐ魚の一種。柔らかに動く尻尾を巧みに使い、冒険者たちの腕を縛り上げてくるという ATK 52MAT 41DEF 41MDF 33 バウンスオウム オウム返し-- HP 541 ◎ 雷△ -X - ◎ 毒△ 混X - 1200 冠羽鳥の片翼オウムの王冠電気を帯びた嘴 小馬鹿にした動きで冒険者を嘲ってくる鳥。電気を帯びやすいクチバシを持つためか、雷の音が苦手なようだ。 雷属性で倒すと条件Dropオウム返しは連続では使用しない ATK 55MAT 44DEF 37MDF 34 オオマダライヌ 武器折り-- HP 577 ◎ 氷△ -X - ◎ 呪混頭△ 眠麻盲X - 1300 猛犬の下顎黒ずんだ鉤爪- とても獰猛な性格の犬の一種頭が良く、獲物の武器を折って抵抗力を奪ってから仕留める狩りの仕方を得意とする。 ATK 69MAT 36DEF 58MDF 54 ハンマーコング ギガントハンマー-- HP 893 ◎ -△ 突X - ◎ 盲△ ス混X - 1800 巨大な腕骨-焦げた胸袋 高いところに好んで巣を作る凶暴な動物。胸にある空気袋は炎でしっかり焼かれるほど表面が硬くなる。 炎属性で倒すと条件Drop ATK 60MAT 38DEF 45MDF 42 火炎リス 燃糸炎爆炎槍- HP 1,283 ◎ 雷△ 炎氷X - ◎ 毒△ 死石眠頭足X ス盲 8300 炎獣の曲角-封じられし尻尾 火を操り冒険者を襲う小動物周りに味方がいなくなると冒険者の命綱を燃やすべく、必死に炎で抵抗をする 封印扉の鍵を使用した先のエリアに出現通常エンカウントで100%出現する全封じ状態で倒すと条件Drop※条件Dropはウォーロック専用防具の素材 ATK 79MAT 91DEF 93MDF 97 第三階層 名前 SKILL STATUS 弱点・耐性 EXP ITEM 解説 備考 属性 状態異常 プチノワール 目潰し-- HP 420 ◎ 炎△ 突雷 X - ◎ 毒△ ス混X - 1100 プニプニの足-- プニプニした愛くるしいボディを持つ妖精。追いつめられると温存していた力を解き放つと言われている。 敵が自分以外全滅するとグランノワールに変身する ATK 58MAT 41DEF 51MDF 51 ひび割れこうべ 死者の魔眼-- HP 432 ◎ 突氷△ 炎 X - ◎ ス頭△ 呪眠混毒. 腕足X - 1200 浮き頭頂骨-- 浮遊するしゃれこうべ。壁や魔物にぶつかってしまうことが多いため、頭部がひび割れているのだという。 ATK 56MAT 38DEF 47MDF 43 ボーンアーチャー 剛矢-- HP 630 ◎ 炎雷△ - X - ◎ 麻△ 死呪腕X - 1500 薄汚れた矢筒-- かつて戦場で活躍していた弓兵のなれ果て。肉体を失っても衰えない弓術で遠くの獲物も軽々と仕留めてしまう。 ATK 54MAT 36DEF 41MDF 45 デッドホイール 火炎大回転-- HP 972 ◎ 氷△ 斬炎雷 X - ◎ 死呪足△ 石盲X 混 2950 犀利な外輪-- 戦場跡を走り回る巨大な車輪墓場から死体を奪う魔物として、各地に伝承話があるくらい高い知名度を持っている。 ATK 50MAT 60DEF 56MDF 38 ブキミカズラ 首絡みつき-- HP 456 ◎ 斬炎△ 氷 X - ◎ 麻△ 頭X - 1450 伸縮する腕蔓-- ツタが人の腕状に進化した不気味な植物。手のような形のツタを使って獲物の頭を縛りあげてから捕食を行う。 ATK 58MAT 44DEF 51MDF 55 ゾンビドッグ 毒噛み-- HP 444 ◎ 雷△ 氷 X - ◎ 混△ 死麻足X 毒 1550 腐肉のあばら-困惑の頭針 死してなお、森をさ迷い続ける小型の犬。冷静さを失うと頭に刺さった針が抜け落ちても気付かないという。 混乱状態で倒すと条件Drop ATK 64MAT 38DEF 55MDF 57 グランノワール 踏み潰し-- HP 1,104 ◎ 炎△ 突雷 X - ◎ 毒盲△ ス眠混X 毒 3500 黒い巨尾-壊死した巨指 小さかった頃の面影がなくなってしまった巨大な怪物。巨体を使った攻撃は熱い金属も粉々に砕くほどの威力を誇る 壊属性で倒すと条件Drop ATK 78MAT 42DEF 58MDF 58 ゴースト 憑依-- HP 300 ◎ -△ 斬突壊. 炎氷雷 X - ◎ 混△ 石呪X - 1600 真白の袋-- 死にきれずに樹海を漂う怨念憑りつかれる前に頭を封じなければ、痛みや苦しみを追体験させられてしまう。 憑依は行動速度補正が非常に高いダメージ・状態異常等シンクロ効果一撃で敵を全滅させれば不発する ATK 51MAT 51DEF 36MDF 36 ゾンビモモンガ 風船落とし-- HP 503 ◎ 突雷△ 氷 X - ◎ 眠△ 死麻盲X - 1650 強靱な飛膜-- 無理矢理命を与えられゾンビと化したモモンガ。見た目は怖いが生前同様、頭上から人を驚かすことが好きなようだ ATK 69MAT 51DEF 59MDF 56 フレアレディ 呪いの炎-- HP 1,258 ◎ 斬突壊△ 炎氷雷 X - ◎ 石混頭△ 呪腕X - 1700 吸血鬼の冠-封じられた魔石 人のような容姿を持つ魔物。呪術の炎を放って攻撃してくるので、杖ごと縛りあげて使えなくしてやると良い。 腕封じ状態で倒すと条件Drop ATK 60MAT 65DEF 58MDF 54 角つきこうべ 死者の凶眼-- HP 529 ◎ 突氷△ 炎 X - ◎ ス頭△ 呪眠混毒. 腕足X - 1800 ドクロの黒角-凍結した魂 宙を漂う、角を持った頭蓋骨内側で光っているのは魂ではないかと噂されているが、魔法で凍ることがあるという。 氷属性で倒すと条件Drop ATK 66MAT 45DEF 59MDF 64 デモンズコフィン 亡者の行進-- HP 1,221 ◎ 炎氷雷△ 斬突壊X - ◎ 石眠腕△ 呪麻毒盲X - 4000 空虚な棺-- 亡者の怨念が宿り悪魔と化した棺桶。怨念がこもった行進に巻き込まれると、体に災厄が降りかかるといわれている ATK 79MAT 69DEF 65MDF 69 ドゥームホイール 復仇大回転幻影の煙- HP 3,380 ◎ 氷△ 斬炎雷X - ◎ 呪△ 石盲足X 死混 35000 弧状の輪刃-盲目の目玉 死の際に現れるという車輪。呼吸に反応しているのか、周りから魔物が一匹でも消えると途端に暴れだすという。 クエスト「古戦場に眠る竜」受注後に行けるエリアに出現魔物が倒されると全体近接斬属性攻撃の復仇大回転を次ターン以降使用盲目状態で倒すと条件Drop※条件Dropはリーパー専用防具の素材 ATK 144MAT 97DEF 128MDF 138 第四階層 名前 SKILL STATUS 弱点・耐性 EXP ITEM 解説 備考 属性 状態異常 ボルトクリープ スピットサンダー-- HP 459 ◎ 氷△ 炎雷X - ◎ 呪眠混麻. 毒盲△ -X 石頭腕足 2800 歪な雷石-痺れた糖核 稲妻のように歪な形をした結晶形の魔物。痺れた体から採れる核は非常に甘味が強く、砂糖代わりにも使われる。 麻痺状態で倒すと条件Drop ATK 72MAT 72DEF 57MDF 57 サイミンコウモリ 催眠波-- HP 570 ◎ 突雷△ - X - ◎ 足△ ス眠盲頭X - 2950 コウモリの突牙-- 結晶に覆われた洞窟に棲息する巨大なコウモリ。翼を使い反響させた超音波には睡眠を促す効果がある。 ATK 75MAT 70DEF 54MDF 60 グリーンリーチ 吸血-- HP 434 ◎ 炎△ - X - ◎ 石麻△ 死呪毒盲. 足X - 3000 モチモチの蛭皮-- 壁や天井を這い回っているヒルの一種。口元の吸盤は特に発達しており、防具の隙間をぬって血を吸ってくるという ATK 79MAT 56DEF 97MDF 91 リザードソード 真空斬りチェイスマジック- HP 876 ◎ 壊△ 斬 X - ◎ 石腕△ 死呪眠麻. 毒頭X 盲 3600 刃こぼれした刀身-- 剣術を得意とするトカゲの戦士。自身は魔法を使えないが他の生物の魔法を利用した攻撃を得意としている。 ATK 80MAT 63DEF 67MDF 64 ブレイズクリープ スピットファイア-- HP 598 ◎ 雷△ 炎氷X - ◎ 呪眠混麻. 毒盲△ -X 石頭腕足 3100 半透明な紅殻-淀んだ結晶 炎を彷彿させる姿をした結晶質の魔物。赤い半透明の体は辺りを探知できなくなると途端に淀んでしまうという。 盲目状態で倒すと条件Drop ATK 75MAT 75DEF 60MDF 60 モールキング 土竜の豪爪-- HP 897 ◎ 壊氷△ -X - ◎ 死眠△ ス毒盲腕X 呪 4200 尖鋭な王爪-- 王の名を冠する大型のモグラ異質な鼻は厳しい環境で良質なエサを手に入れるために発達したものだと言われている ATK 82MAT 69DEF 75MDF 77 マイティゴリラ ギガントハンマー-- HP 1,374 ◎ -△ 突X - ◎ 盲△ ス死呪混X - 6000 猛獣の腕膜-- 洞窟内を根城にする凶暴な性格の生物。筋骨隆々の腕から繰り出される一撃は金属も軽くひしゃげるほどの威力だ。 ATK 84MAT 64DEF 77MDF 67 アンガーバード アタックウィング-- HP 639 ◎ 突炎△ -X - ◎ ス死混△ 石麻X - 3300 真紅の鶏冠-- 常に狂ったように怒っている奇妙な鳥。他の魔物を焚きつけることを得意とするためか同種で群れることは少ない。 ATK 77MAT 62DEF 65MDF 70 リザードランス 心臓突き風車- HP 937 ◎ 斬△ 突 X - ◎ ス足△ 死石眠混. 麻腕X 毒 4000 棘つきの肩甲-斬り飛んだ刃先 槍を巧みに操り冒険者の前に立ちはだかるトカゲの戦士。槍を回す風圧を利用した連携攻撃は非常に強力だ。 斬属性で倒すと条件Drop ATK 86MAT 76DEF 73MDF 68 アイスクリープ スピットフリーズ-- HP 653 ◎ 炎△ 氷雷X - ◎ 呪眠混麻. 毒盲△ -X 石頭腕足 3800 蒼色の水晶核-- 生命を宿した蒼い結晶体の魔物。頭側の結晶の方が大きいためか魔法を放つ反動で転げてしまうことがある。 ATK 83MAT 81DEF 66MDF 65 警報ゼミ 大警報-- HP 956 ◎ 突. 炎氷雷△ - X - ◎ -△ 死石麻毒. 頭X - 3500 虚蝉の赤翅-鳴らないサイレン トカゲの魔物に警報代わりに利用されているセミの一種。断末魔のサイレンは頭を封じられると鳴らなくなるという 頭封じ状態で倒すと条件Drop ATK 84MAT 74DEF 96MDF 96 リザードハンマー 頭蓋割り水晶粉塵- HP 1,041 ◎ 突△ 壊 X - ◎ 呪頭△ ス死眠麻. 盲足X 混 4800 鈍色の鉄塊トカゲのしっぽ凍てつく放熱翼 戦槌を携えたずんぐりした体躯の戦士。背中の翼が冷えないように定期的にさすって温めている姿が見られる。 氷属性で倒すと条件Drop「水晶粉塵」はクリープを倒すと発動する全体攻撃クリープに応じて属性が変化する ATK 97MAT 86DEF 79MDF 75 イビルワーム 惨劇の針雨フィックスレインエコーエフェクト HP 4,731 ◎ 炎△ -X - ◎ 盲足△ ス石呪眠. 頭X 毒 44000 魔虫の尾針-痺れた虫皮 致死性の高い毒針を持ったぜん虫の一種。神経性の麻痺毒に冒された時は、体の毒素を抜くために脱皮をするという クエスト「水晶の森の蛇女」受注後に行けるエリアに出現麻痺状態で倒すと条件Drop※条件Dropはセスタス専用防具の素材 ATK 146MAT 127DEF 145MDF 142
https://w.atwiki.jp/1888/pages/62.html
殺されたゲームオーバー