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(二日目)12時06分 「――――――――――――――…」 何か聞こえる。 「―――――――――――――……」 何か眩しい。 辺りが真っ白だ。 「――――――――――――……ラ」 誰か俺を呼んでいる。 俺の『名前』を呼んでいる。 (…誰…だ?) 「――――――――ラ」 彼はゆっくり瞼を開けた。 ぼやけた視界の中で、一人の少女の顔が映り始めた。 徐々に鮮明になり、白く濁った靄は消えて… 「起きろって言ってるでしょっ!」 ドガッ!と強烈な痛みが腹部に入った。 反射的に起き上がった彼の第一声は、 「ぐはッ!?」 こみ上げる嘔吐を無意識に抑えこみ、自身の腹にパンチを入れた張本人を見た。一瞬、視界が眩んだが、今は明確に少女の姿形を捉えていた。眼前にいる銀髪碧眼シスターを見上げた。 白いフードを被り、整った容姿を持つ少女は、彼の顔を正面から見て、円満な笑顔を見せた。全ての男を惹きつけるような魅力的な笑顔だった。 「起きた?シンラ」 シンラ、と呼ばれた男は周囲を確認した。 彼は教会にいた。 天井が高く、左右対称に備え付けられている証明が周囲を明々と照らしている。ステンドグラスが規則的に立ち並び、正面にはジーザス・クライストの十字架がある礼拝堂の内部だった。礼拝者が座る木質の長椅子が、祭壇に繋がる道をはさんで左右対称にいくつも置かれている。 そして、彼は何故か祭壇の上にいた。彼が寝転んでも十二分な大きさを持った祭壇の白いテーブルの端には4つの蝋燭があり、火はすでに消えていたがまだ新しい。 奇妙なことはそれだけではない。眼前にいる少女の後ろにも、そして大きな十字架がある正面にも、床にはこの祭壇を中心に描かれたような複雑な魔法陣があった。 五芒星を囲むように三重の円があり、最外円の直径をはみ出さない正三角形の紋章が記されている。三角形の端には三本の相異なる剣が刺さっていたが、途中で折れていた。ラインはペンキのようなもので綺麗に描かれていて、図形の隙間にはルーン文字が書かれていた。 このような教会の結婚式のように明るい場所で、自分は黒魔術的な儀式が施されたのだろうか? 彼がそう思えるくらい、不可解な模様が周囲に描かれている。 眼前の少女シスターに聞きたいことは山ずみだが、彼は一言口を開く。 「誰だお前」 途端、笑顔だった銀髪碧眼シスターは、表情を変えずに彼の頬を引っ張った。彼の顔に痛みが走る。 「いててッ!?」 「イ・ン・デッ・ク・スだよ?まだ記憶が戻ってないの?シンラ。もう一回、お前とか言ったら殺すからね♪」 彼女の手の力は緩まない。 彼はその声と顔に見覚えがあった。いや、見覚えというより推論に近い確信があった。 インデックス。 奇妙な名前。『打ち止め(ラストオーダー)』を地下街に探しに行った時に、偶然出会った少女の名前だ。 顔立ちと言い、声色と言い、記憶より大人びていたが、それはこの時代は自分が知っている時間の一年後という事を考慮すればと、彼は思った。 (…あの時の暴食ガキ女…そうか、こいつ本物の魔術師だったのか) そう考えれば、自分が座っている祭壇を中心にして描かれている魔法陣の意味も納得できる。 そして、彼は痛がるどころか、驚愕した。 (…ちょッと待て!なぜこの女は俺に触れることが出来るンだ!?今は「反射」をデフォにッ!) 彼の様子を余所に、彼女は笑顔のまま言葉をつづけた。 「ごめんなさいは?」 「はッ…ああッ!?」 彼女を吹き飛ばそうとベクトル操作を実行するが、何も起こらない。それどころか、 指一本すら動かない。 ただ痛みが彼を襲った。頬を強く抓る痛みだけが。 「私に対して「お前」とか言った罰だよ。ご・め・ん・な・さ・い・は?」 「いででィ!?」 少女の声が礼拝堂に響く。 表情から察するに怒ってはいるが、殺意は無い。それを感じ取った彼は、しぶしぶも彼のプライドを傷つけかねない命令を承諾した。 なぜなら、彼の身体は彼女に完全に支配されているのだから。 「………ェ」 「え?聞こえないんだけど?」 彼は心に憤怒を秘めながらも、言葉を発した。 「……………すまねェ」 白髪の少年の声は小さかったが、確かに少女の耳には届いた。 シスターの格好をした背丈163センチの美少女は口をとがらせながらも腕を組んだ。 「…うーん。21点だね。それより、自分のことは思い出した?」 プライドをへし折って述べた白髪の少年の謝罪も、インデックスと名乗る少女の辛辣な言葉で一蹴された。 思わず、少女の首をへし折りたい衝動に駆られたが、上半身を起したまま、能力どころか指一つ動かない状態では彼女に触れることすらできなかった。 だが、少女に対する怒りは押しとどめた。 自分の事を思い出した?という少女の言葉が彼の頭を冷やした。 眼を覚ました第三者に初めに相手を確認するためにはまず、名前を聞く。だが、彼女は思い出したかと尋ねた。 彼女が何者かは知らないが、自分の事情を知っているのは確かだと少年は思った。 彼は自分の記憶をなぞる様に、言葉を吐いた。 「ああ。俺はシンラ。御堂シンラ。出生日は一月一日。出身はこの学園都市。父親の名前は―――」 少女は告げる。 「――貴方は『御堂シンラ』という記憶を持ったクローン人間。正確にはアレイスターの息子、シンラ=クロウリーのクローン。アレイスターの『プラン』の初期計画『ドラゴン』の要であり、人工的な『竜王の翼(ドラゴンウィング)』の発現が確認された唯一の検体」 「…ああ、そうだ」 白髪の少年、『一方通行(アクセラレータ)』、もとい『御堂シンラ』は複雑な表情を作った。思い出したというより、一年後の俺が残した記憶の残滓だった。 正直、彼には心に迫るものがあった。 現実は彼が予想していた事実より遥かに残酷だった。 『一方通行(アクセラレータ)』はアレイスターの死んだ息子のクローンだった。 確かに彼自身も自分自身の記憶が妙だと感じていたのだ。幼少期に離れ離れになったとはいえ、両親の名前も顔すらも記憶に無いというのはあり得ない。 ただ「情報」がある。 自分に両親が存在したという偽りの記憶がある。 その記憶が偽りだと知った「記憶」を思い出した。 そして、 アレイスターが謀略を企てた真の動機が理解できたのだ。 世界が、上条当麻が『魔神』と成長するための箱庭だったように、 学園都市自体が、『一方通行(アクセラレータ)』を『超能力(レベル6)』、すなわち『竜王の翼(ドラゴンウィング)』の覚醒を促すための箱庭だったのだ。 その計画はアレイスター=クロウリーは常人を遥かに超える執念と意思の元、入念な準備と無数の謀略を張り巡らせながら、進められていた。 しかし、アレイスターを突き動かす真の動機は単純なものだった。 人間の範疇を超えた彼自身も、恐らく気づいていないのかもしれない。 かつて、アレイスターは、妻子を持とうとも、己の真理を追究するためなら全てを捨てる男だった。 研究に没頭した揚句、魔術を捨て去って身を滅ぼし、妻を死に追いやった。全てを失った彼に残ったものは、親の愛無くして、心の隙間をヘロインで紛らわせる息子の姿だった。 息子の朽ち果てた姿を見たとき、彼に押し寄せた感情は想像を絶するものだっただろう。 だが、息子のDNAを元に、世界最強の存在を作り上げようとしていた事だけは分かる。 彼を覇道へと突き動かしている動機は、息子に対する、父親の不器用な愛だった。 シンラには、何とも言えない感情が込み上げる。それを外に吐くように、彼は言葉を発した。白い長髪が揺れる。 「…クソッたれが。正面切って、ツラ構えて言えッてンだよ」 『一方通行(アクセラレータ)』、もとい御堂シンラの横顔を見ていた少女、『禁書目録(インデックス)』は言う。 「親子の愛の壮大な物語っていうには、ちょっと血生臭すぎるもんね」 「…うるせえ」 その言葉に銀髪碧眼の少女は反応し、シンラを睨みつけた。 「やっぱり「この時代」のシンラのほうが良い!言葉遣いがこんな刺々しくないもん!」 「そうですかァ……ッて、ちょっと待テ」 少年にとって不快な言葉に続いて、聞き捨てならないことをその少女は発した。 白髪の少年は、手足は動かせずとも、警戒心だけはその少女に対して露わにした。彼の記憶だけが一年後に跳んできたことを何故知っているのか。その事実を知っているのは自分と『打ち止め(ラストオーダー)』、そしてその元凶である―― 少年はハッとして自分の体を見た。 無傷。 服の下は分からないが、痛みは無い。 体が動かないので、眼を動かして手足を確認するが、傷一つない。 シンラは再び驚愕し、インデックスを見た。彼女は得意げな表情をして、 「どう?」 と、聞いてきたのである。 シンラはその言葉の意味することを悟り、目を見開いた。 その時、インデックスの背後の20メートル先にある大きな扉が開き、一人の少女が入ってきた。 「おや、お目覚めですか?」 声をかけてきた少女はミニスカ状態にした修道服を身に纏い、チョピンを履いている少女だった。黒のフードからは背中まである赤毛を細かい三編みにしていた。カポカポという足音と共に、インデックスの傍までやってきた。背丈はインデックスよりも頭一つ大きかったが、チョピンを脱げば、163センチのインデックスよりも小柄な少女だ。 インデックスは振り返って、傍に来た赤毛のシスターに声をかける。 「皆はどうしてる?」 「皆、へとへとですよ。魔力不足で倒れちまった部下もいたんで、広間を借りて休んでます。まあ、疲れきって寝てる者が大半ですが」 「お疲れさま。礼を言うわ」 「貴女ほどの御方から礼を言われるなんて、いち魔術師としては光栄極まりないですね」 2人のやりとりを、『一方通行(アクセラレータ)』、もとい御堂シンラは動かない体で聞いていた。彼の視線を感じたのか、目があった赤毛のシスターは一礼した。 「はじめまして。シンラさん。ローマ正教隠密旅団隊長、アニェーゼ=サンクティスです。 と言っても、本職は『神上派閥』の幹部なんですけど……以後、お見知りおきを」 自己紹介を終えたアニェーゼはシンラに近づくと、祭壇にある一つの蝋燭を取った。すると、シンラの身体を縛っていた見えない呪縛は消え、体が動くようになった。シンラは手を動かし、シャツの袖を巻くって外傷を確認していた。やはり傷一つない。 「『禁書目録(インデックス)』様の知識を元に、この魔法陣を成して、貴方の肉体を復元したんです。具合はどうです?体に違和感は覚えませんか?」 シンラは、耳を疑った。 「………は?」 ポカンとしているシンラに、インデックスは詰め寄っていった。 「シンラは首から下が無くなってたんだよ?」 彼女の言葉が上手く飲み込めないシンラに、インデックスは畳みかけるように言った。 両手を腰に当て、長い銀髪が揺れる。 「あのね。オリジナルの『竜王の翼(ドラゴンウィング)』をまともにくらって無傷なわけ無いじゃない。貴方の偽物の『竜王の翼(ドラゴンウィング)』より能力は遥かに強力なんだから。 私が一秒でも助け出すのが遅れてたら、シンラ、肉体もろとも魂も消滅してんだんだからね。少しは感謝してほしいかも」 インデックスは腰に手を据えたまま、強烈な視線でシンラを見下ろしていた。 彼女とは対照的にアニェーゼは、苦笑しながら一言付け加えた。 「禁書目録様の主導で行った『ラティエルの加護』に、私たちは魔力提供しただけですけど…」 「本当は100人の人間が生贄として必要な禁忌魔術なんだけど、私が魔法陣を書き換えて、生贄ではなく魔力のみで精製できるようにしたんだよ。 天使を騙すなんて、本っ当に大変なんだから!」 声を荒げるインデックスを見ながら、シンラはいまだに状況を把握できないでいた。 しかし、あれだけの大傷が治っていることは確かだった。世界よりも30年進んでいる医療技術を持つ学園都市すら、このような治療は不可能だ。 (…………これが、魔術?) シンラは両手の掌に、力を込める。 触れた空気を『ベクトル操作』で身に纏い、ゆっくりと冷たい祭壇の上から下りた。 タッ、と静かな着地時になった音から、シンラは違和感を覚えた。 靴底が破けていただけではなく、右足の靴にはぽっかりと大きな穴が開いており、白い素肌が見えていた。 気を失う前、太いパイプが己の右足を貫通してしたことをおぼろげに憶えていた。 シンラの脳裏に上条当麻、否、『ドラゴン』と繰り広げた激戦が蘇ってきた。 そして、ドラゴンに大したダメージも与えられず、第二三学区ごと消滅させられ、自分は敗北したのだ。 どうやって自分を助け出したのか。疑問は多く残るが、その答えの全ては、『禁書目録(インデックス)』と名乗る少女が持っていることは明らかだった。 インデックスとアニェーゼたちの眼前に立ち、彼は警戒心を露わにして、言葉を綴る。 「……何者だ?」 シンラの強い視線と言葉に、身長163センチほどの銀髪碧眼少女は告げた。 「私、『魔神』だよ?」 そう言って、インデックスは不敵な笑顔を作る。 彼女の透き通った声は、礼拝堂に静かに響き渡った。
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ロシア成教の内部組織。 スレイプニルなどに代表される一線級の霊装が配備された、 いわゆるエリート部隊。 (「とある魔術の禁書目録@wiki」より抜粋) ストリゴイ ソフィーヤ=A=グリゴリエヴァ パルノーチニャヤ マーリャ=モレイヴナ スヴァローガ
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私、PSP禁書は発売日の少し過ぎてから買いました -- (神裂) 2011-09-18 14 24 43
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【種別】 人名 【元ネタ】 Wikipedia - バステト 【初出】 新約 とある魔術の禁書目録SS (rainbow spectrum notes 灰村キヨタカ画集2収録) 【解説】 『死者の書』を求めてインデックスを襲撃した、 「バテストの巫女」と呼ばれるエジプトの魔術師。 インデックスと似た年頃の浅黒い肌に長い黒髪の少女。 丈の長さだけで言えば足首近くまであるのに、 あまりにも生地が薄すぎるせいで全身が丸ごと透けてしまいそうな、 ピンク色のキャミソールのワンピースを着用し、 その上からシルエット全体を覆って隠すフード付きの黒マントを羽織る。 信仰する神の特徴から意匠された、 縦に裂けた奇妙な瞳孔と、フードの頭部から伸びる猫の耳が印象的。 インデックスに必要な情報を読み取らせ、脳内で『死者の書』を組み上げさせることで、 既に亡くなったセクメトと呼ばれた姉のような魔術師の記憶・記録を得ようとしていた。 『死者の書』はスフィンクスの目を通して盗み見ようとしていたが、 インデックスに看破されて失敗し、姿を現す。 戦闘においては自己トランスによる意識の覚醒を用い、 肉体を一時的に変質させて獅子の膂力を得る事で近接戦闘を行う。 爪も獣のように変質し、人間を超えた速度での戦闘を可能にする。 なお、この時は「セクメトの巫女」を名乗っていたため獅子の膂力とされているが、 本来は「バステトの巫女」であるため、実際には獅子ではなく猫の力と思われる。 スフィンクスの視線を盗む力もバステト由来のもので、 インデックスには「バステトの巫女」であることを見破られている。 強硬手段でインデックスの頭の中の『死者の書』を奪おうと襲いかかるが、 インデックスに虚を突かれて術式の制御に失敗して敗北。 戦闘には敗れたが、インデックスが脳内で組み上げた『死者の書』に記されたセクメトの思いを語り聞かせ、 納得を得て意識を失った。 なお、インデックスは事件があった事を上条当麻に語らなかったため、 彼女の襲撃事件の存在を知るのはインデックスただ一人となった。
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最終信号は驚異であるのだが、禁書目録は微妙である。 -- (名無しさん) 2011-04-01 19 59 10
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登録日:2011/03/27 Sun 04 09 29 更新日:2024/03/19 Tue 17 59 56NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 TPOを弁えた男 とあるシリーズの登場人物 とある魔術の禁書目録 シルバークロース=アルファ 何か必殺技っぽい 接着剤ではない 整形 新入生 新約 暗部 科学サイド 駆動鎧マニア 『とある魔術の禁書目録』の登場人物。 『新入生』と呼ばれる謎の学園都市暗部組織(?)の一員。 見た目は端正な顔立ちをした青年。 駆動鎧(パワードスーツ)の操縦技術に長けており、任務の際もほぼ常に駆動鎧を着こんで行動する。 また『コレクション』と呼ばれる暗部技術の塊である様々な種類の駆動鎧を専用バンカーに数十機保有しており、 状況や作戦内容に応じてそれらの中から最適な物を選択する事をポリシーとする。 自身曰く「私はTPOを弁えて着こなす人間」とのこと。 初登場は新約一巻。 同じ『新入生』のメンバーである黒夜海鳥と共にフレメアという少女の命を狙う。 ※以下新約一巻ネタバレ その目的は黒夜同様に一方通行と浜面仕上の間にパイプを築かせて二人を殺すきっかけを作り、 彼らを排除した後に『奴ら』(魔術サイド)に対抗する為の準備をするというもの。 理由は不明だがその昔、粛正により顔を焼かれた過去を持ち、元の顔を取り戻すために任務の報酬で学園都市の技術による整形手術を繰り返していた。 しかし元の顔を取り戻した頃には、その顔を焼かれた『屈辱』により自身の『内面』が完全に醜悪な物に変質してしまったという事に気付き、 外観をどんなに取り繕っても無駄だという事を悟る。 それ以降彼は自身の外観や印象等に対して一切の執着が無くなってしまった。 彼が戦境に応じて様々な駆動鎧を着こなすスタイルに拘るのもこのエピソードに由来する。 本来、二足歩行型ではない『人の形から大きく離れた』造型を持つ駆動鎧は操縦がとても難しく、 更にその操作に慣れてしまうと駆動鎧を脱いだ際に通常の生活が出来なくなる可能性もあり、 そのためどんなに高性能であろうと二足型以外の駆動鎧が実用化や量産化される事はほとんど無い。 しかし自身の肉体に全く拘りが無いシルバークロースはこれらの問題点をものともせず、 八本足の『エネミーブラスター』を始めとした様々な異形の『コレクション』達を完全に順応して操る事が出来る。 それゆえに二本脚の駆動鎧を操る事があまり無いためか、 サポート用とはいえ二本脚型の『ビーランチャー』に乗り込んだ時には黒夜海鳥に「珍しい」と言われていた。 劇中ではその駆動鎧操縦技術を活かして黒夜海鳥と共に暗躍し、浜面と一方通行のパイプを繋ぐ事に成功、 更に『ハイウェイチーター』でフレメアを連れ去る事にも成功する。 しかし最終的には『ドラゴンライダー』に乗り込んだ浜面仕上に追い詰められ、最後の手段である駆動鎧『エマージェンシー』を起動するも敗北した。 それで出番は終わりかと思われたが、戦力外と認識された瞬間に黒夜に浜面を追い詰める為に自慢の『コレクション』を勝手に全て解放され、 更に『ファイブオーバー』のコアにされたりと結構可哀想な目にあっている。 シルバークロースの『コレクション』一覧 ライフアーマー 常にシルバークロースが着こんでいるアルマジロのような曲線で構成された小型の駆動鎧。 他の『コレクション』達のインターフェイスのような役割を持ち、これを着たまま他の駆動鎧に乗り込んで操縦する事が可能。 破壊された『ビーランチャー』から『ハイウェイチーター』に回転しながら乗り換えを行う等の機動性を持つ。 また電子的に衝撃を和らげる機能も有し、 時速500キロものスピードから飛び降りたり『ドラゴンライダー』のキックを食らっても問題無く活動可能な耐久性を見せつける。 内部には後述の最終手段『エマージェンシー』が仕込まれている。 ちなみに『ドラゴンライダー』と同系統の設計らしく、同様のマインドサポート能力を有している。 またこの『ライフアーマー』が操縦可能な駆動鎧は同様に『ドラゴンライダー』も操縦可能。 エネミーブラスター 虫のような八本足が特徴的な異形の駆動鎧で左腕には短い機関銃、右腕には長い滑空砲を搭載し、頭は無く胴体に直接カメラが付いている。 また右腕の滑空砲は様々な種類の弾に切り替え可能。 作中で初めに登場した『コレクション』で浜面達を地下街まで追い詰めた。 第三次世界大戦におけるロシアの平原等の開けた場所を想定して作られたモデルで広域電波式の標準により脅威の弾丸命中精度を誇る。 そのため劇中のような地下街等の入り組んだ場所での戦闘は苦手だが、 『八本足による見た目のインパクト』『殺さないように手加減する必要性』からあえて使用された。 ビーランチャー 情報戦に特化した機体で、他の機械の電波を傍受やケーブルによる他の機械への接続、専用ユニットである『エッジ・ビー』の操作を得意とする。 背中には12本もの鉄柱を備え、それぞれに『エッジ・ビー』を10機ずつ収納可能、更にその鉄柱そのものが高性能のアンテナとして機能する。 『エッジ・ビー』の巣である事から通称『蜂の巣』と呼ばれる。 他の『コレクション』と違って二足型であるためか、これ自身の単純な戦闘力は『コレクション』の中でかなり低い。 エッジ・ビー(ヤイバのハチ) 前述の『ビーランチャー』から発進する専用の小型ユニット。 見た目は側面にチェーンソーのような刃を備えた円盤で、内側のシャンプーハットのようなプロペラで場力を得て浮遊・飛行し、 その刃による攻撃と内蔵されたカメラの映像を『ビーランチャー』に送って情報収集を行う。 更に徹底した姿勢制御能力により多少の事ではバランスを崩さない。 更に刃の立て方で物を掴んで投擲したり、飛行能力を失ってもタイヤのように転がって突撃したり、 機能停止すると釣り針が三つ連なった金具を撒き散らしながら自爆したりと驚くべき性能を誇る。 ハイウェイチーター 後部に巨大なプロペラを備え、四本の足から『滑走補助(スリップオイル)』という液体を出しながら滑るように移動する高速移動用モデル。 この『滑走補助』は揮発性が高く追跡の証拠を残さない。 その最大時速は約800キロにも達し、フレメアを連れ去る為に使われたが、 それ以上ものスピードを持つ浜面の『ドラゴンライダー』に追い付かれてデッドヒートを行い破壊された。 ちなみに情報隠蔽のために機能停止時は自爆する。 エマージェンシー 『ライフアーマー』に仕込まれた最終手段。 他の駆動鎧と違い、繊維が蠢いて見える黒いオイルやゴムの束が人工的な筋肉を纏うように身体にまとわりつくという、 有機的・生物的なデザインをした異質の駆動鎧であり、劇中では右半身を覆うマントのような形状と称された。 その特異な性質は最早駆動鎧よりも『サイボーグ』に近い。 曰く『一定水準を超えた駆動鎧はサイボーグと変わらない特性を得る』らしい。 装着者の身体能力を大幅に向上させ、無理矢理新たな腕を生やしたり、 千切れた腕や壊れた内臓(脳含む)等を無理矢理『経由(バイパス)』する事で修繕して内部の人間の状態に関係無く戦闘を続行する鬼畜兵器。 本来は『ヤツら(魔術サイド)』に対抗するために作られた為にこのような尋常ではない性能を有している。 ファイブオーバー モデル『レールガン』 頭がドラム缶のようになった5mもの巨大なカマキリのような外見をした駆動鎧。 名前の通り、あの御坂美琴の代名詞である『超電磁砲(レールガン)』を人工的に再現・超越するためのモデルであり、 両腕のカマに搭載された分間4000発もの速度で発射される『ガトリングレールガン』は破壊力だけなら既に本家を上回っている。 (ただしその他応用力を含めた総合的な戦力は本家が上)。 その攻撃力により破壊し尽くされた荒れ地を渡るために虫の羽ばたきを更に発展させた飛行能力を有し、暴風の中でさえそのバランスを崩す事は無い。 また強力なセンサー機能を搭載し壁の内側に隠れる敵すらも正確に捕捉し撃破する。 シルバークロース秘蔵切り札で、あのレベル5が元となっただけあり『コレクション』内の純粋な戦闘力は最強と言える。 他の駆動鎧と違って完全な自動制御は出来ず、純粋な人間の脳を演算用のコアとして要求する。 更に言えば搭乗者の脳のシナプスさえ生きていれば搭乗者の意識は無くとも稼働可能。 ただしその場合は機械特有の単調な動きとなり繊細な任務遂行には向かない。 劇中では気絶したシルバークロースをコアとしてホテルに立て籠る浜面達を始末するために投入されたが浜面の気転により撃破される。 更に『ドラゴンライダー』を着た浜面により逆に操縦され黒夜海鳥を撃破するきっかけを作った。 『前にも言っただろう。私はTPOを弁えて追記修正する男だと』 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 姫神より影薄い? -- 名無しさん (2013-08-08 22 59 21) 相方は新参の割に出番あんのにな・・・ -- 名無しさん (2013-11-11 09 28 19) 学園都市ってあともう10年ぐらいほっといたら『ヴァンキッシュ』のARスーツとか造れそうだよね。こいつが使ってるのはなんか大型化の道進んでるけど -- 名無しさん (2014-01-08 00 34 42) ↑zzガンダム然り、多機能になるにつれて巨大化するのはメカのジレンマだと思う -- 名無しさん (2016-02-10 22 34 23) 名前 コメント
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とある科学の執行部員 改訂版 はこちら。 世界観とある魔術の禁書目録のパラレルストーリー世界観は科学と魔術が本格的に対立している世界学園都市はイギリス清教とだけ細いパイプで繋がっている上条とインデックスは現段階で出会っていない『絶対能力進化』は初期の段階で頓挫しているオリジナル設定として第三の『執行部』と呼ばれる警察的組織が登場『執行部員』は『風紀委員』や『警備員』よりも大きな権限が与えられているしかし実際に『執行部員』を見たものはおらず、都市伝説となっているしかし指揮系統に『執行部員』の名前があるため『執行部』が存在することだけは確かだと言われているあらすじ絶望的な状況に追い込まれ自分の命を捨てる覚悟を少女が決めた時、少年はまるでヒーローのように現れ、少女と二人の『妹達』を絶望の淵から救い出した。少年は少女に重く圧し掛かり背負わざる得なかったものを共に支えると言った。少年の言葉に深い意味はなかったのかもしれない。それでも少女は少年の優しさ触れに恋心を抱かずにはいられなかった。それは自然な感情で気付くと自分の気持ちを少女は伝えていた。すると少年も少女の気持ちを快く受け取るのだった。そして少年と少女は恋人となり平穏な日常へと戻っていった。しかし少女は知らなかった、少年が負った過酷な役割を…少年の覚悟と少女の想いが交差する時、物語は始まる。
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久しぶりにPSP禁書やったら「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の -- (神裂) 2011-08-26 14 20 00
https://w.atwiki.jp/toaruindexpsp/pages/344.html
ここはPSP禁書wikiのコメント欄だからな -- (名無しさん) 2011-08-12 09 28 02
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【種別】 魔術・技術 【元ネタ】 史実のアレイスターが得意とした魔術? 遠くで歩いている相手の呼吸、姿勢などを完全に真似て、 膝を落とすと相手が転んだという。霊的ヒザカックンとも。 当作品ではこれを類感呪術によるものとしている。 Wikipedia-類感呪術 【初出】 新約十八巻 説明のみ禁書目録ss(通称『天草式ss』)及び禁書目録SP『ステイルss』 【解説】 アレイスターとアラン=ベネットが類感魔術を応用して使う魔術、及びそれによる攻撃。 自分が相手にリンクするのではなく、極まったパントマイムにより相手を自分にリンクさせることで相手の頭に介入し、 こちらがジェスチャーした武器とその威力を相手に伝える。 平たく言うと、術者がジェスチャーした「武器のイメージ」を、リンクさせた相手に対してのみ本物同様に扱うことができる。 そのためリンクしていない第三者は認識できず、標的以外には一切の影響をもたらさない。 (例えば窓の外から銃撃した場合、相手は銃弾が窓ガラスを突き破り身体を貫く『様に感じる』が、 実際は標的が勝手に銃槍を開いて血を流し、窓は破壊されていない) 分かりやすく言えばプラシーボ効果である。 リンクした相手からは、「術者の手から火花のように数字が散り、滲み出るようにして武器が出現する」ように見える。 リンクさせた相手の内、誰を攻撃対象にするかは術者が自由に設定できる。 そのため、どれだけ広範囲で火力がある武器を指定しても、 「攻撃したくない対象を一切巻き添えにせず、敵対者のみを消し去る」という精密極まる範囲攻撃が可能となる。 例えば大量のミメティックプレデターにビッグバン爆弾という全宇宙を一掃する超兵器のイメージを与えた際は、 同様のイメージをフランキスカや上条らにも感じさせながら、どちらも攻撃対象からは外していた。 このような性質から範囲攻撃の手段として非常に便利であり、地の文では「範囲攻撃における究極の解答」とも称されている。 また、対象の脳内を起点に展開されるため、物理的距離による命中率の減衰がない。 ジェスチャーによるイメージさえ与えられれば、「イメージの武器」の射程内なら空間的距離を無視して攻撃が成立する。 ただし必中であるが防御不能ではなく、 「イメージの武器」を認識した上でその攻撃を防御、迎撃することは可能。 弱点として、無人兵器などの「思い浮かべる機能」を持たない相手には、イメージを持たせることができずに失敗してしまう。 同様に「正常な五感や認識を持たない相手」にも、リンクが上手くいかず「イメージの武器」が術者の思い通りに機能しない可能性がある。 ただし、アレイスターの技術力を考慮すると、よほど異常な五感や認識をしていない限りは問題にならないようである。 恐るべきは、知識を持たない人間にそれを正確に連想させてしまえるほどの超一流の技術にある。 例えば何かを握り込むようなジェスチャーを見たとき、 普通なら「武器である」という事は分かっても、それが剣なのか槍なのか杖なのかは分からないし、 仮にそれを「剣」だと認識できても、それが日本刀なのか大剣なのかレイピアなのか、事細かな種類など分かるはずがない。 (実際ただの徒手空拳でそれほどの類感魔術が使えれば、魔術師は霊装作成の苦労などしないらしい) しかしアレイスターらはその武器の質感や光沢、重量、硬度に至るまで正確無比に連想させ、 更に「電子顕微鏡」や「ガンマナイフ」といった武器ですらないもののイメージや、 果ては「ビッグバン爆弾」という架空の概念のイメージさえ与えることが可能という、非常に汎用性の高い魔術に昇華させている。 『黄金』の全盛期から『魔神』まで幅広く魔術と関わってきた上条でも ここまでできる『人間』は、まだ『人間』というカテゴリで良いのか? と思わずにはいられないレベルの驚異的な技術。 魔術で科学を再現する、科学と魔術の双方を極めたアレイスターだからこそ可能な魔術と言える。 なお、「自分のイメージした威力を問答無用で相手に押し付ける」という特性上、 魔術の効果を相手の想像の10倍にする『衝撃の杖』とは非常に相性が良い。 (衝撃の杖の弱点である、「相手が魔術の効果を一切想像しない場合、魔術自体の効果が無くなる」という点を解消できるため) 以下、再現されたものと散る数字 ねじくれた銀の杖(アランらは、これを衝撃の杖のように偽装していた) 28、4、29 フリントロック銃 32、30、10 クレイモア 1、27、5 レイピア 13、5、32 数字不明 盾 弓 航空支援式ビッグバン爆弾 ガンマナイフ 真珠のヘッドの黄金の杖 銀の大鎌 棕櫚の杖 その他 レントゲン、CTスキャン、MRI、血液検査、ガスクロマトグラフィー、超音波エコー、遠心分離機、透過型電子顕微鏡、ポリメラーゼ連鎖反応式DNA検査装置、サイクロトロン加速器etc... 【考察】 この散る数字については作中で言及されていないが、 おそらく『万物照応』(世の概念を1〜32の数字で分類するカバラの考え)の数字だろうと思われる。 史実の「黄金夜明」はカバラを第一としており、「万物照応表」なるものも作成している。 なお、アレイスターは「万物照応表」を解説、改良した「777の書」を記している。