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概要 レクイエム・ジョルノを倒したディアボロが露伴の要請で挑む3つ目のダンジョン。 意外に知られてないが、0.15では1Fにドノヴァンが出ないので、ちょっと簡単になってる。 ウンガロはパープル・ヘイズなどの全体攻撃DISCを使って召喚してくる敵ごと皆殺しにするか 召喚する敵を固定して壁を作ったり、壁に穴を掘ってその中に追い込んだりして孤立させて倒すといい。 プロシュート兄貴のDISCはどうにか一枚持って行きたい。 ジョンガリ・AのDISCを使ってから固定ダメージを与えるアイテムを投げるのも良い。 サーフィス人形などを上手く使えば真っ向から殴り倒せるかも。 初っ端ににサバイバーかチリペッパーを一回使うだけでお母さんヤギがサックリ倒してくれたりもする。 敵出現階層(0.15) 階層 出現敵 1F ヤク中のゴロツキ エコーズの卵 小汚い浮浪者 ジョセフ(4部) 2F ヤク中のゴロツキ エコーズの卵 ドノヴァン 小汚い浮浪者 ジョセフ(4部) ヌケサク 3~4F T・O・グレー ブルりん ドノヴァン エンポリオ ジョセフ(4部) ヌケサク 5F T・O・グレー ブルりん ワンチェン エンポリオ エコーズACT1 ヌケサク 6F 運命の車輪 ラバーソウル ワンチェン エンポリオ エコーズACT1 7F 運命の車輪 ラバーソウル ワンチェン エボニーデビル エコーズACT2 ダイアーさん ジャック・ザ・R ハイウェイ・スター 8F 運命の車輪 ラバーソウル ワンチェン エボニーデビル エコーズACT2 ダイアーさん ジャック・ザ・R ハイウェイ・スター ハーヴェスト 9F 運命の車輪 ラバーソウル ワンチェン エボニーデビル エコーズACT2 ダイアーさん ジャック・ザ・R ハイウェイ・スター ハーヴェスト デス13 10F ディオ・ブランドー ラバーソウル ラバーズ エボニーデビル リキエル ハーヴェスト デス13 11F ディオ・ブランドー ジョリーン ラバーズ 血管針カルテット リキエル ハーヴェスト デス13 12F ディオ・ブランドー ジョリーン ラバーズ 血管針カルテット リキエル ジョセフ(3部) Mトランスファー メローネ 13~14F ジョナサン ジョリーン ラバーズ F・F リキエル ジョセフ(3部) Mトランスファー ドゥービー エルメェス メローネ 15F ジョナサン オインゴ ジャッジメント F・F ハイプリエステス Mトランスファー ドゥービー エルメェス 16F アクアネックレス エコーズACT3 ジャッジメント シュトロハイム ハイプリエステス Mトランスファー ドゥービー エルメェス グェス 17F アクアネックレス エコーズACT3 ジャッジメント シュトロハイム ジョルノ ハイプリエステス Mトランスファー ドゥービー グェス 18F アクアネックレス エコーズACT3 ゲブ神 シュトロハイム ジョルノ ハイプリエステス 吉良の親父 億泰 ミドラー 19F アクアネックレス エコーズACT3 ゲブ神 ワイアードのベック ジョルノ 吉良の親父 億泰 エアロスミス ミドラー 20F Sハートアタック エコーズACT3 ゲブ神 ワイアードのベック 仗助 ホル・ホース 吉良の親父 億泰 エアロスミス ミドラー 21~23F Sハートアタック エコーズACT3 ゲブ神 ワイアードのベック 仗助 ホル・ホース 億泰 エアロスミス 24F オインゴ グリーン・ディ 由花子 シーザー リゾット 床屋のカーン アレッシー ブラフォード 25~26F ノトーリアスBIG ベイビィフェイス 由花子 シーザー リゾット 床屋のカーン アレッシー ブラフォード 27F ノトーリアスBIG ベイビィフェイス ストレイツォ チョコラータ リゾット 床屋のカーン アレッシー フーゴ ケンゾー 28F ノトーリアスBIG ベイビィフェイス ストレイツォ チョコラータ リゾット 床屋のカーン アレッシー フーゴ ケンゾー 29F ノトーリアスBIG ベイビィフェイス ストレイツォ チョコラータ 虹村形兆 床屋のカーン アレッシー フーゴ ケンゾー タルカス 30F ノトーリアスBIG ベイビィフェイス チョコラータ 虹村形兆 ホルマジオ アレッシー フーゴ ケンゾー タルカス 31~32F アヴドゥルさん ベイビィフェイス 康一 プロシュート兄貴 ブラック・サバス ホルマジオ プッチ神父 フーゴ セッコ タルカス 33F アヴドゥルさん ベイビィフェイス 康一 プロシュート兄貴 ブラック・サバス RHチリペッパー プッチ神父 フーゴ セッコ 34F アヴドゥルさん ベイビィフェイス 康一 プロシュート兄貴 若ジョセフ RHチリペッパー プッチ神父 ブチャラティ セッコ 35~36F アヴドゥルさん ペットショップ プロシュート兄貴 若ジョセフ RHチリペッパー プッチ神父 ブチャラティ セッコ 37F アヴドゥルさん ペットショップ W・ラングラー プロシュート兄貴 若ジョセフ RHチリペッパー プッチ神父 ブチャラティ セッコ 38~39F アヴドゥルさん ペットショップ W・ラングラー プロシュート兄貴 若ジョセフ 吉良吉影 プッチ神父 ブチャラティ セッコ 40~46F ハーヴェスト Sハートアタック DIO 禁煙中ホル・ホース ジョセフ(3部) 吉良吉影 プッチ神父 47~53F アヴドゥルさん ウエストW看守 花京院 ピアスを開けたジョリーン ブラック・サバス トリッシュ ポルナレフ ラバーソウル 54~56F アナスイ ウェザー ワイアードのベック サンタナ ワンチェン ジャック・ザ・R ドゥービー 川尻浩作 マライア 57~59F アナスイ ブラック・サバス ウェザー ワイアードのベック サンタナ ワンチェン ジャック・ザ・R ドゥービー 川尻浩作 マライア 60~66F ブチ切れた仗助 承太郎(4部) 康一act2 ブチ切れた億泰 虫食い 虫食いでない プッツン由花子 67~72F シュトロハイム シーザー 若ジョセフ リサリサ ワムウ エシディシ カーズ 73~74F シュトロハイム シーザー 若ジョセフ リサリサ ワムウ エシディシ カーズ サーレー 75~79F Mトランスファー リゾット 禁煙中ホル・ホース C-MOON スポーツマックス サーレー ミスタ 80~83F マックイィーン ヴァニラ・アイス ギアッチョ ストレイ・キャット アヌビスポルナレフ 成長した吉良 退院した花京院 ミスタ 84~86F マックイィーン ヴァニラ・アイス ギアッチョ ストレイ・キャット アヌビスポルナレフ 成長した吉良 退院した花京院 87~89F マックイィーン ヴァニラ・アイス ギアッチョ 記憶が戻ったウェザー ストレイ・キャット アヌビスポルナレフ 成長した吉良 退院した花京院 90~98F 虫食い サーレー クリーム 最高にハイなDIO 承太郎(3部) ザ・ニュー神父 究極カーズ エンポリオ(酸素) 大柳賢 自由人の狂想曲 99F ウンガロ お母さんヤギ アナスイ
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囚人番号:MA13022 罪状:殺人(タンカージャック) 男囚。プッチ神父に利用され、神父の目的を手伝う事になる。奇妙な格好をしているが、これは無重力に備えてのものである。SPW財団の使者に接触する為に刑務所内の中庭を訪れた徐倫とウェザーを襲撃し、承太郎のスタンドディスクを奪おうとするが、二人との攻防の末に捕らえられ、ストーン・フリーのラッシュを喰らって重傷を負い再起不能となる。
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地下下水討伐 いわゆる下水Dへ入るためのクエスト プロンテラ北西の騎士団(46.245)内で地下水路のモンスター討伐参加者を募集していて参加を申し出るとプロンテラ西から地下水路ダンジョンに入れるようになる。初回のみ同時にミルク・赤ポーション・紅ポーションが少量もらえ、水路の入り口まで転送してもらえる。(二回目以降は水路前への転送のみ) 宿屋の子供 中央東の宿屋(207.191)2Fにいる果物嫌いの子供とその母親に会う 肉を持った状態で子供に話しかける 「肉を見せる」→「肉をあげる」を10回繰り返すとキャンディ・スティックキャンディが貰える(一回のみ) 注意:キャンデイを貰うとジュース作成クエストができなくなる ジャワイ酒場へ移動 プロンテラ中央南東の酒場(207.155)にいる[お客さん](173.13)こと「ハンソ」に話しかける。 酒を勧められるので「……もう一杯欲しい」を選ぶ。4回ほど選択すると、いいところに連れて行ってやるといわれるので「サインする」を選ぶ。(酒を飲むとHPが減るが0になっても死亡しない) ジャワイの酒場に行くことが出来る。注意:酒場からは出られないので帰るには蝶の羽かワープポータルが必要 魔剣作成 作成する魔剣の噂を聞くミステルティン → 宿屋前(197.188)に居る[ビヨップ]エクスキューショナー → イズルード(213.129)に居る[ナイン]オーガトゥース → モロク(281.178)に居る[セツ] プロンテラ中央やや南東の酒場(207.155)に居る[ガトゥ]に魔剣製作者の居場所を聞く フェイヨンフィールド08(フェイヨン→)のマップ北東にいる[怪しげな男]に材料を渡す 必要材料 名称 材料 ミスティルティン 小さい枝 1個 ロキのささやき 1個 母さんの悪夢 1個 盲人の愚かさ 1個 エンペリウム 1個 オーガトゥース 古い柄 1個 闇に沈んだ刃 10個 オーガの牙 100個 呪われたルビー 5個 エンペリウム 1個 エクスキューショナー 血に染まった刃 10個 非情な心 3個 執行人の手袋 2個 返魂のお札 50個 エンペリウム 1個 イグドラシルと魔術 クエスト条件:BaseLv81以上 準備アイテム:しおれないバラ1個、イグドラシルの葉10個 入手アイテム:イグドラシルの葉10個 or イグドラシルの葉10個/種2個/実2個 酒場(207.155)内の[エリュス]に話しかけ「慰める」→「私が伝えましょうか?」を選ぶ ウンバラ(214.181)にいる[ビルリック]に話しかけ「会わなければならない人が居ます」を選ぶ ニブルヘイム(153.215)にいる[ペイリン]にしおれないバラ1個を持って話しかけ「そうですが……」→「覚悟はできています」を選ぶ イグドラシルの葉を10枚もった状態で再び話しかけると魔術が開始される成功/失敗判定がありランダム判定?(失敗でHP0、少し回復してから動くと吉)試せるのは1度限り。この判定はかなり低確率で1キャラ1回しかできないため、本当にランダムならかなり難しい。(推測で成功率10~20%程度)儀式に成功するとその後の会話中で死者の遺品を獲得する。 プロンテラに戻り[エリュス]に報告すると選択次第でアイテムを受け取れる。嘘はつけない。成功時には死者の遺品をエリュスに渡すので所持している必要がある。 失敗時 「会えませんでした」を選択 → イグドラシルの葉10 成功時 「はい。許すと言ってました」を選択 →実2/種2/葉10 料理クエスト クエスト条件:BaseLv50以上 準備アイテム:コック帽、1レベル料理6種の材料 入手アイテム:1レベル料理(種類はNPCに渡した材料による)1個、1レベル料理本、家庭用調理器具10個 1.プロンテラ城に入ってすぐ西にある階段を下り、城の調理場に行く。コック帽を装備して[シャルル=オルレアン]に話しかけ、「料理を教えてくれ」と言う。(コック帽を装備しないと会話が進まない) 2. 3.1レベル料理6種類中1種の材料を持ってこいといわれる 料理名 材料 バッタの炒め物 食用油1個、バッタの足5個、古いフライパン1個 ブドウ果汁入りハーブティー 赤ポーション2個、ブドウ3個 かえるの卵の墨汁スープ 穀物1個、かえるの卵10個、墨汁1個 ハチ蜜ブドウジュース 赤ポーション1個、ハチ蜜1個、ブドウ2個 蒸しガニ 黄ポーション1個、かにニッパ10個、緑ハーブ10個 サルのしっぽ炒め 食用油1個、サルのしっぽ5個、古いフライパン1個 4.指定された料理の材料を渡すと[シャルル=オルレアン]が料理の手本を見せてくれる。作った料理をもらえる。 5.[見習いコック]と話す。お祝いとして1レベル料理本を渡され、野外用調理器具10個もらえる。これ以降、野外用調理器具(500z)が購入できるようになる。 6.[見習いコック]に再び話しかける。選択肢から「自分の作った料理を見てくれ」を選ぶ。1レベル料理6種を1個ずつ持ってこいといわれる。 実際に作るのはシャルル=オルレアンに作ってもらった料理を除く5種類でいい Dex110、Base74でも3連続失敗があったりするので3~4回分程度の材料を用意しておくといい。 買うなり別キャラで作るなりした料理を持っていくのもいい。 7.1レベル料理6種を作ったら[見習いコック]に話しかける。知り合いがフェイヨンにいるから食べ物風呂敷を届けてくれといわれる。 8.フェイヨン宿屋の西(209.127)にいるNPCに食べ物風呂敷を届ける。 9.[見習いコック]に報告すると家庭用調理器具10個をもらえる。これ以降家庭用調理器具(1,000z)が購入できるようになる。 10.以上でクエスト終了。[シャルル=オルレアン]に「違う料理本が欲しい」と話して料理本を返却すれば1~5レベルの料理本を借りられる。[シャルル=オルレアン]と話すときはコック帽を装備しないと料理関連の話が進まない。 1レベル料理本 カボチャ 10個 2レベル料理本 よく焼いたクッキー 5個 3レベル料理本 寿司 5個 4レベル料理本 小包子 5個 5レベル料理本 若芽 10個 一度に借りられる料理本は一冊のみ。(ただしトレードなどは出来る) 歴史学者(ゲオルグの呪い/建国神話) クエスト条件:BaseLv60以上 準備アイテム:緑ポーション1個、イエロージェムストーン1個 入手アイテム:経験値1.6M(固定) プロンテラ東カプラセーブ推奨 事前に推薦状を取得しておくと14の建物に無料で入れる。推薦状の取得方法は職業ごとに違う。 ギルド関係者というNPCがいるので話せば貰える。 職業 場所 弓手系・テコン フェイヨン1時方向の門の前 魔術師系 ゲフェン塔の入り口付近 剣士系・ノービス系 イズルードのセーブ地点から少し東 商人系・ソウルリンカー アルベルタ6時方向カプラ右側商人 アコライト系 プロンテラ大聖堂入り口修道女 盗賊系・拳聖 モロク6時方向の少女 ガンスリンガー・忍者 シュバルツバルド間飛行船の上の男? 1.プロンテラ東カプラ付近(248.212)にいる[忙しそうな少年]のそばを通り「本を拾うのを手伝う」→「この本、君が全部読むの?」→「手伝ってあげる」を選ぶ。注意:クリックして会話をするのではなく、そばを通りかかる※本を拾うのを手伝わずに会話を終了させた場合はクリックして会話することでクエストを進められる。 2.ジュノー図書館入り口付近(311.195)にいる「歴史学者(カロモプ)と会話し「ど、どうしたんですか?」→「あなたのお名前は?」→「私が資料を持ってきました」を選ぶ。その後会話を繰り返し、「薄いファイル」を届けることになる。※リヒタルゼンの大統領クエストで貰える「薄いファイル」と上記アイテムは同じアイテムのため二つ所持しているとクエストが進まない。片方落とすなり、倉庫にいれるなりすれば進行できる。 3.モロク5時方向の旅館2F(199.64)にいる[歴史学者](ロダプリオン)と会話し「カロモプさんに頼まれてきました」→「彼女の研究について話し合う」と選ぶ。その後、どの選択肢を選んでも詩の入力画面になる。このときジュノーでカロモプから聞いた詩を入力する。注意:ただし、正確に入力しなくてもデメリットなく進めることが出来るので適当でも可能。 海をのむ大きな蛇 海をのむ大きな蛇 七色に光るワシが捕食する 光栄のワシが海の上に巣を作る 4.ゲフェン↑↑(ミョルニール01)中央付近(135.168)にいる[歴史学者](モンド)と会話し、再度上記の詩を入力する。注意:ここでは正確な入力が求められるので注意正確に入力後、モンドと会話すると川の近くに居る子供の話を聞ける。 5.同MAP内の展望台(MAP右上)を昇って行くと詩が聞こえてくる。展望台についたら(313.269)にいる[ぼうぜんとしている少年]と会話し、「それは何の歌なの?」を選ぶ。 6.続いて[くたびれた表情の女性](313.268)と会話し、「どうしてこんな所に?」→「事故?」を選ぶ。皮袋を受け取り、プロンテラの[バムプ神父]へ届ける。 7.プロンテラ大聖堂内最奥の司教部屋にいる[バムプ神父]と会話し、皮袋を渡す。再度会話をし、近づいてさらに会話をする。 8.ミョルニールにいた[くたびれた表情の女性]こと[イムブルリア]の元に行き、会話をする。 9.プロンテラの[バムプ神父]の元に戻り、会話をする。 10.司教部屋にある本棚の一部分に吹き出しの出る場所があるので、そこをクリックして地下へ移動する。 11.[バムプ神父]と会話後、左から順に死体を調べていく。三体目の死体を調べた後、[バムプ神父]と会話し「毒!?」を選ぶ。 12.地下から出て司教部屋に戻り[バムプ神父]と会話すると、アサシンギルドへ行くように頼まれる。 13.モロク→↓→↓(ソグラト砂漠16)にあるアサシンギルド前にいる[アサシンギルド関係者]と会話し、「毒のことで」を選ぶ。 14.モロク9時方向にある建物(46.108)に入り、最奥の第1区域で[マルザナ]と会話後、徒歩で建物の外に出る。注意:建物の外に出たところでイベントが発生するので蝶などで移動しない!!蝶などで移動した場合は、もう一度酒場へ戻り建物入り口付近を移動するとイベントが発生する。考えを整理した後、「バムプ神父」か「ロダプリオン」を選ぶ。「バムプ神父」でクエスト解決になるが、「ロダプリオン」のほうが選択肢が上になってるのでEnter連打で進めないように注意※この選択肢でこのクエストの結末が変化。やり直し出来ない為、この選択でクエスト結果は固定される。また、酒場のマスターに話して任務云々の会話をしてしまうと、モロクの魔王クエストの進行フラグが立ってそちらが優先されてしまい「第1区域」には[キド]と[リーン]が居て、[マルザナ]が居ないという状況に陥る。この場合はAとBの依頼どちらかを選択してパートナーと話した後、「第1区域」に入りなおすことで[マルザナ]に会える。 バムプ神父を選んだ場合 (クエスト解決) 1.緑ポーション1個とイエロージェムストーン1個を持ってプロンテラの[バムプ神父]の元へ。本棚の吹き出しをクリックして地下へ移動。 2.[バムプ神父]と会話後、一番右の死体をクリックするとアイテムを消費する。再度[バムプ神父]と会話後、司教部屋へと戻る。 3.司教部屋に戻ったら[バムプ神父]と会話することで経験値1.6Mを獲得できる。 4.ミョルニールの展望台にいる[イムブルリア]の元へ行き、会話をする。 5.モロクの南東の旅館2Fにいる[歴史学者](ロダプリオン)と会話し、「ゲオルグの呪いについて言う」を選ぶ。 6.プロンテラ大聖堂に戻り、[バムプ神父]と会話をしてクエスト完了。 ロダプリオンを選んだ場合 (クエスト未解決) 未解決なままクエストは終了してしまうため後味は悪い。 1.ロダプリオンと話すと「話す」か「話さない」かの選択 2.「話す」を選択した後に大聖堂へ戻り[バムプ神父]と会話をして終了。そのあと[ビスカス神父]に話すと経験値を貰える。「話さない」を選択した場合も経験値は貰える。クエストの流れは「話す」選択と同様に進行して終了。「話す」との違いは選択後の会話だけの模様?※話すを選択しても経験値をもらえなかったとの報告も多数。経験値あり、なしの詳しい条件は不明。 経験値1.5倍アイテムを使った場合に無駄にならないレベル(未転生) 以下(200%-現在の%)×(現Lv0%から次Lv0%への必要経験値)を元に算出。 1.6×1.5=2.4M貰えるので、溢れないのは概算で以下の場合。 70の37%以下 71の50%以下 72の60%以下 73の70%以下 74の79%以下 75の92%以下 76以上 Z団 要求Lv:BaseLv70以上(中国ROより) クエスト条件不明 必要アイテム:モロク果実酒(Int+4料理)、火種20個、アルコール2個、マッチ1個、燃えてる心臓10個 クエスト報酬:BaseExp1M 開始NPC:プロンテラ城前の掲示板(prontera 150,326) 不吉な噂 要求Lv:不明 クエスト条件:「Z団クエスト」派生? 必要アイテム:カボチャの頭1個、金色の髪1個、馬のひづめ1個、小悪魔の角1個、透明な布1個緑ハーブ1個、アルコール2個、任意の仮面1個 クエスト報酬:BaseExp少量、レベル4料理1個(ランダム)、プレゼントボックス1個 開始NPC:プロンテラ 噴水の東ベンチにいる「旅人」
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すべてはこのメッセージから始まった!! 10月18日 クライストン村の大聖堂でミラ・ジュエリと祐吾の結婚式が行われました。 ギルマスの親戚とサブマスというバリバリの政略結婚でしたが親しい友人達に囲まれて幸せな時間が過ぎていました。が、事件はその時起きました。 式のクライマックス、新郎新婦の誓いの言葉・・・ 神父の言葉に続いて新郎が誓いの言葉を言います。 神父『わたくし祐吾は』 祐吾『わたくし祐吾は』 神父『ミラ・ジュエルを生涯の伴侶とし』 祐吾『レイチェルを・・・・・あっ・・・ミラ・ジュエリを・・・・』 会場に来ていた友人Bさんの話 『いやー、空気が凍るとはこの事を言うのですね。もともと祐吾さんはうっかり屋さんですがこんな大切な時に・・・・。』 神父に促されて何とか式は進んでいきましたが・・・・ 教会関係者の話 『私も数多くの結婚に立ち会ってきましたがこのような事は・・・。誓いのキス?ああ、完全に噛み付いていましたね。』 何とか式は終わり二人が控え室に戻った瞬間、新婦による制裁PKが開始されました。 現場にいた教会関係者 『神に仕える者として止めなくては、と思ったのですが、新婦があまりにも怖くて・・・・。ただただ新郎の無事を祈る事しか出来ませんでした。』 新婦の友人Kさんの話 『もともと実力に差があるのに・・・、』 『縛られて、』 『叩かれて、』 『最後はメテオですから・・・・』 『危なく魂が抜けそうでしたよ。』 よく事情を知る関係者の話 『やっぱり祐吾さんは私と一緒じゃなきゃ幸せにはなれません。あんな土皿のせいで私の祐吾さんが・・・。』 このPKの後、祐吾からミラさんには一切連絡が取れないそうです。 祐吾の話 『本当にただの言い間違いなんです。今はもうレイチェルの事は何とも思って無いんです。』 祐吾は新居を30年のローンで購入していました。 不動産関係者の話 『名義は祐吾さんになってますが祐吾さんの収入程度ではとても払える金額じゃないですよ。サブマスの奥さんの収入を当てにしていたからねー・・・・。今はあの広い家で一人で奥さんを待っているみたいですよ。』 広い新居で新婦の帰りを待ち続ける新郎 この新居にミラが帰ってくることはあるのでしょうか? (09.10.19 記事綾小路51世) 前の記事 名前 コメント
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. ある男が言った。「天国へ行く方法」があるかもしれない、と。 悪の救世主と称されることになる彼の『天国に行く方法を記したノート』は、空条承太郎によって焼却処分され、最早世界に残されてない。 ノートの内容を把握するには、ノートに目を通した空条承太郎の記憶を覗き見る他ないだろう。 だが―――……こんなウワサがあった。 ある財団組織が研究者に『天国に行く方法を記したノート』の復元を依頼し。 どうにか復元した内容も暗号化が施されており、解読者独自の解釈を付け加え、完成された。らしい。 実際のところ、復元された内容を理解が困難を極めたのだとか。 理由として、DIOことディオ・ブランドーも完全に「天国への到達」を確立したとも言い難い。 結論を導き出せなかった研究論文と称するべきか。 そして、復元されたノートの行方は、誰も知らない。 ……………………………………… …………… ……… ☆ 見滝原とは別世界、そこの裏側にあるもう一つの世界。ナーサリー・ライムの固有結界。 救われてならない少年が夢見る世界。 彼が産み出して、彼の望んで永遠と続く世界。 とてもステキな美しい。愉快で優しいファンタジーと希望に溢れた場所。 だけど。 森林地帯を必死に駆け抜ける男女が、数人そこには存在していた。 恰好からして仕事帰りに飲み会でもやっていた社会人と思しき彼らの一人が、地中より現れた怪物に身を引き裂かれた。 バースデーケーキの怪物が虚空より落下し、一人を押しつぶす。血肉がイチゴジャムみたいに。 猿や羊っぽい動物が群れを為して、生き残った者たちを追い込む。 「ひぃぃぃいいぃぃ! どうなってるんだぁぁぁ!!」 「助けて! 誰か助け―――」 彼らは聖杯戦争とは無関係な無辜の住人に過ぎない。 固有結界に迷い込んだアリスのように、不思議で奇妙な冒険を始めずに、歪な怪物たちによって命を奪われていく。 しかし、彼らの死は必要不可欠だった。 単純な話。 ナーサリー・ライムの固有結界を発動し続けるのに『魔力』の問題が生じる。 この英霊が無作為に、見滝原の町中で無造作に固有結界の出入り口を産み出し、人々を引きこんでいる訳ではない。 決して、愉快犯の類じゃなく。 彼のマスター、ラッセルは『普通』の少年なのだ。 ラッセルの所業や前科はとやかく、一般人がマスター適正を所持していた部類に近く。魔力なんてからっきしだ。 それでも、ラッセルは夢を望んでいる。 固有結界によって生み出される『理想の世界』を求めている。 その理想を応えるのがサーヴァントの役目だ。魔力を確保する為、魂食いをし続けていた。 「聖杯戦争が始まる前に『7人』……十分かな」 ナーサリー・ライムの本拠点である街に点在する『情報屋』の家で、結界内の現状を把握する作業が行われていた。 固有結界内の情報は、自然と集まる。 否、固有結界そのものがナーサリー・ライムなのだ。 彼はマスターの容体を確認する。 ラッセルは就寝している。 深夜の時間帯なのだから普通の状態ではあるが、どっぷり深く、よっぽどの事態が発生しなければ目覚める事は無い。 日中は街の住人たちと日常を謳歌している。 それ以外は、このように眠りを強制されていた。 睡眠により魔力は多少なり回復し、抑制する状態でラッセルに負担はかからない。 逆に、ラッセルが起床し、他の住人たちを動かすと魔力消費が増大する傾向へ向かう。 「魔力は問題なし。さて……じゃあ」 次は固有結界で展開してある『出入り口』。 聖杯戦争が開始されると同時に、感知妨害が解除される為、ナーサリー・ライムも場所を考慮することにした。 獲物をなるべく多くかき集めるには、なるべく広く展開するべきだが…… ナーサリー・ライム自体の戦闘能力と言えば、残念ながら。 固有結界で優位に立ち、複数のサーヴァントは相手にしたくない。 まず――見滝原中学校。 ここの出入り口は封鎖する。完全な撤退。当面、暁美ほむらの討伐令で多くのサーヴァントに捕捉される場所だ。 別に生き急ぐ必要は無い。勝手に潰しあってくれるだろう。 入口を閉鎖。 次に――見滝原高校。 ここも閉鎖。理由はウワサに聞く大食い探偵である。彼女はどうやらここの生徒であることを、情報で掴んでいる。 どうだろうか? 実際、中学校よりもこちらの方が少数派ではあるが。 しかし、念の為だ。入口を閉鎖。 極力魔力を捕捉されない為、住宅街に複数点在させていたの入口も閉鎖。 一先ず……ナーサリー・ライムが残した入口は繁華街と高層ビルが立ち並ぶ新都心周辺に数ヶ所。 この時間帯。 先ほどの『贄』と同じ、食事処を目的として徘徊する住人は多い。 基本的にそれが狙いである。 『7人分』の魔力も固有結界の維持には足りるが、戦闘を行う場合は別だ。 サーヴァントとの戦闘の為に、ある程度の魔力を確保しなくてはならない……… 「……この感じ」 入口の調節を終えたナーサリー・ライムは、即座に気づく。――サーヴァントが一騎、侵入してきた。 しかも、よりよって。セイヴァーだ。 ナーサリー・ライムの観測上、彼一人だけ。 マスターの暁美ほむら。彼女の姿は……なかった。 ★ ある母親が息子に教え込んだ。「気高く誇り高く生きればきっと天国に行ける」と。 彼らの父親は最悪で、弱者を暴力でいたぶり、酒に溺れ、どうしようもない男であったのは確かだった。 彼らの生きた世界は底辺で醜悪な場所。 天国とは無縁の『奪う者』が集う巣窟。 母親はそれでも息子に教養を与えた。 後に、息子は養子先で教養が生かされるとは知らずに。 結局、母親が死に。それから最悪な父親は、息子が毒で殺した。 しばらく経った後のことである。 息子は何故だか無性に、母親が口にしていた『天国』について考察を始めた。 独自の憶測を重ねに重ね。 まず、彼は一つの結論に至ったのだ。 ―――自分は『天国』には行けないだろう。 ―――ここままじゃあ、行く事は出来ない。 ―――自分は『生れついての悪』だ。最早、覆しようはない。善人などになれない。 ―――だが……… ―――それでも『天国』へ向かうには、どうするべきか…… ★ 見滝原とは別世界。 裏側に『トコヤミタウン』と呼ばれる町が存在する。 住人は花の異形頭の者が集い。太陽光の差す事のない特異な空間であるから、常に薄暗く。不気味な炎が光源だった。 今宵、一つの葬儀が行われる為、ある神父が隣町より足を運んでいた。 比較的神父にしては若い。まだ二十代の青年である。 気難しい表情と雰囲気を持つものの、信仰心は確かなもので、トコヤミタウンの住人たちは彼を頼りにする節があった。 だからだろうか。 遅くまでかかった葬儀を終え、帰路につこうとした神父に異形頭の住人が一人。 血相を変えて――否、変えたような感じで声をかけてきた。 「ああ、神父様。大変です。丘の方に――……」 「……なに?」 神父も目を見開いて困惑し、冷や汗を流す。 住人が言うに、最近『情報屋』より出回った情報。何らかの事件を起こした指名手配犯が、この町に――丘の方で目撃された。 丘は、つい先ほどまで葬儀が行われていた謂わば墓場。 話を聞いた神父は、死者が眠る場所にそのような者を――そう焦りと憤りを覚え、されど激情はせず、まずは住人を落ち着かせた。 「私が様子を見に行きますゆえ。他の者を近付けない様、お願いしたい」 「はいっ。わかりました、ありがとうございます。神父様」 良く表現すれば『頼りになる神父』であり。 悪く表現すれば『都合のいい神父』だろう。 しかし、彼はそれが自らの役目だと確信しており、神父の身に悔いもないと自負していた。 住人の不安を取り除く。 町の平穏を取り戻す意味での、正当な行いなのだと。 神父が緊張感を胸に丘へと昇ってゆくと、薄暗い常闇には不釣り合いな金の色彩を持つ救世主の姿がそこにある。 奇妙にも、神父は彼を恐怖することはなかった。 恐怖、ではなく。不思議な……神に似た幻想の存在と邂逅した時、表現し難い『感動』があるような。 あまりにも未知の感覚だ。 ハッと我に帰り神父は声をかけた。 「そこで何をしている?」 セイヴァーが振り返り、邪悪な瞳に神父が移り込むが。彼には憤りも、感情すら無い。 ただ通りかかった人物を無関心に眺めている。傍観者かのような振舞いだ。 彼は静かに語る。 「ちょっとした『ウワサ』を聞いたのさ」 「ウワサ?」 「この町は『太陽の光』が差しこむことがないというウワサだよ」 ポカンと口を開ける神父に、ようやくセイヴァーが微笑んだ。 心の奥底からの笑みではない。他人に対し、気を赦させるような想いにさせる仮面のような笑み。 だが。 次に言葉を紡ごうとした時。彼は何かを迷った。 脳の違和感でもあるのか、片手を髪逆立てるように頭に当てながら、丁寧に告げた。 「……アレルギーなんだ。太陽の光に当たると……肌に炎症が起こる。 全身に高熱の鉄板が押し込まれたような、酷い熱さに襲われる。だから普通の生活が難しい」 「あ、アレルギー?」 神父は唐突な話に戸惑いながらも、少し間を置いて冷静さを保ち。頷く。 「成程……随分と苦労してきたのだろう。であれば、この『トコヤミタウン』はお前に適した町に違いあるまい」 セイヴァーが不可思議に神父を眺める様子は、彼らしくない奇妙な姿だった。 神父は、格別動揺を見せず。 むしろ平静に踵を返しながら言う。 「町の住人達が、お前を酷く警戒している……余所者であるから、仕方ない事だ。 私が上手く彼らの誤解をとこう。きっと分かって貰える筈だ」 「――待て」 セイヴァーが神父を呼びとめた。 「私を信じるのか? いや。このまま私を始末する為に、仲間を呼ぼうとしているんじゃあないか?」 「…………」 図星とも言い難い。本来この男は『この世界』において指名手配犯で……だが。 神父は、そうセイヴァーが尋ねたのに対し、焦りでも恐怖でもなく憐れみを抱いたのだ。 嗚呼、何故人を疑うのか、と。 セイヴァーは純粋に問いかけているだけかもしれない。だが、真っ先に『疑い』を発想するのは嘆かわしい事である。 ただこれだけで、彼が育った環境の醜悪さと救済無き無常を神父は感じる。 神父は目を伏せて、あえて指摘はせずに。その問いかけに答えた。 「そのような事はしない。お前が悪人だとして……自らの弱みを明かすとは思えない。 アレルギーは、お前にとっての弱点だ。嘘ではないだろう。本当の事であると、私には分かる」 「………」 これは建前かもしれない。 神父にとってまず『疑う』行為そのものが発想に無かったようなものだからだ。 疑うよりも先に。 『もしそうだったら』の可能性を考慮したのだ。 仮に、本当にセイヴァーがアレルギーだったとして、彼を町の外に追い出し、苦しめるような…… そうあってはならない。 神父は、迷える者に手を差し伸べる神の下僕だ。 彼の義務であり、それこそが喜びに『幸福』に繋がるのだから。 決して『得体の知れない』『赤の他人』の者を苦しめる者ではない。 自らの在り方に疑念を抱いてすらない神父を眺め、セイヴァーは一つの確信を持った。 「君は『引力』を信じるか? 人と人が引き合う『現象』だ」 神父が気付いた時には、セイヴァーとの間合いは詰められていた。多少となり距離があったにも関わらず。 セイヴァーが、神父の腕を掴みながら言葉を続けた。 「恐らく、聖杯戦争に召喚された他の英霊や、嘲笑う『時の神』は君を取るに足らない存在だと一蹴するだろう。 だが……私はそうは思わない。一つ試そう。私の宝具だが………『世界(サ・ワールド)』の原理と同じなら……」 つまり。 『世界(サ・ワールド)』は文字通り世界の支配を示すなら セイヴァーが英霊として会得した宝具は――『悪の支配』の体現だ。 「―――『漆黒の頂きに君臨する王』」 ☆ 悪の『還元』とはなにか? 暁美ほむらにセイヴァーが施したのは『悪』であり『負』の穢れの吸収だった。 セイヴァーの元に『還った』悪は力となって、シャノワールとの戦闘でも十全な効果を発揮させていた。 しかし。 この宝具の真価は、単純な『悪の無力化』ではなく『悪の支配』。 彼こそが、彼の存在した世界における『諸悪の根源』ならば。宝具名の通り漆黒の意志の頂点に立つ『王』であり。 それを支配する絶対的な『王』なのだ。 「……っ!? な、んだ………いま……『何か起きたのか』?」 神父は困惑していた。何が起きたのか分からない。 ひょっとしたら錯覚でしかなく、何も起きてなかったのかもしれない。 だが、彼の前にはセイヴァーが居る。ゆっくりと神父の腕を離した彼は「フム」と関心する。 「最初の内はこんなものか。能力の仕様に、私が慣れるまで時間がかかる」 「……?」 「ああ、まだ名前を聞いていなかったな。私はディオだ。『ディオ・ブランドー』」 戸惑いつつ、神父はしかと返事をした。 「私は……私はドグマという」 「ドグマ。たった今、君を『自由』にした。この世界で君だけは解放され、支配下から逃れられる」 「自由? どういう意味だ……??」 神父……ドグマの疑問が解消されることは叶わなかった。 突如として空間は歪み。セイヴァーの姿が幻想のように靄かかり消え往こうとする。 けど、セイヴァー・ディオの言葉だけがハッキリと響き渡った。 ―――『漆黒の頂きに君臨する王』。この固有結界は、恐らく『悪』によって構成されている。 ―――世界の主も、私の宝具を理解し。追放しているのだ。 ―――1つ付け加えるなら……私は君を構成している『悪』を還元し、私の『悪』を君に与えた。 ―――もし君と私の間に再び『引力』が生じるなら、必ず巡り合えるだろう。 世界の歪みが終わった時には、セイヴァーの姿はなく。丘で一人、ドグマだけが佇んでいた。 ドグマは、セイヴァーが告げた言葉の全てを何一つ理解できずにいる。 そもそも。 ドグマは本来、ナーサリー・ライム……それが鏡となって映し出すラッセルの『夢』の再現体の一つ。 即ち、名前も無い使い魔に等しい。セイヴァーの言うとおり『取るに足らない存在』でしかない。 セイヴァーが醜悪に撒いた悪意の種でしかない。普通ならば。 なのにセイヴァーは、何故か意味を見出そうとしている。 「………いかんな。私も疲れている」 ドグマは混乱状態にあった。冷静に状況を見直す。自分は葬儀を終えた。職務を終えたのである。 指名手配犯のセイヴァーは……もう居ない。 理由は分からない。状況もドグマが理解するのは叶わない。 妹。 そうだ。妹のコーディが待っている。町に戻ろう。 ドグマはナーサリー・ライムが、ラッセル・シーガーが描くシナリオ通りに準えて行く。 少なくとも……今は ★ 必要なものに『信頼できる友』がある。 彼は欲望をコントロールし、欲望のない、所謂聖職者のような無欲さがなければならない。 人の法ではなく、神の法に従う下僕のような人間だ。 単純な話。 安心できる人間。自らの思想を託せ、それを無為に利用する貪欲で愚かな人間を望んでないという意味。 果たして、聖職者である必要があるのだろうか。 必ずしも『そういう人間』が友に成りうるとは限らない。 ひょっとすれば聖職者じゃなくとも奇跡的な割合で、神の法に従う人間が存在するかも……… ★ 不味かった、とナーサリー・ライムは一息ついていた。 非常に危険であったが、もうセイヴァーは固有結界から追放し、あの宝具による侵食も未然に防がれただろう。 不穏要素はドグマが直接影響を受けた所。 最も、ナーサリー・ライムにとっても『想定外』な宝具だったのだ。 『漆黒の頂きに君臨する王』。 悪の支配をする宝具であれば悪そのものであるナーサリー・ライムの固有結界。 否、ナーサリー・ライムの自体がセイヴァーに支配されかねない。 ……幸いにもセイヴァーは上手く宝具を展開せずに終えた。 違う。 恐らくセイヴァー・DIOの目的は達成された。どういう訳か、ドグマを自らの支配下におこうと試みていた。 固執した理由は分からない。 ドグマ以外にも、それこそトコヤミタウンの住人全てを支配下におけばいいものを。 始めに手をかけたのはドグマだった。何故? 深く考える必要は無いかも分からない。 ドグマに変わった様子は無い。ナーサリー・ライムは、ドグマ自体に異常性はないように感じる。 だが、あくまでナーサリー・ライムが感じる点だけ。 ナーサリー・ライム自身の感覚に異常は無くとも『悪』という規格外の領域。 何よりドグマ単体の表面上は確かに、変化がないが内側はそうもいかない。 ナーサリー・ライムは、まだ気付いていない。ドグマ自身も自らの異常を理解していない。 異常性はとやかく。 次こそ固有結界の支配を完遂されかねないとナーサリー・ライムは思う。 「ここじゃ戦えない。それが分かっただけでも良い収穫だけどね」 確かに、本格的な戦闘に至らず、宝具の手の内が把握できたのは、むしろ幸いと称するべきだ。 ――――しかし。 ならばセイヴァーはどう倒す? 他の主従に任せる、なんて不確定要素に頼るのは心乏しい。 討伐令がある故、他の主従も彼を狙うが……ナーサリー・ライムは手元にある空っぽのソウルジェムを眺める。 何も、セイヴァーの魂の回収を必須にすることはない。七騎分の魂を回収し、聖杯を完成させればいいだけだ……… 【見滝原の裏側~ナーサリー・ライムの固有結界/月曜日 未明】 【ラッセル・シーガー@END ROLL】 [状態]魔力消費(小)、睡眠、??? [令呪]残り3画 [ソウルジェム]無 [装備] [道具]日記帳 [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:みんなと普通にくらす 1.明日はなにをしようか。 2.セイヴァー(DIO)に思うところがあるが…… [備考] ※聖杯戦争の情報や討伐令のことも把握していますが、気にせず固有結界で生活を送るつもりです。 ※セイヴァー(DIO)のスキルの影響で、彼に対する関心を多少抱いています。 【アサシン(ナーサリー・ライム)@Fate/Grand Order】 [状態]魔力消費(小) [ソウルジェム]有 [装備] [道具] [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:固有結界を維持しつつ、聖杯作成を行う 1.魔力の確保と他サーヴァントと一対一の状況を作りたい。 2.セイヴァー(DIO)を侵入させないようにするが……倒すのは…… [備考] ※セイヴァー(DIO)の真名および『漆黒の頂きに君臨する王』を把握しました。 ※『漆黒の頂きに君臨する王』によって固有結界が支配されると理解しました。 ※住人の一人・ドグマが『漆黒の頂きに君臨する王』の影響を受け、繰り返しの日常から逸脱する可能性があります。 ※現在、新都心と繁華街にのみ結界の『入口』を解放しています。 ☆ 時を静止する宝具だけではない。 救世主として会得した宝具『漆黒の頂きに君臨する王』を用いれば、完全なる掌握も可能だった。 セイヴァー・DIOも、半ば確証を得ていた。だが、そうせず。 ナーサリー・ライムの追放を受け入れたのは、『漆黒の頂きに君臨する王』で使用するべき『悪』が、肝心なものが枯渇していた為である。 『悪』……以前、DIOが暁美ほむらより回収したソウルジェムの穢れ。 シャノワールとの戦闘やドグマの支配に使用し、英霊相手を支配下におけるほどの『悪』が足りない。 これは魔力とは別だ。 だからこそ魔力を『悪』に変換し、利用する事も出来ない。 再び『悪』を回収しなければならない。 暁美ほむらの穢れだけでは、ナーサリー・ライムの固有結界を突破し、支配下におけない。 逆を返せば、相応の『悪』を備えておれば彼の結界を無理矢理にもこじ開ける事も可能だと、DIOは自覚していた。 彼の『直感』を用いれば『漆黒の頂きに君臨する王』で可能な範囲を薄々理解できる。 単純にナーサリー・ライムのような古典的な悪の集合体のエネルギーであればいいが……分かりやすいのは 魔法少女の穢れだろうか。ならば……暁美ほむらの知人たち。 鹿目まどか。 美樹さやか。 巴マミ。 佐倉杏子。 彼女たちが魔法少女であれば、穢れの回収に困る事は無い。 しかし……DIOは今日に至るまで英霊としてのスペックを確かめていた。 故に、だ。 やはり暁美ほむらは、自分に適した最良のマスターなのに間違いは無いと分かったのである。 主従関係としてじゃあなく、魔力の適正の意味で。 時の力を有するマスターの魔力だからこそ適している。 当然のことだが重要な事もである。 恐らく、他に『時の力』を有するマスターがいない限り、暁美ほむらが最もDIOの力を引き出せるマスターだ。 同時に『穢れ』もそうだ。 『穢れ』も暁美ほむらが最もDIOに適した『悪』を齎すのではないだろうか? ならば……彼女を『あえて』絶望させるのも一つの手段………… DIOは再び見滝原に戻ってきた。 だが、始めにナーサリー・ライムの世界に侵入した場所とは異なった。 外灯の明かりが反射する池が遠目に見え、線路を挟んだ先は高層ビルの並ぶ新都心がある。 彼が居る位置は、比較的郊外から離れた控えめの住宅地。 救世主としてのDIOは不思議に冷静を保ち続けているのだが、彼は『俺』の方ではきっとこの聖杯戦争をやっていけないだろうと感じる。 確かに、暁美ほむらは適したマスターだが、時の入門を可能とする彼女を『俺』が赦す事はない。 シャノワールに関しては、そもそも『時の力』を有しないにも関わらず侵入する屁理屈っぷりだ。 『私』であるDIOは、彼の始末と期待とを想っているが。『俺』の方は違う筈だろう。 …………何より。 「やはり『見ているな』。貴様」 DIOは虚空を睨んだ。 何もないし、誰も居ないのだが――DIOは常に感じる時計の音色と『見られる』感覚に静かな苛立ちを秘めている。 見られている。 かつてジョセフ・ジョースターのスタンドで似た感覚を味わった経緯があるDIOは、一際『監視』に敏感だった。 そして、見滝原全土に響き渡る時の音。どこにいようとも監視し、嘲笑する上位なる存在。 DIOは便宜上『時の神』と呼称している。敬意ではなく皮肉を込めて。 神霊の『時の神』の可能性もありうるのだが、ウワサだけの情報では雲を掴むようなアテのなさだ。 常に監視はなく。 だが、暇さえあれば「そういえばDIOって今なにしてんのかなぁ?」とSNSアプリで様子を伺うような。 ありふれた感覚と頻度で眺めて来るのだから、救世主のDIOでさえ苛立ちを僅かに込み上げている。 救世主の彼でさえコレなのだから。 本来のDIOなら怒り心頭どころでは済まない。 優先させたいのは、やはり『時の神』の始末だろうか。 最も、それが何を目的としているのかも不明である。 しかし……いづれDIOの目的たる天国への到達を邪魔する存在に違わなかった。 天国への到達に必要なもの………固有結界に居た神父の役割を与えられた青年。 彼が果たして『友』になりうる存在なのか定かじゃないが。 どういう訳か。 DIOはアレルギーと称したが、太陽が弱点であることを自然と彼に明かしていた。 彼に心を赦した、よりかは。 似たような事があった。既視感(デジャヴ)なるものだ。『私』の記憶にないのなら『俺』が巡り合った友との既視感か? どちらにせよ。 あの固有結界には再び侵入しなければならない。英霊以外にも、あそこにマスターが居た筈だ。 まだ他に接触したいサーヴァントも居る。 時の勇者や赤い箱の怪人も関心がある。 運命を操る少女にも出会いたいと、何故か思う。 時間泥棒……DIOは、きっとスタンド使いの英霊ではないかと感じ取っていた。 恐竜を使役する者も。時に関係ない筈だが、非常に興味があった。 孤高の歌姫も、何か自分に通ずる部分がある気がする。 そして……『天国への到達』に関するウワサ。アレを冠するサーヴァントは何者なのか? 全てがDIOの『直感』に集束された情報なのだが、生前から『直感』に確証を得ていたDIOには全て真実だと豪語出来た。 聖杯戦争は火ぶたを切られたばかりである。 【C-1 住宅街/月曜日 未明】 【セイヴァー(DIO)@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]魔力消費(小)、暁美ほむらの穢れ(小) [ソウルジェム]有 [装備] [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:聖杯の獲得と天国へ到達する方法の精査 1.他サーヴァントとの接触を試みる 2.『時の神』は優先的に始末したい 3.『悪』の回収。暁美ほむらをあえて絶望させる? 4.再びナーサリー・ライムの固有結界に侵入する。 [備考] ※ナーサリー・ライムの固有結界を捕捉しました。 ※『時の神』(杳馬)の監視や能力を感じ取っています。時の加速を抑え込んでいる事には気付いていません。 ※自らの討伐令を把握していません。 ※ウワサに対し『直感』で関心ある存在が複数います。
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大まかな年表 35年前 シェラル(龍)誕生 30年前 司誕生 28年前 迫害の末神父に拾われる(シェラル7歳) 27年前 ヴォルテール誕生 26年前 シルベスト誕生 25年前 ヴァン死亡 20年前 朔誕生 18年前 神父死亡(シェラル17歳・凡9歳) アキラ誕生 17年前 フェライト誕生 9年前 シルベストの妹死亡(汁17歳) 現在 スラギが襲撃され明がルヴェリエに流れ着く。 (箸18歳・笛17歳・汁26歳・凡27歳・シェラル35歳)
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概要 ジョジョのボスは一人で十分だッ! このディアボロが、他のボスを始末するッ! 製作者コメント ディアボロさんが本気になって他のラスボスよりも強いという証明をしようと頑張る問題です。 それならばなぜピッツァ一つでそんなことをしようと思ったのだろう…… ヒント ↓下記反転↓ 階段がない?吉良の部屋の上に行くべし。 ピッツァは若ジョセフより強いです>< 答え合わせ ↓下記反転↓ 1.ネアポリスのピッツァを拾い、吉良の部屋へ。 2.吉良の部屋に入りすぐに通路に引っ込む。そうすれば猫草を召喚しない。 3.吉良が水路にひっかかった後に部屋にもう一度入り、猫草を召喚してもらう。 4.次の部屋へ移動し、DIOを起こしてすぐ通路に引っ込む。 5.吉良の部屋に入る前に通路でDIOを巻き添えにし、猫草の空気爆弾を食らい、DIOを始末。 6.ニュー神父の部屋へ行き、すぐに戻る。最短距離で水路を越える。 7.DIOの部屋からプッチ神父を誘導し、水路を越えさせて吉良の部屋へ 8.猫草の空気爆弾を受けるときにプッチ神父がやってくるので巻き添えにする。 9.ニュー神父の部屋にあからさまに怪しい場所があるのでそこへ行き、ピッツァを爆弾にする。 10.カーズの部屋へ行き、すぐに通路に戻りピッツァを食べ、カーズを爆発に巻き込む。 11.カーズの部屋にあるダークブルームーンのDISCを回収、能力に装備。 12.吉良の部屋の上に壁があるので水上移動し、猫草の空気爆弾で壁を破壊。 13.ディオの部屋に行き、ディオを引きつれ吉良の部屋に戻る。 14.猫草の空気爆弾の爆発に巻き込み、ディオを始末する。 15.ディオの部屋の右へ移動、鉄球があるので拾い、吉良にぶつけ吉良を始末。 16.晴れてボス全員を始末し証明完了。よろこびながら階段へ。 15.16は省略可能ですが、全員始末したほうが気分がいいと思います。 評価 選択肢 投票 ☆☆☆☆☆ (8) ☆☆☆☆ (0) ☆☆☆ (0) ☆☆ (1) ☆ (0) タグ 感想 名前 コメント
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Top 1スレ目 まとめ 名前:風と木の名無しさん[sage] 投稿日:2011/06/14(火) 02 17 17.60 ID zkC7G29Q0 神父さんで昔のキャラ思い出したのでうp 攻め…吸血鬼の貴族。魔界の王位を狙う貴族の中では一番の若造。白髪で長髪の赤目 受けの血吸いたい。 受け…神父のエクソシスト。昔吸血鬼に両親が殺され、自身も背中に傷があるので 吸血鬼が嫌い。灰色の髪と目をしている。妖怪に好かれる血をしているらしい。 男の子…受けの養子。父親の黒魔術で高位の悪魔がのり移っている。バチカンで悪魔判定を受け、 殺されそうになった所を受けに拾われる。緑髪で金(元々)と赤(悪魔の)のオッドアイ 魔界の王位をめぐる百年に一度の戦いが始まり、攻めは舞台である地上にやってきて、 受けの血に一目ぼれ。受けは吸血鬼ふざけんなと追い出すが、そうこうしてるうちに 他の妖怪がやってきて男の子を襲おうとする。受けはとっさに身を挺したが、古傷が 開いてしまう。そんな中攻めがやってきて「お前の血吸わせたら助けてやるよ」と言い、 受けは渋々吸わせることに…。攻めはパワーアップして妖怪を倒す。 こうして攻めと受けと男の子の同居生活が始まる。 こんなんです。神父さん受けっていいよね。 ページ最上部へ
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マンカイデンシ*サクラ 簡潔版 part48-117~120 詳細版 part48-153~158,175~178 117 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/16(月) 13 50 04 ID LF9uf2Dj0 簡潔版投下。 詳細版は後日、各話完成次第、順次投下していきます。 ギリギリ六ヶ月以内なのでトリップつけました。 簡潔版用解説 主要登場人物 ハル 孤児院に暮らす16歳の心優しき少年。趣味は電脳世界での散策。 中性的な外見と、家事を仕切り同じ孤児らの面倒を見る姿から、親しみを持ってハルママと呼ばれる。 強力なアイコン「サクラ」に変身し、電脳世界を救っていくことになる。 ログ ハルにサクラを与えた、ウサギ型の謎のアイコン。 ハルがサクラとして電脳世界上の事件を解決する見返りに、彼の望む報酬を提供契約を交わす。 アレックス神父 町の片隅にある教会の養護施設で、ハル他複数の孤児を引き取って養育している。マダムキラー。 用語解説 電脳世界…ヘッドマウントディスプレイを使用した、新世代のネットシステム。 人体の感覚を再現できる高度な電子空間。ゲーム上では「フロンティア」と呼ばれる。 アイコン…電脳世界における「PC(プレイヤーキャラクター)」、またはプレイヤーの分身。 一般向け安価なアイコンとして「DaReKa」なる種類が普及している。外見などある程度の改造が可能。 FSS …フロンティア・セキュリティ・サービスの略。 電脳世界フロンティアを運営するФNET直属のセキュリティ会社。世界各国に存在する。 ナビ …要はヘルプ。アイコンの姿を模した二頭身の姿が基本。場合により複数所持可能。 サクラポイント…略してSP。サクラのエネルギー源。これ無くしてサクラには変身できない。 118 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/16(月) 14 00 30 ID LF9uf2Dj0 数年ほど前から教会付属の孤児院で生活しているハルは、ある日遊んでいた電脳世界で誘拐事件に巻き込まれる。 そこで謎のアイコン「ログ」に出会い、強力なアイコン「サクラ」を手に入れる。 サクラを使いどうにか誘拐事件を解決したハル。 以後ハルはサクラとして、ログと共に電脳世界で発生する事件に立ち向かうことになる。 幾つかの事件を乗り越え解決てきたハルだが、事件の最中に弱点を突かれ謎の組織に囚われの身となる。 どうにか組織の手を逃れるも、ハルを守ってくれる筈のアレックス神父は、ハルに銃を向けた。 ログの機転によりハルは救われるが、ログは神父と共に去り、同時にサクラをも失ってしまう。 何も知らずにいた自分を悔やむハル。するとログの残したナビが現れ、望むならば全てを教えるという。 危険を承知で応じたハルは、サクラとそれに纏わる全てを知ることになる。 サクラは神父が実の娘「サクヤ」のために作ったが、サクヤの心は電脳世界に消え、身体も既に死亡していること。 ログは前のサクラの所有者であり、ある時からサクラになれなくなったが、神父側の人間であったこと。 そしてログとハルが、サクヤ以外の人間がサクラを使うための被験者であったということも。 時を同じくして、消えた筈のサクラが現れる。テロに立ち向かう姿を正義のヒロインと報道するメディア。 サクラの行動の裏に隠された神父の目的は、サクヤの復活。 各地に点在する「サクラポイント(SP)」は、その一つ一つがサクヤの心を有し、サクラに惹かれる性質を持つ。 SPを集めればサクヤが蘇ると考えた神父は、事件を利用して世界にサクラを広め、SPの収集を図っていたのだ。 だがSPが集まることは、人の精神を破壊する「ソルドライブ」を引き起こす危険を伴う。 神父を止めるため、ハルは最後の戦いへと向かう。 戻ってきたログとの連携でサクラを奪還したハルだが、追い詰めた神父はハルに刃を向ける。 数少ない言葉の中に神父の真意を見出したハルは、彼の最後の計画に乗り、サクラとして神父と刃を交える。 ……神父は父として、サクヤが好きだった「正義対悪」のシナリオを、SP=サクヤの欠片に贈ろうとしていたのだ。 勝利したハルは、サクラの特殊能力で、全てのSPの「サクラを求める性質」を消し去る。 SPは父とハルに、贈り物と解放への感謝の意を伝え、再び各地へと散っていった。 サクラをめぐる一連の事件は終結した。 ログは孤児院に引き取られ、ハルらと共に生活を送っている。 事件の最中に親交を深めた人物達も、何がしかの事件があれば会うことはあれど、それぞれの日常へと戻った。 季節は春を向かえ、あちこちに咲き誇る桜が、風に花弁を散らす。 己の人生は桜に象徴されていると言うハルは、これからの未来に、期待と僅かな不安を抱くのだった。 ~完~ 119 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/16(月) 14 06 36 ID Tws97uL/O 117-118 とりあえず乙。 フラッシュモーターカレンに似てると思ったら、 やっぱり同じ世界観なのか 153 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/21(土) 17 40 14 ID ziAyOJxZ0 119 フラッシュモーターから数年後の話ってところ。 フロンティアのバージョンがver1.0→ver1.2になってるし、 前作キャラも、表立っては出ないけど噂なんかがちらほら聞けたりする。 151 乙です 少し遅くなりましたが詳細版一回目投下ー。 詳細版解説 主要登場人物 ハル 孤児院に暮らす16歳の心優しき少年。趣味はフロンティアでの散策。 中性的な外見と、家事を仕切り同じ孤児らの面倒を見る姿から、親しみを持ってハルママと呼ばれる。 フロンティアに散らばるサクラポイントを得ることにより、サクラに変身する。 ログ ハルにサクラを与えた、ウサギ型の謎のアイコン。 サクラとしてフロンティア上の事件を解決する見返りに、ハルの望む報酬を提供する。 クロード FSS-USA帰りの現FSS-JAエージェント。通常のFSSはペアで仕事を行うが、事情により単独で仕事を行っている。 その手腕はペアのFSS以上とも言われ、周囲からも一目置かれている。 いのせんと☆まぶ フロンティア内メディアF-WEB-JAの名物キャスター。常にカメラツールを持ち歩く。 アポ無し突撃取材を得意とし、たまに危ない言葉を発して放映禁止処置を食らう。 サクラに奇妙なときめき(変な意味ではない)を感じ、その影を追うことになる。妖精型のアイコン。中身は女性。 砦忍者・山影 外見、言動、全てが怪しいことこの上ない味方。ニンジャバッコなるオリジナルのツールをくれる。 女の子に踏まれたい、など何かに目覚めている。贖罪の旅をしているらしい。忍者型のアイコン。 ユーリ 孤児院に暮らす20代前半の少女。料理の腕は壊滅的だが、本人に自覚はあまり無い(自称・得意料理は中華)。 普段は教会で神父の手伝いをしており、エピローグでは…… ケンタ、サユリ、ゴロウ 孤児院で暮らす子ども達。 アレックス神父 町の片隅にある教会の養護施設で、ハル、ユーリ他複数の孤児を引き取って養育している。マダムキラー。50歳前後。 154 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/21(土) 17 41 27 ID ziAyOJxZ0 主要用語 フロンティア …ヘッドマウントディスプレイ(コネクター)を使用した、新世代のネットシステム。 人体の感覚を再現できる高度な電子空間。いわゆる『電脳世界』。 ただし神経接続レベルに伴った命の危険も伴い、連続接続時間は制限される。 (ドメインは都市・地区、フィールドは町・番地、エリアは建物・施設などにあたるが、必ずしもそうではない) 構造体 …フロンティアのフィールドを構成する電子の箱の総称。様々な種類と機能を有する。 アイコン …フロンティア上の「PC(プレイヤーキャラクター)」。またはプレイヤーの分身。 一般向け安価なアイコンとして「DaReKa」なる種類が普及している。 外見などある程度の改造が出来るが、プレイヤーに近い形(体形)にすると扱いやすいらしい。 変種の例として今作での例としてウサギ型、妖精型が登場。前作には猫型、マスコット型(メッケモ)など。 FSS …フロンティア・セキュリティ・サービスの略。 フロンティアを運営するФNET直属のセキュリティ会社。因みにUSAは米国、JAは日本を表す。 FNP …フロンティア・ネットワーク・ポリスの略。国連認可のフロンティア警察。技術力はFSSに劣る。 オートマトン …フロンティア内の警備用無人アイコンのこと。多種存在する。 大抵は安全装置がかけられ、有人アイコンへの攻撃の際もさほど威力が出ないようになっている。 ツール …アイコンが持つ文字通り『道具』プログラム。種類は複数存在。カメラから攻撃用ツールまで。 サクラ …見るものの心を奪う、美しき桜色のアイコン。 FSSやFNSらのアイコンにもない規格外の性能(数倍の処理速度、攻撃能力など)を有す。 が、その反面サクラポイント無しには起動すらできない欠点を持つ。 サクラの起動及び使用には幾つかの条件を要するというが… サクラポイント…略してSP。サクラのエネルギー源。各地に点在し、これ無くしてサクラには変身できない。 基本的に、サクラを保有する者にしか存在が感知できない。 因みに敵を倒すなどして溜めることも可能。 ナビ …フロンティア上のお助け機能。要はヘルプ。持主のアイコンを二頭身にした姿が一般的。 場合により複数体所持可能。 155 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/21(土) 17 43 55 ID ziAyOJxZ0 ―― 世界は 混沌と熱狂に幾度も打ちすえられ 科学とメディアにかりそめの癒しを施されながら 今なお、存続している ―― Act.1 ファースト・ドライブ 近くの商店街のくじ引きで一日無料券を手に入れたことから、 ハルと孤児院の子ども達はフロンティア上の遊園地「デゼナ・F・K」に遊びに来ていた。 デゼナ・F・Kは現実では味わえないスリルを、絶対的な安全でお届けすると謳っており、現在人気急上昇中のスポットだ。 はしゃぐ子ども達をなだめながら目的地に辿り着いてみたものの、何処か様子がおかしい。 次の瞬間、ハルは謎の男の攻撃を受け、1人別の場所へと飛んでしまう。 不運なことにも実はこの日、金銭目的の誘拐グループが遊園地に潜入していたのだった。 遊園地の下層で目を覚ましたハル。 突然の事態に不安を覚えたものの、はぐれた幼い子ども達の恐怖を思い、ハルはすぐに行動を開始する。 誘拐グループらの改造により、遊園地は危険な場所となっていた。 触れるだけでアイコンを破壊する構造体の床、致死威力の攻撃ツールを持つ犯人側の警備システム。 途中、ウサギ型のアイコンによりインストールされた攻撃ツール待ち、どうにか犯人のもとへ辿りつく。 戸惑いながらもハルは、自分と引き換えに身体の弱いサユリを解放して欲しい旨を伝える。 しかし偽装を施し(※ログが行ったもの)、警備システムを破壊してきたハルを犯人が信用するはずが無かった。 四方から全身に攻撃を加えられ、あわやハルは命の危機に瀕する。 意識が遠のく中、どこからともなく声が聞こえ、謎のプログラムの起動と共にハルは桜色のアイコンに変身してしまう。 襲おうとしたままの姿で、時が止まったかのように動かない犯人。 声の主であるウサギに従い、ハル(サクラ)手にした光の刀で犯人を切り伏せる。 元の姿に戻ったハルは、ウサギに今起こった出来事について尋ねる。 ウサギは、プログラムの名前「サクラ」と己の名「ログ」を告げると、己とサクラに関し他者に話せば生活は保障しないと脅して消える。 最後に、これからよろしくね の謎の言葉を残して。 その後、遊園地を包囲していたFNPの検証の最中、不可思議なエラーが発見される。 犯人グループが確保されたエリアにおいて、わずか00 00 01 00の間ではあるが、全てのデータが消失していた。 検証に立ち会ったFSSのクロードは、その僅かに修復されたデータに目を通し、違和感を覚える。 しかし当事者でもある犯人らの記憶も昏倒した近辺は曖昧になっており、事件は謎を含んだまま終結を迎える。 どうにか無事に子ども達と帰宅したハル。 ユーリが料理を作ると決めた直後の帰宅に、内心本気で神に祈り捧げていたアレックス神父は、二重の意味で胸を撫で下ろした。 遊園地について直ぐに囚われ、遊び足りない子ども達は、神父に遊んでと強請り、神父は優しくそれに応える。 ユーリにアレックル神父の補助を任せ、まずは全員分のご飯を作ることからハルの日常は再開された。 Act.1 余談 ・神父はハルらが遊園地にでかける直前にも、ユーリに食事作らせたくないから早く帰ってね!発言をしている。ハルも了承。 156 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/21(土) 17 45 52 ID ziAyOJxZ0 Act.2 パイレーツ・オブ・フロンティアン テロ事件から数日、ネットバンクのメンテナンス警護に当たっていたFSSのクロード。 作業が順調に進む中、彼の脳裏には先日の事件が過ぎっていた。 誘拐犯等はマニュアルを見て実行したと供述するが、入手したというドメインにマニュアルが存在した痕跡はなかった。 空白の時間についても、理論は存在するがその実行はФNET本部ですら不可能だと言われている。 そして復元されたデータに映る少女のアイコンに、奇妙な既視感を覚える自分。 解決したとはいえ不可解さだけが残った事件に、クロードは今ひとつ納得ができずにいたのだ。 しかし突如として銀行のドメインが破壊され、フロンティア海賊「バスター・ハニー(以下、ハニー)」の一味に襲撃されてしまう。 一方、すっかり日常へと戻ったハルは、家事を終えた後、フロンティアにログインする。 幼い頃からフロンティアに親しんだハルにとって、この時間は大切な日課になっているのだ。 ところが、ログインして目の前に広がったのは目的地ではなく、見たことも無いフィールドだった。 ログアウトも不可能な状況に困惑するハル。そこに、誘拐事件の際に現れたログからの連絡が入る。 ログは、現在このフィールドが特殊な状況にあり、この件には人命がかかっている旨を告げた。 残された道はただ一つ。ハルはログの言う通りにフィールドを進み始める。 やがて人の声のするフィールドに到着すると、そこには丸い体形の女海賊(ハニー)と、膝をつくFSSの姿が。 長年に渡り犯行を重ねたハニーの実力は手下の比でなく、クロードはアイコンを酷く痛めた上に視力を奪われていた。 あまりの光景にハルはハニーを止めようとするが、突如ログがハルの声を真似てハニーを挑発。 逆上し襲い掛かってきたメタボ(※アイコンの体形を現実の体形に合わせると扱いやす(ry)を、ハルはサクラで返り討つ。 しかししぶとく踏みとどまったハニーは、この場の引き上げを宣言し自分のフィールドへと逃亡を図る。 ここで逃がしては、いずれまた被害者が出ることは確実。 クロードの無事を確認し、ハルとログは海賊のフィールドへと突入する。 ついに最深部に到達したハル。戦いに敗れ、全てを失ったというハニーは、フィールドに仕込んだ爆弾で共倒れを図る。 ハルはサクラに変身して起爆スイッチを握る手を止め、どうにかハニーに自爆を思い留まらせる。 そこに復活したクロードが到着し、万事解決……の筈だったが、ハニーがうっかりスイッチを押してしまう。 逃げるにも解除するにも時間が足りない。そう判断したログはハル(サクラ)に叫ぶ。 起爆信号を絶て。サクラにならできる、と。 ハル(サクラ)は再び刀を掲げ、教えられたイメージと共に起爆信号を一刀両断する。 その瞬間、フィールドから桜色の光が放たれ、フィールド外部も含め辺りに桜の花びらが舞い散る。 事態に慌てながらも、その美しさに見とれるFNPと一般アイコン。 彼等の中にまぎれ、いつもの突撃取材に訪れていたいのせんと☆まぶは、光源に立つ桜色のアイコンを目撃する。 事件後。ハルとログは、やや一方的ではあるが正式に契約を交わす。 内容は、ハルがサクラとしてフロンティア上の事件を解決すること。見返りは養護施設用に新しい家電製品の提供。 翌朝、届けられた家電製品を眺めながら、ハルは漸く、全てが夢で無いことを実感するのだった。 Act.2 余談 ・銀行員の雑談の中に、昨年の「女の子と猫のペア」が出てくる。恐らく前作のカレンとラグ。面白くて有能だったと評される。 ・ハルがログインする予定だったフィールドはグラン・アオヤマ。メッケモを使った、デパートのキャンペーン実施中。 157 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/21(土) 17 52 14 ID ziAyOJxZ0 Act.3 トリデ・カイザー 掃除をしながら、ハルは暗い顔をしていた。 並々ならぬ様子に心配するユーリや子ども達。真実を言えるはずも無いハルは適当な嘘を吐く。 午後五時。溜息と共にログインすると、ログが出迎える。早速現場へ向かおうとするログだが、ハルは乗り気ではない。 今回の相手も常習犯であり、その多数の被害者のいずれもが重症を負わされていたためだ。 自分がそんな相手に敵うわけが無いと弱音を吐くハルを半ば無視し、ログは問題のフィールドへと転移する。 転移先には今回の被害者であろう数名のアイコンと、犯人と思しき、古代エジプトのファラオを模した?アイコンがいた。 「砦カイザー・津田(以下、津田)」は、自作の「砦」を時間内に突破できた者に高額な賞金を出すと言う。 そして被害者の諾否を問わず、全員の装備ツールを強制的に変更、各々のスタート地点へと転移させてしまう。 それまでと異なる厳しい条件の中、ハルとログはサクラを使い突破していく。 途中、ゲームに負けた被害者の悲痛な笑い声(神経接続レベルMAXでくすぐり続けられている。フロンティア接続限界時間まで続く)が届き、 二人は改めて津田を止めることを決意する。 幾つかのフィールドを抜けハルは、オートマトンに囲まれたフィールドに出てしまう。 各被害者の様子を見ていた津田は、ハルの異常なクリアタイムから、不正を疑っていた。 津田はハルに、不正でない証明としてゲームオーバーになれと言う。 ゲームオーバーになってしまえばハルが罰ゲームの餌食になり、他の被害者達も救えない。 ハルはサクラに変身し、オートマトンを一掃する。 寸秒の間に全てを片付けたハルに恐れ戦く津田。ハルは津田を説得にかかるが、助けた被害者により横槍が入る。 それをきっかけとして逃亡を図る津田。巻き込まれる形で、全員が別のフィールドへと飛ばされる。 気付くと、全く整合性の無い混沌としたフィールドにいた。辺りにログの姿はなく、途方にくれるハル。 と、そこに彼は「砦忍者・山影(以下、山影)」と名乗る珍妙な忍者?アイコンが現れる。 彼は先ほどの一部始終を見ていたらしく、ハルの優しさと容姿に感動した旨と、この場からの脱出に協力する旨を申し出た。 濃密すぎるキャラクタと、少女と間違えられたことにやや引くハルだが、協力してくれるにこしたことはない。 特殊ツールを受け取ると、山影と共にフィールドを進み始める。 津田はピラミッドのようなフィールドの頂上にいた。ハルらの呼びかけに振り返ると、山影を見て酷く動揺する。 津田は幼い頃、とある人物の作った砦で遊び楽しんだ記憶から、彼に憧れて砦を作るようになったのだ。 山影は、それは別人のことだろうと言いながらも、津田の砦の過ちを指摘し、諭す。 時を同じくして、残りの被害者達が辿りつき始める。 無理矢理呼び込んだ筈の彼等が砦の解き方を楽しそうに議論する姿を見て、津田は自分の過ちを悟り出頭していった。 Act.3 余談 ・山影はかつてゆがんだ魂を青き天使に救われた経験があるらしい。 ・津田の憧れの人は、かつて逮捕されてフロンティアを去った、らしい。 ・メッケモの作者の名前はメケモト。メケモトは現在山影と仕事をしている。 158 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/21(土) 17 57 58 ID ziAyOJxZ0 今回は以上で。 あと書き忘れの前提。 ・書いていない専門用語のうち、置き換えられる用語であればそちらで表記する。 (Ex.イントロン、アウトロン→ログイン、ログアウト) ・表記の関係上、後々面倒になるのでハルが変身中は「ハル(サクラ)」などと表記する。 ・出来る限り文章を短くするために、多少情報が前後している箇所が有る。 ・ギャグ部分は実際に遊ばないと分かりにくいと感じたのでかなり削った。 以上、把握した上でお願いします。 175 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/25(水) 21 08 15 ID PGnm50fE0 Act.4 バースト・リミット ハルとログは、とある企業の研究施設に侵入していた。 その企業で製作されている強化オートマトンの暴走の原因を突き止め、止めるためである。 ハル達が制御装置を探して見つけたのはオートマトンだらけの部屋だった。 そして部屋の片隅には一人の有人アイコンが。彼は同社の強化オートマトンを作った研究者だった。 会社側の都合で心血を注いだオートマトンのデータを他社に売られ、それを恨みに事件を起こしたのだ。 制御装置はその部屋の強化オートマトン全て。ハルはサクラに変身する。 制御装置全てを破壊したことで、FSSらと一進一退を続けていた外のオートマトンも機能を停止した。 会社への抵抗手段を失った研究者は嘆くが、ハルとログは言う。 「誰かを守る物をもって誰かを傷付けるなら、僕らは何度でも破壊します。でも――」 「これだけのシステムを作ったあなたなら、もっと凄いシステムも作り出せるはずです」 崩れ落ち涙を零す研究者。ハルはそっと彼を立ち上がらせると、外へ促した。 ログアウトしたハルは、携帯端末に投影されたログに今回の報酬を伝えていた。 来年小学校に上がるケンタに専用のコネクターを。それだけを伝えるとあっという間に眠りに落ちたハル。 ログはそんなハルを優しく見守る。 ある夜。ハルは過去の夢を見る。それはハルにとって最も思い出したくない、辛い記憶だった。 孤児院に来る以前、ハルは著名な両親と暮らす裕福な家庭の子であった。 しかし著名ゆえにすれ違いを繰り返した両親は離婚。 精神を病んだ母はハルに虐待を加えるようになり、ついにハルを連れてフロンティアで心中を図る。 優しかった頃の母を覚えているがゆえに逃げられないハル。 それでも死が迫ったとき、ハルは恐怖から母を蹴り飛ばし逃げ出す。 だが母の腕が体から離れた瞬間ハルは我に返る。慌て、消えていく母へ腕を伸ばす。しかし―― 一気に夢から覚め、ハルは泣き崩れる。 夜中ではあったが、気付いた神父とユーリがハルの部屋に来る。幸い子ども達は眠っているようだ。 二人の気遣いにハルは大丈夫だと返す。 ――孤児院で過ごすうちに、ハルは徐々に悪夢から解放されつつあった。 一方、フロンティア。 「フロンティアのヒーロー」の話は徐々に広まり始めていた。 様々な事件の現場に現れては目にも留まらぬ早業で悪を退治する、青と桜の二つの姿を持つ少女。 現れたとき桜の花弁のエフェクトを舞い散らすことから、それは「サクラ」と呼ばれているという。 彼女に救われた人々の取材を行っていたいのせんと☆まぶだが、何故か懐かしさに似た不可解な感覚を覚えていた。 しかし悩んでいてもキリがない。まぶは「デゼナ・F・K 新アトラクション封切り」の取材へと向かう。 安心・安全のクリーンなイメージを持ちながら、何故か黒い噂の絶えないデゼナの裏を探るために。 176 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/25(水) 21 09 26 ID PGnm50fE0 その日の午後。 子ども達と百貨店に買い物に来ていたハルは、ログの呼び出しに従って、急遽近くのネットカフェからログインする。 急な呼び出しを謝罪するログを、ハルは事件は思った時に起こるものではないと慰める。 子ども達はバスを利用して教会へと向かっている。GPSの情報を確認し、ハルは安心して事件に向かう。 新アトラクションの封切りが行われる筈のデゼナ・F・Kでは再び事件が発生していた。 フィールドの制御を奪い、従業員を人質とした武装集団らは言う。 自分達の家族はデゼナの遊具事故に遭い重い障害を負ったが、 安全を謳うデゼナは事故を隠蔽し、取引や圧力で被害者らを黙らせようとしたのだ、と。 犯人側の要求はデゼナ側の、マスコミ各社へ向けた事件の公表と、全被害者への正当な賠償金の支払い。 要求が呑まれない場合は、従業員に安全装置を外したボムの威力を味あわせる―― いのせんと☆まぶもまた人質とされ、外部への放送に協力させられていた。 途中、逃亡してきたまぶを救助しながら順調にフィールドを進んだハルは、全ての犯人を撃破する。 犯罪は犯罪とはいえ、裏にある理由にハルはやりきれない心地になる。 しかし今回使われたボムは、安全装置付きとはいえ「アトラクションで使用される予定のもの」だった。 いずれ捜査のメスが入るだろう――そう言いかけて、突如ログの表情が変わる。機密通信が入ったからだ。 内容は、今回の事件はデカルツォという人物の焚き付けで発生したということ。 もう一つは、最後の人質は排除できない数のボムと共にいるということだった。 問題のエリアを発見し、設定を変えようとするハルを、それまで成り行きを見守っていたまぶが止める。 彼女はこのボムの仕掛けを知ったがために、消されそうになって逃げ出したのだ。 その仕掛けとは、犯人ら以外が設定を弄るとボムが破裂すること。 また主犯のログアウト後、ボムは自動でカウントダウンを始め、解除は犯人の持つコードキーでしか行えないということだった。 有無を言わさず全員を倒してしまったことを後悔するハル。同時にログは、何処かで見た状況に嫌なものを感じる。 それでもサクラの能力なら。そう判断したハルはサクラに変身する。 隠された意図を悟ったログの声が間に合うことは無く、刀を振りぬいたハル(サクラ)はそのまま意識を失った。 孤児院近くの脳病院。 カフェから運び込まれたハルは、まるで意識を取り戻さない。 連絡を受け駆けつけた神父達。心配する子ども達を宥めながら、意識の無いハルを見守っていた。 別の場所。 デカルツォの魂胆をギリギリまで見抜けなかった自分を後悔する「誰か」の心情。 ハルが運ばれたのはデカルツォの息のかかった病院。 ハルを助けたいという思いと裏腹に、己を取り巻く状況は非常に悪い。どうすれば……。「誰か」は悩み続ける。 Act.4 余談 ・買い物の最中、子ども達が「もし自分のアイコンを持てたら」という想像をする場面がある。 ケンタは、アイコンを「異界戦隊ゴレイカー」風にしたいらしい。「『俺の左腕が暴れる!』みたいな!」 177 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/25(水) 21 12 44 ID PGnm50fE0 Act.5 エンド・オブ・アットホーム 意識を失って三日後の明け方。ハルは白い部屋のでインターホンのベルに叩き起こされる。 意識が途切れる前のことを思い出したハルは病院に居ることを悟るが、同時に周囲の様子がおかしいことにも気付く。 途端、廊下のスピーカーからログの声が響き、ハルにその部屋から脱出しろと言う。 何事か分からぬまま廊下に出たハルだが、途端に出くわした黒服サングラスの男がハルにスタンガンを向ける。 驚くハルの目の前で突然防火扉が閉まり、ログは改めてハルに脱出を急かす。……どうやらハルは先程の黒服に狙われているらしい。 セキュリティの一部を掌握しているらしいログは、ハルにコネクターと携帯端末を渡し完全な掌握を行わせ脱出を試みる。 一方、病院内、セキュリティルーム。 黒服達はハルに制御を奪われまいとするが、二人のコンビネーションには歯が立たない。 病院の外部は怪しげなタレコミを得たマスコミが取り囲んでおり、下手な行動は取れない。 黒服は教会の人間を人質にするため、準備していた人員を向かわせる。 まるで軍事施設のようなセキュリティを掻い潜り、ハルとログはお互いの絆を再確認する。 外部では相変わらずマスコミが情報を入手せんと張っており、病院の不審な状況に疑念を抱き始めていた。 …教会へ向かった黒服らは、泥棒と間違えられて近所の商店街らの人々に追い払われた。 全ての状況は、全てハルらに有利なように働いていた。 そして一階のセキュリティをも掌握したハルら。 途中ログが不可思議な発言をするが、緊急の状況であまり構う余裕は無かった。 デカルツォの指示により病院の放棄を決めた黒服らは、病院の一部を爆破してマスコミらを追い払おうとする。 ハルが入院しているはずの病院の爆発に、商店街に避難していた子ども達は不安を露にする。 泥棒が襲ってきたときから神父もユーリも姿が見えない。商店街の人々が二人を探してくれてはいるが、見つかる気配は無かった。 そしてついにデカルツォは、ハルからサクラを奪取するため動き出す。あまり使いたくなかった手段をもって。 アウトロンしたらそのまま外へ突っ切れというログに従い、駆け抜けるハル。 しかし向かっていた入り口から黒服が現れ、ハルは青褪める。と、その黒服の背後に現れた青年が黒服を気絶させる。 どうやら敵ではないようだが誰とも知らぬ相手に戸惑うハル。 青年は、君がサクラか?と問い、ここは自分がなんとかするから逃げろという。 何処か覚えのある雰囲気にハルは青年の正体を悟るが時間が無い。ハルはログに言われるまま裏口へと走りだす。 178 :マンカイデンシ*サクラ◆l1l6Ur354A:2009/11/25(水) 21 15 38 ID PGnm50fE0 もう僅かで裏口に辿りつく。安堵しかけたハルの前に、裏口を抜けてアレックス神父が現れる。 心配して来てくれたのだろうかとも思ったが、今この場に留まる事は危険でしかない。 とにかくここから逃げましょうと言うハルに、しかし神父はハルに伝えることがあるという。 困惑するハルに、非常に落ち着いた声で神父は告げた。「ハル、君の母親を殺したのは、君だ」と。 呆然とするハルの心に、教会に来て忘れかけていた感情が溢れ出した。 ただ一人の息子を求めた母親を、恐怖から逃げて支えなかった自分。 そしてそのまま二度とフロンティアから戻らずに亡くなった母親。 自らの罪を思い出して傷付き、助けを求めるハルに、神父は尚も言葉を重ねる。 「君の母親を殺したのは、君だ」 優しく受け入れて、癒してくれた筈の神父からの冷酷な言葉に、ハルの精神は崩壊寸前の状態にに陥る。 そしてその瞬間、何故かハルの持つサクラが機能を停止してしまう。 残っていたらしい黒服が現れ、神父にサクラを奪取したことを告げる。 その言葉を聞いた神父は懐から拳銃を取り出し、ハルへと向ける。 過去の神父を知るがゆえに、目の前の現実を受け入れられず、逃げることも出来ずに立ち竦むハル。 神父が引鉄に指をかけた瞬間、その前に10歳くらいの少女が現れる。 神父をデカルツォと呼んだ少女――フランカは、サクラを壊されたくなければハルを見逃して、と神父を脅す。 そして同時に先ほどの青年が現れ、神父の銃を叩き落す。とっさに引き下がり逃れる神父。 フランカは、未だぼんやりとするハルに子ども達のことを思い出させて思考を取り戻させる。 「さよなら、ハル。ナビたちと仲良くね」フランカがそう言うと、神父はフランカを連れて閃光手榴弾を放った。 フランカはもしかしてログなのだろうか。光に呑まれながらログの名を叫ぶハル。その声に答える者は無かった。 Act.5 余談 ・ログのセクハラ発覚。ハル(サクラ)の元々短い裾の丈がだんだんと……。理由は「恥らうハル萌え」/(^o^)\
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【名前】ジョフリー=サマーセット 【性別】男性 【所属】イギリス清教/必要悪の教会 【能力】 『レイヴニルの炎』 メルゼブルクの呪文の一つで、古エッダの「グローアの呪文歌」の中でグローアが息子に伝授したとされる呪術。 あらゆる拘束を緩めるというところから、解きほどきの呪文(レイシガルドル)と読み改められた。 この炎も雷と解釈し、ルーンを刻むことで「焔の剣」から放つことができる。 『焔の剣』 エデンの楽園を守護する天使ケルビムの持つ煌めき回転する焔の剣の霊装(レプリカ) この焔は「雷」を意味し、一振りするだけで射程数キロメートルほどの四つの雷撃が迸る。 その様子が天使の翼のように見える神々しさに例えられ、彼を魔術サイドとしてもそれなりに名の知られた存在にしている。 「家畜(フェオ)」、「火(カノ)」、「馬(エオー)」のルーン文字が刻み込まれており、これを介して『レイヴニルの炎』を放つ。 剣自体は楽園の守護者の象徴でありながら、楽園を自由のない場所と捉え、その矛盾を打破する術式として構築した。 【概要】 イギリス清教の敬虔な教徒であり、神父。必要悪の教会における立ち位置は頼れる老神父として慕われたり敬われたりする。 第二次世界大戦を経験した世代であり、割と古参な部類に入る。でありながら権力にも関心を示さず、ロンドンで小さな教会に務め、 孤児院回りなど地道な草の根の活動を行っている。悪い意味でロンドンでも知られていたクラルテ=ブレンヒネズ以下子どもの窃盗集団まるごと総改心させるなど、相応の手腕を持つ。 こうした活動が認められ、組織内でも割と融通が効くようになっており、自由な裁量で任務をこなすことができる。 身体能力は高いが、年齢とともに衰えを感じており、現役引退も止む無しかと検討するようになった。後続を育てるのが専らの夢。 【特徴】 173cmくらいで周りと比べて背はそれほど高くない。 体躯は年齢不相応にがっちりとしており、渾身の拳で強化シャッターをぶち破れるほど。 聖職としての神父服を常に着る。 【台詞】 「私は神父。いわゆる君のような人の頸木を外すことを生業とする者さ。」 「悪者は退治しておいたから、安心しなさい。」 「いやあ、年を食えば趣味も情熱も減っていくものだが、それを甦らせるのに十分な元気をくれるんだよ、あの子はねえ」 「レイヴニルの痛みよ、焔の剣と成せ! その剣の火は縛る楔を断ち切る息吹となろう!」 【SS使用条件】 とくに無し