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隠し宝箱平原 土の遺跡 炎の遺跡 水の遺跡 風の遺跡 封印の遺跡 追憶の森 神父のヒント平原 土の遺跡 炎の遺跡 水の遺跡 風の遺跡 封印の遺跡 追憶の森 隠し宝箱 エリア内で一定の条件を満たすと隠し宝箱が出現。各エリアで1つづつ存在する。 ダンジョン内の全ての隠し宝箱を開けると、プラクティスで隠しエリアが1つ追加される。 まれに条件は不要で最初から現れているが、単純に見つけにくい場所に置かれている宝箱も存在する。 隠し宝箱はダンジョンから出ると復活するが、条件不要で最初から現れているものは復活しない。 すでに中身を入手した隠し宝箱からはありがたい像が手に入る。 平原 マップ 出現条件 中身 チュートリアル3 南東の隅にいるスライムを倒す 金の台座 土の遺跡 マップ 出現条件 中身 土の遺跡に続く道 雑魚全滅後に出現するスライムを倒す フエルミン 遺跡正門 柱を叩く 木の盾 遺跡正門 川の手前・マップ左奥のほら穴(条件不要) お土産のお守り 大階段 炎を全部消す 革手袋 ホール 南西にある樽を壊す(羽根の靴があると楽) 精神注入棒 洞窟 ゴール直前にいる骸骨から倒す 快速ブーツ 最深部 BOSSの両肩のクリスタルを壊す。魔法で当てればよい。 フエルミン 最深部 マップの11時の方向にある柱付近(条件不要) バケットサンド 魔物の巣 水に一定時間浸かる 孫の手 炎の遺跡 マップ 出現条件 中身 山への樹海 MAP上に存在する岩全てに一度攻撃を与える よく見る盾 火山道 途中で飛び降りて、くぼみにある樽を壊す。右の壁が途切れてから二つ目のポリゴンの辺の中心をそっと降りると確実。 位置参考画像 頑丈な篭手 溶岩洞窟 モンスター全部倒してから樽を壊す。中央から上半分に飛び降りれば樽を迂回出来る。モンスターを先に倒した後マップを切り替えて樽を復活させてから壊すのも可。 フエルミン 遺跡の入り口 出口ちょっと前に骸骨が5匹ずつ階段の左右にいるが、階段の右側の骸骨と階段の間の隙間に銀色?のモンスターがいるので倒す 定番のお守り 赤の回廊 2F部分を右回り、左回りどちらでもいいから止まらずに一周 羽根の靴 壁画の間 カニを全ての穴に落とす すごい腕輪 闘技場 床の一番端のちょっと高いところで一定時間待つ 招き猫 水の遺跡 マップ 出現条件 中身 湿地帯 水に落ちないでゴール付近まで行く。羽根の靴で空中ダッシュすると楽 人魚の靴 遺跡に架かる橋 左右どちらかの欄干をずっと渡っていく。カーブは空中ダッシュで飛び越えると楽 炎のクリスタル 螺旋回廊 空中に浮いているあの部分に飛び移って中央の泉につかる マジカルステッキ 水中都市 出口直前の骸骨がいた墓石を全て踏むと巨大骸骨が出てくるので倒す 魔法のネックレス 沈黙の教会 燭台6つ切り倒すと大きな魚が沸くので倒す 銀のガントレット 遺跡を護る者 ボスが振り回す腕を一定回数飛び越える フエルミン・G 水路 スタートして敵を一匹も倒さずにゴールまで行く。水路脇だと自滅する敵がいるので上の通路を行く 銭の紋章 風の遺跡 マップ 出現条件 中身 瘴気の森 一回釣りをする 人気のお守り 蟲の通り道 池に落ちずにゴールまでいく。二つめの岩から対岸のゼンマイに向かって空中ダッシュすればいける フエルミン・FX 蟲の通り道 マップ左側・王蟲の死骸の上から伸びる糸の上(条件不要) 騎士様の盾 風の入り口 入り口から橋を飛び越えてまっすぐ出口へ向かう 大地のクリスタル 機関部 歯車の軸の上にいる銀色?の敵を倒す 不思議なお守り 立体迷宮 30秒以内にゴール近くまで行く。快速だけで29秒程度でクリアできる エスキモ族の靴 山頂 ドラゴンの角を二本とも折る。魔攻特化してメテオインパクト×2で行ける 魂の指輪 浮遊庭園 十時の方向から下に階段が伸びてるのでジャンプして渡ってく。快速必須。羽根靴の空中ダッシュは使わない(装備しているだけでは問題ない)。 カインの杖 封印の遺跡 マップ 出現条件 中身 封印の遺跡へ 離れた足場2つを含む全ての足場へ飛び移る 奇跡のお守り クリスタルホール 二つのクリスタルを壊してから樽を壊す 闇のクリスタル 封印の扉 敵を全滅させて扉が開いたら扉の前まで行ってから入り口に戻る 破壊の篭手 影法師 敵の属性魔法を全種類食らう フエルミン・R 魔法石を統べるもの 釣竿で攻撃する 伝説の盾 ラストバトル 各魔法陣の上でジャンプ。合計三回 精霊の杖 孤島に向かう船 船の先端(MAP最南端)で釣る ※Ver1.02では釣れない(Ver1.03b5で修正) 魂の指輪 追憶の森 マップ 出現条件 中身 森その1 スタート地点から右に落ちタルを壊す(蜂の巣の真上) 砂のお守り 森その2 モンスター全滅後、1匹沸くので倒す 爆釣RX 洞窟 釣りをする 水の紋章 ネズミの巣穴 トリモチを3回踏む フエルミン・L 神父のヒント 土の遺跡クリア後、神父が出現し条件を教えてくれる(MAXHPを消費する) 神父に条件を教えてもらわなくても宝箱は取れる 平原 マップ 要求HP 神父のヒント チュートリアル3 0 強敵に立ち向かえ 土の遺跡 マップ 要求HP 神父のヒント 土の遺跡に続く道 1 より強いものが現れる 遺跡正門 1 怪しいものは叩け 大階段 2 宝は暗闇を好む ホール 2 違和感を壊せ 洞窟 2 強敵から倒せ 最深部 3 いたぶるように倒せ 魔物の巣 3 頭を冷やせ 炎の遺跡 マップ 要求HP 神父のヒント 山への樹海 2 天然の打楽器を鳴らせ 火山道 2 タルを壊せ 溶岩洞窟 3 邪魔だからといっていきなり壊してはならない 遺跡の入り口 3 狭い所が好きなやつがいる 赤の回廊 3 止まらずに1週 壁画の間 4 ドコでも落とせば良いというものではない 闘技場 4 あえて危険な場所に居ろ 水の遺跡 マップ 要求HP 神父のヒント 湿地帯 3 水を嫌え 遺跡に架かる橋 3 このハシ渡れ 螺旋回廊 3 泉につかれ 水中都市 4 イタズラ者に罰を 沈黙の教会 4 イタズラ者に罰を 遺跡を護る者 5 お嬢さん、お入んなさい 水路 5 慈悲の心 風の遺跡 マップ 要求HP 神父のヒント 瘴気の森 3 たまにはのんびりと 蟲の通り道 3 蟲の汁にはつかりたくない 風の入り口 4 めんどくさい所には行かない 機関部 4 すべての敵を倒せ 立体迷宮 5 とにかく早くゴールしろ 山頂 5 ドラゴンスレイヤーの証を手に入れろ 浮遊庭園 6 インチキしないでたどり着け 封印の遺跡 マップ 要求HP 神父のヒント 封印の遺跡へ 4 とりあえず乗れ クリスタルホール 5 壊すものには順序がある 封印の扉 6 臆病者へのご褒美 影法師 7 右の頬を打たれたら左の頬をだせ 魔法石を統べるもの 8 思いっきりバカにした倒し方 ラストバトル 9 魔方陣の上で・・・3回・・・ 孤島に向かう船 10 幻の魚を釣れ 追憶の森 教えてくれません……
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53. 離開地下室後 就和[祭司 班波] 對話 拿第一份經驗值報酬 prt_church 185,106 祭司 班波60 [祭司 班波] 真是很令人驚訝, 這個...不是意外..... 是謀殺! [祭司 班波] 雖然再無方法確定第一王子的死因 可是另外兩位王子 並非死於堯樂門加特的詛咒 而是被毒殺...!!! 這天大的事情要如何處理呢... [祭司 班波] 總,總之第二和第三王子都不是寶妮小姐的.. 失誤導致,是不是啊? 是不是啊? 畢斯庫司神父 [祭司 畢斯庫司] ............ 是的... 你說得對 [祭司 班波] 哈哈..真不知該如何接受此事, 心情好複雜 [祭司 畢斯庫司] 雖說刺客有教我們辨別毒殺的方法, 但對他們的疑慮仍不能鬆懈,班波神父 不管真相如何,在我們已知的範圍內 最擅長使用毒的人還是刺客他們 [祭司 班波] ...沒錯, 玩家, 首先,請你暫時別向王室稟報此事, 若輕率地把不夠明確的情報稟報上去, 怕會引起更大的波瀾 [祭司 班波] 有關此事我必須和畢斯庫司神父商量後 再做決定, 這一路上真是辛苦你了,非常感謝你 [祭司 班波] 最後,請你轉告寶妮小姐 現在可以把內心的包袱卸下來 可以嗎? 至今因內心深處遭受嚴重傷害 而遠離人群的那可憐小孩 這份悲痛終於可以結束了 [祭司 班波] 我會祈禱 請神保佑你 和 與你同在 [ 關閉 ] PRT_2QUE → 54 獲得經驗值 1,800,000 歷史學者_54 此時點對話更新 + prt_church184 110祭司 畢斯庫司#prt60 [祭司 畢斯庫司] 不管怎樣想 刺客都是最有嫌疑 我想要派人去監視他們的行動 [祭司 畢斯庫司] 你就靜觀其變吧 我會和班波神父 把剩下的處理掉 [關閉]
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概要 エボニーデビルの仕様変更のため、ver0.12 test31以降ではクリアできません(T_T) ディアボロは思った。 「なぜオレだけこんなひどい目にあっているだ? JOJO歴代ラスボスの中でもなんども死ぬのは俺だけだ…。 カーズは死んでないし、吉良のやつはなぜ死んだのか覚えてもいないッ! こいつはメチャゆるせんよな~ッ!!」 と、ディアボロは逆恨みのケンカを歴代ボスに仕掛けるのであった。 ダウンロード (7/27修正版) 製作者コメント とりあえずレベル1のまま究極カーズを殴り殺してください。 感想、別解などコメントよろしく。 ヒント ↓下記反転↓ 各種アイテムの使い方がポイントです。共鳴もフル活用してください。 カーズ、プッチ、DIO、吉影は全て排除します。 テーマは逆恨み。 答え合わせ ↓下記反転↓ 下準備 エボニーデビル発動。DISC合成(キラークイーン+ダークブルームーン+エボニーデビル)。雪どけ水、承太郎を使用。波紋のつぼを押す。 装備:キラークイーン⇒攻撃。ストレイキャット⇒防御。シアーハートアタック⇒能力。(共鳴 精神力+2) vs 究極カーズ シアーを装備して体力が最大の2分の1以下の状態のまま、水場の上から攻撃する。 (ダークブルームーン(+25)「ウココケーッ!(*1.5?)」「この恨み はらさでおくべきかァー!(*2.0)」波紋(*1.5) = 110のダメージ! vs ザ・ニュー神父 防御DISCをバイツァダストに変更(共鳴 HP+20)。上の通路の次の部屋の入り口とその一歩手前にラバーズを仕込む。体力を足踏みで回復させてから、カーズの部屋の右側の水場から隣の部屋に隣接する⇒神父起床。通路からラバーズをつけた神父が追ってくるので、ローリングストーンズの罠のダメージを反射して撃破する。罠は神父が来るまでに最大3回踏める。神父のHPは85なので、体力が115ぐらいあれば2回、100程度ならば3回踏めば倒せる(LvUpと共鳴とシアーで最低でも100はあるはず)。 vs 最高にハイなDIO バイツァを能力に変更。石仮面を使って体力を1にする。マップ右下に行ってDIOたちが目覚めたら即シアー発動で自殺⇒アナザーワン・バイツァーダスト! vs 成長した吉良吉影 バイツァーダストで体力が回復してしまっているので、SBRを拾って波紋のつぼを強化⇒押す⇒再び体力残り1。先手を取られないようにストレイキャットで吉良を固めてから殴る。終了。 既知の問題点 吉良が攻撃してこなかったり、改心の一撃が発生したりすると最後に波紋のつぼで体力を減らしておかなくても吉良が倒せてしまう。 評価 選択肢 投票 ☆☆☆☆☆ (0) ☆☆☆☆ (0) ☆☆☆ (0) ☆☆ (0) ☆ (0) タグ パズル系 感想 名前 コメント クリアできますよ。最後をラバーズで残りは爆破で倒せば。 -- 名無しさん (2007-11-16 00 58 32) 間違って最初テンプレートを編集してしまった。すかさず直してくれた人Thanks -- 名無しさん (2007-07-26 23 59 19)
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DQⅦ 文字通り【コスタール】で防具屋を営んでいる主人。 過去 教会にいる宿屋の女将曰く、優しい人。 家族は奥さんの【シエラ】と、幼い息子、生まれたばかりの娘。 だが、5年ほど前にコスタールが闇に封印されてから、子供が生まれて最初の満月の夜に子供が魔物の姿に変わってしまうという呪いのせいで、【ネイルビースト】(3DS版は【レッサーデーモン】)と化した娘は【大灯台】へ行ってしまった。 以上のことから息子は6歳以上だと伺える。 【バリクナジャ】を倒すと、娘は無事に赤ん坊の姿で両親の元へと帰って来る。 そして強くて優しい子に育つようにと、【主人公(Ⅶ)】の名前の前2つ+りんという名前を付ける。 仮に主人公の名前がアルスならば、娘の名前はアルりんになる。 ちなみに主人公の名前を変更すると、その都度赤ちゃんの名前も変わる。傍迷惑な話である。 現代 【ふしぎな石版?】を入手する際に必ず会うことになる人物。 現在は【大灯台】の頂上の【聖なる火】を見ようと、1ヶ月もかけて挑戦中。 普通に魔物が出て来る大灯台を、防具屋の主人がどうやって登っているのか甚だ疑問である。 また、1ヶ月も家を空けても怒らない奥さんを見ると、よほど日々しっかりしているからなのからだろう。 メルビンは豪気な奥方だと評している。 頼まれると断れないお人好しな性格で、宿屋の裏の家に住んでいる【カジノ】で勝ちまくる男が持ち込んで来た石版を仕方なく引き取った。その後、石版を売った人の幸運にあやかりたいというコスタールの神父にタダで譲っている。 余談だがこの神父、信者からのお布施をカジノに注ぎ込んでいる。罰当たりも甚だしい。 主人公一行も神父と同じ目的で石版が欲しかったと思い、非常に重みのある言葉で 「あなたがたも どうせ 神父さんと同じ考えでしょうが おやめなさい。 カジノなどに 幸運を求めるより 地道に 努力するのが1ばんですよ」と話す。 これはもしかすると、カジノの性能のいい装備に頼るのはやめなさいという開発者からのメッセージなのかもしれない。
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ハックルボーン 【登場作品】 ブラッドジャケット(古橋(ふるはし) 秀之(ひでゆき) / 電撃文庫) 【出典時期】 不明 【本名】 ハックルボーン 【異名】 神父、ぶつ切りハック(ハック・ザ・ハッカー) 【年齢/性別】 不明(30~40歳頃?) / ♂ 【立場】 神父(無資格)、超弩級聖人、連続殺人犯 【人称】 一人称: 私 二人称: あなた、君 三人称: 彼、彼女 【身体的な特徴】 顎鬚を蓄えた筋肉質な巨漢。トレーニングパンツにスニーカー、その上に白短衣(サープリス)。 全身に深い傷がある。胸板には十字の形をした大きな傷。革の手袋をした両掌には硬貨大の穴。 【精神的な特徴】 慈愛に満ちており、全ての人々に神の祝福を、と考えている。 降魔局によって超弩級聖人に認定されるほどの信仰心を持つ。 【技術/特殊能力】 身体能力: 物理的な限界まで鍛えられており、奇跡の力で物理的限界を超える。怪力。 無痛覚者: 同調時を除き、一切の痛み苦しみを感じない。 被害者との同調: 傷つけた相手と同調し自分も同じ傷を負う。 完全なる聖人: 魂を神に捧げた彼には一切の魔の誘惑は通用しない。 肉体は一切の不純物なしに原子レベルで聖別されている。 攻撃動作には並外れた聖光効果(ハローエフェクト)や神聖和音(RHサウンド)が伴い、 殺害した人間を聖なる力で昇天(魂を高次元に強制シフト)させる。 積層都市の最下層にある打ち捨てられた教会の神父。 元は、ぶつ切りハック(ハック・ザ・ハッカー)と恐れられた連続殺人鬼であったが、13人目に殺した 少女と同調し、その時神への信仰に目覚める。救済方法は、殺害することによる昇天。 ヘルシングの要請で吸血鬼ロングファング討伐に参加したが、最終的には死亡した。 【関連用語】 【十字架】 二本の角材を打ち合わせた1.5メートルほどの十字架。 打ち合わせた中心にテディベアが打ちとめられている。 グリップ部分は丸く削って革をまいてあり、打撃用の武器として使用する。 【登場キャラとの関係】 【アーヴィー】 原作6章の時点で、標的の要注意関係者としてヘルシングから情報を得たと思われる。 それ以前の時点では、他人であり、まったく知らない。 ←053 アーヴィー ↑参加者名簿 055 千鳥かなめ→ 以降ラノベ・ロワイアル本編のネタバレ注意 【追跡】 計13話 No. 題名 068 逃げ犬 069 天敵 139 緋色の聖人 156 神父と狂気な仲間達 190 平和島静雄のスタンス 195 COPY or ORIGINAL 220 三つ巴 240 Escape! 320 3+1 328 嗚呼、ボルカンよ不運なれ 344 生きろ生きろ生きろ生きろ生きろ 422 神将と神父の閃舞 421 死色の抱擁 【現在状況】 【本編での動向】 ←053 アーヴィー ↑参加者名簿 055 千鳥かなめ→
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<カトリック系孤児院 フェルディナントルークス院> 「一日の働きを終えたわたしに、やすらかな憩いの時を与えてくださる神よ。 あなたに祈り、感謝します。今日一日、わたしを支えてくれた多くの人たちにたくさんの恵みをお与えください。 わたしの思い、言葉、行い、怠りによって、あなたを悲しませたことがあれば、どうかお赦しください。 明日はもっと良く生きることができますように。悲しみや苦しみの中にある人たちを、お助けください。 わたしが幸福の中にあっても、困っている人たちを忘れることがありませんように――」 いくつもの布団が敷かれた孤児院の大部屋に、寝間着へと着替えた子どもたちの聖なる唱和が広がる。 その中心にいるのは漆黒の修道服を着た少女。 歳は10をいくつか過ぎた頃、髪は赤みの強い茶髪……いわゆる赤毛で、エンピツぐらいの三つ編みがたくさんある髪型だった。 「――さぁ、寝る前のお祈りの時間は終わりです。みんな早く寝やがってください。 でないと私が見回りや、明日の朝食の下準備ができませんから」 粗雑な口調だが、その言葉は子どもたちへの慈しみに満ちている。 だが「まだ眠くない、まだ起きていたいよ」と、遊び足りない一部の子どもたちはそうグズる。 「ダメですよ、ワガママ言っちゃ。『神父様』が帰ってきたら、怒られちまいますよ?」 子どもたちに向け修道女――アニェーゼ・サンクティスは、口元に人差し指を立てそう告げた。 効果は覿面。優しいが説法が長すぎる神父を恐れて、駄々っ子たちはすぐに布団をかぶる。 夜に起きて遊んでいられる時間と、神父様から説法を受ける時間を差し引けば、とてもじゃないが採算が合わないと察したからだ。 子どもたちを寝かしつけると、アニェーゼは戸締まりの確認のため孤児院を見回りはじめる。 「戸締まりの確認が終わったら、朝食の下準備をして、それから礼拝堂の掃除。それも済んだら湯浴みをして、あとそれからそれから……」 木造の廊下に、パカパカと馬のような足音が鳴る。 その先を辿ると、少女の足には30センチもの高さのコルクの厚底サンダルが履かされていた。 17世紀のイタリアで流行したチョピンと呼ばれる代物だ。 アニェーゼが思惑をしながら歩いていると―――板張りの廊下が、「ぎぃぃ」と鳴る。 老朽化し、経済的にも恵まれているとは言えないこの孤児院ではそう珍しくないことだ。 自分以外が鳴らしたその音に、修道服を着た赤毛の少女は振り向き――― 「……今、戻りましたよ。シスター・アニェーゼ」 「神父様! 戻っていたんですか!?」 黒い法衣を着た、背の高い筋骨隆々とした男だった。その首には神の信徒であることを示す、十字架がかけられている。 反射的に背を正すアニェーゼに「そう畏まる必要はない」と神父はいつも糺すのだが、この神父の前では否応にも彼女は緊張してしまう。 「……なにか、収穫があったんですか?」 「はい、『アサシン』と『マスター』一名の脱落を確認しました。それに今回の監督役……そしてルーラーも傍目でチラリと」 直に接触はしていませんがね、と神父は付け加える。 ルーラー、統治者のサーヴァント。監督役であるNPCが従える英霊であり、聖杯戦争を円滑に進めることを目的とする。 ルーラーは各サーヴァントへ二回まで使用可能な令呪を保持し、場合によってはその場で各種ペナルティの付与、討伐令の発令、自害命令までも行使可能な存在だ。 神父はつい先程ルーラー、そしてアサシンの脱落を確認している。 「私の見たところ、かなり高位の英霊のようです。 あの清廉な闘気――恐らくは騎士、もしくは聖人の類。 監督役であるNPCが修道女であることから、十字教由来の英霊の可能性も高い……」 「十字教由来の騎士というと、『シャルルマーニュ十二勇士』や『十四救難聖人』の一人、“聖ゲオルギウス”ですかね。 どっちにしろ、破格の英霊ってことには違いなさそうです」 サーヴァントの真名考察に、性別や姿形などというものは当てにならない。 サーヴァントは基本的に最盛期の姿で召喚されるため、例え肖像画が残っていたとしても年代としてズレる可能性はあるし、最悪肖像画に書かれている人物が別人という可能性まである。 伝承に脚色が加えられ、英霊本来の姿とまったく異なってしまっているのは歴史上でもそう珍しいことでもない。 男性と伝えられる英雄が女性であったり、矮躯と伝えられる英雄が巨漢だったりと、その例は多分にもれない。 「後ほど教会に出向き、監督役に挨拶しに行くのも良いですね。同じ“主”を信仰するものであるならば、知古になっておくのも悪くない」 「だからって私達ローマ正教<カトリック>に協力してくれるとは思えませんがね。 あいつらはあくまで“監督役”。聖杯戦争の進行を司る存在であり、特定の陣営に肩入れなんて出来るはずねぇーです」 でなければ“監督役”という立場、“ルーラー”というクラスの意味がない。 そしてあれらは聖杯戦争を管理する、<方舟>が用意した代理人だ。 彼女たちが<方舟>本体から、指令や『意思』のようなものを受信しているとしたら、カトリックであるアニェーゼたちにとってその意に逆らうことは神への反抗同然である。 ルーラーが我らに害を成すとしたら、それは我らが神の意から外れたときのみであろう。 「シスター・アニェーゼ、我々の目的は?」 「はっ! 『聖杯』を回収し、『方舟』を我らローマ正教徒のもとに持ち帰ることです! 20億の人々の『安寧』と『幸福』のために!」 修道女の答えに、神父は高らかに謳い上げる。 「そうだッ! 『方舟』だッ! 『創世記』において“神と共に歩んだ正しい人々”を救い給うた、約束の船ッ! 主の寛大な御心が良き人を救った、救済の象徴! これは絶対にッ! なんとしてでもッ! 我ら“カトリック”が手に入れなければならないッッッ!!」 歯を見せ吠える神父に、赤毛の修道女は大きく頷く。 「これがろくでもない連中の手に渡ってみろ。 奴らは神の力の残骸を利用し、浅ましい欲望を満たそうとするだろう。 我々はそれらを悉く鏖殺しなければならないッ!! 忌々しいプロテスタントどもや、異教徒どもも同様だ! 渡すわけにはいかんッ! 絶対にだッ! 『方舟』は我々カトリック、ローマ正教が然るべき方法と然るべき対応を持って管理するッ! 『方舟』が異端の手で穢されることなどあってはならないッ!!」 そしてアニェーゼは身を正し、彼の(サーヴァント)の真の名を告げる。 「はい、その通りです。“アレクサンド・アンデルセン神父”」 それこそがランサー……アニェーゼ・サンクティスが召喚したサーヴァントの真名。 『聖堂騎士』、『殺し屋』、『銃剣』、『首斬判事』、『天使の塵』、出身・人種・年齢全てが不明。 分かっているのはこの数々のアダ名の他二つだけ。 彼が化物専門の戦闘屋であり、“不死王”との死闘の末に果てたということ。 尊敬すべき聖職者を戴けたことは、アニェーゼ・サンクティスにとって紛れも無い幸運であろう。 これこそが神の導き。聖杯戦争という『試練』を乗り越えよという、神の意に他ならない。 アニェーゼがこの戦いでの必勝を心中で誓う中―――またしても板張りの廊下が、「ぎぃぃ」と鳴る。 自分以外が鳴らしたその音に、反射的に少女は身を固めるが――― そこにいたのは、眠たそうな瞼をこする、子どもの姿だった。 どうやらアンデルセン神父との会話で起こしてしまったらしい。 「し、神父様……子どもたちが、起きやがってしまったのです」 「……少々騒ぎすぎてしまったようですね。いやはや申し訳ない。 では寝物語に巡礼者イグナチオのお話をしてあげましょう。行きましょう、シスター・アニェーゼ」 そう答える丸眼鏡の大男の顔は、穏やかな聖職者としてのものに戻っていた。 異教徒を抹殺する狂信者の面を潜め、神父は修道女とともに童子の手を引いていく。 今宵から繰り広げられる、闘争を予感しながら。 【クラス】ランサー 【真名】アレクサンド・アンデルセン(HELLSING) 【パラメーター】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具A+ 【属性】秩序・善 【クラススキル】 ◆対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【固有スキル】 ◆信仰の加護:A+++ 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。 加護とは言うが最高存在からの恩恵はない。 あるのは信仰から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。 ……高すぎると人格に異変をきたす。 ◆洗礼詠唱:B キリスト教における“神の教え”を基盤とする魔術。 その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つ。 作中では結界の構築や、聖書のページを利用した空間移動を行った。 ◆自己再生:C リジェネレーション。 生物工学の粋を凝らした自己再生能力。毎ターンの終了前に小程度HPを回復する。 回復法術(ヒーリング)との併用により、常軌を逸した肉体の頑強さと再生速度を誇る。 【宝具】 『茨の聖釘(セント・クィリアクス・エレナ)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 エレナの聖釘。ヘレナがゴルゴタで見出した、神の子を磔刑に処した釘。 神の子の成した奇跡の残り香であり、また奇跡の残骸である聖遺物。 自身に行使することで聖釘を魔術回路として取り込み、奇跡の残滓を習得する。 これにより、自我を喪失。自己を純粋な一つの概念と化し、それに伴い肉体を再編成する。 アンデルセンの場合、再編成された姿は神罰を執行する茨の化物である。 茨から放たれる紅蓮の炎は“心の中の世界”や“心象風景”すらも炎上させる“固有結界殺し”であり、異端共の悉くを焼き滅ぼす。 再生能力に至っては頭部を完全に破壊されても瞬時に再生する程であり、釘と同化した心臓を完全に破壊しない限りランサーは現界を続ける。 【Weapon】 『無銘:銃剣』 アンデルセン神父を象徴する武器。洗礼術式が施されており、対魔特攻能力を有する。 銃剣ではあるが銃に装着せず手に持って使用され、格闘戦のみならず投擲にも用いられる。 鎖に爆薬と共に括りつけて攻撃する「爆導鎖」などのバリエーションがある。 マスターであるアニェーゼとの教義的親和性や、マスター適正の高さもありその残弾が尽きることはない。 【人物背景】 悪魔退治、異教弾圧、異端殲滅を目的とする非公式特務実行部隊、第13課<イスカリオテ>が誇るヴァチカン最強戦力。 “聖騎士”、“首切り判事”、“天使の塵”といった数々の異名を持つ猛者であり、最強の吸血鬼である“不死王”と互角の戦闘を繰り広げた。 彼の戦闘スタイルは愛用の銃剣を用いた接近戦及び投擲である。 並みの吸血鬼ならば一撃で葬る程の筋力を誇っており、銃剣の投擲は銃弾を避ける吸血鬼を捉え通った側にある窓ガラスを粉砕したことから音速を超えていると思われる。 戦闘力、精神力共に最高クラスの人間であり、かの“不死王”さえも素晴らしいと称賛する程の実力者である。 激戦の末“不死王”を敗北寸前まで追い詰めるものの、エレナの聖釘を使用した以降の戦いは人間vs化け物ではなく化け物vs化け物の戦いであり、人間に倒されることを望む“不死王”を大いに憤慨させた。 最後には復活した“不死王”に心臓を粉砕され敗北した。 【サーヴァントの願い】 聖杯、及び方舟をローマ正教<カトリック>の手により管理する。 異端、異教徒は死ね。化け物も死ね。 無宗教者は神の教えを知らぬ無知なる人、可哀想な人なのでまぁ許す。 全ては20億の人々の安寧と幸福のために。 【基本戦術、方針、運用法】 異端、異教徒、化物、神の敵に対しては一切の慈悲も与えず排除する。 アニェーゼは基本援護に徹し、前線はアンデルセンが受け持つ。 【マスター】 アニェーゼ・サンクティス(とある魔術の禁書目録) 【参加方法】 ローマ正教から『ゴフェルの木片』を譲渡され、「聖杯、及び方舟」回収の任務に就く。 ゴフェルの木片は十字架の形に加工されており、アニェーゼが身につけている。 【マスターとしての願い】 聖杯、及び方舟をローマ正教<カトリック>の手により管理する。 全ては20億の人々の安寧と幸福のために。 【人物背景】 十字教旧教三大宗派のひとつで、魔術サイド最大勢力、ローマ正教(カトリック)のシスター。 幼いながらも252人からなるシスター部隊のリーダーである。年齢は12-14歳。 異端者扱いされていたシスターを私刑(リンチ)にかけるなど残虐な面が見られ、一度火が点けばトコトン炎上するドSである。 元々はミラノに住んでいたが、幼い頃に事件で両親を殺され、ローマ正教に拾われるまで路上生活者となっていた。 そのため信仰心はかなり強く、異教徒を“猿”と呼ぶ友人にすら「寒気を感じさせたほどの信仰心を持つ」と言わしめ、仕事の報酬を聖書の印刷代に当てた上、それを古びた教会に手渡しで配り回っていたほどの敬虔なローマ正教徒である。 余談であるが、父親は神父であったらしい。 【weapon】 蓮の杖(ロータスワンド) アニェーゼの用いるエーテル(第五物質)の象徴武器。 エーテルを扱うと同時に、他の四大元素全ての武器としても使用できるという特色がある。 【能力・技能】 蓮の杖に与えた衝撃を瞬間移動させる攻撃と、杖をナイフで傷つけることで空間を裂く攻撃などを使用する。 原理としては「偶像の理論」の応用で、杖の象徴するエーテルが万物に似ていると言う特性を生かし、空間そのものに作用しているらしい。 ようは呪いのわら人形の類で、杖を傷つけることで連動した他のものを同時に傷つけることができる。 多少のタイムラグがあるものの、攻撃の軌道が見えないため防御は困難。 また空間を直接叩けるため、鎧のような防具を無視して直接ダメージを与えられるのも強みの一つとなっている。 Tutto paragone. Il quinto dei elementi. Ordina la canna che mostra pace ed ordina. 「万物照応。 五大の元素の元の第五。 平和と秩序の象徴『司教杖』を展開」 Prima. Segua la legge di Dio ed una croce. Due Cose diverse sono connesse. 「偶像の一。 神の子と十字架の法則に従い、 異なる物と異なる者を接続せよ」 【方針】 神父様に従う。 252人の部隊を率いていたとはいえ、バチカン最強戦力であるアンデルセン神父には敵わないと知っているためである。 ※アニェーゼたちは「孤児院 フェルディナントルークス院」を拠点としているようです。 ※アニェーゼたちの表向きの設定は、孤児院を運営する神父とシスターということになっているようです。
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「おっと、そこの兄さん。ちっとばかし止まってもらおうか」 物好きな若者でもない限りは、地元住民でも滅多に立ち入る者のいないゴーストタウンがあった。 更なる都会への移住が進む中で発展と開発から取り残され、以降かつてのままの姿を晒し続けている廃墟街。 建物は皆薄汚れて、電柱には何年前かのチラシが貼り付けられたままで、路傍には小動物の死骸が白骨化している。 まだ昼間だというのに仄暗い不気味な空気を漂わせる廃区画は、さながらホラー映画のロケーションのようだった。 そんな、およそ神聖さ、清潔さとは縁のないこの地へと踏み入ろうとする長身の影が一つ。 そしてそれを止める者が一人。 誰も見る者のいない朝の静けさの中で、邂逅が起こる。 「おや、これはこれは。朝早くからご苦労様です」 柔和に微笑んで労いの言葉をかける男は、神父の姿をしていた。 糸のように細い目と精微な顔面が作り出す微笑みは優しく穏やかで、否応なく見る者の毒気を抜く。 子ども達に囲まれて笑っている姿が優に想像できる、牧歌的な日常の似合う男だった。 だからこそ、だろう。 彼の姿は、長槍を携えて民家の屋根上から見下ろしている現実離れした男よりも遥かに周囲の風景から浮いていた。 一面が自然に囲まれた風景に高層ビルが一軒だけ建っているような、そういうアンバランスさがある。 「『ご苦労様』ね。こんな物騒なモン持ってる野郎見て第一声がそれたぁ、肝の据わった神父様が居たもんだ」 「生憎、物騒な友人には事欠かない人生を送ってきたものでして。これしきでは驚きませんよ、ははは」 「へえ、んじゃオジサンとあんたはお互い様ってことになるみたいだわ。 嫌だよなあ、物騒な連中ってさ。疾風怒濤の戦車野郎とか、馬鹿の振りした天才船長とか、オジサンにも覚えがあるぜ」 軽薄な会話を交わし合う二人の姿は一見すると友好的だが、しかし槍の男が警戒を緩める気配は全くない。 それどころか、よりいっそう警戒の度合いを引き上げているようですらある。 一方の神父は、真実無防備そのものだ。 武器を持っている様子はなく、魔術的な備えを有している風でもない。 その気になれば刃物を適当に持たせただけの民間人でも刺し貫けてしまうのではないかと思わせるほど、隙だらけだ。 「で? 結局何しに来たのさ、おたく」 「近頃は何かと物騒ですからね……私も何かお役に立てることがあればと思い、こうして巡回に訪れた次第で」 「悪いこと言わねえからやめときな。あんたが出しゃばったところでどうにもなりゃしねえよ。 それにここら辺は見ての通り、人なんざ住んじゃいないんだ。 分かったら鬼が出てくる前に帰った方がいいと思うんだけどねえ、オジサンは」 「ふむ……鬼、ですか」 瞬間、神父の糸を思わせる細目の内側から、蒼い光を湛える瞳がのぞいた。 ひどく怜悧で、冷たい眼だ。 これまであんなにも人畜無害な雰囲気を醸していた人物が持つとは思えないほどに、それは底冷えした眼光だった。 「私も長きを生きてきましたが、鬼と語らったのは初めてです」 それは自分から、相手へ正体を知らしめる発言。 言い終わるや否や、神父の目線の先に確かにあった筈の面影が消え失せる。 その行く末を神父が追うまでもなく、ゴーストタウンに住まう鬼は彼の直前へと姿を現していた。 これまでただやる気なさげに持っているだけだった槍は今真っ直ぐに構えられ、神父の胸を向いている。 神父がそれに反応を示そうとするが、それよりも鬼の槍が放たれる方が疾い。 「あばよ」 鬼を名乗った英雄はにっと笑って、殺意など微塵ほども匂わせることなく刺突を放った。 切っ先は過つことなく、狙い通りに神父の胸の中央を穿つ。 電光石火と、そう呼ぶに相応しい見事な一撃で、英雄ヘクトールは必殺にかかった。 良く言えば先手必勝、悪く言えば不意討ちにも似た行動。 それは英雄の行いからは、確かに逸脱したものかもしれない。 しかしたとえ面と向かってそう指摘されたとしても、彼は恥じることもなくへらへら笑ってみせるだろう。 神話の時代、トロイア戦争。 神の推測すら裏切る謀略を弄してのけた将軍にして、トロイア軍に並ぶもののなき戦士。 武と智の両立を地で行く男――それがヘクトールという英雄、ここではランサーのサーヴァントたる男である。 その彼が、手段など選ぶはずがない。 まして相手が、まるで得体の知れない手合いならば尚のことだ。 「――おいおい」 しかし、ランサーが浮かべた表情は会心のものとは異なった。 表情のみならず、得物越しに伝わってくる手応えもだ。 肉を貫き霊核を砕く感覚はなく、代わりに伝わるのは鋼を石の杖で突いたような、決して肉体相手に感じるものではないだろう『弾かれる』感覚。たんと地面を蹴って後退しつつ神父を睥睨すれば、やはりその体からは血の一滴も流れていない。 「やれやれ、野蛮ですね。私は別に、事を構えるつもりで来たわけではないのですが……」 「こりゃ面倒なのが来たもんだなぁ……何者だ、あんた? サーヴァントなのは間違いねえんだろうけどさ」 ぽりぽりと頭を掻きながら口にした面倒という言葉は、この場に限っては偽らざる本心だった。 能ある鷹は爪を隠す。 それと同じで、このランサーも常に気怠げな様子を見せつつも、常に本気である質の英霊だ。 だが、この時ばかりは心底面倒な相手がいたものだと嘆かずにはいられなかった。 先の一瞬だけで判断材料としては十分だ。 眼前の神父は、恐らく自分の槍では貫けないだろうという事実への判断材料としては。 「ええ、こんな成りをしてはいますが、その認識で合っていますよ。 クラスは――それを明かすと少々不都合がありますので……ここは一つ、『聖餐杯』とでもお呼びください」 「胡散臭え。聖人サマの盃を名乗るにしちゃ、あんたちょっときな臭すぎるぜ」 真名解放まで使えばどうなるかは定かではないが、出来ればそれは避けたいとランサーは思った。 自分の宝具は、白昼堂々使うには少々目立つ。 それに、ワイルドカードを切っておいて傷一つ付けられませんでした、では笑い話にもなりはすまい。 幸いなのは、あちらに交戦意思がない――だけでなく、見たところ交戦能力もないことだろうか。 「今日この地を訪れたのは私の独断です。町外れ、人の寄り付かない営みの残骸。 聖杯戦争のマスターが拠点を築くにはうってつけでしょうから、一つ顔を出してみようと思った次第ですよ。 ……ただ、まさか門前払いを食らうことになるとは思いませんでしたがね」 「こっちとしても予想外さ。まさか、うちの大将が目ぇ付けた場所におたくみたいなのがやって来るとはねぇ」 「そうでしたか。ところで、これも何かの縁です。一つご提案があるのですが」 聖餐杯を名乗るサーヴァントから、既に剣呑な雰囲気は失せていた。 最初とまったく同じ穏やかな顔をしながら、しかし話題は確実に聖杯戦争の方へと移り変わっている。 「見ての通り、私には他のサーヴァントと張り合えるだけの力がない。 いえ、無論のこと宝具はありますよ。しかしそれも、そうおいそれと放てるものではないのです」 「ははぁ。それで、あれかい。オジサンのとこと同盟組もうって話?」 刹那――ランサーが動いた。 聖餐杯は微笑んだまま、走る刺突を止めようとし、空を切る。 耐久力の差は雲泥だが、こと戦闘のセンスにおいてはその天秤は逆転する。 トロイア軍を単身で支えた戦士の槍技を、無敵の鎧を纏って嗤うばかりの彼に見切れる道理はない。 そのまま切っ先は彼の眼球へと突き進み、その水晶体と激突したところで停止した。 チッとランサーが舌を打つ。聖餐杯は眼球で槍の穂先を受け止めながら、ただ微笑んでいる。 「鍛えようのない、剥き出しの部位を攻撃すれば有効打になる……その発想は素晴らしいですが、生憎と私のこれは研鑽によるものではないのです。この総体の何処を狙おうと――貴方の槍では、聖餐杯を壊せない」 「どうやらそうみたいだねえ、こりゃ。……けどよ、そりゃそっちにも言えることだぜ、神父様」 槍を引き、ランサーは意趣返しのように言う。 「あんたのご大層な宝具を使われちゃ確かにオジサンもやべえさ。 けども、あんたはこんな序盤も序盤の真っ昼間からそいつを使うほど阿呆じゃねえだろ?」 「……ふむ。それは確かにそうですが」 「なら、あんたもオジサンには勝てねえってわけよ。所謂千日手、どっちも得しねえ勝負ってわけだ」 だから、とっとと帰りな。 気怠げに言うランサーは、同盟を受ける気は皆無と言わんばかりに、その話題へ触れようとはしなかった。 英雄ヘクトールは将軍だ。 時には最前線で戦う戦士として、時には権謀術数に優れた政治家として活躍した逸話を持つ。 その彼だから、分かったのだ。 聖餐杯――このサーヴァントは敵とするにも厄介だが、それ以上に味方につける方が何倍も恐ろしい手合いだと。 自身のマスターのことを思えば尚更、同盟の申し出を受けるわけにはいかないと思えた。 「残念ながら、これ以上は暖簾に腕押しのようですね。仕方がありません。また日を改めて出直すとしましょう」 「おう、じゃあな神父様。二度と来るんじゃねえぞ」 わざとらしく残念そうな表情を貼り付け、神父は踵を返す。 その姿が見えなくなるまで目を逸らさずに見送ってから、ランサーはやれやれと嘆息した。 時間にして数分程度の邂逅だったが、あれは相当な際物だ。 政に携わる中で交渉術についても当然修めた自らをも、隙あれば陥れようとしてくる蛇のような悪意。 あれは絶対に、うちのマスターと会わせちゃいけねえタイプだ――そう確信するまで時間はかからなかった。 出来ることならこの場で倒しておきたかったが、彼の鎧のような体を貫く手段がない以上は無謀な勝負だ。 先程はああ言ったが、下手に長引かせて宝具を使われれば最悪一撃でお陀仏の可能性さえあったかもしれない。 「嫌だねえ、全く。オジサンもう年なんだから、少しはお手柔らかにしてほしいもんだぜ」 肩を竦めて呟くのを最後に、ランサーは霊体化し、その姿を消した。 【A-8/ゴーストタウン/一日目・午前】 【ランサー(ヘクトール)@Fate/Grand Order】 [状態] 健康 [装備] 『不毀の極槍(ドゥリンダナ)』 [道具] なし [所持金] なし [思考・状況] 基本行動方針:とりあえず、程々に頑張るとするかねえ 1:マスター(ルアハ)の下まで他人を進ませない 2:『聖餐杯』に強い警戒 ◆ ◆ 「そう首尾よくは進まないものですね、残念ながら」 愚痴るようでありながら、口元は弧を描いている。 『聖餐杯』を名乗る神父服のアーチャー、ヴァレリア・トリファは帰途へと着いていた。 日頃はマスターの登下校にひっそりと同行し、万一のことがないのを確認してから一日の行動へと移るのが日課であったが、聖杯戦争が始まったともなれば事情は変わってくる。 同盟相手の確保、並びに討伐令の対象である殺人鬼とそのサーヴァント・アサシンの捜索。 馬鹿正直に令呪目当てにクエストへ乗るかどうかはさておいて、一度お目にかかってみたいと思っているのは確かだ。 「あの廃墟街にならば、もしかしたらとは思ったのですが――」 しかし、その道はランサーのサーヴァントを前に阻まれた。 サーヴァントであることを明かさずにいれば、自身のスキルの効力も相俟ってもう少しは話が通じたのではと思わないでもなかったが、あの英霊はその程度の小細工で籠絡されてくれるほど容易い相手ではないだろう。 厄介と呼ぶまでには至らないが、覚えておくに越したことはない。 恐らく、ゴーストタウンの内部に彼のマスターが居るだろうことはほぼ確実。 アサシンをサーヴァントに持つ主従とコンタクトが取れたなら、その時は向かわせてみるのも手かもしれない。 そんなことを考えながら、神父は朝の路傍をひとり、霊体化もせずに堂々と闊歩していた。 その姿は、少し目立つ外見をした聖職者としか映らない。 彼は、紛れもなく聖職者だ。 だがその信仰は、輝けるものでは決してない。 邪なる聖人(クリストフ)――と。人は彼を、そう呼ぶ。 【B-8/一日目・午前】 【アーチャー(ヴァレリア・トリファ)@Dies irae】 [状態]健康 [装備]なし [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手にする 1:一度教会へ戻る 2:同盟相手の模索 3:廃墟街のランサー(ヘクトール)には注意する 4:討伐令の対象となっている主従に会ってみたい。どうするかはそれから決める [備考] ※A-8・ゴーストタウンにランサー(ヘクトール)のマスターが居るだろうことを確信しました
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神父 ワフーン・シンガー 性別♂、年齢不詳 身長 120cm 街中の教会で神父をやっている。 よく子供と間違えるがれっきとした大人。 裏で魔道書の研究をして夜な夜なうめき声が聞こえる。 そんな彼の楽しみは結婚式の仕事である。 性格は表向きはやさしいが、狂っている。 能面をかぶっている。 ブックスリーパー
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このカテゴリ内の下層ページ一覧 僧侶・神主・巫女 神父・牧師・修道女 上へ 1.基本型AA 【基本】 2.場面 【行動】 【スポーツ】 【イベント】 【職業】 【舞台】 【戦闘】 このカテゴリ内で最近更新されたページ 2011-10-03 【職業】/宗教/僧侶・神主・巫女 【職業】/宗教/神父・牧師・修道女 上へ
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囚人番号:FE26789 罪状:窃盗、武装強盗(刑期:5年) 女囚。強欲で嘘吐きな上に、博打好きで盗癖がある。プッチ神父に性悪な面を見込まれてスタンドのディスクを与えられる。承太郎の記憶ディスクと引き換えに自分を仮釈放させるようプッチ神父と取引し、キャッチボールの賭けでエルメェスに勝利して所持金と肝臓を奪い取るが、結局はキャッチボール勝負の最中にスタンドの弱点を見破った徐倫に叩きのめされる。