約 975,182 件
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/2249.html
SB/068 T07 C 意思を継ぐ者 龍那/白龍の巫女 女性 パートナー 意思を継ぐ者 龍那/白龍の巫女 女性 レベル 2 攻撃力 2500 防御力 4500 【黒き竜を封じた輝く剣に導かれた光の軍勢】《ココロ》《回復》 【自】 このカードがベンチに置かれた時、あなたは自分の手札の作品名に“シャイニング”を含むカードを1枚まで選び、自分の控え室に置く。1枚以上置いたら、あなたは自分の1番上の山札を自分のエネルギー置場に置く。 作品 『シャイニング・ブレイド』 関連項目 《ココロ》 『シャイニング・ブレイド』 作品名に“シャイニング”を含むカード 作品名に“シャイニング”を含むカード(技効果一覧) 称号に「女」を含むカード
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/897.html
132 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/09/08(月) 21 00 30 ID zlaROVGP 最終話 幽霊の日々へ 今、物凄く背筋から悪寒が走ったような気がする。藤寺さんと優雅なお昼を過ごした後、商店街辺りでショッピングを楽しんでいた。 夕方頃になると遊び疲れたので藤寺さんと俺は駅前で別れることになった。 そして、藤寺さんは当たり前のように忘れた鋸(包装して隠してる)を持って、俺は自宅の帰路に着いている途中であった。 嫌な予感がする。 すでに陽が暮れて、周囲が薄暗くなっている。頭のおかしい人が現れる暖かな季節を迎えているせいか、 変質者が大量に出現している。男の変質者など鋸があるおかげで撃退することが容易に可能だが。 女の変質者ならそうはいかない。ヤンデレ症候群の影響のせいか、一般人の男性が凶器を持っていたとしても 簡単に女の変質者に拘束されるであろう。それ程に現代の女性による変質者の戦闘能力は飛躍的に上がっているのだ。 逮捕するならば、どこかの特殊部隊が出動しなければ事件は解決しない。 だが、この予感は変質者が潜んでいるというわけでもない。そう、これは自分にとって身近な人物が 些細なことで人を殺すまで憎悪に発展してしまったそんな感じ。 アパートの前に辿り着くと、禍禍しい殺気に当てられる。 その瞬間、俺の足は震え、恐怖という感情が体全体に行き渡っていることを体感する。 一体、俺が借りているボロいアパートの一室で何が起きているんだ。 浮気した男が妻に何かもバレている中で帰宅するのはこういう心境だろうか。 俺は恐る恐るとドアを開けた。 「お帰りなさい。光一さん」 「ああ、ただいま。由姫さん」 ドアを開けると飛び出すように現れて、にこやかな笑顔で由姫さんは俺を迎えてくれた。 ただ、その笑顔の裏には隠し切れない殺気など、目が全然笑ってない状態で来るとさすがに怖い。 幽霊というのは夏の怪談に欠かせないキャラであり、本来はこの存在に畏怖するはずだったのが、 彼女の穏やかな口調と人畜無害な人格のおかげでそういうことは感じることがなかったが。 今は、由姫さんがとんでもなく怖い。 これは幽霊というか、幽霊より怖い存在に彼女が進化していた場合。俺の命はある意味 失われる寸前に追い詰められた可能性すらもある。 やばい。 「どうしたんですか?」 「あの、何か由姫さん怒っていますか?」 「お、怒ってないですよ。健気な幽霊を置いといて、他の女の子とデートしていたなんて。 全く、もう怒っていませんよ。ううん、むしろ、二人の将来を血の雨で祝福したいですよ」 「いや、待て、血の雨って……。やっぱり、怒っているだろ!!」 額に怒りマークが再現されている由姫さんが冷笑している。というか、怒りマークが再現されるって、幽霊ってなんでもありかよ。 134 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/09/08(月) 21 02 20 ID zlaROVGP 「何度でも言いますが。怒っていません。二人の関係がどんな薄汚れた関係だったとしても 私は冷たいマフラーであなたたちの幸せを見守ってあげます」 「ありえないほどに怒っているでしょ」 「そうですね。光一さんの怯え方が1とすると、私の怒りは富士山大爆発です。 噴火したら、火砕流が下々の庶民を巻き込み大災害に発展します」 「富士山って」 「どうかしましたか?」 怒ってるじゃん!! 思い切り。 普段は穏やかで蟻も殺さないような優しい笑顔と頭にブルーベリージャムが詰まっているだろう 由姫さんがこれまでもなく怒っているのだ。 恐らく、怒りの原因は幽霊を放っておいて藤寺さんと今まで遊んでいたせいだろうか。 「あの愚かな自分に由姫さんが怒り狂っている原因を教えてくれないでしょうか?」 「光一さんの胸に聞いてみたらどうですか? 休日なのに幽霊の私を完全に放置して他の女の子とデートしていたら……殺されても文句ないですよね?」 「殺すなんて物騒な」 「私は本気です。決めたんです」 と、幽霊は俺が持って帰ってきた藤寺さんの忘れ物の鋸の包装を乱暴に破る。 銀色に輝くギザギザな刃の光が眩しく映る。柄を震えた両手で強く握ると素人丸出しの太刀筋で襲ってきた。 俺は軽く避けるが、散らばっているヤンデレコミックに足を取られ、無様に尻餅をついていた。 幽霊の最初の一撃をかわせたのは本当に運が良かったのか、彼女にその気がなかったのかわからないが、 現状は俺の命の危機に直面したことだけは事実である。 同居人である由姫さんが何の理由もなく襲ってくるとは。 全く、意味がわからない。 待て、親に生命保険をかけられているので、解約してから殺してくれ。って違う!! 「ゆ、由姫さん。血迷ったか!!」 「血迷ってません。私とあなたは違うんです」 理由になってないし、意味不明で殺されるこっちの身になってみろ。 「私はすでに他界した死者。そして、光一さんは現代を懸命に生きる生者。 私たちは一緒に居ることができないだもん。だから、殺すしか道はないじゃないですか。 光一さんは私以外の女の子と一緒に居るだけで胸が痛むもん。痛いの。とっても。痛いんだから」 と、また由姫さんが鋸で襲ってきたが、尻餅をついている俺は避けることはできなかったが。 刃が自分の体に直撃する寸前に無我夢中に両手を前に出した。 135 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/09/08(月) 21 03 51 ID zlaROVGP 「はうわー!!」 鋸の刃は俺の顔の直前で止まっていた。 俺が必死にタイミング良く、刃を掴んでいた。俗に言う真剣白刃取りという火事場のバカ力が起こした奇跡がそこに実在していた。 まだ、安心することはできない。体勢を取り戻していない俺が鋸の刃を受け止めるよりも幽霊が押し切る力の方が優勢なのだから。 由姫さんは金切り声を上げながら、俺を殺すために鋸を引く。 「痛いのは一瞬だけです。お願いだから死んでください」 「死ねるかボケ」 「幽霊になって、ずっと、二人で一緒にいましょうよ。それが二人にとって幸せなんですよ」 「幸せだと……ふざけやがって」 自然と俺の胸の奥深くから怒りが沸いて来たようだ。理不尽な理由だけで人の命を奪う のは許してはいけない。許すわけにはいかなかった。 「由姫さんは誰でも良かったんでしょ!! ここに引っ越した相手がアパートを借りて、 幽霊の由姫さんを拒まなかったら、それで良かったんでしょ。『俺』じゃなければ理由はなかったんだろ?」 「違います。私にとって光一さんが必要なんです」 「必要なのは一緒に死んでくれる誰かだろうか!!」 「だから、違うんです。私は光一さんだから。 こんな私に優しく接してくれた光一さんだから、死んで欲しかったんです。一緒にいるために」 「何で俺なんだよ……」 「光一さんは幽霊で誰もが恐がっていた私を恐れずに一緒に居てくれる。 あなたの一緒に居るだけで私は幸せな気持ちになれる。 生前、あれだけ求めても手に入らなかった物がここにあるんです。 だったら、好きになるしかないじゃないですか!!」 「恋もしたこともなくて…… まだまだ、たくさんやりたいことがあったのに 死んじゃって……。 この世に未練を残して幽霊の日々を送っていても 私の心を満たすこともなく、孤独な日々ばかり。 もう嫌になっていたんですよ。本当は。 光一さんと出会ってから、毎日、毎日が幸せで楽しくて。 だから、他の女に光一さんを渡したくないの。渡したくないんです。 もう、独りぼっちなのは嫌っっっ!!!!!」 由姫さんの瞼から涙が零れ落ちて、その雫が俺の頬に当たっていた。 溢れる気持ちが抑えきれずに彼女は声を抑えて泣き出してしまっていた。 殺そうとする彼女の泣き顔を呆然と俺は見上げていた。 136 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/09/08(月) 21 05 16 ID zlaROVGP 「人の命を奪っていい理由にはならないだろ」 「わかってます。自分が傲慢で卑劣で我侭なことぐらいは。 でも、心があなたを求めているの。淀んだ心が光一さんを独占したくてたまらないんです。 この気持ちを抑えることはできません」 「俺の気持ちを考えないのか」 「考えません。だって、光一さんは死んだ女の子よりも生身の女の子の方がいいんでしょう。 そう、藤寺音梨沙みたいな女の子の方がお好みなんでしょ。幽霊の宮野由姫を好きになってくれないなら……」 「殺すのか?」 「はい」 「俺の気持ちを聞かないのか?」 「聞きたくないです。あの女に惚れていることを悠長に語る光一さんなんて見たくありませんから」 唇を尖らせて、すねるように由姫さんは言う。 そろそろ、俺の両腕が痺れてきて、だんだんと力が抜けてくる。やばいかもしんない。 「いいから、聞け。年増幽霊。俺は別に藤寺さんが好きなわけじゃあない。 ただ、お付き合いすればいいなってぐらいにしか思っていないんだ。 普通はそうだろ。 相手が運命の相手なんて考える奴はただの妄想壁だ。 出会いと別れがあり、そこに自分と相性のいい異性を選ぶんだ」 「で、肝心な私のことをどう想っているんですか?」 「嫌いじゃない。というか、年増は俺の好みじゃあない」 「うふふふ、そうですか。光一さんの気持ちはよーーーーくわかったので、キルします」 「待てっっ!!」 由姫さんの人離れした強い力がすでに痺れていた俺の両手を崩した時に、偶然にも俺の頚動脈を切り裂いた。 声にならない悲鳴を上げるが、幽霊は躊躇せずに俺の腹部を鋸で切り裂いた。 鋭い痛みが体全体を襲うはずだが、脳内に耐えられる痛覚を軽く通り越しているせいか、全く痛みを感じることはなかった。 松山光一が最後に見た姿は自分の血で汚れている幸せそうな由姫さんの笑顔だった。 137 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/09/08(月) 21 06 31 ID zlaROVGP ボロアパート浪人生殺人事件ファイルA 松山光一 享年××(ソフ倫指定なら18才以上は確実) 死因 メッタ刺し(かなり怨恨がありそうな殺し方だ) 犯人 最重要容疑者 藤寺 音梨沙 被害者を殺した凶器にはべったりと藤寺音梨沙の指紋が発見。 ついでに被害者の指紋も付着されているが、その件には警部的にはどうでもいい。 問題は1週間前以上にホームセンターで藤寺音梨沙が鋸を購入している。 動機はなんとなく恋愛沙汰。 被害者が通っている予備校では親密な関係だったと予備校教師や予備校生徒が証言している。 ただし、死亡推定時刻に藤寺音梨沙には駅内をうろついている所を防犯カメラで録画されているので 事実上は無罪確定というか、起訴出来ません。逮捕されることなく、事情を聞いてあっさりと釈放された。 無残な死体を見る限りでは上記の最重要容疑者以外の人物の犯人がいるとするならば、 捜査本部はヤンデレ症候群感染者の犯行以外はありえない。 だが、犯人の有力の情報は見つからずにこの事件は何の進展もなく時効を迎えることになる。 余談だが、浪人生が住んでいる部屋には幽霊が住み着いているという噂があるが、 大家は今回の事件を境に古くなったアパートを売り払い、 他の不動産会社が土地と建物の権利を持つが、その場所はすでに取り壊されたために噂を確かめることはできない。 今、そのアパートだった土地は今でも空地になっていると言う 138 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/09/08(月) 21 09 08 ID zlaROVGP 見慣れた自分の姿を見下ろしていた。酷い表情をしている。 いかにも、恐ろしい目に遭ったかのように口から情けなく血が吐き出しており、鼻水を垂らしている。 腹部から容赦ない血液が出血しており、水平に凶器であろう鋸が勝利の証と言わんばかりに突き刺さっていた。 これが生前の松山光一の哀れな姿であった。 自分が死んだ事実が全く受け止めることが出来る人間は大人しく病院に行け。 俺は殺害した犯人を横目で睨んでいた。 「ううっ、私は悪くないもん。光一さんが女の子のタブーの年齢のことを言うから悪いんですよ。 年頃の女の子の求愛に年増だから好みじゃないなんて絶対に言ったらダメですからね。 来世の課題です。言えば、こんな風に殺されるんです」 「殺した犯人が笑顔でサラリと言うな。このボケ幽霊!!」 「ふふふ。光一さんも立派な幽霊の仲間なんですよ。 そう、私と一緒でこの世に彷徨う幽霊さん。きゃは……光一さんとずっと一緒。てれりこてれりこ」 そう、年増幽霊が言った通りに俺は死んでしまったせいか、幽霊になっていた。 幽霊になるとこの世の物理法則の枷が外れるのか、自分の体は浮遊しちゃったり、 自分が着ていた洋服が由姫さんとお揃いの白い着物を着てしまっていたり、 だんだんと幽霊になったという現実を受け入れるしかないようだ。 特に人を殺したくせに由姫さんは蔓延なる笑顔を浮かべて、何だか幸せそうであった。 ああ、幽霊同士の物理干渉が出来るんだったら、頬を引っ張ってやりたい。 「で、他に何か言いたいことは?」 「あの世で結婚式をやりましょう!! 幽霊同士でも婚姻届を提出できるんですよ」 「結婚できると思っているのか? 人を殺しておいて」 「てへっ。ごめんなさい!!」 「ごめんですむなら、警察も鑑識も名探偵も葬式もいらねぇ!! 返せ人の青春!! というか、大学に受かれば数多なる出会いの日々を!!」 と、俺は由姫さんの襟首を掴んで思い切り揺らした。彼女は声にならない悲鳴をあげるが、 そんなもんは俺の知ったことじゃあない。青春の日々、ヤンデレゲーの最新作を遊ぶ機会を永遠に失ったのだから、 これぐらいのことは当然である。 「そんなに幽霊になることは嫌なんですか?」 「嫌に決まってるだろ」 「幽霊になれば、夜は毎日墓場で運動会が出来ます。それに学校も試験も何にもありません」 「それ、妖怪の話ですから!!!!」 「むぅ、幽霊の特権は他にありますよ。え、えっと、とりあえず、死なない?」 「すでに死んでるじゃん」 「そういえば、そうですね。だったら、特権として光一さんは私の恋人になれます。それで何とか納得してください」 「納得ね……」 生きている時は結ばれるはずがなかった運命が死ぬことによって、新たな可能性を導き出した。 多くの大切な物を失ったが。失ったが。失ったが。ってか、失いすぎだ!! 「由姫さんの事は今まで家賃が安くなるための年増幽霊程度にしか思っていなかったけど、 これからは一人の異性として見るよ」 「と、と、年増ね……」 と、由姫さんは額に青筋を立てて、不機嫌そうに言った。 「でも、光一さんも見た目は少年でも、中身はおっさんのようになるんだからね」 「おっさん幽霊と呼ばれるのは物凄く嫌だな」 まだ、気分は大人になっていない浪人生気分なので年数が経つと心が中年のおっさんに老けていく運命なんだろうか。 仮に15年ぐらいの月日が経てば、、由姫さんみたくおっさん幽霊と呼ばれるんだろうな。 139 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/09/08(月) 21 11 54 ID zlaROVGP 「これから、どうするの? 幽霊になって自縛霊としてボロいアパートに縛り付けられるのは嫌だぜ」 「大丈夫です。光一さんという恋人が出来た以上は私も自由ですし、 光一さんは特にこの世に強い未練を残して死んだわけではないので、二人揃ってあの世に行けます」 「あの世って、死んだ人間が行くとこか?」 「そうです。死者が成仏できる場所で閻魔様の審判を受けて、天国行きのパスポートを貰うんですよ。 ちなみに地獄行きになると針山地獄や浄化の炎に焼かれたりと恐ろしいらしいですよ」 「何で、そんなに詳しいんだ」 「これです。自縛霊のための天国と地獄の観光ツアーガイドブックです。 あの世に行けない人のために無料で送ってくるんです。配達してくるあの世の人に聞いてみると親切に教えてくれますよ」 「色んな意味であの世も現実とそう変わらないよな」 渡されたガイドブックの内容を見ると、天国の内容は翼を生えやした天使のような人間が楽しそうに鋸を持った女性たちに 追われている姿がある。地獄の方は鬼女どもが金棒を持って、縞々のパンツに縞々のブラだけで 露出度が多い奴らが暴れているような描写がある。 針山地獄や血の池と言った有名な観光地は人気が高く、100年程の予約がいるなど、 殆ど想像していたあの世とは当たり前だが全然違っていた。 「天国の方は鋸を持った女の人たちに追われているのは……一体」 「多分、未来永劫の愛を誓った人が他の女の人と浮気したとかで、神聖なるアイテムである 『聖剣コトノハガリバー』で穢れを払っているかもしれませんね。 とはいえ、すでに死人ですので、鋸で100等分切断しても死ぬことはありませんし、思う存分に好きな人を独占できますね」 「いや、待て。この天国というのは」 140 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/09/08(月) 21 12 38 ID zlaROVGP 「そうです。朽ちることがない愛しい人を永遠に監禁できる場所なんですよね。 生前は100年程度ぐらいしか愛しい人と一緒に居られませんけど、 あの世に行き、天国のパスポートさえ貰えば、光一さんを永遠に独占できます。 例え、五体満足じゃなくても、顔や足や腕を胴体さえ切り裂かれたとしても一緒に無限の時を過ごすことができるんです」 「なんて、恐ろしい場所だ。天国。というわけで、地獄の方に行こう」 「地獄の方はもっと悲惨です。想いを届かずに散った女の怨念が想い人と誤認して、鬼女たちが襲ってきます。 彼女たちは生前に愛しい人の争いが敗れて、殺されたり自殺した人ばかりで構成されていますので、 その恐怖と不安のあまりに金棒で光一さんの頭を軽く砕きますよ。砕いて砕いて砕いて、砕ききった骨を飲み干します。 でも、死ぬことができませんから、無限に鬼女のトラウマによる監禁されますよ」 「恐るべし、鬼女の執念。天国と地獄……どちらも地雷だな」 「そうですか。どちらも私にとっては幸せですよ。ずっと、これからは光一さんと一緒にいられるもん」 「そうですか」 と、俺はどちらを選んだとしても幽霊になった自分のこれからの日々は暗雲の日々が待っているような気がして、嘆息する。 果たして、好きな人と無限の時を一緒にいることが幸せであろうか。 毎日毎日、コロッケを食べていると飽きてくることと同じで、最愛の人と無限に居られることが幸福なのであろうか。 男という生き物は同じ女性ばかりだと息が詰まるのだ。 ガイドブックのように鋸を持った女性に追われるのは日常的なことかもしれない。 だけど。 由姫さんの場合は天国と地獄をどちらかを選んだとしても、 俺を狭い籠に押し込めて、一生懸命に愛情たっぷりの監禁をするので、 俺が他の女の人に目を奪われることがないかもしれない。そんな気がするのだ。人の生存本能がそう訴えているのだ。 「では。そろそろ、行きましょうか?」 「ああ。どこでもいい。俺を連れて行ってくれ」 「あの世に無事に辿り着いたら、光一さんを、光一さんを、光一さんを。きゃあ、これ以上考えたら鼻血が出そうになります」 「下手な妄想しないでください。ってか、鼻血出てるー!!」 こうして、俺と由姫さんの幽霊の日々は始まったばかり。 閻魔様、どうか、理解のある審判をよろしく。 幽霊の日々 完
https://w.atwiki.jp/genshikenss/pages/334.html
ラジヲのお時間【神無月】【投稿日 2006/06/09】 ラジヲのお時間 ~BGM・『曜湖・鳴雪のげんしけんラジヲ!』テーマソング~ ~FO~ 「どうも~、いつ誰が聞いてるか分からないげんしけんのネットラジオをお聞きの方、 今日も私、神無月曜湖と!」 「於木野鳴雪でお送りします。」 「だいぶ涼しくなってきましたねえ~。」 「ようやくって感じですか。」 「ですね~。サークルの方はそろそろ学祭ムードですよ~!」 「・・・今年もコスプレ撮影会でしょう?」 「・・・・・・まあ、掲示帰るというのも面倒ですからねえ・・・。」 「いっそのこと全換えしてみますか?」 「・・・あと二週間でですか?」 「無理、ですか。」 「それは来年計画してくださいな~。」 「・・・まあ、善処します。」 「なにはともあれ今月は私の月!」 「え?・・・ああ、神無月。そういえば何で神無月、なんですか?」 「・・・言わなきゃ駄目ですか?」 「え?いや、別にいいですけど・・・。誕生日でもないし・・・。」 「・・・・・・そんなこんなで楽しい一ヶ月でした!」 「うーん・・・やっぱ気になるなあ・・・。」 「・・・・・・気になります?」 「うぇ!?・・・まあ、そんな思わせぶりにされると・・・。」 「思わせぶりに見えますか?」 「な、なんなんですか!?さっきから・・・。」 「・・・言ってもいいんですけど・・・。荻上さんがショックを受けたら・・・。」 「・・・やめておきます。」 ~完全にFO~ 「改めてこんにちは、こんばんは、おはようございます~。」 「こんにちは、こんばんは、おはようございます。」 「さて、この現視研ラジオの歴史も長いもので今回で45回目となりました~。」 「そんなやっていたんですね。」 「初代パーソナリティから考えるとそうですね~。」 「初代って誰なんですか?」 「・・・そういえば名前知らない・・・。」 「はぁ?」 「ま、まあそれはともかく二代目・マムシ72歳さん、三代目・ベンジャミン武世さん、 そして私へと繋いできたバトンがここまできました。」 「あと五回で50回ですか。」 「はい~。そいうわけで、50回目の時は何かしら考えないといけませんね~。」 「・・・いままでのパーソナリティ全員参加とか面白そうですよね。」 「・・・・・・ソレダ!」 「うぇ!?」 「今決めましたよ~! 第50回の暁にはマムシさんとベンジャミンさんも含めて四人でやりますから!」 「・・・・・・マジっすか。・・・適当なこと言わなければ良かった・・・。」 「え~、不満ですか~?」 「不満って訳じゃないっすけど・・・。」 「・・・・・・大丈夫ですよ、於木野さんの思っている通りの・・・フフフ・・・。」 「やっぱいじる気満々だぁ!!」 「ええ?私そんな事いいましたか~?」 「・・・白々しい・・・。」 「それはともかく、この企画、OKですよね? 『・・・駄目っていってもやるんでしょ?』分かってらっしゃる~。」 「いや、そこはプロデューサー、強気で断れば・・・。 え?『別にそこまで断る理由もないし・・・。』うう・・・。」 「いいじゃないですか。きっと楽しいものになりますよ~。」 「・・・ですね。その頃には・・・。」 「・・・・・・ええ。最後に、ね。」 「それはともかく、今回の学祭では何のコスプレするんですか?」 「ひ・み・つ、ですよ~。」 「・・・聞いた私が馬鹿でした。」 「あ、於木野さん、そんな冷めた目で見ないで~。」 「馬鹿にしてるでしょう?」 「してませんよ~!ただ、私は於木野さんと一緒にコスプレできればそれで・・・。」 「却下!」 「ええ~!!」 「だから、おおっぴらにするのは嫌って言ってるじゃないですか!」 「で、でも、せっかくのお祭りですし・・・。」 「・・・曜湖さんと一緒にしないで下さい。わたしには無理です。 はっきり言って人に見せるような顔してませんから。」 「あうう~。そんなことないと思いますよ~。」 「・・・兎にも角にも絶対しませんから!」 「・・・いいですよいいですよ。なに、その場でちょっと押せば・・・ねえ、ベンジャミンさん?」 「何そこ裏で話付けてますか!」 「・・・なんのことですか~?」 「全く・・・ちょ、何書いてるんですか!」 「え?『かわいいの用意してくれるんだろうから、やればいいのに。絶対似合うよ?』 その通り、その通りですよ、ベンジャミンさん! ベンジャミンさん、説得をお願いします!あなたにかかっている!全人類の希望が!」 「っ・・・!!何大げさな話してるんですか!」 「顔真っ赤にして何言ってるんですか~。いける!ベンジャミンさんがお願いすればいける! あとで衣装お見せしますよ、ベンジャミンさん。・・・さて、メールのご紹介で~す!」 「・・・ぜってえやらねえ・・・。・・・えーと・・・。」 ~がさがさ紙を探す音~ 「これだ。RN『躯蜻蛉』さんから頂きました。ありがとうございます。」 「ありがとうございます~。最近メール増えましたねえ。これも於木野さん効果ですかね?」 「何言ってるんですか、そんな・・・。」 「まあまあ、お願いします。」 「『曜湖さん、鳴雪さん、いつもラジオ楽しく聞いています。 前、ラジオの中でお話していた『種死』、終わっちゃいましたねえ。 ・・・ぶっちゃけ、ヤバいっすよね、あれ。 そのあたりについて、思いのたけをぶつけていただけたらと思います。 それでは、次回の放送も楽しみにしています。』」 「・・・正直、黒いこと言い出したらきりありませんよね。」 「・・・まあ、そうですね。放送事故になりかねません。」 「では、こうしましょうか!ガンガル総論でも。」 「あー、でも、そういうのやるんだったらそれこそ50回目の四人の時の方が・・・。」 「その時はその時でやらなければいけないネタがありますし!」 「えー、そうなんですか?・・・まあ、分かりました。」 ~『いつかそらに届いて』CI~ 「ここで音楽です! OVA『0080』通称『ポケ戦』より。OPテーマ『いつかそらに届いて』」 ~『いつかそらに届いて』FO~ 「いきなり0080ですか。」 「マムシさんの構成により今回は進むそうですよ~。」 「まあ、このあたりの話とかはマムシさんに一人、 とつとつと話させたほうが面白いと思うんですけど。 え?『俺はトミノの以外しっかり見取らんからな。』 そうなんですか?初めて聞きました。」 「最近らしいですよ、外伝の類を見たの。 『キンゲ以降トミノも映画やOVA以外作ってないからなあ。 ほかに見るもんがなくてな・・・。つい魔がさして・・・。』 魔がさして見たんですか!!」 「昔のラジオ一通り聞いても、確かに外伝は話してなかったですね。 まあ、私も見たのは比較的最近なんですけど。」 「一度ガンダム特集やったときも、宇宙世紀のTVシリーズばっかでしたね。」 「なるほど。」 「というわけで、0080ですけど。」 「監督さんが『マクロス』の演出をされていた方だけあって、 描写とかがいちいち生々しかったですね。」 「『08』もいい勝負だと思いますけど、ガンガルの初のトミノ以外の作品ということで、 違う路線を目指していたのかもしれませんね。」 「主人公が小学生というのも、面白かったですね。 最後の、『もう戦わなくていいんだ!』は、涙なくしては・・・。」 「ですねえ。私としても見ごたえの多い作品でした。」 「・・・え~、クリスが、バーニィと知らず最後・・・。」 「ちょっと!何で無視するんですか!!」 「だって、分かりきってますし。そんな暑苦しそうな話きいて、誰が喜ぶって言うんですか。」 「ぶーぶー。」 「・・・分かりましたよ。思う存分思いのたけを語ってください。」 「はい!まずですね、シュタイナー隊長。おひげが渋いジオンの職業軍人ですよ。 バーニィをしかるシーンや、死んでしまう時のシーンなど、もう、萌えまくりです。 ミーシャもいいですね。酒飲み、豪胆。バーニィとの絡みもよかったです。 でも、あのアレックスのバルカンにぼこぼこにされて死ぬシーンは、切な過ぎます。それに・・・。」 「ストップ。ひとまず、CMです。」 ~ジングル・『曜湖・鳴雪のげんしけんラジヲ!』~ ~CM~ 「・・・そこに見たのは」 「汚らしい俗世の闇」 「燃やし尽くしてやる」 「地獄から俺が来た以上」 「AKIHABARA METAL CITY」 「第一巻好評発売中!」 「やめてくださいクラウザーさん! その二人もう死んでますよ!」 ~ジングル・『曜湖・鳴雪のげんしけんラジヲ!』~ 「・・・え~、この漫画、ヤバいっす。」 「いろんな意味で、ヤバかったですね。」 「『バカヤロウ!クラウザーさんにギターで殺されたいのか!』 ・・・それは嫌ですけど。」 「でも、これ売れまくりらしいですね。どこいっても売り切れだったって、 梟さんが嘆いてました。何とかあるところで買ってきたらしいですけど。」 「編集部もびっくりしてるんじゃないですか? 予想外に売れてるみたいですから・・・。」 「早く重版がかかるといいですねえ。」 「さてさて、つぎは、何で行きますか?まだ語り足りな~い。」 ~『Evergreen』CI~ 「音楽です。OVA『0083』より。第二期EDテーマ『Evergreen』」 ~『Evergreen』FO~ 「0083もいいですよね~。」 「やっぱり曜湖さん的にはデラーズがいいんですか?」 「そうですね~。でも、あの物語って女性的な観点で見ると、 あまり賞賛できない部分もありますね。」 「シーマ、ニナの存在は大きいですね。」 「あの話って本当はデラーズを否定してると思うんですよ。」 「でしょうね。二ナは戦争を客観視する立場ですからね。」 「映画版ではばっさりでしたけどね。」 「シーマに関してもカテ公と並んで二大毒婦なんていわれてますけど・・・。 あの人、利用されまくって、あの場にいますからね。 大義とかそういうのはもううんざりだったんでしょうね。」 「そうなんですよ。だから、かなりかわいそうだと思いました。 そのあたりを考えると、ガトーはあまり好きにはなれません。」 「同感ですね。周りを省みずにひたすら信念のために突き進む、 って言えば聞こえはいいですけど、他人が自分と違うことを理解できていない。」 「サムライ的といえばそうなのかもしれませんけどねえ。」 「もちろん、シーマに悪い点がなかったわけじゃないですけどね。」 「まあ、戦争に善悪なんてないわけですし。」 「ですね。でも、デラーズの信念を美化しているファンも多そうですね。」 「でもそれも楽しみ方の一つといえば、そうなんでしょうね。」 「私としてはコウとキースが少しづつベテラン達にもまれて、 成長していく所が良かったですけどね。」 「私はバニング・・・。」 「はいはい。」 「ちょっと待ってくださいよ!」 「なんですか、黙ってますから話してくださいよ。」 「そんな、全く興味のない顔しなくても・・・。」 「へ?興味のない顔なんてしてますかぁ~?」 「話し方からもはややる気ないじゃないですか!」 「・・・だって興味ないですから。」 「ひどい!今日の於木野さんはひどい!」 「だって、私と曜湖さんの趣味ってかぶりませんし。」 「・・・この前の本、よろこんで持ち帰ったのは誰でしたっけ・・・。」 「ぶっ!そんな事こんな時に言わなくても!!」 「はじめから毛嫌いして他のものを見ないなんて、まさにガトー!!」 「くっ!」 「まあ、それはともかく、いい本があるんですよ、これが。」 「・・・マジっすか。」 「フフフ・・・顔つきが変わりましたよ~・・・。」 「・・・すいませんでした。」 「分かればよろし。」 「・・・ではいったんCMです。」 ~ジングル・『曜湖・鳴雪のげんしけんラジヲ!』~ ~CM~ 「どなた?」 「泥棒です。」 「今は囚われの身。あいにく、差し上げるものがないのですが。」 「どうかこの、泥棒に盗まれてやってください。」 「・・・過去を盗みに、未来を渡しに。」 「マダラメ三世」 「キモハラグロの城」 「DVD ON SALE」 ~ジングル・『曜湖・鳴雪のげんしけんラジヲ!』~ 「どうです、この作品。」 「どうですかね、ミヤザキ作品としては傑作ですけど。」 「良くあるのは原作からのキャラ改変という件ですね。」 「まあ、もっとヘタレなもんだという意見が多いですけど。」 「でも、あれって原作からずいぶん経ったときの物語らしいですよ。」 「あ、そうなんですか?」 「あのお姫様助ける回想の中が原作の頃で、本編の中じゃ ずいぶんカッコよくなってる、って事みたいですよ。」 「ああ、だからああいう感じなんですかね。」 「まあ、これも本当かどうかは分からないですけど・・・。 そうみると、全ての人が納得できるかもしれませんね。」 「どっちかというとルブランの方に似てるのかもしれませんね。」 「なるほど!年を重ねておじいさんに近付いたって事なのかもしれませんねえ。」 「そう考えるとちょっと面白いですけどね。」 「さてさて!いっきますよー! 『漫画・恥ずかしい台詞を大声で言ってみよう』のコーナー!」 「今回は何ですか。」 「今回は、私たちじゃなくですねえ・・・。 録音しときましたんで、流すだけです。」 「は?何を録ったって言うんですか?」 「まあ、まあ、お楽しみに。 では梟さんお願いしまーす!」 『・・・・・・俺は!!君と添い遂げたい!!!君が欲しい!!!』 「ぶはっ!・・・何をやってるんですか!!ベンジャミンさん!」 「え~、今回はこの前発売された801小隊最終巻より~。 敵となった思い人に告白して突っ込む主人公の台詞からでした~。」 「なんでわざわざベンジャミンさんがやってるんですか!」 「え?いや、なんていいますか、言われたいでしょ~?こういう台詞。」 「・・・否定はしませんけど・・・。い、いや、別に、な、なんていうか!」 「というわけでノリノリでやってもらってこっそり・・・。 『いや~、恥ずかしいね。』」 「じゃあやらなければいでしょう!」 「・・・このメッセージの裏に隠されてるものがあるんですよ・・・。」 「はぁ?」 「そう、これは於木野さんに向けたプロポーズ!」 「ちょ、待ってくださいよ!何言い出してるんですか!」 「あらあら、顔真っ赤にして・・・。そう・・・ベンジャミンさんは・・・え? 『ないない。』え~、てっきりそのつもりでやってくれてるんだと~・・・。」 「・・・そんなもんですよ。」 「あ、ちょっと期待してたでしょう?」 「そんなわけないじゃないですか!」 「だって明らかにがっかりした顔してましたよ~?今。」 「・・・!!ち、違いますよ!!」 「女の子なら一度は憧れますよね~、純白のドレス。」 「・・・否定はしませんし、ぶっちゃけ着たいですよ!」 「おお!今日の於木野さんは積極的! というわけで、ベンジャミンさん、責任とりましょうねぇ。 『ちょ、ちょっとまってよ!あの、マジで・・・?』」 「・・・イヤですか?」 「ベ~ン~ジャ~ミ~ン~・・・。」 「ちょ、落ち着いてくださいよ、曜湖さん。 『・・・ま、すぐには無理だけど・・・ね?』 ・・・分かってます。分かりますから。そんな困った顔しないで下さいよ。」 「・・・あらあら、二人だけの空間作っちゃって・・・。」 「で!?今日はこれだけですか!?」 「そんなに怒んないで下さいよ~。 あ、次のコーナーに行きましょうか~。 新コーナー!『鳴雪さんに聞いてみよう!命短し恋せよ乙女!恋愛相談始めました。』!」 ~BGM・『ゲキテイ』CI~ ~BGM・『ゲキテイ』FO~ 「・・・忘れてたぁ・・・。」 「というわけで、メールがきてました。 前回メールを下さったRN『黒神千砂十』さんが送ってくれました。 『どうも前回はメールを読んでくださってありがとうございました。 今回は新コーナーを作るということで、 こんな私の相談でもよければ聞いて欲しいなと思いメールしました。 私には好きな人がいます。 そんなにしょっちゅう会う人ではないのですが、 会うたびに好きになっていくのが分かります。 メールはたまにするんですが、あまりするとうざがられそうでイヤなんです。 でも、少しづつでもいいから、その人に近付きたいんです。 どうするのがいいと思いますか?於木野さん、曜湖さん、アドバイスお願いします。』」 「・・・いい話ですね。頑張って欲しいです。」 「え~、私からは一言!とりあえずコクれ!」 「ちょっと待って下さいよ、曜湖さん!それは即急すぎます。」 「でも、思いは伝えなきゃ。」 「それはそうですけど、まずは親しくなることから始めないと・・・。」 「ぬるい!ぬるいですよ!於木野さん。」 「・・・これ、私の個人的な意見ですけどよければ聞いてください、『黒神』さん。」 「ちょ、無視ですか~?」 「少し黙っててください。」 「ひ、ヒドイ・・・。なんか真剣ですね・・・黙ってますか・・・。」 「思いに気付けたのは良かったと思います。私の場合はぎりぎりまで気付けませんでした。 そんな私でも、相手が優しかったからうまくいきました。私は、とても運よかったんだと思います。 ・・・だから、きっとうまくいきます。こんな私でもうまくいったんですから。 まずは、共通の趣味とかで話をすることから始めてはどうでしょうか? なければ、身近なことでもいいと思います。少しずつ話す量を増やしていきましょう。 そうすれば、自然と身近になると思いますよ。」 「おお~、なんかしっかりした返答ですね~。かっこいいです。」 「・・・なんか、こんな事私が言っても・・・説得力がないって言うか・・・。」 「・・・そんなことありませんよ。迷ってる人はみんな、 誰かに背中を押して欲しいんです。その押す人は誰でもいいんですよ。 きっと、伝わりましたから。『黒神』さん、頑張ってくださいね。」 「・・・そうですかね・・・。そうですね。頑張ってください。」 ~BGM・FI~ 「さてさて、今回の放送もこの辺でお開きですね。 ・・・今日はいい収穫がいくつかあった・・・いい放送だった・・・。」 「・・・絶対にしませんよ、コスプレ。」 「・・・・・・ええ、ええ。分かってますよ~。ベンジャミンさん、今日お暇ですか? ・・・あとでちょっとお時間を・・・。メインパーソナリティは神無月曜湖と!」 「ちょっと待ってください!このあとは二人で出かける予定で・・・於木野鳴雪でした! 何で乗り気なんですか!ベンジャミンさん!!」 ~喧騒・FO~ ~BGM・CO~ 今回のヤナマダ 「なんか、熱かったね、今回の放送。」 「ああ、端で聞いててイヤになっちまったよ。」 「・・・まあ、でもいいよね。幸せなの。」 「そういえばあの相談、お前のとこの後輩なんだろ?」 「まあ、直接の後輩じゃないけどね。たまにメールするくらい?」 「・・・ほーん。じゃあ、好きな相手っていうのも知ってるのか?」 「好きな相手?んー、こっちから聞くのも野暮ってもんでしょ。 相談されたら答えるけどね。あ、メール。」 「ん。」 「あ、今話してた子。あはは、この前話した漫画のことか~。」 「・・・ちょっと思うんだけど、最近その子からメール増えてたりしねえよな?」 「あー、それはちょっとあるかもね~。漫画の話とかよくしてるよ。」 「・・・・・・まさか、いやまさかねぇ・・・。」
https://w.atwiki.jp/cfvg/pages/4501.html
オラクルシンクタンク - ノーブル グレード〈1〉 ノーマルユニット (ブースト) パワー 6000 / シールド 5000 / クリティカル 1 自【手札】:あなたのライドフェイズ中、あなたの(V)に存在するユニットのスキルが発動しており、そのターン中、あなたの(V)にユニットが登場していないなら、このユニットを手札から捨てても良い、そうしたなら、あなたのライドフェイズ開始時をもう一度行う。 フレーバー:巫女の祈りは最も重要な時にしか届かない 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 0 (0%) 2 弱いと思う 0 (0%) 3 強いと思う 0 (0%) 4 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 0 コメント
https://w.atwiki.jp/imas/pages/2931.html
神無月産業(11年度) ■2011/11/16 0 10 10月31日分まで移行済み +神無月下旬 ■2011/10/31 24 10 週マス10月4週 231号 本編 / 増刊号 10月31日付デイリーランキング 18位 【アイマス2】きゅんっ!ヴァンパイアジュピター【手描き】 30位 【MMD】アイマス2×仮面ライダーフォーゼOP風【Switch On!】 31位 初音ミクが本当に天使なのか検証してみた カイザートP 33位 アイマスクエストⅣ 108話 第八章12「目覚めし勇者の見る夢は」 ておくれP 44位 【人力VOCALOID】東のエデン「light prayer」【菊地真】 ドリ音P 63位 「アイドルマスター」第2クール・オープニング 83位 アイドルマスター 第14話「変わりはじめた世界!」 ■2011/10/30 24 10 週マス10月4週 231号 本編 / 増刊号 10月30日付デイリーランキング 14位 初音ミクが本当に天使なのか検証してみた カイザートP 23位 【人力VOCALOID】東のエデン「light prayer」【菊地真】 ドリ音P 28位 「アイドルマスター」第2クール・オープニング 93位 ファミコン音源でアイドルマスター「READY!!」 94位 【FF6ラスト】全部春香さんで妖星乱舞【Dancing Mad】 象犬p ■2011/10/29 24 10 週マス10月4週 231号 本編 / 増刊号 10月29日付デイリーランキング 4位 初音ミクが本当に天使なのか検証してみた カイザートP 14位 「アイドルマスター」第2クール・オープニング 22位 【人力VOCALOID】東のエデン「light prayer」【菊地真】 62位 ファミコン音源でアイドルマスター「READY!!」 71位 アイドルマスター2 READY!! ミクさん ■2011/10/28 24 10 10月28日付デイリーランキング 9位 初音ミクが本当に天使なのか検証してみた カイザートP 21位 ファミコン音源でアイドルマスター「READY!!」 23位 アイドルマスター2 READY!! ミクさん 72位 北 斗 さ ん マ ジ 天 使 ■2011/10/27 24 10 10月27日付デイリーランキング 18位 ファミコン音源でアイドルマスター「READY!!」 25位 アイドルマスター2 ready! ミクさん 54位 初音ミクが本当に天使なのか検証してみた カイザートP 70位 我那覇インパクトくん とばトP 100位 【アイマス紙芝居】アイドルたちの念能力バトル【大会編⑯】 テラフガシP ■2011/10/26 26 20 10月26日付デイリーランキング 47位 我那覇インパクトくん とばトP 84位 アイドルマスター 第13話「そして、彼女たちはきらめくステージへ」 95位 アニマスの中の人達がアイドルに迷惑をかけたようです ■2011/10/25 24 10 10月25日付デイリーランキング 21位 アイドルマスター 第13話「そして、彼女たちはきらめくステージへ」 59位 アニマスの中の人達がアイドルに迷惑をかけたようです 88位 【かまマス】孕M@s 第6話【Novelsm@ster】 プロディP ■2011/10/24 24 10 週マス10月3週 230号 本編 10月24日付デイリーランキング 59位 アイドルマスター 第13話「そして、彼女たちはきらめくステージへ」 ■2011/10/23 24 10 週マス10月3週 230号 本編 10月23日付デイリーランキング 74位 @常 リンP 94位 【卓M@s】続・小鳥さんのGM奮闘記 Session28-10【ソードワールド2.0】 ブリッツP ■2011/10/22 24 10 週マス10月3週 230号 本編 10月22日付デイリーランキング 36位 @常 リンP 70位 アイドルマスターxモーニング娘。「浪漫 ~MY DEAR BOY~」 ぎょP 84位 アイドルマスター 『Mythmaker ~聖典偽書~』(arr. ver) Die棟梁P ■2011/10/21 24 10 10月21日付デイリーランキング 48位 @常 リンP +神無月中旬 ■2011/10/20 24 10 10月20日付デイリーランキング なし ■2011/10/19 24 10 10月19日付デイリーランキング なし ■2011/10/18 24 10 10月18日付デイリーランキング 25位 アイドルマスター 第12話「一方通行の終着点」 51位 アイマス2の次の移植先がファミコンだった件 57位 【卓M@s】続・小鳥さんのGM奮闘記 Session28-9【ソードワールド2.0】 ブリッツP 89位 【アイマス紙芝居】アイドルたちの念能力バトル【大会編⑮】 テラフガシP ■2011/10/17 24 10 週マス10月2週 229号 本編 10月17日付デイリーランキング 20位 アイマス2の次の移植先がファミコンだった件 78位 劇場版 無尽合体キサラギ 予告編 80位 【ノベマス】ヤバさ超特急 〜死電区間の如く交わらぬ宿命〜【後編】 ハリアーP 92位 アイドルマスター 第12話「一方通行の終着点」 94位 アニメ版エリシャダイ カイザートP ■2011/10/16 24 10 週マス10月2週 229号 本編 10月16日付デイリーランキング 35位 劇場版 無尽合体キサラギ 予告編 69位 天元突破キサラギ【アイドルマスター×グレンラガン・空色デイズ】 84位 アニメ版エリシャダイ カイザートP 99位 アイマス2の次の移植先がファミコンだった件 ■2011/10/15 24 10 週マス10月2週 229号 本編 10月15日付デイリーランキング 16位 劇場版 無尽合体キサラギ 予告編 42位 【アニマス】秘蔵映像!春香と段ボール箱【比較】 霧雨P 66位 アニメ版エリシャダイ カイザートP 88位 アイドルマスター 「cLip」 FRISKP ■2011/10/14 24 10 10月14日付デイリーランキング なし ■2011/10/13 24 10 10月13日付デイリーランキング 89位 アイドルマスター4コママンガとか劇場⑧ 桃桃白P 90位 【日常OPパロ】我那覇響のカカカタ☆カタオモイ-C【響誕生日記念】 ハムオP ■2011/10/12 24 10 我那覇響 誕生祭 タグ / みてれぅタグ 10月12日付デイリーランキング 45位 【日常OPパロ】我那覇響のカカカタ☆カタオモイ-C【響誕生日記念】 ハムオP ■2011/10/11 24 10 我那覇響 誕生祭 タグ / みてれぅタグ 10月11日付デイリーランキング 34位 【日常OPパロ】我那覇響のカカカタ☆カタオモイ-C【響誕生日記念】 ハムオP 36位 アイドルマスター 第11話「期待、不安、そして予兆」 39位 【プレミアムは】ぷよm@s part26【湯気が消えます】 介党鱈P 46位 アイマスクエストⅣ 107話 第八章11「激昂」 ておくれP 52位 【アイドルマスター】機動戦士ガンダムi 2-7【ガンダム】 795P 61位 【コマンドー】READY!!【アイドルマスター】 +神無月上旬 ■2011/10/10 24 10 響!誕生日おめでとう! 我那覇響 誕生祭 タグ / みてれぅタグ 週マス10月1週 228号 本編 10月10日付デイリーランキング 27位 【プレミアムは】ぷよm@s part26【湯気が消えます】 介党鱈P 55位 【コマンドー】READY!!【アイドルマスター】 76位 アイマスクエストⅣ 107話 第八章11「激昂」 ておくれP 80位 アイドルマスター 第11話「期待、不安、そして予兆」 88位 【ノベマス】ヤバさ超特急 〜弾丸の如くヤバくパネェ〜【前編】 ハリアーP ■2011/10/9 24 10 週マス10月1週 228号 本編 10月9日付デイリーランキング 36位 双海少女の事件簿 72位 【MAD】 千早の女の子大作戦!! 【アイドルマスター】 79位 【MMD】 みきみきとオッチャン 【オカミキ】 cyanP、もう、ダメP 96位 アイドルマスター 新OP に洗脳される動画 100位 PS3 アイドルマスター2 カタログ創刊号 PV ■2011/10/8 24 10 週マス10月1週 228号 本編 10月8日付デイリーランキング 11位 双海少女の事件簿 46位 765プロのみなさんのおかげです「食わず嫌い女王決定戦」四品目 ストラビンスP 74位 PS3 アイドルマスター2 カタログ創刊号 PV ■2011/10/7 24 10 10月7日付デイリーランキング 14位 双海少女の事件簿 34位 春香 56位 765プロのみなさんのおかげです「食わず嫌い女王決定戦」四品目 ストラビンスP ■2011/10/6 24 10 10月6日付デイリーランキング 11位 春香 65位 アイドルマスター BD DVD第1巻特典CD「PERFECT IDOL 01」メドレー試聴動画 85位 【かまマス】孕M@s 第5話Ver.Ⅰ【Novelsm@ster】 プロディP ■2011/10/5 24 10 10月5日付デイリーランキング 44位 春香 72位 【かまマス】孕M@s 第5話Ver.Ⅰ【Novelsm@ster】 プロディP ■2011/10/4 24 10 10月4日付デイリーランキング 30位 アイドルマスター 第10話「みんなで、少しでも前へ」 67位 【NRF2011】~未完成な彼女達へ~ AMV風 Gたま(ネコ系)P 83位 アニメ「アイドルマスター」第13話 新曲+ダンス(高画質版) ファン代表P ■2011/10/3 24 10 週マス9月5週 227号 本編 10月3日付デイリーランキング 51位 one'room exit. 【密室×うどん×アイドルマスター / テクノでコント】 機能美P 61位 アニメ「アイドルマスター」第13話 新曲+ダンス(高画質版) 77位 アイドルマスター 第10話「みんなで、少しでも前へ」 99位 アイドルマスター The world is all one !! ライブ風 【カクテル単Lサイズ】 えにこP ■2011/10/2 24 10 週マス9月5週 227号 本編 10月2日付デイリーランキング 22位 one'room exit. 【密室×うどん×アイドルマスター / テクノでコント】 機能美P 33位 アニメ「アイドルマスター」第13話 新曲+ダンス(高画質版) 86位 FAIRY on FIRE~我那覇響の9.18 93位 【アイマス×アマガミ】2nd Anniversary【0909合作】 アイマスP合作動画 ■2011/10/1 24 10 週マス9月5週 227号 本編 10月1日付デイリーランキング 40位 アニメ「アイドルマスター」第13話 新曲+ダンス(高画質版) 64位 オーバーマスター・オリジナル PV Gたま(ネコ系)P 84位 【アイマス×アマガミ】2nd Anniversary【0909合作】 アイマスP合作動画 89位 FAIRY on FIRE~我那覇響の9.18 最終更新:2011/11/16 Wed 00 08 合計 - 人 本日 - 人 昨日 - 人 タグ一覧:wiki 今北産業
https://w.atwiki.jp/nisemono_dj/pages/49.html
⇒『初恋は紅茶の味:最終話』の台本です。 使用の案内 このWikiに掲載されているの台本の使用は自由(フリー)ですが、著作権は台本作成者『本人』にあります。台本を使用した場合は『各台本のページのURL』を必ず貼るようにお願いします。使用報告は任意です。 使用報告:nisemono_e_mail@yahoo.co.jp 禁止事項 『再配布』『二次配布』 台本の『改変』(一人称を変えるのは可) 『宗教サイト』『アダルトサイト』『違法サイト』での使用 原案:偽者さんの過去の恋愛話 台本:みっきぃさん アレンジ:偽者さん 登場人物 人数:♀3人 ♂6人 乱入3人 女 主人公。偽者さんの過去の姿らしい。 男 生徒会長でもあり、パソコン部の部長でもある。主人公の彼氏。 部員の男 3年生。ちょっとお調子者。 部員の女 3年生。恋に積極的で元気な女の子。 保健室の先生 何気に色っぽい先生。 先生A 学校の先生。 在校生A 2年生。 在校生B 2年生。 在校生C 2年生。 桜井 ある物語から乱入。 郷田 ある物語から乱入。 サボり生徒 ある物語から乱入。 【スズメの鳴き声】 0女「はぁ‥今日も寒い。昨日は、いっぱい泣いちゃったなぁ。」 1女ナレ「卒業式当日。腫れぼったい自分の顔を気にしながら家を出た。」 2女ナレ「すると、外では先輩が待っていた。」 3女「あれ?先輩?」 4男「おはよう。昨日は、ごめん…。」 5女「私の方こそ、泣いてごめんなさい。」 6男「気にしなくていいよ。」 【間】 【2人で歩く足音】 7男「あ、あのな…。」 8女「なんですか?昨日の事なら気にしないで下さい。もう大丈夫ですから。」※笑いながら 9男「う…うん。」 10女「いよいよ卒業式ですねっ!答辞頑張ってくださいね!」 11男「そう…だな…。」※元気なさげに。 12女「はい。ちょっと楽しみだったりして♪」 13男「あはは…。」※更に元気なさげに。 14女ナレ「この時の私は、信じていた。卒業しても変わらず会う事が出来ると。2人の時間が、いつまでも続くことを…。」 【チャイム】 【廊下を歩く足音】 15女「もう直ぐ卒業始まるなぁー。早く体育館に向かわないと。」 【足音がピタっと止まる】 16女「あ!あの人だ…。」※小声で 17部員男「なぁー聞いたか?会長の話…。」 18部員女「え?なんの話?」 19部員男「なんかどっか、遠いところに行くらしいぞ?」 20女(え…?)※心の声 21部員女「ええー!そうなの?知らなかった…。」 22部員男「知らなかったんだ?まぁー…今日聞いた話だからな?」 23部員女「おいおい。今日なら知ってるわけないだろ!で、どこに行くんだ?」 24部員男「んー…、詳しくは、言ってなかったなー。」 25部員女「肝心なとこ聞いてないの?使えないわねっ!」 【頭を殴る音】 26部員男「いて…あはは…。ごめん。」 【心臓の音】 27女(なんで…?先輩が…?遠いところにいっちゃうの?聞いてないよぉ…。)※心の声 28女ナレ「いつまでも続くと思っていた2人の時間が、もろく砕けてしまった瞬間だった。」 【OP流れ始める】 29女ナレ「ラジオドラマ・プレゼンツ・初恋は紅茶の味」 30女ナレ「最終話:卒業」 【OP】 【廊下を走る足音】 31女(嘘だ…。嘘だっ!遠いところにいっちゃうって…それって…それって…!)※心の叫び 【廊下を歩く足音】 32女(卒業したら…もう会えなくなるってことっ!?)※心の声 33先生A「おい、早くしなさい。他の在校生は、とっくに席についてるぞ。」 34女「あ…すみません。」 【廊下を走る足音】 35女ナレ「私の気持ちがスッキリしないまま…、卒業式がはじまった。時期に先輩が卒業証書を受け取っている姿が目に映る。」 36女ナレ「本当は勇ましい先輩の姿を見とれながら、胸をときめかせているはずなのに…、今では胸が苦しいだけでだった。」 37在校生A「卒業生の皆さん、本当にありがとうございました!」 38女ナレ「在校生のありがとうございました!の声で、ボーっとしていた意識が戻った。在校生の送辞の後は、卒業生の答辞…。」 39女(先輩…。)※心の声 40先生A「卒業生答辞!全員起立!」 41女ナレ「先輩がステージに上がる。」 【心臓の音】 42女ナレ「胸がますます苦しくなる。」 43男「…在校生の皆さん、保護者の皆様、諸先生方。3年間本当にありがとうございました。」 44男「この3年間、勉強に部活動などを通して色々なことが学べました。」 45男「辛かったりしたとき、悩んだりしたときも手を差し伸べてくれた友人達…」 46男「勉学。部活動に、私達卒業生に、一生懸命ご指導頂いた先生方。」 47男「そして今日まで育てて頂いた。保護者の皆様。」 48男「私達卒業生108名は、感謝に耐えません。明日から不安と期待を胸に持ち、まだ知らない世界に旅立ちます。」 49男「これから卒業しても、先生方、保護者の皆様、ご指導の程よろしくお願いいたします。」 50女ナレ「先輩の答辞を聞きながら、私の脳内の中では先輩と初めて出逢った時期の事を思い出していた。」 51男(中学入学おめでとう。いろいろあると思うけど。部活と勉強。) 52男(いろいろな世界が待ってます。楽しんで中学生活を送って下さい。) 53男(いらっしゃい~入部希望かな?ゆっくりしてって…。) 54男(貸そうと思ったのはコレ!偽者キャノン!これ面白いよー!) 55男(な、なぁー…。なんで…。そんな可愛く…笑うんだ?) 56男(うん…。ありがとな。オレもずっとドキドキしてて…。) 57男(んじゃー、魔法をかけるから目を閉じて…。) 【心臓の音】 58女(先輩…かっこいい…。でも…、凄く寂しい。)※心の声 【心臓の音】 59女(あれ…?なんか周りがよく見えない…。あ…。)※心の声 【倒れる音】 60在校生B「誰か倒れたぞっ!」 61在校生C「おい!大丈夫か?誰か保健室!」 【心臓の音】 62男(愛してる…。だから泣かないで…。) 【心臓の音】 63女ナレ「消えていく意識の中、先輩の声がずっと聞こえていた。」 64女ナレ「好きだよ。愛してる…と。ずっと…ずっと…。」 ========== 【区切り】 ========== 【複数で廊下を走る足音】 フェイドイン 65先生A「こらぁ!おまえらぁ!卒業式ぐらい廊下を走るのをやめんかぁ!」 66在校生B「そう言えば…なんで俺たち…。」 67在校生C「いつもいつも…。」 68在校生A「先生に追いかけられているんだぁぁぁぁ!?」※叫ぶ。 【複数で廊下を走る足音】 フェイドアウト 69保健室の先生「もう大丈夫。ただの貧血よ。」 70男「そーですか。よかった。」 71保健室の先生「随分、衰弱してる感じね…。クマできてるみたいだし…。」 72男「あ…。」 73保健室の先生「昨日あんまし寝てなかったみたいだね?あんまし泣かせちゃダメよ?」 74男「え?」 75保健室の先生「さーてと…、私ちょっと職員室行って来るから…後、お願いね?」 76男「はい。ありがとうございました。」 77保健室の先生「男と女の間を邪魔をするほど…、私は野暮じゃないよ。」 78男「あ…はい。」 79保健室の先生「ふふ。青春ね。んじゃぁーね。」 【ドアが閉まる音】 【廊下を歩く足音】 80女「う…うん先輩…。」 81男「大丈夫か?」※心配そうに 82女「はい。ここは、保健室…?」 83男「ああー、そうだよ。卒業式の途中で突然倒れたから、ビックリしたよ。」 84女「ごめんなさい…。先輩の答辞、最後まで聞けなかった…。」 85男「あはは…。ちゃんとやったから安心しろ。」 【間】 86女「あ‥荷物‥教室にいかなきゃ…。」 87男「その前に…、一緒に来てくれるか?」 88女「あ、はい。」 【ドアを開ける音】 89男「流石に…誰もいないみたいだな?」 90女「そーですね。なんか…部室スッキリしてますね。」 【間】 91男「あのな…、話があるんだ。」 92女「え?」 93男「就職先のことなんだけど。」 94女「は…はい。」 95男「実は、ロンドンに行くことになったんだ。」 96女「じゃ、部員の人がしていた噂は本当なんですね?」 97男「知ってたのか?隠すつもりはなかったんだ。朝言おうと思ったんだけど…。」 98女「それじゃもう…先輩とは会えなくなるんですね?」 99男「3年くらい戻ってこれない…ごめん。」 【間】 【相手の胸元を叩く音】 100女「嘘つき!毎日車で迎えにきてくれるって言ったじゃないですか…!」 101女「一緒にゲームしようなって…言ってくれたじゃないですか!」※途中で泣く 102女「これからも…ずっと…ずっと…!」 103男「泣かないで…落ち着いて聞いて…。」※優しく 104女「落ち着いていられますかっ!だって…だってっ!」 105男「ロンドンに行ってもお前のこと忘れない…だから…。」 106女「いやっ!いやだっ!」 107男「落ち着けっ!」 【間】 108女ナレ「気がついたら私の唇に先輩の柔らかい唇が重なった。驚きのあまりか何も言葉が出なかった。ただ、声も出さずに涙を流し続けていた。」 109男「日本に戻ってきたら、真っ先に会いに行くから…。」 112女「ひっく…うぅ…。」←泣き続ける 113男「目を瞑ってくれるか…?」 114女「はい…。」 【間】 115男「約束する。生涯お前だけを見つめて、側にいる。もう2度と泣かさないように…。」 116女「先輩…。」 【間】 117男「このコートほしがってたよな?これは約束の印だ…。」 【コートを女の肩に】 118女(紅茶のいい匂い…先輩の匂い…)※心の声 119男「オレと結婚してくれ…。」 120女「先輩…は…、はい。」※泣く 121男「待っていてくれるか?」 122女「はい…待ってます。ずっと待ってます。」 123男「ありがとう…。」 【間】 124女「ねぇ、先輩…。もう一回…さっきの言ってくれませんか?」※段々と明るく 125男「コラ!何度も言わせるな。恥ずかしいんだ。」 126女「えへ。」 127男「やっと笑ってくれたね。」 128女「このコート…大切にしますねっ!」 129男「必ず迎えにいくから…愛してる…。」 130女「はい…。」 【チャイム】 【複数で廊下を走る足音】 フェイドイン 131先生A『こらぁ!おまえらぁ!だからぁ廊下を走るなって言ってるだろう!』 【足音が止まる】 132先生A『ん?やっと止まったか。』 133在校生A『先生…』 134在校生B『俺たち来年卒業しても…』 ※泣きそうに 135在校生C『走るのをやめません!』※叫んでください。 【再び走り始める】 136先生A『そんなお前達が好きだああああああああああああ!』 【複数で廊下を走る足音】 フェイドアウト 137部員女「結局フラれちゃったかぁ…あーあ…。」 138部員女「あ…れ?ガラにもない。泣くなんて…。」 【1人歩く足音】 139部員男「おーい!なんだこんな所に居たのかよ!探したぜー。」 140部員女「ちょっと…何か用?」 141部員男「あれ?泣いてんのか?初めてみた!」 142部員女「泣いてなんかいないわよ!ちょっとコンタクトずれただけ!」※慌てる 143部員男「はいはい。渡すものあってさー…。コレ。」 【間】 144部員女「え?なによこれ?」 145部員男「み…見りゃわかるだろ?ボタンだよ!ボ・タ・ン!」 146部員女「何?とれたから直してくれって言うの?自分でやりなよ!」 147部員男「バカ!違うよ!第二ボタンだ!」 148部員女「ふーん。だから何?大事に持ってろ!とでも?」 149部員男「バカ!お…お前のこと…好きだったんだ。付き合ってほしいんだ…ダメか?」 【間】 150部員女「あははは!私のこと好きなの?あはは!冗談よしてよ…。」※動揺 151部員男「なんだよー…笑うことねーじゃんかよ!ひでぇー…。」 152部員女「あ!そこ!右の方に、あんぱんまんが歩いてる!」 153部員男「なに!どこどこ?…んっ?」 【可能ならばキス音】 154部員女「バカ…ありがと…。」 【間】 155桜井「なぁ、郷田君…、このボタンもらって…。」 156郷田「それ…、お前…。後輩の誰かに、あげるんじゃなかったのか?」 157桜井「郷田君にもらって欲しくて、ずっと断ったんだ。俺…ずっと郷田君のこと…。」 158郷田「桜井…。」 159桜井「好きなんだ。」 【間】 160サボリ生徒「ちょ、ちょっと!本当にねぇーよっ!お前らぁぁぁ!」※普通に叫ぶ ========== 【区切り】 ========== 161女ナレ「そして先輩の旅たちの日は…やってきた。」 162男「あー、寒いなぁー…。やっぱしコートはマズったかぁ…。」 163男「バスも遅れてるみてーだし…。飛行機遅れなきゃいいけど…。」 【間】 164男「こんな朝早いと、さすがに誰もいねぇー…。」※寂しげに 【1人走る足音】 165女「先輩ーー!おはようございます!」※元気よく 166男「あれ?なんでここにいるんだ?」 167女「あはは。昨日電話で[来る]って言ってたじゃないですか?」 168男「そだっけ?」 【間】 169女「どーですか?似合いますか?コート。」 170男「う…うん…。かわいい…。」※かわいいは小声 171女「え?何か言いました?」 172男「う…いや…すごく似合ってるよ。」 173女「えへへ。」 174男「ロンドンに着いたら電話もするし、メールも毎日送るからな…。」 175女「私もロンドンいっちゃおっかな?」※小声 176男「ん?」 177女「いいえ。そんな無理しなくていいですよ。忙しいだろうし…。」 178男「無理じゃなくて…したいんだ…よ。」 179女「は…はい。せ…先輩朝から顔赤いですよ?」 【間】 180男「そ…そんなことないよ!寒いから赤いだけだ!」 181女「あはは。先輩頑張って下さいね。」 182男「やめろよ!う…うん。頑張ってくるからな!」 183女「はい。あ!バス来ましたよ!先輩早く!」 184男「ああーんじゃな!行ってくる!」 185女「はい!いってらっしゃいませ!旦那様。」※照れながら 186男「バカ!」※照れながら 【間】 187男「寂しくなったら…右ポケットに手を入れて…。じゃぁな。」※小声 【バスの閉まる音】 【バスが去る音】 【間】 188女「あーあ。いっちゃった…。」 【間】 189女「いっちゃった…いっちゃっ…た。いっちゃったよぉ…。」※途中から泣く 190女「先輩…私…3年も待つ自信…ないし…。無理だよぉ…。」 191女「ただ側に居てほしいだけなのに…先輩に触れたいだけなのに…。」 192女「無理だよ…。寂しいよ…。抱きしめてほしいよー…。キスして欲しいよ…。」 193女「どうして…どうして…うぅ…。先輩…先輩ぃ…。」 194男(寂しくなったら…右ポケットに手を入れて…。)※脳内に聞こえる声 195女「ポケット…。」 【ポケットに手をつっこむ】 196女「あれ?何か入ってる…。」 197女「手紙…?」 【手紙を広げる音】 198男(3年も待ってくれなんてムチャなのは分ってるけど‥お前と結婚したい。) 199男(お前がイヤだと言ってもオレの気持ちはずっと変わらない。) 200男(不思議な事に、一つだけ変わらないことがあるんだ…。) 201男(初めに出会った頃のままドキドキして楽しいんだ。) 202男(第2ボタン渡すの忘れちゃったな。ごめんな。) 203男(待っててくれ!愛してる。誰よりも…。) 【EDが流れ始める】 204女「はい。先輩。」←泣きながら 205女ナレ「先輩の手紙の他に、ボタンが1つ入っていた。」 206女ナレ「そして…、先輩の制服につけていた、第2ボタン…。」 【ED】 【スタッフロール】 207女ナレ「キャスティング 女… 男… 女の母… 男の母… 犬… 部員・女… 部員・男… 先生A… 在校生A… 在校生B… 在校生C… 保健室の先生… 桜井… 郷田… サボリ生徒… 原案…偽者さんの過去の恋愛話 脚本…みっきぃ アレンジ…偽者さん 編集… BGM… 効果音… 」 【ED後】 208女ナレ「おまけ」 208女「女でーす。」 209男「男でーす。」 210女「結局、ヒドイ男でしたね?そー思いませんか?」 211男「ええー…ヒドイ男ですよー。どーせ…。でも、離れても…愛してる。」 【間】 212女「私、結局愛してるって言わなかったんだよなぁー。」 213男「リアクション無しかよ?愛してる…聞きたかったなぁ。」 214女「男の人が言うからサマになるんですよ。先輩。」 215男「そ…そんなもんか?」 【間】 216女「愛してます…先輩。」※小声 【間】 217男「何?もう一回言って?」 218女「待つ女って辛いです。」 219男「無視かよ…。一緒にロンドン来ればよかったのになー。バス乗るのかと思ってた。」※小声 220女「え?何か言いましたか?」 221男「い…、いやなんでもない。」 222女「先輩…。」 【間】 223女「早く迎えに来てくださいね。」※小声 【間】 224女ナレ「10年以上過ぎた今でも…、思い出せば…正直恥ずかしいわけで…。それでも、相手に伝えたい言葉ってのもある。それは…。」 【間】 225女ナレ「いい思い出を…ありがとう。」 ※この話の著作権は台本作成者の『みっきぃ』にあります。
https://w.atwiki.jp/suttoko/pages/153.html
【巻数】 1巻 【ページ数】 163ページ 【解説】 大野さんのペンネーム兼コスプレネーム。 【コメント】
https://w.atwiki.jp/tsubaki/pages/402.html
《博麗の巫女―博麗霊夢》 効果モンスター 星8/光属性/天使族/攻3000/守2300 このカードは通常召喚できない。「博麗霊夢」の効果でのみ特殊召喚できる。 手札を1枚捨てることで、相手フィールド上に存在するモンスターを全てゲームから除外する。この効果を使用した場合、エンドフェイズ時にこのカードをゲームから除外する。 このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動することができない。 通常召喚できず、限られた条件でしか特殊召喚できないルール効果と相手フィールド上のモンスターを除外する誘発効果、及び相手の魔法・罠カードの発動を封印する永続効果を持つ。 召喚制限はあるものの、非常に強力な効果を兼ね備えた最上級モンスター。 だが古代の機械巨人と同じく奈落などの罠に引っ掛かりやすい。優先権を行使して効果を発動はできるが、激流葬は天敵。相手のモンスターもすべて消えてしまうため、メリットがまるでない。 だがしかし、召喚に成功さえしてしまえば、高確率で3000ダイレクトを叩き込むことも可。効果さえ使わなければ除外されないため、そのままアタッカーとして使うもよし。ならずで死ぬが。 まぁこのカードを召喚する時にはなるべくワンキルを意識しようということである。 一度出れば幻想郷を牛耳りし博麗の巫女が猛威をふるう! でも神宣だけは勘弁な! 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sn2ds/pages/41.html
最終話 悲劇の根源 ~Ringleader~ 最終話 悲劇の根源 ~Ringleader~ 自由行動 禁忌の森(イベント) バトルパート1 バトルパート2 カルマ値が高い場合、第16話でレイムとの会話で「全て話して楽になろう」を選択するとこちらのルートに移行 自由行動 禁忌の森(イベント) バトルパート1 バトル26-1 VS調律者一族の亡霊 出撃メンバー レイム(スポット) 他7人(主人公出撃不可) 勝利条件 敵リーダーの撃退 敗北条件 自軍の全滅 獲得アイテム なし お宝発見 クロッツアの実、ラムルカムルの葉 獲得総資金 0b 獲得総EXP 0Pts 称号名前 LV 型 待 HP MP AT DF MAT MDF TEC LUC 移 ↑ ↓ 召喚クラス耐性 武器 防具 アクセサリ 召喚 スキル 機 鬼 霊 獣 召喚機兵機械魔 21 特殊 反撃 174 107 180 144 73 72 50 50 3 3 3 -- -- -- -- -- -- -- -- スペシャルボディ遠距離攻撃・召雷 ◎ -- ◎ -- 召喚機兵機械魔 20 特殊 反撃 160 101 169 136 70 70 48 50 3 3 3 -- -- -- -- -- -- -- -- スペシャルボディ遠距離攻撃・召雷 ◎ -- ◎ -- 調律者の一族祖先の亡霊 22 縦 反撃 180 139 164 95 85 80 88 50 4 3 3 -- -- -- -- ヘブンズセイバー -- -- -- 全異常無効全憑依無効 -- -- ◎ -- 調律者の一族祖先の亡霊 20 縦 反撃 160 125 157 89 80 74 80 50 4 3 3 -- -- -- -- ヘブンズセイバー -- -- -- 全異常無効全憑依無効 -- -- ◎ -- 調律者の一族祖先の亡霊 20 縦 反撃 166 120 159 90 78 73 80 50 4 3 3 -- -- -- -- ヘブンズセイバー -- -- -- 全異常無効全憑依無効 -- -- ◎ -- 調律者の一族祖先の亡霊 22 縦 防御 140 233 136 69 138 102 88 50 3 3 3 A B -- -- 双蛇の杖 -- -- アーマーチャンプオニマル 全異常無効全憑依無効 -- -- ◎ -- 調律者の一族祖先の亡霊 20 縦 防御 126 205 130 64 130 95 82 50 3 3 3 A -- B -- 双蛇の杖 -- -- アーマーチャンプボワ 全異常無効全憑依無効 -- -- ◎ -- 調律者の一族祖先の亡霊 20 縦 防御 130 200 128 64 132 95 82 50 3 3 3 A -- -- A 双蛇の杖 -- -- アーマーチャンプペトラミア 全異常無効全憑依無効 -- -- ◎ -- 召喚機兵機械魔 21 特殊 反撃 192 101 183 144 70 72 50 50 3 3 3 -- -- -- -- -- -- -- -- スペシャルボディ ◎ -- -- -- 召喚機兵機械魔 20 特殊 反撃 176 101 169 136 70 70 48 50 3 3 3 -- -- -- -- -- -- -- -- スペシャルボディ ◎ -- -- -- 召喚機兵機械魔 20 特殊 反撃 180 101 169 136 70 70 48 50 3 3 3 -- -- -- -- -- -- -- -- スペシャルボディ ◎ -- -- -- 主人公の能力・武器・防具はプレイキャラによって異なります 主人公 称号名前 LV 型 待 HP MP AT DF MAT MDF TEC LUC 移 ↑ ↓ 召喚クラス耐性 武器 防具 アクセサリ 召喚 スキル 機 鬼 霊 獣 調律者マグナ 25 縦 カウンター 279 216 185 154 92 109 100 75 4 3 3 A A A A ヘブンズセイバー エンジェルメイル -- とらわれの機兵パラ・ダリオ カウンター全憑依無効全異常無効威圧 ◎ ◎ ◎ ◎ 調律者マグナ 25 縦 見切 219 268 134 129 156 139 105 80 3 3 4 A A A A 双蛇の杖 エンジェルメイル -- とらわれの機兵パラ・ダリオ 見切全異常無効全憑依無効ど根性威圧 ◎ ◎ ◎ ◎ 調律者トリス 25 横 反撃 243 224 174 150 117 103 125 75 3 3 3 A A A A アサッシンズ エンジェルメイル -- とらわれの機兵パラ・ダリオ 全憑依無効全異常無効威圧 ◎ ◎ ◎ ◎ 調律者トリス 25 縦 見切 189 310 133 130 150 137 115 75 3 3 3 A A A A 双蛇の杖 エンジェルメイル -- とらわれの機兵パラ・ダリオ 見切全異常無効全憑依無効ど根性威圧 ◎ ◎ ◎ ◎ バトルパート2 バトル26-2 VS悪魔王メルギトス 出撃メンバー 主人公 ネスティ アメル 勝利条件 メルギトスの撃退 敗北条件 自軍の全滅 称号名前 LV 型 待 HP MP AT DF MAT MDF TEC LUC 移 ↑ ↓ 召喚クラス耐性 武器 防具 アクセサリ 召喚 スキル 機 鬼 霊 獣 虚言の悪魔王メルギトス 24 特殊 反撃 394 175 ??? ??? ??? ??? ??? ??? 3 3 3 A -- A -- -- -- -- とらわれの機兵ブラックラック 全異常無効全憑依無効 ◎ ◎ ◎ ◎ 近衞悪魔上級悪魔 21 特殊 反撃 174 148 148 115 105 87 84 50 3 3 3 -- -- -- -- -- -- -- -- 全異常無効遠距離攻撃・暗黒 -- -- ◎ -- 近衞悪魔上級悪魔 21 特殊 反撃 174 145 148 110 105 92 84 50 3 3 3 -- -- -- -- -- -- -- -- 全異常無効遠距離攻撃・暗黒 -- -- ◎ -- 剣使い悪魔 20 横 反撃 152 150 197 110 113 88 69 55 3 3 3 -- -- -- -- パレリィセイバー フレイムメイル -- -- 全異常無効 -- -- ◎ -- 槍使い悪魔 20 突き 反撃 158 150 215 114 114 93 74 60 3 3 3 -- -- -- -- ダークスパイン フレイムメイル -- -- 全異常無効 -- -- ◎ -- →エンディングへ
https://w.atwiki.jp/3edk07nt/pages/214.html
―水無月の頃― 【6月6日 芒種】前編 梅雨入りして間もない、六月初頭。 ここ数日、曇天ながら雨の降らない日が続いている。 そんな、ある日のこと。真紅の家の庭に、翠星石と雛苺が集っていた。 今日は、二十四節気のひとつ、芒種。 芒(のぎ)とは、稲や麦の種に付いている針状の毛のことを言う。 この時期、農家は田植えや畑仕事で、大忙しとなる。 だが、モチロン、翠星石たちは農作業を手伝いに来たのではない。 紫陽花の手入れが、イマイチよく分からないという真紅に、 梅雨の止み間を見計らって、駆り出されたのだ。 「まぁた随分と、健やかに伸びてるですねぇ。深ぁい愛情を感じるですぅ」 生い茂る紫陽花を見るなり、翠星石が放った感想である。 良い意味に聞こえるけれども、裏を返せば、伸び放題。 つまりは、全く手入れがされていないコトへの皮肉だった。 「……意地の悪いことを言わないでちょうだい。 さあ、雨が降り出さない内に、さっさと片付けてしまいましょう」 低く垂れ込めた雲を見上げながら、真紅は二人に呼びかける。 確かに、暗い梅雨空は、今にも泣き出しそうだ。 「しゃーねぇですね。剪定は私に任せるです。 真紅と雛苺は、切り落とした枝葉の処理を頼むですよ」 「あいあいさーなのー」 「解ったわ。枝を束ねるための、荷造り紐を持ってくるわね」 小走りに玄関へ向かう真紅の背中を、翠星石が扱う鋏の軽快な音が、 追い掛けてきて……追い抜いていった。 「あぁん……もぅ。鬱陶しいヤツですぅ」 耳元に藪蚊の羽音を聞き、手で追い払いながらも、翠星石は剪定を続ける。 いかにも手慣れたもので、バチンバチンと、見事なくらい大胆に刈り込んでいく。 それでいて、雑多な『やっつけ仕事』になっていない辺りは、流石である。 素人だと、こうはいかない。 バッサリ切りすぎて、枯らしてしまうか。 枝の先っちょだけ伐るに留まり、暫くすれば元通りの藪に逆戻りか。 二つに一つ。真ん中は無い。有ったとしても、偶然の産物だ。 「相変わらず、いい仕事をするわね。あんなに枝ぼうぼうだったのに」 「ヒナたちには、とても真似できないのよー」 切り取られた枝を束ね、紐で結ぶ手を休めずに、真紅と雛苺は感嘆した。 「別に、感心されるほどのコトじゃねぇです。 普段から庭木いじりをしてれば、誰だって出来ることですぅ」 褒めそやす二人に応じる翠星石の態度は、素っ気ない。 だが、やはり満更でもなさそうで、 澄ました顔をしていながら、すぴすぴと小鼻を蠢かせていた。 程なく、ひと仕事を終えた三人は―― ソファーにゆったりと腰を降ろして、格調高い味と香りを、優雅に楽しんでいた。 労いの意味を込めて、真紅が手ずから煎れた紅茶だ。 鈴カステラを食べ食べ、いろいろな雑談に興じていたけれど、 ちょっと会話が途切れたとき、雛苺が外を見遣って声をあげた。 「うゆー。降り出しちゃったのよ」 居間のガラス越しに見る紫陽花の葉を、雨粒が叩き始めていた。 ぱた……ぱた……。 全体的に暗い色調の中、赤紫の花と、緑の葉が鮮やかに引き立っている。 「五月雨に打たれる紫陽花……絵になって、とっても風流ですぅ」 五月雨や紫陽花は六月の季語とされ、しばしば、俳句にも詠われる。 しかし、雛苺は徐に眉根を寄せて、不思議そうに頚を傾げた。 「なんだか、おかしいのー。六月なのに、どうして五月雨なの?」 「雛苺、貴女……そんな事も知らないの?」 真紅はティーカップを持ったまま、困った様な表情を浮かべて、言葉を続けた。 「ズバリ言うわよ。何故、六月なのに五月雨か。それは――」 「ご……ごくり、なのー」 「歌を詠むとき、水無月雨だと語呂が悪いからなのだわ!」 「ほぇー。真紅って博学なのねー」 頻りに感心する雛苺の脇で、翠星石が鼻を鳴らし、口を挟んだ。 「おバカ苺。そんなヨタ話を、真に受けるなです。 マジレスすると、現在の六月が、陰暦の五月に当たるからですぅ~」 「ええっ?! 翠ちゃん、それホントなの?」 「ったりめぇです。真紅の言ったコトは、みぃんなウソです。 名は体を表すと言うように、真紅の存在自体が、真っ赤なウソなのですぅ」 「ちょっ! 翠星石っ! なんて失礼なコトを言い出すのっ」 いきり立つ真紅に、翠星石は挑発的な、嘲りの眼差しを向ける。 居間の雰囲気は、第一次世界大戦前のバルカン半島にも等しい火薬庫と化していた。 正に、一触即発で大爆発の危機。 雛苺は、そんな息苦しい空気を払拭しようと、 窓の外を指差しながら、いつも以上に明るく切り出した。 「まあまあ、二人とも。ケンカは良くないのっ。 それより見て見てっ……あの紫陽花、とっても綺麗な紅紫色なのよー」 言われて、真紅と翠星石も険を潜めて、窓の外に目を向けた。 「そうね。梅雨空に映える色合いだわ」 「確かに、いい色ですぅ」 「どんな肥料をあげたら、あんな色合いが出るのー?」 そんなコトを訊かれたって、真紅には答えられない。 一般的に、紫陽花の色素は、酸性の土壌では青色が強くでて、 中性、アルカリ性の土壌では赤色が強くでると言われている。 園芸に造詣の深い翠星石は、モチロンそのくらい承知していたので、 返答に窮している真紅代わりに、自信たっぷりの口調で言った。 ――もっともらしいウソを。 「赤みが増すのは、鉄分が多いからですぅ。 ああいう色の花を咲かせる紫陽花の根元には、大概、死体が埋まってるです」 「うよーっ?! し、死体っ?! あわわわ……し、真紅……まさか」 「バカ言わないで! なんなの、その聞き捨てならないウソ八百はっ」 「ウソかどうかは、ほぉれ……あの根元を、見てみやがれですぅ」 言って、翠星石は、枝葉を取り除かれて土が露わになった紫陽花の根元を指差した。 ……だが、薄ら笑っていた彼女の表情は、突如として凍りつく。 おそらく、雨に打たれて表面を覆っていた土が、洗い流されたのだろう。 なにやら丸みを帯びた、茶褐色の物体が、にょっきりと頭を覗かせていた。 しかも、眼窩らしき二つの窪みも、見受けられるではないか。 翠星石はギョッと目を見開いて、根元を指差したまま、口をぱくぱくさせた。 「が……がが、が……」 「うよ? ガガガSP?」 ボケた雛苺の脳天に、間髪入れず、翠星石のまさかりチョップが炸裂する。 あまりにも痛々しい音だったので、真紅までが、思わず顔を顰めた。 「すっとぼけてる場合じゃねぇですっ! ひょっこり骸骨島ですぅ!」 「はぁ? ちょっと落ち着きなさい、翠星石。 自分が何を口走っているか、ちゃんと理解しているの?」 「とーぜんですっ! 真紅こそ、あれを見やがれですっ! どう見ても人骨です。本当にありがとうございました、ですぅ!」 しかし、真紅は翠星石が指し示す先を見遣っても、慌てず騒がず。 「イヤだわ。粗大ゴミでも埋まってたのかしらね」 素っ気なく言って、小雨のそぼ降る中、サンダルを突っ掛けて花壇に歩み寄った。 そして、徐に茶褐色の物体を鷲掴み、ズボッ! と引っこ抜く。 「…………あら。本当に、頭蓋骨なのだわ」 「ひぃぃー! 猟奇殺人事件ですぅ!」 「落ち着くの、翠ちゃんっ! まだ死んでるとは限らないのよー!」 「バカですかっ! 死んでるに決まってるですぅ!」 すっかり恐慌状態の翠星石と雛苺を余所に、真紅は眉間に縦皺を寄せて、 矯めつ眇めつ、頭蓋骨を観察していた。 そして、いきなり「そうそう! 思い出したわ」と大声を出した。 「翠星石、貴女も憶えているでしょう? 幼稚園の頃に埋めた、タイムカプセル!」 「ふへっ? そ…………そう言えば、適当な入れ物が無くて、 銀ちゃんが持ってきたドクロの置物をカプセル代わりにした記憶が……」 「そう! アレよ。すっかり忘れていたのだわ。懐かしいわね」 「あ、あはは……。私も、ド忘れしてたですぅ」 「うゅ……ヒナは知らないのよ?」 「雛苺とは小学校に上がって知り合ったのだから、当然なのだわ」 「あの時は、私と蒼星石、真紅に銀ちゃん、ジュンと巴だけだったです」 小学校で雛苺、中学校で金糸雀、高校になって薔薇雪華姉妹と親友になったのだ。 翠星石と真紅は、泥にまみれたドクロを、懐かしそうに眺めていた。 この頭蓋骨、モチロン、石膏で造られたレプリカである。 頭頂部が蓋になっていて、継ぎ目はガムテープで、しっかり目張りされていた。 「折角ですから、開けてみるですよ」 「でも、みんなに知らせなくて良いのかしら?」 「みんなだって、きっと忘れてるです。 私たちだけで開けちまっても、バレやしねぇですぅ」 「……それもそうね」 真紅は庭の片隅にある水道で、ドクロに付着した泥を、丹念に洗い流した。 水を切るため、勢いよく上下に振ると、中でゴソゴソと音がする。 当時、何を入れたかなんて、もう憶えていなかった。 周りを、ざっと雑巾で拭くと、真紅は風化してベタ付くガムテープを剥がし始めた。