約 74,366 件
https://w.atwiki.jp/qbtd/pages/291.html
『クイーンズブレイド・ザ・デュエル』第3エクスパンションセット。 「アイリ 気配を消す」、「アイリ 低級霊をまとって攻撃」、「アイリ 精気吸収」を除くNo.225 からNo.369までのカード144種に一部のレアのホログラムバージョン16種を加えた全160種で構成されている。 1パック6枚入りでレア(ホログラムレア)1:アンコモン1:コモン4またはアンコモン2:コモン4の割合で封入されている。1BOXは12パック入り。 2009年5月30日発売。 カードリスト アイリ なぎ払い アイリ 相打ち アイリ 盾を引っ掛ける アイリ 低級霊召喚 アイリ 透明になる アイリ 突撃 アイリ ボディを負傷 アイリ 上段スイング アイリ 足を引っかける アイリ 浮き上がる アイリ けられてバランスを崩す アイリ 頭を直撃 アイリ 飛びずさる アイリ 武器を拾う アイリ 足を負傷 アイリ 体をかわす アイリ 腕を負傷 アイリ 上段攻撃を受け流す アイリ ダウンスイング アイリ 基本の構え アイリ 背後をとる アイリ バランスを崩す クローデット 魔剣の暴走 クローデット 戦闘指示を出す クローデット 迅雷一閃 クローデット 雷鳴震撼 クローデット 頭突き クローデット 身をかがめる クローデット 突撃 クローデット ボディを負傷 クローデット ダウンスイング クローデット 武器を落とす クローデット 飛びずさり霊薬を飲む クローデット キック クローデット 頭に直撃 クローデット スイング クローデット 基本の構え クローデット 武器を拾う クローデット 足を負傷 クローデット 腕を負傷 クローデット 突き クローデット 背後をとる クローデット バランスを崩す クローデット 飛びずさる ノワ 戦士長の教えを思い出す ノワ スカートをめくられる ノワ ダウンスイング強打 ノワ 回転防御 ノワ 回転突撃 ノワ 下段スイング ノワ ボディを負傷 ノワ 下段攻撃を受ける ノワ 突撃 ノワ ジャンプ ノワ けられてバランスを崩す ノワ 飛びずさる ノワ 頭に直撃 ノワ キック ノワ 武器を拾う ノワ 足を負傷 ノワ 腕を負傷 ノワ 突き ノワ 身をかがめる ノワ 基本の構え ノワ 背後をとる ノワ 打たれてバランスを崩す メローナ 吸収して巨大化 メローナ 変身 メローナ ドラゴンキック メローナ 溶解液噴出 メローナ 体力回復 メローナ ダガーを投げる メローナ ハンマー攻撃 メローナ 斧をスイング メローナ 突撃 メローナ ボディを負傷 メローナ 槍で突く メローナ 頭に直撃 メローナ 飛びずさる メローナ 足を負傷 メローナ 突き メローナ 腕を負傷 メローナ 体をかわす メローナ しゃがむ メローナ 基本の構え メローナ 背後をとる メローナ バランスを崩す メローナ ジャンプ レイナ 味方をかばう レイナ 身をかがめる レイナ 頭に直撃 レイナ 武器を拾う トモエ 三連武者蹴り トモエ 武器を落とす トモエ 頭に直撃 トモエ 武器を拾う エリナ 呪言をささやく エリナ 上段スイング エリナ 頭に直撃 エリナ 背後をとる リスティ 上段防御 リスティ 後ろ向きになる リスティ 頭に直撃 リスティ 武器を拾う ユーミル 盾を引っかける ユーミル 後ろ向きになる ユーミル 頭に直撃 ユーミル 武器を拾う カトレア 武器を持ちかえる カトレア 武器を落とす カトレア 頭に直撃 カトレア 剣で突く エキドナ 二刀スイング エキドナ 二刀突き エキドナ 頭に直撃 エキドナ しゃがみこむ ナナエル 飛行中に負傷 ナナエル キック ナナエル 頭に直撃 ナナエル 上段スイング イルマ ブラックローズ イルマ 上段攻撃を受け、ダガーで突く イルマ 頭に直撃 イルマ 背後をとる ニクス 灼熱紅蓮弾 ニクス サイドスイング ニクス 頭に直撃 ニクス 武器を拾う メナス 悲鳴を上げる メナス 呪いのビンタ メナス 頭に直撃 メナス 身をかがめる メルファ 聖なるポーズ:天罰 メルファ 聖なるポーズ:福音 メルファ 頭に直撃 メルファ キック アレイン 底力 アレイン 上段スイング アレイン 腕を負傷 アレイン 打たれてバランスを崩す アルドラ 底力 アルドラ 上段スイング アルドラ 腕を負傷 アルドラ 打たれてバランスを崩す
https://w.atwiki.jp/qbtheduel/pages/196.html
[部分編集] ライフパックセット 2009年8月29日・30日に開催された「キャラホビ2009 C3×HOBBY」内で販売されたカードセット。 販売価格:1,200円(税込) また、「メガホビ通販」にて数量限定で再販されていた。(現在は終了) このパックに収録されているカード バランス アイリ 514アイリ 底力 P029アイリ 胴をかすめる P017アイリ ノックダウン P028アイリ しゃがみこむ 247アイリ バランスを崩す パワー ユーミル 056ユーミル 底力 P030ユーミル 胴をかすめる P004ユーミル ノックダウン P024ユーミル しゃがみこむ 073ユーミル 打たれてバランスを崩す スピード ナナエル 147ナナエル 底力 P031ナナエル 胴をかすめる P009ナナエル ノックダウン P014ナナエル しゃがみこむ 165ナナエル バランスを崩す スキル メナス 185メナス 底力 P032メナス 胴をかすめる P011メナス ノックダウン P015メナス しゃがみこむ 203メナス バランスを崩す
https://w.atwiki.jp/hamilton/pages/416.html
2005年5月28日の試合でお立ち台に立った村田が言った言葉。 村田、この日の試合は打順9番で出場。 共同通信社の記事 によると、試合前に村田は牛島監督からこう言われていた。 「9番の次の打順は何か知っているか」と指揮官。 村田が「1番です」と答えると、 「あほか。次はないんじゃ」とピシャリと突き放された。 また、同じく監督の発言として 「お仕置きやったけど、ずっと9番で瀬戸際に立たせておこかな」。 と報道されている。 監督はネタの斜め上を行く人物であると再認識させられた発言であろう。 サンスポの同記事 ちなみに、2006年には村田が4番を任されるようになったのだが 不振から8月17日の試合前、牛島監督に 「一気に8番に下げたろか」(スポニチ) と言われ再び窮地に立たされると その日の試合は3安打3打点と名誉挽回。 試合後の監督のコメントとして 「悪口は言うてみるもんやな」(スポニチ) 「陰口はいいね。これからも毎日、悪口言おうかな〜」(スポ−ツ報知) (= ローロ) <(昨日)村田に悪口言って良かったなあ。もう褒めるのやめよう(livebays経由赤荻情報) と報道されている。 監督はツンデレ?と再認識させられた発言であろう。 【横浜】牛島監督が4番にあえて注文(日刊スポーツ) <横浜7−1阪神>◇17日◇京セラドーム大阪 横浜牛島監督が4番・村田に苦言を呈した。前日16日の阪神戦で9回1死一、三塁で 二塁併殺打に倒れたことについて言及。「村田は4番やで、あそこで自分が決めようと 思わなアカン。一、二塁間のヒットを狙っているとしたらおかしいやろ」。1発狙いでいい。 最低でも犠飛を打ち上げる姿勢が求められる打席だったことを強調した。最下位に低迷する 現状だが、村田がチームの柱になることを願っていた。 [2006年8月17日21時31分] 村田&吉村 同窓で3打点競演(2006年08月18日付スポニチ紙面記事) 【横浜7−1阪神】一夜にして4番の復権を果たした。村田が2戦連発の27号を含む3安打 3打点。4番の猛爆で京セラドーム大阪(旧大阪ドーム)での対阪神戦の連敗を11で止めた。 「久しぶりにスカッとする1日でした。ここ数試合でため込んでいた歯がゆい思いを一気に 吐き出せた感じ」。実は指揮官の逆りんに触れ、4番降格の危機に立たされていた。 前日(16日)、同点の9回1死一、三塁で村田は二塁ゴロ併殺打に倒れた。これに一晩寝 ても怒りが収まらなかったのが牛島監督。「あそこはつなぐ場面じゃなく、“決める”場面 やろっ!もし一、二塁間にヒットを狙いにいったんだとしたら4番から外す。4番のすること じゃない。一気に8番に下げたろか」。試合前のベンチで報道陣相手に珍しく激しい口調で話 した。実際に“事情聴取”こそ行われなかったが、村田の告白では阪神の守備隊形を見て右方向 を狙ったものだった。 そして村田にプレッシャーをかけたのは指揮官の叱責(しっせき)だけではない。5番に座る 東福岡の4歳後輩、吉村の存在。この日も逆転適時打を含む2安打3打点。「後ろでよう打って くれるんで張り合いがある」と村田が口にすれば、吉村も6回の村田との連弾を振り返り「目 の前で先輩に、あんないい当たりを見せられたので燃えました」と相好を崩した。 球場を去る間際、指揮官は「悪口は言うてみるもんやな」とニヤリ。ノムさんのボヤきもいい が、ウシさんの怒りもいい味だ。 村田&吉村アベック弾…横浜連敗ストップ (前半略) 試合前には6日の試合でサヨナラ負けした“戦犯”に村田を挙げていた指揮官は 「陰口はいいね。これからも毎日、悪口言おうかな〜」この日ばかりは賛辞を贈っていた。 (2006年8月18日06時02分 スポーツ報知) ☆☆2006横浜実況スレッド 8/17阪神戦エピpart1☆☆ 129 名前: ホッシー君@まじで勝利がホッシーナ 投稿日: 2006/08/17(木) 21 31 06 吉見にバスターをさせた場面は久々にいい采配を見た気がした 136 名前: ホッシー君@まじで勝利がホッシーナ 投稿日: 2006/08/17(木) 21 32 41 129 あの後ジマーが怒ってた表情してた気がしたんだが… 気のせいかな 157 名前: ホッシー君@まじで勝利がホッシーナ 投稿日: 2006/08/17(木) 21 35 18 136 てかあれだけリードしていても表情怒ってたように見えた今日はずっと 174 名前: ホッシー君@まじで勝利がホッシーナ 投稿日: 2006/08/17(木) 21 37 02 157 なんでだろ1発打たれたとはいえ良いピッチングだったし 得点も効率よく積み重ねてたし 理想的なゲーム運びだと思ったけど 連敗中だから気を引き締めてたのかな 221 名前: ホッシー君@まじで勝利がホッシーナ 投稿日: 2006/08/17(木) 21 43 20 174 赤荻君によると今日のジマーは試合後ニコニコしてたらしいぞ (= ローロ) <(昨日)村田に悪口言って良かったなあ。もう褒めるのやめよう だってさ 222 名前: ホッシー君@まじで勝利がホッシーナ 投稿日: 2006/08/17(木) 21 43 37 221 ジマーwww 226 名前: ホッシー君@まじで勝利がホッシーナ 投稿日: 2006/08/17(木) 21 43 53 221 ツンデレかよw 227 名前: ホッシー君@まじで勝利がホッシーナ 投稿日: 2006/08/17(木) 21 43 56 221 村田はジマーに愛されてるな 228 名前: ホッシー君@まじで勝利がホッシーナ 投稿日: 2006/08/17(木) 21 43 56 221 やっぱツンデレだw 229 名前: ホッシー君@まじで勝利がホッシーナ 投稿日: 2006/08/17(木) 21 43 57 221 ヒドスw
https://w.atwiki.jp/qbtheduel/pages/11.html
[部分編集] バランス シンボルは青と盾。 バランスレイナ トモエ エリナ アイリ アレイン その他 レイナ 001 レイナ 底力 002 レイナ シールドバッシュ 003 レイナ 相打ち 004 レイナ 下段防御 005 レイナ 下段攻撃を受ける 006 レイナ 突撃 007 レイナ 上段スイング 008 レイナ ボディを負傷 009 レイナ キック 010 レイナ ドラゴンテイル 011 レイナ ダウンスイング 012 レイナ 飛びずさる 013 レイナ 足を負傷 014 レイナ 腕を負傷 015 レイナ ジャンプ 016 レイナ 基本の構え 017 レイナ 背後をとる 018 レイナ 打たれてバランスを崩す 019 レイナ 上段攻撃を受ける 314 レイナ 味方をかばう 315 レイナ 身をかがめる 316 レイナ 頭に直撃 317 レイナ 武器を拾う 370 レイナ 必殺!ドラゴンファング 371 レイナ 捨て身の一撃 372 レイナ 盾で弾いて攻撃 416 レイナ 鉄壁 417 レイナ 下段スイング 418 レイナ 武器を落とす 419 レイナ 盾が壊れる 420 レイナ 後ろ向きになる 421 レイナ 体をかわす 422 レイナ けられてバランスを崩す 568 レイナ 背中を任せる 569 レイナ 挑発 570 レイナ 登場 571 レイナ 上段突き P001 レイナ ノックダウン P051 レイナ 胴をかすめる トモエ 020 トモエ ヒノモト式両断蹴り 021 トモエ 相打ち 022 トモエ 防御しながら攻撃 023 トモエ 回転斬り 024 トモエ 武者蹴り 025 トモエ ボディを負傷 026 トモエ 上段攻撃を受ける 027 トモエ 後ろ向きになる 028 トモエ ダウンスイング 029 トモエ 飛びずさる 030 トモエ 上段突き 031 トモエ 足を負傷 032 トモエ 腕を負傷 033 トモエ ジャンプ 034 トモエ 基本の構え 035 トモエ 背後をとる 036 トモエ バランスを崩す 037 トモエ 上段スイング 318 トモエ 三連武者蹴り 319 トモエ 武器を落とす 320 トモエ 頭に直撃 321 トモエ 武器を拾う 423 トモエ 兜割り 424 トモエ 上段防御 425 トモエ 迎撃 426 トモエ 下段攻撃を受ける 427 トモエ 体をかわす 428 トモエ 下段スイング 429 トモエ けられてバランスを崩す 572 トモエ 修行中 573 トモエ 名刀クチナワ 574 トモエ かわす 575 トモエ 登場 P002 トモエ ノックダウン P013 トモエ 守護結界をはる P025 トモエ 反撃の構え P052 トモエ 胴をかすめる エリナ 111 エリナ 捕獲して攻撃 112 エリナ 挑発 113 エリナ ワイヤー縛り 114 エリナ 足払い 115 エリナ 顔ひっかき 116 エリナ 防御しながら攻撃 117 エリナ ボディを負傷 118 エリナ 飛びずさり、腸詰めを食べる 119 エリナ 基本の構え・大跳躍 120 エリナ キック 121 エリナ 武器を拾う 122 エリナ 足を負傷 123 エリナ 腕を負傷 124 エリナ 下段スイング 125 エリナ ジャンプアタック 126 エリナ 槍で防御 127 エリナ バランスを崩す 128 エリナ 突き 322 エリナ 呪言をささやく 323 エリナ 上段スイング 324 エリナ 頭に直撃 325 エリナ 背後をとる 430 エリナ 姉妹の絆 431 エリナ 迎撃 432 エリナ トラップに誘い込む 433 エリナ 身をかがめる 434 エリナ 体をかわす 435 エリナ 打たれてバランスを崩す 576 エリナ カラミティバインド 577 エリナ 悪巧みをする 578 エリナ かわす 579 エリナ 紙一重でかわす 580 エリナ 登場 P007 エリナ ノックダウン P023 エリナ しゃがみこむ P053 エリナ 胴をかすめる アイリ 223 アイリ 気配を消す 224 アイリ 低級霊をまとって攻撃 225 アイリ なぎ払い 226 アイリ 相打ち 227 アイリ 盾を引っかける 228 アイリ 精気吸収 229 アイリ 低級霊召喚 230 アイリ 透明になる 231 アイリ 突撃 232 アイリ ボディを負傷 233 アイリ 上段スイング 234 アイリ 足を引っかける 235 アイリ 浮き上がる 236 アイリ けられてバランスを崩す 237 アイリ 頭に直撃 238 アイリ 飛びずさる 239 アイリ 武器を拾う 240 アイリ 足を負傷 241 アイリ 体をかわす 242 アイリ 腕を負傷 243 アイリ 上段攻撃を受け流す 244 アイリ ダウンスイング 245 アイリ 基本の構え 246 アイリ 背後をとる 247 アイリ バランスを崩す 512 アイリ 魂狩り 513 アイリ 優雅な食事 514 アイリ 底力 515 アイリ 下段攻撃を受け流す 516 アイリ 武器を落とす 517 アイリ 後ろ向きになる 518 アイリ 武器が壊れる 581 アイリ エナジードレイン 582 アイリ 低級霊暴走 583 アイリ 味見をする 584 アイリ 登場 P017 アイリ ノックダウン P028 アイリ しゃがみこむ P029 アイリ 胴をかすめる P050 アイリ 空より現れる アレイン 362 アレイン 底力 363 アレイン 上段スイング 364 アレイン 腕を負傷 365 アレイン 打たれてバランスを崩す 376 アレイン 聖水で清める 377 アレイン 手本を見せる 378 アレイン トルネードストライク 379 アレイン ハリケーンフューリー 380 アレイン 迎撃の構え 381 アレイン イーグルタロン 382 アレイン ボーラを投げる 383 アレイン 突撃 384 アレイン 頭に直撃 385 アレイン ボディを負傷 386 アレイン 飛びずさり、チェリーを食べる 387 アレイン 飛びずさる 388 アレイン 背後をとる 389 アレイン 武器を落とす 390 アレイン 下段スイング 391 アレイン 突き 392 アレイン キック 393 アレイン 足を負傷 394 アレイン 身をかがめる 519 アレイン 受け流しながら指導する 520 アレイン 精霊の雫 521 アレイン 杖の上に立つ 522 アレイン 武器を拾う 585 アレイン ノワを見守る 586 アレイン 紙一重でかわす 587 アレイン ダウンスイング 588 アレイン かわす 589 アレイン 後ろ向きになる 590 アレイン 防御しながら攻撃 P021 アレイン ノックダウン P033 アレイン 胴をかすめる P037 アレイン エルフの師弟 P049 アレイン 霊樹に腰掛ける P057 アレイン 指導中 その他 P016 レイナ2Pカラー 防御しながら攻撃 P038 クローデット2Pカラー 基本の構え P039 メローナ2Pカラー 基本の構え
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/706.html
「もしものもしもの話」/ねぎぼう 白詰草の花咲く丘から一望する四つ葉町を見るのもこれが最後。 「ありがとう」 そのまま、瞬と隼人のもとへ歩み寄る。 「本当にいいんだね?」 「ええ」 「もう、これで最後なんだぞ」 「だからよ。行きましょう」 3人はかつて占い館のあった森に向かった。 着いたのは夏の日にせつなとラブが拳を交えた場所。 「サウラー、ウエスター、ありがとう」 「後は俺たちにまかせろ」 「君はゆっくり休むといい」 せつなはキュアエンジェルの最後の羽根を二人に託すと、 自身はその場に倒れ落ちそうになる。 ウエスターが支え、そっと半身を起こして座らせた。 「私、やり直せたかしら?」 「ああ、十分やり直したぞ!」 「これからは僕たちがやり直す番だよ」 「もう、時間ね。この世界で……ラブに出会えてよかった……」 「イース!」 (キュアピーチがそばでなくて、本当によかったのか?) * ~せつなの心の世界~ アカルンが悲しそうな顔をして浮揚している。 せつなの頭にはアカルンを最初に結びつけたシフォンがいた。 アカルンの命の力を借りることによりせつなは生きていたが、 人の寿命が尽きるのを遅らせるのにも限界があった。 「アカルン、これであなたもスウィーツ王国に帰れるわね。 余計に引き留めてしまってごめんなさい」 「キュアパッション……」 ここにきてまで本音を押し殺そうとしているせつな。 「最後に一つだけお願いがあるわ。四つ葉町の人たちの記憶から 私がいたことを消して欲しいの。無限の記憶を司るシフォンなら 出来るわね」 「……キュアピーチからもキー?」 「ラブに……皆に嘘をついてしまったの。もう何もできないのに…… 私はラブの心に残る資格はない」 あの場で自らの運命について話すわけにはいかなかったとはいえ、 偽りを言わざるを得なかったことに対しかくも悲しい罰をせつなは 自らに課そうとしていた。 (本当の気持ちは??) 「そんなことないキー」 「ラブ、せちゅなしゅき」 せつなは未練を振り払うように言い切った。 「お願いシフォン! 私はもともといなかったことにして!」 最後の願いは悲しいものであったが、それをききいれなければ もっとせつなは悲しい思いをするのかも知れない。 「シフォン、お願いキー」 シフォンは躊躇っていたが、何かを思うと瞳に光が灯り、 額のマークが輝いた。 「キュアキュア、プリップー!」 四つ葉町中が光に包まれた。 (ラブ!) * そこにいたのはアカルンと…… 「本当はキュアパッションはキュアピーチと離れたくないキー」 「こう、なるのね?」 「本来は前世の記憶を残しての転生は出来ないけど。 あなたは今キュアパインの病院にいるキー。 そこに来るキュアピーチになついているのが……」 「ありがとう。精いっぱい、頑張るわ」 そういうと、アカルンとシフォンはスウィーツ王国へと飛び立った。 * 登校前、ネクタイを直してとびきりの笑顔を見せるラブ。 その日学校が終わると、山吹動物病院に向かった。 「わっはー、かわい~い! 幸せゲットだよ~」 恰好を崩すラブ。 そんな様子をみた美希は苦笑しつつ言う。 「ラブ、ずっと前にアカルン探していた時にはずいぶん派手にやりあってたけど、 この子とは完璧に仲がいいわね」 「へへへ~。そういえば結局アカルンはどこに行っちゃったんだろうねえ?」 「まあ、4人目のプリキュアの正体もよくわからなかったけど、いろいろ助けて くれたわね。」 せつなの望んだ罰は課せられていたようであった。 そこに、祈里がノートを持って現れた。 「ラブちゃん、しつけ方はこのノートに書いているわ」 「サンキュー、ブッキー」 「この子を幸せにするって、私、信じてる!」 「さあ、おいで~」 ラブは黒い仔猫を抱きしめた。 (ラブのぬくもり……これが私の本当の願い) 真新しい識別票には「せつな」の文字があった。
https://w.atwiki.jp/qbtd/pages/15.html
『クイーンズブレイド・ザ・デュエル』初のエクスパンションセット。 「レイナ 底力」、「ユーミル 底力」を除くNo.110までのカード108種に一部のレアのホログラムバージョン12種を加えた全120種で構成されている。 1パック6枚入りでレア(ホログラムレア)1:アンコモン1:コモン4またはアンコモン2:コモン4の割合で封入されている。1BOXは12パック入り。 2008年9月20日発売(同年9月13日秋葉原にて先行発売された)。 カードリスト レイナ シールドバッシュ レイナ 相打ち レイナ 下段防御 レイナ 下段攻撃を受ける レイナ 突撃 レイナ 上段スイング レイナ ボディを負傷 レイナ キック レイナ ドラゴンテイル レイナ ダウンスイング レイナ 飛びずさる レイナ 足を負傷 レイナ 腕を負傷 レイナ ジャンプ レイナ 基本の構え レイナ 背後をとる レイナ 打たれてバランスを崩す レイナ 上段攻撃を受ける トモエ ヒノモト式両断蹴り トモエ 相打ち トモエ 防御しながら攻撃 トモエ 回転斬り トモエ 武者蹴り トモエ ボディを負傷 トモエ 上段攻撃を受ける トモエ 後ろ向きになる トモエ ダウンスイング トモエ 飛びずさる トモエ 上段突き トモエ 足を負傷 トモエ 腕を負傷 トモエ ジャンプ トモエ 基本の構え トモエ 背後をとる トモエ バランスを崩す トモエ 上段スイング リスティ バーサーク リスティ ワイルドスイング リスティ ダウンスイング リスティ 下段スイング リスティ 飛びずさる リスティ 下段突き強打 リスティ 突撃 リスティ ボディを負傷 リスティ 上段突き リスティ キック リスティ 基本の構え リスティ 足を負傷 リスティ 腕を負傷 リスティ 下段防御 リスティ ジャンプ リスティ 背後をとる リスティ けられてバランスを崩す リスティ 上段スイング ユーミル フルスイング ユーミル 相打ち ユーミル 足をひっかける ユーミル 上段スイング ユーミル 飛びずさる ユーミル 突撃 ユーミル ボディを負傷 ユーミル 下段スイング ユーミル ダウンスイング ユーミル キック ユーミル 足を負傷 ユーミル 下段攻撃を受ける ユーミル 腕を負傷 ユーミル ジャンプ ユーミル 基本の構え ユーミル 背後をとる ユーミル 打たれてバランスを崩す ユーミル 体をかわす エキドナ 捨て身の攻撃 エキドナ 気配を消す エキドナ ダガーを投げる エキドナ 攻撃を受け、ダガーで突く エキドナ 突進 エキドナ 足払い エキドナ ボディを負傷 エキドナ 突撃 エキドナ 飛びずさる エキドナ 足を負傷 エキドナ 身をかがめる エキドナ 腕を負傷 エキドナ ジャンプ エキドナ ダウンスイング エキドナ 基本の構え エキドナ 背後をとる エキドナ 打たれてバランスを崩す エキドナ 突き ニクス 魔法の暴走 ニクス 激昂炎舞極 ニクス 暴燐紅焔弾 ニクス 火球連弾 ニクス ボディを負傷 ニクス 灼熱焔弾 ニクス 魔法が失敗して怒られる ニクス 飛びずさり、薬を飲む ニクス 突撃 ニクス 飛びずさる ニクス 基本の構え ニクス 足を負傷 ニクス サイドステップ ニクス 腕を負傷 ニクス 突き ニクス 背後をとる ニクス バランスを崩す ニクス ジャンプ
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/113.html
297 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/06/11(金) 20 56 56 ID d3dmzkKw Be お久しぶりで四十年のものです。 と、言ってもお話の続きは現在手直しをいろいろしているところなので ちょっと前に出したイタコっぽい憑依話の逆バージョンをお届けします。 個人的には部分入れ替えに手を出したいところではありますが…… 「道問うや君」 夕暮れ時、人里離れた山間にひっそりとむすばれた庵を訪ねたのは、美男ではあったけれ ども、視線にやや神経質なものを混じらせた線の細い青年だった。 「こちらでしたら、僕の悩みを晴らす契機をいただけると伝え聞きました」 神妙な面持ちで言葉を絞り出す青年の前に枯れて曲がらなくなった足を投げ出したままで 座る高齢の尼僧は、かつてはひとつの宗派の座主としてあまたの門徒を導いてきた善知識、 高徳の僧侶であった。 「いえいえ、そんな大層なことは、しても差し上げられないのですが」 皺の中に埋没した両目を温和に細めながら、尼僧は青年に向けて深々と頭を下げていた。 「まずは、どうぞ、あなた様のお悩みというものをお話しくださいませな」 尼僧は覚束ない手ずからに、茶を淹れて青年の正座する膝元へとそれをすすめていた。 ほとんど飛び込みで訪問した非礼もまるで咎めることのない尼僧の篤実さに打たれて、青 年は飾りない本音を打ち明けることにしたのだった。 「実は、僕には付き合っている彼女がいるんです」 「はあ、それはまた、けっこうなことで……」 「ええ、彼女は優しい人ですし、誰からも好かれる温厚な性格で、幸せにしてあげなくちゃ いけない、とは思っているんです」 青年の言葉尻の歯切れの悪さに、尼僧はほんの少しだけ眉の端を動かしていた。 「……ですが、僕には他に心を寄せる女性がいまして、その人以外の女の人のことを深く愛 していく自信がまるで持てないんです」 気まずさに顔を曇らせる青年に、尼僧はまあまあ、と宥めの手を伸ばす。 「ええと、俗に言いますところの『ふたまた』というやつですかな、それとも、懸想する相 手にしかあなた様の気がないってことは、占い師なんかが言います『つらい恋』というのを 味わっておられるのですかねえ」 尼僧の察しは見当を外したものではなく、青年はこくりと頷き、リュックサックから一冊 の雑誌を取り出していた。 「……つらい恋だなんて高尚なものじゃないんですけどね」 おずおずとページをめくった先に現れたのは、伸びやかな手足と豊満な胸元をわずかな布 きれで覆った美少女が砂浜にたわむれている写真だった。 「彼女、沖村アスカちゃんっていうんです」 「なるほど……どれどれ」 差し出されたページを拡大鏡を頼りに前後しながら視界に入れた尼僧は、 「ひゃあ、こりゃあ、結構なこと。お見事な肉付きをしてらっしゃいますことねえ」 しぼんだ口元に手をあてて、びっくりとした様子を見せていた。 298 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/06/11(金) 20 58 04 ID d3dmzkKw Be 「僕は彼女の追っかけをしているんです。彼女の撮影会とか、握手会とか、サイン会、どん な小さなイベントだって必ず駆けつけているんです」 ふむふむ、と尼僧は黙って相槌を打つ。 「彼女は、そう、この業界では一、二を争うトップアイドルなんです。もちろん、僕みたい な奴は他にもいくらでも、そう掃いて捨てるほどいるんです」 俯いたままで青年は悔しげに眉間に皺を寄せていた。 「もちろん、不毛だってことは分かってますよ。頭では。でも、心まではそうはいかないん ですよ。愛しくて、辛くて、そして……悲しいんですよ」 ほう、と一つ、青年は小さく息を漏らす。 「……ううん、それでも愚僧感じますにな、そういった悩みに苦しむのは洋の東西を問わず 昔からあったように思われるのですよ。人ならぬ人形に懸想する男の話や、死んだ稚児の遺 骸に執着した法師の話やら」 尼僧は自分の手元の湯呑みを口に運ぶと、はあ、と小さく息を吐く。 「男同士、女同士での恋の話やら、教師さんと生徒との愛のお話や、子供に対して抱く性の 幻惑や近親者への恋慕など。禁忌に近ければ近いほど、それは甘美に感じられてしまいます のよなあ」 尼僧は禿頭をぺたぺたと撫でながら、墨染の袖に片手を突っ込んで神妙な表情を作ってい た。 「むろん、私はあなた様のことを軽蔑して言うじゃありませんよ。情動には人それぞれに強 さ激しさの違いがありますからな、それが強くて激しければ、それだけ苦しいし、道を踏み 外してしまうことだって……まあ、あなた様に限っては、ありませんでしょうけどなあ」 尼僧の言葉に弾かれて、青年の背筋が強張って伸びた。 「ええ、だからこそ、僕はこのよこしまな気持ちを捨て去って、どうにか今の彼女との交際 に打ち込んでいきたいわけなんです」 すると、尼僧は何かを感じ取ったように、ぱん、と膝を打って、 「いいや、いけませんな。やっぱりあなた様は大事な事を分かっておられないのですわい」 尼僧は、油紙のような瞼の奥から、険しい視線を青年に投げかけていた。 299 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/06/11(金) 20 58 51 ID d3dmzkKw Be 「いえ、でも、僕は分かっているんですよ。この気持ちをずっと持っていてはいけないんだ って、だからこそ、捨て去る糸口を見つけようと、こうして躍起になっているわけで……」 尼僧は青年の言葉の先を手で制しながら、 「いいえ、あなた様のはね、ただ『知っている』だけなのですよ、良い事と悪い事を区別す ることができるっていうだけのこと。喫煙は体に悪い、いじめは良くないって、そういうこ とを教えられて覚えているのとおんなじなんですわなあ」 「それでは、いったい僕はどうしたらいいって仰るのですか?」 青年は、内心の乱れを語気に絡ませながら、眼前の小さな老尼僧に食ってかかっていた。 「……んん、難しいですなあ、人が陶冶しますのには時間が必要なもんですから、一ついい 訓示を受けただけなんてあいまいなもんでは、ほんの一月もせんうちに忘れてしまうでしょ うよ、さて、どうしたもんですかなあ」 尼僧は膝をぽんぽん、と打ちながら、じっと思案に暮れていた様子だった。 青年も、まあ、それもそうだろうなあ、という諦めに顔色を失いつつあったときだった。 「……じゃあ、その、荒療治ってやつを、ひとつ施してみましょうかねえ」 尼僧は手の動きを止めて、ちらりと青年の目に視線を投げかけた。 「荒療治……ですか?」 尼僧は頷く。 「ええ、ここ一番の荒療治。私もお役目を引退してからこのかた三十年とは試していなかっ た方法なもんですから、確実にどう、とは申し上げられませんがね」 こんこん、と小さく咳き込みながら背を丸める尼僧に、青年はこっくりと首を縦にして返 答をしていた。 「……試して、できることならなんでもします」 「んん、わかりました。それではこの行を成すために二週間ほどはここに留まってもらわん ことにはなりませんが……」 「ええ、かまいませんよ。大学もちょうど夏休みですし、それくらいの時間を取るくらいの ことは容易いことです」 青年の言葉に、尼僧はよし、と腰を静かによっこらと持ち上げていた。 300 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/06/11(金) 20 59 39 ID d3dmzkKw Be 夕闇がすっかりと辺りを覆ったほどの時刻となっていた。 尼僧が用意した簡素な膳を平らげて、風呂までよばれた青年は奥部屋に寛いでいたが、尼 僧の呼び出しで、再び板の間に戻り、背筋を正して彼女と対座していた。 なにしろ青年は都会っ子でしかも体力に自信があるほうでもないわけで、苦行や荒行につ いていくことができるかどうか、今になって不安になってきていたのだった。 「……ああ、別に、痛い事や苦しい事するわけじゃありません。お気を楽にされるがよろし かろうかと」 「はあ、でも僕も今まで仏道修行とかそんな、知らずに通ってきたものですから、これから どんなことをするのか、考えるだけで緊張しちゃうんですよ」 青年の素直な返事に尼僧は相好を崩すと、首を横に振った。 「あははぁ、苦行は勿論必要なことです。でもですね、自分の体を痛めつけることだけで苦 しみから逃れようとするのンは、かえって逃げてることです」 尼僧の深い皺に埋もれた表情に赤みが差しているのは、彼女もまた湯上りだからだった。 「悩みっていうのは、その本質と向き合ってこそ、解決が得られるんですよ」 ずん、と問題の核の部分について決めつけたあとで、尼僧はにじり寄って青年との間を少 しだけ狭めていた。 「はあ、それでは、これから僕はいったい何をするんでしょう」 一種の怖さを含んだ尼僧の顔が近付いた事で、青年はぞっとするものを感じたが、なんと かその恐怖感を押さえつけながら尼僧に尋ねていた。 「はあ、それではまず、あなた様にはこの私の手を握っていただきましょう」 すっ、と無造作に枯れ木のような両腕を前に出して、尼僧はその手を握るように青年に言 った。 「これは……禅問答か、何かですか?」 訝りつつも、青年は素直に尼僧の両手をとった。ごつごつ、がさがさとした手触りは、ま るで朽木の枝葉を掴んでいるかのような嫌な感触である。 「ええ、じきにわかりますとも、じきに、ね。それでは次に、あなた様の想い人の、沖村さ んとやらのことを強く考えて思い浮かべてください」 言われるままに、青年は彼の偏執するグラビアアイドルのその艶めかしい肢体を思い浮か べる。逆立ちしても届かない、まるで星のように遠い彼女のその姿を。 尼僧は目を閉じて、青年の手からその思念を受け取ろうとしていた。 301 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/06/11(金) 21 00 20 ID d3dmzkKw Be 突如、尼僧の手がぶるっと震えた。 「おおぉ。来ましたぞっ!」 尼僧の声にびっくりして顔を上げた青年の目に飛び込んできたのは、ぎろん、と白目をむ いて血管の浮き彫りになった顔を引きつらせる醜悪な老婆の姿であった。 ひいっと喚いて手を振りほどこうとする青年だったが、がっきりと組み合わされた手はほ どけない。 「しゃっ、心を乱しますなっ」 尼僧の喝が飛び、青年は混乱から一時平静を取り戻す。 その青年の目の前で、尼僧はじわりじわり、と変貌をはじめていった。 枯れ木のようだった全身に、みちみちと筋肉となめらかな脂肪とが張り付いていき、老い 屈まっていた手足がずんずんと伸張していく。 「あふっ、ふおほほっ!」 てらてらとタマネギの表皮のようだった肌には潤いが備わっていき、皺がぐんぐんと引き 伸ばされていく。 「あはっ……ううっ、ぐっ、げ……がほっ」 尼僧は口からぼろり、と肌色の塊を吐き出す。それは入れ歯だった。その空洞になった彼 女の口中には、新しい白玉のような歯がぐんぐんと生え揃っていく。それに合わせて顎の形 も変化していき、つぶれて撓んだ顎は、小さく尖ったものに再形成されていく。 肌は明るい艶と張力とを取り戻し、みるみるうちに古希をはるかにすぎたこわばった尼僧 は若く、しなやかな姿に変貌していく。 「ああっ、胸、気持ちいいぃ、膨らんで、く……ひゃはあん」 あばらの浮き出て項垂れ萎んでいた胸元には、新しい形の整った双丘が形成されていく。 窮屈な襦袢の中から半ば零れ落ちて、豊満な膨らみと先端のピンクの突起までも露わになっ ていく。まるで干し柿が旬のトマトになったほどの強烈な変化だった。 そして、腰部には上質な筋肉が取り付いて、上半身と下半身とをバランスよく繋いで締ま っていく。 「ぁあん、お尻いっ、気持ちいい、いいのっ」 ぶるんぶるん、と弾みながら溢れ出すお尻を感じながら、尼僧は立て膝で、大きく伸びを する。もう、足を曲げ伸ばしすることにも不自由はないようで、白く、質感のある太ももを 青年の目に焼き付けながら、変化は続けられる。 もう、重苦しくかぶっていた瞼の弛みは存在せず、きらきらと光る瞳が長い睫毛のなかに 魅惑的な輝きを湛えている。鼻梁は隆起して美しい横顔を形成する因子となり、口元もきゅ っと引き締まり、唇は濡れた艶を帯びている。 302 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/06/11(金) 21 01 12 ID d3dmzkKw Be 「よしっ、と、これで……完成よっ」 声質もまた、まるで別人のそれだった。青春の張りに満ち満ちた高い響きをもったものに 変性していた。 ぽかん、と口をあけたままに硬直する青年は、ようやく手を離すことができたのだが、あ まりのショックに何も言うことも、何をすることもできなかった。 「んーっ、やっぱり若いカラダはいいわねえ、足元はしっかりしてるし、視界ははっきりす るし、なによりこの弾力あるムネ……ううん、女としての自信を取り戻す瞬間よねっ」 溌剌とした動作で全身を鳴らしてなじませる尼僧のその姿は、すっかり沖村アスカのそれ に成りおおせていた。ただ、一つだけ違うと言えば、青々と剃り上げられたその頭くらいの ものだった。 脇に置いてあった手鏡に向かい合い、いしし、と小さく笑みをこぼしてから、尼僧は自ら の胸の頂点をなんとか襦袢の中におさめてから、再び青年に向き合った。 「……あああ、あなたは、その姿は? いったい、どういうことなんですかっ」 歯の根も噛みあわぬほどに動揺しながら、青年はアスカに化けた尼僧に声を振り絞った。 「ふふーん、どうよ、コレ。さっきの雑誌にあったコとおんなじでしょ、凄いでしょ」 わざと、先ほどのグラビアと同じポーズを作って青年にアピールをする。本家よりもなま じ、この特殊な状況と、青頭とが作用して、より強い妖艶さを醸していた。 「私はね、今はもう引退したけど昔は『依り代女』っていうお勤めをしていたのよ」 「よりしろめ、ですか」 肌のあぶらの匂いまで変わっていて、若い女の持つ惹きこまれるような芳香を、今の尼僧 は発していた。 「そう、まあ神様に仕える巫女じゃなくてね、死んじゃった人の霊を身体に降臨させること でうまくお別れできなかった家族なんかともう一度、きちんとお別れさせてあげるっていう 役目を果たすものなの、そのために『器かたどり』っていう姿を真似するなんていう芸当も できるわけなのね」 しみじみと過去を顧みながら、尼僧は束の間、思い出に浸っていた。 「ま、今の私じゃ鬼霊の降臨なんて芸当は出来なくなっているんだろうけど、それでもまだ このくらいの真似までだったらなんとかなっちゃうわけなのよ」 このくらいの事で済まされることではないな、と青年は目を丸くしながらも頷くしかなか った。先ほどまでの皺だらけの老婆が、自分の憧れの沖村アスカになっているのだから。足 元に転がる入れ歯は幻ではないのだ。 303 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/06/11(金) 21 02 17 ID d3dmzkKw Be 「それでね、これからあなた様にしてもらっちゃう事はね……なんだと思う?」 ずいっ、と顔を寄せてくる尼僧には、先ほどと違った迫力が備わっていた。胸元はたゆん っと揺れて、その高い威力、破壊力を誇示している。 「なん……なんでしょうか、ねえ?」 なんとなく、感じるものがありながらも、それを肯定否定を繰り返しながら、青年は尼僧 の視線に射竦められてしまっていた。 「まあ、すっとぼけて……もう、こうに決まってるでしょ」 青年の膝の上ににじりのぼると、尼僧はその唇で青年の口を塞いでしまった。 「うむっ、むむ」 舌の絡まる濃厚なやつを一つ貰って、青年の脳は、完全に蕩けてしまっていた。 「……ねえ、私だって折角、こんなに若返って若い男とナニナニするチャンスなんだもん、 男だったらそんな野暮しちゃいやよ」 実年齢にしたらまるでそぐわない甘えた言葉も、今の姿ならば許された。短い襦袢の下か らはまぶしいほどに輝く太ももが青年の中の男の本能を誘うのだ。 「いえッ……でも、僕は、その、彼女の体だけが目当てなわけじゃないんでして、その、そ れに今付き合ってる相手の事とかも、その」」 「だから、頭でっかちはいけないって言ってんのっ」 たどたどしい言い訳を並べようとする青年に、尼僧は実力行使を始めた。 くいっ、と頭を持ち上げる青年の股の根の部分に指を当てると、尼僧はじっとりとした笑 みをこぼしていた。 「……ふふふ、それにオトコノコの部分は素直なものよ、煩悩なら私がいくらでも晴らして あげるもの、さあ、じゃあそろそろ修行をはじめましょ」 白い襦袢を脱ぎ去ると、そこには青年の切望していた世界が待ち構えていた。 「れっつ、法悦境!」 そして、二人は二匹の獣になって、おのおのの肉体の欲望のなすがままを、相手の身体を 介して具現化していたのであった。 「あ……ひゃあ、スゴっ……ぐひっ」 青年は、初めて女性の余すところない秘奥に触れて、絡みつくものを感じて、爪先まで蕩 ける衝撃をジェットコースターのように何度も感じては果てて、それを繰り返していた。 尼僧は上になり下になり、白い指先で、口でもって歯でもって、足を絡めて胸を寄せて、 何度も何度も激しい愛撫を攻め立てるように繰り返す。 「さあ、どんどんいくわよ、どんどんね」 もはやそれは齢八十にも届く尼僧の言葉ではなかった。理屈は本能の前になんの意味も持 たなかった。 304 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/06/11(金) 21 03 04 ID d3dmzkKw Be 夜を徹して行われた情事は、十にも届く絶頂の末に、ようやく終息しようとしていた。 絡み合って横たわるお互いの肌からは汗が流れるままになっており、そして強い芳香を醸 していた。 はあ、はあ、と荒い息をようやく整えつつあった青年は、 「……ようやく、分かりましたよ。いや、自分が分かってなかったってことをですけどね」 尼僧は青年の胸に指先を這わせると、少しだけ口元を綻ばせた。 「初めてだったんです、女の人とこんなことしたの」 「ええ、わかってますよ」 先ほどまでの昂ぶりが嘘のように、尼僧の口調は穏やかだった。 「そのわりにはなかなかのお手前だったようです」 褒められているのか茶化されているのか、青年は眉間に皺を寄せた。 「欲情をただ切り離そうとすることはできないし、しても他に歪みを生じるだけだっていう ことを、あなたは身をもって教えてくれたんでしょう?」 尼僧は応えずに、ただ目を伏せたまま気持ちよさそうに静かな余韻に浸っていた。 「すごく、気持ち良かったですよ。今夜の事。僕の一生の思い出になると思います」 すると、その言葉に対して静かに頭を振って尼僧は、 「いいえ、それだけではまだ足りませんよ」 怪訝な顔をする青年に慈愛に満ちた視線を投げた。 「私は、今、アスカさんの、おそらく二十歳そこそこの肉体になっておりますが、これが、 およそ二週間ほどで、残念なことにもとの八十歳の老婆に戻ってしまうのです。だいたい 一日に五歳ほどづつ、齢をとっていく。元の姿に戻っていくというわけですね」 女としての絶頂の姿にある今の尼僧があっという間に枯れてしまう。それは、あまりにも 残酷な変化になるであろうことは青年にも容易に想像されることだった。 「そして、あなた様には私が枯れてしまうその際まで、ずっと私のことを愛して貰いたいの です」 明日になれば二十五歳、明後日には三十歳、そしてそのまた明くる日には三十五歳、と。 「あなたには、そうですね、一人の女の絶頂である春の季節から、冬枯れの季節までをずっ と感じていただきたいのです。そして、そこからありのままの自分自身の気持ちをつかみと ってもらいたいのですね、おわかりでしょうか?」 青年は、しばらくの間放心して虚空に視線を遊ばせていた、が、ややあって。 「ええ、わかりました。何がわかるのかはわかりませんし、もしかしたらわからないままで おわるのかもしれませんけど……」 言いつつ、青年は尼僧の豊満な乳房の間に顔を埋めて、 「今は、ただ、こうしていたいです」 尼僧は返事に替えて、青年の頬をそっと撫でた。 305 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/06/11(金) 21 07 22 ID d3dmzkKw Be そして、それから三週間後の朝のことであった。 庵の寝所には寄り添って身体を寄せる二人の男女の姿があった。 むろん、一人は青年であり、もう一人はあの尼僧であった。が、尼僧の姿は三週間前と変 わらないままであった。いや、正確にはつややかな黒髪が伸び揃って、ショートボブくらい になっていたのだが。 「……ねえ、どういうことです。いつになったらあなたはお婆ちゃんに戻るんです?」 昨夜もまた激しい「お勤め」を済ませた青年は、揺れるような余韻に浸りながら、顔を寄 せる尼僧に口を尖らせた。 「いや、ははは、おっかしいですね。私も耄碌して、術が解けなくなってしまいましたか、 それともあなたがアレをしてくれる度に、強い意識が私の中に入り込んでいるのか……」 苦笑いをする尼僧は、青年のじとりとした視線を感じると、 「それともあなたは、私に早く腰の曲がったお年寄りに戻ってくれっていうのですか?」 拗ねたように上目づかいの視線を送ってくる。 その、あまりに甘やかな声色に、青年はまた、むくむくと情念を膨らませてしまう。 「早く、しわしわおっぱいの、手もぶるぶる震えて足も不自由な総入れ歯のお婆ちゃんにな れ、なんてつれないことをいうのですかぁ?」 長い睫毛の奥から潤んだ視線を青年の心に流し込んでくる。もう、これで先は決まってい た。 「そんな聞きわけないこと言うような悪い尼さんには、えいっ、こうだっ」 青年はにわかにのしかかって、尼僧の胸をわしづかみにする。きゅうっ、と張りのある乳 房が擦れる音がして、尼僧はひくんっ、と、蕩けるように表情を赤らめる。 「ああん、ダメっ、このカラダったら感度が良すぎるんだもの」 言葉とは裏腹にその気は満々、その日の朝も早くから二人して修練修行の一幕でありまし た、と。 おしまい。
https://w.atwiki.jp/qbtd/pages/158.html
『クイーンズブレイド・ザ・デュエル』第2エクスパンションセット。 「ナナエル 底力」、「ナナエル 飛行ダウンスイング」、「メナス 底力」、「メナス 王家の頭突き」を除くNo.111からNo.222までのカード108種に一部のレアのホログラムバージョン12種を加えた全120種で構成されている。 1パック6枚入りでレア(ホログラムレア)1:アンコモン1:コモン4またはアンコモン2:コモン4の割合で封入されている。1BOXは12パック入り。 2009年1月17日発売。 カードリスト エリナ 捕獲して攻撃 エリナ 挑発 エリナ ワイヤー縛り エリナ 足払い エリナ 顔ひっかき エリナ 防御しながら攻撃 エリナ ボディを負傷 エリナ 飛びずさり、腸詰めを食べる エリナ 基本の構え・大跳躍 エリナ キック エリナ 武器を拾う エリナ 足を負傷 エリナ 腕を負傷 エリナ 下段スイング エリナ ジャンプアタック エリナ 槍で防御 エリナ バランスを崩す エリナ 突き カトレア 巨人殺しの一撃 カトレア 母は強し カトレア ジャベリンをスイング カトレア ジャベリンを投げる カトレア 突撃 カトレア ボディを負傷 カトレア 防御しながら攻撃 カトレア 足払い カトレア 飛びずさる カトレア 体をかわす カトレア 基本の構え カトレア 武器を拾う カトレア 足を負傷 カトレア 腕を負傷 カトレア 背後をとる カトレア 剣をスイング カトレア バランスを崩す カトレア ジャンプ ナナエル 聖乳をこぼす ナナエル 謎の書物を読む ナナエル フォーリングスターキック ナナエル ホーリーダイブ ナナエル 飛行下段突き ナナエル 飛行突き ナナエル ボディを負傷 ナナエル 休息 ナナエル 飛びずさる ナナエル 武器を拾う ナナエル 足を負傷 ナナエル 腕を負傷 ナナエル ダウンスイング ナナエル 下段スイング ナナエル ジャンプ ナナエル 基本の構え ナナエル バランスを崩す ナナエル 受け流す イルマ 暗殺 イルマ 猫と戯れる イルマ 隠しダガーを投げる イルマ 連撃 イルマ 上段スイング イルマ ダガーを投げる イルマ ボディを負傷 イルマ 突撃 イルマ 飛びずさる イルマ キック イルマ 足を負傷 イルマ ダウンスイング イルマ 腕を負傷 イルマ ジャンプ イルマ 基本の構え イルマ 身をかがめる イルマ 打たれてバランスを崩す イルマ 上段突き メナス シャウト!! メナス 包帯縛り失敗 メナス シャイニング・ピラミッド メナス 呪いのパンチ メナス 飛びずさる メナス 呪いの包帯縛り メナス ボディを負傷 メナス 突撃 メナス ダウンスイング メナス 武器を拾う メナス 足を負傷 メナス 腕を負傷 メナス 体をかわす メナス 突き メナス 基本の構え メナス 背後をとる メナス バランスを崩す メナス ジャンプ メルファ ホーリーフレイル メルファ 聖なるポーズ:奇跡 メルファ 聖なるポーズ:歓喜 メルファ 聖なるポーズ:束縛 メルファ 飛びずさる メルファ 突撃 メルファ 防御しながら攻撃 メルファ ボディを負傷 メルファ ダウンスイング メルファ 武器を拾う メルファ 足を負傷 メルファ 腕を負傷 メルファ サイドスイング メルファ 基本の構え メルファ 盾で防御 メルファ 背後をとる メルファ バランスを崩す メルファ ジャンプ
https://w.atwiki.jp/qbtheduel/pages/701.html
[部分編集] 番号順カードリスト3(2009年12月現在) 主に第3弾スターターと第3弾 -美闘士集結編-をまとめてあります。 数字は枚数を表します。 発行年違い含む計はカード下部の西暦違いを含む場合の数です。 No.223から371まで 前へ 次へ No 名前 レアリティ ノーマル キラ 計 発行年違い含む計 223 アイリ 気配を消す ★★★ 1 1 1 224 アイリ 低級霊をまとって攻撃 ★★★ 1 1 1 225 アイリ 精気吸収 ★★★ 1 1 2 2 226 アイリ なぎ払い ★★★ 1 1 2 2 227 アイリ 相打ち ★★★ 1 1 1 228 アイリ 盾を引っ掛ける ★★★ 1 1 1 229 アイリ 低級霊召喚 ★★★ 1 1 1 230 アイリ 透明になる ★★★ 1 1 1 231 アイリ 突撃 ★★ 1 1 1 232 アイリ ボディを負傷 ★★ 1 1 1 233 アイリ 上段スイング ★★ 1 1 1 234 アイリ 足を引っかける ★★ 1 1 1 235 アイリ 浮き上がる ★★ 1 1 1 236 アイリ けられてバランスを崩す ★★ 1 1 1 237 アイリ 頭に直撃 ★ 1 1 1 238 アイリ 飛びずさる ★ 1 1 1 239 アイリ 武器を拾う ★ 1 1 1 240 アイリ 足を負傷 ★ 1 1 1 241 アイリ 体をかわす ★ 1 1 1 242 アイリ 腕を負傷 ★ 1 1 1 243 アイリ 上段攻撃を受け流す ★ 1 1 1 244 アイリ ダウンスイング ★ 1 1 1 245 アイリ 基本の構え ★ 1 1 1 246 アイリ 背後をとる ★ 1 1 1 247 アイリ バランスを崩す ★ 1 1 1 248 クローデット 魔剣の暴走 ★★★ 1 1 2 2 249 クローデット 戦闘指示を出す ★★★ 1 1 2 2 250 クローデット 迅雷一閃 ★★★ 1 1 1 251 クローデット 雷鳴震撼 ★★★ 1 1 1 252 クローデット 頭突き ★★★ 1 1 1 253 クローデット 身をかがめる ★★★ 1 1 1 254 クローデット 突撃 ★★ 1 1 1 255 クローデット ボディを負傷 ★★ 1 1 1 256 クローデット ダウンスイング ★★ 1 1 1 257 クローデット 武器を落とす ★★ 1 1 1 258 クローデット 飛びずさり霊薬を飲む ★★ 1 1 1 259 クローデット キック ★ 1 1 1 260 クローデット 頭に直撃 ★ 1 1 1 261 クローデット スイング ★ 1 1 1 262 クローデット 基本の構え ★ 1 1 1 263 クローデット 武器を拾う ★ 1 1 1 264 クローデット 足を負傷 ★ 1 1 1 265 クローデット 腕を負傷 ★ 1 1 1 266 クローデット 突き ★ 1 1 1 267 クローデット 背後をとる ★ 1 1 1 268 クローデット バランスを崩す ★ 1 1 1 269 クローデット 飛びずさる ★ 1 1 1 270 ノワ 戦士長の教えを思い出す ★★★ 1 1 2 2 271 ノワ スカートをめくられる ★★★ 1 1 2 2 272 ノワ ダウンスイング強打 ★★★ 1 1 1 273 ノワ 回転防御 ★★★ 1 1 1 274 ノワ 回転突撃 ★★★ 1 1 1 275 ノワ 下段スイング ★★ 1 1 1 276 ノワ ボディを負傷 ★★ 1 1 1 277 ノワ 下段攻撃を受ける ★★ 1 1 1 278 ノワ 突撃 ★★ 1 1 1 279 ノワ ジャンプ ★★ 1 1 1 280 ノワ けられてバランスを崩す ★★ 1 1 1 281 ノワ 飛びずさる ★ 1 1 1 282 ノワ 頭に直撃 ★ 1 1 1 283 ノワ キック ★ 1 1 1 284 ノワ 武器を拾う ★ 1 1 1 285 ノワ 足を負傷 ★ 1 1 1 286 ノワ 腕を負傷 ★ 1 1 1 287 ノワ 突き ★ 1 1 1 288 ノワ 身をかがめる ★ 1 1 1 289 ノワ 基本の構え ★ 1 1 1 290 ノワ 背後をとる ★ 1 1 1 291 ノワ 打たれてバランスを崩す ★ 1 1 1 292 メローナ 吸収して巨大化 ★★★ 1 1 2 2 293 メローナ 変身 ★★★ 1 1 2 2 294 メローナ ドラゴンキック ★★★ 1 1 1 295 メローナ 溶解液噴出 ★★★ 1 1 1 296 メローナ 体力回復 ★★★ 1 1 1 297 メローナ ダガーを投げる ★★★ 1 1 1 298 メローナ ハンマー攻撃 ★★ 1 1 1 299 メローナ 斧をスイング ★★ 1 1 1 300 メローナ 突撃 ★★ 1 1 1 301 メローナ ボディを負傷 ★★ 1 1 1 302 メローナ 槍で突く ★★ 1 1 1 303 メローナ 頭に直撃 ★ 1 1 1 304 メローナ 飛びずさる ★ 1 1 1 305 メローナ 足を負傷 ★ 1 1 1 306 メローナ 突き ★ 1 1 1 307 メローナ 腕を負傷 ★ 1 1 1 308 メローナ 体をかわす ★ 1 1 1 309 メローナ しゃがむ ★ 1 1 1 310 メローナ 基本の構え ★ 1 1 1 311 メローナ 背後をとる ★ 1 1 1 312 メローナ バランスを崩す ★ 1 1 1 313 メローナ ジャンプ ★ 1 1 1 314 レイナ 味方をかばう ★★★ 1 1 2 2 315 レイナ 身をかがめる ★★ 1 1 1 316 レイナ 頭に直撃 ★ 1 1 1 317 レイナ 武器を拾う ★ 1 1 1 318 トモエ 三連武者蹴り ★★★ 1 1 2 2 319 トモエ 武器を落とす ★★ 1 1 1 320 トモエ 頭に直撃 ★ 1 1 1 321 トモエ 武器を拾う ★ 1 1 1 322 エリナ 呪言をささやく ★★★ 1 1 1 323 エリナ 上段スイング ★★ 1 1 1 324 エリナ 頭に直撃 ★ 1 1 1 325 エリナ 背後をとる ★ 1 1 1 326 リスティ 上段防御 ★★★ 1 1 1 327 リスティ 後ろ向きになる ★★ 1 1 1 328 リスティ 頭に直撃 ★ 1 1 1 329 リスティ 武器を拾う ★ 1 1 1 330 ユーミル 盾を引っかける ★★★ 1 1 1 331 ユーミル 後ろ向きになる ★★ 1 1 1 332 ユーミル 頭に直撃 ★ 1 1 1 333 ユーミル 武器を拾う ★ 1 1 1 334 カトレア 武器を持ちかえる ★★★ 1 1 2 2 335 カトレア 武器を落とす ★★ 1 1 1 336 カトレア 頭に直撃 ★ 1 1 1 337 カトレア 剣で突く ★ 1 1 1 338 エキドナ 二刀スイング ★★★ 1 1 1 339 エキドナ 二刀突き ★★ 1 1 1 340 エキドナ 頭に直撃 ★ 1 1 1 341 エキドナ しゃがみこむ ★ 1 1 1 342 ナナエル 飛行中に負傷 ★★★ 1 1 1 343 ナナエル キック ★★ 1 1 1 344 ナナエル 頭に直撃 ★ 1 1 1 345 ナナエル 上段スイング ★ 1 1 1 346 イルマ ブラックローズ ★★★ 1 1 2 2 347 イルマ 上段攻撃を受け、ダガーで突く ★★ 1 1 1 348 イルマ 頭に直撃 ★ 1 1 1 349 イルマ 背後をとる ★ 1 1 1 350 ニクス 灼熱紅蓮弾 ★★★ 1 1 2 2 351 ニクス サイドスイング ★★ 1 1 1 352 ニクス 頭に直撃 ★ 1 1 1 353 ニクス 武器を拾う ★ 1 1 1 354 メナス 悲鳴を上げる ★★★ 1 1 2 2 355 メナス 呪いのビンタ ★★ 1 1 1 356 メナス 頭に直撃 ★ 1 1 1 357 メナス 身をかがめる ★ 1 1 1 358 メルファ 聖なるポーズ:天罰 ★★★ 1 1 1 359 メルファ 聖なるポーズ:福音 ★★ 1 1 1 360 メルファ 頭に直撃 ★ 1 1 1 361 メルファ キック ★ 1 1 1 362 アレイン 底力 ★★★ 1 1 2 2 363 アレイン 上段スイング ★★ 1 1 1 364 アレイン 腕を負傷 ★ 1 1 1 365 アレイン 打たれてバランスを崩す ★ 1 1 1 366 アルドラ 底力 ★★★ 1 1 2 2 367 アルドラ 上段スイング ★★ 1 1 1 368 アルドラ 腕を負傷 ★ 1 1 1 369 アルドラ 打たれてバランスを崩す ★ 1 1 1 計 145 18 163 163 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8149.html
前ページ次ページ萌え萌えゼロ大戦(略) タルブの村に鎮魂の鐘と空砲の音が鳴り響く。 メンヌヴィル小隊の襲撃は、駐留している銃士隊に大きな被害をもたらした。 駐留五個小隊中二個小隊が壊滅し、他の二個小隊も損耗が激しい。 だが、ほとんどの隊員が初めての実戦、しかも完全な奇襲にもかかわらず 村人の死者は一人もいないという功績がなしえたことは、記録されなければ ならない。 しかし、この戦いの記録を知る者は、そこに奇妙な記述があることに 気づくだろう。 そう。最初の奇襲で居住区を警邏していた第五小隊が自らの命を省みず 村人を守る中、そして休養中だった第四小隊が即時集結して反撃と占拠された 村長の館などの奪還を試みる中、彼女たちを陰から支える異国の軍服に 身を包んだ男たちの姿があった、という記述に―― 「やっぱり、掩体壕がなまってそう言われるようになったんだ」 「そう。武雄さんの発音が村のみんなにはそう聞こえちゃったみたいで。 私を含めて誰も正そうとしなかったし~」 太陽が中天に昇る頃。銃士隊による後片付けもまだ終わらぬうちに、 あかぎとシエスタはルイズたちを『竜の羽衣』が安置されている 『イェンタイ』こと掩体壕に案内していた。 二つある掩体壕のうち、最初に作られた規模の小さい方は、今は倉庫として 使われているということで、彼女たちがいるのは三十年前に作られたという 大きい方の前。巨大な鉄の防爆扉や人が出入りするサイズの鉄の扉には、 今朝までの戦闘の傷跡が生々しく残っている。とりわけ目立つのが、 ふがくの機関短銃の弾痕だった。 「あっちは大日本帝国式の掩体壕だからそれほど大きくないけれど、 こっちはブリゥショウ中将が監修したドイツ第三帝国式。そもそも格納する 数が違うから、比べてもあまり意味はないかもしれないわね」 「それにしても驚きの連続ですな。我々からは、すでにここまでベトンを 使いこなす技は失われています。劣化防止の『固定化』以外で魔法が 使われていないというのがまだ信じられません」 「私たちの歴史でベトン……コンクリートが使われなくなった時期が あったのと、同じ理由でしょうね。きっと。でも、あまり吹聴されても 困りますから……」 「分かっていますよ。あ、ははは」 あかぎの説明に一番聞き入っているのはコルベールだ。 そもそも二千リーブルを超える重さの砲弾の直撃に耐える施設など、 魔法を使ってもそうそうあるものではない。フル装備のあかぎと さえない風貌のコルベールを見比べて、タバサが神妙な顔をする。 「……信じられない」 「どうしたの、タバサ?」 「今朝とギャップが激しすぎる」 「ああ……でも、そのギャップがいいわ。影のある殿方って、惹かれると 思わない?」 親友の熱っぽい視線の先に、タバサは再び「信じられない」とつぶやいた。 あかぎが飾り気のない鉄の鍵で扉を開ける。中は薄暗く、奥に何かあると いうことがかろうじて分かる程度。コンクリートで固められた床が独特の 靴音を立てる。あかぎは入ってすぐの壁に取り付けられたレバーを上に 引き揚げる。その動作で天井付近にあるトーチカのような形状の明かり窓から 光が差し込み、掩体壕の中を明らかにする。 「それじゃあシエスタちゃん、お願いね」 「はい。いい運動になるんですよね、これ」 シエスタはそう言うと、掩体壕奥の小部屋に入っていく。前回キュルケたちが ここを見たときには入らなかった小部屋に、全員が興味を持った。 「三十分ほど待ってもらうことになるけど、いいかしら」 「どういうこと?」 あかぎのその言葉に、ルイズが問い返した。 「今シエスタちゃんに発電機を回してもらっているの。入り口の防爆扉と 奥の昇降機を動かすのに必要だから」 そう言って、あかぎは入り口に目を向ける。今入ってきた扉と違い、 とても人の手で開けられそうにない巨大な鉄の扉が、説得力を持って 立ちふさがっていた。 「『ハツデンキ』?それに『ショウコウキ』って……何?この前見せて もらったあの『竜の羽衣』のほかに、何かあるわけ?」 キュルケはそう言って掩体壕の中央に鎮座する『竜の羽衣』――濃緑色と 銀色に塗り分けられ、胴体と翼に日の丸が描かれた大型の四発機――を 指さす。がらんとした中にただ一機だけ鎮座するそれは、見方によっては 奇妙にも映る。まだ見たことのないルイズがそれに興味を示した。 「あれが『竜の羽衣』なの?言われてみれば色といい形といいふがくの 翼に似ているけど、知らない人が見たらこれが飛ぶなんて絶対思わないわね。 大きな鳥のおもちゃと思ったりして」 「あたしたちもそう思ったわよ。ふがくを知っているからこそ、 飛ぶんだろうなーって」 「ふがくちゃんにはこれが何か判るわね?」 「ええ。十八試陸上攻撃機『連山』。大日本帝国で開発中だった、 大型爆撃機。完成していたのね」 ふがくはそう言って『連山』を見る。大日本帝国では実現が難しかった 陸上四発機。それが完璧に整備された状態でたたずんでいた。 「そう。武内少将と加藤中佐がこれに乗ってこの村に来たのよ。三十年前にね。 …………で、普通はこれを見せただけでお仕舞い、ってなるのよね~。 ふがくちゃん、ちょっと手伝ってくれる?」 あかぎはそう言ってふがくを掩体壕の奥に連れて行く。そこにはワインを 詰める木箱が山積みされており、あかぎとふがくは手分けしてそれを 除いていった。 「これ、全部空箱?」 「擬装のためのものだから~。さあ、ちゃちゃっと横に片付けちゃいましょう」 ルイズたちはあかぎとふがくが大量の木箱を片付ける様子を、真剣に 見つけている。そうして全部片付けたとき、ふがくが驚きの声を上げた。 「……なんで、こんなものがここに……?」 それは黄色で描かれた、いわゆる表示帯だった。横十六メイル、 縦十三メイルの角を丸められた長方形を縁取るそれに、ふがくは驚きを 隠せなかった。 そこに、シエスタが汗をタオルで拭きながらやってくる。 「あかぎおばあちゃん、準備できました」 上気したシエスタの頭を優しくなでながら、あかぎはルイズたちに 向き直った。その表情はそれまでと違い、真剣そのもの。ルイズたちには、 あかぎの左腕の盾に配置された高角砲群が鈍く光ったように見えた。 何故彼女がフル装備でここにいるのか、その理由が分かった気がする。 「さて、ここから先は本来部外者立ち入り禁止。特に外国の方には防諜上の 理由で本当ならここに昇降機があることすら知らせたくはありません」 「あかぎおばあちゃん?」 シエスタが驚きの声を上げる。 「今はなきフィリップ三世陛下やヘンリー陛下。それにマリアンヌ太后陛下と アンリエッタ姫殿下、タルブ領主アストン伯爵閣下の許可が必要なのよ。 本当はね」 挙げられた面々にルイズたちは思わず息をのむ。その様子をひとしきり 眺めた後、あかぎは相好を崩す。 「で・も~、今回はと・く・べ・つ・に、お見せしちゃいま~す。 もし咎められたら『あかぎが許可した』って言えばいいことだから~。 ささ、みなさ~ん、こっちに集まって~」 「な……び、びっくりさせないでよね、まったく」 胸をなで下ろしたルイズを先頭に、手を振るあかぎがいるところに 集まる。何が起こるのかと思っていれば、シエスタが表示帯の角の一つに 跪き、隠された蓋を開けて中にある赤青のボタンのうち、赤いボタンを押す。 すると小さく揺れたかと思うと、チン……チン……と軽快な音とともに ゆっくりと床が沈み始めた。 「何?何?」 慌ててふがくにしがみつくルイズ。タバサも驚きながらも表情には 出さず、床とすれ違って上がっていく錘に目を奪われた。 時間にして一分ちょっと。真っ暗闇に特殊な塗料で描かれた足下の 表示帯だけが淡く光る中に昇降機が降り立っても、ルイズたちは動けずに いた。 「これは……」 驚くコルベールに、あかぎが答える。 「これが昇降機。私の飛行甲板に付いているものと構造は同じね。 私が模型を組み立てて、それを参考に設計図を起こして職人さんたちに 作ってもらったの。部品ごとに発注したから、これの全体像を知っているのは、 組み立てた私とルリちゃん、それに職人さんたちを手配していただいた フィリップ三世陛下だけね。 表示帯の蓄光塗料は私の持ち合わせ。さすがにこれはこっちじゃ再現 できなかったわ」 「確かに……これだけのものは『錬金』では出せませんが……しかし……」 絶句するコルベール。『土』メイジであるギーシュなど、自分など 足下にも及ばない高度な技術にさっきから声も出せない。モンモランシーも 未知なるものと暗闇の恐怖からか、先程まで自分を助けなかったと けんもほろろだったギーシュにしがみついたままだった。 あかぎはそんな様子を楽しむように眺めた後、まるで見えるかのように 壁に向かって歩き、ぱちんと音を立ててスイッチを動かす。天井に設置された 明かりが灯り、そこにあるものに、ルイズたちは驚きのあまり声も出せなかった。 「……何……これ。これ、全部『竜の羽衣』なの?それにこの明かりは ランプとも違う……?」 「電球ね。こっちでも作れたんだ……」 ルイズとふがくのつぶやきに、あかぎが答えた。 「タングステンなんて手に入らないから、サハラのオアシスに自生している 竹をエルフの統領様とお話しして分けてもらったの。不活性ガスも簡単に 手に入らないからエジソン式の電球よ。球自体はランプ職人さんの手作りね。 不活性ガスはルリちゃんに空気を『錬金』して窒素ガスを抽出して もらおうとしたけれど、うまくいかなくて諦めたの」 「でも、こんなのここ以外で見たことないわ。……まさか、その職人って……」 ルイズの問いかけにあかぎは笑みを浮かべるだけ。それですべてを 悟ったキュルケがあきれるように言う。 「……この村がワインと秘薬の村なんて、とんだカムフラージュね。 魔法衛士隊や銃士隊が駐屯する本当の理由が分かった気がするわ」 「いいの?わたしたちはこの国の人間じゃない」 タバサの言葉にあかぎは笑顔で即答する。 「ひ孫が信頼する人たちですもの。それに、私にもあなたたちが悪い 人間だとは見えないわね。誰にも話さないって信じてるから」 その言葉がタバサには痛かった。そんな心情を知らないルイズは、 シエスタを連れて『竜の羽衣』を見て回る。 地上にあった『竜の羽衣』――『連山』とは異なり、ここに安置されている 四機はすべて単発機だった。ちょっとしたホールのような広い空間に 並べられ、昇降機に機首を向けたそれらの機体形状はすべて異なり、 特に奇抜な色で塗られたものはルイズの興味を強く引いた。 「ほかのは全部灰色とか緑とかの地味な色だけど、これだけ真っ赤ね」 「モモ隊長……モモヤマ飛曹長の『シデンカイ』ですね。どうして こんな色に塗っているのか詳しい理由は聞けませんでしたが、いつも 『オレは誰かを守るために生かされている』って言って、その通りに 行動する人でした。 あ、『モモ隊長』っていうのは、私が教えを請う時にそう呼べって 言われていたんです。名前のヨウジ先生って呼ぼうとしたら怒られて。 でも、半年前、暴走した貴族の馬車から子供を守って……」 「ふうん。シエスタの先生だった人か……会ってみたかったわね。 あっちの灰色のは?」 「あれはブリゥショウ中将の『グスタフ』です。…………」 シエスタの説明を熱心に聞くルイズをほほえましく見ながら、あかぎは コルベールたちを濃緑色に塗られた別の機体の前に案内していた。 黒く塗られたエンジンカウルに書かれた真っ白い『辰』の文字が、 それを読めないコルベールたちには神秘的に感じられる。 「これだけ椅子が二つあるわね。二人乗りってこと?」 キュルケの問いかけに、あかぎは懐かしむように答える。 「これは複座零戦。一人乗りの零戦をラバウル基地で二人乗りに改造 したもので、武雄さん……佐々木少尉と、水島整備兵長が乗っていた 機体よ。これだけが六十年前からこの村にあるのよ」 「なるほど。『レイセン』というのがこの『竜の羽衣』の名前で、 二人乗りだから複座、ということですか。上にあった『レンザン』も そうですが、名前の付け方が神秘的な響きですな。 ところで、どうして士官と整備兵長が同じ機体に?あなたたちの国では、 整備兵も前線に出るのですか?」 従軍経験のあるコルベールの問いかけに、あかぎの表情が曇る。 それから躊躇う様子で、静かに語り始めた。 「機上整備員って言って、搭乗員と一緒に乗り込んで作戦行動中の故障や 被弾の修理をするのが建前。でも、実際には搭乗員と一緒にそのまま 敵艦に体当たりすることになったそうよ」 コルベールは言葉を失う。キュルケは理解できないと言わんばかりに あかぎに問う。 「敵艦に体当たりって……それじゃこれは空飛ぶ棺桶だったってこと? 特に機上整備員って……あたしの国じゃ、そういうのは無駄死にって いうのよ!」 キュルケの剣幕を聞きつけたルイズたちも複座零戦の前に集まってくる。 二人が目の前に来るのを待って、あかぎは言葉を継いだ。 「最初からその目的のために造られたとしたら、そんな不幸なことは ないわね。 私がミッドウェイで沈んで、その後に行われたことだから、武雄さんたちに 聞いた以上のことは知らないのだけれど、『特別攻撃』として行われた その一度きりだけだったはずが、敗色濃厚になって常態化したそうよ。 武雄さんと水島整備兵長も、ラバウル基地が敵の攻撃で孤立化した後、 ある参謀の命令でレイテ島奪回の大作戦を行う聯合艦隊を支援するために 死んでこいって言われたそうよ。いくら零戦が航続距離が長いからって、 届くわけもないのに。 精神論の空砲で敵は倒せないって、開戦前から私はそう言い続けてきた けれど、精神論を声高に唱えて拳を振り上げる人で実際にそれに参加した人は ほとんどいなかったって。私が副官を務めていた司令官殿は、決戦の時に 志願して部隊を率いたそうだけれど、それは例外だったみたい。 ……けれど、経緯はどうあれ実際に敵艦に突入した人たちは、みんな 祖国を守りたいから、愛する人たちを守りたいからって思っていたはずよ。 きっとね」 「だけど、それって悲しすぎるわ。死んだら、もう何も守れなくなるじゃない」 「ルイズ……」 悲しげに語るあかぎの言葉に、ウェールズ皇太子を思い出しぽつりと 漏らすルイズ。ふがくはそんな彼女にかける言葉が見つからなかった。 あかぎはそんなルイズを見て、寂しげに、そして慈しむように言った。 「確かに、そうかもしれないわね」 あかぎの言葉に空気が沈む。それを破ったのは、佐々木少尉たちの 愛機の横に安置されている機体の向きを奇妙に感じたタバサだった。 「……あの『竜の羽衣』だけ、反対向きに置かれている」 タバサが指さした先には、プロペラが後ろにある、やけに脚が長い 『竜の羽衣』があった。尾翼が前、主翼が後ろにあるため、確かにこれだけ 前後逆に安置されているようにも見える。他の機体と異なりコルベールの 背丈よりも高い位置にある操縦席に乗り込むために、はしごがかけられていた。 あかぎはゆっくりと首を振り、タバサの言葉を否定する。 「あれで向きは間違っていないわ。あれはエンテ式の航空機で、 『震電』。ここだとカナール式って言う方が通じるかしらね。 三十年前に白田技術大尉が乗ってきた機体で……そうね、ここにある中で 高高度を全速で飛ぶふがくちゃんを撃墜できる可能性が一番高い機体かしら。 桃山飛曹長の紫電改や武雄さんの零戦だと高高度はちょっと厳しいし、 ブリゥショウ中将のFw190G『グスタフ』は地上攻撃用の戦闘爆撃機だから」 あかぎのその言葉にあかぎとふがく以外の全員が目を丸くした。 その中で最も早く現実に戻ったのは、誰の手も借りずに独学で初歩的な レシプロエンジンを完成させた、コルベールだった。 「……なるほど。『エンテ』はゲルマニアの、『カナール』はトリステインや ガリアの古語でどちらも『鴨』を意味します。『シンデン』でしたか、 この優美な『竜の羽衣』にふさわしい名前ですな。シラタ技術大尉には、 個人的に一度お話を伺ってみたい。 ところで、これらの『竜の羽衣』はまだ飛べるのですか?」 コルベールの問いかけに、あかぎは首を振った。 「空母型鋼の乙女の私が行った整備は完璧だし、ルリちゃんに『固定化』を かけてもらっているから機体そのものは問題ありません。けれど、彼らは もういないの。武雄さんが五年前に死んで、最後に残っていた桃山飛曹長も、 シエスタちゃんの話だと半年前に亡くなったそうだから」 コルベールは、その言葉に三十年という時間の長さを思い知る。 キュルケも小さく肩を落とした。 「あたしたちの最初の目的は『竜の羽衣』を譲ってもらうことだったけど、 こんな風に隠してあるんじゃねぇ……上にある『レンザン』は大きすぎるし」 「そうね。その要求にはお応えできかねます。 さて、これで『竜の羽衣』のお披露目はお仕舞い。ここで見たことは あなたたちの胸の内だけにしまっておいてね。今朝の一件から解るように そう簡単には制圧や強奪はできないでしょうけど、私はあなたたちに 砲口を向けたくないから。 それから、ふがくちゃんはもう一晩この村に泊まって行きなさい。 整備してあげる」 あかぎはそう言って見学を終了させる。傭兵メイジを消し飛ばした あかぎの主砲の威力を彼らは見ていない。それでも、ふがくの機関短銃より 遙かに威力が高いと思われるあかぎの装備は、笑顔の裏で彼らに言外の プレッシャーを感じさせていた。 ルイズはあかぎの言葉を聞いて、コルベールを見る。自分たちが ここに来たのはタバサの助命のためだ。あまり長居をしていいものでも ない。 コルベールはルイズの視線に気づくと、彼女が言葉を発する前に こう言った。 「わたしたちが馬で学院に戻るより、ふがく君が飛んで帰る方が遙かに早い。 せっかくの機会だから、お言葉に甘えなさい。わたしたちが先に学院に 着いたら、わたしから学院長に話をしておこう」 そうして。コルベールたちを見送ったルイズたちは、シエスタとともに 彼女の家にいた。なお、タバサは実家に戻る途中だったので、彼女の 使い魔である風竜シルフィードに乗ってコルベールたちとは逆の方向に 飛んでいった。飛び立つときにシルフィードの機嫌が悪いように見えたのは、 たぶん気のせいだろう。 ルイズとふがくは、あかぎが手料理を振る舞ってくれるということで 食堂のテーブルについている。シエスタはあかぎを手伝うために台所へ。 シエスタの家族は今朝の後片付けに出かけており、家には彼女たちしか いなかった。 「いったいどんな料理なのかしらね?『ヨーショク』って」 「一銭洋食って言ってね、あかぎの生まれた帝国海軍の拠点、日本一の 工廠都市呉でよく食べられていた料理よ。水で溶いた小麦粉を焼いて、 その上にうどん……小麦粉で作った麺と肉とたっぷりの刻みネギを乗せて 焼くの。それが焼けたらひっくり返して鉄板に割った卵の上に乗せて、 いい感じに焼き上がったらもう一度ひっくり返して半分に折って、 ソースを塗って食べるのよ」 「へぇ。なんか、すごい料理ね。そんな食材使ってたら平民じゃ口に できなかったでしょう?」 ルイズは興味深そうな顔で台所に視線を送る。言われたふがくは一瞬 何のことか理解できなかったが、ああそうか、と思い立った。 (こっちじゃ卵もさらさらの真っ白い小麦粉も、庶民の口にはなかなか 入らなかったっけ……日本じゃ庶民の味なんだけどね) 食堂でそんなほほえましい会話が行われている頃、台所ではシエスタが 真剣な表情で鉄板と格闘していた。 「えいっ!」 気合い一閃。鉄のへらで鉄板から浮き上がった一銭洋食が綺麗に裏返る。 シエスタはへらを握りしめたまま感極まった表情であかぎに向き直った。 「あかぎおばあちゃん!わたしにもできたよ!」 「ええ。うまいわ~シエスタちゃん。五年前はすごかったものね~」 そう言ってあかぎは思い出す。一銭洋食はひっくり返すのに失敗すると 大惨事になる。小さい頃からおやつに食べていたシエスタは見よう見まねで 幾度となく挑戦し……結果は推して知るべしであった。 なお『ヨシェナヴェ』と違って『ヨーショク』がタルブ名物にならなかったのも、 貴族向けの上質の小麦粉を使ったりと食材が高い上にうまくひっくり返せないと いう『事故』が多発したためだった。 「ジェシカちゃんはうまかったのよね~。大きくなったでしょうし、 今は魅惑の妖精亭の看板娘でしょうね、きっと」 あかぎは懐かしそうに思い出す。ちなみにシエスタの母方の従妹で あるジェシカがあかぎにせがんで覚えた一銭洋食はそのまま『ヨーショク』として、 事前予約なしでは食べられない、魅惑の妖精亭の知る人ぞ知る 高級裏メニューになっていることは、余談である。 「……ごめんなさいね。せっかく帰ってきたのに」 「え?」 突然のあかぎの言葉に頭に『?』を浮かべるシエスタ。しかしその 理由に思い当たると、隣のあかぎにだけ聞こえるように言った。 「仕方ないです。貴族の皆様がいらっしゃるのに、『竜の羽衣』に 乗れることを知られたくないし。でも、補助発電機に乗るのも いい運動になったし、全然気にしてないから」 「それならよかったわ。それに、基礎訓練も欠かしていないみたいだし。 でも、まさか水飴製造所の水車の一部が水力発電機で、掩体壕の動力も 本来はそこから取っている――このことに思い当たる人なんてそうそう いないわ。それを知っているのは私たち以外ではトリステイン王家と ごく一部の方々だけで十分。本当は水飴製造所も全部電化したいところ だけど、出力が足りないから仕方ないわね」 あかぎは嘆息する。 これこそが、タルブの村最大の秘密。海軍士官である前に飴屋の 三男坊だった武雄と鋼の乙女であるあかぎは、『土』のトライアングル メイジであるルーリーとともにこの地で『ミジュアメ』と呼ばれる水飴を 製造、献上し、その利益で村に大規模な治水工事などを行ったが、 それらはあかぎが武雄やルーリーたち、自分を愛する者たちの生活が 苦しくならないようにするためだった。それは時を経て変貌したものの、 三十年前のある事件をきっかけにトリステイン王家の利害と一致し、 その秘密はより強固に守られていく。 今回はシエスタの頼みもあって大幅に手の内を明かしはしたものの、 巧みな誘導と即応性がないと見せかけることで、秘密の根幹はその片鱗すら 垣間見せることはなかったのである。 「さて、料理もできたし、シエスタちゃんの新しいご主人様に食べて もらいましょうね~」 あかぎのその言葉に、シエスタは赤面した。 「そんな、ご、ご主人様って」 「あら、いいじゃない。私から見ても、いい娘だと思うわよ。素直じゃ なさそうなところも、あの娘にそっくり」 血のつながらないひ孫娘のシエスタをいじりながら、あかぎは一銭洋食が 載せられた皿をテーブルに運ぶ。 目の前に並べられた『ヨーショク』にルイズがご満悦になるのは、 それからすぐのことだった。 前ページ次ページ萌え萌えゼロ大戦(略)