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時は12月の25日、クリスマス。 ふたご島とグレン島の間にある無人島に、たくさんのもえもんと一人の少女が、楽しそうに騒いでいる。 地面には何枚もシートが広げられ、その上にはジュースやお菓子、トランプなどの遊び道具が置かれている。 そこから少しだけ離れた所には、手製のカマドがいくつか。鍋と鉄板とフライパンが火にかけられて、料理が作られている。 そのカマドの一つのそばで、フシギバナと少女が話をしている。 「マスター、皆楽しそうですね」 「うん、皆楽しんでくれて、クリスマスパーティ開いたかいがあったよ」 二人は、仲間たちを見渡す。 少女の鼻には、ティッシュが詰められている。もえもんたちの笑顔にあてられたのか、いつものように鼻血を出したらしい。 「十月ごろから、お金を節約してると思ったら、こんなこと考えていたとは。 好きなお菓子や可愛い小物を買わなくなっているから、変だなぁと思っていたんですけど」 料理する手は、止めずにフシギバナは喋る。 少女は、それを見てるだけ。相変わらず料理を作ることは、禁止されている。 「食費や道具のお金を削るわけにはいかないからね。 そんなことしたら、もえもんバトルになったとき、あなたたちに負担かけることになるから。 それで、どこを削るか考えて、私の分が減ったというわけ。 それだけじゃ足りないから、バトルの賞金の一部もこっちに回してたけど」 「クリスマスって家族で過ごす人もいるって聞きましたけど、マスターは家に帰らなくてよかったのですか?」 料理を一品完成させて、話題も変える。 盛り付けは、少女も手伝った。 「皆と過ごしたかったからね。家でパーティ開くと、皆一緒っていうわけにはいかないし、うちそこまで広くない。 正月に一度帰るって、連絡は入れてあるよ」 「皆と一緒に過ごすためにですか。それで、皆を連れてここまで来たんですねぇ。 突然、連れて歩ける以上の仲間を出して、出発だー! とか言うから驚いたんですよ?」 フシギバナは、次の料理を作り始める。 プリンと何人かの楽しそうな歌声が流れてくる。 今でも技としての「歌」は使えないプリンだが、ああやって楽しそうに歌えてるんだから、 それでじゅうぶんじゃないかと少女は思っている。 「驚いてくれたんなら、成功だ。 ちなみに、この島を使うにあたって、カツラさんに許可はもらってあるから安心してね」 少女は、事前にカツラに許可をもらってあると告げる。 誰かの迷惑にならない場所で、広い場所を探していた少女は、以前グレン島に行く途中でみつけた無人島のことを思い出した。 それで、グレン島で一番偉そうなカツラに、使用許可をもらいにいったのだ。 ここらの島は、国の管理している島で、カツラのものではないのだが、一時的に使うくらいならば問題ないだろうと言われていた。 「ほんとにこういうことには、行動が早いです」 「いや~それほどでも」 褒められていると受け取った少女は、照れる。 フシギバナは、若干の呆れを混ぜながらも褒めていたから、的外れな反応ではない。 「それにしても、仲間が増えました」 各々で、好きに過ごしている仲間たちを見ながらフシギバナは言う。 遊んでいる者や、各々の技や技同士を組み合わせて、宴会芸としている者もいる。 例えば、ギャロップがひのこを空に打ち上げて花火としている。 ジュゴンがれいとうビームで氷を作り出し、ストライクがそれを彫像に削っている。 ピカチュウがかげぶんしんを使い、その中の実体当てクイズをしている。 「始めは、あなたと二人で始めた旅だったのに、今では六十人。 可愛い子に囲まれて私は、幸せだよ。旅に出てよかった」 心底、幸せそうな少女。手を頬に当て、目も潤んで、鼻に詰めたティッシュも赤く染まって、本当に幸せそうだ。 「いろんな出会いがありましたし、いろんな出来事もありました」 「旅に出た始めのころは、もえもんリーグに参加するなんて考えてもなかったしね」 「まあカンナさんに、門前払いくらいましたが」 「さすがに皆Lv50以下だと、無理だった。 一人くらいは、なんとかなると思ってんだけどな。さすが四天王強かった。リベンジはできたから、少し満足だけど」 「でも、次のシバさんで負けました」 「カンナさんに勝ったときみたいに、鍛えてから挑戦すればいいよ。ゆっくりいこう、焦ったっていいことないない」 負けたことをあまり悔しく思っていない少女は、少し落ち込んだフシギバナを撫でて励ます。 チャンピオンになることが目的ではないから、少女は落ち込まないのだろう。 少女の目的は、もえもんとの出会い。その目的が順調に進んでいるのは、ここにいるもえもんたちを見ればわかる。 ちなみに、旅の間で一番落ち込んだのは、もえもんたちの悪戯で嫌いと言われたときだ。 そのときの落ち込み具合は、少女だけに世界の終わりが来たかのように、すごかったらしい。 このときの様子から、もえもんたちは、少女に対して安易に嫌いとは言わないように心に誓った。 「そうですね、ゆっくりといきましょう」 マスターが気にしていないのだから、自分がいつまでも落ち込んでいられないと、気分を変える。 「出会いといえば、すごい出会いもあったね」 「ファイアーさんとフリーザーさんですか?」 「そうそう、なんていったって伝説だよ? 出会えたことすら奇跡! 拝み倒しただけで、仲間になってもらえたのは、すごいと思わない?」 「拝み倒したおかげじゃなくて、別の理由があったと思いますけど?」 出血多量で死なれたら困るからとか、ぽや~としているうちに捕まったとか。 話題の二人は、今何をしてるかというと。 ファイアーは、オニスズメが作っている料理をつまみ食いしたせいで、正座させられて説教を受けている。 拝み倒して仲間になってもらったのは、間違いない。 でも土下座しているときに、流れ出た鼻血が徐々に床に広がっていって、出血多量死を恐れて承諾したのも事実。 フリーザーは、プリンたちちびっ子に混ざって、楽しそうに歌っている。 初めて会ったときは、見下されているように見えたフリーザー。でも実際は、のんびりとした性格で、しょっちゅうぽやーっとしている。 初めて会ったときも、少女たちに気づかず、思考がどこか遠いところへ行っているだけだった。 そのおかげで、モンスターボールを一回投げただけで、捕まえることができた。 ボールから出して、改めて仲間になってもらおうと説得したときも、どこか軽い返事で承諾された。 こんな二人だから、伝説の威厳はあまり感じられない。 サンダーもどこかずれてそうだと思っているのは、フシギバナだけではないはずだ。 「フシギバナ? 手が止まってるよ」 「あっはい!」 少女に呼ばれて、慌てて作業する手を動かす。 少し手が止まっていただけなので、料理は駄目になっていない。 そこに、プリンたちがやってきた。 「マスター!」 「どしたの? 料理はまだできないから、遊んでていいよ?」 しゃがんで、駆け寄ってきたちびっ子たちに目線を合わせる。 「ちがうの! 料理じゃないの! 今日サンタさんくるんだよね? マスターが話してくれた、真っ赤な服のおひげおじさん」 きらきらと期待に目を輝かせてちびっ子たちは、少女を見ている。 その中にフリーザーも混ざっているのは、なんというか少し違和感を感じないでもない。 ちびっ子たちとフリーザーの可愛さに、鼻の奥が熱くなるのを感じる少女。 少女はなんとか鼻血を耐えて、残念な知らせをちびっ子たちにする。 「それなんだけどね、残念なことにサンタさん忙しくてこれないんだって。 世界中の子供たちにプレゼントを配らないといけないから、無理もないんだけど」 「えー」 不満そうな声や残念そうな声、泣きそうな声が上がる。 それを聞いて、少女は慌てて付け加える。 「でもプレゼントは、受け取っておいたから! ね? だから泣かないでー!」 慌ててなだめ始める少女。それが功を奏したのか、泣き出すようなことはなかった。 事前にサンタをどうしようかと悩み、忙しくてこれないということにしようと決めていた。 メタモンに頼んでサンタに変身してもらうという考えもあったが、メタモンもサンタを楽しみにしている側だったので、 この案は使えなかった。 「サンタさんからもらったプレゼントは、パーティの終わりに渡すから、遊んでてね?」 「わかったー」 サンタからのプレゼントはもらえるとわかって、なんとか納得したちびっ子たち。 少女の言うことを聞いて、シートのほうへと戻っていく。 「ふーなんとかごまかせた」 「お疲れ様ですマスター」 「あの子達の可愛い顔が見れたから、これくらいどうってことないわ。 それにしても、お父さんに感謝しないとね」 「お父さんですか?」 「うん。去年、サンタの正体がお父さんだってわかって、すごくがっかりしたの。 でもそのおかげで今年は、あの子たちにサンタがいないかもっていうことを、知られないように事前策を練れた。 サンタがいるって思ってたら、私は今年もあの子達側にいたわ」 もしそうだとしたら、すっごく苦労することになったんだろうなぁと思うフシギバナ。 そうしているうちに、料理が全品完成して、パーティを本格的に始める準備が整う。 フシギバナが、ぱんぱんと手を叩いて、皆の注目を集める。 「これからクリスマスパーティを本格的に始めます。 私たちのマスターで、このパーティを企画してくれたマスターから、開始の挨拶をもらいたいと思います。 静かに聞いてください」 フシギバナに集まっていた注目が、少女へと移る。 少女は緊張することなく、挨拶のため口を開く。 緊張していないかわりに、六十人の可愛い子たちを一度に見れて、デレっと相好を崩したが、もえもんたちは、 いつものことだとスルー。 表情を引き締めて、挨拶を始める。 「こういった挨拶はしたことないから、短くいこう。 私の仲間になってくれてありがとう。私を受け入れてくれてありがとう。 不甲斐ないマスターだけど、これからもよろしく! それじゃ、今日は楽しもう!」 少女の挨拶にわあぁーっと大きな拍手が起きて、もえもんたちから「こちらこそ、よろしく!」と返事が返ってきた。 パーティは、盛り上がる。 お酒が入っているわけでもないのに、テンションは天井知らずに上がっていった。 楽しそうな笑い声は、夜更けまで辺りに響いていた。
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FC0126~FC0130 FC0136~FC0140 カード一覧表 ステータス一覧表 エボ一覧表 FC0131 波動の魔導士ユウカ FC0132 毒爪のトビー FC0133 操り人形ウッドドール FC0134 人形使いシェリー FC0135 ザルティのロストマジック FC0131 波動の魔導士ユウカ Episode3・VSエボ ノーマル 「我が手により作り出す振動は全ての魔法を中和する。すなわち、魔法を通さぬ魔法」波動の力を操るユウカはナツの魔法を片っ端から掻き消してしまう。素手で攻撃しようにも、その波動に触れれば無事には済まない。魔法が通じない相手に対してナツはどう戦うのか。 生命力 1250 攻撃力 210 防御力 250 特殊効果 特になし 属性初期値 火 5 水 5 風 8 土 5 機 6 属性最大値 火 15 水 15 風 26 土 15 機 19 エボ前 FC0108 / 零帝一味の魔導士ユウカ FC0132 毒爪のトビー Episode3・VSエボ ノーマル 「毒爪メガクラゲ!この爪にはある秘密が隠されている」 トビーの爪には恐ろしい猛毒があり、触れただけでも痺れて死に至ってしまう。爪を食らわないよう、慎重に戦う必要がありそうだ。 生命力 1250 攻撃力 235 防御力 235 特殊効果 特になし 属性初期値 火 6 水 5 風 5 土 8 機 5 属性最大値 火 19 水 15 風 15 土 27 機 15 エボ前 FC0109 / 零帝一味の魔導士トビー FC0133 操り人形ウッドドール Episode3・VSエボ ノーマル 「ウオオオオン」 シェリーの魔法によって生成された木人形のウッドドールの攻撃にルーシィが大きくバランスを崩す。巨大なウッドドールのパンチは超強力なパワーだ。 生命力 1300 攻撃力 230 防御力 240 特殊効果 特になし 属性初期値 火 3 水 6 風 7 土 8 機 6 属性最大値 火 7 水 19 風 22 土 26 機 19 エボ前 FC0110 / 木人形ウッドドール FC0134 人形使いシェリー Episode3・VSエボ ノーマル 「私の魔法、人形撃は人間以外のものを操る魔法。それは星霊だって同じ、人間ではないのですもの」 シェリーがピアノを弾くように両手の指を躍らせて、ルーシィの星霊を操った。星霊魔導士相手の戦いでは抜群の効果を発揮する能力だ。 生命力 1400 攻撃力 240 防御力 240 特殊効果 特になし 属性初期値 火 8 水 5 風 4 土 7 機 6 属性最大値 火 27 水 15 風 10 土 22 機 19 エボ前 FC0111 / 零帝一味の魔導士シェリー FC0135 ザルティのロストマジック Episode3・VSエボ レア 「時のアークは失われた魔法、すなわちロストマジックの一種ですからね……」仮面の男ザルティは物の時間を操る魔導士だった。彼は、デリオラの力を我が物にしようと企んでいたのだ。 生命力 1500 攻撃力 250 防御力 240 特殊効果 特になし 属性初期値 火 5 水 5 風 6 土 7 機 10 属性最大値 火 13 水 13 風 16 土 20 機 35 エボ前 FC0112 / 零帝一味の魔導士ザルティ FC0126~FC0130 FC0136~FC0140 カード一覧表 ステータス一覧表 エボ一覧表 ■更新履歴■(最終更新2013-04-21) ザルティは13、13,16,20、⑱機以外をMAXにしてから機を上げると18で進化しました -- 名無しさん (2010-09-16 14 20 23) FC0135 ザルティのロストマジック 「時のアークは失われた魔法、すなわちロストマジックの一種ですからね……」 仮面の男ザルティは物の時間を操る魔導士だった。彼は、デリオラの力を我が物にしようと企んでいたのだ。 -- 名無しさん (2010-09-28 00 56 55) 毒爪のトビーは生命力1250 攻撃力防御力ともに235ですよ -- KAZU (2010-10-23 18 35 57) FC0134 人形使いシェリー 「私の魔法、人形撃は人間以外のものを操る魔法。それは星霊だって同じ、人間ではないのですもの」 シェリーがピアノを弾くように両手の指を躍らせて、ルーシィの星霊を操った。星霊魔導士相手の戦いでは抜群の効果を発揮する能力だ。 -- z (2011-08-12 00 20 37) FC0133 操り人形ウッドドール 「ウオオオオン」 シェリーの魔法によって生成された木人形のウッドドールの攻撃にルーシィが大きくバランスを崩す。巨大なウッドドールのパンチは超強力なパワーだ。 -- 名無しさん (2013-04-21 21 38 48) FC0132 毒爪のトビー 「毒爪メガクラゲ!この爪にはある秘密が隠されている」 トビーの爪には恐ろしい猛毒があり、触れただけでも痺れて死に至ってしまう。爪を食らわないよう、慎重に戦う必要がありそうだ。 -- 名無しさん (2013-04-21 21 42 32) 本日 - 昨日 - 総計 -
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230.ひとには言えない話 [2日目深夜] 暗く、見通しのきかない山中。 時として木々や斜面に月光もさえぎられ、方角を失う。 それでも♂プリはただひたすらまっすぐ歩いていた。 (ったく♂騎士の奴。どこまで行きやがった) ヒールを連発しすぎたせいで頭がくらくらする。 じっとしていればそれなりに回復したのだろうが、そこは殴りの悲しさ。 歩いていてはほとんど回復しない。 そのうち歩くことそれ自体が目的になりそうだった。 ピ……ピ……ピ……ピ……ピ やがて何か妙な音が聞こえ始める。 (疲れすぎで耳鳴りでもはじまったか?) 首輪から響く音の意味に♂プリは気付かなかった。 察しが悪いというのは酷だろう。 彼は♂騎士を追い、禁止区域のない北東へ向かっているつもりだったのだから。 ただ、暗い山中で思った方向へ進むことは想像以上に難しい。 林道の整備された山でさえときどき遭難が起きるのがその証拠である。 疲労で注意力が落ちていた♂プリは知らず知らずの内に道に迷い、いつの間にか禁止区域に近付いていた。 (クソ、うるせえな。今はンなこと気にしてる場合じゃねえんだ。♂騎士の奴を見つけて一発説教かまさねえと) 疲れ切った脳味噌には余分なことに考えを巡らすだけの余裕がない。 ピ、 ピ、 ピ、 ピ、 ピ、 あああうるせえうるせえうるせえっ だまらねえとブチ食らわすぞコラあっ 何に何を食らわすと言うのか。 自分でもよくわからないが彼は両手をぶんがぶんがと振り回す。 ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、 うるせええええええええっ それでも効果がないと見るや、今度は両手で耳を押さえたまま走りだした。 ただでさえ視界が悪いのにそんなことをすればどうなるか。 もちろんあっという間にバランスを崩す。 では道さえない山道でバランスを崩すとどうなるか。 ♂プリの足がずるっと滑った。 「おおおっ!?」 前のめりにつんのめり、斜面を転げ落ちそうになる。 彼は反射的に残った足で強く地面を蹴った。 「なんのっ」 片手を地面につき、前回りにきれいなとんぼを切る。 足元の傾きも計算に入れ、着地のイメージもしっかりできていた。 ただ――回転方向に立木があることだけを見逃していた。 キンッ 肉体の激突音としてはあり得ないような高い金属音が♂プリの脳裏に響く。 「…………が……あ…………!?!!」 彼はそのままずるずると地面に落ち、ちょっと人には言いにくい場所を押さえて悶絶した。 男にしか分からない痛みと言う奴である。 「ぐ……ふ…、ふふ……」 十数秒後。身動きも出来ずにうずくまっていた彼の背が揺れ出した。 「ふ…ふははははははははっ!あ~~~~~~っ!!」 一声叫んでがばっと跳ね起き、股間を押さえてだんだんっと短く跳ねる。 「畜生やってられるかっ!俺はまだ一生貞潔守る気なんてねえんだっ」 ふ~は~ふ~は~ ♂プリは荒い息を吐いて天を仰いだ。 そりゃ俺はそっち方向にも破戒僧だぜべらぼうめ。だからってこんな天罰はないんじゃねえか神様? 毒づきながらひょこひょこ歩き出す。 まさかつぶれてないよな? こんな場合でもオトコとして『役に立つ』かどうか気になった。 となるととりあえず思い浮かぶのは♀Wizの顔。 ここ1ヶ月で一番の美人だし治療の時に肌も見た。 肝心の部分までは見てねえけどその方が色っぽいやまあそれはさておき。 ちと不謹慎だが緊急事態なんだ許してくれ♀Wiz…あいててて血が集まると痛えっ。 それでも♂騎士を捜すため、少々みっともない姿勢ながらも♂プリは歩き続ける。 だが彼は気付かなかった。 彼の苦痛のそもそもの原因となった首輪の音がいつの間にかとまっていることに。 転倒し悶絶したことで進む方向が変わっていたのだ。 与えられた苦痛が天罰ではなく天佑であったことを♂プリは知らない。 ♂プリースト 現在地:不明(どこかの山中) 所持品:修道女のヴェール(マヤパープルc挿し) でっかいゼロピ 多めの食料 マイトスタッフ 外 見:逆毛(修道女のヴェール装備のため見えない) 怖い顔 備 考:殴りプリ ♂騎士を追いかけ単独行動 状 態:心身ともに極度の疲労。根性で体を動かしている。股間を強打 戻る 目次 進む
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【虚空牙】 【虚空牙】 【作品名】ぼくらは虚空に夜を視る 【ジャンル】ラノベ 【名前】虚空牙 【大きさ】全長100mを超える光の巨人のような感じ 【属性】人類を観察する謎の生命体 【攻撃力】空間波動撃:当たると消滅する空間攻撃。射程二百億~三百億km。範囲は自身の全長と同じくらい。 少し掠めただけで惑星を容易く木っ端微塵にする。雨あられの連射が可能。 時空切断スクリーンという特殊バリアも貫通する。 【防御】亜空間装甲を身に纏うため原子爆弾の何千兆倍もの威力の エグゼ粒子弾の大量連射を受け一瞬だけ動きを止める程度でダメージは一切無し。 太陽系を飲み込み消滅させる空間の穴でも完全な直撃以外では食らっても無傷。 (空間歪曲の発生ために若干引きずられバランスを崩す程度) 上記以上の威力の亜空間ブラスターを食らうと当たった部分の体がごっそり削れる。 【素早さ】全ての動きが超光速。そのため戦闘はナノセカンド単位(10億分の1秒)で行なわれる。 戦闘の天才である工藤兵吾以外のパイロット相手なら1対1なら圧倒できる動き。 移動速度は母船やナイトウォッチに追撃できるので航行速度は光速の5000倍程度はあると思われる。 【長所】通常のナイトウォッチ以上の戦闘能力。 【短所】範囲攻撃がない。 【備考】宇宙進出した人類のほとんどを殲滅させた宇宙の観察者 ・
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作品名 「妖怪奇談 WOMAN TRANSFORMATION」 出演 伴杏里 宮光真理子 市川春樹 監督 亀井亨 評価 ☆☆☆☆ 四つ星 ・ 女性が妖怪に変化していく哀愁ただよう、三つのストーリー。 ホラー形式ですが、重点は人と変わることに対する恐怖と悲しみ、生きる勇気です。 ろくろっ首、かまいたち、のっぺらぼうの三篇で、それぞれの章が互いにリンクしています。うまい具合にカットしているので、この手のパターンにありがちなミスはなく、テンポを崩すことはありません。 市川春樹(のっぺらぼう)の演技がすばらしく、クライマックスのシーンでは呆然としてしまいます。もしも、自分に原因不明の妖怪化が始まったら、きっと彼女のような気持ちになることでしょう。メイキングでは彼女が役に入りすぎているのが確認できます。必見。 ただ、何故妖怪化が起こっているのか、彼女たちはどうなってしまうのか、などが不明で、 ここで意見が分かれるかもしれません。あと、みどりのおばさんは何者? 妖怪化を受け入れた人? 85分と短い尺ですが、もう少し長くしてやりっぱなし感を拭ってほしいものです。 ジャケットも完全にホラーを思わせるので、改善したほうがいいです。 しかし、この監督、これから要注目です。 続編つくってくれないかな。妖怪化がさらに拡大とか。あ、まんまデビルマンになっちゃうか……。
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「アリス」を中心とした構築済みデッキ。 ライフ用のカード5枚とデッキ用カード40枚。ルールブックVer.1.8 が封入されている。 2010 年 09 月 25 日発売。 スターター専用レアカード「アリス ジャンプアタック」、「アリス 弄られる」、 「ドロシー トレジャーハンターズ」、「ドロシー パンチ」および、「ドロシー 後ろ向きになる」は このセットにのみ封入されている。 カードリスト ライフ用カード ライフ No カード名 攻撃力 防御力 必要コスト 発生コスト 5 QG046 アリス バランスを崩す - 10 (なし) ゲイト2 4 QG054 アリス 腕を負傷 10 20 パワー1 ゲイト2 3 QG051 アリス 足を負傷 - 10 ゲイト1 ゲイト2 パワー1 2 QG042 アリス ボディを負傷 - 10 ゲイト2 ゲイト2 パワー1 1 QG048 アリス 頭に直撃 - 30 ゲイト2 ゲイト2 パワー1 デッキ用カード No カード名 攻撃力 防御力 必要コスト 発生コスト 枚数 QG040 アリス 突撃 40 20 ゲイト3 ゲイト1 2 QG042 アリス ボディを負傷 - 10 ゲイト2 ゲイト2 パワー1 2 QG044 アリス 基本の構え 30 20 ゲイト2 ゲイト1 3 QG041 アリス 武器を拾う - 10 ゲイト3 ゲイト1 1 QG047 アリス キック 40 20 ゲイト2 パワー1 ゲイト1 3 QG049 アリス 飛びずさる - 20 ゲイト2 ゲイト2 2 QG050 アリス 背後をとる - 10 ゲイト2 ゲイト1 3 QG052 アリス 後ろ向きになる - 20 ゲイト1 ゲイト1 パワー1 2 QG053 アリス ジャンプ 30 10 ゲイト1 ゲイト1 2 QG109 アリス ジャンプアタック 30 10 ゲイト3 ゲイト1 パワー1 1 QG110 アリス 弄られる 10 30 ゲイト2 ゲイト1 パワー1 1 QG111 ドロシー トレジャーハンターズ 20 10 ゲイト2 パワー1 ゲイト1 パワー1 2 QG112 ドロシー パンチ 40 10 ゲイト2 ゲイト1 3 QG113 ドロシー 後ろ向きになる - 20 ゲイト1 ゲイト1 パワー1 3
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ミリタリーバランス [部分編集] 戦慄の兵威 / 迅雷の騎兵 OPERATION O-124 青 2-3-0 C (自動D):自軍ユニットがプレイされて場に出る毎に、自軍本国をX回復する。Xの値はそのユニットの合計国力の値と同じとする。この効果は重複しない。 回復オペレーション。ユニットをプレイする毎に、少しずつ回復する。 普通ユニットには資源コストが掛かるが、それが合計国力を上回る事は稀なため、ユニット1枚につき1~4点程度の回復が見込める。 普通に回復する分には、1枚で十分な効果を発揮できる抱擁やZガンダム3号機《EB1》などの方が遥かに優秀である。 また、手札に戻るユニットと併用する場合でも、自軍敵軍と2ターンかけて2点程度回復するだけなので、わざわざ2枚のカードをコンボさせてまで狙いたい事では無い。 ただ例えば部隊編成ネオ隊やSガンダムデッキは、このカードが極端に噛み合ったデッキである。 これらに限らず、近い動きをするデッキにならば、十分採用に値するだろう。 ブースタードラフトではコモンである事もあって、ミリタリーバランスをひっくり返すほどのパワーがある。 イラストに描かれるアーガマ隊も、劇中では「ミリタリーバランスを崩す」部隊であった。 つまり、このカード名は皮肉だろう。
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恐怖のサンタ 悪魔の囁き&コークロア編 27 悪意は進化すより ――――身体の中から、何かが抜け出ている。 マゾが初めに感じた感覚は、それだった。 何が欠落しているのかは分からない。 しかし、自分にとっての「魂」と同義の何か、それが喰われているような、そんな奇妙な錯覚をマゾは覚えた。 ただ、それは大して問題ではないらしい。 欠落と同時、強烈な快楽がマゾを襲う。 今や竜と化した悪魔の囁きの牙は、マゾに十二分な悦楽を与えた。 与えられた悦楽はそのまま、さらなる快感を求める欲望へと連鎖する。 吸われた分だけ、傷つけられた分だけ、肥大化していく欲求。 そこに終わりはない。 質量保存の法則から逸脱した「欲望」と称される動力は、二人の間を永遠に、尽きることなく循環する。 永久機関のような果て無き環。 無限に湧き出る欲望は、悪魔の囁きをどこまでも強固な存在へと作り変えていく。 終わり無き改変を止めることができるのは、その渦中にいる人間だけである。 悪魔の囁きか、マゾか。 しかし両者共に、この環を崩すつもりは無かった。 悪魔の囁きは、己の強化のために。 マゾは、己欲望のために。 利害が一致した二人は言葉を交わすことはせず、ただ流れに身を任せる。 第三者の介入は、未だ、無い。 【続】 悪意は踊り狂いて燃えるへ続く 前ページ次ページ連載 - 恐怖のサンタ
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/Time enough for Love 第5章 妹達(シスターズ) 12. 「MISAKA-CONSULTANT」 インデックスの完全記憶能力の検索に引っかかった。 (――世界に足りないものを示すコンサルタント……) そんなキャッチフレーズでもって世界を渡り歩く男。 名前は御坂旅掛。 (――そこになぜ、とうまの名前があるの?) 「ステイル、第零告解室は空いてる?」 「はい、今日はもう使う予定はありませんので……」 「そこへ通しておいて……。私が直接会ってみるんだよ」 『第零告解室』。 それは罪の赦しや告白に使用される小さな小部屋。 その中でもここは完全な防御魔術を施され、さらにAIMジャマーまでも装備された完全無欠の安全地帯。 インデックスの着任後、彼女が作らせた魔術と科学の力で守られた秘密の部屋。 その部屋の中なら、どんな話も外部に漏れる心配は無い。 当人達が漏らす場合を除いては。 ステイルが表情を緩め、顔を近づけ、ひそひそと小声で言った。 「最大司祭……」 (――ステイル、そのにやにやは何を隠している?) 「まだなにかあるのかな?ステイル」 「上条当麻は1人で来たのではありません」 「え?」 「もう1人、女性を連れてきています」 「は?」 「たしか学園都市にいた『御坂美琴』にそっくりでした……」 「え……?は……?はぁぁぁぁ!?!?」 「2人とも通しますか?」 「――え、あ……」 「では通しておきますので、あとはよろしくお願いします」 「――ちょっと待つんだよ!ステイルウウウウ!!」 その声が聞こえぬかの如く、ステイルはくるりと背を向けると、そのままスタスタとインデックスの前から去った。 上条譲りのスルー能力に加え、建宮譲りのおちょくり能力を最大限駆使して。 「ゴラアアアア!!!!人の話を聞けっつんだよオオオオオオ!!!!ステイルウウウウウウ!!!!!」 これがみことなら電撃の槍を飛ばすのだろうけど、生憎私にはそんな能力は無い。 だから決めた。今決めた。 あのクソ野郎は後で頭蓋骨粉砕の刑だ。 この犬歯が久しぶりに疼くんだよ……。 (ステイルなりの愛情表現なのは分かっているけれど、これはみことのツンデレより性質が悪いと思うんだよ。 私への愛情……いやむしろ恋慕に近いもの……だってのは分かってるけれど……。 もしかして……放置しすぎて捻くれてしまった……のかも?) 「神様……、どうかこの不幸な私に救いの手を……」 インデックスは疼くこめかみを押さえながら、『第零告解室』に向かった。 ロンドン、カムデンタウンのパブ。 上条当麻が御坂旅掛にリクルートされた日のことだ。 上条刀夜はその時、息子、当麻に言った。 「お前ももう一人前なんだ。 自分の道はわかっているんだろう。 後は自分で決断することだ」 「父さん……」 夕日が沈むあの夏の日の海岸での出来事。 上条の記憶に残る、刀夜と初めて向かい合った時のことが思い出された。 「あの日の言葉、私は父親としていろいろ考えさせられたよ。 お前はもう自分で決めた道を歩いていくんだなと……。 私に気を使う必要なんて無いさ……」 そういう刀夜の顔は少し寂しそうに見えた。 が、それはすぐに、1人の男の顔に変わる。 「1つだけ人生の先輩として言っておこう。 大切なものを守るためなら……最後まで手を尽くすことだ。 どんな手を使ってでも、自分が汚れ、穢れようともな……。 そして、黙って全て背負ってやれ。 背負うものが重いほど、いい男になれるんだからな」 刀夜はそこで言葉を切ると、じっと息子の目を見た。 上条はそこに、男の決意と覚悟を見た気がした。 上条が記憶喪失になってから、すでに数年の月日がたっている。 そのことは、まだ両親に打ち明けていない。 だがそれは、今はもうどうでもよいことだった。 記憶と言うものが、いずれ消えるものだということが分かってからは、『忘れた』の一言ですむ。 昔のことを忘れたと言われて傷つく人間はほとんどいない。 誰しも過去のことを忘れて生きていくのだから。 本当に大切なものは、決して忘れないし、また何度でも憶えられる。 今、ここで見つめている刀夜の瞳は、上条の記憶にない。 それでもどこかで見たような気がするのは、なぜだろうか。 多分記憶ではなく、自分の心のどこかに眠っていたものだろうなと思った。 それは、自分がこうありたいと思う男の瞳なんだろうと。 「ありがとう、父さん」 上条は、初めて父に礼を言った気がした。 父親に一人前と認められるのは、息子として喜ばしいことだ。 なら父親はどうなのか。 それはいずれ自分が父親になれば、わかることなのかもしれない。 だからそれはその時に考えよう。 そう思うと、上条は改めて旅掛に向き直った。 「よろしくお願いします。旅掛さん」 その言葉に旅掛は相好を崩した。 「こちらこそ、よろしく頼むよ、当麻君。 それとも、よろしく我が息子よと言うべきかな?」 その言葉に上条も刀夜も思いっきり噴いた。 翌日、上条は旅掛に教えられた部屋を訪れた。 なんと言うことは無い、ロンドンのとあるストリートに面した古いビルの一室。 かつて学園都市で住んでいた男子寮にあったような古ぼけたエレベータで上の階へ向かう。 薄暗い通路を奥へ進むと、突き当たりに『MISAKA-CONSULTANT』のプレートがつけられた扉。 開ける前に、上条は深呼吸をする。 この扉の向こうに待っている世界は、これまでの自分には経験の無い世界。 自分で決めた、新しい世界へ踏み出す第一歩。 ノックをして、返事を待った。 むこうから「どうぞ」という旅掛の声がする。 「失礼します……」という声とともに上条はドアを開けた。 やぁ、と笑顔で出迎える旅掛の横に、1人の女性がいた。 清潔そうな白い女物の長袖シャツに、下は細身のジーンズを穿き、ヒールの無い黒いパンプス。 背はそれほど高くなく、体つきはスレンダーだが胸はあまり無い。 肩まで伸ばした茶髪をヘアピンで留め、顔は…… 「え……!み……美琴……!?」 いや違う。 「ええと、いや……御坂妹なの……か?」 御坂妹がここにいるはずはない。 だとすると…… 「はじめまして、とミサカは憧れの人に会えて赤面しながら挨拶します」 「シスターズ……」 「はい、ミサカの個体番号はミサカ17000号です、とミサカはあなたに告げます」 「17000号……」 予想外の出来事に、驚き固まった上条に、旅掛が笑いかけた。 「びっくりしたかね」 「は、はぁ……」 「彼女はね、この国の研究所に『治療』のために預けられていた『娘達』の1人だよ」 「そうなんですか」 学園都市外で『妹達(シスターズ)』に会うのは初めてだった。 向こうにいるときは、御坂妹も、打ち止めも、番外個体も他の『妹達』同様、結構な頻度で顔を合わせていた。 確か美琴は昔、ロシアで他の妹達と会ったと言ってたっけ……。 「はい、ミサカ17000号は、この国に残った最後の個体です、とミサカは冷静に真実を告げます」 ――最後? 「え?、今何て……?」 「……」 旅掛が辛そうな顔になっていた。 それは我が子を失った親の顔……。 だが上条にそれは分からない。 「旅掛さん……」 「――そういうことなんだ……」 「そう……なんですか……」 ――ここは学園都市と違い、外の世界だ。 ――『妹達(シスターズ)』を取り巻く環境は学園都市とはまったく違う。 ――「調整」がうまくいかなかった……いやいやまさか。 ――大方、他の研究所にでも移ったのだろう。 上条はそう判断していた。 真実はもっと残酷だとは、その時の上条は夢にも思っていなかった。 「まあ、色々とあるんだが、とりあえず、今日は顔合わせがてら、彼女の話を聞いてやってもらえないかな。 彼女なら通訳兼ガイド兼運転手としても有能だから、一緒に外出してもらっても大丈夫だと思うよ。 私はこれから人と会う約束があるので、ちょっと留守にするが、よろしく頼む」 「分かりました」 「じゃ、お父さんは出かけてくるから、あとはよろしくな」 「いってらっしゃい、お父様……」 ――バタン 扉の閉まる音が響くと、後に残るのは沈黙…… 遠く離れたここロンドンで、まさか美琴そっくりのシスターズに会うとは想像すらしていなかった。 古ぼけたビルの突き当たりの一室で。 所々剥げた壁紙の壁に、くすんだ天井に囲まれて。 ジリジリと鳴るような蛍光灯の明かりと、湿気たような空気に包まれて。 唸るように響く空調に、テーブルとソファーと事務机に書庫が1つ。 奥に続くドアの向こうはキッチン?それとも……。 気が付けば、この部屋には窓がない。 ああ、もちろん牢屋のような鉄格子も無い。 だけど?だから?それとも……? 俺の背中をぞくぞくと走る感覚がある。 ここは処刑(ロンドン)塔ではないはずなのに、俺には彼女が死刑囚に見えて仕方が無い。 なぜだろう。 なにか寒気がする。 守りたい人、守るべき人と同じDNAを持った死刑囚。 目の前の彼女が儚く思われて。 彼女の口から助けてという言葉が聞こえそうで。 遠く学園都市に残してきた美琴の顔が彼女と重なる。 旅掛さん、アンタは俺に何をさせようとしているのか? もしかして俺に足りないものを示してくれるのか? 目の前の彼女がそうだとでも? (最後の個体って……俺の勘違いでなければ……やっぱり……そういうことでいいのだろうな……) その沈黙を破るように17000号の方から口を開いた。 「どうぞ、そこのソファーにでも腰を下ろしてください、とミサカは忘れていた言葉をかけます」 「あ、ついぼうっとしてしまってた……」 「向こうに残してきたお姉様のことを考えておられたのですか、とミサカは少し嫉妬を感じてあなたに問いかけます」 「あ、少し……な」 「あの……あなたは紅茶にしますか、それともコーヒーにしますか、とミサカは気まずさを隠して尋ねます」 「あ、コーヒーでいいぞ」 「分かりました。少しお待ちください、とミサカは恥ずかしさを隠すために奥へ引っ込みます」 彼女が奥へ続くドアを開けたとき、チラリと見えたベッドに、窓から差し込む外の光。 ああ、間違いない。 彼女は死刑囚だ。 さもなくば、高い塔に閉じ込められた、おとぎ話のお姫様。 (うう、俺に選択肢は無いんじゃないかよ、旅掛さん……) 第一位と戦った夏の夜。 今も残るあの時の古傷が、ちくりと痛んだような気がした。 俺は、また誰かと戦わなければいけないのか? (それで俺は、お前を救うことが出来るのか?) ――ドアの向こうに消えた彼女の背中に俺は無言でそう問いかけた。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/Time enough for Love
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名前:リアミリオ(本名は月型特有の長いものでも) 年齢:17歳/身長: cm/体重: kg/種族:月型 枢機卿に騙されたことでカイレーンと出会うことになる。 与えられた任務を果たせず、枢機卿に見捨てられ、居場所を失う。 不本意ながらカイレーン達とともに生活することになる。 性格 子供の頃の経験が、警戒心の強さをもたらした。 基本的に純粋であり、大切な人のために無謀な行動に走るなど、周囲を困惑させふりまわす。 元修道士であるライオネルには「様」づけで呼んだり、素直に指示に従う。教会関係者には従順のようである。 特技 月型特有の技を持つ。 毒などを嗅ぎ分ける/人の匂いを嗅ぎ分ける/足音を聞き分ける/身が軽くて体術も優れてる/剣の使い手でもある、強い/動物の言ってることがわかる/菜食主義者である(肉や魚を食べない。あまり食べるとおなかをこわす)/耳鼻目、つまり総合的な感覚がむちゃくちゃいい (保留ネタ)カイレーンがいると共鳴作用をおこし、能力が高まる。そのため不本意ながら行動をともにすることに陥る。(そして食われる機会が多くなる) ***** 以下ボツネタ 「月型」の少年。孤児であり修道院で育つ。 かなり高い聖霊力があるが本人にその自覚はない。 月型のため、肉類を食べると体調を崩す。