約 1,529,218 件
https://w.atwiki.jp/gamenavi/pages/880.html
東ミスト平原 名前 LP EXP 出現モンスター ボス 備考 東ミスト平原1 -1 +4~12 ゴブリン、キラービー 東ミスト平原2 -1 +4~12 ゴブリン、キラービー 東ミスト平原3 -1 +4~12 ゴブリン、キラービー バイトバグ【HP】 東ミスト平原4 -2 +8~24 ゴブリン、キラービー 東ミスト平原5 -2 +8~24 ゴブリン、キラービー 東ミスト平原6 -2 +8~24 ゴブリン、キラービー 東ミスト平原7 -3 +12~36 ゴブリン、キラービー バイトバグ【HP1107】 入手アビリティ ページ 名称 ランク 取得チョコボ 1 バイオ SR+ 白 ウォークライ SR+ あんこく SR+ バニシュ SR+ バイオ SR ウォークライ SR あんこく SR 白 バニシュ SR 2 技能の神印 SR 陣風 R+ 蹴り R+ ラスプ R+ チョーク R+ ドレイン R+ ディア R+ 技能の聖印 R+ 3 陣風 R 蹴り R ラスプ R チョーク R ドレイン R ディア R 技能の聖印 R ストーン N+ 4 ウォータ N+ エアロ N+ ファイア N+ ブリザド N+ サンダー N+ 土遁の術 N+ 水遁の術 N+ 風遁の術 N+ 5 火遁の術 N+ 氷遁の術 N+ 雷遁の術 N+ 轟天 N+ 滴 N+ レッドロータス N+ ベヴィスイング N+ フロストバイト N+ 6 ストーン N ウォータ N エアロ N ファイア N ブリザド N サンダー N 土遁の術 N 水遁の術 N 7 風遁の術 N 火遁の術 N 氷遁の術 N 雷遁の術 N 轟天 N 滴 N レッドロータス N ヘヴィスイング N 8 フロストバイト N ミストの洞窟 名前 LP EXP 出現モンスター ボス 備考 ミストの洞窟1 -2 +8~24 スティール、プリン ミストの洞窟2 -2 +8~24 スティール、プリン ミストの洞窟3 -3 +12~36 スティール、プリン レブナント【HP1812 弱点:火属性】 ミストの洞窟4 -2 +8~24 スティール、プリン ミストの洞窟5 -2 +8~24 スティール、プリン ミストの洞窟6 -2 +8~24 スティール、プリン ミストの洞窟7 -3 +12~36 スティール、プリン レブナント【HP1976 弱点:火属性】 入手アビリティ ページ 名称 ランク 取得チョコボ 1 グラビデ SR+ セイントクロス SR+ 爆裂拳 SR+ ジャンプ SR+ グラビデ SR 白 セイントクロス SR 爆裂拳 SR ジャンプ SR 2 技能の神印 SR 黒 チョーク R+ ドレイン R+ 白 ディア R+ ポイズン R+ 白 セラフストライク R+ 竜剣 R+ 白 技能の聖印 R+ 白 3 チョーク R 白 ドレイン R ディア R ポイズン R 白 セラフストライク R 竜剣 R 白 技能の聖印 R ストーン N+ 黄 4 ウォータ N+ 黄 エアロ N+ ファイア N+ ブリザド N+ 黄 サンダー N+ 黄 土遁の術 N+ 黄 水遁の術 N+ 黄 風遁の術 N+ 黄 5 火遁の術 N+ 黄 氷遁の術 N+ 黄 雷遁の術 N+ 黄 轟天 N+ 黄 滴 N+ 黄 レッドロータス N+ 黄 ヘヴィスイング N+ 黄 フロストバイト N+ 黄 6 ストーン N 黄 ウォータ N 黄 エアロ N 黄 ファイア N 黄 ブリザド N 黄 サンダー N 黄 土遁の術 N 黄 水遁の術 N 黄 7 風遁の術 N 黄 火遁の術 N 黄 氷遁の術 N 黄 雷遁の術 N 黄 轟天 N 黄 滴 N 黄 レッドロータス N 黄 ヘヴィスイング N 黄 8 フロストバイト N 黄 西ミスト平原 名前 LP EXP 出現モンスター ボス 備考 西ミスト平原1 -3 +12~36 ゴブリン、キラービー 西ミスト平原2 -3 +12~36 ゴブリン、キラービー 西ミスト平原3 -3 +12~36 ゴブリン、キラービー バウンドファット 西ミスト平原4 -3 +12~36 ゴブリン、キラービー 西ミスト平原5 -3 +12~36 ゴブリン、キラービー 西ミスト平原6 -3 +12~36 ゴブリン、キラービー 西ミスト平原7 -4 +16~48 ゴブリン、キラービー バウンドファット【HP2218】 入手アビリティ ページ 名称 ランク 取得チョコボ 1 居合い抜き SR+ 不意打ち SR+ 狙い撃ち SR+ 湧 SR+ 居合い抜き SR 不意打ち SR 狙い撃ち SR 白 湧 SR 2 技能の神印 SR 黒 ポイズン R+ 白 セラフストライク R+ 白 竜剣 R+ 白 連続拳 R+ 白 バイパーバイト R+ 虎 R+ 魔物のレクイエム R+ 3 技能の聖印 R+ 白 ポイズン R セラフストライク R 竜剣 R 連続拳 R バイパーバイト R 白 虎 R 黒 魔物のレクイエム R 黒 4 技能の聖印 R 黒 ストーン N+ 黄 ウォータ N+ 黄 エアロ N+ ファイア N+ ブリザド N+ 黄 サンダー N+ 黄 土遁の術 N+ 黄 5 水遁の術 N+ 黄 風遁の術 N+ 黄 火遁の術 N+ 黄 氷遁の術 N+ 黄 雷遁の術 N+ 黄 轟天 N+ 黄 滴 N+ 黄 レッドロータス N+ 黄 6 ヘヴィスイング N+ 黄 フロストバイト N+ 黄 ストーン N 黄 ウォータ N 黄 エアロ N 黄 ファイア N 黄 ブリザド N 黄 サンダー N 黄 7 土遁の術 N 黄 水遁の術 N 黄 風遁の術 N 黄 火遁の術 N 黄 氷遁の術 N 黄 雷遁の術 N 黄 轟天 N 黄 滴 N 黄 8 レッドロータス N 黄 ヘヴィスイング N 黄 フロストバイト N 黄 修行僧の山 名前 LP EXP 出現モンスター ボス 備考 修行僧の山1 -3 +12~36 ボム、シーアイビス 修行僧の山2 -3 +12~36 ボム、シーアイビス 修行僧の山3 -3 +12~36 ボム、シーアイビス マザーボム【HP2433 弱点:氷属性】 修行僧の山4 -3 +12~36 ボム、シーアイビス 修行僧の山5 -3 +12~36 ボム、シーアイビス 修行僧の山6 -3 +12~36 ボム、シーアイビス 修行僧の山7 -4 +16~48 ボム、シーアイビス マザーボム【HP2506 弱点:氷属性】 入手アビリティ ページ 名称 ランク 取得チョコボ 1 かまいたち SR+ 破滅の歌 SR+ 剣の舞 SR+ かまいたち SR 破滅の歌 SR 剣の舞 SR 技能の神印 SR 陣風 R+ 2 蹴り R+ ラスプ R+ 連続拳 R+ バイパーバイト R+ 白 虎 R+ 魔物のレクイエム R+ 技能の聖印 R+ 陣風 R 3 蹴り R ラスプ R 連続拳 R 黒 バイパーバイト R 黒 虎 R 魔物のレクイエム R 黒 技能の聖印 R ストーン N+ 4 ウォーター N+ エアロ N+ ファイア N+ ブリザド N+ サンダー N+ 土遁の術 N+ 水遁の術 N+ 風遁の術 N+ 5 火遁の術 N+ 氷遁の術 N+ 雷遁の術 N+ 轟天 N+ 滴 N+ レッドロータス N+ ヘヴィスイング N+ フロストバイト N+ 6 ストーン N ウォーター N エアロ N ファイア N ブリザド N サンダー N 土遁の術 N 水遁の術 N 7 風遁の術 N 火遁の術 N 氷遁の術 N 雷遁の術 N 轟天 N 滴 N レッドロータス N ヘヴィスイング N 8 フロストバイト N+ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kakiterowa/pages/112.html
【参加者名】忘却のウッカリデス 【トリップ】◆DNdG5hiFT6 【所属ロワ】アニロワ2nd 【ロワ内性別】男 【外見設定】ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス反逆のルルーシュ 【特徴その他】 【書き手紹介】 代表作:「悪意の花」、「Beautiful Dreamer ~Smile Again」 『あまりにもワカメらしすぎる死に様』と評価されている間桐慎二の死亡SSを書いた人。 またほのぼの組全滅後、ゆたかの夢に彼女らを登場させ住人の涙を誘った。 その一方でカップル?をイチャイチャさせるのにも定評があったりするが、 キャラの予約し忘れや、一部分を投下し忘れたりとうっかりが多い。 (パロロワ企画交流所雑談所・毒吐きスレ 2375より) 【登場話:全十二話】 073 貫けよ、その仮面で 094 諸君、私はかがみんを苛めるのが大好きだ 105 新しい朝が来た、対主催の朝だ 124 POWER STAGE 149 書き手の誓い 160 幸せは願うもの。叶えるもの 164 混ぜるな自然 190 愛だよ、愛 206 尻といったな?見せてやる!俺の熱い尻への愛情を! 207 蟹座の爪の悪夢 221 ランチタイムの時間だよ 229 最速の人へのレクイエム 238 trigger
https://w.atwiki.jp/sysd/pages/2205.html
ジェイエムテクノロジー 本店:福岡市博多区下川端町3番1号 【商号履歴】 ジェイエムテクノロジー株式会社(2007年3月1日~) 株式会社ジェイエムネット(1995年3月1日~2007年3月1日) 【株式上場履歴】 <福証Qボード>2004年11月25日~2012年2月20日(株式会社豆蔵OSホールディングスが全部取得) 【筆頭株主】 植木一夫会長 【連結子会社】 ㈱ソフトライン 東京都港区 100% 【合併履歴】 2007年3月1日 株式会社ジェイエムソリューションズ 2001年2月 日 株式会社ジェイエムソフト 【沿革】 平成7年3月 大阪市西区靭本町において、マルチメディア・システム企画営業を目的として株式会社ジェイエムネットを資本金1,000万円をもって設立 平成7年10月 半導体製造装置のエンジニアリングサービス事業(半導体事業)を開始 平成8年7月 事業拡大に伴い、本社を大阪市西区西本町に移転 平成8年9月 受託開発を主体としたIT事業を開始 平成10年4月 事業拡大に伴い、本社を大阪市北区豊崎に移転 平成10年11月 事業拡大に伴い、本社を大阪市北区西天満に移転 平成11年3月 ソフトウェア開発部門を分社化し、大信情報システム株式会社と共同で株式会社ジェイエムソフトを資本金30,000千円で大阪市北区西天満に設立(当社出資比率60%) 平成11年7月 福岡事業所(福岡市博多区)を開設 平成12年3月 東京事業所(東京都八王子市)を開設 平成12年7月 東京事業所を東京都台東区に移転 平成12年8月 株式会社ジェイエムソフトを当社100%の子会社とする 平成12年9月 北九州事業所(北九州市小倉北区)を開設 平成13年2月 ソフトウェア開発部門の統合を図るため、株式会社ジェイエムソフトを吸収合併 平成13年2月 資本金を10,600千円に増資 平成13年2月 資本金を13,000千円に増資 平成13年2月 資本金を14,200千円に増資 平成13年6月 資本金を68,700千円に増資 平成13年10月 システムLSI事業(半導体事業)を開始 平成13年11月 事業拡大に伴い、本社を福岡市博多区に移転、福岡事業所を本社とする、旧大阪本社を大阪ITセンターとする 平成14年2月 大分テクノロジーセンター(大分県別府市)を開設、東京事業所を東京都千代田区に移転し東京事業本部とする、大阪ITセンターを大阪市西区に移転、北九州事業所を本社に統合 平成14年6月 事業拡大に伴い、横浜R&Dセンター(横浜市金沢区)を開設 平成14年6月 事業拡大に伴い、北九州ラボラトリ(北九州市若松区)を開設 平成14年6月 事業拡大に伴い、本社を福岡市博多区博多駅前二丁目に移転 平成14年7月 資本金を128,700千円に増資 平成15年9月 横浜R&Dセンターを神奈川県鎌倉市に移転し大船R&Dセンターとする、大阪ITセンターを大阪市北区に移転し大阪出張所とする 平成16年3月 事業拡大に伴い、本社を福岡市博多区下川端町に移転、大分テクノロジーセンターを大分県別府市餅ケ浜町に移転 平成16年11月 福岡証券取引所Q-Board市場に株式を上場、資本金を213,700千円に増資 平成16年11月 大船R&Dセンターを移転し福岡R&Dセンター(福岡市早良区)とする 平成17年4月 事業拡大に伴い、北九州ラボラトリ(北九州市若松区)を移転 平成17年6月 大阪出張所を移転し、大阪営業所(大阪市淀川区)とする 平成17年8月 大信情報システム株式会社の株式を取得し、当社の100%子会社とする 平成17年11月 子会社である大信情報システム株式会社の商号を、株式会社ジェイエムソリューションズに変更 平成18年1月 株式会社インデックスとの資本提携により資本金を326,200千円に増資 平成18年2月 システムLSI部門の整理・統合のため、北九州ラボラトリ(北九州市若松区)を閉鎖 平成18年12月 事業拡大に伴い、沖縄出張所(沖縄県浦添市)を開設。事業拡大に伴い、四日市事業所(三重県四日市市)を開設 平成19年3月1日 子会社である株式会社ジェイエムソリューションズを吸収合併するとともに、商号を株式会社ジェイエムネットからジェイエムテクノロジー株式会社へ変更 平成19年5月 採用拠点の集約化のため、沖縄出張所(沖縄県浦添市)を閉鎖 平成19年8月 飯田橋事業所(東京都千代田区)を閉鎖し、新宿事業所に統合 平成19年8月 四日市事業所を移転し、名古屋事業所(愛知県名古屋市)とする 平成19年9月 株式会社ソフトラインの株式を取得し、当社の100%子会社とする 平成20年1月 システムLSI部門の整理・統合のため、大分事業所(大分県別府市)を閉鎖 平成20年2月 IT事業の集約化のため、名古屋事業所(愛知県名古屋市)を閉鎖
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3763.html
時は夕刻 真っ赤に染まった住宅地を、裂邪は歩いていた どうやら学校帰りらしい (裂邪 平和すぎる (シェイド 良イ事デハナイノカ? (裂邪 それはそうだけど、もっと刺激が欲しい 『COA』の時みたいに誰かを失うのは御免だけど (シェイド オ前ノ言ウ“刺激”ニハソウイウ物モ必ズ含マレルト思ウガナ (裂邪 んな刺激じゃなくてさぁ、何かあるじゃん? ロリっ子が襲われてるとかさ (シェイド ソノ関連シカ考エラレナイノカ (裂邪 いーや? まだあるよ 《レイヴァテイン》 パスを大きな盾に変化させ、背後からの攻撃を防いだ 金属同士が激突するような甲高い音が辺りに響く (裂邪 逆にロリっ子に襲われたり、ね 盾の向こうには、白い半透明の刃 そして (少女 ほぅ・・・少し見ない間に、妙なものと契約しているなぁ? 幾つもの霊魂を従えた、白い髪の、やけに胸の大きな、黒スーツの少女―――R-No.4 (裂邪 久しぶりだね、レクイエムちゃん もしかして俺を殺しに来たとか? できれば制服傷つけたくないから帰って着替えてから相手してあげたいんだけど (レクイエム 私が貴様の戯言に付き合うとでも思ってるのか? (裂邪 ですよね、制服は諦めるよ。 シェイドォ! (シェイド 了解シタ 西日で出来た長い影から無数の黒い腕がのびる (レクイエム ふん、またそれか・・・馬鹿の一つ覚えだな (裂邪 こうしなきゃ戦えない性質なのよ、俺弱いし あと折角だから言わせてね と、彼はわざわざポージングまで決めて、 (裂邪 ・・・俺、君臨! (シェイド [何ヲヤッテオルノダ・・・] (レクイエム 貴様・・・一々癇に障る小僧だ! 霊魂を制し、再びその刃を突き立てる が、裂邪はその刃を盾で防いでいく (レクイエム どうした? 守るだけでは私は殺せんぞぉ!? (裂邪 そもそもお前を殺す気なんてない! (レクイエム は? (裂邪 生きてなきゃダメなんだ、お前は・・・だから、俺はお前を殺さない (レクイエム ふざけるなぁ!! 背後から、蹴り飛ばされる裂邪 「レイヴァテイン」を盾から槍に変えて、コンクリートに突き立てて態勢を整える (レクイエム 私を殺す気がない? 生きなければならない? あの時の貴様は何処へ行った!? 私と殺しあったあの時の貴様はどうした!? あのゲームの中で何か変わったとでも言うのか!? (裂邪 ッヒヒ・・・さぁ、ね (レクイエム チッ・・・期待した私が馬鹿だった ここで貴様の魂も貰ってやろう! ひゅ、と彼女の姿がその場から消える (裂邪 くっ・・・今度は何処から――――― パシャ シャッター音が、遥か上空から聞こえた 見上げれば、胸元に何かをしまっているレクイエムの姿が (裂邪 上か!? (レクイエム 幼気解放・・・『レクス・トレメンテ』! 大地は揺れる 大地は沈む 大地は割れる 大地は歪む その大きな地殻変動は、周囲の家屋を次々と倒壊させていった (裂邪 な・・・・ぁ・・・・ (レクイエム ふふふふふ・・・さぁ、何人殺せたかな? 彼女は再び、瞬間移動して既に荒れ果てたアスファルトに降り立った 怪しい笑みと冷たい目は、呆然と立ち尽くす黒い影に向けられる (レクイエム 貴様、いつか言ってたなぁ? 貴様以外の人間を殺すな、と たった今それを破ってやったぞ? これでやる気になったか? 吐き捨てるように尋ねるレクイエム やがて裂邪は (裂邪 ・・・・・・ウヒヒヒヒ (レクイエム ん? (裂邪 ヒハハハハハハハハハハハハ!! あぁ、やっぱそうだよなぁ? “化物”相手にゃ“化物”が最適だ 槍になっている「レイヴァテイン」をパスに戻すと、 彼の身体を、夥しい数の黒い腕が纏う (裂邪 人間てのは厄介だよなぁ “優しさ”だとか“善意”だとかの所為で己のやりたい事を抑制しちまってんだ だったらよ、そういういらねぇもんを捨てちまったら 影が一気に彼を包み込み、巨大な黒い怪物が姿を現す (裂邪 【人間の1人や2人の命、簡単に滅ぼせるよなぁ? ま、貴様みてぇな飲まれた奴ぁ、“人間”っていうのかどうかも分かんねぇけどよぉ!】 (レクイエム ・・・あぁ、その姿だ!その力だ! 私を・・・あの時、私を戦いに酔わせた元凶はぁ! その姿になった貴様を殺した時こそ・・・私の欲は満たされる!! 彼女の右腕に、周囲に散った霊魂が集中する さらに、胸元から取り出した小ビンを右手で握りつぶし、より多くの霊を集める それらは白く、巨大な腕・・・否、上半身だけの白い巨人を形作る (レクイエム 『イン・パラディズム』・・・貴様を楽園にいざなってやろう! (裂邪 【ヒハハハハハハハハハ!!やれるもんならやってみろぉ!】 白い巨大な拳と、黒い巨大な爪のぶつかり合い 白い巨体から飛び出す刃と、黒い巨体からのびる刃のぶつかり合い どちらも、引き下がる様子はない (レクイエム ほぅ、『イン・パラディズム』と対峙して1秒以上持ったのは貴様が初めてだ・・・だが! ぐわっ!と大口を開ける白い巨人 黒い化物を頭から丸呑みに――――――――しようとした時、 その黒い化物は、忽然と消えてしまった (レクイエム またこの技か・・・厄介だな チッ、あの時あの小僧の血の一滴ぐらい、とっておくべきだったか・・・ まぁいい、今の奴の姿のサンプルさえあれば 胸元から、携帯電話を取り出したときだった (裂邪 【「ヒエロニムスマシン」、だろ?】 (レクイエム ッ!? その気配に気づいた時、既に彼女は黒い爪の一撃を受け、遥か彼方に飛ばされていた (レクイエム カ・・・ハァ・・・貴、様ぁ・・・何故、それを・・・? 背骨をやられたのか、背中を押さえている (裂邪 【「ヒエロニムスマシン」。戦後間もない頃、ヒエロニムスという男が作り出した万能マシン 対象人物の写真などがあれば、その人物の健康診断や治療が可能、 さらに土地などの写真を使えばその土壌を豊かにすることもできる 貴様の治癒能力やこの地殻変動は全てその能力だろう?】 (レクイエム ・・・フッ、なかなか、勘が鋭いな (裂邪 【そして貴様の瞬間移動能力。「幼気」で捻じ曲げてんだろ? そもそも「ヒエロニムスマシン」に「物体の移動」なんてものはない が、このマシンは毛虫の駆除に使用されていたらしいが、 木の上から全て跡形も無く消え去っていたとはいえ、 “この世から物質が全く消滅するなんてもんはありえねぇ” んなことする為にゃ、この宇宙を丸ごと消滅できるエネルギーがなければならん つまり、貴様は『消滅』のギミックを歪曲させ、別の座標に物質を移動させた、っつうわけだ それに、携帯電話なら、一々写真を用意しなくとも、全部SDに入るから楽だろうしなぁ】 (レクイエム ほぅ、そこまで推理していたか・・・意外だったな 折れていた背骨を、自身の能力で治療する (レクイエム そう、私は「お憑かれ様」と契約する以前に「ヒエロニムスマシン」と契約していた・・・ だがそれが分かって何になる? 勝機でもあるのか? (裂邪 【決まってんだろ? マシンの本体さえ破壊すりゃ、貴様は幽霊しか操れねぇただの小娘だ!】 (レクイエム ふふふふ・・・その甘さはどの姿でも変わらんな 中傷する様に笑いながら、彼女は胸に挟んでいる携帯電話や小ビンを全て取り出し、上着を脱ぎ捨て、 あろうことか、ワイシャツのボタンを上から順に外してゆく (裂邪 【あぁ? いきなりストリップでも始めんのか?】 (レクイエム 馬鹿か貴様は・・・ 見せてやろうと言うのだよ、「ヒエロニムスマシン」の“本体”を 谷間だけを露出させ、その谷間の奥を見せ付ける そこには、よくわからない模様のような刺青が彫られていた 何か、機械を思わせる、その模様 (裂邪 【・・・まさか、設計図か!?】 (レクイエム ご名答だ。「ヒエロニムスマシン」は強力でな “設計図だけで起動できる”唯一の機械なのだよ ボタンを付け直しつつ、彼女は不敵に笑う (裂邪 【貴様も十分厄介じゃねぇか・・・どうやら、貴様を殺した方が手っ取り早いみてぇだな?】 (レクイエム 面白い事を言う。能力を晒しただけで、私の戦力は変わら――――――ッ! 彼女は思い出す、以前の彼との戦闘を 瞬時に消えた後、姿が無いまま攻撃を仕掛けてくる、あの技 (レクイエム (あれをされれば確かに勝機はこちらにない・・・もし異空間なら、あいつが消えた瞬間に) 彼女の読みは当たった。化物の姿は、また忽然と消えてしまう (レクイエム 来た! 追うように、彼女もその場から消え去った すぐに彼女の目の前に広がったのは、闇と光が反転した世界 (レクイエム ふん、悪趣味な異空間だな (裂邪 【おやおや、私の空間に入ってくるとは】 (レクイエム 以前のように奇襲されては困るから・・・・・・な? 確かに、彼の声だった。だが、その姿は何処にも無い。あの巨大な化物も (レクイエム もう地上に逃げたか? なら今すgガァッ!? 何かに、横から叩き付けられたレクイエム しかし、その「何か」が、そこにはない (レクイエム な・・・何だというのだ!? (裂邪 【私から一つ助言をしてやろう。“影”が“影”の中で認識できると思うな】 今度は彼女の右肩を何かが貫通する 咄嗟に押さえるが、穴はあるのに刺さっているはずの物が無い しかし、刺さっている感覚はある (レクイエム ぁつっ・・・・い、一体何を・・・!? (裂邪 【簡単なことだ。私は今、シェイド達「シャドーマン」と半分融合している状態にある 故に、この私、黄昏裂邪も「シャドーマン」の一部だ 「シャドーマン」は“影”、ここは“影”のみが存在する『シャッテン・ヴェルト』・・・ 水中で水の攻撃をされるのと同等だということだ】 (レクイエム 馬、鹿な・・・そんなことが、あttア゙ァァッ!? (裂邪 【この地に“影”があるならば、そこは全て私のテリトリーだ 貴様は、踏み入ってはならなかったのだよ・・・この世界に】 彼女の霞んだ視界には、微かに人の形が映った (レクイエム グッ・・・わ、たし、は・・・負け・・・ (裂邪 【あぁ、貴様の負けだ・・・『シャッテン・レーゲン』】 レクイエムの身体が貫かれ、黒い世界と白いワイシャツは、血で赤く染まった ...To be Continued/幼魔は温もりを知るへ 前ページ次ページ連載 - 夢幻泡影
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3934.html
学校町東区の住宅地――― (R-No.4010 こりゃとんでもねぇな・・・何があったんだ? (R-No.455 爆発らしいぜ? 契約者同士のドンパチがあったとか (R-No.4300 ぁーあ! 誰もいねぇところでやればいいのによぉ!ド畜生! 家屋が数棟倒壊している現場で、口々に文句を言いながら作業をしている黒服の男達 そこに、怒声が響いた (レクイエム 貴様等ァ!! ごちゃごちゃうるさいぞ! 口を動かす力があるなら手と脳を働かせろ!! (一同 すみません、姉御!! (レクイエム それはやめろと言ってるだろう!?/// 白いセミロングを夜風に靡かせ、豊満な胸を抱えるように腕を組んでいる少女――R-No.4 彼女はR-No.内の事後処理班の指揮を担当している 都市伝説や契約者同士の戦闘後の現場を修復し、 現場周辺にいた目撃者や、戦闘による犠牲者の記憶を消去する それが事後処理班の任務だ 因みに、救護班と行動を共にする事が殆どである (R-No.45 申し訳ない、R-No.4。あいつら、あんたが帰ってきたから最近テンションが高くて (レクイエム ふん、構わん・・・居場所があるだけで、私は嬉しい 一瞬だけ見せた彼女のその笑顔は月に照らされ、とても美しく見えた (レクイエム ・・・ところで、R-No.40は何処だ? (R-No.45 あぁ、彼女は―――― と、その時 瓦礫の中から、黒いセミショートヘアの、小学校低学年程の少女が、ぴょこりと顔を出した ・・・それも、同じ顔があちこちに、ざっと10人ほど (少女 「「「「報告なのれす!! %&#Ω$*@+Д!!」」」」 最初の言葉は、見事に一致した 後半は、様々な言葉がごちゃ混ぜになっていた (レクイエム R-No.40! 同時に喋るなと何度言えば分かる!? (R-No.40 「「「「も、申し訳ないのれすぅ・・・」」」」 (R-No.45 あ、一番奥のR-No.40が怪我人を発見したそうです (レクイエム そうか、貴様がいてくれて助かった おい誰か!救護班を呼べ!怪我人だ! ここで少し解説を 少女―R-No.40は、「ローシュタインの回廊」に飲まれた黒服 「ローシュタインの回廊」とは降霊術の一種で、「スクエア」の名でも知られる 部屋の4隅に1人ずつ立ち、壁伝いに隣の隅にタッチしてタッチされた者が同じようにして隣の隅へ・・・ この行動は5人いないと成功しないのだが、いつの間にか『存在する筈の無い5人目』が現れるというものだ これにより、彼女は『必要な数だけ霊を召喚する能力』が使える 10個も同じ顔があるのは、彼女の幼気の所為である そしてレクイエムの隣にいた男性―R-No.45は「聖徳太子」に飲まれている 教科書に載るほどの有名な偉人であるが、近年その存在自体が危ぶまれている そうでなくとも、彼には様々な逸話があるのだが 先程の彼の力はその一つ、『10人の声を同時に聞き分けることができる能力』だ さて、怪我人が運ばれて暫くした時だ (レクイエム ・・・む? ひらり、彼女の目の前を何かが風に乗って飛んでいく 持ち前の瞬発力でそれを掴み取り、見ると、それは写真だった とても小さな、可愛らしい2人の少女が写った写真 (レクイエム ・・・ふふ、平和なものだな (R-No.40 あ~すみませんなのれすぅ! と、向こうから血相を変えて駆けて来たのはR-No.40 (レクイエム 貴様のか? 全く・・・大事なものならきちんとしまっておけ (R-No.40 重ね重ね申し訳ないのれすぅ、ありがとなのれす! (レクイエム ふっ・・・貴様の姉妹か? (R-No.40 え、えぇ、まぁ・・・ 僅かに、表情を曇らせたことにレクイエムは気づくことなく (レクイエム そうか・・・可愛い娘達だ (R-No.40 えへへへ・・・あ、でも片方は男の子なのれすよ? と言った後、彼女は誰かに呼ばれてそちらへとまた駆けていった (レクイエム ・・・・・・・ハァ!? 完全に、女の子にしか見えなかったのに 心から驚いてしまったレクイエムであった ...To be Continued 前ページ次ページ連載 - 赤い幼星
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3929.html
「「「「「「「ぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁあああああああああああああっ!!!!!」」」」」」」 住宅街のど真ん中に轟く雄叫び 獅子、牛、鷲、目元に札の貼られた人間の、4つの頭部を持ち、 その背に2対の翼を携え、子牛のような両足を持った、 筋骨隆々の化物と呼ぶに相応しい者の群れが、闇の中に炎を揺らめかせながら飛んでいた しかしこれは化物でも悪魔でもなく、歴とした天使である 全く同じ姿をした2メートル程の男の群れの中に、唯一巨大な3メートル程の大男 彼こそがこの群れの核であり、「ケルビム」に飲まれた「13使徒」の1人 「ジャバヴォッグ」――サミュエル・プラタニア (レクイエム ――――っちぃ! あの男、次に会ったら徹底的に殺す!! サミュエルをこの場に置いて去っていったメルセデスを呪いながら、 彼女は「ヒエロニムスマシン」の能力で一度姿を消し、その上空に転移した そして、真下に向けて携帯電話を構えてシャッターを切り、胸元にしまう (レクイエム くぅ、これだけの数は流石に転移しきれんか・・・ならば 彼女が目を瞑り念じると、波動のようなものが彼女の身体から発せられ、 真下の家々へと拡がっていった 直後に、サミュエルの群れの数人が、住宅の破壊活動を始めた が、それらは全てびくともしない ふふふ、と笑って、レクイエムは再び地上に瞬間移動した (レクイエム 悪いが被害は最小限に抑えさせてもらうぞ。この一帯は私の能力で幾分頑丈になっている くるりと向きをレクイエムの方に替えるサミュエル達 (レクイエム こちらも幾分腹が立っているのでなぁ・・・ もう貴様等の好きにはさせんぞ!「組織」の名においてぇ!! 彼女は胸元の小ビンを2つ、3つ取り出し、握り潰して水をばら撒いて、 普段よりも多くの霊魂を自らの周囲に展開し、それらを白い刃に変える その瞬間、 「「「「「ぁああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」」 再び雄叫びをあげ、巨体の群れは一斉に動き出した 彼女は迫り来る無数の腕を、無数の刃で押さえ込む その熱気、気迫、そして余りの多さに、思わず声を漏らす (レクイエム 「犬鳴村」の時とはっ、訳が違うな・・・ 単体でなら、まともに戦えただろうに・・・嫌な置土産だ! 刃で巨体を弾き、数体のサミュエル兵の腹部を刃で貫く さらに貫いた瞬間に刃はUターンし、首筋を掻き斬った ぶあっ!!と血が噴き出し、それらは力無く倒れ光の粒子に変わっていった 頬を濡らした返り血を拭いながら、ふぅ、と一息吐くレクイエム (レクイエム まずは・・・っと、数えてもあまり変わらんか 勢力が減ったことさえ感じさせないサミュエルの群れ いや、先程よりも増えているかも知れない ―――1体や2体では話にならない・・・なら狙うは本体か! ふっと姿を消し、彼女は群れの中央にいた巨人――サミュエル本人の目の前に移動して、 腕に作り上げた白い刃によってその身体を貫かんとする しかしサミュエルの太い腕がそれを払い除け、逆にその大きな拳を叩きつけようとした 彼女は再びその場から消えると、今度は彼の真後ろに現れ、その翼に向けて刃を振りかざす が、鷲の頭部がレクイエムの姿を捉えたと同時に、彼女は真横からの拳を受けてしまった 黒いスーツが焦げると同時に、みしり、と鈍い音 (レクイエム っがぁ!? 飛ばされた小さな身体は、そのまま壁に激突する―――――――前に、 壁の前にいたサミュエルの分身が、飛んできたレクイエムをハンマーの如き拳で、地面に殴りつけた べきっ、というまたもや鈍い音 すかさず拳が迫るが、その拳が砕いたものはアスファルトのみ 彼女は群れからある程度距離をおいた位置にテレポートした 血と一緒に、小刻みに息を吐き出す (レクイエム ッハァ・・・くっ、何、て馬鹿力だ・・・ 抑え込むのに3日かかるというのは、満更嘘では無さそう、だな・・・ 小さく舌を打ち、ぼろぼろになった上着を破いて脱ぎ捨てる そして自らの能力で骨折した身体を治癒し、ワイシャツ1枚に包まれた胸を揺らしながら立ち上がると、 周囲に展開していた死霊の刃を使役し、サミュエル本体に狙いを定めて一斉にその切っ先を突き立てる ぱっ、と紅い花弁が散る サミュエルの両腕と、その分身数体の翼や胸、首から血が噴き出していた 心臓を突かれ、頚動脈を切られた分身達は、光となって絶命した それでも、レクイエムの表情は曇ったままだ 彼女の狙いは、あくまでこの軍団の核であるサミュエル本人 幾ら分身を倒そうが、彼が生きている限り幾らでも増え続ける 荒い呼吸を少しずつ整えながら、彼女はサミュエルを睨みつけていた (レクイエム っくそ・・・やはり、取巻きが厄介だな・・・纏めてやれるか・・・? す、と右手を挙げ、霊魂を己の元に集わせる ふわふわと浮いている魂は、次第に巨大な塊となり、 (レクイエム 『イン・パラディズm―――――――――ッ!? 群れに襲いかかる、筈だったのだが、 サミュエル兵が1体、背後に来ているのに気が付いた 時既に遅し、彼女は灼熱の拳を背中に受けた 血を吐きながら宙を舞うその小さな身体を、背後にいた兵が髪を掴んで捕らえる 苦悶の表情を浮かべるレクイエムは、何とか脱出しようと瞬間移動を試みたが、 (レクイエム っぁあぁああああぁ!? 背中から伝わる衝撃で、集中が途切れてしまった 服が燃えて露出した背中に、炎の拳で殴りつける 熱さと痛みが、同時に彼女の脳を支配する 無論それだけではなかった (レクイエム ――――――――っあ゙ぁ゙っ!? 腹部に感じる、今まで重い衝撃 サミュエル本人による3メートルという巨体が放つ拳は、胃の中のものを逆流させる 必死に抑えたレクイエムだったが、2発目を受けた瞬間に抑制することができなくなった 打撲音と共に、苦痛な叫びが響き渡る 数撃ほど殴ると、束縛を解放されたレクイエムは、殴られた勢いで他の分身の元へ飛んでいき、 そこから群れ全体へ、まるでキャッチボールの如く、1人、また1人へと殴り飛ばされる 彼女はその後最後の1人によって、地面へと勢いよく叩きつけられた 既に、虫の息である 「ヒエロニムスマシン」による再生も追いつかず、「お憑かれ様」の死霊も消えてしまった 成す術の無い彼女に、無慈悲にも拳が向けられる ぎり、と歯を噛み締めながら、尚もサミュエルを強く睨む 気づかれ始めたのか、民家に侵入している分身もいた (レクイエム ・・・っま・・・・て・・・・ 声も出せず、力も出せない彼女に、拳が振り下ろされた バチッ!!という電撃音と共に、サミュエルの拳がぴたりと止まった レクイエムは無理に身体を起こし、目を見張った 長く真っ赤な髪を風に靡かせる黒いスーツの少女が、 その手に赤い光を伴いながら大男の拳を受け止めていた 喉に残った血を吐き出して、彼女は少女の名を呟く (レクイエム ・・・ロー、ゼ・・・・ (ローゼ ご苦労様でしたわ、ここから先はワタクシが引き受けますの 拳を払い、ジャンプしてその巨体を蹴り飛ばす 直後に民家の破壊活動を開始しようとした分身達に赤い光条が命中する 槍のように伸びたその鋭い光は急所を的確に捉え、それらは夕闇に消えていった すたっ、と着地をしてすぐに周囲を見渡す 未だにサミュエルの軍団が減る様子は無かった (ローゼ 厄介ですわね・・・世界を壊しかねないから、あまり本気は出したくはないのだけど 周囲に赤い壁を展開するローゼ 襲いかかる拳が、再び弾き返された (ローゼ ワタクシの仲間を酷い目に合わせる殿方には・・・お仕置きが必要ですわ 赤い瞳でサミュエル達を睨むと、両手を広げて背に赤い光の翼を生やした 辺り一帯に赤い燐光が漂い、きらきらと輝き始める やがてその小さな光の粒子は互いにぶつかり合い、バチッ、バチッ、とスパークを打ち鳴らし、 (ローゼ 「フォトンベルト」の真の力、見せて差し上げますわ 次代に相応しき者達を選別しなさい・・・『フォトン・フィールド』! 燐光がゆらりと波を作り、大きな紋様を描いていく 次の瞬間、サミュエル達に異変が起きた ある者は頭を、ある者は自らの身体を抱えて苦しみ始める 彼等の皮膚がぼこぼこと徐々に膨張し、 ぱんっ!という大きな破裂音と共に身体中から溶岩の如く血が噴き出す 飛び散った血液は、サミュエル自身を纏う炎によって蒸発してゆく (レクイエム っな・・・何、が・・・? (ローゼ お静かに、今、治療いたしますわ 状況を飲み込めてないレクイエムを、ローゼは取り出した薬で治療する ワイシャツは焼け焦げたままだが、傷だらけの身体は完治し、体力も回復した 手を引いて彼女を立たせて、ローゼは口を開いた (ローゼ 「フォトンベルト」には恐ろしい噂がありますの 『地球がフォトンベルトに突入した時、地上は電子レンジに入ったような状態になる』・・・ あの方達には今、そんな状態を体験して頂いてますのよ (レクイエム なるほど・・・だが私や住民達は大丈夫なのか? (ローゼ ご心配なく、その噂は『この状態から無事生き残った者は、次の世――五次元世界に行ける』と続きますの そこを少し捻じ曲げて、ワタクシが許可した方達だけが無事であるように致しましたわ (レクイエム ・・・そう、か 一度でも、この女を殺そうとしていた自分が馬鹿馬鹿しい レクイエムは自重気味に小さく笑った そして、2人は未だ立ちはだかる敵の群れを見た (ローゼ 流石に、これだけではお眠りになられませんわね・・・ ワタクシはこのままこの方達を鎮めなければなりませんが、R-No.4は――― (レクイエム 貴様の命令など聞かんぞ、こいつらは元々私の獲物だ まだあのデカブツに一発も決めてないのでな それに、他人に尻拭いなどされては、いよいよ私の立場が危うくなる (ローゼ ・・・では・・・死ぬ事のありませんように! (レクイエム あぁ! 互いに反対方向へ跳び、振り下ろされた拳を避ける 血塗れになった分身が迫るが、それを蹴りで止め、赤と白の刃で息の根を止める 拳は強靭な肉体を穿ち、 蹴りは猛進する豪腕を砕き、 刃は灼熱の炎さえも断ち斬る 次々と襲いかかる弱りかけた分身達にものともせず、2人は一撃、また一撃と決めてゆく (レクイエム 邪魔を・・・するな! (ローゼ 貴方達の相手をしている暇はありませんの! 2人の狙い、それは―――――群れの中核、サミュエル唯一人 瞬時にサミュエルの懐に入り込み、各々の能力で腕力を上げて腹を貫くように拳をぶつける 四つの頭に苦悶の表情を浮かべるサミュエルだが、 (サミュエル ぁあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああぁ!!!! 雄叫びをあげ、勢いよく拳を振るい少女を狙う しかし意識が朦朧としているのか、それとも彼女達が速かったのか、 拳は2人を反れて地を抉り、隙を見てその頭部に2つの足が牙を剥いた 血を吐き出しながら、巨体は空中で大きく反りかえってゆく 態勢を整えようとして、サミュエルはその状態のまま堪えたが、 目の前に、星空をバックにして2つの人影が構えているのをはっきりと見た 右手の拳に赤い輝きを纏わせる赤髪の少女 左手の拳に白い霊魂を宿らせる白髪の少女 (ローゼ これで・・・! (レクイエム 終わりだ!! 2つの拳がサミュエルの顔面を捉え、アスファルトごと全ての頭部を打ち砕く 地響きのような音と砂埃をたて、サミュエルの巨体は大の字になって地に伏した 同時に、周囲のサミュエルの分身も、尚一層苦しみ始め、 宇宙まで届くかの如く断末魔を最期に光となって消えていった 残ったのは、物言わぬ3メートルの大男のみ (レクイエム ・・・やった、のか? 全てを終えて一気に力が抜けたレクイエムは、その場にへたり込んでしまった 慌ててその身体を支えるローゼ (ローゼ だ、大丈夫ですの!? (レクイエム あぁ、まぁな・・・手を煩わせて済まなかった (ローゼ ・・・いいえ、貴方も本当にご苦労様でしたわ そう答えて、ローゼは微笑みを浮かべる ふふっ、とまた小さく笑うと、レクイエムは息絶えた大男を見て、 (レクイエム ・・・良かったのか? (ローゼ え? (レクイエム こいつ・・・サミュエル・プラタニアだったか・・・ 殺してしまったようだが、貴様の信条に反するのではないか? 彼女の言葉に、俯きがちになりながら、ローゼは答える (ローゼ ・・・この方は、既に飲まれていて・・・人格が破壊されているようでしたわ 恐らく、ワタクシがやっているようなやり方では、救えなかったと思いますの きゅっ、と唇を噛み締める 強い、強い怒りの念が露になってる その怒りが、このような人間を生み出したエイブラハムに向けられているのか それとも、そんな人間を救う事ができなかった自分に向けられているのか 察したように、レクイエムは小さく頷いた ...To be Continued 前ページ次ページ連載 - 赤い幼星
https://w.atwiki.jp/nennouryoku/pages/698.html
投稿日: 03/10/16 17 16 00656 能力名 白衣の堕天使(バッド・メディスン) タイプ 直接操作・精神操作 能力系統 操作系 系統比率 未記載 能力の説明 相手に触れている間、めまい、吐き気、腹痛、頭痛、せき、かゆみ・・などの「症状」を起こす事ができる。 軽い肩こりから極度の頭痛まで起こせるが、けがなどを除く相手の体で起こりうる範囲でのみ可能。 病気にしたり、けがをさせる事はできない。 逆に、触れている間相手の痛みや吐き気などの症状を抑える事もできる。 が、病気やけがなどの治療は不可能。 また、触れた相手の身体の不調や異常を発見することができる。 制約\誓約 - 備考 - レスポンス 類似能力 コメント すべてのコメントを見る 操作系 直接操作 精神操作
https://w.atwiki.jp/sgxdhikoushiki/pages/602.html
海のレクリエーション No.796 星 最大HP 最大ATK 最大DEF コスト アニメ 3 81 53 35 5 PS ギガノイズから受ける物理ダメージを7%減少(3ターン) +限界突破時のステータス 凸数 最大HP 最大ATK 最大DEF PS 0凸 1凸 2凸 3凸 4凸 5凸 星 最大HP 最大ATK 最大DEF PS 3 海のレクリエーション 81 53 35 ギガノイズから受ける物理ダメージを7%減少(3ターン) [[]] 相性のいいカード シンフォギアカード 星 属性 カード名 最大HP 最大ATK 最大DEF 最大SPD 最大CTR 最大CTD スキル [[]] [[]] メモリアカード 星 カード名 最大HP 最大ATK 最大DEF スキル [[]] [[]] メモリアカード
https://w.atwiki.jp/ffxi8bit/pages/17.html
魔法リスト 白魔法神聖魔法 バニシュ・バニシュII・バニシュIII・バニシュIV・ホーリー・ホーリーII バニシュガ・バニシュガII・バニシュガIII・バニシュガIV・フラッシュ・リポーズ・エンライト 回復魔法 ケアル・ケアルII・ケアルIII・ケアルIV・ケアルV・ケアルVI ケアルガ・ケアルガII・ケアルガIII・ケアルガIV・ケアルガV・ケアルラ・ケアルラII ポイゾナ・パラナ・ブライナ・サイレナ・カーズナ・ウィルナ・ストナ・エスナ・サクリファイス レイズ・レイズII・レイズIII・リレイズ・リレイズII・リレイズIII・アレイズ 強化魔法 リジェネ・リジェネII・リジェネIII・リジェネIV・リジェネV・リフレシュ・リフレシュII プロテス・プロテスII・プロテスIII・プロテスIV・プロテスV・プロテスVI プロテア・プロテアII・プロテアIII・プロテアIV・プロテアV・プロテアVI シェル・シェルII・シェルIII・シェルIV・シェルV・シェルVI シェルラ・シェルラII・シェルラIII・シェルラIV・シェルラV・シェルラVI バストン・バウォタ・バエアロ・バファイ・バブリザ・バサンダ バストンラ・バウォタラ・バエアロラ・バファイラ・バブリザラ・バサンダラ バスリプル・バポイズン・バパライズ・バブライン・バサイレス・バウィルス・バブレイク・バアムネジア バスリプラ・バポイゾラ・バパライラ・バブライラ・バサイレラ・バウィルラ・バブレクラ・バアムネジラ テレポホラ・テレポデム・テレポメア・テレポ・テレポルテ・テレポヨト・テレポヴァズ リコールジャグ・リコールパシュ・リコールメリファ デオード・スニーク・インビジ アクアベール・ブリンク・ストンスキン・ファランクス・ヘイスト・リアクト・イレース・オースピス エンストーン・エンウォータ・エンエアロ・エンファイア・エンブリザド・エンサンダー エンストーンII・エンウォータII・エンエアロII・エンファイアII・エンブリザドII・エンサンダーII アディバイト・アディマイン・アディカリス・アディアジル・アディスト・アディイン・アディデック ゲインバイト・ゲインマイン・ゲインカリス・ゲインアジル・ゲインスト・ゲインイン・ゲインデック 砂塵の陣・豪雨の陣・烈風の陣・熱波の陣・吹雪の陣・疾雷の陣・妖霧の陣・極光の陣 悪事千里の策・暗中飛躍の策・鼓舞激励の策・オーラ 弱体魔法 ディア・ディアII・ディアIII スロウ・パライズ・サイレス・スロウII・パライズII・アドル 黒魔法弱体魔法 ポイズン・ブライン・バインド・グラビデ・ディスペル・ブラインII スリプル・スリプルII・スリプガ・スリプガII・ブレイク・ブレクガ 強化魔法 ブレイズスパイク・アイススパイク・ショックスパイク・ デジョン・エスケプ・デジョンII・リトレース 精霊魔法 ストーン・ウォータ・エアロ・ファイア・ブリザド・サンダー ストーンII・ウォータII・エアロII・ファイアII・ブリザドII・サンダーII ストーンIII・ウォータIII・エアロIII・ファイアIII・ブリザドIII・サンダーIII ストーンIV・ウォータIV・エアロIV・ファイアIV・ブリザドIV・サンダーIV ストーンV・ウォータV・エアロV・ファイアV・ブリザドV・サンダーV ストンガ・ウォタガ・エアロガ・ファイガ・ブリザガ・サンダガ ストンガII・ウォタガII・エアロガII・ファイガII・ブリザガII・サンダガII ストンガIII・ウォタガIII・エアロガIII・ファイガIII・ブリザガIII・サンダガIII ストンジャ・ウォタジャ・エアロジャ・ファイジャ・ブリザジャ・サンダジャ ラスプ・ドラウン・チョーク・バーン・フロスト・ショック クエイク・フラッド・トルネド・フレア・フリーズ・バースト クエイクII・フラッドII・トルネドII・フレアII・フリーズII・バーストII 土門の計・水門の計・風門の計・火門の計・氷門の計・雷門の計・闇門の計・光門の計 インパクト・コメット・メテオ 暗黒魔法 バイオ・バイオII・バイオIII・ドレイン・ドレインII・アスピル・アスピルII・ドレッドスパイク アブゾバイト・アブゾマイン・アブゾカリス・アブゾアジル・アブゾースト・アブゾイン・アブゾデック トラクタ・スタン・メルトン・エンダーク・虚誘掩殺の策 呪歌重装騎兵のミンネ・重装騎兵のミンネII・重装騎兵のミンネIII・重装騎兵のミンネIV・重装騎兵のミンネV 猛者のメヌエット・猛者のメヌエットII・猛者のメヌエットIII・猛者のメヌエットIV・猛者のメヌエットV 戦士達のピーアン・戦士達のピーアンII・戦士達のピーアンIII・戦士達のピーアンIV・戦士達のピーアンV・戦士達のピーアンVI 魔物のレクイエム・魔物のレクイエムII・魔物のレクイエムIII・魔物のレクイエムIV・魔物のレクイエムV・魔物のレクイエムVI・魔物のレクイエムVII 薬草のパストラル・小話のオペレッタ・鶏のオーバード・ゴブリンのガボット・黄金のカプリチオ・光明のファンタジア・腹話のオペレッタ・破邪のロンド 光のスレノディ・闇のスレノディ・土のスレノディ・水のスレノディ・風のスレノディ・炎のスレノディ・氷のスレノディ・雷のスレノディ 剣闘士のマドリガル・剣豪のマドリガル・闘羊士のマンボ・闘龍士のマンボ 魔物のララバイ・魔物のララバイII・魔物達のララバイ・魔物達のララバイII・魔法のフィナーレ 魅了のエチュード・精神のエチュード・知恵のエチュード・機敏のエチュード・元気のエチュード・器用のエチュード・剛力のエチュード 魅惑のエチュード・理力のエチュード・英知のエチュード・俊敏のエチュード・活力のエチュード・妙技のエチュード・怪力のエチュード 魔道士のバラード・魔道士のバラードII・魔道士のバラードIII・ラプトルのマズルカ・チョコボのマズルカ 無敵の進撃マーチ・栄光の凱旋マーチ・狩人のプレリュード・弓師のプレリュード 耐光カロル第一楽章・耐震カロル第一楽章・耐波カロル第一楽章・耐風カロル第一楽章・耐火カロル第一楽章・耐寒カロル第一楽章・耐電カロル第一楽章・耐闇カロル第一楽章 耐光カロル第二楽章・耐震カロル第二楽章・耐波カロル第二楽章・耐風カロル第二楽章・耐火カロル第二楽章・耐寒カロル第二楽章・耐電カロル第二楽章・耐闇カロル第二楽章 戦場のエレジー・修羅のエレジー・乙女のヴィルレー・恋情のノクターン 女神のヒムヌス・魔物のシルベント・冒険者のダージュ・警戒のスケルツォ 忍術遁甲の術:壱・遁甲の術:弐・物見の術:壱・ 土遁の術:壱・水遁の術:壱・風遁の術:壱・火遁の術:壱・氷遁の術:壱・雷遁の術:壱 土遁の術:弐・水遁の術:弐・風遁の術:弐・火遁の術:弐・氷遁の術:弐・雷遁の術:弐 土遁の術:参・水遁の術:参・風遁の術:参・火遁の術:参・氷遁の術:参・雷遁の術:参 捕縄の術:壱・暗闇の術:壱・呪縛の術:壱・毒盛の術:壱・捕縄の術:弐・暗闇の術:弐 哀車の術:壱・幽林の術:壱 空蝉の術:壱・空蝉の術:弐・妙手の術:壱・身替の術:壱・活火の術:壱 召喚魔法土精霊召喚・水精霊召喚・風精霊召喚・火精霊召喚・氷精霊召喚・雷精霊召喚・闇精霊召喚・光精霊召喚 カーバンクル召喚・フェンリル召喚・ディアボロス召喚・オーディン召喚・アレキサンダー召喚 タイタン召喚・リヴァイアサン召喚・ガルーダ召喚・イフリート召喚・シヴァ召喚・ラムウ召喚 青魔法
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4065.html
はらはらと、雪が舞い散りだした ふぅ、とメルセデスは白い息を吐く 「……まいったな」 一度は、レティと合流できたのだが また、はぐれてしまったのだ …好奇心に任せて動くお子様の後をついていくのが、ここまで大変とは まぁ、メルセデスは棺桶を背負って歩いている訳で、素早い動きが難しいせいもあるのだが 「久々の自由行動だし、仕方ねぇか」 自分たちのような存在は、任務がない時とて常に待機命令状態のようなもので 自由に行動できる時間は、限られている だからこそ、レティやリュリュヤマドレーヌは、これを機会にあちこち動き回っているのだろう 「ま、いいさ。後に備えて、ゆっくり鋭気を養えばいい」 小さく笑うメルセデス その笑みには……かすかに、邪悪の色が混じっていた 「重要任務の前だ、下見も大事だしなぁ」 ぴたり ふと、メルセデスは足を止めた 繁華街からは、少し外れた場所 人の気配は、ほぼないと言っていい ……だが メルセデスの他に、生まれる気配 「なぁ、嬢ちゃん?」 メルセデスが振り返った先 そこには、一人の少女の姿があった その年齢には少々不釣り合いな胸元 白髪セミロングの、美しい少女 …R-No.4 レクイエム・リッケンバッカー 「組織」上位ナンバーが一人が、そこにいた 「…貴様、「教会」の者だな?」 「あぁ、そうだぜ?」 レクイエムの言葉を、あっさりと認めてみせるメルセデス まぁ、司祭服に銀のロザリオという、「教会」メンバーであることを隠そうともしていないいでたちだ ごまかしても、白々しいと一蹴されそうだが 「「教会」は、学校町には不介入だったはず。何をしに来た?」 「さてなぁ?任務に関する事は、話せないな」 レクイエムの殺意交じりのまなざしを前に、メルセデスは怯えた様子すら見せない むしろ…どこか、心地よさすら感じているような そのように、見えた ゾクリ、レクイエムは悪寒を感じる -----危険 この男は……危険だ 場数を踏んでいる彼女だからこそ、感じ取る メルセデスの、危険性を 「…話さぬのなら」 胸元からビンを取り出し、ふたを開ける あふれ出たその死霊を、レクイエムは腕にまとわせ……一気に、メルセデスとの距離を詰めた 「ここで、始末するまでだ……《ディエス・イレ》!!」 纏わせた死霊を、幼気により剣の形に変える ……この男は、危険だ 上の指示を待っている場合ではない 今、ここで始末すべきだ! 鋭い刃が、メルセデスへと迫り…… がきぃん!! 鈍い音と共に、刃は止められた 「……っ何!?」 剣を受け止めたのは……メルセデスが背負っていた、棺桶 レクイエムの攻撃に合わせて、素早く己の前に移動させて盾にしたのだろう よほど丈夫な素材で作られているのか、傷一つない ……よくよく見れば、奇妙な棺桶だ ひどく丈夫な錠前でもって、施錠されている 「おぉっと、これ、特別製で一つしかないんだから、壊さないでくれよ?」 「…自分で盾にしてきたのだろうが!?」 「まぁな。ま、並み以上の都市伝説能力でも、こいつぁそうそう、傷つかないがな。戦車の砲弾だろうがミサイルだろうが耐え抜くぜ?」 にやにやと笑い、レクイエムを見下ろしてくるメルセデス …ひゅう、と、 辺りを、冷たい風が漂いだす …いや 「っ!?」 雪、が 振り続けている雪が……一斉に レクイエムに集中して、降り注いでくる 明らかな、攻撃の気配! 「しま…っ」 「今は、まだ戦いたくはないんでね!」 ---ぴしぃ!!と レクイエムの足元に集中して降り積もった雪が……瞬時に、凍りついた 足を束縛され、身動きがとりにくくなる 「じゃあな!!」 びきぃん!!と メルセデスの背中に……氷の結晶が集まり、巨大な氷の翼を作り上げた 棺桶を抱えながら、メルセデスは空へと飛び立つ 「ま、待てっ!!」 「せいぜい、警戒しておけよ。なぁ、「組織」!!俺達は甘くないからな!」 はっきりと邪悪さを感じさせる笑みを浮かべながら、日が沈みきった夜空へと飛んで行ってしまったメルセデス …逃がしてしまった 氷の束縛から逃れながら、レクイエムはメルセデスが飛び立った夜空を睨み付ける ……明らかな、「組織」への宣戦布告 一体、何を考えているのだ? 疑問を抱えながらも、レクイエムは「組織」へと報告することになる to be … ? 前ページ次ページ連載 - 我が願いに踊れ贄共