約 194,480 件
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/2454.html
―自宅 玄関 律「ただいま~ っと・・・コレは」 玄関の隅に見覚えのある書籍が・・・ これは・・・あの川原に落ちてたエロ本じゃん 聡or親父が拾ってきたのかぁ? しょーもない家族の絆を見てしまった・・・ とりあえず、母さんに見つからないよう私がもっておこう ナイス私。 ガチャ 部屋に帰って一息つく。 ??「・・・じ!あ・・・した!」 ん?なんか変な声が聞こえたような 下から聞こえる・・・ ??「マジでありがとうございました!!」 え、まさか・・・ 急いで下半身を確認する 律ペニス「どぉーも!!どうしてもお礼が言いたくて、喋っちゃいました!」 律「あ・・・ナニコレ??」 律ペニス「えっと、説明しますとですね、僕は怨霊なんですよ」 律「えっと・・・は?」 律ペニ「簡単に言うと、僕らセックスできずに死んでしまった奴らの 恨み辛みエネルギーが具現化したものでして」 律ペニ「エロ本に化けて情報収集しては、イケ面とかにとりついて成仏させてもらってるんですが」 律ペニ「今回、エロ本拾ったあなた様に気分転換にと、とりついてみたらですね」 律ペニ「あんなカワイイ子達、三人もやれるなんてwwww 他の怨霊達がどんなイケメンとりついてもムリッすよwww」 律ペニ「もう成仏どころか感謝ですよ!僕のブッダだアナタは!」 律「! 成仏ってことは・・・消えるのか!?」 律ペニ「え?まぁそうっすねww あ、でも僕ら普段はしゃべらないんですよ? ちなみに生前は~・・・」 律「お前の事はいいんだよ! このチンコ、あとどのくらいで消えるんだよ?!」 律ペニ「え?ああ・・・今21時だから、あと三時間ってとこっすかねぇ・・・?」 律「・・・まだ、一番好きな人を抱いてない・・・」 律ペニ「え?!まだやらせてくれんの?!! マジ神!wwwマジ神!www」 律「うるせぇ! これから絶対喋るなよ!?したら、ちょん切るぞ」 律ペニ「おk」 ―秋山邸前 律「はぁ・・・はぁ・・・着いた」 澪「り・・・つ?」 律「あ、澪 なんだ・・・今帰ってきたのか」 澪「バカ律!!」 律「! えっ」 澪「勝手にいなくなるな!! 携帯まで部室に忘れて・・・どれだけ心配したと思ってるんだ!!」グスッ 澪、泣いてる・・・ そっか・・・ずっと探してくれてたんだ私の事 ありがと。 澪「・・・携帯取りにきたんだろ?」 律「違うよ。澪に会いにきた」 澪「へ?」 呆気にとられた澪を抱き締めた 澪「わっ//り、律!?」 律「澪、アタシの事 好き?」 澪「えっ//何を・・・」 律「アタシは澪の事 大好き」 澪「ば、ばか律//」 律「ばかだもん」 澪「・・・だ、大好きに決まってるだろ・・」 ―澪の部屋 律「なにモジモジしてんの?澪」 澪「だって・・・なんか・・・///」 澪・・なんとなく雰囲気を感じ取ったんだな いつもの、部屋で遊ぶ雰囲気じゃないって 律「澪・・・こっちむいて」 澪「え・・・っ あっ・・むっ・・ちゅ」 澪の固い唇に舌をねじ込む 最初は私の舌に這うだけだった澪の舌は 次第に、激しくこちらを求めてきた 律「ん・・・ちゅ・・ちゅば」 澪「はぁ・・・ちゅう・・・ちゅぅう」 律「はぁっ・・・澪、あのね 澪に言わなきゃいけない事がある・・・」 澪「ん・・・なぁに?」 私はスカートをめくり ペニスを見せた 律「これ・・・。アタシ、こんなのある変態女なんだよ?」 澪「あ・・」 律「やっぱり・・・気持ち悪いよな・・・」 澪「だ、だ、大丈夫だ!!」 律「ホント?」 澪「ほ、ほんと! 律のなら・・・全然平気!」 律「じゃあ、、コレでオナニーしてたら引く?」 澪「そっ、それは・・・オ、オナニーぐらい私もする!」 これは良いこと聞いた それじゃあ 律「コレ・・シゴきながら澪の事考えてるんだぞ?」 澪「私もっ・・・律の・・・事かんがえてる・・・」 律「じゃあ・・・澪、オナニー見せて?私もするからさ・・・」 澪「そっ そんな 恥ずかしいだろっ//」 律「・・・わかった 一人でする。どうせ澪もアタシの事気持ち悪いって思ってるんだ」シコシコ 澪「っ! そんなことない!」 そう言うと澪は服を脱ぎ、ソックス以外は身に着けない状態になった いつものオナニースタイルなんだろう 律「澪の体キレイだよ」シコシコ 澪「やめろ//そんな事言うな・・・ じゃ、するよ・・・」 澪「ん・・・んふぅ・・・// り、律ぅ・・・ふぁ」クチュクチュ 律「澪・・・澪っ・・・」シコシコ 澪は陰部を弄りながら、全身をくねらせ 巨乳を揉みしだいてる 澪「ああん・・あっ・・・だめぇ!・・・律ぅ・・イ、イクぅ!」 澪が腰を浮かせた。 澪「ああぁっ!!イ、イクッ//らめぇぇ!!」プシャァァァ 澪のマンコから何かでた・・・ これが潮ってやつか 律「澪・・・イッたんだな カワイイぞ」 澪「あ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 律「アタシより先にイッたから・・・コレ使わせてもらうな」 澪「あっ・・・おっぱいダメぇ//」 ペニスを乳で挟み、シゴく事にした 澪が汗っかきのお陰で滑りがいい 律「澪・・・オナニーの時ココばっかりイジッて・・・」ニュルッニュル パイズリをしながらも 左の乳首を擦りあげた 澪「あっ・・んん!らめっ・・・乳首いっ・・イイの・・・//」 澪の目は虚ろで・・・少し舌がでてる 相当気持ちいいみたいだ そんな顔してたら 律「澪の顔、凄いヤラシイよ・・・出すから、顔に」 澪「ふぇっ!?」 ビューッ! 澪「ん・・なっ・・・顔に・・・かけるなぁ// ばかりつぅ・・・」 律「はぁ・・・はぁ・・・ごめん、澪がヤラシすぎるから」 澪「なんだよぉ それ」 律「・・・ねぇ 澪 もっかい潮ふいてよ」 澪「そ、そんな、ムリだ!」 律「じゃあ、ふかせるから」 私は澪の陰部を指で探った・・・ ここだ・・・澪のクリトリス 唯のよりも随分大きい。 指でシゴけそうだ 律「ココ・・・凄く気持ちいいだろ?」 澪「はぁっ!んああっ!! ひあっ・・・し、刺激強いよぉ・・・」 律「それにココも」 指でクリをシゴきながら 澪の左乳首を口に含んだ 澪「いやぁっ!!律っダメッ・・それ・・ああっ・・・おかしくなるぅ!!」 律「ん・・・ちゅぱ ちゃんとイクときは言うんだぞ」 澪「あっ//やめぇ・・・きもちっ・・ ふぁっ!いい・・・ ん・・・」 律「ちゅぽ・・ん・・・乳首・・・コリコリだ・・・両方吸っちゃえ」チュウゥ 澪「んんん!!いいのっ もっとしてぇ!あっ・・・イク! 乳首でイク!」 そこで私は攻めをやめた 澪「えっ・・・なんでぇ・・・?」 律「澪、イキたい? じゃ・・・おねだりしてよ」 澪「ウン・・・するぅ・・・」 澪「わ、私をイかせてください・・・」 律「律のチンポで~、私のお○ンコをめちゃくちゃに~、してください~ ハイッ」 澪「律のチンポでぇ私のお○ンコをめちゃくちゃにしてください//」 な・・・澪がこんな素直に言う事聞くなんて・・・ ビデオ持ってくりゃよかった・・・ ってか相当イきたいんだな それじゃ ズニュッ! 澪「っあっ!ふぁぁぁ!!///」プシャー 挿入た瞬間に潮ふいた カワイイやつめ 律「んん// 澪の膣、気持ちいいよっ!」パンパン 澪「ふぁ・・ああっ・・いっしょに・・! いっしょにイこっ」 澪「ああん・・・律ぅ、チューしたい・・・//」 律「ん・・いいよっ ん・・・ちゅ」 澪「んんっ・・ちゅ ん、んんんんんんんんん!!」 ドピュ! ―こうして、互いの肉体を熱く求めながら 私たちの夜は更けていった。 ―朝 律「ん・・・もう朝か・・・」 そうか・・・今日も学校だったな・・・ だるいなぁ 朝勃ち治ってからいこ・・ あれ・・・ 律「って・・・なんでまだいんだよ?!!」 新律ペニス「あ、どーも!昨日のやつから聞いて来ました!!アンタ入れ食いだってね!!」 律「いやいや、どういう・・・」 新律ペニス「怨念界にも2chみたいのがあってね!そこで噂だよ!ここら辺が激アツって」 律「ここらへんって・・・」 澪「う~ん・・・ 律ぅ 朝から、うるさいぞ~・・・」 律「澪! おい!今すぐアソコ見せろ!!!」 澪「コラっ!朝からシたら、遅刻しちゃうだろっ//」 律「あ・・・そんな・・・澪・・・ちんちん生えてる・・・」 澪「えっ・・・ えーーーーーーーーーーーっ!!」 ―登校路 律「・・・澪、あんまヘコんでないな」 澪「うん・・・だって律がそばにいるから//」 律「そ、そうだな!」 唯「待たれよ!!りっちゃん!」 うわ・・・凄い嫌な予感 唯「りっちゃんの病気の元がうつっちゃったよぉ~!りっちゃん信じてたのに~」 律「あのな・・・唯、それは後で」 澪「・・・唯、その話詳しくきかせ」 梓「律先輩!!このフランクフルト、先輩のですよね?!なんとかしてください!」 紬「律ちゃ~ん//今日はどこでしよっかぁ?// あ、今度は律ちゃんに舐めてもらうね♪」 澪「り つ ?」 律「」 ―数日後 唯「うい~うい~///」パンパン 憂「はぁっ//ああん!おねぇちゃあん!」 梓「純?もっと優しく舐めて?」 純「ふぁい・・・ほうかな・・・じゅぽ//」 紬「先生のなか、きつぅい♪」 さわ子「あんっ・・ムギちゃんのが大きすぎるのよぉ//」 澪「和~//ちゅーしたい~//」 和「んん・・・っ もう、甘えんぼね」 律「アタシだけあまった・・・・・・たらしすぎた・・・」 律「しゃあねぇ、聡のケツ穴で我慢するか」 新律ペニス「?!」 おわり 戻る
https://w.atwiki.jp/fantasycommunication/pages/382.html
■甘え 石清水から、スルガさんへの修行である。 どんなに絶技を使えても、それは甘えであり、絶技で人の心が 動くとは思っていけないということである。 ■根拠ログ 「じゃあやってあげるわ。私、花とか大好きなの」 「それは良かった。花もいいですが、あの世界もとてもいいですよ。 でもそこには自分で歩いていかないといけない」 「飛ぶ絶技があるわ」「そんなものは甘えです」「甘えじゃないわ、特権よ」「いいえ、甘えです」 スルガさんの不満そうなつり目を見て、石清水はことさら優しく言った。 「そんなもので人の心が動くと思ってはいけない。違う、そうじゃない。 人の心が動くのは、落差があるから。楽の先に楽はありません。苦のあとにだけ楽はある。 スルガさん、苦労してください」 (スルガ編 第二十二話)
https://w.atwiki.jp/kill172/pages/111.html
甘えと甘やかしは違う 甘えを満たすもの 抱っこ 出来るまで見守ってあげる 手、顔を洗ってあげる 歯を磨いてあげる 甘えを満たすために 爪を切ってあげる 泥、唾液をふいてあげる 汚れは綺麗にする 甘やかしを育てるもの やりたいことだけをやり、出来ないことには挑戦しない(満4~5歳) 2016/4/7 +... この日、教科書のお金が足りなくて困っているクラスメイトがいて、お金(300円)をあげた。 この時、相手の顔を見ていなかった自分がいて悔しかった。傷つくのが嫌な気持ちと相手を満たしてあげたい気持ち このあげたお金は甘やかしだったのか、甘えだったのか、それが一番知りたい。 もし、次もこのような場面に遭遇したら、自分はどんな顔で、どう動けばいいのだ? せめて、このときの自分の気持ちを、ちゃんと相手の顔を見て伝えればよかった。 相手がどんな気持ちを持っているのか、ちゃんと観察すればよかった。 甘え、甘やかし以前の問題、、、
https://w.atwiki.jp/vsaikoro/pages/22.html
…。 サイコロで名前を決めた結果、見事読めない名前になってしまった僧侶(女)。 愛称はてんてん。またはてんちゃん。 性格があまえんぼうだったため、無口な甘えん坊キャラとして視聴者から設定を作られる。 その後、無口で声が小さいので名前が聞き取れなかった説が浮上し、萌えキャラ化に拍車がかかった。 現在は、一部の熱い要望を受けてガーターベルトを装備し性格がセクシーギャルになっている。 (実際、セクシーギャルは有能性格) ザオリク習得後、賢者を狙って転職チャレンジに挑戦。見事遊び人を引き当て、泣く泣く転職再チャレンジのためのレベル上げをすることになる。 転職再チャレンジでは見事当たり(ダイス目がそうりょだったので指定自由)を引き当て、無事賢者になれた。 弾けたてんちゃんが見れたことと、くちぶえを覚えたので結果オーライという視聴者も多い。
https://w.atwiki.jp/tainakasatoshi/pages/87.html
※※ もうすぐ日が暮れる。 錆びたブランコに腰掛けて、澪は小さく溜め息をついた。 公園にはもう先ほどまで遊んでいた子供達の姿はない。 軽くブランコを漕いでみたり、靴底で足下の砂をもてあそんだり。 澪は何となく時間をやり過ごしていた。 「澪ねーちゃん?」 名前を呼ばれて「え?」と顔を上げる。 見ると公園の入口から少し入った所に、聡が立っていた。 制服の襟元をゆるめて肩には学生鞄と、部活帰りなのだろう――スポーツバックを背負っている。 聡「あー、やっぱりそうだ。何してんの?」 澪「え。いや、ちょっと…。――――聡は今帰りか?」 聡「うん、部活」 聡はこくりと頷くと、じゃりじゃりと砂をならしながら近付いてくる。 澪(確かサッカー部だっけ…) 聡「―――おお、何かこれ久しぶり」 聡は澪の隣りのブランコに足を掛けると、地面を軽く蹴った。 キィ、と金属が軋む音がする。 聡は立ったまま二、三度漕ぐと、しゃがみ込んで流れに身をまかせた。 楽しそうな横顔が夕日と重なるたびに、その短い髪がキラキラと光に透ける。 (―――何かいい写真が撮れそう) 澪は目で追いながらそんな事を考えた。 聡「澪ねーちゃん何か元気ないね」 揺れがおさまってくると聡は言った。 澪「え?そんなことない、けど」 聡「ほんとに?さっき下向いてたから俺一瞬泣いてるのかと思った」 「ええーっ」と澪は笑ってブランコを揺らす。 澪「ほんと、つまんない事だよ」 聡「うちの姉ちゃんなんてしょっちゅうどうでもいい事ばっか話してるよ」 澪「…、」 聡「俺聞くよ?」 うーんと唸りながら澪は横髪を耳にかけた。 年下の男の子に相談するってどうなんだろう。 そもそも、ほんとくだらない話なんだけどな。 澪「…―――髪きれいだねって褒められた。クラスの子達に」 聡「うん、」 澪「…そ、それだけ」 聡「え。それだけ?」 聡は明らかに拍子抜けした顔をしている。 澪はすぐに言った事を後悔した。 澪「だ、だからつまんない話だって言っただろっ」 聡「あ、もしかして嬉しかったって話?」 澪「嬉しくない。綺麗とか、美人とか、言われるのは苦手というか、ヘコむというか…」 聡「ええーーっ。褒められると嬉しいじゃん。なんでさ?」 澪「わ、分かんないけど。なんとなく、突き放されてるような気がするのかな…。 …いや、でも普通に嫌なだけかも。」 目立つの好きじゃないし、と付け足す。 聡「ふぅん…。――――――あ、でも澪ねーちゃんってファンクラブあるんだろ?」 澪「ひぃっっ!」 聡「あッ、ごめん。…………違うの?」 澪「やめてくれ考えたくない…」 両耳をふさいでガタガタと震えている。 その様子に聡はうーんと顎を掻いた。 そういえば姉も、澪の引込み思案な所をよく心配していた。 聡「――――でもさ、良かったじゃん」 澪「え?」 聞き返すと、聡は澪に向かってぐいと自分の鼻を指で押し上げてみせた。 聡「例えば澪ねーちゃんがこんな顔でさ、髪もばっさばさの天然パーマのボンでさ」 澪「…え、なに?」 聡「今澪ねーちゃんはキレイとか言われるの嫌かもしれないけど、 『お前ほんとにブサイクだな』ってこんななりで言われちゃうより、ずっとマシじゃん」 豚の鼻を作ったまま、きらきらした瞳で聡は言う。 しばらくそれを見つめていた澪だったが、「…そうかも」とぽつりと漏らした。 その反応に聡は嬉しそうにして立ち上がる。 誰も居ない公園に、また規則的なブランコの音が響きはじめた。 聡「ファンクラブも考え方次第だって」 澪「…例えば…?」 聡「だって、澪ねーちゃんが好きってことはさ、えーっと…、 …………姉ちゃん達のバンド名なんだっけ…」 澪「放課後ティータイム?」 聡「そう!…えーと、澪ねーちゃんが好きってことは放課後ティータイムも好きってことだろ?」 澪「そうなの?」 聡「そうだよ。澪ねーちゃんのファンは放課後ティータイムのファンも同じ…―――と、思う。 まあ、少なくとも嫌いって事はないでしょ」 聡はブランコに揺られながらうんうんと一人頷いている。 聡「つまり、放課後ティータイムにはもう既に固定ファンが付いてるって事なんだよな。 それってすごいじゃん。良い事じゃん?誰も聞いてくれる人がいないよりずっと良いよ」 澪「…」 聡「それに、姉ちゃんや他のメンバーの人にとっても嬉しい事だと思う、きっと。 …皆が嬉しいのは、澪ねーちゃんだって嬉しいでしょ?」 ブランコから片足を下ろした聡と目が合う。 返事も忘れ、澪は聡を見上げていた。 なんというか、やられたという感じだ。 律がいつか、聡を『太陽みたいな子』と言っていたことを思い出した。 納得だ。 聡は太陽みたいだ。 なんというか、オーラみたいなものがきらきらしている気がする。 澪から見れば、律だって太陽みたいな存在なのだが。 澪(やっぱり姉弟だな…) ふいに二人の事が羨ましくなった。 聡「…色々ややこしい事言ったけどさ、澪ねーちゃんは胸をはってればいいと思うよ。 実際、綺麗なんだし」 澪「え…」 不意打ちの言葉に、心臓が跳ね上がった。 澪は慌てて、顔を背けた。 澪(な、ななな―――…) どんどん熱くなっていく顔に焦りはじめた時だった。 「聡ー、澪ー!」 声がした。 聡「あ、姉ちゃん!」 澪が顔を上げると同時に、聡がブランコを蹴って駆け出した。 暗くて姿ははっきり見えないが、公園の入口で手を振っているのは律だ。 澪も遅れて立ち上がると、ひとつ深呼吸をして歩きだした。 ※※ 律「もう7時前だぞ。二人とも帰ってこないと母さん心配するだろ」 聡「姉ちゃんどっか寄ってたの?」 聡は律が胸に抱えている紙袋を指差した。 律「へっへー、ちょっと寄り道。ギャグ満足日和の最新刊買っといたぞ」 聡「なんだよ、人のこと言えないじゃんか」 律「まあまあ。…――っつーか、二人して何してたんだ?」 律は聡と澪を交互に見た。 澪「えっ、いや、普通に話してただけだぞ??」慌てて首を振る。 ――しまった、逆に怪しくなってしまった。 律「む、ほんとかぁ?」 聡「姉ちゃんはなにを疑ってんのさ?」 怪訝な顔をしている聡はさておいて、律は疑惑の視線を澪に向けた。 そしてぐいっと聡を抱き寄せた。 律「こら澪っ、うちの聡を誘惑しちゃだめだかんなっ!」 め!と子供を叱りつけるような仕草をする。 ふざけているのだと分かりつつも、澪の顔は真っ赤になった。 澪「り、りつおおおまッ…」 口をぱくぱくさせる。 聡「もう、姉ちゃんッ!」 律「冗談だよ冗談ー」 律はもがく聡を開放してやると、ぺろりと舌を出した。 律「さ、もう帰ろうぜ。暗くなってきたし」 ちゃっかりと閉めに入る。 澪はほっと胸を撫でおろした。 澪「そうだな。…聡、時間とっちゃってごめんな。話聞いてくれてありがとう」 聡「うん」 聡は笑顔で頷いた。 律「さてっと、そんじゃ帰りますかぁ。っつーか澪一人で大丈夫か?」 澪「おいおい律、別に子供じゃないんだぞ」 律「子供じゃないから心配なんだろ?…うーん…――――――よし、聡! ちょっと澪送ってくからお前先に帰ってな」 聡「え、じゃあ俺も行く。」 律「?なんだよ聡、一人で帰るの怖いのか?…まったくお前は甘えんぼ…」 聡「んなわけないだろっっ!!だって、そしたら姉ちゃん帰り一人になるじゃんか」 律「ああ、そうゆうこと。べっつに大丈夫だって、私体力あるし」 律はひらひらと手を振って笑う。 聡「よくないだろ、姉ちゃんだって女なんだから…――――――いちおう」 律「あ。今わざわざ一応って付け足したなぁっ」 聡「いててててっ」 二人の会話を黙って聞いていた澪だったが、 収集がつかなくなってきた事を悟り慌てて割って入った。 澪「まあまあまあ!律、ほんと私大丈夫だから。すぐそこまで出れば車も人通りもあるし、ありがとな」 律は聡の頬を掴んでいた手を放すと澪に向き直った。 聡が「あいたー」と頬をさすっている。 律「んーー…、分かった。じゃあ、気をつけてな」 澪「うん。じゃあまた明日な。聡も」 聡「うん、おやすみ澪ねーちゃん」 澪は二人に手を振って背を向けると歩き出した。 数メートル程進んでから、何となしに後ろを振り返った。 律と聡は何やらお互いを小突き合いながらゆったりとした歩調で歩いている。 澪(ほんと、仲いいなあの二人…) その後ろ姿を眺めながら、どうしたものかと澪は溜め息をついた。 せっかく悩みがひとつ解決に向かったと思ったのに、またひとつ新たな悩みが増えた気がする。 澪はぶんぶんと頭を振った。 澪(…――――とりあえず今は文化祭に向けて新曲の歌詞考えなきゃな) 澪は両腕を持ち上げてぐっと伸びをすると、また歩き始めた。 空にはもう星が瞬いていた。 おしまい。
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/23.html
330 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 16 31 39.96 ID ENSCovrR0 【野良幼女】 男「うわー雪降ってきた。早く家に帰らないと…」 野良幼「待て!」 男「うわっ!?」 野良幼「食料を出せ…なければ、金だ」 男「こんなに小さいくせに強盗の真似なんかしちゃって… かわいそうに…」 野良幼「は、早くしろっ。同情するなら何かくれ!」 男「その格好じゃ寒いだろ? とりあえずマフラー 貸してやるから、ほら…」 野良幼「ひゃ!? あ、あたたかぁい…はっ!? 危なかった、籠絡されるところだった…。 えー、こほん。…貸す? 私の話が 聞こえなかったのか? 私はお前から 食料か金を奪うために…」 男「ちょうど幼女が欲しかったんだよ。お前、うちに 来るか?」 野良幼「ばっ!? ばばば馬鹿を言うな! そうやって 甘い言葉で釣って、結局は捨てるんだろう!?」 男「前にも何かあったのかな? まぁ、うちに来て食事する だけでもいいからさ」 野良幼「そ、それなら…うん…たのんだぞ…」 345 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 16 43 40.72 ID ENSCovrR0 ~数日後~ チュンチュン チュン 男「んあ…朝か。お? 野良、何やってんだ?」 野良幼「まったく…スレタイに幼女ってつければ 何でも伸びると思っているのか…」 男「朝からPC起動して2ちゃんかよ。あんなに 俺のこと疑ってたのに馴染みすぎだろうJK…。 しかもそのセリフ、自分の顔を鏡で見てから 言ってんのか?」 野良幼「うるさいな…一人で暮らしていた私の方が、 お前よりずっと大人だろうJK…」 393 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 17 46 25.85 ID ENSCovrR0 野良幼「男、お前は本当に私に良くしてくれた… だから、お礼に…」 男「ちょっ!? 何でジッパーを下げるんだ!?」 野良幼「私の住んでいた世界では、奪うか、こうするしか 生きていけなかったんだ。今回は純粋に感謝の 気持ちでやっているんだがな」 男「待て待て待てっ! そんなことしなくてもいいから!」 野良幼「…? 変な奴だな、お前は。さてはインポか?」 男「野良のいた環境がちょっと特殊だっただけだよ… インポでもないし…。俺には幼女がタダで手に入った だけで満足なんだから、そんなことしなくてもいい」 野良幼「そうか…私も今の生活には満足しているぞ…」 男「最近、野良はよく笑うようになってきたな」 短編集 403 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 17 57 47.12 ID ENSCovrR0 【孫幼】 爺「戦争で金玉をやられてなきゃあ、今ごろは孫に 囲まれていたんだろうなぁ…」 孫幼「その話を聞くのは207回目ですよ、マスター?」 爺「マスターではなくお爺ちゃんと呼べと言ってるじゃないか」 孫幼「はいはい。お爺ちゃんは甘えんぼですねー」 爺「…まぁ、身寄りのないジジイであるわしの世話をしてくれるのは、 お前だけだからな…。ここに居てくれるだけで感謝せねばならない のかもしれん。今日もわしの手わざ足わざで可愛がってやるからな」 孫幼「失った睾丸を補おうとテクニックを磨いたのには感心していますが、 それは家事が終わってからにして下さい…(///)」 301 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 15 45 33.70 ID ENSCovrR0 【通信販売】 男「幼女980円だけじゃ送料無料にならないな。 他に何か買っとくか…お、欲しかったDVDが 割引されてる。これは買いだな」 ~数日後~ 幼「私はこの薄っぺらい円盤よりも安いんですか!?」 354 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 16 53 31.92 ID ENSCovrR0 【某社 商品開発部】 部長「なに? B社が980円で幼女を販売だと!? おのれB社め…この業界に価格破壊を起こす気か…? これで幼女の価格競争が起これば、幼女を売買することで 得られる利率が下がって、共倒れしかねないな」 幼「部長、私はB社の幼女に劣るのですか?」 部長「安ければ良いというわけではない。B社が低価格で 庶民的な路線で行くならば、我が社はその逆の、 高級感あるお嬢様路線で行こう」 幼「そうです! 私達があんな安い女どもに負けるわけが ありません! 部長、もっと私達を開発してください! 高級な女にしてください!」 部長「素晴らしい心意気だ。だが、お嬢様ならば、もう少し 口を慎まなければな」 幼「は、はい…すでに調教は始まっているのですね…」 364 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 17 04 30.92 ID ENSCovrR0 【新作幼女発表記者会見】 社長「昔から気になっていたんだ…ジーンズの右ポケットの 中にある、更に小さなポケットに何を入れるのかって… 答えはわかった! 幼女を入れるんだよ! これが 我が社の新商品、幼女nanoだ!!」 男「もはや妖精じゃねーか!」 368 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 17 11 11.58 ID ENSCovrR0 【コンビニ】 バイト「いらっしゃいませー」 男「980円の幼女ください」 バイト「あたためますか?」 男「いや、自分であたためます」 バイト「かしこまりましたー」 幼「ご主人様、今日からよろしくお願いします」 男「よし、早速あたためてやるからな!」 バイト「お客様、店内での幼女のあたためは ご遠慮ください」 433 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 18 27 31.65 ID ENSCovrR0 【レンタル幼女】 店長「レン、そろそろ仕事の時間だぞ」 レン「わかっている。私は幼女のプロだぞ? 私が幼女を 何年やっていると思っているんだ?」 店長「頼もしいなぁ。それじゃ、依頼人の住所はここね」 レン「では行ってくる」 男「幼女まだかなー」 レン「お待たせ、お兄ちゃん!」 男「うっひょう! 待ってましたぁ!」 レン(…ふむ、なかなか可愛がってくれそうな お客さんじゃないか) 【社長、続々と新商品をリリース】 幼女classic「古風って…よく言われます…」 幼女shuffle「あれれー? 話が混乱してわからないよー」 幼女Phone「朝までおしゃべりしようよ!」 幼女touch「ひゃあんっ!? 敏感だから…さわっちゃダメぇ…」 566 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 22 08 40.61 ID ENSCovrR0 未来世紀79年、ベンチャー企業・慈音社は980円の幼女を開発。 それまで幼女の流通・開発を一手に担ってきた連邦公社は、 慈音社製幼女の低価格・高品質に大打撃を受けた。 980円幼女のリリースから数ヵ月後、連邦公社は幼女市場の 独占体制を再獲得しようと、驚異的な性能と性癖を持った、 新しい幼女を開発する――。 産業スパイ「見せてもらおうか、連邦の新しい幼女の性癖とやらを!」 男「産業スパイのくせに、身を隠す意思が感じられない真っ赤な スーツ…奴だ! 通常の三倍ロリコンの奴が来たんだ!」 産業スパイ「認めたくないものだな、自分自身の、若い女の子が 大好きだという性癖を…」 男「は、早く企業秘密の新型幼女を隠さないと! …うわっ!? こいつ…動くぞ…!?」 580 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2008/02/06(水) 22 25 49.42 ID ENSCovrR0 【紛争地域では量産された幼女が自爆テロ他に使われてる、という話】 幼女隊長「これよりわがぶたいの、さくせんせつめいを おこなう! わたしたちは、ふつうのようじょの なかにまぎれこみ、てきがゆだんしたところで、 はいごからおそう! いうなれば、ゲリラだ!」 幼女「たいちょぉ! そんな、ひきょうなこと…」 幼女隊長「だまれ! こどものような、りくつをいうな! せんそうに、ひきょうもくそもあるか!」 blankimgプラグインエラー:画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 blankimgプラグインエラー:画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 blankimgプラグインエラー:画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 blankimgプラグインエラー:画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ID /zmAHpSOO ID /zmAHpSOO ID /ZFC6Cuc0 ID HiSokAsAO
https://w.atwiki.jp/boyfriendkari/pages/2414.html
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (355x277) 期間 09月18日(木)16 00〜09月23日(土)13 59 概要 部活対抗!学園1の人気部活を目指そう☆守部「決まった時間に部活の人気を競う人気勝負を行います。」西園寺「相手の部活より多くの人気ptを集めて下さいね。」 公式サイト イベント公式OPムービー ログイン台詞一覧 +... 1日目 芹澤悠吏 さ、最近、表舞台に出ることが多いような……こ、これは新たなイジメでしょうか……?リア充イベントはオタにはキツ……い、いや、君と会えるのはうれしいんですけどっ! 2日目 西園寺蓮 フフ、王子様はお好きですか。どうぞ遠慮なく私の王子姿を堪能していってくださいね。コンテストがなくとも常日頃から、あなたにとっての王子様であり続けたいものです。 3日目 鷺坂柊 人前に出るのは、気が進まない……。けど、おまえが応援してくれるなら、頑張る。お姫様コンテストはないのか?残念だ。あったらおまえに票、入れたかったのに。 4日目 鷹司正臣 王子様コンテスト、か。君のような女性に王子と認めてもらえる男は、幸せ者だね。こういったイベントがあると、校内が賑やかになるね。君は楽しめているかな? 5日目 雨宮久遠 こうやって学校のみんなで参加できるイベントって、なんだかワクワクしちゃうよね!いつか、絵本に出てくる王子様みたいに強くなって、きみを守れたらいいな。 6日目 桃越ハル こういうお祭りごとは好きだよ、オレ。キミにもっと見てもらえるし。話もできるしね。王子様コンテストか……オレはどっちかっていうと、キミだけの王子様になりたいかも。 一戦ごとの台詞一覧 +... ・1日目 1回戦 開始 芹澤悠吏 しょ、勝負、ですかっ!?……そ、その勝負って、ちなみにアニメコア問題早押し対決〜っ!ってわけじゃ……ないですよね。 終了 ヒィ、フゥ……な、なんとか終わりましたね。キミに守られて、ボクは自分が情けないです……。次こそはキミを守ってみせますっ! ・2日目 1回戦 開始 鳴海雅人 おや、なかなか強そうなチームのようだね。でも、バンビーナならきっと大丈夫さ!なんといっても僕が傍についているからね! 終了 ナイスプレーだったよ、バンビーナ!僕の声援は聞こえていたかな?また勝負するときは、僕が心を込めて応援するよ! 2回戦 開始 鷹司正臣 そろそろ試合が始まるな。本来の力さえ発揮できれば、君ならきっと勝てると思う。俺も全力でサポートするから、一緒に頑張ろう。 終了 手強い相手だったな……。だが君は、最後まで諦めずに本当によく頑張っていた。君と一緒に戦えたことを、心から光栄に思うよ。 3回戦 開始 明神堅梧 俺が三日三晩徹夜して作った『対抗戦必勝マニュアル』はプリントにして部員に配布済みです。この勝負、負ける気がしませんよ。 終了 凄まじい勝負でした。相手の弱点を調べるために検索を続けた腕がちぎれそうです……。なに、君のためならこれぐらい当然ですよ。 ・3日目 1回戦 開始 鷺坂柊 試合に勝つとか負けるとか、あんまり興味ないけど……おまえと出るなら、別だ。おまえに悲しい顔させないように、頑張る。 終了 今日のおまえ、すごく頑張ってたと思う。おまえを見てたら、俺ももっと頑張らないといけないと思った。なんか、不思議だ。 2回戦 開始 西園寺蓮 持てる力を出せれば、自ずと勝利は見えてくるものですよ。もしも負けたときは私が優しく慰めて差し上げますから、ご心配なく。 終了 真剣に汗を流すあなたの姿につい目を奪われてしまいました。生徒会長としては中立でいなければなりませんが、困ったものです。 3回戦 開始 皇アラン フフ、こういう勝負事なら大歓迎デス!お互いによりよい結果を求める……まさに『デッカナクマ』、デスね!頑張りまショウ! 終了 フフ、頑張りまシタね……!これこそまさに『デッカナクマ』……え?『セッサタクマ』……?わ、私、間違えていましたカ? ・4日目 1回戦 開始 堤誠志郎 勝ち負けなんて気にしないで、思いきりやってこいよ。あんたの根性、ここでしっかり見届けてやる。ほら、行ってこい。 終了 あんた、ずいぶん頑張ってたな。あれだけの勝負ができるって、結構すごいんじゃないか?正直、見直した。 2回戦 開始 東雲巽 相手に怯むな、自分を信じていけ。大丈夫だ、俺がここで見守っててやる。何かあれば、すぐに駆けつけてやるからな。 終了 精一杯、勝負に挑むおまえは立派だった。おまえみたいな後輩を持てて、俺は誇らしいと思う。本当によく頑張ったな。 3回戦 開始 雨宮久遠 へへ、きみと一緒に部活対抗戦に出られるなんて、うれしいな。ぼく、たくさん頑張ってきみのこと守るから、見ててね! 終了 最初はちょっと不安だったけど、きみと一緒だって思ったら勇気が湧いてきたんだ。一緒に頑張ってくれて、ありがとう。 ・5日目 1回戦 開始 − ※不具合により見送り 終了 2回戦 開始 向井和樹 あれ、緊張してるのか?そんなのおまえらしくないぞ。いつもみたいに元気に頑張って来い!先生、ここで応援してるからな! 終了 まれに見るいい試合だったな!うん、おまえは本当によく頑張った!頑張ったご褒美をあげてもいいぞ、何が欲しい? 3回戦 開始 九条生晋 フン、勝負は勝ってこそだ。だが、それよりも大事なのはどれだけ己を信じ、己に誇りを持てるか、だ。……貴様なら大丈夫だろう。 終了 ……よく頑張ったな。勝負を見ていたが、さすが俺の選んだ女性だと誇り高かったぞ。では、貴様に褒美をやろう。俺について来い。 ・6日目 1回戦 開始 桃越ハル オレ、平和主義だし、あんまり勝負とか好きじゃないんだけど……でも、キミのことは守らないとね。そのためにオレはいるんだし。 終了 人気勝負勝敗時台詞一覧 +... 西園寺蓮 WIN LOSE 鳴海雅人 WIN LOSE 日向湊 WIN LOSE 若桜郁人 WIN LOSE 周圭斗 WIN ……勝った程度で喜ぶとかバカじゃないの? LOSE 芹澤悠吏 WIN LOSE 真山恭一郎 WIN LOSE 逢坂紘夢 WIN 良かった。君が無事で何よりほっとしたよ。 LOSE 新海凛十 WIN LOSE 九条生晋 WIN フン。この程度で勝利などと浮かれるな。 LOSE この敗北を次に繋げろ。勝利などすぐだ。 加賀見朔 WIN あんたのために一曲歌いたい気分だ。 LOSE 守部匡治 WIN LOSE 堤誠志郎 WIN LOSE 雨宮久遠 WIN LOSE 鷺坂柊 WIN ……おまえの喜ぶ顔が見られて、うれしい。 LOSE 皇アラン WIN LOSE 穂高夏生 WIN LOSE 桜沢瑠風 WIN LOSE 瀬名竜之介 WIN 面白〜い! ねえねえ、もう1回やろうよ! LOSE 不破渓士 WIN ――君にはやはり、勝利がふさわしいな。 LOSE 一ノ瀬学 WIN LOSE 鷹司正臣 WIN LOSE 明神堅梧 WIN 勝利は勝負の前から約束されていました! LOSE こ、この俺がついていながら、すみません。 桑門碧 WIN 君が喜んでくれて、すごくうれしいな。 LOSE 次があるよ。あまり気を落とさないでね。 遊馬百汰 WIN 勝負するからには、勝つしかないからね! LOSE 如月斗真 WIN おし、この調子でガンガン決めてこうぜ! LOSE 落ち込むには早いだろ。まだこれからだ。 白川基 WIN LOSE 桃越ハル WIN LOSE 芳屋直景 WIN 日頃の活動の成果ですね。うれしいです。 LOSE 宮ノ越涼太 WIN LOSE 向井和樹 WIN LOSE 東麻慶史 WIN 良い勝負だったね。両部の健闘を称えよう。 LOSE 残念な結果だけど、学ぶものも多かったね。 廣瀬櫂 WIN オレがいて負けるとかあるわけねーじゃん! LOSE 東雲巽 WIN LOSE 月読理京 WIN おめでとう。俺たちの勝ちのようだよ。 LOSE 相手のほうが一枚上手だったようだね。 北城猛 WIN ハンッ。この俺がついてんだ、負けるかよ。 LOSE イベントで出会えるカレ ▼人気pt5500000pt達成で 最終個人ランキング 500位以内で 部活ランキング200位内で [王子様コンテスト]鷺坂柊(SR) [甘えんぼ王子]鷺坂柊(SSR) 3.jpg ▼最終個人ランキング 5000位以内で 部活ランキング40点以上で ゴールドブローチ交換所3〜4周目で [王子様コンテスト]桃越ハル(SR) [繊細な王子]桃越ハル(SSR) ▼勝ち点15点以上で 部活ランキング1000位内で レッドブローチ交換所4周目で ゴールドブローチ交換所1周目で [王子様コンテスト]芹澤悠吏(HR) [恥らう王子]芹澤悠吏(SR) 3.jpg ▼勝利数5勝達成で レッドブローチ交換所1〜2周目で [王子様コンテスト]雨宮久遠(R) [キュンとする王子]雨宮久遠(HR) 3.jpg アシストカレ [王子様コンテスト]東雲巽(SR) [王子様コンテスト]九条生晋(HR) [王子様コンテスト]雨宮久遠(R) [王子様コンテスト]遊馬百汰(R) エピローグ
https://w.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/pages/2615.html
かさかさに乾いた肌に引っかかりながら流れ落ちてゆく、紅い糸。 心臓の鼓動に合わせて、それは太くなり……細くなる。 けれど、決して途切れることはなくて―― 「……ああ」 蒼星石は、うっとりと恍惚の表情を浮かべながら、歓喜に喘いだ。 これは、姉と自分を繋ぐ、たった一本の絆。 クノッソスの迷宮で、テセウスが糸を辿って出口を見出したように、 この絆を手繰っていけば、きっと翠星石に出会える。 そう信じて、疑いもしなかった。 命を育む神秘の液体は、緩く曲げた肘に辿り着いて、雫へと姿を変える。 そして、大地を潤す恵みの雨のごとく、降り注ぎ…… カーペットの上に、色鮮やかな彼岸花を開かせていった。 「そうだ…………姉さんの部屋に……行かなきゃ」 足元に広がっていく緋の花園を、ぼんやりと眺めながら、蒼星石は呟いた。 自分が足踏みしていた間に、翠星石はもう、かなり先に行ってしまっている。 だから、ちょっとでも近付くために……少しでも早く、歩きださなければ。 「きっと、キミの隣に――――」 第十五話 『負けないで』 ぐるぐると、世界が回りだす。半回転しては、ひょいと戻り、また回りだす。 それの繰り返しで、浮いているのか、歩いているのか……足元が覚束ない。 失血のせいにしては、早すぎる。まだ、体重の10パーセントにも満たない量だ。 多分、手首を切り裂いた激痛に加え、鮮血を見た精神的な動揺と、 姉の元に旅立てる興奮が渾然一体となって、眩暈を引き起こしているのだろう。 蒼星石は左肩で壁をこすりながら、暗い廊下を進んだ。 指先から滴る『絆』が床板に点々と華を散らし、板壁には真一文字に、赤黒い線が描かれる。 やがて、一本の紅い糸は姉妹の部屋を結びつけた。 (――やっと、着いた) 朦朧とする意識の中で感じる、官能的な倦怠感と、甘美な安らぎ。 蒼星石は、翠星石のベッドへと、俯せに倒れ込んだ。 ぼふん! と、身体の下で夜気が押し潰され、舞い上がった埃が鼻をくすぐる。 冷え切った布団の柔らかな肌触りが、痺れるくらいに気持ちよかった。 ひとつ、深く息を吸い込む。翠星石が愛用していたフレグランスの匂いが、胸を満たしていく。 それだけのことなのに、天にも昇るほどの夢心地になって、身体の芯から震えが湧いてきた。 ああ……身もココロも悦んでいる。愉悦――それ以外の言葉は、思いつかない。 酩酊にも似た眩暈の中で、ふと……蒼星石は、微かなレモンの香りを感じた。 それは、ほんのりと上品に香り立って、闇に溶けていく。 あの晩に零したレモネードのものだろう。ひどく懐かしい気がした。 (もう一度――) あの夜、パジャマ越しに伝わってきた姉の温もりを思い出しながら、瞼を閉ざす。 限りない悦楽に身を委ねて、蒼星石は最後まで取っておいた意識も、呆気なく手放した。 ――左手が、熱い。 正確には、手首の傷が、ズキズキと熱い。 頭のてっぺんから、足の爪先まで隈なく冷え切っていくのに…… 傷口だけは、飽きることなく熱と激痛を生み出し続けている。 その疼きが、夢の世界に旅立とうとする蒼星石を、現実世界に繋ぎ止めていた。 (もう……いい加減にしてよ。静かに眠らせて) 夢うつつの狭間で、蒼星石は寝返りを打ち、仰向けになった。 重たい右腕を、左手首の斬り傷へと、徐に動かす。 殆ど無意識のうちに、手を当てて傷を塞ごうとしていた。生存本能だったのかも知れない。 伸ばしかけた手は、しかし、自分以外の誰かによって掴み止められ、目的を見失う。 蒼星石は驚愕のあまり、ハッ! と、双眸を見開いた。 そして…… 「えっ?」 自身が置かれている環境を悟って、喉の奥から、呻き声を絞り出した。 いつの間にか、蒼星石は大樹の木陰で、微睡んでいたのだ。 それも、追い求めていた彼女……翠星石の膝枕に、とっぷりと頭を沈めて。 「起こしちまったですか」 双子の姉は、蒼星石の右手を優しく握りながら、愛おしげに目を細めた。 瑞々しく、柔らかそうな唇に、太陽すら霞むほどの眩しい微笑みを湛えながら。 例えようのない感情が、胸の奥から、こみ上げてくる。 それを表現する言葉を見付けられなかったので、蒼星石は……ただ、微笑み返した。 翠星石は、右手で蒼星石の右手を握りながら、空いた手で妹の前髪を掻き分け、 そっ……と、額を撫でた。この上なく、慈愛に満ちた仕種で。 無条件に差し出され、与えられる、母性の如き温もり。 蒼星石はウットリと瞼を細めて、渇望していた世界に身を任せた。 いつのまにか、左手首の煩い疼きは消え去っていた。 「こんなところまで追いかけてくるなんて…… いくつになっても甘えんぼですね、蒼星石は」 鈴の音を想わせる声に、耳をくすぐられて、背中にむず痒さを覚える。 それは瞬く間に身体の隅々まで伝播して、蒼星石の柔肌を粟立たせた。 「どうしても、姉さんに伝えたいコトが……あったんだよ」 「何を、です?」 「あの時は……ごめんなさい。それと――」 蒼星石の唇から、彼女自身ビックリするほど素直な言葉が、紡ぎ出された。 あれも言いたい。これも伝えたい。どんどん、胸の中に言葉が溢れてくる。 けれど、結局、言えたのは一言だけ。 「大好きだよ」 ふ……と、翠星石が、呆れたように鼻で笑う。 姉の吐息は、極上の刷毛を滑らせたかのように、蒼星石の頬をくすぐっていった。 「そんなコト言うために、わざわざ? どうしようもねぇ大馬鹿ですぅ」 「いいよ、馬鹿でも」 だって、幸せなんだもの。 「こうして、姉さんと一緒に居られるのなら、ボクは喜んで愚か者になる。 だから……いつまでも、ボクの側に居て。もっとたくさん、ボクに触ってよ」 願うことは、ただ、それだけ。 ブランド物の化粧品も、かわいい服も、煌びやかなアクセサリも要らない。 大好きな翠星石が、蒼星石を愛してくれさえすれば、それで充分だった。 きゅっ! と、翠星石の右手に力が込められる。 そして、彼女は――愛おしそうでいて、どこか辛そうに、 とてもとても、重く、長い吐息を漏らした。 「蒼星石が望むならば、ずぅっと、こうしててやるです」 「ありがと……嬉しいなぁ」 「でもね、蒼星石――」 気付けば、翠星石の呟きに、眼差しに、悲しみの色が浸みだしていた。 「お前までこっちに来ちまったら、誰が……おじじと、おばばを支えてやるですか?」 お祖父さん、お祖母さん。 口の中で姉の言葉を反芻しながら、蒼星石は、自分たちを育ててくれた優しい人たちを想った。 彼らは今も、翠星石の急逝によって、悲しみに伏せっている。 この上、蒼星石まで失えば、どうなってしまうのかは想像に難くない。 「だけど…………ボクは」 キミが居なければ、自分の生きる道すら、ちゃんと見付けられない。 告げようとした矢先、蒼星石の左手を、姉とは違う誰かが掴んだ。 その手は熱く、強く、けれど手首の傷を刺激しないよう配慮しながら、 蒼星石を、何処か別の場所へ連れていこうとしていた。 『負けないで! 逃げちゃダメだよ。キミはまだ、過ちを続けるつもり?』 姿の見えない誰かが、どこかで聞いた憶えのある声で、耳元に力強く呼びかけてくる。 逃げてない……と、蒼星石は呟いた。自分のココロに負けて、自殺を図ったワケではない。 ただ純粋に、翠星石の隣に居たかっただけなのだ。結果が、どうであったにせよ。 蒼星石の願いは、しかし――不意に、突き放される。 右手を握ってくれていた翠星石の手が、すぅっと離れてしまった。 なぜ? 問いかける眼差しに映る姉は、緋翠の瞳を潤ませ、今にも泣き出しそうだ。 この時になって初めて、蒼星石は、彼女の瞳の色が自分と同じ並びをしていることに気付いた。 「気付いたですか? 私は、本当の翠星石じゃねぇです」 「な、なに言ってるのさ。キミは、どう見たって姉さんじゃないか」 返す言葉には、隠しきれない動揺が、ありありと表れていた。「やめてよ、変な冗談なんか」 声を震わせる蒼星石を宥めるように、彼女の頭が、静かに振られた。 「蒼星石の思慕が、記憶を練り上げて作った理想の偶像――それが、私です。 会いたいという一途な気持ちが映し出した、蜃気楼にすぎないのです」 翠星石そっくりな、自分。それは取りも直さず、姉への羨望そのものだった。 ボクも、姉さんみたいに輝いてみたい……。その憧憬が、いま、目の前にある幻。 哀しい目をした偶像は、蒼星石の愁眉を遮るように、右手を差し伸べてきた。 「それでも、お前が翠星石と共にありたいというのなら――私が叶えてやるですよ。 右手か、左手か……どちらを握るか、選ぶです」 第十五話 おわり 三行で【次回予定】 夢うつつの境界で出逢った、もうひとりの自分。 差し伸べられた、ふたつの温もり。行く手には分かれ道。 煩悶の末に、少女が選んだ道は―― 次回 第十六話 『サヨナラは今もこの胸に居ます』 第16話 『この愛に泳ぎ疲れても』
https://w.atwiki.jp/3edk07nt/pages/170.html
かさかさに乾いた肌に引っかかりながら流れ落ちてゆく、紅い糸。 心臓の鼓動に合わせて、それは太くなり……細くなる。 けれど、決して途切れることはなくて―― 「……ああ」 蒼星石は、うっとりと恍惚の表情を浮かべながら、歓喜に喘いだ。 これは、姉と自分を繋ぐ、たった一本の絆。 クノッソスの迷宮で、テセウスが糸を辿って出口を見出したように、 この絆を手繰っていけば、きっと翠星石に出会える。 そう信じて、疑いもしなかった。 命を育む神秘の液体は、緩く曲げた肘に辿り着いて、雫へと姿を変える。 そして、大地を潤す恵みの雨のごとく、降り注ぎ…… カーペットの上に、色鮮やかな彼岸花を開かせていった。 「そうだ…………姉さんの部屋に……行かなきゃ」 足元に広がっていく緋の花園を、ぼんやりと眺めながら、蒼星石は呟いた。 自分が足踏みしていた間に、翠星石はもう、かなり先に行ってしまっている。 だから、ちょっとでも近付くために……少しでも早く、歩きださなければ。 「きっと、キミの隣に――――」 第十五話 『負けないで』 ぐるぐると、世界が回りだす。半回転しては、ひょいと戻り、また回りだす。 それの繰り返しで、浮いているのか、歩いているのか……足元が覚束ない。 失血のせいにしては、早すぎる。まだ、体重の10パーセントにも満たない量だ。 多分、手首を切り裂いた激痛に加え、鮮血を見た精神的な動揺と、 姉の元に旅立てる興奮が渾然一体となって、眩暈を引き起こしているのだろう。 蒼星石は左肩で壁をこすりながら、暗い廊下を進んだ。 指先から滴る『絆』が床板に点々と華を散らし、板壁には真一文字に、赤黒い線が描かれる。 やがて、一本の紅い糸は姉妹の部屋を結びつけた。 (――やっと、着いた) 朦朧とする意識の中で感じる、官能的な倦怠感と、甘美な安らぎ。 蒼星石は、翠星石のベッドへと、俯せに倒れ込んだ。 ぼふん! と、身体の下で夜気が押し潰され、舞い上がった埃が鼻をくすぐる。 冷え切った布団の柔らかな肌触りが、痺れるくらいに気持ちよかった。 ひとつ、深く息を吸い込む。翠星石が愛用していたフレグランスの匂いが、胸を満たしていく。 それだけのことなのに、天にも昇るほどの夢心地になって、身体の芯から震えが湧いてきた。 ああ……身もココロも悦んでいる。愉悦――それ以外の言葉は、思いつかない。 酩酊にも似た眩暈の中で、ふと……蒼星石は、微かなレモンの香りを感じた。 それは、ほんのりと上品に香り立って、闇に溶けていく。 あの晩に零したレモネードのものだろう。ひどく懐かしい気がした。 (もう一度――) あの夜、パジャマ越しに伝わってきた姉の温もりを思い出しながら、瞼を閉ざす。 限りない悦楽に身を委ねて、蒼星石は最後まで取っておいた意識も、呆気なく手放した。 ――左手が、熱い。 正確には、手首の傷が、ズキズキと熱い。 頭のてっぺんから、足の爪先まで隈なく冷え切っていくのに…… 傷口だけは、飽きることなく熱と激痛を生み出し続けている。 その疼きが、夢の世界に旅立とうとする蒼星石を、現実世界に繋ぎ止めていた。 (もう……いい加減にしてよ。静かに眠らせて) 夢うつつの狭間で、蒼星石は寝返りを打ち、仰向けになった。 重たい右腕を、左手首の斬り傷へと、徐に動かす。 殆ど無意識のうちに、手を当てて傷を塞ごうとしていた。生存本能だったのかも知れない。 伸ばしかけた手は、しかし、自分以外の誰かによって掴み止められ、目的を見失う。 蒼星石は驚愕のあまり、ハッ! と、双眸を見開いた。 そして…… 「えっ?」 自身が置かれている環境を悟って、喉の奥から、呻き声を絞り出した。 いつの間にか、蒼星石は大樹の木陰で、微睡んでいたのだ。 それも、追い求めていた彼女……翠星石の膝枕に、とっぷりと頭を沈めて。 「起こしちまったですか」 双子の姉は、蒼星石の右手を優しく握りながら、愛おしげに目を細めた。 瑞々しく、柔らかそうな唇に、太陽すら霞むほどの眩しい微笑みを湛えながら。 例えようのない感情が、胸の奥から、こみ上げてくる。 それを表現する言葉を見付けられなかったので、蒼星石は……ただ、微笑み返した。 翠星石は、右手で蒼星石の右手を握りながら、空いた手で妹の前髪を掻き分け、 そっ……と、額を撫でた。この上なく、慈愛に満ちた仕種で。 無条件に差し出され、与えられる、母性の如き温もり。 蒼星石はウットリと瞼を細めて、渇望していた世界に身を任せた。 いつのまにか、左手首の煩い疼きは消え去っていた。 「こんなところまで追いかけてくるなんて…… いくつになっても甘えんぼですね、蒼星石は」 鈴の音を想わせる声に、耳をくすぐられて、背中にむず痒さを覚える。 それは瞬く間に身体の隅々まで伝播して、蒼星石の柔肌を粟立たせた。 「どうしても、姉さんに伝えたいコトが……あったんだよ」 「何を、です?」 「あの時は……ごめんなさい。それと――」 蒼星石の唇から、彼女自身ビックリするほど素直な言葉が、紡ぎ出された。 あれも言いたい。これも伝えたい。どんどん、胸の中に言葉が溢れてくる。 けれど、結局、言えたのは一言だけ。 「大好きだよ」 ふ……と、翠星石が、呆れたように鼻で笑う。 姉の吐息は、極上の刷毛を滑らせたかのように、蒼星石の頬をくすぐっていった。 「そんなコト言うために、わざわざ? どうしようもねぇ大馬鹿ですぅ」 「いいよ、馬鹿でも」 だって、幸せなんだもの。 「こうして、姉さんと一緒に居られるのなら、ボクは喜んで愚か者になる。 だから……いつまでも、ボクの側に居て。もっとたくさん、ボクに触ってよ」 願うことは、ただ、それだけ。 ブランド物の化粧品も、かわいい服も、煌びやかなアクセサリも要らない。 大好きな翠星石が、蒼星石を愛してくれさえすれば、それで充分だった。 きゅっ! と、翠星石の右手に力が込められる。 そして、彼女は――愛おしそうでいて、どこか辛そうに、 とてもとても、重く、長い吐息を漏らした。 「蒼星石が望むならば、ずぅっと、こうしててやるです」 「ありがと……嬉しいなぁ」 「でもね、蒼星石――」 気付けば、翠星石の呟きに、眼差しに、悲しみの色が浸みだしていた。 「お前までこっちに来ちまったら、誰が……おじじと、おばばを支えてやるですか?」 お祖父さん、お祖母さん。 口の中で姉の言葉を反芻しながら、蒼星石は、自分たちを育ててくれた優しい人たちを想った。 彼らは今も、翠星石の急逝によって、悲しみに伏せっている。 この上、蒼星石まで失えば、どうなってしまうのかは想像に難くない。 「だけど…………ボクは」 キミが居なければ、自分の生きる道すら、ちゃんと見付けられない。 告げようとした矢先、蒼星石の左手を、姉とは違う誰かが掴んだ。 その手は熱く、強く、けれど手首の傷を刺激しないよう配慮しながら、 蒼星石を、何処か別の場所へ連れていこうとしていた。 『負けないで! 逃げちゃダメだよ。キミはまだ、過ちを続けるつもり?』 姿の見えない誰かが、どこかで聞いた憶えのある声で、耳元に力強く呼びかけてくる。 逃げてない……と、蒼星石は呟いた。自分のココロに負けて、自殺を図ったワケではない。 ただ純粋に、翠星石の隣に居たかっただけなのだ。結果が、どうであったにせよ。 蒼星石の願いは、しかし――不意に、突き放される。 右手を握ってくれていた翠星石の手が、すぅっと離れてしまった。 なぜ? 問いかける眼差しに映る姉は、緋翠の瞳を潤ませ、今にも泣き出しそうだ。 この時になって初めて、蒼星石は、彼女の瞳の色が自分と同じ並びをしていることに気付いた。 「気付いたですか? 私は、本当の翠星石じゃねぇです」 「な、なに言ってるのさ。キミは、どう見たって姉さんじゃないか」 返す言葉には、隠しきれない動揺が、ありありと表れていた。「やめてよ、変な冗談なんか」 声を震わせる蒼星石を宥めるように、彼女の頭が、静かに振られた。 「蒼星石の思慕が、記憶を練り上げて作った理想の偶像――それが、私です。 会いたいという一途な気持ちが映し出した、蜃気楼にすぎないのです」 翠星石そっくりな、自分。それは取りも直さず、姉への羨望そのものだった。 ボクも、姉さんみたいに輝いてみたい……。その憧憬が、いま、目の前にある幻。 哀しい目をした偶像は、蒼星石の愁眉を遮るように、右手を差し伸べてきた。 「それでも、お前が翠星石と共にありたいというのなら――私が叶えてやるですよ。 右手か、左手か……どちらを握るか、選ぶです」 第十五話 おわり 三行で【次回予定】 夢うつつの境界で出逢った、もうひとりの自分。 差し伸べられた、ふたつの温もり。行く手には分かれ道。 煩悶の末に、少女が選んだ道は―― 次回 第十六話 『サヨナラは今もこの胸に居ます』 第16話 『この愛に泳ぎ疲れても』
https://w.atwiki.jp/boyfriendkari/pages/35.html
――さくらざわ るか CV:代永翼【自己紹介を聞く】 学年組 1年C組 年齢 15才 所属 バスケ部 誕生日 03月03日 血液型 AB型 趣味 かわいい物集め・アニメ 身長 165cm 体重 51kg 好きな食べ物 オムライス 嫌いな食べ物 辛いもの全般 得意科目 体育 家族構成 祖父、祖母、父、母、犬 寝相 横向き 視力 1.2 一人称 僕 二人称 先輩 その他 [苗字]先輩(N) 主人公からの呼ばれ方 桜沢くん ストーリー + ... バスケ部の後輩([見ててくれた?]桜沢瑠風(N)) 独り占めしたいです([今の誰?]桜沢瑠風(R)) いつか本当に2人で…([修学旅行]桜沢瑠風(R)) 初めてがいっぱい♪([酪農体験]桜沢瑠風(R)) 吸血鬼との相性([吸血鬼]桜沢瑠風(R)) もっともっと綺麗([植物園]桜沢瑠風(R)) 開け〜ゴマ!([アラビアンナイト]桜沢瑠風(R)) ぎゅ〜ってして♪([秋のハイキング]桜沢瑠風(R)) 食べさせて、くれる?([ハロウィン]桜沢瑠風(R)) 世界で一番のお嫁さん([ジューンブライド]桜沢瑠風(R)) 海水浴日和([マリンスポーツ]桜沢瑠風(R)) 僕とベアになろう♪([肝試し15]桜沢瑠風(R)) 先輩のナイト([美術館見学]桜沢瑠風(R)) 大晦日は僕だけの([年越し]桜沢瑠風(R)) 挑戦!脱出ゲーム!([夏の遊園地16]桜沢瑠風(R)) 僕が鬼になった意味([節分]桜沢瑠風(HR)) ドキドキの伝染([冬の遊園地]桜沢瑠風(HR)) 僕に逆らえば斬首刑!([西洋]桜沢瑠風(HR)) ……先輩の意地悪([一緒にご飯]桜沢瑠風(HR)) 一緒に味見♪([収穫祭]桜沢瑠風(HR)) 温もりの手([スノーマジック]桜沢瑠風(HR)) トロピカルデート!([年越しリゾート]桜沢瑠風(HR)) 甘えんぼわんこ([けもみみ]桜沢瑠風(HR)) せんぱいに会いたいな([パジャマパーティー]桜沢瑠風(HR)) 僕の複雑な恋心([ゆったり温泉]桜沢瑠風(HR)) 忘れるなんてヒドイッ!!([アイドル]桜沢瑠風(HR)) 一緒にボウリング([GWデート]桜沢瑠風(HR)) 綺麗でかわいい♪([スパリゾート]桜沢瑠風(HR)) リアルホラー体験?([映画撮影]桜沢瑠風(HR)) とっておきのゲーム([ホワイトデー16]桜沢瑠風(HR)) ベストカップル決定戦([七夕16]桜沢瑠風(HR)) 先輩が初めて([3月のカレ]桜沢瑠風(SR)) チョコほしいなぁ([バレンタイン]桜沢瑠風(SR)) 君が美味しそう!([むかし話]桜沢瑠風(SR)) ご褒美あーげる♪([期末試験]桜沢瑠風(SR)) 君のための覚悟([戦国]桜沢瑠風(SR)) 雨上がりには…([仲良し]桜沢瑠風(SR)) 世界で一番大好き!([海賊]桜沢瑠風(SR)) 子供っぽくなっちゃう([水族館]桜沢瑠風(SR)) 毎日が特別な日♪([誕生日15]桜沢瑠風(SR)) 今のままじゃ……([美術のじかん]桜沢瑠風(SR)) 学ランなんて嫌っ!([応援団]桜沢瑠風(SR)) ずーっと一緒♪([校内レク]桜沢瑠風(SR)) 緊張のスタメン?([部活大会2]桜沢瑠風(SR)) 変わる予感([学園プール]桜沢瑠風(SR)) 僕が誰よりも([王子様コンテスト15]桜沢瑠風(SR)) 王子には渡さない!([学芸会]桜沢瑠風(SR)) かわいい?格好いい?([藤城学園祭15]桜沢瑠風(SR)) 素直な気持ち([Xmas15]桜沢瑠風(SR)) 僕のお願いは…([誕生日16]桜沢瑠風(SR)) アクションに挑戦!([和風映画撮影体験]桜沢瑠風(SR)) 相合傘の寄り道([雨デート16]桜沢瑠風(SR)) とっても甘いお散歩([キャンプ16]桜沢瑠風(SR)) 星空に夢中な夜([天体観測16]桜沢瑠風(SR)) 隠し芸成功のご褒美([お正月17]桜沢瑠風(SR)) 小悪魔黒猫とシンデレラ([ハロウィン16]桜沢瑠風(SSR)) カード一覧 N(ノーマル) + ... [見ててくれた?]桜沢瑠風(N) R(レア) + ... [今の誰?]桜沢瑠風(R) [修学旅行]桜沢瑠風(R) [酪農体験]桜沢瑠風(R) [吸血鬼]桜沢瑠風(R) [植物園]桜沢瑠風(R) [アラビアンナイト]桜沢瑠風(R) [秋のハイキング]桜沢瑠風(R) [ハロウィン]桜沢瑠風(R) [ジューンブライド]桜沢瑠風(R) [マリンスポーツ]桜沢瑠風(R) [肝試し15]桜沢瑠風(R) [美術館見学]桜沢瑠風(R) [年越し]桜沢瑠風(R) [夏の遊園地16]桜沢瑠風(R) HR(ハイレア) + ... [節分]桜沢瑠風(HR) [冬の遊園地]桜沢瑠風(HR) [西洋]桜沢瑠風(HR) [一緒にご飯]桜沢瑠風(HR) [収穫祭]桜沢瑠風(HR) [スノーマジック]桜沢瑠風(HR) [年越しリゾート]桜沢瑠風(HR) [けもみみ]桜沢瑠風(HR) [パジャマパーティー]桜沢瑠風(HR) [ゆったり温泉]桜沢瑠風(HR) [アイドル]桜沢瑠風(HR) [GWデート]桜沢瑠風(HR) [スパリゾート]桜沢瑠風(HR) [映画撮影]桜沢瑠風(HR) [ホワイトデー16]桜沢瑠風(HR) [七夕16]桜沢瑠風(HR) SR(スーパーレア) + ... [バレンタイン]桜沢瑠風(SR) [3月のカレ]桜沢瑠風(SR) [むかし話]桜沢瑠風(SR) [期末試験]桜沢瑠風(SR) [戦国]桜沢瑠風(SR) [仲良し]桜沢瑠風(SR) [海賊]桜沢瑠風(SR) [水族館]桜沢瑠風(SR) [誕生日15]桜沢瑠風(SR) [美術のじかん]桜沢瑠風(SR) [応援団]桜沢瑠風(SR) [校内レク]桜沢瑠風(SR) [部活大会2]桜沢瑠風(SR) [学園プール]桜沢瑠風(SR) [王子様コンテスト15]桜沢瑠風(SR) [学芸会]桜沢瑠風(SR) [藤城学園祭15]桜沢瑠風(SR) [Xmas15]桜沢瑠風(SR) [誕生日16]桜沢瑠風(SR) [和風映画撮影体験]桜沢瑠風(SR) [雨デート16]桜沢瑠風(SR) [キャンプ16]桜沢瑠風(SR) [天体観測16]桜沢瑠風(SR) [お正月17]桜沢瑠風(SR) [HAPPY FLOWER]桜沢瑠風(SR) SSR + ... [プリズム]桜沢瑠風(SSR) [ハロウィン16]桜沢瑠風(SSR) スチル(ネタバレ注意) + ... [部分編集] [sweetチョコ]桜沢瑠風(SSR) [誕生日だよ]桜沢瑠風(SSR) [きびだんご]桜沢瑠風(SSR) [膨れる小悪魔]桜沢瑠風(SSR) [明智光秀]桜沢瑠風(SSR) [後悔させてあげる]桜沢瑠風(SSR) [先輩にダイブ!!]桜沢瑠風(SSR) [草原の天使]桜沢瑠風(SSR) [僕の出番♪]桜沢瑠風(SSR) [キラキラホイッスル♪]桜沢瑠風(SSR) [制服交換]桜沢瑠風(SSR) [閃光ドライブ]桜沢瑠風(SSR) [見て見て〜♪]桜沢瑠風(SSR) [おねだり王子]桜沢瑠風(SSR) [姫を狙う小人]桜沢瑠風(SSR) [僕が許さない]桜沢瑠風(SSR) [温かい手]桜沢瑠風(SSR) [世界中で一番]桜沢瑠風(SSR) [本物の忍者?]桜沢瑠風(SSR) [傘に隠れて]桜沢瑠風(SSR) [真っ赤な野いちご]桜沢瑠風(SSR) [いたずらの続き]桜沢瑠風(UR) [僕にかまって!]桜沢瑠風(SSR) [傘回し]桜沢瑠風(SSR) このキャラの小ネタ 特技は運動全般。 本人曰く”弟キャラを演じている” シャルロットという犬を飼っている 実はクォーター コメント たまに見せる腹黒さがかわいい……/// 瑠風くんが可愛すぎて辛いよ…好きいいいいい!!!! 見た目もドストライクで好みだけど・・・cv代永って所でもう完璧・・・!!あぁぁぁぁ可愛いぃぃぃぃぃぃ!!! 見た目も可愛くて私好み、それにCV代永翼さんって……!!ボーイフレンド(仮)は、瑠風くん目当てではじめました!腹黒瑠風くんも、普段からの弟系瑠風くんも、全部全部大好きです……!!ボーイフレンド(仮)はじめる前から瑠風くんにメロメロでした。可愛いよぉぉ瑠風くんっ……!可愛すぎてツライよぉぉぉ……! -- 結花 ボイフレは中の人のファンである事もあって、リリース直後から瑠風くん目当てでプレイしてます!! 鬼や吸血鬼のストーリー半端なく好きです…/// 瑠風くんのために頑張るぞおお(血涙) 実に代永ウイング -- 翼 瑠風くん、かわいい!それにおもしろいwwww 中の人も好きだけど、瑠風くん可愛すぎてつらい(*´ω`*)瑠風くんが後輩でよかった(* ▽ ) -- エリーチカ 瑠風くんが可愛すぎてイミワカンナイてゆうかハラショー -- イミワカンナイ ハラショー -- まっきまっきま〜 ⋯。 -- 名無しさん (2021-09-28 23 47 24) 名前 コメント