約 13,137 件
https://w.atwiki.jp/tokumeicon/pages/196.html
https://w.atwiki.jp/rpgrowa/pages/363.html
瓦礫の死闘-VS死龍・ハードオブヘクトル- ◆wqJoVoH16Y 夢――――そう言うには、あまりに稚拙な妄想だと思う。 幾つもの蝋燭の灯に照らされた玉座の間は、温かかった。 何一つ傷のない大部屋に、欠片の汚れもない紅い絨毯が整然と敷かれたその先の玉座。 そしてその御座に座る魔王。私はその傍らにいた。 広げれば人一人は優に包める巨大な翼を折り畳み、私は魔王に肩を寄せる。 玉座は“この人”一人が座るには大きすぎて、私たち二人が並んで座るには苦にならない。 だからだろうか。魔王は私を一別することもなく、いつものように不満そうな無表情のまま、何もいわず自分の肩を貸し続けた。 それが「好きにしろ」と言われたようで、うれしくて。 私はその勝手な嬉しさに甘えて、魔王の膝に頭を預けた。 翼が邪魔になるので、体を寝返らせると、魔王の腹部を見るような形になる。 ふとした気恥ずかしさと、矢張り度が過ぎたかという思いから私は頭を上げようとする。 しかしその時、魔王の手のひらが私の頭の逃げ道を塞ぎ、 私はただそのまま魔王の膝を枕にするしかできなかった。 どくり、どくりと高鳴る心臓の音と共に、その顔を見上げる。 銀の髪を後ろにまとめ、黒い外套を纏った魔王。 魔族の証たる角の代わりに、尖らせた人ならざる耳朶を持った魔王。 もう一度信じてみたいと思い、私が最後まで得られなかったものを与えてくれた人。 二度と戻ることのないと諦めた、あの優しい時間。 羽の毛先から角の先までを満たす優しさに、私は思う。 この瞬間が、ずっと続けばいいのにと―――― そう思ったとき、私の目の前にあったのは、魔王の胸から滴る血の赤だった。 魔王の胸に深々と突き刺さった剣から血が吹き出ている。 私がその事実を飲み込めた時には、魔王は事切れていた。 ―――、―――! 私は魔王の名を呼ぶ。本当の名前を、魔王ではない名前を。 だがその言葉の届かぬところに魔王の死は連れ去られてしまっていた。 それでも呼び続ける私を遮るように、魔王の胸に穿たれた剣が蠢く。 血よりも紅い刀身。膨大な魔力の光。 そのあまりの禍々しさに、私はそれを魔剣だと直感で確信した。 魔剣。魔の剣。私を包む優しさを、私の嬉しさを、私の幸せを終わらせるもの。 私は魔剣を憎んだ。そしてその魔剣を使い、魔王を殺した人を許せないと思った。 刀身の先より柄へと視線を移し、憎悪と共に、私は魔剣の主を見上げる。 だが、私の憎悪はそこで途絶える。代わりに浮かぶのは疑問。 何故。どうして。なぜ。 魔王の亡骸が虚空へと散り、空いた座に仇が座る。 魔剣が魔王を貫く。その魔剣で貫く。 それは二度と覆らぬ過去にして、夢の終わり。 何度回向しても、時を止めても、変わらぬ事実。 大切なひとが、大切なひとを殺す瞬間。 どうして、ねえ、どうして――――おとうさ「ちょこちゃん、危ないッ」 アナスタシアが体当たりをするようにちょこの体を抱えて横に飛ぶと、 ちょこの立っていた場所をめがけてレーザーが駆け抜ける。 大人1人を軽く覆えるほどの極太の光条は見かけに違わぬ威力らしく、 避けたはずのアナスタシアのスカートを焦げ付かせていた。 お構いなしと続いて鋭利なカードが飛来し、その全てに付き合う余裕はなく、 アナスタシアはちょこの手を引き、乱立するブロック壁に身を隠した。 「私の一張羅が! 何千年使い古したと思ってんのよッ!!」 やっと一息をつくことができたアナスタシアは大きく息を吐いた。 それもそのはず、戦闘が再開されて以降、セッツァーとピサロはひっきりなしに魔法や飛び道具で遠距離から攻め続けているのだ。 完全にこちらの射程外であるため、彼らは交互に休み無く仕掛けてくる。 その中でも僅かに息を付けられるのは、乱立する石細工の土台のおかげだった。 いかにピサロの魔砲であろうとも、距離があるが故、一撃でこの壁を破壊することはできない。 「おねーさん、ごめんなさいなの……」 砲雷魔雨の軒先でアナスタシアの脇にいたちょこが消え入りそうな声で謝罪を口にする。 「気にしなくていいわよ。もういい加減捨てなきゃと思ってたくらいだから」 アナスタシアはちょこの頭をなでてあやそうと思ったが、自分の手のぎこちなさを感じて止めた。 ちょこの動揺は尤もなものだったからだ。恐らく、ちょこにとって世界は明確だったのだろう。 ちょこは子供だ。子供ゆえにその眼は純粋に世界を捉える。 良いものは良い。悪いものは悪い。たとえ殺意を迸らせたユーリルと対峙してさえ、 彼を可哀想なのだと思えたちょこにとって“世界”は“割り切れる”ものだったのだ。 (ちょこちゃんを騙すような人、私以外にもいるとはね……ジョウイ君) そのちょこにとって、初めての“裏切られた”感覚はどんなものだったのかは想像に絶する。 今ちょこは、大きく揺らぐ自分を立て直すのに精一杯なのだ。 レモンを丸齧りするように、アナスタシアはちょこを欺いた少年の名を口の中で噛みしめた。 「……揺らいでいるのは、ちょこちゃんだけじゃない、か」 アナスタシアはちょこの奥、他のブロックに隠れた陰を見つめる。 そう。ジョウイの裏切りの影響はちょこだけではない。 そこには、ちょこ以外にも大きく揺さぶられた者たちがいた。 「く、そ、野郎、が……誰も助けられないままここまで来て、まだ守られてんのかアキラァ……ッ!」 肩口を抑えながら荒く熱い息を吐き、アキラは虚空に罵っていた。 先ほどまで刺さっていた毒蛾のナイフは既に抜かれており、 傷口は飲み水で洗われ、アナスタシアのオリジナルパワー・リフレックスにて解毒処置は済ませてある。 とはいえ、現状の混淆された戦場ではそれが限界だった。消しきれぬ毒からか傷は熱を持ち、倦怠が抜けない。 「舐めるな、ジョウイ……手前は、手前ェは絶対に『ヒーロー』として認めねえ……ッ!!」 だが、アキラを真に焦がしていたのは毒でも傷でもなく、己が不甲斐なさであったのだろう。 超能力ジョウイに仕掛けた時何かを視たのか、アキラは自分の中に浮かぶ弱さに抗うのに必死だった。 見るからにフラフラで、頭痛と毒熱で歩くのもやっとの有様だ。だが、もう一人に比べればまだマシだった。 「……とりあえず、せめて立って歩いてくれると嬉「煩いッ! どの顔で言えるんだよアナスタシアッ!!」 膝と肘、そして額を地面につけたイスラの怒声に、アナスタシアは唇の真ん中を釣り上げて口籠った。 「来い! 来いよ紅の暴君ッ!! 僕に継承しろと言っただろうが!! そのお前が、僕を裏切るのかッ! 僕より、あいつのほうが相応しいというのかッ!?」 イスラは右手に呼びかけるが、声はなかった。 「はは、ハハハハ……そうだったんだよ……僕は、生きてちゃダメだったんだ…… 生きてても、誰かの迷惑になって足を引っ張っていくしかないんだ……ハハ、アハハハハ……!!」 その結果に、四つん這いになって蹲ったイスラは震えながら笑う。 その様にアナスタシアは言葉が出ない。どの面を下げて仕切るのかというイスラの言い分が尤もであること。 そして、誰もいない方向に土下座し、許しを乞うような今のイスラに、 アナスタシアは初めて彼と出会った時と同じ嫌悪を感じたからだった。 『ジョウイの企みを阻止する』ということが仲間のために生きて出来ることと定めていたイスラは、それを果たすことができなかった。 ましてやジョウイの企みが自分の魔剣である紅の暴君であり、それを見抜けず奪われたのだ。 “さらに生きる意味を魅せてくれたものさえ失ってしまえば”それはもはや生きる『意味』の崩壊に等しかった。 「参ったわねえ……」 アナスタシアは魔法が壁を少しずつ削っていく音を背中に聞きながら一人ごちた。 生きる世界を傷つけられたちょこ、生き方を惑うアキラ、そして生きる意味を砕かれたイスラ。 巨大な敵を団結して倒した直後、絶妙なタイミングで行われたジョウイの裏切りは彼らに深い傷痕を残していた。 いや、彼らだけではない。本音を言えば、アナスタシアもジョウイに傷つけられた一人だ。 (マリアベル……貴方は、気付いていたの?) わざと回復の手を緩めたという、ジョウイから吐き捨てられたマリアベルの死の真相。 確かに変貌後のジョウイの回復力はユーリルやマリアベルに施されたそれとは比べ物にならない。 だが、アナスタシアはその真相をうまく嚥下できずにいた。 ジョウイが一方的に延べた内容は恐らく事実なのだろう。だが、真実に僅かに足りない気がした。 壁から一本だけ飛び出た釘のような不快感を、アナスタシアはあえて放置する。 それを埋められるのはきっと直に回復を受けていたマリアベルだけだろう。 素直に親友を貶めたジョウイに対し怒りを浮かべたいという欲求がないわけではない。 だが、アナスタシアは傷つきながらもその傷を自分で開くようなことはしなかった。 「戦えるのは俺と貴女だけか、アナスタシア」 「思春期ボーイズ&ガールが軒並みノックダウンとなると是非もないわね、悪い魔法使いさん。首尾は?」 「ダメだ。カエルもゴゴも見つからない。というより、こう広域散布的に仕掛けられると探すのも労苦だ」 戻ってきたストレイボウに、アナスタシアは皮肉気に笑った。 アナスタシアとて柄も資格も無いと分かっているが、満足に行動できるのがストレイボウだけとなると、 親友の仇に逃げられても、肩に銃撃を貰っても、前のようにいじける暇すらない。 誰よりも揺らいでいた男がこの場で一番揺ぎ無いというのは皮肉だった。 石壁が降り注いだ時に一度彼らは散り散りになったが、 それをこうして何とか5人集合させたのはストレイボウの手腕と言っていい。 特にイスラは、彼が無理にでも引っ張らなければとうに死んでいただろう。 「カエルはともかく、物真似師さんは見つけたいわね」 おかげでこうやって集合し、障害物を盾に凌ぎながら残り2人を探しているが、カエルとゴゴは見つからない。 石台の雨に打たれて潰されてしまった。そう諦められるほど捜索もできていない。 「両方だ。やはり手分けをして探さないとキツいか」 ならば分散するのがベストだろう。幸いにして石台を壁にすれば移動ができないわけではない。 全員が分散すればその分的が散り、射撃密度も減ずるはずだ。 ならばなぜそうしないのか―――――――そう出来ないようになっているからだ。 「うしろーッ!」 「ッ!?」 ちょこが叫んだ瞬間、アキラが背も垂れていた壁に亀裂が走る。 亀裂は瞬時に隙間となり、間隔となり、扉となった。 切れ目一つない分厚い石は最初からそうであったかのように扉としてその中央から拓かれていく。 「――――、――――――」 「あ、ああ……ああ……ッ!!」 亀裂とともに、イスラの白い肌が増々に青褪める。 城門を開いて現れたるは“かつてヘクトルであったもの”だった。 血気廻った青髪はくすみ、肌は白磁のごとく生気を喪失している。 光彩を失った瞳と合わせ、誰もが彼を死んでいると断じるだろう。 “それがどうした”とばかりに右に握った神の斧は妖しく鳴動を続けていた。 死のうが、砕けようが、腐ろうが、生者必滅の理があろうが――戦うのだと、命以外の総てが猛っている。 「ちょい、さぁッ!!」 アキラとちょこをまとめて潰そうとした振り下ろしの一撃を、アナスタシアが聖剣で受け止める。 その瞬間、アナスタシアの踏み締めた大地に亀裂が走った。銀の腕でさえ受け止めきれない威力の結果だった。 だが、実に驚くべきは“それが左手の一撃だったということだ”。 神の斧は亡将の右手で遊んだままになっており、聖剣と打ち合っていたのは聖なるナイフだったのだ。 「ナイフに負けるとか、それでも聖剣かコラーッ!!」 アナスタシアが叫ぶが、目の前の現実こそが全てだった。 石細工の土台を一撃で破砕したのも、聖剣と拮抗しているのも、か細い左手一本のナイフなのだ。 腱の切れて使い物にならない左手を、落ちていた左手に挿げ替えた新しい左腕に、かつての聖女は押されていた。 「死んで尚あの膂力……自傷も厭わぬリミッターの解除!? それともどこかから力が供給されているのか!?」 「そーだけど……違うの……“よろこんでる”。オリから出られて、ライオンさんは、よろこんでるの」 状況を分析するストレイボウの横で、ちょこは胸の痛みを堪えるように死せる獅子の笑顔を見つめる。 喜んでいる。そう、己が民も、オスティアの領地も、リキアの未来も、何もかもを亡くしたその骸は今確かに悦んでいた。 統治、内政、外交、同盟、戦争。民の願い、人の欲、アトスの予言。 領主ヘクトルを形作っていたありとあらゆる外的要素――――それら全てがヘクトルの糧であり“同時に枷であった”。 兄ウーゼルの死により、ヘクトルは領主にならざるを得なかった。他に兄の願いを継げる者がいなかったから。 兄の死を責めるわけではない。だが、兄が生きていたのならば、ヘクトルはその力を全て武に注げたはずだ。 そうであれば、兄の統治の下、迫りくる脅威の全てを薙ぎ払う巨大な剣であれたならば。 “もういいのだ”――それは、アレが成してくれる。 その夢想は、死を超えて結実した。『楽園』を目指す『伐剣王』の導きによって。 最早迷う必要はない。この斧に注がれ続ける盾の癒しが死肉を満たす今、肉体を自壊させるほどの全力すら行使できる。 そう、全力。王のままでは出せなかった、生きて因業に囚われている限り出せなかった全力が屍に充溢する。 後はただ進めばよい。始まりの魔剣が導く終わりに向かって、只管に進軍すればよい。 立ちはだかるならば、覚悟せよ。望まぬ王座より解き放たれた獣の純粋なる暴力――――蹂躙程度で済むものかよ。 「UOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!」 狂戦士の咆哮。だが、その音色は生きていた時よりも忌み、地面に落ちる間際の果実のように熟れ爛れていた。 死体に充溢する怨念と歓喜が叫喚となって流出したこの時の声を聞けば、もはや百魔獣の王でさえ疾く自害するだろう。 そのような音を間近に受けたアナスタシアは剣をぶつけ合うことすら適わず、無理やりナイフを押し飛ばす。 その衝撃で、聖なるナイフは自壊した。聖なる加護が怨念に破られたのではなく、ただこの獣の力に耐えかねて。 だが、亡将は些事とばかりに用済みのナイフを捨て払い、自分の脇腹に刺したアサシンダガーを血脂を垂らしながら引き抜く。 この未練に満ちた自身<屍>を現世に留めているのが砕けかけた自身<天雷の斧>である以上、容易に抜くわけにはいかないのだろう。 あるいは――――こんな短刀でなくば、この悦楽を長く長く愉しめないと笑っているのか。 「みんな、アレから離れなさいッ!!」 再度打ちおろした亡将の一撃を、アナスタシアが再び切り結ぶ。 踏み込もうとする足が重い。いや、実際に重くなっている訳ではない。 眼前の障害物を両断しようとする亡将の殺意が、その巨躯から迸る熱が、ナイフの一点に荷重されているようだ。 ロードブレイザーに比べればその力の総量は劣るだろう。だが、その『密度』ならば話は変わる。 俊敏さを基とした『剣士』たる紅蓮とも『魔法使い』と思われる魔王とも違う『重騎士』の圧力。 なまじ圧倒的過ぎてジャンル違いのロードブレイザーと違う、質量感のある恐怖が足を竦ませる。 だが、アナスタシアはそれを真正面から受けざるを得なかった。 ストレイボウがちょこたちを安全圏に逃がそうとしているが、その足取りは重い。 『闘気』――領域支配<Zone of Control>。この骸が放つ狂熱を間近に受けて、足取りを保てるものなどそうはいない。 誰かが矢面に立ちその進軍を押し止めなければ、離脱もままならない。 「雌鶏が5匹。丸焼きかねえ、旦那」 「ファイラ×ファイラ――――――ファイアービームッ!!」 そして、アナスタシアが矢面に立っても彼らの離脱は難しい。 亡将から逃げようとしたアナスタシアを除く5人を、セッツァーの魔法を込めたピサロの魔砲が周囲を焼きながら襲い掛かる。 ストレイボウがシルバーファングをぶつけて相殺したことで彼らはなんとか亡将の領域から離脱したが、 構わずと再び魔弾を雨霰と降らすセッツァーたちの余裕は消えていない。 制圧射撃で行動範囲を狭めればいずれ鶏どもは解体屋に捕まる。 あとは再び巣穴から飛び出たところを狙い、削り殺していけばいいだけなのだから。 「あの遠距離攻撃を凌ぐには壁に籠るしかない。かといって足を止めたら壁ごと打ち抜かれる」 「それで逃げたらその先でまた砲撃……ループって怖いわね」 なんとか亡将を撒いたアナスタシアがストレイボウたちに合流する。 亡将との撃ち合いで開いたアナスタシアの右肩の銃創をストレイボウが微小の火力で焼いて塞ぐなか、2人は現状を憎らしげに述べた。 完全に遠距離からの攻撃を徹底するセッツァー・ピサロに、あらゆる障害を踏破し進軍するゴーストロード。 本来なら三つ巴になるべき戦局は、彼らの戦闘スタイルの合致によりストレイボウたちの一方的な劣勢となった。 生ける者全てを区別なく撃滅するゴーストロードの特性を見抜いたか、セッツァーは徹底的にゴーストロードとの距離をとっている。 こうすることで、ゴーストロードのターゲットをストレイボウたちに限定し、自分たちは安全圏から削ることができる。 ゴーストロードが使えるうちは使い尽くす。矢面に立つのはそれからで十分なのだ。 一方的にセッツァー達が亡将を利用している状況。しかし、ゴーストロードにとっても益のない話ではない。 零距離ならばともかく遠距離からの攻撃など、この骸には豆鉄砲に過ぎない。 ならばセッツァー達の攻撃によって敵の足が止まることは、お世辞にも機動力があるとは言えない亡将にとって援護以外の何物でもない。 彼ら3人は絆ではなくその性能によって、現状において最高のチームと化していたのだ。 (息苦しい……少しずつ、泥沼に沈んでるみたい……) 堪らないのはそんなチームの攻囲に晒されるアナスタシア達だ。 解毒済みではあるが体力を大きく落としたアキラ、心の支えを折られ自責に潰されたかけたイスラ。初めての『嘘』に戸惑うちょこ。 アナスタシアも血を失い、万全とはとても言えない。しかし彼女の聖剣以外では、亡将の攻撃から彼らを“守れない”。 唯一平静を保ったストレイボウも3人を避難させるので精一杯の状況。とてもではないが攻勢に転ずるには手数が足りない。 その中でひたすら乱撃突撃を繰り返させられ、バラバラの彼らは心身含め体勢を整える暇もない。 (説明できない“生きにくさ”……貴方なら、言葉にできるのかしらね) あまりに整い過ぎた戦場に、翻った魔王の黒外套を幻視しながらも、具体的に語る術を持たないアナスタシアは歯噛みした。 分かっていることは、ここままではいずれハメ殺されるということだ。 (とにかく、まずなんとか流れを変えないと――ッ!?) 焦れて守備以外に意識を割いてしまったアナスタシアを責めるように盾としていた石壁が爆発する。 爆発の威力はさしたるものではなかったが、ハメ殺しのサイクルに慣れたアナスタシアはその新しい手札に動揺を強める。 ヘクトル候に魔法は使えないはずなのに、何故。 その疑問こそがミステイクとばかりに、爆炎の向こうから現れた亡将が影縫いをアナスタシアに振りかぶる。 あわててアナスタシアが剣を打ち合わせに行くが、2手ほど遅れた聖剣は間に合わない。 (間に合わ――)「せてみせるッ!!」 必滅の一刀に交わる剣戟音。亡将の一撃を防いだのは、アナスタシア。 勇者の剣を抱いた、ローブに身を包んだ英雄だった。 時系列順で読む BACK△144-1 瓦礫の死闘-VS地獄・泥の下の宴会-NEXT▼144-3 瓦礫の死闘-VS黄龍・反撃は雷のように- 投下順で読む BACK△144-1 瓦礫の死闘-VS地獄・泥の下の宴会-NEXT▼144-3 瓦礫の死闘-VS黄龍・反撃は雷のように- 144-1 瓦礫の死闘-VS地獄・泥の下の宴会- アナスタシア 144-3 瓦礫の死闘-VS黄龍・反撃は雷のように- ちょこ ゴゴ カエル セッツァー ピサロ ストレイボウ アキラ イスラ ジョウイ ▲
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/4402.html
主に放射能汚染瓦礫に関する記事を載せています。 2011.3.11大震災・福島原発大人災 がれき受け入れ自治体マップ〔2012.4.16 現在〕 このページで取り上げているサイトおよびがれき処理関連サイト一覧 がれき関連ニュース 関連資料 ☆ 平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法案 「衆議院」より / 保護 ■ がれき広域処理に反対する、ささやかな声 (ゲストポスト) 「EX-SKF-JP(2012.3.26)」より ・このブログで今年の1月にご紹介した、ネクタリーナさん(「原発事故、放射能汚染を親しい人と語れない」)のお友達が書かれたものです。東京から山口に避難なさって健康を取り戻したものの、山口県防府市ががれきを受け入れる意向、と知って、以下に掲載する文とほぼ同文の手紙を山口県知事宛に送ったそうです。 ネクタリーナさんと似た素直な文章で、ご自分の体験から書かれています。 ▼ ■ (必見:TVはやらない動画)川崎駅前の瓦礫受入演説に市民が猛烈な批判→黒岩知事・細野大臣・阿部川崎市長・林横浜市長・自民党(川口・田中)民主党(城島・田中・笠・本村・勝俣) 「portirland(2012.3.22)」より ・細野さん、線量計で普通に測ってるけど、これでは測定無理ですよ。 他県で搬入時に不検出だったものが、焼却で濃縮、焼却後に放射性セシウムが大量に検出されています。 この動画ですが、測定のパフォーマンス演説時に猛烈な批判を浴びています。 実は、測定以外でも演説が、猛烈な批判に晒されています。 html2 plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。 ----------------------------------- ■ ガレキ拡散の真の目的とその黒幕について 石川栄一 「さてはてメモ帳(2012.3.28)」より ・私は、生まれも育ちも生粋の道産子です。 この度の札幌市長の「ガレキ受け入れ拒否」について、強く支持すると共に、安心しているところです。 東日本大震災の被災地のガレキは、各方面で問題になっているように「助け合い」や「絆」といった綺麗事ではなく、利権やTPP問題などと深く結びついていると思います。 (※ 長文略。) ★ がれき受け入れ 道知事、全市町村に要請文 「北海道新聞(2012.3.28)」より / 魚拓 東日本大震災で発生したがれきの受け入れに向けて、道は道内の全179市町村と、一般廃棄物処理を行っている全44の一部事務組合・広域連合に、協力を要請する文書を送付した。 要請文は23日付で、26日に電子メールで送付した。 文書は高橋はるみ知事名で、道として「被災地の復旧・復興のため、受け入れに向け積極的に協力したい」と説明。「それぞれの地域の実情や施設の状況もあろうかと思いますが、(がれきの)広域処理の実現に向けた取り組みについて、ご検討をよろしくお願いいたします」と求めている。 政府が16日付で、岩手、宮城両県のがれき受け入れを求める要請文を、これまでに受け入れを表明していない35道府県の知事や札幌など10政令都市の市長を対象に一斉送付したことなどを受けた。高橋知事は「スピード感をもって対処する」と、市町村の受け入れを支援する考えを示している。 ☆ 東日本大震災により発生したがれきの受入れについて :札幌市長 上田文雄 2012.3.23 「札幌市ホームページ」より (※ 長文略。) ・何度も自問自答を繰り返しながら、私は、「市長として判断する際に、最も大事にすべきこと、それは市民の健康と安全な生活の場を保全することだ」という、いわば「原点」にたどり着きました。 私自身が不安を払拭できないでいるこの問題について、市民に受入れをお願いすることはできません。 市民にとって「絶対に安全」であることが担保されるまで、引き続き慎重に検討していきたいと思っています。 ※ ■ 3月4日沖縄ガレキ反対デモはサタニスト・カルトが主催 「カレイド・スコープ(2012.3.3)」より ・明日、3月4日、沖縄の那覇市でガレキ受入れ反対のデモを行うようですが、このデモの主体はラエリアン・ムーヴメントというカルトですので、警戒心を緩めないでください。 ・彼らの教理を貫いているのは「アンチ・キリスト」です。 崇拝しているのは、宇宙人のエロヒムです。(そんなもの現実に存在していない。目を覚まして!) ラエリアン・ムーブメントとはフリーメーソンというサタニズム結社から出てきたものですので、絶対に関わりを持たないでください。 --------------- ■ ラエリアン・ムーブメントはフリーセックスを推奨。 「ヘリオス40の沖縄(琉球)裏情報(2011.11.27)」より ・★ラエリアン・ムーブメントはSEX宗教?(やや日刊カルト新聞) http //dailycult.blogspot.com/2010/08/blog-post_23.html ラエリアン・ムーブメントは、いろんな人とセックスをすると脳のニューロンが発達して頭がよくなるなどと言ってフリーセックスを推奨する宗教団体です。 【バズビー博士】 ■ 調子に乗り過ぎた「反原発」・・・バズビー教授の退場 「人力でGO(2012.1.6)」より ・「放射線はとっても怖い」という方達が神輿を担がれていた、バズビー教授が高額なサプリメントと計測(※ 器?)を販売していたとして、色々と非難されている様です。 ・一部の「反原発派」は「バズビー教授は詐欺師に嵌められたんだ」と主張しますが、どうやら、ガーディアン紙の取材の内容を見る限り、バズビー教授がこの件に全く無関係だとは考えられません。 --------------上記記事中のバズビー博士関与のサイト↓----------------- ■ CBFCFのMission 「Christopher Busby Foundation for the Children of Fukushima」より ・この映像(※ サイト参照)の中でバズビー博士が、皆様にお伝えしているバズビー博士考案の サプリメントは、4u-DETOXで、購入が可能です。現在、ご注文が殺到して おります関係上、在庫が少なくなってきておりますので完売時はご了承くだ さい。 これらの売り上げは。放射能がれき処理法撤回訴訟に経費として使用 されます。 ■ 放射性汚染がれき処理法撤回訴訟 「Christopher Busby Foundation for the Children of Fukushima」より ※※ Christopher Busby Foundation for the Children of Fukushima のサイトに以下の“注意書き”があります。 【ご注意】 現在、バズビー博士 の承諾を得ずにバズビー博士の名前や写真を使用した募金や 寄付活動を行っているバズビー博士支援基金は。バズビー博士とは、全く関係 のない基金であり.この基金が、募集している土壌検査・食品検査のプルトニウム90に対する機器の使 用や数値の読み込みなどに関する問題や金銭的な問題が発生した場合、当会、及びバズビー博士は全く、責任を負えませんので、ご注意ください。 バズビー支援基金のサイトページにある森田玄という名前に見覚えがあり、調べてみたら⇒Google検索、なるほど・・・。 ただ、文章を読む限り、バズビー博士と森田玄氏はやり取りがあるわけで、無関係ということにはならないだろうと思う。なにせ、森田氏の団体から計75万円が寄付されており、博士もバズビー支援基金を承認していることは明らか。 「Christopher Busby Foundation for the Children of Fukushima」と「バズビー支援基金」そして「バズビー博士」は何をしてきたのか? 危険を煽って商売しているだけだと思われても仕方がないのでは? ■ 日本中に広めるなよ 「二階堂ドットコム(2012.1.5)」より ・みんなで災害なんてわかり合いたくないし、だいたいだな、がれきの全部をいちいち検査していると思うか?ダンプで運ぶのは土建屋とかそういう業界の奴らだぞ。適当に決まってるだろ。 あんな放射性廃棄物は、福島に埋めるのが一番だよ。福島第一当たりにデイジーカッターでめいっぱい穴開けて埋めちまうほかにないだろう。それか、海に捨てて希釈させるか。もうそれしかないんだから。 ■ がれき処理による放射能の拡散 「むすびの郷(2012.1.4)」より ・7分46秒あたりから重大なことを指摘している。 放射能がれきについて8000ベクレル/キログラムを焼却するということは、米国の基準で言えば、完全に放射性廃棄物であるものを燃やすことであり、周囲に放射能をまきちらす結果にしかならない。 瓦礫焼却で放射能再拡散!福島原発再臨界していた事を米NRC証明!8/21(字幕) 下記動画は7分46秒から再生するように処理しました。 ---------------------------------------------------------- ■ 放射能汚染物質は着々と全国に拡散されている。 「nYoの どうにも、真実が気になる。(2011.12.30)」より ・相変わらずの放射性廃棄物の拡散という二次被害がどんどん拡大している。 「汚染瓦礫処理法案」というものが2011年8月26日に可決されている時点で、これは幾らでも処理できるし、幾らでも脱法的処理が出来ることは前にも書いた。 ■ 東京「汚染がれき」処理、「利権」優先か 「新井哉の危機管理・国民保護ブログ(2012.1.3)」より ・宮城県女川町の「汚染がれき」を東京都内で焼却する問題で、財団法人東京都環境整備公社が災害廃棄物処理で巨額の運転資金を得ることが判明した。同公社の理事長は森浩志元東京都環境局次長。この典型的な「天下り団体」に東京都は3年間で約280億円を貸し付ける予定で、同公社が事業者と処理・運搬契約を結ぶ。石原都知事は被災地の支援を主張し、都民の反対があるにもかかわらず人口密度の高い東京都内で焼却実施を強行しようとしているが、石原都知事と都庁、リサイクル・産業廃棄物処理業者ら政・官・財の不透明な「利権の構図」が明らかになったことで、「汚染がれき」焼却は見直しを迫られるのは必至だ。 ☆ 〔財〕東京都環境整備公社 ★ がれき処理反対には「黙れ」 石原都知事「皆の協力必要」 「msn.産経ニュース(2011.11.4)」より / 魚拓 ※ 【2012.1.6時点での、過去記事収集】 ■ 小出裕章が震災がれき処理に警鐘ーー「焼却灰は、各自治体で埋めてはいけません」 「ざまあみやがれい!(2011.12.22)」より ■ がれき処理だけで1兆円超!震災復興需要に群がるゼネコン 「週刊ダイヤモンド(2011.10.12)」より ■ 8月26日成立した「放射能汚染瓦礫処理法」を検証してみた。 「ふじふじのフィルター(2011.9.3)」より ■ 汚染がれき処理法(全文テキスト) 「できない、困って→問題解決(2011.9.2)」より ■ 速報:「汚染がれき処理法」本文官報掲載/成立4日後にやっと全文を公開 「できない、困って→問題解決(2011.8.30)」より ■ 「汚染がれき処理法」は昨日(2011.08.26(金))成立/何故か本文は未公開 「できない、困って→問題解決(2011.8.27)」より ※ 【資料】 ☆ 平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法案 「衆議院」より / 保護 ☆ 東京都環境局:廃棄物 ここに『都内一般廃棄物焼却施設における飛灰等の放射性物質等測定結果について』のファイルリンクあり。 ※ 【がれき関連ニュース】 ★ がれき検査費「国が負担を」 市町が要望 静岡 「msn.産経ニュース(2012.1.6)」より / 魚拓 ★ がれき処理で市長会と町村会が国に申し入れ(静岡県) 「静岡第一テレビ(2012.1.5)」より / 魚拓 ★ セシウム規制値超え農産物、公表せず焼却 静岡でも茶19トン 「中日新聞(2011.12.29)」より / 魚拓 ★ 福島がれき再利用指針…1kg3千ベクレル程度 「読売新聞(2011.12.25)」より / 記事保護 ★ 被災地のがれき受け入れへ黒岩知事が再表明、横須賀の処分場など/神奈川 「カナロコ(2011.12.21)」より ※ 【このページで取り上げているサイトおよびがれき処理関連サイト一覧】 ■ Christopher Busby Foundation for the Children of Fukushima 子供達が健康に生きるためには、何をするべきか、どうあるべきかを真剣に考え、そして、躊躇することなく実行する。 『子供達の生きる権利を守る!』という共通の目的を持ち、一人では不可能な事であっても、すべてのものが助け合い、利害や利益を追求せずに、子供たちの未来・地球の未来を考え、新しい波をつくることを目的としています。 ■ できない、困って→問題解決 ■ 二階堂ドットコム ■ むすびの郷 ■ ふじふじのフィルター ■ 放射性廃棄物スソ切り問題連絡会 スソ切り処分とは、放射能が一定レベル以下の放射性廃棄物を規制の対象から外すことで、正式にはクリアランス制度と呼ばれています。 ■ nYoの どうにも、真実が気になる。 .
https://w.atwiki.jp/gehenna/pages/39.html
ゲヘナセッション『瓦礫の街に享受者が集う』 ◆OP1 GM:ここはジャハンナム最大の都市シェオール。時は夜。最近のシェオールでは、ちょっとした事件が起こっており、夜間の外出者はめっきり減っています。普通の市民は、今のシェオールでは夜間に出歩こうとはしません。君のような享受者ならば、話は別ですが。 キファーフ:うむ(笑)。今日も関係なく酒場に行く。「へっ、歩きやすくていいや。事件ってのも悪くねぇな」飛べよ、という気も。 GM:さて、そんな人気のない夜道を一人歩いていると……微かに、裏路地から足音が聞こえてきます。足音のペースは、かなり速い……ぶっちゃけ、人の走る音です。 キファーフ:「?」何とはなしに目を向ける。 GM:では、そちらに目を向けると……君がかつて失った恋人(名前未定)が、裏路地から飛び出してくる!! キファーフ:「…!?」とりあえず硬直。通り過ぎたあたりで振りかえって追いかけようとしますが。 GM:しかし、恋人に見えたのは一瞬。目を凝らして見てみれば、性別以外恋人とは似ても似つかない容姿です。その女性は、君を目にすると駆け寄ってきます。 キファーフ:「……っ。まぁそうだよな…やきが回ったもんだ。あんたどうした?」 GM/女性:「た、助けて……助けてください……ッ!!」女性は、怯えた表情で君に縋りつく。見れば、足は裸足で、服も着ていない。薄手の布を体に巻きつけているだけだ。割と整った顔で、濃い目の化粧をしており、香水の匂いが鼻を突く。女性はどうやら、娼婦のようです。 キファーフ:「助ける? …ちっ、めんどくせぇ。俺にそんな暇はねぇっての」ふりほどいて先に行こうとするが…。 GM:では、振りほどこうとする君に必死にしがみつく女性。で、女性が出て来た裏路地の方から、さらに足音が聞こえる。 キファーフ:「…間にあわねーな。 おい、ただじゃねぇぞ、覚えとけよ」既に巻き込まれたと判断し、睨み、溜息つきながら刀を抜きつつ。 GM:キファーフが愛刀をギラリと抜き放つと同時に…裏路地からは、見るからにチンピラが二人駆け出してくる。 GM/チンピラ1:「いたぞ!」 GM/チンピラ2:「チッ、他の人間に見られちまったか……」 GM/チンピラ1:「なぁに、構いやしねぇ。こいつもやっちまえば良いだけだ……」そう言って、チンピラ達は刃物を抜く。 キファーフ:「ったく。俺は無関係だっての……言っても信じねぇよな」 GM/チンピラ1:「ヘヘヘ、災難だったなぁ、兄ちゃんよぉ?」 GM/チンピラ2:「おっと、もう命乞いしても遅ぇぜ?ヒャッハァー!!死になぁ!!」鬨の声を上げながら、チンピラが襲い掛かってくる!!……って辺りで切ります。何かあればどうぞー(笑)。 キファーフ:「…暇つぶしにはなるかね」さっきは暇は無いと言ってた奴。めんどくさくて、放って飛んでいきたい気持ちが45%ほど(ぇ ◆OP2 GM:絶賛チンピラ生活満喫中のティサウ。そんな君が、鐘杏のシェオール支部長エザレラに呼び出される。 ティサウ:決してチンピラじゃない!ダメ人間なだけで!「何かした覚えは無い…と思いたい」とぼとぼと着のみ着のまま出頭! GM:そして、シェオール最大の娼館……鐘杏本部の最奥の一室に君は通される。その部屋には、支部長のエザレラが一人。豪奢な椅子に凭れ掛かっている。 GM/エザレラ:「久しぶりね……ティサウ」 GM:氷血の女……そんな仇名に相応しい声音と表情で、ティサウに話しかけるエザレラ。 ティサウ:「あ、えー、そうですね、お久しぶりです、支部長はお変わりなく。俺…いや、私なんかに何か御用でしょうか。ほら、もっと他に人はいると思うんですが…」 GM:エザレラは、そんな君の言い訳めいた言葉を無言で受け流し…… GM/エザレラ:「まだ……あの事が忘れられないの?」先ほどとは打って変わって、艶めいた声で君に問いかける。その表情には、微かに君に対する不安と思いやりが見て取れる。 ティサウ:「相変わらず見事なスルー……いやはや、もう忘れてますよ。あの頃のことは全部何もかも全てホントホント」へらへらと作り笑いで応えますサー。 GM/エザレラ:「………そう」君の作り笑いを悲しげな眼で見つめて……「ティサウ。貴方に仕事をお願いするわ」支部長としての表情に戻ったエザレラが告げる。「最近、シェオール中で娼婦が行方不明になっているのは知っているわね?」 ティサウ:「いやほら、今は今でそれはそれでなんと言うか……し、仕事は他の人に回した方が。特に大事なのとかは止めておいた方が良いですよ本当に……と言っても無駄ですよねええわかってますでも言ってみたかったんです」 GM:娼館に属さず、路上で商売をしている娼婦が、ここ数日で幾人も行方不明になっています。その数は既に二桁に達するぐらい。 ティサウ:「聞いています。そのせいで、路上が不穏でこっちにもとばっちりが・・・」(笑) GM/エザレラ:「被害にあっているのは、所詮夜鷹だから放っておいても良かったんだけれど、世話金を受け取っている以上そうもいかなくてね……」 ティサウ:「なるほど。一応動かなければいけないけど有能なヤツを使うのは嫌だから私ということで、わかります」 GM/エザレラ:「……………まぁ、そう言うことね。所詮、女一人しか襲えないような奴が犯人なのだから、今の貴方でも十分でしょう」 ティサウ:「いやあ、そうですよね、うん。支部長が何か妙に優しかったから色々と深く考えそうになりましたが、私なんてそんな程度なもんということで。それくらいならまあ、たぶん、大丈夫なんじゃないかなぁと思う次第なので受けさせていただきます。というか最初からそれは決まってたと思いますが」 GM:エザレラは、君に見えないように深く溜息をつき…… GM/エザレラ:「それでは、早速取り掛かってちょうだい。うちの娼婦達には話を通しているから、まずはそこで話を聞くと良いわ」 ティサウ:「あ、はい。じゃあそういうことで失礼します」ぺこぺこ。 GM:では、この辺で切りましょう。何かあればどうぞー ティサウ:「……あー、まあ、これくらいならまあ…しかし、何と言うか、何か考えないと次から次に何か仕掛けられそうな気がして来たぜ…」(笑) ◆OP3 GM:君たちは今、凌渦の他の人員と共にとある廃屋を囲んでいる。ここから回想シーン。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ GM:君たちの前には、鼬(小動物)の獣人ヴィラージェさん。シェオール凌渦の人事部長みたいな人です。 GM/ヴィラージェ:「……と、言うわけで君達にも襲撃に参加してもらいたいんだヨ」 キスラー:「ほう…我の力が必要と申すか」 アザリー:「回想シーンなのにというわけでですまさないでください」 GM/ヴィラージェ:「あぁ、連中私達を通さずに麻薬を売ってくれちゃってネ。こりゃちょっと放っておけないヨ」 キスラー:「どのような輩かね」 GM/ヴィラージェ:「それが、実際に売っている連中は目星が付いてるんだけど、その裏にいそうな黒幕がどんな奴なのか、まだ分からないんだよネ」 キスラー:「ほほう」 GM/ヴィラージェ:「だけど、連中が今晩取引を行うって情報を手に入れてネ。底を襲撃するんだヨ」 キスラー:しかし、鼬の獣人とは身長差が凄くありそうだ「その連中は享受者かね?」 アザリー:「情報の出所は信用できるんでしょうね」 GM/ヴィラージェ:「売人は皆タダのチンピラっぽいヨ。だけど、黒幕は享受者かもしれないよネ。だから君達に頼むんだヨ。情報の出所はそれなりに信頼はおける筋からヨ(……まぁ、罠でも失うのは駆け出し連中だけだからな)」 アザリー:「なるほど」ジト目 キスラー:「ふむ…よかろう、ただのチンピラどもに興味は無いが享受者が出てくるかもしれぬならば」 GM/ヴィラージェ:「そう言ってくれると思ったヨ。君達は、まずは直接踏み込まずに逃げる連中の相手をして欲しいヨ」アザリーの恨みがましい視線は軽く受け流す。 アザリー:「いいでしょう」こめかみに指を当ててひくつきながら キスラー:「その連中は捕まえるのかね?」 GM/ヴィラージェ:「まぁ、なるべくなら生け捕りにして欲しいネ。五体満足とは言わないから」 キスラー:「承知した」 アザリー:「ふん」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ GM:と、言う回想が脳裏に浮かんで消えました。 キスラー:「機嫌は直ったかね」腕組みしながら木陰で仁王立ち。 アザリー:「目つきが悪いのは生まれつき。眉間に皺が寄ってるのはただの癖よ」苛々。同じ顔で妖霊のリーフがすました顔でおろおろしてる。 キスラー:「ふん、今は不満があろうが強きものを喰らい成長してゆくことだな」ちょっとズレてる帝王。 アザリー:「貴方の理屈を押しつけないで」じろっ。ばちばちっ キスラー:「ふはははは、いずれ分かるときが来る」隠れてるので多分小声。 アザリー:「わりと饒舌よね貴方……」 GM:等と、交友を深めていると……目標の廃屋から争う音が聞こえてきます。 アザリー:「始まったみたいね」 キスラー:「ぬ、無駄話はここまでのようだ」 GM:そして、しばらくして君たちのほうへ逃げてくる影が……と言うところで切りましょう。何かあればどうぞー。 キスラー:「ゆくぞ」ぽきぽき アザリー:「命令するんじゃないわよ」ひらり。 ◆ミドル1 GM:チンピラと対峙するキファーフ。 GM/チンピラ1:「ヒィィィ!つ、強ぇぇ……!!」 GM/チンピラ2:「こ、こいつ……只者じゃねぇ!?」チンピラ二人は、当然キファーフの相手ではなくあっという間に戦意を喪失します。 キファーフ:「ヒャァッハハ!! …けっ、下らねぇ」戦闘中のハイが急に薄れ。 GM/チンピラ1:「だ、だめだ!!とても敵わねぇ……!!」 GM/チンピラ2:「に、逃げろー!!」と、逃げ出すチンピラーズ。 キファーフ:「終わったぜ」戦意喪失した相手に興味は無いので、女性に。 GM/女性:「あ……あぁ……」女性は、いきなり目の前で起きた修羅場に放心中。 キファーフ:「…おいあんた、助けてやったのに礼は無えのか?」納刀 GM:銘刀が鞘に納められる音が響き、女性はしがみ付いていた君の体から手を放し、へたり込む。 GM/女性:「……ありがとう。貴方、強いのね…?」 キファーフ:「ふん。んじゃ今夜の酒はあんたの奢りだ。…名は?」“あんた”だけだと呼びかけにくかった。 GM/女性:「私?私はシーフテフ……シーフで良いわ」 キファーフ:「キファーフ。」それだけ言って歩き出す……界螺の酒場は、元締め違うと不味い。一般の酒場に。やってないかもだけど GM:じゃあ、一般の酒場。まぁ、一応空いてはいますが客は誰もいませんね。 GM/酒場の親父:「いらっしゃ……どうしたんだ!?」と、女性の姿を見て驚く親父。シーフテフの姿は薄布を巻きつけただけだお! キファーフ:それを気にするとでも思うのか?「気にするな。適当に酒をくれ」 GM/酒場の親父:「(そう言うプレイか……好き者め)」ニヤリ「あぁ。今夜の客は、あんたらだけだ。最高の酒を用意してやるぜ」 キファーフ:「ん」飲む GM/シーフテフ:「貴方のお陰で助かったわ……」 キファーフ:「…今更だが、金あんのか、シーフ?」事情聞けよ、と思うが。 GM/シーフテフ:「え?貴方の奢りでしょう?」ゴクゴク キファーフ:「待て、キャラ変わってねぇか」半眼 GM/シーフテフ:「女は化粧で変わるものだから」 キファーフ:「化粧ってレベルじゃねーよ……(俺も金ほとんど無いぞ)」 GM/シーフテフ:「まったく……アレが噂の娼婦誘拐事件の犯人なのかしらね」 キファーフ:「まあ良い… ん、最近のアレか? さてね。だとしても、何にも変わらねーよ」 GM/シーフテフ:「そうね……あんな目にあうんだったら、こんな事するんじゃなかったわ」 キファーフ:「何したって死ぬときゃ死ぬぜ? こんなご時世だからよ」 GM/シーフテフ:「まったくね……それじゃ、私は帰るわ。家で弟達が待っているから」と、シーフテフは立ち上がる。で、君が立ち上がるのを待つ。 キファーフ:「金は払って行け、せめて今持ってる分はな」先に出入り口に近いポジションに回ろう。立ち上がった後でね。 GM/シーフテフ:「お金なんか無いわよ。この格好を見れば分かるでしょう?」 キファーフ:「まじかよ…」財布ひっくり返す。足りるだろうか… GM/酒場の親父:「ツケとくよ…」では、彼女を送りますか? キファーフ:「そうしといてくれや。…ったく、とんだ詐欺だなおい」 GM/シーフテフ:「良い男は、黙ってお金を出すものでしょう?」 キファーフ:んー…PL的には送らないとヤバい気がするけど、道が同じ間だけだな。 GM:なるほど。では、途中で分かれますね。 GM/シーフテフ:「それじゃ、私の家はこっちだから……」と、分かれ道で。 キファーフ:「おう」適当な返事のみ。送ったつもりもないので。 GM/シーフテフ:「今日はありがとうね?私、いつもは鐘杏のお店で働いているから、気が向いたら来てね。サービスするからさ」 キファーフ:振り向かずに、手だけひらひらさせて答えます。既に歩きだしている。 GM:オイッス。では、シーフテフは君の背を見送り…… GM/シーフテフ:「……さて、あの子達ちゃんと寝てるかな?」そう呟いて、家路につく………と言うところで切りましょう。何かあればどうぞー キファーフ:「…仕事しねえと、紫杯連の方のつけもヤバくなってきたな」呟いて終了! ◆ミドル2 GM:氷血ツンデレ支部長エザレラからの依頼(命令)を受けたティサウ。 ティサウ:ではとりあえず話を聞きに向かうか!丁度、今日の寝床が無かったことだしな…(笑 GM:じゃあ、幸い鐘杏の本部は娼館だぜ!! ティサウ:「いやいや、どうもどうも~。あ、いやいや、今日はそういうわけじゃなくて、ほら、支部長から話来て無い?」とか言いながら、とりあえず話を聞ける相手のとこに通してもらうぜ! GM:じゃあ、馴染みの娼婦が応対しよう。 GM/ファルザーネフ:「あら、ティサウさん?久しぶりね。最近会えなくて、淋しかったのよ?………話って……あの事件の事?」と眉を顰め。 ティサウ:「いやはやほら、俺も同じ気持ちだったんだけど世の中世知辛くてねつまり懐事情と言うものがあって……そうそう、その話」 GM/ファルザーネフ:「そうね……私達はまだ良いけれど、街に立っている娘達は大変らしいわ。お陰で皆休業状態って話よ」 ティサウ:「ってことは、今、街に出ても誰もいないってことか。物騒なことだなぁ」 GM/ファルザーネフ:「まぁ、表向きはそうなんだけどね……」と声を落とし。 ティサウ:「しかし、街娼の娘たちしか狙われてないなら、ここで話を聞いてもあまり有益じゃないような気もするのは気のせいかそれとも何かの罠なのかどうだろう?何かもっと噂とか聞いて……たりするのか」続きを待とう! GM/ファルザーネフ:「街に娘がいないって事は、逆に考えればライバルが少ないって事だから。ここが稼ぎ時だと、逆に街に立つ娘もいるのよ……」 ティサウ:「勇気があるというか無謀というか、長生き出来ないなぁ。まあ、長生きどころか今を生きるために仕方ないんだろうけど。で、そういう娘たちは、どの辺りにいるんだい?」 GM/ファルザーネフ:「まぁ、それなりに表通りに立ってるはずだけど……実は、このお店の娘も一人、そんな事をしてるのよ」 ティサウ:「とりあえず今の話は聞かなかったことにしておくということで……で、ファルの”知り合い”は今日も出てるのかい?」 GM/ファルザーネフ:「えぇ、多分。シーフテフ、っていう新入りの娘なんだけどね。弟さんが病気なんですって。親御さんも亡くしちゃって、あの子が弟さんの生活費と治療費を稼がなくちゃいけないって」 ティサウ:「難儀なことで。まあ、同情以外は何もしてやれないけど。とりあえず、その娘に話を聞いてみようかな。何か見てたらラッキーってことで」 GM/ファルザーネフ:「ティサウさん、あの子の事お願いね?」 ティサウ:「お願いされても何かしてやれるほどの何かは何も無いと思うんだが…」 GM/ファルザーネフ:「ふふ……信頼してるわ」と、笑顔でティサウを送り出してくれる。あ、シーフテフの家の場所も聞けました。 ティサウ:「とりあえずはまあ、うんほら、今から様子は見に行っては見るとするよ。あんまり時間もかけたくないし、それにほら、流石に死体になられてからじゃあ話も聞けないし」 GM:では、出かけるところで切りましょう。何かあればどうぞー ティサウ:「ってことで名残惜しいけど、また、懐が許せば、ってことで」出かけるか! GM:ファル「待ってるわ」 ◆ミドル3 GM:ダダダダダッ!!君達の目の前を、男達が駆け……立ち止まった!!男達は二人組です。 キスラー:「止まれ、止まらぬと殴る」 アザリー:まあ腕組みはしてますけど仁王立ちじゃないです…… GM/男1:「何だ、手前!!」 GM/男1:「死になくなけりゃ、そこを退け!!」男達は、躊躇いも見せずに刃物を取り出す。じゃあ、戦闘に入るよ!男達との距離は5m。先制判定どうぞ!ちなみに男達は11。 アザリー:足してアザリー9。 キスラー:帝王は8。 GM:男1・2:11→アザリー(リーフ):9→帝王:8で。では、男達は刃物をギラつかせながら襲い掛かってくるぜぇー!!……アザりんは非実体化しちゃったんだよね。仕方ないから、帝王を殴る!まず男1から。牽制で命中3! キスラー:防御ー………ちょうど? GM:ぐぉー。受けられた。男の刃物を指で挟んで止める帝王。 キスラー:「ふんっ」手刀しながら2本の指で。 GM/男1:「ヒッ!」男2は、その間隙を突いて切りかかる!!やはり牽制で3(笑) キスラー:カウンターをしてみよう帝王パンチで、っと……全部成功してる(笑)成功しすぎ。でもダメージひくい、2点。「ゆるゆるだっ!」ごす。 GM:こっちのダメ5とそっちのダメ2点で7点か…ゴキィ!男2の腕があらぬ方向へ曲がる!! GM/男2:「グヘッ!!」 アザリー:わたしはすることないんだよな……(笑)「リーフ」首をしゃくるとリーフがしゅぱっ。妖霊強度6点使うか……1点は支援してやろう。あ、帝王がジャブった方で 。13点ダメージー。「こんなものかしら」←何もしてねぇ「話が違うじゃないの。雑魚に逃げられるなんて、実行部隊もたいしたことないわね」 GM:男2は妖霊アタックで瀕死だ……。 GM/男1:「あ、相棒!!こ、こいつら享受者……か!?」 キスラー:瀕死か…殺さない方がよさそうだし男1を狙おうか。「ではゆくぞ」 GM/男1:「ヒッ…!」 キスラー:帝王パンチを男1に牽制~まず3点かな。 GM:3点か。カキン、軽く皮膚を擦った(笑)。 キスラー:次に帝王本気パンチ アザリー:あ、じゃあ支援ー。「リーフ、連携」すらーっしゅ キスラー:6だから+2か GM:命中値6は増加値2なので、判定数+2ですね。 キスラー:ういうい……あるぇー? GM:あ、避けた(笑)。 キスラー:「ぶるぁああー!!」思いっきり振り下ろすからきっと大降りなんだ。 GM:帝王渾身の一撃は大地を割る!! GM/男1:「当たっていたら危なかったぜ……!」 アザリー:「今のはわざと外したのよ?降伏すれば今は命までは取らないわ?」 GM/男1:「ほ、本当か!?」 GM/男2:「うぐぐ……」骨折と火傷で重症。 アザリー:「粉微塵になりたくはないでしょう?」 キスラー:「殺すことが我の目的ではない。大人しく付いて来てもらおう」 GM/男1:「ほ、本当に命は助けてもらえるんだな!?」 アザリー:「(どのみち後で煮て焼かれて喰われるでしょうけどね)」 GM/男2:「うぐぐ……」 キスラー:「後はうぬらの実力次第だ」 アザリー:「私もコレ(帝王)も快楽殺人者ではないからね」 GM/男1:「わ、分かった!降伏だ、降伏する!!」と、男1は刃物を投げ捨てる。男2も同様に。 キスラー:「よろしい、では捕縛させてもらおう」 アザリー:「任せるわ」 GM:では、二人は捕まりましたー。 キスラー:簡単に縛ってひっとらえ。腕折れてるのは添え木くらいはしてやろう GM:で、そこにヴィラージェさんがやってきます。 GM/ヴィラージェ:「おやおや、流石だネ。君たちがいてくれて助かったヨ」 キスラー:「うむ、そちらの首尾はどうだったのだ」 アザリー:「(……私達を試したわね、この鼬)」ぷい GM/ヴィラージェ:「結局、居たのは下っ端だけだったようネ。でも、麻薬も抑えられたから、本部に戻って調べるヨ……どうかしたネ?」 アザリー:「別に。これで仕事は終わりよね?」 GM:ヴィラージェ「とりあえずはネ。でも、本丸を抑えられてないから、君達にはもうちょっと手伝ってもらうヨ」 アザリー:「黒幕がどうとか言ってたわね」 キスラー:「うむ、大元を抑えねばならぬ」 GM/ヴィラージェ:「それじゃ、とりあえず帰るヨ。君達も一緒に来てネ。御飯とお酒くらいは出すから」 キスラー:「そうか…ならば頂こう」 アザリー:「はいはい」肩をすくめて GM:では、本部に向かうところで切りましょうか。 ◆ミドル4 GM:シーフテフを助けた翌日の昼間。 キファーフ:「だりぃな、ったくよ…」 GM:街に出ると……街の中が普段よりもガヤついている。昨夜シーフテフと別れた辺りに来ると、シーフテフが向かった方に人が駆けて行くのが目に付く。 キファーフ:何とはなしに話を拾ってみます。会話から。 GM:「おい、衛兵はまだか?」「それより、医者は?」「無理だ、もう死んでる!」と言うような内容です。 キファーフ:「…奴らは犯人じゃなかったって事か。或いは犯行後だったか。ま、関係ねぇや」と言いつつ、界螺支部に行くために近くを通る。 GM:では、一軒の家の周囲に人ごみが出来ています。 キファーフ:「… ふん」ちょっと脳裏をかすめた事があるが、気を取り直して。ちょっと気になったので覗いて行く。ついでだしね GM:家の中がちらと見えるのですが、真っ赤に染まってます。 ティサウ:「はいはいちょっとごめんよ。鐘杏の方から来ました、通して通して」人ごみをすり抜けて来ようか。でGM、ここは貰った住所に相違無いですよね勿論!「あーあ、ほらやっぱり頼まれても如何しようも無かったかぁ。そんな気はしてたんだよな世の中そんなもんだよな」とりあえず、中を調べよう! GM:人ごみがざわつくが、特に止めようとはしない。 キファーフ:「全く、趣味が悪いな…ったくよ………おい、てめぇここに住んでた奴の名前知ってるか?」適当に捕まえて聞いてみよう。もしかするとティサウ ティサウ:「ん?とりあえず、人に物を聞く時には相応の…と言いたいところだけど、何かちょっと怖そうでもあるし知り合いとかだったらこっちも話を聞かせてもらおうとか思うから答えるけど、シーフテフって娘らしいよ」 キファーフ:「…そうかよ」 ティサウ:「何か微妙に凄く何か知り合いっぽい反応なんだけど、知り合い?昨日の彼女の行動とか都合良く知ってたりしちゃったりしない?」 キファーフ:「あぁ? …さあな。酒を飲んだ後は知らねぇよ」超にらみつつ。 ティサウ:「ふむふむ。酒を飲んだ、と。何時頃?どこで?あとお二人のご関係は?」(笑) キファーフ:「…てめぇ、どっちだ?界螺じゃ見ねえな。」質問には無視して聞き返す。 ティサウ:「何か物凄く怖いんですがこの人、どうも界螺の人っぽいけど。別に俺は何も変なことは聞いてないハズなんだけどなぁ……でまあ、鐘杏の方から来ました。この娘はうちの娘。で、調べてる。おーけぃ?」 キファーフ:「そうか」 人ゴミから出て羽を広げ、界螺支部に。 ティサウ:「で、わかったなら、普通に質問に答えて欲しいんだけど。黙秘はお互いのためにならないと思うよ、こんなくだらないことでお互いにゴタゴタしたくないっしょ。あ、後ろ暗いところがあるなら別だけど?」と、一応一旦は止めるか。それでも行くなら諦める!(笑) キファーフ:行きます(笑) んで、報酬はいらんから、事件の鐘杏の調査に噛ませてくれと持ちかける。 ティサウ:行ってしまうなら、私は離れてシーンからいなくなるから退場だな! GM:じゃあ、このままティサウのシーンに移行します。じゃ、結局まだ詳しく家の中を調べていなかったけど、調べる? ティサウ:ではとりあえず死体と家の中でも調べるぜ…あ、そういえば一家全滅かな! GM:うん、いいところに気が付いた!家の中は血の海で、かつバラバラの人体が転がっているわけですが……転がっている死体を集めても、幼い男の子2人分しかない。 ティサウ:「…あっるぇ?実は違う事件だったりしたりしちゃったりするのか?」バラバラってことは、刃物か何かでバラりんか。あと、家の様子は、荒らされてたりとかする? GM:それ以上詳しく調べるなら、感覚鍛錬で調べてね。目標値は2。 ティサウ:かんかくたんれんー!らくしょーだZE! GM:じゃあ、派手な血の海に隠されているが争った形跡が微かに見られる。さらに、金目の物も盗まれたりしていない。ちなみに血の乾き具合から判断して、当然の如く事件は昨晩から今朝方にかけて起こったよう。 ティサウ:「物取りじゃないってことか、うーん、しかし、わからんなぁ」近所の人に一応、物音とか聞かなかったかとか人影とか見なかったかとか聞いてみよう! GM/近所の人:「うーん……夜中に争うような音が微かに聞こえたんだけど、静かになってしばらくしたら遠ざかっていく足音が聞こえたな……怖かったんで寝た振りしてたけど」 ティサウ:「いやー、正解じゃないですかね。ほら、死体がさらにもう一つ増えてても大変でしたし」頷き頷き GM/近所の人:「えぇ……しかし、シーフテフちゃんも可哀想に……」よよよ。と言うわけで、シーフテフは拉致or死体を持ち去られたらしいです。 ティサウ:後は…とりあえず、娼館に戻るか。シーフさんに関してもっと詳しく聞いた方が良さそうだ。本人に話が聞けない以上。あ、とりあえず、現場保存のため周囲にロープでも張っておくか……近所の人にロープ借りて!(笑 GM:オッケー。まぁ、その辺は鐘杏の下っ端がやってくれます。では、娼館に行くところで切りましょうか。何かあればどうぞー ティサウ:「何か最初からこんな風になるようなことをわかった上で支部長に嵌められた気がするのは気のせいだよなうん気のせいだと思っておかないと…」 ◆ミドル5 GM:凌渦本部で夜食を食べて、一眠りした二人。昼過ぎに目覚めると、ヴィラージェさんに呼び出されます。 GM/ヴィラージェ:「おや、ようやく起きてきたね。早起きは3ディナールの得だヨ」 キスラー:「よく休ませて貰った」 GM/ヴィラージェ:「それは良かったヨ。これから頑張ってもらわなくちゃならないからネ」 アザリー:「で、用件は?」 キスラー:「黒幕の場所をつきとめるのかね?」 GM/ヴィラージェ:「単刀直入だね、君。昨夜手に入れたお薬を調べたんだけど、調べてみたらアルグールって種類のお薬だったんだよネ」 キスラー:「どんな薬なのだね」 GM:魔術知識or裏知識で3以上なら、知ってます。 キスラー:もう知らない宣言。 アザリー:知らない。 GM:まぁ、ヴィラージェさんが説明してくれます(笑)。 アザリー:お願いします(笑)。 GM/ヴィラージェ:「これは、あんまり見ないお薬だヨ。名前の通り、あんまり摂り過ぎちゃうと、化物になっちゃう危ない奴だヨ」 アザリー:「こんな風になるのね」帝王見ながら キスラー:「ほほう、ん?我の顔に何かついているか?」自分のアゴをなでなで アザリー:「そのうち憑くと思うわ」 キスラー:「? よくわからんがまぁ、危険な薬なのだな」 GM/リーフ:「アザリー、そんな事言わないの。一応、同僚なんですからね?」めっ アザリー:「 (ぽりぽり)」 GM/ヴィラージェ:「それでネ。このお薬なんだけど、多分娼婦の神隠しと関係あると思うんだヨ」 キスラー:「しかし何故このような薬が出回っているのかね」 GM/ヴィラージェ:「そりゃ、売れるから、じゃないかネ……中毒性が高いし、トビ具合も相当らしいからネ」 キスラー:「ふむ、嘆かわしいことである」 アザリー:「あら。化け物……というか、強くなること自体は目的じゃないのね」 GM/リーフ:「でも、ヴィラージェさん。その麻薬が、娼婦の神隠しとどう関係があるんですか?」 GM/ヴィラージェ:「うん、それはネ。この薬の原料になる草は、生きている人間にしか生えないからだヨ」 キスラー:「成る程、それで夜一人でいる娼婦を狙ったということか」 GM/ヴィラージェ:「正確に言うと、生き物なら何でも良いんだヨ。だけど、薬に出来るほど純度を高めるには人間の、それも若い女の体に生えた物じゃないとダメなのネ」 アザリー:「はん」 GM/ヴィラージェ:「生きている最中にしか根付かない上に、開花したら宿主は死んじゃうけどネ」 アザリー:「寄生から開花までの時間は?」 GM/ヴィラージェ:「宿主の体力次第だネ。普通の人間だと数日、下手すりゃ1日くらいかナ」 アザリー:「ふうん」興味なさそうだけど内心歯噛みしてる GM/リーフ:「アザリー……焦っちゃダメよ」 アザリー:「別に。何とも思っちゃないわよ」 GM/リーフ:「そう……(あの頃と変わってないんだから……)」 キスラー:「娼館にとっても厄介な話というわけか。これは放っておけぬ問題なのだな?」 GM/ヴィラージェ:「そうだネ。娼婦が狙われるのは、鐘杏さんとしても面白くないだろうし、実際に調査も始めてるようだしネ。という訳で、君たちにはちょっと鐘杏に協力してやって欲しいんだよネ」 キスラー:「鐘杏か」 アザリー:「仕方ないわね。乗りかかった船よ。行くわよキスラー」 キスラー:「うむ、我も特に断る理由は無い」 GM/ヴィラージェ:「ここで鐘杏さんを手伝いつつ、麻薬のルートを潰せば、借りを作りつつうちの面子も守られるってわけだから。頑張ってネ」 キスラー:「詳しい話は鐘杏で聞けばよいか?」 GM/ヴィラージェ:「そうだネ。上には、私から話を通しておくヨ。じゃ、頼んだヨ」 アザリー:「凌渦のメンツのためにがんばるわ」 キスラー:「黒幕とやらと戦える機会があるやもしれぬ」ではのっしのっしといくかね アザリー:いつの間にか帝王に追い抜かれて「先に行くんじゃないわよ!」とか言いつつ追っかけて。 瓦礫の街に享受者が集う(後編)へ
https://w.atwiki.jp/uo_house/pages/709.html
#blognavi 続報が出たので追加します。 マジンシアで消滅した瓦礫は内装に使ったものだけではないそうです。 「Rubbleを持たせたキャラクターが、今回の問題の発生期間中(2011年4月1日定期メンテナンス後~4月12日定期メンテナンス前まで)にマジンシアでログインした可能性がある場合」もご確認ください。 詳しくは公式の こちら なお、消滅した瓦礫の申請期限は2011年4月20日までと発表されました。 お心当たりの方はお急ぎください。 この下は4/12の記事です。 パブ70で生まれ変わったニューマジンシア。 土地の抽選も終わり、既に家を建築して内装された方もあるでしょう。 そのマジンシアで発生したバグなのですが、ロックダウンした瓦礫(Rubble)が消滅したそうです。 このバグは4/12のメンテで修正済みですが、被害に遭われた方は瓦礫の変換を受けられるので、玄関先にメールボックスかそれに代わるセキュアを設置しておいてくださいとのことです。 詳しくは公式の こちら カテゴリ [カスタマ・内装ニュース] - trackback- 2011年04月12日 22 00 00 #blognavi
https://w.atwiki.jp/garekino/pages/56.html
イルのこと。
https://w.atwiki.jp/gehenna/pages/41.html
ゲヘナAnセッション『瓦礫の街に彷徨う獣甲』 ◆OP1 GM 君は今、酒場で友人の愚痴に付き合っている。友人の名はムアイド。中々に腕の立つ獣甲技師です。 ヘサームド:「何だよ、今日は口を開けば愚痴ばかりだなぁ」と酒を勧めよう。「一体どうしたっていうんだ?」 GM/ムアイド:「あぁ、俺には才能がないんだ!!どうすれば、今まで以上の獣甲を作れるって言うんだ…」どうやら、自分の才能の行き詰まりを感じているようです。 ヘサームド:「今だって十分に才能を発揮しているじゃないか。何か、あったのか?」 GM 確かに、ムアイドは獣甲技師としての腕はそこそこですね。このシェオールでも、そこそこ名は通っています。 ヘサームド:なるほど。「何か、すごい獣甲でも見かけたのか?」 GM/ムアイド:「……いや、最近アイディアが浮かばないんだよ。獣甲の性能を上げるなら、お金をかければそれだけ強い物ができるだろう?だけど、それじゃダメなんだ!!俺は獣甲の基本性能を上げたいんだ」 ヘサームド:「基本性能かぁ」 GM/ムアイド:「例えば、ただの鎧獣の性能を改式並にまで上げられれば、駆け出しの獣甲闘士でもより強くなれる……」 ヘサームド:「……ふむ」 GM/ムアイド:「そうすれば、それだけ犬死が減るって事じゃないか!!……だが、俺はダメだ……俺には、それをするだけの力が……」そう言って、彼は頭を抱えます。 ヘサームド:肩を叩きつつ、酒をつぎ足しておこう。「力ばかり捕らわれるのではなくて、何かこう……小さな力で効率良くみたいに。発想を変えるのはどうなんだ? 俺も獣甲に助けられているから」 GM/ムアイド:「小さな力で効率よく…発想を変える……か……」頭を抱えながら、呟くムアイド。 ヘサームド:「ムアイドの考えが実現すれば、俺も助かる。協力できそうな事は言ってくれよ」 GM ヘサームドの言葉に、無言だったムアイドですが……しばらくして、突然弾かれたように立ち上がります。 GM/ムアイド:「ありがとう、ヘサームド!!お前のお陰で、突破口が開けそうだ!!」 ヘサームド:ビックリしてつられて立ち上がろう。「そ、そうか?何か思いつけたようだな」 GM/ムアイド:「そうだな、そうすれば……よし、行けそうだ!!だったら、すぐに取り掛からなくては!!」と、酒場から飛び出すムアイド。 ヘサームド:呆然と見送ろう。そして、後で酒の差し入れでも持って行ってやるか。 GM/ムアイド:「それじゃな、ヘサームド!!俺はしばらく研究に取り掛かる!!今日の酒代は、俺にツケておいてくれ!!」そう、憑かれたように捲くし立てるムアイド。 ヘサームド:「わ、わかった。頑張れよ」 GM/ムアイド:「ヘサームド、今度暇な時にお前の獣甲のメンテもしなくちゃな!それじゃ、また!!」そういい残して、彼は自分の工房に向かって走り去っていきます。 ヘサームド:ムアイドの背中を呆然と見送ろう。 ◆OP2 GM さて、ある日シェオールの街中をぶらついている帝王。 キスラー:愧風堂々と。 GM 愧風かよ。ちょっと面白かった。で、偶然ばったりと知った顔と遭遇します。 キスラー:「ぬぅ」 GM 彼の名はアブドバ。手練の獣甲闘士です。年齢は30ちょい前の、ヒゲが素敵なダンディ。 GM/アブドバ:「おう、キスラーではないか」 キスラー:「久しいな、アブドバ。息災そうだな」 GM/アブドバ:「わはは、お主もな、キスラー。聞けば、例の娼婦の失踪事件を解決したのはお主だそうだな?流石は我が友。わはは」 キスラー:「結局、黒幕は突き止められなかったがね」アブドバもガタイのいい男? GM 当然筋力と強靭は5ですだよ。 キスラー:身長2m越えの男と筋力強靭が5の男が道のど真ん中で話し合ってるのか。 GM/アブドバ:「大方、お主に恐れをなして逃げたのだろうな」 キスラー:「ふっ…だが未だ我は天を掴むに至らぬ。まだまだ修行が足りぬようだ」 GM/アブドバ:「わはは、それは我とて同じ事よ……獣甲と愧拳、選んだ道は違えど、我らの志は同じ」 キスラー:「うぬより先に天を掴むのは我だがな?」にやり笑いかけつつ。「さて、このような所で会うというのも珍しい。何があった?」 GM/アブドバ:「それは我の台詞よ(ニヤリ)……おぉ、忘れるところであった。我はここに用があってな」と、気づけばそこは獣甲工房の前でした。 キスラー:「ほぅ、獣甲でも新調するのかね」 GM/アブドバ:「いや、今日のところは調整だけよ。我が身に宿りし獣甲を、完全に使いこなせる高みには今だ至らぬ」 キスラー:「うむ、成る程な… 良き武具を使うもまた一つの戦術というわけか」 GM/アブドバ:「うむ。それでは、そろそろ約束の時間故、我は行くぞ。キスラーよ、近いうちにまた手合わせたいものだな」そう言って、彼は工房に入っていきました。 キスラー:「あぁ、縁があればまた会おう」獣甲工房を見上げつつ見送り。「ふっ…我とて遅れを取るわけには行かぬのよ」拳をぽきぽき鳴らし、また一段と強いオーラをまとった戦友の姿を思い浮かべながら後にする。 GM では、無闇に世紀末っぽい雰囲気を醸し出しつつ、キスラーが去り行くところで切ります。 ◆OP3 GM さて、ここは鐘杏の本部(娼館)。とある一室に、アザリーがやってきています。 アザリー:拉致監禁!? GM で、ティサウとアフルは直属の上司に呼び出されました。エザレラじゃないよ! ティサウ:謀ったな!(笑) GM アザリーは、とある仕事のお願いに、鐘杏に送り込まれたのです。ちゃんと、客として扱ってもらえるよ(笑)。 アザリー:セレブ御用達の眼鏡クイクイしてますよ。 GM/鐘杏上司:「すみませんね、 凌渦 の方。お待たせしてしまっておりまして」 アザリー:「いえ。気にしてません」 GM で、そこにティサウとアフルもやってきてください。 アフル:「(コンコン)失礼します。急にどうかしたのですか?神語の解釈理論を別の一面からアプローチを試行している最中だったのですが……」 ティサウ:「あの、ほら。俺、いや私は決して何もしていないんですが。必要なことも…」入ってまず言い訳からはじめなければ! GM/鐘杏上司:「まぁ、とりあえず必要な事はやってくれ………アフル、ティサウ、こちらは 凌渦 からいらしたアザリー女史とリーフ女史だ。ティサウは面識があったな?」 アザリー:「先日はどうも」 アフル:「はじめまして、アフルです。よろしくお願いしますね」 ティサウ:「うわ。これは何かとても面倒な予感がする…」 アザリー:「初めまして。アザリーです」会釈 ティサウ:「では、後は若い人同士でごゆっくり……」こそこそ GM/鐘杏上司:「待て、お前もまだ若い部類だろう。……さて、アザリー女史がいらっしゃったのは……あの件ですね?」と、アザリーに笑顔を向ける鐘杏の上司。しかし、その眼は冷たくアザリーを値踏みしている。 アザリー:「ええ。近頃の、獣甲闘士が行方不明となり獣甲だけが残される、例の事件について」 アフル:「(……二人ともすごい美人だけど……、まさか、娼館関係の仕事じゃないよね?)」 アザリー:いや!リーフは妖霊ですから!人化持ってませんから! ティサウ:「この間のが癖になって、また娼婦の服装をしに来たんですね、わかります!」 アフル:「……ティサウ?落ち着きなさい?」 GM/鐘杏上司:「………すみませんな。こんなのしかいなくて」 アザリー:「いえ、うちにも大差ないのがいますから」 GM で、アザリーの話を補足すると。最近のシェオールでは、獣甲闘士の行方不明事件が相次いでいます。本人が行方不明で、その獣甲だけが残される、と。 アフル:「大変ですねー」(他人事のように) ティサウ:「(奇矯な言動をすることで仕事から外されて働かなくて済むという俺の高度な作戦がまったく通じない…)」 GM で、それは獣甲を剥ぎ取られて本人だけが誘拐されたのか、とか考えられたのですが、どうやらそうじゃないらしい、と。獣甲闘士の強さ自体、結構な腕の者も含まれていて、単純に何者かに敗れたとも考えづらいのです。 アフル:「……・ほう?解析ですか?調査ですか?」 GM で、その件を調べるのに協力して欲しい、と。鐘杏を訪れたのです。 ティサウ:「しかし、その事件にあたるのに、獣甲闘士がいないという…」 アザリー:なんで界螺外すの?容疑者? GM 君以外の凌渦外交員が、界螺にもいっていると考えてください(笑)。実際、行方不明になっている獣甲闘士は皆凌渦のメンバーなのです。なのでアザリーは、鐘杏に対する牽制の役目も持っていると考えてください。 アザリー:「うちの獣甲闘士も噛ませています。鐘杏に獣甲は期待していません」 GM で、少なくともティサウやアフルレベルでは、鐘杏が今回こんな事件を起こしているとは聞いてないので。鐘杏としても、疑われんのメンドクセーし、まぁここは恩を売っておいちゃろ、と。 ティサウ:「まあ、どうしても逃げられないみたいだから…とりあえず、何か手がかりとか目星とかはありますのですかね?」 GM/鐘杏上司:「それを調べるのがお前たちの仕事だ。まぁ、消えた獣甲闘士の周囲にでも、聞き込みに行きなさい行方不明者のリストは、アザリー女史が用意してくれた」 アフル:「聞き込みかぁ……・。私苦手だな。ティサウは?」 ティサウ:「そう言う地道な作業に俺を選ぶのは人選ミスだとしか思えないと言う話が…」 アザリー:まあ被害者が全員凌渦らしいからリストくらいはね……(笑) アフル:「……・お互い人選ミスだよね、この仕事」 アザリー:「呼ばれてここにいるという時点で適切な人選でしょう。決まったことをごちゃごちゃ言わない」←苛々し始めた ティサウ:「まあ、地道、というところを無視すれば、人に話を聞くのは別に苦手ではないと、前向きに考えてみるのはどうだろうか」 アフル:「ふっふっふ、研究と追求は得意ですよ?」 GM/鐘杏上司:「頑張ってくれ。あ、必要経費はなるべく抑えてな」 アザリー:「では行きますよ」 アフル:「うん、行きましょうか」 ティサウ:「はいでは行ってらっしゃい」 アザリー:耳ひっぱる(笑) ティサウ:「くっ、失敗…」 アフル:「上司、ティサウ専用首輪あります?」 GM/鐘杏上司:「紐で十分だろう。ヒモだけに」 アザリー:「うちのデカブツは耳引っ張ったってついてこないから、まだマシよ」 アフル:「あははは。じゃあ、行ってきますね」 GM じゃあ、この辺で切りますねー。何かあればどうぞー ティサウ:「昔の偉い人が、働いたら負けd(ry」以上! アザリー:「(今回は獣甲だし、そのデカブツは関わってない……ああ、楽に進みそうな予感!)」 ◆ミドル1 GM OP1から10日ほど経ったある日、ヘサームドの家の戸がノックされます。 ヘサームド:一応用心しながら戸を開けよう。「誰だ?」 GM/組合員:「獣甲技師組合から来ました。ヘサームドさんのお宅ですか?」 ヘサームド:「そうだ。組合が俺に何の用だ?メンテは怠ってないぞ」 GM/組合員:「それは結構な事です……あ、いや。今日はちょっと、ムアイドの事でお聞きしたいことがありまして」 ヘサームド:「ムアイドがどうかしたのか?」 GM/組合員:「はぁ、実はここ数日連絡が取れなくなっていまして……」 ヘサームド:「何だと?」 GM/組合員:「ヘサームドさん、ムアイドの行方を知りませんか?」 ヘサームド:「10日前に酒を飲んだきりだな工房へすっとんで帰る後ろ姿を見たのが最後か?」 GM/組合員:「10日前……?なるほど、そうですか……それでは、もしムアイドを見かけたら、組合の方へご連絡いただけますか?」 ヘサームド:むっ。「なるほど、とは何だ?」と組合員を引き留めよう GM/組合員:「えっ!?あ、いや……いえいえ、なんでもありませんよ。ははは……」と、眼を泳がせながら手を振る組合員。 ヘサームド:「いやいや、思わせぶりはやめようぜ。何か問題が起こったのか?」 GM/組合員:「な、何の事ですか?わ、私は何も知りませんよ?」とそそくさと立ち去ろうとします。 ヘサームド:「おいおい」と言いながら自分の牙をちらつかせてみようかな。「ムアイドとは知らぬ存ぜぬの仲じゃないんだ」 GM/組合員:「よ、よしてくださいよ、そんな怖い物はしまってください。ま、紫杯連に報告しますよ?」と、声が震えています。あ、ちなみに彼もムアイドも凌渦の息のかかった工房に勤めてますんで。 ヘサームド:「まぁ、噛みつくわけないだろ?」と肩に腕を回して引き留めよう GM で、彼はすぐにでも逃げ出そうとしてますので……これ以上話を続けるならば、交渉術で判定を。必要達成値は2です。紫杯連内での立場が悪くなっても構わないなら、拷問とかでも良いですが(笑) 判定は失敗。 GM では、組合員は今にも泣きそうになりながら、君の手を振り払います。 ヘサームド:「この獣甲はムアイドに調整してもらってるんだ。ヤツに何かあったら、俺だって困る」 GM/組合員:「や、やめてくださいよぅ!私が悪いんじゃないですよ!!と、とにかくムアイドを見つけたらすぐに報告してください!い、良いですね!!」 ヘサームド:仕方ない、ここは頷こう。「わかった、脅すようなことしてわるかった」 GM/組合員:「お、お願いしますよ!!こ、この事は紫杯連には内緒にしておきますから……そ、それじゃ!!」と、組合員は怯えながら帰っていきます。 ヘサームド:「うーむ、確か獣甲の新しいやり方を思い付いたって言っていたよなぁ」ヘサームドはムアイドが他にいきそうな場所ってわかりそうですかね? GM まぁ、いくつかは思いつきますね。 ヘサームド:「とりあえず、まずはヤツの行きそうな場所を軽く当たってみるか……」 ◆ミドル2 GM OP2から、大凡1週間ほど経ちました。しかし、あれ以来アブドバとの連絡が取れません。 キスラー:しかし、何時消えるかわからない世の中。ちょっと気にかけながらも積極的に探すことはなさそうだが GM なので、アブドバの家にでも行ってみないかね? キスラー:おお、丁度この街への道はアブドバの家方面ではないか。というわけでちょっと立ち寄ってみよう GM では、アブドバの家。享受者にも関わらず、質素な家です。地下にトレーニングルームがあるくらい普通の家。 キスラー:「実にあやつらしい家だ…我も人の事は言えぬが」 GM ただ……その家の中から、低い呻き声が… キスラー:ぬ。これは警戒しつつ慎重に堂々と入る。 GM じゃあ、アブドバの家の重い鉄の扉を指先で押して家に入る帝王。帝王の目に入った物は……!!床に倒れ、呻くアブドバの姿!! GM/アブドバ:「ぐむぅ………ぬぅ……キ、キスラーか……」 キスラー:「これは…!」周囲に一通り目を配って~。何も無さそうならアブドバに近寄るぞ。 GM あの、全身を切り刻まれても呻き声ひとつ上げなかったアブドバが、苦痛に顔を歪めている。 キスラー:「ぬぅ、何があった」ところで キスラー:アブドバは全身ちゃんとあるの?手足もぎ取られて顔が半分無いとか? GM あるッスな。まだ大丈夫(笑) キスラー:ふむ、外傷による苦痛じゃないようだ。内臓イッパツ食らってるかもしれないけど GM/アブドバ:「我にも分からぬのだ……数日前から、突然このような……フ、情けないところを見せたな……ぐっ」 キスラー:「うぬの様な兵(つわもの)が情けないことを言うでないわ。 むぅ、我にもよく分からぬがともかく医者か」 GM で、アブドバに触れると分かるのですが。彼の獣甲が、異常な熱を持っています。自販機で売ってる缶コーヒーくらい。 キスラー:「こ、これは…アブドバ、立てるか」たぶん立てないから倒れてるんだろうけど GM/アブドバ:「……気づいたか?獣甲が、突然このような……すまんが、肩を貸してくれるか?」そう、立てない……しかし、友の助けがあれば!! キスラー:「そうか、ならば。すこしかりるぞ」え~っと、近くにあった大き目の布(掛け布団みたいなのでもいい)を手に取り、アブドバを背負って!!!布で身体に巻く。大丈夫、剛力なら3Lvある。筋力も5ある。 GM/アブドバ:「キスラー……借りが出来たな」 キスラー:こうして、大男を背負った大男が。「ふ…この程度、借りとは思わぬ。それよりも今は問題を解決する事が先決であろう」獣甲の工房かな?必要な場所は GM/アブドバ:「……忝い」 キスラー:「多少揺れるが耐えよ!」では工房へ!鉄の扉をばかーんとあけて走り去ったところでどうぞ。 ◆ミドル3 GM では、アザリーズリストを基に、聞き込みに来た3人。行方不明になった獣甲闘士の家族に聞き込み中です。 アザリー:外出先で行方不明になったのかな? GM/家族:「どうしてこんな事に……」そう言う例もあれば、室内に獣甲だけが残っていたケースもあります。この家族の場合、家の中から突然消えました。 ティサウ:「運が悪かったということで一つ…」だらだらと聞き込んでるぜお茶とかいただきながら!頑張れアザリー! アザリー:獣甲は特定の工房? GM お。鋭い。リストに載っている人間は、皆同じ工房で調整を受けてます。凌渦の息のかかった工房の一つですね。 アザリー:「同じ工房ね……」 GM/家族:「獣甲の調整をしたばかりで……お金がかかった分、働かなくちゃって……そう言ってくれていたのに……」よよよ アフル:「……・・でも、結局いきなり消えたことに対する謎は残るわね。せめて目撃情報あるといいのにね」 アザリー:「そうね。でも怪しい線は浮かんだから行ってみましょう」 ティサウ:「まあほら、無い物強請りも仕方ないし、アザリーの言うようにとりあえずは共通点が見つかったのだし、そこから手をつけてみるということで」 GM/家族:「あの人が消えた夜は、あの人の寝室から呻き声と妙な音が聞こえて来たんです……でも、私は怖くて朝まで動けずに……」 アザリー:「妙な?どんな音です?」 GM/家族:「なんと表現すれば…呻き声のせいで、よく聞き取れなかったのですが、硬いものを擦り合わせるような音や、くちゃくちゃと言うような小さな音が……」 アザリー:なんか心当たりあります? GM んんー。ちょっと漠然としすぎていて、思いつきませんね。 アザリー:「ありがとうございます」では会釈して出ようか! アフル:GM、現場に血が残ってたりはしてない? GM 血は残ってなかったようです。獣甲の体液は残ってました。 ティサウ:「ああ、そう言えば。被害の拡大を防ぐとかは別に考えたりしなくても良いのだろうか。ほらそこは言われてないし」だらだら アザリー:「良いわけないでしょ!」 アフル:「まぁ、私たちの役目は原因究明だよね」 アザリー:「行くわよもう!」というわけで工房行くんだ! ティサウ:「まあそうだよねうん。なら、そのリストに載ってない獣甲使いのトコロに、注意を促しにでも行った方が良いんじゃないかなぁとか思ったりした次第で」 アフル:「その辺は紫杯連使えばいいんじゃない?私たちが動くのは効率悪そうだし」 アフル:とティサウと話しながらアザリーの後ろをついていく(笑) ティサウ:「それを口実に一人サボりに行く俺の深淵な策略が…」いや実はキスラーとかと会えるかなと思ったんだけど(笑) アザリー:キスラーもその工房にいると思ったんだけど(笑) ティサウ:ああ、そうか…(笑) アザリー:「(あのデカブツとたいして変わんねェ!!)」 アフル:「(獣甲も研究対象にすると忙しすぎるよねぇ)」 ◆ミドル4 GM あの後、ムアイドを探してシェオール中を歩き回ったヘサームドですが。結局、ムアイドを見かける事はありませんでした。 ヘサームド:「あの野郎、一体どこへ行ったんだ?」 GM で、例の組合員のことが引っかかっていたヘサームドは、ムアイドが勤めていた工房の前に来ています。そこに、アザリーたちがやってきます。 ヘサームド:「何だ?」 GM で、凌渦の人間が工房に入ろうとしていますよ。 アザリー:「ヘサームド?」 ヘサームド:「あぁ、アザリーか」 アフル:「……知り合い?」 アザリー:「凌渦の享受者よ」 ヘサームド:「どうしたんだ、そんなゾロゾロと連れて?」 アザリー:「どうしたの?獣甲のメンテだったらちょっと見合わせてほしいんだけど」 ヘサームド:事情を説明します。「実はここに勤めている技師が~うんぬん」 アフル:「……これはクロ、かな?」 ティサウ:「重要な手がかりが消えたと同時に何やら嫌な感じに怪しい話になったな…」 アザリー:「ふむ……」ではこちらの事情も説明しましょう ヘサームド:「獣甲絡みか……」 ティサウ:「まあこれは、何か関わりがあるのは間違い無いんじゃあないかなぁとは思う」 アザリー:「ムアイド、ね」 ヘサームド:「実は、少し心当たりがある」とムアイドが獣甲の基本性能を上げたいと言っていた事も話しておこう GM さて、そう言う話を工房の前で話していると……遠くから、地を揺らすような音が聞こえてきます。 キスラー:ずどどどどどどど!あと、ぬぉ~~~~! という叫び声のようなものまで。 アザリー:「聞きたくない声が!感じたくない震動が!」 アフル:「……・なに?敵?まさか……こんな街中に、邪霊?」 キスラー:身長2m級の大男が身長2m級の大男を背負って走ってきますよ。 ティサウ:「つまりはこの事件は力づくで解決するようなものになるということですね、わかります」 キスラー:「ぬおおぉぉぉぉーー!!」ずしんずしんずしん アザリー:「きやがった」 アフル:「アズリー?アズリー?何でそんなに絶望した表情なの?」 GM と言うわけで、工房の前まで到着したぜ!なんか見知った顔が工房の前にたむろってるぜ! キスラー:うむ!なんと人を背負ってはいるが布で固定してるから両腕が使えるんだぜ帝王キック! ティサウ:「一言で説明するならまあ、アザリーの相方という言葉が」 アザリー:「一緒くたにしないで!!」 GM/リーフ:「アザリーの相棒は私のはずなのに……」 キスラー:「む!そこに居るのはアズリー!何故ここにいるのだアズリー!それよりも今はこちらが先決!どぁー!!」 ヘサームド:「賑やかだな……」 アザリー:「いい加減名前覚えろぉッ!!」 キスラー:というわけで帝王キックで工房の中に入れますか? GM おっと。キスラーが帝王キックのために踏み出そうとしたその時!! ティサウ:「ああいや、ちょっと待ったキスラー。今、ここの工房の人は留守d(ry」一応止める、うん、止まらない!(笑) GM/アブドバ:「ぐぉぉぉぉぉぉぉ!!!」キスラーの背のアブドバが、野太い悲鳴を上げる!! キスラー:「何っ!」 ヘサームド:「どうした?」 アフル:「……ティサウ。とりあえず、他人のふりをしておくことがジャスティスかな?」 ティサウ:「いやはや、どうも、そんな場合でも無さそうだよ?」>アフル キスラー:ひとまず降ろして様子を見る。「どうしたぁ!!」 GM キスラーが、アブドバをおろそうとした瞬間!! アザリー:「離れなさいキスラー!!」 GM/アブドバ:「ぐぁぁぁっ!!」ブシャァ!!キスラーの背に、鮮血が広がる!! キスラー:「ぬぅ!!」 アフル:「!?」 ヘサームド:「!?」 アフル:「まずい!?獣甲をはがして!」 キスラー:とりあえず背から降ろす! GM キスラーに背負われていた男の体から、鮮血が吹き上がる!! GM/アブドバ:「ぐぉぉぁぁあああ!!!」地に下ろされたアブドバが身悶える!! キスラー:「何が起こっているというのだ!」獣甲外す、まえにちょっとみてみよう GM 見れば……アブドバの体の、獣甲との接合してるところから血が噴き出している!そして、肉を裂くような音が…… キスラー:よし、引き剥がそう! アフル:「……やっぱり、獣甲が装着者を食べてる?」 アザリー:癒しの準備をするぜ!「キスラー!」やれ! GM/アブドバ:「ぐぁぁああああ!!」激痛に悶え、暴れるアブドバ!!押さえ込むのは難しそうだ! キスラー:「ぬぅ!なんと面妖な…すまぬな、アブドバ!」 帝王チョップで獣甲とれないかな? GM 帝王チョップじゃ仕方ないな。 キスラー:おお。じゃあ帝王チョップ!接合部を狙って斬! GM アブドバの剣腕が宙に舞う!! GM 獣車輪とかもチョプる? キスラー:血が出てるところはとりあえず全部。…っていうかまぁ、外に見えてる獣甲全部。 GM ういうい。じゃあ、アブドバが達磨(グロ表現でごめんね☆)になります。 キスラー:まぁ仕方あるまい。「ぬぅ…これで全てか」中のやつはいかんとも。 アザリー:ほぼ同時に癒し暖める炎!ファイヤー!「手当できる人はやりなさい!」 アフル:《応急手当》はします。 GM アザリーの白炎により、アブドバの四肢からの出血は止まりますが…… ティサウ:「いやはや、こういうことか」舞って落ちた獣甲に触れずに観察しておこう。どこか行くようなら、何かするが! ヘサームド:「獣甲は移植者なしでは生きていけないはずじゃ?」 GM/アブドバ:「……キ、キスラー……」荒い息をつきながら。 キスラー:「どうした、アブドバ!」 GM/アブドバ:「すまん……約束は…守れそうに……ゴボッ!!」アブドバが大量に吐血!! キスラー:くっ、中にも仕込んでいたか GM そして、アブドバの腹を突き破って獣甲(粘丹獣)が飛び出す!! アフル:《応急手当》は続ける! GM そうやって、アブドバの手当てをしていると……獣甲に注意していたティサウ。 ティサウ:む! GM アブドバから剥ぎ取られた獣甲が……生物のように激しい動きで襲い掛かってくるぞ!! GM/獣甲:「ギチギチギチギチギチギチィィ!!!」はい、ここから戦闘でーす。獣甲は、剣腕っぽいが1、射具っぽいのが1、哭砲っぽいのが1。それらが、襲い掛かってくる!! キスラー:帝王チョップを出鼻にかました粘丹獣はぶっとんだか GM 粘丹獣、まだ生きてますが戦闘力がないんです!獣車輪もそこで空転してる(笑) ヘサームド:「こんな獣甲聞いたことないぞっ」 ティサウ:「手が空いてる人、とりあえずこっちに加勢をしてくれるととても助かると思う!」 GM [獣甲ズ]5m[ティサウ]3m[他の4人+アブドバ] アフル:「……・私が補助します。前衛はお願いします!」 キスラー:「ぬぅ…奇怪な獣甲め」 ティサウ:「あの、俺も基本的に後衛なんですが…」(笑) アフル:回復がないから、アブドバは放置するしかないなぁ…… アザリー:わたしがやるよ。 キスラー:助かる、アザリー。 GM じゃあ、戦闘行きますよ。まずは魔物知識で判定どうぞー。 判定の結果。 アフル:1,2匹目がわかった。 アザリー:だめだ、3つ目だけ誰もわかんない!(笑) アフル:先にたたきますか、3匹目!(笑) GM 1R、イニシアチブ確認!先制(または敏捷力)判定だ!………19:ティサウ→13:剣腕&射具→12:ヘサームド→9:アザリー→7:キスラー&アフル→7:謎獣甲。これで。 GM/獣甲ズ:「ギチギチギチギチチチチチチィ!!!キシャァァァァ!!!」 ティサウ:「…いやあの、何かちょっと誰も来ないうちに相手が来るんだけどこれは一体……」まあ、とりあえず、準備行動で暗器を用意して。とりあえず、謎の甲獣に投げつけておこう。牽制で。 GM こっちの回避は3だ!!クラッシュ!!でもカキーン。 ティサウ:では渾身!そして外れた…(笑)。「……腕が、腕が錆びたまま……」(笑) GM じゃあ、獣甲ズだな!!まず、剣腕蟲が近づくお!……おや、ティサウさんが一人突出しておる(笑)。牽制で4命中! GM/剣腕蟲:「ギィィィィィ!!!」 ティサウ:「待て!話せばわかるんじゃないかな!」避け!あたるぜ…。 アフル:【身をかわせ】いきましょうか。では、発動!回避点2上昇。 ティサウ:では回避っぽいぜ! アフル:「まだ始まったばかりです、注意してください」 ティサウ:「注意してもどうにもならないことが世の中にはあると言う!」 GM アフルのゴッドワードパワーにより、ティサウがマトリクス回避!で、次は射具蟲さんいくおー。アザリーに!牽制で5命中! アザリー:命中。 GM じゃあ、6点!で、続いて渾身!3命中。 アフル:【身をかわせ】いきますか。 GM 同値は回避。 GM/リーフ:「あ、アザリー!大丈夫?」(´;ω;`) アザリー:「痛ぁ……」あぶなっかしくへろへろ避けた(笑)。 ヘサームド:近づいて射倶を斬る。って出来ますよね? GM ちょい待ち……あぁ、迂回すれば射具まで余裕だな、獣車輪だし(笑)。 ヘサームド:うし、行きます。牽制。 GM 回避値3なの……命中。 ヘサームド:ダメージ7点。 GM やっぱ銘刀はなぁ……牽制でもダメージ食らうわ(笑)装甲値5点なので、チョビット抜けた。じゃあ連撃こーい。 ヘサームド:通常で行きます。 GM 回避できねぇ……命中です。ゲェー!さらに切り刻まれる!3回目どうぞー。 ヘサームド:渾身いきます。 GM あ、それは回避。 アザリー:では、アブドバに《癒し暖める炎》 GM あ、それは良いッスわ(笑)。 アザリー:いやいや。 キスラー:キャラ的にかな。 GM キャラ的にか。ならば仕方ないな!アブドバの出血が止まり、呼吸が安定します。まぁ、瀕死である事には変わりないのだが!! アザリー:というわけで大本命!「リーフ!」というわけで妖霊ぱーんち! GM/リーフ:「任せて、アザリー!」抵抗できん……こっちの精神抵抗2。 アザリー:与ダメ決定で妖乱舞!乱舞系必殺技です。 GM あ、対象は? アザリー:射倶。あ……非実体化すんの忘れた……というわけで乱舞!17てーん! GM 射具蟲「ドッゲェーーーーー!!!」再起不能!!射具蟲がリーフオーバーアタックでミンチに…… アザリー:「意識をしっかり持って!」 GM/アブドバ:「フ……我としたことが、情けない……」 キスラー:「そこで寝ておれ、我が行こう」ぽきぽき。哭砲まで届く? GM 移動力が16以上あれば。 キスラー:む、15だ。しかたない、剣腕にいくしかないか。たまには使いたい帝王キック!踏み込みで剣腕に接触してキックを放つぞ。牽制キーック!ぬぁー!べち。5てんだけ。 GM それはぴったりカキン。 キスラー:つづけて帝王ローキーック!(通常)10点。「シィッ!」ローキックを剣腕蟲にベシィ! GM/剣腕蟲:「ギチッ!!」5点抜けたー。じゃあ、謎獣甲!!キスラーに……獣甲キャノン!!渾身で5命中! キスラー:いきなりか!防御~、ぼ~うぎょ~。「うぬぅ!」 GM 12点ドカーン!! キスラー:よし。帝王マッスルボム! 愧鎧!「ふんぬぅ!」 GM キスラーの腹筋に弾かれる…だと…。じゃあ、連撃……渾身で。 キスラー:防御!帝王さばき!べし GM 続けざまに獣甲キャノン二発…め…?獣甲弾頭が空中で軌道を変えられた…!? ティサウ:「…凄く、おかしいと思うのは気のせいか…」間近で見ているんだぜ… キスラー:「狙いが甘いな、主の無い獣甲など所詮は蟲よ」 GM/哭砲さん:「ギッ!?」驚愕の表情を見せる哭砲さん。 GM/アブドバ:「流石は……我が友にしてライバル、キスラーよ……」 キスラー:「いや、主が無いとはいえ良くぞここまで鍛え上げた。うぬの腕も上がっていたようだな」 ティサウ:闘技チットは一枚保存しておけば良いので、準備行動で魔薬・閃。そして今の凶悪な砲台獣甲に、暗器を投げる!たぶん無駄だけど!とりあえずは牽制さー!1点!カキン!(笑)渾身!は、8点!(笑 GM ぬ、抜けた…(笑)4点も! ティサウ:「……まさか刺さるとは思わなかった!」 GM/哭砲さん:「ギィァァァ!!」耳を劈くような悲鳴が!! GM/アブドバ:「フ……剣腕め……キスラーの覇気に怯えているわ……」 ティサウ:「……あれ、俺、ここから下がらなくて良かったんだろうか…」 GM 剣腕蟲………ティサウだ。牽制で4! ティサウ:避ける!「いやはや、危ないな。俺はそこの人間を超えた方のようには行かないんだからまったく…」 ヘサームド:哭砲へ接近して斬る。牽制!7点 GM 薄いからなぁ……3点ダメージ受けた(笑)じゃんじゃん来い! ヘサームド:連撃、通常………チット払って瞬閃。 GM 待って、3じゃ当たらない(笑)回避値3だから(笑) ティサウ:GM!射竦める眼を使おう。何か悲しいから!(笑)回避値-1だZE! GM 回避値が2に下がります。なので、命中。んで、ダメージ14点か……(笑)ズンバァー!!哭砲さんの体が半ば以上断ち切られる!! ティサウ:「ああ。とおくにいるやつまできすらーのはきにやられてるなぁ!」棒読み アザリー:「覇気があるとゴムにも打撃が効きます」 GM 3撃目カモン! ヘサームド:渾身………うがーーーーーーーー! 絶 対 失 敗 GM うぉ……(笑)。ヘサームド渾身の一振りが、大地を割る!!……大地を割った!! アザリー:癒し暖める炎ー!あぶどばーん! GM/アブドバ:「アザリー……我の方は良い…それよりも、キスラーたちを……」アブドバの顔に生気が戻る(笑)。 アザリー:であ!妖霊ぱーんち!とうりゃ!こくほうー! GM 無理無理。 アザリー:乱舞系必殺技ー!17てーん! GM/哭砲さん:「GYAAAAAAAA!!!!」あぁっ、哭砲さんまでミンチに!! GM/リーフ:「これで撃墜マーク2つめね、アザリー」 アザリー:「雑魚数えてんじゃないの」 キスラー:あとは剣腕さんをつぶすだけか。「ゆくぞ!」では~、連破を準備でつかって連撃回数を+1するぜ。行くぞ!帝王コンビネーション!帝王ジャブ1! GM ぐっふふん。ド命中。だがカキン! キスラー:つづけて帝王ジャブ2! GM ド命中!だがカキン!! キスラー:本命帝王ストレート!渾身ね。 GM こ、こい! キスラー:16点。 GM 16点?ゴシャア!!ぴくぴくと痙攣する剣腕蟲……その痙攣が次第に治まり、動かなくなる……。 アフル:「はぁ……。すごいですねー」 GM と言うわけで、戦闘終了! アフル:「さて、では他の人の獣甲も同じ現象になった可能性がありますね。急いで、紫杯連に報告に行ったほうが良くないですか?」 アザリー:「そうね。行ってきてもらえる?」 アフル:〈鐘杏〉に戻って状況報告に急ぎます。 キスラー:ところでアブドバはへいきか! GM アブドバは、とりあえず一命を取り留めてます。タダ、しっかりした治療は必要ですね。と、そんな騒ぎを聞きつけて。工房の中から、技師達が出てきます。 GM/技師:「いったいなんの騒ぎだ!?ゲェ、これは!!」 ヘサームド:事態を説明しよう。 ティサウ:「とりあえず、これ何か知ってる人はいないか?」ヘサームドの説明の後、動かなくなった獣甲を指しながら。 GM/技師:「な、なんと……」説明を聞いて。「それは……分かりました。もはや、隠し通せますまい。お話しましょう。そちらの方の治療もせねばなりません。とりあえず、中へどうぞ……」 瓦礫の街に彷徨う獣甲(後編)へ続く!!
https://w.atwiki.jp/rpgrowa/pages/367.html
瓦礫の死闘-VS守護機・砕けない宝石- ◆wqJoVoH16Y ――――全部喰われたのか、無様だな。 ――――皮肉くらいは言わせてくれよ。 何かを遺せたお前と、何も残せなかった俺。比べるまでもない。お前の勝ちだなんだから。 ――――ケアルガを使ってみたが、てんで効かん。 あの焔に焼かれた代償だな。生命そのものが炭になってるのさ。 この分だと、おまえにかけられた呪いも、戻るか分からんな。もっとも、その前に命脈が尽きるだろうが。 ――――そうだ。一度燃えたものは、二度と生<ナマ>に戻れん。 死んでるよ、俺は。願いも、罪も、魂も、合切を燃やしたのだからな。 ――――なのに、なのにな。 ――――笑ってくれ、魔王。こんな枯れ木なのに、腹が痛むんだ。握り拳の、骨の形だけが、こびりついて離れない。 誓いの傷も、後悔も、全部が全部燃え尽きたってのに、あいつに懸けて手放した一欠片が、今更戻って来やがった。 ――――ああ、身の程くらいは弁えている。俺は夢破れた敗者だ。 何も残せやしないし、何も残らない。“だから、こんな欠片を抱えたまま逝けないんだよ”。 ――――返しにいってくる。それまで、ラヴォスの中で待っていろ。 「くっ、ちょこちゃん……アキラくん……アナスタシア……!!」 爆煙の中からブライオンを握ったゴゴが飛び出る。 フードの中に秘められた表情には、明らかな焦燥が生じていた。 高らかに歌われたオペラは既に止んでいるが、ゴゴの中では忌々しく響き続けていた。 そして、その後に生じたアルテマの波動や、アキラ・ちょこの叫び声が重なり、最悪の旋律と化していた。 押し返したはずの戦況がひっくり返り、この場を離れた彼女らが窮地に陥っているのは想像に難くなかった。 今すぐにでも助けに向かいたい。救いたいと、唇を噛む。 だが、眼前の相手はそれを許すほど緩くはなかった。 ゴゴと対峙するゴーストロードが、再び時の声をあげる。 それと同時にラグナロクと賢者の指輪が燃え上がるように輝き、ゴゴの目の前に莫大な熱量を収束させる。 召喚獣ラグナロックの魔石より鍛えられた黄昏の剣ラグナロク。 ただの剣としても破格の威力を持つこの剣を神剣たらしめる特性は3つ。 1つは担い手に戦いの加護を与え、担い手の能力を満遍なく強化すること。 1つは担い手の魔力を供物として会心の一撃<クリティカル>を引き出すこと。 そして、アルテマ・メテオに次ぐ最上級魔法――フレアを発動する能力である。 臨界にまで収斂した熱量が瞬間的に解放される。 炎などという生易しい領域を踏み越えた地獄の太陽が、ゴゴの肉体を容赦なく灼く。 ブライオンを楯にしなければ、素顔どころか骨まで晒すことになっただろう。 「なんて、威力。とても戦士系の魔法とは思えない!」 ゴゴも当然、自分の世界の神剣であるラグナロクの恐ろしさは理解していた。 だが、3つの特性のうち、この力に関しては思考の埒外に置いていたのだ。 如何に神剣といえど、その魔法の威力はあくまでも担い手の魔力に依存する。 だからセリスやティナでなければ発揮できないフレアではなく、 ヘクトルの長所とかみ合う残り2つの特性を警戒していたのだ。 だが、この威力は戦士系の魔法の力ではない。明らかに、トップレベルの魔法使いのそれだ。 ヘクトルではこの威力を引き出せない。ならば、これはなんなのだ。 「ニノの魔力だ。それ以外、考えようがない」 目の前で起こる現象に、ストレイボウは口惜しげに答えを出した。 どれほどの大魔法であろうと、魔法である以上魔法の理には逆らえない。 ヘクトルの魔力ではこの力が出せないのだから、別の魔力で使っているとしか考えられないのだ。 その可能性は考えたくはなかった。ジョウイが魔力を供給していると思いたかった。 だが、それではここまでフレアを牽制以外に使わなかった理由が説明できない。 加えて、あのヘクトルではない左手にある指輪の輝きと、 かつて決闘した時に感じたメラミの魔力を思い出せば、それ以外の結論はあり得なかった。 爆煙に生じた隙を縫うように、亡候は左手の得物を神剣から和刀に切り替え、ゴゴの首を落とさんと逆手を走らせる。 それは、かつて戦場をともに駆け抜けた緑の少女の剣。 この死せる屍が、ただ唯一ヘクトルであったならば、フレアもマーニ・カティもこれほどまでの力を発揮しなかっただろう。 だが、彼らの前に立つのはヘクトルでありヘクトルではない。天雷の亡将なのだ。 民も、誇りも、愛も、未来も、何もかも死して砕けた残骸ども。 それをかつてオスティア候だったモノに寄せ集め、継いで接いで、かろうじて1つの人間の形に収めた妄執。 そう、これは国。既に滅んでしまった、オスティアという国の骸なのだ。 この滅び逝く肉体が、唯一の遺された国土にして民たち。 故にコレに当たるのであれば、国を滅ぼすという気概でなくば話にならない。 首の皮一枚で一閃を回避したゴゴは唸るようにストレイボウ達を見た。 (コレの相手は、私じゃなきゃ出来ない。退いたら、イスラくん達が! でも、ちょこちゃん達が) 本来驚異ではないはずの飛び道具が驚異となった時点で、均衡状態は崩れ去った。 最早こちらからアナスタシアやちょこ達を助けにいける状況ではない。 自分が向こうに行けば、イスラ達が襲われる。 それはだめだ。救われぬ者を救うと決めたのだ。ここで退くわけにはいかない。 だが、それではちょこは、アキラは、アナスタシアはどうなる。 ここで戦おうが、向こうで戦おうが、救われぬ者を救えなくなってしまう。 (一体、どうすれば――――ッ!?) 思考に溺れたゴゴの隙を見逃さず、亡将は再び持ち替えたラグナロクで宙を幾度と無く斬る。 愛した男の剣と、愛した女の指輪が強烈な愛の光に包まれる。 顕現したラフティーナの力が、自分を目覚めさせた男も認めた少女の愛に祝福を与え、賢者の魔力となって神剣へと注がれた。 「―――f、laa、aaaare Zta、erアアアアアアアアッ!!!!!」 フレア×フレア×フレア――――“フレアスター”。 周囲を包むように現れた太陽の灼熱を前に、体勢を崩したゴゴに避けうる隙間はなかった。 「シルバーフリーズッ!!」 だが、ストレイボウがフレアとフレアの狭間に氷塊を顕現させた。 本来生じるはずのない間隙を、ゴゴは見逃すことなくブライオンでこじ開け、焔星の結界を脱出する。 「ごめん、助かったわ」 「…………ゴゴ、ここは俺に譲れ」 謝罪の後直ぐにゴーストロードに向かおうとしたゴゴだが、 自分の前に躍り出たストレイボウの背中に足を止める。 「ちょこが気になるんだろう。行って、救ってやれ」 「でも、そうしたら貴方達が!」 ストレイボウの提案に、ゴゴは頭を振って否定する。 ゴゴとてストレイボウの能力が分かっていないわけではない。 だが、ストレイボウは『魔術師』だ。どれほど優れた魔法を持っていようと、 『重騎士』を食い止め、この場に押さえつけることは出来ない。 「なあ、ゴゴ。あの雷を見たのは、お前だけじゃないんだ。 全てを背負い込む気概は悪くないが“効率”くらいは重んじてもいいだろう」 だが、ストレイボウは爆風に赤き外套を翻しながら、更に一歩前進する。 救いたい。あの時仰ぎ見た光は、誰もの胸に刻まれている。 だからこそ、ゴゴが救えぬと苦しむのであれば、誰かがそれを救うべきなのだ。 「でも――」 「“お前はナナミとリオウの祈りも刻んだのだろう”。これ以上は重量オーバーだ。いいから荷を寄越しやがれ」 そのストレイボウの言葉に、食い下がろうとしたゴゴの手が止まる。 ストレイボウは、リオウともナナミとも立ち会っていない。 なのにその言葉は、まるで見てきたかのようにゴゴの物真似を掴み取っていた。 自身の中に眠る想いを共有するストレイボウの背中に、ゴゴはかつて触れた炎を思い出した。 「…………信じていいな」 「死んだフリだけは二度と御免だ」 その答えに満足したか、ソードセイントを脱ぎ捨てたゴゴは踵を返し別の戦場へと向かう。 絶対という確信はない。ストレイボウはゴゴを決戦に送るべく命を死に晒そうとしている。 だが、それでもゴゴがこの選択を甘受できたのは、彼の中にあったのが贖罪ではなかったからだ。 死に場所を求めての自己陶酔ではない。あれは“生きるために思考を尽くす者の決意”だ。 (きっと、あれもまた“そう”言うのだろうな。なあ――――) かつて自らも物真似した信念の光を懐かしむように見送り、ゴゴは走り出した。 救わなければならない者達の元へ。そして、自らの因業を精算する場所へ。 「3分凌ぐ。出来るだけ遠くに逃げろ」 ゴゴのいなくなった戦場で、ゴーストロードに向かい合ったストレイボウが、蹲ったイスラに淡々と告げた。 最高3分、でもなく、最低3分、でもなくきっかり3分と断定した口調だった。 「うるさいよ、今更格好を付けて、満たされたような面しやがって! お前みたいに世界で2番目で満足できなかった奴に、僕の気持ちが分かるものか!!」 だが、イスラはその手も突き放してストレイボウへ呪いを吐き捨てる。 ストレイボウは呪いを避けようともせず、ただ僅かに安堵したように息をついた。 それが、かつて自身を許したイスラがストレイボウに抱く澱の正体なのだ。 オルステッドへの執着さえ捨てられれば、彼は何一つ失わず、満たされていたはずだ。 ならばイスラはそんな男を蔑むしかない。 たった一つ失えば満たされた男に、たった一つ抱いたものさえ失った自分の乾きなど理解できるはずがないと。 「分からない。だから、生きてくれ。生き延びて、俺に教えてくれ。 俺があの日まで理解できなかった罪を。そのために、ここは退かん!」 ストレイボウはその無知を受け入れ、眼前の骸に立ち向かう。 まだ自分は何も知らない。目の前を走るオルステッドだけを見続けてきた自分はそれ以外の何一つも知らない。 それを知らずに友には向き合えないのだ。 「AAAAAAAA!!!!!」 「レッドバレット!」 ゴーストロードが放ったフレアが、ストレイボウの前で収縮する。 だが、ストレイボウはそれを避けることはせず、その収縮点に向け炎弾を放った。 フレアとレッドバレット。威力は山と小石の差があるだろう。 されどフレアはその力を発揮するため、収縮・臨界・爆破の手順を要する。 ならば臨界するよりも早く火種を生じさせ、先んじて爆破してしまえば威力は落ちる。 たとえ異なる世界の技であろうと“誰かが何度も使ってきた魔法”であれば、陥穽の一つ位は承知している。 本来ならば誰も穿たぬ穿てぬ抜け道――――されど、ストレイボウにはそれを穿つ十分な技量があった。 ――――先ずは分析。全てを揃えようとは思わなくていい。それでも対象を知ることを放棄しない。 フレアが効かぬと承知したのか、ゴーストロードが剣を構え吶喊する。 それを見るや、すぐさまストレイボウは呪文の詠唱を開始した。 ゴゴと亡候が戦っている間、ストレイボウは自分が矢面に立つことを想定し、亡候を分析し続けていた。 体重が違う。接近戦ならば5秒保たない。 魔術ではどうか。最高火力であるブラックアビスは悪属性。 控えめに見ても、屍に効くと思えない。故に、威力にて一撃の下に仕留める魔術は存在しない。 連打すれば別だろうが、その前に隣接されて死ぬ。 ――――次いで失敗。成功を夢想することは容易い。 負けを認める。壁の高さを知る。母がいなければ子は産まれない。 ならば重視するべきは威力ではなく“妨害”。相手の進軍を阻むことが最重要。 帯電による麻痺。否定する。天雷の斧相手に雷は避けるべき。 砂煙による方向阻害。否定する。眼ではなく命を感知して駆動している。 精神魔法による阻害。否定する。あれを動かしているのは、天雷の斧だ。 ――――そして、成功。1000回失敗しても、その次成功すればいい。それが―――― 「シルバーファングッ!!」 使用すべき属性は“氷”。 ストレイボウの背後から寒波が吹き荒れ、ゴーストロードの周囲の大地を氷漬けにしていく。 ダメージはほぼ無いに等しく、ゴーストロードは更に一歩を進めようとする。 「!?」 しかし、ゴーストロードは氷漬けになってしまった大地に足を滑らせ、地面に膝をついてしまう。 「シルバーフリーズッ!!」 立ち上がろうとする亡候の膝を凍らせ、凍結床と固着させる。 当然、亡候はその膂力で無理やり氷を割って立ち上がろうとするが、踏ん張りが利かずもんどりを打ってしまう。 再び立ち上がろうとする亡候の体の一部を凍らせて、ストレイボウは死せる巨人の足を止めた。 センサーも駆動方法も、全うな人間のそれではない。 だが、四肢があり五体がある以上、身体が封じられてしまえば動きようはない。 とにかく相手を氷で滑らせて、足を引っ張り続ける。それがストレイボウが出した結論だった。 「卑怯だと言うなよ。自分が一番分かってるから」 傍目から見ればあまりに滑稽な光景だった。巨人が一人で勝手にすってんころりと転げまわっているのだから。 それは同時に、そんなことをし続ける側も滑稽に映させる。華々しいものでは断じてない。 だが、それを彼は真剣に行い続けた。汗をだくだくと垂らしながら、ストレイボウは間断なく詠唱を続ける。 無様を晒したストレイボウは、それなりにスマートを気取っていた頃をふと懐かしむ。 だが、これが己の偽らざる本性だ。泥臭く、意地汚く、足を引っ張り続ける嫉妬の化生。 それを受け入れる。全てを認め、許容し、されどそこから前に向かうのが―――― 「サイエンスと言うのだろうッ!!」 自身の内に生じた未知なる単語に、ストレイボウの技が研ぎ澄まされていく。 幾千の敗北<しっぱい>を認めてなお己が最後の勝利<せいこう>を疑わず。 負けを恥じて呪い続けてきたストレイボウにとって全く存在しなかった価値観が、 自身にも想像できなかった、己の能力の限界を研ぎ澄ます。 (だが、それでもやはり3分か!) されど、相手はかつてのヘクトル。 何度転べど、砕けかけたアサシンダガーで氷を割りながらじりじりと近づいてくる。 それでもストレイボウは詠唱を続けるしかなかった。 移動で詠唱のサイクルを中断してしまえば、亡候は間違いなく立ち上がりきるだろう。 そうなれば二度と引っかかってはくれまい。故、ストレイボウは分かっていても死体の足を引き続けるしかなかった。 だから3分。そして足止め。限界を尽くして、現実を受け止めた数字なのだ。 とにかく距離を離して、あとは逃げながら時間を稼ぐ。それがストレイボウの導き出した最善だった。だが―――― (まだ動かないのか、イスラッ!) ストレイボウが死力で勝ち得た寸毫の時間さえも、全てを失った少年は湯水の如く浪費し続けていた。 (知るかよ、こっちはそんなの一度も頼んでないんだ) とはいえ、物の価値は相対的だ。誰かにとって喉から手が出るほど欲しいものでも、別の誰かにはそうでもない。 今目の前で繰り広げられている戦闘を、何の感慨もなく見続けているイスラにとってそうであったというだけの話だ。 かつて自分を突き動かしていたのは『死』だった。 死ねず、ただ害悪なる生を続けることしか出来なかったから、死に意味を見出した。 マイナスでしかなかったから、せめてゼロになりたかったのだ だが、彼は二度の生と自由を経て、ゼロの虚無を知った。 望んだのが死だったから、したいことも成すべきことも無かった。 思いつくのはせいぜいが巻き込まれた大切な人のためにオディオ打倒くらい。 もしも何処かのギャンブラーに対面していたら、死人と蔑まれただろう。 どこまでいこうが、ゼロはゼロだ。 だが、ゼロはプラスを知った。未来を願い、理想を謳う若き覇者の背中にそれを見たのだ。 誰もが受け入れられ、どんな人でも笑っていられる理想郷。 あの島に残ることが出来なかったイスラは、その場所に夢を見たのだ。 この背中について行けば、きっとたどり着ける。 そこでならばきっと本当の意味で生きられるのではないかと思ったのだ。 生きたいと思った。生きて役に立ちたいと思った。 こうして生きていることに意味<プラス>があると信じたかった。 そして、イスラは全てを失った。力も、夢も、未来も、全て。 やはり自分の生はどこまで行こうがマイナスなのだ。加算するだけで害になる。 だが、ゼロの無意味さを知ってしまった彼は、もう死に焦がれることさえ出来なかった。 イスラはかつて己の拠り所としたゼロさえ失ったのだ。 プラスになどなれず、ゼロにも戻れない。永遠にマイナスであり続ける。 それが自分だ。存在すること自体が害である。 ストレイボウが害を被るのも当然だ。だから感謝もなにもない。 イスラは泣きはらしたような赤目で、ついに氷の沼から這い出たかつての夢を見つめる。 願うことは、ただ一つ。貴方に光を見た。貴方が僕から死を奪った。 ならばせめて、最後まで連れて行ってほしい。貴方の国へ。 どうか殺してください。僕が夢見た理想郷よ。 その切なる願いが届いたのか、詠唱の限界に達し喉から血を吐いたストレイボウを無視して、 亡候は砕けきったアサシンダガーを捨てて最後の短刀を取り出し、イスラに投げる。 狙いは精密とは言い難い。だが、その膂力から投げられた一撃は、急所でなくとも死へと誘うだろう。 イスラは自分に迫り来る死に、ふうと溜息をついた。 これで終われると。ヘクトルと共にヘクトルの理想郷で眠れるのだ。 後悔など微塵もない。そこでならば、きっと僕は笑い続けられるだろう。 「短刀、なんの恐れることあらん――――」 だからどうか、どうか理想郷よ。“あなたも笑ってくれよ”。 「見切ったり、亡霊の騎士ッ!」 瞬間、イスラの目の前に緑色の影が飛来し、イスラの首まで迫った短刀を掴み取る。 そしてそのまま、威力を殺さぬように軌道を回転させ、ゴーストロードに投げ返した。 咄嗟の事態に亡候は反応することできず、槍に貫かれた鎧の亀裂を精密に抜いて、短刀が突き刺さる。 たかが短刀、ましてや屍である亡候にとってはダメージと呼べるほどではない。 「―――!? ダ、ダダガ……ッ!?」 されど、亡候は、屍を支配する天雷の斧は驚愕に唸りをあげる。 ダメージなどない。だが、“この躯が動かない”。 どれだけ動こうと思っても、突き刺さった短刀以外微動だにしない。“まるで影を縫われたように”。 そう、投げ返された短刀は影縫い。殺傷力も高く、仕損じても対象の時間を止める、二段重ねの暗殺刃である。 氷と同様、いくら死体でも、時間が凍ってしまえば動きようがないのだ。 「お前は……」 「随分と無様だな適格者。それでよくもあの時俺に大口を叩いたものだ」 イスラは目の前で背を向ける、自分を死なせてくれなかった影を見た。 妙に小柄な身体はあちこち黒ずんで、頭部はマントを千切って巻き付けられて、その素顔は伺いしれない。 だが、その正体を誰が見誤ろうか。 「カエルゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」 「まったく煩すぎて……おちおち燃え尽きてられねえよ」 もう一つの騎士の残骸が、灰をまとって戦場へと帰参したのだ。 ストレイボウが、驚きと喜びをない交ぜにした表情で、カエルに近づく。 詠唱のし過ぎと過呼吸で、言葉を紡ぐもままならずカエルを見続ける。 だが、なんと声をかければいいのか分からなかった。 ケガは大丈夫なのか、その覆面はどうした、俺たちと戦ってくれるのか、それともまだ俺たちと戦うつもりか。 色々と言葉は浮かぶが、うまく形にならなかった。 全てはあの拳に込めてしまったから、これ以上はカエルの返事が聞きたかった。 「なあ、見ろよ。あの重騎士を」 そんなストレイボウの思いを汲んだのかどうか、世間話をするような調子でカエルは何気なく目の前の亡候に視線を促した。 「あれが誰なのかはよく知らん。だが、あの鎧の傷と鍛え上げられた肉体。さぞや名のある国の将なのだろう。 そして、死してなお護国の悪鬼たらんと、如何なる障害も破砕せんと刃を振るい続けてる。まさに俺の理想のそのものだ」 覆面の中の目が、眩しいものを見るように目を細めた。 ガルディア王国という歴史を守るため、全てを捨てて鬼となろうとしたカエルにとって、眼前の亡霊は誓いの結晶だった。 捨てたい、全てを捨てて国のための剣となりたかったカエルがこうありたいと思う完成形だったのだ。 「なのに、不思議だ。あれだけなりたかったものが、何故、あんなにも醜いのだろうな」 醜い。カエルはそう思った。 ああなりたかった。国を守れるのならば美醜などどうでもいいし、なれるものならばカエルは喜んで醜くなっただろう。 だからただ思ったのだ。終わってしまった今だからこそ、ただ思ったのだ。 全てを燃やし尽くした今ふと背中を省みて、その轍を見返したならば、きっとあれくらい醜いのだろうと、客観的に思っただけだ。 純粋で、完全で、混じり気のない願いとは、こんなにも醜いのだと。 「ああ、許せん。許せんよストレイボウ。俺の目指したものがあんなものであるはずがない。 もっと崇高で、偉大なるもののはずなのだ。吐き気がする。見るに耐えん。 “あんな願い、問答無用で叩き潰されても文句は言えん”だろう」 だから、カエルは今生最終最強最大の自虐を以て、参戦の言い訳とした。 口にしてしまえば一言で終わる理由を言わずに済むのであれば、無様すら心地よかった。 「償いと笑いたければ笑え、だが俺は――/――お前の意志で、友<オレ>を救ってくれるんだろう?」 そして、その無様を見て見ぬ振りをするのもまた友情だった。 ストレイボウの言葉に、カエルが何を思ったのかはわからない。 ただ、その肩が僅かに震えていたのだけはストレイボウも見逃さなかった。 「……使え。もうオレには過ぎた代物だ。暴君はどこにある?」 その震えを誤魔化すように、カエルはストレイボウにフォルブレイズを渡す。 目の前では、ゴーストロードに刺さった影縫いに亀裂が走り始めていた。 効くとはいえ矢張り相手は神将器だ。倒しに行くには時間がなさ過ぎた。 「ジョウイ、俺たちの……仲間……が、持って行った。禁止エリアにだ」 「遺跡か。分かって持って行ったのなら、よほどのバカか天才だ」 戦闘態勢に移行しながら、カエルはストレイボウから聞いた事実に眉をひそめた。 ラヴォスと遺跡と魔剣。その全てのカードが一人の手の内に揃うことの意味を僅かにでも理解出来るのは、現時点ではカエルただ一人だけだった。 「ラヴォスだって!?」 「……クロノにでも聞いたのか? 一から説明している暇は無いぞ」 「分かる……いや、分からんのだが……そういうことか、この断片的な記憶は……」 ストレイボウが渡そうとした勇者バッジを拒みながら、カエルはストレイボウの驚愕に怪訝そうな声を上げた。 だが、ストレイボウは納得できないということを納得したように一人ごちる。 その真剣そうな表情にカエルは言葉を続けるのをやめ、座り込むイスラの傍に立った 「一振り借りるぞ適格者。使う気の無い奴が持っているより、剣も冥利に尽きるだろう」 「……お前は……」 天空の剣を掴んで背を向けようとするカエルに、イスラは掠れるように小さな声でカエルに尋ねた。 「どうして、ここに来たのさ……全部無くなっただろ……終わって……どうして、足掻けるんだ……」 カエルは全てを失った。望みもかつての仲間も、災厄の力も、全てを出し尽くした。 全てを出し尽くし、失ったのならば潔く去るべきだ。 いてもいなくても同じ。否、居残るだけで晩節を汚している。 それなのに、カエルは再び舞台に戻ってきた。同じく全てを失ったイスラは、その理由を知りたかったのだ。 それでも厚かましく舞台にしがみつく、その動機をこそ知りたかった。 「……ああ、全部無くした。燃え尽きたよ。風が吹けばたちまち消えるだろう。それが今の俺だ」 カエルとて愚かではない。 今更ストレイボウとの友情を利用して生き残ろう、或いは隙を見て優勝しようなどと虫のいいことは考えていない。 カエルは終わる。それは覆せない決定事項だ。 「だが、俺の終わり方を決めるのは他でもない俺だ。 たとえラヴォスにその終わりさえ喰われるとしても、それだけが、誰にも盗めない宝石だ」 だからこそ、カエルはここにいる。醜くても、蛇足だとしても、自分を真に終わらせるために。 自己満足でも構わない。全てを尽くして終わらせるために、彼はここにいる。 「お前はどうだ、適格者。お前は、終わらせられるのか? 決めるのはお前だ。お前しかいないんだよ」 そういって、カエルは前に進み、ストレイボウとゴーストロードの間に立った。 亡候を封じていた影縫いの亀裂が決定的なものとなり、ぽろぽろと砕けていく。 「……柄にもないことを言っちまった」 「カエル、一つだけ、お前に伝えなきゃいけないことがある」 天空の剣を構えるカエルに、背後からストレイボウが声をかける。 「ルッカ=アシュティアは、ただの一度も、お前を怨んでいなかった」 「…………そうか」 カエルがぼそりとそう呟く。それと同時に影縫いが砕け、ゴーストロードがカエルめがけて進撃した。 「何故お前がそれを言うのかはさっぱり分からんが、お前が言うのならそうなのだろうな」 突進する暴力を前に、カエルは一度目を閉じ、自分の状態を再確認する。 劣化も劣化。魔力は枯渇し、回復は効かず、右手は無い。 「ああ、そうか……これで……」 全盛期には程遠い。象と蟻の戦力差だ。だが―――― 「最後のつかえが取れたぞッ!!」 振り下ろされた雷速の一撃を、カエルはベロを相手の手首に延ばし僅かに軌道を変える。 そしてその僅かな軌道の変化に沿わせるように天空の剣を重ね、必殺の打ち下ろしを紙一重で捌く。 コンマ何秒かのミスも許されない超絶技術が、ゴーストロードの攻撃からカエルを救う。 「さあ来いッ! さぞ名のある騎士だったのだろう。 全ての技を見せて見ろ! こちらも大盤振る舞いだ。ガルディアの剣、余す所なく出し尽くしてくれるッ!!」 全てを失ったカエルの技は、今この瞬間、限りなく“絶好調”だった。 カエルという盾役が生まれたことで、形勢は僅かにストレイボウ達に向いた。 物理攻撃を至近距離で片っ端から捌き続けるカエルの地力によって、ゴーストロードは完全にその足を止めた。 カエルもカエルで、相手から放たれる怨念の闘気すら、戦場の空気心地よしとばかりに楽しんでいる。 あれならばもうしばらくは保つ。ここにストレイボウがサポートに入れば、さらに相手を押し込むこともできるだろう。 「なんでだよ……なんで殺してくれないんだ……」 その優勢の光景すら、イスラには疎ましかった。 終わりたいのに、終われない。誰も終わらせてくれない。見捨ててくれるだけでいいのに、それすらしてくれない。 もうなにも見たくないのだ。続けるだけ、生きているだけで苦痛なのだ。 「終われよ……誰でもいいから、終わらせてください……」 ――――終わりを決めるのは、お前だ。 「なら、お前の終わりってなんだ」 塞ぎ込むイスラに、ストレイボウが声をかける。 甘やかすことの無い、冷たさすら感じる声だった。 「このまま座り込んで、ヘクトルに頭割られて死ぬことか。何もせずに、何も成せずに、そのまま餓死することか。 違うだろ。それだったら、もうとっくに自殺する。俺ならそうしている」 だが、何処か鉄のように固く、山のように大きな何かを感じさせる声だった。 「死ねないんだよ。自殺すれば一番楽だって分かってるのに、選べないんだ。 心の何処かで、それ以外の終わりを求めているんだ。違うか?」 死にたいと、終わりたいと何度も願った。罪も犠牲も全部投げ捨ててしまいたかった。 だが、それでもストレイボウは生きた。それでは終われないのだと歩き続けた。 裁かれて死のうと、その終わりだけは誰にも譲らなかった。 「違わないなら立ち上がれよ。曇りを払って、自らの瞳で世界を見据えて、真実を捉えろ。 終わりを選べない程度の、半端な意志じゃ――――死ぬこともできやしない」 「――――ッ!!」 イスラの腹の奥底から、何かがこみ上げる。 同族であるストレイボウの言葉なぞに、イスラの心は響かない。 だがその言葉は、ストレイボウの口を通して投げかけられた言葉は、誰の言葉よりも、内側からイスラを震わせた。 「それを、誰から……」 「俺に『勇気』を教えてくれた人の言葉だ。お前にも伝わるって、信じるよ」 そう言い残して、ストレイボウもまたフォルブレイズを携え戦場へと舞い戻った。 また一人となったイスラは再び塞ぎ込もうとする。 だが、その手はいつしか残された魔界の剣を握っていた。 「あんなやつにまで、人が良すぎるよ……おじさん……」 脳裏に浮かぶのは巌の如きもう一つの背中。 誰よりも死の尊さを知りながら、それでも生の意味を見出した英雄。 その言葉は、どれほどに心を閉ざしたイスラにも染み渡り、響き渡った。なぜならば。 「僕は……」 ――――俺の最高の友からの受け売りだ。この言葉、軽く受け流したら承知しねえからな? 「僕は……ッ!!」 イスラの目が、凛と輝き見開かれる。 その胸の中には、もう1人の英雄が残した言葉が今も輝いて残っていたのだから。 時系列順で読む BACK△144-5 瓦礫の死闘-VS究極獣・Radical Dreamers-(後編)NEXT▼144-7 瓦礫の死闘-VS女神・無職葬送曲- 投下順で読む BACK△144-5 瓦礫の死闘-VS究極獣・Radical Dreamers-(後編)NEXT▼144-7 瓦礫の死闘-VS女神・無職葬送曲- 144-5 瓦礫の死闘-VS究極獣・Radical Dreamers-(後編) アナスタシア 144-7 瓦礫の死闘-VS女神・無職葬送曲- ちょこ ゴゴ カエル セッツァー ピサロ ストレイボウ アキラ イスラ ジョウイ ▲
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/2119.html
星3にしてはなかなか強くない? - 名無しさん 2017-06-24 22 57 00 何気にステ補正がHP寄りの平均型だから、マグダラの完全下位互換にはなってないんだな - 名無しさん (2017-08-19 10 47 03) コストが違う時点で完全下位互換になるわけがないんだよなぁ - 名無しさん (2018-04-21 14 06 09) カレンの演奏が新宿のヤンキーの火力を爆下げしてると考えると草 - 名無しさん 2017-09-12 20 59 15 今回の超高難易度で大活躍。やっぱりこういう特定の状況で強いカードはこのゲームでは強いな。それとコストが違うからマグダラと比べるのは無意味だよ。どちらが強いかは結局コストと相談するべき問題 - 名無しさん 2017-09-16 11 31 54 男性限定だけど鋼の鍛錬と同等の効果をコスト5で使えるのは助かる。凸1枚持ってて損は無い。 - 名無しさん (2018-04-21 13 15 39)
https://w.atwiki.jp/rpgrowa/pages/369.html
瓦礫の死闘-VS鬼神・泣き止んだ僕が願ったこと- ◆wqJoVoH16Y アナスタシアの大斬撃は他の戦場にまで影響を及ぼしていた。 「ぬおおうッ!?」 突如、巨大な衝撃波2度も地面を切り裂き、それまで柳の如く捌き通していたカエルの体幹が崩れる。 だが、持ち前の筋力と体重を発揮したゴーストロードは地震に耐えきり、体勢を崩したカエルにラグナロクの一撃を放つ。 「ファイアッ!!」 だが危地を見逃さなかったストレイボウが、フォルブレイズを開いて魔術を行使する。 異界の魔導書を精読するにはあまりに時間がなく、魔導書の真の技を解き明かすに達せていない。 だが炎魔術の触媒として使うにはそれで十分事足り、脳裏に浮かぶ未知の知識を再現する。 今のところファイガまでしか復元できていないが、今はこれで十分だ。 生じた火炎は蛇のようにゴーストロードを襲い、ラグナロクを弾く。 「この魔法は? おいストレイボウ、まさかスペッキオがこの島に――――」 「その話は後で……前だ、カエルッ!!」 ストレイボウのフォローで一呼吸を入れようとしたカエルに、マーニカティの刃が襲い掛かる。 これまで互いにほぼ無呼吸で撃ち合っていたため、流石のカエルも互いに一呼吸を入れると思ってしまったのだ。 だが、互いに騎士といえど、死に体と死体には巨大な差があり、呼吸の概念がないゴーストロードはカエルより半歩先手を取る。 限界ギリギリの反応でカエルは一の太刀を弾くが、これまでの疲労から威を流しきれなかったカエルの体が浮いてしまう。 「カエルッ!!」 ストレイボウは急ぎ詠唱を行おうとするが、自身の呪文よりも先に撃鉄を叩く音が耳に入った。 反射的にストレイボウが振り向いたその先には、ドーリーショットを構えたイスラがいた。 イスラが立ち上がったことにストレイボウは顔を綻ばせようとしたが、すぐに怪訝へと変化した。 (構造から見てあの銃は大口径弾か、散弾。どちらにしたって、あの距離じゃ命中するかどうか。 いや、それどころか下手したらカエルを――――) 浮かぶ記憶とこれまでの戦いから、イスラの持つドーリーショットが接近戦用の銃であることは理解している。 構えるイスラは銃をゴーストロードの方向へと銃口を向けてこそいるものの、接近する気配はない。 まさか、ヘクトルを助けるためにカエルを討つつもりか、それともやはり自殺をするつもりか―――― (いや、違う! あの眼、あの瞳はッ!!) だが、その思考はイスラの瞳に掻き消された。 全を見失った盲目の黒ではない、意志の込められた闇があった。 ストレイボウは、その瞳に吸い込まれそうな気分を覚えた。その胸に抱いた勇者バッジの淡い輝きにすら気づかないほどに。 ――――銃を使ったのは初めてか? だとすれば、筋は悪くない。 そういわれたのは、ケフカを撃ったときだったか。 砲身と引鉄に手を添えながらイスラはそんなことを思い出していた。 銃。引鉄を引いて、火薬に火をつけ、爆発力で弾を発射して、仕留めるこの武器が好きにはなれなかった。 勿論、帝国軍・無色の派閥ともに銃撃員はいるし、 この支給品をして当たりと判断した自分がその有用性・効力について異を挟む気はない。 ただ、僕は剣の方が好きだった。相手の武器を紙一重で躱して殺す。 そうすることで、自分が死に近づけているような気がするのだ。 だから、撃たれて遠くの誰かが死ぬことが、自分が安全な距離にいることができる銃が、少し好きではなかった。 ――――そこまで世の中は甘くない。一朝一夕で上手くなるなどとは思うな。 最後に恃むのはやはり自分が一番慣れた得物だ。 それを察したのか、銃器の扱いに長けた彼は特別自分に何かを教えることはなかった。 筋が少し良かろうが、本人の気質と噛み合わなければ教える価値もない。 ――――だが、最初と最後の一歩は覚えていて損はない。 ARM使いのまじない……言葉遊びのようなものだ。そもそも何故これがARMと呼ばれるか? だから、きっとこの言葉はほんの気まぐれだったのだろう。 何かの理由で、この銃を恃まなければならなくなったときのために、ほんの少しの力となるようにと。 きっとその時は、銃を握る者の何かが変わっているだろうから。 「わかってるのに見えないふりを続けると大事な物を見失う」 眼を見開き、イスラは目の前の光景を見据える。 カエルが、ストレイボウが戦っている。己が終わりに辿り着くために、今を懸命に生きている。 そして、今、危地に陥っている。今を懸命に駆け抜ける死体の手によって、潰えんとしている。 「曇りを払い自らの瞳で世界を見据え真実を捉えろ」 かつてヘクトルが夢見て、自分が憧れた理想郷の成れの果てが、今を生きる者たちを脅かしている。 その真実を、イスラはついに直視する。他ならぬ、二人の英雄達の言葉に支えられて。 「今、分かったよ、おじさん。銃も剣も、同じなんだ。距離は関係ない。 この目に映るものに、触れたいと、関わりたいと思う気持ち。それを形にする」 イスラの意識が澄み渡り、純粋なる力へと変換されていく。 引鉄をにかかる金属の質感、銃身の重さが意識に溶けて、まるで自分自身になっていく。 これより行うは弾を飛ばすことではない。手を伸ばすこと。 「掴み取るものを見つめて、延ばす。この銃は……僕の“腕<ARM>”の、延長――――ッ!!」 発射された弾丸が、まるで生きているかの如く軌跡を描いてマーニカティに直撃し、刀身を真っ二つにした。 見つめた真実に眼をそむけることなく、手を伸ばそうとする意志の体現。 それこそがフォース・ロックオンプラス――――ARMの原点にして真髄だ。 「お前に助けられるとは……だが好機! そっちの神剣も落としてもらおうかッ!!」 その隙を見逃さず、カエルは剣閃をラグナロクへ走らせる。 だが、ゴーストロードは剣で向かい合うことなく、腹に一撃を許した。 その様に驚愕に喉を鳴らす。いくら死体だとしても武器で撃ち合えばいいものを、何故体を張ってまで左手を避けるのか。 「奪ワセナイ……侵サセナイ……」 深く、昏い場所から、せせりあがるように言葉が漏れ出す。 臓腑を捩じり絞って吐き出されたのは後悔と決意だった。 「アイツガ……アイツラガ……一緒ニ……イラレル国……ヲ……」 また一人、喪ってしまった。受け継いだはずの緑色の祈りさえ、零れ落ちていく。 だからこそ、もう喪えない。約束まで奪わせない。 身体なんていくらでもくれてやる。だが、この指輪と左腕だけは許さない。 「戦ワセロ……終ワレナイ……俺、ハ……此処ニ、イル……イルンダ……ッ!!」 失われた左眼の虚空から、全てが漏れ出す。 『意志』が、『願い』が、『夢』が、『約束』が、『誓い』が。 彼が失ってきたもの全てが呪いの闘気となって、支配する領域を拡大する。 ここにいるのだ。剣を振るい抗い続けているのだ。 まだ終わっていないと、高らかに笑い続けて、何も終わっていないと、その証を大地に刻むように。 (なんて、重み! これが……国の重みッ!!) 距離をあけているはずのストレイボウさえも、心臓を鷲掴みにされる。 人の命を数で数えてはいけないと分かっていても、その背負ったモノの桁の違いに気が遠くなる。 ルクレチアを滅ぼしてしまったストレイボウには、その重みが押し潰されそうなほど理解できた。 ならば真正面でそれを受けるカエルがどうなるかなど言うまでもない。 これは、鬼だ。屍を抱えて阻むもの全てを滅砕する、鬼の戦神。 この鬼神こそが、カエルがなろうとしたものの極みなのだから。 たとえ目の前でラグナロクを震われようが、首を差し出すしかない。 「我ガ名ハ、アルマーズ……我ガ名ハ、ヘクトル……ッ!! 我ノ、我等ノ『理想郷』ハ……終ワラナイ……!!」 「それでも、終わらせなければならないんだ!!」 だが、その黒き闘気の領域を一筋の黒い刃が切り裂いていく。 魔界の剣を突き立てて、カエルの前にでた男がラグナロクを受け止めた。 「イスラ!?」 ストレイボウは戦いに割って入ったイスラに驚愕した。 接近戦ではあの領域の前に、勝ち目がない。だから銃を使ったのではないのか。 「生きたいとは、まだ思えない。消えてしまえるものならすぐにでも消えてしまいたい。 でも、ここで何もしなかったら、僕はきっと死ぬことも出来ない!!」 そんなストレイボウの不思議など構いなしに、イスラは剣越しにゴーストロードの目を見つめた。 眼の無い左目も、白濁した眼球が見るもの全てを呪い殺そうとする右目も、決して目を逸らさず見つめた。 「わかってるのに見えないふりを続けると大事な物を見失う。 貴方が教えてくれた言葉だ。だから、見るよ。貴方を見る!」 そのためにイスラはここまで来た。 彼を見るために。全てを受け止めて、己の生死を定めるために。 どれほどの戦慄が立ちはだかろうとも、この胸に抱く英雄の勇気を抱いて前に立つ。 「誰もが笑いあえる国を創るっていったじゃないか。なのに、あんたが笑えなくちゃ、意味がないだろう!!」 見て、答えはもう決まっていた。 たとえその体の中にどれほどの想いがあろうとも、失われた残骸が必死に身を寄せ合っている最後の場所だとしても。 そこはもう理想郷ではない。ヘクトルが夢見たのは、オスティアの全てが笑いあえる国なのだ。 オスティアの『全て』――――ならば、誰よりも笑っていなければいない人物がいるのだ。 「今更偽るなよ。僕とあんたじゃ、笑顔を張り付けてきた年季が違うんだッ!!」 だから、イスラは亡霊の願いを否定する。 たとえどれほどに全てを捨てて、楽園を作る一本の剣となって笑い続けても、オスティア候ヘクトルが笑えるはずがないのだ。 「それでもまだ続けるなら……僕が、僕が……」 「僕たち、だろう」 ストレイボウとカエルが口ごもるイスラの前に並び立つ。 イスラの勇気、勇猛果敢の意志が2人にも伝わり、この闘気の渦の中でもなんとか動けるようになっていた。 「もう手は握れん。だが、肩を並べ戦うことはできるだろう」 カエルが天空の剣を構え直す。理想の極みを見た以上、成すべきことはきまっている。 「補助魔法なんて初めてなんだ。精度は期待するなよ」 2人より数歩後ろに下がったストレイボウが詠唱を行うと、カエルとイスラにプロテクトの障壁が形成された。 この亡霊の後ろには魔剣が、そして新たな魔王がいる。ならば、この亡霊すら倒せないようではなにもできはしない。 3人の揺るがぬ決意を感じ取ったか、ゴーストロードはついに右手に力を込める。 幾つものナイフを失い、精霊剣マーニカティを失った今、残るは2本。 神剣ラグナロク、そして、亡霊を形作る核たる天雷の斧アルマーズ。 右に雷鳴を轟かせ、左に灼熱を震わせて、ついに鬼神がその真なるを顕す。 「魂を灼かれた後に、亡霊退治とはな。なかなか体験できるものではない」 「……亡霊退治なら、後でやってるよお前。で、どうするイスラ」 ストレイボウが最後にイスラの背中を押す。 カエルも虫の息で、ストレイボウでは正面を晴れない。 そしてやはりというか、他も同じだろうが、援軍も期待できない。 勝負の要は闘気を無効化できるイスラとなる。ならば、その始まりは彼が告げるべきだ。 「お前はどうするイスラ。自滅まで待つなんて甘い考えじゃこちらがやられる。お前はどうしたい?」 「終わらせる……!」 イスラは間断なく応じた。誓いを確固たるものとするように繰り返す。 「ヘクトル。僕は行く。貴方の理想郷を、終わらせる」 すでに涙は止まっている。やるべきことは、もう決まっていた。 誰よりもその理想郷に憧れたから、そこに生きることを夢見たから。 「それが……! 貴方への最後のはなむけだ!」 どうかお願いします。それを、僕の大切な終わりとさせてください。 【カエル@クロノ・トリガー】 [状態]:書き込みによる精神ダメージ(大)右手欠損『覚悟の証』である刺傷 瀕死 疲労(極大)胸に小穴 [装備]:天空の剣(開放)@DQ4 覆面@もとのマント [道具]:基本支給品一式 [思考] 基本:燃え尽きた自分を本当の意味で終わらせる 1:亡霊を倒す 2:友の願いは守りたい [参戦時期]:クロノ復活直後(グランドリオン未解放) [備考] ※ロードブレイザーの完全消失及び、紅の暴君を失ったことでこれ以上の精神ダメージはなくなりました。 ただし、受けた損傷は変わらず存在します。その分の回復もできません。(最大HP90%減相当) 【イスラ・レヴィノス@サモンナイト3】 [状態]:ダメージ(中)、疲労(極)心眼 勇猛果敢@ゴーストロードの闘気を無効化 [装備]:魔界の剣@DQ4、ドーリーショット@アークザラッドⅡ [道具]:確認済み支給品×0~1、基本支給品×2、 [思考] 基本:生きたいとは思えないが、終わり方に妥協はしない 1:ヘクトル、貴方を終わらせる……ッ! [参戦時期]:16話死亡直後(病魔の呪いから解かれている) [備考]:高原、クロノ、マッシュ、ユーリル、ヘクトル、ブラッドの仲間と要注意人物を把握済み。 フォース・ロックオンプラスが使用可能です。 【ストレイボウ@LIVE A LIVE】 [状態]:ダメージ(小)、疲労(極)、心労(中)勇気(大)ルッカの知識・技術を継承 [装備]:フォルブレイズ@FE烈火の剣 [道具]:勇者バッジ@クロノトリガー、基本支給品一式×2 [思考] 基本:魔王オディオを倒してオルステッドを救い、ガルディア王国を護る。 1:急ぎ天雷の亡将を倒し、他の仲間達の援護に向かう 2:ジョウイ、お前は必ず止めてみせる…! 参戦時期:最終編 ※アキラの名前と顔を知っています。 アキラ以外の最終編参加キャラも顔は知っています(名前は知りません) ※記憶石によってルッカの知識・技術を得ました。 ただしちょこ=アクラのケースと異なり完全な別人の記憶なので整理に時間がかかり、完全復元は至難です。 また知識はあくまで情報であり、付随する思考・感情は残っていません。 フォルブレイズの補助を重ねることで【ファイア】【ファイガ】そして【プロテクト】は使用可能です。 ※首輪に使われている封印の魔剣@サモナイ3の中に 源罪の種子@サモサイ3 により 集められた 闇黒の支配者@アーク2 の力の残滓が封じられています 闇黒の支配者本体が封じられているわけではないので、精神干渉してきたり、実体化したりはしません 基本、首輪の火力を上げるギミックと思っていただければ大丈夫です ※首輪を構成する魔剣の破片と感応石の間にネットワーク(=共界線)が形成されていることを確認しました。 闇黒の支配者の残滓や原罪によって汚染されたか、そもそも最初から汚染しているかは不明。 憎悪の精神などが感応石に集められ、感応石から遥か地下へ伸びる共界線に送信されているようです。 【天雷の亡将@???】 [状態]:クラス『ゴーストロード』 左目消失 腹に傷 戦意高揚 胸に穴 アルマーズ憑依暴走 闘気(極) 亡霊体 HP0% [装備]:アルマーズ@FE烈火の剣(ミスティック効果中。耐久度減。いずれにせよ12時までに崩壊) ラグナロク@FF6 勇者の左腕 [思考] 基本:オワレナイ……ダ、カラ……レ、ヲ……戦ワセロ……ッ! 1:戦う 2:肉を裂き、骨を砕き、生命を断つ 3:力の譲渡者(ジョウイ)には手を出さない *聖なるナイフ@DQ4、影縫い@FFVI、アサシンダガー@FFVI マーニ・カティ@FE烈火の剣は破壊されました *ラフティーナが周辺にいる影響で、賢者の指輪を介し、魔力ステータスがニノ相当になっています *アナスタシアの二撃により、石細工の土台が破壊され、他の戦場間に隆起が生じました。 他の戦場への移動は困難です。 時系列順で読む BACK△144-7 瓦礫の死闘-VS女神・無職葬送曲-NEXT▼144-9 瓦礫の死闘-VS魔神・ゴゴ、『黒の夢』に……- 投下順で読む BACK△144-7 瓦礫の死闘-VS女神・無職葬送曲-NEXT▼144-9 瓦礫の死闘-VS魔神・ゴゴ、『黒の夢』に……- 144-7 瓦礫の死闘-VS女神・無職葬送曲- アナスタシア 144-9 瓦礫の死闘-VS魔神・ゴゴ、『黒の夢』に……- ちょこ ゴゴ カエル セッツァー ピサロ ストレイボウ アキラ イスラ ジョウイ ▲