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※ 宣伝 『ふたば系ゆっくりいじめ 128 れいむとまりさがだーい好き!!』の続き、というか世界観を共有しております /宣伝 D.OあきさんのSS内の地名、設定をお借りしています 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!はなずんだぜ!!ま゛りざをはなずんだぜええ゛え゛えぇ゛ぇぇ!!!」 「だずげでね!!いや゛だよ!!ここはゆっぐりでぎないよおお゛おぉぉ゛ぉ!!!」 「ゆっぐり!ゆっぐりいいいぃぃぃ!!れいぶゆっぐりじだいいいい゛ぃぃぃ゛!!!」 「ゆっぐりざぜでえ゛ええ゛ぇぇ゛ぇ!!!」 さて、一つ。 『ゆっくり』というデタラメなモノについての、お話をしよう。 これは、近年になり初めて解明された事実である。 究極的には。 ゆっくりは、『すべての無生物に対して餡子に変換する能力を保持する』。 新世代清掃工場 虹浦市、という都市がある。 日本で初めて、『市』レベルの範囲でゆっくりの被害に悩まされた都市として、未だ人々の記憶に焼き付いている筈だ。 ゆっくりによる景観破壊、騒音公害、児童に対する悪影響、及び野良ゆっくり自体の攻撃性。 都市部における対ゆっくり用マニュアルは、この街の経験を基に作り上げられたといっても過言ではない。 そのお陰、と云うべきかどうかは分からないが、虹浦市の特色はずばり『ゆっくり』となった。 (噂では、この政策により市に対して何らかの特別予算が下りたというが、真相は明らかではない) 実験農場、実験森などといった、ゆっくり用ビオトープを造った虹裏町。 その隣、湯栗町では、日本全国の中で最もゆっくり産業が盛んな事で有名だ。 虹裏町から電車で数本離れた場所にある、ここ、泥輪町も同様である。 ここでは、如何にゆっくりを『資源』として利用するか、その事についての研究、施設建設が行われている。 例えば。 ここ数年でようやく理論の完成を経た―――――ゆっくりによる、ゴミ処理場、とか。 彼女らの一日は、機械の駆動音によって始まると言って良い。 一日中、1年通して碌な光を浴びない彼女らにとって、時間を計るには音を聴くしかないからだ。 ここは、密室である。 光も、音も、空気も、希望も、絶望も―――全てが閉じ込められた場所。 尤も、彼女らはそれを気にかける風も無い。 全ては最初からこうだったのだから。 100×100メートルという途方も無く広い空間に、彼女たちは大体1000匹単位で棲んでいた。 ここは先祖代々からの住処であり、世界そのもの。 今日も彼女たちは、規則正しく一日を過ごすだろう。 部屋の隅で眠りから覚めた彼女たちは、ゆっくりと起き上がる。 ゆっくりと、左を見、右を見、そして、上、天を仰ぎ見る。 彼女たちはそれから暫くは動かない。 じっと、塞がれた天井を見つめ続ける。 この部屋の中、1000匹が全て同様の行動を取っていた。 それはあたかも祈りのような、一種の荘厳さすら漂わせている。 彼女たちの祈りの対象、信仰するものは、ただの天井であった。 何故ならば、それは天の恵みを齎してくれるものだから。 ガシャン、と、天井に穴が開いた。 彼女たちの祈りが届いた―――わけではない。 それは最初から決まっていたこと。 やがて、その穴から無数の塊――『何か』――が降ってきた。 凄まじい轟音を立てて地面に降り積もっていく『何か』。 彼女たちは、そこ目掛けて走り寄って行く。 あれこそ、天の恵み。 願いが届いた証拠。今日を生き抜くための糧。 そう疑わずに、彼女たちは『食事』を開始した。 「はふはふはふがつがつがつがふがふがふ………」 「がつがつがつ、ガッ!?ぎぎ、がっ!……がつがつがつ………」 「がしゅがしゅがしゅ、んぐぐっ!?ん、ぐぐ、~~~~~ッ!?……ん、ごぐん……」 一心不乱に食べ続ける彼女たち。 それこそが生き甲斐であるかのように。 それこそがこの世に生まれた役目であるかのように。 一心不乱に、脇目も振らず、ただひたすらに、貪り喰らう。 『何か』が格別、美味しいと言うわけではない。 いや、むしろ逆だ。 先ず、苦い。辛かったりもする。えぐみもあるだろう。 食べるのにこれほど不適切なものは無い。 食感も酷いものだ。 ふわふわ、モチモチなど縁遠く、ガサガサ、ゴワゴワ……時には歯を立てることすらできないものもあった。 つまり、彼女たちが食べているのは、食物では、無い。 だが、そんなことは瑣末なことだった。 例えどんなものだろうと、口に入れて、強引に飲み込みさえすれば『食べれる』のだ。 故に食べる。それ以外の選択肢は無い。 それに、彼女たちは考えもしなかったが――もし食べねば、この部屋はその『何か』に埋まっていただろう。 見れば、彼女たちの内の一匹が張り裂けそうなほどに膨らんでいる。 誰がどう見ても食べ過ぎだった。 いや、むしろ彼女たち1000匹に比べて、食べるべきものは多すぎる。 これは当然の事といえただろう。 そういう時彼女たちは、重い身体を引きずりながらも部屋の四隅へと這いずって行く。 そこには、小さな穴―――謂わば、汲み取り式便所のようなものがあった。 決まりの内の、1つ。 おといれは、"そこ"ですること。 張り詰めた身体を元に戻すように、凄まじい勢いで『餡子』を排泄する。 終わればまたもとの場所に戻り、再び貪り始めるのだ。 やがて、全てを食べ終える彼女たち。 ゆっくりごちそうさまでした―――と、天井に対して再び祈りを捧げた。 だが、まだ終わりではない。 彼女たちの経験によれば、一日に齎される天の恵みは先ほどのを含め、3回ある。 次が来るのは、8時間後。 だがそれを知る術は、彼女たちには無い。 だから。 彼女たちは次が来るまで眠り出す。 食べ尽くせぬほどの『食べ物』をくれる、天井に感謝しながら。 つまるところ、彼女たちの生活はそのように完結していた。 寝て、起き、食って、出して、また寝る。 これの繰り返し。 彼女たちは終生この行動を繰り返すのだ。 ゆっくりコンポスト。 ゆっくりをゴミ箱として飼い、ゴミを処分させる。 規模の大小を考慮しなければ、それが一番近い答えだろう。 ゆっくりが、あらゆる無生物――それこそ、金属だろうと何だろうと、 餡子に変換する能力がある事は既に冒頭で述べた。 最初は誰もがその説を信じなかった。 ゆっくりがそのようなものを食べる所など見たことがない。 試しにゆっくりに石を食わせたところ、そのまま吐き出した――など、否定の意見が噴出した。 確かに、そうだ。 ゆっくりは石を食べない。食べようともしない。 簡単である。 ゆっくりが『食べ物ではない』と認識しているから、そうなるのだ。 食べ物は、食べれるもの。 それ以外は、食べられない。 たったこれだけの単純な価値観が、ゆっくりの能力を決定的に制限していた。 石を本気で食べようとする者は居ないだろう。 それと同じだ。 それは逆説として、価値観さえ矯正すれば何であろうと食べられる、ということだった。 結果として、その矯正は時間が解決してくれた。 食べれない筈の物を食べるしかない環境に置かれ、適応したもの。 その子孫こそが彼女達と言うわけである。 もう分かっていると思うが、『彼女たち』とは即ち、ゆっくりの事を指している。 同様に、『何か』とは、粗大、焼却、不燃、その他諸々――― 一言で言えば、ゴミ、だ。 それらを破砕機にかけ、食べられる程度の大きさに砕いたものであった。 此処は、ゆっくりによるゴミ処理場、その栄えある第一号として建設された施設。 ゆっくりはここに住み、毎日ゴミを喰らって、生き延びている。 無論、ゴミを食物として扱っているのだから、その汚れは凄まじいものとなる。 おまけに身体を洗えるような場所、存在――つまりは水――の存在すら、ゆっくり達は知らなかった。 舌で舐め取り、身体を清潔に保つと言う行動自体も忘れていた。 ただ汚れるままに任せるしかない。 だが、彼女たちはそんなことに頓着しなかった。 顔面、つまり身体全体が油の黒ずみに染まり、所々に埃が付着している。 普通のゆっくりならば命よりも大切にする飾りが、汚れようと破れようとお構いなし。 しかし此処のゆっくりたちは争わない。敵を作らない。 ゆっくりの飾りは何かしらの役割を持っていると言う説があったが、 少なくともこのような環境に於いては、飾りなどは必要ないようだった。 ゴミに仲良く群がる1000匹の汚饅頭というのは、壮絶な光景と言う他に無い。 過去の清掃工場は、焼却処理の際二酸化炭素を排出する、 また残渣の処理を埋め立てに頼るしかない、などの問題点があった。 それに対し『ゆっくり清掃工場』は少なくとも問題を一つクリアしていると言って良い。 ゆっくりは、可燃ゴミだろうと不燃ゴミだろうと残渣であろうと何であろうと、 火など使わず、まったくエコに『食べる』だけなのだから。 また、『ゆっくり清掃工場』はもう一つのメリットも存在した。 ゴミを変換した物体、餡子の再利用である。 『部屋の四隅に設えられた、汲み取り式便所』とは、全く以って名前の通りであり、 ゆっくり達の排泄物――つまりは餡子、をまた別の場所に溜め込むスペースの事を意味している。 糖分からはエタノールを精製することが出来、またそれは新世代のエネルギーとして注目を集めている。 そしてゆっくり達は排泄物として糖分の固まり、餡子を出す。 それはつまり何を意味するか。 最終処分場行きとなる筈だったゴミが、そっくりそのまま燃料として生まれ変わるのである。 エタノール精製の後に残る絞りカスもゆっくりの餌として『再利用』が可能だ。 ゆっくり自身の食欲も無尽蔵。 過去の清掃工場と比べてゴミの処理能力は劣っていない。 ランニングコストも格安。 廃棄物が限りなく少ないゴミ処理場として、『ゆっくり清掃工場』の名は徐々に世間に染み渡っている。 ちなみに、此処に居るゆっくりは全てれいむ、まりさ種である。 ゆっくりとは生殖能力が旺盛なナマモノだ。 ひとたび増えれば、そのスピードはハツカネズミ以上。 年中発情し、場合によっては一分以内に妊娠、出産を行うのだから、その増殖力は驚嘆に値する。 そのゆっくりの中でも、最も数が多いのが上記の二種だ。 一時期、ゆっくりペットブームが流行ったせいもあり、人々はこぞってゆっくりをペットにしたがった。 当然、飼われれば捨てられるゆっくりも居る。絶対数が増えれば、捨てられる数も増す。 そして、最も数の多い二種。 当然の結果として、町には野良れいむ、野良まりさが氾濫した。 野良となっても盛り、子を産み、増殖する。 ますます二種の数は増えた。 野良ゆっくりと言えば、れいむ、まりさの代名詞となるほどに増えた。 何も考えず、人間が煩わしくなるほどに増え続けた。 景観破壊、騒音公害等の被害を彼女たちは撒き散らした。 町の汚れに塗れ、いつの間にか性根が捻じ曲がり、人を見かければ罵倒の限りを尽くし、 終いには児童を攻撃するという暴挙を仕出かした。 気が付けば、野良ゆっくりの扱いは害獣、いや、害虫のそれと同じになっていた。 家の中に入り込まれたら殺す。見かけたら殺す。とにかく殺す。 立派なみんなの嫌われ者。 「れいむ、まりさ」という名前さえ忘れられ―――『害虫』という名が、彼女たちを表すことすらあった。 余談だが、れいむ、まりさ種以外のゆっくりは、意外なほど良好な態度で人間に受け入れられた。 或いは、二種が汚名を全て被ってくれるような形になった為だろうか。 少なくとも、れいむ、まりさ種のような扱いは受けることが無い。 広く愛玩動物――ありす種も、レイパーという突然変異種を除き――として飼われ、 また、中身が生クリーム、チョコというぱちゅりー種、ちぇん種は家畜として人気でもある。 一部では、人間の仕事を代行できるほどの能力を持つ個体も居るというが、 これは本筋と関係ないために省略する。 しかし、『ゆっくり清掃工場』がこの二種を再び日の当たる世界へと押し上げた。 文字通り、掃いて捨てるほど居る個体数。 他の種と比べて大抵の物を食べれる悪食。 加えて、中身が餡子という再加工のし難さ――それこそ、砂糖を抽出くらいしか出来ない――という点。 使い捨ての実験台、ゴミ処理のフィルターとしては最適であった。 彼女たちの名は「れいむ」であり、「まりさ」だった。 ほんの少し前までは「害虫」と呼ばれ、忌み嫌われていた。 そして、最近。 また彼女たちに、新しい名前ができた。 『ゴミ処理機』だった。 もう、彼女たちはゆっくりではない。 それどころか、一個の生命とすら見られなかった。 最早彼女たちは、部品なのだ。 「はふはふはふはふがふがふがふがふがっがっがっがじがじがじがじがじ………」 「がりがりがりごりごりごりぐぎっ、んぐぐっ、がりがりがりごりごりごり………」 「がしゅがしゅがしゅごぐん、がしゅがしゅがしゅごぐん、がしゅがしゅがしゅ………」 今日も今日とて、『ゴミ処理機』たちはゴミを喰らう。 そこに悲哀は無い。憤怒も無い。 食べれば幸せだから、そうあるべきだから食べ続ける。 毎日毎日、起きて、食べて、排泄して、寝る。 その単純な繰り返し。 だがそれを不満に思った事は無い。 彼女たちは十二分に満たされていた。 天に――正確には天井に――感謝もし、信仰もしている。 今日もお腹一杯食べさせてくれてありがとう。 この特異な環境が生み出した、宗教観。 他の幸せなど知らない。知る由も無い。 もとより彼女たちには、今以上の何ものも求める権利など与えられていないのだから。 奴隷には奴隷の幸福がある。 ただ道具として使われ、何も考えずにいられる幸福が。 事実、彼女たちは満たされていたし――この環境は、平和そのものだった。 遥かな過去、彼女たちの先祖が舐めた辛酸などとは、無関係の場所。 仮に、この場所から外に出れたとしよう。 その先に待っているのは、安寧など無い不安と、危険と、絶望のみのはずだ。 此処より一歩出れば、彼女たちは「害虫」なのだから。 なんの諧謔だろうか。 「ゆっくり」とすら呼ばれなくなった彼女たちが手にした生活、 其処にこそ求め続けた「ゆっくり」が在ったとは。 彼女たちはこれからも、一生、子々孫々まで、人間の為に尽くすだろう。 そして人間も、自らに奉仕するこの矮小な存在を嫌う事は無い筈だ。 なればこそ、彼女たちは幸せであった。 人間と彼女たち、互いに理想の関係が、此処に在った。 おわり * * * * * うむ、乱文ひどい。リハビリしなくては。 基本4種の中ではぶっちぎりでありすが好きだったりします。 金髪碧眼、可愛らしいカチューシャ、素直になりきれないものの思いやりのある性格。 レイパーという例外さえ除けば、相当可愛いと思う。 通常種6種の中ではみょんが好きです。 ありすもいいが、みょんも捨てがたい。 サラサラと流れる銀髪、(比較的)高い身体能力、真面目かつ朴訥な感じが非常に可愛らしい。 え? れいむ?まりさ? ゴミでも食ってれば良いんじゃないかな。 byテンタクルあき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 2 散歩した春の日に ふたば系ゆっくりいじめ 3 ちょっと鴉が多い街のお話 ふたば系ゆっくりいじめ 22 伝説の超餡子戦士 ふたば系ゆっくりいじめ 38 とある野良ゆっくり達の話 ふたば系ゆっくりいじめ 46 散歩した5月の日に ふたば系ゆっくりいじめ 48 ゆうかにゃんと色々してみよう! ふたば系ゆっくりいじめ 128 れいむとまりさがだーい好き!! ふたば系ゆっくりいじめ 136 つむりはとってもゆっくりできるんだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 324 散歩した秋の夜に 無かったことにしたい ふたば系ゆっくりいじめ 343 湯栗学園にて ~教師・背徳編~ 無かったことにしたい
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①照明・ヒーターの電源を切ります。 ②網を洗います。洗剤を使うと、隙間に入り込み取れなくなってしまうそうなので、 軽く水洗い程度でいいと管理人は習いました。 ③什器の水(お湯)を抜きます。 抜き方ですが、栓を開けばホースから水が出てくるので、流しに流すか、ホースの長さが足りなければ バケツか何かに出せば良いです。 ※熱湯を流しに流すとゴムパッキンが損傷してしまうらしいので、蛇口から水を流しながらやった方が良いと思います。 ④各パーツを洗います。 洗剤は特につけなくても良いと思いますが、カルキ(水道水中の塩素)がこびりついているので、タワシでこすって よく落としましょう。 ⑤什器内の水を温める場所もカルキがこびりついているので、よくこすります。 ⑥おわったら、栓を開くにしたまま水をいれ、中をよくすすぎます。 ⑦パーツを再びセットし、水を入れ、電源を入れれば完了です。 ※お湯を入れるのは故障の原因になるらしいので、必ず水を入れます。
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トップページ 新聞論評 新聞論評 2009 新聞論評 20091124 This Page 2009年11月30日 締 切 新聞論評 学籍番号1814090 氏名 河本和樹 1.記事情報 新聞名:日本経済新聞(朝刊) 日付:2009年11月26日(木) 面数:13面 見出し:オフィス清掃ロボ 2.要約 富士重工業と住友商事がオフィスビル向けの清掃ロボを開発した。価格は1台300万から400万を予定し、レンタルも検討する。一年以内のビルの管理会社を中心に年間50台の導入を目指す。他にも農作業向けロボットも開発。(100文字) 3.論評 商品の詳細はロボットに搭載されているセンサーで障害物を回避しながら床の砂やちりを吸引する。狭い通路でも作業できるように全長50㎝、幅45㎝、高さ80㎝という小型のロボットである。 確かにこのようなロボットを導入することにより、オフィスはきれいになるし、何より人間が掃除をしなくていいという利点もあるが、果たして本当に正しいのか疑問である。ゴミのほとんどは人間のせいで存在している。自分たちで汚したのに自分たちで掃除をしないのはどうだろうか。 私たちは小学校の時から自分たちの教室は自分たちで掃除をして、自分で汚したものは自分できれいにすると習ってきているし、それは常識だと思う。しかしこのように大人たちが楽をしてロボットに掃除を任せるというのは、子どもに対して良い影響は与えないと思う。確かに掃除は大変だが、自分たちのオフィスは自分たちで掃除をするべきだと思う。ロボットが掃除をしてしまったら、ゴミを簡単に捨ててしまう癖がついてしまう恐れがあるため、ロボットに掃除を任せるのは反対であるが、大きなものの下に落ちている小さなゴミなどは任せても良いとは思う。 このような便利なものを開発すのではなく、現在深刻化している介護などに役立つロボットをもっと開発したほうが良いのではばないだろうか。(535文字) 4.コメント こんにちは、論評お疲れ様です。 そうですね。自分で汚したものは自分で掃除をするべきです。 ですが、オフィスなどにおいては、ロボットがするか掃除のおばちゃんがするかの違いだけではないでしょうか また、最後の一文にある現在深刻化しているという文章は「看護などのロボット」のことを指すのでしょうか それとも、現在の看護の体制のことを指しているのでしょうか。教えて下さい。 -- (上田聡) 2009-12-04 16 54 09 コメントありがとうございます。 看護の約にたつロボットを作るべきではないだろうかということです。 -- (河本和樹) 2009-12-07 01 18 29 論評お疲れ様です。河本君はきっと看護ではなく、介護のことを言いたいのだと思います。(違ったらごめんなさい><) 当たり前のことですが、介護を受けるおじいさんやおばあさんは人間です。全自動の看護ロボットが生まれれば確かに「介護する側」にとってとても便利なものです。 しかし、「介護を受ける側」の人たちはどうでしょう。全自動の機械に介護されていると、自身をお荷物、工業製品という風に考えてしまい、生きがいをなくして行くのではないかという考えが一般的です。 そのため、現在の介護ロボットの開発は「介護者の負担を減らす」という考え方の下で行われています。商品化はされていなかったと思いますが、少ない力で要介護者を持ち上げたり、入浴を手助けする機械も開発されています。 老老介護の問題も深刻化していますし、介護ロボットの開発は必要不可欠ですね。 -- (平岡 裕樹) 2009-12-07 14 55 43 確かに介護の事です。 「介護を受ける側」の人たちはどうでしょう←言っていることは分かります。 そのため、別に個人で持つとかではなく、老人ホームに置くロボットなどです。 例えば、老人ホームの売店に買ってきてほしいものなどの言って、買ってくるロボットや、 老人ホーム内の掃除などでも良いです。 寝ている人の体をふくなどと言ったものは、人間などで構わないということです。 まとめていえば、介護をする人の助けをするロボットの事です。 -- (河本和樹) 2009-12-08 02 43 07 名前 コメント すべてのコメントを見る
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準備する物 7mm、8mm、10mm、13mm,19mmのレンチ マイナスドライバー キャブクリーナー(泡タイプが使いやすいです) パーツクリーナー 圧縮空気(コンプレッサーが無い人は、パソコン掃除用の空気のスプレー) オーバーホールをする人はガスケットのセット 作業手順 01 緑のナット(10mm)と黄色のナット(8mm)を外します。 赤と水色(共にマイナスドライバー)は後で外します。 黄色の所はスプリングがあります。 どうついているか覚えておきましょう。 画像A 02 青(8mm)、黒(7mm)を外してチョークケーブルを外します 紫のところはガソリンのホースがついています。 これも外します。 ガソリンをこぼさないようにウエスで吸い取ります。 黄色のねじを外すとチョークユニットが外れます。 赤いねじはメインジェットホルダーです。 これも外して中のガソリンを抜きます。 こぼさないようにウエスで吸い取ります。 画像B 03 C、は上から見た図です。 青(19mm)を外すとフューエルフィルターが入っています。(画像D) 中性洗剤で洗って綺麗にします。 緑のねじを外して、そっと上に持ちあげます。 Eの写真のように中にフロートと呼ばれるものが入っていますので、注意しましょう。 これを落としたりして変形させると、油面が狂ったりする恐れがあります。 フロートを外すとフロートバルブが取り出せます(写真G) 三角の部分に段差があったらひどい場合は交換しましょう 画像C画像D画像E画像F画像G 04 画像Hは画像Bの黄色のねじを外したところです。 キャブクリーナーを吹きかけます。 画像H 05 青と紫のジェットを外してすべての穴にキャブクリーナーを吹きかけます。 Aの画像の赤と緑のねじも外してその穴にもキャブクリーナーをかけます。 外したねじやジェット類にもキャブクリーナーをかけます。 画像I 06 綺麗になったら 圧縮空気で穴という穴をエアブロー(空気を吹き付けること)します もし、ジェットにこびりついている汚れが酷かったらこれを使って綺麗にしましょう。 後は逆の手順で組み立てていきます。 画像Aの水色のねじ(ミキシングスクリュー)は軽く最後まで締めて 一回転緩めておきます。 恐らくこのままでは燃調が狂っていますので調節しましょう。
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清掃車(チョロQ1,VER1.02) チョロQ1(VER1.02)に登場するボディ。モデルになった車は清掃車。 値段は1000G。 名前 コメント
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2016年03月09日13時36分の赤文字清掃タイム キャラ名 作者 体力 TYPE LIFE 勝利数 ベガ 地動説 8 スピード 1 1 アイリーゼ 疾風 11 能力重視 1 0 影山飛雄 鳥野 6 スピード 1 0 第1回赤文字キャラ清掃タイムがスタートです!清掃するのは影山飛雄です!果たして赤文字の二人を清掃できるでしょうか!? 残り体力(ベガ 8,アイリーゼ 11,影山飛雄 6) 影山飛雄の攻撃!(命中率95%/会心率30%)影山飛雄、会心の一撃!!!影山飛雄「俺がいれば、ベガを倒せる!!だから信じて飛べ!!」ベガに26のダメージをあたえた!! 残り体力(ベガ -18,アイリーゼ 11,影山飛雄 6)ベガを清掃した!まず一人!ベガ「この私…がぁ……」 アイリーゼの攻撃!(命中率81%/会心率15%)アイリーゼ「ボクはいつだって真っ向勝負!」 影山飛雄はギリギリかわした。 残り体力(アイリーゼ 11,影山飛雄 6) 影山飛雄の攻撃!(命中率95%/会心率30%)影山飛雄、会心の一撃!!!影山飛雄「俺がいれば、アイリーゼを倒せる!!だから信じて飛べ!!」アイリーゼに25のダメージをあたえた!! 残り体力(アイリーゼ -14,影山飛雄 6)アイリーゼを清掃した!「嘘…終わりなんて嫌だ…!」 清掃終了!影山飛雄が見事に赤文字キャラ二人を清掃しました!影山飛雄「勝った…これでまた試合が出来る…!」 <<<前に行われたバトルへ(2016年03月09日02時03分) アレンジしたものでした。 Full Ver(編集なし)はこちら。
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登録日:2022/04/01 Fri 00 02 13 更新日:2023/12/02 Sat 08 40 17NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 おっさん イマジナリーファミリー エイプリルフールに建てられた項目 ハッキング モブキャラ 何故か立ってしまった項目 士郎正宗 孤児 山路和弘 悲惨 攻殻機動隊 清掃員 独身 疑似体験 疑似体験って、どういうことです? 被害者 親バカ 清掃局員の人とは、漫画攻殻機動隊の第3話「JUNK JUNGLE」に登場するキャラ。映画版「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」にも登場。(後述) 名前は特になく、扱いとしてはいわゆるモブキャラの一人である。 ルパート・サンダース監督作品の実写映画版「ゴースト・イン・ザ・シェル」にも登場するがこちらは立ち位置が少し異なる。 原作では聖庶民救済センター(*1)出身で、現在は清掃局でごみ収集の仕事をしている男性。 相棒と共にごみ回収車で毎日巡回路を回っており、ごみの山にカラス避けのガスをぶっかけながら、 えたいの知れない注射器やら謎の液体が入ったポリ袋やらが混じったごみを回収するという、劣悪な環境の仕事を続けている。 これでも既婚者であり子供もいるが、現在妻から浮気を疑われており別居中。 本人の様子を見ると身に覚えがないようだが、妻からはそれを信じてもらえず顔も見せてはもらえていない。 向こうが雇った弁護士がやり手で妻と会えないらしく、さらに子供からも他人顔されるという、何ともやるせない日々を送っている。 そのためどうにかして妻の気持ちを知りたいがために、仕事の合間を使って妻のゴーストハックを試みている。 何でも最近飲み屋で「親切な奴」と知り合ったらしく、防壁破りの方法を教わったのだと言う。 一ヶ所でハッキングしていては逆探知されてバレる可能性が高くなるため、ごみ回収車での巡回場所近くにある公共端末に防壁破りの道具を用意してもらっており、 これによりハッキング元を転々と移動することで、居場所を悟られることなくごみ収集をしながら妻の電脳の防壁破りを進めていた。 なお電脳へのハッキングは当然犯罪なのだが、あまり気にしている素振りはなく、相棒に「後半俺がゴミ運んで、お前が電話するってのどう?」と持ちかけたりもしていた。 当然、却下されていたが。 そんなこんなで仕事の傍ら、離婚を持ち出す妻の気持ちを知るためにゴーストハックを進めていたのだが……。 ・実は 彼がゴーストハックしていた相手は、妻ではなく外務大臣の通訳。 飲み屋で知り合った親切な男の正体は「テロリスト」であり、彼に騙されて会談襲撃の準備を知らず知らずのうちにやらされ、テロの片棒を担がされていたというのが真相だった。 テロ発生前に、手に入れた情報から通訳へのハッキングを察知していた公安9課は直ちに捜査を開始。 場所を細かく変えながら着々と防壁を破り続ける相手の特定に苦慮するものの、やがてハッキング元の端末の移動経路と清掃局の回収車の巡回経路が一致していることを特定。 件の回収車の確保に向かう。 一方その頃、専務からの連絡で警察がこちらの巡回路を聞いてきたことを知った清掃局員の人は、ハッキングがバレたと大慌て。 巡回場所を一か所すっとばして、相棒を乗せたまま回収車で遁走する。 予定よりさらに先の端末で防壁破りの用意をしているであろう「”親切な男”」と合流し、警察が感づいたことを知らせるため移動を開始した。 その後何とか相手と合流しかけたものの、既に9課の追っ手が迫っており、これを「テロリストの男」に「自分を警察に売った」と誤解されてしまう。 本人は単にバレたことを知らせようとしただけだったが、そんなことを知らない相手から怒りの銃弾を叩き込まれ、回収車は爆散。 奇跡的になんとか生きていたが、ハッキングはバレるわ、バレたことを知らせようとしたら銃弾撃ち込まれるわと、踏んだり蹴ったりな目に合うことに。 やがてその場から逃亡したテロリストは、9課の手で確保。テロは未然に防がれた。 そして騙されて通訳をゴーストハックをしていた彼も、あえなく御用となるのだった。 1話限りのキャラだが、彼を通して、作中の日本の町並みや生活環境、電脳化が日常になった世の中、頭のなかをハッキングされてしまう電脳犯罪やテロリストの暗躍など、 作品世界の日常風景が色濃く写し出されており、攻殻機動隊の世界観描写に一役買っているモブキャラの一人。 1話2話が、主人公である素子や公安9課の活躍に焦点が置かれているため、作中で初めて電脳化が進んだ世界の日常生活が描かれているのがこの話であり、 電脳化や義体化といった要素や世界観が人気を博し、その後のシリーズが発展したことなどを考えると、ある意味功労者の一人と言えるキャラかもしれない。 更に言えば「清掃局員の人」も「親切な男」もこの作品の裏主人公と言える「人形使い」に操られた「人形」であったことから、さらにその被害の度合いや立ち位置はこの作品を象徴した存在と言える。 追記・修正は、電脳にハッキングしてでも妻の気持ちが知りたい方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- 「は? 疑似体験!? どういうことです!!?」 捕まって取調べを受ける彼に、9課から本当の事実が告げられる。 彼の浮気話は、事件の黒幕が自身とクライアントの関与を隠蔽するために用意した『テロリストに騙された一般人が起こしたハッキング事件』という偽装のため、電脳に植え付けられた偽の記憶だった。 さらに言うと実は子供はおろか彼は結婚すらもしておらず、妻や子供などどこにも存在していなかった。 本来の彼自身はただの独身男性で、逮捕されたテロリスト(*2)共々偽装工作のために利用されていただけであり、そのために記憶を改竄されていたのである。 そのことを取調室で聞かされ、全部偽の記憶だったというまさかの事態に泣きながら「そのウソ夢消す方法ありますか!?」と問いかけるものの、 事情聴取していたイシカワからの答えは、成功が2例報告されているだけでとてもお勧めできない、というもの。 もはやどうにもならず、失った家族の夢と八方塞がりな現実のダブルパンチに、取調室の机の上で頭を抱えてしまう。 後日釈放された彼は再び清掃局の仕事に戻り、相棒からは離婚の話はどうなったか聞かれるが、 「消えたの!」と、散々な目にあった様子で答えるのだった。 ちなみに攻殻機動隊2では荒巻素子が使っていたセボットが逆探知されたことに気づき、付けられていた発信機をゴミ捨て場に投棄して時間稼ぎをした後の場面で若干だが登場している。 ・Ghost in the Shell -攻殻機動隊- CV:山路和弘 劇場アニメ版にも登場しており、概ね原作と同じキャラクター。 原作と比べるとギリギリ青年風だった外見が、こちらでは中年と呼べる風貌になっている。 同じく相棒(CV:千葉繁)と共に清掃局の仕事をしているが、こちらでは関係が少し掘り下げられており、 相棒からは「(ハッキング作業で仕事が遅れるため)不法就労でパクられた前の相棒のほうがマシ」と言われたり、逆に相棒に子供がいるかどうか聞くなど、ゴミ収集の仕事に就いてから日が浅いらしい様子が描かれている。 また子供が娘になっていて、娘のことを「俺の命」「天使」と言って溺愛しているため、別居で会えなくなった現在は肌身離さず写真を持ち歩いている。 作中これを相棒に喜々として見せようとしたが、「他人ん家のアルバム覗く趣味はねえよ」とにべもなく断られてしまっていた。 原作と同じく「飲み屋であったやたら親切なやつ」からゴーストハックの方法を教えてもらい、回収車で巡回しながらのハッキングで離婚調停中の妻の気持ちを知ろうとするが、やはり騙されておりハッキング先は外務大臣の通訳だった。 やがてハッキングがバレて警察の手が迫ってきていることを知ると、教えてくれた男にこれを知らせようとするものの、追ってきた9課のトレーラーごと銃撃を食らい回収車は激突して停車。 何とか生きていたらしいが、そのまま拘束されることになってしまった。 清掃局員「……疑似体験って、どういうことです?」 トグサ「だから、奥さんも娘も離婚も浮気も、全部偽物の記憶で夢のようなものなんです。あなたは何者かに利用されて、政府関係者にゴーストハックを仕掛けてたんですよ」 清掃局員「そんな、まさか……?」 イシカワ「あんたのアパートに行ってきたんだ。誰もいやしない。独りもんの部屋だ」 清掃局員「だから、あの部屋は別居の為に借りたアパートで……」 イシカワ「あんたはあの部屋でもう10年も暮らしてるんだよ。奥さんも子供もいやしない。あんたの頭の中に『だけ』存在する家族なんだ」 始まった取調べで彼を待っていたのは、自分は何者かに偽の記憶を植え付けられていただけの独身の男で、 愛していたはずの妻や娘など最初からいないという事実だった。 ゴーストハックを仕掛けていた相手も、妻ではなく政府関係者だったことを知らされ、 さらに今住んでいる場所も実際は既に10年暮らしており、別居している家族などどこにもいなかったことを告げられる。 呆然とする彼に、さらにトグサから一枚の写真が渡されるが……。 トグサ「ご覧なさい。あなたが同僚に見せようとした写真だ。誰が写ってます?」 清掃局員「確かに写ってたんだ……。俺の娘……。まるで、天使みたいに笑って……」 娘の名前や、奥さんとは何時何処で知り合い、何年前に結婚したかを聞かれるが、なにも答えることができない。 家族などどこにもいないのだから、当然そのような記憶など始めからない。 またそんな細かな設定など、犯人は用意していなかったのである。 そして彼が相棒に見せようとしていた写真に写っていたのは、散歩をしている自分と犬だけで(*3)、天使のように笑っている娘など、どこにも写ってはいなかった。 あまりの絶望からボロボロと涙を流し始め、「そのウソ夢、どうやったら消せるんです……?」とすがるように問いかけるものの、 トグサからは「残念ながら現在の技術では……。成功が2例報告されているだけでとてもお薦めできません。お気の毒です」という残酷な答えが言い渡される。 この様子を外から素子と共に見ていたバトーは「疑似体験も夢も、存在する情報は全て現実であり、そして幻なんだ。どっちにせよ一人の人間が一生のうちに触れる情報なんて、僅かなもんさ」と、情報という観点から見れば夢も現実もさして大差ないということをつぶやくのだった。(*4) 原作から内容そのものに大きな変化はない場面だが、劇場版では現実と虚構を描く監督・押井守の演出とそれを引き立てる川井BGM、大切だったものが全て幻だった清掃局員の人役の声優の演技が合わさり、悲壮感が20倍くらい増している。 さらに原作にはあった「その後一応立ち直った」という描写が存在せず、通訳ハッキング事件はこの取調べのシーンで終わるため、とにかく救いが無い。 この場面は原作3話と同じく、電脳化によって他人に自分の脳をハッキングされる世界観を象徴するような一幕であり、 事の顛末のあまりの悲惨さと演出の妙も合わさり、清掃局員の人共々知名度が高く、劇場版攻殻でとても記憶に残るシーンの一つとなっている。 映画版の描写はネットミームとして度々引き合いに出されているほどになっている。 ・イノセンス 劇場版の続編である『イノセンス』では、残念ながら彼自身の登場はなし。 が、ハッカーのキムが仕組んだ疑似体験の迷路から抜け出した後、本当に物理現実に帰ってきたのかナイーブになっているトグサに対して 「家で待ってる女房や娘が本当に居るかどうか。いやそもそも自分は未だに独り者で、どっかの部屋で家族の夢を見ているんじゃないか」と彼のことらしき話を踏まえた上で、バトーがケアをするシーンがある。 前作では清掃局員の人を慰めていたトグサだが、まさか数年後に同じような体験をして不安を抱えることになるとは思いもしなかっただろう。 ・ゴースト・イン・ザ・シェル ルパート・サンダース版にもゴミ収集車の男たちは登場するが、二人ともクゼにゴーストハックにされて直接オウレイ博士を襲う役割に変更されている。 ゴーストハックにより、記憶を書き換えられて「人形化」されたところまでは同様だが、「テロリストの男」と「清掃局員の人」の役割を兼ね備えたキャラクター配置となった。 ・余談 劇場版で声を担当しているのは、俳優・声優両方で活躍し、仮面ライダー剣の烏丸所長やドラゴンボール超のヒットなどで有名な山路和弘。現在は渋く重い演技が持ち味だが、こちらは今と比べるとかなり若々しい演技になっている。 劇場版ではとにかく悲惨だった彼だが、原作では演出の違いもあって割とあっさり元の生活に復帰しており、アニメから原作に入ったファンだとその落差に驚くことが多い。主人公の素子と同じく、原作とアニメの違いを代表するキャラとも言える。 確かに追記・修正したんだ……。俺の記述……。まるで神項目みたいに、なって……。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 疑似体験のくだりがなかったら、彼は「戦闘力5のおじさん・攻殻バージョン」扱いされていたかもしれない。 -- 名無しさん (2022-04-01 00 57 30) 劇場版はほんと悲惨。相棒が写真見てたらどうなってたんだろうか -- 名無しさん (2022-04-01 01 24 51) えっ、なにこれ…つっら -- 名無しさん (2022-04-01 01 35 46) 実写版でも清掃員の人出ててちょっと笑っちゃった 記事にもある通りモブだけど重要キャラなんだよな -- 名無しさん (2022-04-01 10 44 42) エイプリルフールにこの記事作る作成者が畜生で草 -- 名無しさん (2022-04-01 14 04 08) 実写は更に酷い結末になった… -- 名無しさん (2022-04-01 15 48 41) 出番は短いのに本当に印象的だよね -- 名無しさん (2022-04-01 15 59 49) 劇場版の方は悲惨なんだけど、記憶改ざんだけで写真を誤解するのがちょっと解せないんだよな。描写なかっただけでウィルス仕込まれてて、取り調べ前に除去されたのかな? -- 名無しさん (2022-04-01 23 15 12) ↑厳密には記憶「のみ」を弄られたわけじゃないんだろうな。人に指摘されるまで思い込みから抜け出せないのは現実の人間もやる -- 名無しさん (2022-04-01 23 32 29) ナイス項目!漫画版との比較助かります!ただ『散歩をしている自身と飼い犬の姿』ですが、犬のリードは他の人が持っているので、映画版ではペットの犬すら偽りの記録だと思います。最高に悲惨 -- 名無しさん (2022-04-01 23 47 02) ↑修正しました。自宅のシーンでもペット用品のCM流れてたから、あれずっと飼い犬だと思ってたわ -- 名無しさん (2022-04-02 00 36 16) いい着眼点だ。個人的には双方いいと思うけどね、原作リスペクトを感じるし。 -- 名無しさん (2022-04-02 01 36 02) 劇場版の写真に写っていた犬はバセットハウンドで、押井監督の愛犬ガブリエルがモデル。愛犬家として有名な押井なのでそれを知っているファンからは「ああ確かにアンタの天使のような愛娘が写っているな…」という図になっていたりする -- 名無しさん (2022-04-02 01 52 48) 劇場版の後は裏で漫画版の展開に繋がってくれるのかなぁ -- 名無しさん (2022-04-02 12 49 47) あんまり触れられないけど「人間が手に入れられる情報はごくわずか」ってのも重いよな。多くのことを知らないのにまるで全てを知ってるかのように降る舞う人がいかに多いことか -- 名無しさん (2022-04-04 08 00 20) つい最近Ghost in the Shellを見たがちばしーはまんまだったけど山路さんはマジでスタッフロール見るまで気づかなかったな -- 名無しさん (2022-04-04 08 11 33) 原作のオチの騙されたの!みたいなある感じ、ゴーストハック自体は割りと普遍的な犯罪としてあるのかなって世界観も紹介している感じ -- 名無しさん (2022-08-06 22 33 22) 修正されているけど「後半俺がゴミ運んで、お前が電話するってのどう?」って台詞は原作でもあるぞ。少なくともKCDXの単行本にはある -- 名無しさん (2022-11-09 20 47 50) ああ、確認したらありました。失礼しました。 -- 名無しさん (2022-11-09 21 04 46) 名前 コメント
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HSI/058 C プール清掃 菜子/仲居のアルバイト 女性 パートナー 雨宿り 菜子/仲居のアルバイト 女性 レベル 2 攻撃力 2500 防御力 5000 【はぁ~、間に合った】《水》 【永】〔ベンチ〕あなたのリングの〈仲居のアルバイト〉を+500/+0。 作品 『花咲くいろは』 関連項目 〈仲居のアルバイト〉 《水》 『花咲くいろは』 名前に“菜子”を含むカード 称号に“仲居”を含むカード 雨宿り 菜子/仲居のアルバイト
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基地の廊下で一人の男が箒を片手に呆然と青空を見上げている。 灰色の制服で身を包む彼は帽子を取って額に浮かび上がる汗を拭いながら視線を戻して、辺りを見回し本日何度目かも知れない溜息を吐いた。 俺「掃いても掃いても終りが見えぬ」 特に綿埃や外から運ばれてきた土が多い。ただでさえ広い基地だというのにこれだけ大量のゴミを見せ付けられては気が滅入りそうになる。 改めて清掃員の苦労を味わいながら箒で掃いていく。 俺「こりゃモップの方が良いかも知れないな。ぐぬ! おい……これくっついちゃってるじゃないか!!」 ロスマン「こんにちは。俺さん」 俺「やぁ。こんにちは」 ロスマン「その服。中々似合ってますよ」 俺「それはどうも」 聞き覚えのある声に顔をあげると目の前には指示棒を握るロスマンが穏かな笑顔を浮かべていた。 彼女の視線の先―――すなわち俺が身につけている衣服は軍服ではなく基地の清掃員に支給されるもの。 事の発端は遡ること三時間前。 ウィッチの面々と共に朝食を摂ったあと一人ラルの執務室へと呼び出された彼が部屋に入った瞬間、彼女のデスクの上に置かれる真新しい制服を目にした。 灰色のそれは基地へと転属した時、何度かすれ違った清掃員が身につけているのと同様のものだった。 俺『何だこれ?』 ラル『見て分からないか? 清掃員に貸与されている制服だよ』 俺『それくらい知ってるさ。これを俺に渡してくるってことは……』 ラル『察しが良くて助かる。義勇兵なら誤魔化すことは出来るが、お前は公には死んでいる身だ。隠れ蓑は多いほうが良いだろう? なぁに念のためさ』 サディスティックな微笑を浮かべながら制服を押し付けてくるラルの髪から漂う甘い香りは今でも忘れられない。 自分よりも年下なのが信じられないほど大人びている彼女であるが、自分をこの基地へと派遣した彼女よりかは幾分大人しい方だろう。 それに比べて、こうしてロスマンの人当たりの良い笑顔も見ていると心が癒される。 ウィッチの女の子は総じて可愛らしい、もしくは息を呑むほど美しい娘ばかりだという噂もあながち間違いではないのかもしれない。 俺「跋扈する綿埃から頑固な汚れ! 果ては不穏分子だって掃除できるぞ!」 ロスマン「やる気が有り余っているようで感心しますけど。派手な行動は控えてくださいね」 俺「もちろん。普段から隠密任務をメインとしていますから。そこはもう大丈夫だ」 ロスマン「冗談も程々にしてくださいね。それでは」 俺「あぁ。また」 胸を張る俺は口元に薄い笑みを浮かべてロスマンの背中を見送った。 ――― 沈黙が支配する食堂の厨房にて夕食の下ごしらえをする定子とジョゼの二人が黙々と手を動かす中、定子が思い出したように口を開く。 定子「俺さんのこと……どう思いますか?」 ジョゼ「悪い人ではないと思うんですけど……」 隣で作業をするジョゼは少し困惑したような表情を浮かべて問に答えた。 初めて出会った時、俺という青年はどこにでもいるごく普通の男性であったのだが、ジョゼの姿を目の当りにした瞬間に『柔らかい物腰の穏かな青年』という第一印象には大きく亀裂が走ることとなる。 ―――ヒィィィィィハァァァァァァァ!!!!――― 清々しく歓喜に満ちた発狂。嬉しくて嬉しくたまらないという笑顔を見せつけた俺の豹変は十代半ばの少女たちにとって浅くない何かを刻み付けたのだ。 定子「変わった人……ですかね?」 ジョゼ「いまのところは……」 それでも二人にとって彼は悪い人間ではなかった。 無意識に人を動かす術でも身に付けているのだろうか。先日の出撃では自分たちが動き易いよう立ち回ってくれたのだと戦闘終了後に気付いたほどだ。 彼がいたことで戦闘がいつもよりも楽に感じたが、やはり『今のところは変な人』というのが二人における彼の印象であるのも、また事実。 そして俺にとっての心の癒し要素である二人が自身の預かり知らぬところで変人の烙印を押したことを彼が知るのはもう少し先の話である。 ――― 俺と別れたロスマンがラルの執務室へと入ると、デスクで書類の束と格闘している彼女は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていた。 ロスマンの入室に気付き、書類の束を横へと除け、徐に口を開く。 ラル「最近になって共生派の集団が近隣で目撃されているのは知っているな?」 ロスマン「はい。周辺の基地に対して様々な妨害活動を行う他に非合法の薬物まで使用して信者を拡大しているとか」 ラル「それだけじゃない。徒党を組んで街に出たウィッチに襲い掛かり、無理やり犯して魔力を減少させようという連中まで現れている」 いくらウィッチがネウロイに抵抗できる戦力を秘めているとはいえ殆どが年端も行かぬ少女である以上、数の暴力は防ぎようが無い。 更には純潔を散らされ、トラウマを植え付けられたウィッチが軍隊を辞めるというケースまで報告されている。 ロスマン「卑劣な輩ですね」 ラル「あぁ。同じ人類とはいえ私たちウィッチとっては見過ごせない相手だよ」 ロスマン「では隊員たちにも伝えておきます」 ラル「それと休暇で街へ外出する際は一人で動かないことも加えておく必要がある。他にも夜は可能な限り自室にて待機」 ロスマン「分かりました。みんな……息を詰まらせなければ良いんですけど……」 ラル「連中を鎮圧さえ出来れば元通りになるさ」 警備用の人員を増やそうにも志願する人間は少なく、上層部もまた人手不足の一点張りで補充要員を送ってくる気配を見せない。 統合戦闘航空団の基地だけあってか警備体制はそれなりのものだが得体の知れない共生派が何をしてくるかも分からない現状にラルはただ奥歯を噛み締めることしか出来なかった。 義憤に満ちた双眸の先―――窓越しの景色は茜色に塗り潰されていた。 時は黄昏。 もうすぐ暗夜がやってくる。 ――― ―― ― ロスマン「けほっ……けほっ!!」 夕食後、今度の作戦に使う資料を取りに一人資料室へと入ったロスマンはその埃の量に思わず息を呑み、咽てしまった。何故この部屋だけがこうも大量の埃に塗れているのか。 照明も満足に点灯しない中、鼻を摘み手探りで目当ての資料を探している中、昔ここペテルブルク基地に所属していたウィッチがこの部屋で首吊り自殺をしたという噂が清掃員たちの間で広まっていることを思い出した。 仮にも資料室である。作戦時に使用する資料が収められているのだから、きちんと掃除してもらわないと今後に響いてくるではないか。 ロスマン「今度……注意したほうが良いわねっ……けほっ!!」 今では絶対にこの資料室へは足を踏み入れないことが彼らの暗黙の了解となっていた。 しかし、そんな暗黙の了解を全く知らない男がいた。先日この基地に配属され、今日清掃員の一員となった俺青年である。 俺「うわ~……すごい埃だなぁ」 廊下に繋がるドアが勢いよく開け放たれ、清潔な空気が入り込んでくる。 ロスマン「きゃっ! お……俺さん?」 俺「エディータ? 今日は良く会うな。こんな所でどうした?」 ロスマン「そうですね……実は明日に使用する資料がこの部屋にあるので取りに来たんですけど……」 俺「あー……すごい埃だからな。もし良かったら探すの手伝おうか?」 はたきと塵取りを近くのテーブルに置いて周囲を見回す。実に酷いな。 天井の隅では蜘蛛が夢のマイホームまで築き上げている始末だ。 ロスマン「……良いんですか?」 俺「一人よりは二人の方が見つかるのも早いしな」 人好きがする笑顔を浮かべた俺は制服の袖を捲くると、まずは窓辺へと近づき、外の空気を入れることにした。 輸送機に揺られながら読んだ資料では彼女は幼少時に大きな病を患ったらしく、それが原因で長時間、それも急激な機動の戦闘が出来ないらしい。 その上、乾燥し、淀んだこの空気が彼女の身体に悪影響を与える可能性もある。 ロスマン「すみません……あ、あれかもしれない……」 脚立を使って素早く一番高い棚まで上って行くロスマンに視線を移す。ズボン―――俺にとってはパンツにしか見えないが―――に包まれた形の良いヒップが彼女の動きに合わせて揺れていた。 俺「(いかんいかん。掃除掃除)」 かぶりを振り何とか煩悩を退散させようと手にしたはたきで別の棚を覆う埃を払っていく。 それでも視界の片隅では彼女のヒップが、まるで自分を誘惑するかのように横へ縦へと動いているのだ。 気にするなと言う方が無理である。 ロスマン「あった! ふ……ふぇぇぇ……ふぇっくちゅん!!!」 俺「!?」 目当ての資料を取り出した瞬間、挟まっていた埃が一気に拡散し彼女の鼻腔を突き刺し、盛大なくしゃみを誘発させ、それが切欠となり脚立は大きく揺れ動く。 結果としてバランスを崩した彼女は後ろから引っ張られるように脚立から落ちてしまった。 ロスマン「あいたたた……え……えぇ?」 俺「もふっ……怪我がないようで何よりだよ……とりえあえず退いてくれると助かるかな?」 ふもふも ロスマンが埃まみれの痛んだ床へと身を落とす寸前、床と彼女の間に身を滑らせた俺が小柄な身体を受け止めた。 それでも不幸は簡単に撃ち砕くことの出来る相手ではなく、俺は落ちてきたロスマンの胸元に思いっきり顔を埋める形で受け止めてしまったのだ。 ロスマン「あ……あ……あぁぁぁぁぁぁ!!!」 自身の胸を俺の顔に押し付けている―――少なくとも彼女にはそう見えた―――ことに気がついたロスマンが整った顔立ちを真っ赤に染め上げ飛びさがった。 俺「怪我は?」 ロスマン「ない……です! あの! 失礼しましたぁ!!!」 首をコキコキと鳴らす俺は脱兎の勢いで資料室から出て行くロスマンを尻目に腕時計へと目を移す。 もうまもなくで完全消灯時間である。 俺「今日は残業だな」 誰にともなく呟くと資料室の照明を落とし、その場を後にした。 ――― 雲の切れ間から月の光が差し込む闇夜の森林を疾駆する物体があり、光に照らされたシルエットと布が擦れる音からみて、それらは人間であった。 どれもが屈強な体躯の持ち主である彼らは頭頂部から爪先まで黒い衣服で覆うその数は十五。 まるで物語に登場する魔法使いのローブを髣髴させる彼らの手に握られているのは長剣が納められた鞘。 黒衣A「もうすぐで基地の外縁部へと到達する。我々の目的は神の行いを邪魔する卑劣な魔女達を浄化することにある」 戦闘を走る人物の鼓舞のあと周囲から響き渡る野太い声。 その数から、夜の闇と同化していた彼らがいかに大人数であるかが伺える。 共生派。 人類にとって憎むべき敵である怪異を神の御遣いと盲信する集団。 中には圧倒的戦力で以って天地を蹂躙するネウロイの姿に神秘性を見出した者。ウィッチの救助が間に合わず家族を失い、矛先を持たぬ憤りを彼女らに向けた者。掃き溜めで育ち、原始的衝動に駆られる者。 あらゆる思惑が混じり合い武装勢力化した反動勢力。 無法者と呼べる域を逸脱した狂信者達は今日もまた逆徒を断罪するべくぺテルブルグ基地へと疾走する。 黒衣A「既に先行している別働隊が我々の突破口を開いているはずだ。魔女どもめ……今に見ていろ!!」 強い使命に駆られる男が咆えた瞬間であった。 黒のカーテンを開くかのように。突如として暗黒を掻き分ける乱入者。 流れる動作で左腰に差していた刀を抜刀。疾走の勢いを利用して強烈な刺突を鳩尾に向かって叩き込む。 肉が裂かれ、血液が噴射する生々しい音が暗夜の中に響き渡った。 黒衣A「……!?」 一団を束ねる長と思わしき男は突如として命を奪われ断末魔をあげる暇もなく崩れ去る仲間を呆然と見つめ、掠れた声を搾り出すしか出来なかった。 確かに自分たちは大人数で基地へと向かっていたが、周囲を警戒していなかった訳ではない。 しかし前方からこちらへと驀進し、あまつさえ仲間を突き殺した男の足音など全く聞こえなかった。 「……」 突き出す鋼の刃が月光を浴び蒼白く朧げな光を帯びる中、返り血を真正面から浴びる暗闘者は―――俺は残った標的へと歩み寄る。 一瞬にして仲間を殺されたことに遅れて気がついた他の男達が猿叫を上げて抜刀し彼へと肉薄するも、逆に俺は右足で地面を蹴り上げ迎撃体勢に入る。 サイドステップを踏んで一人目の斬撃を回避。視界の片隅で無防備な背中を斬りつけ、すぐさまもう一人へと向き直るとすれ違いの斬撃を相手の腹部へ。 刃が肉に喰いこむ度に掠れた悲鳴が耳からあがった。 斬り捨てると同時に空いた左手で黒鞘を握り身体を右へと回転させ膂力と遠心力が噛み合い、鎚と化す鞘を背後から迫る敵の頭部に向かって振り向き際に叩き付ける。 頭蓋が叩き割られた生理的嫌悪を誘う破砕音。 紅く染まった人斬り包丁を振るい、並み居る敵を屍へと変えていく姿は修羅か、剣鬼か。他者を惨殺することへの躊躇が一片も感じられぬ太刀筋は相手の生命を確実に、そして貪欲に貪り続ける。 鋭い呼気と共に縦一閃の斬撃が繰り出され長剣を握る手首を切断。夥しい量の血が噴き荒れ、斬られた男の悲鳴がまた一つ闇へと溶けていく。 黒衣D「貴様ァ!」 野太い叫び声を上げる男の首を刎ね黙らせた。切断面から噴水のように噴き出る血飛沫が月の光を浴びて幻想的な煌きを放つ。 固有魔法の衝撃波など使わない。 今この場で刀刃を振るう己はウィッチでなく、畜生にも劣るただの外道。ウィッチとしてではなく外道として外道を始末するだけだ。 逆にこの刀をネウロイに振るったことはなかった。 自分にはネウロイ相手に刀剣で立ち回れるほどの力量もないだろうし、あれは長年積み重ねてきた修練によって裏打ちされた確固たる自信と勇敢さ、そして絶対的なる剣技が合わさって初めて可能な芸当である。 仮にそのような者が存在するならば後塵を拝し、素直にその勇気を称えたいものだというのが率直な考えだった。 黒衣A「まさか……別働隊も!?」 恐怖と絶望に表情を歪ませる男の問いに俺は答えなかった。答えたところでこの男が辿る末路は何も変わらない。 既に破滅への道を歩む男に答えてやる言葉などない。 ただ独り残された男は恐慌に呑まれたのか、後ずさる足を滑らせる。尻餅をつきながらも死に物狂いで身体を動かす姿が酷く滑稽に映った。 命を奪いに来ておきながら、なぜそんな感情を抱けるのだろう。自分が死ぬことなど、まるで一縷も胸裏に抱いていないかのような表情に俺は鼻を鳴らした。 誅戮を開始してから初めて見せる、人としての一面。 男が震える腕を持ち上げ、指を向ける。 悪罵を吐き出そうと口を開くよりも先に、秋水一閃。 たったいま自分が斬首した男のことなど失念したかのように、慣れた動作で刀を振るう。刀身に纏わりつく紅がある程度落ちたことを確認し、納刀。 凄惨な殺戮場に相応しくない鮮やかな鞘鳴り。次いで迸る鋭い鍔鳴り音。 周囲を見回し、軽い口笛を吹いて俺が闇の中へと身を溶かす。 直後に狩猟者の合図を待ちわびていたと言わんばかりに次々と野晒しにされた死体へと群がり始める動物たち。土に還ることすら叶わず男たちの骸は極上の餌となり彼らの血肉となっていった。 ――― ―― ― ロスマン「おはようございます、俺さん。少し……良いですか?」 俺「どうした? 顔色悪いぞ」 支給装備が箒からモップへグレードアップした―――整備員のリーダーに頼んだら簡単に変えてくれたのだが―――ので早速使用して廊下を掃いていると昨日会った時よりも深い疲労が刻まれているロスマンが重い足取りで歩み寄ってきた。 ロスマン「今日の未明にこの基地周辺部にて死体が発見されました」 俺「死体? 死体は流石に掃除したくないなぁ」 自分で手にかけといてこの口ぶりである。 彼にとってウィッチの敵を始末するのは文字通り“日常茶飯事”。死体が明るみに出ようが別段慌てふためくことではない。 ロスマン「憲兵や警備の方たち、地元警察が調べた結果……例のネウロイ共生派の一団と判明しました」 案の定昨日始末した輩のことかと思いモップを動かす手を止めてロスマンに向き直る。心なしか彼女の表情はどこか青ざめているようにも見えた。 ロスマン「どうやらこの基地に襲撃をかけようとしていたのではないかと言うのが現場検証をした人たちの意見なのですが。その死体がすごいことに……」 俺「すごいこと?」 ロスマン「それが……その」 俺「良いよ。言わなくて。女の子はそういうの気にしないほうが良いよ」 大方動物達の餌にでもなったのだろう。肉を貪られ、食い千切られた五臓六腑を周囲にぶちまける男達の死体を脳裏に思い浮かべてみる。 とても少女が口にするような光景ではなかったのですぐに静止した。 いくらウルトラエースを育て上げたとはいえ彼女もまた女性であることには変わりない。 いや、男だろうと女だろうと食い荒らされた人間の死体を好んで見物する輩などいないだろう。 ロスマン「……ありがとうございます。掃除……頑張ってください」 背中でもさすった方が良かったのかと考えるもセクハラになりそうだったのでやめておいた。 配属早々問題を起こすわけにもいくまい。 普段よりも小さく見えるロスマンの背中が曲がり角で消えていくのを呆然と眺めながら大きく欠伸をした時である。 ロスマン「あのっ! 昨日のことは……忘れて……くれませんか?」 曲がり角を曲がる直前に足を止め、こちらへ振り向く彼女の頬にはほんのりとした薄紅色が差し込んでいた。 俺「昨日……あぁ」 胸に顔を埋めてしまったことだろうか。 あの甘い匂いに温もり。たしかにサイズは小さいものの、柔らかさという点では母性に満ち溢れる立派なモノであった。 俺「構わないよ。あれは事故だったからな」 再び礼を述べるとロスマンは今度こそ曲がり角を曲がっていった。 俺「さぁてと。次は……男子便所か。ここの男どもはトイレの使い方汚いんだよなぁ……」 人知れず異分子を消去した者とは思えない間抜けた表情を見せる彼はモップを担いで次の清掃区域へと歩き始めた。 俺「あ……そういえば俺も男だった」 続く ロスマン回終了
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基地の廊下で一人の男が箒を片手に呆然と青空を見上げている。 灰色の制服で身を包む彼は帽子を取って額に浮かび上がる汗を拭いながら視線を戻して、辺りを見回し本日何度目かも知れない溜息を吐いた。 俺「掃いても掃いても終りが見えぬ」 特に綿埃や外から運ばれてきた土が多い。ただでさえ広い基地だというのにこれだけ大量のゴミを見せ付けられては気が滅入りそうになる。 改めて清掃員の苦労を味わいながら箒で掃いていく。 俺「こりゃモップの方が良いかも知れないな。ぐぬ! おい……これくっついちゃってるじゃないか!!」 ロスマン「こんにちは。俺さん」 俺「やぁ。こんにちは」 ロスマン「その服。中々似合ってますよ」 俺「それはどうも」 聞き覚えのある声に顔をあげると目の前には指示棒を握るロスマンが穏かな笑顔を浮かべていた。 彼女の視線の先―――すなわち俺が身につけている衣服は軍服ではなく基地の清掃員に支給されるものだった。 事の発端は遡ること三時間前。 ウィッチの面々と共に朝食を摂ったあと一人ラルの執務室へと呼び出された彼が部屋に入った瞬間、彼女のデスクの上に置かれる真新しい制服を目にした。 灰色のそれは基地へと転属した時、何度かすれ違った清掃員が身につけているのと同様のものだった。 俺『何だこれ?』 ラル『見て分からないか? 清掃服だ』 俺『それくらい知ってるさ。これを俺に渡してくるってことは……』 ラル『察しが良くて助かる。義勇兵なら誤魔化すことは出来るが、お前は公には死んでいる身だ。隠れ蓑は多いほうが良いだろう? なぁに念のためさ』 サディスティックな微笑を浮かべながら制服を押し付けてくるラルの髪から漂う甘い香りは今でも忘れられない。 自分よりも年下なのが信じられないほど大人びている彼女であるが、自分をこの基地へと派遣した彼女よりかは幾分大人しい方だろう。 それに比べて、こうしてロスマンの人当たりの良い笑顔も見ていると心が癒される。 ウィッチの女の子は総じて可愛らしい、もしくは息を呑むほど美しい娘ばかりだという噂もあながち間違いではないのかもしれない。 俺「跋扈する綿埃から頑固な汚れ! 果ては不穏分子だって掃除できるぞ!」 ロスマン「やる気が有り余っているようで感心しますけど。派手な行動は控えてくださいね」 俺「もちろん。普段から隠密任務をメインとしていますから。そこはもう大丈夫だ」 ロスマン「冗談も程々にしてくださいね。それでは」 俺「あぁ。また」 胸を張る俺は口元に薄い笑みを浮かべてロスマンの背中を見送った。 ――― 沈黙が支配する食堂の厨房にて夕食の下ごしらえをする定子とジョーゼットの二人が黙々と手を動かす中、定子が思い出したように口を開く。 定子「俺さんのこと……どう思いますか?」 ジョーゼット「悪い人ではないと思うんですけど……」 隣で作業をするジョーゼットは少し困惑したような表情を浮かべて問に答えた。 初めて出会った時、俺という青年はどこにでもいるごく普通の男性であったのだが、ジョーゼットの姿を目の当りにした瞬間に『柔らかい物腰の穏かな青年』という第一印象には大きく亀裂が走ることとなる。 ―――ヒィィィィィハァァァァァァァ!!!!――― 清々しく歓喜に満ちた発狂。嬉しくて嬉しくたまらないという笑顔を見せつけた俺の豹変は十代半ばの少女たちにとって浅くない何かを刻み付けたのだ。 定子「変わった人……ですかね?」 ジョーゼット「いまのところは……」 それでも二人にとって彼は悪い人間ではなかった。 無意識に人を動かす術でも身に付けているのだろうか。先日の出撃では自分たちが動き易いよう立ち回ってくれたのだと戦闘終了後に気付いたほどだ。 彼がいたことで戦闘がいつもよりも楽に感じたが、やはり『今のところは変な人』というのが二人における彼の印象であるのも、また事実。 そして俺にとっての心の癒し要素である二人が自身の預かり知らぬところで変人の烙印を押したことを彼が知るのはもう少し先の話である。 ――― 俺と別れたロスマンがラルの執務室へと入ると、デスクで書類の束と格闘している彼女は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていた。ロスマンの入室に気付き、書類の束を横へと除け、徐に口を開く。 ラル「最近になって共生派の集団が近隣で目撃されているのは知っているな?」 ロスマン「はい。周辺の基地に対して様々な妨害活動を行う他に非合法の薬物まで使用して信者を拡大しているとか」 ラル「それだけじゃない。徒党を組んで街に出たウィッチに襲い掛かり、無理やり犯して魔力を減少させようという連中まで現れている」 いくらウィッチがネウロイに抵抗できる戦力を秘めているとはいえ殆どが年端も行かぬ少女である以上、数の暴力は防ぎようが無い。 更には純潔を散らされ、トラウマを植え付けられたウィッチが軍隊を辞めるというケースまで報告されている。 ロスマン「卑劣な輩ですね」 ラル「あぁ。同じ人類とはいえ私たちウィッチとっては見過ごせない相手だよ」 ロスマン「では隊員たちにも伝えておきます」 ラル「それと休暇で街へ外出する際は一人で動かないことも加えておく必要がある。他にも夜は可能な限り自室にて待機」 ロスマン「分かりました。みんな……息を詰まらせなければ良いんですけど……」 ラル「連中を鎮圧さえ出来れば元通りになるさ」 警備用の人員を増やそうにも志願する人間は少なく、上層部もまた人手不足の一点張りで補充要員を送ってくる気配を見せない。 統合戦闘航空団の基地だけあってか警備体制はそれなりのものだが得体の知れない共生派が何をしてくるかも分からない現状にラルはただ奥歯を噛み締めることしか出来なかった。 義憤に満ちた双眸の先―――窓越しの景色は茜色に塗り潰されていた。 時刻は黄昏時。 もうすぐ夜がやってくる。 ――― ロスマン「けほっ……けほっ!!」 夕食後、今度の作戦に使う資料を取りに一人資料室へと入ったロスマンはその埃の量に思わず息を呑み、咽てしまった。何故この部屋だけがこうも大量の埃に塗れているのか。 照明も満足に点灯しない中、鼻を摘み手探りで目当ての資料を探している中、昔ここペテルブルク基地に所属していたウィッチがこの部屋で首吊り自殺をしたという噂が清掃員たちの間で広まっていることを思い出した。 仮にも資料室である。作戦時に使用する資料が収められているのだから、きちんと掃除してもらわないと今後に響いてくるではないか。 ロスマン「今度……注意したほうが良いわねっ……けほっ!!」 今では絶対にこの資料室へは足を踏み入れないことが彼らの暗黙の了解となっていた。 しかし、そんな暗黙の了解を全く知らない男がいた。先日この基地に配属され、今日清掃員の一員となった俺青年である。 俺「うわ~……すごい埃だなぁ」 廊下に繋がるドアが勢いよく開け放たれ、清潔な空気が入り込んでくる。 ロスマン「きゃっ! お……俺さん?」 俺「エディータ? 今日は良く会うねぇ。こんな所でどうしたのさ?」 ロスマン「そうですね……実は明日に使用する資料がこの部屋にあるので取りに来たんですけど……」 俺「あ~……すごい埃だもんね~。もし良かったら探すの手伝おうか?」 はたきと塵取りを近くのテーブルに置いて周囲を見回す。実に酷いな。 天井の隅では蜘蛛が夢のマイホームまで築き上げている始末だ。 ロスマン「……良いんですか?」 俺「一人よりは二人の方が見つかるのも早いしね」 人好きがする笑顔を浮かべた俺は制服の袖を捲くると、まずは窓辺へと近づき、外の空気を入れることにした。 輸送機に揺られながら読んだ資料では彼女は幼少時に大きな病を患ったらしく、それが原因で長時間、それも急激な機動の戦闘が出来ないらしい。 その上、乾燥し、淀んだこの空気が彼女の身体に悪影響を与える可能性もある。 ロスマン「すみません……あ、あれかもしれない……」 脚立を使って素早く一番高い棚まで上って行くロスマンに視線を移す。ズボン―――俺にとってはパンツにしか見えないが―――に包まれた形の良いヒップが彼女の動きに合わせて揺れていた。 俺「(いかんいかん。掃除掃除)」 かぶりを振り何とか煩悩を退散させようと手にしたはたきで別の棚を覆う埃を払っていく。 それでも視界の片隅では彼女のヒップが、まるで自分を誘惑するかのように横へ縦へと動いているのだ。 気にするなと言う方が無理である。 ロスマン「あった! ふ……ふぇぇぇ……ふぇっくちゅん!!!」 俺「!?」 目当ての資料を取り出した瞬間、挟まっていた埃が一気に拡散し彼女の鼻腔を突き刺し、盛大なくしゃみを誘発させ、それが切欠となり脚立は大きく揺れ動く。 結果としてバランスを崩した彼女は後ろから引っ張られるように脚立から落ちてしまった。 ロスマン「あいたたた……え……えぇ?」 俺「もふっ……怪我がないようで何よりだよ……とりえあえず退いてくれると助かるかな?」 ふもふも ロスマンが埃まみれの痛んだ床へと身を落とす寸前、床と彼女の間に身を滑らせた俺が小柄な身体を受け止めた。 それでも不幸は簡単に撃ち砕くことの出来る相手ではなく、俺は落ちてきたロスマンの胸元に思いっきり顔を埋める形で受け止めてしまったのだ。 ロスマン「あ……あ……あぁぁぁぁぁぁ!!!」 自身の胸を俺の顔に押し付けている―――少なくとも彼女にはそう見えた―――ことに気がついたロスマンが整った顔立ちを真っ赤に染め上げ飛びさがった。 俺「怪我は?」 ロスマン「ない……です! あの! 失礼しましたぁ!!!」 首をコキコキと鳴らす俺は脱兎の勢いで資料室から出て行くロスマンを尻目に腕時計へと目を移す。 もうまもなくで完全消灯時間である。 俺「今日は残業だな」 誰にともなく呟くと資料室の照明を落とし、その場を後にした。 ――― 雲の切れ間から月の光が差し込む闇夜の森林を疾駆する物体があり、光に照らされたシルエットと布が擦れる音からみて、それらは人間であった。 どれもが屈強な体躯の持ち主である彼らは頭頂部から爪先まで黒い衣服で覆うその数は十五。 まるで物語に登場する魔法使いのローブを髣髴させる彼らの手に握られているのは長剣が納められた鞘。 黒衣A「もうすぐで基地の外縁部へと到達する。我々の目的は神の行いを邪魔する卑劣な魔女達を浄化することにある」 黒衣B「忌々しい魔女どもが……!!」 黒衣C「俺は女を犯せれば何でも良いさ! 今夜もたっぷり鳴かせてやるよ……クヒヒッ」 戦闘を走る人物の鼓舞のあとで野太い声が周囲から響き渡る。その数から、夜の闇と同化していた彼らがいかに大人数であるかが伺える。 ネウロイ共生派。 人類にとって憎むべき敵であるネウロイを神の御遣いと盲信する彼らは、黒き異形と対峙する魔女を神への反逆者と呼称し、その行動を妨害し、時には抹殺すら実行する。 無法者と呼べる域を逸脱した狂信者達は今日もまた逆徒を断罪するべくぺテルブルク基地へと向かって疾走していた。 黒衣A「既に先行している別働隊が我々の突破口を開いているはずだ。魔女どもめ……今に見ていろ!!」 ガササッ!! 強い使命に駆られる男が咆えた瞬間であった。 黒のカーテンを開くかのように。 突如として暗黒を掻き分けて来た乱入者が唇の両端を吊り上げる。 デスマスクの如く虚ろな微笑みを貼り付けるそいつは流れる動作で左腰に差していた刀を抜刀、疾走の勢いを利用して強烈な刺突を鳩尾に向かって叩き込んだ。 鋼刃によって肉が裂かれ、血液が噴射する生々しい音が暗夜の中に響き渡った。 黒衣A「な……な!?」 一団を束ねる長と思わしき男は突如として命を奪われ断末魔をあげる暇もなく崩れ去る仲間を呆然と見つめ、掠れた声を搾り出すしか出来なかった。 確かに自分たちは大人数で基地へと向かっていたが、周囲を警戒していなかった訳ではない。しかし前方からこちらへと驀進し、あまつさえ仲間を突き殺した男の足音など全く聞こえなかった。 俺「はい。おつかれちゃん」 突き出す鋼の刃が月光を浴び蒼白く朧げな光を帯びる中、返り血を真正面から浴びる暗闘者は―――俺は残った標的へと歩み寄る。 一瞬にして仲間を殺されたことに遅れて気がついた他の男達が猿叫を上げて抜刀し彼へと肉薄するも、逆に俺は右足で地面を蹴り上げ迎え討った。 サイドステップを踏んで一人目の斬撃を回避し、視界の片隅で無防備な背中を斬りつけ、すぐさまもう一人へと向き直るとすれ違いの斬撃を相手の腹部へ。 刃が肉に喰いこむ度に掠れた悲鳴が耳からあがった。 男を斬り捨てるのと同時に空いた左手で黒鞘を握り身体を右へと回転させ膂力と遠心力が噛み合ったそれを背後から迫る敵の頭部に向かって振り向き際に叩き付ける。 黒衣C「ぎゃっ!!」 男の頭蓋が叩き割られた生理的嫌悪を誘う破砕音が黒い海の中に響く。 紅く染まった人斬り包丁を振るい、並み居る敵を屍へと変えていく姿は修羅か、悪鬼か。他者を惨殺することへの躊躇が一片も感じられぬ太刀筋は相手の生命を確実に、そして貪欲に貪る。 鋭い呼気と共に縦一閃の斬撃が繰り出され長剣を握る手首を切断。夥しい量の血が噴き荒れ、斬られた男の悲鳴がまた一つ闇へと溶けていく。 黒衣D「貴様ァ! 我々を仕留めたところで別働隊が!!!」 野太い叫び声を上げる男の首を刎ね黙らせた。切断面から噴水のように噴き出る血飛沫が月の光を浴びて幻想的な煌きを放つ。 固有魔法の衝撃波など使わない。 今この場で刀刃を振るう己はウィッチではなく、畜生にも劣るただの外道。ウィッチとしてではなく外道として外道を始末するだけだ。 逆にこの刀をネウロイに振るったことはなかった。 自分にはネウロイ相手に刀剣で立ち回れるほどの力量もないだろうし、あれは長年積み重ねてきた修練によって裏打ちされた確固たる自信と勇敢さ、そして絶対的なる剣技が合わさって初めて可能な芸当である。 仮にそのような者が存在するならば後塵を拝し、素直にその勇気を称えたいものだというのが率直な考えだった。 黒衣A「まさか……別働隊も!?」 俺「……」 恐怖と絶望に表情を歪ませる男の問いに俺は答えなかった。答えたところでこの男が辿る末路は何も変わらない。既に破滅への道を歩む男に答えてやる言葉などないのだ。 黒衣A「貴様は魔女たちに与すると言うのか!? ネウロイこそ神からの遣いだと何故分からない!?」 俺「生憎神様だとか見たこともないのを信じるつもりはないよ」 尻餅をつき必死に後ずさる男の姿が酷く滑稽だった。これから死ぬというのにどうしてこうもベラベラと喋るのだろう。 黒衣A「所詮はお前もあいつらも! 神に仇なす逆徒だ!」 秋水一閃。 首から上を失い物言わぬ骸と化した男に手向けの言葉を送り、二度三度刀を振るって刀身に纏わりつく紅を払い落として納刀。 周囲を見回し、軽い口笛を吹いて俺がゆっくりと闇の中へと溶け込んだ直後に狩猟者の合図を待ちわびた動物たちが次々と野晒しにされた死体へと群がり始める。土に還ることすら叶わず男たちの骸は極上の餌となり彼らの血肉となっていった。 ――― ロスマン「おはようございます、俺さん。少し……良いですか?」 俺「どうしたの? 顔色悪いよ」 支給装備が箒からモップへグレードアップした―――整備員のリーダーに頼んだら簡単に変えてくれたのだが―――ので早速使用して廊下を掃いていると昨日会った時よりも深い疲労が刻まれているロスマンが重い足取りで歩み寄ってきた。 ロスマン「今日の未明にこの基地周辺部にて死体が発見されました」 俺「死体? 死体は流石に掃除したくないなぁ」 自分で手にかけといてこの口ぶりである。彼にとって共生派を始末するのは文字通り“日常茶飯事”なのだ。死体が明るみに出ようが別段慌てふためくことではない。 ロスマン「憲兵や警備の方たち、地元警察が調べた結果……例のネウロイ共生派の一団と判明しました」 案の定昨日始末した輩のことかと思いモップを動かす手を止めてロスマンに向き直る。心なしか彼女の表情はどこか青ざめているようにも見えた。 ロスマン「どうやらこの基地に襲撃をかけようとしていたのではないかと言うのが現場検証をした人たちの意見なのですが。その死体がすごいことに……」 俺「すごいこと?」 ロスマン「それが……その」 俺「良いよ。言わなくて。女の子はそういうの気にしないほうが良いよ」 大方動物達の餌にでもなったのだろう。肉を貪られ、食い千切られた五臓六腑を周囲にぶちまける男達の死体を脳裏に思い浮かべてみる。 とても少女が口にするような光景ではなかったのですぐに静止した。 いくらウルトラエースを育て上げたとはいえ彼女もまた女性であることには変わりないのだ。 ロスマン「……ありがとうございます。掃除……頑張ってくださいね」 背中でもさすった方が良かったのかな、と考えるもセクハラになりそうだったのでやめておいた。 普段よりも小さく見えるロスマンの背中が曲がり角で消えていくのを呆然と眺めながら大きく欠伸をした時である。 ロスマン「あのっ! 昨日のことは……忘れて……くれませんか?」 曲がり角を曲がる直前に足を止め、こちらへ振り向く彼女の頬にはほんのりとした薄紅色が差し込んでいた。 俺「昨日……あぁ」 胸に顔を埋めてしまったことだろうか。 あの甘い匂いに温もり、そして柔らかさは母性に満ち溢れる立派なモノだった。 俺「構わないよ。あれは事故だったしね」 再び礼を述べるとロスマンは今度こそ曲がり角を曲がっていった。 俺「さぁてと。次は……男子便所か。ここの男どもはトイレの使い方汚いんだよなぁ……」 人知れず異分子を消去した者とは思えない間抜けた表情を見せる彼はモップを担いで次の清掃区域へと歩き始めた。 俺「あ……そういえば俺も男だった」 ロスマン回終了