約 9,961 件
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/965.html
~3月中旬 きぬはた荘 リビング~ [[電話]]ジリリリリン ジリリリリン 絹旗 「? はい、もしもし?」 滝壺 「家の電話が鳴るなんて珍しいね」 浜面 「つうか、これ置物だと思ってたぜ……」 <はい?麦野?今はここには住んでませんが。 浜面 「麦野に用事か。そういやあいつ元々ここに住んでたんだっけな」 滝壺 「うん。ロシアで別れるときに鍵もらったんだよね」 <……えっ!?急に言われても超困りますって!! 浜面 「言われて思い出したけど、麦野って今どこで何してんだ?」 滝壺 「病院に住み着いてるよ。"職場徒歩ゼロ分で超便利"なんだって」 浜面 「ナースむぎのん……ありだな」 滝壺 「もしもし、むすじめ? みさわも混ぜて集合で」 浜面 「すいませんでしたぁぁぁぁ!!」 <いや、超初耳ですよ!?……郵便?なんのことですか? 浜面 「なあ、さっきから何騒いでるんだ?」 滝壺 「どうしたんだろうね」 <……分かりました。確認してみます。 浜面 「おい、なんだ今の電話」 滝壺 「知ってる人?」 絹旗 「……超知らない人です」 滝壺 「何の電話だったの?」 絹旗 「まだなんとも……麦野のところに行きましょう」 浜面 「なんでここで麦野が出てくるんだ?」 絹旗 「この家の本来の持ち主だからです」 ~同日 第7学区 とある病院~ 麦野 「……ちょっと待って。今の話、本当か?」 絹旗 「まあ、電話で聞いた限りでは」 浜面 「いくらなんでも竹やぶすぎるぞ」 滝壺 (やぶへびって言いたいのかな) 絹旗 「麦野も知らないんですか? 何か知ってるかと思って来たんですが」 麦野 「今初めて聞いたわよ」 絹旗 「郵便がどうとかって言ってたんですけど」 浜面 「そういや、お前宛に来た郵便物をいくつか渡してなかったか? その中にはないのか?」 麦野 「……待ってて、見てくる」 カツ カツ カツ 滝壺 「今の話が本当だとしたら……」 浜面 「いろいろ大変なことになるぞ」 絹旗 (どうしてですか……どうして……) : : : 麦野 「内容証明があったんだけど、もしかしてコレ?」 浜面 「送り主は……都市整備開発局 第十三課……?」 絹旗 「超間違いなさそうですね」 滝壺 「むぎの、開けてみて」 麦野 「あ、ああ」ビリビリ 絹旗 「どうですか?」 浜面 「なんて書いてあるんだ?」 麦野 「……なんか、ゴメンね。こんな大事なもん見落としてたなんて」 滝壺 「じゃあ……」 麦野 「悪い予感が的中っていうのかしら?」 麦野 「あの家に住めるのも、今月一杯よ」 ~同日 第7学区 とあるファミレス~ 浜面 「どうすんだ……あと10日ちょいしかないぞ?」 滝壺 「……まず、みんなにもちゃんと伝えないとダメ」 絹旗 「そうですね……色々準備もあるでしょうし」 浜面 「なあ、全員いっぺんに移住とかできないのか?」 滝壺 「この人数だと難しいと思う。学園都市は一人暮らしか少人数向けの部屋ばっかだから」 絹旗 「……」チュー 浜面 「しかし、再開発か……言われてみりゃ、あの辺古臭い建物ばっかだったな」 滝壺 「住んでる人も年齢高い人が多いし、地区自体が昔から手付かずなのかも」 絹旗 「……」ボコボコボコボコ 滝壺 「きぬはた、行儀悪いよ」 絹旗 「あっ、ち、超失礼しました」 浜面 「どうしたんだ? なんかお前、様子がおかしいぞ」 絹旗 「あぁ、そのー……みなさんにどう話したものかと」 浜面 「まあ……ストレートに言う他ないだろ」ガシガシ 絹旗 「にしても、いきなり追い出されるとか超無情です」 浜面 「計画は前々からあって、俺らが気付いてなかっただけだろ? 文句言えねえよ」 滝壺 「むぎの宛の郵便物はまとめてむぎのに渡してたから、誰も気付けなかったんだね」 浜面 「それに単に追い出されるんじゃなく、立退料は出るぞ? 麦野に、だけどな」 絹旗 「一応、引越し代としてみんなに渡すとは言ってましたね」 滝壺 「引越し……そういえば、最近ご近所で引越し多かったよね」 浜面 「このせいだったんだろうな……やれやれだぜ」 絹旗 「……」 滝壺 「きぬはた、大丈夫?」 絹旗 「え、あっ、はい、超大丈夫ですよ」 浜面 「さっきからどうしたんだ?」 絹旗 「むっ、超浜面に心配されるとは……私はもうダメかもしれません」 浜面 「ひでぇ! お前やっぱいつも通りだ!」 滝壺 「」ジー 絹旗 「とりあえず、みなさんにも今日話したほうがいいですよね」 滝壺 「そうだね。もう時間もないし」 絹旗 「では、今夜の予定を空けておいてもらえるように連絡を」カチカチ 店員 (なんかいつもと空気が違ぇなあ) 絹旗 「超送信」ピッ 浜面 「どうすっかなぁ、俺らも……」 滝壺 「……まず、住むところから探さないとね」 絹旗 (その"俺ら"に私は入ってるんでしょうか……) 浜面 「絹旗はどうするんだ」 絹旗 「……そうですね。常盤台に復学したら半強制的に入寮でしょうし、超ちょうどいいかもしれません」 浜面 「あー、そっか。あそこは全寮制だったな」 滝壺 「いいの? 私たち3人なら住むところあるかもよ?」 絹旗 「いやいや、お二人の仲を邪魔するわけにもいかないじゃないですか」 浜面 「そ、そんな気を使ってもらわなくても、なあ?」 絹旗 (……どうせ) ~第7学区 セブンスミスト~ 白井 「決まりましたか?」 婚后 「ええ。こちらにいたしますわ」 白井 「なんと色気のないデザインを……淑女たるもの、いつでも殿方に見せられるものを選ばないとダメですの!」 婚后 「あなたのいう淑女の定義が最近よく分からないのですが……」 白井 「大体、なんでこんな地味なデザインを」 婚后 「お言葉ですが、わたくしのサイズだとバリエーションに乏しいんですのよ」 白井 「」 婚后 「今日だって、今持っているものは最近窮屈だから買い足しに来てますのに」 白井 「ふ、不公平ですの……わたくしはいまだAAだというのに……」グスッ 婚后 「大きければ正義など幻想ですわ」ハァ 白井 「うう……うん? 誰ですの、こんな時に電話をならす不届き者は」カチカチ 婚后 「あら、メールが……」 白井婚后 「「絹旗さんから?」」 ~第7学区 とある公園~ 海原 「ホットドックなんて久しぶりですよ」 結標 「……」ジー 海原 「?」 結標 「一口ちょうだい」 海原 「ええ、どうぞ」 結標 「じゃあ、私のクレープも一口食べていいわよ」ズイ 海原 「いただきますね」ニコニコ 結標 「はい、あーん……あ、ゴメン。ちょっとメール」 結標 (もー、誰よ。邪魔するのは) 海原 「まったく同じタイミングでメールですか。気が合いますね」カチカチ 結標 「そっちも?……もしかして、絹旗さんから?」 海原 「? ということは、結標さんに来たメールも?」 結標 「ええ、絹旗さんから。……どうやら一斉送信したみたいね」 ~第7学区 とある病院 更衣室~ 19090 「番外個体、お疲れさまでした。今日の検査結果です、とミサカは紙切れを渡します」つ□ 番外個体 「はいはい」 19090 「今日も異常なしでよかったです……とミサカは心より安堵します」ハゥ 番外個体 「ありがとねー、いつも心配してくれて」ナデナデ 19090 「」フニャー 番外個体 「次の検査予定日は4月の……もう4月になるのか」 19090 「早いですね……番外個体が学園都市に来てもうすぐ一年です、とミサカはこの一年を振り返ります」 番外個体 「なんかあっという間だったなー。そういえば、最初に話しかけてくれたのはあなただったね」 19090 「そ、それはより見聞を広めたいと思いまして……」 番外個体 「本音は?」 19090 「そのハイスレンダーボデーの秘密を探るため(ガシッ)痛いです痛いです!」 番外個体 「マジショックー、私あなたのこと信頼してたのにぃー」ギリギリ 19090 「こめかみ! こめかみに指が! あ、ほら、電話! 電話なってますよ!」 番外個体 「あ、ホントだ……絹旗さん……?」カチカチ 差出人:絹旗さん notmoai@comodo.ne.jp 件名:【超重要】 日付:20yy/m/d 15 12 ─────────────── 今日の夜、お話ししたいことがあ りますので、家にいてくれると超 嬉しいです。 ~同日夜 きぬはた荘 リビング~ 海原 「そうそう。絹旗さん、昼間にメール頂きましたよね?」 絹旗 「」ドキリ 結標 「そういえば来てたわね。話ってなんなの?」 白井 「あら? もしや全員が受け取ってますの?」 番外個体 「そうみたいだね、この様子だと」ズズ... 婚后 「全員の耳に入れなければならないようなお話、ということですわね」 絹旗 「……あっ、あのですね」 滝壺 「……」 絹旗 「みなさんに、超重要な報告があるんです。詳細は浜面が説明します」 浜面 「ふぇ? なんで俺?」 絹旗 「お願いです……」 浜面 「……あー、分かったよ! いいか、よく聞け!」 海原 「そんな大きい声で言わなくても聞こえてますよ」 浜面 「単刀直輸入に言うからな」 結標 「直入ね」 浜面 「この家 (・ω・)オアーン」 浜面 「ユリコ! 今大事な話してるんです!」 ユリコ 「(・ω・ )三三三三」ポテテテ 絹旗 「浜面! 私のユリコに大声浴びせるとは何事ですか!」 浜面 「おい、俺はお前の代わりに喋ってやってんだぞ!?」 番外個体 「いいから進めてよ」ヒュッ ヒュッ 浜面 「危ないやめて釘投げないで!」 滝壺 「はまづら、遊んでないで早く」 浜面 「滝壺さんまで!? よし、言うぞ!」 浜面 「お前ら全員この家に住めなくなるからな!」ビシィ 全員 「……」 絹旗 「他に言い方ないんですかバカ面!」ムキー ~15分後~ 白井 「再開発指定地域……そんなことが……」 婚后 「では、ここも立ち退きの対象に?」 滝壺 「そういうことになるね」 結標 「随分と急な話ね……」 絹旗 「……わ、私だって……」 浜面 「あー、すまん! 俺がみんなに伝え忘れてたんだ! こいつはうっかりだ!」 番外個体 「そっか。じゃ、浜面さんを殴ればいいんだね」 浜面 「応! 殴れ殴れ!」 番外個体 「……なんてね」ニヤニヤ 海原 「急な話で戸惑っていますが、誰も誰かを責めようなどとは考えていませんよ」 白井 「まず何からするべきか、全員で知恵を出し合いますの」 婚后 「そうですわ。この際ですから、とことん話しましょう」 絹旗 「……そ、そうですよね。今日は朝まで超生討論です!」 海原 「まず、ここに住めなくなるというのはもう覆せないんですよね?」 白井 「厳しいと思いますの。相手方からすれば、わたくしたちは通達を無視し続けた形になりますし」 番外個体 「なんだそりゃ……シビアだねぇ」 結標 「もういっそ全員まとめて移住しちゃえばいいんじゃないの?」 浜面 「それは俺も考えたんだがな」 婚后 「学園都市は、一人暮らしか多くても3~4人向けの物件ばかりですわ。 今の水準を維持したまま移住するのは厳しいのでは」 絹旗 「水準っていいますと?」 結標 「一人一部屋、リビング、キッチン……8LDKでバストイレ別、ペットOK、庭付きの物件ね」 滝壺 「そんなの見たことない」 絹旗 「超相部屋にしても、最低4部屋……教職員や研究者向けの物件ならありそうですが」 白井 「そういった物件は教職員や研究者に優先的に割り当てられますの」 絹旗 「むう……」 浜面 「もういっそ家建てちまうか?」 海原 「今からでは色々足りませんよ。土地、資金、時間……色々と」 結標 「時間、か……そうね、何をするにも急がないと」 番外個体 「んじゃまず方針を決めないといけない訳だけど」 海原 「全員移住か可能か、否か。それで決まるのではないでしょうか」 婚后 「物件の資料を漁ってみましょう。ヒントがあるかもしれませんわ」 白井 「……あの、申し上げにくいのですが」 滝壺 「どうしたの?」 白井 「わたくしはもしかしたら……常盤台の寮に戻らなければならないかもしれませんの」 婚后 「あっ……」 浜面 「そういえば、絹旗もじゃないか?」 絹旗 「そ、それは……」 滝壺 「……」 絹旗 「……一緒にいれるなら、その方が超いいです……」 滝壺 (そっか、きぬはたの様子がおかしかったのは……) 滝壺 (だとしたら私、無神経なこと言っちゃったかも……) ユリコ 「( -ω-)」ウトウト ~数時間後~ 番外個体 「東の空が白じんできたね……コーヒー飲みたい人」 結標 「」ノ 海原 「」ノ 浜面 「」ノ 婚后 「」ノ 白井 「」ノ 番外個体 「あー、もういいや。全員分持ってくる」 海原 「そちらの首尾はどうですか?」 婚后 「難しいですわ……」 白井 「コンビニのフリーペーパーでは情報量も知れてますの……」ペラペラ... 浜面 「こっちも厳しいな」カチャカチャカチャ ッターン! 滝壺 「不動産情報サイトを見てるけど、なかなかないね」 絹旗 「時期が微妙なんですよね。超引越しシーズンですし」 結標 「希望は8LDKだもの……引越しシーズンじゃなくてもキツイわよ」 絹旗 「…………やっぱり、それぞれ住むところを探した方が超早そうですね」 海原 「……」 結標 「現実的に考えれば、そうなんだろうけどね……」 婚后 「力及ばず、でしたか……ですが、これ以上は時間も惜しいですわ」 絹旗 「ま、まあ、私は常盤台の寮に行きゃいいですから、超心配ないんですが」 白井 「ちょっと、絹旗さん……」 浜面 「そうだよな、お前はまだ最後の砦があるもんな」 滝壺 「ねえ。みんな疲れてるだろうし、一旦休もうよ」 結標 「そうね、そろそろ眠いし……」 海原 「結論としては、各々で動くということになりそうですね。少々寂しいですが」 浜面 「……おし、ちょっとでも寝るか! 疲れた頭じゃナイスアイデアも出ないぜ!」 絹旗 「そうですね。では一旦解散で」 番外個体 「ねー、砂糖」 番外個体 「……なんで誰もいないんだ?」 ~同日午後 きぬはた荘 番外個体個室~ 番外個体 「」スピー <コンコン ガチャ 結標 「あら。まだ寝てたのね」 番外個体 「んぁ……?」 結標 「あ、起きた」 番外個体 「……何やってんの、こんなところで」ガシガシ 結標 「ヒマなんだもの。今家に私たちしかいないしさ」 番外個体 「あー、そうなの? 海原さんも?」 結標 「あいつなら妹さんにの所に言ってるわよ」 番外個体 「一緒に行けばよかったじゃん」モゾモゾ 結標 「何また寝ようとしてるのよ」バサッ 番外個体 「ひゃうっ」 番外個体 「私の寝起きの悪さは分かってるでしょぉ……」ガシガシ 結標 「じゃほら、缶コーヒーあげるから目覚ましなさい」ピト 番外個体 「冷たっ!」 結標 「背中に入れたらもっと目覚めるかしら」 番外個体 「やめてやめて! 起きるからやめて!」ジタバタ : : : 番外個体 「忘れがちだけど、海原さんの妹さんって入院してるんだったね」 結標 「忘れがちは余計よ。それに、もうすぐ退院できるらしいし」 番外個体 「……どうすんの?」 結標 「何が?」 番外個体 「ここに住めなくなった後、海原さんとの甘イチャラブ同棲計画が」 結標 「」ピコッ 番外個体 「いたっ」 結標 「どこから出てきたのよ、その怪しい計画は」 番外個体 「だってさー、この壁の薄い家じゃ海原さんとやれなかったこともあるでしょ?」 結標 「やれなかったことってなによ」 番外個体 「えっ……そりゃ、ほら……その……アレとか?」 結標 「突っ込まれてうろたえるなら最初から言わないの」ピコッピコッ 番外個体 「やめて叩かないで」 結標 「ったく……そういう貴女はどうするのよ。アイツのところにいくの?」 番外個体 「……いいって言われればね。それも聞きにいかないと」 結標 「ダメだったらどうするの?」 番外個体 「公園で寝ようかな」 結標 「なんでそうなるのよ!」 番外個体 「冗談冗談♪ ダメって言われても多分住みつくよ」 結標 「押しかけ女房ってヤツかしら。いいんじゃないの?」 番外個体 「にょ、女房って……」 結標 「あら? 違うの?」 番外個体 「」プシュー ~同日 第7学区 とある病院~ ショチトル 「」サクサク 海原 (チップスターを食べる時、両手で持つクセはなんでついたんでしょうか) ショチトル 「? 何をジロジロ見ている」 海原 「いえ、なんでもないですよ」ニコニコ ショチトル 「……相変わらず、胡散臭い男だ」 ショチトル (お兄ちゃんが! お兄ちゃんが素顔で笑顔!) 海原 「ところで、今日は大事な話がいくつかあります」キリッ ショチトル 「?」 海原 「まず、貴女の退院の見通しが立ちました」 ショチトル 「ほ、本当に!?」 海原 「まあ、リハビリ等必要ですが、一区切りといったところですね」 ショチトル 「そうか……やっとか」 海原 「それでですね」 ショチトル 「うん?」 海原 「どうしますか? 学園都市に留まりますか? それとも故郷に……」 ショチトル 「……お前はどうするんだ?」 海原 「……どうしましょうか。僕も、もうすぐ今住んでいるところから追い出されてしまうんですよ」 ショチトル 「! じ、じゃぁ一緒に……!」 海原 「学園都市に留まると?」 ショチトル 「……今更故郷に戻ったところで、帰る家はない」 海原 「……」 ショチトル 「だったら、お兄ちゃんと一緒がいい……」ゴニョゴニョ 海原 「? 今なにか」 ショチトル 「何も言っていない!!」 海原 「?」 ショチトル 「そ、それより義姉さんはどうするんだ? 同じところに間借りしているんだろう?」 海原 「結標さんですか? まだ結論は出ていないようですね」 ショチトル 「……3人じゃダメなのか?」 海原 「は、はい?」 ショチトル 「も、もちろん向こうの意見を聞いてからだけど、その……」 海原 「そうか、それでもいいですね」 ショチトル 「そ、そうだろう?」 海原 「持ち帰って、聞いてみますよ」 ショチトル 「ああ」 海原 「では、早速」 ショチトル 「え? もういっちゃうの?」 海原 「すみませんね、今回ばかりは時間がないんですよ」 ショチトル 「そうだよな、うん、早いほうがいい」 海原 「では、また来ますね」 ショチトル 「」ノシ <バタン ショチトル 「3人、3人か……なんか楽しみだな」 ~同日 常盤台中学 事務局~ 事務 「はい、では手続きは超完了しましたので、いつでも入寮可能です」 白井 「お手数お掛けいたしますの」ペコリ 絹旗 「……」 事務 「あの、大丈夫ですか?」 白井 「いーえー、慣れ親しんだ家と離れるショックを引きずっているだけですので」 事務 「あー、多いんですよ、そういう子は。でも超大丈夫ですよ、誰でも最初はそうなんです」 絹旗 「はあ……」 事務 「あっ、あのっ、もう認証通るようになってるので、よかったら下見していったらどうですか?」 白井 「そ、そうですわ、絹旗さん! 是非下見していきますの」 絹旗 「はあ……」 白井 (今日起きてからずっとこんな調子ですの……どうすれば……) 絹旗 「んじゃ、いきますかー……」トテトテ 白井 (起きてから超を一回も言っておられませんし……) ~第7学区 常盤台中学 新寮~ 白井 「あ、そ、そういえば、わたくしたち相部屋になりましたわね!」 絹旗 「……え? そうだったんですか?」 白井 「ええ、トラブル防止の観点から友人や知り合いは優先的にくっつけられますの」 絹旗 「そりゃ、よろしくお願いします」ペコリ 白井 「いえいえ、こちらこそ」ペコリ 絹旗 「ええと、ここにあてれば開くんでしたね」ゴチン 白井 「……絹旗さん? なにを?」 絹旗 「あれ? 開かないじゃないですか」 白井 「絹旗さん、静脈認証ですの。顔ではなく掌を当ててくださいまし」 絹旗 「」ペタシ ピンポーン 絹旗 「おお、開きました」 白井 (一体どうしろと……) 絹旗 「」ポケー 白井 「あの……絹旗さん」 絹旗 「はい?」 白井 「やはり……離れたくないという思いも分かりますが……」 絹旗 「いや、そうじゃないんですよ……それもありますけど……」 白井 「?」 絹旗 「結局……こうなっちゃうのかな、と思うと……」 白井 「と、言いますと?」 絹旗 「……」 白井 「……」 絹旗 「……私、前にも共同生活みたいなことしてたんです」 白井 「前というのは、あの家で?」 絹旗 「いえ、あの家に移ってくる前です」 白井 「そうでしたの」 絹旗 「ただ……ある日、何の前触れもなくバラバラになっちゃいまして」 白井 「……」 絹旗 「気が付いたら、私の周りから誰もいなくなってました」 白井 「……それは」 絹旗 「その時のメンバーとは再会はできました。でも……」 白井 「でも?」 絹旗 「今回もまた……バラバラに、なっちゃいそうですね……」 白井 (元気がなかったのはそのせいでしたか……) 白井 「絹旗さん」 絹旗 「はい?」 白井 「わたくしは、ここにおりますの」 絹旗 「白井さん……」 白井 「わたくしだけではございませんの。他の皆さんだって、ちょっと住むところが変わるだけですの」 絹旗 「……そうですよね」 白井 (……悔しいですが、わたくしの力だけでは超復活とはいきませんの……) 白井 (ここは一つ……) ~同日夜 きぬはた荘 絹旗個室~ 絹旗 「」ゴソゴソ 絹旗 「ワンピはもう売っちゃいましょうか。何回も読みましたし」 絹旗 「」ゴソゴソ 絹旗 「これは……みんなで旅行に行ったときの写真ですね」 絹旗 「そうそう、この時はまだ浜面は塀の中でしたっけ」 絹旗 「…………」 絹旗 「また……行けるといいですね……」 <コンコン 絹旗 「はい?」 <ガチャ 滝壺 「起きてる?」ヒョコッ 絹旗 「ええ、ご覧の通りです」 滝壺 「ご覧の通り……荷物の整理中だった?」 絹旗 「……ええ、まあ」 滝壺 「今日はね、きぬはたと話したいなと思って」 絹旗 「私と、ですか?」 滝壺 「うん」 絹旗 「うーん、でも改まって話すことも」 滝壺 「……きぬはた、最近元気なかったし」 絹旗 「そ、そうですかね?」 滝壺 「うん。今日も超って言ってない」 絹旗 「それが目安なんですか……」 滝壺 「今日は一緒に、寝ながらお話しようよ」 絹旗 「まあ、私は問題ありませんが……このひっくり返った部屋でよければ」 滝壺 「超問題ない」フンス 滝壺 「きぬはたは、ここでの生活は楽しかった?」 絹旗 「この際だから、白状しちゃいますとね……すごく楽しかったです」 滝壺 「うん、私も楽しかった」 絹旗 「私言ったことありましたっけ?」 滝壺 「? 何を?」 絹旗 「こういう風に共同生活みたいなことするの、アイテム時代を思い出すって」 滝壺 「言ったような、言ってないような」ウーン 絹旗 「ま、まあ、ともかくそうなんですよ」 滝壺 「そうなんだ」 絹旗 「自分でもよく分かりませんが、こういうのに一種の憧れを持ってたのかもしれません」 滝壺 「……」 絹旗 「実際、皆さんのことを単なる知り合いとか同居人以上に思えてますし」 滝壺 「それはみんなそうだと思うよ」 絹旗 「……なのに」 滝壺 「なのに?」 絹旗 「また、自分たち以外の都合で、こんな……」 滝壺 「……」 絹旗 「アイテムのときもそうでした」 滝壺 「それは……」 絹旗 「内部抗争も世界大戦も全部終わったのに、どうしてまたバラバラにされなきゃいけないんですか?」 滝壺 「……きぬはた」 絹旗 「結局、私はぼっちがお似合いってことなんですか? 暗部に関わったから!? 置き去りだから!?」 滝壺 「っ、きぬはた!」 絹旗 「」ビクッ 滝壺 「それは違う」 絹旗 「滝壺さん……でも……」グス 滝壺 「……そっか。きっときぬはたはみんなのことを家族だと思ってたんだね」 絹旗 「……」グスグス 滝壺 「でも、大丈夫だよ。家族であれば、離れてても家族なんだと思う」 絹旗 「離れてても……」 滝壺 「きぬはた、これ覚えてる?」チャリ 絹旗 「ストラップ、ですか……? たしか、沖縄で買ったヤツですよね」 滝壺 「うん。みんなお揃いの。きぬはたは今も使ってる?」 絹旗 「もちろんですよ。ええと、携帯携帯……あ、ホラ!」ジャーン 滝壺 「きぬはたのは水色だったね」 絹旗 「……なんか、これ見ただけであの暑い土地での日々を思い出しちゃいますね」 滝壺 「うん、他にも色々思い出せる」 絹旗 「……そうですね、不思議なものです」 滝壺 「もし寂しくなったら、これ見ればいいよ」 絹旗 「……そうします。そうならなくても大丈夫なようにしないといけないのかもしれませんが」 滝壺 「焦る必要はないよ」 絹旗 「でも、皆さんに心配かけてばかりじゃないですか?」 滝壺 「気にしなくていいのに」 絹旗 「そうは超いかんざきです」 滝壺 「じゃあ、もう寝ようか。明日からも忙しいし」 絹旗 「……滝壺さん、わざわざありがとうございました」 滝壺 「いいんだよ、私はいつだってきぬはたもみんなも応援してるから」 ~数日後 きぬはた荘 玄関~ 配達員 「おるかー」 絹旗 「はいはい」 配達員 「これで全部やな?」 絹旗 「はい、お願いしますね」 配達員 「まいどー」 <バタン 白井 「荷物を送られたのですか?」 絹旗 「ええ、寮の部屋に。旅行バッグ一つ分の荷物は残してますけど」 白井 「バッグ一つ分?」 絹旗 「超ギリギリまでここに居座るためです」フンス 白井 「……ふふ、考えることはみな同じですの」 絹旗 「てことは白井さんも?」 白井 「わたくしだけではなく、みなさん最低限必要なものは残すらしいですの」 絹旗 「やっぱり、ここに超愛着があるんですよ」 海原 「そういうことです。やはり、離れるとなると寂しいですからね」 白井 「あら、海原さん」 絹旗 「海原さんも荷物超整理中ですか」 海原 「いえ、大体落ち着きました。もともと大して物も持ってませんでしたし」 <海原ー 海原 「はい?」 結標 「ねー、ダンボール余ってない?」 海原 「ダンボールですか? 新聞紙じゃダメですか?」 結標 「は?」 海原 「新聞紙でも、重ねてかぶれば十分に温かいですよ」 結標 「違うわよ。荷造りに使うの」ピコッ 絹旗 「ダンボールなら、スーパーでもらってきたのがあると思いますが」 白井 「たしか……浴室のドアの横に積んでおいた筈ですの」 結標 「あ、そうなの? ちょっともらっていい?」 絹旗 「ええ、どうぞ」 結標 「じゃあ、ちょっと頂くわね」 海原 「……結標さんは、荷物が多いようで。何があんなにかさんでいるのでしょうか」 白井 「あら。今の発言は頂けないですの」 絹旗 「結標さん、私服多そうですし。それじゃないですかね」 白井 「淑女たるもの、身だしなみにはいつも気を使うものですの」 海原 「はあ……そんなものですかね」 婚后 「あ、みなさん。ちょっと出てまいりますわね」 絹旗 「どっか行くんですか」 婚后 「ええ。今日新しい部屋に大きい荷物が届く手筈になっているので、受け取りに」 白井 「大きい荷物、ですの?」 婚后 「新しい寝床、とでも申しましょうか。夕方までには戻りますわ」 <バタン 絹旗 「着々と進んでる感じがしますね……超ちょっと寂しいです」 <いやぁぁぁぁぁ!! 白井 「!?」 絹旗 「今の声は……結標さん?」 海原 「」ダッ 絹旗 「あ、早っ」 浜面 「おい、今のすごい声はなんだ?」 白井 「なんでしょうか……」 <うっ、海原!アレ!アレ! <こ、これは……! 絹旗 「……?」 浜面 「何が起こってんだ?」 白井 「とにかく、わたくし達も参りましょう」 <やだ!飛んだ!飛んでる!! <結標さんに手は出させません! 絹旗 「二人ともどうし……っぎゃぁぁぁぁ!!」 浜面 「おい、絹旗! 大丈夫か!」 白井 「あ、れは……イニシャルG」ガクブル 結標 「し、白井さん! 貴女の能力で外に飛ばしちゃってよ!」 白井 「イヤですの! わたくしですと、触らないと転移できませんの!!」 海原 「これは強敵ですね……!」 絹旗 「結標さんだったら触らなくてもテレポできるじゃないですか! 超さっさとやっちゃってくださいよ!」 結標 「無理無理無理! アレが視界に入ってるせいで座標計算できないもん!!」 浜面 「そぉい!!」スパーン コテン 浜面 「お前ら騒ぎすぎ。こんなの丸めた新聞紙で一発だろ」 絹旗 「……浜面、今だけは超カッコイイです」 浜面 「俺はいつだってカッコイイぜ!」フンス 結標 「はぁぁ……」ヘナヘナ 海原 「大丈夫ですか?」 結標 「ダンボール動かしたら出てきたんだもん……びっくりしたぁ……」 絹旗 「超イヤですね……アレが動き出す季節なんですか」 白井 「人類の敵ですの……」 浜面 「そんな大袈裟なもんかよ」 結標 「いいから早く片付けてよぉ……」 浜面 「ああ、はいよ」 滝壺 「みんなどうしたの? 2階にまで声聞こえてきたよ?」ヒョコッ 浜面 「ああ、コレだよ、コレ」 絹旗 「見ちゃダメですっ!」 滝壺 「」 白井 「た、滝壺さん?」 滝壺 「」 浜面 「おい、滝壺? どうした?」 海原 「これは……立ったまま気絶しておられるようですね」 絹旗 「浜面! なんでそんなもんを見せてるんですか!」 白井 「最低ですの! 見損ないましたの!」 浜面 「そこまでか!?」 海原 「とりあえず浜面さんはソレの処分と、滝壺さんの介抱を」 浜面 「お、おう、任せとけ」 海原 「いや、とんだ騒ぎになりましたね」 結標 「……海原」クイクイ 海原 「どうしました?」 結標 「……立てない……手貸して」 海原 「相当なショックだったんですね……よっと」 結標 「ちょ、ちょっと! そこまでは求めてないわよ!」ポカポカ 白井 「最強の空間移動能力者が、お姫様抱っこで運ばれてますの」 絹旗 「これはある種、貴重ですね」 結標 「……もう殺して」グス ~同日 第18学区 とあるマンション~ <ガチャガチャ バタン 婚后 「ふう」 婚后 (時期が時期だけに、長点上機管轄の学生寮への申し込みは締め切ってましたが) 婚后 (こちらのほうが自由度が高い分、楽かもしれませんわね) 婚后 「さて、業者さんが来るまで荷物の整理でもしておきましょう」ゴソゴソ : : : 婚后 「はあ……肩こりが……」 <ピンポーン 婚后 「あら……来ましたわね」 婚后 「はいはーい」 配達員 「ご注文の品をお届けにあがりました!」 婚后 「はい、ご苦労様。こちらにお願い致しますわね」 配達員 「はい、ただいま!」ゴトゴト 婚后 (ネット通販で買いましたが……ここまで大きいとは) 配達員 (大きい水槽だなぁ。熱帯魚何匹分だろ) 配達員 「こんな感じでよろしいですか?」 婚后 「ええ。ありがとうございます」 配達員 「では、こちらにサインをお願いします」 婚后 「」カキカキ 配達員 「ありがとうございました!」ペコリ 婚后 「いえいえ」 <バタン 婚后 「……ふふ、ふふふっ」スリスリ 婚后 「エカテリーナちゃんを迎える準備は完璧ですわね♪」 ~その頃 第7学区 一方通行邸~ <ガチャ バタン 番外個体 「やっほう、生きてるー?」 一方通行 「お生憎となァ」 打ち止め 「あ、ワーストの荷物届いてるよ! ってミサカはミサカは出迎えつつ報告してみたり!」 一方通行 「使ってねェ部屋があったからそこに入れといた。これからはそこの部屋使え」 番外個体 「え? 個室もらえるの? ありがたくって涙がでちゃう」 一方通行 「つっても物置同然だったからな。家具の類は買ってこないとねェぞ?」 番外個体 「それはその内ね。とりあえず、ちょっとだけでも整理しようかな」 一方通行 「あまり散らかすなよ。俺はちっとコンビニ行ってくる」 打ち止め 「プリン買ってきてねプリン! ってミサカはミサカはしがみついて頼み込んでみたり!」 ~一方通行邸 番外個体個室~ 番外個体 「あ、これ冬物か」ゴソゴソ 番外個体 「冬物衣類、と」カキカキ 番外個体 「荷物の整理も大変だね。日本に来たときの何倍あるんだ、これ」 番外個体 「お? これって……」 : : : 一方通行 「戻ったぞ」 打ち止め 『おかえりー! ってミサカはミサカは満面の笑顔で出迎えてみたり!』トテテテ 一方通行 「……いや、おい……満面の笑顔って、見えないじゃねェか」 打ち止め 『?』←ワースト仮面装備 一方通行 「どォしたンだよ、それ」 打ち止め 『ワーストのお部屋に遊びにいったら見つけたんだよー、ってミサカはミサカは報告してみる』 番外個体 「あ、帰ってたんだ」←バトルスーツ装備 一方通行 「」 番外個体 「……な、なに? ジロジロ見ないでよ……」 一方通行 「ンでそンな格好してンの?」 番外個体 「荷物整理してたら見つけたんだよね。んで、まだ着れるかなーと思って」 一方通行 「ふーン……」 番外個体 「いや……だから、ジロジロ見るなって……なんなの?」 一方通行 「それ、キツいンじゃね?」 番外個体 「」 一方通行 「そもそもフィットする素材なンだろォけどよ、模様がなーンか横に伸びて「どりゃぁぁ!」バキッ 一方通行 「」 番外個体 「~~っ、着替えてくる」 打ち止め 『はーい、ってミサカはミサカは見送ってみる』 番外個体 (美容とかダイエットとか気にしてなかったけど……気にしないとマズイのかなぁ……)グスッ 番外個体 (でも胸がちょっとキツくなったのは喜ぶべきことなのかな……) 番外個体 (あの人が触ってくれればもっと、って……いやいやいや、そんな……)ブンブン 打ち止め (なんか今日のワーストは見てて面白い、ってミサカはミサカはひっそり観察してみたり) 一方通行 「」 ~同日夜 きぬはた荘 リビング~ 浜面 「もうあと1週間切っちまったんだなぁ」シミジミ 番外個体 「あのさー……ちょっと思ったんだけど」 結標 「どうしたのよ」 番外個体 「絹旗さんってさ、常盤台の寮に行くんだよね」 絹旗 「ええ、その予定ですが」 番外個体 「ユリコどうすんの?」 絹旗 「あ」 ユリコ 「(・ω・三・ω・)」 白井 「言うまでもなく……と言ったらおかしいですが、寮則では原則ペット禁止ですの」 絹旗 「その頭はあったんですが、バタバタしてて超すっかり忘れてました……」 結標 「最悪、私たちの誰かで卒業まで預かることは出来るでしょうけど」 海原 「ユリコさんに決めてもらえばいいじゃないですか」 婚后 「そうですわ、ユリコの身の振り方なのですからユリコ自身に決めて頂けば公平ですわね」 滝壺 「ゆりこ、ちょっときぬはたの頭から降りてくれる?」 ユリコ 「ミ( ・ω・)」 絹旗 「では、ユリコに決めて頂きましょう」 結標 「ユリコは誰と一緒に行きたい?」 ユリコ 「……」 ポテポテ ユリコ 「ノ・ω・)ノ」 絹旗 「ユリコー!」ピャー 滝壺 「やっぱりきぬはたがいいんだね」 絹旗 「……決めました。私、ユリコのために超戦います」 番外個体 「お、さすが。お相手は?」 白井 「……! 絹旗さん、まさか!」 絹旗 「寮監です!」 白井 「……絹旗さん」 絹旗 「白井さん、止めないでください! 止めるというならこの液体窒素を頭から」ヒエヒエ 結標 「やめなさい。シャレにならないから」フッ 絹旗 「あっ、返してくださいよ!」 白井 「誤解しないでくださいまし。止めるつもりは毛頭ございませんの」 絹旗 「じゃあ……」 白井 「友人のためとあらば、わたくしも参りますの」ドン 婚后 「お二人とも、わたくしも参ります」 絹旗 「婚后さんまで……」 婚后 「説得するなら人数は多いほうがよろしいでしょう?」 絹旗 「…………」 ユリコ 「(・ω・)?」 絹旗 「よかったですね、ユリコ。みんなあなたの味方ですよ」 海原 「なぜ浜面さんがウルウルしてるんですか」 浜面 「俺、こういうのに弱いんだ」グス 滝壺 「」ヨシヨシ ~同日深夜 きぬはた荘 結標個室~ <コンコン 結標 「はーい?」 <ガチャ 番外個体 「」ヒョコッ 滝壺 「」ヒョコッ 結標 「どうしたの? 二人して」 滝壺 「明日ね、新しい部屋で使う家具とか買いに行こうと思って」 番外個体 「良かったら淡希も一緒にどうかなーと」 結標 「うん、いいんじゃない? 私も最低限必要なものは揃えようと思ってたし」 滝壺 「じゃ3人で行こう」wktk 結標 「あれ? 浜面くんはいいの?」 滝壺 「はまづらには別な頼みごとしてあるから」 番外個体 「淡希こそ、海原さんはいいの?」 結標 「詳しくないから適当に選んでおいて、って言われてるのよ」 番外個体 「お、奇遇だね。私も適当に選んで持ってこいって言われた」 滝壺 「じゃ決まりだね」 淡希 「ちなみに、何を買うの?」 番外個体 「次使う部屋に収納はあったから、ベッドとテーブルかなぁ」 滝壺 「私はベッド」 結標 「やっぱ寝具優先なのね。私もそうだけど」 番外個体 「二人とも、当然ダブルベッド?」 結標 「なっ、なんでそうなるのよ。別にそうって決まったわけじゃ」 滝壺 「当然」フンス 結標 「」 番外個体 「私はなー、転がり込む形だからそういう選択肢ないんだよね」 結標 「ダブル……ダブル……そうよね……買っちゃえばこっちのもの……ふふふ……」ブツブツ 滝壺 「むすじめが壊れた」 番外個体 「じゃ、明日午前中から行くってことで」 滝壺 「うん、早いほうがいいね」 結標 「午前中ね、オッケー」 番外個体 「にしても淡希が来てくれると助かるよー。家具って重いし」 結標 「……へ?」 滝壺 「助かるよね、配送してもらうにも時間とお金かかるし」 結標 「ちょ、ちょっと?」 番外個体 「じゃ、明日寝坊しないでね」ノシ 滝壺 「私もお寝坊しないようにもう寝るから」ノシ 結標 「いや、貴女達」 <バタン 結標 「……」 結標 「ハメられたわ……」ガックシ ~翌日 第7学区 常盤台中学新寮~ ピカッ ゴロゴロゴロゴロ... 絹旗 「」ザッ 白井 「」コツ... 婚后 「」カツッ ユリコ 「(・ω・)」ポテ 絹旗 「気分は魔王の城に攻め込む勇者ご一行ですね」 白井 「まあ、相手は魔王と言っても差し支えないかもしれませんが」 婚后 「絹旗さん。無策でカチ込むには無謀すぎる相手ですわよ」 白井 (カチ込むって……) 絹旗 「大丈夫です。超それなりに考えはあります」 婚后 「そうですか……では、参りましょう」 白井 「この時間なら、建物のどこかにおられる筈ですの」 ピンポーン ガチャ 絹旗 「さて、どこにいるんでしょうか……」 白井 「! 絹旗さん! 真正面ですの!」 絹旗 「!?」 コツッ コツッ 寮監 「おかえり、絹旗、白井」 白井 「寮監、ご無沙汰しておりますの」 寮監 「うむ……ところで、絹旗」 婚后 (……気配が変わりましたわね) 寮監 「動物の持ち込みは禁止されている筈だが?」ドドドドド 絹旗 「今日は、そのことで相談があって伺いました」 寮監 「駄目だ」 絹旗 「いや、まだ本題に入ってませんよ!?」 寮監 「その猫を飼いたいとでも言うつもりだろう」 絹旗 「超その通りです」 寮監 「駄目だ」 絹旗 「お願いします、この通りです!」o┐ガバッ 白井 (あの絹旗さんが……) 婚后 (90度のお辞儀を……!?) 絹旗 (なんか超失礼な感想を持たれた気がしましたが……)o┐ 寮監 「なんと言おうと認められない。簡単に曲げることは許されないからこその規則だ」 婚后 「……寮監! わたくしからもお願い致します!」 寮監 「……」 婚后 「わたくしも、動物を家族と思って過ごしております。だからこそ、絹旗さんの気持ちも痛いほど……」 白井 「寮監、何卒ご再考を……」 寮監 「ならぬ」 絹旗 「…………どうしても、ですか」 寮監 「どうしても、だ」 絹旗 「……ならば」 ダンッ 絹旗 「超実力行使です!」 寮監 「……」 絹旗 「もらいました!」 寮監 「遅いな」ヒュッ ゴシャッ 絹旗 「がっ……!」ゴロゴロ 白井 「絹旗さん!」 絹旗 「ゲホッ……ま、まだまだぁ!」 絹旗 (窒素装甲の上からでもこれだけダメージを通すなんて……超化物ですね……) 寮監 「絹旗、お前の気持ちも分からなくはない。だがな」 チョンチョン 寮監 「?」 ユリコ 「(・ω・)」ジー 寮監 「」キュンッ 婚后 (今、なにやら変な音が……) 寮監 「…………じ、条件が二つある」 絹旗 「二つ? なんですか!?」 寮監 「他の生徒、或いは寮関係者に迷惑が掛からぬようちゃんと躾けること」 絹旗 「超了解です!」 白井 「もう一つは?」 寮監 「お前達が学校に行っている間……つまり、不在である日中は私が身柄を預かる」 絹旗 「……」 白井 「……寮監……それはもしや……」 寮監 「異論があるのならば」 絹旗白井婚后 「「「ありません!」」」 ~同日 第7学区 とあるカフェ~ 絹旗 「いたたた……」 白井 「しかし、驚きましたの」 婚后 「ユリコの魅力の前には、海千山千百戦錬磨の寮監もあっさりと陥落ですわね」 ユリコ 「(*・ω・)」 絹旗 「私は何のために蹴り飛ばされたんですか……」 絹旗 (しかも、まだ超痛いです……こりゃ麦野の制裁キック以上ですね)ズキッ 婚后 「でも、これで心配事はすべて片付きましたわね」 白井 「あとは粛々と準備を進めるだけですの」 絹旗 「そうですね……なんだか、実感が超湧いてきちゃいました」 婚后 「残りの日、せめて悔いなきよう過ごしましょう」 白井 「この一年を最高の思い出で締めくくれるようにしたいものですの」 絹旗 「超大丈夫ですよ、私たちなら。いつも通りにやってりゃいいんですから」 婚后 「ふふ、それもそうですわね」 白井 (絹旗さんもいつもの調子を取り戻したようで一安心ですの) =====
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/407.html
【051~100】 ■051~100 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 051 夜の始まり 美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-3/ルヴィア邸付近 未明 ◆HB/kaleido 052 国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり アレクサンド・アンデルセン&ランサー D-9/廃教会 未明 ◆ACfa2i33Dc 053 落とし穴の底はこんな世界 寒河江春紀&ランサーテンカワ・アキト&バーサーカー B-9/住宅街(天河食堂) 早朝 ◆ITsbEg9y4Y 054 伝説を呼ぶマジカル聖杯戦争! 野原しんのすけ B-4/幼稚園 午前 ◆IbPU6nWySo 055 diverging pointMoondive Meltout 岸波白野&ランサー遠坂凛&ランサー B-4/遠坂邸 午前 ◆ysja5Nyqn6 056 電脳淫法帖 電人HAL&アサシン狭間偉出夫&ライダー C-6/錯刃大学・春川研究室C-6/マンションの自室 午前 ◆FFa.GfzI16 057 機動戦士ガンダムデップー ”逆襲のウェイバー” ウェイバー・ベルベット&バーサーカーシャア・アズナブル&アーチャー C-3(北)/英会話教室から少し離れた地点B-3(中心)/道路 午前 ◆DpgFZhamPE 058 信仰は儚き人間の為に 東風谷早苗&アーチャー C-9/廃教会へ移動中 早朝 ◆IbPU6nWySo 059 何処までも暗い闇の中 間桐桜&キャスター C-1/山小屋 午前 ◆OSPfO9RMfA 060 Imitation/午前9時52分 アサシン(ベルク・カッツェ)ジョンス・リー&アーチャー宮内れんげ、ジナコ・カリギリ B-10/左下・都心部B-10/街外れの一軒家・居間B-10/街外れの一軒家・寝室 午前 ◆tHX1a.clL. 061 戦場に立つ英雄/台所という名の戦場 衛宮切嗣&アーチャーアサシン(吉良吉影) B-6(南)/スーパー近くの駐車場B-6(南西)/マンションそば路上、タクシー内 午前 ◆A23CJmo9LE 062 再現された仮想現実世界 ホシノ・ルリ&ライダー B-9/住宅街(天河食堂前) 午前 ◆OSPfO9RMfA 063 notice ケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスターシオン・エルトナム・アトラシア&アーチャー C-3/月海原学園 午前 ◆holyBRftF6 064 報復の追跡 アサシン(ゴルゴ13) B-10/屋外 早朝 ◆F3/75Tw8mw 065 喰らう者たち 喰われる者たち 足立透 キャスター B-4/大魔宮・玉座の間&魔力炉の間 午前 ◆zOP8kJd6Ys 066 テレビとか新聞とかちゃんと見ないとダメだって ジナコ・カリギリ寒河江春紀&ランサー、宮内れんげジョンス・リー&アーチャー B-10/街外れの一軒家B-10/町はずれの住宅地B-10/図書館へ移動中 午前 ◆IbPU6nWySo 067 勇者の邂逅、聖者の会合 聖白蓮&セイバー言峰綺礼&セイバー B-1-C-1/命蓮寺 早朝 ◆HOMU.DM5Ns 068 異邦の地で生きるということ 東風谷早苗&アーチャー C-9/廃教会へ移動中 午前 ◆OSPfO9RMfA 069 あなたのお家はどこですか? アレクサンド・アンデルセン&ランサー美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-9/市街地 早朝 ◆2kaleidoSM 070 ソラの政治家達 シャア・アズナブル&アーチャー本多・正純ライダー(少佐) B-2/高級ブティックC-3/月海原学園付近C-3/正純の自宅 午前 ◆TAEv0TJMEI 071 days/only illusion 間桐桜&キャスターミカサ・アッカーマン&ランサー真玉橋孝一&セイバー C-1/山小屋C-3/月海原学園 午前 ◆Ee.E0P6Y2U 072 Devil Flamingo 聖白蓮&セイバー B-7/海浜公園 午前 ◆IbPU6nWySo 073 ルーラーのB-4調査報告:衝撃の―――― ルーラー(ジャンヌ・ダルク)カレン・オルテンシア C-3北東端/マウント深山商店街 午前 ◆holyBRftF6 074 善悪アポトーシス テンカワ・アキト&バーサーカー東風谷早苗&アーチャー美遊・エーデルフェルト&バーサーカーアレクサンド・アンデルセン&ランサー D-9/廃教会C-9 午前 ◆y0PHxpnZqw 075 『憎悪の魔王』/『敗者の王』 言峰綺礼&セイバー C-3/月海原学園購買部 午前 ◆OSPfO9RMfA 076 衛宮とエミヤ 衛宮切嗣&アーチャー B-6(南)/レンタカーの店C-7(北西)/民家 午前 ◆OSPfO9RMfA 077 アサシン・オブ・アンタイ・オバケ・ニンジャ 野原しんのすけ&アサシン B-4/街中 午前 ◆ggowmuNyP2 078 aeriality心の在処 ルーラー(ジャンヌ・ダルク)カレン・オルテンシア岸波白野&ランサー遠坂凛&ランサー ?-?/???C-3/商店街近くの公園 午前 ◆ysja5Nyqn6 079 第一回定時通達 ルーラー(ジャンヌ・ダルク)カレン・オルテンシア ?-?/教会 正午 ◆5fHSvmGkKQ 080 対話(物理) 聖白蓮&セイバージョンス・リー&アーチャー C-8/図書館付近C-8/図書館 午後 ◆OSPfO9RMfA 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 暁美ほむら&キャスター武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) 午後 ◆IbPU6nWySo 082 最初の使者 本多・正純&ライダーシャア・アズナブル&アーチャー C-3/月海原学園C-6/シャアの後援会が行われるホテルの一室C-5/シャアの支援事務所 午後 ◆OSPfO9RMfA 083 end of hypnosis 「Standing for Defend You」 ホシノ・ルリ&ライダー美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-9/住宅街(とあるビルの屋上) 午後 ◆DpgFZhamPE 084 信じる テンカワ・アキト&バーサーカー東風谷早苗&アーチャー D-9/廃教会周辺 午後 ◆holyBRftF6 085 シオン・エルトナムと純血のロード シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャーケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスター C-3/月海原学園内図書室C-3/月海原学園 午後 ◆A23CJmo9LE 086 槍は甘さを持つ必要はない 寒河江春紀&ランサー宮内れんげ B-9/アパート 午後 ◆y0PHxpnZqw 087 卓袱台会議 岸波白野&ランサー遠坂凛&ランサー B-4/遠坂邸 午後 ◆OSPfO9RMfA 088 ヒーローズ・オン・ザ・マッポー・ワールド ウェイバー・ベルベット&バーサーカー野原しんのすけ&アサシン C-3/北東B-4/西南 午後 ◆tHX1a.clL. 089 バカばっか テンカワ・アキト&バーサーカー東風谷早苗&アーチャー D-9/廃教会周辺 午後 ◆OSPfO9RMfA 090 健全ロボダイミダラー 第X話 悲劇! 生徒会副会長の真実! 真玉橋孝一&セイバー本多・正純 C-3/月海原学園 午後 ◆TAEv0TJMEI 091 ひとりぼっち ジナコ・カリギリ&アサシン B-10/街外れの一軒家B-10/B-5へ向かう電車内 午後 ◆tHX1a.clL. 092 同じことか 衛宮切嗣&アーチャー C-8/図書館 午後 ◆Ee.E0P6Y2U 093 喜べ学生、君の商品はようやく温まる 言峰綺礼&セイバー C-3/月海原学園購買部 午後 ◆DpgFZhamPE 094 蟲のキャスターは餌を撒く ミカサ・アッカーマン&ランサー間桐桜&キャスター C-3/月海原学園C-1/山小屋 午後 ◆OSPfO9RMfA 095 吉良吉影/武智乙哉は動かない 武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) 午後 ◆QyqHxdxfPY 096 忍音 電人HAL&アサシン C-6/錯刃大学・春川研究室 午後 ◆OSPfO9RMfA 097 近似値 ホシノ・ルリ&ライダー衛宮切嗣&アーチャー美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-9/住宅街のはずれB-9/住宅街のはずれ(ルリ達とは離れている)C-8/図書館周辺 夕方 ◆FFa.GfzI16 098 人の不幸は蜜の味 アサシン(ベルク・カッツェ) C-10/左上・都心部 午後 ◆DpgFZhamPE 099 HIDE & LEAK 狭間偉出夫&ライダー C-8/バス車内(図書館から2km圏内) 午後 ◆5fHSvmGkKQ 100 くだらぬ三文劇 言峰綺礼&セイバー真玉橋孝一&セイバー C-3/月海原学園食堂C-3/月海原学園 午後 ◆OSPfO9RMfA table_sorter plugin Error テーブル名は半角英数字で指定してください 時間順 【オープニング】 【1日目】 【2日目】 投下順 【001~050】 【051~100】 【101~150】 【151~200】 ▲上へ
https://w.atwiki.jp/h21fjhs/pages/32.html
~第7学区 大通り~ 番外個体 「マスターに頼まれた買い物しゅーりょー」ガサガサ <あ!真琴ちゃーん 番外個体 「? あ、美鈴さんだ」 美鈴 「今日もお仕事なの? 大変ねー」 番外個体 「はい、大変です」キッパリ 美鈴 「いいわねー、正直な子は大好きよ」ナデナデ 番外個体 「あれ? 今日は一人?」 美鈴 「うん。ホントはね、昨日の内に帰るハズだったんだけど。つい朝まで呑んじゃって♪」 番外個体 「……一人で? それって寂しい」 美鈴 「あ、言ったな? 独り酒は大人の女の嗜みなんだぞー。真琴ちゃんだって今に分かるんだから」ユサユサ 番外個体 「ゆ、揺らさないでっ。卵割れちゃうから」 美鈴 「……ねー、真琴ちゃん。今度一緒に買い物とか行きましょーよー」ズイ 番外個体 (うっわ、酒くせー) 美鈴 「美琴ちゃんは服とか可愛い系が好きだから、好みが合わないのよねー」 番外個体 「ま、まあ、機会があれば……」 美鈴 「大丈夫よぉ、私大学の用事でこっちにちょくちょく来てるから」 番外個体 「え? 大学って……うん?」 <ピシャァァン 美鈴 「あら? こんなに天気がいいのに雷? さすが学園都市ねー」ケラケラ 番外個体 (地面から空に向かった? てことは、自然の雷じゃない。まさかお姉様?) ~学園対抗玉入れ会場 グラウンド~ 美琴 「うりゃぁぁぁぁ!!」ピシャーン ピシャーン ピシャーン 削板 「すごいパンチガードガードガードォォ!!」ベチン ベチン ベチン 美琴 「アンタそれなんなの!? 雷を素手でハタキ落とすってどういうことよ!!」 削板 「よくぞ聞いてくれた! これぞ俺の"磁力線戦" オーロラガード ! 念動力を」 美琴 「だから念動力でそんなことできないって、さっきから何度も言ってるでしょ!!」 削板 「何言ってんだ、できてるだろうが!」 美琴 「だーかーらー……あぁもう! 面倒くさい!」 削板 「それよりアレだ。アレ使わないのか?」 美琴 「あ、あれ?」 削板 「お前、第3位だろ? だったら必殺技の……あれだ、ナントカガン」 美琴 「……お望みならぶっ放してやるわよ」スチャ 削板 「うむ、それでこそ根性だ!」 常盤生徒 「!? み、みなさんお逃げになって! これ以上は危険です!」 長点生徒 「おい! 全員ここから離れろ!」 美琴 「アンタのなんとかガードで防ぎきれるかしら!?」チャリーン 削板 「"磁力線戦" オーロラガード だ! 何度も言わせるな!」 美琴 「知るかーー!!」カッ : : : 白井 「はいっ!」ヒュンッ 【カゴ】<マンパイデス 絹旗 「さあ、どんどん行きますよ!」 白井 「さすがに全てのカゴを赤玉だけで埋めることはできませんでしたの……」 婚后 「絹旗さん、点差はどうなってますか?」 絹旗 「ええとですね……」 常盤台中学 448 - 345 長点上機学園 絹旗 「100の……えと、繰り上がって……103点差で超勝ってます!」 婚后 「残りのカゴも埋めてしまえば、点差が縮むことはございませんわ!」 白井 「さあ、参りますの!」 <チュドーーン 絹旗 「!? な、なんですか、今のは!」 婚后 「一瞬見えたオレンジの光は、まさか超電磁砲……?」 白井 (お姉さまを本気にさせるなんて……あの殿方も只者ではございませんの) <見つけたぞ!あいつだ! <奴がテレポーターだ!やっちまえ! 白井 「え?」 絹旗 「白井さん、危ない!」バッ ヒュパパパパパパ 絹旗 「がああああああああ!!!」ガガガガガガガガ 白井 「石礫!? 絹旗さん!」 絹旗 「うっ……わ、私は超大丈夫ですから! 先に行っててください!」 白井 「そ、そんなこと」 婚后 「ここはわたくし達が足止めしますので、白井さんはお急ぎになって!」ペシッ 白井 「!? 婚后さん! 貴女、今噴射点を……あっ!」ヒュパッ <ずるいですのーー ー ー ー 絹旗 「さて……何考えてんですか! この絹旗サマだからこんな程度で済んでるんですよ!!」ウガー 長点生徒1 「む、無傷!? なんで!?」 絹旗 「窒素装甲なめないでください! 今日何回これ言ってると思ってるんですか!」 長点生徒1 「くそっ、ならもう一発くらっとけ!」 婚后 「小石を……これは念動力……?」 絹旗 「超危ないです! 巻き込まれない程度に下がっててください!」 ヒュパパパパパパ 絹旗 「うわあああ……!」ガガガガガガガ 長点生徒1 「はっ……ははははは! どうだ! これが俺の力だ!」 絹旗 「そうです、か……なら、これが、私の力です!!」ダッ 長点生徒1 「う、嘘だろ……!?」 絹旗 「うりゃぁぁぁぁ!!」ガシッ グググ 長点生徒2 「持ち上げた!? どこにそんな力が!?」 絹旗 「超飛んでいきなさい!!」ブンッ ミ 【カゴ】<ガポンッ 長点生徒2 「む、無理ゲーだろ、これ……」 婚后 「あらあら……絹旗さん、人ではなく玉を入れてくださいな」 絹旗 「超失礼しました」 婚后 「今回は大目にみましょう。さ、白井さんに追いつきませんと」 絹旗 「そうでしたね、急いで」ズキッ 婚后 「? 絹旗さん?」 絹旗 「どうかしましたか? ほら、超急ぎますよ」 婚后 「は、はあ……(気のせいでしょうか……?)」 絹旗 (ショットガン並の石礫……流石に無傷とはいきませんか) ~学園対抗玉入れ会場 客席~ 浜面 「なあ……これ、どこの戦場だ?」 滝壺 「戦場じゃないよ。運動会」 浜面 「そ、そうだよな! 勘違いするところだったぜ!」 結標 「強豪同士の対戦となると、文字通りレベルが違うわね」 海原 「あの中に飛び込めって言われたら泣いて謝っちゃいますね」 結標 「飛び込みなさい」 海原 「」 結標 「ウソよ、そんな顔しないでよ」 海原 「さっきのは冗談を言う表情じゃありませんでしたよ」 浜面 「それにしても超電磁砲すげえな! 初めてみたぜ!」ウヒョー 滝壺 「はまづら、落ち着いて」 結標 「そういえば、さっきの超電磁砲、誰かに直撃してなかった?」 海原 「一瞬なので見えませんでしたが、射線には誰かいたように見えましたね」 滝壺 「……大丈夫なのかな」 浜面 「大丈夫だろ?」 結標 「大丈夫なワケないでしょ。生身の人間が食らっていいものじゃないわよ」 海原 「これは只事ではないかもしれませんよ」 滝壺 「あ、煙がはれてきた」 結標 「……嘘でしょ? あの立ち位置なら真正面からもらってるじゃない」 浜面 「平然としてるな、ありゃ」 海原 「彼は……先ほどから御坂さんと交戦してる方ですね。何者でしょうか」 結標 「第3位と互角以上なんだから、どう考えても Level5 なんだろうけど……」 ~学園対抗玉入れ会場 グラウンド~ 美琴 「ワケ分かんない……」 削板 「ふふん、ひゃるやれえか」 美琴 「超電磁砲を"歯で"受け止められたのは初めてよ……」 削板 「(プッ)なんだこりゃ? ゲーセンのコインか? ほら、返すぜ」チャリーン 美琴 「ちょ、いらないわよ! そんな口でくわえたヤツなんか!!」ズザザザ 削板 「しかし嬢ちゃんもなかなかやるな! 俺も本気を出さないといかんな!」 美琴 「本気じゃなかったっての?……いいわ、私も久々に100%中の100%でやってやるんだから」 ゴロゴロ... ゴゴゴン... 削板 「お? なんだ、急に天気が悪くなって……おいおい、嘘だろ?」 美琴 「」ゴゴゴゴゴゴ 白井 「雷雲? まさかお姉さま、そこまで……?」 絹旗 「白井さん!」 婚后 「遅くなりまして!」 白井 「お二人ともご無事ですか!?」 絹旗 「見ての通り、超大丈夫です」フンス 白井 「残すカゴはあと一つですの! ささっと埋めてしまいますの!」 婚后 「絹旗さん!」 絹旗 「超了解です! やってしまいましょう!」ポイポイポイポイポイポイ 婚后 「白井さん、頼みましたわよ!」ポイポイポイポイポイポイ 白井 「これで最後ですの!」ヒュン 【カゴ】<マンパイデス 絹旗 「これで全部です!」 婚后 「どうにか時間内に収まりましたわね」 <バスンバスン <そこまで!そこまで! 美琴 「え? 終わり?」 削板 「むう。これからというところだっというに」 美琴 「……個人的な決着は付けられず、か」 削板 「勝負はお預け、ってことだな。この勝負、嬢ちゃんに預けたぜ!」 美琴 「次はこうはいかないんだからね、覚えておきなさい」ビシィ 削板 「ははは! いいな! いい根性だ! では、また会おう」 美琴 「……第7位、削板軍覇か。とんでもないヤツね」 美琴 「はあ、私もまだまだ未熟だな……じゃ、私も戻りますか」 : : : 絹旗 「集合場所がまるで野戦病院です……」 白井 「今回は特に派手でしたから」 婚后 「全員が全員、死力を尽くした結果ですわね」 絹旗 「お、最終集計結果が出たようですよ」 常盤台中学 ○ 552 - 378 × 長点上機学園 白井 「勝った……」 絹旗 「超勝ちましたー!」ピャー 婚后 「白井さん! やりましたわね!」 白井 「」ウルウル <黒子ー 美琴 「黒子、やったわね」 白井 「お、おねえさ……お姉さま!? お怪我を……!」 美琴 「大丈夫よ、これぐらいはいつものことじゃない」 白井 「でっ、ですが!」 美琴 「アンタのご活躍はついさっき聞いたわよ。間違いなく今回のMVPね♪」 白井 「……おっ、お゛ね゛え゛さ゛ま゛ぁぁぁぁぁ」 美琴 「なんで勝ったのにそんな顔するかなぁ」 白井 「グスッ……わ、わたくしだけはございませんの……」 白井 「お姉さまや婚后さん、絹旗さんの協力があったからこそ……わたくしも思うように動けましたの」 美琴 「そっか。だったらみんなで分かち合わないとね」 絹旗 「いや……勝てて超良かったですね」 婚后 「……絹旗さん。貴女、さっきから足を引き摺ってませんか?」 絹旗 「超ちょっとドジっただけです。大したことないですよ」 婚后 「ダメですわ、きちんと手当てをいたしませんと」 絹旗 「むー……しなきゃダメですか」 婚后 「ダメです。さ、救護係のところに参りますわよ」 絹旗 「超分かりました……」 婚后 「あ、おんぶしてさしあげましょうか?」 絹旗 「ち、超結構です!」 婚后 「ふふ。では、参りましょう」クスクス ~救護スペース~ <大丈夫ですよ!気をしっかりもって! <やれやれ、僕を誰だと思ってるんだね? <その言葉が聞きたかった。 保健係 「はい、できました。数日間は激しい運動はしないでくださいね」ナデナデ 絹旗 「超ありがとうございます」 婚后 「軽い捻挫でよかったですわ。もう競技の参加は難しそうですが……」 絹旗 「大丈夫ですよ。全体競技はもうありませんし、個人エントリもしてませんから」 婚后 「あら、そうなのですか?」 絹旗 「ええ、まあ。急な話でしたし。個人参加は昨日の借り物競争だけです」 婚后 「なら静養に専念できますわね」ナデナデ 絹旗 「……なんでみんな私の頭を撫でるんですか」 婚后 「なんと言いますか、ちょうどいい高さにありましたから」 絹旗 「超バカにしてますよね!?」ムキー <あ、二人ともー 絹旗 「あ、御坂さん」 美琴 「二人もどっかケガしちゃったの? 大丈夫?」 婚后 「わたくしは大丈夫ですが、絹旗さんが……」 絹旗 「超ちょっと捻っただけですよ」 婚后 「御坂さんも、あれだけ派手に闘ってよくそれで済みましたわね」 美琴 「私も相手も、周りを巻き込まない程度には加減してたからねー」 絹旗 (超電磁砲まで撃ってたくせに) 絹旗 「あれ? そういえば白井さんは一緒じゃないんですか?」 美琴 「傷口を舐めてやるってしつこいから、お仕置きしといた」 絹旗 「」 美琴 「最近大人しいなぁって思ってたんだけど、やっぱり黒子は黒子ね」 婚后 「その顔は、満更でもないって顔ですわよ?」クスクス 絹旗 「なんだかんだ言って、超戦友ってヤツなんですね」 美琴 「そっ、そんなこと……あ、ゴメン、ちょっと電話」ピッ 番外個体 『あっ、お、お姉様!? やっと繋がった! 何してたんだスカポンタン!』 美琴 「なっ、なに? なんで私、いきなり怒られてるの?」 番外個体 『美鈴さんが酔っ払ってご乱心なの! すぐ店まで引取りに来て!』 美琴 「」 番外個体 『できる限り急い ひゃっ!? 美鈴さん!? やめt ブツッ 美琴 「」ツー ツー ツー 美琴 「……なにやってんのよ、バカ母」ハァ 絹旗 「御坂さーん? みんなでお昼……あ、まだ電話中でしたか」 美琴 「ううん、終わった終わった。それより、みんなでお昼って?」 絹旗 「ええ、なんか戦勝パーティとかで超豪勢にするらしいです」 美琴 「……うん、行く! 行くから!」 絹旗 「そうですか。では、入り口のところに集合ですので」 美琴 「あっ、うん。すぐ行くね」 美琴 (ワースト任せた……ゴメンね、手のかかる姉と母で) 美琴 (でも、私にとっては常盤台として参加する最後の大覇星祭だから、大目に見てね) : : : 結標 「あら、お嬢様の集団ね」 浜面 「はー、常盤台のお嬢様ともなると、体操服でもお嬢様オーラを放ってるんだな」 海原 「これぞシャングリラ(バコッ)はい、ごめんなさい」ズキズキ 滝壺 「きぬはたからメールが来てたよ。お昼はみんなと一緒だって」 浜面 「今朝寝坊して弁当作れなかったが、ある意味ちょうど良かったかもな」 滝壺 「うん。きぬはたも孤立してないみたいだし、良かった」 海原 「この後は知り合いがでる競技もありませんし、僕らも適当に回りましょうか」 結標 「そうね、なんだかんだで盛り上がりのピークも過ぎたんだし」 海原 「初日と二日目が一番盛り上がるんですよね」 浜面 「そんなもんだろ? 中盤は中弛みするし、終盤は疲れも溜まってるだろうしな」 滝壺 「ほら、はまづら。行こうよ」グイグイ 浜面 「そんなに急がなくても屋台は逃げねえぞ」 海原 (今日はどうするんですか?)ヒソヒソ 結標 (うーん) 滝壺 「ほら、二人も」 海原結標 「えっ?」 滝壺 「何日も気を使ってもらうの悪いから。今日はみんなでね」 浜面 「気を使う? なんかあったのか?」 海原 (さすがに滝壺さんはまるっとお見通しでしたか) 浜面 「でも、ま、大人数ってのも楽しいよな!」 滝壺 「うん、ダブルデートだね」 海原結標 「」 ~同日夜 きぬはた荘 リビング~ 番外個体 「」 ユリコ 「(・ω・)」フミフミ 滝壺 「みさわ、床で平べったくなるなら自分の部屋で寝たほうがいいよ」 番外個体 「あうー……」 浜面 「こりゃ重症だな。何があったんだ?」 番外個体 「疲れた……もう、ゴールインしてもいいよね……?」 結標 「はいはい。バカ言ってないで、さっさと自分の部屋いって休みなさい」 番外個体 「淡希、頼んだ」 結標 「はあ……しょうがないわね」フッ ユリコ 「?(・ω・三・ω・)?」 /ドスン ガタ\ 海原 「? なんでしょうか?」 結標 「……いっけない。ミスって2階の天井近くに飛ばしちゃったわ」 絹旗 「海原さーん」 海原 「どうしました?」 絹旗 「肩をグイグイしてください」 浜面 「こら絹旗。またお前はそうやって人をコキつかってだな……」 海原 「まあいいですよ、これぐらいなら。どうせ暇ですしね」 絹旗 「さすが、海原さんはどこぞのウマ面と違って超紳士です」 浜面 「くそ、見た目紳士となると海原には勝てん……」 滝壺 「大丈夫だよ、見た目チンピラなはまづらを私は応援してる」 海原 「? 固いですね」 絹旗 「あぅぅ、そこ……」 海原 「慣れないことはするものじゃないですね」グリグリ 絹旗 「はう……超同意ですぅ」 結標 「……」 浜面 「おい、姐さん。どうした?」 結標 「え? 何が?」 滝壺 「顔に、お札の肖像画みたいな影が付いてたよ」 結標 「……つ、疲れちゃったのかな。私ももう寝るわ」 滝壺 「……」 浜面 「? ああ、お疲れさん」 滝壺 「みさわもむすじめも大変だね」 浜面 「?」 <ガチャ 白井 「お風呂空きましたのー」 婚后 「お先に頂きました」 滝壺 「あと入ってない人は?」 海原 「僕はまだですね。他の方お先にどうぞ」グリグリ 絹旗 「はにゃー」ノシ 浜面 「絹旗もか。あと俺な」 滝壺 「もう遅いし後ろつっかえてるから、きぬはた入るよ」グイグイ 絹旗 「あぅぅ、引き摺らないでくださぃ……」ズルズル 滝壺 「私達の後、二人で入ってね」 浜面 「え!? そこは一人ずつじゃダメ!?」 白井 「まー、殿方同士で裸の付き合いということですの?」 浜面 「突き合い!? しねえよ!!」 婚后 「まあまあ、殿方同士でしか分からない話題もございますでしょうし」 浜面 「そりゃあるだろうけどさ」 海原 「いやあ……ははは」 浜面 「断れよ! 海原だってこんなムサイのと一緒に風呂なんてイヤだろ!?」 白井 「鍛えられた筋肉と筋肉がぶつかり合って」 浜面 「おい、誰かこのお嬢止めろぉぉぉ!!」 婚后 「はいはい、白井さん。それぐらいにしておきましょうね」 浜面 「最近のJCってみんなこうなのか……?」 婚后 「一緒にしないでくださいな」 ~その頃 きぬはた荘 番外個体個室~ 番外個体 「何しにきた」 結標 「あれ? 怒ってる?」 番外個体 「誰かさんが空高くに転移してくださったお陰で腰打ったんですけど!?」 結標 「なによー、ショートカットできたじゃない」 番外個体 「そうだけどさぁ……」 結標 「まあ、そんなことよりも、さ」 番外個体 「?」 結標 「何か進展ないの?」 番外個体 「何の話?」 結標 「すっとぼけちゃって。ねー、ウサギさーん」モフモフ 番外個体 「っ///」 結標 「もー、滝壺さんぐらいアグレッシブになってみなさいよ」 番外個体 「あぅ……」 結標 「同じ17歳として、対抗しようと思わない?」 番外個体 「それ言いだしたら淡希だって同じでしょ。このままでいいの?」 結標 「私は別に」 番外個体 「海原さん」 結標 「」 番外個体 「あれ。気付いてないと思ってた? ねー、そっちはどうなのかなー」ニヤニヤ 結標 「……」ボソボソ 番外個体 「? なに?」 結標 「」ウルウル 番外個体 「ちょ、ちょっと!?」 結標 「あいつは……私なんかに興味ないから」エグ 番外個体 「えーと……」 結標 「ねえ、私って魅力ないの?」 番外個体 (淡希の涙声なんて初めて聞いた) 結標 「私の何がいけないのかな……」 番外個体 「あー……さっき自分で言ってたよね? 滝壺さんぐらいアグレッシブになれ、って」 結標 「うー……」 番外個体 「アグレッシブっていうか、私もそうだけど……素直になれないからじゃない?」 結標 「……」 番外個体 「私もねー、事あるごとにあいつに手出したり憎まれ口叩いちゃうんだ」 番外個体 「そんで、後で後悔するの。淡希も身に覚えあるでしょ?」 結標 「んー……まあね」 番外個体 「私達に足りないのって、そういうところじゃないかな」 結標 「そっか……頑張らないとね」 番外個体 「お互いにね」 結標 「……今日、ここで寝てもいい?」 番外個体 「変なことしないでね?」 結標 「するかバカっ」 番外個体 「ほら、ウサギさん貸してあげるから」 結標 「……ゴメンね、らしくもないとこ見せちゃって」モフモフ 番外個体 「頼りにしてくれるのは嬉しいよ」 結標 「ありがとね、真琴」ギュー ~数日後 大覇星祭 最終日~ 絹旗 「いよいよランキングの発表日ですね」 白井 「それと、閉会式ですの」 婚后 「そろそろ始まる筈ですが……あ、きましたわね」 絹旗 「まず個人ランキングですか」 個人総合ランキング 1位 削板軍覇 (長点上機学園) 白井 「あの殿方は……」 絹旗 「うはあ、超すごいですね。2位の御坂さんとダブルスコアですよ」 美琴 「くーやーしーいー!!」 絹旗 「わっ! み、御坂さん!?」 婚后 「い、いつからそちらに?」 美琴 「みんなを見かけたから声をかけようとしてたんだけど……」 白井 「まあ……惜しかったですの」 美琴 「惜しくないわよ、絹旗さんの言う通りダブルスコアだし……完敗よ」 絹旗 「あいつは別格ですよ、身体能力が人間じゃないですもん」 婚后 「結局、あの殿方の能力はなんだったのでしょうか?」 美琴 「さあ。念動力がどうのっていってたけど、どう見ても違うし」 絹旗 「きっと超宇宙人か何かなんですよ。スンバラリア星人とか」 白井 「……否定材料が見つかりませんの」 白井 「……あら? いよいよ学校別ランキングの発表ですの」 絹旗 「おー、やっとですか」 婚后 「勝っても負けても、今年で最後ですのね」 美琴 「そりゃ勝てたら嬉しいけど……やれることはやったし、どんな結果でも悔いはないわね」 学校別ランキング 1位 2位 長点上機学園 美琴 「え……これって期待していいのかな?」 白井 「ま、まだですの。期待させてからドーンと落とす作戦かもしれませんの」 婚后 「どなたの作戦ですか」 絹旗 「そりゃ御坂さんに超恨みを抱いてる者が……」 白井 「お姉さまに限って、そんな方が…………いるはずございませんの!」 美琴 「なんで今ちょっとつっかかったのよ!」 婚后 「お二人とも、落ち着きなさいな」 絹旗 「周りから超生暖かく見守られてますよ」 美琴 「」チョコン 白井 「」チョコン 婚后 「気を取り直したところで、ちょうど発表されるようですわね」 <ダララララララ ジャンッ 美琴 「」ドキドキ 白井 「」ワクワク 学校別ランキング 1位 常盤台中学 テッテレー 2位 長点上機学園 絹旗 「超キターーー!!」 美琴 「」ポカーン 白井 「」ポカーン 婚后 「やっと雪辱を果たすことが……これで悔いなく卒業できますわ」グス 美琴 「黒子、ちょっと髪引っ張ってみてくれない?」 白井 「はいですの」メリメリメリ 美琴 「いたたたた!……夢じゃない!」 白井 「お姉さま、やりましたの!」 ?? 「よう! また会ったな!」 美琴 「え? あ! アンタは!」 削板 「長点上機、完全敗北だ。お前達の根性には驚かされたぜ!」ウンウン 白井 「あ、あの」 削板 「大丈夫だ! 今日はやりあうつもりはないぜ」 絹旗 「いきなりやりあってもらっても超困ります」 削板 「まあ、なんだ。ちっと悔いが残っちまったな」 削板 「長点上機の一員としての、最後の大覇星祭だったんだがな」 美琴 「……」 削板 「おい、そんな顔するなよ! 勝者は踏ん反りかえってりゃいいんだ!」 美琴 「だったら踏ん反りかえってなさいよ、個人総合一位さん?」 削板 「はっはっは! 個人総合一位など俺の根性を持ってすれば容易いことだ!」 婚后 「もはや適う気もしませんわ……」 削板 「だが! 学校別となると俺一人だけの根性ではどうにもならん」 削板 「今回はお前達の団結力と根性に完敗したってワケだな」ウンウン 絹旗 (この人が第7位……"根性って言わないと死ぬ能力"とか?) 美琴 「はい」スッ 削板 「お? 握手か! 根性の証だな!」グッ 美琴 「個人的な決着がまだなんだからね、覚悟しときなさい!」 削板 「根性ある勝負なら年中受け付けてるぜ。ほら、お前達も」スッ 絹旗 「え? あ、はい」グッ 削板 「おぉ! ちっこいのに大した握力だな! いい根性だ!」 絹旗 「ちっこいは超余計です!」ウガー 削板 「お前さんとは勝負し損なっちまったな」ガシッ 白井 「今にして思えば幸運だったかもしれませんの」 婚后 「棒倒しでは大したご活躍でしたわね」ガシッ 削板 「後でやり過ぎだと怒られちまったけどな!」 絹旗 「確かに、ありゃ超やり過ぎです」 削板 「まあ、そう言うな! 年に一回なんだから張り切らないとな!」 美琴 「程々にしなさいよ。周りにとばっちりでない程度にはね」 削板 「それはお互い様だろう」 美琴 「な、なによぅ!」 削板 「怒るな怒るな。じゃ、俺は自分の学校の集まりがあるんでいくぜ。じゃあな!」ノシ 美琴 「行っちゃったし……」 婚后 「まるで嵐のような方ですわね」 白井 「……自己紹介しそびれましたの」 絹旗 「そういえばしてませんでしたね」 美琴 「……大丈夫でしょ。アイツとはまたその内関わるような気がするし」 白井 「それが争いではないことを切に願いますの」 美琴 「それより! 念願のトップなんだからパーッとやらないと!」 絹旗 「そうですね、超パーッとやりましょう!」 婚后 「御坂さん、最後の大覇星祭をちゃんと勝利で飾れましたわね」 美琴 「そうね、そう考えるとちょっと寂しいかな」 絹旗 「そっか。お二人はあと半年で卒業ですもんね」 白井 「……」 美琴 「黒子? どうしたの?」 白井 「は、はい?」 美琴 「いや、いつもならここで"おいでいがないでくださいましー"っていう場面でしょ?」 白井 「……お姉さまは、あの時、わたくしを信じて託してくださいましたでしょう?」 白井 「お姉さまが思い残すことなく邁進できるようにするのも、わたくしの役目ですの」 白井 「いつまでも……甘えて泣いてばかりもいられませんの」 美琴 「まだ半年あるんだからね? これはこれでちょっと寂しいわね」クスッ 白井 「お゛ね゛え゛さ゛ま゛ぁ~~」 美琴 「アンタ変わり身早すg ってどこ触ってんだゴルァ!!」ゴスッ 婚后 「本当に、いつも仲がよろしいですわね」クスクス ~同日夜 きぬはた荘~ 絹旗 「なんですか、この超豪華な料理は」 滝壺 「きぬはた達、頑張ったから。お祝いに、私と」 結標 「私と」 番外個体 「私で作った」 絹旗 「結標さん入ってて大丈夫なんですか?」 海原 「大丈夫ですよ。さっき味見させられた僕が言うんですから間違いありません」 白井 「まあ……なんだか悪いですの」 番外個体 「気にしない気にしない。どうせ今日は食べてばっかでしょ?」 婚后 「そうですわね、お昼もこんな調子でしたし」 浜面 「人間、腹一杯ならそれだけで幸せなんだよ。気にすんな!」 絹旗 「浜面は超単純でいいですね」 滝壺 「いいから食べるよ。3人が好きなものばっか作ったんだから」 白井 「……言われてみれば」 婚后 「どうりで食欲が湧いてくる訳ですわ」 結標 「滝壺さんのリサーチ能力には脱帽ね」 滝壺 「ぶい」 番外個体 「嫌いなものも全部抑えられてるしね」 滝壺 「そういうのはご飯にどんどん出すよ」 浜面 「鬼がおる……」 番外個体 「はいはい、先進まないからいくよ。せーの」 全員 「頂きまーす」 結標 「それにしても、みんな楽しそうだったわね」 浜面 「絹旗とか、最初は嫌がってたのにな」ニヤニヤ 絹旗 「やっ、やるからには超勝ちませんと」 白井 「絹旗さんもたいそうご活躍でしたの」 海原 「婚后さんとの合体秘奥技は見事でしたよ」 婚后 「気をつけてくださいね。絹旗さんとわたくしを同時に怒らせると飛んできますわ」クスクス 海原 「はは、これは気をつけないといけませんね」 絹旗 「浜面にだったらこの場で披露してやってもいいですけど」 浜面 「なんで!? 俺なんもしてねえ!」 結標 「あえて言うなら、滝壺さんとの関係を見せ付けてることかしらね」 滝壺 「///」 浜面 「それは……それだな」 絹旗 「ちっそぱんち確定です」 番外個体 「やっちゃえやっちゃえ」ケラケラ 浜面 「いやいや、健全なお付き合いをさせて頂いてますよ!?」 海原 「縁も出会いもない身としては羨ましい限りですね」ニコニコ 白井 (この発言が天然だとしたら、相当なものですの) 婚后 「あら? 海原さんは出会いをお求めで?」 海原 「あったら嬉しいぐらいには思うときもありますよ」 婚后 「存外、きっかけは近くにあるかもしれませんわよ?」チラッ 結標 (え、なんでこっち見るのよ!)ギクリ 海原 「はは、そうだといいんですけどね」 番外個体 (淡希、こりゃ強敵だよ、要塞だよ、難攻不落だよ) 海原 「あ、そうそう。みなさんのご雄姿を録画しておきましたよ」 白井 「まあ……いつの間に」 滝壺 「常盤台が参加する競技は見に行ってたからね」 浜面 「海原は律儀にカメラ構えてたからな」 結標 「どうせ超電磁砲しか映ってないんじゃないの?」 海原 「皆さんにお渡しする分は大丈夫ですよ。はい、どうぞ」つ◎ 絹旗 「あ、超ありがとうございます」 白井 「海原さん、お姉さまVerも一応要求しておきますの」キリッ ~同日深夜 きぬはた荘 リビング~ 絹旗 「みんな寝ましたかね。では、海原さんDVD鑑賞会開始です」 婚后 「隠れてみる必要があるのでしょうか」 絹旗 「なんていうか、超照れくさいじゃないですか」 白井 (海原さんが後からこっそりくれたDVDは隠れてみませんと) 婚后 「それにしても……まだ余韻が残ってますわ」ハゥ 白井 「婚后さんも、来年で卒業してしまいますものね」 絹旗 「長点上機にリベンジする超ラストチャンスだったんですね」 婚后 「ええ。無事勝つことはできましたし、もう悔いもございませんわ」 婚后 「あの殿方も団結力と仰ってた通り、皆さんのお陰ですわね」 絹旗 「超全員のお陰です。誰がどうとかじゃありません」 白井 「たまにはいいことを言いますのね」 絹旗 「たまにはってなんですか!」ムキー 白井 「卒業といえば、進路は決まってますの?」 婚后 「……まだですわ」 絹旗 「あれ? だったらまだ悔いなくとはいえませんね」 白井 「そうですの。まだ卒業は決まってませんし」 婚后 「うっ、そ、それは……」 絹旗 「来年になって婚后さんと同じクラスだったらどうしましょ」 婚后 「そういう台詞はきちんと登校してから言いなさいな」 絹旗 「わ、私は超特別なんですよ」 白井 「絹旗さんも、この機会に復学なさっては?」 婚后 「そうですわね、今回知り合いも増えたでしょうし」 絹旗 「うー……で、でも……」 婚后 「まあ……こういうことは結論を急がないほうがいいですわね。事情もあるでしょうし」 白井 「もし復学なさるなら、同居人のよしみで色々支援しますの」 絹旗 「……超考えておきます」 婚后 「ささ、では海原さんが撮ってくださったというDVDを鑑賞しましょうか」 白井 「お姉さまの雄姿を存分に堪能しますの」 絹旗 「では、超スタート、っと」ピッ
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/309.html
【時系列順・1日目】 【未明】【早朝】【午前】【正午】【午後】【夕方】【夜間】 ■未明 No タイトル 登場キャラクター 場所 作者 029 初陣 寒河江春紀&ランサーホシノ・ルリ&ライダールーラー B-9/市街地A-8/港の倉庫群 ◆MQZCGutBfo 031 せんそうびより ジョンス・リー&アーチャー宮内れんげ&アサシン C-10/ファミリーチェーンレストラン前 ◆IbPU6nWySo 032 凛然たる戦い 言峰綺礼&セイバーテンカワ・アキト&バーサーカー B-8/公園北の住宅街B-8/公園 ◆OSPfO9RMfA 036 働け ジナコ・カリギリ&アサシン B-10/街外れの一軒屋 ◆Ee.E0P6Y2U 037 冬木市学生諜報記録 間桐桜&キャスター C-3/学園校門前 ◆holyBRftF6 043 アンダーナイトインヴァース シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャー D-7/過疎地域 ◆HOMU.DM5Ns 051 夜の始まり 美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-3/ルヴィア邸付近 ◆HB/kaleido 052 国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり アレクサンド・アンデルセン&ランサー D-9/廃教会 ◆ACfa2i33Dc ■早朝 No タイトル 登場キャラクター 場所 作者 030 ザ・ムーン・イズ・ア・ハーシュ・エンペラー 足立透&キャスター野原しんのすけ&アサシン B-4/マンション個室・足立の部屋B-4/幼稚園 ◆FFa.GfzI16 033 新しい朝が来た、戦争の朝だ 武智乙哉&アサシン B-6(南西)/市街地B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) ◆QyqHxdxfPY 034 既視の剣 岸波白野&ランサー衛宮切嗣&アーチャー B-7(北東)/海浜公園B-7(南西)/ビル ◆DpgFZhamPE 035 トモダチヒャクニンデキルカナ ケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスター C-3/月海原学園の教職員室 ◆A23CJmo9LE 038 母なる海 シャア・アズナブル&アーチャーミカサ・アッカーマン&ランサー A-3/海岸付近 ◆MQZCGutBfo 039 ウーマン・イン・ザ・ミラー 暁美ほむら&キャスター Bー6(北西)/暁美ほむら・自室(マンション ◆F61PQYZbCw 040 故郷とおっぱいは遠くにありて思うもの 真玉橋孝一&セイバーウェイバー・ベルベット&バーサーカー B-5/賃貸マンション ◆IbPU6nWySo 041 破戒すべき全ての電人(ルールブレイカー) 電人HAL&アサシン C-6/錯刃大学・春川研究室 ◆ZTnr6IpaKg 044 POINT OF VIEW 狭間偉出夫&ライダー遠坂凛&ランサー C-5/森林公園B-4/遠坂邸 ◆S8pgx99zVs 045 戦中の登校者 本多・正純&ライダー C-3/月海原学園付近C-3/正純の自宅 ◆ggowmuNyP2 046 何万光年先のDream land ホシノ・ルリ&ライダールーラー B-8/町 ◆Ee.E0P6Y2U 047 形なき悪意 ジョンス・リー&アーチャー宮内れんげ&アサシンジナコ・カリギリ B-10/公園 ◆IbPU6nWySo 050 主よ、我らを憐れみ給うな テンカワ・アキト&バーサーカーカレン・オルテンシア B-9/住宅街(天河食堂)B-9/住宅街 ◆TAEv0TJMEI 053 落とし穴の底はこんな世界 寒河江春紀&ランサーテンカワ・アキト&バーサーカー B-9/アパート(春紀の部屋)B-9/住宅街(天河食堂) ◆ITsbEg9y4Y 058 信仰は儚き人間の為に 東風谷早苗 アーチャー C-9/廃教会へ移動中 ◆IbPU6nWySo 064 報復の追跡 アサシン(ゴルゴ13) B-10/屋外 ◆F3/75Tw8mw 067 勇者の邂逅、聖者の会合 聖白蓮&セイバー言峰綺礼&セイバー B-1-C-1/命蓮寺 ◆HOMU.DM5Ns 069 あなたのお家はどこですか? アレクサンド・アンデルセン&ランサー美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-9/市街地 ◆2kaleidoSM ■午前 No タイトル 登場キャラクター 場所 作者 042 鋏とおさげ 暁美ほむら&キャスター武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園 校舎前B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) ◆MQZCGutBfo 048 戦争考察 NPC編 衛宮切嗣&アーチャー C-7(北西)/民家 ◆F3/75Tw8mw 049 シンデレランサー 野原しんのすけ&アサシン遠坂凛&ランサー B-4/幼稚園B-4/遠坂邸 ◆OSPfO9RMfA 054 伝説を呼ぶマジカル聖杯戦争! 野原しんのすけ B-4/幼稚園 ◆IbPU6nWySo 055 diverging pointMoondive Meltout 岸波白野&ランサー遠坂凛&ランサー B-4/遠坂邸 ◆ysja5Nyqn6 056 電脳淫法帖 電人HAL&アサシン狭間偉出夫&ライダー C-6/錯刃大学・春川研究室C-6/マンションの自室 ◆FFa.GfzI16 057 機動戦士ガンダムデップー ”逆襲のウェイバー” ウェイバー・ベルベット&バーサーカーシャア・アズナブル&アーチャー C-3(北)/英会話教室から少し離れた地点B-3(中心)/道路 ◆DpgFZhamPE 059 何処までも暗い闇の中 間桐桜 キャスター C-1/山小屋 ◆OSPfO9RMfA 060 Imitation/午前9時52分 アサシン(ベルク・カッツェ)ジョンス・リー&アーチャー宮内れんげ、ジナコ・カリギリ B-10/左下・都心部B-10/街外れの一軒家・居間B-10/街外れの一軒家・寝室 ◆tHX1a.clL. 061 戦場に立つ英雄/台所という名の戦場 衛宮切嗣&アーチャーアサシン(吉良吉影) B-6(南)/スーパー近くの駐車場B-6(南西)/マンションそば路上、タクシー内 ◆A23CJmo9LE 062 再現された仮想現実世界 ホシノ・ルリ&ライダー B-9/住宅街(天河食堂前) ◆OSPfO9RMfA 063 notice ケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスターシオン・エルトナム・アトラシア&アーチャー C-3/月海原学園 ◆holyBRftF6 065 喰らう者たち 喰われる者たち 足立透 キャスター B-4/大魔宮・玉座の間&魔力炉の間 ◆zOP8kJd6Ys 066 テレビとか新聞とかちゃんと見ないとダメだって ジナコ・カリギリ寒河江春紀&ランサー、宮内れんげジョンス・リー&アーチャー B-10/街外れの一軒家B-10/町はずれの住宅地B-10/図書館へ移動中 ◆IbPU6nWySo 068 異邦の地で生きるということ 東風谷早苗&アーチャー C-9/廃教会へ移動中 ◆OSPfO9RMfA 070 ソラの政治家達 シャア・アズナブル&アーチャー本多・正純&ライダー B-2/高級ブティックC-3/月海原学園付近C-3/正純の自宅 ◆TAEv0TJMEI 071 days/only illusion 間桐桜&キャスターミカサ・アッカーマン&ランサー真玉橋孝一&セイバー C-1/山小屋C-3/月海原学園 ◆Ee.E0P6Y2U 072 Devil Flamingo 聖白蓮&セイバー B-7/海浜公園 ◆IbPU6nWySo 073 ルーラーのB-4調査報告:衝撃の―――― ルーラー(ジャンヌ・ダルク)カレン・オルテンシア C-3北東端/マウント深山商店街 ◆holyBRftF6 074 善悪アポトーシス テンカワ・アキト&バーサーカー東風谷早苗&アーチャー美遊・エーデルフェルト&バーサーカーアレクサンド・アンデルセン&ランサー D-9/廃教会C-9 ◆y0PHxpnZqw 075 『憎悪の魔王』/『敗者の王』 言峰綺礼&セイバー C-3/月海原学園購買部 ◆OSPfO9RMfA 076 衛宮とエミヤ 衛宮切嗣&アーチャー B-6(南)/レンタカーの店C-7(北西)/民家 ◆OSPfO9RMfA 077 アサシン・オブ・アンタイ・オバケ・ニンジャ 野原しんのすけ&アサシン B-4/街中 ◆ggowmuNyP2 078 aeriality心の在処 ルーラー(ジャンヌ・ダルク)カレン・オルテンシア岸波白野&ランサー遠坂凛&ランサー ?-?/???C-3/商店街近くの公園 ◆ysja5Nyqn6 ■正午 No タイトル 登場キャラクター 場所 作者 079 第一回定時通達 ルーラー(ジャンヌ・ダルク)カレン・オルテンシア ?-?/教会 ◆5fHSvmGkKQ ■午後 No タイトル 登場キャラクター 場所 作者 080 対話(物理) 聖白蓮&セイバージョンス・リー&アーチャー C-8/図書館付近C-8/図書館 ◆OSPfO9RMfA 081 そして、もう誰にも頼らないのか? 暁美ほむら&キャスター武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) ◆IbPU6nWySo 082 最初の使者 本多・正純&ライダーシャア・アズナブル&アーチャー C-3/月海原学園C-6/シャアの後援会が行われるホテルの一室C-5/シャアの支援事務所 ◆OSPfO9RMfA 083 end of hypnosis 「Standing for Defend You」 ホシノ・ルリ&ライダー美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-9/住宅街(とあるビルの屋上) ◆DpgFZhamPE 084 信じる テンカワ・アキト&バーサーカー東風谷早苗&アーチャー D-9/廃教会周辺 ◆holyBRftF6 085 シオン・エルトナムと純血のロード シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャーケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスター C-3/月海原学園内図書室C-3/月海原学園 ◆A23CJmo9LE 086 槍は甘さを持つ必要はない 寒河江春紀&ランサー宮内れんげ B-9/アパート ◆y0PHxpnZqw 087 卓袱台会議 岸波白野&ランサー遠坂凛&ランサー B-4/遠坂邸 ◆OSPfO9RMfA 088 ヒーローズ・オン・ザ・マッポー・ワールド ウェイバー・ベルベット&バーサーカー野原しんのすけ&アサシン C-3/北東B-4/西南 ◆tHX1a.clL. 089 バカばっか テンカワ・アキト&バーサーカー東風谷早苗&アーチャー D-9/廃教会周辺 ◆OSPfO9RMfA 090 健全ロボダイミダラー 第X話 悲劇! 生徒会副会長の真実! 真玉橋孝一&セイバー本多・正純 C-3/月海原学園 ◆TAEv0TJMEI 091 ひとりぼっち ジナコ・カリギリ&アサシン B-10/街外れの一軒家B-10/B-5へ向かう電車内 ◆tHX1a.clL. 092 同じことか 衛宮切嗣&アーチャー C-8/図書館 ◆Ee.E0P6Y2U 093 喜べ学生、君の商品はようやく温まる 言峰綺礼&セイバー C-3/月海原学園購買部 ◆DpgFZhamPE 094 蟲のキャスターは餌を撒く ミカサ・アッカーマン&ランサー間桐桜&キャスター C-3/月海原学園C-1/山小屋 ◆OSPfO9RMfA 095 吉良吉影/武智乙哉は動かない 武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園B-6(南西)/マンション(1F 武智乙哉の住居) ◆QyqHxdxfPY 096 忍音 電人HAL&アサシン C-6/錯刃大学・春川研究室 ◆OSPfO9RMfA 098 人の不幸は蜜の味 アサシン(ベルク・カッツェ) C-10/左上・都心部 ◆DpgFZhamPE 099 HIDE & LEAK 狭間偉出夫&ライダー C-8/バス車内(図書館から2km圏内) ◆5fHSvmGkKQ 100 くだらぬ三文劇 言峰綺礼&セイバー真玉橋孝一&セイバー C-3/月海原学園食堂C-3/月海原学園 ◆OSPfO9RMfA 102 A_Fool_or_Clown? 足立透&キャスター B-4/マンション個室・足立の部屋B-4/大魔宮・玉座の間 ◆HOMU.DM5Ns 113 角笛(届かず)角笛(確かに) 東風谷早苗&アーチャー本多・正純岸波白野&ランサー遠坂凛&ランサーカレン・オルテンシア D-5/教会周辺C-3/月海原学園B-4/遠坂邸D-5/教会 ◆ysja5Nyqn6 ■夕方 No タイトル 登場キャラクター 場所 作者 097 近似値 ホシノ・ルリ&ライダー衛宮切嗣&アーチャー美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-9/住宅街のはずれB-9/住宅街のはずれ(ルリ達とは離れている)C-8/図書館周辺 ◆FFa.GfzI16 101 めんかい ホシノ・ルリ&ライダー宮内れんげ寒河江春紀&ランサー B-9/キッチン・タムラ前B-9/キッチン・タムラ付近 ◆MQZCGutBfo 103 大人と子供 ホシノ・ルリ&ライダー宮内れんげアレクサンド・アンデルセン&ランサー B-9/田園地帯 ◆holyBRftF6 104 殺人考察(前兆) アサシン(吉良吉影)聖白蓮&セイバー C-4/街中(東)C-4/街中(中央) ◆DpgFZhamPE 105 サツバツ・ナイト・バイ・ナイト 美遊・エーデルフェルト&バーサーカーテンカワ・アキト&バーサーカー C-9/田園地帯C-8/市街地B-9/市街地 ◆fhD3y9RNl2 106 闘争弓兵クロニクル ジョンス・リー&アーチャー狭間偉出夫&ライダー衛宮切嗣&アーチャー C-8/図書館付近C-8(北)/ビル屋上 ◆DpgFZhamPE 107 戦争考察 ジナコ・カリギリ&アサシン電人HAL&アサシン B-5/賃貸マンション屋上B-10/街外れの一軒家C-6/錯刃大学・春川研究室 ◆F3/75Tw8mw 108 ゼア・イズ・ア・ライト ウェイバー・ベルベット&バーサーカー野原しんのすけ&アサシン足立透&キャスターアサシン(ベルク・カッツェ)ルーラー(ジャンヌ・ダルク) B-4/野原家周辺B-4/大魔宮B-4 ◆holyBRftF6 109 ライク・トイ・ソルジャーズ シャア・アズナブル&アーチャーライダー(少佐) C-6/冬木ハイアットホテル ◆QjbMWR4Umk 110 標的を斬る バーサーカー(黒崎一護)衛宮切嗣&アーチャー C-7/上空C-8(北)/ビル応接室 ◆F61PQYZbCw 111 シュレディンガーの性別 真玉橋孝一&セイバーアサシン(ベルク・カッツェ) B-5/住宅街B-5 ◆IbPU6nWySo 112 スタンド・アップ・フォー・リベンジ ウェイバー・ベルベット&バーサーカーアサシン(ニンジャスレイヤー) B-4/野原家周辺B-4/足立宅マンション近く周辺 ◆7DVSWG.5BE 114 days/bugs disillusiondays/knights of holy lancedays/best friend 暁美ほむら&キャスターミカサ・アッカーマン&ランサーキャスター(シアン・シンジョーネ)シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャーケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスター言峰綺礼&セイバー武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園C-4/街中(東) ◆Ee.E0P6Y2U 115 俺はお前で、私はあなた ジナコ・カリギリアレクサンド・アンデルセン&ランサー電人HAL&アサシン B-10/住宅街のはずれC-6/錯刃大学・春川研究室 ◆IbPU6nWySo 116 導火線に火が灯る凛として散る戦士の如く 岸波白野&ランサー遠坂凛&ランサーウェイバー・ベルベット&バーサーカーアサシン(ニンジャスレイヤー)バーサーカー(黒崎一護)足立透&キャスタールーラー(ジャンヌ・ダルク)カレン・オルテンシア B-4/高層マンション跡地B-4/跡地より少し離れた場所(北)B-4/跡地より東に少し離れた場所 ◆DpgFZhamPE 117 DANGEROUS ジョンス・リー&アーチャー狭間偉出夫&ライダー C-8/図書館C-8/図書館近くのバス停 ◆tHX1a.clL. 118 前門の学園、後門のヴォルデモート 東風谷早苗&アーチャー D-3/リドルの館付近 ◆OSPfO9RMfA 119 会談場の決意者 本多・正純&ライダーシャア・アズナブル&アーチャー C-6/冬木ハイアットホテル ◆ACfa2i33Dc 120 勇者よ―― 聖白蓮&セイバー C-4とB-3の境 ◆TAEv0TJMEI 122 『主はまたつむじ風の中からヨブに答えられた』 ジョンス・リー&アーチャージナコ・カリギリアレクサンド・アンデルセン&ランサー C-8/図書館付近C-9/孤児院の離れの礼拝堂C-10/住宅街のはずれ ◆OSPfO9RMfA] 127 籠を出た鳥の行方は? 寒河江春紀&ランサー C-3/深山町 バス停留所 ◆QyqHxdxfPY 130 失楽園-Paradise Lost-原罪-Mudblood-蛇の誘惑-Allure of Darkness- 寒河江春紀&ランサー武智乙哉&アサシンシオン・エルトナム・アトラシア&アーチャーミカサ・アッカーマン&ランサー言峰綺礼&セイバーケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスター C-3/月海原学園C-3/月海原学園近くC-3/月海原学園、図書室C-3/月海原学園、図書室前C-3/月海原学園、職員用通用口C-3/月海原学園、教職員室 ◆A23CJmo9LE 133 クラスメイト 寒河江春紀&ランサー武智乙哉&アサシン C-3/月海原学園近くの喫茶店C-3/月海原学園定時制校舎 ◆MQZCGutBfo 136 スカイ・イクリプス Sky Eclipse 寒河江春紀&ランサーミカサ・アッカーマン&ランサーシオン・エルトナム・アトラシア&アーチャー C-3/月海原学園中央校舎、図書室C-3/月海原学園周辺 ◆Ee.E0P6Y2U 145 カイロスの前髪は掴むべきか? 武智乙哉&吉良吉影東風谷早苗&アシタカ C-3/月海原学園近くの喫茶店C-3/月海原学園北側バス停所 ◆7DVSWG.5BE ■夜間 No タイトル 登場キャラクター 場所 作者 121 selector infected N.A.R.A.K.U 岸波白野&ランサー遠坂凛ウェイバー・ベルベット&バーサーカーアサシン(ニンジャスレイヤー)足立透&キャスターバーサーカー(黒崎一護)ルーラー(ジャンヌ・ダルク)カレン・オルテンシア B-4/高層マンション跡地C-5/ビルの屋上B-6/市街地 ◆fhD3y9RNl2 123 現実なのに夢のよう ジョンス・リー&アーチャー D-9 ◆IbPU6nWySo 124 interval 間桐桜&キャスター C-1/山小屋 ◆ysja5Nyqn6 125 ほんの少しの休息 テンカワ・アキト&バーサーカー B-9/天川食堂 ◆OSPfO9RMfA 126 俺とお前はよく似てる/少年よ我に帰れ俺とお前はよく似てる/アリアドネの幸運 真玉橋孝一&セイバーアサシン(ゴルゴ13) B-5/賃貸マンション・ウェイバーの拠点前B-5/人が多く行き交う道 ◆EAUCq9p8Q. 128 少女時代「Not Alone」 美遊・エーデルフェルト&バーサーカー B-9/ラブホテル ◆HOMU.DM5Ns 131 悪意の所在 電人HAL&アサシンアサシン(ベルク・カッツェ) B-6/スーパー付近C-6/錯刃大学・春川研究室 ◆vW6RE9FKJg 132 名探偵れんちょん/迷宮の聖杯戦争 ホシノ・ルリ&ライダー宮内れんげ B-9/喫茶店 ◆IbPU6nWySo 134 Gのレコンギスタ シャア・アズナブル&アーチャー本多・正純&ライダー間桐桜&キャスター C-6/冬木ハイアットホテルC-1/山小屋 ◆Ee.E0P6Y2U 135 このそうびは のろわれていて はずせない! ▽ 聖白蓮セイバー(勇者ロト) B-1-C-1/命蓮寺B-1-C-1/命蓮寺 敷地内 ◆EAUCq9p8Q. 137 Q【くえすちょん】 アサシン(ベルク・カッツェ)電人HAL&アサシン C-7/路上・車内C-6/錯刃大学・春川研究室 ◆WRYYYsmO4Y 138 フー・キルド・ニンジャスレイヤー? 足立透&アサシン C-5/ビルの屋上B-4/野原家の庭 ◆7DVSWG.5BE 139 私ではなく、オレが殺す 衛宮切嗣&アーチャー C-8(北)/ビル応接室 ◆/D9m1nBjFU 140 Fly into the night 岸波白野&ランサーウェイバー・ベルベット&バーサーカールーラー(ジャンヌ・ダルク)カレン・オルテンシア B-4/高層マンション跡地 ◆ACfa2i33Dc 141 we are not aloneそう鳥のようにcrowds are calling my name ホシノ・ルリ&ライダー宮内れんげ&アサシンアレクサンド・アンデルセン&ランサー寒河江春紀&ランサー電人HAL&アサシンジナコ・カリギリ&アサシンジョンス・リー&アーチャーアサシン(ニンジャスレイヤー) C-6/錯刃大学・近辺、???/??? ◆Ee.E0P6Y2U 143 天国にそっくりな星 言峰綺礼&セイバーケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスタールーラーカレン・オルテンシア D-5/言峰宅D-5/教会C-3/月海原学園教職員室 ◆Ee.E0P6Y2U 147 体調管理には注意しよう 狭間偉出夫&ライダー C-8/バス内 ◆k7RtnnRnf2 149 甘い水を運ぶ蟲 間桐桜&キャスター C-1/山小屋 ◆OSPfO9RMfA 150 生きろ、そなたは美しいだから、みんな死んでしまえばいいのに 東風谷早苗&アシタカ武智乙哉&吉良吉影ミカサ・アッカーマン&ランサー C-8/アパート(岸波白野在住)B-3/商店街B-3/住宅街 ◆Ee.E0P6Y2U 151 アトラスの子ら(A)アトラスの子ら(U) シオン・エルトナム・アトラシア&アーチャー狭間偉出夫&ライダー C-6/南部 ◆HOMU.DM5Ns 152 命蓮寺肝試しツアー 聖白蓮&セイバー武智乙哉&吉良吉影 B-1-C-1/命蓮寺 ◆IbPU6nWySo 155 絆‐Speckled Band‐ 言峰綺礼&セイバーケイネス・エルメロイ・アーチボルト&キャスターカレン・オルテンシア D-5/教会C-3 /月海原学園C-3 /月海原学園、宿直室 ◆A23CJmo9LE 本編SS目次 時間順 【オープニング】 【1日目】 【2日目】 投下順 【001~050】 【051~100】 【101~150】 【151~200】 ▲上へ
https://w.atwiki.jp/trpg_summary/pages/1033.html
KP ひよりん* PL&PC 影。:衣斐絆太 ピカクロス:関山征一郎 ALTO:マクベス・ランドルフ ゆうきななえ:イリア・ニーモ 配信 2022.4.7 20 00- 【クトゥルフ神話TRPG】狂気山脈〜邪神の山嶺〜/前編 PL:影。、ピカクロス、ALTO、ゆうきななえ【#あるなな影クロス山脈】 2022.4.14 19 00- 【クトゥルフ神話TRPG】狂気山脈〜邪神の山嶺〜/後編 PL:影。、ピカクロス、ALTO、ゆうきななえ【#あるなな影クロス山脈】 ハッシュタグ #あるなな影クロス山脈 イラスト 海原カイロ:@unabarakairo ツイート 配信告知 "───想いよ届け、その頂へ。" 待機所案内 キャラクター紹介 感想 影。/ ALTO / ゆうきななえ 立ち絵 ひよりん* / 全員 / 個別 イラスト カットインイラスト / 海原カイロ FA1 / 海原カイロ FA2
https://w.atwiki.jp/wizardryonlineinfo/pages/225.html
チュートリアルミッション 1ソウルにつき1回受注及びクリアを行うことができるミッションで 初心者がゲームのシステムを知るために用意されている。 ミッション名 ダンジョン名 受注可能レベル 受注NPC クリア条件 報酬 アライメント変動選択肢 備考 宿屋にて休息の大切さを知る 永遠の海原へと続く港 SR1,LV1 エレシェ パイノン宛の紹介状を渡す EXP50GOLD10 ソウル単位ミッション 冒険の必需品 永遠の海原へと続く港 SR1,LV1 エレシェ ロッテ宛の紹介状を渡す EXP50GOLD10 ソウル単位ミッション 街の施設めぐり 永遠の海原へと続く港 SR1,LV1 エレシェ ティンプ宛の紹介状を渡す EXP50GOLD10 ソウル単位ミッション 名前
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/156.html
◆K9VOez7plg 氏 氏が手がけた作品 話数 タイトル 登場人物 010 我が身の全ては想い人の為に 海原光貴 登場させたキャラ 1回 海原光貴 氏に寄せられた感想 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/deruta_sanbaka/pages/95.html
その頃の常盤台&青髪ピアス… 「あっ、カミやんが口移しされてるで、」 「「「「「「おお!!」」」」」」 興味は上琴にうつったようだ。 「あれがバカップルって言うんやで。」 「御坂様が蕩けてるようですわ…」 「愛は偉大なりと聞いたことがありますがこういうことなんでしょうか…。」 「あっ、本格的にディープキスし始めたで。」 「「「「「「おおおおおおおおおおおお!!」」」」」」 「あれがディープキス…」 「ずいぶんと興味深いですわね。」 「男は女性を変えるんやで。」 「なるほど、勉強になりますわ…」 「今夜は暑い夜になるんでしょうね…。」 「「「「「「キャーーーーーーーーーーーーー!!!!!////////」」」」」」 「だからカミやんはそんなことしないで(あの殿方はそんなことしませんわよ)。」 運命の12分後がやってきたッ!! 「何?突然アンタからの呼び出しなんて気味悪いんだけど 用件は何なの?またどっかの反乱グループを壊滅させろとか?」 「それにあなた(一方通行)までいるとは少し驚きですけど…」 「別にそんな血生臭い事じゃないから安心しろにゃー」 いきなりの緊急呼び出しを喰らった結標と海原は何が何だか分からず辺りを見渡す 土御門と一方通行は、なにやら下品な表情を見せていて何とも気味が悪い 「あそこを見るにゃー!!!」 見た海原。 3.5秒ほど固まる。 グループの他の面々がそれを観察する。 そして3.5秒後…… 美琴に楽しそうに口移ししている上条に 八本の黒曜石のナイフが向けられた。 「十分血なまぐさいじゃないのよ!」 「にゃーっ!!!落ち着け海原!!今日が曇りで助かっ…」 雲が晴れだした。日差しがさしこむ。 つまり、 「グループ総員海原を取り押さえるにゃーっ!!!!!!!!」 本当の意味で戦いが始まった。 「美琴、美味しいか?」 「とっても美味しい♪今度は当麻の番ね♪」 そんな事は知らない熱々のお二人だった。 「にゃーっ!!!結標!ナイフをどっか飛ばせっ!!」 言葉づかいを気にするどころではない土御門。 「あの御坂さんに口移しなんてっ!!!!殺す!!八つ裂きにしてやるっ!!!」 「ははァン、それで8本かァ。準備いいなァ。」 「「あんたも手伝えっ(にゃーっ)!!!!!」」 「なんか土御門たちのほうが騒がしいな。」 「まぁ、いつものことじゃない。それよりお肉少なくなって来て無い?」 「だな。お~い、追加注文するか?」 同じテーブルの人に聞く。 「「「「「「「「「「「「もちろん(ですわ)。」」」」」」」」」」」」 するとすべてのテーブルから声が上がった。 すなわち。 全員一致。 この時。 土御門が海原の首を絞めるのをやめた。 「…殺さない程度ならやってもいいにゃー。」 「ちょっ!土御門!?なにいってんのよ!?」「何言ってンだァ!?」二人がハモった。 「では♪お言葉に甘えて♪」 今。 海原の最終兵器が上条当麻に 照準を合わせた!
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/62.html
その頃の常盤台&青髪ピアス… 「あっ、カミやんが口移しされてるで、」 「「「「「「おお!!」」」」」」 興味は上琴にうつったようだ。 「あれがバカップルって言うんやで。」 「御坂様が蕩けてるようですわ…」 「愛は偉大なりと聞いたことがありますがこういうことなんでしょうか…。」 「あっ、本格的にディープキスし始めたで。」 「「「「「「おおおおおおおおおおおお!!」」」」」」 「あれがディープキス…」 「ずいぶんと興味深いですわね。」 「男は女性を変えるんやで。」 「なるほど、勉強になりますわ…」 「今夜は暑い夜になるんでしょうね…。」 「「「「「「キャーーーーーーーーーーーーー!!!!!////////」」」」」」 「だからカミやんはそんなことしないで(あの殿方はそんなことしませんわよ)。」 運命の12分後がやってきたッ!! 「何?突然アンタからの呼び出しなんて気味悪いんだけど 用件は何なの?またどっかの反乱グループを壊滅させろとか?」 「それにあなた(一方通行)までいるとは少し驚きですけど…」 「別にそんな血生臭い事じゃないから安心しろにゃー」 いきなりの緊急呼び出しを喰らった結標と海原は何が何だか分からず辺りを見渡す 土御門と一方通行は、なにやら下品な表情を見せていて何とも気味が悪い 「あそこを見るにゃー!!!」 見た海原。 3.5秒ほど固まる。 グループの他の面々がそれを観察する。 そして3.5秒後…… 美琴に楽しそうに口移ししている上条に 八本の黒曜石のナイフが向けられた。 「十分血なまぐさいじゃないのよ!」 「にゃーっ!!!落ち着け海原!!今日が曇りで助かっ…」 雲が晴れだした。日差しがさしこむ。 つまり、 「グループ総員海原を取り押さえるにゃーっ!!!!!!!!」 本当の意味で戦いが始まった。 「美琴、美味しいか?」 「とっても美味しい♪今度は当麻の番ね♪」 そんな事は知らない熱々のお二人だった。 「にゃーっ!!!結標!ナイフをどっか飛ばせっ!!」 言葉づかいを気にするどころではない土御門。 「あの御坂さんに口移しなんてっ!!!!殺す!!八つ裂きにしてやるっ!!!」 「ははァン、それで8本かァ。準備いいなァ。」 「「あんたも手伝えっ(にゃーっ)!!!!!」」 「なんか土御門たちのほうが騒がしいな。」 「まぁ、いつものことじゃない。それよりお肉少なくなって来て無い?」 「だな。お~い、追加注文するか?」 同じテーブルの人に聞く。 「「「「「「「「「「「「もちろん(ですわ)。」」」」」」」」」」」」 するとすべてのテーブルから声が上がった。 すなわち。 全員一致。 この時。 土御門が海原の首を絞めるのをやめた。 「…殺さない程度ならやってもいいにゃー。」 「ちょっ!土御門!?なにいってんのよ!?」「何言ってンだァ!?」二人がハモった。 「では♪お言葉に甘えて♪」 今。 海原の最終兵器が上条当麻に 照準を合わせた!
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/158.html
きぬはた荘オープンから1ヶ月 部屋は10日ほどで満室となり、その後も大きなトラブルが発生することなく むしろ住人同士の親睦も徐々に深まり、静かな日常を送っていた ここでは、とある大能力者達の日常を垣間みれる ~某日夜 滝壺個室~ 絹旗「滝壺さん、浜面に会いに行ってみませんか?」 滝壺「はまづら……」 絹旗「1ヶ月経ちますし、そろそろ面会ぐらい行ってやるのも良いかと」 滝壺「元気にしてるかな」 絹旗「超浜面は原子炉に放り込んでも死なないから、きっと大丈夫ですよ」 滝壺「でも、寂しがってるかも」 絹旗「だから、ここいらで超美少女二人の顔を見せにいってやるんです」 滝壺「………よし」 <ゴソゴソ 絹旗「滝壺さん?」 滝壺「前にむぎのがプレゼントしてくれたこれを着てく」 絹旗「…………バニー、ですか?」 滝壺「うん」 絹旗「滝壺さん! お願いですぅ! 超思い直してください!」 滝壺「はまづらのためだから」 絹旗「麦野も何をプレゼントしてやがるですか! あんのエロ魔殿が!」 滝壺「……ああ、そっか。きぬはた、大丈夫だよ」 絹旗「分かって頂けたようでな 「はい、これ」 滝壺「きぬはたのもあるから」 絹旗「」 滝壺「赤と黒、どっちがいい?」 絹旗「……む、むぎのぉぉぉぉぉぉ!!!」 ~同時刻 結標個室~ <ムギノォォォォォォ 結標「……賑やかな夜ね」 <コンコン 結標「鍵なら開いてるわよ」 <ガチャ 番外個体「やっほう、お邪魔します」ヒョコッ 結標「いらっしゃい、適当にかけてちょうだい」 番外個体「ゴメンね、こんな時間に。あ、これお土産の缶コーヒー」コトン 結標「あら、いただくわね。……貴女、ブラックが好みなの?」カシッ 番外個体「……うん、恩人っていうか、ある人の影響でね」カシッ 結標「(……まさか、ね) で、どうかしたの?」 番外個体「相談があって、さ。一番頼みやすそうなのがあなただったから」 結標「相談? 私に出来ることだったらいいんだけど」 番外個体「あ、大したことじゃないんだ。その、買い物に付き合ってくれないかな」 結標「買い物?」 番外個体「うん、ミサk……私、着る物をあまり持ってないんだ。 買おうにも、お店の場所とかこっちの子が着る服とか分からなくて」 結標「あぁ、それで私に一緒に来いってことね」 番外個体「そういうこと。あなたなら年齢も近そうだったし……駄目かな?」 結標「お安い御用よ。なんなら、私の趣味でいいなら見立ててあげるわ」 番外個体「ホント?」パァ 結標「(この子、笑うと結構可愛いのよね) さっそく明日なんてどう?」 番外個体「全然問題ナシだよ」 結標「じゃ、今日はさっさと休まないと。……ふふ、缶コーヒーは失敗だったわね」 ~同時刻 白井個室~ 婚后「白井さん、相談があるのですけれど」 白井「貴女から相談なんて珍しいですわね。どうされましたの?」 婚后「今度、調理実習でパンを作ることになりましたのよ」 白井「まあ、随分と手の込んだことですの」 婚后「この家には立派なオーブンがあったので、是非予習しておきたいのですが……」 白井「問題ないと思いますの」 婚后「たしか、明日の夕食当番は白井さんでしたわよね?」 白井「……あっ、言われてみれば」 婚后「それで、もしよろしければご一緒しませんこと? パンは夕食として献上いたしますわ」 白井「うーん……明日は特に予定もございませんし。いいですわ、お付き合いいたしますの」 婚后「ありがとうございます♪」 白井「それで、どんなパンをお作りに?」 婚后「特に指定はございませんの。ですので、白井さんのリクエストにお応えしますわ」 白井「リクエストですの?……では、わたくしが愛してやまないクロワッサンを」 婚后「クロワッサンですか……難易度が高そうですわね」 白井「それぐらいしないと、見劣りしますわよ?」 婚后「うーん……そういえば、御坂さんはカエルパンを作ったらしいですわね」 白井「……カエルパン?」 婚后「ええ、カエルのキャラクターの形をしたパンだとか」 白井「お姉様……」ハァ ~翌朝 朝食後~ 海原「では、僕はちょっと出かけてきます。夕方には戻りますので」 白井「あら、お出かけですの?」 海原「ええ、親しい知人が病院にいるので、お見舞いに」 結標「知人なんて白々しい。可愛い妹じゃない」 婚后「妹様が? あらあら、大変でございますわね……」 海原「妹分ですよ。可愛いことは可愛いですが、血のつながりはありません」 番外個体(訳アリ兄妹……) 結標「 お兄ちゃん って呼ばせてるくせによく言うわね」 海原「ははは……えっ?」 番外個体「隅におけないなあ、お兄ちゃん☆」 絹旗「お兄ちゃん☆」 滝壺「おにいちゃん」 白井「気を付けて行ってらっしゃいませ、お兄様♪」 婚后「お兄様♪」 結標「あら、大人気ね、お兄さん♪」 海原「あっ、あの、えっ?……あ、えっと、それでは行ってきます」シュタッ 番外個体「フヒヒ、見た今の顔」 絹旗「超照れ顔でした」ニヤニヤ 結標「みんなしてからかいすぎよ」クスクス 滝壺「きぬはた、私達もそろそろ行こう」 絹旗「そうですね、そろそろ丁度いい時間でしょうか」 結標「あら、貴女達もお出かけ?」 絹旗「面会に行ってきます」 番外個体「ああ、滝壺さんの彼氏だっけ? お勤めに出てるって」 滝壺「うん、だから応援しに行ってくる」 白井「待ち続ける滝壺さん……なんと健気ですの」 婚后「彼氏さまはどのような殿方ですの?」 滝壺「ばかだけど、かっこよくて逞しくて肝心なときに傍にいてくれて……///」ホワーン 絹旗「彼女補正込みです」 結標「余計なこと言わないの」 滝壺「夕飯までにはもどるね」 絹旗「超いってきます」ピッ 他全員「いってらっしゃい」ノシ : : : 結標「それじゃ、私達もそろそろ行きましょうか」 番外個体「準備おっけー」 白井「んなっ?!(ポニー?! ポニーテールですの?! なんたる破壊力!)」 婚后(なんか白井さんの様子がおかしいですわ) 結標「夕方までには戻るわね」 番外個体「行ってくるねー」ノシ 婚后「行ってらっしゃいませ」 白井「ハァハァハァハァハァハァハァハァ大きいお姉様ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」 婚后「白井さん、現実にお戻りになって」ペシペシ 白井「はっ、わたくしはいったい」 婚后「さ、わたくし達も準備いたしましょう」 ~きぬはた荘1階 キッチン~ 白井「材料は揃ってますの?」 婚后「流石にイーストはありませんわね……小麦粉も、残りの量が不安ですわ」ゴソゴソ 白井「では、まずはお買い物ですわね」 婚后「言い出しておいてなんですけれど、イーストなんて近所で売ってますかしら」 白井「行ってみなければ分かりませんわよ。どの道、イーストがないと先に進まないでしょう?」 婚后「確かに……では、わたくし達も出掛けましょうか」 ~タクシーで移動組~ 海原(何を買っていきましょうか……) 海原(前に暇つぶしにと女性誌を買っていったら、気に入った様子でしたね) 海原「あ、次の交差点を右にお願いします」 海原(そういえば、日本の和菓子は美味しいって言ってましたね) 海原(えびせんでも買っていきましょうか、どっさりと) 海原「あ、そこを左で」 海原「え? 言わなくても大丈夫ですか? これは失礼しました」 海原「…………」 海原(気まずい) ~モノレールで移動組~ 滝壺「♪」←はまづらに会えるので超ご機嫌の滝壺さん 絹旗(バニーでモノレールとかいうどこぞの未来人みたいなプレイは回避できました……しかし……) 滝壺「きぬはた、何か買っていったほうがいいのかな」 絹旗「差し入れってヤツですか? 菓子折あたりが無難かと思いますけど」 滝壺「暇そうだから本とかどうかなって思ったんだけど」 絹旗「浜面が超大好きなジャンルの本は没収されるでしょうね」 滝壺「うん、だから 俺と猫とAIM拡散力場 とか。あれ面白かった」 絹旗「浜面には難しいのでは……」 滝壺「ちょっと難しいぐらいが丁度いいんだよ」 絹旗「まあ、途中で本屋に寄って適当にチョイスしてやりますか」 ~バスで移動組~ 結標「ポニーテールなんて珍しいわね」 番外個体「変かな? 髪が伸びてきて、邪魔だったからさ」 結標「似合ってるわよ。このうなじとか溜まらないじゃない」ツツー 番外個体「ひゃぅっ?! ちょ……ダメ……」ゾクゾク 結標「それにしても、貴女肌が白いのね……あら?」 番外個体「ふにゃ……><」ブルブル 結標(首から後頭部にかけて傷痕? これって手術痕よね……) 番外個体「も、もうやめてよ……」 結標「あ、ゴメンなさい。反応が可愛くて調子に乗っちゃったわ」 番外個体「次やったら釘飛ばす……」 結標「(きっと訳アリなのね、この子も)お詫びに、あとで甘いモノを奢ってあげるわよ」 ~徒歩で移動組~ 婚后「規模の大きいスーパーに行けば、イーストもあるでしょうか」コツコツ 白井「行かなければ分かりませんの」トテトテ 婚后「スーパーになければ……あとは……」 白井「もしかしたら薬局にあるかもしれませんわね」 婚后「その発想はありませんでしたわ」 白井「では大きなスーパーに薬局に、とりあえずまわってみますの」 婚后「なんだか悪いですわ……買い物まで付きあわせてしまいまして」 白井「乗りかかった船ですの、お気になさらず」 婚后「これは気合を入れて、美味しいものを仕上げないといけませんわね」 ~第7学区 とある病院~ 海原「ショチトル、具合はいかがですか?」 ショチトル「……問題ない」 海原「もし外出の許可がおりるなら、たまには外食などどうですかね?」 ショチトル「……考えておく」 海原(なんか機嫌が悪いですね) ショチトル「…………」 海原「そういえば、差し入れた故郷の服はどうでしたか?」 ショチトル「悪くはなかった。だが、看護師さんに笑われたので着ていない」 海原「物珍しかったのでしょうね、きっと」 ショチトル「…………エツァリ、聞きたいことがある」 海原「なんでしょう?」 ショチトル「少し前から6人の女性と同居しているらしいが、本当なのか?」 海原「えっ?」 ショチトル「数日前、朝起きたらドアに手紙がさしてあった。誰からなのか分からないが……」ガサガサ 海原「えっ? えっ?」 ショチトル「この手紙によると…… 海原は6人のおにゃのことひとつ屋根の下だにゃー 」 海原「」 ショチトル「 ロリ、脱力系女子、ツインテお嬢様、高飛車お嬢様、ビリデレ、ショタコンと 選り取りみどりだにゃー、ハハハ、裁かれろ ……とあるが」 海原(こんなことしたのは誰だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!) ショチトル「両手に花どころか、両手両足でもまだ余るな。どの人が本命なんだ?」 海原「いや、それはですね、結果的にそうなったというかですね」ダラダラ ショチトル「 結果的にそうなった ということは、この手紙に書いてあることは真実か」 海原「」 ショチトル「とにかく、詳しく話を聞かせてもらおうか(#^ω^)」 海原(あ、この顔は知ってる。すごく怒ってるときの顔だ) ~第10学区 留置所 面会室~ 浜面「いやぁ、悪いな! 来てくれるなんてな!」 滝壺「はまづら、元気そうでよかった」 浜面「お前も元気そうでなによりだぜ。少しでも早くここを出れるように頑張るからな!」 滝壺「うん、私、はまづらのこと応援してるから」 浜面「お前のためなら、どんなに辛くても切り抜けられるぜ!」キラッ☆ 滝壺「///」 絹旗「警備員さん、この部屋空調が超効きすぎです」パタパタ 警備員「ははは、あついあつい」パタパタ 滝壺「それでね、これが着替え、あと差し入れ」 浜面「あー、悪いけどあとで窓口で手続きしてくれないか? 検品とかもあるらしくてな」 絹旗「まったく、超めんどいですね」 滝壺「……でも、窓口で手続きできないのもあるの」 浜面「?」 滝壺「きぬはた」 絹旗「ううう……超マジでやるんですか?」 滝壺「うん。超マジ」 絹旗「くぅ……そりゃ私も深夜のテンションで乗ってしまいましたけど、でも……」 プチ プチ 浜面「た、滝壺さん?! なんで服を脱ごうとしてるのでせうか?!」 警備員「ちょ、君、なにを……」 絹旗「……ここで滝壺さんだけやらせる訳には超いきませんね……浜面!!」 浜面「は、はい!」ビクゥ 絹旗「この絹旗サマの一世一代の大舞台です! 目を逸らしたら超許しませんからね!」 シュル バサッ 浜面「絹旗まで?! おいやめろ! 政府勢力に目付けられるぞ!」 警備員「」ポカーン 浜面「おまっ、それ……まさか家から着てきたのか……」 滝壺(白バニー)「あとは耳をつけて完成」スポッ 絹旗(赤バニー)「うぅぅ……超どうしてこうなった」スポッ 浜面「」 滝壺(白バニー)「どう、はまづら? もっと元気でたでしょ?」 絹旗(赤バニー)「もうどうにでもなーれ……」モジモジ 警備員「」 浜面「」 滝壺(白バニー)「はまづら?」 浜面「ふにゃー」ブシューーーーーーッ 絹旗(赤バニー)「ばっ……何鼻血だしてやがるんですか! バカ面!」 警備員「……はっ、私はいったい……こ、これは?! いかん! この出血量はまずい!」 滝壺(白バニー)「はまづら、倒れちゃったけどすごくいい笑顔」 警備員「衛生兵! 衛生兵! あと君たちもなんて格好してるんだ! 早く着替えなさい!」ポタポタ 絹旗(赤バニー)「あなたまで鼻血出さないでください! 言われなくても超着替えてやります!!」 ~第7学区 セブンスミスト~ 番外個体「わあ、すっごい……」キョロキョロ 結標「こういうお店は初めてなの?」 番外個体「うん、ここまでの規模なのは初めて」キラキラ 結標(あーもう、さっきから可愛いなぁ) : : : 結標「それで、貴女はどんな服が好みなの?」 番外個体「うーん……好みって言われても」 結標「聞き方を変えるわね。どんな服を着てみたい?」 番外個体「モノトーンとかいいかも。あと、動きやすいのがいいかな」 結標「そうね、貴女スレンダーだし上背もあるから、可愛い系よりはシックな方がいいわね」 結標「ほら、このタンクトップなんかどう?」 番外個体「背中の蜘蛛の巣の模様がいい感じだね」 結標「だったらほら、試着してみる」 シャッ <バサッ <ゴソゴソ 番外個体『……ねえ、結標さん』 結標「サイズは大丈夫?」 番外個体『これ、すっごい短いんだけど。へそ丸出しなんだけど』 結標「出してナンボよ」 番外個体『そ、そうなの?』 結標「ねえねえ、さっきのタックトップにこのショートパンツ合わせてみなさいよ」 番外個体「う、うん」 <バサッ <ゴソゴソ 番外個体『ねえ、布の面積が少ないよこれじゃ』 結標「何言ってるの、まだ多い方よ」 番外個体『いや、ミサk……私としてはもうちょい落ち着いた方が……』 結標「いいから一回見せてみなさい」シャッ 番外個体「わっ?! 急に開けないでよ!」 結標「……貴女、細いのね。なにこのウェスト、羨ましすぎてムカついてきたわ」 番外個体「ちょっ、とりあえずこれは保留!」シャッ 結標「何よ、見せても恥ずかしくないものを持ってるのに」 番外個体『いや、恥ずかしいよ』ゴソゴソ ~第7学区 某スーパー~ 白井「という訳でやってきましたの」 婚后「普段こういったお店に来ないので……なんだか新鮮ですわ」キョロキョロ 白井「ささ、目的のものを探しましょう」 婚后「まあ白井さん! 見てくださいまし! お肉がこんなお値段で売ってますわ!」 白井「? ええ、売ってますわね」 婚后「不自然に安すぎですわ……いったい何のお肉なのでしょう」 白井「牛ロースと書いてありますが」 婚后「牛ロース? ありえませんわ、このお値段は。きっと偽装ですのよ。なんてお店なのかしら」 白井「……婚后さん、店員さんがイタイ視線を送っておられるので、どうかその辺で……」ダラダラ : : : 白井「婚后さん、イーストがありましたの」つ□ 婚后「ドライイースト?」 白井「ドライイーストですの」 婚后「ドライじゃないイーストもございますの?」 白井「……さあ?」 婚后「……まあ、パン用って書いてありますし、きっと大丈夫ですわね」 白井「あとは小麦粉ですわね」 婚后「ストックもないようですし、多めに買いましょう」 白井「そうでs……(?! この感じ……お姉様拡散力場!)」 白井「あっちですの!」ダダダダダ 婚后「え? あっ、白井さん、お待ちになって!」 白井「確かにこっちの方か……ら……」 : : : 白井「…………」 婚后「はあはあ……白井さん、こっちはお魚のコーナーですわ。小麦粉は……」 白井「婚后さん」 婚后「は、はい?」 白井「はやく材料を調達して、家でパンを焼きますの」 婚后「白井さん……?」 白井「何か別なものに打ち込まないと、わたくし……お姉様の幸せを邪魔してしまいますの……」 婚后(何を見てしまったのでしょうか……) ~第7学区 とある病院 ロビー~ 海原「あいたたたた」 海原「ははっ、顔にモミジが出来てしまいました」 海原「まあ、どうにか分かってもらえましたし……よしとしましょう」 海原「お見舞いのお菓子と雑誌も受け取ってもらえましたしね」 海原「さて、そろそろ戻りますか」 海原「不機嫌なのはそのままですから、ご機嫌をとりませんと」 ~その頃病室~ ショチトル「……」 ショチトル(こんな怪しい手紙、嘘だと思いたかったのに)グシャ ショチトル「お兄ちゃんのバカ……」 ~第10学区 某飲食店~ 絹旗「」ポケー 滝壺「きぬはた、食べないの」 絹旗「あっ、食ぶ、食べます」 滝壺「……」 絹旗(うう、人前でバニー……今になって超恥ずかしくなってきました) 滝壺「きぬはた、ゴメンね、付きあわせちゃって」 絹旗「いっ、いえ、浜面のニヤけたアホ面が見れたんで超OKです!」 滝壺「うん……はまづら、喜んでた」ホワーン 絹旗(愛されてますよね……滝壺さんを泣かせたらメガトンパンチの刑ですよ、浜面) 滝壺「でも、はまづらのためと言っても」 絹旗「?」 滝壺「冷静になってみると、人前であんな格好はちょっと恥ずかしかった///」 絹旗(シェイクスピアの劇でありましたね、なんでしたっけ) 滝壺「むー……」ホワホワ 絹旗(確か 恋は盲目であり、恋人たちは自分たちが犯す愚行に気づかない ) 絹旗(世のバカップルを超的確に表現してますよね) 滝壺「とりあえず、きぬはたは早く帰って着替えないとね」 絹旗「そうですね。服の下とは言え、超落ち着かないです」モジモジ : : : 浜面「あの二人は何をやっておるか……」 浜面「気持ちはすんげえ嬉しいけどさ、ここでの俺の立場を危ういものにしてるってのよ」 浜面「……滝壺が白バニー、絹旗が赤バニー」 浜面「絹旗とか胸がスカスカだったぞ……サイズあってねえじゃねえか」 浜面「滝壺は……うん」 浜面「(ツー)あっ、やべ、また鼻血だ。誰か噂でもしてんのか」 浜面「……くそ、悶々としてきた」 半蔵「お前さっきから何ブツブツ言ってんだよ」 浜面「なあ半蔵、バニーは真理だな」 半蔵(とうとうイカれちまったのか?) ~第7学区 セブンスミスト内 カフェテリア~ 番外個体「♪」 結標「その顔を見る限り、今日は満足なお買い物ができたようね」 番外個体「うん、すごい感謝してる。ちゃんとお礼しないとね」 結標「お礼ね……だったらさ、私の相談も聞いてくれない?」 番外個体「?」 結標「料理を教えてほしいのよ、本格的に」 番外個体「料理? ミサk……私、純和食とかはよく知らないけど、それでもいいかな」 結標「人が倒れないレベルになれるならなんでもいいわ」 番外個体(あ、気にしてるんだ) 結標「どうかしら……?」 番外個体「断る理由はないよね?」 結標「ありがとうね、色々とお世話になるわ」 番外個体「!」ピンポン 番外個体「ねえ、折角だから。もう一つ買いたいものができた」 結標「? なにかしら」 番外個体「フヒヒ」 : : : 番外個体「買ってきた?」 結標「ええ、バッチリよ」 番外個体「はい、じゃあどうぞ」つ□ 結標「貴女もね」つ□ 番外個体「ね、開けていい?」ガサゴソ 結標「どうぞ。エプロン買って交換なんて、粋なこと思いつくわね……って」ガサゴソ 番外個体「気に入ったかにゃーん?」ニヤニヤ 結標「ちょっと、ハザードシンボルってどういうことよ。 何が言いたいの?」 番外個体「べっつにィ~? ( ゚3゚)~♪」 結標「うう……いつか見返してみせるんだからね……!」 番外個体「さて、ミサk 私のは……うっ」 結標「お気に召したかしら?」 番外個体「なに、このイタイ新婚さんがつけてるようなフリフリエプロン」 結標「普段から眼光鋭い貴女にはよく似合うと思って♪」クスクス 番外個体「むぅぅ……人が気にしてることを……」 結標「お互い様じゃない」 番外個体「着てやるとも……これが似合う女の子になってやる……」 ~きぬはた荘1階 キッチン~ 白井「予定より遅くなりましたが、超始めますの」フンス 婚后(気のせいでしょうか、最近ここの皆さんに絹旗さんが感染ってきてるような) 白井「まずは何からしますの?」 婚后「まずは生地作りですわね。ボウルを用意しまして……」ゴトン 白井「 1の実体験によりますと、小麦粉、牛乳、イースト、砂糖を混ぜて混ぜて混ぜて……」 婚后「小麦粉ですわねってあ」ツルッ ボサッ ボワボワボワボワ 婚后「ケホッ……やってしまいましたわ」 白井「出始めからこんな……あ、婚后さん、動かないで下さいまし、静電気が……」 婚后「静電気……?」 白井「下手に動きまわると、余計に粉が舞い上がりますの……それに、粉塵爆発ってご存知?」 婚后「」ゾクッ : : : 婚后「小麦粉を多めに買っておいて正解でしたわね」 白井「気を取りなおして、生地作りですの」 婚后「だいぶ固まってきましたわね……ここからは力仕事ですわ」ゴネゴネ 白井「……婚后さん、お疲れではなくて? 交代いたしましょう」 婚后「ではお願いしますわね」 白井「類人猿!(バコォン)類人猿!(ベチィン)類人猿!(メメタァ)」 婚后(なんという迫力……ですが、類人猿?) ~しばらく後~ 白井「」ドカドカドカドカドカドカドカ 婚后「し、白井さん。もうその辺にして、次の段階に移りましょう」 白井「はあ、なんだか清々しい気分ですの」 婚后「次は発酵でしたわね。ケースに入れて……と」 【生地】パコン 白井「どれぐらいかかりますの?」 婚后「ええと……30分ほどとありますわね」 白井「では、休憩も兼ねてお茶にいたしましょう」 ~30分後~ 白井「……なんですの、これは」 【 生 地 】<ハーイ 婚后「わたくし達が作った生地って、こんなにありましたか……?」 白井「きっと、これが発酵パワーですの」ガクブル 婚后「生地は生きているということは実感いたしますわ」ガクブル ~なんだかんだで焼く段階~ 婚后「オーブンの温度は190度……準備よくてよ」 白井「では、投入いたしますの」ガコン バタン 婚后「あとは焼き上がりを待つだけですわね」 白井「形はクロワッサンになりましたが……出来上がらないと味は分かりませんの」 <ギィィィィィ バタン 海原「ただいま戻りました。なんだかいい匂いがしますね」 婚后「ええ、パンを焼いてますの。今夜の夕食に出ますのよ」 海原「おお、これは楽しみですね。腹を空かせて帰宅した甲斐がありました」 白井「そのパンに見合うメニューにしないといけませんわね……そろそろ夕食の準備も始めませんと」 婚后「ところで、そのお顔はどうされましたの? 手形?」 海原「ははは、裁かれました」 ~帰りのモノレール~ 滝壺「」ウトウト 絹旗「」ムズムズ 絹旗(超落ち着きません……!) 絹旗(今朝からですからね……流石に長時間着続けるモノではありませんね) 滝壺「」スピー 絹旗(替えのインナーを忘れてくるなんて……私の超バカバカバカ……) 滝壺「むー……」コテン 絹旗「はっ」 滝壺「」スピー 絹旗「……超今回だけですからね」 ~帰りのバス~ 結標「疲れた疲れた。なんだかんだ言って、私も楽しんじゃったわね」 番外個体「私で遊んでた、の間違いじゃないの?」 結標「なかなか言うわね、貴女も」 番外個体「結標さんには負ける気がするけどね」 結標「……ねえ、名前で呼び合わない? 貴女とは仲良くやれそうな気がするのよね」 番外個体「……ええと、淡希さん? だっけ?」 結標「 さん はなくてもいいわ、真琴」 番外個体「淡希……なんかムズ痒い」 結標「なんか久しぶりだわ、この感覚」 番外個体「」クスクス 結標「」クスクス ~夕暮れの第7学区~ 滝壺「あれ? むすじめとみさわだ」 絹旗「え? おお、偶然ですね。おーーい」ノシ 結標「あら、貴女たちもお帰り?」 絹旗「はい、超お帰りです」 滝壺「みさわは外に出る時はいつもサングラスなんだね」 番外個体「え? う、うん、まあね」 結標「自分の目付きを気にしてるのよね」 番外個体「……うるさい」ムスー 滝壺「ねえ、ちょっと貸して」 番外個体「あ、うん、どうぞ」 滝壺「どう、似合う?」スチャ 絹旗「滝壺さんらしさがないですね」 滝壺「むぅ」 ~きぬはた荘1階~ 番外個体「ただいまー」 結標「ただいま」 絹旗「ただいま戻りました……私はちょっと部屋に」ソソクサ 滝壺「……なんかいい匂い」スンスン 婚后「あら、みなさん。お帰りなさいまし」 海原「おや、皆さんご一緒でしたか」 結標「偶然出会ってね」 滝壺「あれ? しらいは?」 婚后「夕飯の支度をしておりますわ」 番外個体「夕食まで時間あるよね。ちょっと荷物の整理を……」パタパタ 結標「あ、ちょっと。私も混ぜなさいよ」パタパタ ~夕食~ 海原「お、これがお話にあったパンですか。美味しそうな焼き色ですね」 白井「パンに合わせて、夕食はシチューにしましたの」 婚后「白井さんとわたくしで作りましたのよ。お口に合うとよろしいのですが……」 結標「ふーん、器用なのね……あら美味しい」 番外個体「」パク サクサクサク ムグムグムグ 絹旗「」ムグムグムグムグ 滝壺「おいしいのは伝わってきたけど、感想は言ったほうがいいよ」 婚后「お気に召したようで、良かったですわ」ホッ 白井「ま、わたくし達なら当然……と言いたいところですが。やりましたわね、婚后さん」ハイタッチ 婚后「お付き合い頂いて感謝してますわ、白井さん」ハイタッチ