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1 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2009/05/02(土) 20 53 49.87 ID BhBdRBTE 1日、巨人小笠原(残機6)が豚インフルエンザに感染してることがわかった。 この件を受け超正義銀河巨人軍は巨人小笠原の遠方隔離を発表、即日島流しを執行。 東京湾には多くのファンが巨人小笠原を見送りにくるも、あいにくの酸性雨で溶解死。 これには超正義銀河巨人軍を率いる原監督も溶け残されたキンタマに舌鼓を打ち、 「季節の味だね、口の中に春が広がる」と笑顔を輝かせた。 なお、無人島に流れついた巨人小笠原は「毎日サバイバル」とコメント、 新天地での生活に夢と股間を膨らませていた。 2009年5月2日(土)10時30分 読売新聞 15 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2009/05/02(土) 21 04 02.00 ID z0Pm/ov1 BE 1760616768-2BP(876) 次世代に君臨出来るカッス職人を生み出すという使命を持つ我々は つまらないカッススレには断固とした態度で望まねばならない 僕はもっと、流れるような射精を見たい。 30 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2009/05/02(土) 21 30 54.28 ID 8AWNiqQx 1 旧応援歌を彷彿とさせるのは○ 38 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2009/05/02(土) 21 43 19.84 ID 2HOOR5ZD また“カッスミラクル”!巨人小笠原初16強 ◆金球 世界選手権第4日(1日・東京ドーム) 男子シングルスタマタマ3回戦で、世界ランク99位の 巨人小笠原(35)=タマハウス=が同2位の桑原外野手(26)=湘南電力=との日本人対決を4-1で制し、初の16強入りを決めた。 鋭いバック(四つんばい)のドライブショットで試合を決めると、巨人小笠原は「タマーッ!!」という叫び声を響かせた。 前日の2回戦で世界10位の那須野巧(横浜)を破った勢いに乗り、日本代表の桑原外野手も撃破。 「打ったのは内角のストレート。気持ちで打った。打ったタマは覚えてない」と笑顔でタマを張った。 4回戦の相手は3回戦で世界ランキング一位の二岡を破った世界33位の小谷野。 格上だが「(世界を驚かしちゃ)いかんのか?」と気合は十分だ。メダルに向かって、巨人小笠原が奇跡を起こす。 http //news.www.infoseek.co.jp/topics/sports/n_kasumi_isikawa__20090502_3/story/20090502hochi302/ 43 名前:どうですか解説の名無しさん [2009/05/02(土) 21 51 50.50 ID Zx/sLbZw] 俺としては十分笑えるんだがなあ… あんまり厳しくしすぎてもカッスラーは育たんぞ 48 名前:どうですか解説の名無しさん [2009/05/02(土) 21 56 33.50 ID HqjwRBNi] 43 同意 この中に無理やり玄人ぶってる奴は必ず一人はいるだろう ちょっと前ならなかなかの評価はもらえてただろう 53 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2009/05/02(土) 22 09 36.85 ID 1OBQ2azK 1 なかなか良いと思うが昨晩から今朝に掛けて良作が出過ぎた分、物足りなさはあるな 及第点 59 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2009/05/02(土) 22 17 25.21 ID E7ffjR8X ν速に小笠原スレ立てたのお前らか 63 名前:どうですか解説の名無しさん[] 投稿日:2009/05/02(土) 22 22 11.67 ID pOLg9z0v ほんとカッスはぐうの音も出ないほどの畜生だな http //live24.2ch.net/test/read.cgi/livebase/1241265229/
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俺は幽霊だ。 幽霊の中には、生きてる頃の記憶があるやつもいるらしい。 が、俺には生前得たであろう知識以外、何の記憶もなかった。 別にそれで困ったことはないし、特になんの感情も持たない。 記憶がないことは、どうということはない。だが…… 「……っく……ぐすっ……」 目の前で泣いている少女に、何も出来ないことは、少し辛い。 生きていれば、涙を拭くことも出来るし、抱きしめることだって出来る。 でも俺は幽霊だから、ハンカチを持つことも出来ないし、少女に触れることすら出来ない。 さっきから奇跡が起きないかと、少女に触れようとしているが、全部少女を通り抜けてしまう。 それが悲しいのか、少女は余計に泣いてしまう。 何も出来ない自分が、とても悔しい。 俺は、どうして死んでしまったんだろう。 「ユウ?どうしたの?」 名前を呼ばれはっとする。 今のは夢だったんだろうか。幽霊でも夢を見るんだろうか。 そう考えていると、目の前の少女も同じことを思っていたのか、 「夢でも見てたの?幽霊でも夢を見るんだね」 そう言って、少女はにっこりと笑う。 泣いてばかりだった子が、少し変わった『友達』が出来て、人間は嫌いなままだけど、人間とも仲良くできるようになって、笑顔が増えた。 たまに泣くこともあるけれど、昔と違って涙を流しても、体温を感じることが出来るし、涙を拭いてくれる奴もいる。 それでも、たまになんで死んじゃったのか、と思うときはある。 生きていたら、人間を嫌って、人間から離れて暮らすようなこともなかったんじゃないか、と。 「さ、一緒にお散歩いこ!」 『あぁ』 けど、幽霊じゃなかったら、こんな風に笑いかけてくれなかったかもしれない。 幽霊だから笑顔に出来るんだ、と考えると、幽霊も捨てたもんじゃないな、と思う。 作者 銀
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【魔法の分類】 魔法は 属性 と 階級 で分類され、人によって得意とする属性は異なります 《属性》 属性は大きく火、水、雷、土、風、自然、闇、光の8種類に分かれます。※まれに分類不能な魔法使いもいるようです。例えばサイコキネシスとか瞬間移動とか。そういうのは特殊系って呼ばれたりします 一般に、同じ威力の同じような魔法をぶつけた場合の力関係は 火 水 雷 土 風 自然 火、闇=光と言われています。 《階級》 階級は初等魔法、中等魔法、高等魔法の3つです。 初等魔法は火や風を起こす、水を操る、といった基本的な魔法です。 中等魔法はそれを各属性ごとに発展させた魔法です。例えば風属性なら空を飛んだり、火属性なら魔力を爆発させたり、水属性なら氷を扱ったりします。 高等魔法はそれをさらに専門的に細分化したもの。雷属性ひとつ取ってみても、発生する雷の威力を極める者、微細な電気信号を流して身体を操る者、強力な磁場を発生させる者など様々です。 【魔法学校】 若い魔法使いは魔法学校に通って魔法を習得します。 魔法学校は3年制ですが、非常に難関なのでストレートに卒業できる者は殆どいません。 魔法学校で扱われる内容は、先に述べた8属性から光と闇を除いた6属性です。 一年生は初等魔法を学びます。エレメント(各属性の基本要素)を生成し、それをコントロールする能力を身に付けます。 二年生は中等魔法を学びます。一年生の内に魔法の適性を見極め、二年生になると属性でクラス分けされます。ちなみにアリスは二年生で、火属性のクラスに所属しています。 三年生になると、皆が自由に魔法を研究します。研究の成果が最後の試験で認められれば無事卒業。晴れて一流の魔法使いになれます。 アリスの適性は本当は 闇 です。ぶっちゃけ火属性は彼女に合ってません 一年生で落ちこぼれてたけど、色々あって本気出したら二年生になれました 二年生はもっと厳しいですが、猛勉強のお陰で成績は平均くらいをキープしてます。努力家です
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港町特有の潮の香りが北に広がるトリオール海から風に運ばれてきたかと思えば、一方ですぐ南東には来るもの全てを死に至らしめんとするかのような広大なる灼熱のナジュ砂漠が広がる。その間の北東を仰げば雄々しきエルブールの山嶺が天空に向けて連なり、それら三点の分岐となるアクバー峠には世界中から集まる商人達で賑わいを見せることで有名なアクバー市が一年を通して開かれている。 そんな東の賑やかさとは対照的に西を向けば、半島の内陸には世界的に有名な良質の茶葉を育む豊かな土壌を伺うことができる。温海の風を受けてよく育つ穀物、果実、そして森林帯と、恵まれた気候環境につつまれた豊潤な土地が半島全体に広がっているのだ。 トゥイク半島の付け根あたりに位置するリブロフという街は、ぐるりと見渡せばそのような景色の移り変わりに事欠かない、何とも飽きのこなそうな場所だった。 しかし、そのような場所でもせっかくの景色や風土、そして市などを楽しむ余裕などは今の彼女には一切ない。 ピドナから短い船旅にてリブロフの地に降り立ったカタリナは、まずこの地に多く蔓延っているであろう神王教徒から己を隠すために全身を黒いローブで覆った。現地の女性の多くがその服装を好んでいるようで、それに倣ったのだ。 それでもストールの間から覗く白い肌と碧眼は隠しようがないが、それでも問題はなかった。 この地にはナジュの血を色濃く継いでいる者たちと、典型的な西方人と、南方からの出稼ぎの民と。そのような数多の人種が共存している。 その中にあれば、彼女の存在とて一枚の布で容易く市井に紛れるのだ。 そうして難なくこの街に潜んだ彼女は街を巡っていち早くここでやるべきことを成した後、現地宿の一つであるシェヘラザーデへと赴いていた。 ここで一夜を明かしたのち、先ほと話しを取り付けたばかりの商隊に随行して明朝早くに早速神王の塔を目指す予定だった。 夕刻に差し掛かる頃には持ち物まで含めて準備らしい準備がすべて終わってしまったカタリナだったが、かと言って観光気分で街を散策する気にもなれず、蒸し暑い部屋から脱出し涼を求めて一階のパブにいた。 そこで少しぬるめのエールを傾けながら、パブの喧騒に耳を澄ます。 其処彼処から商いの調子がどうとか、ピドナでなにやらあったようだとか、そんな話が届いてきた。 それらの噂話にそれとなく耳を傾けていたカタリナは、そういえば以前もツヴァイクでこの様な頃合いに大変な事を聞いたものだった、などと思い返していた。あのときはポールを待っていたが、今は正真正銘の一人旅である。故に今回はそんな事もなかろうと、カウンターで現地のつまみなのであろう豆の粉にスパイスを混ぜて薄く伸ばし焼かれたおつまみを頬張りながら、カタリナは暫しの涼を得ていた。 グラスを傾けるペースも遅くゆっくりと過ごしていたカタリナだったが、やがて間も無く日が沈まんとした頃になって店内のそれまでの客層とは雰囲気の事なる二人組が随分と陽気な様子で店内に来訪した。 来訪した二人ともが鍛え上げられたがっちりとした体格をしており、麻で作られた肌着の上には、この地独特の通気性に優れる改良を施された鎧。そして腰には、その一つ一つが職人の手彫りと思われる見事な紋様付きの剣。 その装いから察するに彼らは、十中八九リブロフ軍団の人間だった。 だが彼女の目からみれば、明らかに彼らがこんなところにこうしているのはどうにも様子がおかしい。 なにせ普段は彼らも非番となれば鎧を脱いで寛ぐはずだし、逆に警邏の途中であれば、今まさにカウンターに座ってエールをオーダーしている事自体が軍団規則に反するだろうからだ。 となれば、答えは一つ。 彼らの装備は、臨戦体制。いつ何時の招令にも対応できる状態の確保。 つまり今このリブロフは、何処かと交戦中、ないしはそれを強く警戒しているのだ。 カタリナからは少し離れた席に座った彼らは、間も無くカウンタースタッフから突き出されたエールジョッキを掲げて、意気揚々と飲み始めた。 多少興味をそそられたカタリナはカウンターのマスターに声をかけ、すぐさま二人に一杯ずつエールを振舞った。 目の前に現れた突然のお代わりに目を丸くした兵士二人は、マスターのサインでカタリナに顔を向ける。 そこでカタリナがわざとらしくローブで隠した口角を僅かにあげて微笑むように瞳を薄めると、二人はお互いを見合ったのち、我先にとカタリナの両サイドに陣取った。 「おネエさん、他所からきたの?ローブめっちゃ似合うね。色っぽいわー」 「つかキミ今さ、俺らがここの憲兵だってわかってて奢ったでしょー。ほんとはダメなんだよー、それ。まぁ今日は勿論見逃しちゃうし、そんかわり少し付き合ってくれよな?」 「あら・・・ふふ、お二人とも慣れていらっしゃるのね。でも先ずは、ここで私たちが出会えた事に祝杯を。そうでしょ?」 そういってグラスを軽く掲げたカタリナに、兵士二人は満面の笑みで杯を合わせた。二人がその杯を豪快に飲み干す様を見てクスクスと笑いながら自らもグラスを傾けつつ、彼らの視線や仕草の一つ一つにそれとなく注意を払いながら世辞を飛ばし、話題を振る。 (なんだか私もこういうの手慣れてきちゃったなー。なんか複雑・・・) そのような心中はどこ吹く風か、カタリナはすっかり上機嫌な二人の兵士の話し相手をしながら、次に、その次に話す内容とその流れの先を頭の中で精査していった。 「・・・そういえばお二人とも、それ、脱がないのね。今、そういう感じなの?」 自社の取扱品目を頼りに自らを行商人という事にして少し世界各地の事を話して聞かせ、各地でこうして誰かと話をするのが趣味なんだと適度に杯を合わせながら酒を飲み、当然最初は抱かれていた警戒心と緊張感が程よく解れた頃合い。 さも今気づきましたとばかりに、カタリナはいよいよ話題の変換にかかった。 兵士二人はそれまでに気持ちよく飲みながらカタリナの話に相槌を打ち、その脇でちょくちょく身体に触れてこようとしたりするが、そのようなお手つきはそれとなく回避しつつ。 「へぇーおネエさんやっぱわかるんだねー、さすが世界を渡り歩く行商人だ。ま、ファルスとスタンレーの会戦を間近で見てたらそりゃー察しちゃうよね。今はあれさ・・・」 本来はこの様な兵役に関わる話は非常に繊細な扱いをしなくては、直ぐに間者を疑われる。だが今となってはそのような心配もなくなったようだ。 兵士の一人は機嫌良く喋りながらジョッキを掲げ、バーカウンターの後ろに貼り付けられている地図を示した。 生憎とカタリナの位置からは彼がその手で何処を指し示しているのか全くわからなかったが、その次に紡がれた言葉は彼女にとって久しぶりに聞く言葉だった。 「北東の青二才侯爵国家、ロアーヌと交戦中なのさ」 その瞬間、二人は耐え難い急激な寒気を全身に感じて突然身を震わせた。 彼らに挟まれる形で座っている女から発せられた強烈な『何か』に、当てられたのだ。 「ロアーヌと?・・・そうなの。その話・・・できればもう少しだけ詳しく聞かせて頂戴?」 先ほど出会った時と同じく、彼女の瞳は静かに薄っすらと細められた。 だがストールに隠れたその口角は、今は間違いなく笑顔を形作ってはいないだろう。 それが分かってしまっても、最早二人には直様その場を去るという選択肢は持たされてはいなかった。 翌暁、現地の商隊に同行してカタリナは予定通りアクバー峠からナジュ砂漠へと出立した。 昨晩になにやら二人の兵士が宿泊先の宿の裏で昏倒しているのが見つかったという事件があったようだがそんな事には目もくれず、一行は一路、神王の塔を目指す。 行程では駱駝という動物に乗る事となり、初めて見る背中に瘤のある不思議な動物に、カタリナは目を丸くしたものだった。砂漠では馬よりも断然駱駝なのだそうだ。 ちなみに今回旅路を共にする商隊は、元ナジュ王国の地にある珈琲豆栽培を営むエルブールコーヒーというブランド名の農家なのだそうだ。 彼女も出立の際に自慢の一杯を馳走になったが、それは普段飲んでいるものとは全く異なり、たっぶりの砂糖と香辛料を加え小さな専用の鍋で作られる一杯だった。生まれて初めて飲む味だったが、濃厚なコクと風味豊かなスパイスの香りがよく合っていて、これはこれでとても気に入った。他にも別の香辛料を加えた飲み方があると聞かされ、道中にそれも飲ませてもらえるらしいということで、カタリナはそれをとても楽しみにする事にした。 そうしてしばし駱駝に揺られて砂漠を渡っていくと、彼女はとんでもなく奇妙な光景に出くわすこととなった。 迷い込んだものすべてを乾涸びさせてその命を吸いつくさんとする灼熱のこの砂漠の中を、なんと驚くべきことに数人の集団が杖をつきながら今にも倒れてしまいそうな様子で必死に歩いている姿が彼女の視界に飛び込んできたのだ。 それをみて思わず目を疑ったカタリナがたいそう焦り気味に同行していた商人達に声をかけると、彼らはそれをちらりとだけ見てからカタリナに顔を向け、誰もが揃って首を横に振るのだった。 その目はこう語っていた。あれには触れてはならない、と。 だが明らかにあのままでは死人が出てもおかしくなさそうな状況であるというのに放っておくなど如何なものかとカタリナが頻りに集団の様子を見ていると、同行者の中で比較的若い男性が彼女の横に駱駝を寄せ、小声で教えてくれた。 「彼らは、敬虔な神王教徒。彼らは神王の塔に行くため、そこで来たるべき時に現れる神王の祝福を受けるため、死を恐れずにナジュ砂漠をその身一つで渡る。だから、邪魔をしてはいけない」 言われて、改めて徒歩の集団を横目で眺めてみる。確かに彼らはこちらになど見向きもしないし、その瞳は真っ直ぐに地平の向こう、神王の塔へと向けられている。 聖王を信ずるものも極めれば山籠り等をしていたりすることもあるらしいとは確かに文献で見たことこそあるが、しかしそれにしてもこの行為は自殺行為としか彼女には思えなかった。 「彼らは十年前に多くの血を流して戦い、自らあの地をもぎ取った。そしてそこに十年前から、天へと続く塔を建設し続けている。その一部分一部分が、彼らの血肉といっても過言ではない。彼らはああして日夜信仰心を高め、今は神王の到来を静かに待っている」 それは彼女にはとても理解できなかったが、それが彼らの信仰心の表し方なのだというのであれば、そうなのかと頷くまでだ。 カタリナは最後にもう一度神王教徒たちを振り返り、そして前に向き直った。 彼らと同じく、自分にも命を賭して目指さねばならぬものが、この先にあるのだ。 カタリナは今一度気を引きしめて、彼方に垣間見える神王の塔を見据えた。 前へ 次へ 第五章・目次
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◆Tsun.uKDs2 今はカオスの作成に夢中? 新カオスに期待。アニソンにも期待。 Janne Da Arcの垂れ流しもしている。 ここから本人です。どうも Janneの方もやってます。ポルノの方が回数多いですが。 基本的に朝~7時くらいまで垂れ流してます。 楽しくがモットー。だから途中で変な曲入ったりするけどキニスルナ! 安価ミスは仕様です。なんと言っても仕様です。指摘されると傷つきます>< 人間×10も自分のせいでしたすんませn 【再生可】 シングル(カップリング含め全曲) アルバム全曲 インディーズ(大体の曲はおk) ロード88 Buzy 限界ポルノラジオ(ストリーミング分) LIVE音源結構あります。。。 他にもPOISONとかLASAKURAとか弾き語りとか。 多分スレでリクされる曲はいけるかな? 他にはJanneとかこなあああああああゆきいいいいいいいとか慎吾ママとか日英アクエリ(サントラ)とかハルヒ関連とかVIPSTARとかヒューザージとかアネハ蝶とk(ry リクあればどんどん流すんで。 【カオス曲】 デッサンシリーズMix デッサン#1Mix 黄昏Mix(普通とカオス)←これオヌヌメwwwwww ぽっぽっぽMix ぽっぽっぽ~これはひどいwwwwwMix~ 冷たいサーベス 渦Mix 他作成中・・・とかなんとか。垂れ流しをながら作ってるから いろんなものが流れてきます^^ 以上。イバァァァァァラキィィィィィィ。補正追加よろ
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たどり着いた先は、かつて魔王と聖王だけが踏破したであろう、巨大な回廊であった。半永久機関でもって鳴動するように不気味に赤く点滅する床や壁。見たこともない奇怪な装置。細かに施された彫像の数々。 そして、アビスの瘴気をダイレクトに浴びた醜悪な魔物たち。 その中においてカタリナは次々と道を塞ぐ魔物を切り捨てながら、何かに取り付かれたかのようにひたすらにその回廊の最深部を目指していた。 先ほど癒えたはずの体力は、もうとうに限界を迎えた。だが、彼女の精神は今この瞬間、何者にも勝ると確信できるほどの屈強さでもって、肉体を凌駕していた。 (勝てる・・・。この程度の魔物に遅れを取るほど、今の私は無力ではない・・・) 三メートルをゆうに越す巨体とその背に見合う長大な剣を構えた巨人の右腕を、飛水すら断つかのような高速の払いで切り捨て、そのまま剣を巨人の左目に突き刺す。 「ガギャッ!?」 怯む巨人を尻目に地面に着地したカタリナは、地面に刺してあった大剣を引き抜き、勢いをつけて跳躍し、巨人の心臓部に向かって爆発にも近い衝撃音と共に大剣を叩きつけた。 声にならぬ叫びを残して絶命する巨人をちらりと確認すると、巨人の目から剣を引き抜いて穢れをはらい、カタリナは再び奥へと進みだした。 (私の頭に・・・体に・・・流れ込んでくる・・・戦いの記憶・・・。まだ・・・もっと私はこの記憶を使いこなせる・・・) 研ぎ澄まされた神経は彼女に、彼女すら知らない数多の戦の法をもたらしていた。 背中には大剣を、右手にはロングソードを、左手にはレイピアを。そして持ってこそいないものの、今ならば槍だろうが弓だろうが斧だろうが、彼女に操れない武器はなかった。 幾十もの魔物を葬り、カタリナは程なくして回廊の最深部、この中に渦巻く瘴気の生まれ出でる場所まで辿り着いた。 「・・・この先に・・・魔戦士公アラケスがいる・・・」 硬く閉ざされたその扉を前に、カタリナは確信を持って呟いた。 思えばカタリナはこの広大に入り組んだ回廊のなかを、ただの一度でも迷うことはなかった。彼女には、ここに至るまでの道筋が「分かっていた」のだ。だが、何故自分が奥を目指しているのかは、全く分かっていなかった。 しかし、もう自らの足を止める術は彼女にはなかった。今はもう伝説の中にしか語られぬ四魔貴族の巣食うアビスへと繋がるゲートが、この扉一枚先にあるのだ。それが分かった時には、カタリナはもう扉を両手で押し開いていた。 思いのほか軽快に開く扉。勢いをつければ簡単に最後まで開き、カタリナはその中へと一歩踏み出した。 「・・・・・・!!!?」 途端に、目の前の景色が変わる。そこは部屋の一室であるはずだというのに、奥が何処まで続いているのかも視認出来ず、天井すらも見えない。 目の前にはただただ禍々しい紋章が渦巻き、その中央に漏れ出でる光は、純白であるというのに未だかつて感じることのなかったほどの瘴気を生み続けている。 そして、彼女はこの空気を知っていた。 「・・・死蝕・・・」 やっとの思いでそれだけを呟く。幼い日にみた史上最悪の大災害、死蝕。あの時に体感した空気が、この場には満ち溢れているのだ。 何かに急かされるようにカタリナは部屋の奥へと進む。体は危険を訴えている。頭のどこかで先ほどまでの自分が引き返せと警告を出している。だというのに、彼女の両足は前に進むことしかしない。 そして紋章へと近づく彼女に、その声は放たれた。 『・・・久しぶりの来客だ・・・。三百年ぶりにもなるか・・・』 瞬間、恐怖に肌が震えるのを感じ、カタリナはその場で立ち尽くした。 『今度の宿命の子はどのような者かと待っていたが・・・お前は宿命に弄ばれし者ではないのだな。まさかこの場に宿命を背負いし者以外の人間が訪れることがあろうとは・・・』 部屋に響く言葉の一言一言が、気がふれそうなくらいの瘴気を纏ってカタリナの耳に届く。 『人間よ・・・己の力でここまで来た事は褒めてやる。なかなか出来ることではない。だがその勇敢さ故に、我の戯れにより死ぬことを悔やめ』 その言葉が終わると同時、カタリナの前にはあまりにも巨大な双頭の獣を鎖で従えた、真紅の槍を手にした魔神が立っていた。 「・・・・・・」 カタリナは、言葉を発することが出来なかった。 見た瞬間に分かってしまったのだ。この魔神に自分は殺される、と。何の抵抗も出来ることなく、この魔神の槍の一振りで自分の体はそれこそ跡形もなく消し飛んでしまうだろう。 『女よ、そう悲嘆するな。我は魔戦士公アラケス。戦士の身として我と合間見えた幸運、しかと感じるがよい』 アラケスが手にした槍を振りかざす。カタリナには、その槍の切っ先を見つめることしか出来なかった。 『血を流せ』 そして、槍が穿たれる。 「ぁ・・・ぁぁああああああああっ!!!!」 気がついたときには、カタリナは背中から引き抜いた大剣をその槍の切っ先にあてがい、甲高い金属音と共に一歩も怯むことなく弾き返していた。 『・・・・・・?』 槍を弾き返されたアラケスがさも不思議そうな顔をし、そして次にとても不満そうに顔を引きつらせる。 『貴様・・・我は血を流せといった。何故抵抗をする』 アラケスの言葉と同時に、鎖につながれた巨獣が地の底から響き渡るような唸り声を上げる。だがカタリナは全くそれに怯むこともなく、大剣を構えてアラケスを見据えた。 「・・・生憎・・・私はまだ死ぬわけには行かないわ。少なくともこの手にマスカレイドを取り戻し、ミカエル様にご返上するまでは・・・」 汗でにじむ柄を握りなおし、カタリナは少しずつ間合いを広げる。 最初に合間見えた時点で、実力の差が歴然としているのは分かった。カタリナの得物も相手の槍に大きくは引けを取らぬリーチのある大剣であるが、お互いの必殺の間合い同士で闘えば、彼女の死は明白だった。 だが、あの時はここに至るまでのカタリナであるからこそ死ぬと思ったまで。今の彼女はそれまでの彼女ではない。恐怖に一瞬全てを忘れてしまったが、今の彼女ならばどうにかする方法を思いつくかもしれない。 『・・・この我を目の前に、口を開けるのか。面白い・・・。問おう。何のためにここに訪れたのだ?人間よ』 驚嘆したようにアラケスがかぶりを振る。それが何の冗談かは知らないが、カタリナにはそんな言葉に真面目に付き合っている余裕はなかった。この場をいかに潜り抜けるかが先決である。カタリナはアラケスのその言葉に上面だけ応えながら、必死にそれを頭の中で模索し続けた。 「生憎とね、私だって来たくてきたわけじゃないわ。気がついたら、ここに案内されていたのよ」 それこそアラケスには意味の分からないことだろうが、カタリナとしてもそのくらいしか説明がつかないので仕方が無い。 『そうか。では、我がさらにこの地の先、冥府への案内を買って出てやろう。光栄に思え』 カタリナの態度が気に入ったのか、アラケスは先ほどよりもずっと上機嫌な声音でそういった。そして次の瞬間には、アラケスの手から解き放たれた巨獣がカタリナに襲い掛かる。 「く・・・・ぉぉおおおお!!」 巨獣を真っ向から睨みつけ、気合の一声と共にカタリナは地面に大剣を突き立てた。途端に、目前まで迫っていた巨獣の体が地を這う幾重もの衝撃波に切り刻まれる。 「ガグァァァァァァッ!!」 断ち切るほどのものではなかったが、外装を切り刻まれて悶え、巨獣が足を止めた。それを好機とみたカタリナが突き立てた大剣をそのままに素早くレイピアを抜き、目にも止まらぬほどの勢いで以て強力な突きを繰り出す。 電光石火の突きは寸分の違いなく巨獣の片方の頭の片目を貫き、巨獣はさらに絶叫する。 レイピアを巨獣から引き抜いたカタリナは加速しながらさらに突きを数度見舞い、巨獣が怯むのを確認すると地面に突きたててあった大剣を引き抜き、口元から一気に胴体ごと払いぬける。 ガキンッ しかし鈍い金属音と共に、その大剣の軌道は獣の牙によって止められていた。 「なっ・・・!?」 瞬間的に蹴りを繰り出したカタリナは、それを巨獣の顔面にあてて大剣を離させ、同時に距離をとる。 手負いの巨獣は痛みにもがき苦しみながらも、さらに猛威を増すかのように大地すら震えるような狂気の雄たけびを上げ、再びカタリナに襲い掛かった。 耳に劈くような叫びをなんとかやり過ごして再び地面に大剣を突きたてるが、地を這う衝撃波も二度は通じない。巨獣はその身に似合わず軽やかな跳躍をし、上空からカタリナに向かってその凶悪なかぎ爪を突き立てにきた。 だが、カタリナはそれを先読みしていたかのように既に上空に視線を向け、抜き放ったロングソードを手に巨獣を睨み付けた。 「甘いわよイヌっころ・・・!」 巨獣の前足をかいくぐるように態勢を低くしたカタリナは、下段から遠心力を利用した強力な跳ね上げの一撃を見舞い、さらに勢いを殺さずに腕を捻ってさらに一撃を放つ。その様まるで荒れ狂う龍の尾の如き二段の強力な切り上げは、今度こそ巨獣の二つの首を切断していた。 『・・・ほぅ。やるではないか、人間よ』 その戦いを後方から何もせずに眺めていたアラケスは、場に似合わない感心したような声をあげてみせた。 巨獣の返り血を拭いながらその姿をみたカタリナは、まるで自分がこの魔神の手の平で踊っているに過ぎないような錯覚に襲われた。 (・・・いや、錯覚じゃない・・・。今の攻防だって・・・あいつが加わっていたら私は確実に死んでいた・・・。こっちの必死な姿をみて楽しんでいるんだ・・・) 巨獣の亡骸を乗り越えてアラケスに対峙する。彼女の中には今も次々と戦いの記憶が流れ込んできているが、残念なことに、それでも今のところは到底この魔神に勝てる要素は見当たらなかった。 『単なる人の身においてその戦ぶり、賞賛に値するぞ。我が直々に手を下してやろう・・・人間の女よ、名を名乗れ』 真紅の槍を構えながら、アラケスがカタリナを見据える。瞬間、アビスから流れ込む瘴気が何倍にも膨れ上がったかのようにカタリナには感じられた。 「・・・ロアーヌの騎士、カタリナ=ラウラン」 名乗りながら、大剣を構えてカタリナもアラケスに正面から向き合う。全身が冷や汗をかき、四肢は震え、瞳はアラケスの持つ真紅の槍を見つめ続けていた。 ゆっくりと大剣を下段に構えたカタリナは瘴気を振り切り、五感全てを使ってその槍の軌道を見極めようと徹する。 『・・・その名、覚えておこう』 次の瞬間には、アラケスの姿はカタリナの目の前まで迫っていた。 「・・・!!!」 真紅の槍が再び穿たれた。必殺の軌道を持って放たれたその切っ先は、吸い込まれるようにカタリナの心臓へと差し込まれる。 キンッ しかし必殺のはずのその槍は小さな金属音と共にカタリナの心臓からそれ、斜め後方の壁を貫いていた。 大きく跳躍したアラケスは再び先ほどまでの立ち位置に戻る。見れば、カタリナは先ほどまでの場所から一歩も動いてすらいない。 『・・・』 アラケスの見つめる先では、カタリナはやはり大剣を下段に構えたままの姿で冷や汗を流しながらこちらを見つめている。それは先ほどまでの光景となんら変わらぬものだ。 『・・・無行の位、といったか。研ぎ澄ます五感の全てを回避にのみ集中させ、最小限の動きで全てをいなす』 槍を再び構えながらアラケスが呟いた。 しかしカタリナはその言葉にも答えない。一瞬たりとて彼女にはほかの事に意識を向けている余裕はなかった。この構えがそんな名前であることすら彼女は知らなかったが、最早そんなことはどうだってよかった。次の一撃を避けることだけを今は考えていればいい。 『過去にあの若造が使っていたな・・・面白い。我の槍、何処まで避けられるか試すのもよかろう』 アラケスは大きく身を捻らせ、ただでさえ強大なその力をさらに溜め込むように震動を湛えながら動かなくなる。 そして次の瞬間には、手にしたその槍を投擲していた。 槍はアラケスの斜め上方に弧を描くように投げられ、その槍は高速回転をしながら軌道を変え、カタリナに向かって信じられぬほどのスピードで襲い掛かる。それは単なる槍の一撃ではない。それは真紅に燃え盛り、アビスの瘴気を纏い、そしてアラケスの持つ白虎の力を凝縮させた一撃。まともに喰らえばそれこそこの肉体など消し飛んでしまうような威力をもった一撃だろう。 だから、ここしかないのだ。 「ッ!!!!」 全身のバネをフルに使った可能な限りの最大スピードで、カタリナはただの一歩だけアラケスに向かって飛び出した。 そして襲い掛かる槍に大剣の切っ先をあてがい、その強大な波動を大剣に乗せ、渦巻きうねる力の暴風に身を任せるように、アラケスに向かって跳躍する。 『・・・!!』 その瞳には、アラケスがこの場ではじめてみせる驚嘆の表情が映し出された。力の奔流を利用して瞬間的に超加速されたカタリナの身体は瞬く間にアラケスの目前に迫り、彼女は両手で握り締めた大剣に己の全てを賭けた。 「ォォォオオオオオッ!!」 空気を切り裂くような甲高い音が、空間に響き渡る。先ほどのロングソードで放たれたものとは比べ物にならぬ、大気を切り裂くほどの神憑り的な破壊力を持った刹那の二段斬り。それは確実にアラケスを捉えていた。 ドンッ!!! 勢いを殺しきれずにそのまま壁に激突したカタリナが全身の痛みを堪えて振り向くと、そこには右腕を切り飛ばされてこちらを振り返るアラケスが見えた。 (・・・な・・・!確実に首を捉えたと思ったのに・・・!) 立ち上がることも出来ぬまま、カタリナは絶望に彩られた表情でアラケスがこちらに完全に向き直るのを見ていた。 アラケスは己の槍をその左手に持ち替え、静かにカタリナを凝視している。 『・・・我が必殺の一撃を逆に利用してこの身に傷をつけたか。無行の位はそのための囮だったのだな・・・人間よ、実に美しい剣戟であった』 左手に槍を構えたアラケスは、身動きのとれぬカタリナの目前までゆっくりと歩み寄った。 『さりとて我がアビスの波動、人間の身には堪えるであろう。最早立ち上がるもままならぬようだな』 そして槍は振りかぶられた。カタリナはその切っ先を、最早持ち上げることすら叶わぬ大剣を握り締めて見つめる。 『先の死蝕は、我に更なる力を与えた。この槍、最早あの男ですら避けられぬはずであっただろう。それを貴様は避けたばかりでなく、我に対する刃と成した』 アラケスは過去を思い出すようにどこか遠くを見つめ、そしてカタリナに向き直った。その表情は歓喜に満ち溢れている。 『強き人間よ。我に至福の時間を与えたこと、褒めて遣わす』 その言葉と共に自らに向かって振り下ろされた槍の切っ先を見つめたのを最後に、カタリナの意識はそこで途切れた。 蔓延る魔物を飛び越え、吹き抜けを貫通する階段を駆け上がる。その先にある祭壇を必死の思いで走りぬけ、トーマスとシャールは魔王殿の入り口を這い出すように飛び出した。 長い下り階段の手前まで辿り着いた二人は、同時に魔王殿にむかって振り返る。見上げるその巨大な城は、うねるように周囲の空気を豹変させながら鳴動していた。 「馬鹿な・・・こんな瘴気の渦などありえない・・・何が起こったというのだ・・・」 息を切らせながらシャールが呟く。同じように息を切らせたトーマスもその異様の光景を見て愕然としている。 「・・・まさか、アビスゲートが開くとでもいうのか・・・」 普段の丁寧な口調すら忘れ、トーマスもそう呟いた。 未だ鳴動を続ける魔王殿は、最早その存在自体が生き物であるかのように脈打っているようにも見える。 最下層を目指していたシャールとトーマスは、丁度玉座の間に辿り着くかつかないかの頃にこの鳴動の始まりを察知し、恐怖に駆られるままにやっとの思いでここまで逃げ出してきたのだった。 「・・・とにかくこのままではいつピドナ全体がこの馬鹿げた瘴気に包まれてもおかしくは無い・・・。一刻も早くミューズ様の元に戻り、この地を離れなければ・・・」 この状況では、既にカタリナの捜索どころではなかった。あのまま魔王殿の中にいれば、二人の命などそれこそこの瘴気の渦にいとも簡単に押しつぶされて消えていただろう。 それはトーマスも十分に理解していたのだろう。階段を急いで駆け下り始めるシャールを、無言で追いかけた。 長い階段を駆け下り、無駄に広い庭園を突き抜けてピドナの旧市街に辿り着いた時、背後に渦巻くその瘴気はもはや最高潮に達していた。 旧市街の住民もその魔王殿の光景に恐怖し、既に騒然とした雰囲気に包まれている。魔王殿の入り口付近に集まった住民をかき分けてミューズの待つ家へと二人が急ぐと、そこには不安そうな表情で家の前に立っているミューズとミッチ、そしてゴンの姿があった。 「ミューズ様っ!ここは危険です、一刻も早く離れましょう!」 出会い頭にシャールはミューズに駆け寄りながら言った。ミューズは恐がって自分に抱きつくミッチとゴンを護るようにして立ち尽くし、二人を出迎える。 「何が・・・何が起こったのシャール・・・。こんな禍々しい空気は、死蝕以来はじめてだわ・・・」 彼女自身も不安なのだろう。子供二人を抱える手は細かく震え、青白い顔で魔王殿の方向を見つめながらシャールに問いかける。 「・・・わかりません。カタリナ殿を探していたら、突然瘴気が暴走を始めてしまったとしか・・・」 恐がるミッチとゴンを撫でながらシャールが答える。それにあわせてトーマスも二人に歩み寄り、魔王殿に視線を向けながら口を開いた。 「我々よりも奥には、おそらくカタリナ様しか行っていません・・・。何かがあったとすれば、あるいはそれはカタリナ様が関係しているのではないでしょうか・・・」 何かの間違いで、カタリナが魔王殿最深部に眠るアビスゲートを開いてしまったのではないか。トーマスはそう言いたいのだろう。この状況を見る限りでは、実際可能性としてはそれが一番濃厚ではあった。 「・・・とにかくこのままでは瘴気がこの町を覆い尽くすのは時間の問題でしょう。ミューズ様、シャール様の仰るとおり一刻も早くここを離れたほうがいいです。取り急ぎ用意できる家となると限られてしまいますが、私がご用意します」 心配そうな表情でこちらを見つめるミューズに向かい、なるべく安心させるよう勤めて抑えた声色でトーマスが喋る。 「シャール様も、今はそれでいいですね?」 「・・・すまない。ここはお言葉に甘えるしかないようだ」 そういってシャールが立ち上がった、その時であった。 魔王殿から発せられる瘴気の一部がまるで殻を破ったかのように弾け飛び、それは巨大な獣の姿をとって空に飛び出したのだ。 「な・・・!?」 その波動を感じ取ったトーマスとシャールが上空を見上げた時には、その巨大な獣らしきものは空中に大きく瘴気の弧を描いて飛翔し、幾度かの瞬きの間にトーマスたちの居る家の前の小さな広場に音もなく降り立った。 雄雄しく、そしてあまりにも禍々しい瘴気を身に纏ったその双頭の獣は、ゆっくりとトーマスたちに振り返る。だがその瞳は何も映してはおらず、頭の一方の片目は何か刃物に貫かれたように抉り取られていた。 慌ててシャールとトーマスが、ミューズと子供たちを守るようにその獣と対峙する。だが、二人ともこの獣が自分たちでは間違いなく勝てぬほどの力を持っていることを、見た瞬間に理解してしまっていた。 だが不思議なことに、先ほどまで魔王殿から発せられていた瘴気はこの瞬間にはたち消え、町全体を押しつぶすような威圧感はすっかりなくなっていた。だからこそ二人も、即座にこの獣に反応して対峙する態勢をとることができたのだ。 「・・・まって、二人とも。この獣は私達を傷つける意思はないみたい・・・」 何を思ったのか突然、ミューズはシャールとトーマスに声をかけ、獣の前に歩み出た。 「ミューズ様・・・!?」 驚いたシャールがミューズを引き下げようとするが、ミューズは首を振ってそれを拒否すると、ミッチとゴンをシャールに任せて一歩獣の前に歩み出た。 何を喋るでもなくミューズがその場に立つと、獣は頭をたれ、そして口を開いた。 『覚えのある気かと思えば、あの男の従者の子か・・・まぁよい。お前に任せよう』 獣の口を通じて、別の何者かの声が響き渡る。その声は地の底から響き渡るような重苦しい響きで、聞いているだけで気分が悪くなるようだ。 『この者を生かせ。あの男を越えるほどの存在なれば・・・今の我を更に楽しませることもいずれできよう。これは我が現界するまでの戯れに過ぎぬ。我の手により消えるまで、生きるがよい』 一方的にそれだけいうと、獣は途端に色を失った。 そのままミューズが疑問符を浮かべながら見ていると徐々にその巨体は風に吹かれて崩れ始め、最後には塵となって消えてしまったのだ。 そして直前まで獣のいた場には、全身ボロボロの姿で左肩から大量の血を流して倒れているカタリナの姿があった。 「カタリナ様っ!!」 その姿を確認したトーマスがすぐさま駆け寄る。抱き起こしてみるがカタリナに意識はなく、微かに呼吸をしていることがなんとか分かるという程度にまで弱りきっていた。 「・・・いけない、早く治療しないと・・・とにかく家の中に一端運びましょう」 ミューズがその容態をみて自分の家を指差しながら言うと、それに頷いたトーマスは素早くカタリナを抱き上げた。 「・・・瘴気がすっかり消えた・・・。あの獣を城の外に出すためだけにあの渦を作り出したというのか・・・。まさか、今のは魔戦士公だとでも・・・?」 家にカタリナを運び込むトーマスを横目に、魔王殿を見つめながらシャールが呟く。だが今はカタリナの容態を見極めるのが先決である。未だ混乱の冷めやらぬ外の喧騒を背に、シャールもすぐに家の中へと入っていった。 前へ 第一章・目次
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前ページ 2008年10月12日僧侶◆cSQzoxnLlgその1 533 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 03 56 21 ID m/HVxrj70 ただいまです。無事人形さん殺してきました。 これで悪いところなくなったのか心配ですが、 来週から様子を見てみて変化があれば、ご報告致します。 えーと、押し入れを出てすぐに携帯でライトたいてたので全然怖くなくてですね。 テレビが消えたのも多分テレビが古いからよくあることだと思います。 (うちのテレビや扇風機は勝手によくついたり消えたりする) 何事もなくってこれで本当に願いがかなうのかよくわからないので 写真でもたくさんとっていこうと台所へ赴いたら 「チッ」って舌打ちが聞こえました。男の人の声っぽいの。 そこで急激に怖くなってすぐに人形塩水かけて終わりにしてしまいました。 思ったよりも怖くなかったです。 534 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 03 56 46 ID vtakuytX0 人形に爪、血入れて霊を誘い込み、糸を切らずにお炊き上げで浄霊。 この考え方だと僧侶さんの友達の言う「悪いところを吸う」もあり得るのかな 535 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 03 57 31 ID 7jUdT0Xv0 533 怖いのか怖くないのかどっちだよw 536 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 03 58 15 ID Qpcc+qjU0 お疲れ様 舌打ち、か... 537 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 03 58 31 ID cPcjW6oQ0 いやいやいやいや、怖いだろw ともあれ無事で何より、お疲れ様です 538 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 03 59 53 ID vtakuytX0 とりあえず僧侶さん乙 あなたの無鉄砲さが一番怖かったです。539 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 00 20 ID m/HVxrj70 遅くなりますが、写真…ここにあげていっていいですか? それともまとめてあげたほうがいいのかな? スピードが遅くて恐縮です。 そのときは怖かったけど、終わってみるとあれ、 そんなに怖くないかなぁ~って気分だったのです 540 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 00 54 ID 9/VTv5vL0 僧侶さんおつかれさまw それにしても友達から聞いたっていう話の全体が気になるな・・・ 541 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 02 07 ID B8zQcabBO 舌打ち怖!(((((;゚Д゚))))) 542 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 02 53 ID Qpcc+qjU0 でもまぁ舌打ちぐらいなら聞き違いってこともあるな 543 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 02 58 ID BPoU8X9zO 舌打ちしたのはきっと亀梨だお 544 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 03 52 ID Ed3o171Z0 写真があればUPしてください545 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 04 49 ID m/HVxrj70 友達との会話ですが、 「面白い話があるよ、不思議なのとか好きでしょ?」 「うん」 「1人かくれんぼってのがあって、これ終わらせると悪いところ持って行ってくれるんだって」 「そうなんだー」 「だからあんたのアレももっていってくれるんじゃない?」 「そうだね~」 みたいな感じです。 546 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 05 02 ID 6q8svQkJ0 僧侶さんお疲れさま~ あなたの天然ぶりがwww 547 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 06 10 ID 9/VTv5vL0 アレって・・・何か悪いものにでも憑かれてるのかな? 548 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 06 47 ID cPcjW6oQ0 その素直さに感服したw ……でもあんまり無暗に人を信じちゃ駄目だぞ なんか心配になってくるな僧侶さん549 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 08 12 ID m/HVxrj70 ちがうw天然じゃないw 1枚目 http //imepita.jp20081012/148040(URLミス) 550 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 09 02 ID Qpcc+qjU0 ってかこの遊びに、「願いをかなえる」だとか 「悪いものを取り払う」って要素あったっけ 551 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 09 11 ID BPoU8X9zO 549 みれない552 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 10 27 ID m/HVxrj70 2枚目 http //imepita.jp20081012/149340(URLミス) 553 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 10 49 ID 9/VTv5vL0 550 まとめサイトとか全部みてたけど、そんな雰囲気のもの無かったよ 554 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 10 50 ID cPcjW6oQ0 550 いや、聞いたことないけど 少なくとも俺は 555 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 11 39 ID Is3Nqm26O 549 552 404 556 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 12 04 ID VVur+aW3O 見れなぁ-ぃ(p Д`*) 557 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 12 41 ID cPcjW6oQ0 真っ黒だな、画像558 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 13 10 ID m/HVxrj70 もしかして騙された?w まぁいいや~なんともなかったし。 3枚目 http //imepita.jp/20081012/150770 559 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 13 13 ID BPoU8X9zO 1枚目も2枚目も見れないぞw やっぱり天然さん。。。? 560 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 14 30 ID 7jUdT0Xv0 数分で404ですか・・・ 545 素直すぎるだろ・・・jk 561 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 14 49 ID Qpcc+qjU0 やっぱり尾びれ付いちゃってんだな。 ミクシィに広まってる時点で予想できないことでもないか。562 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 15 01 ID Tqo+4AfM0 真っ暗だーなんでだ。ライトたいたんだけどなぁ 563 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 15 03 ID 7jUdT0Xv0 558 真っ暗で何もみえねーや。 俺だけかな? 564 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 15 11 ID cPcjW6oQ0 三枚目は微妙に輪郭見える程度の明るさだなw565 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 16 21 ID Tqo+4AfM0 真っ暗なのは分かるけど、 なんでアップした写真もう見られなくなってるんだろう… 566 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 16 36 ID WLbjd11lO 425 本当にあった怖い名無し 2008/10/12(日) 01 56 46 ID m/HVxrj70 [sage] リアル病院つとめなので勇者じゃなくて僧侶です。 これから支度してきます。 勇者じゃなくて僧侶です。 ってのに今更ながらなんかワロタw 天然ぽいw 僧侶おつかれー。 567 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 17 36 ID cPcjW6oQ0 スラッシュ継ぎ足せば見えるぞw 568 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 18 18 ID Ed3o171Z0 http //imepita.jp/20081012/148040 http //imepita.jp/20081012/149340 http //imepita.jp/20081012/150770 これで見れると思います 569 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 19 05 ID 7jUdT0Xv0 全部真っ暗だぜ・・・ パマギーチェー・・・570 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 19 10 ID Tqo+4AfM0 天然ではなーい! パソコンに写真おとして明るくしてからもういっかいあげてみまーす。 かなり時間かかると思うので、眠い方はご無理をなさらずに寝て下さい。 571 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 20 19 ID Qpcc+qjU0 568 見れた。試しに色調補正とかしてみたけど、何も映ってないなぁ 572 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 21 56 ID BPoU8X9zO 570 ID変わった? 573 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 28 59 ID CPzW7BqV0 570 とりあえず、メルアド変えた方がいいんじゃねえ?574 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 30 19 ID Tqo+4AfM0 真っ黒でだめだった写真ばっかりでした。 電気つけてからとったのと、かろうじて見られそうなのが 数枚出来たのであっぷします。 575 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 31 38 ID Ed3o171Z0 お願いします 576 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 33 08 ID YNIPwm2fO 僧侶さんに萌えたのは俺だけでいい。 577 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 36 04 ID 6q8svQkJ0 576 人形と一緒に燃やしてもらえw578 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 36 43 ID Tqo+4AfM0 かろうじて見える写真。 http //imepita.jp/20081012/164620 http //imepita.jp/20081012/164440 http //imepita.jp/20081012/164030 http //imepita.jp/20081012/163010 倉庫番・4枚目補正579 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 39 03 ID Tqo+4AfM0 1枚目 塩水かけたときのミネアちゃん。 2枚目 浴槽の中のミネアと包丁 3枚目 浴槽の中の包丁 4枚目 よくわからない 580 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 39 12 ID Ed3o171Z0 お米ははいってます?581 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 40 42 ID Tqo+4AfM0 入ってますが奥の方なので出てきてないですね。 むいろ真ん中にいれた髪の毛が量多かったので…。 クッション性が増したかもしれませんw 582 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 42 09 ID Ed3o171Z0 了解です 583 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 42 18 ID cPcjW6oQ0 三枚目に映ってる人っぽいのって僧侶さん? それとも桶かなんか?584 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 43 41 ID Tqo+4AfM0 桶とかは遠くに待避させたので違います。 私がうつったのかなあ? でも手だけ伸ばして上から撮ったからそんなことはないとおもうのです。 585 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 43 45 ID Wd1oO9Lm0 今更だが踊り子に何の恨みがw 586 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 44 43 ID cPcjW6oQ0 じゃあ光の加減か何かか ちょっとドキっとしたw587 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 45 07 ID Tqo+4AfM0 僧侶っていったらミネアかなーって思って…。 舌打ちが聞こえたところデジカメで撮れば良かったのに 怖くてポケットのデジカメすっかり忘れてました。588 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 46 36 ID Tqo+4AfM0 4枚目の写真がわからないです。 おばけとか写ってると思ってたのにちょっとガッカリしました。 589 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 48 12 ID BPoU8X9zO 588 ちょwwおばけとか久しぶり聞いたww590 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 48 30 ID Tqo+4AfM0 とりあえず終わったのでななしになります! また機会があればこういうのやってみたいですね。 ではでは 591 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 48 32 ID vtakuytX0 僧侶さん友達が言っていた「あんたのアレ」って何ですか? 差し支えなければ聞かせてほすぃー 592 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 49 37 ID cPcjW6oQ0 四枚目台所じゃないか? なんとなく流し台っぽく思ってたけど593 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 04 50 15 ID Tqo+4AfM0 591 たいしたことではないのですが、 人混みや電車に乗ると過呼吸になって倒れる病気です。 日常生活に支障はありませんが、 たまに意識不明になるので困ってるんです。 594 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 50 19 ID Qpcc+qjU0 うーん 四枚目... 画像の左が下に来るように見ると顔が見えなくもない。 誰かわかる? 595 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 51 10 ID cPcjW6oQ0 594 不自然な出っ張りなら俺も気になってたけど596 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 04 53 57 ID Tqo+4AfM0 わかんない…けど思い出した。 多分これ押し入れの中を写したものです。 自分の顔をうつすわけがないので…なんだろう。おばけかね 597 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 54 29 ID Qpcc+qjU0 595 画像をそのまま見て、真ん中の左側だよな?598 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 04 56 10 ID Tqo+4AfM0 ちなみに撮影箇所は 押し入れ 押し入れ正面の和室のテレビ 洋室 台所 廊下 浴槽です。 ほとんど浴槽のしか見られませんでした。 これはちゃんとデジカメを持って再チャレンジしないといけませんね 599 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 58 49 ID vtakuytX0 593 過呼吸か・・・たいしたことないかなぁ・・・。 意識不明は困りますね。。。 600 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 59 07 ID cPcjW6oQ0 597 そうだな、多分同じもの 押入れっていうんなら壁か物かとも思うんだけど なんか微妙に気になるよな 真夜中だからビビってんだろうか 601 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 00 22 ID Qpcc+qjU0 押し入れなら物が写りこんだと考える方が妥当かな。 僧侶さん、明るくして同じアングルで画像撮れます? 602 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 01 01 ID cPcjW6oQ0 真夜中っつか朝だなw 目覚ましなって一瞬魂とんだww603 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 05 01 25 ID Tqo+4AfM0 もっと明るく細かくしたら顔っぽいの見えました。 顔…なのかなぁ? 上向いてるような感じ。604 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 05 02 42 ID Tqo+4AfM0 じゃああかるくしてとります 605 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 03 04 ID Qpcc+qjU0 新聞配達のバイクの音が...もうこんな時間か; 606 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 03 41 ID Qpcc+qjU0 604 お願いします 607 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 03 47 ID cPcjW6oQ0 というか、何か物を置いていたのかどうかが気になるな 608 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 05 09 ID BPoU8X9zO 602 ワロタww609 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 05 10 52 ID Tqo+4AfM0 http //imepita.jp/20081012/185880 押し入れです。 倉庫番・補正 610 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 13 48 ID Qpcc+qjU0 573 ありがと う~ん ......わかんないなw611 :本当にあった:(僧侶)2008/10/12(日) 05 15 10 ID Tqo+4AfM0 なんもなかったw ただ4枚目の写真ずっと拡大してくとなんか不気味… メアドかえて寝ます。 皆様お付き合い有り難うございました。 612 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 16 02 ID cPcjW6oQ0 なんだろう やっぱり壁か布団の端なのか? 見比べてたら四枚目見るたび睨まれてる気になってきた 613 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 16 12 ID Ed3o171Z0 お疲れ様でしたー 614 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 16 49 ID cPcjW6oQ0 お疲れ様です あまり無理しないようになw 615 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 18 27 ID Qpcc+qjU0 574 カメラ目線なんだよな...w 573 おやすみー さて...明るくなったら俺も寝るか 616 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 19 40 ID Ga8BWWVUO 見ようと思うなら上の影があるライン右側にちっこい顔2つある 617 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 21 26 ID cPcjW6oQ0 615 おやすみ…… おまえの誤爆らしきものが今朝一番怖かったぜ…… 618 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 26 28 ID Qpcc+qjU0 ついでに 明るくして撮ってくれた押し入れの画像をディスプレイを傾けて 下から見てみるとカメラ目線の大きい目が見えてビビった。 なんて言ってたらキリがないけどなw 619 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 31 16 ID cPcjW6oQ0 ちょwやめww みんな気になること言って逃げ過ぎだw 俺は朝日が昇り切ってから調べることにするよ なんかさっきからわけわからんメール届いて気味悪いし 620 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 31 31 ID Ga8BWWVUO ラインの影の部分左からずっとあるわ 影とまちまちのサイズでずらっと 妄想ですかぁ 621 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 34 19 ID cPcjW6oQ0 あー・・・どうだろう 四枚目?それとも別の? 622 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 40 02 ID Ga8BWWVUO 明るい押し入れです 拡大したらわんさか居るようにみえるんだよね 影のラインに顔だらけ 最初は右が気になったけど妄想妄想 623 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 40 42 ID Qpcc+qjU0 うひー専ブラがバグってた 621 明るくした押し入れ画像の上の黒い影のライン? 確かに漫画みたいな顔は幾つか並んで見える 624 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 41 01 ID cPcjW6oQ0 とりあえず俺も落ちとくか、お疲れ様です 四枚目はやっぱり睨んでいるようにしか見えないとだけ記述 625 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 41 07 ID 7jUdT0Xv0 622 怖すぎる・・・ 626 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 43 38 ID Qpcc+qjU0 さて明るくなってきたし俺もいい加減落ちるわ お疲れ様でした 627 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 45 09 ID cPcjW6oQ0 622 あ、たしかに影いくつか並んでるな 個人的に左の方がつめこまれてるように見えるのは妄想か 628 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 46 00 ID cPcjW6oQ0 というわけで本当に落ち お疲れ様です 629 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 50 40 ID Ga8BWWVUO 重なる感じだったり見れば見るほどそう思うのだろうけど。 何となく顔というのとは違う感じのもあるから主観妄想 630 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 10 36 57 ID lu1zzhxUO 寝落ちしてたぜ 僧侶乙 パニック障害かもしれんから精神科へ行け 病名が分かるだけでも安心するお 631 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 13 00 10 ID 6b6EFX4cO 途中で寝てしまいました 僧侶さん お疲れ様でした! 632 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 13 05 42 ID qWqVd4CQO 僧侶さんが良くなりますように… 633 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 15 00 36 ID N3PtmsqA0 僧侶さんお疲れさまですw 一人かくれんぼって自分で自分を呪っちゃう儀式って聞いたんだけど いい所もあるのか… ペットねずみてwかわいいなw
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間もなくグレートアーチだという船員の合図と入港準備に走り回る複数の足音を耳にしながら、閑散とした船内食堂に陣取ったハリード、エレン、ポールの三人は神妙な面持ちで三方から向かい合っていた。 あの嵐から、現時点で五日が経っていた。 船団は若干の日程遅れと一隻の船の損害を出したものの、ただ一人の乗客を除いて乗務員を含めた全ての人間が無事にグレートアーチへと辿り着いた。 まともに立つこともままならないほどの暴風雨とあれだけの数の魔物の襲撃を受けた経緯を考えれば、この状況はこの上なく人的被害を抑えられたと言っていいだろう。 しかしそのような事実も、そのただ一人の犠牲者を身内に出してしまった彼らにとっては、何の慰めにもならなかった。 「・・・なぁ、あんた等はどうする」 沈黙が支配していた中、徐にポールが口を開く。するとそれに口では答えず、その真意を問うようにハリードが視線だけを投げかけた。 その隣のエレンはポールに向き合う気もないらしく視線を落としたままだが、ポールは構わず続ける。 「・・・カタリナさんが行方不明じゃ、ぶっちゃけここにきた意味は無い。というか、あんた等にしてみればついてきた意味が消えたと言っていいだろう?」 事実だけを直視したその言葉にエレンの表情が一層曇るが、これはどう言い繕っても仕方の無いことだ。 ハリードはその言葉を受け止めてふんと鼻を鳴らし、逆にポールに問いかけた。 「それはお前も一緒だろう。お前こそどうする」 逆に向けられたその問いかけに視線を険しくしたポールは、しかし勢い余って言葉を発するでもなく、ただ深いため息をついた。 「・・・俺は、ここで待つ。あのカタリナさんがこんな簡単にくたばるとは、思えない」 「お前、本気で言ってんのか? 確かにあいつは規格外の戦闘力だったが、しかし俺らと同じ人間だ。温海のど真ん中に身一つで放り出されて生きていられたら、それはもう人間じゃないぜ」 考えるまでもなく至極最もなハリードの意見に、しかしポールはゆっくりと首を横に振った。そんなことは分かっていると言いたいのか、単に事実を信じたくないのか。その仕草だけではハリードにはどちらとも見えかねたが、そのあとで向けられた視線は、冷静なものであった。 「あんとき、カタリナさんは確かに何かを叫んで俺らと逆方向にいった。俺らが脱出するところだったのも見えてたはずだし、船がやばいのももちろん分かっていたはずだ。だが、それでもこちらには来なかった。この行動自体は、絶対に考え無しに離れてったわけじゃないはずなんだ」 それに、と言葉を続ける。 あの時確かにカタリナは、何者かと一緒にいたのだ。こちらに向かって何かを叫ぶカタリナよりも先に逆方向へと向かっていった人影を、確かに脱出艇から身を乗り出したポールは見ていた。それ自体はハリード達も同じく目撃していて、三人の中では共通の認識である。しかしいざ避難を終えてから乗客の点呼をとった時には、その場にいない乗客リストの人物は何度数えなおしても、カタリナだけだった。 戦闘に混ざっていたポール達は、乗客の中では最後の最後まで船に残っていた。その彼らの後に船を脱出して避難先の船に移ったのはマゼラン船長と数人の水夫だけで、その中に乗客はいなかったとの言質も直接とっている。そうなると、カタリナと一緒にいた人物は船員でも乗客でもない誰かであり、それがカタリナがあの時すぐに脱出しなかったことに関係があるはずなのだ。 「あとは、ちっと気になる事を喚いている奴らがいてな・・・」 そう言ってポールがチラリと視線を向けた先にさり気なくハリードも倣うと、その先には此方と同じく沈痛な面持ちで項垂れる一団があった。その雰囲気とはちぐはぐに多少色合いの派手な衣服に身を包み、年齢層も疎らな集団だ。 ハリードがそれを眺めて眉間にシワを寄せると、ポールは小声で続けた。 「世界中を回っている、見世物小屋のキャラバンだそうだ。あいつ等も俺らと同じ船から脱出したクチでな。んで、あの小太りの男が座長だそうで、奴さん船を移ってからマゼラン船長にえらい剣幕で詰め寄っていてな」 「・・・そりゃそうだろう。恐らくは商売道具が全部海の底に沈んだんだろうからな」 肩を竦めながらハリードが冷たく言うと、ポールはそれに小さく頷いた。 「ああ、そうらしいな。んでまぁわんさか喚いていたんだが、なかでも一等捲し立てて繰り返し叫んでたのは・・・妖精って単語だ」 「妖精・・・ねぇ」 ハリードが半信半疑に怪訝な顔をする。確かにしきりに同じような事を繰り返していたのは彼も聞いてはいた。我々が苦労の末に手に入れた世紀の一大発見、本物の妖精が積んであったんだぞ、どうしてくれるんだ・・・とかどうとか。そんな事を只管叫び続けていたのは、確かにあのキャラバンの座長だった気がする。 「・・・俺の見間違いじゃなければ、あの時カタリナさんと一緒にいた奴の背中に、確かに何か不自然なもんがくっついてるのを見たんだ。あれが衣服の類ではなく・・・そう、羽だとすれば、カタリナさんはその妖精とやらと一緒にいた事になる」 「・・・成る程。それで・・・? よしんばそれが妖精だったとしたら、だからどうなるというんだ?」 話半分のつもりで重ねてハリードが問うと、しかし彼の期待に反してポールはそこで肩を竦めた。 「わかんねぇよ。でも、何か理由があってカタリナさんはそいつと行動を共にしてたんなら、単に逃げ損ねた・・・なんて展開はやっぱ考え辛いと思うんだ。それに、妖精は大気を味方につける種族だ。それと一緒なら、小舟の一艘でもあれば生き延びてる可能性は高いと思う」 夢物語にも近い単なる憶測だろうが、しかしポールはいやに確信的だった。 確かに妖精が大気を味方につけるというのも、彼の言葉なら頷ける部分はある。何しろ彼は現在、聖王遺物である妖精の弓の使用者だ。妖精族が聖王に献上したとされるその弓は風の流れを矢に載せて放ち、その威力は小型のサイズからは想像もつかない強弓なのである。 その彼の言葉に少し真面目に可能性を考えてふむと頷いたハリードは、ほったらかしてぬるくなってしまったエールを喉に流し込んだ。 「カタリナはなんて言ってた?」 「あん・・・?」 「グレートアーチに着いてからの予定だよ」 耳に入ってくる言葉にエレンがゆっくり顔をあげる横でハリードが空になったジョッキを置くと、ポールは片目を瞑りながら頭を掻いた。 「うーん、それがなぁ・・・。ほれ、ピドナからずーっとあの調子だったから、殆ど聞いてねぇんだよな。ただまぁ、なんかアテっぽいのはあったらしいけど・・・」 唸るポールに対して口をへの字に曲げたハリードは、ひとつ短いため息をつくと、ゆっくりと立ち上がった。 それをポールが視線で追うと、彼もまた頭を掻いて口を開く。 「まぁ文字通り乗りかかった船だ。お前がそこまで言うなら、もう暫くは付き合うさ」 「うん!」 ハリードの言葉に合わせてこれまでの様子から一変して元気に椅子を跳ね除けながら立ち上がったエレンと共に、ポールもニヤリと笑いながら腰を上げた。 「・・・よっしゃ。そうと決まれば、カタリナさんがここにくるまでしっかりバカンス・・・してたらキレられるか。何をアテにしてたかは知らねぇけど、何とかそれっぽい情報収集位は進めよう」 テーブルの傍らに置いてあった荷物を手早く纏め、一行は既に停泊準備に取りかかった船の外へと視線を向けた。 「うふふふふ、あは、こ、ここどこなのかしら・・・ふふふふふ」 「えっと・・・ジャングル、です・・・」 見渡す限りに鬱蒼と生い茂る熱帯地方特有の大きく育った草木の間をかき分けながら、道とも言えぬ道をカタリナとフェアリーの二人は進んでいた。 色鮮やかな鳥や蝶々が視界の隅を幾度も飛び交い、この熱帯雨林に生息する様々な動物たちの鳴き声が止むことなく木霊する中、フェアリーが先導する形で二人はかれこれ三時間ほどにも差し掛かる行軍の最中であった。 「あはは、ここがジャングルなのね!くふふふふ、わ、笑いが・・・止まらないわ」 「す、すみません・・・よく迷い込んだ人たちに仲間が食べさせていたから、大丈夫だと・・・。まさかワライダケだとは思わなくって・・・」 世界各地に童話や伝記にて名を残す中でも特に多く見られる記述によれば、非常に悪戯好きだとして伝えられる妖精族。彼らは不運にもジャングルに迷い込んだ現地人を様々な方法でからかっては、その驚く様をみて楽しむという。 しかし目の前の少女を前にそんな事など思い出しもしなかったカタリナは、海上漂流で数日の断食から漸く陸地に流れ着いたところで流石に限界を感じ、何か食べれるものはここにはないかと食料を欲した。そこでフェアリーが少し考えた末に人でも食べれるものがある、と言ってジャングルの中から持ってきてくれたキノコを食べてからこっち、彼女はずっとこんな調子だった。 「あははは、ぜーんぜんいいのよ。くふふふ、美味しかったわぁ。ふふふ、今思い出しても笑える味・・・うふふ」 「す、すみません・・・」 不気味に笑い続けるカタリナに流石に顔を引きつらせながら、フェアリーは先導して歩を進める。 近年の治安悪化はこのジャングルにも影響を及ぼしているようで道中ではアビスの瘴気にあてられた邪精や巨大植物などが襲いかかってきたが、其れ等は須らく高笑いするカタリナに瞬時に切り伏せられていった。 その様を見ながら、フェアリーは素直に感心したように声を上げた。 「・・・船でも拝見いたしましたが、とてもお強いんですね。妖精族にも戦士は居ますが、あなた程の使い手は見た事がありません」 「ふふふ、そんな事は・・・あるかしら、ふふ。これでも世界を背負って立つ立場だし、あははは・・・ひぃ・・・」 流石に笑い疲れてきたのか、腹部を押さえてぜぇぜぇ言いながらカタリナが応える。 漸くそれにも慣れてきたのか笑い声には反応しなくなったフェアリーは、ふとカタリナの言葉の内容に首を傾げた。 「世界を・・・ですか?」 「ふふ、そう・・・笑っちゃうでしょ・・・うふふふ・・・あは、はぁ・・・」 喋るうちに段々と呼吸が落ち着いてきたのか、横隔膜の震えを抑え込まんとするように腹部を抑えながらカタリナが言った。 「それではカタリナさんは、その・・・聖王様の後継者なのですか?」 パタパタと羽を忙しなく動かしながら器用にその場で止まって小首を傾げたフェアリーに、カタリナはうぅんと此方も首を捻った。 「どうかしら・・・。所謂宿命の子だとかそんなものではないらしいけれど、でも全くの無関係って立場とも言えない立ち位置、という曖昧な感じね。正直、それですら実感は湧かないけれど。聖王様のことは、私たちだけでなくフェアリーたちにも伝わってるのね・・・ふふ」 「・・・はい。私達は発生時に既に、直接記憶を共有して持っています。遠い昔に私達の長が、聖王様に協力しました」 この南方のジャングルの何処かに根城を構えるとされる四魔貴族の一柱である魔炎長アウナスが三百年前に聖王に討伐された時、妖精たちはジャングルに迷う聖王をアウナスのもとへと導き、更には全身が炎に包まれ触ることもままならぬとされるアウナスへの攻撃手段として妖精の弓を献上したという。 「・・・あの、このままアケまでお送りするつもりでしたが、もし宜しければカタリナさん。私達の長が貴女を、私たちの里へお招きしたいと言っています。ご案内しても宜しいですか?」 風に耳を傾けながら唐突にそう言ったフェアリーに、カタリナは目を丸くする。それは単純に唐突な申し出だったからというのもあるが、要はその真意を図りかねたのだ。 「・・・死蝕以降、このジャングルでもアビスの瘴気が急速に広がりつつあります。以前は、道中にあのような植物や邪精などもおりませんでした。ですのでこれには私達も非常に危機感を感じています・・・。そのタイミングで聖王様に連なる方がこうして現れたことに、長も何かお考えがあるのだと思います」 それに、とフェアリーが続ける。 まだ自分が助けられた礼もロクに出来ていないから、是非とも招きたいのだ、と。 一刻も早くグレートアーチに向わねばならぬのは勿論そうであるが、そうまで言われては多少の寄り道もやぶさかではない。 妖精族の長の考えとやらも気にはなったので、カタリナはこの際だからとお言葉に甘えることにした。 「有難うございます・・・! では、ご案内いたしますね!」 非常に可愛らしい笑みを浮かべながらフェアリーがそういってくるりと一回転すると、カタリナはこうした妖精の可憐さに惑わされて悪戯されてきた逸話の数々も頷けるなぁなどと場違いに思いながら、笑顔で返して道を進んでいった。 前へ 次へ 第五章・目次
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斑恵物語-2- 【投稿日 2006/02/24】 斑恵物語 月曜日の朝である。 月曜日の朝というものは、多かれ少なかれ憂鬱なものだが、今日は特にそうだ。 (まさにブルー・マンデー…。) 斑目は上半身を起こしたっきり、ベッドの上に静止していた。 頭が重い…。 (いきたくねー…。) 会社がイヤなのではない。酒が残っているわけでもない。 今日はアレ以後の第一関門がまっているわけで…。 (今日は部室いかんとこうかな~…。) カーテンはもう太陽をいっぱいに浴びて、その繊維の隙間から日の光が零れ落ちそうなほどだった。 原付が鬱陶しい騒音を上げて近づいて、走り去っていく。 散らかし放題の部屋の片隅を、斑目は空っぽにした頭でじっと見ていた。 (でも時間置くと行きづらくなるしな~…、あーやだ…。笹原と顔合わすの…。) まさか、かの後輩をここまで恐怖するとは…。 しんとして室内に自嘲が漏れた。 突然、けたたましく目覚しが鳴る。 (はあ~ぁ…、んじゃ、起きっかね…。) 布団を除けて、床に足をついた。 少ない地面を探して流し場に向かう。 あとはいつも通り、朝のルーチーンワーク。 時計代わりのテレビを点けて、電気を点け、 歯を磨き、顔を洗い、髪を整え、 トイレに行って、 着替える。 Yシャツに、いつものスーツ。 いつものネクタイ。 (あれ…、土曜日ってどっちのネクタイ締めてたっけ?) 斑目は2つしかないネクタイを毎日交互で締めていた。 ファッションに疎い斑目なりの自意識である。 「ま、いいや…。」 片方を手に取ると、もはや手馴れたふうにネクタイを締めた。 充電していた携帯を取って時間を見る。 いつも通りの時間だ。 「いくかな…。」 テレビを消して、戸締りを確認、電気を消す。 鍵とハンカチをポケットにしまった。 「忘れもんねぇな…。」 最後にカバンを肩にかけて、革靴を履く。 (はあ~、いきたくねーなあ…。) 斑目はため息混じりで通勤の途についた。 斑目はドアの前で立ち止まり、深呼吸した。 (こんちわ~。あ、笹原。昨日は悪かったね~。…よし、こんな感じ…。) もう一度深呼吸して、ドアノブに手をかける。 大丈夫…、俺はやれば出来る子…、俺はやれば出来る子…。 「こんちわ~。」 正面に座った笹原が、斑目を睨んだ。 「あ、笹原…。」 (さあ、言え! 言うのだ! 昨日は悪かったね~、と! 何事もなかったように!) 「あ~、昨日は…。」 そう言いかけたところで、笹原は視線をマンガ本に戻した。 (へ…、へぇぇ~、挨拶もしてくれないんだぁ~…。…そうなんだぁ~……。 そして、笹原ってマジで怒るとああいう顔するんだぁ~…、初めて見た…。) 「こんちわー。」 「ああ…、こんちわ、春日部さん…。」 咲に虚ろな挨拶を返すと、笹原と微妙な距離感を保ちつつ、斑目は席に付いた。 コンビニ袋からガサゴソと昼飯を取り出す。 食欲は一切無いというのに…。 視線を向けてはいないが、笹原の気配を斑目は細心の注意をもって伺っていた。 (なんだろ、いま、俺…。『円』が使えてる気がする…。念能力が目覚めたのか…。) 部室には、笹原、咲、斑目の三人きり。 笹原は今日発売の週刊少年誌を読み、咲はファッション誌を読み、斑目は飯を食う。 会話が、ない…。 「……アレ…、あんたら、何かあった?」 雰囲気の奇妙さに気づいた咲が、無邪気にそう言った。 斑目はすかさず『円』で笹原の反応を伺う。 「いや、別にないけど…。」 声が低い。いつもの笹原の声ではない。 「いやっ、明らかにヘンじゃん。無言じゃんか。いっつもくっだらないオタ話してんのにさぁ。」 笹原は少し考えて、応える。 「いま、マンガ読んでるから…。」 「あー…、そう?」 ここっ! と、斑目は覚悟を決めた。 ここで! ここでこの波を逃したらもう今日は喋れない。 ここしかない! (いけ、俺!) 斑目は『エクソシスト』の女の子のような動きで、顔を笹原に向けた。 「あの~、笹原…。ちょっといいかな。」 斑目は笹原に笑顔を向ける。 笹原の目は誌面を見つめたままだ。 「昨日のことだけどね…。誤解があると思うんだよ…。二人の間にね…。」 「…………。」 (引くな、オレ!) 「ちゃんと説明すればね……、分かり合えると思うんだよね…。」 「………。」 笹原は無言のまま、チラリとあさっての方向を見た。 斑目は苦笑いを浮かべる。 笹原は…、また視線を誌面に戻した。 「あははー、ササハラ君、ちょっと聞いてよ~。」 斑目はマンガ本に手をかけて邪魔をする。 もはやこれしかない…。 「ちょ、なんすか、斑目さんっ!」 「ほらね…、今のうちに話しといた方がいいんじゃないかな。俺も昼間しかこれないし。」 「話は昨日したでしょ?」 「いやいや、まだ話し足りない…。まだ行き違いがあるのよ、その態度は!」 「あ、やっぱ何かやったの…。斑目…。」 呆れたような咲の目に、斑目は少し焦った。 「やー、何もしてないんだけどね! 笹原がさ! ちょっとなんか、勘違いしててさっ!」 「勘違いしてないっす。」 「いやしてるよぉー! 笹原ー。すごいしてるぞ、いま!」 咲はファッション誌を置いてため息をついた。 (なんなんだか…。) 「で、何やっちゃったのよ…。」 「え!?」 斑目は息を飲んだ。 (こ、これは、言えないよね…。笹原も言えないはずだしね…。) 「いや、まあ、こっちのことだから…。」 「はー…、言えないの?」 咲の顔が、少しだが確実にタチの悪い顔になりつつあった。 斑目は、額の汗腺が開いたのがハッキリと分かった。 「なになに、何で言えないの? 私に言ったらマズイ?」 「まあまあ、あんまり人に言うようなことじゃないから…ね。」 咲は横目で笹原を伺う。 やや赤面して視線を逸らす笹原。 「ふ~ん…、まあ、いいわ…。どうせオタク臭い話なんでしょ?」 「ははは…、まあね…。」 斑目は咲に感づかれないように小さくため息をつく。 (ふぅー、どうやら最悪の事態は回避できたか…。) 「まあ、笹原さ、あとでちゃんと話しとこうよ…。じっくり…。」 「別にいいっす…。」 「ははは、まあ、そう言わずに…。今日電話するから。」 「………。」 (これはOKってことだよな…。) 取り合えず勝ち取った小さい戦果に、斑目は人知れず祝杯をあげた。緑茶で。 「コンニチワー…。」 荻上が気だるそうに部室にやってきた。 何だかひどく眠そうな表情だったのだが、斑目を見たとたん、ビクッっと跳ねるように目を覚ました。 斑目はその様子に苦笑いした。 「や…、こんにちわ…、荻上さん。」 「ちわー、オギー。」 「こんにちわ。」 荻上はそそくさと斑目の後ろを通ると、恥ずかしそうに笹原の隣に座った。 「おー、いーじゃーん。」 「何がですか…。」 「そういうの、すごいカップルっぽい。」 「なっ! 止めてくださいよ!」 荻上は顔を赤らめてそっぽ向いてしまった。 笹原はやっといつもの笑顔を見せた。 (ふー、よかった。この空気、いつもの現視研。よかった。こんなに嬉しいことはない…。) 感慨に耽る斑目を、無情にも咲の言葉が切り裂いた。 「あ、そうだ。オギー知ってるー? 何か斑目と笹原がケンカしてんの。」 (ああ………。) ぶわっと汗が噴出し、肌着が体に吸い付いた。 「オギーは原因知らない?」 何故か荻上の顔が真っ赤になっていた。 「知らないっす…。」 「ん~、ホントに~?」 惚れた女ながら、なんてワルイ顔していやがるんだ、と斑目は思った。 「ホントに知らな~い?」 「……知らないっす。」 荻上に対する咲の執拗な責め苦に、笹原の表情が曇り始めた。 (ヤバイ! また心に鍵をかけてしまう。 心の迷宮に閉じこもってしまう!) 堪らず斑目が口を挿んだ。 「ちょっ、春日部さん、それもういいじゃないっすか!」 「いや、気になるんだよ、私が。」 「いや、関係ないから、こっちの問題ですからネ…。」 「えーーー。」 咲は心底つまらそうに叫んだ。 (ヤバイ、春日部さんのスイッチが入った…。この状態では何が何でも聞き出しかねん…。 どうすべ…。) もやは咲の詮索に、荻上は顔を背けて耐えることしかできない…。 「まま、今日のところは収めてくださいよ。きっちり片付いてから春日部さんにもお話しますから…。」 「えー、今知りたーい。」 「まま、ここは、今日のところは…、どうぞヨシナニ…。なっ、笹原っ! なっ!」 必死に目で訴える斑目にほだされたのか、笹原も助け舟を出した。 「……まあ、今日のところは、勘弁してもらえますか…。」 (よかった…。まだ笹原の心の扉は閉じ切っていない!) 「しゃーねーなー。」 咲も渋々、刀を納めた。 (ふー、一難さってまた一難か…。ヤバかった。) 斑目は疲労した己の肉体と精神を潤した。緑茶で。 「ちわーす。」 (うわ……。) 一番来て欲しくないヤツが来てしまった…。 「あ、斑目悪かったねー昨日は。せっかく面白かったのにさー。」 恵子の言葉に、斑目は、相槌を打ったような気もするし、打ってないような気もした。 「あ、アニキー。まだ怒ってんの昨日のこと! あ~、こめんね、気にしないでね斑目。アニキってエロいからさっ!」 「誰がエロじゃ。」 「あ、何、あんたも絡んでんの?」 咲がググイと身を乗り出してくる。 「あん? なにが?」 「なんだかね、さっきから斑目と笹原の様子がヘンなのよ。ケンカしてるみたいなんだけどさ。あんた原因知ってんの?」 (や、やめてくれ…、それ以上はもう…。) 斑目は泣いていた。 「あぁ、それ? 昨日さ、アニキんちでまだら…。」 「まああああぁーーーー!!! それは、あとでいいんじゃないかなああぁーー!!」 唐突に絶叫しながら斑目は立ち上がった! 心の中に『特攻』という文字が浮かんでいた。 「いまねっ! 話すことではじゃないんじゃないですかねっ!! 今この場ではっ!!!!!」 斑目は必死に目で恵子に訴える。 (ほれっ! わかんだろっ! ほれっ! 昨日のアレっ!!) もう、メガネの奥の目がヤバイくらいに拡大していた。 「え、なに?」 (声に出すなよ!) 「ほら、今はいいんじゃない? みんな居るしさ…。」 斑目の視線が、一瞬、咲を捉えた。 恵子は理解した。 「ん…、あ~、そうだね…、いま言うことじゃないないよね…。」 (そういうことか…。そりゃそうだわね…。) 恵子は目で、OK、と返信した。 「えー、なんだよ! 知らないの私だけじゃん! 言ーえーよー!」 「まあ~、ねーさんここは。アタシの顔に免じて。」 「何か気に食わないんですけどっ!!」 「まあまあ、そう言わないでさ。ネ、ねーさん(はぁと)。」 「クッソ、みんなで除け者にしやがって。」 恨めしそうに全員の顔を睨む咲。 苦笑いの斑目。 恵子はその斑目の様子を見る。 (アブねアブね。ねーさんの前で言っちゃかわいそーだよな、流石に…。余計な恨みを買うとこだった。 まー、今更何をばらしたところで変わらないだろうけどさ…。) 恵子はバッグを机において席に着いた。 「う~ん…、話を総合するとだね…。」 顎に手を当てつつ、思案顔の咲。 斑目はビクついた。 「あ、春日部さん…、まだ諦めてない…?」 「そう簡単には引き下がらないよ、私は!」 (ねーさん、しつけー。) 「もういいんじゃん? その辺にしとこようよ。」 「恵子あんたねー、私をここまで本気にさせといて、それは通らないよ!」 うわ…、マジたちわりー、と恵子は思った。 「総合すると、昨日、ここにいる私以外の面子が、笹原んちで、面白いことをしてたときに…、笹原がエロいことをした…。」 「してません…。」 困り顔で笹原がツッコむ。 斑目はバクバクだ…。 「だよなあ…。第一それじゃ笹原が怒ってんのがわからないし…。」 ソワソワしながらやり取りを見守る斑目。 恵子は頬杖を付きながら、斑目を見ている。 「じゃ、やっぱ斑目がエロいことをした?」 「シテネーヨ!」 明らかに一段上のテンションで否定する斑目。 咲の眼光が怪しく光る。 「ほうほう、斑目さんですか…、なるほど…。」 「イヤイヤ、してないよ! なんでそうなるの? 憶測で決めつけてはイカンヨ!」 焦る斑目を、恵子はじっと見つめている。 (オタクくさ…。そんなにバラされたくないもんかねー。別にヤッたわけでもないのに…。 だいたい、ねーさんに脈も何もあったもんじゃないっしょ? 未練たらしく片思いしてんなっつーの…。) 「ホントしてないから、ほら、恵子ちゃん、俺エロいこととかしてなかったよね?」 「あん?」 再び、斑目が目で訴えかける。 「ネ!」 恵子はその目をじっと見つめて…。 ニコっと笑った。 「まあ、いい線ついてんじゃない?」 恵子はそう言って笑った。 「ほうほう、なるほどなるほど…。」 いい笑顔を浮かべる咲。 何気にショックな笹原。 斑目は裏切りに心を痛めた…。 「恵子ちゃん…、嘘はいけないよね…。特に今は……。」 もう恵子は斑目の目を見ない。 (いい気味…。) 頬杖をついたまま、そっぽを向いてしまった。 (はは…、女を殴りたいと思った月くんの気持ちが「言葉」でなく「心」で理解できたぜ…。) 「と言うことは…、どういうことだ?」 咲はまたもや思案顔で推理に頭をひねる。 「斑目がエロいことをしたってことは…。」 「いや、してねーデスカラ!」 もはやその言葉は咲に届いていない。 「斑目さ~ん、見苦しいですよ~。」 恵子は抑揚のない声で追い討ちをかけた。 (はは、バレちゃえバレちゃえ。そっちのが楽になれるよ。) 「う~~~…、わかった!」 咲が両手をパンッと鳴らした。 「斑目が、笹原にエロいことをした!」 斑目は脱力のあまり、崩れ落ちた。 笹原が苦笑してツッコむ。 「………なんでそうなるんすか?」 「えー、だって斑目が女子にエロいことなんか出来るわけないし。そしたらササヤンしかいないじゃんか。」 「フン……。」 恵子はつまらなそうに鼻を鳴らした。 「あ、ハズレ? かすってもない?」 キョロキョロと一同を見渡すが、荻上はぽーっと赤面しているし、笹原は苦笑い、恵子は不機嫌そうで、 斑目は疲れ切っていた。 「なんだよそのリアクション。だったら真相を教えてよ!」 斑目はゆらゆらと立ち上がった。 (はは、何か疲れたよ、昼休みなのに…。) 「あー、じゃ、そろそろ時間なんで、会社戻るわ…。」 「あー待て、逃げんな。」 「いや、マジで時間なんでネ…。そいじゃ失礼…。」 そう言ってコンビニ袋にゴミをまとめる。 「笹原、マジで今日電話するから…。」 「はい……。」 (ま、これだけで十分かネ…。) 斑目は現視研部室から出ていった。 「なんか疲れてましたね、斑目先輩…。」 「………ま、反省してるってことかな…。」 笹原は苦笑いを浮かべて、荻上に視線を送った。 「なに、なによ! やっぱ斑目が何かやっちゃったんでしょ?!」 「もういいから、春日部さん…。」 血に飢えた野獣のように食い下がる咲を、笹原が何とかなだめる。 もういつもの笹原に戻っていた。 「ごめん、ちょっとトイレ行ってくるわ…。」 笹原と咲のやり取りの横で、恵子は部室を後にした。 学内の通りで、恵子は斑目を見つけた。 ゴミはもう捨てていて、飲みかけの緑茶のペットボトルだけを片手に持っていた。 「ちょっと斑目!」 「ん…。」 斑目が振り返る。 こうやって立って並ぶと、斑目の身長は恵子より頭ひとつ高かった。 「あ~…。」 恵子は視線を外して、言葉を探す。 「悪かったね、さっき。悪ノリしちゃって…。」 斑目はポッキリと首を折った。 「ああ…、まさかあそこで、裏切ってくるとはネ……。」 「はは、マジごめ~ん…。」 苦笑いをしていたが、声は少し沈んでいた。 「こめんねぇ…。ねーさんもいたのに…。」 「…まあ、いいよ。事無きを得たし…。」 「………。」 「それに、ハナから負け戦デスカラ…。」 斑目は乾いた声で笑った。 恵子はその表情が、やけに心に引っかかった。 「ねぇ…。」 「ん?」 恵子はソワソワと腕をさする。 「………ねーさんに告んないの…?」 よそを見ながら尋ねる。 「はは、いや、…今更言えないっしょそんな!」 また斑目は、乾いた声で笑う。 「言ったところでどうなんもんでもないし。結果が目に見えてんよ。」 斑目の言葉に、恵子は小さく応える。 「そうだけど、ね…。」 恵子の頬に笑顔はない。 「まあ、後は笹原にちゃんと話せば問題ないと思うから。今夜電話しとくわ。 恵子ちゃんからも、ちゃんと説明しといてよ。」 「うん…。」 生返事のような恵子の声。 斑目には、恵子が少し沈んでいるように見えた。 「さっきのはホント気にしなくていいから。そんじゃ、春日部さんのフォロー、宜しく頼んマス。」 「そう…、わかった…。」 斑目は振り返って、大学の正門の方へ歩いてく。 恵子はそれを少し見ていてから、部室に引き返した。 「おー、どこ行ってたんだよー。恵子ー。こいつらひでーんだよ。仲間はずれだよー。」 「………。」 「なー、お前は私の味方だよなー?」 「………。」 「ん? どしたー…?」 「…ねーさん、ウザイっっ!!」 「??」 恵子は乱暴に腰を下ろした。 ドンブリからもうもうと湯気が上がる。 出来上がったばかりのサッポロ一番塩らーめん。 笹原も恵子も塩が一番好きなのである。 テレビからはコナン終わりの流れでバラエティ番組が垂れ流されている。 特に話すわけでもなく、二人はズーズー、スビズバーと麺をすすっていた。 「あのさ~…。」 「ん~?」 麺を咥えたまま笹原が応える。 「斑目から電話きた~?」 「ん~? まだきてねぇけど。」 テレビに目を固定したまま、笹原は麺をすする。 「ふ~ん………。」 恵子は箸をドンブリに刺して、手を止めた。 「あんさ~…。」 「ん~?」 麺を咀嚼しながら、笹原が応える 「昨日のことだけどさ~…。」 「ん~…。」 「ほんとに何もないかんね~…。」 「ん~…。」 「だだ酒呑んで~、ダベってただけだかんね~…。」 「ん~…。」 「…だいたいアニキんちで、んなことするわけないし~…。」 「ん~…。」 「……斑目とそんな雰囲気になるわけないし~…。」 「ん~…。」 「………アニキはここでオギーっとヤッてるかもしんないけどさ~…。」 「ヤッてねーよ。」 「…なんだ、聞いてんじゃん。」 笹原はドンブリを持って、汁をごくごくと呑んだ。 「ま~、いいよ、昨日のことはよ。」 「あ~?」 恵子はハス目で笹原を睨んだ。 「今朝はあんな怒ってたじゃんか!」 「ま~、それはな…。いちおう兄として。」 「なんだそれ!」 「いいだろ、もういいつってんだから。」 納得いかなげに、らーめんをいじくる恵子。 笹原は満腹感からふぅーっと息を吐き、座椅子に体をあずけた。 「まー、お前より俺のが斑目さんとの付き合い長いかんな。信用があんだよ。」 「そうですか~…。」 もう相手にしないで、恵子は麺を口に運ぶ。 笹原はコップに注いだウーロン茶を飲みながら恵子を見ている。 恵子は無視して、らーめんを頬張る。 笹原はコップをテーブルに置いた。 「ま、よくよく考えれば、斑目さんつーのもアリかもしんないな…。」 ブッ。 「な、何言ってんの?」 「まー、アリかナシかで言えばアリかなって。」 「いや、ナシだって…。ビジュアル的にありえん…。」 苦笑いの笹原。 「まあ…、ビジュアルはひとまず置いとくとして…。」 「ダメ、そこマジ重要だから。」 「まー置かせろよ…。そうすっと、今までお前が付き合ってた男よりはマシじゃねーの?」 「えーー! マジありえねーーー!」 らーめんカスを飛ばさんばかりの咆哮。 笹原は苦笑いで見守る…。 「だいたい、アニキ、アタシの彼氏知らねーだろ?」 「ま、全員はね…。でも大概似たようなもんだろ…。顔が良くって、頭悪いつーか…。」 「うっ……。」 (こりゃ言い返せねーわ……。) 「だろ?」 「まー…、そうじゃない人もいたよ!」 ジト汗をかきつつ、そっぽを向く恵子。 「それとか、なんか、アザ作ってるときとかあっただろ。男に殴られて。」 「それは一人だけ!」 「何してんだかわからんヤツとかさ…。」 「まあ…、それはケッコーいたかな…。」 「ほら、斑目さんのがマシじゃん。」 う~、と唸る恵子。 笹原はリモコンを取ってチャンネルをザッピングする。 「まあ、そういうのに比べれば、まだ斑目さんのが安心ってこと。」 う~、う~、と恵子は悔しそうに唸る。 そして少しだけ、真顔で考えてみる…。 「でも…、ねーわ、斑目は! 好みじゃないし…。だいいち…、オタクじゃんか!」 「そーですか~…。っと、あ、電話きた…。」 笹原はリモコンを置いて、ジーパンのポケットから携帯を取り出した。 「はい、もしもし、あ、はい…、いま仕事終わったとこすか? あ、そうすか……。」 笹原は再びリモコンをひったくって音量を下げた。 「あー、いんスいんス、もう。ははは…、や、信頼してますから…。ああそれは…、ちょっと面白かったんで…。 ははは、悪かったっス、はは……。」 「……ったく、らーめん冷めんじゃん…。」 小さく毒づくと、恵子は温くなったらーめんをすすった。 「じゃ、それじゃ、どうもー、失礼しまーす…。」 ひとしきり話すと、笹原は携帯を閉じた。 少し神妙な表情で、携帯をテーブルに置いた。 「…斑目さん謝ってたよ。」 「そう…?」 ドンブリを流し台に置く恵子。もちろん、自分が食べた分だけだ。 それにイラついたわけでもないが、笹原は語気を強めて言った。 「お前も謝っとけよ!」 「謝ってるでしょ。」 「俺じゃなくて斑目さんにだよ。」 蛇口をひねってジャバジャバとドンブリを水に浸す。 「斑目さんの携帯とメール教えとくから、あとで埋め合わせしとくんだぞ!」 「なんでよ!」 「オメェーのせーだろーが!」 む~……。 「うっせー。」 軽くスポンジで擦っただけで、恵子はドンブリを棚にしまった。 「どけ、ゲームやる。」 恵子はハエを追い払うように兄を追っ払う。 笹原はヤレヤレといった感じでベッドの上に退避した。 「メールで送っとくからな。」 「うっせーし、マジウゼー。」 恵子はコントローラーを引っ張り出し、ゲーム機にディスクをセットする。 「へーへー…。」 諦めた笹原は、恵子の携帯にメールを送ると転がっていた雑誌を拾った。 ヴゥーー ヴゥーー ヴゥーー ヴゥーー 恵子の携帯が震える。 ヴゥーー ヴゥーー ヴゥーー ヴゥーー 恵子は目の端っこで、ブルブルと揺れる携帯を見ていた。
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前ページ 2008年10月12日僧侶◆cSQzoxnLlgその1 533 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 03 56 21 ID m/HVxrj70 ただいまです。無事人形さん殺してきました。 これで悪いところなくなったのか心配ですが、 来週から様子を見てみて変化があれば、ご報告致します。 えーと、押し入れを出てすぐに携帯でライトたいてたので全然怖くなくてですね。 テレビが消えたのも多分テレビが古いからよくあることだと思います。 (うちのテレビや扇風機は勝手によくついたり消えたりする) 何事もなくってこれで本当に願いがかなうのかよくわからないので 写真でもたくさんとっていこうと台所へ赴いたら 「チッ」って舌打ちが聞こえました。男の人の声っぽいの。 そこで急激に怖くなってすぐに人形塩水かけて終わりにしてしまいました。 思ったよりも怖くなかったです。 534 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 03 56 46 ID vtakuytX0 人形に爪、血入れて霊を誘い込み、糸を切らずにお炊き上げで浄霊。 この考え方だと僧侶さんの友達の言う「悪いところを吸う」もあり得るのかな 535 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 03 57 31 ID 7jUdT0Xv0 533 怖いのか怖くないのかどっちだよw 536 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 03 58 15 ID Qpcc+qjU0 お疲れ様 舌打ち、か... 537 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 03 58 31 ID cPcjW6oQ0 いやいやいやいや、怖いだろw ともあれ無事で何より、お疲れ様です 538 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 03 59 53 ID vtakuytX0 とりあえず僧侶さん乙 あなたの無鉄砲さが一番怖かったです。539 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 00 20 ID m/HVxrj70 遅くなりますが、写真…ここにあげていっていいですか? それともまとめてあげたほうがいいのかな? スピードが遅くて恐縮です。 そのときは怖かったけど、終わってみるとあれ、 そんなに怖くないかなぁ~って気分だったのです 540 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 00 54 ID 9/VTv5vL0 僧侶さんおつかれさまw それにしても友達から聞いたっていう話の全体が気になるな・・・ 541 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 02 07 ID B8zQcabBO 舌打ち怖!(((((;゚Д゚))))) 542 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 02 53 ID Qpcc+qjU0 でもまぁ舌打ちぐらいなら聞き違いってこともあるな 543 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 02 58 ID BPoU8X9zO 舌打ちしたのはきっと亀梨だお 544 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 03 52 ID Ed3o171Z0 写真があればUPしてください545 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 04 49 ID m/HVxrj70 友達との会話ですが、 「面白い話があるよ、不思議なのとか好きでしょ?」 「うん」 「1人かくれんぼってのがあって、これ終わらせると悪いところ持って行ってくれるんだって」 「そうなんだー」 「だからあんたのアレももっていってくれるんじゃない?」 「そうだね~」 みたいな感じです。 546 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 05 02 ID 6q8svQkJ0 僧侶さんお疲れさま~ あなたの天然ぶりがwww 547 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 06 10 ID 9/VTv5vL0 アレって・・・何か悪いものにでも憑かれてるのかな? 548 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 06 47 ID cPcjW6oQ0 その素直さに感服したw ……でもあんまり無暗に人を信じちゃ駄目だぞ なんか心配になってくるな僧侶さん549 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 08 12 ID m/HVxrj70 ちがうw天然じゃないw 1枚目 http //imepita.jp20081012/148040(URLミス) 550 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 09 02 ID Qpcc+qjU0 ってかこの遊びに、「願いをかなえる」だとか 「悪いものを取り払う」って要素あったっけ 551 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 09 11 ID BPoU8X9zO 549 みれない552 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 10 27 ID m/HVxrj70 2枚目 http //imepita.jp20081012/149340(URLミス) 553 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 10 49 ID 9/VTv5vL0 550 まとめサイトとか全部みてたけど、そんな雰囲気のもの無かったよ 554 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 10 50 ID cPcjW6oQ0 550 いや、聞いたことないけど 少なくとも俺は 555 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 11 39 ID Is3Nqm26O 549 552 404 556 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 12 04 ID VVur+aW3O 見れなぁ-ぃ(p Д`*) 557 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 12 41 ID cPcjW6oQ0 真っ黒だな、画像558 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 13 10 ID m/HVxrj70 もしかして騙された?w まぁいいや~なんともなかったし。 3枚目 http //imepita.jp/20081012/150770 559 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 13 13 ID BPoU8X9zO 1枚目も2枚目も見れないぞw やっぱり天然さん。。。? 560 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 14 30 ID 7jUdT0Xv0 数分で404ですか・・・ 545 素直すぎるだろ・・・jk 561 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 14 49 ID Qpcc+qjU0 やっぱり尾びれ付いちゃってんだな。 ミクシィに広まってる時点で予想できないことでもないか。562 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 15 01 ID Tqo+4AfM0 真っ暗だーなんでだ。ライトたいたんだけどなぁ 563 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 15 03 ID 7jUdT0Xv0 558 真っ暗で何もみえねーや。 俺だけかな? 564 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 15 11 ID cPcjW6oQ0 三枚目は微妙に輪郭見える程度の明るさだなw565 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 16 21 ID Tqo+4AfM0 真っ暗なのは分かるけど、 なんでアップした写真もう見られなくなってるんだろう… 566 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 16 36 ID WLbjd11lO 425 本当にあった怖い名無し 2008/10/12(日) 01 56 46 ID m/HVxrj70 [sage] リアル病院つとめなので勇者じゃなくて僧侶です。 これから支度してきます。 勇者じゃなくて僧侶です。 ってのに今更ながらなんかワロタw 天然ぽいw 僧侶おつかれー。 567 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 17 36 ID cPcjW6oQ0 スラッシュ継ぎ足せば見えるぞw 568 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 18 18 ID Ed3o171Z0 http //imepita.jp/20081012/148040 http //imepita.jp/20081012/149340 http //imepita.jp/20081012/150770 これで見れると思います 569 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 19 05 ID 7jUdT0Xv0 全部真っ暗だぜ・・・ パマギーチェー・・・570 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 19 10 ID Tqo+4AfM0 天然ではなーい! パソコンに写真おとして明るくしてからもういっかいあげてみまーす。 かなり時間かかると思うので、眠い方はご無理をなさらずに寝て下さい。 571 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 20 19 ID Qpcc+qjU0 568 見れた。試しに色調補正とかしてみたけど、何も映ってないなぁ 572 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 21 56 ID BPoU8X9zO 570 ID変わった? 573 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 28 59 ID CPzW7BqV0 570 とりあえず、メルアド変えた方がいいんじゃねえ?574 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 30 19 ID Tqo+4AfM0 真っ黒でだめだった写真ばっかりでした。 電気つけてからとったのと、かろうじて見られそうなのが 数枚出来たのであっぷします。 575 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 31 38 ID Ed3o171Z0 お願いします 576 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 33 08 ID YNIPwm2fO 僧侶さんに萌えたのは俺だけでいい。 577 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 36 04 ID 6q8svQkJ0 576 人形と一緒に燃やしてもらえw578 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 36 43 ID Tqo+4AfM0 かろうじて見える写真。 http //imepita.jp/20081012/164620 http //imepita.jp/20081012/164440 http //imepita.jp/20081012/164030 http //imepita.jp/20081012/163010 倉庫番・4枚目補正579 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 39 03 ID Tqo+4AfM0 1枚目 塩水かけたときのミネアちゃん。 2枚目 浴槽の中のミネアと包丁 3枚目 浴槽の中の包丁 4枚目 よくわからない 580 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 39 12 ID Ed3o171Z0 お米ははいってます?581 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 40 42 ID Tqo+4AfM0 入ってますが奥の方なので出てきてないですね。 むいろ真ん中にいれた髪の毛が量多かったので…。 クッション性が増したかもしれませんw 582 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 42 09 ID Ed3o171Z0 了解です 583 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 42 18 ID cPcjW6oQ0 三枚目に映ってる人っぽいのって僧侶さん? それとも桶かなんか?584 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 43 41 ID Tqo+4AfM0 桶とかは遠くに待避させたので違います。 私がうつったのかなあ? でも手だけ伸ばして上から撮ったからそんなことはないとおもうのです。 585 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 43 45 ID Wd1oO9Lm0 今更だが踊り子に何の恨みがw 586 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 44 43 ID cPcjW6oQ0 じゃあ光の加減か何かか ちょっとドキっとしたw587 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 45 07 ID Tqo+4AfM0 僧侶っていったらミネアかなーって思って…。 舌打ちが聞こえたところデジカメで撮れば良かったのに 怖くてポケットのデジカメすっかり忘れてました。588 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 46 36 ID Tqo+4AfM0 4枚目の写真がわからないです。 おばけとか写ってると思ってたのにちょっとガッカリしました。 589 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 48 12 ID BPoU8X9zO 588 ちょwwおばけとか久しぶり聞いたww590 :僧侶 ◆cSQzoxnLlg :2008/10/12(日) 04 48 30 ID Tqo+4AfM0 とりあえず終わったのでななしになります! また機会があればこういうのやってみたいですね。 ではでは 591 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 48 32 ID vtakuytX0 僧侶さん友達が言っていた「あんたのアレ」って何ですか? 差し支えなければ聞かせてほすぃー 592 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 49 37 ID cPcjW6oQ0 四枚目台所じゃないか? なんとなく流し台っぽく思ってたけど593 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 04 50 15 ID Tqo+4AfM0 591 たいしたことではないのですが、 人混みや電車に乗ると過呼吸になって倒れる病気です。 日常生活に支障はありませんが、 たまに意識不明になるので困ってるんです。 594 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 50 19 ID Qpcc+qjU0 うーん 四枚目... 画像の左が下に来るように見ると顔が見えなくもない。 誰かわかる? 595 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 51 10 ID cPcjW6oQ0 594 不自然な出っ張りなら俺も気になってたけど596 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 04 53 57 ID Tqo+4AfM0 わかんない…けど思い出した。 多分これ押し入れの中を写したものです。 自分の顔をうつすわけがないので…なんだろう。おばけかね 597 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 54 29 ID Qpcc+qjU0 595 画像をそのまま見て、真ん中の左側だよな?598 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 04 56 10 ID Tqo+4AfM0 ちなみに撮影箇所は 押し入れ 押し入れ正面の和室のテレビ 洋室 台所 廊下 浴槽です。 ほとんど浴槽のしか見られませんでした。 これはちゃんとデジカメを持って再チャレンジしないといけませんね 599 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 58 49 ID vtakuytX0 593 過呼吸か・・・たいしたことないかなぁ・・・。 意識不明は困りますね。。。 600 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 04 59 07 ID cPcjW6oQ0 597 そうだな、多分同じもの 押入れっていうんなら壁か物かとも思うんだけど なんか微妙に気になるよな 真夜中だからビビってんだろうか 601 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 00 22 ID Qpcc+qjU0 押し入れなら物が写りこんだと考える方が妥当かな。 僧侶さん、明るくして同じアングルで画像撮れます? 602 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 01 01 ID cPcjW6oQ0 真夜中っつか朝だなw 目覚ましなって一瞬魂とんだww603 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 05 01 25 ID Tqo+4AfM0 もっと明るく細かくしたら顔っぽいの見えました。 顔…なのかなぁ? 上向いてるような感じ。604 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 05 02 42 ID Tqo+4AfM0 じゃああかるくしてとります 605 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 03 04 ID Qpcc+qjU0 新聞配達のバイクの音が...もうこんな時間か; 606 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 03 41 ID Qpcc+qjU0 604 お願いします 607 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 03 47 ID cPcjW6oQ0 というか、何か物を置いていたのかどうかが気になるな 608 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 05 09 ID BPoU8X9zO 602 ワロタww609 :本当にあった(僧侶):2008/10/12(日) 05 10 52 ID Tqo+4AfM0 http //imepita.jp/20081012/185880 押し入れです。 倉庫番・補正 610 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 13 48 ID Qpcc+qjU0 573 ありがと う~ん ......わかんないなw611 :本当にあった:(僧侶)2008/10/12(日) 05 15 10 ID Tqo+4AfM0 なんもなかったw ただ4枚目の写真ずっと拡大してくとなんか不気味… メアドかえて寝ます。 皆様お付き合い有り難うございました。 612 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 16 02 ID cPcjW6oQ0 なんだろう やっぱり壁か布団の端なのか? 見比べてたら四枚目見るたび睨まれてる気になってきた 613 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 16 12 ID Ed3o171Z0 お疲れ様でしたー 614 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 16 49 ID cPcjW6oQ0 お疲れ様です あまり無理しないようになw 615 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 18 27 ID Qpcc+qjU0 574 カメラ目線なんだよな...w 573 おやすみー さて...明るくなったら俺も寝るか 616 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 19 40 ID Ga8BWWVUO 見ようと思うなら上の影があるライン右側にちっこい顔2つある 617 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 21 26 ID cPcjW6oQ0 615 おやすみ…… おまえの誤爆らしきものが今朝一番怖かったぜ…… 618 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 26 28 ID Qpcc+qjU0 ついでに 明るくして撮ってくれた押し入れの画像をディスプレイを傾けて 下から見てみるとカメラ目線の大きい目が見えてビビった。 なんて言ってたらキリがないけどなw 619 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 31 16 ID cPcjW6oQ0 ちょwやめww みんな気になること言って逃げ過ぎだw 俺は朝日が昇り切ってから調べることにするよ なんかさっきからわけわからんメール届いて気味悪いし 620 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 31 31 ID Ga8BWWVUO ラインの影の部分左からずっとあるわ 影とまちまちのサイズでずらっと 妄想ですかぁ 621 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 34 19 ID cPcjW6oQ0 あー・・・どうだろう 四枚目?それとも別の? 622 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 40 02 ID Ga8BWWVUO 明るい押し入れです 拡大したらわんさか居るようにみえるんだよね 影のラインに顔だらけ 最初は右が気になったけど妄想妄想 623 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 40 42 ID Qpcc+qjU0 うひー専ブラがバグってた 621 明るくした押し入れ画像の上の黒い影のライン? 確かに漫画みたいな顔は幾つか並んで見える 624 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 41 01 ID cPcjW6oQ0 とりあえず俺も落ちとくか、お疲れ様です 四枚目はやっぱり睨んでいるようにしか見えないとだけ記述 625 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 41 07 ID 7jUdT0Xv0 622 怖すぎる・・・ 626 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 43 38 ID Qpcc+qjU0 さて明るくなってきたし俺もいい加減落ちるわ お疲れ様でした 627 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 45 09 ID cPcjW6oQ0 622 あ、たしかに影いくつか並んでるな 個人的に左の方がつめこまれてるように見えるのは妄想か 628 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 46 00 ID cPcjW6oQ0 というわけで本当に落ち お疲れ様です 629 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 05 50 40 ID Ga8BWWVUO 重なる感じだったり見れば見るほどそう思うのだろうけど。 何となく顔というのとは違う感じのもあるから主観妄想 630 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 10 36 57 ID lu1zzhxUO 寝落ちしてたぜ 僧侶乙 パニック障害かもしれんから精神科へ行け 病名が分かるだけでも安心するお 631 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 13 00 10 ID 6b6EFX4cO 途中で寝てしまいました 僧侶さん お疲れ様でした! 632 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 13 05 42 ID qWqVd4CQO 僧侶さんが良くなりますように… 633 :本当にあった怖い名無し:2008/10/12(日) 15 00 36 ID N3PtmsqA0 僧侶さんお疲れさまですw 一人かくれんぼって自分で自分を呪っちゃう儀式って聞いたんだけど いい所もあるのか… ペットねずみてwかわいいなw