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165 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 13 24 40 ID ??? その日、目覚めの一服の後、早朝のシャワーを浴び、愛用の学ランに袖を通して、 朝食の間に足を踏み入れた空条 承太郎は、表情にこそ現さないが、 スタンドも月までブッ飛ぶような衝撃を受けた。 「Good-Morninge!承太郎!」 パジャマ姿で新聞を両手に広げ、太陽のように明るい声を上げながら こちらを見るジョセフの真向かいに、 「おはよう。遅かったわね」 綺麗に糊付けされたセーラー服を着たシャナが座っていた。 凛々しい顔立ちを引き締め、腰の下まである長く艶やかな髪を背に流し、堂々と胸を張って承太郎を見つめている。 朝食はもうすませたらしく、テーブルの上には何故か異様に甘い匂い のする緑茶が置かれていた。 椅子の脇に置かれている真新しい学生鞄には、 油性ペンで達筆に書かれた『空条 シャナ』というネームプレートが貼られている。 「あら?おはよう。承太郎。どう?似合ってるでしょう? シャナちゃんの制服。まるで昔の私みたいだわ」 湯飲みと急須の置かれたお盆を運びながら、 うっとりとしているホリィを承太郎は一瞥すると、シャナに向き直った。 「何でテメーがオレの学校の制服着てやがるんだ?」 「おまえを狙う奴らを釣るには、やっぱりその近くにいた方がいい、ってアラストールと話したの。 ま、私もこういう場所には滅多にいかないから見物がてら、ってとこ。」 怪訝な視線でこちらを見る承太郎に、素っ気なくシャナは言って スカートの中で足を組んだ。 166 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 13 28 38 ID ??? 「彼女はお前の従兄弟という事になっておる。 そのつもりで頼むぞ承太郎。新しい学校で不慣れな事もあるだろう。 色々と世話を焼いてやりなさい。」 いつのまにか湯気の立つ湯飲みを片手に傍にいたジョセフが、 快活に笑い承太郎の肩を叩いた。 「ボケたか?クソジジイ。転入手続きもしてねーのにンな事出来るわけねーだろ。 大体こいつはどう見ても17にはみえねーぜ。どう贔屓目に見ても中坊、 ヘタすりゃあ幼稚園児にみえる。」 神速で飛んでくる中身の入った湯飲みをスタープラチナが受け止めた。 承太郎は学帽の鍔を摘む。 「可能なのだ。我が『自在法』を行使すればな」 シャナの胸元で銀鎖に繋がれたペンダント、アラストールが答えた。 「貴様も昨日、代替物、トーチが消滅する所をみただろう。 それはつまり、世界の存在に空白が出来るという事だ。 そこに存在の力を操る術、『自在法』を用いれば己が存在を その空白に『割り込ませる』事も可能。最も過度の干渉は世界の存在の 歪みを増長させる事になる故、この子を貴様の縁戚という事にしたのだ。 それが歪みを最小限に食い止める方法だからな」 「つまり『オレの学校で消えたヤツと立場を挿げ替えた』ってことか?便利なモンだな。」 承太郎は剣呑な瞳でアラストールを見る。 昨日の破壊された街を修復したシャナの能力を見ていなければ、 とても信じられない事だが、今は『そういうものだ』と納得するしかない。 「フン、オレぁもう行くぜ。朝メシはいらねぇ」 「あ、まちなさい承太郎」 ホリィがそう言って承太郎に歩み寄る。 「ハイ。いってらっしゃいのキスよ。チュッ♪」 「このアマ~。いい加減に子離れしやがれ」 ハァ、と嘆息するシャナの下でムゥ、とアラストールが呻いた。 167 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 13 36 12 ID ??? 穏やかな陽光が木々を照らし、小鳥達の囀りが閑静な住宅街に木霊する。 その中を承太郎はシャナと肩を並べて(?)歩いていた。 出る家も行き先も同じなので必然的に一緒に登校する事になる。 件の如くお互いに無言。 歩幅の大きい承太郎に、小柄なシャナが汗をかくこともなく普通についてきているのが 奇妙と言えば奇妙であったが、それを除けば一応は同級生が一緒に登校しているように、 相当無理すれば見えない事もない。 まぁ自在法の影響下ではあまり関係のない話だが。 早朝の澄んだ空気の中に、承太郎の麝香の香水とシャナの洗い髪の残り香が混ざって靡く。 承太郎の襟元から垂れ下がった黄金の鎖とシャナの胸元のペンダントを繋ぐ銀鎖の擦れる音も、 絡まり合って和音を奏でた。 一羽の燕が身を翻して二人の前を横切る。 そのとき。 「あ、承太郎だわ!」 一人の女生徒が黄色い叫声をあげる。 「え!?承太郎!」 その声に登校途中の女生徒達が数十人まとめて一斉に振り向く。 「ほんとだ!承太郎!」 「おはよう承太郎!」 「おはよう承太郎!」 「おはよう承太郎!」 「おはよう承太郎!」 「おはよう承太郎!」 若々しい少女達の歓声は核分裂の連鎖反応の如く、ネズミ算式に増殖していった。 明るいそれらの声とは裏腹に、承太郎は苦々しげに学帽の鍔を摘んで舌打ちする。 瞬く間に承太郎とシャナは数十人の女生徒達に取り囲まれ、 周囲に可憐な少女の環が出来上がった。 168 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 13 43 38 ID ??? 「承太郎。4日も学校休んで何してたの?まさかまたケンカ?」 気の強そうな視線の、ショートカットの女生徒が承太郎の腕に自分の腕を絡めた。 承太郎は鋭い眼光でその女生徒を一瞥する。 それにつられたのか隣で同様に何故かシャナも。 「ちょっとあなた!何承太郎にすりついてんのよ。 馴れ馴れしいのよ。はなれなさいよッ!」 髪の長いポニーテールの女生徒がムッとした表情でその腕を引き剥がす。 「なによブス」 「アンタに言われたくないわよドブス」 二人の女生徒は同じ罵り言葉で口喧嘩を始めた。 承太郎とシャナの歩く速度が速まる。 「あれ?この子、誰?」 女生徒の一人がようやく承太郎の隣のシャナの存在に気づいた。 4日振りに見た承太郎の存在に最高にハイになっていたのか、 その隣を歩く長い艶やかな黒髪を携えた凛々しい瞳の美少女の存在は 『見えていなかったらしい』。 「やぁ~ん。ちっちゃくてカワイイ~~♪人形みた~い」 「あなた見ない顔ね?もしかして転校生?」 「何年何組?クラブは何に入るの?」 「どこに住んでるの?帰りは電車?」 「そのペンダント良いデザインね?どこで買ったの?」 「・・・・・・・・・・・・」 これら矢継ぎ早の質問の嵐にシャナは先程の承太郎同様、 目元を伏せて歯をギリッと食いしばる。 「でも、ちょっと待って。承太郎と一緒に登校してるって事は・・・・・・」 茶色いストレートヘアの女生徒が呟いた。 169 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 13 52 07 ID ??? 承太郎の隣で一緒に登校する事。 それは多くの女生徒達の夢であり、その彼の傍らは彼女達にとって聖域、 或いは天国にも等しき場所であった。 その場所に見ず知らずの美少女がいきなりちょこんといるのだから、 彼女達にとってはまさに青天の霹靂、驚天動地の出来事である。 「もしかして・・・・・・まさか承太郎の彼女!?」 女生徒の言葉に、周囲が一瞬静寂に包まれる。 シャナは自分でも意外なほどに衝撃を受け、ハッと息を呑む。 承太郎の目元は学帽の鍔で覆われているので表情は伺い知れない。 渇いた風が一陣、女生徒達の前を通り抜けた。 嵐の前の静けさの如く・・・・・・ そして、 「ええ~~!?ウソでしょう!?」 「確かにカワイイけど承太郎の趣味とは違うわよぉ~!」 「もしかして承太郎ってマニア!?」 「もう普通の女の子なんか飽きちゃって、ロリとかに目覚めちゃったの!?」 「イヤァ~~ン!JOJO!」 爆発的に弾けた。 170 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 13 54 42 ID ??? 周囲の姦しい少女達の騒ぎに正比例して承太郎とシャナの額に、 青筋がびしびしと音を立てて浮かびあがる。 やがてそれは臨界を超え・・・・・・ 「やかましいッ!うっとおしいぜッ!!てめえらッ!」 「うるさいうるさいうるさい!どっかに消えて!おまえたちッ!」 凄みに満ちた怒声があがったのはほぼ同時だった。 その声に周囲は一瞬静まり返るが、すぐに。 「キャー♪あたしに言ったのよ!」 「あたしよおー!」 「何言ってるの私よー!」 と、装いも新たにはしゃぎだした。 ・・・・・・誠に、いつの時代も恋する乙女は無敵である。 171 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 13 58 42 ID ??? 大名行列よろしく、後ろに女生徒の群れを引き連れて 通学路を歩く承太郎とシャナ。 満面の笑顔で付いてくる女生徒達をシャナは一瞥すると、 「大した慕われようね?おまえ。毎日こう?どこのアイドルかと思ったわ」 皮肉たっぷりに言った。 「ほざきやがれ。ウットーしいだけだッ」 世の喪男達が集団自殺引き起こしそうな暴言を、 承太郎は学帽で目元を覆いながら苦々しく吐き捨てる。 「それは同感。全く馴れ馴れしいったらありゃしないわ、コイツら」 シャナはキツイ目つきで後ろを睨め付けた。 「うむ。構成を維持する力が、ちと甘かったようだな。 まだ定着には至っていないらしい。或いはあの娘共の情動がそれを上回った、か・・・・・・」 シャナの胸元でアラストールが小さく呟く。 女生徒達を隠れ蓑にして、その更に背後から一つの暗い影が迫っていた事を、 このとき二人はまだ気づいていない。 視界に神社の赤い鳥居が見えてきた。 片手をポケットに突っ込んだまま石段を降りる承太郎。 その脇を同様のペースでシャナも降りる。その足が12段目に掛かった、 そのときだった。 「!」 「!?」 突如全身を襲う怖気。 次いで激痛。 承太郎の左足がカマイタチにでもあったようにザックリと切れた。 バランスを崩し大きく仰け反る承太郎。 「なにイ!?」 切られた衝撃でその巨躯が宙に舞い上がり、引力に引っ張られて落下していく。 172 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 14 04 34 ID ??? 「承太郎ッ!」 シャナは反射的に小さく可憐な手の先を伸ばすが 長さがまるで足りない。 「きゃああああーーー!承太郎ォーーーーーーッ!!」 少女達の絶叫が背後で上がったのはその後だった。 「チィッ!」 肩から伸びたスタープラチナの腕が傍にあった杉の木の枝を掴む。 弾力で枝が大きく撓み、やがてへし折れる。 承太郎は首筋を傷つけないように身を屈め、杉の葉と枝をクッションにしながら、眼下の石畳との激突に供えて肉付きの良い肩口を接触面に向けた。 「ぐぅっ!?」 身を捩るような衝撃。 大量の呼気が意図せずに吐き出される。 「た・・・・・・たいへんよーーーーーッ!承太郎が石段から落ちたわーーーーッ!」 ようやく目の前の現実を認識した女生徒達が、一斉に承太郎の元に駆けだしてきた。 シャナは承太郎が落ちた石段の上で静止している。 付近を見渡して周囲を警戒していた。 承太郎は自分の足の怪我を確認する。 骨までは達していないようだが、皮膚が真っ二つに断ち切られ、 バックリと肉が裂けている。 生々しい傷口から大量の血が流れ出していた。 (左足のヒザが切れてやがる・・・・・・木の枝?イヤ違う。 落ちる前に切れていた。『あの時』、石段の中から緑色に光る何かが見えた。 それに足を切られてフッとばされたんだ。) 石段の最上部から、冷ややかな視線で承太郎を見下ろす一人の少年がいた。 しかしその中性的な容貌と知性に磨かれた鋭利な瞳、 年齢に似合わない厳かな雰囲気から厳密には 「少年」という呼び方は似つかわしくない。 長身で細身の身体に、裾の長いトレンチコートのような学生服を着ていた。 よく櫛を入れられ、手入れの行き届いた清潔感のある赤い髪。 長い襟足の耳元で、果実をモチーフにしたデザインのイヤリングが揺れていた。 173 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 14 09 15 ID ??? 「ほう・・・・・・なかなか鋭いヤツだな・・・・・・・頸動脈をカッ斬ってやろうとしたが、 寸前に幽波紋(スタンド)を使って身体を捻り、着弾地点を変えたか・・・・・・ それにあの幽波紋(スタンド)のパワーとスピード、精密動作性・・・・・・ あの方が始末しろというのも無理はない。しかし・・・・・・ 僕の幽波紋(スタンド)の敵ではない。」 「大丈夫!?承太郎!」 「大丈夫!?承太郎!」 「大丈夫!?承太郎!」 女生徒達は一様に同じ台詞で承太郎に駆け寄る。 「来るなッッ!!」 鋭く叫ぶ承太郎。 しかし女生徒達は一瞬怯んだものの、すぐに集まって承太郎を取り囲んだ。 「大丈夫?承太郎。良かったわ。後15㎝ずれてたら石段に頭をぶつける所だったわ」 「この石段はよく事故が起こるのよ。明日から私と手を繋いでおりましょうネ。承太郎」 心配そうな顔と大惨事ならなかった事への安堵の表情で、 交互に承太郎を潤んだ瞳で見つめる女生徒達。 「くっ・・・・・・!」 自分の傍にいれば、今度はこの女生徒達がさっきの攻撃に巻き込まれる。 「チッ!」 短く舌打ちすると、承太郎は立ち上がり目の前の林に向けて疾走を開始する。 無理に動かした為、傷口から血が噴き出したが無視した。 「あ!どこに行くの承太郎!病院に行かなきゃダメよ!」 追ってこようとする女生徒達に承太郎は、 「いいかッ!ついてくんじゃあねー!オレの言うことが聞けねぇのかッ! センコーにオレは遅れるって言っとけ!頼んだぜッ!」 振り返って早口で叫んだ。 174 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 14 15 41 ID ??? 女生徒達はポカンとした表情で立ち止まる。 承太郎が頼むと言った。 『自分に頼み事をしてくれた』。 少女達の黄色い嬌声を背後で聞きながら承太郎は走った。 ちなみにその日、承太郎の通っている学校の職員室が、 始業前に駆け込んでくる女生徒達でパニック状態になったのは余談である。 草の踏む音。 木の葉のざわめき。 神社の山裾にある林の中を疾走しながら、承太郎の鋭敏な頭脳は戦闘の思考を開始していた。 (今のは間違いなくスタンドによる攻撃だ。『紅世の徒』とかいうヤツらじゃあねー。 感覚で判別出来るようになった。オレの脚が切れただけで吹き飛ばなかった事からすると パワーはそんなに強くねぇ。遠隔操作型のスタンドだな・・・・・・) 無数の石塔がそびえる、開けた空間に出ると承太郎は立ち止まった。 高ぶった気分を落ち着かせる為、愛用の赤いパッケージの煙草を取り出して火を点ける。 「なら「本体」を見つけだして叩きのめせばすむ話だな。どこにいやがる? どっかでオレを見てるはずだ。遠隔操作のスタンドはスタンドに「目」がついてねーって ジジイが言ってやがった」 細く紫煙を吐き出しながら平静を取り戻した表情で承太郎は呟く。 不意に右から強烈な気配と視線を感じた。 身構えてスタープラチナに戦闘態勢を執らせるがすぐにその必要がない事に気づく。 そこにいたのはシャナだった。 175 名前 ◆u68XLQ0lCU  Mail sage 投稿日 2007/02/17(土) 14 23 20 ID ??? どこから取り出しのたのか黒寂びたコートを身に纏い、その髪と瞳は焼けた鉄のように紅く染まっている。 手には戦慄の美を流す大太刀、贄殿遮那が握られていた。 「不意打ちを食らったわりには、随分余裕じゃない。」 凛々しい灼眼でこちらを見る。 「やれやれ、オメーか?シャナ。敵はオレを狙ってきた。わざわざ付き合う必要はねーんだぜ。」 「うるさいうるさいうるさい。予定通りの行動よ。おまえを攻撃してきたヤツを捕らえて、 『紅世の徒』の事を洗いざらい吐かせるの!」 相変わらず素直じゃない少女の性格に、承太郎は煙草を銜えたまま目を閉じ 口元に微笑を浮かべる。 「フッ・・・・・・なら勝手にしな。敵は遠隔操作型のスタンドだ。今どっかに潜んで こっちの隙を伺ってやがる。こういう場合は「本体」を見つけだして叩くのが一番手っ取り早い。 この林のどっかにいるはずだ。見つけだしてブッた斬れ」 「了解!」 歯切れ良くシャナは言うと足裏を爆発させて、その場から飛び去った。 非の打ち所のない完璧な作戦に反発は起こり得ない。 それに承太郎の声はどこか人を鼓舞するような甘い響きがあった。 木立の間に紅い影が見える。 高い場所の方が「本体」を見つけやすいから木の上に昇ったのだろう。 「さてと、シャナのヤツは動きながら本体を探す。オレはここで待ちながら本体を探す。 つまり、ハサミ討ちの形になるな・・・・・・」 紫煙と共に承太郎は呟く。 二人の関係は十字軍の司令官と切り込み隊長のそれによく似ていた。 根本まで灰になった煙草を承太郎は指先で弾く。 「・・・・・・あ、あの、空条、君・・・・・・?」 唐突な声。 承太郎が振り向いた先に、控えめな印象の少女が真っ赤になった顔を 両手に抱えた鞄に伏せて立っていた。
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《GM》 それでは、よろしく御願いしますー 《美羽》 よろしくですー 《GM》 まずは自己紹介をお願いします 《美羽》 《美羽》 《美羽》 【美羽】「香田美羽です。今は両親の都合で一人暮らしをしています」 《美羽》 【美羽】「えっちなこと……? 何を聞いてるんですか。 ……少しだけ、見たことなら」 《美羽》 【美羽】「……よろしくお願いします」 《美羽》 《GM》 ではでは、あ、今回はCCと言う形にさせて貰いますね。普通にやると、完全敗北になっちゃうのでw 《美羽》 おっと、了解 《GM》 では、はじめます。 《GM》 《GM》 香田美羽が目を覚ますと、視界は真っ暗だった。 《GM》 いや、そもそも何時寝たのかも覚えていない。確か自分は、学校から下校して家の玄関前まで来たところで、まだ家の中には入っていないはずだった。 《GM》 身体を動かそうとするも、四肢はX字になったまま動かない…手首足首に何か触れる物があり、拘束されていることに気づくのにずいぶんと時間が掛かってしまった。 《GM》 肌がひんやりとしている。何か違和感があると思ったが、どうやら服を着ていないようだ。靴下も脱がされており、素足で踏んでいる地面が冷たく感じている。 《GM》 …これが夢ではないというのなら、誘拐されて拘束されてしまったのだろうか。そんな風にしか結論づけられない状況だった。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁ……う……」どうして、こんなことになってしまったんだろう。逃れようとしても、無駄に終わってしまう。どうすれば逃げられるんだろう……とにかく現状を打開しようと色々な考えを浮かべながら。できれば夢であってほしいが……。 《美羽》 ▽ 《GM》 目隠しをされているため視界は閉ざされているが、不意に目の前に人の気配を感じる。いや、美羽が気を戻す前から居たのだろう。そして、自分の身体は…今は、裸だ。▽ 《美羽》 【美羽】「……っ!?」言葉が、出なくなった。今ここにあるのは、誰かも分からない人間、そして生まれたままの姿を隠せない自分。 ……脳裏によぎる、子供の頃見た光景。 まさか。▽ 《GM》 静寂と暗闇の世界で、小さな足音がする。気配はゆっくりと自分に近付いてきている。何一つ抵抗が出来ず、女性として隠したいところも隠せていない自分に対して。▽ 《美羽》 【美羽】「あ……っ」拘束に抵抗していた以上、自分がもう意識を取り戻していることは相手に隠せないだろう。密かに持っていた、いかがわしい小説の内容が頭をよぎる。だけど、自分がそんなことを受けるなんて、聞いていない。「……い、や……っ」▽ 《GM》 紗々なガラス細工として扱われるかのように、美羽の乳房に何かが触れる。おそらく、目の前の気配の人間の指だろう。それは美羽の乳房の下側を愛でるように撫でていく。▽ 《美羽》 【美羽】「……っ」小さくも大きくもないその膨らみに、指が這わされる。ただくすぐったいか、変な感じかくらいだが、否応なしにこの先の展開を思い浮かべてしまう……。▽ 《GM》 乳房を這うそれは、次第に中央に向かっていき、乳房の頂、乳首をインターホンのごとく押し始める。山を登頂し、制圧した…美羽からしたら、制圧された側であるのに対し、何一つ抵抗もできずに居た。▽ 《美羽》 【美羽】「……っ、ぅ……」感じていた冷たさからか、その先端だけは立ちあがっていた。どうにもできないまま、見ず知らずの何かに、自分がいいように弄ばれていく……そして。自分も、あの光景のように、狂わされてしまうのだろうか? そう思うと、恐怖の色はとても隠しきれない。▽ 《GM》 不意に乳首に触れていたそれが離れる。と、気配も一端離れると、今度は後ろから近付いてくる。回り込んだのだろうか。今度は両手で後ろからブラジャーのように双丘を包まれてしまう。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁう……!?」自分の膨らみを両手にすっぽりと収められ。次は何をされるのだろう……普段こっそり耽っている想像と同じような光景が浮かんでくるが、それが今となっては嫌になる。まだ、ただの感触で済んでいるのが救いか。▽ 《GM》 乳房を覆う指はゆっくりと優しく力を込めて揉み始める。その仕草はマッサージのようで、場所や状況などを考えなければ、だんだんと気持ちよく感じてしまうことだろう。▽ 《美羽》 【美羽】「……ん……ゃ……」弄ばれはじめる、その感触は未だ変な感じながら、悪くはない。こんな状況でなければ……そして、こんな状況であっても、後に自分がどうなるかを考えてしまうと、怖い。 《美羽》 ▽ 《GM》 美羽の乳房は次第にほどよく力を込めて揉まれ、指先によって形を変えさせられてしまう。そして、立ち上がってしまった乳首を指先に摘まれ、くにくにとすり潰されるように捏ねられてしまう。▽ 《美羽》 【美羽】「……ぅ……っあ!」次第に力のこもっていく指に翻弄され……指先が先端を摘んだところで、気付いた時には声が勝手に漏れていた。 本気で、まずい。何か、胸の先からじんじんと身体に染み渡る感覚がある。▽ 《GM》 美羽の口から漏れる吐息を感じたのか、さらに激しく力強く揉んだり、逆に今度は優しく手の平でなで回したり、かと思えば乳首を捏ねられたり。相手の手先が見えないため、どのような愛撫が来るかも分からない。五感のほとんどが塞がれている為、乳房への愛撫だけが、世界の全てかと思わせてしまう。▽ 《美羽》 【美羽】「ぅ……は、ぁ……ん……っ」全体から、先端から、弄ばれる柔肉の芯に、身体にじんじんと染み渡るその感覚。もしかして、これが……知識として知っていた感覚が、今現実のものとなり自分を苛んでいく。弄ばれる感覚以外を遮断され、それ以外感じることのほとんどない感覚は……その、ぴりぴりとした「快楽」からの逃げ道をふさいでしまう。身体に溜まっていくようなそれに、少しずつ、身体が勝手によじれるような動きをしてしまう。拘束されている 《美羽》 せいで実際には殆ど動けないが……▽ 《GM》 胸への愛撫だけで絶頂させようとしているのか、ねっとりと粘着気味に乳房をもみくちゃにする。そして、絶頂が近くなった頃に、乳首を摘み、キュッと強めに抓ってしまう。▽ 《美羽》 【美羽】「ぅ……っ、ぁ、え、あ、あ……ああっ―――!!」徹底的に注ぎこまれてくるその感覚が、急に身体の中で暴れ始めるのを感じる……。声が止まらない、身体が震える、膨れ上がる何かに翻弄され―――先端を強く抓られたとき、その「何か」が、爆発した。 《美羽》 吹き飛ぶ思考、身体を乱れ飛ぶ快楽―――ああ、これがイクってことなんだ。乱れ飛ぶその感覚が引き始めた時、心の奥底で、弄ばれている自分をどこか冷めた目で見つめている自分がいるように、ひどくはっきりと理解できた。▽ 《GM》 美羽の絶頂を感じると、乳房を愛撫していた指が腹を伝い、秘部へと向かう。片方の指は秘部の入り口を、片方の指は秘丘の豆を狙って、優しく愛撫し出す。▽ 《美羽》 【美羽】「ぇ、また……ぁ、ああっ!?」今までの愛撫が効いているのだろうか、既にその入り口は蜜を滴らせ始めていた。そこに触れられると、胸でやられていたそれより強く、明確な感覚が身体中に響く。特に、入口の少し上に、未だ皮をかむっている突起が指で擦られたりしたら、もう……▽ 《GM》 指先は秘丘の突起を見つけると、ぐりぐりと回転させながら押しつけていく。そしてさらに指先で摘むと、キュッと先ほどの乳首と同様に抓ってしまう。▽ 《美羽》 【美羽】「ぃ、ひぁ……だ、だめ、それだめっ!!」もはや無駄な抵抗とは知りつつも、声を荒げてしまう。それほどまでに、きゅ、と抓られると、ぴりぴりして、切なくて、たまらなくて。一度軽く絶頂の味を知った身体は、より強い刺激を貪欲に受け続けてしまう……。▽ 《GM》 指先は美羽の言葉による必死の抵抗に応じず、むしろ秘豆をさらに強めに抓ってしまう。秘所の入り口を丹念にねっとりと愛撫すると、愛液がぴちゃりと音を立てるようになって。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁ、あ……あひ、ぃ……!!」もはや考える余裕もない。拘束されているせいで崩れることはないが、膝ががくがくと震えているのがわかる。親以外に誰にも見られたことのない、濡れそぼったその入り口から、女の蜜が滴り落ちる。意思から離れ、上がってしまう声が潤みを増し、甘く周囲に響く。▽ 《GM》 聴覚は自分の嬌声と自分の愛液が奏でる音しか聞こえず、触覚は秘部への愛撫しか感じない。そして二回目の絶頂へ導かそうと、指先が秘所の中に入り、入り口をかき回していく。▽ 《美羽》 【美羽】「ゃ、な、なか、ゆび、ひあ、ああああ!!」加速度的に上がっていく快楽が、再び身体中に溜まってどうしようもなくなる。入り口から音を立てて蜜を掻き出され、心が、身体が、快楽に塗りつぶされていく―――▽ 《GM》 美羽が二度目の絶頂に達したのを見ると、再び美羽から指先が離れていく。そして先ほどの気配が何をしているのかは分からないが、少しだけの間、美羽の火照った身体に何も触れない時間が訪れる。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁ、ふぅ……はぁ、はぁ……っ」執拗な責めが、止んだ。残ったのは、ほてりきって蜜を零していた身体と、誰かも分からない相手に滅茶苦茶にされてしまった自分……最後まで行きついていないせいか、緊張が戻る。泣きたい気分だったが、とても泣けるような状況ではなかった。ここで終わらせてくれるはずが、ないのだから……。▽ 《GM》 何者かの気配が美羽の正面に立ち、そして…ぴとり、と秘部に何か熱いモノを押しつける。それはおそらく、初めての美羽でも容易に想像が付くモノであろう。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁ、い、嫌っ、許し―――」押しつけられた、それ。続きが、いや、本番が、来る。それだけは……だが、彼女がそれを止める手段は何一つない。その秘所は、十分に濡れてはいるものの、未だ男を知らないものであり。▽ 《GM》 秘所の入り口に添えられたモノ。それは美羽の想像に反して、動きを止めたままである。…否、美羽の心が折れるのを待っているのだ。そのモノはいつでも美羽の処女を奪えるのに、目の前で寸止めにしている。まるでナイフを喉元に突きつけたまま停止しているような、そんな感じを受ける。▽ 《美羽》 【美羽】「……ぇ」自分に、何を求めているのか。押し付けられたそれが、侵入してこない。いつでも傷をつけられるのに……。恐怖で、言葉が出ない。▽ 《GM》 モノはいつまで経っても侵入はしてこない。だが、瞬きをする間にいつでも処女を奪える位置にある。犯される。けど、まだ犯されない。その恐怖に耐えかねて、言葉での抵抗を止め、自ら望んでしまうのを待っているのだ。▽ 《美羽》 【美羽】「……っ」犯される。犯される。思考が恐怖で塗りつぶされていく。「……許し、て」逃げられない。自分では、どうにもできない。この、誰かも分からない男に、犯されるということだけは分かる。最後に一言、呟いて……それっきり、何も言えない。▽ 《GM》 美羽の言葉に、秘部にあるモノは少しだけ前に…処女膜に向かって進んでしまう。気配から語られる言葉はないが、『許さない』…そう示したような感じがする。▽ 《美羽》 【美羽】「…………っ」その動きで、理解した。この男は、何をしても犯すことを止めない。自分の処女は、この男のものになってしまうんだと。諦めたように、身体の力を抜き、全てを委ねる。▽ 《GM》 犯される運命を受け入れ、抵抗を諦めた美羽の気配を感じると、目の前の気配が笑った…そんな気配を感じた。秘所のモノは動かさずに、乳首をツンッと小さく突っつく。まだ足りない。もっとだ。言葉に出すんだ。そんな風にせっついているように感じる。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁ……っ」男は、これ以上を求めている。犯すことを止めはしない以上、自分にまだ求めることがあるということ……もう、わけがわからない。処女を奪いそうで奪わず、自分を弄んで何を求めているのか、全くわからない。耐えきれない。……こんな状態をいつまでも続けられると、狂ってしまいそうで。 「……犯し、て」▽ 《GM》 美羽の諦めて強請る言葉に、モノは力強く美羽の処女を貫き、奪ってしまう。熱く、固く、太い異物が、美羽の膣の中をグイグイと占領していくのが、実感していく。愛液の濡れ具合と、モノが貫く力強さで、あっさりと奥深くまで貫かれてしまう。▽ 《美羽》 【美羽】「ひ―――ぃ、ぎいいいいいっ!!」熱く、硬く、凶悪なそれに、奥深くまで、膣中全てにぴったりと嵌るように鋭く貫かれる。処女の証が無残にも破れ、裂けるような鋭く激しい痛みに震え……。▽ 《GM》 気配は動かない。モノはまるで刀と鞘の様に、ぴたりと美羽の中に収まってしまう。しばらくの間、そうしていると、ゆっくりとモノが前後に動き始める。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁ……は……っ」感じるのは、強烈に残る痛みと、奇妙な一体感。まるで熱した鉄杭のような凶悪なそれが動き出すと、奪われた瞬間ほどではないが、激しい痛みが身体を襲い、表情が苦悶に歪む。 《美羽》 ▽ 《GM》 そのモノはゆっくりと、だが次第に早くピストン運動し始める。愛液と血液が混ざり合い、それらが潤滑油となって膣の中をモノがズンズンと前後運動をする。そのたびに、小さな膣が広げられてしまう。▽ 《美羽》 【美羽】「ぅ、く、ん……っ」鋭すぎる痛みは案外引くのも早く、動くたびにだんだん苦痛は和らいでいく。初めて男を受け入れる蜜壺は、男が動くにつれ少しずつ、その形に合うように拡げられてしまう……二人の繋がる場所から、薄い紅の混ざった蜜が零れるのを、彼女は知覚できない。▽ 《GM》 モノの動きはさらに加速し、卑猥な水音を立てていく。そして、最後に奥深くずぶり、と貫くと、先端から熱く粘っこい液体を、美羽の膣内にぶちまけてしまう。▽ 《美羽》 【美羽】「ん、ぁ……え……っ!?」奥深く、吐き出される熱い感覚。衝撃だった。こんなに突然、中に出されるなんて。放たれた子種が自身の中心を染め上げるその感覚に、呆然と……。▽ 《GM》 しばらくの間、美羽の膣の奥深くまで繋がったまま、モノは制止する。その間もモノは脈動し、美羽の膣内に精で埋め尽くすかのように吐き出していく。それはまるで白いハンカチに墨で黒く塗りつぶしていくようで。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁ、う、あ……」奥深くまで、男の精で塗りつぶされていく。その感覚を感じるころには、既に痛みは殆ど引いて……後に残るのは、ぴったりと男のモノが嵌る違和感、身体の奥底にまで広がっていく熱い感覚。ある種の諦観と絶望で、心がいっぱいだった。▽ 《GM》 そして精の脈動が終わった頃、ずぶりとモノが膣から抜かれる。すると、膣内にあった精が、栓を抜かれたことにより、どろりと太ももに伝って垂れ流れていく。そして、太ももの内側に、油性ペンの様な感触が触れ、それはまっすぐ横棒を引いた。▽ 《美羽》 【美羽】「ぅ、く……っぐ、えぐ……っ」膣中に出されモノを抜かれ……線を引かれた意味はわからないが、終わった。そう考えると、今まで溜めこんでいた苦痛が溢れ、嗚咽が漏れる。▽ 《GM》 だが、美羽の気持ちもむなしく、再び滾ったモノが美羽の秘所に添えられる。二度目と言うことだろう、今度はゆっくりと、美羽の膣の中にモノを埋めていく…。▽ 《美羽》 【美羽】「ぁぐ……ぁ、あ……っ」一度目が嘘のように、二度目はすんなりとその剛直を受け入れる。ただそれを受け入れることしか、彼女にはできない……▽ 《GM》 そして何度もそのモノは美羽の身体を陵辱していく。美羽が暗闇の中で意識を失い、次に気づいたときは、家の玄関の前で、服を纏った状態で倒れていた。そして、太ももには…正の字で4画綴られていた…。▽ 《美羽》 【美羽】「……ぅ……ぅええ……っ」意識を取り戻して、まず湧き上がってきた感情。安堵、悲しみ、恐怖……ないまぜになり、しばらく涙も、嗚咽も止まらなかった。▽ 《GM》 《GM》 さて、こんなところで終了です 《GM》 刻印は《調教刻印》を使いますね。アクトは何を使いますか? 《美羽》 耳年増と純血の証で 《GM》 はーい、ではこれで終了します。お疲れ様でした~ 《美羽》 おつかれさまでしたー
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自転車で夜の町を駆けると、耳がしびれたように痛くなった。 交差点のコンビニエンスストアでは、アルバイトの男が二人、店の前で簡素なカウンターを設置しケーキを売っている。一人がサンタクロース、もう一人がトナカイの、工夫の無いありふれた衣装だ。 「よくやるなぁ」 彼らの根性に感心し、僕は青信号を見て自転車のペダルを踏み込んだ。 せめてケーキでも買っていってあげようかと思ったが、やめる。先ほど進学塾の緊迫した授業を終えたばかりで、残念ながらそんな浮かれた気分にはなれない。 高校受験まで三ヶ月を切っている。日常的な自学自習のかいあり、僕は偏差値七十程度をキープできている。この調子で行けば僕は県内の有名私立高校に進学し、そこからさらに東大もしくは京大を目指していくことになるだろう。もちろん就職先も、それ相応のものに迎え入れてもらえるに違いない。 僕がそうなることで大喜びをするのは、両親と親戚ぐらいである。 だけど僕はというと、そうでもないのであった。 僕は屋根に上って星空を眺めていた。勉強していて、気が散ってきたからである。 残念ながら今晩は雲に覆われていた。かなり表は冷えている。耳を澄ますと静けさそのものが鈍重な低音の塊となり、町中に圧し掛かっているのがわかった。 進路のことを考えると、勉強に集中できなくなる。このまま流されるままに進んでいいのかと。この自動的に進行していく人生が、本当に正しいとは信じられなかった。自分の生き方はもっと別のものであるはずだと、心のどこかで思っているのだろう。 遠くで点滅する青信号を見つめていたときだ。下のほうから飼い猫の鳴き声がしてきた。 「シロ」 屋根に上ってきた黒猫を脇に寄せる。小学生のときに拾ってきた仔猫も、今では立派な体格をしたいい歳の雄猫だ。 「雪、降りそうだね」 僕は語りかける。外はさらに冷え込み、風も出てきた。雪が降ろうとするときの、これから何かが始まりそうな緊張感に町は包まれる。 そしてそのとき、右手の方向にぱっと淡い光が発生した。 振り向くと、白いマントに身を包んだ女の子が、白い星屑とともに天から降りてきたところであった。 「あ……」 僕はあまりにも疲れていて、夢を見ているのかとさえ思う。 彼女は両手で箒にぶら下がり、ふわふわ綿雪のように下降して僕の家の屋根に片足を付ける。とん、ともう一方の足も落ち着けた。そして箒を手元で回し、縦に向ける。 「君は」 その後が言葉にならない。箒を持ち、三角帽子とマントを身につけた「魔女」。そんな摩訶不思議な人物が僕の前に姿を現したのだ。 だが、いち早く彼女に飛びついた奴がいる。僕の猫だ。 「シロ」 驚いたことに、彼女は飼い猫の名前を知っていた。 「そうね、あなたは忘れてるはずないからね」 魔女は駆け寄ってきたシロを持ち上げ、いとおしげに抱きしめる。白き魔女が黒猫を抱き、舌で舐められ、涙を浮かべている様子。それはとても幻想的な光景だった。 そして彼女は僕のほうを向く。ウサギを思わせる赤い色素の瞳。すると僕の心臓は狂気に魅入り、高鳴り始める。でも、彼女に見つめられるとなぜか切ない気持ちになった。 「おめでとう」 そんな意外な言葉を耳にした。それはどういう意味なのだろう。 「あなたは『双葉学園』に入学する資格を得た。今日はそれを伝えに来た」 アスファルトにかかって溶けゆく雪のように、彼女は淡々と話し続ける。 「日本に存在する唯一の異能者・ラルヴァ専門教育機関。あなたは異能者であることが後の調査で判明した。我が校の高等部に入学してほしいとのこと」 「僕が異能者……?」 「だから、私はあなたを迎えに来た。あなたもずっと、私を待ち続けていたはず」 魔女はあくまでも事務的に、そのような非常識な用件を伝えてきた。 だけど、その突拍子の無い話に僕の頭は怖いぐらいに冷静でいる。彼女との遭遇に、自然と宿命めいたものを感じていたのだ。 「君の言ってること、何となくわかる」 僕は立ち上がる。魔女は思っていた以上に背が低かった。彼女は赤い目を上に向けると、無機質な表情を崩し、少し笑って感慨深そうに「背、伸びたね」と言ってくれた。 「君は誰?」 「それをこれから、私と探しに行こ」 魔女は箒を横に向け、そっと手を離す。箒は落下せずその場で浮遊していた。「異能」を直接目の当たりにすると、やはりまだ夢を見せられているような気にさせられてしまう。 箒は彼女が腰掛けても落ちることはなく、しっかり支えて浮いている。 「さ、乗って」 魔女が手を差し出した。彼女の言われるままに、僕はゆっくり右手を伸ばす。 手と手がつながったとき、彼女の「あったかい」というしっとりした声が漏れた。 そうして魔女にさらわれてしまった僕は、今日まで暮らしてきた町の上空を飛んでいた。 飛行機を操縦しているわけでもなく、グライダーで風に乗って泳いでいるわけでもない。紛れもなく彼女の力で僕らは空中を飛んでいる。心地よい冷気が僕の額と目玉を乾かした。 彼女は横向きになって座り、可愛く両足を揃えている。僕はというと箒にまたがって、彼女の左肩にしっかり両手を添えていた。 箒の穂の先から、ピュアホワイトの尾が引いている。僕らは二人で一つの彗星になり、十二月二十四日の夜空を旅している。 地上の人間に発見されたらどうなるんだろうと心配したが、学園から持ち込んできたステルスアイテムを使用しているという返事が帰ってきた。要するに、こうして飛行していても見つかることはないらしい。 やがて眼下に、どこも明かりのついていないコンクリートの建物が見えてきた。 「あれが私たちの通っていた小学校」 「やっぱ一緒の学校だったんだ。そんな気がしたんだ」 「それだけ?」 「ごめん、それ以上思い出せない」 町を横断する国道は二車線に拡張され、昔からあったスーパーは別のスーパーに名前を変えている。大掛かりな製鉄所はとっくに解体されて駅前再開発の更地となり、鉄道の踏み切りもいつのまにかアンダーパスにとって変えられていた。 「あそこで私は力に目覚めた」 魔女がそう語りながら指を差すのは、国道沿いにある小さな林である。かつては道路を包み込むよう広く存在していたが、周辺はとっくに伐採され整理され、今では鉄筋コンクリートのマンションの密林が席巻してきている。 その林の中に、昔からよく小学生が寄り道をする小さな祠がある。 「そこで拾った仔猫がシロ」 「君の言うとおりだよ。シロはここで拾った」 「じゃあ、何で『シロ』って付けたのか、覚えてる?」 「……よく覚えてないんだ」 「私が付けたからだよ」 ぷいっと、魔女は拗ねたような感じで進行方向を向いてしまう。 きっと僕が昔のことを思い出せないからなのだろう。ここで記憶を取り戻さなければ、魔女は今日を最後に、永遠に僕の前に姿を現さなくなるような気がした。 そのとき、もう二度と彼女にどこにも行って欲しくないような、一人にしてほしくないような、胸が張り裂けそうな切ない気持ちになる。 僕らはあたり一面が真っ黒な、開けた空間に降り立った。 波の音が聞える。僕らが眠りにつく間も、波は永遠に砂浜を洗い続ける。海沿いの県道は車の量もまばらで、僕らの周りは水の音と潮の匂いしかしない。 「この辺りで、私たちは別れた」 白い魔女は静かに言う。この海岸が僕らにとって大切な、神聖な場所であることは僕もおぼろげながらもわかっていた。 『ずっとここで待ってるからね』 ふと脳裏によぎる、自分が言ったらしい真っ直ぐで一途な言葉。それはあまりにも遠すぎて、前世のことのようにさえ感じられる。 この砂埃だらけの町で繰り広げられた、甘酸っぱい香りのする思い出。あと少しで僕は全てを取り戻そうとしている。それなのに、あと一歩及ばない。 「ねえヒロくん、まだ思い出せないの?」 魔女は白い帽子を脱ぎ捨て、泣き出しそうな表情で僕の顔を見た。摩訶不思議な存在から何の変哲のない女の子の姿へと戻った、そんな彼女に僕の心はときめく。 「ヒロくん、か。何か懐かしい」 「じゃあ、私のことも思い出して!」 と、そのとき僕の体は真綿のようなマントに包まれた。自分の唇が、熱くて柔らかいものに覆われる。僕は魔女に口付けをされたのだ。 そしてその瞬間、口いっぱいに「イチゴ」の甘い香りが広がったのである。波の大きなざわめきしか耳に入らなくなったとき、今まで封印されていた想い出が鮮やかに蘇る。 いつも教室の片隅で座っていた、ぶっきらぼうな女の子。 「白」の絵の具を使わない、「白」が嫌いな女の子。 木登りが得意で、仔猫を助けに行った女の子。 僕が一生、この町で待ち続けると決心した大切な女の子。 そうだ、どうして思い出せなかったのだろう。その子は僕のファーストキスを奪い、「好きだよ」と言ってくれた、紛れもない僕が世界で一番大好きな女の子じゃないか。 「マリちゃん」 ようやく僕は、彼女の本当の名前を口にする。 「待ってた。僕、ずっと待ってた……」 「迎えに来たよ、ヒロくん」 その言葉を聞いたとき、僕は感激のあまり声を上げて泣いてしまった。何も出来ないそんな僕を、マリちゃんは優しく抱きしめてくれる。 僕らの長い旅は終わった。マリちゃんは魔女になってこの町に帰ってきたのだ。 空飛ぶ不思議な箒にまたがって、浜辺から僕の部屋に戻ってきた。 「ところでマリちゃん、これからどうするの?」 時計を見ると二十三時を過ぎており、とても遅い時間になっていた。まさかこれから自力で飛行し、双葉島に帰還するのだろうか。 するとマリちゃんは僕の部屋のカーテンを完全に締め切り、少し震えた声でこう言う。 「ヒロくん、私のこと、好き?」 いきなりの質問に驚き、僕はついどぎまぎしてしまう。 「ヒロくんの気持ち、まだ聞いてない。お願い、教えて」 「好きだよ」 我ながら情けない、相手に届きそうもない直球だ。彼女は不満そうに小首を傾げる。それに僕はどうにもならなくなり、もどかしくてむしゃくしゃした気分になった。 「好きだよ!」 ほとんどやけっぱちな声の大きさで、僕はマリちゃんに自分の気持ちを打ち明けた。 それから僕は彼女の顔を直視できず、目線を落としてしまう。そんななか、手をマリちゃんに取られて引っ張られた。 え? と思って前を向いたときには、僕の左手は彼女の乳房に触れていた。 「んっ」 マリちゃんが僕の手をとり、自分の胸に導いたのである。彼女の顔も、僕に負けないぐらい真っ赤だ。 瞬間的に僕の脳みそはゆだってしまい、ずんずんと体内から巨大な音が響いて聞えてくる。よくわからないうちに指は勝手に動き出してしまい、深い弾力のあるそれをぐにぐに楽しんでしまった。触れて見て初めてわかる、かなりの大きさ。柔らかさ。 そしてマリちゃんが立っていられなくなり、ぐらっと僕の体に身を預けてきたとき、やっとのことで人間的な理性が追いついてくる。全てを理解した僕は、彼女にこうきいた。 「いいの?」 それに、マリちゃんはこく、こく、と涙ぐみながら了承する。 その顔を見てしまったとき、僕は僕の何もかもを解き放つことに至った。今にも溶け出してしまいそうな濡れた雪うさぎと、奥深くまで混ざり合う。 双葉区東双葉二丁目、あおば荘二〇二号室。 僕の新しい住所だ。手荷物を片手に建物の前でたたずんでいると、たまたま下の階の住人が玄関から顔を出してきた。郵便物を見に来たようである。僕は自分から挨拶をした。 「こんにちは。今度越してきた平田広海です」 「どうも、遠藤です」 普通そうな人だった。 なにせ珍獣怪獣など日常茶飯事だとか言われる双葉島、どんな住人がいるものかとやきもきさせられたが、幸い下の人は人畜無害そうな人だったのでほっとする。 手荷物といっても、飼い猫の入っているケースだけだった。大掛かりな荷物はとっくに運び込まれていることだろうから、足りない分は現地で調達するつもりである。 「あれ」 二〇二号室の鍵が開いている。開けっ放しにされたのだろうかと、僕は中を覗いた。 「にゃー」 学校の制服を着たマリちゃんが、大きな段ボール箱に入って座っていた。 「何してるの?」 「……何となく」 彼女は顔を赤らめる。箱には「拾ってください」と油性マジックで書かれていた。引越しの際に発生したダンボールで遊んでいたようである。 と、僕はここで気づく。 「って、何この荷物?」 すでに一人暮らしの準備を終えているはずの僕の部屋に、またいくつも引越しの段ボール箱が運び込まれていたのだ。 「私の」 「どういうこと? 寮暮らしはどうしたの?」 「もう独りは嫌だ」 この歳で同棲生活を経験するとは夢にも思わない。でも、これぐらい刺激的でないと新生活は楽しくないと思った。 マリちゃんに連れられ、僕は今年から通うことになる「双葉学園」に案内された。 彼女は魔女式航空研究部、通称「魔女研」の、春休み中の活動中だとか。よりどりみどりの魔女が集結する様子はぜひとも見てみたいと思った。 「変なこと言わないでね」 「言わないよ」 「ヒロくんえっちだから」 ただ単に僕をみんなに紹介したいだけのようである。 外を歩いているだけでうっすらと眠気が押し寄せる。「春が来たんだな」と実感していたとき、隣のマリちゃんが僕にこうきいた。 「良かったの? 進学校じゃなくても」 「うん」 本当は、家では相当揉めた。僕の決意を明るみにしたとたん母さんは放心状態になり、父さんも感情的になってしまったけど、僕は僕の進みたい方向を貫き通した。まあ、こうしてお互い距離を置いて時間も経過したとき、いつしか彼らも理解してくれることだろう。 「こうして一緒にいるのが、僕の望んだ道だから」 「え? 今なんて言ったの?」 「なんでもない」 「教えてよ!」 桜の花のように笑顔を咲かせるマリちゃんを見て、僕は思う。 あのときの物憂げな少女がこんなにもきれいになるなんて、誰が想像しただろう? 異能に目覚め、双葉学園に通い、魔女として空を飛ぶことが、彼女の本来あるべき姿だったのだ。誰にも可愛がられないアヒルの子は、白鳥を思わせる美しい魔女だった。 「そういえば、何でマリちゃんだけ白いの?」 話を逸らす意味でも、僕は素朴な疑問を彼女にきいてみる。というのも、魔女研の魔女たちは黒い帽子に黒いマントを着用するのが標準らしいからだ。 「ヒロくんがそんなこときいて、どうするの?」 「いや、すごく似合ってて、可愛いから」 「あなたが好きって言ってくれたからだよ」 また一つ、僕の青いハートは打ち砕かれる。 彼女の眩しい微笑みをみたとき、僕はそのさらに先にある幸せな未来を展望することができた。マリちゃんのためにも、新しい人生をしっかり歩んでいこうとあの空に誓う。 この子は一生大事にする。絶対に僕が幸せにする。 2019年、春。僕たちの新たな旅路は始まった。 マリ三部作はこれで完結です。ありがとうございました。 トップに戻る 作品保管庫に戻る
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エレ片本放送(2010/01/06~2011/12/31)まとめ ◇2011年 放送日 コメント パワープッシュ 放送回数 2011/12/31 明けて新年早々に自虐の嵐/先週はTBS60周年特番で休止/社長に玩具を貰った太朗、サンタへは「じゃあ太朗もうデカい餅でいい」/やついツアー定員達成/引出し(今年こそは×今年こそは)/やつい炊飯器を買うも未使用「炊けよ!」「馬鹿かよ!」/誰でも名言/川尻名言/勃起名言/らしいよ/金色冬生 KETTLES「ELEPHANT STONE(THE STONE ROSES cover)」、ザ・クロマニヨンズ「コロッケ定食」、きゃりーぱみゅぱみゅ「チェリーボンボン」 297回 2011/12/17 【ゲスト:伊藤かな恵】僕の方が友達が少ないSP/最速の嫌われ:やつい豚(トン)・セナ/レベルの高過ぎる卑屈投稿の数々/あの子と付き合いたい/引出し(香港×見どころ) ももいろクローバーZ「サンタさん」、Perfume「Twinkle Snow Powdery Snow」、ジューシィ・フルーツ「ジェニーはご機嫌ななめ」、Sugar「ウエディング・ベル」、HALCALI「ストロベリーチップス」 296回 2011/12/10 ゴウさん先週の弁明/やついツーリスト恒例・脱藩報告&プレゼン→今立&片桐「劇団89,500円」を退団/SPウイーク告知→あからさまな数字取り企画説を否定するやつい/引出し(ブス×どりゃー)/誰でも名言/勃起名言/あの子と付き合いたい Perfume「MY COLOR」、ノーナ・リーヴス「リズムナイト」、Noel Gallagher s High Flying Birds「a.k.a. broken arrow」 295回 2011/12/03 原D結婚式の惨状/泥酔花嫁の暴走(ケーキ八つ裂き→肝臓チャレンジ→バドガール)/泥酔今立レロレロ司会/泥酔ゴウさん「ポコチンを出せ」「セックスを見せろ」/らしいよ/引出し(居酒屋×マジかよ)/誰でも名言/勃起名言/あの子と付き合いたい/金色冬生 安藤裕子「輝かしき日々」、SPECIAL OTHERS&後藤正文(from ASIAN KUNG-FU GENERATION)「DANCE IN TSURUMI」 294回 2011/11/26 コントの人5終了/全体重で腰を踏む片桐(間違い無邪気)に今立マジギレ/アレな店を引き当てるエレ片→店員に片桐マジギレ/岡村ちゃん/桂正和/らしいよ/ゴウさん暴露話に川尻巻き添え/片桐ペットボトルに排尿経験/引出し(新世界×バカにしやがって)/誰でも名言/勃起名言/今立ゲイ疑惑/あの子と付き合いたい/金色冬生 坂本慎太郎「きみはそう決めた」、ヒャダイン「クリスマス?なにそれ?美味しいの?」、忘れらんねえよ「ぼくらチェンジザワールド」 293回 2011/11/19 エレキ映像ライブ、仙台スタッフゼロ/やつい生誕祭/片桐家は大わらわ(嫁誕生日、インコのさーちゃん死去、春太40度の発熱)/ブライアン新世界が面白い/らしいよ/引出し(パワー×イマジネーション)/誰でも名言/勃起名言/太朗ツチノコを見たと言いだす/ふとした哲学/金色冬生 ブライアン新世界「Burning my Fire!」、SIMKI LAB「the blues」、Lantern Parade「夏の一部始終」 292回 2011/11/12 コントの人来週から(グッズ僅か)/やつい稲川淳二ライブへ/らしいよ/引出し(自宅×おどける)/誰でも名言/ジジィの独り言/勃起名言/ムラさん/エレ股のチンコ野郎/金色冬生/嫁に顎を殴られる片桐 ブライアン新世界「ロンリー論理に打ち勝て!」 291回 2011/11/05 もうすぐコントの人/やつい、過去の新幹線チケット紛失騒動/片桐一家=絵に描いた幸せ家族/運動サボっちゃう/引出し(性格が悪い×待ってました)/誰でも名言/勃起名言/片桐、勃起で遅刻/あの子と付き合いたい/金色冬生 ブライアン新世界「LOW-HIGH-BOOTS」、Perfume「スパイス」 290回 2011/10/29 先週はドーピング/エレ片=金のクソ・銀のクソ・クソ/1位片桐、最下位やついを嘲笑(爆笑?)→エレキ&川尻「バカ」連呼の逆襲→片桐マジ泣き/ユリQのトラウマ/らしいよ/引出し(王子様×可もなく不可もなく)/誰でも名言/勃起名言/ふとした哲学/金色冬生 Vampire Weekend「A-Punk」カーネーション「Edo River」 289回 2011/10/22 SPW企画・逆モテキ総選挙【ゲスト1:花澤香菜】片桐のラーメンズブランド>エロ漫画&鼻くそ/【ゲスト2:嗣永桃子】許してニャン/引出し(ギリジン文明×主な出来事)/【ゲスト3:しまおまほ】エレ片態度豹変/しまおの的確な分析/やついビリ/金色冬生 288回 2011/10/15 太朗ジェットコースターにビビる/片桐の粘土本第2弾の為に「ギリジン文明」の設定を考える→ギリジン神(じん)/SPウイーク告知/引出し(伝説×地味)/誰でも名言/剥きぽよ、デスペニス!/勃起名言/ふとした哲学/あの子と付き合いたい The Drums「Let s Go Surfing」Veni Vidi Vicious「Good Days」 287回 2011/10/08 やつい歯列矯正治療が大変な事に/銀行で不審がられる/片桐タイバニ打上げ/桂正和先生の担当編集がエレ片リスナー/突然レツゴー/引出し(やだね×お前誰だ)/誰でも名言/勃起名言/春太のゲロまで愛する片桐/ふとした哲学/金色冬生 星野源「湯気」、the telephones「AAUUOOO」 286回 2011/10/01 今立=体を透明にする能力者/KOC話:金がない鬼ヶ島、爽やかなトップリード/突然レツゴー/あなたの肉野菜が芸人に/引出し(嘘×すぐバレた)/やつい、過去片桐から色々借りパク疑惑/誰でも名言/勃起名言/ふとした哲学/あの子と付き合いたい/俺怒 サカナクション「エンドレス」、岡村靖幸「カルアミルク」 285回 2011/09/24 エレキ旅行話/上田マネの上田感/泥酔今立/ふるふるゲーム/突然レツゴー/やつい、岡村ちゃん本人に報告/引出し(小声でお勧め×無視)/誰でも名言/勃起名言/上田マネのモスキート音とハミング/ふとした哲学・ゲームの今後/らしいよ 山下達郎「さよなら夏の日」 284回 2011/09/17 JUNK大集合にサタデー欠席/スケジュール調整問題/愛媛のI君/突然レッツゴー/俺怒/片桐の失神経験/I君から電話/引出し(修学旅行×悪意)片桐の引出し満タン/誰でも名言/勃起名言/片桐ananのsex特集を読む/ふとした哲学/あの子とつきあいたい 283回 2011/09/10 二日酔い今立タイトルコール失敗/フェス太りやつい/エレキ修学旅行即完、下見旅行/お試しコーナー:突然レツゴー/今立レツゴータイム/引出し(夏の思い出×あれなんだったんだ)/誰でも名言/ananのsex特集/勃起名言/ふとした哲学/ムラさん 282回 2011/09/03 先週の実況復習/エレ片による川尻のパンツ&匂い実況/KOC鬼ヶ島0点運動/引出し(自己紹介×なんだこいつ)/エレキ岡村靖行を見に行く/突然レツゴー(へぽたいや)/あの子と付き合いたい…触手妄想/らしいよ/テーレッテレー/キヨワバトル/ふとした哲学:エレ片が女だったら 281回 2011/08/27 【ゲスト:楽しんご】SPW世界エロ片陸上/自由過ぎる楽しんご/勃起名言/ムラさん/パンツ見たいなぁ選手権・公録イベントの様子/優勝者が楽しんごのパンツを見る様子を実況/引出し(ちんこ×大行進)/誰でも名言/おっぱいパン富士山での販売終了 280回 2011/08/20 8月21日=やついの日としてカネを要求/やつい&川尻、北海道ライジングサンでカップル監察/川尻=アニメ大行進/パンツ見たいなぁ選手権・原vsゴウの確執/誰でも名言/勃起名言/片桐45Lのコンドーム/引出し(動物×イメージ)/ムラさん 279回 2011/08/13 お盆真っ最中/エレキKOC/ラママにかけたら11分/2回戦でハプニング「ワイヤーがビヨヨヨーン」/合格者一覧に記載漏れ/パンツ見たいなぁ選手権/赤坂公録告知・テーマソング「パンティよ永遠に」/誰でも名言/勃起名言/らしいよ 278回 2011/08/06 片桐、石垣島へ家族旅行/太朗をダシに女体鑑賞/片桐大阪へ夫婦旅行→母乳飲んで寝落ち/太朗を叩く片桐に非難/育児雑誌に外づらの片桐一家/引出し(動物×イメージ)/パンツ見たいなぁ選手権:女性の投稿に身を乗り出す作家Gさん/公開パンツ見たいなぁイベント決定/誰でも名言/勃起名言/ふとした哲学/ムラさん YMO「君に胸キュン」、フィッシュマンズ「いなごが飛んでる」、鈴木正夫「炭坑節」 277回 2011/07/30 食べ物の好き嫌い→吐いた思い出/片桐、カブトムシをスタジオに持ち込む/虫・動物談義/引出し(マッド×身の丈に合った)/夏限定「パンツみたいなぁ選手権」過去音源復習/【ゲスト:マキタスポーツ】/10年目の結婚式/41歳男の歌・aiko風/誰でも名言「そち」/ふとした哲学:ぶりっこ考/エレ片=夏休み 276回 2011/07/23 やついゼルダを買う/打上げでのマッド曽我部エピソード/やつい、ビクター平井さんの名誉を棄損/引出し(夏休み×太古の記憶)/やついの水着は17年物(薄めのオニール)/上田マネ、予定表の空欄に無関係なメモ/誰でも名言「滅…」/勃起名言/あの子と付き合いたい/ふとした哲学/ムラさん 275回 2011/07/16 Music Japanの反響/やついへの間違い電話→ハッチのランプは大丈夫かロケ案/片桐ナレーターの仕事/ダイエット経過:やつい寝クササイズ/片桐高速「高い高い」で春太嘔吐/引出し(虚栄心×お金が無い)/誰でも名言/勃起名言/らしいよ/「夏の日の1993」曲中に片桐乱入/金色冬生/俺怒 274回 2011/07/09 SUSHI PIZZAがMusicJapan出演/衣装Tシャツのみ/頭おかしい人が映り込んでる/おっぱいパン富士山での販売延長/引出し(2030年×江戸時代)/氏神一番エピソード/誰でも名言/勃起名言/あの子と付き合いたい/仁は死んでもいい名前/片桐、嫁に「ばーぶー」/ふとした哲学:トイレでの踏ん張り声「ん~」に続けたくなる歌/らしいよ ももいろクローバーZ 273回 2011/07/02 totsugi式で戸次さん人気半端ない/katagiri式/やつい、氏神一番とトーク(内容:金・権力・妬み・嘘)/引出し(浜辺×馬鹿にされる)/キヨワバトル/誰でも名言/勃起名言/ふとした哲学:手からビーム話に白熱/らしいよ/富士山でおっぱいパン期間限定販売 272回 2011/06/25 先週はゲストによる全否定?/アーバンな作家・ハットのゴウ、3文字で弁解/片桐、念願の母乳を吸うも嫁からダメ出し/ダイエット始動、キレキレボディに?/ニセらしいよさん/【ゲスト:IMALU】SUSHI PIZZA話/大竹しのぶ事件の真相/引出し(天才×残念)/誰でも名言/勃起名言 271回 2011/06/18 アイドル=デビューが若い、芸人=若手でも高年齢/アイドル話がすぐ裸体の話に/やつい矯正途中の歯が凄い事に(悪質リフォームの不安)/やついの歯=ありえない間取り/【ゲスト:スマイレージ福田&和田】あの子とつきあいたい/嫌われるやつい 270回 2011/06/11 エレキ単独初日にラーメンズが揃う/エレキの豪華パンフ/やつい少年時代の「校区外」の恐怖/オヤジ狩り・芸人狩り/路上で嫁に怒られる片桐の目撃談/あの子と付き合いたい:片桐と付き合う方法/ふとした哲学/キヨワバトル 269回 2011/06/04 片桐、地方公演の合間に足を捻挫/ホテルでAV見ながらモンハン=最上級の娯楽/パンティ付きのエロ本を堪能し尽くす片桐/エロ本の付録考/毎月仕事で甲冑を着るやつい/あの子とつきあいたい/勃起名言/片桐、ロッチ中岡と間違われる/キヨワバトル 268回 2011/05/28 やつい&小林、片桐の舞台を観劇し楽屋を訪問→動揺する片桐/小林ファッションの変遷「ピザカッター小林」/エレキ単独への客寄せに有名人の名を出すやつい「水・木に来るって雰囲気出してた」/片桐夫婦のろけ話/らしいよ/ふとした哲学「友達」考:片桐の黒歴史 267回 2011/05/21 片桐、スタジオパーク出演で挙動不審全開/粘土作品破損「これが岡本太郎だったらどうするんだ!」/漫画読んでる顔がかっこいい片桐/上田マネージャー、ラジオを聴いた友人から心配される/相川晴南トゥインクルを去る/あの子とつきあいたい/ふとした哲学/やついvs片桐「ちょっと頂戴」の賛否 266回 2011/05/14 片桐、舞台「鎌塚氏、放り投げる」の話:パンフのインタビューでやついをパクる/ともさかりえに触りたい/やつい、RADWIMPSのライブで大竹しのぶ親子と遭遇/らしいよ/誰でも名言/キヨワバトル/ふとした哲学:紺パンの是非「棚からノーパン」/金色冬生 265回 2011/05/07 生放送でメール募集/ふとした哲学/誰でも名言/あやめちゃんから投稿 264回 2011/04/30 やつい過去に銭湯で財布盗難に会う/やつい再び財布紛失で大捜索騒ぎ→上田マネージャーには「オクマンが盗んだ」というドッキリ/あの子とつきあいたい/誰でも名言/勃起名言/引き出しのコーナー/ふとした哲学/らしいよ 263回 2011/04/23 SPウイーク【ゲスト:山里亮太(南海キャンディーズ)】/文化祭みたいなエレ片、何故か会議室ではなく自販機の横で会議/ミドルネーム「山里亮太」アメとムチのアメが一個しかない/誰でも名言/勃起名言/キヨワバトル:かつあげされたものじゃんけんに強い片桐 262回 2011/04/16 エレキの単独ライブが思ったより近い/やついコント締切り前でゲーム三昧/3DSのファミスタ/DQMJ2Pのやついパーティ/名球会・芸人モンスターズ/エレ片のスキル/誰でも名言/片桐の後輩とアラーキー/勃起名言/あの娘と付き合いたい/気弱バトル/俺怒/片桐の八方塞がり結婚/ふとした哲学 くるり「春風」 261回 2011/04/09 エレ片6年目突入・radikoエリアフリー今日まで/加圧継続中だけど効果なし?/「想い出がいっぱい」を蒸し返すやつい/老化マジしんどい/片桐の言い訳/らしいよ/引き出し(中学生×名言2週目)/誰でも名言のコーナー設立/コーナーのコーナー/金色冬生 100s「つたえるよ」、サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」、怒髪天「NO MUSIC, NO LIFE」 260回 2011/04/02 コントの人5名古屋・大阪公演終了/公演後コバケン一行が楽屋に/おっぱいパン大好評で通販開始/おっぱいパンのCMをUSTで/チャリティーオークションでのやついの不満/リスナーのおっぱいにおっぱいパンがそっくり//打ち上げでマッド今立とマッド原さん/引き出し(中学生×名言)/らしいよ/石橋の謎のギャグ/おくまんパンチゲーム/若手のコーナー終了/金色冬生 クレージーキャッツ「スーダラ節」、レキシ「きらきら武士 feat.Deyonna」、はっぴいえんど「春らんまん」 259回 2011/03/26 radikoエリア拡大中なので自己紹介/コントの人5東京公演11月に延期/鈴カステラ大量に余る/やつい携帯壊れる/片桐家第二子の名前「春太」で決定/俺怒(勇気をもらった一言)/明るいらしいよ/金色冬生 SUEMITSU THE SUEMITH KIDS「アンパンマンのマーチ」、曽我部恵一「なにもかもがうまくいかない日の歌」、サンボマスター「新しく光れ」 258回 2011/03/19 ※番外:震災情報番組のためお休み、冒頭に数分のみコメント(生放送)…やつい「あかるいよ」の説明、片桐次男誕生を報告 2011/03/12 (らじこんでOPトークのみ配信)引き続きコントの人5の宣伝/某林某太郎/正直な片桐曰くコントの人5はヒドイ悪ふざけ/台本が覚えられないし子供も産まれるのにワンピース読んじゃった片桐 2011/03/05 コントの人5のプレゼン/ポテンション/やついnintendogsで犬を飼う/ミドルネーム(小向美奈子)/らしいよ/imaluからのらしいよ&宣伝/I君からのメール/引き出し(ドリーム×ウーマン)/モテゼミ(男にモテる相槌)/10個の事柄/ 岡村靖幸「チャームポイント」 257回 2011/02/26 【ゲスト:渡部(アンジャッシュ)】/らしいよSP/渡部・ブブゼラクンニ・建/自宅待機児嶋の愚痴/ユリQと渡部/吉田豪のらしいよ/渡辺ひろ乃のらしいよ/らしいよのコーナー/西寺郷太のらしいよ/片桐のらしいよ/人力の流行/吉田豪のらしいよ2/カオポイントのらしいよ/虹朗姓名判断の結果最悪 銀杏BOYZ「援助交際」 256回 2011/02/19 OPから宣伝/ラーメンズは売れてるのに/エレキKOCツアーで松山へ/アダルトグッズをヤフオクで売るI君/ミドルネーム(渡部建・児嶋一哉)/らしいよ/引き出し(バレンタイン×叫びたい)/モテゼミ(メールの最後につける魔法の言葉)/俺怒/片桐の妄想力 レキシ「狩りから稲作へ feat. 足軽先生・東インド貿易会社マン」、毛皮のマリーズ「おっさん On The Corner」 255回 2011/02/12 土曜JUNKって言ってすみませんでした/やつい歯の矯正中/やついに優しいインド料理屋/自称福しん芸人やつい/引き出し(イェーイ×一気に白髪)/らしいよ/ミドルネーム(松木安太郎)/若手コーナー:オクマン=お母さん/ムラさん 254回 2011/02/05 やつい沖縄ツアーの話/ミドルネーム(ジョン・F・ケネディ)/ショボい恨み/モテゼミ(手が繋げる言葉)/らしいよ 住所不定無職「マジカルナイト・ロックンロール・ショー」、LASTORDERZ「大人パンク!」 253回 2011/01/29 放送時はサッカーアジア杯決勝戦/物に恋しちゃう人/片桐閉所恐怖症/やつい歯を抜く/ミドルネーム(回転寿司)/引き出し(相撲×バカ)/俺怒/モテゼミ(バレンタインチョコを貰える技)/らしいよ/10個の事柄 河島英五「時代おくれ」,小林旭「熱き心に」 252回 2011/01/22 片桐ポンコツ/片桐電車内で動きながらモンハン/やついおくまんと相撲を見に行く/ミドルネーム(原辰徳)/引き出し(入試×馬鹿)/らしいよ/モテゼミ(合コンで女側幹事に可愛い子を集めさせる言葉)/おくまんとおにぎり/金色冬生/ 251回 2011/01/15 明日センター試験/片桐同窓会へ/やつい漫画家の新年会へ/ミドルネーム(徳川家康)/FUNKY FUN!!!HIPHOPチャート1位に/エレ片色が消された試聴/引き出し(王子様×お前じゃねえ)/ショボい恨み/修繕費82万/モテゼミ(女の子にブラサイズを聞く方法)/らしいよ 危険日チャレンジガールズ!「We are 危険日チャレンジガールズ!」 250回 2011/01/08 成人式の営業は地獄/やついビッグスモールン・チロと飲む/暴走族と不良が怖い/やつい地元に帰り諸行無常を感じる/金の亡者太朗/エレ片忘年会で殺人未遂/ミドルネーム(大桃美代子)/ショボい恨み/他事務所の関係者から人望がすごいエレキ/引き出し(鼻水×かっこいい)/モテゼミ(ドライブ時のありえない程の〇〇)/らしいよ 249回 2011/01/01 12月29日に収録中/ドア壊れる/人を操れる超能力が最強?/トゥインクル忘年会/シャランラ林マネージャーの逸話/引き出し(悪人×いい感じ)/ミドルネーム(水嶋ヒロ)/らしいよ/10個の事柄/モテたリスナーに悔しがるゴウさん/石橋のモテモテゼミナール/やつい&おくまん三国志検定3級合格/金色冬生/ストーブ声帯模写 危険日チャレンジガールズ!「FUNKY FUN!!!」 248回 ◇2010年 2010/12/26 クリスマスと命/UFOスペシャルの放送直後におかもとまりがUFO目撃ツイート/やつい家とサンタ/太朗クリスマス劇の主役に/引き出し(アニメ×怒り)/ショボい恨み/若手ちゃん(石橋:忘年会でモテる技・星川:西光の一大決心)/らしいよ 247回 2010/12/18 【ゲスト:小沢(スピードワゴン)・KICK☆】/UFOを呼ぼうSP/FUNKY FUN!!!配信決定 ピンク・レディー「UFO」 246回 2010/12/11 片桐家の記念日/やついKICK☆に接触/KICK☆反転現象とエンドラックを主張/CM中にスピワ/ミドルネーム(池上彰)/らしいよ/若手ちゃん(西光:一日でクビになったバイト・石橋:クリスマスパーティへの誘い文句)/金色冬生/ガンダム好きな女に引く片桐 吾妻光良 The Swinging Boppers「最後まで楽しもう」 245回 2010/12/04 【ゲスト:小沢(スピードワゴン)】/片桐と引越し業者/やつい嘘つきジジイに会う/小沢とKICK☆トーク/小沢の弟/ツートンカラー上田のディズニーランド詳しい能力/ミドルネームを授けよう(小林幸子)/金色冬生/盛り上がる精子話/らしいよ/自由研究/若手ちゃん(星川:先週の西光の行動・石橋:モテる男の持ち物三つ) 神聖かまってちゃん「ねこらじ」 244回 2010/11/27 KICK☆についての情報/KICK☆は現代の左慈/太朗とサキエルフィギュア/親の検閲が必要なエレ片/人の結婚式や犬作戦でイマダチング/引き出し(クソ×娘)/コーナーのコーナー/ショボい恨み/「男友達が多い」女は可愛いだけ/若手ちゃん(星川:劇場決定寸前に西光から来たメール・おくまん:女だったらキュンとしたやついの一言)/怖い話寝かせつけ 243回 2010/11/20 片桐次男名前案を持ち帰った結果報告/KICK☆の超能力/負け癖ついてるエレ片/ショボい恨み/普通落語/引き出し(親×バカ)/僕ブー?/俺怒/若手ちゃん(石橋:成功率を上げる告白方法・西光:片桐からエロ本を貰って困った事)/10個の事柄 Weezer「RULING ME」 242回 2010/11/13 やつい生誕祭で片桐第二子が出来た事を発表/片桐家次男の名前を考える/ショボい恨み/引き出し(文化祭×バカ)/若手ちゃん(石橋:コンパの警戒されない席替え・星川:台本をなくした西光)/西光ギャラ使い込み RHYMESTER「Walk This Way」 241回 2010/11/06 【ゲスト:OKAMOTO Sショウ&レイジ】/明日は横山光輝三国志検定/やついおくまんと絶縁中/ガンダムは三国志横/レイジ自宅出産/OKAMOTO Sの名前の由来/tengal6/引き出し(バンド×バカ)/ho-ho-kei/ショボい恨み/カメラマンの凄さ/アラーキーの取材に行った片桐の友人女性/お父さんカラオケコント/若手ちゃん(石橋:コンパの自己紹介・星川:西光を叱った時の一言) 240回 2010/10/30 ハロウィン興味ない/性の虜になったお化け屋敷/片桐学祭の思い出/片桐のファッションについて/多摩美補欠合格40番の片桐/片桐と運の定期預金/片桐、俳優として褒められるやついにキレる/ショボい恨み/CDレンタルに慣れないやつい/引き出し(バンド×バカ)/ムラさん/マンピース被り/ひみつの若手ちゃん(石橋:欲求不満女の見分け方・星川:西光の初恋)/10個の事柄/ウソ占い(イマダチング占い) Perfume「ねぇ」 239回 2010/10/23 【ゲスト:キングオブコメディ】/やつい舞台中/片桐宮沢さんに「女優の胸を出せ」と直訴/若手俳優と宮沢さんに電マ/キンコメに勝つ(円周率/ガンプラ所持数/iPadペロペロ/キスリズミカル/変なオナニー/告白された回数/ペナント/鼻の低さ/即興ラップ)/若手ちゃん(石橋:プレゼントの渡し方・星川:西光のエプロン) 鶴「ハイウェイ・マイウェイ」 238回 2010/10/16 ゴウさん遅刻/僕の気持ちはどうなるの/エレキリンカーン運動会に参加/今立通院中/片桐「遠くへ行きたい」に出演/やつい高橋と銭湯へ/ショボい恨み/太朗とまぐろ尽くし/やついオークションを警戒/パソコンに馴染めないやつい/山下真理子先生からのメール/10個の事柄/Death死ね/ゴウさんの青姦スポット探し/ひみつの若手ちゃん フラワーカンパニーズ「ラララで続け!」 237回 2010/10/09 今立舞台終了/イマダチング/SEXが上手くなる本の話/ショボい恨み/卒業アルバムにコメントを書かれないやついと片桐/カマキリのお台場ちゃん/引き出し(バンド×バカ)/片桐のパパママ呼び/新コーナーひみつのワカテちゃん/「我は西光家の王子なりぞ!」/チンコバナナ屋/ウソ占い(動物逆占い) フィッシュマンズ「Go Go Round This World!」 236回 2010/10/02 片桐加圧継続中にも関わらず太る/やついはインストラクターにセクハラ/片桐一家小宮山一家と沖縄へ/おしゃべりマシーンの血/片桐父酔って不良に殴られる/太朗対スタンガン/引き出し(超能力×バカ2周目)/ブラ外し喫茶/ショボい恨み/バカ証明最終回(最強のおやつは〇〇である2周目)/Podcast検定最終回(216~234回)/三拍子久保、西光の所業に怒る ザ・クロマニヨンズ「オートバイと皮ジャンパーとカレー」 235回 2010/09/25 エレキKOC8位で生放送/KOCよもやま話/差し障りの無いメールと励ましメール募集/ショボい恨み/Podcast検定(201~215回)/トゥインクル事務所でKOC観戦(西光以外)/今見て欲しい映画/やついビーサンの鼻緒が切れる/失踪ルーラした今立の目撃情報 凛として時雨「I was music」 234回 2010/09/18 片桐加圧でダイエットコンペ/片桐の怠け癖&脳内だだ漏れ/本番が始まることに弱い片桐/エレキKOC決勝進出にはしゃぐ萩P/面白くないのコーナー/バカ証明(最強のおやつは〇〇である)/ショボい恨み/もやしを水につけていたやつい/Podcast検定(191~200回)/蝉ウソ占い SPECIAL OTHERS 「wait for the sun」 233回 2010/09/11 やつい『KOC優勝候補』を自称/やついKOCインタビューでふざける/エレキ『面白くないおばさん』に遭遇/オクマンの盗撮ガード/片桐飲み会で五万払う/バカ証明(最強のヒーローは〇〇である2周目)/引き出し(超能力×バカ)/胸キュン刑事/ショボい恨み/空気を読めないオクマン/抜けオニオン/Podcast検定(181~190回)/リスナーからの問題が0に/占いウソ占い 232回 2010/09/04 エレキKOC決勝進出/片桐が異常なハイテンション/KOC準決勝裏話/升野鬼ヶ島に指令/後輩から祝いのメールが来ない/準決勝終わりで飲み会/記者会見でイェーイの嵐/イパネマの娘/引き出し(合宿×バカ2周目)/Podcast検定(171~180回)/西光フリをスルー/ショボい恨み/10個の事柄/片桐の嫌いな所ウソ占い くるり「石、転がっといたらええやん」 231回 2010/08/28 【SPWゲスト・東京03】/片桐京都で最後の聖家族舞台挨拶/太朗と清水寺とセミ/やついホテルのプールへ/エレキのKOCうんこ漏らしネタについて/トリオのメリット/03とKOCの傾向と対策/限定復活イパネマの娘を訳そうよ/Podcast検定(161~170回)/ショボい恨み 相対性理論「夏の黄金比」,「気になるあの娘」 230回 2010/08/21 821の日/やついライジングサンロックフェスティバルに行く/相対性理論流呼び込み/引き出し(合宿×バカ)/バカ証明(最強のヒーローは○○である)/ショボい恨みのコーナー/Podcast検定(151~160回)/向井理からのメッセージ/ゲイの方からDVDについてのメール/メイドウソ占い 曽我部恵一「サマーシンフォニー」 229回 2010/08/14 11日のイベント500人集客/やつい実家の新潟流お盆/三男なのに四郎/子供の名前の話/引き出し(甲子園×バカ)/エレキ合宿で女湯のぞきの思い出/稲淳からのメッセージ/バカ証明(最強のヒロインは〇〇である)/公録Podcast検定大会/カレーとオクマンのグラビアDVD Perfume「VOICE」 228回 2010/08/07 コントの人4大阪カーテンコールなし/メイド居酒屋打ち上げで片桐がろくでもない/片桐日本橋のメイド喫茶に激怒/引き出し(サングラス×バカ)/片桐の思い出「サングラスとカツアゲ」/やついの思い出「釣りと一輪車」/俺怒/Podcast検定(131~140回)/カレー敗北/脂肪ウソ占い フジファブリック「MUSIC」 227回 2010/07/31 コントの人4の打ち上げ話@鳥貴族/パーティシステム/3万貰えない/ビッグハットより羽振りのいい会社/引き出し(水着×バカ)/バカ証明(最強のヒロインは○○である)/Podcast検定(121~130回)/若手への投票0/ウソ占い(ポケットの中の水着は何色か) 226回 2010/07/24 コントの人4公演中/日本暑い/やついが住んでいた1万8000円のアパート/廃棄弁当を配る黒サンタ/バカ証明(最強の動物は○○である)/引き出し(水着×バカ)/Podcast検定(111~120回)/カオポイントオンバト+1でダントツビリ/ウソ占い(携帯の予測変換) 225回 2010/07/17 夏といえば最強動物論/ペンギン超臭い/バカ証明(蚊に刺されると足が速くなる)/引き出し(冷蔵庫×バカ)/ムラさん/10個の事柄/Podcast検定(101~110回)/オクマンの中央線覚え歌/ウソ占い(私の部屋の本棚) 七尾旅人とやけのはら「Rollin Rollin 」 224回 2010/07/10 エレ片はダメなタッちゃんでいたい/やついの絡まれ話/首の後ろに乙の入れ墨/今立飲み過ぎ/やつい虫歯のままエレキングダムロケで食レポ/バカ証明(やついは歯を治すべきである・べきでない)/引き出し(iPad×バカ・2週目)/10個の事柄/Podcast検定(91~100回)/俺怒/ウソ占い(僕の部屋の本棚占い) 千石撫子「恋愛サーキュレイション」 223回 2010/07/03 サッカーの話/安河内先生が気になるやつい/使い込み先生と不祥事先生/やつい歯医者にスカウトされる/久々の豚攻撃/事務所・池田Pは歯列矯正に反対/バカ証明(○○は坂本竜馬の生まれ変わりである)/やついの尿あるある/片桐うんこ漏らしたまま聖家族の舞台挨拶/引き出し(iPad×バカ・2週目)/10個の事柄/高二からの下劣な10個/俺怒/Podcast検定(81~90回)/ウソ占い(教科) シトラスラベンダー「きみはキョンシー RAM RIDER REMIX」・サカナクション「アイデンティティ」 222回 2010/06/26 【ゲスト:はなわ】/フリートーク総選挙SP/1位「好きな食べ物の話(やつい)」/2位「面白かったテレビの話(片桐)」/3位「バス旅行の話(やつい)」/4位「彼女ができやすいバイト第1位(石橋)」/5位「はなわは見た! AV女優の実態」 シトラスラベンダー「きみはキョンシー」 221回 2010/06/19 放送当日はエレキ修学旅行/片桐埼玉県宮代町の外交官に/フリートークSPのテーマ発表/引き出し(iPad×バカ)/バカ証明(木村カエラは処女である・2週目)/10個の事柄/Podcast検定(71~80回) シトラスラベンダー「I LIKE TENNIS」 220回 2010/06/12 エレ片で聖家族の舞台挨拶/やつい聖家族で知的遊戯/バカ証明(木村カエラは処女である)/片桐のiPadに油性ペンでバカ/引き出しのコーナー(東北×面白い)/ふざけ恐山/加藤鷹と木/ゴウさんティッシュの箱をオナホに改造/10個の事柄/Podcast検定(61~70回)/ウソ占い(悟空の技/家電/ホルモン) 219回 2010/06/05 片桐iPadを購入、ニュースに映る/油性マジックで「バカ」/妖怪フィルム舐め/バカ証明(おもらしはかっこいい)/片桐、過去の銭湯での放尿を暴露/下品ツッコミ/俺怒/ムラさん/Podcast検定(51~60回)/オマスガ登場:綺麗に修正された片桐のポスター/色ウソ占い 怒髪天「真夏のキリギリス」 218回 2010/05/29 10代20代男子がエレ片を聴いてない/美川憲一名古屋公演での楽しんご/引き出し(四国×おもしろい)/X-GUN西尾電話出演にて証言/下品ツッコミ/Podcast検定(41~50回)&媚廃止/10個の事柄/ウソ占い(辛いもの/フリーザの部下) シトラスラベンダー「きみはキョンシー RAM RIDER REMIX」・サンボマスター「君を守って君を愛して」 217回 2010/05/22 大盛況中2のアプリ/ぜんそくやついと家電/片桐「スパイダー」を語るも伝わらず/やつい豚を飼っている疑惑/やついの妥協部屋/やつい母作のテンガbox/引き出し(九州×おもしろい)/バカ証明(おもらしはかっこいい)/片桐「ホテルのつるつるのシーツだと漏らしちゃうから全裸で寝る」/ひたすら吐くAV/Podcast検定(31~40回)/10個の事柄 216回 2010/05/15 【ゲスト:マキタスポーツ】/エレキ単独ちょうど完売/やつい無料でライブを見る方法/引き出し(楽しい×ぐったり)/エレ片48/マキタの作詞作曲モノマネ/バカ証明(いい女はノーパンである)/10個の事柄/Podcast検定(21~30回) 215回 2010/05/08 群馬にて公開収録/今立ガラガラの悪夢再び/三国志好き中学生のtwitterを追いかけるやつい/引き出し(楽しい×ぐったり)/片桐初デート論/俺怒/群馬県合いの手SPの模様/北どっち封印/下品ツッコミ/若手とエレ片Podcast検定(11回~20回) サンボマスター「世界をかえさせておくれよ」 214回 2010/05/01 片桐life出演/片桐渋谷で職質される→偶然通りかかったインジョンすぎ(片桐とは10年ぶりぐらい)、やついに電話報告/過去の絡まれ話:片桐「熱あるんで」で切り抜ける/カッツやついと修学旅行生/引き出し(ベタベタ×さわやか)/下品ツッコミ/ムラさん/若手とPodcast検定(1~10回)/ラーメンウソ占い THE BAWDIES「HOT DOG」・サンボマスター「できっこないを やらなくちゃ」 213回 2010/04/24 【ゲスト:バカリズム・楽しんご】/エレ片をアルフィーに例えると/打ち上げでも楽しんごに指導するやつい/聖家族試写会にて客失笑&やついの顔が真緑→真紫に/北どっち/バカ証明(楽しんごと今立はヤれる)/2組まとめて若手のコーナー/エレ片検定/焼き鳥ウソ占い MEG「SECRET ADVENTURE」 212回 2010/04/17 先週のリスナーがやついにtwitterで5件「僕のこと話してくれてありがとうございます!」/美川憲一の公演にて楽しんごに狙われる今立/バカ証明(iPhoneはエレ片である)/「言うよねっ☆」/引き出し(わくわく×臭い)/学生時代のやつい宅、前住人のせいで異臭/北どっち/10個の事柄/若手のコーナー/陳列の天才オクマンロリコン疑惑/後輩の態度にやつい激怒 世界の終わり「インスタントラジオ」 211回 2010/04/10 ついにJUNKサタデー昇格/「否定されそう」なので誰にもエレ片を勧められないリスナー/やつい話しかけブーム/泣いてる小学生とやついと帽子のゴム/やつい千鳥ヶ淵でお花見中、親戚以外の「谷井でやつい」さんに初遭遇/片桐の矢継ぎ早言い訳/俺怒/下品ツッコミ/北どっち/トゥインクル若手のミニコーナー(カオポイント&カレー)/カオポイントの命名秘話/ウソ占い くるり「春風」・Perfume「不自然なガール」・Sex Pistols「Anarchy In the U.K.」 210回 2010/03/31 水曜JUNK最終回/エレキ美川憲一の舞台に出演決定/エレキ小林幸子歌謡ショーを語る/北どっちのコーナー/正解ツッコミ/ウソ占い 209回 2010/03/24 あと2週で土曜に移動/やついの透視能力いらない説/北どっちとしょうゆのコーナー終了(北どっちは「北どっちが入る歌だよ」のコーナーに)/ムラムラムラさん/ウソ占い Perfume「ナチュラルに恋して」 208回 2010/03/17 冒頭エレ片フェスの「Funky Fun」ライブ音源/バカリズムの台本で大滑りした鬼ヶ島/エレ片土曜へお引越し&JUNK昇格/北はあっちだよ/醤油をかけたらおいしいよ/草を食べていたくせに味に厳しいやつい/片桐のフランクフルトゲップ サニーデイ・サービス「恋人たち」 207回 2010/03/10 【ゲスト:ローリー】/3月付き合いづらい/キケチャレ!200円交渉で練習中/新メンバーの名前/エレ片フェスのシークレットゲストは□□□/バカ証明(童貞はモテモテである)/ローリーと痴女/逆なぞなぞ 206回 2010/03/03 ひなまつり/やついの実家は市営住宅/月5万で生きていたやついのプレーンパスター/蒸発した醤油とやつい父作マーガリンご飯/後輩に炊飯ジャーと米を盗まれるやつい(お詫びはふかし芋)/北あっち/やつい父からのメール/しょうゆ/バカ証明(エレ片は東方神起である)/エレ片フェスにバカリズム参戦決定 205回 2010/02/24 オリンピックの話/片桐「ハーフだったら美男美女でしょ?」やつい「あーぉ」/バカ証明(片桐仁はガンダムである)/ウソ占い/しょうゆ/北はあっちだよ NONA REEVES「LOVE TOGETHER」 204回 2010/02/17 片桐タイトルコールの「コント太郎」すら言えない/体脂肪率29.5%/人気も無い/引き出しのコーナー(イェーイ×さみしい&感動×くだらない)/コーナーのコーナー/キケチャレに宇多丸&西寺郷太加入 203回 2010/02/10 スクエニの人からDQ6をもらう/iPhoneとtwitterの話/やついビル・ゲイツに日本語で「フォローして下さい」/引き出しのコーナー(イェーイ×さみしい&感動×くだらない)/エレ片フェスにTKO&危険日チャレンジガールズ参加決定/正解つっこみ アナログフィッシュ「Life Goes On」 202回 2010/02/03 節分/鬼と才能/引き出しのコーナー(いやらしい×優しい)/正解つっこみ/10個の事柄/エレ片フェスに鬼ヶ島決定 WEAVER「トキドキセカイ」 201回 2010/01/27 祝200回/やついiPhone購入/引き出しのコーナー(嘘つき×裏切り者&記念日×忘れたい)/リクエストでラジオコント「留守番電話サービスセンター」「ピカソは見た」「エロ川淳二 第二夜」 神聖かまってちゃん「ロックンロールは鳴り止まないっ」 200回 2010/01/20 やついアバターを観た/引き出しのコーナー(嘘つき×裏切り者)/俺怒/エレ片フェスにm.c.A・T決定 andymori「CITY LIGHTS」 199回 2010/01/13 やつい龍馬ツアー&今立舞台終了/客層に問題/今立殺しの舞台/龍馬ツアー/ポコチンを使ったゲーム/引き出し(嘘つき×裏切り者)/童貞トークに入る奴 198回 2010/01/06 やついCDJにて泣く子供に「寒い!」/引き出しのコーナー(騒がしい×爽やか)/天才の振る舞い/限定復活龍馬のコーナー くるりとユーミン「シャツを洗えば」 197回
https://w.atwiki.jp/monsters/pages/83.html
人外×人間でハァハァするスレ 551-600 1-50 51-100 101-150 151-200 201-250 251-300 301-350 351-400 401-450 451-500 501-550 551-600 601-625 626-650 651-700 701-750 751-800 801-850 851-900 901-972 551. 名無しさん@ピンキー 2008/09/05(金) 23 59 06 ID Ya7xKopC ショタでもホモはいらん。 凛とした女の子が唯一心を許すのが人外のモノとか 元気活発少年に心を奪われてしまった鬼(女)やらが好き。 まあ、式神の城だが。 552. 名無しさん@ピンキー 2008/09/06(土) 00 42 37 ID pzn4p5/R 551 だな。ホモはそっち専用スレでやってくれ、だな。 553. 名無しさん@ピンキー 2008/09/06(土) 01 19 28 ID TvqSB0mo 女装したカマっぽいインキュバスにあーだこーだされる嫁 とか ごめんなさい。いまサモンナイト3やっててスカーレルっていうキャラクターが(ごにょごにょ 554. 名無しさん@ピンキー 2008/09/06(土) 18 46 09 ID DBODCCnW 竜とか神様とかの偉そうな人外ショタといつもにこにこしている側仕えの女の子とか 臆病な人外のショタと気が強いちょっと年上の世話係的な少女とか 近頃、低年齢な人外カップルもイイもんだと思えてきた 555. 名無しさん@ピンキー 2008/09/06(土) 19 22 15 ID 5P/M2FWJ 554 激しく同意 是非その設定を活かしてSSを…! 556. 名無しさん@ピンキー 2008/09/06(土) 19 57 27 ID pzn4p5/R 年齢的には1000年超えなのに、外見はショタ。 生まれたときから立場が上階級の種族なので、 「甘える」という行為を、いままで一度もしたことがない。 そんなショタ神様が、ゆいいつ心許せる人間の女の子に モフモフくっついたり、チューをおねだりする。 という、そんな光景が好きなんだよコノヤロー 557. 名無しさん@ピンキー 2008/09/07(日) 09 03 10 ID sqcqrcBT 無限図書館に籠もって蔵書を読みふける眼鏡ショタを 「こんな所に閉じこもって本ばっかり読んでたら大きくなれませんよ!」 って叱られて外に遊びに引っ張り出されながらも (これ以上は育たないんだけどなぁ…) なんて苦笑しつつ逆らわない人外ショタを妄想した 558. 名無しさん@ピンキー 2008/09/08(月) 15 22 07 ID xnWneZFl エッチすると成長するショタケモとエロねぇさん と言う夢を(ry 559. 名無しさん@ピンキー 2008/09/09(火) 13 31 27 ID NxVAkvga 初期バスタードな感じか 560. 名無しさん@ピンキー 2008/09/09(火) 13 32 14 ID NxVAkvga 初期バスタードな感じか 561. 名無しさん@ピンキー 2008/09/09(火) 23 27 25 ID 51CswE/D はたして彼は同じ内容を二度も書き込む必要はあったのだろうか…… それは永遠のなぞだ 562. 名無しさん@ピンキー 2008/09/10(水) 22 54 46 ID f1g6G1qw 539 ありがとう それとなんとなくお前さんは両生爬虫類スキーとみた いいよねトカゲとか鱗とか 563. 名無しさん@ピンキー 2008/09/13(土) 00 28 03 ID 9VfzisjR ほしゅ 564. 名無しさん@ピンキー 2008/09/14(日) 20 32 17 ID n/XxDZS+ このスレ的にオススメの書籍ってある? いかにもな小説や漫画は省いて、出来れば図書館に置いてそうなので。 565. 名無しさん@ピンキー 2008/09/14(日) 22 51 54 ID 3HRRHuMk カフカの「変身」 566. 名無しさん@ピンキー 2008/09/15(月) 00 28 03 ID RRFTy9rL よく言われてることだけど、神話・民話系はガチ 他にはベタだけど、雪風とか狐になった奥様とか 567. 名無しさん@ピンキー 2008/09/15(月) 18 06 50 ID B+Lcoh1Q 565 それは人外というよりは異形化スレ向きジャマイカ 568. 名無しさん@ピンキー 2008/09/15(月) 18 40 04 ID ae4uLeyf 人外系のスレいっぱいあるから勘違いしたんじゃね? 569. 名無しさん@ピンキー 2008/09/15(月) 21 22 23 ID TaGH5P4t 梨木りかさんの家守記譚 メインは亡くなった友人が訪問してくる話だけど 家の樹木が主人公に恋をする件に萌えた 他にはベタだけどしゃばけも良いよ 570. 名無しさん@ピンキー 2008/09/16(火) 01 31 11 ID 0nbkbPQg パラレル日本怪奇モノで、女霊能者と悪霊とかどうでしょう ここで出だしだけ投下おk? 571. 名無しさん@ピンキー 2008/09/16(火) 01 34 45 ID sQUclAYc まてまて、それは梨木香歩の家守綺譚じゃないか? タニス・リー「血のごとく赤く」 グリム童話をモチーフにした短編集なんだけど、美女と野獣を元にした作品が入っている 短編集としても普通に面白いんでお勧め 572. 亜里1 2008/09/16(火) 01 34 55 ID 0nbkbPQg カラスの鳴き声は人のそれに酷似している。 だから亜里は、カラスを嫌う。 鉄格子越しの小さな空色は澄んでいたが、まるで別の世界のように遠い。 この灰色の独房に届くのは不快な鳴き声だけだった。 アア、アアとわめくその声は、気の触れた人間が囃立てているように陽気に響き渡る。 うるせぇな 亜里は胸中で吐き捨てた。 昭和は、苛烈を極めた戦争の傷も癒え、めまぐるしく発展を遂げていた。 街も人も豊かになったが、至る所に残る戦争の遺物は今更退けるのも困難な程、この国に強固に根をはっている。 山岸亜里が74号という名で収容される研究所も、戦時中に建てられた遺産の一つだ。 各地で稀に生まれる“霊能者”を集めて収容し、軍事に役立てられないかと研究されたのだ。 国際社会では一笑に付されるのだろうが、元来湿った風土のこの国では、呪いや祟りといった物が深く信仰されている。 国がそれを軍事に利用せんとしたのも、霊能者達がお国の大事じゃ仕方がないと大人しく収容されたのも、滑稽だが本当のことだ。 そして、とうに終戦を越えた今日も、亜里は未だにこの研究所に居座っている。 「74号、出ろ」 573. 亜里2 2008/09/16(火) 01 36 11 ID 0nbkbPQg 看守の鋭い声に、亜里は真っ黒な瞳をグルリとそちらへ向けた。 格子の扉の向こうには、顔馴染みの女看守が立っている。 女の収容人には、女の看守。 亜里は楽しそうに目を細め、椅子から立ち上がった。 拘束衣で両腕は体に巻き付けられているが、足は自由に動かせる。 扉へ向かいノソノソと緩慢に歩んだ。 「看守さん、今日のお客さんはどんな方ですか?」 亜里は看守に笑顔で問う。 形こそ西洋人形のように整ったその顔に、黒々とした日本人の瞳が填め込まれているのが不釣り合いで薄気味悪い。 看守の背には冷気が這ったが、彼女は厳しい表情を取り繕ろった。 「余計な私語は慎め。黙って進め」 「はい…はい…」 唇を笑みで吊り上げたまま亜里は独房を出る。 二人の女の足音が遠ざかれば、また、カラスも飛び去ったのか。 生き物の声はかき消え、主を失った部屋には静寂が満ちた。 続く 574. 名無しさん@ピンキー 2008/09/16(火) 01 47 23 ID 0nbkbPQg 以上です 割り込みみたいでごめん 575. 名無しさん@ピンキー 2008/09/16(火) 22 22 49 ID URRHqCAL 574 これは続きが気になる 続投してほしいな 576. 名無しさん@ピンキー 2008/09/18(木) 22 13 38 ID /pazPaLS 今日仕事が休みだったので、前から気になってたライラの冒険を借りてきたんだが… よろいグマ萌えたw 577. 名無しさん@ピンキー 2008/09/18(木) 22 17 50 ID WNUCtUgW 576 あれ気になってるんだよな このスレ住人的にどうだった? 578. 名無しさん@ピンキー 2008/09/18(木) 23 33 20 ID /pazPaLS 577 意外といい バトルやいらんシーンが多いかと思ったら ライラとよろいグマの会話多いわ、ライラが襲われて第一声がよろいグマの名前だわと色々ニヤけるw 579. 名無しさん@ピンキー 2008/09/20(土) 20 11 22 ID sPaFN3YD 勇者の少女とインテリジェンスソードって意外と萌えないだろうか。 てことで小ネタ投下。 女「普段気にしたこと無かったけど、顔がないっていうのも意外と困りものだよね」 剣「? それは一体どういう……」 女「どこにキスしたらいいかわかんないじゃない」 剣とか車とか顔のない人外とキスしたりするときどうしたらいいんだろうと考えていたら、 何か変な電波を受信した。 580. 名無しさん@ピンキー 2008/09/20(土) 21 26 48 ID H+zoZKX5 そこでスティーブン・キングの「クリスティーン」とか ヤンデレクリスティーン(車)が可愛いよ 映画も萌える 581. 名無しさん@ピンキー 2008/09/20(土) 23 57 53 ID /K0Aqvdd 579 もう凄いアヘ顔で刀身をベロリベロリと舐め… 582. 名無しさん@ピンキー 2008/09/21(日) 00 02 57 ID vN1OFuRC 581 鋼の刀身、金の飾り、銀の柄、真鍮の柄頭と舐めまくるうちに ひと舐めであらゆる金属を鑑別できる達人に… 583. 名無しさん@ピンキー 2008/09/21(日) 01 10 15 ID 87iHVVPa 剣とか車が一番感じるところにキスすれば無問題 どこかは知らんけど 584. 名無しさん@ピンキー 2008/09/21(日) 18 14 44 ID z7WVtASL 剣か…戦国ランスにあったな剣で乱交 あれだと触手というかオーラ的なものでエロだったし顔も作ってあったからなー 顔作っとけばいいんじゃね? 585. 名無しさん@ピンキー 2008/09/21(日) 21 14 53 ID 87iHVVPa 584 ターミネーター2の液体金属ばりに刀身からニュッと出てきた顔しか想像できないんだがどうしたら良い 586. 名無しさん@ピンキー 2008/09/21(日) 22 23 14 ID F+XAj0pf 油性マジックで顔かいてそこにキスすれば 587. 名無しさん@ピンキー 2008/09/21(日) 23 10 28 ID N8VUlKyU 美少女剣士にキスされて、照れて鞘の中でカタカタ震え出す日本刀を想像した俺は変態 588. 名無しさん@ピンキー 2008/09/21(日) 23 17 05 ID quON6W51 ありがとう、ものすごく幸せになれた 589. 名無しさん@ピンキー 2008/09/22(月) 21 50 39 ID eyFWxNii さっき知ったんだが、テレ東で深夜に放映してる「ワールド・デストラクション」って見てる奴いる? 人間が獣人に支配されている世界の話らしいんだが、このスレにドストライクじゃね? 公式を見た分にはwktk要素溢れる世界だったんだが、良い物なら最初から見たいから意見を聞きたい 初めて見るのが最終回ってのも悲しいからな 590. 名無しさん@ピンキー 2008/09/23(火) 01 54 37 ID VmKAUZ4l 585 違うw とりあえずゲーム起動して撮ってきた http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org0995.jpg.html 589 地方だから見れねぇえええええええ 591. 名無しさん@ピンキー 2008/09/23(火) 07 57 20 ID yFMlMIx/ 589 もふもふ率低いからな……。あんまり好きになれない。 (敵側の獣貴はふるもっふなのに主人公の仲間で唯一の獣がぬいぐるみっぽい中身がアムロの人だし) あとセガゲーのアニメ化はイクサクロスウィンドで痛い目にあってるからちょっと…… 592. 名無しさん@ピンキー 2008/09/23(火) 12 42 27 ID Xs23VO1W 590 カオス…今回はいい目見れて良かったなww でもそこまでの過程に「へし折る」だの「捨てる」だの言われてきたかもしれんがw 人外×人間なら大神も意外にイケるんじゃないかと思った。 593. 名無しさん@ピンキー 2008/09/24(水) 04 56 16 ID FrbTfiAW 参考に聞かせて欲しいんだが、ロボット×人って、どうやって致すのが一番受け入れられ易いかな トランスフォーマーやヒカリアンとか見ても明らかに人間よりでかいし ロボコンとかメダロットなら出来るかも分からないけど、やっぱ器官の設定が問題だろうし やっぱ人種の垣根越しにお互いが相手を思って自分で…ってのが良いんだろうか… 594. 名無しさん@ピンキー 2008/09/24(水) 04 57 59 ID FrbTfiAW sage忘れたごめん 595. 名無しさん@ピンキー 2008/09/24(水) 11 01 38 ID IPjiOl5H 器官については、 普段は収納してあるけど、人間に奉仕するために元から付いてる ロボが人間を勉強して自主的に取り付ける 誰か(相手の女の子とか悪役)に無理矢理くっ付けられる というパターンを妄想してる。あと行為の前にローション飲んで疑似精液を精製 っていうの思い付いた。 596. 名無しさん@ピンキー 2008/09/24(水) 21 43 19 ID c1Y3kwQu 宝玉がついてる魔剣ならそれが頭(顔)だったりするよね 剣といえば、バトルもののエロ漫画とかで時々 柄が男根の形というのを見かける 597. 名無しさん@ピンキー 2008/09/24(水) 22 08 31 ID ME2oWPlI 今まで見たのは疑似性器か、両者とも電脳世界に精神プラグインしていたすという少々な荒技。 後者は作品の世界観によっては使えないな…。 メカとか異形とかの硬い装甲に柔乳が押しつぶされてるのを想像すると幸せになれる自分プライスレス。 598. 名無しさん@ピンキー 2008/09/25(木) 02 41 46 ID 3NByqTS9 ファンタシースターオンラインのアンドロイド(キャスト)の設定だと 構造自体は人間と非常によくにていて、人工皮膚がつけられないから装甲をつけているとかなんちゃら。 (キャストのエロ同人みると性器もきっちり生えてるのとかあるよ) ユニバースでは時代が進んで人工皮膚に近いものをつけてるから、人間っぽい姿をしているとか。 597 昔エロゲから切り出したGIFアニメで抜いたことがある…VIPPERシリーズなんだけど……思い出せない。 599. 名無しさん@ピンキー 2008/09/25(木) 18 31 28 ID BAEtHskH 593 取りあえずトランスフォーマーには小さいのもいるしヒカリアンは少なくとも一期の方ではサイズを変えられるんだぜ。 600. 名無しさん@ピンキー 2008/09/26(金) 00 27 27 ID cvnu4MQu おっと、しゃべる刀のネタがきているじゃないか。 刀が偉そうに喋るのが好きなんだが、これとかどうか。 http //kanasoku.blog82.fc2.com/blog-entry-2382.html マイナーな雑誌に連載されている漫画で、同じような設定のものが一本あった。 元人間で、魂だけ愛刀に宿らせて死んだ剣士。 どーてー君だったので、現在の持ち主の女の子に 「頼む、柄のさきっぽだけでも良いから、入れさせてくれ」とかお願いしてた。 誰かタイトルわかる勇者おらぬかね。 ←・→ 1-50 51-100 101-150 151-200 201-250 251-300 301-350 351-400 401-450 451-500 501-550 551-600 601-625 626-650 651-700 701-750 751-800 801-850 851-900 901-972
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【俺Side】 俺「うぉおおおおおおおおおおおおお!!」ガガガガガガ 謎の人型ネウロイへ向かって弾を撃ち続ける。 しかし人型ゆえの小ささとその機動性もあり、ネウロイに弾があたらない。 俺「くそっ・・・。」 エイラ「俺!ビームが来るゾ!」 俺「了解!」 何とか固有魔法は使える程度まで調子を取り戻したエイラの合図に合わせシールドを張る。 エイラの言ったとおり、ネウロイが両手から二発のビームを発射してきた。 俺「っ!・・・そこまで威力は高くないな。」 エイラ「俺そっくりだから速いのかと思ったケド、そうでもないしナ。」 俺「確かに思ったほど速くは無いな・・・まさかただ姿形を真似しただけなのか?」 さっきから攻撃もビームのみ。 しかも一発の威力は普通のネウロイの半分程度しかないだろう。 エイラ「もしかして、そんな強くないノカ?」 しかし、妙なのはあの翼から出ている霧だ。 俺のフォースウィングのように常に翼の形をとり続けるわけではない。 それどころか人型ネウロイの周囲に漂っていて・・・本物の霧のようだ。 坂本『俺!エイラ!』 俺「少佐!」 坂本『もうすぐお前たちの居る地点へ到着する!無茶はするなよ!』 エイラ「わ、ワカッタ!」 もうすぐ増援が来るというなら無理して突っ込むことはない。 敵をけん制しつつ味方の合流を待って一気に叩けば・・・。 そう思っていた。 俺「」ゾクッ 背筋を、何か冷たいものが通り抜けた。 俺(な、なんだ・・・?一体何が・・・?) この感覚に従いネウロイを注視する。 といってもあふれ出した赤い霧のせいでよく見えないのだが。 やがて、霧が俺の居る地点にまで到達した。 そして、その霧を吸った瞬間。 俺「っ・・・がっ・・・ゲホッ!!」ビチャッ エイラ「お、俺!?」 口から生暖かくて赤い液体が零れ落ちた。 エイラ「オイ!どうしたんだヨ!」 俺(肺が・・・体の内側が焼けるみたいに熱い・・・っ!!まさか!?) 俺は呼吸を止め、一気にネウロイから距離をとった。 俺「ゴホッ・・・ぐっ・・・。」 エイラ「ど、どうしたんダヨ!?」 俺「エイラ・・・ゲホッ・・・あの霧を絶対に吸うな・・・。」 エイラ「霧・・・?」 俺「あの霧は・・・あのネウロイのビームだ・・・。」 エイラ「び、ビームの霧!?」 俺「ウィッチが普段無意識に纏ってる魔力のおかげで・・・ゲホッ・・・体が傷つくことはない・・・けど。」 一度吸い込めば、今の俺のように体の中をビームで焼かれることになる。 エイラ「なら、遠距離から射撃で・・・!!」 エイラがネウロイへ発砲した。 しかし、銃弾が霧に触れた瞬間「ジュッ」という音と共に消し飛んだ。 エイラ「なっ!?」 俺「多分ネウロイの周囲の霧の濃度だと銃弾が届く前に焼ききれるんだ・・・。」 つまり。 近づけばあの霧に体の内側から焼き殺される。 しかし、遠距離からの攻撃はネウロイへ届く前に無効化される。 俺(けど・・・。) これだけでも十分理不尽な強さだというのに、未だに嫌な予感が消えない。 俺「・・・?」 よく見ると、霧が少しずつ一箇所に集まっているように見える。 まるでばらばらにしたものをもう一度組み上げているように・・・。 俺「・・・まさかっ!!」 坂本「俺!エイラ!」 俺「少佐?・・・だめだっ!!来るなっ!!」 坂本「何!?」 エーリカ「なにあれ・・・霧?」 バルクホルン「一体何なんだ・・・?」 あの霧は防御のためだけのものじゃない・・・! 霧はすべてビーム、そしてソレを一箇所に収束したら・・・。 俺(俺の後ろの方向にはエイラと少佐たち・・・それにサーニャの居る基地。) ネウロイの周りを覆っていた霧が晴れていく・・・いや、一箇所に収束し巨大な光点となる。 俺「っ・・・やめろぉおおおおおおおおおおおおお!!」 そして、その光が解き放たれた。 ネウロイの周囲を覆っていた霧はすべて一箇所に集まり、巨大なビームとして俺たちへ向けて発射された。 俺「ぅぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 シールドを張る。 フォースウィングも解除、固有魔法で全ての魔力をシールドへと注ぎ込む。 シールドによってはじかれたビームが海面をえぐり、雲海に風穴を開ける。 俺「ぐっ・・・がっ・・・ガハッ!!」ビチャッ エイラ「俺!?」 俺(まずい・・・さっき霧を吸った時に肺を・・・呼吸が・・・っ!) 先ほど霧を吸ったときのダメージがきつい。 だが、逃げるわけには行かない、負けるわけにも行かない。 俺「ここで俺が負けたら・・・みんなが・・・基地の・・・サーニャがっ!!・・・がふっ!!」ビチャッ 意識が一瞬消えかける。 だめだ、もう少し持ってくれ! 俺「あ・・・あぁああああああああああああああああ!!」 やがて、赤い光の奔流は止んだ。 ビームの余波を防ぎきれなかったのか・・・服はボロボロだしそこら中やけどをしているようだ。 けど・・・。 俺「・・・・・・。」 守りきった・・・。 あれ?体の自由が利かない・・・。 あ・・・もしかしなくても落ちてるよなこれ・・・。 エーリカ「俺ぇっ!!」 バルクホルン「大丈夫か俺!!」 エーリカとバルクホルンにキャッチしてもらったみたいだ。 はは、持つべきものはいい仲間だよまったく。 ネウロイ『・・・・・・。』 ルッキーニ「あっ!逃げた!」 人型ネウロイは撤退していく。 あたりに漂っていた霧も消えたようだ。 坂本「ハルトマンとバルクホルンは急いで俺を運べ!!他は周囲の警戒を怠るな!!」 シャーリー「いや!私が運ぶ!急がないとやばい!」 坂本「わかった!頼む!!」 やばい・・・意識がかすれていく・・・。 エーリカ「俺!しっかりして!」 バルクホルン「くっ・・・頼むぞリベリアン!!」 シャーリー「任せろ!」 シャーリーに抱えられて俺は基地へ運ばれていく。 ここで、俺の意識は完全に途切れた。 エイラ「俺・・・・・・。」 【ミーナSide】 ミーナ「軽度のやけど、そして呼吸器系の損傷・・・宮藤さんが居て助かったわね。」 俺さんが撃墜されたとの報告を受けた翌日。 私は報告書へ目を通していた。 シャーリーさんに運ばれてきた俺さんはまさに死ぬかどうかの瀬戸際だった。 何とか助かったのは宮藤さんの必死の治療と・・・運が良かったとしかいえない。 ミーナ「そして俺さんに酷似した人型ネウロイ・・・その特徴はビームの霧・・・。」 近距離に近づくものを焼き、遠距離攻撃を無効化する。 気体という性質上、ウィッチのシールドは意味を成さない・・・。 ミーナ「・・・最悪の敵ね、なんとか倒す方法を考えないと・・・。。」 あの霧が人の住む場所で撒かれたら・・・想像もしたくない。 宮藤「あの・・・失礼します。」 ミーナ「宮藤さん・・・俺さんの様態はどうかしら?」 宮藤「怪我自体は治したんですけど・・・意識がまだ。」 ミーナ「そう・・・ありがとう、サーニャさんは大丈夫かしら?」 宮藤「少しは落ち着いたみたいです、今はエイラさんが見てくれてます。」 ミーナ「そう・・・。」 昨日、ハンガーへ向かっている最中にサーニャさんが廊下で倒れているのを見た時は心底驚いた。 ちょっと恥ずかしい悲鳴を上げてしまったのは秘密にしておこう。 宮藤「・・・あの!」 ミーナ「なにかしら?」 宮藤「俺さんがやられたネウロイって・・・どんな相手だったんですか?」 ミーナ「・・・それについては明日のミーティングで話すわ、今はしっかり休んで。」 宮藤「はい・・・失礼します。」 宮藤さんは部屋から出て行った。 【サーニャSide】 サーニャ「・・・ぁ・・・。」 少しずつ意識が覚醒していく。 最初に目に入ったのは見慣れた天井だった。 サーニャ「ここは・・・私の部屋・・・?」 昨日は確か・・・魔道針がすごく強い反応を示して・・・それで・・・。 サーニャ「そうだ・・・お兄様とエイラは・・・っぁ・・・。」フラッ 横たわっていた上半身を急に起こしたらめまいがした。 まだ熱は下がりきっていないようだ。 ふと、ベッドの右側に人の気配を感じた。 エイラ「・・・zzz・・・zzz。」 サーニャ「エイラ・・・無事だったのね・・・。」ホッ 安らかな寝息を立てる友人の姿を見て安心する。 エイラが無事だったのだ、きっとお兄様も無事に違いない・・・。 いや、お兄様はいつも無茶をする人だ。 また魔力切れで眠っているかもしれない。 サーニャ「・・・お兄様は・・・どこにいるのかな・・・。」 お兄様の部屋?それとも医務室? もしかしたら元気に訓練をしているかもしれない。 隣で眠っている友人なら知っているだろうか? サーニャ「エイラ・・・エイラ、おきて・・・。」 エイラ「・・・!サーニャ!」 サーニャ「ど、どうしたの?」 エイラが目を覚ますと同時に大声を出したのでびっくりしてしまった。 サーニャ「エイラ、お兄様は・・・?」 エイラ「お、俺は・・・。」 サーニャ「エイラ・・・?」 エイラの話を聞き終わるや否や、私は体調が悪いことも忘れて医務室へと駆け出していた。 【俺Side】 気がついたら俺は真っ暗な空間に居た。 俺の立っているところだけがスポットライトに照らされたように明るくなっている。 俺「・・・ここは・・・?」 辺りを見回していると、別の場所が同じように明るくなった。 そこには子供が一人立っている。 ?『うぇ・・・ひっく・・・うぇぇええ・・・。』グスッ 俺「あれは・・・妹?」 見間違えるはずがない、小さいころの妹の姿だ。 泣いている小さいころの妹に別の子供が走ってきた。 ?『やめろっ!妹をいじめんなぁ!』 妹『おにいちゃん・・・。』 俺「あれは・・・小さいころの俺・・・?」 そういえば、妹は小さいころはよく近所の悪ガキにいじめられてたっけ・・・。 そんな妹を庇ってケンカするのが俺の日常だったんだ。 俺『大丈夫だ!妹は俺が守ってやるからな!!』 妹『ほんと・・・?』 俺『ああ!なんたって俺は・・・兄貴だからな!』 妹『・・・うん!』 その会話が終わると、小さい俺と妹は消えていった。 俺「・・・なんだったんだ一体。」 小さい俺と妹がいた場所の明りが消えた。 また周囲が暗い空間へと逆戻りする。 かと思えば、こんどは別の場所が照らされた。 ?『よかったわねサーニャ、お兄ちゃんができたわよ。』 ?『おにいちゃん・・・?』 俺「サーニャと・・・サーニャのお母さん・・・?」 サーニャ『・・・おにいさま・・・。』 母『私たちが一緒に居て上げられないときは・・・サーニャのことよろしくね?』 俺『任せてください、サーニャは俺が守りますよ。』 短い会話が終わると、また人影は消えて元の暗い空間へと戻った。 俺「・・・そっか、俺こんな約束してたんだな。」 どちらかを守ろうとすれば、どちらかを破ってしまう約束だ。 だって、俺が守ると約束した二人は・・・存在する世界そのものが違うのだから。 ?『けど、あなたは守りきった・・・。』 俺「!?」 突然聞いたことのない声があたりに響き渡る。 そして、俺の目の前にスクリーンのようなものが現れ、そこに映像が映し出された。 俺『逃げろっ!!妹ぉっ!!』 こちらへと突っ込んでくるトラックの前に居た妹を突き飛ばす映像・・・。 俺『よっ、さすがにあきらめるのが早すぎないか?』 サーニャを抱きかかえ、ネウロイのビームをシールドで防ぐ映像・・・。 ?『しかし・・・その結果がこれです・・・。』 俺『ここで俺が負けたら・・・みんなが・・・基地の・・・サーニャがっ!!・・・がふっ!!』 謎の声と共に映し出されたのは、血を吐きながら人型ネウロイからの巨大なビームを防ぐ俺の姿だった。 ?『もう良いではないですか、あなたは十分に戦った・・・その身を犠牲にしながらも必死に・・・。』 ?『あなたが安息を得る権利は十分にあるはずです・・・少なくとも、命を張って戦う世界に居る必要はない・・・。』 ?『あなたが望めば還れます・・・あなたが本来居るべき世界へ・・・。』 俺「えっ・・・。」 ?『まだ決断を下せないというのであれば待ちましょう・・・私は、常にあなたと共にあります。』 俺「待てよ!お前は一体・・・!」 ?『いずれ直接お会いしましょう・・・その時を楽しみにしております・・・。』 その言葉を最後に、視界がブラックアウトした。 【エーリカSide】 エーリカ「・・・起きないなぁ・・・。」 医務室の椅子に座ったまま目の前に横たわる少年を見つめる。 やけどを負った肌は宮藤の治癒魔法によって綺麗に治っていて、もとの美しい肌が見える。 エーリカ「起きろよ~、起きないといたずらしちゃうぞ~。」 いつもの調子で『ちょっ!おいエーリカ!!』なんて反応が来るのを期待したがそんなことはなかった。 エーリカ「ホントにイタズラしちゃうぞ~ほれほれ。」ツンツン ためしにほっぺをツンツンしてみた。 意外とやわらかい。 エーリカ「起きないなぁ・・・。」 とりあえずベタだけど額に肉って書いておこうか? そう思ってどこからともなく極太油性ペンを取り出して俺の顔を覗き込んだ。 俺「・・・スー・・・スー。」 エーリカ「・・・・・・。」 昨日大怪我をした人間とは思えないような安らかな寝顔のせいでやる気がなくなった。 さっきまで座っていた椅子に座りなおす。 エーリカ「・・・むぅ。」 それどころか、胸がもやもやしてきた。 もやもやする胸なんかないだろうって?これが自然体だから良いんだよ!・・・グスッ。 エーリカ「なんなんだろう、この感じ。」 前に感じたのは・・・そうだ、俺と二人で買い物に行ったときだ。 俺がサーニャんサーニャんって言ってるのを聞いてたら・・・。 エーリカ「・・・思い出したらまたむかむかしてきた。」 そんなときに医務室の扉が勢いよく開かれた。 サーニャ「お兄様っ!」ガラッ! エーリカ「うわっ!さ、サーニャん!?」 医務室に飛び込んできたのはサーニャんだった。 ていうか、考え事をしていたこのタイミングでまさに渦中の人がやってくるって・・・。 サーニャ「ハァ・・・ハァ・・・お兄様は・・・?」 エーリカ「俺ならまだ起きてないけど・・・。」 エイラ「サーニャ!」バッ! エーリカ「うわっ!」 今度はエイラが走りこんできた。 エイラ「まだサーニャは熱が下がってないんだから寝てなきゃダメダロ!」 サーニャ「ごめんなさい・・・けど、お兄様が・・・。」 エイラ「俺なんかよりも自分の心配シロヨ!昨日だって倒れたんダロ!?」 なんとなくだけど大体の事情はわかった。 きっと俺のことが心配でここに飛んできたサーニャんと・・・それを心配したエイラが追いかけてきた、ってところかな。 ・・・っていうか。 エーリカ「エイラ、俺『なんか』っていうのは聞き捨てならないなぁ・・・。」 俺があの巨大ビームを防いでくれていたからこそ今私たちは生きてるんだ。 エイラ「あっ・・・ご、ゴメン・・・。」 サーニャ「・・・ねぇエイラ、どうしてお兄様を目の敵にするの?」 確かに俺とエイラの仲はそこまで良くは無いけど・・・目の敵って言うほどだったっけ? 何かあったのかな? エイラ「ソレは・・・サーニャが・・・っ!」 サーニャ「私・・・?私がどうしたの?」 エイラ「だってサーニャが!俺のこと好きだナンテ言うカラ!!」 エーリカ「!?」 エイラからの衝撃の告白に言葉が出なくなった。 俺とサーニャんって兄妹・・・だよね? サーニャ「待ってエイラ、それとどういう関係が・・・。」 エイラ「・・・っ!サーニャの馬鹿!!」ダッ サーニャ「あ・・・待ってエイラ!!・・・ぁっ・・・。」フラッ エーリカ「あっ・・・サーニャん!!」 エイラ「あっ…!」 ふらついて壁にもたれかかったサーニャんに駆け寄ろうとしたとき。 ?『やれやれ・・・病室では静かにしていただきたいものですね。』 どこからか聞いたことのない声が響いた。 エーリカ「えっ…?」 あたりを見回すが声の主と思われる人物はいない。 サーニャんとエイラも声が聞こえたようで不思議そうにあたりを見回している。 ?『あなた方の足元ですよ。』 言われるがままに足元に視線を向ける。 そこにいたのは…。 エイラ「…犬?」 そう、犬だ。 犬種はシベリアンハスキーだろうか? ただ、毛並みは普通のハスキーと同じだが瞳の色が金色になっている。 犬『こうして皆さんの前に姿を現すのは初めてですね…。』 犬『初めまして、俺の使い魔の犬と申します。』 私たちは気づかなかった。 病室の外に、エイラの叫びを聞いてしまった人が居ることを。 リーネ「サーニャちゃんが・・・俺さんのことを・・・?」
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6,スタートライン 果たして中庭で待っていた古泉は開口一番に、 「緊急事態です」 と言った。微笑み、手には湯気の上がる紙コップの安コーヒーを二つ持って。一つを俺が受け取ると、少年はテーブルを挟んで対面に座った。 その様子と台詞が余りに俺の中で食い違う。「藪から棒に何を言ってやがるんだ、お前は」なんて言葉を俺は寸での所で飲み下して、ソイツの二の句を待つ。古泉はまるで焦っている様子も無く、のんびりとコーヒーに息を吹きかけてから口に運んだ。 「ゆったりコーヒー啜ってられる間は緊急なんて言葉を使うな。その内に俺が意味を履き違えるようになったらお前の責任だぞ」 「おやおや、これは責任重大だ。再来年のセンター試験で緊急の意味を問う問題が出ない事を祈りましょう。……まあ、」 少年は右手でカップを握りこんだままに遠くを見つめた。人差し指を伸ばす。 「このままでは今年度のセンター試験はおろか来年すら一生訪れませんけど……ね」 「はあっ!?」 古泉の流し目と人差し指の先を俺は咄嗟に振り返る。ああ、そこにはやはりと言うべきか…………いや、「やっぱりお前か」以外に出てこない。えーっとだな、まあ、その眼と指は当然と文芸部室に向けられている訳だ。 どこに行った、意外性。おい、マジでどこ行った。戻って来い。 そこに居るのは……そうだよ、ハルヒだよ。他の誰だともお前らだって思ってないだろ。俺だってそうさ。前科が有るからこそ疑惑の眼を向けちまう。それが偏見だとも分かっちゃいる。 それでも、二度有る事は三度有る。夏の時は何回だった? 一万五千回くらいだったと思うんだが。そりゃもう一回有っても一つもオカしくない。だが! そんなんで納得出来るか? 出来ないよな? な? 「いえ、結論から言いますと十二月二十五日以降の時間が」 古泉は俺に向けて笑った。 「長門さん曰くどうやら途絶しているそうでして」 「……またか」 古泉のような爽やかな笑みなどまさかまさか浮かべられる筈も無い俺は空を仰いだ。未来を相談しようと言ったヤツが、未来を断絶してどうすんだよ、ハルヒ。 まったく、神様の真意とやらはいつだって雲の上である。 「頭が痛くなってきた。アイツは反省って言葉を知らんのか?」 つい今朝方「涼宮ハルヒの口から反省なんて言葉が出るなんて」と感動したはずなのだが。一歩進んで二歩下がるって有名なフレーズが今の俺ほど似合うヤツもいないだろう。――ちっとも嬉しくない。 「どうでしょうね。それと、貴方は『またか』と仰られましたが初めてのケースですよ。恐らく昨年の夏の終わり、エンドレスサマーを思い返しての発言ではないかと思われますが」 「違うのか?」 「その時との最大の違いはループしていない、という点です。いえ、ループが確認出来ないと言うべきですね」 どういうことだ? 古泉は言い直したが、その前後に何の違いが有るのか俺には正直よく分からない。 「僕も最初に長門さんに時間の断絶を言い渡された時に『あの』八月を思い出しました。タイムリミットが定まっているという共通項、そして幾重にも上書きされた記憶のインパクトがそこへと思考を自然に誘導したのでしょう」 「いや、俺はあの時と何が違うんだと聞いているんだ」 「言った通りです。ループが長門さんのお力をもってすら確認出来ていません」 つまり、どういうことだ? 今回は八月が一万五千回続いたあの時とは訳が違うのか? 勝利条件が明示されてるだけでも気の持ちようは大分違ってくるんだぜ。 「考え方としては二通りです。今、この時がループの一回目である可能性。これならば長門さんのお力でもループを確認出来ない説明が付きます。なにしろ前回が無いのですから。 もう一つは可能性は低いですが、長門さんにも確認出来ない高次の力を涼宮さんが発揮しているというもの。まあ、僕個人としてはこれは無いと思っています」 「その根拠は?」 「簡単な話です。長門さんは十二月二十五日がタイムリミットだと気付いていらっしゃる。そんな方がループの方には気付けないと思いますか? 気付かないのならば両方ともであるのが、この場合の筋です」 古泉は眼に見えて生き生きと話し出す。テーブルの上に身を乗り出して肘を突き、おい、顔近いぞ。離れろ。 「であるならば、これがループの一回目であると僕は考えますね。……さて、何か思い当たりませんか?」 古泉の言いたい事はここまでくれば俺にも理解出来るってなモンで。 「果たして本当に『ループ』なのか、だな?」 「ええ、その通りです」 おいおい、少しづつ話が厄介になってきたぞ。だっていうのに、そんなのにもどこか「いつも通り」だって感想を抱いちまう俺。 我ながらどうかしてるとしか思えないね。 ループでは無い。つまり「次」が無いってことだ。そうなっては緊急性は一気にグリーンからレッドに達する。悠長な事は言っていられないし、世界の終わりも割と現実味の有る話になってきた。 「以上より、ループではないという前提で僕らは行動するべきでしょうね。まあ、具体的に何をすれば良いのかは分かりかねますが。幸いにも時間は有ります。こちらでも地道に探りを入れてみますよ」 こちらでも。つまり俺の協力を当たり前だと思っている訳だ。一年半も付き合っていれば、それが自然になってくるか。でもって俺にだって断る理由は無い。別に世界の為になんて格好良い事を言う気は無いが。 そりゃまあ、えらく現実味の薄い話だがそれでも誰よりもこの俺が動かない訳にはいかんだろう。 「っつーかさ、古泉」 「はい?」 「なんでお前、そんな事知ってるんだ?」 あはは、と小さく笑っても俺は誤魔化されんから大人しく白状しろ。それとも俺には言い出し難い情報源なのか、超能力者? 「いえ、そんな事は。……そうですね、ちょっとした引っ掛かりです。最近の長門さんはどうにも素っ気無い気がしまして。心ここに在らずとでも言いましょうか」 ああ、猫の話か。バックグラウンドで走らせてる分身の術が相当メモリを食っているらしいからな。そりゃ古泉への応対もおざなりにならざるを得ないだろうよ。 どうやら猫と古泉との間における関心の不等号が長門の中で食い違っていないようで俺としちゃ一安心だ。 「それで少し探ってみたのです。いえ、問い詰めてみたと言いましょうか。ああ、勘違いなさらないで下さい。乱暴な事は決してしていません」 いや、そこは疑ってない。大体、古泉では長門によって返り討ちにされるに決まっている。アイツはSOS団最強だからな。地域限定超能力者ではどう足掻いても相手にはならん。 「で、長門がそう言ったのか? 未来が無い、って?」 「……ええ。但し、疑念が二つ。なぜ長門さんは僕らに言い出さなかったのか。そしてもう一つ」 十二月二十五日よりも先が無い。それに気付いた時点で真っ先にアラートを出さなきゃいけないお方が、眼を真っ赤に染めて泣きながら俺に抱き着いて来なければおかしいあの先輩が、しかし何のアクションも起こしていない。 「朝比奈さんの時空通信デバイスとも言うべきそれが、どうやら通信途絶を起こしていないようなのです」 「……は?」 なんだそれ? 未来が無くなっているんじゃなかったのか? 矛盾してるだろ。 「長門さんと朝比奈さんのどちらかが嘘を吐いているというのも考えました……が、そんな事をしてもあの二人に何のメリットも有りません。しかし、何かがおかしい。僕らの認識の何かが確定的に間違っている。そんな気がしませんか?」 古泉は笑顔を崩さない。どちらかと言えば推理を楽しんでいるような節さえ見受けられる。俺は紙コップの中の冷めたコーヒを一息に呷った。 「分からん」 推理小説で言うなら証拠が出揃ってない状態に感じる、あのモヤモヤ。多分、まだ全貌が見えてくるのは先なんだろう。長門が動いていないこと、朝比奈さんが泣き付いてこられないこと。それはつまり、時期尚早って意味なんだと思う。 「つまり、静観なさるおつもりで?」 俺は頭を掻いた。 「こっちもやる事が有るんでな。端的に言えば忙しいんだ。だから、そっちはお前に任せた。信じてるぜ、副団長」 「やる事、ですか?」 紙切れを一枚ポケットから取り出して古泉に見せる。言うまでもないだろうが件の進路調査票だ。実はこれについての相談をこの休み時間にしたかったのだが、まあ、こればっかりは仕方ない。 「この字、涼宮さんですか」 筆跡鑑定人か付き纏い(ストーカ)の二択しか出てこない観察眼を披露された。古泉は生き方をそろそろ見直す段階に来ているんじゃなかろうかと個人的には思う。 未来をよりによってのこの俺に危ぶまれるほど可哀想な超能力者は、真剣そのものの顔で暫しの間ハルヒの字を見つめていた。やがてもう五時限始めのチャイムが鳴ろうかという頃、古泉はようやく口を開いた。 「……ふふっ、なるほど」 だから、どうしてどいつもこいつも説明を省略しようとしたがるのか。推理モノの探偵だったら即クビだぞ、クビ。 「それほど悪いことは起こらないのではないかと。そう思いまして」 はあ? なんだそりゃ? 楽観論も度が過ぎると単なる怠惰になっちまうが、その理解でお前はいいのかい? 「根拠を問われると苦しいところですが。しかしながら状況証拠も量によっては証拠能力を有するものです」 状況証拠? それってのは長門や朝比奈さんがまるで危機感を抱いていない点か? いや、まあ確かに妙と言えばそうだが。 あの絶望と希望の入り混じった十二月を越えて以降、長門に対して俺は全幅の信頼を寄せてはいる。昔ならば何もかもを一人で背負い込んじまっていたあの宇宙人少女ではあるが、今はもう違う。 多少ではあっても頼りにして貰えているんじゃないか、などと――これは自惚れではないと思いたい。 だから何かが有れば俺にも荷物を山分けしてくれるはずなんだ。しかし、今回はそれがない。一人で苦も無く背負える量なのか、それとも最初からその背には荷物なんて載ってはいないのか。出来れば後者だと信じたい。 今度、長門とちゃんと話してみようか。 「ただ、この時期に何も無いとは俺には思えないんだよなあ……」 頭を掻きながら、そうボヤく。と、午後の授業開始五分前を告げる鐘が鳴り、古泉は立ち上がった。聞きたい事は山と有るが、どうやらこの場ではタイムアップらしい。 「そう構えなくとも大丈夫ですよ、きっと」 「無責任な言い方だな。お前らしくも無いぞ、古泉。ついに職務放棄(ストライキ)でも決行する気になったか?」 「ふふっ、まさか」 古泉は顎をしゃくって俺に起立を促す。膝に手を付いて立ち上がる時に「しょっ」と掛け声が出た事はどうかそっとしておいて頂けたら幸いだ。 「僕は信じているんですよ」 「信じる」ねえ。そりゃ良い言葉だ。信じるものは救われるとも言うしな。だが、その対象が俺としちゃどうにも気になる。放棄した責任は一体どこの誰の肩に乗っけたんだよ? あまり長門ばかりに頼るのもどうかと思うぜ、俺は。 「いえ、長門さんでは……と、急ぎましょうか。授業が始まります」 「だな」 未来に本気になると言っておいて、授業に遅刻してちゃ論外だ。次の授業は化学だったか。センター試験で取らない俺にはどうでもいい授業。 いつもならば教科書を目隠しに机に突っ伏す時間でも、今日からは違う。内職に、と佐々木から受け取ったプリントをこなさねばならない。 「涼宮さんが待っていますよ」 別れ際に優男が瞬き一つして(止めろ、気色悪い)言い放った一言は俺の胃の中に何かモヤモヤしたものを植え付けるのに十分なものだった。 咄嗟に反論が口から出て来なかった事が悔やまれる。ぐるぐるした腹ん中は一体どこに吐き出せば……って、あ。 「あーあ……昼飯食うの忘れた」 なるほど、そりゃ腹も落ち着かないってもんだ。 佐々木から貰ったプリント三枚をどうにかこうにか終わらせた所で授業終了まで十分余った。もう一枚やろうかとも考えたが、いや待て。一枚終わらすのに大体十五分弱掛かってるんだから、今からやっても中途半端になるか。 ならばと思考を転換。俺はポケットから折り畳んだ紙片を取り出して睨み付けた。朝から俺を悩ませ続ける紙切れを、俺は勉強をする事で思考から無理矢理に追い出してきた訳だが。 短期目標、中期目標、長期目標……か。よくよく考えれば俺が目を背けているのは自分自身の未来で、つまり自分そのものである。 そんなもんも直視出来ないとはなんともまあ情けないもとうとう極まってきた感が有る。これがまあ、他人が進路に悩んでいるってんなら思わず応援したくなる話にもなってくるんだろう。だが残念、こればっかりは客観的にとはいかないのが現実だ。 流され体質を自認するも吝かではない俺であるが――っつーか、これはSOS団に在籍している時点で否定のしようが無い――流石に自分の未来まで他人に決めて貰うのは違う気がする。いや、「気がする」じゃない。絶対的に間違ってんだ。 そこまで決定力の無い人間は、乱暴な話だがそれはもう人間なんて呼んじゃいけない気すらすんだよな、個人的に。考えなければナイル河に生える水草と大差無いとパスカル先生も言っていらっしゃる。含蓄の有るお言葉だ。 さて、前置きはここまで。なら本腰を入れて考えよう。見つめてみよう、今の自分ってヤツを。 特技は無し。成績も下から数えた方が大分早い。夢なんてご大層な代物は当然と持っておらず、まあ、持っていればもう少し授業や日々の生活にも身が入っていたと思うが。こればっかりは仕方が無いか。無い袖は振れん。 気が滅入るばかりであるが自己分析はまだ続く。家は普通のサラリーマンだから家業を継ぐという裏技は最初から無く、趣味にしたって漫画やゲームといった男子高校生のテンプレート。見事なものだと自分でも思うくらい、多数派から逸脱した記憶がない。 これが俺の現在地、スタートラインである。 やりたい事を探しもせず、自己の根源欲求と向き合いもせず、ただ漫然と生きてきたそのツケは「何者でも無い自分」という至極当たり前に落ち着く。 ――ハルヒの言う通りだった。 俺は適当に適当な大学へと進学し、これまた適当に適当な会社に就職しようと考えている、ザ・適当だ。 いや――ザ・適当「だった」。過去形にするにはいささか以上に気は早いし、そもそも千里の道における一歩を踏み出したくらいで何を大袈裟な、とは自分でも思う。 しかしだ。しかし、それに気付けた今はチャンスなんだ。千載一遇ってのを今使わないでいつ使うってくらいの。 変わろうとするのは、決して悪いことじゃないと思うから。思いたいから。 あと一ヶ月で自分はどうなっていれば良いのか。この学校を卒業する時に俺はどうなっていたいのか。どんな自分でありたいのか。 自分に問い掛ける。決まっている。恥ずかしくない自分でいたい。 それは誰に対して? 親? 妹? そりゃ勿論だろう。家族が自慢できるような「お兄ちゃん」に、なれるんなら俺だってなりたい。顔を合わせては溜息を吐かれるのにだってもう飽き飽きだ。でも、それはそこまで強い欲求じゃない。 そうじゃなくって。 家族じゃなくって。 今……この今を並んで立っている友人と、未来も卑屈になる事無く付き合っていけたらと俺は願うんだよ。変かも知れない。人によってはそんなものは夢でもなんでもないと言うだろう。俺もしょうもないとそう思う。けど、仕方ないじゃないか。 ああ、つまり。 俺の望みってのは。 SOS団と、そしてこの一年半に集約されていたんだな。 7,クリスマス戦線異常アリ 「起立、礼――」 日直が号令を掛けて、本日の授業も終わる。日が暮れるのも早くなって、後一時間足らずで夕暮れが始まるだろう。時間は巻き戻らないなんて常識を俺が儚んでアンニュイになっていると後ろからハルヒに首根っこ掴まれた。 「ぐえっ」 「ちょっと用意が有るから、アンタは少し時間潰してから部室に来なさい。十分くらいでいいわ」 耳元に掛かる少女の吐息は艶かしい。座椅子の後ろ足だけという不安定がもたらす吊り橋効果は鼻で笑い飛ばすとしても。顔のすぐそばにハルヒの顔が有る、その事実。さらさらとした髪が頬に当たる、そんな僅かな感覚が俺に教えること。 涼宮ハルヒは異性である。それもトビッキリの。 それでもコイツは、なんて言葉では誤魔化せないのは距離のせいだろう、きっと。顔が近いのは超能力者の持ち芸じゃなかったのか。そんな抗議を俺がするよりも早くハルヒは離れた。 「そんじゃ、おーばー」 鞄とコートを両手に抱えて少女は教室を飛び出していく。その様に空母から離陸する戦闘機の勇姿を幻視せずにはいられない。きっと廊下はカタパルト加速。周りに衝撃を撒き散らすとこまでそっくりだぜ。 「なんだか、涼宮さん機嫌良さそうだね。良い事でも有ったのかな?」 俺へと近付いてそう言った国木田に向けて首を横に振る。いや、思い当たる節が無いのは本当だ。昨日の今日で機嫌を直しているのがそもそも俺にはクエスチョンなのだから、だったらアイツが上機嫌の理由なんて俺に思いつくものかよ。 「仏頂面がデフォルトの彼女が――廊下を走ってく時の顔見たかい、キョン? すっごい満面の笑みなんだよ。楽しいこと見つけた、って顔中に書いてあった。だから、僕はてっきり君が関わっているとばかり思っていたのだけど」 「お前、俺をアイツの付属機器かパワーアップキットだと思ってんだろ」 「どうかな? その辺りは自分の胸にでも聞いてみたほうが良いんじゃない?」 まるで取り調べでも受けている気分だった。まったく、ドイツもコイツも俺とハルヒの間柄を誤解するのに余念が無いらしい。そんな下らない事に心血を注ぐよりももっと優先するべき事項が有るだろうに。具体的には自分自身の恋愛とか。 「玩具扱いの域をいまだもって出れちゃいないと俺は思っているが」 「いや、遊び友達でしょ」 一体、その前後で何が違うのか。なぜだかオランウータンと人間の遺伝子の差異が一パーセント程しか無いって話を思い出した。だからどうしたってんでもないけどな。論ずるまでもなく猿と人の間には深い溝が有る訳で。 「遊び友達は選べるけど、遊び相手は選べないんだよ。言ってる意味、分かる?」 国木田が言っているのは俺なりに要約するとつまり扱いの差であろう。オブジェクトとして見られているか、ヒトとして見られているか。まったく、何を物騒な事を言っていやがるのか、この友人は。ああ、しかしそうは言っても玩具と友達の違いを説明するにはコイツの発言内容は確かにしっくりとくる。 そうだな。俺もからかわれる側にはなりたくはない。 「ま、ハルヒが俺をどう思っているのかなんざ分からんよ。興味も無い」 「割に良好な関係を築けていると思うけどね。少なくとも傍から見るとさ」 ああ、国木田。そりゃあアレだ。 「ハルヒと他のクラスメイトとの距離が余りに絶望的だから、相対的に俺との関係がマシに見えるだけだろ」 言っても入学し立ての頃とは違いハルヒも結構丸くはなってきている。クラスの女子とも普通に話すようになっているし、俺を通してハルヒに伝言をするなんてのも最近はとんとご無沙汰だ。 友達と呼べそうな関係にはまだ誰も至っていないが、それにしたって時間の問題だろうと俺は勝手に見ている。特に阪中。彼女はどうやらハルヒの事が気になっているらしく何かとよく話しかけていた。ハルヒもそう邪険にしておらず、このままならそう遠くない未来、二人は打ち解けることが出来るだろう。 晴れてハルヒにも普通の友人が出来る訳だ。そうなれば必然、俺の負担も軽減される事だろう。喜ばしい話だ。赤飯の準備をしなければならないくらいにな。 「そうかなあ……ううん、キョンの言う通りかもね」 「ああ、そうだ。なんせ人間ってのは本質的に相対評価しか出来ない悲しーい生き物だからな。落差が大きければマシに見えても無理からぬ話だろ。クラスも部活も同じだから周りがそれを勘違いしたくなる気持ちはまあ、百歩譲って俺にも分からなくはない」 しかもその部活ってのが得体の知れない少人数のクラブだった日には尚更懐疑も深くなろうというものだ。 「だが、それだけだ。誰かが俺とハルヒがデートしてる場面でも目撃したか? 決定的瞬間でもフライデーされたか? いやいや、そんなもん有る筈が無い。以上、証拠不十分で不起訴なんだよ、この案件は」 否定材料は揃っている。人気の無い場所でキスしたとかは……まあ、悪夢って事でアレはノーカウント。誰にだって気の迷いは有るものだからな。 SOS団についてよく知らない人から見れば、そりゃまあデートに見えなくも無いような事も度々している訳だが、しっかし不思議探索のどこに桃色幻想が幅を利かせる余地が有ったと言うのか。 何も無い。そりゃもう呆れ返るほどにな。 「ねえ、キョン。さっきから気になっていたんだけどさ」 国木田が口を開く。ほほう、まだこの俺に恋愛模様を期待するか。無駄だから止めとけと、ああ、一年の頃から何回言っても聞かない奴だ。アサガオの鉢植えを眺めて観察日記に毎度毎度「変化なし」と書き込む時のあの味気無さと良く似たものがこうなると俺の胸に去来する訳で。 「なんでそんなに向きになって否定するのかな?」 「あ?」 向きになってなんていない。そう言おうとしたのだが、口から出てきたのはスモールエーとスモールイーが背中合わせに寄りかかった発音記号でしかなかった。否定の言葉が喉元から先へ出て行かない。それくらいに俺は動転してしまっていたらしい。 「キョン、一つ良い事を教えてあげるよ」 中学から続く友人はお前のことはお見通しだと言わんがばかりにくすりと笑って。 「二重否定は肯定なんだ」 なんて言われてしまった日には俺としちゃ押し黙る他にもう打つ手は残されていなかった。まったく、腹立たしい。 「まあ、全部そうだったら面白いなあっていう僕個人の希望なんだけどね。でも実際キョンだって涼宮さんのことは嫌っていたりしないんだろう? っていうか、多少好意的に見てるよね」 ……ノーコメントだ。どうしても知りたけりゃ司法解剖して心臓を取り出し、矯めつ眇めつしてみてくれ。谷口の顔みたいに油性マーカで落書きしてあるかもしれんぞ。 国木田の追及はそこで終わり、俺はこれ以上傷口を広げてなるものかと教室から退散した。夕暮れにはまだ早い廊下は冬のこの時期であれば壁に凭れ掛かって談笑するような生徒の数も少ない。当たり前だな。誰だって寒いのはゴメンだ。 教室の有るだけマシってなストーブ周辺は人気スポット過ぎて場所取りに苦労するし、部活動をやっている奴なら部室に秘密裏に持ち込んだ暖房器具を利用する。そして俺はもっぱら後者だった。とは言え部室には遅れて来いと言われているんで、どっかに良い時間潰しは無いかと思っていたところ偶然に長門が通り掛かった。 「よう、長門。今帰りか?」 「……そう」 立ち止まり、無表情に俺を見上げる少女。いつもと変わらぬ三点リーダはなんとなく俺を安心させてくれる――って、いやいや。何をころっと忘れているんだ。和んでるんだ。 世界の危機。未来の途絶。ワールドエンド・クリスマス。 長門に聞きたい事は山のように有るじゃないか。ここで会ったがなんとやら。幸いにも人通りは他に無しとなれば、後は寒さに耐えるだけだ。 「あーっと、その聞きたい事が有るんだが」 さて、どう話し始めたものか。いつもならば聞いてもいないのにスラスラと日本語ギリギリのスペース・ミステリを披露するってのが多かっただけに、もしくは解説役の超能力者が同行していた為に、こういうのに悩むってのは珍しい体験だった。 「……何?」 クリスマスに世界が終わるって聞いたんだが、なんてストレートな切り出しでいいのだろうか。それとも「最近どうだ」みたいな外堀から埋めていく感じにするべきか。誰に聞かれているかも分からない場所柄を考えると後者だな。 いや、流石に聞き耳防止策くらいは長門の事だから講じてくれているだろうが。 「最近、どうだ? 何か変わった事はないか?」 時節柄だろう。なんとなく長門に引け目と言うか負い目と言うか、注意して見ててやらないとな、って思いが無かったとは言わない。コイツは人知れず悩むのが常な上に、表情を隠すのが古泉並に得意だ。 去年はSOSを見逃した。だから今年こそは二の轍は踏むまいと決めている。 「貴方は古泉一樹から現状を聞いたはず。それが今の私に教えることの出来る全て」 宇宙人少女は抑揚無く言った。それは確かにいつも通りではあったかも知れない。でも、引っ掛かった。 今の私に教えることの出来る全て――ってのはつまり教えられないことが有るという意味じゃないのか。それに隠し事を教えたくないのならば「貴方は古泉一樹から現状を聞いたはず。それが全て」で済んだだろう。ならばなぜわざわざ長門は言葉を足した? それは「私は隠し事をしていますよ」とそれとなく俺に伝えるためだ。するとまた別の疑問が浮かぶ。なぜこんな回りくどい真似をするのか、って点だ。 長門に制限を掛けられる相手ってのはそう多くない。というか俺は一人しか知らない(果たしてそれを一人とカウントしていいのか分からないが)。 情報統合思念体――長門の親玉だ。 なるほど、つまりこの件には宇宙人の思惑も関わっているとそういう事か。はあ……どうやら古泉のヤツもここ最近めっきり平和ボケしてきたらしい。ったく、なーにが「それほど悪いことは起こらないのではないか」だ。しっかり長門に緘口令敷かれてるっつーの。 「俺に話せない事が有る、って感じか?」 長門は何も喋らなかった。どうやらこれ以上のヒントはコイツの口からは出せないらしい。そんな風に思ってソイツの顔をよくよく見てみれば、いつもと変わらぬ無表情の中にも歯痒さがどことなく混じっている気がする。もしくは焦り。 勿論、こんなのは俺の気のせいかも知れない。人は見たいように見るらしいからな。宇宙人少女の表情学における第一人者を自称するもやぶさかではない俺では有るが、さりとてそれが長門の顔を見て十を知ることが出来るかと言えば、当たり前だが無理な話だ。 谷口みたいに顔に油性マーカで落書きしてあるのとは訳が違うのだ。繊細さもな。 「そっか、分かった」 さてさて、返答も応答も無いせいで、少女の前で独り言をぶつぶつ呟いている怪しい人みたいに俺はなってしまっている――客観的に見れば。 会話とはキャッチボールで成り立つものなのだとしみじみ思う。剛速球でもいい、逆に飛距離が足らなくったっていいから拾ったボールを逐一俺に向けて投げ返してはくれないものかね、コイツも。正直言って間が持たん。 捕り易く、また投げ返し易い球を投げるべきか。 「それじゃ切り口を変える。長門、俺は何をしたらいい? 何をするべきなんだ、教えてくれ」 目的語はあえて省いた。それは言わなくても分かるはずだし、また間違えようもないからだ。 SOS団の今後の為に。それとも俺自信の未来の為に。もしくはクリスマスの破滅を回避する為に。 ほらな、穴埋め候補のどれを目的語に持ってこようと結局、俺が聞きたい肝心要は一緒だろ。でもって、もし目的語を省かなかった場合――長門の口から出る回答には情報規制がかかってしまう可能性が生まれる。網の目をすり抜ける言葉をもって、危機回避の手段をご教授願おうって腹だ。 平たく言や、婉曲表現で回りくどく、核心には触れないように攻めていくしか手は無いってこったな。……今なら爆弾処理班の気持ちの数分の一くらいは分かりそうだ。果たして長門は俺の期待通りにその小さな口を開いた。 「貴方にして貰いたいことが一つ有る」 赤のコードと青のコード、どっちを切るか選んでくれとかそういった内容でないといいのだが。ああ、そんなのは去年の十二月でお腹いっぱいだから、今年は謹んで辞退させて頂きたいモンだ。 「十二月二十四日の午後六時に会って欲しい」 それはもしかしてデートのお誘いかなどと考える間も、赤面する暇も俺には与えられず長門は二の句を次いだ。 「貴方と接触させたい人物が居る」 「接触させたい人物? お前じゃなくてか?」 長門はほんの少しだけ頷いた。ああ、そりゃもうほんの少し。極めて僅か。ここに居るのが俺じゃなければ見逃していたに三千点。 「……そう」 「誰だ?」 「……言えない」 それも口止めされているのかと聞きたかったが、恐らく口止めの事実から口止めされているであろう長門に聞いたところであの気まずい沈黙が廊下を更に寒々しくするだけかと考え至って止めた。これ以上気温が下がったらいつぞやのハルヒを笑えない事態に陥りかねないしな。 しかし、そうは言っても俺だって健康的な高校生男子の類に漏れないのであるからしてこれは大いに気になる。日時の指定がクリスマスイブの午後六時ってのも俺の好奇心に拍車を掛けた。 「えーっと、それは……それってのは」 と、ちょっと待て。これは果たして口に出していいものなのだろうか? 誰かからのデートの申し込みなのか、なんて。気にはなる。気にはなるがしかし、これで長門から「……デートって、何?」とか聞かれたら俺は窓ガラスに全力体当たりして中庭に飛び降りるだろう。 多分、頭から。意識の混濁は願ったり叶ったり。 果たしてそんな危険を侵してまで俺は長門に聞くべきか。いや、普通に考えたら聞いておくべきなんだ、それは。だって、クリスマスだ。しかも本番の、中でも一番「いい」時間帯だ。テレビで言えばゴールデンタイム、日本史で言えば関が原。極々極々個人的な天下分け目で誠に恐縮ではあるが。 「……何?」 少女の瞳は真っ直ぐに俺を見つめてくる。何の躊躇いもなく。昔ながらの奥ゆかしい日本人にはちょっと出来ないその無遠慮な――素っ直な眼差し。 「あー、その……」 当然だが先に眼を逸らしたのも、 「……すまん、なんでもない。男か女かだけ気になってな。その、俺が会った方がいいって人がさ」 ついでに話を逸らしたのも俺だ。だが、大筋は逸らしてないから安心して欲しい。それにここで男だって言われればまあ、十中八九古泉で間違いないだろう。 本音を言えば折角のクリスマスイブにまであのニヤケ面に会いたくはないのだが。 だが、そんな俺の不安と、やっぱりそんなオチだよなって具合の意味不明な安心をもたらすであろう言葉は長門の口からは出て来なかった。 「性別は女性」 顔色一つ変えず言う長門とは対照的に俺は全身にカーっと血が回っていくのを感じていた。いや、仕方ないだろ。クリスマスイブで午後六時に異性と出会えって言われて、これに恋愛的ななにがしかを期待せずにいられるようならソイツはきっと頭がオカしいから病院に早急に行くべきだ。 「お、女?」 「そう」 「ちなみに、そこには長門も一緒に居るんだよな?」 そうだ、二人きりなら何事かも妄想しようが、事これが三人になってしまえばなぜだかは知らんがそんな事は起こりえないのがこの世界のルールであり、不文律である。今だけはそこに感謝しよう。 「……なぜ?」 おや、情報の伝達に齟齬が発生しているぞ、長門。 「いや、だってお前が連れてくるんだろ、誰だか知らないけど、ソイツ。その、俺が会うべき人っての」 「違う」 「え? それはどういう」 「彼女と貴方が出会うその時間、私は別の事を行っている。言い換えるならば――忙しい」 って事は何か? 待ち合わせでもしなきゃならんのか、俺は。誰かも分からん相手と? 俺の認識ではそこに「デート」の三文字がどうしてもピタリと嵌まり込んでしまう。せめて事前に相手くらいは知っておきたいんだが。 情報統合思念体とやらは本当にロクな事をしやがらないな。 「なあ、『それ』って本当に必要なのか?」 「必要」 こう言い切られちまっては、SOS団一の事情通を信じない訳にはいかない俺としては、ああ、初クリスマスデートの相手くらいは自分で選びたかった。それとも選ぶ権利が有るとでも思ってんのか、って皮肉屋の運命の仕業だろうか。 それだけはないと信じたい。
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サマンサ奥 10 :名無しの心子知らず:2010/06/06(日) 21 12 59 ID c0M87MFa ついさっき、サ◯ンサタバサ盗まれた… 盗んだのはさっきまで来てた奥樣方のひとり。 残りの奥樣方やそのご家族や警察にまで迷惑かけて凸ったのに マトモに戻って来なかったよ…これから弁償してもらうのに また電話しないといけないのが憂鬱だ。 11 :名無しの心子知らず:2010/06/06(日) 21 15 17 ID c0M87MFa 10だが、まとめて吐き出したいので後で書き込ませていただきます すいません。 15 :名無しの心子知らず:2010/06/06(日) 21 32 33 ID IXw3gxRR 10 乙かれサマンサ。 18 :1/4:2010/06/06(日) 21 44 00 ID c0M87MFa 長くなりました。文才無い私… 今日、ご近所に住んでる幼稚園繋がりのママさんたち3人が お茶しに来てくれた。 私はこの土地に引っ越して来たばかりなんで、 色々教えてほしくてもてなしたのね。 そしたら、その中のひとり(G奥)がリビングの隅に置いてあった 紙袋を勝手に開けて中身の財布を引っぱり出して、 「かわいい~、サマンサだよね、いいなあ」と。 正直、まだ買ったばかりで撫で擦ってる状態だったんで、 触ってほしくなかったからさりげなく取り上げてしまいこんだ。 それから30分ほどしたころに、G奥がなんだかそわそわし始めて 調子悪いから帰る、と先に帰っていった。 しばらくして、残りのA奥とB奥が 「もう一回お財布見せて」と言うので紙袋を開けたら、無い。 21 :2/4:2010/06/06(日) 21 46 34 ID c0M87MFa 最初にG奥が勝手に包みを開けたんで、紙袋はリビングの 隣りの和室に置いてた。 それがまずかった…目を離しちゃいけなかったんだね。 多分、トイレにでも行くついでに盗ったんだろう、あの人は違う意味で 癖が悪いから、注意してたんだけど まさか泥棒するとは思わなかった、私たちが追い返していれば良かった、 ごめん。 とA奥B奥に謝られたわ。 実は今日のお茶会も、AB奥を呼んだのに、G奥がどこかで情報を 聞きつけて図々しくあがりこんできたので、私もちょっとおかしい人だとは 思ったんだけど で、A奥がさくさく警察に連絡、A旦那様(町会長)召還で A夫妻・警察×2・B奥・B奥義父(県議員)に私の総勢7人でG家に凸。 (私の旦那は没、子供はB奥義母が見てくれた) 笑顔で迎えてくれたG奥、私が 「Gさん、さっき私の財布…」と言いかけたら 警察を見ながら 「今は言っちゃ駄目よ!大丈夫、私訴えたりしないから!」と。 22 :3/4:2010/06/06(日) 21 47 53 ID c0M87MFa そのセリフに正直何がなんだか分からない状況になって、 とりあえず話を聞かせてと警察が言ったら ・私(G奥)の財布をAさん(私)が欲しがってた ・見せて上げたら取られて、隣りの部屋に隠された ・気持ちは分かるけど、やはり返してほしいのでそっと持って帰った ・でもAさんも出来心だったと思うので、どうか穏便に見てあげてほしい え?えええ?えええええ????の嵐。 だってそこにA奥もB奥もいるんだよ? 私のだってちゃんと目の前で見てるんだよ? そこでA奥がG奥に 「とりあえず、その問題の財布見せて」と言ったら にこにこ持って来て 「財布っていっても、雑誌の付録だから恥ずかしいな」 なんて言いながらA奥に手渡して来た。 そこにあったのは確かに私の財布だけど、裏面にでかでかと [G奥]の名前が油性マジックで書かれてたよ。 24 :4/4:2010/06/06(日) 21 49 21 ID c0M87MFa 最後。 警察も何が正しいのか分かりかねてる様子で、私はもう 泣き出してしまった。 旦那が死んでから、ひとりで子供二人育てるのにギリギリの生活で (保険とか保障とか、全部義母に奪われた。 遺族年金はあるけど正直辛い) 必死で頑張ってたら、上の子(小6)が自分にもらったお年玉全部使って 私が好きなブランドだからと買ってくれた財布なんだ。 傷付けるのも嫌で、なかなか使えなくて、たまに袋から出して ニタニタするのが楽しかったのに。 とぼそぼそ訴えたら、B奥が切れた。 「Gさん、それ雑誌の付録じゃないよ。雑誌のはもっと安っぽい それは正規の店で買ったもの。なんでそれがアンタの家にあるの。」 そこまで言ってもまだ 「私の財布」「雑誌の付録」と言い続けるG奥にBさんが自分のカバンから 出して来たのは、その雑誌の付録のサ◯ンサ。 「これが雑誌の分、あなたのとはデザインが違うでしょ。 お巡りさん、とりあえずこいつ捕まえて。私らが証言する」と そこでやっとお巡りさんがG奥をお持ち帰りしてくれた。 G旦那はいたけど…まるで空気。 今はここまでで、家で連絡待ち中。 今日は下の子はBさんの家でお泊まりで、上の子だけ。 事情をよくわかってくれて、なぐさめられてしまった… 息をはくような泥棒って聞いたことあるけど、 あれはまた違う種類のような気がする。 25 :名無しの心子知らず:2010/06/06(日) 21 50 30 ID c0M87MFa ごめんなさい、書き殴りでしかも泣きながらなんですごい下手な文。 上の子にとりあえずお風呂入れって言われたから ちょっと入って、あとでまた来ます。 26 :名無しの心子知らず:2010/06/06(日) 21 51 19 ID yItRJWcT 気の毒すぎる…… 何といっていいか 27 :名無しの心子知らず:2010/06/06(日) 21 53 26 ID +NmsAkI6 ものすごいムカつく…!! なんかもう、心からがんがれ。絶対にこてんぱんにして欲しい。 娘さんの気持ちを黒く塗られたみたいで、本当に腹立たしい。 泥、実刑くらえっ。 28 :名無しの心子知らず:2010/06/06(日) 21 54 25 ID ZSp6UJ+p G奥ひどすぎる。AB家族がいい人で良かったね。 とりあえずGに制裁ありますように。 134 :サマンサ ◆DEQRrMCHZU:2010/06/07(月) 16 27 29 ID cHhDk7TT 昨日は途中で失礼しました。サマンサタバサ盗まれた者です。 先ほどまた気分をえぐるような目にあいました。 幼稚園に下の子を送っていったあと、少し道の脇で他のママさんと 立話をしていました。 すると、園から担任の先生が出て来て、園長室に来てほしいとのことで 行こうとしたら肩をがっしり掴まれました。A奥でした。 一緒に行くからと言われて、何が起ころうとしてるのか さっぱり分かりませんでした。 園長室には園長先生と担任の先生、ちょっと年配の男性、 それにG奥がいました。 目が赤かったのでてっきり謝ってくれるのかと思って何も考えずに すすめられた席に座ると、レコーダーを回すと言われました。 その男性は名刺をくれて、そこには弁護士と書いてあり、 私を名誉毀損で訴える用意があると言われたんです。 「サマンサの財布はG奥の物で、レシートもある。買ってすぐに名前を書いた。 だいたいお年玉で買ったと言うなら、もっと古いはず、 あの財布はこの春の新作である。 最初にG奥から奪って自分の物としてAさん・Bさんに用意周到に見せ、 取り返しただけのG奥に罪をなすり付けるとは言語道断」 みたいなことを言われました。 で、園長も 「G奥はこの地域に両親・親戚とも長く住んでいて、ご主人も園と面識がある。 一方、C(私)はシングルマザーで園の用事も仕事で出て来ないことがある。 お金に困ってるからと言って、G奥のものを盗るような保護者は信頼できない。 そのうち、そういった盗癖はCの子にも影響してくるだろうから 今の内に退園してほしい」と言われました。 135 :サマンサ ◆DEQRrMCHZU:2010/06/07(月) 16 28 40 ID cHhDk7TT 確かに生活困窮で、2ちゃんでも叩かれる県営住宅住まいです。 でも、人様のものに手を出すような性格も躾もしていないと訴えたんですが 弁護士さん、園長ともに「シングルですからねえ…」と。 隣りで黙っていたA奥にも、 「騙されて何か盗られてませんか」と聞く始末でした。 A奥さんは、 「わかりました。取りあえずこちらでも調べます。 今日のところは一緒に帰ります」 と私の手を引き立たせてくれました。 するとG奥が 「謝りなさいよ!それと私の財布返してよ! 何なら現金でも許しておいてあげてもいいけど、どうせダンナに捨てられた 身分じゃ払えないでしょ、このメスブタ!」と言われて… 言いかえそうかと思ったけど、A奥さんが「いいから」と引っ張ってくれました。 その後、A奥さんが家まで送ってくれて、B奥さんも来てくれて、 B奥さんが知り合いの弁護士さんを連れて来てくれました。 A奥さんは先ほどの話をなぜか持っていたICレコーダーに録音されており、 「最初に弁護士が録音しますって言ってたから、こっちのも有効」と言って 今後は園とG奥相手に戦う予定になりました。 A奥さん、B奥さんともに、G奥には恨みがある!と言われており バックアップをしていただけるそうです。 お金の面も心配しないでいいとまで…甘えていいんでしょうか。 しばらく2ちゃんにも書き込んじゃ駄目と言われたので、離れます。 全部終わったら報告をその後にしますね。 愚痴を聞いていただいて、ありがとうございました。 136 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 16 33 02 ID O0+oeBPL 134 サマンサさん、乙です。 大変でしたね。 一瞬、偽弁護士か?と思った私はハン板住人だったりするんだけども。 一応、こちら側の弁護士さんにその名刺を渡して本物の弁護士か 確認したほうがいいですよ。 そして幼稚園の対処も最悪ですね。 恐らくはG一家も幼稚園も将来的に高い代償を払うことになるでしょうから あなたはAさんBさんと弁護士さんを信じて堂々としていてください。 138 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 16 33 59 ID vBcfxUYi 135 甘えて、というかA奥とB奥がG奥を訴えたくて そのきっかけと証人としてサマンサさんが協力すると思えばいいんじゃないの? というか「メスブタ」のくだりでG奥を注意しないなら その弁護士って偽物の可能性があるんじゃないの・・・? 140 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 16 36 47 ID BsRLLFYu お年玉、使わずに貯めて置いて、春に買ったんだろうにね 頑張って下さい 141 : [―{}@{}@{}-]名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 16 36 48 ID lAPoc/dt 135 俺も偽弁護士かと思ったwシングルだからとか言うか普通・・ 幼稚園の対応も最悪だし転園を視野に入れて戦った方が良いと思うよ 多分AもBも積もり積もった物が有るんでない?共同で頑張ってくれ! 142 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 16 38 15 ID zqYovZQz 旦那さん、亡くなったんだよね、たしか? それを園は知らないの? 知っててその暴言を止めなかったんだったら、園にも十分責任があると思うけど。 153 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 16 48 56 ID f92wLj67 なんかG奥の言い訳が雑誌付録→自分で買ったになってるのは 凄くサマンサ奥に有利な状況なんじゃない? 雑誌付録って警察官の前で言ったんだよね? で、今回は弁護士立会いの上録音付で自分で買ったって言ったんだから 突っ込みどころ満載だわ 173 :サマンサ ◆DEQRrMCHZU:2010/06/07(月) 17 09 30 ID cHhDk7TT 皆さん、ありがとうございます。 A奥さんは2ちゃん見てます…昨日の書き込みも早速今朝指摘されました。 財布はなぜG奥がレシート持っていたかが分かりません。 上の子は買った途端にレシートのことは忘れたwwと言ってるし(多分捨てた) 袋にも入ってなかったので、我が家で拾った可能性は薄いです。 あと、なぜいきなり「自分が買った」という話になってるのかも分からない。 ただ、盗られたのは箱ごとだったので(ショップ袋だけ残ってました) あちらには箱はあると思います。 それと、弁護士さんは本物らしいです。 B奥さんの連れて来てくださった弁護士さんが確認しました。 どうしてこんな案件を引き受けたか分からないそうです。 あと、園の対応ですが、A奥さんが私以上に怒ってまして 何か手を打つそうです。 何の力も無い自分が情けないですが、お二人の 「あなたは悪くない!」 という言葉にすがって、戦ってくるつもりです。 見えないけど、皆様の言葉で背中、いっっっっぱい叩かれた気分ですwww 応援ありがとうございます。頑張ります! 174 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 17 10 17 ID zqYovZQz こんなにすんなり弁護士雇える金があるなら、 サ○ンサどころか、もっと高いブランド財布だって余裕で買えるでしょw もともとA奥B奥にも被害があったようだし、 金があって常習なら治療が必要な病気のレベルだよww 175 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 17 11 22 ID K2cVaHbO ショップに行ってみたら? お母さんへのプレゼントってけっこう記憶に残ってるかも。 176 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 17 13 26 ID H22U6WJP 付録発言の時に立ち会った警官に応援頼めないだろうかね。 178 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 17 16 35 ID 2jSUIaOk 176 それはもしかしたらさまんさがわ弁護士が依頼するかもしれないね 185 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 17 24 16 ID uDrDObX7 182 同意。けっこう不利な立場にいると思う。 てか、A奥B奥、このまま信用してて大丈夫なの? G奥の急な行動見てて、無い通者がいるとか ほかにまだG奥の味方として関わってる人がいる気がするんだけど。 189 :[―{}@{}@{}-]名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 17 28 52 ID lAPoc/dt ふと思った。名刺を渡した人物が名刺と違う人である可能性はある 貰った名刺を使っているとか 219 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 18 53 46 ID lD9KwEOY しかしながらすごいタイムリーだよね サマンサマルチケースの付録の雑誌、一応今日発売日 226 :サマンサ ◆DEQRrMCHZU:2010/06/07(月) 19 14 49 ID cHhDk7TT 詳しく書けないけど、レスが嬉しくて、まだのぞいてました。 皆さんのご意見、全部プリントアウトして弁護士さんに 見てもらおうと思ってます。 ありがとうございます。 219さん B奥さんもサマンサ好きで、(多分)その雑誌買ってました。 今日じゃなく、6/4発売のステディですよね? 私も欲しいんですが、田舎なんで手に入らない状態ですorz 227 :サマンサ ◆DEQRrMCHZU:2010/06/07(月) 19 18 04 ID cHhDk7TT 大人しくしてるように書いてますが、内心は煮えくり返っています。 罪にならないのなら、Gの家の壁一面に ドロボー!と書いてやりたい…しないけど。 子供のケアもきちんとしていきます。 皆さん、本当にありがとうございます。 246 :名無しの心子知らず:2010/06/07(月) 20 18 02 ID daghCVt6 サマンサ奥応援書き込みが嬉しくても弁護士が言う事が絶対 しばらく出てこないほうがいい これで名誉毀損だなんだと入ってくると面倒なことになるから 気を確かに頑張ってね 続きはこちら→サマンサ奥2 次のお話→プレゼント泥ママ(42)
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243 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 00 21 26.71 ID GD9RrlcAo 【戦場となった朝食作りからさかのぼる事数時間前――】 淡「にひひ。お邪魔しますよーっと」ガチャッ 淡「鍵もかけずに無用心だぞー、ってまぁ普通男子の部屋に女子が夜這いかけるなんて思わないだろうしねー」 京太郎「……」zzz 淡「……うーん、よく寝てる寝てる」 淡「ふふっ、あのキョータローでも寝顔は無防備でかわいいじゃん♪」 淡「この為に早起きしたかいがあったし」 淡「……って早起きって言ってもまだ4時なんだけどね」 淡「こんな早い時間に起きる事自体もだけど、テルーや菫を起こさずに起きるのも苦労したしさ」 淡「特に菫なんて、小さな物音一つで起きそうな感じだったから本当に苦労したし……」 淡「ふぁぁぁぁぁ……」 淡「っといけないいけない、慣れない早起きであくびが出ちゃう」 244 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 00 33 18.08 ID GD9RrlcAo 淡「……でもよく考えたらこうやってキョータローの部屋に来たのは良いけど、どうすれば良いんだろう?」 淡「昨日から忍び込む事自体は考えてたのに、肝心の忍び込んでからやる事は全然考えてなかったし」テヘッ 淡「とりあえず思いつく事やってみよーっと♪」 247 コンマ判定(コンマ反転) 01~30 やっぱり定番は額に肉だよね♪ 31~70 うーん、寝顔を写メろうかなー 71~98 ……誰も見てないし添い寝しちゃおうかな?/// 【好感度+1】 ぞろ目44以外 キ、キスとか/// 【好感度+3】 ぞろ目44 破魔矢発動 252 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 00 46 46.57 ID GD9RrlcAo やっぱり定番は額に肉だよね♪ 淡「やっぱり定番は額に肉だよね♪」 淡「この油性マジックで」ニシシ 淡「う~ん、でも定番過ぎて面白みがないと言うか……」 淡「ぶっちゃけ、スズがいつもキョーコに書かれてるし」 淡「ここはやっぱり 256かな?」 258 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 01 04 16.85 ID GD9RrlcAo 金 淡「ここはやっぱり……金かな?」 淡「私もキョータローも金髪だしね!」 淡「……まぁそんな事言ったら世の中に金髪なんてたくさん居るけど」 淡「後はそうお金!お金は大事だからねー」 淡「たくさんあって困るものじゃないし、プロになったら一杯稼ぎたいし♪」 淡「そしたらキョータローを養ってあげちゃおっかなー」 京太郎「……う~ん、やめてくれぇ……」 淡「よし!決ーめた」キュッキュッ __ /⌒ヽ ⌒\ ∨ ヽ___ _, ----` ∨ `ヽ、 /´ | \ / ____ / l| | . \ /// / | |l | ヽ / / // ,∧ / ,イ l| . . . / イ / // l | ' / ! 从 | . .'/ ' ' /-|-{ {金| /}/ | / } } | . }' / |Ⅵ { 从 ' , }/ /イ } . / イ | l{ { ∨/ ' } ∧ . ´ | {|从三三 / 三三三 / /--、| ∧{ {从 | , ムイ r 、 }} /} \ | ノ ' }/イ/ { _,ノ 人 _,.. ァ r }/ ` ゝ - ' イ |/ ` ーr ´ ___| 淡「我ながら達筆じゃん♪」 259 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 01 20 24.26 ID GD9RrlcAo 淡「むしろ神々しさまで感じて思わず手を合わせちゃうくらいだよっ!」 淡「……と言うのは流石に冗談だけど」 淡「それにしてもしっかりに寝てるよねキョータロー。これくらいじゃ起きないのかな?」 淡「じゃあもうちょっと大胆な行動しても良いよね?」 262 コンマ判定(コンマ反転) 01~30 ついでにメイクもしちゃおうか♪ 31~70 そうだ!これ写メろうっと♪ 71~98 ちょっと寒くなってきたしお邪魔しまーす 【好感度+1】 ぞろ目44以外 えっとキ、キスとか/// 【好感度+3】 ぞろ目44 破魔矢発動 264 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 02 04 51.30 ID GD9RrlcAo そうだ!これ写メろうっと♪ 淡「そうだ!これ写メろうっと♪」 淡「上手く撮れたら、後でテルーにも見せてあげよっかなー」 淡「キョータローお願いだから起きないでよ……」ピロリロリン♪ 淡「撮ーれた撮れた♪」 淡「ちょっとだらしない感じがまた良いよね」 淡「……」ポチポチポチ 淡「……えへへ。待ち受けにしちゃったー」 淡「これで何時でも一緒だよ♪なんてちょっと馬鹿みたいかな?」 淡「……と言うか不思議だよねー。キョータローと出会ってまだ数ヶ月なのに、最初から何か気になっちゃてたし」 淡「う~ん、本当なんだろうねこの気持ち。分かんないけど」 淡「さぁて、そろそろどうしようかなー」 淡「……」 淡「……そ、そうだ!早起きして眠いんだよねー」 淡「だからそこに布団が有れば寝てしまうのは仕方ないんだよ、うん」 淡「……た、例えそれが既にキョータローが寝てる布団だとしても///」 淡「……」 淡「お、お邪魔しまーす///」コソコソ 淡「……うん、あったかい」エヘヘ 266 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 02 21 51.26 ID GD9RrlcAo 淡「でも本当に起きないなーキョータロー。まぁこっちには好都合なんだけど」 淡「……もうちょっとだけ何かしても大丈夫だよね?」 267-276までの最高コンマ(ただし範囲内にぞろ目があればその数だけ実行。ぞろ目一個は最高コンマ優先) 1.パジャマの匂いをクンカクンカ 2.腕枕 3.首筋舐める 4.ほっぺにチュー 5.抱き締めてみる 6.耳はむ 7.その他 281 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/27(金) 23 29 48.17 ID GD9RrlcAo 分かりにくくて申し訳ない。最高コンマに加えて、更にぞろ目が2つ以上有ればその数だけ実行すると言う事で、この場合は6に加えて5と4もやります 284 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/28(土) 00 04 36.71 ID hYAyQn41o 耳はむ → 抱き締め → ほっぺにチュー のトリプルコンボ 淡「……キョータローちゃんと寝てるよね?」 京太郎「……」zzz 淡「…………よし」 淡「それではまずはその美味しそうな耳たぶを――」ハムッ 京太郎「……!」ピクッ 淡(お、起きちゃった!?) 京太郎「……」 淡「……」 京太郎「……」zzz 淡(……セーフ) 淡(それじゃ改めていただきまーす) 淡「……」ハムハム 淡(う~ん、男の子でもやっぱり耳たぶは柔らかいんだねー) 淡「……」ピチャピチャ 淡(でも少し小さめかなー?ま、これくらいが丁度良いけどね!) 淡「……」レロレロ 淡(……流石に甘くないけど、ちょっと癖になるかも) 286 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/28(土) 00 27 30.96 ID hYAyQn41o 淡「……」カジカジ 淡(最後はアマガミで終わりっと!) 京太郎「……うっ!」ビクッ! 淡(あ、やばっ!?今度こそ起きちゃった?)ドキドキ 京太郎「……」 淡「……」ドキドキ 京太郎「……くー」zzz 淡「……ふーっ」 淡(大丈夫だったみたい……) 淡(それにしてもキョータロー、これでも起きないって相当眠りが深いって事だよね?……疲れてるのかな?) 淡(じゃあこの淡ちゃんが癒してあげよう!) 淡(とは言えこの状態じゃやれる事は少ないけどさ) 淡(う~ん……そうだ!そう言えば、確か抱き締める事で癒し効果がうんたらかんたらって雑誌に載ってたような気がする) 淡(流石私、博識だよね)ウンウン 淡(と言う事でそーっと――)ゴソゴソ 京太郎「……う~ん」ゴロン 淡(ってコラー!人が折角やろうとした瞬間に違う方向を向けるなー!) 淡(……もしかして無意識に避けられてる?)ジワッ 287 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/28(土) 00 43 07.34 ID hYAyQn41o 淡(そりゃ確かに、自分でもちょっと面倒くさい女かもって自覚は無きにしも非ずだったけどさ) 淡(でもそんな無意識で嫌わなくても良いじゃん)グスッ 淡(それならハッキリ言ってくれた方が――) 京太郎「……う、う~ん」ゴロン 京太郎「……zzz」ポリポリ 淡(……) 淡(もしかしてただの寝相の問題だった?) 淡(そ、そりゃそうだよねー。この淡ちゃんが嫌われるとかないし!) 淡(……) 淡(…………)ギュッ 淡(あのマフラー女じゃないけど、あったか~いかも) 289 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/28(土) 01 04 40.00 ID hYAyQn41o 淡(もうちょっとくっついて……)ギュッ 淡(ふふふ、どうだキョータロー。寝ているとは言え役得でしょ?) 淡(……流石に起きてたらちょっと恥ずかしいし///) 京太郎「……う~ん」ムニャムニャ 淡「ひゃぅっ!?」 京太郎「……何か足りないんだよなぁ~」 京太郎「……」zzz 淡(……ふーっ) 淡(って今足りないって言った!?そりゃたかみーに比べれば全然劣るけど、まだ発育途上だもん!) 淡(それにテルーに比べれば全然有るし!ほらほら!)ムニュムニュ 京太郎「……ふっ」zzz 淡(い、今鼻で笑われた!?)ズーン 290 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/28(土) 01 49 11.04 ID hYAyQn41o 淡(ムカつくムカつくムカつく!!) 淡(無意識の行動だから更にムカつく!!) 淡(……だから離れようって気にならないのは自分でも不思議だけどさ) 淡(……でもやっぱりムカつくから――) チュッ 淡(これで勘弁してあげる。なーんてね♪) 淡(……) 淡(……///) 淡(冷静になってきたら無茶苦茶恥ずかしいんですけど!) 淡(……もう目的は果たしたし、そろそろテルー達も起きちゃうかもしれないから出ようかな) 295 コンマ判定 01~30 寝ぼけた京太郎。お尻モミモミ 31~70 淡、そのまま布団で寝る 71~98 寝ぼけた京太郎。淡を抱き締めた上で首筋のアマガミ ぞろ目44以外 再安価指定 + 【好感度+1】 ぞろ目44 298 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/28(土) 02 04 16.23 ID hYAyQn41o 淡、そのまま布団で寝る 淡「ふわぁぁぁぁ。戻らないといけないのに眠くなってきちゃった……」 淡「って言うかここ布団だし、寝てもいいよね?」 淡「キョータローの身体あったかいし……全部キョータローが悪いと言う事で……」 淡「おやすみ……なさ……い」zzz 京太郎「……」 京太郎ここまでの行動は全部―― 304 コンマ判定 01~50 しっかり寝てた 51~80 途中から起きてた 81~98 最初から起きてた ぞろ目44以外 スキル【鋭敏感覚】取得 ぞろ目44 破魔矢発動 319 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/29(日) 02 01 26.22 ID tx/sl7mAo しっかり寝てた 【淡の夜這い兼悪戯から数時間後、起床時間】 ハバタイテー♪ 京太郎「……う~ん。やっべ、そろそろ起きねーと」ピッ 京太郎「とりあえず前夜から仕込んであるパン種も気になるしな」 京太郎「初めて作ったから、どんな感じになってるのか分からないけど」 京太郎「ま、なんとかなるだろ」 淡「……キョータローうるしゃい」zzz 京太郎「――-だーっ!冷静になろうとしたが無理だよ!なんでこいつ俺の布団で寝てるんだ!?」 京太郎「しかもなんだか耳が濡れてるような……」 京太郎「おまけに頬にも違和感が……」 京太郎「それより何よりこいつは何故、俺に抱きついて寝てるんだ?」 京太郎「……」 京太郎「……わっかんねー。鍵は開いてたから進入は容易だろうけど」 320 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/29(日) 02 26 13.61 ID tx/sl7mAo 淡「……う~ん」ムニャムニャ 京太郎「……ったく幸せそうに寝やがって」 京太郎「一応ここは男の部屋なんですけどね。襲われても文句言えないぞ、まったく」 京太郎「……なーんてそんな度胸はねーけどな」 京太郎「つーか、似たようなシチュエーション奈良でも有ったし……」 京太郎「あの時は寝ボケてた事もあって、混乱して色々やってしまったが今の俺は冷静だぞ、うん」 京太郎「顔ちいせぇなこいつとか、色々良い匂いしやがるとか、俺の胸板でそれなりに自己主張してる膨らみとか、そんな事を考えられる余裕くらいはあるんだからな!」 京太郎「……」 京太郎「全然冷静じゃねー!!」ガーッ 京太郎「なんなんだよこいつ!ピンクのパジャマとかかわいいじゃねーか!でもボタンが少し外れて、普段色気の欠片もないくせに胸元がチラッと見えて気になるじゃんかよ!!」 京太郎「誘ってるのか!?誘ってるよな!?」 京太郎「食べちまうぞコノヤロー!!」 京太郎「……」ハァハァ 321 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/29(日) 02 39 02.57 ID tx/sl7mAo 京太郎「……ふぅ。何とか冷静になってきた」 京太郎「だが冷静になろうとも状況は変わらないわけで……」 京太郎「……」 京太郎「なんだかムカついてきたし 324でもやるか」 1.ほっぺをむにむにしてみる 2.わき腹をこしょこしょする 3.髪を撫でてみる 4.抱き締めてみる 5.セクハラしてみる 6.引き剥がしてみる 7.その他(内容併記) 326 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/29(日) 03 02 07.21 ID tx/sl7mAo 抱き締めてみる 京太郎「ならば!お前が俺を抱き締めてるなら、俺もお前を抱き締めてやろう!」 京太郎「そりゃ!」ギュッ 京太郎「……」ギューッ 淡「……ふにゅ」ギュッ 京太郎「って抱き締め返してきたー!?」 京太郎「……いかん。これはその……ヤバイかもしんない」 京太郎「やーらかいとかあったか~いとか色々有るんですけど一番の問題は、忘れてた朝の生理現象がですね……」 京太郎「くっ!静まれ我が《半身(ダークマター)》よ!お前の出る幕ではない!」ギギギ 淡は 330 コンマ判定(コンマ反転) 01~50 しっかり寝てた 51~80 途中から起きてた 【好感度+1】 81~98 最初から起きてた 【好感度+2 → MAXへ】 ぞろ目44以外 【好感度MAX】 ぞろ目44 破魔矢発動 333 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/29(日) 03 32 23.59 ID tx/sl7mAo しっかり寝てた 淡「くーくー……」zzz 京太郎「……アホらし。何故俺はこんな事やってるんだろうか」ヤレヤレ 京太郎「ったく結構騒いだのにまだ寝てるしよ、こいつは」 京太郎「……本当寝顔だけは天使のようなのになって言ったらクサ過ぎるか」 京太郎「でもま、もう少しだけ寝かせてやりますかね」 京太郎「……」ソーッ 京太郎「さて、それじゃ俺は戦場へ向かいますか。なーんてな」 京太郎「……いや本当に頼みます」 【そしてキッチンと言う名の戦場へ……】 <<前に戻る|6月へ|次に進む>>
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305 ヘンゼルとグレーテルKIMO-remix Ver. sage 2008/03/21(金) 00 49 01 ID OKA/aIsf 六話 昨夜から降り続いている雨のおかげで、予定していた『森の中で素敵なサムシングを見つけよう』ピクニックはおしゃかになってしまいました。 「腹減った~。今日の晩ご飯は何?」 お行儀の悪いヘンゼルお兄ちゃんは、スプーンで皿を叩きながら催促します。 「今日はローストビーフだよ♪あと、ミネストローネもね!」 魔法熟女リリカルお姉さんは、大きなかまどから焼きあがったパンを取り出します。ふっくらとしたパンからは、バターの良い香りがします。 グレーテルも、思わず涎を垂らしそうになりました。しかし今はパンに気を取られてはいけないのです。 (やっぱり…あのクスリを入れるとしたら…ミネストローネでしょうね…) グレーテルは名残惜しそうに焼きたてじゃパンから目を離し、お姉さんの一挙一動に注意を払います。 「とっとこーはしるよハメ太郎♪やっぱりーねとるよハメ太郎♪だーいすきなのはー♪てーつかずのめすー♪」 聴くに耐えない歌を歌いながら、お姉さんはスープをそれぞれの皿に盛ります。そして真ん中の皿に紫色の液体を入れました。 (入れた―――!!今、入れた―――!!) しかしお姉さんの手はそこで止まりませんでした。さらに、右隣りの皿にも紫汁を入れたのです。 それを各々の前に置き、 「さあ!召し上がれ♪」 と素敵な笑顔で言いました。 「お兄ちゃん、ちょっと待っ」 「うっし!!いただきまぁぁぁぁす!!」 ヘンゼルはよりにもよってミネストローネを真っ先に口に入れました。 「あ、ああ……」 (食べちゃった…。どうしよう…) 横目でお姉さんを覗くと、物凄い目でヘンゼルの食事を見ていました。明らかに発情しています。媚薬なんて必要なさそうな勢いです。 (どうしようどうしようどうしよう…考えろ、考えろグレーテル!!) その時グレーテルの脳内に素敵な紳士が現れ、彼女に語りかけてきました。 ―――逆に考えるんだ。お兄ちゃんが発情しているなら君が犯される可能性もあると――― 「それだッ!!」 「な、なんだ!?」 「何が?」 二人のびっくりした声で、グレーテルは我に返りました。 「あ…えっと…その…何でもない」 危ない危ない。あまりにナイスなアイディアだったものだから、つい興奮してしまいました。心の中で紳士にお礼を言いつつ、グレーテルはパンに手を伸ばしました。 とりあえず腹ごしらえです。これから体力を使うのですから。 306 ヘンゼルとグレーテルKIMO-remix Ver. sage 2008/03/21(金) 00 51 04 ID OKA/aIsf 食べ始めてから三十分程経ったでしょうか。 ヘンゼルお兄ちゃんとお姉さんの様子が目に見えておかしくなってきました。肌は赤く色付き、目は虚ろ、口も半開きでたまに涎が垂れそうになっています。 そしてそんな相手の姿を見ては、手を下腹部に這わせようとします。 お姉さんも頃合と見たのでしょう。 「わたしぃ…おふろ、はいってくりゅ…」 熱にうかされた顔でお風呂場へと歩き出します。 そんなお姉さんの後ろ姿を見るヘンゼルお兄ちゃんの目は、ぎらぎらと血走っています。 (さあグレーテル!!ここからは時間との勝負よ!!) 己に喝を入れると、グレーテルは笑顔を浮かべてお姉さんの後を追います。 「私も一緒に入るー!!」 お姉さんの頭の中はもうヘンゼルとのセックスの事でいっぱいです。 「ええ、そうね。いらっしゃい…」 グレーテルに生返事を寄越すと、さっさと服を脱ぎ始めました。 正直、この後の事をグレーテルは思い出したくありません。媚薬の効果があまりに強烈で、お姉さんがすぐさまシャワーオナニーを始めてしまったからです。 グレーテルはお姉さんの淫らなアへ声を聞きながら黙々と体を洗いました。 「じゃっ!!私、先に上がってるね!!」 シャワーの水圧を全開にして股間に当てているお姉さんを置き去りに、グレーテルは風呂場を飛び出しました。 「あんッ!!あ、あ、あん…グレーテルちゃん、か、風邪ひかないように…ふぁッ!!ちゃんと髪乾かすのよ!?ああああ!!イくッ!!もうイくッ!!」 ドアを閉め、近くにあった洗濯機をドアの前まで動かします。これでしばらくは時間が稼げるでしょう。 「…どうぞ、ごゆっくり…」 洗面台の鏡に映るグレーテルの笑顔は、なかなかに凶悪でした。 さて、ところかわってヘンゼルの部屋は異様な熱気に包まれていました。熱を放出しているのは、もちろんヘンゼルお兄ちゃんです。 媚薬を盛られた事に気付いていないヘンゼルは、(随分溜まってたんだなぁ…)くらいの事しか思わず、一心不乱に自家発電に勤しんでいました。 ヘンゼルは“そういう行為”をする時、何故か全裸になる癖がありました。そうしないと集中できないのです。 そんなこんなで数えて六回目の絶頂に至った時、ヘンゼルの部屋にやってきた人間がいました。 「お兄ちゃん…?」 「うわっほーい!!ノックもしないで入ってくるんじゃねええぇぇぇぇ!!」 307 ヘンゼルとグレーテルKIMO-remix Ver. sage 2008/03/21(金) 00 53 21 ID OKA/aIsf ヘンゼルは凄まじいスピードで布団を被りましたが、時すでに遅し。グレーテルの目は、ヘンゼルお兄ちゃんのてぃむてぃむをしっかりと捉えていました。 (やっぱり…でっかいなぁ…お兄ちゃんのアレ…) グレーテルは思わず唾を飲み込みました。 「んで…どうした、グレーテル?何か用か?」 いつもよりも口調がキツめです。さっさとソロライブの続きをしたいのでしょう。 「……んとね、何だか…寂しくなっちゃって…。今日はお兄ちゃんと一緒に寝たい…」 鏡の前で何度も練習した上目遣いを発動させて、ヘンゼルにおねだりします。 ヘンゼルはその一言で冷静になりました。 (そうか…。普段はしっかりしてるけど…。やっぱり寂しいんだな。そりゃそうだよな……。こんな小さいのに、親に捨てられて、もう家族は俺一人しかいないんだもんな…) ヘンゼルは確かに駄目な男です。頭は良くないし、全体的に不真面目だし、下品だし、なによりニー…ゴホン、翼の折れた堕天使です。 それでも、家族愛だけは人一倍強いのがこのヘンゼルという青年でした。 布団の中で器用に服を着ると、 「よし、今日は一緒に寝るか!!おいで、グレーテル!!」 ―――計画通り!!! グレーテルはほくそ笑みます。さあ、後は存分に見せつけてやりましょう。身の程知らずの泥棒牛にヘンゼルが誰の所有物なのか、を。 「わーい!お兄ちゃああああん!」 グレーテルは無邪気にヘンゼルのベッドへとダイブしました。そしてヘンゼルお兄ちゃんの腕に、ぎゅっと抱きつきます。 ヘンゼルが頭を優しく撫でてくれます。グレーテルは嬉しくなって、さらに力強く抱きつくのでした。 「ヘンゼルくぅん…」 お姉さんのとろっとろに溶けた声が聞こえてきたのは、そんな時でした。腰をガクガクと震わせながら透け透けのネグリジェ姿で、お姉さんがやってきます。 「ね、ねぇ…?ヘンゼル君…。少しお話しない…?」 その淫らな姿に、ヘンゼルの目は釘付けです。 そんな中、グレーテルは眉をひそめていました。 (何…?この匂い…。何かが発酵したような…) そしてグレーテルは気付きました。ネグリジェの向こうに見えるお姉さんの太股に、何か液体の筋が伝っているのを。 ―――この女…!!どこまで変態なのよ…!? お姉さんはヘンゼルの姿を見た瞬間、イってしまっていたのでした。その匂いはヘンゼルにも届いているに違いありません。 308 ヘンゼルとグレーテルKIMO-remix Ver. sage 2008/03/21(金) 00 55 28 ID OKA/aIsf (こんなジメジメ乳牛の匂いでお兄ちゃんの鼻を汚させるもんですか!!) 「ね、ねぇ…へんぜるくぅん…」 お姉さんは涎を零してヘンゼルに手を伸ばします。 ―――パシンッ! グレーテルがその手を払いのけました。ヘンゼルもお姉さんも予想外の乱入者に驚き、口をあんぐり開けたまま停止しています。 「お兄ちゃんは、今日疲れてるんです。だから今日は私と一緒にぐっすり寝るんです!ね!お兄ちゃん?」 いきなり話を振られたヘンゼルは慌てて、 「あ、いや少しくらいならだいじょ…」 「じゃあもっと疲れちゃえ!!」 グレーテルはお兄ちゃんの腰にしがみつき、顔を擦りつけます。 「お兄ちゃん大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き!!」 頬をぐりぐりと押しつけます。腰にしがみついている訳ですから、当然、グレーテルの顔にはヘンゼルの卍解した斬魄刀が当たります。 「おひょっ…!!」 ヘンゼルは唐突に訪れた刺激に反応して、妙な呻き声を上げます。 「へんぜるくぅん…」 「大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き」 リズムに乗るぜ!と言わんばかりにグレーテルの動きは加速します。 「おい、こら、グレー…あひょおおお!!」 未知の刺激に、ヘンゼルお兄ちゃんはまともに喋る事すらままなりません。そのうえ、媚薬の効果は依然継続中なものですから、意識も朦朧としてきました。 もはやネグリジェお姉さんなど眼中にありません。ヘンゼルは目の前の快楽を貪る事しか頭にありませんでした。 「大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好きー!!」 ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり。 ズボン越しでも、お兄ちゃんの限界が近い事が分かります。ツン、としたアルカリ臭がグレーテルの鼻をかすめます。 (このままいっちゃえっ♪) ソフトオンデマンド総監修、最新式キモウト型バイブレーターの前に、お兄ちゃんの大紅蓮絶倫丸は成す術なく火を噴きました。 「はふぅッ…!!」 ヘンゼルの腰が痙攣しています。ズボンの中から粘ついた水音が聞こえてきます。 「ふひひ…」 グレーテルはその匂いを嗅ぎ、しばしうっとりとした後、素知らぬフリでヘンゼルに話しかけます。 309 ヘンゼルとグレーテルKIMO-remix Ver. sage 2008/03/21(金) 00 57 30 ID OKA/aIsf 「お兄ちゃん、すっごいぐったりしてるよ?大丈夫~?」 「やべぇ…いもうとマジやべぇ…パネェパネェ…」 ヘンゼルは焦点の定まらない目でそう呟き、半ば気絶するように眠りにつきました。 「あ、あれ…?寝ちゃった…」 (今夜は最後までするつもりだったのに…) 残念そうに溜め息をつき、ふと部屋を見回すといつの間にかお姉さんはいなくなっていました。 「…ま、お兄ちゃんの貞操は守ったし、今回はこれで良しとするか。でも…」 そうそう、「二人で」する作業は終わってもグレーテル「一人で」やる作業はまだ終わっていません。 「ちゃあんと綺麗にしたげるからねぇ~…♪」 ヘンゼルのズボンを下ろし、ぐちょぐちょになったジュニアを取り出します。 「硬くなってないのに…こんなにおっきいの…」 ヘンゼルJr.を見つめ、改めてその大きさに驚きます。 (もしコレが入ったきたら…。うわあああぁぁぁぁ恥ずかしいッ!!とっても恥ずかしいッ!!) グレーテルは元来恥ずかしがり屋さんです。脇の匂いを嗅ぐとか、乳首を吸うとか、陰毛を咥えるとかは出来ても、セックスなんてそんな恥ずかしい事出来ません。出来るわけがありません。 「入れるのは…もう少し待っててね、お兄ちゃんっ……はむっ!」 グレーテルはそれが実現する日を想いながら、かいがいしくお掃除をするのでした。 310 ヘンゼルとグレーテルKIMO-remix Ver. sage 2008/03/21(金) 00 59 35 ID OKA/aIsf お姉さんは放心状態でふらふらと自室に戻ってきました。 そして机の引きだしから例の紙切れを取り出すと、猛然と自慰を始めます。 「ふぅッ…あんっ…あ、あ、あ、あ、あのクソアマぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 邪魔しやがって!!アタシとヘンゼル君の邪魔を…あ、そこキモチイイッ…!!ぶち殺す…ッ!絶対ぶち殺す…ッ!!でもン゛ギモ゛ヂイ゛イ゛…ッ!」 紙切れを見つめ、グレーテルへの怨み言を吐きながら指を動かします。続けて、紙切れに話しかけます。 「ねえ…酷いのよ…グレーテルちゃんたら、私とあなたの邪魔をするの…ん、ああ…そこ、もっと舐めてぇ…。 あんなつるぺた女なんかに触られたって嬉しくなんかないよね…?そうよね?いらないよね、あんな妹はいらないよね?んん、もう少し…ッ!!もう少しで…!!」 ぴちゃ、ぴちゃ、と音を立てて紙切れを舐めます。 「私をお風呂に閉じ込めて、その間にヘンゼル君を誘惑するなんて許せない。ヘンゼル君だって辛かったでしょ…?あんな色気もクソもない女じゃ…ふあぁぁ…ッ!激しいッ!!壊れちゃうよ!! ねえ、殺しちゃお…?私がいっぱいいっぱい愛してあげるから…。まな板娘なんかじゃ出来ないこといっぱいしてあげるから…んんッ!!」 油性マジックで紙切れに何かを書き込みます。 『お世話になりました』の文字の横にふきだしが描かれ、その中にはある文章が書き込まれていました。 『そうだね、ころしちゃおう』 と。 「ああん!やっぱりヘンゼル君もそう思ってくれてたのね!!嬉しい!!はぁんッ…!全部終わったら…んふ、んふふふふふふふふふふふ…あはははははははははははぁぁぁぁ…イ…イくッ…!!」 お姉さんは体を小刻みに震わせながら、昇天しました。 涎でべちょべちょになった紙切れに新たに書き込まれた文字は、静かに滲んでいくのでした。 311 ヘンゼルとグレーテルKIMO-remix Ver. sage 2008/03/21(金) 01 01 15 ID OKA/aIsf 翌日。 (今年は暖冬になるのかな…) もう冬も間近だというのに、振ってくるのは雨ばかり。雪が好きなグレーテルとしては残念でなりません。しかし、そんな些細な出来事で今のグレーテルは憂鬱になりません。 グレーテルの顔はツヤツヤです。きっと昨日、高濃度のたんぱく質を摂取したからです。隣ではげっそりしたヘンゼルお兄ちゃんが眠り続けています。 「お兄ちゃんの寝顔…ぬへ、ぬへへ…」 昨日あれだけ発散したというのに、またいたずらしたくなってきてしまいました。恋とは恐ろしいものです。グレーテルはヘンゼルの乳首に爪を立ててバッテン印をつけてやりました。 ヘンゼルのやつれ顔に、ほんの少し精気が戻ってきたように見えます。グレーテルは乳首からおへそへと舌を這わせ、さらに下半身へと…いこうとして、気付きました。 とても良い匂いがします。これはパンを焼いている匂いです。お腹がぐぅ、と鳴りました。 「奴隷牛も役に立つことあるのね…。パンを焼く腕前だけはプロ級だわ…」 色気より食い気、センシィティブなお年頃のグレーテルはリビングへと向かいました。後には、Tシャツをまくられた情けないヘンゼルだけが残されました。 リビングでは、お姉さんがいつも通り朝食の準備をしていました。見たところ様子はいつもと変わりありません。 (これは演技…?それとも本当に気にしていないのかしら?) 「お姉さん、おはよー!!」 元気良く挨拶をしながら、グレーテルは椅子に座ります。 「あら、グレーテルちゃん、おはよう!!」 お姉さんも笑顔で応えます。 朝ご飯のメニューはピザトーストにクラムチャウダーでした。グレーテルの大好物です。 「ヘンゼル君はまだ寝てるの?」 「うん。疲れがとれないみたい」 「そう…じゃあもう少し寝させてあげましょう」 お姉さんも椅子に座り、二人は向かい合って「いただきます」をします。 グレーテルは早速クラムチャウダーに手をつけました。素晴らしい味です。クノール社も真っ青な味付けです。やはり手作りに勝る味はないという事でしょう。 「ねぇ、グレーテルちゃん…」 「ズズッ…ムガホフ…なぁに、お姉さん?」 グレーテルは、スプーンを動かす手は止めずに返事をします。 「私ね…。昨日はとっても悔しかったわ」 お姉さんの声が急に低くなります。 312 ヘンゼルとグレーテルKIMO-remix Ver. sage 2008/03/21(金) 01 02 44 ID OKA/aIsf 「……。腐れ牛にはお兄ちゃんはもったいないもの。他人のモノを盗っちゃ駄目って教わらなかった…?」 グレーテルも負けじと言い返します。 「ふふっ…、他人のモノ…ねぇ…」 「でも私、グレーテルちゃんが生まれる前から彼と知り合いなの…。だから泥棒はグレーテルちゃんの方なのよ…?」 グレーテルの手がぴたりと止まります。 「何言ってるの…?あんた…」 「私と彼はずーっとずーっとずーっとずーっとずーっとずーっと昔から知り合いなの…」 グレーテルの頭は混乱するばかりです。それに、さっきからスプーンがやたらと重くかんじます。 (頭おかしくなっちゃったのかしら…この女…) 「だからね、グレーテルちゃんにも味わってもらおうと思うの…」 瞼も重いし、座っているのも怠いのです。一体、グレーテルの体はどうなってしまったのでしょう。 「自分のモノを奪われた人の気持ちを、ね…」 グレーテルの体は椅子から落ち、床にごろりと転がりました。 ―――しまった…一服盛られた…!! 自分を見下ろす、魔女の真っ黒な瞳を見つめながら、グレーテルの意識は深い深い奈落の底へと落ちていくのでした。