約 2,427,217 件
https://w.atwiki.jp/shomen-study7/pages/548.html
オスウィーゴー運動 オスウィーゴ運動<Oswego movement> 19世紀半ば、米国ニューヨーク州のオスウィーゴ師範学校を中心に起こったペスタロッチ主義による教育改革運動のこと。 アメリカの源流はこのシェルドン(1823~1897)のオスウィーゴ運動であるといわれる。 明治初期、これを学んだ高嶺秀夫によって、日本にも伝えられた。
https://w.atwiki.jp/wiki7_yuya/pages/2.html
トップページ ロックスターゲームズ 海外ゲーム
https://w.atwiki.jp/zakuaku/pages/2017.html
☆スーパーゴーグル ハオの補助で、味方一人の投擲属性の攻撃力を1.3倍、 更に物理命中率を2倍にします(5ターン)
https://w.atwiki.jp/inougakuentoshi/pages/134.html
【名前】蛇道院 霙(じゃどういん みぞれ) /ゴーゴン 【性別】女性 【学年・職業】高等部2年/組織構成員・諜報担当 【容姿】明るいピンク色のふわっとしたツインテール、 アンダーリムタイプの眼鏡をかけた金目は、縦に長い瞳孔を持つもののいつも気怠げに開かれ覇気というものを感じさせない。 制服は着崩さず着ているが見咎められるほうが面倒といった理由から。 身長はやや低めではあるが出るとこ出たトランジスタグラマー、自覚アリ。 表立って組織の一員として活動することはあまりないが、そういった際には石膏の女神像のような仮面を被る。 【性格】ものぐさ・怠惰といった単語のよく似合うぐうたら娘。 要領は良く、面倒を回避する事に長けている。 所謂オタクであり、それを隠している……つもりだがつい喋りにセリフなどが出る、鞄にチャームを着けているなど隠れていない。 実際には無慈悲というか冷酷というか、とにかく自分が労力を費やす事になる原因を出来うる限りローコストで排除したがる。 ソシオパスとまではいかないものの他人に対する関心が希薄、興味を示したとしても人間としてというよりエンターテイメントとして見ている節がある。 【能力】蛇髪憑き(ゴルゴネイオン・コーマ) 髪をケーブルに変化させ伸縮させたり自在に操る能力。 先端に端子を持ち、それを突き刺す事で対象の情報を抜き取る・情報を流し込むといった事が可能。 人体や機械などに幅広く使うことができ、所謂DoS攻撃のような真似は出来なくとも人体機能に干渉し動きを鈍らせたり、 虚偽の情報を流し込む事で目の前にいようとも自分を認識させない、逆に違う人間を自分や標的として認識させるといった芸当も可能。 ケーブルは頑丈かつ断熱効果の高い絶縁体に守られておりそのまま振り回したり、腕のように束ねるなどして物理的な武器としても利用可能なほか 首さえ負荷に耐えられれば移動手段としても使える。 【概要】ごく普通の、少し裕福な家庭に生まれ過ごしてきたごく普通の女子高生。 強いて違いを挙げるとするなら生まれてこの方まともに叱られた事がないといった所。 異能学園に来たのもただ単に異能発現の可能性云々で推薦があり、それにより入試云々をサボるためだった。 しかし目覚めた異能を有用視した"組織"によりスカウトを受け学生兼諜報員として活動する事に。 組織には存在そのものが平穏を脅かす事や、多額の報酬が支払われる事もあり表向きは従順。 内心では当然諜報など面倒なのでやりたくないと思っている。 一応学園を陥れる事への罪悪感も無くはないがリスクとリターンを考えて切り捨てられる程度のもの。
https://w.atwiki.jp/generation-crossrays/pages/268.html
ユーゴー(双子機/弟) 性能 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 防御 SFS 28400 570 M 13700 125 225 215 245 6 B - B - D ○ ○ 武装 名前 射程 威力 EN MP 属性 命中 CRI 武装効果 使用適性 対応適性 備考 宇 空 地 水上 水中 宇 空 地 水上 水中 バスターソード 1~2 3500 16 0 物理格闘 85% 5% ○ ○ ○ ○ ○ アンカー射出クロー 2~3 2500 14 0 物理格闘 80% 0% 移動力ダウン ○ ○ ○ ○ ○ 300mmロングライフル 2~5 3300 16 0 物理射撃 80% 0% ○ ○ ○ ○ ○ アビリティ 名前 効果 備考 ナノラミネートアーマー BEAM属性を持つ武装によるダメージを3500軽減する。 開発元 開発元 5 ユーゴー(JPTトラスト仕様) 5 ユーゴー 5 ユーゴー(双子機/兄) 6 ジルダ(一般機) 設計元 設計元A 設計元B 騎士スペリオルドラゴン ガナーザクウォーリア 開発先 開発先A 開発先B 開発先C 開発先D 2 ジルダ(一般機) 2 ユーゴー 2 ユーゴー(JPTトラスト仕様) 3 ユーゴー(双子機/兄) 備考 登場作品『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 「夜明けの地平線団」の幹部が乗るモビルスーツ。緑色の弟。 性能は兄と完全に同等。にもかかわらずCOSTが何故か安い。 開発元・先もサンドバル機と兄。
https://w.atwiki.jp/foresanc/pages/1909.html
ゴーゴンドレイク 概要 分類 亜竜・無翼竜系 主な生息地 荒野・砂漠 知能 動物並 属性 地 危険度 C+ 備考 石化能力で周囲の環境を破壊する血液が石化治療の薬の原料になる 亜竜の一種。 犀ぐらいの体躯を持つ、翼のないドラゴンに似た外見をしており、鱗の色は茶色。 下顎が大きく発達している。 主に荒野や砂漠などの乾燥した環境に生息する。 脚の裏は皮膚組織が膨らんでクッション状になっており、これが砂漠での歩行を容易にする。 ラクダと同様に背中に脂肪などの栄養分を溜めこむことで長期間餌や水のない環境にも耐えることが出来る。 日中はあまり活動的ではなく、日陰などでじっとしていることが多い。 これは餌や水の少ない環境で少しでもエネルギーの消耗を避けるため。 巣穴は作らず、睡眠や産卵などは適当な日陰で行う。 肉食性で主に他の動物や魔物を狩る。 口からは石化効果のあるガスを吐いて獲物の体表を石化させて動きを封じ、石化した部分ごと噛み砕いて捕食する。 下顎の力は強力でコンクリートですら噛み砕いてしまうほど。 また、血中に石化を予防する特殊な成分を宿しているため自分や同種は石化しない。 石化ガスを吐くため周囲を荒廃させる迷惑な魔物だが血液が石化治療のアイテムの原料になる。 似たような環境に生息し、石化能力を持つ亜竜のバジリスクとしばしば混同されるがれっきとした別種。 技・魔法 地のブレス 地属性のブレス攻撃。 石化効果のあるガスを吐く。 経歴 2012年6月6日ユキの長編第3章『不死鳥』 ルオルの廃墟と化した市街地でゾンビ化した個体が群れで登場。 ティマフの下へ急ぐディプスやワープを襲撃するがセルレアの突風で大部分が吹き飛ばされ、残りもユカリスらに殲滅された。 由来 「Gorgon(ギリシャ神話に登場する怪物)」 + 「Drake(竜)」 アースガルド 亜竜 地 石化 魔物
https://w.atwiki.jp/konocardgame/pages/260.html
カウンターゴーレム 色 画像 レベル 攻撃力 HP 速度 能力 赤 4 0 6 普通 ■このクリーチャーのHPが減少した場合、相手のアタッカーのHPを「減少したHP」減らす 受けたダメージをそのまま返すゴーレム。 攻撃力は0だがその能力を駆使して相手にダメージを与える。 これによりイフリートなどのファッティ相手にもHPが満タンならドローに持ち込むことができる。 また放火魔や火竜の首などの無差別バーンを使えば相手にバーンダメージ+カウンターゴーレムの効果分のダメージが与えられる。 加えてこれ自体は使用効果ではないので無効の付いたカードも間接的に焼くことが出来る。 もちろん反射効果によるダメージでも反射効果は発動される。 非常に強力なカードながらゴブリンメイジ・混沌・ケンタウロスなど致命的に弱いカードもある。 赤カードで唯一HPのほうが高いある種の問題児。 相性の良いカード これらのカードをイニ無しで使えば、相手の対策は大抵回避できる。 怪火 効果によるHP減少は赤カードになるため、追加で2ダメージとなる。 ニワトリ 攻撃力0同士のドロー狙いを阻止。 火の鳥 攻撃力0同士のドロー狙いを阻止。ドロー時は発動しないが敗北しても使いまわせる。 HPが攻撃力より1,2だけ高い青や緑のクリーチャーに対して。 イニありの場合にHPが低い割に打点の高い赤のクリーチャーに対して。 など、+1,2点が役に立つ場面は多い。 赤で同色なので入れて損は無い。ウィザードや炎使いなども同じく。 人魚メイジ 効果でHPが減少すると相手に反射ダメをあたえ攻撃力も得られる。相手のスカしに注意。 アタッカーを出さない、使用カードを出さない、のどちらでもスカされる。 ミミック 強力なアタッカーなので増やすだけで強力。 ネクロマンサー 上に同じ。使いまわすだけで強力。 ラッパ妖精 自分のHPを回復したり、相手の対策を解除したり。 ピクシー もし能力を消されても6/6になれば普通に強い。 植物使い HP上昇はすなわち攻撃力/生存確率の上昇となる。 + ピクシーの対混沌性能について カウンターゴーレムの天敵である混沌をピクシーで対策できるか。 結論から言うとそれだけでは対策にならない。 まず混沌が出されてからだと、ピクシーで攻撃力が増えないので使えない。 事前にかけておくしかないが、混沌の攻撃→反射で負ける。 混沌の攻撃orHP下げるかこちらの攻撃を上げるかしよう。 ラッパ妖精使うとカウンゴの攻撃が12になるのでお勧めかも知れない。 ver0.37でHPが7→6へと弱体化した。 以前の環境で強すぎると判断されたか。「試作型ゴーレム」だった頃が懐かしい。 反射ダメージのみでは、HP7クラスのファッティに歯が立たなくなってしまった。 とはいえ、全体バーンを利用すればよく、放火魔やゴブリン戦車が同時に更新され高火力も容易になった。 4~5ダメージを出せれば、大抵のクリーチャーを倒すことは可能である。 上記のカードと合わせたりして運用したい。 主なカウンターゴーレム対策一覧 ゴブリンメイジ ステが変わってなければ6/0となり焼き切れる。 クラーケン 厄介な能力をいただきましょう。 混沌 バーンが回復となり素の状態で殴りあうと、こちらに4/10の混沌が誕生する。 ケンタウロス 特殊能力さえ消してしまえばただの0/6となり、ほぼ確実に勝てるようになる。 変異体 何も起きなければ確実に引き分ける、変異体にとっては理想の世界。 逆にカウンターゴーレムと同時採用してバーンカードを共用するという手もある。 魔界樹 反射する間もなく煙に変えてしまえば何もできない。戦闘の前に全体バーンで焼き尽くされないよう注意。 双方の攻撃力が0の場合、互いにダメージが入らないため引き分けになるという仕様を狙うのも対策となりうる。 素で攻撃0かつ、戦場に生きながら出現可能なのはガーディアンと変異体くらい。 狩人・天狗・アーチャー・人魚メイジなどで(一部)自爆しながら、攻撃力下げる対策も存在する。 その他、攻撃3以上、HP4以上でも引き分けに出来る。 ゾウなどの安くて高HPなカードで勝ちを取れると嬉しい。 また、赤のカードに存在する「破壊する」効果により、破壊された場合も反射効果は発揮されない。 基本は攻撃力0は能力ありきのステータスなので能力さえ封じればなんとかなる場合が多いだろう。 特にケンタウロス1枚で完全な木偶の坊になり下がる。 ズタボロに負かされることも多いが、特性をよく理解して対処しよう。 付け入る隙は非常に多い。 いずれにしても向こうの攻撃力強化には注意。 カウンターゴーレムの反射能力と混沌の能力が合わさると永久パターン化することがある。 ver0.37から「10回ずつ攻撃して決着がつかなかった戦闘は、引き分けになる」ように仕様が変更された。 このため「永久パターン」化しても引き分けになるが、どのようなパターンかは下記の通りである。 + 反射効果によって永久パターンも存在する アタッカー同士の与ダメージが等しく、どちらも反射能力を持ち、 片方に混沌の能力があり、先手側の攻撃で相手が死なない場合に発生する。 条件が揃った場合、下記の1~6を延々と繰り返すことになる 先手側の攻撃により、後手側に戦闘ダメージ。 ダメージ計算後、後手側の反射効果が発動。 混沌能力によって先手側は与ダメージ分回復。 後手側の反撃により、先手側に戦闘ダメージ。 ダメージ計算後、先手側の反射効果が発動。 混沌能力によって後手側は与ダメージ分回復。 発生した際には投了以外に何も出来なくなる。 関連項目 バーン関連 HP0クリーチャー HP増関連 なお、0.32まではダメージを倍にして返すと言う超仕様。勝つにはHP15以上必要であり、最強クリーチャーの名を欲しいままにしていた。 ↓その時の解説文 + ... その性質上、素で殴り勝つならHP15以上必要。つまりガチで勝てるクリーチャーは現在存在しない。(混沌という例外はある) それどころか引き分けに持ち込むことすら、攻撃力7以上(≒四聖獣クラス)の戦力が必要。 信じられるか? こいつ、レベル4クリーチャーなんだぜ・・・ HP的にマジシャンで焼ききるのも難しい。現状誰もが認める最強クリーチャーであろう。 元となったカード→試作型ゴーレム 意見所 名前 コメント ↓ちょいちょい修正しました -- 名無しさん (2013-03-25 21 13 50) ちょいちょいHP7時代の記述が残ってるので更新お願いします -- 名無しさん (2013-03-25 18 36 40) 自分のアタッカーに赤ゴの能力つければ引き分けに持ち込めるっていう対策もあるにはあるんじゃね -- 名無しさん (2012-05-28 10 20 49) 難しいけど仙人でクマ+森神までいければかなり強い とにかく緑と相性いい -- 名無しさん (2012-05-01 03 10 16) 永久パターンって攻撃力3の混沌にゾウ対峙させて仙人でカウゴレつければ達成できるよね?絶対に起こりえないことも無いと思うんだが。 -- 名無しさん (2012-01-17 02 13 23) ちょっと修正が雑すぎませんか? -- 名無しさん (2012-01-16 23 45 35) リンクが潰れてる -- 名無しさん (2012-01-16 23 35 15) 自爆系コンボを集めた方がいいですか?バーンページ自体には関連項目みたいにアンカーありますが -- 名無しさん (2012-01-16 11 56 16) 要自爆系コンボのリンクは、関連ページそのものじゃなくて目次に行ってますがこれでいいんですか? -- 名無しさん (2012-01-16 11 45 22) 緑ゴは? -- 名無しさん (2011-12-18 10 17 31) 補助カード無しで勝てるってのは正攻法だけど、混沌は存在そのものが正攻法ではないしなあw判断難しいww -- 名無しさん (2011-12-18 10 13 31) 玄武とワームのみって…混沌は正攻法ですらないのかw -- 名無しさん (2011-12-18 08 11 02) 一番のメタはクラーケンだろ。こっちは1/1以上で勝てるから -- (名無しさん) 2011-11-04 21 04 55 植物使いも相性いいと思う。HPwo -- (名無しさん) 2011-11-09 04 04 50 植物使いも相性いいと思う。HPを消費する性質上 -- (名無しさん) 2011-11-09 04 05 41 対策にはケンタウロスが一番 -- (名無しさん) 2011-11-12 02 19 37 能力説明が「2倍」のままです。変更続いてるから修正追いつくのたいへんだ。 -- (名無しさん) 2011-11-19 01 49 04 対策一覧の混沌、減らしたライフ分回復だから、ちょっと違う。 -- (名無しさん) 2011-11-20 21 03 18 いつの間にか完成してたんだねこのゴーレム -- (名無しさん) 2011-11-23 00 14 00 たぶん近い将来修正されると思う。 混沌で負けても増やされたHPはピクシーで対応出来る 現状一番のメタはメデューサだと思う。攻撃力5以上のクリを用意すれば勝てるしね。あとはシーサー、トラバサミ、マダム、サメなど戦場に置かせないのが有効か
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1198.html
白いボールが小さくなっていく。 深く暗い青に消えていく――原色の空に飲み込まれていく。 高く打ち上げられたボールが、グラウンドを飛びだし土手を越えていくのを、 みさおはマウンドで呆然と見つめていた。 生ぬるい風が吹く。 観客席でわき上がる人の波。 ――ああ、夏が終わっちゃう。 そう、思った。 ―――――――――――――――――――――――― デ ー ゲ ー ム ―――――――――――――――――――――――― 1 2 3 4 5 6 7 計 鷹 0 0 0 0 0 0 0 0 修 0 0 0 0 0 0 1x 1 みさおは泣きじゃくった。 あやのの膝の上、頭を乗せて。 暴走するエンジンのような熱の残滓を抱いて、吹き出す汗を拭おうともせずに。 あやのはただみさおの髪を撫でる。 その顔を優しく見つめながら。 ピンクのフレアスカートが汗と涙で濡れるのを構いもせずに。 傍らには空になったバスケット。 みさおは試合直前でも沢山食べるから。 あやのが腕によりをかけて作ったサンドイッチ。 ピーナッツクリーム――イチゴホイップ――ツナと卵――サラダとハムサンド。 すべてみさおのお腹の中に収まって、いまそのカロリーが膝の上で燃えている。 土手の上、グラウンドを見下ろす合歓の木陰で。 「ひぐ……あ、あいつら……ずりぃよ……け、敬遠ばっか……バット、振ることも できねぇで……ちきしょう…ちきしょう!」 3打席連続敬遠。 それが、修篤学園のピッチャーが4番みさおに下した評価だった。 累に出たみさおの俊足を警戒して、牽制球が何度も投げられた。 彼には甲子園の常連校からもスカウトがきていると聞く。 徹底したファール攻勢。 それが、修篤学園の重量打線がピッチャーみさおに下した評価だった。 修篤学園は前回の全国中学校軟式野球大会で打点No1に輝いた学校だ。 それでもみさおが許したヒットは3本だけ。 ――それと、決勝点になったホームラン。 鷹宮中学校は、関東大会の準々決勝で敗れた。 中三の、夏の出来事だった。 その戦績と奮闘は誇っていいことだとあやのは思う。 事実彼女の胸のなかでは今、親友に対する憐憫と哀切と尊敬と欣喜の念がないまぜに なっている。 ――ましてや、女の身で。 けれどそれだけはいってはいけないとあやのは知っている。 みさおは“女の子にしては”などという条件付きで褒められたくて野球をやって いたわけでは決してない。 むしろみさおは、女の子でも男の子と並び立つことができると証明したくて、 ずっと努力してきたのだ。直接みさおからそう聞いたわけではないけれど、 あやのにとってそれは自明だった。 ずっと見てきたから判る。それこそ男も女もなかった子どものころからずっと。 いつからなんだろう? 私たちが女の子になったのは。 赤いランドセルを背負ったあの日から? 月の物が来たことに動揺して泣いたあの日から? ドキドキしながらお母さんとでかけ、初めてブラジャーを買ったあの日から? 気がついたらあやのは女の子になっていた。 昔から可愛いものは好きだった。ピンク色のスカートを穿いておしとやかに 微笑むと、お母さんも親戚の人も可愛い可愛いと誉めてくれた。あやのはそれが 嬉しかったし、自分でももっと可愛くなりたいと思ったものだった。 壁紙をパステルカラーにした。大きな熊のぬいぐるみをねだった。テレビを 見て可愛い女の子の口調を真似た。nicolaを読んでジュニアモデルにあこがれた。 やがてわたしはお嫁さんになって、男の人を支えてあげるんだ。そうやって幸せに 生きていくんだ。 そんな未来図も違和感なく受け入れて、あやのは育っていった。 けれどみさおは違っていた。 いつまでたっても男の子と一緒に泥だらけになって遊ぶ。樹から落ちては大きな タンコブを作って帰ってくる。カマキリを捕まえてきては、ニコニコしながら イナゴを食べさせる。 あやのは、ずっとそんなみさおが眩しかった。 みさおだって、日々丸みを帯びていく自分の身体に気づかないはずがない。 日々がっしりと強くなっていく、周りの男の子との違いを考えないはずがない。 4年生のころ、みさおはガキ大将だった。 5年生になると、よくケンカに負けてはあやのに泣きついてきた。 6年生になったころには、男子は恥ずかしがってまともに相手しなくなっていた。 それでもみさおは諦めなかった。 大きく口を開けてお陽様みたいに笑うと、また男子の輪の中に入っていく。 あやのにとって、みさおはずっとヒーローだった。 時という敵、性別という壁に、たった一人で戦いを挑んでいく不屈のヒーロー。 そのヒーローは、けれどずたぼろになって、今あやのの膝の上で泣いている。 小さな暴風雨のようだった慟哭も、今は落ち着いてきていた。 ときおり思い出したようにうめき声をあげると、ぐしぐしと涙を拭う。 「ごめん……ごめんなあやの……もうちっと待って……」 「うん、いつまででも待ってるよ」 そういって優しく額を撫でる。 つけてきたフレグランスは、みさおの甘ったるい汗の匂いでとっくに吹き飛んで しまった。 合歓の木陰に差し込む木漏れ陽が、二人の肌にまだら模様を描いている。 遠雷のように、川向こうで啼く蝉の声が聞こえてくる。 中三のみさおにとって、この大会は野球ができる最後の機会だった。 高校野球に参加できるのは男子のみ。規定でそう定められているから。 どれだけ速く投げられても、どれだけ遠くまで飛ばせても、女子の部員を取る 学校など存在しない。 だから。 だから、この大会がみさおの最期の戦いだった。 そして全てだったのだ。 気がつけば嗚咽も止んでいた。膝の上のみさおは、目を閉じて動かないまま、 規則正しい息づかいをしている。 あれ? 寝ちゃったのかな? そう思ってあやのが顔を覗き込んだとき、みさおは 急にぱっちりと目を開けると、勢い良く跳ね起きた。 「おぉっしゃーー! 日下部みさお復活だぜぇー!」 太陽に向かって大声で叫ぶと、くるりと振り返ってニカリと笑う。 目尻を赤くしながら、けれどひまわりみたいな笑顔で。 やっぱりみさおには笑顔がよく似合う。ましてやこんなに抜けるような青空なら なおさらだ。 だからあやのもお返しにニッコリと微笑んで云う。 「おかえり、みさちゃん」 「お、おぉ…ごめんな、いや、ごめんじゃねぇな? うーん?」 途端にみさおは首をひねって考え込んでしまった。 あやのはそれが可笑しくて、またくすっと笑う。 みさおが自分になにを伝えたいのかは判っているし、どこで引っかかっている のかも判る。 だからあやのは先回りして云った。 「ありがとうっていってもらえた方が、わたしは嬉しいな」 あやのがそう云うと、みさおはポンと手を打って親指を突き出した。 「おぉ、そうだそれだ! ありがとうだ! サンキューだぜあやの!」 「ううん、どういたしまして。それより……」 あやのがいいかけたとき、二人の間を突風が言葉もなく吹き抜けた。 途端に目をつぶる二人。 風は生暖かかったけれど、汗ばんだ身体にはそれでも心地よい。 熱闘に灼けたグラウンドの砂が、風に舞い上げられて届いてくる。 合歓の梢がざわざわと鳴り、綾なす木陰もゆうらりゆらりと形を変える。 見上げれば、木漏れ陽を背負って、紅い合歓花が髪飾りみたいに揺れていた。 「……んで、なんだっけ?」 風が吹き止むと、改めてみさおは訊ねる。 「ん……あのね……脚、痺れちゃって立てないの……」 恥ずかしそうに、あやのはそう答えた。 誰のせいでそうなったかをすっかり棚に上げて、みさおはあやのを散々弄んだ。 あやのも悶絶しながらも一緒になってケタケタ笑った。 ようやく痺れも消え、ふらふらした足取りで立ち上がったあやのは、目尻の涙を 拭いながらみさおに云った。 「そうそう、みさちゃんに渡すものがあるんだよ」 「おぉ? なんだなんだー?」 興味津々という態で、みさおは身体を乗り出して訊ねる。 「ふふ、みさちゃんもきっと喜ぶと思うな」 そういってハンドバッグから取り出したのは、くたびれて泥だらけになった帽子。 額の部分にはSのマークが入っていた。 「あれぇ? これって修篤の帽子だよなぁ?」 「うん、修篤のピッチャーの子が、みさちゃんに貰って欲しいって。本当は交換 したかったみたいなんだけど、みさちゃんそんな状況じゃなかったから……」 「そっかぁ……」 みさおは帽子を大事そうに手にとって、ためつすがめつ眺める。所々ほつれて 破れかけ、汗がしみこんでまだらになっていた。 「それでね、あの子から伝言。『お前のことは、もし俺が今後プロになっても絶対 忘れない。お前は最高のピッチャーだった』だって。あと、『すまない』っていってた。 ふふ、かっこいいじゃん、あの子」 「そっかぁ……へへ、そっかぁ……」 薄汚い帽子を目深に被って、みさおは呟いた。再び頬に光るものが流れ落ちる。 そんなみさおを見て安堵しながらも、あやのはどこかもどかしさを感じていた。 足りない。全然足りない。 みさおに対するご褒美として、こんなものでは全然足りていない。 毎日朝早く起き出してジョギングしていたみさお。 豆が潰れて血が出るまでバットを振っていたみさお。 レギュラーを奪われた男の子に陰口を叩かれながら、意に介さず頑張ったみさお。 そんなみさおを、どうやればもっともっと褒めてあげられるのだろう。 頑張ったとか、凄いとか、誇りに思うとか、そんな思いは口にすればすぐに空虚に なりそうで、今更二人の間でそんな言葉に意味があるとは思えなくて。 だからあやのは提案した。 「ね、みさちゃん――」 ☆ ☆ ☆ 「い、いいんかなぁこれ…」 「んー? 駄目だと思うよ」 「だ、だめって、んなっ、自分から云っといてっ」 「大丈夫だよみさちゃん、バレなければいいんだよ」 「……あ、あやの?」 なめらかに均されたグラウンドに、二人の足跡がついていく。 誰もいない観客席。静謐な野球場。ただ遠くから蝉の声だけが降り注ぐ。 小脇に籠を抱え、ピクニックに向かうような軽やかな足取りで、あやのは マウンドに向かう。 けれど籠のなかに山盛り入っているのは、サンドイッチではなく白いボール。 初めは少し不安がっていたみさおも、いまやノリノリでバッターボックスに立ち、 バットを振っている。 「さーこい、あやのぉー!」 「ふふふ、いくよー」 マウンドより大分手前にあやのは立った。 真上から照りつける灼熱の陽射しに、少しくらくらする。グラウンドがこれほど 熱くなっているとは思わなかった。 ――ああ、日灼けしちゃうな。 あやのはそう思いながら、けれどニコリと笑って両手を大きく振りかぶる。 そうしてボールを投げた。ひるがえったフレアスカートが、風をはらんでばたばたと はためく。 ボールはふわりと放物線を描いてみさおの元へと向かっていった。 ボスンッ! バットに真芯を撃ち抜かれたボールが、軟式ならではの鈍い音を発して飛んでいく。 空を切り裂いてぐんぐん伸びていくボールは、やがてバックスクリーンの天辺に 当って落っこちた。 「わ、すごーい、いきなりホームランだ」 「へへ、あやのこそ、ここまで届くボール投げれんじゃん。ちゃんとストライク ゾーンだぜぇ」 「うん、よく一緒にやったよね」 そういいながらボールを放る。 打ち返されたボールは外野席に飛び込む。 夜の学校。部員がみんな帰った後も、みさおは残って練習をしたものだった。 あやのはそんなみさおを放っておけなくて、よく押しかけて練習を手伝った。 今みたいにピッチャーをしたり、ボールをトスしたり、投球練習で壁に当てた ボールを投げ返したり。 そんな思い出話をしながら、投げ続ける。 みさおは打ち返し続ける。 あの日みた夕焼け。一緒に食べたアイスの冷たさ。怪我をしたときの湿布の匂いが 我慢できなかったこと。開けられないままだったラブレター。初めて二人で電車に 乗って出かけたときのドキドキした気持ち。 投げる。打ち返す。 あやのの身体から、滝のような汗が流れ落ちていく。 びしょ濡れのブラウスが肌に張りついて気持ち悪い。 きっと透けててブラも丸見えなんだろうな。ちらとそう思ったけれど、そんなことは なぜだかどうでもよく思えた。 打球は全てホームランだった。 一本も野球場の柵を越えていないのは、回収するときのことを考えているのかも しれない。 気がつけば、二十個ほど用意したボールも最後の一個になっていた。 みさおに笑いかけてそれを確認すると、慈しむように大事に投げた。 打ち返されたボールは、けれどホームランにはならず、三塁線を強襲するライナーになる。 「おーっと! これは長打コースだぁーっ!」 みさおは自分でそう云うと、バットを放って駆けだした。 砂埃をなびかせながら一塁を踏み、二塁を回る。まるで小さなつむじ風のような勢いで。 「速い! 速い! 俊足の日下部選手、もう三塁を回ったー!」 息を荒げて、何かを振り払うように大声で喚きながら。 「バックホォォーム! 矢のような送球だー!」 叫ぶと、頭からホームベースに突っ込んだ。 盛大な砂煙がもくもくと上がり、みさおの姿を覆い隠す。 煙が晴れても、みさおは突っ伏して動かなかった。小さな背中が、呼吸の激しさを 物語って大きく上下するのみで。 あやのも息を整えながら、みさおを見つめていた。 掛ける言葉など見つからなかった。 掛ける必要などないと思った。 やがてみさおはバネ仕掛けのように跳ね起きると、大きく空を振り仰いだ。 そうして叫ぶ。太陽をキッと見つめて叫ぶ。 「わぁぁぁぁああああぁぁぁあぁぁぁあああーーーーー!!!!」 その声も、青く澄んだ空に消えていく。 真白く入道雲のそびえ立つ、夏の空に吸い込まれていく。 空はいつも、人の営みなどまるで忖度せずに、ただ青く青く。 二人の間で、夏が溶けていった。 ――まるでそう、あの日みたいな青だ。 みさおはマウンドで空を見上げて思った。 そうだ、あの入道雲、あんな雲があの日もあったんだ。 「――さきちー」 誰かがみさおを呼ぶ声が聞こえる。へにょへにょした、なぜか耳をくすぐる声だ。 「みさきちー!」 途端に現実に引き戻されて、みさおは声のするほうに振り向いた。 青い髪をした子どもみたいな女の子が、バッターボックスでバットを構えて 立っていた。 「ふふん、どうしたのさみさきち! さてはわたしに怖じ気づいたなー!」 「……あんた、普段は野球嫌い嫌い云ってる癖に、やけにハイテンションだな」 キャッチャーマスクを被ったかがみが、あきれ顔でこなたに云う。 「なにを云うかがみん、野球が許せないのはアニメが潰れるからさ! あと、 やりたくないだけで嫌いなわけじゃないのだよ!」 「威張って云うようなことか! ってか違いがわかんねぇよ!」 そんな二人の掛け合いを聞きながら、みさおはくすっと笑う。 今日の体育は合同授業だった。それぞれ野球の練習を続けてきて、その仕上げに クラス対抗でミニゲームをするというカリキュラムなのだ。 「おー、わりぃわりぃ。ちっとボーっとしちまったぜ。だいじょぶ、ちびっこの 番はすぐ終わってベンチに帰れるぜ」 「ぷぇ、弱い犬ほどよく吠えるって云うよね! ヘイヘイ! ピッチャーびびって――」 バシンッ! 「――る?」 その球のスピードに、みさおの投球を見たことがなかったB組の全員が凍りついた。 「ちょ、ちょっとタンマッ、みさきちタンマッ」 「あっはっは、それは認めらんねぇな!」 大口を開けて笑うと、みさおは次の投球モーションに入る。 バスンッ!「ほわぁっ!」 ビシッ!「うみゃぁっ!」 こなたが空振りした勢いのままくるくる回って、ペタンと座りこむ。なびいた髪が 遅れてふわりと降りてきて、こなたの身体を覆った。 「ニヒヒ、いくらあんたでも日下部の球はそうそう打てないだろー。あいつ、中学の とき野球部のエースで四番で、関東大会までいったのよ」 かがみがまるで自分の手柄のように自慢する。 みさおはマウンドでニヤニヤしながら云った。 「えー? なんだっけー? 弱い犬ほどよく吠えるって云ったかー? そのセリフ、 そっくりそのまんまお返しするぜ!」 「とほほ、みさきちってただのバカキャラじゃなかったんだね…」 こなたは悄然としながら、木陰で見学中のあやのに云った。 次のバッターはつかさだった。 つかさはバッターボックスで目をつぶりながら縮こまっていて、最初からまるで 打つ気が感じられなかった。 ボールがミットに収まってから目を開けて、何もない空間をバットで振るう ありさまだった。 「ふふ、みさちゃん凄いでしょー」 あやのは、まるで自分が褒められたように満面の笑みを浮かべて答える。 「う、うん、でもあれだ! 子どもキャラなのは変わんないよね! 経験者が体育の 野球で本気になるなんてね~」 人差し指をピコンと立てて、照れ笑いを浮かべながらこなたは云う。 「うふふ、そうみえる? あれでみさちゃん、すっごく手抜いてるんだよ」 「え……そ、そうなの?」 「うん。ほら、みて。みさちゃん、柊ちゃんが構えたミットに正確に投げ込んでる でしょう?」 「あ、ほんとだ……」 あやのが云うとおり、かがみのミットは最初に構えた位置から全く動くことが なかった。かがみは、ボールが勝手に飛び込んで来たあと手を閉じるだけで、捕球が できるのだ。 「少しでもスピード上げたらやっぱり狙いからずれるし、そうすると柊ちゃんじゃ 捕れないかもしれない。だから今のみさちゃん、捕れるボールを正確にミットに放る ことしか考えてないのよ」 あやのはそう云いながら、どこか寂しそうに微笑んだ。 「みさちゃん、凄く大人になったよ。昔のみさちゃんだったら、ムキになって柊ちゃんに 怪我させてたかもしれない。本当に大人に、大人の女の子になってきたんだから……」 「むう……」 こなたはそう云ってうなった。 その顔は先ほどまでのだらけた顔ではなく、心の底から悔しさが滲み出てくるような 顔だった。 「ふぇ~…全然ダメだったよぅ…。気がついたらボールがミットに収まってるんだもん、 消える魔球とはあのことだよぅ…」 つかさが二人のところにとぼとぼとやってきて云った。 「い、いや、つかさ? そりゃ目閉じてたらみえないよ~?」 「あ、あれぇ? わたし、目閉じちゃってた? エヘヘ…」 つかさは笑いながら頬を掻いていたが、ふと何かに気づいたようにこなたをみつめると、 不思議そうに云った。 「こなちゃんどうしたの? 怖い顔してるよー」 「ん……ちょっとね……よし!」 そう云って何か決心をしたようにうなずくと、こなたはグラウンドに向かっていった。 「あら? 泉さんどうなされましたか?」 バッターボックスできょとんとしているみゆきにひらひらと手を振ると、こなたは かがみの前に立って云った。 「かがみ、交替」 「は、はぁ!? あんたなに云ってんの?」 かがみは鳩が豆鉄砲をくらったような顔で問い返す。 「ごめんかがみ、かがみに凄く失礼だって思うよ。……でも、かがみじゃみさきち 本気で投げられないみたいだから、わたしが替わりに捕りたいんだ」 おかしなことを云うこなたに皮肉の一つも云ってやろうと口を開いたかがみだったが、 こなたの神妙な顔付きに思わず口を閉じる。ぼそぼそと二言三言話したあと、かがみは 納得した顔つきでキャッチャーマスクを脱いだ。 「って、おいおい! なに云ってんだちびっこー! おまえB組じゃん! ってあれ? 柊もなんで素直に替わってんの? いつものツンデレは? なぁ?」 マウンドから慌てて叫ぶみさおにむかって、キャッチャーマスクを被ったこなたが 云い返す。 「なんかさ! 悔しいんだよね! 手抜かれてるっつーかさ、ホントはもっと速いの 投げられるのに、本気出せないみさきちがさ! ずっと野球頑張ってきて、それで凄い球 投げられるようになったんでしょ!? その本気が見たいんだよ!」 その横でかがみは肩をすくめてみさおに云う。 「だ、そうだわよ? まぁ私もあんたの球これ以上受けずに済んで良かったわ。手、 痛いんだもん」 手を振りながらバッターボックスから遠ざかるかがみの背中に、こなたは云った。 「ごめんねかがみ、今度なんでも一個云うこと聞くから!」 「……ほう? それはいいこと聞いたわ。あんた、覚悟してなさいよね…」 「う……かがみが怖い……」 そんなやりとりを、木陰に座ったつかさとあやのが眺めていた。 初夏のまだ少し涼やかな風が二人の髪を揺らしている。 「泉ちゃん……不思議な子だね……」 あやのが呟くと、つかさはニコニコ笑いながら答える。 「でしょ? なんていうのかな。誰かが何かを我慢してるのが我慢できないんだよね、 こなちゃんは」 「まったくあいつもおせっかいったらないわね。ま、そのおかげでこの時間だけ つかさと一緒の組になれたけど」 そういってかがみは二人の横に腰を下ろす。 みると、先ほどのボールがスローにみえるほどの剛速球を、こなたは平然と受け 止めていた。 「うわぁ、なにあれ、あんなのほんとに見えないよ……」 「すっごいわね…こなたも平気なふりしてるけど、あれ絶対手真っ赤だわ」 「ナイスピーッ! 球走ってるよ! これならイチローも扇風機だよー!」 そう云って、こなたはボールを投げ返す。 みさおはボールを受け止めながら、いまだとまどった顔を拭いきれていなかった。 「おまえ…凄いけど変なヤツだなぁ…」 「みさきちにいわれたくないって。それよりみゆきさんごめんね、おまたせ! さあ、 かっとばしてやってよ!」 「おまえはどっちの味方だ!」 みさおの突っ込みに、 「みんなの味方だ!」 と云ってこなたは胸を張っていばる。 そのときふいに漂ってきた恐ろしいプレッシャーに、こなたの背筋が凍った。 みると、傍らのみゆきがいつになく精悍な顔付きで立っている。 「そういうことでしたら……私も全力を尽くさせていただきます」 そう云ってバットを構える動作には一部の隙もなく、よるものを全て叩き切る 剣豪のような緊張感が感じられた。 こなたの目には、みゆきの髪が金色になって逆立っていくのがはっきりと見えた。 「ひえぇぇ、みゆきさんが、みゆきさんが本気に! これは、穏やかな心を持ちながら 激しいボインによって目覚めた伝説のスーパーミユキサンだー!」 「んなわけあるかーっ!」 遠くの木陰から、かがみが大声で突っ込んだ。 みさおはそんなみんなをぽかんと眺めていたが、次第に上がっていく口元を押さえ きれず、ついには大声で笑い出した。 「あ、あっはははははははははははははっ!!! なんだおまえら! なんだおまえら! 最高だぜ!」 その笑い声も、青く澄んだ空に消えていく。 真白く入道雲のそびえ立つ、夏の空に吸い込まれていく。 「おっしゃこーい、みさきちー!」 叫ぶこなたに、 「おー!」 と答えてみさおは振りかぶる。 ちらと木陰のあやのを眺めると、心から安心した笑みで、みさおのほうをみつめていた。 ――よかったね、みさちゃん。 あやのが声が、みさおの心のなかに響いてくる。 見下ろす空は今日も、人の営みなどまるで忖度せずに、ただ青く青く。 夏はまだ、始まったばかりだ。 (了) コメントフォーム 名前 コメント 素晴らしい作品!あやのが 観音菩薩に見えました。 -- チャムチロ (2012-08-14 16 43 34) 野球部は中学までしかやらなかった俺は泣いた! 全力で泣いた! 乙でした! -- 名無しさん (2010-03-17 11 50 11) 青春だなぁ^^ -- 名無しさん (2010-03-16 18 52 00) とても良い話で感動した。 これを読んで、みさおとあやのが好きになりました。 -- 名無しさん (2010-03-14 21 36 29) ユニコーンの不完全燃焼な曲をよくぞここまで爽やかにww -- 名無しさん (2008-11-08 04 08 19) 超すがすがしい。超さわやか。最高。 -- 名無しさん (2008-08-10 18 03 45) 感動 -- 名無しさん (2008-03-10 02 09 19) 元野球部の俺から言わせてもらうと、泣いた -- 名無しさん (2008-02-06 21 24 23) 不覚にも荒んだ心が癒された。 やはりあなたは凄い。 -- 名無しさん (2008-01-31 01 12 28) あなたはらきすたに様々な可能性を見出ださせてくれますね -- 名無しさん (2008-01-20 22 56 30) これは…感動した! -- 名無しさん (2007-11-20 11 20 21) ……いいねぇ。青春だねぇ(遠い目 -- 名無しさん (2007-11-18 09 05 41) いー話だなー -- 名無しさん (2007-11-17 21 03 06)
https://w.atwiki.jp/retrogamesouba/pages/18.html
ゲームボーイ 201601 機甲警察 メタルジャック800 R-TYPE800 R-TYPE21000 R-TYPE DX1200 悪魔城すぺしゃる・ぼくドラキュラくん4000 悪魔城ドラキュラ漆黒の前奏曲4000 アストロラビー1000 アスミっくんワールド゙2800 アダムスファミリー1000 アナザバイブル1000 アフターバースト2000 アルタード スペース1500 アルフレッドチキン1500 アンダーカバーコップス 破壊神ガルファ1200 怒りの要塞1000 怒りの要塞21200 インディージョーンズ3500 ヴァトルギウス3500 ウィザードリィ4000 ウィザードリィⅡ・リルガミンの遺産4000 ウィザードリィⅢダイアモンドの騎士4000 ウエルカムなかよしパーク800 うおーズ2000 宇宙の騎士テッカマンブレード1000 うる星やつら ミス友引を捜せ1500 ウルトラマンボール1000 ウルトラマン 超闘士激伝2000 エアフォースデルタ2500 エアロスター3000 エイリアン32500 エイリアンVSプレデター5500 エックス800 エレベーターアクション800 エレベーターアクションEX800 おいでラスカル700 鬼忍降魔録 ONI1000 ONI2 隠忍伝説1200 ONI3 黒の破壊神3500 ONIⅣ 鬼神の血族2000 ONIⅤ 隠忍を継ぐ者800 おわらいよゐこのげえむ道~オヤジ探して3丁目800 カービィのきらきらきっず600 怪獣王!ゴジラ2500 カエルの為に鐘は鳴る2000 からくり剣豪伝ムサシロード600 CULT ジャンプ800 元祖!!ヤンチャ丸800 がんばれゴエモン さらわれたエビス丸1000 がんばれゴエモン 天狗党の逆襲1000 がんばれゴエモン~もののけ道中飛び出せ鍋奉行1000 がんばれゴエモン 星空士ダイナマイッツ1000 キテレツ大百科700 機動警察パトレイパー 狙われた街 1990700 キャプテン翼J 完全制覇への挑戦700 キャプテン翼VS700 キョロちゃんランド3000 キラートマト1000 キン肉マン ザ・ドリームマッチ800 空想科学世界ガリバーボーイ500 くにおくんの時代劇だよ!全員集合1000 クマのプー太郎 宝さがしだ大入ゲームバトル700 クリスティワールド4000 グレムリン21000 ゲゲゲの鬼太郎1200 元気爆発ガンバルガー1500 剣勇伝説YAIBA800 ゴーゴーアックマン1000 ゴーゴータンク800 ゴーストバスターズ21000 こぐるぐるぐる~ぐるぐるとなかよし(書き換え専用)5000 ゴジラくん怪獣大行進1000 コスモタンク800 コナミGBコレクションVol.3800 コナミGBコレクションVol.4800 魂斗羅スピリッツ3000 コントラ3000 サーガイア2500 ザードの伝説1500 ザードの伝説2~偽神の領域2500 最後の忍道3500 サイボーグクロちゃん700 サイボーグクロちゃん21000 SaGa2 秘宝伝説1500 SaGa3 時空の覇者~完結編~800 魁!男塾 冥凰島決戦800 ザ・グレイトバトル外伝 鉄球ファイト!600 サンダーバード1000 GB原人1200 GB原人21200 疾風!アイアンリーガー700 しっぽでブン1000 ジャックの大冒険~大魔王の逆襲~1000 ジャッジドレッド2000 ジャンケンマン2000 銃鋼戦記バレットバトラー700 少年アシベ ゆうえんちパニック1000 新SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語1000 スーパーチャイニーズ1・2・3ダッシュ1000 スーパードンキーコングGB700 スーパーハンチバック500 スーパーマリオランド1000 スーパーマリオランド21000 スーパーマリオDX2000 ストリートファイターⅡ1000 ストリートファイターALPHA1500 スノーブラザースJr.2500 スパイダーマン500 スパルタンX2000 SPOT クールアドベンチャー2500 聖剣伝説2000 セイントパラダイス3000 絶対無敵ライジンオー1500 ゼノン24500 ゼルダの伝説 夢をみる島DX1000 ソウルゲッター 放課後冒険RPG1000 ソーラーストライカー1000 ソルダム1500 ソロモン700 ソロモンズ倶楽部700 タイトル買取価格 大刀GB(書き換え専用)7000 大工の源さん~カチカチのトンカチ700 大工の源さん~ゴーストビルディング~1000 大工の源さん -ロボット帝国の野望-1000 体験版グランデュエル4000 体験版ロボットポンコッツ4000 タイトーチェイス H.Q.800 タイトーバラエティーパック1000 タイニー・トゥーン・アドベンチャーズ21000 タイニー・トゥーン・アドベンチャーズ31200 太陽の天使マーロー1000 太陽の勇者ファイバード1000 高橋名人の冒険島Ⅱ1000 高橋名人の冒険島Ⅲ1500 ダックテイルス1000 ダックテイルズ21000 ダブルドラゴン1500 タンブルポップ1500 地球解放軍ジアース35000 チョップリフターⅡ2000 ツイン800 ツインビーだ!1000 T・M・N・Tタートルズ3000 T・M・N・Tタートルズ23000 T・M・N・Tタートルズ35000 T2 ザ・アーケードゲーム1000 DT Loads of Genomes700 てけてけ!アスミッくんワールド1000 テュロック2800 テレビアニメスラムダンク500 テレビアニメスラムダンク2800 スラムダンク がけっぷちの決勝リーグ集英社LIMITED(非売品)80000 天神怪戦1200 天地を喰らう800 ドクターフランケン1500 突撃!ばれいしょんず1500 突撃!ポンコツタンク3000 とっても!ラッキーマン800 トムとジェリー1000 トムとジェリーパート22000 ドラえもん2 アニマル惑星伝説700 ドラえもんカート21000 ドラキュラ伝説3000 ドラキュラ伝説Ⅱ3000 ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ500 ドラゴンクエストⅢ800 ドラゴンズレア2000 ドラゴンスレイヤー1000 ドラゴンスレイヤー外伝1000 ドラゴンボールZ 悟空激闘伝2000 ドラゴンボールZ 伝説の超戦士たち500 トリップワールド35000 ドンキーコング20011000 ドンキーコングランド1000 ナイトクエスト1200 波乗り野郎!(書き換え専用)7000 忍空 第二弾 忍空戦争編700 忍者龍剣伝GB3500 忍たま乱太郎GB1000 ぬ~ぼ~1200 熱血ビーチボールだよ くにおくん1000 ネメシス1200 ネメシスⅡ1200 バーガータイム・デラックス800 バーガーバーガーポケット800 バーガーパラダイス インターナショナル800 バーサスヒーロー800 バートのサバイバルキャンプ2500 バートのジャックの豆の木2500 バーニングペーパー1500 バイオニック コマンドー2000 バイオハザード外伝1500 パズニック900 パックマン700 バットマン2500 バットマン ビヨンド(書き換え専用)6000 バットマン フォーエバー2500 バットマン リターンオブザジョーカー2500 ハドソンホーク1000 バトルクラッシャー1000 バトルシティ800 バトルトード4000 バトルブル1500 バトルユニットゼオス800 バニシング・レーサー1200 バブルゴースト2000 バブルボブル Jr1500 ハムナプトラ 失われた砂漠の都800 パラソルへんべえ 虹の大冒険2000 バルーンファイトGB プリライト版(バッジ付)10000 パロディウスだ!1000 美少女戦士セーラームーン1000 美少女戦士セーラームーンR1000 ピットフォールGB600 ファンタズム20000 VS.レミングス500 フォアマンフォーリアル500 ふしぎなブロビー500 HOOK700 ぷよぷよ外伝 ぷよウォーズ500 プリンスオブペルシャ3500 フロントライン1000 ヘラクレスの栄光~動き出した神々~1000 ベリウス~ローランの魔獣~1000 ベリウスⅡ~復讐の邪神~1000 ペンタドラゴン2000 ぽけっとぷよぷよーん700 ポコニャン!夢の大冒険3500 星のカービイ700 星のカービイ2700 ぽっぷんぽっぷ1000 ポップンミュージック アニメーションメロディ500 ポップンミュージックGB ディズニーチューン500 ポパイ2800 ポン太とヒナ子の珍道中500 ボンバーキング・シナリオ21200 ボンバーマンクエスト700 ボンバーマンMAX 完全データバージョン35000 魔界塔士Sa・Ga600 魔界村外伝4000 マクロス71000 マサカリ伝説 ~金太郎RPG編~1000 マサカリ伝説 ~金太郎アクション編~1000 まじかる☆タルるートくん2 ライバーゾーンパニック1000 マジカルチェイスGB7000 マネーアイドル・エクスチェンジャー1000 魔法騎士レイアース 2nd ミッシングカラーズ800 マリオファミリー20000 毛猫ホームズの騎士道1500 ミッキーズチェイス700 ミッキーマウス4800 ミッキーマウス5800 ミニー フレンズ・夢の国をさがして2000 ミラクルアドベンチャーオブエスパークス4500 ミロンの迷宮組曲1000 ムーミンの大冒険7000 メタファイトEX800 メタルギア ゴーストバベル3000 メトロイドⅡ3000 らくらくミシン6000 らくらくミシン 文学集6000 らくらくミシン カット集6000 ラッキーモンキー1000 ラブルセイバー800 ラブルセイバーⅡ1000 リトルマジック800 ルナライダー1000 レイマン ミスターダークの罠1000 レジェンド ~明日への翼~700 レッドアリーマー2500 レミングス1000 ロックマンワールド3500 ロックマンワールド23500 ロックマンワールド33500 ロックマンワールド43500 ロックマンワールド53500 ロックマンX サイバーミッション900 ロックマンX2 ソウルイレイザー1200 ロボコップ1000 ロボコップ21500 ロボットポンコッツ コミックボンボンスペシャルバージョン3000 ロロの大冒険1000 ワリオランド2 盗まれた財宝400
https://w.atwiki.jp/sentai-hero/pages/851.html
「オレンジ!バナナ!そんな馬鹿な!」 【ライダー名】 仮面ライダーゴースト 鎧武魂 【読み方】 かめんらいだーごーすと がいむだましい 【変身者】 天空寺タケル 【スペック】 パンチ力:キック力:ジャンプ力:走力: 【素体形態】 仮面ライダーゴースト トランジェント 【基本形態】 仮面ライダーゴースト オレ魂 【声/俳優】 西銘駿 【スーツ】 高岩成二 【登場作品】 仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!(2016年)仮面ライダー1号(2016年) 【詳細】 鎧武ゴースト眼魂の力で鎧武ゴーストを纏ったゴーストの特殊形態。 戦闘では武器として本家が使用する「大橙丸」を装備している。 2度目の登場では「無双セイバー」も装備し、武器の二刀流にて戦う。 頭部デザインはオレンジアームズのダイカブト。 パーカーは半袖タイプ、カラーリングは「橙」や「紺色」。 本来の「オレンジアームズ」と同様、戦闘時は「大橙丸」や「無双セイバー」という刀剣による素早い剣戟を得意とする。 『鎧武』からのライバル怪人「ロード・バロン」と同形態は戦っている。 必殺技は無頼キックと同様のキックを相手へ放つ「オメガドライブ 鎧武(オメガドライブ ガイム)」。 また、オレンジ状のエネルギーフィールドに相手を閉じ込め、斬撃を放ってまとめて斬り裂く「ナギナタ無双スライサー」にも似た技もある。