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塞「勉強会?」 胡桃「気分転換にどうかなって」 塞「気分転換にって……毎日勉強会してるようなもんだしねぇ」 胡桃「だから気分転換! 誰かの家に集まってだよ」 塞「なるほど、いつも学校でじゃ飽きちゃうもんね」 豊音「なになに、何の話なのかなっ?」 塞「たまにはさ、誰かの家に集まって勉強したらいいんじゃないかって話してたんだ」 胡桃「私の発案だよ」 豊音「わぁ、いいかも。お泊まり会とかもしちゃうのかな?」 胡桃「それいいね!」 エイスリン「ナニゴト? デンチュウデゴザル?」 塞「殿中って……時代劇か」 豊音「実はね、かくかくしかじかで……」 エイスリン「カクカクシカジカ? Square Move?」 豊音「伝わらなかったよー!」ガーン 塞「いや、むしろ伝わったらびっくりでしょ」 白望「寒い、コタツ……」イソイソ 胡桃「シロ、お勉強会するよ」 白望「勉強会? わりといっつもやってると思うんだけど」 胡桃「今回はスペシャルメニュー付きだからね!」 白望(スペシャルメニュー……ダルそう) 胡桃「なんと今回は、誰かの家にお泊りしてやることになりました!」 エイスリン「Oh!」パチパチ 白望「ふーん、思ったよりダルそうじゃないね」 塞「さしあたっての問題は、誰の家でやるかだけど」 胡桃「それと、いつやるかも決めなきゃだね」 塞「普通に今度の土日でいいんじゃない?」 白望「じゃあそれで」ダルダル エイスリン「オトマリ……Slumber Party!」 塞「じゃあ今度は場所だけど――」 豊音「ご、ごめんなさいっ」 塞「って、どうしたの急に」 胡桃「もしかして都合悪かった?」 豊音「今度の土日は、その……お父さんのとこに帰るって約束しちゃったから」 塞「あー……それは仕方ないね」 エイスリン「トヨネ、キニシナイデ」 胡桃「うん、それだったら別の日にずらせばいいだけだし」 白望「別に、それなら豊音の実家でやればいいんじゃないの?」 豊音「うちで、勉強会?」キョトン 塞「名案かも……ね、どうかな?」 豊音「ちょっとお父さんに聞いてくるねっ」タタッ エイスリン「シロ、Nice idea!」 胡桃「蜜柑剥いてあげるね!」 白望「筋も取ってね」 胡桃「任せて!」 塞「しょうがないなぁ、私はお茶淹れるね」 白望「黙っててもお茶と蜜柑がやってくる……ダルくない」 豊音「みんな、オッケーだって!」ガラッ 塞「じゃあ今度の土日は豊音の家に集合だね」 エイスリン「ナニモッテク? Tramp? UNO?」 胡桃「こらこら、勉強しに行くんだよ?」 エイスリン「オヤツハ?」 胡桃「300円まで!」 塞「いやいや、遠足でもないから」 豊音「ワクワクしてきたよー!」 白望「お茶と蜜柑は……」 豊音「あ、でもでも……用意に時間かかりそうだから、だれか一人でいいから手伝ってほしいかなーって」 エイスリン「Help?」 胡桃「なるほど、それなら適任がいるよ」 塞「そうだね……シロ、君に決めた!」 白望「!?」 白望「ちょっ、それはさすがにダルすぎる……」 胡桃「でも、シロなら適任かも」 エイスリン「シロ、ナマケモノ」 塞「でも、避けられないってわかったら効率よく済ませちゃうからね」 エイスリン「ナルホド、I see」ポン 胡桃「だから、任せとけば大丈夫だと思うよ」 白望「まだやるって言ってないんだけど……」 豊音「ご、ごめんね……迷惑だよね」シュン 白望「……わかった、行くよ」 豊音「ちょー嬉しいよー!」ギュッ 白望「ちょっ、苦し……」 塞『というわけでさ、今度勉強会することになったんだ』 久「勉強会ねぇ」 塞『うちはみんなして大学目指してるからね』 久「あいつにもそれだけモチベーションがあればね……」 塞『須賀くん、受験するの?』 久「進路決めてないからとりあえず受けさせることにした」 塞『受けさせるって……どういうこと?』 久「そのまんま。受けるだけなら自由でしょ?」 塞『どうも半強制っぽいね……須賀くん、ご愁傷様』 久「それはそうと、その日に遊びに行ってもいい?」 塞『遊びにって、私らは勉強会だよ?』 久「ああ、大丈夫。私たちも勉強しに行くつもりだから」 塞『たち?』 久「あいつも連れてくから。ほら、やる気が出ないならやらざるを得ない状況をってね」 塞『……まぁ、ムチだけじゃなくアメもちゃんとあげてね』 京太郎「……」 久「それで、こっちの問題は……」 京太郎「……」 久「まぁ、こんなふうにしたら解けるんじゃない?」 京太郎「……」 久「似たような解き方の問題ピックアップしとくから、後でやってみて。てかやりなさい」 京太郎「……」 久「あら、もうこんな時間。今日は終わりにしますか」 京太郎「よっしゃ!」ガタッ 久「というのは冗談で、もう少しやるわよ。まだ元気みたいだし」 京太郎「よくもだましたアアアア!! だましてくれたなアアアアア!!」 京太郎「久ちゃん、俺たちには冷静になる時間が必要だと思うんだ」 久「なによ、その別れ話を先延ばしにするみたいなの」 京太郎「今からだって遅くない、考え直そうぜ」 久「そうね、考え直して後二時間ぐらい延長しとく?」 京太郎「そんなご無体な!」 京太郎「リアルに休みが欲しいです」 久「あれ? 私の記憶が確かだと、土日はどこかしらに姿くらませてたような気がするんだけど」 京太郎「うっ……それはまぁ、やむを得ない事情があったというか……」 久「つまりあれね。そういう事情を作って逃げてたと」 京太郎「堪忍してください! 後生ですから!」 久「ちょっ、大声出すんじゃないの。別に休みを取り上げようってわけじゃないから」 京太郎「マジで?」 久「でも、今度の土日は付き合ってもらうから」 京太郎「えっ」 久「はいはい身構えない。ちょっと岩手にいくだけだから」 京太郎「岩手?」 久「そ、岩手」 京太郎「差し当たって、問題は移動手段だな」 久「普通に電車とバスじゃダメなの?」 京太郎「旅の楽しみは移動中も含まれるからな」 久(なーんか変なとこでやる気出しちゃってない?) 京太郎「久ちゃんは何がいいと思う?」 久「電車とバス」 京太郎「よしよし、そうだよな。ヒッチハイクとか楽しそうだよな」ウンウン 久「こっちの話が通じてない……!」 京太郎「あぁ、なんか楽しくなってきたな!」 「それじゃ、気をつけろよお二人さん」ブロロロ 京太郎「おっさんも元気でなー!」 久「ま、まさか本当にヒッチハイクでここまで来るとはね……」 京太郎「やってみればなんとかなるもんだ。長距離ドライブのトラックは狙い目だったな」 久「すぐに仲良くなれちゃうあたり、さすがというかなんというかね」 京太郎「褒めても何も出ないぞ?」 久「大半は呆れだから」 京太郎「で、岩手に入ったはいいけど、ここからどこにいくんだ?」 久「それね。今ちょっと確認するから」 京太郎「なんだ、行き当たりばったりだな」 久「電車とバスだったらこんなことにはなってなかったのにねー」 京太郎「行き当たりばったりも楽しいよな!」 久「……はぁ」 久「えーっと……ああ、あそこのバスに乗ればいいっぽいわね」 京太郎「マジか」 久「こんな都合よく行くなんて、ラッキーというか作為的な何かすら感じるわ」 京太郎「何言ってんだよ。間違いなく俺の日頃の行いのおかげだろ」 久「日頃の行い? 隕石でも降ってきたら認めてあげるけど」 京太郎「俺は普段どんだけやらかしてるんだよ」 久「はいはい、荷物重いからちょっと持って」 京太郎「しょうがないな……って、本当に重いな。何入ってるんだよ」ズシッ 久「まぁ、色々ね。それに一人分じゃないし」 京太郎「一人分じゃない?」 久「ああ、なんでもないから気にしないで」 久「やっぱり山の方は雪あるわねぇ」 京太郎「そりゃあな……にしてもここって」 久「それじゃ、行きますか」スタスタ 京太郎「あ、待てよ」 豊音「あ、二人ともいらっしゃい!」 久「どーも、お邪魔しちゃうわね」 豊音「いえいえ、こちらとしては大歓迎だよー」 京太郎「まったく、目的地がここなら先に言ってくれよ」 久「サプライズ的な何かになるかなってね。他の人たちは?」 豊音「みんなはもうちょっとかかるみたい。でもね、シロだけはお手伝いさんで来てくれたんだよ!」 京太郎「小瀬川が?」 豊音「うん、ダルダル言いながらパッパと準備済ませちゃった」 久「雪でも……は降ってるから、槍でも降ってくるのかしらね?」 京太郎「やばいな、この木造建築だったらひとたまりもないぞ」 豊音「?」 白望「……」ヘタッ 久「見事にヘタってるじゃない」 京太郎「水をかければ元気になるかもしれない」 白望「人を植物扱いとか……」ムクッ 京太郎「よう、頑張ってたらしいな」 白望「おかげでエネルギーがすっからかん。充電がいるね」 京太郎「よし、俺の膝の上ならいつでも――いてっ」 久「はいはい、宮守式の充電はまた今度ね」 豊音「お茶持ってきたよー」 豊音「はい、どうぞ」 京太郎「悪いな」 久「ありがたいわね、外寒かったし」 白望「豊音、ありがと」 豊音「いえいえ、お茶菓子もあるからどうぞどうぞ」 白望「それじゃ遠慮なく」モグモグ 京太郎「そういえば親父さんは?」 豊音「ちょっと用事でお出かけ中。夕方には帰るって」 久「今日は泊めてもらうんだし、挨拶しなきゃね」 京太郎「え、そうだったの?」 久「一泊二日の予定だったでしょ?」 京太郎「まぁ、そしたらここに泊まることになるか」 豊音「他のみんなもお泊りするから、きっと楽しくなるね!」 白望「私は昨日から泊まり込み」 久「結構な人数になるけど、大丈夫?」 豊音「そこのところはお父さんがね……」 『なにっ、友達が泊まりに?』 豊音『うん。でも、色々足りないものもあるし……』 『寝具とかの心配ならいらない。こっちでなんとかしてやるからな』 豊音「――って」 京太郎「あー……」 京太郎(まぁ、なんとなく気持ちは分かる) 京太郎(多分、嬉しいんだろうな。姉帯がそうやって友達を連れてくることが) 久「他の人が来るまでなにする?」 京太郎「そうだな……ウノでもやるか?」スッ 白望「持ってきてたんだ」 京太郎「こんなこともあろうかとな」 豊音「はいはーい、私がシャッフルしちゃうよー!」 久「ドロー」 久「ドロー」 久「ワイルドドロー、青で」 京太郎「……」 豊音(きょ、京太郎くんの手札が一杯に……) 豊音(竹井さん、ちょー容赦ないよー) 豊音(ここは私が……) 豊音「リバース!」 豊音(これで京太郎くんにも順番が……) 白望「スキップ」 白望「スキップ」 白望「もっかいスキップ」 京太郎「マジですか……」 豊音(シロー!?) 京太郎「燃え尽きたね……真っ白に」 久「ごめんごめん、なんかやたらドローのカードが多くて」 白望「逆回りになってから急にスキップのカードが」 豊音「ど、ドンマイだよっ」 京太郎「順番が回ってこないのにどう勝てと……」 京太郎「ええい、ウノはもうやめだ!」 京太郎「今度はトランプでなんかやるぞ!」 久「じゃあアメリカンページワンでもやる?」 京太郎「それウノとほとんど同じだからな!」 京太郎「ここはあれだろ……神経衰弱!」 京太郎「くそっ、くそぉ……!」 豊音「た、たまたま運が悪かっただけだよ」 久「あんまり運が絡まないから神経衰弱を選んだんじゃないの?」 白望「一位抜け……ダルくない」ホクホク 京太郎「一位になれないのはしかたないにしても、連続で最下位か……」 久「私たちはインハイ出場してたしね。記憶力もけっこう重要だし、麻雀」 京太郎「ぐぅの音も出ないぜ……」 京太郎「やった、ついに勝った……!」 久「トランプタワーに勝敗ってあるの?」 白望「さぁ?」 豊音「わぁ、綺麗に積み上がったね」 京太郎「せっかくだし写真とろうぜ、写真」 豊音「私も撮っちゃうよ――へくちっ」バラバラバラ 京太郎「あっ」 京太郎「……」 豊音「……ふぇ」ジワッ 京太郎「ちょっ、なんでお前が泣くかなっ」 豊音「だ、だって……京太郎くんがせっかく頑張って作ったのに……」グスッ 久「あーあ、泣ーかせた」 白望「それはちょっとダルいと思う」 京太郎「どうして俺が悪いみたいな流れになってるかなっ」 京太郎「ふぅ、スッキリした」 白望「ふぅ」 京太郎「なんだ、人のため息にかぶせて。そっちもトイレか?」 白望「胡桃がいたらデリカシーないって怒られるね、それ」 京太郎「悪いな、気をつける」 白望「別にそこまでダルくないからいい」 京太郎「また不思議な基準だな」 白望「……」ジッ 京太郎「……なんかついてるか、俺の顔」ペタペタ 白望「ちょっといい?」グイッ 白望「……」 京太郎「……」 白望「そんなに似てるかなぁ?」 京太郎「もういいか?」 白望「うん」パッ 京太郎「いきなり顔近づけて、キスされるかと思った」 白望「その冗談はダルいね……そういうのは豊音とエイスリンにしたら?」 京太郎「それはそれでマズいんだよな……」 白望「なんでもいいけど、泣かせるようなことだけはしないで。ダルいから」 京太郎「わかってるよ……そういや、大晦日の話だけど――」 豊音「京太郎くん、シロ! みんな来たよー」 京太郎「お、やっと来たか」 白望「大晦日?」 京太郎「それは後でいいや。じゃ、向こう戻るわ」 白望「……なんなんだろ」 久「さて、みんな集まったわね」 豊音「集まったよー」 塞「早速始めちゃう?」 胡桃「うんうん」 エイスリン「ジュンビバンタン!」 白望「やっと本題……」 京太郎「なんだなんだ、なんかやんのか?」 塞「なにって、あれだよね?」 胡桃「うんうん」 「「勉強会」」 京太郎「……ぱーどん?」 エイスリン「Nah! Repeat after me……Pardon?」 京太郎「ぱ……Pardon?」 エイスリン「Well done!」 京太郎「へへ、照れるぜ……」 京太郎「――じゃなくて、勉強会ってどういうことだよ!?」 塞「あちゃー、やっぱ聞いてなかったかぁ」 京太郎「久ちゃん、まさか……」 久「もちろん、知ってたけど」 京太郎「騙したのか……!」 久「嘘なんて言ってないわよ? 岩手で宮守の子たちと会う……ほら、なにも間違ってない」 京太郎「それ詐欺の手口!」 久「それに、私に付き合えって言ったら了承したでしょ。観念しなさい」 京太郎「くそっ……そ、そうだ! 道具、勉強道具持ってきてない!」 久「安心して、私の荷物にあんたの分も入ってるから」 京太郎「安心どころか絶望だよ! 二人分ってこのことだったのかよ……」 京太郎(に、逃げ場は……でも、ここで逃げてどうなる?) 京太郎(この状況で逃げたとして、確実に姉帯が悲しむよな) 京太郎(ってことは逃げられないじゃん……さっき泣かせるなって言われたばっかだし) 京太郎「はぁ~~~~~……わかった、やるよ」 久「よろしい」 京太郎「逃げられないのもわかってて仕組んだだろ」 久「当たり前でしょ」 京太郎「……後で覚えてろよ」 塞「一件落着っぽいね」 豊音「ちょーハラハラしたよー」ホッ 胡桃「じゃ、早速始めよ。シロ、やるよ!」 白望「うーん、あとお茶一杯だけ……」ダルダル エイスリン「ナマケモノ、ダメ!」グイグイ 白望「うあー」 京太郎「」 白望「……死んでる?」 豊音「だ、大丈夫なのかな?」オロオロ 久「ああ、気にしないで。勉強の終わり際はこんな感じだから」 塞「テスト前とかどうしてるの?」 久「基本一夜漬けだってさ」 胡桃「普段からやっておけばそんなに大変じゃないのにね」 エイスリン「ベンキョウ、ダイジ!」 京太郎「くっ、優等生どもめ……!」 豊音「良かったー! 京太郎くん生きてたよー!」ギュウウ 京太郎「」ガクッ 久「ストップストップ、本当に旅立っちゃうから」 京太郎「うっ……俺はなにを……」 豊音「あ、目が覚めた?」 京太郎「姉帯……他のみんなは?」 豊音「休憩中。お父さんも帰ってくるし、もうすぐみんなで晩御飯の準備するんだよ」 京太郎「それじゃ、俺も手伝う――」 豊音「も、もうちょっと寝てなきゃダメっ」グイッ 京太郎「おわっ」 京太郎「……あのさ、俺が気を失った理由って」 豊音「恥ずかしながらその通りだよー……」 京太郎「そ、そうか」 京太郎(あれをまたくらったのか……) 京太郎(せめて感触だけでも覚えておきたかったぜ) 豊音「京太郎くん……まだ調子悪いのかな? ちょー難しい顔してるよー」 京太郎「いや、ちょっと胸の感触が……」 豊音「胸?」 京太郎「いや、なんでもない。なんでもないったらなんでもない」 豊音「私の胸でよければドンと貸しちゃうよ?」 京太郎「そんな、まさか……いや、でもこれは」 京太郎(落ち着け、いいわけがないだろうがっ) 京太郎(でも向こうがいいって言ってるなら……) 京太郎(いや待て、ここは今や女子の巣窟) 京太郎(なのにそんなことをしてみろ……やばいことになる未来しか見えないだろ、今までの経験的に) 京太郎「くっ……だ、大丈夫だから」 豊音「でも、なんかすごい苦しそうだよ……」 京太郎「それはあれだ、きっと腹が減ってるせいだ」 豊音「そんなこともあろうかと!」サッ 京太郎「お、うまそうなお菓子だ」 豊音「みんなが持ってきてくれたんだ。お飲み物もあるよ」 京太郎「そっか……って、俺らなんも持ってきてないな」 豊音「さっき竹井さんからお饅頭もらったよ?」 京太郎「さすがに抜け目無いな……」 豊音「というわけで、はいどうぞ」 京太郎「いただきます」 京太郎「……」モグモグ 豊音「……」ジー 京太郎「……どうかしたか?」 豊音「いえいえ、おかまいなくだよー」 京太郎「かまうよ、そんなにじーっと見られたら気になるだろ」 豊音「み、見てないよっ?」 京太郎「そうか」 京太郎「……」モグモグ 豊音「……」ジー 京太郎「――と見せかけて!」クルッ 豊音「わっ」 京太郎「見てた、今絶対見てたろ」 豊音「そ、それは……」 京太郎「言いたいことあるならどうぞ、てか言いなさい」 豊音「うぅ……隣の芝が青くて」 京太郎「つまり?」 豊音「京太郎くんが食べるの見てたら、食べたくなっちゃった」カァァ 京太郎「はは、なにそんな恥ずかしがってんだよ!」 豊音「だ、だって食いしん坊だって思われるのは恥ずかしいし……」モジモジ 京太郎「はいはい、わかったからこれでも食っとけ」 豊音「んぐっ……おいしぃ」 京太郎「ま、俺の食べかけだけどな」 豊音「むぐっ!」 豊音「もう……京太郎くんひどいよー」 京太郎「食べかけじゃ足んなかったか?」 豊音「そ、そういうことじゃなくてっ」 「帰ったぞー」 京太郎「親父さん帰ってきたんじゃないのか?」 豊音「あ、ご飯支度始めなきゃ……きょ、京太郎くん」 京太郎「ん? まだ食い足りないってか?」 豊音「ちがうよもうっ、喉渇いてないかな?」 京太郎「いや別に――」 豊音「渇いたよね? じゃあこれ、どうぞどうぞ」スッ 京太郎「あ、ああ……」ゴクッ 豊音「わ、私の飲みかけでよければ……だけど」 京太郎「俺はそういうの気にしないから平気だ」 豊音「そんなー!」ガーン 豊音「う、うぅ……」 久「ちょっとどういうことよ、あれ」 京太郎「どういうこともなにも……あんまり検討がつかないんだけど」 胡桃「……あやしいね!」 エイスリン「ムム……イジメ?」 京太郎「んなことするかよ」 白望「……泣かせないでって言ったばかりなんだけど」ジトッ 京太郎「ウェイトウェイト、まずは話し合おうぜ。歩み寄りの基本は対話だ」 塞「私はそれでいいと思うんだけど……」チラッ 「ちょっと屋上へ行こうか……久しぶりに切れてしまいそうだ」 塞「どうもトヨネのお父さんが、なんか言いたいみたいで……」 京太郎「多分肉体言語のたぐいだな……逃げ出したいんだけど」 京太郎「な、なんとか説得に成功したぜ……」 久「お疲れね」 京太郎「そりゃあな……姉帯は?」 久「事情を聞いたんだけどね……」 京太郎「俺、別に悪くないよな?」 久「それね。なんか半分はあんたのせいってことになってるから」 京太郎「マジですか……」 久「みんなはりきってるわよ、食後の勉強会」 京太郎「おし、ちょっと小一時間ぐらい失踪するわ」 久「させるわけないでしょ」ガシッ 京太郎「い、いやだぁー!」 京太郎「うーあー……」 白望「……ゾンビ?」 久「昨日の夜のが効いてるみたい」 塞「うーん、あそこまでいくと気の毒だね」 胡桃「ほら、顔洗ってシャキッとしてくる!」グイグイ 京太郎「うあー」 エイスリン「ワタシ、テツダウ!」 京太郎「んー」ノビー 京太郎「まったく……勉強ばっかとか死ぬよな、普通」 京太郎「よくもまぁ、あんな真面目にできるもんだ」 豊音「あ、いた! 京太郎くーん!」タタタ 京太郎「そんなに急ぐと転ぶぞ?」 豊音「大丈夫、雪道にも慣れっこだからね」 京太郎「ここに住んでたらいろいろ鍛えられそうだよな」 豊音「おかげでこんなにすくすく育っちゃったよー」 京太郎「いいじゃないか、この健康優良児め」 豊音「京太郎くんはいやかな? 背の高い女の子」 京太郎「まぁ、女子に見下ろされるのは新鮮だけど、それも個性だしな……って、前も似たようなこと聞いたろ」 豊音「うん、でも何回でもそう言って欲しいから……」 豊音「だって、京太郎くんのこと大好きなんだもん」 豊音「えへへ、言っちゃったぁ」 京太郎「……そっか」 豊音「あ、別に今すぐ答えて欲しいとかじゃないんだよ。ただ、知っていてほしかったなーって」 豊音「ぼっちだった私に、手を差し伸べてくれた京太郎くんに」 京太郎「まぁ、俺がいなくてもさ、きっと宮守の連中とは会えてたと思うけどな」 豊音「そうかもだけど、私の初めてのお友達は京太郎くんだから」 京太郎「そうだな、俺は色んな意味で初めての人だって言ってたな」 豊音「うん、だから――んっ」 豊音「こっちの初めてはそのお礼ってことで……ね?」 久「なんかお土産いっぱいもらっちゃったわね」 京太郎「まあ、もらえるんならもらっとこうぜ」 『こっちの初めてはそのお礼ってことで……ね?』 京太郎(もらえるもんっつっても……あれはいいんだろうか?) 京太郎(……まぁ、今更か。正直役得だったし) 京太郎「そうだ、ポーカーでもやらないか?」 久「ポーカー? またボロ負けしたいわけ?」 京太郎「いいからやろうぜ」 久「はいはい」 京太郎「フラッシュ!」 久「スリーカード」 京太郎「フォーカード!」 久「……ストレート」 京太郎「来た! ロイヤルストレートフラッシュ!」 久「……」 京太郎「どうだ! 後で覚えてろッて言ったよな」 久「あんた、姉帯さんとナニしてたわけ?」 京太郎「や、やだなー……散歩してただけだって」 久「ふーん……ま、後で覚えてなさい」 京太郎「憎しみの連鎖はここで断ち切ろうぜ」 久「じゃああんたがやられておしまいね」 京太郎「……お手柔らかにお願いします」
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崩れ始めた現在と失った関係 時渡り人キャンペ一話 実施日:2007.10.06 登場NPC:マスター、ネブリーナ、キングママ、アスト、サラ、ユーンリス 敵:盗賊A、B 予告文 ユーンはある朝、冒険者ギルドからの緊急呼び出しを受る。 違和感と不安を感じつつも向かった中央広場で ネブリーナから告げられた衝撃の事実。 世界を巻き込んだ果てしなき愛の物語が 今此処に幕を下ろすのだった(大嘘
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[← カスタマイズ 基本とTIPS へ戻る] カスタマイズを始めるために (最終更新:2009年09月21日) ハウスカスタマイズを始めるためにはいくつか条件があります。 家(土台)を持っていること アカウントがAoS以後のバージョンであること カスタマイズハウス(土台)であること レンタルベンダーを立てていないこと アクアリウム・セキュアタイプのアドオンを設置していないこと アニメーション糸車を設置していないこと ハウジングサーバーが稼動していること 料金 家(土台)を持っていること カスタマイズは家のオーナーアカウントのキャラで行います。 内装と違い、共有者では出来ません。 お持ちでなければ建てるか譲渡してもらいましょう。 House Placement Tool(建築ツール)は、大工屋のNPCのArchitect(建築家)が売っています。 建築についてはこちらのサイトがご参考になるでしょう。 → RainyLain アカウントがAoS以後のバージョンであること AoS以前のアカウントではカスタマイズハウスを所有することが出来ません。 アカウントがAoS以後であれば、クライアントがそれ以前のものでも一応カスタマイズが可能です。(バージョンにより行けないファセットがあったりします) アカウントが最新のものでなければ、一部のパーツが使用できない場合があります。 使用できないパーツは選択画面でグレーに表示されます。 カスタマイズハウス(土台)であること クラシックハウスはカスタマイズすることが出来ません。 ただし、大抵のクラシックハウスは取り壊すことなく、同じサイズのカスタマイズ土台に変更することができます。 例外は砦、城の大型物件と、通称L字型と呼ばれる「二階建ての木と漆喰の家」と「二階建ての石と漆喰の家」です。 カスタマイズハウスをクラシックハウスに変換することは出来ません。 (搭は特殊な形をしているので、取り壊して再建築した方が大きな家になるケースが他の家より多いと思われます) レンタルベンダーを立てていないこと レンタルベンダーがいる家は、ベンダーを撤去しないとカスタマイズを始めることが出来ません。 オーナーベンダーは何人いても構いません。 バーキーパーは一軒の家に2人までですがオーナーベンダーと同じく、カスタマイズの障害にはなりません。 アクアリウム・セキュアタイプのアドオンを設置していないこと 中にアイテムが入るタイプのアドオンを設置していたら、撤去(@ロックダウン解除>斧で叩く)してください。 アクアリウムの場合、中の魚は死なないようにFish Bowlに入れておきましょう。 アクアリウムについてはこちらのサイトをどうぞ。 → うおえん 同じタイプのアドオンはこのほか8周年記念のFountain of Life(命の泉)、UOMLで導入されたエルフ家具などがあり、今後も種類が増えていくと思われます。 追加:9周年記念アイテムにもタンスや鍋などがあります。 2007.10.30追記。 特殊なケースのみ、コンテナタイプのアドオンを設置していてもカスタマイズモードに入れることが判明しました。 → カスタマイズが可能なコンテナアドオンの設置方法 アニメーション糸車を設置していないこと 「アニメーション糸車(バグ技)」を設置しているとカスタマイズできません。 現在、撤去するにはGMを呼ぶしかありません。(詳細は上記のリンク先をご覧ください) ハウジングサーバーが稼動していること UOではメインのプレイのためのサーバーの他に、家を管理するためのサーバーが作られています。 滅多に無いことですが、プレイ中にハウジングサーバーがダウンしている場合、家の建築やカスタマイズができないことがあります。 料金 カスタマイズモードに入ってデザインするだけなら不要ですが、変更前よりパーツ数の増えるデザインを実体化(コミット)させるには差額分の料金を支払う必要があります。 料金は家の建築の時と同じく、キャラの銀行から引き落とされます。 gpの状態はコインでも小切手でも構いません。 パーツ代が減るデザインの時は差額が銀行に振り込まれます。 パーツは土台上の階段が@2000gp、その他のパーツは一律500gpです。 ☆建築と違って、カスタマイズには時間の制限はありません。 中断や終了後すぐに再開することができます。 [← カスタマイズ 基本とTIPS へ戻る]
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バイト始めました。ろく 「えっと、もう一回言ってもらっていいかな?」 「だから! ナケワメーケがしゃべったのよ!!」 「せつな、あなた疲れてるのよ…」 「疲れてる時はゆっくり安静にした方がいいっていうよね。せつなちゃん、横になる?」 「みんな信じてよ!」 「だって、ねえ…?」 みんなから憐れむような視線が送られてくる。でも、私は確かに聞いた。ハープで攻撃したとき痛いと絶叫したその声を。あのナケワメーケはテレビか何かを媒体にしていたから、人の言葉を話すとしたら番組を受信でもしたのだろうか。 しかしあの台詞をあのタイミングで…? ナケワメーケに話をする機能はなかったはず。そんなのは必要ないから。 でも、もし私が抜けた後で改良がされたとしたら、一体何の目的で… と、そこまで考えてふと視線を感じた。顔をあげてみたら三人ともハの字に眉が下がっている。思いのほか心配されているらしい。 「あ、えっと、一旦この話は…」 なんだか申し訳なくなって、この話は一先ずやめようかと思っていると、 「わかったよ!! みんなで確かめてみよう!」 「へ…?」 ラブが勢いよくそう言った。握りこぶしを震わせて、その眼には確かな信念が宿っていた。 「そうね。せつながそうそう嘘をつくとも思えないし」 「うん! わたし、せつなちゃんのこと信じてる!!」 「み、みんな…!」 ラブだけじゃなく美希とブッキーまでそう言って私に笑いかける。こんないい仲間が出来て、私とても幸せだわ。 「みんな! 作戦会議だよ!! せつな、その時の事もう一回詳しく教えてもらっていいかな?」 「ええ!」 そんな感じでせつなが友情を噛み締めている頃、これから襲い掛かる恐怖に全く気付いていない当事者は、別の意味で身構えていた。 …お久しぶりですこんにちは。今自分は何をしているのかというと…と、よそ見してる場合じゃなかった。油断すれば一瞬でやられる…!! 緊張からツーと頬に汗が伝い、知らずにゴクリと喉が鳴る。 もうすぐだ。 これからの事は、ある意味今後の自分を左右することになるだろう。周りの人全てが敵に見える。こんな状況が続いてしまったら、自分の精神がおかしくなってしまいそうだ。 カチカチとやけにうるさく感じる時計の秒針が、もうすぐ、天辺に到達する。 あと10秒…8…5…3…1…… 「…それでは16時になりましたのでタイムサービスを始めさせていただきますっ!!」 その放送と共に、戦いの火ぶたが切って落とされた。 「うおおおおおぉっ!!!」 その言葉を聞いた瞬間走り出す。兎に角走る。目的のものを追いかけて、掻き分けて、手を伸ばしたのだった…――― 改めて、こんにちは。先ほどはすみません。ちょっと立て込んでいたものですから。あのタイムセールを逃すと、本気で食費がマッハだったんです。講義の教材ってなんであんなに高いんだろうね。うっすい本が云千円とか思わず一ページあたりの金額計算しちゃったよね。で、そんな財布が乏しい人の味方である今回行ったスーパーのタイムセールは、価格破壊という言葉が文字通りでほんとに安い。貧乏人の強い味方! パッションにハープで殴られたところが未だに疼いてしまうので、せめて食事くらいはまともなものを食べたかったんです。 しかし、今回は傷の治りが遅い気がする。危険手当がいつもより多かったのはこれを見越してだったのだろうか…説明も無しとかなんか金多くしとけばいいんだろどうせ。みたいなやっつけな感じがします。嫌だねなんでも金で解決できると思ってる人たちは。 …まあ解決されるんですけどね大抵。 例に埋もれず自分も解決されてしまったわけです。あの多さを見れば、ね…? ただ、危険手当というからにはいつもより危険が大きいということで、治りが遅いだけじゃなかったら嫌だなーと思いながら自宅に到着。 「…すみません。今からバイトをお願いします」 「あ、はい。あ、あのー…」 「…なんでしょうか?」 「…あ、やっぱり何でもないです。すみません」 「そうですか。では、バイトの方お願いします」 帰宅して早々にバイトを頼まれ、次の瞬間には目の前にプリキュアが。 ちなみに、さっき謎の声に言いかけたのは、ハープで攻撃(物理)された時の危険手当について聞こうと思ってました。でもなんか怖くなったのでやめました。世の中知らない方がいいこともありますもんね。 今回はプリキュアとの目線が近く、どうやら大物ではないらしい。っていうかむしろプリキュアより目線低くね…? よくよく見ると、リンゴになっていました。 ちょっと自分でも何言ってるのかわかりません。人間の大きさのリンゴとか中途半端だろ。どうせならドデカくビルくらいの大きさにすればよかったのに。まあリンゴ三個分の重さのネコっぽいのもいるんだからこれもアリか。 …やっぱりちょっと混乱してるみたいです。アリじゃないよねどう考えても。チョイスをもっと慎重にしてほしかった。誰だよこんなの選んだの…と思い周囲を見渡せば、高笑いしながらプリキュアを馬鹿にする大男がいた。 「ふははっ! どうだプリキュア! お前らがリンゴ好きな事はリサーチ済みだ!! 好きなものを相手にいつものように攻撃できるかっ?」 勝ち誇ったように自信満々な男の意味の分からない主張。そんな男を呆れたように見つめるプリキュアたち。 その光景を見て、あ、うん。しょうがないか…と、何故だかすべてを諦められた。 「行け! ナケワメーケ!! プリキュアを倒せ!!!」 いや、行けって言われてもこの丸型でどうしろと… とりあえず転がってアタックしてみる。開幕から捨て身の攻撃である。 「アップぅウウウルっ!!」 鳴き声が絶望的にダサい… 捨て身タックルも案の定躱されて、背後から蹴られ宙に浮いた後、近くにあった電柱にぶつかった。 このフォルム死角多すぎてヤバいんですけど…! 勝てる気がしない上に高速回転だから目がまわって気持ち悪い。一回の攻撃で大分ダメージが。主に自分の所為だけど。 「しっかりしろナケワメーケ! お前の力はそんなもんじゃないはずだろ!」 必死に応援する大男に、どこの修造だよと言ってやりたい。だがアップルしか言えない。悔しいです。 「うーん…今回は言葉を話すような媒体ではないわね」 「パッションの言った通りにしてみようか」 「これではっきりするかもしれないし…」 「みんなありがとう!」 いくら今回のフォルムが雑魚っぽいからって敵の目の前で円陣組んで話し合いってどういうことなの… 「ァアアっプウウウッルーー!!」 円陣に向かって突撃してみる。だがさっきのように直線ではまた躱されそうなのでジグザグと動きながら急ブレーキとかかけてフェイントも入れる。リンゴのくせに意外と俊敏に動けて驚きを隠せない。 円陣から一斉に散らばったプリキュアの後を追いながら廻る。ピーチのパンチをカーブすることで避け背後から突進。動きの速さに追いつけなかったのか態勢を崩したピーチに渾身のジャンピングアタックをお見舞いした。 「くっ…!」 「ピーチ大丈夫っ?!」 「大丈夫だよパッション!」 「あんなフォルムなのに意外とやるわね…」 「そうだねベリー、丸いから動きが自在だし。でも…」 「まあ、あれだけ回転してたらね。そりゃあ眼もまわるわよね」 頑張ってピーチに一撃いれて優勢になったかと思いきや、高速回転のし過ぎで世界がまわっている。ふらふらしながら木とか壁とかにぶつかってしまう。眼の前にいるプリキュアにたどり着けない…そして最高に気持ち悪い。 「まあ、ウエスターの出したナケワメーケなんてこんなものよね」 「おいイース! なんだその見下した言い方は! 大体自分の好きなもの相手に何故普通に攻撃しているんだ!!」 「だって私リンゴよりももの方が好きだし。大体リンゴを媒体にしようとするあたり作戦も何も考えてなさそうよね」 「俺だって考える時はある! 例えばこんなふうにな! ナケワメーケ!!!」 「アップウウ?」 気持ち悪さを必死に抑え男を見ると、こちらに向かって何やらジェスチャーしている。 えーと、何々、自分の体を絞って匂いをだせ…? え、なに言ってんのこの人。自分の体を絞るなんてそんなことできるわけ…あ、できた。 上半身を思いっきり捻ると何やら果汁的なものがでてきた。きもい。 で、こんな汁だしてどうすればいいんだろうかと無い首を捻ると、一番近くにいたピーチがこちらにふらふらと歩いてきた。しかも全くの無防備で。どうしたのかと思いながらせっかく近づいてきたので体当たりしてみた。すると避けることもなく攻撃が当たる。なんだこれ? 「…ッ! え…なんで私ナケワメーケに近づいて…」 「ちょっとピーチどうしたのよ!」 「わ、わかんないよっ! なんか気付いたら体が勝手に動いてて…」 「ふははっ、どうだプリキュア! リンゴは見た目だけじゃなく中身も優秀なのだ!」 もしかして、果汁から出る匂いが相手に何かしら影響しているのだろうか。そうでなきゃピーチが寄ってくるわけないし。まじか。意外とすごくないかリンゴ!そしてちょっと見直したよ大男!そうと分かれば高速回転でプリキュアに近づいて果汁を出しまくる。 案の定近くにいたベリーとパインがこっちによってきたのでそこを攻撃。 なんだこれすごいぞ。やられっぱなしだったプリキュアを苦戦させている!しかもこんな弱そうな怪物なのに! 「みんな!! どうすればあの匂いを防げるのかしら……っそうだ…!」 匂いをだしてプリキュア達にアタックしまくる。わーい臨時収入だ金だーなんて現金に眼が眩んだのが間違いだったのだろうか。気付いたらパッションがこちらにハープを向けていた。思わず体が震えた。どうやら体の方がトラウマを感じているらしい。 「吹き荒れよ幸せの嵐! プリキュア! ハピネスハリケーン!!」 辺りに風が巻き起こる。と、それまで無抵抗で寄ってきていたプリキュアがピタリと動きを止めた。 「…あれ、匂いがしない」 「ハピネスハリケーンのおかげで匂いが消されてるんだわ!」 「ありがとうパッション!」 「みんな! 今のうちに!!」 くそ、風で匂いが拡散されてるのか。これじゃ捨て身アタックくらいしかできることがないじゃないか!ああ、今回はここまでか…調子よかったんだけどな。 それぞれがスティック、ハープを持っている。浄化される準備でもするかと気だるげにぼーとしていると、なぜかこちらに走り出すプリキュア。ハピネスハリケーンで時折視界が遮られるが、それでもこちらに迫っているのは見間違えようがない。予想外すぎて固まってしまう。 ついに目の前に、っていうか囲まれた。振り上げられる腕。なにこれこわい。 「…せーのぉ!!」 ピーチの気の抜けた掛け声を皮切りにスティックで殴られた。四方向から。え、え…? 「…ちょ、え、い、いたっ痛い!」 「ホントにナケワメーケしゃべった!!」 「パッションの言ってた通りね!」 「えいっ…!」 「やっぱり! どうしてナケワメーケが喋ってるのよ! 何が目的?!」 「おまえらが何の目的だよっ!! イタっ…やめ、ちょ、殴るの止めて!?! これただのいじめ!!!」 正義の味方に鈍器(スティック)で殴られる。この絵面ただの弱い者いじめじゃね?!ってかまじ痛い!! 「ナケワメーケに話す機能なんてつけて何のつもり!」 「ちょっとアンタ意思があるの?」 「ごめんね…!」 「質問しながら殴るなっ! 痛っ! ごめんとか言っといて一番力入ってるぞ黄色い奴っ!いたいっ、ごめんなさい、止めてっ!」 「質問に答えなさいっ!!」 殴られ過ぎて意識が遠のいてきた。なんなのなんで殴るの止めてくれないの。質問?意思があるのかって?そりゃあるよ。だって… 「だってバイトだからぁっー…!」 そんな言葉を叫んだのを最後にぷつりと意識が途切れた。 …ふと目が覚めるとそこは自分の部屋だった。身体も自分のものだ。戻ってきたらしい。戻ってこれたのか…先ほどまでのことを思い出す。プリキュアにタコ殴りにされる自分。え、ていうかなんだったのあれ。プリキュアって暴力団だったの?力のないものを力のあるやつが攻撃するって正義的にどうなんですか!一般ピーポーですよこっちは! 「っ痛っ…」 思わず打ち震えた瞬間身体のあちこちに痛みが走る。服をめくると痣が至る所にできていた。 まじかよ…やばいよこれ。まああれだけ殴られて痣だけってのもすごいが。っていうかパインに殴られたとこだけ痣デカいんだけど。しかも脇腹とか防御の薄そうなところばかり。あいつやっぱえげつないわ… それにしても意識がこっちに戻ったってことは浄化されたってことでいいのだろうか。殴られても浄化ってされるんだね知らなかったよ。でも普通にやってほしかった。 プリキュアと会話した気もするけどまあいいか別に。あの怪物に鳴き声以外のコミュニケーションのとり方があるとは思わなかったが。 あー、次バイトするの嫌だなあ… 数日後に振り込まれていたバイト代は未だかつてない金額でした。 バイト始めました。ななへ
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アフィリエイトを始める アフィリエイトで稼ぐ方法は多数あると思いますが、ここでは無料ブログを使ったアフィリエイトで稼ぐ基本的な流れをご説明します。 アフィリエイター用フォーラム「アフィリエイター@Wiki」もご用意しました。アフィリエイトに関する疑問点、相互リンク、RSS、ツイッター等 アフィリエイト活動のコミュニティーの場としてご利用ください。※利用規約を必ずご確認下さい。守られていない場合、スレッド、コメント等 管理人の判断で削除させていただく場合があります。予めご了承下さい。 ※各種登録には入力作業が必要になります。 無料自動入力IDパス、管理ツール「ロボフォーム」ダウンロード推奨。(参照:ロボフォームについて) アフィリエイトを始める基本的な流れ ●ブログ、もしくはサイトを準備します。 (無料ブログ・サーバー一覧も合わせてご参照下さい) ●ネットバンク・銀行口座を準備します。 (主なネット銀行一覧も合わせてご参照下さい) ●アフィリエイトプログラム登録をします。 (国内主要ASPサービス一覧も合わせてご参照下さい) ●主要検索エンジンサイト登録をします。 (国内主要ASPサービス一覧も合わせてご参照下さい) ●各種ブログランキングに登録をします。 (ブログランキング一覧も合わせてご参照下さい) ●ツイッター、ブログパーツ設置をします。 (ツイッター(Twitter)、無料ブログパーツ一覧も合わせてご参照下さい) その後、記事を継続して更新。同時に同じ業種のブログやサイトと相互リンクを増やす。ある程度記事が溜まってきたら、もう一つブログ を持ち双方リンクを貼り、同様に更新作業この繰り返し。バナーやテキストリンクは「お?」と思わせるように加工したり工夫するとベター。 まとめ@Wiki管理人的「アフィリエイトで稼ぐとは?5つのポイント」 今は稼ぐアフィリエイトの手法も多岐に渡り、また一つの方法では通じなくなって来ていると言えますが、5年間複数サイトを運営してきた 私なりの所見をお話します。一番大事なのはアクセス数、その為に更新数とサブブログの数と言うとお終いなのでそれ以外にまとめます。 ※あくまで管理人の個人的意見です。少し辛口な部分もあるので、気に触った方はこの場を借りてお詫びします。 1 アフィリエイトブログ、サイトを作る前にコンセプトつまり「どういう人に来てもらいたいか」を考える これはシンプルに考えましょう。あなたはどういうサイトを「お気に入り」に入れてます?実はコンセプトが一番大事な気がします。ありがち なのはアクセス数やアフェリエイト単価だけを見て、下手にスキルやツールに走り結果、単に宣伝のみのブログを量産することです。 数勝負なので、ある程度稼げるのかも知れませんが、トップアフィリエイターと呼ばれる方々は同様な事をしてるでしょうか?そして自分 ならそういうサイトを見たときどういう風に思い、どのような行動をするでしょうか? 2 デザインも大事だが、一番大切なのはユーザーアビリティー つまり使い易い・分かり易いサイトかということです。まあこの辺は人のことと言えません。個性を出す為デザインを工夫するのもインパクト を与える点で有効だと思いますが、ページ開いて固まるようなサイトならあなたならどうします?折角いいコンテンツだとしても、ブラウザ を閉じられてしまう可能性があります。一生懸命作ったのに、それじゃ非常にもったいないじゃないですか。 3 オリジナリティーあるアフィリエイトブログ これが一番難しいですね。私も苦労します。決して偉そうなことは言えません。私の場合は同じ業種だけでなく違う業種のブログやサイト を数多く見るようにしています。簡単に言えば、ネットサーフィンをすればよいのです。実際にアフィリエイト商品を買っても良いでしょう。 ネットで物を買う側の視点になって物が見れます。この業界女性の方が数多く成功されている理由は、活動時間ではなく実はそこに理由 があるのではと個人的には考えております。ネットで衝動買いしていつも後悔されている方、トップアフィリエイターなる才能を秘めていらっ しゃるんじゃないでしょうか?そしてサイト構成的に良いと思うところはメモして取り入れる。自分のサイトと同じ業種ばかりを見ていると どうしても似てきてしまいますからね。自分のブログだけでなくたまには脱線も必要だと思います(笑)しかし参考にすると言っても、完全 パクリはまずいです。最悪、検索エンジンやASP会社に通報される危険があります。著作権の問題もありますしね。引用する時は、引用 と分かるようにしましょう。 ※著作権は「これはNG!著作権について」,引用については「引用」(Wikipedia)をご参照ください 4 アフィリエイト商材のチェック これは私も見落としがちですね。メールだけでなく、ASPのツイッターやRSSもまとめて購読しとくといい事があります。例えば、期間限定の利 益率アップ商品とかの情報ですね。ブログを見に来る人も同じものばかり宣伝してると慣れてしまうので広告とか状況見て定期的に張り替える のも一手かと。しかし、利益率も大事ですが、自分のお勧め商品を紹介する方が説得力も増し、購入率も高くサイトの信頼も得る気がします。 誰でも悪いものより、良い物が欲しいですからね。 ※ASPについては、「国内ASPサービス一覧」も合わせてご参照下さい。 5 PCの検索エンジン以外からの集客・アクセスアップ方法 SEO対策は様々なノウハウがあり、プロも大勢いらっしゃるのでここでは割愛。それ以外は,それぞれ手法があり私も未経験な分野もありますし これが答えだというものは無いと思います。私が知りたいくらいですね。知ってたら起業してます(笑)基本的なものは、ランキング、相互リンク、 モバイルからのアクセス、ツイッター、RSS、ブックマークとかですかね。とりあえずパーツや対策をブログ内で見やすい位置に施せばベター かなと。私は経験ないですが、メルマガとブログとの相乗効果があるみたいです。さしあたり私個人的には、サイトに来てくれる方、特に見て もらいたい対象と考える方々が、役に立つな、面白いなと自然と「お気に入り」にいれてくれて気軽によってもらえるサイト構築が理想系だと 考えてます。答えになってないかもしれませんが。 上へ移動 ※補足:1 @Wikiに関してのご質問、使用方法、 使用方法、使うメリットは?とかアフィリエイトできるの?とかカスタマイズその他疑問に持たれる方もいらっしゃると思います。 その場合は、本家@Wikiサイトをご参照下さい。このまとめ@Wikiは編集制限を掛けてます。こちらのフォーラムをご利用ください ※補足:2 @Wiki,Pukiwikiについての管理人的考察 個人的には、ブログ、サイトと組み合わせれば商用サイトとしてかなりの将来性を感じます。複数ある自分のブログをカテゴリ別ににまとめる サイトを構築してブログで告知したり、一定のコミュニティーのメンバーを集めてまとめサイトを構築して相互協力したり。なにより作成が楽 ですね。情報商材系アフィリサイトで見たことあまりない?だからやる価値があるとも言えます。成功するかはまた別ですよ(笑) セキュリティー対策は必須ですが。その他色んな機能やプラグインがありますので汎用性は高いです。ちなみに同じようなサービスでPukiwiki がありますがサーバ設置型(MTみたいな)です。基本PHPですね。独自ドメインでの運用希望の方向き。作成しやすいのは断然@Wikiですね。 その他どうしても分からない場合や記載内容についてのお問い合わせはこちらまでお手数ですがご連絡下さい。
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15.いいかっこしよう! 「ではいいですか? ゆたか」 「はい!」 私と同じように、病院の中庭に。 そこでえっと、ゆたか……ちゃんでいいのよね。年下っぽいし。 ってゆーか小学生? ……が、天使の前で正座をする。 余程その天使様を尊敬してるらしい……ああ、可哀想に。 「まず……」 「?」 天使が咳払いをし、人差し指を上に。 「……」 「何、どうしたの?」 ……が、そこで固まる。 ん、どうかしたわけ? ん、何こっち見てんのよ。 「ちょ、ちょっとかがみ?」 「?」 そのままゆたかちゃんから少し離れたところまで私を引っ張る。 「つ、次何でしたっけ?」 「はぁ? あれはどうしたのよ、馬鹿に分厚い教本(絵付き)は」 いつも惜しげもなく出してるじゃない。今日に限って忘れたわけ? 「だ、だってあの子見ました? 敬ってるんですよ!? 私を!」 そんな驚くところかよ! 「まぁそうね……難儀な子」 「なんでですか!」 その口が言うかその言葉を。 「いいですか? もしかがみが敬ってる先生が、参考書ガン見しながら授業を進めたらどう思います?」 「どうってそりゃ、『こいつ大丈夫か?』ぐらい……」 「だからですよ!」 ……。じゃあちょっと待て。 あの子の前でいいかっこしたいってか! 敬ってくれてるからってそこまですっか! 「はぁ……仕方ないわね。大体は覚えてるから、私が話すわ」 「本当ですか!」 諸手を上げて喜ばれる……はぁ、こいつ大丈夫か? 「え、ええと。ゆたかちゃん?」 ようやく彼女の前まで戻ってきて話を進める。 私もうろ覚えだけど、まずはあれ。 こなたみたいな人を探さないと、成仏しちゃうんだっけ。 「まずは自分の体から離れるから、『宿主』の人にとり憑かないといけないの。代わりの体ね」 「代わり、ですか?」 「うん、その人から離れると成仏しちゃうの」 確かそんなだったわね。にしてもこの子、いちいち驚く姿が可愛いな。 こらそこ! 「あ、そうだったー」とか言ってんじゃねえ! 「それでその、宿主ってのが……」 「それはですね!」 とようやく思い出したのか、間に入り天使が良い所を持っていく。 そしてゴソゴソと封筒を取り出す……大量に。 「ちょっと、何でそんなにあるわけ? 私の時は一枚だったじゃない」 「なんか、引っかかってて出てこなかったみたいです」 このクソ野郎! と、殴ろうとしたけどゆたかちゃんの視線があったのでやめといた。 くぅ、やりにくい。ってゆーか何で私がこいつの面子のために、我慢しなきゃならんのだ! 「えーと、やっぱり同性がいいですよね。良い人がいいですよね。ひきこもりなんか選ぶと最悪ですよ?」 が、我慢しろ私。 あの純粋な眼で見てるゆたかちゃんを失望させるのは私も心苦しいから遠慮したい。 「あっ、この子なら同い年ですよ。ええと……『岩崎みなみ』さん。この子は良い子ですよ、とっても」 「えっと……よく分かんないので任せます、天使様に!」 笑顔を返され、奇声をあげ浮かれる天使。おいおい、随分私の時とは対応が違うぞ! 「ええと、確か毎朝犬の散歩に出てるみたいですね」 履歴書を広げながら、天使が道を案内していく。 その間もしきりに期待の眼で見られて、ご機嫌なわけだ。 あんな笑顔なんざそうそう見ないわね……私も少しぐらいは、敬ってやるべきなのか。 「ここですね」 病院から程なくして、その家らしき場所に辿り着く。 ……なんか見覚えのある通りだな。 ああ、向かいの家はあれじゃない? みゆきの家よ確か、一回だけつかさと遊びに行ったことがあるわ。 どうしてるかなぁみゆき……まださすがに寝てるか。 「あっ、彼女です」 視線をみゆきの家から戻すと、丁度家の門から一人の女性が出てくる。 ……ん? 「ちょっと、同い年なんでしょ? あれじゃ高校生ぐらいじゃない?」 「いいえ、中学三年生ですね」 あれで中学生? 背が高いわねぇ……こなたなんかと比べたらいけないわね。 ……。 「ってじゃあゆたかちゃん中学生なの!?」 「はい、三年生です」 しょ、小学生かと思ってた。 どうりで物分りがいいはずね……まさか2コ下とは。 「もぅ酷いですよ、かがみさん」 「あははっ、ゴメンゴメン」 顔を膨らますゆたかちゃん。はて、なんか前にも似たような勘違いをした気がする。 「彼女にまずは、触れてください」 「? こうですか?」 犬を連れて歩く女性を追いかけて撫でるようにその体に触れる。 これでとり憑いた事になるわけね。 「宿主とは密接な関係になります、感覚を共有するわけです」 「カンカクをキョーユー? ですか?」 「ああ、ええと」 説明に困り私に助けを請う……速ぇよ! もう、しょうがないわね。 「味とか痛みとか、あの子と同じように感じるわけ」 自慰の快楽も……なんててさすがに言えないか。 そういうの知らないわよね、汚れを知らなそうというか何というか。 「宿主が善行を行えば、もちろんポイントは加算されます。あっ……」 天使の声に女性を見ると、早速ゴミを拾って近くのゴミ箱に入れた。 まさか素でやるとは……本当に良い子を選んだな。 「ゴミの清掃、1TPですね」 とメモしていく。さっそく+1か……私の時とは大違いね。 ちなみに私が始めて宿主から貰ったポイントは-80、雲泥とはこの事か。 「これが10000TP溜まると、見事生き返れます」 「い、一万ですか?」 さすがに桁には驚いたらしい。 ゴミを拾うなら一万回……気が遠くなるわね。 「大丈夫、すぐ溜まりますよほらっ」 天使がまた女性を指差す。 すると今度は気の良さそうな老婆と話をしている。 どうやら道を聞かれているらしく、そのままその老婆を連れ道を引き返していく。 「えー、道を教えてあげる:+10TP。しかも道案内までする:+20TP」 すげっ! 見る見るうちにポイントが! 「ああっ!」 するとゆたかちゃんが声を上げる。 その見る方向には、猫……道路の真ん中に、居る。 朝とはいえ通勤ラッシュの車が行き交う道路を、その小さな猫が歩いている。 もちろん……危険よね? ってかやばいでしょ! た、大変! 助けなきゃ! って軍手外したんだったぁああ! 「ポ、ポイント使うわよっ! 急いで……」 天使に声をかけようとしたその一瞬だった。 ガードレールを一瞬で何かが飛び越え、流星のようなスピードで子猫に向かって駆けて行く。 そのままその子猫を抱くと、その勢いのまま反対車線へ。 ……もちろん、言わなくても分かるわよね? さっきの女性……みなみちゃん、だ。 「儚い生命を救う:1000TPっと」 ってちょおおおお! 「な、何。今の1000もするの!?」 「はい勿論、それ相応のリスクがありましたから」 たっ確かに。 今彼女は自分の身を賭けてあの子猫を守ったわけだ。 ……しかも一瞬の躊躇もせずに。 「ただいまのポイント1031TPです☆」 「わぁっ、ありがとうございますっ」 天使と手をとって喜び合う二人。 ……た、立つ瀬がない。いきり立って見せ場を奪われるとは。 「結構すぐ溜まるんですねっ、かがみさんはどれくらい溜まったんですか?」 「えっ、わ、私? 私は……」 言えるか! 未だマイナス街道猪突猛進だなんて! 「ま、まぁ……ボチボチよ」 「……ぷっ」 てめぇ笑ってんなやぁ! つか大概お前の所為だろうが! 「あと、ポイントを消費すると行動を増やす事が出来ます」 「行動を?」 「宿主とお話したり宿主だけに姿が見えたりしますよ」 合計150はきついけどね……って1000もあるなら特に問題ないじゃん! 「お話出来るんですか?」 「はい、まぁ使う必要はないと思いますが」 そりゃそうよね、何もしないでも勝手に+1000だなんて。 うちの宿主じゃ……はぁ。ってゆーか家にひきこもってるのにどうポイント稼ぐんだよ! 「いえ……使いますっ」 「へっ?」 天使が眼を丸くする。 そりゃそうよね、このまま傍に居るだけで勝手にポイントが溜まってくのに。 わざわざマイナスしてまで話す必要性は……。 「私の命を救ってくれる人なんだし、ちゃんとお願いしたいです!」 な、なんて真面目な子。 私なんざひきこもり脱出させて高得点狙いで使ったってのに。 「それで、どれくらいポイント使うんですか?」 「ええと声を伝えるので50、姿で100だっけ?」 「うっ……た、高いですね」 さすがにポイントの十分の一だもんね。 そう簡単に……むぐぁっ! 「いえいえいえ、そんな事ありませんよー」 天使が私の口に手を突っ込む。 「このお姉さんは時々変な事言うんですよ、心を通わせるのにポイントなんて不必要ですよねー?」 「本当ですか!?」 喜ぶゆたかちゃん ……。 そろそろ、限界突破しちゃっていいかしら? 天元突破しちゃっていいかしら? 「か、かがみっ! 噛んでますっ千切れますぅっ!」 口で天使の手を噛んだまま、壁の向こう側に引きずる。噛んでんだよ! 千切ってんだよ! そして胸倉を掴む。 「あー、まずはちゃんと話し合いましょ? ねっ☆」 「ガ、ガンを飛ばしながら言う言葉じゃないですよ! ☆可愛くないですし!」 「うっせーよ!」 ドスを効かせた目で、天使の涙目の顔を睨む。 「ポイントが必要ないですって? 私の時は150も持ってったじゃない!」 「だ、だって可哀想じゃないですかぁ。せっかく1000も溜まったのに……せっかく敬ってくれてるのにぃ」 こちとら-350だっつの! +1000のどの辺が可哀想なのか、たっぷり聞いてあげようじゃない! 「ってゆーかポイントも使わずにそんなこと出来るわけ!?」 「ええ、まぁ」 じゃあ私がせっせと貯めてるのはなんなのよ! ポイント使うだの使わないだのでこちとら必死にやってるのに! 「どうやんの!? 私にも教えなさいよ!」 「……」 すると、眼を逸らす。 こ、この顔は覚えがある。 何か誤魔化す時に遠い眼しやがるんだ! 「ぶつわよ……グーで」 「え、ええとかがみ。怒らないで聞いてくださいね」 「いいや、怒る。言っても怒る、言わないでも怒る! 殴る!」 「ど、どこのヤクザですかぁっ!」 「いいから吐きなさい! 何したわけ!?」 「ひぅっ! あ、あの……実はですね」 もう振りかぶってる拳を見て、ようやく口を割る。 もちろんその手は、彼女の顔にめり込んだわけ。 ええもちろん……勢いよくね! 「かがみのから代わりに……引いちゃいました」 ……。 祝☆-500TP突破記念もうちょっと敬いま賞DVD限定プキンちゃんハンカチ(青)が……赤く染まった瞬間だった。 現在のTP かがみ: -499TP(↓) ゆたか:+1031TP(↑) コメントフォーム 名前 コメント さいこーwww -- 名無しさん (2007-12-14 22 06 57) かがみんのポイントから勝手に棒引き吹いたwwww 次回も楽しみにしてますね。 -- 名無しさん (2007-12-13 23 49 06)
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パック:今日から始める罠 BEFORE:今日から始める魔法(P)TF5 NEXT:応用しようモンスター(P)TF5 条件 初期から出現 解説 主なカード 落とし穴、DNA改造、血の代償 ※レアリティ無表記のカードはノーマル。編集確定しました。 罠(48種) 悪魔のサイコロ(レア) アマゾネスの意地(スーパー) アマゾネスの弩弓隊 あまのじゃくの呪い 生け贄の抱く爆弾(レア) イタクァの暴風(レア) 一族の掟 援軍 大騒動 落とし穴(ウルトラ) ガラスの鎧 ギャンブル 救出劇(レア) 強制接収(レア) 金属探知機 ゴーゴンの眼 昇天の角笛(レア) 城壁 女王の選択 正々堂々 精霊の鏡(レア) 世界の平定 断頭台の惨劇(レア) 連鎖破壊(スーパー) 血の代償(ウルトラ) DNA改造手術(スーパー) 天狗のうちわ 天使の手鏡 盗賊の七つ道具(レア) 時の機械-タイム・マシーン(ウルトラ) 毒蛇の牙 突風 偽物のわな 粘着テープの家 墓荒らし はさみ撃ち 光の封札剣 罅割れゆく斧 便乗(レア) マジカルシルクハット(スーパー) マジックアーム・シールド(レア) マジック・ジャマー(スーパー) 魔法探査の石板 道連れ 猛吹雪 ライト・リサイレンス 硫酸のたまった落とし穴 六芒星の呪縛(レア)
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餅は紙芝居を始めるようです 台本 もちもち 登場人物だお もちもち(主人公) 青年 町の人たち などだお ~あらすじ~ コーラムタウンで紙芝居を始めた餅。 子供達や大人に人気な紙芝居になったが、 紙芝居には何か秘密があるようだ。 +第一部 餅「はーい。餅さんの紙芝居が始まるよー。」チョンチョン←拍子木 子供「わーい!」 子供「今日は何かな?」 餅「大人も子供もよっといでー。よければ大福とかも買ってってねー。」 ― 餅は紙芝居を始めるようです ― 子供「餅のおっちゃん!だいふく一つ!」 餅「誰がおっちゃんか。30Gね」 子供「おっちゃーん!おはぎちょーだい!」 餅「おにーさんと呼びなされ。はい25Gね」 青年「餅さん、今日は何のお話なんですか?」 餅「お?またきたねチミ。今月からはとある勇者のお話だおよ」 青年「ふーん、楽しみだなー。」 餅「えー、では始めるからねー。はいはい下がってー」 餅「えーでは!新作、『白と黒の勇者』。始まり始まりー。ですお」 パチパチパチパチ サシュッ ① その昔、白黒の青年がなんでも屋をしていた。 青年は大きな金槌を持ち、依頼をこなして生計をたてていた。 一部では一流の冒険者として名をはせている。 サシュッ ② とある日の事。そんな彼の所に一通の手紙が届いた。 『我々の街に現れた妙な魔物を退治してくれ』 青年は金槌を持って家を飛び出した。 サシュッ ③ 街に人は無く、ただぽつんとそこに、 様々な色が混ざりあわった物体が鎮座していた。 彼はそれが魔物だとすぐに感づいた。 サシュッ ④ 青年はとっさに金槌を構えた。 ・ ・ そして素早い身のこなしでそれを一発殴りつけた。 ・ ・ が、それは全くといっていいほど無反応だった。 サシュッ ⑤ 青年は手に持っている金槌をふと見た。 するとそこには、全く色のない金槌があった。 そう、まるで何も色が塗られていないかのように。 サシュッ ⑥ それに気づいたと同時に、さっきまで全く動かなかった ・ それが、いきなり青年の頭めがけて 触手のような物を振り下ろしたのだ。 サシュッ ⑦ 青年はもはやこれまでか、と思ったが、 気づけばその化物は消えていた。 が、自分の身がおかしいことに気づく。 サシュッ ⑧ なんと、自分の体が白と黒、 2つに綺麗に分裂しているではないか。 先程まで1人だった青年が2人になってしまった。 サシュッ ⑨ 青年は困ってしまったが、 やがて2人で魔物を探す事にした。 自分の体を戻すためにも、街を救うためにも。 サシュッ ⑩ 青年はとりあえず帰路に付いた。 1人暮らしだったため、2人居ると作業は楽にはなった。 ただ、布団は1枚なので狭かった。 サシュッ ⑪ そして2人は夢を見た。 もしかしたら2度と戻れないのでは無いのかという夢だった。 2人が戻らなくても、きっとなんとかなるさと2人は思った。 サシュッ ⑫ そして一晩が過ぎ、2人揃って魔物を探す事にした。 2人の白と黒の青年の、長く厳しい戦いの 始まりだったのである― チョン、チョン、チョン、チョチョチョチョーン 餅「えー、ひとまずこのお話はここでおしまーい。」 子供「あー面白かった!」 子供「おじちゃんだいふくひとつ!」 餅「おじちゃんじゃないってもー。30Gね」 青年「餅さん。次はいつやるんですか?」 餅「え?一週間置きだから…えーと」 青年「あ、一週間置きでしたね。スミマセン」カキカキ 餅「ふぅ。客も君だけになったし大福食べますかお?」 青年「いいですね。いただきましょう。お茶あります?」 アア、アルオヨ アツアツノヤツクダサイ 多分続く +第二部 餅「はーい。今日も餅さんが来ましたよー。」チョチョンチョン←拍子木 子供「やったー!」 子供「つっづき!つっづき!」 餅「じーさんでもばーさんでもよっといでー。紙芝居始まるおよー。」 ― 餅は紙芝居を始めるようです 第二部 ― 子供「餅のおっさん!きな粉のおはぎ一つ!」 餅「おっさんて…あ、25Gね」 子供「おじちゃんおじちゃん!あったかいお茶ちょーだい!」 餅「はいはい火傷しないようにねー。5Gね」 青年「今日も来ましたね餅さん。」 餅「おうよ!あやつらが居なくなってからこれで生計を立てとるんよ。」 青年「へぇー。凄いですねぇ。」 餅「あの頃はヤンチャしてたなぁ…あぁ、紙芝居始まるよー」チョンチョン」 餅「これ乗り物にイタズラしちゃダメっ!では『白と黒の勇者』、続きの始まりー。」 パチパチパチパチ サシュッ ① 2人に分裂した青年だったが 魔物を探す旅路はすこぶる順調だった。 そんな彼らの前に、一つの大きな森が立ちふさがった。 サシュッ ② その森は旅人達の中では「迷いの森」として 恐れられているが、中にはそれを知らずに 森に入り、2度と戻ってこなかった者も居る恐ろしい森だ。 サシュッ ③ しかし、その道を避けて通る事は出来ないため、 仕方なく森の中へ進んでいった。 そして森に迷い込んで行くのである… サシュッ ④ 何度か同じ所をぐるぐるしながら 森を抜けようとすると、 目の前で奇妙な茸が化物に襲われているのを見つけた。 サシュッ ⑤ 2人で連携して追い払うと、 その茸はなんと少女の頭から生えている物だった。 しかし意識はちゃんとあるようだった。 サシュッ ⑥ その少女を連れ、歩いていくと 途中で少女が走っていった。 一心不乱に少女を追いかけると、森を抜けることが出来た。 サシュッ ⑦ なんとか森を抜けた2人は少女に追いつくことが出来た。 すると少女は共に冒険したいと言い出した。 危険すぎる、危ないという2人をスルーして付いていくことになった。 サシュッ ⑧ 夕暮れの道を突き進むと、目の前に町が見えてきた。 3人はそこで一休みしようと思い、町へかけて行った。 しかし、町に入った時に目にしたのは恐るべき物だった。 サシュッ ⑨ なんと、人の身の丈より大きな茸の化物が 町を荒らしているではないか。 建物はもぬけの殻なので幸い、町の人は全て避難しているようだ。 サシュッ ⑩ このままでは休むこともままならない、 そう思ったその時、先ほどの少女が その茸達を森へ追いやっているではないか。 サシュッ ⑪ なんと、少女は茸を自由自在に扱うことが 出来る種族だったのだ。それを見届けると、 どこからか町の人々が戻ってきた。 サシュッ ⑫ 町の人々は3人に礼を言い、全員無事に家へ帰っていった。 3人は宿を取り、明日に備えることにした。 茸使いの少女を仲間にした2人、果たして旅の行く末は― チョン、チョン、チョン、チョチョチョチョーン 餅「今日はこんなところでおーしまーい。」 子供「来週が楽しみだなー!」 子供「おっちゃん!おちゃ2つ!」 餅「おっちゃんじゃないのー。10Gね」 青年「フムフム…少女が…」カキカキ 餅「熱心にメモっておりますのぉ、チミ」 青年「餅さんの紙芝居のファンですからね。」 餅「いやー君の顔を何年見た事かなー。」 青年「何年でしたっけねー。あ、おはぎください」 アンコ?キナコ? アンコノクダサイ もしかしたら続く +第三部 餅「チリンチリーン)今日もまたまたやってまいりましたよー。餅さん。」 子供「待ちどおしかったよ!」 子供「おりーちゃん!もちのおりーちゃん!」 餅「おりーちゃんってなんぞ。餅さんの紙芝居、始まっちゃうおよー。」 ― 餅は紙芝居を始めるようです 第四部 ― 子供「プクク…餅のおりーさん、いちご大福一tブフォッ」 餅「笑うなー。35Gね」 子供「おーりーぃしゃん!しゃん!」 餅「ノリノリなのはいいがおにーさんだよ」 青年「またまた来ましたおりー…餅さん」 餅「おめーもかお。ともかく今日は…」 青年「妖精もどきの旅人が仲間になってから、ですね?」 餅「そーだお。うーん、懐かしいなぁ。あ、紙芝居始めるよー。」 餅「旅人を仲間にした一行はどうなるのか?『白と黒の勇者』、続きの続き、始まりー。」 パチパチパチパチ サシュッ ① 空を飛ぶ上に鱗粉を出せる妖精もどきの旅人を仲間にし、 一行は謎の城に向かったのであった。 たのもー、と門を叩くと門はゆっくりと開いた。 サシュッ ② おそるおそる4人が入ると勢いよく門が閉まった。 それと同時に上から魔女…というか魔法少女が降りてきた。 彼女が言うにはわたしを捕まえれば外に出してあげる、との事。 サシュッ ③ 4人は手分けして探した。 そしてついに追い詰めた、というその時! 魔法少女はトンデモな魔法を使った。 サシュッ ④ 懐から『虹の魔石』を取り出すと、 それを触媒に色がカラフルな魔物を生み出した。 これはいかん、と直に臨戦態勢に入った。 サシュッ ⑤ 旅人は鱗粉を振りかけ、茸少女は茸を投げて応戦した。 青年は2人で合体技を放った。 すると、突然2人の金槌が光りだした。 サシュッ ⑥ なんと、みるみるうちに金槌の色が 元に戻っていくではないか。 元は虹の魔石。色を戻す力はあるのだ。 サシュッ ⑦ 今こそ魔物にとどめを刺すとき、と 2人はさらに合体技をぶちかました。 すると魔物はあっけなくやられた。 サシュッ ⑧ あわてて涙目で逃げ出す魔法少女。 だが追いかけはせず『虹の魔石』を取り返し 妖精の村に戻ることにした。 サシュッ ⑨ また谷を乗り越え、大妖精の元へ向かった。 そして虹の魔石に大妖精のパワーを注いでもらい、 これで虹の魔石の本当のパワーを引き出せるようになった。 サシュッ ⑩ だが、青年を戻すには魔石だけではダメだ。 魔物を完全に消し去らない限りは、 青年は元には戻せない。 サシュッ ⑪ 次の日、魔石を持ち、妖精の村を再び後にする一行。 そして城の隠されていた地下で魔石を掲げると、 歪んだ穴が開いた。 サシュッ ⑫ 今こそ虹の魔石を携え、穴に飛び込み 色を食う魔物を倒せ! 行け、白と黒の勇者よ! チョン、チョン、チョン、チョチョチョチョーン 餅「今回はここでおっしまい!」ポン 子供「眠い」 子供「おりーさん!おちゃ2つ!」 餅「もーおりーさんはいいって。10Gね」 青年「ふむ、やっぱり展開がいいですね。」 餅「…あやつらも今頃こんな感じなのかなぁ…」 青年「どうしましたか?」 ア イヤ ナンデモナイオヨ ナライインデスケド... 低確率で続く +第四部 餅「はいほーい。まったまた餅さん来ましたよー。」チョチョンチョ←拍子木 子供「ひゃっほー!」 子供「おはぎくらさい」 餅「おやつを食べながら見てね!餅さんの紙芝居。ですおー」 ― 餅は紙芝居を始めるようです 第三部 ― 子供「餅の鬼さん!団子もどき一つ!」 餅「鬼さんじゃなくておにーさん。20Gね」 子供「おにしゃんおにしゃん!」 餅「もう、鬼さんじゃないって言ってるでよーんもー」 青年「今日も見に来ましたよ」ヌッ 餅「紙芝居の裏から出てこないでくれ、そういうキャラじゃないおよチミ」 青年「いやぁすみません。たまにはこういうのもいいかなーって」 餅「そうですかお。えーでは!紙芝居始めたいと思います。」 餅「今日は茸少女を仲間にした続きから!では、『白と黒の勇者』、始まり始まりー。」 パチパチパチパチ サシュッ ① 茸少女を仲間にした2人。そのまま旅路を急ぐ。 すると途中で不思議な村に着く。 そこには様々な妖精が住んでいる村だった。 サシュッ ② 少女がウキウキしながら誘うので ふらりと村に向かうことにした。 そこでは様々な妖精が歓迎してくれた。 サシュッ ③ しかし、1人だけ木陰でひっそりと眠っている 妖精が居た。少女が話しかけてみると、 大きな鼻ちょうちんがパチンと割れて目覚めた。 サシュッ ④ 起きたところで話を聞くと、なんと、彼は妖精ではないと言うのだ。 妖精ではないただの旅人だったのだ。 まぁ、顔に羽2枚と言う奇妙な姿であったが。 サシュッ ⑤ ここであったのも何かの縁、 どうやら悩みもありそうですしついて行きましょう、 と言って彼は付いてくることになった。 サシュッ ⑥ 4人は大妖精の元に向かい、 青年を真っ二つにした化物の謎を解きに行った。 すると大妖精はこう答えた。 サシュッ ⑦ 青年を戻すためには化物を倒す必要がある、 しかし相手は色を食う魔物、ただの武器では太刀打ちできない、 そこで『虹の魔石』を探してくるのだ、と。 サシュッ ⑧ そして、そこに居る妖精のような者の力は いずれ役に立つだろう、と言う事である。 4人は大精霊の元を後にした。 サシュッ ⑨ そして村を後にした一行は深い谷へ差し掛かっていた。 白黒の2人は2人の力を合わせて飛び越えることに成功したが 残された2人はどうするか、と言う事になった。 サシュッ ⑩ すると、旅人が背中に少女を乗せてこっちに向かってくるのが見えた。 しかしその時、谷の下から大きな口が! あわや食われると思ったその時! サシュッ ⑪ 旅人は羽から鱗粉を出して口を眠らせる事が出来た。 旅人は羽から鱗粉を出す力を持っていた。 そしてなんとか2人は谷を越えられた。 サシュッ ⑫ 無事に谷を越えた4人。その先には、 一つの城が見えた。4人はそこへ向かうことにした。 果たして城に居るのは、善なる者か、悪しき者か― チョン、チョン、チョン、チョチョチョチョーン 餅「今回はここでジ・エンドっ!」 子供「鱗粉すげー!」 子供「じ・えんど!だよ!おにしゃん!」 餅「だーから鬼さんじゃないってウ゛ァーもー」 青年「ふむふむ、妖精の村かー。」 餅「ああ、行ってみたいお妖精の村。」ポワポワーン 青年「いいですねぇ~妖精は。」 ヨカッタラダンゴクウカオ? ミタラシガオイシソウデスネ もしや続く +第五部 餅「ほいほーい。今来たばっかだよー。」チリンチリーン←チャリの鈴 子供「いよっ!待ってました!」 子供「もっかいちりんちりんやって!」 餅「チリンチリーン)鈴もいいけど紙芝居も見てね!でははーじまーるよー!」 ― 餅は紙芝居を始めるようです 第五部 ― 子供「そろそろ終わりっぽいよねこの話」 餅「まぁの」 子供「えー、終わっちゃうの?」 餅「紙芝居はまだまだ続くよ!」 青年「でも『第五部』だし歪んだ空間ってそろそろ終わりっぽいですよね」 餅「やめてメタらないで …オホン、ではそろそろ紙芝居を…」 餅「ついに敵さんの本拠地に乗り込んだ一行!『白と黒の勇者』、始まりでーすよー!」 パチパチパチパチ サシュッ ① 歪んだ穴に飛び込んだ一行。 その先には、とんでもない世界が広がっていた。 様々な色が混ざり合っている、とても前衛的…?な世界だった。 サシュッ ② 変な色の草原を駆け抜けるとどこかで見たような物があった。 そう、それこそが青年を2つにした化物だった。 一行をすかさず身構えた。 サシュッ ③ 旅人は鱗粉、少女は茸で応戦したが どうも効き目がない。ただ一つわかったことは、 攻撃すればするほど色の抜けたものが出来上がることだった。 サシュッ ④ 色の抜けた鱗粉や茸を前に立ち尽くす一行。 今こそこの魔石を出す時、と掲げようとしたその時! 化物は少女に向かって青年にした事と同じことをしようとした。 サシュッ ⑤ あぶなーい!!!と、大きな声を上げて少女を抱いて逃げた青年。 間一髪だったが、魔石が見当たらない。 どうやら、どこかに吹っ飛んでしまったようだ。 サシュッ ⑥ ま、魔石を探さなきゃ!と、手分けして探す4人。 もちろん、囮を作って逃げながら。 するとぽっかり空いた穴の奥にキラキラ光るものが。 サシュッ ⑦ それは虹の魔石だった。しかし、遠すぎて手が届かない。 このままでは…と思った矢先、化物の攻撃が!!! 一巻の終わりかと思ったその時! サシュッ ⑧ 突然穴の奥の虹の魔石が強く輝きだし、 穴から飛び出してきた!そして、 その虹の魔石は2つに分けれ、青年の中に溶け込んだ。 サシュッ ⑨ 青年は輝きだし、光に包まれた。 そして光が収まった所を見ると、 虹色に輝く一人の青年が居た。 サシュッ ⑩ 青年は素早い動きでその敵を一瞬にして倒した。 そして色が戻ったあと、突然世界が崩壊しようとしていた。 慌てて歪んだ穴に飛び込んだ3人。すると穴は跡形もなく消えた。 サシュッ ⑪ 青年は戦いの内容を大妖精に告げた。 大妖精はほっとした面持ちで礼を述べた。 そして3人は妖精の村を後にした。 サシュッ ⑫ 依頼を受けた村に戻った青年は謝礼を貰い 3人で悠々と青年の村に帰っていった… …彼が後々『白と黒の勇者』と呼ばれる人間だったのである― チョン、チョン、チョン、チョチョチョチョーン 餅「はい、これで『白と黒の勇者』、完結であります!」 子供「毎週楽しみにしてたよー!」 子供「おつかれさまー!」 餅「だけども大事なお知らせ!来週はお休みもらいます!」 子供「えー!」 子供「ゆっくりやすんでね!」 餅「再来週からは来るからね!ではごきげんよう!」 パチパチパチパチ 青年「ふむ…これで終わりですか。予想通りでしたね。」 餅「そーいう事言うな」 青年「で、次作はどうするんですか?」 餅「…いや、まだ決めてないんよ」 青年「ハハハ、餅さんらしいですね」 ウルセーオバカー ハハハハ 後もうちょっとだけ続くんじゃよ +最終部 餅「おや、何で居るのチミ」 青年「もしかしたら餅さん来るかなーって」 餅「…うーん、どうせならこの際話そうかな。」 青年「なんですか?」 餅「…ちょっと、数年前の昔話をね―」 ― 餅は紙芝居を始めるようです 最終部 ― 青年「―昔話?」 餅「そうだなぁ…それは数年前に遡るな…」 青年「餅さんが紙芝居を始めた頃ですね」 ~~~~~~~~~~~~~~ 餅「ええっ!?昔の炭鉱に行って仲間を救ってくる!?」 モノ「ああ、そろそろこのタウンでごろごろしてるのは良くないって思ったんだ」 餅「でも、最初に会った頃はタウンの前でぶっ倒れてたんだおよ!?そんな過酷な道を…」 モノ「分かってる。でも、このままじゃダメなんだ。」 餅「じゃあ俺も行くおよ!」 モノ「それはダメだ」 餅「なんでだお!」 モノ「今自分で言っただろ、『過酷な道』って。野垂れ死にに行く気か?」 餅「うぐぅ…」 モノ「とにかく、餅はここに残ってキノコとふわりんのために頑張ってくれ。」 餅「モノ!待ってくれお!モノぉぉぉ!!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 餅「そして数ヵ月後、キノコとふわりんが共に消えてお…」 青年「それで、その2人はもしかしたらモノさんを追っかけて…って事ですか?」 餅「…あまり考えたくないけど…」 青年「…」 餅「…それでお君、君は実はおね…」 青年「なんですか?」 餅「実はモノと容姿がそっくりなんよ、君」 青年「僕と…ですか?」 餅「うむ、瓜二つなんだお。」 青年「…もしかしたらその種族だって事ですか?」 餅「おうよ」 青年「…」 餅「だとするとどうしてここに居るのかが分からんのよ…」 青年「…ん?あっちから誰か来ますよ?」 餅「んー?あれは…?…!?もしや!」ダッ 青年「あっ、どこ行くんですか!?」ダッ 餅(もしかしたらもしかしたらもしかしたらぁっ!!!) キキーッ 餅「や、やっぱり!」ゼェゼェ 餅「モノ!それにキノコ、ふわりんまで!」 モノ「おお餅、数年で老けたなお前」 キノコ「餅、ただいま!」 フワリン「お久しぶりです、餅さん」 餅「…(ジワーッ)皆ぁぁぁぁ!!!」ダキッ モノ「どどどどうしたんだ餅、待って鎧が錆びる」 餅「だっでだっでお゛よ゛ぉぉぉぉ」ズビッ キノコ「ふぅ、やっぱり何年経ってももちもちは変わらないねふわりん」 フワリン「ええ、全くです」 青年「あなたがモノさんですか?」 モノ「ん?この人は?」 餅「ズビッ)…え?この人は俺の紙芝居の常連さんだおよ」 青年「初めまして。」 モノ「どうも。…ん?なんか俺の種族と似てるな…」 青年「…実は僕はモノさんが逃げ出した1年後くらいに逃げてきた者です。」 キノコ「えーっ!?」 青年「あの頃は警備が厳重でしたが、どうしてもモノさんに渡したいものがあって。」 モノ「なんだい?」 青年「これです。あなたのお父様に当たる方のお手紙です。」 モノ「パサッ)…なるほど。」 餅「なんて書いてあるお?」 モノ「…」 餅「モノ?」 モノ「…とりあえずこの手紙は置いておこう。それより生還記念のパーティでも開こうじゃないか!」 フワリン「パーティ!?いいですね、やりましょう!」 キノコ「今のうちにネオンキノコの栽培を…」ヒョイヒョイ 餅「…だってお。チミも来るかお?」 青年「…はい!喜んで!」 ヨーシエンカイダー サケジャ!サケカッテコイ! ハハハハハ おしまい! お持ち帰り用 第一部 第二部 第三部 第四部 第五部 最終部 紙芝居まとめ (どうでもいい)もちもちの蛇足話 +聞きたきぇりゃどうぞ『ネタバレあるかも』 ふと思いついてから気づけば六話も書いていた。 何を言ってるかわからねーと思うが(tr 最初は一発物を作ろうと思った ↓ どうせならシリアスな連載物にしよう ↓ 最終的にネタオチに どうしてこうなった… 出なかった設定を語ると 初期はモノもキノコもふわりんも戻ってこないはずだった 青年は記憶を無くしたモノだったかもしれなかった 餅はおっさんぽくしたかったがおまけに入れ忘れた(故意にか? 誤字があるが放置して出した(三部くらいにあんじゃねーかの) まぁ、たっぷり読んでちょ。 これまでの映画一覧へ戻る 名前 コメント
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■ノビ時代(初プレイ時のみ) ※まずは初心者修練所に入ってすぐのNPCに話しかけて戦闘教範を貰うこと 初心者修練所では9/7まで上げられる。 NPCに話しかけまくることで経験値と初心者用装備を入手出来る。 初心者用装備はノービスの間しか装備できないため、 ここでしっかり収集品を集めて転職した後に装備を整えるお金を稼いでおくとよい。 +ゲーム開始すぐの場所にいるおねいさんに2度話しかけてbase+1(2/1) +初心者修練所受付で申し込みをして50z入手 +入って直進、インターフェイス教官の講義でbase+1 job+1 初心者用忍者スーツ(3/2) +左上のスキル教官の講義でbase+1 job+2(4/4) +右上のアイテム教官(指示には従うんだ、絶対だぞ!) 指示通り初心者用赤ポーションを使ってbase+1(5/4) 指示通り初心者用ビーチサンダルを装備してbase+1(6/4) job+2 初心者用ポーション×50 初心者用ビーチサンダル 初心者用偽卵殻 初心者用フード(6/6) +アイテム教官の隣のカプラ職員 カプラサービスにはなにがあるの?→位置セーブサービスでbase+1(7/6) カプラサービスにはなにがあるの?→倉庫サービスでjob+1(7/7) +左の部屋の左側の進行要員に話してbase+1(8/7) +右側の受付要員に話して初心者用ポーション×30 初心者用マインゴーシュ 初心者用ガード +死に戻ってまた右の受付要員に話してbase+1 初心者用ポーション×50(9/7) ↑が面倒って奴は 初心者修練所に入る 戦闘教範を貰う カプラに話しかけて転職したい職の街へ アカデミーで最初の案内を聞く(9/10) でおk むしろこっちを勧める
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caplobby.jpg (1)ログインしたいチャットルームを選びます。 caplogin.jpg (2) ニックネームとアバターを選択してください。 アバターには男の子と女の子があります。 簡単な自己紹介も入力できます。 入力できたら「OK」ボタンでログインします。 caproom.jpg (3) チャットルーム内ではマウスでキャラクターを自由に動かすことが出来ます。 下の入力ボックスに文字を入力し、リターンキーで発言します。 表情ボタンを押すとキャラクタの頭上に表情アイコンが表示されます。 迷惑行為をする人は「フィルタ」設定で見えなくすることが出来ます。 荒らしには積極的にフィルタを使って無視しましょう。