約 173,344 件
https://w.atwiki.jp/vtsr/pages/709.html
Let s 神姫! ~武装神姫の化子ちゃん~ by初音ミク黒子&リン http //www.nicovideo.jp/watch/sm1537677 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1537677 Vocaloid2のオリジナル曲 使用Vocaloidは初音ミク 製作者は武装歌劇派 一つ前のページにもどる
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2830.html
ぶそしき! これから!? 第0話 『トモダチ』 0-1 武装神姫。 彼女達は西暦2036年に発売され、一挙に社会に広まっていった15cmほどの心を持つフィギアロボだ。 その用途と需要、活躍は多岐にわたり、同時に彼女達のマスターとの関係も多岐にわたる。 当然、ただのおもちゃとしても扱われることもある。 動いて喋る着せ替え人形、暇つぶしの道具、ただ名誉と勝利のために戦わせるなど扱われ方は様々だ。 当然、家族としても扱われることもある。 ペット代わり、子供の遊び相手、仕事や家事の手伝い、大事なパートナー、バトルで苦楽を分かち合いともに戦うなどなど扱われ方はこれもまた様々だ。 当然、少子高齢化で不足した人手を補うために扱われる。 様々な分野と場所で、社会や会社、お店などで備品として扱われることもある。 後に神姫のマスターとなる、とある少年が彼女達と結ぶ関係はどんなものになるだろうか。 ■ ■ ■ 「……はあ」 ちょうど良さそうな公園を見つけ、ベンチに腰を下ろす。 その姿は子どもらしい明るさ溌剌さ、エネルギーなど欠片もなく、表情は仕事に疲れたサラリーマンのごとく暗く沈んでいる。 「はあ……」 もう1つため息をつく。周囲にほとんど人はおらず、時おり散歩の人が通るだけだ。 誰もいないわけではなく、考え事を邪魔されるほど人が多いわけでもない。 考えことなら家に戻ってもできる。 しかし、引っ越したばかりの家に戻っても今は誰もいない。 (父さん……、引っこしたその日に仕事なんて……) 父親は引越しが済んだと思ったら、すぐに仕事場に呼ばれてしまった。 少年はなんとなく寂しく覚え、自分1人しかいない家から出て行ったのだ。 少年は孤独だった。 父親はいるが気分的には孤独だった。 父親の転勤が多いせいだった。 しかも普段仕事で帰宅が遅くなることは珍しくない。 去年に母親がいなくなってからは、家に帰っても独りになる時間が圧倒的に増えた。 「はあ……」 さらにため息。 明日からまた新しい学校、新しいクラスメイトだ。 もし友達ができても、またしばらくしたら別れてしまう。 自身のその考えに、さらに気分を滅入らせる。 「マスター。マァースターー! こっちこっちー」 ぼんやりと考え事をしている少年の足元に、何やら勢い良く小さな物体が駆け込んで急停止する。 そして自身の走ってきた方に振り向くと、無駄に元気が有り余っている感じにぶんぶんと腕を振る。 緑の髪で笑顔の15cmほどの人型――巷では武装神姫と呼ばれる存在であり、数ある商品のうちの1つ――猫型MMSマオチャオの姿があった。 「待ってー! そんなに急ぐと転んじゃうよー」 マオチャオのマスターと思しき、少年と同じ位の子どもが姿を現す。 自身のマスターの姿を確認すると、マオチャオはさらに奥の道へと駆け出していく。 「にゃは、にゃっはっはっはーー。チャオを捕まえてごーらん、なのだ」 そんなマオチャオを「仕方のない子だなぁ」と追いかけていく彼女のマスター。 その途中、そんな光景を見ていた少年と、マオチャオを追おうとした彼女のマスターの目が合う。 「――あ、こ、こんにちは」 「――ど、どうも。こんにちは」 お互いに、なにか気まずいような気分になり、少しぎこちないあいさつが交わされる。 「うにゃあ!?」 そんな微妙な空気を吹き飛ばす悲鳴があがる。 見るとマオチャオがヘッドスライディングをしていた。 おそらく何かにつまづいたのだろう。そんなマオチャオの姿を見て、彼女のマスターが慌てて駆け寄る。 倒れているマオチャオを起こし、ハンカチで汚れを拭いてあげる。今度はマオチャオを肩に乗せて行く。 「……」 少年はそんな神姫とそのマスターの姿を見送る。 なんというか彼女達は仲が良さそうで、そして楽しそうに見えた。 「……いいなぁ」 ポツリと言葉が漏れる。 武装神姫――その名の通り武装を纏わせて戦わせる遊びの他、仕事の個人秘書に、家事手伝いのお供に、子どもの遊び相手に、話し相手に、ペットの代わりになどなど進んだロボット技術の結晶――活躍が多岐にわたる人気の商品だ。 「神姫かぁ」 子どもの遊び相手として、武装神姫を買い与える大人は珍しくもない。 武装神姫はその名の通り、全員女性型をしている。 お値段は流通や武装などのオプションの有無で変動するが、基本的には高いパソコン並である。 「女の子の人形を買うなんて、恥ずかしいと思っていたけど……」 年頃の男の子が買うとなると、心情的にも金銭的にもハードルが少々高い商品だ。 しかし今の少年の心は神姫を買う気恥ずかしさよりも、先ほどの神姫とマスターの仲の良さそうな光景への羨ましさの方が勝っていた。 「――よし!」 少年は決心する。 父親から与えられた携帯をネットに接続、近所で武装神姫を扱っている店を検索する。 ――HIT! 幸い、自身が行ける範囲内に店があることが分かる。 徒歩で行くには遠いが自転車なら多少時間はかかるが行ける、そんな程度の距離だ。 「家に戻って、自転車に乗って、ちょっと見に行こう」 なんとなく気分がウキウキとする。 家に戻る少年の足取りは軽い。 ――少年が神姫のマスターになるまであと26時間 次へ トップページ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1328.html
再起動した私は、一瞬、起動直後の光景がいつもと違うことに戸惑い、しかしすぐにここはマスターさんのお部屋でないことを思い出します。 「そうでした……ここは神姫センターでしたね」 我知らず呟き、私はクレイドルから身を起こしました。 ここは神姫センターの一角、修理・整備コーナーです。 周囲を見回せば、売り場側から陰になるカウンターの内側にはメインテナンス機材や管理用のPCが立ち並び、私のほかにもクレイドルに身を横たえる武装神姫たちの姿が何人か見受けられます。 マスターさんのご厚意により、念願であった新しい脚部パーツを買っていただいた私は、その場にて換装をお願いすることにしたのでした。 単純にパーツを付け替えるだけでしたら私自身でも不可能ではないのですが、関節可動範囲の拡大した新しい脚部パーツを問題なく使用するためには、それに対応した新たな制御プログラムのインストール・アップデートが必要でして。 そのためには一度スリープモードにならざるを得ず、つまり私のサポートなしでマスターさんお一人での作業になるということで……失礼ながら、マスターさんともども「持ち帰っても自力でセット出来ない」という結論で双方合意した上での事でした。 もちろん、念願のパーツを一刻も早く装着したかったと言うのもあったのですが。 「おはようさん犬子さん、調子はどうかな?」 頭上からかかる声に、私は顔を上げました。そこに、にこやかな顔でこちらを見下ろす茶髪の店員さんの姿を認めると、私はぺこりと会釈します。 「おはようございます浜野さん。セッティングありがとうございました」 「なんのなんの」 からからと陽気に笑うこのお方は店員の浜野さん。私の記憶上は初対面でしたが、マスターさんが武装神姫の購入を検討し始めた時からなにくれと相談相手になってくださり、購入時もマスターさんに代わってCSCのセットなどの下準備を行なってくれたお方であるとか。 「で、どう? 新パーツ」 「あ、はい」 私はその場で、軽く屈伸などをして動作確認をして見ます。 「関節各部異常なし。モーメント制御も良好に働いております。感謝いたします、浜野さん」 「ん、よかった」 こちらに対してにこりと笑いかけてから、浜野さんはふと視線を売り場のほうへ向けました。 そしてまたこちらに笑顔を向けなおしまして。 「そら、ご主人様のお帰りだよ」 私は弾かれるように背後を振り返り、そして買い物袋を抱えてこちらに向かってくるマスターさんを姿を認め、ドッグテイルがぱたぱたと起動を始めます。 「やあ、犬子さんはもうお目覚めでしたか。お待たせしてしまいましたね」 「お帰りなさいませ、マスターさん!」 そして私はゆっくりと膝を落とし、正座の姿勢を取ります。 そう、正座です、正座。以前の私の似非正座じゃなくて、ちゃんとした正座なのです! 上脚と下脚が平行に近くなる! 腰部と踵部が接触する! まさしく正しい正座なのでございますよ! ああ……感無量です……! そしてこの感動を精一杯に込めて、丁寧に頭を下げます。 「ご覧のとおり、念願かなって正座することが出来るようになりました。この度はもったいない頂き物をしてしまいまして、まこと感謝に耐えません。どうもありがとうございます」 「あー、いやそのー、喜んでいただけたならこちらとしても本望ですとも」 まだ微妙に、私にはわからない戸惑いの残るご様子のマスターさんですが、それでも笑って下さるならば私には十分でして。 ふいに、私の背後で笑い声がこぼれます。 「なるほどなるほど。換装の理由を正座したいからって聞いてたのに試そうとしないからどうしたのかと思ってたけど、ご主人様に初披露を取っといたワケね」 ……お恥ずかしい、見抜かれてしまいましたか。まぁ、一途な神姫ゴコロということで一つ。 照れ隠しに笑いながら、私は正座のままで浜野さんに膝を向き直します。 「改めてまして浜野さん、どうもお世話になりました」 そして深々と、座礼します。 「なんのなんの」 再びからからと笑ってから、浜野さんはマスターさんに視線を向け。 「……ちょっと変わったコに育ってるみたいですね?」 そう言って浜野さんは、またからからと笑い出しました。 「いやはやなんというか。僕としても最初のプレゼントが強い武器とかかわいい服とかじゃなくて、正座が出来る脚になるとは思っていませんでした」 ちょっと苦笑いしつつ、マスターさんは浜野さんに受付カードを返却。 ……なるほど、たしかに考えてみれば、プレゼントとしてはいささか毛並みが特殊です。 そのようなものを要求する武装神姫と、変に思われてしまったのでしょうか。我知らず、ドッグテイルの動きが鈍ります。 「はっはっは、確かにそれは予想外ですね。でも……」 浜野さん、マスターさんに納品書を手渡しながら、一瞬こちらに目を向けてウィンクされました。なかなかサマになったウィンクではないかと思いえます。 「イイ子に育ってるじゃないですか」 「はい」 少々照れながらも、マスターさんは即座にはっきりと肯定してくださいました。 再び、ドッグテイルが活発に動き出すお手軽な私です。 「それじゃ、お世話になりました」 「お世話になりました」 「はい、毎度」 マスターさんが頭を下げるのにあわせて、再び私も座礼しました。 浜野さんのほうはと言えば、相変わらずからからと陽気に笑いながら、ぱたぱたと手を振っています。 私は再びマスターさんの胸ポケットに収まりますと、その場を後にしたのでした。 「……あの、マスターさん?」 「なんでしょう犬子さん?」 浜野さんの元を辞した後少しして、私はマスターさんの胸ポケットから、おずおずと声を出します。 「あの……やっぱりいきなり脚部パーツを欲しがるのって、ヘンでしょうかね……?」 「戸惑ったのは確かですね」 くすくすと含み笑いをしつつ、マスターさんはお答えしてくださいました。 「ですがまぁ、そもそもそんな風な正座好きに仕込んじゃったのは僕のせいでしょうし、それに……」 いいながら、マスターさんは指を伸ばして私の頭を撫で始めました。 失礼ながら、その、お世辞にも武装神姫相手の撫で加減を判ってるとは言いがたいような撫で方で、頭甲の外れてしまいそうな乱暴とも言える勢いについ顔をしかめてしまいます。 そんな情況なのにぱたぱた振れるドッグテイルは、やはり不良品なのでしょう。先ほど浜野さんにご厄介になったときに、申告しておくべきでした。 「そのしっぽが随分と活発に振れられてて、『本当に喜んでもらえてるんだなぁ』と判りましたから、僕としては送った甲斐があったようで満足ですよ」 ……命拾いしましたね不良品ドッグテイル。今しばらくはあなたの不具合は私の胸に秘めておくとします。 「それから、買い物ついでに別のお土産も買ってありますから、楽しみにしてくださいね」 マスターさんは買い物袋を、軽く掲げて見せました。 二人で相談してあった買い物リストの消化は、どうやら私の換装作業中に済まされていたようです。 「お気遣いありがとうございます。それでお土産と言うのはなんでしょうか?」 「それは内緒ですよ。帰ってからのお楽しみです」 いたずらっぽく笑うマスターさん。 むむむ、気にはなりますが、でしたら素直に楽しみに待つとしましょう。 私はマスターさんの抱える買い物袋を見やり、それからお尋ねしました。 「ご用事はもうお済みなのですか? でしたら早く帰って、そのお土産を見せていただきたいものです」 「何を言っているのですか、犬子さん」 こつんと、優しく私の頭がつつかれました。 マスターさんは、私をつついた指で上を指しつつ、笑いました。 「お楽しみは、もう一つ残ってるじゃないですか」 私は、自分の早合点に気がつきました。 ご用事は全てお済みのようでしたし、文脈からも帰宅が連想されました。 私自身も素体パーツを交換したばかりですし、十分な慣らしが済むまで無理な可動は避けるのが無難と考えていて、それだけにしてしまった早合点です。 それもまた、もともとの目的の一つだったと言うのに。 この神姫センターは、1~3階が売り場で、そしてその上の4階が……。 「バトルスペース……」 私は、感情回路が高鳴るのを感じました。 「これでいいんでしょうか?」 ターミナルから排出されたバトル管理カードをかざす様にためつすがめつ眺めるマスターさんに、私は答えました。 「はい、以降はターミナルにそのカードを挿入するだけで、バトル参加が可能になります」 カードにはマスターさんの名前と武装神姫…つまり私のデータ、それから簡単な戦歴が記されています。といっても登録したばかりの今は、戦歴には0が並んでいますが。 実は、カードそのものがなくても武装神姫本体さえあれば同様の管理はできるたりもするのです。 ターミナルにはカード挿入口のほかに武装神姫用のスキャナーが存在し(カード登録の際にも、武装神姫データのスキャニングに使われます)、その前に武装神姫が立つだけでバトル登録やデータの確認は出来たります。 ですが、戦歴を確認したくなった時にいちいち何らかの端末を利用したりしないでもすぐにアナログ的に確認できる強みと、それから人前で自分の武装神姫を晒すことに抵抗を覚える人たちの存在によって、いまだに併用カードの存在は根強いのです。 「周りは武装神姫の愛好家ばかりでも、やはり恥ずかしいものなのでしょうかね?」 「それもありますが、バトル前に自分の武装神姫の装備を晒したがらない方なども多いようで」 「なるほど……もっとも僕が見ても、何も判らないでしょうけどね」 そう笑った後で、マスターさんは私の顔を覗き込みました。 「犬子さん、脚は大丈夫ですか? まだ慣らしが十分でないとおっしゃっていましたが……やはり、部品が変わると色々不都合とかでるのでしょうか?」 「あー、はい、日常活動の範囲ならば問題はないのですが、戦闘のような全力行動になるとさすがに影響は出てきますね」 「そういうものなのですか」 「そういうものなのです。一つ例をとっても、全力で走る際に、関節が以前よりも広くなるならそれだけ歩幅が変わってきます。歩幅が変われば、それに応じて脚さばきや重心も変わってきます。 単純に歩幅が変わるだけなら対応も簡単ですが、そこから連鎖する全ての行動パターンに少しずつ影響が出てしまいますからね。本来ならば時間をかけて、それらを一つ一つ調整するべきでしょう」 「思っていたより煩雑なのですね」 「煩雑なのです」 「それで、本当に大丈夫なのですか?」 「はい、今回は応急に、関節可動域をソフト的に限定し、擬似的に以前のパーツを再現してあります。 これならば、影響は誤差の範囲ですみます」 「では……」 マスターさんは笑って、カードを再びかざします 「参戦と言うことで、よろしいですか?」 「はい!」 意気込んで答える私にまた笑うと、マスターさんはカードをターミナルに挿入しました。 「これで、登録ができるのですね?」 「はい。本来ならば様々な条件設定も行なうのですが、今回は初陣と言うことでそのあたりはデフォルトで設定されていますね」 バトルステージはノーマル、相手は同レギュレーション・近似戦歴限定、ついでにバトルまで15分待ち。あとは、対戦用ポッドの方に呼ばれるのを待つばかりです。 「……ところでマスターさん?」 「何でしょう犬子さん?」 私は、ターミナルに表示された武装神姫データを見ながら、お尋ねしました。 「私の名前、『犬子さん』までが名前だったのでしょうか」 「あー、いや、そういうわけでもなかったのですが……カード登録の時に、つい」 「そうですか」 「そうです」 ……いえ、いいのですけれども。 そんなこんなで、私の出番が回ってきまして。 現在は対戦ポッドのなかで、持ち運びには邪魔だったために外していた装備の準備にてんやわんやです。 プチマスィーンズを起動し、吠莱をセットし、棘輪を携えます。十手は、拳狼があれば不要かもしれませんが、携行可能量に余裕があるのでこれも持って行きます。 「うーん、なんだか緊張してきてしまいますねぇ」 「マスターさんはどっしり構えていてくださいよ」 「犬子さんは、緊張とかしないのですか?」 「そのあたりは、やはり武装神姫ですから。戦うことは基本機能ですし……とはいえ私も初陣ですし、現在AIの予測演算がフル稼働中ですが」 「……つまり?」 「わかりやすく言うと『どうなるかなー、ワクワク、ドキドキ』です」 「わかりやすい解説ありがとうございます」 深々。 「いえいえ」 深々。 「とにかく、怪我などはしないようにしてくださいね?」 「大丈夫ですよマスターさん。対戦はVRスペースで行なわれますので、武装神姫本体や装備が破損することはありませんよ」 「ああ、そうなのですか」 「そうなのです」 「いやはや、無知で申し訳ない。でしたら、思う存分楽しんできてくださいね」 「はい!」 「……あ、そうだ。もし勝てたら、もう一つ何か、犬子さんの欲しい物をプレゼントしますよ」 「あー、それはその、もう高価なパーツを買っていただいておりますし、それは申し訳ないかと」 さっき買い損ねた『TODA』ブランドのスーツ一式を脳裏にかすめさせつつ遠慮する私に、マスターさんは忍び笑いを漏らします。 「おやおや犬子さん、権利獲得する気満々ですね」 「う、言われて見れば自信過剰なようでお恥ずかしい……」 「いえいえ、その意気ですよ」 「あ、はい! では、行って参ります! 見ていてくださいねマスターさん!」 と、勢い込んで出撃したのが、5分前のお話でした……。 <そのはち> <そのじゅう> <目次>
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2315.html
西暦2041年 その世界ではロボットが日常的に存在し、さまざまな場面で活躍していた。 神姫、それは全高15センチほどのフィギュアロボットである。 :心と感情:を持ち、最も人々の近くにいる存在。 その神姫に人々は、思い思いの武器、装甲を装備させて、戦わせた。 名誉のために強さの証明のために・・・・・・・・・ 名も無き数多くの武装神姫たちの戦い 戦って戦い尽くした先には何があるのか バトルロンドは戦いの旋律 終わらない戦いの旋律 戦いの歴史は繰り返す いにしえの戦士のように 鉄と硝煙にまみれた戦場で 伊達衣装に身を包んだ神の姫たちの戦いが始まる。 著者 カタリナ・リナ ちなみにこのお話には公式の武装神姫以外にも私が製作したオリジナルの武装神姫が多々登場します。 登場する武装神姫は全て実際にフィギュアで立体化させた物を登場させるので、写真や画像を随時紹介していくつもりです。 不定期に気ままにやっていくのでよろしくお願いします。 カタリナ・リナ・武装神姫ブログ 武装神姫メインの私のブログです。武装神姫のイラスト、ジオラオスタジオ、フュギュア改造、小説、マンガを取り扱っています。 ブログでは武装神姫 「真零」というフィギュアを使ったSSを連載しています。世界観や登場する神姫、キャラクターなどはリンクしていますので、暇な人は合わせてお楽しみください。 コラボ大歓迎です。作品内のキャラクターやオリジナル武装神姫、設定、用語など、好きなようにご自由に使用してくださってかまいません。 第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡 ・第1話 「飛兎」 ・第2話 「風兎」 ・第3話 「牙兎」 ・第4話 「戦兎」 ・第5話 「荒兎」 ・第6話 「重兎」 ・第7話 「轟兎」 ・第8話 「爆兎」 ・第9話 「嵐兎」 ・第10話 「射兎」 ・第11話 「火兎」 ・第12話 「焔兎」 ・第13話 「雷兎」 ・第14話 「燈兎」 ・第15話 「突兎」 第2部 「ミッドナイトブルー」 ・第1話 「night-1」 ・第2話 「night-2」 ・第3話 「night-3」 ・第4話 「night-4」 ・第5話 「night-5」 第6話 「night-6」 第7話 「night-7」 第8話 「night-8」 第9話 「night-9」 第10話 「night-10」 第11話 「night-11」 第3部 「竜の嘶き」 「ドラゴン-1」 「ドラゴン-2」 「ドラゴン-3」 「ドラゴン-4」 「ドラゴン-5」 「ドラゴン-6」 MMS戦記 外伝 「敗北の代価」 注意 ここから下は年齢制限のある話です。陵辱的な描写やダークな描写があります。 未成年の方は閲覧をご遠慮下さい。 「敗北の代価 1」 「敗北の代価 2」 「敗北の代価 3」 「敗北の代価 4」 「敗北の代価 5」 「敗北の代価 6」 「敗北の代価 7」 「敗北の代価 8」 「敗北の代価 9」 「敗北の代価 10」 「敗北の代価 11」 MMS戦記・登場MMS紹介 その1 MMS戦記・登場MMS紹介 その2 MMS戦記・登場MMS紹介 その3 MMS戦記・登場MMS紹介 その4 MMS戦記 各種設定用語集 その1 お話に関するご感想は下記にてお願いします。 コメントログ 個人的に海原さんの外道っぷりに拍手喝采を送りたいですねwとても良い趣味ですwあの場で瑠璃さんにゲスな野次を飛ばしたいです。自分の欲の為ではなく賭けバトルを行う瑠璃さん…応援したいですが、こういう良い娘さんだからこそ堕ちて欲しいという邪な気分になりますw神代さんとの因縁も何かありそうですし今後も楽しみです!w -- ユキナリ (2011-05-31 18 09 54) >ユキナリさま ありがとうございます。外道というか下品というかww実際にアヴァロンに乗っているような感じとか雰囲気とか表現できたらいいなーと思います。この後の展開、お楽しみに!!! -- カタリナ (2011-06-01 22 27 37) 何か危ない集団みたいになっていますねw目の前で神姫の集団がこんな演説?をやっていたら怖いですねwしかし…アオイさんもこの戦争に参加するんですね、これは…心配です。不吉な最後の一文…今後の展開も気になります。どの物語も本当に引き込まれますね、すごいです。 -- ユキナリ (2011-06-05 10 54 10) >ユキナリさま たしかに神姫の集団が会合開いてこんな物騒な集会開いていたらいやですねwまた前回に引き続き登場のアオイさんですが・・・どうなることやら・・・不吉な最後の一文はまあ、あんまり気にしないでくださいww今後の展開、私も気になります。なんにも考えていないのでなりゆきでどうなるのか私も知りませんwww -- カタリナ (2011-06-12 14 31 05) 機械だからマスターの子供を産めないグロリアさんの健気さ…何故か心を打たれますね。あれほど金持ちの海原さんは別に瑠璃さんにこだわる必要ないと思いますがw海原さんに対しての侮辱で怒るグロリアさん、ありきたりな物語だとグロリアさんが心を揺さぶられ負けに繋がる所ですが…そこはマスターと強い絆と信頼に結ばれるSSS、逆に力となった彼女に惹かれます。くすぐったい家族愛を踏みにじって欲しいですね!wもし瑠璃さんに子供が出来ても認知も援助もせずにより絶望を与えるとかw -- ユキナリ (2011-06-14 14 53 28) 武装神姫がマスターの赤ちゃんを産みたい!!っていう設定はかなり萌えるというか禁断の世界だと思うのですが・・・・海原さんが瑠璃ちゃんにこだわっているのはまあ、おっさんの趣味でしょう・・・ここからどうなるのかお楽しみに! -- カタリナ (2011-06-19 12 03 43) 夜帝の長所を弱点に変える…私では何も思いつきませんねwしかし神姫使いのチンピラとはwまさかこの手のノリのキャラが出てくるとは予想外で楽しめましたw -- ユキナリ (2011-06-20 18 19 56) >ユキナリさま サーベルタイガーという動物を知っていますか?巨大で強力な牙を持った肉食動物ですが、滅んでしまいました・・・過剰すぎる長所は同時に欠点を生みます。神姫使いのチンピラwwwやっぱりこういうバカも必要でしょうww -- カタリナ (2011-06-25 21 00 49) 6000万円の小切手を持つ神姫…w海原さんの太っ腹加減はとんでもないですねw瑠璃さんは敗北しましたが、新たに麗さんがヴァルハラへ参加…グロリアさんがどんな遊びをするのか、興味深い事態がいっぱいですw -- ユキナリ (2011-06-30 18 28 11) 失礼しました、ヴァルハラはバトルマスターズの方ですね、アヴァロンですw -- 名無しさん (2011-06-30 18 29 41) >ユキナリさま 太っ腹ー6000万でグロリアさんがすることとは?贅沢な遊びをしますよーお楽しみにww -- カタリナ (2011-07-03 21 51 45) こ…このイラストは!!本編もイラストもここまで描写されるとは!w非公式バトルロンドの果てにある物を見れるなんて…感動ですw瑠璃さんへの陵辱…この状況でも強気な口調が残っているのが良いです!w彼女の悲痛な心情を想像すると…萌えますね…w -- ユキナリ (2011-07-07 21 03 00) >ユキナリさま なんかエロゲーぽいですが、気にしないでください。強気で生意気な女をこうやって***するのは*****ですねwまあ、この後、どうなるかは・・・お楽しみに・・・ -- カタリナ (2011-07-10 18 30 51) 暗闇で倒してはじめて倒した事になる…電源を落とした時、私も思いましたが当事者ではない自分がそうコメントするのは、はばかれた為に何も言えませんでしたが…。ナターリャさんの行動いいですね!さすがSSS!是非とも成功して欲しいですが、あの攻撃のなかほとんど披弾せず余裕があるシュヴァルさんの恐ろしさ…。不安ですね…。 -- ユキナリ (2011-08-18 18 21 27) ナターリャもシュヴァルも結局は同じ穴のムジナです。いかに相手に屈辱的な勝ち方をしようか考えていますね(ドS)SSSのSはドSのS・・・・・シュヴァルさんに勝ち目はあるのか?圧倒的な不利な状況の中でどーするんでしょうね。コレどう見ても詰んでると思うのですが・・・次回もお楽しみにwww -- カタリナ (2011-08-21 21 20 42) 瑠璃さんもスクルドさんもいつの間にかすっかり海原さん達と仲良く(?)なりましたねwグロリアさんとスクルドさんの百合要素が良いですねw新キャラの春日さんが出てきましたが…彼女もボロボロに汚して貶めて屈辱を与えたくなる良い女性ですね!海原さん…期待しています!…表舞台なら古参神姫であるドラッケン・メリッサさんを使うユカリ姫との古参対最新鋭の戦いとかも見たいですがw -- ユキナリ (2011-08-28 19 26 22) >ユキナリさま 仲良くなったというか慣れたというか・・・グロリアとスクルドはぶっちゃけていっちゃうと、マスターうんぬん関係なしに利害関係が一致していますね。ある意味ドライww春日さんですが、ここから大暴れします。重要な物語のキーポイントとなるキャラです。表舞台なら古参神姫であるドラッケン・メリッサさんとの戦いですか?ううん、今のとことメリッサさんは出番ないですが・・・他のSSSランカー神姫さんが登場するかも?お楽しみに!!! -- カタリナ (2011-09-01 22 37 12) ミッドナイトブルー完結お疲れ様です。ナターリャさん達は実質敗北に近い勝利でしたか…どちらの株も下げていない良い決着だと思います。…最後のクリスティーさんは面白いですねw縄張り争いに負けた野良猫みたいで…w超音速の死神を追い出したら次は白い冥王が…そして最後は存在していないと言われるあの死神が…。 -- ユキナリ (2011-10-02 14 26 16) >ユキナリさま ありがとうございます。戦いに勝って戦いに負けるのはよくあることですwwSSS級はめちゃくちゃ強力なので彼女らが移動するだけで大騒ぎになりますww超音速の死神を追い出したら次は・・・因果は廻り廻りますww次回もお楽しみに!! -- カタリナ (2011-10-02 23 50 55) 名前 コメント 長くなりましたのでコメントに書き込みを頂いた過去ログをこちらにまとめました。 たくさんのコメントありがとうございますね。 MMS戦記 コメントログ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1665.html
『僕』 一応本編の主人公。 悪魔型武装神姫、ストラーフ『ジェヴァーナ』のマスター。 両親の離婚により、「心」が信じられないというトラウマを持っている。 ハードウェア、ソフトウェアの知識は人並み以上にあるが、 それを整備以上のことに役立てるつもりは、今のところない。 『ジェヴァーナ』 一応本編の主人公その2、悪魔型ストラーフ。『僕』の武装神姫。 ツンデレボクっ娘Sっ気あり、というオフィシャルストラーフ。 なのでマスターにお茶目をしたり、つっかかったりは日常茶飯事。 (画像は多分本編一年後くらいです) 戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/294.html
前へ 先頭ページ 次へ 第八話 襲撃 スリープモードを解いたクエンティンの目にまず飛び込んできたのは、あられもなくはだけられたパジャマから零れ落ちてきそうな、愛するお姉さまの胸元であった。 それでもクエンティンは狼狽えたりはしなかった。 理音の寝相がよろしくないのは知っている。零れ落ちそうになるどころか零れ落ちまくっていることだってざらにあった。愛するお姉さまのおっぱいを目にして顔を赤らめることなどもうない。飽きたということでも慣れたというわけでもなく、理音の体ならどこだろうとお目にかかれるのであればいつでも来いだが、それは別に性的な意味からではない。 クエンティンは理音に対して何か、ほのかに温かくやわらかい感情を禁じえなかった。果たしてこの得体の知れない、といっても全然危険そうに感じられない感情の正体はいったい何なのだろう。そう何度か考察してはみたものの、最も適切であると思われる単語はいつでも一つしか浮かぶことはなかった。 母性。 クエンティンは理音に母性を感じていた。 ばかばかしい、とは思う。武装神姫に母などいない。しいて言えば自分たち武装神姫を作り出した開発者やメーカーを親とするだろうが、かれらは母ではなく父と呼ぶのがしっくりくる。 では母は何だろう。生産機械? それとも原料となった軽金属やシリコンだろうか。 しかしそこをどんどん突き進んでいったら自分を生んだのはそれら原料を生み出した地球ということになる。ここまで来ると哲学的な方面にすっとんでしまう。 そうではない。自分を産み落としたのが母なら、それは生産機械、その集合体である工場だ。これでいい。しかし工場に母性など感じない。 母性を感じる相手が母だというのであれば、では自分の母は理音だといえる、とクエンティンは思った。 それもおかしい。理音は自分を産み落としたわけではない。ではどうして理音に母性を感じるのだろう。 母性を感じること自体がおかしいのかもしれない。 またおかしい、か。どこまでおかしければ気が済むのだろう。 クエンティンはふっ、とため息をつく。おかしすぎて腹がよじれそうだ。 いやいや、昨夜のこともあるから神経質になっているだけだ。やっと落ち着いて眠れたのだ。ちょっと考えればすぐ解決するに違いない。 母性を感じるのは理音がオーナーだからだろう。きっと武装神姫はオーナーに対してそういった尊敬感情を抱くように設計されているのだ。それは神姫とオーナーそれぞれで違っていて、たとえばオーナーが男性なら父性を抱くか、あるいはご主人様と呼ぶ神姫ならば主従の感情を抱くのだ。自分の場合それが母性だっただけだろう。 しかし、理音は自らを「お姉さま」と呼ばせている。クエンティンはくまの消えない理音の寝顔を見つめた。 「お姉さま」と呼ばせているのに、母性を感じるとは変だ。人間の身内に対する愛情も母性と呼ばれるのだろうか。いや、それとは違う、とクエンティンは断定する。これは明らかに母に対する愛情だ。姉とは違う。武装神姫である自分に経験などないが、直感で母だと分かる。 やっぱりおかしいのだろうか。自分は「お姉さま」に対して姉への愛情ではなく母へのそれを感じていることが。自分にとって理音はどこかしら母親っぽいからそう感じるようになったに違いないが、そもそもそういったプロセスこそがおかしいのではないか。 ということはそのプロセスは、オーナーと神姫の、変えようのない強固な関係構築プログラムに対して大きく干渉しているのだ。 お姉さまなのだから姉、なら問題ない。しかし母では。 本当なら、これはある意味怖ろしいことだ。まかり間違えば二人の関係が崩れてしまうことにもなる。ただでさえ、子は母から巣立ってゆくものと決まっている。 自分もいつか母である理音から離れて行くのか。 そんなまさか。 「まさか、ね」 声に出して確認する。 不安は消えなかった。 そしてその自己確認がキーになったかのように、昨夜の、違和感が突然思い起こされた。バトルスペースに上がるとき、寝呆けている理音を振り返った折に感じられた、あの、違和感。 寂しさともとれる。今考えれば。なぜだろう。 母から離れようとする寂しさか。理音の指示がなくても戦える自分がそこにいた。オーナーの指示がなくても。 それだ。 その部分に自分は違和感を覚え、同時に母としている理音から離れる寂しさを感じていたのだ。 武装神姫はモノであるから武装神姫である。 同時に、オーナーである一人の人間に対して絶対的な従属を誓うからこそ武装神姫であるのだ。 オーナーの命令を聞かない神姫など武装神姫ではない。オーナーを必要としない神姫は。 現に自分はオーナーの指示なく戦ってしまったではないか。同じOFイクイップメントを着たミカエルは、それでも鶴畑大紀の命令を受けていたというのに。 背筋が凍りつく思いにクエンティンはとらわれた。 「寒い」 突起に気をつけて、クエンティンは理音の胸元に体を寄せた。それで理音は目を覚ます。 「ん……、どうしたの、クエンティン?」 優しい声。母のような。 「寒いの。お姉さま」 消え入りそうにクエンティンは答えた。 理音はそれ以上何も言わずに、両手でクエンティンを包み込んだ。 まだ時計の短針は8の辺りを示している。 東向きの窓からは朝日が差し込むが、自動フィルムが窓を覆っており直射せず散開して部屋に入ってくる。 広い客室は静かだった。 再びやわらかい感情に満たされて、クエンティンは安心した。 スリープモードへ移る。クエンティンの意識はまどろみの中へと沈んでゆく。 ◆ ◆ ◆ 近くで雷が落ちたような爆発音と地震のような振動で、クエンティンは叩き起こされた。 警報。屋敷全体に目覚ましの用を必要以上に足しまくるアラームが響きわたる。 そこまでやられても理音は起きなかった。 この人は。どれだけ眠れば気が済むのだろう。 「お、ね、え、さ、まっ! 起きて!」 小さな左手で理音の頬をぺちぺちとはたいてクエンティンは怒鳴った。 「……なによう、ずいぶんやかましいわねえ」 のん気に目をこすりながらむっくりと起き上がる理音。長い黒髪はあっちこっちに飛び跳ね、山本太郎もびっくりの芸術性をかもし出している。 「警報よ警報! 何か知らないけど大変なことが起きてるの! ああもう、早くパジャマの前留めて、ベッドから出る!」 理音は言われたとおりにやった。非常にゆったりとした動きで。 その間にも爆音と揺れは続いている。わずかに激しさを増したようにクエンティンは感じた。 部屋を見渡せば、大きな窓の外側に頑丈そうな合金製のシャッターが下ろされている。室内が明るいのは電灯か、と思いきやその電灯がいきなりバチン、と切れ、真っ暗になってしまった。 「きゃあ、なになに?」 人間の持つ本能的な闇への恐れからか、理音はやっと目を覚ました。 「お姉さま、しっかりして。エイダ、一体何が起きてるの?」 『監視装置へのネットワークが破壊されておりモニターできません。詳細は不明ですが、おそらく屋敷への襲撃です』 「もしかして、アタシを狙ってる奴ら?」 『高い確率でそうでしょう』 部屋が赤くなる。非常灯がついたのだ。 扉の鍵が外される音。 クエンティンはすかさず戦闘態勢へ移行、右手を構える。 扉を開けたのは執事だった。クエンティンは安堵のため息。 「お二人とも、ここは危険です。こちらへ!」 屋敷の中央エレベータに乗り込むと、執事がポケットから鍵を取り出し、コントロールパネルの穴に差し込んで回す。パネルの一部が開いてテンキーがせり出し、執事はパスワードを打ち込む。 エレベータが動き出す。下へ。きっと理音は体が軽くなる感触を覚えているのだろうなとクエンティンは思った。理音の肩に乗っていれば自分も同じ気持ちになれた。だが尖った所だらけのこの体では肩に乗ることはできなかった。今は傍らで浮いていることしかできない。主人に安易に触れられない寂しさ。 そういえばどうして浮いているのに天井にはぶつからないのだろうなと、クエンティンはふいに他愛もないそんなことに考えをめぐらせた。きっと寂しさを紛らわせようと無意識にやったのかもしれない。クエンティンの体は一瞬下へ引っ張られた。 以前電車の中で飛行船のラジコンを飛ばしていた迷惑な子供を見たことがあった。そのときも、宙に浮いていたラジコンは電車の後方へ流されることはなく、むしろ前に動いていた。一見不思議なことだが、実は慣性の法則ではなく浮力が大きく働いていると知ったのは、とある科学の本を読んだ時だった。 本を読むようになったのはいつからだろう。もう忘れてしまった。理音のところへ着てすぐだったような気がする。 読み始めた理由ももう思い出せなかった。容量を圧迫する無駄な記憶として忘れてしまったのだろう。 限りなく人間のそれに近く作られた武装神姫の陽電子頭脳は、記憶を圧縮し、忘れることができる。人間よりも効率が良いからここまで小さくできたのだ。 だというのにクエンティンはときどき頭痛にさいなまれた。頭痛は頭脳の負荷が安全レベルを超えたときに警告として発せられるものだ。本来ならありえないことだった。自分は脳を酷使しているのだ。 原因は分かる。読書だ。読書が趣味の神姫なんて、クエンティンは自らの行動範囲においては見たことも聞いたこともなかった。一年に一回、それぞれの神姫が決められた日に各地のセンターや公認ショップで行う、自動車の車検のような定期メンテナンスでも度々驚かれた。こんなにも頭脳に負荷を与えている神姫は初めてだ、と。 陽電子頭脳の主記憶領域は人間の海馬には大きく劣るが、コンピュータのハードドライブとしては桁違いの容量を誇る。自分はもう半分近く圧縮記憶で埋め尽くされているそうだ。空いている部分は仮想メモリとして利用されるが、このままでは一単位時間当たりの計算能力の低下が懸念される。追加メモリを実装するべきだとメンテナンス担当技師に念を押された。 追加メモリの換装代金は一部、というか、ほとんど全額免除された。免除したのはなんとEDEN本社だった。理音が支払ったのはほとんど雀の涙だった。代金を支払ったという証拠作りのためだろう。EDEN本社からは何も口止めはされなかったが。代金免除が口止め代わりなのかもしれない。 いずれにせよ理音もクエンティン本人も言いふらすつもりはさらさらなかった。無駄な面倒はごめんこうむる、というわけだ。 もしかしたら自分達がウラ技――あの擬似的瞬間移動を公然と使えたのは本社の手が入っていたのかもしれない、とクエンティンは邪険した。まあ、全面禁止されたいまでは事実がどうであってももう意味のないことだ。禁止されていなかったころでもどうでも良かった。注意されれば理音は使用するのをやめただろう。結果として注意されることはなく、使い続けられた。それで良いのだ。自分達に関係ないことは知る必要はない。 結局は本社の手のひらの上で支配者づらしていただけだったのかもしれない。そう思うとクエンティンはすこし虫の居所が悪くなった。理音はどう思っているのだろう? エレベータはまだ下がり続けていた。執事はパネルの前で静かに佇んでいた。いるのかいないのか分からない希薄さだった。その点で言えば執事の鑑だろう。必要なときに役に立ち、それ以外はいてもいなくても気にならない存在になる。言い切ってしまえばその辺の置物と同化する技能が執事には不可欠だ。 鶴畑家の執事――彼は間違いなく優秀だった。 エレベータはまだ止まりそうにない。 「ねえ、お姉さま」 クエンティンは気になっていることを聞いた。もしも本社に踊らされていたとしたら、どう思う? 「気にしないわ」 まったく予想外の答えを理音は返した。 「だって、そのどちらであっても、わたし達の生活にはなんら関わらないわけでしょう。だったらあってもなくても一緒よ。現実としてわたし達は、あの瞬間移動を使い続けることができた。それで十分じゃなくて?」 あってもなくても一緒、執事と同じような。 「お姉さまは、踊らされていてもいいって言うの?」 「踊らされていて問題があったなら、手を尽くして戦うわ。でも不都合がないのなら、気にする必要もないんじゃない? 踊らされているのなら、踊らにゃそんそん、ってね」 どうしてそこまで割り切れるのだろう。クエンティンは納得が行かなかった。 自らの主人に強い反感を覚えているのに気がついて、クエンティンは戦慄した。 やっぱり自分はおかしい。 武装神姫なら、主人に自動的に準ずるよう、暗示、いや、催眠といっても良い根幹プログラムがあるはずなのだ。 そうでなければ武装神姫として成り立たない。主人に真っ向から反発する武装神姫など、武装神姫ではないからだ。自分では納得の行かないことでも、主人の命ならば否応無しに行うのが武装神姫なのである。 加えてそこに否という感情があったのなら、強制的に命令を遂行する快感を植えつけるはずだ。 いまのクエンティンにはそれがなかった。反感は反感として彼女の内部にいつまでもうずまき、ことによっては主人の命令を無視することもできるとさえ思えてしまう。実際やろうとすればできるのだろう。いまの自分には。 いつから自分はおかしくなったのだろう。本を読むようになってからだろうか? 読書は自己分析だという。 もうおかしくなった原因などどうでも良かった。いま、おかしいのが問題なのだ。おかしいと自覚できていることも含めて。 武装神姫として、自分は、おかしい。 「アタシは武装神姫でなくなることが怖いんだ」 クエンティンは無意識に口走っていた。 「え?」 クエンティンが首をかしげたと同時に、エレベータが止まった。 「着きましたぞ」 執事は二人の会話に一切触れなかった。あくまで彼は執事であることを押し通した。 ドアが開く。 クエンティンたちは面食らって、思考を中断された。 広大な地下空間が広がっていた。 半径百数十メートルの半球状の空洞だった。エレベータの位置からは地上と、どういう原理か空中に漂ういくつもの四角い構造物――それぞれワンルームの建築物らしかった――が一望できた。 一目で武装神姫の大規模研究開発施設だと、二人には分かった。どこを見ても小さな人型の姿がちらちら見えるからだ。彼女達は自由に歩き回ったり、飛び回ったりしている。 武装神姫の楽園、そんなイメージをクエンティンは浮かべた。武装神姫を徹底的にモノ扱いする鶴畑にはまったく似つかわしくなかった。だがよくよく目をこらして見れば、どの神姫も例外なく無表情だった。感情回路を外されているのだとクエンティンにはすぐ分かった。彼女らは研究用のボディなのだ。モルモットと同じ、実験動物。 クエンティンは寒気を覚えた。 「必要時には緊急用の核シェルターにもなる」 地上へ続く階段を上がってくる人物が言った。鶴畑興紀だった。 階段のふもと、半球状空間の中心には、テスト用のバトルスペースがあった。太った子供、鶴畑大紀と、同じく結構な恰幅の少女が自らの神姫をいじっていた。こんなときにいまからバトルするのだろうか? 階段を上がってくる興紀の傍らに一体の神姫がふわりと舞い降りてくる。 クエンティンは思わず見入った。 それは彼女と同じ悪魔型素体の神姫だった。 ルシフェルだ。ものものしい雰囲気で分かる。が、一瞬別の神姫なのではないかと思うほど、姿かたちが違っていた。 両腕両脚はそれぞれ二の腕と大腿部のジョイントから取り外され、代わりに鋭角的なシルエットのものに換装されている。空力学的特性を持たせたような面長のヘルメットをかぶり、背中には大きな翼とブースターユニットを背負っている。 胸部は首元から弧を描いて股下長くまで伸びる一個のアーマーを装着していた。 まるでクエンティンと同じOFイクイップメントのようだった。だが、何かが違う。 「レヴ・アタッチメント『ビックバイパー』だ」 クエンティンの疑問を見透かしたように興紀が答えた。 「エイダやアージェイドとは違うの?」 「これにはOFイクイップメントのような技術は使われていない。おおいに参考にはしているがな。既存技術のみでOFイクイップメントに対抗するために私が個人的に開発した。こいつはその特別機だ」 空間のはるか上、地上からくぐもった爆発音がかすかに聞こえてくる。 鶴畑興紀は天井を見上げて、言った。 「これで騒々しい訪問者にお帰りいただく」 「やっぱり襲撃だったのね」 パジャマのままの理音が口を開いた。 「目的はクエンティンかしら」 「十中八九そうだろうな。昨晩から一日中こちらに連絡をかけてきたが、交渉は望めないと判断したらしい」 理音はバッグの中から腕時計を取り出す。クエンティンがのぞき見る。短針は12を過ぎていた。夜中の十二時だ。丸一日自分達は眠っていたのである。 「無視したの」 「まさか。こちらもできうる限り手は尽くしたが、結局折り合いがつかなかった。向こうはエイダを返せの一点張りだ。返せとはよく言う。奪ったのはあっちなのにな」 「警察を呼びなさいよ」 「死人を増やしたければ勝手にしろ。知っての通りやつらは人工知能基本三原則を無視する」 「襲っているのは……、あの新型どもなの?」 「敷地のセキュリティセンサーがまったく役に立たなかった。屋敷外壁の監視カメラでやっととらえた。あと数秒遅れていたら突入されていた」 「戦力はあなたのルシフェルだけ?」 「後ろの弟と妹にもやらせる」 ちらとも振り返らずに鶴畑興紀は言った。大紀たちは準備をしていたのだ。ただし、バトルではなく、実戦の。 「アタシも行くわ」 クエンティンが手を上げた。 「もってのほかだ」 「なんでよう」 「目標が自分から捕まりに行く気か?」 「車のときは出したじゃない」 「あれは他に手が無かったからだ。いまはこいつらがいる。十分だ。お前はここでおとなしくしていろ」 うんざりしたように鶴畑興紀はため息をついた。 「クエンティン、今回ばかりは彼の言う通りよ。おとなしくしていなさい」 理音にも同じことを言われ、クエンティンは頬を膨らして階段の手すりへ腰掛けた。 鶴畑興紀がついっ、と手を振る。と、傍らのルシフェルが四肢をぴん、と伸ばしてYの字の体勢になる。ヘルメットが顔面に移動し、その上に後方からブースターブロックが主翼ごとかぶさった。 機首が二股に分かれた戦闘機に変形し、ルシフェルは空間上空へ高速で飛び立つ。天井の一角に小さな穴が開いて。そこに入っていった。出て行く先は地上だろう。あの一つ目どもが暴れまわっている地上へ。 後方の大紀たちも準備ができたらしく、自分の神姫を放つ。ルシフェルとはちがう穴がふたつ開き、それぞれ突入してゆく。まるでここでは飛んでいるのが当たり前のようだ、とクエンティンはかすかに思っていた。 執事がいつの間にか手にリモコンを持っていて、それを操作する。 空中に三つのホログラムディスプレイが浮かび上がった。 細いダクトを飛び進んでゆく映像。三体の神姫のアイセンサーからのものだ。 ダクトを抜けた。雪が降っていた。昨晩から降り続いていたのか、一度やんでまた降ったのかは分からない。 三体の神姫の聴覚センサーに捉えた轟音が、空間内に響きわたった。 戦闘が始まったのだ。 つづく 前へ 先頭ページ 次へ
https://w.atwiki.jp/kuroeu/pages/3827.html
武装神官 種族:人間族 登場作品:冥色の隷姫、戦女神ZERO 解説 修行して攻撃魔法を習得した神官戦士。 雑感・考察 冥色は「神官戦士隊」名義。 名前
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2302.html
アスカ・シンカロン02 ~新荷~ 気を紛らわせる為に街に出たのは、別に夜宵にそう言われたからではなかった。 ただ。 何かしていたかっただけかも知れない。 「武装神姫、か」 確かに、始めてみるのも良いかもしれない。 確実に気は紛れるだろう。 (でもそれは、明日香を忘れる事になるんじゃないのか?) 最早、自分自身といっても過言ではないほどに近い相手。 彼女を忘れてしまう事は、今までの人生の全てを3割削ぐ様な事ではないのか? そんな気がして、神姫センターの前を通り過ぎる。 (別に、今日でなくてもいいよな) 言い訳かも知れないが、免罪符を手にした気分でいつもの本屋に立ち寄る。 雑誌を立ち読みし、お気に入りの漫画の新刊を買う。 意識しないでも行えるような惰性の数時間。 その帰り道。 ふと見上げた視界の隅に、それを見た。 『武装神姫』 古ぼけた木造の店舗。 ビルとビルの間に位置する間隙の空間に墜ちる様にその店はあった。 不自然なくらい古い店舗と、不自然なくらい真新しいノボリ。 そこに書かれた4文字。 「…武装神姫」 それを口にし、何気無く。 本当に何気無く。 北斗はその店に足を踏み入れた。 そこは、最新の電子機器である神姫を扱っているとは、到底思えないような薄暗い店内だった。 こういう店には骨董品の方が良く似合う。 「……」 店員もそれを分かっているのか、周囲には何に使うのか分からないガラクタが陳列されている。 「店、間違った、かな?」 そもそもおかしいと思うべきだったのだ。 外観からして、神姫を扱うような店ではない。 「誰かが悪戯でノボリだけ持ってきて店の前に置いたのか」 悪趣味な悪戯をする。 骨董品に興味は無い北斗は、そのまま店を出ようと身を翻した。 「…おや? 見もしないで出てしまうのかね?」 「――ッ!?」 人の気配など無かった。 慌てて声のした方へと振り向いた北斗の目に、一人の女が映る。 「アンタ」 「……」 不思議な格好をした女だった。 前時代的と言うか、古いというか。 凡そ現代人のセンスとはかけ離れた古めかしい衣装。 着物にも、ドレスにも、チャイナ服にも見え、そのどれとも違う。 「店の人、か?」 「客に見えるか?」 少なくとも、店員が客に対して取る態度では無かった。 「店を間違えたんだ。ここに用事は無い」 「いや。間違いではないぞ。…貴様を待つ物が、確かにここにある」 再び踵を返そうとする北斗に、間髪居れずに女の声が掛かる。 「…武装神姫を探しているんだ。ここにはどう考えても無いだろう?」 周囲にある物は、壷や皿、辛うじて時計と分かるような置物、古文書に掛け軸。 まるっきり骨董屋だった。 「…武装神姫?」 「無いだろう?」 「―――あるぞ」 「あるんかい!?」 どう見ても骨董屋。 でも神姫を売っているらしい。 「―――うん。シャレで置いてみた。……まさか初日に売れるとは思わなんだが」 骨董屋の風上にも置けない奴だった。 「じゃあ、ストラーフ、あるか? 黒い奴」 「ある」 「幾らだ?」 「在るけど、御主には売ってやらん」 「……オレ、客だぞ?」 「だからどうした、儂(わし)は店長だ」 「……………………………帰る」 店の出口に手をかけた。 「まてまてまてまて!! ほ、他の神姫はどうじゃ?」 「他ぁ?」 ゴソゴソとカウンターの下から白い匣を取り出す女。 「それは?」 「んふふ、聞いて驚け。つい昨日発売したばかりのらぷなんとかという最新型神姫じゃ」 ポンポンと匣叩きながら胸を張る女。 だが箱に書いてある名は―――。 「……飛鳥」 その名前。 それを読んで、北斗は…。 「結局買わされてしまった…」 金額は、丁度北斗の所持金全て。 1円単位でピッタリと、所持金を全て取られた形になる。 「新手の詐欺、じゃないだろうな?」 女が金額を告げたのは、北斗が財布を開ける前だ。 ありえない事だろうが、そう思わずには居られない金額設定だった。 そして、北斗は自室で箱を開ける。 中には黒髪の少女と幾つかの武装パーツ。 そして、説明書。 「……って、何で和紙に毛筆書きなんだよ!?」 ありえない。 「つーかこれ、あの人が書いたのか?」 中身は『毛筆で細かく書かれた、イラスト付きの説明書』だった。 「なんつー器用なマネを」 きっとどうでも良い事に全力を尽くすタイプだ。 あるいは、人の嫌がる事に全力を尽くすタイプか。 「どちらにせよ、ロクな人間じゃ無いぞ、あの女」 本物なんだろうか? と不安に思いながら、説明書通りの手順でパソコンに繋ぎ起動手順を順括って行く。 「……んで、Enterと」 説明書の最後には、明らかに付け足されたと思しき一文が添えられていた。 『起動には時間が掛かるので、一晩ほど待つが良い』 「………」 騙されているんじゃないか? と懐疑的になりながらも、北斗は寝る事にした。 どちらにせよ、もう夜も遅い。 続きは明日に成らざるを得ない……。 -
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1388.html
天薙龍悪(てんち たつお) 19歳の大学二年生。 身長180センチ。 苦学生していてバイトしながら学校に通ってる結構な苦労人。 性格はぶっきら棒で喧嘩ぱやいが、根は優しく、結構人に好かれるタイプ。 元不良学生なので煙草を吸います。 趣味は多趣味なので色々な事をやってます。(主に物を作る事が多い) その中でも料理は結構な腕前で美味しい。(一人暮らしが長いせい) それと自作で武器を作るのもかなり腕前で、その腕前は武装神姫関係の会社で働く龍悪の姉さんに認めてもらっている。 何故か雨がかなり嫌い。 ある一部の過去の記憶が欠落している。 斉藤朱美(さいとう あけみ) 29歳の武装神姫関係の仕事をしている龍悪のお姉さん。 今は結婚してしまったので苗字が違う。 性格は常に元気ハツラツな人で、たまに抜けてる部分もある。(この性格のせいなのか、龍悪が結構面倒事に巻き込まれる) たまに実家に帰ってきたら龍悪が作った物を「あ、これいいね。仕事のデータに役立つかも。これ貰うねー」とか言って龍悪に有無言わさずパクる。 十六夜婪(いざよい りん) 17歳の高校三年生、龍悪の幼馴染にして後輩。 容姿は誰もが見ても可愛い女の子。 だが、性別は男。 子供の頃は仲良く龍悪と遊んでいた。(年齢が10歳ぐらいまでのこと) 婪は身体は男でも心は女の子そのものであるきっかけで龍悪の事が好きになってしまった。(婪の両親は女の子として育てせい) 中学三年生頃の龍悪に婪は思い切って、龍悪をベットに押し倒し襲った事で龍悪は婪の事を少し避けるようになってしまった。 それいらいからは龍悪は婪とは全然遊ばなくなり、婪は寂しい想いをしているらしい。 それでもめげずに龍悪に好かれるように頑張る婪。 性格は相当なエロい性格でその性癖は誰にも止められない。(龍悪限定) 他人や友達に対しては普通の可愛い女の子の性格。 武装神姫もやっていて、ランクは上位に入るらしい。 因みに学校では一番の可愛い子ナンバーワンらしい。 男性、女性にも大人気だそうだ。 日下部順平(くさかべ じゅんぺい) 通称オヤッさん。 『★BLACK・STAR★』の店長さんである。 筋肉ムキムキのオジサンでそこら辺にいるチンピラよりめちゃくちゃ強い。 龍悪はこの★BLACK・STAR★という店に自作の武器を渡し売っている。 オヤッさんと閃鎖(この時の龍悪は『閃鎖』で名が通ってる)の仲は結構深くお互いを信頼しあっている。(性的な意味じゃないよ) 武装神姫の修理もできて役立つ店だが、売れ行きはあんまり芳しくないらしい。
https://w.atwiki.jp/busou_bm2/pages/120.html
3Dバトルアクションゲーム『武装神姫 BATTLE MASTERS』及び 続編『武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2』について語るスレです(質問・対戦募集OK) 基本sage進行 荒らしはスルー厳守(触れた時点であなたも荒らし) 次スレは 950が立てる(無理なら代理指名/重複防止のため宣言してから立てる) 《公式》 武装神姫 公式サイト https //www.konami.com/games/busou-shinki/ 武装神姫 公式Twitter https //twitter.com/Busou_Shinki/ 武装神姫 BATTLE MASTERS https //www.konami.com/games/jp/ja/products/site/bs_psp/ 武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2 https //www.konami.com/games/jp/ja/products/site/bs_psp_mk2/ 《攻略Wiki》 武装神姫 BATTLE MASTERS wiki https //w.atwiki.jp/busou_bm/ 武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2 wiki https //w.atwiki.jp/busou_bm2/ 《姉妹スレ》 ■武装神姫 PART741(本スレ) https //mevius.5ch.net/test/read.cgi/toy/1606307495/ 武装神姫 AP BC 2(バトコン専門スレ) https //mevius.5ch.net/test/read.cgi/arc/1604801110/ ■武装神姫_BATTLE_RONDO>>PART_389(バトロン専門スレ) https //medaka.5ch.net/test/read.cgi/mmominor/1383209379/ 《前スレ》 【PSP】武装神姫 BATTLE MASTERS 総合 PART 189 https //krsw.5ch.net/test/read.cgi/handygame/1513344248/ 《アップデート》 Mk.2には修正パッチが配布されているので必ずアップデートしてください 手順はMk.2公式サイトの「アップデートについて」ページを参照 アップデートで新たに発生するバグもあるので攻略Wikiで確認推奨 《よくある質問》 攻略Wikiに掲載してあるのでスレ内での質問の前に覗いてみましょう