約 2,074,522 件
https://w.atwiki.jp/yorunonaikuni/pages/40.html
蒼血の乙女ミレイア 第4章・失われし祭壇のボス スタン、出血、毒、麻痺有効。ただし麻痺は一瞬で切れる 従魔はスタンと麻痺、アーナスは出血を受けやすい。それぞれ対策しておくと楽になる 体力が残り6割程度になると演出が発生し、ボスの鎌攻撃が強化される。演出時にボスとアーナスの位置がリセットされる ビスクのバリアで大半の攻撃を打ち消せる 行動パターン デスサイズキーンという音の後、前に踏み込みながら鎌を振る。割合ダメージ(最大HPの33%) ガードしても軽減できない 鎌強化後は威力が上がり(最大HPの50%)、踏み込む距離も伸びる スローイングダガー鎌を上に掲げた後、頭上に短剣を2つ配置する。一定時間後射出される 射出された短剣はこちらをしつこく追いかける。速いパターンと遅いパターンがある ビスクのバリアで防御可能 移動で交わす場合はその場で円を描くようにぐるぐる回ると追いつかれにくい 被弾するとダメージ+出血。ガードしても出血は防げない 召喚中は無防備なので攻撃のチャンス ダンシングダガー鎌を上に掲げて、周囲に短剣を降らせる。被弾するとダメージ+出血+確率スタン レクイエムダンス鎌強化後に使用 虹のオーラを纏った後、前方を3回斬りつける。割合ダメージ ホーリーヴォルト周囲に雷を落とす。着弾点には赤い魔法陣が出る。中にいるとダメージ+麻痺 魔法陣はビスクのバリアで打ち消せる ボスの位置と魔法陣が重なっていなければ攻撃のチャンス パニッシュダガー大量の刃を召喚、こちらに向かって射出する 最初に上の6本が高速で突撃、次に下の6本がアーナスをゆっくりと追いかけてくる ビスタのバリアで防御可能 鎌強化後は2~3連続で行うようになる 鎌強化(名称不明)体力が残り6割程度になると使用。演出の後に鎌に赤いオーラを纏わせる
https://w.atwiki.jp/jojoson/pages/91.html
「緑、結界、カイロにて。」 音も無く世界に めぐらせる『法皇(ハイエロファント)』 (分かり合える人なんていない みんなに出会うまでずっとそう思っていた) 何かを植えられ 命を狙った それなのに助けてくれた 理由も無いのに 不思議な人たち 私も力になりたくて 裁けないスタンドなど在りはしないと 知ってても不思議な能力が道程(みちのり)を厳しくする 私にも心通う仲間たちいるのなら 記憶の中 巣食う恐怖 もう二度と屈しません 砂漠には赤い太陽 現れて照りつける 笑いそうだと思うなんてどうかしてるけれど 禁じられた『世界(ワールド)』 近づけば最後… (この生命エネルギーによって作り出されたビジョンを 自由自在に操ることが出来る特別な能力を持った人間 それが僕ら) 何かがおかしい 誰も気づかない 夢の中さえが戦場 忠誠誓って 襲い来る刺客 切り裂かれた私の両目 縛られる弱い心 自分呪った 乗り越えて 戻ろう 果たすべき目的がまだあるから 存在が変わるほどの覚悟持ってみたくなる 暗黒へと消えた二人 思うたび鳥肌立ち 後悔は決してしない この旅に これからに 全てを懸けて 暴き出して見せる その正体 音も無く『世界』を 取り囲む『法皇(ハイエロファント)』 (僕のスタンドなら、きっと、出来る) 存在が消える前に伝えたいことがある これが最後 メッセージを託したら 時計に撃つ 静けさに抱かれながら 届くように祈ってる ゆるやかに降る 水の中で そっと 瞳閉じる 止められた時間に 打ち勝って you are star (最初から決めていたわけじゃない 出会わなければ静かに暮らせたのかもしれない でも見つけた 僕がこの旅に同行した理由を 僕という存在が持つ意味を ありがとう)
https://w.atwiki.jp/seishingakuen/pages/130.html
[ 名前 ] 竜胆 桜哉 ( Rindo Sakuya - リンドウ サクヤ - ) [ 学年 ] 高等部 2年 [ 性別 ]♀ [ 種族 ]半神 [ 容姿 ]茶髪。長さは腰辺りまで、高めの位置で結ッている。瞳はパッチリとした黄色、八重歯が長め。首には赤い首輪のような物を付けてる ( 十字架付き )制服のシャツのボタンは下3つだけ留めてる。肌が出ている所は包帯巻いてる。赤色のネクタイはユルクしめるか、しめないで付けてるだけか...。下はジーンズの半ズボン( 太股の半分辺りまで )足が出ている場所には包帯巻いてる。靴は黒色の編み上げブーツ。靴には金色と銀色の鈴付き [ 性格 ]犬。一言で言うと犬。元気が良くてポジティブ思考、メガティブになる事はまず無い。顔は良い方だが男ッぽい所がある。服は着崩しすぎだが、本人は何とも思ッてない。年下に優しい、黒笑顔怖すぎ... [ 能力 ]五神能 炎、水、木、光、闇 五つの内二つの能力を宿し、その属性の能力を使える。ただし三つ以上を宿すと意識が飛び一週間位能力を使えなくなる。武器に属性を宿す事も可能。宿る属性は宿る直前まで本人にも分からない ( 宿ると印として、炎→獅子。水→虎。木→大蛇。光→狼。闇→豹。の動物の印が武器に刻まれる ) [ 武器 ] 光主神 伊弉諾神 ( イザナギ ) 死世神 伊射奈美 ( イザナミ ) [ 備考 ]見た目は女だが、声が少し男ッぽいらしく、興味本意で歌い手始めた。声が格好いいと評判( レイラとは歌い手友達 )日によッて違うが、動物を何時も連れてる。獅子か虎か蛇か狼か豹。全て小さいサイズの為、蛇以外は頭に乗せ、蛇は首に巻いてる。授業サボルくせに成績良い。主なサボリ場所は保健室か屋上。
https://w.atwiki.jp/tsubaki/pages/318.html
《風神青年/Mr.Rinnosuke with Fundoshi》 速攻魔法 このカードが発動した時、このカードのコントローラーは褌を装備する。 褌を装備したプレイヤーは相手のデッキから20枚カードを除外する。 除外されたプレイヤーは褌を装備することで除外を無効化できる。 全てのプレイヤーが褌を装備した時、「愛と欲望の使者 こーりん」を特殊召喚する。 この効果で召喚されたモンスターは相手に直接攻撃できる。
https://w.atwiki.jp/wixi/pages/300.html
渇きと白岩の国ナフレザーグは名の通り乾燥した荒野の国である。 白い荒野に穴を穿ったようなオアシスはたったひとつ。 都市らしい都市はそのほとりにある王都のみ。 あとはまるで白亜のような白い岩が転がるばかりの荒れ果てた大地が続いていた。 厳しい日差しは生き物が棲むにはおよそ不適切とさえ思われ、 この土地で生きていくには植物であれ獣であれ、また魔獣であれ特殊な能力が必要だった。 植物は葉を固くして棘を生やし、獣はそんな葉でも食べられるように強力な顎と何でも栄養にする強い身体を持った。 魔獣は薄いマナをなんとか扱って火や風と共に生きる道を選ぶ。 そう、生き物の少ない土地ではマナはどうしても希薄になる。マナとは言い換えれば星の生命力だからだ。 よって、この土地に住む人間が魔法を得手としないのは詮無いことだろう。 それでも、人間は生きていく。 魔法に頼らずともこの荒れた土に立ち、いかなる手段を使っても。 「―――で、少ない水を求めた結果が王都直下の大井戸。地下水脈の確保というわけですね」 ジョンはかりかりとメモを取っていた。 その口調は皆に説明するというよりも、自分で言葉にして確認しているといったほうが適切だろう。 「ただし、王都で水の流れを独占してしまった影響でますます周囲の環境は干上がってしまったようですが」 「ダメじゃん」 そのため、国としては決して大きな規模のものではない。 王都のみの国といってもいいほどで、あとは枯れかけた町や村がいくつかあるだけだという。 昼間に出歩くのは命にすらかかわるため、街道も発達していないのだ。 道がない、というのは国としては最早致命的に近い。 だがその反面未開の土地も多く、冒険者がミイラ一歩手前で帰ってきては珍しい魔石を手にしていることもあるという。 錬金術師でもあるジョンにしてみれば心躍る話だ。 しかし、その冒険も今回は控えるべきだろう。 この国に立ち寄ったのはジョンではなくヒロトの都合であり、それが済んだらさっさと出発しなければならないからだ。 この国の広い荒野のどこかに、このエリアのヌシがいるという。 リュー曰く、普段は地中に潜って眠っているサソリの魔獣だそうだ。 見つけるには荒野を歩き回らないといけないため体力的には常人並のジョンや相棒リオル、そして 「………………………………………」 ローラは留守番となったのだった。 がじがじと爪を噛むローラの眉間にはヒロトにはとても見せられない亀裂が二、三本走っている。 別に戦闘中でもないのにその豪奢な縦巻きツインテールはさながら嵐の夜の避雷針のごとく帯電し、 バチバチと空気中の細かな塵を焼いていた。荒野が近いため埃っぽいのである。 ローラ、ジョン、リオルがここにいる。 ということはすなわち、リューとヒロトは今二人っきりだということに他ならない。 それがローラの乙女チックハートを般若の形相にしているのだ。 「……いや、大丈夫だと思いますよ?確かにリューさん、久しぶりに二人っきりで異様なテンションでしたけど」 「そ、そーだよローちゃん。 あのヘタレ勇者と純情リュリルライア様が二人っきりになったからって急に手を繋いで歩くわけないし。 それにずっと二人っきりで旅してきたけどなんの進展もなかったんだよ?一日二日でそんな」 二人っきりというワードに反応してさらに稲妻が迸った。 そんなことはわかっている。わかっているのだ。 でも平静じゃいられないのが乙女チックハートというものである。 「そ、そうそう、ボク鉱石店見たいんですけどいいですか?採掘には行けないけど一応珍しい石があるかどうか見てみたいんですよ」 「わぁい、それは楽しみだねジョン!」 「………………………」 ばちばちばち。 帰ってきたのは空気が弾ける音でした。 ヒロトと二人きりになるのは久しぶりだった。 ジョンたちが旅に加わった頃からヒロトとこうして歩くことは少なくなっていき、 ローラがやってきてからはまったくなくなってしまったのだ。 ………まあ別に連中が邪魔とかじゃなく、ローラは恋敵であるのだからして邪魔といえば邪魔なのだが、 あの姫君も純粋にヒロトのことが好きなのだろうし、その想いを否定はできないというかなんというか、 しかしそれは別の話としてリューもヒロトのことが、その、す、好きなのであるのは確かなわけで、 たまにはこーして誰にも邪魔されずに一緒にいたいと思うのもまた恋するアレの摂理というものだろうし。 だからローラがこの過酷な荒野を抜けることができず、 留守番組になると決まったときは顔がにやけるのを抑えきれなかったものである。 二人旅だったときは意識していなかったこの二人きりというシチュエーション、思えば自分はなんて愚かだったんだろうか。 たとえば二人して地図を覗き込んだときの顔の近さとか、 喉が渇いただろうからと氷を作ってそれをはんぶんこしたときとか、 ちょっとした罅に足を取られてよろけた拍子に前を進むヒロトに寄りかかってしまったり。 そもそも二人の歩幅には大分開きがあるのだから、リューは余程の早足で歩かないとヒロトに置いていかれてしまう。 なのにそうならないのは、ヒロトがちゃんと自分に気を配っていて、 わざとゆっくり歩いていてくれているためであるからなんかして。 ぼろぼろに擦り切れたマントは風になびき、鍛えられた背中は何も言わずただ進んでいく。 何もない大地、ただ二人。 あはぁ。 ……こんな蕩けるような状況を当然のものとして受け入れ、堪能もせずに過ごしてきたのだ。 いや、確かに二人旅のときはこの状況が当然のものだったのだ。 それが特別なものに変わったのは、ジョンやリオルやローラが旅に加わったため。 そう考えれば、連中は邪魔に思うどころか感謝しなくてはならないのかも知れない。 氷冷系の結界で自分とヒロトを包み、合々傘のような形になるこの距離感にまたキャハーと興奮して、 すたすた行ってしまうヒロトの背中を追いかけた。 ヒロトは相変わらず無口だ。 二人旅だったときも、パーティを組んでからもそれは変わらない。 自分から喋ることは滅多に無く、しかし話かけられればそれに対して返事ないし自分の考えは述べる。 沈黙に包まれることも多いがそれは圧迫されるものや不快なものではなく、どこか安心できるのだった。 「……なんだ、ニヤニヤにて。気味悪いな」 「気味悪いとは失礼なヤツだな~♪ふふ、ふふふ、このこのぉ」 「……………暑さにやられたのか?街に戻るか?」 「あっはっは、馬鹿を言うな。我は普通だとも。ふふ、くふふふふふふふ……」 「………………………………」 リューは上機嫌だった。 ………だからこそ、まだ気が付いていないのだ。 この荒野の異常に。 ――――――この大地の、異常に。 鉱石店を探すのには大変に苦労した。 王宮を中心に丁度円を描くようにして街が造られていて道そのものは単純で解りやすいのだが、 どこもかしこも白い石造りの建物であるためほとんど風景に変化がないように見えてしまう。 だいたいどこに何があるのかも全く知らない街で道に迷うというのもおかしな話ではあるが。 無論、それもひとつの旅の醍醐味という者もいるだろう。 しかしそれはある程度状況に余裕のある者の言葉であって、旅先で本当に何者にも頼れないとき、 さらに道にすら見失うというのは旅人をますます不安に陥れるのだ。 「………あの、すみません」 道行く人をなんとか捕まえて話を聞こうとしても、 「………………………………」 すい、と避けられてしまう。 別に頭から齧ろうとした訳じゃない、ただ鉱石店はどこにあるのかと訊ねようとしただけだ。 それが、もう二十人目。 どうもここの住人は警戒心が強いようだった。 これもおかしな話だ。 確かに、余所者に厳しい居住区は存在する。 ジョンも立ち寄ろうとして拒まれたりいきなり攻撃を仕掛けられたりした経験なら過去にあった。 普段人の近づかない、閉じた円環が完成しているコミュニティでは来訪者は基本的に害悪と見なされるためだ。 なまじ見た目が女の子然としているため、『種』としてのマレビトとも認識されない、 そういう意味ではジョンは明らかに外見で損をしていた。 しかし、それにしたって辺境にある小さな村の話だ。 ここは仮にも王都。国で旅人が最もよく集まる街のはずである。 なのに、こうまで旅人に慣れていないものだろうか? 「なんなのさー」 リオルがぶーたれる。 しかもただ避けているだけではない。適当な距離を取ってこちらをちらちらと見ているのだ。 完全に警戒されてるなぁ……。 ジョンは深々と溜め息をついた。 リオルが獣のように歯を剥いてガルルルルと威嚇し返しているのを抑えながら、ローラに目をやる。 ローラは、 ――――――見たことのない顔をしていた。 「ローラさん……?」 乾いた風が吹く。 高い空は変わらず青く、そのくせきゅるきゅると回り巻いた螺子が背を縮めるように狭く狭くなっていくようだった。 金の髪が、なびく。 青い瞳は開き、ここではないどこかを―――いや、何かを視ている。 「――――――………」 ざあっ、とまた埃が舞って、 「ローラさん」 「え、は、はい……?ど、どうかしまして?」 「いや、ローちゃんがどーしたのさ」 ジョンの脇の下からリオルが訊く。ヘッドロックである。 ローラは風で乱れた髪を整えながら、ぽつりと呟いた。 「……この国はどこかおかしいですわ」 「…………?」 きょとんとするジョンとリオル。 そんなことはわざわざ口にしなくてもわかる。今まさにそれで困っているからだ。 だが、ローラはかぶりを振った。 「そうではなくて……いえ、そうなのですが………」 どうにも要領を得ない。良かれ悪しかれなんでもハキハキ喋る彼女にしては珍しく歯切れが悪かった。 「国そのものが、歪んで―――としか、その。申し訳ありませんが」 「………はぁ。感覚的なものですか?」 「ローちゃん王族だもんね。そんなものなのかも」 「まさか。人間の王はリューさんのような魔王と違って種族としては人間となんら変わりないはずですよ。 『王』として一個の能力に目覚めるなんて―――」 ―――続けようとしてジョンは口を閉じた。 ありえない。 それはラルティーグに住む『知の民』を殺す最強の呪いの言葉である。 それは理解できないものを理解しないまま放置するということ。 全てのものにはすべからく理由があり、それを探求することこそ彼らの目標なのだ。 現に世には『ありえない』とされる無限の魔力、賢者の石の精錬を目指しているジョン・ディ・フルカネリである。 もし本当にありえないとしても、とことんやってみなければわからない。 ラルティーグの勇者は何代もそのために世界を旅し、未だ『賢者の石なんてありえない』という確証を出せずにいる。 『ありえない』とは、そこまでして挑むべき敵なのだ。 賢者の石に比べればローラに特殊能力が宿ることに仮説を立てることなんて造作もない。 そう、たとえば王族や魔術師の一族は血筋を重んじる。 より優れた者を迎えることによって嫡子を血から鍛え上げる、その術を何世代にも渡って行ってきた。 そして古い名を、膨大な魔力を、廃れさせることなく受け継いできたのだ。 たとえが悪いが、家畜や愛玩動物でもそうである。 もともと野生の動物だった狼を飼いならし、人間は犬という新しい種を生み出した。 さらにその犬を長年鍛え交配させ、猟犬や愛玩種など数多くの種族を『造って』いる。 それと同じなのだとしたら。 ヴェラシーラは大きく、魔王進攻時にはすでに存在したといわれる世界でも最も古い国のひとつだ。 ヴェラシーラ王家は幾度か大きな戦争や内戦を経て、 それでも滅びることなく現在に至るまで世界に君臨しており、血筋も絶える事無く受け継がれてきた。 彼女はそのヴェラシーラ王女、王家の血の先端に居る者。 さらに各国を巡り経験を積み、その肌で、耳で目で、世界を識る者。 ローラ・レクス・ヴェラシーラは誰より『世界』に鋭敏であってもおかしくはない。 「………そうですね。その方がよほど『らしい』」 ジョンは顎に手をやって、コクンと頷いた。 「ジョン?」 「この国になにがあったのかについて興味が湧いてきました。 確かに、何かがなければ住民が過敏にはならないでしょうしね」 「あ………」 ぱちぱちと目を瞬かせるリオルとローラに、ジョンはぱちりとウィンクをしてみせた。 「ヒロトさんたちが帰ってくるまで実質暇でしたし、ちょっと足を突っ込んでいきましょうか」 調査といってもそう簡単な話にはならない。 基本は足、というのが鉄則なのだがこの街の住民はその足を使う聞き込みに対してかなり非協力的だからだ。 おまけに手当たり次第に声をかけまくっているのが奇矯な行動ととられたのか、 さらに距離を取られることになってしまった。精神的にも、物理的にも。 物陰に隠れて(しかも微妙に隠れられていない)こちらを伺い、 何事か囁きあっている姿はそちらの方がよほど怪しいぞとジョンは声高に言いたかった。 「そっちの方がよっぽど怪しいよ!!」 と思ったらリオルが言った。 さささと住民たちが隠れる。 「あたしさー、何でかなー?逃げたり隠れたりするモノ見ると無性に追いたくなるんだよねー。 龍の本能ってやつかなぁ?」 「そんな動物っぽい本能知りたくありませんでしたよ」 GARRRRRと歯を剥くリオルの腕を捻り上げて抑えるジョン。 一方ローラは何やら蒼い顔をして、空を眺めている。 いや―――空ではない。 視線の先にあるのは王宮。 白い街で唯一煌びやかな、金色に光るその建物を見つめていた。 その顔には表情というものがない。 まるで能面のような、無表情というにはあまりに空虚で、まるでそこだけぽっかりと穴の開いているような貌だった。 「……ローラさん、やはり宿に戻りましょう。あなたは早く休むべきです」 「そうだよ。ゾンビみたいな顔色してるよ?ローちゃん」 リオルも心配そうだが、ローラはゆっくりと首を横に振った。 「………いえ、今の感覚は休んでしまえば消えてしまう。 聞き込みはきっと無意味です。この国の民は心を開いてはくれないでしょう。 …………おそらく、全ての原因は、あそこに」 王宮。 国の中枢を司るモノに、国を脅かすモノが巣食っているというのか。 ローラの顔はますます蒼く、紙のように真っ白になっていた。 しかし眼だけは変わらず、炎が灯ったように鋭い。 「放っておいたら、この国が滅んでしまう……そんな気が………す、る……です………」 「……!!ローラさん!」 くたり、と倒れこんだローラをとっさに支える。 蒼い顔には玉のような汗が浮き、息は荒く身体も熱い。 日射病……?この国の気候が少女の体力を奪っていったのか。 軽度のものだ。医者でもあるジョンには手当てができる。 できる、の、だが―――。 「ローちゃん、ローちゃん!しっかり!」 「誰か!手を貸して頂けませんか!?どこか横になれる所はありませんか!?」 周りで見ているであろう住人たちに聞こえるよう、大声を張り上げる。 今必要なのは知識よりベッドと水だ。どうすればいいかわかっても、手段がなければどうしようもない。 身体を少し冷ます程度の氷魔法を唱えるが、長くは持たないしこれは所詮応急処置だ。 それに得手としない魔法を使っていてはすぐに魔力が枯渇して、ジョンも目を回してしまう。 宿は遠い。 何にせよ、ここはいち早くちゃんとした環境においてやるのが最優先だろう。 「誰か、すみません!仲間が倒れたんです!手を貸してください!」 「ちょっと、聞いてるんでしょ!?ローちゃんが死んじゃうよ!」 「お願いします!ボクらはあなた方の敵じゃない、助けて頂きたいんです!」 ………住人たちは―――出てこない。 何がここの民をそうさせるのか。 ローラは言った。住民は心を開かないと。 それだけのことが、ここで起きたのか。 日射病……熱中症ともいうそれはともすれば命にも関わる。 自分がいて、みすみす死なせるわけにはいかなかった。 「――――――リオル。仕方がありません。龍化を」 その声は、自分でも驚くほど昏く響いていた。 「ジョン……」 「ローラさんの安静のためです。ローラさんが落ち着いたら謝って、すぐにこの国を出ましょう。 ヒロトさんたちなら、きっとはぐれてもなんとかしてくれます」 「………………………」 リオルはしばらく黙っていたが、やがてこくんと頷いた。 「わかったよ」 危害を加えるつもりはない。 ただ、少し脅かして安静にさせてもらうだけだ。 最悪王宮兵士が駆けつけてくるかもしれないが―――その時はその時でまた考えよう。 リオル―――リオレイアが手を地面につき四つん這いになり、 その瞳がきゅうっ、と獣のように細まる。 獣?違う。魔獣だ。 それも最高位の魔獣、ドラゴン。 彼女の正体、龍の魂が仮初の肉体を食い破り、より相応しい姿に変貌させる。 少女の姿は異形と化し、怪物と恐れられるだろう。しかし、それは今この時ばかりは好都合である。 リオルは後で多少落ち込むかもしれないが、自分は変わらずに側にいて、語らずに慰めよう。 「――――――これを」 不意に背後からすっ、と何かが差し出された。 ちゃぽん、と揺れる。それは水筒だった。 「あんたらも気付いているだろうがこの国は今少しピリピリしていてな。 だが大丈夫だ、そんなことをしなくても」 驚いて振り返った。そこには、この国特有の飾り気のない白い装束を纏った青年が立っている。 リオルも気が付いて変身しかけていた身体の高揚を解いた。 まだ龍化はしていなかったのだが、彼にはリオルが何をしようとしていたのかわかったのだろうか? 「俺も魔法を齧ってるんで、近くで強いマナが乱れれば感知することができんだよ。 何かよからぬことをしようとしていたことくらいはな」 「う……」 青年は装束を翻し背を向けると、肩越しに振り返った。 「ここでは休めるものも休めないだろ。ついてきてくれ、近くの宿に案内する」 渇きの国のソラは赤く~新ジャンル「 」英雄伝~[前編] 完 渇きの国のソラは赤く・中編A
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3216.html
(幼女 ・・・ハァ、ハァ・・・いつになったら出られるのかなぁ・・・ 野獣の鳴き声が響く、青々と茂る森の中 黒い服を着た、海の如く深い青色の髪の幼女が1人、とぼとぼと歩いていた (幼女 お姉様の・・・目につけるゲーム除いてたら・・・急に吸い込まれちゃうし・・・ グーキュルルルル・・・ (幼女 ・・・・・・お腹減ったぁ・・・ じわ、と溢れる涙 と、ふと前を見ると (幼女 ・・・あ! 赤く熟れた果実が生っている木が、そこにあった しかも、幸いにも丁度彼女の背が届くような高さだ (幼女 えっと、えっと、こういう時なんていうんだったっけ・・・ あ!そうそう、「犬も歩けば法に触れる」!! 「犬も歩けば“棒に当たる”」である そんな間違いにも気づかず、彼女は夢中で果実にかぶりついた が、 (幼女 ? ぴた、と彼女の口の動きが止まる そっと、草の塊の方へ歩いていくと (幼女 ・・・・・・あぁ!可哀想・・・ 両手で、自分が見つけたものを掬うようにして持ち上げる 小鳥のようだが、どうやら怪我をしているらしく、とても弱っている また、涙が零れそうになる しかし今度は、それをぐっと堪え、笑顔に変えてみせて (幼女 私が、癒してあげる 小鳥を、両手で優しく包む そして、彼女が祈るように目を瞑ると、 木々から、地に生える雑草から、あらゆる所から、青く淡いオーラが現れ、 それは彼女の手の中に、流れるように入っていった もぞもぞと、手の中で動く小鳥 両手を開放すると、それは元気よく、森の中を飛んでいった (幼女 あ、あはは・・・よかっ・・・た・・・ 眠るように、その場に倒れこむ幼女―――否、 (幼女 ・・・スー・・・スー・・・ 疲れて本当に寝てしまったようだ 広い、森の中で、すやすやと―――――――― とある街――― (ローゼ 皆さんどうでしたか!? (日天 いない・・・この街も外れみたいだ (ロール マジどこに行ったんだろ・・・あーもう!他の連中連れてきた方がよくね!? (蓮華 既に生身で入った事による敵の動きはご存知でしょう? 無駄に犠牲者を出すべきではありません・・・尤も、どちらも得策とは言えませんが (ローゼ ・・・こうしては居られませんわ、他をあたりましょう (1+2+3 了解! 4人は、次の街へと向かう ここ―――『COA』に吸い込まれたと思われるR-No.10を、見つけ出す為に (ローゼ どうか無事でいて・・・ライサ・・・ ほぼ同時刻、学校町にて――― Dies ira, dies illa, solvet saclum in favi―――ピッ (レクイエム ・・・R-No.10が行方不明・・・ふん、私には関係ない メールを確認した後、携帯電話を閉じ、胸の間にしまいながら、 彼女は片手で持ち上げていた大きな牛を、頭から地面に叩きつけた 牛は、徐々に徐々に縮んでゆき、それは人の姿になった―――――既に、息はない (レクイエム 死霊共を使うまでもなかったな すっ、と再び胸の谷間に手をやり、 (レクイエム 自堕落な生活を送っているからこうなるのだ・・・あの世で反省していろ 小ビンを取り出し、蓋を開け、さらに死体の口も開け、 (レクイエム 「お憑かれ様」・・・まぁ、既に死んでいるがな 小ビンの中の水を、口の中に注ぎ込む 瞬時に死体を大量の霊が包み、その肉は貪られ、あとに残ったものは、恨みのつまった新たな霊魂 (レクイエム 事後処理完了・・・しかし『COA』だとか書いていたか? 確か都市伝説の集合体などと聞いたが・・・ 丁度人間共との遊戯に飽きてきたところだ、私も少し楽しませてもらうとしよう 刹那、レクイエムの姿は・・・文字通り、その場から忽然と「消えた」 ...END 前ページ次ページ連載 - 赤い幼星
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/58782.html
【検索用 あかいりんこ 登録タグ 2022年 CeVIO hoki philo あ なつめ千秋 可不 曲 曲あ 落葉】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:なつめ千秋 作曲:なつめ千秋 編曲:なつめ千秋 ピアノ:philo(Twitter) ギター:hoki(Twitter) 絵:落葉(Twitter) 映像:落葉 唄:可不 曲紹介 恋も愛も欲しいのよ 曲名:『赤い林檎』(あかいりんご) なつめ千秋氏 の17作目。 歌詞 今日もまた知らないところで知らない誰かに優しくしてるの? 齧られた心がまだ痛いの… 帰ってきたらまたあなただけの呼び方で呼んで 今はまだ知ったかぶりでもいいの 頷いていたい だけど傘を差せばほら、雨は降るものよ 坂道を転げ落ちたような想いも熟れるほどに甘くて まるで赤い赤い林檎みたいね 少しだけ誤魔化したくてさ 初めて会った日の服を着てみた 偽物の言葉じゃ許せないよ 埃は優しく拭いて 3秒 視線そらさないで どこが好き?そんなこと聞かないでね どこだって好きだから 恋も愛も欲しいのよ サビてしまう前に この声はどうせ聞こえないんだからわがまましか言わないの なんて嘘だよ 今はまだ知ったかぶりでもいいの 頷いていたい だけど傘を差せばほら、雨は降るものよ 坂道を転げ落ちたような想いも熟れるほどに甘くて まるで赤い赤い林檎みたいね 今日もあなたの夢の中で泣いてやりたい コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/30468.html
ワガチャライブ 東アフリカの民話に伝わる美しい青年。 関連: ムウェルウ (妹)
https://w.atwiki.jp/dq5_ds/pages/14.html
青年時代前半 工事中の神殿 海辺の修道院 オラクルベリー サンタローズの洞窟 ラインハット城地下 神の塔 ポートセルミ カボチ村 魔物のすみか ルラフェン うわさのほこら サラボナへの洞くつ サラボナ 死の火山 山奥の村 滝の洞くつ カジノ船 砂漠のほこら テルパドール メダル王の城 ネッドの宿屋 チゾットへの山道 チゾット グランバニアへの洞くつ グランバニア 試練の洞くつ 北の教会 デモンズタワー
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/34729.html
あかいめのれこ【登録タグ KAITO yanagiP あ 曲】 作詞:yanagiP 作曲:yanagiP 編曲:yanagiP 唄:KAITO 曲紹介 yanagiP の約3年ぶりの投稿となる楽曲。 『KAITOコンピレーションアルバム「AO0」』収録曲。 「千年の独奏歌」を別の時間・視点から見た楽曲。 歌詞 (動画より書き起こし) 流れる雲の隙間には さまよう琥珀色の風 見つめる深紅の瞳は 漂う光に混ざって 淡く揺らいだ 黄昏に踊る蜃気楼 かざす小さな手から こぼれ落ちた遠い記憶 赤い眼のレコ かすれた声で 最後のメロディ 呼び覚ました 乾いた風に 乗せるコトダマ ひとつひとつ見送った 誰もが知らない場所で 誰かに届くように 砕けたガラスの城には はじける鉛色の雨 見上げた深紅の瞳は 突き刺す朝焼けの中で 影に寄り添う ガラクタに溶けたユートピア ノイズまみれのメモリー 辿る言葉欠け落ちてく 赤い眼のレコ 曲がった指で 奏でるメロディ 遠く響く 灰色の空 ただ一人きり ぐらつく体支えて 誰もが去りゆく場所で 誰かに伝えたくて 柔らかく包む木漏れ日も 焼き切れた瞳には モノクロに歪むイミテーション 赤い眼のレコ 暗闇の中 赤い眼のレコ ただ一人きり 赤い眼のレコ かすれた声で 最後のメロディ 呼び覚ました 乾いた風に 乗せるコトダマ ひとつひとつ見送った 誰もが知らない場所で 誰かに届くように コメント 好きだ! -- 名無しさん (2016-07-05 22 41 16) 編集乙です。KAITOの声格好良いなぁ -- 名無しさん (2016-07-06 07 06 47) 名前 コメント