約 3,011,285 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/72.html
俺は心底腹を立てていた。何にだって? 決まっている。あの自己中心的思考を持つうちの団長にだ。あいつは俺をあごで使い、まるで召使いのように接してくる。それが何ヶ月も続いている。もう限界だ。 今俺は部室で何をするでもなくパイプ椅子に座っている。部屋にはあの女と俺だけだ。三人はまだこない。 「ねえ、キョン」 あいつがPCから頭を上げた。こういう時は俺に何かを提案するはずだ。 「暑いから何か買ってきて。あ、もちろんキョンの奢りね」 何十何百と聞いたその悪びれもしないセリフに、俺ははらわたが煮えくり返った。 「ねえキョン聞いてるの?」 「何アンタ、あたしの命令を無視する気?」 「団員は団長に服従するものよ」 「ホント使えないわね」 俺が『ガタッ!』と勢いをつけて立ち上がると、「やっと行く気になったの?」とぬかしやがった。 俺は歩く。もちろん扉へではなく、団長机へだ。 「何よ。言っとくけどあたしは一円も出さないからね」 俺はそれには無言で、ハルヒの頭を両手でつかみ、机に思い切り叩きつけた。 鈍い音と、ハルヒの悲鳴。スカッとするね。 「何するのよ! いたいじゃない! こんなことしてただで済むと――」 うるさいので何度も黙るまでやり続ける。そのうち抵抗力が無くなって片手で済むようになった。楽でいいね。それにしても楽しい。我慢していた分、尚更だ。 机が鼻血で赤く染まっていく。なるべく血が付かないようにするが、やはりズボンや手に付いてしまう。きたねえなあ。これ落ちにくいんだよな。 「ごめ……ゆるして……おねが……」 ハルヒが懇願している。何を今更。 もうハルヒの顔は赤一色だ。鼻からとめどなく血は流れ、口からは救いの言葉を垂れ流しているだけだ。 無様だ。本当に、無様だ。あの傲慢で強欲な団長の姿は見る影もなく、ただ脆弱で醜悪な女がそこにいた。そういえばこいつは神だったな。だとしたら俺は神をも超える存在か。随分と出世したな、俺。 いい加減痛めつけるのもあきたな。俺はそばのペン立てからハサミを取り、開いて片刃をハルヒの首筋に突き刺した。 絶叫。血飛沫。それらがハルヒから放たれた。いやまったく、笑いが止まらないね。何度も刺し続けた。途中、ハルヒが痙攣を起こしていたが、大して面白くもなかった。 ハルヒが動かなくなり、ようやく一息ついたころ、古泉が部室に飛び込んできた。肩で息をし、目を見開いている。俺は笑いながら奴に言ってやった。 「ははは。見ろよ古泉、神を殺しちまったぜ?」
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/1749.html
派閥対立 仮眠を取ろうと足を踏み入れた休憩室には、既に他の人間が居た。 眠そうな顔で目蓋を擦ってソファにどっかと腰掛けた俺に、向かいの椅子に座っていた相手が声をかける。 「あっ、あのっ! 斉藤先生ですよね!」 弾んだ声音は、随分と若々しい。 興奮しきった目でこちらに話しかけてきたのは、先日転任してきたたばかりの若い医師だった。 紅潮した頬を手で抑えると、勢い込んで俺に告げる。 「俺、学生時代に先生の論文を読ませていただいたんです。 それで、その……すごく感銘を受けて小児科に!お、お話できて光栄です!! 」 よほど緊張していたのだろう。 一息にそこまで言って、ふぅ~っと長い息を吐き出す。 顔は見る見る間にさっきの倍は赤くなり、その心臓の鼓動がこちらにまで聞こえてきそうだった。 俺なんかと話すのにこんなに真っ赤になるなんて、全く何て無駄なことを。 そう思いながらも、自分の言葉に影響を受けた人間が目の前に居ることに対して、少しばかり嬉しくなる。 口元を綻ばせて『こちらこそ光栄です』と言い掛けた瞬間、しかしふっと嫌な予感が脳裏をよぎった。 『こちらこそ』の『こ』の形を作ったまま、唇が固まる。 その口唇から結局別の言葉を吐き出して、彼へと尋ねた。 「……君、出身はどこって言ってたっけ?」 俺の問いに、彼は一瞬首をかしげるようにしながらも、すぐさま誇らしげな声で答えた。 日本最高峰のその国立大学の名を聞いて、俺は小さく天を仰ぐ。 いつの間にか汗をかいていた額を平手でぴしゃりとやって、首を左右にゆらゆらと振った。 「そりゃぁ、君、俺なんかと話しちゃいけないな」 「……はい?」 「俺はK大の出身だから。 そういうの、色々あるんだ。ここは」 苦笑したような顔で告げれば、相手は「そんな」と反論するように語気を荒げる。 その彼の血気盛んな目を見据えて、なだめる様ににこりと笑った。 「悪いけど、そういうわけだ。俺にはあまり話しかけないでくれよ」 言って、腰を上げ立ち上がる。 背を向けた彼の口元から、ぎりりと歯を噛む音がしたのは、きっと俺の気のせいだろう。 コスモス・時間旅行者
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10991.html
紬「梓ちゃん?ティータイムよ?何してるの?」 梓「え」 唯「ねぇねぇあずにゃん、なんで勃ってるの?」 梓「な、失敬な。私は勃ってなんかいませんよ!」 唯「ええー、勃ってるよ~」 梓「そんなことないです」 律「おーいあずさー?勃ってるぞー?」 梓「どこがですか!」 律「いや、どこからどう見ても…」 紬「梓ちゃん、私何か気に障るようなことしちゃった?」 梓「だって皆さんが…」 澪「なぁ梓?さっきからずっと勃ってるのには何か理由があるんじゃないのか?」 梓「澪先輩まで!」 澪「だってさっきから梓、着席してないじゃないか。違うのか?」 梓「(あ、“たつ”ってそっちか)すみません、違いません。私が立っているのには理由があるんですよ」 唯「あ、分かったよ!あずにゃんが立ってるの、足に毛があるんでしょ!それが痛いから立ってるんだよね?」 梓「(すね毛?)誰の足にですか」 唯「あずにゃん」 梓「そんなひどい。失礼ですよ違いますって…」 律「じゃあ何なんだよ。つーかなんで失礼なんだよ」 唯「毛がないんだったら、あずにゃん吸われるじゃん!」 梓「えっ何に吸われるんですか」 唯「えっイスでしょ?」 梓「なにそれこわい」 澪「私は今の梓の方がこわいけど…?」 梓「つまり、足に毛があれば吸われないんですね」 律「まあ唯の言い分はそうだな」 梓「じゃあ私は足に毛がないのでイスに吸われてしまいますよね」 律「分かってるなら立ってないで早く着席しろって」 梓「えっひどいです!律先輩がそんな薄情な人だとは思いませんでした!私なんかイスに吸われればいいんだって常日頃から思ってたんですね!」 律「いや常日頃は思ってねぇよ。ただ今日はさっさと吸われないのかと思ってるよ。吸われることの何がダメなんだ?」 梓「私にはまだやり残したことがあるので全体的にダメです!」 唯「なに?」 梓「とにかく私は今、吸われてしまうわけには行かないんです」 律「……本当に失礼なこと言うけどごめんな。梓は足じゃなくて頭に毛があるんじゃないかと思うぞ?」 澪「同意せざるを得ないよ」 唯「かわいそうだね~あとかわいいね~あ~ずにゃん」 梓「えっ頭に毛があることを伝えるのって失礼ですかね。寧ろ足の時よりも普通な気がしますけど」 紬「梓ちゃん、それは普通じゃないわ~。以上よ」 梓「いや、そんな言い切らなくても。でもそうですか…少し考え方を改める必要がありそうです」 律「ああ、はっきり言って今日の梓は以上だよ」 梓「はい?今日の私は以上って。私だけ皆さんと違う時間軸にいるかのような。皆さんは以上じゃないんですか」 澪「そのつもりだけど…」 唯「確かに今日のあずにゃんは私たちと違う時空にいたよ。でもそんなあずにゃんもかわいいよ!」 梓「あ、ありがとうございます……じゃなくて!今日の私は、もう終わってしまったんですか?」 律「終わってしまった感はあるな」 梓「なんですか“感”って…。じゃあ何ですか、今日の私は皆さんからみて、“明日の私”って訳ですね…」 澪「寧ろ“明後日の梓”かな。おい律。私上手いこと言えたよ」 律「そっか、山田くん澪埋めといて」 唯「はい」 澪「や~め~ろ~」 唯「ムギちゃん澪ちゃん押さえるの手伝ってー」 紬「どんとこいでーす」 澪「まさかほんとうに埋められるとは」 梓「そういえば、あの…」 律「それにしても、なんつーか今の梓は“明日の梓”ってよりかはアレだな」 梓「……」 紬「なに?」 律「…“明後日の梓”かな」フッ 澪「あっそれ私のネタ」 唯「うまい!座布団二枚!」 紬「もう一声~♪」 唯「座布団十枚!」バサ 律「馬鹿やろうそんなに雑巾乗せんな」 澪「唯は山田くんなのかどうかはっきりしような」 梓「そういえば、あの…楽しそうなところすみませんけど、先輩方は足に毛がなさそうなのに吸われないんですか?」 律「わー、なに言ってんだ梓、私たちは毛がないし見ての通り吸われてるって」 梓「ええっ?先輩方今までずっとイスに吸われてたんですか!?」 律「だから吸われてるだろ」 澪「私は床に埋まってるけどな」 唯「イスに吸われるのってそんな驚かれることかなー?」 紬「ううん。普通なんじゃない?」 梓「皆さん…すごい耐久力ですね」 律「寧ろ立ってる方が憑かれないか?」 梓「ウソ!?」バン 澪「おい机……叩くなよ……心臓止まるかと思っただろ…あまりふざけるんもんじゃないよ……」 梓「吸われなければ憑かれてしまうだなんて…世の中は不条理が多すぎますよ。もうこうなったら私は憑かれて死ぬしかないんですね……」 律「死ぬな。死ぬくらいならイスに身を任せろ」 唯「そうだよ。吸われるんだったら、イスに全てを託しちゃう方がいいよ?」 梓「あ、わかりました。もしかして、皆さんが耐えられるくらいなんだから、大した吸引力じゃないってことですか」 律「吸…?」 紬「淫…?」 唯「力…?」 澪「……」 律「ま、まあ大したことないけど…いや、ないけどさ」 梓「そうでしたか。てっきり私、ブラックホールに吸われてしまうくらいなのかと…えへへ…勘違いしてました」 律「おい澪。梓…なんかもの凄い変換ミスしてるよな」ボソボソ 澪「だな」ボソボソ 梓「先輩方がその様子ならきっと掃除機の弱くらいの吸われ具合なんでしょうね」 律「うん……まあ梓、憑かれるよりはイスに吸わったほうがいいだろ?」 梓「まあそれは…へ?…イスに吸わった?…イスに座った?あ!」 律「気付いたか?」 梓「すいません私ったら冬の日の律先輩くらいとんでもない勘違いを」 律「お前は本当にとんでもないヤツだよ」 梓「どうもご迷惑をおかけしました……」 唯「いいんだよ~あずにゃ~ん。よ~しよしよしよし」むちゅ~ 梓「あ!!やめてください!」 唯「“あ!!”って……」 澪「梓はお茶目だな」うんうん 梓「ですが今日の私変でしたよね…」 紬「全然良いのよ!とにかく梓ちゃんが正気だったなら良かったぁ」 梓「ムギ先輩…………」 紬「あ、よもやこの雰囲気は……もしかして告白?告白?来るかしら?」 澪「おちつけよムギ」 律「つーか澪もいつまで律儀に床に埋まってるんだよ。疲れるぞ」 澪「ひぃぃ憑かれるッッ…!」バキィ! 律「おい床割るな?」 紬「それで、どうして私の梓ちゃんは今日中々座らなかったの?」 梓「はい、実は今日登校するときすごくいい野良猫を見つけて……」 唯「ふむ」 梓「すごくよかったので、ババッって」 唯「ふむふむ」 梓「そしたら猫がシュッって」 唯「おぉ」 律「猫がシュッって火でも点いたのか」 梓「なんで私もっとババッっていって、猫をシュッてやったんですよ」 唯「なるほど。どうだったの?」 梓「そしたら猫が私をシュッってやり返して来た上に突如としてジャーンッってやって来たものですので正直すごく驚きましたよ私の説明力のなさに」 唯「そっか。猫に引っかかれちゃったんだね……。痛そうなあずにゃん……」 澪「唯ってやっぱ天才なんだな……」 梓「はい、一応保健室で手当てはしてもらったんですけど、座ると染みるので……あっあと私ムギ先輩のじゃないです」 紬「あ、そうなの」 澪「仕方ないね」 唯「あ、そういえば」 梓「総入れ歯?」 唯「りっちゃん!私正解したよ?」 律「おめでとう。賞金の120円は平沢唯さんの財布から贈呈されます」チャリン 唯「わーい!このお金を使ってジュース買ってこよっと」 紬「でもまだティータイムの前よ」 唯「ムギちゃんのティータイムはベツバラだよ~」 澪「そうか~なら心配ないな~」 唯「本当だね~」 紬「知らないわよ~?」 唯「うん、分かったよ~!というわけで行って参ります!」 律「んじゃ私も行くかな」 梓「あ、私はカルピス」 律「…ん?私お前にカルピス買ってきてやるなんて一言も言ってないんだけど」 梓「じゃあ買ってきて下さい。奢りで」 律「あ?中野shine?」 梓「輝いてるのはサンプラザ田井中先輩です。先輩今最高に輝いてますよ!まぶしいんで早く行って下さい」 律「帰って来たら覚えてろよお前」 梓「きゃー」 唯「いいからそんなとこに突っ立ってないでさっさとドア開けてよぉ~」 律「あぁそうだった」 ドア「ガチャ」 和「うわ」ドサ 唯「和ちゃん!」 律「なんだ!?」 和「ゆ…唯、律…」 律「どうしたんだよ…ドアにへばりついたりしてお前…」 和「ああ、講堂の使用届的なものの提出がまだなのよ」 律「えっ」 澪「りつー?」 律「いやぁ~」 梓「田井中さん悲惨」 律「韻踏むな」 唯「でも和ちゃん、どうしてドアにくっついたまま部室に入ってこなかったのか、まだわかんないよ?」 和「だって入りづらいじゃない」 梓「なんでですか?」 和「いえ……立つとか」 澪紬梓「……?」 和「吸われるとか…なんか、エロい会話してるから…」 唯律澪紬梓「……………えっ」 和「エロい会話してるから……」 唯律澪紬梓「……えっ」 おわり 戻る あとがき おわりです 和ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいです 初SSですけどオチてないしわけのわからないものになりました……
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/2601.html
第四話 25ページ目 8月のことだった。蝉の鳴き声、コンクリートに蓄積される太陽光、入道雲、べったりと体にくっつくTシャツ。夏本番に差し掛かったある日、俺は隣町まで行く用事があったので駅のホームを電車を待っていた。次の電車が来るまでに20分近く待たなければならなかった。この暑さの中を、だ。 リュックに入れておいた水筒を取り出して冷たいお茶を飲むことで少しは暑さが引くような気がした。ばあちゃんが朝のうちから用意しておいてくれたんだ。 ばあちゃんとじいちゃんは俺を育ててくれた。だから、今回はそのお礼をするために隣町で買い物をするんだ。そうやって決めて家を出た。 ホームの椅子に座っていると蝉の鳴き声の中に、別の音を聞いた気がした。なんとなく、横を向くと、この暑い中でわざわざ日向に立って電車を待つ女性がいた。 白いワンピースを着て、麦わら帽子をかぶっていた。 違和感を感じる。その人を見て、違和感を感じる。 どこかがおかしい。 欠けているのか。 余っているのか。 もう少し、近づいてみたら違和感に気がつくことができるかもしれない。そんな風に思ってしまった俺は、彼女の方へ歩いて行った。 ホームの屋根が途切れると日差しがとびこんでくる。一気に熱を感じる。 彼女までの距離、3メートルというところでようやくその違和感に気づくことができた。 彼女には影がなかった。 太陽がギラギラと輝く真夏の昼間に、影も持たずに立っているその女性はこちらに気づき、笑う。 「━━━━━━━。━━━━━━━━━━━━━。━━━━━━━━?」 彼女は何かを僕に尋ねた。僕の頭の中に響いているのはいまだに蝉の鳴き声だけで、他には何も聞こえない。 電車到着のアナウンスさえも。 ホームに立っていた駅員の声も。 線路の向こうにいた通行人の叫び声も。 それまで僕の目に映っていたのは、白いワンピースに反射した鋭い日光だった。それが、いきなり、変わる。 真っ赤で黒いものに変わる。 瞬間、蝉の鳴き声が蝉の泣き声に変わる。 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/hitori_gurashi2/pages/29.html
知ってると便利なこと Q.新聞を取ってないのですが、安売り情報はどうやって入手すればいいですか A.チラシはね チラシサイト http //www.shufoo.net/ http //www.dnp-orikomio.com/CGI/pilot/top.cgi http //www.navit-tokubai.jp/index.asp http //chirashi.yahoo.co.jp/ http //townmarket.jp/CSP/CSP01/CSP0100020.jsp あとは各店のサイトを店名で探すのよ http //www.lifecorp.jp/ http //www.itoyokado.co.jp/ http //www.daiei.co.jp/ 関西だと http //www.kohyo.co.jp/ http //www.kansaisuper.co.jp/ 店頭に行けば張り出してあったりチラシ自体もらえたり
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/714.html
バサバサバサ・・・・ 秀麗な少女の上に鞄の中の本が一気に落ちてきた。 銀の髪をした少女、サキア・アスティナ・シュ・アステカは目的地に着いた。 着いたのはいいのだが、そこはサキアにとって一生来るところではなかった。 教育都市サイアス。 一般の人々が勉学に勤しむ所だ。 ファミリーネームの後に付いた呼称がここに来るべきかを物語っている。 「(やれやれ・・・)」 ため息をつくと何事もなかったこのように身なりを直し、本を鞄に入れる。 こうして何事もなかったかのようにできるのも同じことが五、六回あったためだ 列車を降りると、列車は走り去ってしまった。 故郷の場所がここから遠く、話も突発的であったため、入学式ぎりぎりだ。 腕時計を見ると、時間がない。 「さて、行くか。」 サキアは自分の称号である大きい本を担いで、自分の荷物を持って校舎へ向かった。 ゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜ 数時間後、サキアはこの都市のリーダー的存在である、都市長の部屋に呼び出されていた。 この学校という組織のリーダー、生徒会長の部屋の前に。 心の中で何度自問自答したことか、何故、私はこんな所にいる?と。 呼び出されて行かないのは一番失礼だと思い、ノックする。 心の中の私がいませんようにいませんようにと祈っているが残念ながら、返事は返ってきた。 入っていいという返事が返ってきたため、入る。 室内はシンプルに作られているが、細々した物の作りが良い。 そして、椅子に座っている男の子が言った。 「君がこの学園に来るとは正直思わなかったよ。」 そう言った男の子を見る。 「はじめまして、サキア・アスティナさん。 私は生徒会長の六年生スーザン・ルウスだ」 「はぁ、はじめまして・・・」 イメージとは違う生徒会長に戸惑い、間抜けな返事をしてしまった。 「早速だが、呼び出した理由を教えよう」 「はい・・・」 「君、武術科に編入しないか?」 それを聞いた瞬間、サキアは平穏な生活はできないと覚悟しました。 思ったとおり、サキアはこの日を境に平穏な生活はできませんでした。
https://w.atwiki.jp/mw5m/pages/160.html
困ってる人 Pt.5(完) ライラ反乱軍 「」 一連のストーリー達成報酬 アサシン ASN-25
https://w.atwiki.jp/dgrpss/pages/286.html
娯楽室…そこに一人の人物が椅子に座っていた 大神さくらである 彼女は誰もいない娯楽室で一人静かに毒薬を飲んだ 道場の皆と…仲間達を守るため… …ねぇ、これからどうなっちゃうのかな… ふと大神の頭の中で声がした 最愛の友人、朝日奈葵の声だ 大神はその声を聞き大切な事を思い出した… 大神「…思い出した…もうすでに道場は…外の世界は…」 …そう、外の世界は超高校級の絶望達にすでに滅ぼされていたのだ… …そして、大神たちは絶望から身を守るためにこの学園に自ら閉じ込められたのだった… …しかし超高校級の絶望は学園内に忍び込んでいた… …そして超高校級の絶望は自分達を含む全員を、16人以外の全員を殺したのだった… …そして超高校級の絶望は残ったものの記憶を奪って… …この殺し合いに参加させたのだった… 大神「…くっ…我は…もう存在せぬ道場を弱みに握られ… 黒幕に従っていたのか…」 大神は残念そうな表情を見せた しかしもう時すでに遅し… 大神の意識はだんだんと薄れ始めていった… …薄れ行く意識の中大神はある事を思い出していた… …記憶を消される…前日の事を… 朝日奈「…ねぇさくらちゃん…」 大神「…我にも…外を救う事はできぬ… 外の事は…力だけでどうこうできる問題ではないのだ…」 朝日奈「…外の事は仕方ないよ…私にだってどうしようもできないんだから…」 大神「…くっ…自分の力の無さが情けない…」 朝日奈「自分を責めるなんてさくらちゃんらしくないよ。 それよりさ、一つ約束してほしいことがあるんだ。」 大神「…約束してほしいこと…?」 朝日奈「もし、外の世界に出られる日がくるなら… かならず二人一緒に出ようね!!」 大神「…うむ。」 …あの時、確かにうなづいたのに… 大神の心は悔しさに満ち溢れた しかしその悔しさを振り払うかのようににっと笑顔をつくってこう言った 大神「朝日奈よ…すまぬ…約束を守れずに… …しかし…我の心はいつでもおぬしの心と一緒だ… だから…朝日奈だけでも…生き残って…外に出てくれ…約束だ…」 そして大神は息を引き取った …最後にしがない走馬灯を思い出しながらも…希望を残しながら…
https://w.atwiki.jp/matome3435/pages/1132.html
心安らぐ時 2008年9月1日 (月) DoCoMo SH903i 2007/04/06 20 56 09 疲れていても、苦しくても、投げやりになることなく、何気ない日常と静かに対峙していくことを心がけています。 20代の頃は、突っ走りすぎてかえりみなかった、当たり前だけれどかけがえのない日常を丁寧に過すことで、心身が自浄されていく気がします。 壁を突き抜けて新たな出会いに恵まれると、また再び走り出そうというパワーが湧き上がります。 私を信頼し、愛情をかけてくださる方たちへの感謝は忘れないようにしています。 マイペースに毎日と向き合うこと、頭と心と感覚をきちんと使うこと、経験は大切にしても経験には縛られないこと。 若さという相対的な魅力にも勝る、絶対的な個人の魅力と、安定感を身につけたいと思いながら生活しています。 なかなか思うようには進みませんけれどね。 写真は私の携帯電話の待ち受け画面の画像。 姪と愛犬(男の子)。 気管支と心臓が弱い愛犬は、一日中セキをするようになって、その苦しそうな姿を見るたび、胸が締め付けられるような思いになります。 夜中に何度も起きて咳込んでいたり苦しそうにしていると、私も心が痛くなります。 お客様が来ると嬉しくって興奮して余計にセキが出て苦しませることになり、ゴホッゴホッと絶え間なく咳をして苦しそうにしている犬がいればまわりの人達をも心配にさせたり不快にさせたり してしまうと思うので、最近の来客は家族や昔からの知人だけです。 動物病院から処方される薬を飲んでも、現状より良くなることはなくて、悪化させないという程度のもので、これがずっと続くのかと思うと可哀想で、切ない気持になります。 それでも姪や甥が遊びに来ると楽しそうで、同じ布団で顔をくっつけて眠っている姿を見ると、微笑ましく思います。 今日も、妹が食卓の椅子に座って仕事をしていたら、 愛犬は、妹の足の甲に顔を乗せて眠っていました。 愛犬がスヤスヤ眠っている時が一番心安らぐ時間です。 普通の日記 かなえキッチン : ごはん日記
https://w.atwiki.jp/opfan/pages/707.html
『死越の会』にて『生命を司る奇跡を宿した神の子』として崇められている少女。 額には直接張り付いているかのように『青竹色の宝石』が淡く輝いている。 彼女によって祝福が施された赤い聖水を飲むと、どんな重い怪我や病気でも完治すると言う。 一部の儀礼以外では信者達の前に出る事は無い。 姿を現す際には小さな体を白い法衣で包み、常に俯きながら人形の様に何も語らず椅子に座っているのみ。 その際には教団のトップである『司教』が常に傍らに立ち、『代弁者』としてその意思を説いている模様。 普段は教団本部の奥で多数の幹部達に守られながら過ごしているらしい。 + 【その実態】 神の子と呼ばれてはいるが決して亜神や半神等の類ではなく、ごく普通の人族の子供。 ただしその身体はイデアシリーズの一つである『生命の真髄』と結合し、実質的な不死に至っている。 元々はとある思想を持つ団体が何らかの経緯で生命の真髄を入手したものの、そのままでは強力な過回復によりまともに扱う事すら出来なかった。 そこで過剰すぎる回復力を御しやすくする為、『人体に改造を施す秘密組織』と接触。 表向きは慈善活動という形で大勢の孤児を集めると生命の真髄と融合させる人体実験を繰り返し、夥しい数の失敗の末に唯一『適合』したのが彼女であった。 結果、彼女の“身体そのもの”が『万能の回復薬』と化してしまい、日夜その血肉を『教団』によって採取され続けている。 一度隙を見て脱走し一般信者に助けを求めた事もあったが、すぐに追いつかれ助けを求めた信者は『司教』によって惨殺。 その際に『君が逃げたせいで彼らが死んだ』と告げられた事で『自分が我慢しなければ他の誰かが傷付いてしまう』と思い込むようになる。 それ以降、人前でも逃げる事も助けを呼ぶ事も出来なくなり、人形の様に一言も喋らなくなってしまった。 教団本部の奥で軟禁されながら苦痛に耐える日々を過ごしているが、心では『どんな形でも良いからこの痛みが終わる瞬間が来て欲しい』と願っている。 関連 死越の会 生命の真髄(イデア・オブ・ライフ) 目次に戻る