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紬「梓ちゃん?ティータイムよ?何してるの?」 梓「え」 唯「ねぇねぇあずにゃん、なんで勃ってるの?」 梓「な、失敬な。私は勃ってなんかいませんよ!」 唯「ええー、勃ってるよ~」 梓「そんなことないです」 律「おーいあずさー?勃ってるぞー?」 梓「どこがですか!」 律「いや、どこからどう見ても…」 紬「梓ちゃん、私何か気に障るようなことしちゃった?」 梓「だって皆さんが…」 澪「なぁ梓?さっきからずっと勃ってるのには何か理由があるんじゃないのか?」 梓「澪先輩まで!」 澪「だってさっきから梓、着席してないじゃないか。違うのか?」 梓「(あ、“たつ”ってそっちか)すみません、違いません。私が立っているのには理由があるんですよ」 唯「あ、分かったよ!あずにゃんが立ってるの、足に毛があるんでしょ!それが痛いから立ってるんだよね?」 梓「(すね毛?)誰の足にですか」 唯「あずにゃん」 梓「そんなひどい。失礼ですよ違いますって…」 律「じゃあ何なんだよ。つーかなんで失礼なんだよ」 唯「毛がないんだったら、あずにゃん吸われるじゃん!」 梓「えっ何に吸われるんですか」 唯「えっイスでしょ?」 梓「なにそれこわい」 澪「私は今の梓の方がこわいけど…?」 梓「つまり、足に毛があれば吸われないんですね」 律「まあ唯の言い分はそうだな」 梓「じゃあ私は足に毛がないのでイスに吸われてしまいますよね」 律「分かってるなら立ってないで早く着席しろって」 梓「えっひどいです!律先輩がそんな薄情な人だとは思いませんでした!私なんかイスに吸われればいいんだって常日頃から思ってたんですね!」 律「いや常日頃は思ってねぇよ。ただ今日はさっさと吸われないのかと思ってるよ。吸われることの何がダメなんだ?」 梓「私にはまだやり残したことがあるので全体的にダメです!」 唯「なに?」 梓「とにかく私は今、吸われてしまうわけには行かないんです」 律「……本当に失礼なこと言うけどごめんな。梓は足じゃなくて頭に毛があるんじゃないかと思うぞ?」 澪「同意せざるを得ないよ」 唯「かわいそうだね~あとかわいいね~あ~ずにゃん」 梓「えっ頭に毛があることを伝えるのって失礼ですかね。寧ろ足の時よりも普通な気がしますけど」 紬「梓ちゃん、それは普通じゃないわ~。以上よ」 梓「いや、そんな言い切らなくても。でもそうですか…少し考え方を改める必要がありそうです」 律「ああ、はっきり言って今日の梓は以上だよ」 梓「はい?今日の私は以上って。私だけ皆さんと違う時間軸にいるかのような。皆さんは以上じゃないんですか」 澪「そのつもりだけど…」 唯「確かに今日のあずにゃんは私たちと違う時空にいたよ。でもそんなあずにゃんもかわいいよ!」 梓「あ、ありがとうございます……じゃなくて!今日の私は、もう終わってしまったんですか?」 律「終わってしまった感はあるな」 梓「なんですか“感”って…。じゃあ何ですか、今日の私は皆さんからみて、“明日の私”って訳ですね…」 澪「寧ろ“明後日の梓”かな。おい律。私上手いこと言えたよ」 律「そっか、山田くん澪埋めといて」 唯「はい」 澪「や~め~ろ~」 唯「ムギちゃん澪ちゃん押さえるの手伝ってー」 紬「どんとこいでーす」 澪「まさかほんとうに埋められるとは」 梓「そういえば、あの…」 律「それにしても、なんつーか今の梓は“明日の梓”ってよりかはアレだな」 梓「……」 紬「なに?」 律「…“明後日の梓”かな」フッ 澪「あっそれ私のネタ」 唯「うまい!座布団二枚!」 紬「もう一声~♪」 唯「座布団十枚!」バサ 律「馬鹿やろうそんなに雑巾乗せんな」 澪「唯は山田くんなのかどうかはっきりしような」 梓「そういえば、あの…楽しそうなところすみませんけど、先輩方は足に毛がなさそうなのに吸われないんですか?」 律「わー、なに言ってんだ梓、私たちは毛がないし見ての通り吸われてるって」 梓「ええっ?先輩方今までずっとイスに吸われてたんですか!?」 律「だから吸われてるだろ」 澪「私は床に埋まってるけどな」 唯「イスに吸われるのってそんな驚かれることかなー?」 紬「ううん。普通なんじゃない?」 梓「皆さん…すごい耐久力ですね」 律「寧ろ立ってる方が憑かれないか?」 梓「ウソ!?」バン 澪「おい机……叩くなよ……心臓止まるかと思っただろ…あまりふざけるんもんじゃないよ……」 梓「吸われなければ憑かれてしまうだなんて…世の中は不条理が多すぎますよ。もうこうなったら私は憑かれて死ぬしかないんですね……」 律「死ぬな。死ぬくらいならイスに身を任せろ」 唯「そうだよ。吸われるんだったら、イスに全てを託しちゃう方がいいよ?」 梓「あ、わかりました。もしかして、皆さんが耐えられるくらいなんだから、大した吸引力じゃないってことですか」 律「吸…?」 紬「淫…?」 唯「力…?」 澪「……」 律「ま、まあ大したことないけど…いや、ないけどさ」 梓「そうでしたか。てっきり私、ブラックホールに吸われてしまうくらいなのかと…えへへ…勘違いしてました」 律「おい澪。梓…なんかもの凄い変換ミスしてるよな」ボソボソ 澪「だな」ボソボソ 梓「先輩方がその様子ならきっと掃除機の弱くらいの吸われ具合なんでしょうね」 律「うん……まあ梓、憑かれるよりはイスに吸わったほうがいいだろ?」 梓「まあそれは…へ?…イスに吸わった?…イスに座った?あ!」 律「気付いたか?」 梓「すいません私ったら冬の日の律先輩くらいとんでもない勘違いを」 律「お前は本当にとんでもないヤツだよ」 梓「どうもご迷惑をおかけしました……」 唯「いいんだよ~あずにゃ~ん。よ~しよしよしよし」むちゅ~ 梓「あ!!やめてください!」 唯「“あ!!”って……」 澪「梓はお茶目だな」うんうん 梓「ですが今日の私変でしたよね…」 紬「全然良いのよ!とにかく梓ちゃんが正気だったなら良かったぁ」 梓「ムギ先輩…………」 紬「あ、よもやこの雰囲気は……もしかして告白?告白?来るかしら?」 澪「おちつけよムギ」 律「つーか澪もいつまで律儀に床に埋まってるんだよ。疲れるぞ」 澪「ひぃぃ憑かれるッッ…!」バキィ! 律「おい床割るな?」 紬「それで、どうして私の梓ちゃんは今日中々座らなかったの?」 梓「はい、実は今日登校するときすごくいい野良猫を見つけて……」 唯「ふむ」 梓「すごくよかったので、ババッって」 唯「ふむふむ」 梓「そしたら猫がシュッって」 唯「おぉ」 律「猫がシュッって火でも点いたのか」 梓「なんで私もっとババッっていって、猫をシュッてやったんですよ」 唯「なるほど。どうだったの?」 梓「そしたら猫が私をシュッってやり返して来た上に突如としてジャーンッってやって来たものですので正直すごく驚きましたよ私の説明力のなさに」 唯「そっか。猫に引っかかれちゃったんだね……。痛そうなあずにゃん……」 澪「唯ってやっぱ天才なんだな……」 梓「はい、一応保健室で手当てはしてもらったんですけど、座ると染みるので……あっあと私ムギ先輩のじゃないです」 紬「あ、そうなの」 澪「仕方ないね」 唯「あ、そういえば」 梓「総入れ歯?」 唯「りっちゃん!私正解したよ?」 律「おめでとう。賞金の120円は平沢唯さんの財布から贈呈されます」チャリン 唯「わーい!このお金を使ってジュース買ってこよっと」 紬「でもまだティータイムの前よ」 唯「ムギちゃんのティータイムはベツバラだよ~」 澪「そうか~なら心配ないな~」 唯「本当だね~」 紬「知らないわよ~?」 唯「うん、分かったよ~!というわけで行って参ります!」 律「んじゃ私も行くかな」 梓「あ、私はカルピス」 律「…ん?私お前にカルピス買ってきてやるなんて一言も言ってないんだけど」 梓「じゃあ買ってきて下さい。奢りで」 律「あ?中野shine?」 梓「輝いてるのはサンプラザ田井中先輩です。先輩今最高に輝いてますよ!まぶしいんで早く行って下さい」 律「帰って来たら覚えてろよお前」 梓「きゃー」 唯「いいからそんなとこに突っ立ってないでさっさとドア開けてよぉ~」 律「あぁそうだった」 ドア「ガチャ」 和「うわ」ドサ 唯「和ちゃん!」 律「なんだ!?」 和「ゆ…唯、律…」 律「どうしたんだよ…ドアにへばりついたりしてお前…」 和「ああ、講堂の使用届的なものの提出がまだなのよ」 律「えっ」 澪「りつー?」 律「いやぁ~」 梓「田井中さん悲惨」 律「韻踏むな」 唯「でも和ちゃん、どうしてドアにくっついたまま部室に入ってこなかったのか、まだわかんないよ?」 和「だって入りづらいじゃない」 梓「なんでですか?」 和「いえ……立つとか」 澪紬梓「……?」 和「吸われるとか…なんか、エロい会話してるから…」 唯律澪紬梓「……………えっ」 和「エロい会話してるから……」 唯律澪紬梓「……えっ」 おわり 戻る あとがき おわりです 和ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいです 初SSですけどオチてないしわけのわからないものになりました……
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第四話 25ページ目 8月のことだった。蝉の鳴き声、コンクリートに蓄積される太陽光、入道雲、べったりと体にくっつくTシャツ。夏本番に差し掛かったある日、俺は隣町まで行く用事があったので駅のホームを電車を待っていた。次の電車が来るまでに20分近く待たなければならなかった。この暑さの中を、だ。 リュックに入れておいた水筒を取り出して冷たいお茶を飲むことで少しは暑さが引くような気がした。ばあちゃんが朝のうちから用意しておいてくれたんだ。 ばあちゃんとじいちゃんは俺を育ててくれた。だから、今回はそのお礼をするために隣町で買い物をするんだ。そうやって決めて家を出た。 ホームの椅子に座っていると蝉の鳴き声の中に、別の音を聞いた気がした。なんとなく、横を向くと、この暑い中でわざわざ日向に立って電車を待つ女性がいた。 白いワンピースを着て、麦わら帽子をかぶっていた。 違和感を感じる。その人を見て、違和感を感じる。 どこかがおかしい。 欠けているのか。 余っているのか。 もう少し、近づいてみたら違和感に気がつくことができるかもしれない。そんな風に思ってしまった俺は、彼女の方へ歩いて行った。 ホームの屋根が途切れると日差しがとびこんでくる。一気に熱を感じる。 彼女までの距離、3メートルというところでようやくその違和感に気づくことができた。 彼女には影がなかった。 太陽がギラギラと輝く真夏の昼間に、影も持たずに立っているその女性はこちらに気づき、笑う。 「━━━━━━━。━━━━━━━━━━━━━。━━━━━━━━?」 彼女は何かを僕に尋ねた。僕の頭の中に響いているのはいまだに蝉の鳴き声だけで、他には何も聞こえない。 電車到着のアナウンスさえも。 ホームに立っていた駅員の声も。 線路の向こうにいた通行人の叫び声も。 それまで僕の目に映っていたのは、白いワンピースに反射した鋭い日光だった。それが、いきなり、変わる。 真っ赤で黒いものに変わる。 瞬間、蝉の鳴き声が蝉の泣き声に変わる。 次へ トップへ
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ヘタレ(へたれ) 表のマリクのこと。 姉・イシズのゆとり教育が原因だろうか。 世界規模のレアカード偽造・強奪組織グールズの総帥 最初は自らは動かず、配下を次から次へと差し向けてくる パンドラの辛い記憶を蘇らせ「後は目覚めれば勝手に自殺してくれる」等、失敗した配下を直接手を下さずに容赦なく始末する 城之内と杏子の洗脳および遊戯への殺人未遂 ラーのコピーカードの実験台としたグールズメンバーに対する重過失致死 等の凶悪極まりない行為を繰り広げ、今までに無い鬼畜ボスとして華々しく登場したものの しかし本人はたいして強くない 敗北したパンドラ他には責任を取らせたのに、本人(人形)は負けても何もしない 神のカード1枚を奪うはずだったバトル・シティで、逆に自分の神のカード2枚を奪われる ラーの能力について3つのうち1つしか知らない状態で最強気取り 無駄な助言をしてリシド・バクラを敗北に追い込む グールズの部下たちにばかり働かせ、自分は椅子に座っているだけ 今後も働くとはとうてい思えないニートフラグ ぶるるるるるるるるる とヘタレ化してしまい、その落差の激しさからヘタレと呼ばれる事となった。 それでもBC編決勝戦では自身が生み出したツケを払うべく闇マリクと一緒に心中することも考えており、終結時には罪を償うために生きるとも発言していた。が、再会の時のはしゃぎぶりを見るにすっかり忘れているようだ。 原作後ではレベルの高い自宅警備員として役立つと思われるがリシドがいるので無駄。 そのうえ姉上様やリシドの婚期や、安息を遠ざける一番の要因であり、まさにヘタレたる活動を行っている。 後のアニメオリジナル展開や遊戯王GX、遊戯王5D sのボスキャラも威厳はあるものの小者臭がするがマリクほどネタにはされない。 まあ三皇帝とか絶望野郎とか神々の黄昏とかいるけど そういった点では流石である。 姉上様「リシド…私には見えます。部屋にこもって出てこないごく潰しのマリクの姿を…」 リシド「私にも見えます。10年後も20年後も自宅警備中のマリク様の姿を」
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俺は心底腹を立てていた。何にだって? 決まっている。あの自己中心的思考を持つうちの団長にだ。あいつは俺をあごで使い、まるで召使いのように接してくる。それが何ヶ月も続いている。もう限界だ。 今俺は部室で何をするでもなくパイプ椅子に座っている。部屋にはあの女と俺だけだ。三人はまだこない。 「ねえ、キョン」 あいつがPCから頭を上げた。こういう時は俺に何かを提案するはずだ。 「暑いから何か買ってきて。あ、もちろんキョンの奢りね」 何十何百と聞いたその悪びれもしないセリフに、俺ははらわたが煮えくり返った。 「ねえキョン聞いてるの?」 「何アンタ、あたしの命令を無視する気?」 「団員は団長に服従するものよ」 「ホント使えないわね」 俺が『ガタッ!』と勢いをつけて立ち上がると、「やっと行く気になったの?」とぬかしやがった。 俺は歩く。もちろん扉へではなく、団長机へだ。 「何よ。言っとくけどあたしは一円も出さないからね」 俺はそれには無言で、ハルヒの頭を両手でつかみ、机に思い切り叩きつけた。 鈍い音と、ハルヒの悲鳴。スカッとするね。 「何するのよ! いたいじゃない! こんなことしてただで済むと――」 うるさいので何度も黙るまでやり続ける。そのうち抵抗力が無くなって片手で済むようになった。楽でいいね。それにしても楽しい。我慢していた分、尚更だ。 机が鼻血で赤く染まっていく。なるべく血が付かないようにするが、やはりズボンや手に付いてしまう。きたねえなあ。これ落ちにくいんだよな。 「ごめ……ゆるして……おねが……」 ハルヒが懇願している。何を今更。 もうハルヒの顔は赤一色だ。鼻からとめどなく血は流れ、口からは救いの言葉を垂れ流しているだけだ。 無様だ。本当に、無様だ。あの傲慢で強欲な団長の姿は見る影もなく、ただ脆弱で醜悪な女がそこにいた。そういえばこいつは神だったな。だとしたら俺は神をも超える存在か。随分と出世したな、俺。 いい加減痛めつけるのもあきたな。俺はそばのペン立てからハサミを取り、開いて片刃をハルヒの首筋に突き刺した。 絶叫。血飛沫。それらがハルヒから放たれた。いやまったく、笑いが止まらないね。何度も刺し続けた。途中、ハルヒが痙攣を起こしていたが、大して面白くもなかった。 ハルヒが動かなくなり、ようやく一息ついたころ、古泉が部室に飛び込んできた。肩で息をし、目を見開いている。俺は笑いながら奴に言ってやった。 「ははは。見ろよ古泉、神を殺しちまったぜ?」
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バサバサバサ・・・・ 秀麗な少女の上に鞄の中の本が一気に落ちてきた。 銀の髪をした少女、サキア・アスティナ・シュ・アステカは目的地に着いた。 着いたのはいいのだが、そこはサキアにとって一生来るところではなかった。 教育都市サイアス。 一般の人々が勉学に勤しむ所だ。 ファミリーネームの後に付いた呼称がここに来るべきかを物語っている。 「(やれやれ・・・)」 ため息をつくと何事もなかったこのように身なりを直し、本を鞄に入れる。 こうして何事もなかったかのようにできるのも同じことが五、六回あったためだ 列車を降りると、列車は走り去ってしまった。 故郷の場所がここから遠く、話も突発的であったため、入学式ぎりぎりだ。 腕時計を見ると、時間がない。 「さて、行くか。」 サキアは自分の称号である大きい本を担いで、自分の荷物を持って校舎へ向かった。 ゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。・゜ 数時間後、サキアはこの都市のリーダー的存在である、都市長の部屋に呼び出されていた。 この学校という組織のリーダー、生徒会長の部屋の前に。 心の中で何度自問自答したことか、何故、私はこんな所にいる?と。 呼び出されて行かないのは一番失礼だと思い、ノックする。 心の中の私がいませんようにいませんようにと祈っているが残念ながら、返事は返ってきた。 入っていいという返事が返ってきたため、入る。 室内はシンプルに作られているが、細々した物の作りが良い。 そして、椅子に座っている男の子が言った。 「君がこの学園に来るとは正直思わなかったよ。」 そう言った男の子を見る。 「はじめまして、サキア・アスティナさん。 私は生徒会長の六年生スーザン・ルウスだ」 「はぁ、はじめまして・・・」 イメージとは違う生徒会長に戸惑い、間抜けな返事をしてしまった。 「早速だが、呼び出した理由を教えよう」 「はい・・・」 「君、武術科に編入しないか?」 それを聞いた瞬間、サキアは平穏な生活はできないと覚悟しました。 思ったとおり、サキアはこの日を境に平穏な生活はできませんでした。
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俺は心底腹を立てていた。何にだって? 決まっている。あの自己中心的思考を持つうちの団長にだ。あいつは俺をあごで使い、まるで召使いのように接してくる。それが何ヶ月も続いている。もう限界だ。 今俺は部室で何をするでもなくパイプ椅子に座っている。部屋にはあの女と俺だけだ。三人はまだこない。 「ねえ、キョン」 あいつがPCから頭を上げた。こういう時は俺に何かを提案するはずだ。 「暑いから何か買ってきて。あ、もちろんキョンの奢りね」 何十何百と聞いたその悪びれもしないセリフに、俺ははらわたが煮えくり返った。 「ねえキョン聞いてるの?」 「何アンタ、あたしの命令を無視する気?」 「団員は団長に服従するものよ」 「ホント使えないわね」 俺が『ガタッ!』と勢いをつけて立ち上がると、「やっと行く気になったの?」とぬかしやがった。 俺は歩く。もちろん扉へではなく、団長机へだ。 「何よ。言っとくけどあたしは一円も出さないからね」 俺はそれには無言で、ハルヒの頭を両手でつかみ、机に思い切り叩きつけた。 鈍い音と、ハルヒの悲鳴。スカッとするね。 「何するのよ! いたいじゃない! こんなことしてただで済むと――」 うるさいので何度も黙るまでやり続ける。そのうち抵抗力が無くなって片手で済むようになった。楽でいいね。それにしても楽しい。我慢していた分、尚更だ。 机が鼻血で赤く染まっていく。なるべく血が付かないようにするが、やはりズボンや手に付いてしまう。きたねえなあ。これ落ちにくいんだよな。 「ごめ……ゆるして……おねが……」 ハルヒが懇願している。何を今更。 もうハルヒの顔は赤一色だ。鼻からとめどなく血は流れ、口からは救いの言葉を垂れ流しているだけだ。 無様だ。本当に、無様だ。あの傲慢で強欲な団長の姿は見る影もなく、ただ脆弱で醜悪な女がそこにいた。そういえばこいつは神だったな。だとしたら俺は神をも超える存在か。随分と出世したな、俺。 いい加減痛めつけるのもあきたな。俺はそばのペン立てからハサミを取り、開いて片刃をハルヒの首筋に突き刺した。 絶叫。血飛沫。それらがハルヒから放たれた。いやまったく、笑いが止まらないね。何度も刺し続けた。途中、ハルヒが痙攣を起こしていたが、大して面白くもなかった。 ハルヒが動かなくなり、ようやく一息ついたころ、古泉が部室に飛び込んできた。肩で息をし、目を見開いている。俺は笑いながら奴に言ってやった。 「ははは。見ろよ古泉、神を殺しちまったぜ?」
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◆みんなアミーゴ!◆ アミーゴな絆プレイヤーのたまり場です。何でもお気軽に! ☆今日 - 人目の暇人です☆ おい!今までのホームは?まぁねえ…笑 12月の大隊ポイントNO.1は、エル・グリフォンです 専用モニターにその画像が流れています ぜひご覧ください ちなみに両軍PP一位は私ですが (*≧m≦*) -- (タイトパパ) 2009-01-08 11 39 05 今月から戦場の絆やり始めた新参者です。 アミーゴにはちょくちょく遊びに行ってます。 まだAクラスにあがったばかりなので、上の方 と組むのはまだまだ先だと思いますが もし、組むようなことがあったらよろしくお願いします m(__)m -- (てんざん) 2009-01-31 02 32 50 戦場の絆SNSをご存知でしょうか? SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス) 戦場の絆をしている方が集まる招待制のネットワークです 私もそこに参加してます 特にSクラスの少将の方 勘弁してください 「お前の所の少将カスだぞ!」 ってメッセージがたまに来ます -- (タイトパパ) 2009-02-18 15 34 29 月頭にフリー券が配られる訳だけど… ただ券狙いの乞食プレイヤー多すぎ ただですら週末で混んでるのに、順番も守らず、店員呼んでソッコーただ券使用 その後、お金使ってる気配もないし やる意味あんのかね? -- (タイトパパ) 2009-03-01 18 17 03 こんにちは この前タイトパパさんの操縦をモニター越しに見させて 頂きました。自分は間合いの取り方が下手なので参考になりました。 ちょこっと近況報告 そこそこAランクが取れるようになり、階級も大尉にあがりました。 PPランクは先月7位だったようです。ときどき大隊内で同時出撃させて もらってます。それが戦場の絆の醍醐味だと思うので。 まだ迷惑をかけることもあると思いますが、見かけたとき 組んでもらえるとありがたいです。 -- (てんざん) 2009-03-05 01 30 30 出来るだけ晒しモニターあるポッドで出てますので、参考にするなり、批判するなり、ご自由にどうぞ! ところで 日曜日にある中学生から壊されたカードの復旧をお店の方に頼んでいたのですが、本日届いたとの連絡がありました 東京との往復に関わらず、4営業日での復旧に大変感謝しています 迅速かつ丁寧な対応ありがとうございました m(_ _)m -- (タイトパパ) 2009-03-05 19 19 42 はじめてカキコミします。 一応オレも出るときは晒しで出るようにはしてます。 よかったら参考にしてください。 格だけなら自信ありますので。 参考に出来る将官がいる大隊ですので是非見てみて下さい。 ちなみにバーストメンツでもある、タイトパパ、カトル、もちもちき、この辺は山形じゃぁトップクラスですので機会があれば。 上手くなりたいなら見る事も必要だと思います。 -- (がむだむ) 2009-03-26 03 19 44 最近無性に気になること 絆しない人のソファー占拠 邪魔だから、どいて なんで連コしてる人以上の、見やすい席でリプレイみてんの? -- (タイトパパ) 2010-06-05 18 57 47 タイトパパ戦績非公開。 -- (ワロス) 2011-08-03 02 22 10 やりもしないで、椅子に座ってモニタ見てるヤツ邪魔 携帯さわるなら、家に帰れば? -- (名無しさん) 2012-03-20 20 20 22 名前 コメント すべてのコメントを見る ここに顔出した累計暇人: - 昨日お越しくださった暇人: -
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〔2〕 侵入者の後始末を、遅れてやってきた仲間に任せると、人(ムト)はゆったりと一人帰路に着いた。皆と一緒に帰ったほうがよかったかもしれない。だが、居住区へと戻る間、仲間に見つめられて居心地の悪い思いはしたくなかったのだ。 訓練も兼ねて、月面を一人走る人(ムト)の姿を、生身の目で捉えることは難しかった。一面に広がる月の大地に比べて、その姿はあまりにもちっぽけだ。 人(ムト)は今年で20歳になった。けれどその事実が信じてもらえることはあまりない。人(ムト)は成人男性にしてはあまりにも小さかった。同年代の人間は、男性も女性もどれも人(ムト)より大きかった。彼が誰かに話しかけるときは、いつも首を上へと向けなければならない。それは彼にとって厄介だった。5歳の子供でさえ、大抵は彼より背が高く、大柄な子であれば、3歳の子でさえ彼の背を抜いた。慢性的な首のこりは、人(ムト)の悩みだ。 世界に存在する人種の8つのうちの一つ、兎人種(セレノイド)は、その名の通りウサギ型の人間を指す。人(ムト)もその一人だ。頭の上部にある特徴的な長い耳、優れた脚力がその特色で、蹴りを中心とした武術を学ぶことが、兎人種(セレノイド)の男子の伝統だ。どんなに外見が子供のようでも、人(ムト)は同年代の誰よりも強かった。あまりにも小さいから皆手加減をしているのだ。そう陰口を叩く者は、全てその身で真実を学ぶこととなった。子供のような体格から繰り出される強烈な蹴りは、どんな陰口も消し去ることができた。 幼い頃から、人(ムト)は同年代の誰よりも小さかった。20歳になった今でも、子供と間違えられる。もっと大人っぽく話すことが出来たら、そんな苦労はせずに済んだだろう。けれど、喧嘩っ早い性格が災いし、「大人に見てもらいたくて背伸びしている子供」にしか見えないのだった。 人(ムト)の姿は、走るというよりも、月面を転がるようだった。 「思うんだがな、人(ムト)。食べすぎじゃないか?」 「お前の財布が空になるまで食べてやる……」 居住区に戻った人(ムト)が、真っ先にしたことは、首(オブト)を探し出すことだった。月面の観測所での仕事を終え、地下に降りてきているはずだ。賭けに勝って、財布を重くした彼に、人(ムト)は体当たりを食らわせた。そして約束どおり昼食をおごらせようと、飯屋まで引きずってきたのだ。 ……。 勿論小柄な人(ムト)には成人男性を引きずる力は無く、また首(オブト)は、あまりにも背が高い。人(ムト)が彼を背負おうとすればつぶされるだろうし、体当たりしたところで一ミリたりとも動かない。つまり、首(オブト)は、嫌そうな表情をわずかに浮かべながら、自分の足でしっかり歩いてくれたのだった。 人(ムト)と首(オブト)。外見も性格も全く違う二人。意見が一致したことなど一度も無く、顔を見て口論無しに別れたことも無い。そんな二人が嫌々ながらも一緒に出歩くのは、お互い幼い頃から相手を知っているため、気を使わなくて済むからなのだ。 「座敷席でいいよな」 「いや、テーブル席で頼む。お前と違って足が長いんで、入らないんだ」 「そんな足なんか切っちまえ」 「お前、椅子に座るとテーブルに届かないことを恐れているんだな? 大抵、食事処には子供用の椅子があるはずだが……」 「大人が子供用のファンシーな椅子に座れる悲しさ、首(オブト)君、理解できるかね?」 「俺は小さいときも、そんな椅子に座る必要は無かったな」 「……首(オブト)?」 「物心ついた時には、既にお前より背が高かったからな」 「本当か?」 「生まれたばかりなら、さすがに俺のほうが小さいだろうがね。さあ、椅子をどうぞ」 いつもならば、首(オブト)が折れるのだが(傍から見ると二人の口論は、「大人と子供の言い争い」にしか見えず、そうすると首(オブト)が「子供相手に大人気ない大人」と思われてしまうのだ)、食事の代金が首(オブト)の財布から出る今日は、人(ムト)が珍しく首(オブト)の主張を受け入れた。アヒルが描かれたファンシーな椅子に座った人(ムト)を見て、彼が兎人種(セレノイド)の戦士だと思う者は、誰もいないだろう。たとえ彼が玉座に座るように堂々としていても、だ。 「人(ムト)、そんなに音をたてて麺をすするな」 「すすると味が違うんだよ」 「そんなものばかり食べているから、お前は成長しないんだ」 「うるせぇ、ごぼ天うどんは最高の食べ物なんだよ!」 「うどんごときで怒鳴る必要はないと思うがな」 「いまさら、食生活変えたところで身長が伸びるのかよ……」 「肉体の成長が絶望的でも、精神の成長なら希望があるんじゃないか?」 「首(オブト)……」 「何かな?」 「ごぼ天うどん、おかわりー!」 「まだ食べる気か? もう六杯目だぞ……」 月に暮らす兎人種(セレノイド)の暮らしは、とても平穏なものだった。月の地下に存在する、巨大な洞窟が彼らの居住区だ。恒星の光も届かぬ地下都市は、地上とは異なり、明るく暖かだった。外との交流が活発ではないため、あまり賑やかではないが、それでも人々は満ち足りた日々を送っていた。作物を育て、住居を整え、家畜を世話し、繰り返し繰り返し、生きていくために必要なことをする。ただ彼らが他の種族と大きく異なる点は、男たちが常に心身の鍛錬を欠かさず、外からの攻撃に備えている、ということだ。 彼らにとって、戦士であることは、彼らが兎人種(セレノイド)であることと同じように当たり前のことだった。 「この小さいからだの何処にあれだけの麺が消えたんだ……?」 「あー、うどんうめぇっ」 〔続〕
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牡牛のそば屋からは車道沿いの看板で残り数字を数えながらの遠足になった。長い林道 だった道にも観光客相手の食べ物屋やお土産屋がぽつぽつ出てくる。歩けば歩くほど変わって いく景色に山羊が息を弾ませながら進んでいくと、山羊はとうとうことり池前の広場にまで たどり着いた。 ことり池前の広場は神社周辺に負けず劣らず人が多かった。知る人ぞ知る場所という予想 からは離れていたが、広場にある色とりどりの花壇に咲く花が森の花とは違う明るさで山羊 をやさしく迎える。 着いた! 山羊はばんざいのポーズからそのまま空に向けて思いっきり大きく伸びをした。ことり池は どうも植物園と隣り合った池のようだ。散歩道の木にはところどころ案内板やネームプレート がくくりつけられている。きょろきょろしながら他の観光客にまぎれて進んでいくと、散歩道 のある林からさらに奥に知らない植物の密生する池がちらりと顔をのぞかせる。 池のそばに着いて、林は一気に開けた。山羊は池から一気に飛び立つ渡り鳥の群れに驚き ながら、池沿いにずらりとひしめく植物たちの群れにしばらく見入ってしまっていた。 池自体は三十分でぐるりと一周できるような、さほど大きくはないものだった。途中に 渡された木の橋にも青い羽の小鳥がとまる。白い花や赤い花、形の違う季節の花が虫の声に 囲まれて季節を謳歌し、その花弁にみつばちがとまってそっと花粉をもっていく。地面には 他の渡り鳥や赤茶色の頭をしたすずめが歩いたり日向ぼっこをしている。 散歩の途中で切り株を模した椅子に座って、リュックを下ろして一休みする。山羊の見つめる 風景の中で、池脇の芝生の広場に三十代ぐらいの男がイーゼルを立てて画板に一人絵を描いて いた。山羊はこの土地で一人で何かをする人間を見つけるのが上手かった。 天気がよくなってよかったなと思った。絵が描きやすいからだ。ちょっと興味があって 絵を見に行ってみると、アマチュアにしては随分上手い絵が池まわりの夏の空気を精密に 描いていた。迷いのない筆運びに思わず男の顔も見てしまって、びっくりして口が止まる。 続き
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RANK 》 C V.VII バルデス(*1)AC // アルス・モリエンディ(*2) V.VII Valdés // ARS MORIENDI "太陽の下、新しいものは何ひとつない。お前の死さえ虚しいものだ。" 機体名 アルス・モリエンディ - ARS MORIENDI 識別名 V.VII バルデス - V.VII Valdés 所属 アーキバス/ヴェスパー第7隊長 戦闘評価 Dランク 強化世代 第7世代 ヴェスパーの第7隊長。懲罰部隊「アッシェンズ」の直接の上司であり運用管理担当者。 元は第2部隊所属のACパイロットだったが、人格に問題ありとされ第7部隊に左遷させられた。狡猾な 策士にして俗物であり、あらゆる手段で己の欲望を正当化し、勝ち取る男。 ヴェスパー部隊再建の折に、その人格をしてなお戦力となると判断され、ACパイロットに返り咲いた。 性質が悪いことに持ち前の狡猾さによって成果が出ているため、彼を再教育センターに送ろうとする者は、 今も昔も皆無である。 卑劣卑怯をなんとも思わず、まるで悪びれずに罠に陥れ、それを臆面もなく報告するという非常に評価の 分かれる男であるが、激務を苦としないハードワーカーなため、再教育センター送りにはならなかった。 その性質はヴェスパーの再建事業に役立っており、ACパイロットであるにも関わらず椅子に座っている 時間の方が間違いなく長い、生粋の事務屋でもある。 かといって、部隊長としての能力に劣るというわけでもなく、必要であれば自ら火力支援や壁役を買って 出る程度には柔軟な思考を持つ。企業戦士として彼にあこがれる者も多いが、そもそも彼は番号付き以外の 人物の顔と名前を憶えていない。チェスのポーン如きに固有名詞は必要無いのだ。 痩せぎすの、神経質そうな壮齢の男。自らの左遷にも栄達にも驚きもしないその独特な精神性は本人曰く 「Vanitas」だという。 関連項目 ≪ヴェスパー≫ V.I ヴァージニア V.II ルシエンテス V.III ヘイレン V.IV リヒター V.V イレヴン V.VI ジュスマイヤー V.VIII バーンズ ≪アッシュンズ≫ スキャットバック ブリンカドール フェリセット イーノス アニータ 登場作品 畏れ ウェンディゴの爪 投稿者 狛犬えるす