約 8,427 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1209.html
桃子「んー、やっぱりKちゃんはいいっす!」 桃子「かっこよくもあって、かわいくもある」 桃子「ぬいぐるみとしてトップクラスっすね!」 桃子「もうずっと抱いていたい。でも無理っす、普通は」 桃子「私のこの本気ステルスと、ステルスKちゃんなら、加治木先輩にも、部長にも見つからないっすよ!」 桃子「これでいつでもKちゃんと一緒っす!とりあえず撫で倒すっすよ!」 ゆみ「私の見間違いだろうか。今までで一番モモが良く見える」小声 智美「ワハハ。私もだぞ」小声 睦月「私もです。ここまではっきりした桃子は初めてです」小声 ゆみ「ああ。だが」小声 桃子「こうっすか?こうっすか?」 桃子「あー、可愛いっす!!」 ゆみ「非常に声をかけづらい」小声 睦月「というかなんで私達がいるのに続けているんですか」小声 智美「モモにとってはアレでも見えないのが普通なんだろうなー」小声 ガチャ 佳織「遅くなりましたー!アレ?皆に、桃子さんも何しているんですか?」 桃子「……え?」 ゆみ「あ……その、な」 睦月「う、うむ」 智美「ワハハ。すまんモモ。なんかずっと見えてた」 桃子「……い、いつからっすか?」 ゆみ「正直、Kちゃん抱いて部室に入ってきた時から」 桃子「さ、最初、からっすか?」 ゆみ「ああ」 桃子「あ、あ、あ」 ゆみ「モモ?その、Kちゃんがいいんだから仕方ないさ」 桃子「そ、早退するっす!!」ダダダダダ ゆみ「あ」 智美「ワハハ。ユミちん、失敗したな」 睦月「そりゃ帰りたくもなりますよ」 佳織「?」 ゆみ「モモ。黙っていたことわ謝る」 桃子「はいっす」 ゆみ「それは麻雀部全員の意思だ」 桃子「分かってるっす」 ゆみ「……だから開き直ってずっとKちゃん持ち歩くのはやめないか?」 桃子「あんなとこ見られたんですよ!?もう私はこうして生きていくっす!!」Kちゃん抱きしめ その後、説得に2週間かかったらしい 説得の一環で、加治木ゆみが1週間ほどKちゃんを持ち歩いて生活したのは、別の話である
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/9327.html
桃子「~♪」 『時刻は深夜12時をお知らせしまっす!』 桃子「ラジオを聴きながらの勉強ははかどるっすねー」 桃子(私は深夜ラジオが好きだ。加治木先輩も知らない、私の楽しみのひとつ…) 『ここからは!夜のナイトラブ恋愛相談室ハウスー!イヤッフゥゥゥーー!!!」ガタタッ 『声が大きいし意味かぶってるよこーこちゃん!』 桃子「……」カキカキ 『お便り紹介しまーす!えー、お二人ともこんばさて早速ですが本題に入ります』 『早速すぎるよ!』 『僕には片思い中の女の子がいます。その子はとても影が薄く、ほとんど存在感がないのです』 桃子「……」ピタッ 『どのくらい影が薄いかというと、例えば麻雀をしていたらまるで消えたかのような錯覚に陥る程です』 桃子「!!?」ボキィッ 『彼女にどう想いを伝えたらよいでしょうか!長野県の†狂堕狼†さんからでした~』 桃子(こ…これって、間違いなくあのバカ京っすよね!?っていうかもう伝わってるし…なにやってるんすか…///)カァァッ 『よっし、それじゃあ恒例の電話相談ターイム!この…略して狂ちゃんと今電話が繋がってます!』 桃子「え゙…!?」 『そんなコーナーあったっけ?』 『もしもーし狂ちゃん?いつもふくよか福与恒子で~す』 京太郎?『あ、こんばんは!いつも見たり聞いたりしてます!』 桃子「いやいやいやいやハテナをつけなくても間違いなく京太郎っす!!」ガーン 『すこやかな方の小鍛治健夜で~す…それで、その影が薄い子のことが?』 京太郎『はい、好きです』キリッ 桃子「ッッッ……!!///」ボフンッ 『そうだな~…もういっそ今から告白すれば?』ズバァッ 桃子「ちょっ!?恋愛相談おおざっぱすぎないっすかこーこちゃん!?」 京太郎『ウ~~~ン……やっちゃいましょうかね!?俺、今なら告れそうです!!』クワッ 桃子「ふおおぉ…!!/// こ、この単細胞…ッ!///」カァァッ 京太郎『あーでも深夜に電話は迷惑ですよね、やっぱやめます』ズバァッ 桃子「え゙え゙え゙え゙え゙え゙ ここまできてなんなんすか!?焦らしとか…2レス目のオチとか要らないっすよ!」ガーン 『私は…最初は身近なプレゼントとかしてみるのがいいんじゃないかな?』 京太郎『なるほど的確なアドバイス…年の功』ボソッ 『は?』ゴッッッ 桃子「はぁぁ…明日、どんな顔して会えばいいんすか…勉強もはかどらないし、最悪っす…」 『よっし方針は決まったね!経過報告待ってるからね~狂ちゃんじゃーねー!』プチッ 桃子「ぅぐぐ、経過報告は絶対阻止させないと…!」 桃子「それに、私の中では……もう…///」ドキドキ 桃子「………………仕方ないっす」ピッピッ prrr prrr … 京太郎「もっ、もしもし!?こ、こここんな時間になんだもももモモ!?」ガタガタ 桃子「そちらはバカ京さんのお電話っすかー?何を動揺してるんすかー?」ツーン 京太郎「どど動揺してへんわい!そんなことよりなんで電話…?」 桃子「シャーペン」ボソッ 京太郎「…えっ?」 桃子「シャーペンが壊れたからほしいなって、そ…それだけっす!おやすみ狂ちゃんさん!///」ガチャッ 京太郎「……えっ!?」 カンッ
https://w.atwiki.jp/sakiyuriyuri/pages/278.html
16 永遠の花 第2話 [sage] 2009/12/01(火) 12 30 24 ID 4McOERBt Be * * * それから少しの時間が流れた。季節は冬に差しかかり、段々と気温も下がっていく。 「こら、モモ……ここでは止めろと言ってるだろ……」 「大丈夫っす。誰にも見えてないっす」 今日も桃子がスキンシップをせがんでくる。二人きりの時は幾らして貰っても構わない、などと密かに考えているゆみだったが、流石に昼休みの生徒が往来する廊下でされるのは、問題だろうと思った。 「馬鹿を言うな……いくらモモが目立たないからって、無理があるだろう」 「……先輩、私の事キライっすか」 「話を逸らさないでくれ。第一、私がモモの事を嫌いだなんて」 「じゃあ問題無いっす」 ゆみの言葉を遮るように、桃子はゆみの身体にしな垂れかかる。頬をすり寄せ、猫のようにじゃれ付いてくる。 「……モモ」 ゆみは、いつの日か智美に言われた言葉を思い出していた。 『モモは最近、ユミちんに依存し過ぎてるな』 頻繁に一緒に居たので気付きにくかったが、確かに桃子はゆみに甘えてくる。まるで、ゆみしか見えていないかのように。そこまで想われている事は悪い気分ではないが―― 「……先輩?」 抱きつく桃子の体を、両手でそっと抑える。 「モモ。お前がいつも私を見てくれる事はとても嬉しい。けれど、それだけじゃ駄目だ。お前は、もっと――」 もっと、周りの世界を見てほしい。ゆみはそう言いたかった。 コミュニケーションの為の時間が楽しい。以前桃子はそう言っていた。今まで影の薄さから他とのコミュケーションを避けていた桃子にとっては、そう思える事はとても素晴らしい事なのだと、ゆみは考えている。 だから、自分だけでなく、もっと周りの人達と楽しい時間を作って欲しい――ゆみは桃子にそうであって欲しいと思ったのだ。 「――私には――」 「……モモ?」 ゆみから離れた桃子が、目を伏せる。 「私には、先輩しか要らないっっっす!!」 廊下中に響かんばかりの声で、桃子が叫んだ。そうすると、モモの存在は他の生徒達もはっきりと認識出来るようになる。再びゆみを見た桃子の顔を、今にも泣きそうだった。 「っ……!」 「あ、モモ……!」 叫んだ直後、桃子は駆け出した。ゆみは桃子の行動に面食らい、動く事が出来ずにいた。 * * * その日、桃子は部活に姿を見せなかった。部活が終わった後、ゆみは屋上に向かう。 「モモ」 呼び慣れた名前。そこに立っている少女は、今にも消えそうな佇まいで、その場所に居た。 「……よくこの場所が分かったっすね」 「まだ下駄箱に靴が残っていたからな」 二人のお気に入りの場所だから、などと歯の浮くような台詞は恥ずかしくて言えなかったので、そう答えた。 「…………」 「――――」 ゆみは、その後の言葉が出てこなかった。昼休みの事を問い質そうとしても、上手い言葉が見つからない。そう考えあぐねていると、桃子が先に口を開いた。 「ごめんなさいっす。先輩」 そう言って、ぺこりと頭を下げる。 「先輩に、迷惑かけちゃいました。……本当は、私もやり過ぎたって、思ってるっす」 「……モモ」 顔を上げた桃子の目は、少し赤くなっていた。 「……いや、私も少し言い過ぎたと思っているよ。だからもう、謝らなくていい」 それに気付いたゆみは、動揺を抑えながら言った。 「ただ、一つ教えてくれないか。どうして最近……その、そんなにくっつきたがるのか……」 聞きながら、ゆみ自身も気恥ずかしくなる質問だった。 「――――」 しかし、その質問に桃子は押し黙る。答えたくない、といったその態度に、ゆみもそれ以上聞く事を躊躇う。 「……あ、いや、いいんだ。変な事を聞いてすまない」 言いたくない事を無理に聞く事もないだろうと、話を打ち切る。何か別の話題でも出して、また後にしようと―― 「――先輩は」 ゆみがそう考えた矢先、桃子が意を決したように口を開いた。 「先輩は、もし――私が消えちゃったら、どうするっすか?」 「え?」 その言葉の意味が一瞬分からなかった。 「お前が消えたら……? どうするって、それは、探すに決まっているだろう?」 しかしゆみは、桃子の言葉の意味を反芻し、当然の答えを出す。けれども、桃子はその答えに頭を振った。 「――そうじゃないっす。もしも、もしも私がこの世界に最初から居なかった事になったら、先輩はどうするのかなぁ、って……」 桃子の顔に、翳りが見える。ゆみは、その言葉にますます混乱した。 「何を言ってるんだモモ、『居なかった事』だなんて。幾ら影が薄いからって、お前はちゃんとここに居るじゃないか。変な事は言わないでくれ」 「……そうっすよね。変な事聞いて、ごめんなさい」 照れ臭そうに笑う桃子だったが、ゆみにはその笑顔がひどく寂しいものに見えた。 「帰りましょう、先輩」 桃子はゆみの手を握ると、駆け出した。 「あ、おい、モモ」 桃子に引っ張られるように、ゆみは屋上を後にした。 そして、ゆみはその後――桃子の言葉の真意を思い知る事となる。 * * * ある日の放課後。部活中に、ゆみはその異変に気付いた。 「蒲原、モモの牌譜が見つからないんだが」 それは、部員達の牌譜を整理していた時の事。ゆみにとって、その台詞は至って普通のものだった。しかし、ゆみの言葉を聞いた智美の表情は、固まっていた。 「……蒲原?」 「…………モモ? ――――あ、ああ、うん、あれ? どこにいったのかな? すまんすまん、後で探しておくよ、ワハ、ワハハ……」 智美は頭を掻きながら笑った。しかし、ゆみには見えていた。 桃子の名前を最初に出した時、智美はまるでその名前を初めて聞いたかのような表情をしていた。 もちろんそれは一瞬の事だったが、ゆみは何故智美がそんな反応をしたのかが分からなかった。 探し回った結果、桃子の牌譜は、棚の奥にひっそりと置かれていた。 そしてその日、桃子が部活に来る事は無かった。 部活が終わってすぐに、ゆみは屋上へと向かう。しかし、そこに期待していた者の姿は見当たらなかった。 「モモ……」 名前を何度か呼んでみるが、反応は無い。ゆみの脳裏に、以前言われた桃子の言葉がよぎる。 『先輩は、もし――私が消えちゃったら、どうするっすか?』 馬鹿な、とすぐさま否定するが、にわかに心はざわついた。下駄箱に足を進め、桃子の靴が無い事を確認すると、急いで校舎を後にした。 「モモ……!」 自分でも、何をそんなに焦っているのか不思議だった。しかし、今日会えなければもう二度と会えないのではないか――などと、幾ら何でも考えすぎとは思いながらも、拭い去る事が出来ない奇妙な不安感がゆみを襲う。 街中を探し回る。見つからない。今まで、桃子を見つけるのにここまで苦労した事は無かったのに――と、そこでふと思い至った。 普段、あれだけ影の薄い桃子を見つけられていたのは、何故か。 「そこに、居てくれたからじゃないか……」 二人で買い物をする時は、いつでも待ち合わせ場所にゆみより先に来ていた。放課後は、部室に居た。屋上に居た。いつだって、傍に居てくれた。 いつだって、向こうから『気付かせてくれていた』。 「私は……愚か者だ」 自分が、自分だけが桃子を見つけられると思っていた。実際はどうだ。姿が見えない時、桃子が自分を見つけて、それから自分が気付くだけだ。自分から桃子を見つけた事なんて、殆ど無かったのだ。 体中の力が抜けてゆくようだった。実際、街中を走り回って疲れきっている。ふらふらと近くにあった公園のベンチに座り込み、空を見上げる。日は既に暮れ、星の光が瞬き始めている。 ぼんやりとした意識のまま、視線は宙を彷徨う。桃子が居なくなった理由が分からない以上、探すのを止める事は出来ない。かと言って、何か当てが有る訳でもない。どうにも出来ない状況の中、ゆみの意識は、疲れの所為か徐々に遠ざかっていった。 * * * ――暖かい感覚に、ゆっくりと目を開ける。まず視界に入ってきたのは、夜の暗さと――探し続けた、人。 「こんな所で寝てたら、風邪引くっすよ? 先輩」 「……モ……モ……」 のろのろと手を伸ばす。その手を握った桃子の手は、冷たい。 「どこに……行ってたんだ……探したぞ……」 思わず泣きそうになるのをぐっと堪え、声を絞り出す。握った手を引き寄せて抱き締めたかったが、あまり力が入らなかった。 「――ごめんなさい」 ゆっくりと、桃子がゆみの身体に覆い被さる。抱き付いてきた桃子の感触に、ゆみの体中を安堵感が巡った。 「捕まえた」 桃子の身体を、今度はしっかりと抱き締め返す。確かに桃子がここに居るという感触が、堪らなく嬉しかった。 「ごめん……なさい……」 耳元で、今にも泣きそうな声で謝る桃子の声がする。しかし、ゆみはそんな桃子の言葉など、聞きたくは無かった。辛そうな桃子を見たくなかった。だから。 「モモ」 「せんぱ――」 唇を塞ぐ事にした。驚きで固まった桃子に構わず、ゆみは桃子の柔らかい唇の感触を味わう。 「モモ……会いたかった」 「私も……です」 頬を赤く染める桃子の身体を、今度はしっかりと抱き締める。もう二度と、離さない様に―― * * * 「私、前に先輩に聞いたっすよね? 『もしも私がこの世界に最初から居なかった事になったら』……って」 「……ああ」 それから二人でベンチに座っていると、桃子がぽつりぽつりと話を始めた。それは以前、桃子が屋上でゆみに問いかけた言葉の事だった。 「……一体、どういうつもりでそんな事を言ったんだ?」 そう聞いたゆみだったが、自分でも何となく分かりかけている気がした。 部活での智美の反応。既知の存在である桃子が、未知に変わっていたあの瞬間。 東横桃子という存在が、消えていた感覚―― 「――私、本当に『消えちゃう』みたいっす」 だからだろうか。桃子の、その酷く突拍子も無い言葉に、半分は納得してしまっているゆみ自身が居たのは。 「モモ……それは」 何の冗談だ、と言いたかった。しかし、言えなかった。 「もう、クラスの誰も私の事を『知らない』っす」 「……! なっ……!」 「出席を取る時も、私の名前はもう呼ばれないっす。前は、ちゃんと声を出せば気付いてくれたのに」 その告白に驚きを隠せなかった。一体どういう事なのだ。 クラスの皆から認識されていない? いくら桃子の影が薄いからといって、そんな事が有り得るのか。 一体どこのオカルト話だ、それは。 「……何だ……それは……」 いくつもの疑問がゆみの頭に浮かんでは消え、結局それしか言葉が出なかった。 「私にも分からないっす。気付いたら、もう誰も私の事を見てませんでしたから」 自嘲気味な笑みが桃子の顔に浮かぶ。 「あ、でもちゃんと授業は受けてたっすよ? 私は真面目っすからね」 小さく胸を反らしながら、桃子は笑った。しかし、ゆみにはその笑顔が痛々しく見えていた。 ――そこで、ゆみは思い出す。以前、桃子が必要以上にゆみに甘えてきた時の事を。先輩しか要らない、と言われた時の事を。 「まさか」 あの時から、既に桃子はクラスで一人になっていたのか。クラスの中で、誰からも見つけられる事も無く、一人だけで。 そんな桃子を忘れていない人物は――他でもない、ゆみ自身だった。 だから桃子は、求めていたのか。自分の事を見てくれる人を。自分の事を、忘れずに居てくれた人の事を―― 「……私は」 知らなかったとは言え、桃子をあの時避けようとしていた事を、ゆみは後悔した。桃子を傷付けてしまった。 「モモ、すまない。私が愚かだった」 桃子の肩を引き寄せ、頭を下げる。どうしても謝らなくてはいけないと、そう思った。 「……いいっすよ、先輩。普通、こんな話誰も信じられませんから」 そう言って、桃子は寂しげに微笑んだ。その笑顔を見る度に、ゆみの心は痛んだ。確かに、桃子の話だけでは冗談にしか思えない現象だった。しかし、ゆみはそれを否定する事は止めていた。 何故なら、ゆみ自身がそれを経験していたから。部活中の智美との会話で生じた異変。それが、桃子の言った異変と重なる。証明する術は無かったが、状況がその答えを導いていた。 「しかし、どうしてこんな事に……」 それでも、疑問は残る。それは聞いて分かるものではないのだろうが、聞かずにはいれなかった。 「…………」 ゆみの質問に、桃子は口を閉ざす。それから少しの間、言葉を探すように目を泳がせ、やがて意を決したように口を開いた。 「夢を、見たっす」 「……夢?」
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/3801.html
【ミリマス】今日の痛みは、明日の希望 執筆開始日時 2021/11/06 元スレURL https //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1636165270/ 概要 ―近頃めっきり寒くなった朝 ―当人にとっては生まれた日の朝 ―一緒に寝ていたはずの温もりが消え、ふと目が覚める 桃子「んんっ……」 桃子「えっと……」 ―見慣れぬ天井。自分の家でないと気がつき 桃子「あ……そっか……」 桃子「あの後……寝ちゃったんだ……」 ゴソゴソ 桃子「っ!」 桃子「痛たたた……」 ―股に感じる痛み……それは 桃子「昨日頑張り過ぎたからなぁ……」 桃子「お兄ちゃんと一緒に……」 タグ ^周防桃子 まとめサイト wiki内他頁検索用 Pドル ほのぼの ミリオンライブ 周防桃子
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4976.html
桃子「…」 京太郎「わ、悪かったよモモ…謝るからさ…この通り…」 桃子「…」フイッ 京太郎「う…モ、モモ~…」 桃子「京さん…今日は何日っすか?」 京太郎「し、7月27日です…」 桃子「…私の誕生日はいつっすか?」 京太郎「7月26日です…」 桃子「そうっす、私の誕生日は昨日っす…」 桃子「京さん言ったっすよね?誕生日は楽しみにしとけって…。それなのに京さんは昨日、会えないならまだしも、何の連絡もしてくれなかったっす…」 京太郎「き、昨日は突然用事が出来て鶴賀まで行く時間が無くなって、それに携帯もいつの間にか充電が切れてて…」 桃子「それでも…今の今まで何の音沙汰もなかったのはなんでっすか?」 京太郎「それは…電話やメールより、直接謝りたくて…プレゼントも…」 桃子「…はぁ~…。…京さん、歯ぁ食いしばれっす」グッ 京太郎(な、殴られる…!) 桃子「…」ギュッ 京太郎「(えっ…抱きしめ…)モ、モモ?」 桃子「…心配、したっす…」 京太郎「え…?」 桃子「心配、したっす。そりゃあ、昨日祝ってくれなかったことは、何でって思ったっすけど…」 京太郎「う…」 桃子「けどそれよりも、何も連絡もなくて、電話も繋がらないなんて…」 桃子「京さんの身に何かあったんじゃないかって、事故にあってしまったんじゃないかって、とっても、不安だったんすよ…?」 京太郎「…ごめんな、モモ…」 桃子「私のステルスが効かないのは…私をどんなときでも見つけられるのは、京さんだけなんっすよ…?」 桃子「そんな京さんが、大好きな私の恋人が…危ない目に遭うだなんて、私の前からいなくなってしまうだなんて…そんなの、いやっす…耐えられないっす」 京太郎「…本当にごめん、モモ…」ギュッ 桃子「…罰として、今日はずっとこのままっす」 桃子「私が安心するまで、絶対に離さないっすから」 カンッ!
https://w.atwiki.jp/sakiyuriyuri/pages/12.html
722 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2009/06/25(木) 23 36 06 ID 3awQXFlx 今日は家に桃子が遊びに来ている。 同じソファーに腰掛けて、雑誌を一緒に 眺めていた。 今は、その雑誌のカップルにお勧めスポットなどという、こっぱずかしい内容のページが広がっている。 「今度一緒にどこか行こう。この辺とか…」 夜景が綺麗、などと月並みな記事だが、私は桃子と夜空を眺めてみたかった。 「いいっすね!前デートしたときすごい楽しかったっすよ♪」 「デ…デート?」 こうも恥ずかしい単語はあまり好きでない。赤面するのがわかる。 色恋沙汰は正直、苦手な方だ。 …桃子と私の関係は、色恋沙汰そのものだが。 「…あれ?前行ったのって…デートじゃなかったんですか?」 桃子が少し、がっかりした様子になる。 うぅ…桃子にそんな表情されると私は困る。 「…デートだ。うん、デートだ」 「…先輩…無理しなくっても…」 「無理なんかじゃない。その…少し、恥ずかしかったから誤魔化したんだ」 桃子の表情が明るくなる。 そんな桃子の顔を見れば、私まで楽しくなってきて。 桃子の、あの屈託のない柔らかな笑顔が私に向けられるのなら、私は何だってできる気がするんだ。 「先輩って優しいっすよね…」 「そうか?」 「そうっすよ…先輩以上に優しくて、かっこよくて、美人な人はいないっす」 桃子はすぐ私を誉める。 嬉しいのだけれど、誇張入ってるのは目に見えている。 「おいおい、褒めすぎだ」 「そんなことないっす……あの日、私を見つけてくれて…、私を欲しいって言ってくれて……」 桃子は泣いていた。 「…桃子」 「…私、…あの時すっごく、…う、嬉しくて…」 「わかった。わかったから、泣かないでくれ……」 「…ぐすっ、嬉し涙っす」 「……お前に泣かれると困るんだ」 桃子はいつまでも笑っていてくれ。 笑って、私も笑顔にさせて。 「…へへ♪」 「何だいきなり……いや、笑っていて欲しいが…」 「…先輩、大好きっす…!」 そう言うと桃子は背筋を伸ばし、私にキスをしてきた。 柔らかい、桃子の唇。甘くて、二度と離したくなくなる、桃子。 「…ちゅ…んっ、ぷはっ、ちょっと休憩」 「…もうっすか?」 上目遣い、おねだりの桃子。 …負けた。 今度は私からのキス。 決して、学校とか、他人のいる場所ではしないこと。 しばらくして、離す。少し名残惜しくて。 桃子は私に寄りかかる。私は桃子の肩を抱く。 甘い香りが鼻孔をくすぐる。 「……先輩、私以外の人に……その…」 「…?」 珍しく、桃子が口ごもる。 「……優しく…しないで…」 …たまらなく愛おしく想った。 「私は、ほら…どんなに優しさ振りまこうとしても、意味ないっすけど…」 「悲しいことを言うな。私や部員はわかっている。他の奴らだって…」 「あ、はい…凄い嬉しいっす。凄く幸せっす。なんですが……先輩は私以外に、その…」 私は彼女を抱き締める。耳元で呟く。 「…わかってるよ。桃子、お前が一番だ」 「…先輩…」 「…桃子…」 私はその日二回目となるキスを交わした。 桃子の頬はこれ以上ないくらい紅くて、多分それは私も同じで。 「…大好きっす」 「…大好きだ…」 互いの額を、コツンと当てて、笑いあった。 ---------------- 「先輩、私先輩とプリクラ撮りたいっす」 「…プリクラ……」 正直恥ずかしい。でも、一緒に撮りたいな。 「あ、もしかしたら先輩だけ写っちゃったりして」 「…消えるなよ、絶対」 「…はい!…先輩こそ、絶対見つけて下さいよ…これからもずっと」 「…ああ。一生、私がお前を見つけ続ける」 わかっている。桃子は私の一番だからな。 「…先輩。幸せっす」 「…幸せだな」 早く、桃子とデートしたいな。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/359.html
491 名前:【桃子 -MOMO-】エピローグ[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01 46 10 ID 80/Wr1aAO 「はぁ・・・・・」 昼休みの屋上で一人の少女がおにぎりを持ちながら溜め息を吐く。 彼女の名前は東横桃子、清澄高等学校に通っている一年生だ。 彼女は最初、鶴賀学園を志望校としていたが今年は鶴賀を志望する学生が多く、倍率が例年よりも数倍に膨れ上がってしまった。 そこで桃子はあまり倍率が高くなかった、清澄高校への進学を決意して見事合格を果たす。 しかし、清澄高校は自分の家から遠かった。そのため桃子は両親から離れ、学校から近いアパートを借りて、そこから通学する事となった。 普通の女の子なら一人だけでの生活に不安を抱くのだろうが、桃子はその事に対して全くの不安を抱く事はなかった。 何故なら桃子にとって―――家族が居ても居なくても同じ事だったから。 桃子には他の人とは違う特徴があった。それは絶望的なまでの存在感の無さ。 彼女は幼少の頃から誰よりも影が薄く、自分から踊ったり大声を出さない限り他人に認識してもらえなかった。 それは自分を産んだ両親でさえも例外ではなく、桃子が家にいても全く気が付いてもらえない事も珍しくはない。 そういう事が続いたせいで桃子は他人との付き合いに消極的になってしまった。 だけど桃子は心の何処かでは何もしなくても、自分の存在に気が付いてくれる人間を求めていた。 高等生活が始まったら誰かと話をしたり遊んだり、 時には喧嘩したり―――そんな日々がやってくるんじゃないかと淡い気持ちを桃子は抱いていた。 だけど、何も変わらなかった。入学式から数週間経っても桃子は相変わらず一人ぼっちの生活を送っている。 一人で学校に通い、一人で昼休みを過ごして、一人でアパートに帰る。そんな日々の繰り返しだ。 桃子はやっぱりかという気持ちと共に、期待を裏切られた事に対する悲しみで胸が一杯だった。 どうする事も出来ない現実に桃子はただ、空想に逃げる事しか出来なかった。 昼御飯を食べ終えた桃子はスッと立ち上がると、グラウンドを眺めた。 サッカーをしている生徒や歩きながら会話をしている生徒が桃子の瞳に写る。 「・・・・・・」 桃子は楽しそうに笑っている彼らが羨ましかった。だけど自分はあの中には入れないだろう、自分はそういう星の下に生まれてきたのだから。 そんな諦めの気持ちを抱きながら桃子は屋上を後にした。 (あーあ・・・早く学校なんか終わってくれないっすかねー) 桃子はボーッとしながら教室へと続く階段を降りる。 「きゃっ!」 注意力が散漫になっていた桃子は階段の段差につまずいてしまう。 自分の身体が宙に浮く感覚に桃子の心臓の鼓動が早くなる。下に待ち構えるは硬い床、恐らく大怪我は免れないだろう。 迫りくる恐怖のあまり桃子は目を閉じてしまった。 そして、桃子が床へと叩き付けられる・・・・・・その瞬間、一人の生徒が階段の下に駆け寄ると桃子の身体を衝撃から守るように受け止めた。 「ああうっ!」 桃子の短い悲鳴と共に二人の身体が床へと倒れこむ。 492 名前:【桃子 -MOMO-】エピローグ[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01 47 53 ID 80/Wr1aAO 想像していた痛みが全くない事を不思議に思った桃子はゆっくりと目を開く。 「いててて・・・・」 そこには金髪の頭をした男子生徒が、痛そうな表情をしながら桃子の身体を抱き締めていた。 「え・・・・なん・・・で・・・」 「だ・・・大丈夫?怪我はないかい?」 男子生徒は心配そうな顔をして桃子の安否を問うが、桃子の耳には入らない。桃子は自分が助けられた事に対してかなり動揺していた。 存在感のない自分は誰にも認識してもらえないはずなのに、目の前にいる男子は自分を救ってくれたのだから。 つまり―――この男子生徒は自分の姿が見えているのだ。 「君・・・・同じクラスの東横さんだよね?」 「えっ!?」 男子生徒の言葉に桃子はさらに驚愕する。彼は自分の姿が見えているだけではなく、名前まで呼んでくれた。 桃子は男子生徒の身体から離れつつも、彼の顔をまじまじと見つめる。 ひょっとして、ひょっとしたらこの人は自分が長年探し求めていた――――! 「あ、あの・・・・」 「どうやら怪我はないみたいだな。全くヒヤヒヤしたよ・・・廊下を歩いていたら、階段から落ちる東横さんが見えたからさ! しかし、大事に至らなくて良かった良かった!」 ポリポリと頭をかきながら男子生徒は笑うとゆっくりと立ち上がった。 「立てるかな東横さん?良かったら手を貸すよ・・・・はい」 男子生徒は桃子にスッと手を差し伸べる。桃子は恐る恐る自分の右手を彼の手の上に置いた。 ギュウッ・・・・ 「あっ・・・・」 手を握りしめられた桃子の心臓が大きく鼓動する、生まれて初めて―――桃子は親以外の人間に手を強く握られた。 たったそれだけの事だったが、それは桃子にとって非常に衝撃的な事である。 「そろそろ授業が始まるよ東横さん!早く行こう!」 「えっ?ちょ、ちょっと・・・・」 驚きの連続で呆然としていた桃子を尻目に、男子生徒は桃子の手を放すと走りだそうとした。 「待ってくださいっすよ!」 「ん、どうした東横さん?もしかして・・・何処か痛む所でもあるのか」 「ち、違うっす!その・・・・君の名前を教えて欲しいっすよ」 桃子はモジモジしながら男子生徒に名前を聞く。 桃子は生まれて初めて自分の手を握ってくれた人の名前を知りたかった。 「あらら・・・俺の名前を覚えてくれてないのか・・・ちょっとショックだぜ」 「ご、ごめんなさいっす・・・・」 「いやいや!東横さんが謝る事じゃないよ!とりあえず・・・改めて自己紹介させてもらうよ。 俺は・・・・須賀京太郎っていうんだ」 「須賀・・・・京太郎君・・・」 「別に呼び捨てでも構わないよ。んじゃ、紹介した事だし早く行こう東横さん」 京太郎はニッコリと微笑むと、教室へと走り出す。 「須賀京太郎・・・・京太郎君・・・やっと・・・私を見てくれる人が・・・・」 京太郎の後ろ姿を見つめ、桃子はそっと自分の胸に両手を添えると嬉しそうに呟いた。 須賀京太郎との出会いが彼女の運命を大きく変える事となる―――――― 544 名前:【桃子 -MOMO-】プロローグその2[] 投稿日:2011/03/19(土) 21 55 11.11 ID vP3uc0mTO 「眠れないっすよ・・・」 桃子はベッドにゴロゴロと寝転がりながら小さく呟く。須賀京太郎―――今日、自分を助けてくれた人の事がいつまで経っても頭から離れない。 本当は学校が終わったすぐ後に話がしたかったけど、 今までこんな経験がなかったせいで何を話したら良いのか分からず、結局その日は帰って行く京太郎の後ろ姿を見詰める事しか出来なかった。 「このままじゃ駄目っすよね・・・・やっぱり自分から京太郎君に話をしないといけないっす」 ようやく自分の存在に気が付いてくれる人を見つけたのだ。京太郎と仲良くなりたい、仲良くなって色々な話がしたい。 桃子は京太郎と楽しそうに会話をしている自分の姿を想像しながらうつ伏せになる。 「そう言えば私、京太郎君に助けてもらったお礼をまだ言ってなかったっす。大切な事を忘れるなんて・・・・私のバカ」 桃子は自分の頭をコツンと軽く小突き、枕に顔を埋める。明日、ちゃんとお礼を言おう。そしてそれをきっかけにして自分なりに精一杯、京太郎と話をしよう。 桃子はそう決心しながらゆっくりとまぶたを閉じた。 次の日の朝。桃子は眠たそうに目を擦り、足下をフラフラとさせながらアパートを出る。 桃子はまぶたを閉じた後、京太郎とどんな風に会話をしようかイメージトレーニングを始めた。 しかし、それがいけなかった。あれこれ考えているうちに着実に時間が過ぎていき結局、桃子が眠りに付いたのは深夜4時頃になってしまって、 そのせいで桃子は完全な寝不足になってしまったのであった。 「こんなみっともない姿を京太郎君に見せる訳にはいかないっす・・・シャキッとしないといけないっすよ!」 桃子は欠伸を噛み締め、若干猫背になっていた身体を真っ直ぐに伸ばし歩き出す・・・・が、 やっぱり長続きする事が出来ず、十数歩くらい移動しただけですぐに元に戻ってしまった。 こんな無様な姿を京太郎君に見られる前に学校に着かなければ。桃子は焦りながらも歩く速度を早める。 もっとも、歩く速度はほとんど上がってはいないのだが・・・・。 しかし、ただでさえ寝不足で意識がしっかりとしていない事に加え、急ぎ足で移動すれば、通常は足下への注意力がおろそかになってしまうもの。 「きゃっ!」 そして案の定、桃子は道に落ちていた石に躓いてしまったのであった。自業自得とはまさにこの事である。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6139.html
夏だ海だステルスだ!~海水浴編~ 京太郎「しっかしモモの奴おせーよなぁ」 京太郎(周りには水着姿の女性が沢山いるから飽きないけど) 桃子「おまたせっす」ビシッ 京太郎「おう、ってなんでパーカーなんか羽織ってるんだ?」 桃子「いやーいざと京さんの前で水着になると思ったらなんか恥ずかしくなったっす」テレテレ 京太郎「まぁモモが恥ずかしいなら別にいいんだけどよ」 京太郎「見たかったなぁモモの水着姿」ジー 桃子「もう・・・ちょっとだけっすよ?」 京太郎(モモがパーカーのチャックを恥ずかしそうに下げていく。少しずつ露になるモモの柔肌は白くきめ細かくそれでいてシミ一つさえどこにもなくとても綺麗だった。上下の水着の間にとても申し訳なさそうにそこにある小さなおへそもとてもアクセントになり、そして何よりモモの中学生にしては基準をはるかに上回るおもちはセパレートに潰され窮屈そうに主張している。ああやっぱりモモと海に来て正解だった)(血涙 京太郎「似合ってるぜ」 桃子「京さんも中々カッコいいっす」ニコッ 桃子「そういえばこんな話を知ってるっすか?」 京太郎「ん?」 桃子「男性が異性に衣服をプレゼントするのってその衣服を脱がせたいかららしいっすよ?」 京太郎「 」 桃子「京さんに脱がされる覚悟は出来てるっす!」ムネヲハリ 桃子「今ならパーカーもセットで付いてくるっすよ」 京太郎「そんなオプションはいらないし、そんな話全くしらなかった!」 京太郎「だから脱がさないから脱がなくていい!」 桃子「京さんにそんな甲斐性ないのはとっくに知ってるっす」エッヘン 桃子「何年の付き合いだと思ってるっすか」 京太郎「ちくしょう・・・・・・・幼馴染みに馬鹿にされた気分だぜ・・・」 桃子「どうどう、そんなことよりせっかく海に来たのにここでお喋りしててもしかたないっすよ」 桃子「海が私たちを待ってるっす!」 京太郎「だな。じゃあ準備体操して」 桃子「いやっほーいっす」ドドドド 京太郎「おい待てって」オイカケ 桃子(もし京さんが脱がしてきたら恥ずかしくて逃げてたかもしれないっすね) 桃子(京さんの水着姿見るだけでこんなにも顔が真っ赤になっちゃうくらいっすから) 桃子(きっとこれも海のせいっす!) 桃子「海の馬鹿野郎っすーーーーーーーーーーー!!!」 夏だ水着だステルスだ!~ナンパ編~ 桃子「これ以上は本当に困るっす」 チャラ男「いーじゃん別にちょっとお兄さんと一緒に遊ぼうぜ?」 チャラ男「さっき海に向かって馬鹿野郎って叫んでた子でしょ?」 チャラ男「近くにいた冴えない男なんて放っておいてさ」 桃子「おい」 チャラ男「あん?」 桃子「今なんて言った?」 チャラ男「金髪にしてる時点でなんつーかいきがってる感じ」 チャラ男「そもそもあんなのカッコ悪いじゃん」 チャラ男「君みたいな可愛い子にはもったいない」 桃子「お前に何が分かるっす」 桃子「京さんが地毛が金髪でそれが原因で不良に間違われて喧嘩吹っ掛けられたり」 桃子「金髪のせいで苛められたり」 桃子「一人ぽっちの私を見つけてくれたり」 桃子「なあ! アンタに京さんの何が分かるって言うんだよ!!」 チャラ男「・・・・・」ポカーン 桃子(許さない京さんのことを侮辱したコイツを私の大切な人を侮辱したコイツを) 桃子「お前みたいなチャラ男に比べたら京さんの方が「すいませーーーん!!!」ひぅっ」ビクッ 京太郎「はぁ・・・はぁ・・・すいません、俺のツレが怒鳴っちゃったりしちゃって」ニコッ 京太郎「じゃあ、これで」ズルズル 桃子「離せっす! あいつに京さんがどれだけ素晴らしいか説明してないっすー!」ジタバタ 京太郎「はいはい、後で俺が聞いてやるから」 京太郎「俺がジュース買いに行ってる間に変なことするなって言っただろ?」 桃子「アイツから話しかけてきたっす」 京太郎(男は俺にしか見えないはずだったのに・・・な) 京太郎「まぁ何事もなくてよかったんじゃないか?」 京太郎(本来だったらモモがいろんな人に見えるようになるのは喜ぶべきところなんだろうけど・・・なんかモヤモヤする) 桃子「京さん?」 京太郎「んー?」 桃子「なんか難しい顔してるっすよ?」 京太郎「ちょっと考え事しててな」 桃子「そんな心配しなくても大丈夫っすよ」ギュウ 桃子「だって私の中では」 桃子「京さんがいつも一番っすから!」 東横さん家~海水浴後~ 桃子「ただいまーっす」 東横母「おかえりなさい」 東横母「今日はどうだったの?」 桃子「京さんにナンパから助けてもらったっす!」 東横母「あらあら、良かったわね」 桃子「でも、ナンパしてきた男が京さんのことを侮辱したのが許せないっす」 東横母「やっぱり血は争えないみたいわね」 桃子「?」 東横母「昔お父さんとデート行ったときにね、同じことがあったの」 桃子「お母さんも怒ったりしたっすか?」 東横母「ううん、怒ったのはお父さんの方よ」 東横母「お父さんカッコいいからよく色んなに女性に話しかけられてて」 東横母「そのとき、一人の女性が『あの女性は貴方には不釣合い過ぎる。もっといい女がいる』って言われたらしくて」 東横母「それが頭にキたらしくて、ついつい怒鳴っちゃって私が止めに入ってなんとかその場は治まったんだけど・・・」 東横母「その後のベッドの上ではお父さん激しかったわ」 桃子「う、羨ましいっす!」 桃子「私も早く京さんをそんな関係になりたいっす!」 東横母「ふふふ、桃子も頑張りなさいよ」 桃子「もちろんっす!」ゴッ 桃子「あ、でも、お父さんもカッコいいっすけど京さんの方が1000倍カッコいいっす!」 京太郎「ハックション」 京太郎「海行ったから風邪でも引いたか?」 京太郎「今日は早く布団に入って寝るか」 カピ「きゅ!」スリスリ お泊り会~高校生編~ 京太郎「モモー、もう外暗くなったけど帰らなくていいのか?」 桃子「京さーん」ゴロゴロ 京太郎「なんだー?」ゴロゴロ 桃子「今日泊まってっていいっすかー?」 京太郎「ダメ絶対」 桃子「えーどうしてっすか」ブーブー 京太郎「ダメなもんはダメなんだよ」 京太郎(高校生になってからお風呂あがりのモモは色気がやばいんだよなぁ・・・いつか本当に襲いそうだし) 桃子(今日こそは京さんの寝顔をカメラに!) 桃子「そこをなんとかお願いするっす!」 京太郎「いーやダメだ」 京太郎「それに親御さんも思春期の娘を同い年の男の家に泊まらせるなんてさせないだろ?」 桃子「いやーそれが・・・」 京太郎「ん? なんかあったのか?」 桃子「私の両親が今夜いないんっすよ」 桃子「一人寂しく家にいると昔を思い出しちゃって」グスグス 桃子「あ、でも京さんの迷惑になるなら今日は帰るっす」ニコッ 京太郎「・・・泊まってけよ」 桃子「え?」 京太郎「だから一人になるのは寂しいんだろ?」 京太郎「俺じゃちょっとしか頼りにならないと思うけどさ」 桃子「ふふふ・・・・やっぱり京さんは優しいっすねぇ」ニヤニヤ 京太郎「oh・・・」 京太郎「・・・・じゃあ俺ソファで寝るから」スタスタ 桃子「それなら私もソファで寝るっす!」ピョン 京太郎「一緒に寝る以外の選択肢ってないのか?」 桃子「もちのロンっす。京さんとはいつでも一緒って決めたっす」 京太郎「あーもうじゃあそれでいいよ好きにしてくれ」ヤレヤレ 桃子「好きにしていいんっすね!?」 京太郎「ただしお風呂に入ってくるのは無しだからな!」 桃子「もちろんっす!」 桃子(一緒にお風呂入るのは京さんのお嫁さんになってから・・・っす///) ※モモが幸せそうに寝ていたので京太郎は寝顔をカメラに収め、後日モモにぽかぽかされますが別の話っす モモちゃんは誘い受け? 桃子「京さんシャワーありがとうっす」 京太郎「おう、まさか夕立がくるなんて思ってもみなkうぇ!?」 桃子「どうしたっすか?」 京太郎「いやいやなんでワイシャツ着てるんだよ!」 桃子「脱いで欲しいってことっすか?///」イヤンイヤン 京太郎「やめろ! 身体を動かすな色々視えるだろうがっ!///」 桃子「見たいっすか?///」 京太郎「・・・・・・・・///」ゴクリ 京太郎(そりゃみたいさ、目の前におもち美少女が自分の為に柔肌を晒してくれるというのならば!) 桃子「・・・京さんの目がいやらしいっす///」 京太郎(プチンッ) 京太郎「もう我慢できん!///」ガバッ 桃子「きゃっ」ポフン 京太郎「モモがそんなイヤらしい格好してるのが悪いんだモモが男の家に上がってシャワー浴びたのが悪いんだからな///」ハァハァ 桃子「いいっすよ?///」 桃子「ちょっと恥ずかしいっすけど京さん相手だったらなんだってしてあげるっす//」 京太郎「モモ・・・//」 桃子「出来ることなら京さんの気持ちを先に知りたかったっすけど・・・優しくして欲しいっす///」 京太郎「うぉぉぉぉぉぉぉ///」ゴロゴロ 桃子「ど、どうしたっすか?//」 京太郎(危ないこのままだったらモモと一線越えてた///) 京太郎「いやあのこういうことはやっぱり恋人がやることだからうんだから俺たちがするべきことじゃないなうん」 京太郎(シャワー浴びて頭冷やしてこないと///)ガチャッ 桃子「あっ///」 桃子「むぅ・・・後少しっす///」 桃子(でもあの時の京さんの眼・・・すっごくカッコよかったっす///) 桃子(あんな眼で見つめられたらお腹の奥がキュンってなちゃったっすよ/////)モゾモゾ 桃子(京さんがいけないんです////) 桃子(あんなことされたら我慢できなくなちゃうっす///)クンクン 桃子(ごめんなさいっす、京さん///) ※この後ナニをしたのかはご想像にお任せするっす 誕生日~京太郎編~ 桃子「京さん、お誕生日おめでとうございますっす」 咲「京ちゃん、お誕生日おめでとっ」 桃子「これ私からのプレゼントっす」ワタシ 咲「これは私のプレゼントだよ」ワタシ 京太郎「プレゼントなんて用意しなくても良かったのに」 京太郎「でも、ありがとな。大切に使うよ」ナデナデ 桃子「えへへ」ニコニコ 咲「えへへー」ニコニコ 京太郎「じゃあ、早速開けるぞ」ガサゴソ 京太郎「まずモモのからっっと・・・これは首輪なのか?」 桃子「それチョーカーって言って首に巻くオシャレっすよ?」 京太郎「なるほどーこういうものもあるのか」 京太郎「今度モモと遊びに行くときに着けていこうか?」 桃子「絶対着けてきてくださいっす!」グイッ 京太郎「顔近いから離れてくれって」 咲「京ちゃん! そ、それよりも私のプレゼントもちゃんと見てっ」 京太郎「お、おう。すまん」ガサゴソ 京太郎「これは・・・ネックレスか?」 咲「京ちゃんの誕生日の誕生石だよっ」 京太郎「へぇーよく調べたなぁ」ナデナデ 咲「えへへーどういたしましてっ」ニコッ 桃子「むぅ・・・京さん」 京太郎「ん?」 桃子「私がチョーカーつけてあげるっす」グイッ 京太郎「本当か? こういうの着けたことないから頼むよ」 桃子「りょーかいっす」ニヤニヤ 桃子「着け終わったっす」 京太郎「おー別にそこまで違和感ないんだな」 京太郎「首に着けるから圧迫感あると思ったけどそうでもないってのもすげーよな」 桃子「京さんに合うものを厳選して選んできたから当然っす!」エッヘン 咲「京ちゃん! 私もネックレスつけてあげるよ!」 桃子「ぐぬぬ」ガルル 咲「ぐぬぬ」グルル 京太郎「まぁまぁ、喧嘩するなって」ナデナデ 京太郎「どっちのプレゼントも大事にするからさ」ナデナデ 桃子「えへへ」 咲「えへへっ」 ※京ちゃんの誕生石は真珠です 真珠の意味 最愛の人 魅力ある人 明るい 満月の輝きのような瞳の持ち主 紅い瞳とオカルト 咲「京ちゃん」タン 京太郎「なんだ?」タン 咲「最近放銃率減ったような気がするんだけど」 桃子「あ、それ私も思ったっす」タン 京太郎「そうか? でも毎回ビリじゃねぇか」 咲「いつもツモ上がりしてごめんなさい」ペコリ 桃子「私も何度もツモあがりしちゃってごめんなさいっす」 京太郎「いや咲とモモはいいんだよ、咲とモモは」 京太郎「そもそも戦ってるんだから別に構わないんだけどさ」 照「京太郎が危険牌ばっかり捨てるから仕方ない」カチャ 京太郎「問題はこの人だよ!」 京太郎(モモは何が欲しがってるかなんとなくわかるから放銃しなくなってきたけど) 京太郎(照さんに限っては全くわからん) 京太郎(他の人みたいに何かオカルトとかあればいいんだけど・・・)ゴッ 照「ん・・・京太郎?」 京太郎「はい?」 照(左目の色が変わってる) 照「私がツモったコレわかる?」 京太郎「んー・・・・・・白ですか?」 照(・・・・正解) 京太郎「それがどうしたんですか?」 照「京太郎はずっとオカルトを使ってたんだね」 京太郎「そんなわけないじゃないですか」 京太郎「大体さっきのだってどうせ外れてますって」アハハ 照「残念、大正解だったよ」パララ 照「ツモ。面前白中ドラ2だよ」ドヤッ 照「これで京太郎はトビだね」キリッ 京太郎「 」チーン 咲「お姉ちゃん!」 桃子「照さん!」 桃子「何回京さんの」 咲「何回京ちゃんの」 「「膝の上を独占するの!?(っすか!?)」」 照「快適快適」ポリポリ ステルスポンコツ 桃子「京さーん」 京太郎「はいはい」 桃子「上にある本が取れないっすー」 京太郎「はいはい」ヒョイ 桃子「ありがとうっす♪」ニコッ 桃子「京さーん」 京太郎「全く迷子になるくらいなら最初から離れるなよ」テヲニギリ 桃子「申し訳ないっす♪」ギュウ 京太郎「反省しなさい」 桃子「はーい♪」ギュゥゥ 桃子「京さーん」 京太郎「今度はなんだ?」 桃子「ちょっと分からないところがあるんで教えてほしいっす」 京太郎「どれどれ?」 桃子「ここっす」スリスリ 京太郎「あーここはこの前ちょうどやったところだから教えられるぞ」 桃子(京さん・・・今日もいい匂いっす♪) 京太郎「モモー? ちゃんと聞いてるか?」 桃子「もちろんっす」クンクン 咲「私は京ちゃんにこんなことしてないからっ!!///」 照「やってるから」テルダケニ 咲「 」 桃が咲ききっ照る 照「ポリポリ」 京太郎「あの照さん、いい加減降りてもらえないですけねぇ」 京太郎「あとお菓子食べるのやめてもらっていいっすか?」 照「これは罰ゲームだから仕方ない」 京太郎「トップがビリの膝の上に座るとかなんの罰ゲームなんですか」 京太郎「照さんみたいな美少女に乗ってもらったら罰ゲームにならないじゃないですか」 照「美少女だなんて・・・京太郎ったら」テルテル 桃子・咲「ぐぬぬ」グヌヌ 京太郎「やっぱ早く降りましょうよ」 京太郎「そこの二人が今にも飛び掛りそうな獣の目になってますし」 照「仕方ない」ピョン 照「次も同じ罰ゲームでいいよね?」 桃子「もちろんっす!」ゴッ 咲「もちろんだよっ!」ゴッ 照「ふふ、京太郎大変だろうけど頑張ってね」 京太郎「人事だと思ってますね」ガックシ 照「大丈夫」 照「私が(京太郎の膝の上は)護るから」 桃子・咲「うがーーーー!」 桃子「次は絶対負けないっす!!」 咲「私も負けないからねっ!」 京太郎(俺を飛ばすのだけはやめてくださいおねがいします)ガタガタ ※照さんがずっと京太郎の膝の上を独占したようですがそれは別の話っす マヨヒガの子 京太郎「んーやっぱりこっちは空気がおいしいなぁ」 京太郎「まさか岩手にくる時にあの二人が着いてこようとするなんてなぁ」 須賀母「せっかくだし連れて来ればよかったのに・・・泣いてたわよあの二人」 桃子「京さ~ん、なんで行っちゃったっすかぁ」シクシク 咲「うぅ・・・京ちゃ~ん」シクシク 京太郎「ちょっとやりすぎたかなとは思うけどこれも二人の為を思って・・・」 須賀母「私たちは先に行くけど京太郎も後からちゃんと来なさいよ~」テクテク 京太郎「分かってるって」 ??「・・・・・・」グテー 京太郎(なんかあの子こっち見てる気がする。ナイスおもち!) ??「・・・・・・・・・」ジー 京太郎(なんか照さんとか咲とかを彷彿させるような雰囲気だなぁ・・・・胸以外) ??「・・・・・・・・・だる」ゴロン 京太郎「あのー大丈夫ですか?」 ??「・・・・・?」 京太郎「ここにずっといるみたいですけど・・・」 ??「・・・・君見ない顔。旅行?」 京太郎「家族旅行でたまたまこっち来たって感じです」 ??「そんな髪してるからもっと怖い感じだと思ったけどそうでもないね」 京太郎「あはは、地毛だから仕方ないんですけどよく勘違いされるんですよ」 ??「そっか」 京太郎「でも、お姉さんの髪の毛も綺麗ですよね。こう透き通ってるみたいで」 ??「・・・セクハラだよ?」 京太郎「す、すいません。つい綺麗だったもので」アタフタ ??「冗談。でも、ありがとね」スクッ 京太郎「これからどこかに行くんですか?」 ??「ナンパのつもり?」 京太郎「いやいやそんなつもりは毛頭ないですって」 ??「それはそれで失礼だよ」 京太郎「うぅ・・・」 ??「・・・君からかうと面白いね」クスッ 京太郎「・・・・そうっすか?」 ??「君、名前は?」 京太郎「須賀 京太郎っす。中学2年っす」 ??「須賀・・・京太郎・・・か」 ??「よし覚えたよ」 //ア / / イ ト、 \ \ \ \. // / / / | | \ \ \ \ \. /′i / /i | │ \ `ヽ `ー- 、 Y⌒ヽ} { | , イ ハ`¨´`T´ | 、 \ト、 ヽ `ー- 、 \_ } | | | ト、ハ≫=zzz、 ! `¨´`¨´`¨´`¨´ | |\ ヽ`ヽノ\. 人 | | | 代 { __} \| ィ=- ..,,__\ト、 j │ \ } \ \! 〉、 ! . 乂_フ ´下¨¨“_卞ゝ jイ ノ ヽ ノ i / ヽ ハ 弋 `フ ノ j/`ヽ j/ | ……小瀬川 白望. / / / . , `¨¨´ ノ ト、 ト、 } i | i 从 / ト、 | ヽ. ; } / l 人 ト、 ト、 _ rー-イ イ ! \ ! } / j/ ∨ \! ∨V .> ` イ {ス人jヽノ jノ jノ j/ /. . / . . ./‐/ >、 _ ... イ ゝ ヽ l. . ′ . .|‐| λ´ ` < _. 人 | . . / |‐| `ヽ ィ´ / 7 . . . ’, Y . . .'; . / . . |‐| / / . . . . . . . }. . . .Ⅳ. . . .|‐| , ' ソ . . . . . . . . . λ. . ´ /. . }‐{ ! / , ' . . . . . . . . . . } /. . .. ; ' . . . . . l‐l , ´ / , . . . . . . . . . . . . 从. /. . . . , . . . . . .ハ ', / ヽ V ';. . . . . . . . . . . . . .∧ , ' . . . . . , . . . . . .; ' . . . ./., , ' ゝ!. . V . . . . . . . . . . /. /. . . . . . / . . . . . / . . . . . ./.乂 ≦ x< . . . ';. . . . .Ⅶ . . . . . . . /. ′ . . . .′ . . . . .′ . . . . .圦 /ァ -=≦ } . < l . . . . . . . . l . . . . .Ⅶ . . . . . λ l . . . . . . .l . . . . . . .l . . . . . . . . .; ゞ==-≦ . . . . . . | . . . . . . . . | . . . . l . . . . . . . . . . ';. . . . . . | . . . . . . .! . . . . . . . | . . . . . . . . { . . . . . . . . .l . . . . . . . . l . . . . . | . . . . . . . . .从. 入 . . . . ';. . . . . . .; . . . . . . . .l . . . . . . . . ! . . . . . . . . | . . . . . . . | . . . . . l . . . . . . . / 丶 . .. V . . . . . ';. . . . . .二ニ=- . 〈 . . . . . . . . .| . . . . . . . .; . . . . ∧ . . . . . / >=- ≠=. . . ≦. . . ’, . . . . . .} . . . . . . . . l . . . . . . . ; . . . . ./ . . . . . . . ′ 入. ./ . . . . . . . 丶 . . . | . . . . . . . ;′ . . . . / . . / . . . . . . . {
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/25.html
前へ 桃子「こんにちはぁ~ 遊びにきたよ~」 千聖「あら桃子さん ご機嫌よう」 桃子「あらあら ご丁寧にどうもぉ~ っておい」 舞美「ちょっとコッチ来て」 桃子「なによぅ 遊びに来ただけじゃん」 舞美「桃はこの状況をみて何も感じないの?」 桃子「べつに 千聖はいつものお姉ごっこでしょ?」 舞美「違うのよ・・・」 桃子「まさか・・・ やっぱりニューハーフだったの!」 舞美「そうそう 彼ったらスゴイのを・・・」 桃子「舞美 混乱してるね」 舞美「もうね ほんと どうしていいのか」 桃子「でさ どうしちゃったのよ実際」 舞美「実は・・・・」 桃子「なるほどね 階段から落ちたショックでか・・・」 舞美「これは内緒だからね」 桃子「マネには伝えたの?」 舞美「無理 コッチだって都合があるんだから」 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/868.html
桃子「なるほどー、じゃあ須賀さんは他の部員さん達と実力差がありすぎるのが悔しくて、麻雀の練習できるここでバイトしてるんすね」 京太郎「身も蓋もなく纏めるとそうだな……ですね」 桃子「ああ、いいっすよ、別に畏まった口調じゃなくても。どうせ同い年ですし」 京太郎「……わ、悪い、じゃあそれでお願いします」 桃子「うんうん、苦しゅうないっすよー」 京太郎「は、ははは……」 桃子「それでですね、須賀さん……さっきから指摘したかったんすけど」 京太郎「お、おう」 桃子「…………微っ妙ーに視線の向きがズレてるっすよ」 京太郎「…………ホント、悪い。どーにか声は聞き取れてんだけど」 桃子「あー……声はすれど姿は見えずって奴っすか」 京太郎「いやいや、ちゃんと見える時は見えるんだぜ?(おもちとか……)」 桃子「な、なにやら看過できない下心的なものを感じたっすよ!?」 京太郎「お、いたいた……って、みるみる消えていく……!?」 桃子「おっとっと……初対面の人相手だと、私の消えっぷりも半端ないっすね」 腕で体を隠すようにして桃子が叫ぶことで、存在の力が増したのか、京太郎にも彼女の姿がハッキリと見えた。 が、電源を切った白熱灯よろしく徐々に姿が薄くなっていく彼女を目の当たりにして、慌てて運んできた注文の品を置いていく。 京太郎「ええーっと、本日のケーキセット……飲み物は紅茶で、ケーキはレアチーズケーキのブルーベリーソース掛けになります、と」 桃子「ヒャーッ、こうして私一人で注文してメニューを持ってきてもらえたのって何時ぶりっすかねー♪」 普通であればどうってことのない、注文の品が届くということでも、他人に気付かれない桃子には喜ばしいことなのだろう。 目の前に置かれたケーキセットに目を輝かせ、手を叩いている。 ここまで喜んでもらえると、店員冥利に尽きると考えていた京太郎に、桃子が問い掛けた。 桃子「あれ、須賀さん?コレ、私が頼んだものじゃないっすよ」 桃子が指差したのは、ケーキセットに添えるように置かれたクッキーの袋。 いかにもホームメイドといった、オーソドックスなクッキーが数枚、袋に詰められて綺麗なリボンで飾られている。 京太郎「ああ、それはサービスっつーか、お詫びっつーか」 桃子「?」 キョトンと、彼が何に対してお詫びしているのかと首を傾げた桃子に、京太郎は改めて頭を下げた。 京太郎「その、幽霊なんかと間違ってゴメン。スッゲー失礼な勘違いしちゃったからさ……クッキーはそのお詫びってことで。あ、もちろんそれは俺が奢るから!」 桃子「いやいや、悪いっすよこんなの。注文取ってもらって、品物まで持ってきてもらってるのに……」 京太郎「いや、それはお店なんだから普通のことだって」 桃子「アハハ、それを言われるとなんとも答えに困るっす」 京太郎「うん、まあ……明日のオヤツってことでさ、これこのとーり!」 顔の前で手を合わせて頼みだす京太郎に、自然、桃子の口元も緩む。 桃子「…………こんなサービスが付くなら、オバケと間違えられるのもありかもしれないっすねー」 京太郎「さ、さすがにもう間違わないけどな。次は一発で見つけてみせるしっ」 桃子「さーて、そう上手くいくっすかねー?」 京太郎「…………タ、タブンネ」 桃子「アハハッ、それじゃー期待しておくっすよー」 自信なさげな回答に、今度こそ声をあげて笑う。 桃子「それじゃ、須賀さんの奢りのケーキをいただくっす!」 京太郎「待つってばよ!俺が奢るって言ったの、クッキーのことだぜ!?」 桃子「あー、私傷ついたっすよー……生きてるのに、お前の存在感、オバケと一緒って言われてちょー悲しかったっすよー」 京太郎「ぐぬぬ、誰もそこまでは………………ど、どうぞお召し上がりください、お客様っ……!」 桃子「わーい♪」 納得いかなそうな京太郎を横目に、ケーキにフォークを入れる。 その日、食べたケーキは…………以前よりも美味しいと桃子には感じられた。 んでもって翌日…… 咲「あ、おはよう京ちゃん!」 京太郎「おー、はよーっす咲」 咲「ね、ねえ京ちゃん、昨日のアルバイト……ゆ、ゆゆ幽霊ってホントに出たり……」 京太郎「あぁ、知り合いになった。意外と気さくな子だったぜ」 咲「ふぇっ!?」 京太郎「可愛いし、おもちも大きかったし……うん、常連になってくんねーかなぁ」 咲「アワワ……京ちゃんが、京ちゃんがとり憑かれちゃったよぉ……!」 清澄の文学少女が誤った危機感を抱いたり―――― 桃子「先輩っ、先輩っ、クッキーがあるんすけど一緒に食べませんか?」 ゆみ「もらおう。…………ところで、それは作ってきたのか?」 桃子「エヘヘ!なんとコレ、昨日知り合いになったお店の人にプレゼントしてもらったんす!」 ゆみ「……こう言うとなんだが、珍しいな」 桃子「そーなんすよー。最初は私のこと、オバケと間違ったりしてくれたんすけど……」 ゆみ(無理もない……) 桃子「誤解といた後はちゃんと注文取ってくれて、頼んだもの持ってきてくれて……」 ゆみ「それはお店として当然の行いじゃないのか……?」 桃子「その当然の行いが今までなかったから、余計に嬉しいんすよー。次はちゃんと見つけてみせる、って言ってもらえたし……こりゃー、当分はあのお店に通わなきゃっす!」 ゆみ「…………そうか、よかったなモモ」 桃子「ハイ!」 鶴賀の部長……とよく間違えられる少女が、親心に満ちた眼差しになる――――――そんな感じのボーイミーツガール、続いたりせんかね?