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(これまでのあらすじ:ネオサイタマにいたクローンヤクザの一体が、突如何者かに拉致された。 彼は目隠しをされたまま、謎めいた鬼ごっこのルールを聞かされる。彼は「親」の役だという。 そしてパラシュートをつけられ、飛行機から何処かへ投下されたのだ……) 「……スッゾ?」彼は訝しんだ。埋込式サイバーサングラスの調子が良くない。 これは液晶モニタとUNIX端末を内蔵しており、IRCネットに接続しての情報収集も可能だが、現在ネットに繋がらない。 殺し合いの場で外界と連絡が取れては困るのだろう。一応その他の主な機能は使える。ならばよし。 彼は、これを抜き打ち機能テストの一種だろうと状況判断した。時々こうしたことはある。 メキシコライオンやヤクザ、スモトリを殺すのとそう変わらない。伝えられた命令は全て記憶し、理解した。 今回の命令は「鬼ごっこにおいて、親として子を守れ」というもの。カチグミ子弟の護衛任務に近いか。 持ち込めた武装はドス・ダガーとチャカ・ガン。デイパックの中の支給品も確認した。 まずは、護衛対象である「子」を探しださねばなるまい。「鬼」と遭遇したら排除するか、「子」を連れて逃走する。 自分と同じ「親」の役も何人かいるらしい。彼らとは協力出来るだろう。 【???/00時02分】 【クローンヤクザY-12型@ニンジャスレイヤー】 [役]:親 [状態]:健康 [装備]:埋込式サイバーサングラス、ドス・ダガー、チャカ・ガン、ヤクザスーツ [道具]:デイパック(不明支給品2) [思考・行動] 基本方針:子を守る。 1:子を探し、守る。 2:鬼と遭遇したら排除するか、子を連れて逃走する。 3:親とは協力する。 ※その他 自分の役・各役の勝利条件・制限時間を把握。 『人物解説』 小説『ニンジャスレイヤー』に登場する、ヨロシサン製薬のバイオクローン技術で量産されているヤクザ。CV:玄田哲章。 外見はダークスーツを着込んだ身長184cmの屈強な男性で、黒髪を角刈りにし、無表情で強面な顔にサイバーサングラスを装着している。 体内には緑色のバイオ血液(空気に触れると次第に赤に変色する)が流れており、製造から3年で免疫力を喪失して死ぬ。 製造直後に様々な洗脳教育プログラムを施され、各種技能や戦闘技術を会得しており、自己判断力が低いかわりに恐怖心を抱かず、命令を絶対遵守する。 「スッゾコラー」「ザッケンナコラー」などの威圧的なヤクザスラングを発するが、人間らしい会話やコミュニケーションも難なく可能。 多人数でも統率の取れた行動が出来、命を惜しまず命令に従うのが強みで、戦闘力自体はある程度鍛錬した人間並み。定期的に痰を吐く。 3年ごとにニューモデルが出せるためもありバリエーションに富むが、この個体は第一部でロールアウトした「Y-12型」である。
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東京アフロディテ とうきょうアフロディテ 東京都中央区にある結婚式場。 大正時代に建てられた銀行建築を使用している。 所在地 東京都中央区日本橋富沢町12-13 URL https //www.bestbridal.co.jp/tokyo/afrodite_nihonbashi/ 歴史 旧 古河銀行元浜町支店 設計:中村與資平 施工:中村工務所 竣工:1926年(大正15年)12月 2020-11-21 関連・参考サイト 関連項目 2020-11-21 東京サイクリング 東京巡り 歴史的建造物写真 この項目のタグ 2020年 2020年11月 中央区 中村與資平 大正時代 東京都 歴史 歴史的建造物 銀行建築 タグ「中央区」がついた項目 2010-01-30 / 2010-04-03 / 2010-06-30 / 2013-10-18 / 2014-08-02 / 2016-10-14 / 2017-10-17 / 2018-12-13 / 2018-12-15 / 2019-01-06 / 2020-11-21 / 2021-05-14 / 2022-07-31 / 2022-10-09 / 浅草橋 / アンジェリーナ / ウエスト / 永代橋 / 海鮮丼大江戸 / 海洋ビルヂング / 勝鬨橋 / かちどき橋の資料館 / カトリック築地教会 / 清洲橋 / 銀座あけぼの / 銀座わしたショップ / クラフトビアバルアイブリュー / 三福ビル / 重盛永信堂 / ジャック37バーガー / 水天宮 / 聖路加国際病院 / 聖路加タワー展望室 / 泰明小学校 / 高島屋日本橋店 / 谷や / 築地本願寺 / 築地市場 / 鼎泰豊日本橋店 / 電通銀座ビル / 東京アフロディテ / 東京都道463号 / 常盤小学校 / 常盤橋 / 常磐橋 / 豊海橋 / 波除稲荷神社 / 西河岸橋 / 日本銀行本店 / 日本橋 / 日本橋川 / 日本橋野村ビルディング / 浜離宮恩賜庭園 / 晴海ふ頭公園 / 富士の国やまなし館 / ブラザーズ人形町本店 / 北海道フーディスト / 三井本館 / 三越日本橋本店 / 南高橋 / 明治屋京橋ビル / 柳橋 / 両国橋 / 和光 タグ「銀行建築」がついた項目 岩村町並みふれあいの舘 / おおず赤煉瓦館 / 金沢文芸館 / 川越商工会議所 / 旧大和田銀行金沢支店 / 旧第一勧業銀行松本支店 / 旧第一信用金庫本店 / 旧第四銀行住吉町支店 / 旧香港上海銀行長崎支店 / 隈まちづくりセンター黎明館 / 黒壁ガラス館 / 小堀屋本店別館 / 埼玉りそな銀行川越支店 / 佐原三菱館 / 静岡銀行本店 / 千葉トヨペット本社 / 町民文化館 / 東京アフロディテ / 日本銀行本店 / 百十四銀行高松支店 / 北國銀行武蔵ヶ辻支店
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【検索用 めろてぃーらいん 登録タグ Capchii VOCALOID め 初音ミク 曲 曲ま】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:Capchii 作曲:Capchii 編曲:Capchii 唄:初音ミク 曲紹介 初音ミクと僕の曲です。 曲名:『メロディーライン』 初音ミク10周年を記念して、ミクの誕生日に投稿された。 アルバム『Everywhere』に収録。YouTube版はアートトラックとして投稿されている。 歌詞 (動画より書き起こし) 初めて君を見つけた日のことを 君はまだ覚えているのかな ねぇ 君はその時から大スターでさ そんな君のことを追いかけた 君の奏でた音は世界中に またたく間に広がってく そう 僕はそんな君に夢中になって 君のことを追いかけ始める いつも君の歌 聞いていた僕はそう 君と歌を作りたくなったんだ まだ何もできない僕だけどね 君に追いつくから 重ねた言葉 つなぐメロディー 僕は何一つ忘れはしないからさ 二人歌った あの日の声も 覚えているよ いつも最後まで 今確かめた あの日の夢は 今も音楽に乗って君の元へと まだ続いてる メロディーライン これからもずっと 君にあげるよ いつからか君のことを遠ざけた 君の歌も聞かなくなったんだ まだ君に片思いしかできてないから 自分が情けなくなったんだ いつも君の歌 聞いていた僕はそう 君のことしか見えなくなっていた でもそれじゃダメだって思っていた 君に追いつくため 響かせた声 伝えた言葉 君も何一つ忘れはしないだろう 二人作った あのメロディーも 覚えているよ ずっといつまでも まだつかめないあの日の夢は 今も音楽に乗って駆け巡ってる まだ流れてる メロディーライン これからもずっと 君がいるから 君は待っていた あの時と変わらない 姿形をして 歌っていた まだ 君に追いつくことはできない でもね 歌おうか 重ねた言葉 つなぐメロディー 僕は何一つ忘れはしないからさ 二人歌った あの日の声も 覚えているよ いつも最後まで 今確かめた あの日の夢は 今も音楽に乗って君の元へと まだ続いてる メロディーライン これからもずっと 君にあげるよ コメント 名前 コメント
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突き刺さる小石や小枝をおっなびっくり避けながら歩く足の裏は土で黒く汚れ、地雷原を歩くように進むスピードは遅い。 「っ!服よりまず靴だな……」 B-02。この島で五本の指に入る険しい断崖があるそのエリアは、大半を雑草混じりの荒れ地が占める。全裸ということは当然素足であるプルツーは、辟易しながら行軍を続けていた。一歩一歩慎重に歩かなくてはならず、鬼ごっこがどうこうの前に疲労を覚えてきている。正直なところ休みたい。しかし、彼女が足を止めることはない。別にどっかの鉄華団の団長命令が下ったわけではなく、彼女には明確な目的地があるからだ。 この鬼ごっこでは、『子』の役の参加者は会場にランダムに配置されるのに対し、『親』の役の参加者は飛行機から落下傘で降下されることとなっている。つまり、『親』の初期位置は特定しやすい。特に空を見上げ自分からほど近い場所に落ちてくる『親』を『子』が見た場合、その位置は容易にあたりをつけられる。明かりが乏しく土地勘も無い『子』にとっては、近くに運良く建物を見つけない限りそれぐらいしか目印になるものがないのだ。そしてプルツーは空から落ちてくる落下傘を見つけ近くに建物を見つけられなかった幸運にして不運な『子』の一人であった。 (また『臭った』。なんだ、この『臭い』は。) そしてもう一つ、彼女には目印となるものがあった。彼女のニュータイプの鋭い感受性が、確かに『なんだなよくわからないけど臭いもの』を捉えていたのだ。 地獄に満ちる負のエネルギーには多少慣れてきたとはいえ、全裸の行進と同等のストレスを彼女に与えている。しかしその中でもプルツーは確かに感じ取っていた。戦場の憎悪とも今自分が感じているのとも違う、野獣のような『臭み』を。騒音に満ちた場所でも聞こえる誰かの喘ぎのような、なにかを。 足下の感触が次第に下草を踏むものから荒れ地を踏む頻度が高くなっていっていることに恨めしそうな目で地面を見ながら、プルツーは考える。自分は着実に落下傘にも『臭い』の元にも近づいている。飛行機と落下傘という組み合わせを考えるに、落下物は人間か物資か、あるいは両方であろう。人間も落とされている場合リスクもあるのだが、プルツーとしては接触するに他ない。とにかく、服と靴だ。裸はキツい。足が痛い。ハンパなく。状況の解明より何よりまず衣食住の衣を満たす必要があるのだ。故にプルツーは荒れ地を進んでいき。 「そこのお前、所属は。」 「わぁっ!」 小岩の平らな部分に気を使って跳躍すると、岩影に隠れていた男児の上をとり誰何する。倒れ込みながら小さく悲鳴を上げたところに再び跳躍しマウントポジションをとると腕を捻り上げた。 「うぅ……身ぐるみを剥がされるってこういうことなんですね……」 「殴るぞ。あとこっち見るな。」 「見ませんし服も貸しますよ……女の子を裸で放っとけませんし。」 「嘘つけ絶対見てたぞ。」 「なんで見る必要があるんですか。」 数分後、靴とズボンと上着を取られ、靴下ともっさりとしたブリーフのみとなった男児、円谷光彦の姿がそこにあった。 初期位置のすぐ近くで落下傘を見つけた彼は、そこに日本刀を持った臭そうな男がいることに気づき、男が海岸線の物陰を伝いながら立ち去るのを距離をとって追っていたのだ。しかしそこでプルツーの接近に気づき、息を潜めるも、彼女はニュータイプ特有の勘の鋭さで自分をねっとりと見ていた光彦の視線に気づき、あっさり居場所を探り当てて今の状況である。 「で、光彦だったか。お前も気づいたらここにいたんだな。」 「はい、えっと……」 「……プルツーだ。」 不機嫌そうに名乗るプルツーに、光彦は改めて自分がここに来るまでのことを話した。といってもこの数分服を毟られていた時に尋問によって話させられたこととほとんど一緒のことだ。つまり、「気づいたらこの見知らぬ場所にいた」ということだけである。その境遇はプルツーも同様であり、わかったことは自分と同じように拉致られたらしい子供が他にもいたということぐらいだ。 「あ、そういえばいつの間にかズボンのポケットにお守りが入ってたんです。一緒に付いてた紙に書いてある文章からするとこの状況に関係あるかもしれません。」 「お守り……?これか……『生きている参加者一人を対象に選んで発動する。対象が『鬼』だった場合、お守りを対象にぶつけると対象は死亡する。使用後自壊する。』……武器か?」 「中身を見た限りただのお守りだと思うんですが……その、チラシの内容も考えると、イタズラというよりかは何かのゲームのアイテムのような気が……」 「ICチップか何か入ってるんだろう。人間の皮膚にも同じものを埋め込んで鬼かそうじゃないかを区別している……とか?」 「うーん、手術された記憶は無いですが。でもここに来た記憶もないですし……」 「小さなものなら大きめの注射器で埋め込むことは可能だ。第一、こんなことをできる相手だからな。」 「確かに。となると、それで監視されている可能性もありますね……」 一つ理解が進展である(些か勘違いはあるが)。 その後も二人は赤い空や海上の霧について一通りわけがわからないという認識を共有すると、話はここに来てからのことに移る。その中で光彦が臭い男を追跡していたという話になると、プルツーはその男について聞き出した。 光彦が言うところによると、男は色黒で中肉中背。そしてブリーフ一丁とのことだ(自分の格好を考えてなんとなくプルツーは嫌な顔をした)。またその顔はインテル長友やコカコーラ北島、正岡子規に似ているとのことだが、どれもプルツーにはピンとこない。より聞き出すと出てきたのは、加のからすれば旧世紀の時代の話。そこで初めてプルツーは、目の前の男児が宇宙世紀の人間ではないことに気がついた。 「一年戦争もグリプス戦役も知らないとは……」 「宇宙コロニーと地球の戦争ですか……SFですね。どうやらこれは本当に記憶を操作されているみたいですね。」 「ああ。恐らく、私達のどちらか、あるいは両方が記憶を操作されている。私の知識では、人間を薬物やマインドコントロールで人格を変える技術があることを知っている。」 「そうなると、何が正しいのか自信がなくなってきます。もしかしてこの鬼ごっこは、記憶を操作した子供を集めた実験だったりするのかもしれませんね。」 「……そうだとは言い切れないが、ありえるかも。」 話ながら、プルツーは光彦の聡明さに驚いていた。自分のほうが何歳も年上のはずなのに、ともすれば自分以上に現在自身が置かれている状況について考察をしている。もしや彼はその頭脳を見込まれて実験の対象となったのではなかろうか。 そして自分自身についても考える。思うに、これは演習ではないのか。サンドラにいた自分を拘束することができる人間は限られている。ではその人間達にプルツーを拘束する動機があるかといえば、ある。ニュータイプとして戦場で受けるストレスに対する適応能力を高めるテスト、というのはなかなかに妥当な現状への理由付けだ。 「二人だけで話していてもこれ以上はムダだ。お前の追っていた男を追うぞ。」 「他に手がかりもありませんし、追いましょう。ただ、男の人は――」 「武器を持っているのはわかっている。それでも追うしかないだろう。」 「わ、わかりました。こっちです。まだそんなに遠くには行ってないと思います。」 (それは『臭い』でわかる。) 「それに、男の人が通った跡なら安全なはずです。なにか危ないことがあったりしたら男の人が被害にあってるはずですから。」 (……コイツは敵に回さないようにしよう。) こうして、二人で男を追う運びとなった。なにせ地図も何もないのだ、男以外に目印どころか人の気配すらない。光彦の持つDBバッジはその周波数の合うものはなく、プルツーのスマートフォンが使えるようになるにはもう少しかかる。ならば道は一つだ。 一人の少年と一人の少女は、男を追いかけ始めた。 「何やってんだアイツら……」 「これもうわかんねえな。」 一方そんなプルツーと光彦の一部始終を――つまりプルツーが服を剥ぎ取り光彦と共に歩き始めるまでを――見ていた男達がいた。 一人は他でもない光彦が追っていた男、水泳部の田所。そしてもう一人は、鉄華団団長のオルガ・イツカである。 ではなぜ彼らが行動を共にしているかというと、そもそもの話はプルツーが光彦と出会った数分後に遡った。 「痛いですね、これは痛い……」 プルツーと同じようにほぼ全裸の状態で鬼ごっこに参加させられた田所。彼の歩きは足を踏み出して数歩で止まっていた。原因はプルツーと全く同じ。つまり素足ということである。 田所は水泳部員だ。それは水泳部の田所という名前からして明らかであろう。ゆえに彼は、素足の危険性をよく知っていた。プールサイドで誰かが落としたちょっとした物を踏むだけでなかなかに痛いのだ、森や荒れ地を靴も履かずに歩く勇気は無かった。 「そういやかばんの中に日本刀以外になんか入ってたな。なんでも良いから靴とか出てきてくれよ〜。」 ん?今なんでも良いって言ったよね? 「ファッ!?臭スギィ!!」 出てきたのは、非常に臭い革靴であった。これだけ臭ければ履いてる本人は気づかないのだろうか、そう真剣に田所は思う。しかし念願の靴であることには変わりない。幸いサイズも合っている。履くしかないだろう。 「しょうがねぇなぁ……」 アンニュイな表情になりながらもいそいそと履く。このようにして臭そうで実際臭い男が鬼ごっこに誕生した。 ようやく歩き出した田所が目指したのは、自分と同じように落とされたらしいパラシュートだ。遠目からはよくわからなかったが、赤い服を着ていたと思う。その男こそ鉄華団団長オルガ・イツカであり。 「動くな。」 「クゥーン……」 銃を突きつけられた。あっさり見つかったのだ。風上から追いかけたのが失敗だった。 こうして二人が出会ったところで、周囲を改めて索敵したオルガが光彦とプルツーに気がつき今に至る。自分が跡を着けられていた感覚は無かったので、目の前の臭い男を追っていたらしい。オルガは改めて子供たちを見た。女の方は男物のきれいな服装で、男の方はアジア系らしい身奇麗な子供だが靴にブリーフである。もしかしたらブリーフというよりかはスパッツに近いボクサー型のブリーフかもしれないが些細なことなので割愛する。とにかく、彼らの服装を考えると、あの二人がストリートチルドレンという可能性は低い。もちろん距離があるので詳細はわからないが、このことから考えられることは…… 「自分の服を貸してやったってとこか。」 極めて簡単なことだ、男が女に服を貸した。オルガは傍らのほぼ全裸の男を見ながら察した。ついでに田所のねっとりとした視線も感じたが、無視した。自分の一張羅を着せてやる義理は無い。こいつらは揃いも揃ってシャワーでも浴びてる時に拉致られたのか?と思った。 さてこうなるとオルガとしては行動を変更する必要がある。なんにせよ自分を着けていた臭い男は不審だ。そしてあの二人。原住民かどうかは不明だが、尋問すれば一応なにかを聞き出せるかもしれない。女連れならそちらを人質にすることも、まあ、考えうる手だ。であれば取る手は一つ。待ち伏せである。 (二人ともこっちに向かって来るな。) オルガは岩の隙間から確認するとUZIを持ちながら接近を待つ。こちらには機関銃、あちらは文字通り丸腰、遅れを取るとは思わないが、生前の記憶から狙撃されることを警戒し限界まで姿勢を低くする。この訳の分からない状況を打開すべくタイミングをはかる。 (……コイツの臭いでバレたりしないよな?一応風下だが……) 鬼ごっこ開始から三十分、剣呑なる出会いが起ころうとしていた。 「なんだこの臭いっ!?」 そして田所を挟んで光彦達とは真反対の位置にいた少年、大場大翔は、自分の鼻をついた異臭を毒ガスかと思い慌てて息を止めて飛び退いていた。 現在の風向きは光彦→田所→大翔という順であり、光彦に対して風上ということは、大翔に対して風下という状況である。 (よくわからないけど、ここにいちゃマズイ!) 生理的危機感から臭いから距離を取るため動き出す。直感的に、近づいてはろくなことにならない気がしたのだ。 一人の少年はこうして鬼ごっこでの逃走を開始した。 【A-02/00時31分】 【プルツー@機動戦士ガンダムZZ】 [役]:子 [状態]:健康、光彦の服と靴を身につけている [装備]:『スマートフォン(子)』、『お守り』 [道具]: [思考・行動] 基本方針:生き残る 1:まずは光彦が見つけた臭い男(水泳部の田所)の跡をつける。 2:この鬼ごっこの目的と自分の記憶について考える。 ※自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 ※地獄の雰囲気にのまれてニュータイプの力が若干鈍っていましたが、慣れつつあります。 ※この鬼ごっこを記憶を操作された人間に関する実験だと考察しました。 ※36話のコールドスリープから目覚めた後の参戦です。 【円谷光彦@名探偵コナン】 [役]:子 [状態]:健康、パンツと靴下のみ [装備]:なし [道具]:DBバッジ(現在通信不能) [思考・行動] 基本方針:出来れば子と合流。 1:生還の為に行動する。子や親らしい相手と合流したい。 2:このゲームは誰が、どのように、何故行ったのかを考える。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 ※この鬼ごっこを記憶を操作された人間に関する実験だと考察しました。 【水泳部の田所@昏睡レイプ! 野獣と化した先輩】 [役]:親 [状態]:健康 [装備]:睡眠薬(持参)、日本刀、野原ひろしの革靴@クレヨンしんちゃん [道具]:デイパック [思考・行動] 基本方針:家に帰る 1:とりあえず赤い服の男(オルガ)から話を聞きたい。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 【野原ひろしの革靴@クレヨンしんちゃん】 主人公しんのすけの父、ひろしが常用している革靴。臭い。非常に臭い。激臭である。だがそれを除けば単なる革靴である。しかし、臭い。 【オルガ・イツカ@機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ】 [役]:親 [状態]:健康 [装備]:UZI@現実 [道具]:デイパック(不明支給品1) [思考・行動] 基本方針:とにかく生き残る。 1:子供(プルツーと光彦)を待ち伏せて尋問する。 2:臭い男(水泳部の田所)を警戒。 ※その他 自分の役・各役の人数・会場の地図・制限時間は全て未把握。 各役の勝利条件は一応把握。 【大場大翔@絶望鬼ごっこ】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:『お守り』 [道具]:若干のお小遣いなど [思考・行動] 基本方針:とにかく人と会う 1:鬼と異臭を警戒。 2:幼なじみが巻き込まれていたら合流したい。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。
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ねとらじ経験のある作家リスト --最近動画配信をした作家リスト-- ■ いはさき (使用ツール:アナログ) 自漫画の続きをアナログで描く作業の配信。 ウィットに飛んだ会話とタイトルの釣りで、らいつべ民をおちょくるのが配信での恒例行事。 ■ インカ帝国 (使用ツール:Pixia アズペインター2) 高めのテンションでカリカリ漫画を描くさまを見せる 最近は空想虫とセット ■ inaca (使用ツール: アズペインター2) 仮面ライダーとけいおんについて語っているときは本当に楽しそうである。 ■うましゃく うまギャグ100連発でリスナーを爆笑させる(予定) ■おがくず (使用ツール:webカメラ SAI) 犬神家のスケキヨの物真似が得意技。 SAIで劇画調のリアルで質の高い漫画やイラストをガシガシと描く。 ■金原正山 (使用ツール:MSペイント webカメラ) リスナーと全力でぶつかりあいをしながら投稿作品の作業をする 稀に映画などを垂れ流す ■神ノ裂 (使用ツール:SAI) 世間話をしながら自漫画をガシガシと描いていく。 バイクに乗って全国のショタを守るヒーローになるのが夢 ■空想虫 誰かとダベりながら作業をする 新都社作家の配信を見るとかなりの確率で通話参加しているので眼にする機会が多い ■くろさだ (使用ツール コミックスタジオ) 口も作業も止めずに配信。 途中、猫が甘えてくるのでにゃんにゃんパラダイス。 ■桑石 (使用ツール:SAI) ピクシブをチラチラ見ながらの配信。 メインイベントでは視聴者をオセロでボコボコにする。 ■ぐんざん (使用ツール アズペインター2) 微妙に手の加えられたBGMを爆音で流しながらガシガシ作業配信 マイクは使用せずにコメントに対してキャンパスに直に文字を書いて返答 ■柴系 (使用ツール:アナログ) ■財部直次郎 (使用ツール: コミスタ4.0EX) justin.tvで、特に何もしていないのに勝手に18禁扱いされている。 デスクトップの背景も作業内容も18禁だが、その実力は本物。 ツールの使い方など丁寧に解説してくれるので気軽に質問してみよう。 ■田中ヘファイスティオン 配信では基本的に無声でFAを描いている。 一度空想虫と牛乳に凸された。 ■つくすん (使用ツール:SAI) 色々な配信に現れ罪人の名前を得た男。 自配信では電波な曲やポルノ(児童ポルノではなくポルノグラフィティ)を流しつつ、ガシガシと描画。現配信者達のホープ。 ■ティッシュ (使用ツール MSペイント SAI) 新都社初の小説配信を行う。イケメンボイス ■ときしらず (使用ツール webカメラ) 眼球にwebカメラを内蔵し常に作業場所がカメラに収まる高性能配信。tksnに似ている ■虎政 (使用ツール:webカメラ、アナゴ丼、寿司) ほぼ全てをペンで一発描き。 ■ふでばこ (使用ツール:webカメラ) 可愛い声と絵で視聴者の心を掴む配信 最近では自らの可愛さをウリにしている節がある ネームと下書きと線入れを同時にこなしながら漫画を仕上げる。 ■冬谷 (使用ツール SAI) 元気が無い感じを醸しつつ自作品の作業配信 やたらとウインターバレーと呼ばれる ■ポカエリアス 初期はボイスチェンジャーを使用し密着深夜警察24時の犯人のような甲高い(または超低い)声で話していた。 中途半端にピッチを高くした時は女性的なボイスになり何人かの股間を隆起させた。 ■マシモ アヘ顔をよく描く ■むび レス読み上げはゆっくりを使用。壁紙とかレスの返し方とかいちいちかわいい。 ■るいがの (使用ツール:コミックワークスと呼ばれる都市伝説ソフト) あまりに酷いエロ絵を描いてUSTにアクセス制限をされる あの正山ですらAVを流して一度垢BANされただけ、と言えばどれだけ酷かったか伝わるだろうか? 戦闘員村田の最終回が先かLiveTubeでBANされるのが先かで賭けを行っている者が居るらしい。 似てないアラレちゃんの絵を描くのが得意。椅子に座ってしまった。 今はJustinで配信しているがチャット欄にやたら外国人が現れる。 ■るき とりっきーとなかよし --しばらく配信がない人達-- ■あおただ (使用ツール:アナログ) ■ナノラ (使用ツール: SAI、Photoshop) 無音でイラストを描く。 本当に無音であり視聴者は蚊帳の外、なおかつレベルの高い絵を描かれ視聴者は自信を喪失させられる。 ■ほわん ダラダラと愚痴りながら作業をする。 テキストでは荒い口調で話すがマイクを使用すると普通の喋りになる。 ■リカちゃん (使用ツール: 紙と鉛筆) WEBカメラを使い、アメコミを怒涛の勢いで模写する様子を実況。 ガチムチ筋肉野郎だけでなく萌え萌えサンタ娘もサラリと描きこなす。 たまに猫が乱入してくる。 ■ンドゥバ87歳 (使用ツール:コミスタ) キモイ声とうるさい鼻息に定評がある。 ■石 ■犬野郎 ■愚弄 ■黒江紗府 ■くわん ■けーけー ■ケム ■嫉妬厨 ■東雲偲 ■しびれ屋 ■しみゲッター ■聖城 ■だーみやん ■只野空気 ■ TMR ■とりっきー ■なとす ■不死鳥 ■眼鏡スキー ■森茶 ■ヤクルトファン ■akinaka ■guromegaido2 ■takesan3 --引退した人-- ■どじりす (使用ツール: ペイント、SAI) 視聴者に監視してもらいながらカードマスターを描く、というスタンス。 トイレから戻ってくると何故か一時的に女声になる。正直言って萌える。 ■るーす (使用ツール: コミスタ4.0PRO) 趣味の話など交えつつシネカノの制作風景を配信。 ■JR勝川 (使用ツール: SAI、Photoshopなど) ust、スティッカム、らいつべでBANされた三拍子揃った男。 アナログで起こした線画をPCに取り込んだ後のデジタル工程を配信。
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「……どこここ? なんで?」 帽子の少女はあたりを見回す。さっきまでバスに乗っていたはず……なのだが、急に全く違う場所だ。 不気味な赤い空。その空を飛んでなにかを撒き散らす、鳥じゃなさそうなもの。ヒトが作ったっぽい地形。周りには誰もいない。 「さ、サーバルちゃん? ボス?」 なんだろう。なんだかすごく、いやな予感がする。ここにいちゃいけない気がする。怖い。 壁になにか、『文字』が書かれた紙が貼ってある。 「おに、ごっこ? ……狩りごっこ、みたいなものかな……?」 少女は、それがなんだかよく知らない。知識にない。 彼女はまさしく人間なのだが、正確に言うと「ただの人間」ではない。 超常の力を持つわけではない、「生まれたばかりの」純真無垢で無力な少女だ。 しかし、彼女には知恵と勇気と経験がある。ヒトとしての能力がある。 ヒトと鬼の悪意渦巻くこの修羅場で、彼女はどう動くのだろうか? 「だ、誰か、いませんか……?」 【???/00時07分】 【かばん@けものフレンズ】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:かばん、帽子 [道具]:未確認(背負っているかばんの中) [思考・行動] 基本方針:誰かいないか探す。ここが何なのか調べる。 1:ここは……? 2:おにごっこってなんだろう。逃げればいいの? ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。現状を理解していないが、知ろうとはしている。 『人物解説』 アニメ『けものフレンズ』の主人公。CV:内田彩。一人称は「ぼく」で胸も目立たない(ないではない)が、立ち居振る舞いは少女らしい。 黒髪で瞳は青緑色、羽根のついた帽子(つばにいくつか穴が開いている)をかぶっている。帽子の下には尖った寝癖がある。 半袖短パンのサファリルックで、黒い手袋やタイツを身に着け、大きなかばん(リュック)を背負う。 ジャパリパークのさばんなちほーに現れたところを発見され、サーバルに「かばんちゃん」と名付けられた。自分では「かばん」と名乗る。 純真無垢で無力ではあるが、知恵と勇気と友情で様々な問題を切り抜けてきた。10話終了後あたりから転移。
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「おい、荒井。」 「…………」 「おい!聞こえてんだろ!」 「……俺が、荒井か?」 「新しい名前慣れろよ。前世の記憶ないんだから新しいこと覚えられるだろ。」 そう言いながらカセットコンロの上で器用にフライパンを降るのは、角の生えたウサギだ。「火力が足んねえなあ……」などとボヤきながらホルモンを炒めていく彼の姿はともすればファンシーだが、しかしここは主催者本拠地・鬼の牢獄の地図に記されていない地下二階にある守衛室だということを考えれば、彼の正体は自ずと明らかであろう。 そう、彼は鬼であった。それも主催者側の鬼だ。 「……お前よお、デパ地下の食品は役得で食っていいつったって食いすぎだろ。もうすぐ鬼ごっこ始まるんだぞ。」 「腹が減ってな……凄く減ってるんだ、凄く。」 「……わかったよ。まだ米あったよな……」 角の生えたウサギことツノウサギは、荒井と呼んだ男――もちろん彼も主催者側の鬼だ――からの殺気とは別の気配にたじろぐと、調理の手を急ぐ。一般に鬼は大食だ。時に共食いしようとするほどに。ましてや徹夜明けともなれば何をしでかすかわかったものではない。ツノウサギは眠気を堪えながら皿に盛り付けを始めた。 元々この建物だけで鬼ごっこをする予定が島一つ使っての鬼ごっこに急遽変更され、ツノウサギと荒井、そして牛頭鬼と馬頭鬼という四体の鬼で準備に当たっていた。島一つを四体でである。馬鹿じゃないのか、と荒井は思っている。これは人間の手のように精密な動作が可能でかつ人間並みの知能を持っていてかつ協調性やスケジュールなども考慮した結果でこれなのだが、その結果負担が一極集中していた。なにせ集めた鬼は満足にビラすら貼れずバラまいてしまうような奴らも混じっている。余りに酷いので親役を落っことすはずの飛行機からついでにビラをバラまいて誤魔化すことにしたほどだ(それが終わったのが小一時間前だ)。設営の現場監督として指示を出して書類をまとめるのが仕事だと思っていたら、デイパックから食糧を抜き取って食っていた鬼の粛清に駆り出されたときなどやるせなさが半端ない。おかげで参加者に均等に配れるものがうまい棒ぐらいしか無くなってしまいなくなく制限時間を短くしたとかしないとか荒井は聞いていた。 「ほれ、できたぞ。」 「……いただきます。」 特製スタミナ丼をガッつく荒井を見てツノウサギは人心地つく。これで自分が食われることとりあえずないだろう。曲がりなりにもエリート獄卒たる牛頭鬼達と同じ幹部待遇なのだ、ここまでヘルマーチして同僚に喰われるという展開は鬼も爆笑であろう。そう思いながら時計を見れば、11時53分。あと少しで兎にも角にも鬼ごっこはスタートだ。そして時計の横に貼ってある参加者名簿を何気なく見ていて一人の名前で目が止まった。 ――夜叉猿Jr. (え?こいつアリなの?夜叉って鬼じゃん、Jrって子じゃん、てか猿じゃん。) 慌ててタブレット(地獄も情報化社会である)でレギュレーションを確認するツノウサギ。少しして小さい手をペタペタさせながら該当する文を認めた。 結論からして、白だ。名前が他の役っぽろうが猿だろうがレギュレーションを満たしているのならセーフだ。責任があるとすればまさかUMAが来るとは思わなかった鬼さんサイドにあろう。それに名前で判断されるなら全国の吉良さんは軒並み鬼だ。だがここで別の人物の問題が発見された。 ――源元気 (あーこれあれだ。源義経と小嶋元太の書類の取り違えだ。) 彼は本来なら参戦レギュレーションを満たしていない。要するにこの鬼ごっこをやる必要性は皆無だ。しかし彼のことは既に飛行機に乗せてしまっている。少し考えてツノウサギは決断した。 (殺すか。) 【F-05地下『主催者本部・鬼の牢獄』/前日の23時55分】 【ツノウサギ@絶望鬼ごっこ】 主催者側の鬼。弱い。 【荒井先生@絶望鬼ごっこ】 主催者側の鬼。夜叉猿Jr.よりは弱い。子供を食べるのが好き。 ※主催者側の鬼は過労気味なので原則として鬼ごっこに非干渉的です。メタ的に動かなくてはならない状況以外ではあまり動きません。 ※げんげんは版権作品のキャラでは無いのでレギュレーション違反となります。 ※よって主催者側の鬼はとりあえずげんげんを殺すことにしました。
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東方萃奏楽 サークル:Silver Forest Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 Eternal moon NYO NYO アキ 東方永夜抄 永夜抄 ~ Eastern Night [03 01] エクステンドアッシュ ~ 蓬莱人 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess 02 Diamond blizzard NYO - - 東方紅魔郷 おてんば恋娘 [05 45] 03 風の詩 NYO ? さゆり 東方花映塚 風神少女 [05 33] AIR 鳥の詩 04 東方萃奏楽 NYO - - 東方萃夢想 東方萃夢想 [02 43] 05 cross NYO ? 牧野 栄 オリジナル - [02 42] 06 technical difficulties NYO - - 東方紅魔郷 月時計 ~ ルナ・ダイアル [02 48] 07 御伽の国の鬼ヶ島 NYO - - 東方萃夢想 御伽の国の鬼が島 ~ Missing Power [01 45] 08 Missing Power - - きよみMAIKana ボイスドラマ - [05 14] 09 つるぺったん NYO bit Kana 東方永夜抄 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess [02 40] 詳細 ボーカル+幻想オーケストラ サンシャインクリエイション35(2007/04/22)にて初頒布 イベント価格:1000円 レビュー 原曲香る系ダンスやらポップスやらオケやらいろいろ女の子ボーカルも4つあるよアレンジ。Silver Forestのアレンジは一定の水準以上で安定しており大きくは崩れないが、いまひとつスマッシュヒット、パンチ力に欠けていたという印象がある。本作品ではアルバムの冒頭にポップス、中盤に正統派ボーカル、最後の締めにネタ電波系力作を持ってきて、その印象からは脱却を図れたとは思うが、やはり個人的には、あともう一工夫二工夫できたのではないかという思いが拭えない。きっとできるはずのあと一歩が、本当に惜しいのである。1曲目エクステンドアッシュ+竹取飛翔ポップスアレンジはやや古めの印象を受けるが素直に作られている。ただ、メロもボーカルも一本調子であり、ややもすると淡々と進行していくように感じられる。2曲目おてんば恋娘オーケストラアレンジでも同様に、せっかくのオケなのに強弱や速度のメリハリに欠け、シンセのバイオリンの音に頼りすぎた進行が曲全体をもったりと平板にしてしまっている。もっとサビでは楽器を重ねるべきだろうし、サビに入る導入部分では、特に4分5秒あたりからの下りなどはバイオリンを使わないで何とかならなかっただろうかと個人的に思う。3曲目は鳥の詩と風神少女をうまくつなげたアイデアはなかなか面白いと思う。しかし、ただ融合させるだけでなく、途中で両者に共通するようなイメージでオリジナルピアノ独奏を入れるなど、あともう少し味付けが欲しかった。淡々と鳥の詩と風神少女が切り替わるだけ、というのでは、着想に比して余りにもったいない。6曲目ルナ・ダイアルハードロック・メタル風アレンジは力強いビートに乗せてキーボードとエレキギターが互いに競争しながら駆け抜けていく進行が好もしい。正直、もう少しじっくり聞きたかった。例えばオリジナルのギターとキーボードの掛け合いを延ばすなど、あと1分ちょいほど尺が欲しい。9曲目竹取飛翔電波アレンジは、いわゆるネタ系電波ソングの引用・アレンジを詰めまくってどうにもこうにも混沌の彼方へ飛んでいく曲である。この曲は完全に個人個人の感性であり、ダメな人は本当にダメであろう。日々電波ソングばかり浴び、電波ソング愛好家と自認する私としてはこういうのは大好きであるが、それだけに注文をつけたくなってしまう。メロディがシンプルに過ぎ、かつ、ボーカルの声色とコール、台詞が全て一本調子であり、個々のネタが独立してしまって悪い方向に目立ってしまうのが個人的に惜しい。ここまでやるならエフェクトを多用し、音を多くするなど、もっともっと融合させて、ボーカルとメロディとをまとめて「そーれ逝っちゃえ」感を出して欲しかった。機材の関係もあるのだろうが、全体的にシンプルな構成と音色のアレンジが多い。そのせいか、時折ボーカルが妙に遊離して聞こえる時がある。もっといろいろといじってみたら、複雑な方にも、そしてよりシンプルな方にも、突き抜けることができるのではないか、という印象を受けた。あと一歩、次が楽しみである。 -- 電波? (2007-04-22 23 10 03) ボーカル曲がお薦めの、バラエティーに富んだ一枚。ボーカルトラックはどれも丁寧に作られていて、前作GRAZEで気になった曲の短かさも解消されている。3曲目は鳥の詩と風神少女の合体曲であるが、一瞬本物と間違うほどのクオリティーでボーカルもハイトーンまで綺麗に出て最高の仕上がりである。2曲目・4曲目のオーケストラトラックは、クラシック系以外の音色も挿入され、受け入れやすい作りである。様々な楽器による掛け合いがあれば、よりブラッシュアップされただろう。全体的には捨て曲がなくアレンジが多彩であるが故に、飽きが来ない作りになっている。ロック調のトラック後に、7曲目のような落ち着いたJAZZ風のトラックをもってくるあたりは、さすがというべきだろう。ボーナストラックのつるぺったんは、電波曲としては最高の部類に属する。中毒性もかなり高いが、分からないネタが多いのは残念。著作権法違反にあたる4小節のメロディー重複はきっちり回避できている。ここでフォローしておこう。 -- 名無しさん (2007-04-25 03 34 14) tr.8.9が好きで、tr.9が神曲すぎる。 ただ、それ以外微妙という印象です。 (好きな人いたらすみません。) あとtr.3もなかなか。 -- yabai (2011-06-20 03 30 36) 名前 コメント
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(なんや、これ……!頭の中で……蛇が、のたうつような……!) 名波翠はこの地獄に下り立った瞬間にそう困惑するとたまらず膝をついた。空気のように満ち満ちている負のエネルギーは、ただそこにあるだけで超能力者である彼女の超感覚に刺激を与える。まるで騒音や悪臭等の公害に直面した人間の如く険しくなった顔は、赤い空を見上げて驚きの混ざったものとなった。 (なんや、あの空。ウチの目が『視えとる』んか?) 自身のテレパス能力がなんらかの異常を感じ取って赤く空を見させているのかと疑う翠だが、確かめようもないので少しして空を見るのをやめる。代わりに視線は空から舞い落ちてくるビラへと移った。「なにかしら?」などと猫を被った標準語を使いながら手に取ったそれに書かれていたのは、この鬼ごっこのたいていの参加者が嫌でも一度は見る文章だ。 (鬼ごっこ?こんなどこかもわからん場所で?中学にもなって?あほくさ。何が鬼ごっこやこんなことのために人ようわからん場所に呼び出したんかほんまアホらしい――) 眉根を寄せつつ心中で散々悪態をつきながらも目は文章を何度も行き来する。江戸時代にタイムスリップしたこともある彼女は早くも自分が置かれている異常事態を異常事態と認識して行動していた。こんなことをしでかした犯人の目星をつけるためにも家に帰るためにも、手がかりになりそうなものはなんでも調べるに限る。面倒だが。 (ま、ウチが鬼かどうかは知らんけど、単純な鬼ごっこなら負けることはないな。もうちょい人選考えるんやったな。) 根拠があるか怪しい自信を持ちながら、翠はサイコメトリーでチラシから残留思念を読み取る。残念ながら希薄であるのと環境のせいで飛行機から撒かれたことしかわからなかったが、それだけでも一つの推理は立てられた。この鬼ごっこを強いている人間は、テレポーテーション能力と飛行機を飛ばすだけの財力がある! (……これ別に超能力使わんでもふつうに推理できたな……) 口には出さないでツッコむと、チラシを捨てて歩き出す。思念の読み取りは人がいる場所のほうがやりやすい。ここがどこだか知らないがまずは建物にでも向かうのが吉だろう。 (蘭とも繋がらんしテレパシーしようとしたらノイズうっさいし、今回はちょっと大変そうやな。ほなまずは……) 「とりあえず、人を探さないと。」 優等生の美少女という外面をつくると翠は飛行機から落ちてくる人影に狙いをつけた。 【J-03/00時04分】 【名波翠@テレパシー少女蘭】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]: [道具]:不明支給品 [思考・行動] 基本方針:こんなアホなことをしでかした奴に一発焼き入れて帰る 1:人のいる、またはいた場所に行く。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 人物解説……『テレパシー少女蘭』のヒロインで中学生。一通りの超能力がだいたい使える能力者で、個人的な心情から洗脳だけは控えているものの自分の体よりある程度軽い範囲であればオールレンジ攻撃のごとく物を念力で動かしたりトランシーバーが届く程度の距離ならテレパシーが使えたりと、能力の規模はそこまで大きくないものの多芸。関西出身で普段は猫を被り優等生キャラを演じている。なおこの十年テレパシー少女蘭シリーズは新刊が出ていない。あさのあつこ先生もうそろそろ書いても良いんじゃないですかね?
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