約 517 件
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/658.html
アイが呼ぶほうへ ◆2PGjCBHFlk 真紅の螺旋を発電所から確認したカミナ組一行が選んだ道筋はシンプルなものだった。 ――宣言通り、凄ぇもんを頂きに一路南東を目指しているのだ。 「あの、海ってでかい水たまりを越えられりゃぁ、一気に行けたんだがな」 『全員の消耗具合から、泳いで渡ることは推奨できません。何よりカミナは泳げませんから』 「んなことわかってらぁ! 気が逸る、そういう話じゃねえか」 口角泡を飛ばすカミナの気持ちは大いにわかる。 懐のクロスミラージュはその思いを口に出さないまま、普段通りの冷静な返答を心掛けていた。 先の膨大な魔力を伴う螺旋の暴悪――その恐るべき威力をこの四人の中で最も理解しているのは、魔力に関して一日の長があるクロスミラージュだろう。 あの紅の暴威はまさしく破壊の象徴だ。 はっきり言ってしまえば、あの攻撃を前に防御など紙の盾ほどの意味でしかたなく、ましてやあの規模では回避すら望むべくもない。 (あれだけの力を持つ参加者がいる。あるいはあれだけの力を持つ支給品が巡りめぐって、ようやく力を揮うに相応しい存在の下で力を発揮したということでしょうか) どちらかと言えば後者だろうか。 この殺戮ゲームが始まってからの経過時間は、すでに二十四時間に達している。 この短期間に失われた命の数を思えば、繰り広げられた死闘の数は人間の両手の指の数では足りないだろう。 ――その激闘の中で、ティアナ・ランスターはその儚き命を散らしたはずなのだから。 その争いが絶えなかっただろう一日の間、あの暴虐の持ち主が一度もその力を揮う機会に恵まれなかったとは思えない。 あるいは丸一日ならば隠れ潜みながら、参加者が間引きされていくのを待つことも可能だったかもしれないが。 そんなまだるっこしい方法を好む輩が持つには、少々不相応なほどの力と考えざるをえない。 となれば、力の持ち主はこの戦場を戦いながら潜り抜けてきたものであると考えられる。 そしてそんな人物がゲーム開始からこれだけの時間が経ってようやく本領を発揮したのだとすれば――自らの手に、自らの力の全てを発揮できる武器を取り戻した時。 クロスミラージュは戦慄の境地でこの想像に至った。 何故ならば、あの力を持つ存在が無尽蔵に紅の螺旋を放出し続ければ、ただそれだけでこのゲームは終焉を迎えるはずだからだ。 簡単な話、地図上を縦に移動しながら、手当たり次第に横薙ぎすれば事足りる。 それだけの力が、魔力が、あの攻撃には込められていたのだ。 その絶望的な想定を、クロスミラージュは誰にも打ち明けていない。 そもそもこの想像が当たっていたとすれば、話したところでどうにもならないのだ。 暴力的な最期の審判の時、前もって心の準備をする猶予が残される――その程度でしか。 だからクロスミラージュはこのことを敢えて話そうとは思わなかった。 仲間達の不安を煽るだけで解決策も見つからない悲観など、この前だけを見つめ続ける一団の足枷にしかならないのだから。 逆を言えばそれは祈り――機械の身でこの境地に到達する存在が果たして過去にいたものか。 仲間達の笑顔が、志が、悔恨と悲哀に彩られることよりも、自身の最悪の想定が外れているようにとの祈りの気持ちが勝っていたなどと。 結果として、それらの想定はクロスミラージュの杞憂に過ぎなかった。 紅の暴波は一度の進軍の後、連続して会場を蹂躙するような悲劇を起こさなかった。 単純な話、あれだけの魔力量を必要とする攻撃である。 ひょっとすれば自分の考えの前提が間違っており、武器は一度限りの使用が想定されたものだったのかもしれない。 あるいは使用者に参加者殲滅の意思はなく、必要に迫られての苦汁の決断だった可能性もある。 不必要なまでの悪路の想定は、悲観的な思考と何も変わらない。 もしもこの想像を口にしていれば、仲間達にこぞって叱り飛ばされたことは容易に知れる。 ――なんでぇなんでぇなんでぇ! てめぇ、クロミラ! そんなつまんねぇこと考えていやがったのか! どうにもなんねぇなんてつまんねぇこと考えてる暇があったら、腹抱えて笑っちまうようなことでも考えてやがれ! ――考えすぎて悪い方向にいくのはよくない癖なのだ。頭のいい清麿もそういう風に考えることはよくあった。頭のいいものはもう少し、頭の悪いものを見習うといいのだ! ――心配ばかりでは前に進めなくなってしまいます。クロスミラージュさんが私達を心配してくれるのはとても良いことですけど……アニキさんもガッシュさんも私も、クロスミラージュさんが暗い顔をしているのを見たいとは思いません。 そう言われたわけではないのに、そう言われるような気がした。 それは不確定な要素ばかりにも関わらず、先ほどの想定を容易に上回る確信。 内蔵された回路の最深部に、微かな電気信号――不快でも不穏でもない反応。 どれもこれも、機械の身には過ぎた信頼の証だった。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 「それでカミナ、これからどうするつもりなのだ?」 「決まってんだろ! あのさっきの凄ぇ必殺技をぶっ放した野郎のとこを目指す! ぐるーっと会場を移動しなきゃなんねぇのが面倒くせぇが、その代わりに途中にある家とかも全部見て回れるってことになる! 一石二鳥じゃねぇか!」 「おぉ! なるほど! すごいではないか!」 「本当です! そうしたらもっと凄いモンも見つかるかもしれません」 カミナの口上に手を叩いて喜ぶガッシュとニア。 結局のところ方針は何も変わらず、それどころかやや遠回りの兆しを見せているのだが、その点を考慮させない辺りは流石だった。 仲間からの賛同を得て、意気揚々と先導するカミナに続く大グレン団一行。 その面々が南東を目指す過程で辿り着いたのは、捻れた城と称するに相応しいB-4図書館。 ――かつて十傑衆が一人、衝撃のアルベルトと、不死の体を得たとはいえ心根は未だ平和な女子高生であった柊かがみ。 二人が打算含みの同盟を――最終的に掛け替えのない絆を結んだ、始まりの地であった。 「誰かがいる気配もないし、すごく気持ち悪い見た目の場所ではないか……」 「たくさん本がありますけど……どれもガッシュさんの本とは違うもののようですね」 相変わらず凄ぇもんが見つかる、と根拠のない自信を打ち立てて飛び込んだカミナ。 そのカミナに続き、ぐるりと螺旋状を描く階段の途中、書架から次々と本を確認する二人がそう零す。 ニアの手は代わる代わる抜き出す本のページを捲り、その度に読めないと残念そうに首を傾げては元の場所に戻していた。 「ちぇ。こんだけありゃぁ、ガッシュに凄ぇ力がぶわーっと出るんじゃねぇかと思ったが、そういうわけにもいかねぇみたいだな」 『元々期待薄でした。あの魔本が特殊な構造をしているのは解析済みですが、この建物の中にある本はほとんどが市販の製品です』 「小難しいこと言われてもわかんねぇ。そして本の中身も、俺にはさっぱりわからねぇ!」 一方でカミナは本を乱暴に投げ出し、階下へとぽんぽん放り出してしまう。 物を扱う態度として甚だ不適切だが、辺りを見回せば立ち並ぶ書架にぎっしり埋まる本の海。 それは知識という名の防壁に等しい理論武装。 さるビブリオマニアなら涎を垂らしただろう至れり尽くせりな空間も、識字できないカミナにしてみれば無用の長物でしかない。 初めこそ勢いよく本を検分していたガッシュとニアの二人も、度重なる期待の裏切りでその表情は明るくない。 ましてやこれだけの量の本があるのだ。 何かしら重要な内容の記された本はあるかもしれないが、見つけ出すのにかかる時間と労力はあまりにも惜しい。 一刻も早く、他の対主催と合流すべき状況ではあまり望ましくない寄り道といわざるをえない。 とクロスミラージュが考え、再出発を提案しようとした瞬間だった。 「――そうか! 間違いねぇ! そういうことに違いねぇぞ!」 不貞腐れたように座り込んでいたカミナの急な絶叫に、クロスミラージュは存在しない全身が震えるほどに驚く。 当然、体が存在するニアとガッシュの驚きは歴然だ。 持っていた本を互いに取りこぼし、拾おうと慌てて屈めた二人の額が激突、火花が散る。 「ウ、ウヌゥ、痛いのだ……」 「い、痛いです……」 「馬鹿野郎! 痛ぇとか辛ぇとか言ってる場合じゃねぇぞ! いいかおめぇら……この本の山が入ってるこの壁!」 『本棚と呼ばれるものです』 「そのホンダナだ! こいつの中に入ってる本を、全部みんな取っ払っちまえ!」 ぶつかって赤くなる額を擦る二人の肩を、カミナがこれ以上ないほど景気のいい顔で引っ叩く。 クロスミラージュの冷静な突っ込みもどこ吹く風だ。 発言の意味がわからないと首を傾げる三者を置き去りに、手近な書架に歩み寄るカミナ。 彼は早速本棚にぎっしり詰まった本を掴むと、十冊近くまとめて引き抜き――中身を検めもせずに、躊躇なく階下へ投げ捨てた。 分厚い本が地面に叩き付けられる空気の破裂音が静かな館内に響き渡る。 経年劣化を迎えていた古書が高高度からの衝撃に耐え兼ね、色落ちしたページが周囲に散らばっていた。 司書のいない貸し出しカウンターから咎める声はないが、心なしかどこからか黒縁眼鏡の女性の悲鳴が聞こえたような気がした。 その暴挙を声もなく見守っている大グレン団のリーダー以外。 カミナはその眼前で本を抜き出した書架の空っぽになった棚―― ではなく、空いたスペースを睨み付けて「違ぇな」と呟き、そのまま手当たり次第に目に映る本を投げ捨ててしまう。 『ちょ、ちょっと待ってください、カミナ』 「あぁ? なんでぇ、クロミラ。 おめぇは手がねぇから仕方ねぇが、ガッシュとニアは何してやがる。とっととこっちきて手伝いやがれ」 『それ以前の問題です。カミナ、あなたは一体、何をしているのですか?』 「あぁ!? おめぇ、俺の話を聞いてなかったのか!?」 「カミナ! 私もニアも何も聞かされていないのだ! クロスミラージュは悪くないぞ!」 柳眉を逆立てるカミナにガッシュの弁護が割って入る。 カミナは自身の青い頭髪に指を入れて頭を掻きながら、「そうだったか?」と首を捻り、 ニアの首肯をもって悪戯を詫びる子どものような表情で頭を下げた。それから、 「悪ぃ悪ぃ。ちょっと閃いたもんだから思わず先走っちまった」 『それはもう構いません。それで、何を閃いたというのですか?』 「そうです、アニキさん。それにホンダナってなんですか?」 『本の山が入っている棚です』 「話がちっとも進まないのだ」 話をちっとも聞いていなかったらしきニアが嬉しそうに手を叩き、 「まぁ、これがホンダナだったのですね」と華やかに微笑んでいる。 「そうだ! これがホンダナ! そしてこのホンダナが凄ぇたくさんあるここは、ホンダナの家に違いねぇ! いや、ホンダナの家どころか城かもしれねぇぞ!」 ここは地図上の図書館であり、入り口には私立図書館『超螺旋図書城』と記されていたという事実。 それらは場を停滞させるだけだとクロスミラージュは言葉を飲み込んだ。 「見やがれ! 右見ても本! 左見ても本! 上にまでびっしりありやがって、おまけに下にも本ばっかりじゃねぇか!」 『下の本はカミナが投げ捨てた結果ですが……』 「聞こえねぇ! どうでぇ、ガッシュ、この本だらけがどういうことかわかるか!?」 「ここがホンダナの城であり、本の城でもあるということではないか!?」 「そういうことだ! いや、そういうことか!?」 「違うのか?」 「……いや! 違わねぇ! 今日からここは本とホンダナの城だ!」 「まあ、すごい。本とホンダナにもお城があったのですね」 意気投合する三人に、クロスミラージュは自分が口を挟まなくても話が進まないことを悟る。 そうして一頻り騒いだ後、全員の前で空っぽになった書棚をばしばしとカミナが叩き、 「そしてこっから本題だ! この城が本とホンダナの城ってこたぁ、この城の中には本がはちゃめちゃたくさんあるってことだ。そうだな!」 「そうなのだ! 私はもう目が回りそうなのだ」 「そうだな。俺も読めねぇ食えねぇ枕にもならねぇ。 そんなもんをずっと見てるのも願い下げだ。 だが、こんだけ本があるってことは逆に怪しいと思わねぇか?」 「……何がですか?」 「決まってんだろ! こんだけ本がバァーッとありゃぁ、誰でもここには本しかねぇんだなって思うだろうぜ! だからこそ、実はここには本じゃねぇ何かがあるんじゃねぇのか!?」 そう言ってカミナはさらに一列、横並びの本を乱暴な腕振りで払い落とす。 そうして出現する空洞の奥に目ぼしい痕跡は見当たらず、カミナの想像が裏づけられるようなものは出てこなかった。 しかし、クロスミラージュは驚愕の中でその考えが否定できないことを認識していた。 木を隠すならば森の中――という諺がある。 一本の木を隠すために、木の群れの中にその存在を紛れ込ませてしまうという諺だ。 同じような考えで、この図書館の館内に本という存在を紛れ込ませることは容易だろう。 その本を求める来訪者からすれば、まさしく本の海の中から一冊の本を選び出すのはどれほどの苦難になるだろうか。 そして来訪者に、この大海の中から一冊の本を探し出す意図がなければどうなるか。 当然、来訪者は幾つかの本を確認して、すぐにこの場を立ち去るだろう。 図書館という名称と、その施設の持つ意味合いを知っている人間ならば尚更だ。 図書館を知っているからこそ、本の重要性を問えても、図書館の本以外のものに重要性を求めることはできないのだ。 これは即ち、本という文明を知らないが故に行われた蛮行。 カミナという存在は識字していない。それが故に本に重要性を見出さない。 情報を完全に埒外としているからこその、思考の裏を突いた考えであった。 「ウヌヌゥ、高いところにある本には私では手が届かないぞ!」 「ガッシュさん、下から一つずつやっていきましょう。アニキさんも」 「わかったのだ!」 「おうよ!」 クロスミラージュの驚愕を余所に、三人は最下層へと駆け下りて、順番に書架を空にする作業に従事している。 カミナは言うまでもなく、ガッシュとニアは単純にカミナの考えに賛同してのことのようだ。 思えばカミナは、あの紅の暴虐を見た時から恐れの感情の一切を抱いていなかった。 それは魔力という概念に触れたことがなく、それ故の無知からくる勇猛さだと定義づけていた。しかし、そうではないのだ。 あの暴力の威力を最も理解していたのがクロスミラージュならば、本質を最も理解していたのはカミナだったのかもしれない。 だからこそカミナはあの恐るべき力を前に怖じることなく、この場においても立ち遅れることのない思考に至れるのではないか。 これがカミナの力――いや、人間が持つ力なのだろうか。 これこそが、この飽くなき精神こそが、螺旋王の求める螺旋の力の本質なのか。 ――躊躇わず前に進み続ける意思、『進化』の力の一端なのか。 「カミナ、カミナ! ふと思ったのだが、この奥には何があるのだろうか?」 「なにぃ……ってぇ、こんなとこに道がありやがったのかよ」 考察を進めるクロスミラージュを置き去りに、カミナとガッシュが声を上げる。 それは入り口を入ってすぐのところにある貸し出しカウンター。その奥にある従業員用の関係者通路の入り口だった。 「この奥にもホンダナがあるのですか?」 「いや、わからねぇ。わからねぇが、俺はわかったぜ!」 「何がなのだ? 何がわかったのだ?」 期待の視線を二人から向けられ、カミナは「へっ」と笑って親指で己の顎をひと撫ですると、 「何か凄ぇもんを隠すなら、でけぇ建物の一番上か! 一番奥って相場が決まってんだよ! この建物の一番上は右と左のでっけぇ捩れた塔が二つだが、一番奥は一つっきゃねぇ! つまり! 何か凄ぇもんを隠すなら当然、一つしかねぇとこに決まってらぁ!」 「そういうものなのですか?」 「それが男の心理ってもんよ! なぁ、ガッシュ」 「その通りなのだ。私もきっと、二つと一つなら一つにお宝を隠してしまうに違いない」 『男』の理論が炸裂し、カミナは貸し出しカウンターを乗り越え暗い通路へ身を躍らせる。 そのまま通路を進む三人は、通路の途中途中にあった『更衣室』や『会議室』といったプレートの下がった部屋を素通り。 目指すは一番奥にあり、それ以外は箸にもかけねぇという一本気ぶりだ。 その最奥にあったのは『書庫』というプレートの下がる一室。 鉄扉の向こうには窓のない閉め切った空間が広がっており、埃臭さと古書特有の臭いが立ち込めている。 鼻のいいカミナとガッシュは顔を顰めながら足を踏み入れ、中を見渡すニアが、 「ここにも本がありますね。小さい部屋ですけれど、ここもホンダナの城なのですか?」 「こじんまりとしていやがるから、多分、本とホンダナの子どもの部屋だな! だが、一番奥にあるからには怪しいのはここだ。っつーわけで、とりあえずここのホンダナを空にしちまうぞ!」 「「おーーーっ!」」 『大丈夫……なのでしょうか』 クロスミラージュの心配を余所に、三人は黙々と本を取り出す作業を開始する。 この作業が徒労に終わるとすれば、彼らの行動は単純に本を陰干ししたというだけになる。 だが、燃える意思を瞳に宿す三人を止める言葉をクロスミラージュは持たなかった。 ただ気になるのは、この書庫にのみ明確に誰かが足を踏み入れた痕跡があったことだ。 書棚の一つ、真ん中がぽっかり開いているのは、そこにあった本を誰かが持ち出した証拠だろう。 塔の中に山と積まれた書架の全てに本が並べられていたのだ。ここだけずぼらな状況であったとは考え難い。 ――あるいはその一冊こそが、何かしらの重要な文献であったとも考えられるが。 「ムムッ? ニア、この奥にある変なものが見えるか?」 「えっと、これですか? これ、なんなんでしょう。――あ、倒れました」 丁度その真ん中の書棚の下の段を空白にしていた二人が、小さく驚きの声を上げた。 カミナとクロスミラージュがそちらに意識を向けるのと同時、書庫内の空気に変化が訪れる。 ――かすかな機械音が生じ、件の書棚が小刻みに揺れる。 さりげなくカミナがニアとガッシュを背後に庇いながら距離を開けると、 それを待っていたように書棚は内開きの扉のように位置を変え、 ――最奥の本棚の奥、隠されていた漆黒の扉が四人の前に姿を現していた。 本棚の面積をいっぱいに使った黒の大扉は、その素材がようと知れずひっそり静寂を保っている。 鉄のように見えるが、それ以外の鉱物といわれれば納得してしまいそうな異様さ。 そのドアを前にカミナは腕を組み、堂々と胸を張ると盛大に身を反らせて、 「ほれ見ろい! いかにもってぇ感じのドアのご登場とくらぁ!」 「すごいのだ、カミナ! 本当に、本当に見つけてしまったのだ!」 はしゃぐガッシュとニアがハイタッチ。 それを見届けたカミナが意気揚々と、大扉の中央に設置されたバルブに手を伸ばす。 どうやら気密室のような厳重さを誇る部屋らしく、黒のハンドルは見るものに頑強さを誇示するような造りになっていた。 「こいつを……どうすんだ?」 『時計回りに回せば開くものかと思われます』 「時計回りってなぁ、どっちに回るんだ?」 『そうでした。上の部分を握り、右に回せば開くものかと思われます』 「了解了解っと」 口笛混じりの気軽さでハンドルを握り、カミナが右回りに力を込める。 が、ハンドルはどういうわけかピクリとも動かない。 手軽に回るものと予想していたカミナは深く息を吐き、それから全体重をかけてハンドルを回しにかかるが、 「~~~~~~ッ! だぁーっ! 固ぇ! 固すぎるぞ、どうなってやがる!」 顔が真っ赤になるほどの力を込めた結果、ハンドルは回る気配すら見せなかった。 カミナに続いてガッシュ、ニアと同じように続いたが、この中で最も膂力のあるカミナの手で回らないのだ。 二人に動かせるはずもなく、全員で赤くなった手を振りながら首を傾げる。 「せっかくドアを見つけたのに、開けられないのでしょうか」 「ひょっとしたら鍵が必要なのかもしれないが……私達は鍵は持っていないのだ」 『いえ、鍵穴らしきものは見つかりません。 あるいは何かに反応する扉なのかもしれませんが……その場合はハンドルは何のために』 代わる代わるの攻撃にびくともしない大扉。 秘匿性の高さに中に収められているものの重要性が期待されるが、開かないのでは意味がない。 破壊を提案しようにも、扉から漂う得体の知れない雰囲気がそれを躊躇わせた。 ――単純な威力では、決して開かないギミックが用いられている扉? 「おぉーーっし! わかった! 今度こそわかった!」 今度の叫びにもまた全員が驚く。 当然、高らかに声を上げたのはカミナ。だが、今度の驚きには三人の期待が続いた。 先ほどのように正解を導き出したカミナならば、また妙案を出してくれるのではと。 ガッシュとニアは信頼から。クロスミラージュは独創的な発想力に期待して。 期待の視線に対し、カミナは堂々と頷いて、鼻の穴を広げると大声で言う。 「いいか、てめぇら! こういう考え方がある! 一つの凄ぇでかい岩がある。とても一人じゃ持ち上げられねぇ。さぁどうする」 「どうするんですか?」 「簡単な話だ。一人で持ち上がらねぇなら、二人で持ち上げんだよ。 二人で足りなきゃ三人だ。三人もいりゃぁ、見上げるほどでっけぇ岩でも持ち上がらぁ!」 「おお、その通りなのだ!」 『そ、そんな単純な話でしょうか!?』 予想以上にシンプルな答え――動揺するクロスミラージュに、カミナは己の懐を叩くと、 「馬鹿野郎! 何でもかんでも難しいばっかが正解じゃねぇぞ。男は度胸! 何でも試してみるもんなんだよ!」 『しかし……』 「ぐだぐだうるせぇ! 全員、男ならちゃちゃっと覚悟を決めやがれ!」 「すみません、アニキさん。私は女なのですけれど……」 「女もそうだ! 見てるだけじゃ始まらねぇ!」 強引な理屈で全員の意思を纏め上げるカミナ。 クロスミラージュからすれば、成功の見込みが低いだけで特別反対する理由はない。 ガッシュは再び感銘を受けているようだが、クロスミラージュが気になったのはニアの反応だった。 彼女は花模様の浮かぶ双眸を瞬かせ、それから何度か確かめるように頷く。 「女も……そう」 『ニア? どうかされましたか?』 クロスミラージュの問いに、ニアは首を横に振ると、晴れやかな表情で笑った。 「いえ、何となく……自分のやるべきことがわかったような気がしただけです」 『そう、ですか?』 「はい」 「おう、ニア! とっととこっちこい! おめぇは左、ガッシュは右。俺が上だ」 「はい! 任せてください!」 「おぉ、いい返事じゃねぇか。負けんじゃねぇぞ、ガッシュ!」 「わかっているのだ!」 カミナがハンドルの上部を、ガッシュが右を。ニアが左を握り、三人が深く息を吸う。 そして幾度かの深呼吸の後、合図もないのに全員の声が揃った。 『「「「せーーーーーーーーーーーーーーーのぉっ!!!!」」」』 掛け声と共に三人の腕に力がこもり、それに比例して力む表情に赤みが増していく。 この時ばかりは体を持たないクロスミラージュは、三人を応援することしかできない。 「ウヌヌゥ……全然動かぬ!」 「動いて……動いてください……!」 「諦めんな! 一人より二人! 二人より三人だ! そんでもってこっちにゃ四人もいるんだぜ! これで動かねぇもんがあるわけねぇ!」 『私は一人分には計算できないと思われますが』 「気合いだ気合い! おめぇの気合いが俺達を伝って、このクソ輪っかを回す力になるんだろうが! そら、うおりゃぁぁぁ!」 論理性に欠ける根性論でしかない言葉――それがどうして、これほど回路に響いたのか。 クロスミラージュにはそれがわからない。 だが、カミナの声に触発されるようにガッシュとニアもまた雄叫びを上げ、 ――気づけばクロスミラージュ自身もその『気合い』の一陣に身を置いていた。 それはこの場の四人の気合いという名の信頼が呼び起こした当然の結末。 『――複数の螺旋力を確認しました』 電子音声――クロスミラージュに似た、しかしそれよりはるかに無感情な音声に全員が肩を震わせた。そして、 「お、お、お……動いたぞ! 回るのだ!」 「きたきたきたぜぇ! ほれ見ろ! やっぱり四人もいりゃぁ回るんだ」 「はい! 四人揃っていて、できました!」 喜ぶ三人の手元、あれほど強固な頑なさを見せたハンドルがくるくると回っている。 難敵を打倒した喜びか、カミナとガッシュはそのハンドルを勢いよく回し続け、 軽々回るハンドルの回転が限界に達して急に止まり、止め損ねた腕を金具にぶつけて盛大に痛がる。 その微笑ましいとさえいえる状況の中、三人が聞き逃したらしい扉からの電子音声をクロスミラージュは反芻していた。 『――複数の螺旋力を認識しました』 その言葉は単純なようで重い。言葉の示す意味は、この扉を開くために必要な『鍵』が螺旋力であったということだ。 そしてカミナ、ガッシュ、ニアの三人がその螺旋力に目覚めていることはすでに周知の事実。 一人では足りず、複数名の螺旋力を利用することで初めて開く扉。 ――つまり、クロスミラージュの存在は、この扉を開くために何の役にも立たなかった。 その自分の無力さを痛感する一方で、先ほどの電子音声の無感情さに驚いた自分がいた。 そしてそのことに驚いたという事実が再び、クロスミラージュ自身を驚かせる。 同系統の存在であるはずの機械。その機械的な音声に対し、自分はあまりに無感情であると感想を抱いた。 つい十数時間前まで、その機械音声と何ら変わらない存在であったと自覚できる自分が、だ。 これは正直なところ、とても恐ろしいと思えることだった。 本来機械に要求されるのは、人間が持つ感情による誤差などの補助だ。 機械的にプログラミングされた行動に従事するのは、不満や疲労、感情を持たない機械の最高の美点である。 今の自分には明らかにそれが欠けているのだ。 思えば、先ほどの紅の螺旋の危険性について、仲間達に打ち明けなかったのはどういう合理的な思考からだったといえるのか。 あそこは仲間達に危険を冷静に告げ、話し合った上で今後の方針を左右する重大な情報だ。 その開示を拒み、あまつさえ回路の奥に仕舞い込んだ自分の本音はどこにあったのか。 クロスミラージュは、その自分に訪れている『変化』がたまらなく恐ろしい。 自分が自分でなくなっていく――そんなことに恐れを抱くことなど、考えたこともなかった。考える必要もなかったのだ。 何故ならば自分は、持ち主の命に忠実に答えるだけの機械であったから。 今の自分はあまりにも恐ろしい。いずれ今の決断を悔いることがあるかもしれない。 あるいは未来に同じような決断を下し、機械の領分を外れたことで、仲間達を、カミナを危険に晒すのではないか。 これもカミナという存在、そしてその仲間達。 これまでこのゲームを通じて次々と出会ってきた参加者達――その一つ一つの出会い。 螺旋のような繰り返し巡り合わされる運命に翻弄されたことの結果なのだろうか。 「なんでぇ、クロミラ。おめぇもちっとは嬉しそうな声を出してみたりだなぁ……」 『カミナ。この扉は螺旋力を認識して開く扉だったようです』 声を止められ、カミナが息を詰める。 ガッシュとニアがその様子を心配そうに見つめる姿が、三者の姿が回路に焼き付く。 だがそれを無視し、クロスミラージュは静かな声で続けた。 ――自分自身が、機械であり続けるために。 『つまり、あなた達三人の気合いがあれば開く扉だった。私の力は必要なかったものと……』 「おめぇ……そういう話じゃ」 「そんなことはないのだ!」 口の端を歪めたカミナに先んじて、ガッシュが叫んでいた。 もしもクロスミラージュに体があったなら、その横っ面を殴りつけていただろう勢い。 その勢いのままに駆け寄り、カード型の本体に目掛けてガッシュは続ける。 「カミナは言ったのだ。一人より二人、二人より三人。そして三人より四人だと! 私もそう思うのだ。協力するということは! 四人よりもっと……五人も六人も七人も十人もいればきっともっといいものだと思う。 ドアが何人いれば開いたかなんてそんなことはどうでもいいことではないのか! 全員が協力して、ウオーッと叫んだから開いたのではないのか! 誰が欠けても開かなかったと私は思う。だから、そんな悲しいこと……言わないでほしいのだ」 勢いは後半に行くにつれて下火になり、ガッシュは唇を噛み締めてクロスミラージュを見る。 その表情は決して悲しんでいない。泣いていない。怒ってもいない。 ただ、決して曲がることのない何かを、熱い何かと温かい何かを秘めた表情だった。 「あの、クロスミラージュさんって何ですか?」 唐突に場に割り込む声はニアのものだった。 彼女はいつも質問する時と変わらぬ態度で小さく手を上げ、軽く小首を傾げながら愛らしい瞳を光らせる。 カミナとガッシュは無言。だから応じるのはクロスミラージュだけだ。 『私は……デバイスです』 「デバイス……ですね。わかりました」 唇に指を当て、うんと頷くとニアはガッシュの隣に並んだ。そして、 「無理を通して道理を蹴っ飛ばす。アニキさんはそう仰いました。それが男、ですよね?」 「あぁ、そうだぜ」 「それでは女は? 女は無理を通して道理を蹴っ飛ばしてはいけませんか?」 「へっ、そんなわけがねぇ。男だろうが女だろうが、大グレン団は全員が無理を通して道理を蹴っ飛ばす! そうやって、前へ前へかっ飛ばしていくんだよ!」 拳を握り締め、グレン団の在り方を語ったカミナにニアは満足げに頷いた。 それから彼女は口元の笑みを消し、真っ直ぐに真剣な眼差しでクロスミラージュを見つめ、 「男も、女も……です。それなら、きっとデバイスも同じですよ」 『……ニア』 「螺旋の力……難しいことは私にもわかりません。 ですけれど、気合いは今はちょっとだけわかりました。その気合いでこの扉が開いたのも、 全員で気合いをしていた時に、クロスミラージュさんが一緒に声を出して気合いしてくれていたことも」 確かに声が出ていた。 何かに背中を押されるように、導かれるように、内側から膨れ上がる衝動に突き動かされるままに。 「全員で気合いしたんです。男も女もデバイスも全員で。 だから扉が開きました。ガッシュさんと同じで、私が言いたいのはそれだけです」 ぺこりと頭を下げて、ニアはカミナに顔を向ける。 ガッシュ、自分とクロスミラージュに声をかけたからだろう。最後の順番を譲って微笑む。 そしてバトンを渡されたカミナは頭を掻き、あーともうーともつかない呻きを漏らすと、 「俺の言いてぇことは全部、二人に先に言われちまった。だから、あー、くそ。何てぇんだかわかんねぇけどよ」 とん、とクロスミラージュを入れている懐をカミナが軽く叩く。 「つまんねぇこと気にしてんじゃねぇ。ここじゃ、俺達が揃って大グレン団なんだからよ」 ガッシュとニアが互いに嬉しそうに頷き合い、カミナが照れたように鼻を擦って顔を背ける。 その三人からの思いやりに触れ、クロスミラージュは、 『……はい。ありがとうございます、カミナ。ガッシュ。ニア』 悟られまいと無感情に告げようとして、その声が失敗していたのは全員がわかっていた。 クロスミラージュは自分に訪れた変化が恐ろしくてたまらなかった。 だが何より、その変化を恐ろしいと思うより、悪くないと思う気持ちが勝っている。 それもまた、変えようのない事実となっていた。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 四人が自分達の団結を新たにしたところで、放置されていた扉の部屋はようやく日の目を見ることができた。 光の差し込まない暗い部屋の中に足を踏み入れ、カミナは僅かに息を呑む。 真夜中さながらの暗室ぶりは、故郷の夜を思い出させる。 ジーハ村では電力の消費を抑えろと、躍起になって怒鳴りつけた村長の存在も今では少し懐かしい。 (へっ。過ぎた昨日に気を向けるなんて、らしくねぇことしちまった。 一度故郷を飛び出したからには、退かねぇ媚びねぇ顧みねぇ――ちょっと違うか?) 首を傾げるカミナの左右、挟むように立つ二人が不安にしているのを肌で感じる。 暗闇を恐れるのは人の本能で、そのことで怒鳴りつけるなんて狭量さは持ち合わせていない。 故にここでカミナが取るべき行動は、誰よりも先に暗闇の中で前に進むことだった。 何故なら、リーダーが動かなければ後ろはついてこれないのだから。 「しみったれた場所じゃねぇか。薄暗くって何も見えやしねぇ!」 大声を上げて堂々と踏み出すカミナに、ガッシュとニアの足音が続く。 そのことに小さな感謝をした眼前――暗闇は唐突にもたらされた輝きに消し飛ばされる。 「――何であるか!?」 「ニア、ガッシュ! 下がってろ!」 咄嗟の事態に悲鳴を上げる二人を背後に庇い、白光に覆われた瞳を無理にこじ開ける。 その目の前に何が出現していようと、最初の壁となるのは自分でなければならないのだから。 もっとも、その心意気も杞憂に終わった。 光の灯った室内、三人の目が光度の変化に対応し始めると、そこに危険がないことが知れる。 そう、その一室には敵対者は一人もおらず、あるのは広大な空間だけ。 カミナにとっては見たこともないような機械だらけの一室。 ど真ん中にででんと縦長の筒が伸びているのと、壁際に配置されているのが椅子によく似ている程度しか認識できない。 駆け回ってなお手に余る空間の出現に、カミナ達三人は声も出ない。 機械だらけの空間というのは、この三人にとってあまりにも馴染みのない空間なのだ。 だからこそ、この場の重要性について理解の呟きが漏れたことを誰も聞き逃さなかった。 『この場所は……』 「わかんのか、クロミラ」 『はっきりとはわかりません。ただ……この高度な文明は飛躍的に私のいた世界のものに似通っています。 細部に至っては違いますが、文明レベルにおいて』 「俺にはさっぱりわからねぇ。噛み砕いてくれ」 『……つまり、この場所がどういう目的に使われる場所なのか、私にはわかるかもしれないということです』 「すごいです! クロスミラージュさん!」 賛辞の言葉もそこそこに辞したクロスミラージュに従い、カミナは空間の中央にある腰ほどの高さのパネルを見る。 これだけならばグレンのコックピット内にも似たようなものがあったような気もするが、如何せん規模が違う。 握れば動かせるだろうという操縦桿を見つからず、カミナは手をこまねく他にない。 『やはり、この機械の文明の設計思想はかなり私の文明のレベルに近いものです。 次元間移動に即した私達の世界のものに比べ、こちらの場合はあくまで単一世界の理に従ったもののようですが……』 淡々と自身の考察を述べるクロスミラージュの背後、聞いている三人が煙を上げている。 カミナは真っ赤になった顔、耳や鼻から蒸気が漏れる。 ガッシュは理解しようと頭を抱え、その場で唸りながらぐるぐる回っている状態だ。 ニアに至っては指折り数えていることから、いつもの調子で質問する数をストックしている様子が窺えた。 これ以上の説明は無駄になる、とクロスミラージュが諦めたかは定かではない。 だが事実として彼は説明の口を止めると、 『とにかく、起動させることは可能だということです。カミナ、そちらにある赤いボタンを押していただけますか?』 「ぷすー。――っと、おぉ? わかった。この情熱的に赤ぇイカしたボタンだな?」 煙の噴出を止めたカミナが、促されるままに席上のボタンをゆっくり押す。 それだけで、光がかすかに灯るだけだった室内に機械の駆動音が満ち溢れた。 四方八方から鳴り響く音にガッシュとニアが驚くが、カミナはこの鼓膜を撫ぜる無数の音に聞き覚えがあるのに気づいていた。 この音は、そう――ガンメンが、グレンが起動する時に鳴り響く目覚めの音。 手足に活力が漲り、大きな顔で前を見据えるために、エネルギーが満ち満ちていく音だ。 「なんてこった……つまりこいつぁ、ガンメンだったのか!?」 『いえ、違うようです。機動兵器というわけではないようですが……』 「違うのかよ!」 意気込みを塞き止められて唾を飛ばすカミナ。 その懐でクロスミラージュが起動し始めた周囲の機械の検分を進める――その時だ。 『――螺旋界認識転移システム起動』 その電子音声を聞くのは二度目だが、その言葉の意味する内容は理解不能だった。 螺旋の冠がつく名前にカミナは振り向くが、ニアもガッシュもわからないと首を振る。 改めて何を言われたのか思い出そうにも、難しい名前すぎて螺旋何ちゃらとしか思い出せない。 「一体、どういう意味なのだ」 「待ってください。まだ、さっきの方のお話は途中のようです」 『――螺旋力保持者の存在を確認。システム起動。システムはこれより、対象者を望むものの場所へと転送します』 それきり静まり返る室内、相変わらず周囲の機械は騒がしいが、聞こえた声以上の変化は訪れる気配がない。 三人は互いに顔を見合わせると、同時に肩を竦めて無理解をアピール。 「クロミラ」 『はい。どうやらこの装置の名称は螺旋界認識転移システム。 おそらくはその名称の通り、認識した物体の場所へ転移させるという装置のようです。 認識したものを呼び出すのではなく、こちらから移動するという形式のもののようですが』 クロスミラージュは説明を述べながら、自身の考察が正しかったことを悟る。 機動六課などの存在のある本来の彼の次元に対し、こちらの装置は単一世界の移動を目的としたものだ。 流石に多次元間を移動するまでの技術はないらしいが、目的意識の違いがあるだけでその差異はかなり小規模なものだろう。 多数の世界から参加者を集った手口や、このような施設を用意するだけの技術力。 圧倒的な螺旋王の持つ力に、クロスミラージュは分の悪さを意識する他ない。 もっとも、そのクロスミラージュの抱く懸念の領域に、今の説明でカミナ達三人が至ることができるわけもなく――、 「ぷすー」 「ほわーん」 「きらきらー」 三人の意識が現実からかなり距離が開いている。 クロスミラージュが必死に呼びかけて三人を呼び戻し、その機能の全てを説明し終えたのは五分後のことだった。 「まったく、凄いものがあるものなのだな」 「あ、これがアニキさんの仰っていた凄いモンなのですか?」 「違ぇ違ぇ! 俺の言う凄ぇもんはもっともぉっと凄ぇもんだ。こんな意味もわからねぇ役立たずな代物のことじゃねぇよ」 『まだ意味がわかっていないのですか!?』 クロスミラージュの絶叫にカミナは「仕方ねぇだろ」とパネルを思い切り叩く。その固さに思わず叩いた手を抑えながら、 「小難しい理屈はわからねぇんだよ。というか、俺の生き様には必要ねぇんだ」 『ええっと、つまり、こういう言い方はあまり得意ではないのですが……』 「想った場所、想った相手、そこに飛ぶことができる――ですよね?」 クロスミラージュの言葉を引き取り、微笑むニアがそう繋ぐ。 クロスミラージュが『感謝します』と返答すると、ようやくカミナも理解に行き届いた。 「なるほど、そりゃ便利じゃねぇか。つまり、欲しいもんとか」 『あるいは捜し人の下へ移動することが――』 そう、二人が納得の言葉を交換した瞬間だった。 先ほどのカミナの一撃が理由か、または別の要因が作用したのかはわからない。 かなりの確率で前者を起因とするだろう中、再び電子音声が告げる。 『――螺旋界認識転移システム起動、転移開始』 『しまった、これは――!?』 同時に重なる二つの機械音声、その片方が紛れもなく焦燥感に彩られていたのを三人は聞いていた。 その瞬間に三人が何を思っていたのか、クロスミラージュにはわからない。ただ、その結果だけはすぐにわかった。 ――誰もいなくなった一室で、機械の作動音だけが虚しく響き続けている。 時系列順で読む Back 第五回放送 Next 愛を取り戻せ! 投下順で読む Back 第五回放送 Next 愛を取り戻せ! 262 アイが呼ぶほうへ(前編) カミナ 262 アイが呼ぶほうへ side-A 262 アイが呼ぶほうへ(前編) ニア 262 愛を取り戻せ! 262 アイが呼ぶほうへ(前編) ガッシュ・ベル 262 アイが呼ぶほうへ side-A
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/1292.html
時は少し遡る。 「・・・・・・」 「“カワズ”様・・・。“ゲコっち”が慰めてあげます!!よしよし」 「げ、元気を出して下さい!!まだ、あの年頃の子供達には“カワズ”様の魅力が伝わらないのも致し方無いと思います!!」 純真無垢な幼子達にボコボコにされた挙句、「かーえーれ」コールの大合唱を喰らった“カワズ”を“ゲコっち”と“ゲコゲコ”が慰めていた。そんな時に・・・ 何やってんの、お兄さん? ・・・久し振りだね、林檎ちゃん? “カワズ”の脳に念話回線が繋がった。その主は、春咲林檎。以前の救済委員事件の折に、界刺の手によって病院送りにされた少女。春咲桜の・・・妹。 ・・・やっぱり、あたしに気付いてたんだね?あのガキ共にコールを喰らった後に、こっちに歩いて来たからさ。もしかしてって思ったんだよ うん、気付いてた。『マリンウォール』には泳ぎに来たの? ま、まぁね ・・・桜が心配していたよ?『林檎ちゃんが家に帰って来ない』ってさ ・・・・・・帰れるわけないじゃん。あたしが桜にどれだけ酷いことしたと思ってんの?パパやママにも勘当に近い扱いをされてるし・・・ 林檎の声が低くなる。対する“カワズ”も、彼女の様子に内心溜息を吐く。 以前、林檎は長女の春咲躯園と共に春咲に制裁を浴びせ、その結果として界刺にボコボコにされた。 農条達によって病院へ入院することになった林檎は、10日程で退院することができた。だが、その退院の前日に春咲家の両親が林檎の前に現れ、こう告げた。 『私達春咲家の名前に泥を塗るとは・・・親不孝者め!!!』 『今の私達は、貴方を自分達の子供だと思うことはできません。ですから、しばらくは1人で生活なさい。 お金は出してあげます。ほとぼりが冷めたら・・・また話し合いましょう』 それは、勘当に近い宣言だった。躯園が逮捕されたことで、著名な科学者であった両親は周囲から白い目で見られるようになった。 科学者としての矜持を傷付けたのがよりにもよって自分達の子供であるという事実が、両親にとっては許せなかった。 退院以降、林檎は各地のホテル等を転々とする生活を送っている。何時までこの生活なのかはわからない。自分がしたことの重大さが、その時になってようやくわかった。 だから、両親の怒りも納得できる。自分が親の立場なら、きっとあれくらいは怒っていたと思うから。 それでもさ。桜は林檎ちゃんのことが心配なんだよ ・・・今は無理。合わせる顔が無い 春咲が林檎のことを心配しているのは容易に想像できた。自分をとことん痛め付けた長女の躯園をすら、命を賭して助けたと聞いた時は『桜らしい』と零してしまった。 そんな心優しい姉を、自分は何度も傷付けてしまった。己の愚かさに歯噛みした。だから、今の林檎は春咲と会えない。 本当なら謝らなければならない。でも、それだけでいいのか?それだけで、許されてもいいのか? 春咲はこんな自分でも受け入れてしまうだろう。そうすることで、自分の犯した罪が有耶無耶になるのではないか? そう、林檎は考えている。自分に甘い性格はまだ治っていないと思う。このまま会ったらいけない。でも、どうやったら自分を叩き直せるのか。 それすらわからない自分に苛立ちながら日々の生活を過ごして来た・・・そんな今日、かつて自分をボコボコにした人間の名前を耳にした。 幼子達にボコボコにされているカエルの着ぐるみを着た男の名前を。 俺に話し掛けるのは恐くなかったのかい? ・・・少し恐かった。でも、お兄さんがあたしをボコボコにしたのにはちゃんとした理由があったから。 そう思ったから・・・思い切って。お兄さんに対してだけは・・・逃げたくなかったから ふ~ん ・・・お兄さん。本当はこんなことを言える立場じゃ無いのはわかってるんだ。でも・・・こんなことをお願いできるのは、お兄さんしかいないんだ・・・ ・・・何? あたしの性根を叩き直して欲しいんだ 林檎の願い。それは、自分自身の甘ったれた性根を叩き直すこと。自分1人ではどうしても甘くしてしまう現状を、“カワズ”の力を借りて打破したい。 自分の力で何とかしないといけないのはわかってる。でも、どうしても自分に甘くしてしまう。幼い頃から染み付いた悪癖は、そう簡単には取り払えない。 ・・・俺の性格とかをわかった上で頼んでるんだね? うん それは、両親や姉妹に合わせる顔を作るため? ・・・それもある。でも、それ以上に自分自身を変えたいんだ。このままじゃ、あたしはずっと自分に甘いままだ。それが、あたしは許せない!! だったら1人でやれば? ううぅ・・・!!や、やっぱお兄さんって厳しいね。・・・わかってんだよ、そんなことは。でも・・・でも・・・ううぅ・・・ 「(マ、マズイ!!この状態で泣かれたら、俺の頭が!!)」 念話回線の中で、林檎の声が涙声になり始めた。以前に林檎の『音響砲弾』を何度も喰らっている“カワズ”は、あの再現を何よりも恐れる。 それに・・・林檎の抱く苦しみも理解できる。友達もいない。肉親には合わせる顔が無い。 所謂孤立状態に陥っているのは自業自得ではあるが、彼女はその中でも変わろうと必死にもがいているのだ。 その感覚は、“カワズ”にも経験があった。自分も他者と接することで変わることができたが故に。 自業自得。それは、他者の力を全く借りないというわけでは無い。自分で行動を起こし、偶然or必然において他者等と接し、そこから色んなことを学び、得るということだ。 そして、その責任は自分で負うということだ。功罪両方共に。今の林檎は、勇気を出して自分に話し掛けて来た。ならば・・・ ・・・いいよ。君の勇気に応えよう ホ、ホント!? あぁ。但し、俺が直接どうこうするという形にはならないと思う。俺は、君が変わる切欠を作るだけだ。そこから先は・・・君次第だ。それでいいなら・・・ いい!!それでいいよ、お兄さん!! 「(これを風路の奴が知ったら怒りそうだ。『甘くねぇか?』ってね。・・・今回は仲間(さくら)のためでもあるからな。身内に甘いのは俺も一緒か。 しかしまぁ、こうも色んなことが重なって来るとはな。ゲコ太、ヒバンナ(ハバラッチ)、風路、林檎ちゃん、殺人鬼・・・俺って働きモンだなぁ)」 しかも、この後に加賀美までもが加わるのである。マジ働きモンである。嫌なら断ればいいのだが、それができないのは彼の信念的なものか。 「なでなで」 「頑張りましょう!!」 「・・・だああぁぁっ!!!」 「「うわっ!!?」」 そんな林檎との念話通信を知る由も無い“ゲコっち”と“ゲコゲコ”は、“カワズ”が出した大声にビックリする。 「ど、どうなされたのですか!?」 「うん?あぁ、ごめん。ちょっと気合を入れ直しただけだよ。・・・驚かせちゃったみたいだね?」 「わ、私は大丈夫です!!」 「“ゲコっち”先輩に同じく!!」 「そうか。なら、よかった。・・・・・・うん。“ゲコっち”!“ゲコゲコ”!君達に紹介したい女の子が居る。 もうすぐ来るみたいだから、彼女と一緒に鴉達の所へ戻ろう」 「・・・女の子?」 「・・・またですか?」 “ゲコっち”と“ゲコゲコ”は、新しい女の子の出現に呆れる。紹介と言うからには自分達が知らない女の子なのだろう。一体この男はどれ程の女性を侍らせているのか。 「うん?何だ、その文句がありそうな返答は?・・・言っとくが、紹介するのは桜の妹だぞ?」 「そ、そうなんですか!?」 「うん。春咲林檎って言うんだ。俺は彼女とは何もないよ?誤解を生まないように前もって言っとくけど。つか、この前ボコボコにして病院送りにしたし」 「病院送り・・・ハッ!!先日の“講習”に際に仰られていた、あなた様が病院送りにしたという中学生・・・ですか?」 「そう」 等と言っている間に、彼女は姿を見せた。金髪のツインテールにリンゴの髪留めが特徴な小さい女の子。 身長的には“ゲコゲコ”と同じくらいの彼女は、“カワズ”達の前に来て挨拶する。 「え、え~と・・・春咲林檎って言います。以前このお兄さんに色んな意味でお世話になりました。よ、よろしくお願いします」 ペコリと頭を下げる林檎。次いで“ゲコっち”や“ゲコゲコ”が挨拶返しを行う。その様子を見ている“カワズ”は、1人思案に耽っていた。 「お、お兄さん!頼みたいことってな~に!?は、早く教えてよ!!」 時は今に戻る。 「(あれ?この声って・・・)」 「(ぶっちゃけ、どっかで聞いたような・・・)」 林檎の声に聞き覚えがあるのか葉原と鉄枷は首を傾げるが、明確には思い出せないようだ。 「あ、あれは春咲林檎!!世の中の女性を愛して止まない俺が唯一受け付けない人間!!」 「えっ!?嘘!?一色が受け付けない女性なんて、この世に存在していたの!?」 「春咲林檎って、確か春咲桜の妹だよな?・・・あの野郎と繋がりがあってもおかしくは無い・・・か」 一色の衝撃的発現に鏡星が驚愕する。普段は女性のことばかりを考える変体紳士である一色のストライクゾーンは、幼女からお年寄りまでという幅広いものである。 そんな彼が受け付けない女性がこの世に居ようとは。一色を知る者ならば、誰でも驚愕するに決まっている。 一方、春咲林檎という名前に閨秀が己の記憶の中から血縁関係を引っ張り出す。 「林檎ちゃん!それと“ピョン子”!こっちに来て!!」 「あっ!!居た!!」 「うわっ!?急に出現しないで下さいよ!!・・・私ですか?」 「あの“変人”・・・。まさか、俺が本能的に避けている少女すら手中に収めているのか!?幾人もの女性から告白を受けている癖に!?お、おのれえええええぇぇぇっっ!!!」 「あちゃー・・・一色君のヤキモチ癖が・・・」 林檎と“ピョン子”が“カワズ”に呼ばれ駆け足で走って行く。その姿に一色は歯をギシギシ言わせ、焔火が同僚の悪癖に溜息を吐く。 「え~とね、“ピョン子”の中身を交代するよ?つまり、ハバラッチがOUTで林檎ちゃんがINするってこと」 「ええぇっ!!?」 「ど、どういうこと!?」 葉原と林檎は、“カワズ”の真意を見極められない。 「ちょっとね、事情が変わった。俺は、これから林檎ちゃんを立派なレディーに成長させるためのお仕事をしなけりゃならなくなった。 林檎ちゃん。俺達はこれから数日の間、ボランティアに赴くことになっている。君には、その一員として来て貰う。鴉!!別にいいよな!?」 「あぁ。別に構わんぞ?人数は変わらないのだからな。だが・・・」 「ハバラッチ。君も色々忙しいんだろ?聞いたよ?先輩が病欠なんだって?だったら、君が優先するべきは俺達じゃ無くて、支部の仕事なんじゃないの?」 「そ、それは・・・」 「そうだ。偶には支部の皆と一緒に外回りしてみるってのもいいんじゃない?折角外に居るんだし?これだけの大人数で外回りする機会なんか滅多にないと思うけどなぁ」 「(・・・ハッ!!もしかして、緋花ちゃんと同行する機会を・・・!?)」 まず、葉原が“カワズ”の真意を汲み取る。 「林檎ちゃん。さっき俺がボコボコにされたように、小さな子供達と接するのはスゲー難しいぜ。正直、俺もここまで難しいとは思わなかった。 純真無垢なお子様方は、本音ばっかり言って来る。自分が気に入らないなら、我儘でも何でも言って来る。今の君には・・・最適な修行場だろ?」 「(た、確かに・・・!!)」 次に、林檎も“カワズ”の言わんとしていることを理解する。 「どうかな、リーダー?偶には、事務仕事してばかりの人間だって外に連れ出してやってもいいんじゃね?きっと、良い経験になると思うぜ? 何せ、176支部には頼りになるのかなららいのかサッパリわかんねぇ問題児集団が居るんだろ? 支部のまとめ役を務めることもあるハバラッチの同行は、マイナスにはならねぇと思うんだけど?」 「「「「「ピキッ!!!!!」」」」」 「(な、何言ってんの!?わざわざ挑発するようなことを・・・!!)」 “カワズ”の挑発に問題児集団(神谷・斑・鏡星・一色・姫空)のこめかみの血管が浮き上がり、加賀美は内心で冷や汗をかく。 「界刺さん・・・。あなたがそう言うからには、何か意図がありそうですよね?」 「いんや。別に」 そして、残りの1人―焔火―が界刺と相対する。必要以上に惑わされない。そう、心に強く誓いながら。 「・・・本当ですか?」 「あぁ。本当だとも。君等のことなんか、俺にはどうでもいいことだ」 「・・・じゃあ、何でゆかりっちの同行を薦めるんですか?」 「嫌なのかい?ハバラッチとは親友って聞いてだんだけど、案外冷たいねぇ」 「・・・意図を逸らさないで下さい。ちゃんと、私の質問に答えて下さい!」 「・・・俺からしたら、君の方が意図を逸らそうとしてる風に聞こえるけどね・・・クソガキ」 「!!!」 だが・・・誓いが微動する。 「葉原は、支部のまとめ役・・・つまりお目付け役的な仕事をすることがある。それは、親友である君に対しても。暴走気味な君がオイタをしないように。違うかい?」 「・・・!!」 「図星だね。だから言ってあげてんだよ、クソガキ。葉原の目から見て、君がどういう風に動いているのかを後で聞いてみるといい。参考になると思うよ?」 「な、何でそんなことを・・・!!私は1人で・・・!!」 「逃げてんじゃねぇよ、焔火緋花!!」 「ッッ!!」 誓いが・・・大きく揺さ振られる。“詐欺師ヒーロー”の手が、焔火の胸倉を掴む。声に・・・『本気』の色が混ざり始める。 「テメェは・・・色んなモンから逃げる“ヒーロー”になりてぇのか?そんなんで、本当に“ヒーロー”になれると思ってやがんのか?」 「!!」 「テメェの馬鹿さ加減には、ほとほと呆れるな。これじゃあ、お前を支えようと必死になってる連中が可哀想でしゃーないわ。 いい加減にしろよ、緋花?テメェ、債鬼から何を学んでやがったんだ?一人前の風紀委員として、しっかり踏ん張れる人間になるためじゃなかったのか?」 「そ、それは・・・!!」 「・・・逃げて、逃げて、逃げまくって・・・それで解決すると思うな。そんなにテメェの醜態を親友に晒すのが恥ずかしいのか?否定されるのが恐いのか? 債鬼はしばらくいねぇ。奴の縛りからテメェは解放された。だが、何も解決してねぇぞ?テメェが独り善がりのクソガキだって事実は、何一つ変わっちゃいねぇ!!」 「ッッッ!!!」 誓いは・・・跡形も無く崩れ去った。“詐欺師ヒーロー”は焔火を掴んでいた手を解く。直後、彼女はその場にへたり込んでしまう。その顔は蒼白の様相を呈していた。 「これは、そこの問題児集団にも言えることだ」 「「「「「!!!」」」」」 矛先が変わる。『本気』の“詐欺師ヒーロー”は、一切の容赦をしない。気に入らない奴は、全て叩き潰す。 「テメェ等・・・何時までおんぶにだっこに興じてるつもりだ?自由ってのは、責任を負わないことじゃ無ぇぞ? こんな部下(した)ばっかりじゃあ、加賀美(うえ)は可哀想だな。部下の不始末の責任を負わされて、振り回されて、苦しんで・・・。 テメェ等みてぇなのは風紀委員とは言わねぇ。そこらの“不良”と何ら変わらねぇドチンピラだ。そんなに好き勝手やりたきゃ、風紀委員を辞めるんだな。 俺等のようなボランティア形式で学園都市の治安でも守ってろよ。今のテメェ等より、俺等(ボランティア)の方がよっぽどいい仕事してるぜ? ったく情けねぇな・・・“風紀委員もどき”?まぁ、俺にとってはどうでもいいけど」 「「「「「・・・!!!」」」」」 一気に捲くし立てた“詐欺師ヒーロー”の言葉に、問題児集団は何故か反論することができない。その理由を・・・今の彼等には把握し切れない。 「(界刺先輩・・・!!自分は緋花ちゃんに直接関わらないって言ったのに・・・!!)」 「(まさか・・・私や緋花のために・・・!!)」 葉原と加賀美は“詐欺師ヒーロー”の行動に瞠目し・・・感謝する。彼が自分達のために怒ってくれたことがわかったから。 信念を曲げてまで行ってくれた彼のアドバイス。“詐欺師ヒーロー”だからできたそれを、2人は絶対に無駄にはしないことを誓う。 「・・・ということで、ハバラッチ。ここじゃあ子供達の目に付くだろうし、どっかの物陰でいいからその着ぐるみを脱いできてくれるかな?」 「わ、わかりました!」 「リーダー?」 「・・・わかったよ。今日はゆかりも私達と同行させる。あなたの言う通り、色んな意味で良い経験になると思うから」 「そう?そんじゃあ、後のアフターケアは任せるよ(ボソッ)?特にヒバンナの(ボソッ)。きっと、俺にガツンと言われた反動・・・所謂“我”が出て来ると思うから(ボソッ)」 「・・・わかった(ボソッ)」 加賀美へのアドバイスを終えた“カワズ”は、“ヒーロー戦隊”『ゲコ太マンと愉快なカエル達』の面々が居る場所に赴く。今後の行動を決めるために。 ちなみに、へたり込んでいた焔火は加賀美と葉原が引き連れて行った。各支部共に、本来の捜査任務に戻って行く。 「鴉!!もうすぐ昼飯だろ?それが終わってからの移動でいいよな?」 「あぁ!!野営地には今日中に到着すればいいからな!!当初の予定であった夕方頃であればギリギリだったが、昼ならば余裕で着くだろう!!」 「あっ!お兄さん!あたし、泊まってるホテルに荷物とかが・・・」 「あっ、そうか。なら、昼飯→林檎ちゃんの用事→野営地へGOって形でOK?」 「「「「「「OK!!!」」」」」」 「“ゲロゲロ”クンも一緒にご飯に行こうね」 「あぁ・・・。他人と飯か。一体何時以来だろうな。フッ・・・」 「葉原先輩・・・行っちゃうんだね」 「免力君~、残念だね~」 「でも・・・携帯の番号は交換したから・・・これで」 「さすが免力君~。抜け目ないね~」 「さて・・・どうやって飯を食うか。それが問題だ」 “ヒーロー戦隊”のメンバーは、『マリンウォール』からの撤収準備に入った。程なくして撤退は完了するだろう。その後は、近隣の定食屋にでも行くつもりだ。 もちろん、着ぐるみを脱いでである。“カワズ”以外は。どうやって着ぐるみを着た状態で飯を食うか悩んでいる“カワズ”の後ろから、聞き知った声が掛けられる。 「界刺・・・」 「何、破輩?」 それは、159支部の破輩。後ろには鉄枷と一厘も居た。どうやら、彼女達だけが『マリンウォール』に残っていたようだ。 「・・・この忙しい時に余りキツく言ってくれるな。あの様子だと、176支部の人間はしばらく悩みまくるぞ?」 「そんなモン、俺にとってはどうでもいいことだ。元は身から出たサビだ。それを改善して来なかった連中が悪い。違うか?」 「・・・そう、だな。お前はそういう人間だったな」 「・・・俺と仮屋様、それとサニーはしばらくここから離れる。こっちには真刺や涙簾ちゃん、バカ形製と桜が残る」 「・・・・・・何が言いたい?」 「事実を言っただけさ」 「(お、おい、リンリン。ぶっちゃけ、あの野郎が言いたいことって・・・)」 「(もしかしたら、『シンボル』の力を貸して貰えるかもしれないってことだと思う。不動さん達が承諾するかどうかはわからないけど)」 「(で、でもよ!!俺等は野郎達の力を頼らないって、一昨日吠えたばっかじゃねぇか!!)」 「(鉄枷に言われなくてもわかってるわよ!!・・・でも、あの人達の力はそれだけ魅力的なのよ。悔しいけど、界刺さんの言葉に安堵している自分が居る。確かに居る!! さっきの界刺さんの問答を見てもわかる通り、彼等は皆自分の信念を強く持ってる人ばかりよ。ブレないし、迷わない。それは、戦場では何よりも頼りになる存在になる!!)」 「(んなモン、俺達だって負けてねぇぞ!!)」 「(それもわかってる!!私達だって、私達なりの信念を持っている。 だけど・・・あの人はその信念をいとも簡単に揺さぶって来る!!176支部の人達にしたように!!逆に、あの人の信念が揺さ振られることはまず無いわ!! 揺さ振られるのなら・・・その信念はまだまだ弱いってことじゃないの!?さっきから随分偉そうに言ってるけど、鉄枷はどうなのよ!?)」 「(うっ!!・・・お、俺も風紀委員として救済委員だった春咲先輩に手錠を掛けることができなかったしな・・・。俺もまだまだかもしんねぇ)」 存在が大きい。自分の心に根付いている光の輝きが、自分自身を安堵させる。自立への道はまだまだ険しい。揺るがぬ信念を身に着ける道も同様に。 「(きっと、“保険”のようなものなんだと思う。四の五の言ってる場合じゃ無い時があるかもしれない・・・その時に使えるモノは何でも使えって言いたいんだと思う。 以前私達が風輪のレベル4の人達に力を貸して貰った時のように。それに、そんな人間だからこそ界刺さんは今まで色んな困難を乗り越えて来られたみたいだし)」 「(・・・チッ。確かに、そいつ等に比べたらまだ『シンボル』の連中の方がマシかもしれねぇな。 裏切り者もいねぇし、最初からキッチリ纏まってるみてぇだし・・・春咲先輩を救ったし。そ、そうか!!もしかしたら、春咲先輩と一緒に・・・!!)」 「(・・・界刺さんに告白 キス済みなのは内緒にしとこう。それにしても・・・本当に自己主張が激しい光だわ。 頼らせよう頼らせようって鬱陶しいくらいに主張して来るんだから・・・!!嫌がらせにも程があるわ!! これも、1つの試練!!負けないように頑張るしかない!!・・・どうしようも無い時以外は・・・できるだけ・・・きっと・・・・・・ええい!!とにかく頑張る!! いずれ、私はあの人を“利用”しないといけないんだから!!)」 “カワズ”と破輩のやり取りから、鉄枷と一厘は『シンボル』の助力について思考を駆け巡らせる。 「・・・お前達の力を借りるつもりは無かったんだが・・・?というか、お前達を頼ることでお前のドヤ顔を見るのが嫌なんだが・・・」 「別に力を貸すだなんて一言も言ってないんだけど?・・・んふっ、そんなことを言っていられる余裕があればいいね、破輩?」 「・・・」 「きっと、今のお前より俺の方がずっと深く、深く考えているよ?より真剣に、真剣を重ねて。色んな結果を出すために・・・ね。 お前も命を張るなら、精々後悔しない程度には考えを張り巡らせておいた方がいい。次に会うのが墓前だなんて結果にならないことを祈ってるよ?」 「(・・・何か事情でも変わったのか?あれ程『ブラックウィザード』に関わらないと言い張って来た男が、ここに来て動き始めている。 これは、“アタリ”・・・というわけでは無さそうだな。この男の動きは、私にも読めないからな。“3条件”のこともある。油断はしないでおこう。もちろん、捜査でも!!)」 破輩は界刺の変化に戸惑いながらも、彼の申し出の有用性を考え・・・決断を下す。 「・・・わかった。背に腹は代えられない時もあるか・・・。フッ。いざという時は、あいつを何としてでも口説き落とすしかなさそうだ」 「・・・何か別の意味にも聞こえる台詞だね?」 「うっ!?こ、これは言葉のあやだ。あいつには、昨日酷い目に合わされたからな。その借りを返さなければと思っただけだ!!」 「あぁ、あれか。仮屋様から聞いたよ?破輩って、本当は気弱な女の子なんだよね?今は男勝りな性格だけど、いざって時はその地が出て来るんでしょ?」 「ブッ!!」 読まない時はとことん空気を読まない男が、破輩の素を暴露する。 「なっ・・・!!?」 「破輩先輩が・・・気弱!!?」 「らしいぜ?昨日、真刺の奴に指圧マッサージしてもらっていた最中に零してたそうだ。昔はそこらの野良犬にビビるか弱い女の子だったってさ」 「嘘・・・だろ!?」 「・・・夢でも見てるのかな、私?界刺さん。私の頬を抓ってみて下さい」 「えい!」 「痛っ!・・・夢じゃない!!?」 「お、お前等・・・!!!」 徐々に己の素を見せて行こうと思っていた矢先の暴露に、破輩は怒り爆発状態になる。 「しかも、この気弱な女の子は支部員の輪に入りたくても入れない、本音すら碌に言えない恥ずかしがり屋さんなんだって(人ってのは見た目で判断しちゃいけないんだなぁ)」 「・・・破輩先輩。すんませんっした(ブハハ!!ぶっちゃけ、全然想像できねぇよ!!)」 「す、すみませんでした。破輩先輩の気持ちに気付いてあげられなくて(後で、佐野先輩や湖后腹君にも教えよっと)」 「ぐうぅっ!!い、いや、その・・・なんだ・・・。これは、私の努力不足というか・・・」 しかし、破輩のカミナリが落ちる前に自分達の落ち込む姿と謝罪の言葉を示すことで、彼女の怒りを霧散させる腹積もりの鉄枷と一厘。そして、それに乗っかってしまう破輩。 「破輩先輩!!これからは、俺達にも先輩の本音をバシバシ言って下さい。できるだけ受け止めてみせますから!!仕事とお仕置き以外は!!!」 「破輩先輩!!私達も先輩と共に在りたいです!!だから、これからはもっと頼って下さい!!私達も先輩に頼りますから!!ですんで、飲み物の買出しを破輩先輩に・・・」 「・・・お前等。私の地が気弱だとわかった途端に、全く遠慮をしなくなったな?」 「「輪に入るってことはそういうことですよ!!!」」 「まぁ、159支部の結束は固まったわけだし、良かったんじゃないの?」 「・・・何か上手いコト乗せられたような・・・」 「細かいことは気にすんなって。・・・これとさっきの『事実』で176支部の件はチャラな?」 「・・・お前」 「おーい!!界刺!!行くぜ!!」 「あぁ!!わかった!!」 仲場から出発する旨の言葉が掛けられる。それを受けて“詐欺師ヒーロー”はウインクを見せながら(着ぐるみなのに)『マリンウォール』を後にする。 「そんじゃ、ご武運を。風紀委員さん?」 「あれ~?固地君じゃない?どうしたの?」 「どうしたと言われてもな。ここは図書館なんだから、本を読みに来る以外の理由があるのか?」 「あっ。そうだね」 「全く・・・どこか抜けているな、お前は」 ここは、国鳥ヶ原学園近くの図書館である。3階まであるこの図書館は貯蔵量も中々の物であり、国鳥ヶ原に通う生徒もここをよく利用している。 「立川は・・・夏休みの宿題か?」 「ご名答。ここなら静かだし、資料とかも沢山あるから捗るんだ」 「成程」 「ちなみに、固地君って夏休みの宿題は・・・」 「そんな物、7月中に全て終わらせた」 「だよね~。風紀委員の仕事で忙しいのに、よくできるよね~。私、感心しちゃうなぁ」 昼前になってこの図書館を訪れた休暇中の固地が出会ったのは、クラスメイトの立川奈枯。固地は、彼女の物怖じない性格を気に入っている。 対する立川も勉強等で行き詰った際に固地に教えて貰ったりしているので、彼のことは結構気に入っている。つまり、友人関係といった所だ。 2人は、図書館のある一角に腰を据える。その途端、近くに座っていた生徒らしき人物数名が立ち去って行く。 「・・・相変わらず、固地君って嫌われてるよねぇ」 「別に気にもならん。俺の性格を知って立ち去るなら、それは賢明な判断だ。普通、俺のような人間と付き合おうとは思わんだろう?」 「何よ~。私が普通じゃ無いとでも言いたいわけ?」 「そう聞こえなかったら、耳鼻科に行くことをオススメする」 「口の減らない人・・・。だから、周囲に敵を作っちゃうんだよ?」 立川は、入学当初から見て来た固地の言動に溜息を吐く。この男は、その傲岸不遜な態度で国鳥ヶ原でも色んな敵を作っている。 これで固地が風紀委員で無ければ、すぐにでも報復のような事態に発展しているかもしれない。それだけ、国鳥ヶ原の治安は安定していない。 また、敵で無くとも固地のような人間と関わり合いたく無いと思う人間も多く居る。 現にこの一角に座っているのは、固地・立川の他には目に髪が垂れている黒髪の少年しかいない。 「・・・そういえば、風紀活動はどうしたの?何か忙しいって言っていたけど?」 「しばらくの間休暇を言い渡された。俺自身、体に疲れが溜まっていたようだ。だから、こうやって休暇を満喫している所だ」 「嘘!?あの仕事命、仕事に人生を懸ける、仕事しないと生きていけないの3拍子が揃った固地君が!?」 「・・・俺は何処ぞのマグロか?俺にだって、憩いの一時くらいは必要だ」 固地は、目の前に居る少女の言動に呆れる。こうやって固地に対するツッコミを平気で口にすることができるのが、他のクラスメイトから一目置かれている理由の1つだったりする。 「・・・でも、何で図書館なの?本を読むことだって頭を使うんだから、逆に疲労が溜まるんじゃないの?」 「部屋で寝てばかりというのは性に合わん。だったら、こうやって静かな場所で読書というのもいいかと思っただけだ」 「・・・・・・ううん!!よくないよ!!」 「うおっ!?」 向かいの席に座っていた立川が身を乗り出して来た。固地の姿を映す彼女の瞳は、爛々と輝いていた。 「よ~し!!これは、私も宿題をしてる場合じゃ無いね!!固地君!!私と一緒に遊びに行きましょ!!」 「なっ!?」 そう言って、立川は急いでノートや筆記用具を鞄に仕舞う。 「お、おい!!俺は別に承諾して・・・」 「固地君は、この夏は全然遊んで無いんでしょ!?そんなんじゃあ、体を壊すのも当たり前だよ!!それに、固地君の意見なんて一々聞いてたら何処にも行けないし!! フフン。今日は、私が固地君をエスコートしてあげる!普段から勉強とかでお世話になってるからね!!あぁ、私も固地君と一緒なら日焼けできるかも!!」 「それは、どういう理屈だ!?・・・立川。お前、近頃性格が変わったか?以前のお前はもっと穏やかだったような・・・」 「もしかしたら、辛辣・罵詈雑言・傲岸不遜の3拍子が揃った固地君の影響かもね」 「・・・・・・ハァ」 立川は固地の意見を無視しながら彼の手を引っ張り、図書館を後にする。傍から見ている分にはデートしに行くような流れだが、2人共にそんな意識は無い。 そもそも、立川は固地に苛められていると周囲から捉えられていたので、立川が率先して固地を遊びに連れて行く姿は新鮮・・・というか驚愕モノであった。 そんな慌ただしい2人が図書館を去った後に、固地達が座っていた一角に居た気弱そうな少年が席を立つ。そして、図書館から出て行った。 「・・・どうだ?模写はできそうか?」 「当然だ。俺を誰だと思っている。人間の裸身を、毛の一本まで描き切る男だぞ?」 「(・・・七刀の『思想断裁』は破られていたか)」 朝一番から図書館の3階に鎮座しているのは救済委員である雅艶総迩と麻鬼天牙。彼等は、昨日固地からの連絡を受けていた。 もちろんダミーのSIMを使用しているので、会話を傍受されることは無い。内容は、『ブラックウィザード』の件である。 「確か、会合以降も峠がずっと調べていたな。雅艶、彼女とのコンタクトは?」 「もう着けてある。今日の夜にも合流する予定だ。春咲桜の件で世話になった風紀委員の頼みと言ったら、即座に返事が返って来た。 俺にとっても可愛い後輩の頼みだ。無下にもできないだろう?」 「そうだな。『ブラックウィザード』の監視があるかもしれない以上、風紀委員における要注意人物である固地は身動きが取れない。 休暇中であったとしても、“風紀委員の『悪鬼』”とも謳われる男がじっとしているわけが無い。そう睨んでいるからこその依頼だからな」 「元風紀委員のお前には不服か?」 「別に。今回の件は俺の同輩達が関わっているんだ。元同輩が動いても、何ら不自然では無い。それに、固地は俺が認める数少ない『本物』だからな。 奴は、『偽善者』共の巣窟の中で己が正義を貫き通している。俺が失望したのは風紀委員や警備員という枠組みであって、個人に失望したわけじゃ無い。 固地の場合は、俺の言葉に負けない程の信念を持っていた。そんな奴を、その枠組みの中で奮闘する固地の覚悟をどうして否定できようか。 前に会った“後輩”は、その辺りの覚悟も信念も持ち合わせていなかった。だから、力尽くで行った。それだけの話だ」 実は、この図書館に固地が来たのは偶然では無い。元々雅艶達との物理的では無い接触を図るつもりで来たのだ(=待ち合わせ場所)。 固地と雅艶は国鳥ヶ原の生徒である。この2人が国鳥ヶ原の生徒がよく利用する図書館に訪れるのは、極普通のことである。 麻鬼が危惧するように、固地は『ブラックウィザード』が警戒する風紀委員の中でも、特に注意を払わなければならない人間である。 そんな彼が接触する人物は、全て監視リストに入れられる可能性がある。電波を使った情報伝達は、万が一の危険性(傍受等)がある。 故に、固地が取った行動は『「ブラックウィザード」に関する資料を入れた鞄を持ち歩き、その鞄を雅艶の「多角透視」によって透視させる』であった。 雅艶は絵描きが大の得意であり、同時に記憶力もずば抜けている。その記憶力は、学園中の生徒の裸身を頭にインプットしているくらい凄まじいのだ。 そんな彼に掛かれば、鞄に入っている資料をすぐに記憶し完全模写するくらいわけないのである。 「俺達への依頼・・・『「ブラックウィザード」の構成員の捕捉』、『活動範囲の探索』、『拠点の特定』。手掛かりは、『眼球印の黒い着衣品』。 確かに俺の『多角透視』や峠の『暗室移動』ならば、短期間の内に連中の捕捉が可能かもな」 「ギブアンドテイクを信条とするお前が、今回は特段の要求をしなかったのは・・・春咲桜の件か? 固地には、彼女の処分について口利きをして貰ったからな。あの“『悪鬼』”も呆気に取られたような声を挙げていたぞ? どんな見返りを要求されるか見極め切れないために、俺達への依頼を躊躇っていた末に出した背水の陣(けつだん)を、ああも簡単に聞き入れるんだからな。 まさか、固地の奴も雅艶があの少女にそれ程の負い目を感じていたとは夢にも思っていなかっただろう」 「・・・・・・」 「それに、彼女があの『シンボル』に加入したと聞いた瞬間にお前の表情が緩くなったのも知っているぞ、俺は?」 「・・・目聡いな?」 「覗き趣味のお前に言われたくは無い」 雅艶と麻鬼は、互いに微笑を漏らす。春咲の件については、雅艶や麻鬼も各々の価値観でもって反省していた。斬山の言う通り、もう少し穏便なやり方があった筈だ。 それを無視した結果、穏健派と過激派の衝突にまで至ってしまった。あの衝突は2人にとっても不本意であった。やり方は違えど、同じ仲間であることには変わりないのだから。 その引き鉄となった春咲が、あの『シンボル』に入ったと聞いて2人は心の何処かで安堵していた。 雅艶は、あの“変人”の下でなら春咲はうまくやれると判断したために。一方、麻鬼は風紀委員では無い組織で春咲が活動するようになったことに・・・である。 「あぁ、そうだ。後は・・・興味深い人間も見付けた」 「というと?」 「以前から気にはなっていたんだ。気弱な態度を纏っているのに、その身体は極限にまで鍛えられている国鳥ヶ原の生徒・・・。名は戸隠禊」 雅艶の『多角透視』によって看破していた、己が身体を極限にまで高めている生徒・・・戸隠。雅艶は己が後輩に、疑惑の『目』を向けていた。 「・・・固地を監視していたのか?」 「・・・そのようだ。今俺の『多角透視』で戸隠を追っているが、奴は数百m離れた位置から望遠スコープで固地達を監視している。 『眼球印の黒い着衣品』は見当たらないが・・・この時期だ。『ブラックウィザード』と関係があると見て間違い無いだろう」 「国鳥ヶ原の生徒は、『多角透視』の能力を『前方70mまで透視できる』と『頭上に掲げている』ことしか知らないんだったな」 「嘘ではないからな。別に何とも思わない。安易に手の内を全て晒すのは、愚か者がすることだ」 雅艶の嘲笑を含んだ笑みが、麻鬼の耳に入る。雅艶の『多角透視』の全容を知っているのは麻鬼と峠しかいない。 他の過激派救済委員でさえ、『多角透視』の全容は教えられていないのだ。上記の2人にも、他者への漏洩は固く禁じている。 「どう見る、麻鬼?」 「おそらく監視に徹するんじゃないか?現状では危害を加えるまでには及ばないだろう」 「俺も同意見だ。奴の身のこなし・・・只者では無いな。能力を使わずに尾行するとなると骨が折れそうだ」 「・・・どっちに張り付く?」 「立川という少女の方だな。手を出すのなら、固地より彼女の方が確率は高い。まぁ、それでも手を出す可能性は低いがな。 予定変更だ、麻鬼。今日は立川という少女の近くで網を張る。峠には、俺から連絡を入れておこう。 戸隠については、このまま尾行するのは困難だな。逆に俺達の存在が気取られる可能性がある。今は情報収集に徹する。とりあえず、この情報は後で固地に伝えよう」 「了解。では、行くか」 「あぁ」 この後すぐに2人は図書館を後にする。様々な勢力が蠢く中、過激派と呼ばれる救済委員達も風紀委員の依頼を受けて動き始める。 continue!!
https://w.atwiki.jp/th_izime/pages/1133.html
魔理沙が化け物に2:26スレ556の続きです ※二次、三次設定ばかりです 跡形もありません 霊夢が暴力巫女 ※若干、バイオレンスな描写があります 「ひいいいいいい、命ばかりはお助けを!」 妖怪の山、天狗の住居、とある記者の自室、たまに現像の為の暗室にもなるその部屋 そこでは先程から一匹の鴉天狗の女性の悲鳴が響き渡っていた 修羅のような表情をした紅白の巫女が、射命丸 文の胸倉を右腕で掴み上げ 血で汚れた左の拳を振りかざしている 掴み上げられている鴉天狗の頬は真っ赤に腫上がり、恐怖に怯え瞳の焦点はガクガクと揺れている 赤い血しぶきで汚れたシャツを脱がせば、その身体にはきっと無数の痕が出来始めているだろう 幻想郷では無類の力を誇る博麗の巫女が、感情のままに結界と暴力を振るえば 本当に数える程の、ごく一部の強大な妖怪達や神々以外には抵抗する術はない 天狗ならば、天魔やせめて強力な大天狗…最高とはいえ鴉天狗では… しかも、ここは密室だ 鴉天狗の最大の長所である素早さが完全に殺されている スペルカードルールはすっかり無視されているが… 異変じゃないし、個人的な処刑だから良い らしい もしくは、萃夢想緋想天ルールとでも言い張るのだろう…決めるのは博麗の巫女…無茶な…酷い話だ そんな状況でもなお、なんとか状況を好転させるべく、軽やかに舌が回るのは尊敬に値する 鴉天狗はこの絶体絶命の状況下、口早に一言も言葉を間違えることなく言い訳を続けている 「あの新聞の事は謝ります!そうだ!これから謝罪広告を出しますから!それで霊夢さんの誤解も皆・・・ ミシリ 何かが衝突したような、鈍い音がした 霊夢が彼女の言葉を最後まで聞くことなく、左ストレートを頬に打ち込こんだのだ 既に腫れている彼女の頬に、衝撃と共に新たな赤い痕が刻印される ここまでされて歯が折れてしまわないのは、妖怪の強靭さ故か 「やめてください!痛いです!本当に痛いんです! 謝罪広告は一週間毎日、全土に配りますからきっと… バンッと嫌な音がする 最初はわき腹、突き刺さるような痛みがじわりと広がる また新たな刻印が白い肌を踏みしめる 次は顔面、頑丈に出来ている額だが、バキッという音とともに血が大袈裟に流れる 鳩尾、ボゴッという音と同時に内臓が揺れて凄まじい吐き気が襲う 霊夢は鴉天狗の言葉を相変わらず聞き流しながら、殴り続ける わき腹、顔面、鳩尾と三連続で殴打されて、射命丸はうげっ、うげっと何かを吐く様にえずく (友達だと思ってたのに…同じ趣味があれば…親友になれると…私は…) 霊夢の腕が射命丸の口から滴った唾液のようなもので汚れ、彼女は一層不愉快そうな顔をした 「追加って事で、あの事件の事を書きますから!霊夢さんが実に悲劇のヒロインだったと…その辺はちょっと脚色も出来ますし… 射命丸は媚びたような上目遣いで霊夢を見つめながら喋る …しかし、 ~のヒロイン あたりで霊夢は再び拳に力を篭める バキャッ 喋っている途中に思い切り殴打された為、唇が切れてしまったのだろう 射命丸の口からたらたらと血液が滴り落ちる 先程の発言は、彼女はこの責め苦から逃れたい一心によるもの 事実と異なる脚色をする…完全捏造記事の製作を交換条件に提示したということになる それは今までのポリシーとなけなしの記者魂を捨てる行為だが…それ程に彼女は必死だった 残念ながら、それに対する返答は拳だったが 射命丸をポイッと奥側の壁に投げるように叩きつける 霊夢の袖の色は元々赤い、それでも血液で汚れるのは嫌なのだろうか? バシッと大きな音を立てて、射命丸はそのまま床に崩れ落ちた げほげほと苦しそうにうずくまる射命丸に、更に霊夢の蹴りが連打されようとする 射命丸はとっさに頭を庇い、亀のように丸くなった 「んなことで!村人の!信用がっ!戻るか!お陰で!私はっ!村にっ! それに!そんなの!あたりっ!まえっ!でしょ!」 一単語喋るごとに、射命丸の背中、後頭部、脚、わき腹を上から横から蹴飛ばす リズミカルに鳴る強打音のたび、射命丸の身体はオモチャのようにピクピクと動く それは彼女が玩具だからではない、身体の痙攣は突き刺さる爪先が臓器に深刻なダメージを与えている故だ 「やめっ…ひぎっ!しんじゃ…ゴホッ!おねが…私も…知らないで…おええっげほっ…霊夢さんと…同じです…ぐひゅっ…だから…やめて… 霊夢の蹴りの音と、射命丸の悲鳴と断末魔のような声だけが現像室に響き渡る 普段から、これみよがしにアピールされる美しい脚は、しばらくは痣で見れたものでは無くなるだろう 『知らなかった』という射命丸の嘘を、巫女のカンで見抜いて更に怒ったのか それとも単に、まだ気が治まらないのか 霊夢は愛用の玉串を射命丸の腹と床の隙間あたりに差し入れると、そのままぐいっと射命丸を転がす 射命丸の身体は90度横転し、ぎゅっと目をつぶり涙と血と傷痕でぐしゃぐちゃになった顔がよく見える そこに霊夢は更に射命丸の腹あたりを目掛けて爪先から連続で蹴りを入れる 射命丸はもはや吐き出すものが唾さえ残っていないのか、ベチャベチャと血の泡を吐き出した 更に飽き足りないのか、今度は射命丸の背中に馬乗りになり、ブチッブチッと羽根を毟り始めた 「いやああぁああぁあ!やめて!やめて!羽は私達の命なんです!霊夢さんの綺麗な黒髪と同じで…やだっやだっ!やめて!」 凄い勢いで撒き散らされてゆく射命丸の漆黒の羽根 射命丸は力を振り絞って、じたばたしながら手を背中に回し、羽根を毟る霊夢の手を防ごうとするが、全く無駄な抵抗だ こうしている間にも、ブチブチと抜かれた羽根が舞い、部屋は漆黒に染まってゆく 謝命丸は、自慢の羽根が失われてゆく感覚に、ついに本気で感情のままに泣き出してしまった ふううう…ひううう…などという押し込めるような鳴き声、堪えてもボロボロと流れる涙で床を濡らしながら叫ぶ 霊夢は萎えてしまって羽根を毟るのは途中でやめた 何故こんな事になったのだろうか?時はいまから少し過去に遡る 博麗神社の巫女の自室、散々泣き通したお陰か 村人から拒絶されたショックから、霊夢はなんとか立ち直っていた しかし、村との往来が無ければ食料に困る 霊夢は、しばらくの間は食料を運んでくる紫に頭を下げる状況になっていた 「れいむぅ?聞いてるー?あいつの葬式はどうするのー?出ないのー?薄情ね?」 「勘当娘でも流石に堪えたみたいよ? 『霧雨』魔法店の店主さん」 「そういえば霖之助さんはどうしてるかしらねー?でも、さっすがに霖之助さんと会わせる顔は無いわよねー?」 「彼の店は人里の外なんだから謝罪に行ったら?だんまり?貴方も好きだったんでしょ?彼、イケメンだもんね?ねぇ?ねぇ?」 紫は食料を握っているのをいい事に、ニヨニヨしながらスキマから現れて霊夢を連日なじる 萃香が居ない時を的確に狙ってやってくるのがいやらしい 霊夢は最初の数日はなじられる度に涙目になり、その晩はいつも毛布に包まり泣いていた 特に霖之助の事に触れられた時は、不覚にもまた紫の前で泣かされてしまった しかし時間が過ぎ去るごとに、霊夢はいつもの冷静さを取り戻していった 今では紫の言う事などすっかり無視だ つまんなーい!と紫は不貞腐れる 「あーあ、私の可愛い霊夢ちゃんはどこにいっちゃったのかしら?アレが解呪された瞬間の霊む… そこまで紫が喋った瞬間、霊夢はピクリと反応した 「…解呪?そういえば前もそんな事言っていたわね」 霊夢はスッと透き通るような瞳で、紫を見つめながら言った 紫は、 しまった! と言わんばかりに広げた扇子で口元を隠す 「そういえば、私がこ…事故の直後に、魔理沙は元に戻ったわね?まぶしくてよく分からなかったけど」 何かを見通すような視線で、紫の瞳をじっと見つめる霊夢 紫は、まるで心の奥を覗かれているような気分になり、思わず目を逸らした 「そ、そんな事言ったかしらね?」 紫は怪しい表情を作ってクールに流す しかし、それは紫が何かを隠す為に意図的に作っている表情 それを察した霊夢もクールに紫を追い詰める 「言ったわよ、ついさっきもね…博霊の為に、知ってる事は話してもらうわよ?結界の番人さん?」 霊夢は振りかざした玉串の先を、挑むように紫に向ける 紫は、なんとか情報を出し惜しみしようとした 「ええ…まあ…アレは怨念の類ね…死んだ途端戻ったんだから当然だけど…」 「発生源はさて…土地の祟りかな?妖怪かな?亡霊かな?…それはそれは残酷な…」 曖昧に言葉を濁そうとする紫の話を聞きつつ、霊夢は考えている 「ともかく!何かの呪いなのよ!それ以上は自分で考えなさい!」 そう叫ぶと、紫は今まで数日分しか置いていかなかった食料を、ドサドサと数か月分床に落とし、スキマに逃げ込んだ あいつ…これ以上探られないように、逃げたな でもあいつを追及する必要は無い こういうことは、専門家を訪ねるのが一番いい 紅魔館にある大図書館 そこで霊夢は、基礎的な呪いについての本を読んでいた 後ろの方に、冷や汗で服が身体に張り付きがちになるほど、何かに怯えているパチュリーがいる 「あのぅ、霊夢、そろそろ出て行ってよ…ほら、放置されたレミィが不貞腐れてるわ」 パチュリーは先程からボソボソと、霊夢に図書館からの退去を促している 「今は咲夜も『人里』に行ってるから…何かと…おもてなしも出来ないし…」 今の発言はNGワードに触れたらしく、霊夢がパチュリーをギリッと睨む あわあわと慌てるパチュリー、ここで断固として退去を命じたいところだが 怒れる霊夢に睨みつけられると、喉がカラカラに乾いたように何も言葉が出ない なんとか拒否を察して貰おうと、じっと霊夢を見つめ返すも、数秒で霊夢の威圧感に負け しゅんと横を向いてしまった ピンクの服を着た幼い少女、この館の主である吸血鬼でもあるレミリア・スカーレットは 本を読む霊夢にクルクルと周囲を回るように纏わりついている 「ねーねー霊夢、折角ウチに来てくれたんだから構ってよー」 レミリアは、ページを捲る霊夢の袖の端を、ぎゅっと掴む 頑張れ!レミィ! といった様子で祈るようにレミリアを熱心に見つめるパチュリー あれから、霊夢も呪い殺してしまえたら…などと何回考えただろう しかし、霊夢は結界の専門、その上博麗、呪い殺すには最悪の相手…墓穴を掘るのがオチだ うざったそうにレミリアの手を振り解く霊夢、一瞬本のページが捲れて表紙が見える 「ねぇねぇ霊夢?呪いについて調べてるの?私も吸血鬼だから呪いにちょっと詳しいんだよ!」 先程までまるで無視されていたレミリアを、霊夢はハッとなったように真剣に見つめる レミリアは霊夢に反応してもらえて、えっへんと胸を張りながら嬉しそうだ そのまま、うー☆と霊夢の胸元に飛び込んでいこうとするが それは、霊夢から伸びたアイアンクローで止められてしまった 「魔理沙に呪いを掛けたの、アンタ?」 霊夢は冷たい目でレミリアを見下ろす…ギリギリと締まる指、レミリアは両手を大の字のように振りながら慌てる 「私じゃないよー!私に出来るのは噛み付いてグールにしたりとかそんなのだよー」 そしてレミリアが うー と鳴くと、霊夢はアイアンクローをかましていた腕を放す レミリアは自分のこめかみを撫でるようにさすると、呪いの講釈を始めた 「あいつの事でしょ?確かに、死んでから元に戻るなんて呪い以外はありえないよね?みんな意外に知らないけど」 うんうんと一人で頷くレミリア、話は紅魔館の戦力が選りすぐりで、他所はいかにアホかということに続こうとしたが… 再び霊夢のアイアンクローがにゅっと伸び、レミリアの数十センチ前あたりにまで達したあたりで レミリアはピタリと自慢話をやめた 同時に霊夢の腕も止まる 今度は胸の前で いやいや するように手を動かし、レミリアは必死の形相だ 「分かってる!分かってるよ霊夢!霊夢は呪いの主が知りたいんだよね?」 そんなレミリアを、 余計な事は言わないで! と、うるうると祈るように見つめるパチュリー だが、構ってもらえて嬉しいレミリアと必死な霊夢は、パチュリーの様子に全く気がついていないようだ 「あの呪いの主はねー… パチュリーは口を三角にして、目をギュっとつぶって祈る …死ぬ前の魔理沙を見てないから、わかんないや」 パチュリーは三角の口のまま、ホッと息をつく 霊夢の顔がたちまち渋くなる…が、レミリアの話には続きがある 「でもねでもね?それは逆に、現場を見れば分かるって事だよ!」 レミリアはくるんと優雅に回転し、後ろに指を組む 霊夢の後ろに立つパチュリーは、息が止まりそうになった 「霊夢、あの殺s…事故の時の事、覚えてる?」 霊夢はあごに指を当て、何かを回想するが 「…まぶしくて、何も見えなかったわ」 はぁ、と思い切り溜息をつく 「それじゃあさ、あのカラスの文屋なら何か分かるかもよ?」 今度は胸の前に指を組み、ニコリと笑う 「あの新聞の写真以外にも、戦ってる瞬間の写真も持ってるかも」 レミリアは必殺の悩殺光線を放つ 霊夢がスタッと椅子から立ち上がる…霊夢の袖が動く レミリアは、 いいこいいこ を期待して目を細めるが、霊夢は単に持っていた本をテーブルに置いただけだった そしてスタスタと図書館出口に早足ながらしっかりとした足取りで歩いてゆく 「邪魔したわね、レミリア、パチュリー」 レミリアは、ガーンとショックを受けた表情で固まった あれ以来、霊夢は射命丸を捕まえるべく飛び回っている しかし、射命丸の方も命の危険を感じて懸命に霊夢から逃げ回っていた 幻想郷一速い彼女を捕まえるのは難しい 射命丸の気配がする度、そこへ向かってみるも既にその姿は無い まぐれで行き違っている可能性もあるが…なにやら、霊夢が入れない人里方向に逃げこんだような経路の事が多々ある このままでは埒があかない 霊夢は射命丸のお気に入り、犬走 椛にヤツの棲家を吐かせる事にした ここは天狗達の本拠地、妖怪の山 椛はいつものように山を警備している最中、地平線の彼方から鬼巫女が一直線に飛んでくるのを発見した 彼女は逃げたい思いを必死で抑え、任務である警備を続ける…どうかこっちに来ませんようにと目を逸らす …残念ながら、後ろでびゅうーという空気が乱れる音と、そのすぐ後にポンと肩を叩かれる感触がした 「…と、いうわけなの 射命丸 文 の棲家を教えなさい、仲がいい貴方なら知ってるでしょ?」 霊夢はカンタンに今までの経緯を椛に説明し、彼女に鴉天狗の住居の在り処を案内させようとする しかし椛は、胸を張ってこう答える 「住人の個人情報に関する事はお答えできません」 毅然とした態度で拒否した 椛の両肩に、霊夢の手がポンと置かれる 「これは幻想郷の為だから、答えなさい」 両肩に置かれた手がギリギリと締め付け始めた 肩の痛みに耐えつつ、椛はぎゅっと霊夢を睨みつける 「私が文さんの居場所を答えるワケないじゃないですか」 その瞬間、霊夢の平手打ちが飛んできた 乾いた音がこだまし、微妙な沈黙が流れる 椛は、自分が何をされたか一瞬分からず、熱くなった頬の感覚でやっと平手を受けた事を理解した でもそもそも、霊夢の手は自分の両肩を抑えているはず…なるほど、自分の両肩にお札が貼り付けられている 霊夢はニッコリ笑いながら、質問を続ける 「あのクソ天狗の住処はどこ?」 椛はまがりなりにも山を警備する白狼天狗、こんな暴力には屈しない 「私が、文さんを売るとでも思ったんですか?」 パチン 今度は逆の頬に衝撃が走り、それからひりひりとした痛みとじんわりとした熱さがやってきた 「そんな脅しには乗りませんよ、これでも ピシャッ 「私たち白狼天狗は絶対仲間を バチッ 「これでも天狗の ビタンッ 「そんな事しても バチッ 「暴力には バチッ バチンッ 「こんな バチッ バチッ ピシャッ 数分後、おたふく風邪のようにほっぺを真っ赤に腫らせた椛 もぐもぐと何かを口に含んだように曖昧で、そしてもそもそと小さな声で椛は言った 「妖怪の山の…○○の…××の…△△の…□□の側の…◇◇番目です」 それはぐしゅぐしゅの鼻声だったが、細部まで聞き取ることは出来た それを聞くや否や、霊夢は山へヒューっと飛び去っていき、椛を拘束する札の霊力は解かれた その直後、椛は熱い頬をさすりながら地面へ落下していった それから数時間が経ち…時刻は夜 射命丸は情報集めを終えて、自分の棲家へ戻った 「あー、今日も大した収穫の無い一日でした」 いつものように、自分の部屋の灯りをつける …そこには、今は最も会いたくない相手、紅白の巫女が目を瞑り座禅を組んで座っていた 周りをよく観察すれば、部屋の隅や壁の要所にはベタベタと、不気味な光を放つお札が貼られている 射命丸が戦慄した瞬間、一斉にガチャガチャという音が響いた 多分、全ての鍵がロックされた音だろう、陣は完成した 瞑っていた瞳が、カッと開かれる 「こんばんわ、射命丸」 逃げ道は…どこにもない 射命丸は腰が抜けたように、へなへなと座り込んでしまった 明かりを灯すその瞬間まで射命丸が気がつかなかったのは仕方の無いことだ 霊夢は、完全に気配を消していたのだから 霊夢は、伏せっている射命丸の前で息を切らしている 流石に射命丸を蹴飛ばすのに疲れたのだろうか、霊夢はフゥフゥと汗を拭いながら深呼吸をして、小休憩をとっている その間に、彼女はぽつりぽつりと紅魔館で得た情報を独り言のように語る ひんひんと辛そうにお腹を抱えて泣いていた射命丸だが、ある言葉にピクリと反応する 「魔理沙さんとの戦と…悲劇の瞬間の写真があればいいですよね!?私、持ってるかもしれません」 ぜひぜひと苦しそうな呼吸をしながら、射命丸は這いつくばったまま媚びた目で霊夢のご機嫌を伺う そんな射命丸を相変わらずの修羅の顔で見下ろしながら、怒鳴りつける 「今すぐ持って来なさい!」 その声に射命丸はよろめきながら、ボツ写真の溜めてある散らかった自分のデスクに寄りかかるように全体重を預け 荒い呼吸で必死に、あの事件を撮影した写真を探して集める 日頃の不摂生のせいか、それとも取材活動への熱心さのあまりか、かなり散らかっているデスク 溜めに溜めた古い資料、切り取ったスクラップ、執筆途中の原稿、多種多様な文房具 それらをかき分けながら、射命丸はガサゴソと焦り気味に、この前撮影した写真を探す …射命丸が写真を探し出してから数十秒後 薄暗い部屋が、美しい色合いの光に照らされ始めた 彼女が選別している最中の写真にも赤、青、緑、黄といった様々な色合いの光がテラテラと反射する …後ろで、霊夢が夢想封印の準備をしているようだ 「あああああああああああああああああああああああ!!!!」 発狂するように奇声を上げて、デスクの上をメチャクチャにかき回す射命丸 書きかけの原稿がシワクチャになり、ペンナイフが指に刺さってしまう デスクの収納を直接外して、逆さにして中身を撒き散らす…インク瓶を落として床と原稿に大きなシミを作っている 空になった収納をその辺に乱暴に投げ捨てて、次の収納を必死で撒き散らす…友人にプレゼントされた赤茶の花瓶が落ちて割れる 部屋が汚れるのを気にも留めず、見やすいように床に散らした収納の中身から、必死に写真だけを拾い集める …射命丸は、霊夢のご機嫌を損ねる前になんとか写真を全部集める事が出来た 捧げるように数十枚の写真を差し出した射命丸の手から、霊夢は写真をもぎ取り 一枚一枚写真を検める 媚びるように、にへらにへらと曖昧な笑みを浮かべながら射命丸は小さな声で尋ねる 「お気に召して…いただけましたでしょうか?」 霊夢は写真を一枚ずつ、ポイポイと投げ捨てる…捨てられた写真は夢想封印の宝玉の明かりに飲み込まれ、ジュッと音を立てて消えた 写真が飲み込まれてゆく度に、射命丸はビクッビクッと反応する やがて、霊夢は数枚の写真を胸元にしまうとツカツカと外に向かって歩いていった 霊夢の姿が消えると、糸が切れた人形のように射命丸はバタリと床に伏せった ヒュコー、ヒュコーと荒い呼吸の音だけが室内に響く 「私は…本当の…椛…以外にも…本当の…友達に…なれると…」 深夜、霊夢は村にこっそり忍び込んだ 写真の景色を参考に、あの日の現場に戻る 静まりかえった真っ暗な人里、目を凝らすと現場を中心に青と黄の透明な細かな無数の光と アメジストのような紫色の小粒の光がキラキラと舞っている それらは輝く光の列を作って、その先は村の外へ続いていた 霊夢は宙を舞う宝石の道を辿ってゆく…すると、その先には虫たちのリーダー、リグル・ナイトバグが樹に腰掛けていた リグルは無数の眷属たちに囲まれて、怪しくクスクスと笑いながら無数の光に包まれている その輝きを吸う大粒の青と黄の模様の甲虫と、アメジスト色の甲虫を眺めていた 「クスクス、まさかアイツのお陰でこんなモノが手に入るなんてね」 リグルはいっそう嬉しそうだ 「魔力を持つ種の虫たちを使えば、散った呪いを集めるなんて簡単だよ」 目を凝らして周囲の光を観察すれば、それら一つ一つがテントウムシのような小さな昆虫だった 「あからさまに『春』を集めたり」 「この呪いがあれば…幻想郷は僕らのもの!誰も僕に逆らえなくなる」 眷属の中で高等なものはゲッゲッゲと妙な声をあげて笑っている 「完全に散ってたらお手上げだったけど…虫達の情報網ですぐ分かったからね、僕ってついてる」 リグルはニヤニヤしながら、腕だけで 考える人 のような知的なポーズを取る 眷属達は、ギャッギャッと奇声を上げて我らが王を讃えた 妙な盛り上がりを見せる虫一派 その中心にいるリグルの前に、いきなり紅白の巫女は降り立った 「ああ、呪いを集めてたのはアンタだったの」 霊夢はリグルと虫たちを一瞥した後、輝く甲虫を凝視した 「へぇ、こうやって魔力を集められるワケ…便利ね」 リグルは突然の巫女の登場に大慌てだ 「あ…霊夢…どうも…」 (な、なんで腋がこんなところに…まさか…嗅ぎつけたの!?そんな…) 微妙な笑みを浮かべるリグルに、霊夢はテキトーな気の無い返事をした 「で、リグル、こんなに危険な呪いを集めて何する気なの?」 いきなり要所を突かれてビクッとしてしまう 「いや…危ないから回収しておいて…その…」 (バレたら…バレたら僕もゴミクズみたいに殺される) 勿論、これはその場限りの言い訳だ 霊夢は いい心がけね などと言いながら甲虫を手にとって眺めている リグルは霊夢の手から甲虫をなんとか取り上げようと、手をわきわきさせるが…何も出来ない 霊夢は甲虫を観察しながら、再び続ける 「で、この回収した呪いはどうするつもりだったの?」 リグルはしどろもどろだ 「あの…それで…回収して…処分しようかと…」 (帰ってくれ!虫を置いて早く帰ってくれ!) 霊夢は更に質問を続ける 「どうやって処分すんのよ?アンタ、魔法使いでもないのに」 霊夢は甲虫を掌に乗せ、目の位置にまで持ち上げて観察している 「その…虫達に食わせるとか…神社に…」 リグルの目は完全に泳いでいる 霊夢はフッと笑った 「そう、じゃあこれは持ってくわね」 ブチッ!ブチッ!と輝く二匹の甲虫の翅を千切って胸元にしまう 「あ!ひどい!」 リグルは憤慨し、周囲の虫達もブンブン唸っている しかし霊夢が玉串をクルクルとさりげなく振って見せると、リグル達はたちまち萎縮した 「じゃましたわねー」 霊夢はフワリと夜空に飛び立ってゆく リグルは何か言いたそうだが、結局黙ってそれを見送ることしか出来ない …あれは我らの野望を達成するのに重要な品だった筈だ 幻想郷における虫の権勢拡大はどうなるのか グァー、グアーと虫達の不満の声が辺りに木霊する 虫達の数百万の視線がリグルに集中した しかし、リグルは情けない笑みでそれを誤魔化す事しか出来ないでいた だから彼女はアテにならない 再び、紅魔館の大図書館 洋風の大きなテーブルには、霊夢が鴉天狗から徴発した数枚の写真が散らばっている レミリアは、フムフム…などと意味も無く虫眼鏡で写真を観察していた 「どれも同じアングルな上に、ブレ気味…三流記者ね だけどお陰で連続写真みたいに生き生きとk…事故の様子が伝わってくる」 レミリアは、椅子にドカッと座って頬杖をついて脚を組んだ霊夢の様子をチラチラと伺いながら、見解を述べる 「酷いキメラ状態ね…多分、何重にも呪われたんだアイツ…随分恨み買ってるわ でも自業自得かしら?」 ハンッ などとレミリアは故人の不幸を鼻で笑った 先程から、魔理沙の写真を見るのが辛いなどと言い訳をしながら後ろに引っ込んでいるパチュリー 顔は見るからに真っ青で、今にも卒倒しそうだが…それはきっと魔理沙の変わり果てた姿を見てショックなのだろう みんなそう思っている レミリアは、一枚の写真を手に取る 「この辺が息絶えた時の写真か、なるほど…上手い事解呪の瞬間が撮影されてるぞ!」 手に持った写真を霊夢側に向けて、撮影されてる魔理沙の死体から浮き出る輝きを指差す 確かに、クッキリと魔力の痕跡が写し出されているようだ 「呪いは属性みたいな…火の赤や水の青の影響がないからねー、そのまま持ち主の色だよ」 レミリアは楽しそうに霊夢に講釈する、霊夢がこんなに聞き入ってくれる事などそうそう無い 名探偵ごっこに火がついたのか、レミリアはなにやら推理モノの主人公気取りだ 「この…黄と青色の魔力の持ち主と、どんより紫の魔力の持ち主か うーん」 沈黙に陥りかけていた空気が突然破壊される 「八雲紫(ゆかり)と八雲藍だわ!」 今まで真っ青で押し黙っていたパチュリーは、急に上擦った大声で口早に叫んだ 「だって色も合っているし、彼女達は主人と式神の関係だから共謀できるわ!名前もそんなカンジだった筈」 無意味に霊夢を指差したパチュリーの指先は、ふるふると震え冷や汗が滴り落ちそうになっている 「あいつか…!あの野郎…」 霊夢は怒りでカッと目を見開いている 恐ろしい限りだ そのままズンズンと図書室から出ていこうとする霊夢、だがレミリアは彼女を後ろから呼び止めた 「霊夢ー!証拠が推理だけじゃあ、とぼけられちゃうのがオチだよー!」 レミリアはトコトコと駆け寄る 振り向いた霊夢は、既に冷静な表情を取り戻していた 逆に怖い 「大丈夫よ、証拠になりそうなものなら他にもあるから」 そういって、霊夢は無表情のまま胸元から二対の昆虫の翅を取り出した 「あ、それパチェの魔力だ」 レミリアはアメジスト色の翅を指差して、言った 霊夢の首が、ギギギと音を立てるかのようにパチュリーの方に向く ぺしゃりという音が、パチュリーが本を抱きながら膝から崩れ落ちた音がした 次にバタンとパチュリーの意識が途絶えた音が響く 霊夢は哀れなパチュリーに優しい微笑みを向ける…ただし、阿修羅像のような微笑だった 夜明け頃の博麗神社 今日の神社の庭には普段は見慣れない一本の柱が、奇妙な陣の真ん中に刺さっている 太さは一般的な家の柱程度だろうか、そこには一人の少女が注連縄で柱に縛りつけられていた 普段はローブの下に隠れている豊満な体つき、今は縄の締め付けのせいでそのラインが露わになって妙にいやらしい 少女の顔はこの世の終わりと言わんばかりだった その近くで霊夢が野球選手のように、愛用の玉串を何度もスウィングしている (ころされちゃう…いやぁ…死んじゃうよ…) そんな事を考えながら、パチュリーはもじもじと動いている 縛られたパチュリーは恐る恐る話し掛けた 「あのね…あのね霊夢…実は、呪いを掛けたもう一人はね…あのね…アリス、アリス・マーガトロイドのものなの…だから」 霊夢はそれを聞いても妙にスカっとした笑顔だ 「うん、知ってる!レミリアから聞いたわ!」 穏やかな微笑みを湛えながら、霊夢は胸元から一枚のオシャレな模様がついたメモを取り出した 「あの後、アリスの家にも当然行ったけどね…家の中にはこんなものが残ってたの」 霊夢はメモをパチュリーの前に突き出す メモには しばらく魔界に帰ります アリス・マーガトロイド とだけ書いてあった パチュリーは目を丸くして口をポカーンと開けた その後 むっきゅううううう!!!!という大きな叫びが神社に木霊する 霊夢はその叫びをうるさいと咎めるでもなく、穏やかに言った 「しかもなんかさ、魔界への道が無くなっててさ…神綺あたりの仕業ね」 霊夢は胸元にメモをしまうと、再びスウィングを開始する パチュリーは慌てながら主張する 「霊夢を騙そうって言い出したのはアリスで、私はつい一緒に…それにどう考えも私の罪は半分以下よ!」 こんなに勢いよく喋って、喘息の発作がよく起きないものだ・・・と思いきや若干コホコホ言っている そんな半病人みたいなパチュリーに対しても、霊夢は一切容赦する気が無いようだ お願い、許して…そんな言葉が嫌と言うほど伝わってくる顔で、パチュリーはむきゅうと霊夢を見つめる 三角形の口と訴えるつぶらな小動物のような瞳、ふるえるような視線 生来の愛らしい少女の顔立ち それはパチュリーが持つ、最大の魔法だった 小悪魔曰く、パチュリーの最強の魔法は七属性のいずれでも錬金術でも無く、あの表情だとか アリス曰く、あれだけはきっと誰にも真似できない魔術だとか パチュリーの人生を救ってきたのは、実は七曜の魔力ではなくあの表情かもしれない …それも博麗の巫女の霊力の前には通用しなかった 単に霊夢という人間が無慈悲なだけなのかもしれないが 硬い微笑みを保ったまま、霊夢は言う 「それにさ、魔界に行けないんだからアリスを捕まえようがないじゃない?じゃあ、しょうがないわよね」 なにがどう、しょうがないのだろう?ともかく、村人の霊夢に対する信用を損ねた罪は全てパチュリーにぶつける様子だ 目をまんまるにして、ぱくぱくと言葉が出ないパチュリーをそのまま、霊夢は宣言した 「それじゃ、いくわよ」 「なんで、魔理沙に呪いを掛けたの」 霊夢は笑顔で小首を傾げながらパチュリーに問う 「あいつが…私に無礼… 霊夢の顔が一瞬にして仁王のような表情に変わる 「そんなことで呪ったのか!」 パチュリーの丸い尻あたりに向かって玉串のフルスウィングが飛ぶ 霊夢はどうやら、自分と違うパチュリーのふくよかな腰つきがお気に召さないらしい ビューン、と不吉な風を切る音がする バンッ! 布団を叩いたような、大きな音が神社に木霊する 「むっぎゅううううううううううううう!!!」 パチュリーの悲痛な悲鳴が聞こえる 既に瞳からはぼろぼろと涙が零れ、嗚咽が聞こえてくる 霊夢は無表情になり、続ける 「次、なんで死ぬような事したの?」 パチュリーはぐしゅぐしゅ泣きながら答えた 「わ、わたしの…呪いは…死ぬようなものじゃ… また、霊夢の表情が仁王に変わり、怒鳴る 「死んだじゃない!」 ヒュン、と風を切る音が恐ろしげだ ベシッ! 再び、軽快な音が神社に木霊した 今度はパチュリーの乳房に向かって、フルスウィングが飛ぶ どうやら霊夢は自分に無いパチュリーの柔らかく大きなバストがお気に召さないらしい 「ぎゅううううううううううう!!!!」 パチュリーは再び動物のような悲鳴を上げた うええええええん…うあああああん…という泣き声が哀れだ 再び無表情の霊夢 「ホントは死ぬって分かってたんでしょ?」 …パチュリーはぐすぐすと泣いていて会話にならない だが、霊夢は容赦なく今度はパチュリーの頬を玉串で叩いた バチッ 棒型の痕がパチュリーの処女雪のような柔肌に赤い跡を印す ひうううう…などと消え入りそうな泣き声を出しながらパチュリーは喋った 「偶然…偶然同じ晩に… 「言い訳してんな!何が紫と藍だ!嘘つきが!」 またまた、ヒュンと風を切る音がする ベチッ! またも、霊夢のフルスウィングがパチュリーのたわわな乳房に飛んだ 本当に霊夢はパチュリーの大きな乳に怨みがあるらしい しかも、今度は連続で乳を殴打し続ける 「大体!100年魔女やってんだから!んな事分かれよ!クソ妖怪!」 ぎにゅうううう!にゅううううう!みゅぎゅうう!!!むっぎゅうううううううう! パチュリーの哀れな悲鳴が、一発ごとに神社に響き渡る 真っ白でか弱い肌は、玉串の打撃に耐え切れずにベロンと擦り剥けてぐちゅぐちゅの透明な液と血が滲み出る 骨で守られていない乳房は衝撃に弱く、強く叩かれれば切り裂かれたような傷がつく 霊夢は血の滲んだ場所に玉串をぐりぐりと押し付けると、傷口がどんどん広がってゆき ぶちゅぶちゅと切り裂かれたような傷からは、薄黄色の脂肪が確認出来るかもしれない …ちょろちょろと、柱の根元に黄色い水溜りが広がった こんな状況でも羞恥はあるものだ、パチュリーは涙でぐしゃぐしゃな顔を更に真っ赤にしている それが、更に霊夢のご不興を買った 霊夢は桶に入った井戸水をパチュリーに浴びせ 失せかけていたパチュリーの意識を再び呼び戻す バシバシと殴られたパチュリーの胸部、服が千切れ、その下から真っ赤に腫れあがった乳房が見える やがて、服だけではなくとうとう振りかざした玉串から血が滴った頃、霊夢は殴打をやめた パチュリーはぐしゅぐしゅと泣きながら、助けて…助けて…レミィ…咲夜………まりさ…などと呟いている しかし、親友は「パチェが悪いよ」と、黙って連れ去られるパチュリーを見送った 時間を操る従者も基本的に主に追従するし、小悪魔にはパチュリーを救い出せる勇気と力は無い 魔理沙に至っては今や故人だ、門番はこの時間寝てるだろう…それはいつもだが パチュリーを助けるものは、誰もいない 霊夢は息を切らせながら、また尋問を開始した パチュリーのへそ辺りを玉串の先端でぐりぐりしながら、霊夢は問う 「お陰で魔理沙は死んだし、私は村から爪弾きなんだけど、どうしてくれる?」 霊夢はパチュリーの豊満なくせにしっかりとあるくびれにご不満のようだ パチュリーは何にも答える事が出来ない ブン、と玉串が飛んでくる バシッ! 再び、霊夢の連打攻撃が始まった 今度は、乳房、尻、腰、へその下辺り、更にその下、そして脚など様々な部分を所構わず目茶苦茶に殴打し始めている むぎゅっ!ぎゅっ!ぎゅうう!げほっ!ぎにゅうううううううううう! 幼児退行を起こしたように、パチュリーはわんわん泣いている 服は今では半分ぐらいが千切れ、真っ白な肌と酷い裂傷が覗く 特に、乳と尻はほぼ露出している状態だった たわわな流線型を描く白い肌に、真っ赤な血と見える傷が痛ましい きっと、その部位ならば裂傷も命に関わらないという霊夢の心遣いだろう 多分 霊夢の拷問劇は、途中で休み休み、チチチと小鳥が鳴き始める頃まで続いただろうか ボロボロの布切れを纏って柱に縛られたパチュリーをそのままに 霊夢は神社に戻って、一眠りするようだ 村人が神社に訪れたならば、ズタボロになって瞳から輝きが消えたパチュリーを見て 例の事件の犯人が霊夢ではなく、この魔女であると理解するだろう …もっとも、その後霊夢が寝ている間、村人に発見される前に咲夜がパチュリーを回収したのだが 少女への残酷な仕打ちは、むしろ霊夢の村での評判を下げるだろうし ただでさえ病弱なパチュリーを治療せずにそのまま放置するわけにもいかない それに、村人の好奇の目に晒されるのも紅魔館の威厳に関わる お互いに損、頭が冷えた頃にその辺を説明すれば、霊夢はまず分かってくれる 霊夢が目覚める頃には、パチュリーは小悪魔に、生命の水を含んだ脱脂綿をピンセットでチョンチョンされながら 滲みてひんひん泣いて…そして生命の水の力で傷が消えた後、ベットに潜りこんで眠っているだろう -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 魔理沙が化け物に 終:28スレ392へ続く 若干バイオレンスってレベルじゃねーぞ! -- 名無しさん (2009-08-30 18 44 04) とりあえずいいぞもっとやれ アリスにもなんか粛清が欲しかったなあ -- 名無しさん (2009-08-31 16 06 26) 文可愛いすぎだろ -- 名無しさん (2009-09-04 11 03 01) グロ具合といい雰囲気といい最高 -- 名無しさん (2009-09-04 16 21 01) 霊夢つえー -- 名無しさん (2009-09-04 16 40 25) リグルざまぁwwwww -- 名無しさん (2009-09-05 01 58 53) この調子で残りのやつらも全部やっちまえ! 特に紫な! -- 名無しさん (2009-09-05 04 30 31) もっとやれ! -- 名無しさん (2009-09-06 18 13 53) 誰いじめなんだこれwww 素直にアワレなのは射命丸 -- 名無しさん (2009-09-10 11 27 14) レミリアが可愛いすぐる -- 名無しさん (2009-09-10 14 24 32) 霊夢が切れたwwww -- 名無しさん (2009-09-25 13 41 46) 逆上「てめぇ、マジ、殺す」 -- 名無しさん (2009-10-07 13 40 38) 珍しく文が悪くない……このおぜう様欲しい。 -- 名無しさん (2009-10-08 00 45 56) ギニューwww -- 名無しさん (2009-10-08 17 43 18) パチュリーに激しく萌えた -- 名無しさん (2009-10-11 13 48 11) 文いじめでもない、文が悪いことしたわけでもない。 それでもここまで文が痛めつけられるいじめはあっただろうかwww -- 名無しさん (2009-11-14 03 35 34) (・Д・)ポカーン・・・ ところでレミリアが常時カリスマブレイクしてるってどういうこっちゃw -- 名無しさん (2009-11-14 07 10 45) なんとなく、ふあん亭あたりに漫画化してほしく思った -- 名無しさん (2010-02-15 18 44 49) 文が憎めないなあ そして胸に当たるなw -- 名無しさん (2010-03-09 10 53 13) パチェと文自業自得だろ… -- 名無しさん (2010-03-28 14 10 09) 実際に幻想郷の住人達に、「友達」という関係は少なく。 悪魔で、「知り合い」ていう関係だから、ここまで相手を強く憎めるんだろうね。 -- 名無し (2010-08-11 23 41 05) 不覚にもリョナられる文におっきした^q^ -- 名無しさん (2010-08-12 01 48 36) アイ・コンタクト「ちょっとこっち来い!」~無言の鎮圧~ -- 名無しさん (2010-08-12 13 08 55) リグルが僕っ娘になってるのが最大の衝撃 -- 名無しさん (2010-10-30 11 17 00) 所詮人間と妖怪の思考は相容れないってことか……。 文が報われないな……。 そんな文に萌え。あとれみぃ可愛い。 -- 名無しさん (2010-11-01 21 52 06) パチェリーの悲鳴……orz -- 名無しさん (2010-12-02 19 00 48) ギニュー隊長「誰かに呼ばれた気がする…」 -- 名無しさん (2010-12-02 22 16 52) ↑おめーじゃねえ、座ってろ -- 名無しさん (2010-12-12 18 03 47) パチュはもやしだから霊夢よりも豊満はないんじゃ 霊夢がデブって言ってる訳じゃないぞ -- 名無しさん (2011-01-16 12 46 27) ↑パチュリーには着痩せ派と貧乳派ってのがあってだな。 -- 名無しさん (2011-02-13 16 56 30) パチュリーは着痩せするパジャマ着てるんだよ -- 名無しさん (2011-02-13 21 27 09) 文への残虐行為見たら勝ち目なくても霊夢を殺しに行きたくなった くそったれ…… -- 名無しさん (2011-05-21 18 58 36) あやや… -- 名無しさん (2013-05-23 15 19 22) 愉しいよなぁ キャハハハハハハ -- 名無しさん (2014-06-19 18 32 45) >椅子にドカッと座って頬杖をついて脚を組んだ霊夢の様子をチラチラと伺いながら 霊夢のパンチラ見ようと狙ってたのかおぜうったらヤラシーwww -- 名無しさん (2015-06-10 03 34 03) なんだこれ -- うー☆ (2015-07-28 20 30 39) あら霊夢、また暴力で解決しようとしたの?怖いわねぇ -- 紫 (2016-06-18 04 34 38) やっぱ霊夢ってクソだわ -- 名無しさん (2016-08-07 06 02 54) 霊夢ひでーな 文とパチュリーすきなんだがな -- 名無し太郎 (2016-10-08 21 15 04) 霊夢はくそのかたまりかな -- 名無し次郎 (2016-10-08 21 18 55) おぜう霊夢に気に入られたくて親友を売ったのかw最低なかりちゅまだ -- 名無しさん (2018-02-07 01 38 26) うー☆うー☆しゃくやー -- カリスマレミィ☆ (2018-02-12 21 14 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/1314.html
「も、もしもし・・・。緋花だけど・・・」 「おう!どうした、緋花!?早速俺への相談か!?今忙しいんだけどよ、緋花の頼みならしゃーねーな」 「な、何で忙しいの?」 「いやな、夏休みの宿題に没頭しててよ!利壱と紫郎と一緒にレポート課題を・・・」 「ギャー!!武佐君の奇襲が通じないなんてー!!」 「こ、このゾンビ軍団に俺の作戦を破れる知能があるわけ・・・!!」 「・・・・・・ねぇ、拳?」 「・・・・・・な、何だ?」 「大の男が見栄を張る姿って格好悪いと思う」 「ガハッ!!」 焔火の容赦無いツッコミが荒我の胸にクリティカルヒットする。もちろん、夏休みの宿題なんかしているわけが無い。 そんなモン、開始5分で放り投げた。今は荒我の部屋で梯・武佐等と共にゾンビゲームに熱中していたのだ。 「クスクス。拳達らしいっていうか・・・」 「・・・・・・」 電話の向こうで浮かべている荒我の表情が容易に想像できた焔火は、笑い声を隠し切れない。 「・・・ねぇ、拳?」 「お、おぅ・・・」 「詳しくは言えないんだけど・・・今日もまた色々トチっちゃった」 「そ、そうなのか・・・」 「うん。“詐欺師ヒーロー”にボロカスに言われるは、殺人鬼には力の差を見せ付けられるは、リーダーが入院する羽目になるわ・・・ホント散々だったよ」 「“詐欺師”ヒーロー・・・殺人鬼・・・・・・!!!・・・・・・リ、リーダーは無事なのかよ!!?」 荒我は焔火の言葉から一昨日の件を思い出す。あの時に聞いた単語ばかりだったからであるが故に。 「うん、大丈夫。リーダーが入院したのは、ある意味自傷行為みたいなものだったから。2日くらいで退院できるってさ」 「そ、そうか・・・。他には・・・!?」 「リーダー以外には誰も死傷者は出なかったよ」 「・・・ふぅ。そいつは良かった」 荒我は安堵の息を吐く。最近会ったばかりの人間が傷付く姿など、荒我とてその目に映したくは無い。 「また、あの野郎にブツブツ言われたのかよ?」 「うん。胸倉を掴まれて怒られた」 「何!?あ、あの野郎・・・!!」 「・・・最近というか、あの救済委員事件以来ずっと私は誰かに怒られている。ガミガミうるさいお姉ちゃんでも、ここまでしつこくは無いな~」 「・・・お前の姉貴ってそんなにガミガミ言うのか?」 「結構言うね~。でも昨日・今日はボーっとしてるけど。・・・あの“変人集団”のトップとの交際だけは阻止しないと(ボソッ)」 「ん?最後の方が良く聞き取れなかったんだけど、何て言ったんだ?」 「うん!?き、気にしないで!唯の独り言だから!!」 「そ、そうか」 ついポロっと出た企みを誤魔化すように、焔火は荒我に対して言葉を紡ぐ。 「え、え~と、何処まで話したっけかな・・・あっ、そうだそうだ!・・・だからさ、私の不幸度が今とんでもない数値になってると思うのよねぇ」 「かもな。まぁ、俺も緋花と同じような期間に突入していた頃があったし。他人事とは思えねぇな」 「自分のせいでどんどん悪循環に嵌るし」 「何やっても上手くいかねぇし」 「自分を取り巻く環境も厳しくなるし」 「周囲の環境のせいでどん底に叩き落されたり」 「「ハァ・・・」」 タイミング良く溜息を吐く焔火と荒我。似たような境遇を経験する両者の相違点と言えば、焔火は現在進行中、荒我は過去の出来事であるということ。 「でも・・・諦めたらいけないんだよね?」 「そうだな。何度叩きのめされようが、何度不貞腐れようが、その足を止めなかったから今の俺は居るんだって、最近の緋花を見てると余計にそう思うぜ」 「経験者は語るね~」 「別に誇ってるわけじゃ無ぇけどよ」 ベッドの上でパジャマ姿になって寝転がっている焔火は、荒我の言葉に力を貰う。ある意味部外者である荒我だからこそ意味のある言葉を、己の胸にしっかり刻む。 「・・・そういえば、最近ようやく気付いたことがあるんだ」 「ん?何だよ?」 「・・・わ、わた、私・・・が・・・そ、その・・・あの・・・ば、ばば、馬鹿だって・・・ことに・・・」 「・・・・・・・・・・・・今頃!!?」 「な、何よ!!?よ、予想通りだけどさ、その反応は!!!で、でも・・・ム、ムカつくー!!!」 『お前・・・今頃になってそれに気付くって・・・』的な反応を予想していた焔火は、荒我がその通りの反応を示したことに頭を掻き毟る。 「お前・・・今頃になっ・・・」 「そ、それ以上は言わないで!!!というか、私の予想していた言葉のまんまを吐くんじゃ無いわよー!!!」 「だ、だってよぉ・・・」 「だっても何も無い!!こ、これじゃあ小川原に頑張って入った意味が薄れちゃう!! も、もぅ!!何よ!何なのよ!!最近はムカつくことばっかりが目の前に現れるんだから!!」 「・・・ガキみたいな癇癪だな、緋花?」 荒我は電話の向こうにいる焔火が癇癪を起こしていることに呆れながらも、何処か温かな感情を抱いていた。 「ふんだ!!どうせ、私はガキですよ!馬鹿で独り善がりなクソガキですよ!!」 「・・・・・・」 「・・・け、拳?ご、ごめん。ちょっと不貞腐れ過ぎたね」 「・・・い、いや・・・そういうんじゃ無くてよ・・・」 「うん?」 急に黙り込んだ荒我に焔火は己のみっともない言動に気付き謝罪するが、荒我は別のことを考えていたようだ。 それは、当の荒我にとっても予想外な思考。だから、つい口走ってしまう。後戻りのできない言葉を。 「え、え~とよ・・・・・・か、可愛い・・・って思っちまった。癇癪を起こしてるお前をよ・・・」 「ッッッ!!!!!」 瞬間、焔火の体温や血圧が上昇する。顔が真紅に染まる。まさか、こう切り替えして来るとは思わなかった。それは、焔火にとって予想外な上にド直球の言葉。 「・・・・・・」 「・・・・・・」 「・・・・・・う、嘘じゃ無ぇぞ?ほ、本気で・・・そう思っちまった。自分でも何でかわかんねぇけど」 「・・・・・・しい」 「ん?」 「・・・恥ずかしい」 「恥ずかしい?」 焔火は、今途轍も無い羞恥に心を染められていた。癇癪を起こしている自分が可愛いと男性に言われたことに、焔火はいたく刺激を受けていた。 「そうだよ。恥ずかしい・・・すごく恥ずかしい。これなら、まだ固地先輩や“詐欺師ヒーロー”みたいにボロクソに怒られる方がマシ・・・」 「な、何で俺がそいつ等よりお前に酷いことをしてる風に言われなきゃなんねぇんだ!!?」 荒我は憤慨する。自分は素直な感想を言葉に出しただけなのに、何故焔火にここまで言われなければならないのか?今の荒我にはサッパリ理解不能だ。 「・・・いけない。こんなんじゃいけない。私は・・・ガキのままで居たくない。こんなことで『可愛い』なんて言われたく無い!! あ、貴方に・・・拳に・・・こんなことで『可愛い』なんて言われたく無い!!」 「緋花・・・」 言葉に必死が宿る。 「・・・貴方に何時までもこんな姿を見せたくない。拳には私が成長した姿を見て欲しい。その姿を見た・・・貴方の言葉を聴きたい」 「・・・言っとくけど、俺への相談とかを取り止めるなんてのは認めねぇからな」 「・・・うん。それはわかってるよ。だって・・・貴方の言葉を耳に入れるだけで私の心はすごく落ち着くんだもの。止めるわけが無いよ」 焔火緋花という少女にとって、荒我拳という少年の存在は何時の間にかこれ程までに大きなモノとなっていた。 そんな存在を自分から切り離すなんて選択肢が出る筈が無い。何故なら・・・ 「・・・今度さ、拳の部屋に行ってもいい?」 「う、うん!?お、俺の部屋!!?」 「そう。今は成瀬台に通ってるからさ。その帰りとかに寄ってみたいなぁって。・・・駄目?」 「だ、駄目なんかじゃ無ぇよ!!」 「そう。・・・それじゃあ、タイミングが合えば寄らせて貰うね。・・・そこで色々話したいこともあるし・・・」 「お、おぅ・・・」 焔火は荒我の部屋に訪問する約束を取り付ける。そこで、彼に話さなければならないことがある。絶対に。 「・・・それじゃあ、そろそろ切るね」 「・・・また、何時でも相談に乗るぜ?」 「・・・ありがとう、拳。私の・・・・・・ううん、何でもない。それじゃ!」 何かを言いかけようとした焔火が言葉を濁し、直後に通話を切った。荒我は焔火が何を言おうとしたのかをその場で考え出した。 「武佐君・・・。これは、オイラ達が邪魔しちゃいけないでやんすね」 「そうだね。ここは荒我兄貴を信じよう、梯君」 そんな荒我を遠目から見ていた梯と武佐は、互いにアイコンタクトを交わしながら舎弟としての役割を悟る。一方・・・ 「・・・私の・・・好きな人・・・」 焔火はベッドに寝転がりながら、先程言いかけた言葉を改めて呟く。これは、今言うべき言葉では無い。荒我と直接会った上で、告白として言わなければならないこと。 「拳・・・。私・・・絶対に諦めないから。自分も・・・仕事も・・・恋も・・・何もかも!!!」 ベッドから降り、彼女が使っている机に向かう。椅子に腰を据える。横に掛けている鞄からノートを取り出す。最近習慣になりつつあるそれは、所謂反省ノート。 「そのためには・・・まずは今日の反省!!私があの殺人鬼に突っ込んだのが切欠で、最終的にリーダーの入院という結果になってしまった!! これは固地先輩や椎倉先輩の言う通り、最良の結果を導く行動でも自分の信念を貫くための最適な行動じゃ無かった!! 唯の暴走!!ガキの癇癪!!私は・・・私は脱却する!!成長してみせる!!もし、それでも間違いを起こしたとしても、私は絶対に諦めない!!」 荒波に曝され続けている少女に秘かに宿りつつあるのは、意志の強さ。我儘でも癇癪でも無いソレ―“我”―は、成長への足掛かりとなる根幹。 加賀美が“我”と判断したモノ・・・それは“我”では無く、実は我儘であった。どうやら、加賀美は“我”と我儘を混同しているようである。 “カワズ”が加賀美に求めていたのは、自分の言葉を今の焔火がどう受け止めて動いたのか―反動。文字通り、『反応して動くこと』―に対するアフターケアであり、 成長しようとする“我”を見極め、リーダーとして彼女が誤った方向に伸びないように叱咤激励を・・・である。我儘を正すのは当然なので、改めての忠告はしていないのだ。 前者を我儘(=結果。焔火の場合は錯誤含む)の是正とするなら、後者は“我”(=過程。同じく焔火の場合は根幹含む)の矯正と言った所か。 “我”とは、決して悪しきモノでは無い。“我”を通すということは、決して我儘ばかりでは無い。但し、“我”と我儘の境界線は非常にあやふやである。 だからこそ、方向性や判断を間違えれば“我”は何時でも我儘に移り変わる。今の焔火には感得し得ていない感覚故に、“カワズ”は加賀美にフォローを促したのである。 だが、リーダー2人の思惑を余所に焔火は思いも寄らぬ方向から痛烈なフォローを喰らった。 それが起因で、1人立ちした女性として見て貰いたいという欲求が彼女の“我”を強く刺激した。もちろん、今までの経験も大きな刺激になっている。 焔火緋花は、決意する。様々な人に支えて貰いながら、幾度にも渡る逆境を経験しながら、それでも少女は足を止めないことを改めて決意する。 それは・・・確かな自立への一歩。 「ふ~ん。災難だったねぇ」 「・・・・・・それだけですか?」 「俺の忠告を無視したそっちの自業自得。最優先に考えなきゃいけないことを見誤ったそっちのポカ。死者が1人も出なかったことを不幸中の幸いだと思うんだね」 「・・・です・・・ね」 「・・・お兄さんらしい毒舌だね」 所変わって、ここは“ヒーロー戦隊”がキャンプを張っている廃墟の一角。“カワズ”と林檎は、スパイ契約を結んだ葉原から色んな報告(主に殺人鬼関連)を受けていた。 (ちなみに、“カワズ”の携帯電話をスピーカーフォンモードにしているので、林檎も参加している) 「にしても、あの殺人鬼の実力が思った以上にヤバイな。しかも、それで『本気』じゃ無いんだろう?」 「おそらく・・・ですけど」 「・・・あたしの『音響砲弾』とかも効かないのかな?」 「いや。林檎ちゃんの『音響砲弾』はあいつにも効くと思うよ?念話系の強みは、空間移動系と同じ防御無視の攻撃にあるから。 でも、林檎ちゃんって戦闘慣れしてないでしょ?環境次第じゃ返り討ちを喰らうよ?俺が君を病院送りしたのと同じように」 「そ、それならお兄さんと一緒に戦えば・・・」 「それも1つの手だけど・・・。う~ん・・・気が進まないなぁ。林檎ちゃんって能力を除いたら、戦場では唯のお荷物だしなぁ・・・」 「うううぅぅ!!」 「容赦無いお言葉・・・さすがですね、界刺先輩」 人を平然と荷物扱いにする“カワズ”に林檎は落ち込み、葉原は恐怖する。 「まぁ、その話は後で考えるとして・・・予想通りの暴走具合だな。ヒバンナと言い神谷君達と言い。加賀美も面倒臭ぇ部下を持ったもんだ」 「・・・はい」 「・・・ハバラッチ。ヒバンナについて、俺は少し様子を見るよ?」 「・・・その理由は?」 「君の努力を評価してるのと、殺人鬼との邂逅がどんな影響を与えるのかを見極めたいからさ」 「えっ!?」 葉原は予想もしない“カワズ”の言葉に疑問を抱く。特に、『君の努力』という言葉。“カワズ”が緋花の暴走を止められなかった葉原の努力を評価していることに対して。 「わ、私は緋花ちゃんを止められなかったんですよ!?な、なのに・・・」 「ヒバンナのことなんかどうでもいいんだよね、究極的に言うと」 「・・・で、できるならわかりやすく教えて頂けませんか?」 「君が自分の意思で動いたことを評価してんの、俺は。あんだけ『自分には緋花ちゃんを矯正させるなんてことはできない』とか言って身売りするような真似をしておいてさ。 これなら、スパイ契約なんかハナっから結ばなくても良かったんじゃない?」 “カワズ”はハッキリと言葉に出す。自分を大事にしない少女を矯正させるために。 「そ、それはあなたにばっかり頼るなってあなた自身が・・・」 「そうだよ。俺はそう言った。そして、君と取引をした。んで、君は俺にヒバンナのことで頼る前に自分の意思で動いた。俺は取引後のことを言ってるんだよ? んふっ!やるね、葉原ゆかり?やっぱり、持つべきモンは親友と店長・・・いや、店長は除外しよう」 「私の・・・意思」 「そう。君の意思だ。きっと、君の言葉は無駄になんかなっていない筈だ。今はまだ結果に結び付いていないけど。でも、この積み重ねが大事なんだよね。 これくらいのこと、小川原に通う優等生様にだってわかってんじゃないんですか?」 “わかっている”。言葉上では。でも、実際に直面してみると本当に難しいし、何より自分の覚悟が問われる場面が多い。“百聞は一見にしかず”とはよく言ったもの。 「・・・難しいというのはよく“わかりました”。特に今日とかは、文字通り命が懸かっていましたから」 「そればっかりは、どうしようも無いね。世界がそういう判断を下したのなら、その一部でしか無い人間の意思なんざ軽く吹っ飛ばされることもよくあるし。 徒労に終わるなんてこともザラにあるだろうね。逆に、頑張った奴や意地を見せた奴には世界が微笑んでくれることもあるし。そこら辺は、世界の機嫌次第だね。 唯、あの野郎みたいな人間は何時か世界に滅ぼされるさ。世界の一部足る人間の手によって・・・ね」 「・・・似たようなことを、その殺人鬼も言ってましたよ?何だか、界刺先輩と通じる部分が見受けられますね」 「・・・俺をあんな野郎と一緒にすんじゃ無ぇ。心外過ぎだぜ、うん?」 “カワズ”の声が重くなる。その言葉に怒りの色が見えたために、葉原はすぐに話の転換を図る。 「ビクッ!!え、え~と・・・その殺人鬼との邂逅による影響というのは、具体的にどんなものなんですか?」 「・・・ふぅ。幾らあのヒバンナが馬鹿なクソガキだったとしても、今日直面した色んな事実を無視することはできないと思うんだよ」 「・・・それは、殺人鬼に負けたこととか加賀美先輩の入院とか・・・」 「そう。それに俺が言った言葉や君とのやり取りなんかも含めた色んなこと。特に、自分の力ではどうしようもできない存在とぶち当たった事実は大きい。 ガキの我儘でどうにかなるような問題じゃ無いからな。しかも、自分の行動が切欠でリーダーを入院させる結果を生み出してしまったことで、 『見て見ぬフリをする』という退路が塞がれた。そこに、俺や君の言葉が外堀を埋めて来る。だから、考えざるを得ない。・・・良い流れだ。 んふっ。もしかしたら、今日君達があの男と戦ったのはヒバンナにとってすごく幸運なことだったのかもしれないね?」 「・・・あれを幸運だとは思えないですけどね・・・・。でも、緋花ちゃんが良い方向に変わる切欠になる・・・いえ、切欠にしなきゃいけませんね!!」 活かせるモノは何でも活かす。それが、殺人鬼との邂逅であったとしても。ネガティブにばかり捉えていては、物事は好転しない。 「そうだね。しばらくは、君の思う通りにしてみるといい。俺からは特段何かを言うつもりは無いから。俺も忙しいし」 「界刺先輩・・・」 「君は、もっと自信を持っていいと思うよ?どうせ、ヒバンナのことや内通者を見破れなかったこととかが理由で自信を無くし気味になってるんでしょ?」 「・・・はい」 “カワズ”の言う通り、今の葉原は自信喪失気味である。理由も“カワズ”が言った通り。 「・・・頑張れ、葉原ゆかり。親友の君にしかできないこともある筈だ。俺だって、ヒバンナのことを全部知ってるわけじゃ無い。むしろ、君の方が知ってる筈だ。 どうせなら、君の力で親友を矯正し切ってみせるくらいの意地を見せてみろよ。まぁ、契約は契約だから、ヒバンナのことで困った時は相談くらいには乗るよ?」 「・・・頼もしいですね。“詐欺師ヒーロー”の言葉なのに何故か信じられる、信じてしまう魔力みたいなのを感じますよ」 「これが、自分に自信を持つってことだよ、ハバラッチ?」 「・・・いいんですか?利用する相手にそこまで肩入れして?」 「利用する駒をより有能な駒にするのも、“詐欺師”の腕の見せ所さ」 「・・・やっぱり、私だけの力じゃ無いですよ。あなたが後ろに居るからこそ、私は安心して動ける。今日の行動だって、きっとそう」 葉原は、頼りになる“詐欺師ヒーロー”に礼を言う。自分のこと。そして、焔火のことに対する礼を。 「ありがとうございます。あなたは・・・本当に優しい人ですね。色んな女性が、あなたを好きになる理由が何となくわかる気がします」 「・・・満席だからな。一応忠告しとくぜ?」 「・・・惜しいですね」 「・・・冗談だな?」 「はい。冗談です」 「ふぅ。なら、いい。それと、俺が優しい人間ってのは的を射ているぜ?何せ、俺に利用されているにも関わらず情報を隠しているスパイの行動を見逃してやってるんだからな」 「ッッ!!!」 “カワズ”の的を射た言葉に、葉原の心臓がドクッと動いた。言葉に・・・詰まった。 「俺が気付かないとでも思ったかい?風路の件が椎倉先輩達に伝われば、どんなことになるのかを俺が予想していないと本気で思っているのかい?」 「そ、それは・・・!!」 「もし、俺の行く道を風紀委員が邪魔するってんなら・・・容赦はしない。そう、椎倉先輩達に伝える・・・わけにもいかないか。 俺と君の繋がりを先輩達は知らないからね。んじゃ、君の心の中に留めておくといい。どうせ、これくらいのことを先輩達が予想していない筈が無いだろうから」 「あなたは・・・とても恐ろしい人でもありますね。絶対に敵に回したくないです」 「そんじゃあ、そうならないように努力するんだな・・・何処ぞのスパイらしく」 「・・・・・・わかりました」 そう言った後に何度かやり取り(何故か“カワズ”が免力を呼んだので、彼とも少しだけ話した)をし、“カワズ”との通話を切った葉原はベッドの上にダイブする。 そして、手持ちの携帯電話(スマートフォン)から繋いでいるイヤフォンを自分の耳へ持って行く。 携帯に取り込んでいる音楽から選択するのは、昨日買ったばかりの曲・・・『Love song’s loads』。 「謳え~♪謳え~♪~~~~♪」 イヤフォンから聞こえて来る曲と歌声に合わせて、葉原は歌う。 『儚げで、哀しげで、それでいて確かな心の強さを感じる恋人や愛する人達の想いが溢れた歌』・・・そう、かつて抱いた初印象そのままに少女は歌う。 「笑え~♪笑え~♪~~~~♪」 この歌を歌えるのは・・・誰のおかげか。この歌に込められた想いや、登場人物の境遇に想いを馳せる葉原。 自分にとって愛おしい存在・・・焔火緋花。“初めて”の親友。守りたい少女。彼女を守るためなら、自分は何だってする。そう、決めた。だから・・・した。 まるで、この歌の登場人物が心に強く誓った想いを連想させる覚悟。それを容赦無く、でも優しく認めてくれたのは・・・ 「届け~♪届け~♪~~~~♪」 恋とも愛とも違う感情。別種の感情。この歌に込められた想いをまだ理解し切れていないの同じように、あの人に抱くこの想いはまだ理解し切れていない。 尊敬のようで、信頼のようで、恐怖のようで、でも全然違うような気もする。“詐欺師ヒーロー”とは言いえて妙か。 だから、1つだけ決めた。この声が届かなくても、この想いが届かなくても、それでも歌おうと。 この歌に出てくる気高き女性のように、自分の信念(ことば)を愛しき人に歌い続けようと。 あの人の声がある限り、私は・・・頑張れる気がする。あの人の声がしなくとも、私は・・・決して歩みを止めない。 そうすれば、愛しき人を助けることができる気がする。そうすれば・・・あの人のような揺るがない自信を身に付けることができる気がする。 そう思ったから、葉原ゆかりは歌い続ける。声が枯れても歌い続ける。――を理解するために。 「まさか、私が入院するとはねぇ」 ここは、ある病院の一室。そこに176支部リーダー加賀美雅は入院していた。 斑の『空力使い』を背中に設置したために負ったダメージが原因である。とは言っても、2日程で退院できる程度の軽症である。 加賀美自身、動けば多少痛いもののそこまで苦痛という程のものでは無かったために、今の彼女は暇を持て余していた。 「これじゃあ、緋花への指導も稜達との触れ合いも内通者の見極めも全然できないじゃないの。自業自得とは言え、情けないなぁ・・・私」 加賀美は気落ちしている自分の心を把握する。気合を入れ直して望んだ1日目で即入院という結果に、想像以上に落ち込んでいた。 「・・・こんなんじゃあ、界刺さんにも電話できないわ。絶対にブツクサ文句を言われる。それに、こんなことで一々電話してちゃあリーダーとしてどうよ?って話になる」 加賀美の独り言は収まる気配を見せない。個室を宛がわれた関係から、誰にも自分の愚痴を聞かれる恐れが無いからである。 「稜達に電話したら、かえって余計な心配を掛けちゃいそうだし。・・・債鬼君なら心配よりも文句の方が多そうだけど、生憎私用の携帯アドレスを知らないのよねぇ。 債鬼君って、仕事用と私用とで携帯電話を分けてるみたいだし。この前、緋花の出向のことで話し合った時も教えてくれなかったし。 風紀委員会が結成されてから仕事用の番号がわかったから何度も掛けてみたけど、私のコールに出た試しが無いんだよなぁ。・・・もしかして、私って嫌われてる!!?」 今更のように、固地に嫌われてる可能性を考える加賀美。 「・・・そ、そんなことは無い筈!!わ、私と債鬼君は同期なんだし!!しゅかんと一緒に遊んだこともあるし!! こ、こうなったら駄目で元々!!か、掛けてみよう!!・・・(ポチポチ)」 色んな言い訳を呟いた後に、固地の携帯電話(仕事用)に掛けてみる加賀美。すると・・・ 「はい!立川です!!」 「・・・・・・はい?」 通話は繋がったのだが、出たのは固地では無く立川という少女であった。 「・・・ま、間違えたみたいです!!ご、ごめんなさい!!」 「む~?間違い電話。・・・あっ!固地君!!固地君に電話だよ!!間違い電話みたいだけど!!」 「固地君って・・・えっ?えっ?」 「・・・てるんだ、立川!?他人の携帯に勝手に出るとは・・・!!」 「(債鬼君の声だ!!)」 「だって、ずっと鳴り続けてたから急ぎの用かなと思って」 電話の向こうでは、焦り気味の声を放ってる固地と立川の問答が聞こえて来た。 「全く!一体誰か・・・・・・・・・加賀美・・・か?」 「・・・・・・そうだけど?誰?今の女の子は?」 無意識の内に、加賀美の声に棘が現れる。 「・・・俺のクラスメイトだ。今日は彼女に連れ回されている」 「『連れ回されて』って酷いよ、固地君!!私は全然遊べていない固地君のためを思って、夏休みの宿題も放り投げて一緒に遊んであげているんだよ!?」 「それは、単なる現実逃避なんじゃないのか!?宿題より遊びを取っただけなんじゃないのか!?」 「でも、1つだけ残念なことがあるの」 「人の話を聞いて・・・残念なこと?何だ、それは?・・・俺が何かしたのか?」 「固地君と一緒に遊べば日焼けできるかもって期待したんだけど、結局できなかったの」 「それは、まず理屈がおかしい!!」 「・・・・・・」 電話の向こうで聞こえて来る痴話喧嘩(加賀美基準)に、電話を掴む手に力が入る加賀美。 「そんなわけで、今も固地君と遊んでるの!!さっきまでは、2人で夜景が綺麗なレストランで食事してたんだ!!え~と・・・加賀美さん・・・だっけ、固地君?」 「・・・そうだ。俺と同じ風紀委員で、小川原中学付属高校に通う1年生だ。部署は違うが」 「そうなんだ!!私や固地君と同じ学年なんだね!!それじゃあ改めて・・・立川奈枯って言います!!よろしく、加賀美さん!!固地君がお世話になってます!!」 「世話になんかなってない!!」 「・・・・・・加賀美雅です(債鬼君が押されてる!?というか、尻に敷かれている!?だ、だらしない!!それでも、“風紀委員の『悪鬼』”なの!!?)」 立川のマイペースに翻弄されまくりの固地に、段々とムカっ腹が立って来た加賀美。自分には、常に上から目線でズバズバ言うくせに。 「もぅ。固地君ってプライドがすごく高いんだから!!人付き合いは、日頃の行いが大事なんだよ? 私が一学期の途中から固地君の為にお弁当を作ってあげていたのも、固地君と少しでも仲良くなりたかったからなんだよ?」 「お、お弁当!!?えっ?えっ?」 「そうなんだよ、加賀美さん。固地君って私生活は結構ズボラなんだよ?昼食とかは、いっつもパンと牛乳だけだったし。 そんなんじゃあ体を壊すって思ったから、私が一学期の途中から固地君の弁当も作ってあげるようになったの」 「た、立川!!そ、その辺で・・・!!」 「この際だから、同僚の加賀美さんにも知って貰っておいた方がいいよ!!今は夏休みだから、私の目も届き難いし」 加賀美が知らない固地の一面が次々と明るみに出る。固地にとっては、羞恥プレイにも等しい所業である。 「・・・随分、債鬼君のことを見てるんですね?」 「うん!!国鳥ヶ原に入ってからなら、きっと加賀美さん以上に」 「・・・・・・(ピキッ)」 天然マイペースは、こういう時は本当に恐ろしい。 「そういえば、加賀美さんは固地君とは何時からお知り合いなんですか?」 「・・・中学1年生の頃から。だから、債鬼君が実はズボラなのも知ってるんだ」 「へぇ。矯正とかしてあげなかったんですか?知ってたのに?」 「そ、それは・・・!!」 容赦無いツッコミがズバズバ入る。こんな彼女だからこそ、固地さえ尻に敷いてしまえるのかもしれない。 「そうか・・・昔からか。わかりました!!加賀美さんは別の学校だし、これからは私が固地君のズボラを矯正していきますから!!安心して下さい!!」 「(な、何なのよ、この娘!!さも自分の方が債鬼君のことをわかってるって言いたげな言葉ばっかり!! わ、私だって債鬼君のことなら・・・・・・そ、そりゃわからない部分もあったりするけど!!するけど!!!)」 立川の「これからは自分に全部任せて下さい」的発言に、加賀美は憤りを隠せない。隠せないが、言葉に出せないのが加賀美の加賀美足る所以である。 「ということで!!今からもう一遊びしますから、この辺で!!」 「えっ!?ま、待って・・・」 「立川!?ちょっと待・・・」 そして、通話は唐突に切れる。呆気に取られた加賀美がそれでも再度のコールを試すが、今度は一向に出る気配が無い。なので・・・コールを切った。 「・・・・・・ムカつく」 ここは個室なので、加賀美がどんな愚痴を零そうが誰かに聞かれることは無い。 「何よ!!何なのよ、あの娘は!!債鬼君も、何であんな娘に尻に敷かれてるのよ!?情けない!!一昨日の件と言い、最近だらしが無さ過ぎるんじゃないの!!?」 愚痴を延々と零す加賀美。彼女は、何故自分がこれ程までにイラついているのかが自分でもわかっていない。 「休暇で完全に腑抜けてるわね、債鬼君!!情けない!!本当に情けない!! こうなったら、彼が休暇中の間に文句1つ言えない結果を出して目に物を見せてくれるわ!!・・・なのに、何でこんな時に入院してんのよ、私!!」 髪を掻き毟りながら、己の不甲斐無さを嘆く加賀美。このままでは、固地に目に物を見せる前に彼が復帰してしまう。 「今の私にできること・・・入院している間にできること・・・。とりあえず、今日の反省というか分析をしよう!!寝てばっかりじゃ、お話にならない!!」 そう言って、彼女は腕組みをしながら考え始めた。今日の出来事から見出せるモノを少しでも掴むために。 「(あの殺人鬼に関しては、きっと椎倉先輩達が色々考えてる筈。緋花の指導は、あの娘と直接接しないと駄目。稜達との新しい関係構築も同様に。 ということは・・・内通者の割り出し・・・か。・・・仮に、私達176支部に『ブラックウィザード』の内通者が居るとする。 『シンボル』の形製っていう精神系能力者の調査で、緋花、ゆかり、稜は除外される。残るは狐月、麗、双真、丞介、帝釈、香染の6名。 う~ん、私達の支部って人数が多いからなぁ。個性的にも個性的過ぎる面々だし。だから、あの殺人鬼とも戦闘に・・・・・・・・・まてよ)」 そこまで思考を進めた時に、抱いた1つの疑問。それは、あの殺人鬼のこと。『ブラックウィザード』を追っているという殺し屋の目的。 「(も、もし私があの殺し屋の立場なら、標的としている『ブラックウィザード』の人間が目の前に居れば何らかのアクションは取る!! 仲間の情報を吐かせたり、必要ならば・・・殺す。きっと、あいつは私達より『ブラックウィザード』の情報を持っている筈。 それなのに、あいつは『会ったことは無い』って・・・『用は無い』って言った!! それってつまり・・・あの場に居た人間の中に内通者は居ないってことを示すんじゃ・・・!!)」 もちろん、この推測は穴だらけである。殺人鬼が『ブラックウィザード』の情報を全部知っているわけが無いだろうし、構成員の人間全てを覚えているわけも無いだろう。 そもそも、風紀委員の中に『ブラックウィザード』の内通者が居ること自体知らない可能性の方が高い。 だから、これはあくまで仮定である。仮定を元に、現状を分析するだけ。 「(・・・この仮定が正しいとして、あの場に居た狐月、麗、丞介、香染の4名は除外される。残るのは双真と帝釈。・・・そういえば、双真は結構休みがちよね。 体が弱いみた・・・・・・・・・まてよ。確か、私達が『ブラックウィザード』に対抗するために風紀委員会を結成した、その口火を切ったのは・・・双真!!)」 網枷双真。普段は物静かで、目立たず、リーダーである自分にも何を考えているのかがわからない人間。 そんな人間が、あの時は自ら進んで発言した。それが切欠で風紀委員会は立ち上がった。 あの時は落ち込んでいる焔火のためや、救済委員事件で傷付いた風紀委員の名誉挽回的な意味で発言したとばかり思っていたが・・・。 「(・・・!!!界刺さんの言ってることが正しいなら、あの債鬼君が尻尾を掴めない程の内通者。内通者と言えば・・・目立たないことが重要な要素になる!! 双真は・・・内通者としてはうってつけのポジション!!後方支援担当で、情報に精通しているポジションでもある!! 風紀委員会でも同じ!!後方支援で、こちらの捜査情報は手に取るようにわかる!!ま、まさか・・・!!)」 確証は無い。そもそもの仮定が穴だらけである。自分の支部に内通者が存在しているとは限らない。そんなことは、百も承知だ。 「(・・・これは、あくまで仮定。穴だらけの推測でしか無い。きっと・・・界刺さんに聞いても答えてくれない。 でも、午前中のあの人の反応は・・・私達の支部に内通者が居ることを知っているようにしか見えない反応だった!!・・・やっぱり、覚悟は居るみたいね。 本当なら、こんな覚悟はしたく無かったんだけど・・・・・・これも自業自得ってヤツかな。天牙の時と言い、鏡子の時と言い、ショックを受けるようなことばっかりだわ)」 手は震えている。瞑る瞼に力が入り過ぎている。だが、彼女は気にも留めない。そんなことに、気を取られている余裕は無い。 「(・・・ホント、何もかも投げ出したくなるわ。もし、あの子が内通者ならこれで“3人目”になる。私が176支部のリーダーになってから風紀委員を辞める人間が。 まだ、リーダーになってから1年も経っていないのに。誰が見ても異常だわ。『176支部のリーダーは何をしているんだ』って言われて当然のことよね)」 麻鬼天牙、風路鏡子、そして、仮定が正しければ・・・網枷双真。 加賀美雅がリーダーとなってから176支部を辞めた、あるいは辞めさせなければならないかもしれない人間達。 『・・・頑張れよ。こっからが本番だ。きっと、君の抱えるモノは凄く重いと思う。だからこそ・・・頑張れ。意地を見せろ。何があっても最後までやり抜け・・・!!』 「(でも・・・何があっても最後までやり抜かないと。“詐欺師ヒーロー”との約束だもの。それに、本当に困った時は相談していいって言ってくれたし。 “ヒーロー”で“リーダー”か・・・。私はあんな風にはなれないけど、それでも学べることはきっとある筈。 ムフフ、本当なら私があの人の立場じゃなきゃいけないんだけどな。まだまだ修行不足だね。・・・いざって時は頼りにさせてもらいますよ、“詐欺師ヒーロー”?)」 加賀美は、“詐欺師ヒーロー”の姿を思い浮かべながら頭を枕に乗せる。彼と交わした約束が、今の加賀美を支えている原動力の1つになっていることに少女は気付いていた。 大きい存在。頼れる存在。本当なら自分がそうでなければならない立ち位置に居る“ヒーロー”。そんな“ヒーロー”に思いを馳せながら、少女は眠りへと誘われた。 「・・・どうやら、戸隠は完全にここから離れたみたいだな」 「そうか。どうやら後一歩で間に合わなかったようだな、峠?」 「仕方無い的なことは慣れてるわ。それに、今回はあの娘に対する借り的な物を返す意味もあるし、一々不満的なことを言うつもりは無いわ」 ある建物の屋上で会話を繰り広げているのは、過激派救済委員である雅艶・麻鬼・峠。 彼等は、固地達に張り付いている戸隠がここから離れたことについて議論を交わしていた。 「雅艶。俺達の監視に気付いた可能性は?」 「無いな。そんな素振りは一切見せなかった。何か別の用事があったのか、唯単に引き下がっただけなのか・・・可能性は半々だな」 「それで、どうするの?今夜は国鳥ヶ原の学生寮に張り込む的な活動に終始するの?」 「それが無難だな。国鳥ヶ原の学生寮は中等部・高等部の男女別に分かれているが、高等部だけなら俺の『多角透視』の監視範囲内ギリギリだ。 奴の動き次第では何処から帰ってくるのかがわからない場合もあるが、立川という少女の周囲を見張るという意味でも止むを得ないだろう」 「・・・覗きはするなよ?」 「・・・覗き的なことは厳禁よ?」 「・・・何故、覗きがいけないんだ?・・・固地への連絡はまた後でだな。今のままでは、電話の仕様が無い」 等と言い合った後に、峠の『暗室移動』にて国鳥ヶ原学生寮に向かう過激派救済委員達。ちなみに、固地と立川はゲームセンターで遊びまくっていた(立川主導)。 「網枷さんから電話がありました!もうすぐ到着するみたいです!!」 「・・・それだけかい?会議の時間に間に合わない理由とかは言っていなかったかい?」 「そ、それは・・・何も・・・」 「東雲さんと同行していた人間の言葉とは思えないな。これは、幹部を務める者として由々しき問題だ。そうは思わないかい、阿晴?伊利乃?蜘蛛井?」 「そうだな!!網枷は幹部としての自覚が・・・」 「別にいいんじゃないかなぁ。そんな細かいことで真慈は怒ったりしないって」 「・・・まぁ、今回は大目に見てやろう!!」 「阿晴・・・。相変わらず伊利乃に甘いね。・・・何時かボクの手で智暁共々・・・ブツブツ」 「・・・僕の質問は何処に行ってしまったのだろう?」 時間も11時を回った頃、ここ第7学区にあるカラオケ店『ジャッカル』で最大の収容人数を誇る一室を借り切っているのは・・・『ブラックウィザード』の面々。 今回の会議には幹部が全員揃っていることもあり、何時に無く真剣な雰囲気が部屋に充満している。 ちなみに、先程片鞠榴の連絡を受けて話し合っていたのは、永観策夜・阿晴猛・伊利乃希杏・蜘蛛井糸寂の4名。いずれも『ブラックウィザード』の幹部である。 もちろん、幹部だけが集まっているのでは無い。この一室には会議に参加するために集合した構成員の一部も居る。 ―仰羽智暁が―「風路さん!もうすぐ網枷さんが来るんですって!」 ―風路鏡子が―「そ、そう!!あ、あの、あの人・・・は、早く、早くこ、来ないかな!!?」 ―中円真昼が―「最近は色々あったもんね。網枷君も用心しているのかも」 ―戸隠禊が―「『違わず』。相手が殺し屋ならば、それ相応の注意は払わなければならない!!」 ―西島放手が―「うおっ!相変わらず戸隠の“忍者モード”は急に来るな。この姿を知ってる奴は、この場に居る奴等だけなんだよなぁ。カカカ」 ―江刺桂馬が―「あっ。ウーロン茶が無い・・・」 ―風間鋲矢が―「おおおおおおぉぉぉいいいいいぃぃぃ!!!片鞠いいいいぃぃぃ!!!江刺のウーロン茶が無えええええぇぇぇぇぞおおおおおぉぉぉぉ!!!」 この数分後・・・遅れている3名が姿を現す。 「待たせて済まなかったな、諸君。これは私の落度だ。予め謝っておこう」 『ブラックウィザード』の誇る“辣腕士 ハスラー ”・・・網枷双真。 「 こういう会議は、件の殺人鬼に関わる最初の対応を話し合った時以来かな 」 『ブラックウィザード』への協力者・・・調合屋(バーテンダー)。 そして・・・ 「網枷・・・始めろ」 “孤独を往く皇帝”・・・東雲真慈。『ブラックウィザード』の主要メンバーが勢揃いしたこの『ジャッカル』で、事は静かに動いて行く。 continue!!
https://w.atwiki.jp/th_izime/pages/1422.html
魔理沙が化け物に2:26スレ556の続きです ※二次、三次設定ばかりです 跡形もありません 霊夢が暴力巫女 ※若干、バイオレンスな描写があります 「ひいいいいいい、命ばかりはお助けを!」 妖怪の山、天狗の住居、とある記者の自室、たまに現像の為の暗室にもなるその部屋 そこでは先程から一匹の鴉天狗の女性の悲鳴が響き渡っていた 修羅のような表情をした紅白の巫女が、射命丸 文の胸倉を右腕で掴み上げ 血で汚れた左の拳を振りかざしている 掴み上げられている鴉天狗の頬は真っ赤に腫上がり、恐怖に怯え瞳の焦点はガクガクと揺れている 赤い血しぶきで汚れたシャツを脱がせば、その身体にはきっと無数の痕が出来始めているだろう 幻想郷では無類の力を誇る博麗の巫女が、感情のままに結界と暴力を振るえば 本当に数える程の、ごく一部の強大な妖怪達や神々以外には抵抗する術はない 天狗ならば、天魔やせめて強力な大天狗…最高とはいえ鴉天狗では… しかも、ここは密室だ 鴉天狗の最大の長所である素早さが完全に殺されている スペルカードルールはすっかり無視されているが… 異変じゃないし、個人的な処刑だから良い らしい もしくは、萃夢想緋想天ルールとでも言い張るのだろう…決めるのは博麗の巫女…無茶な…酷い話だ そんな状況でもなお、なんとか状況を好転させるべく、軽やかに舌が回るのは尊敬に値する 鴉天狗はこの絶体絶命の状況下、口早に一言も言葉を間違えることなく言い訳を続けている 「あの新聞の事は謝ります!そうだ!これから謝罪広告を出しますから!それで霊夢さんの誤解も皆・・・ ミシリ 何かが衝突したような、鈍い音がした 霊夢が彼女の言葉を最後まで聞くことなく、左ストレートを頬に打ち込こんだのだ 既に腫れている彼女の頬に、衝撃と共に新たな赤い痕が刻印される ここまでされて歯が折れてしまわないのは、妖怪の強靭さ故か 「やめてください!痛いです!本当に痛いんです! 謝罪広告は一週間毎日、全土に配りますからきっと… バンッと嫌な音がする 最初はわき腹、突き刺さるような痛みがじわりと広がる また新たな刻印が白い肌を踏みしめる 次は顔面、頑丈に出来ている額だが、バキッという音とともに血が大袈裟に流れる 鳩尾、ボゴッという音と同時に内臓が揺れて凄まじい吐き気が襲う 霊夢は鴉天狗の言葉を相変わらず聞き流しながら、殴り続ける わき腹、顔面、鳩尾と三連続で殴打されて、射命丸はうげっ、うげっと何かを吐く様にえずく (友達だと思ってたのに…同じ趣味があれば…親友になれると…私は…) 霊夢の腕が射命丸の口から滴った唾液のようなもので汚れ、彼女は一層不愉快そうな顔をした 「追加って事で、あの事件の事を書きますから!霊夢さんが実に悲劇のヒロインだったと…その辺はちょっと脚色も出来ますし… 射命丸は媚びたような上目遣いで霊夢を見つめながら喋る …しかし、 ~のヒロイン あたりで霊夢は再び拳に力を篭める バキャッ 喋っている途中に思い切り殴打された為、唇が切れてしまったのだろう 射命丸の口からたらたらと血液が滴り落ちる 先程の発言は、彼女はこの責め苦から逃れたい一心によるもの 事実と異なる脚色をする…完全捏造記事の製作を交換条件に提示したということになる それは今までのポリシーとなけなしの記者魂を捨てる行為だが…それ程に彼女は必死だった 残念ながら、それに対する返答は拳だったが 射命丸をポイッと奥側の壁に投げるように叩きつける 霊夢の袖の色は元々赤い、それでも血液で汚れるのは嫌なのだろうか? バシッと大きな音を立てて、射命丸はそのまま床に崩れ落ちた げほげほと苦しそうにうずくまる射命丸に、更に霊夢の蹴りが連打されようとする 射命丸はとっさに頭を庇い、亀のように丸くなった 「んなことで!村人の!信用がっ!戻るか!お陰で!私はっ!村にっ! それに!そんなの!あたりっ!まえっ!でしょ!」 一単語喋るごとに、射命丸の背中、後頭部、脚、わき腹を上から横から蹴飛ばす リズミカルに鳴る強打音のたび、射命丸の身体はオモチャのようにピクピクと動く それは彼女が玩具だからではない、身体の痙攣は突き刺さる爪先が臓器に深刻なダメージを与えている故だ 「やめっ…ひぎっ!しんじゃ…ゴホッ!おねが…私も…知らないで…おええっげほっ…霊夢さんと…同じです…ぐひゅっ…だから…やめて… 霊夢の蹴りの音と、射命丸の悲鳴と断末魔のような声だけが現像室に響き渡る 普段から、これみよがしにアピールされる美しい脚は、しばらくは痣で見れたものでは無くなるだろう 『知らなかった』という射命丸の嘘を、巫女のカンで見抜いて更に怒ったのか それとも単に、まだ気が治まらないのか 霊夢は愛用の玉串を射命丸の腹と床の隙間あたりに差し入れると、そのままぐいっと射命丸を転がす 射命丸の身体は90度横転し、ぎゅっと目をつぶり涙と血と傷痕でぐしゃぐちゃになった顔がよく見える そこに霊夢は更に射命丸の腹あたりを目掛けて爪先から連続で蹴りを入れる 射命丸はもはや吐き出すものが唾さえ残っていないのか、ベチャベチャと血の泡を吐き出した 更に飽き足りないのか、今度は射命丸の背中に馬乗りになり、ブチッブチッと羽根を毟り始めた 「いやああぁああぁあ!やめて!やめて!羽は私達の命なんです!霊夢さんの綺麗な黒髪と同じで…やだっやだっ!やめて!」 凄い勢いで撒き散らされてゆく射命丸の漆黒の羽根 射命丸は力を振り絞って、じたばたしながら手を背中に回し、羽根を毟る霊夢の手を防ごうとするが、全く無駄な抵抗だ こうしている間にも、ブチブチと抜かれた羽根が舞い、部屋は漆黒に染まってゆく 謝命丸は、自慢の羽根が失われてゆく感覚に、ついに本気で感情のままに泣き出してしまった ふううう…ひううう…などという押し込めるような鳴き声、堪えてもボロボロと流れる涙で床を濡らしながら叫ぶ 霊夢は萎えてしまって羽根を毟るのは途中でやめた 何故こんな事になったのだろうか?時はいまから少し過去に遡る 博麗神社の巫女の自室、散々泣き通したお陰か 村人から拒絶されたショックから、霊夢はなんとか立ち直っていた しかし、村との往来が無ければ食料に困る 霊夢は、しばらくの間は食料を運んでくる紫に頭を下げる状況になっていた 「れいむぅ?聞いてるー?あいつの葬式はどうするのー?出ないのー?薄情ね?」 「勘当娘でも流石に堪えたみたいよ? 『霧雨』魔法店の店主さん」 「そういえば霖之助さんはどうしてるかしらねー?でも、さっすがに霖之助さんと会わせる顔は無いわよねー?」 「彼の店は人里の外なんだから謝罪に行ったら?だんまり?貴方も好きだったんでしょ?彼、イケメンだもんね?ねぇ?ねぇ?」 紫は食料を握っているのをいい事に、ニヨニヨしながらスキマから現れて霊夢を連日なじる 萃香が居ない時を的確に狙ってやってくるのがいやらしい 霊夢は最初の数日はなじられる度に涙目になり、その晩はいつも毛布に包まり泣いていた 特に霖之助の事に触れられた時は、不覚にもまた紫の前で泣かされてしまった しかし時間が過ぎ去るごとに、霊夢はいつもの冷静さを取り戻していった 今では紫の言う事などすっかり無視だ つまんなーい!と紫は不貞腐れる 「あーあ、私の可愛い霊夢ちゃんはどこにいっちゃったのかしら?アレが解呪された瞬間の霊む… そこまで紫が喋った瞬間、霊夢はピクリと反応した 「…解呪?そういえば前もそんな事言っていたわね」 霊夢はスッと透き通るような瞳で、紫を見つめながら言った 紫は、 しまった! と言わんばかりに広げた扇子で口元を隠す 「そういえば、私がこ…事故の直後に、魔理沙は元に戻ったわね?まぶしくてよく分からなかったけど」 何かを見通すような視線で、紫の瞳をじっと見つめる霊夢 紫は、まるで心の奥を覗かれているような気分になり、思わず目を逸らした 「そ、そんな事言ったかしらね?」 紫は怪しい表情を作ってクールに流す しかし、それは紫が何かを隠す為に意図的に作っている表情 それを察した霊夢もクールに紫を追い詰める 「言ったわよ、ついさっきもね…博霊の為に、知ってる事は話してもらうわよ?結界の番人さん?」 霊夢は振りかざした玉串の先を、挑むように紫に向ける 紫は、なんとか情報を出し惜しみしようとした 「ええ…まあ…アレは怨念の類ね…死んだ途端戻ったんだから当然だけど…」 「発生源はさて…土地の祟りかな?妖怪かな?亡霊かな?…それはそれは残酷な…」 曖昧に言葉を濁そうとする紫の話を聞きつつ、霊夢は考えている 「ともかく!何かの呪いなのよ!それ以上は自分で考えなさい!」 そう叫ぶと、紫は今まで数日分しか置いていかなかった食料を、ドサドサと数か月分床に落とし、スキマに逃げ込んだ あいつ…これ以上探られないように、逃げたな でもあいつを追及する必要は無い こういうことは、専門家を訪ねるのが一番いい 紅魔館にある大図書館 そこで霊夢は、基礎的な呪いについての本を読んでいた 後ろの方に、冷や汗で服が身体に張り付きがちになるほど、何かに怯えているパチュリーがいる 「あのぅ、霊夢、そろそろ出て行ってよ…ほら、放置されたレミィが不貞腐れてるわ」 パチュリーは先程からボソボソと、霊夢に図書館からの退去を促している 「今は咲夜も『人里』に行ってるから…何かと…おもてなしも出来ないし…」 今の発言はNGワードに触れたらしく、霊夢がパチュリーをギリッと睨む あわあわと慌てるパチュリー、ここで断固として退去を命じたいところだが 怒れる霊夢に睨みつけられると、喉がカラカラに乾いたように何も言葉が出ない なんとか拒否を察して貰おうと、じっと霊夢を見つめ返すも、数秒で霊夢の威圧感に負け しゅんと横を向いてしまった ピンクの服を着た幼い少女、この館の主である吸血鬼でもあるレミリア・スカーレットは 本を読む霊夢にクルクルと周囲を回るように纏わりついている 「ねーねー霊夢、折角ウチに来てくれたんだから構ってよー」 レミリアは、ページを捲る霊夢の袖の端を、ぎゅっと掴む 頑張れ!レミィ! といった様子で祈るようにレミリアを熱心に見つめるパチュリー あれから、霊夢も呪い殺してしまえたら…などと何回考えただろう しかし、霊夢は結界の専門、その上博麗、呪い殺すには最悪の相手…墓穴を掘るのがオチだ うざったそうにレミリアの手を振り解く霊夢、一瞬本のページが捲れて表紙が見える 「ねぇねぇ霊夢?呪いについて調べてるの?私も吸血鬼だから呪いにちょっと詳しいんだよ!」 先程までまるで無視されていたレミリアを、霊夢はハッとなったように真剣に見つめる レミリアは霊夢に反応してもらえて、えっへんと胸を張りながら嬉しそうだ そのまま、うー☆と霊夢の胸元に飛び込んでいこうとするが それは、霊夢から伸びたアイアンクローで止められてしまった 「魔理沙に呪いを掛けたの、アンタ?」 霊夢は冷たい目でレミリアを見下ろす…ギリギリと締まる指、レミリアは両手を大の字のように振りながら慌てる 「私じゃないよー!私に出来るのは噛み付いてグールにしたりとかそんなのだよー」 そしてレミリアが うー と鳴くと、霊夢はアイアンクローをかましていた腕を放す レミリアは自分のこめかみを撫でるようにさすると、呪いの講釈を始めた 「あいつの事でしょ?確かに、死んでから元に戻るなんて呪い以外はありえないよね?みんな意外に知らないけど」 うんうんと一人で頷くレミリア、話は紅魔館の戦力が選りすぐりで、他所はいかにアホかということに続こうとしたが… 再び霊夢のアイアンクローがにゅっと伸び、レミリアの数十センチ前あたりにまで達したあたりで レミリアはピタリと自慢話をやめた 同時に霊夢の腕も止まる 今度は胸の前で いやいや するように手を動かし、レミリアは必死の形相だ 「分かってる!分かってるよ霊夢!霊夢は呪いの主が知りたいんだよね?」 そんなレミリアを、 余計な事は言わないで! と、うるうると祈るように見つめるパチュリー だが、構ってもらえて嬉しいレミリアと必死な霊夢は、パチュリーの様子に全く気がついていないようだ 「あの呪いの主はねー… パチュリーは口を三角にして、目をギュっとつぶって祈る …死ぬ前の魔理沙を見てないから、わかんないや」 パチュリーは三角の口のまま、ホッと息をつく 霊夢の顔がたちまち渋くなる…が、レミリアの話には続きがある 「でもねでもね?それは逆に、現場を見れば分かるって事だよ!」 レミリアはくるんと優雅に回転し、後ろに指を組む 霊夢の後ろに立つパチュリーは、息が止まりそうになった 「霊夢、あの殺s…事故の時の事、覚えてる?」 霊夢はあごに指を当て、何かを回想するが 「…まぶしくて、何も見えなかったわ」 はぁ、と思い切り溜息をつく 「それじゃあさ、あのカラスの文屋なら何か分かるかもよ?」 今度は胸の前に指を組み、ニコリと笑う 「あの新聞の写真以外にも、戦ってる瞬間の写真も持ってるかも」 レミリアは必殺の悩殺光線を放つ 霊夢がスタッと椅子から立ち上がる…霊夢の袖が動く レミリアは、 いいこいいこ を期待して目を細めるが、霊夢は単に持っていた本をテーブルに置いただけだった そしてスタスタと図書館出口に早足ながらしっかりとした足取りで歩いてゆく 「邪魔したわね、レミリア、パチュリー」 レミリアは、ガーンとショックを受けた表情で固まった あれ以来、霊夢は射命丸を捕まえるべく飛び回っている しかし、射命丸の方も命の危険を感じて懸命に霊夢から逃げ回っていた 幻想郷一速い彼女を捕まえるのは難しい 射命丸の気配がする度、そこへ向かってみるも既にその姿は無い まぐれで行き違っている可能性もあるが…なにやら、霊夢が入れない人里方向に逃げこんだような経路の事が多々ある このままでは埒があかない 霊夢は射命丸のお気に入り、犬走 椛にヤツの棲家を吐かせる事にした ここは天狗達の本拠地、妖怪の山 椛はいつものように山を警備している最中、地平線の彼方から鬼巫女が一直線に飛んでくるのを発見した 彼女は逃げたい思いを必死で抑え、任務である警備を続ける…どうかこっちに来ませんようにと目を逸らす …残念ながら、後ろでびゅうーという空気が乱れる音と、そのすぐ後にポンと肩を叩かれる感触がした 「…と、いうわけなの 射命丸 文 の棲家を教えなさい、仲がいい貴方なら知ってるでしょ?」 霊夢はカンタンに今までの経緯を椛に説明し、彼女に鴉天狗の住居の在り処を案内させようとする しかし椛は、胸を張ってこう答える 「住人の個人情報に関する事はお答えできません」 毅然とした態度で拒否した 椛の両肩に、霊夢の手がポンと置かれる 「これは幻想郷の為だから、答えなさい」 両肩に置かれた手がギリギリと締め付け始めた 肩の痛みに耐えつつ、椛はぎゅっと霊夢を睨みつける 「私が文さんの居場所を答えるワケないじゃないですか」 その瞬間、霊夢の平手打ちが飛んできた 乾いた音がこだまし、微妙な沈黙が流れる 椛は、自分が何をされたか一瞬分からず、熱くなった頬の感覚でやっと平手を受けた事を理解した でもそもそも、霊夢の手は自分の両肩を抑えているはず…なるほど、自分の両肩にお札が貼り付けられている 霊夢はニッコリ笑いながら、質問を続ける 「あのクソ天狗の住処はどこ?」 椛はまがりなりにも山を警備する白狼天狗、こんな暴力には屈しない 「私が、文さんを売るとでも思ったんですか?」 パチン 今度は逆の頬に衝撃が走り、それからひりひりとした痛みとじんわりとした熱さがやってきた 「そんな脅しには乗りませんよ、これでも ピシャッ 「私たち白狼天狗は絶対仲間を バチッ 「これでも天狗の ビタンッ 「そんな事しても バチッ 「暴力には バチッ バチンッ 「こんな バチッ バチッ ピシャッ 数分後、おたふく風邪のようにほっぺを真っ赤に腫らせた椛 もぐもぐと何かを口に含んだように曖昧で、そしてもそもそと小さな声で椛は言った 「妖怪の山の…○○の…××の…△△の…□□の側の…◇◇番目です」 それはぐしゅぐしゅの鼻声だったが、細部まで聞き取ることは出来た それを聞くや否や、霊夢は山へヒューっと飛び去っていき、椛を拘束する札の霊力は解かれた その直後、椛は熱い頬をさすりながら地面へ落下していった それから数時間が経ち…時刻は夜 射命丸は情報集めを終えて、自分の棲家へ戻った 「あー、今日も大した収穫の無い一日でした」 いつものように、自分の部屋の灯りをつける …そこには、今は最も会いたくない相手、紅白の巫女が目を瞑り座禅を組んで座っていた 周りをよく観察すれば、部屋の隅や壁の要所にはベタベタと、不気味な光を放つお札が貼られている 射命丸が戦慄した瞬間、一斉にガチャガチャという音が響いた 多分、全ての鍵がロックされた音だろう、陣は完成した 瞑っていた瞳が、カッと開かれる 「こんばんわ、射命丸」 逃げ道は…どこにもない 射命丸は腰が抜けたように、へなへなと座り込んでしまった 明かりを灯すその瞬間まで射命丸が気がつかなかったのは仕方の無いことだ 霊夢は、完全に気配を消していたのだから 霊夢は、伏せっている射命丸の前で息を切らしている 流石に射命丸を蹴飛ばすのに疲れたのだろうか、霊夢はフゥフゥと汗を拭いながら深呼吸をして、小休憩をとっている その間に、彼女はぽつりぽつりと紅魔館で得た情報を独り言のように語る ひんひんと辛そうにお腹を抱えて泣いていた射命丸だが、ある言葉にピクリと反応する 「魔理沙さんとの戦と…悲劇の瞬間の写真があればいいですよね!?私、持ってるかもしれません」 ぜひぜひと苦しそうな呼吸をしながら、射命丸は這いつくばったまま媚びた目で霊夢のご機嫌を伺う そんな射命丸を相変わらずの修羅の顔で見下ろしながら、怒鳴りつける 「今すぐ持って来なさい!」 その声に射命丸はよろめきながら、ボツ写真の溜めてある散らかった自分のデスクに寄りかかるように全体重を預け 荒い呼吸で必死に、あの事件を撮影した写真を探して集める 日頃の不摂生のせいか、それとも取材活動への熱心さのあまりか、かなり散らかっているデスク 溜めに溜めた古い資料、切り取ったスクラップ、執筆途中の原稿、多種多様な文房具 それらをかき分けながら、射命丸はガサゴソと焦り気味に、この前撮影した写真を探す …射命丸が写真を探し出してから数十秒後 薄暗い部屋が、美しい色合いの光に照らされ始めた 彼女が選別している最中の写真にも赤、青、緑、黄といった様々な色合いの光がテラテラと反射する …後ろで、霊夢が夢想封印の準備をしているようだ 「あああああああああああああああああああああああ!!!!」 発狂するように奇声を上げて、デスクの上をメチャクチャにかき回す射命丸 書きかけの原稿がシワクチャになり、ペンナイフが指に刺さってしまう デスクの収納を直接外して、逆さにして中身を撒き散らす…インク瓶を落として床と原稿に大きなシミを作っている 空になった収納をその辺に乱暴に投げ捨てて、次の収納を必死で撒き散らす…友人にプレゼントされた赤茶の花瓶が落ちて割れる 部屋が汚れるのを気にも留めず、見やすいように床に散らした収納の中身から、必死に写真だけを拾い集める …射命丸は、霊夢のご機嫌を損ねる前になんとか写真を全部集める事が出来た 捧げるように数十枚の写真を差し出した射命丸の手から、霊夢は写真をもぎ取り 一枚一枚写真を検める 媚びるように、にへらにへらと曖昧な笑みを浮かべながら射命丸は小さな声で尋ねる 「お気に召して…いただけましたでしょうか?」 霊夢は写真を一枚ずつ、ポイポイと投げ捨てる…捨てられた写真は夢想封印の宝玉の明かりに飲み込まれ、ジュッと音を立てて消えた 写真が飲み込まれてゆく度に、射命丸はビクッビクッと反応する やがて、霊夢は数枚の写真を胸元にしまうとツカツカと外に向かって歩いていった 霊夢の姿が消えると、糸が切れた人形のように射命丸はバタリと床に伏せった ヒュコー、ヒュコーと荒い呼吸の音だけが室内に響く 「私は…本当の…椛…以外にも…本当の…友達に…なれると…」 深夜、霊夢は村にこっそり忍び込んだ 写真の景色を参考に、あの日の現場に戻る 静まりかえった真っ暗な人里、目を凝らすと現場を中心に青と黄の透明な細かな無数の光と アメジストのような紫色の小粒の光がキラキラと舞っている それらは輝く光の列を作って、その先は村の外へ続いていた 霊夢は宙を舞う宝石の道を辿ってゆく…すると、その先には虫たちのリーダー、リグル・ナイトバグが樹に腰掛けていた リグルは無数の眷属たちに囲まれて、怪しくクスクスと笑いながら無数の光に包まれている その輝きを吸う大粒の青と黄の模様の甲虫と、アメジスト色の甲虫を眺めていた 「クスクス、まさかアイツのお陰でこんなモノが手に入るなんてね」 リグルはいっそう嬉しそうだ 「魔力を持つ種の虫たちを使えば、散った呪いを集めるなんて簡単だよ」 目を凝らして周囲の光を観察すれば、それら一つ一つがテントウムシのような小さな昆虫だった 「あからさまに『春』を集めたり」 「この呪いがあれば…幻想郷は僕らのもの!誰も僕に逆らえなくなる」 眷属の中で高等なものはゲッゲッゲと妙な声をあげて笑っている 「完全に散ってたらお手上げだったけど…虫達の情報網ですぐ分かったからね、僕ってついてる」 リグルはニヤニヤしながら、腕だけで 考える人 のような知的なポーズを取る 眷属達は、ギャッギャッと奇声を上げて我らが王を讃えた 妙な盛り上がりを見せる虫一派 その中心にいるリグルの前に、いきなり紅白の巫女は降り立った 「ああ、呪いを集めてたのはアンタだったの」 霊夢はリグルと虫たちを一瞥した後、輝く甲虫を凝視した 「へぇ、こうやって魔力を集められるワケ…便利ね」 リグルは突然の巫女の登場に大慌てだ 「あ…霊夢…どうも…」 (な、なんで腋がこんなところに…まさか…嗅ぎつけたの!?そんな…) 微妙な笑みを浮かべるリグルに、霊夢はテキトーな気の無い返事をした 「で、リグル、こんなに危険な呪いを集めて何する気なの?」 いきなり要所を突かれてビクッとしてしまう 「いや…危ないから回収しておいて…その…」 (バレたら…バレたら僕もゴミクズみたいに殺される) 勿論、これはその場限りの言い訳だ 霊夢は いい心がけね などと言いながら甲虫を手にとって眺めている リグルは霊夢の手から甲虫をなんとか取り上げようと、手をわきわきさせるが…何も出来ない 霊夢は甲虫を観察しながら、再び続ける 「で、この回収した呪いはどうするつもりだったの?」 リグルはしどろもどろだ 「あの…それで…回収して…処分しようかと…」 (帰ってくれ!虫を置いて早く帰ってくれ!) 霊夢は更に質問を続ける 「どうやって処分すんのよ?アンタ、魔法使いでもないのに」 霊夢は甲虫を掌に乗せ、目の位置にまで持ち上げて観察している 「その…虫達に食わせるとか…神社に…」 リグルの目は完全に泳いでいる 霊夢はフッと笑った 「そう、じゃあこれは持ってくわね」 ブチッ!ブチッ!と輝く二匹の甲虫の翅を千切って胸元にしまう 「あ!ひどい!」 リグルは憤慨し、周囲の虫達もブンブン唸っている しかし霊夢が玉串をクルクルとさりげなく振って見せると、リグル達はたちまち萎縮した 「じゃましたわねー」 霊夢はフワリと夜空に飛び立ってゆく リグルは何か言いたそうだが、結局黙ってそれを見送ることしか出来ない …あれは我らの野望を達成するのに重要な品だった筈だ 幻想郷における虫の権勢拡大はどうなるのか グァー、グアーと虫達の不満の声が辺りに木霊する 虫達の数百万の視線がリグルに集中した しかし、リグルは情けない笑みでそれを誤魔化す事しか出来ないでいた だから彼女はアテにならない 再び、紅魔館の大図書館 洋風の大きなテーブルには、霊夢が鴉天狗から徴発した数枚の写真が散らばっている レミリアは、フムフム…などと意味も無く虫眼鏡で写真を観察していた 「どれも同じアングルな上に、ブレ気味…三流記者ね だけどお陰で連続写真みたいに生き生きとk…事故の様子が伝わってくる」 レミリアは、椅子にドカッと座って頬杖をついて脚を組んだ霊夢の様子をチラチラと伺いながら、見解を述べる 「酷いキメラ状態ね…多分、何重にも呪われたんだアイツ…随分恨み買ってるわ でも自業自得かしら?」 ハンッ などとレミリアは故人の不幸を鼻で笑った 先程から、魔理沙の写真を見るのが辛いなどと言い訳をしながら後ろに引っ込んでいるパチュリー 顔は見るからに真っ青で、今にも卒倒しそうだが…それはきっと魔理沙の変わり果てた姿を見てショックなのだろう みんなそう思っている レミリアは、一枚の写真を手に取る 「この辺が息絶えた時の写真か、なるほど…上手い事解呪の瞬間が撮影されてるぞ!」 手に持った写真を霊夢側に向けて、撮影されてる魔理沙の死体から浮き出る輝きを指差す 確かに、クッキリと魔力の痕跡が写し出されているようだ 「呪いは属性みたいな…火の赤や水の青の影響がないからねー、そのまま持ち主の色だよ」 レミリアは楽しそうに霊夢に講釈する、霊夢がこんなに聞き入ってくれる事などそうそう無い 名探偵ごっこに火がついたのか、レミリアはなにやら推理モノの主人公気取りだ 「この…黄と青色の魔力の持ち主と、どんより紫の魔力の持ち主か うーん」 沈黙に陥りかけていた空気が突然破壊される 「八雲紫(ゆかり)と八雲藍だわ!」 今まで真っ青で押し黙っていたパチュリーは、急に上擦った大声で口早に叫んだ 「だって色も合っているし、彼女達は主人と式神の関係だから共謀できるわ!名前もそんなカンジだった筈」 無意味に霊夢を指差したパチュリーの指先は、ふるふると震え冷や汗が滴り落ちそうになっている 「あいつか…!あの野郎…」 霊夢は怒りでカッと目を見開いている 恐ろしい限りだ そのままズンズンと図書室から出ていこうとする霊夢、だがレミリアは彼女を後ろから呼び止めた 「霊夢ー!証拠が推理だけじゃあ、とぼけられちゃうのがオチだよー!」 レミリアはトコトコと駆け寄る 振り向いた霊夢は、既に冷静な表情を取り戻していた 逆に怖い 「大丈夫よ、証拠になりそうなものなら他にもあるから」 そういって、霊夢は無表情のまま胸元から二対の昆虫の翅を取り出した 「あ、それパチェの魔力だ」 レミリアはアメジスト色の翅を指差して、言った 霊夢の首が、ギギギと音を立てるかのようにパチュリーの方に向く ぺしゃりという音が、パチュリーが本を抱きながら膝から崩れ落ちた音がした 次にバタンとパチュリーの意識が途絶えた音が響く 霊夢は哀れなパチュリーに優しい微笑みを向ける…ただし、阿修羅像のような微笑だった 夜明け頃の博麗神社 今日の神社の庭には普段は見慣れない一本の柱が、奇妙な陣の真ん中に刺さっている 太さは一般的な家の柱程度だろうか、そこには一人の少女が注連縄で柱に縛りつけられていた 普段はローブの下に隠れている豊満な体つき、今は縄の締め付けのせいでそのラインが露わになって妙にいやらしい 少女の顔はこの世の終わりと言わんばかりだった その近くで霊夢が野球選手のように、愛用の玉串を何度もスウィングしている (ころされちゃう…いやぁ…死んじゃうよ…) そんな事を考えながら、パチュリーはもじもじと動いている 縛られたパチュリーは恐る恐る話し掛けた 「あのね…あのね霊夢…実は、呪いを掛けたもう一人はね…あのね…アリス、アリス・マーガトロイドのものなの…だから」 霊夢はそれを聞いても妙にスカっとした笑顔だ 「うん、知ってる!レミリアから聞いたわ!」 穏やかな微笑みを湛えながら、霊夢は胸元から一枚のオシャレな模様がついたメモを取り出した 「あの後、アリスの家にも当然行ったけどね…家の中にはこんなものが残ってたの」 霊夢はメモをパチュリーの前に突き出す メモには しばらく魔界に帰ります アリス・マーガトロイド とだけ書いてあった パチュリーは目を丸くして口をポカーンと開けた その後 むっきゅううううう!!!!という大きな叫びが神社に木霊する 霊夢はその叫びをうるさいと咎めるでもなく、穏やかに言った 「しかもなんかさ、魔界への道が無くなっててさ…神綺あたりの仕業ね」 霊夢は胸元にメモをしまうと、再びスウィングを開始する パチュリーは慌てながら主張する 「霊夢を騙そうって言い出したのはアリスで、私はつい一緒に…それにどう考えも私の罪は半分以下よ!」 こんなに勢いよく喋って、喘息の発作がよく起きないものだ・・・と思いきや若干コホコホ言っている そんな半病人みたいなパチュリーに対しても、霊夢は一切容赦する気が無いようだ お願い、許して…そんな言葉が嫌と言うほど伝わってくる顔で、パチュリーはむきゅうと霊夢を見つめる 三角形の口と訴えるつぶらな小動物のような瞳、ふるえるような視線 生来の愛らしい少女の顔立ち それはパチュリーが持つ、最大の魔法だった 小悪魔曰く、パチュリーの最強の魔法は七属性のいずれでも錬金術でも無く、あの表情だとか アリス曰く、あれだけはきっと誰にも真似できない魔術だとか パチュリーの人生を救ってきたのは、実は七曜の魔力ではなくあの表情かもしれない …それも博麗の巫女の霊力の前には通用しなかった 単に霊夢という人間が無慈悲なだけなのかもしれないが 硬い微笑みを保ったまま、霊夢は言う 「それにさ、魔界に行けないんだからアリスを捕まえようがないじゃない?じゃあ、しょうがないわよね」 なにがどう、しょうがないのだろう?ともかく、村人の霊夢に対する信用を損ねた罪は全てパチュリーにぶつける様子だ 目をまんまるにして、ぱくぱくと言葉が出ないパチュリーをそのまま、霊夢は宣言した 「それじゃ、いくわよ」 「なんで、魔理沙に呪いを掛けたの」 霊夢は笑顔で小首を傾げながらパチュリーに問う 「あいつが…私に無礼… 霊夢の顔が一瞬にして仁王のような表情に変わる 「そんなことで呪ったのか!」 パチュリーの丸い尻あたりに向かって玉串のフルスウィングが飛ぶ 霊夢はどうやら、自分と違うパチュリーのふくよかな腰つきがお気に召さないらしい ビューン、と不吉な風を切る音がする バンッ! 布団を叩いたような、大きな音が神社に木霊する 「むっぎゅううううううううううううう!!!」 パチュリーの悲痛な悲鳴が聞こえる 既に瞳からはぼろぼろと涙が零れ、嗚咽が聞こえてくる 霊夢は無表情になり、続ける 「次、なんで死ぬような事したの?」 パチュリーはぐしゅぐしゅ泣きながら答えた 「わ、わたしの…呪いは…死ぬようなものじゃ… また、霊夢の表情が仁王に変わり、怒鳴る 「死んだじゃない!」 ヒュン、と風を切る音が恐ろしげだ ベシッ! 再び、軽快な音が神社に木霊した 今度はパチュリーの乳房に向かって、フルスウィングが飛ぶ どうやら霊夢は自分に無いパチュリーの柔らかく大きなバストがお気に召さないらしい 「ぎゅううううううううううう!!!!」 パチュリーは再び動物のような悲鳴を上げた うええええええん…うあああああん…という泣き声が哀れだ 再び無表情の霊夢 「ホントは死ぬって分かってたんでしょ?」 …パチュリーはぐすぐすと泣いていて会話にならない だが、霊夢は容赦なく今度はパチュリーの頬を玉串で叩いた バチッ 棒型の痕がパチュリーの処女雪のような柔肌に赤い跡を印す ひうううう…などと消え入りそうな泣き声を出しながらパチュリーは喋った 「偶然…偶然同じ晩に… 「言い訳してんな!何が紫と藍だ!嘘つきが!」 またまた、ヒュンと風を切る音がする ベチッ! またも、霊夢のフルスウィングがパチュリーのたわわな乳房に飛んだ 本当に霊夢はパチュリーの大きな乳に怨みがあるらしい しかも、今度は連続で乳を殴打し続ける 「大体!100年魔女やってんだから!んな事分かれよ!クソ妖怪!」 ぎにゅうううう!にゅううううう!みゅぎゅうう!!!むっぎゅうううううううう! パチュリーの哀れな悲鳴が、一発ごとに神社に響き渡る 真っ白でか弱い肌は、玉串の打撃に耐え切れずにベロンと擦り剥けてぐちゅぐちゅの透明な液と血が滲み出る 骨で守られていない乳房は衝撃に弱く、強く叩かれれば切り裂かれたような傷がつく 霊夢は血の滲んだ場所に玉串をぐりぐりと押し付けると、傷口がどんどん広がってゆき ぶちゅぶちゅと切り裂かれたような傷からは、薄黄色の脂肪が確認出来るかもしれない …ちょろちょろと、柱の根元に黄色い水溜りが広がった こんな状況でも羞恥はあるものだ、パチュリーは涙でぐしゃぐしゃな顔を更に真っ赤にしている それが、更に霊夢のご不興を買った 霊夢は桶に入った井戸水をパチュリーに浴びせ 失せかけていたパチュリーの意識を再び呼び戻す バシバシと殴られたパチュリーの胸部、服が千切れ、その下から真っ赤に腫れあがった乳房が見える やがて、服だけではなくとうとう振りかざした玉串から血が滴った頃、霊夢は殴打をやめた パチュリーはぐしゅぐしゅと泣きながら、助けて…助けて…レミィ…咲夜………まりさ…などと呟いている しかし、親友は「パチェが悪いよ」と、黙って連れ去られるパチュリーを見送った 時間を操る従者も基本的に主に追従するし、小悪魔にはパチュリーを救い出せる勇気と力は無い 魔理沙に至っては今や故人だ、門番はこの時間寝てるだろう…それはいつもだが パチュリーを助けるものは、誰もいない 霊夢は息を切らせながら、また尋問を開始した パチュリーのへそ辺りを玉串の先端でぐりぐりしながら、霊夢は問う 「お陰で魔理沙は死んだし、私は村から爪弾きなんだけど、どうしてくれる?」 霊夢はパチュリーの豊満なくせにしっかりとあるくびれにご不満のようだ パチュリーは何にも答える事が出来ない ブン、と玉串が飛んでくる バシッ! 再び、霊夢の連打攻撃が始まった 今度は、乳房、尻、腰、へその下辺り、更にその下、そして脚など様々な部分を所構わず目茶苦茶に殴打し始めている むぎゅっ!ぎゅっ!ぎゅうう!げほっ!ぎにゅうううううううううう! 幼児退行を起こしたように、パチュリーはわんわん泣いている 服は今では半分ぐらいが千切れ、真っ白な肌と酷い裂傷が覗く 特に、乳と尻はほぼ露出している状態だった たわわな流線型を描く白い肌に、真っ赤な血と見える傷が痛ましい きっと、その部位ならば裂傷も命に関わらないという霊夢の心遣いだろう 多分 霊夢の拷問劇は、途中で休み休み、チチチと小鳥が鳴き始める頃まで続いただろうか ボロボロの布切れを纏って柱に縛られたパチュリーをそのままに 霊夢は神社に戻って、一眠りするようだ 村人が神社に訪れたならば、ズタボロになって瞳から輝きが消えたパチュリーを見て 例の事件の犯人が霊夢ではなく、この魔女であると理解するだろう …もっとも、その後霊夢が寝ている間、村人に発見される前に咲夜がパチュリーを回収したのだが 少女への残酷な仕打ちは、むしろ霊夢の村での評判を下げるだろうし ただでさえ病弱なパチュリーを治療せずにそのまま放置するわけにもいかない それに、村人の好奇の目に晒されるのも紅魔館の威厳に関わる お互いに損、頭が冷えた頃にその辺を説明すれば、霊夢はまず分かってくれる 霊夢が目覚める頃には、パチュリーは小悪魔に、生命の水を含んだ脱脂綿をピンセットでチョンチョンされながら 滲みてひんひん泣いて…そして生命の水の力で傷が消えた後、ベットに潜りこんで眠っているだろう -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 魔理沙が化け物に 終:28スレ392へ続く 若干バイオレンスってレベルじゃねーぞ! -- 名無しさん (2009-08-30 18 44 04) とりあえずいいぞもっとやれ アリスにもなんか粛清が欲しかったなあ -- 名無しさん (2009-08-31 16 06 26) 文可愛いすぎだろ -- 名無しさん (2009-09-04 11 03 01) グロ具合といい雰囲気といい最高 -- 名無しさん (2009-09-04 16 21 01) 霊夢つえー -- 名無しさん (2009-09-04 16 40 25) リグルざまぁwwwww -- 名無しさん (2009-09-05 01 58 53) この調子で残りのやつらも全部やっちまえ! 特に紫な! -- 名無しさん (2009-09-05 04 30 31) もっとやれ! -- 名無しさん (2009-09-06 18 13 53) 誰いじめなんだこれwww 素直にアワレなのは射命丸 -- 名無しさん (2009-09-10 11 27 14) レミリアが可愛いすぐる -- 名無しさん (2009-09-10 14 24 32) 霊夢が切れたwwww -- 名無しさん (2009-09-25 13 41 46) 逆上「てめぇ、マジ、殺す」 -- 名無しさん (2009-10-07 13 40 38) 珍しく文が悪くない……このおぜう様欲しい。 -- 名無しさん (2009-10-08 00 45 56) ギニューwww -- 名無しさん (2009-10-08 17 43 18) パチュリーに激しく萌えた -- 名無しさん (2009-10-11 13 48 11) 文いじめでもない、文が悪いことしたわけでもない。 それでもここまで文が痛めつけられるいじめはあっただろうかwww -- 名無しさん (2009-11-14 03 35 34) (・Д・)ポカーン・・・ ところでレミリアが常時カリスマブレイクしてるってどういうこっちゃw -- 名無しさん (2009-11-14 07 10 45) なんとなく、ふあん亭あたりに漫画化してほしく思った -- 名無しさん (2010-02-15 18 44 49) 文が憎めないなあ そして胸に当たるなw -- 名無しさん (2010-03-09 10 53 13) パチェと文自業自得だろ… -- 名無しさん (2010-03-28 14 10 09) 実際に幻想郷の住人達に、「友達」という関係は少なく。 悪魔で、「知り合い」ていう関係だから、ここまで相手を強く憎めるんだろうね。 -- 名無し (2010-08-11 23 41 05) 不覚にもリョナられる文におっきした^q^ -- 名無しさん (2010-08-12 01 48 36) アイ・コンタクト「ちょっとこっち来い!」~無言の鎮圧~ -- 名無しさん (2010-08-12 13 08 55) リグルが僕っ娘になってるのが最大の衝撃 -- 名無しさん (2010-10-30 11 17 00) 所詮人間と妖怪の思考は相容れないってことか……。 文が報われないな……。 そんな文に萌え。あとれみぃ可愛い。 -- 名無しさん (2010-11-01 21 52 06) パチェリーの悲鳴……orz -- 名無しさん (2010-12-02 19 00 48) ギニュー隊長「誰かに呼ばれた気がする…」 -- 名無しさん (2010-12-02 22 16 52) ↑おめーじゃねえ、座ってろ -- 名無しさん (2010-12-12 18 03 47) パチュはもやしだから霊夢よりも豊満はないんじゃ 霊夢がデブって言ってる訳じゃないぞ -- 名無しさん (2011-01-16 12 46 27) ↑パチュリーには着痩せ派と貧乳派ってのがあってだな。 -- 名無しさん (2011-02-13 16 56 30) パチュリーは着痩せするパジャマ着てるんだよ -- 名無しさん (2011-02-13 21 27 09) 文への残虐行為見たら勝ち目なくても霊夢を殺しに行きたくなった くそったれ…… -- 名無しさん (2011-05-21 18 58 36) あやや… -- 名無しさん (2013-05-23 15 19 22) 愉しいよなぁ キャハハハハハハ -- 名無しさん (2014-06-19 18 32 45) >椅子にドカッと座って頬杖をついて脚を組んだ霊夢の様子をチラチラと伺いながら 霊夢のパンチラ見ようと狙ってたのかおぜうったらヤラシーwww -- 名無しさん (2015-06-10 03 34 03) なんだこれ -- うー☆ (2015-07-28 20 30 39) あら霊夢、また暴力で解決しようとしたの?怖いわねぇ -- 紫 (2016-06-18 04 34 38) やっぱ霊夢ってクソだわ -- 名無しさん (2016-08-07 06 02 54) 霊夢ひでーな 文とパチュリーすきなんだがな -- 名無し太郎 (2016-10-08 21 15 04) 霊夢はくそのかたまりかな -- 名無し次郎 (2016-10-08 21 18 55) おぜう霊夢に気に入られたくて親友を売ったのかw最低なかりちゅまだ -- 名無しさん (2018-02-07 01 38 26) うー☆うー☆しゃくやー -- カリスマレミィ☆ (2018-02-12 21 14 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/1562.html
朝日は昇り、新しい1日が始まる。ここ小川原学生寮の一室に住む焔火緋花と焔火朱花は、軽めの朝食を取っていた。 「(ボ~)」 「(・・・・・・)」 焔火姉妹がこの一室で生活するようになってから、家事全般は姉である朱花が担っている。今日は今まで続いていた真夏日とは違い、比較的雲の多い天気であった。 但し、暑さには殆ど違いは無いので、今日も今日とて朝食は軽食で済ましていた。 「(ボ~)」 「(『マリンウォール』で、あの啄って人と会ってからずっとこの調子・・・というか更に酷くなってる。 ここの所、ずっとカラオケに通ってるみたいだし。マズイ・・・これは非常にマズイ・・・!!)」 しかし、それを差し引いても最近の食事は大雑把な物となっていた。特に、今日は食パン2枚のみという簡素さ。 家事を担っているせいか食事作りにもうるさい朱花にしては珍しい献立。その原因が、朱花を褒め称えていたあの啄鴉にあると焔火は睨んでいた。 簡潔に言ってしまえば、己の姉があの“変人”に淡い想い・・・どころか深い想いを抱いてしまっている可能性が高いのだ。 「パンの耳・・・ロバの耳・・・王様の耳・・・・・・フフッ」 「(ひ、人の恋路を邪魔しちゃいけないのはわかってるんだけど・・・で、でもあの人はさすがに・・・)」 自身恋する乙女・・・というか昨日告白したばかりの焔火が言えた口では無いのは当人もわかっている。 だが、あの男が姉の隣で意味不明な高笑いをしている将来像を思い浮かべると、どうしてもゲンナリしてしまうのだ。 「(拳とのことは私が成長してから待ちだから、すぐにはお姉ちゃんを説得できないんだよな。盲点だった。う、う~む・・・むむむ・・・)」 「・・・・・・愚妹。時間、時間」 「へっ!?あ、もうこんな時間!!」 内心であーだこーだ考えていた焔火に朱花が注意する。時計の針は、風紀委員会で定められている出席時刻に間に合うか間に合わないかの位置を指し示していた。 「・・・今日も1日頑張って来なさい。・・・あぁ、そうだ。・・・“午後”から出ると思うから・・・忘れ物とかあっても届けには行けないから」 「今日も!!?・・・・・・あっ、時間!!・・・わ、わかった!!それじゃあ、行って来ます!!!」 そう言って焔火を見送る朱花。騒がしい妹に苦笑い・・さえも浮かべずに台所へ向かい、無表情で洗い物を済ました後に一息吐く。 今日は、“午後”から出ることになっている。あそこに“1人”で行かなければならない・・・そう命令されたから。焔火に“午後”から外出する旨を伝えるよう命令されたから。 「・・・今日は・・・・・・どうなるかな?」 今の彼女の瞳を言葉として言い表すのならば・・・虚ろ。 「キョウジ!!今日も、帰ったら『シークハンター』へ一緒に行こうネ!!」 「いいけど、今日からは夜間活動が解禁されるから行けても少ししか無理だぞ?俺も疲れてるし」 「それは、もう何回も聞いてるヨ!!少しでいいんダ!!だから・・・ネ?」 「・・・あぁ。わかったよ」 「ヤッタァー!!!」 所変わって、初瀬宅では電脳歌姫と初瀬の賑やかな会話が繰り広げられていた。学生寮から成瀬台まではそう離れていないので、ゆったりと朝食を取れるのだ。 「これも口酸っぱく言ってるけど、仕事中は『ハックコード』の中で大人しくしといてくれよ?」 「わかってるっテ!!まぁ、キョウジが何を喋っているとかはずっと聞いてるけド!!というか、キョウジって仕事中は無口か質問やツッコミばかり口に出してるネ?」 「ブッ!!そ、そこまで聞いてるのか・・・!!?」 「モチのロン!!」 こうやって、家で誰かと話しながら朝食を取るのは何時以来のことか。だが、それも案外悪くない。いや、心地良いとさえ感じられてしまう温かさがあった。 これは、決して夏の暑さとかそういうモノでは無い。これは・・・ 「・・・・・・」 「ン?どうしたの、キョウジ?急に黙っちゃっテ?」 「んん?いや、何でも無い。・・・そろそろ時間だな。行くぞ、姫!」 「応!!」 食器を片付けた後に、歌姫を連れ立って家を後にする初瀬。そんな彼の顔は、何処か穏やかなモノとなっていた。 「しかし・・・美魁の『皆無重量』で通うこの感覚は、中々に慣れませんね」 「まだ慣れねぇのか、牡丹?心配しなくても、下からスカートの中を覗かれることは無ぇから安心しな!!」 「ッッ!!!わ、私はそういう意味で言ったのでは無くてですね・・・」 「じゃあ、どういう意味なんだよ?」 「そ、それは・・・その・・・」 「美魁。余り牡丹をからかわないの」 「相変わらず、撫子は冷静だなぁ。もし、下から男共に覗かれたらとか思わねぇのか?」 「気にならないなぁ。羞恥という感情なのは頭で理解できるけど、実感としては殆ど湧かないね」 「(相変わらず・・・)」 「(感情が希薄・・・ですね。特に、自分自身に対する感情は)」 また場面は変わる。今度は上空。飛んでいるのは花盛支部の面々。彼女達は、閨秀の『皆無重量』を用いて成瀬台へ通学していた。 お金に困る人種では無い彼女達が何故『皆無重量』に頼っているのかというと、ひとえに早く着くからである。女性の朝の身だしなみには、時間が掛かるものなのだ。 「・・・まぁ、牡丹もいい加減慣れろって話だっつーの!抵部とかは速攻で慣れたよな?」 「はいー!!宇宙空間にいるみたいで最高ですー!!」 「莢奈は単純だからねぇ。こういうのに慣れるのも早いのかも」 「月理ちゃん、ひどーい!!じゅんのうせいが高いって言ってよー!!」 「抵部さんの順応性の高さに関しては、私も見習わないといけないですね」 「さすがかおりん!いいこと言う!!」 高1グループの抵部・渚・篠原が、口やかましくも温かい応酬を繰り広げる。これは、彼女達の何時もの日常である。 「グ~グ~」 「冠先輩・・・よく寝ていられますね。・・・ハッ!こういうのを豪胆と言うのかも!!」 幾凪の隣で眠りこけているリーダー冠。空中で寝るというのは、一体どんな感覚なのだろうか?そう好奇心から湧き出す疑問を、幾凪は心の中で感じていた。 「おっ!成瀬台が見えて来たぜ!!そんじゃあ、今日も張り切っていこうぜ!!」 「「「「「「おおおぅぅっ!」」」」」」 「グ~」 約1名だけ寝息だったような気がするが、とにもかくにも気合いを入れる花盛支部の少女達・・・が通り過ぎて言った真下に数名の人物が集まっていた。それは誰かと言うと・・・ 「戸隠が雲隠れしたのはこちらに尾行に気付いたためか、他の仕事ができたのか・・・」 「あるいは、その両方・・・と見ていいだろう」 「まぁ、そのおかげで固地もひとまずは自由に動けるようになったがな」 「この動き・・・何か匂う的よね・・・」 喫茶店で軽い朝食を取っている雅艶・固地・麻鬼・峠の4名。彼等は、今後の方針について話し合っている所であった。 「そうだな。こちらの動きに勘付いたにせよ、別の仕事が発生したにせよ、何らかの行動を新たに連中が取る可能性はある。固地。俺が模写したあの男の素性はわかったか?」 「あぁ。名は西島放手。『加速弾丸』という念動力系の能力で、半径3m以内の固体を前方に加速させ発射できる。今はもう学校も退学しているようだ。 そして・・・この男はかつて友人や恋人から瀕死の重傷を受けた。そいつ等は、所謂無能力者狩りでな。西島は友人達を止めようと説得したんだが、返り討ちを喰らったそうだ」 「・・・酷い話ね」 「確かに酷い話だ。そして、その後西島は学校を退学し、スキルアウトのような人種と付き合うようになったとデータには残っている。1、2回警備員によって補導もされている」 「・・・つまり、西島が現在『ブラックウィザード』に身を置いていても不思議じゃ無い・・・ということか?」 「その通りだ、雅艶」 「・・・仕方無いこととは言え、あの時西島の方にも気を払っておくべきだったか」 固地の説明を受けた雅艶や麻鬼が歯噛みする。『ブラックウィザード』の関係者であるかどうか定かでは無い中、戸隠の監視を外すわけにはいかないと考えその場を動かなかった2人。 だが、発覚した可能性を考えると西島の方に付いていた方がよかったのかもしれないとどうしても考えてしまうのだ。 「過ぎた的なことを言ってもしょうがないわよ。私達にできることは、その過ちを繰り返さないように頑張ることだけよ」 「・・・さすがは経験者。説得力が違うな」 「ッッ!!う、うるさいわね。雅艶。あなたには関係無いわよ!・・・そうだ。経験者的で思い出した。麻鬼・・・」 「ん?どうした?」 「あなたが、“風紀委員の『悪鬼』”と行動を共にしているのが今でも不思議で仕方無いんだけど?あれだけ風紀委員や警備員を毛嫌いしていた筈のあなたが・・・」 「・・・言っておくが、今でも固地のことは嫌いだぞ?認めてはいるがな」 「はっ?意味がわかんないんだけど・・・」 峠は麻鬼の言葉をうまく飲み込めない。嫌いなのに認める。この手の思考は、大抵複雑であると相場が決まっている。 「それは、俺の口から説明しよう」 「雅艶・・・」 「麻鬼に固地を紹介したのは俺だ。ギブアンドテイクの関係として。と言っても何ヶ月も前の話だが。その時の麻鬼は、問答無用で固地を嫌っていた。風紀委員という理由だけで」 あの時麻鬼が浮かべた猛烈に嫌そうな表情は、今でもすぐに思いだせる。当時の麻鬼は―初めて会った頃も―風紀委員・警備員という括りだけで全てを判断していた。 雅艶自身は、風紀委員に対して通常はそこまで嫌っているわけでは無い。協力関係を結んでいるくらいである。そんな彼は、初めて出会った頃の麻鬼から良く思われていなかった。 「それが変わり始めたのが、穏健派の連中とぶつかった辺りからだ。厳密に言えば、固地が休暇前まで指導していた風紀委員と戦闘して以降・・・だよな? 何せ、全体的には穏健派に俺達は敗北したって形だ。どうしても、自分達の行動に不備が無かったのか振り返りたくなるもんだよな?」 「・・・・・・」 麻鬼はしばし無言を貫く。 『俺からしたらよぉ、テメェの方が風紀委員ってヤツに縛られている風にしか見えねぇけどな。テメェに人のことが言えんのか、あぁ!?』 同じ過激派救済委員の“不良”の言葉を思い出しながら・・・彼は口を開く。 「かつての俺は、風紀委員や警備員というだけで全てを毛嫌いして来た。今も、両者を嫌っているのは間違い無い。だが・・・俺も拘り過ぎていたとも思う。 耳目を塞いでいては、俺が嫌うお役所仕事しかしない連中と同じだ。俺も、知らず知らずの内にそれに嵌ってしまっていた。 だから、俺は組織という枠組みでは無く個人としてその人間を量ることにした。例え、それが風紀委員であったとしてもだ」 「ふ~ん。で、そのお眼鏡に固地は叶った的なわけ?」 「そうだ。穏健派との衝突以降、固地とは何度か意見交換の場を持った。雅艶の仲介でな。その折に、固地とは激論を交わした。そして、この男は俺の言葉を全て迎え撃った。 組織の表裏を知って尚、その場に留まり奮闘する。かつての俺には選ぶことができなかった選択だ。まぁ、救済委員(いま)の選択に後悔は無いがな」 “とある事件”を境に風紀委員を辞めた麻鬼にとって、固地の活動にはほんのちょっとの羨望を抱かされたのは事実であった。かつての自分が選べなかったこと。 本当は・・・選び続けたかったこと。だが、選べなかった。その選択に後悔は無い。だが・・・未練の1つくらいはどうしても出て来る。 「指導・・・か。フッ・・・焔火を扱き下ろすように依頼して来たのも、それが要因だったのか?」 「・・・そうだ、固地。それは試金石でもあった。お前に対する俺の評価が変わるかどうかの・・・な。そして、評価は変わった。激論を交わし、それは確実なモノとなった。 お前は『本物』だ。あの『偽善者』共の内部で、己が信念を貫き通している。俺は風紀委員としてでは無く、1人の人間としてお前を認めている。 風紀委員のままというのには不満はあるがな。こればかりは、如何ともし難い」 「・・・俺自身は、自分を『本物』とは思っていないがな。まだまだ修行不足だ。それにしても・・・焔火の思いは、アンタに少しは影響を与えたようだな? 雅艶から少しばかり聞いたぞ?かつてのアンタは、正義感に燃える風紀委員だったとか。俺への依頼も、その辺りの複雑な感情が入り込んでいそうだな」 「・・・・・・」 「・・・まぁ、俺には関係無い話か。あの女が、俺が『不在』の中どれだけの働きを示せるのか・・・見せて貰おう」 麻鬼が無言で返答し、固地も頃合いと見て話を打ち切る。今の彼等には、優先するべき事柄がある。 「・・・固地。今後の方針は、どう考えている?」 「基本的には、雅艶の『多角透視』による巡回だろう。その中で戸隠や西島、他の構成員を捉える。夜になれば、峠の『暗室移動』も活用できる。足で稼ぐ・・・か。捜査の基本だな」 「・・・それにしても、こうまで情報が乏しいとはな。組織の一部が暴走していると見て取れる可能性もあるというのに。粛清されたか?全く、一体どんな手を使っているのやら」 「私も麻鬼に同感。色々調べてるけど、未だに薬の取引現場を捉えたことは無いのよね。まるで、売買してることが真っ赤な嘘みたいに」 基本的な方針が決定した後に、麻鬼と峠が愚痴を零す。『ブラックウィザード』が売り捌いているとされる薬の現場の情報を、未だに捉えられていないことに対する怒り。 「・・・・・・」 「・・・・・・」 それを改めて口に出された・・・・・・瞬間から“ある可能性”に気付き、思考を巡らせる別の2人。それは盲点であった可能性。『有り得ない』・・・そう考えていた可能性。 「・・・雅艶」 「・・・可能性は・・・ある!」 「えっ?な、何のこと?」 「・・・・・・もし、一般人に薬を売り捌いていること自体が真っ赤な嘘だったら・・・どうだ?」 「!!!」 「そうか・・・!!!」 固地が口に出した仮定に峠は驚愕し、麻鬼は唸る。 「『ブラックウィザード』は巨大なスキルアウト組織。そんな連中なら、隠蔽工作にも長けている筈。現に、俺達救済委員でも連中の本拠地は未だに突き止められていない。 薬の出所も含めてな。だから、取引現場も捉えられない。そんな・・・“先入観”があった。くそっ・・・何故こんなことに考えが及ばなかった・・・!!?」 「・・・花盛の一般生徒に薬物中毒者が出た。あの“変人”の見立てでは、『ブラックウィザード』殲滅を依頼された殺人鬼に対する対策だ。俺も、その見立てには同意する。 だが、それ以降は少なくとも“表”の住人に対する薬物被害は報告されていない。出てきたのは、一般人に薬を売り捌いているという噂だけ・・・。 実際に花盛学園に通う生徒に被害が出たことと殺人鬼の実力から、その噂には信憑性が存在した。だから、それに応じて捜査を展開して来たが・・・“誘導されていた”可能性があるな・・・!!」 今度は、雅艶と固地が歯噛みする。雅艶は、救済委員として『ブラックウィザード』の動きには自分なりに注意を払っていた。固地は風紀委員として。 だが、もしこの可能性が正しいのならば、自分達は『ブラックウィザード』のいいように踊らされていたことになる。 「・・・雅艶」 「・・・まだ、可能性の段階だ。これについては、きっちり調べる必要がある。まだ、一般生徒を狙っていないという保証は無いからな。そうだろ、固地?」 「あぁ。だが、有力な可能性の1つとしては考慮しておかなくてはな。・・・行くか」 「「「(コク)」」」 風紀委員+救済委員というタッグは、喫茶店を後にする。発覚した可能性に心中穏やかでは無い彼等には、何時までも止まっていられる余裕は存在しなかった。 「蜘蛛井さん。“決行”作戦は、どんな感じですか?」 とりあえず、徐々にって言った所かな?今日1日全部使っての回収だからね。この時間帯からは、そう派手には動けないさ。 今の所は・・・約20人回収済。回収予定人数は、全部で200人程。露見しやすい規則に厳しい学生寮の生徒は狙っていないし、中には『置き去り』も居るし、丁度夏休みだからね。 どっかに泊りがけなんてのはよくあることだし、家出なんてケースも学園都市では日常茶飯事だし。知り合いが通報したとしても、散発になる筈だ。証拠隠滅もバッチリ対策済だし。 片鞠や江刺の出番はまだ後なんだから、気を楽にしときなよ。あぁ、そうだ。連行場所については追って知らせるよ 「りょ、了解っす!・・・はい、はい。・・・では(ピッ)」 「・・・蜘蛛井さんは何て?」 「今の所は順調だって。にしてもよかったねぇ、江刺。落とした携帯電話が見付かって。もし、あのまま見付からなかったら、今頃は“手駒達”行きだったかもな」 「・・・だな。伊利乃さん様々だよ、ホント。寿命が縮まるかと思った」 ある倉庫の中で小さく会話しているのは、『ブラックウィザード』の片鞠と江刺。彼等も、今回の“決行”作戦の現場に参加することになっている。 「伊利乃さんは、色々気が利くからなぁ。さすが、『ブラックウィザード』のアイドル的存在!!」 「ファンも多いしね」 「あのプロポーションに魅せられて突っ込んで行った数々の男が、全て返り討ちを喰らったのは語り草だよな」 「中には、伊利乃さんにお仕置きされたいから突っ込む猛者も居るし」 「それにしても、マスクやサングラス装備のお前を見てるとこっちまで暑くなってくるよ」 「俺だって好きでやってるわけじゃ無いし。すっげぇしんどいし」 「・・・」 「・・・」 「「ハハハ」」 若干乾いた笑い声を交えながらずっと話し続けている少年達。これは、来るべき時に緊張しているが故の言動である。少しでも、この緊張を紛らわせるために。 「・・・うまく行くかな?」 「・・・行くんじゃないか?これだけ用意周到に準備してるんだし」 「・・・だといいな」 「・・・あぁ」 所詮下っ端でしか無い彼等にはどうすることもできないこと。だからこそ、どうしても不安という感情を抱く。これからどうなるのか。それは、今の彼等には知る由も無い。 「リーダー!!退院おめでとうございます!!」 「何よ、改まって。入院って言ったって数日程度だしそんなに騒ぐ程じゃ無いって、緋花。それより・・・稜?」 「ギクッ!!」 「ゆかりから聞いたんだけど、あなただけ176支部(ウチ)に課せられた事務仕事をほったらかしにした上に道草を食ってたって?」 「え、え~と・・・」 「ムフフッ。今日からは、緋花と一緒に稜にも指導を施さないといけないみたいね。ムフフッ」 「加賀美先輩・・・変わらぬそのお美しさ、眼福レベルを遥かに超越した神々しさです!!ありがとうございます!!(女性限定)」 風紀委員会が設置されている成瀬台高校に、数日前の一件で入院していた176支部リーダー加賀美が姿を現した。 体も全快しており、捜査に何の支障も無い状態の復帰は戦力的な意味でも重要なことであった。 「いいわね、稜?」 「・・・了解。・・・・・・そ、それと・・・」 「うん?」 「・・・この前は勝手な行動を取って・・・・・・すみませんでした」 「!!!」 加賀美は、神谷が頭を下げて謝罪する姿に瞠目する。普段なら、まずお目に掛かれない姿だった。 「「「「「(せ~の)・・・すみませんでした」」」」」 「あ、あなた達・・・!!!」 次いで、焔火・斑・鏡星・一色・姫空も己がリーダーに謝る。これはケジメ。自分達の軽率な行動が招いた結果に対する、絶対に疎かにしてはいけない“線引き”。 「加賀美先輩・・・皆も反省しています」 「ですから・・・その・・・」 鳥羽と葉原が、口ごもりながらも許しを請う。 「・・・プッ。・・・わかってるって。皆の気持ちは・・・“痛い”くらいにわかってる。ま、まぁ、頼りないリーダーだけど・・・これからもよろしく・・・してくれる?」 「「「「「「「「はい!!!!!」」」」」」」」 それ等の思いをリーダー足る加賀美は理解する。焔火から話の断片を聞いた時も思ったが、椎倉が神谷達をしっかり叱ってくれたことで彼等は反省することができた。 本当は自分の役目。自分がこれから為していかなければならないこと。逃げるわけにはいかない。だからこそ、現時点での自分の思いを素直に打ち明ける。 そして、リーダーの正直な吐露に部下ははっきり応える。嬉しいと・・・確かに思った。こういう関係をずっと築いていきたい・・・そう思った。 「・・・ありがとう。・・・あっ、時間が・・・。さっ、もうすぐ活動前の朝会が始まるから行こっ!!」 時計は、後数分で朝会が始まる時刻に針が達することを表していた。故に、加賀美は部下達を会議室へ向かわせるための指示を出す。 彼女の号令を受けて、部下達は会議室へと足早に向かう。そんな流れに逆らうように・・・ 「・・・退院、おめでとうございます」 「・・・双真・・・!!!」 1人だけ加賀美と共に歩を進める部下が居た。『ブラックウィザード』の1人・・・網枷双真。 「・・・これで、僕も負担が軽くなりますよ。慣れない仕事のせいか、ここ2日間は余計な仕事ばかり増やしてくれましたから」 「・・・そう」 「病み上がりで辛いかもしれませんが・・・“頑張って下さい”」 「・・・・・・・・・えぇ。そうさせて貰うわ」 空々しい。虚しい。普通に聞けば、それは単なるリーダーと部下の会話である。だが、主観的にはそれはリーダーと部下の会話では無い。そう、これは敵同士の会話である。 「(・・・痛いなぁ。すごく心が痛い。まさか、こんな会話のやり取りをする日が来るなんて思わなかった。・・・自業自得だけど)」 入院中に椎倉にはコンタクトを取った・・・というよりは、椎倉が秘かに病院へ来訪した。網枷が焔火達と一緒に加賀美へ見舞いに行ったことが気に掛かっての行動であった。 その折りに、椎倉には網枷の件について打ち明けた(“カワズ”云々は話してはいない)。先程神谷に言った言葉は、加賀美に対する網枷側のアクションを警戒した椎倉の指示である。 “剣神”神谷を指導という名目の下、常に傍へ置いておけば向こうとしても迂闊な手出しはできない。そう考えてのことである。 「(本当は稜を巻き込みたく無い・・・というか、私自身の手でケジメを着けたいんだけど、そういうわけにもいかないか。あの人が言ってた通り、全体的なリスクが大きいし。 ここからは神経戦。どっちが我慢し続けられるか。慎重に、慎重に双真の動きを見極めないと。いざという時は・・・・・・この命を懸けて双真を止める!!!)」 加賀美は、悲愴な決意を胸に宿す。そんなリーダーの思いを全く気にしていないかの如く、隣を歩く網枷はそれ以上の言葉を発さずに黙々と歩を進めた。 「えっ!?それはどういうことですか、橙山先生!!?」 活動前の朝会で、花盛支部の六花の声が会議室全体に突き刺さる。そんな大声を出した理由は、顧問である橙山が説明したある調査結果にある。 「どういうこと・・・と言われてもっしょ!今の所は、そういう調査結果が出てるっしょ!!」 「『「紫狼」は、既に解散している』・・・か。界刺の情報は間違っていたのか・・・あるいは古い情報だったということか?」 椎倉が首を捻るにも無理は無い。件の殺人鬼を雇っているとされているスキルアウト『紫狼』が、何と解散しているという報告が挙がっているのだから。 「何でも、今年の4月アタマに『紫狼』のリーダーを務めていたとされる男が何者かに襲撃されて生死を彷徨う重傷を負ったみたいっしょ!! それで、幹部の誰かが新リーダーになって拡大路線を取ったのはいいけど、急な方針転換に反発した幹部同士で衝突があったみたいっしょ!!」 「俺も(力尽くで)スキルアウトの連中を締め上げたりして聞き出したんだが、その衝突が切欠で『紫狼』は解散したらしいとそいつ等は証言している。 件の傭兵を雇って『ブラックウィザード』に喧嘩を売ったこと自体が衝突の原因じゃないかって噂も多い。ここ数ヶ月は一切集まることも無くなったのは本当のようだし」 「・・・その前のリーダーって誰かはわかってるんですか?」 「元々『紫狼』は小規模、よくて中堅に片足を突っ込んでいる状態の比較的小さなスキルアウトでな。 カツアゲとか万引きとか、その程度・・・と言っては語弊があるが何処にでも居る不良共が一種のコミュニティの場として集まっていた程度だった。 だから、関係の無い人間に知られているような知名度も無い。『ブラックウィザード』とは、また違った意味で情報が枯渇していると言える」 「つまり・・・わからない・・・ですね」 「あぁ」 六花は緑川の説明を聞いて溜息を吐く。有名では無いというのも、また別の意味で厄介である。こういう情報を渇望している時は、余計に強く感じられる。 「それじゃあ、あの殺人鬼は何で今も『ブラックウィザード』を狙ってるんだ?確か、あの野郎は言ったぞ?『俺の依頼主は、今の段階では余り派手な戦闘を好まないようだ』って」 「稜・・・。そうだなぁ・・・例えば、解散状態にある『紫狼』を再建するために新リーダーが傭兵を使って『ブラックウィザード』を倒したっていう事実を作りたいとか?」 「エリートである私の見立てでは、加賀美先輩の予想は妥当性を持つモノだ。他にも、『紫狼』とは関係無い別の依頼主から『ブラックウィザード』の殲滅を依頼された可能性もある。 何せ、今の『紫狼』は解散しているそうだからな。内部衝突時に、新リーダーが処分された可能性も否定できない」 「そうか・・・。もし依頼主が内部衝突で命を・・・・・・落としていた場合は契約そのものが成り立たなくなりますからね」 神谷・加賀美・斑・葉原の疑問・推測は、いずれも一定の妥当性を持ったモノだった。それを受けて、風紀委員会を統括する椎倉は思考を纏めて行く。 「(・・・界刺の言う通り、あいつも『ブラックウィザード』や『紫狼』のことを全て知っているわけじゃ無い。掴んだ情報が古かったり、その情報が虚偽の可能性もある。 しかし・・・そうなると、益々あの殺人鬼への対策が難しいな。依頼主が誰なのかさえわからなくなって来た現状では、どうにも手詰まりだ。 なるようにしかならないという言葉は余り好きじゃ無いが・・・こればかりは本当にそうなるかもしれない。そういう意味では、まだ『ブラックウィザード』の方がマシだな)」 巨大な不確定要素は、文字通り不確定過ぎて対策の打ち用が無い。こればかりは、運に任せるしか無いのかもしれない。 「とりあえず、殺人鬼と『紫狼』についてはもうしばらく警備員主導の調査をして貰うつもりだ。俺達風紀委員は、『ブラックウィザード』への対処に全力を注ぐ。 今日からは夜間活動も解禁だ。各自気を引き締めて当たってくれ!!」 「椎倉。事前に言った通り、捜査範囲拡大のために今日までは178支部全員が外回りに出るぞ?もう一度確認しておくけど」 「わかってるよ、浮草。頑張ってくれ。では解散!!」 椎倉は、現状の方針を皆に再徹底した後に活動開始の―そして、自分自身に向けてでもある―檄を放つ。加賀美の件もある。内通者に自分達の深意に気付かれた可能性は低くない。 とは言っても、固地がその前から気付いていたのだ。その中で堂々とスパイ活動を行っていたのだ。妨害らしい妨害をせず、慎重に徹し、じっと身を潜めているのだ。 証拠も無く、有力な情報も集まらない中、自分達も含めた双方がすぐさま活発に動き出すとは考え難い。加賀美の件も同様に。そんなことをすれば、手の内を晒すも同然だ。 その観点から見ると、不利なのは個人で動いている網枷の方である。あの固地でさえ疲弊し、ミスをしたのだ。疑心暗鬼という環境は、網枷にも確実にダメージを与えている筈だ。 自分達は警備員との協力の下、組織である『ブラックウィザード』への警戒も怠っていない。成瀬台周囲の警備網も、警備員主導で当初より増強している。 だが、網枷が内通者であるという事情は、今まで知らされていない他の風紀委員にも伝える時期には来ているのかもしれない。 表立って動く際の連携面から、これは必須事項である。但し、全員―少なくとも176支部の面々―が知れば高確率で網枷周りの雰囲気が変わることは目に見えている。 それを受けて網枷がどう動くのか・・・確実な予想ができない。選択肢を1つに絞り切れない。雲隠れするかもしれないし、強硬手段に打って出る可能性もある。 強硬手段の場合はこちらとしては情報を掴むチャンスでもあるが、万が一自決なんてことをされたら今までの努力が全て水の泡になる。切り捨てられる可能性も同じく。 現状一番良いタイミングは、『太陽の園』に『ブラックウィザード』が訪れる前後。このタイミングなら、網枷に『太陽の園』の件を事前に気取られる確率は低い。 また、『太陽の園』で『ブラックウィザード』が予期せぬ事態に直面すれば、疲弊している網枷が尻尾を出す可能性もある。 加賀美が知った以上、確保時に内部分裂までには至らないだろう。現状網枷も加賀美の件でこちらの動きをより注意深く観察している筈。組織の人員も動員しているかもしれない。 こちらからは下手な動きを慎むべきである。これからは、一瞬の油断が命取りになる可能性がある。慎重にも慎重を重ねなければならない。風紀委員会を統括する者として。 「ようやく、ここまで来たわね」 「もう一踏ん張りですね、水楯さん」 「(ガチャ)水楯さん、形製さん。飲み物買って来たよー」 「「ありがとうございます」」 ここは、絶賛改装中の界刺宅。居るのは水楯、形製、春咲の『シンボル』メンバー。彼女達は、泊りがけでこの奇妙奇天烈な部屋を改装しているのだ。 「(ゴクゴク)・・・プハッ!はぁ、生き返る・・・。それにしても、バカ界刺の部屋ってここまで酷かったんだね・・・。今回の改装で実感したよ」 「得世さん・・・帰って来たら驚くだろうね」 「むしろ、驚いて貰わないと困りますよね」 女性陣は、不在の家主のトンデモセンスに心底戦慄していた。今後正式に付き合う可能性がある身にとっては、他人事では無い。 「・・・水楯さんって、得世さんのこと好き・・・だよね?」 「好きというか愛しています。狂おしいくらいに。自分の裸身を見せるのを厭わないくらいに」 「一昨日か・・・一緒にアホ界刺のベッドで寝ていた時に水楯さんから聞かされた時は衝撃的だったけど・・・まぁ、水楯さんらしいのかな?」 形製と春咲は、一昨日水楯から界刺と彼女の出会いの詳しい経緯を教えられた。水楯自身の心境の変化もあったのか、それは極自然に説明された。 「私も・・・。水楯さんが男性恐怖症を患っていたなんて、夢にも思わなかった。その・・・あの・・・“行為”も・・・それを克服する前提・・・なんだよね?」 「はい。おかげで、症状も殆ど改善されました。さすがは界刺さんです」 「え、え~と・・・な、得世さんは・・・その・・・えっと・・・」 「界刺さんは、ああ見えて一歩引くタイプなので性行為とかは一切されませんでしたよ?」 「折角春咲さんが言葉を選んでたのに、ぶっちゃけちゃった!!?」 水楯涙簾。彼女は、ある部分においてはとことん空気を読めない少女である。 「そ、そう・・・なんだ」 「そういえば、春咲さんは自ら界刺さんに胸を触らせましたよね?それくらいの積極性が、界刺さん相手には求められると思いますよ?」 「ブッ!!あ、あれは・・・!!」 「流麗。あなたは、界刺さんへ告白する時に言ったのよね?『あたしの唇も、体も、何もかもあげる。それだけの・・・覚悟はある!!』って」 「ブッ!!あ、あれは・・・!!」 「確かに、それくらいの覚悟は要ると思うわ。フフッ、その点で言えば私は2人より一歩リードしてるってことかしら?」 「(水楯さんって・・・!!!)」 「(あたし達に譲る気が更々無い!!?)」 何処か自慢げにも聞こえる水楯の声色に、恋する少女達は驚愕する。この女・・・ハナっから愛しき人を他の女に譲る気が全く無い(ように見える)。 その確信に近い事実に、恋する乙女2人は動揺を隠せない。性行為の意味を知っている女として、一歩間違えれば水楯と界刺は・・・。 「わ、私だって得世さんを射止めるためなら・・・ためな・・・ら・・・裸の1つ2つ見せることくらい・・・くらい・・・ど、どど、どうってこと無いよ!!!」 「あ、あたしだって界刺へ告白した時に言った言葉に嘘偽りは無いよ!!!あいつを振り向かせるため・・・ため・・・ためなら!!!」 「そう言って、いざって時は何もできないんですよね~」 「グッ!!!ふ、ふ~んだ。そんなの、やってみないとわからないんだよ?ね、ねぇ、形製さん?」 「そ、そうですね。春咲さんの言う通り、あたしの覚悟はそんな安っぽいモノじゃあ・・・」 「それじゃあ、今度界刺さんにアタックしてみて下さいね。もちろん、裸になって」 「「ぐううぅぅっ!!!」」 「あっ。やっぱり無理なんだ~。フフッ」 これは水楯自身も気付いていないことだが、過去の行いで今まで『シンボル』以外で同姓に友達が居なかった水楯にとって、こういう会話をすること自体が有り得なかった。 それだけ、彼女―対人恐怖症をも患った少女―は形製や春咲に心を開いているということを表している。この姿が、水楯本来の在り方の1つなのかもしれない。 だが、今はそんなの関係ねぇ状態である。水楯の容赦無いツッコミに形製・春咲はいよいよ後戻りのできない位置にまで追いやられる。そして・・・ 「・・・わかった。わかったよ!!今度ここで得世さんが好きな女性全員で集まって、パジャマパーティーをするというのはどう!!?それなら文句無いよね!!?」 「パジャマパーティー!!い、いいですね!!!こういうのは、苧環達とかを除け者にするのは不公平だし!!!春咲さん、グッドアイディア~!!! そして、グッドタイミング~!!丁度、バカ界刺の部屋から“面白いモノ”も見付けましたモンね~!!」 何を血迷ったのか、苧環達を巻き込んで勝手にパジャマパーティーを行うことを提唱・推奨してしまった。メチャクチャ追い詰められている証拠である。 「成程。そこで、パジャマパーティーと称して春咲さん達が界刺さんに迫って行くと。もちろん裸になって」 「そ、そそ、そうね!!うん!!そうなるかもね!!!んふふっ!!ねっ、形製さん!!?」 「はいっ!!?そ、そそ、そうですね!!そうなるかもしれないですね!!!万が一ですけど!!!ハハハ!!!」 もはや、自分達が何を喋っているのかすらよくわかっていない、興奮真っ盛りの2人。こういうのは、大抵後になって後悔するのである。 「わかりました。では、その時を楽しみにしながら“界刺さんの部屋を思いっ切りリフォームしちゃおう作戦”最終段階へ突入するとしましょう」 「そ、そうだね!!それがいいよ!!(マ、マズイ!!つい裸で迫るって言っちゃった!!!ど、どど、どうしよう!!?)」 「うん、うん!!それがいい!!(ぬおおおおおぉぉぉっっ!!!ヤバイ!!ヤバイ!!!バカ界刺に・・・私の・・・!!?そ、想像しただけで悶絶するんだけど!!?)」 等というやり取りの後に、顔を真紅に染める形製・春咲と1人冷静な水楯はリフォーム最終段階へと没頭して行く。 「よかったの、鳥羽君?後方支援なら私と網枷先輩が居るし・・・」 「べ、別にいいよ!丁度、斑先輩達がここ2日間で余計に溜めた雑務が残ってるし。そいつ等を片付けながら後方支援するくらいわけないって!」 「・・・余計な仕事が溜まってるのは事実だよね。全く、あの人達は・・・(ブツブツ)」 「ビクッ!と、とりあえず、加賀美先輩には神谷先輩も付いてるんだし大丈夫じゃない?」 成瀬台の会議室で後方支援する176支部メンバーの葉原と鳥羽が、仕事をしながら会話を行っている。 通常鳥羽は外回り組なのだが、今日は自ら後方支援に身を置くことを申し出ていた。理由は、(問題児集団のせいで)溜まった雑務を処理するため。 加賀美としても、溜まった雑務処理を片付けるための人手は欲しかったので、鳥羽の申し出を了承した。 葉原としては、本音を言えば鳥羽の後方支援待機は非常に有り難いことであった。鳥羽が居なければ、網枷と2人きりで後方支援をこなさなければならない。 それは精神的にもキツかったし、何より網枷の行動には常に気を払っておかなければならない。 精神的重圧を和らげるため、そして176支部内で溜まった雑務を鳥羽が担当してくれることは、葉原に想像以上の開放感を齎していた。 また、気に掛かっていた事案、先日加賀美が焔火と網枷に行った個人面談の件を当の焔火と加賀美自身から聞き及んでいたことも、彼女の精神状態に大きな影響を及ぼしていた。 本当に知りたかったのは網枷の件だったが、そちらは単なる体調面についてだけだった。 一方焔火の件では、彼女自身の成長―葉原でさえ予想していなかった―がわかったために心の何処かで安堵の気持ちを抱いていた。この調子なら・・・。そう思ってしまう程に。 「そうね。・・・ごめんなさいね。鳥羽君に雑務を押し付ける形になっちゃって」 「いいよ。ゆかりさんは、176支部で一番優秀なオペレーターなんだし。通常のオペレートにも四苦八苦してる俺がこういうのをした方が効率的でしょ?」 「そ、そんなこと無いよ。鳥羽君だって、一生懸命頑張ってるじゃない。それは、176支部の皆がわかってることだよ?」 「・・・・・・ありがとう。まっ、今日の所は俺が集中的にやるからさ。“午後”からは、俺もオペレート業務をしながらになるだろうけど」 「・・・わかった。もし、私にできることがあったら何でも言ってね?」 「うん」 葉原の善意からの言葉を受け、しかし鳥羽は別のことを考えていた。それは、一昨日の晩に網枷と焔火から齎された事実に基づく作戦。 これは、椎倉からも了解を得ていると“網枷から”聞いている。否、後方に就く鳥羽はあくまで補助として役割をこなし、椎倉が主導的に今作戦を指揮すると“網枷”から説明されている。 頼りになる先輩・・・自分を認めてくれた先輩を信じ、確たる自信を持てていない後輩は椎倉には自分の口で確認はしていない。 自分の言動が、内通者に万が一の発覚に辿り着かせるピースを与えてしまうかもしれないから・・・そう“網枷から”注意をされたがために。 『僕なら内通者には気取られないだろう。失礼なお前達が言うように何時も無表情だからな。フフッ。焔火・・・鳥羽・・・頑張ろうな』 そう、これは今後の風紀委員会が向かう方向に重大な影響を与える可能性が高い任務。 その1つを葉原では無く自分が任されているという事実が、鳥羽の精神を通常以上に高揚させていた。 「(176支部以外と一部の風紀委員を除いた中の誰かに内通者が居る。もしかしたら、後方支援組(ここ)に居るかもしれない。慎重にいこう。 緋花さんから連絡を受け取るタイミングや、それに感付いた後方支援組に居るかもしれない内通者がコンピュータ経由で不審なアクセスが無いのかを確認するために、 網枷先輩から預かったこの“USB”を差し込む時期も間違わないようにしないと!!もし感付かれた上で罠に嵌めようとしても、本当に罠に嵌るのは内通者の方だぜ!!)」 鳥羽の心に巣食う同期に対する嫉妬の感情。結果を出したいという欲求。それを“辣腕士”は見抜き、物の見事に利用する。 自分が警戒されているのならば、警戒されていない者を促して事を動かす。他人の心を読み、利用するという点においては、網枷は176支部最強である。 時間は経過し、夕方になった。曇り空に隠れながら夕日が地平線へ向かい、電灯が付けられた。夜間活動解禁初日ということもあってか、各支部共に帰る気配は見せない。 『ブラックウィザード』の捜査状況が芳しく無いという事実は、彼等彼女等の心を想定以上に重くさせていた。つまるところ、焦っていた。 今日から解禁になった夜間活動で、何かしらの手掛かりを得ることができれば。そんな思いを抱いて外回り組は粘り、後方支援組は外回り組をサポートする。 成瀬台に駐在する一部の警備員達も、夜間活動に備えて準備をし始めた。誰もが慌ただしくなる中、事はもう始まっていた。 それは、1つの連絡。176支部の鳥羽に入った、仲間からの連絡。メインディッシュの始まり。 「緋花だよ。これから、ちょっと単独行動を取るから。ゆかりっちやリーダーに聞かれたら178支部の皆と作成したルートに沿って調べてるって言っておいて。それじゃ!」 continue!!
https://w.atwiki.jp/himatic7s/pages/21.html
(株)仮想フィルムメーカー 700-800 701 林家チョキ! 2007/02/02(金) 18 19 15 ID ETjIpUVt [6/10回発言] 700 総務課副係長補佐殿 まずは、700getオメ!でとうございます。 (まったり進んでるのキリ番関係ないですけど) そうなんですよ、花火用。 社長が気合を入れてる企画なので、 どうにかならないかなぁと思ってます。 そういえば三脚穴のサイズと傘の上の方(広げたときの中心)を 止めているネジのサイズが同じらしいですね。 なにか三脚に応用できるいいもの無いかなぁ? ところで恵方巻って関西限定だろうと思って wikiに行って見たところ、 ↓ 『ミツカンが行った調査では、恵方巻の認知度は全国平均88%であり、 「実際に食べた」と答えた人の全国平均は62%と、全国に広まってきている。』 とありました。 私、最近関西に移住するまで恵方巻を知りませんでした・・・orz 702 ぐうたら社員山岡 2007/02/02(金) 19 46 22 ID bMu2wCzg [1/2回発言] ふぁ~。クリたくんとけんかして、今日はうちに帰れないから 社にお泊まりだなっと… デリヘルでも呼ぶか… デ、デリヘル…そうか!こんなところに我が社を救うアイデアが! 703 林家チョキ! 2007/02/02(金) 19 58 05 ID ETjIpUVt [7/10回発言] お? 山岡さんこんばんは! クリたさんとけんかしたの? で、家に帰れないと。 ふ~ん・・・ 会社にデリヘル呼ぶとクリたさんの耳に入りますよ。 それはそうと、アワビ型のカメラのアイデア どうなりました? 715 林家チョキ! 2007/02/03(土) 12 54 43 ID 1zDuQS5A [5/7回発言] (続き) プロの方や写真が趣味の人にとっては大きなお世話な ネーミングですが、一般の人にとっては用途を決めてもらった方が 選びやすいし買いやすいのではないかと思います。 「おっ、面白そうなレンズ付きフイルムがあるなぁ。 今日の宴会用のサブにひとつ買ってみるか。 いつも同じ様な写真ばかりで、みんなにも飽きられていることだし。 これだといつものように現像・焼き増しでお手軽に写真のバリエーション増やせて便利!」 てな具合で。 デジだとレタッチでどうにでもなるのですが、 結構めんどくさがっている人がいるのではないでしょうか。 以上、 434で「宴会担当大臣・お色気スポット発掘庁長官」 に任命された者の苦肉のアイデアでした。 716 新入写員 2007/02/03(土) 13 07 33 ID PRsVjt98 [1/1回発言] 林家チョキ!さん 花火専用カメラの件ですが、一つ検討して欲しい機能があります。 花火の撮影の際、カメラを操作する時に暗くて困ることがあります。 今は安く明るいLEDライトをつけることが出来るので、これを何処かに つけてみてはいかがでしょうか? カメラの操作以外でも、普通に懐中電灯として使えると便利かも。 717 林家チョキ! 2007/02/03(土) 13 24 14 ID 1zDuQS5A [6/7回発言] 716 新入写員さん こんにちは。 お~! LEDは良いですねぇ。 確かに今は白色LED安いですし、電池も食わない。 なによりも花火用カメラにLED照明というのは 便利で必然性があり、かつ今までのレンズ付きフイルムには 無い機能ですものね! 早く社長に話を聞いてもらいたいなぁ。 718 林家チョキ! 2007/02/03(土) 22 10 12 ID 1zDuQS5A [7/7回発言] ただいまぁ~! 土曜日のこんな時間だし誰もいませんね。 じゃぁ、総務課副係長補佐殿の買い置きしてくださった 恵方巻たぁべよっと! 今年の恵方は、亥(北西と北北西の間あたり)と子(北)との間の方角だから、 こっちかな? では、 あ~んぐっ! (無口でもぐもぐ) はっ!恵、恵方巻・・・そうか!!いいアイデアがひらめいた!!! しゃべっちゃった。。。 719 名無しさん脚 2007/02/03(土) 23 09 23 ID ixOPRwgn [1/1回発言] 698 ぴ~んと紐を引っ張る感じで カメラを構えることで三脚代わりにするという話を聞いたことがあります。 この方法だと安上がりだし邪魔にもならなくても良いのですが、 ハンドフリーを目的とする「花火用写ルンです」には使えないですね。 写ルンですには、元々ストラップを付けるための穴が用意されます。 それに1.5mぐらいのヒモを通して先端に輪を作り、輪を足に引っ掛けて ヒモをピンと張りカメラを構えて撮れば手ブレは防げそう。 ただしこの手法も1/4秒ぐらいまででしょう。10秒ぐらい露光する 本格的な花火撮影ではちょっと無理ですが、シャッタースピードが 元々速い写ルンですなら充分使えるでしょう。 それとも、中身の入っているペットボトルやビール瓶、 ビール缶とかを上手く利用できる方法が無いかしらん? こんなアイディア商品があります。 http //dc.watch.impress.co.jp/cda/item/2004/11/16/424.html 「ボ撮ルンです」 ~アイデアが光る手軽な三脚代用アイテム そして、ビール缶が積み重ねられる形状を利用した お手軽なこんな手も‥‥ http //ammo.jp/monthly/0307/04.html ビールの空き缶を支持台にします。2個以上使う場合、 空き缶は外れないようにテープで止めておきましょう。 720 ヤットデタマン 2007/02/04(日) 00 41 56 ID 8+L2i8Kn [1/1回発言] 林家チョキ!さん 御一考くださいましてありがとうございます。 レタッチがメンドクサイんですよ。ま、楽しい時もありますが。。。。 フィルムで撮って堀内カラーからクライアントに宅配してもらえれば 納品も楽ですからね~ 今デジタルで仕事すると、サムネイルをプリントしてCDと一緒に エクスパック500で送るか手渡しですから。。。。 芸術用(フレスコ画風)が出れば絶対に毎月数十本使うな~ 721 名無しさん脚 2007/02/04(日) 01 06 20 ID hv+PgxXe [1/1回発言] 714 で思ったのですが、フイルム名は思いっきり、 「~用フイルム」と明記した方が、一般の人は買いやすいのではないでしょうか? 最近は初めて使ったカメラがデジカメって人が増えて、昔は写真やる人なら 基本的な知識だったフィルムの銘柄も知られることがなくなりました。 フィルムに親しんでもらう人をこれからも増やすなら、初心者向けに 分かり易いネーミングやパッケージデザインなどのPR要素はたしかに重要。 実は、セブンイレブンに置いてあるフィルム(LFも)は、初心者向けに そうなってます。でも中身は同じ。 「おっ、面白そうなレンズ付きフイルムがあるなぁ。 今日の宴会用のサブにひとつ買ってみるか。 いつも同じ様な写真ばかりで、みんなにも飽きられていることだし。 面白い写真が撮れると分かっていても、それ用の機材を揃えるのは ちょっとねーーーー、という物に「魚眼レンズ」があります。 安いのではこんな↓のがありますが http //www.lomography.jp/microsite/fisheyejp/ それでも5000円以上するので、イベントの余興的として シャレで使うという気分にはなれません。 それにカメラ趣味でない人にとっては、カメラを何台も所有する 煩わしさの方が問題。 そんな時、撮り終わったらカメラとさよならできて安価な レンズ付きフィルムで【魚眼レンズ】タイプがあれば・・・・・・ 722 林家チョキ! 2007/02/04(日) 10 20 18 ID xRyAq/17 [1/5回発言] 皆さんおはようございま~す! 僭越ながら、今日は私が社長の代わりに ゴホン・・・ 朝だチン立ックス!! 723 林家チョキ! 2007/02/04(日) 10 28 51 ID xRyAq/17 [2/5回発言] 719さん 情報提供ありがとうございます! なるほど紐をピーンと張る方法は、輪を作って 足で抑えれば金属部品なしでいけるんですね。 アタマイイ! 「ボ撮ルンです」って知りませんでした・・・orz 私が思い付く程度の着眼点だと既に誰か考えているんですね。 しかもセンスいいネーミング! ttp //ammo.jp/monthly/0307/04.htmlのH.P.拝見しました。 手ブレを抑える方法はいろいろあるんですね。 傘の方法も載ってますし。 それとこのH.P.どこかで見たような・・・と思ったら、 以前 540さんも紹介してくださっているH.P.のページ違いでした。 良く読んでみると色々とヒントになる情報満載のH.P.みたいです。 「ボ撮ルンです」を紹介しているデジカメWatchのデジカメアイテム丼 にも他にアイデア商品が載ってますし、これからは紹介して いただいたH.P.はもっと良く見てみることにします。 反省・・・or2 724 林家チョキ! 2007/02/04(日) 10 35 48 ID xRyAq/17 [3/5回発言] 720 ヤットデタマンさん こちらこそ弊社に何度も足を運んでくださいまして ありがとうございます。 プロの方はデジカメへ移行すると 仕事の段取りも変わっちゃうんですね。 私はデジタルの場合は暇なときに必要な枚数だけ プリンタで簡単印刷しちゃうので 気づきませんでした。 プロの世界は知らないことばかりですので、 これからも、宜しくお願いします! あ、それと芸術用(フレスコ画風)が発売された暁には 宜しくお願いしま~すw! 725 林家チョキ! 2007/02/04(日) 10 45 29 ID xRyAq/17 [4/5回発言] 721さん 情報・アイデアをご提供くださいましてありがとうございます。 魚眼のレンズ付きフイルムもいいですね! 693の総務課副係長補佐さんとの話で、テレ、ワイド、マクロ のレンズ付きフイルムの話はしましたが魚眼は初です。 おっしゃるようにレンズ付きフイルムのいいところは、 カメラを複数台所有しなくて済むところですから、 普通のカメラと違って面白カメラに特化した方が良いかもしれませんね。 それと紹介いただきましたH.P.拝見しました。 Lomographyという会社は魚眼レンズカメラ意外にも 面白いカメラを色々出しているのですね。 それにこの会社には、需要に見合うような(見込まれるような) カメラの開発ばかりではなく、写真文化を創りたい! という意気込みを感じました。 704の元AGFAの写員さんや 705の山岡さんも話題にしていますが、 当社がこの先生きのこるには写真に対する文化活動や啓蒙活動が 思いのほか重要な気がしてきました。 726 きのころ 2007/02/04(日) 11 44 44 ID S/Yl0kLd [1/1回発言] きのこる社長 あまり雲隠れしていたら、私が「きのころ」でデビューしちゃいますよ。 ぐうたら社員は、私が責任持ってポロニウムで暗殺します。 727 林家チョキ! 2007/02/04(日) 12 23 30 ID xRyAq/17 [5/5回発言] 726さん こんにちは~ 社長資金繰りで忙しいのかなぁ。 決算(1000レス)までに帰ってきてくれないと、 この会社どうなるんだろう? 最近私が無駄遣いばかりしてるので、 社長が帰ってくるまで少し控えた方が 良いような気がしてきました。 社長が帰ってきたら会社なくなってたりして。 ところで、山岡さんの暗殺は 639で 取り消されてますので早まらないでくださいっ! それよか、一緒に山岡さんとクリたさんとの2ショット狙いません? 社長自信作の「キノコ・スナイパーM110( 658)」でw 728 新入写員 2007/02/04(日) 15 45 44 ID 55yvuUfa [1/1回発言] 717 ご検討ありがとうございます。 あまり明るすぎるのも興ざめするので、蛍の光っぽい程度が「日本の夏」に合うかも しれないような気がして来ました。 夏の夜の屋台で良く売ってる蛍光小物っぽいものでも良いかも。単価高そうだけど。 と言うのも、ちょっと花火のファッションを調べて来たんです。 和風の傾向はやはり強くなっているようで、定番の"ゆかた"に加えて "和柄アロハ"が人気のようです。 元々アロハシャツは、着物生地を持っていた日系ハワイ移民が作ったのが 始まりとの事で古くから和柄のアロハが存在しているそうです。 今後の動向を見ながら、ゆかた向き小物、和柄アロハ向き小物っぽいデザイン を検討してみるのも良いかもしれません。 また夜店グッズっぽい雰囲気のものだと、子供たちや恋人たちの思い出に残るでしょう。 思い出を残すカメラが、思い出そのものを作るグッズになるのも何だかいい感じです。 729 林家チョキ! 2007/02/05(月) 12 47 59 ID QqtkN5p9 [1/1回発言] みなさ~ん、 こんにちは。 社長は今日もお留守です・・・か? 728 新入写員さん アイデアありがとうございます。 蛍光色のアレは雰囲気があっていいですね。 けど懐中電灯代わりには使えない? 花火ファッションのリサーチもありがとうございます。 確かにカメラを浴衣やアロハに合う小物風デザインにすれば カワイイ!とかいって持ち歩いてくれるような気がします。 また、おっしゃるようにカメラそのものを思い出の品にするのも良いかもしれません。 今、TDLとかUSOに売り込もうとしているレンズ付きミミ付き帽子と同じで 思い出の一つと思ってもらえれば、少々値が張っても購入してくれるかも! デザインはどんなのが良いかなぁ。 「ぼんぼん風(風船に水が入っているみたいなやつ)」 「金魚すくい風」 「うちわ風」 ・・・ダメだぁ 730 総務課副係長補佐 2007/02/05(月) 15 45 12 ID 2pM5YXQd [1/1回発言] アク禁で書き込めませんでした。 皆さんの休日出勤してまでの熱い新商品提案には頭が下がります。 新入写員さんのアイディアも面白いですね。 製品の中身だけでなく、時流を取り入れたデザインも重要な要素ですね。 手にとってもらえなければ、製品そのものの良さも伝わりませんから。 あと個人的には個性的な描写のフィルムをどうにか商品化したいです。 もっと突き詰めて「ゴッホ調」とか「シャガール調」などというフィルムを 出すのもどうかと。勿論パッケージは分かりやすくその画家の代表作を プリントします。それに合わせてキャンバス地のペーパーを用意して、 当社系列DPE店で受け付けます。インクジェット用にその手の用紙がありますが、 DPEの方が手軽に楽しんでもらえるのでは? 731 きのこる 2007/02/06(火) 06 54 35 ID WtcKtwWn [1/2回発言] 朝だチン立ックス!!! 732 きのこる 2007/02/06(火) 06 56 43 ID WtcKtwWn [2/2回発言] わしはもう少し銀行と戦争してくる!!! 書き込みません!!借りれるまでは!!!! 733 林家チョキ! 2007/02/06(火) 07 26 34 ID C6lKm6vS [1/3回発言] わー、社長だぁ! お久しぶりです。 思う存分戦ってきてください!w でも、 書き込みません!!借りれるまでは!!!! とか言わないで、ちょこっとでもいいので たまには書き込んでくださいね。 では、健闘を祈っておりますです!(≧▽≦)ゞ (ビシッ) 734 林家チョキ! 2007/02/06(火) 08 08 20 ID C6lKm6vS [2/3回発言] 730 総務課副係長補佐殿 アク禁災難でしたね。 総務課副係長補佐殿のお話を伺ってて思ったのですが、 私はフイルムだけにとらわれていて、銀塩には印画紙という 自由度もあることを忘れてました。 デジのプリンタ出力では対応でいないような印画紙 (例えば厚いとか、インクが乗らないとか)にプリントできるようになれば、 銀塩も魅力的になりますよね。 総務課副係長補佐殿がおっしゃっているキャンパス地の印画紙 は面白いかも! あと、モノクロの場合だけでもいいから、 白黒の濃淡にあわせて凹凸するような印画紙ってできないかなぁ・・・。 735 フジっこ・F・フジカ 2007/02/06(火) 10 48 38 ID el2FAZuG [1/2回発言] 老婆心ながら… 林家チョキ!くん 「殿」は部下・目下の人に向かって付ける。 目上の人・同僚に謙譲で付けるのは「様」だよ。 区役所から住民に発行される書類には「様」。殿だと住民の反感買う。 給与くれる会社は社員に「殿」。金くれるんだからあたりまえ。 総務課副係長補佐殿がおっしゃっている おっしゃっている、なら殿は変、「様」だよね。 まさか取引先他社に宛てたメールで「殿」にしてないよね? 736 名無しさん脚 2007/02/06(火) 12 02 53 ID sNiBsKgT [1/1回発言] うむ。スレ違いだが 735は正論だ。 少し前までは役所の書類は全て「殿」であった。 スポンサー(納税者)に向かってふざけやがってw 737 林家チョキ! 2007/02/06(火) 12 49 22 ID C6lKm6vS [3/3回発言] 735 フジっこ・F・フジカさん 736さん あぁ、穴があったら入りたい・・・。 今まで役職名だけの場合は殿を付けるもの だとばかり思っていました。 幸か不幸か対外的にはすべて 「○○会社 △△長 ×× 様」 としていたので、今まで注意されることも無く 気付きませんでした。 もちろん人から言われないと気付かないこと自体が 恥ずかしいことですけど・・・。 御教授本当にありがとうございました。 総務課副係長補佐様 今まで他の皆様を「~さん」としていましたので、 それにあわせて、申し訳ございませんが、 これからは「総務課副係長補佐さん」と させていただきます。 今まですみませんでした。 738 総務課副係長補佐 2007/02/06(火) 13 28 09 ID yA2Dt95U [1/1回発言] あーいや、お気になさらずに。私の肩書きは要するに平ですし。 何も変に感じていませんでした(^^;。ひとつ勉強になりました。 久々に社内で社長の姿を見掛けて嬉しかったです(後ろ姿だけですけど)。 お元気そうでなにより。 739 名無しさん脚 2007/02/06(火) 15 20 58 ID xVW1++cq [1/1回発言] 役職名自体が敬称になるので、「総務課副係長補佐殿」で正しいかと。 「総務課副係長補佐様」だと二重敬称になってしまいますよ。 はっ、平社員がスレ違い並びに出過ぎたことを言って申し訳ありません。 失礼いたします~ 740 フジっこ・F・フジカ 2007/02/06(火) 20 42 09 ID el2FAZuG [2/2回発言] あ、そーなの?二重敬称だぬ。殿でイイんだ。 俺も穴があったら入れてくれる? 今まで手紙とかメール書くとき、役職の後にに様だの殿だの付けると しっくりこない心持ちだったので、役職名から改行して氏名に「様」付けてたよ。 はじかかせて、すまなんだ。 741 名無しさん脚 2007/02/07(水) 00 32 26 ID JiTsH9Zk [1/1回発言] 白黒フィルムですが、 黒ブチと、上部に左右対称なリボン状の模様が感光しないようになっていて どんな写真だろうと強制的に遺影のようになるジョークフィルムはどうでしょうか。 742 林家チョキ! 2007/02/07(水) 09 20 37 ID 03+3qBc+ [1/3回発言] おはようござい~す! 社長! 来週の今日は社に顔出してくださいね。 庶務2の紀香ちゃん( 166のフジっこ・F・フジカさんからのご紹介) が社長に渡したいものがあると言ってましたよ。 738 総務課副係長補佐さん 今日も社長は忙しいようですね・・・ 社長は当社の華だからいないとさびしいですよね。 743 林家チョキ! 2007/02/07(水) 09 21 46 ID 03+3qBc+ [2/3回発言] 739さん 740 フジっこ・F・フジカさん ニホンゴムズカシイデス・・・ 今回を機会にちょこっと敬称について調べてみたんですけど、 結局、役職名がある場合の敬称の付け方はどれが正しいのか 良く分かりませんでした。 ただ最近は、「殿」は見下しているように見えるとか、 職場に女性が増えたとかで「様」とする傾向が大きいようです。 あと当社(2ch)には肩書きが無いので(すべてハンドルネームなので)、 「様」とか「さん」とするのが良いような気がしました。 私のせいでお騒がせしまして申し訳ありませんでした。 744 林家チョキ! 2007/02/07(水) 09 22 20 ID 03+3qBc+ [3/3回発言] 741さん アイデアありがとうございます。 ただ、今の御時世、ジョークにならないような気がします・・・ それより白黒フイルムの縁って普通白くないですか? これを黒くすると写真が引き締まって見えるとかありませんかね。 いっそのこと、縁取りを赤とか青とかにしてみるとか。 745 総務課副係長補佐 2007/02/08(木) 09 20 58 ID JoYsihyu [1/1回発言] おはようございます。 741さん、林家チョキさん。 デジタル全盛の今、一般ユーザーにとって白黒フィルムは新鮮かもしれませんね。 「白黒フイルムの縁」というと、プリント時の白枠ですか? つまり、フレーム付きの印画紙ということでしょうか。 展示作品向けの黒枠から、遺影のようなジョークフレーム、キャラクター物などあると 楽しいかもしれません。 でもそれ以前に白黒自家現像をより手軽に出来るシステムを用意しないといけませんね。 子供向けのキャラクターフレームを用意しても、小さな子供のいる家庭では自家現像を やりたくてもできない場合もあるでしょうから(我が家がそうです)。 746 林家チョキ! 2007/02/08(木) 12 40 32 ID p1G5+cXm [1/2回発言] こんにち~は! 745 総務課副係長補佐さん 「白黒フイルムの縁」って変ですね。 おっしゃる通りフレームのことです。 白黒自家現像って大変なのは暗室だけだと思ってましたが、 小さいお子さんがいらっしゃるご家庭は薬品の問題もありますね。 口に入れても問題ない薬品なんて無いだろうし・・・。 それに自家現像をするという文化は、まだ一般に 根付いて無いように思います。 「今は自家現像が熱い!」 みたいなブームをつくるイメージ戦略が必要かなぁ。 キムドクにお願いして「やっぱいいわぁ、自家現像」 と言ってもらいましょうか? 747 名無しさん脚 2007/02/08(木) 17 49 00 ID oN9Phj65 [1/1回発言] キムドクってプロレスラーがいたなぁ 748 林家チョキ! 2007/02/08(木) 18 59 16 ID p1G5+cXm [2/2回発言] 747さん こんばんは。 キムドクさんて実在してたんですね・・・ 山岡さんが 705でキムドクっておっしゃっていたのを パクッちゃっただけなので私は知りませんでした。 山岡さん知っててボケてたのかな? 激しくスレチになりますがwikiに行ってみました。 それによると、キムドク(タイガー戸口)さんはジャンボ鶴田さんの ライバルと呼ばれてたプロレスラーだそうです。 う~ん、有名な方だったのか・・・ で、無理やりスレに沿った内容に戻すと(戻ってないかも)、 スポーツ選手や職人さんのポートレートって白黒写真の方が迫力ありますよね。 で、その白黒写真はデジのプリンタ出力より銀塩の方が良いという話を聞いたような 気がしてるんですけど、もしそうなら「白黒フイルム」がんばってほしいな。 749 林家チョキ! 2007/02/09(金) 12 48 53 ID iUOS11AQ [1/3回発言] こんにちは~! 社長! いや、隊長!体調には十分気をつけてくださいね! 昨日、福山雅治さんが写真集を出していることを知りました。 アマゾンのレビューしか見てないのですが白黒写真も結構あるようです。 一人の方の単発だとブームが起こりにくいので、 一月に一冊くらいの割合で芸能人の方が写真集を出してくだされば 火がつくとかならないですかね。 写真好きの芸能人の方は結構いらっしゃるようなので、 一年間くらいは続けられるのではないかと思います。 業界上げて仕掛けてみる? 750 名無しさん脚 2007/02/09(金) 17 45 04 ID 1jTBELBK [1/1回発言] 「月刊 ○○○○←(女性タレントの名前)」って写真集が毎月出てるじゃん。 うちの近所だとエロ雑誌コーナーにあるが。 ん?写真集の意味が違う? 751 林家チョキ! 2007/02/09(金) 17 56 28 ID iUOS11AQ [2/3回発言] 750さん 情報ありがとうございま~す! って、 写真集の意味が違う? うん、違うと思います・・・。 でもまた情報・アイデアくださいね。 待ってま~す! 752 名無しさん脚 2007/02/09(金) 21 13 35 ID QlgzWRCa [1/1回発言] このデジカメ全盛のご時世に、銀塩フィルムと銀塩カメラを どうアピールするかの参考に……… BS日テレ 「真鍋かをりのブログッズ」 毎週金曜 22:00~22:54(54分) http //www.bs-n.co.jp/shokai/m-blogs.html 放送ラインナップ http //www.bs-n.co.jp/program_lineup/lineup_75.html 02月09日(金)22 00~ #23 02月16日(金)22 00~ #23(再) 超高感度フィルム(ISO1600) 対応カメラ 753 林家チョキ! 2007/02/09(金) 21 42 46 ID iUOS11AQ [3/3回発言] 752さん 情報ありがとうございます! あと20分くらいで放送ですね。 が、 私、BSが見れない・・・orz 752さん、もしご覧になるなら 後日にでも感想を寄せていただけると ありがたいです。 他の社員の皆さんも 是非見て感想聞かせてください。 私はとりあえず16日の再放送までに 再放送を見る方法を考えなくては・・・。 754 きのこる 2007/02/10(土) 04 14 33 ID Wpd9Ozli [1/14回発言] 朝だチン立ックス!! 755 きのこる 2007/02/10(土) 04 16 38 ID Wpd9Ozli [2/14回発言] わしが金策…、いや、海外視察に行っていた間に みんな素晴らしいアイデアを出してくれていたのだな!! 756 きのこる 2007/02/10(土) 04 18 28 ID Wpd9Ozli [3/14回発言] みんな聞いてくれ!!! 757 きのこる 2007/02/10(土) 04 21 20 ID Wpd9Ozli [4/14回発言] 遊園地で遊ぶと楽しい。 でも、なぜ遊園地で撮った写真はつらないのか…。 それはな!! ジェットコースターに乗っているときの写真が無いからだ!!!! 758 きのこる 2007/02/10(土) 04 23 43 ID Wpd9Ozli [5/14回発言] 訂正 757 ×つらないのか ○つまらないのか 久々で興奮し過ぎたなw 759 きのこる 2007/02/10(土) 04 32 33 ID Wpd9Ozli [6/14回発言] そこでわしは思ったのだ! いや!ひらめいたのだ!!! 『腕時計型の写ルンです』の開発をな!!! これはジェットコースターで絶叫している瞬間を撮るカメラだ!!! 出来上がった写真を見るときっと爆笑もんだぞ!! 遊園地でも必ずヒット商品になる!!!! 腕にこのカメラを装着してジェットコースターに乗る。 一定のGがかかるとシャッターがきれる仕掛けになっている!!! 遊園地での思い出の一日。 きっと楽しいアルバムが出来るぞ!! 760 きのこる 2007/02/10(土) 04 36 18 ID Wpd9Ozli [7/14回発言] このジェットコースター専用の『腕時計型写ルンです』と 『花火(TDLパレード)専用写ルンです』で遊園地の写真が変わるのだ!!! どうだ!!!! 761 きのこる 2007/02/10(土) 04 38 49 ID Wpd9Ozli [8/14回発言] 銀行も少しはわしのアイデアを真面目に聞け!!!!! 762 名無しさん脚 2007/02/10(土) 04 41 40 ID h3KqCsgJ [1/4回発言] 753 http //hobby9.2ch.net/test/read.cgi/camera/1154617226/917 763 名無しさん脚 2007/02/10(土) 05 20 19 ID h3KqCsgJ [2/4回発言] 遊園地PHOTO[参考資料] http //fujifilm.jp/business/photo/amusement/system001.html アトラクション自動撮影システム http //www.fujifilm.co.jp/usj/check/phtride.html ボートがスライダーを一気に駆け抜けていくその瞬間を 捉えたショット http //www.fujifilm.co.jp/usj/guide/sub/sub-e.html 「スヌーピーのグレイト・レース」に乗っての 決定的瞬間をフィルムに刻み込むサービス。 http //www.puroland.co.jp/webphoto/webphotobt.html 「キャラクターボートライド」にて撮影した写真 764 ぐうたら社員山岡 2007/02/10(土) 06 32 50 ID wipF10nj [1/3回発言] ふぁ~。よく寝た。社長室のソファってくせになるな。 あ、社長。我が家にジェットコースター乗ってる時の 写真たくさんありますから、今度見に来て下さいよ。 俺、こっそりコンパクトカメラをポケットに入れてい つも撮ってますよ。この間なんかクリたくんがコース ターのあまりのバイブレーションに汐…じゃなかった 泡吹いちゃったとこをパチリと。けっこう迫力あるん だよなー。 765 ぐうたら社員山岡 2007/02/10(土) 06 38 15 ID wipF10nj [2/3回発言] ていうか、アトラクションでの写真サービス(または販売)は テーマパーク側の付加価値でもあるから、テーマパークを敵に まわすんじゃないだろうか…?テーマパークに商品を売り込む のか?ううむ。テーマパーク側はすぐに客にプリントを手渡す ためにデジタルを望むだろうし。 社長、剣呑っすよ。 766 きのこる 2007/02/10(土) 06 52 41 ID Wpd9Ozli [9/14回発言] がっくし… 767 きのこる 2007/02/10(土) 06 53 55 ID Wpd9Ozli [10/14回発言] 久々に登場して『決まった!!』と思ったのに…。 768 きのこる 2007/02/10(土) 06 55 29 ID Wpd9Ozli [11/14回発言] やはり銀行の判断は正しかったのか…。 769 きのこる 2007/02/10(土) 06 58 15 ID Wpd9Ozli [12/14回発言] しかしなぁ…。 銀行の野郎の言い方ときたら…。 『社長さん、お札は焼き増し出来ないんですよ(ニヤニヤ)』 ちくしょう…。 770 きのこる 2007/02/10(土) 06 59 38 ID Wpd9Ozli [13/14回発言] 憂鬱だ…。 771 きのこる 2007/02/10(土) 07 00 45 ID Wpd9Ozli [14/14回発言] もう、だめぽ…。 772 ぐうたら社員山岡 2007/02/10(土) 07 31 49 ID wipF10nj [3/3回発言] たしかになあ。今の社長のアイデアじゃあ、もう、だめぽかも なあ。 今の社長は銀塩の本質を見失って、一発逆転の目新しいものば かりを追い求めてるもんな。 素材の本来の味は、流行り廃りあれど必ず時代を越えて愛される もの。奇をてらった味付け盛りつけは一時もてはやされるがすぐ に忘れ去られる。海原ユウキャンの言葉だ。 林家くん、キムドクは強かったんだよ。 773 名無しさん脚 2007/02/10(土) 08 15 34 ID bjZ2tlIU [1/2回発言] 元AGFA社員です。 このことばにマジレスしてしまいます。 『社長さん、お札は焼き増し出来ないんですよ(ニヤニヤ)』 今は廃業してしまった友人の写真屋さんちは、白黒写真を自店で焼き付け していたときがいちばん儲かったと言ってました。まさしく、お札を 焼き付けするがごとく、、、、だったそうです。 で、さてさて。社長。 銀行とはうまく戦っていただかないと電気や水道止められちゃいますよ。 この際、調子電鉄のように、お菓子でも売って、しばらくしのいだらどうですか? ちょうどバレンタインデーなので、パトローネ型チョコを売り出しましょう。 小さな写真フレームと、本物のカラーネガフィルム(ピンク色のパトローネで バレンタインスペシャルにする。中身は従来品でOK)をセットにして、 閉店中の○二屋のお店の店主さんに売ってもらうとかして、なんとかしのぎましょうよ。 774 きのこる 2007/02/10(土) 10 47 30 ID fhximUDz [1/3回発言] 772 そうだな山ちゃん・・・。 わしはどうかしてたのかもわからない・・・。 775 きのこる 2007/02/10(土) 10 49 51 ID fhximUDz [2/3回発言] 773 そうだな。。。。 銀行とうまく戦わないと俺たちにアグファないな・・・。 いや、明日はないな。。。。。 (涙) 776 きのこる 2007/02/10(土) 10 51 25 ID fhximUDz [3/3回発言] チョキ君・・・・。 わしは滝に打たれてこようと思う。 心の粒子がすっかり粗くなってしまっている・・・。 777 名無しさん脚 2007/02/10(土) 12 17 19 ID aSfkwHFN [1/1回発言] ひぃーばー! 778 林家チョキ! 2007/02/10(土) 12 43 12 ID sW66u2jQ [1/8回発言] こんにちは~! 出社してみたら、あまりの大賑わいだったので、 借金の取立て屋さん(荒らしの人)が来ているのかと思い ビクビクしてしまいましたw 社長! お久しぶりです。 お元気そうで何よりです。 やっぱり社長がいないとこの会社は盛り上がりませんね! 「朝だチン立ックス!!」「がっくし…」「憂鬱だ…。」「もう、だめぽ…。」 この怒涛のコンボ、最強です! 779 林家チョキ! 2007/02/10(土) 12 47 41 ID sW66u2jQ [2/8回発言] 777さん ひぃーばー!オメ!! わが社もひぃーばー!だぁ!!! 780 林家チョキ! 2007/02/10(土) 12 51 30 ID sW66u2jQ [3/8回発言] さて・・・ 社長! 「腕時計型写ルンです」は早速問題山済みみたいですが 面白いと思います。 山岡さんが 764でおっしゃっているように、 ジェットコースターに一緒に乗って撮影した盗撮写真(?)は やはり一味違うようですから、工夫次第ではいけるんじゃないでしょうか? それと滝に打たれるのは結構だと思いますが、 そのまま悟っちゃってどこかの社長のように 仏界に入って会社を捨てるような事が ないように注意してくださいね。 それと滝に打たれて風邪ひかないように。 こじれると本当に仏になっちゃいますよ。 何はさておき、わが社はこれからひぃーばー!です! がんばりましょう~! 781 林家チョキ! 2007/02/10(土) 13 04 45 ID sW66u2jQ [4/8回発言] 762さん 情報ありがとうございます! 早速、むこうのスレの方に動画うpしてくださるよう 頼んでみました! うpしてくださるかなぁ・・・ 782 林家チョキ! 2007/02/10(土) 13 12 01 ID sW66u2jQ [5/8回発言] 山岡さん キムドクさん強かったんですか。 体も大きかったようですね。 ねぇ、ねぇ、それより、もしかして 702からず~っと 社長のソファで寝てたんですか。 クリたさんとまだ仲直りしてないの? (興味深深w) 783 林家チョキ! 2007/02/10(土) 13 21 02 ID sW66u2jQ [6/8回発言] 773 元AGFA社員さん そういえばもうすぐバレンタインデーですね。 なにか便乗商法ないかなぁ。 ニこんさんは羊羹売ってるようだし、 ペンたさんも何か売ってたような気がするし・・・ そうだ! 不治やさんから安く洋菓子を買ってきて販売する ってのはどうですか! 駄目ですよね・・・ 784 元AGFA社員 2007/02/10(土) 17 13 18 ID bjZ2tlIU [2/2回発言] バレンタインデーに間に合わないのであれば、おひなさまフィルム、 次は武者人形フィルムといきましょう! 昔、松下は乾電池を売るのになんでか「はにわ」てなものをキャラクター につかったことすらあるのです。フィルム売るのに、何使ってもいいでしょう。 (以下マジ) しかし、このままではうちも電気止められてしまうというのに、 こんなことしてていいのか? 785 名無しさん脚 2007/02/10(土) 19 05 46 ID h3KqCsgJ [3/4回発言] 新年の挨拶として写真付きの年賀状を送りあうように、 サクラの時期にサクラの写真を送りあうイベントを企画する。 日本人の心のふるさと「桜」が咲いたら、 サクラにちなんだ写真を写して 近所の桜の木の花(今年も咲きました…)、 お花見宴会スナップ(また飲みましょう!!)、 桜を背景にした記念写真(お陰さまで○○も幼稚園を 卒業しました…。ぴかぴかの小学生になりました…)、 などの写真をサクラ便りポストカードにして、ごぶさたしている 知人や恩師、田舎の親類、結婚出産などでお世話になった人々に 送る習慣を作ってしまう。 写真を撮るキッカケ、写真をプリントする機会、 写真がギフトとなる新しい文化の創出 日本の洋菓子業界が、2/14にチョコを男性に送るという いままで無かった習慣をゼロから作り上げた実績もあるので、 有り得ないことではないはず。 786 名無しさん脚 2007/02/10(土) 19 42 11 ID h3KqCsgJ [4/4回発言] 遊園地の自動撮影システムは、それでガッツリ儲けようという 感じではなく、アトラクションの付加価値の一つという感じ。 来園客自身による写真撮りそのものは嫌がるとは思えないが‥‥‥。 遊園地でのたのしい写真を見て、また行きたいと思う人が増えるのは 遊園地側としても好都合。 ただし、主催者側で気にするのは安全性。 懸念されるのは。 激しい動きで持ち物が手を離れて飛んで破損&他の客に当たる。 バンド等で固定したとしても、正しく装着したかを確認できないので 1万人に1人ぐらいはいいかげんに付けてカメラを飛ばして 事故るやつが出て来る。希有な確率でも遊園地側はかなり嫌がる。 それから 室内のライド物は、赤外線かなにかで制御を行っているタイプのが あって、フラッシュ発光で誤作動が・・・・。 室内のライド物は、ファンタジックな世界を巡るストーリー性を 持つ物が多く、セットのライティング効果で幻想的に見せている 物が多い。そこで乗客がフラッシュ発光などすると、安物の 作り物のセットがバレバレ。 しかしそのような場所で激しく動きながら写真を撮るとなれば、 超高感度フィルムを使ったとしてもフラッシュ無しではブレブレ。 787 林家チョキ! 2007/02/10(土) 21 24 02 ID sW66u2jQ [7/8回発言] ただいま~! 784 元AGFA社員さん こうなったら世の中の人が 「今月はキノッコル社が何フイルムを出すんだろう?」 と、話題になるくらいやっちゃいましょう! あと、当社もキャラクタを作りましょう! 名前は「きのこる」くんです。 イメージはもちろんこれ ↓ _,,,......,,__ /_~ ,,... _ ;; ~" ヽ (,, "ヾヽ i|i //^ ヽ,,) ^ ⌒i i⌒" | ( ゚Д゚) < ぼく、きのこる。 |(ノ |) < キノッコルフイルムをヨロシク! | | ヽ _ノ U"U でも、注意しないと2chから訴えられるかも、 av○xさんみたいに。 788 林家チョキ! 2007/02/10(土) 21 37 00 ID sW66u2jQ [8/8回発言] 785 786 h3KqCsgJさんこんばんは。 お話聞かせ下さり、ありがとうございます。 やはり、写真文化そのものを創っていかなくては 駄目ということですね。 日本では写真を飾るという文化がないので、 デジカメで撮影してもパソコンの中に入れっぱなしが 多いんじゃないかと思います。 写真を飾る習慣があれば、銀塩もまだまだ使ってもらえそうな 気がするのですけど。 それと、遊園地(とくに乗り物系)は安全に敏感だから、 いろいろとクリアしないといけない事があるかもしれませんね。 社長が腕時計型にしたのもその辺を配慮したためだと思います。 それはそうとh3KqCsgJさんの文章きれいですね。 写真を撮るキッカケ、写真をプリントする機会、 写真がギフトとなる新しい文化の創出 とか、バレバレとブレブレみたいに韻(?)を踏んだり。 789 きのこる 2007/02/11(日) 07 26 45 ID si1TLBm3 [1/1回発言] あ、あ、あさ、朝だチ、チンチンチンたたた立ックス!! (滝にうたれている最中) ガチガチ… 790 きのころ 2007/02/11(日) 09 16 47 ID C3SjBK3l [1/2回発言] ニセ社長のきのころです。 元AGFA社員さん、AGFA OPTIMA Sensorの物です。 787 そのキャラを使うとは… .┌┐ / / ./ / i | (゚Д゚) <そんなバナナ |(ノi |) | i i \_ヽ_,ゝ U" U ぐうたら社員は暗殺せずにツーショット撮りましょう。 791 林家チョキ! 2007/02/11(日) 13 08 18 ID gRc7IHCq [1/1回発言] jこんにちは~ 789 社長! 早速滝に打たれているのですか? 今年は暖冬とはいえ、冬はやっぱり寒いので 風邪ひかないようにしてくださいね。 790 きのころさん (きのころさんは 328さん?) きのこる先生のキャラをそのまま使うのは はやっぱりまずいですよね。 山岡さんに関しては、暗殺とか物騒な事しないで、 一緒に山岡さんとクリたさんのツーショット撮りましょう! でも山岡さんは最近クリたさんとけんかしたみたいですから、 ツーショット撮影の機会が減っているかもしれません。 仲直りしてくれないかぁ。 792 名無しさん脚 2007/02/11(日) 22 40 38 ID SwheHl2N [1/1回発言] この会社って株式会社だったんだ!!w 793 きのころだった人 2007/02/11(日) 23 33 28 ID C3SjBK3l [2/2回発言] 791 328 = 790 のニセ社長きのころだった者です。 あのときは、社長が雲隠れしたので悪ノリでやってしまいました。ポリポリ フィルムを生かす方法を考える前に、自分が写真を撮ってないです。 時間と気力がありません。なんとか打開しなければなりません。 794 きのこる 2007/02/12(月) 07 00 44 ID JAQTNllR [1/5回発言] 滝にうたれていて思い付いたのだ…。 795 きのこる 2007/02/12(月) 07 01 47 ID JAQTNllR [2/5回発言] し、しまった! 挨拶を忘れてしまった!!! 796 きのこる 2007/02/12(月) 07 02 48 ID JAQTNllR [3/5回発言] 朝だチン立ックス!!!!! 797 きのこる 2007/02/12(月) 07 04 52 ID JAQTNllR [4/5回発言] 滝にうたれていて思い付いたのだ…。 我が社のフイルムはすべてインチ表示にしないか?? なんかカッコイイ気がするのだが…。 798 きのこる 2007/02/12(月) 11 34 45 ID JAQTNllR [5/5回発言] だ、誰だ! 今『インチもいいけどあんたはインチキ引退社長!』なんて陰口を言ったやつは!!!! 799 名無しさん脚 2007/02/12(月) 11 40 19 ID iLksmIlR [1/7回発言] わくわく 800 新入写員 2007/02/12(月) 15 38 50 ID qvQbGp7Y [1/1回発言] マーケット・リサーチ結果を報告します。 残念ながら、腕カメラは既に存在しました。 ttp //www.goprocamera.com/ ところで未来を担う子供たちへのアプローチはいかがでしょうか? 今もう既に銀塩写真を知らない世代が生まれつつあります。 最初に接する銀塩カメラの候補は、やはり定番の日光写真です。 今後の課題としては、現像プロセスについての環境問題。 法律により益々規制される可能性が高いので、環境にやさしい プロセスの開発が必要となります。 既に大手フィルム・メーカでは研究開発が進んでいるようですが、 少し調べてみようと思います。
https://w.atwiki.jp/sheep_coc/pages/19.html
シナリオ 著者 PC 時間 備考 ひつじのゆめ アンサンブル・フロム・ジ・アビス 初咲 田代由紀夫 2019年1月26日 喫茶セラエノ bubudog 田代由紀夫 音羽一真 レナ・マノバン 相川藍 最上チョコ 2019年2月2日 ぼくはなにもしらない~この事件の犯人はHO2~ まつげ屋 田代由紀夫 井ノ原琉雅 相川藍 最上チョコ 2020年11月21日 酒池肉林ファンタスマゴリア かなむら 田代由紀夫 出雲崎晴海 2021年11月27日 終末婚 相思相愛スウィートホーム かなむら 田代由紀夫 出雲崎晴海 2021年11月27日 終末婚 落花流水アンダーカレント かなむら 田代由紀夫 出雲崎晴海 2021年12月5日 終末婚 拍手喝采セレブレーション かなむら 田代由紀夫 出雲崎晴海 2021年12月5日 終末婚 SHOTGUN KIXXING MARRIAGE 結井ななきそ 田代由紀夫 出雲崎晴海 2022年12月4日 恐怖!超-BBA ものむ 田代由紀夫 出雲崎晴海 2023年11月26日 蛇眼の姫 新星 田代由紀夫 井ノ原琉雅 程安 構想中 猫の絵描きさん 茶犬 柴崎徹 柴崎妙 2019年2月12日 2015年2月 舷窓にて かなむら 柴崎徹 市原初 2021年2月15日 2016年2月 ジョン・スミスの葬式 かなむら 榊原すみれ 市原初 2021年9月25日 その秋、その緑、俺たちは女子高生 ヴォンボ 柴崎徹 市原初 2022年9月17日~18日 ニャルラトホテプとデートする ヴォンボ 柴崎旭 2023年1月14日 ねべでむ 新戸けいゆ 柴崎徹 2024年6月29日 彘 さとう鍋 柴崎旭 市原初 ほか未定(3人) 未翻訳 のみくらべNIGHT 都(みやこ) 柴崎徹 市原初 未翻訳 トブ老人 まにむ 犬神琉斗 小威廉 高野太牙 2019年5月4日 フェリーの怪 寺田幸弘 犬神琉斗 小威廉 リーチ・パピヨン 井上アチェロ 2020年2月1日 シラナイ老人 まにむ 犬神琉斗 小威廉 高野太牙 2020年7月25日 ひっくり返し鬼 かなむら 犬神琉斗 2023年2月12日 BLIZZARD MAN DAISUKE 犬神琉斗 梅田モーリス ほか未定(3人) 未翻訳 秘匿HO 魔法少女オレガ★マサカ ペンポポ 犬神瑛斗 高野太牙 ほか未定(2~5人) 未翻訳 1619 サトカ 林柚樹 2019年8月24日 渚のゾンビシャーク 霜月 林柚樹 水月唯 金田一久美子 2020年2月2日 有名無実の神話 かなむら 林柚樹 2020年11月1日 壁からエビフライが生えているんだが 童懐屋ぐりこ 林柚樹 矢崎潤 2021年7月4日 蟹蟹詐欺 堀 林柚樹 矢崎潤 2022年2月27日 たこさんウィンナー殺人事件 森 林柚樹 矢崎潤 2023年5月28日 深夜送迎 堀 林柚樹 2023年8月20日 Dパーキング 堀 林柚樹 2023年8月20日 人肉饅頭事件 ぐりこ 林柚樹 未翻訳 DRIVE YOU CRAZY! まかろ 林柚樹 未翻訳 3分間クトゥルフDeCaDe bubudog 芋男爵 日清三分太郎 2020年1月2日 探索者殲滅計画 bubudog 未定(日清三分太郎 1人) 未翻訳 イリガミ にこいち 松田瞬生 深津陽太 2020年5月16日 HOME かなむら 松田瞬生 山口伍 日暮莉々香 虚言璃或 2022年2月19日~20日 わたしのいちばん大切なひと かなむら 松田瞬生 2022年6月9日 魔法少女ずる剝け ヴォンボ 松田瞬生 山口伍 雷門一 雨月五月雨 2022年11月5日 WRECK させみ 松田瞬生 2024年5月24日 ティンダロスのイッヌ chanuzi-unchi 松田瞬生 来間知久 未翻訳 女王の卵 bubudog 昭秋歳歌 荒垣道良 那須冬斗 2020年6月21日 2020年7月 メアリー・スーの眠れない夜 かなむら 昭秋歳歌 潘月生 2021年6月12日~13日 盲亀浮木に値ふは其の国 文町 荒垣道良 2021年7月3日 きぐるみパレード みやく 那須冬斗 2022年6月18日 オリアブ島でカサブタウオを釣る かなむら 荒垣道良 楓山謹 井上アチェロ 未翻訳 功夫 Mambo 園児 潘月生 田蓮 未翻訳 遭難者C 文町 二階堂階二 梅田モーリス 2020年8月2日 タラフク・デイズ かなむら 二階堂階二 2021年7月7日 首の皮を一枚ください サワガニ 二階堂階二 2023年4月22日 燦然たる瀑布の怪 ペンポポ 二階堂階二 未翻訳 あつらえ かいぶつの森 まつげ屋 古賀鷲生 2020年8月9日 穴あるいは破滅 かなむら 古賀鷲生 2024年5月4日 まれびとこぞりて 文町 古賀鷲生 ほか未定(2~3人) 予定 Fearless ぱぱ☆vip 瀬煌良 織野那賀 東太刀見 2020年10月31日 失われた肉体を求めて 文町 瀬煌良 ほか未定(2人) 未翻訳 彼と最後の時間旅行 EMO 御景風太 2020年12月20日 砂の中の頭 かなむら 御景風太 2024年2月4日 KPC:月歌明生 空飛ぶ棺桶は死人と踊る 文町 御景風太 ほか未定(2~3人) 未翻訳 残り雪のスピカ むしかご 清野遼兵 2020年12月27日 冬海心中 砂糖 白 清野遼兵 2021年3月28日 巡る妖精 かなむら 清野遼兵 金田一久美子 2021年9月19日 焔い 堀 清野遼兵 2022年7月2日 公衆トイレ触手事変 空美兎 清野遼兵 2022年9月29日~30日 闇道に申します 堀 清野遼兵 2023年4月15日 これっぱかしの道行よ かなむら 清野遼兵 2023年4月15日 鈴かもしれない かなむら 清野遼兵 2023年10月14日 闇綴じ かなむら 清野遼兵 2023年11月25日 セックスしないと出られない町に一年間住んでる かなむら 清野遼兵 2024年4月6日 KPC:久世楮 迷停地下鉄 堀 清野遼兵 2024年5月17日 KPC:月夜見虎狛 赤い窓 内山靖二郎 清野遼兵 2024年6月2日 隙間 堀 清野遼兵 2024年7月12日 KPC:篠藤夕輝 さよならを言いにきた 園児 清野遼兵 ほか未定(2人) 未翻訳 さよならを言いにきた-優等生×不良- 針鼠 白龍堂黎登 2021年3月13日 KPC:白龍堂朝日 イヴの果て かなむら 白龍堂黎登 2021年4月14日 KPC:白龍堂朝日 AND/HAND kem 白龍堂黎登 2021年7月25日 KPC:白龍堂朝日 はろー、ふれんど 針鼠 白龍堂黎登 未翻訳 KPC:白龍堂朝日 メイド服を脱がさないで 新星 白龍堂黎登 構想中 KPC:白龍堂朝日 サザナミホテル かなむら 調査員 2021年3月15日 門より出でよ かなむら 調査員 2021年3月16日 知の戯曲 かなむら 調査員 2021年3月17日 森なる母へ かなむら 調査員 2021年3月18日 銀に導かれ かなむら 調査員 2021年3月19日 ぱせりカフェの長い日々 かなむら 調査員 2023年6月9日 しゃぼん玉ひとつ かなむら 五百雀木犀 2021年7月30日 さらば花嫁 ヴォンボ 五百雀木犀 2022年6月3日 豪華客船と怪盗団 ショタコンくらげ 鳩羽あすか 有馬比呂 植草理沙 小鳥遊いろは 2021年2月13日 おわす魔女 かなむら 鳩羽あすか 2022年5月1日 お母さんが昨日ショゴスになった かなむら 羽庭辰巳 2021年2月28日 電気処刑器 of the DEAD かなむら 羽庭辰巳 2023年7月23日 深夜0時のコインランドリー cosmos 阿多岡スギル 2021年8月15日 チッチャナイキモノ かなむら 阿多岡スギル 2022年6月16日 鵺の旅 かなむら 北川道 東福寺薰 2022年6月25日 玲瓏亭にて とてちけ 北川道 ほか未定(3~5人) 未翻訳 百年後は紺碧 かなむら 月海鐘樹 星屋芽衣 若山譜 2022年8月6日~7日 うたうオフィーリア かなむら 月海鐘樹 2024年3月9日 KPC:清水春雷 夢を見る子ら かなむら 佐津間研 浦海万浬 2022年9月10日~12日 ダゴン轢殺RTA もそ 浦海万浬 佐津間研 2023年2月14日 KPC:水川鳴春 触手水族館からの脱出 044 浦海万浬 2023年7月17日 海綴じ 結井ななきそ 浦海万浬 2024年9月1日 ななつからはひとのこ かなむら 両沢時太郎 2023年9月15日 NPC:両沢嶽 ななつまではかみのうち かなむら 両沢時太郎 2023年9月16日 NPC:両沢嶽 えにもかけない かなむら 両沢時太郎 2023年9月17~18日 NPC:両沢嶽 大奮闘!真夏のロンリースプラッシュ ヴォンボ 両沢時太郎 2024年7月19日 NPC:両沢嶽 ろくなもんじゃないぜ かなむら 与謝野安助 增井真帆 2023年8月12日~13日 ヌマ・ポンピリウスの饗宴 sngsn 与謝野安助 增井真帆 2024年3月24日 唸れ!暁コメディーショー OTMT 若葉利秋 春日部将康 2024年2月24日~25日 豪華客船の上で暴れまわるティラノサウルス てれしあ 傀神御月 千葉?? 月井猿城 誾野良人 未翻訳 トウチュウカソウ 宮沢よだか 鳴瀬絵空 ほか未定(2~3人) 未翻訳 トリックホリックエトランジュ 黒柄エチル 来宮綾実 八百衛 渚花音 烏兎沼寧夏 犬童刹那 未翻訳 KPC:宵奈良燈也 幸せな子犬の育て方 3分間クトゥルフDeCaDe bubudog 芋男爵 傍示時雨 2019年12月30日 灰色の犀 文町 市原初 2021年2月24日 お母さんが昨日ショゴスになった かなむら 不死原八起 2021年3月7日 有名無実の神話 かなむら 井ノ原琉雅 2021年4月16日 KPC:羊ヶ丘佐智子 腐乱腐乱 蜜蜂竣工 井ノ原琉雅 2022年3月17日 KPC:羊ヶ丘佐智子 外宇宙わたし かなむら 恋沢花火 2022年4月7日 仰望すれども銀 ヴォンボ 市原初 2022年11月26日 焔い 堀 平田平男 2023年6月11日 昭和文壇キメラ ヴォンボ 矢崎潤 2023年7月15日 山口伍がフクロウになるやつ(仮) 新星 山口伍 ほか未定 構想中 黒ウサギと紫スライム 遭難者C 文町 大室綾音 オルガー・ヤーコブレビッチ・ソコロフ 2022年1月16日 外宇宙わたし かなむら 八月一日鬱郎 2022年5月28日 おわす魔女 かなむら 星降小夜子 2022年5月29日 焔い 堀 万灯常明 2022年7月5日 昭和文壇キメラ ヴォンボ 八月一日鬱郎 2022年10月6日 仰望すれども銀 ヴォンボ 八月一日鬱郎 2022年10月7日 百年後は紺碧 かなむら 佐々木楓果 浅夏華怜 雪城瑞希 2022年10月22日~23日 灰色の犀 文町 風渡千凛 2023年3月11日 これっぱかしの道行よ かなむら 虚言璃或 2023年9月3日 おどる豆狸 かなむら 八月一日鬱郎 予定 ジョン・スミスの葬式 かなむら 浅夏華怜 誾野良人 ほか未定 予定 SHOTGUN KIXXING MARRIAGE 結井ななきそ 伏神弥多良 神守散華 未翻訳 ウミホタル ウミホタル 第一話「脱出」 bubudog 氷室獅子麿 レナ・マノバン 桜川双葉 檻野緋目 2020年12月5日 ウミホタル 第二話「闘争」 bubudog 火原明虎 敦賀楽也 墓下幸 雨月藤香 2021年1月17日 ウミホタル 第三話「遭難」 bubudog 水城理鶴 那須冬斗 桜川冬葉 雨月五月雨 2021年1月24日 ウミホタル 第四話「帰還」 bubudog 水城理鶴 那須冬斗 墓下幸 檻野緋目 2021年2月20日~21日 縁と浮世は神を待て 竜原 火原明虎 敦賀楽也 2021年11月20日 村ホラーRTA はくまい 火原明虎 敦賀楽也 2022年1月3日 桃幻郷にて錆を呑め ミカヅキ 火原明虎 敦賀楽也 2022年4月16日 心は焦土 ヴォンボ 火原明虎 敦賀楽也 2023年5月21日 オールドメン・アクト・ライク・エンジェルズ ヴォンボ 氷室獅子麿 伊後寄金代治 ほか未定 未翻訳 朝村画廊 ヴォンボ 水城理鶴 ほか未定 未翻訳 猫降り雨から 猫降り雨から かなむら 楓山謹 井上アチェロ コバン 2021年7月5日 トカゲ神の町 かなむら 楓山謹 井上アチェロ コバン 相川藍 2021年7月17日 人攫い赦すべからず かなむら 楓山謹 井上アチェロ コバン 雷門一 2021年7月28日 狩り猫たち かなむら 楓山謹 井上アチェロ コバン 田辺仁 2021年10月2日 終わらない結末 かなむら 楓山謹 井上アチェロ コバン 門奈染 2021年10月16日 どの冬に魔法少女は啼く きぐるみパレード みやく 牧野天一 2022年1月2日 おじいちゃんのまほう かなむら 牧野天一 2022年9月15~16日 舷窓にて かなむら 藤原賢司 黒華葬 2022年11月20日 礎町AM・PM3時 かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2022年12月24日~25日 鍋食べよう かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2023年1月21日 お祭りしよう かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2023年1月22日 浮世塔 かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2023年2月18日~19日 メデタメルヒェン かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2023年3月18日~19日 全てが完璧で幸福な世界 かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2023年3月20日 奇術師 遮光 牧野天一 2023年10月29日 風呂ホラーRTA はくまい 牧野天一 2024年4月27日 星月夜異聞 無間の鐘 新星 北川穂 2019年3月16日 2017年3月 瑪瑙色の友達 善井一 北川聖 2019年10月26日 2017年6月 深淵からのメール ヤマダ サン 北川巴 関ヶ原九連 山本久遠 2019年12月22日 2017年10月 燃えよ文化祭 霜雪 北川聖 関ヶ原九連 山本久琉美 恋崎羅武 2021年1月3日~4日 2017年11月 失楽園 だっと 北川巴 関ヶ原九連 2021年2月14日 2018年5月 もう嫌だ死にたいあるいはハワイで豪遊したい かなむら 北川穂 2022年9月22日 百花繚乱ゴルディリア倶楽部 結井ななきそ 北川巴 ほか未定 未翻訳 アマデウスの残響 香月悠 北川穂 山本久遠 東福寺薫 未翻訳 2018年8月? シティライツ 紅鳶ラノ 北川巴 関ヶ原九連 未翻訳 神薙ノ青 篠町トオリ 北川聖 未翻訳 KPC:木戸舞楽 ファントムペイン 新星 北川巴 関ヶ原九連 ほか未定 構想中 エリーゼのために 新星 北川聖 関ヶ原九連 ほか未定 構想中 2018年冬 マリオネット 朝宮かえる 梁木羽流 2019年6月15日 果てにて りえこ 梁木羽流 佐藤廣澤 2019年11月30日 箱庭の庭 かなむら 梁木羽流 2021年9月5日 乙女ゲームの狂信者ルートしかない世界に召喚されてしまった 春野りこ 梁木羽流 予定 幸せな夫婦 アキエ 渡月あずき 2019年7月21日 2018年6月 有形の悪夢 もかを 渡月ナユタ 2020年1月11日 2019年4月 鬼退治 もかを 渡月ナユタ 2020年3月8日 2019年5月 外宇宙わたし かなむら 渡月あずき 2022年3月5日 雪蛍灯 狸原ムジナ 渡月ナユタ 2023年5月14日 タンサクシャマンガカプロジェクト 辿条 渡月あずき ほか未定(3~4人) 未翻訳 羅刹一双 篠町トオリ 渡月ナユタ ほか未定(1~2人) 未翻訳 怪火討伐 篠町トオリ 渡月ナユタ ほか未定(1~2人) 未翻訳 然則快晴 篠町トオリ 渡月ナユタ ほか未定(1~2人) 未翻訳 千年を越えてもなお 新星 新谷恭丞 2019年10月3日 2016年7月 鬼ノ怪 葦原 新谷恭丞 2020年10月3日 2017年7月 紅狐 みそらこ 新谷恭丞 2021年10月3日 2017年10月 おどる豆狸 かなむら 新谷恭丞 2022年10月3日 2019年10月 雲を背に赤縄の契りを結ぶ 地雷屋さん 新谷恭丞 2023年11月4日 かごのとり 何時頃鳴くと といかける まつげ屋 茂木修哉 2020年8月30日 Perfect Servant 目ェ野くるまい 茂木修哉 ほか未定(2人) 未翻訳 きみはもりのなか かなむら 野原刹那 2022年1月8日 KPC:木戸海斗 がらんどうのうてな わたしだ 野原刹那 2022年4月30日 KPC:木戸海斗 不完全なる図書館 文町 野原刹那 2022年7月7日 ワンちゃんはここにいる。 ヴォンボ 野原刹那 2022年7月19日 KPC:木戸海斗 ヘリオスの揺籃 きなみーる 野原刹那 2023年6月18日 インサイドバニー のん本 野原刹那 2024年8月24日 KPC:木戸海斗 ヘクストラクト かなむら 野原刹那 未翻訳 KPC:木戸海斗 情涜とククルス ぽに大根 野原刹那 予定 発狂心中 かなむら 東福寺薰 白間了馬 2022年2月3日 わたあめ羊のシロップダンス ヴォンボ 白間了馬 2022年2月12日 鬼の棲む さんとなな 白間了馬 2022年5月4日 なんか心臓取られたし、来世に期待でもしようか 夜空 東福寺薰 白間了馬 未翻訳 そうだ、全部焼こう。 チャット 敷浪卓海 栗花落灯 2020年8月16日 手記の国 かなむら 敷浪卓海 2023年2月26日 叶えて!アリエル かなむら 水城旗士 2023年4月1日 ゆるるふがくしゅうちょう side N 星月四季彩 新星 北川汀 2019年8月18日 2015年秋(9月) あそぼうおじさん 辿条 北川汀 2019年9月29日 2016年春 とある夏の長い一日 ランブラー岡田 北川汀 2019年10月12日~13日 2016年夏 ポケットに入りきらないモンスター 譲 北川汀 2020年3月15日 2016年冬 銀河万有紀行 結井ななきそ 北川汀 2020年6月26日 2017年夏/L1 ノーパン日和~聖夜の奇跡~ 梗湖 北川汀 2020年12月12日 幕間 ヒアデスの王 hutatose 北川汀 2021年4月10日 2017年春/L2 サマータイム☆エタニティ! われら 北川汀 2021年10月7日 幕間 ジャック・オー・ランタンはちょっとあくびをした かなむら 北川汀 2021年10月31日 2017年秋/L2 祇園の鐘はまだ遠く 新星 北川汀 2022年5月21日 2017年春/L3 夏想 咲那 北川汀 2022年8月27日~28日 2017年夏/L3 ぼくの、わたしの、朝顔かんさつ日記 廃品回収車 北川汀 2023年9月21日 幕間 今宵、あなたと雛祭り 新星 北川汀 構想中 2018年春(3月) きみとぼくのステラ 2mのかも 北川汀 未翻訳 2018年~2019年 君の全てを曝け出す眼鏡 はねぽち 北川汀 未翻訳 幕間 にゃんにゃんGO! ピネリア 北川汀 未翻訳 幕間 エロトラップダンジョン!! 賽子楼ぱる 北川汀 未翻訳 幕間 ドタバタヒーローショー 新星 北川汀 構想中 幕間 なつのひみつきち 新星 北川汀 構想中 夏 貌島ミュージアムホテル かなむら 渡瀬和都 2023年5月7日 KPC:久世明日檜 AYLA of AnotherGarden 光野いさな 渡瀬和都 2024年1月6日~7日 KPC:久世明日檜 清浄な暗室 かなむら 白間涯 2024年7月6日 探偵倶楽部と奇妙な甘味 ごくつぶし 渡瀬汀 未翻訳 AU ジャバウォック狩り 越智満高等学校七不思議 シュガー bubudog 有栖川草十 狐島恩志 塚本生 高島音倉 神無木武 蜜蜂信成 2020年5月23日~30日 2019年8月 昔、君の夢で かなむら 有栖川草十 2022年10月15日 キャベツ畑でつかまえて 永洞まや 有栖川草十 2023年11月19日 ナッツシュガーパイに君の名をひとさじ ヴォンボ 有栖川草十 2024年4月14日 KPC:桃原晶太 トショカンハザード チャット 有栖川草十 楓山謹 未翻訳 狭間の紙海 ミカド 未定(有栖川草十 1人) 未翻訳 黄添高校怪奇忌憚 SUMMER TIME JOURNEY ペンポポ 有栖川橙瑚 2021年1月9日 U、或いは 宴規 有栖川橙瑚 山口伍 桜川一葉 2022年7月23日~30日 兎角の恋 かなむら 有栖川橙瑚 2023年1月7日~8日 KPC:青瀧雨太 飼う男 ゆんばっと 有栖川橙瑚 2024年1月27日~28日 壁尻 カワナミ 有栖川橙瑚 2024年5月2日 一年の生は元旦にあり しなの 未定(有栖川橙瑚 1~人) 未翻訳 元旦 弓弦の姫 かなむら 有栖川龍海 2023年2月4日 Escape Princess 菜っぱのな 有栖川龍海 2023年10月28日 鈍は錆びず、人想う DANKE 有栖川小鉄 未翻訳 アリスは突然に マッサカサマー はすやまれん 有栖川太陽 2019年8月11日 2018年夏,余五 南海の孤島とローズマリー あまもり 有栖川太陽 2020年1月28日 2019年夏,余四 畳と麦茶 むろた 有栖川太陽 2020年2月24日 KPC:御影一夏 生命の木 青いくら 有栖川太陽 清水晴美 八百真緒 天宮アテナ 2020年9月19日~20日 2020年夏,余三 俺の雄っぱいを揉むな! 鈴星まる 有栖川太陽 2021年7月1日 KPC:御影梟一 鳴かぬ蛍が身を焦がす 新星 有栖川太陽 2021年8月1日 KPC:御影一夏 OX Milking 針鼠 有栖川太陽 2021年12月31日 KPC:御影梟一 あの夏、お姉様と湖のほとりで かなむら 有栖川太陽 不死原八起 若山万太郎 2022年7月17日 2021年夏,余二 犬は宿りて街駆け巡る 珠代ひがら 有栖川太陽 2023年11月11日 KPC:御影一夏 遠い昨日でさえ言えなかったこと 竜原 有栖川太陽 ほか未定 未翻訳 2022年夏,余一 タイムリミットは陽が沈むまで 新星 有栖川太陽 構想中 2023年夏 ふたぐんラジオ サトウボーイ 有栖川晴兎 春日部将康 2021年4月3日 2018年10月 ハッピーサマーバケーション ちよこ 有栖川晴兎 2021年5月9日 2019年夏KPC:宇佐見拓野 ストーカーにご用心 新星 有栖川晴兎 2021年5月15日 2020年1月KPC:御影一夏 恋教え鳥 尾を翳し かなむら 有栖川晴兎 2021年9月11日 2020年冬KPC:御影梟一 目が覚めたら触手になってた かなむら 有栖川晴兎 2021年12月25日 KPC:御影梟一 パパラッチ・アイキャッチ 127 有栖川晴兎 兎野久春 未翻訳 2021年? 横たわる超新星 六彦 有栖川晴兎 兎野久春 未翻訳 2021年?KPC:宇佐見拓野? アイドルタイムはたぶんもうじき かなむら 未定(有栖川晴兎 3~4人) 未翻訳 2022年? アドアード・アドーニス・アドレッセンス 新星 有栖川晴兎 構想中 KPC:御影一夏 六転七起事件簿 撲滅!痴漢電車の怪 かなむら 七尾七成 2020年11月28日 海石榴邸殺人事件 arp 七尾七成 2021年5月3日 KPC:六鹿クリス にゃんこ事件真っ最中 ペンポポ 七尾七成 2021年8月14日 KPC:六鹿クリス HLL 1DAY TICKET おざしき 七尾七成 2022年5月15日 KPC:六鹿クリス 清姫変化譚 かなむら 七尾七成 2022年11月18日 食卓ニ肉蠅 堀 七尾七成 2023年4月29日 KPC:六鹿クリス 白黒ヴァニル はちこ 七尾七成 2023年12月8日~9日 KPC:六鹿クリス Empty Humpty 小魚 七尾七成 2024年3月31日 KPC:六鹿クリス 誤洗濯日和 めあり 七尾七成 2024年9月16日 KPC:六鹿クリス ぬばたまのきみとバニー ぽに大根 七尾七成 未翻訳 KPC:六鹿クリス 冥土にごきげんよう トロ川 七尾七成 ほか未定(3~人) 未翻訳 芙蓉の怪 甘木脳神経科学研究所 未定(七尾七成 1人) 未翻訳 KPC:六鹿クリス 九頭竜古書堂の事件簿 鷺沢文庫 未定(七尾七成 神木文彌 3~5人) 未翻訳 旧き月より ペンポポ 未定(七尾七成 1~2人) 未翻訳 KPC:六鹿クリス Killer Mate ペンポポ 未定(七尾七成 2人) 未翻訳 KPC:六鹿クリス カジノで逆バニーでSANで賭博するやつ(仮) 新星 七尾七成 構想中 星喰い蟲 かなむら 三枝優稀 2021年5月5日 KPC:六鹿クリス 苦難の民は陰界と消ゆ 文町 三枝優稀 矢崎潤 松見朝輝 八月一日鬱郎 2021年6月6日 すったもんだ! 2階講義室B 三枝優稀 2022年7月9日 KPC:六鹿クリス ふわふわ♪もふけー 猫屋敷 三枝優稀 2023年8月6日 KPC:セオドア・レイバーン 迫り来るトラ人間 アノマロ 三枝優稀 ほか未定(3~5人) 未翻訳 或る探偵の回想録 ユーガタ 六与六伽 未翻訳 KPC:七栗直央 或る探偵の追想録 ユーガタ 六与六伽 未翻訳 KPC:七栗直央 或る探偵の閑話録 ユーガタ 六与六伽 未翻訳 KPC:七栗直央 御座にて乞う ユーガタ 六与六伽 ほか未定(2~3人) 未翻訳 KPC:七栗直央 秋の森にて さよならを言いにきた かなむら 榛名摘木 不死原八起 2020年12月6日 春告鬼 むしかご 榛名摘木 2020年12月26日 えっ!壺を買うだけで幸せになれるんですか!? みやく 榛名摘木 2021年7月11日 KPC:椛谷鹿哉 夜抜き様 かなむら 榛名摘木 2021年8月7日 KPC:椛谷鹿哉 チョコレート・シュウクリーム ロイオニ 榛名摘木 2021年9月18日 KPC:椛谷鹿哉 万物館の謎 夏原 榛名摘木 2021年10月5日 親友と生首 賽子楼ぱる 榛名摘木 2022年2月4日 KPC:椛谷鹿哉 〇〇チャンは、今日一日ナニしてたのカナ?^^おじさんに教えてごらん(笑) 燐斗 榛名摘木 2022年7月14日 KPC:椛谷鹿哉 パンケーキ8段たべて 鈴星まる 榛名摘木 2022年7月21日 KPC:椛谷鹿哉 少ナカラズ欲望ノミズット在リ 雨森ぎんじ 榛名摘木 2022年10月8日~11日 ゆれるフリルにくちづけて 黒柄エチル 榛名摘木 2023年3月25日 KPC:椛谷鹿哉 DEAR MY SUPER DARLING! ペンポポ 榛名摘木 2023年7月30日 KPC:椛谷鹿哉 あちあち探索者とひんやりKPC かなむら 榛名摘木 2023年9月24日 KPC:椛谷鹿哉 メリクリパンチ! 空色の空 榛名摘木 2023年12月25日 KPC:椛谷鹿哉 デイドリーム・カタストロフ かなむら 榛名摘木 2024年6月9日 KPC:椛谷鹿哉 パエリアを作るだけのシナリオ Am 榛名摘木 未翻訳 KPC:椛谷鹿哉 元彼インテリジェンス れま 榛名摘木 未翻訳 KPC:椛谷鹿哉 呪いのAV~3日後に犯される 賽子楼ぱる 榛名摘木 未翻訳 KPC:椛谷鹿哉 尻ナマコ 回遊型ア式 榛名摘木 未翻訳 KPC:椛谷鹿哉 恐怖の最悪デスチョコレート てれしあ 榛名摘木 未翻訳 ニューワールドユートピア 店主 榛名摘木 桜川冬葉 未翻訳 Anima おもち 榛名摘木 ほか未定(2人) 未翻訳 ハリネズミワッショイ 故 榛名摘木 ほか未定(1~2人) 未翻訳 ハリネズミ 眼鏡に光が灯る刻 みそらこ 榛名摘木 ほか未定(2~4人) 未翻訳 天国は無人 かなむら 榛名摘木 未翻訳 PYX 濁流は無知 かなむら 榛名摘木 未翻訳 PYX 楽園は無貌 かなむら 榛名摘木 未翻訳 PYX 白鳥が往く河畔で シンセカイシンフォニー かなむら 灰渕夏空 2021年1月15日 『カブトムシ・シンフォニー』 灰色の犀 文町 灰渕夏空 2021年1月15日 『ライノセラス・プレイ』 星へ至る棺 竜原 Joseph "Joey" Parker 2021年2月18日 『ライカ・ジャーニー』 カリカドーズ かなむら 灰渕夏空 2021年4月28日 『チャイルドフッズ・エンド』 オウヤサマ ごくつぶし 白鳥悠河 2021年4月5日 アカナワサマ ごくつぶし 白鳥悠河 矢崎潤 2021年4月24日 忘筌庵夜咄 鯖缶 白鳥悠河 2021年6月27日 KPC:加賀見優空 おくくりさま 結井ななきそ 白鳥悠河 2021年7月17日 KPC:犬吠埼志狼 霧謬の見 かなむら 白鳥悠河 2021年8月10日 対の棲みか うたかた箱 かなむら 白鳥悠河 2021年8月28日 対の棲みか 暗点の記 かなむら 白鳥悠河 2021年8月28日 対の棲みか 夜刀神の境界 深淵(アビス) 白鳥悠河 2021年11月7日~13日 KPC:加賀見優空 理不尽スケベ密室 かなむら 白鳥悠河 2021年11月14日 タマシイ織り機 かなむら 白鳥悠河 2021年11月14日 ホテル・エウテュプローン かなむら 白鳥悠河 2021年12月11日 KPC:加賀見優空 猫なんて関係ないっ! ヴォンボ 白鳥悠河 2022年2月25日 KPC:加賀見優空 イデアポテオシス かなむら 白鳥悠河 2022年3月13日~22日 KPC:加賀見優空 ちかづく架空 かなむら 白鳥悠河 2022年4月4日~5日 おしりになんか入ってる! かなむら 白鳥悠河 敦賀楽也 栗卷弘巳 2022年4月23日 盆きたる夏が君、 cosmos 白鳥悠河 2022年8月14日 無垢の色は赤 かなむら 白鳥悠河 2022年8月18日 印町の影 かなむら 白鳥悠河 矢崎潤 2022年12月11日 共鳴するアムリタ かなむら 白鳥悠河 2022年12月20日 KPC:加賀見優空 思い立って5分で回せるデートシナリオ第4弾!温泉編 C 白鳥悠河 2023年6月22日~23日 KPC:加賀見優空 帝都東京因辺留濃 文町 白鳥悠河 灰渕榎生 2023年7月2日 AROUND YOU アラウンド・ユー 園児 白鳥悠河 2023年12月23日 小鳥は宇宙で息をする LOST CITY ロスト・シティー 園児 白鳥悠河 2023年12月23日 小鳥は宇宙で息をする MY UNIVERSE マイ・ユニバース 園児 白鳥悠河 2023年12月23日 小鳥は宇宙で息をする 不可逆カトブレパス かなむら 白鳥悠河 2024年1月13日 KPC:加賀見優空 猫なんて関係ないっ!2 ヴォンボ 白鳥悠河 2024年3月2日 KPC:加賀見優空 花束と青天 はくまい 白鳥悠河 2024年5月11日 ジョウジョウサマ ごくつぶし 白鳥悠河 ほか未定(2~3人) 未翻訳 エビスサマ ごくつぶし 白鳥悠河 ほか未定(3~4人) 未翻訳 アシヒキサマ ごくつぶし 白鳥悠河 ほか未定(3~4人) 未翻訳 理不尽スケベの館 かなむら 白鳥悠河 未翻訳 カール・ハインリッヒに捧ぐ 文町 未定(白鳥悠河) 予定 KPC:加賀見優空 久遠の呼び声 トロ川 未定(白鳥悠河) 未翻訳 KPC:加賀見優空 うみかぜと生きた夏 チャット 未定(白鳥悠河 1~人) 未翻訳 KPC:加賀見優空 雪童子の見ゆる冬 チャット 未定(白鳥悠河 1~人) 未翻訳 KPC:加賀見優空 春に緑、兎に導 チャット 未定(白鳥悠河 1~人) 未翻訳 KPC:加賀見優空 エロマンガ日和 新星 白鳥悠河 構想中 美術館ホラーRTA はくまい 黒須伊智 2022年5月8日 昭和文壇キメラ ヴォンボ 黒須伊智 2022年6月19日 開幕RUNNERS かなむら 黒須伊智 2022年7月26日 最強LOVERS 困惑TRAVELERS かなむら 黒須伊智 2022年7月26日 最強LOVERS 景趣VIEWERS かなむら 黒須伊智 2022年7月26日 最強LOVERS 混乱DREAMERS かなむら 黒須伊智 2022年7月28日 最強LOVERS 異界ADVENTURERS かなむら 黒須伊智 2022年7月28日 最強LOVERS 逸脱OBSERVERS かなむら 黒須伊智 2022年7月31日 最強LOVERS 発狂MESSENGERS かなむら 黒須伊智 2022年7月31日 最強LOVERS 密室OUTSIDERS かなむら 黒須伊智 2022年8月2日 最強LOVERS 秘事DANCERS かなむら 黒須伊智 2022年8月2日 最強LOVERS 彼方INVESTIGATORS かなむら 黒須伊智 2022年8月4日 最強LOVERS 帰還PARTNERS かなむら 黒須伊智 2022年8月5日 最強LOVERS 最強LOVERS かなむら 黒須伊智 2022年8月5日 最強LOVERS 退廃!イゴーロナクッキングスクール かなむら 黒須伊智 2022年8月25日 KPC:黒潮月太 星朧歌合腸一断 ヴォンボ 黒須伊智 2023年6月4日 エメラルドの罅 かなむら 黒須伊智 2024年1月20日 ホテルヘルメス かなむら 黒須伊智 未翻訳 KPC:黒潮月太 命短し恋せよ乙女 徒花の戀 猫屋敷 嵯峨野菊 渡瀬湊 2020年5月4日~5日 1921年4月 冬海心中ー大正編ー 砂糖 白 渡瀬湊 未翻訳 異説・狂人日記 文町 白椛友樹 2021年8月22日 八月の硝子の森 ハッカあめ 白椛友樹 2022年8月20日~21日 をとめ唄 かなむら 白椛友樹 濡羽燎介 2023年12月1日~2日 蛇の理想郷 鈴星まる 九十九満道 巳ノ頭伊吹 稻田斐伊 ほか未定(4人) 未翻訳 夢桜心中 新星 未定 構想中 1928年春 月光 Sarah かなむら Reynold "Renny" Milchstraße 2024年6月22日~23日 KPC:Klaus Malkuth 蘇生 かなむら Reynold "Renny" Milchstraße 2024年7月21日 KPC:Klaus Malkuth 野ばら かなむら Reynold "Renny" Milchstraße 2024年8月10日~11日 KPC:Klaus Malkuth 故意に蛇足 オオキ Walther "Wally" Himmelberg 2024年2月14日 KPC:Wolfbann 雨が降っているので野は清められた かなむら Walther "Wally" Himmelberg 2024年9月22日 KPC:Wolfbann 帝都百鬼夜行 狂骨の恋文 本条凛子 嵯峨野菊 有栖川茶九 純名章姫 朝比奈流 未翻訳 1921年夏 土蜘蛛の式典 本条凛子 嵯峨野菊 有栖川茶九 純名章姫 朝比奈流 未翻訳 1921年秋 迦陵頻伽の影見 本条凛子 嵯峨野菊 有栖川茶九 純名章姫 朝比奈流 未翻訳 1921年冬 異界航路 海賊船と大海原の悪魔 マナブ Nasca Isaxaaq/ Nob Weißflach ほか未定(4~5人) 未翻訳 海賊船と空渡る幽霊船 マナブ 未定(4~5人) 未翻訳 海賊船と太陽神の花嫁 マナブ 未定(4~5人) 未翻訳 海賊船と髑髏島の決闘 マナブ 未定(4~5人) 未翻訳 海賊船と海境の秘宝 マナブ 未定(4~5人) 未翻訳 Call of Crabs もっと食べたい 内山靖二郎 遠山スズメ 恒松虎之介 2019年6月22日 フェリーの怪 寺田幸弘 青木鵞萇 木虎英一郎 春夏秋冬アリア 魚川カニ 2019年8月18日 萌々鵝次元 柴羊 楠達迦 車古斯 2020年6月19日 ここで長く生きて 内山靖二郎 虎知文 2020年8月25日 有名無実の神話 かなむら 虎知文 2021年5月29日 ここで長く生きて 内山靖二郎 左端香良洲 2021年5月29日 蟹蟹詐欺 堀 遠山スズメ 恒松虎之介 2022年10月29日 昔、君の夢で かなむら 虎知文 森鷗内 2022年10月29日~30日 焔い 堀 宮谷青虎 2023年11月5日 外宇宙わたし かなむら 木虎豊 2023年12月16日 白く滴る 文町 木虎英一郎 2024年9月7日 女王の卵 bubudog 青木鵞萇 虎谷大義 大浦洋 予定 地獄谷奇譚 柴羊 金原文長 虎岩卓 予定 Over kill the festival ひろし 青木早武左 虎渡暢 砂悠太 ほか未定(4人) 予定 スベスベマンジュウガニとネギとカモをふんだんに使ったおいしい鍋をみんなでつつく午前2時 背黄青 未定(無制限) 未翻訳 いつもすごく長い行列のあるカレー屋さん お母さんが昨日ショゴスになった かなむら 永見樹子 2021年10月14日 シンセカイシンフォニー かなむら 若山万太郎 2021年10月21日 酒池肉林ファンタスマゴリア かなむら 酉井晴魚 蛇穴命 2022年1月24日 終末婚 相思相愛スウィートホーム かなむら 酉井晴魚 蛇穴命 2022年1月25日 終末婚 落花流水アンダーカレント かなむら 酉井晴魚 蛇穴命 2022年1月26日 終末婚 拍手喝采セレブレーション かなむら 酉井晴魚 蛇穴命 2022年1月27日 終末婚 外宇宙わたし かなむら 東深夏 2022年3月24日 猫降り雨から かなむら 伊縫幸一 黒澤優 林真 2022年6月1日 猫降り雨から トカゲ神の町 かなむら 伊縫幸一 黒澤優 林真 2022年6月7日 猫降り雨から 人攫い赦すべからず かなむら 伊縫幸一 黒澤優 林真 2022年6月14日 猫降り雨から 狩り猫たち かなむら 伊縫幸一 黒澤優 林真 2022年6月17日 猫降り雨から 終わらない結末 かなむら 伊縫幸一 黒澤優 林真 2022年6月21日 猫降り雨から 昭和文壇キメラ ヴォンボ 十三階希由 2022年6月28日 焔い 堀 永見樹子 2022年7月12日 昔、君の夢で かなむら 十三階希由 2022年10月16日 清姫変化譚 かなむら 碓氷繁 2022年11月27日 兎角の恋 かなむら 茶園音葉 2023年1月26日~27日 KPC:六鹿マリア ばうちゃ! 蜜蜂竣工 茶園音葉 2023年3月23日 KPC:六鹿マリア ななつからはひとのこ かなむら 鷺原桐架 2023年9月3日 NPC:鷺原琴 ななつまではかみのうち かなむら 鷺原桐架 2023年9月3日 NPC:鷺原琴 えにもかけない かなむら 鷺原桐架 2023年9月3日 NPC:鷺原琴 あちあち探索者とひんやりKPC かなむら 鷺原桐架 2023年9月5日 NPC:鷺原琴 ろくなもんじゃないぜ かなむら 餡 Alina 2023年9月9日~10日 腐乱腐乱2 蜜蜂竣工 茶園音葉 2023年12月17日 KPC:六鹿マリア 砂の中の頭 かなむら 鬼城光斗 2024年3月30日 KPC:竹門空太 ナッツシュガーパイに君の名をひとさじ ヴォンボ 茶園音葉 2024年4月13日 KPC:六鹿マリア ぬくいあんよの100g ひかみ 小野此亜 2024年6月20日 外宇宙わたし かなむら 須雲明日歌 予定 メアリー・スーの眠れない夜 かなむら 六角瑠杏 津波方士 2022年1月10日~11日 外宇宙わたし かなむら 七星結果 2022年4月1日 発狂心中 かなむら 西森愛海 影島森尾 2022年9月4日 ぬくいあんよの100g ひかみ 白鳥深理 2024年6月21日 外宇宙わたし かなむら 乃坂芳乃 予定 外宇宙わたし かなむら 橋口博子 2023年1月24日 昔、君の夢で かなむら 門木閑 2023年5月20日 NO NAME LAST NEXT 🍛 26 27 2046829 清野遼兵 2024年8月13日 さよならを言いにきた 0 0 2503665 鳴瀬絵空 2503665 トウチュウカソウ 1 1 2838617 日清三分太郎 2020年1月2日 探索者殲滅計画 × 🍛 5 10 3515622 火原明虎 2023年5月21日 × 2 3 2911830 荒垣道良 2023年12月15日 0 1 4218385 薬師丸羽志生 2022年1月9日 🍛 4 4 3860486 阿多岡スギル 2022年11月6日 🍛 1 1 2411372 榊原すみれ 2021年9月25日 🍛 4 4 2414005 犬神琉斗 2023年2月12日 BLIZZARD MAN 0 0 3624420 犬神瑛斗 3624420 魔法少女オレガ★マサカ 🍛 4 6 3718605 白龍堂黎登 2021年9月12日 1 1 4408582 栗林利秋 2024年2月25日 🍛 9 10 2116335 田代由紀夫 2023年11月26日 🍛 6 15 3750484 調査員 2023年6月9日 × 🍛 3 5 3543183 灰渕夏空 2022年4月5日 🍛 32 49 3644803 白鳥悠河 2024年7月14日 🍛 19 24 3765634 黒須伊智 2024年8月4日 2 3 3264151 来宮鷹司 2024年8月12日 🍛 5 5 2149311 新谷恭丞 2023年11月4日 0 0 3398995 日月光 3398995 冬の足音 〇 1 1 3184627 九条冬葵 2020年6月14日 🍛 2 3 2853254 敷浪卓海 2024年1月21日 🍛 10 13 3002847 七尾七成 2024年9月16日 冥土にごきげんよう 🍛 10 10 4173567 牧野天一 2024年4月27日 〇 🍛 2 2 3581787 鳩羽あすか 2022年5月1日 🍛 20 29 3465942 榛名摘木 2024年9月7日 🍛 3 3 3585120 月海鐘樹 2024年3月9日 きつねもうで 🐾 🍛 2 3 2280687 北川穂 2022年9月22日 アマデウスの残響 0 1 東郷賢 2022年7月10日 🍛 6 9 1878521 柴崎徹 2024年6月29日 3 5 2266760 柴崎旭 2023年1月14日 1 1 3402083 氷室獅子麿 2020年12月5日 🍛 1 2 4524619 八尋鷹斗 2022年6月30日 1 1 2293814 茂木修哉 2020年8月30日 Perfect Servant 2 2 2536891 北川巴 2021年2月14日 百花繚乱ゴルディリア倶楽部 🐾 2 4 2279841 北川聖 2024年6月30日 偽りの楽土を越えて 🍛 12 23 2534792 北川汀 2024年8月31日 🍛 2 2 2440469 渡月あずき 2022年3月5日 タンサクシャマンガカプロジェクト 3 3 2471009 渡月ナユタ 2023年5月14日 羅刹一双 🍛 9 12 4296275 野原刹那 2024年8月24日 アオ04号~セックスしないと降りられない寝台列車~ 🍛 3 3 2771164 白間了馬 2022年5月4日 なんか心臓取られたし、来世に期待でもしようか 🍛 3 3 2988839 白間涯 2024年7月27日 🍛 3 4 4522853 渡瀬和都 2024年1月7日 月を虧く 🍛 3 4 2715762 水城旗士 2023年4月1日 5 5 5056962 猿楽藤吉 2024年4月21日 🍛 2 2 2350943 北川道 2023年6月3日 玲瓏亭にて 🍛 6 6 1806967 松田瞬生 2024年5月24日 🍛 3 3 3272542 二階堂階二 2023年4月22日 燦然たる瀑布の怪 🍛 2 2 3312990 古賀鷲生 2024年5月4日 まれびとこぞりて 🕊 0 0 1858560 手嶋孝臣 1858560 杉山屋敷怪異譚 2 2 2293777 瀬煌良 2022年6月5日 失われた肉体を求めて 🍛 5 7 3739756 三枝優稀 2023年8月6日 🍛 4 5 2880597 浦海万浬 2024年9月1日 3 4 3515640 水城理鶴 2024年9月8日 7 7 4695070 八百色晴 2024年6月16日 🍛 2 2 2515569 羽庭辰巳 2023年7月23日 🍛 8 8 2479725 林柚樹 2023年8月20日 🍛 6 13 2234044 有栖川晴兎 2023年3月26日 パパラッチ・アイキャッチ 🍛 3 4 2279146 有栖川龍海 2024年2月10日 1 2 3605592 有栖川小鉄 2023年7月29日 鈍は錆びず、人想う 🍛 9 14 2487931 有栖川太陽 2024年8月25日 〇 🍛 1 16 2317832 有栖川寒太郎 2023年6月25日 🍛 4 7 2732641 有栖川草十 2024年6月8日 トショカンハザード 🍛 7 9 2279680 有栖川橙瑚 2024年5月2日 0 0 3507293 有栖川桜汰 3507293 さよならを言いにきた-十二面体の星空を- 🍛 4 4 4987877 両沢時太郎 2024年7月19日 🍛 3 4 2464165 梁木羽流 2024年1月21日 乙女ゲームの狂信者ルートしかない世界に召喚されてしまった × 🍛 3 3 3345041 五百雀木犀 2022年6月3日 🍛 2 2 2536582 御景風太 2024年2月4日 空飛ぶ棺桶は死人と踊る 🍛 1 3 3573495 潘月生 2023年12月15日 功夫 Mambo 🍛 4 6 2471353 Reni Milchstraße 2024年8月11日 1 1 2291346 赤間鈴鳴 2021年3月6日 1 1 3072510 渡瀬湊 2020年5月4日 冬海心中ー大正編ー 🐾 0 0 3111230 有栖川茶九 3111230 狂骨の恋文 🍛 4 5 4039076 白椛友樹 2023年12月2日 1 1 4937220 灰渕榎生 2023年7月2日 0 0 3495613 六与六伽 3495613 或る探偵の回想録 1 1 4338891 Michael Glockner 2022年2月6日 ? 🍛 2 2 3416017 Kenneth "Kenny" Watters 2022年5月14日 🍛 1 2 3652568 Joseph "Joey" Parker 2021年4月25日 🍛 5 7 4315261 Walther Himmelberg 2024年9月212日 ? 1 1 2248110 荒尾カツオ 2020年3月14日 〇 1 1 西門子 2019年11月5日 〇 🍛 5 6 3777753 Coban 2023年12月15日 🍛 2 3 4976109 与謝野安助 2024年3月24日 🐾 1 1 陸清雷 2019年10月19日 ? 1 4 2730576 羅賓・王 2022年1月15日 ? 1 1 2280345 冷殊 2019年12月14日 0 0 3301486 Nob Weißflach 3301486 海賊船と大海原の悪魔 〇 1 1 3348090 Алексей Тюнеев 2020年8月26日
https://w.atwiki.jp/binoculars2011winter/pages/55.html
317 :名無しの愉しみ:2012/05/20(日) 20 54 57.27 ID ??? ところで双眼鏡のレンズって何で拭いてる? こういうので良いの? http //www.soukai.com/P8120097/p.html?utm_source=googleps utm_medium=organic http //www.kobayashi.co.jp/seihin/mcf/index.html 318 :名無しの愉しみ:2012/05/20(日) 21 22 34.80 ID ??? 吹いても拭かないのが基本。触らない、ぬぐわない。 とか言っても接眼側は睫毛が触ったりして汚れるから、ブロアで吹いた後 エタノールをティッシュに部分的に付けて軽く拭いて、すぐに乾いた部分で軽くぬぐう。 319 :名無しの愉しみ:2012/05/20(日) 21 30 00.28 ID ??? 317 カメラのお手入れにも使うブロワーでホコリを飛ばしてメガネやカメラレンズに使ってるトレシーでふきふき。 まずホコリを飛ばさないといきなり拭くと傷がついちゃう可能性もあるからね。 リンクにあるメガネクリーナーふきふきでいいんじゃないの。ブロワーあると何かと便利よ。 320 :名無しの愉しみ:2012/05/20(日) 22 04 37.47 ID ??? カメラのレンズと同じ扱いでおk http //www.nikon-image.com/enjoy/lensknowledge/maintenance/ 対物レンズに指紋を付けちゃった程度の汚れならレンズペンも手軽で便利 http //dc.watch.impress.co.jp/cda/item/2007/01/30/5428.html ティッシュは繊維が硬いから光学レンズには不向き レンズクロスやシルボン紙のような柔らかなものを使うこと クリーニング液は無水アルコールやカメラ用レンズクリーニング液を 321 :名無しの愉しみ:2012/05/20(日) 22 25 18.06 ID PeTOOUlb 基本汚さないのが一番だけどちょっとの汚れは気にしないのが一番 226 :名無しの愉しみ:2012/05/04(金) 00 53 50.58 ID ??? ニコン双眼鏡の修理なら ↓ フォト工房キィートス 03-5718-4600 \9,000ほどでオーバーホールして貰った 機能的には新品同様になってきた 282 :名無しの愉しみ:2012/05/15(火) 09 53 47.00 ID ??? 先日、ビクセンの単眼鏡H8x30を中古購入しました。 30年程前に製造されたもののようで、プリズムの表面が曇っているように見えます。 メーカーにオーバーホールの問い合わせをしたところ、 「レンズ劣化による曇りは、清掃しても改善しません」ときっぱり言われました。 清掃すれば永く使えるものだと思っていたのですが、やはり寿命があるものなのでしょうか? 300 :名無しの愉しみ:2012/05/17(木) 12 55 24.83 ID ??? 282 具体的にどんな質問をしたの? カビや曇りなら、カビ取りや内部清掃で取れるけどな? カビ取りや内部清掃代が1万円くらいするけどw 清掃しても改善しないのは、「バルサム切れ」。 小型双眼鏡の対物レンズは両凸レンズと凹平レンズを接着して作る。 この接着剤が経年劣化するとはがれてくる。 周辺部だけなら実用上は問題ない。 あと、コーティングの焼けや剥落。 一部のコーティングの色が変わったり、コーティング自体がパラパラ剥がれる。 これも、実用上は問題ない。 304 :282:2012/05/18(金) 10 25 37.69 ID ??? 300 ありがとうございます。 メーカーには「プリズムが曇っているのでオーバーホールの料金を教えてください」 と書いただけで、具体的な曇りの状態は書きませんでした。 バルサム切れの状態を見たことがないので分かりませんが、 単眼鏡の状態は良好で、レンズにカビや曇りは見られませんでした。 ただ、プリズムの表面に息を吹きかけた時のような薄い曇りがあるだけでしたので、 清掃で取れると思い、簡単に質問してしまいました。 視界が薄ぼんやりしているのは、この曇りのせいかなと思っています。 料金は単眼だからか、5千円位だそうです。 247 :名無しの愉しみ:2012/05/06(日) 23 15 31.01 ID ??? タンクローの接眼レンズの内側に水滴がびっしり入ってしまった。 どうすりゃいいんだい? 248 :名無しの愉しみ:2012/05/06(日) 23 45 19.29 ID ??? ドライヤーで温風をかけてみたら? 249 :名無しの愉しみ:2012/05/07(月) 08 12 58.83 ID ??? 247 アドバイスありがとうございます! しかしタンクローは軽量化のために樹脂部品を多用しているので、 ドライヤーで高温にするのはチョット危ないと思い、別の方法をトライ中です。 菓子袋に入っていた乾燥剤と一緒にジップロックしてみました。 これで何日か放置して思惑どおりに水抜きできたらメデタシメデタシです。 とりあえず石灰系の乾燥剤ですが、これで駄目ならもっと強力なシリカゲル系、 最終兵器は押入れ乾燥用の水とりぞうさん(塩化カルシウム系)を試すつもりです。 250 :名無しの愉しみ:2012/05/07(月) 19 25 34.07 ID ??? 249 試したことないんだけど、自分ならこうしてみる案。 1)圧縮袋(布団や衣類をコンパクトにするやつ)に乾燥剤と双眼鏡を入れる。 2)掃除機で、ギュウギュウ空気抜く。鏡筒内の湿気まで吸う。 3)程度が悪い圧縮袋は、日にちがたつと段々空気が入ってくるらしい。 4)すると、乾燥した空気が鏡筒にも入る。 みたいに上手くいかないかな。 251 :名無しの愉しみ:2012/05/07(月) 20 48 16.94 ID ??? 247 参考までに聞いておきたいのだが、どのような環境で使用したら水滴がついたの? 自分は内部結露が怖くて非防水機は持ってないんだが、現在非防水機の購入を検討してるんだ。 どのくらいがボーダーラインなのか聞いてみたい。 ちなみに、吸湿力は 石灰>>シリカゲルA型>>シリカゲルB型≒塩カル (多分あってるはず) 塩カルは金属表面の酸化皮膜を犯すから使わないほうがいいよ。もし1000系アルミなんかが使われてたら大事になるよ。 252 :名無しの愉しみ:2012/05/07(月) 21 03 04.63 ID ??? 247 日陰の風通しの良い処においておけば多少の水は抜けるよ。 レンズの曇り程度なら昔からこの方法がデフォ 俺は昔からカビ対策として、1シーズンに一回くらいは太陽光を当てるようにしてる。 これが効果あるのか無いのかは分からないが、紫外線が上手いこと殺菌してくれていることを願ってるw まぁ空気の入れ替え的な意味でも、定期的に使ってやるのがいいよ。 253 :名無しの愉しみ:2012/05/07(月) 22 37 56.33 ID ??? 250 強制的に空気の入れ替えを促進するわけですね。 実に面白いアイデアです。 251 登山で胸に下げていて滝の下をくぐったときに、 接眼部の嵌め合い隙間にボタッと水滴が落ちて入ったっぽいです。 気づいたら片方の接眼レンズの内側面だけに細かい水滴がびっしりと。 あと石灰最強とは知りませんでした。勉強になります。 256 :名無しの愉しみ:2012/05/07(月) 23 58 50.96 ID ??? 255 カメラを扱う仕事してるんだけど、レンズ内に水が入った時は必ずドライヤーかける 目ん玉が飛び出る程高いレンズでも、この対処方で大丈夫だお ま、自己責任だけどw 258 :名無しの愉しみ:2012/05/08(火) 00 37 16.47 ID ??? レンズ温める →内部も温まる →飽和水蒸気圧が上がる →水、気化する →内部の空気圧も上昇 →湿った空気が外へ出る 260 :名無しの愉しみ:2012/05/09(水) 00 16 50.62 ID ??? 247= 249です。 ジップロックに乾燥剤(石灰系)と一緒に入れて36時間放置してみたら、 見事にレンズ内側の曇りが消えてくれました! 非防水機なので、なるべくヒンジ部やアイピース部の隙間が増えるように あちこちの可動部を開いたのも換気促進に効いたのかもしれません。 やはり非防水機はアウトドアには向いていないようなので、 愛車の助手席用として活用していくつもりです。(ドライブ中も結構便利です) 262 名前:名無しSUN:2011/07/18(月) 20 23 10.99 ID M5duCHFj カメラ趣味の知識の範囲内でですが防カビ剤で有名なのは エツミのカラットと、フジのカビシャットで 両者は少しその使い方や防カビ作用に違いがあるようです。 エツミの製品はカメラ量販店で普通に売っている商品で 石灰乾燥剤に防カビ成分を加えた物のようです。 缶やプラスチックの密閉容器で保管する時は便利ではないでしょうか。 カメラボディや大きなレンズは防湿庫に入り切らないのでペリカンケースに入れ エツミの製品を使ってカビ防止をしています。けっこうすぐにパンパンになるので使用頻度の高い機材の入ったケースでは交換も頻繁になります。 フジの製品は防カビ成分のみで乾燥剤などは含まれていないのではないかと思います。 学生時代に暗室作業を教えてくれた先生から勧められ 防湿庫と併用してレンズや双眼鏡などの保管に使っています。 年1回程度の交換はしますが、防湿庫で保管している機材は今までカビとは無縁です。 詳しい成分とかはすみませんが分かりません。 757 :名無しSUN:2011/09/15(木) 16 30 11.32 ID 0hojKnXj 古いニコンのポロ使ってるんだけど、ピントリングが重い… クレ556使ってもいいかな? 758 :名無しSUN:2011/09/15(木) 16 33 26.75 ID q62mf6pM グリスにしとけ 771 :名無しSUN:2011/09/17(土) 07 42 40.48 ID TgRg7YoW マジレスすると、CRC556は樹脂攻撃性+浸透性が高いので、あまりオススメできない 基本的にオイルは上記の理由からオススメできない。グリスが良い 759が正解 シリコンは樹脂攻撃性もないし、耐熱性も高い、100%シリコンなら安全性もある高いものが多い (一般的な鉱物由来のオイルは発ガン性などがある) あと古いグリス流すなら、パーツクリーナーがデフォ。基本的に揮発性有機溶媒なので神経質になることはないが、 もしもレンズに付いてしまったら、仕上げに無水エタノールで拭き上げてやるのが良い。 最後に、基本だけど缶スプレーは使用前によく振って使いましょう。 790 :名無しSUN:2011/09/18(日) 16 47 53.37 ID bbeZq/gh ガス缶ブロアってOA機器用じゃないの?光学用にも使うのか? まあ中には液が出たって笑い話も聞いたことあるがw 俺は光学用にはシュポシュポだけだな。 それから、綿棒は使ったらそりゃホコリでるぞ。ふつうは専用のクリーニングペーパー使うわけだが。 しかし双眼鏡の内部で油汚れがないなら、クリーニング液なしペーパーなしでブロアで吹き飛ばすだけのほうがいい鴨。 774 名前:名無しSUN:2011/08/13(土) 09 56 38.20 ID yrxrBvb4 最近ROMりながら、某社のを購入した初心者です。 プリズムとかのカビも怖いですが、接眼、対物のレンズ表面の汚れ をどの程度気にしたらよいのか不安です。 接眼レンズにまつげとかの皮脂がついたのか油っぽい汚れがあります。 対物の方にもうっかり触ってしまった跡やホコリやら。 拭くとコートを痛める気がして躊躇してますが、皆さんはこの辺のお手入れは どうされてるのでしょう? 775 名前:名無しSUN:2011/08/13(土) 11 28 29.36 ID SM2Tgv2V http //www.laser-concierge.com/locus/locus04.php まずブロアーで吹くのを忘れずに 、、 まず必要な物を揃えるんですけど 無水アルコール、シルボン紙(ダスパーってのがそれ)、ハンドラップはヤフオクが最安 http //auctions.search.yahoo.co.jp/search?p=%A5%B7%A5%EB%A5%DC%A5%F3%BB%E6 auccat=0 tab_ex=commerce ei=euc-jp これ望遠鏡のレンズも双眼鏡のレンズもカメラレンズも撮像素子のフィルターも使える もちろん全ては自己責任 776 名前:名無しSUN:2011/08/13(土) 12 04 44.12 ID xKz0/4QL 安い緑色のマルチコートなら案外丈夫。乾いたティッシュでゴシゴシやらない限り剥がれることはない 高級コートは多少シビアになるらしい。ま、普及機には必須性能として「コーティングの丈夫さ」ってのもあるのかもね。 とりあえずブロアーとブラシ(100均の習字用の筆で良い)があればホコリなんかは大丈夫。 油汚れは 775で。 安物だったらアルコール(安いアルコールティッシュとかでも可)で油拭きとって、水で洗い流しせば良い。残った水滴はブロアーで飛ばしてテッシュで吸い取ってやれば良い。 あくまで自己責任。 777 名前:名無しSUN:2011/08/13(土) 14 19 50.72 ID m3uVvChb 774 基本的にはカメラのレンズ掃除と同じだお! 市販のクリーニングペーパーとレンズクリーナーには 綺麗に拭き上げるのが難しいものもあるから(フジとか) 775の人のお薦めが堅いお! あと対物レンズに限っていえばレンズペンが楽だお! 接眼レンズにも使いたいけど、止めれ!って書いてある 接眼レンズのが汚れるから使いたかったんだけど。。。残念 ナシカのラジオ付きの取説だと付属のシリコンクロスで拭け!だって シリコンクロスでレンズ拭きは、カメラでは御法度なんだけどなー 538 名前:487:2011/05/21(土) 11 59 26.49 ID CsfnrC9j とうとう今日アスコットが到着します。 そこで質問なんですが、現在一眼レフのレンズ清掃に http //item.rakuten.co.jp/kyoeioptics/hakuba_lenspen_digiclear/ これを使っていますが説明を見ると、「双眼鏡の対物レンズにも使えます」となっています。 接眼側と対物側では清掃方法の違いがあるのでしょうか? 539 名前:名無しSUN:2011/05/21(土) 13 14 16.64 ID 46FE7qTj こんなもん使っちゃ傷だらけになるよ、俺は基本的にシュポシュポするブロアーで 埃を飛ばすだけにしてる。 接眼に睫毛の油がついたときなんかは無水アルコールをクリーニング紙につけて 軽く当てるぐらいで拭く(というより吸い取ってる) 普通の埃なら拭いたことでコート傷や拭きムラが残る方があるんであまり気にしないことにしてる、 以前買ったばかりのニコンSPに付いたちょっとした汚れを気にして拭きまくり コートに傷を付けたことがあるんでw 540 名前:名無しSUN:2011/05/21(土) 13 17 13.15 ID f2I8aqWD いや別に。機種によっては接眼側のレンズ径が小さかったり、曲率が大きかったりして 当該商品じゃ拭きづらいものもあるってだけだろ 睫毛が触れたりして接眼の方が汚れやすいのに。対物なんて普通触らないし、拭かないよ 542 名前:名無しSUN:2011/05/21(土) 13 52 40.06 ID egIoxHCf 俺も上のおふたり同様に基本レンズには触らないなあ ホコリをブロアを飛ばすくらいにしてる すごく汚れた時には 539さんみたいに無水アルコールを付けたクリーニング紙で汚れ部分のみに触るようなかんじで吸い取る 当然ムラになるけどそれ以上はやらないようにしている 543 名前:名無しSUN:2011/05/21(土) 14 14 42.19 ID UxxwDGOJ 539 家の中でじっくり掃除するならシュポシュポ+無水アルコール 屋外の飛散物用や不意の汚れにはシュポシュポ+レンズペン 息を掛けてムラを見る人はレンズペンでは満足いかないと思うけど 市販の付箋不+クリーニング液より傷はつかないし汚れムラもひどくはない 下手糞な掃除をして傷つけるくらいならシュポシュポとレンズペンで充分だと思う 唾の飛散なんかは、濡らしてから絞った高級ティッシュで軽く水拭きしてから次行程に進むとか でも基本は汚さないだと思う 78 名前:名無しSUN:2009/10/17(土) 16 41 23 ID RIiEnqaX 双眼鏡を保管するときに乾燥させるために ドライヤーで弱熱風を当ててるんですが、これって問題ありますでしょうか? 79 名前:名無しSUN:2009/10/17(土) 17 57 49 ID Q2Kkupqo やめなよ。グリスが流れたり、皮やゴムが剥がれたりするよ。 俺は自室の本棚にケースから出して保管してる。 20年前のニコン7×35があるけど、カビなんぞ生えてないぞ。 80 名前:名無しSUN:2009/10/17(土) 19 44 14 ID d7Q6laKV 保管する前には天気の良い日に室内で陰干しだな。 まぁキャップ類をはずして直射日光が当たらないテーブルとかに 半日置いておけばおK。 417 名前:名無しSUN:2009/12/26(土) 23 38 00 ID zB3CAkT+ 双眼鏡を常時携帯しておきたいので、 車のトランクに放り込むor助手席のヘッドレストに掛けておこうか考えてるんですが、 普通に車内の温度差なんかでカビが生えたりするもんですか? 418 名前:名無しSUN:2009/12/27(日) 03 11 25 ID yhZ9ulf0 以前、車載専用に安い双眼鏡を(ソフトケースに入れて)助手席ヘッドレストに掛けたり グローブボックスに入れたりしていたが、毎日乗る車なら室内はエアコンで比較的乾燥するので 特に問題はなかった。ただし、高温になる夏場だけは積みっ放しは絶対避けるべき。 光学系のカビ云々以前に、機械部分のグリスが溶け出して各可動部がスカスカになるよ。 419 名前:名無しSUN:2009/12/27(日) 10 37 28 ID 3b9v27dg フジノンの奴を10年近く積みっぱだが全く問題は無い 420 名前:名無しSUN:2009/12/27(日) 10 41 40 ID 7Kx2XkJ2 ニコントロピカルやフジノンMTやFMT、勝間あたりの完全防水IF式なら、 ハズレ品でもなければ、まあ、大丈夫。 421 名前:名無しSUN:2009/12/27(日) 12 59 19 ID NJRaVMtq 夏場でも気にせず車に積みっぱなしだ。ニコン、キャノン、ケンコー、フジノン、笠井のロシ アもの等々をとっかえひっかえ。ロシア製も含め特にグリスが流れたなんて事はない。座席に 置かず床に置いているので多少は温度が低いのかもしれんが。まあ心配すんな。 422 名前:名無しSUN:2009/12/27(日) 13 26 51 ID YvkaNIMD 結局のところ、皆自分の経験の範囲でしか語れないからな。 自分の場合だと、アドラブリックを夏の車内に置いておいたら、グリスの粘度がさがって スカスカになった。冷えたらほぼ元に戻ったが、感触は完全に前と同じではなくなった。 だから、万一壊れても惜しくない機種がいいよ。 ニコンもキャノンも「炎天下の車内に放置するな」というのは取り説にしっかり書かれているから。 423 名前:名無しSUN:2009/12/27(日) 19 12 26 ID G4Nq0l7q 車載じゃないけど、かなり前にニコンの7cmを放置してたらグリースが流れた。 エッホントかよとビックリした。 それに懲りて今の放置機種はアバンダー10×50 アドラは対物が1回カビたけれど、軽さ・コンパクトさがあるので非放置機種としてまだ現役。 424 名前:名無しSUN:2009/12/27(日) 19 43 35 ID 7Kx2XkJ2 あと、あれだな、積みっぱなしは積みっぱなしでも、直射日光が当たるように 置いてあれば、そりゃ、黒い双眼鏡だもの、車内気温よりも熱くなるだろう。 盗難防止もかねて、何らかのカバーを。 425 名前:285:2009/12/27(日) 20 57 45 ID Llx505Yh 夏場は 車内のクーラーボックスの中に入れておけばイイ ただし、そのボックスには双眼鏡以外のものを入れてはイケナイ ボックスは釣具メーカーのものがベスト 426 名前:名無しSUN:2009/12/27(日) 21 08 23 ID DrFVbr4d そこまでする必要ある? 漏れは前のシート背面の(地図等を入れる)ポケットにヤフオクアバンター7x50を2年以上入れっぱなしにしてるが無問題 428 名前:名無しSUN:2009/12/27(日) 21 28 38 ID r+Pvlwnu 毛布にくるんで56モナを置きっぱなしだけど問題なし。 毛布は振動対策と防犯用の目隠しのつもり。 中国製の格安機はいつのまにか視軸がずれてしまった。 プリズムが動いたようだ。 429 名前:名無しSUN:2009/12/27(日) 22 06 55 ID Wqwd78BY 自分も防寒着にくるんで年中トランクに放置、とくに問題ないな、 車はシルバーなんで社内温度は黒に比べれば低いかも。 430 名前:名無しSUN:2009/12/28(月) 08 41 44 ID COq/t4IL 車のガラスにフィルム張ってあるか無いかで全然変わるし 青空なのか車庫なのかでもかわるからこの議論は不毛だ 431 名前:名無しSUN:2009/12/28(月) 09 23 35 ID Ydu0LfwN 俺はアルティマを車に入れておいたら半年で光軸がズレた。 432 名前:名無しSUN:2009/12/28(月) 18 25 55 ID cuvqZGq9 430 議論というか体験談だよね。双眼鏡の耐久性に関する情報は非常に少ない。 色々なケースがあるから参考になる。 434 名前:名無しSUN:2009/12/28(月) 19 29 23 ID xOHOlp4T 430 逆に言えば、車のガラスにフィルム張ってあるか無いか、青空なのか 車庫なのか、を書けば有用な情報になるということだな。 よし、わかった。 1)フジノン10x70FMT-SX。車のガラスにフィルム無し。青空。 後部座席にケース無しで置いて、ダウンジャケットをかぶせていただけ。…無問題 2)フジノン10x70FMT-SX。車のガラスにフィルムあり。青空。 後部座席にケース無しで置いて、羽毛シュラフをかぶせていただけ。…無問題 607 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 13 17 09 ID iSyuN9Z2 レンズについた指紋取るためにHCLクリーナーとフジのレンズクリーナーペーパー買ってきた ムラになっちゃったけどどうしたら新品みたいにシミひとつなくふけるんでしょうか? 609 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 14 06 50 ID 8zhbg/g0 まずは、自分の手をせっけんで良く洗う。 610 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 14 27 50 ID iSyuN9Z2 ペーパーの端っこにHCL付けてペーパーの真中辺り持って紙のテンションだけでレンズをなでたんだけど 紙の裏から指を当ててレンズに力をある程度かけても良いものなのでしょうか さすがにゴシゴシする気はありませんが 611 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 15 47 04 ID Z4DE598x 俺方式 1.固形の付着物をブロアブラシで吹き飛ばしまたはふき取る。 2.クリーニングペーパー(フジ、コダック等)をピンセットで小さく小さく折りたたむ(例:5mm×5mm×2mmぐらい)。 3.2のペーパーをピンセットでつまみ、先端にクリーニング液を適量(拭いても液滴として残らない程度)つけてレンズをぬぐう。 4.別の(液のついてない)2のペーパーをピンセットでつまみ、レンズに息を吹きかけながらそのくもりがムラなく消えるまでぬぐう。 5.34でペーパー使用面が汚れたら他の折り面を使う。指紋など油脂分が多いときは34を繰り返し。 34ではピンセットでレンズをこすらないよう注意。 ポイントはペーパー自体の剛性で拭けるぐらい折りたたむことかな。俺はペーパーを半分に切って使ってる。 「息はカビのもと」と嫌う人もいるようだが、俺はこの方法で拭いた面がカビたことはない。 まあ参考程度に。 614 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 18 54 41 ID 77NKhKYe レンズペンは? 615 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 19 20 07 ID QTETZLYP 俺はブロアのあと脱脂綿に無水アルコールで拭いてる。ピンセットは使わないな。 全面は拭かずに気になるとこだけ。円を描くと傷がつきやすいよね。 616 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 20 07 21 ID PttNffFO 614 外出時にお手軽に処置するのには便利 618 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 20 17 48 ID 4sNGY3V9 ブロアで吹いた後、シルボン紙をピンセットに巻きつけ、EEクリーナーで拭いている。 ピンセットに巻くときは、5mm位余るようにしないと危険。 拭く力は、キュッキュいうくらい力を入れる。 チェックは息を吹きかけて、一様に曇ればOK。 もしヤケなどがあったら、ファンデーションを使うと良くなることがある。 619 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 20 28 07 ID QTETZLYP 対物レンズをLEDライトで照らしてみろよ。細かい傷が入ってるかも知れんぞ。 621 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 21 00 35 ID RO+WZri5 息吹きかけたら唾液の微粒子が付着してカビの温床になると思わんの? 622 名前:611:2010/02/06(土) 21 06 39 ID Z4DE598x 思わん。俺は20年以上やってるが、外面クリーニングしてカビたことなど一度もない。 626 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 21 47 06 ID QTETZLYP 拭く前にやわらかい筆でホコリや砂、払ってる? ブロアだけじゃ飛ばないのあるでしょ。 627 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 22 07 53 ID iSyuN9Z2 611-626 皆さんご教示いただきありがとうございます 紙は折りたたんでやれば良さそうですね ムラが消えるまで頑張ってみます 628 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 23 29 11 ID h+9gMLoq >ムラが消えるま 神経質な人ほどレンズを拭き傷だらけにしてしまうという話が昔、某社の カタログに書いてあった。 少々の拭きムラは見え味には影響はないので、ほどほどで良いのでは。 629 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 23 40 53 ID SGs6KHsJ 無水アルコールを使ってるけど、 個人的な感覚として、冬はムラになりやすい。 気温が高くて拭いてくそばから蒸発して乾いていくようだとムラにならない。 温度によってエーテルとアルコールを混ぜて揮発性を調整すると 良いらしい。 けど、 628さんの言う通り、気にしすぎないのが一番だよね。 630 名前:名無しSUN:2010/02/06(土) 23 45 49 ID Z4DE598x メーカーの仕上げって熟練工(熟練おばちゃん?)の世界、と聞いた気がするな。 636 名前:名無しSUN:2010/02/07(日) 08 48 31 ID 71VPwlZx レンズ拭きの件、ニコン鶴田匡夫先生の『第7・光の鉛筆』に『レンズの手拭き』の項目がある。 そこには、吉田正太郎先生の方法とともに、アメリカ軍の方法やニコンでの状況などが記述されていて興味深い 特にニコンでは、エタノールとエーテルを混ぜて使う流儀と、エタノールだけの流儀があって、エタノールだけの方が良かったという意見も記されている 拭いた後に垂直にしたレンズ面に付いた埃をルーペで覗くと、エタノールだけだと、す~っと動いていくが、エーテルを混ぜた方は引っかかるとのこと。 興味ある方は、是非ご一読を。 ついでだけど、618さんの『キュッキュいうくらい』というのも似たようなことが書いてあります。 639 名前:名無しSUN:2010/02/07(日) 12 46 10 ID WFq1Emy5 607= 610 そのやり方じゃ、一回で指紋が消えると思わないこと。 ペーパーをどんどん捨てて何枚も使う事。 (基本、一拭きで一枚捨てる) 俺は、 1)自分の手をせっけんで良く洗う。 2)ブロワーでホコリは飛ばしておく。 3)4つ折りにしたスコッティ(普通の。カシミア200はダメ)に無水アルコールを染みこませる。 4)無水アルコールが染みている部分だけでクリーニング。 もちろん、一拭きで一枚捨てる。 力の入れ具合は、汚れ具合によって変える。 指紋ではなく、グリスなどの汚れの場合、石油系クリーナーを使う。 コーティングには悪い影響があるんだろうけど…。 641 名前:名無しSUN:2010/02/07(日) 14 38 21 ID HE9kadNV ニコンのレンズ拭きってなら、↓はオススメ。 ニコンクリーニングキットプロ http //shop.nikon-image.com/front/ProductPSP00052.do 642 名前:名無しSUN:2010/02/07(日) 14 41 21 ID 71VPwlZx 621 カビたレンズの清掃には、唾液が一番効くと云われています。 実際には、唾液を付け全面に延ばし、放置した後に水拭きと溶剤拭きで仕上げます。 唾液の酵素がカビに作用するらしいです。 なおヤケにはファンデーションを同様の方法で使うと効果的です。 どうにもならないむらには、鼻の脂も試す価値ありです。 649 名前:642:2010/02/07(日) 19 56 34 ID 71VPwlZx 「鼻の脂」については、メーカーによっては「おでこの脂」になります。 私も入社当時は信じられませんでしたが、事実そうなんですよね。 現場を知ってる光学メーカーさんなら皆さんご存知かと。 レンズ拭きの話題になると「ファンデーション」が出てくることが多いのですが、これも元をただすと「鼻の脂」から。 (私の書く順番が逆でしたね。) 以前C社に、630さんの云う「熟練おばちゃん」の中でも、特に綺麗に拭く方がいたそうです。 C社での拭きかたは「エタノール+エーテル」が基本。でも場合によっては熟練の技で「鼻の脂」も使っていました。 そう、そのおばちゃんのお化粧=ファンデーションが綺麗に拭く秘訣だったのです。 さてそのファンデーションは?・・・C社ではファンデーションについて、いろい検討したそうです。 私が使っていたのはその結論となったものです。 でもメーカーは憶えてますが、具体的な型名は憶えていません。 以上、雑談でした。 651 名前:名無しSUN:2010/02/07(日) 20 59 14 ID v9h2pfNS わたしのところでもその道の達人(おじさん)に教わりましたよ>鼻の脂 脂で汚れをくるみ取るってのがその人の理屈のようでしたけどw 654 名前:名無しSUN:2010/02/07(日) 21 28 36 ID gOs+O6U0 レンズの汚れに応じて、鼻の脂、唾液を使うというのは職人達が昔から使っている手法。 ただし、文章にして書けば汚らしいせいか文献には出てこないし、裏技みたいなものだから 堂々と言う職人さんもいないだろう。 670 名前:名無しSUN:2010/02/09(火) 01 01 27 ID /r4djRWU おー、皆さんクリーニング談議盛り上がってますね 実は私もベテランカメラマンの方に、顔の脂が良いと聞いた事があります その方が言うには顔の脂と言うより、もっと綺麗になる究極のクリーニング法 が存在すると仰られるので、どんな方法なのか尋ねると、それは大便を使うとの 驚くべき答えでした。大便を綿棒に少量付着させ、それを汚れの強い部分に軽く トントンとタッチさせ、自然乾燥させた後にエタノールを染み込ませた綿棒で 綺麗に拭き取るというものでした。しかしいくらなんでもこれは汚過ぎるので 試したことはありません。 672 名前:名無しSUN:2010/02/09(火) 11 26 52 ID s/xScvLd 大便はともかく、ばらしたレンズのカビとりに唾付けて指でこするのはやるよ 唾液に含まれる消化酵素でカビの組織が分解され落ちやすくなる 438 :名無しSUN:2012/02/01(水) 22 49 31.50 ID TruHCdWy うわああああああああああああああああ接眼レンズ触ってしまったああああああああああああああああああ 446 :名無しSUN:2012/02/02(木) 01 19 12.15 ID vEb//kWd 483 接眼なら、ブロアー+レンズペンmini。双眼鏡の接眼クリーニングには最強。 対物ならしっかりブロアーでホコリ飛ばしてから、ちゃんと無水で拭いてやって。 448 :名無しSUN:2012/02/02(木) 01 51 42.57 ID SOsAQwh/ 446 レンズペンは対物レンズ用だお! 取り説に書いてあったはずだが目に近づける接眼レンズや眼鏡は不可 カーボンの微粒子が目に良くないんだとか レンズペンはスペアヘッドのみも売ってるので 一番使用頻度が高そうなのを購入したらサイズ違いはヘッドのみ買うのも手だお! http //www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/catalog/detail.jsp?JAN_CODE=4977187330243 http //www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/catalog/detail.jsp?JAN_CODE=4977187330076 レンズクリーナーといえばこれが気になる アルコールフリーでプラスティックレンズおk 試してみたいけど取り扱い店が少ないのがネックだなぁ http //dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110907_475526.html 449 :名無しSUN:2012/02/02(木) 02 02 21.18 ID vEb//kWd 448 だからレンズペンminiとブロアーだって書いているのに 接眼の小径レンズを上手く拭くのは難しいので レンズペンmini最強だってば レンズペンのカーボン粒子の弊害は知らないけど ブロアーで飛ばして残るものなら、その後の落下による眼球への付着も極微量だと思うけどな レンズペンのminiと標準は基部の軸径が違うので互換性はないですよ もしかすると分かっているのかとは(へッドだけで使うと言う意味で)思うけど念のため 451 :名無しSUN:2012/02/02(木) 02 39 27.23 ID SOsAQwh/ ぉぃぉぃ。。。 普通「ブロアー+レンズペンmini」って書けば ブロアーで埃飛ばしてレンズペンで拭き取りって思わん? どこにレンズペンを使った後ブロアー吹けと書いてある? それに<ご注意>に記載されてる事項を無視する用法なんだから 人に薦めるならその旨書いて然るべきだよ >軸径が違うので互換性はないですよ ああこれは失礼 知らん人が見れば確かに互換性があると勘違いするかもしれんね レンズペンはハケとセットで使う物だから1つはちゃんと買った方が良い でも使用頻度が低いサイズはスペアヘッドのみ買って ヘッド単体を手に持って使うようにすれば安上がりと言いたかったんよ オイラはスタンダードを1つ買って他のサイズはヘッドのみ買いそろえたお! 452 :名無しSUN:2012/02/02(木) 02 54 54.70 ID /QgpUVsR 皆さんありがとうございますm(_ _)m 触ってしまった接眼レンズは無水アルコールをフジのクリーニングペーパーに付けてなでるようにして指紋をふき取りました 以前使ったことがあるフジのアンモニア系のクリーナー液よりムラが残りにくくてよかったです レンズペンは使ったことがないのですが今度カメラ屋さんに行って見てきたいと思います ちなみにその双眼鏡は勝間の8×40IFです 東の窓から火星を見ましたがもちろん円盤状にもましてや極冠など見えるわけもなくただ赤い色を楽しんでいました 遠くに見える池袋のビル群や東側のビルの間にスカイツリーが良く見えました この機種は6×30とともに抜けの良いクリアな見え味でとても気に入っています ステマとか2chで流行っているようですが勝間みたいな小さな会社で人を割いてそれをやる余裕はないと思いますよ いまは電話にも出られないくらい忙しいみたいですしステマ業者に金を出すような会社とは思えないし 同じ板橋区民として板橋の光学メーカーを応援したいと思っています 453 :名無しSUN:2012/02/02(木) 02 59 36.79 ID 6IuZ/wAz ケンコーの緑色のレンズクリーナー液最強 拭きムラが少なくて初心者も安心 276 :名無しSUN:2011/12/11(日) 00 08 01.64 ID nsIUqcI9 ずいぶん昔に貰ったフジノンの7×50のFMT双眼鏡の接眼レンズに ポツポツと非常に細かいシミが幾つか付いてるのですが、これって放っておくとまずいですか? ってまぁ既に4年くらい前から放置してるんですけど… レンズふき取るってのがなんか怖いんです ネットでメンテナンス方法調べてみると、とにかくあまりレンズには触れない方がいいって書いてあるし… 279 :名無しSUN:2011/12/11(日) 00 50 37.76 ID 9K9z+50Q 277 硝材やコーティングによっても違いませんか 280 :名無しSUN:2011/12/11(日) 00 52 40.18 ID GwK953oY 276 カビじゃないの? ティッシュとか布で拭いたからってレンズに傷なんてできないよ 281 :名無しSUN:2011/12/11(日) 00 55 35.15 ID 35l27pM9 280 ティッシュや布だけなら傷はつかなくても、 小さなホコリや砂が表面についているのに気づかずに 乾拭きすると傷がつく。 ブロアーでホコリや砂を飛ばし、 アルコール (なければ水) で濡らした布で拭くのが良い。 282 :名無しSUN:2011/12/11(日) 02 04 57.65 ID GwK953oY ゴシゴシしなきゃ大丈夫だってば 一応仕事でカメラ扱ってるけど、100年前の柔らかい硝材とかでもない限り神経質になる必要ないよ 284 :名無しSUN:2011/12/11(日) 11 22 18.61 ID HarQ2LLy カメラ用のクリーニング液と脱脂綿で優しく拭いてるけどやらない方がいいのかな… 285 :名無しSUN:2011/12/11(日) 11 36 10.40 ID IO6ryUcQ 非常時でもなければ、あえて荒い方法を使う必要もないわな 288 :名無しSUN:2011/12/11(日) 22 39 54.24 ID nsIUqcI9 280 カビなら広がらないですかね? もう数年間状態に変化なしです 281 282 ありがとうございます。 やってみます さっと軽く拭いてみて取れなきゃ引き続き放置するかメンテ出してみます 289 :名無しSUN:2011/12/11(日) 23 48 52.13 ID GwK953oY 283 すまん、一応カメラマンで飯食ってるんだわ 自分では勿論、ブロワ、クリーニング液、ペーパー、ノンシリコンクロス使うけど、 一般人がいきなりそんな道具持ってないだろ? 息吹きかけてティッシュでそっと拭くだけだってレンズにもコーティングにも傷なんてつかないって教えてあげただけだよ 291 :名無しSUN:2011/12/12(月) 11 38 31.19 ID A33WjhTV 289 ティッシュで拭くと、スコッティ(普通の)以外は傷が付くぞ。 特にスコッティカシミアは、部分的に硬いらしくて、思いっきりコーティングに傷が付く。 良い双眼鏡を持っているなら、クリーニングキットくらい買ってもいいじゃん。 普通のスコッティとエタノールなら、ホームセンターで売っているし。 294 :名無しSUN:2011/12/12(月) 14 15 20.35 ID nRHf465x 289 おまえ息吹きかけてなんて書いてないだろ。 乾拭きと濡拭きは雲泥の差がある。 それから、双眼鏡とカメラを一緒にするのはどうかと思う。 特に高級な双眼鏡ほど弱い場合がある。 プロでも知らんの? あとパルプ100%かどうかなんてことより「乾拭きしない」事が大切。 295 :名無しSUN:2011/12/12(月) 14 17 10.94 ID nRHf465x 289 あと、レンズにシリコンクロスって、何の冗談だ? それでプロなん? 296 :289:2011/12/12(月) 14 41 41.23 ID jR1Ol0So 295 煽るならちゃんと読んでよ ノンシリコンだってばw そんなケンカ腰の人と普通に話しできませんよーw ハーして拭くって新橋の居酒屋にいるようなオッサンでもやってることなのかと思ってたから、スマンね 297 :名無しSUN:2011/12/12(月) 15 32 47.00 ID NywSlXDw そもそも 276 さんのはカビじゃなくてただの脂シミなんじゃないの? 接眼側だけっていうのがなんか引っかかるんだけど 298 :名無しSUN:2011/12/12(月) 16 53 11.41 ID A33WjhTV 297 「ポツポツ」とのことだから、多分、唾か、炭酸飲料の飛沫か、波しぶき。 波しぶきなら、クリーニング液では落ちないので、まずは水で塩分を落としてから。 299 :名無しSUN:2011/12/12(月) 17 16 28.16 ID BwZzEblX 接眼レンズなら涙や油分がまつ毛で飛散したものが多いと思う。 自分は双眼鏡や望遠鏡のレンズ関係は、オリンパスEEクリーナーと レンズ用のティッシュでそーっと拭いてる。 まあ頻繁にやるもんでもないけど。 301 :名無しSUN:2011/12/12(月) 21 41 22.59 ID cluYTo5S 295 横からごめんよ。 レンズをシリコンクロスで拭いたらどうなるの? いや、自分でやるつもりはないんだけどさ、安い光学製品に安っぽいシリコンクロスがおまけについてるのがあるけど、あれをレンズにつかうとどうなるのかな?と思って。 あ、そういや大昔のNikonの双眼鏡にもついてたような気がする。ちがったかな? 302 :名無しSUN:2011/12/12(月) 22 51 38.20 ID GR5s7Y93 シリコンクロスは本体のお手入れ(艶出し)用 レンズ自体を拭くとシリコンオイルが付いちゃうので、 洗剤や溶剤での洗浄が必要になる おまけに付いているのは、ただの安っぽいクロスかも 303 :名無しSUN:2011/12/12(月) 23 31 31.76 ID YMN/Etvp アートスに付いてるクロスって大丈夫かな? 304 :名無しSUN:2011/12/13(火) 09 57 25.98 ID 9hla6Fk3 おまけに、そのシリコンオイルはコートを侵すんだ。 一見きれいになったので、そのまま放置すると、シリコンクロスで拭いた部分 (主にレンズの中心付近)だけが、コートが はげたように別の色に変質する。 303 だから、それはボディ用だと…。 328 :名無しSUN:2012/03/01(木) 19 44 11.73 ID W2cC5oze レンズペンの件で発売元のハクバに聞いてみたお! 要約するとレンズペンは炭素粉末を使用しているんだけど 炭素の影響で目が腫れたり発熱する恐れがあるから 接眼部には使わないでね!ってことだったお! どうやらWikipediaで炭素の項に書かれている 「眼に入ると粘膜を刺激するため、取扱の際には保護メガネ着用が望まれる」 ってことと同じことを指しているっぽい? まあ可能性がある以上メーカーとしては使うな!としか言えないわな 逆にいえばお掃除して炭素粉を除去出来れば無問題な訳で 眼鏡を使用している人とか裸眼でもアイレリーフが長い双眼鏡なら 念入りにブロアー拭くだけでも良さそう気もするけど メーカー禁止事項を破ることになるので自己判断と自己責任でよろ~ 340 :名無しSUN:2012/03/01(木) 22 12 24.97 ID W2cC5oze 335 コンパウンドという書き方がされることがあるので誤解する人が多いんだけど 炭素粉を使っているのは炭素分子が油や汚れを大量に吸収する能力があるからで 汚れを削り取ってる訳じゃないんよ 元々は確かアメリカだかカナダの製品で日本の代理店がハクバ Googleで調べると日本でも10年以上前から売っているらしいから 本国じゃもっと古くからある製品な訳でそれなりに実績のあるもんなんよ コーティングが削れるような不良品ならアメリカじゃあ訴訟問題になっちゃうよ 344 :名無しSUN:2012/03/01(木) 23 55 28.12 ID W2cC5oze レンズペンについてもうちょっと調べてみたけど 本家のサイトを見たら静電気軽減効果もあるって書いてあった あとレンズには微細な凹凸があるから多少カーボンが残るのは仕方ないみたい やっぱアイレリーフが短い場合はちょっとリスク高いかも 米尼のレビューに☆1個が結構あったので見てみたんだけど どうやらニセモノを掴んじゃった人がいるみたいだね マケプレの怪しい業者とかに引っ掛かったのかな? 本家のサイトにも本物の見分け方みたいのが書かれていたから 海の向こうじゃニセモノが流通しているのは確かみたいだお!
https://w.atwiki.jp/ddffneta-collect/pages/365.html
701 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 01 13 17 ID sZ7C/q4P0 ─宴の後─ 先生「むう…皆酔い潰れたり騒ぎ疲れて寝てしまったか」 先生「むー!飾りが!兜に絡んで…!!(取り取り)」 先生「む、短冊か…どうせ吊り下げられてたのだ見ても構わんだろう」 家族が幸せに暮らせますように 大人になったら180cm以上に背が伸びますように 本当の意味で強くなれますように さっさと星に還れ のばらが咲く世界を作れますように…後今年こそ(続きは消されている) 世界征服 (…白紙だ) 光が我らと共にあるように 彼が私の誘惑に身を任せますように 新しい人形が欲しい 彼らが光と希望と共にありますように 親父を越える! 意地を張れるだけの誇りをもてるよう 兄貴がまともになりますように…つーか服ちゃんと着てくれますように 彼女が思いに応えてくれますように それぞれが在るべき場所に還るのはもう少し先にして欲しい リノアに会いたい、あとモルボルが食べたい アイツの泣き虫が治りますように(何度か消した跡がある、エー とし 成 しま…これ以上は読み取れない) あいつの願いが叶わんようにしろ 私を楽しませてくれる相手が現れるようになさい 家族友人と仲良く暮らせますように 僕の美しさに全てが平伏しますように(これも一度消されている… の存 理由 見つか に…後は読み取れない) 次の旅先で新しい出会いがありますように 先生「…叶う叶わないを考える事こそ無為ではあるな、七夕も過ぎた…全て次元の狭間に消し去ろう」 702 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 01 37 10 ID PS5Zq6b3O クジャ…お前…ブワッ 703 名前がない@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 01 55 03 ID DJ0jgZVpO 701 クジャと親父に全俺と全ディシディアが泣いた っていうかあいつの願い叶わなく云々とは誰だ 何人か分からないが、とりあえずクジャと親父とのばらに全俺が泣いた 704 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 01 56 33 ID XuXTchBTP 絶望を送りたがる人じゃないかな 705 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 02 15 35 ID 4TYFi5gJ0 次の旅先で新しい出会いがありますように フラグクラッシャーのくせにそんな願いをかけたのか? 706 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 02 34 46 ID UONg3y78O すまん無粋かもしれんが… 親父の消した文章がわからん 707 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 02 40 34 ID XOLcMetk0 エースとして成功しますように・・・・かな? 708 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 02 41 59 ID UONg3y78O 707 あぁ! 親父いいぃぃぃ!!! 709 名前がない@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 02 43 00 ID DJ0jgZVpO エースとして成長しますように、じゃないか? 710 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 02 54 06 ID sZ7C/q4P0 705 出会いにも色々あるのさ! 誰が誰だか分からんのは…消去法で頑張ってくれ 2つ3つ分かり辛いだろうなとは思ったがそのまま行っちまった! 711 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 03 30 45 ID eQWRyCoGO コスモスカオスも入ってるよな? 4組がわからん 家族が~てやつかな? 712 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 06 43 10 ID otSR6RcuO セシル→家族が~ ゴルベーザ→彼らが~ ではないのですとも? 713 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 07 00 40 ID CUs0lJF40 家族が幸せに~⇒ゴルちゃん 彼らが光と希望~⇒コスモス 家族友人と仲良く~⇒セッシー だと予想 714 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 07 28 45 ID otSR6RcuO 713 あ、そっちか。 ありがとうですとも! 715 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 07 41 24 ID syPb1Kxt0 一応全員わかった。しかし雲と先生は願い事ないのか。 701 めっちゃ達筆な字で「世界征服」と書かれてる短冊が見える S「星に還れか…ならあの北極星あたりに」 C「 ふ ざ け て る の か 貴 様 」 716 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 07 41 28 ID TiBt5TGLO クジャはなにを書きたかったんだ? 717 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 07 47 25 ID oqdGV2U10 僕の存在理由が見付かりますように だと思う 718 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 09 46 42 ID 1sI0OEnW0 白紙は誰だろう 719 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 09 57 04 ID w4xGpNba0 エクスデスかなと思った。すべてを無に返そう的な意味で 720 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 10 07 09 ID 0N6oXb720 718 先生本人のかと思ったんだけど違うんだろうか? 721 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 10 31 46 ID eQWRyCoGO 白紙は雲様だと思われ 消去法だとまさかのカオス→コスモス? ガーランドに当てはまるのがないんだよなあ 願い事は「それぞれが在るべき場所に~」が余ったけど、 これはなんか違う気がする 722 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 10 44 09 ID 4TYFi5gJ0 ガーランドは「彼女が思いに応えてくれますように」じゃないのか 723 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 12 11 22 ID Zbug76hE0 721 「それぞれが在るべき場所に~」はカオスだと思う。 724 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 12 43 10 ID UpRn0rBz0 計23枚だから先生を除く全員って事じゃないかな 「それぞれ~」は俺もカオスだと思う カオスのディシディアでの設定を考えるとシンミリするな 不正解だったら大恥だwその時は笑ってやってくれ 725 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 14 17 43 ID Y3M/V7EQ0 先生と雲様にあえて願い事書かせるとしたら 暗室が欲しいとか森林伐採ダメ、絶対とかだなw きっと一部の連中は一緒に書いてたり 隠しながら書いてる所覗かれて慌てて消したんだよ 713 722-724、その辺分かればもう他も分かるよな 答え一括書きしなくても平気だよな って事でそろそろ潜伏するぜー、他のネタもカモーン!!! 726 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 17 09 57 ID UpRn0rBz0 ほぼ間違ってないつもりだよ お疲れ様! 727 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 17 12 48 ID YSeNyvNuO WOL「最近ドキュンネームと言うものが流行しているらしいが、それはなんだ?」 バッツ「俺に訊くんですか!?・・・・・あ-、強いて言うなら、フルスイングで空振りした親から子への最初の贈り物・・・かな?」 WOL「・・・うむ、名前とは大切な物だ。自分自身そのものを示すからな」 バッツ「・・・・・」 WOL「・・・・」 バッツ「悩みがあるなら、旅にでようぜ(ポンッ)」 728 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 17 22 49 ID V4ycCAFPO モンクのルーネスがロックと似てる件 ティナ「玉葱君、ちょっとアナザーになってモンクの姿になって」 玉葱「うん、いいよ」 ティナ「やっぱり似てる」 玉葱「え?誰に?」 ティーダ「そういえばどっかの泥棒に似てるッス」 ティナ「ロックに似てるよ」 玉葱「え?うそ!?」 ロック「お、俺とそっくりな奴ハケーン」 ティナ「あ、ロック」 ロック「久しぶりだな、ティナ」玉葱「うわぁ、僕と超そっくり・・・(でも羨ましいな)」 ティーダ「似た者同士はいいッスね~」 729 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 17 30 37 ID syPb1Kxt0 ジタン「名前ねぇ…」 バッツ「そういや気になってたんだけどさ」 ジタン「何だよ」 バッツ「お前の姓名の『トライバル』ってどっから来てるんだ?」 ジタン「……」 バッツ「目を、そむけるなよ」 730 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 17 40 36 ID 1sI0OEnW0 729 ティーダ「わかったっす! 『虎威張る』っすね!」 ジェクト「すんませんうちのガキがほんとすんません」 731 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 17 42 15 ID tEUEGQkz0 ハーヴィ・ブランフォード・レオンハート・トライバルは育て親がつけたっぽいな 732 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 17 49 25 ID p1y6XCVHO セシルはバロン王つかオーディン絡みの何か理由があった気がする レオンハートはずっと自称だと思ってた。ライオン厨のシコールさんだけに ガーランドがジタン・トライバルって名付けた場合は兄貴がパンツ・トライバルになってしまうな 733 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 17 51 17 ID TiBt5TGLO ちょっパンツww 734 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 17 57 37 ID V4ycCAFPO >>731 あとクラウザーとストライフを忘れるな 735 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 18 01 20 ID otSR6RcuO 734 ん?バッツとクラウドはちゃんとした家族から継いだ名字だべ? セシルやティナやスコールやジタンは最初親の顔も知らない養い子だったって意味で。 736 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 18 01 33 ID HSeZKXQUO 374 そこは普通に親の姓だろ? 737 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 18 02 33 ID HSeZKXQUO ごめん、被ったうえに安価ミスった 738 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 18 03 45 ID 3WUgj+KfO 二人はちゃんと実の親いるから…… つーか、ティーダに名字が無いのは夢だからかな? 739 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 18 07 58 ID 3WUgj+KfO すまん、被った… あと、ハーヴィてのは北欧神話のオーディンの偽名の一つらしいよ 740 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 18 08 27 ID k4eH6teLO 732 レオンハートは自称で間違いないと思う。ラグナ・レウァールだし フリオに名字がないのはやはり孤児だからなんだろうな… 741 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 18 26 55 ID K00ouan80 母親の姓の可能性は? 742 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 18 28 39 ID OiEz2UbQ0 フリオ・ニールか 743 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 18 40 58 ID p1y6XCVHO FC作品にファミリーネームあるキャラいたっけ 後付けだけどリチャードぐらいか? 744 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 18 48 05 ID tEUEGQkz0 743 FF3では数人いる 745 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 19 10 04 ID uDIezEjIO 743 リチャードの名字は後付けじゃないぞ。 746 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 19 11 26 ID Hat6y55PO 743 リチャードはFC版でちゃんと名乗ってる 「お目にかかれて光栄です。私は竜騎士リチャード・ハイウインド」 747 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 19 22 58 ID 9LqV9kRx0 2以降常連のシドをリメイク初代のルフェイン人に 入れたのは後付けじゃけえのう(CV菅原文ちゃん) 748 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 19 29 17 ID p1y6XCVHO あれ、後付けじゃなかったっけ プレイしたの昔すぎて記憶が曖昧だったすまん 749 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 20 17 09 ID UpRn0rBz0 マリアやレオンの事を考えると、2のメンツは苗字が設定されてないみたいだな 10の世界は苗字が存在しないのかな?キマリもシーモアも種族名だし 750 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 22 22 38 ID syPb1Kxt0 ええい、苗字の話はいい! いかにしてオニオンナイトとティナがくっつくかで盛り上がれ!! とあそこで玉葱の子が騒いでましたよ 751 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 22 31 21 ID WFIx08qjO コスモス「これから買い物に行ってきますが、皆さん何か欲しいものはありますか?」 玉葱「あるある~。えっとねえ……軽く片付けちゃおっとっとうすしお味!」 ジタン「今日の獲物は…おま枝!豆スナック」 フリオ「見た目には、惑わさレンジでチンするフライドポテト」 セシル「月の導きに、闇と光をもたらさんまみりん干し」 ティナ「戦うしかないんだ米沢牛肩ロース薄切り1パック」 クラウド「悪く思うなぎの蒲焼き」 バッツ「快調快調整豆乳」 シャントット「もっとお勉強なさいなり寿司」 スコール「強くなりたきゃ、生きのコレクションカード付きポテトチップ3袋」 ティーダ「本気出せ。これ勝負の鉄即!席みそ汁」 WOL「私は光と共にアルファルファモヤシ。以上よろしくお願いします」 コスモス「わ、わかりました。カオスの方々は?」 ガーランド「所詮貴様は道化にす吟醸酒『輪廻』」 雲「こざかシーチキン」 ミシア「かわいそうな子持ちししゃも」 皇帝「全てを支配し洋梨のタルト」 クジャ「どちらが本物か、すぐにわかるかん饅頭」 ゴルベーザ「出直して濃い口醤油」 セフィロス「悲しむふりなど寄せ鍋の具」 ガブラス「見せてみろ。無の力とやラ王」 ケフカ「かわいそうな、ぼくちんすこう」 エクスデス「おかめェェーッ!納豆」 ジェクト「俺様西京!漬け」 カオス「永遠の夢に終焉を与え養~命酒ぅ」 コスモス「カオス。荷物持ちのあなたまで一緒になって何をしているんですか?ほら、さっさと行きますよ!」 カオス「(´・ω・`)」 752 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 22 47 21 ID LdmsRp980 ティナと雲様が妙にツボに入った 特にこざかシーチキンは卑怯すぎる 753 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 22 47 31 ID dlBjcXeeO 751 先生に吹いた俺は、笑いのツボがおかしいんだろうかwww 754 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 22 52 03 ID UpRn0rBz0 「かわいそうな子持ちししゃも」が特にツボ 単純ながら面白いね 755 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/08(水) 22 52 44 ID jPbt5LkIO 751 うまいなw 756 名前がない@ただの名無しのようだ(1/2) 2009/07/08(水) 23 06 36 ID DJ0jgZVpO ティナ「……ふぅ」 ??「くっくっくっ、迷える少女よ、どうした?」 ティナ「彼……スコールが皆とあんまり話してないの。 仲が悪い訳ではないのだけど……皆と違って、スコールの事全然知らないの。 ……もうちょっと、仲良く出来たら良いのに……」 ??「くっくっくっ。 では迷える少女よ、スコールとやらに絶…………絶頂の幸せを与えてやる方法を教えてやる」 ティナ「本当?」 ??「本当だ。 実は……ごにょごにょ」 ティナ「……本当なの?」 ??「私は嘘を吐かないぞ、くっくっくっ。 さっそくやってみろ」 ティナ「う、うん……。 あの、貴方は……?」 ??「私か? 私は……そう、『思い出にならない星に還らないからこその英雄』、略してイカだ」 ティナ「ありがとう、イカさん……!」 ジタン「スコール、カードやろうぜ!」 スコール「あぁ」 バッツ「六か……一、二、三、四……。 チョコボに乗ってたら飛空挺に激突、相手に治療費と修理費を支払う?」 玉葱「えっと僕は……。 身長と年齢が下がる……地味に嫌だなぁ」 セシル「バナナに滑ったら頭を打って入院……」 クラウド「子供が生まれる……二十一人目だ」 ティーダ「また金払わなきゃいけないッスか……」 ティナ「スコール!」 玉葱「ティナ! 何処に行ってたの?」 スコール「(……?)」 ティナ「スコール……おめでとう!」 スコール「何が……」 757 名前がない@ただの名無しのようだ(2/2) 2009/07/08(水) 23 22 52 ID DJ0jgZVpO ティーダ「どうしたッスか?」 ティナ「今日……誕生日なのでしょ?」 全員「!!?」 ティナ「しかも、三十一歳の……」 ティーダ「マジッスか! マジで誕生日ッスか!」 バッツ「スコール俺よりも年上だったのか……道理で」 玉葱「え、そんな……そんなわけないよ!」 セシル「スコールって一番年上だったの?」 ジタン「凄く納得いかないけど……誕生日プレゼント買おうか? ケーキは三十本蝋燭立てないとな」 セシル「WOLは……コスモスのところにか」 ティーダ「水くさいッス! 誕生日教えてくれたらちゃんと……」 スコール「いや、俺の誕生日は……」 ティナ「本当に驚いたの。 スコールの誕生日が今日だなんて、知らなかった……。 ごめんなさい」 スコール「(どういう事だ? 俺の誕生日は7月8日ではない。 ……一体、何が……。 まさか、いままで信じていた誕生日は嘘だった……!?)」 バッツ「おめでとうな、スコール」 スコール「あ、あぁ……」 玉葱「でもティナ、どうして分かったの? 今日がスコールの誕生日って……」 ティナ「親切な人が教えてくれたのよ。 今日、三十一の誕生日だって……」 ジタン「……ティナ。 親切な人って?」 ティナ「えっと、羽が生えて……上半身裸で……」 クラウド「……」 ティナ「イカ、って名乗ってたよ」 クラウド「…………スコール、気にするな」 スコール「……?」 クラウド「イカが犯人だ」 スコール「……そうか。 少し出掛けてくる」 クラウド「俺も」 玉葱「あ、僕も」 ティナ「??」 セフィロス「くっくっくっ。 まさか本当に信じるとはな」 ジェクト「あー、やっぱり7月8日は誕生日じゃねぇんだな」 ケフカ「今日はぁ、一番嫌いなタイプの誕生日なんですー」 ミシア「(……ケフカとティナの世界の将軍ですか……。 レオしか合っていない……)」 ピンポーン、ピンポーン 雲「む? 誰かが来たようじゃ」 セフィロス「くっくっくっ、出てやる」 758 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 00 03 18 ID xl4M6KTRO スコールのレオンハートは母親の姓だと思う。 8のEDで、母親のお墓に書いてあった気が…。 759 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 00 25 49 ID KMebbKTu0 -WoLさんにもお休みを- ワッカ(店番)「例のブツ、出来てるぜ」 WoL「すまない」 ワッカ(店番)「それにしても、おカタそうなあんたがこんなの頼むとはなぁ」 WoL「私もたまには…サボってみたいのだ。無責任だとは思うが、一日だけでも責務から解放されたい」 ワッカ(店番)「ま、たまにはいいんじゃねぇの? 毎度あり」 フリオ「まだまだ先は長そうだな」 ジタン「敵も多いからなぁ。あーあ、いっそサボりたいぜ」 セシル「ダメだよジタン。ほら、WoLは文句言わずに先に進んでる」 ???「ワタシハヒカリトトモニアル」 ジタン「へいへい」 フリオ「しかしWoLも働き者だな」 クラウド「あいつがリーダーだからな……。迷うことなく進めるのも、あいつのおかげだ」 ???「ワタシハヒカリトトモニアル」 ティナ「頼りになるよね」 オニオン「く、悔しいけど、確かに」 ???「ワタシハヒカリトトモニアル」 バッツ「……なあ、何かWoL、いつもと違わなくないか?」 スコール(どう見ても違うだろ!) バッツ「……そうか、声が甲高い! 風邪引いてるんだな!」 プチWoL「ワタシハヒカリトトモニアル!」 ハ ハ ( (.∧) ) ハ~ヽ|ノ) ヽノテミ゚ -゚ノミ ハ,∧、ハ とヨ;出;ヲつ ハ~ヽ|ノ) | /L=」ヽ ノテミ゚ -゚ノ、 ヒカリハワレラトトモニアル L し .ソ」 ゚し-J゚ 熱暴走中にてこんなものまで出来た……; 760 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 00 38 44 ID lrBoH/360 758 RAINE Loire=レイン・レウァール 結婚前の姓は不明 761 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 00 40 47 ID PvuDyO+10 759 ルー姉さんの武器的な解釈でいいんだろうか だとしたらティナに狙わry 762 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 02 36 38 ID 2q1vvJRLO レオ将軍は顔グラでショックを与える偉大なキャラ 763 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 05 46 26 ID eXBX2Cj+O ここまでショタ王レオの話しなし。 764 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 06 20 57 ID TMqZG6fWO とっくみ合いしてふたりでドボン! 765 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 09 59 26 ID cyQkhB4K0 レオンハルトが泣いています 766 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 11 54 07 ID X6EsltLrO 乗り遅れた。 751笑わせてもらいました。先生とEmperorとティナ坪った。 767 名前がない@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 20 14 06 ID ossAj1gPO ティーダ ジーッ バッツ「……ティーダどうしたんだ? 何か付いてるか?」 ティーダ「そういう訳じゃないッスけど…………。 バッツ、それどうやってるッスか?」 バッツ「何が?」 ティーダ「武器を自由自在に出す事ッス」 バッツ「それ皆やってるだろ」 ティーダ「違うッス! 戦闘になると武器持ってる、ってのはよくあること! いちいち言ってたらキリ無いッス! バッツは、戦闘の時でもパッと出して消してしてるじゃないッスか」 バッツ「あー……」 ジタン「そういや気になるよな。 なんかどっかの青い狸のポケットみたいなの持ってるのか?」 バッツ「実はそういう訳じゃないんだよなー」 ティーダ「何ッスか? 教えてほしいッス!」 バッツ「実はな……」 ティーダ「うんうん」 バッツ「まず、ストップの呪文を唱えて全体的な時間を止める」 ティーダ「ふむふむ」 バッツ「その隙に走って必要な武器持ってる奴から武器を拝借する」 ジタン「……それで?」 バッツ「元の場所に戻ってストップを解除、武器で攻撃、それからまたストップをして武器を返しに走る。 元の場所に戻ると、ストップを解除する。 これが真相」 ジタン「……。 最初、戦う前に出したり消したりしたのはまさか……」 バッツ「ストップして走って借りて走って解除して出してストップして走って戻して走って解除してるぞ」 ティーダ「ば、バッツすげぇッス! めちゃくちゃ格好良いッス!」 ジタン「どうりで俺の武器があったり無かったりするのか……!」 バッツ「でもストップかけるのでさ、MP無くなるの早いんだよな。 ま、その為にコスモスに頼んでMP映らない様にして無限っぽくしたんだが」 ジタン「……バッツ」 バッツ「?」 ジタン「その無限っぽくしたせいであの人の暴走が止まらないんだけどそこんところは?」 バッツ「あー」 シャントット「ぶちギレましたわー!! 破壊の衝動ですわー!」 皇帝「ウボァー」 768 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 21 14 24 ID uCK9p2JbO 767 バッツはものまねしではなく時魔道士だったのか! アレはてっきり投影魔術だと思っていたよ…! 769 名前がない@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 21 22 22 ID ossAj1gPO 768 ティーダ「バッツは将来シーモアになるって事ッスか?」 770 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 23 24 18 ID wAHgDN/nO 767 クイックじゃダメなのか?www 771 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/09(木) 23 53 37 ID OQO27YF20 暑くなってきましたが冷やし中華にはやっぱりマヨネーズ なんだろうか、コスモス勢。 772 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 06 20 26 ID SQYuSXzeO からしも忘れるな 冷し中華はカレーみたいに好みがわかれるからきをつけろー 773 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 07 51 10 ID KnCRosIw0 WoL「食生活の違いだけはどうしようもない。これで喧嘩が起きたり感心が起こるのもな」 フリオ「でも基本はほとんど同じだよな。それほど貧富の差はないし」 スコール(この間蛇捕まえて食ってた奴の言う台詞か?) フリオ「モルボルよりはマシ」 スコール(OTL) セシル「王様になっても、料理だけはほとんど変えさせてないなぁ。自炊してた頃が懐かしくなって、軽食作る時もあるけどね」 ティーダ「オレが料理得意ッつー設定、公式のままっスかねぇ」 クラウド「公式で料理ダメ、食べ物もロクに知らないという設定にされた俺のこと、忘れないでください」 ティナ「それから、食費の事も考えるよね。子供達にはいい食事をさせたいけど……」 ジタン「残った物を浮かす、なんてアイディア料理、そうそう滅多にでねーよなぁ」 オニオン「……で、誰がこの馬鹿介抱するの?」 バッツ「調味料ありったけ、って、やっぱ爆弾なのねガク」 774 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 09 13 44 ID 7f/Tnwo+P 771 マヨネーズ・・? 775 名前がない@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 09 21 04 ID QQBTozmhO 774 冷やし中華にマヨネーズかけるってことだろ 嫌な奴も居るだろうが自分は好きだ 776 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 12 35 51 ID aaDsw4zTO セシル「…僕は許さない…!…冷麺にスイカを入れるなんて…!」 777 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 12 48 54 ID cjC0fYs4O ゴルベーザ「え……だめなんですとも?(´・ω・)」 778 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 14 05 34 ID ywVBV/3u0 クラウド「酢豚のパイナップルは許せない」 WOL「あれは肉を柔らかくする働きがあるのだ、存在を認めてやれ」 ティーダ「じゃあ、ドライカレーのレーズンは何のために入ってるッスか?」 WOL「……! (なんでだったか、思い出せん……っ)」 バッツ「おーいどうしたー?」 ジタン「答えてくれよー」 WOL「(そうだ、私は明確に答えないといけないのだ!)れ、レーズンを入れることにより 辛さが押さえられてまろやかになるのだ! これなら辛いものが苦手な子供でも食べられr」 玉葱「僕を子供扱いしないでよ! 確かにレーズンあった方が食べやすいけど!」 WOL「別にお前のことを言ったわけではない!」 ティナ「ああ、喧嘩になっちゃった……」 フリオニール「贅沢言わずに全部食えばいいのに」 スコール「……(モルボルにパイナップル合わせれば柔らかくなるだろうか……じゅるり)」 779 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 14 20 13 ID dogCwBJW0 悪食スコール乙! モルボルってホンオフェ(エイの刺身を発酵させたやつ@アンモニア臭い)みたいな味なんだろうか…w 780 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 14 26 18 ID hijBfN/b0 スコールさんがすっかりモルボルイーターに 781 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 15 17 06 ID zUfsHzi3O ドライカレーは、味や食感が均一だから、レーズンを入れてアクセントにしてるそうな。(カシューナッツも同じ理由で存在する事がある) 普通のカレーは、カレーソース部分、米、様々な具材、と味や食感に楽しみ方があるためレーズンはいらないとかなんちゃら。 つまりレーズンは福神漬のポジション かな? 782 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 15 34 22 ID 8HACXF9h0 スコール「(食欲魔人の鍋を使えばやつらにも「たべる」事の素晴らしさを伝えられるが… 九枚もコヨコヨのカードを変化させてしまうなんてもったいなさすぎる! あのカードはCC団の連中も出してこないんだぞ。くっ… コヨコヨの魔石をなんとか増殖して変化できないだろうか?)」 マジックポッド「エリクサーちょうだい!」 スコール「!?」 783 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 17 24 14 ID DZoqelK0O つきのこの山 つたけのこの里 784 DFF×テトリス(1/3) 2009/07/10(金) 17 25 13 ID ewwjh2qV0 「戦士たちはテトリスの世界に紛れ込んだようです」 ■フリオニール フリオニール「俺のここと貴女のここが上手い具合にハマる…… 結合……ドッキング……合体……相性ピッタリ……ゴクッ」 皇帝「ぶつぶつと五月蠅い虫ケラめ」 アルティミシア「形もやっかいですし、端っこに寄せておきましょう」 皇帝「把握した」 フリオニール「夢は散るのか……」 ■クラウド クラウド「ブロックを消す? そんなことには興味ないね」 ジェクト「ぐわぁっ! 変なところに積んじまったぜ!」 クジャ「無様だねぇ、珍しく順調に進んでいたというのに。 スピードも速くなってるし、どうするんだい、このまま諦めるのかい?」 クラウド「途中下車は出来ない……」 ジェクト「お前がいうなっ。どいつの所為でおかしくなったt」 クジャ「君だろう?」 ■オニオンナイト オニオンナイト「準備万端。行くよっ!」 ガーランド「うぬぅ、どこにハメてくれよう(ブロック回転ぐーるぐる)」 オニオンナイト「ふんっ。せいっ。よいしょっ」 ガーランド「むっ、見切ったわ! そこだぁっ!」 オニオンナイト「せーのっ! おっとっと……」 ガーランド「( ゚д゚)」 オニオンナイト「失敗しちゃった」 785 DFF×テトリス(2/3) 2009/07/10(金) 17 25 59 ID ewwjh2qV0 ■スコール スコール「狙ったスペースは逃さない」 ケフカ「厄介な奴は壁際がお似合いなのだー」 エクスデス「定石だな!」 スコール「(……壁とでも話しているか)」 壁「お断りします(AA略」 ■ティーダ ガーランド「ブロックの状態は悪くなる一方ではないか……。 だが何とかしてみせようっ。次のブロックよ、くるが良いっ!」 ティーダ「俺の出番っスね」 ガーランド「( ゚д゚)」 ティーダ「ちんたらやってないで速攻で終わらせるっス。 (EXバースト)レディー・ゴーッ!(中略)ゲームセット!」 ガーランド「( ゚д゚)」 ガーランド「(゚д゚)」 ガーランド「あ……有りの儘、今起こったことを話そうではないか。 『出てきたブロックを操作しようと思っていたら、 いつの間にかブロックが落下し終えてゲームオーバーになっていた』 な……何をいっているのか解らんと思うが、儂も何をされたのか解らなかった……。 頭がどうにかなりそうであった……。 落下スピードが速いとか勝手にブロックが動くとか、そんなチャチなものでは断じてない。 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったわ……」 ジェクト「俺の顔に免じて許してやってくれや。ていうかこっち見んなや」 ■セシル セシル「兄さん、ここは僕に任せて」 黒竜「セシルをこのスペースに」 ゴルベーザ「良いですとも!」 セシル「光の下に裁きをっ(四列消し)」 ゴルベーザ「セシルが……消えた……!?」 黒竜「(これはもう駄目かも判らんね)」 786 DFF×テトリス(3/3) 2009/07/10(金) 17 26 40 ID ewwjh2qV0 ■バッツ ガーランド「さっきはひどい目に遭ったわ。 しかしこの屈辱ははらしてみせよう! ゲームスタートじゃぁっ!」 バッツ「よーし、ドンとこい!」 ガーランド「( ゚д゚)」 ガーランド「……む、いかん。このままでは先程の二の舞。そこだぁっ」 バッツ「うん。なかなか良いところに置いたんじゃないか? どんどん行こうぜ!」 (中略) 暗闇の雲「ほぅ。今度はなかなか順調ではないか」 ガーランド「うむ。この調子で直線ブロックが出てくれば四列消しでボーナスポイントゲットよ。 だが、その触手を大人しくさせてはくれぬか。悪いが気が散るわ」 暗闇の雲「む。失礼」 ガーランド「次のブロックはどいつだぁっ!」 ジタン「お、俺か。いっちょやるかっ!」 ガーランド「むっ、直線ではなかったか。妙にくねくねしおって……そこだぁっ!」 暗闇の雲「(いちいち気合いを入れるのは疲れぬのか?)」 ジタン「よっと」 バッツ「ん? おっ、ジタンじゃないか。おーい、ジターン! (途中のブロックを破壊しながらフリーエアダッシュ)」 ガーランド「( ゚д゚)」 暗闇の雲「( ゚д゚)」 ガーランド「(゚д゚)」 ガーランド「(前略)『出てきたブロックを上手く積むことが出来たと思ったら、 最初に積んだブロックが勝手に移動して新しいブロックと巫山戯合いを始めた』 (中略)フリーダムとかアクセサリライズだとか、そんな(後略)」 ■WoL WoL「最後はやはり私の出番のようだな。ここで決着を着けよう」 既に積まれているWoL以外のコスモスブロック 「うわっ。どうしてこのタイミングで直線ブロックなんか出てくるんだよ。お前の場所なんかねぇよ」 WoL「……」 こうして彼は、ストーリーモードではひとり旅をすることになりました。 787 DFF×テトリス 2009/07/10(金) 17 29 23 ID ewwjh2qV0 ※テトリスとはかつて世界中で大流行したゲームのひとつです。 『テトリス-Wikipedia』 ttp //ja.wikipedia.org/wiki/テトリス ※コスモス軍の戦士たちをブロックに見立て、彼らが登場するテトリスのゲームをカオス軍の面々がプレイしているという設定です。 ※お勧めするウェブ検索キーワード 「2ちゃんねる お断りします」 ttp //www.google.com/search?client=safari rls=en q=2ちゃんねる%20お断りします ie=UTF-8 oe=UTF-8 「2ちゃんねる ありのまま」 ttp //www.google.com/search?client=safari rls=en q=2ちゃんねる%20ありのまま ie=UTF-8 oe=UTF-8 「これはもう駄目かもわからんね」 ttp //www.google.com/search?client=safari rls=en q=これはもう駄目 788 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 18 18 01 ID ewwjh2qV0 参考(さんこう)になるウェブサイト(うぇぶさいと)のアドレス(あどれす)を示しましたが、 それらのリンク(りんく)が使(つか)えない状態(じょうたい)になってしまってごめんなさい。 下(した)に直(なお)したものを張(は)りなおしました。 ですが、2(に)ちゃんねるの文字数制限(もじすうせいげん)の為(ため)に、 検索エンジン(けんさくえんじん)のアドレス(あどれす)を記述(きじゅつ)することができませんでした。 ですので、大変申(たいへんもう)し訳(わけ)ないのですが、 みなさん自身(じしん)でキーワード(きいわあど)を入力(にゅうりょく)して検索(けんさく)していただければ幸(さいわい)いです。 肉体・精神・時間的(にくたい・せいしん・じかんてき)に余裕(よゆう)のない中(なか)、 お手数(てすう)をお掛(か)けし得(う)ることをご了承(りょうしょう)ください。 ※テトリス(てとりす)とはかつて世界中(せかいぢゅう)で大流行(だいりゅうこう)したゲーム(げえむ)のひとつです。ご存(ぞん)じでない方(かた)はこちらのサイトを見(み)てみましょう。 『テトリス-Wikipedia』 ttp //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B9 ※コスモス軍(こすもすぐん)の戦士(せんし)たちをブロック(ぶろっく)に見立(みた)てて、彼(かれ)らが登場(とうじょう)するテトリス(てとりす)のゲーム(げえむ)をカオス軍(かおすぐん)の面々(めんめん)がプレイ(ぷれい)している話(はなし)です。 ※お勧(すす)めするウェブ検索キーワード(うぇぶけんさくきーわーど) 「2ちゃんねる お断りします」「2ちゃんねる ありのまま」「これはもう駄目かもわからんね」 ※有名(ゆうめい)な検索エンジン(けんさくえんじん)として『Google(ぐうぐる)』が挙(あ)げられます。 ttp //www.google.co.jp/ 789 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 18 29 05 ID swg15unx0 >つきのこの山 バロン限定バニラホワイト&ビターブラック味ですね(ゴクリ) 790 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 19 06 02 ID KnCRosIw0 つちのこの山って読めちまったよ FFの世界にいるか知らんが 791 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 20 09 42 ID aaDsw4zTO 【ツチノコがあらわれた!】 Wol「ツチノコだと…」 ティナ「ヘビ…とは違うのね」 ジタン「ビール瓶みたいな体、ちょろりとしたしっぽ、まぶたがある…!間違いない、ツチノコだぜ!」 バッツ「よーぉし!いっちょ捕まえるか!」 玉葱「確か生け捕りなら岐阜県では100万円、岡山県では2千万円もらえるよ!」 ティーダ「マジっスか!?それなら絶対に捕まえるっス!」 フリオニール「あぁッ!縦に転がって逃げた…!なんて動きなんだ」 ジタン「諦めてたまるかっ!待てぇええ!」 クラウド「むやみに走り回った所で捕まえられるワケがない、罠を仕掛けるべきだ」 セシル「えっと、ツチノコの好物は味噌と…日本酒と…あとスルメだったっけ」 スコール「…(酔っ払いのオヤジの嗜好だな)」 バッツ「おう!ネズミ取り器に仕掛けとこうぜ!」 ティナ「明日が楽しみだね…捕まってるといいな…」 ティーダ「ツチノコだから…ネズミ取り器じゃなくて、ツチネ゙ズィノコ取り器っスね!」 クラウド「何語だ」 翌朝… びしびたんびたんびちびちびしびたびたんびちびちびち Wol「…ふむ」 フリオニール「…捕まるものだな」 セシル「…どうしよう」 ティナ「…可愛くないよぅ」 バッツ「…は、ははは」 玉葱「…見なかった事にしたい」 ジタン「…スコール、食べていいよアレ」 スコール「全力で遠慮する」 クラウド「…お約束、か」 ティーダ「オーヤージー!!何やってんだよ本当にもー!」 ジェクト「酒とスルメと味噌の香ばしい匂いに逆らえなくてなぁ…悪いんだがちょいと出してくれねぇか?」 ティーダ「…どうやって入ってるんだよ…」 セシル「…奈良県下北山村にツチノコ共和国があるからそこに行こうか」 元ネタ分かった方は友達になってくれ。 792 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 20 09 45 ID ouYNVjn1O 789 ガリ風味も 793 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 20 13 10 ID 8Cb8pYeGO 791 親父本当に何してるwww 794 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 20 18 38 ID cePUIfh10 795 名前がない@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 20 21 35 ID QQBTozmhO 791 あれ……なんでだろ、親父に凄く萌えてきた 796 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 20 37 53 ID ewgh1uY30 791 親父はネズミ捕りからレゴみたいにカクカクになって出てくるんですね分かります WoL「UMAか…世界はまだまだ謎に満ちている」 ティーダ「ツチノコ・雪男・カッパ…あとなんスかね、UMA代表って」 ティナ「私の世界、雪男がいて友達な上にカッパもいる…というかなれるんだけど」 ジタン「そもそも俺の世界だと種族多すぎてどうにもこうにもなぁ、みんな普通に生活してるし」 フリオ「何だかんだで皇帝が地獄から甦って化け物になっても、こいつは大変だ!で済ませたなそういえば」 玉葱「んー…モンスターが普通にいる世界だからねぇ、何が起きても居ても驚かないって言うか」 セシル「UMA 未確認動物(Unidentified Mysterious Animal)…召喚獣が該当はするけど普通に受け入れてるしね僕ら」 バッツ「俺の親父の友達、狼男だったしなぁ」 スコール「俺の世界ではライオンがUMAというか伝説の生き物扱いなんだが」 クラウド「ジェノバはある意味UMAだなそういえば…奴も今後未確認になればいいものを!」 セフィロス(アナザー)「ふぇ…くしっ……失礼」 ジェクト「んな格好してっからだよ、上着ろ上」 他カオス勢「(お前が言うな…!)」 797 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 20 48 42 ID cePUIfh10 WoL「そろそろ夏祭りの季節だな」 ティーダ「ああ。もうそんな季節っすかー……水着新調しなきゃな」 WoL「……先日コスモスから御達しがあり、可能ならば近々、コスモス・カオス両軍合同で夏祭りを開きたいとのことだった」 クラウド「合同……でなのか?」 セシル「兄さん……」 ジタン「……」 バッツ「(エクスデス=木=神輿)祭りなら任せろ。そういうのは得意だ」 ティーダ「良いっすね。やっぱお祭り騒ぎは大勢でやるのが一番っす」 WoL「というわけでだ。」 つttp //nagamochi.info/src/up21790.png 玉葱「何これ?」 WoL「我らはどうやらそれぞれの個性があり過ぎるらしい。コスモス曰く、各々がハッピをデザインしろとのことだ」 バッツ「お! 面白そうだな、それ。俺は勿論ch」 ティナ「f」 WoL「チョコボ柄は予想済みだ。ティナのモーグリ柄も然りだ」 ジタン「住民に散々ネタにされてるしな」 スコール「(~♪)」 WoL「実際の製作はコスモスと博士、カオス軍女性ふたり(?)で仕上げてくれるから安心しろとのことだ」 スコール「(~♪)」 WoL「以上だ」 スコール「(~♪)」 ジタン「それで、祭りはいつ開催するんだ?」 スコール「(~♪)」 WoL「そんなこと知らん。可能ならば、と逃げ道を作っておいたではないか」 スコール「ん」つデザイン画 WoL「早いな……(ファーにシルバーアクセサリーに革ベルト……だと……!?)」 798 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 20 51 48 ID cePUIfh10 797 興味あるときはパスワード「DFF(半角英数字)」で 「色々期待していますよ」「期待してるぞぉぶるぁ(ry」 以下何事もなかったかのように続く雑談 799 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 21 02 07 ID cePUIfh10 訂正 ttp //nagamochi.info/src/up21802.png 800 名前が無い@ただの名無しのようだ 2009/07/10(金) 21 18 33 ID N8FoFeLm0 ティナには浴衣着てもらいたいな。(身体細いし) んで玉葱と仲良く 線香花火。