約 517 件
https://w.atwiki.jp/sheep_coc/pages/19.html
シナリオ 著者 PC 時間 備考 ひつじのゆめ アンサンブル・フロム・ジ・アビス 初咲 田代由紀夫 2019年1月26日 喫茶セラエノ bubudog 田代由紀夫 音羽一真 レナ・マノバン 相川藍 最上チョコ 2019年2月2日 ぼくはなにもしらない~この事件の犯人はHO2~ まつげ屋 田代由紀夫 井ノ原琉雅 相川藍 最上チョコ 2020年11月21日 酒池肉林ファンタスマゴリア かなむら 田代由紀夫 出雲崎晴海 2021年11月27日 終末婚 相思相愛スウィートホーム かなむら 田代由紀夫 出雲崎晴海 2021年11月27日 終末婚 落花流水アンダーカレント かなむら 田代由紀夫 出雲崎晴海 2021年12月5日 終末婚 拍手喝采セレブレーション かなむら 田代由紀夫 出雲崎晴海 2021年12月5日 終末婚 SHOTGUN KIXXING MARRIAGE 結井ななきそ 田代由紀夫 出雲崎晴海 2022年12月4日 恐怖!超-BBA ものむ 田代由紀夫 出雲崎晴海 2023年11月26日 蛇眼の姫 新星 田代由紀夫 井ノ原琉雅 程安 構想中 猫の絵描きさん 茶犬 柴崎徹 柴崎妙 2019年2月12日 2015年2月 舷窓にて かなむら 柴崎徹 市原初 2021年2月15日 2016年2月 ジョン・スミスの葬式 かなむら 榊原すみれ 市原初 2021年9月25日 その秋、その緑、俺たちは女子高生 ヴォンボ 柴崎徹 市原初 2022年9月17日~18日 ニャルラトホテプとデートする ヴォンボ 柴崎旭 2023年1月14日 ねべでむ 新戸けいゆ 柴崎徹 2024年6月29日 彘 さとう鍋 柴崎旭 市原初 ほか未定(3人) 未翻訳 のみくらべNIGHT 都(みやこ) 柴崎徹 市原初 未翻訳 トブ老人 まにむ 犬神琉斗 小威廉 高野太牙 2019年5月4日 フェリーの怪 寺田幸弘 犬神琉斗 小威廉 リーチ・パピヨン 井上アチェロ 2020年2月1日 シラナイ老人 まにむ 犬神琉斗 小威廉 高野太牙 2020年7月25日 ひっくり返し鬼 かなむら 犬神琉斗 2023年2月12日 BLIZZARD MAN DAISUKE 犬神琉斗 梅田モーリス ほか未定(3人) 未翻訳 秘匿HO 魔法少女オレガ★マサカ ペンポポ 犬神瑛斗 高野太牙 ほか未定(2~5人) 未翻訳 1619 サトカ 林柚樹 2019年8月24日 渚のゾンビシャーク 霜月 林柚樹 水月唯 金田一久美子 2020年2月2日 有名無実の神話 かなむら 林柚樹 2020年11月1日 壁からエビフライが生えているんだが 童懐屋ぐりこ 林柚樹 矢崎潤 2021年7月4日 蟹蟹詐欺 堀 林柚樹 矢崎潤 2022年2月27日 たこさんウィンナー殺人事件 森 林柚樹 矢崎潤 2023年5月28日 深夜送迎 堀 林柚樹 2023年8月20日 Dパーキング 堀 林柚樹 2023年8月20日 人肉饅頭事件 ぐりこ 林柚樹 未翻訳 DRIVE YOU CRAZY! まかろ 林柚樹 未翻訳 3分間クトゥルフDeCaDe bubudog 芋男爵 日清三分太郎 2020年1月2日 探索者殲滅計画 bubudog 未定(日清三分太郎 1人) 未翻訳 イリガミ にこいち 松田瞬生 深津陽太 2020年5月16日 HOME かなむら 松田瞬生 山口伍 日暮莉々香 虚言璃或 2022年2月19日~20日 わたしのいちばん大切なひと かなむら 松田瞬生 2022年6月9日 魔法少女ずる剝け ヴォンボ 松田瞬生 山口伍 雷門一 雨月五月雨 2022年11月5日 WRECK させみ 松田瞬生 2024年5月24日 ティンダロスのイッヌ chanuzi-unchi 松田瞬生 来間知久 未翻訳 女王の卵 bubudog 昭秋歳歌 荒垣道良 那須冬斗 2020年6月21日 2020年7月 メアリー・スーの眠れない夜 かなむら 昭秋歳歌 潘月生 2021年6月12日~13日 盲亀浮木に値ふは其の国 文町 荒垣道良 2021年7月3日 きぐるみパレード みやく 那須冬斗 2022年6月18日 オリアブ島でカサブタウオを釣る かなむら 荒垣道良 楓山謹 井上アチェロ 未翻訳 功夫 Mambo 園児 潘月生 田蓮 未翻訳 遭難者C 文町 二階堂階二 梅田モーリス 2020年8月2日 タラフク・デイズ かなむら 二階堂階二 2021年7月7日 首の皮を一枚ください サワガニ 二階堂階二 2023年4月22日 燦然たる瀑布の怪 ペンポポ 二階堂階二 未翻訳 あつらえ かいぶつの森 まつげ屋 古賀鷲生 2020年8月9日 穴あるいは破滅 かなむら 古賀鷲生 2024年5月4日 まれびとこぞりて 文町 古賀鷲生 ほか未定(2~3人) 予定 Fearless ぱぱ☆vip 瀬煌良 織野那賀 東太刀見 2020年10月31日 失われた肉体を求めて 文町 瀬煌良 ほか未定(2人) 未翻訳 彼と最後の時間旅行 EMO 御景風太 2020年12月20日 砂の中の頭 かなむら 御景風太 2024年2月4日 KPC:月歌明生 空飛ぶ棺桶は死人と踊る 文町 御景風太 ほか未定(2~3人) 未翻訳 残り雪のスピカ むしかご 清野遼兵 2020年12月27日 冬海心中 砂糖 白 清野遼兵 2021年3月28日 巡る妖精 かなむら 清野遼兵 金田一久美子 2021年9月19日 焔い 堀 清野遼兵 2022年7月2日 公衆トイレ触手事変 空美兎 清野遼兵 2022年9月29日~30日 闇道に申します 堀 清野遼兵 2023年4月15日 これっぱかしの道行よ かなむら 清野遼兵 2023年4月15日 鈴かもしれない かなむら 清野遼兵 2023年10月14日 闇綴じ かなむら 清野遼兵 2023年11月25日 セックスしないと出られない町に一年間住んでる かなむら 清野遼兵 2024年4月6日 KPC:久世楮 迷停地下鉄 堀 清野遼兵 2024年5月17日 KPC:月夜見虎狛 赤い窓 内山靖二郎 清野遼兵 2024年6月2日 隙間 堀 清野遼兵 2024年7月12日 KPC:篠藤夕輝 さよならを言いにきた 園児 清野遼兵 ほか未定(2人) 未翻訳 さよならを言いにきた-優等生×不良- 針鼠 白龍堂黎登 2021年3月13日 KPC:白龍堂朝日 イヴの果て かなむら 白龍堂黎登 2021年4月14日 KPC:白龍堂朝日 AND/HAND kem 白龍堂黎登 2021年7月25日 KPC:白龍堂朝日 はろー、ふれんど 針鼠 白龍堂黎登 未翻訳 KPC:白龍堂朝日 メイド服を脱がさないで 新星 白龍堂黎登 構想中 KPC:白龍堂朝日 サザナミホテル かなむら 調査員 2021年3月15日 門より出でよ かなむら 調査員 2021年3月16日 知の戯曲 かなむら 調査員 2021年3月17日 森なる母へ かなむら 調査員 2021年3月18日 銀に導かれ かなむら 調査員 2021年3月19日 ぱせりカフェの長い日々 かなむら 調査員 2023年6月9日 しゃぼん玉ひとつ かなむら 五百雀木犀 2021年7月30日 さらば花嫁 ヴォンボ 五百雀木犀 2022年6月3日 豪華客船と怪盗団 ショタコンくらげ 鳩羽あすか 有馬比呂 植草理沙 小鳥遊いろは 2021年2月13日 おわす魔女 かなむら 鳩羽あすか 2022年5月1日 お母さんが昨日ショゴスになった かなむら 羽庭辰巳 2021年2月28日 電気処刑器 of the DEAD かなむら 羽庭辰巳 2023年7月23日 深夜0時のコインランドリー cosmos 阿多岡スギル 2021年8月15日 チッチャナイキモノ かなむら 阿多岡スギル 2022年6月16日 鵺の旅 かなむら 北川道 東福寺薰 2022年6月25日 玲瓏亭にて とてちけ 北川道 ほか未定(3~5人) 未翻訳 百年後は紺碧 かなむら 月海鐘樹 星屋芽衣 若山譜 2022年8月6日~7日 うたうオフィーリア かなむら 月海鐘樹 2024年3月9日 KPC:清水春雷 夢を見る子ら かなむら 佐津間研 浦海万浬 2022年9月10日~12日 ダゴン轢殺RTA もそ 浦海万浬 佐津間研 2023年2月14日 KPC:水川鳴春 触手水族館からの脱出 044 浦海万浬 2023年7月17日 海綴じ 結井ななきそ 浦海万浬 2024年9月1日 ななつからはひとのこ かなむら 両沢時太郎 2023年9月15日 NPC:両沢嶽 ななつまではかみのうち かなむら 両沢時太郎 2023年9月16日 NPC:両沢嶽 えにもかけない かなむら 両沢時太郎 2023年9月17~18日 NPC:両沢嶽 大奮闘!真夏のロンリースプラッシュ ヴォンボ 両沢時太郎 2024年7月19日 NPC:両沢嶽 ろくなもんじゃないぜ かなむら 与謝野安助 增井真帆 2023年8月12日~13日 ヌマ・ポンピリウスの饗宴 sngsn 与謝野安助 增井真帆 2024年3月24日 唸れ!暁コメディーショー OTMT 若葉利秋 春日部将康 2024年2月24日~25日 豪華客船の上で暴れまわるティラノサウルス てれしあ 傀神御月 千葉?? 月井猿城 誾野良人 未翻訳 トウチュウカソウ 宮沢よだか 鳴瀬絵空 ほか未定(2~3人) 未翻訳 トリックホリックエトランジュ 黒柄エチル 来宮綾実 八百衛 渚花音 烏兎沼寧夏 犬童刹那 未翻訳 KPC:宵奈良燈也 幸せな子犬の育て方 3分間クトゥルフDeCaDe bubudog 芋男爵 傍示時雨 2019年12月30日 灰色の犀 文町 市原初 2021年2月24日 お母さんが昨日ショゴスになった かなむら 不死原八起 2021年3月7日 有名無実の神話 かなむら 井ノ原琉雅 2021年4月16日 KPC:羊ヶ丘佐智子 腐乱腐乱 蜜蜂竣工 井ノ原琉雅 2022年3月17日 KPC:羊ヶ丘佐智子 外宇宙わたし かなむら 恋沢花火 2022年4月7日 仰望すれども銀 ヴォンボ 市原初 2022年11月26日 焔い 堀 平田平男 2023年6月11日 昭和文壇キメラ ヴォンボ 矢崎潤 2023年7月15日 山口伍がフクロウになるやつ(仮) 新星 山口伍 ほか未定 構想中 黒ウサギと紫スライム 遭難者C 文町 大室綾音 オルガー・ヤーコブレビッチ・ソコロフ 2022年1月16日 外宇宙わたし かなむら 八月一日鬱郎 2022年5月28日 おわす魔女 かなむら 星降小夜子 2022年5月29日 焔い 堀 万灯常明 2022年7月5日 昭和文壇キメラ ヴォンボ 八月一日鬱郎 2022年10月6日 仰望すれども銀 ヴォンボ 八月一日鬱郎 2022年10月7日 百年後は紺碧 かなむら 佐々木楓果 浅夏華怜 雪城瑞希 2022年10月22日~23日 灰色の犀 文町 風渡千凛 2023年3月11日 これっぱかしの道行よ かなむら 虚言璃或 2023年9月3日 おどる豆狸 かなむら 八月一日鬱郎 予定 ジョン・スミスの葬式 かなむら 浅夏華怜 誾野良人 ほか未定 予定 SHOTGUN KIXXING MARRIAGE 結井ななきそ 伏神弥多良 神守散華 未翻訳 ウミホタル ウミホタル 第一話「脱出」 bubudog 氷室獅子麿 レナ・マノバン 桜川双葉 檻野緋目 2020年12月5日 ウミホタル 第二話「闘争」 bubudog 火原明虎 敦賀楽也 墓下幸 雨月藤香 2021年1月17日 ウミホタル 第三話「遭難」 bubudog 水城理鶴 那須冬斗 桜川冬葉 雨月五月雨 2021年1月24日 ウミホタル 第四話「帰還」 bubudog 水城理鶴 那須冬斗 墓下幸 檻野緋目 2021年2月20日~21日 縁と浮世は神を待て 竜原 火原明虎 敦賀楽也 2021年11月20日 村ホラーRTA はくまい 火原明虎 敦賀楽也 2022年1月3日 桃幻郷にて錆を呑め ミカヅキ 火原明虎 敦賀楽也 2022年4月16日 心は焦土 ヴォンボ 火原明虎 敦賀楽也 2023年5月21日 オールドメン・アクト・ライク・エンジェルズ ヴォンボ 氷室獅子麿 伊後寄金代治 ほか未定 未翻訳 朝村画廊 ヴォンボ 水城理鶴 ほか未定 未翻訳 猫降り雨から 猫降り雨から かなむら 楓山謹 井上アチェロ コバン 2021年7月5日 トカゲ神の町 かなむら 楓山謹 井上アチェロ コバン 相川藍 2021年7月17日 人攫い赦すべからず かなむら 楓山謹 井上アチェロ コバン 雷門一 2021年7月28日 狩り猫たち かなむら 楓山謹 井上アチェロ コバン 田辺仁 2021年10月2日 終わらない結末 かなむら 楓山謹 井上アチェロ コバン 門奈染 2021年10月16日 どの冬に魔法少女は啼く きぐるみパレード みやく 牧野天一 2022年1月2日 おじいちゃんのまほう かなむら 牧野天一 2022年9月15~16日 舷窓にて かなむら 藤原賢司 黒華葬 2022年11月20日 礎町AM・PM3時 かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2022年12月24日~25日 鍋食べよう かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2023年1月21日 お祭りしよう かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2023年1月22日 浮世塔 かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2023年2月18日~19日 メデタメルヒェン かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2023年3月18日~19日 全てが完璧で幸福な世界 かなむら 比留間正義 秋丸柚菜 黒華葬 牧野天一 2023年3月20日 奇術師 遮光 牧野天一 2023年10月29日 風呂ホラーRTA はくまい 牧野天一 2024年4月27日 星月夜異聞 無間の鐘 新星 北川穂 2019年3月16日 2017年3月 瑪瑙色の友達 善井一 北川聖 2019年10月26日 2017年6月 深淵からのメール ヤマダ サン 北川巴 関ヶ原九連 山本久遠 2019年12月22日 2017年10月 燃えよ文化祭 霜雪 北川聖 関ヶ原九連 山本久琉美 恋崎羅武 2021年1月3日~4日 2017年11月 失楽園 だっと 北川巴 関ヶ原九連 2021年2月14日 2018年5月 もう嫌だ死にたいあるいはハワイで豪遊したい かなむら 北川穂 2022年9月22日 百花繚乱ゴルディリア倶楽部 結井ななきそ 北川巴 ほか未定 未翻訳 アマデウスの残響 香月悠 北川穂 山本久遠 東福寺薫 未翻訳 2018年8月? シティライツ 紅鳶ラノ 北川巴 関ヶ原九連 未翻訳 神薙ノ青 篠町トオリ 北川聖 未翻訳 KPC:木戸舞楽 ファントムペイン 新星 北川巴 関ヶ原九連 ほか未定 構想中 エリーゼのために 新星 北川聖 関ヶ原九連 ほか未定 構想中 2018年冬 マリオネット 朝宮かえる 梁木羽流 2019年6月15日 果てにて りえこ 梁木羽流 佐藤廣澤 2019年11月30日 箱庭の庭 かなむら 梁木羽流 2021年9月5日 乙女ゲームの狂信者ルートしかない世界に召喚されてしまった 春野りこ 梁木羽流 予定 幸せな夫婦 アキエ 渡月あずき 2019年7月21日 2018年6月 有形の悪夢 もかを 渡月ナユタ 2020年1月11日 2019年4月 鬼退治 もかを 渡月ナユタ 2020年3月8日 2019年5月 外宇宙わたし かなむら 渡月あずき 2022年3月5日 雪蛍灯 狸原ムジナ 渡月ナユタ 2023年5月14日 タンサクシャマンガカプロジェクト 辿条 渡月あずき ほか未定(3~4人) 未翻訳 羅刹一双 篠町トオリ 渡月ナユタ ほか未定(1~2人) 未翻訳 怪火討伐 篠町トオリ 渡月ナユタ ほか未定(1~2人) 未翻訳 然則快晴 篠町トオリ 渡月ナユタ ほか未定(1~2人) 未翻訳 千年を越えてもなお 新星 新谷恭丞 2019年10月3日 2016年7月 鬼ノ怪 葦原 新谷恭丞 2020年10月3日 2017年7月 紅狐 みそらこ 新谷恭丞 2021年10月3日 2017年10月 おどる豆狸 かなむら 新谷恭丞 2022年10月3日 2019年10月 雲を背に赤縄の契りを結ぶ 地雷屋さん 新谷恭丞 2023年11月4日 かごのとり 何時頃鳴くと といかける まつげ屋 茂木修哉 2020年8月30日 Perfect Servant 目ェ野くるまい 茂木修哉 ほか未定(2人) 未翻訳 きみはもりのなか かなむら 野原刹那 2022年1月8日 KPC:木戸海斗 がらんどうのうてな わたしだ 野原刹那 2022年4月30日 KPC:木戸海斗 不完全なる図書館 文町 野原刹那 2022年7月7日 ワンちゃんはここにいる。 ヴォンボ 野原刹那 2022年7月19日 KPC:木戸海斗 ヘリオスの揺籃 きなみーる 野原刹那 2023年6月18日 インサイドバニー のん本 野原刹那 2024年8月24日 KPC:木戸海斗 ヘクストラクト かなむら 野原刹那 未翻訳 KPC:木戸海斗 情涜とククルス ぽに大根 野原刹那 予定 発狂心中 かなむら 東福寺薰 白間了馬 2022年2月3日 わたあめ羊のシロップダンス ヴォンボ 白間了馬 2022年2月12日 鬼の棲む さんとなな 白間了馬 2022年5月4日 なんか心臓取られたし、来世に期待でもしようか 夜空 東福寺薰 白間了馬 未翻訳 そうだ、全部焼こう。 チャット 敷浪卓海 栗花落灯 2020年8月16日 手記の国 かなむら 敷浪卓海 2023年2月26日 叶えて!アリエル かなむら 水城旗士 2023年4月1日 ゆるるふがくしゅうちょう side N 星月四季彩 新星 北川汀 2019年8月18日 2015年秋(9月) あそぼうおじさん 辿条 北川汀 2019年9月29日 2016年春 とある夏の長い一日 ランブラー岡田 北川汀 2019年10月12日~13日 2016年夏 ポケットに入りきらないモンスター 譲 北川汀 2020年3月15日 2016年冬 銀河万有紀行 結井ななきそ 北川汀 2020年6月26日 2017年夏/L1 ノーパン日和~聖夜の奇跡~ 梗湖 北川汀 2020年12月12日 幕間 ヒアデスの王 hutatose 北川汀 2021年4月10日 2017年春/L2 サマータイム☆エタニティ! われら 北川汀 2021年10月7日 幕間 ジャック・オー・ランタンはちょっとあくびをした かなむら 北川汀 2021年10月31日 2017年秋/L2 祇園の鐘はまだ遠く 新星 北川汀 2022年5月21日 2017年春/L3 夏想 咲那 北川汀 2022年8月27日~28日 2017年夏/L3 ぼくの、わたしの、朝顔かんさつ日記 廃品回収車 北川汀 2023年9月21日 幕間 今宵、あなたと雛祭り 新星 北川汀 構想中 2018年春(3月) きみとぼくのステラ 2mのかも 北川汀 未翻訳 2018年~2019年 君の全てを曝け出す眼鏡 はねぽち 北川汀 未翻訳 幕間 にゃんにゃんGO! ピネリア 北川汀 未翻訳 幕間 エロトラップダンジョン!! 賽子楼ぱる 北川汀 未翻訳 幕間 ドタバタヒーローショー 新星 北川汀 構想中 幕間 なつのひみつきち 新星 北川汀 構想中 夏 貌島ミュージアムホテル かなむら 渡瀬和都 2023年5月7日 KPC:久世明日檜 AYLA of AnotherGarden 光野いさな 渡瀬和都 2024年1月6日~7日 KPC:久世明日檜 清浄な暗室 かなむら 白間涯 2024年7月6日 探偵倶楽部と奇妙な甘味 ごくつぶし 渡瀬汀 未翻訳 AU ジャバウォック狩り 越智満高等学校七不思議 シュガー bubudog 有栖川草十 狐島恩志 塚本生 高島音倉 神無木武 蜜蜂信成 2020年5月23日~30日 2019年8月 昔、君の夢で かなむら 有栖川草十 2022年10月15日 キャベツ畑でつかまえて 永洞まや 有栖川草十 2023年11月19日 ナッツシュガーパイに君の名をひとさじ ヴォンボ 有栖川草十 2024年4月14日 KPC:桃原晶太 トショカンハザード チャット 有栖川草十 楓山謹 未翻訳 狭間の紙海 ミカド 未定(有栖川草十 1人) 未翻訳 黄添高校怪奇忌憚 SUMMER TIME JOURNEY ペンポポ 有栖川橙瑚 2021年1月9日 U、或いは 宴規 有栖川橙瑚 山口伍 桜川一葉 2022年7月23日~30日 兎角の恋 かなむら 有栖川橙瑚 2023年1月7日~8日 KPC:青瀧雨太 飼う男 ゆんばっと 有栖川橙瑚 2024年1月27日~28日 壁尻 カワナミ 有栖川橙瑚 2024年5月2日 一年の生は元旦にあり しなの 未定(有栖川橙瑚 1~人) 未翻訳 元旦 弓弦の姫 かなむら 有栖川龍海 2023年2月4日 Escape Princess 菜っぱのな 有栖川龍海 2023年10月28日 鈍は錆びず、人想う DANKE 有栖川小鉄 未翻訳 アリスは突然に マッサカサマー はすやまれん 有栖川太陽 2019年8月11日 2018年夏,余五 南海の孤島とローズマリー あまもり 有栖川太陽 2020年1月28日 2019年夏,余四 畳と麦茶 むろた 有栖川太陽 2020年2月24日 KPC:御影一夏 生命の木 青いくら 有栖川太陽 清水晴美 八百真緒 天宮アテナ 2020年9月19日~20日 2020年夏,余三 俺の雄っぱいを揉むな! 鈴星まる 有栖川太陽 2021年7月1日 KPC:御影梟一 鳴かぬ蛍が身を焦がす 新星 有栖川太陽 2021年8月1日 KPC:御影一夏 OX Milking 針鼠 有栖川太陽 2021年12月31日 KPC:御影梟一 あの夏、お姉様と湖のほとりで かなむら 有栖川太陽 不死原八起 若山万太郎 2022年7月17日 2021年夏,余二 犬は宿りて街駆け巡る 珠代ひがら 有栖川太陽 2023年11月11日 KPC:御影一夏 遠い昨日でさえ言えなかったこと 竜原 有栖川太陽 ほか未定 未翻訳 2022年夏,余一 タイムリミットは陽が沈むまで 新星 有栖川太陽 構想中 2023年夏 ふたぐんラジオ サトウボーイ 有栖川晴兎 春日部将康 2021年4月3日 2018年10月 ハッピーサマーバケーション ちよこ 有栖川晴兎 2021年5月9日 2019年夏KPC:宇佐見拓野 ストーカーにご用心 新星 有栖川晴兎 2021年5月15日 2020年1月KPC:御影一夏 恋教え鳥 尾を翳し かなむら 有栖川晴兎 2021年9月11日 2020年冬KPC:御影梟一 目が覚めたら触手になってた かなむら 有栖川晴兎 2021年12月25日 KPC:御影梟一 パパラッチ・アイキャッチ 127 有栖川晴兎 兎野久春 未翻訳 2021年? 横たわる超新星 六彦 有栖川晴兎 兎野久春 未翻訳 2021年?KPC:宇佐見拓野? アイドルタイムはたぶんもうじき かなむら 未定(有栖川晴兎 3~4人) 未翻訳 2022年? アドアード・アドーニス・アドレッセンス 新星 有栖川晴兎 構想中 KPC:御影一夏 六転七起事件簿 撲滅!痴漢電車の怪 かなむら 七尾七成 2020年11月28日 海石榴邸殺人事件 arp 七尾七成 2021年5月3日 KPC:六鹿クリス にゃんこ事件真っ最中 ペンポポ 七尾七成 2021年8月14日 KPC:六鹿クリス HLL 1DAY TICKET おざしき 七尾七成 2022年5月15日 KPC:六鹿クリス 清姫変化譚 かなむら 七尾七成 2022年11月18日 食卓ニ肉蠅 堀 七尾七成 2023年4月29日 KPC:六鹿クリス 白黒ヴァニル はちこ 七尾七成 2023年12月8日~9日 KPC:六鹿クリス Empty Humpty 小魚 七尾七成 2024年3月31日 KPC:六鹿クリス 誤洗濯日和 めあり 七尾七成 2024年9月16日 KPC:六鹿クリス ぬばたまのきみとバニー ぽに大根 七尾七成 未翻訳 KPC:六鹿クリス 冥土にごきげんよう トロ川 七尾七成 ほか未定(3~人) 未翻訳 芙蓉の怪 甘木脳神経科学研究所 未定(七尾七成 1人) 未翻訳 KPC:六鹿クリス 九頭竜古書堂の事件簿 鷺沢文庫 未定(七尾七成 神木文彌 3~5人) 未翻訳 旧き月より ペンポポ 未定(七尾七成 1~2人) 未翻訳 KPC:六鹿クリス Killer Mate ペンポポ 未定(七尾七成 2人) 未翻訳 KPC:六鹿クリス カジノで逆バニーでSANで賭博するやつ(仮) 新星 七尾七成 構想中 星喰い蟲 かなむら 三枝優稀 2021年5月5日 KPC:六鹿クリス 苦難の民は陰界と消ゆ 文町 三枝優稀 矢崎潤 松見朝輝 八月一日鬱郎 2021年6月6日 すったもんだ! 2階講義室B 三枝優稀 2022年7月9日 KPC:六鹿クリス ふわふわ♪もふけー 猫屋敷 三枝優稀 2023年8月6日 KPC:セオドア・レイバーン 迫り来るトラ人間 アノマロ 三枝優稀 ほか未定(3~5人) 未翻訳 或る探偵の回想録 ユーガタ 六与六伽 未翻訳 KPC:七栗直央 或る探偵の追想録 ユーガタ 六与六伽 未翻訳 KPC:七栗直央 或る探偵の閑話録 ユーガタ 六与六伽 未翻訳 KPC:七栗直央 御座にて乞う ユーガタ 六与六伽 ほか未定(2~3人) 未翻訳 KPC:七栗直央 秋の森にて さよならを言いにきた かなむら 榛名摘木 不死原八起 2020年12月6日 春告鬼 むしかご 榛名摘木 2020年12月26日 えっ!壺を買うだけで幸せになれるんですか!? みやく 榛名摘木 2021年7月11日 KPC:椛谷鹿哉 夜抜き様 かなむら 榛名摘木 2021年8月7日 KPC:椛谷鹿哉 チョコレート・シュウクリーム ロイオニ 榛名摘木 2021年9月18日 KPC:椛谷鹿哉 万物館の謎 夏原 榛名摘木 2021年10月5日 親友と生首 賽子楼ぱる 榛名摘木 2022年2月4日 KPC:椛谷鹿哉 〇〇チャンは、今日一日ナニしてたのカナ?^^おじさんに教えてごらん(笑) 燐斗 榛名摘木 2022年7月14日 KPC:椛谷鹿哉 パンケーキ8段たべて 鈴星まる 榛名摘木 2022年7月21日 KPC:椛谷鹿哉 少ナカラズ欲望ノミズット在リ 雨森ぎんじ 榛名摘木 2022年10月8日~11日 ゆれるフリルにくちづけて 黒柄エチル 榛名摘木 2023年3月25日 KPC:椛谷鹿哉 DEAR MY SUPER DARLING! ペンポポ 榛名摘木 2023年7月30日 KPC:椛谷鹿哉 あちあち探索者とひんやりKPC かなむら 榛名摘木 2023年9月24日 KPC:椛谷鹿哉 メリクリパンチ! 空色の空 榛名摘木 2023年12月25日 KPC:椛谷鹿哉 デイドリーム・カタストロフ かなむら 榛名摘木 2024年6月9日 KPC:椛谷鹿哉 パエリアを作るだけのシナリオ Am 榛名摘木 未翻訳 KPC:椛谷鹿哉 元彼インテリジェンス れま 榛名摘木 未翻訳 KPC:椛谷鹿哉 呪いのAV~3日後に犯される 賽子楼ぱる 榛名摘木 未翻訳 KPC:椛谷鹿哉 尻ナマコ 回遊型ア式 榛名摘木 未翻訳 KPC:椛谷鹿哉 恐怖の最悪デスチョコレート てれしあ 榛名摘木 未翻訳 ニューワールドユートピア 店主 榛名摘木 桜川冬葉 未翻訳 Anima おもち 榛名摘木 ほか未定(2人) 未翻訳 ハリネズミワッショイ 故 榛名摘木 ほか未定(1~2人) 未翻訳 ハリネズミ 眼鏡に光が灯る刻 みそらこ 榛名摘木 ほか未定(2~4人) 未翻訳 天国は無人 かなむら 榛名摘木 未翻訳 PYX 濁流は無知 かなむら 榛名摘木 未翻訳 PYX 楽園は無貌 かなむら 榛名摘木 未翻訳 PYX 白鳥が往く河畔で シンセカイシンフォニー かなむら 灰渕夏空 2021年1月15日 『カブトムシ・シンフォニー』 灰色の犀 文町 灰渕夏空 2021年1月15日 『ライノセラス・プレイ』 星へ至る棺 竜原 Joseph "Joey" Parker 2021年2月18日 『ライカ・ジャーニー』 カリカドーズ かなむら 灰渕夏空 2021年4月28日 『チャイルドフッズ・エンド』 オウヤサマ ごくつぶし 白鳥悠河 2021年4月5日 アカナワサマ ごくつぶし 白鳥悠河 矢崎潤 2021年4月24日 忘筌庵夜咄 鯖缶 白鳥悠河 2021年6月27日 KPC:加賀見優空 おくくりさま 結井ななきそ 白鳥悠河 2021年7月17日 KPC:犬吠埼志狼 霧謬の見 かなむら 白鳥悠河 2021年8月10日 対の棲みか うたかた箱 かなむら 白鳥悠河 2021年8月28日 対の棲みか 暗点の記 かなむら 白鳥悠河 2021年8月28日 対の棲みか 夜刀神の境界 深淵(アビス) 白鳥悠河 2021年11月7日~13日 KPC:加賀見優空 理不尽スケベ密室 かなむら 白鳥悠河 2021年11月14日 タマシイ織り機 かなむら 白鳥悠河 2021年11月14日 ホテル・エウテュプローン かなむら 白鳥悠河 2021年12月11日 KPC:加賀見優空 猫なんて関係ないっ! ヴォンボ 白鳥悠河 2022年2月25日 KPC:加賀見優空 イデアポテオシス かなむら 白鳥悠河 2022年3月13日~22日 KPC:加賀見優空 ちかづく架空 かなむら 白鳥悠河 2022年4月4日~5日 おしりになんか入ってる! かなむら 白鳥悠河 敦賀楽也 栗卷弘巳 2022年4月23日 盆きたる夏が君、 cosmos 白鳥悠河 2022年8月14日 無垢の色は赤 かなむら 白鳥悠河 2022年8月18日 印町の影 かなむら 白鳥悠河 矢崎潤 2022年12月11日 共鳴するアムリタ かなむら 白鳥悠河 2022年12月20日 KPC:加賀見優空 思い立って5分で回せるデートシナリオ第4弾!温泉編 C 白鳥悠河 2023年6月22日~23日 KPC:加賀見優空 帝都東京因辺留濃 文町 白鳥悠河 灰渕榎生 2023年7月2日 AROUND YOU アラウンド・ユー 園児 白鳥悠河 2023年12月23日 小鳥は宇宙で息をする LOST CITY ロスト・シティー 園児 白鳥悠河 2023年12月23日 小鳥は宇宙で息をする MY UNIVERSE マイ・ユニバース 園児 白鳥悠河 2023年12月23日 小鳥は宇宙で息をする 不可逆カトブレパス かなむら 白鳥悠河 2024年1月13日 KPC:加賀見優空 猫なんて関係ないっ!2 ヴォンボ 白鳥悠河 2024年3月2日 KPC:加賀見優空 花束と青天 はくまい 白鳥悠河 2024年5月11日 ジョウジョウサマ ごくつぶし 白鳥悠河 ほか未定(2~3人) 未翻訳 エビスサマ ごくつぶし 白鳥悠河 ほか未定(3~4人) 未翻訳 アシヒキサマ ごくつぶし 白鳥悠河 ほか未定(3~4人) 未翻訳 理不尽スケベの館 かなむら 白鳥悠河 未翻訳 カール・ハインリッヒに捧ぐ 文町 未定(白鳥悠河) 予定 KPC:加賀見優空 久遠の呼び声 トロ川 未定(白鳥悠河) 未翻訳 KPC:加賀見優空 うみかぜと生きた夏 チャット 未定(白鳥悠河 1~人) 未翻訳 KPC:加賀見優空 雪童子の見ゆる冬 チャット 未定(白鳥悠河 1~人) 未翻訳 KPC:加賀見優空 春に緑、兎に導 チャット 未定(白鳥悠河 1~人) 未翻訳 KPC:加賀見優空 エロマンガ日和 新星 白鳥悠河 構想中 美術館ホラーRTA はくまい 黒須伊智 2022年5月8日 昭和文壇キメラ ヴォンボ 黒須伊智 2022年6月19日 開幕RUNNERS かなむら 黒須伊智 2022年7月26日 最強LOVERS 困惑TRAVELERS かなむら 黒須伊智 2022年7月26日 最強LOVERS 景趣VIEWERS かなむら 黒須伊智 2022年7月26日 最強LOVERS 混乱DREAMERS かなむら 黒須伊智 2022年7月28日 最強LOVERS 異界ADVENTURERS かなむら 黒須伊智 2022年7月28日 最強LOVERS 逸脱OBSERVERS かなむら 黒須伊智 2022年7月31日 最強LOVERS 発狂MESSENGERS かなむら 黒須伊智 2022年7月31日 最強LOVERS 密室OUTSIDERS かなむら 黒須伊智 2022年8月2日 最強LOVERS 秘事DANCERS かなむら 黒須伊智 2022年8月2日 最強LOVERS 彼方INVESTIGATORS かなむら 黒須伊智 2022年8月4日 最強LOVERS 帰還PARTNERS かなむら 黒須伊智 2022年8月5日 最強LOVERS 最強LOVERS かなむら 黒須伊智 2022年8月5日 最強LOVERS 退廃!イゴーロナクッキングスクール かなむら 黒須伊智 2022年8月25日 KPC:黒潮月太 星朧歌合腸一断 ヴォンボ 黒須伊智 2023年6月4日 エメラルドの罅 かなむら 黒須伊智 2024年1月20日 ホテルヘルメス かなむら 黒須伊智 未翻訳 KPC:黒潮月太 命短し恋せよ乙女 徒花の戀 猫屋敷 嵯峨野菊 渡瀬湊 2020年5月4日~5日 1921年4月 冬海心中ー大正編ー 砂糖 白 渡瀬湊 未翻訳 異説・狂人日記 文町 白椛友樹 2021年8月22日 八月の硝子の森 ハッカあめ 白椛友樹 2022年8月20日~21日 をとめ唄 かなむら 白椛友樹 濡羽燎介 2023年12月1日~2日 蛇の理想郷 鈴星まる 九十九満道 巳ノ頭伊吹 稻田斐伊 ほか未定(4人) 未翻訳 夢桜心中 新星 未定 構想中 1928年春 月光 Sarah かなむら Reynold "Renny" Milchstraße 2024年6月22日~23日 KPC:Klaus Malkuth 蘇生 かなむら Reynold "Renny" Milchstraße 2024年7月21日 KPC:Klaus Malkuth 野ばら かなむら Reynold "Renny" Milchstraße 2024年8月10日~11日 KPC:Klaus Malkuth 故意に蛇足 オオキ Walther "Wally" Himmelberg 2024年2月14日 KPC:Wolfbann 雨が降っているので野は清められた かなむら Walther "Wally" Himmelberg 2024年9月22日 KPC:Wolfbann 帝都百鬼夜行 狂骨の恋文 本条凛子 嵯峨野菊 有栖川茶九 純名章姫 朝比奈流 未翻訳 1921年夏 土蜘蛛の式典 本条凛子 嵯峨野菊 有栖川茶九 純名章姫 朝比奈流 未翻訳 1921年秋 迦陵頻伽の影見 本条凛子 嵯峨野菊 有栖川茶九 純名章姫 朝比奈流 未翻訳 1921年冬 異界航路 海賊船と大海原の悪魔 マナブ Nasca Isaxaaq/ Nob Weißflach ほか未定(4~5人) 未翻訳 海賊船と空渡る幽霊船 マナブ 未定(4~5人) 未翻訳 海賊船と太陽神の花嫁 マナブ 未定(4~5人) 未翻訳 海賊船と髑髏島の決闘 マナブ 未定(4~5人) 未翻訳 海賊船と海境の秘宝 マナブ 未定(4~5人) 未翻訳 Call of Crabs もっと食べたい 内山靖二郎 遠山スズメ 恒松虎之介 2019年6月22日 フェリーの怪 寺田幸弘 青木鵞萇 木虎英一郎 春夏秋冬アリア 魚川カニ 2019年8月18日 萌々鵝次元 柴羊 楠達迦 車古斯 2020年6月19日 ここで長く生きて 内山靖二郎 虎知文 2020年8月25日 有名無実の神話 かなむら 虎知文 2021年5月29日 ここで長く生きて 内山靖二郎 左端香良洲 2021年5月29日 蟹蟹詐欺 堀 遠山スズメ 恒松虎之介 2022年10月29日 昔、君の夢で かなむら 虎知文 森鷗内 2022年10月29日~30日 焔い 堀 宮谷青虎 2023年11月5日 外宇宙わたし かなむら 木虎豊 2023年12月16日 白く滴る 文町 木虎英一郎 2024年9月7日 女王の卵 bubudog 青木鵞萇 虎谷大義 大浦洋 予定 地獄谷奇譚 柴羊 金原文長 虎岩卓 予定 Over kill the festival ひろし 青木早武左 虎渡暢 砂悠太 ほか未定(4人) 予定 スベスベマンジュウガニとネギとカモをふんだんに使ったおいしい鍋をみんなでつつく午前2時 背黄青 未定(無制限) 未翻訳 いつもすごく長い行列のあるカレー屋さん お母さんが昨日ショゴスになった かなむら 永見樹子 2021年10月14日 シンセカイシンフォニー かなむら 若山万太郎 2021年10月21日 酒池肉林ファンタスマゴリア かなむら 酉井晴魚 蛇穴命 2022年1月24日 終末婚 相思相愛スウィートホーム かなむら 酉井晴魚 蛇穴命 2022年1月25日 終末婚 落花流水アンダーカレント かなむら 酉井晴魚 蛇穴命 2022年1月26日 終末婚 拍手喝采セレブレーション かなむら 酉井晴魚 蛇穴命 2022年1月27日 終末婚 外宇宙わたし かなむら 東深夏 2022年3月24日 猫降り雨から かなむら 伊縫幸一 黒澤優 林真 2022年6月1日 猫降り雨から トカゲ神の町 かなむら 伊縫幸一 黒澤優 林真 2022年6月7日 猫降り雨から 人攫い赦すべからず かなむら 伊縫幸一 黒澤優 林真 2022年6月14日 猫降り雨から 狩り猫たち かなむら 伊縫幸一 黒澤優 林真 2022年6月17日 猫降り雨から 終わらない結末 かなむら 伊縫幸一 黒澤優 林真 2022年6月21日 猫降り雨から 昭和文壇キメラ ヴォンボ 十三階希由 2022年6月28日 焔い 堀 永見樹子 2022年7月12日 昔、君の夢で かなむら 十三階希由 2022年10月16日 清姫変化譚 かなむら 碓氷繁 2022年11月27日 兎角の恋 かなむら 茶園音葉 2023年1月26日~27日 KPC:六鹿マリア ばうちゃ! 蜜蜂竣工 茶園音葉 2023年3月23日 KPC:六鹿マリア ななつからはひとのこ かなむら 鷺原桐架 2023年9月3日 NPC:鷺原琴 ななつまではかみのうち かなむら 鷺原桐架 2023年9月3日 NPC:鷺原琴 えにもかけない かなむら 鷺原桐架 2023年9月3日 NPC:鷺原琴 あちあち探索者とひんやりKPC かなむら 鷺原桐架 2023年9月5日 NPC:鷺原琴 ろくなもんじゃないぜ かなむら 餡 Alina 2023年9月9日~10日 腐乱腐乱2 蜜蜂竣工 茶園音葉 2023年12月17日 KPC:六鹿マリア 砂の中の頭 かなむら 鬼城光斗 2024年3月30日 KPC:竹門空太 ナッツシュガーパイに君の名をひとさじ ヴォンボ 茶園音葉 2024年4月13日 KPC:六鹿マリア ぬくいあんよの100g ひかみ 小野此亜 2024年6月20日 外宇宙わたし かなむら 須雲明日歌 予定 メアリー・スーの眠れない夜 かなむら 六角瑠杏 津波方士 2022年1月10日~11日 外宇宙わたし かなむら 七星結果 2022年4月1日 発狂心中 かなむら 西森愛海 影島森尾 2022年9月4日 ぬくいあんよの100g ひかみ 白鳥深理 2024年6月21日 外宇宙わたし かなむら 乃坂芳乃 予定 外宇宙わたし かなむら 橋口博子 2023年1月24日 昔、君の夢で かなむら 門木閑 2023年5月20日 NO NAME LAST NEXT 🍛 26 27 2046829 清野遼兵 2024年8月13日 さよならを言いにきた 0 0 2503665 鳴瀬絵空 2503665 トウチュウカソウ 1 1 2838617 日清三分太郎 2020年1月2日 探索者殲滅計画 × 🍛 5 10 3515622 火原明虎 2023年5月21日 × 2 3 2911830 荒垣道良 2023年12月15日 0 1 4218385 薬師丸羽志生 2022年1月9日 🍛 4 4 3860486 阿多岡スギル 2022年11月6日 🍛 1 1 2411372 榊原すみれ 2021年9月25日 🍛 4 4 2414005 犬神琉斗 2023年2月12日 BLIZZARD MAN 0 0 3624420 犬神瑛斗 3624420 魔法少女オレガ★マサカ 🍛 4 6 3718605 白龍堂黎登 2021年9月12日 1 1 4408582 栗林利秋 2024年2月25日 🍛 9 10 2116335 田代由紀夫 2023年11月26日 🍛 6 15 3750484 調査員 2023年6月9日 × 🍛 3 5 3543183 灰渕夏空 2022年4月5日 🍛 32 49 3644803 白鳥悠河 2024年7月14日 🍛 19 24 3765634 黒須伊智 2024年8月4日 2 3 3264151 来宮鷹司 2024年8月12日 🍛 5 5 2149311 新谷恭丞 2023年11月4日 0 0 3398995 日月光 3398995 冬の足音 〇 1 1 3184627 九条冬葵 2020年6月14日 🍛 2 3 2853254 敷浪卓海 2024年1月21日 🍛 10 13 3002847 七尾七成 2024年9月16日 冥土にごきげんよう 🍛 10 10 4173567 牧野天一 2024年4月27日 〇 🍛 2 2 3581787 鳩羽あすか 2022年5月1日 🍛 20 29 3465942 榛名摘木 2024年9月7日 🍛 3 3 3585120 月海鐘樹 2024年3月9日 きつねもうで 🐾 🍛 2 3 2280687 北川穂 2022年9月22日 アマデウスの残響 0 1 東郷賢 2022年7月10日 🍛 6 9 1878521 柴崎徹 2024年6月29日 3 5 2266760 柴崎旭 2023年1月14日 1 1 3402083 氷室獅子麿 2020年12月5日 🍛 1 2 4524619 八尋鷹斗 2022年6月30日 1 1 2293814 茂木修哉 2020年8月30日 Perfect Servant 2 2 2536891 北川巴 2021年2月14日 百花繚乱ゴルディリア倶楽部 🐾 2 4 2279841 北川聖 2024年6月30日 偽りの楽土を越えて 🍛 12 23 2534792 北川汀 2024年8月31日 🍛 2 2 2440469 渡月あずき 2022年3月5日 タンサクシャマンガカプロジェクト 3 3 2471009 渡月ナユタ 2023年5月14日 羅刹一双 🍛 9 12 4296275 野原刹那 2024年8月24日 アオ04号~セックスしないと降りられない寝台列車~ 🍛 3 3 2771164 白間了馬 2022年5月4日 なんか心臓取られたし、来世に期待でもしようか 🍛 3 3 2988839 白間涯 2024年7月27日 🍛 3 4 4522853 渡瀬和都 2024年1月7日 月を虧く 🍛 3 4 2715762 水城旗士 2023年4月1日 5 5 5056962 猿楽藤吉 2024年4月21日 🍛 2 2 2350943 北川道 2023年6月3日 玲瓏亭にて 🍛 6 6 1806967 松田瞬生 2024年5月24日 🍛 3 3 3272542 二階堂階二 2023年4月22日 燦然たる瀑布の怪 🍛 2 2 3312990 古賀鷲生 2024年5月4日 まれびとこぞりて 🕊 0 0 1858560 手嶋孝臣 1858560 杉山屋敷怪異譚 2 2 2293777 瀬煌良 2022年6月5日 失われた肉体を求めて 🍛 5 7 3739756 三枝優稀 2023年8月6日 🍛 4 5 2880597 浦海万浬 2024年9月1日 3 4 3515640 水城理鶴 2024年9月8日 7 7 4695070 八百色晴 2024年6月16日 🍛 2 2 2515569 羽庭辰巳 2023年7月23日 🍛 8 8 2479725 林柚樹 2023年8月20日 🍛 6 13 2234044 有栖川晴兎 2023年3月26日 パパラッチ・アイキャッチ 🍛 3 4 2279146 有栖川龍海 2024年2月10日 1 2 3605592 有栖川小鉄 2023年7月29日 鈍は錆びず、人想う 🍛 9 14 2487931 有栖川太陽 2024年8月25日 〇 🍛 1 16 2317832 有栖川寒太郎 2023年6月25日 🍛 4 7 2732641 有栖川草十 2024年6月8日 トショカンハザード 🍛 7 9 2279680 有栖川橙瑚 2024年5月2日 0 0 3507293 有栖川桜汰 3507293 さよならを言いにきた-十二面体の星空を- 🍛 4 4 4987877 両沢時太郎 2024年7月19日 🍛 3 4 2464165 梁木羽流 2024年1月21日 乙女ゲームの狂信者ルートしかない世界に召喚されてしまった × 🍛 3 3 3345041 五百雀木犀 2022年6月3日 🍛 2 2 2536582 御景風太 2024年2月4日 空飛ぶ棺桶は死人と踊る 🍛 1 3 3573495 潘月生 2023年12月15日 功夫 Mambo 🍛 4 6 2471353 Reni Milchstraße 2024年8月11日 1 1 2291346 赤間鈴鳴 2021年3月6日 1 1 3072510 渡瀬湊 2020年5月4日 冬海心中ー大正編ー 🐾 0 0 3111230 有栖川茶九 3111230 狂骨の恋文 🍛 4 5 4039076 白椛友樹 2023年12月2日 1 1 4937220 灰渕榎生 2023年7月2日 0 0 3495613 六与六伽 3495613 或る探偵の回想録 1 1 4338891 Michael Glockner 2022年2月6日 ? 🍛 2 2 3416017 Kenneth "Kenny" Watters 2022年5月14日 🍛 1 2 3652568 Joseph "Joey" Parker 2021年4月25日 🍛 5 7 4315261 Walther Himmelberg 2024年9月212日 ? 1 1 2248110 荒尾カツオ 2020年3月14日 〇 1 1 西門子 2019年11月5日 〇 🍛 5 6 3777753 Coban 2023年12月15日 🍛 2 3 4976109 与謝野安助 2024年3月24日 🐾 1 1 陸清雷 2019年10月19日 ? 1 4 2730576 羅賓・王 2022年1月15日 ? 1 1 2280345 冷殊 2019年12月14日 0 0 3301486 Nob Weißflach 3301486 海賊船と大海原の悪魔 〇 1 1 3348090 Алексей Тюнеев 2020年8月26日
https://w.atwiki.jp/hshorizonl/pages/529.html
← ◆ 同盟の力を削ぐ為に、折を見ていずれ必ず潰さなくてはいけない障害があった。 鏡あるところ全てに監視の目を置き、自在に侵入する事ができる移動経路。 家庭でも会社であろうと、鏡の置いていない建造物などまずない現代で、あらゆる扉の鍵穴に通るマスターキー。 犯罪卿の手練手管をすり抜けたのはこれが理由に間違いなく、即ち今後も方舟に乗り込んでいる彼女達を脅かす凶手となる。そもアイドルに悪質なストーカーはご法度だ。 素人目線でも分かる足場のぐらつきに危機感を覚える。 疑いようなく、ただならぬ異変が鏡世界で起きている。 この空間が壊れる事自体は、構わない。むしろ望むところだ。 それがこうして勝手に叶いつつあるのだろう、変動の只中にあって。 この胸には喜びも、達成感も、奮起すらも生まれていなかった。 今起きている崩壊に、自分は関わっていない。 別のサーヴァントが内部が保てないほどの激しさで戦っているのか。 結界の元締めたるライダーに、展開を維持するだけの余力がなくなってきているのか。 外の状況を窺えない身に知る術はない。あるのは、自分を他所にして状況は動き続けているという事実のみ。 労せず障害がひとつ排除された、望外の幸運と受け取ればいいのに……不快な感覚が拭えない。 ……他人に手を下しておいて今更後戻りできない。どれだけ汚れても構わない。必ず助ける。 にちかの為に自身を薪にして炉に焚べて、283のアイドル達にも無事でいて欲しい。 不退転と捨身の決意で飛び込んでおきながら、いつまでも勝利への道筋を掴めずにいる自分。 お前は何をしてきた? お前に何が出来る? 徒に浪費される時間で、出来たのは走狗の使い走り。 進展など何一つしていない。界聖杯に招かれる直前の頃と同じ位置だ。 投げ出された海洋で溺れ、ばたつかせた手に触れた藁を救助のボートだと思い込んだようなもの。 第一義に埋め込んでおくべき、何を願うべきかも定まらないまま────。 「──────────────」 物陰の向こうから、誰かの話し声が聞こえた。 身を隠しつつも慎重に、片目を出して様子を窺えば、数分前に別れたばかりの、銀の髪が揺れていた。 連れ合っていた妙齢の女性と、同じ金髪の幼い印象の少女の傍で、戸惑いを隠せない表情で周囲を見渡している。 何故、霧子がここに来ているのか。 鏡世界には許可がなければマスターでも侵入できない筈。この振動が何か関わっているのか。 推測を並べてみても分からない事ばかりであるが、何の為に霧子がここにいるのかは、はっきりしている。 ……追ってきたのだ。自分を止める為に。 止める、というのは正確ではないかもしれない。 表現するかたちが少し独特なものだから読み解くのに一工程を挟むが、幽谷霧子はとても聡く、未だ計り知れない優しさを抱えている。 ただ手を伸ばすのではなく、その人の心に紡がれた物語を聞く事から始めようとする。 貴方の祈りを聞かせて欲しい、届くべきどこかへ届く為の手伝いをしたい。 ふん縛って強引にこちらに引き戻すより手緩く、それ以上に困難で。 願った通りの答えが見れるかも不透明な道を選べる子だから。 そうする事を望んでもいいと、かつて教えたから。 淡い、今にも消えてしまう新雪を思わせる、奇跡みたいな在り方に、ひと目で魅了され。 霧子と同じ気持ちを共有したいなんて……思っていた日もあった。 そう、唯一無二の太陽のように。 覆い隠した罪も業も、日の下に曝け出させてしまう。 ……霧子達のいるのとは反対方向に歩き出す。 近く、ランサーが脱出の迎えに来る手筈だ。その際彼女達のサーヴァント、特に霧子のセイバーと出くわしてしまったら衝突は避けられない。 空間からの脱出は壁面に張られた鏡をくぐるだけで比較的容易だ。隣に護衛も付き添っているなら心配するものでもない。そう、尤もらしい言い訳をつける。 霧子には、会えない。 彼女の祈りはとても優しくて、暖かい。 役立たずの自分よりも、もっと大勢の人を照らせる子だ。 一緒ににちかへの祈りを考えられる時間も自由もない男に付き合わせて、穢していいものじゃない。 「そうやって、ずっと逃げ続けるんですね」 「がむしゃらに、むちゃくちゃに走って裂けた踵から出る血を見れば、自分が何か頑張ってるって感じになれるから」 「自分で自分を痛めつけて、ぐちゃぐちゃに引き裂かれて、格好悪く転んで失敗して」 「みんなにかわいそうな自分を見られて笑いものにされたら、もう諦められるから」 「……はは」 愚計。余りにも愚計。 幻覚すらも味方してくれず、砂のような笑いを漏らす。つまりは誤魔化し。 そうだ。逃げるのは怖いからだ。 彼女の許しを。祝福を。それによってつけられる傷を予感してなおその身に引き受けてしまう優しさを。 とうに破綻していた心が触れた暖かさに解きほぐされれば、自らの重みで内側から潰れてしまうという、ただの防衛反応なのだ。 ああ。お日さまに当たるのが怖くなって逃げるなんて。 まるで俺が鬼になったみたいじゃないか────。 ■ 「………………ねえ、これ、やばくない?」 刻一刻とめくれあがっている壁面を眺めて、鳥子は呟いた。 近くに敵の気配を察知したとだけ残してひとり駆け去った黒死牟を待つこと数十分。 待っていろと言われたでもないが、この人数で纏めて移動できる手段であったリムジンの操縦手がいなくなった為に自然と立ち往生になってしまった。 だがいい加減に覚悟を決めていかないといけないらしい。 精確な座標すら分かってない曖昧な空間だが、この進行が安定を欠いた、緊迫したものであると感じるのは間違いではあるまい。 指針の決定を促すのは自分が適任だろうと、鳥子は今自らが演ずるべき役目を務める。 聖杯戦争の本分である直接の切った張ったでは分が悪いが、【裏世界】での探検ではこうした『常識の通用しない環境を生き抜く』事態に対しての経験の方が強く活きる。 ネットから民間伝承まで蔓延る都市伝説(フォークロア)を下地にした、人を恐怖させる為に無意識で作られる構造物。 鉄道駅、海辺の家、猫の館……法則性はきちんとあるが人間の理解力では追いつけないからこその無理解と恐怖。 銃の扱いは人取り学んでるし、遭難した自衛隊と協力しての行軍なんかもこなしてきたが、基本的に【裏世界】での異物には一に避難、二に防衛だ。 手を変え品を変えてこちらに接触してくる、意思すらないのだろう【彼等】を見て、触れて、鳥子と空魚は圏域からの脱出を何回も果たしてきた。 ここでならその知識を応用していけるのではないか。というかしなければ死ぬのだからやるしかない。 「アビーちゃんどう? ここが壊れたらそのままスポーンって元の世界に戻れると思う? ちなみに私はまったく思いませんっ」 相手のテリトリーがまるごと、こちらを飲み込むように展開されるというケースは、【裏世界】でもままある。 そして取り込まれた者はまず助からない。命を落とすはまだいい方で、姿形がおぞましい変貌をして【彼等】の都市伝説の一部なってしてしまう場合も多い。 【裏世界】に長時間滞在する事は、それだけで現実に復帰する可能性を下げる高いリスクがある。 そして今回に当て嵌めれば……全体の振動と崩落という、向こうではあまり見ない物理的に破壊が起きているシーンである。 失踪も発狂も抜きにして、ダイレクトに、死ぬのだ。 「わ……私も……そう思うわ……! きゃっ……!」 「よね! じゃあ霧子ちゃんのセイバーには悪いけど一足先に失礼しよっか! アビーちゃん、近くに鏡がないか探して! たぶんそれが出入り口になってるから!」 望むべきはただひとつ。 最短最速での脱出のみ。 敵連合の『M』の助言、光月おでんの裏付け。 2人が語る鏡世界にいつの間にか迷い込んでいたとして、その侵入口を何と言っていたか。 走行中に通過したミラー、ビルの反射鏡面等に車体が移り、それがなにがしかの不具合で開いたタイミングで引っかかった形だとしたら。 同じように鏡をくぐれば、元の場所に帰還が叶う筈。 「大変だわマスター……! どこの鏡も、みんな割れてて外が見えない……!」 見えてきた光明はしかし、あっさりと暗闇に隠されてしまう事になる。 走り寄るアビーの両手には、小さく割れた鏡らしき破片の山。 遅すぎた。脱出に必要なトンネルは時間と共に潰れてしまっていたのだ。 もう周囲に、人間大の身長が通れる鏡は残されていない。 「あ……! 田中さん……大丈夫……ですか……?」 「……っ! くそっ……くそっ…!…」 止むどころか回数を増していく地割れに足を取られて倒れる田中を、霧子が支える。 逃げ場どころか足場も少なくなってきている。このままでは本当に、あるかどうかも分からない谷底へ真っ逆さまだ。 いや、落ちるだけならまだ、細糸ほどだが希望は切れない。理論上でなら昇れる可能性もあるという事だからだ。 ここでいう絶望とは、落ちさえせず、永遠にここに閉じ込められる事。 難破した船から大時化の海に投げ出され、上も下も行けず、息もできず、苦しみ続ける。 「そんなこと────!」 認めない。 鳥子は絶対に御免だった。 諦めない。生きる事を投げさせない理由。自分が生きていく意味に足るものが、もう鳥子にはできてしまっている。 何か、何か、都合のいい偶然は存在しないかと目を全景に走らせ────鳥子は”それ”を見た。 「なに、この穴……っ」 連続した地響きで陥没だらけになった地面にできた穴のひとつが、鈍い光を放っている。 この異常風景で今更穴が光ったところで無視してもよさそうなものなのに、いやに鳥子の興味を引いて近づいてしまう。 いや……引かれているのは、鳥子の残った片腕だ。 透明な指先。第四種接触者と呼ばれる者の証は、穴の奥から放つ光を透かして煌めいている。 「あ……ここは……」 「アビーちゃん?」 「マスター、これ……扉だわ。少しだけど、繋がってる……!」 言い表せない感覚に立ち止まる鳥子に、アビーが叫ぶ。 前のめりになって穴を覗き込み、自分の認識を確かめようと食い入るように観察する。 「扉? じゃあここから外に出れるってこと?」 「いいえ……まだよ……。これは入り口と繋がってない、この世界そのものにある大きな扉。水の中を揺蕩う泡のようなもの……。 鍵穴が定まってないからどこにでも行けるけど……どこに行けるかもわからない。本当に……『外』に繋がってしまうかも……」 アビゲイルはこの穴を扉といった。 家の玄関。襖の仕切り。内と外を分ける境界。 鏡を中継して移動できる法則が存在する場所における大元、移動する力そのものの根源とでもいうべきか。 外、というのは地上とは違う、界聖杯とも元の世界とも違う異邦という意味なのか。 ともかくつまり今、ここに飛び込ぶのは身投げと変わらぬ自殺行為と言いたいのだろう。 かといって迷ってる暇はない。運良く鍵とやらが見つかるまで、ここで待つか? 扉ごと消えてなくなるのがずっと早い。 「そう……だから……」 伏せていた顔を上げる。 アビゲイルの表情は意を決した、これからする事への恐れと、それを克服する覚悟を秘めている。 正面の扉に向けてゆっくりと手を翳し───両腕の中心から、光が溢れた。 「私が鍵を造れば……!」 禁断の一端、解かれる錠前。 アビゲイルの内側から発した魔力が、空間上の無に広がり、ひとつの現象を起こす。 「……? シャボン玉が……いっぱい……」 霧子の言う通り、それは虹色に輝く球体。 憧憬を喚起させる石鹸水の膜。 しかし、その実態が穏やかなものである筈がない。 みるみると増殖していく虹玉は日常の風景から、正気を消失した者の口の端にこびりつく冒涜的めいたものに印象を変える。 泡はひとつひとつが光を出して、輝きを相乗させていく。 鳥子はこれを知っている。 アビゲイルの中に眠る、深き淵よりも最果てに座する存在。 異なる位相。異なる次元。異なる■■からの呼び声。 門にして鍵。そう呼ばれた言葉のままに、無名の穴に鍵を通そうとしているのか。 何処の門にも繋がってないが故、鍵の鋳型次第で好きな場所に出られる。そういうことなのか。 「う……!」 眉間に皺が寄る。 アビゲイルが苦痛に俯く。 体に傷は生まれない。多大な魔力消費がもたらされてもいない。現に供給源の鳥子には負担は襲ってこない。 問題は出力の量じゃない。出力する、アビゲイル自身の器。 力を封じたまま力を使わなければいけない矛盾。 本当なら、相応しい霊基(からだ)で行使するべき操作を幼い姿で行う負荷の影響。 「ううう…………!」 それでも、諦めたりせず。 泣き出しそうな顔で、震えっぱなしの腕で懸命に。 アビゲイルは両手を広げる。後ろに控える人を守る、幼くも英雄の在り方で。 とても、良い決意だと思う。 中身にいったいどれだけの恐怖の源泉がねじ込まれていようとも、信仰深い少女の精神でいるアビゲイル。 あっさりと外してしまえばいい鍵の錠前を、全員に危険が及ばないようギリギリに調節する自分のサーヴァントを、立派に誇れる英霊だと自慢してやりたい。 けれど一個だけ。 間違えている箇所がある。 2人は守るか守られるかだけじゃなく───一緒に戦う関係なんだと。 「ここに、あるんだよね?」 指先でしっかりと、その”取手”を握りしめる。 アビゲイルの背中から左腕を伸ばし、光の中枢に透明な指を這わす。 「……! はい! もう少し前に……右……そう、そこよ……!」 希望に満ちる金砂の髪。 無形にただ広がるだけの泡に”触れた”途端、光芒が収束していく。 集まり、固まり、輝きだけが増していって、意味を持った形状に。 「みなさん……行きたい場所、会いたい人を思い浮かべて……。 鍵は心……扉の先は、あなたの願いの中に……!」 そう、制御に手が回らないのなら、分担すればいい。 アビゲイルが門を開き、鳥子が鍵を形作る。 鳥子の触覚のままにこねられた光は今、鍵となって指に絡められている。 行きたいところに自由に入れる、世界の裏を開ける魔法。 「マスター! 回して!」 「オッケー!」 思い切り、手首を返す。 それに呼応して、穴が裂けた。 そうとしか言いようのない変化だった。 そこにあるだけの空間の開きだった穴が、別の居所と続く裂け目(ポータル)へと生まれ変わった。 「霧子ちゃん、来て! 田中もこっち掴む!」 一瞬の逡巡もない。 既に殆どが下に消えた地面に見切りをつけて跳躍。 こんな世界でも重力は正しく機能し、鳥子達は真下の裂け目に身を躍らせた。 「あ、ああ……!?」 「あ……! セイバーさん……! こっち……!」 手足をばたつかせ狼狽する田中と、追いついたセイバーを目に入れて呼びかける霧子。 2人の声を最後にして、御伽の国が終わりを迎える。 生者の痕跡は軒並みばらばらに砕け散って、どこでもない水底に沈んでいく─────。 ◆ 極小の宇宙が、広がっている。 砂丘の粒ほどの宝石を蕩尽させたか如くに煌めく航路。 その一筋に至るまでが彼方の星々の集まり。滴から始まり流れになり、運ぶ河となって無間に海図を更新している。 そこに住まう生命ひとつひとつまでもを丹念に、偏執的にまで焦げついた情熱を注いで描かれたと、有無を言わせぬ精妙な迫力。 ───東京タワー地下。龍脈連結誘導式召喚魔法陣。 地上で起こる全ての戦いの到達点と見做される地点に影を写した1人と、それを待ち受ける1人。 2人の人と、人でなきもの。 「さては、あんたがリンボでしょ」 ”ぬるり”という擬音を侍らせて出てきた怪人物。 魔法陣が玲瓏に光る暗室にもかかわらず窺えない黒を、空魚は断定した口調で名を呼ぶ。 「ン───」 名前を呼び、つける事。意味を与え形を縛るという式に括られ、虚飾が剥がされる。 いいや、始めから隠す意図もないのか。 見せた全身は、雅と奇を履き違えて着飾り、それがひとつの意匠として成立してしまった芸術品を思わせる。 美しき肉食獣。 アルターエゴ・リンボの自称す名称の体現なれば。 「成る程、成る程。斯様な穴蔵にまで拙僧の名は届いておりましたか。 この都で右へ左へ駆けずり喧伝して回った甲斐も、あるというもの。 然り。拙僧こそリンボを名乗りし法師陰陽師。アルターエゴの器(クラス)を纏い、聖杯を臨まんとするサーヴァントに御座いますれば。 して貴婦人や。貴方様の名をお聞きしても?」 「言わない。誰が言うか。ていうか知ってんでしょもう」 「知りませぬ。拙僧、貴方の名に連なる報をちいとも知りませぬ。 これでも一通りの主従、英霊とその契約者の許へ赴き、花を咲かせたものですが……どうしても貴方に辿り着くものはありませなんだ。 もしや、本戦の始まりからこの洞穴に籠もりきりで? ずっと? それはいけない。宮仕えとはいえ不養生は体に毒になりますぞ」 「なんか申し訳無さそうに言うなっ余計なお世話だっての」 流れ弾を受けながらも口は割らない。 本名は死守する。 名はあらゆる呪に用いられる依代。守護にせよ呪詛にせよ、知られれば使われる。 殊に、このような外法を外法と思わず用いる外道には。 空魚の母がはまったカルト信者より胡散臭いくせに、放たれる妖しげな圧は冗談にもならない。 あの信者と違って。奪うのは金銭では収まらない。命でだって満足しない。 持ち得る全て、全て、総てを絞り出し最後の一滴を嚥下するまで、にやけ顔を止める気などないのだろう。 「拙僧が知れたのはひとつ、ただひとつの報せです。 我が大願成就に必要となる、薔薇の眠り香し銀の巫女、その主。 彼女らの向かう先を追う仕込みをして、併せて卦も見たところ一致した場が此処であるという。 よもやよもや、誰も彼も眼血走り口垂涎の的たる霊地とは思いませなんだが、これもまた都合良しと卦に表れる通りでして」 「───フォーリナー、アビゲイル・ウィリアムズのマスター。仁科鳥子。 貴方はその縁者でありましょうや?」 ほら、こうして。 遠慮を微塵もなく、地雷をぶん投げてくる。 「だとしたら、どうだっていうの?」 「死んで頂きたい」 丁寧に。丁寧に。 真摯を込めて希う、殺意。 「ただ死ぬでは駄目です。なるべく苦痛を味わったまま死んで下さい。 怨嗟を喉に張り付かせて、眼窩を涙で溶かして、愛と希望の無意味さと儚さを悟りながら死んで欲しいのです。 肉(そと)と臓物(なかみ)も入れ替えれば足りますか? それとも首を落とし畜生と挿げ替える? 何でも宜しいですよ。ご要望にはお応えします。 なにせ、どう死ぬとしても、その様を見た巫女殿とその主が墜ちてしまえば、構いませんので」 法師は空魚の命を奪いに来たのではない。 空魚の立つ土地の霊脈に用があり、空魚と交流し親交のある鳥子の、そのサーヴァントに用がある。 つまりは。 ついでの、ついでの、ついでに、死ねと言っている。 その理由が、紙越空魚の生命の喪失に足ると。 「ああ、そう。やっぱ地獄界なんたらの絡みなんだ」 「そちらは流石に知っておいででしたか。それはそれは。話が早くて助かります。興味がおありで?」 「あるわけないでしょ」 窮極がなんたら。 地獄がうんぬん。 まあ、つまりは、とても悪くて酷いことをしようとしている。 知っていていいのなんて、それぐらいで十分だろうと、理解をやめる。 鍵となるアビゲイル・ウィリアムズの掌握。 その堰となっている鳥子の排除。 その鳥子の目的となっている、空魚の抹殺。 最初の目的を果たすのに、いやに迂遠な道のりを選ぶ。用意周到が行き過ぎて、これでは天頂に着くには日が暮れている。 ───否。之こそが最良だ。最上だ。 リンボは人の心を知る。己の覇道を挫き敗北せしめた根幹を知る。 英霊が、人間が、大悪を前に対峙して見せる気質。 邪悪と戦うと決め、刃を手に立ち足を動かす想い。 即ち、変生した蘆屋道満オルタ・リンボを倒すもの。 人、それを正義という。 故にまずはそれを奪わねばならぬ。 邪悪が正義に勝利するには、体を殺すより前に心を殺しておかねばならない。 弱き個が群れ合い縁を結ぶ事で大いなる因を呼び招く、確かにそれは脅威。 だが個はあくまで個のまま。 1人ひとりの力は弱くとも連なればというが、逆も然り。 連なり、結び、繋がらなければ、人はかくも容易く、濡れ紙が如く破れるもの。 そして繋がりは連鎖する。 熾した正義が接続した同士で伝播するように、1人から流れた悪意もまた伝染するもの。 紙越空魚の死が仁科鳥子の死を。 仁科鳥子の死がアビゲイル・ウィリアムズの死を。 結び、紐づけ、順に導く。 先の小事が、後の大事を決定づける。 時は満ちた。 霊脈の守護者である峰津院は、海賊同盟の盟主、カイドウと対決。 新免武蔵を始めとした、同じ場に集いし方舟の面々も退く事はできず。 無数の陣営、無数の勢力。 空いた守りに忍び寄り、抜け駆けできる時間と手段を、リンボだけが手札に揃えた。 門番は間に合わせの心得なきマスター1人。しかもそれが地獄界曼荼羅樹立の要となる、銀の鍵にかけられた鎖を断てる剪刀となれば。 収奪には、之こそ絶好の潮。 「だからさぁ───────」 がしがし。 がしがし。 頭を苛立たしく掻いて、空魚は吼えた。 吼えた、とするには声量は小さい。覇気も足りない。 それでも声は咆哮だ。 敵対───殺すものへ牙を剥く威嚇だった。 重ねて。 空魚は理解していない。 窮極の地獄界曼荼羅とは何なのか。要素となるアビゲイル・ウィリアムズの力とは何なのか。聖杯戦争に勝利する為に解放を必要とする理由は何なのか。 理解しないまま、知らないまま。 ただ、ひとつだけを、理解している。 『ようはそんな理由で私と鳥子を殺すのか』という答えを。 ああ、なんて単純。シンプルイズベスト。 こいつは、こいつらは、引き裂くのだ。 空魚を。鳥子を。空魚と鳥子の間にある、共犯者という強固な関係をダシにして。 自分だけの目論見を達成しようとしている。 「どいつもこいつも、あいつを景品のオマケ扱いするなよ」 フォーリナーのマスター。 巫女の精神の楔。 聖杯戦争ではそんな風にしか記憶されない鳥子。 認知度を広めたいわけじゃない。鳥子を知って、考えているのが自分だけだっていうなら、それでいいとすら思う。 どんな風に笑って、どんな事を考えて、仁科鳥子がどんな人間なのか。 知る気がないなら、知らなくていい。 「要望を言えって? じゃあ遠慮なく言ってやる」 リンボは勘違いをしている。 混迷した戦線でぬけぬけと火事場泥棒をしに霊脈に侵入し、そこで空魚と偶然出会ったのだと錯覚している。 事実は違う。 待っていたのだ。空魚は。 リンボが、空魚が顔を見れる場所までやって来るのを、ずっと待ち構えていた。 「即刻、ブッ死ね。クソ坊主」 髪を掻き上げて空いた目で、”見”る。 蒼い瞳の中に、リンボの顔が吸い込まれる。 その映り込む眼鏡の内側から───まつろわぬ『異』がまろび出た。 ■ 「グ────────」 リンボの体が揺れた。 原因は突如起きた、脳が丸ごと裏返るかのような不定の狂気を換気する感覚に膝を崩したため。 そしてもうひとつは───はだけた着物から覗く裸身に生えた、鋭利なオブジェ。 それを握る、黒い男の手に握られた刀に背中から突き刺されたためだ。 無音俊足の暗殺手。 東京タワーの裏手から地下通路を降り、空魚とでリンボを挟み込めるポジションに回り込み、取り決めた合図を皮切りに踏み出すまでの間。 足音、気配、魔力、全てに痕跡を残さず。 凶器に心臓を貫かれるまで己の死すらも気づけない。 悪あがきも許されない。瞬間的に【裏世界】の法則を叩きつけられて焼かれた精神は、延命の術を練る集中を保てない。 伏黒甚爾。魔の気配を過敏に察知し、抗魔術対策に血道を上げる術師(キャスター)を嘲り笑う殺しの手並みは、ここでも遺憾なく発揮された。 現にリンボは、我が身に起きた事態を受け止めきれていない呆け顔のまま死に様を晒し────。 「っ違う! そいつじゃない!」 死体の輪郭が腐乱した果実のように崩れ盛大に中身を破裂させるよりも、空魚が叫ぶ方が早く。 それよりも更に、釈魂刀で呪いの実に斬撃を振るって膨張を止める方が速かった。 「……まあ、俺は手応えがなさ過ぎるからすぐ分かったが……お前はよく気がついたな」 「右目で見たら、分かりやすいぐらい偽物って形になったから……。形代とか符術符、ていうの? 見たまんま身代わりの」 「成る程ね。俺と違って立派に呪われてる眼だ。せいぜい引っ張られないようにしときな───ほら、今度は本物か?」 「く───────」 それぞれの手段で偽装看破した二者の頭上。 全てを俯瞰し物見に興じていたと嘲笑する声が、暗黒に響く。 「ハハハハハハハ! いやいやお見事! よくぞ見破りなされた! ああ、やはり備えというのはしておくに限る!」 浮遊したまま見下ろすは、床で消滅していく肉塊の元の形と寸分違わぬ見目。 アルターエゴ・リンボ、健在。 「……うん。たぶんこっちは本物。黒いケモノに心臓みたいなのがみっつ……いや本人も含めてよっつか? なんだろ、逆ケルベロス? 首が3つなんじゃなくて、何人分かの体がくっついてるみたいな」 かつての【怪異】と同じく、右目で視たリンボの形は左目で覗くのとはかけ離れた姿。 あるいは、現実より強く、存在を特徴する写実であるのか。 「とはいえ───とはいえ、一矢報いられたのもまた事実。それを省みぬことには気分に障りがありまする。 拙僧の後ろを、何の前兆も起こさず取るとは実に面妖。 気配遮断? 足運び? 暗殺者の英霊といえどそこまでの気配の遮断は叶わぬもの。そこの御仁、何者なるや?」 「憶える意味もねえ猿だ。忘れな」 「猿───。そうですか、はははは、そうか猿と! はははははは! して猿殿。一芸見せ終わって次はどのような芝居を?」 笑みが変わる。 陰惨酸鼻を極める劇を演じる側から、滑稽な喜劇を眺める観客の側へ。 居所を変えて甚爾を指差す。 『次の芝居を見せてみろ』と。 畜生の踊る様を見ていてやると、座席に座り込んでいるのだ。 「慌てんなよ。芸には仕込みが必要だろ」 「では僭越ながら手をお貸ししましょう。術師たるもの、式や星詠みのみならず、風雅や遊戯も修めなくてはお上の顔覚えが悪くなりますので」 手をひらひらと翻し、自分はからっけつだというアピールする甚爾に構わず、リンボは指を鳴らした。 音はぱちりと黒い空間で弾け、”合図”を送られた従わされしものが闇から出てくる。 「ほうら、この通り」 そして、怪異は姿を見せた。 人の形はしていない。二手二足のていを成していない。 腕は精密に動く触覚器官としての指ではなく、得物を挟み、切り裂く用途としての鋭い刃を備えている。 胴は太く長く、連結されるのは複数の脚。 口は───口だけだ。咥えた骨も石も噛み砕ける咬合力の顎。 蜘蛛か、蟷螂を巨大化して、捕食する相手(にんげん)を模倣させたような形。 妖怪と恐れられるもの。平安の都。後に千年王城と呼ばれる事になる京に蔓延る百鬼夜行のひとつ。 名を、土蜘蛛といった。 召喚された土蜘蛛が甚爾たちを取り囲む。 土蜘蛛は複数いた。合計で5体。 甚爾を包囲するので4。網から漏れた空魚ににじり寄るので1。 生体であれど大型でない土蜘蛛の幻創種としての位階は低く、せいぜいが魔獣程度。100束ねたところで英霊を前には屍の山に変えられるだけ。 その為に、数を揃えた。数とは力だ。 4匹で甚爾を足止めし、稼いだ数秒を投入して孤立した1匹が要石のマスターを引き裂く。 召喚された土蜘蛛に戦術を練る知恵はないが、ここには入れ知恵をする召喚者がいる。 多脚をしならせて駆けてくる。 速くはない。精々が法定速度下にある自動車ぐらいのもの。 つまりは、自動車がブレーキなしで突っ込んでくるぐらいの衝撃は、保証されている。 何より土蜘蛛に自制はない。傷も死も恐れる事なく躰は、敵を殺す武器であり同時に自由を奪う鎖となる。 爪と一体化した腕を振り下ろす。高速、重厚。当たれば人体を容易に裂く腕は───標的に届く前に切断され宙を浮く。 そこからは、一瞬の出来事。 音に並ぶ速さで体ごと旋回した刀は無数の斬撃を生み、軌跡上にある怪異共を両断、分断、寸断。 連続回転を止めずに、すかさず残りの1匹に向かって何かを───一部分が欠けた短刀を投擲しこめかみを直撃。それでも勢いを殺せずに大きく吹き飛ばされる。 2秒と経たず、怪物は駆逐。 マスターの命も、サーヴァントの消耗も奪えず仕舞い。 「お上手、お上手」 されど、2秒の時を使われた。 使い魔の役目は始めから秒針を二度刻む間だけの足止めだったのか。 迎撃と守護を選択した甚爾に対して、リンボはただ攻勢を押し続ける。 呪符が舞う。蒼穹を疾走る燕も同様に縦横無尽に飛翔する。 その一枚すべてに必殺の呪力が練り込まれていて、牽制はひとつとて無い。 左右を踊り、上下に潜り、四方八方に散り散りに飛び、目線を限定させない。 その内の一枚が、飛来する。星型に瞳を入れられた符は炎上し、より火を燃え上がらせようと脂身の乗る人体へ吸い寄せられる。 ……無手の五指が符を握り潰す。 掌の中で酸素を求め足掻くのを握圧で鎮火させる。肌は焦げ目すらついていない。 武器で払わなかったのは正解だ。一投目に続く以降の次弾は着弾のタイミングを微妙にズラしているので、闇雲に振り回すだけでは捌ききれなかった。 炎上。爆発。雷霆。重撃。 扱う呪力は同一であるのに、別種の属性に変化を加えられて放たれる万化の毒。 貫くように。斬るように。押し潰すように。 殺すという結果は変わらないのに、ここまで技を枝分かれさせる事に意味があるのか。 大いにあると天は笑う。リンボも然りと肯くだろう。 釣瓶打ちの標的に据えられし甚爾には未だ……一発も着弾してないが故に。 五感の鋭敏性は、研ぎ石を逆に割る妖刀にも等しい。 迫る弾丸、機関銃の連射速度を全方位から見舞われようとも。 甚爾には見えているし、触れている。 光の反射。風切りの音。空気の振動。血煙の臭い。呪いの味。 特殊な器官もない普通の人間が有する当たり前の感覚の延長が、殺到する神秘を捉えて弾く。 だがそれが人間が無限の可能性を秘めた栄光の証である筈がない。 伏黒甚爾は呪われている。 呪いを奪われた体になっても解けない縛りが、今でも暴君には取り憑いている。 間断なく続けられていた呪いの飛来が、止まる。 敵に倣って自身も棒立ちせず領域内で脚を駆動させた結果だ。 追いきれていないのだ、甚爾の速さに。 無論速さだけの理由ではない。 術の飛弾に付けられてるだろう追跡(ホーミング)の効果が、落ちている。 呪力、界聖杯式に直せば魔力の保有をゼロとする甚爾の肉体は、魔術的には認識されない幽霊(ステルス)だ。 狙うには目視か、ごく単純な生命反応の検知に再設定する他なく、それが間に合わないという事は────。 「!」 呪力に関わらず、猛然と襲い来る殺気の流れに目を見開くリンボ。 正面で対決していながらの不意打ち。見えているのに追えない奇襲が成功する。 白兵戦の間合いまで近づいていた甚爾の得物は、変わっていた。 毛のある鍔の太刀から、鎖で繋がれた三本の棍棒へ。 特級呪具・遊雲。物理的呪的破壊力のみを主眼に置かれた、甚爾が持つべき呪いの暴力。 「ギ──────!」 反射で防御した右腕の橈骨尺骨が粉砕した。一緒に散らばる光芒の紋様を見るに障壁も出していたようだが関係ない。 続けざまに顎へ払い、鳩尾へ突き、背後から頸椎の三連撃。 どの方角から攻撃が来るかを読ませない、三節棍の持ち味たる変幻自在。 新たに張られた衝撃で威力は減衰させられるも、いずれも破砕し、守りの上からでも十分な痛打を与える。 「ぐ、げ、がはっ──────」 言葉はない。 一流の術師は口から出る音ひとつで人心を括る。呪言でなくてもかける『すべ』は幾らでもある。喋らせてこちらに有利な事はまず皆無。 これは本体だ。直に触れている甚爾には確信がある。今度こそ身代わりはいない。 このまま滅多打ちにして、全身の骨を砂になるまで叩く。 即刻、黙らせたまま、殺す。 悲鳴、虚言に耳を貸さず殴打し続け、 「猿の正体、見たり」 耳朶の奥の底。三半規管に入って通る、粘ついた声。 砕かれた筈の顎で、なぜ喋れる。 揺るがされた脳髄で、どうして笑える。 疑問は捨てる。何よりも優先するのは身の安全。 前衛的なオブジェになりかけていたリンボの傷口、折れた箇所から噴出した赤黒い波濤、純粋なる呪いの圧から逃れる。 「やはり、猿は猿ですなあ」 呪いへの耐性を持つ天与の肉体には適切といえる範囲攻撃。 血の津波から出てきたリンボの体は、全快していた。 骨は元の位置に戻り、ズレた肉はみな復元。 特殊概念を省いた単調な破壊力は随一の呪具である遊雲をもろに食らっているのに、再生が早すぎる。 それほどまでにリンボの呪術への理解と技量は卓越してるのか。それとも魔力に任せた強引な埋め合わせか。 いずれにせよ、分かる事はひとつ。 『自分の肉体の性質に気づかれた』。 天与呪縛、呪力と引き換えの超人性を暴かれた。 その身で直に味わいながらも、リンボの顔は嘲弄と余裕。 能力のタネが割れた程度で何が出来ると、自信を保つ気は甚爾にない。 甚爾は自分を無敵の強者と思った事はない。 むしろ臆病といわれるほど慎重に動かさなくてはならない駒だと自覚している。 これまで上手く立ち回ってこれたのは、特性を悟られぬよう過度な接触を抑えてきたため。 それが、仕留めるのが長引き、特性を十二分に知悉する使い手に知られてしまった時────。 再び現れる炎、雷、風。 手数と威力は依然脅威、つまり先程と変わりなし。 だが今度は、高速移動する甚爾を精確に狙い撃っている。 無論、ただ受けるだけはせず切り払って防御するが、意味するところは大きい。 探知を切り替えた。甚爾の反応ではなく、その手に持つ呪具の反応にだ。 霊を傷つけ得る神秘を保有する呪具はステルスの恩恵に与らない。 魔力だけで視覚を映す場合、武器だけがひとりでに浮遊して動き回っているように見えることだろう。 自身に取り付けられたビーコンにされた遊雲を、甚爾は未練なく放り捨てた。 呪弾は追尾した呪具に殺到し、不可視に立ち戻った甚爾は新たな武器を取り出すべく胃に収めていたモノを吐き出す。 芋虫に人間の顔を貼り付けた、醜悪な呪霊だ。 戦闘力は皆無だが、腹の中に幾らでも道具を詰め込められる、武器さえ霊体化できない甚爾にはなくてはならない『生きた武器庫』だ。 透明人間は内臓まで透けて見える。器官内にまで呪いに強い甚爾は、丸めて飲み込む事で呪霊ごと武器を保管していた。 口から取り出したその呪霊が、意に沿わぬ挙動に身悶えした。 震え、うねり、決して口を開こうとせず。 全身から出血し膿を作りながら崩壊していった。 「───────────────」 呪言など不要。 真の呪術師は目で殺す! 離れた位置にいる相手を殺す、リンボの呪詛! 町ひとつ隔てようとも、祟りを飛ばすも自在なる蘆屋道満。 契約で守られていようと、低級呪霊程度、視線だけで呪殺するのに造作もなし! 咄嗟に呪霊を口に含み直して隠す。 胃の中に戻して呪詛は弾いたが、これによって無手、丸腰となってしまう。 まさしくその好機を待っていたのだと飛んでくる大型の符。 独楽のように回転しながら詛呪を撒き散らす殺戮道具に拳で応じる。 殴った拳は呪われない。だが呪力から変換された熱量が肌を黒く染めていき、出力を殺せず後方へ押し出されていく。 「あ───アサシンっ! 足元、埋まってる!」 見れば分かるが逃げようがなかった。 素手で掴んだ独楽を投げようにも、周囲を飛んでいた呪符が足を止めた甚爾に一斉に殺到して勢いを減じさせない。 ずり下がる踵がある地点を超えた途端に罠、空魚の知識でいう『グリッチ』が作動。 床に血の絨毯が敷かれ、瀑布となり噴き上がった。 「猿では儂は殺せぬ。誅せぬ。一芸、一能、道具を用いようと知恵を使おうと、人の真似を超えませぬ」 大爆発を見届けながらリンボは綴る。 「黄金ほどの衝撃もない。 雷光ほどの輝きもない。 火焔ほどの鋭さもない。 絡繰ほどの巧拙もない。 鬼女ほどの暴力には、些か足りない」 平安の都を鎮護せし源氏武者。地獄を斬り伏せた轟雷一線。 いずれ英霊に登り詰める、絢爛の英雄たる益荒男達を脳裏に宿して、甚爾を測る。 呪いを視覚で捉え、生身で術師を凌駕する身体能力・呪力への完全耐性とステルス。 喪失を補って余りある効力を得られるフィジカルギフテッドだが、そしてそれは術師・呪霊に絶対の有利を約束するものではない。 穴というものは必ずある。 呪的耐性を持つが、逆に呪力を練れないため呪霊を祓えない。 生家の禪院で虐げられたのは単なる贔屓や嫉妬の連鎖ではない。歴とした、呪術師の適性の無さにある。 当然甚爾は弱点を理解し、補える道具を多数用意してある。 正面から勝てない相手には地道な人海戦術で精神をすり減らし、死の一撃を当てられる状況に誘導する。 それこそが術師殺しと渾名される所以であるが……このリンボもまた、術師の枠組みに収まらぬ美しき肉食獣。 外法に対する外法。人を陥れる術法には、一日の長がある。 「正義、信念なき猿の牙には、この首はくれてやれぬなぁ」 アルターエゴ・リンボは悪を標榜する。 正義に阻まれる外道を志し、真実そう在れるよう自己を弄っている。 その道こそが終生追い続けた怨敵を貶められる唯一の手だったからか。 安倍晴明を───まったき善と正義の担い手と誰よりも認めているが故か。 己を倒せる者は、晴明に連なる『正義』でなくてはならないと、戒めているかのように。 甚爾の実力は確かなものだ。驚嘆しよう。称賛しよう。 だがその腕は殺すだけの腕。義、情、念、人が持ち出す善の要素を捨てた者のみが体得する畜生道だ。 同じ穴の狢だ。 そんな刃の下に心なき輩に───どうして敗れる事ができよう? 「道義を語れる立場の坊主かよ。口が腐って知らねえぞ」 波が収まった後でも、果たして甚爾は立っていた。 顔や腕を汚す赤は返り血ではなく、どれも自分から出たもの。 継戦できるだけの体力は残ってるが……無視できない域の失血(ダメージ)だ。 初撃を逸した時点でこうなる事は分かっていた。 事前に調べ上げた情報でリンボの名は割れている。 蘆屋道満、なるほど大物だ。 こちらの世界の『そのもの』である可能性は低いとはいえ、似たような世界で、似たような経歴を持っているなら、呪術界の歴史に名を連ねるビッグネームだ。 クラスは違えど練達したキャスター並の術技を誇るのは疑いようがなく、故に対策は初手必殺を心がけていた。 術師殺しの天与の暴君を名を売ってきていても、甚爾自身はそれを誇りに思った事がない。 呪術師の家系に生まれながら猿呼ばわりされる境遇を当然だと思うし、人以下の畜生と自虐する余裕すらある。 尊厳も、愛情も、捨てられるものは残らず捨てた。 生前には物置で埃を被っていたそれらを持ち出してしまったばかりに、人らしい『勝負』をして死に負ける羽目になった。 呪術師からすれば奇跡のような、望んでもない第二の生をもらっても、湧き上がる欲求はない。 折角、呪いばかりか生きてるしがらみからも解放されたのだ。 次はちゃんと猿らしく、仕事(ほんのう)だけに従事する歯車であるべきだと、身の程を弁えたのだ。 だから、今もこうしている。 奇襲が失敗した時点で、本当ならもうマスターを抱えて逃げていた。 勝てない相手に正面からやり合うなんて真似は、生前の二の舞だ。 サーヴァントとしてどれだけ特異な在り方でも、『なぞれば』またあれが繰り返される。 それをしないのは今、ここで、リンボを殺す事こそが依頼人(マスター)のオーダーである為だ。 理不尽を嘆く暇は捨てた。 雇われの身なんてこんなもの。 手は抜かないし全力で事に当たるが、そこに熱はない。 矜持だなんだを優先するよりはマシな末路だろうと、乾いた結論を笑うのみ。 「それにな。そんな猿でもいい道具を持たせればしぶとく生き残るもんだ。 噂の安倍某も、おたくみたいなゲテモノでなければさっきので殺れたかもだし、な」 まあ、このまま好きに嬲られるのは癪なので。 意趣返しに毒のひとつでも投げつけてみるが。 「───ほざいたな猿めが。貴様が如き木っ端、晴明は愚か儂の足元にも及ばぬわっ!!」 「ずいぶん過剰に吠えるじゃねえか。そういう声も出せたんだな。自分を下に置くあたり、立場の差はしっかりと教え込まれたみたいだがな」 よし、だいぶ溜飲が下がった。 もう思い残すことはないな。 下衆は下衆らしく怒れる呪いをせせら笑って。 後は地獄に帰るまでの間にどれだけ依頼に沿わせられるか。そう死後の勘定を試算したところで。 「え……なにこれ?」 マスターを置いてきていた光の線が、いつの間にか輝きを増していた。 魔法陣の内円に入っているよう空魚に言いつけたのは、リンボの干渉を少しでも弾く算段だ。 とにかく魔力さえあればいいと大雑把に考えてる手合いならともかく、このリンボについてはそんな浅い欲望は抱いていない。 彼ほどの術師であれば、土地に根ざす魔力を根こそぎ引き上げられる。そしてそれだけの量でしでかす大仕掛けがある。 動機は分かれつつも霊脈を入手するのが至上命題。可能な限り無傷で手に入れたい筈。 いわば魔法陣をリンボを釣る餌と、盾に利用していたからだが、ここで蠢動を起こすのは計画には入っていない。 上の戦いの影響か。はじめはそう当たりをつける。 海賊同盟なり方舟なり敵連合なり、敵勢力が雪崩込んできて切羽詰まり、使われる前に使ってしまえと、大和が踏み切ったか。 否定する。それにしては勢いが弱い。 呪いを肉体の感覚で捉える甚爾には、魔法陣の起こす振動は土地に貯蔵されている魔力を吐き出す兆候にしては小さすぎる。 半ば直感での予想だが、これは『底にあったものが出てくる』というよりも『遠くにあったものが呼ばれる』に近い──── 「オイ、離れ───────」 何はともあれ、これ以上中にいるのは拙い。 リンボに狙われる危険があるが陣の外に引っ張り出そうと駆け出したと同時に、締め切った地下には風が舞い、燐光は火花を散らす稲妻になった。 滔々と溢れる眩いばかりの光。 旋風と閃光を纏って現れいでる誰彼。 それはこの聖杯戦争に集められたマスターの殆どが知らない事だが────。 あらゆるマスターが『彼ら』と対峙する際に起こる、『召喚の予兆』だった。 かくして、召喚は成る。 峰津院大和が設置した、繋げた地脈を通じて異なる場所へ転移する簡易ターミナル。 その経路に崩壊した『鏡世界』の断片が『特異点』を契機に侵入し、『銀の鍵』を介して裏口が開通される。 闇に閉ざされた空洞に、招かれざる『彼女達』は我が者顔で乗り込んだ。 「そ」 一音。 金砂の髪が揺れ、星の煌めきに照らされて踊り、透明な指先が翻る。 「ら」 二音。 虹色に透けて見える────空魚の右目では蛸足そのものの触手が少女の振る手に呼応しておぞましく広がる。 「をーーーーーーーーーーーーーーーー!」 三音。 空気を叩いて殺到する巨大な触手の群れは、湧いて出てきた闖入者に唖然とするリンボを囲み、隙間なく押し潰した。 もって三音。 全宇宙に轟けとばかりに恥ずかしげもなく名前を叫んで。 「………………お待たせ!」 「なんっってとこから出てきてんだお前ぇええ───────!?」 着地するなりにっかりVサインを決める仁科鳥子に、空魚はつい渾身のツッコミを入れてしまった。 ◆ →
https://w.atwiki.jp/ikenumayui2/pages/85.html
池沼唯を臓器売買 唯「あう、あうう……あーう……(×p×)」 午後2時過ぎの、閑静な住宅街。ぶくぶくに肥え太った一人の池沼が歩いていました。彼女の名前は平沢唯。ご存知の通り、IQ25の池沼です。 唯「むひぃ……むひぃ……あぅ……(×p×)」 太陽がさんさんと輝き、強く照り付けています。 アスファルトの照り返しや、直接降りかかる日光は大層なもので、その日の平均気温は35度を越えていました。 三段腹で顎が何重にも別れているような超弩級デブの池沼唯ちゃんには、到底耐えられません。鼻水や汗、よだれなどの池沼汁を撒き散らしながら、池沼唯は歩を進めていました。 唯「ぅーぃ、あいすたべたいでつ。ぅーぃー、あいすー(×p×)」 あまりの暑さに池沼唯は憂ちゃんにアイスをねだりはじめました。自分がどこにいるのかすらもわからないのでしょうか。全く、なんと可哀相な池沼でしょう! 唯「あう?( q )あうー!\(^Q^)/」 おや、池沼汁を垂らしながら歩いていた池沼唯が、唐突に叫びました。あまりの暑さに頭がおかしくなったのか、と普通なら思われるでしょうが、残念ながらそうではありませんでした。 「ねこた! ゆい、ねこたみつけた!\(^Q^)/」 池沼唯の視線は、塀の上を歩く猫へと向けられていました。猫を見つけて、喜びを抑え切れずに叫んでしまったようです。 唯「ねこた、ねこた、ゆいとあそぶー!キャキャ!(^q^)」 池沼唯は塀を歩く猫の足元へ飛びつきました。先程まで暑さでへばっていたのが嘘のようです。これには猫さんもびっくり。その鋭い爪をあらわにして、池沼唯の醜い顔を切り付けました。 唯「うわーん、ねこたぶったー!("q")ねこた、おしおきするー!(`q´)」 ぶった、ではなく引っ掻いた、というのが正しいのですが、三歳児以下の思考能力の持ち主である池沼唯には同じことなのでしょう。あまりの語彙の少なさに同情を禁じえません。 わんわん泣きながら池沼唯は塀に向かって飛び掛かりました。 唯「あう?( q )」 しかし、暑さにふらふらになっていた唯は、足を滑らせてしまいました。猫の歩く塀に頭から突撃します。 唯「びええー!いたいー!ねこたわるいこ!しーね!しーね!( q )」 塀に頭をぶつけた池沼唯は、なんと猫を罵り始めました! 自分の不注意で足を滑らせたにも関わらず、この責任転嫁。なんて始末に追えない池沼でしょうか! 池沼のうるさい声を不快に思ったのでしょうか、猫はさらに池沼唯の顔を切り付けます。血が流れ、汗が飛び散り、猫の爪を油が汚しました。 あまりの痛さに池沼唯は手足を振り回して暴れます。猫は軽々と避けると、塀の向こう側へと消えてしまいました。 残された池沼唯は、猫が消えたことにも気づかずに手を振り回します。暴れている内に、豚さんの財布をポケットから落としてしました。 雨が降ったときなどに排水をする溝に落ちてしまいます。 唯「ぶたさん!ゆいぶたさんでつよー\(^Q^)/ぶひぃー、ぶひぃーv(^pq^)v」 豚さんを見て興奮した池沼唯は、豚さんの真似をしようとその場でしゃがみ込みました。 しかし、手が汗でびしょびしょだったために、またもや池沼唯は滑ってしまいました。ずぼり、と体が溝にはまります。 唯「あうー?( q )」 溝にはまってしまった池沼唯は、不思議そうな顔つきで辺りを見回します。自分がどのような状態にあるのかが理解できないのでしょう。手足をバタバタさせますが、どうにもなりません。ぶくぶくとした体が溝にはまって出られないのです。 唯「びええーん!ゆいでれないー!("q")」 困った池沼唯は、大きな声で池沼泣きをしました。池沼汁を垂れ流しにして、池沼唯は叫びます。泣き叫び、興奮したからでしょうか、ブブブー! という爆音がなりました。 唯「ゆい、ぶぶぶーちた。おむつきちゃない( q )」 暗におむつを変えろ、と催促しますが、聞いている人はいません。池沼唯は溝にはまって身動きできないままですし、誰かに頼むこともできないのです。まあ、こんな池沼におむつを替えろと言われて素直に従う人がいるかどうかは疑問ですがww 唯「ゆい、うんち( q )」 とてつもない悪臭が辺りに漂います。これには池沼唯も我慢できません。もう一度池沼泣きをして、手足をばたつかせました。 バキッ! ゴキッ! バギンッ! 丸々とした太い手足が、盛大に音をたてました。無理な機動をしたために、両肩が脱臼したのです。さらには、両足のふくらはぎを吊ってしまいました。 ジョオオオオッ!! その痛みで、池沼唯は失禁までしてしまいます。おむつから染み出るほどの量です。ジャージのズボンを通り越し、ポタポタと溝に水滴を作ります。 「あ……う……ぅ……("q")」 憂からのお仕置きや、仲良し学校でのいじめなどから痛みに慣れている池沼でも、さすがに我慢できませんでした。脱水症状を引き起こしかけていた、というのと合間って、池沼唯は意識を失ってしまいます。 池沼は気絶しました。しかし、相変わらず太陽はさんさんとしています。池沼唯のいるところが日陰ならまだよかったのですが、彼女にとっては不幸なことに、彼女が転がっている溝は日なたにあるのです。池沼唯は、いつも以上に池沼汁を垂れ流します。 唯「ぶひぃ……ぅ……いぃ……("q")」ブブブブブー! 池沼唯が己の不注意から溝に陥って一時間がたちました。その間、池沼はずっと池沼汁を垂れ流し、顔を血と汗、鼻水、油で濡らしています。 気絶している間にもう一度うんちを漏らしていました。悪臭が漂っています。 そのまま何事もなければ、何時間か後には熱中症か、脱水症状で池沼は死亡し、憂や仲良し学校の先生は池沼大魔王から解放される、というハッピーエンドを迎えられたのですが、運が悪いことに池沼の近くを人が通りました。 下校する小学生の群れです。どうやら最近の特撮について姦しくお話しているようです。この年頃だと、男子も女子と同じように騒がしいものですね。 池沼はその姦しさに目を覚ましてしまいました。 池沼唯にとっては幸運なことですが、人類にとっては非常に不運なことです。 唯「あううー……ゆいからだいたいー!ゆいたすけるー!(`q´)」 全身、特に四肢に痛みを感じ、さらには脱水症状を起こしていた池沼は、外聞を捨てて(元から全くありませんが)叫びました。 突然のことに小学生たちもびっくり。よせばいいのに、ついつい溝を覗き込んでしまいます。 小学生A「あ! こいつ、池沼の唯だ!」 小学生B「本当だ! 池沼が溝に嵌まってるぞ!」 小学生たちはあまりにも情けない池沼の姿に騒ぎ出しました。指をさしたり、おっかなそうに足で突いている子もいます。 小学生C「この池沼、一昨日に僕のおもちゃを壊したんだ!」 小学生D「僕も砂場で使うスコップを盗まれた!」 小学生A「俺も、この池沼にはいつもひどい目に合わされてる! ……よーし、みんな! この池沼豚に仕返してやろうぜ!」 小学生BCD「おー!」 哀れなことに、池沼唯は小学生たちから仕返しされてしまうことになりました。とは言っても、彼女の日頃の行いが悪いせい、要は自業自得なのですが……。 小学生B「じゃあ、まずはこのジュースを……」 小学生Bは、手にするペットボトルを池沼唯の体に垂らしはじめました。 中身はオレンジジュースです。ベタベタして気分が悪くなるだろう、と目論んでのことでしたが、残念ながらそうはなりませんでした。 唯「ジュース!\(^Q^)/ウマウマー♪(^q^)」 なんと池沼は溝を流れてきたオレンジジュースを嘗めたのです! なんてはしたない池沼豚でしょうか。 三歳児並、いえ、そんなことを言っては三歳児に失礼でしょう、ニワトリ並の頭の悪さです。なんと下品なことでしょう。 小学生A「うわー、気持ち悪い! 死ねー、池沼ー!」 池沼のあまりに気違いじみた行動に、小学生たちはドン引きします。小学生Aがその頭を思い切り踏み付けました。 唯「あうー!いたいれす、いたいれす!あやまるー!(`q´)」 溝にはまり、完全に身動きできない状態でもこの不遜な態度。まともな神経を持つ人間では到底有り得ない言動です。 小学生C「なんだとー! 池沼、死んじゃえー!」 小学生D「そうだそうだ! ここからいなくなれー!」 ドガ、バギ、グシャ! 小学生たちは池沼の体を容赦なく踏み抜きます。 唯「びえええー! ゆいいたいー! やだ、やめるー!("q")」 我慢弱い池沼は、もう池沼泣きを始めてしまいました。しかし、その不快な甲高い声は相手をヒートアップさせるだけです。その内、小学生の中の誰かが道具を取り出しました。 小学生A「この三十センチ定規で、池沼をぼこぼこにしてやるぜー!」 小学生B「なら俺は縄跳び!」 小学生C「なら僕は、改造ガスガン! 高かったんだぜ、これ!」 小学生D「C君、いいなあ……。じゃあ、僕は……、コンパスでいいや」 小学生A「なんか俺のだけちゃっちいじゃないかよー。……まあいいや。食らえ、この池沼!」 びしーん! ばしーん! 風を切って三十センチ定規が池沼唯の頭にぶつかります。角度を変えて刺すようにしたり、しなりをつけて叩きつける小学生Aは的確に池沼へとダメージを加えます。 唯「いちゃい、いちゃいよー!("q"#)」 小学生Aは一心不乱に振るいます。しかし、プラスチックの定規では池沼唯の厚い脂肪には力不足だったようです。 真ん中からぱきん、と折れてしまいました。チェッ、と舌打ちをしながら、最後に池沼へと叩きつけます。 武器を失った小学生Aと交替して、小学生Bが前へ出てきました。 小学生B「よーし、次は俺だ! いっくぜえー!」 ビシバシ! ビシバシ! 鞭のようにしなる縄跳びで、小学生Bは池沼の全身へダメージを与えます。 自慢の『脂肪ガード』も鞭式の攻撃である縄跳びには一切効果を発揮しません。 その身一つで受けなければいけないのです。 唯「むひぃー、むひぃー……ゆいいたいでつ、いたいでつぅー(##"q"##)」 小学生B「あはは、不様なものだな、池沼豚! みみずばれが大量にできてるぜ!」 縄跳びでぶったたかれ続けて、池沼唯の体の、服に覆われていない部分はみみずばれが目立つようになってきました。覆われてるところも同様になっているでしょう。 小学生C「こちらC、これよりこの豚を屠殺する!」 小学生Bが肩で息をするようになると、すぐに小学生Cがガスガンを構えました。 パン、パン、パン! 断続的に音が響きます。薄い木の板にめり込む程度の威力ですが、同じ箇所に打ち続けるとそれなりに痛みます。池沼唯は池沼泣きをしそうになっています。 唯「ごげげー("q")あがっ、あぐごっ、はふぃー、はふぃー("q")」 小学生D「C君、もうやめなよ。こんな池沼豚にビービー弾を使うのは勿体ないよ」 池沼に向かってガスガンを撃つ小学生Cに、小学生Dが言いました。小学生Cが「それもそうだね」、と言って下がるのを見て、小学生Dはコンパスを構えます。 小学生D「そりゃ!」 ドスッ! ブスッ! ドス、グリグリ! 「ぎゃあー!ぎえええー!("q")」 小学生Dコンパスの鋭い刃先を容赦なくその背に、足に、腕に、首に突き立てます。これは一般人でもきつい攻撃でしょう。痛みに弱い池沼は我慢できずに、案の定池沼泣きをしています。 唯「あ……う……う……ぃ……(##×p×##)」 ブブブブブー! 本日三度目のブブブーです。 小学生A「くっせー! ゲロ以下の匂いがぷんぷんするぜェー!」 小学生B「こいつは生まれながらの池沼だなーッ!」 小学生たちは口々に騒ぎながら池沼唯の体を踏み付けます。うんちに驚いてパニックを起こしているのです。池沼唯の体には小学生Dのコンパスが突き刺さったままであり、それを刺激されると池沼唯は声を張り上げて池沼泣きをします。 踏み付けを始めてからどれくらいがたったでしょうか、複数の足音が聞こえてきました。小学生たちは我に帰り、蜘蛛の子を散らすように逃げていきます。足音の主が池沼唯のところへたどり着くときには、影も形もなくなっていました。 律「あー、やっぱり唯か」 紬「唯ちゃん、いじめられていたのね。可哀相に……」 梓「唯先輩、大丈夫ですか!?」 澪「いじめられて溝に突き落とされるなんて……ひどいやつもいるもんだな」 律「よく見ればみみずばれだらけ……うわ、コンパスが突き刺さってるぞ!」 駆け付けたのは軽音部の一員でした。みんな一様にお洒落に着飾っています。「ロマンス」Tシャツにオムツ、ズボンという惨めな格好の池沼とは大違いです。 池沼唯の大きな泣き声に駆け付けてきたのでしょう、四人は肩で息をして、汗をかいています。 しかし、池沼唯と違って見苦しいという印象を与えません。これが池沼と美少女の差なのでしょう。 四人はみんな、ぼろぼろになって溝にはまっている池沼唯のことを心配しています。とても優しい心の持ち主達ですね。 容姿が良く、性格も良いとはなんて完璧な美少女達でしょうか! どこかの池沼とは大違いです。 しかし、澪の言葉は少し外れています。池沼はいじめられて溝に落とされたのではなく、自分の不注意で溝に落ちたのです。 怪我も自分が幼い小学生を相手に傲慢に振る舞っていたがゆえの仕返しであり、これもまた池沼唯の自業自得です。 因果応報、悪いことばかりする池沼に悪い結果が返ってくるのは当たり前のことなのです。 唯「あう?( q )りった!\(^Q^)/りった、ゆいいたい!りったたすけるー!キャキャー!(^q^)」 律の声を聞き付けた池沼が、律に助けを求めました。友人(と池沼が勝手に思っている)と出会えて嬉しいのでしょう、よだれが滝のような勢いで流れます。 律「はあ……はいはい、わかったよ……ってくさっ!」 無造作に池沼へと近寄った律は、池沼の臭さに怯んでしまいました。思い切りバックステップをします。 紬「このままじゃあ、唯ちゃんが危ないわ。りっちゃん、引き上げましょう」 律「あ、ああ……。そうだな……じゃあムギ、Tシャツの首の裾を掴んで持ち上げてくれ。澪は腰の辺りを。私と梓で足を持とう」 百キロを越える池沼唯を持ち上げるのは非常に困難です。非力な少女達では、全員が力を合わせないといけません。 梓「うう……重い、重いですよ唯先輩~」 四人の中では一番小柄な梓が息を荒くします。 ドッシーン! 溝から引き上げた四人は、道路の真ん中まで運ぶと手を離しました。疲れのせいで池沼唯を気遣う余裕などありません。 唯「ぴぎゃー!("q")ゆいいたいー!("q")りった、あずなん、むぎた、みおたー!わるいこ!("q")わるいこー!("q")」 お腹から落ち、顔面をしこたま打ち付けた池沼唯は池沼泣きをしました。池沼には、手をついて顔を庇う、というようなことは望めません。その痛みで、助けてくれた恩を綺麗さっぱり忘れ去って大声で罵る姿は、どうみてもただの池沼です。本当にありがとうございました。 澪「律、早く行こう。成り行きで唯を助けたけど、急がないと待ち合わせの時間に間に合わないぞ」 紬「そうねえ。和ちゃんのことだからもう待ち合わせ場所にいるでしょうし、待たせるわけにはいかないわねえ」 四人は池沼唯の幼なじみであり、お世話係を勤めていた(勤めさせられていた)和と待ち合わせをしていたのです。ならば、急がなければなりません。池沼に費やす時間などないのです。 唯「のどたたん?( q )のどたたん、ゆいすきー!\(^Q^)/ゆい、のどたたんあうー!(^q^)」 急いで立ち去ろうとする四人に、池沼が追い縋ります。 梓「唯先輩、憂が心配しますよ。早く帰ったほうが良いのでは?」 梓がやんわりとたしなめますが、池沼は聞く耳を持ちません。 唯「ゆいのどたたんあうー!("q")あずなんゆいやまする、だめー!("q")しーね、しーね!(`q´)」 梓「あー、はいはい。そうですねー。……先輩方、どうしましょうか?」 池沼唯は梓のことを口汚く罵るが、梓はそれを全く気にしていません。ぞんざいに返事をして、律達に問い掛けます。大人の余裕、というモノです。 澪「可哀相だけど、連れてはいけないだろ。四人で行く、って和には伝えてあるし」 梓「真鍋先輩、お菓子を用意するっておっしゃってましたからね。人数が増えたら先輩に恥をかかすことになってしまいますからね」 律「でも、放っておいたらどうなることかわからないぜ。もし事故に巻き込まれでもしたら、憂ちゃんに申し訳がたたないだろ」 紬「なら、一旦連れていきましょう。和ちゃんとの待ち合わせ場所につき次第、私が召し使いを呼び出すから、それに唯ちゃんの世話を任せる、というのはどうかしら?」 唯「ゆい、のどたたん(^q^)」 話し合いを繰り広げる軽音部メンバーを尻目に、池沼はキャッキャと騒ぎます。 態度だけ見れば非常に可愛らしいのですが、いかんせん行為の主体が汗、よだれ、血、油、涙、鼻水などの池沼汁を垂れ流す肥え太った池沼豚。であるので、全く可愛らしさがありません。むしろおぞましさすら感じさせます。 律「よし、じゃあ走るぞ! もう時間がない!」ダッ そう場を仕切ると、律は勢いよく駆け出しました。澪、紬、梓が続き、池沼はドタドタとその後ろを池沼走りします。池沼走りとは池沼に有りがちな無駄の多い走り方です。 足を振り上げる度に強く地面にたたき付けるために、ただでさえ体力のない池沼唯の体力を常人よりも多く浪費してしまいます。 また、池沼である唯は全く覚えていないことですが、池沼唯は両肩を脱臼、両足のふくらはぎを吊っています。それも池沼走りを遅くする原因となっているのです。 唯「ぶひぃー、あううー("q")ゆいはちれないてつー( q )ぶひぃー、ぶひぃー(×p×)」 もはや様式美とでも称しましょうか、池沼はその場で立ち止まって弱音を吐きました。 しかし、四人の美少女達は気付きません。池沼を置いて走って行きます。 唯「あうー("q")りった、あずなん、まつー("q")あうー("q")ぶひぃー("q")」 いっそう池沼汁をばらまきながら、池沼は走ります。構ってもらえないため、置いていかれないように走るしかないのです。 脂汗をかき、今にも死にそうな形相です。 ブブブー! ぜえはあ言いながら走っていた池沼唯。あまりの疲れに、ついブブブーをしてしまいました。本日四度目のブブブーです。 唯「びええーん!("q")ゆいぶぶぶーちた!にかいちたー!(×p×)」 なんということでしょう! あの三歩歩いたらものを忘れてしまうニワトリ以下の脳みその持ち主の池沼唯が、『今日大きい方のおもらしするのは始めてではない』ということを覚えていました! なんという奇跡! ここに憂か仲良し学校の先生がいれば、感涙するか、もしくは驚きのあまりに茫然自失となるでしょう。 普段が池沼過ぎる、の一言で済んでしまうようなことですが、これはとてつもなく凄いことです。 しかしここにはその二人はいません。池沼を褒めてくれる人間はいないのです。 しかも、池沼の頭では『始めてじゃない』ということはわかっても、『では何回目なのか』ということを導き出せません。 それがいかに唯ちゃんが残念な池沼であるかを示しています。もう救いようがないくらいの池沼ですね、池沼唯豚はwwww。 梓「なにやってるんですか、唯先輩! 真鍋先輩が待ってますよ!」 池沼のあまりの遅さに業を煮やした梓が、池沼の元へとやってきました。腰に手をあて、頬を膨らまして可愛らしいポーズを取ります。 池沼と対比して、ということもありますが、天使のような可愛らしさです。ぶひぃー、ぶひぃーと息をする産業廃棄物のような肉の塊とは大違いですね。 紬「唯ちゃん、私の手を繋ぎましょう!」 このままでは時間に間に合わない、と紬が唯の手を引っつかみ、引っ張っていきます。 お嬢様である紬の、白く柔らかい手と、IQ25の池沼唯の、傷だらけでがさがさになった不衛生な手が繋がれます。 よだれや鼻水で濡れていて、かなり不快なはずなのですが、紬は顔色一つ変えることなくその怪力で唯を引っ張っていきます。 もしかして、先程池沼を引き上げるときも彼女一人で十分だったのではないか、と錯覚してしまうほどの力強さです。 腕を捕まれたときに、脱臼した肩が痛み池沼は叫び声をあげましたが、誰も気にしません。 誰にも気づかれないように澪が池沼の後ろに近付き、背中を蹴りあげて黙らせました。 みんなの手前、口には出せないのですが、澪は汚らしい池沼に好意を抱いてはいないのです。 律「おーい、和ー!」 待ち合わせをしていた公園にたどり着きました。和はベンチに座り、腕時計を眺めています。彼女もまた、お洒落に着飾っていました。 和「あら、律の遅刻が10分以内に収まるなんて珍しいわね。明日は雪かしら?」 律「和~、そんなこと言うなよー。りっちゃん泣いちゃうぞー」 和の言葉は辛辣ですが、そこには怒りは一切含まれていません。和なりの冗談です。それがわかっているから、律は軽い感じの返事を返しました。 唯「のどたたん、のどたたん(^q^)ゆいのどたたんあう、ひさちくり\(^Q^)/」 漫才を繰り広げる律と和の間に、池沼唯が介入します。息がきれていないのは、走ることの殆どを紬に任せていたからです。なんて怠惰な池沼ちゃんでしょうか。 言葉もまともに話せていません。池沼唯は『久しぶり』と言いたかったようですが、少し、いえかなり知能が足りなかったようです。ひさちくり、などという意味不明な単語を口に出しました。 和「えっ? ……ゆ、い……」 律と楽しそうに話していた和の表情が固まりました。ピキン、という効果音が聞こえてきそうなくらいです。 澪「和、どうしたんだ?」 和「あ、あ、あ……」 唯「あう~( q )」 あ、あ、あ、と壊れたスピーカーのように繰り返す和に、池沼が意味不明の唸りを発し、疑問の表情を作ります。しかし、相変わらず腹の立つ顔ですねww。これほどぶん殴りたい気分にさせる顔は、世界にもそう多くないでしょう。 和「悪夢だ! これは嘘だ!」 座っていたベンチから立ち上がり、池沼を指差して和は叫びました。いつもの知的でクール、冷静沈着な和のキャラクターが崩壊しています。 紬「あらあら和ちゃん、どうしたのかしら~」 紬があらあらー、と独特ののほほんとした態度で話しかけます。どうやら驚いているようです。池沼唯も同様の様子で「あうっ!(°q°)」と叫んでいます。 和「悪魔め、また私から友達を奪うつもりなの!? どこかへ、どこでもいいからとにかく今、ここからいなくなりなさい!」 ビシバシ、ビシバシ! 和の気合いの入った拳が池沼の頬に入ります。 唯「いたいれつ。のどたたん、いたいれつ(^q^)」 和「黙れ、死ね!」 唯「あぅ(゜q゜#) あぅ(#゜q゜#) あぅ(#゜q゜##) あぅ(##゜q゜##)あぅ(###°q°###)」 梓「やめてください、真鍋先輩! どうしたんですか、らしくないですよ!」 澪「お、落ち着けよ。梓の言う通りだ。まあ、わからなくもないんだけど……」 梓と澪が止めようとしている間も、和は池沼唯を殴り続けています。ただ殴るだけでなく、爪を突き立てたり、鳩尾に膝蹴りを入れるなどの工夫を施しています。獅子は兎を狩るにも全力を出す、とはよく言ったものです。 確かに、獅子(和)が兎(池沼)を狩るのに全力を出しています(この例えは兎に失礼ですがwww)。 和「この糞池沼……! よくものこのこと出てくる!」 律「待て、和! 昔、なにかあったのか? ここ最近会ってなかったんだろ?」 池沼唯はここ数年間、和と会っていませんでした。和の方から池沼を避けていたのです。 和「察しがいいわね、律。あなたのそういうところ、大好きよ」 池沼の顔面に回し蹴りを決めながら和は言いました。倒れ伏した池沼の顔面を靴で踏抜きながら、和は律へと向き直ります。 「そう、あれは私が小学生二年生のときのことだった……」 回想始め! 女の子A「和ちゃん、憂ちゃん、遊ぼうよ!」 和「構わないわ」 憂「えへへ、ブランコしよっ」 女の子B「えへへー」 唯「ゆいもあそぶー!( q )」ブブブー! 女の子A「くっさーい!」 女の子B「なにこれ!? 豚!?」 唯「あーう( q )ゆい、ぶたさんでつよー!ぶーぶーv(^pq^)vゆい、ぶぶぶーちたー( pq )」 女の子A「気持ち悪い! 逃げよう、Bちゃん!」 女の子B「私吐きそうだよう……。豚がいる、って先生に伝えないと……」 和「あ……」 憂「嘘……」 唯「ぶーぶー(^pq^)ぶーぶーぶーv(^pq^)v」ブブブブブー! 和「唯、向こうに行ってくれないかしら」 唯「あう?( q )なんでー?(^q^)」 和「あなたのことが嫌いだからよ」 唯「あうっ!? のどたたんゆいのこときらいだめー!("q")ゆいのことすきになるー!("q")」ブブブー! 憂「お願い、お姉ちゃん。あっち行って。ね?」 唯「びえええーん!("q")ぶふぃーええーん("pq")ゆいいじめる、わるい!しーね!ぶひぃー、しーねえ!ぐごがあっぶぶぶ!("pq")」 和「死ね」ドカッ! ドカッ!バキャ! ボガアッ! 憂「お願い、お姉ちゃん。少し眠っててね」ドカッ! ドカッ! バギャアアン! ブシャアア! 唯「びええーん!ふがっ、ふごぼえあぅーぇん!("q")("q")("q")」ブブブー! ブブブー! ブブブブブー! 回想終り! 和「まあ、池沼のあなたは覚えていないでしょうね。でも、私と憂は決して忘れないわ。あの、187回味わった絶望を」 律「187回……いやな思い出を抱えているんだな、和と憂ちゃんは」 和「池沼唯に希望などないのです……」 しんみりとした口調で和が言いました。しかし足は動き続け、鳩尾や顔面、肩、酷いときには目玉を攻撃しています。 澪「まあ、その唯は今、気絶しているけどな」 唯「ぶひぃー、ぶひぃー(#####=q=#####)」 和「気持ち悪い顔ね。やっぱり、早く進めないといけないかしら」 和「この池沼豚を売り払うことよ。今、憂と話し合ってるの」 律「売り払うって、施設へ入れるのか!?」 律は和の発言に仰天しました。施設に入れる。それは、もうこの池沼豚と会えなくなるということを意味しているのです。 しかし、違ったようです。和はとてつもなく黒い顔をして、池沼唯へと唾を吐きかけました。その様子は普段の和ではありません。 闇に捕われ、暗黒面に墜落したダーク和ちゃんなのです。 和「いいえ、違うわ。ヤクザを通して、この池沼の中身を売るの。内蔵肝臓肺心臓眼球子宮血液……。移植された人が池沼になってしまいそうだけど、そんなことはどうでもいいわ。報酬は私:憂=4:6で山分けよ」 律「!」 和の言葉のあまりの内容に、律は辺りを見回しました。聞かれてはまずい内容です。和と憂の命に関わります。 和「大丈夫よ律。誰もいないわ。これでも周りには気を使っているつもりだから」 律「いや、和が気の効くいい奴だってことはみんな知ってるけど……」 驚きのあまり、律の話す内容がズレています。律はもう一度、辺りを見回しました。 和「こんな話をしてもいいのか、ですって? 大丈夫よ。そこの池沼豚を見て、衝動的に話してしまったけれど、『この四人になら話しても大丈夫ね』っていう考えもあったから」 梓「まあ、別にチクったりはしませんけど……」 澪「和の過去にそんなことがあったなんて、知らなかったよ。私には三人の関係に介入する権利はないさ」 紬「私、友達に悪事の口止めをされることが夢だったの~」 個人の差はあれど、三人が三人、和を庇うと意思表明しました。あとは律だけです。 和「障害は警察にばれること、警察にチクられること……これだけよ。律ならチクらないと信じているわ」 笑顔でそう言った和は、ただの生徒会長ではありませんでした。冷徹で非常な魔女です。 カクカク、と律は頷きました。満足したように和は足を振り上げて、思い切り振り切ります。バキャア! という音が池沼唯の脇腹で炸裂しました。 唯「あ……う……う……ぃ……("q")」 和「見てよこのTシャツ。汁撒き散らして白目剥いて、三段腹に五重顎のIQ25の池沼豚がロマンスですって。とんだロマンスがいるものね!」 和の口調がどんどんおかしくなっていきます。律は、どうしてこうなった、と頭を抱えました。 律(今回はただ和と遊ぶだけだったんだけどなあ) 和「はあ……これ以上商品を傷つけるわけにはいかないわ。早くこれを憂のもとへ届けないと」 紬「それなら大丈夫よ。今、斎藤がこちらに向かっているから、琴吹家で預かるわ。最高のコンディションにして平沢家に帰すわよ~。あ、もちろん斎藤には事情を話したりしないわ」 和「助かるわ。ありがとう、ムギ」 紬「お安いご用ですわ。うふふ」 ゾクリ! と律の背中を悪寒が駆け抜けました。 律(悪魔だ、悪魔が二人いる!) キキィー、と音がしました。脇の道路に、見るからに高級そうな外車が止まっています。 斎藤「お嬢様、気絶なさったご友人はどちらに?」 紬「これよ。出来る限り丁重に扱いなさい」 斎藤「はっ、畏まりました」 斎藤さんは、重さ百キロを越える池沼豚を軽々と担ぎ上げます。後部席へと放り投げ、スプレーを取り出して吹き掛けると、一礼してすぐに去って行きました。 紬「私、あまり外車が好きじゃないのよのねえ。うるさいし、振動は大きいし……」 そんなの知らん、と律は思いました。律以外の四人は姦しくお喋りしています。 今日は楽しめそうにないなー、と思った律でしたが、一度その会話に加わるといつものように話の中心となり、楽しく話します。 汚らしい池沼のことなど、あっという間に忘れ去りました。 …… ………… ……………… 唯「ぐごがー(=q=)ごぎごごごー(=q=)ぶひぃー、ぶひぃー(=pq=)」 ここは一体どこでしょうか、暗く湿った暗室の中で、池沼唯は眠っていました。手足は拘束され、寝台へ繋がれています。 今着ているTシャツには「おやつ」とかかれています。よだれ、汗、血、涙などが染み込んだ「おやつ」Tシャツは、非常に汚らしいです。 ヤクザA「しっかし汚らしい池沼ですね、Bさん。こんな醜いもの、始めて見ましたよ」 ヤクザB「池沼を見るのは初めてかB? よく観察しておけよ。人がいかに醜く愚かな生物か、ってことを。こういう池沼は、人間の中でも飛び抜けて愚かなタイプだからな」 豚の寝息のようないびきをかきながら、池沼唯は眠っています。その池沼がいる部屋へ、二人の男が姿を現しました。パチリ、と電灯をつけ、池沼を見下ろします。 二人は、西日本で勢いが強い新興の暴力団のメンバーです。憂、和から池沼の臓器売買を頼まれ、預かっているのです。 ヤクザB「それにしても臭いな。排泄物やら吐瀉物やらでとんでもない臭いがするぞ、この池沼」 和からの暴行で気を失った池沼は、琴吹邸へと運ばれました。そこで、この池沼には勿体ないくらい丁重な扱いを受けて、平沢家に帰されました。 家についた池沼は、そのときにはもう目を覚ましていたために酷く騒ぎましたが、憂のハイキック超連打の前に気絶してしまいました。 その後、暴力団との協議を終えた憂によって暴力団へ運び込まれ、今に至っているのです。 ヤクザB「ほんと、気分が悪くなりそうな池沼顔ですね。顔面に鉛弾をぶち込みたくなりますよ」 ヤクザA「俺も今、心臓にドスを突き立てたいという衝動と戦っている。これくらいの池沼になると、存在そのものがうっとうしく感じられるな」 ヤクザB「あんたの存在そのものが、うっとうしいんだよ! ってやつですか」 ヤクザA「気持ち悪い池沼のプレッシャーを感じるな」 憂のもとから離れた池沼は、見知らぬヤクザからも気持ち悪がられています。 この二人は起きている池沼と対話したことがないのですが、気持ち悪い池沼顔と不快ないびきで、この池沼の半端じゃない池沼度合いをすぐに察したのでしょう。 鼻をふさぎ、必要以上に近付くことすらしません。 ヤクザA「これの輸送にはCさんが携わったらしいな。吐瀉物をぶっかけられてブランド物のスーツが駄目になった、って嘆いていたぜ。オムツ取り替えを十回近くやらされた、とも言っていたな」 ヤクザB「うわあ……この豚、十八歳なんですよね?」 ヤクザA「もらしたっていいじゃないか、池沼だもの」 ヤクザB「なんすかソレwwww」 ヤクザA「この前池沼が街で叫んでたんだよ。『ぼきはちしうなのれつwwwwてんすなのれつwwぶぶぶーちてもゆるたれつのでつwwwパシヘロンダスwww』ってな」 ヤクザB「うわあwwwぶち殺したくなりますねwww」 池沼の話で盛り上がる二人のいる部屋へ、三人目の男が入ってきました。 比較的小柄なヤクザA、若い容貌のヤクザBとは違って、スキンヘッドに筋肉隆々な出で立ちの男は、まさにヤクザ、といっ容姿をしています。 ヤクザC「おう、池沼ちゃんは元気か?」 入ってきた男は、池沼唯を移送したヤクザCという人物でした。池沼唯に吐瀉物をぶちまけられたという人物です。 普通の人ならここで池沼唯を睨みつけるのでしょうが、ヤクザCはそのようなことをしません。 なぜでしょうか。 ヤクザCの心が広いから……というのなら池沼唯にとってこれ以上幸運なことはなかったのでしょうが、あいにくそうではありません。 ヤクザCは、池沼唯のことを金稼ぎの道具としてしか認識していないのです! 吐瀉物をかけられたのは道具の不具合。オムツ取り替えは道具のメンテナンス。ビービーと泣きわめく醜い声は機械の作動音。 ヤクザCからすればこの程度の認識なのです。 嫌悪感をあらわにしながらも一応は人間扱いしているヤクザA、Bよりもよっぽど人間味に欠けている男と言えるでしょう。 ヤクザC「故障しないようにメンテナンスを怠るなよ。この肉袋はただの肉袋じゃない、臓器を内蔵している、金のなる肉袋なんだからな」 ヤクザA「アイサー。ところでCさん、関西暴力連合のことはどうなりましたか?」 関西暴力連合とは、西日本を発祥として全国へと展開している歴史ある暴力団のことです。新手の暴力団が活動するには、この連合に気に入られる必要があります。しかし、彼らの暴力団はそのための献上などをしませんでした。それどころか、連合と対立すらしています。 例を挙げると、江戸時代に幕府の許可なく城を建てようとするようなものです。当然、並大抵のことではなく、彼らはいつも連合からの強襲を警戒しています。 ヤクザC「最近奴らの動きが掴めなくなった。最後に掴んだ奴らの動きは、イスラエルから銃火器を横流しされていることだな」 ヤクザB「アメリカ軍の標準装備か。うちの武装じゃ太刀打ちできねえぞ」 ヤクザC「それに対抗するために今、全国の暴力団に発起を呼び掛けている。連合の支配から逃れたがっている暴力団は少なくないはずだ」 ヤクザA「なるほど。そううまくいきますかね?」 ヤクザB「うまくいかせるのがこいつの仕事だな」 ヤクザBがCの背中をどつきます。はは、と笑い声が起こりました。 会話の内容は物騒ですが、雰囲気はよくなりました。しかしその矢先に、警報が鳴り響きます。 ヤクザB「これは、敵襲の警報じゃねえか! A、C!」 懐から拳銃を引き抜きながら、Bは叫びました。AとCも同様にチャカを構えています。三人は陣を組んで部屋を出て行きました。もちろん、部屋に鍵をかけることを忘れません。 そうして、部屋には池沼唯だけが残されました。 唯「ぶひぃー(=pq=)ぶごごー、ぶがーがぎがが(=pq=)」 豚のようないびきをかきなから池沼唯は惰眠を貪っています。 ジジジ、と点灯する壊れかけの蛍光灯の内の一本が、寿命を切らしたからかプツリと消えました。 まるで池沼唯の未来を暗示するかのようです。湿った、暗い空気に包まれて、池沼唯はただひたすら眠っていました。 連合の攻撃は苛烈を極めました。拳銃はもちろんマシンガンや手榴弾、閃光弾、はてはミサイルランチャーなどが飛び出します。 拳銃やマシンガンなど、必要最低限の武装しか持ち合わせていない彼らに勝ち目はありません。一人、また一人と血を流して倒れ、冷たくなっていきます。 彼らに取れる手段はそう多くありません。バリケードを張って、篭城を試みましたが、量と質に劣る彼らには不可能でした。彼らの城壁は決壊し、敵が流れ込みます。 連合A「よっしゃ、汚物は消毒じゃいッ!」 連合B「ヒャッハー! 俺の名前を言ってみろー!」 見境なしにマシンガンを放ち、時たまミサイルランチャーをぶっ放しながら、二人の男が突貫します。 あまりの戦闘力の違いから、二人を止める人間などいません。二人は破竹の進撃を続け、ついに厳重に封じられた地下室へとたどり着きました。 連合A「む、開かんな」 連合B「下がってなアニキ。きっついのをお見舞いしたるぜ!」 南京錠などでガチガチに保護されている扉ですが、さすがに対戦車ミサイルの手にかかっては一たまりもありません。爆風とともに吹き飛びました。 連合A「ヒャッハー、お宝だー! ……ん? なんもねえぞ」 連合B「寝台にデブが眠っているくらいだな。アニキ、この豚、殺っちゃう?」 二人がたどり着いたのは、池沼唯が保管されている地下室でした。 ミサイルランチャーの爆音が響きましたが、自分のいびきなどでうるさいのには慣れているのでしょう。目を醒ます予兆すら見せません。 連合Bは取り出した拳銃を池沼唯の手の平へと撃ち込みました。 唯「あんぎゃーーー!!いたいれつーーー!!("q")ビーーーー!!("q")」 さすがの池沼唯もこれには飛び起きます。起きてそうそう、不快なくらい甲高い声で池沼泣きを開始します。あまりのうっとうしさに、連合Aも銃弾を撃ち込んでしまいました。今度は太ももです。 唯「ゆいいちゃい!!!ゆいいじめる、だめーーー!!("Q")ビーーーー!!!("Q")」 連合A「こいつ、あれか! ええと、なんとか障害者か!」 連合B「あー、なんだっけ、知的障害?」 口々に呟きながら、AとBは池沼唯の体に銃弾を撃ち込みます。池沼を虐めるのが楽しくなってきたようです。耳にまで銃弾を撃ち込んでいます。 唯「ごめんなたい!!(; q ;)ゆい、ごめんなたいする!!(; q ;)ゆいいいこ!!!ぶーぶーぶー!!(;"pq";)ゆいぶたさんれつよー!!!(;"pq";)うんたん!!うんたん!!!!(;"q";)」 あまりの痛みに錯乱した池沼唯は、うんたん♪を始めました。このSSでは初登場です。しかし、うるさく思ったAに、命を振り絞ったうんたん♪は阻止されました。Aが腹に向かって拳銃を放ったのです。 唯「ビーーーー!!!!いちゃいーー!!(;"Q";)ガブ、ゴボォ、ガブフォ!!(;"q";)」ビチャビチャ Aの放った弾丸は的確に池沼唯の内蔵を傷つけました。血が逆流し、口から吐き出されます。 全力で媚びを売りにかかった池沼唯は、それを原因に腹を撃たれたのです。バンバンバン! と響き、池沼唯の三段腹に穴が開けられていきます。 唯「いちゃい……ぽん、ぽいちゃ、いれつ……(;"q";)うぃ……のど……ん……り……た、あず……ゴポォォ(;×p×;)」ブブブブブー! もはや売り物にできる状態ではありません。金のなる肉袋はただの肉袋に成り下がりました。ただの肉袋から、汚らしいうんちが排泄されます。男達は特になにか口に出すことなく、池沼唯の尻に何発か撃ち込みました。 弾倉にある弾を使い終えた二人は、一息つこうと煙草を加えます。その二人の元へ、連絡が届きました。 連合A「ボスからメールだ。……火を放って建物を潰せ、だとよ。ついでにこの池沼豚、焼いてくか?」 Aは懐からボトルを取り出しました。中にはアルコール度数70パーセントを超える酒が入っています。 連合B「池沼の燃焼ショーか。面白そうだな、やるかアニキ!」 哀れ、池沼唯の命運は完全に決まってしまったようです。二人の男は池沼唯の体に酒を振り掛けます。 唯「あぎゅごーー、ぎゅごーー(;×p×;)」ピクピク さすがにもう体力は残っていないのか、冷たい酒をかけられても起きることはありません。首から下がびしょ濡れになったところで、Bがジッポーライターを放り投げました。 唯「あう?(; Q ;)ビーーーーーーー!!!!!(;"Q";)いちゃい、いちゃいーーーーー!!!!(;"Q";)」 池沼唯はすさまじい勢いで燃え盛ります。まるで火の玉のようです。 唯「あんぎゃーーーー!!!(;"Q";)ごめんなたい、ごめんなたいーーー!!!!(;"Q";)」ブブブブブ-! あまりの熱さに、池沼唯はもう一度脱糞しました。それが炎に包まれて焼き上がります。香ばしい香りが漂いました。 連合A「謝ったところで、なんのエクスキューズにもならんぞ!」 連合B「あ、なんか焼き肉行きたくなってきたわ。兄貴、今日の夜は焼き肉にしようぜ」 やがて炎は寝台を包み込み、池沼唯のふけだらけの頭をすっぽりと包み込みます。 唯「あ、う……(×p×)グポア(×p×)」 全身を炎に包まれた池沼唯は、もはや喚くことさえままなりません。口の端から零れ出たよだれや、鼻から排出された鼻水、全身から流れる血液などが蒸発します。 唯「あ、う……ぃ……ぅ、ぅぅぅぃ……ぅ、ぃ……ぃ……(×p×)むひぃ(×p×)」 最後の力を振り絞って、池沼唯は妹の名を呼びました。ゴオゴオという火の勢いに掻き消されますが、池沼唯は必死に呼び続けます。池沼唯は、その粗末な構造をした喉が焼け焦げるまで、妹の名前を呼び続けていました。 和「唯が死んだ? 最初からその予定だったじゃないの」 平沢宅で雑誌をめくっていた和は、憂の言葉にそう返しました。 池沼が死ぬことはとっくの昔に決まっていたことであり、和にとっては驚くに値しない出来事です。 そんなことよりも、和は目の前の雑誌に注意を払っています。 憂「うん……臓器を摘出した末の衰弱死なら問題なかったんだけど、お姉ちゃん……じゃなかった、あの池沼豚が死んだのはそうじゃなかったらしいの」 和「どういうこと?」 憂「ヤクザの抗争に巻き込まれて死んだらしいの。池沼豚が保管されていた建物は全焼して行方がわからなくなったって」 和「マジで!?」 これにはさすがの和も驚きました。 和「臓器を売り払えなかった、ということね……これは非常に由々しい事態だわ」 お金が入らないかもしれない、と和は不安になります。池沼唯の死を悼む気持ちなどミジンコほども存在していません。 憂「和ちゃん、私はこれから、ヤクザのボスに連絡を取って……あれ? 新聞の間に手紙が挟まってる」 無造作に新聞を開いた憂は、中に封筒が入っているのを確認しました。未記名で切手もはっていません。 和「なにかしら……」ビリビリ 不思議に思いながら、和は封筒を破り、手紙を取り出します。そこに記入されていた内容は、和にとっては至福のものでした。 『義に乗っ取って一億円を振り込む。五日以内に引き落としされたし』 憂「和ちゃん、これって……!」 和「ジャパニーズマフィアは義に篤い……私も胸熱だわ」 ついに池沼唯豚が役に立った、と思うと、和は晴れやかな気持ちになりました。 存在自体が害悪でうんちと災厄を振り撒くだけの存在が他人に貢献したと思うと、目頭が熱くなるのを和は感じました。 和「さーて、私の四千万! 憂、受け取りに行きましょう!」 憂「うん、和ちゃん!」 とてつもなくいい笑顔で二人が飛び出します。二人が飛び出して行ったリビングには、手紙と真っ二つになったうんたん♪、適当に見繕われ、くしゃくしゃな状態になっている唯の遺影だけが残されていました。 ("q")おしまい("q") 池沼唯SS第一保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/bravestarjp/pages/16.html
http //hobby10.2ch.net/test/read.cgi/pet/1187438981/751-1000 (DAT化済み) 【ハムスター】 生餌に賛成?反対?【マウス】 ② 751 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 03 34 15 ID CBDj/KLk そういえば冷凍マウスはどうやって殺してるんだろうな 毒は使えないから窒息死か凍死かな 752 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 03 35 12 ID vu1YynhM 749 >動物監禁だから、少しでも快適に美味しい餌を食べて貰って >愛情を注ぐのが飼い主というものです。 だから生餌を与えるんだろ。 理解してんじゃん。 753 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 03 36 13 ID CBDj/KLk 美味しい餌=新鮮な餌=生き餌 754 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 03 38 16 ID V+WjEcfM もう駄目だ。 人はまだ分かり合えない。 ララア、ゴメン。 755 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 03 38 41 ID dV8u8FOh 美味しい餌→ばらまくwmsvTFrH→食いつく俺たち→明日仕事あるんだ寝かせてくれwww 756 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 03 39 19 ID I0xQJCsz 725 世の中には知らなくていい世界があるの。 見なくていいのは見ない。 手元にあるのはお肉、元の姿も知っていればいいけど。 生きている状態からお肉になる過程を見る必要はないし、知ることもないのです。 こういうこと言う女が同じ口で 719 命の価値は、あなたより理解しているつもりです。 と言い、挙句の果てには だいたいクリスマスに女性をフルボッコって、爬虫類飼いは印象悪いですよ。 イエス様も不愉快に思うでしょうね。 このように被害者の振り。 この糞女、目の前にいたら前歯が折れるくらい本気でぶん殴りたい。 757 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 03 44 20 ID CBDj/KLk もしかしたらパソコンを覚えたアルジャーノンだったのかもしれん 758 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 03 45 24 ID dV8u8FOh アルジャーノンに生餌を 759 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 03 46 27 ID CBDj/KLk 756 だったら何で生き餌や動物が実験のことも知らなくてよい世界にしないのかな 760 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 03 55 48 ID V+WjEcfM 俺、結構理解しやすいように書いたつもりだったんだけどな。自分の経験と思いをぶつけてさ。 せめていろんな意見があって非難する筋合いが無い事を知って欲しかったんだけど、 こうも頑なだとどうしようもないなあ ここまでいろんな人のレスを読んでこんな長文しか書けないなんて・・・。 関係ないけど 色々考えさせられる意見もあったしこんなに2chに書き込んだのは久しぶりで楽しかった。 761 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 03 59 50 ID zAdafpBm なんというキチガイ・・・ 冷凍餌はOKで活き餌はダメって・・・ どの道殺されてるのには変わりないじゃん 自分で殺すか他人が殺したのを使うかの違いだろ しかも休日ずっとこのスレに張り付いてるのな・・・クリスマスなのに・・・ リアルで誰にも相手にされないからハムスターに異常なまでの歪んだ愛情が沸くんだろうな 762 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 04 02 17 ID vu1YynhM 760 あなたの意見は建設的でとても参考になったし俺も良かった。 屠殺現場はリアルでは見た事ないけど、色々考えさせられたよ。 お疲れ様でした。 763 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 05 42 15 ID V+WjEcfM 762 ありがとう。お疲れ様です。 屠殺現場は見なくてもいいと思う。実習で年に数人ぶっ倒れるし。 でも実際慣れるんだよね。セイラさんは分かってらっしゃる。 俺が衝撃だったのは死もそうだけど生の部分。 畜産の名の通り家畜の生産工場となっており 非常に効率的に増やし育てていて機械の一部のような印象を受けた。 それは畜産の目的を考えれば当たり前でその恩恵を受けてるんだけど 実際に目の当たりにすると動物の命の価値が同じだなんて冗談でも言えなくなる。 だったらあの家畜として生まれる命はなんなんだ!って思うよ。 見学オススメ。多少なり考え方が変わると思うよ。菜食主義になっちゃうかもよー 764 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 05 45 10 ID V+WjEcfM あ、今更だけどスレチすまん。 生餌賛成。結局自分のペットが可愛いのよ。 だからカメにヌマエビあげてる。 765 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 05 56 38 ID 0Tyy9q7n 646 スイーツ ひとつ言わせてくれ。 多頭飼いする人は、なんちゃって飼い主です。 これハムスレじゃ言う人多くて、レベル低い世界だなあと げっ歯類に詳しい俺様ちゃんはスレ見て思ったりするのだけど ゴールデンは違うが、ジャンガリアンとかはハーレム型の巣を 自然下では作る以上、おかしい意見だよ。 ハムスター飼育者は学術的視点がまったく欠けていてどうかと思う… 766 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 06 49 21 ID 0Tyy9q7n ハムスターは栄養価が偏ったりストレス溜まると 共食いする生き物だから(子供食ったり) そういうおかしな飼育の仕方してる人が失敗したことを 自分の飼育環境のせいではなく公の性質と転化して言いふらしてるだけだ 片方だけ人間の匂いつけて異物感与えたりとかいろいろ条件は考えられるだろうが 複数飼いは決して不自然な話ではないし、可能と言える 767 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 07 28 43 ID ccwHcnOd さっさと寝たけど、 すごい結末だったな 食肉用の動物が死ぬのは知らなくていい世界とか なんか、朝から悲しくなったよ。 なんでこんな人になったんだろうってね 目の前で死ぬのか、見えないところで死ぬのか どっちも同じなのに 768 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 07 30 49 ID pMxin0yc ちなみにおれのやってた冷凍マウスの製作過程 狭い場所にギュウギュウ詰め→二酸化炭素で窒息させる→まだ生きてるマウスは原形を無くさない程度に殴打→冷凍庫 ってな具合ですた 769 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 08 08 50 ID jMYKOL0U 結局最後まで自分さえよければ、自分さえ知らなければって都合の良い事ばかり抜かしてたわけか 知らぬが仏とは良く言ったもんだ 知らなくて良いんじゃなくて知りたくないだけだろ 知っちゃったら大好きなお肉食べらんなくなっちゃうもんね 768 生きて喰われんのとどっちが辛いんだろうな 差して大差ないように思える、窒息って案外苦しいよ ごめん、自分頭悪いから上手く言えないけどさ 人間用の肉は良くて生餌は駄目って典型的な人間のエゴだ 見えない所で死ぬのは良いなんてご都合主義の極みだ 綺麗事の皮被せてエゴを貫こうとしないでよ 凄く醜いよ? 虐待目的で生餌をやる奴の方が極少数なのに それをまるで全ての爬虫類飼いがそうであるように言わんでくれ あんたの言ってることは殆どが妄想と偏見とこじつけと一方的な断定でしかないんだよ ごめん、何か気持ち悪くなってきた、俺はここまでみたいだ… こんな人間がいること自体害になるんだな… 770 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 08 42 08 ID EpNgnjT9 手乗り文鳥が突然、揚げ物中の天ぷら鍋に飛び込んじまった。 一瞬で死にましたけど・・・なんという自殺行為だ・・・ 771 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 08 56 54 ID tCf5w93L こういう人間を説得しようとしても無駄なので、 ハムスター救助隊の異常さを一般の方々に理解してもらうサンプルとして利用するしかないね。 772 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 09 13 27 ID x36kBIVt このスレにいる大部分の人には今更言うことじゃないと思うけど。 ある動物を殺すとき、それが虐待になるかどうかは 何のために殺すのか(目的)、どうやって殺すのか(手段)に 合理性があるかないかで決まるわけだよな。 例えば、ペットに餌を与えるという目的は合理的だけど、 動物を殺すことそれ自体を目的とするのは合理的でない。 また、ある動物を餌として与える場合、 特に事情がなければ苦痛のない死に方をさせるべきで、 わざわざ目を潰したり耳を削いだりするのは合理的でない。 ただ、何らかの事情で苦痛の大きな死に方をさせざるを得ないときもある。 例えば拒食中だとか冷凍餌に餌付いてないとかで生き餌しか食べない場合。 さらに、生き餌しか食べないのに、そのままではマウスに噛まれたりして危ないとなれば 事前にペンチで歯を折るといった更に大きな苦痛を与えざるを得ないこともある。 ただ、どの場合であっても、餌として使うために必要最小限度の苦痛で収まっているなら それは目的、手段ともに合理的であるので虐待ではない。 と思う。 773 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 09 50 28 ID 4QyucYJf 770 誤爆?思わず吹いてしまったよw 774 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 12 55 59 ID kQ2Owxfh そもそも公衆衛生上、げっ歯類は本来ペットにするべきではない生き物。 特例を除いて現在は輸入が禁じられているのはみんなが知っての通り。 また本質的にはペットとして売られているげっ歯類は実験動物や毛皮利用動物の目的外使用。 実験動物や毛皮動物は繁殖年齢までの健康しか考えなくていい(そういう改良をされている)から 終生飼育する愛玩動物には向いていない、というより終生飼育は虐待、という考え方もある。 775 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 13 09 42 ID tCf5w93L 爬虫類のほうがげっ歯類よりペットとしての歴史は長いよね 776 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 13 23 56 ID I0xQJCsz 今日以降ハムサイト管理人が来たらもう ハムスターを守る為じゃなく、自分の言い訳のために喚きに来たって事だろうな。 俺はてっきりこいつは極度の菜食主義者だろうと思っていたが、そうじゃなくてかえって軽蔑した。 自分はのうのうと屠殺肉を喰らいながら、自分の手を下さず爬虫類虐待をする女だともうばれたし 普通なら恥ずかしくて来れないよな。 こういう糞女って、自分のハムスターが拒食って生きピンクマウスしか食えなくなったりしたら 今までの主張ひるがえして生餌あげるんだろうな。誰も聞きたくもない身勝手な言い訳しながらさ。 愛誤の典型的な例として、まとめサイトとして残してほしいくらいだ。 落ちも付いたし、俺も楽しかった。 777 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 14 15 42 ID H69FvUDQ ハヤテの如くって大きいお兄さんアニメでもハムスターが竜に食われてたなw 778 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 15 04 34 ID x7R87aPr さて今夜は生きたままハムスター与えたら怒られそうだし、 凍らせてから与えてみようかな。 779 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 16 12 03 ID 7HbDrClu どうせなら首から下だけ凍らせなよって、そんなことなかなかできないか。 780 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 16 25 26 ID s1WQkjwd リアル基地外と遊ぶスレはここですか? 781 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 17 26 25 ID wmsvTFrH 食肉について、人間が生きていく上で必要なもの 冷凍マウスも必要だから、譲歩しました。 しかし、生きた餌は不必要であり、飼い主の悪趣味な趣向に過ぎないのです。 生き物が必死で逃げ回り、死の瞬間を楽しむ生きエサ派の爬虫類飼いは最も病んでいると断言できます。 不必要な苦しみをマウスやハムスターに与えることが一番悪いのです。 冷凍マウスは二酸化炭素で瞬殺、豚や牛も瞬殺だと聞きました。 ニワトリは吊るされコンベアで流され、暗室に入った瞬間、首が落ちているので 一瞬すぎて苦しむことはないらしいです。 食卓にあがる必要な肉類は、苦痛が少ない方法で貴重な命をいただきます。 生きたエサ派の爬虫類飼いは、苦痛と恐怖を与えているので命を軽く扱っています。 冷蔵庫の中が冷凍マウスだらけで、死体が平気⇒ネクロフィリアと誤解されやすい爬虫類飼い。 都市伝説ですが、食物を保管する場所にネズミの死体があっても平気なことは、 ネクロフィリアと疑われても仕方が無いと思います。 爬虫類飼いの偏見を強めた作品。 痴漢男は、3流大学に通う20歳の男の子。 爬虫類とアニメをこよなく愛する典型的ヲタク。 彼女はもちろん友達もいない寂しい大学生活を送っていた。 典型的なペドフィリア。 782 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 17 32 24 ID I0xQJCsz 781 >冷凍マウスは二酸化炭素で瞬殺、豚や牛も瞬殺だと聞きました。 >ニワトリは吊るされコンベアで流され、暗室に入った瞬間、首が落ちているので >一瞬すぎて苦しむことはないらしいです。 ばぁーか。 783 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 17 36 57 ID s1WQkjwd スゲーw真面目に 自分の考え=世間一般の考え なんだなw 784 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 17 37 56 ID wmsvTFrH 772 ただ、何らかの事情で苦痛の大きな死に方をさせざるを得ないときもある。 例えば拒食中だとか冷凍餌に餌付いてないとかで生き餌しか食べない場合。 さらに、生き餌しか食べないのに、そのままではマウスに噛まれたりして危ないとなれば 事前にペンチで歯を折るといった更に大きな苦痛を与えざるを得ないこともある。 ただ、どの場合であっても、餌として使うために必要最小限度の苦痛で収まっているなら それは目的、手段ともに合理的であるので虐待ではない。 そういうペットを飼わなければ、マウスに恐怖と大きな苦痛を与えずに済みます。 事前にペンチで歯を折るといった更に大きな苦痛を与えざるを得ないこともある。 野蛮すぎる残虐非道で鬼畜の所業です。 ソニーの虐待男もフェレットが噛むからと歯をニッパーで折りました。 さらにハムスターも虐待しています。 あなたは、合理性といいました。 ソニーの虐待男もフェレットの歯を折ったのは、噛まれても痛くないようにするため、 飼育には必要なことと合理性を主張し虐待を否定しました。 772はソニーのフェレット虐待男と同じくらいのモラルしかないと言っているようなものです。 あなたの歯をニッパーで折られたら痛みを感じませんか? 必要な苦痛などあっていいわけがない。食肉のチキン、牛、豚も大切な命なので、 極力、苦しまない配慮が施されています。 必要以上の苦痛と恐怖を与えることを虐待というのです。 785 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 17 38 11 ID s1WQkjwd てか吊されてコンベアで運ばれてる間苦しいんじゃないの 786 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 17 41 17 ID ccwHcnOd 781 お勤めご苦労さん だから瞬殺とその場で殺すのとは何が違うんだと 他者の命を奪うことに変わりないだろう とりあえずおまえは菜食主義を始めてから動物愛護を叫ぶんだな それにしてもお前はホントわかりやすいな レスの約半分から後が全部妄想で関係ない話題だ 787 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 17 51 06 ID pMxin0yc 781 冷凍マウスは二酸化炭素で窒息させるけど、瞬殺ではないよ。 おれがやってた場所の詳しい作り方を書くと 二酸化炭素を無駄なく注入出来るように加工した衣裳ケースに 隙間がなくなるくらい大量にマウスを投入 上から別の衣裳ケースを圧殺する勢いで押し込む 二酸化炭素注入 二酸化炭素を注入してもすぐには死なないから、 一分くらい放置。 その間、暴れないように衣裳ケースをさらに押し込む 押し込んでた衣裳ケースを外す すると、死に切れなかったマウスが痙攣してたり目茶苦茶に走り回ったりするから 一匹ずつ捕まえて頚椎を外すなり机の角に頭を叩き付けるなりして完全に殺す 鮮度が落ちない内にサイズ毎にプラ皿に綺麗に並べて袋に入れて冷凍庫に 経験者から言わせてもらえば、蛇や蜥蜴に食べられるほうがよっぽど楽で幸せな死に方だと思う。 788 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 17 51 31 ID wmsvTFrH 786 ネクロフィリアの生きたエサ主義の爬虫類は黙りなさい。 あなたは、必要以上の恐怖と大きすぎる苦痛を与えることが問題だと理解できても、 あえてスルー、話題を変えようとする卑劣極まりない鬼畜ですね。 その場で殺す、見ていなければいいと、必死に話題そらしですか? 関係ないんですよ「必要以上の恐怖と大きすぎる苦痛」を与えることが問題なの。 動物実験も見えない、虐待も見えません。何度も何十回言ってもわからない、 いえ、わざと理解できないふりをしている気持ち悪い気の狂った人です。 生きたままエサにするのは「必要以上の恐怖と大きすぎる苦痛を与える」これが問題なの。 生きたままエサにするのは「必要以上の恐怖と大きすぎる苦痛を与える」これが問題なの。 生きたままエサにするのは「必要以上の恐怖と大きすぎる苦痛を与える」これが問題なの。 生きたままエサにするのは「必要以上の恐怖と大きすぎる苦痛を与える」これが問題なの。 まだ、足りないですか? 生きたままエサにするのは「必要以上の恐怖と大きすぎる苦痛を与える」これが問題なの。 786あなたみたいな痛みをしらない爬虫類飼いが、このような事件を起すのです。 ttp //www.dearkogenta.com/music/kogenta87.swf 789 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 17 52 34 ID s1WQkjwd ズラズラ関係ないこと述べて知的を気取ってるわけか いろいろ考えてるんだな 790 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 17 55 34 ID s1WQkjwd ウケるwww 釣りだろこれwww 791 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 17 55 50 ID I0xQJCsz とりあえず誰かどこかでまとめサイト作ろうぜ。 なるべく長く残るフリースペースで、語り継いでやろう。 あと俺前スレのログ持ってる。 792 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 17 56 27 ID DQNloqyu 私ノ母国、男狩ル、家族ミンナ、海ガメ、魚、食べル。 女狩リ、リーフ、フルーテ、ネズミ、サル、キャタピラする。 生キテ行く。 タンパク質イる。 タンパク質お祝い。 タンパク質ナイ。子供死ヌ。 冷蔵庫ナイ。生かしてオク。 ペットナイ。可愛い動物、タンパク質の為。 殺す。皆ミテル。子供動物好き。泣く。大人それ見ル悲シイ。 タンパク質必要、仕方ナイ。 誰モ快楽ナイ。 日本、殺すミナイ。 殺す人ダケ苦シイ。悲シイ。ツライ。 その人、名前エタ。 バカにする。大切なコトしてくれる人、バカする。 私達の国ハ、犯罪少ない。 日本、いい国。 ても、綺麗コト言っテルお姫様多い。 お姫様ノ子供不幸。 犯罪多いと爬虫類ペットを結ぶナラ、統計とって言ってクダサイ。 私達の国バカにする。 許さナイ! 793 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 17 59 25 ID s1WQkjwd 792 IDがw 794 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 18 20 20 ID ccwHcnOd 788 実際にいろいろ言われても理解できないあなたはどうかな? 客観性ってわかる? 主観性だけじゃ他人の説得はできないんだよ ところで、最初はなんて言ってたっけ? 生餌は動物虐待だっけ? 生餌が動物虐待ではないことは 602より明らか そしてあなたの本性、一番目的が 725である 要するに『目の前で死ななきゃどうでもいい』 さて、最初に言ってたのは動物虐待に反対だっけ? 突かれて泣きながら話題を変えていったのはあなたですよ 795 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 18 26 34 ID jMYKOL0U 788 理解しようとしないのはどっちだよ、偽善振りかざすしか脳のない小動物は黙ってなさい こっちはさんざん虐待とどう違うか懇切丁寧に説明してんのに スルーしてんのはどっちですか? てか見なくて良いと言ったのは貴方の方じゃないの? 何度言ったら分かるの? 「餌として与える目的から反れない最低限の方法」で補食させる これ以上の事はしない、するべきでないと理解しています。 796 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 18 52 45 ID wmsvTFrH 794 データデータ客観性ってヲタっぽい。キンモー☆ 爬虫類だけが友達のアニヲタ、完全に痴漢男じゃないですか? 世間一般のイメージが悪いのは自業自得ですよ。 >要するに『目の前で死ななきゃどうでもいい』 えっ? 788に書いてるの読めないの? その場で殺す、見ていなければいいと、必死に話題そらしですか? 関係ないんですよ「必要以上の恐怖と大きすぎる苦痛」を与えることが問題なの。 動物実験も見えない、虐待も見えません。何度も何十回言ってもわからない、 いえ、わざと理解できないふりをしている気持ち悪い気の狂った人です。 生きたままエサにするのは「必要以上の恐怖と大きすぎる苦痛を与える」これが問題なの。 も一度。 生きたままエサにするのは「必要以上の恐怖と大きすぎる苦痛を与える」これが問題なの。 わからないかな~?ネクロフィリア生餌派のネクロフィリアさん。 狭いワンルーム、冷蔵庫にマウス、生きたマウスとハムスターをエサのために飼育しているゲージ ジトジトした湿気の暗い部屋で、アニメソングを流しならばヒヒヒと笑う 爬虫類に生きたマウスを与え、苦しみもがく様をニヤニヤみている姿。 世間一般ではキモイといいます。ご理解いただきたい。 797 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 18 54 38 ID wmsvTFrH 795 「餌として与える目的から反れない最低限の方法」で補食させる これ以上の事はしない、するべきでないと理解しています。 http //www.youtube.com/watch?v=OUOFFN5k_Gg http //www.youtube.com/watch?v=r9C0xD1-saM mode=related search= うそつき。 798 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 02 51 ID /+nEMohz 屠殺がほんとに瞬殺だと思っているとしたらおめでたい。 よく考えたらジャンハムスレからは追い出され、味方だと思った昨日の男には見放され 昨日もクリスマスにずーっとここで喚き散らすだけ。 寂しいかわいそうな中年女か。 もう頼るものが無くて中傷するしかできないんだね。早いとこ病院に行けよ。お友達がいっぱいいるよ。 799 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 06 29 ID rlP/lnp1 797 795がその動画を撮ったもしくは関係者じゃなければ、 795が「うそつき」であることにはならないだろw あんまり自分の身勝手な主張を押し付けるなよ。 そのほうがよっぽどキモイ 800 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 12 38 ID ccwHcnOd 796 725 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 02 54 23 ID wmsvTFrH 715 そういうバカは雑菌で死ね。 717 世の中には知らなくていい世界があるの。 見なくていいのは見ない。 手元にあるのはお肉、元の姿も知っていればいいけど。 生きている状態からお肉になる過程を見る必要はないし、知ることもないのです。 強すぎる残酷な刺激を得れば、失うものがでてきます。 刺激を求めて慣れて求めてエスカレートしているのが、生きたエサを使う爬虫類飼いです。 行き着く先は、冷たい牢獄ですね。 717の >畜産の現場見たほうがいいんじゃないか? >自分も養鶏の捕殺現場見たけど、結構きついぞ。 に対してのレスである725 それでおまえ自身が『知らなくていい世界』『見なくていいものは見ない』 『生きている状態からお肉になる過程を見る必要はないし、知ることもないのです。』 と名言を残している この名言がどうゆう意味なのかわかっているのか? ところで最初の動物愛護はどこにいったのかな? 答えてほしいなぁ~ 話題どころか、自身の主張がブレているのに気がつけ 801 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 19 13 02 ID n0R3B09q みなさんあんまり挑発にのってはいけませんよ 爬虫類飼いの皆さんの相手はこの馬鹿女ではなく一般の健全な小動物飼いとペットに興味のない一般市民です。 一般人がこのスレを見たときどう思うかを考えながらレスしましょう。 802 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 13 13 ID s1WQkjwd スゲーw妄想で他人を中傷かw 803 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 15 02 ID G4l0flHx 空気読まずに 私はハムスター飼いだけど生餌は賛成 792 IDがDQN てかID wmsvTFrHは自分で言っていた事も記憶できないお馬鹿さんですか? 804 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 19 19 53 ID DQNloqyu 趣味アニヲタと、犯罪痴漢男一緒にスル。 偏見、差別酷すぎル。 食べるタメ殺スハ、快楽違ウ。 自分の性癖と同ジ目で他人を計るコト愚か。気付かナイお前、悪魔付いてル。 805 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 20 14 ID wmsvTFrH 798 >屠殺がほんとに瞬殺だと思っているとしたらおめでたい。 瞬殺って聞いたけど、苦痛を与えてるなら、あなたが下手なだけでしょ。 生きたまま食べられるよりは1000倍くらい苦痛は少ないと思いますよ。 あなたの近所で事件があったら、1番目に容疑者にされますね。 冷蔵庫を調べられ冷凍マウスを見て「危ないな、異常者だ」で、強制連行ですね。 ネクロフィリアに何言われても、どん引きするだけです。うっぷキモっ >よく考えたらジャンハムスレからは追い出され、 普通にいますけど何か? 799 ほとんどが、動画のようなやり方してるでしょ。 あなた動画を見たのですか? http //www.youtube.com/watch?v=OUOFFN5k_Gg このギャラリー、首にヘビ巻いた女がニヤニヤ。 黒うさちゃんをヘビがくわえると、ヒューヒューギャーギャー大爆笑ですよ。 命を大切に思わない生物が、生餌を実行する爬虫類飼いです。 806 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 19 24 29 ID DQNloqyu 803 今日ノID、神がくれた感謝。 807 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 25 24 ID wmsvTFrH 804 趣味アニヲタならセーフ。 アニヲタ+爬虫類溺愛がやばいの。 808 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 26 01 ID ccwHcnOd 805 >瞬殺って聞いたけど、苦痛を与えてるなら、あなたが下手なだけでしょ。 >瞬殺って聞いたけど >聞いたけど つまり何の確証もない妄想と想像 聞いたじゃなくて、瞬殺であるという証拠を示してから 瞬殺だから~ と語りなさい 809 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 30 14 ID V+WjEcfM 俺アニメも爬虫類も大好きだよ。 810 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 31 14 ID rlP/lnp1 805 ほとんどが、動画のようなやり方してるでしょ。 動画のようなやり方をほとんどの飼育者がしてるとすると、 生餌を与える場合は、捕食場面を常に複数で観賞し、 大騒ぎしながら与えるのがスタンダードとなるのか?w そう思ってるなら、妄想癖が強すぎるな。 個人的にはああいう見世物的に捕食シーンを見せて楽しむのは、 爬虫類でも猛禽類でもその他の動物でも反対だけどね。 811 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 19 32 41 ID pMxin0yc 要するに、単純に爬虫類が嫌いだと。 それでいいじゃないか。 お前が騒げば騒ぐ程、お前に対する当て付けの為に爬虫類に食われるハムスターが増える。 いい加減に自分が虐待に加担している事実に気付け 812 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 35 34 ID wmsvTFrH 808 59 名無しさん@お腹いっぱい。 2007/04/10(火) 22 42 01 ID CBaOymdC まず日本には大きな屠殺工場が数件ありますが 他に方法あるかしらないですが、 牛ちゃんは銃をこめかみに1発です。 あとは足つるして、 首を切り、血抜きします。 そのあと、数名で皮をはぎ、 頭部を切り落とし、タンをとります。 内臓も胃袋がおおいのでキチンとぞれぞれわけちゃいます。 あとは洗濯機ぽいので内臓あらってパック詰めです。 枝肉となった(半身状態)の牛ちゃんはさらに 部位肉にわけられちゃいます。ここでニュースでよくみる つるされたアレです。 こんなかんじで毎日数十等の牛ちゃんがお肉になっていきます。 豚ちゃんもおなじようなかんじなんですが 豚ちゃんは電気ショックでやります。 泣き声がすごいのでお気をつけください。 あとは牛ちゃんと一緒です。 屠殺用の包丁があるのですがまずそれ磨げるようになってください。 正直この業界の人は肉がくえなくなる人がいるそうです。 必ず命を戴くんだっていう気持ちで挑んでください。 あとハエが多いのが難点です。 牛は、一発で頭を打ちぬかれて即死 豚は、電気ショックは残酷だけど、生きたまま食われるより1000倍まし。 ニワトリは、ニワトリから見えない状態で首を瞬間的に切断するので、即死。 屠殺は苦しみぬいて死ぬんだよという流れに意図的にしたいのは、わかりますが、 大袈裟、うそはよくない。生きたまま食われる苦痛に匹敵するわけがない当たり前です。 813 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 37 35 ID s1WQkjwd ハムスター大好きハムスターは特別ハムスター生餌にするやつは死ね 逆に素直にこう発狂してくれたら微笑ましいのに 下手にない知恵絞って知的な自分かっこいいとか思ってそうなのがいやだ しかもその殆どが、誰かから聞いた、~だと思う、だし たまにリンク貼ったと思ったら胡散臭い動画で、それを全ての爬虫類好きがやってると決めつけて 基地外はなにが怖いって会話が成り立たないから怖いんだな 814 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 19 38 06 ID n0R3B09q 皆さん落ち着いて冷静に書き込みして下さいね 815 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 38 55 ID ccwHcnOd だからそのレスを持ってくるのは結構だが、 それは聞いた話だろう? 実際の屠殺場を見てきたのか? 実際はどうだったのか? それを言えと言っている 聞いた話を聞いたままに話すのは誰にだってできるぞ 816 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 43 36 ID wmsvTFrH >屠殺場を見てきたのか? 見る必要はないし、多くの屠殺場は見学を許可しないそうです。 中には見学を許すところもあるらしいですが、 屠殺の瞬間まで見せてくれる屠殺場は、さらに限られます。 見せない理由は、ショックが大きいから配慮した。とのことです。 817 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 45 05 ID /+nEMohz 812 俺は大嫌いなサイトだが、これ見てみろ。 http //saisyoku.com/pics_killed.htm あと、大量の血の臭いに死を予感した産業動物の恐怖とかは無私な訳か? 待たされてる間、足はガクガク、目はうるんで見開き、死ぬまで抵抗するし 結構失敗して死に切れない動物も出るけど、致命傷なら死ぬまで放置されるんだぞ。 それでも苦しくない死なのか?産業動物は恐怖を感じないのか? 818 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 19 45 14 ID s1WQkjwd 出たwww お得意の~だそうですw 819 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 09 00 ID wmsvTFrH 817 海外の残酷屠殺ばっかりですね。 あなたのお気に入りだけあって、画像に付くコメントから悪趣味です。 ニワトリを壁に叩きつける?生きたままミンチ?バカ過ぎる。ぜんぶ海外です。 こんな悪趣味な命を茶化すページばっかり見ているから、ハムスターがエサに見えるのです。 普通にそのような動画をページをみてるから、虐待や連れ去り犯罪を起すのです。 820 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 09 12 ID kQ2Owxfh うーん、 証拠を示せと言われて2ちゃんのレスをソースに持ってくる奴を見たのは久しぶりだ・・・ 821 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 11 00 ID ccwHcnOd 816,819 結論 おまえは知らないことが多すぎる おまえは知ろうとしない お前は知らないことを認めない 知らないことは幸せだが、愚かだ。 無知を認めないことが最も愚かなことである。 さらばだ愚者よ 何も知らずに花畑で楽しく踊るが良い 822 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 13 40 ID rlP/lnp1 819 805の動画も海外だし、普通にその動画見てる貴方も似たり寄ったりだと思うがw 823 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 14 08 ID /+nEMohz お前の仲間の、脳に障害のある動物愛誤の作ったサイトだよ。 自分の望まない事実は絶対認めないんだな・・・。 お前、ここに来てるとほんとに脳に良くないから、早めに病院に行ってこい、な? 824 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 16 22 ID wmsvTFrH 821 さよなら、しったかネクロフィリアの爬虫類飼いよ。 屠殺現場は、知らなくてよいこと。 だから、見学すらできない屠殺が多いの。 生きたハムスターやマウスを、爬虫類に与えて喜んでいる人が何を言っても 説得力は無いのですよ。 825 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 18 03 ID kQ2Owxfh 豚は日本って書いてるが・・・ それ以前に海外だからって、そもそも自分がどこ産の肉食ってるかわかってんのか? 826 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 20 19 47 ID tCf5w93L みなさん冷静にね。 あと、PCから参加の方は彼女の発言をまとめといて下さると、 後の害が少なくなると思います。 827 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 20 29 ID rlP/lnp1 824 海外の動画を例として引用してる人を批判してるにもかかわらず、 自らそれをしてるんじゃ、説得力は無くなりますよw 828 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 20 22 15 ID tCf5w93L 爬虫類飼いの人 あんまり話を広げ過ぎず、彼女がスルーしてきた問いを答えさせてみましょう。 829 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 28 48 ID wmsvTFrH 822 怒りに震えながら見ています。 普通に見れるあなたは、日頃から爬虫類に動画と同じように 生きたまま食わせているから免疫があるのです。 ハムスターがいけるなら、子猫もエサにできますね?爬虫類飼いさん。 子猫の次は犬?それとも人間の子供? 虐待事件と異常犯罪事件が密接に繋がっているので、警戒が必要です。 ハトが殺されていて、別の日、今度は首なしネコの死体が捨てられていた。 そうしう動物虐殺が頻繁に起きて、警戒が強まったころ、人間の女の子が大切な命を失いました。 動物虐待、動物虐殺がシグナルだったとニュースでやってましたね?覚えている人も多いでしょう。 平気で生きたままマウスやハムスターを殺せる人は、犯罪者になる可能性が極めて高いと思います。 ゆえに、ヘビに生きたマウスやハムスターを与えていることが自治会などに知られてたら、 警戒される人物リストに入ることは確実だと思いますよ。 いや、それはあんたの妄想で、そんなことはないと思うならば 自治会や近隣の住民に、「ヘビ飼っていてハムスターを生きたまま食べさせてます」と言ってみて? それができないのは、後ろめたいから?軽蔑されるのが怖いから? 世間体や現実を突きつけられると、震え上がって大人しくなるのがミエミエです。 830 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 32 52 ID kQ2Owxfh 自治会でネズミ駆除した事無いのか? 831 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 33 40 ID wmsvTFrH 830 殺鼠剤販売禁止運動に参加しませんか? 832 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 33 46 ID /+nEMohz 829 じゃあ屠殺場に勤める人や保健所の職員も 犯罪予備軍ですね。 そちらに行かれただどうでしょう。 そして自分の事を棚に上げ、同じ事をしている人を平気で責め 短時間で言ってる事がコロコロ変わるのも、統合失調症の症状ですよ。 833 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 34 23 ID vu1YynhM 829 >よく考えたらジャンハムスレからは追い出され、 普通にいますけど何か? まぁ 31のいう通りだとは思うが、一応あっちの生餌スレから逆にこちら見に来た人のために返答しておくと ID ttOv4E/jはハッキリ言ってハムスター飼いの恥。 ハム飼いがこんな無知な奴ばかりだと思われたらたまったもんじゃない。 ハム飼いにとって迷惑だからとっとと消えてくれ。 36 :名も無き飼い主さん:2007/12/24(月) 21 30 35 ID 3YJXdNrh 29 生餌はいやだけど、仕方ないと思う。 目の前で食べられたり、自分のハムを食べられるのでなければ・・・。 暴れてる人がこのスレの意見だって言ってるのは恥ずかしいなあ。 同じハム好きから見て、すごくみっともない。 74 :名も無き飼い主さん:2007/12/25(火) 20 18 55 ID o3GMyXfT 72 お前のせいでこっちが迷惑する。 出ていけ。2度と戻ってくるな。 75 :名も無き飼い主さん:2007/12/25(火) 20 28 07 ID eVHyXF1B 72 本当に迷惑。 ハム飼いの恥だから消えろ。 自分の意見はジャンハムスレの総意だって言い張っておいてコレかよ。 どっちがうそつきだ。 834 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 37 34 ID wmsvTFrH 832 仕事と趣味がわからない人は困ります。 社会に必要で大切な仕事なので、我慢して頑張っていらっしゃる方々と 趣味で、他にエサがあるのに生きたマウスやハムスターを食べさせている野蛮で残忍な 爬虫類飼いと一緒にするのは、失礼じゃないですか?職業差別はやめなさい!! これだから、爬虫類飼いには常識がないと言われるんです。 恥をしりなさい。 835 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 39 05 ID /+nEMohz 834 いいからお前は病院に行きなさい。 836 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 40 36 ID wmsvTFrH 迷惑コピペがあったあと、急に湧いた2人 ID o3GMyXfT ID eVHyXF1B いままでカキコしてなかったのに、不自然ですね。 ハムスタースレの住人を装った嫌がらせに過ぎません。 単発IDお疲れさまでした。 837 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 20 42 44 ID +zbkLNI0 ハムスターを愛護とか言っといて、自分もハムスターのために生き物殺してるじゃんw 何この偽善者wwww 838 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 44 21 ID vu1YynhM もう無理、単に爬虫類と爬虫類飼いを非難したいだけだもん。 生餌反対とかそういう問題ですらなくなってる。 マジで病院池。 826-828 やってみようと試みてみたがあまりにも多すぎ&支離滅裂すぎて挫折したorz 出来る人頼むorz 839 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 46 36 ID rlP/lnp1 829 では、海外の屠殺場の様子をレポしたサイトを引用をした人に対して、 その実態を普通に見てると断定した理由を説明してくれるかな? その人が普通に見ているかどうか判断は出来ないし、 貴方が怒りに震えてヘビの捕食動画を見ているかどうかは判断できない。 840 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 46 40 ID wmsvTFrH 生餌スレに湧いている爬虫類飼いは、どのスレにいるのかな? ボールパイソンスレかな? ボールパイソンってなにアレ、丸まったらボールのように蹴り飛ばしてやりたい。 冷凍マウスで我慢できない飼い主は、絶対に許すわけにはいかない。 ハムスターの命を守るのがハムスター飼いの役目だからです。 841 名前: 名も無き飼い主さん [age] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 47 17 ID W2TZUyk2 ハムスター不買運動でもしたら? そうしたら、餌にされるハムもいなくなるし、 あなたのような人に飼われるハムもいなくなるし。 842 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 47 36 ID vu1YynhM 836 その二人以外の迷惑がってる住人はスルーかよwww ヒドスwww あれ、分かってくれないハム飼いは教育するんじゃなかったっけ? ほら早くジャンハムスレ行って教育してこなきゃwww 843 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 49 41 ID vu1YynhM 839 >ボールパイソンってなにアレ、丸まったらボールのように蹴り飛ばしてやりたい。 ハムを生餌にする事よりもこっちを世間一般では虐待と言う。 844 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 52 23 ID s1WQkjwd 本当に爬虫類と爬虫類飼いを非難したいだけだな なんなのこの人、爬虫類に親でも殺されたのか 845 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 55 00 ID /+nEMohz 844 前世はネズミだったんだよ。 毎日おびえてすごし、最後はヘビにキュッて絞められて呑まれたんだろ。 846 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 55 17 ID rlP/lnp1 844 自分が嫌悪している対象の爬虫類に、 自分が愛するハムスターやマウスが食べられるのが許せない人。 要するに、自分勝手な人です 847 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 20 57 13 ID wmsvTFrH まったく非常識なバカが多くて困ります。すこしは自重しなさい! 建設的な意見交換がしたかったのに、支離滅裂な屁理屈しか爬虫類飼いは言わないから 脱線するんです。すこし落ち着いて話をすることを覚えていただきたい。 捕食動画や屠殺を茶化した悪趣味なページばかり見ているから、命が軽く見えるのです。 四の五の屁理屈言わずに、「さよなら、じっけんしつ」「ハムスター救助隊」などの愛護ページをみて 本当にマウス、ハムスターや小動物の命を守ろう。大切な命のために戦っているサイトを読んで 命の尊さを勉強していただきたい。爬虫類飼いに優しさが無い心が無いと言われるのは 生餌などの残酷行為の積み重ねに起因しているのです。自分の行動を省みていただきたい。 黒い家より 「その人間に こころはない」爬虫類の目 848 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 02 27 ID rlP/lnp1 847 引用された屠殺場のルポのサイトを茶化してると感じたんなら、 貴方が命の尊さを真面目に勉強したほうがいい 849 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 04 18 ID vu1YynhM もう無理だよ、こいつ。 >建設的な意見交換がしたかったのに、支離滅裂な屁理屈しか爬虫類飼いは言わないから >脱線するんです。すこし落ち着いて話をすることを覚えていただきたい。 どの口でこんな事言ってんのか、開いた口が塞がらない。 850 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 21 04 34 ID DQNloqyu 840 名も無き飼い主さんsage2007/12/25(火) 20 46 40 ID wmsvTFrH 生餌スレに湧いている爬虫類飼いは、どのスレにいるのかな? ボールパイソンスレかな? ボールパイソンってなにアレ、丸まったらボールのように蹴り飛ばしてやりたい。 貴方、生キル為に必死に食べる生き物を蹴ルのデスか? ソレ動物虐待デス。 頭に血がノボったら何スルかワカラナイ人。危険人物。 851 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 11 22 ID CBDj/KLk 生き餌しか食わないのは爬虫類よりもカエルやタランチュラじゃないのか? 852 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 12 46 ID s1WQkjwd 猛禽類もダメなのかね 853 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 21 13 44 ID wmsvTFrH 生きたハムスターやマウスを食べる生き物は全部ダメです。 854 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 14 22 ID /+nEMohz 851 それ俺も考えてた。 ベルツノに生きたジャンハムあげてるブログあったよな。 タランチュラやムカデも、生きたピンクマウスあげてるのよく見る。 855 名前: 名も無き飼い主さん [age] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 15 18 ID W2TZUyk2 851 生き餌がどうこうより、ハムスターが食われるってのが嫌なだけなんですよ。 856 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 18 04 ID s1WQkjwd つまりハムスターならなんでも許されると 857 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 20 12 ID rlP/lnp1 まあ、ハムスターが生態系の上位にいて欲しい人だからねえw 858 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 24 39 ID CBDj/KLk そういやネズミは雷魚やアロワナにも食べられてるな 天敵まみれじゃないか 859 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 25 18 ID 4QyucYJf 829 じゃあお前も近所の人やリアフレに、 このスレ見せてこれが私だ、と 言ってみなよ。ちなみに言っておくが、 自分は蛇に餌として鼠与えてるのを 言うぐらい屁でもないよ。現に言って いるし、普通に人間関係築いている。 肉食動物に餌となる生き物を与えるのは 当然の事だと理解ないお前のような非常識人はいないからな。 860 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 21 27 32 ID zAdafpBm 活き餌を使用されている皆様へ ハムスター飼いみんながこんなのでない事をわかってほしいです ジャンガリアンスレの総意とか言ってても こいつの妄言なので信じないでください 少なくとも自分はキチガイの意見には反対です 自分の飼ってたハムスターは今月はじめに亡くなりましたが 同じ動物を飼ってた者として恥ずかしいかぎりです キチガイハムスター飼いが皆様にご迷惑をおかけして本当にすみません 861 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 21 31 31 ID wmsvTFrH 859 普通に人間関係築いているつもりでも、実は四面楚歌です。 近所で事件が起こったら、まず警察が事情を聞きに来るでしょう。 もし、本当にあなたが事件を起していたのなら ワイドショーとかで、近所の住民A「ヘビにネズミ食べされたり、気味悪い人でした。」 こんな展開になるかもです。 >じゃあお前も近所の人やリアフレに、 >このスレ見せてこれが私だ、と 言ってみなよ。 ネットは仮面です。リアルとは関係ありません。 恋は胸に秘めるもの、秘密は極力隠すものです。 862 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 34 15 ID CBDj/KLk 嫌がる人が多い生き物をあえて飼うってのはハチュ飼いでもネズミ飼いでも同じだしね 863 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 21 36 44 ID wmsvTFrH 860 生きたエサ、生きたままヘビに噛まれて振り回されるハムスターをみて ニコニコしているあなたがハムスター飼いとは、信じられませんね。 もし、ハムスター飼いなら、亡くなられたハムスターが不憫です。 生きたエサ、虐待をあってもOKな飼い主に飼われているのですから、 さぞ辛い目にあったでしょうね。心からご冥福をお祈りします。 あなたのハムスターが食われたら、ムカつかないのかな? 虐待を認めているのだから、平気なんでしょうね。 864 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 39 23 ID rlP/lnp1 861 貴方がもし事件を起こしたら、警察にはネットの書き込み調べられて 「こんな書き込みをしていた危ない人」と思われるかもねw それが何らかの形で流失すれば、 病んだ人としてマスコミで取り上げられるかもしれないよ。 というか、自分の異常さに多少の自覚はあるのか・・・ 865 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 39 42 ID CBDj/KLk 863 キチガイすぎる。。。どうなってんだ? 866 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 43 21 ID /+nEMohz 860 大丈夫です、ここにいる方は、このハムスター飼いだけが異常だと分かっていますよ。 しかしこの女のあなたへの噛み付き方を見ていると ジャンハムスレ住人が押し黙ってしまうのもまた頷けます。 キチガイは恐ろしい。 867 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 47 46 ID rlP/lnp1 また妄想が始まったか。 自分と意見が合わないハムスター飼育者は、 ヘビの捕食シーンをニコニコ見てることになるんだもの。 868 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 21 48 13 ID wmsvTFrH キチガイ呼ばわりは失礼じゃないですか? 爬虫類飼いは言葉からして野蛮ですね。 落ち着いて建設的な意見交換をしたかったのに残念です。 生餌についてキチンと議論したかったのに、爬虫類飼いは誹謗中傷が多くて 意見交換が成立しません。 高度な知能を持つ動物なのに、情けない。 感情論ではなく、話し合いを優先していただきたい。 869 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 49 20 ID s1WQkjwd 妄想は妄想だよ そういうことは心の中でしゃべっておけ ネットじゃなきゃ言えないようなことをしてるって自覚はあるみたいね 870 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 51 36 ID s1WQkjwd 爬虫類飼いを散々叩いておいてどの口が言うかw マジで聞きたい、釣りだろ? 871 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 21 53 26 ID wmsvTFrH 冷凍マウスOK 昆虫の生餌OK 生きたマウスNG これを爬虫類飼いが守れば、ハムスターの虐待がなくなるんです。 たったそれだけのこと、やってもいいじゃないですか? 872 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 21 55 34 ID wmsvTFrH 870 すぐそうやって喧嘩腰になって噛み付くから、こっちも言葉が荒くなるんです。 売り言葉に買い言葉、先に文句いってきたのは爬虫類飼いです。 建設的な意見交換の為に、ご理解いただきたい。 873 名前: 名も無き飼い主さん [さて、どう返事するかw] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 56 54 ID /+nEMohz 871 取引はフェアに、交換条件にしましょう。 俺達が生餌をやめる。 お前は今後肉類を食うのをやめる。 できますか? 874 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 21 57 12 ID CBDj/KLk 871 ハムスターの虐待を無くすんならハムスターだけやめさせればいいがな マウスとハムスターは別な生き物なんだし 875 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 21 59 31 ID wmsvTFrH 私もちょっと言いすぎ気味ですけど、仕方ないのです。 あなた方の間違った認識、虐待行為をやめさせるため、 理解できずに動物をいじめる子供を叱るように、注意してあげているのをご理解ください。 ハムスターやマウスだけでなく、あなた達のためでもあります。 命の尊さを学んでいただきたいのです。 876 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 00 04 ID s1WQkjwd 先に爬虫類飼いがケンカ売ったソースを提示してくれますか? それができないならむやみに自分のイメージでスレの流れを決めないで頂きたいちなみに貴方の~頂きたいってのは非常に不愉快だと言うこともおわかり頂きたい ~頂きたいってなぜ上から目線なのでしょうか? 877 名前: 名も無き飼い主さん [age] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 01 59 ID W2TZUyk2 871 何故、生きた昆虫はOKなのですか? 878 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 02 15 ID rlP/lnp1 その場で瞬殺して与えるならありか否かって話は出た? 捕食を虐待とするなら、それならありだよなあ。 879 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 04 01 ID wmsvTFrH 876 よくスレを読んでいただきたい。 875に書いたように、理解できていない人に大切なことを教えてあげてるのです。 覚えが悪いから少しきつく叱っているのです。 万引きが悪いことだと注意してわからせるように、動物虐待を悪いことだと わからせるのが目的なのです。ご理解いただきたい。 880 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 06 33 ID CBDj/KLk 878 それなら家畜のと殺と同じだな 食べなかったら無駄死にになるが 881 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 07 10 ID s1WQkjwd 879 氏ねよwリアル基地害がw 蛇けっ飛ばしてやりたいとかテグー踏み潰すとか言ってるお前がなに教育語ってんだよw 882 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 07 32 ID /+nEMohz 879 ____ _,、r ´ ‐、`ヾ‐、`丶、 / l、 {⌒ヾヽ ト、 ヽ ヽ //! i l ! ヾ、 ヾ !`ヽ ヽ ヽ 〃 ! l l! ト、 liヽ、 リ ! i ヽ ヽ i i ! !i i i ! i ヾ! i ! 、 ! l i ! ヽヽ l ! l! ! ! iト ! i j/代トト、l ハ 升ト! l ! !lj もういいや li l N{ ヾVヘ「 ̄` lハ ソr‐テハ! l/ ! l! ト、l l{` ! j川/ ハハハハ ヾト辷N! ‐ノ ! l/ Yl ト、 ヾ==r ノ/ iN \. ` ニ′/} 丨 丶、 / ノ ̄´" ‐ 、 `¨´¦ _rく /癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| __,、=T下、``ヽ /‐ "_, -ヘ| | /「 ̄´ ヽヽ \ ヽ/ ´ _,,厶ヘ ∧=、、 |八 \ __/ _,)ヽ___/ ヽ ``=、、 ∥ \ ! V´ ̄ / _,ノk 、`T! " \_ ∥ 883 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 08 43 ID tCf5w93L みんな熱くなっちゃ駄目だよ 876 先に爬虫類飼いが喧嘩を売ったケースをレス番で示して下さい 884 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 10 20 ID s1WQkjwd 883 俺が聞いてるんだが 885 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 12 13 ID tCf5w93L 彼女は自分の異常さを薄々理解してるので とにかく形だけでも自分の優位を保つ為に挑発してるのです とりあえず冷静に対処しましょう 相手は彼女ではなくこのスレを見る一般の方々です 886 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 12 41 ID vu1YynhM 俺ももう 882の気分だよ。 887 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 13 17 ID tCf5w93L 失礼間違えた 879 先に爬虫類飼いが喧嘩を売ったケースをレス番で示して下さい 888 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 14 31 ID CBDj/KLk コイツがマウスの生餌は悪くない事だって認めたら何か特があるのか? 889 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 14 33 ID zAdafpBm 863 誰もニコニコなんてしていません あなたの発言は妄想が半分以上含まれてますね まるで過激派の宗教のようです 正直あなたにレスするのもバカバカしいからこれで終わりにします 890 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 15 18 ID wmsvTFrH 881 あなたはテグーやボールパイソンを飼っている人が、爬虫類を可愛がる目的だと 本気で思っていますか? 生きたマウスを与えない飼い主は、健全な爬虫類愛好家だと思います。 私が蹴飛ばしたい踏み潰したいといった爬虫類は、飼い主がマウスやハムスターの虐待 目的で購入して育てているからなのです。 生きたまま食べられるハムスターやマウスをみて、エキジチック興奮するなど 性的な興奮を覚える変態に対して、怒っているのです。 ネクロフィリアや近所で事件があったら云々は、遠まわしに自分で気づかせようと思って 書いたのです。結局、自分で気づくことはなかったようですね。 私の言動が過激に聞えるのは、こうした意図があったのでご理解いただきたい。 虐待の心当たりがある飼い主にだけ、届けばいい説教です。 891 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 16 55 ID tCf5w93L 彼女との論戦ではなくハムスター救助隊という団体の異常さを一般の方々に知って貰う事が一番大事です 皆さん落ち着いて行きましょう 892 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 17 23 ID vu1YynhM 890 >私が蹴飛ばしたい踏み潰したいといった爬虫類は、飼い主がマウスやハムスターの虐待 >目的で購入して育てているからなのです。 >生きたまま食べられるハムスターやマウスをみて、エキジチック興奮するなど >性的な興奮を覚える変態に対して、怒っているのです。 いねーよそんな奴www 具体的にレス番で示せってよ。 893 名前: 名も無き飼い主さん [age] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 19 31 ID W2TZUyk2 871 何故、生きた昆虫はOKなのですか? お答え頂きたい。 894 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 20 54 ID wmsvTFrH 893 高たんぱくで毛並みが良くなるし、 虫ですから、普通に大丈夫ですよ。 895 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 21 39 ID tCf5w93L 890 爬虫類飼いから喧嘩を売ったケースをレス番で示して下さい。 何回聞いたら質問が理解出来るんですか? 896 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 21 41 ID s1WQkjwd 890 つまりお前は子供にいじめられたらいじめ返せと教えるわけね ところで爬虫類飼いが先にケンカ売ったレスまだー? 897 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 21 43 ID rlP/lnp1 890 その理屈だと、マウスやハムスターを人の手で瞬殺して、 テグーなりボールパイソンなりに与えれば、 その種類も飼い主も問題ないことになるが、それでOK? 898 名前: 名も無き飼い主さん [age] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 23 22 ID W2TZUyk2 894 虫ですから?同じ命じゃないのでしょうか? 栄養ならばハムスターの方が良いとおもいますが? 899 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 24 00 ID CBDj/KLk 890 たかがネズミを虐待する目的であんな維持費のかかる高い生き物飼えるかよ 肉食生き物飼いにとって活マウスやコオロギは「嗜好性が高く栄養満点でうまくすれば自分で増やせる餌」なの 可哀想だとかそういう問題じゃないの 900 名前: 名も無き飼い主さん [スマン戻って来ちゃったWWWsage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 25 56 ID jMYKOL0U 890 マウスやハムスターの虐待目的で飼っていると断言できる 統計や根拠はあるのですか? 人を納得させるには妄想や偏見ではなく具体的なデータを示して 論さなければなりませんよ。 それが出来なければいつまでも私たちは貴方を理解しないでしょう。 901 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 27 06 ID tCf5w93L あまり議論の内容を広めると彼女の逃げ場を作ってしまいます。 韓国人の歴史捏造に対処するように、冷静に行きましょう。 902 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 27 43 ID wmsvTFrH 895 もう過ぎたことは、お互い水に流しましょう。 生餌が良くないというテーマが優先されるべきです。 897 私にもハムスター愛好家としての立場がありますから、 答え辛いですが、それだったら最初っから冷凍マウス買ってください。 苦痛が少ないからOKと言ってしまうと、一度殺してから与えれば大丈夫、 酷い殺し方してやろうみたいな、虐待目的で飼っている⇒爬虫類飼いが出てくるので回答不能です。 903 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 28 17 ID 9IdOx/oT 890 ほんと、あんたは爬虫類飼いばっか目の敵にしているよね。 で、他の生餌が必要な生き物については無視なんだね。 虫とか両生類とか鳥とかさ… 他の人も言っていたけど、むしろこちらのほうが爬虫類よりも生餌より要求するのもいるのに。 しかも、この手の指摘とことん無視しているよね。 そろそろ認めたら? 「私は爬虫類『だけ』が嫌いです」ってさ。 904 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 28 28 ID s1WQkjwd とりあえず爬虫類飼いが先にケンカ売ったレスを提示して頂きたいw 905 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 29 48 ID jMYKOL0U あ、逃げたWW 906 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 30 08 ID s1WQkjwd 902 ( ゚д゚) 907 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 31 00 ID DQNloqyu 少シ早いが、進み方異常なので、次スレ用意してくれた。 【ハム・マウス】 生き餌の是非を問おう(生き餌スレ3) http //hobby10.2ch.net/test/read.cgi/pet/1198584327/l50 908 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 31 20 ID tCf5w93L 902 都合が悪いからといって逃げないで下さい。 爬虫類飼いが先に喧嘩を売ったケースをレス番で示して下さい。 答えられないなら、嘘をついたと言う事ですね。 嘘をつくのは卑怯ですので謝罪して下さい。 謝罪するか、レス番で示すか、どちらかをお願いします。 909 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 33 53 ID s1WQkjwd 902 お前ジャンハムスレで消えろとか言われてんじゃんwwwwwまじウケる 910 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 42 07 ID YWNM8kjQ うはwww今日も楽しい踊りがwww もっと踊って楽しませてくれwwwwwww 911 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 43 34 ID wmsvTFrH 903 爬虫類飼いが生餌やってる人多いからでしょ。 猛禽類でやってる鳥バカがいたら連れて来てください、普通に論破して反省させます。 908 終わったことにこだわるのは、大人のすることではないです。 クリスマスに掲示板で、その話題が終わったと言ってる女性にしがみつくのは、 かっこ悪いと思います。だって話が進まないし、 逃げているつもりは無いけど、逃げ道を開けておいてあげるのもマナーです。 909 単発IDの偽ハム飼いからしか言われていません。 それに、私は何事も無く書き込みやってます 912 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 47 14 ID YWNM8kjQ 今日はマウス殺しを手伝ってきたよwwwww 腹を切り開いて胃を取り出してホルマリンに漬けてやったwwwww 明日はさらにロウに埋めて薄く切り刻んじゃうよwwwwwwww 913 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 49 24 ID tCf5w93L 911 いいえ、自分の発言に責任を持てない事のほうが大人のすることではありません。 あなたは爬虫類飼いが先に喧嘩を売ったと発言しました。 よってその発言に責任があります。 そして、発言に責任を持たない事のほうがマナー違反です。 爬虫類飼いが先に喧嘩を売ったレスを示すか、 さもなくば発言に対し謝罪して下さい。 914 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 50 19 ID s1WQkjwd またお得意の妄想か 915 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 50 23 ID tCf5w93L 912 動物形態学の実習乙 916 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 50 32 ID w4jbegDX 911 女性だと主張するなら証拠としておっぱいうpしる。 917 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 50 47 ID MJ9jN2OO http //www.kotsu.city.osaka.jp/news/news/h19/pitapon-goods2.html 918 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 50 54 ID +zbkLNI0 こんなイカレた女が愛護(笑) 919 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 53 16 ID CBDj/KLk バター犬ならぬバター公 920 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 53 38 ID Wak5ndS9 なんか帰ってきたら凄い事になってるww wmsvTFrH さっきから言ってるけどさ、女だから何なの? あと本当にハムスターを守りたいなら 841の言う通りに「ハムスターを売るな」って言う運動をすべきでしょ? 921 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 55 39 ID ejVSlqlf 911 女性への気遣いは、「あ、いいオンナだな」と思った男性が自発的に行うもので、 女性側が強制するものではありません。 あなたがそんなセリフを自分から吐いた時点で、 そんな価値もない女だということをさらけ出しているということに気づきましょうね。 922 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 58 13 ID wmsvTFrH 912 貴方の血の色は緑色です。 人間の心を失わないでいただきたい。 913 人間の目は、前についています。 後ろを見ることはできたい、それは前に進むためです。 それに貴方は一人が爬虫類代表を名乗っているだけですし、 そういうコメントには困惑してしまう次第です。 916 今日はコテじゃないんですか? セクハラ男爵さん、バレバレですからやめて下さい。 923 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 22 58 21 ID tCf5w93L 911 簡単なことですよ? 発言が本当なら証拠を見せ、 発言が嘘なら謝る。 小学生でも出来ます。 それとも、あなたは小学生以下ですか? 924 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 22 58 25 ID s1WQkjwd これだから女はwって思われて普通の女が迷惑するから不必要に女を強調するのやめな 925 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 00 22 ID s1WQkjwd 922 先に質問した俺も聞きたいんだが 爬虫類飼いが先にケンカ売ったレスを提示して頂きたい 926 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 23 01 39 ID tCf5w93L 913 人間の目は前についていますが、責任を果たすのが人間社会のルールです。 爬虫類飼いが先に喧嘩を売ったレスを示すか、 嘘をついた事を認めて謝罪して下さい。 927 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 02 53 ID Y8vjzmk2 おっぱいうpマダー? 928 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 03 34 ID 9IdOx/oT 911 爬虫類飼いに生餌使うのが多い? なんかあんたの文読んでるとあんたの頭の中の爬虫類飼い=ヘビ飼いみたいだけどさ、 少なくとも日本じゃペット爬虫類の多くの割合占めているのカメなんだよね。 しかもカメには配合飼料いろいろあるからあえて生餌なんて必要ないし。 よって、「爬虫類飼い」ってひとまとめにして言っている時点であんたの言っていることは間違い決定。 説得力ゼロ。 929 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 04 11 ID jMYKOL0U 911 論破出来てないじゃないですか、だから虐待目的で 爬虫類飼っているという具体的なデータを示して下さいよ。 誰が張ったかも分からない画像や動画だけでは信憑性に欠けますよ。 それから、貴方がはっきりと爬虫類飼いに喧嘩を売られたと 発言している以上、そのレスを示すのも義務ではないですか? 示すことが出来ないのなら、貴方の方が嘘つきの卑怯者ですよ。 930 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 23 05 59 ID wmsvTFrH 今日のところは引き上げます。 データを仕入れて、同士も連れてくる予定です。 私の主張は正しいので、曲げる気は一切ないと断言いたします。 ハムスターの助けを求める声が、耳から離れないのです。 動物虐待は許されないとご理解いただきたい。いえ、必ずわからせます! 931 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 06 59 ID Wak5ndS9 930 念の為に言っておくと、今からソースを作るとかはダメだよ?w 932 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 07 08 ID s1WQkjwd ( ゚д゚) 同士連れてくるキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 楽しみなんだが 933 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 08 14 ID CBDj/KLk 928 今までのレスからすると爬虫類飼いってのはテグーやモニタ飼いの事を言ってるみたいだよ ようつべで見たテグーに食われるラットの動画がよほど衝撃的だったらしい 934 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 08 23 ID s1WQkjwd 零時回ったらいきなり爬虫類飼いのケンカ売るレスがあったりしてw 935 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 08 51 ID Y8vjzmk2 明日はカーニバルの予感!! 936 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 23 10 15 ID jMYKOL0U 930 都合悪くなって逃走WWW しかも悪役の決まり文句まんまでワロタWWWW 937 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 11 51 ID s1WQkjwd 今頃必死こいて都合のいい情報集めてんのかな 938 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 12 43 ID 9IdOx/oT 933 あ、スマンそっち抜けてたわ。 ただ、やたらと文章ではヘビ引き合いに出していたから、ついそっちのイメージが…orz 939 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 23 13 14 ID tCf5w93L 930 逃げるんですか? 逃げるということは、あなたは発言に対し責任を持てない小学生以下の人間であると認めるという事ですね。 つまりは、あなたの発言はデタラメや嘘ばかりと言うことです。 あなたという人間を皆さんに披露していただきありがとうございます。 お疲れ様でした。 940 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 13 21 ID Y8vjzmk2 937 集めるわけないじゃん。 作ってるよ。 941 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 14 18 ID Wak5ndS9 937 唐突に救助隊のHPが復活してアンケート結果持ってきたりとかなw 942 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 14 51 ID ccwHcnOd 負け犬の遠吠え乙wwwwww ガキは逃げ帰って糞して寝ろwwwww まぁいいか、今日はさっさと寝よう さすがにだるいぜ 943 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 23 17 27 ID tCf5w93L 爬虫類飼いの皆さん こういう方との議論は話を広げず、一点突破で行くのが基本です。 ハングル板の韓国人と論争するときのケースがそのまま役に立つと思います。 参考にして下さい。 944 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 23 18 18 ID jMYKOL0U 937 集めてたとしても、カルトじみた呪術的なんたらとかで 「これが世間一般の爬虫類に対するイメージなのです」とか ネクロフィリア(笑)に関する資料とか引っ張り出してきそうな予感。 そしてまた堂々巡り…。 思い切ってまとめ作ってしまいたいなこりゃ。 945 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 19 48 ID vu1YynhM あぁ、何かイラつくと思ったら怪しげな宗教の訪問布教とそっくりなんだな、考え方が。 946 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 22 18 ID s1WQkjwd まとめねぇw とりあえず明日連れてくる同士とやらを見てから考えてみようよ 947 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 22 55 ID Y8vjzmk2 てーか、ネクロフィリアの意味をよく知らない気がする 948 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 26 36 ID /+nEMohz 30 ┌─┐ │明 | |日| |ま.| |た .| │来│ │る│ │か | │ら .| │な .| バカ ゴルァ │ !!.│ └─┤ プンプン ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ (`Д´)ノ ( `Д) | ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U ~ ~  ̄◎ ̄ . ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ ◎- ┘◎ 949 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 27 06 ID s1WQkjwd つーか知らない人も多いカルトな単語だよ とりあえずハムスターを爬虫類に食わせるのと死体愛好者がどう関係するのかわからん 950 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 28 33 ID s1WQkjwd 948 そのアンカー先はないだろw 夜中に大笑いさせるなw 951 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 30 12 ID Y8vjzmk2 ネクロフィリア=死体性愛者 つまり、このアイゴー女にとってハムスターは性愛の対象に見えているわけだ。 952 名前: 948 [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 33 43 ID /+nEMohz 950 あれれっ? すまん、俺も今気が付いて爆笑したw 何やってんだよ俺www( A`)www 953 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 35 16 ID jMYKOL0U ネクロフィリアって死体そのものに性的な興奮を覚えるもんだろ? ネズミの死体やミミズの死体に興奮なんかしないってWW あのスイーツ(笑)は死体収集の意味だとでも思ってんのかね? 954 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 38 02 ID s1WQkjwd ヤツは死体を常にそばにおく→ネクロフィリアになる可能性がある って思ってるんだろ そばにおくのがマウスの死体でも 955 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 38 36 ID x36kBIVt 943 どさくさに紛れて嫌韓ネタ放り込むのは勘弁してくれな。 956 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 23 44 14 ID tCf5w93L 955 了解ですw 957 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 45 32 ID jMYKOL0U 954 なる程ね。 ネズミの死体を常に側に置いておけば 人間の死体にも興味が湧く……訳ねぇよ( A`) 心理学的な根拠を是非見せて貰いたい物です。 958 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 51 37 ID U4UZ7VaW うるせーぞ、馬蚊! 猫がネズミを獲ってきました、ネズちゃんはまだピクピク動いています。 このネコは虐オタ?それとも害ネズを退治したイイ子ちゃん? ネズミとハムスターでは命の価値が違う? 勝ってに死ろ! 959 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 56 26 ID vu1YynhM 958 もちつけ。 960 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/25(火) 23 59 05 ID wmsvTFrH 明日こそ、必ずわからせます。 覚えておいて下さい。 961 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/25(火) 23 59 32 ID Y8vjzmk2 960 まだいたwwwwwwwwwwwwwww 962 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 00 00 49 ID ST7zyh4t 960 ナイスwww吹いたwww ドロンジョ様か、お前はwww 963 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 00 03 01 ID /Yf8jxvz 960 分からせるって何を? 自分とこのHPのアンケートが急に復活して 「これが世間一般の見解です」ってのは無しの 方向で頼むよ。 964 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 00 03 45 ID 4B1faiy4 960 お前絶対わざとやってるだろwwwwwwwww 笑いの取り方が上手すぐるwwwwwwwwwwww 965 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 00 08 06 ID PCUYCetl 960 だから悪役の捨て台詞やめてくれWWWW 眠気吹っ飛んだじゃねーかWWWWWWW モニター越しに真っ赤になりながら涙目でハンカチ噛みしめて キーボード打つ喪女で再生されたぜWWWWWW 966 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 00 15 43 ID GBJrSgJf こういうスレは水掛け論になって最後は何がなんだかさっぱりわからなくなるね。1度テレビかなんかで代表者数名ずつ選抜して討論してくんないかなぁ 勿論顔出しで。同じ水掛け論でも面白そうだ。 ちなみに俺は生餌賛成派です。 967 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/26(水) 00 16 42 ID HJVTYn/8 釣り宣言かと思いきやwwwwwwwwww これはwwwwwwww面倒なことにwwwwwwwwwなったwwwwwwww 968 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/26(水) 00 18 14 ID GZWFXQiJ 960はブルーサファイアが1番好きらしい。 そーいやハムスターの劣勢変異って聞いたことないな。あるの? 969 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 00 53 40 ID qQOawKOB 960 ナイスすぎるwwwwww 俄然明日が楽しみになってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 960はぜひとも固定になってトリップ付けて頂きたい 970 名前: ブラーミニメクラヘビ [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 01 10 00 ID DdeuO+cw 俺も楽しみだが、ここ明日にはdat落ちしちまうんじゃないか・・・? 971 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 01 51 14 ID XI00W79/ やっと追いついた。 俺の睡眠時間を返せw さて、寝るか。 972 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 02 10 33 ID owfoDGuq 次スレ速いかな?立ててみるか・・・・ 973 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/26(水) 02 13 29 ID kJq/VwOX 次スレ既に立ってるよ 【ハム・マウス】 生き餌の是非を問おう(生き餌スレ3) http //hobby10.2ch.net/test/read.cgi/pet/1198584327/ 974 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 02 15 42 ID owfoDGuq 973 うお、本当だ気づかなかった。ありがと。 975 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 02 47 44 ID JFGczcHd 祭りが起こっていると聞いてマウス飼いがきますた 遅かったか 976 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 03 01 59 ID 5/zUBWSo 昆虫板からきますた 面白い人がいますね此処 頭は大丈夫なんでしょうか? 977 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 03 22 42 ID kkeHg6HH こんな奴が陪審員とかになったら悲劇だな。 むしろちょっとなって欲しい気もするがw 978 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 03 44 24 ID b8zCHSkI 960 なんかコテ付けて貰えないか 979 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 04 09 42 ID yF1WuUGB 958人間が生餌を与えるのと、動物が生餌を狩るのではまた違うと思います。 980 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 05 20 42 ID j4yp22Cx 975 ようこそ。 今日もまた来ると言っていますよ。恐ろしい事です。 976 ようこそ。 頭の方はおそらくもうだめだと思われます。恐ろしい事です。 981 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/26(水) 07 29 44 ID 9k9J906k hhhh 982 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 07 32 11 ID PCUYCetl 975 ようこそ。 しかも仲間を引き連れて来るらしいですよ。嘆かわしい事です。 976 その頭で他人を論破できると本気で思っているようですよ。 嘆かわしい事です。 983 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 07 33 03 ID PCUYCetl 975 しかも仲間を引き連れて来るらしいですよ。嘆かわしい事です。 976 その頭で他人を論破できると本気で思っているようですよ。 嘆かわしい事です。 984 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 07 33 51 ID PCUYCetl スマン二重投稿orz 985 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 08 07 59 ID XI00W79/ おはようそして どどんまいw 986 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/26(水) 09 05 44 ID QQe8WKaZ この頭のかたさ、無意味なプライド、上から目線、書き込み時間… まさか教諭職じゃねえよな? こんな教師に教わる子供は、不幸すぎる…。 987 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 10 40 28 ID PCUYCetl 今頃はお仲間集めでもしてんのかなぁ。 988 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 11 09 31 ID qQOawKOB 案外そうだったり 教育だのなんだの言ってるし 989 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 11 25 54 ID /Yf8jxvz そろそろこちららは埋め立てて ③1本に絞ったほうがいいかな・・・ 990 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 11 40 31 ID j4yp22Cx 頭の弱っているハムスター女にも分かるように ちゃんと誘導してやらないとな。 何度も誘導した方がいいかも。 次スレはここですよ、キチガイハムスター女さん(笑) 【ハム・マウス】 生き餌の是非を問おう(生き餌スレ3) http //hobby10.2ch.net/test/read.cgi/pet/1198584327/ 991 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 12 40 06 ID PCUYCetl 埋めがてら 986 まぁ、頭が良いのと賢いのとは別物だからねぇ。 うちの学校にもいたよ、偏屈でおつむの抜けた教師。 そういう奴は生徒には慕われてないものだったりする。 ハムスター女が教師かは、あくまで不明なんだけどね。 992 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/26(水) 13 02 01 ID kJq/VwOX いや、知ったかぶり程教育教育と吐かすもんだよ。 他のハムスタースレやマウススレで仲間を呼んでるみたいだが本当に小悪党の末路と同じだな(笑) 993 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 13 23 20 ID j4yp22Cx 精神科Q A http //www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/psyqa.html ここの質問回答を読んでると、どうもこのハムスター女は 最初は割とまともに教育を受けて、頭も悪い方ではなかったが 次第に心の病気を患っていったように見えるんだよな。 統合失調症や境界性人格障害の人には 使う言葉は割とまともだが、言ってる内容が常に支離滅裂という人が多くいる。 早めに病院に行った方がいいと思ってしまう。統失も、治らない病気ではないからな。 994 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/26(水) 13 48 17 ID oz9jYJxn ハムスターキチガイは爬虫類に食われたいんじゃね? 995 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/26(水) 15 08 41 ID 6k2SetQw なんか ここで ハム生き餌反対女 ってのが みんなに虐められてたすけてやってくれ とか 書き込みあったから見に来た。っつーか 笑いに来た。 他人の振りして自分で助けもとめてやんの。自分でまいた種は自分で刈れ! 996 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 16 11 28 ID JFGczcHd まだ 320までしか読んでないが コイツはまるで人の話を聞いていないと言うか理解してないな 一方的に感情論を言ってるだけで反論には耳も貸さないようじゃ… あまったケーキ食いながら読み続けます 997 名前: 愛護使徒ハムエル ◆VFZfDUL3ho [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 16 39 50 ID omBiUUbM 爬虫類飼いの自分勝手なエゴがわかるスレでした。 今日こそ、命の重さと虐待が悪いことをわからせます。 998 名前: 名も無き飼い主さん 投稿日: 2007/12/26(水) 16 42 59 ID 0tyYIdq1 虐待は悪いことに決まっている あと勝手な思い込みで他人を中傷することもな 999 名前: 愛護使徒ハムエル ◆VFZfDUL3ho [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 16 45 01 ID omBiUUbM 爬虫類飼いから謝罪のメールをいただきたました。 メールからの引用です。 件名;生餌について考えました。差出人;匿名テグー飼い主 12/26 11:23 正直、生餌は悪いことと薄々感じていたんだが、 改めて指摘されるとハムスター虐待だなと思ったよ。 ハムスター飼いに不快な思いさせてスマンかった。 1000 名前: 名も無き飼い主さん [sage] 投稿日: 2007/12/26(水) 16 46 15 ID j4yp22Cx 模造まで始めたかはじめたかw 次スレはここですよ、キチガイハムスター女さん(笑) 【ハム・マウス】 生き餌の是非を問おう(生き餌スレ3) http //hobby10.2ch.net/test/read.cgi/pet/1198584327/ 1001 名前: 1001 投稿日: Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
https://w.atwiki.jp/frontlineinformation/pages/686.html
かの表氏は言った…。「隔離したかお好きにどうぞ」と。まだ学校に慣れず、ろくにボダブレを出来ないこの恨み、上がっても落ちるループの苦しみを今、ここで解き放ってくれる!どうせ隔離されてんだ!俺はもう我慢できない!クラスポイントをよこしやがれぇぇええ!! - 悠。@手薄な神社へ突撃 2011-05-19 16 50 06 行け、自律型ネクスト×20。細切りにしてやれ! - ウィンディー 2011-05-19 16 58 14 この私が何の対策も無しにここに来ると思ったのかい?最近の傾向はお見通しなんだよ!(敵AI停止プログラム作動 - 悠。 2011-05-19 17 18 54 ペッカー先生、連グレ先生とマインさんよろしくお願いします! - サンロ・ユイ 2011-05-19 17 43 01 無人兵器なんぞ、敵ではないわ!(全機切断 - 悠。 2011-05-19 17 53 44 「ところがギッチョンギッチョンチョン!!」 『かかったな!』っ超強化型シェークトラップ マインVさん - サンロ・ユイ 2011-05-19 17 57 46 次っ!!・・・・・っエレファント先生×4と強G先生×2 さあ!喰らえ!! - サンロ・ユイ 2011-05-19 18 03 08 以前に即死攻撃を喰らった経験からこいつを連れてきたのさ!装甲兵よ!身代わりとなれ!(装甲兵を投擲 - 悠。 2011-05-19 18 04 46 ちっ!ネクスト対策とはな…。なら、私が直々に出るしか無いようだな…。これでも食らえ!(超強化Gランチャー発射 - ウィンディー 2011-05-19 18 18 06 見切った!(回避してジリオスD切り - 悠。 2011-05-19 18 28 48 フハハ、またもかかったな!そこら一帯は先程の罠が何百と仕掛けてあるのだ! さあ超遠距離からのペッカー先生やエレファント先生方の攻撃もあるぞ!避けつづけれるか! - サンロ・ユイ 2011-05-19 18 36 56 これでまz・・・ゑ?Nooooooooooooooooooo!! - 悠。@早くも行動不能 2011-05-19 18 41 18 リアルの事情で平日はこれが限度なんですよ・・・ - 悠。 2011-05-19 18 42 18 端から見たらただの公開処刑なんだが、断られたからもう一卓用意して積込の練習でもするか(ジャジャジャ、カンッ - フィル@麻雀練習中 2011-05-19 18 21 44 『 』、さっき積み込みでドラ爆狙ってからの字一色と四慣子と四暗刻単騎やりやがったみたいです。(ガシャガシャ - Akinori@帰還+麻雀準備中 2011-05-19 18 33 15 一人(?)除いてイカサマしてることに気づいて無いみたいですよ。遠雷とヴェスパインがカモになってますねぇ〜(ガシャガシャトン - Akinori 2011-05-19 18 36 09 なんとまあえげつない。たかだか女子高生の麻雀なんかヒラだろうにねぇ。(スススッ、パタン)はい、燕返しっと・・・ - フィル 2011-05-19 18 47 12 サマは中々手慣れてるようですが私にはまるわかりですね、通用するとは思えません。おっ、二・五萬の両面待ちでタンヤオ平和のダマ狙いましたね。流しに来ましたか(捨牌だけで判断 - Akinori 2011-05-19 18 56 39 主体は当たりの読みようがない手作りと暴走としか見えないツキ任せの攻撃特化ですよ。サマはオマケです。っと、リーチ。さて当たりはどれでしょう? - フィル 2011-05-19 19 13 04 それロンだ。タンヤオのみのクズ手で失礼。ツキより『 』が計算高いのかあの娘たちが愚かなのか - Akinori 2011-05-19 19 23 14 さて…まだ気が早いが、オチ用に巨大ガソリンタンクを用意しておくか… 今度こそ、北斗神拳の真髄を見せつけてくれるわ。 - 中量キメラ@くどい様ですが、防衛側 2011-05-19 18 50 58 フッフッフ、私がでよう。溜弾で弾幕を張りつつ接近する!(海中から砲撃 - ??? 2011-05-19 19 01 28 さっきから榴弾に似たようなものが飛んでますがあれは何て言う名前なの…リュウダン?同音異字語か…意味は同じなのかな… - 残さない約150GP 2011-05-19 19 06 22 あまり気にしないことが身のためだな、と言っておこう - ??? 2011-05-19 19 29 14 遅れたが、全リーフとノワールセラフ!攻撃側、防衛側の兵器を破壊せよ!奴らに我等、「御使い」の力を見せ付けるのだ! - ネオり@黒いバイザー装備 2011-05-19 19 07 04 っAC−インフィニット(特殊武器。マルチウェイと同様の性能だがSP消費0)搭載型ネレイド×30機 - サンロ・ユイ 2011-05-19 19 08 36 30機ではリーフすら止められんよ。なぜならリーフはライフルだけのホバー兵器だが数が200機だからな! - ネオり 2011-05-19 19 11 47 あぁもう面倒クセェ!!全員消し炭にしてくれるわ!!ゴルディオン、クラッシャー!!皆纏めて…光になれぇぇぇぇ!!! - ウィンディー 2011-05-19 19 14 37 やめてくれよ、いいだろう?一回きりやめてくれればそれで僕は満足するんだ。 - 鵺 2011-05-19 19 17 46 続いてギガエア能登ッサス十個師団砲撃開始!! DG細胞(本物)憑依型ワフー×12機を援護せよ! - サンロ・ユイ 2011-05-19 19 16 47 なんか展開的に面白そうだ……良し!つい最近完成した空中散開式エアギガはるッサスVを10秒間連続発射する!目標は何かの作戦領域っぽいとこ全部!敵味方?識別メンドクセェ!んなもん無視だ無視!射ェェ!!(バババババ…)完成品は試作と違って一発が百発に散開するから避けられないぞ!(゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ\/\ - 残さない約150GP 2011-05-19 19 27 39 敵ながら味方ごと砲撃するとはなかなか愚かだな。要するに当たらなければいい話だ!一気に本陣に接近し目標を撃破する! - ??? 2011-05-19 19 32 42 やはりリーフだけで制圧は無理か…ノワールセラフ10機、ECMスモーク解除、戦闘開始! - ネオり 2011-05-19 19 34 09 諸君の援護により私は目標に接近することができた、感謝する。気化榴弾でまとめて吹き飛ばす! - ???@外見ボール 2011-05-19 19 38 58 何を言っている?貴様も攻撃目標だぞ。我等、御使いは実験の為人間を試させて貰っているだけだ。だから落ちろ。 - ネオり 2011-05-19 19 47 18 (よく、分かんないから、神社の本堂に刺さったままの核の起爆準備でも、しますか・・・) - ちくわぱん@本堂 2011-05-19 19 37 26 さぁ!戦場で闘いし者共よ!御神より賜りし恐威の雨に撃ち晒され畏れるがいい!!!イッツ、ショータイム(鳴り止まない榴弾の着弾音 - 残さない約150GP 2011-05-19 19 40 52 先生が…なんかご乱心…いちようこれ起動しておくか…っNジャマー - 生徒F 2011-05-19 19 43 05 うーん、よく寝た。・・・なんか周りが騒がしいな? - 一昨日@今まで寝てた 2011-05-19 19 42 23 ハァ・・・ハァ・・・。これで少しはマシに…。 ……ってマシになる所かむしろ余計にカオスになってるじゃないですかー! どうしてこうなったorz - ウィンディー 2011-05-19 19 43 28 あっちゃーツモられたら避けようがないですよ。強いですね〜フィルさん(まぁ高い役にならないようにドラとか仕込んでますが - Akinori@麻雀中 2011-05-19 19 45 10 私に当てられるかな? - ???@見た目まんまボール(フル改造並み) 2011-05-19 19 46 12 貴様!そこで何をしている! - ウィンディー 2011-05-19 19 51 24 その程度の改造では駄目だな…。だから二人とも落ちろ! - ネオり 2011-05-19 19 52 28 フハハハハ、怖かろう - ??? 2011-05-19 19 54 32 『HAWX隊。こちら管制。これより作戦空域に進入し敵対勢力への特殊爆撃を開始せよ。』(ザーこちらHAWX01、了解。 01より各機へ。反応弾頭の使用が許可された。さあ仕事に移るぞ! - どこかの軍人たち 2011-05-19 19 54 00 こちらノワールセラフ2、新たな反応確認用心されたし。 - ノワールセラフ@特殊AI 2011-05-19 19 56 34 狙いが甘いな、まだまだ経験が浅いとみる。私のような棺桶にすら当てられないとは先人たちが嘆くぞ? - ??? 2011-05-19 19 58 27 まさか、お前はハスラー・wa…… - ノワールセラフ5@大破 2011-05-19 20 01 45 じょ、状況がカオス過ぎる・・・!おっ、俺は帰るぞっ!(ダッ - 一昨日@全力疾走 2011-05-19 19 59 22 さて、時間だ。(核を起爆) - ちくわぱん 2011-05-19 20 01 13 っNジャマー - サンロ・ユイ 2011-05-19 20 02 59 さて、もうそろそろ時間だな。誰か〆をやっておいてね〜続くようなら、強制終了もやむを得まい。 - 裏・z.z 2011-05-19 20 02 15 もうそんな時間か…ならば。行け!フレイヤ核弾頭!(リミッター解除済み - ウィンディー 2011-05-19 20 04 28 あ、普通の核じゃないからNジャマーは効かないよ? - ウィンディー 2011-05-19 20 05 45 悪いけど、対策は取っている・・・ポチっとな - ちくわぱん 2011-05-19 20 07 05 誤爆・・・ちょっと巻き込まれてくる - ちくわぱん 2011-05-19 20 09 03 作戦時間を過ぎたか、帰投する。しかし全ての戦略兵器の効力をつぶしてあげたよ - ??? 2011-05-19 20 08 00 こちら01。目標を視認した。投下開始! - 隊長 2011-05-19 20 10 22 全ノワールセラフ、アサルトアーマー発動後、全機飛行形態で帰還せよ。今回の実験は、まぁ成功か。次の記憶更新日まで眠りに付くかな…。 - 黒いバイザー装備のネオり 2011-05-19 20 11 32 あれ?あれ爆d(ピカッ……………オレハナニヲシテイタンダ? (記憶リセット弾頭。対象は学校の先生や生徒たち) - サンロ・ユイ 2011-05-19 20 16 15 (誰かに正体がバレた気がしたが、・・・夢か) - 鵺 2011-05-19 20 18 42 『 』が麻雀がそれなりに上手いとか夢だな。 - Akinori 2011-05-19 20 22 02 (さて、壊れた所を修理しておくか・・・やっぱり、あれは怖いな・・・巻き込まれてくるのは止めたよ・・・) - ちくわぱん 2011-05-19 20 25 46 ふぅ、ようやく完全回復したからようやく行動ができるな。 というわけで恨みは晴らさせてもらうよ、キィィィィィィメラくぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!! - orim 2011-05-19 20 26 02 パン(記憶抹消弾発射の音) - ちくわぱん 2011-05-19 20 27 53 ガッ)やば、こけ(チッ)・・・今何かかすった気が - orim 2011-05-19 20 36 42 記憶に無いけど、何故か巨大ガソリンタンク ガソリンが撒いてある から…火を付けておこう。(テーレッテー) - 中量キメラ 2011-05-19 20 39 59 ミィツケタァ・・・・・・ - orim 2011-05-19 20 43 18 や、やめてくれぇ…た、頼むぅ… ヴァカめ!俺の顔の様に、醜く焼け爛れろ!! - 中量キメラ@顔面火傷中 2011-05-19 21 51 13 (´ω`)っ ^‥^ ブシドーマスク - サンロ・ユイ 2011-05-19 22 34 31 はて?あの榴弾砲を使った覚えが無いのに物凄くOH!しちゃってるよ… - 残さない約150GP 2011-05-19 20 32 31 危ないので、風紀委員会で預かりますね - ちくわぱん@風紀委員長 2011-05-19 20 34 29 あ、今OH!がヤバイから触らない方g……ほら、言わんこっちゃない…ラークさーん、大火傷した人がいるので至急保健室に連れていってください - 残さない約150GP 2011-05-19 20 52 31 徹底的にしなければな。こちら01。第2弾投下。(対象は周囲の目撃者全員) - 隊長 2011-05-19 20 35 04 了解。許可する。 - ちくわぱん 2011-05-19 20 38 13 02{なんか電波ジャックされてないですか?隊長} 隊長 大丈夫だ。問題ない。(後でジャマーアンテナは破壊しておかなければな…) - 隊長と部下 2011-05-19 20 44 53 (そんなに記憶を消したいのか…、人間はよく解らんな。さて、更新も終わったし寝るかな。) - ノワールネオり 2011-05-19 20 49 08 ふむやっと戦争は終結したか・・・さて女子風呂に凸してくるかな - らぎこ@ホテル屋上で双眼鏡を覗きながら 2011-05-19 20 39 26 何があったか知らないが、寝起きの私も同行しよう。 - ネオり@カメラ装備 2011-05-19 20 51 17 (ピカッ)着弾を確認した。任務達成。さあ帰るぞ! - 隊長 2011-05-19 20 52 55 協力感謝する。 - ちくわぱん 2011-05-19 21 07 12 やめておいた方がいいぞ…女子はともかく、アウル先生に見つかると、風呂場でも襲われるぞ… - z.z 2011-05-19 20 54 48 さーて寝るか、(ドロンッ - 鵺 2011-05-19 20 59 36 何かあったの?『 』君?卑怯な事するね!許せない! - ペネトレーター 2011-05-19 21 02 10 携帯用全自動卓持ってきたので半荘しましょう - Akinori@麻雀中 2011-05-19 21 04 34 ど・・・どこから - フィル 2011-05-19 21 36 51 多分、弾薬姉さんに頼んだじゃないかな? - z.z 2011-05-19 22 06 50 自称最強位が相手になってやる。 - SILKA 2011-05-19 23 52 15 一段落ついたっぽいから聞きたいんですが、自分のキャラ設定って自由に編集してもいいんですかね? - 一昨日@どう編集すりゃいいのか・・・ 2011-05-19 21 09 37 大丈夫だ、問題ない。 - 鵺@殆ど自分でやった 2011-05-19 21 13 16 えっ、自分で出来んの!? - ちくわぱん 2011-05-19 21 14 19 勝手に設定改悪、設定増量してもいいのよ?出来なかったら、私のところへ - 裏・z.z 2011-05-19 21 17 06 携帯から編集できないようなので長々とすいませんが設定追加お願いします 以下設定 Philip(フィリップ): 主人公のクラスメイト。おもいっきり横文字の名前だが日本人。 活字と読書をこよなく愛し、学校では『俺は体育から一番に帰ってきたと思ったら着替え終わったPhilipが弁当を食っていた。な、なにを(ry』という現象を毎週おこす(実話)、教室と図書室を往復する時のみダッシュA+相当(実話)、二年連続図書室での貸出が900冊超(実話)、たった一人で教職員を含む全図書室利用者の貸出冊数に拮抗した(実話)、など様々な逸話を残しており、どこかズレた言動と相まって一目おかれ一歩退かれている(実話)。 当然、国語が得意で数学が苦手。模試では国語S評価で数学F評価なんて液状茶飯事である(実話)。 - Philip@携帯 2011-05-20 02 49 31 了解。編集作業に入る! - 一昨日 2011-05-19 21 19 59 編集完了。一応、確認願います。 - 一昨日 2011-05-19 22 13 48 仮面キャラですか…(#\#)←こんな感じですか?(ふざけてましたサーセン) - サンロ・ユイ 2011-05-19 22 31 03 まあ頭が刃αだと思ってくださいねウフフフフ・・・(顔同士が当たりそうな距離で) - 一昨日 2011-05-19 22 38 30 仮面…だと… おいお前!俺の名を言ってみろ! - 胸に七つの傷をもつ男 2011-05-19 22 48 02 ジィードォ!! - 一昨日 2011-05-19 22 58 32 ジャッカル! - Ak 2011-05-19 23 42 41 そうか!俺は嘘が大っ嫌いなんだ!もう一度だけ、チャンスをやろう。 - 胸に七つの傷を持つ男 2011-05-20 01 04 19 ニア1.ジャチ - 通りすがりの天帝 2011-05-20 01 08 00 ニア2.コマンドー - 名無しさん 2011-05-20 07 56 38 やるな、ベタオリするところをツモるとは。(ジャラジャラ - Akinori 2011-05-20 00 58 50 今、麻雀やってていいんですかね・・・・・・あ、ポン - 遠野一樹@アカギと哲とムダヅモからの知識のみ 2011-05-20 02 31 36 基本ヒラだからいいんじゃないですか?おっと、ロン。チートイドラ2。 - フィル 2011-05-20 06 48 55 三人テンパイで軽くよそ見をしてしまった久々に振り込んだよ。ダマテンしてなかったら誰かが倍満手振り込むところだったぞ? - Akinori 2011-05-20 10 57 49 追加したお~。改悪、追加があれば私のところへ - 裏・z.z 2011-05-20 08 50 11 追加を頼みます。「実はかなりのスポーツマンでスピード狂、特に自転車が異常な程速くママチャリでマウンテンバイク等を追い越している(実話)。しかし、よくこけてるとこを目撃されていて、骨折したこともあるらしい(実話)。さらに影の陸上部員だった過去があり、長距離は中学三連覇の伝説を作った(実話)ことがあり、たまに陸上部を覗いている」この文章を改悪してくれてOKっす。てかむしろ改悪してください。 - 残さない約150GP 2011-05-20 13 11 01 愛する人の名前を言うのはなぁ!死にかけた兵士が甘ったれて言う台詞なんだよぉ!!(サーブ - 通りすがりの御大将 2011-05-20 15 53 26 (ガンッ)うーわ うーわ うーわ・・・ドサ - Ak 2011-05-20 16 14 40 \あ…あべしっ!/ \ひでぶー!/ \ばわっ!!/ \うーわーらーばー/ - 死にかけた兵士が甘ったれて言う台詞達 2011-05-20 16 36 58 \う、うわああぁぁぁぁぁ!/ - 死にかけては居ないが甘ったれて言う台詞 2011-05-20 18 15 28 きみの視線を釘付けにする! - 通りすがりのガンデレ大尉 2011-05-20 16 43 03 会いたかった…会いたかったぞ!! - 通りすがりのガンデレ大尉 2011-05-20 19 05 14 せーいけんづきぃ!・・・・・・あれ『 』?どうしてノビてるの? - ヘヴィ@すいか割り中 2011-05-20 16 40 34 あの子、ワザとやったんじゃないの・・・? - マーシャル 2011-05-20 18 44 53 ていうかお姉ちゃん……スイカ砕けてるよ… - アーム 2011-05-20 19 29 34 …ガクガクブルブル - 生徒C@一部始終を目撃 2011-05-20 20 49 38 おい!管制室!ちゃんと援護しろよぉ! - 死にかけたときに甘ったれて言う台詞 2011-05-20 20 52 36 誤爆したorz - 名無しさん 2011-05-20 20 53 27 げづ!こーちょーである!(ガンッ - 通りすがりの御大将 2011-05-20 20 56 40 俺この試合が終わったら告白すr(pi! 【対リア充討伐部隊隊員Sに撃破された。】 - 通りすがりの助っ人A 2011-05-20 21 58 07 ノックいくぞー - Akinori@野外練習場 2011-05-20 21 27 31 ははは、見ろぉ~!俺様の速いキャッチをかわせるかー! - 中量キメラ@ボールに対して 2011-05-20 21 33 54 スローすぎてあくびがでるよ、球際で落としてるぞ〜足腰鍛えてからもう一度言いなさい(カキーン - Akinori 2011-05-20 21 47 32 余裕〜余裕〜、ほぃ、秘技グラハム・スペシャル!(空中一回転取り - z.z 2011-05-21 00 23 55 愛を語るなら兎も角、送球がそれてるぞー(カキーン - Akinori 2011-05-21 00 46 57 そーいやーまだ臨海学校篇なんですか? - 鵺 2011-05-20 22 18 37 いやもう流石に終わってるでしょう… - サンロ・ユイ 2011-05-20 22 31 40 神社戦の最後の大暴れで神社どころかホテルまで破壊されてそうだなw - ウィンディー 2011-05-20 22 56 48 あれ?これなんだろう?ホテルとホテルのあった町からの請求書…しかもなんかかなり0が多い気がする…それに弁護士事務所からの封筒まであるよ… - サンロ・ユイ 2011-05-20 23 12 47 おかしいな、チームの守備力が上がってる気がするな・・・あとあの娘(狙撃銃組)の『 』に対する視線が違う気がする - Akinori 2011-05-21 00 41 38 にゃー - 猫・・・? 2011-05-21 03 26 01 (カッ)・・・よっと、力量を計れたところで私は帰還するとしよう。さらぱ!(ボンッ - ??? 2011-05-21 05 54 47 ねーねーお兄ちゃん♪おみやげマダー? - デュエル 2011-05-21 05 55 43 ガラッ)おっ、どうやら「小さい先生」が言っていた物が届いたらしい。なになに・・・《この藁人形を他の人形に入れると幽霊がとりついて動かせるようになります》・・・本当かねぇ・・・ - フィル@技術準備室 2011-05-21 11 04 10 それ、何ですか? - 鵺 2011-05-21 11 35 13 (その頃、マインパンでは)V姉さんの作った「大破パン」、凄いッスね!食べて大破した10秒後に、傷が全部治ってるなんて!これは売れますヨ!……医薬品として - 中量キメラ@お陰で、火傷が治った 2011-05-21 12 29 31 (その頃、理科総合Aの授業にて)・・・・・・・・・いや、さすがに一般の人が錬金術できるわけないから。 - Akinori 2011-05-21 13 03 37 よし、今日の特別授業は終わりだ。来週に備えて予習復習をしっかりすること。中期・期末考察と課題提出以外じゃ成績あまり付けないからその時以外は手抜いても構わないよ - Akinori 2011-05-21 13 38 46 (手を抜く≒野球しようぜ! なのかな・・・いやまあ、良いんだけど)さて、さっさと予習復習片付けるか - 遠野一樹 2011-05-21 14 22 34 (まぁ他の授業のテストが厳しいって話しを聞くと、理科全般小難しいモノばかりだから問題は軽く予習復習してればいいものをチョイスしよう。) - Akinori 2011-05-21 15 07 16 要は…賢者の石を精製する過程の副生成物と…その技術の応用…まずはそこまでの大まかな過程を覚えた方が早い。 - 玖珂1222はガチ 2011-05-21 15 57 59 ゴクゴク)…ぷはぁ まだまだ暑いからこまめに水分取らないとな。熱中症はもうこりごりだし - orim 2011-05-21 16 21 03 つスポーツドリンクの粉末 よかったらどうぞ。 - 遠野一樹 2011-05-21 16 35 09 ヒャーハッハー、水d……ウェップ!ゲホゲホッ!…こっちの水のタンク、ガソリンだ! - 中量キメラ@頭から被った 2011-05-21 16 45 56 カチッカチッ)やっぱり火打ち石は難しいなあ…擂り粉木でも使うか。 - サンロ・ユイ 2011-05-21 16 58 27 タッタッタッ)でも水分取りすぎたら走ってる最中にお腹壊すから飲み過ぎにも気をつけてね〜(タッタッタッ - 残さない約150GP@グラウンド10周目 2011-05-21 18 30 13 水だけじゃ意味ないぞー塩も取れよー - Akinori 2011-05-21 18 40 19 つ塩(??入り) - 鵺 2011-05-21 20 38 12 熱中症になりたく無いなら外に出なければいいじゃない……(バタッ、でも…熱い部屋…に…長時間居ても…熱中症にはなるから気…を…付…け…ろ……(グフゥ - ネオり@暗室 2011-05-21 21 12 00 うふふ・・・ - アウル先生 2011-05-21 21 45 03 ガウガウッ!(黙れ!応急処置はお前がやるべきじゃないんだ!) - ???@狼形態 2011-05-21 21 49 02 私がやりましょうか。(氷水と食塩水とうちわを持って - Akinori 2011-05-21 21 54 54 コーカサスハクギンオオカミだっ!背中に乗せて〜 - 残さない約150GP@カロリーメイト片手に 2011-05-21 22 11 40 ガラッ)醜く焼き爛れろぉ(ガソリンを投げる) …と言いたい所だが、君は運が良い。さぁ、このV姉さんの作った「大破パン」を。 - 中量キメラ 2011-05-21 22 18 18 (ただ持参したお茶を飲んだだけでこのカオス・・・もうやだこの学校) - orim 2011-05-21 22 39 24 気にしたら敗けだと思うけどね。 - z.z 2011-05-21 22 53 03 今日から、ラノベ『じゅうかっ!!』とのクロスオーバーを開始するが、あんまり気にしないように - 表に出ろ教頭 2011-05-21 22 40 08 なお、ウルガンMCは俺のよm(キサマハイキテハイケナイソンザイナンダ!!キエロ!! - z.z 2011-05-21 23 03 07 シッテイルカ?【ヴルカンMC】ノMCハ= MachineCannon(機関砲)ノ略ダ。何処が機関砲だよ.単発威力一番低いじゃねーか! - サンロ・ユイ 2011-05-21 23 12 23 ………MCハマー…… - 残さない約150GP 2011-05-21 23 22 58 【連絡】たったいまヴルカンMCはフィオナ様によりすべて買収されました - マグメル 2011-05-21 23 43 47 MCェ・・・・イ㌔ - 遠野一樹 2011-05-22 01 26 49 なんだか目立つ人が増えたような気がする・・・?主に陸上部あたり - Akinori@休日のグラウンド 2011-05-22 01 39 35 まぁ、そうだな〜。勧誘してくればいいんじゃない? - z.z 2011-05-22 01 58 36 女子野球部作るならともかく、マネジャーで募集できるかな〜 - Akinori 2011-05-22 02 58 37 女性マネージャー・・・良いですねえ - 遠野一樹 2011-05-22 04 08 06 ふふふ、プールからならば気づかれずに技術部部室に侵n(チュドーン - 自称プレデター@プール風紀委員により黒焦げ 2011-05-22 02 23 59 さて…早くこの残骸を片付けなければ。 - サンロ・ユイ 2011-05-22 07 12 18 アタラシイ防衛しすてむLしすてむノ母体ニシマショウ - プール風紀委員 2011-05-22 19 15 14 今から文化祭出し物の希望申請書配るからできるだけ早くに出してくれ。注意点としては「休憩所、お化け屋敷は禁止」「かぶったらくじ引きで決定」「室内での火器の使用は許可がない限り禁止」「飲食店をやる場合は保健所の検査を受ける事」今のところはこれくらいか - orim 2011-05-22 10 28 01 キルハウスっぽい実戦風射的場。身体に害の無いニュード銃を使用します。え、何か矛盾してる? - (元)警備部隊指揮官 2011-05-22 10 34 21 シッテイルカ?ビームライフル デノ シャゲキ キョウギ ハ ジツザイスル. - サンロ・ユイ 2011-05-22 10 55 17 えーっと、グラウンドで野球の紅白戦をしたいんだが… - z.z@なんか野球がやりたくなった。 2011-05-22 10 40 43 模擬店の数しだいだな 野球の紅白戦 - orim 2011-05-22 11 46 42 ガタッ - Akinori 2011-05-22 13 10 10 んじゃ、クラスの女子達に頼んでメイド喫茶をやってみるか。遠野っちやAkinori先生も手伝ってー - z.z 2011-05-22 20 57 57 「魔導書喫茶」様々な時代、地域、流派の魔導書を読む事が出来る。試し撃ちは前回却下されたので無しで。今回は代わりに多種多様なポーションを取り揃えてある。 - 玖珂1222はガチ 2011-05-22 15 59 57 雀荘とかカジノと(Pi - 生徒B 2011-05-22 16 38 47 仮面喫茶とかどうかな?そうすれば俺が溶け込めるとおもうn・・・却下ですかそうですか - 一昨日 2011-05-22 18 10 47 次学期は体育教師と数学教師を一部兼任しそうだな・・・工学と中・高校理科しか免許持ってないんだが。 - Akinori 2011-05-22 15 12 37 (あぁ・・・そんな時期か・・・見廻り強化しなきゃ・・・) - ちくわぱん 2011-05-22 20 00 07 どうしたんだい『 』?野球同好会に入りたくなったのかい?・・・なんだちがう相談か。まぁいい、そこはこうしてだな・・・ - Akinori@職員室 2011-05-22 21 27 35 く、くそー!今度こそアイツを負かしてやる!! - 遠雷@遠目 2011-05-22 21 36 46 おーい、何をぶつぶつ言っているんだ?入り口に立たれるを入れないんだが。 - フィル 2011-05-22 22 49 33 ・・・噛んだ。んで、何を負かすって? - フィル 2011-05-22 23 06 25 (ドキッ)う、うっさい!(スタタタタ - 遠雷 2011-05-23 00 17 40 そういえば『 』って麻雀できるのかい?・・・そうか、聞いてすまなかった。 - Akinori@『 』と会話中 2011-05-23 00 21 45 300メートルくらいの穴を掘って水を入れてそこで潜水を…誰も来ねえか… - サンロ・ユイ 2011-05-22 22 33 41 つまりギネスチャレンジですね分かります - (元)警備部隊指揮官 2011-05-22 22 40 42 まず、そんな穴を掘れるのか? - 鵺 2011-05-22 23 02 28 逆に300mの建物を建てて、そこに水を入れて潜水した方が早いような… - z.z 2011-05-22 23 28 01 そしてそんな建物を建てようとする度に新型リムペを実験しようと発破解体を目論む某部活の暗躍が! - (元)警備部隊指揮官 2011-05-22 23 44 42 そしてその某部活の方に倒れてくるわけですねわかります。 - サンロ・ユイ 2011-05-23 00 02 59 また(ry - Akinori 2011-05-23 00 16 44 それ…いくらするんだろう…水道代だけで途方もない額になるんじゃ… - 玖珂1222はガチ 2011-05-23 00 39 32 この前 油田を掘り当てるために300m位掘った穴なら、校舎裏にあるッスよ。 - 中量キメラ 2011-05-23 00 44 23 なんか…凄い深そうな穴があるなぁ…。ん?誰か居るn…(ドンッ うわぁぁー!(押されて落下 - 生徒C 2011-05-23 06 28 17 これを使って出てくるんだ〜〜 つ[フルトン] - 残さない約150GP 2011-05-23 07 21 09 イテテテ…。散々な目にあったよ…。高いなぁ、仕方ないエリア移動で帰るk……なんだコレ?(何か見つけた - 生徒C 2011-05-23 07 38 20 フルトン:これは腰のベルト部分に引っ掛けることにより空高く上昇し安全にかつ迅速なベース帰還・捕虜の確保を可能にする。 - 説明書 2011-05-23 07 55 58 (説明書片手に)fmfm。高所作業時の安全ベルトみたいなもんか。これを腰に巻いてと…。んでこれを引っ掛ける、と。オーイ!引き上げてくレェェェ!?(物凄い勢いで引っ張られる - 生徒C 2011-05-23 12 36 15 きんせつ!!新メンバー追加ですね。さて牛の処遇はどうすr… - 名無しさん 2011-05-23 08 38 40 牛はどうでもいいかも。さて、ラ ベ ー ジをどういうキャラにするか… - 裏・z.z 2011-05-23 08 53 10 う~ん… パイク姉妹の親戚で、空手の選手とか…? - 中量キメラ 2011-05-23 09 06 28 何となく3姉妹で突き通す気だか…どう? - 裏・z.z 2011-05-23 09 16 15 とりあえず、ささっとやってみたが、誰か根本から変えてもいいから改悪をやってくれたもー - 裏・z.z 2011-05-23 09 25 06 なかなかやるようだな… - 中量キメラ 2011-05-23 09 27 52 お疲れ様です。実はすごく強いんですね分かります。 - らぎこ 2011-05-23 09 31 11 アッパーされると絶対空中で爆散するね、これ。\正拳突きじゃなければ即死だった/ - 私怨ぬ 2011-05-23 09 46 50 GJです - Akinori 2011-05-23 10 03 55 今日は仕事の勉強だ。ラベージ、ちょっと手伝ってくれ - Akinori@高三の物理?中 2011-05-23 10 02 07 このように彼女は『仕事』したんだ、彼女の仕事の運動エネルギーを計算しよう。計算に入れるのは重力加速度だけでいいぞ - Akinori@物理3+化学実験室 2011-05-23 10 10 00 HHH?!ワカラナーイ - サンロ・ユイ@リアルテスト一日目終了 2011-05-23 11 14 34 右に同じく!一日目終了。 - フィル@リアルでは高3 2011-05-23 12 43 39 パワーがありすきt(グシャッ - Akinori@リアル工学部四年+教員免許コース 2011-05-23 13 13 36 ようこそ保健室へ。今回の被害者は『授業中に先生の運動エネルギーに呑まれてラベージさんにダイブしたらアッパーカットされて星になった』か。なかなか斬新な保健室送りだったよGJ - 私怨ぬ 2011-05-23 13 22 59 奇遇ですね〜僕も今日からですよ - Philip 2011-05-23 13 35 06 Philipさんすごいですね…900冊ですか…俺はせいぜい3年間で300冊ですよ… - サンロ・ユイ 2011-05-23 14 03 19 まぁ公立高校とかに限らず私立もだいたいこの時期は試験ですなぁ(しみじみ - Akinori 2011-05-23 14 10 59 家で読んでる本も入れたら年間正味500冊を二回で千冊分くらいは読んでますね - Philip@本の虫 2011-05-23 15 14 37 俺もだなー。 - z.z@リアルテスト二日目 2011-05-23 14 32 08 分からないところがあれば相談に乗りますよ?(今はやってませんがリアルで家庭教師もやったことあるからそれなりには教えれますぜ - Akinori 2011-05-23 16 43 02 ふむ - 「担当科目は物理だった」表に出ろ教頭 2011-05-25 09 08 17 私も初めて知りましたね。自分も物理取っていますが全くわからない… - 裏・z.z 2011-05-25 09 52 59 今の関連語句は『格闘』『お兄ちゃん』『デュエル』だった…つまりデュエルと(デュエルから見た)お兄ちゃんが格と(CS大破 - 名無しさん 2011-05-23 16 07 57 「名無しさん」「社務所」「雑談」……うぉぉい!名無しさん、前庭から社務所に帰っちゃったヨ! - 中量キメラ 2011-05-23 19 09 38 関連語句 制限 何か お兄ちゃん 気にしたら敗けですよねー(´_´|チラッ - サンロ・ユイ 2011-05-23 17 28 58 「火傷」「幽霊」「問題」 …中量キメラ君!貴方はガソリン撒きすぎ問題児です! - 残さない約150GP 2011-05-23 18 32 34 ぬぅあぁぜぇだぁ〜!! - 中量キメラ 2011-05-23 19 08 07 最近、油田採掘してみたりガソリンを撒いてみたりと皆が火傷に怯えて問題になってるんです。それもこれも貴方じゃあ無いですか!? - 残さない約150GP 2011-05-24 00 32 34 むしろ自分しか火傷してない気が…… まあガソは少し、自重しますかね。 そして次は、南斗○拳だ!今は悪魔が微笑む時d(テーレッテー) - 中量キメラ 2011-05-24 02 23 24 ユクゾッ ユクゾッ ウジョウダンジンケン! - 通りすがりの病人 2011-05-24 12 21 35 「遠野」「先生」「幽霊」・・・あれ?先生だっけ?あの人・・・ - ちくわぱん 2011-05-23 19 45 54 むしろ学園長(プキュン - Akinori 2011-05-23 20 12 26 「入力」「話題」「賢者の石」ねぇねぇ、賢者の石って何? - z.z 2011-05-23 19 50 41 5コストのスペルで使うとしばらくの間自分が撃った必殺技に応じてオプションが追加射撃を出してくれる。 - 玖珂1222はガチ 2011-05-23 21 39 06 【何か】【水分】【神社】…確かに色々燃えてますから水分も必要となるでしょう - Philip 2011-05-23 19 56 23 関連語句、「何か、なりきり、名無しさん」、つまりこういう事か!「皆始まりは名無しさんだった…。だがそれぞれに個性を付けるため、何かのなりきりを始めたのである!この物語は名無しさんである主人公とサブキャラが暴走する、ドタバタ学園ストーリーである!」深読みし過ぎか…。 - ネオり 2011-05-23 20 58 37 だいたいあってる。 - 裏・z.z 2011-05-24 00 09 05 【買収】【神社】【遠野】…神社は狙われている!! - Philip 2011-05-23 21 09 34 ば、買収?! そんな金あるわけないっ!! - 遠野一樹@金欠病 2011-05-24 00 16 18 今日の練習は終了だ、柔軟をしっかりやってケガしにくいからだになれよ〜 - Akinori@部活中 2011-05-23 21 19 53 野球同好会に朗報だ。このまま屋外の模擬店が少ないままならば文化祭当日に試合ができるぞ。 - orim 2011-05-23 21 37 26 本当か!?よっしゃー!!野球が出来るぞ!! - z.z 2011-05-23 21 57 33 野球が出来るときいて - Akinori 2011-05-23 23 51 26 当日晴天であることを祈って、てるてる坊主でも作るか - 遠野一樹 2011-05-24 01 47 52 兄ちゃん、そこはこうしてこうするんじゃない?・・・ほら出来た〜♪ - デュエル 2011-05-24 00 07 25 遅ればせながら、私達「マインパン」もお店出したいでーす。生徒会さーん、良いでーすかー? - マイン 2011-05-24 12 55 05 「喫茶スマック食堂」も一度、屋外喫茶ってやってみたかったんですよね。まだ大丈夫ですか? - スマック 2011-05-24 13 26 25 良いんじゃないんですか?だけど会長とかにも話しておかないと。 - サンロ・ユイ 2011-05-24 14 13 15 えっと・・・(出店表確認中)商店枠はまだ残っているので大丈夫ですよ。 - orim 2011-05-24 17 38 10 マグメルの連中は化け物かよ、二対二かつで俺のサマも分かっててドフリーで通したクセになかなか勝てないとか・・・ - Akinori 2011-05-24 15 38 01 全自動卓なのに配牌からテンパイ→天和とかありえん(笑) - 傍観者A 2011-05-24 19 54 57 ラベージは姉御キャラに・・・と思ってたら既に作成されてたでござる - ニュース係@元凶 2011-05-24 21 57 29 私がやっておいたが、別に根本から変えちゃってもいいのよ? - 裏・z.z 2011-05-24 23 13 55 ……………ニヤソ - ニュース係@元凶 2011-05-24 23 15 42 腕がなるな・・・ - Akinori 2011-05-25 01 55 08 HelenがHalemに見えた……どうかしてるぜ - Philipテスト勉強中@視界がChingeした 2011-05-25 00 07 21 文化祭では学園横断ウルトラクイズやるぜ!優勝商品どうすっかなー。 - ケモナーの一六 2011-05-25 00 36 15 これでもどう?っ特別編集版校内美少女マル秘写真集 - (元)警備部隊指揮官 2011-05-25 09 42 04 これでいいと思うよ。っ商品券10000円分 - z.z 2011-05-25 09 50 34 これかな?どうぞ っ有名選手のサイン入りバット(メジャー) - Akinori 2011-05-25 10 08 17 こんなものぁ、もう必要無いな つショットガン - 中量キメラ 2011-05-25 11 46 02 こんなもので つクレサ券20000万GP分 - Philip 2011-05-25 14 21 57 もうそろそろ中間テストだ、自分のテストは一夜漬け程度なら70点行ける簡単な内容だから赤点だけは取らないようにな? - Akinori@教室 2011-05-25 10 10 53 技術は実技の評価で中間は決めるからな、テストはねーから他でしっかりやるように。特に技術部!どれか赤点取ったら実験台にするからな。 - フィル@技術室 2011-05-25 11 39 54 (ガタッ)実験台?! 遂に俺の求める北斗神拳が、完成の時をむかえるんですかっ!腕が鳴るぜ… - 中量キメラ@される側だという事に、気付いていない 2011-05-25 11 48 53 あと同好会員はどれか赤点とったらしばらく練習無しで夜まで勉強漬けか勉強しながら練習することになるからな。技術部の実験台になるかもしれないから最低限は抑えとけよ? - Akinori@教室 2011-05-25 12 48 44 あとカンニングしたら強制的に野球同好会に入部ね。 - Akinori 2011-05-25 12 51 24 入ってる人はカンニングしていいんですか? - z.z 2011-05-25 18 12 48 ほぉ・・・・・・(ズウゥゥゥン ガシッ ドガ バキ ボコ )・・・・・になるから気を付けるんだぞ? - Akinori 2011-05-25 21 17 16 はぁ~い、分かりました~。別にしなくても取れるからいいや。 - z.z 2011-05-25 21 32 33 ならばこの・・・新しい装置を・・・ - 鵺 2011-05-25 20 18 35 社会は教科書のテスト範囲内にある太字を覚えてたら半分くらいは取れるようにしてあるので頑張って下さいね。赤点取った人は歴史巡りの旅か地形巡りの旅に連れていきます。 - 残さない約150GP 2011-05-25 13 11 25 やべぇ!文化祭で手一杯だったから全然勉強してない! - orim 2011-05-25 22 06 32 テストか・・・今回も大丈夫・・・ - ちくわぱん 2011-05-25 21 50 24 (魔術でカンニングすればバレないはずだ!) - Ak 2011-05-25 23 57 22 (大丈夫このマインパンで売ってたあんきパンを食べれば・・・) - らぎこ 2011-05-26 00 08 23 (まぁ…自分は神様だからわからない問題なんて無いんだけどね…) - 裏・z.z 2011-05-26 00 11 32 (自分はノワールとデータ共有出来るから問題無いな…) - ネオり ノワールネオり 2011-05-26 00 19 07 (ククク…経絡秘孔の位置すら覚えている、この俺に隙は無いわ!この「頭の良くなる秘孔」を突い…ん?間違っ)たわばっ! - 中量キメラ 2011-05-26 00 20 27 ふふふ、保健室にいらっしゃい(はぁと) - アウル先生 2011-05-26 01 11 53 えーっと…この学校だな、依頼があったのは…。しかしテストのカンニング対策に対・魔術、魔法用の結界や電火機を使用不能にするガス「エンジェルゼファー」を使おうなんて一体どんな学校だよ…。 - 対カンニング措置業者 2011-05-26 07 41 58 こんにちはー…ここは時々銃弾やら爆発物やらが飛び交ったりするので気をつけてくださいね。 - サンロ・ユイ 2011-05-26 08 41 58 むしろなんでそんなものを持っているんだと聞きたい… - 玖珂1222はガチ 2011-05-26 10 15 19 まぁ何してるか分かるんですがね、サマ見抜くの得意だし - Akinori 2011-05-26 10 29 19 業者さん伏せて!技術部の実験準備中に爆発が(チョドーン - 名無しさん 2011-05-26 10 54 36 パシッ)ンモー \また技術部か/ - Akinori 2011-05-26 10 57 08 (何ここ恐いはやく帰りたいよ)ガタガタ - 業者さん 2011-05-26 11 55 09 プロテス3!シェル3!リレイズ!…これで帰るまではもつ…はず… 駄目だったらこれで連絡して。っリンクパール - 玖珂1222はガチ 2011-05-26 12 22 15 業者さん、自分がカバーしますから安心して設置してくださいね(パシッパシッ - Akinori 2011-05-26 13 15 50 ガラッ)誰だ!技術室に勝手に入っているのは! - フィル@技術室 2011-05-26 13 24 13 そうはさせるか!なんとしても設置を阻止してやる!【魔力の矢】! - Ak 2011-05-27 17 29 22 ターン… ターン…(業者の回りの破片を撃ち落としている) - z.z 2011-05-26 21 49 44 関連語句 悪魔 遠野 貴方 ずいぶんひどい言われようですね… - サンロ・ユイ 2011-05-26 10 47 36 もうそれは型○の遠野さんじゃ(ry 十七分割 - 遠野一樹@共通点は性別とメガネくらい 2011-05-26 11 08 38 \コノメニウー/ - 名無しさん 2011-05-26 11 19 09 …理解したか?これが…モノを「殺す」ってことだ - 名無しさん 2011-05-26 12 07 46 ようやく理解したよ、吸血鬼。俺とお前とじゃ、見ている物が違うんだ。 - ウィンディー 2011-05-26 12 22 51 来週の火曜から金曜日まて中間テストです。部活は休みになります。好成績とれるように頑張ってください。なお、カンニングした生徒はアウル先生のお世話になるかもしれないので気を付けて下さい。 - 学園広報部 2011-05-26 15 49 56 (ばれなきゃ大丈夫。ばれなきゃ大丈夫。ばれなきゃ大丈夫。・・・)ガクガク - らぎこ@自己暗示 2011-05-26 17 22 29 【号外】『{望駄阿神社社務所にあの爆発音や銃声が絶えない学園、ボーダー学園の研修や宿泊施設等が建設か} これらの施設はもともと社務所にあったものだったが神社側の負担の関係から学園敷地内に移設されていたものだった。教頭の表氏は〔騒ぐ(神社戦の)ときは新規の人のために ▽ のマークを(文章)頭につけおいてほしいと発表した。〕』 - サンロ・ユイ 2011-05-26 18 06 18 ∇お前も俺と同じ穴のムジナなんだよぉ! - 通りすがりの戦争好き 2011-05-26 18 48 08 マリナ.ーズを呼ぶとするか。 【私達、マ●ナ・イス●イール】←YouTubeのやつ - サンロ・ユイ 2011-05-26 18 57 44 OK!___△___ - 鵺 2011-05-26 23 16 58 うーん、サマしようとしてる奴に肩を叩いて『次は上手くやれよ』と他の誰にもバレずにボコす作業が始まる・・・(ベキベキ - Akinori 2011-05-26 22 36 55 梅雨入りか・・・あっち(体育館とか)の使用許可まだおりてないから近場のスポセン借りることになるか。借りれる日を照会してもらうか - Akinori 2011-05-27 11 59 34 ……(技術部部室にて、プラモ製作中…) - 中量キメラ 2011-05-27 19 22 34 ……(その姿をソッと、撮影中) - ネオり 2011-05-27 20 29 22 ガシッ)・・・・・・(邪魔にならないように静かに連行 - フィル 2011-05-27 21 11 30 ガシッ ガシッ)邪魔にならないように静かに野球同好会に連行 - Akinori 2011-05-28 01 12 52 ブーブー)その横を警備ロボに追いかけられながら走り抜ける - らぎこ 2011-05-28 01 54 40 その後ろでM16を担ぎながら普通に歩いてる - z.z 2011-05-28 11 35 19
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/2530.html
ルミコープ運河と双頭貿易都市を巧みに使い、半ば王都から離れ商人の力による自治の元にその規模その影響力を増大させてきた異世界中の香辛料取引の最大大手とも言われる都市【メッチャ・カーラー】。 その都市の実質上の統括者である大豪商カルアイノ・クイターニャ氏は若い頃より数々の試練を乗り越えてきた猛者、試練越者、【可能性の猫人】とまで称され敬虔な太陽神の信徒でもある。 彼が国政をも動かす財を成すまでに信条のようにも傍から見える【香辛料への傾倒】。本人曰く、「あのカレーのため」というのだ。 バイタリティ溢れるカルアイノ氏であるがそれは大ゲート開放直後から目を見張るものであった。 ゲート開放に備えてあったかの様に即座に王宮に派遣を訴えたのが交流使節団である。 当時、湾岸戦争処理中であり異世界交流は二の次にされていた中東在国連軍の前に堂々と現れて交渉を始めたのがカルアイノ使節団。翻訳加護の効果もあってか表立たない水面下での協議が幾度と無く行われることとなる。 非公式の記録ではあるが、2000年前後から行き場を失いかけて浮いていた中東のオイルマネーの画期的な投資先として異世界、ラ・ムールを強く推し紹介したのもカルアイノ氏が中心であったと記されている。 商人として都市の代表として多忙ながらも地球へ赴き見聞と友好と商交を深めたカルアイノ氏が遂に動き出す。それは自身の【夢】のために。 まずカルアイノ氏は都市の各区域の担当を召集し一大都市改造計画とも呼べる大々規模な全容を包み隠さず打ち明け説明した。担当の商人達はその計画を知ると心根にある商魂を刺激されたのか諸手を挙げて賛成したという。 巨大な観客席を有する競技場。と、ここまでなら異世界でもある場所にはあるものであるが、ここから先が異世界でも革命と言える規模になる。 ラ・ムールのみならず異世界中より集められた選りすぐりの精霊交渉士達。その稼動人数はおよそ日に千人。その運用費用は一日分で町一つの建造費とも同等と言われている。 何故この様な類を見ない規模の精霊交渉士団が必要になったのか?確実堅牢な競技場とそれに連なる施設群の建造のためか?工期中の天候調整のためか?都市人口が倍増するとも言われた人員確保による生活安定のためか? 真はそこに在らず、目的なるは【異世界での電気製品の運用】のためである。 計画了承から中東ゲートを越えてラ・ムールに運び込まれた大小電気製品から分解された発電機構、燃料そして大量の技術者整備士。 異世界での文明実施という名目で最も多くのオイルマネーが投じられたのもこの部分である。 異世界で電気機器は使われなかったのか?と言われるとそうではなく、大ゲート開放より異世界に入った人間により生活家電から軍事機器までそれらの運用は実行されてきたのだ。 が、それらのほとんどは満足な結果を出さずに仕舞われたのが現実であった。 原因は【精霊による機器干渉】である。電気の流れから部品の動き、果ては自然の事象すら操る精霊達は物珍しさもあってか電気製品を取り出すだけで寄って来て、いざスイッチをONするや否やしっちゃかめっちゃかにしてしまうのだ。 その様な電気機器を安定しかつ競技場内で運用するためには入念で万全なる精霊への交渉と根回しは必須なのである。万が一にも事故など起こさぬために。 天邪鬼奔放で好奇心旺盛な光精霊をまとめるために名立たる大精霊をも複数人がかりで招聘するなどもされた。 太陽すらも眩かせると言われた夜明けの告鳥、【 太陽鳳 】(ゾンニクス)。かつて月夜に降りた月神の追撃から太陽神ラーを守り自ら輝き囮となった【 天光球 】(ホフォル)。 共に強い影響力で光精霊を安定させ都市一帯における電力使用を可能にした。 合わせて異世界式の調理施設も充実させていった。冷暗室や闇壷などの冷蔵施設を運用するためにラ・ムールでは存在が稀と言われる闇精霊も各地より集め運んだ。 料理にふんだんに使われるであろう水も土精霊による地下水路建造と、水精霊による運河と地下水の誘引により用意した。合わせて水精霊を多く都市に顕現させることで水棲種族の滞在にも補助を行った。 いよいよ発電設備が組み上がると風精霊を一定の空中回廊を通過させることにより風力発電を実行に移した。 計画初期は地球より運搬した燃料による発電機運用を検討していたが、気紛れな風精霊達に一定の風力で受風羽を抜けるコースを飛ばし続けるという無理難題も 東イストモスより平原楽団にやってきた風の大精霊【 碧の帯 】(ルゥクン)による風精霊の統制により風力発電中心へと移行されることとなった。 しかし、大精霊含む風精霊の維持に関しては精霊交渉とはまた違う労力が必要となった。 平原楽団の他に異世界各国から集められた計六つの大楽団。それらの中から二つが交互に演奏し、二つが様々な旋律の組み合わせを思考錯誤し、残った二つが休むというローテーションを組んだのである。 会場に設置された電気機器の運用試験と平行し各地より集められた食材の保管、名器と名高い調理器具の整備が進められ着実にカルアイノ氏の構想が現実のものになっていくのである。 開催も一月前ともなると運営側の人材も広くより集い始める。 異世界にてカレーを名物料理として評判を広めたオルニトのハーピーの宿の大女将。大商人組合より香辛料を広く扱う大頭目。地球と交流広くあらゆる文化の入り混じる新天地より飲食業界に最前線で活躍する者達。 大延国より大食祭にて審査を務めた美食家、そして神である金羅にも仙人郷を介し文を送ったという。 カルアイノ氏はこのカレーコンテストを己の夢を叶えるためではなく世界同士の交流の大きな一歩と位置づけ、異世界のみならず地球にも多くの来賓に招待状を送ったのであった。 コンテスト準備期間中のカルアイノ氏率いる商会の利益は数割増しとなったが、都市改造とコンテスト準備により使われたカルアイノ氏の財産は半分、それ以上とも言われており地球側から投資された資金は数兆円とも言われている。 異世界における電気使用の実現は未だ実用範囲にあるとは言えないが、一つの現実例を見せるに至ったのである。 そしていよいよカレーコンテスト開催まで数日、大ゲート祭の始まりを告げる朝陽が昇る。香辛料都市はいよいよ熱気と音楽と香りに包まれるのであった。 だがしかし、全てが万全上手く進んだかのように見えたが一つどうしても実現できなかったことがある。それは、【電子レンジの使用】であった。 光精霊の安定化から電気製品の使用は実現したのだが、電子レンジを使用した際に大放電爆発が発生したのである。 原因は電子レンジ使用による電子振動が精霊に著しい変調をきたすのである。それにより精霊に数倍の力を発揮させたり激しく運動させたりするのだ。 数度の実験が行われたがどれも失敗。結論として電子レンジの使用は禁止されることとなったのである。 異世界で電気製品を使うには…とても大きなコストがかかってしまうのだろうと想像して一本 家電とか思ってる以上に繊細だし精霊が面白がって寄ってくるだけで故障しちゃうとなると大変だな -- (名無しさん) 2016-06-23 23 26 00 わざわざ異世界で地球と同じことしなくてもいいよねと実感するコスト説明だった -- (名無しさん) 2016-06-23 23 56 11 カルアイノ氏の資産は国家予算レベルなのか。地球の富裕層の異世界移住計画とかありそう -- (名無しさん) 2016-06-24 22 10 34 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/orirobosrw/pages/73.html
249 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/22(水) 11 47 20 ファンブー・ジェンは回想する。 『これだけで制圧は可能か?』 『可能です。ミュルメコレオは一機では心もとないでしょうが、5機ならばゲシュペンストMK-Ⅱやリオンには確実に勝てます』 『5機セットでゲシュペンスト1機の価格、か。あつらえたようだな』 『企業努力は当然の義務ですよ。ましてや我らのような新興勢力など、ここまでしないと顧客を集められません』 ファンブー・ジェンはDCの中佐である。自分の出世に不足があろうとは思わない。むしろ平凡な軍人だった。軍人としてなすべきことを為してきたが故に、中佐としての自分があるのだと思っていた。 そしてそんな彼だからこそ、南米での特殊任務への従事を余儀なくされたことも、とっくに感づいていた。 任務の内容は南米地区の風紀紊乱だった。旧時代の麻薬戦争と呼ばれたシンジケート同士の争乱を、新西暦に再現させようとする目論見だった。 南米各国は政治的に安定していない。DC戦争後に地下に潜った同胞たちから手を借り、数年がかりで麻薬を蔓延させれば十分可能だろうと思われた。 汚れ仕事である。しかし誰かがやらねばならぬ任務である。上官はファンブー中佐にそう諭した。 粛々と任務に従事しながら、ファンブー中佐は苦悩した――こんなことが果たしてDCの復興につながるのか。どう考えても人道的に許されることではない。 苦悩にまみれつつも、中佐の率いる部隊は徐々に成果を挙げつつあった。 やがて破綻した。予想外に連邦の動きが静粛かつ迅速だったからだ。 連邦より送り込まれた部隊は旧DCの連絡網を寸断し、孤立させ、各個に撃滅して行った。 ファンブー中佐の部隊は追い詰められた。 250 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/22(水) 11 49 58 そんな彼らに救いの手が差し伸べられた。 その組織は自らを「カルテル」とのみ名乗った。あらゆる武装勢力に対し思想やイデオロギーを問わず武装を供給する非合法組織。 ファンブー中佐の前に現れたカルテルのエージェントは若く、そして美しい青年だった。彼はレヴァン・メトロファネスと名乗り、ファンブー部隊の生存を全力で保障してくれた。 脱出行は厳しいものであったが、欠員が三名で済んだことはレヴァンに感謝せねばなるまい(部下の一人がファンブー中佐をかばった傷が元で死んだとき、さしもの中佐も男泣きに泣いたものだ)。 ロシアへ辿り着いたとき、中佐の心にある思いが生まれた。 思えば大きな失敗はなかったが、大きな成功もなかった。だが男に生まれたからには、ひとつきりの星を掴みたいものだ――そんな折にレヴァンが情報を持って来た。 上海で竣工中の大型ビルが間もなく落成式を迎え、連邦政府の議員が招かれる、と。 中佐はレヴァンに戦力をかき集めるよう依頼した。 一世一代の大勝負。敗残の憂き目にある同胞たちにDCはここに在りと叫びたかった。ファンブー・ジェンはここに在り、と。 三ヵ月後、計画は決行された。 かくして一人の男の足元には地獄が作り上げられた。男は地獄の存在を全く知らなかったが。 251 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/22(水) 11 53 22 伊豆基地に速報がもたらされた。 「上海で新型ビルの落成式が行なわれた。そのビルは50以上のテナントが入り、1000人近い一般市民も訪れ、連邦の政治家数名も招かれていた。 DCの残党を名乗るテロリストによる襲撃はその最中だ。彼らは警備兵を制圧し、市民を人質にして立て篭もった。 彼らの目的はDC系の政治犯22名の釈放である。その中には君たち若年層にも知られた名前があるはずだ」 クーガー少佐はプロジェクタに上海の地図を投影した。示されたユニットが点で規則正しい位置に配置されてゆく。 「テロリストは更にリオンやバレリオンを中心にした機動兵器部隊を展開し、上海市街を盾にした。到底許される行為ではない」 断固たる口調で少佐が告げる。 「連邦軍は地元部隊と極東部隊による挟撃を実行に移すことになった。我らはポイント5より攻撃を仕掛け、機動兵器の撃破に専念することになる。TEXチーム、出撃だ」 252 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/22(水) 12 15 41 251 ???「――厄介ね、赴任そうそう出撃だなんて」 伊豆基地のブリーフィングルームに見慣れない女性が一人、その場の空気もお構いなしに入室早々言い放つ。 アッシュのショートヘアでスタイルの良いクールビューティーな風貌を持つ彼女は邪険に言葉を続ける。 エレナ「私はエレナ――エレナ・キサラギ。本日付けでこのTEXチームに配属することになった。……宜しく」 エレナは余計な事は話さずに、さっと座席に座る。傍から観れば、近寄り難い雰囲気を持っているように見えてしまうだろう。 前大戦に参加している者ならば彼女を知っているかもしれない。 『グラウ・カッツェ(灰色の猫)』という通り名のエースパイロットを。 253 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/22(水) 14 04 58 252 「君の着任は今日だったか。最近はごたごたが続いていたためろくな歓迎はできないが」 エレナの経歴を思い返しながらクーガー少佐が応える。 「キサラギ大尉、TEXチームの実動部隊では君が最先任だ。よろしく頼む」 エレナがリーダーシップを発揮してくれればサクラの負担も軽くなるだろう。 254 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/22(水) 14 28 26 251 「出撃?」 ふいにかかる号令に、ケイトは若干顔をしかめる。 「せっかくいいところだったのにー」 ばっとトランプを投げ捨てる。どうやらTEXチームの仲間数人とカードゲームで遊んでいたようだ。 「あそこからこれで逆転出来たのになぁ」 頭が弱い分、彼女はこういったゲームなども弱い。反射神経などを問われるゲームならともかく、普通のカードゲームではそれこそ小学生レベルだ。 しかし馬鹿でも何度も負ければ学習はする。彼女は敗北から戦術を少しずつ学んでいった。 「……甘い。それじゃ勝てないよ?」 イータはその逆転手をさらに上回る手の内を見せた。 「…………えぇー」 ケイトは目が点になると同時に、年下の女の子に良いようにやられてしまう自分を少しだけ恥じた。 252 「エレナさんってあの有名な!?はじめましてー、私ケイト・ラインハルト少尉であります!」 敬礼をしながら、挨拶をする。 悪名の高さならエレナすら上回るケイトがこのようなことを言うのは皮肉というより無礼に感じるかもしれない。 「わたしは……イータ・ラングレン、よろしく」 背の高いケイトの後ろに隠れながら、挨拶をする。 人見知りであるがゆえに、一度も会ったことのないエレナに警戒心を抱いているのかもしれない。 「きっと緊張しちゃってるのかな? エレナさんは有名人ですからねー」 ……そんなイータの考えを知ってか知らずか、能天気なことを言う。 255 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/22(水) 14 54 20 253 エレナ「・・・・・必要ない。私のような"忌み子"になんて・・・」 彼女は俯きながら聞こえないくらいの小さな声で呟いた。 それから調子を取り戻して、 エレナ「・・・階級的に大尉である私が部隊の指揮を取るということか。 事前のデータは貰っているけど、実験部隊である以上・・・"例外"が罷り通るだろうから暫くは上手くはやれないかもしれない。それでも責務は果たす所存で当たらせてもらう。」 エレナは自身を含め念動力にあまりいい印象を持っていないようだ。特に若い人員で構成されているTEXチームなら、なおのこと常識が通用しないと踏んでいるのである。 254 エレナ「・・・ケイト・ラインハルトにイータ・ラングレンか。噂は本当だったんだなーー」 メンバーに若い人間が多いと事前に聞かされていたが、こうも美少女達が実験部隊のパイロットをやっていると目の当たりにすると呆れてしまうものである。 エレナ(――全く。スクールか、ここは・・・) 怯えるイータとエレナを有名人扱いするケイトに若干困ってしまう。 エレナ「・・・そうね。戦後、意識不明のまま入院し続けて、二階級特進を軍が決めた直接に眼を覚ましたんじゃ"アンデッド"と思ってしまうかもしれない・・・か。」 イータが怯える理由がそこにあるのだと思っていたので、彼女はその様に言い捨てる。 256 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/22(水) 21 06 14 251 TEXチームに召集がかかる。 トウジは一目散に駆け出し、ブリーフィングルームの1番前に陣取り、真剣にクーガー少佐の作戦概要に聴き入っていた。 遠足前の小学生みたいな表情からどういった類いの真剣さかはすぐにわかるだろう。 一通りの説明のあと、トウジは挙手のあと自分の提案を話始めた。 「この面子だと俺とイータがバックスで問題ないよな。 さらに言うとだ。敵が浸透してきた場合は俺がイータの直援に回る。これも大丈夫だな? フォワードはケイトの突撃病に期待するあとはタツキに……っと、フォワードが少ねぇな。サクラの防御だけで大丈夫か?」 そんなときちょうどエレナがブリーフィングルームにやってきた。 「こいつにフォワードをやらすか?」 残念なことに、彼女がどんな機体に乗っているかはトウジはまったく知らない。 あとクーガー少佐に最終決定権があるからこそトウジは好き勝手に言っているということは補足しておく。 257 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/22(水) 21 13 11 255 「噂?また私なんかしたかなあ」 自分に対する悪評だと思い、そわそわする。 「ケイト…大丈夫……ケイトの評判がこれ以上落ちること…ない。だって、良い評判なんて全くない…から」 「イータさん…それフォローになってないよ!」 うなだれるケイトをよしよしと慰めるイータ。 一回り以上背が違うケイトとイータの様子はひどくアンバランスに見えた。これではどっちが年上か分かったものではない 。 258 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/22(水) 21 27 44 256 エレナ「……渡された資料にはなかった顔だな。あなたもTEXチームなのか?」 彼女はトウジロウがまさか先日TEXチームに急遽参加した人員であると知らないようだ。 エレナ「私にフォワードをやらせるとは面白い発想だな……いいだろう、今回はそこの生意気な小僧のプランでいく」 彼女の機体は機動性はあるものの、格闘武装はロシュセイバーしかないためどちらかといえば近接戦闘は向いていないといえる。 しかし、エレナはトウジロウの提案を自分への難題当て付けと捉えていた。売られた喧嘩は買う気の強さを感じさせる。 257 エレナ「やれやれ……退屈はしないようだ。」 呆れつつも、寧ろ笑ってしまうくらい滑稽な二人のやり取り。 エレナ「……大丈夫だ。私が来たからにはもう"ボマーガール"とは呼ばせないように、みっちり指導してやろう。」 259 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/22(水) 21 56 24 256 「私も概ね同じ意見だ」 トウジに答えながらもクーガー少佐は意外に思った。トウジという男は猪突猛進に見えて、案外視野は広い。 彼が戦い抜いたという世界は一体どのような乱世だったのだろう、とふと考えた。 258 エレナの機体であるTEX-15やその兵装の特性を思い出す前に、エレナがトウジへ返答している。 「ではキサラギ大尉、イバ・ラインハルト両少尉と並行し、敵支援機を突き崩せ」 どうやらエレナは見かけよりは冷静ではないらしい。それでもケイトとタツキの二人だけよりは遥かにマシだろう、と判断した。 260 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/22(水) 22 02 01 259 エレナ「……了解。我々フォワード三機はVフォーメーションを取る。両翼はタツキとケイトに任せる……いいかしら?」 彼女は少佐の指示を少しだけアレンジしてみる。これはブリューナクが遠距離射撃性に優れた機体だからである。 262 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/22(水) 22 11 49 260 少佐はうなずいた。 「それで構わない」 何とはなしに一抹の不安を感じながら、結局アドバイスはやめておくことにした。 263 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/22(水) 23 03 18 258 「ぼっ、ボマーガール・・・分かりました!」 歩く爆弾よりは可愛いなー、などとどうでもいいことを考えながらケイトは返答する。 259 「私がフォワードですか!お任せください!アインツェルと私ならどんな距離だろうと対応してみます!」 彼女の言うとおり、アインツェルはバランス型の機体、さらに彼女もやや近接戦闘寄りではあるが、どの距離にも対応できる能力を持っている。 ……尤もセオリー通りに彼女が動けば、の話ではあるが。 266 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/22(水) 23 46 55 263 エレナ「アナタの"お尻"はしっかりと守ってあげるから、自由にやりなさい。」 彼女はケイトの暴走壁を知りながら、敢えてそれを助長させるような言葉を放つ。勿論、クーガー少佐には聞こえないように。 エレナ(……極限状態になれば能力が働きやすい、だったかしら。あまりオカルトは好きじゃないけれど、これのためには……) 彼女はポケットに入れてある小瓶を指先で触る。中身の安定剤のため、研究機関に協力を強いられているのだった。 267 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/22(水) 23 56 28 259 「意外そうな顔をしてるな!俺だって場数は踏んでるんだぜ!」 ドヤ顔とはたぶん今のトウジの顔のことを言うのだろう。 258 「誰が小僧だよ!俺を小僧呼ばわれしたかったら腕をみしてくれよ。おばさん」 噛み付かれたら噛み突き返さないときがすまない。 263 「好き放題に暴れろよ!俺が合わせてやる!」 自分がミスることは考えない。ケイトがどんな動きをしようとあわせる自信がある。 「ここでぼやぼやしてたってはじまらねぇぜ!善は急げだ!」 そういって勝手に飛び出していった。 一番暴走癖があるのはトウジかもしれない。 269 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/23(木) 00 27 01 266 267 「ええ、分かりましたエレナさん、トウジさん。自由にやらせてもらいますよ!」 そういって意気込むケイトに、イータはため息をつくだけだった。 彼女が意気込めば意気込むほど、ろくな結果が待っていないのは目に見えていたからだ。 264 : ◆o4yQ/QC5tg:2011/06/22(水) 23 04 19 TEXチームがテロと戦う為、上海へ出撃する頃。 ソムニオの、コクピットと言うには広い半球状の空間。 光は無く、内壁はソムニオの外に広がる闇をそのまま映している。 そこにポツンと浮かぶシートの上で、少年は目を覚ました。 アルムは強い眠気に、再び目を閉じる。 それでもコクピットの中で徐々に広がる光に、眠気も消え失せてきて、シートに預けていた体を起こした。 残った眠気を追い払う様に何度も首を振る。 曖昧な意識の中で、遥か上に数多の気配を感じた。 ――自分の知らない世界が広がっている。 どんな世界なのだろう。 途端、好奇心に胸が躍った。 『行ってみたい。会ってみたい。見てみたい』 アルムはソムニオを動かし始めた。 地上を目指して。 265 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/22(水) 23 18 43 その頃、上海では。 ???「……黒龍先生ぇ~」 ????「――狼狽えるでない、アスケラよ」 上海ビルのテナントの一角に豪勢中華食堂・武王家というチャイナレストランがあった。そこの従業員も人質となっていたのであった。 アスケラ「こんな縄、少し踏ん張れば破れますよ! それに、あんな弱そうなのが相手なら、アタシと黒龍先生で……」 サウザンド「馬鹿者がぁ‼ ワシら二人だけが人質ならよいものの、敵の規模から考えて、制圧前に他の者に危害が加わってしまうであろう!」 アスケラ「……すみませんでした、黒龍先生」 白いチャイナドレス姿の少女と調理服の老人がなにやら耳打ちし合っていた。 サウザンド「……このままで終わるとは思えぬ。今は好機を待つのだ、アスケラ」 270 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/23(木) 01 08 29 翌日未明に現地入りしたTEXチームは、しかし待機を命じられた。 どこの部隊も同様だった。敵もバレリオンの威嚇砲撃が続くのみだが、味方も動けなかった。 テロリストの兵力は充実しているが、それは状況から鑑みてのことであり、長期戦に足る数ではない。 一方連邦も人質を取られている以上迂闊な攻撃は出来ず、かといってテロには屈しない政治方針故に要求を呑むことは出来ない。 敵も味方も共に決め手を欠いたまま、戦況は膠着していた。 271 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/23(木) 01 11 07 「上層部からの返答は?」 「依然、返答なしです」 「黙殺する気か、アルベルトめ……」 こんなはずではなかった。古来より篭城は援軍を必要とする。 ファンブー中佐は最初に事実上の最高責任者を呪い、次に日和見主義の上層部を罵り、最後に自身の不運を恨んだ。 真に恨むべきは、と中佐は思う。援軍が来ないことまでは見通せなかった自身の眼だ。多忙にかまけてアルベルトに直接具申出来なかったのが響いたのか。 いや、そうではないのだ。 地球圏に混乱をもたらした元凶ではあるが、ビアン博士やマイヤー司令に対する民衆の崇敬は馬鹿に出来ない。彼らは英雄だからだ。 民衆だけではない。アルベルトを初め上層部の多くは彼ら二人を崇拝している。表向きのDCの行動は、ビアン的であり、マイヤー的でなくてはならない。 少なくとも市民を人質にとっての篭城は、ちっともビアン的ではないし、マイヤー的でもない。 「ふん」 中佐は嗤う。ジーベル、アードラー、アギラ、そしてファンブー。このような連中に幅を利かせておいて、何がビアン的か。何がマイヤー的か。 覚悟は決まった。中佐は命令を下した。 「見せしめだ」 チャイナレストラン「武王家」に押し込められた人質のうち、十人がメインフロアへ連行された。その中には新入りのコックとアルバイトの少女も含まれていた。 273 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/23(木) 01 35 14 メインフロア。 中年の軍人の姿をテロリストのカメラが撮影している。どんなに汚れ仕事をこなそうとも、立ち姿だけは完全に軍人のそれだった。 「地球連邦の諸君。私はディバイン・クルセイダーズ所属のファンブー・ジェン中佐である。残念ながら交渉は未だ合意に達していない」 暗記した原稿を淀みない口調で告げる、淀んだ眼のファンブー中佐。カメラが縄に絡められた人々へ向けられた。 「故に、私は断固としてこれを行なう。無辜の市民を傷つけるのは心苦しいが致し方ない。変革は相応の代償を必要とする。恨むならば、連邦の無能を恨むがいい」 兵士が人質の一人に小銃を向けた。若い女性だ。彼女は訳も分からず、必死に泣き叫んだ。 274 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/06/23(木) 08 57 26 真っ暗な宇宙から地球へ向かって流れ星の様な光が二つ。巧妙に隕石に偽装されたそれらは、機動兵器を乗せた大気圏突入用ポッドである。 ポッドの降下予想地点は中国シャンハイ。故意か偶然か丁度、連邦軍の部隊とDCの残党が睨みあっている地点に設定されている。 「……いまだに信じられないがよもや別の次元に飛ばされたとはな」 二つのポッドの内の一つには黒い甲冑騎士の様な機体が隠されている。 (……戦いの駒としての死に場所さえ与えられず……私はこんなところまで来てしまったのか?) その機体のコクピットには、ゴシックロリータ風ドレスを纏った少女が乗っている。美少女と呼ぶに何ら問題の無い彼女なのだが……。その紅い眼からは精気と言うような物は感じられ無い。死んだ魚の目と言うやつだろう。まるで只の人形の様である。 (……私は機能不全に陥った様だ。ただ命令を忠実に実行する。手際よく敵を殺す。……そんな当たり前の事が……わからなくなっている) 彼女もトウジロウと同じ様に別の平行世界から転移させられて来た。 彼女はその世界のとある異星人が造ったアルカナシリーズと呼ばれる戦闘用の人工生命体であり、その18種目の個体。 『セレネ』と名付けられた彼女はどんな命令にも忠実で、自分の命を省みない。顔色一つ変えず敵を殺す正に完璧な戦闘マシンであった。 だが、とある組織への潜入工作任務をきっかけにセレネは次第に壊れて行く。 (アリス様に献上する為のサンプルにしか見ていなかった筈が。……愚かにも私を想っていたあの子達を罠に掛けて裏切った時には胸が苦しくて堪らなかった。……それから。ずっと私はその靄を抱えたままだ) ツーサイドアップの美しいプラチナ色の髪が常時より軽い重力の中で、ふわふわと揺れる。彼女の心も揺れているのだろうか? 275 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/23(木) 10 34 15 273 アスケラ(――黒龍先生!!) サウザンド(……致し方あるまい。アスケラよ、先ずは敵注意を引き付けぇい!) アスケラ(はい、黒龍先生!) 見るに耐えられなくなり、二人はついに決起をするべく行動を起こす。縄で縛られたまま、アスケラは立ち上がる。 アスケラ「……その必要はないわ」 フンッ、と少し気合いを入れただけで彼女を縛り付けていた縄は千切れてしまった。 そしてアスケラは手を伸ばす。あっという間に、斜め前にいた兵士の構えていた銃を片手で折り曲げてしまう。 276 :◆o4yQ/QC5tg:2011/06/23(木) 10 57 38 273 275 アスケラたちの決起にテロリストが気付く直前、突如地鳴りは始まった。 音と共に大きくなる揺れで、立つのも困難になる。不意の地震に、皆が浮き足だった。 最大の揺れから間髪を入れず、巨大な質量が上海ビル付近の地面を衝き破って、出て来た。 白い巨大ロボット。 連邦軍とテロリスト、互いの意識が、地震からその得体の知れない巨大ロボットへと移った。 278 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/23(木) 12 22 30 275 276 引鉄が引かれんとするまさにその時、地鳴りがビルを揺るがした。 テロリストの意識の間隙を衝き、一人のウェイトレスが動いた。 「なん……だと……?」 その場にいた誰もが絶句した。小銃が飴細工のように折り曲げられたのだから。 テロリストは使い物になりそうにない銃を捨て、腰のナイフを逆手に抜き払い、怪力のウェイトレスへ振り下ろす。 ウェイトレスは極めて落ち着き払いながら左手を上げ、手首のスナップでその一撃を捌きつつ、右の手刀を首筋に撃ち込み意識を刈り取る。 その間に初老のコックも動いている。緩やかとも見える動作の裏拳で自分の近くのテロリストの鼻を潰し、アーマージャケットを貫き内臓へ浸透する掌力で昏倒させる。 なんとも鮮やかな手際。謎の二人組に謎の地震の二つが、テロリストの誰もに迂闊な挙動を禁じさせた。 「御老体、お嬢さん、何者かね」 内心の恐怖と焦燥を押し殺して、ファンブー中佐が尋ねた。部下たちが二人組に銃口を向けているが、今ほどその威力に疑念を抱いたことはない。野生の獣と向かい合っている気分だった。 揺れが更に高まる。大地震に慣れていない兵と人質たちの口から悲鳴が垂れ流された。 「騒ぐな、騒ぐなッ!」 その中で単身恐怖と格闘するファンブー中佐の姿は、傍から見れば滑稽だったろう。やがて揺れは収まった。 誰にも悟られぬように中佐は深く息を吐いた。今は目の前の二人に集中したい。 しかしその願いは叶わなかった。部下の一人が「隊長! 窓を、窓を!」とわめいた。 「何だ!」 中佐は部下に一喝した。この期に及んで何が来ると言うのだ。 「窓の外を見てください!」 中佐は仕方なくそうした。そしてまた絶句した。 上海市街に佇立する巨大ロボットの姿があったからだ。 左耳の骨伝導イヤホンテープから外の部隊の混乱が流れ込む。 『連邦か!?』『攻撃指示を!』『くそッ、やろうってのかよ!』 やがてバレリオンから発射されたヘッドセット・レールガンが巨大ロボットに直撃した。 完全に陣形の外に向けられていた戦意が内側に向けられた時、混乱は必定だった。 混乱に乗じて連邦の特殊部隊が人質解放とテロ制圧のためにビル内に突入した。 そしてTEXチームもまた動き出す。 279 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/23(木) 12 42 23 278 サウザンド「今だ!!」 アスケラ「はい、黒龍先生!!」 二人は下部での連邦軍突入を察し、全力で窓に向かって走る。途中、邪魔な兵士を吹き飛ばしながら。 そしてーーー サウザンド「来いっ・・・我が闘神機ぃぃ!!」 老人の叫びに呼応するように天空から黒い巨人が降ってきて、彼等のいるフロアの辺りで窓をブチ破るように拳を突き出した。 サウザンド「乗れぃ、アスケラ!!」 アスケラ「あっ!?」 窓際を掴んでいる右腕からサウザンドがさと乗り込み、アスケラは左腕を伝って行くが思わず足を滑らせてしまった。 サウザンド「アスケラ!?」 チャイナドレス姿の娘が高層ビルから落下してしまった。 このままでは墜落も時間の問題だろう。 280 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/23(木) 14 38 27 278 ケイトの反応は早かった。 突如として出現する巨大ロボット、騒然とする一体を尻目にフルスピードでアインツェルはかけめぐる。 ──未来視、彼女にはこうなることが始めから分かっていたのかもしれない。 「あれは・・・AM07エレリオン・・・」 DC残党の人間は、アインツェルという名を知らぬ。 それゆえにコードネームであったエレリオンの名を語る。 「参ります!」 加速加速加速、さらに加速。 まるで発射された弾丸・・・最も、彼女の場合は弾丸よりも質の悪い、爆弾なのだが 反応についてこれず、棒立ちのリオンをツインビームソードが両断する。 「民間人を人質にとったあなた方を私は許しません!覚悟してください!」 ツインビームソードの切っ先をDC残党に向けながら通信を行う。 アインツェルの黒いフレームを月明かりが照らす。さながら、死神のように 281 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/23(木) 14 49 55 279 落下するアスケラは焦る表情を見せるところか、何か確信をもったように笑い 「お願い・・・、兄さんの・・・アタシのアンドロマリウス!!!」 精一杯の声で叫ぶと、またしても空から巨人が降ってきた。蒼い巨人は胸部を開いており、アスケラをそこへ飲み込むように回収。地面に触れる直前に眼光に火が灯り、衝撃波を放って落下の勢いを相殺させた。 サウザンド「ほぅ・・・やるではないか!」 サウザンドを乗せた黒い巨人もビルを離れて蒼い巨人の隣に着地する。 二体の巨人は拳法の構えてをとり、 サウザンド「我等が武王拳、」 アスケラ「悪を砕く正義の拳なり!!」 二体の闘神機までもが、この戦闘に介入するようである。 282 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/23(木) 17 25 03 ケイトが飛び出す。すかさずトウジはビームキャノンで隣のリオンを撃破され、混乱するリオンに向けて放つ 「やるじゃねぇか!」 ケイトの早過ぎる反応に舌をまくが、その動きには問題なく合わせている 直後、目に飛び込んできたのはトウジがよく知る蒼い巨人 「あいつはアンドロマリウス!アスケラか!」 オープン回線で呼び掛ける しかし、出現した巨人は2機・・・・・・トウジが知らない巨人はまだ動きをみせない 連邦も手を出しにくく、攻撃することはない どの指揮官も触りたがらず、クーガー少佐にその任が回る 283 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/23(木) 19 44 43 突如出現した三体の巨大ロボット――同型機らしき黒と青の機体に、特機級の白い機体。いずれも連邦のデータベースには存在しないマシンである。 未だ動かない白い特機はともかく、黒と青の機体の動きは目覚ましいものだった。しかもその攻撃は四肢によって行われている。四肢による格闘のみでリオンの残骸が累々と並ぶ。 敵に回せば恐ろしい相手だろう。しかし幸いなことに、彼らはテロリスト側のみに攻撃を仕掛けていた。 連邦軍各指揮官の結論にして総意――触らぬ神に祟りなし。 クーガー少佐はチームに通達する。 「こちらクーガー少佐。アンノウン三機は明確な敵対行動に出ない限り手出し無用だ」 284 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/23(木) 20 21 18 上海ビルでは特殊部隊とテロリストによる銃撃戦が繰り広げられていた。 断腸の思いで部下を銃火の盾にしながら、ファンブー中佐はビル内を駆けずり回った。 「戦況はどうなっている?」 「早くも損耗率20%を超えています」 中佐は思わずうめいた。この時点でこの損害は甚大と言っていい。 「やむを得ん、ミュルメコレオを出す」 本当はもう少し後で出したかった。もう少し敵を引き付けておき、不意打ちの形で蟻地獄に引きずり込む。それが狙いだったが、こうなっては致し方ない。 何もかも予想外だ。軍事に限らずあらゆる行動には予想外の事態が起きる可能性はあるが、それにしても今回は……。 未だ自身の不幸を認められない中佐は、事前に手渡されていた端末に10桁の番号を打ち込んだ。 285 : ◆o4yQ/QC5tg:2011/06/23(木) 20 22 34 278 279 281 バレリオンの砲撃が着弾する。 堅牢な装甲を焦がす程度で、貫くことはなかったものの、フィールドも張らずその衝撃を受けたソムニオはよろめいた。 問答なくぶつけられた敵意にアルムは怯み、そして混乱した。 「やめてください!」 叫んでみるも、聞こえていないのか、それとも聞く気がないのか、彼等の敵意に変化は無いようだった。 アルムの心に沸々と怒りが沸いてくる。 ソムニオは、執拗に攻撃を続けてくる手足付きの憎たらしい大砲に、まるで拳を投げるように突き出した。 突き出された拳は腕ごと肘を離れ加速していき、バレリオンに正面から直撃して吹き飛ばす。 その光景はテロリストたちの恐怖を煽って、彼等はまたそれに追われるようにして攻撃の手を強めた。 更にアルムがそれに応じようとした時、上海ビルを前に二体の闘神機が出現した。 到底ロボットとは思えない動きで、リオンが蚊にでも錯覚する程の勢いで撃ち倒し始める。 大きさも、動きもソムニオとはまるでかけ離れていたが、しかしその場にいたどんな機体よりもソムニオに近しい存在をその二体に感じたアルムは、孤立から助けを求めて縋るような視線を向けた。 286 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/23(木) 20 32 26 上海市街に点在する無数のコンテナのシャッターが開いた。 そこから出現したのは多脚戦車だ。銀色で塗装され、六本の足を持つ蟻のような多脚戦車が、コンテナから這い出てきた。 ミュルメコレオ。聖典の誤訳が生んだ獅子と蟻との合いの子の名を持つ多脚戦車。 AIのみが可能とする完全に統制された意思――その悪意を、連邦軍のパイロットたちは紛うことなく感じ取った。 ゲシュペンストMk-Ⅱのアサルトマシンガンが多脚戦車を四機まとめて撃ち倒す。その屍を乗り越えるように、一機がその砲塔からスパイダー・ネットを射出する。 絡め取られたゲシュペンスト目掛けて粘着榴弾と徹甲弾の雨霰が浴び去られる。その爆発にミュルメコレオの数機が巻き込まれるが、意に介さず多脚戦車は前進する。 287 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/23(木) 22 02 00 282 アスケラ「うーん、どこかで見たような……見てないような……??」 彼女は前にいた世界の記憶があやふやなので、アスケラは返事をしようか悩んでいるようだ 285 アスケラ「あの白い子……こっちを見てる?」 サウザンド「あの機神、先の登場といい我等と敵を同じくするようだ。よし、ここはワシが征こう……」 黒い闘神機・フラウロスは地を蹴り、高く舞い上がる。 サウザンド「武王雷冥脚! でやぁぁぁ!!!」 そして脚に闘気を集中させ、遮る敵を稲妻を纏ったキックで吹き飛ばす。 サウザンド「ワシが来たからには安心せい!」 フラウロスはソムニオに助太刀を申し込む。 288 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/23(木) 22 26 24 282 イータはというと、トウジの後を黙って付いていく。 今までの反応などからトウジは、タツキやケイトのようにすぐに熱くなってしまうタイプと考えている。 そのため、自分が歯止め役にならなくては……と思考する。 283 「あいつらは無視ってことですか」 ちらりとアンドロマリウスの方を見る。 「かっこいいなぁ」 思わずそう呟いてしまう。見るからに兵器といった感じのアインツェルよりも巨人のようなロボットに、彼女は魅力を感じた。 ──見入ってしまう。そんな中ライフルが飛んできて、アインツェルの足を掠める。 「……はっ」 思わず、我に帰ると、臨戦態勢に戻る。何が出てきても、ねじふせる。 操縦桿にこもる力も上がっていく。 289 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/23(木) 22 48 07 288 エレナ「――戦闘中に余所見は厳禁よ」 アインツェルの後方からブリューナクが援護にやってくる。ケイトを狙った敵にAECPカノンを的確に狙い撃つ。 286 エレナ「あの機体、味方次々と破っている。各機、注意しつつ多脚を殲滅!」 味方に通信を入れ、指示を送る。 291 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/23(木) 23 18 27 289 「……はっ! はい! すいませんでした!」 直後爆発する敵機を見ながらエレナに謝罪の言葉を述べる。 286 「あの機体……やばそう」 火力重視と言わんばかりにツインビームライフルを連結し、高エネルギーライフルで狙撃する。 292 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/24(金) 00 05 04 291 高濃度のエネルギーがミュルメコレオの群れを薙ぎ払う。そこだけ空白が生まれた。 しかしミュルメコレオの機械の頭脳は恐怖も打算もなく前進し応射し続ける。 更にリオンやバレリオンの砲撃もある。戦端の開かれた当初から既に2割が残骸と化していたが、DC兵の士気が高いことはよく知られている。 ミュルメコレオという増援が現れた今、彼らは意気軒昂になってゲシュペンストを撃ち落としていった。 彼我の戦力は拮抗していた。……今のところは。 293 :名無しになりきれ:2011/06/24(金) 00 20 11 287 292 ソムニオを攻め立てる敵を鮮やかに吹き飛ばすフラウロス、その姿にアルムは憧憬と安心の混じった感情を覚える。 「あ、ありがとうございます!」 手を差し伸べてくれた老練の戦士に、孤立から解放されたのだと、安堵と喜びに瞳を輝かせて感謝した。 「ボクも…」 この戦場の暗闇の中、二体の闘神機が自分を導いてくれると確信したアルムは、共に戦おうと、彼女たちが対峙する敵へ、同じく向き合う。 「貴方たちを助けます」 ソムニオはその体から念動力の淡い光を放つと、テロリストたちへとその力を発揮し始めた。 295 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/24(金) 00 38 42 292 「こんなの避けられないよー」 盾で攻撃を防ぎながら、どうするか考えていく。 敵が多少いようが、普段なら突撃していくだけなのだが、今回は少し数が多すぎる。 そうこうしているうちにシールドのエネルギーもつき、ついに破られる。 【損傷率10%】 「いちかばちか!」 回転しながらツインビームライフルを乱射する。数には数、彼女に思いつくのはこれが限界だった。 「援護する……」 イータはレンタグルランチャーで敵機を狙撃していく。まるで、害虫をスプレーで駆除していくように。 296 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/24(金) 00 57 52 293 クーガー少佐は瞠目する。白い特機もどうやら敵ではなさそうだが、あの光には心当たりがあった。すぐさま通信を入れる。 「TEXチーム各位へ、白い特機に念動力を感じないか? コンタクトを試みてくれるか」 一番早く反応したのはサクラだった。 「ちょっとだけ、気配を感じます……タツキ君はリオンにかかりきりだから……イータちゃんはどう?」 297 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/06/24(金) 02 08 03 293 サウザンド「やるではないか、小僧!ワシも負けてはおれぬなぁぁ!!」 ソムニオの奮闘に活気つけられるように、フラウロスも敵機へと突撃してゆく。 サウザンド「一気に押すのだ!!」 296 エレナ「……感じるわ。これが念動力……」 慣れない感覚に辟易するも、エレナも白い巨人から自分と同じ様な素質を感じ取る。 298 : ◆rJzb6vv1uA:2011/06/24(金) 07 17 38 287 「おいアスケラ! 俺だよ、トウジだ! お前の友達トウジロウ・サナダだ」 反応の薄いアスケラに対して、トウジは違和感を覚える。 どことなく雰囲気が彼女のようで彼女ではない感じがする。 まさか、別人? いや、あれは確実にアンドロマリウスだ はっとあることを思いだしたトウジは再び問う。 「あんたもしかして、アスケラの兄貴か?」 アンドロマリウスが兄のものだという話を思いだしたのだ。 「隣の黒いのはなにもんだ?」 トウジがアスケラに語りかけたあと、戦場には多脚戦車が大量に現れる。 それを確認したときに、同時にエレナから注意を促す言葉が耳に飛び込んでくる。 「オーライ、任せな! 殲滅は俺のテリトリーだ!」 ディスプレイに映し出されたミュルメコレオに視線を向ける。 赤円が次々と多脚戦車を捉える。 「派手にいくぜ!ロックンロールだ!」 ミサイルランチャーを次々とミュルメコレオに向ける。ミサイルは暴力的に殺到させてゆく。 288 「イータ!混戦になってきた。敵は長距離射撃はねえと勝手に夢想してるはずだ!お前の力を見せてやれ!」 後ろにつくイータに対して狙撃をしてみろと言う。 「露払いは俺に任せろ!」 近づいてくるリオンにアサルトライフルで牽制。 299 :名無しになりきれ:2011/06/24(金) 12 15 37 298 アスケラ「……兄? もしかして、兄さんの事を何か知っているの??」 トウジロウの読み通り、彼女は兄という言葉に反応する。 アスケラ「あなたの事は……う~、よくわかんないけど、あの黒い闘神機は私の師匠の黒龍先生のフラウロスだよ。 私の……ううん、兄さんのアンドロマリウスのお父さんに当たる闘神機かな……」 300 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/24(金) 23 53 46 297 「……感じるよ。強い力」 優しいようで力強い念動力……イータはソムニオから放たれる念をそう感じた。 「私は全然感じないよ!」 ……一応TEXチームの一員であるケイトはそう答える。 「コンタクト…してみる」 イータはケイトを無視して、念を意志にして、伝える。 私達はあなたの敵ではない、と。 298 「待って……今集中してるから」 イータの動きは、念を意志として伝えるために、動きが止まってしまっている。 念動フィールドの維持すら保てないほどだ。狙撃する余裕はない。 飛んできた弾をケイトが叩き斬る。 「すいませんが、イータさんはご覧の通りです!」 意外にも、守りながらの戦いをこなしていく。 突撃馬鹿であるが故に、守るという行為を背にした方が性にあっているのかもしれない。 301 : ◆o4yQ/QC5tg:2011/06/25(土) 17 22 21 コンテナから現れた機械虫によって、戦場は勢いを増していく。 その中を雄々しく戦う闘神機は、アルムの心に更に勇気を与える。 ソムニオは飛ばした巨腕を念で器用に操作して、リオンを叩き落とし、バレリオンを吹き飛ばして、ミュルメコレオに対抗した。 ふと、アルムに暖かいものが寄り添い、語りかけてきた。 遠くの、銀色の機体からだと直感する。 アルムにとって初めての念によるコンタクトだったが、不思議と戸惑いはなかった。 『私達はあなたの敵ではない』 念から伝わる言葉だったが、優しい声だとアルムは思った。 『敵じゃない…』 銀色の機体へ、返事を念にのせて運ばせる。 『ボクも…、ボクもあなたたちの敵じゃないです』 302 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/06/25(土) 20 49 50 DC残党と連邦軍の最前線部隊TEXチームが戦闘しているほぼ中間の地点に“隕石”が一つ落下。一時、戦闘が中断する程の衝撃で落ちてきた隕石。落下地点の地表にはクレーターが出来、剥き出しになる。既に民間人は一ヶ所に集められていた為、人的被害こそ無いだろうが。 その“隕石”から機動兵器が出てくる。黒いマントに包まれた怪人の様な機体はフワフワと宙に浮かび上がり、ご丁寧に会釈する。その場にいる全員の視線を浴びていた。 「……くすくすくす。どうですか~地上の皆さん?なかなかの登場シーンだったのではありません?いかがでしょう、皆さま方」 機体からは大音量で女性の声が聞こえる。まるで大掛かりなサプライズが成功したかの様に本当に嬉しそうに笑っている。 【第三勢力 THE MAGICIAN 出現】 303 : ◆gnI8YzVxOo:2011/06/25(土) 21 38 29 暗室に一人の青年がいる。唯一の光源は無数に存在するモニタである。ミュルメコレオからリアルタイムで送信される上海での戦況を、青年は愉快そうに見つめていた。半分近くは俗に言う砂嵐の状態だったが、それでも半分以上は生きていた。 レヴァン・メトロファネスである。 「面白くなってきたじゃないですか、ファンブー中佐」 この場にはいない人物へ語りかける。たぶん本人が聞いたなら激怒するだろうな、と思いながら。 レヴァンもファンブー中佐の決起が成功するとは思っていない。あまりに中佐が逸り過ぎるので、いさめようかと考えたほどだ。……無論、折角の商談がご破算になってはたまったものではないので、人好きのする笑みを浮かべたまま差配をしたが。 レヴァンは中佐が嫌いではなかった。むしろ好きだった。一生懸命に任務に従事してなお報われること少なく、それでも懸命に闘うだろうファンブー・ジェン中佐が好きだった。けれどもレヴァンは公私は完全に分割して考える男だったので、それはそれとして商談を行なったまでのことだった。 それにしても、予想外の事態が重なったものだ。杜撰で引っ括りたくなる無能で無謀な無策も然ることながら、白い特機に青と黒の機動兵器の出現。更にはL5戦役の終息から部隊の規模の縮小を余儀なくされていたTEXチームがかなり戦力を増強させていた。こんなこと、誰が予測出来る? ミュルメコレオの増援による拮抗も一時だけのこと、元々数で勝っていた連邦軍が明らかに押して来ている。頼みにしていた援軍も遂には気配すらない。ファンブー中佐より有能な指揮官でも、この状況から勝利するのはちょっと無理だろう。 「もうこれは運が悪かったとしか――って、おおっ?」 レヴァンは手にした携帯端末を弄びながら、周辺のミュルメコレオのモニタが一斉に揺らいだのに見入った。 隕石だ。隕石は巨大なクレーターを市街に穿ち、その衝撃によって戦闘が一時中断された。ミュルメコレオも何機かが破壊されたらしい。 そこから姿を現すヒトガタ――黒いマントの機動兵器。 架空の砂嵐を映すだけのモニタのスイッチを消しながら、レヴァンはただの男の子に戻ったように眼を輝かせ、モニタにかじりついた。 「やっぱりメインイヴェントにはボスが必要だよね!」 304 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/06/25(土) 22 42 51 301 『そう……敵じゃない。わたしたちはあなたを守るから』 会話が成功したことにほっと安堵すると同時に、再びイータは念による会話を試みる 302 「なにあれー?」 ケイトは感嘆の声をもらしながらTHE MAGICIANの方を見る。 「……何? この悪意のような……?」 ドス黒いオーラのようなものをイータは感じ取る。 「みんな注意して……! あいつから、嫌な予感がする」 そんなことを聞く前に、ケイトはすでにTHE MAGICIANに近づいていた。 子供のように顔を輝かせながら、様子を観察していた。 305 名前:◆hrBR6tpC7Y :2011/06/25(土) 22 54 24 302 エレナ「……!? 嫌な感じがするわ……あの機体」 隕石から出現した機体から不吉さを感じ、身を強張らせる。 AECPカノンを目標に向けてロックするが、相手の出方を伺う為に発射はしない。 エレナ「――地球の技術には見えないわね。尤も、あの3体の巨人もそうなんだけれど。」 304 「"ボマーガール"、不用意に近付くな!」 が、警告も遅かった。 307 名前: ◆FB0Vu0hpIc :2011/06/25(土) 23 30 18 「ところでお客様の中にどなたか念動力者様、あるいは、煌波発現者様はおられますか!?」 この場にはそぐわない、どこまでもふざけた様な態度の少女はそう言うが早いか 黒いマントの中から10本以上はあるナイフを取り出し、宙に停滞させる。臨戦態勢に入っている様子だ。 304 「尚、能力を持たない一般のお方は揃ってあの世にご招待いたします」 展開したナイフを大袈裟な身振りで投げ、アインツェルとその場に纏まっていたDCのリオンへ襲いかかる。 一見、どれも見当違いな方向に投げられたナイフは一度、対象を通り過ぎる。 リオンに乗った兵士が余裕綽々だと鼻で笑った瞬間、地面に突き刺さる筈のナイフの軌跡がくるりと変わり、リオンのコクピットを背後から貫通した 「魔術師のナイフ。いかがでしょう、皆様方?」 どうだ?とでも言わんばかりの笑みを浮かべる銀髪のパイロット。 さっきリオンを貫いたのと同様にアインツェルにも追尾ナイフが向かって来ている。 308 名前: ◆o4yQ/QC5tg :2011/06/25(土) 23 32 05 302 304 『そう…敵じゃない。わたしたちはあなたを守るから』 言葉はアルムを包んで、暖めてくれるようだった。 心が奮え、力が湧いてくる。 『あなたは…』 溢れてくるものを、形にして伝えようとしたその時、強い衝撃をソムニオを襲った。 隕石の落下は強い衝撃を伴って、戦場を一時沈黙させた。 集中が途切れる。 凝視すると、隕石から黒いヒトが出てきて会釈した。 「……くすくすくす。どうですか~地上の皆さん?なかなかの登場シーンだったのではありません?いかがでしょう、皆さま方」 余りの音量に顔をしかめて、耳を塞ぐ。 嬉しそうな声だった。 しかし、アルムはその内に、漠然とした不吉を感じて体をすくませた。 309 名前: ◆vGTe9D4z5Y :2011/06/25(土) 23 48 16 305 「えっ、何か言いましたか?」 307 「攻撃?」 す、と横にスライドすることでナイフを避ける。 ところが、避けたはずのナイフが背後からアインツェルに直撃した。 「これ、ヤバいかもー!?」 かなりの損傷を被ったところへ、更に追撃のナイフが彼女の元に近づく。数は七つ。 瞬間、彼女の脳裏に数秒後の光景が浮かび上がる。そのビジョンに従ってソードを揮う。全てのナイフが切り払われていた。 相手側から見れば、超絶的な反応をしているように見えるだろう。 「何するのさ!」 ケイトにはまだ未来のビジョンが見えていた。 相手の回避方向に向かって、ツインビームライフルを連射する。 【損傷率40%】 310 名前: ◆hrBR6tpC7Y :2011/06/25(土) 23 58 05 309 エレナ(……初撃こそまともに喰らっているが、途中からは先読みの様に対処してるわ、あの娘。これが彼女の力とでも云うのか・・・!) アインツェルの切り払いを目撃し、エレナはケイトの予知能力を垣間見た。 エレナ「悪いが、これ以上は野放しには出来ない。仲間が落とされるのは困るからな・・・!! 当たれっ!!」 【直感】 そう言うとエレナはAECPカノンのトリガーを引き 307に向けて放つ。そしてヒット&アウェイの要領でブリューナクを移動させる。 311 名前: ◆FB0Vu0hpIc :2011/06/26(日) 00 11 16 309 (……っふ!?……おかしいですねムーンの感じた情報によるとこの機体のパイロットからは念動力を感知しなかったはずですが) 念動力者でも無い者にナイフを簡単に対処された事に驚きを顕にする。 「……ムーンめ。あの出来損ない」 ビームがマントを霞め、僅かに焼ける。 【THE MAGICIAN 残りHP90%】 310 「あなたは当たりですか?」 ACPキャノン自体は回避したが射線状に投げ込んでいたナイフが全て撃墜されてしまう。 312 名前: ◆hrBR6tpC7Y :2011/06/26(日) 00 19 58 312 エレナ「・・・そういう事か!? ―― 各機、敵の狙いは念動力者だ。あの白い巨人を含め念動力者は特に警戒を。」 ケイトをハズレ、自分をアタリと語る敵の発言から逆算して真意を探った。エレナはAECPカノンの射程圏内を駆け回り攻撃の機会を伺う。 エレナ「足止めにはなるか・・・!!」 命中する事を気にせずにブリューナクはグレネードランチャーで攻撃。 313 名前: ◆vGTe9D4z5Y :2011/06/26(日) 00 29 15 311 「あれー、ビームはあんまり効かない? それなら!」 ツインビームソードを連結させ、グロウエッジを形作る。 強力なビームフィールドすら貫く刃、それをふりかぶり、突撃する。 音速の壁を超え、肉薄すると、振り戻すようにふるった。 「ロック完了――ハイゾルランチャー、シュート」 シグルド改からケイトの突撃に合わせ、重金属の粒子砲が迫る。 下手なPTならば一瞬で蒸発するほどの威力だ。
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/915.html
妹の街 闇夜を切り裂く騎士のように、鋼鉄の馬に乗り街を駆ける。一筋のライトの光は誇り高き剣のよう。 巨大なるエンジンの爆音は彼の溢れんばかりの血気のように。漆黒の夜に走る愛車は、いつもより機嫌がいいようだ。 「この街も久しぶりだよな」 ヘルメット越しに聞こえる街の寝息が懐かしく、この街に生まれたことに感謝する一人のさすらいネコ。 彼の名は『浅川・シャルヒャー・トランジット』。カギ尾のネコは、闇夜の紳士となる。 誰もが眠る街を一人走りぬける爽快感。星空を支配した気分がするのか、浅川のスロットルを回す手は幾ばくか調子が良い。 「夜はネコのもの」だとかつて誰かが言っていた。あながちそれは間違っていないのだと、浅川は通り抜ける風で感じる。 昼間は愛用の一眼レフ片手に、街を写し、木を写し、雲を写し。写真家の命を燃やし続けていた。 夜は相棒をV-MAXに変えて、リッター級のエンジンの荒馬を乗りこなすように回して風を切る。 浅川はいつも思う。写真は何もかも覚えているけど、忘れることはできない頑固者だと。 「そういえば、どの位経つのかな……。あれから」 小さい頃から見慣れた交差点。幼い頃は昼間の姿しか見たことが無いが、大人になってたびたび夜の顔を見ることになる。 しかし、どんな顔を見せようが、浅川には昼間の顔しか覚えていない。信号が青く灯り、愛車V-MAXを夜の街に滑らせるが、 ふと思い出したように、いきなりブレーキランプを灯しながら道路わきに相棒を止める。 「この先だったよな……。近寄るのは、やめておこう」 ハザードを光らせて、車体を傾けながらUターンをする態勢に入るがその前に一息。騎士にも休息は必要。ヘルメットのシールドを上げる。 袈裟掛けしていたカバンから、ペットボトルを取り出して蓋を開けると、飛び出したコーラが浅川の顔に直撃した。 「お茶と間違えた……」 そう言えば、あのときから何年経ったのだろう。 忘れることも、忘れぬことも出来ないときのこと。 『お兄ちゃん、フィルム買ってきてあげる』 浅川の街は、嫌に物覚えが良い。 ―――次の日の朝。街はいつの間にか明るく広がり、人々がざわわと動き出す。 いつものように変わりなく、これからも変わりなく、ただ一日を刻んでゆくのみ。 雪が降るほどじゃないけど、冷たい空気が登校してゆく佳望学園の生徒たちの脚をこわばらせる。 それに負けじと女生徒たちの明るい声が、街の寒さを吹き飛ばす。いくら毛並みに覆われているとは言え、寒いものは寒い。 「リオ、ハルカー。おっはよう!トラまん食べた?」 短いスカートで脚を寒さにさらしながら、イヌのモエが同級生らにコンビニの新作まんじゅうの話題をする。 トラの顔をしたかわいらしいまんじゅうは、女生徒たちの間でも話題を呼ぶコンビニの人気者なのだ。 ネコのハルカはセミロングの髪を揺らしながら、朝に似合う爽やかな笑顔で答えた。 「まだなんだよね。今度買ってみようかな。リオは?」 「ううん。ま、まだだよ。そう、あれ、あれはおいしそうだよね!」 ウサギのリオは『トラまん』の存在自体を知らなかったのだが「ここで知らないっていう答えはねえよ」と、 知ったかぶりのスマイル0円を二人にご提供。みんなの風紀委員長はみんなの共有財産なのだから。 ネコのハルカは、モエからのどをさすられて、ごろごろごろとのどを鳴らしながら髪飾りのリボンを揺らし、 通学の道に女子高生らしい甘い香りを振りまいていた。リオも負けじとショートの髪を描き上げるが、悲しいかな誰もなびかない。 「ハルカって、お母さんの香りがする。くんくん」 「やだなあ、それ。モエったら」 今朝もハルカは、味噌汁を作ってきた。お日様が昇る前からねぎを刻み、出汁をとり、自分のお弁当を用意してきたのだ。 モエの頭には、ハルカの割烹姿が浮かんでいるのだろう。リオも「あなた、ご飯よ」とハルカが言っているのだろう、と罪の無い妄想。 朝食の香りとネコは、とても似合う。 学園へ続く坂の下のコンビニが彼女らの視界に入ると、思い出したかのようにモエがトラまん談義を再燃させた。 「この前、南6条のコンビニでトラまん買ったらさあ、店員がむかつくんだよっ。だって、トラの顔をむぎゅうっだよ」 「モエもタスクくんの顔をむぎゅうってしてるでしょ?」 「ハルカっ!言ったね!むぎゅうしてやる!」 さらにモエはハルカののどを人差し指で撫で続けると、ハルカはモエの肩に頭をぶつけてきた。 いたずらにリオはハルカの尻尾を掴もうとすると、尻尾だけが生きているかのごとく、すっとそっぽに向けた。 それでもハルカは笑顔を絶やさない、みんなのオカン。……ってハルカが聞いたら怒るだろうか。 休み知らずである坂の下のコンビニは、ご褒美を差し上げたいくらい働き者だ。 佳望学園に通うものなら、誰もがお世話になっている小さなコンビニは、今朝も生徒たちで満員御礼。 そこに寄り道する生徒もいれば、真っ直ぐ学校へ向かう者も居る。ネコの帆崎先生がチョコまんを頬張りながら、 コンビニ前に立っていた。メガネを光らせたリオは、風紀委員長モード半分、羨ましい半分、帆崎に難くせを付け出した。 「ざ、ザッキー?あなたって人は!生活指導の誇りを忘れたのですか!」 「まあまあ、そうかっかするなよ、因幡。ルルが風邪引いてさ」 すきっ腹の帆崎は背中を丸めながら、残りのチョコまんを口にした。生涯の相方の体調を案じながら、ここで腹ごしらえ。 せめて『生活指導』の腕章を外しているときぐらいは、大目に見てくれよ。と帆崎は真面目のまー子をなだめる。 「ルルさん風邪なんですね。スライスした大根をハチミツに浸した蜜をお湯でとかして飲むと、のどにとってもいいんですよ」 「さすが『オカン』だ!ハルカは『オカン』だ!ヤ○ー知恵袋っ!」 モエの誉めているのかどうか分からない言葉に、ハルカはちょっぴり笑っていた。 「クロ!待つニャ!クロったら、朝から張り切るんじゃないニャ!!」 「やだね。コレッタののーろまっ。もひとつおまけに、のーろまっ!!」 遠くから小さな風が走りぬける。初等部のクロ、ミケ、コレッタの子ネコたちがランドセルを揺らしながら、学園へと向かう生徒たちの間を縫う。 生徒の尻尾を踏んづけそうになりながら、コレッタは自慢の髪をなびかせて駆け抜ける。 「コレッタ!危ないよ」 風に揺れるスカートを押さえながら、リオは子ネコたちに注意を促すと、その声に反応したコレッタは道の途中で立ち止まる。 不思議そうな顔をしながらちょこんと立つ姿に、リオは思わず頭を抱える一方、朝から眼福眼福と顔をにやけさせていた。 「コレッタ!後ろ、後ろっ!」 大きな影が近づいた。乗用車が往来を走ってくる。四本の脚の乗り物は、道に立ち尽くすコレッタに近づきクラクションを鳴らす。 イノシシのように一直線に、ゾウのようにコレッタには大きく、そして飢えしケモノのように心は持たず乗用車は少女に近づく。 運転手も気付いて精一杯の力で乗り物を止めようとしているが、間に合うかどうか。南無三、少女との距離はもはや目の前。 「……!?」 アスファルトが軋む音。コンビニから飛び出す生徒たち。何があったか分からないコレッタ。 そして、コレッタに近づく一人のネコの少女。その名はハルカ。 ハルカはカバンを放り投げると、リボンを揺らしてコレッタの方へ駆けつけた。短距離走はお手の物。 脚で地面を蹴り乗用車と短期決戦を挑む。ハルカにははっきりとコレッタに迫り来る車の姿が目に焼きついていた。 「コレッタちゃん!!わたしに捕まって!」 「ニャ?」 コレッタの両脇を抱え上げ、今まで感じたことの無い恐怖と背中合わせになりながら、両脚で天に向かって飛び上がる。 朝の空気はハルカとコレッタの味方をしてくれるだろうか。ひんやりと背中が心なしか薄ら寒い。 弾みで片方のローファーが空を舞う。スカートがはためく。髪からは女子高生らしい甘い香り。 「ハルカーーーーーーーっ」 ハルカの名前がコレッタに届いていたときには、ネコの少女はしりもちを付いて地面に横たわっていた。 両脇を抱えられていたコレッタは、地面に伏す前にするりと抜けて恩人に集まるリオとモエの姿を見ながら立ち尽くす。 「ハルカ?ハルカぁぁぁ!!うわーん」 泣き声にも似たモエの悲鳴。リオは1を数える間もなく、ハルカの側に駆けて行った。 「ニャ……。うわーーん」 「コレッタ……。怪我は無いかにゃ?」 「クロのバカー。あーん!おかあさーん」 『おかあさん』と呼ばれたハルカの腕に捕まり、泣きじゃくるコレッタにハンカチを渡そうとクロとミケがやってきた。 慌てて飛び出した乗用車の運転手も、ひたすら謝る。怪我がなくて幸いだと、帆崎も胸を撫で下ろす。 地面にへたり込んだハルカに脱げたローファーを履かせながら、モエはいまだ止まぬ胸の鼓動を抑えていた。 「……ふぉ?」 足首をくるりと回す。 「……はぅ?」 紺のハイソをたくし上げる。 「……ひぃ?」 尻尾の感触を確かめる。 「ハルカ、どうしたの」 「……生きてる!わたし生きてる!!生きてるんだあ!!いえーい!やっほー」 ハルカのカバンを持っていたリオは、彼女の言葉にいささか首をかしげながら、少しくすりと笑った。 モエは彼女ののどをさすると、ごろごろとさっきと同じようにのどを鳴らしていた。 「ここ地面だよね?立ってるんだよね?生きてるんだよね?うわーい、神さまに感謝感激!」 「ヘンなの。いつものハルカと別人みたい。それはそうと、ザッキー!チョコまん奢ってよ!」 「奢るかよ」 一日が始まる。 ―――無事にコレッタが学園に着き、その日の正午ちょっと前のこと。佳望中町の杉本オートには、浅川の姿があった。 一応『決めた』格好で浅川は、乱雑にパーツが詰まれた店先の土間で、気分を表してかカギ尾をへたり込ませていた。 「ミナさんは、ちょっと出かけていまして」 事務を務めるネコの時計川ミミは、どこに出ても恥ずかしく無い丁寧なオトナのお辞儀で浅川の苦労をねぎらった。 魂を半分はみ出しながら浅川は、「そうですか」と答えるしかない。浅川の目的は、浅川の顔に出ている。 「ところで……いつごろ戻られますかね」 「さあ、わかりませんね。『佳望学園に行きます』と申しておりましたが」 「それだっ!」 二つ返事で浅川は、店を飛び出す。愛車に跨る。行き先ももちろん佳望学園。 ヘルメットを被ると、エンジンを掛けて爆音を響き渡せていた。相棒の声は、浅川の代弁か。 「待ってろよお!杉本さぁーん!」 排気ガスとエンジン音を残して、浅川は杉本オートから走り去る。残されたミミは、残りの伝票整理のことで頭が一杯だった。 さあ、これからは電卓と帳簿との格闘だ。わたしはきまぐれネコだから、やる気のあるときにやっちゃうぞ。 ―――ときは少し戻り。 佳望学園・高等部の教室では、朝のコレッタとハルカの件で持ちきりだった。 一応ことがあったらいけないと、二人は保健室に寄って白先生に診てもらったのだが、心配ないとのことだった。 大事を取って、1時間目は保健室で過ごしていると、授業の終わりと同時にモエとリオが、涙を浮かべてやって来た。 「無事でよかったあ……。ね、モエ」 「わたし超心配したんだから!」 マグカップのコーヒーを味わいながら、自慢のリボンを揺らして彼女は笑っていた。 ふうふうと、コーヒーを冷まそうと口を尖らす。 「へへーん。地に足が付くって楽しいっ」 「へんニャの。おかしいニャ」 同じく熱いものは苦手なのか、隣でコレッタは尻尾をゆらゆらと揺らしながら、コーヒーを冷ましていた。 確かに佳望学園の高等部は、いつもと比べて少しおかしかった。 さあ、間違え探しです。どこが違っているでしょう。分かれば100万差し上げます。 でも佳望学園の生徒なら、簡単に100万ぶん取れるだろう。 「ハルカったら、いつもよりハイテンション系?」 「ハルカさあ。いつものオカン振りはどうしたの?ちょ、ちょっと!スカートが捲れてるって!ぱんつだから、恥ずかし……」 ハルカと呼ばれた少女は、にこにこと短いスカートをはためかせながら教室を駆け巡る。 制服を初めて着た新入生のように廊下の大鏡の前でポーズを取ってみせたり、そしてクラスメイトに抱きついていた。 確かにおかしい。ハルカはそんな子じゃない、ってことは、クラスメイトは重々承知。 みんなのオカンのしっかりハルカはどこに行った。これじゃ、はかない女子高生を謳歌する、フツーの女の子。 「フツーの女子高生って、楽しい!あはははは!!」 モエは教室に振りまかれた彼女の髪の香りをくんくんとかいで楽しんでいた。甘い香りは、きょうのハルカと違って変わらない。 ―――お昼休み。各々学食に行く者、購買部に行く者、机を合わせてお弁当を広げる者。 「これはウチのかわいい弟が作ってきた、愛弟弁当なのだ」 「タスクくんすごいね」 教室の片隅でモエは、色とりどりのお弁当箱を友人二人に自慢する。どうやらモエは、弟のタスクと お弁当の作りっこをしてきたらしい。お弁当の中身はそれぞれナイショ。蓋を開けてからのお楽しみ。 「タスクくんって、お姉ちゃん大好きだもんね。ウチのマオもタスクくんを見習って欲しいなあ」 モエの隣の席でサンドウィッチを包んだラップを広げながら、リオは脚をバタつかせていた。 さて、モエが弁当箱の蓋を開けると、真っ白な白米が敷き詰められた上に、見ているだけでつばきが溢れる梅干が真ん中に乗っているだけ。 モエの頭上には白い湯気がゆらゆらと揺れていた。 モエの向かいの席では、白い湯気がゆらゆらと魔法瓶の口から昇っているお弁当。 おかずの筑前煮と焼き鮭切り身が、モエのご飯とよく似合う。しかし、そのおかずを初めて見るような顔をして……。 「ハルカの特製味噌汁だあ!いつもありがとう!」 「モエには、あげないよ!」 「ふふーんだ。リオも欲しいくせに!」 ナイスなボケと突っ込みという、才能の無駄遣いをするモエとリオ。そして、お弁当の持ち主はと言うと。 「へえ!お味噌汁だなんて、わたし……久っさし振りだなあ!」 リオは目を丸くして、隣のネコ少女を覗き込む。だって、だって? 「ハルカ。いつもお味噌汁って持ってきてない?」 「そうなの?そうなんだ。お母さんの味噌汁……飲みたいな。うん……」 「わー!ハルカ!!暗くならないで!!」 カタンと魔法瓶が机の上に立つ音が、彼女の心を余計に暗くする。 リオは彼女の目の前で手を振りながら、味噌汁の湯気でメガネを曇らせて叫んだ。 「ハルカー!返って来いー!ここにおいで!!」 ―――「んー?まだ来てないよ?」 「ガビーン!!不肖・浅川っ、張り切りすぎました!」 新作の『じゃがりこ』てりやきチキンを片手に職員室の入り口でサン先生は、大げさに仰け反る浅川を出迎えていた。 ぼりぼりと音を立てて、サン先生はまた一つ『じゃがりこ』を口に運ぶと同時に尻尾を大きく振っていた。 はるばるここにやって来たのに、杉本さんが居ない!浅川がここにやって来た理由が一つ潰えた。 サン先生の前で跪いた浅川は、魂が抜けた人形のように呟いていた。 「先生、杉本さんとデートがしたいです……」 「試合終了だから、あきらめな」 「ザッキー!なんてことを!」 毛を逆立てるサン先生の背後に腕組みして立つ帆崎の言葉は「お菓子をくれないと、イタズラしちゃうぞ」とやって来た子どもたちに、 「やれるもんならイタズラしてみろ。クソガキ」と言うことと同じぐらい、浅川には残酷に聞こえたことだろう。 浅川の口から白い固まりが抜け出していたのをサン先生は目撃したかどうかは分からないが、もはや浅川はどうクリックしても再起不能。 どうしてそんな血も涙も無いことを言ったのか、じゃがりこをかじりながらサン先生は帆崎に問い詰める。 「こうでもしないと、コイツ吹っ切れないだろうしな。昔からコイツはそうだったんだよ」 「ふーん。ザッキーから噂に聞いた通りの人だったね。浅川くんは」 二人の間に軽トラックのエンジン音が割り込む。この学園に似つかわしく無い車の音。 突如、浅川のネコミミが動く。カギ尾が跳ねる。そして、再起動。 「このエンジンの音は……!すぎもとさぁーーーん!」 「こ、こらー!廊下を走るんじゃないっ!浅川!」 こめかみに青筋こしらえた帆崎は、生活指導担当のスイッチをONに切り替えて、廊下一杯に怒声を上げた。 ―――とき同じくして、こめかみに青筋こしらえたリオは、風紀委員のスイッチをONに切り替えて、廊下一杯に怒声を上げた。 ランチの時間を終えた学園の昼休み。静かな図書室前の廊下の出来事だった。 「こ、こらー!美弥家さん!廊下で剣を振り回すんじゃないっ!」 「ああ!ぼくの封龍剣が」 キジトラネコの美弥家加奈は、昼休みに一人でモンハンごっこをしている所をリオに見つかり、愛用の装備品を取り上げられてしまった。 美弥家加奈は、とあるゲームに夢中になりすぎたあまり、実際にゲームを体感しようと装備品をこしらえ上げて、 リザードマンの高等部生徒・利里をリオレウスと見誤り追い回してしまった経験がある。 巨大な剣を振り回す、と言うより巨大な剣に振り回される加奈であった。 場所が図書室の前の廊下と言うこともあり、リオは借りたラノベを隠しながら「ジャッジメントですのっ」と大鉈を振る。 真面目のまー子は「風紀以前の問題だ!」と、巨大なスイカバーを加奈からひったくるとその後の所在に少し困ってしまった。 こんな巨大な物どうするんだ。注意した建前「ごめんね。返してあげる」なんて言えるもんか。 「おやおや。因幡さんも美弥家さんも仲良しさんね」 図書室の扉が開くと、ふわりとリボンで結んだ髪を揺らして司書の織田理恵がやって来た。 文学少女をオトナにしたような織田は、人差し指を口元に当てながら長いスカートを揺らす。 二人の話をゆっくり聞くと、隣のお姉さんの顔で「帆崎先生に見つかったら大変ね」と笑って加奈の封龍剣を預かった。 「ご、ごめんなさいにゃ」 「放課後こっそり取りにいらっしゃい」 天使のような織田の慈悲に感謝しながら、加奈とリオは深々と織田にお辞儀する。 やってくるにはまだ早い春風吹かす司書は、本を愛する少女のような笑顔を見せた。 ―――その頃、学園の中庭では浅川が、思春期を迎えた少年のようなにやけ顔をしていた。 「杉本さん!」 「おや、いつぞやの写真家さん?」 軽トラックからひょい尻尾を上げて降り立った、白いネコの女性・杉本ミナ。 短い金色の髪は彼女の突き抜けるような明るさにも似ていた。赤いダウンベストが寒空に眩しい。 学園の土はミナのブーツの音を響かせながら、彼女の来校を歓迎していたのだろう。 この街で開業しているバイク屋の娘であるミナは、以前に浅川の愛車であるV-MAXを診ていた。 そして、心奪われた浅川はミナに自分の思いのたけを伝えて見事玉砕していたのだが、ここで朽ち果てるような浅川ではない。 「あの、あの、あの……。杉本さん」 「浅川くんだっけ?相棒は元気かな?」 「そりゃもう!夜を昼にするぐらい駆け回っていますよ」 まるで宮殿に戻るお姫さまを迎えるかのごとく、執事・浅川はミナに片膝を付いていた。 「きょう来たのはね、サンに用事があったんだけど」 「この浅川めが、エスコートしますよ!」 二人が校舎への入り口に向かうと、奥から季節外れな夏の太陽のような声が聞こえてきた。 足音が言葉にしなくても、声の主の気持ちを語っている。 「わーい!学校の中庭だあ。やっほー」 「ハルカってば!」 リオが駆けながら「廊下を走っちゃいけません!」と、ネコの少女の尻尾を追う。 その後ろに続いて、台車のキャスターの音がついて来る。おまけに少年のような声もしているが、よくよく見ると生徒ではない。 「も、もう!サン先生も廊下で台車に乗っちゃいけません!!」 あたふたと下駄箱でローファーに履き替えながら、リオは数学教師を叱責していると、隣のネコの少女が迷っているのを見つけた。 まるで自分の名前を忘れたよう。「何かがおかしい」とリオは、彼女の靴の入っている場所を指差してやる。 「わたし、『ハルカ』っていうんだよね。えっとお……あったあった!」 「????」 「いや、何でもないの。気にしないで……ね。わーい、高校生らしいなっ。この靴」 ポンと土間に二人のローファーを置くと、揃って中庭に駆け出した。 玄関からの大きな音に、二人は振り向く。玄関の段に気付かず、サン先生が台車に乗ったまま突っ込んでコケたのだ。 しりもちをついたサン先生は、照れ笑いをするしかなかった。 中庭では、浅川とミナが立ち話をしていた。リオに気付いた浅川は、いつものように軽く話しかける。 「おや、きみたちは高等部の生徒だよね」 「は、はい。あなたは」 「おお!良くぞ聞いてくれたっ。本と美しき風景の為なら地の果てまで追い駆けて、自然をこよなく愛する さすらいネコの写真家・浅川・シャルヒャー・トランジット!これからもごひいきにっ」 ミナは浅川のどこで入れ知恵されたのか分からない自己紹介に、あっけに取られるリオを見て笑っていた。 そして、リオは自分の腕に捕まっている同級生が、浅川の目を見つめていることに気付いた。 「ハルカ。知ってる人?」 「……」 甘い女の子の香りがリオの鼻腔に届く。 後からやって来たサン先生が、ミナの顔を見るなり彼女のブーツを軽く蹴ったが、お返しにミナから頭を叩かれた。 「もしかして、サン先生の彼女さん?だったら、だったら……ちょ」 「だったらいいのにね」 ミナは悔しがるサン先生の手を軽くあしらいながら、遠い空を見上げて答えた。 「おや。杉本さんですか?」 サン先生がビクっと固まる。やましいことは何も無い、だけどこの声で背筋が凍るのはパブロフの犬状態だからか。 言うまでも無い。英語教師・英美王女史が校舎の玄関からやって来たのだ。 「お久しぶりですね。英先生」 「きょうは何かご用事ですか?」 微笑みながら英先生は、ミナの来校を歓迎していたが、ここに車を止められると少し困るので、ミナに軽トラを移動するように申し立てた。 軽トラに飛び乗り、エンジンを掛けて排ガスをふかす。少し前に車を走しらせる。 「きゃあああ!!お兄ちゃん!!怖い!!」 「お兄ちゃんって誰?ハルカ?」 ネコの少女は、エンジンの音と軽トラが向かって走ってくるのを見て、悲鳴を上げて膝を付いた。 住処を奪われ、ダンボールの箱の中でうずくまる捨てネコのように彼女は、小さくなっていた。 「ご、ごめんね!!」 「だ、大丈夫です!は、ふぁあ……」 ミナは軽トラから飛び降りて、うずくまる少女を介抱していたが、浅川にはどうしても引っ掛かるところがあった。 確か、自分の目を見ながら「お兄ちゃん!」と叫んでいたこと。試しに指でカメラのフレームを作って覗いてみると、 思惑通り『ハルカ』と呼ばれたネコの少女が、気丈にもスカートを摘んでポーズを取っていた。 「やっぱりお兄ちゃんだ!やっほー!すんごい久しぶりだよね!モモ、お兄ちゃんがこの街に帰ってくるって、 天上界の偉い人から聞いたからやって来たんだよっ。誉めて誉めて!!ね、お兄ちゃん」 「そうか……。モモなのか?」 「そうだよっ」 ハルカなのだかモモなのだか、解いた毛糸のように頭を絡ませていたリオは、足で大きく地面を蹴った。 モモと名乗った『ハルカ』は、浅川の胸に飛び込むとくんくんと匂いをかいでいた。 「うん、間違いない。暗室の匂いがするもん」 「……モモだよな。そのセリフいっつも言っていた」 「きょうは『ハルカちゃん』をお借りして、地上界での遣り残しをしにやって来ました」 浅川と『モモ』と名乗る『ハルカ』のお邪魔をしちゃいけないと、サン先生とミナは仲良くケンカしながら校舎に消えて行った。 リオは『モモ』と言う人物に興味を持った、と言うより持たざるをえなかった。 とにかく『お兄ちゃん』だの『ハルカをお借りしました』だの、リオの理解を超えているのだから無理は無い。 「あの、浅川さん。この子、ハルカって言うんですけど」 「うん」 空の雲が幾つか流れた頃、休み時間終了5分前のチャイムが鳴る。 そろそろ教室に戻りなさいと英先生に促されて、リオと『モモ』と呼ばれたハルカは玄関に向かう。 「お兄ちゃん、また後でね!折角帰って来たんだから、おもてなししなさいよねー」 「ああ……。って、杉本さんがいないっ!」 中庭に残された浅川は、長い足を伸ばしてミナの姿を探していた。 クラスに戻る廊下の途中、リオが余り口にしたことが無い言葉をつらつらとはき出す。 「ハルカが『モモ』だの『天上界』だのって……」 並んで歩くモモは、リオの顔を覗き込むと身の上を話し始めた。 表情は明るいが、けっして明るい話ではないことをモモの胸に抱いきながら。 「実は、小さい頃なんですが、わたしは死んでしまっているんです。生きていれば、ちょうどハルカちゃんぐらいかな。 そう。街で車の事故に遭ってしまってね。だから、車の音を聞いたりすると……。うん。ごめんなさい。 天上界の許しを得て、地上界に戻ろうと思ったら、『同じ種族』で『同じ年頃・性別』の子が必要って神さまから言われてね、 いろいろ調べた結果、白羽の矢が当ったのが、そうなんです。ハルカちゃんだったわけなんです」 「そうなんだ。なんだかアニメみたいなお話だよね」 「そう思うでしょうね。ちゃんとした現実なんですよ?リオちゃん、わかります?神さまって時々おかしなイタズラをするってことを。 でも、わたしもこの佳望学園に通ってみたかったし、この制服も着てみたかったからお誂えですよね?」 今、リオと話している子は、この地上には居ない。なかなか理解できることではないが、リオは理解しているつもりだった。 何故なら、現実に起こっている出来事なのだから。いくら物事が1か0か、白か黒か、あるか無いかで決められていても、 それを上回る答えがこの世に存在すると言うこと。理屈とは、人々が勝手に決めた決まりごとだってことを。モモの瞳が全てを語る。 「遣り残したことをやったらハルカちゃんに返すって、神さまと約束してるから……」 「その遣り残したことって?」 「どうしても読んでみたい本の続きがあるんです」 二人の足音が止まり、静けさが廊下に広がる。 わたしだって、力になることがあれば、なんでもするつもりだよ。リオはぐっと手を握る。 「超ムカつく!タスクの教室に抗議に行ったんだけど、タスクったら逃げやがって!!」 手抜き日の丸弁当の件で収まりの付かないモエが、二人の背中をポンと叩いた。 午後の授業が始まるが、モモから一切の事情を聞いたリオは、心中複雑で授業どころではなかった。 内容が内容だけに、あまりクラスメイトに言い散らすことは、避けておいた方が良いと押し殺すように考えた。 シャープペンシルの芯を長く出しては、戻し、長く出しては、戻しの繰り返し。さて、新記録更新か。 落ち着かない気持ちを察してくれたのか、シャープペンシルの芯は結構頑張って伸びてくれる。 「行列はね……。ほら、こうやって」 丸イスの上にサン先生が乗り、板書をしているのだがどう見ても危なっかしい。こっそりサン先生の後ろに回って、 膝カックンでもしてやろうか。という悪しき考えがリオの頭に浮かんでは消えてゆく。 毛並みをチョークの粉まみれにしながら、サン先生は『行列』を書き続けていた。黒板の音だけが響く。 モモはと言うと、無論授業のことは分かっていないので、目を輝かせながら単にサン先生の仕事っぷりを鑑賞していた。 リオが再びシャープペンシルの芯を伸ばし始めると、目の前でいきなり芯がぽっきりと折れた。 アニメキャラの落書きだらけなノートの上には、小指程度に小さくなったチョークの固まり。 教壇の机にサン先生が仁王立ちして、リオに向かって大きな三角定規でご指名していた。 「じゃあ、この計算式の解を因幡さん、10数える間に答えてもらおうか!」 「え、えっと……すいません。わかりません」 「だろうね!だって、まだ何も出題して無いもん」 クラス中の笑い声がリオに突き刺さり、胸を通り過ぎて行った。メガネの向こう側は、暗い。 悔しくて悔しくて、自分の耳を垂れさせる。頑張っているのに、自分を笑うヤツなんて、みんな……。 唯一の救いは、モモも同じように笑っていたこと。この子だけは、笑っても許してあげるから。 ―――放課後。 ざわざわと帰り支度をする者もいれば、うだうだと居残る者もいる。そして、モモは椅子に座ってその光景を楽しんで見ていた。 「わー。これが『高校生』の放課後なんだね!」 モモが目を輝かせていると、現役女子高生のリオはモモの前に現れる。モモのためなら、クラスメイトのためなら、と思ったリオ。 モモの座っている席、つまりハルカの席の前に立ち両手を机に付けて、バンと音を鳴らす。 教科書をトンと揃えながら、カバンにしまっていたモモなのだが、これから遣り残したことをしなければならない。 いつまでもハルカの身体を借りているわけにもいかないからだ。神さまとの約束は絶対。小声でリオはモモに耳打ちする。 「確か、本の続きが読みたいって言ってたよね。ここの図書室だったら、たいていの本はあるはずだよ」 「すごいね。早速行こうよ!リオちゃん」 しかし、リオはこれから風紀委員としての仕事が控えており、モモと一緒に図書館に行くことが出来なかった。 言っておくが、ここの図書室は半端無い。もしものことがあったらと、リオは付き添い役が欲しかったのだ。 その事情を耳にすると、モモはかねてから決めていたように、一人の少年を案内役に選んだ。自然と伸びたモモの指は不思議だった。 「あの子だったらいいと思うんだ」 「あいつ?」 数学の時間に飛んできたチョークの固まりをリオは、モモが選んだ案内人の方へと投げつけた。 机で一人して本を読んでいる白いイヌの少年にぶつかり、少年は振り向く。尻尾の動きが大人しくなる。 彼は本にしおりを挟んで閉じると、何も表情を感じない顔でリオとモモの元へやって来た。 「犬上。頼みがある」 何か言いたげだが、特に口にすることなく黙って頷くだけのイヌの少年に対して堰を切ったかのように、 リオは腕組みしながら情熱にも似た願い事を畳み掛けた。冷たいようでもあり、温もりも感じ取られる。 「ホントはわたしがモ…ハルカと一緒に図書室に行きたいんだけどねっ。探したい本があるんだって! でも、ほら、わたしって多忙な女でしょ?だから犬上にお願いして……。図書委員より犬上の方がなんだか……ね! べ、別にわたしは犬上のことをどう思っているとかじゃないんだから!龍ヶ谷に頼もうと思ったんだけど、 アイツ寒いのに屋上で呑気に……おっと。ここからはジャッジメントもジャッジしないのですの!」 「何を言っているのか、さっぱり分からない」 「とにかく、ハルカのお手伝いね!このクラスで本に詳しいのは、あんたぐらいなんだから!いい?」 ハルカといつも一緒にいるリザードマンの龍ヶ谷は、ちょっと強面でちょっと厳つくて、ヒカルとは正反対な男子生徒。 しばしば屋上で先生に見つからないように、こっそりと煙草……、おっと。ここからはジャッジメントもジャッジしないのですの! 図書館までの廊下は、お昼休みより少し寒くなっていた。 モモはヒカルの後に続いて、上履きを鳴らす。ヒカルはどうして自分が『ハルカ』の案内をしているのかが、今は分からなかった。 後ろではなうた交じりの呑気な歌が、ヒカルのイヌミミを振るわせる。 「犬上ヒカルくんだよね?」 「……」 いまさらというような顔をして、ヒカルはモモを図書館へと案内していた。 ヒカルの目にはどう見ても『ハルカ』にしか見えないので、今は『モモ』という子に変わっていることは分からない。 「お兄ちゃんが言ってたんだから、ヒカルくんのことは知ってるよ。お兄ちゃんのお世話になった方の……」 モモはリオに話したことと同じように、身体を『ハルカ』から借りていることをヒカルに打ち明けた。 そして、『お兄ちゃん』という人物がヒカルの父にお世話になっていたと言うこと。その人物に妹がいて小さな頃事故で…。 それを含めて、ヒカルは今までの曇り空が吹き飛んだ気がした。ヒカルの記憶の糸が開放される。 「きみの言っている『お兄ちゃん』って、浅川さんだよね。カギ尾のネコの」 「そのとーり!ぽちぱちぱち!」 女子高生の甘い香りを振りまきながら、ヒカルの肩にモモは寄り添った。 ―――職員室では、生活指導の帆崎を始めとした『(仮)放課後遅くまで残っちゃだめよ隊』が結成されていた。 といっても、正規の隊員は風紀委員長のリオだけ。お仕事ですから!と輝かし風紀委員の証である腕章をはめる。 「年末年始は気の緩む頃だから、しっかり生活指導をするように!」 「はっ。因幡リオ、この命に代えてもっ」 「別にそこまでしなくてもいい」 帆崎の号令の元、彼らは校内の巡回を始めた。 もちろん、リオは気が気でないことがある。犬上がきちんとモモを図書室まで案内して、目当ての本を探し出しているかどうかだ。 犬上だったら、口数も少ないし誰かとつるむことは無いから、モモのことを任せることが出来るだろう。 仕事がなければわたしが付いていったのに。いや、わたしが付いていっても犬上は来るんだ。モモからの頼みだから。でも、何だか悔しい。 それに、龍ヶ谷が付いていっても恐らくボディガードにしかなら無いかもしれない。顔面凶器にモモがひっくり返ってしまうかもしれない。 あまりにも考えごとをしていたため、立ち止まって注意をしていた帆崎の背中にリオは、うっかり追突していた。 「あの、先生。わたし屋上の巡回に言ってきます!」 「……おれも行こうか?」 帆崎が来ることを何かを恐れるように拒み、すっ跳ぶようにリオは屋上への階段を駆け上る。 扉を開けると、冷たい空気が流れ込みリオのスカートをふわりといたずらする。ニーソックスだけじゃ、やっぱり寒い。 「うん。いた!やだあ、またやってる」 手持ちの携帯電話を操作すると、屋上でたたずむ巨体を写メで激写する。写り具合を確認して、どこぞかへメールを送信し、 大きな音を立てないように扉を閉めて「異常はありませんでした!」と、何食わぬ顔で帆崎の元に返っていった。 ―――ハルカのカバンの携帯電話が震え始める。 「わ!ケータイだ!高校生っぽいなあ。ふんふんふん」 地上の記憶は事故に遭うまでの頃で止まっているモモにとっては、携帯電話でさえ遥か遠くの未来の道具に見える。 取り出したものの、どう扱えばいいのか分からずパカパカと開いたり閉じたりしていると、代わりにヒカルが携帯電話を受け取った。 「メールだよ。因幡からみたい」 「メール?お手紙なの?」 「……電話の。見れば分かるよ」 件名:ただいま校内を巡回中 本文:龍ヶ谷猛は、今屋上でタバ……ゲフンゲフン。ここからはジャッジメントも知らないのですの! あと、犬上に伝言。変な気起したら龍ヶ谷に言いつけるからな。 「龍ヶ谷って人は、ハルカちゃんの……だよね?どんな人だろう!へへへ」 どうやら龍ヶ谷の写メが添付されているようなのだが、敢えてヒカルはモモに見せることはしなかった。 歩きなれた廊下の風景。そう、二人は図書室前に来ているのだった。 「すごーい!さすが佳望学園ね!!いいなあ、ヒカルくんは毎日こんな図書室に通えるんでしょ?」 大空を泳ぐ鳥のように、モモは両手を広げて暖かい本の園に飛び込んでいった。 扉を開けると広い部屋に蔵書の山、活字をこよなく愛する者にとっては、なんとも幸せに満ちた空間なのだろう。 何日かかったって、何年かかったって、ここにある本全てを読みつくしたい。ここに通う者なら誰しも考えたことであろう野望。 だけど、それはかなわぬはかない夢。はかないから誰しも夢を見る。それを忘れるために本の世界に飛び込む。 知らず知らずのうちに、ヒカルの尻尾はいつも図書室に来たときのように激しく揺れていたのだった。 カウンターでは、中等部女子・ネコの美弥家加奈が図書委員たちに詰め寄っていた。 「あの。今、織田さんは席を外していて……その『しょうりゅうけん』ですか?それがどこにあるのか、わかんないんです」 「封龍剣だにゃ!あれがないと狩りに出れないにゃね?ぼくの大事な封龍剣を返せ!」 「だから…織田さんが」 「このわからず屋(にゃ)さん!」 ヒカルとモモはすったもんだの騒ぎに巻き込まれないように、こっそりと奥の本棚へと入っていった。 本の迷宮は、二人を歓迎してくれるのだろうか。探し物を見つけられないまま涙を飲む者もいるとかいないとか。 「で、なんていう本を探してるの?」 「池上祐一先生の……」 ヒカルはモモの手を引っ張り、見慣れた本棚の隙間を急ぐ。その名前ならいつもの場所だ。 だけど、人気作家だから貸し出し中かもしれない。不安が当らなければいいが、と弱気になる。 池上祐一の著書『片耳ジョン』の名台詞がヒカルのイヌミミに蘇り、そしてひとかけらの勇気となる。 『この世の答えはイエスかノーだけだ。迷ったとき、きみが若ければイエスを選ぶがいい。ノーを選ぶときは人生を知り尽くしたときだ』 目指すは、913番の書籍番号の本。五十音順に並んだ蔵書を一冊一冊確認する。『い』の頭文字の作家は、意外と多かった。 「い、い、五十嵐、池尾……。い、い、い」 「……池上…。あった!あった!すごいよ!わたしがいなくなってからこんなに出てたんだ」 モモが読んでいない本は、運良く貸し出されてはいなかった。街で遭ったあの出来事からはや数年。 池上祐一が書き連ねた言の葉が、地上にいるはずの無い子の手に渡る奇跡。事実は小説よりも奇なりとは、よく言ったものだ。 ヒカルはモモが読んでいないという本を脚立に乗って取ってやると、モモは嬉しそうに本を抱きかかえて日のあたる机に向かった。 ここまで目を輝かせて本を抱きしめてくれるなんて、作者が見れば喜んでくれるだろう。 しかし、クールで有名なオオカミ・池上祐一のこと。ヒカルは以前に会った印象からはそのような池上を想像が出来なかった。 「池上先生!また会えたね!大好きだー」 モモの無邪気な歓声がヒカルの耳元に届いたような気がした。 全て読み終わるにはどの位かかるだろうか。そんなことは気にするな、でもハルカの身体はきっちり戻さなければならぬ。 夢中でモモは本を捲っていた。ヒカルは窓から杉本ミナの軽トラが走り去る所を見ていた。 外の光はいつの間にか夕暮れに変わった頃。冬の黄昏どきは、一年を通じて最も美しいという。 だが、モモは夕焼け空よりも本に心奪われ、最後の一冊に読み耽っていた。 カウンターでは、戻ってきた織田に図書委員たちが封龍剣のありかを尋ねていた。 「犬上。無事に役割を果たした?」 『風紀委員』の腕章をはめたリオが、外を眺めているヒカルの尻尾を蹴る。 返事が無いのはいい返事。ヒカルは黙って頷いているだけだった。 「でも、龍ヶ谷が来るんじゃない?モモはまだ読んでる途中だし」 「忘れてた!」 ここで龍ヶ谷がやって来たら話がややこしくなる。 一方、カウンターでは織田が加奈の身の丈ほどある剣を返していた。 「やったあ!ぼくの封龍剣が返ってきたにゃ!」 「そうか!情報によると屋上に一匹の龍がいるらしいぞ。美弥家加奈よ、行かなくていいのか?ハンターの誇りにかけて」 すかさず、リオは加奈のネコミミに耳打ちをする。ゆさぶりは一人のハンターを奮い立たせるには十分過ぎる。 「よっしゃあ!狩りに行って来るにゃあ!」 加奈は大きな剣を携えて、図書室を後にした。しばらくは龍ヶ谷を追い駆けていることであろう。 「あの、因幡さん。もうすぐ閉館の時間なんですけど」 遠慮がちにリオのカーディガンの裾を引っ張るのは、ペンギンの図書委員・比取。 図書室の奥では、モモが本を読んでいる。後もう少しで、池上祐一の本を読みつくすことができるのに。 リオとヒカルは、きょうほど時計の働きを恨むことはなかった。気が付くと、自分たちと図書委員。そして、モモと織田だけ。 「あの、まだ本を読んでいる子がいるから、ちょっと待ってくれない?」 「因幡さん。きっちりしないといけない委員をやってるんでしょ?」 比取の言葉がざっくりとリオの大人しい胸に突き刺さる。図書委員たちは帰宅準備を始めているので、 そろそろおいとましなければならないのは、重々承知のこと。モモが地上にいる間と言うタイムリミットがあるので、 貸し出しをすることは出来ない。その事情が分からない図書委員たちは、リオのカーディガンを引っ張ることしか出来なかった。 このままでは『のびのび』のカーディガンを着た『のびのび風紀委員長』になってしまう。開館時間を『のびのび』にして欲しいが、 カーディガンを『のびのび』にされてしまうのは、いっぱしの女子高生として一生のお願いをしてでも止めて欲しい。 そうしているうちに、とうとう時計は図書室の閉館時間を差してしまったが、逆にリオはぐっと握りこぶしを作る。 「確か、閉館時間は過ぎたんだよね。そうだよね!比取くんよ、答えなさい!」 「は、はい。そうです」 「その言葉が聞きたかった!」 リオは腕を腰に当てて、雁首揃えた図書委員たちに叫ぶ。それはまるで猛々しい勇者の如く。 「みなさん!閉館時間後は、風紀委員がこの図書室の権限を掌握するっ!全責任はわたしが取る!」 「……いいんですか?因幡さん」 「後は知らん!風紀委員の長(おさ)、因幡リオが許すんだからねっ!」 腕章が誇らしく蛍光灯の光に照らされる。織田もにっこりと笑ってリオの考えに同意して、奥の本棚へ消えて行った。 しばらくは、静かに本を楽しむことができるから、ゆっくり心行くまで池上祐一の世界を楽しんでくれ。 「ねえ、犬上。モモは誰の本読んでるの?」 文芸雑誌を捲りながらヒカルは、カウンターに腰掛けているリオのさりげない質問に答えた。 「池上祐一の本」 「へえ!わたしも大好きなんだよっ!『迷探偵マリィ』のシリーズとか何度も読み返しているし!」 「ぼくも、そのシリーズは好きだよ。『片耳ジョン』もだよ」 「わ、わたしだって『片耳ジョン』は大好物だよ!あ、でも……マリィのドジっぷりも、尻尾もふもふしてあげたいくらいいいよね。 凍てつく池に落ちちゃったところは、わたしも暖めてあげたかったのね!でも、それで風邪引いて、風邪薬をメイドから貰ったとき、 『そう言えば、旦那さまは普段漢方薬を使っていたんですよね?漢方って大抵食前に飲むんですけど、 あなたの目撃情報では食後に飲んでいたってなってるんですよ?』の一言で、真犯人のメイドを捕まえちゃったマリィ、ホント求婚しちゃうよ! マリィは犬上よりわたしの嫁にお誂えなんだからね!ぜったい譲れないんだから!犬上、聞いてる?」 「何を言ってるのか、さっぱりわからない」 口では「わかない」といっているヒカルだが、「因幡は池上祐一のファン」ということだけは何とか理解した。 モモの動向が気になり、ふとヒカルは立ち上がりモモの席に近づいた。リオは、マリィの決めポーズを真似している。 「風紀委員がここを守っている間は、誰にもモモの邪魔をさせない!マリィ!見ててよねっ。わたしの雄姿を」 「おい、因幡。風紀委員長自ら下校時間を過ぎてもだらだら居残りするなんて、一体何を考えているんだ」 帆崎の声が図書室の扉と共にやって来た。リオの帰りが余りにも遅い為、校内中を探していた結果のことだった。 リオは帆崎に襟首を掴まれて引きずられながら、悲鳴にも似た声を上げている。 「あの先生!あの子は、ここの子じゃなくって」 「どう見ても、ウチの制服だろ。ウソつくのもいい加減にしろよ」 「もー!分かってよ!犬上ーっ助けて!ミスはなかったはずだっ!わたしの判断は正しかったはずだぞ!」 「風紀委員長は神じゃないぞ。図書室の権限を自由にしようなんて、おこがましいと思わないかね」 帆崎の言葉が外科手術のメスのようにリオに突き刺さる。この患者は手遅れかもしれない。 「面白かったあ!この子の命が助かって良かったぁ!!」 一冊の本を読み終えた炭酸水を飲んだ後のような爽快感。本を愛する者ならば、誰もが体験したことであろう。 最後の一冊を閉じ、目を閉じて余韻を楽しむモモは伸びをしていた。外はもはや木の影さえ見えないほど暗く沈んでいる。 図書委員もとっくに帰宅してしまい、残るはヒカルにモモに、そして織田だけだった。 遣り残したことは終わりました。そして最後に残ったのは、無言でやって来るさよならだけ。 お忘れ物はございませんか、今一度お確かめください。もしかして、二度と来ることの無い列車かもしれません。 「ヒカルくん。わたしね……」 「……」 「お兄ちゃん、どこ行ったんだろうね」 いつかは読破したかった本。その本の残りページが少なくなると、必ずやって来る登場人物との別れ。 次に会うのはいつだろう。二度と会わないかもしれない。読み尽くすことが出来る喜びと、読み終えてしまう寂しさ。 本を愛する者ならば、誰もが体験したことであろう。 遅い時間まで図書室を開けてくれた織田に感謝すると、ヒカルとモモは自分の教室に戻って行った。 「わたしね。大きくなる前に死んじゃったから、こういう……何だろう。男の子と一緒に歩いたことが無いんだ」 「……」 「だから、ねえ。わたしのことをぎゅって」 頬を赤らめたヒカル。モモの腕がヒカルの腕に絡みつく。髪の毛からは女の子の甘い香り。 廊下は誰もいやしない。遥か長く物音さえ許さない、たった二人だけの校舎。ヒカルはそっと顔をそらした。 「こ、こらああ!!不純な男女交際はよくないと思います!」 嫉妬にも似た金切り声で、風紀委員長・リオの声が下校時間を過ぎた廊下を響かせる。 モモが心行くまで本を楽しんだことをリオは知ると、寂しさにも似た感情がふつふつと浮かんできた。 「犬上じゃなかったら、龍ヶ谷に言いつけるところだったからね!」 「それに下校時間過ぎてるんだから、お前らとっとと帰れよ」 生活指導の帆崎の疲れた声が、リオに続いて響いていた。 ヒカルたちの教室まで帆崎が付いてくると、一日を50時間で過ごしたような顔をして、彼らに愚痴にも似た言葉をこぼした。 「さて、ここにも下校時間を守れないヤツがいてな。因幡、注意してやれよ」 教室の扉を開くと、一人のネコの男性が机に腰掛けて本を読んでいた。彼の尻尾はカギ尾だった。 「お兄ちゃん?」 「事情はコイツから聞いた。因幡の言っていた意味が何となく分かった。すまん。あれだろ、お前さんもそろそろ帰るんだろ?」 モモはそろそろ地上界から、さよならしなければならない。そういう約束でここにきているのだから。 神さまとの約束は、絶対にして尊大。モモは浅川の胸に軽く頭をぶつけながら、尻尾を立てる。 「お兄ちゃん、帰る前に言いたいことがあるんだ。あの、杉本さんって人。お兄ちゃんさ……」 「すぎもとさん?」 「『この世の答えはイエスかノーだけだ。迷ったとき、きみが若ければイエスを選ぶがいい。ノーを選ぶときは人生を知り尽くしたときだ』だよ」 「ナマ言うなよ。大人をからかうんじゃない」 浅川からのどを擦られているモモを見ながら、ヒカルとリオは、少し笑っていた。 「ぶーぶーぶー!!ひゃっほー!」 廊下から甲高い声が、台車の車輪がきしむ音と混じって響く。 台車の上には、ご存知サン先生。 風紀委員を覚醒させたリオは、ちょっと昔のドラマのワンシーンのように台車の前に立ちはだかかる。 「ちょ、ちょっと!サン先生!!廊下を走っちゃいけないって!!」 「走ってるのは、ぼくじゃないよ!台車が走ってるんだ!」 インチキな屁理屈で返すサン先生と、リオとの距離は徐々に縮まる。 3メートル前、リオの耳が回る。 2メートル前、サン先生のメガネが光る。 1メートル前、モモが廊下に飛び出す。 「リオちゃん!危ない!!」 「……!?」 廊下が軋む音。駆けつけるヒカル。何が起こっているのか分からないリオ。 そして、リオに近づく一人のネコの少女。その名はモモ。 リボンを揺らしてヒカルを抜いて、リオの方へと駆けつけた。短距離走はお手の物。脚で廊下を蹴り台車と短期決戦を挑む。 「リオちゃん!!わたしに捕まって!」 「モモ?」 リオの両脇を抱え上げ、今まで感じたことの無い恐怖と背中合わせになりながら、両脚で天井に向かって飛び上がる。 夕暮れの空気はモモとリオの味方をしてくれるだろうか。ひんやりと背中が心なしか薄ら寒い。 弾みで片方の上靴が空を舞う。スカートがはためく。髪からは女子高生らしい甘い香り。 そうだ。朝起きた出来事が、再びここにやって来た。 「モモーーーーーーーっ」 ネコの少女の名前がリオに届いていたときには、彼女はしりもちを付いて廊下に横たわっていた。 「あれ?コレッタ……。コレッタは?帆崎先生!風邪には、大根のハチミツ……」 記憶が途切れ、再び記憶が戻ると無意識的に記憶が途切れた瞬間の行動を取ることがあるらしい。 ハルカはここにありもしない自分のローファーを探していた。 ―――その晩、浅川は帆崎と共に学園の校門前にいた。 「シャルヒャー、まだ一人身なんだろ。そろそろ落ち着けよな。お袋さんも……」 「おれの相棒は、コイツだけだ!それに、モモもいるからな!」 自慢の重量級のバイクに跨ると、学園では浮いた存在の爆音を上げた。スロットルを回す手が心地よい。 夜風に背中を丸めた帆崎は、一刻も早く自宅に戻りたかった。そんな帆崎の思いとは裏腹に、浅川は遠い目でこぼす。 「でもさ、家庭の味って……いいよな?」 「お前、ウチに来る気?」 青ざめた帆崎は浅川が自宅に来ることを拒んだ。もちろん、相方のルルが風邪をひいているからだ。 しかし、そんな事情を知らない浅川は、呑気に笑いながらヘルメットを被る。 「ははは。お熱いこった。おれは街を撮影しに行くから達者で。また来年でも会おうな、素晴らしき友よ」 「二度と来んな」 誤解されたまま帆崎を置いて、浅川は夜の騎士へと戻っていった。 ―――その晩、サン先生はリオとハルカとヒカルと共に学園からの坂を下っていた。 愛車・ラビットを押しながらサン先生は、廊下での出来事のことを話している。 「帆崎先生から頼まれたときは、ちょっと驚いたよ。でも、事情を聞いたらさあ、ぼくも一肌脱ぎたくなってね」 「せ、先生!だからと言って危ないから廊下で暴走しないで下さいね!」 リオは子どものような数学教師を注意すると、大人のように髪を掻き揚げていた。 坂の下のコンビニでトラまんを奢ってあげるからと、サン先生はリオをなだめる。 彼らの後ろからエンジンの音が聞こえてくる。ライトの光が背後から照らされる。鋼鉄の黒馬に跨り、通り過ぎるのは他でもない浅川だった。 浅川は何も言わずに背中で「また来ちゃうからねー」と軽い口調で再会を誓っているのが分かった。 押していた自転車を止めてヒカルは呟く。 「また来るかな……」 「来るよ、多分」 尻尾を振ってサン先生は、池上祐一の新刊情報をプリントアウトした紙を眺めながら答えた。 妹の街は、嫌に物覚えが良い。 おしまい。
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/2011.html
「『Astrological Signs 黄道十二宮ヲ守護スル星ヨ Taurus Palace 地ヲ駆ケル金牛ノ角ヲ以テ運命ヲ穿テ 』!!!」 糸の砲弾が直撃する直前に唱えた詠唱・・・魔力を生み出す呼吸法でもある単語を吐いた瞬間、 界刺の髪に隠れている首の後方に刻まれていた―後ろ髪と『光学装飾』にて隠していた―魔法陣が脈動する。 ズガッ!!! 『赤外子機』が破裂した刹那、前方の地面が隆起し圧縮された土砂の『角』が迫り来る凶弾を迎撃した。『惑星の掟』における『十二宮』が一角である『金牛宮』を司る土属性の魔術で、 “保守”の意味を持つ+魔法陣に刻まれた文字の関係上界刺の場合は前方25cm先に2秒間しか展開できないが、魔術により隆起・強化した土砂の角で攻撃を防御する迎撃魔術である。 『キャパシティダウン』の影響もあるのか、糸の砲弾は迎撃された後も動く素振りを見せることは無かった。 界刺は超能力とは違う異世界の法則を行使することで絶体絶命の危機を脱することに成功した。 ブシュッ!!! 「グッ!!!??」 そんな束の間の安堵を感じた次の瞬間、“英雄”の左腕から血が飛び出て来た。まるで、“体の内側に存在する血管が破れた”かのような事象。 安堵と衝撃の間を揺れ動く“英雄”の自意識を無視するかのように、他の部位からも赤い液体が噴出し始める。 「(何・・・だ、こ・・・れ?まさ、か・・・儀式が不完全・・・だったの、か?)」 内側から引き裂かれるような激痛で混濁する意識を必死に保とうとする界刺は、自身の不手際を疑う。彼は知らない。儀式はちゃんと成立していたのだ。 これは、能力者が魔術を行使した時に発生する“副作用”才能の無い人間が才能のある人間へ追い着くために作られた技術を、 元からある才能を開花させるべく脳をいじくった人間が使った時に生じる“反動”である。その一例が・・・今の『血管への過大負荷』である。 「ガハッ!!ゴホゴホッッ!!!」 口内に喉の奥から上って来た血が満ちる。それを漏れ出る咳きによって吐き続ける界刺。蹲り、残骸である駆動鎧のパーツの上から一歩も動くことができない。 今まで味わったことのない激痛が界刺を苛む。このままでは出血多量による死さえ起きかねない彼の下へ、ようやく来援達が到着した。 「界刺さん!!界刺さん!!!」 「これは・・・!!!すぐに勇路を呼ばなければ!!!」 「稜!!大丈夫!!?」 「何とか急所は・・・。それよりアイツを・・・!!!」 真っ先に駆け付けた水楯が界刺の惨状から、すぐに『粘水操作』を用いて血液の循環の安定を図る。 同じく彼の状態の切迫さを目の当たりにした159支部リーダー破輩は携帯電話によって直接勇路へ連絡を取る。 他方176支部リーダー加賀美は近隣で這いずっていた部下の神谷を介抱しながら、神谷の意見もあって界刺の下へ近寄っていく。 「ひ、酷い・・・!!水楯さん!!これって・・・!!」 「色んな血管が破れてる!!今は何とか私の能力で血液を循環させているけど・・・破輩先輩!!勇路先輩はどれくらいでこちらへ!?」 「すぐに向かって来る!!あいつの脚力を考えれば10分も掛からないだろう!!加賀美!!神谷の怪我は!?」 「急所は外れてるので、手持ちのキットで応急処置可能です!!というか、今やってます!!」 「そうか・・・神谷!!これもあの殺人鬼の仕業か!?」 「・・・わかんねぇっすわ。急に地面が隆起して野郎の攻撃と衝突したと思ったら、どういうわけかコイツの体から血が噴出し始めて・・・」 「わ、私も見たけどあの隆起は一体何なの!?界刺さんは光学系能力者だし・・・私達以外の能力者の仕業だったり・・・」 「今はそんなことはどうでもいい!!!界刺さんの容態安定が最優先よ!!!」 「あっ・・・ごめん、水楯さん」 怒声混じりの大声が少年少女達の間を飛び交う。ここに居る者達の誰もが冷静では無かった。殺人鬼の猛攻に意味不明な事象の連続が彼等彼女等の精神を磨耗させていた。 とにもかくにも、この中で一番重傷である界刺の治療が最優先である。勇路が到着するまでの間を何としてでも凌がなければならない。 水楯は『粘水操作』のコントロールに全神経を集中し、破輩は椎倉へ連絡を着けながら周囲の警戒に当たり、加賀美は対外傷キットを使って神谷へ治療を施していく。 ビュン!!ビュン!!ビュン!! 「「「「!!!??」」」」 数分が過ぎた頃、彼等の付近に異変が起きた。地面の至る所に埋没していた糸の弾や、夜空を覆っていた蜘蛛の巣が突如として飛び去って行ったのだ。 再びの攻撃を警戒する破輩達だったが、一向に攻撃が向かって来る気配が無い。これが意味するのは・・・果たして? 「破輩先輩・・・どう思いますか?」 「加賀美・・・。不気味だよ。率直に言って。あれ程執念を見せていた界刺の抹殺を何故仕掛けて来ない?今の界刺なら、トドメを刺す絶好の機会の筈なんだが・・・」 「俺達を恐れて・・・ってタマじゃねぇよな」 破輩・加賀美・神谷は、殺人鬼の健在を知ったが故にトドメを刺しに来ない“怪物”の意図を図りかねる。 自分達を恐れて・・・などという理由では決して無いだろう。ということは・・・ 「奴が戦闘続行可能な状態であると仮定するなら、考えられる理由は1つしか無い。つまり・・・」 「界刺さんの抹殺より重要な要件ができた・・・ですね?」 「野郎のそもそもの目的は『ブラックウィザード』の殲滅・・・ってことは!!!」 本来の目的である『「ブラックウィザード」の殲滅』を界刺の抹殺より優先しなければならない事態になったということ。それしか考えられない。 先程の糸の“回収”も、全ては『「ブラックウィザード」の殲滅』に必要な物資を集める必要があったからだろう。 彼等彼女等の心中に湧き上がる大きな危機感・・・それを確定させる『声』が戦場に木霊する。 「『ブラックウィザード』のリーダー東雲真慈の確保に成功!!!繰り返す!!!『ブラックウィザード』のリーダー東雲真慈の確保に成功!!! 同時に拉致された一般人全員の救出にも成功!!!これより、『ブラックウィザード』の残党を確保することに傾注されたし!!!」 北部方面の駆動鎧部隊を率いる部隊長が『ブラックウィザード』の気勢を削ぎ落とし、味方を鼓舞するために施設内に響かせた“弧皇”の確保を告げる『声』が。 「「「・・・・・・」」」 破輩・加賀美・神谷は、味方を鼓舞する筈の『声』を耳にして数十秒もの間“言葉を失っていた”。そこから思考を働かせて言葉を口にするのには分単位も掛かってしまった。 拉致された一般人全員の救出に成功したことも、『ブラックウィザード』のリーダー東雲真慈の確保に成功したことも、本来であれば非常に喜ばしいことだ。 しかし、この放送の直前に殺人鬼が退いた理由を考えると全くもって喜ぶことができない。あらゆる肯定や否定を心中で繰り返した果てに結論付けた推測。 図らずも3人共見解は一致していた。まず間違い無い。あの殺人鬼は・・・“止まらない”。 「あの野郎・・・この期に及んでも、まだ『ブラックウィザード』を殲滅することを諦めてねぇな!!?」 「いや・・・このタイミングなら瓦解寸前の『ブラックウィザード』全体を狙ったりはしない筈。狙うなら・・・」 「東雲真慈か!!北部方面の駆動鎧部隊は手薄になっているし!!位置的には狐月達が居る西部侵攻部隊が一番近・・・(ピピピ)・・・うん?」 加賀美先輩!! 「その声は・・・狐月!?」 現状から殺人鬼の意図を看破した者の1人である加賀美の通信機から、警備員と行動を共にしていた部下の声が流れて来る。 破輩や神谷も通信機を操作して斑の声を受け取れるようにした。そんな中。声の端々に納得感が溢れる斑が告げるのは・・・殺人鬼の意図を看破した加賀美達にとって非常にマズいこと。 先程新“手駒達”130名全員確保できました!!他の新“手駒達”もあの東雲も確保できたようですし、後はあの殺人鬼だけですね!! 「そ、そうだね!!」 今、新“手駒達”の搬送を担当する者を除いた私達西部侵攻部隊と南部侵攻部隊が橙山先生の命令を受けて南西部へ向かっています!!! 神谷やあの“詐欺師”の奮戦を無駄にしないためにも、今度こそ皆の力を合わせてあの憎き殺人鬼を倒しましょう!! 「・・・えっ?狐月達は・・・“ここ”へ向かってるの!?」 ?そ、そうですが・・・ 「タイミングが良過ぎる・・・!!まるで、こちらの動きを把握しながら動いてるようだ・・・!!!」 斑が告げる『西部侵攻部隊と南部侵攻部隊の南西部への移動』は、北部方面へ強襲を仕掛けるであろう殺人鬼にとってとても都合がいい。 さすがに、あの殺人鬼の手先(スパイ)が風紀委員会に存在するとは思えない。よって、考えられる別の可能性としてあの“怪物”は何らかの手段を用いて 風紀委員会の動きを把握していることが挙げられる。能力か、付近に協力者でも居るのか、それとも・・・今の状況ではその手段を断定できないが、 少なくとも『西部侵攻部隊と南部侵攻部隊の南西部への移動』は風紀委員会にとって悪手であることは明白だ。 「斑!!すぐに東雲を確保した北部方面へ駆動鎧部隊を向かわせろ!!」 神谷!!?何だ、意外に元気そう・・・ 「殺人鬼は“ここ”には居ねぇ!!野郎は東雲の首を取るために北部へ向かった!!!」 何だと!!? 「狐月!!稜の言ってることは多分合ってるよ!!だから早く北部へ!!駆動鎧が少ない北部侵攻部隊じゃ、あの殺人鬼に対抗できない!!!」 りょ、了解しました!!! 神谷と加賀美の絶叫さながらの指示に危機感を強めた斑は、即座に西部侵攻部隊と南部侵攻部隊の部隊長に事の一刻さを伝えるために通信を切った。 この戦場における最大最凶のイレギュラーが、もはや大勢が決まったと言っていい風紀委員会と『ブラックウィザード』の戦いの終着を滅茶苦茶にするべく牙を剥く。 間もなく訪れる不確定な未来を案じる風紀委員達・・・の耳へ、まともな意識を保てていなかったあの男の声が届く。 「テ、テメェ・・・等・・・こ、んな所で道草を食ってる場合じゃ無ぇ・・・だ、ろ」 「界刺!?」 「界刺さん!!」 「・・・!!」 未だ焦点の合わない瞳を向ける“英雄”に風紀委員達は近寄る。か細い声しか出せない彼の声を一言一句も逃さないように。 「俺、に・・・構うな。テメェ等は、とっとと東雲の所へ行け」 「だ、だが・・・!!」 「俺ならしばらくは大丈夫だ。涙簾ちゃんが居るから・・・な。ゴホッ!!・・・・・・ハァ、ハァ。 勇路先輩も俺の治療で足止めさせんな。先輩の力は北部に居る連中に必要になる。だから・・・早く・・・」 「界刺さん・・・!!」 「加賀、美・・・神谷・・・テメェ等もさっさと行け。このままだと・・・網枷が死んじまうぞ?」 「「ッッッ!!!」」 「ガホッ!!・・・ハァ、ハァ。テメェ等・・・の落とし前を着けなきゃなんねぇんだろ?なのに墓前で着ける気かよ?・・・・・・そうなったら、絶対に後悔するぞ? 結末がどうなるにしろ・・・網枷が生きている内に落とし前を着けろ。リーダーとして・・・同期として・・・ガホッ!!グホッ!!」 「界刺さん!!喋らないで下さい!!」 咳きと共に血の塊を吐き出す界刺は、『他者のため』に必死に言葉を搾り出す。『俺のことより優先するべき事柄を優先しろ』・・・そう言っているのだ。 『自分』を最優先にする人間が、こんな状態になっても尚『他者のため』に言葉を贈ることができる。その有り様に、風紀委員達は感銘を受けざるを得ない。 「皆アアアアアァァァッッ!!!」 「勇路先輩が来た!!」 「神谷・・・“行くんだな”?」 「破輩先輩・・・はい!!」 「・・・・・・・・・加賀美。神谷。お前達は勇路と共に北部へ向かえ。私はここに残る」 「破輩先輩!!?」 「破輩・・・テメェ・・・」 「これは私の意志だ。『ブラックウィザード』ないし殺人鬼の協力者が付近に居るかもしれない状況下で、お前達を放っていけるか。加賀美・・・頼む!」 「・・・わかりました!!!」 突き刺さる界刺の眼光を無視しながら破輩は同じリーダーである加賀美(と神谷)へ想いを託す。 このすぐ後に到着した勇路―湖后腹は風路兄妹を護衛している春咲達の下へ向かった―に説明をした後に、彼へおぶられる形で加賀美達は南西部を後にする。 最後の最後で事態は風雲急を告げる様相を呈する。それを心身共に嫌と言う程実感する“風嵐烈女”は、文句あり気な“英雄”の治療に取り掛かり始めた。 加賀美達が南西部を離れる前・・・つまりは『惑星の掟』が発動した後、糸の牽引力そのままに遠方へ離脱したウェインは、 ある建物の屋上へ着陸した瞬間から数分間微動だにせずに荒い息を整えること集中していた。 「(ま、さかあの局面で『キャパシティダウン』を喰らわせに来るとはな。今後のため1度は“経験しておきたい”と前から思っていたが、よりにもよってこのタイミングとは・・・)」 【獅骸紘虐】に覆われた彼の様子は、外部からでは容易に察することはできない。だが、先程まで吐き続けていた荒い息が彼の身に起きた異常を証明している。 「(故に、奴に放った砲弾も演算力が低下した苦し紛れも甚だしいモノだった。あの時の俺は緊急回避と体内の制御に低下した演算の殆どを割いていたからな。 痛覚を抑制していなければ、あの演算さえ維持できていたかどうか・・・追撃を仕掛ける余裕も無かったしな。しかし・・・あの地面の隆起は・・・)」 息を整えた“怪物”は、離脱中に垣間見た不可思議な現象を脳裏に思い浮かべる。あれは奴の光学能力では無い。ならば、あの隆起は発生した理由は何か? 目にした光景からある答えを導き出そうとしていた“怪物”・・・の懐にある携帯電話から特徴的な音が漏れ始めた。 「・・・時間切れか」 それは“保険”。この戦場へ向けて空を翔け抜けていた際にコンタクトを取って来たある男の『申し出』をウェインは受けた。 携帯から漏れ出る音が示すのは、『本来の仕事に戻れ』というサインである。ここで言う『仕事』とは、『紫狼』の現リーダーである外野の依頼である。 それは、『本気』を出した上で『殺す』と明言した“英雄”からこの場は手を引くことを意味していた。 「フン、仕留め損なったか。忌々しいものだな・・・偶然という世界の理は。だが、悪くはない。やはり世界とはこうでなくてはな・・・。よかろう。次は必然に変えてくれる」 “世界に選ばれし強大なる存在者”は、世界が齎した―“英雄”が『アレ』に触れた―偶然に不満気と満足気の両方を混ぜた表情を浮かべながらうるさく鳴り響く携帯に出る。 その先に居る顔なじみから受け取った情報にて、現在の状況を全て把握した“怪物”は操作範囲下に存在する糸を大小問わず全て上空へ集結させる。 組織が瓦解寸前となった今、標的は『ブラックウィザード』のリーダー・・・東雲真慈に定まった。 準備を整えた“怪物”は、レーダーから逃れるための『撹乱の羽』を纏ったまま夜の『闇』を翔け抜けていく。 課せられた仕事を完遂するために、【鏡界】から解き放たれた暴虐の主は最後の強襲に打って出る。 「くそっ!!放せ!!!」 「妙な真似をすれば、最悪暴徒鎮圧用のスモークが待っているぞ!!さっさと歩け!!」 「ど、どうしてこんなことに・・・」 暴徒鎮圧用スモーク対策として特殊なマスクで顔を覆った警備員に急かされる永観と智暁。焔火と固地によって拘束された2人は、 施設内北部にある空き地にて北部侵攻部隊の警備員達に引き渡された。彼等だけでは無い。警備員・成瀬台及び178支部・『協力者』の活躍により、 北部方面で抗戦していた『ブラックウィザード』の構成員達は殆ど確保されていた。“巨人”を操っていた殻衣や真面に秋雪も焔火達と合流し、今まで戦っていた敵が連行されていく姿をずっと見詰めている 警備員の高速車両が照らすサイレンの赤が夜の闇を切り裂く中、沈黙を守っていた風紀委員達が思い思いの言葉を呟いていく。 「リーダーも確保したし、東部の戦いも閨秀先輩や『シンボル』の不動先輩達の加勢もあってようやく大勢が決まったって浮草先輩から連絡あったから・・・これで何とかなるかな?」 「そう・・・ね。・・・。まだ全部の戦闘が終わったわけじゃ無いから気は抜けないけど、1つの区切りは付いたんじゃないかな?」 「やったじゃない、緋花!お姉さんをその手で救った緋花の勇姿・・・きっと私は一生忘れないわ!」 「ハハハ・・・秋雪先輩はその場面に居なかったですけどね」 「・・・・・・」 全体としては完全に戦闘が止んだわけでは無い。遠方からは、最後の抵抗なのか散発的に銃声が聞こえて来る。 しかし、東雲他大勢の構成員達を捕まえた上に罪無き一般人を全員救出できた事実は、真面・殻衣・秋雪・焔火に確かな満足感を与えていた。 救出した一般人は、既にこの戦場から離脱している。後は残党狩り及び南西部に居る“怪物”への対処。 位置的には前者の役割を宛がわれている彼等彼女等は、今後の方針を警備員と協議するためにここへ集まっている。 そんな中1人険しい顔付きを保っている固地の瞳に、血塗れになった巨漢2人が互いに1人ずつ気を失っている人間を抱えながら駆けて来る姿が映る。 「・・・焔火。お前の“ヒーロー”が帰還したぞ」 「えっ?・・・み、緑川先生!!だ、大丈夫ですか!!?」 「おぅ、緋花か!!なぁに、この血の殆どは俺のモノじゃ無い!!左腕を銃弾が貫通したが、こんなモノ唾でも付けておけばあっという間だ!!ガハハハハ!!!」 「・・・プッ!先生らしいなぁ・・・」 豪快に笑う緑川の姿につい噴出してしまう焔火。かつて、自分を助けてくれた時もこうやって血塗れになりながらも平然としていた。 自分が憧れた“ヒーロー”。自分の原点とも言うべき漢の有り様をもう1度強く胸に刻む。彼とは違う“ヒーロー”を歩むために。 「寒村・・・ソイツが東雲か?」 「あぁ、そうだ!!全く、寝顔は我輩達と変わらぬ年相応の少年だというのに・・・何処で道を間違ってしまったのであろうな?」 「(・・・いやいやいや)」 「(寒村先輩の寝顔と私達の寝顔を一緒にされるのは・・・!!)」 固地の確認に、寒村は『筋肉超過』にて完治している腕に抱えた“弧皇”の寝顔に溜息を漏らす。 一方、筋肉ダルマと同じ寝顔扱いされたことに真面と殻衣は心中でツッコミを呟く。自分達は断じてあんなゴツい寝顔では無い。断じて。 「寒村よ!積もる話はあるが、今は戦闘の終結に力を注がねばならん!!東雲と伊利乃を北部侵攻部隊へ預け、戦線へ戻るぞ!!」 「了解ですぞ、師範!!」 寒村と緑川は、早々の戦線復帰を為すために拘束した東雲と伊利乃を北部侵攻部隊の警備員へ預ける。 『ブラックウィザード』のリーダーが実際に連行されていく姿を目の当たりにした焔火達は、長かった今回の事件が終結を迎つつあることを実感する。 緊迫した戦いを続けてきた中でできた安堵の感情。言い換えれば気の緩みとも表現される『油断』へ・・・ 風紀委員会本部から緊急伝達を受け取った―緑川達が居る場所からは離れている―北部侵攻部隊の部隊長が鳴らす警鐘が突き刺さる。 「各員へ次ぐ!!速やかに臨戦態勢を整えろ!!南西部に居たあの殺人鬼が神谷稜と界刺得世を破ってこの北部へ向かっている!!奴の狙いは東雲真慈だ!!!」 「「「「「!!!??」」」」」 風紀委員会全員を相手取っても勝ち得る可能性を有するあの“怪物”が、“弧皇”の首を取るべくここへ強襲を仕掛けて来る・・・という警鐘が。 「現在殺人鬼の位置は不明!!しかし、上空に奴が操作する蜘蛛糸が集結している!!速やかに東雲真慈をこの戦場から離脱さ・・・(ザザザッッ)」 本部からの情報を伝えていた部隊長の通信が途上で途切れる。最後の方に混じった雑音から察するに何らかの方法で通信を妨害されたのだろう。 北部侵攻部隊のトップを妨害する下手人は、今の状況から考えるとあの男しか居ない。 「焔火!!殻衣!!真面!!秋雪!!戦闘準備!!!」 「寒村!!来るぞ!!お前達!!早く東雲を離脱させろ!!」 状況の暗転を知った固地と緑川は、仲間達へ矢継ぎ早に指示を出す。焔火は『電流の鎧』を纏い、殻衣は再び“巨人”を生み出す。 真面は炎を、秋雪は風をそれぞれ発生させ、寒村は己が肉体を緊張させる。時間として数分程度であったであろう、しかし感覚としてはそれ以上に長く感じた刻(とき)を経て・・・ グン!!! 遂にあの“怪物”が姿を現した。上空に集結させた蜘蛛糸を引き連れる白の異形を初めて見る焔火達は、迫り来る死神の姿に息を呑む。 電波を撹乱する機器を使っているのか今尚電波レーダーが有効に機能しないが、光学センサーで代用することで迎撃の準備は一応整っている。 数としては少ないものの確かな戦力である駆動鎧部隊が実弾へ切り替えた対隔壁用ショットガンを上空へ向ける。 ギイイイイイイイィィィィィィンンンンン!!! ほぼ同じタイミングで、駆動鎧部隊の横合いから駆動鎧が1機現れた。機体に入っているマークから、それが北部侵攻部隊隊長の乗る機体であることが一目でわかる。 通信機器を破壊されているのか交信が取れず、他にも所々に損傷を抱えてる隊長機だったが、それでも殺人鬼を倒すために仲間の下へ駆け付けてくれたのだろう。 部下達は部隊長の勇敢なる行動に敬意を表しながら、ショットガンの引き鉄に指を掛ける。そして・・・ ドドドドドドドドンンンン!!!!! 「ギャアアアァァァッッ!!!??」 「グアアアアァァァッッ!!!??」 「隊長!!何を・・・ガアアアアァァァッッ!!!??」 掛けた指を引くことは無かった。何故なら、隊長機が手に持つ対隔壁用ショットガンが何と殺人鬼へでは無く味方の駆動鎧へ向けて発砲されたからだ。 至近距離から数発発砲すれば核シェルターの扉さえ抉じ開けるショットガンをまともに喰らい、駆動鎧に身を包む警備員達はその命を落としていく。 「な、何がどうなってんのよ!!?」 「固地先輩!!こ、これは!!?」 「とにかく、一旦後退しろ!!全員殻衣が作った『土砂人狼』で、“巨人”へ身を隠せ!!!」 突然の事態に理解が追い着かない秋雪と焔火の声を受けた固地は、狼型の『土砂人狼』への搭乗を命じる。 人の足より断然早いこの狼の機動力を用いて、隊長機の凶弾から逃れる。固地は目にした光景からある程度の推測を立てていた。 「(隊長とは別の人間が乗っているか、精神系能力で隊長が操作されているかのどちらかだろう)」 幸か不幸か、隊長機の砲火は駆動鎧に集中しているようだ。あんな凶弾が自分達の近くにでも放たれれば所詮は人間である身ではとても耐えられない。 殻衣が作った“巨人”でもあのショットガンは防ぎ切れないだろうが、遮蔽物が無いこの場において少々の時間は稼げる筈だ。 そう考え、何とか“巨人”の下へ辿り着いた固地達を・・・今度は本命である“怪物”が襲う。 ズドオオォッ!!! 空中へ侍らせていた糸のよって作成した巨大な長槍を射出し、“巨人”の胴の真ん中を貫いた。同時に長槍が小型の槍に分裂し、残った“巨人”の部位を跡形も無く射抜いていく。 固地が取った対処は裏目となり、念動力による制御を失った土砂と共に白の槍が風紀委員達の命を貫こうと疾る。 “英雄”が倒れた今、彼が提案した『仕事への迅速な復帰のために収拾が着かなくなる消耗戦に陥る可能性が高い「殲滅」を敢えて避けて、 実力を存分に示しながら中途半端な打撃を与え“治療による戦線復帰”が可能な状態に留めることで健在な人間を“巻き込んで”怪我を負った者を後退させる』必要は無くなった。 「走れ、殻衣!!!」 「はい!!!」 固地の指示を受けた殻衣が支配下に置いている狼達を全速力で走らせる。落下して来る土砂は各自の能力にて対処する。 火や電流が粉塵の中を飛び交う中、“怪物”が放った白の槍が降り注ぐ。明確に狙いを定めず、量にて潰すつもりの攻撃故に何とか回避し続ける狼達。 「キャッ!!?」 それでも、全てを回避することはできなかった。固地の後方を走る狼に搭乗していた焔火へ、蜘蛛糸の槍が突貫した。 『電撃使い』による身体強化も手伝って、反射的に身を捻って凶器から逃れる少女だったが槍は彼女が乗る狼の前半分を粉砕する。 「焔火ちゃん!!!」 「焔火さん!!!」 「緋花!!!」 破壊された衝撃で宙へ身が投げ出される焔火の悲鳴に、真面・殻衣・秋雪が蒼白の表情を浮かべる。 殻衣は現在構成中の狼の操作に全神経を集中させているので、焔火を防護する土砂を咄嗟に操作することができない。 真面の炎も秋雪の風も殺人鬼の蜘蛛糸には通じない。そして、磁力を使いこなせない焔火は空中に投げ出された今、槍に対する回避手段を講じることができない。 「焔火!!!」 少女の命を貫かんと、白の槍が猛烈な速度で飛来する。迫り来る槍を瞳に映す焔火は、スローモーション化する感覚の中で“彼”の必死な声を確かに聞いた。 だから目を槍から切った。そんな声を出す“彼”の方が何故か気になった。そして目撃する。禍々しい凶悪な瞳を浮かべる彼の必死な形相を。 故に・・・手を伸ばした。あんな表情をする“彼”ならきっと・・・自分を助けてくれる。そう信じて。 『俺の手を取るか取らないか・・・それは君が決めたまえ。後悔しないために・・・君自身の意志で』 土砂を迎撃するために操っていた水のロープを宙へ浮く焔火の手首へ巻き付けた“『悪鬼』”は、全力で少女を引っ張り上げる。 かつて自分を救った“天才”が問い掛けた『選択』を思い出し・・・彼の手と少女の手を重ね・・・『掴む』と決断した少年は焔火の手を掴みながら彼女を自分の前に乗せる。 「固地先輩!!あ、ありがと・・・」 「しゃがめ!!前が見えん!!!」 「は、はい!!!」 礼を言おうとした少女に怒声を浴びせる少年の声に、何処か照れが混じっていたように感じられるのは自分の気のせいでは無いだろう。 未だ水のロープが巻き付いたままの焔火は固地の指示通り身をしゃがませる。土砂も糸の槍も何とかやり過ごした。ここからが反撃の時。そう考えていた少女を・・・ ビュン!!! 少年は水のロープを用いて放り投げた。正確には真面が乗る狼の方へ。その意味を理解できずに再び宙へ投げ出された焔火は眼前の光景を目に焼き付ける。 彼女の視線の先には・・・分厚い水のヴェールを纏って狼から跳んだ“『悪鬼』”と・・・彼へ対隔壁用ショットガンを向けた隊長機の姿であった。 ドン!!! ショットガンが火を吹いた。放たれたショットシェルは狼を粉々に砕き、発砲直前に水の操作も加味した回避を行った固地を爆圧によって軽々と吹き飛ばした。 彼のトレードマークである帽子も吹き飛び、自身も勢い良く地面を転がる固地を焔火は血の気を失った顔で凝視する。 やがて止まった彼は、爆圧によるダメージと地面への激突でその身をピクリとも動かすことが無かった。本当に・・・ピクリとも。 「固地先輩!!!!!」 ショットガンの脅威など、最早焔火の眼中には無い。自分を救い、自分を庇った彼の下へ走ることしか考えられなかった。 彼女を受け止めた真面の乗る狼かた跳び下りた少女は、一直線に固地の下へ向かう。無論、それは他の仲間も同じ。狼を繰る殻衣の手で少年少女達は倒れた仲間の下へ向かった。 「(『当たらず』。あの殺人鬼のせいで、直撃させられなかったか)」 隊長機に搭乗する人間・・・『ブラックウィザード』の構成員・・・のフリをしていた忍者戸隠禊は、“『悪鬼』”へ追撃を与えようとして同じ駆動鎧に邪魔を喰らっている。 最初は混乱に乗じて攻撃を仕掛けていたが、さすがに相手もやられたままでは終わらないようだ。 戸隠が操る隊長機も半ば半壊していたことがその証明である。また、あの殺人鬼もこちらにとっては脅威以外の何物でも無い。 そろそろ、この機体を捨てた上で場所を移動する必要があるのだ。 「(『止むを得ず』。この混乱に乗じて東雲達を始末して、早急にここから離脱を・・・)」 戸隠は、リスクを覚悟してここで東雲達を始末することを決断する。敵の砲火を掻い潜りながら、連行されていた東雲達の位置を確認しようとする・・・が。 「希杏!!さっさと来い!!」 「うん!!」 「(・・・『上手くいかず』。一連の衝撃と轟音で目を覚まし、混乱を突いて警備員の銃を奪取した後に錠を破壊したというわけか)」 センサーに映ったのは、意識を回復した東雲と伊利乃が警備員の隙を突いて銃を強奪し錠を外して逃亡する姿である。 不覚にも、自分が仕掛けた攻勢―殺人鬼への防壁対策及び東雲暗殺のために風紀委員会を混乱へ堕とす―が“弧皇”達を目覚めさせる引き鉄となってしまったようだ。 「(『許さず』。俺が“弧皇”の首を取ってこそ意味がある。殺人鬼如きにくれてやるもの・・・(バァン!!)・・・グッ!!」 “弧皇”達の逃亡と殺人鬼への苛立ちから生まれた隙を警備員に狙われ、重要な武装であるショットガンを破壊されてしまう戸隠。 このままでは派手に動く東雲達が殺人鬼の目に止まることは確実。もし、自分が仕留められてもその後に殺人鬼の手で自身が殺される可能性が高い。それだけは決して認めるわけにはいかない。 「(『迷わず』。こうなれば、一先ず東雲達の逃亡を援護し、殺人鬼の目から逃れた後に首を取ることにするか。東雲の戦術はこの場からの脱出に役立つしな)」 事ここに至って、戸隠は暗殺対象である東雲達の逃亡を援護することで確実な暗殺環境を整えることを決意する。 使い物にならないショットガンを放り捨て、逃亡を図る東雲達の下へ向かう。彼の付近に居れば、警備員も無闇にショットガンを使用することはできない。 「『心配せず』。大丈夫か、2人共!?」 「その声は・・・戸隠か!?」 「そうだ。蜘蛛井の指示によってここへ来た。例の作戦の準備が整った。2人共俺に乗れ!!」 「希杏!!」 「えぇ!!」 「ハァ・・・ハァ・・・くそっ!!」 「『筋肉超過』でも、この傷はすぐには塞げれぬか・・・!!!」 接近して来る駆動鎧に警戒する東雲と伊利乃は、味方の来援を確認した後に素早く彼が操作する駆動鎧の腕に乗り、この場から脱出していく。 折角捕らえた“弧皇”の逃亡を許す形となった警備員は、直後に殺人鬼の強襲を受けて満足に動くことすらできない状況となっていた。 緑川や寒村も、命はあるものの戸隠と殺人鬼の同時強襲を受けてすぐに動けない状態となっていた。 「ハァ、ハァ・・・ぼ、僕は・・・僕はこんな所で終われない。終われないんだあああああああぁぁぁぁっっっ!!!!!」 「ま、待って下さい永観さん!!!」 このような状況下で、別の場所で同じく連行されていた永観と智暁も強襲による混乱に乗じて脱走を図っていた。 『発火能力』と『熱素流動』の合わせ技で手首に火傷を負いながらも錠を外し、必死に当ての無い逃亡を試みる。 強襲のせいで警備員や風紀委員も自分達を追って来ない。今しか無い。今しか逃亡できるチャンスは無い。永観はあらん限りの力を振り絞って駆けていく。 ズドン!!! 「グフッ!!!??」 「永観さん!!?」 だがしかし、チャンスはチャンス止まりで終わる。逃亡のことしか頭に無かった永観の心臓へ遠距離から銃弾が叩き込まれる。 心の臓を貫いた銃弾に纏われているのは・・・蜘蛛糸。遠距離射撃を可能とする念動力補正の働いた狙撃。 「【鋏角紘弾】もどき・・・と言った所か。銃口に蜘蛛糸を纏わせ、狙撃と共に糸を纏った銃弾の速度を落とさずに射程距離を延ばす。 『ブラックウィザード』の残党共が使っていたこの銃は俺自身殆ど使ったことが無かったタイプだったが・・・まずまずのようだ」 念動力によって浮遊する狙撃主が独り言を呟きながら絶命した永観の前に降り立つ。死亡を確認する“怪物”は、すぐ近くで腰を抜かしている少女へ視線を向ける。 彼がここに居る理由は彼女・・・仰羽智暁にある。『紫狼』と『ブラックウィザード』を掛け持ちしていた江刺から得た情報から外野が推測した可能性。 『申し出』をしたあの男なら間違い無く知っているであろう『仰羽』という名字が意味するモノ。 「貴様が・・・仰羽智暁だな?」 「わ、わた、私・・・の名前を・・・ど、どど、どうし・・・グホッ!!!」 「尋問は後にしよう。どうせ、“いずれわかることだ”」 永観の絶命を目の当たりにしたショックから全く立ち直れていない所に自分の名前を知られている恐怖が加わり歯をカタカタと震わせている智暁を速攻で気絶させ、糸でグルグル巻きにする。 彼女の捕獲も“できれば”という条件の下今回の依頼に含まれていた。それを果たした“怪物”は、いよいよもって標的の始末へ向かう。 場所はすぐに割れる。後は自分がすべきことを為すだけ。智暁を包んだ糸袋を抱えながら、『闇』濃い“怪物”は飛び立って行った。 「花多狩。雅艶達を頼むぞ」 「・・・行くのね?」 「あぁ」 「麻鬼。武運を祈ってるぞ」 「フッ・・・啄からそんなまともな言葉を贈られるとはな。・・・わかってる」 戸隠と“怪物”が強襲を仕掛けた地点から東北方面へ場面は移る。灰土が操る車両に集結した『協力者』は、先程まで“手駒達”の奇襲を受けていた。 真珠院の証言で、襲撃者である“手駒達”は『太陽の園』を襲った者達であることが襲撃後に判明している。つまり、光学系・電気系・精神系能力者で固められていたのだ。 ここに来るまでに風紀委員会と遭遇していてもおかしく無い筈だが、『太陽の園』でも見せた偽装能力で潜り抜けたのだろう。 『ブラックウィザード』の瓦解や新“手駒達”の救出の報を受け、戦場から単独で離れていた―構成員達を連行していた車両と類似していた―所を目に付けられたのだろう。 それでも光学偽装は雅艶の『多角透視』にて即座に見破り、峠の『暗室移動』とのコンボで『協力者』は“手駒達”を次々に無力化していった。 だが、“手駒達”の素性を知るのが真珠院のみであったことが災いした。光学偽装が展開されていた都合上、“手駒達”を実際に『見た』のは雅艶のみである。 彼は迎撃の最中に精神系“手駒達”の干渉を受け、車内で突如暴れ出してしまった。林檎の『音響砲弾』が雅艶達過激派に接続されていなかったのも一因である彼の暴走を、 相棒である麻鬼が力尽くで抑え込んだ。その直後橙山から緊急連絡が入り、彼女が語る内容―殺人鬼の襲来―に驚愕したのは物の数分程。 この数分が過ぎた頃に車両の外から大きな爆発音が聞こえて来たのだ。最終的には『音響砲弾』を接続した麻鬼・峠・真珠院と、 花多狩の指示を受けてタイミング良く帰還した啄・ゲコ太・仲場達の力にて“手駒達”を何とか鎮圧した。 引き換えに『多角透視』を持つ雅艶を気絶させてしまったので、有用性の高い戦場把握手段を失ってしまったが。 「・・・わかったわ。峠。彼のサポートをお願い」 「うん。菊達も・・・・早く」 「えぇ。灰土さん」 「あぁ」 ある決意を固めた麻鬼の背中を友のサポートとう形で押す花多狩は、灰土に離脱の合図を送る。 花多狩、灰土、啄・ゲコ太・仲場、雅艶、林檎、真珠院は橙山の指示に従い早急に戦場を離脱していく。 戦闘によってボロボロになった地面を盛大に土煙を上げながら疾走する大型車両を見送った麻鬼は、傍らの少女に声を掛ける。 「干渉を受ける前の『多角透視』による情報で、同輩の居場所は大体割れている。ついでに、付近で寝転がっている“仲間”を回収するぞ?」 「・・・クスッ。了解」 残る麻鬼と峠は『暗室移動』にて姿を消した。行き先は唯1つ。麻鬼天牙の『ブラックウィザード』討伐参加の個人的な理由・・・同輩網枷双真の下。 「・・・本当に酷いやられ様だな。左腕なんか、想像したくない方向へひん曲がってるし」 「・・・・・・まぁな」 北の方角から轟音が聞こえて来る中、今までの激闘が嘘のように静寂さを一気に取り戻しているここ南西部で破輩は横たわる界刺に声を掛ける。 彼女も色んな負傷を抱えていることもあって、残骸と化している駆動鎧のパーツへ背を預けながら会話を続けている。 「・・・水楯は何をしてるんだ?あれ程お前から離れることを嫌がっていたあいつが、一転して私にお前を任せてウロウロ探し物をしているようだが」 「・・・大体見当は付いてるだろ?」 「・・・まぁな。まぁ、“3条件”を呑まされてるし今回は黙認してやるよ」 破輩の視線の先には、だて眼鏡を掛けた水楯が水を操りながらウロウロと拾い物をしていた。今の所は容態が安定しているとは言え、 界刺を1番に考える彼女が自分に彼を任せて場を離れるなんて真似を普通する筈が無い。その理由に破輩は大体の見当が付いていた。 「(こいつの切り札であるあの警棒が殺人鬼との戦いで破壊してしまったために、その破片を1つ残らず回収する羽目になった。 おそらくあの部屋で電磁波へ細工した機材もあの警棒・・・他にも色んな機能が備わっていそうなあれを私達に回収されるわけにはいかないということだな。 あのだて眼鏡が破片回収の役割を負っているんだろうな。そして、『光学装飾』で水楯の『赤外子機』へ秘かに指示を出した・・・か。相変わらず抜け目のない奴だ)」 殺人鬼との戦いの終わりに見た『警棒の破裂』。界刺にとっては切り札―加えて秘中の秘―であったであろうあの警棒の“中身”を分析されるわけにはいかない。 故に、水楯へ指示を出して回収させているのだろう。自分達をここから離れさせたかった理由の1つにも含まれていそうな“詐欺師”のズル賢さに思わず苦笑してしまいそうだ。 「・・・・・・破輩」 「うん?何だ?」 「・・・・・・済まなかったな、その傷。湖后腹にも後で謝るわ」 「・・・・・・あぁ。そうしてやってくれ」 界刺の充血した黒の眼に、血の滲む少女の左太腿が映る。【雪華紋様】にて焼き貫いた破輩の傷跡を目に焼き付ける彼は少女へ謝罪する。 これはけじめ。“3条件”などでうやむやにするわけにはいかない領域。彼女と共に右太腿を焼き貫いた湖后腹へも同じく。 「・・・・・・界刺」 「・・・・・・何?」 「・・・・・・済まなかったな。ちょっとお前に押し付け過ぎた」 「・・・・・・別に。気にすんなよ。俺は俺のやりたいようにやっただけ・・・(ギュウゥ~!!)・・・いてて!!」 「予想通りの言葉を吐くな、お前は。予想通り過ぎて却ってムカつくぞ?」 「俺怪我人!!重傷者!!」 「そんな風に叫べるなら大事無いだろ?」 事前の予想通りの言葉を吐く口の減らない男の頬を思わず抓ってしまう破輩。こちらが、どれだけ心配したのかをまるでわかっていない。 自責の念を抱える少女は頬を擦りながらブツブツ文句を垂れ流してる少年に呆れながら、それでも彼に託されたモノの報告をきっちり行う。彼と同じリーダーとして。 「・・・鏡子は何とか助けたぞ?風路や湖后腹のおかげだけどな」 「・・・・・・あんがと」 「・・・・・・なぁ、界刺?この際だから言わせて貰うがな、私は今回お前が背負ったモノを何が何でも奪い取って背負うつもりだぞ?」 そして、報告の後に宣言するのは同じ荷を背負う意志の表明。1人の風紀委員として、1人の人間として彼を・・・彼等を守りたい。 治安組織やボランティアという括りを越え、どちらが上でも下でも無い真の意味で対等な関係を築きたい。 同じリーダーとして彼と肩を並べて立ちたい。そう、“風嵐烈女”は決意する。こんなことを言えるのは今回限りかもしれない。だから言う。胸に秘めた想いを全てぶちまける。 「今回のことでお前達が不利益を被るなら、私達がその不利益を排除する!お前達に害が及ぶなら、私達がお前達を守る! お前達へ悪影響が向かうのなら、私達の手でその悪影響を取り除く!ボランティアを守って何が悪い!! 悪くさせる連中は、私達が命を懸けてブッ飛ばしてやる!!この破輩妃里嶺が明言する!!!」 「・・・・・・」 「私達は敵対する必要なんか無い!!お前達と私達は対等な関係なんだ!!同じ世界を生きる人間同士なんだ!!少なくとも、私はそう考える!! 私達は必ずお前達と真に対等な関係を作り上げる!!他の誰でも無い、お前達と私達の手で!!だから・・界刺!!お前も私を頼ってくれ!!私達を頼ってくれ!! お前が考える結果は出せないかもしれない!!だが、可能な限り最善に近付けるように頑張る!!だから・・・・・・」 「・・・・・・やっぱそう見えてた?」 「・・・うん?」 「やっぱ、“ヒーロー”ってのは大事なモンが傷付くことを普通以上に恐れちまうんだなぁって。俺も自覚はあったし、神谷との会話でも実感したことなんだけどな」 「・・・はい?」 「いやね、俺ってば結構人を頼るタチなんだよ。重徳の時も桜の時もそうで、今回も『太陽の園』でそこら辺を言及したんだけど。 俺も俺なりの物差しで他人を頼る線と頼らない線を区切ってんだが、ようは自己満足でしか無いモンだから他人からしたら全然頼ってない風に見えちま・・・・・(ギュウゥ~!!!)・・・いてて!!!」 「何冷静に物事を振り返ってんだ、アァン!!?」 「痛い痛い!!!さっきより力が強いんですけど!!?」 「うるさい!!重傷者で無かったら、この何倍もの痛みをお前に与えてる所だ!!」 ほとほと呆れるとはこういうことを指すのか。こっちが必死に想いを訴えている所へ至極冷静に己を分析している様を見せ付けられたら誰だって腹が立つ。 これが界刺得世だと言われればそれまでだが、この男の頑強さは呆れを通り越して実に腹立たしい。 「・・・お前の本心は見え易いのか見え難いのかよくわからん。対等な関係を築こうと懸命になっているこちらの身も少しは考えろ」 「別に俺は頼んでいないけど?」 「・・・・・・そうかそうか。はいはい」 「だからさ・・・これは誰に頼まれたわけでも無い俺自身の意思なんだけど・・・今回の件限りで“3条件”は撤回するつもりだよ」 「そうかそうか“3条件”を撤回するつも・・・・・・・・・ハァ!!!??」 「債鬼の盗聴や盗撮データも返却するわ。あぁ、誤解の無いようもう1度言うけど今回の件までは“3条件”はきっちり適用されるからね?後は~」 「ちょ、ちょっと待て!!!話が飛躍し過ぎていないか!!?どうして“3条件”の撤回まで話が飛ぶんだ!!?それこそ、お前達にとって不利益じゃないか!!?」 破輩は話の展開に頭が追い着かない。何故今の会話から“3条件”の撤回へ話が飛ぶのだ?自身のことを最優先に考える彼が、 自分達にとって不利益となる“3条件”の撤回を自らの意思で決断するとは中々に考え辛い。そんな彼女の思考を理解する少年は、真剣な表情で少女が示した覚悟に応える。 「元に戻るってだけだよ。不利益の領域にまでは入らねぇ。むしろ、“利益の領域に入る可能性の方が高い”」 「???」 「それにさ・・・・・・俺達と対等な関係を築こうと懸命になってるお人好しがこれからドンドン突っ込んで来るんだぞ? だったら、俺も“3条件”なんて邪魔なモンを引っ提げてたら対抗できねぇっつーの。他人の言われるがままだったら、勢いに呑まれるっつーの。 やるなら俺の意思だ。どっかのお人好しが示して“くれた”覚悟に応えるっていう俺の意思で・・・俺を最優先にする俺の意志で・・・だ」 「・・・!!!」 「ハァ・・・俺の周りは本当にお人好しばっかが集まってやがるからしんどいわ。“独り”だった頃が懐かしいぜ。・・・・・・まっ、悪く無ぇけどな。んふっ」 常のような胡散臭い笑みと減らず口の中に含まれた“英雄”の本音を今度はしっかり理解する“風嵐烈女”。 彼の心中全てを理解できたわけじゃ無い。そもそも、心を読む能力者でも無い限り他人の心を完璧に把握することは不可能だろう。それは自分も同様に。 でも、確かに繋がった。このやり取りの中確かに彼と自分の心が繋がった気がした。少女は思う。これは気のせいなんかじゃ無い。絶対に。 「あぁ・・・・・・負けちまったなぁ」 「・・・・・・悔しいのか?」 「悔しい。メチャクチャ悔しい。こりゃ、後で斑達にボロクソ言われるぜ。『カッコ付けた結果がこれかよ!?』ってな具合で」 「・・・おそらく言わないと思うぞ?お前の果たしたモノの大きさを・・・彼等は十分知っている筈だ」 「そうかねぇ~」 「そうだろう」 「実は殺さなくてホッとしてる・・・感覚もある」 「・・・・・・そうか。まぁ、それが普通だ。お前は殺人鬼じゃ無いんだからな」 「しかしまぁ・・・悔しいぜ。本当に・・・悔しいわ」 「・・・界刺?」 殺人鬼相手に最終的には敗北してしまった“英雄”の途切れることの無い愚痴に付き合っていた破輩は、ふと彼の声が小さくなったことを怪訝に思い彼へ視線を向ける。 見れば、動く右腕で目元を覆い隠している界刺の歯噛みする姿があった。その様はまるで・・・ 「(・・・・・・見なかったことにしよう。きっと、後で恥ずかしがるのは目に見えているし。何より私だけの特権にしたいしな)」 彼から視線を外した“風嵐烈女”は、今目にした光景を自分の記憶の中だけに締まって置くことを決める。 貴重なモノを見たというか、今後も見ることは無いだろうとさえ半ば本気で思っていた光景を瞳に映してしまったバツの悪さも手伝って。 「なぁ、界刺?」 「・・・・・・何?」 故に、空気を変えるために少女はある質問をする。答えは容易に想像できるが、敢えて問いたかった。彼が“閃光の英雄(ヒーロー)”である今この時にしか聞けない質問を。 「今回“閃光の英雄(ヒーロー)”であったことを・・・後悔しているか?」 最初は成瀬台に蔓延っていた“不良”を自分の都合のみで叩き潰していた姿から名付けられた“自分のことしか考えない無責任な英雄”を象徴する名前だった。 あれから年月が経ち、あの頃とは違う信念を抱いた新しい“閃光の英雄(ヒーロー)”として望まぬ戦場へ赴き、結果として敗北してしまった“ヒーロー”。 普通なら後悔の1つや2つを抱えてもおかしくない結果を出してしまった『自分を最優先に考える“ヒーロー”』は、しかし寸毫の躊躇も無く即答する。 「するわけねぇじゃん。俺は今夜限りの“閃光の英雄(ヒーロー)”になるという選択を後悔したりしねぇし否定しねぇ。俺の信念に懸けて」 「・・・フフッ。そうか」 これも予想通り。そのわかりやすさが何だか愛おしくて、彼の碧髪を思わず撫でてしまう。当然“英雄”の迷惑そうな視線を無視する“風嵐烈女”は、 ダークナイト の回収を終えて戻って来た同じ碧髪の少女に睨み付けられるまで撫でる手を動かし続けたのであった。 「神谷君!お腹の怪我はどうだい!?」 「勇路先輩のおかげで大分・・・これなら加賀美先輩達の足を引っ張らずに済みそうだ・・・!!」 「私は怪我をしていてもしていなくても稜が足手纏いなんて思ってないからね!!」 「・・・ウスッ!!」 南西部から北部方面へ疾走する勇路・神谷・加賀美は中央部と北部の中間辺りに居た。先程まで鳴り響いていた凄まじい轟音はパタリと止んでいる。 その静けさに悪寒を止めることができず、唯祈ることしかできない風紀委員達へ回線が繋がっている本部から重要な情報が伝達される。 勇路!!お前はそのまま北部へ急行しろ。現場からの情報だと、強襲を仕掛けたのは殺人鬼と北部侵攻部隊の隊長機に身を包んだ戸隠のようだ!! 「・・・部隊長の安否は?」 わからない・・・が、ついさっき西部と南部の駆動鎧部隊が現場へ到着した。彼等が捜索等を主導するだろう 「じゃあ、北部の戦闘はもう・・・」 加賀美。お前の思っている通りだ。既に戦闘は終わった。殺人鬼も消えた。そして、戸隠の手引きで東雲真慈と伊利乃希杏は逃亡した。連中の所在も不明だ 「・・・クソッ!!」 間に合わなかった。この土壇場で終着をひっくり返された。『ブラックウィザード』のリーダーである東雲真慈を逃がしてしまっては、今までの努力や犠牲が無駄になりかねない。 何としてでも東雲達の居場所を突き止め、もう1度確保しなければならない。そう考える“剣神”は椎倉へ所在の手掛かりを求める。 「椎倉先輩!!東雲達の逃げた方角はわかってるんすか!!?早くしないと逃げられ・・・」 いや・・・逃げられる所の話じゃ無い。もしかすれば・・・ 「椎倉。何か気掛かりがあるのかい?」 ・・・実は東部方面で一厘と鉄枷が戦闘した『ブラックウィザード』の構成員2人が能力強化用の薬物を飲んだ直後容態が急変し死亡している。 その内の1人がこんな発言をしているんだ。『戸隠の「薬」を使わせて貰う』・・・と 「ど、どういうことだよそりゃあ!!?」 わからない。だが、戸隠と実際に戦闘していた冠の情報を総合すると奴は仲間である構成員相手にすら自分の素性を隠していたみたいだ。 もし・・・もしもだ。一般人の拉致の時に行動を共にしていた構成員が戸隠の素性を知っていたとして、彼等が俺達に捕まることで自分の素性が割れることを警戒した戸隠が、 “秘蔵の『薬』”という名目で口封じのために劇薬を仲間へ渡していたとしたら? 「ちょ、ちょっと待てよ。てことは・・・野郎の素性を知ってそうな幹部以上の連中を命懸けで助けたのは・・・!!」 この仮定が合っているなら、当然東雲達を殺すためだ。同じく東雲を狙っている殺人鬼が居る戦場でそれをしなかったのは保身のためだろう 椎倉の冷徹な推測が骨の髄にまで響いて来るようだ。今回の件では散々予想外なことが起こっているが、ここに来て『内部の裏切り』が表面化してくるとは想像だにしなかった。 以前粛清関連で内部対立の可能性を議論したことはあったが、『ブラックウィザード』の手際の良さにその可能性も消滅したモノとばかり考えていた。 しかし、この思考は間違っていた可能性がある。もし、この可能性が的中しているとしたら東雲達は死地へ招かれたことになる。 「それで?僕は怪我を負った人達の下へ行くとして、神谷君達は東雲達の捜索に当てるのかい?正直駆動鎧部隊の方が適任だと思うんだけど」 そうだな。・・・加賀美。神谷。お前達は勇路と別れて速見達の下へ向かってくれ。その付近に・・・網枷が居る 「「!!!」」 自分達を裏切った少年の名前が聞こえた瞬間体が強張る176支部風紀委員達。そんな2人の携帯電話に、速見の現在位置が送信されて来た。 データが示す地点へ目を向けると、爆炎と黒煙がもうもうと夜空へ立ち昇っていた。この戦場では見慣れた光景・・・そこに網枷双真が居る。 速見の話では、網枷が道連れ覚悟で車へ向けて発砲した結果爆発が起きたようだ。速見と行動を共にしていた荒我拳共々命には別状無いそうだ。 何でも爆炎を『空力射出』で吹き飛ばし、爆風は『空力射出』の気流操作で何とかしたそうでな。だが、両者共に身動きが取れない状態ではあるようだ 「・・・双真は?」 わからない。少なくとも速見達の視界に映る場所には居ないようだが・・・速見のような防御手段を持たない奴の場合は・・・。 だから、加賀美。お前達が行け。お前達の手で落とし前を着けて来い。いいな? 「・・・・・・はい!!!行くよ、稜!!!」 「了解!!!」 もはや命の有る無しすら不明な網枷の現況を知った加賀美と神谷は、勇路と別れて携帯に示された場所へ全力全開で向かう。 どのような結末になるにせよ、この落とし前だけは176支部風紀委員である自分達の手で着けなければならない。 加賀美は苦渋な表情を、神谷は悲愴な表情をそれぞれ浮かべながら目的地へ突き進む。彼と対面した際にどんな声を掛けるのか・・・それすらもわからぬまま。 「戸隠。駆動鎧の調子は?」 「『持たず』。どうやらここまでが限界のようだ。この後は逃走のために待機してある“手駒達”の力で突破する他無いだろう」 「ありがとう、戸隠君!!アナタが助けに来てくれなかったら、私も真慈も今頃連行される車の中よ。本当にありがとう!!」 「『要らず』。礼は要らない。むしろ、俺は自身の無力さに歯噛みしている。命令されていた東部戦線の防衛任務を独断で放棄したばかりか、 同じく連行されていた永観を見殺しにしたのだからな。傍に居た智暁もおそらく・・・済まなかった。『家族』を守れなくて」 「・・・!!!い、いいのよ!!戸隠君だってできる限りのことをしてくれた!!その行動と今の謝罪で十分だよ」 「・・・・・・」 逃亡の最中駆動鎧のカメラで何物かの狙撃を受けて永観が死亡したことを確認していた忍者の謝罪に“魔女”が涙声で応える。 蜘蛛井達が待機していた車両付近にまで逃亡して来た東雲・伊利乃・戸隠は、敗北が確実視されたこの戦場から脱出を図る具体的な作戦を講じるべく足を止める。 戸隠が纏っている駆動鎧は逃亡中に負った損傷も加えてここまでが限界のようで、彼は急いで重しになりかねない鎧を脱いでいく。 今回の逃走劇に用いた“手駒達”の援護で、風紀委員会の追手も煙に巻いた。後は、脱出する策を立てるだけである。 「戸隠。蜘蛛井に命じていた空間移動能力者の探索はどうなった?」 「『逃さず』。“手駒達”の力でそれらしき集団を発見し強襲した。どうやら、AIM系か視覚系能力者とのコンビだったようだ。 最終的には撃退されてしまったが、奴等の動きを鈍らせることには成功したようだ。俺達の逃亡を妨害して来ないことがその証明だ」 「逃亡ルートの策定は!?真昼や網枷君は!?」 「『慌てず』。現在蜘蛛井と共にあの車両の中で懸命に作業中だ。一応忍者である俺も手伝おうと思ったが、蜘蛛井に邪険にあしらわれた」 「あ、あぁ・・・。蜘蛛井君らしいね。と、とにかく網枷君達を手伝わないと!!」 「・・・・・・待て、希杏」 「な、何よこの大変な時に!!」 戸隠の何処までも冷静な言葉と態度に、知らず知らずの内に気が昂ぶり過ぎている伊利乃は蜘蛛井達が作業しているらしき車両へ急いで駆け寄ろうとする。 その後姿を常と変わらぬ目付きで見送っていた戸隠へ・・・“弧皇”が問い掛ける。 「戸隠。お前はこう言ったな。空間移動系能力者が含まれる集団を“手駒達”で襲ったと。そして、その能力者と組んでいるのがAIM系か視覚系能力者のようだと」 「・・・・・・」 「お前はどうやってそれを判別した?俺の見立てはこうだ。お前は逃走用に待機させていた光学系・電気系・精神系“手駒達”の大半を注ぎ込んだ。 各地の新“手駒達”を襲った空間移動攻撃は、小型チップという小さな標的を物の見事に潰していたそうだ。 ならば、強襲を仕掛けた“手駒達”のアンテナなど格好の的だ。また、コンビを組むのがAIM系か視覚系能力者という予測は光学偽装と電波偽装を施した故だろう?」 「えっ・・・?そ、それが事実なら私達はどうやってここから・・・」 「ここへ来るまでにもソイツ等を消費した。つまり、俺達がここから脱出できる可能性はかなり低いということだ」 眼帯を失った“弧皇”の左目が忍者を捉える。殺気さえ漂わせる東雲の強烈な視線を、しかし戸隠れは平然と受ける。 このやり取りに隠された真意に気付いた伊利乃は、信じたく無いという感情を露にしながら自分達を助けた少年を見やる。 「この感じなら、蜘蛛井達が逃走ルートを策定しているというのも嘘のようだな。俺達をあの車へ誘導して爆死させる腹積もりだったか? “手駒達”の支配権がお前にあるということは・・・蜘蛛井はお前の手で死んだのか?」 「!!!」 「・・・『面白からず』。やはり、“貴様”は一筋縄ではいかないか」 「・・・何処の回し者だ?永観を見殺し、蜘蛛井を殺したということは連中の仲間では無いということか?それとも・・・“逆に2人を抱き込んだか”?」 「『語らず』!!」 僅かのやり取りでこちらの狙いを見抜いた東雲に内心では舌を巻く戸隠は、風上である後方へ跳びながら缶ジュースのような容器を東雲達へ向けて投擲する。 “手駒達”の能力で駆動鎧から引きずり出した後に殺害した北部侵攻部隊隊長から奪取した暴徒鎮圧用投擲武器。 人体における顔面部位の粘膜を刺激することで五感を乱し、更には呼吸困難に陥らせる作用があるスモークが風に乗って噴出し、 銃器を持っているとは言えやはり直近に受けたダメージによって動きが鈍くなってしまっている“弧皇”と“魔女”へ及ぶ。 「グウッ!!?」 「ゴホッ!!ゴホッ!!」 「『教えず』。貴様が知る必要はない。何故ならここで死ぬのだから」 効果範囲から脱出し切れず多少のスモークを吸い込んでしまった。視力や聴覚は無事なものの、気管への刺激で呼吸困難に陥っている“弧皇”と“魔女”へ、 最期となる言葉を送るべく戸隠は冷酷な現実を突き付ける。彼が『ブラックウィザード』に身を置くのは単なる“依頼”でしか無い。 では、“依頼”とは何か?それは『ブラックウィザード』と繋がりを持つコネクションからの“依頼”。 東雲が自分達の手に負えない―切り捨てられるor下手を打ってこちらへ被害が及ぶ等―レベルまでになった際に彼を殺すことができる人材として白羽の矢が立ったのが『闇』に属する戸隠であった。 彼はある暗部の一員として忍者の再興を果たすべく暗躍を繰り返していた。そんな時に『闇』とパイプを持つコネクションから名指しで“依頼”された。 暗部所属、学園都市専属の殺し屋とは言え、ようは上層部の駒でしか無く何時でも切り捨てられる立場であった彼はこの“依頼”を大きなチャンスと捉えた。 『ブラックウィザード』と繋がるコネクションは学園都市上層部とも繋がりがあった。彼等の“依頼”を着実に果たすことでいずれは直接学園都市上層部とパイプを構築する。 忍者の再興が悲願の戸隠は、“表”の顔であった『気弱な国鳥ヶ原生』という立場を利用し、『ブラックウィザード』が攻勢を仕掛ける予定のスキルアウトへ“潜入”した。 彼の目論見通り“潜入”先を吸収した『ブラックウィザード』へ『本命』として“潜入”を果たした戸隠だったが、嗅覚の鋭い伊利乃の策に嵌ったのは不覚であった。 当時は暗部時代から培って来た演技とコネクション先から得ていた東雲の性質、そしてゆくゆくは東雲に取って代わるという野望を持っていた永観の取り成しで何とか凌いだ。 永観は戸隠へ疑惑が掛かった折に東雲から精神系“手駒達”を用いて記憶を洗うよう命じられていた蜘蛛井を説得し、戸隠の真の狙いを周囲へ告げなかった。 その代わり、将来の『ブラックウィザード』リーダー交代劇時に協力するよう戸隠へ約束を取り付けた。 戸隠としても“依頼”外である永観の言葉を拒否することは無かった。永観が新リーダーに就いてもいいと思っていた・・・・・・今回の件が起きる前はだが。 「『生かさず』。お前達の首級・・・この戸隠禊が貰い受ける!!」 風によって光や音を阻むスモークが流れる中、戸隠は拳銃を取り出し照準を“弧皇”へ定める。忍者が表舞台へ立つ礎として、『ブラックウィザード』のリーダー東雲真慈の命をこの手で頂く。 脱出用として予備の“手駒達”は待機させてある。人形と自分の実力ならここから逃れることは可能だ。そして、“手駒達”に東雲の首を取らせたりはしない。 今の“弧皇”に自身の銃から逃れる手段は万に一つも無いのだから。“依頼”達成を確信する戸隠が指を掛けた引き鉄を・・・ ブン!!! 引く前に夜の空気を文字通り切り裂いて数本の刀が飛来した。今まさに東雲を殺そうとしていた戸隠は、自分目掛けて飛来して来た刀を避けるために銃撃を中断せざるを得なかった。 俊敏な動きで華麗に避けた戸隠は、飛来して来た刀の持ち主に見当が付いていた。東雲を崇拝し、彼のためならば命は惜しく無いと常から豪語していた大男。 戸隠・・・そして東雲と伊利乃も彼の怒声を耳にする。憤激止まない形相で突貫して来る『ブラックウィザード』が誇る切り込み隊長の声を。 「戸隠えええええええぇぇぇぇぇっっっ!!!!!テメェ、東雲さんと伊利乃さんに何してんだあああああぁぁぁぁっっっ!!!!!」 啄の不意打ちを喰らって建物の3階からゴミ置き場へ墜落し、東雲捕縛の宣言を受けてすぐに東雲救出へ動き、様々な偶然・必然を経てここへ現れた阿晴猛の声を。 「阿晴君!!ゴホッ!!ゴホッ!!」 「伊利乃さん!!待ってて下さい!!あなた達へ銃を向けたクソ野郎を、今すぐに叩き斬ってやりますから!!!」 全くもって想定していなかった『家族』の来援に伊利乃は呼吸困難な状況下、持てる意地全てを動員して阿晴の名を叫ぶ。 好意を寄せる少女の意地を垣間見た阿晴は、彼女達へ銃を向けた戸隠を始末するために刀を構えながら突進する。 「『勝てず』。貴様如きが俺に勝てるわけが無いだろう!!!」 対して、戸隠は銃撃を阻止されて苛立つ感情を抑えながら阿晴を撃ち抜くために体勢を阿晴へ向き直した。 刀と銃。この離れた距離の中でどちらが有利かと問われれば間違い無く後者である。黒マスクの中で忍者は馬鹿な猪を嘲笑しながら銃を向けた。 バン!!バン!!バン!! 「グウウゥゥッ!!!??」 「グホッ!!ガホッ!!」 だが、阿晴を迎え撃つべく体を彼へ向けたのが災いした。意地を示した“魔女”に呼応するかのように今度は“弧皇”が狙いを定めずに手に持つ銃を乱射する。 スモークによって呼吸困難に陥っているのだ。狙いが定まらないのは当たり前である。しかし、その内の1発が戸隠の左脚を貫いた。 「死ねやああああぁぁぁっっっ!!!!!」 「『終わらず』!!!」 思わず蹲る戸隠へ肉薄する阿晴が眼前の敵を斬り伏せるべく自慢の刀を振るう。戸隠も忍者としての矜持故か、目の前の敵へ銃口を向けた。そして・・・ ザシュッ!!! バン!!! 阿晴の一振りが戸隠の喉ごと首を切り裂き、戸隠の放った銃弾が阿晴の胸を貫いた。結果は相討ち。互いの瞳に映るは己の得物が齎した赤の液体。死の象徴。 「ガ、ガアアァァッッ・・・・・・」 「・・・クソッタ、レ」 首筋を通る頸動脈を切断された戸隠は、同じく切り裂かれた喉から苦悶の喘ぎ声を挙げながら地面へ倒れていく。 他方、心臓付近を銃弾が貫通した阿晴も同じく地面へ蹲っていく。双方共に、もうすぐ自身の命が絶えることを自覚していた。 「ゴホッ!!阿晴君!!大丈夫!!?」 「阿晴・・・!!」 「伊利乃さん・・・東雲さん・・・ゴホッ!!ど、どうやら俺はここまでのようです・・・ガハッ!!」 「阿晴君!!!」 呼吸困難が収まらない体に鞭打って自分達の命を救った男の下へ“弧皇”と“魔女”は地面を這いずりながら近付いて行く。 喉の奥から血の塊が排出され、次第に生気を失っていく阿晴。彼は2人を守り抜くことができたことに満足していた。 自分の命より大切な存在を守り通すことができたのだ。これ以上を望むのは些か欲張り過ぎだろう。 生きる力が潰える中、それでも男として阿晴は秘めた想いを告げるべく傍へ来た男女へ最期の言葉を伝える。 「伊利乃・・・さん。実は・・・俺・・・・・・あなたのことが・・・・大好きでした」 「阿晴君・・・!!!知ってたよ!!全部知ってたよ!!!」 「・・・ですよね。俺のような奴じゃ不釣合いも甚だしかったから言いませんでしたけど・・・最期くらいは男として・・・悔いの無いよう・・・ガホッ!!」 「阿晴君!!死んじゃ駄目だよ!!!これ以上『家族』が死ぬトコなんて私は見たく無いよ!!!」 「ハァ、ハァ・・・ヘヘッ。伊利乃さんを泣かせるたぁ、やっぱ俺は男失格だなぁ。・・・東雲さん」 「・・・・・・何だ?」 「俺、は・・・ハァ、ハァ・・・アナタのために命を張ったことを・・・誇りに思います。今まで・・・お世話になりました」 「・・・・・・ご苦労だった」 「・・・・・・じゃ、一足・・・先、に・・・・・・あの、世で、『ブラックウィザード』・・・の名前・・・を広、めて来ます・・・・・・わ」 「阿晴君!!阿晴君!!!」 「・・・・・・」 自身が愛した男と女へ感謝と告白を最期に伝えた漢・・・阿晴猛は満足気な表情を浮かべながら逝った。 彼の命で守られた伊利乃は『家族』の喪失に涙し、東雲は最期まで忠義を尽くした漢の姿に敬意を表した・・・次の瞬間!! ドカーン!!!!! 「キャッ!!!??」 「グッ!!!」 付近にあった車両―中では絶命している蜘蛛井等が居た―と距離が離れていた別の逃走用車両―“手駒達”を管理するサブコンピュータがあった―爆発した。下手人は無論戸隠である。 彼が死の間際に己の服へ忍ばせていた起爆装置を発動させ、予め車へ仕掛けていた爆弾を爆発させたのだ。 多少距離が離れていたものの、爆圧の煽りを受けて地面を転がる東雲と伊利乃。サブコンピュータの破壊とこの場所を敵へ知らせることで最期のあがきを示したと言った所か。 「ゲホッ!!ゲホッ!!ま、真慈・・・大丈夫?」 「・・・あぁ」 少しずつだが呼吸の方も元の状態へ戻って来た2人は、とりあえずの無事を確認し合う。今この場に居るのは自分達2人だけ。 網枷も阿晴も永観も蜘蛛井も誰も居ない。躍進目覚しかった『ブラックウィザード』は、もはや見る影も無かった。 「・・・ハァ。ここまで・・・かしらねぇ。刑務所暮らしか・・・一生出られないだろうな。網枷君や真昼ともそこで再会するって流れになりそうね」 「・・・・・・」 「・・・真慈?」 「どうやら、憎たらしい世界というヤツは俺達にそんな“甘っちょろい”結末を迎えさせてはくれないようだ」 「えっ・・・・・・ッッッ!!!!!」 事ここに至って遂に観念した“魔女”の“甘っちょろい”未来予想図は、あの“怪物”の出現によって粉々に崩れ去る。 自分達がこんな目に遭った元凶とでも言うべき存在・・・白の異形に身を包む“世界(ちから)に選ばれし強大なる存在者”・・・ウェイン・メディスンの殺気が場に溢れ返る。 「・・・・・・」 「・・・ハァ~。ホント、最悪ってヤツね。・・・ねぇ、真慈?」 「何だ、希杏・・・・・・ッッ!!!」 「・・・・・・私が阿晴君の好意に気付いていながら気付かないフリをしていたのは“こういうこと”よ。気付いてた?」 「・・・・・・いや」 「だよねぇ。真慈は私のことを“そういう風”には全然見てなかったし」 「親友とは思っていたがな」 「・・・ハァ。真慈がこの学園都市を変える所を本気で見たかったんだけどな~。それも無理になっちゃった」 「・・・・・・」 親友の秘め足る想いとその象徴を受け取った“弧皇”の耳に“魔女”の諦念溢れる声が届く。このまま自分はあの殺し屋によって殺されるのだろう。 本気で彼が『科学』の世界を変える姿を見たかった。恋する彼に夢を見た。色んなモノを犠牲にしてでも、この世界を変えたかった。 そんな想いが“弧皇”の心を揺さ振る。『力』を示す手段として『変革』を望んだ東雲の信念を動かす。 その結果・・・反骨心が溢れ出てくる。反発心を抑えることができない。内にある『力』は、この状況を迎えても些かの衰えも見せていない。 「真慈。私が何とか時間を稼ぐ。だから、その間に逃げ・・・・・・」 「それはできないな」 「はっ!!?」 「何せ、俺の内から溢れる『力』が『あの殺人鬼を潰せ』とうるさく訴えて来る。ククッ・・・いいだろう」 「真慈!!こんな状況で我儘言わないで!!あなたが生き残るためには、誰かがあいつを引き付けなきゃいけない!! ここで私を切り捨てればほんの少しであったとしても生き残る可能性は上がる!!だから・・・!!!」 「そうし続けた結果今の状況になった。違うか?」 伊利乃の必死の懇願を受け取って尚“弧皇”は自身の『力』に全てを委ねる。但し、それは“独り”の『力』ということでは無い。 “詐欺師”や筋肉の申し子が示した『力』。それが果たしてこの状況でもその意義を示せるかどうか。それを・・・試してみたくなった。こんな状況だからこそ。 「何処かの警備員曰く『世界はガキが“独り”で変えられるようなモノでは無い』そうだ。それが本当かどうかここで試してやる。『変革』のために、俺と・・・お前の『力』で」 「真慈・・・!!」 「お前と共に戦って駄目だったなら、あの警備員の言葉は間違っていたことになる。言い換えれば“孤独を往く皇帝”の信念が正しいことの証明材料となる。 フッ、俺とお前の『力』でこの憎たらしい世界の手先へ傷跡(へんかく)の1つや2つを刻んでやろう。だから・・・最期まで一緒に居よう、希杏」 「・・・・・・うん!!!うん!!!!うん!!!!!」 東雲の暖かな言葉に伊利乃は泣く。本当は心細かった。本気で逃げたかった。殺人鬼に殺されることが恐かった。“独り”が・・・たまらなく嫌だった。 これが数多の悪辣非道を繰り返して来た少女の心意(こんげん)。学園都市の『闇(おとな)』に翻弄された末に仮初の『家族』を求めた子供の本音(よわね)。だが、もう“独り”じゃ無い。 東雲真慈という枠組みの中に居るのでは無い。彼と対等な関係で・・・1人の人間としてようやく立つことができた。他の誰でも無い彼が立たせてくれた。 「貴様が東雲真慈だな?」 「そうだ」 「そうか。貴様等には今ここで死んで貰う」 「それは俺の台詞だ、殺人鬼。俺の・・・いや・・・俺“達”の『力』で返り討ちにしてくれる!!!」 「私や真慈を・・・『ブラックウィザード』を舐めんじゃ無いわよ!!!」 「・・・フン。死ね!!!」 “怪物”が白の長槍を携えて突貫して来る。こちらは満身創痍。所持する武器もあの殺人鬼に通用するとは思えない。でも・・・やる。 世界に翻弄され、また世界を牛耳ろうと『力』を求めた少年少女の短くも長き物語(じんせい)。その終幕を2人は共に往く。 「往くぞ、希杏!!!」 「往こう、真慈!!!」 世界へ挑戦した“孤独を往く皇帝” 東雲真慈と彼の相棒である“魔女” 伊利乃希杏は、最期の刻を澄み切った心で疾る。 そして・・・彼と彼女が相対した“世界に選ばれし強大なる存在者”は持てる『力』でもって標的足る少年少女達を叩き潰したのであった。 「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」 燃え盛る炎を見向きもせず、体から離れない黒煙の粒子も無視したまま“辣腕士”は地べたを這いずる。 自ら仕掛けた攻撃で重傷を負った網枷は、荒我と速見がどうなったのかを確認しないまま唯々進み、ある建物の壁際に背を付けることでようやく一息を吐くことが叶った。 「ハァ・・・ハァ・・・グッ!!」 骨折を抱える左腕に限らず体の至る所から激痛が走る。この状態では、もうまともに戦闘を行うこともできない。 爆発と地面への激突のせいで通信機器の類も壊れていた。救援を呼ぶことも連絡を取ることも不可能に陥った網枷は、ここが人生の引き際であることを瞬間的に察する。 「俺も・・・ここまで、か。ハァ、ハァ・・・まぁ、殿を務める前から覚悟はできていたが」 歪んだ微笑を浮かべる網枷。彼は、スパイ活動に従事するようになってから何時でも自決する覚悟を持っていた。 躊躇など無い。自分が求めたあの“弧皇”のためならば命など惜しくは無い。そんな彼は爆発の影響で東雲確保の宣言を聞いてはいない。 故に、彼は今でも“弧皇”の健在を信じていた。己が惚れたあの男がこんな所で終わる筈が無い。そう確信していた。 「東雲さん・・・あなたの為すことを最後まで見届けることができなかったのは残念ですが・・・あなたならこの世界を変えられる。俺はそう信じていますよ」 ここには居らず、この声も届く筈の無い“弧皇”へ向けて最期の言葉を贈った網枷はいよいよ自決を図る。口を全開にした後に残る力を振り絞って・・・ 「無様だな、網枷」 「!!!!!」 だが、彼の自決行為は同輩の登場にて中断する。懐かしい声を耳にして表情が驚愕に染まる網枷が首を横に振った先に・・・黒い包帯で顔を包んだ男が居た。 鉄爪から伸びる光の“剣”―『閃光小針』―の煌きを瞳に映した“辣腕士”は、凝り固めた覚悟を少しだけ軟化させて彼の来訪を迎えた。 「・・・まさか、あなたがここに来ていたとは全く思っていませんでしたよ・・・・・・麻鬼さん?」 「・・・・・・」 自分と同じ176支部風紀委員“だった”少年・・・かつての己が憧れた同期・・・麻鬼天牙。 自分と同じく“表”の治安組織に幻滅した彼がこの戦場に居る意味を考えた網枷は、死ぬ前に彼と会話する機会に恵まれた自身の運に感謝する。 「麻鬼さん・・・あなた、風紀委員や警備員に幻滅したんじゃ無かったんですか?『偽善者』達を見限ったって神谷に言ってたじゃないですか?」 「『ブラックウィザード』へ入ったお前のように・・・か?」 「はい」 「・・・・・・その気持ちは今でも変わっていない」 「だったら、どうしてここに居るんですか?まるで、風紀委員会に協力しているみたいじゃないですか?」 麻鬼との関係については網枷なりに未練のようなモノを抱いていた。彼が風紀委員を辞めた『切欠』を知る網枷は、ある予感を抱きながら麻鬼へ問い質す。 荒我や速見との勝負で突き付けられた指摘・・・それを繋げるモノが眼前の男の言葉にあるのではないかという“期待”を込めて。 「俺は、『今』も『昔』も風紀委員や警備員という組織を嫌っている。だが、『今』の俺はあの『偽善者』共の巣窟で奮闘している人間達に限っては認めている。 与えられたお題目では無い、己が信念を貫き通そうとする彼等のためならば、嫌々ながらも形式的に手を貸すことくらいは吝かでは無い程までには俺も変わった」 「・・・へぇ」 対する麻鬼は脳裏に焔火や固地、花多狩達と激論を交わした光景を思い浮かべる。自分は彼等彼女等と接することで確かに変わった。 それが良いことか悪いことなのかは今でも判別付かない彼は同時に思う。目の前の網枷は、かつての自分が歩んだ可能性の1つなのではないか・・・と。 風紀委員・警備員というだけで全てを否定し自暴自棄になっていたかつての自分が辿ったかもしれない可能性。それが網枷双真の顛末ではないか・・・と。 「・・・フフッ。あなたがそんな結論に至ったのは心底意外ですよ」 「・・・どういう意味だ?」 「麻鬼さん。俺は・・・あなたが風紀委員を辞めた理由を知っていますよ?」 「ッッッ!!!」 麻鬼の顔色が変わる。何時もの無表情が激変する。そんな彼の姿を見たことがまず無かった網枷は、少しの満足感を得ながら淡々と語っていく。 「あなたは、去年の10月上旬に176支部を辞めた。その『切欠』は・・・9月に開催された『大覇星祭』にある」 「・・・・・・」 「風紀委員は警備員と共に『大覇星祭』期間中も様々な仕事を行った。一般人は知る由も無いですが、『大覇星祭』期間中には表沙汰にならなかった事件が複数あった。 その内の1つが・・・ある犯罪者の護送中の逃亡。その現場付近に偶々居たあなたは176支部の管轄外であることを理解していながら逃亡した犯罪者捜索を無断で行った」 「・・・・・・」 「そして・・・あなたは見事犯罪者を確保することに成功した。だが・・・直後何物かよる襲撃を受けたあなたは再びの犯罪者逃亡を許してしまった。 怪我を負ったあなたはすぐに警備員へ連絡を取ろうとしたが何故か繋がることは無く、怪我を引き摺りながらも確保に動いた先にあなたが目にしたのは・・・」 「犯罪者の死体・・・だったな」 網枷の執念の調査であることは彼の話し振りですぐにわかった麻鬼は、思い出したくも無い過去の断片を自分の口で話すことで同輩に応える。 「そうそう。当然あなたはこのことを管轄の風紀委員や警備員へ報告した。当時は『大覇星祭』期間中であったために内密調査を行うという返事で渋々納得していたあなたは知る」 「まともな内密調査は行われておらず、速攻で捜査が打ち切られた・・・という事実をな。何度訴えても俺の言葉が上層部に届くことは無かった。 また、俺の独自行動も封じられてしまった。『怪我の治療』というお題目で・・・な。おかげで、それまで溜まり続けていた疑心が一気に膨れ上がった」 「そうして、遂にあなたは辿り着く。風紀委員としての行動を封じられたあなたがそれでも懲罰覚悟で“裏”の世界まで調査の手を広げた結果・・・ある情報屋に行き着いた。 実を言うと、その情報屋を狙って以前『ブラックウィザード』として攻撃を仕掛けたこともあったんですが、こっちも何者かの妨害を受けて失敗したんですよねぇ」 「・・・・・・」 「で、あなたは知る。捜査が学園都市上層部の圧力によって打ち切りになったことを。実は、護送それ自体が犯罪者を死地へ送り込むモノであったことを。 あなたを襲い犯罪者を逃がした人間の標的は、その犯罪者であったことを」 「現場検証という名の不確定情報でしか無かったがな。あの情報屋も自身に危害が向かないように、一線を引いて『闇』の情報を売っているようだしな」 「でも、現場検証だろうと不確定情報だろうとそこに含まれていた『闇』の存在にあなたは甚大な衝撃を受けた」 歪んだ笑みの色が濃くなる。『切欠』を知った時からこの瞬間を何度も想像した。尊敬していた男の秘密をバラすこの瞬間に、堪らない高揚感を覚える。 死ぬ前に味わう興奮としてはこれ以上のモノは存在しない。邪な微笑を浮かべながら“辣腕士”は告げる。麻鬼天牙が風紀委員を辞めた『切欠』を。 「そう・・・学園都市統括理事会が配下に収める暗部組織の一角・・・『クラウド』。そして・・・ 暗部で発生された事件を迅速に揉み消すことを主目的にしている幻の警備員集団・・・『Chase Of Unknown』。略して『COU』の存在に」 「・・・・・・」 「学園都市の安定を守るために存在する暗部組織に彼等に不都合な情報を潰す治安組織の存在を正義感に燃えていた当時のあなたは許せなかった。 管轄外にまで足を運んで治安維持に尽力する自分を抑え付け、非合法な手段を用いて活動する暗部組織や治安組織は優遇される。 風紀委員の上層部も学園都市の圧力に屈した。あなたは完全に悟る。風紀委員や警備員は絶対な正義では無いと。そして決断する。風紀委員を辞めることを」 「・・・・・・満足したか?」 「えぇ、満足です。これで・・・心置き無く死ぬことができるようです。あなたに最期を看取って貰えるというのも悪く無い」 「・・・にしては、何処と無く未練が残っているような顔付きだが?」 「・・・俺が?・・・・・・何でしょうね。自分でもよくわかりませんよ。まぁ・・・今更どうでもいい」 独演会は終了し自分としては満足感に満ち溢れていると思っていたのだが、麻鬼からすると未だ未練が残っているとのことであった。 無論網枷は気付いている。自分がこの戦場で求めた『答え』がまだ100%の形になっていない故の未練が残ったままなのだ。 それでも、網枷は気付いていないフリをする。麻鬼との問答だけでもう十分だと思っていたし、彼に捕まる前に何としてでも自決しなければならない。 麻鬼が自分をどうするかに逡巡している今しかない。網枷は僅かな未練を残したままこの世を去ろうとする。 「双真あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!」 「「!!??」」 それなのに・・・どうしてその未練が『今』というタイミングで現れて来るのか。世界はこんな時にまで意地悪を仕掛けて来る。 彼等にとっては馴染みの声・・・操る水によって急接近する176支部リーダー・・・加賀美雅が傍らに神谷を連れて現れた。 「フッ。どうやら、お前の最期を看取るのは俺の役目じゃ無いようだな」 「麻鬼さん・・・」 「お前との関わりを拒否した俺が言える立場じゃ無いが・・・『風紀委員だった頃』の俺は、お前という同輩を持てたことを嬉しく思っていた。 『今』の俺はお前が『ブラックウィザード』へ入った事実に関しては憤りと・・・少しの悔恨がある。・・・済まなかったな、網枷。じゃぁな・・・俺の親友」 「ッッッ!!!」 謝罪と別れの言葉に瞠目する網枷に背を向け親友はこの場を去っていく。彼は今でも自分を親友と呼んでくれる・・・その事実に言葉で表せない感情を抱く網枷。 一方、焔火から救済委員や光の“剣”のことを聞いていた加賀美は網枷の眼前に居る包帯男を自分達がよく知る人間であることに驚愕しながらも冷静に看破、 『水使い』による放射で彼の同期である神谷―事情も簡易的ながら話した―を射出し、彼の下へ向かわせた。 「麻鬼!!!」 「・・・・・・こうやって面と向かって話すのは辞めた時以来だな、神谷」 『閃光真剣』と『閃光小針』、共にプラズマを操作して作り出した光の“剣”が夜の闇を照らす。 神谷と麻鬼、両者が直接対面するのは麻鬼が風紀委員を辞めた去年の10月上旬以来のことである。 神谷は麻鬼が救済委員として今も治安活動を行っていることを聞き、色んな感情が混ざり合った表情を浮かべながらかつての同僚へ声を放つ。 「お前がここに居る理由については聞かねぇ!!それよりも、お前・・・何で救済委員なんかやってんだよ!!? そんなことをするくらいなら、前のように風紀委員として活動すりゃいいだろうが!!?俺達と共に・・・加賀美先輩と一緒に!!」 「俺はただ、正義を守りたいだけだ。俺が信じる正義を・・・な」 「風紀委員じゃ・・・俺達とじゃそれができねぇって言うのかよ!!?」 「そうだ。少なくとも俺はそうだ。あんな『偽善者』共の巣窟に再び身を置くなどできるわけも無い」 「んなモンやってみねぇで・・・」 「『偽善者』共が何をしてきた?『闇』に逃げ込む悪を放置してきただけだろう!!」 「!!!」 必死に訴える親友の言葉を喉元へ光の“剣”を振り向けることで制止させる麻鬼。網枷の独演会で過去のことを思い出した影響か、些か以上の怒声と本音を混ぜてしまった。 もしかしたら、今回の件で神谷や加賀美達も学園都市に潜む影を知ったのかもしれない。辞職したあの時のような無知では無いのかもしれない。 「俺は俺の道を行く。お前はお前の道を行け、神谷。もし、俺の行く手をお前が遮るのならば・・・その時はお前を倒してでも進む!!覚えておけ」 「麻・・・鬼・・・!!!」 「・・・フン。今は俺より網枷の下へ行ってやれ。・・・じゃぁな、俺の親友」 鬼気迫る眼光に気圧された神谷は、“剣”を消失させて去って行く麻鬼をすぐに追うことができなかった。 彼が姿を消した後我に返った神谷は急いで追ったものの、そこには麻鬼の姿は存在しなかった。まともに話し合うこともできなかった己の不手際に苛立ちながらも、 親友の言葉を受けて網枷の下へ向かう神谷。そんな彼の姿を付近の建物の屋上へ空間移動した麻鬼と峠がしばし見つめ・・・“仲間”を助けるために姿を消した。 「加、賀美・・・雅」 彼女の顔を見る。こちらへ近付く少女の姿を瞳に映す。自分は裏切り者。数多の被害を生み出した元凶の1人。 彼女はそんな自分が所属する支部のリーダーである。彼女の立場からすれば、自分は酷く憎たらしい存在だろう。それこそ殺したいくらいに。 どうせなら、彼女の手で殺されるのもいいのかもしれない。仮に殺せなくとも、罵倒や叱責をぶつけてくれることだろう。 あの病室で『無能』と断じた自分のズタボロな姿を見た彼女の第一声がとても気になった。だから、もう少しだけ自決を先延ばしにし少女の言葉を待った。 「双真!!!大丈夫!!!??」 「ッッッ!!!」 彼が待った176支部リーダーの第一声・・・それは“心配”であった。心が激しく乱れる感覚を自覚する網枷を無視し、加賀美は残り僅かな対外傷キットを取り出す。 「酷い怪我・・・!!!手持ちの分量だけじゃ全然足りない!!!稜の治療に使っちゃったからなぁ・・・!!」 「な、何を・・・やっているんです・・・か?」 「見ればわかるでしょ!!?治療よ治療!!!」 「何、故・・・ここへ?」 「速見先輩からの連絡!!」 「な、何故・・・あな、たの第一声が・・・“心配”なんで、す・・・か?俺はあなた達を裏切って・・・」 「そうよ!!私はあなたに裏切られた!!!あなたのせいで色んな人が傷付いた!!!」 疑心しか湧かない網枷の問いに、加賀美は治療する手を止めないまま自身が抱く想いを全てこの裏切り者へぶつける。 「・・・・・・」 「私は今回の件で自分の『無能』を自覚した!!あなたの言う通り、私は『無能』なリーダーだった!!まぁ、それを理由にあなたがしたことを許すつもりは無いわ!! もし・・・もしあなたのせいでしゅかんや緋花が取り返しの付かない状態になっていたら・・・私はあなたを殺してでも止めるつもりだった!!!」 「・・・・・・」 「・・・・・・でも!!でも!!!あなたが最後の最後で抑えてくれたから2人共取り返しが付く状態で収まった!!!きっと鏡子もそうなんでしょ!!?」 「フッ・・・何を言い出すのかと思えば。あれは俺が抱く罪悪感減少のためでしか無いですよ?」 「えぇ!!そうでしょうね!!私もあなたの行いを許すつもりは無いわ!!でもね!!罪悪感を抱いてるってことは、双真は完全に血も涙も無い人間になったわけじゃ無いってことでしょ!!?」 大火傷を負っている彼の手に自らの手を添える加賀美の瞳から透明な雫が筋となって頬を伝っていく。それは、やがて網枷の焼け爛れた腕へと落ちていった。 網枷にはわからない。こんな自分へ涙する少女の思考を理解することができない。 「・・・・・・」 「そんな部下を悪の道へ走らせてしまった私の不甲斐無さには私自身が呆れてるわ!!さぞや私より優秀な人間だったんでしょうね、東雲真慈って男は!!」 「えぇ・・・あなたより断然優秀ですよ。俺は・・・あの人と共にあったことを絶対に後悔しません」 「・・・!!!ハァ・・・ショックだわぁ。天牙の件と言いあなたの件と言い、私の行く手は暗雲だらけね!!くそぅ~!!」 「・・・・・・なのに、どうしてあなたは俺を“心配”するんですか?自分の罪を『無能』と詰った俺に押し付けるためですか?? “死人に口無し”になればあなたへの批判は不動のモノとなる。だから、俺に死なれたく・・・(ポカッ!)・・・痛っ!」 「・・・馬鹿!!この真面目馬鹿!!そんなんだから、悪の道へ走る程自分を追い詰めちゃったんだよ!!!それとも、血を流し過ぎて思考が働いていないの!!?」 大粒の涙を何滴も零し、顔をくしゃくしゃにしながら彼の頭を小突く加賀美。自分より頭が良い癖に、何でこんなことがわからないのか。 頭に来たリーダーは『元』部下の体を抱き締める。彼がどれだけ痛がろうが関係無い。この想いを理解させられるのなら。 顔と顔とが触れ合いそう距離まで近付いた加賀美は目を丸くしている網枷へもう1度“心配”の声を掛ける。ありったけの想いを言の葉に乗せて。 「だって・・・だってぇ・・・ヒグッ、ヒグッ・・・双真の傷付いた姿を見たら・・・もう“心配”しかできないんだよぉぉ・・・!!!」 「・・・!!!」 「たとえ裏切り者でも・・・たとえ殺してでも止めるって思った『元』部下でも・・・・・・双真は私にとって大事なヒトなんだもん!!! あなたが私をどう思っていようとも、私はあなたのことが昔から“心配”だったんだもん!!あなたが皆の輪に入れるよう私なりの努力をずっとして来たんだもん!!」 ずっと“心配”だった。体調が余り優れない(という嘘を付いていた)網枷を、加賀美はずっと“心配”し続けていた。リーダーになってからはその想いは更に強くなった。 麻鬼が辞職してショックを受けた網枷が風紀活動を休んだ時もずっと“心配”していた。他者の領域へ踏み込めず、脇の甘い処世術を実行していた以前の自分。 その理由の大半が麻鬼の辞職と鏡子の除籍なのは間違い無いが、それだけでは無い。そこには孤立を深めていた網枷とコミュニケーションを取り、 仲間の輪に入りやすいようにする意味合いもあったのだ。『部下の気持ちに深く踏み入ることを恐れて、場当たり的な処世術に終始する』と当の網枷には一蹴されてしまったが。 「あなたに関しては後悔しかないよ!!後悔したく無くても後悔しちゃう!!結局私はあなたに何もしてあげられなかった!!私が『無能』だったから!!! でもね、それでも私は『本物』になるって決めたんだ!!『無能』って言ったあなたが認めるくらいの『本物』のリーダーに私はなる!!! だから・・・あなたに私が『本物』になった姿を見て貰いたいの!!!そのためにも、あなたに死なれるわけにはいかないの!!!」 「裏切り者の・・・俺に?」 「そう!!それがあなたを部下に持った私なりの責任の取り方よ!!あなたは一生刑務所から出られないかもしれないから、そうなったら私は逐一面会するわ!! あなたに私の成長した姿を見せ付けにね!!私ばっかり後悔するんじゃ割りに合わないもの!!私じゃ無くて東雲を選んだ選択を絶対に後悔させてやるんだから今から覚悟しておきなさい、双真!!!」 「・・・ハハッ。何て嫌味だ・・・ハハッ」 加賀美の(網枷視点で)途方も無い計画に思わず苦笑してしまった網枷は、求めていた『答え』をようやく見出した感覚を得る。 この世における最後の未練・・・『風紀委員への期待』を、自分が扱き下ろしたリーダーから得るとは何とも奇妙なことであった。 「(何だ・・・俺は唯見ていなかっただけか。こんな・・・こんな近くに『答え』はあったというのに・・・・・・臆病者だな、俺は)」 あの“不良”の言う通り、最初に頼るべきは風紀委員・・・己がリーダー加賀美雅だったのかもしれない。 彼女はあの病室で扱き下ろしてからたった数日間でここまで成長した。他者の領域へ踏み込み、恐れず自分の言葉を述べることができるようになっていた。 自分達『ブラックウィザード』をここまで追い詰めたのも、様々な助勢や偶然が重なっただけでは無い。彼女達の努力と成長あってこそのモノだろう。 もし、あの頃の臆病者(じぶん)が彼女へ頼ろうという気持ちを持てていれば今頃は全く違う光景を彼女の下で見ることができていたのかもしれない。 「(だが・・・フッ。すみません、『リーダー』。俺はあなたの言葉に応える資格がありません。リーダーを窮地に追いやった俺には。 それに、俺は東雲真慈と出会った偶然を決して後悔しません。だから・・・俺なりのケジメを着けます)」 だがしかし、それももはや幻で終わる。自分が歩んで来た道―東雲真慈に従った決断―を今尚後悔しない網枷は、 それでも自分のために泣いてくれたリーダーに応えるのでは無く『ブラックウィザード』の一員に相応しい自分勝手なケジメを着けるべく奥歯を噛み締めた。 ガリッ!!!!! 「えっ?何・・・今の音は?」 「・・・・・・ゴホッ!!ゴホッ!!」 「双真!?双真!!?」 下方から聞こえた異常を告げる音に加賀美は涙で晴らした目を向ける。そこには、蒼白状態の網枷が激しく咳き込み始めた姿があった。 「加賀美先輩!!」 「稜!!!双真の様子がおかしいの!!!」 「なっ!!?お、おい!!網枷!!しっかりしろ!!!」 丁度リーダーの下へ帰還した神谷へ加賀美は『元』部下の急変を訴える。同期の呻き声を耳にした神谷は、駆け付けるなり網枷の手を握りながら必死に呼び掛ける。 「ガハッ・・・・・・ハァ、ハァ。何・・・奥歯に仕込んでいた自決用の薬を飲んだだけ・・・ガホッ!!グホッ!!!」 「なっ!!?」 「双真!!どうし、て・・・どうしてそんなことを!!!??」 「ハァ、ハァ・・・俺なりのケジメってヤツですよ。俺が捕まることで東雲さんに害が及ぶことなんか・・・認められるわけが無い・・・!!!」 「「・・・!!!」」 加賀美と神谷は見せ付けられる。“弧皇”への網枷の忠義っぷりを。言葉を失う2人は、“弧皇”が一度捕まった後に再び逃亡している事実をついぞ述べることができなかった。 そんなことを言った所で、自決用の薬を服用した事実は変えられない。2人は瞬間的に悟る。もうすぐ・・・網枷は死ぬ。 「ゴホッ!!!ゴホッ!!!」 「双真!!死んじゃやだよぉぉ・・・双真ああぁぁ・・・・!!!」 「ハァ・・・ハァ・・・フフッ。加賀美雅。俺の最期を看取るあなたには、これだけは言っておきましょう」 命の灯火が間も無く尽きる少年の体を抱き締めながら泣き喚く加賀美の頬を、文字通り死力を振り絞ることで撫でる網枷。 リーダーの瞳から流れる涙の筋をそっと拭き取る『元』部下は、先程口に出さなかった加賀美達へのケジメを着ける。 「あなた・・・が・・・リーダーで居続けられるかはわかりません。俺のせい・・・ですがね。ゴホッ!!ゴホッ!!ハァ、ハァ・・・」 「双真・・・!!!」 「でも・・・俺の予想ならあなたはこれからもリーダーで居ることでしょう。ハァ、ハァ・・・俺はあなたに嘘を付きました。 俺が風紀委員を裏切った『切欠』にあなたは関係ありません。何せ、『無能』だったあなたに俺が一大決心をする『イベント』へ参加できる影響力があるわけ無いですし。 速見先輩も証言してくれるでしょう。また、俺があなたを信じなかったのもあなたのせいでは無く、単に俺の努力不足だったというだけです。つまり、あなたに責任は無いも同然です」 「な、何でそんなことを言うのよ!!?私にだって責任が・・・!!!」 「いいえ。『無能』だったあなたにそんな責任が持てるわけ無いじゃないですか。全ては俺の自業自得です。ガハッ!!ガハッ!!!・・・・・・神谷」 「・・・何だよ、網枷?」 「こんなヒトだから、エースのお前がしっかり支えてやれ。斑達と力を合わせて・・・な。もし、このヒトに害を及ぼす行動をすれば・・・化けて現れてやるぞ?」 「・・・・・・上等だ。何時でも相手になってやる。お化けなんて非科学的な存在になったら、現世の罪も関係無ぇだろうしな」 「あぁ、頼ん・・・ゴホッ!!!ゴホッ!!!ガハッ!!!」 「双真!!!」 「・・・!!!」 『ブラックウィザード』の一員としてでは無く176支部風紀委員だった者として、意識が薄れる中最期の言葉を『今』の己が認めたリーダーへ贈る。 自分がこの世に生を受けた証を彼女へ刻む。彼女のために。これも罪悪感を減少させる程度のモノ。そう自身に言い聞かせながら。 「・・・『リーダー』」 「ッッッ!!!」 「刑務所・・・の中、じゃ・・・無くて、あ、の世か・・・らあなたの成長し・・・・・・た姿を眺、め、させて・・・貰いますよ。 神谷達と共に・・・『本物』のリーダーと、してこ・・・れからも・・・・・・学園都市に住む罪無き人々を・・・守って下さい。・・・・・・約束でき・・・ま、すか?」 「する!!約束する!!!双真との約束は絶対に守る!!!」 「そう・・・・・・です、か。・・・今まで、お世話、になり、ま、し、た。・・・・・・失礼・・・・・・し、ま・・・・・・・・・す・・・・・・・・・・・・」 「双真ぁ・・・・・・双真あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!」 「網枷・・・!!!!!」 リーダーに礼を述べた少年の最期は、何処と無く晴れやかな表情であった。『元』部下の手が自分の頬から離れ落ちた光景を見て少女は慟哭する。 彼女の傍では歯を噛み締めながら静かに涙を流すエースの姿があった。『元』仲間に看取られた少年・・・“辣腕士” 網枷双真は、 己が手で15年という短くも濃き生涯に幕を下ろした。そんな彼と“弧皇”達の死をもって、後に【『ブラックウィザード』の叛乱】と名付けられる今回の事件は一先ずの終結を見たのである。 continue!!
https://w.atwiki.jp/tohohopeacewalk/pages/313.html
画 2_106 "多数の日本軍の残虐写真の出現は1938年限りの現象" http //www21.atwiki.jp/tohohopeacewalk/pages/149.html http //pipponan.fc2web.com/gazokensyo_2/ga-106.htm -------------------------------------------------------------------------------- [106]多数の日本軍の残虐写真の出現は1938年限りの現象 渡辺 05/4/1(金) 0 21 [117]Re(1) 多数の日本軍の残虐写真の出現は1938年限... ピッポ 05/4/2(土) 12 30 [118]Re(1) 多数の日本軍の残虐写真の出現は1938年限... ピッポ 05/4/2(土) 14 29 [122]日本人のプロのカメラマンと上海の写真館 ピッポ 05/4/2(土) 19 20 [123]Re(1) 日本人のプロのカメラマンと上海の写真館 ピッポ 05/4/2(土) 20 04 -------------------------------------------------------------------------------- [106]多数の日本軍の残虐写真の出現は1938年限りの現... ←back ↑menu ↑top forward→ 渡辺 - 05/4/1(金) 0 21 - -------------------------------------------------------------------------------- 引用なし パスワード この投稿は、「問答有用」板へ投稿した、日本軍の残虐・暴行写真の一部で、 30424『日本軍の残虐・暴行写真 (1)写真の出現した時期』2004/10/29 への追加記事ですが、、こちらにも掲載いたします。 ---- 日本軍の残虐・暴行写真 (1)写真の出現した時期 多数の残虐写真の出現は1938年限りの現象 前稿の「(1)写真の出現した時期」で述べたように、日本軍の残虐・暴行行為を写した多数の写真が現れたのは、1938年であり、China Weekly Review 10月29日号を境に、新しい残虐写真が雑誌や新聞に掲載されなくなった。 まず、写真が1938年1月から掲載され始めた理由は、南京が陥落し、戦闘が一段落して写真を撮影したり現像する余裕がでるようになり、その写真処理の過程で斬首などの残虐写真が写真店から流出したり、あるいは販売された結果である。 次に、1938年10月末以降に新たな残虐写真が現れなくなった最も大きな理由であるが、日本軍の残虐・暴行写真が海外のメディアに掲載されたので、日本軍でなんらかの対策がとられた結果、写真が現れなくなったものではないかと前稿では書いた。その根拠の一つは、上海で当時ニューズキャスターをしていた Carroll Alcottが、日本軍当局によって残虐写真の販売が禁止され、後に撮影も禁止されたと著書に書いていることであった。[1] その後、日本の公文書の中に戦地での写真撮影に関するものがないか調べたところ、1938年10月24日付で「軍人軍属寫眞撮影製作取締規定」が中支那派遣軍によって定められたことが分かった。[2] この規定では、戦地で軍人軍属が撮影した写真により軍機が漏れることを防ぐ目的だけではなく、「 殘虐性ヲ感セラルル寫眞」、「不軍紀ナル状況ヲ感セラルル寫眞」、「國際法違反ト感セラルルモノ」などを「逆宣傳ニ使用セラルル虞アルモノ」として撮影禁止している。その上、現像焼付の項を設け、憲兵指定の邦人の写真店で必ず日本人が処理を行うことや、没収された写真の費用負担、あるいは規定違反の写真の発見者には通報義務だけでなく、その写真が「散逸」しない責務があることなど、こと細かく規定している。 規定が、写真店の現像焼付処理について細かく規定していることから、戦地で撮影された写真が写真店から流出していたこと、写真店で働いていた中国人が余分の写真を持ち出していた事実が背景にあったことが推察される。 Carroll Alcottは、残虐写真の禁止という側面のみから見ているものの、1938年当時の状況を正確に記述していたわけである。また、この規定が10月末に定められたことと、China Weekly Review の同じ月の29日号を最後に同誌が残虐写真を掲載しなくなったことは、偶然の一致ではなく、残虐写真が10月末に上海から消えた結果と言えよう。 結局、日本軍の残虐写真が多数現れたのは、1938年限りの現象であり、戦地での写真撮影の規制や現像処理への取締りにより、あらたな日本軍による残虐写真が生産されなくなった事実が、Carroll Alcottの証言と中支那派遣軍の取締規定によって説明されるのである。 -- 脚注 -- 註:[1]Carroll Alcott, "My War With Japan", NY, 1943, Henry Holt And Company, p.304 --- 写真器材店は1932年と1937年の上海事変の戦場写真を、いそがしく商っていた。 彼らは、彼らの軍隊が引き起こした破壊だけでなく、彼ら自身の軍隊によって行われた残虐行為の写真を売ることも躊躇しなかった。 米国の刊行物に掲載された日本軍の残虐行為の写真の多くは、日本兵自身、あるいは日本のカメラマンのどちらかによって撮影されたものである。 私が上海で購入したこの手の写真のほとんど全ては、日本のカメラマンのために働いていた浪人によって、私に売られたものである。ひざまずいた中国人の首に刀を振り下ろしている日本軍の部隊の写真、あるいは縛られた捕虜の背中に狙いをつけている写真は日本軍自身によって撮影されたものである。 <一部省略> 日本人カメラマンは、頻繁に戦地や捕虜が捕らえられている後方を移動し、このような写真を、兵士達から料金を取って撮影した。しかし、多くの場合、兵士達は自分自身のカメラを持っていて、現像と焼付けのために、フィルムを日本人のカメラ店に持ち込んだ。店はネガやプリントを作り、更に余分に焼付けをして売りに出した。 写真が反日宣伝として世に出るまで、日本軍司令部は、この悪習を止めさせる努力をしなかった。(写真が反日宣伝に使われた)このことは特異なことであり、そのような写真の販売を即時停止する命令が出された。軍人であろうと民間人であろうと、違反したカメラマンは厳しい処罰で脅かされた、そして、当局は一歩進んで、そのような写真を兵士が撮影することを禁止して、日本人の習わしに干渉した。(引用者訳) [Carroll Alcott, "My War With Japan", NY, 1943, Henry Holt And Company, pp.302-304] --- 註:[2]「軍人軍属寫眞撮影製作取締規定」(昭和13年「陸支密大日記59号」) 出所:アジア歴史資料センター レファレンスコード:C04120598600 --- 陸軍省受領 陸支密受第一二一六五号 昭和十三年十月二十四日 <一部省略> 軍隊及軍人軍属寫眞撮影製作取締 規定本冊ノ通定ム 昭和十三年十月二十四日 中支那派遣軍司令官 畑 俊六 軍人軍属寫眞撮影製作取締規定 第一総則 一、本規定ハ軍隊及軍人軍属ノ寫眞(活動寫眞 ヲ含ム)撮影竝製作ニ關シ必要ナル事項ヲ 規定シ軍ノ機秘密ヲ保護シ且軍ニ不利 ナル宣傳材料ヲ外人ニ獲得セラレ若ハ 日本国内ニ配布セラルルヲ防止スルニ在リ 二、各隊長ハ部下ノ寫眞撮影及製作ノ取 締ニ關シ責任ヲ有スルモノトス 第二撮影禁止 個人ニ於テ撮影ヲ禁止スヘキモノ左ノ如シ 一、軍ノ機秘密ニ關スルモノ一切 イ、機秘密兵器資材ニ指定セラレタルモノ <一部省略> 二、逆宣傳ニ使用セラルル虞アルモノ イ、殘虐性ヲ感セラルル寫眞 ロ、不軍紀ナル状況ヲ感セラルル寫眞 若ハ日本軍ノ戰意ヲ失ヒタルカ如キ感ヲ 抱カシムルモノ ハ、國際法違反ト感セラルルモノ(外國権益地内ニ 於ケル行動等) ニ、<省略> ホ、戰死傷者ノ寫眞ニシテ悲惨ナル感情ヲ 惹起セシムルモノ ヘ、支那軍ノ宣傳用傳単若ハ文章ヲ 撮影セルモノ 第三現像及焼付 一、現像及焼付ハ部隊内ニ於テ行フカ若ハ其 地ノ指定寫眞店ニ於テ行フモノトス 二、指定ノ寫眞店ハ軍人軍属ノ寫眞ハ必ス 日本人ノ手ニ依リテ處理(現像焼付)ヲ行フモノトス 三、部隊ニ於テ撮影セルモノノ中本規定第二ニ示 セル事項ニ該當スルモノヲ現像若ハ焼付ヲ 行フ場合ニ於テハ軍ノ寫眞製作所ニ於テ 行ヒ市井ノモノニ註文セサムルモノトス 状況己ムヲ得ス市井ノ指定寫眞店ニ依 托セントスル場合ニ於テハ必ス監視者ヲ製作 現場ニ配置シ監督セシムルモノトス 四、寫眞ノ處理ヲ依托セントスルモノハ所属部隊 及階級氏名ヲ寫眞店ニ告クルモノトス 寫眞店ハ右事項及處理事項ヲ記録シ置 クモノトス 五、寫眞原板ハ依頼者ニ全部返付スルモノトス 又焼付ノ過数ハ總テ焼却スルモノトス 六、寫眞店ハ原板中機秘密ニ属スルモノ若 ハ逆宣傳ニ使用セラルル虞アルモノヲ發見 セル場合ニハ直ニ最寄憲兵部隊ニ届出 テ其指示ヲ受クルト共ニ該寫眞ノ散逸セ サルコトニ責任ヲ負フモノトス 七、指定寫眞店ナキ場所ニ於テ寫眞現像焼 付ノ處理ノ必要アル場合ニ於テハ部隊毎ニ 取纒メ確實ナル監視者ヲ附シ處理ヲ 監督セシムルモノトス 第四寫眞店の指定 一、憲兵ハ其地ニ於ケル日本人寫眞店中適 當ナルモノヲ指定寫眞店トナシ 之ニ其ヲ付輿ス 二、<省略> 三、指定寫眞店ハ見易キ位置ニ「陸軍指定 寫眞店」ノ標札ヲ掲クルモノトス 第五檢閲 一、指定寫眞店ニ對シテハ憲兵ハ随時檢 閲ヲ實施スルモノトス 二、取締上必要アリト認メタル寫眞ハ憲兵 ノ各隊長ハ製作ヲ禁止シ又ハ没収ス 没収セル寫眞中宣傳ニ利用シ得ルト認ム ルモノハ憲兵ヨリ報道部ニ送付スルモノトス 三、指定寫眞店以外ニ於テ處理セル場合 ハ該寫眞ハ凡テ没収スルモノトス 四、没収セル場合ニ於テハ之カ證票ヲ寫眞 店ヲ通シ依頼者ニ交付スルモノトス 五、没収セラレタル寫眞ノ代金ハ没収ノ證ア ルモノニ限リ依頼者ヨリ支拂ヲ受クルコトヲ得 第六報告(通報) 一、<省略> --- 3,310 hits -------------------------------------------------------------------------------- [117]Re(1) 多数の日本軍の残虐写真の出現は1938年限... ←back ↑menu ↑top forward→ ピッポ - 05/4/2(土) 12 30 - -------------------------------------------------------------------------------- 引用なし パスワード -------------------------------------------------------------------------------- ~添付ファイル~ ・名前 : CWR380813s-4.jpg ・サイズ : 6.2KB この写真は、 以下に引用するためにアップしたものです。 CWR, August 13, 1938, p.349の1枚。 渡辺さんの投稿より切り出したものです。 東中野本P92、写真15に対応します。 そこでは、「外人目睹中之日軍暴行」初出、となっています。 渡辺さん 勝手ながら、渡辺さんが"前稿"とおっしゃるご投稿を転載させていただきます。 といいますのも、かなり重要な論考であり、いくつかお尋ねしたいことがあるからです。 お許しください。なお、table タグが使えませんので、レイアウトを少しかえました。 渡辺さんのこの投稿は、東中野本の後半の論点「趣向をこらした追加写真」における、「16枚の写真集」や「マリオン・フィッチの写真群」、それから熊猫さんも論じておられる「上海在住の日本人プロ写真家」と残虐写真流出ルートとしての「写真館」の存在。これらを考察する鍵となる投稿ではないかと、思うわけです。 (以下 転載) ================================================================ 渡辺さんの投稿 問答有用30424 2004/10/29 12 32 日本軍の残虐・暴行写真 (1)写真の出現した時期 http //otd2.jbbs.livedoor.jp/mondou/bbs_plain?base=30424 range=1 ================================================================ この投稿は日本軍の残虐・暴行写真http //bbs2.otd.co.jp/mondou/bbs_thread?base=30423 range=1の一部です。 --- (1)写真の出現した時期 日中戦争での日本軍の残虐・暴行写真が新聞・雑誌などに現れた時期であるが、1937年にAPが配信した銃剣や刀の練習にされる中国人の写真が恐らく最初のものであろう。これは、LIFEやChina Weekly Reviewにも掲載された。しかし、多くの残虐・暴行写真が現れたのは1938年限りの現象とみられる。今日、真贋が話題となる写真も、ほとんどがこの年に現れたものである。 1938年になって、このような写真が現れたのは、1937年12月に南京が陥落し、日本軍将兵に写真を撮影したり現像する余裕ができたこと、また、1938年1月に南京で撮影されたマギーの映画が上海に持ち出されたことなどが要因であろう。 このような写真が 1939年以降に新たに出なくなった理由について、今回は充分考察することはできなかったが、その理由はいくつか考えることができる。上海では、現実の日本軍の脅威や、日中のテロの応酬などの事態が深刻化した。また、欧米では緊迫する欧州情勢に関心が強かったことなどが残虐・暴行写真への関心を、少なくとも日本の対英米戦争が始まる 1941年まで弱めたと考えられる。しかし、最も大きな理由は、日本軍の残虐・暴行写真が海外のメディアに掲載されたので、1938年に日本軍でなんらかの対策がとられた結果、新たな写真が現れなくなったものとみられる。上海で当時ニューズキャスターをしていた Carroll Alcottは、日本軍当局によって残虐写真の販売が禁止され、後に撮影も禁止されたと述べている。[1] 次に、1937年から1938年の間に現れた残虐・暴行写真の実例をあげてみよう。なお、CWRとあるのは、上海で刊行されていた China Weekly Review のことである。本来は残虐写真とは無縁の週刊誌であるが、1938年については例外的にこのような写真が多く掲載された。なお、撮影場所が資料に記載されているものは、場所を表示した。また、他の写真との関係などについては概略のみとし、個別の検証は煩雑になるので別稿とする。 (この掲示板では、文章と表の間に空白ができるかもしれません。) 1.人体を使って剣・銃剣の練習をする日本兵の写真2枚 (ピッポ註1) 場所:天津 1)LIFE October 11, 1937, p.30 2)CWR, November 6, 1937, p.223 br LIFE October 11, 1937掲載の写真, p.30 LIFEの写真説明によれば、APのカメラマンによって 9月5日に天津で撮影された。 CWRの写真説明によれば、CWR掲載の写真は、10月3日付 Chicago Tribune からの複製。 CWR解説記事によれば、APの編集長 Edward Stanley は、この写真はAPの在中国カメラマンが撮影した正真のものと述べ、この写真が日本人カメラマンによって撮影されAPにフィルムが売り込まれたという上海での噂を否定した。また、Editor and Publisher 10月2日号の報道では、the Chinese Section of General Staff の高橋担大佐(Lieut.-Col. Tan Takahashi) (ピッポ註2)が、ドイツへの途上、米国で、これは中国人が日本軍の軍服を着たものだと主張した。(CWR p.224) 2.南京の写真 場所:南京 CWR, March 19, 1938, p.15 (頁右上の写真を除く) br CWRでは撮影者は匿名になっているが、マギーの映画フィルムを写真にしたもの 3.ズボンを下げられた女性 外人目睹中之日軍暴行(国民出版) 1938年6月 br 左=外人目睹中之日軍暴行に掲載の写真 右=鉄証如山に掲載の写真、引用元は、日寇暴行実録(軍事事委会政治部)1938年7月 と思われる。 4.陸軍兵士 、海軍兵士による斬首の写真 3枚 1)外人目睹中之日軍暴行(国民出版) 1938年 6月 2)Ken Magazine, August 11, 1938 3)CWR, October 1, 1938, p.144 br CWR October 1, 1938に掲載の写真 CWRには、Ken のものとして紹介されているが、Ken からの複製ではない。1),2),3)のいずれも、撮影の場所について記述がない。 5.銃剣での刺殺・斬首の写真 4枚 場所:南京 br CWR, August 13, 1938, p.349 (ピッポ註3) 「日本軍自身によって撮影された残虐行為」(ATROCITIES-EXPOSED BY THE JAPANESE THEMSELVES)との見出しが付けられている。 (LOOKにも掲載されたが、まだ実物を確認していない。) 『日本の侵略』に掲載された、南京の兵站病院で勤務した坂本多喜二氏が撮影した写真と同じ場面を異なる位置から撮影したものと考えられる。 右下の写真は、呉旋証言にある「恥」と記されたアルバムに掲載されている写真と左右が逆であるが、同じものである。("GoodMan of Nanking", p.141 参照) (ピッポ註4) 6.溝に並ぶ市民の遺体 場所:蘇州 br CWR, October 22, 1938, p.262 7.頭蓋骨と焼死体の写真 場所:南京 br CWR, October 22, 1938, p.262 8.斬首された首の列など写真 3枚 場所:南京 br CWR, October 29, 1938, p.281 註:[1]Carroll Alcott, "My War With Japan", NY, 1943, Henry Holt And Company, p.304(ピッポ註5) (転載おわり) =============================================================================================== ピッポの註 (1)東中野修道「南京事件『検証写真』を検証する」P、161では、 写真99は、昭和12年(1937)年秋にAP通信社が「日本人の支那人虐殺」と題して配信した写真の1枚で、同年9月30日付で「デーリー・ミラー」紙が載せた写真と同一のようである。 と説明しています。 (2) http //t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=one;no=114;id=#atop (3)東中野本では、初出は 「外人目睹中之日軍暴行」となっています。これが1938年6月発行だとすると、 CWR, August 13, 1938よりもずっと早いということになります。「外人目睹中之日軍暴行」には、漢口版と香港版があるということですが、渡辺さんと東中野氏(漢口版と記している)では違う版なのでしょうか? (4)左右が逆には違い有りませんが、ネガを裏焼きして同じ写真を別の写真として使ったわけでは有りません。カメラポジションが反対側の全く別の写真のようです。 br br なお、右の写真は東中野本のP92の写真15です。東中野氏によれば、撮影現場は同じでも「16枚の写真帳」には無いものです。"GoodMan of Nanking"にはどう書いてあるのでしょうか? (5)渡辺さんの前投稿に訳文があります。 ================================================================================================ 以下は私ピッポの文章ですから、中てには出来ません。mOm 日本兵の残虐行為を写真に収めることができたのはなぜか? 1、それらは全て、中国側の演出・捏造である。中国兵に日本の軍装を着させて(真似させて)、欧米特派員などに撮影させたものである。(東中野説) 2、日本兵がカメラを中国戦線に持参し、記念に撮った。故郷に送ったもののなかにも、残虐・陵辱写真があった。それらを上海の写真館で現像したときに流出した。LIFEやChina Weekly Review、そうして中国側にも流れた。 3、撮影したのは日本兵とは限らない。上海在住のプロカメラマンが上海戦線を歩き回っていた。かれらは、 写した写真の顧客として、日本の新聞社、外国通信社、LIFEやChina Weekly Review、などがあり、また残虐エロ写真を売る露天商にも流した。 br br (The Nanking Atrocities http //www.geocities.com/nankingatrocities/index.htmより) 写真を売っているのかどうか分かりませんが・・・肩から提げた四角い革ケースが気になります。 4、上海の写真館は、今でいう「現地プロダクション」の役割を果たしていた。例の「宝山県日の丸部落」の組写真は、どうみても「パブリシティー」記事です。この記事のために雇われた中国一家、そうして彼らと会話が出来るカメラマン。「現地プロダクション」が下請け受注した「作品」ではないでしょうか? 同業者である私の直感です。(東中野本P,111~114参照) 5、2と3は、渡辺さんの前投稿にあるように、「軍隊及軍人軍属寫眞撮影製作取締 昭和十三年十月二十四日」によって統制された。 1は「妄想」かもしれず、2、3、4はまだ憶測ですが真実に近づいた方もいるようです。皆さんのご意見を伺いたいところです。 (以上、投稿おわり) [管理人一回修正 HTML文法] 1,966 hits -------------------------------------------------------------------------------- [118]Re(2) 多数の日本軍の残虐写真の出現は1938年限... ←back ↑menu ↑top forward→ ピッポ - 05/4/2(土) 14 29 - -------------------------------------------------------------------------------- 引用なし パスワード -------------------------------------------------------------------------------- ~添付ファイル~ ・名前 : 渡辺さんの投稿A..htm ・サイズ : 243.4KB 管理人様、お手数をおかけしました。 私の間違いを、ヘルプスレッドで教えてくだされば幸いです。 なお、写真の上下が、キャプションでは「左」「右」です。 この掲示板の特殊文法のようです。 念のため、HTMLを添付しておきます。 1,737 hits -------------------------------------------------------------------------------- [122]日本人のプロのカメラマンと上海の写真館 ←back ↑menu ↑top forward→ ピッポ - 05/4/2(土) 19 20 - -------------------------------------------------------------------------------- 引用なし パスワード 渡辺さんの投稿より http //otd2.jbbs.livedoor.jp/mondou/bbs_reply?reply=30427 資料5:Carroll Alcott (1938年から上海の放送局XMHAのニューズキャスターを勤めた。) 日本人のプロのカメラマンのあるものは、非常に営利的な視点を持っていた。 愛国的な市民として、彼らは政府に対する軍の重要性を否定することを翻し、市場価値のある、しかし鈴木にとっては大した価値のない、そういう人達のいる側でビジネスをしようとした。 [Some of the professional Japanese photographers had an exceedingly commercial point of view. As patriotic citizens they turned over negatives of military importance to their government, but tried to do business on the side with those which had market value and were not of great value to Mr. Suzuki. ] [日本人のプロのカメラマンのあるものは、非常に営利的な視点を持っていた。政府に対して軍事優先政策反対者を克服して愛国主義者になった立場でありながら、商売上の市場価値をもつものに依拠した商売に挑んだ。 鈴木氏にとって、(もちろん)そんなものは偉大な価値でも何でもなかったのだが。(ピッポ試訳)] 写真器材店は1932年と1937年の上海事変の戦場写真を、いそがしく商っていた。彼らは、彼らの軍隊が引き起こした破壊だけでなく、彼ら自身の軍隊によって行われた残虐行為の写真を売ることも躊躇しなかった。 米国の刊行物に掲載された日本軍の残虐行為の写真の多くは、日本兵自身、あるいは日本のカメラマンのどちらかによって撮影されたものである。 私が上海で購入したこの手の写真のほとんど全ては、日本のカメラマンのために働いていた浪人によって、私に売られたものである。ひざまずいた中国人の首に刀を振り下ろしている日本軍の部隊の写真、あるいは縛られた捕虜の背中に狙いをつけている写真は日本軍自身によって撮影されたものである。それ以外にそのような行為を撮影することができた者はいなかった。なぜならカメラを持った中国人や外国人は処刑の場に1マイルと近付くことは許されなかったからだ。 日本兵が、無力な中国人の頭のうえで自分の刀と共にポーズをとるのは、虚栄心がその原因だ。彼の視点から見ると、ほとんど必然的な行為なのである。 日本の伝統によれば、刀というものは、それが大きな功績に出会わない限りは、飾りとして家の壁に掛けておくような武器ではない。それどころか、日本の青年が刀を手渡されると、やいばの目的は敵の血を流すという、刀に伴う作法をすっかり思い起こさせるのである。 このことは、戦闘になると剣術をすることに熱意を燃やす理由を説明している。郷里での面子を保つため、頭を刎ねたり、体を突き刺す必要性を感じるのだ。 かつては、自分の刀を血の海に浸したということを郷里の人々に証明するには、自分の言葉や同僚の言葉に頼らざるを得なかった。しかし、彼が偉大な戦士であることを示すためには、今や、行動中の自分の写真を送ることができるのだ。 日本人カメラマンは、頻繁に戦地や捕虜が捕らえられている後方を移動し、このような写真を、兵士達から料金を取って撮影した。しかし、多くの場合、兵士達は自分自身のカメラを持っていて、現像と焼付けのために、フィルムを日本人のカメラ店に持ち込んだ。店はネガやプリントを作り、更に余分に焼付けをして売りに出した。 写真が反日宣伝として世に出るまで、日本軍司令部は、この悪習を止めさせる努力をしなかった。(写真が反日宣伝に使われた)このことは特異なことであり、そのような写真の販売を即時停止する命令が出された。軍人であろうと民間人であろうと、違反したカメラマンは厳しい処罰で脅かされた、そして、当局は一歩進んで、そのような写真を兵士が撮影することを禁止して、日本人の習わしに干渉した。 [Carroll Alcott, "My War With Japan", NY, 1943, Henry Holt And Company, pp.302-304] 1,739 hits sage -------------------------------------------------------------------------------- [123]Re(1) 日本人のプロのカメラマンと上海の写真館 ←back ↑menu ↑top forward→ ピッポ - 05/4/2(土) 20 04 - -------------------------------------------------------------------------------- 引用なし パスワード ▼渡辺さん ここまできたら、 その次も転載させていただきます。 続編を期待しています。 渡辺さんの投稿 日本軍の残虐・暴行写真 (2)写真の撮影者・流出ルート 問答有用30427 2004/10/29 12 41 http //otd2.jbbs.livedoor.jp/mondou/bbs_plain?base=30427 range=1 (2)写真の撮影者・流出ルート 日本軍の残虐・暴行写真は誰が撮影し、どのように流出したのかを、史料によって検証してみる。 まず、岡村寧次(資料1)は、1938年8月末のこととして「戦地から惨虐行為の写真を家郷に送付」と端的に述べている。児玉誉士(資料2)は、1938年のこととして、外務省の官僚から「日本軍が中国の婦女に暴行を加えている、みるに堪えぬ写真」を見せられ、「いろいろなできごとに直面してみると、この写真は真実であることを肯定せざるを得なかった」と、中国旅行の体験から暴行写真の正真性を述べている。また、John B.Powellの1945年の回想録(資料3)の内容は、岡村寧次の「戦地から惨虐行為の写真を家郷に送付」と平行する。 更に、John B.Powellは、それらの写真が上海の写真屋から焼付けの際に流出していたと述べている。写真店から流出したという同種の証言として、呉旋証言(資料4)がある。日本兵の依頼により焼付けの際、南京の写真屋で働いていた羅なる人物が余分に焼付して持ち出したとする。[1] Carroll Alcott(資料5)は、John B.Powellの回想を裏付けるように、写真の撮影者が日本人で、写真屋から流出したとしている。Carroll Alcottの記述で、興味深いのは、撮影者にプロのカメラマンがいたこと、また、彼らのもとで働いていた浪人からCarroll Alcottが写真を購入したとしていることである。確かに、残虐写真の中には撮影位置や構図も素人にしてはよくできていると思われる写真がある。 佐藤振壽氏(資料6)も、写真が日本の軍人によって撮影されたものとしている。日本軍の残虐行為を告発しようとした中国人によって写真が流出した可能性を述べているが、これは実体験によるものではないらしい。 では、残虐・暴行写真を収集した中国側の資料は何と言っているであろうか。中央宣伝部副部長であった董顕光の、1938年5月6日付蒋介石宛て報告(資料7)の中で、暴行写真は「日本軍人が戦争地域で撮影し、上海に送って現像され、小職所属部によって、紆余曲折の後、捜しあてられたものである」としている。従って、中国側の当時の機密文書でも、宣伝に使われた暴行写真が、日本軍人によって戦地で撮影されたものであり、上海で入手したとしているのである。 以上の資料・証言を総合してみると、残虐写真・暴行写真が日本人によって撮影されたという点については一致している。撮影者は日本軍の兵士だけではなく、Carroll Alcottが言うように、プロのカメラマンが撮影したということは考えられる。一方、実際問題として中国人や外国人のカメラマンが撮影したとすることは困難である。董顕光が「第三国人」としているのは、マギーのフィルムから作られた写真のようなものを指すのであろう。 写真が流出したルートについて述べている資料では、写真店から現像・焼付の際に流出したという点について一致している。ほとんどの場合は上海の写真店が流出元としている。また、Carroll Alcottはプロのカメラマンによって撮影されたものが営利目的で売られていたともしている。 これに対し、写真が捏造、あるいは改竄されたことを示唆する資料は見つけることができなかった。あえて言えば、1937年にシカゴトリビューンに掲載されたという天津の写真について、CWRの記事に、高橋大佐が中国人が日本軍の制服をきたものと発言したことが伝えられている。しかし、本物の残虐・暴行写真が上海で入手できるのだから、わざわざ偽の写真を作る必要はなかったと考えるべきであろう。 問題は、それらの写真が日本軍の実態を示す写真であったとして、果たして撮影場所が特定できるかといういうことである。特に目印となるようなものが写っていない限りは、撮影場所は撮影者自身にしか分からないはずである。しかし、別稿として述べるが、CWR 1938年8月13日に掲載された銃剣で捕虜を刺殺している写真には、撮影場所を南京と明示しており、別の同じ場所を写した写真から、この写真は確かに南京で撮影されたと考えられる理由があるのである。日本人のプロのカメラマンが介在している場合は、撮影場所や状況といった情報が購入者に与えられたかもしれない。また、焼付けをした人は同一ネガの他の写真から撮影場所を知り得たり、焼付け依頼者から撮影場所を知り得たかもしれない。撮影場所などの情報も、写真の購入者が知り得た可能性は考えられるであろう。 なお、撮影場所が不明なために、誤用された写真については、次の稿で触れておきたい。 註:[1]呉旋証言にあるアルバムの写真の一枚が、チャイナ・ウイークリーレビュー 1938年8月13日号に掲載された南京の捕虜斬首の写真と同じであるので、この件は別稿として解説したい。 == 資料 == 資料1:岡村寧次 (1937年12月、参謀本部附、上海駐在武官、1944年11月から敗戦まで、支那派遣軍総司令官) <引用者註:「前項」は、1938年(昭和13年)についての記述。> 前項(八月二十三日)以降九月までの間における所見次のとおり。 <途中省略> (四) 来陣した中村軍務局長の言によれば、戦地から惨虐行為の写真を家郷に送付する者少からず、郵便法違反として没収したものすでに数百に達しているという。 好奇心も甚しいというべし。 [稲垣正夫編「岡村寧次大将資料(上)」原書房、昭和45年、 pp.302-303] 資料2:児玉誉士夫 (戦前、急進愛国党員、戦争中「児玉機関」を組織して物資調達、戦後にA級戦犯となる) <引用者註:1938年の中国旅行についての記述> 自分は日本を発つ前に外務省情報部長河相達夫氏を訪ねて、外地を旅するに必要な援助と注意をうけたが、そのとき河相氏が数枚の写真を見せて「これが天皇の軍隊がすることだろうか」と言って憤慨していたが、それは現地にある日本軍が中国の婦女に暴行を加えている、みるに堪えぬ写真であった。そのとき、ふと、これは中国政府が民衆に抗日思想を宣伝するためのトリックではなかろうかと疑ったが、いろいろなできことに直面してみると、この写実は真実であることを肯定せざるを得なかった。 当時、大同では、「大同に処女なし」という言葉があったが、この言葉の意味は日本軍の恥辱を意味するものであった。<途中省略> 満州事変以来、国防国家の確立に名をかりて政治権力を獲得することに狂奔してきた軍の首脳部は、部下にたいする統御力をしだいに失ってきていた。陸軍大臣が中央にあってロボット化されていたと同様に、軍首脳部もまた現地軍を統御できなかった。そして現地 軍の幹部は将校、兵士の非行を取締るには、あまりにもその行いは威厳を失墜するものがあった。[児玉誉士夫『われかく戦えり』広済堂出版、pp.78-79] 資料3:John B.Powell ( China Weekly Review の主宰者) 日本人自身によって撮影された、日本兵によって斬首される中国人を写した おびただしい数の写真もまた、私は見た。それから、中国人女性の不快な写真を私は一枚持っていたが、その犠牲者の体の傍らに立っている二人の日本兵に強姦されたのだ。日本人はお互いに写真を撮りあうことが非常に好きで、彼等自身の残虐な行為でさえ撮影する誘惑に抵抗することができなかった。私はそれらの写真を、ある上海の朝鮮人の写真屋で手に入れたが、現像のためにフィルムがそこに送られていたのだ。明らかに、兵士たちは日本の郷里の友人にそれらの写真を送るつもりであった。いかに彼等の非人間的な行為が、現代の戦争の規範や常識的な日常の道徳から逸脱していようと、日本兵には、まるでそれらに対して感情がないかのように思われた。 [John B.Powell, "My Twenty-five Years In China",p.308] 資料4:呉旋(聞取り証言) (1941年、通信隊の学生時代に入手した写真帳が、戦後に軍事裁判の証拠となった。) 一九四一年春のある日、呉さんは毘盧寺構内にある便所に行く道すがら、草むらから一冊の写真帳を拾った。<途中省略>この写真帳の表紙とそのウラには何も書かれていなかったが、表紙から起算して三ページ目にハートの形に短剣が突き刺さっている絵が描かれていた。そのハートの絵の下方には血を示すらしい形とともに「血」という文字、右側には「恥」という文字があった。これらの絵や文字が具体的に何を意味するものか、また、だれが描いたものであるかについて呉さんは知らない。 この写真帳を毘盧寺構内の便所付近に棄てたのは、羅瑾という呉さんと同じ通信隊の学生であった。呉さんと学生たちの幾人かは、以前、羅さんからこの写真帳を見せられており、この写真帳を拾ったとき、呉さんは羅さんが持っていたものだということがわかった。 羅さんがこの写真帳をもつにいたった経緯は以下のようなことである。 羅瑾さんは、通信隊に学生として「入隊」する以前、南京市新街口にある金陵照相館(写真館)の店員だった。一九三七年~三九年のいつだったか確定することができないが、日本の兵隊がやってきて写真の焼き付けを依頼した。羅さんはネガフィルム(これがオリジナルか否かは不明)から紙焼きを依瀕されただけだから、この写真がいつどこで撮影されたのかについてわからなかった。そのとき、羅さんは、依頼された写真を一セット余分に焼いて自分のものとした。ところが、通信隊に入ってみるとこうした品を持つことは身の危険になるとわかって棄てた、というわけである。 呉さんも拾った写真帳をそのまま自分が所持しつづけると、自分の生命に危険が及ぶのではないかと考えた。前述のような日本人教官の言動があったからである。そこで呉さんは.拾った写真帳を毘盧寺の仏像が安置されている座布団の下に隠すことにした。<途中省略>そして日本軍が降伏し、国民党が日本の戦犯を裁くとき、その証拠資料として呉さんは写真帳を国民党に渡した。呉さんが拾った写真帳は谷寿夫の戦犯裁判の証拠として採用され、証拠のひとつとなって谷寿夫に死刑判決が下されたという。さらにまた日本の教科書の記述をめぐって問題が起こった一九八三~八四年ごろ、呉さんはむかし拾ったこの写真帳の写真(複製)が南京歴史博物館に展示されているのを見たという。もちろん一九八五年に開館された「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館」にも呉さんが拾った写真帳の写真(複製)は展示されている。 [本多勝一他『南京大虐殺の現場へ』朝日新聞,1991年,pp.218-220] 資料5:Carroll Alcott (1938年から上海の放送局XMHAのニューズキャスターを勤めた。) 日本人のプロのカメラマンのあるものは、非常に営利的な視点を持っていた。愛国的な市民として、彼らは政府に対する軍の重要性を否定することを翻し、市場価値のある、しかし鈴木にとっては大した価値のない、そういう人達のいる側でビジネスをしようとした。 写真器材店は1932年と1937年の上海事変の戦場写真を、いそがしく商っていた。 彼らは、彼らの軍隊が引き起こした破壊だけでなく、彼ら自身の軍隊によって行われた残虐行為の写真を売ることも躊躇しなかった。 米国の刊行物に掲載された日本軍の残虐行為の写真の多くは、日本兵自身、あるいは日本のカメラマンのどちらかによって撮影されたものである。 私が上海で購入したこの手の写真のほとんど全ては、日本のカメラマンのために働いていた浪人によって、私に売られたものである。ひざまずいた中国人の首に刀を振り下ろしている日本軍の部隊の写真、あるいは縛られた捕虜の背中に狙いをつけている写真は日本軍自身によって撮影されたものである。それ以外にそのような行為を撮影することができた者はいなかった。なぜならカメラを持った中国人や外国人は処刑の場に1マイルと近付くことは許されなかったからだ。 日本兵が、無力な中国人の頭のうえで自分の刀と共にポーズをとるのは、虚栄心がその原因だ。彼の視点から見ると、ほとんど必然的な行為なのである。 日本の伝統によれば、刀というものは、それが大きな功績に出会わない限りは、飾りとして家の壁に掛けておくような武器ではない。それどころか、日本の青年が刀を手渡されると、やいばの目的は敵の血を流すという、刀に伴う作法をすっかり思い起こさせるのである。 このことは、戦闘になると剣術をすることに熱意を燃やす理由を説明している。郷里での面子を保つため、頭を刎ねたり、体を突き刺す必要性を感じるのだ。 かつては、自分の刀を血の海に浸したということを郷里の人々に証明するには、自分の言葉や同僚の言葉に頼らざるを得なかった。しかし、彼が偉大な戦士であることを示すためには、今や、行動中の自分の写真を送ることができるのだ。 日本人カメラマンは、頻繁に戦地や捕虜が捕らえられている後方を移動し、このような写真を、兵士達から料金を取って撮影した。しかし、多くの場合、兵士達は自分自身のカメラを持っていて、現像と焼付けのために、フィルムを日本人のカメラ店に持ち込んだ。店はネガやプリントを作り、更に余分に焼付けをして売りに出した。 写真が反日宣伝として世に出るまで、日本軍司令部は、この悪習を止めさせる努力をしなかった。(写真が反日宣伝に使われた)このことは特異なことであり、そのような写真の販売を即時停止する命令が出された。軍人であろうと民間人であろうと、違反したカメラマンは厳しい処罰で脅かされた、そして、当局は一歩進んで、そのような写真を兵士が撮影することを禁止して、日本人の習わしに干渉した。 [Carroll Alcott, "My War With Japan", NY, 1943, Henry Holt And Company, pp.302-304] 資料6:佐藤振寿 (東京日日新聞カメラマン、日中戦争に従軍) ともかく戦時中の写真検閲は、できるだけ不許可のハンを押す。国民に知らせない方がよいという大方針が打ち立てられていたとしか考えられない。それにもかかわらず、海外では日本兵の残虐、暴行などの写真がゾロゾロと発表されたのだから、驚きの一語につきる。それらの写真は、あまり上手とはいえないアマチュアの写真のようだが、チャンと抜け道があったのだ。 たとえば上海の前線の場合である。多くの将校や下士官が、カメラを持って戦場にいた。ほんとうにドンパチの戦闘の時は、写真を撮影する余裕はない。戦闘も小休止となった時に、カメラを持ち出して撮影することになる。そんな時に、何を撮っていただろうか。たわいのないスナップや記念撮影なら結構。しかし、武勇伝まがいの首切りにレンズを向けたことがなかっただろうか。 戦場にはカメラ店はないから、現像や焼付けができない。そこで休暇をもらったり、出張で町へ行く兵隊にこの未現像のフィルムを託すことになる。カメラ店ではこれが中国人の暗室マンによって、現像されたりする。ところが、彼らだって愛国心はある。現像済みのネガの中に、ひどい仕打ちをする日本兵の姿を見逃すはずはない。すると、こうしたネガから一枚ずつ余分に焼付けをしておく、そしてこれは現像しないで、黒い紙に包んで胸のポケットに。 一日の仕事を終わると、なに気なくその印画紙を持ったまま、検門をパスして自宅へ帰るわけだ。もしも検門でひっかかっても、黒紙の中には白い印画紙だけしか入っていないから問題はない。開いて見られれば印画紙は感光してしまい、いくら現像しても日本兵の影も形もまっ黒で見えないわけだ。こうして持ち出した印画紙は、安全な場所で現像すれば、そこでちゃんと日本兵の写真ができることになる。そして、海外でそれが反日の好材料として発表されたのであった。 [『1億人の昭和史 10不許可写真史』毎日新聞、1977年、佐藤振寿「不許可となった写真ち」] 資料7:董顕光 (国民党中央宣伝部副部長、中央宣伝部は中国の国内・海外向け報道の統制を行った。) 董顕光から蒋介石への 1938年5月6日付報告[註1](侍从秘書号:機密乙第5308号) 謹しんで機密報告す:小職所属部・国際宣伝処が敵国内にて、外国人4人を日本に派遣して推進した宣伝工作につき、今般4人の中、既に3人が中国に帰還しその成果を報告したが、相当の収獲があった。報告によれば、彼等は日本に赴き、隠密裏に英語と日本語の宣伝品を携行して分別送付し、広く流布するようにとの依頼を小職所属部・国際宣伝処より受け、このうち、外国人が明らかにした日本軍の暴行の文書は甚だ多く、相当の動揺を引き起こした。3人のうち一人は、更に、外国人が南京で撮影した400フィートのフィルムを携行し、東京の各国大使館・領事館員と開明的な日本の紳士と密約し、4月中旬まで、数回にわたって上映したが、日本側警察は、未だ彼等の宣伝の形跡に気づいていない。彼等は、また、第三国人と日本人自身が戦争地区での暴行を撮影した写真の多数のセットを携行し、秘密裏に東京各国大使館・領事館員に分け与えた。このような写真の一セットを報告に添付する。これは日本軍人が戦争地域で撮影し、上海に送って現像され、小職所属部によって、紆余曲折の後[註2]、捜しあてられたものである。日本人自身が撮影した暴行は、その意図を推し量るに、その武威を誇示したいとでもいうのであろうか?<以下省略> [『民国档案』2000年第4期, p.7] 引用者註: [註1]報告:原文にある「簽呈」(せんてい/qian-cheng)は、正式呈文より簡便な陳述書のこと。 [註2]紆余曲折の後:原文では「転輾」で、「転々とし」という意味に思われるので、「紆余曲折の後」と訳した。 (5)資料の原文 資料3原文:(John B. Powell) I also saw nmerous pictures snapped by the Japanese them-selves, showing Chinese being beheaded by Japanese soldiers, and I possessed one revolting picture of a Chinese woman who had been raped by two Japanese soldiers who were shown in the picture standing by the body of their victim. The Japanese have a weakness for photographing each other, and could not resist photographing even their own barbarous acts. I obtained the prints from a Korean photograph shop in Shanghai, where the films had been sent to be developed. The soldiers apparendy wanted the prints to send to their friends at home in Japan. Japanese soldiers seemingly had no feeling whatsoever that their inhuman actions transgressed the tenets of modem warfare or common everyday morals. [John B.Powell, "My Twenty-five Years In China",p.308] 資料5原文:(Carroll Alcott) Some of the professional Japanese photographers had an exceedingly commercial point of view. As patriotic citizens they turned over negatives of military importance to their government, but tried to do business on the side with those which had market value and were not of great value to Mr.Suzuki. Photographic goods stores did a bustling trade in pictures of battle scenes of the Shanghai hostilities of 1932 and 1937. They not only capitalized on the destruction their armies had caused, but did not hesitate to peddle pictures of atrocities committed by their own troops. Many of the pictures of Japanese atrocities which have appeared in American publications were taken either by Jap soldiers themselves or by Jap photographers. Nearly all the photographs of this type that I purchased in Shanghai were sold to me by ronin working for Jap photographers. Pictures of Japanese troops swinging their swords on the necks of kneeling Chinese, or aiming pistols at the backs of bound captives, were taken by the Japanese themselves. No one else could have photographed such acts, became Chinese and foreigners with cameras were never allowed to get within a mile of executions. It was vanity that caused the Jap soldier to pose with his sword over the head of some helpless Chinese. From his point of view, it was almost necessity. According to Japanese tradition, the katana (sword) is not a weapon to be hung on the walls of the home as a decoration unless it has seen much active service. On the contrary, when the Japanese youth is handed his sword he is reminded throughout the accompanying ceremony that the purpose of the blade is to draw the blood of an enemy. This accounts for his eagerness to engage in kenjutsu (swordplay) when he gets into battle. To Save face at home he finds it necessary to whack off heads or run men through the body. Once he had to depend on his own or his comrades word to prove to the home folks-that he had given his sword a blood bath, but now pictures of him in action can be sent home to show that he is a great warrior. Frequently Japanese photographers moved through the battle zones or behind them where captives were held andb took such pictures, charging the soldiers for their services. In most cases, however, the soldiers carried their own cameras and took their films to Japanese camera shops for developing and printing. The shops made negatives and prints, then ran off more prints and put them on sale. The Japanese command made no effort to stop this practice until the pictures started appearing as anti-Japanese propaganda. This was a different matter, and orders were issued to stop the sale of such photos immediately. Photographers, military or civil, who disobeyed were threatened with drastic punishment, and the officials went a step further and interfered with a Japanese tradition by forbidding soldiers to take such pictures. [Carroll Alcott, "My War With Japan", NY, 1943, Henry Holt And Company,pp.302-304] 資料7原文:(董顕光) 董顕光致蒋介石簽呈(侍从秘書号:機密乙第5308号) (1938年5月6日) 謹密呈者:職部国際宣伝処前因在敵国境内推進宣伝工作,曽派外人四人赴日,茲四人中已有三人返華,報告工作成績,尚有相当収獲。据報告称,彼等赴日,将職部国際宣伝処嘱其秘密携去之英日文宣伝品分別遞送,流伝頗广。此中開有外人叙述日軍暴行之文件甚多,頗引起相当波動。三人之一,更携有外人在南京所摂日軍暴行影片四百尺,曽密約東京各使領館人員及開明之日本士紳作数次演映,迄四月中旬,日方警察尚未発現彼等宣伝之迹象。彼等復携有第三国人及日人自己所撮戦区中暴行照片多套,秘密分贈東京各国使領館人員。随呈附上此種照片一套,此為日軍人在戦区所摂,送至上海洗印,由職部転輾覓得者。日人自摂暴行,測其用意,[しんにゅう+台]進欲表示其威武歟? [『民国档案』2000年第4期, p.7] http //otd2.jbbs.livedoor.jp/mondou/bbs_plain?base=30427 range=1 1,832 hits sage --------------------------------------------------------------------------------