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393:635:2024/01/23(火) 06 57 47 HOST 119-171-253-178.rev.home.ne.jp 日蘭ネタ 日蘭世界においての民俗学的な感じな深海仏棲姫についてのネタ その3 ◯?社刊 FFR、日常の風俗史より抜粋 五月三〇日と一〇月一五日に行われる贖罪の日、それが正確にいつから始まったというかは定かではない。 本土支那植民地奪還直後の混乱期には日蘭より導入された水子供養と同様に始まったのではないかとされキリスト教の大斎を下地に神道の大祓、 仏教の施餓鬼の影響が垣間見える。 贖罪の日と呼ばれるようになったのはFFRが先の共和制の否定により始まった故に先の戦争が戦後、 本来フランスが参戦すべきでなかったとなった故である。 それを死者に懴悔し忘れない為の贖罪の日であった。そして許しを請いその罪過を流して貰うのである。 その内容は贖罪の日の朝、夜が開ける前に海や川、浴槽などの水を被り己の罪を女神に懴悔すると共にその日は一食のみしっかりと食べ、 残りニ食は少し食した後に海や川へと舟形の入れ物に入れ罪過と共に海に流すという内容だ。 食物を控え食物を流す、戦中後の混乱期には食糧不足による栄養失調や餓死で亡くなった者も多くおり、 食物を控えるという行為そのものは他者へ分け与える為に、食物を流すという行為は食料が安定してきた後に死者への慰めとして行われた。 そして身を清めるという行為はペダン元帥の進めた身体の清潔を保つことで健康を保つということが由来ではないかとされている。 科学的な説明はもとよりペダン元帥が信心深い者の為に悪魔(支那人、所謂セクト)に殺された死者を弔った者はその者に穢を付けず、 また己も穢を持たない為に己を清潔にすべしと訓示したという一節が残っている。 -中略- 食物を流す行為は時代が下りると霧の向こう、オセアンの下で戦う兄弟への補給物資としても扱われる様になった。 さらに時代が下り、リシュリュー信仰が確立し他神話の神々、聖人の権能を吸収していく中で差詰リシュリュー本地説というべきものが生まれると、 贖罪の日は度々地上に降りフランスを救おうとしたリシュリューを邪魔してきたフランスの罪や各々の心の罪などを懴悔する日も兼ねる様になってきた。 それが決定打となったのは201X年に工事中のブレスト海軍ドックで発見されたメリュジーヌ碑文である。 この碑文の発見後、時のFFR大統領により地域によって違っていた贖罪の日は聖女と王妃の命日に定められている。 さてこの贖罪の日に流したものの流れる果てであるが食物は海を通し霧の向こう、オセアンの御下へと流れ着くとされている。 これは物が霧の向こうへ…死者への手向けであり戦う兄弟への補給品であるこから納得出来るがFFRの法には罪なき罪過、 日本で言えば穢というべきものはどこへ行き着くのか? 穢は誰が祓うのか? それらはFFRの女神であってはならない。何故ならFFRの正の側面である彼女らが穢れることはあってはならない。 ちなみにFFRにおいて日本と違い血は穢とはなり得ない。 敵の血は武勲の証であり、己が血は勲章、味方の血は尊きものであるからだ。 FFR神話において詳細は語られぬがFFR神話の研究者の間で予想されている場所がある。 それは海の底、FFR外ではメリュジーヌと呼ばれる女神の所である。 現世の主神たるリシュリューから別れたされる秘女神メリュジーヌ。 彼女は研究者の間ではオセアンと異なる意味でリシュリューと表裏一体の女神であるとされている。 正を司るリシュリューに対しFFR全ての負を統べる女神、故に彼女は現世におけるFFR神話の負の側面すべてを担うことが出来る。 その内の権能の一つがFFRの法を犯さない罪過すべて祓い清めるという権能だ。 故に彼女はFFR内でこうも呼ばれる【Pardonneur des peches(穢を禊ぐ御方)】と。 394:635:2024/01/23(火) 06 59 34 HOST 119-171-253-178.rev.home.ne.jp 短いですが以上になります。 法によらぬ罪を償うならば、穢を祓うならばと生まれたそのシステムが必要ということ回でした。
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575 :ナイ神父MK-2:2015/10/01(木) 23 02 52 日蘭世界 江戸の洋館 江戸の現代で言う港区赤坂の東京湾を眺められる位置に巨大な洋館が聳えている。 これはフランス革命以降交流を深めたオランダの皇族滞在の為に建設された専用施設である。 1830年代以降交友を深めた両国の交流は急激に大きくなり、ついにはオランダ皇族の滞在 も、計画されることになった。 そこで問題となったのは、滞在場所である。基本的に西洋建築の建物は、出島を初めとした 一部の港町にしか存在せず、かといってあまり江戸から遠い位置では着てもらった意味が無い、 そこで計画されたのが、オランダから現地の建築家を呼び寄せ、講師として日本の大工や 各商家に必要な技術や材料を用意させるといった方法であった。 既存の方法とは違う建築法や商売の機会にと、想定以上の職人や商人が集まったことは予想外※1では あったが、こうして始まった建設は、日本人の熱意と商売意欲によって加速し、此処に夢幻会が 西洋ではあまり発生しない地震・津波への対策の意見が加わりヒートアップする。 幕府や参加した市民が我に帰った時には、既に当初の予定※2を大幅に上回る巨大な洋館と庭園が完成 し、実際にオランダ皇帝が滞在場所を見た際には、日本の力の入れように驚いたという。 内部構造としては、皇帝一家や側近等が滞在や警備に当ることも考慮に入れられ、建設されており 幕府の力の入れ具合が伺える。そして一部厨房や厠部分※3には日本の物と西洋式の物が両方そろえられ ている、これは謁見の際に洋式の物だけでは、海外に疎い幕府関係者がミスを起こさないように配慮した 結果だとされている。 こうして完成した洋館は、21世紀まで近代化改修や補修を挟みながら、現代まで問題なく機能しており その歴史の古さや価値から、日蘭同盟を語る上では外せない重要な存在となっている。 また、その設計の優秀さから開国後の欧米の各国大使が駐在する大使館は全て、この洋館がベース※4 となっており設計の優秀さが伺える。 ※1 西洋建築を学ぶ機会として大々的に全国の有力な商家や職人にお触れを出した為、一時は 建築の為にまず村を作る必要が有るほどに人が集まった。 ※2 幕府で元々用意していた予算のほかに、材料費を浮かせる為授業料を取って建設費に 回していたが、そこで元の設計より豪華に得きるのではないかと言う話しや、職人や 商家の意見も受け入れていくうちに徐々に巨大化していった。 ※3厨房や厠の他に、日本の警備兵や猫を入れる為の施設が景観の邪魔にならない様 設置され、時代が経つとさらにオランダ側のロイヤルガード用の施設も増設された。 ※4 洋館建設の際に技術を学んだ職人たちが、故郷へ帰郷しそこで更に技術を 広めた為、各地の大名や貴族・商家の間で西洋建築を取り入れた屋敷を作ることが、 ブームになった。
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517 :ナイ神父mk-2:2015/10/18(日) 00 15 53 日蘭世界 第二次世界大戦5 話しにもならない国 第二次世界大戦に於ける各戦闘が各地で行われていても南米を初めとした一部地域は平和※1であった、 その原因は大戦国内の最大戦力である米英と日蘭が海軍国家であり、陸上での戦争も最大戦力である ソ連がロシアと一対一で殴り合い、フランスは弱体化して賭けにもならないほどアッサリ陥落したためであった。 しかし、数少ない敵対国同士で挟まれている国は毎日が戦々恐々の日々をすごしていた。 ルクセンブルグは第一次世界大戦同様に道路扱いされるのではないかと国民が混乱し、各地でオランダに 再併合を求めるデモが起こったが、オランダの反応は冷たいものであった。それも当然でオランダからしてみれば 勝手に自国の方針に反対して、独立したのに再併合を求めるなど自分勝手の極みであり当然拒否されてしかる べきであった。また、ドイツも態々面倒な小国一つ構わずとも正攻法でフランスに勝てると考え特に行動は起こらなかった 。こうしてルクセンブルクは一人で踊り続け戦後の国内の社会不安に繋がっていく。 一方ポーランドは最初こそフランスを援護する形でのドイツへの攻撃を予定していたが、大した障害にも ならずにフランスが踏み潰される様を見て思いとどまり、方針を変更してソ連戦がドイツと戦うまで一時 様子を見ることと成った。そうしてドイツがソ連戦線へ参戦する際に、宣戦布告してドイツに殴りかかったが、 此処でポーランドはある誤算をしていた。当初、ポーランドはドイツがフランスレジスタンス達や イギリス軍と戦い疲弊していると考えていた。しかし、現実はその逆でありフランス戦以降ずっと温存 され続けていた精鋭のドイツ陸空軍※2が大挙してポーランドに攻め込み、ソ連前の前菜兼体の良い補給路 として扱われていくこととなる。 アメリカに逃げ場なし OCUは西海岸への攻撃後降伏勧告をアメリカへと送るが、未だ多くが徹底抗戦を唱える中で、民意を無視して 降伏することは不可能として之を拒否し、戦争継続を宣言する。西海岸への攻撃だけではアメリカ降伏には 不十分と認識した日蘭は更に東海岸側へインド洋側の連合艦隊に本土艦隊を合流させて派遣し、大西洋艦隊 撃滅を目論む、当然この動きに対応してアメリカは西海岸の残存戦力と小艦隊の合流を行い最後の総力戦に 望んだ。海戦の結果は勿論敗北であり、之によりアメリカは太平洋に続いて大西洋の艦隊※3も失うこととなる。 制海権を完全に喪失したアメリカを守るものは、遂に陸軍だけ成るが、中央部の国民たちの士気は下がることなく 敵を内陸に誘い込んで叩くと息巻いていた、しかしそんな彼らの思惑とは裏腹に、日蘭の選んだ手は徹底的な 爆撃であった。軍事施設は勿論、工場農場鉱山を始めとした、資源地帯や生産地帯※4も執拗に狙われ、更に 国内油田も狙われた。その後アメリカは連日連夜爆撃をされることなり、空襲警報のならない日はないとされ程の爆撃に さらされることと成る。 勿論アメリカもただで爆撃されるわけも無く、陸軍航空隊によって爆撃機撃墜を試みるが、基礎性能の高さから苦戦し 更に護衛ついている戦闘機から一方的に落とされる事態が続いていた。この急速な航空機の消費と爆撃による各地の 攻撃によってアメリカは物資不足に陥っていく。 最初に不足したのはアルミの材料であるボーキサイトと燃料、そしてゴムであった。この三種に内二つは生産国が 日蘭周辺に集中している事から早々に規制され、備蓄を食い潰しながら行ってきたが、それも限界になり石油は爆撃によって 油田が火災を起こし、採取不能で更に備蓄している施設が攻撃を受けて官民問わずに不足し始めていた。材料が足りず 製造物の粗悪化が進むという悪循環と連日の爆撃により、軍民両方での士気が急激に低下していった。 518 :ナイ神父mk-2:2015/10/18(日) 00 16 23 アメリカ降伏と核の投下 アメリカのに止めを刺すべく日蘭は、爆撃機富嶽に核兵器を搭載して使用した、対空防衛網の殆どを失ったアメリカに之を 止める術は無く、核はとある軍事施設※5に投下された。核の齎したアメリカへの衝撃は凄まじく、世論は一気に降伏へと傾いていく。 そんな混乱の中で、両海岸は突如として独立を宣言し混乱を加速させながらも、既にアメリカと言う国家そのもの力が失われている 以上止める術は無く、アメリカ首脳部はまず目の前にある敗北から片付けていく事となる。 そして、1943年末遂にアメリカは降伏勧告を受諾し、降伏することと成る。 ソ連講和と大戦終結 1944年OCU各国内でもアメリカ陥落を機に嫌戦感情が広まり始めていた。また、ソ連戦線各地でも兵力の消耗や疲労が目立ち始め 特に問題となったのが、ロシア帝国の消耗である。これ以上の消耗は後々に負の遺産と成ると考えたロシア帝国※6の主導で講和が 成立し、ロシア支援の名目で参戦していた各国も順次撤退して行った。しかし、根競べに勝ったソ連も国内は戦争と根こそぎ 動員のせいで荒廃し、各地に不和の種を残しながらの講和であった為、ソ連では今後暫く混乱が続き、1966年までの様々な混乱の 原因となっていく。 ソ連との停戦を最後に事実上の第二次世界大戦は幕を閉じ、各国は今後戦後と言う舞台の幕開へと向けて行動を開始していた。 ※1 欧州でも戦火の及ばないスペインや南米は安定しており中立による物資の販売などによって設けていた。 ※2 史実ではアフリカ戦線にいたロンメルやイギリス敗戦後である為、フランス側に居たルーデルを初めとする史実のエース達 も順次ソ連方面へ回されていた。 ※3 モンタナ級はこの1ヵ月後に完成したが、既に戦艦4隻だけでどうにかなる状況ではなく、更に爆撃により優先的に燃料を初めとした物資 が陸軍航空隊に集中して供給されていた為、モンタナは意地の出撃も不可能であった。 ※4 爆撃には狙う施設ごとに焼夷弾や貫通能力を強化したものが容易され、確実に目標にダメージが入るように用意されていた。 ※5 憂鬱本編においてアメリカ風邪の原因となったと考えられる、研究所を擁する軍事施設が選ばれた。 ※6 海戦当初からの殴り合いで物資はともかく人的被害の増加が深刻だった。
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749:モントゴメリー:2023/01/30(月) 00 01 37 HOST 116-64-135-196.rev.home.ne.jp 日蘭世界ネタSS——某独立記念日的な情景—— 地中海洋上、フランス連邦共和国総旗艦戦艦リシュリュー内部、戦略指揮所 「艦橋見張り員より報告、7時方向より接近中の艦隊の視認。艦隊内に『ベニート・ムッソリーニ』及び『ドナウ・シンフォニー』を識別」 「事前連絡の通りです、OCUの臨時編成地中海艦隊でしょう」 「さすがはドゥーチェ、淑女を待たせるようなマナー違反はしないわね」 報告を受けながらFFR大統領…否、最高司令官代行であるマリー・マフタンはケーキを口に運ぶ。 上に立つ者は常に優雅で、平静を保たなくてはならないのだ。 …劣勢の場合は特に。 「彼らと合流して最適な陣形を組みなさい。『偉大なる9隻』の内3隻が揃ったこの艦隊ならば招かれざる異邦人たちの空襲も怖くは無いわ」 現在、地球は未知の地球外生命体から攻撃を受けていた。 地球存亡の危機に際し、人類は賢明にも再びを連帯することを選んだのである。 「対空砲火の密度を上げるために密集隊形を取りましょう。大型円盤が来たとしても容易に討ち果たせます」 事実、マルセイユに飛来した都市級宇宙船はリシュリューの主砲全力射撃により撃墜されていた。 「問題は制空権の確保です。やつら、戦闘機クラスの円盤にもシールドを持っておりますからな」 「現状、ミサイルでシールドを突破した事例は確認できておりません」 「12㎝クラスの電磁高射砲を直撃させれば撃破可能ですが、戦闘機による迎撃が出来なければ受け身の戦いしかできません」 「まあ、各国の要塞砲と戦艦主砲によって都市級を殲滅すれば大気圏内の戦闘は何とかなりますが、問題は衛星軌道上の母艦ですね」 「流石にあそこまで届く大砲はOCUでも保有してないでしょうからな」 つまり主導権は向こうにあるということだ。 ——面白くない、本当に面白くない。 マリーが苛立ちながらケーキを平らげていると通信室から連絡が来た。 「代行殿、日本より通信が届きました」 「日本から?長距離通信は不通になっていたはずだけど」 「それが…モールス信号なのであります。それも平文で」 「…持って来なさい」 送られてきた文面を受け取ったのは国防参謀総長である。 「御守り」をポケットに仕舞いつつ彼女は内容を読み込む。 「——日本は全世界同時の一大反攻作戦を提案してきています。 勝利のためには我々の力が必要なのでしょう」 フランス的エスプリ精神で翻訳しつつ参謀総長は笑みを浮かべる。 「成程ね。攻勢に出ることは賛成だけど、勝算はあるのかしら?」 グレートブリテン島、ドーバー海峡要塞「炎の壁」内、英国臨時王宮及び総司令部 「——シールドを無効化する手を見つけたと言っています!!」 「それで、攻撃時刻は?」 北米大陸中央部、「ロング」回廊要塞内、4か国(アメリカ合衆国・テキサス共和国・新大陸共和国・カリフォルニア共和国)合同司令部 「日本からメッセージです!!」 「———攻撃は、今から4時間後だ」 全世界同時反攻作戦、「決」号作戦がこのようにして行われることになった—— 750:モントゴメリー:2023/01/30(月) 00 02 09 HOST 116-64-135-196.rev.home.ne.jp 以上です。 ウィキ掲載は自由です。 昨日話題になった日蘭世界版「バトルシップ」 ちょっと違いますが「インディペンデンス・デイ」風味の一発ネタでございます。 ご笑納ください。
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964:635:2022/08/20(土) 09 27 20 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 日蘭世界FFR支援ネタ 麒獅指数(ジラフ・リーオ指数) 麒獅指数(蘭語:ジラフ・リーオ指数)とは日蘭外交関筋におけるFFR関連外交用語である。 この麒獅指数はFFR外交においてFFRと相手国との友好度、FFRにとっての重要性を測る基準の一つとして用いられる。 FFRは外交におけるカードの一つとしてFFRアフリカ州内に多くの生息域を持つ獅子と麒麟を使うことがよく知られている。 大日本帝国内においてFFRより友好の証として第二次大戦集結〇〇周年を記念し昭和〇〇年に恩賜上野動物園に贈られた麒麟の【タカオ】(高雄型戦艦が由来)が有名であろう。 この様にFFRからの友好の証として贈られるこの獅子と麒麟の数はFFRにとって相手国の友好度と重要度を示すある種の数値として扱われる。 FFRは獅子と麒麟の贈呈において相手国の人口と重要度、友好関係の深さを考慮し数を決定している。 即ち人口あたりの獅子・麒麟の数を計算することでFFRにとってその国がどれ程重要かと友好的かを判断する材料となる。 基準として概ねテキサス共和国など友好国を頂点とし、日蘭・中立国の順に続き、OCU各国が大凡半分程に位置、 米英を除くCIS・BC諸国が続き、最下位に英国と合衆国が存在する…というか獅子と麒麟を贈っていない。 FFR曰く、「我らが指揮官の遍く慈悲(注:1)により生きる大切な彼らを怨敵にやる道理などない!!」とか。 それによりBC内の獅子・麒麟の保護繁殖が軌道に乗るまで英本国に獅子・麒麟はほどんど存在せず。BCと関係改善するまで合衆国にもほぼ存在しなかった(注:2) また同種の指数として大日本帝国の剣牙虎・熊猫(パンダ)指数、蘭帝の子守熊(コアラ)指数、BCの印度獅子・印度及び支那虎(史実ベンガルトラ及びアモイトラ)指数などが存在する。 注1:くFFR国内の自然保護はリシュリューの治める土地を守るのは我らの使命とばかりに全力を注がれ史実では絶滅した動植物の多くが生き残っとている(サハラ砂漠の生態系は除く) なお実情として日蘭の生態系の保護に対する対応を見て将来的に外交上の武器となると見抜いた鉄人大統領の先見の明による強い後押しがある。(なおサハラry) 注2:第二次大戦前までは米英両国内に獅子・麒麟共に存在したが戦局の悪化や食糧難により猛獣であることや大型動物で維持の大変な両者は政府の命令でそのほぼ全てが殺処分されている。 965:635:2022/08/20(土) 09 29 11 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 以上になります。転載はご自由にどうぞ
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749 名前:635[sage] 投稿日:2024/01/06(土) 16 48 04 ID 119-171-254-146.rev.home.ne.jp [26/70] 日蘭支援ネタ 日蘭世界if美魔女化ネタ 聖女ハ復活ス 練習巡洋艦ジャンヌ・ダルク。 『先生』という字名を持つ彼女は戦後三十年以上FFR海軍に奉職、数千人以上の『生徒』達を育て上げFFR海軍に送り出してきた。 そんな彼女も80年代、暗黒の三十年も抜けフランス語で新時代を意味するベル・エポックと呼ばれる時代を迎えるのを期にオセアンの下へ転属することが決定した。 簡単に言えばその身体にガタが来ていたのだ。 改装を重ねてはいたがFFR国民の不断の努力恐竜的進化を続けたFFRの技術力に着いていくにはその設計は古すぎる上に船体に余裕もなく、 新時代を前にしたリシュリューやイル・ド・フランスの様に徹底的な大改造のされていない彼女は半世紀近い艦齢を迎えつつありその船体は限界に達しつつあった。 また、後任となる新型練習巡洋艦の設計も終わり起工準備が進んでいたというのも大きい。 教え子達始め、リシュリューやイル・ド・フランスの様に『先生』の再構築改装を望む声も大きかったが、 この頃には神格化されつつある上にアムステルダム条約の制限から再構築改装に踏み切らざるを得なかったリシュリュー、 そのリシュリュー改装のプロトタイプとしてそして国民の嘆願から改装に踏み切ったイル・ド・フランスとはワケが違うのだ。 『先生』と慕われる存在なれど彼女は所詮練習巡洋艦…暗黒の三十年という艦艇の数が限られ予算も少ない海軍の厳しい時期ならば兎も角、 ベル・エポックを迎え急速に拡大しつつあるFFRにとって海軍将兵の育成や小規模水上艦隊の旗艦など他の巡洋艦でも替えの効く艦でしかないのだ。 「ジャンスール提督からの最後の御命令…『将来により強力で偉大なフランス海軍を建設せよ』を多くの将兵を育て上げるという形で、 一万トンにも満たぬ排水量の彼女がその大役を大過なく果たしたのだ…もういい加減に先に逝った戦友達の所へ転属させてやって欲しい。」 提督らと共にゼーラントへ赴けなかった元乗組員…『先生』の戦友であり、 多くのFFR海軍将兵にとってのもう一人の『先生』でもあった者らの声もあったのも大きい。 斯くして練習巡洋艦ジャンヌ・ダルクは提督からの最後の命…その任務果たしたとして任務を解かれ、 生まれ故郷サン・ナゼールのドックに入った後、海軍より除籍された。 除籍に際してはかつての乗員だけでなく教え子達、そしてジョルジュ=オーギュスタン・ビドー初代FFR大統領も駆けつけ最後の言葉を掛けた。 「フランス連邦共和国大統領ジョルジュ=オーギュスタン・ビドーより練習巡洋艦ジャンヌ・ダルクへ。 我がフランス連邦共和国海軍は前身となった共和国海軍どころかそれ以上の勢力を築きつつある。これも貴艦の献身の賜物である。 これをもって貴艦の任務、『将来に、より強力で偉大なフランス海軍を建設せよ』というジャンスール提督の命令より貴艦を解く 以降、将兵の育成は新型練習艦が引き継ぐ…別命あるまでドックにて待機せよ…大変ご苦労だった。ありがとう。」 静かなドック内にビドー初代FFR大統領の言葉が響き渡った。 そして最後に少し口から漏れただろうビドーの言葉も発展したFFRの技術の使われたマイクロフォンは拾っていた。 「リシュリューやイル・ド・フランスにはまだまだ働いて貰わねばならんが…働き過ぎのお前は少し休んでから転属しなさい。 そうそう…提督や元帥達には宜しく伝えておくれ…。」 その瞬間ドック内に女性の啜り泣く声が木霊したと言う人もいたとか…。 750 名前:635[sage] 投稿日:2024/01/06(土) 16 48 46 ID 119-171-254-146.rev.home.ne.jp [27/70] しかしジャンヌ・ダルクの解体が進み残るは竜骨だけとなった頃、悲劇が襲った。 新型練習巡洋艦の建造が進んでいたブレスト海軍工廠のあるブレスト市を中心にしたブルターニュ地方をマグニチュード5クラスの地震が襲ったのだ。 伝統的な家屋の倒壊などが相次いだが新しい基準(軍事)で作られた建築物、特に学校や病院などは使われた建物は耐えきるなど予想より被害は少なかった。 別の所で大きな悲劇が起きていたのだ。 その場所はブレスト海軍工廠、ドックや建造が進んでいた艦艇が被害を受け、特に新型練習巡洋艦の被害は甚大だった。 地震により盤木がずれたことで新型練習巡洋艦の船体が落下、竜骨が歪むという被害を受けた。 その後の調査で新型練習巡洋艦は地震により歪んだことで修理は不可能と判断され軍艦として不適格と判断され建造停止と廃艦が決定した。 嘆く暇もなく次の練習巡洋艦をという話になったがことは直ぐにはいそうですかとはいかない。 予算の都合もあるし、ドックの準備から始めなくてはならない…何せ練習巡洋艦建造していたドックは練習巡洋艦を撤去し修理をしなければならない。 そんな時だったジャンヌ・ダルクの解体が進んでいたサン・ナゼールの造船所から連絡が来たのは。 「ジャンヌ・ダルクが解体を拒んでいる。」 ある時、新型練習巡洋艦が損傷、解体が決定して以降ジャンヌ・ダルクの解体が一向に進まないという。 解体機器を始動してもその全てが始動せず、動かしたままドックに持ち込んでも停止。 人力の道具を持ち込んでも刃が立たないというではないか。 その時の政府首脳…暗黒の30年という時代を現役で知る彼らの全員の脳裏に浮かんだのはオセアン、伝説となった彼女のことだ。 鉄人の後継となった大統領が言葉を零す。 「オセアンだけでなくジャンヌ・ダルクもまた拒むか…。」 与党重鎮の一人が苦笑しながら言う。 「オセアンの任務は終わりましたが…まだ自身の任務は終わっていないと彼女は判断したのでしょう。」 「いやはや提督にまた追い返されたのかもしれませんぞ。」 重鎮の言葉に『先生』と共にゼーラントへ赴けなかった海軍の高官が笑う。 まあ兎に角ここの人間はこのままでは埒があかないと思っている。 一度こうと決めたフランス艦が強情なのは彼らのよく知るところ…旗艦のリシュリューからして沈むことを拒絶し続けているのだから。 『先生』再構築改装決定、その報がFFR全土を駆け巡ったのはそれから数日してから。 彼女が蘇ったその日が将来祝日となったのは言うまでもない。 751 名前:635[sage] 投稿日:2024/01/06(土) 16 53 54 ID 119-171-254-146.rev.home.ne.jp [28/70] 以上投下完了! 元ネタは天城と加賀さんであるのは言うまでもない。 美魔女化ジャンヌ・ダルクのスペックは詳細に詰めてませんが軽巡洋艦枠を圧迫しないためにアムステルダム条約の補助艦艇枠を使ってると思われます。 故に主砲もリシュリューで採用された76mm砲などであるがその分FFRの兵器のシミュレート訓練や指揮統制機能、各種非軍事任務機能が強化されてると思われ。 一番近いのアプサロン級多目的支援艦かな?なおFFR内では練習巡洋艦扱いな模様。
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169 :ナイ神父MK- 2:2015/10/29(木) 18 22 56 日蘭世界ゲート編 フランスとアメリカ 史実と繋がったFFRでは国民に驚きが広がっていた、日蘭世界のフランスとしては他国に頼らなければ 成り立たないという事自体が有り得ない事であり、一時の同盟なら兎も角仇敵であるイギリスと長期に渡る連合を組んでいることも驚きを助長させた。 当初こそ、積極的な交流を図ろうとしたFFRであったが、史実側は国内での差別感情増大を恐れて消極的 交流に留まっていた。 そして、史実フランスは現在自国内から発生するEU離脱派の存在に苦慮していた、彼ら曰く「向こうの 我が国を見習い国内の外国人労働者を追い出し、自国民だけで運用していこう」と言う話しであるが、 そんなことをすれば欧州で孤立することは勿論のこと世界全体から、白い目で見られかねないが難民問題や テロ対策で支持する国民も一定数居り、政府はそうした勢力を警戒しながら、消極的にFFRと交流していく。 アメリカとOCU 無事退院を果たした大統領は現在日蘭側のアメリカ各国に着いての情報に目を通していた。 「向こうのアメリカは共産主義者の巣窟なのか・・・ソレでよく資本主義を維持していられるな。」 「どうもアメリカを消費地兼技術元としているらしく、アメリカを窓口として外国資本を取り入れて 連合内に循環させているようです。また、アメリカがそうして稼いだ資金で軍備を調え共産主義国家を 支配下において勢力をたもっています。」 「つまり現在の状況は向こうのスターリンの手法を継続して行っていると言う訳か」 そうして、向こうのアメリカに着いての報告を聞いていると不意にノックが聞こえてきた。 「失礼します大統領、以前より進められていたOCUの戦力分析について現在までに判明したこと お伝えさせていただきます。」 入室を認め用件を聞くとOCUの戦力についてより詳しい分析が完了したことの報告であった。 「解かった、報告を聞かせてもらおう」 「はい、では先ず日蘭のドクトリンについて報告させていただきます。率直に言いますと日蘭のドクトリンは 艦隊決戦型であり、それに合わせて空母の集中配備が行われています。」 「そうなると冷戦時代の我が国のドクトリンに近いものと考えていいのか?」 「基本的にそうなると思われますが、我が国との最大の違いは戦艦を21cに入った現代でも維持していることです。」 「しかし戦艦だけならば我が国もアイオワを近代化改修してベトナム戦争まで持たせていただろう?それに対艦兵器の 攻撃力が上がった現代ならば砲の射程に入る前に無力化できるはずだ。これは日本が切り札にしていた大和だろうと 我が国アイオワだろうと変わらないはずだろう。たとえ、近代化したとしても時代の流れには着いてこれまい。」 大統領は報告を持ってきた海軍作戦部長にそう返答したが、以前倒れた時と同様に自身の第六感が警鐘を鳴らしていた。 170 :ナイ神父MK- 2:2015/10/29(木) 18 23 28 「現在OCUで配備されている戦艦はその全てが1990年代以降に就役した最新鋭艦であり、対艦ミサイルの飽和攻撃は勿論 核兵器相当の攻撃も考慮された防御機構を備えており、たとえ嘗ての大和と同じ状況に陥っても沈むまでに此方の艦隊と 航空兵器に大打撃を与えると思われます。また、戦艦を有する艦隊は第二次世界大戦の艦隊決戦をそのまま近代に合わせて 昇華させており、対艦ミサイルの飽和攻撃の後に戦艦と装甲巡洋艦が此方に砲撃戦を挑んでくると思われます。」 「正に悪夢といった所か・・・仮に記念艦となっているアイオワをたたき起こすとすればどうだ対抗は可能か?」 「無理だと思われます。第二次世界大戦の折、向こうのアメリカは完成させたモンタナ級の他に20in砲搭載の モンタナ級の建造を計画したようで、日蘭も万が一に備えて戦艦の砲撃に対する防御は20in砲想定のものが使われており コレにアイオワでダメージを与えることは困難と思われます。」 「どうしろと言うのだ・・・切り札の弾道弾は向こうに落とすことが出来ず※1核兵器やイージスに対する防御は万全、 砲撃戦は20in想定そこに向こうの艦艇群だ、成す術が無いではないか・・・」 「やはり外交で解決するしかないかと思われます。向こうのOCUは幸い此方の合衆国に対しては敵視していません。今のうちに友好関係を結び対立は避けましょう。」 「そうなると後は内側だな、何処の馬鹿※2が煽ったのか知らんがもし向こうと戦争になったら太平洋戦争の焼き直だ、 焼かれるのが我が国となってな。」 そういうと大統領は席を立ち外務省へ今後のOCUとの友好関係構築と韓国への本格的な釘刺しに着いての協議を行う為に 国務省へと向かっていった。こうしてゲート開口から始ったゴタゴタも一部を除いて徐々に収束を始めていく。 この後、二つの国連同士での平和証約締結がOCUと米国の主導で結ばれ、中国に対するPKO派遣や国同士の通商条約 締結などが行われて居る。 ※1 ゲートが地面や海上に対して垂直に立っている為、上空から落下させるICBMや神の杖などはゲートの傍しか効果を 及ぼさない。 ※2 情報が民間に広がり切っておらず、向こうの独裁国家を倒すべきだという意見を持つ人間が出ていたが、後の 政府の公式発表後は徐々に消えていった。
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684 :ナイ神父MK-2:2016/01/17(日) 17 52 07 日蘭世界 ゲート編 冷戦世界 南米の赤化が落ち着きを取り戻した1970年代中ごろ日本海沖、東西アメリカ海岸、インド洋に突如として強大なゲートが出現 OCU各国が調査に乗り出すと、其処は同年代の史実へと繋がっていたのである。そして、同時期に調査を開始した 向こうの史実でも混乱が広がっていた。アメリカでは向こうのアメリカを助けるべきだと言うデモや、世論が 流れたが、その際に敵となるOCUの総戦力と所持していることが確認された1000発を越えるツァーリ・ボンバクラスの 水爆存在は米上層部を足踏みさせるには十分であった。一方のソ連としては向こうの南米や中国と協力して赤化を進める べきとの声が聞かれたが、此方もOCUの睨みが強く接触できないで居た。そして、そうした思いを寄せられている当の アメリカや共産勢力からすれば勘弁してくれ、という本音が強かった。先の大戦やテキサスにの離反もそうであるが 国内の建て直しに必死なアメリカからしてみれば、国内に要らない火種を持ち込もうとする史実アメリカは疫病神であり 共産主義者からしてみてもやっと安定した勢力を得たのにまた蹴散らされるようなことになるのではないかと戦々恐々であった のである。しかし、お互い完全に無視するわけにもいかず少しずつ交流をしていく各国であったがこれから始る未来は誰も 解からない物になるのであった。 OCU各国現状主力一覧 日本 陸軍 数的主力として既にT-85U相当が配備を完了し、次期主力戦車の開発が急がれている。 海軍 大和型、伊吹型、相模型は未だ現役であるが、その他の戦艦は既に退役している同時に 原子力空母が現在加賀型(フォード級相当)が8隻就役済みである。 航空戦力 現状ではF-22相当の機体が数的主力であり現状紫電Ⅱに更新が行われている最中である。 オランダ 海空は日本に準じた戦力の為割愛 陸軍 数的主力としてエイブラムス相当の機種が配備を完了し、次世代機が開発され始めている。 また、日蘭共同でレールガン及びレーザー兵器に対する研究が進められ、一部国境・海峡要塞では 既に運用可能なレールーガンが多数配備され始めている。 ドイツ 空軍 F-15と少数ながらF-22が輸入されており国内では国産次世代機の開発が進められている。 陸軍 パットン戦車相当の機体が数的主力を勤めており、主力としては現状オランダより輸入された機体が配備され始め 次世代機の開発が進められている。 ロシア 空軍 Su-27が数的主力であり、MIG-29が配備を開始している。 陸軍 T-80が数的な主力であり、日本との技術協力により開発したT-90が主力となっている。 民間技術 1970年代 1970年新型ゲームとしてニンテンドーDSが人気を獲得して注文が相次ぎ、TVゲームとしてはWiiがゲームキューブに次ぐ 次世代機として販売が開始されている。同時期PCは小型化、軽量化に合わせて大容量化が進められ、5年前の モデルと同等の容量をノートサイズにまで収めることに成功している。同時期、PCゲームでは後に長期の 人気を保ち現代まで更新が続けられるネットゲーム艦隊コレクションの初期バージョンが運用を開始し 元軍人や中高生以上に人気となっている。
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917 :ナイ神父MK-2:2016/03/03(木) 00 49 16 日蘭世界 44年ゲート編 その7 戦力増強とマリアナへの備え 日本とOCUでは現在アメリカ海軍が仕掛けてくるであろうマリアナでの海戦に向けて準備を進めていた、日本では 既に訓練の終了したサウスダコタやヨークタウンの他、武蔵や大和も既に整備等を終えて出航の準備を整えていた その頃OCUでは沖縄の港に明石を停泊させて簡易の海軍工廠ととして機能させていた拠点に新たにオランダ海軍の 空母機動艦隊とマリアナ海戦後のハワイ攻略を見据えて伊吹型と入れ替える形で大和型を本土から呼び出していた。 ゲートから次々に史実側の常識を打ち破るような大型艦の出現は、史実日本側のゲート警備に協力していた駆逐艦の 艦長から見てもうらやましい物であった。 「艦長、前方の門より大型の空母を確認、周辺の随伴艦や喫水の様子から見て信濃を越える大型空母だと推測されます。」 「ああ、此方からも見えている」 「艦隊後方より続けて艦影確認、16条朝日旗を掲げている事から門向こうの日本よりの増援艦隊だと思われます、 随行している同軍の相模より巨大なことから此方の大和より大型だと思われます。」 「羨ましいことだ、向こうにはアレだけ大和に匹敵する艦を建造してまだ此れだけの戦艦群を作れる余裕が有るのか・・・」 「身近に同盟国が居ると言うのも羨ましい限りですからね・・・」 「まあ、嘆いていても仕方が無い、次の海戦の主役は我々水雷戦隊と水上打撃部隊だ精々アメリカに一泡吹かせてやろう」 駆逐艦響の艦長はそう言うと先ほど齎された指令書を確認しながら業務へと戻って行った。 その後到着した艦隊を再編成して日蘭は合同の空母機動艦隊を編成し、大和型と蒼龍型を中心とした艦隊を後方への備えとして 残しマリアナへ向けて出発した。 一方のアメリカでも再編成された太平洋艦隊がマリアナへと向けて出港し、此処に第二次大戦最後の大規模海戦の幕が切って落とされる 事となる。 第二次マリアナ沖海戦 マリアナ沖海戦は開戦前から制海権を既に失っている米軍が不利を強いられたと言っても過言ではない、日本の勢力圏に入った初日から周辺を敵の 潜水艦が常に徘徊し、乗員の新人率の高さから来る能力の低下は避けられる物ではなく駆逐艦などの小型艦とは言え雷撃により確実に被害が出ていた。 しかし、大規模な艦隊であった事が幸いし、日本の潜水艦は主力艦に攻撃を仕掛けてくること無くやり過ごすことが出来ている。 敵艦隊との接触は日本側が潜水艦の情報から手に入ったことから、米海軍の進行先に網を張る形で戦闘を開始した。最初に行われた制空権争いでは 大陸日本の大鳳型の他にオランダのグットホープも参加し、多数のジェット戦闘機による戦闘が発生するが米軍は部隊の熟練兵不足や敵航空機との 機体性能に圧倒され錬度低いパイロットに至っては日本軍機に追い回されることと成る。 更にアメリカ海軍航空隊の悲劇はそれだけに留まらず、今回は新型対空ミサイルを踏査した島風型や戦闘機用の空対空ミサイルが多数投入されて 米航空隊に襲い掛かり、多数の機体が鴨撃ちにされるという事態になった。 一方で水上打撃部隊や水雷戦隊による海上でのぶつかり合いは日米で拮抗する形となっていた、射程や砲の威力に勝る大和型と大陸日本から齎された サウスダコタ(松島型)や長門が中心となって奮戦するも旧式艦である山城や伊勢などが直撃弾を貰い大破してその後雷撃処分され榛名、厳島が戦闘中撃沈する 被害と引き換えに敵戦艦部隊を撃滅、更に多数の空母が水雷戦隊や日蘭艦隊側からの対艦ミサイルや雷撃により多数が撃沈されるとと言う戦果を上げている。 最終的に米海軍の残存艦は正規空母4隻、軽空母1隻、護衛空母3隻に登る大被害を受け、更に撤退中に日本の航空基地や潜水艦などによる猛攻を受けハワイまで 辿り着く頃には正規空母2隻と護衛空母1隻までその数を減らされる事と成る。 918 :ナイ神父MK-2:2016/03/03(木) 00 49 49 イギリス艦隊の悲哀 日本の戦力の大半がマリアナで激突している頃、インド洋の方面からイギリス艦隊が侵入してきていた本来であればインド洋の防衛に就いていた艦隊であったが アメリカが支援や一部債務の返済義務の取り消しを条件に英国に日本の重要拠点だと思われる沖縄への攻撃を要請していた為であった。戦後へ向けて少しでも 負担を軽減したかったイギリスは此れを了承するも、後に此れがイギリス海軍に起きる悲劇となる。 インド洋から連合の勢力圏であるシンガポールを迂回して台湾近くまで航行してきたのは良い物の、その動きは既に日本に察知されており、ゲートへの接近を 嫌った大陸日本の大和以下水上打撃部隊と台湾沖で遭遇していた。 「前方より敵艦隊接近数は・・・て、敵艦隊に8隻近い戦艦を確認何れも日本海軍所属の旗を揚げています!」 「な、戦艦は居ない筈ではなかったのか!」 近づいてくる艦隊の内、その半分は摩耶型であったのだが、超弩級戦艦に匹敵する摩耶型の威容では、例え遭遇した艦隊が事実を知ったとしても 何の慰めにも成らないほどの戦力差であり、戦えば無事に離脱できる保障は無かった。此処で完全に作戦が失敗したと考え、降伏を宣言し艦長以下 全員が捕虜となり結果的にイギリスは戦艦1隻と空母2隻、巡洋艦3隻を失う以外を蒙り、アメリカに対して更なる支援の要求をせざるを得ない状況となってしまうので 有った。 マリアナ海戦後の大陸日本と第二次真珠湾攻撃 日本では第二次マリアナ海戦のアメリカ敗北を持ってアメリカに対して講和を求めるも、議会での抗戦派の勢力が未だに強く講和は拒否されまた、アメリカでは 一撃講和論の為の切り札として原子力爆弾の開発を完成間じかまで進めていた。大陸日本はアメリカが講和の席に就かないことを確認した上で、大和を含む水上打撃部隊を 大鳳等と合流させて艦隊を再編し、更に工作艦三浦、翔鶴、準鷹そして核兵器運用型の芙蓉をマリアナへと派遣してミッドウェーへの核の準備とハワイへの攻撃準備を 揃え、最終警告を待つばかりと成る。 そして1945年7月アメリカは正式に日本が出した講話の要求を却下、講和の中で新型爆弾の投下に触れるも信憑性が無いとしてその存在を否定した。 此処に至って大陸日本は核兵器のマリアナ諸島への投下を宣言、更に日蘭連合艦隊によるハワイ諸島への攻撃を開始した、前回のマリアナ海戦に引き続き 参加したオランダのグットホープを始めたした各空母から攻撃はP-80を用意して防衛ラインを引いていたアメリカ陸軍の顔を青く染めるには十分な 物が聞こえてきていた。 「畜生!ジャップの戦闘機もジェット機だ!しかもこっちに馬鹿みたいに当てて来やがる!」 「レシプロ機を下がらせろ!連中の良い的だ!」 「誰か飛行場の守りに回れ!滑走路が使えなくなる!」 「味方!味方はど・・・」 「駆逐艦でも何でも良い兎に角あの巨大戦艦の足を止めろ此の侭じゃヤバイ!」 次々に舞い込んで来る各所からの悲鳴も空しく徐々に無線の数は減り、更に大和及び相模による攻撃により ハワイに逃げ込んでいた空母や巡洋艦の多数が反撃も侭成らないまま撃沈され、51cm砲と46cmによる攻撃は 真珠湾の港湾機能を喪失させアメリカの財政に莫大な負担のかけることは、誰の目から見ても明らかなことであった。 また、この戦いで米本土から多数移送されていたP-80も多数が日本側のジェット戦闘機に一方的に破壊されたことによって アメリカに衝撃を齎すことと成る。 一方で、東海岸ではマンハッタン計画が成功して後は核の輸送を開始するだけとなっていたが、日本の戦闘機の性能を 間近で見せられ二の足を踏ませた。 ハワイの大打撃を持って飛行ルートや航行ルートの安全を確保した日蘭は多数の護衛をつけた翔鶴をミッドウェー諸島に派遣し 艦搭載型の戦術核兵器を使用し、講和が認められない場合はハワイ及びアメリカ本土への核の投下を示唆する。 日本が核兵器を既に所持していることは実際に使用された際の威力も相俟って、世論の大多数を講和へと変更させるには 十分恐怖をアメリカへと与え、一撃講和論を展開していた大統領派も戦闘の継続は主張出来なくなっていった。 そして、1945年8月連合国は正式に枢軸との講和を行い歴史の大きく変わった第二次世界大戦は終息へ向かうことと成る。
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252 :ナイ神父MK-2:2016/01/11(月) 23 37 30 日蘭世界 入れ替わりネタ 欧州陥落 第二次ユトランド沖開戦 1941年初頭補給路を遮断されたイギリスが封鎖突破を目指して亡命してきたフランス海軍を加えて 行った第二次世界大戦に置ける欧州最後の大規模海戦である。また、この際に両軍を支援する為に合流を目指していたアメリカ 欧州派遣艦隊とオランダ東洋第一艦隊と日本第九艦隊との海戦ケルト海海戦及びバトル・オブ・ブリテンも同時期に発生している。 当初、アメリカでは欧州に軍を派遣するか、南米経由で太平洋に戦力を回航するかで意見が分かれていたが、政府は日本が艦隊を 派遣しない理由を備蓄の少ない燃料を戦略爆撃機に手中させているからだと考え、欧州を奪還して日本を孤立させる為に艦隊の 派遣を決定した。 ケルト沖海戦は日蘭連合艦隊がケルト海に置いてアメリカ軍を発見したことから始る。当初ジブラルタルを通過した艦隊は そのままオランダが実施する空襲作戦に連動してイギリスの港湾機能を破壊する為にイギリスを目指していた。しかし、その途中 欧州への航路を取るアメリカ艦隊を発見、イギリスへの援軍であると結論付けた日蘭艦隊はそのままアメリカ艦隊を攻撃する。 「敵航空機接近しています!」 「イタリアの艦隊か?」 「い、いえこれは日本艦隊です!それにオランダの艦隊も居ます。」 「な、この大西洋にジャップの艦隊だと!急いで各艦に通達、太平洋では後れを取ったようだが こっちではそうはいかん大西洋が此方の庭であることを解からせてやれ!」 そう命じるレンジャーの艦長であったが、発進した航空隊はハワイの二の舞となり海へと吸い込まれていく今度は寄り 性能に対する恐怖を遺しながら。 『嘘だろ?何で戦闘機で艦爆に追いつけないんだよ』 『ジャップの飛行機が数任せ何て言ったのは誰だ、いい加減なこと言いやがって!』 『う、後ろを取られた、振り切れない!』 『駄目だ!対空弾幕が厚すぎて近づけない!』 『ああ、ワプスが沈む』 『俺達は、何処に降りれば良いんだ!』 『羽に命中して何で落ちないんだよ!』 刻一刻と悪くなる空の状況に加えて、射程圏内に入った船が次々と伊吹を初めとした46cm砲艦によって砲撃を加えられ、沈められていく 脱出を図った駆逐艦も雷撃を避けることが出来ずに海に消え、砲撃戦の後にはアメリカ大西洋艦隊はその大半が姿を消すことと成る。 僅か数週間後、ユトランド沖に出撃した英仏連合艦隊も蘭独の艦隊に一方的と言って良いほどに打ちのめされていた。 「空母及び航空隊からの通信ありません恐らくは・・・」 「馬鹿な、ビスマルクは欠陥戦艦という話ではなかったのか」 「ロドニー、レウナン共に撃沈残るはわが艦とフッドのみです。」 「機関部に雷撃による損傷!航行不可能です。」 「残存艦には撤退命令を、我が艦はオランダに降伏を申し入れる。」 253 :ナイ神父MK-2:2016/01/11(月) 23 38 01 アメリカの増援と言う望みを絶たれたままの戦闘の結果イギリス及びフランスは海上戦力の殆どを喪失、ネルソン、リシュリューが鹵獲される と言う事態に陥った、制海権を失ったイギリスに対してオランダは追撃のイギリス本土爆撃作戦を敢行、爆撃機ヴィクター600機、護衛のヴェノム やバンパイアを入れれば総計2000下らない大編隊を持って爆撃を開始し、イギリスのインフラを壊滅させていく。 『大型爆撃機を止めろ、この先には本土があるんだぞ!』 『畜生、誰でも良いあの魔王を落とせえ!』 『航空機に阻まれて迎えない護衛を引き付けてくれ!』 『無茶言うな一体何百機いると思ってるんだ!』 『対空砲が届いていないぞ!地上の連中は何をやってる!』 英本土の陸航空隊の必死の努力も各所で見られたが、蟷螂の斧に等しく護衛はまぐれで落とせても爆撃機には逸し報いることすら出来ていなかった この大規模空爆が決定打となりイギリスではチェンバレンが首相を引退、チャーチルが後を引き継ぐことによって停戦に持ち込んでいる。 このイギリス陥落から4ヶ月後、ソ連ではロシア、ドイツ、北欧、中東が握手しソ連を包囲していた、本来あるはずだった距離による防壁も 失い、更に物量による戦線維持を行っていたソ連軍だであったが、自慢の畑の枯れ始めるのと同時に戦線が縮小していった。その際に 死亡したとされるソ連軍のその後の調査で約980万人に上ると推定されているまた、この数はあくまでソ連側に記録されていた陸軍の師団数からの 推測であり、航空隊や戦車兵を含めれば更にその被害が増えるとされている。そうした絶望的な戦線でソ連兵達は戦っていた。 「奴らまた、こっちにデカイ砲を撃ちやがった!」 「今、援軍に来た大隊は如何した!」 「さっき纏めて消し飛んだよ!」 「戦車大隊は?あいつ等に列車砲を仕留めに行かせろ!」 「もう向かってスクラップだ!」 「よし、迫撃砲の到着を待って反撃するぞ準備を・・・」 「向こうの陣地がトルコの迫撃砲の直撃を受けたぞー」 「何時も煩いくらい居たほかの奴らは何処いったんだまるで手が足りねえ!」 「足りないならその辺で拾え!」 「玉が切れた補給を・・・」 「其処の動かない奴から補給しろ!」 「また、ラッパの音が聞こえ・・・」 4カ国から成る連合軍とその補給路を支える日蘭からくる潤沢な物資がソ連の兵を溶かして行く様は、正に鉄の暴風と言える 物であり、日蘭から感染して来る火力信奉の一端が見て取れた。火力こそが戦場の神、スターリンの言葉を体現する 火力の権化がソ連の大地を耕して行き、1941年9月書記長の自殺により交代した二キータ・フルシチョフがOCUへ降伏 こうしてアメリカは一人孤軍奮闘することとなる。