約 19,730 件
https://w.atwiki.jp/banba/pages/41.html
提督の決断2 (提督の決断Ⅱ) 攻略情報会議会議戦略 外交 独国優勢ポイント 作戦目標 予算配分 物資配分 兵員配分 基地の運営 新兵器 航空機 新型艦船 艦隊戦 航空攻撃 対基地戦 攻撃の射程 航空隊・空母運用 対ソ宣戦 キャンペーン(s1)の進め方 提督の決断2 (提督の決断Ⅱ) 攻略情報 原則的にPC版のPKに準拠。特記無き場合日本軍。 会議 このゲームの特徴は、やはり月の変わり目のカードゲームによる会議である。「くたばれ参謀総長!」である。総理大臣と参謀総長は非常に仲が良い上に、参謀総長は海軍を敵視している。 セーブ ロードで、全員に「直談判」をもちかけられる「裏取引」が配られるまで粘るのも手。 会議時間は15分間、残り0分となったら終了。参加メンバーは12時方向からデフォルトでは時計回りに、総理、陸軍、海軍、蔵相、外相である。 裏取引・直談判・賛同で、特定の案に提案者含め3人が賛意を示せば、その案が採択され終了。 複数の案が残った場合は多数決。案が一つも残らなかった場合、その案件については議会に送られ、自動的に採決される。また、画面左上のドアをクリックすることで退出でき、その議題については会議をスキップ可能。 カード一覧は以下の通り。 種類 経過時間 効果 発言 1 自らの案を提出する。 裏取引 3 全員に直談判。拒否カードで防御可能。過半数に満たないと(3人以上に拒否されると)提案が取り下げられる。 直談判 2 自らの案に賛同を促す。拒否カードで防御可能。応じると相手の不満度ダウン、拒否すると不満度アップ。使った側は応じてくれると不満度ダウン、拒否されると不満度アップ。 拒否 1 相手の提案を取り下げさせる。相手の不満度アップ。脅迫カードで防御可能。直談判・裏取引を防御可能。 黙秘 1 パス。不要な手札を捨てる事でもパス可能なため、無意味なカードである。 振り 1 任意の参加者に順番を回す。ターンを飛ばされた者の不満度アップ、ターンが回ってきた者の不満度ダウン。 逆振り 1 発言順を逆にする。発言が早くなった者の不満度ダウン、発言が遅くなった者の不満度アップ。 時間稼ぎ 2 - 6 残り時間を減らす。全員の不満度アップ。場に自分または都合のいい案だけしか出てない時に使う。 延長 +3,6,10 残り時間を増やす。序盤でのカード集めに。 賛同 0 ある参加者の案に拒否カードが出された時に、その案に賛意を示し拒否カードを無効にする。守られた者の不満度ダウン、拒否を無効にされた者の不満度アップ。 脅迫 0 自らの提案を拒否で無効にされそうになった時に防御する。拒否を無効にされた者の不満度アップ。 初期友好度は以下の通り。光栄、1994年、「提督の決断Ⅱハンドブック」p.29より引用。ただし表組みの都合上転載者により若干レイアウトを変更している。 ↓不満を抱く者 →対象 総理 海軍 陸軍 蔵相 外相 総理 50 30 70 40 海軍 50 70 50 50 陸軍 30 70 80 50 蔵相 40 50 50 50 外相 70 50 80 50 会議の内容により上下するが、毎月リセットされるのか、蓄積されるのかは不明。 総理 カード多め。割と好戦派で、陸軍よりはマシだがあまり内政を省みない。場合によっては拒否カードで潰しにかかろう。海軍より陸軍・外相との仲がいいため、採決になると大抵海軍の敵に回る。直談判を行うか、あるいは陸軍・外相の案を潰して置こう。 陸軍 カード多め。ド好戦派で彼の案を通すと国家がどんどん疲弊してしまう。海軍を敵視しており多数決時に賛意を得られるとは期待できず、また総理は陸軍の案に賛同しがち。さらに「拒否」カードを海軍に向けてガンガン使ってくる。国力が充実するまでは彼の案を通さない様に努力が必要だ。 蔵相 カードは少ない。最も内政を省みる。場合によっては彼の案に拒否カードが出された時に「賛同」で守ってやってもいいだろう。総理とやや仲が良いのがネック。カードが少ないために拒否・脅迫を持っている事が少なく、直談判の狙い目。 外相 カードは少ない。提案は中道的。ただし外交についてはたわけたことを抜かすため、注意(もっとも外交費を0にすればあまり関係無い)。陸軍と総理が大嫌いなため、敵対的行動を取らねば味方になってくれる。 ざっくり言えば、陸軍は捨て、総理は軽視するか捨て、蔵相・外相と仲良くするのがよい。「賛同」カードで媚びを売るのも良し。 発言順が反時計回りの時は、振り、逆振りの狙い目だ。媚びよう。 割とどうでもいい提案については、彼らに拒否されても、脅迫カードを使わず媚びるのもいい。 会議戦略 作戦とては以下の感じで戦うといい。 序盤で大事なのは予算案件。外交・作戦目標時には有効なカードをためていく。技術開発に予算を割く必要があるし(12500が理想的だが予算は1000刻みなので、12000を狙おう)、必要な箇所に飛行場も設置したいのだ(1つにつき予算2000が目安)。 反面、各基地に相当な備蓄があるので、序盤は資源に重点を置く必要はない。 1941年12月の会議のみ、外務大臣のたわけた外交政策を通さないようには一応考えよう。アメリカ側から宣戦してきたりもするので必須と言うわけではないが、こちらから早期に宣戦するかたちの方が計画が立てやすい。 あまりに外交をほっぽっているとソ連が宣戦してきたりするが、1拠点に陸上部隊は1陣営4部隊まで、と言う本作の仕様上、大軍でもなんでもないので気にしないでいい。 泰(タイ・シャム)・バンコクは外交どうこうより、宣戦して占領した方が手っ取り早い。 講和した国の基地は陸軍管轄となる。他は別によいのだが、イギリスとの講和は遅らせよう。モントリオールが陸軍管轄となると、富嶽を配備してのワシントン爆撃が行えず、最後で苦労する。 参謀総長や総理大臣のばかげた徴兵要求はできるだけ排除しよう。 直談判、裏取引カードがある場合、できれば脅迫カードを持った状態で発言したい。序盤ではそのようにカードを集めていくように努める。 無闇に相手の不満度を上げない。ただし陸軍参謀総長はどうせ手の付けようがないので遠慮せずガンガンケンカしていい。 ある者が直談判に応じた場合、拒否カードを持っていない可能性が高く、また自分のターンが回ってくるまでにある者のターンが回ってきたとしても、拒否カードを引いている可能性は低い。直談判の狙い目である。大蔵大臣・外務大臣はカードの持ち数が少ないので、直談判・拒否が通りやすい。 同様に、ある者が拒否カードに対して脅迫カードで防御した場合、もう脅迫カードが無い可能性が比較的高い。総理や陸軍の無茶な提案についてはガンガン蹴っていこう。 逆振りの扱いに注意。事実上、陸軍・総理を味方に付けるか、蔵相・外相を味方に付けるかの選択。発言が反時計回りの時は使ってもいいが、時計回りの時は使わない方がいい。陸軍や総理は手の付けようが無い。蔵相・外相を抱き込もう。そもそも、時計回りで逆振りした途端、陸軍がいらんことをしたりするので。 振りもやはり反時計回りの時に、陸軍を飛ばすといい。総理が要らんことをしそうなら、総理も飛ばして外相まで振ってしまう。 脅迫や直談判が無いなら、残り時間の少ない時に発言すると有効。場合によっては時間稼ぎも使い時だ。うまくすれば取り敢えずは最後の多数決にまでは持ち込める(大蔵大臣・外務大臣と仲良くしておくこと!)。ただし発言順が反時計回りの時は発言後即座に陸軍に拒否されたりするが。 序盤は金だが、技術開発が終わり基地維持費の積み立てができてくると余り倒す。中盤以降は余った分は国債費に投じ、国民生産力をあげる。そしてその分、資源を海軍60000(前月の基地運営で手持ちの資源は全て基地に備蓄し、ほぼ0にしておくこと)・陸軍0・国民0などとし、燃料を十分確保しよう。ゲームが進むにつれて、遠方の基地を攻略することになるのだ。 会議終了後、無印なら生産と基地運営画面となる。よくよく考えて航空機生産と配備を行おう。 PKはそのままゲーム画面に移行する。PKではいつでも基地運営と生産が可能なので気楽でよい。ただし元祖提督の決断の補給のように、一回指示を出すとしばらくは待たされる。 序盤に敵が良く攻めてくるであろう、マーカス・硫黄島・サイパンあたりに飛行場を作って置くとよい。 外交 事務レベル会談を行えば他国の友好度があがるが、連合国より多額の資金を投じねば、それは死に金となってしまう。内政に余裕ができるまでは無視していい。そこら中に薄く金をばらまく外相案は最悪なので注意。予算は当面は0にしてしまおう。 実際問題として同盟が結べて嬉しい国は、あまりない。もちろんメリットは0ではないが、投資金額がかかりすぎてペイしない。また、タイは引き込むより宣戦布告して占領した方が楽だし、バンコクの資源も当てにできる。ちなみに援助協定・軍事協定なら友好度70、「参戦の要請」軍事同盟なら友好度90が必要だ。多額の金がかかることがわかろう。ただしドイツの初期友好度は84もあるので、ネタ半分に狙っていってもいいかもしれない。 シナリオ1の場合、最初の会議では史実通り、できるだけ早めに米英蘭に宣戦布告、が良いだろう。もし自らの発言が通りそうなら、タイにも宣戦布告するといい。アメリカにのみ宣戦布告しても(アメリカは九分九厘、向こうから宣戦布告してくるが)、マニラくらいしかうまみのある基地がなく収入があがらず、国力の向上が遅れてしまう。 支那と豪については、できれば英蘭が片付いてから。 ただし連合国側の働きかけにより、相手の方から宣戦布告してくる場合も多々ある。これは致し方ない。 内政に余裕が出て来た中盤以降では、ソ連の友好度を上げておくといいかもしれない。 中盤以降、発言カードが余っていれば英蘭、もしくは支那と講和してもよい。ただし英軍との講和は、北米の英軍基地が陸軍管轄となり、富嶽を配備してワシントンを攻撃することができなくなってしまうというデメリットがある。資源地帯を押さえるだけでクリア可能なPKなら問題にならないが、無印版では避けた方がいいだろう。 最初の会議のみは重要だが、2,3か月目以降からは割とどうでもいい。黙っていても相手から宣戦布告してきたりするので・・・。頑張ってカードを集めておこう。 独国優勢ポイント シナリオ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ポイント 68 68 60 35 68 60 60 35 25 15 作戦目標 達成できるとプラス評価だが、達成できなくてもマイナス評価はない。だから主力:海軍が多い方がいい。チャンスだけが広がりリスクはほぼ無い。 基地占領については、陸軍が占領しようが海軍が占領しようが、主力設定された方の軍の評価となる。 発言カードが余っていれば、防衛・呉・主力海軍、防衛・東京・主力海軍、防衛・上海・主力海軍 などでOK。 海軍基地は航空隊を多数配備・錬成したい意味が有るためもちろんある程度欲しいが、全部海軍にしても航空隊の配備が面倒なので、ちょっとくらい陸軍に占領させて陸軍基地を作ってもよい。 まあ可能なら発言しておいても、くらいのもので、基本的にはカード集めに走っておくといい。そもそも相当な負け戦でない限り、カード枚数の7枚確保は余裕であるはずなので、作戦目標などは無視して好きに戦っていればいいのだ。 予算配分 最も大切なところがここ。予算を適切に分配すれば、どんどん収入が増えていく。 海軍予算 序盤はとりあえず4000あればなんとかなる。 陸軍予算 0か1000でいい。陸軍も海軍も同じ「戦力」だが、自由に操作でき艦船にも回せる海軍を重視した方が圧倒的に有利なのは論じるまでもない。 外交費 序盤は0でいい。というか死に金なので是非とも0にしよう。 基地維持費 非常に重要。これがなければ基地の生産力が回復せず(このゲーム(PK)の仕様上、占領直後の基地は生産力0)、一生貧乏なままだ。余った分は翌月に持ち越されるので、どんどん投下しよう。なお生産力の回復には、基地物資も必要。 技術開発費 5項目あり、各500は予算を割かないと技術が低下してしまうため、最低2500必要(配分は1000単位なので実際は3000)。最初の数ヶ月はそれほど多く無くてもいい。 国政費 最低5000なければ、国民生産力が低下してしまう。少なくとも+1されるようにしたい。5000以上については、1000ごとに+1されるようだ。 技術開発費については、各項目は維持のため500が必要。そこから+200されるごとに、技術は+1される。最高で2500まで有効で、この場合1ヵ月で技術が+10される。 当面の目標は航空技術力を41にあげること。これで零戦52型、雷電、彗星、天山・瑞雲が開発され、陸軍も鍾馗・飛燕が開発される。この先は烈風が88、流星が63、銀河が73、富嶽が99と遠い道のりなので、急ぐ事は無い。また、41あれば当面は技術力の差で空戦が不利になることはないだろう(技術により航空隊の強さが決まる。因みに兵器技術力によって陸戦部隊と艦船の強さが決まる)。 その後は対水上レーダーとレーダー射撃装置と暗号解読器を開発するため、情報を65、工業を50まで持っていこう。特に工業力は内政にも直結する。 ちなみに情報技術力が初期値のままだと、航空索敵もままならない!というわけで情報・航空・工業を優先したい。 開戦後半年もすれば基地の生産力も回復し、全項目を+10できるだけの予算、12500を無理なく配分することも可能だろう(実際は1000単位でしか割り当てできないため、実際には12000か13000)。 なお、生産力の回復には海軍予算、基地の物資、基地維持費が揃っていなければならない。 ちなみにs1での開戦前の予算収入は21670。国政費に5000、技術開発費に最低3000必要であるから、残りは13670。海軍費に+2000ほど投じよう。基地維持費は今月は不要。収入が増えた翌月に投じれば良い。残りで技術開発を優先するか、まず国民生産力を上げるかはお好みで。 歳入の最大値は60000。海軍費の最大値は20000。収入が十分なら使い切りを目指そう。中盤以降は金は余ってしまうのだ。 しまいには基地維持費まで余り出すため、この時期には多少徴兵したとしても、翌月に余った金で国民生産力を回復できる。多少国民生産力が減っていてもその頃には金銭も物資もほぼカンストの60000入ってくる。心配ない。 使い道がなければ国政費に投じておけば、あとで国民用物資を0にして海軍に全部回せる。 物資配分 序盤は後方基地にアホほど物資があるので、海軍用0 陸軍用0 国家用残り全部、が理想。3,4か月はこれで戦えるだろう。国家用に10000以上配しないと国民生産力が下がるので注意。 上昇値だが、PKで実測のところ、13000くらいまでの配分では上昇しない。だが15000配分すると+3され、21000ほど投じると+4された。というわけで15000ほどが一番効率がいいようだ。 逆に、5000しか配分しなければ-1された。+にせよ-にせよ、国政費や兵員配分よりは影響は少ない。割とどんぶりでいいようだ。 なお、s1での開戦前の物資収入は9250。・・・足りていない。 また、海軍物資を無理矢理最大値の60000にしておくと、会議の結果どうなろうが海軍に物資が割かれることはなく、国家用物資に多くが割かれるだろう。 もっともこれは開戦前の備蓄であり、基地を占領して生産力を回復させるまでは物資は減る一方なので、最初の数箇月と、中盤以降のみ使い得る手だ。 開戦後半年もすれば、多大な物資が得られる。が、上述の通り、あまり国家用に割いても意味が無い。というか、国民生産力はその頃には先の予算案で99に達して居る事が多いので、国家用に10000以上を割くのは無駄である。が、他の出席者はそんなことはお構い無い。 前月の基地運営で(PKであれば会議直前でもいい)海軍物資を基地にため込み(呉のほかトラック、サイパンなど補給拠点となり得る基地がいい)、物資を0にして会議に臨むといい。これなら物資収入が60000あったとすれば、海軍60000、陸軍0、国家用0、という提案を出すことができお得だ。 収入の最大値は60000。前述の通り終盤は燃料としての物資が必要なので(戦前に各所に貯め込んでいた物資も徐々に使い潰していく)、価値は低下しない。 兵員配分 工業技術力が50以上だと1部隊徴兵するごとに国民生産力が-1、49以下だと-2される。徴兵するなんてとんでもない! 特に陸軍などは、s1開始時点で24もの予備部隊がいる。1部隊たりとも徴兵する必要は無いのだ(ちなみに海軍は10部隊の予備があるが、4部隊は配備可能なので、本当の予備は6部隊となる。緒戦の激戦で消耗してしまったら徴兵もやむを得ないかもしれない)。 「徴兵0」と言う自らの意見を通すのがベストだが、難しそうなら蔵相に賛同しておこう。 ちなみにs1での初期国民生産力は52。 なおアメリカの場合、欧州派遣軍として最低3個師団を投じないと、足りない分だけヨーロッパ戦線でドイツが優勢になってしまう。優勢ポイントは初期値が68で、90でソ連、99で英国が降伏する。 基地の運営 港湾は流石に高いが、硫黄島・マーカス・サイパンあたりには飛行場を設置しておきたい。予算が2000ほど必要だ(基地の生産力や国家の工業技術力による。終盤では1000ちょっとで作れたりする)。 さて各基地が生産する物資であるが、これは生産力と規模の大中小により算出された値をもとに、トラックと輸送船の合計数分だけ本土に運び出される。運びきれなかった分は基地に残るのだ。西太平洋をおおよそ開放すれば収入はカンストの6万に達するため、運び出しすぎは無駄である。 ゲーム内の説明によれば、輸送船・トラック1つあたり物資200を日本本土に搬出する。資源収入カンストが60000であるため、大東亜共栄圏にとって300以上の輸送船・トラックは無駄であると言うことになる。 ハンドブックによれば、鉱山・油田が大である場合、基地生産力1につき300、中である場合200、小である場合100の物資を算出するようである。 とは言えトラックやマニラなどの要衝には、多くの輸送船を配置しておきたい。艦隊に輸送船を補充できるからである。 新兵器 以下の通り。要改造となっているものはドック入りの必要があるが、艦隊に補修命令を与えた際には自動で改造を行う場合がある。 名称 必要技術 効果 対空レーダー 情報50、兵器30、工業50 対航空機索敵能力向上(意味不明。ハンドブックによる)。艦隊の直掩機の攻撃力向上。要改造。 対水上レーダー 情報60、兵器30、工業50 艦隊の索敵範囲アップ(性能は情報技術力依存)。要改造。便利。必須。 レーダー照準射撃装置 情報65、兵器40、工業50 攻撃の命中率アップ(性能は情報技術力依存)。要改造。 VT信管 情報70、兵器55、工業50 対空攻撃力2倍。改造不要。 暗号解読機 情報60、兵器35、工業30 敵の作戦目標がわかる。とても便利。 ECM 情報85、兵器65、工業50 敵のレーダー照準射撃装置を無効化。要改造。 酸素魚雷 艦船50、兵器45、工業60 魚雷の射程・攻撃力・命中率アップ。日本軍は最初から開発済。改造不要。 焼夷弾 兵器55、工業60 航空機の爆装時の対地攻撃力がアップ。 火炎放射器 兵器60、工業60 歩兵の攻撃力アップ。 ロケット砲 艦船65、航空60、兵器60、工業65 対基地攻撃力・命中率アップ。通常の砲撃は敵兵を、駆逐艦で0~1、戦艦でも3~4しか削れないが、一律6削れるようになり強力(戦闘は「見る」こと。戦艦艦隊なら一回の戦闘で敵兵300を削りきる事も可能)。ただし魚雷・爆雷攻撃ができなくなる。駆逐艦程度だと弾数もちょっと頼りない。要改造だが、艦隊を委任していると勝手に改造してたりする。迷惑。 誘導弾 情報70、航空65、兵器70、工業65 艦船の対艦攻撃、爆装航空機の対艦・対地、いずれも攻撃力・命中率アップ。 ちなみに兵器技術力が75になると、陸軍が三式戦車を生産可能となる。が、米軍のM3グラントやソ連のT-34と五角である。T-34と五角に戦えるM3グラントと言うのも凄いが。 航空機 「予算配分」の項参照。 PKではただの戦闘機に落ちぶれてしまったが、無印での零戦52は爆装も空母積載も可能な万能機。爆撃機・攻撃機より「運動」が高く、敵艦の対空攻撃による被害が少ないのが嬉しい。 雷電はすぐ開発できるくせに「運動」が8と無茶苦茶に強い。紫電改よりも疾風よりも強く、マスタングと五角である。後続距離は零戦52よりちょっとだけ短く、99艦爆/97艦攻と同程度である。機種が増えると扱いが面倒だが、ここまで強いと使ってみたくなるのが人情というものかもしれない? 技術77で開発可能な紫電改は、零戦52と異なりPKでも爆装可能。基地に配備するにはいいだろう。 なお、アメリカ側の艦戦は技術37のコルセア(後続距離が短くあまり役に立たないが)も、技術48のヘルキャットも、技術92のベアキャットも爆装可能である。いいなあ。 その分日本には、常に先攻可能と言うアドバンテージがある。攻撃を受けた艦隊は攻撃を行えない、と言う仕様なので、空母航空戦をとってみれば、一対一(または同数)の状態でお互いを発見している時、同時に攻撃しあえば、日本軍が一方的に攻撃することになる。 新型艦船 新型艦船 艦船 航空 兵器 工業 I 40 30 20 30 II 60 40 30 40 III 75 55 45 55 IV 90 70 60 65 技術向上に要する時間と建造自艦を考えれば、III以上の艦船はほとんどネタである。s1で始めれば、もう敵の艦船居ないし・・・。航空機は80機+偵察機若干が積めればいいから赤城型でいいし・・・。 性能については割愛。弩級戦艦I時点で対空砲強化型の30kt大和が作れる。空母についても80機+偵察機10機も積んで対空99の装甲ガチガチが作れてしまう。このゲームでは各性能の最大値が低い水準に抑えられているため、「大和の3倍強い戦艦」なんぞは最初から作れない仕様である。 なお、速度40ktで航続力の最大15に達するので、設計が無意味と言うわけではない。が、艦隊全部を速度40ktで揃えなければ意味が無い。 通常は、既存の駆逐艦や空母と揃えるため、35ktくらいにしておく程度でよいだろう。 ワシントンをボッコボコにしてやりたい人はご自由に設計してください。物資50で約2週間行動できる、と言う点は押さえておこう(輸送艦があればあまり関係無いけど)。 艦隊戦 「決戦」を求めるなら横縦列で。中央に近い艦船は上または下へ移動し、相手の進路を塞いで丁字戦法。中央から遠い2,3隻は直進し、包囲するかたちにする。 でなければ縦列か並縦列。並縦列はその気になれば後ろの方の艦船で相手の進路を塞ぎ、「決戦」パターンに持ち込めるのも強み。 決戦しない場合はそのまま全力で駆け抜ければいい。戦力が互角なら痛み分けだが、技術力や性能で勝ってるなら削っていける。遭遇戦でなく防御戦闘なら複数回の交戦機会があるため、これで十分。「決戦」策より、自軍艦船が沈没する危険は少ない。 ただしこのゲームでは遭遇戦は非常に起こりにくい。元祖提督の決断が4時間ごと、提督の決断3が確か2時間ごとだったかな・・・で艦隊が動くのに対し、このゲームは24時間ごと。6倍や12倍の速度で艦隊がカッ飛んでいくのだ。すれ違いまくりである。 だが、敵艦隊が日本軍基地を攻撃している場合のみ、場所を特定できる。何故か空母機動部隊も基地に横付けしたがる。 そこに艦隊決戦をしかけよう。 なお艦隊に与える命令のうちでは、「補修」が最も航行速度が早い。他のものは索敵や教練などを行いながら進むので実に遅い。ただし「補修」の場合、ドックがあれば寄港時に自動的に艦船の修理および新兵器の搭載を行ってしまうので一応注意。 航空攻撃 対艦航空攻撃時、空母・戦艦の対空攻撃力は凄まじく、損害が続出するが、戦闘突入後しばらく待機を繰り返し、有力艦が戦場を離脱した後で攻撃すれば、かなり損害を削減できる。だが対部隊攻撃としては非常に効率が悪い。戦艦艦隊なら一日で2,3個師団を吹き飛ばせるのに、空母8隻で攻撃しても一週間くらいかかってしまうのだ。 ただし自軍基地に敵兵がいる場合には艦砲射撃は行えないので、航空攻撃もひとつの手となってくる。 対基地戦 敵基地を砲撃するなら空襲に備え「輪形陣」で、砲撃時は「戦闘を見ない」が手っ取り早いが、基地の物資を減らしてしまったり空港を破壊したりするのが気になるなら並縦列で。 これなら、航空機を全滅させた後は陸軍に攻撃を集中、などが可能。 ただし「見る」状態で飛行場などを狙い撃ちしようとすると、委任モードではバカスカ敵陸上兵の砲撃を喰らってしまう。 なお「見ない」の場合は、敵陸兵が複数居る場合、均等にダメージを与える。こちらの損害を含め、何から何まで均等に。戦艦6または8を投入したい。破壊力は抜群だ。ただし彼我共に攻撃力自体が下がっている。面倒でなければ手動操作した方が数段早い。・・・こちらの損害も増えがちだが。 空母による奇襲は敵陸兵1隊に集中的にダメージを与える(が、前述の通り攻撃力はいまいち)。陸兵が居ない場合は基地生産力に強烈なダメージを与える。 揚陸の時は「戦闘を見ない」方が無傷で上陸できる可能性があがる。 さて、艦隊無しで陸上部隊だけで基地を攻略する場合は?航空機で支援できない時には? このゲーム(PK)では、敵陸上部隊のいない基地に突入するだけでは、占領したことにならない。 一日占拠するごとに基地生産力が減少していき、0になった時にようやく占領できる。 敵が無抵抗ならよいが、その基地や周辺基地から空爆を喰らうと、保って3ターンといったところ。 6部隊くらい用意して、損害を受けた部隊は後方基地に下げて戦力回復、と言うローテーションで占領しよう。 攻撃の射程 艦船の射程は弩級戦艦が18、戦艦が15、重巡が13、軽巡が11、駆逐艦が9、空母が9、軽空母が7。 陸上砲台は射程14なので、損害無く叩くには戦艦戦隊での手動操作が好ましい。 なお、魚雷の射程は8、酸素魚雷は10。というわけで、序盤の日本の潜水艦は強い。酸素魚雷は攻撃力も高いしね。 航空隊・空母運用 2PKでは元祖提督の決断と異なり、前線基地でも空母航空隊の補充がある程度可能だ。前線基地に寄港し、「基地の航空隊」と編成を行えば良い。 その結果、前線基地の航空隊は、消耗した母艦航空隊だらけになる。そこで、後方の基地から編成を行い、錬度60まであげた航空隊を入れ替えて次の補給や敵の来寇に備える。 後方基地で補充・配備・再編成をして、またの補給に備えよう。 なお新規配備航空隊は大体20ほどの錬度を持つ。これは教練で60まであげることができる(それ以上は実戦を積むしかない。敵基地を奇襲すると錬度が損害を上回る事が多い。敵艦隊を攻撃すると被害甚大、錬度の向上より補充による練度低下の方が大きくなったりする。ついでに言えば錬度があがるころには新型機が・・・)。そして基地航空隊の行動力は8、教練1回につき消費1、錬度1工場である。 つまり天候さえ許せば、5日あれば艦隊航空隊が育成完了と言ういささか非現実的な・・・。 なお航空隊は、空母航空隊含めて255までしか持てない。ワシントン攻略用に3基地24部隊+交替4部隊、、3個空母艦隊で24隻×4=96部隊+交替16部隊程度は必要になるので、無駄な航空隊はどんどん解体しよう。 また生産ライン2本までと言う制限があるゲームであるため(いつでもラインをいじれるPKの場合さして問題ではないが)96式艦戦・96式陸攻などは早めに廃止してしまおう。96式陸攻は最前線で運用していれば放って置いても敵艦の対空砲火で数を減らしていき、いずれ枯渇するはずであるのであまり心配はいらないかもしれない。ちなみに艦上攻撃機「天山」を採用すると、大量に作ったであろう97式艦攻が残っている都合上「流星」を採用しづらくなる。というわけで天山は非採用も手なのであるが、順調に進んでいる場合、この頃には撃沈したい敵艦もほとんどいないため、艦上爆撃機「彗星」で統一しても何ら問題無い。 空母の設計としては速度40kt、搭載90(偵察10機、戦闘用80機)、物資80程度でよろしい。翔鶴・瑞鶴・赤城以外の初期空母は使いにくいため(加賀は速度=行動力がまずい)、開戦直後から赤城型か翔鶴型を少しずつ建造していこう。 対ソ宣戦 s1キャンペーンでも、早ければ半年でソ連が参戦してくる。サイパンや硫黄島を守っていた部隊を大陸に進出させよう。2部隊もあればお釣りが来る。 朝鮮半島から陸路で歩いて行けばいい。 太平洋戦線が落ち着いていれば、空母機動部隊を呼び寄せ、ウラジオストクとハバロフスクを攻略。 どうせ辺境の地なので、あとは陸軍に任せて放って置くのも手である。イルクーツクを手動で占領するのは面倒だ。航空支援もできない。 要は負けなければいいので、ハバロフスクだけ守れればそれでいい。 キャンペーン(s1)の進め方 無印では勝利条件は二つ。 ワシントンの攻略 敵国民生産力を0にする PKでは更に 日本の総生産力を1800にする(生産力が減少していても回復している必要はない。最大値の合計)。効率的に進めれば1年かからない。 という条件が加わっている。 ソ連を含めた全ての基地を取れば、ハワイすら占領する必要は無い(多分)。 ただし正直、西海岸に上陸した方が早い。 PKにもかかわらずワシントンを攻略したい!・・・と言う人は、支那と対英インド洋戦線、および豪州について、専守防衛に務める。可能なら外交で参戦を防ぎたいが、そう言った案を通す事は難しい。外相はそこら中にばらまこうとするため効果薄、他の参加者は支那と豪州を取り込むなど微塵たりとも考えないため、高勝率で外交案件で自分の案を通さねばならない。だから戦争しながら専守防衛である。手加減が大変すぎて萎える萎える(この勝利条件はOFFにできないのだろうか・・・)。PKではワシントンを富嶽でボッコボコにする快感は得られがたいのが残念だ。 敵国民生産力を0にする、については、実際問題としてアメリカ本土でドンパチやらないとなかなか進まない。生産力を削ぎ、そして陸上部隊を全滅させ、徴兵させるのだ。ワシントン取る気だったのに終わっちゃったよ、くらいの感じである。 さて、まずは滞りなく11月末の会議をこなす。米英蘭への宣戦布告は早ければ早い方がいいが、後述する第3、第4艦隊の動きに合わせてもいい。 生産は艦戦(早めに96式艦戦を零式に置き換えられれば後顧の憂いが無い)・艦爆・艦攻をバランスよく。一式陸攻も有用なのだが、この時点では予算的にきびしい。 12/8から始まるゲームやキャンペーンシナリオ(s0)と異なり、このゲームでは開始直後から敵艦隊が真珠湾を出港し、まあ多くの場合で空っぽである。 よって第3、第4艦隊はとっとと呉まで引き返し再編成するか、グァムやトラックで敵艦隊に備えるのがいい。潜水艦も撤退させよう(その後は攻撃力に期待するより、硫黄島・サイパン・マーカスなど攻められやすい所にレーダー代わりに潜ませるのがいいだろう)。 暫くは戦いながら編成するしかないが、 戦艦6隻を基幹とする戦艦艦隊(のちほど大和・武蔵を合流。索敵機搭載と教練を忘れずに!) 巡洋戦艦、金剛・榛名・比叡・霧島および重巡を配した巡洋戦艦艦隊 大型・中型空母6隻を基幹とした機動部隊(可能なら早めに赤城型や翔鶴型を生産・配備するとより強力になるが・・・日本は貧乏なので地道に)。 軽空母4隻を基幹とした補助空母部隊(のちほど隼鷹・飛鷹を合流して6隻に。やはりもう2隻生産して戦力を足すといいが・・・)。 機動部隊は出来るだけ早く、搭載機を20機×n で埋め、残りの枠は相当数を偵察機で埋めれば良い。 開戦後は速やかにマニラと、英軍に宣戦できていれば香港を攻略する。 余った兵力でグアムとダバオを占領。ここまでが第一手だ。ダバオは空襲を喰らうので、航空隊を配置しておく。この辺りの基地は中間補給拠点や航空基地として有用なので、艦隊に乗っている陸軍師団は上陸させ、海軍陸戦隊で占領し海軍管理下にするのは必須。 南方は7割方は海軍基地にしておきたい。敵に備えつつ後方基地として、新規配備航空隊の錬度をあげるのだ。特にシンガポールなど飛行場規模が2ある基地は是非確保しよう。 陸軍は敵拠点を積極的に占領しようとしないため、大陸の方では海軍が敵拠点を占領して支那大陸の進撃路(インド・インパール方面)を作ろう。もっとも支那と開戦しないのであれば(大した資源もない。ただし攻略しておけば後顧の憂いは無い)、のちほどインド洋から上陸してもよい。 敵の作戦目標は サイパン、マーカス、ギルバート攻撃、グァム防衛などが多いようだ。サイパン・トラックより東は守り切れないので、敵が来たらすぐ撤収。 陸戦隊は硫黄島やパラオに集めておく。場合によっては何部隊か陸戦隊が消えてしまうかもしれないのでどんどん母港に配置。 敵を発見したら決戦を挑みこれを大いに撃破しよう。こちらは敵の位置がわかっているのであるから、兵力を集中的に投入すれば負ける事はまずないはずだ。駆逐艦は多少減らしてもいいので(沈没したらしたで建造枠に空きが出来るため、その分は空母を増産する)、攻撃精神を発揮していこう。 数箇月は殴り合いが続くが、何ヶ月かすれば敵の予備兵力も枯渇する。 2か月目の収入も微増程度であるはずだ。会議では基地維持費に多くを充て、生産力を回復させよう。でないと一生貧乏だ。 損害の出た航空隊の補充と、何箇所かへの新規配備も必要なため、海軍予算も4000以上は確保。技術力についてはしばらく辛抱だ(最初から技術12000コースでも、一応問題はない。なかなか基地が回復せずきついが、それについては電撃的侵攻で基地の数で補うのだ)。 この後数箇月で南方資源地帯を完全に制圧してしまう。できればタイにも宣戦布告したい。 また、金剛・榛名・比叡・霧島は1艦隊にまとめておこう。他の戦艦とまとめてしまってはせっかくの速度(行動力)を発揮出来ないのだ。 南方資源地帯を確保し、米軍の攻勢が弱まったら、インド洋作戦の開始だ。 基本的にコロンボ以外は陸軍に任せて置けばいいだろう。カルカッタ辺りは軽空母で支援してやってもいい。 その後は支那を片付けよう。あっちから宣戦布告されるのも面倒だし、資源にもそれなりのうまみがあるからだ。 本土から近いので、海軍陸戦隊で攻めてしまってもいい。空襲が相当に痛いが、うまくローテーションを組んで全滅させないように。 支那作戦が終われば続いては豪州だ。豪州は外交で封じ込める手があるものの、会議次第であるため全く期待できない。不意打ちを食らうよりはこちらから仕掛けたい・・・が、既に相手から宣戦布告されているかもしれない。 ただし、パプアニューギニアと豪州は放置しておいてもクリアはできる。手を出さないのもそれはそれで。 ここらへんで新型航空機は配備されたろうか? 無印だと零戦52が爆装可能なため、万能機となっている。「運動」が6あり、彗星よりも流星よりも頑強だ。生産管理も行いやすいため、これだけ生産していれば大抵なんとかなる。この頃には敵艦も少なくなっているはずだから、流星による雷撃も必要ではないのだ。 PKの場合は零戦52はただの戦闘機に修正されたので、彗星も作って行こう。天山は運動が2と脆弱なので特に作る必要は無いし、いずれ流星が開発された時にラインの切り替えが面倒臭いためお勧めしない。97艦攻も運動が2。同じ値だ。つまり全然強くなっておらず、生産を切り替える意味が無い。航続距離だけは長くなるが、直掩する零戦52より長くても仕方がない。ただし、零戦21と組み合わせて使う手はないでもないかもしれない(支那戦線などで一部航続距離がモノを言う場面がある)。 さて、そんなこんなでハワイ作戦である。敵の艦船も枯渇しているであろうから大きな抵抗はないはずだ。 問題はアメリカ西海岸上陸作戦。ワシントン陥落を狙うなら(PKでは日本の生産力が合計1800になればクリアとなるため、攻略は不要だが、まあネタとしてチャレンジするのはもちろんアリだ)、陸軍を絶対に西海岸に上陸させない気概で。ハワイに陸戦隊を4部隊配置しダッチハーバーを敢えて占領しないことで、補給線伝いの陸軍感染は完全にブロックできる(勝手に味方艦隊に乗り込んでいる部隊に注意!)。 ワシントン周りの基地、すなわちニューヨーク・シカゴ・モントリオールを海軍管轄にしておかねば、富嶽を配備することができないので、是非ブロックしよう。ワシントンを包囲するまでは海軍だけで戦うのだ。モントリオールは初期では飛行場規模1であるので、拡張してやろう。 ワシントン攻略は、大量の富嶽(3基地で24部隊480機)と空母(砲撃はできない。また委任の奇襲命令も効かないので、手動操作必須)で1ターンで敵陸軍を消し去ることができればベスト。ただしこれは運次第。いくらなんでも敵兵300をワンターンキルはあり得ないので、たまたま敵兵に均等にダメージが入っている時に偶発的に発生するくらいのものだ。 もし長期戦になっても、アメリカは最早ろくに収入もなく、国民生産力を削って陸軍を出し続けるだけである。いずれ兵が尽きるか、国民生産力が0となって降伏する。 ここで空母艦隊は、80機搭載×8隻×3艦隊用意したい。1920機の大部隊である。 先頭艦の先頭の航空隊からダメージを受け出すので、うまく編成でローテーションすれば粘れる他、二戦級空母で編成した補助艦隊を近傍に2つほど配置しておき、時折艦隊間で航空隊の編制をして入れ換えれば燃料切れまで粘れる。補助艦隊は損害を得た航空隊がある程度の量になったらニューオリンズに寄港。予め用意しておいた基地の航空隊に積み替え、また補助任務に就くのである。念のためロスアンゼルスやサンフランシスコでも航空隊を錬成しておくといい。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/351.html
14 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 33 55.94 ID Di4v7A7c お風呂騒動 伊58「てーとくー、何でてーとくは少佐なのに提督って呼ばれてるんでち?」 それはゴーヤのそんな些細な一言から始まった。 提督「ゴーヤか、どうしたんだ?突然」 いつの間にか背後に回り、抱きつかれる。 潜水艦だけあってか気配を消すのがうまいようで 何処からか突然現れ、よくこうして抱きつかれている。 始めのころは、柔らかい二つのふくらみを押し付けられて あたふたとしたものだった。 最初はイクだけだったのだが、いつの間にかゴーヤたちも真似するようになっていた。 伊58「他の提督さんはみんな少将以上なのに不思議ねって 他の艦娘が話してるのを聞いたでち。なんででちか?」 提督「ふむ」 ゴーヤの言う通り、提督と呼ばれる者は少将以上が通常だった。 深海棲艦が現れるまでは。 伊19「イクも気になるの!」 ひょこっと何処にいたのかイクも抱きついてくる。 潜水艦は気配を消すと心も読めないので時折びっくりさせられ、心臓に悪い。 むにゅっとボリュームのあるふくらみにゴーヤが少し押され気味になった。 伊58「わわ、イクちゃんに押し出されちゃうでち」 伊19「いひひ、それそれ~なの!」 むにむにと頭の上で乳相撲を始めるのは色々と困りものだ。 何処の提督がこの水着を指定したのだろうか。 まったくけしから・・いい趣味をしている。 伊401「なになに?ないしょのお話?しおいも気になっちゃうな~」 伊8「あ、それなら・・・はちが知っていますよ」 にゅっと提督の足の間から二人が顔を出す。 提督「しおい、はち、何処から顔を出しているんだ・・・」 伊168「すみません司令官。目を離したすきにいなくなっちゃって・・・」 そういって遠征帰りのイムヤはしおいとはちを摘み上げる。 伊401「やだやだやだ!提督のおひざがいいよ~」 ジタバタと提督の足にしがみついて離れなかった。 伊8「あ、それでははちは提督の右腕にしますね。」 大人しくイムヤにつかまったはずのはちが、いつの間にか右腕にしがみついていた。 イクに負けず劣らずの胸に腕を挟まれ、どうしたものかと思案する。 伊168「あっ、こら!もう・・・それじゃあ司令官の左腕はイムヤにお任せ!」 提督「う、動けん・・・」 心地よい刺激は魅力的だが、このままでは任務が遂行できそうにない。 どうしたものかと思案すること数瞬、先ほどはちは知っていると言っていたな。 15 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 34 27.61 ID Di4v7A7c 提督「はち、代わりに説明してくれるか?」 伊8「んぁはっ、きゅ、急に動かれると、びっくりしちゃうんだよねぇ・・・」 そういえば大きな音などが苦手というのを話していたのを思い出した。 しかし今回のは少し違う。 伊8「(提督の腕が胸に擦れて・・・先っぽが///)」 と心の声が聞こえてきた。 提督「はち、すまない」 ゆっくりはちの頭に手を持っていくとビクッと身構えたはちだったが、 「大丈夫だ」というこちらの目線に気付いたのか、ふっと力を抜いた。 伊8「ダンケ、提督の手は落ち着きます。」 伊19・伊58・伊401「あー!はっちゃんだけご褒美ずるい(の/でち)!」 一斉に他の艦娘から抗議の声が上がる。 提督「いや、これはご褒美では・・」 そう言いかけて目を輝かせる艦娘たちに、負けた。 伊19「んふー、提督の手はおっきくて気持ちいいなのねー」 伊401「んー、きもちいー。提督撫でるの上手ですね!」 伊58「あっ、二人も先にずるいでち!」 何処となくゴーヤが寂しそうだったのでわしゃわしゃと撫でてあげる。 伊58「や、やめるでち!なんでゴーヤだけ乱暴なのぉ?」 伊58「(てーとくはゴーヤのことが嫌いなのかなぁ・・・)」 ものすごく切ない感情が流れ込み、慌てて優しくなで掬う。 この力をもってしても、未だに乙女心というものはよくわからない・・・。 伊58「あ、ほんとに心地いいでち・・・///」 ほわぁ~と夢見心地に、くてっとしな垂れかかってきた。 他の艦娘も皆恍惚としてしまっていることから、何か手のひらに 術でも施されているのではないかと本気で調べてみたが、 特に変わったところはなかった。 非常に謎だ。 伊168「あ、その・・・えっと」 ふと見上げると一人残ったイムヤがもじもじとしていた。 伊168「あ、あんまり痛くはしないでね?」 ギュッと目を瞑って祈りのポーズのようなイムヤに思わず噴き出した。 提督「ははっ、何か別のことに聞こえるな」 伊168「え?どういう・・・あっ・・・///」 撫ではじめると普段割とサバサバした性格のイムヤは 急にしおらしくなった。 伊168「これ・・・いいかも♥」 ふにゃふにゃとイムヤも床にぺたんと座り込んでしまい、 全ての潜水艦の撃沈(?)に成功した。 16 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 35 21.59 ID Di4v7A7c 伊168「・・・そ、そういえばまるゆは?」 伊58「さっき木曾とカレー作ってるのを見かけたでち」 偶然か心を透かされたか、まるゆの話をしているのが聞こえた。 まるゆ・・・。 存在をすっかり忘れていたのを心の奥で詫びる。 そういえばこの鎮守府に左遷・・・いや、着任してから最初に懐かれたのも潜水艦だった。 潜水艦が着任するたびに次々に懐かれ、今では無音で気配もなく飛びつかれて、 気づくと潜水艦まみれになることもしばしばである。 伊8「・・・というわけで、提督は少佐にもかかわらず「提督」とか「司令官」って 呼ばれているわけです」 えっへんと胸を張るはちは普段は本に隠れて目立たないその大きなふくらみを より一層目立たせて潜水艦たちの視線を集めていた。 潜水艦ズ「ゴクリ・・・」 伊168「と、とっても大きくて(?)わかりやすかったわ!」 伊401「なぁんだ~、提督は術者だし何か特別なのかなって思ったのになぁ、ざーんねん」 伊19「艦娘を指揮する任務に着任した人はみんな司令官で提督なのね?」 伊58「みんなに教えてくるでち!」 そう、例え階級が下がろうとも一度艦娘と結んだ信頼はそう簡単に断ち切れない。 提督が死亡しようとも、任務放棄して行方知れずとなろうとも、だ。 提督が一定期間着任しないとその鎮守府の艦娘は凍結され、 一定期間が過ぎると解体される。それは提督の死亡認定と同義だった。 17 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 36 06.72 ID Di4v7A7c 提督「ふぅ、いい湯だな・・・」 鎮守府には艦娘用と提督用の風呂がある。 本来は艦娘の入渠のための風呂しかないのだが、 提督執務室に特別に拵えさせたのだ。 普段は気づかれない布団の下の床に・・・。 伊19「ほんとに、いい湯なのね~」 いつの間にかイクが横にいた。 提督「イク、いつの間・・に・・・・?、ぐっ」 なんだ・・・? 体が痺れて思うように動かない。 伊19「いっひひ!今日こそは追い詰めたのね!お礼は倍返しって言ってたのね!」 目をハート型にしながらイクが嬉しそうにこちらを見ていた。 迂闊だった。 先ほど飲んだ紅茶に一服盛られていたらしい。 今まで幾度となくモーションをかけられては迫られていたが よもやここまでの強行にでるとは・・。 伊19「さぁ~て、たっぷり可愛がってあげるの!」 ボディソープをたっぷりと水着の上からたっぷりと塗りたくり、 妖艶な笑みを浮かべながら迫ってくる。 提督「く・・・」 ぬりゅにゅり 伊19「んっふふ♪どう・・・なの?んっ♥きもち・・いい・・んんっ♥・・の?」 対面座位のような格好になってイクはしがみついて離さない。 ヌメヌメとした水着の感触と、二つの柔らかい弾力のある小山、 その先端の固くなった突起の感触にムクムクと劣情が鎌首をもたげる。 提督「イク・・・何を飲ませた・・ッ・・!」 伊19「いひひっ、ちょ~っと、ゾウさんも一撃必殺なお薬を飲ませたのぉ!」 一撃必殺・・・殺す気か・・・。 本来毒の類の効かない血筋だが、この薬はやばい。 解毒用の呼吸法でも薬の分解に追いつかない。 伊19「あー!また逃げるつもりなの?今度は逃がさないの!」 そういうと水着を少しずらし、狙いを定めていた。 何をしようとしているのか察したが、時すでに遅し。 伊19「えいっ♥」 ずぶぅっ あまりに勢いがありすぎて一気に一番奥まで突き刺さってしまった。 伊19「痛っ・・うぅぅぅぅぅ・・・痛い・・・のね・・・」 前戯もせずの挿入だったが、すでに膣中はとろとろになっていた。 それでも破瓜のあまりの痛みにイクはしがみついて涙を浮かべている。 18 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 36 38.50 ID Di4v7A7c 提督「イク・・」 精一杯の気力を振り絞ってイクを撫でる。 破瓜の痛みと先ほどの快楽でイクも動けないようだった。 伊19「あ・・♥てーとく♥、提督はやさしいから好き・・なのね」 痛みに涙をため、快楽に蕩けきった顔で指を這わしてくる。 イクの瑞々しいぷっくりとした唇がゆっくりと近づいて、 そのやさしい口づけを無言で受け入れた。 伊19「んっ・・・ん・・・♥」 痛みによるものではない涙がぽろぽろと湯船に落ちる。 伊19「やっと・・・受け入れてくれた・・・のね」 にひひ、と笑うと抽挿を始めた。 提督「イク、無理はするな」 伊19「無理じゃ・・んっ♥ない・・・のね!ふぁっ♥」 ズンズンと激しく動くイクの声音には艶がのっていて 言っていることは嘘でないことがわかる。 先ほどからきゅうきゅうと締め付けられていたためこちらはすでに限界は近い。 一気に反撃に出る。 我、反撃ニ突入ス 提督「イク、いくぞ」 ズンズンズン 麻痺のとれた腰を激しくイクに打ち付ける。 伊19「あーっ♥んやぁ~っ♥はげしっ♥すぎるのね~♥」 伊19「こんなんで・・あっ♥・・イクを追い込んだつもりなの…?逆に燃えるのね!」 お互いに獣のように激しく求め合ううちに、限界が来るのはそう長くはなかった。 伊19「あっ♥あっ♥あっ♥もうっ・・イク、イクの~♥」 提督「イク、俺も愛している。」 気恥ずかしさから返事を許さずイクの唇を奪う。 伊19「!?ンンッ~~~~♥♥♥」 イクはビクビクと大きく痙攣してギュッとしがみついて果てた。 19 :名無しさん@ピンキー:2014/04/17(木) 01 39 05.70 ID Di4v7A7c 伊19「のぼせたのね~」 イクがのぼせている間に、破瓜の血の混じった湯を捨て もう一度湯を張りなおした。 提督「無茶をするからだぞ・・あまり心配させるな」 あの後ぐったりしてしまったイクを慌てて介抱して今に至る。 唸り続けるイクを団扇で仰ぎ続けたが、もうだいぶいいようだった。 伊19「んふー、提督は何をしても怒らないから好きなのね」 イクを仰ぐのをやめ頭を撫でていると気持ちよさそうにそんなことを言ってきた。 提督「いつも驚かされてばかりだな」 伊58「それー!でち!」 提督「うお、ご、ゴーヤ!?何処から・・・」 伊58「提督の湯船からこんにちは!ゴーヤだよ!って、イクちゃんだけずるいでち! ゴーヤも提督と愛し合うでち!」 伊401「あー!次はしおいの番ってさっき決めたでしょ!? ね、ね、提督!しおいとしよ?ね?いいよね?・・・ね?」 伊8「あんっ♥はっちゃんヤっちゃった?・・・んくっ♥」 いきなり挿入してきた初めてと思われるはちが、痛みに耐えて口づけをしてきた。 提督「く・・・いつの間にはちまで・・」 伊168「ず、ずるい!私も司令官に愛されたいのに!」 伊19「くぅっ、提督は渡さないのね!」 伊401「あーん、しおいも!ね!いいでしょ?ね?」 伊58「ゴーヤも忘れないでくだちい!」 こうしていつものごとく、鎮守府の夜は更けてゆく。 まるゆ「隊長に美味しいって言ってもらえるかなぁ?」 木曾「何を言ってるんだ。木曾カレーにかかれば提督なんていちころだ。」 前に褒めてもらったしな。と木曾は照れ笑いをしつつ付け加えた。 まるゆ「まっててね!隊長!」 その日、カレーを持って行ったまるゆはお風呂騒動に巻き込まれ カレーと一緒に美味しくいただかれたのだった。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/156.html
72 :名無しさん@ピンキー :sage :2013/11/30(土) 17 57 29.48 ID JICXscTV 翔鶴と提督のセックスを目撃してしまった加賀。しかもなんと提督は翔鶴のあそこを舐めていたのだ! あまりの屈辱 大切な提督を汚されたかのような感覚に加賀は歪んでゆき、実は提督は私としたいのを我慢するために翔鶴とまぐわっているのだという自分勝手な妄想までするようになる。 五航戦のくせに……五航戦のくせに…… そう呟き続ける彼女の瞳は殺意にも似た暗い感情を湛えていた…… そしてついに逆レイプするのだがそこに翔鶴が現れて世にも恐ろしい修羅場が発生する話が読みたい 197 :名無しさん@ピンキー :sage :2013/12/03(火) 16 46 20.76 (p)ID OfFbebD6(4) 72俺にはこれが限界 事はつい先ほど、装備の修繕と整備を終えた私はその報告をするため提督のいらっしゃる司令室に向いました。 軽くドアにノックをしましたが反応がなく留守かと思いましたが中からは声が。 そっとドアを開き中を見ると信じられない光景が広がっていました 五航戦の翔鶴と提督の性行為の現場。互いに愛おしそうに口付けをし提督は彼女の乳房を揉みしだき、彼女は提督の性器を愛おしそうに撫でそして… 弾かれるようにその場を離れ気が付くと便所で嘔吐していました。 修繕前に提督が支給してくれたアイスや赤城さんと食べた夕食、それらがぐちゃぐちゃとなり口から吐き出されてゆく。 「はぁ、はぁ…おえっ!」 もう吐き出すものが無くなり荒い呼吸を整えながら自室へ向かいます 何故?何故提督は私でなく翔鶴を抱いている?私は彼女や赤城さんが着任するずっと前から提督の補佐や戦果を上げていたのに?何故? 確かに私は感情を表現するのは苦手だけれど出来る限りの好意は伝えていたはずなのに何故? なのに何故何故何故何故何故何故何故? グルグルと思考が歪みループして、底無しの疑問が渦巻く 「そうか…」 私は第一艦隊の中核…当然激戦に身を落とす。そんな私を求めるなど優しい彼は出来ない。だからあの子の色香に惑わされたに違いない。そうよ、そうに決まっているわ だったら彼を振り向かせるには簡単 「失礼します」 もう一度司令室のドアを叩く。 「入れ」 今度は返事が返ってきた。中にはいりあの子の不在を確かめる 「修繕の終了の報告を」 いつもの声色、いつもの加賀を演じる 「今日もお疲れ様。明日は休みだ、ゆっくり…」 私を労う言葉を余所に私は服をはだけ袴を脱ぐ 「かっ、加賀!?何を!」 「提督、溜まっているのなら私がいつでもお相手します」 驚きの色を隠せない提督でしたがすぐに私の方に近づいて来ました。あぁこれで私は提督を… 「女性が易々と男に肌を見せるものじゃない」 フサァと提督の上着が私の肩に掛けられる 「どうして」「ん?」「どうして!」 体重を込めて力一杯提督を押す。不意を突いたのもあり彼は床に倒れ馬乗りになる。そのままズボンのチャックを開き彼の陰部を扱く 「加賀っやめ、っ!」 熱い精が飛び出し私の手と彼を汚す。 「大丈夫よ、提督」 未だ萎えず仰角を保つそれを扱きながら私の性器にあてる。 「やめ…」 制止を無視し彼のを受け入れる。太く堅く熱いそれが私の肉を押し退け結合部からは出血する 精子やカウパー液、私のも興奮で多少は濡れているとはいえ十分な訳が無く凄まじい痛みが体中に走る 初めての性好意を身を裂く様な痛みだという例えばあながち間違いではない 「っつ!」「加賀、抜け!血が出てるじゃないか!」 こんな事をした私を気遣うなんてやはり彼は優しい。だがその優しさを独り占めにしたあの子への嫉妬か怒りか、混ざりあいドロリとした感情が私の腰を振る 私の血すら潤滑油にし彼を貪る。痛みが次第に快楽になり水音が激しくなる 「っ、で、出るっ!」 どぷりと精が吐き出され私を満たしてゆく 「分かった?私が貴方の性欲を処理するから」 馬乗りのまま彼に言う 「だから…」「加賀、すまない。俺は翔鶴の事が」 その一言に私の中の何かが切れた 彼の首に手を当て締めあげる 「何故何故何故何故!」 提督は行為のあとで力の入らない手で抗う。 「何故私じゃなく五航戦のっ!翔鶴なの!!」 一層の力が入った瞬間、横からの衝撃で私は弾かれる 「加賀さん!貴女何をしているの!」 呼吸の荒い提督を支え此方を睨み付ける翔鶴。その顔を見て私は子供のように泣きじゃくった あれから二週間。私は別の鎮守府へ転属となった。 提督に追い出された訳ではない。私自ら申し出た。 別れを惜しみ、中には泣き出す駆逐艦もいたがそれぞれに別れを告げる 最後に提督に、傍らには翔鶴が怒りか哀れみか分からない顔を向けている 「お世話になりました」 一礼しそのまま迎えの車にのる なにかを言えるわけもない だが私の存在は彼の心に住み着いただろう 小さくなる鎮守府を横目に私は下腹部を撫でるのだった
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/577.html
前回の話 「山城が帰ってこない?」 自分は航空戦艦扶桑の言葉の主語をオウム返しした。 扶桑は不安ながらぷりぷり怒っても自然そうな顔だ。 「ええ。最近増えてきまして……。 提督は何かご存知ありませんか?」 「いや。執務は日付が変わる前には終わらせる事が多いから、分からんな」 嘘だ。 自分が原因なのは冒頭から確信している。 この国は神が八百万はいるように、嘘も八百万はある。 ……これも嘘だ。実際のところは八百だが、多い事実は揺るがない。 扶桑の怒りの矛先が此方へ向かないよう、自分は冷や汗を掻きながら白を切る。 「兎に角、今度注意はしてみる。それを聞いてくれるかの保証は出来ないがな」 元より注意する気もないので予防線も張っておく。 山城に責任を全て押し付ける事になってしまうが、許せ。 夜な夜な連れ出してくれと頼んで来たのは山城なのだ。 「お願いします。あの子、何かあるとすぐどこかへ行ってしまうので……」 頭頂部を晒してから、扶桑は姉どころか母親の顔付きで挨拶し、執務室を去った。 …………………… ………… …… 「と言う事があった」 「ごめんなさい、姉様……」 山城は俯いてここにいない姉に謝罪の言葉を零す。 それでも、山城はこのベンチを立とうとはしなかった。 比較的良好な天気が続いてはいるが、海は自分らを責めるようにざあざあと喚く。 「あまり長く続くと、自分らが疚しい関係だと疑われるかもしれないぞ。控えた方が良いんじゃないか?」 「……気にしないわ」 良いのかそれで。 自分はともかく山城が面倒な憂き目に遭うんじゃないか。 実際に疚しい関係となってしまったが、自分にそれを止める気はない。 抵抗が全くない訳ではないが、憂いを共有できる仲間が一人くらいはいた方が幾分か落ち着く。 つまるところ、こうして深夜に庁舎を抜け出して山城と二人きりで他愛もない事をぽつりぽつりと交わす事に、 自分はかつてない心地よさを感じていたのだ。 その後に続く拙くも疚しい交わりもまた然り。 「て、提督はそう思われるのは嫌ですか?」 いいや。自分は気にしない。 先程の地での科白を口に出す気はないが、この時間の為ならそんな問題は些細な事だ。 「そうですか。なら私も気にしません」 「そうかい……」 「だから、これからもやることは変わりませんね」 ふと隣へ振り向くと、山城の赤い目と自分の目があった。 すると、山城はふわりとした笑みを浮かべてくれる。 反省する気は全くないようで、自分は安堵するように顔から力が抜けた。 「ふう……」 自分は色のない溜息をついた。 山城を気遣って、あれから山城がいる時は煙草を吸っていない。 それに山城が相手をしてくれるのに、わざわざ身体に毒である煙草に、口を、肺を預ける必要もない。 一人煙草でくすぶるよりも、こうしている方がずっと心のケアになる。 「扶桑が寝たのを見計らって抜け出すのがいいんじゃないかな」 「そうかも……」 親の目を盗んで逢引するおとぎ話は、世に幾つあるだろう。 少し面白い。 「合言葉とか、決めてみませんか」 「合言葉?」 「姉様が寝たのを確認したら、私が提督にそれを言うんです」 山城も中々面白い事を考えてくれる。 自分と山城しか知らない、鍵の言葉。 色褪せない子供心を未だ宿すこの身は、みっともないが考えるだけでわくわくしてくる。 となると、それはどんな形にしようか。 悩む時間もなく、物を考えるとき上を見る人間の癖が、すぐに答えを運んで来てくれた。 白銀の満月が、儚げに黒い夜空の中で輝く。 「月が綺麗ですね」 「へ?」 「と言うのはどうかな」 山城を見やる。 山城は、月に隕石でも落ちたところを目撃したように呆然として私を見つめている。 自分で言った後で、これは少し気取り過ぎかと反省しようとする。 が、それより先に電灯に照らされた山城の顔が少し赤く染まった。 「てっ、提督……。それ意味分かってるんですか?」 「分かっているよ。 唯使う相手がいないし、これは少し憧れていたからどうせならここで使ってしまおうと思ってね」 自分は命落とすまで、ここに身を置くつもりだ。 そして、部下から一人引き抜いて娶ろうという企てがある訳でもない。 だからそれに関しての望みが薄くなっていた自分は、そこのところは随分投げやりなのだった。 「はー……。提督でもそういう浪漫を感じるんですね」 「お前の中の私はどうなっているんだ」 「だって、普段がああだから……」 仕事の時だけだ。 軍人として然るべき理想像が、自分にはある。 只それは決して感性も感情も捨てているような姿ではないのだが、そう思われていたとは知らなかった。 「それで、提督は何と応えるんですか?」 「応える、とは?」 「提督の了承の言葉ですよ」 そうか。 そういえば合言葉とは言われた方も決められた言葉を返してやっと成立するのだった。 山城からの合図を設ける事ばかり考えていて、その事を失念していた。 何故なら。 「私が断る事はないから、それは要らないと思うんだがね」 「何を根拠に……」 「山城が時間さえ弁えれば、私に損はないんだよ。寧ろ……」 その続きの言葉は、既の所で呑み込んだ。 この疚しい間柄でその続きを言ってしまうと、聞きようによっては軽蔑されかねない。 「寧ろ……何です?」 「何でもない。了承の言葉は"そうですね"とでも言っておくよ」 「適当ですね」 いいんだよ適当で。 単純明快だろう。 重要なのは私が返す言葉ではなく、山城がかけてくれる言葉なんだから。 「はあ。とにかく、決まりですね?」 「嗚呼」 「"月が綺麗ですね"。……月並みですけど、悪くないです」 くす、と山城も楽しげに賞賛してくれた。 自分らだけが刻む秘密の日常にもたらしたこれが、 今後どのような変化を生むのだろうな、と先々の日々に想いを馳せる。 「では早速使います」 「は?」 「月が綺麗ですね」 突然山城が自分の世界に入ったようで、自分はついていけない。 もう既にこうしているのに、今使って何の意味があるんだ。 「……自分から決めておいて、何ですその顔は」 「いや、だって……」 「察して下さい。この後、いつものして下さい。って事です」 嗚呼、そっちか。 考えてみれば、この後の交わりの有無は何時も山城が決めていたのだから、何も可笑しくはなかった。 此方を小馬鹿にするような事を言っておきながら、山城も気に入っているんじゃないか。 全く。 …………………… ………… …… 「今日は、どうしたら良いですか?」 まるで待ち遠しいかのように、暁の水平線を隠すように山城は私の正面に立つ。 切っ掛けを持って来るのは何時も山城だが、主導権は何時も自分に委ねてくる。 山城を秘書に戻してからそれなりに経ったが、逢引は毎日行っている訳ではない。 だから、これに関しては山城はまだまだ練度は低い。 それを言うなら自分もそうなのだが、山城は受けの姿勢に身を置き続けた。 これも山城の望む幸せに入るのかは分からない。 「そうだな……っ」 ひゅううううぅぅ。 山城の艦橋から艦底までを眺めながら考えようとすると、冷たい潮風が音を立てて自分らを舐めた。 寒い。 思わず自分の体を抱くよう擦る。 だがもっと寒そうなのは山城だ。 空気の入りやすい構造をしている巫女を模った上部装甲に、袴を短くしたような下部装甲だ。 「……提督? 寒いですか?」 「まあね……」 しかし、山城は何食わぬ顔でいた。 よく考えれば、当たり前だ。 艦娘の肉体が耐寒仕様でなかったら、露出部のある格好のままこんな夜更けに表に出ないし、 その格好を年がら年中保ち続ける訳が無い。 一方、まだ冬は訪れていないので防寒対策は要らないだろうと呑気にしていた自分は、 今ここに熱源となりそうなものは目の前のそれしかないと踏んだ。 「私に跨るんだ」 「跨る……?」 山城の艦底を地につけさせてやるにはベンチが邪魔な為、自分も尻を前にずらしてベンチに浅く座るようにする。 疑問符を浮かべておずおずとする割には、 山城は指示通り的確に私の足、正確には下腹部に馬乗りになってくれた。 山城はそれだけでなく、まだ口に出していないのに私の首に両腕まで巻き付けてくれる。 「こ、こうかしら……」 それでいい。 では此方も、とズボンの腰周りを緩める。 下穿きも下にずらし、己の逸物を取り出した。 「わぁ……」 感嘆の声が漏れてるぞ。 しかし指摘はせず、続けて指示を出す。 「これに乗っかって、腰を前後に動かすんだ」 言われるままに、山城は私の下腹部の露出を下部装甲で隠した。 自分のそれが、体重のかかった布に沈むのが分かる。 「んっ、と……。潰しちゃってますけど、重くないですか」 大丈夫だよ。 健康的な程度で良い事だ。 ある程度の重さがないと、これからやる事が快感に恵まれない恐れもある。 「そうですか、男の人の事情は知らないけど。……んっ」 山城が腰を前に動かす。 「……っ! ……?」 ところが、自分はやや痛みを覚えた。 布の目が粗いようで、期待していた程の快感は来ない。 自分は咄嗟に手で山城を制止させた。 不可解な顔をする山城に問う。 「山城。お前、下着は何を履いている?」 「……褌ですけど」 山城は少し蔑むような顔で答えた。 そんな目をするな。 艦娘の下着事情を熟知している変態じゃないんだ。 それにしても、褌とは。 となると、この感触は木綿か。 「すまん。褌とは知らなかったから、少し痛い」 「そうなんですか」 「……脱がなくて良いから、あの部分だけ布をずらしてくれ」 山城は、少し腰を浮かせて下部装甲に手を突っ込む。 もぞもぞさせてから再び腰を降ろされた時、自分は生々しい素肌の感触を得た。 甲斐あって、これなら痛い思いをしなくて済みそうだ。 山城に事を再開するよう促す。 「下着を教えなきゃいけないなんて、不幸だわ……。んっ」 まだ濡れていないながらも、痛みはなかった。 山城がゆっくりと前後に腰をピストン運動させる。 「っ……、っ、ん、うん……、なんだか、変な感じ……」 山城の顔はまだ羞恥心のみに支配されているだけの様子。 潮風に容易く吹き飛ばされる程度の微かな山城の喘ぎだけを耳に取り入れ、静かに情欲を燃やしてゆく。 「んっ、んっ、はぁ……、ん……」 そのままそれだけの動作を続けていると、 喘ぎと言うより只の呻きのようであった山城の声も色を帯びてくる。 柔らかい肉の割れ目を充血した自分の逸物の、特に凸になっている部分が主な刺激の産出を担っている。 「う……」 今から火照ようとする自分らの身体を咎めるように、潮風が撫ぜる。 再び寒さに震えた自分は、山城の背に手を回し、やんわりと引き寄せた。 腰を止めたが山城は拒まない。 抱き寄せて山城の二つのタンクに顔を埋める。 「提督? 寒いのね……」 そうだ。 それだけだ。 母に甘える赤子の体勢になってしまうが、そんなんじゃない。 自分はいい歳した大の男なのだ。 タンクの谷間に顔を埋めているから反論出来ないだけだ。 さっさと腰を動かしてくれ。 「くすっ、提督じゃないみたい……。んっ……」 山城は、からかうようにそう笑ってから、私を包み込むように己の両腕で己の身体に押し付けた。 再び動き始めるのに合わせて感じ取った感触は、熱い水が少し含まれていた。 何を切っ掛けに濡れたのか分らないが、これで滑りは良くなる。 両腕で山城を抱き締め、暖を取る。 月のように冷めている山城でも、こうしてみると確かに温かかった。 山城の胸の中ですうーっと一杯に空気を吸い込むと、山城の匂いが鼻に広がる。 甘い匂いに包まれながら、局部に与えられる快感も助長されてゆく。 「んっ、はっ、はぁっ、ぁっ、あっ」 程よく濡れてくれた山城も速さを上げていった。 くちゅ、くち、と、淫らな水の音が微かに耳をつく。 更に融通がきくようになった山城の割れ目は、擦れる異物に抱き着くように広がっている。 そこから先は、長くなかった。 「ぐっ……」 「ああっ、ああっ、はあっ、あっ、……ぁ……」 自分は、山城の温かさに包まれながら達した。 ここが表である事もあり、妙な開放感を感じる。 もやもやしていたものも飛散するように自分の中から抜けた。 山城は押し潰していた異物が強く脈打った事から察したのか、動きを止める。 「はあ……、はあ……、はあ……」 「くす……」 山城は何を思ったか、私の背に回した腕を動かす。 上下する私の肩と背が、山城の両腕に撫でられる。 山城のそれは穏やかで落ち着かせてくれる手付きだった。 子供扱いか。 しかし反論する気力はない。 脱力感と山城の温かさの前では、つまらない男の意地の面目はどうでもよかった。 呼吸が落ち着くまで、もういいと指示を出すまでの、山城に包まれる時間を私は大事に味わった。 事の終わりを私から告げる時に、名残惜しくならないように。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/deserteref/pages/662.html
ブラウンシュヴァイク派最優秀の八提督とはフリードリヒ四世崩御後のブラウンシュヴァイク派で最優秀の八名の提督をさす。 概略 宇宙歴796年2月、ブラウンシュヴァイク派がエリザベート帝を擁立し、エルウィン=ヨーゼフ帝を偽帝と宣言したことにより銀河帝国の内戦が勃発した。しかし、これは宮廷闘争の延長であり、艦隊戦が行われることはなかった。したがって、彼ら八提督が活躍する余地はない。 宇宙歴798年、自由惑星同盟が「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦を発動し、帝都オーディンが同盟軍に占領された。勢いに乗る同盟軍は、反体制派支援作戦「エガリテ作戦」の実施に踏み切る。ブラウンシュヴァイク派の拠点であるヴァナヘイム管区へもウランフ大将率いる第一統合軍集団が侵攻した。第一統合軍集団の先頭集団の一員であるホーランド機動集団前方展開部隊司令官エリヤ・フィリップス少将が彼らを知悉していることから、おそらくはこのヴァナヘイム戦線にて活躍したのが「ブラウンシュヴァイク派の八提督」であると思われる。 宇宙歴799年4月末、第二次ヴァルハラ会戦でガイゼルバッハをはじめとする五名が戦死した。生存したのはアーダルベルト・フォン・ファーレンハイト中将、ヘルムート・レンネンカンプ中将、と一名のみである。 宇宙歴802年2月ローエングラム大元帥のクーデターでブラウンシュヴァイク派が壊滅したのち、レンネンカンプ提督はメルカッツ派に所属していることが確認されている。他の二名についてはいまだ不明。 構成員 なお、階級は作中で最後に登場したときのもの。現在は昇進もしくは降格している可能性あり ヘルムート・フォン・レンネンカンプ上級大将 アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト中将 トローデン中将 シュペングラー少将 ガイゼルバッハ中将 クレーベック中将 ハイナーデ少将 ビルスハウゼン少将
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/466.html
+前書き 670 :名無しの紳士提督:2014/06/27(金) 08 40 31 ID YyAGuR/g 日頃秘書艦を任せている翔鶴さんをねぎらうためにスイーツ屋へ連れて行ったら、帰り道に雨が降ってきて、濡れた衣服を乾かすためにラブホテルに入るようなSS下さい 675 :名無しの紳士提督:2014/06/28(土) 17 17 49 ID /irDxFA. 超短編ですが 670をそのまま書いてみました、短いうえに進展できなくて非エロになってしまってすみません。 機会あれば、エロ有りで続きを書かせて頂きたいと思います。 676 :名無しの紳士提督:2014/06/28(土) 17 18 52 ID /irDxFA. 翔鶴と、提督の決断 「止まないなぁ。雨」 「ですね」 夏の休日の昼下がり。海沿いの田舎の車道脇で、木々の陰に隠れて雨天の暗い空を見上げているのは、提督と翔鶴だ。 「大変、震えていらっしゃるじゃないですか」 「まぁ正直、ずぶ濡れで風邪引く寸前て感じ。君は平気そうだな」 「私たちは、波や嵐に濡れるのが仕事というところもありますから………それよりもこの少し先に確か、宿の施設がありましたよね」 「って翔鶴、来る時に見たあれはホテルはホテルだけども………」 よりによってそういうホテルである。海沿いの田舎道といえば、定番といえば定番であるが。 といっても他に頼れそうな場所もなく、提督は走る翔鶴に手を引かれるままに、雨から逃れ、年季の入った人気のないホテルへふらふらと足を踏み入れた。 ああ翔鶴ハ何処ヘ向ヒシヤ。 『ホテル五十六』と妙な名前の描かれた看板のある無人のホールに入り、自動の部屋鍵選択機を軽妙に操る翔鶴を提督は横目に見た後、 二人は借りた「ご休憩-2時間\3,000」へと向かった。 「良かった、お風呂が使えそうですね。どうぞ」 個室内、外から見える風呂に自分で入るのは全く楽しくないなと思いつつ、既に余裕のない提督は熱いシャワーを求めて浴室のドアを開ける。 「ランドリーがありましたので、回しておきますね~」 甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる翔鶴に心から感謝しながら、提督の心は申し訳無さに揺れていた。 いつも秘書を頑張ってくれるから、たまにはお礼をしようと思ってきたというのに。 二人でこっそり電車に揺られて街に出て、雑誌に載っていた海沿いの甘味処まで徒歩二十分。 海の見えるカフェで可愛いスイーツを前に、珍しく子供っぽいような翔鶴の満面の笑みを存分に味わったのは良いが、その帰り道に折悪しく夕立に襲われ、今に至るという訳だった。 何をどうケチっているのか、ホテルのシャワーのお湯は微妙にぬるかった。 「如何ですか?」 「まだ少し寒い」 服がないので沿え付けの浴衣を素肌の上に被り、提督は矢鱈と大きな丸いベッドの上で膝を抱える。 「あら………分かりました、では」 意を決したように翔鶴は、衣服のボタンとベルトを外し始め、やがて下着姿となった。 背後の衣擦れの音に気づかなかった提督は、下着姿の翔鶴に後ろから抱きつかれた瞬間、思考が停止した。 「少しは暖かいでしょうか?」 「あ………ありがとう、翔鶴」 子を守る母のように包み込んでくる両腕、背中の薄衣の向こうに感じる柔らかなふたつの感触、翔鶴の優しい髪の匂いを全身で感じる。 ベッドの上に座ったまま、伝えられる身体の暖かさのほか、胸の奥に小さな火が灯ったような暖かさが広がってゆく。 こんな恥をかかせるなんて申し訳無いな。 そういえば……… 「………前に瑞鶴が言ってたな。いつも姉さんは私たちといると面倒なことに巻き込まれて、一番大変な思いをするんだって。申し訳無いってさ。今、まさに同じ気持ちだよ」 「あら………。うふふ、あの子ったら、らしくない気を使うこともあるのね」 翔鶴は本気で笑い、囁くような声で続ける。 「私はね、提督。この身で誰かを守れるならば、それだけで満足なんですよ。でもそれはきっと、神様から強さを与えられた全ての艦娘が、同じ気持ちを持っていると思います」 翔鶴はそう言って、強く抱きしめてくれた。 「それに、私は今回は別に不運だなんて………。あ、いえ、なんでもありません」 背中にくっついた翔鶴の体温が、少しだけ上がったのを感じる。 これは惚れるなというほうがムリだよな、と提督は思った。 「綺麗に晴れましたね~。よかった」 およそ一時間の後。弾むような足取りで建物から夕日の光の中に出たその後ろ姿は、本当に綺麗で。 「そうだな。ありがとう、翔鶴。本当に助かったよ」 「どういたしまして」 太陽に負けない笑顔が眩しい。 次の一言がどう受け止められるかは分からない。 しかし、そこから必ず新しい何かがはじまるはず。 「………翔鶴。今、伝えたい。聞いてくれないか」 提督はその直感を信じ、決断した。 「僕は、君のことが………」 (終) 続き→提督×翔鶴1-926避「翔鶴と、提督の決意」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/342.html
428 :名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 08 03 06.26 ID bfaOzMZw 以前自分が書いた7-559の翔鶴ネタと 6-538の島風ネタと8-84の曙ネタが世界観同じにしてるのでその続き ※戦後の話で「鬱」な部分がかなりあるので注意 深海棲艦との長き戦いも終わり、艦娘側の勝利という形で幕を引いた。 戦争当時、資源の枯渇していた帝国海軍は諸外国を魔の海域から救い出すことで 支援物資を得るなど財政はかなりひっ迫していた。 それゆえに短期決戦に全戦力を投入せざるを得なく、結果見事撃破したのだった。 こうして深海棲艦がいなくなり、世界は平和となった。 はずだった。 深海棲艦は駆逐しきれず、魔の海域も一部残っている。 深海棲艦は自然発生し続けているために倒してもキリがないのだ。 すでにじり貧となっていた帝国海軍は最精鋭を以てしてこれ(発生源)を封印した。 之を以て終戦とス。 帝国海軍よりさらに上の彼のお方より賜った御言葉だ。 そして急速な軍縮へと向かってゆくこととなる。 解体解体解体解体解体解体解体解体 解体解体解体解体解体解体解体解体 解体解体解体解体解体・・・ いったい何人の艦娘が解体されただろうか。 艤装を解体された彼女たちは魂の欠片となり大本の魂へと還っていく。 ある者は泣き、ある者は笑って還って逝った。 一定以上の戦果をあげた艦娘は武装解除の後、 鎮守府にて艤装を厳重に安置され、自由を手に入れることも可能だった。 しかし、解体された方が彼女たちにとっては幸せだったのかもしれない。 戦争しか知らぬ彼女たちにとって、そこはある意味地獄だった。 長き戦いで疲弊した帝国に職はなく、生きていくためには体を売るしか道がなかった。 提督たちもまた軍縮のあおりを受け解任され、慕ってくれる艦娘に頼り、養ってもらうしかなかった。 愛する艦娘に体を売らせる苦痛はいかばかりだろう。 艤装の解体を願い出た者もいたが軍はこれを良しとしなかった。 もしもの場合に備えた優秀な戦力温存と、維持費削減。まさに外道の所業と言えよう。 耐えきれず自害する提督が後を絶たなかった。 愛する艦娘の枷となっていることに耐えられなかったのだろう。 ----終戦から数年。 人々の努力のかいあって急速に経済の復興を遂げた帝国では、 親に可愛がられて育った自己中心的な快楽主義の若者の吹き溜まりになっていた。 艦娘という戦力とその特殊性から海軍はあまり積極的に徴兵を行わなかった。 結果、戦争を知らない若者たちは終戦直後、膨らんだ軍事費に猛抗議し軍縮を加速させ、 さらには恩人であるはずの彼女たちを慰み者にし食い物にしていた。 そう、かつての救国の英雄たちは、はした金にも満たない額で文字通り凌辱されつくしている。 しかし、民意を恐れてか軍上層部は見て見ぬ振りをして、官僚は今なお私腹を肥やすと聞く。 雷「・・・大丈夫!私がいるじゃない!電は私が守るんだから!」 そう私は自分を奮い立たせる。 司令官は自害してしまった。 体を売ってでも司令官や私たちを守ってくれた秘書官だったあの人も 司令官の亡骸に縋り付き、次の日司令官もろともいなくなってしまった。 机には「ごめんね」とだけ書かれた紙と、幾分かのお金が置かれていた。 後を追って逝ってしまった。つまりそういうことだと思う。 電「わたしもがんばるのです!」 雷「ダメよ!あなたは家でじっとしてなさい。」 電は秘書官が体を売っていたことを知らない。 この世界には私たちの仕事なんてそれくらいしかないことも、 私たち艦娘たちが娼婦として蔑まれ、ボロボロになっていくことも。 何も知らない。何も教えてない。 司令官が死に、秘書官が行方不明なことも。 雷「それに・・・司令官と約束したでしょ?あなたは家を守る役目だって」 電「はわっ、そうなのでした・・・」 シュンとする電を抱き寄せて言い聞かせる。 雷「司令官たちはちょっと遠くで出稼ぎに行っちゃっただけ。きっとまたすぐにみんなで暮らせるようになる」 雷「・・・大丈夫、なんとかなるわ!私がいるんだから!あなただけは守って見せるわ!」 そう、自分に言い聞かせた。 電「はい、なのです・・・」 たぶん電はうすうす感づいてる。 司令官が死んだことも。秘書官が死んだことも。 そして・・・これから私が体を売りに行くということも。 ・・・・ ・・・ ・・ 若者A「おい、コイツにしようぜ」 若者B「どいつだ?ってまた艦娘かよ。こいつらクローンみたいにうじゃうじゃいっから飽きてきたよ」 若者A「そういうなって、値段は安い上にこいつら人間と違ってすげー頑丈だから無茶やっても平気なんだぜ」 若者B「とかいっていつもぶっ壊してんのはどこのどいつだよww」 若者A「ゲラゲラ、ちげーねーやww」 艦娘は人間に限りなく近いけど人間じゃない。化け物って言う人もいるけど、 司令官は軍艦の魂が受肉した付喪神のような存在だって言ってたっけ・・・。 雷「んむぐぅ・・・やめっ・・・むぐぉるぶじゅr」 若者A「やべーってコイツの窒息のどマンコすっげー気持ちいいわww」 髪を掴まれ強引にのど奥にずぶずぶと突っ込まれる。 手足は縛られ、雁字搦めなのをいいことに好き勝手に体を使われる。 か弱い女の子にこんなことするなんてヒドイじゃない・・・。 って抗議したらお腹を殴られてもう抵抗する気力も残ってない。 若者B「窒息いいな!こっちも締め付けたまんねーわww」 そう言うと、お兄さんは私の首を絞めてくる。 ジュブッ、グジュッ、と激しく腰を打ち付けられて全身に苦痛と快楽が奔る。 雷「ぷぁっ、ひゃめっ・・ぐるじ・・死んじゃ・・・あ・・が・・・」 びゅくびゅくと熱いものが注がれると同時に プツンと、画面が真っ暗になるのを感じて、私は意識を失った。 目が覚めるとお兄さんたちはもういなくなっていた。 あの後も私は責め立てられていたようで、体のあちこちが痛む。 シャワーを浴びてお給金をもらい、夕飯の材料と明日の電のごはんの材料を買って帰宅する。 電「お帰りなさい!なのです!」 雷「ただいま!はい、今日のごはんは白い方よ」 私は努めて明るく振る舞う。 電「やったなので・・・・その首どうしたのですか!?」 そういわれて慌てて首を押える。 うかつだった。2人相手は初めてではなかったけれど 拘束されて意識を失うほどの攻めに心身ともに参っていたみたい。。 雷「こ、これは・・・ちょっと・・ね」 言い訳を考える余裕はなかった。 電「ちょっとって感じじゃないのです!・・・・・・・・・・・・・お仕事・・ですか?」 雷「・・ッ、そ、そんなことよりほら!今日はご飯いっぱい食べていいから!お夕飯にしましょ?」 電「やっぱり私も働くので・・・」 雷「ダメよ!!」 電「(ビクッ)」 電だけは守ってみせる。それが司令官との最期の約束だから。 約束・・・だったのに。 -----その日、電はいなくなった。 ・・・ ・・ ・ あれからどれだけ経ったのだろう・・・。 思いつくところはすべて探したけれど、電はついに見つからなかった。 電も逝ってしまったのかもしれない。 結局私は誰も守り切れなかった。 憧れていた司令官も、解体された暁や響も、そしてみんなに託された電まで。 生きる気力もなくなった私は、いつの間にかこの路地裏でぼろ雑巾のように犯されるだけになっていた。 ・・・誰かが来たようだわ。また、犯されるのかしら。・・・もう、どうでもいいけど・・ 大切なものは全部なくしてしまった・・・私には何も・・ない 浮浪者「へっへ、今日もお世話になるぜ!」 前戯もなしにいきなり突っ込まれる。 ゴポゴポと誰とも知れない精液があふれてくるのがわかる。 雷「ぅ・・ぁ・・」 浮浪者「このちっぱいを摘みあげるとギュウギュウ締め付けるのがまたたまらんわ」 ずちゅっずちゅっ 私の意思とは無関係に体は敏感に反応し男の竿をきゅっきゅっと扱き上げる。 なんだか・・・とても疲れた。 酷い脱力感と眠気が私を襲い。意識がもうろうとしてきた。 浮浪者「なんだぁ?締りが悪くなったな。おい!この!・・・やべぇ、動かなくなっちまった」 ブーーーーーン・・・ 浮浪者「何の音だ?あーくそっ起きろ!」 ガンガン蹴られ薄れゆく意識の中、懐かしい艦載機の音を聞いた気がした。 艤装は凍結されたはずのに・・・。 ??「提督!こっちです!」 浮浪者「なっ、お前ら何もんだ」 提督「シャイセッ!(クソッ)また私は救えなかったのか・・!?」 浮浪者「何言ってやがるんだ?あ?そうか、お前もこれを使いたいなら順番待ちだぜぇ? つって動かなくなっちまったがな」 提督「どけっ、クズ野郎」 浮浪者「ぐぇ、くっそ、なにす」 提督「お前らの!ような!輩が!いるから!!!」 浮浪者「いってぇ、やめろっ!あ゛あ゛あ゛あ゛!」 ボキッグチャッと明らかにやばい音がする。 翔鶴「て、提督、それ以上は死んでしまいます。」 提督「・・・ッ、次はないと思え」 浮浪者「ひぇ、ひぇぇぇぇぇ」 ・・・ ・・ ・ 提督「ヵ・・っ!・・・ッ!」 何処かで聞き覚えのあるお爺さんの声がした。 雷「ぅ・・・ん・・・?(誰?よく、目が見えないわ・・・)」 提督「ヵ・・っち!いか・・・!」 ぼやけた視界に移る白い制服姿はよく知るあの人と同じで まるで私を迎えに来てくれたように見えた。 雷「し・・・れー・・・かん?」 提督「雷!大丈夫か!?私の声が聞こえるか?」 司令官じゃ・・ない。・・・あれ? 雷「・・・え?・・・おじ・・さま?何で・・」 提督「!よかった。生きていてくれて。」 ぎゅうっと抱きしめられる。 人のぬくもりを感じるのはどれくらいぶりだろう。 ふと目頭に熱いものがこみ上げてくる。 雷「あっ、いけない、おじさまのお洋服がよごれちゃうわ」 提督「構わないさ。・・・よかった。」 提督「・・・そうだな。年頃の女の子がこんな恰好じゃいけない。翔鶴、タオルと着るものを」 翔鶴「は、はい。今お持ちしますね!」 雷「あ、私・・・」 今になっていろんな感情が沸き上がり、どうしていいのかわからなくなった。 提督「大丈夫だ、もう大丈夫。安心しなさい。」 フルフルと震える私をやさしく撫でてくれる大きな手に、訳も分からず泣いて縋り付いた。 雷「司令官がッ・・みんながッ・・・・あぁぁぁーーーー!」 雷が泣きつかれるのを見計らい、翔鶴がおずおずと戻ってきた。 翔鶴「あの・・・提督・・タオルとお召し物です。」 提督「あぁ、すまないが頼む。」 翔鶴「はい・・」 ・・・ ・・ ・ 歴史をなぞっている。 深海棲艦との戦いはかつての大戦を彷彿とさせるものがあった。 如月の装備を指示しなければ撃沈されていただろう。 天龍に対潜装備をさせなければやはり危なかった。 先手を打ち、大井北上にさらなる重雷装の指示を出さなければ 物資枯渇にあえぐ帝国は高速輸送艦への改装を指示するはずだった。 改変が可能だということに気付いた私は、秘密裏に暗躍し 次々に敵を追い詰めることに成功した。 例え汚い手を使ったとしても。 深海棲艦との戦いが終われば、艦娘たちが接収されるのは明白だった。 軍上層部に取り入り、私の所属する鎮守府は監視の元、現状維持となった。 深海棲艦の封印作戦に投入された特殊部隊、その唯一の生き残りである自分は 軍にとっても切り札として温存しておきたかったのだろう。 あの日、最精鋭の艦娘たちと共に、最精鋭の術者も随伴した。 本来術者と言えど艦娘や深海棲艦に干渉することは不可能だった。 しかし追いつめられた帝国海軍は、狂気の作戦に出た。 当初の作戦では封印などではなく殲滅だった。 術者ではないが大将が3人も随伴する大規模な決死の共同作戦。 一介の少佐に過ぎない自分に声がかけられたのは術師だからという単純な理由だろう。 ヒトマルマルマル、開戦と同時に艦娘たちによる一斉射に敵深海棲艦は大破し、優勢かに見えた。 自然治癒により、徐々に劣勢になっていくことになる。 多数の犠牲を出しつつ、常に援軍のやってくる深海棲艦をじわじわと追い込む。 撃沈したはずの戦姫もいつの間にか無傷で戻ってくる。 悪夢のような戦場だった。 フタマルヨンマル、友軍による波状攻撃についに魔の海域の発生ポイントまで戦線を押し上げることに成功。 術者を投入しての浄化作戦が発令される。 そして開始3分、あの光を思わせる発光現象のあと、最前線のほとんどが蒸発。消滅した。 自分だけはこの日を予想していた。 上層部に対策を具申したが棄却された。 いや、大事の前の少佐の具申など取り合ってすらもらえなかった。 対策をしていた私の乗った艦と艦娘、そして私の言葉を信じてくれた友軍を残し、 最前線は文字通り蒸発した。 それを目の当たりにした大将たちは取り乱し、指揮系統は瓦解。 通信は混乱していた。 予想通りの展開か。一つため息をつき、全艦に指示を出す。 提督「大将旗艦との通信を切れ。我が艦隊は如月を旗艦としこれより封印作戦に移行する。」 如月「お呼びかしら?如月、最大戦速、出撃します!」 ・・・ ・・ ・ そうして封印はなされた。 最前線にいた他の術者の張ろうとした結界を再利用させてもらった。 通常の術式は彼女たち深海棲艦にはあまり効果がない。 そこで彼女たち自身の力の源を利用させてもらう。 術式に織り交ぜ、組み込み、結界を成した。 彼女たちの負の感情が強ければ強いほどより強固な結界となるように。 いつかその魂を救いに来ると心に誓いながら。 如月「司令官?」 提督「あぁ、すまない。少しボーっとしていた。」 また一人、提督を失い海軍に反旗を翻そうとする艦娘の艤装を解体した。 場合によっては解雇された元提督をも相手にすることもある。 それが今の仕事だった。 我が艦隊の艦娘を守るためとはいえ、正直気が重い。 世界を救った英雄と称され、中佐へ昇進すると同時に 危険分子として疎まれるようになった。 本来大佐になってもおかしくない功績だったが、上層部は私に恐怖した。 今までこうなることを危惧して程度に演習で負けたりしていたが、 案の定飼い殺しの状態だ。 秘書官の如月の艤装だけ武装解除の上に厳重に保管されている。 事実上の更迭であり人質と言えよう。 普段は見えないピンクのハート形のカギ・・・艦娘保護チョーカーなど 艦娘のシステムを構築する上でかなり尽力した功績も今となっては枷でしかない。 如月「司令官。大丈夫ですわ。如月はずっとお傍に」 そっと頭を胸に抱き寄せられる。 甘い香りにしばし癒される。 提督「・・・ありがとう。如月、ゆこうか」 如月「はい、司令官。」 ・・・・今日の相手はかつての上官にしてあの戦いの友軍。・・・元大佐の所だ。 ・・・ ・・ ・ 雷「ここ・・は?」 目が覚めるとふかふかのベッドに寝かされていた。 辺りを見渡すとアンティークな家具やランプなどがある。 ふと横を見るとすやすやと女の子が座りながら眠って・・・ 雷「電!?電なの!?生きていたのね!」 驚きとうれしさのあまりガクガクと揺する 電「はわわっ!?何事ですか!?地震ですか!?」 電「ふわっ!?だ、大丈夫なのですか!?怪我はないのですか!?」 今度は私がゆすられる。 雷「だ、大丈夫だから、落ち着きなさいっ」 電「生きててよかったのです!ぐすっ」 雷「それはこっちのセリフよ!もう、心配したんだから。」 ---後から聞いたところによるとどうやら電は司令官からもしもの時のために かつての上官を頼るように言い聞かせられていたみたい。 私が無理しすぎないように見ていてほしいって・・・。 司令官ったら、私がいないと何もできないくせに・・・こういうとこだけ・・・・。 あの日、電はいなくなったんじゃなくて、ずっと探していたその上官の居場所がわかって 助けを求めに行っていたとか。 電「すぐに戻れるはずだったのですが、色々とあって遅れちゃったのです。」 雷「結局、電に守られちゃったね。ありがと、電」 シュンとする電を元気づけようととっさにお礼を言う。 電「そんなことないのです!私はずっと守られっぱなしで何もできなかったのです・・・」 雷「そんなことないわ。ありがとね、電」 ひしっ、と抱き合ってちょっと泣けてきちゃうじゃない? 提督「あー、おほん。雷、加減はどうだ。」 雷「あ、おじさま。」 はわわ、とわたわたと電が恥ずかしそうに離れるのがちょっと微笑ましい。 雷「助けていただいてありがとうございました。」 提督「いや・・・、もっと早く救ってやりたかったんだが、戦後の騒乱で行方がつかめなくてな。 ・・・すまなかった。」 そういったおじさまの顔は悔しさでゆがんでいた。 雷「おじさま、笑って。私は大丈夫だから!」 提督「そうか、あぁ、そうだな。雷は強い子だったな。」 雷「そうよ!なんでも私に任せなさい!って」 まだ大切なものはなくしてなかった。 今度こそ守って見せる。 へこたれてなんていられないんだから! 電「い、電の本気もすごいのですよ!」 むん!と胸を張って電も主張する。 提督「ふむ、まだまだ育ちは足りないようだがね?」 電「せっセクハラは駄目なのです!」 胸を隠して照れた後、からかわれたと気付いた電が ぽかぽかとおじさまを叩く。 提督「ふっふっ、きかんな」 提督「--おかえり、雷、電。お前たちは今日からここの子だ。」 きょとんとした電と一瞬見つめ合い、二人で力強くうなづいた。 雷・電「はいっ」 ・・・ ・・ 雷「とっても広いお屋敷なのね。」 ここ数か月しっかり療養をとって歩けるまで回復した私はお屋敷を散策することにした。 さっきからずっと廊下を歩いているけど、全然行き止まりにたどり着かない。 電「そうなのです!畑に田んぼに、大きな噴水のある池もあるのです!」 雷「畑に田んぼ?なんでそんなのがあるのよ?」 電「えっと、おじさまは提督をやめてしまわれたようなのです。」 電「それで艦娘たちを養うためにお庭を開拓して・・・」 雷「食料を自給自足してるのね?」 電「なのです!私たちみたいな艦娘をいっぱい受け入れてくださってるのです!」 雷「そっか。」 司令官、なんでもっと早くおじさまのとこに・・・。ううん、あの人のことだからきっと・・ ふと見上げるとおじさまらしき人影が出てくるのが見えた。 雷「おじさまかしら?」 電「あれ?また新しい艦娘が来たみたいなのです」 ・・・ ・・ ・ 若い提督「お久しぶりです。大佐。いえ、元でしたね。」 大佐「壮健そうだな。中佐。噂は耳にしている」 中佐「・・・そうですか。では話が早い。」 中佐「匿っている艦娘を軍に引き渡していただきたい。これは軍上層部からの命令です」 大佐「・・・断る。私はもう軍属ではないのでな。従う義務はない」 中佐「はぁ・・・やはりそう来ますか。」 中佐「如月、私のそばにいなさい。(ボソッ)」 如月「ッ!はい・・」 提督の力になれず如月はギュッと唇をかむ。 中佐「かつて無敗と詠われた提督相手に正直気乗りはしないのですが、いたし方ないですね。」 大佐「フッフッ、常勝ではなく無敗か。勝ちに行かず、艦娘生存第一に守りに徹しただけよ。」 大佐「翔鶴!瑞鶴!第一艦隊は輪形陣にて迎え撃て!」 翔鶴・瑞鶴「了解しました!機動部隊、出撃!」 中佐「はっはっ、艤装にフル武装ですか!よく軍の接収を逃れたものです」 中佐「さらに艦娘は水がなくてはその力の半分もでない。考えましたね大佐」 大佐は庭の中央に位置する噴水の池に陣取り、輪形陣にて陣取っていた。 海ではないので威力は出ないが、それでも陸で戦うよりも数倍はましだ。 中佐「大井北上!それに島風!単縦陣にて水路に魚雷を放て!」 島風「にひひ、それじゃいっくよ~」 大井「了解!九三式酸素魚雷、やっちゃって!」 北上「大井っち張り切ってるねぇ~。いっちょ私もやってみますか!」 ・・・ ・・ ・ 雷「ねぇ、なんか変じゃない?いきなり砲雷撃戦始めちゃったわよ!?」 電「はわわ、大変なのです!」 雷「何か手は・・・ねぇ、なにか武器になるものはないの!?他の艦娘たちは?」 電「えっとえっと、他の艦娘たちは偽装が軍に押えられてて戦闘できないのです。」 雷「じゃあ武器の方は?」 電「その・・・実はおじさまが内緒って言って教えてくれたのですが、 軍からこっそり私たちの艤装を回収してくださってるのです。」 雷「さっすがおじさまね!電!支援砲撃、するわよ!いけるわね?」 電「任せるのです!」 ・・・ ・・ ・ 中佐「さすが空母艦隊で名を馳せただけはおありだ。対空装備満載でもしのぎ切れませんか」 軍の信頼のない自分には動かせる主戦力も少ない。 とはいえ共に戦った練度の高い娘たちだ。攻めに転じない相手に引けは取らない。 大佐「そちらこそこちらの艦攻艦爆特化をいなすのは神業ではないか」 中佐「これもあなたから教わったことですよ、大佐」 にやりと笑う 大佐「陸地とはいえなかなかにきれいな回避運動だ。」 大佐もまた笑っていた。 久々の艦隊戦にお互い高揚している。 中佐「ですが、これでチェックです!イク!ゴーヤ!」 ドドォォ・・・ン!! 激しい水柱を上げて翔鶴に命中する。 大佐「なっ、潜水艦で挟撃だと!?バカな!・・・!!・・水路か!」 中佐「ずいぶんと深く立派な池が仇となりましたね?大佐」 中佐「すみません。念には念を入れてと思いましてね。」 大佐「くっくっ、まったくその通りだな。翔鶴!瑞鶴!潜水艦に艦攻雷撃!」 瑞鶴「翔鶴姉は沈ませないんだから!」 中佐「まさか!応急修理女神!?妖精もまた軍に接収されたはずでは・・!」 中佐「しかも女神をつける分の装備を削ってなおその戦力だと!?」 伊19「ひゃぁ~なのね~」 伊58「痛いのでち~」 く・・・、いくら深い池とはいえ深度が足りずに正規空母の攻撃が届くか。 ドドドドドッ 島風「ひゃっ!?やーめーてーよーぅ!」 中佐「追い打ちに援護射撃!?何処から・・・まだ戦える艤装を持った艦娘がいたのか。」 中佐「軍の手から逃れここまで戦力を温存していようとは・・・どうやら貴方を侮っていたようだ。」 大佐「(いや、これは・・・・・そうか、あの子たちか。)」 大佐「これで詰みだ。大人しく引き下がってもらおうか。」 中佐「・・・残念です」 中佐「と、いうのはまだ早いですね。・・・隠し玉もあなたからの教えだったのをお忘れですか?」 ヒューンヒューン・・・ドドドドドッ 大佐「これは!!戦艦クラスの援護射撃か!?しかも海上からの!」 中佐「これでチェックメイト・・・ですね。大佐。」 瑞鶴「翔鶴・・姉ぇ・・」 旗艦の翔鶴をかばい、瑞鶴は大破。他艦娘も今の砲撃で満身創痍だった。 翔鶴「く・・・まだ、やれます!提督!」 ボロボロになってなお立ち上がる翔鶴は、提督を守るために必死だった。 残った発艦済みの艦載機で最後の突撃に出るつもりなのだろう。 大佐「いや、もういい。翔鶴。私の負けだ。」 中佐「大佐の空母艦隊の腕も健在か。この分なら大丈夫そうだ。」 中佐「・・・では、私の話をしばしお聞き願いたい。」 大佐「?構わんが、何を・・」 ・・・ ・・ ・ 雷「大変!おじさま負けちゃったわ」 電「助けに行くのです!」 雷「待ちなさい!私にいい考えがあるわ」 ・・・ ・・ ・ 大佐「つまり、クーデターを起こすのだな?」 中佐「ええ、そういうことになりますね。」 現在、深海棲艦の封印は自分の術によるものだった。 いつでもその術を解くことは可能だ。 深海棲艦の脅威が再び襲って来れば、この平和ボケした国も少しは目を覚ますだろう。 かつてお国のため、未来の子供たちのために戦った英霊。 彼らの行いは間違っていたがその願いは賛同できる。 しかしその切なる願いも子供たちには伝わらず、平和な国といわれながら 内実中身は腐りきっていた。 自分さえよければいい、気にくわなければ他人を批判する。 あの時彼らが望んだ平和な世界にするための戦いは、完全に無駄だったと言えよう。 刻一刻と戦力となりうる艦娘たちも減っていっている。 事を起こすならもはや猶予はなかった。 しかし、如月の艤装を押えられていたのでは事を起こせない。 そこで協力者となるだろうある者を探していたら、一人の艦娘に行き当たった。 彼女に出会ったとき、すでに目当ての提督は彼女の腕の中で死んでいた。 海軍の同期だった男だ。 あの晩解体した艦娘こそ彼女だった。 ちょうど彼女が提督と共に海に身を投げている頃だろう。 救えなかったという苦々しい思いを噛みしめ、次の候補、大佐に会いに行くこととなった。 彼の所在は最初からつかめていた。 それでも彼は裏で手を回したのかなかなか軍が介入できなかったため、 表だって会うことも不可能。 それでも望みはもはや彼に託すしかなく、今回の強襲と相成ったのである。 中佐「今深海棲艦の脅威が復活すれば、必ず提督と艦娘は救われます。」 中佐「そして、人手不足となった軍は広く提督となるべく若者を徴兵するでしょう。」 そうすれば、きっと彼らも平和の大切さと、国を守るという誇りを取り戻す。 国とは民だ。民が腐っていては国は成り立たない。 共に助け合い、慈しむ心無くして何が平和か。 中佐「あなたもお感じになったのではありませんか?現状の提督たちや艦娘たちを知っておいでなら」 大佐「しかし、彼(か)のお方がいずれきっと・・・」 中佐「・・・彼のお方は傀儡です。謁見した際に少し試させてもらいましたが神気を感じない。 かつての大戦の敗戦で人へ堕とされたのでしょう。」 中佐「それにお優しすぎた。あれでは軍を制御することは不可能でしょう」 大佐「そうか・・」 深い沈黙の後、大佐は静かにうなずいた。。 大佐「この国のため、未来の子供たちのためにもう一度立とう。」 中佐「では!」 大佐「あぁ、深海棲艦(奴ら)を叩き起こすぞ!」 中佐「了解しま・・」 雷「せーの!てーーーーい!!!」 電「やぁーーーーなのです!!」 べしっばきっ 中佐「ぐほぁっ」 電「殺ったのです!」 雷「電・・・字がおかしいわ。はっ、おじさま!ご無事ですか!?」 大佐「二人とも・・・ふっ、ふっはっは。見事敵将を打ち取ったな」 えっへんと胸をそらす二人だった。 中佐「いつつ、酷いじゃないか雷、電」 雷「あれ?・・・おにーさん?」 電「なんでお兄さんがここにいるのです?」 如月「司令官!ご無事ですか!?何かすごい音が・・・」 外で待機していた如月が慌てて飛び込んでくる。 雷「あーっ!如月じゃない!久しぶりねー」 如月「えっ、えっと、お久しぶり・・ね?って、ふぁぁああああっ!?」 混乱気味な如月は雷に押されっぱなしだ。 雷はぴょんこぴょんこ跳ねて如月を振り回して喜んでいる。 中佐「よかった。二人とも無事だったんだな。大佐にお前たちの所在の情報と艤装を 軍に気付かれないように流したが間に合ったようだ」 大佐「あれはやはりお前だったか。おかげでギリギリのところで間に合ったぞ」 どうやら大佐には今回の自分の訪問の内容もすべて予想されておいでか。 さすが我が師、といったところか。 先ほどの”演習”も小手調べをされていたのは自分だったようだ。 雷「そっか。みんなが私たちを探してくれていたのね・・・」 電「そうだったのですか・・」 中佐「あぁ、それに・・・(ヤツの愛したあの娘との最期の約束だったからな)」 翔鶴「ムー!ムーーーー!」 雷「そうだった!何故か邪魔してきた翔鶴さんを縛り上げちゃったんだ!」 しかも仕事仕込みのキツイ亀甲縛りで。 大佐「やれやれ、翔鶴は私が何とかしておこうか。」 翔鶴「んん!?ふむーー!んふっ/// んん~~~~~!」 と言いつつ何処に手を突っ込んでるんだ師匠! ムニムニと胸を揉みしだかれ、荒縄ですでに出来上がっていたのか 翔鶴はどう見ても達していた。 瑞鶴「あっ、翔鶴姉だけずるいっ・・・じゃなかった。提督さん、私も一緒に行きます!」 電「それじゃ、私はお兄さんとお茶でもするのです!///」 雷「それいいわね!私も参加するわ!」 北上「ちょっとー、私たちもわすれないでよね?もう~」 大井「とかいって北上さんちゃっかり入渠してたじゃないですか」 北上「そんなこといって、大井っちなんて提督とられないかしらってそわそわしてむぐmぐう!?」 大井「わーっわーっ!北上さん!クッキー!そう、魚雷クッキー美味しいですよ!? ささっ、遠慮なさらずに!」 島風「てーとくーーーーかけっこしよーーー!って、あー!私のてーとくとらないでよー!」 ・・ ・ しばらく如月は艦娘たちに囲まれてる中佐を幸せそうに見ていたが ふと中佐と目が合う。 くすっと笑いあうと、お互いの言いたいことはなんとなくわかった。 窓の外を見上げると雲一つない晴れやかな空が広がっていた。 如月「いい風」 ふわっと桜の花びらが舞い上がった。 「ありがとう」 一瞬、その中に雷たちの艦隊の秘書官が笑っているのを見た気がした。 彼女の魂は救われただろうか。 同じ秘書官として痛いほどにその気持ちがわかる。 如月「(ずっと.....おそばに)」 そっと指輪を抱きしめた。 ・・・ ・・ ・ 榛名「遠距離支援はこんな感じでいいのでしょうか」 金剛「バッチリなのデース!これで提督からご褒美もらえマース」 榛名「あの・・金剛お姉さま、その時は私もぜひご一緒に・・・(モジモジ)」 青葉「あ、青葉も・・・その・・」 金剛「青葉はいつもこっそり提督に愛されてるからダメデース!次こそは私の番ねー」 青葉「ばれてっ!?はぅ///(テレテレ)」 榛名「榛名も!できれば混ぜてほし・・・(モジモジ)」 曙「----私たちの支援攻撃・・・成功したかしら?」 曙「ちゃんと無事帰ってきなさいよ?クソ提督♪」 春一番がさわやかに吹き抜けた。 +後書き 444 :名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 19 17 42.38 ID bfaOzMZw 以上です。 連投規制に負けましたorz 支援ありがとう 思いついたプロットを追いかけるので手いっぱいで駄文になってしまった。 そして長文申し訳ない。 島風編はこの後まだ続きを書く予定だけど 攻略前の時代にさかのぼるので少しややこしいかもしれない。 時間の流れ 6-538の話→8-84の話→今後書く話→今回の話→それ以降書くかは未定 あと気づかれないと思うけど、最初に雷を買ってた二人のうちの一人が浮浪者です。 そしてもう一人がどうなったかというと艦娘を壊しすぎて怖い人たちに連れてかれました。 まだしたらばで書いた発情青葉さんのちょっと手直し版とか 今回登場でいきなりデレな大井っちが どうやって落とされるか(やっぱりちんぽには勝てなかったよ)とか そうなるように仕組んだ北上さん(提督に惚れちゃった)とか 潜水艦たちの濡れ濡れお風呂奇襲作戦とか まだ登場してない潮とか夕立とか愛宕とか羽黒とか雪風とか睦月とか漣とか阿武隈とか夕雲型とか つまり可能な限り出したいです ちなみに大佐はあの後翔鶴さんを”そのまま”お持ち帰りして瑞鶴さんを交えてしっぽり楽しんだとか。 そして雷と電はしばらく後、「ゴーイチゴー・クーデターを成功せよ」という任務の報酬として正式に中佐の艦隊に所属して、 中佐争奪戦に参加したとかなんとか。 あ、潜水艦ズはお仕事終わったからそのまま本来の仕事の深海棲艦の警戒任務に戻ってます ちゃっかり中佐にあとからご褒美もらってるけどw 448 :名無しさん@ピンキー:2014/04/04(金) 23 53 16.19 ID vehNUyuT 内容が内容だけに、単純にGJという言葉が言いにくい。 だが、このシリーズは好きで、あれこれ三次妄想が捗る。 苦海という海に沈んだ艦娘たちが深海棲艦として人類に反旗を翻したら どうなるだろうとかすごく鬼畜なことを考えずにいられなかったり 452 :名無しさん@ピンキー:2014/04/05(土) 11 29 04.11 ID IzvpPj2S 448 戦争が元ネタだから少し自分に対する戒めも込めた内容にしたんだけど ちょっと雷可哀想すぎかなと少し反省してる 雷は史実で ・イギリス兵救助 ・アメリカ潜水艦に撃沈される(jap駆逐を魚雷と一緒に処分したと報告される。しかも電と勘違いされてる) 戦争だからおかしくないんだろうけどなんとも・・ね 作中の凌辱部分はこの史実を意識してます。 中佐が介入しないとあのまま終わってたはずです なんかこのままだとかわいそうなので雷の話の後日談考えておきますね
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/17.html
「ご褒美を、ください」 「・・・ん?」 赤城が珍しいことを言った 「褒美?」 「はい、今日は難攻不落の要所を突破したので・・・ダメでしょうか?」 「ふむ・・・」 確かに今日は彼女のおかげで沖ノ島を突破できたようなものだ 加えて普段から秘書として作戦会議に開発とお世話になっている 褒美を与えてしかるべきだろう それに、普段生真面目な彼女がちょっとしたおねだりをしてきたのだ。 笑顔一つで応えてやる、というのが男というものだろう 「よし、いいぞ!好きなものを言っていいぞ・・・ポケットマネーで買える分だけだがな」 はたして何が飛んでくるのやら・・・財布の中身が足りればいいが 「いえ、それには及びません。私の欲しいものはすぐ近くにありますから」 そう答えた赤城は普段よりもゆるやかな笑顔を浮かべて近寄ってくる。年相応の少女のように 「ほう・・・?そりゃ一体なん───」 「ん・・・っ」 唇を塞がれた 俺よりも背の低い彼女は背伸びをして抱きつくように首に腕を絡め、キスをしてきた。 「ん、んん!?」 「ん、んむ、ちゅ」 動揺を隠せず硬直する俺と対照的に情熱的に口づけをする赤城 その勢いに押されるように、姿勢を崩した俺たちはそのまま仮眠用の簡易ベッドへ倒れこんだ 「んん、はむ、ちゅ、ちゅっちゅ、ちゅるっぴちゃ、くちゅっ!」 「あか、む・・・っは、ちゅぷっ」 喋ろうと口をあけたら舌をねじ込まれた 逃さない、というかのようにこちらの頭をつかみ、むさぼるように口内を蹂躙される 「ちゅっちゅ、ん、むぅ、ちゅ、はむ、ん、んんっ!」 「はっ、は、はむ、ちゅ、じゅるるっ!」 彼女に誘われるように、こちらも背中に腕をまわし、抱き寄せながら彼女を求めた 何度も何度も唇を重ね、絡まりあう マーキングのように全身を密着させ、すり寄ってくる彼女 その柔らかさとぬくもりに興奮を覚え、股間は自然と固く、怒張を始めていた それに気づいたであろう彼女はさらに体を押し付けてきた。そうなっていることが嬉しい、と言わんばかりだ どのくらい経っただろう、快感と酸欠で意識が白くなってきたところでお互いの唇が離れた ちゅぷっ と粘った音を立てながら二人の間に唾液の橋がかかる 「はふっ・・・はぁ、ていとく・・・」 いつもの彼女からは想像できないほどとろけた表情を見せる赤城 衣服は乱れ、彼女の白い肌、柔らかそうな大きな胸があらわになっている 起き上がった彼女は俺の腰の上にまだがっていて、袴で隠れた秘部は、お互いの下着とズボンをはさんで密着していた なまあしふとももで身体を挟みながら、こちらの上着のボタンを外し、胸板をぺたぺたと触ってくる 愛おしそうに、自分のものだと主張するかのように 「あか、ぎっ・・・おまえ、いきなりなにを」 息を荒げながらも、尋ねる。 「ですから、ご褒美をもらっているんです・・・あなたをずっと、お慕いしていました。私は、あなたが欲しい」 言うと彼女は再び身体を寝かせ、こちらの胸にほおずりしてきた。時折ちろちろと首筋から腹部までをなめていく 「んふ、興奮して、くれているのですね・・・大きくなっています」 なまめかしい笑みを浮かべた彼女にズボン越しに手を添えられ、ビクリと腰を浮かせてしまう カチャカチャ、ジィィ、ぐいっ ベルトを外されチャックが降ろされ、張りつめていた下着さえも外される 押さえつけられていた怒張がぶるん!と跳ね起き、彼女の眼前に突き出された 「・・・予想外の、大きさですね・・・大丈夫かしら」 まじまじと息子を見つめた彼女は、言いながら自分の胸を近寄らせ 「提督は、こういったものが、お好きでしたね?」 挟みこみながら唾液をたらし、にちゅにちゅとこすりあげてきた。いわゆるパイズリである。 「うぁっあ!おま、こんなの、どこっで・・・っ!」 たまらず声を上げながら問いただすと 「・・・提督の机の一番下の引き出しに隠してあった資料からです。鳳翔さんがお掃除のときに見つけていらっしゃいました」 おかーん!何してくれてんのぉー!? あ、やばい、おっぱいマジできもちいい こちらの表情から好感触であることを察した彼女は嬉しそうにむにゅむにゅと胸を押し付けながら言葉を続ける 「彼女はどうしようか迷った挙句、机の上において行ったようなのですが・・・」 何それ、思春期の息子のエロ本を見つけたお母さんみたいなことやめて! 「さすがに提督がかわいそうなのでしまおうとしたのですが、その、表紙が私に似ていたので、気になってしまって」 おうふ、あかんそれ一番お気に入りのやつ 「あう、う、あれ・・・を、みたのか・・・ぁっ」 「はい、全部・・・その、ですから今日はそれを参考にしています・・・」 あぁ、そっか、見られちまったか、あれ うん、はっきり言って赤城は俺のドストライクだ。ぶっちゃけ好きだ、愛してる だが、上官である俺が好きだのいうのもなんだか問題があるような気がして黙っていたし 日頃はビデオで一人夜戦をしていたのだが・・・ (周りにはバレバレらしく、某駆逐艦の呼び方がクソ提督からヘタレ提督に変わったくらいである・・・ブラ鎮して大破させて黙らせたが) 彼女は俺を欲しいと言ってくれた・・・なら、いいよな? 「なぁ、赤城・・・」 「はい、なんでしょう」 愛しさ全開と言わんばかりの表情でずりずりしている彼女に向かって 「その、胸でするのも好きだけど・・・口でしてくれないか?」 思いっきり甘えることにした 「・・・はい♪」 嬉しそうに答えた彼女は身体をずらしてさっきまで包んでいたものに顔を近づけ 「ん、ちゅぷっ」嬉しそうに咥えこんだ 「くおっおぉぉ・・・!」 熱く滑った口内につつまれ、思わず声が漏れる 「んっ、ちゅ、ちゅぶ、ぷちゅっ、ちゅ、ず、ぴちゃ、じゅぶっ」 こちらの反応に気を良くした彼女は舌の動きや口のすぼめかたを器用に変えながらこちらを攻めたてる 「んふ、ひもち、いいれふか・・・?」 「あぁ、すごく・・・いい」 もごもごと口を動かしながら上目使いで聞いてくる赤城 かわいい、かわいい、かわいすぎてやばい 「すまん、赤城、もう・・・でる」 奥まで咥えこまれたその瞬間に、弾けた どぷっ、びゅる、びゅくびゅくびゅくっ!ごぷっ! 「ん!?んんっ、んんんっ!」 赤城の口の中に次々と注ぎ込まれる精液 おそらく今までで一番出ていると思う 「んんっ、ん、んぐっ、ん!」 あ、あれ、ちょ、ま、飲んでるのか? 止めようにも達してしまった俺は動くこともできずに射精しつづけ 「んく、ん、じゅるるっ、ちゅる」 尿管に残った一滴を吸いきられるまでのけぞったままであった 「ぷぁ、は、けほっけほっ」 「ば、ばか、無理に飲まなくていいんだぞ!?」 「無理じゃ、ありません。私で感じて出してくれたものを、受け止めない理由がありません」 嬉しそうに返してくる彼女を見て、我慢できなくなり抱きしめる 「あ・・・」 「頑張ってくれてありがとう。今度は一緒に気持ち良くなろう、な?」 「提督、それは・・・えっと」 「赤城、抱くぞ」 「──」 彼女は頬を染め、恥ずかしそうにこくり、とうなずいた 体制逆転し、今度は赤城を組み伏せる形になった 恥ずかしそうな、それでいて幸せそうな表情を浮かべてこちらを見つめてくる赤城 もう、いてもたってもいられなかった。残っていた服をすべて剥ぎ取り全身をさらけ出させると、彼女の秘部はとっくに準備ができたかのように濡れそぼっていた 「本来なら、いろいろとこっちもしてやらんといかんと思うのだが・・・すまん、挿れる」 その光景を目にしてはもう、中に突き入れることしか考えられなかった 「はい、あなたのお好きなように・・・」 そんな童貞丸出しの俺を笑うことなく、抱きやすいように足を開き、ほほえみを浮かべながら受け入れてくれた ちゅく、ぐ、みちぃっ! 「んぅっ、ん!」 中はめちゃくちゃキツかった。ギチギチとこちらを圧迫し、押し返してくる。迎え入れる彼女の顔からも痛みが伝わってくる 「大丈夫、か?痛い、よな・・・?」 「私のことは平気です、だから、全部、きて、ください・・・っ」 痛いはずなのに、必死で俺を受け入れようとしてくれている。ここで引いてしまっては逆に彼女を傷つけることになるだろう 意を決して両手で腰をしっかり押さえ みちみち、みり、ぶつっ、ぐちゅ 彼女の初めてを奪い、奥まで一気にねじ込んだ 「うぁっ、く、うぅ~~っ!」 「全部、はいった、ぞ・・・!」 痛みを必死にこらえて抱きついてくる彼女を抱きしめ、ぽんぽんと背中をたたく。 「わかり、ます。あなたが、私のなかに・・・うれ、しい・・・!」 涙を浮かべながら、微笑む。そんな彼女がたまらなく美しく、愛おしく思えた。 「動く、な?」 もう、我慢ができない。歯止めがきかない 破瓜したばかりだというのにぐちゃぐちゃに攻めたい、中に出しまくって俺の形ぴったりになるまでめちゃくちゃにしたいという衝動が止められなかった 我ながらひどく自分勝手なやつだと思う。なのに彼女は 「はい・・・、私をあなただけのものに、して、ください・・・」 ことさら嬉しそうに受け入れてくれるのであった 「はぁ、は、はぁっ!」 「あ、あぁ、あああっ!ん、あ、ひあ、あぁ~~っ!」 ぐちゅぐちゅと音を立てながら貫く 彼女は声を抑えることなく、こちらの衝動を受け入れていた 背中にやさしく手を回し、抱きしめ、すべて受け入れるというようにこちらを撫で、あやしてくる その深い愛情に甘え沈み、欲望のままに彼女の中を突き進む 限界は、近い 「はぁ、あ、く、う、あかぎ、もう・・・」 「はい、はい・・・ください、あなたを、ぜんぶ・・・っ!」 「う、あ、ああああああっ!」 どくどくどくどくどぷっ! 「ああああああああああああああああああああーーーーっ!」 同時に絶頂を迎え、俺はより奥へ、奥へと精を注ぎ込み 彼女は奥へ奥へと搾り取るように締め上げていった 最後の一滴まで出し切ったあと、俺は赤城の上に倒れこみ 「ありがとな・・・」 「はい」 愛してると思いを込めて抱きしめるのであった このあと裸でいちゃいちゃして復活した俺が再度夜戦に突入したり 精根尽き果てて眠り込んだ俺たちを遠征がえりの天龍が目撃して 「くぁwせdrftgyふじこっ!?」 となるのは別のお話 妖怪ボーキおいてけとかよく言われる彼女だけど、一人くらいは本気で愛してくれる提督がいてもいいよね?
https://w.atwiki.jp/lordofthedragons/pages/735.html
碧天の提督 ドレーク Level 攻撃力 防御力 1 150 5125 5201 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4607.html
512: 第三帝国 :2017/05/07(日) 21 47 04 銀河連合日本×神崎島ネタSS――——「提督の呟き」 「この覚書を契機に日本だけでなく我が合衆国もカンザキ島の主権を保証します。 そして広く太平洋、インド洋、地中海、大西洋の国々にも友人であるカンザキ島を紹介し、広く国際社会へ導いて行きたいと考えます」 完ぺきな日本語で述べられたドノバン大使の演説に対し万雷の拍手が迎えた。 さらに青葉がフラッシュを焚いたのを契機に一斉にカメラの撮影音が連続して響く。 歓声と拍手も合わさって賑やかな空間となり参加する人間は何とも言えぬ高揚感に包まれ大いに盛り上がる。 特に神崎鎮守府側は日本だけでなくアメリカが「神崎島の主権を保証する」 と認めたのは大きな一歩であり、艦娘だけでなく島に住まう人間に妖精も声をはち切れんばかりに万歳三唱を叫ぶ。 「まあ、これからが大変なんだが・・・」 祝福ムードの最中に神崎提督が疲れ気味に呟く。 何せ気づけばゲームの世界に来たと思えば、 何故かそのゲームを認識する21世紀の世界に出現。 おまけに軍事のみならず行政も司る提督として対応に今日まで追われていたのだから疲れない方が可笑しい。 「辻や近衛に、それに南雲さんがいればなぁ」 朧気ながら覚えている『前世』で出会ったあの愉快な仲間たちはこの場にはいない。 何せこちらが拒否しても後ろから付いて来て手伝ってくれるであろう辻すらいないのだから! とはいえ、その苦労もこれでひと段落着いた。 島の主権をアメリカと日本が保証するとした覚書を一気に締結できたのは僥倖といえる。 しかし、それをよく思わない国家が未だ存在している。 まずは、大陸の某共産主義国家。 即時占領を狙っていたが鎮守府とアメリカの機動部隊に阻止されたこを面子が潰されたと認識。 早速日本とアメリカに対して訳の分からない報復関税措置を早速実施している。 そして「日帝残党を許さず」と高らかに宣言している。 加えて日本のなす事すべてが気に食わない半島はさらに能動的に動いた。 急きょ北京を訪問した某大統領は「半島もまた神崎島なる日帝残党を認めず」 と大陸と歩調を合わせた上で「日帝は存在自体悪」であるため即時賠償を要求している。 特定アジアの予想通りの反応に乾いた笑いしか出ないが、 逆に言えば問題はそれくらいで神崎島と国境を接する太平洋の国々、 オーストラリア、インドネシア、フィリピンはアメリカと日本の「神崎島の主権を保証する」という声明に倣っている。 また、地球の裏側に位置する欧州も新たな主権国家誕生を祝福する声明を発表しており、国交締結に向けて前向きである。 ただし例外としてロシアは調査船を神崎島近海に派遣したまま公的な声明もなく沈黙を保っており、 大陸側に付くのか、あるいは日米側に倣うのか今後の焦点となるであろう。 なおこれは蛇足であるが、 軍事パレードへの参加と続いてやらかした大陸との歩調合せ、 つまり半島の裏切り行為に盟主としての面子を潰されたアメリカの怒りは非常に深く、 為替操作国への認定を筆頭に報復関税の設置と駐留軍のさらなる削減などが真剣に議論されている。 「神崎と思えば帝国の宰相である嶋田になり、 そして再び神崎となって今は艦娘を率いる提督、か」 ふと、神崎提督が会場にいる艦娘たちに視線を動かす。 彼女たちは日米の艦隊に属する面々と歓談したり記念撮影をしており、 他にもどう見ても歴史上の人物、あるいは創作上のキャラにしか見えない妖精さんに驚いたりと和気藹々な雰囲気である。 「自分でも何者かは分からぬ身だが・・・」 自分と共にある者たちのためにここにいる。 そう神崎は思った。 おわり 513: 第三帝国 :2017/05/07(日) 22 00 31 短いですが以上です。 お休みなさい