約 25,196 件
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1310.html
≪作品別≫ 10/10【DEATH NOTE】 ○夜神 月/○エル・ローライト/○ネイト・リバー/○ミハエル・ケール/○魅上 照 ○弥 海砂/○ステファン・ジェバンニ/○松田 桃太/○火口 卿介/○渋井丸 拓男 10/10【魔人探偵脳噛ネウロ】 ○脳噛 ネウロ/○桂木 弥子/○吾代 忍/○笹塚 衛士/○石垣 筍 ○怪盗X/○アイ/○葛西 善二郎/○至郎田 正影/○デイビッド・ライス 9/9【金田一少年の事件簿】 ○金田一 一/○七瀬 美雪/○剣持 勇/○明智 健悟/○速水 玲香 ○いつき 陽介/○佐木 竜二/○真壁 誠/○怪盗紳士 8/8【名探偵コナン】 ○江戸川 コナン/○毛利 蘭/○毛利 小五郎/○灰原 哀 ○服部 平次/○遠山 和葉/○怪盗キッド/○ウオッカ 8/8【探偵学園Q】 ○連城 究/○美南 恵/○天草 流/○鳴沢 数馬 ○遠山 金太郎/○三郎丸 豊/○タナトス/○ミス・カオリ 5/5【ミシシッピー殺人事件】 ○チャールズ/○ワトソン/○テーラー/○ウィリアム/○ヘンリー 4/4【Q.E.D. -証明終了-】 ○燈馬 想/○水原 可奈/○水原 幸太郎/○シド・グリーン 4/4【古畑任三郎】 ○古畑 任三郎/○今泉 慎太郎/○西園寺 守/○向島 音吉 4/4【人形草子あやつり左近】 ○橘 左近/○橘 薫子/○秋月 四帆/○沖 克己 3/3【さんまの名探偵】 ○明石家 さんま/○島田 紳助/○吉本 あやこ 【65/65】 ≪五十音順≫ ○アイ/○明石家 さんま/○秋月 四帆/○明智 健悟/○天草 流/○弥 海砂 ○石垣 筍/○いつき 陽介/○今泉 慎太郎/○ウィリアム/○ウオッカ/○江戸川 コナン ○エル・ローライト/○沖 克己/○怪盗キッド/○怪盗X/○怪盗紳士/○葛西 善二郎 ○桂木 弥子/○金田一 一/○剣持 勇/○吾代 忍/○西園寺 守/○佐木 竜二 ○笹塚 衛士/○三郎丸 豊/○シド・グリーン/○渋井丸 拓男/○島田 紳助/○至郎田 正影 ○ステファン・ジェバンニ/○橘 薫子/○橘 左近/○タナトス/○チャールズ ○デイビッド・ライス/○テーラー/○燈馬 想/○遠山 和葉/○遠山 金太郎/○七瀬 美雪 ○鳴沢 数馬/○ネイト・リバー/○脳噛 ネウロ/○灰原 哀/○服部 平次/○速水 玲香 ○火口 卿介/○古畑 任三郎/○ヘンリー/○真壁 誠/○松田 桃太/○魅上 照 ○ミス・カオリ/○水原 可奈/○水原 幸太郎/○美南 恵/○ミハエル・ケール/○向島 音吉 ○毛利 小五郎/○毛利 蘭/○夜神 月/○吉本 あやこ/○連城 究/○ワトソン 【65/65】 ≪主催者≫○シックス@魔人探偵脳噛ネウロ○高遠 遙一@金田一少年の事件簿○ケルベロス@探偵学園Q○ジン@名探偵コナン○リューク@DEATH NOTE
https://w.atwiki.jp/galgerowa2/pages/296.html
源千華留は大いに語り大いに推理を披露する ◆awaseG8Boo 「じ……じゅう……の、音?」 蘭堂りのは肺の中に溜まった空気を押し出すかのような語調で思わず呟いた。 聞こえた、確かに何かが爆発するような特徴的な音がしたのだ。 それは、映画やドラマの中などで見かける『銃』という物体の奏でる発射音と酷似していた。 あくまで作り物の知識としてしか持ち合わせてはいないものの間違ってはいない、りのはそう思った 千華留も、先程小屋から出て行った恭介もトルタも同じ物を持っていた。 つまり、この空間では拳銃という道具は有り触れたアイテムなのかもしれない。 まるで放課後の学校のようにシン、とした空気が保たれている世界だけに、銃の音は不思議なくらいよく響いた。 (あれ?) そこまで考えて、りのは一つの疑問へとぶち当たる。 涙がポロポロと流れ落ち、未だに両の瞳は真っ赤だ。鼻水も出ているし、瞼の周辺は擦り過ぎて若干赤くなっている。 意識も朦朧として、俊敏な思考など出来る訳もない。 彼女はそれほど頭の回転が速いタイプではないがそれを差し置いて、でもだ。 (なんで、銃が撃たれるんだろう?) そうだ。銃はむやみやたらに使用される武器ではない。 加えて音が聞こえて来たのは相当近くだ。これらの材料から判断出来る事実、それはすなわち―― 「ち……ちかる、さん! こ、これって……!」 目の前で俯いたままの源千華留へと、りのは声を荒げて事の重大性を告げる。 「…………近い、わね」 「もしかして、恭介さん達が……誰かに……ッ!」 「……かもしれないわね」 曖昧に千華留は低い声でりの仮説を肯定した。千華留は目元に袖を当て、流れ出した涙を拭った。 しかし、未だ気分が優れないのだろうか。彼女本来の陽気さがまるで感じられない。 突然の出来事に対応する、という点に関しても、どこか動きが緩慢としている。 が、事態に混乱したりのは千華留のそんな異常に気付く事は出来なかった。 りのの思考は当然の如く、今この場にいない恭介達へと向けられる。 『彼らが誰か殺し合いに乗った人間に襲われたのではないか』という考えが湧き上がる。 彼らが慌ただしく、この空間から退出してから大して時間が経っている訳ではない。 二人は必ず近くにいる……そして、銃の音も近い。導き出される結論はたった一つだけだ。 「た、大変です! 助けにいかないと!!」 「…………」 「千華留……さん?」 ここまで来て、ようやくりのは千華留の反応が妙な事を察知した。 (千華留さん……? どうして、何も言わないんだろう。さっきまでの千華留さんだったら、すぐに行動に移していた筈なのに……。 顔を上げないで下ばかり見て……どうして……?) 千華留は銃声を聞いた後、身体をぴくりと動かさずジッと床を見つめていた。 震えている訳ではない。まるで石の彫像にでもなったかのように、ひたすら彼女は『止まっている』のだ。 何を言う訳でもない。何をする訳でもない。微動だにせず、一切の動きを停止している。 りのはそんな千華留の行動がまるで分からなかった。 彼女は恭介達が襲われている、という可能性を肯定したのだ。つまり、彼らに危険が訪れている事は理解している筈。 ならば、自分達がやらなければならない事は決まっているではないか。 それは『二人を助けるために救助に向かう』事だ。 他の解答はありえない。 「千華留さん! 千華留さん!!」 「…………」 もはや、小さな反応すら返って来なかった。 千華留はりのの声など耳に入っていないかのように、俯き続ける。 通じ合った心も、触れ合った指先さえ記憶から消え去ってしまったかのように。 長い髪で隠され千華留の表情をりのは確認する事が出来ない。 りのは千華留が何を考えているのかまるで分からなかった。 ▽ ――ゆっくりと終わっていく世界の中で、私は一人きりだった。 ――ゆらぐ空、消えていく月。山向こうに沈む遥かなる赤い光。 ――理想はクルクルと螺旋を描きながら堕ちていく。鮮明な残像を残しながら。 ――月色の花。ぼんやりと光を放つ槐。そして銀色の刃。滴る鮮血。 ――蛮勇は消え去り、私は闇の中に沈んでいく。 ガタガタと車体を揺らしながら、ユメイは虚ろな眼で誰も居ない向かい側の席を見つめていた。 深い藍色の髪の毛、そして藍色の着物。 着衣の乱れは何とか正し終わったが、早鐘を打ち鳴らすように身体を揺さぶり続ける心臓の鼓動は今も彼女を蝕み続ける。 誰もいない車内はヒンヤリとしていて、少しだけ冷たい。 とはいえ、空はゆっくりと太陽が顔を出し始めている。おそらく、今日は暑くなるのだろう。 季節も分からない、この騒々しい島を照らす唯一の光源だけが彼女を見ていた。 「……はぁ」 少しずつ天へと近付いていく熱を背に受け、ユメイはただ眼の前の状況を整理する事に満身する。 散らばっていた道具も、ひとまず回収し、デイパックの中に入れた。 流石に大十字九郎を切り付けた刀だけは手付かずのまま、置いてある。 実は自分のデイパックの中に入っていた道具を確認してもみたのだ。 しかし、入っていたのはまたしても重火器。説明書には『RPG-7V1』と書いてあった。 ロシア軍が正式採用している正真正銘のロケットランチャー……である。 が、戦車をも吹き飛ばすような恐ろしい武器を持ち歩く事などユメイには耐えられなかった。 思わずデイパックごと、放り投げてしまったのだ。 しかし、さすがに基本的な支給品がないのは不安だったため、残されていた別のデイパックを今は背負っている。 (胸が……痛い) 途切れる事なく響き続ける不可解なノイズに鼓膜が麻痺してしまいそうだ。 ちらり、と左腕に付けた時計の時間を確認する。 気絶していた男性へと切り掛かる直前に行ったのとまるで同じ行為。胸の奥で何かが軋むように痛んだ。 「もう……こんな時間」 時計の短針は八。長針は丁度十二の位置を差している。 つまり、八時だ。車内のダイヤを確認した所、もう少しで列車はG-4の駅に到着する筈だ。 一度F-7の駅に止まりはしたのだが、どうしても腰を上げる事が出来なかった。 それは、自分が…………臆病だからだ。 『もしも、降りた駅に殺し合いに乗った人間がいたらどうなるだろう?』 泡のように浮かんで来たその不安を押し潰す事が、ユメイにはどうしても出来なかった。 誰かと戦う事が怖い訳ではない。 自分が自分でなくなって……そして、罪のない人間を殺めてしまう事が何よりも恐ろしいのだ。 ほんの数分前、自分はいったい何を考えていたのか。 一片の揺るぎもなく、その解答は溢れ出す。 いかに精神が薄弱になっていても、決して消えない烙印として先ほどの思考はユメイの中に刻まれていたのだから。 眼の前に倒れていた裸の男と髭の老人を――――どうやって、殺せばいいのか必死に頭を捻っていた。 自分は、殺人鬼に進んでなろうとしたのだ。 誰よりも大切に思う相手――羽籐桂を守るためでも何でもなく。 ただ、眼の前の危険を摘み取るため、刀を取ったのだ。 (桂ちゃんは……どうしているのかな。誰か……信頼出来る人と一緒にいるなら……桂ちゃんが無事でありさえすれば……。 私みたいな事に……なっていなければ……いいな……) ユメイの頭の中に浮かぶの彼女の従妹であり、何を犠牲にしてでも守りたいと思う羽藤桂の笑顔だった。 そして同時に不安な黒い感情も脳裏をチラつく。 桂はこんな殺し合いに乗ってしまう……そんな弱い人間ではない。 彼女は強い人間だ。確かに戦う力はない。だけど、その小さな身に秘めた意志の力は、何よりも力強く自分を後押ししてくれる。 決して諦めない芯の強さ。それこそが桂が持つ最大の魅力なのだから。 (なんで……どうして、私はあんな事を……?) 未だ震えの収まらない両の掌をユメイは虚ろげな瞳で見つめる。 カタカタ、 カタカタ、 と意志とは無関係の振動は収まる気配はまるでなくて。 殺し合いの場が持つ空気、という奴は言葉では言い表す事が出来ない。 人が死ぬ。殺さないと自分が死ぬ。押し殺した息遣い。握り締めた凶器。高鳴る鼓動。 恐怖心が茨のように心を絡めとり、殺人空間が意識を後押しする。 だから彼女は意識を白い靄の掛かった海に投げ捨て、思考を放棄した。 何もない世界にその身を預けたのだ。 殺し合いが始まってから六時間。人が死んでいる、という実感はいまいち湧かない。 確かに妙に話の長い男がクドクドと話し続けていた放送も記憶には残っている。だけどソレだけだ。 スピーカーを通して行われる電気信号など、実際に肉を裂く感触や鮮明な血の赤に比べれば圧倒的に現実味が足りない。 そして、彼が告げた名前の中に聞き覚えのある人間は一人もいなかった。 故に彼女はたゆたい続ける。血と狂気に染まった記憶の中を。 (私は……何をして来たんだろう。何も覚えていない。変な男の人に襲われて……それで……。 何一つ……進んでさえいない。私はずっと足踏みをしていただけ、殺されていないのが不思議なくらい……) 足早に過ぎ去っていく景色を眺めながら、ユメイは小さくため息をついた。 灰色の街に嵌め込まれた硝子が光を反射する。星のように瞬く世界の中で、彼女は孤独だった。 桂……の次に頭に浮かぶのは他の自分の知り合い達の顔だった。 千羽烏月、浅間サクヤ、若杉葛……彼女達はいったい、今何をしているのだろうか。 それほど付き合いが長い訳ではない。だから彼女達がどのような思考で動いているかはいまいち想像が付かない。 だが、少なくとも、彼女たちが生き抜くために必死に戦っている事だけは分かる。 弱い人間なんて自分の仲間達の中には一人もいない。 一人、桂がいなくなってしまう事に誰よりも恐怖を覚えている人間、ユメイ――いや、羽藤柚明だけが震えているのだ。 こんな無様な状態では、桂を守る事など出来る訳がない。 今は自らの心と折り合いを付けるので精一杯だった。 (桂ちゃん……桂ちゃんは……今、どこに……?) そして、彼女の後悔は募る。 ▽ 「千華留さん、どうして何もしないんですか!? このままだと恭介さん達が――」 りのが声を荒げて千華留を叱咤する。 千華留はそんな彼女の台詞を聞きながら、内心苦笑いを浮かべていた。 つまり、このような醜態を晒していては彼女に文句を言われるのも仕方がない、と。 渚砂ちゃんの死――それは、心の中で大きな楔となり、心臓を磔にした。 何もかもが分からなくなり、気丈に振舞う事も出来なくて……一瞬、全てがどうでもよくなり掛けた。 もしも、この場所にりのちゃんがいなかったとしたら、自分はどうなっていたか分からない。 『希望はあるんじゃないか』 『精一杯頑張ってみようと思う』 そう黒き神父と直接言葉を交わした筈の自分が、いとも容易く心が折れ掛けた。 やはり、彼らが言っていたようにこの「ゲーム」とやらは一筋縄ではいかない。 血と惨劇の匂いが心を、そして精神を蝕んでいく。時間が導火線となり、少しずつ、参加者の心へと迫るのだ。 ――ありがとう、りのちゃん。おかげで……目が醒めた。 「りのちゃん。今から私の言う事をよく聞いて」 「えっ?」 「……ごめんなさいね、しばらく黙り込んでいて」 千華留は立ち上がり、呆然としていたりのを優しく抱き締めた。 先程彼女が自分にやったように、あらん限りの想いを込めて、だ。 数秒間、りのの柔らかな感触を堪能した後、千華留はゆっくりと腕を緩める。そして、 「ねぇ、りのちゃん。私がりのちゃんと初めて会った時、なんて名乗ったか覚えてる?」 「…………え。その『怪盗ル・リム』ですか?」 被った帽子の唾を弄びながら、小さく微笑んだ。 怪盗ル・リム――それは千華留の小さな遊び心から生まれた架空の泥棒の名前だ。 支給品との兼ね合いから誕生した、特に意味のない存在に過ぎない。 とはいえ、皮肉なものだ。 何気ない感慨から生まれたこの"怪盗"という立場が、今の彼女には見事に当て嵌まるのだから。 自分が渚砂ちゃんの死を容易く振り切る事など出来る訳がない。 受け入れる事も忘れ去れるのも不可能だ。 それでは何も出来ず、肩を震わせているだけなのか? 無力なまま死を待つのか? どちらも間違いだ。自分には決して譲る事の出来ない一線がある。 怪盗とは盗む者――それでは、怪盗が何か大切なものを盗まれた場合は? 「そう。怪盗ル・リムはりのちゃんみたいな可愛い女の子をお持ち帰りするだけじゃないの。もっと……大きな物を盗むわ」 「大きな……もの? それは……?」 「それはね、私がこのふざけた殺し合いを止めて見せる、って事」 「止めるって……! でも、よく分からない力を持った人もいっぱいいますよ!」 決まっている。 断固、その相手に復讐を、いや『仕返し』をする。 渚砂ちゃんの死を無駄にしないためにも……そして、新しい犠牲者を出さないためにも。 例えば――目の前であどけない笑顔を浮かべる少女を守るためにも。 「私達に出来るのは戦う事だけじゃないわ。 同じ意志を持った人達とのパイプになることだって出来るし、情報を集める事だって出来る。 初めから諦めたりしては駄目。いくらでも可能性はあるの。だから――」 千華留は外していたアイマスクをもう一度付け直し、フッと口元を歪ませた。 「まずはさっきの銃声について、ね。私の推理を話そうかな」 ▽ 「まず、あの銃声は妙……としか言いようがないわ」 「どうして……ですか? あ、そ……それよりも! 千華留さん、早く恭介さん達を助けに行かないと!」 ようやく、千華留が元の千華留に戻ってくれた。 りのはそれだけで嬉しくて踊りだしそうな気分だった。 しかし、現状は切迫している。謎の銃声、出て行ったっきり帰ってこない恭介とトルタ。 二人は助けを求めているのでは……? 「いいえ――ここだけの話、おかしな事だらけなの」 「おかしな……事?」 「そう。疑問点として、まず挙げられるのは……『どうして銃声は一発しか聞こえないのか』という事」 「……あっ」 小さな声がりのの唇から漏れた。 「二人が他の参加者に襲い掛かる訳はないし、銃声がしても帰って来ない。殺し合いに乗った人間と接触した、と考えて間違いはない筈なの。 でも銃声は一発だけ。おそらく襲撃者のもの……ここで次の疑問が発生するの」 「次の疑問、ですか? あ……確かに二人が撃ち返さないのは変です!」 「その通り。恭介さんもトルタちゃんも銃を持っていたわ。 誰かに襲われ、銃で撃たれたのならば確実に反撃する筈……なのに聞こえた銃の音は一回だけ。 未だに、最初の一発目だけ……どう考えても変じゃないかしら」 りのはハッとしながら、つい先ほどまでの千華留の行動を思い出す。 アレはもしかして『次の銃声が聞こえるかどうか、耳を澄ませていた』のではないだろうか。 だとすれば千華留が全く言葉を話さなかった理由も分かる。彼女は一瞬でここまで考えていたという事……? 「考えられる可能性は二つ。まず、一発の弾丸だけで二人は死亡した、というケース。 これは常識的に考えてありえない……だからパスするわね。 つまり、自然と『現れた人間が音の出ない武器に持ち替えた』という仮説が力を持つの。……でも、」 「……やっぱり、恭介さん達が撃ち返さない……ってのはおかしい……です」 「そこなのよね。何故、撃たないのかしら。だから、こうも考えられる――既に二人は死んでいるじゃないか、って」 「……それって!!!」 思わずりのは自分の口元を抑えて、驚きを露にする。 千華留が何気なく呟いた一言は最悪の可能性を示唆していた。 「そりゃあ、二人が銃を撃たない……もしくは『撃てない』ケースなんていくつだって考えられる。襲われたのは他の人間かもしれない。 他に何かアクシデントがあったのかもしれないわ。この推理は所詮、穴だらけの極論に近い」 「……でも、それにしては、遅い……ですよね」 「ええ。二人が出て行ってからもう、何分経つかしら……。それに荷物は持って行ったから、ここに帰って来る必要もない」 千華留が髪を掻き上げ、遠い眼をしながら窓の外を一瞥した。つられてりのも外を見やる。 誰かが近づいて来るような気配はまるで感じられない。 が、それ以上にりのの胸を騒がせるのは、千華留の妙に思わせぶりな一言だった。 「千華留さん」 「どうしたのかしら、りのちゃん。何か分からない事でもあった?」 「いいえ……その、あの……今の、千華留さんの台詞……」 「何、かしら」 「まるで…………恭介さん達を疑っているように聞こえました」 「……あら」 しまった、とでも言いたげな表情で千華留は小さく嗤った。 ジッとこちらの眼を見つめる彼女に、りのは胸が竦むような感覚を覚えた。 自分は、もしや彼女が隠蔽しようとしていた領域に踏み込んでしまったのだろうか……? 「……覚えて、いるかしら。食事をしていた時の恭介さん達の行動を」 「食事…………」 りのは数十分前、放送が始まる直前の光景を脳裏に思い浮かべる。 数秒間の逡巡。しかし、思わせぶりな千華留の言葉を証明するような要素はまるで見つからない。 (何も思いつかない……です。トルタさんのミネストローネがとても美味しくて、恭介さんと凄く仲が良さそうで……それで……) なにしろ、あの時自分達はただトルタが作った料理を食べていただけなのだ。 怪しむべきポイントが一体何処にあるのか、まるで見当が付かない。 「うーん……分からないです。別に普通だったような……」 「あら、りのちゃん。あったじゃない面白いイベントが。例えば……『あーん』とか」 チッチッチと小さく千華留が指先を振り、淀みの無い動作でビシッとりのの眉間の辺りを指差しながら告げた。 りのは流石に、彼女のあまりにも予想外の一言にきょとん、とした顔で眉を顰めることしか出来なかった。 「確かに『あーん』はありましたけど……アレから何が……!?」 「……りのちゃんは、恭介さん達がどんな関係に思えたかしら?」 「えっと…………その、仲の良いカップルだなぁ……って」 「――あの二人は、恋人でも何でもないわ」 「え……!」 それは、あまりにも意外な一言だった。 まずりのが驚いたのは完全に千華留がその言葉を言い切った事だ。 寸分の躊躇も戸惑いもなく、武士が刀で要らない物を切って捨てるかのように流麗に、だ。 「トルティニタ=ファーネ……多分、ヨーロッパの……イタリア出身の方だと思うのだけれど。 彼女が料理をする時、明らかに不自然な部分がいくつかあったわ。 例えば、電子レンジ、IHヒーター、ピューラー、冷蔵庫……同じ時代の方とは思えないくらい、彼女は『何かに戸惑っている』ように見えた」 「……言われてみれば」 りのにも確かに、いくつか思い当たる節があった。 慣れない場所で食事を作る場合、料理人が最も苦労するのは必要な調理器具を探索する事である。 特に複雑な行程を経る料理であれば在るほど、その影響は顕著に現れる。 そして、トルタが何故か電気やガスを必要とする道具を使う際に、妙な態度を露にしていた事を。 「……詳しくは言及出来ないわ。時間も無いしね。ただ二人が知り合ったのがおそらく、この"ゲーム"が始まって以降であるのは確か。 吊橋効果、という言葉がどれほどの力を発揮するのか正直、私にはよく分からない。 だけど、一つだけ言える事があるわ……」 千華留は深刻な顔付きのまま、スッと引き締まった顎のラインを白魚のような指先で撫でる。 艶やかな黒い髪が窓から差し込んでくる朝日と反射してとても綺麗だ、りのはぼんやりとそんな事を思った。 「それは、ね。トルタちゃんが無理をしていたって事――まるで『しなくちゃいけない』って感じていたのかしら」 「……無理、ですか?」 「ええ。こう見えても私は母校のル・リムで相当な数『あーん』を経験しているわ。もちろん、して貰うのもする方もね。 赤らんだ頬。プルプルと震えるスプーン……慣れない事はするものじゃないわね。 あまりに初々しくて、思わず私もトルタちゃんに『あーん』してあげたくなってしまったけれど」 「まぁ流石に恭介さんがいる手前、そこは自重したけどね」と千華留は苦笑しながら呟いた。 りのは、あまりに何気なくそう言い切る彼女にツッコミたくなったが、そこは我慢。 そもそも、トルティニタ=ファーネがあんな事をしたのは、彼女が自分の顔の前にスプーンを突き出したからではなかったか……? まさか嗾けた……? いや、そんな馬鹿な。アレは明らかに千華留がやりたいからやっていた、そうとしか自分には見えなかった。 しかし、千華留の緊張感を欠くような一言を聞いてりのは安心していた。 先程泣きじゃくり、顔を真っ青にしていた頃の彼女ではなく、もはや源千華留は元の姿に戻ったのだ。 気高く、朗らかに笑い、時には冗談を言って周りを和ませる……そんな聖母のような女性に。 「ま、とにかく私達に必要なのはいますぐ行動する事かしらね。ここは危険……二人も戻ってくるとは限らない。 書置きだけ……残しておきましょう。 トルタちゃんの不可解な行動……まぁ、仮説は色々あるけれど安全な場所に行ってから考えましょう」 「あれ……、その、千華留さんは大体の想像が付いているんですか?」 「ん。ああ、一応はね」 そこまで言うと彼女はクッ、と唇の端を持ち上げ不敵な笑みをこぼした。 そして、音もなくりのの耳元に接近し囁くように告げた。 「――トルタちゃん、きっと恭介さんの事が"本当に"好きなのよ」 りのは千華留の言葉に目を丸くする。 吐息が耳元に触れて、少しだけくすぐったかった。唇と耳が触れてしまいそうな、超近距離。 彼女が自分の知る千華留に戻ってくれた事は確かに嬉しいのだが……。 身体の中で火でも焚いているかのように、体温が上昇していくのを感じる。 「そ、それは……ど、どういうことですか!」 「うーん……そうね、要はトルタちゃんは乙女なの。彼女は何らかの原因で恭介さんに好意を持ってしまった。 だけど、それを彼に伝えるのは恥ずかしい……そんなもどかしい状態だった。 あの『あーん』は私達に刺激されたトルタちゃんが勇気を振り絞った結果――そう考えれば辻褄が合わないかしら?」 「な――ッ!!」 まるで予想だにしない言葉。 つまりトルタの行動は恋人同士のソレ――ではなく、恋人同士になるための努力、という事だったのか。 確かに、殺し合いが始まってからこんな短時間で人を好きになる――普通は頭を疑われる思考だ。 だが、彼女は恋をした。 このような状況だからこそ、生まれる感情もあるのではないか、りのにはそんな事を思った。 季節と共に訪れる春風にも似た爽やかで瑞々しい新芽のような胸の高鳴りを覚えたのだろう。 そして、まさか自分達の(仮にも女同士である)さり気ない行為が一人の少女の背中を後押しした結果になったとは。 知らず知らずの内に、他人の恋路へと影響を与えていたのである。 差し詰め、自分はキューピットのような物だろうか。まさに『感激』以外の一言で表す事は出来ない事態だ。 「……す、凄いです千華留さん! 名推理です! 怪盗ル・リムは推理もするんですね!」 「ふふふ……りのちゃん止めてちょうだい。そんなに褒められたら照れちゃうじゃない」 すっと身体をりのから離した千華留が頬を紅潮させながら、思わず髪の毛を弄った。 りのも興奮を抑え切れず、声が大きくなってしまう。 が、そんなりのを宥めながら彼女は優しげな声色で告げる。 「さてと……いいかしら、りのちゃん。こんな――二人が死ぬ訳ないわ。だから今から、私の言う通りに……ね? 心配はいらないから」 ▽ 「……う」 電車から降りて、G-4の駅から一歩外へ足を踏み出す。燦燦と輝く太陽の光がユメイの皮膚へと突き刺さる。 神木の「オハシラサマ」であるユメイは、本来は実体化するだけで自らの力を大きく消費する。 同様に日光の下で活動する事も彼女に負担を掛ける訳だ。 しかしこの「ゲーム」の盤上において受肉し、羽藤柚明の頃の身体に近い存在へと戻った彼女にそのような誓約は存在しない。 精神体としては生を受けて二十六年になる訳だが、身体は「主」の復活を止めるために山頂の槐へとその身を沈めた時のままである。 少しだけ、妙な感触だった。 が、どちらにしろ、彼女が太陽の光に若干の忌避の感覚を覚えてしまうのも無理はない事。 ここは結界に覆われた聖域などではないのだから。 (どうすれば……いいんだろう。桂ちゃんを探すにしても……また、変な人に会ったら……) ユメイが自らの状況の悪さを再確認する。 周りの風景はいまいち頭の中に入ってこない。 ある程度舗装された区画を歩いている事だけは確かなのだが……。 (自分の身を守る事は……出来る。でも、ダメ……) オハシラサマとしての力――月光蝶の行使は問題なく出来るようだが、鬼でない存在に対して進んでこの力を奮うのは難しい。 仮面の男のように、殺し合いに乗っている人間が向かって来ても思う存分力を使う事など不可能だ。 それ以上に、今の自分が他人に敵意を持って攻撃を加える行為など出来る訳がないのだ。 その時、 「――あら、あなた……?」 ユメイの眼の前に二人の少女が突如姿を現した。 「えっ…………!!」 完全に、気付かなかった。 ユメイはハッとして視線を上げるが、なんとコチラとの距離は既に数メートル。 気が抜けている、などという言葉では生温い。まるで――死を望んでいるかのようだ。 「あれ……千華留さん。この方、もしかして……」 「……そう、ね、りのちゃん。多分、りのちゃんの予感で正解だと思うわ」 「あっ……!」 相手は二人。長い黒髪に左右の赤いリボン、黄色をベースにした制服を身に纏った少女。 頭には白いふんわりとした帽子を被り、同じ色のマントを羽織っている。 そして、傍らに寄り添うように茶色い髪色の少女。こちらは何故かメイド服に袖を通し、片手にはドリル?のような物を嵌めている。 ……まさか、あれで攻撃するのだろうか。 「ユメイ……さん、でいいのかしら」 千華留、と呼ばれた少女がこちらに向けて言葉を投げ掛けた。 ユメイは怯えた眼で二人を見つめ、小さく身じろぎしながら、一歩後退。 どう見ても彼女達は殺し合いに乗っているようには見えない……だが――――それなのに、恐ろしいのだ。 そして――どうして、こちらの名前を知っているのだろう。 思わず、この場から逃げ出しそうになった時、千華留が小さく笑った。 「あ……ゴメンなさいね。浅間サクヤ、さん……分かるかしら。彼女からあなたの事は聞いているの」 「サクヤさん!?」 「ええ。ちょっと前に……この辺りで出会ったのだけれど」 辺りをキョロキョロと見回しながら、千華留がスッと右手を差し出し、そして、 「そして……出て来たばかりで悪いんですが――」 ユメイの手首をガッチリと掴んだ。 「もう一度、電車に乗って貰ってもよろしいでしょうか」 ▽ 「え……その、千華留さん!?」 「大丈夫です。痛くしませんから。ここは……私達を信じてください」 ユメイが慌てふためきながら、何かを呟くも千華留の耳にはまるでその言葉は届いていなかった。 ――自分達は一刻も早くこの場所を離れなければならない。 りのには冗談を交えて面白おかしく小屋から離脱する事を説明したが、ユメイに対して事情を話している時間はなかった。 (……逃げなくては) 千華留は内心、舌打したい気持ちを必死で押し殺していた。 当然、察している――恭介達が誰かに襲われた事実に。 少し席を外す……と言った人間がアレだけ長い時間帰って来なければ馬鹿でも気付くというものだ。 しかも追い討ちを掛けるように銃声。もはや、疑いようが無い。 自分達の戦力は明らかに脆弱であり、戦列に加わったとしても役に立つ保障は皆無。それ所か足手まといになり兼ねないのだ。 故に千華留は銃声を確認しまるで恭介達が帰って来る様子がなかった時点で小屋からの離脱を決心していた。 しかし、その際問題として立ちはだかったのがりのの存在だ。 そして彼女に混乱を与えないように、納得させるために用いたのが例の推理である。 推理――確かに、アレは半分くらいは本当の事だ。 トルタが恭介に好意を持っているような気がするのは当てずっぽうではあるが、それほど間違っているとは思えない。 が、それ以上に彼らの関係には疑問が残る。 (……やっぱり、こんなに短時間で成立し掛かっているカップルにはちょっと違和感があるわね) もちろん、二人を信じたいという気持ちが大半を占めている。 自分達の目的地(ひとまずF-2の駅)に関するメモ書きは残して来た。二人を置いて家を離れる謝罪文も添えて、だ。 複数存在する民家……その一つ。虱潰しに探されなければ、他の以外の人間には見つからない筈である。 ユメイに関しては、サクヤからある程度の情報は得ていた。 殺し合いに乗る事はないであろう人物――信用に足る人間であるとのお墨付きで。 考えようによっては……いや、自分達が恭介達を見捨てた事は否定しない。 薄情と罵られても仕方がないと思う。 だけど、自分にはやらなければならない事があるのだ。 絶対に……こんな場所で死ぬ訳にはいかない。 蒼井渚砂――あの子が命を落とす原因となったこのゲームへの反逆だ。 そして、蘭堂りの。戦う力など持たないか弱い存在……でも、それと同じくらい強い、少女。 りのにも大切な相手(確か神宮司奏という名前だ)がいると聞いた。 そして何故か、自分には彼女達の関係が他人のようには思えないのだ。 後輩に慕われる先輩、そして生徒会長という立場。知り合いが一人しか参加していないという環境。そっくりだ。 だから―― (渚砂ちゃんを失った私が……見ず知らずのあなたに共感を覚えている……妙なものね。 でも、あなたの大事な後輩は私が守ってみせる。だって……私と同じような悲しみは誰にだって味わって欲しくはないから……) 渚砂の面影をりのに重ね合わせ、千華留は前へと進んでいく。 太陽は輝き、疎らな白雲と真っ青な空が彼女達を照らす。 大切な少女を失った心の悲しみは消えない。 それでも、彼女の存在を決して忘れないため――千華留は自分に出来る事をやるだけだった。 【G-4/駅/1日目/午前】 【源千華留@Strawberry Panic!】 【装備】:能美クドリャフカの帽子とマント@リトルバスターズ!、スプリングフィールドXD(9mm×19-残弾16/16) 【所持品】:支給品一式、エクスカリバーの鞘@Fate/stay night[Realta Nua]、怪盗のアイマスク@THE IDOLM@STER 【状態】:健康、強い決意 【思考・行動】 基本:殺し合いはしない。りのちゃんを守る。殺し合いからの生還。具体的な行動方針を模索する。 0:ひとまず電車に乗りF-2の駅へと退避。 1:りのちゃんと一緒に行動。何としてでも守る。 2:奏会長、プッチャン、桂ちゃん、クリス、リトルバスターズメンバーを探す。 3:恭介とトルタに若干の違和感。 4:神宮司奏に妙な共感。 【備考】 ※浅間サクヤと情報を交換しました。 ※第二回放送の頃に、【F-7】の駅に戻ってくる予定。 ※恭介からの誤情報で、千羽烏月を信用に足る人物だと誤解しています。 ※G-4の民家に千華留とりのがF-2の駅に向かう、というメモが残されています。 【蘭堂りの@極上生徒会】 【装備】:メルヘンメイド(やよいカラー)@THE IDOLM@STER、ドリルアーム@THE IDOLM@STER 【所持品】:支給品一式、ギルガメッシュ叙事詩 【状態】:健康 【思考・行動】 基本:殺し合いはしない。ダメ、絶対。 1:千華留さんと一緒に行動。 2:奏会長、プッチャン、桂ちゃん、クリス、リトルバスターズメンバーを探す。 【備考】 ※浅間サクヤと情報を交換しました。 ※第二回放送の頃に、【F-7】の駅に戻ってくる予定。 ※恭介からの誤情報で、千羽烏月を信用に足る人物だと誤解しています。 【ユメイ@アカイイト】 【装備】:なし 【所持品】:支給品一式x3、地方妖怪マグロのシーツ@つよきす -Mighty Heart-、 不明支給品×2(九郎確認済。一つは不思議な力を感じるもの)) 【状態】:健康、強い後悔 【思考・行動】 基本方針:桂を保護する 0:え、ちょ、ま……!? 1:桂を捜索する 2:烏月、サクヤ、葛とも合流したい 3:誰かを傷付けるのが怖い 【備考】 ※霊体化はできません、普通の人間の体です。 ※月光蝶については問題なく行使できると思っています。 ※メガバズーカランチャーを行使できたことから、少なからずNYPに覚醒していると予想されます。 ※仮面の男(平蔵)が殺し合いに乗っていると思っています。 ※以下の物が車内(モノグラムのEの列車)に落ちています 物干し竿@Fate/stay night[Realta Nua]、 ユメイのデイパック(メガバズーカランチャー@リトルバスターズ!、RPG-7V1(1/1)@現実、OG-7V-対歩兵用弾頭x5、ランダム支給品x1) ※九郎のデイバッグは破壊されました。四次元機能が失われています。 【RPG-7V1@現実】 RPG-7 は、ソ連の開発した歩兵携行用対戦車擲弾(ロケット弾)発射器。 名称は、ロシア語で「対戦車擲弾発射筒」を意味する「ручной противотанковый гранатомёт(ルチノーイ・プラチヴァターンカヴィイ・グラナタミョート)」の頭文字をとった略称から作られた。 英語でRocket-Propelled Grenade(ロケット推進擲弾)と綴られ、対戦車擲弾が砲身から射出後に弾体の固体ロケットに点火し飛翔する。 104 Worldend Dominator 投下順 106 これより先怪人領域-another-/ランチタイムの時間だよ 103 それは渦巻く混沌のように 時系列順 093 これより先怪人領域(前編) 源千華留 119 騎英の手綱 蘭堂りの 095 アリス・イン・ナイトメア ユメイ
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5287.html
SIMPLE DSシリーズ Vol.27 THE 密室からの脱出 ~THE推理番外編~ 【しんぷる でぃーえすしりーず ぼりゅーむ とぅえんてぃせぶん ざ みっしつからのだっしゅつ ざ すいり ばんがいへん】 ジャンル 脱出アドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS メディア 256MbitDSカード 発売元 D3パブリッシャー 開発元 インテンス 発売日 2007年11月29日 定価 2,800円(税込) レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント 『THE 推理シリーズ』の番外編だが関連性は薄め値段のわりに推理難易度は高めSIMPLEシリーズの中でも多産な作品に成長 SIMPLE DSシリーズ @SIMPLE DLシリーズ for Wii U Vol.1 THE 密室からの脱出 ~すべての始まり16の謎~ 【あっとしんぷる でぃーえるしりーず ふぉー うぃー ゆー ぼりゅーむ1 ざ みっしつからのだっしゅつ すべてのはじまりとじゅうろくのなぞ】 対応機種 Wii U(Wii Uダウンロードソフト) メディア ダウンロード専売 発売日 2014年4月9日 定価 1,000円(税込) レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 なし @SIMPLE DLシリーズ for Wii U 概要 特徴 WiiU版の変更点 評価点 問題点 総評 その後 概要 SIMPLEシリーズを代表するアドベンチャーのひとつ『THE 推理シリーズ』のスピンオフ作品。 いわゆる脱出ゲームと呼ばれる類の探索アドベンチャーゲームである。 『THE 推理』の番外編とあるが、同作の主人公が少しだけ登場するなどの要素があるだけで、『THE 推理』をプレイしていなくても楽しめる内容となっている。(*1) なお、後述するように、次作以降はスピンオフ要素を廃した『THE 密室からの脱出』シリーズとして独立することになる。 『密室のサクリファイス』や『女の子と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。』などのインテンス脱出ゲーの源流となった作品でもある。 また、SIMPLEシリーズの中でもトップレベルの派生作品を持つシリーズでもある。 特徴 本作で既にシリーズの基礎は完成しており、どの作品もタイトル通り密室から脱出を目指すアドベンチャーゲームである。 画面上をタッチして脱出に必要な情報やアイテムを探り当て、それを当てはめたりしながら脱出を目指す。 ストーリー性に乏しかったり、あっても荒唐無稽だったりするものの、SIMPLEシリーズの中ではクオリティが安定しており、どの作品もさほどハズレがない。 2014年に本作の画質を向上させ、WiiUゲームパッドの操作に対応したWiiU版が発売された。 実質リメイクであるが、謎の内容などはほぼ変わっていない。 ストーリーは「鍵を残して消えた父親の行方を追い、主人公があらゆる場所を探索する」というこれまたシンプルなもの。 WiiU版の変更点 タイトルの変更。 ゲームパッド向けにテキストを変更。 映像をアップコンバート。 Miiverseに対応。 評価点 推理する意欲と好奇心さえあれば誰でもプレイ出来るハードルの低さ。 SIMPLEシリーズとして重要な部分の一つである「手軽さ」はしっかり押さえてある。 値段のわりに謎解きパートはしっかりしている方。 しっかりプレイヤーに考えさせる余地が用意されており、ヒントなどは薄いがちゃんと考えればわかる内容となっている。 WiiU版は元が2,800円というパッケージソフトの値段をさらに抑えてあるため、1,000円でありながら値段以上に楽しめる密度になっている。 BGM・SEはしっかりと雰囲気を出している。 元が推理物であることから、ミステリーチックなBGM、SE、ジングルなど、安価なりに雰囲気作りに尽力している。 タッチ画面をよく活かしている。 アイテムなどはタッチによって裏返したりすることができ、ゲームの世界観にうまく入り込める作りになっている。 多彩な脱出の舞台。 和風の牢屋、倉庫内、何かの施設など、毎度舞台は様変わりするため、わりと飽きない作りになっている。 問題点 操作方法などのヒントが薄い。 いきなり要求される新操作などへの説明はあまりなく、そこで詰まるプレイヤーも多い。 何もないところをクリックすると一々「何もない」と表示される。 すぐ消えるから良いのだが、それ以外に情報が表示されるものや、物を拾った後の「そこにはもう何もない」は、若干メッセージ送り可能時間が遅いためストレスになる。 一部、クリックしても反応が悪い箇所がある。 謎を安易に説かせないための措置と言えるが、どうせなら他の方面で頑張ってもらいたかったものである。 「脱出」ではなく「捜査」なステージがある。 元が『THE 推理』なだけに、この点は仕方ない面もある。以降の作品はほぼ脱出などの謎解きがメインになっている。 たまに雰囲気に見合わない呑気な台詞が入る。 例えば、ステージ1においてはホテル火災に見舞われ、爆風で扉がひしゃげて脱出不可能になる。これだけ聞いてもかなりヤバイ状況なのだが……。 命の危機が迫っているのにベッドを見て「フカフカのベッドだぁ」とつぶやいたり、ホテルの風呂場を見て「安っぽい作りだなぁ」と割合どうでもいいことを口にするのでシュールである。 ただ、この点はSIMPLEシリーズらしいシュールさであるとも言える。 もはや脱出ゲームである意義が見当たらない後半ステージ。 ステージ7「入植」では時間制限がある。 じっくりと謎を考えながら進めるのがメインのこのゲームと時間制限はただでさえ相性が悪いのだが……。 + ネタバレ注意 指定された形の鉱石(全4種類)を装置に入れることで10分の時間制限がリセットされるのだが、暗号を解くまでは3個までしか手に入れられない。そのうえ内1つはすぐに消費させられる。 暗号のヒントは装置の下の階にあるため、分からずに悩んでいる場合頃合いを見ていちいち上の階まで戻らなければならず非常に面倒。残り時間が表示されないのも拍車をかける。 暗号を解いた後はUFOキャッチャーの要領で鉱石を手に入れることが出来るのだが、正面からの視点固定のため奥行きの調整がしにくく、2回目以降は鉱石の種類が完全ランダム。それにもかかわらず鉱石は4個までしか持てない。 前者はボタンを離すタイミングのコツを掴んでしまえばそれほど気にならなくなるが、問題は後者。 鉱石はヒント入手にも必要となるのだが、この際にも特定のものでないといけないため運が悪いと小一時間UFOキャッチャーと装置を行き来するハメになる。 ステージ8「宇宙」では初っ端から何故かマインスイーパを解かされ、しかもルールの説明は一切無い。 因みに数回失敗するとゲームオーバーになるペナルティ付きである。 最終場面ではいくつもの部屋が連なったフロアを攻略していくのだが、全ての部屋がほぼ同じ内観のため単純に見飽きるほか、構造が非常にわかりにくい。 フロア中を動き回って謎解きをしなくてはならないのでかなり面倒な作業と化しており、攻略を見ずにクリアするのはそれなりの根気がいる。 + 最後の展開(ネタバレ注意) なお最後には謎の侵入者が登場し、倒す羽目になる。 脱出のためとはいえ大半のプレイヤーが求めているであろうゲーム性と大きくかけ離れている上に、再び先程のフロアを動き回らなければならないのも辛い要素。ここで挫折したプレイヤーも多いのでは? 総評 説明不足と一部操作性の難は否めず、特に脱出ゲームという軸がブレてしまっている後半ステージは不評を買ってしまった。 とはいえ中盤までは堅実な出来の脱出ゲームとなっているので、手に取りやすい価格ということもあり謎解きゲームが好きな人であれば十分に楽しめるだろう。 その後 本作は後に、様々なプラットフォームに展開されるようになった。 特に多いのはステージ数を絞って価格を下げた『THE 密室からの脱出』シリーズ。この派生作品は@SIMPLEシリーズ(DL版シリーズ)の主力作品となり、2015年現在においてもリメイクを含めて展開は継続中。 WiiU版は2014年のダウンロード売上げランキングでトップ25位中21位にランクインした。ちなみに『Wii Fit U』よりも売上が上である。 2012年8月1日、『THE 密室からの脱出 ~推理番外編~』のタイトルでiOSに移植された。
https://w.atwiki.jp/holyland4/pages/297.html
迷ド探偵たまき第2推理・完全勝利と怒りと新たな容疑者 「めがみー!神藤ー!くそ、なんていう事だ!全裸狙い四天王で転校生を狙うはずが 気づけば我一人!グオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」 リオレイア希少種は思い通りにいかぬ展開に咆哮する。 四天王の思いを一つにして公園へ転校生狩りに向かったはいいが―、 「神藤さん!このファイアフォックスの次の相手は…君さ!」 「うわーい、あんな人気者に指名されたら行くしかねえー!」 「神藤―!」 「ほれほれー!お前の大好きな巨乳はここやでー!ですぅ!」 「わあい、めがみ巨乳大好き」 「めがみ―!」 と言うわけで道中に有名な格闘家の指名を受け一人離脱。 巨乳につられてもう一人離脱。 最後の四天王は初日に脱落したので最初から来なかった。 こうなっては彼女らが自力で障害を振り払い転校生バトルに合流してくれる事を 期待するしかない。リオレイアの運命は如何に、だが、この物語は 怪盗マタンキを追う迷ド探偵が主役である。視点は巨乳につられためがみへと移行する。 「オーーーーーーーーーーパーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイ」 ぎゅーん! トイレの屋根の上で自らの巨乳を鷲掴みにして振り回すたまきに向かって めがみが飛ぶ。比喩表現ではない。両目をおっぱいの形にして口からヨダレを垂らしながら 真っ直ぐ斜めに目的物へと飛行したのだ。元々生物にかかる物理法則から外れた存在で あり、しかも転校生を狩る為に自らの巨乳好きを押し殺していた所にこの罠である。 そりゃあ、ぎゅーんって反射的に飛んでいくのも当然だ。 「めがみ!お前飛べたのか!?というか待てい!神藤に続いてお前まで居なくなっては、 というかあんな見え見えの罠に飛び込むなアホー!」 後ろでリオレイア希少種が叫んでいるがもはやめがみにはその声は届かない。 一刻も早くあの衣装を剥ぎ取り服の下の巨乳を露にする。その事しか頭に無かった。 めがみの手がメイド服の胸へと伸びる。だが、当然これを読んでいたたまきは 身体を後ろへと逸らして外そうとする。結果、両者にとって思いもよらぬ事態が発生した。 ぐにゅ。 「!!!」 「???」 なんと胸を狙っためがみの手はたまきの股間を握りしめる形となったのだ。 思わぬハプニングに顔を真っ赤にするたまきとめがみ。 数秒間の硬直の後二人はほぼ同時に声を発する。 「きゃあああ、変態ですぅぅぅぅ!!!」 「ごごご、ごめんなさい!そんなつもりじゃあ、私はただおっぱいマニアで」 股間から反射的に手を離しめがみは絶好の勝利の機会を失ってしまう。 そして彼女は気づく、股間を握りしめた時に何か違和感を感じた事に。 (あれ?さっきの感触何かおかしかったような気が…) 181 :迷ド探偵たまき:2013/10/31(木) 09 54 01 「すみません、貴女股間にナニか異物を」 「たまきキック!」 どげしっ! 疑問を口にしかけためがみの顔にたまきの足がダイレクトヒットする。 トイレの屋根に向かって飛んできためがみの現在位置はちょうどたまきの 足によって顔を踏まれる絶好のポジションに位置していた。 つまり、非常に不利な位置関係にあったのだが、めがみはそこから動こうと しなかった。 (あっ、今の踏みつけでたまきさんのスカートの中が見えた! 彼女の股間、ナニがどうなってるのか確認するにはこの位置をキープ!) むにゅ!どげしっ!むにゅ!どげしっ! めがみは何度も股間に手を伸ばし触っては顔を踏みつけられ続けていた。 四天王随一、すなわち今大会最高の脱がし技術を持っていためがみだったが、 『パンツを得んとするならまずブラを得よ』という基本を忘れた彼女の 攻撃ではたまきの服は決して破れる事は無かった。 そして勝利の機会と聴覚を失った代償にめがみはたまきの股間の情報を得た。 スカートの中、パンティに顔を間近まで近づけると連続蹴りで汗をかいたためか 下着が透けて見えた。フリル付きの可愛らしい下着の奥には無毛の盛り上がった股間。 そこには半透明のテープが貼り付けられており、数秒おきにピクピクとひとりでに 震えている。 触った時の違和感、割れ目の上のテープ、震えるモリマン、めがみの中で全ての情報が 集まり推理が完成した。 「そうですか…たまきさん、貴女は…股間に…ローターを入れながら戦っているんですね」 「突然何を言ってるんですかこの変態―!!!!」 残念ながら探偵ではないめがみでは正しい推理には至らなかった。 これらの情報から真実に近づくにはこの大会の参加者が全員女性という前提で動いている めがみには無理な話だったのかもしれない。 怒りの踏みつけでめがみは完全に意識を失い倒れ伏す。勝者迷ド探偵たまき。 「まったく…初日にアナルズボォで今度はたまきの股間揉まれるなんて…。 怪我はないけど今日はこれ以上戦いたくないですぅ~。まあ幸い、 服の下をテレビに晒さなかったのは幸運と言えるですね」 アナニーとガイジンズ吹っ飛ばした時の映像が世間に流れた事を知らないたまきは ほっと一息。だが、その安堵は数分で怒りに変わる事となる。 「あっ、飛行船ですぅ~」 今大会のスポンサーが飛ばしている飛行船はバルーンの部分に巨大な映像モニターが 設置されており、大会の最新情報を各地に提供している手段の一つとなっている。 「こ…これは…」 『袈裟懸けに振り下ろしたロッドによる光の斬撃! 身体を捻って回避を試みる迷ド探偵だが、この距離では避けきれない! 光の刃は大きな胸を掠め、衣服に切れ込みを入れた! 生じた隙間から豊かな胸とそれを覆うブラがちらりとのぞく! 白だ!』 『メイド服のスカートがストンと落ち、下半身の白い下着が露わになった。 一瞬の交錯の中で、パルプの斬撃も命中していたのだ。 泡沫は、慌ててトレイで隠すが、実況カメラは冷徹にその可愛らしいフリル下着を捕らえていた』 (第2T ラクティ☆パルプ VS 宇多津泡沫 より引用) 「人の身体でな~に~をやってるですかぁ~~~!!!!」 たまき激おこぷんぷん丸。頑張って大会一の脱がし屋に完全勝利したのに、 その努力虚しく自分の下着姿が世界に披露されているのだ。誰だって怒る。 「あっちは最初に怪しいと思った魔法少女、それでたまきに変身したのは 睡拳戦士ですかぁ~。ぐぬぬ、許すまじ。めがみのリアクションがマタンキっぽく 無かったし、やはりこの二人とは直接やりあう必要がありそうですぅ~」 下着をカメラに映された事の怒りもあるが、たまきの探偵パワーによる 調査によるとラクティ側もたまきの事を何らかの件で調査している事が判明。 そして宇多津泡沫の変身能力、怪盗マタンキの女装力をもってすれば あのような技も可能かもしれない。 たまきはこの両名を次のターゲットとする事を誓い眠りについた。 【第3推理に続く】
https://w.atwiki.jp/cataclyj/pages/143.html
『裏切りと復讐が織り成すサスペンスストーリー。』 対象スキル なし スキル要求値 スキル上昇限界 知性要求値 5 読書時間 18分 意欲増減 +3 レシピ数 0 14/11/18 0.A
https://w.atwiki.jp/kusataro/pages/293.html
うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~ クリア(・∀・) 2012/11/14 プラチナトロフィー取りました(・∀・) 無茶苦茶な設定なところもありましたが 想像以上にボリュームがあってそこそこ楽しめました。 自分の中で解決していない謎があったりするのですが、 続編プレイすればわかるのかな? ただ今のところすぐに購入する予定はありません。 2012/11/13 Episode.4をクリア。 あとは残っているシナリオをクリアするだけ。 2012/11/10 現在Episode.4の「次期当主」です。 2012/11/06 現在Episode.4の「幻想への誘い」です。 2012/10/31 現在Episode.4の「12年後の未来」です。 途中で「さくたろう」というキャラクターが登場して 少し和んでしまいました(・∀・) 2012/10/24 Episode.3をクリア。 残るはあと1つ! 2012/10/22 現在Episode.3の「魔女法廷」です。 2012/10/18 現在Episode.3の「新しき魔女」です。 2012/10/15 現在Episode.3の「前哨戦」です。 2012/10/13 現在Episode.3の「儀式の開始」です。 2012/10/06 Episode.2をクリア。 2012/10/02 現在Episode.2の「新しいルール」です。 2012/09/30 現在Episode.2の「結婚指輪」です。 2012/09/25 Episode.1をクリア。 2012/09/24 現在Episode.1の「篭城」です。 あ、このゲームはプラチナトロフィー取得でクリアとしますね( ・ω・) 2012/09/23 ほぼトロフィーのためだけに購入しました。 ちなみにノベルゲーは初挑戦です。 サクサクとトロフィーが取れるかと思ったら 想像以上にお話が長くてビックリ。 現在Episode.1の「オカルト」というところなんですが 真剣にお話を読んでいったらかなりのボリュームになりそうです。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2985.html
超名作推理アドベンチャーDS レイモンド・チャンドラー原作 さらば愛しき女よ 【ちょうめいさくすいりあどべんちゃーでぃーえす れいもんど・ちゃんどらーげんさく さらばいとしきひとよ】 ジャンル 超推理アドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS メディア DSカード 発売元 フリュー 開発元 エスポチームインテリジェントデザイン (制作のみ?) 発売日 2009年5月28日 定価 5,040円(税込) レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 クソゲー ポイント 2009年クソゲーオブザイヤー携帯機部門次点 超名作の小説を端折っただけの超改悪ゲームとして評価すべきかすら怪しいインターフェース面にも難あり KOTYゲーム一覧 概要 ゲーム内容 問題点 評価点 総評 余談 概要 レイモンド・チャンドラー原作のハードボイルド小説『さらば愛しき女よ』のゲーム化作品。 チャンドラーはハードボイルド小説の大家であり、本作の主人公でもある「フィリップ・マーロウ」はハードボイルド小説で最も名の知られた探偵である。 『さらば愛しき女よ』はマーロウが登場する長編シリーズの2作目。 「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」「撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」等の名台詞は有名。 『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公の決め台詞(*1)や、『仮面ライダーW』の主人公コンビの片割れの名前(*2)の元ネタである。 ゲーム内容 基本はごく普通のビジュアルノベルで、合間に次の目的地を選択する「移動パート」と、部屋などを探索する「探索パート」が存在する。これらについては後述。 織田裕二のモノマネなどで知られる芸人、山本高広を主人公・マーロウ役の声優として起用。話題性重視の起用にも思われるが、この手の起用にありがちな棒読みは一応避けられており、それほど違和感なく聞けるレベルではある。 もっとも、あまり熱の入った演技をしなくてもいいキャラクターであるという理由も大きいだろうが。 ボイス自体、各章の初めに数セリフ分ある独白に付いているだけで、分量で言えば全体の1~2%程度とごく僅か。他にボイス付きのセリフは他のキャラクターを含めて一切ない。 問題点 クリア時間は1時間半~2時間程度。原作は約360ページなのでちゃんと読めば少なくとも2時間以上はかかるであろうことを考えると、明らかに短い。 これは、ゲーム化するにあたって細かい部分、特にセリフ以外の情景描写などがかなり端折られていることが主因。 原作をなぞっているだけなのでストーリーに分岐などは一切なく、2周目などの要素もない。 「移動パート」と「探索パート」の存在意義が希薄。 元が小説という一本道のストーリーであり、「移動パート」はその移動部分を選択式にしただけなので、ストーリー上次に行くことになる場所以外の場所を選択しても、どうでもいいような会話が二言三言交わされるだけでほとんど意味はない。 場合によっては、ストーリーに無関係の場所に行くと本作オリジナルのミニイベントが起きる場合もあるにはあるが、数が少ない上に30秒程度で終わるようなくだらない内容のものがほとんど。 最序盤で行くことになる「理髪店」など、一番最初も最初に行って以降は最後まで二度と行く必要のない場所なのだが、行き先のリストには最後まで無意味に残り続ける。 「探索パート」も例えば『逆転裁判』シリーズのような面白さは全くなく、単に事件に関わる物品を探す要素を面倒臭くしただけで必要性の極めて薄い代物。調べられる場所もごく僅かで事件に全く関係ない場所はほとんど調べられず、そもそも「探索パート」の出現頻度もあまり高くない。 要するに、単なる水増しの一言である。 規制などの関係で、一部ストーリーが原作から改変されている。しかも改変しきれていないせいで、細かい矛盾が発生している箇所も散見される。 「インディアンの大柄な用心棒」という設定のサブキャラクターがいるのだが、恐らく人種描写についての規制から普通の大柄な白人男性に変えられている。 おかげで、なぜ「野蛮な臭いがする」などと描写されているのか、なぜ「すぐ来い。今すぐ来い。」「自動車ある。大きな自動車。」などと片言で喋っているのかさっぱり分からない。 人種関連の話で言えば、物語のきっかけとなる「フロリアン」という店も黒人専用のナイトクラブなのだが、そういった描写は丸々カットされている。 主人公・マーロウが、閉じ込められた上に麻薬を打たれて錯乱状態になるシーンがあるが、これについても恐らく薬物関連の規制から単に「睡眠薬をしこたま飲まされた」と変更されている。 おまけに錯乱状態の描写は中途半端に残っており、煙に包まれている幻覚を見て「火事だ!」と叫ぶシーンもそのまま。原作でレストランのボーイが「ステーキはレアですか、ミディアムですか」と聞いてくる幻覚を見るシーンは、見張り番の男が「ステーキはミディアムかね?それともレアにするか?」となぜか唐突に聞いてくるように変わっている。 原作中でマーロウは「アン・リアードン」という女性に出会って共に事件を追うようになるのだが、このゲームでは尺の都合なのか初めから二人はよく見知った仲だったように変えられている。 原作の重要人物の1人として登場する「ジュールズ・アムサー」という冷酷な精神科医の男が、なぜかこのゲームでは「ジュリエット・アムサー」という女性に変更されている。本作の改変点の中でも、理由がよく分からない。 なお、アムサーを殴りつけるシーンはそのままで、辻褄を合わせるために「女を殴るなんて愚かな人ね」というセリフが追加されている。 「殴ってもいい女がいるとは初めて知った」という主人公のセリフもあるとはいえ、ハードボイルド小説の探偵に女性を殴らせるような改変の必要はあるのだろうか(*3)。 他にも、皮肉や暴力といった要素が全体的に削られている。マーロウや重要人物のマロイなどの個性が大幅に抑えられているのはもちろん、そもそもハードボイルドに必須の要素を削っている時点で色々と台無しである。 その他細かい変更点(主に内容の単純化のための省略・削除)は多いが、キリがないので割愛。 テキスト中には選択肢が何度も登場するのだが、半分以上は少し前に聞いた情報をちゃんと把握できているかどうかの確認問題である。失敗しても「そんな訳ないだろ(要約)」とツッコミが入ってまた選ばされるだけであり、無意味なことこの上ない。 中には「男に『話しかける』『顔を見せる』『無視する』」などの比較的重要な選択も存在するが、本来の原作のストーリーから外れた選択をしてもマーロウが「いや、今はそれどころではない」などと勝手にやめてしまうため、結局本来のストーリーを忠実になぞって行動するハメになる。選択肢の意味がまるでない。 一応終盤のとある選択肢だけは、しくじると同じ章の最初に戻されるので、全く意味がない訳ではない。 「応答を間違えると撃ち殺される」というのが1回あるだけなので、必要性が存在するのかというとはなはだ疑問ではあるが。 インターフェースも良いとはいえず、当然のようにバックログ機能や既読スキップ機能は未搭載。 タッチペンで若干読む速度は上げられるが、ボイス部分ではそれさえもできず、一切早送りもスキップもできない。 セーブデータの説明欄には「現在読んでいる章」「セーブした(実時間の)日付」しか書かれておらず、どこでセーブしたのか大変分かりづらい。 話者が変わる際にいちいち立ち絵やメッセージ欄が消えたり現れたりする上に、その速度が遅い(1回につき1秒程度)。地味ではあるが、待ち時間が非常に鬱陶しくテンポはかなり悪い。 評価点 作中のイラストの出来は悪くなく、ハードボイルド小説の雰囲気をゲームで表現する落とし所はそれなりに掴んでいる。 重要なシーンでは一枚絵があるし、名も無い脇役にもちゃんと立ち絵が用意されている。 クリア後には人物紹介やミュージック・CGギャラリーを見ることができる。 人物紹介はあまり手の込んだものではないが、名も無い脇役まで全員収録されている。 総評 シナリオは基本原作をなぞるだけ。ゲーム化部分は蛇足。 はっきり言って、このゲームを買うくらいなら原作の小説(*4)を買った方がはるかに安上がりだし、描写も細かく物語に入り込める。 スペシャルサンクスには「すべてのチャンドラーファン」とあるが、どう考えても(熱心なファンからちょっとしたファンまで含めて)チャンドラーファンが納得するとは思えない出来である。 余談 ジャケットの売り文句は以下の通り。 推理ゲームをやりつくした人へ… ・世界および日本中の作家に影響を与えた推理小説を知っていますか? ・20世紀で最も有名なミステリー作家を知っていますか。 ・世界で最も有名な探偵の名前を知っていますか? ・チャンドリアンという言葉を知っていますか? 以上は、原典である小説においては正しい。細かいことを言えば「20世紀で最も~」には「クリスティは?」や「クイーンは?」という疑問が湧くし、「世界で最も有名な探偵~」は「シャーロック・ホームズ」であろうが、とにかくチャンドラーが最上級の有名作家であることは間違いない。 しかし、これら原典にはふさわしい売り文句に担うレベルを本作がそのまま引き継いでいるかどうかを考えると、チャンドラーやそのファンを冒涜していると言われるのも仕方ない。 なお、宣伝文句に「推理」「ミステリー」といった単語が頻出するが、本来ハードボイルドミステリは謎解きが主軸ではなく探偵役を中心とした人物描写に重点を置いた小説であり、強調するポイントがずれている感が強い(*5)。 本作発売の前月に早川書房から村上春樹訳の新訳ハードカバーが発売されている(書名は『さよなら、愛しい人』に改題)。偶然発売が被ったのか、本作が意図的に便乗して発売したのかは不明。 KOTY2009年携帯機部門では次点を獲得した。
https://w.atwiki.jp/yuzai-muzai/pages/17.html
【DS】裁判員推理ゲーム 有罪×無罪 04 このウィキは「有罪×無罪」の攻略&情報サイトです。 301. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 07 18 49 ID zM4zflwq0 最終話重すぎワロタ 裁判員のキャラも各話立ってるし楽しめたわ しかし良ゲーだな、続編出して欲しい 302. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 07 24 50 ID PoQpZrMC0 第一話オワタ。 没頭してたわ、面白い。 303. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 08 06 30 ID oDfKHq/sO これ、すんごく面白いんだけど ここまで真面目に作り込むのは大変だろうに。 シナリオ書いてる人はエライわ。 304. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 09 12 35 ID KXDCdSdH0 2〜4話まで証人・被告人から特定の証言を取れるかどうかで、 100%出来るかが決まるな。 話によっては取れないと真相がわからないこともあり。 証拠品・証言提示は何度でも繰り返せるのでそういった意味では難易度は低め。 ちょいと話は重めだが、話は破綻してないので楽しめる出来かと。 305. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 11 46 14 ID 3S3MzXfp0 近所のお店どこも売り切れだった(´・ω・`) 予約しておけばよかったー 306. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 11 48 46 ID utb7TNo30 今終了した。一応、全話真相究明率100%。 三話と四話は一度バッドエンドを見たけど、 その後のヒントがストレートすぎるw けど、普通にいいゲームだったな。 問題があるとすれば、二話の無限ループくらいか。 307. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 11 49 53 ID utb7TNo30 305 通販でいいなら、ファミコンプラザに在庫あったよ。 308. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 13 29 21 ID NKpZx3/B0 ようやく全部クリア。 達成度もすべて100%。最後はほんとに意外な展開だったわ。 立場を変えてまた裁判にかかわることになりそうだし、続編も期待できるな。 これかなりの良作だと思う。 逆転裁判と違ってリアリティがある展開だし、いい意味でゲーム展開ではない。 309. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 13 50 32 ID G15zhCdI0 でも売れてないからどうだろうな できれば続編はほしいところだけど ある程度の経費回収のメドがたたないと難しいかもね 310. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 13 51 11 ID sqepDd5AO 「午後はスバッと!まるっきりスクランブル」でいきなり吹いたw 不意打ちはヤメレw 311. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 13 55 31 ID ETnSSHbzO 今は4話目の途中。思った以上に出来が良くて面白いな。 今から続編を期待したくなってしまった。 312. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 13 57 55 ID ETnSSHbzO 209 ADVは初動から売れるものじゃないから、クチコミ次第で、 そこそこは伸びるんじゃないかね。 313. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 14 22 52 ID G15zhCdI0 でも初動1500は厳しいだろ… クチコミつってもそれをあてにはできないし、 題材的にとっつきやすいイメージがあるわけでもないからな 314. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 14 25 41 ID PzsrIAT+0 3 315. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 14 35 46 ID wswe7JCf0 こことは別に、有罪×無罪ネタバレスレの需要ある? 262でネタバレは一ヶ月ぐらい待ったほうがいいかもって言われてるけど 勢いがなくなる前に、解決しなかった疑問点や プレイ中に推理した真相なんかを話せる場所が欲しい。 以上のファクターについて、議論をお願いします。 316. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 14 38 43 ID NKpZx3/B0 315 俺はクリアしたからここでネタばれしても一向にかまわないけど? 317. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 14 42 19 ID G15zhCdI0 315 携帯ゲー攻略板ではどうよ? 316 自分がクリアしたからネタばれしてもいいというのはどうかと思う 318. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 14 44 16 ID H4/9pwFU0 事前情報無しでさっき買ってきたけどかなりツボった 雰囲気は地味だけど良いな、ロジカルな感じがたまらん 319. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 14 45 49 ID EVsp3Y7f0 313 売上語りたいなら他所へどうぞ 320. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 15 41 38 ID KG2+8kr6O ネタバレスレ作っても落ちそうだなー かと言って1ヶ月後にまた来るかわかんね 売っちゃってる可能性が大きいw でも個人的にはほしい ゲーム板住人じゃないからその辺どうしてんだかわかんね 321. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 16 02 37 ID jAwNSK1l0 ネタバレスレあったら語っちゃうんだぜ? 322. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 16 28 24 ID EVsp3Y7f0 落ちたらそれまでってことでいいんじゃねーの 323. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 16 35 13 ID 4Jyv7tweO これから3話。 コツとかポイントある? 私も免許持ってない、車興味ない、長沼ちゃん状態だからめんどくさい… 324. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 16 41 07 ID utb7TNo30 車の専門知識はいらないよ。 それよりも被告人への質問に気をつけた方がいい。 325. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 16 46 30 ID 4Jyv7tweO ありがとうー。 質問か…がんばりたいっす。 あとネタバレスレ賛成です。 語りたいことが山ほど! 明石家とか。 326. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 16 57 53 ID DQh5Ee1d0 だから、上でもあるように別スレ立ててやってくれ 327. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 17 16 46 ID HC34vEGdO 地味におもしろ、今4話目だが全部で4話なの? 328. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 17 53 04 ID dtoD1SbB0 THE裁判員終わったので、有罪×無罪にも手を付けた こちらもなかなか出来がいいね ADV好きとしては、良作を連続で掴んで嬉しい限り 第1話は何とか100%取れたけど、本当にこの評決で良かったのか 最後までドキドキだったよ 329. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 18 54 13 ID skIq2j/30 せっかくなので立ててみました よかったら、ご利用ください 【DS】有罪×無罪 (裁判員ゲーム)【ネタバレスレ】 http //jfk.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1243072382/l50 330. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 19 15 54 ID A8jxE73i0 ボリュームなさすぎ これで5000円とかぼったくりもいいとこ 331. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 19 19 16 ID t1misa6F0 このゲームはさっきテレビの報道特集であった 検察の過ちのせいで捕まっただけで 実は被告は冤罪だったみたいな事件もある? 332. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 19 25 56 ID NKpZx3/B0 331 そういう事件もあったよ。 333. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 19 38 09 ID t1misa6F0 331 そうなんだー。 ちょっと買いに行ってみる 334. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 19 41 32 ID 2v6yzJ6T0 331 そういうのが好みなら素直に逆転裁判のほうがいいかも 335. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 19 45 23 ID NKpZx3/B0 334 逆裁はみんな冤罪の被告人を弁護するからな。 最初から無罪とわかってるから法廷の緊張感はこのゲームほどではない。 336. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 19 49 07 ID t1misa6F0 アンカー間違えた 331 は 332 宛てね。 334 逆転はプレイ済み。 良作だが、いつも法廷で真相が明らかになる点が気に入らなかった。 普通は真相が白黒はっきりせずもやもやのまま法廷が終わるけど この作品はプレイヤー次第で事の結末を決められる点が気になっていた。 というわけで飯食ったら買いに行ってくる 337. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 19 59 58 ID NKpZx3/B0 336 たしかに有罪でも無罪判決でも次の事件に進めるという点では自由度は高いな。 一回クリアしたから、今度は無罪の被告人に死刑が出せるか挑戦中。 338. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 20 08 47 ID cLhvBJqt0 やってて思ったんだが、俺が現実で裁判員になったらって考えたら こんな風にちゃんと真実までたどり着けるか自信がもてない。 冤罪とか生み出すかもって考えたらマジ怖くなった。 逆に自分が事件に巻き込まれて被告人の立場になった時に、 こういう議論されるのかと思うと不安だ。 339. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 20 10 14 ID AFllUrVJ0 裁判官が評議であまり絡んでこないが現実は もうちょっと裁判官主体なんじゃね? 340. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 20 15 09 ID 2v6yzJ6T0 現実じゃこんな推理するようなことはまずないんじゃない? 341. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 20 15 31 ID skIq2j/30 どうなんだろ 裁判員の構成によるんだろうけれど 裁判官があまり評決について意見を言いすぎたら 裁判員が流されやすくなるから、逆に最終決議まで はっきりした意見は言わないんじゃないのかな ただでも、日本の裁判員制度では プロである裁判官が三人もまざって しかも、そのうちの最低でも一人はOK出さなきゃ 有罪にはできないシステムだし 海外の陪審制なんかでは、裁判官は評議にはいらず 決定してから量刑を決めるだけなのに 342. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 20 18 30 ID skIq2j/30 341 は、 339 宛ね 340 だよね 新事実が、素人がちょっと話し合ったりするだけで 出てくるくらいなら苦労しない訳で 話し合う証拠や証言も、弁護人や検事が先に調べたものばかりのはずだし 343. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 20 31 23 ID UrGsgbEG0 この部分が焦点になってますよ、事実を認定できると思いますか? これこれこういう事実があったと立証されました。刑はどれぐらいが適当だと思いますか? こんな程度 344. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 21 06 25 ID 7l6ElbTy0 342 たしかに、実際には検察がみっちり調べてきているので、 法廷で新事実が出てくることはほぼありえないね。 ただ、それを考慮しても、このゲームは司法ものの中では出色の出来だと思う。 重い作品なので「難しいことを考えるのは嫌!」って人には向いていないかもしれないけど、 実際に人を裁くという行為は非常に重いものであるし、 そのへんをうまく表現しつつ、エンタテイメント性も確保できている。 ぜひ続編を作ってほしいけど、逆転検事とかぶっているから売上が心配なんだよな。 345. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 21 29 51 ID H4/9pwFU0 なにげにBGMが良い出来だなぁ〜 しかし二話まで終わったところだけどホント面白い ストーリーもテキストもよく練られてるし、ゲーム性も良い感じ このまま埋もれちゃうのは勿体ないね 346. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 21 40 19 ID yGDxiVO10 栗林さん可愛い 347. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 21 47 05 ID utb7TNo30 南さん派。 348. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 21 53 48 ID /F7s3JqL0 344 そうだね。できるだけリアリティを保ちつつ、どうゲームの形に落とし込むかという点はかなり考えられてる印象。 346-347 長沼さんに一票。 349. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 21 54 32 ID yGDxiVO10 長沼さんもいい子だね 350. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 22 17 27 ID xcTW7m9/0 1週プレイ時間どれぐらい?? 351. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 22 22 47 ID zM4zflwq0 15〜20時間ってとこじゃないか 評議をどこまでみっちりやるかで変わると思う 352. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 22 29 22 ID cLhvBJqt0 348 おっと、兼行ちゃんを忘れていないか? 353. 315 2009/05/23(土) 22 36 46 ID wswe7JCf0 ごめん聞くだけ聞いて外出してた。 329 遅くなったけど、立ててくれてありがとう。 354. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 22 50 51 ID TMlU5i250 3話でBAD見て 4話はすんなり真相まで辿り着けた 「これでよかったんだよな(キリッ」 っと思ってたら、最後ちょっとガクブルしました 355. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 23 32 26 ID zId+h8ib0 まだ一話終わったところだけど…。 かなりオモシロイ これは久しぶりに当りだわ 裁判員制度の知識も少し付くし。 WiiWareでもDSiWareでもいいので続編が 出てくれると嬉しいかも 356. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 23 48 02 ID RPuw507f0 クリアしてきた 最終話の重苦しさは異常 つか、これかなりためになりつつ相当面白いな 裁判員制度に合わせて出したゲームだと思うけど、非常に良かったので続編希望 357. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 23 50 40 ID TMlU5i250 356 webアンケート出しておこうぜ さっき勢いで投稿しちまったww 358. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 23 52 19 ID 6xiOIh380 ネット通販も店頭も売り切ればかりだな・・・ 発売日前後って他のゲームでもこんなものなのか? 359. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 23 55 24 ID NKpZx3/B0 358 あまり注目されてないわりに評判いいから売れまくって売り切れ。 ふつうはこんなことないよ。 360. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/23(土) 23 59 04 ID utb7TNo30 世界樹の迷宮もこんな感じじゃなかったか? 出荷数抑えてたらバカ売れして。 361. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 00 34 24 ID htyUhPNm0 栗林さん可愛いなあ。 「そうですよね!」とか「私も、〜さんと同じ意見です」とか同意されると ついニヤけてしまう。 362. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 00 41 11 ID xIn+4beJ0 358 もともと発売日近くなって体験版がアップされるまでは、 あまり話題にもなってなかったし 発売元はあまりADV実績のないナムコだったしで 予約もあまり入らず、小売も受注を抑えていたんだと思う だから、初回出荷も、かなり少なめの7500本 >初日売上、消化率 >有罪×無罪 1500 20 363. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 01 45 33 ID FWI7AUH2O 今1話何だが、どうやっても真相究明率65%以上いかない・・・。 しかもクリア後のヒントも毎回同じ内容だし・・・。 これって最初からやり直すしかないのだろうか? 364. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 01 46 58 ID htyUhPNm0 2回目の評議のときに色々やってみたら? 365. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 01 48 33 ID gz2OpHNJ0 329 のスレで具体的に質問したら 誰か答えてくれるかもよ? 366. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 01 56 20 ID FWI7AUH2O ヒントでも2回目の評議が示唆されているから、 その通りにやった上で、いろいろ試してはいるんだが・・・。 もう少し頑張ってみる。 367. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 03 34 43 ID +Om6hG/vO 今終わったが、予想以上に面白かった。 ボリューム的にはあと1話欲しかったかな。 サウンドは地味に良い。 絵は最初抵抗あったけどすぐ慣れたな。 ただ、キャッチーな絵じゃないからそんなに広まらないだろうなぁ…。 続編を期待したいけど売上的にはきついのかも。 あと栗林麻美という名前には、スタッフのネタ臭がするな 368. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 05 37 07 ID BDEVhIwS0 359-360 なるほど。出荷数を抑えすぎたのかな。 でも 362 からするとそうでもないから品薄商法かも。 しかしひどい初日売上だな・・・オプーナ(2500)以下か。 初動率が低そうではあるがまず続編は出そうにないな・・・。 369. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 05 46 39 ID htyUhPNm0 良くも悪くも地味だからなぁ。 そういう自分は寝るのを忘れて今の時間までプレイするくらいハマってしまったわけだが。 もっといろんなシナリオをプレイしたい。 370. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 07 05 41 ID SC95Kz43O このスレの奴らほぼ全員面白いって言ってるな 俺もまだ1話しか終わってないが当たりだと思ってる 続編に期待したい 371. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 07 32 17 ID AdXLErEJ0 やった人は続編にこんな事件の裁判入れて欲しいとかあるもん? 372. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 07 44 49 ID Bt09YX4N0 続編でるなら死刑判決がほしいところ。 373. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 07 47 10 ID C9zfza+Q0 バスと白バイ衝突した事件に似たようなの欲しいな 374. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 07 47 24 ID 3dQMo6+u0 痴漢(けしてエロい意味でなく)とか危険運転致死の認定とかやりたい あと児童虐待なんかも 375. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 08 02 38 ID R/zKOfow0 二話の大詰めまで来たところでハマったっぽい… しかもハマったかもしれないことに気付きつつセーブした俺orz 376. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 08 24 19 ID 3zx7lIEH0 テレーでいつも吹いた 377. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 08 25 20 ID Bt09YX4N0 2話一回目で100%になったからどういう状況かわからないけど、ハマってる人結構いるみたいね 378. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 08 34 47 ID Bt09YX4N0 376 夜中プレー時のテレーはびびるw 真相解明に一歩前進したことになるからテンション上がるし 379. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 08 52 47 ID xIn+4beJ0 375 ループ状態 194 疑似ループ状態の場合の対処法 196 198 本当にループ状態(最初からやりなおし) 196 237 2話目のループを避けるために 244 > ループにはまるとまた延々同じ会話を二日分も見ることになるので、 > 二日目の審理で被告人への主尋問が始まったらセーブして、 > 以降ノーセーブで突っ切るといい 380. 379 2009/05/24(日) 08 54 23 ID xIn+4beJ0 本当にループ状態(最初からやりなおし) × 196 237 本当にループ状態(最初からやりなおし) ○ 199 237 381. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 09 32 49 ID PaMUp9fq0 ネットは売り切れだが都内の店頭ならまだある 評判いいのか〜逆転検事を予約してなかったら買いたかった 382. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 09 35 50 ID 3zx7lIEH0 一回クリアしたらお腹一杯だな 性別変えてもう一周したら 売って検事の資金にしちゃいそう 383. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 09 40 25 ID PaMUp9fq0 382 推理とかノベルものはそれが普通だろ 取っといても2周はしないしクリアしたら即売りが基本 やっぱり買おうかな4日でクリアできるか心配 384. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 09 46 12 ID DEkF8xPd0 383 1日1話 385. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 10 19 11 ID arqf6wSW0 383 2週目も面白いけどね。 死刑が出るように挑戦したり、本当は無罪の人に懲役10年とか出したりして反応を楽しんだり。 楽しむ方法は探せばある。 386. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 11 10 38 ID BTLS/lE1O テレーはかつて何かで聞いたけど、思い出せない 387. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 11 13 27 ID DEkF8xPd0 実際に裁判官になったら判決出した後に「この事件は未完です」なんて 誰も教えてくれないわけだから、そう考えるとリアルに怖いな。 388. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 11 22 02 ID DEkF8xPd0 今1話を終わって2話に入ったところだが、これって1→4話に向うにつれ 1話が長くなって行く? 長さはどれも同じぐらい? 389. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 11 22 25 ID xIn+4beJ0 374 危険運転致死は、3話でもうやったやんか 368 品薄商法っていうのは、メーカーがわざとやるんだから関係ないだろ 単にこれが売れないと考えて、あまり受注しなかった小売店や問屋が多かっただけ 実用ツールや便乗ゲーと思って、ゲームショップはスルーが多かったみたいだけど 逆に知育系をよく扱う店では並んでるみたいだよ 近くのヨーカドーとジャスコではみかけたけど、 自分が予約していたゲーム店では、予約分だけそれも自分のだけだったようだ 390. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 11 34 29 ID Bt09YX4N0 388 4話だけ評議が3回ある分すこし長い。 391. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 12 00 06 ID FvxThbmJ0 4話終わった 是非続編でこの続きやってほしいわ 392. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 12 48 03 ID 1Y6LyRRX0 極刑を主張して通ることってあるの? 却下されまくりだわ 393. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 12 54 09 ID oLRmvJf0O 異議!のときの、バン!って音で毎回ビビる 394. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 13 20 18 ID 3zx7lIEH0 無音が一番怖い 395. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 13 51 04 ID +Om6hG/vO 然るべく 396. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 14 01 12 ID F6m6wFOT0 今2話目が終わった 演出が地味って声もあるけど、個人的にテレーは好きだ ナムコがこんな骨のあるADVを作るとは思わなかったよ もっと売れて欲しいなぁ 397. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 14 03 20 ID DBFNy8rM0 389 3話は罪状は危険運転致死が挙がってはいるけど争点がなんか違う 398. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 14 12 03 ID xIn+4beJ0 397 おっと、それ以上はネタバレだ 【DS】有罪×無罪 (裁判員ゲーム)【ネタバレスレ】 http //jfk.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1243072382/l50 399. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 14 56 23 ID SC95Kz43O 374 痴漢は面白いと思うけど裁判員制度って重大な刑事事件のみだけじゃなかったっけ? 痴漢は裁判員制度の対象外な気がするんだが 俺の勘違いだったらスマン 400. 枯れた名無しの水平思考 2009/05/24(日) 15 08 48 ID DBFNy8rM0 痴漢は対象にならないね 次:【DS】裁判員推理ゲーム 有罪×無罪 05 前:【DS】裁判員推理ゲーム 有罪×無罪 03 ひとこと 質問は質問掲示板、情報は情報掲示板にコメントして下さい。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tmdtsb/
◆サイト説明◆ THE 密室からの脱出 ~THE 推理番外編~の攻略支援サイトです。 直接的な答えはなるべく書かないようにしています。 ただ『どうしてもクリアできない時』は、ほぼ答えとなっているので最終手段としてください。 (理不尽)と書かれている所は、かなり見つけにくいと思ったポイントです。 探すのが面倒、探してもアイテムが見つからない。という場合はCtrl+A(もしくはドラッグして反転)で見てください。 不完全(不明)な事もまだ多いです。 ◆制限時間?◆ 水に潜るシーンでは制限時間があります。息が切れると最初からやり直しです。 (STAGE6のみ確定。危険そうなBGMがかかる場面では同じように制限時間があると思われる)
https://w.atwiki.jp/kagakyon/pages/977.html
七誌◆7SHIicilOU氏の作品です。 深夜 私はいつものようにネトゲでハッスルしていたのだけど 今日はなぜか私の部屋に私以外のお方が来ていらっしゃる そのお方はわたくしのゲームを現在時刻を考えない音量でやっておいでです カタカタ、 ピッ、ピッ、 カタカタ、 ピッ、ピッ、 「ねぇゆい姉さん」 「なんだい、こなた」 後ろからするゲームの効果音に気をとられて 普段なら普通に勝てる敵に不覚をとった だれとも組んでなかったし、目的もなかったから良かったと 私はネトゲを一時中断してゆい姉さんに話しかける 「姉さんって警察官ジャン?」 「もちろん! ばしばし逮捕しちゃうよっ!」 私に手を銃の形にして向ける姉さん いいけどさ、ばしばしの時にゲームもバシバシやるのやめてね 「で、苗字がなるみジャン?」 「イエス!」 「で、きー兄さんの名前ってきよたかジャン?」 「そうだよ~、どしたのよ当たり前の事聞いちゃって」 ゲームの手をやっと止めて姉さんは不思議そうにこっちを向く 「いや、その状況が非常に私の知ってる漫画に似通ってるのですよ姉さん」 私は椅子から降りて、四つん這いのまま本棚を漁る え~と、あれはどの辺りにしまってたカナ? 最近読んでないから表に出てる漫画を一回出さなきゃいかんな~ 「あった、これこれ」 「はぁんスパイラルねぇ~、推理系とかって私苦手なんだよね」 「ん、知ってる」 私は表紙をちょいと見せてしまう それぐらいのことはいくら忘れっぽい私だって覚えてる 刑事ドラマとかに一々突っ込みを入れるのだから この漫画を普通に見れるとは思ってない 正直私だって最初の無理やりな展開には脱力したものだ …ま、最終的にはそれなりに楽しめたからよかったけどね 「…ねぇこなた」 ゆい姉さんがやけに真剣な感じで私に声をかけてきた …なんだろう? 「なに? どしたの急に」 「…スパイラルって日本語でなに?」 …そんなことかい! 「螺旋」 「螺旋ってなに?」 「…姉さん本当に高校とか行った? 実は中卒じゃないよね?」 「失敬な! 仮にも公務員の警察官にいう言葉じゃないねっ!」 「…じゃあこれくらい知っててよね、ネジみたいなあぁいうぐるぐるした感じの―」 「あぁ螺旋階段とかいうよね?」 聞いといて、最後まで聞かずに自分で答えだしちゃう人って結構腹立つね ごめんねキョンキョン、これからはもっとキョンキョンの話を聞くようにするよ 「…ゆい姉さんっていい手本だよね、教師教師」 「んふーでしょでしょ?」 …完璧な反面教師ですよまったく はぁ、ゆーちゃんに同じに思われないように気をつけよ 「…で、私のどこが手本になった?」 「………そういうところ」