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聖書考古学入門 茶・虎そして人 社会調査入門 社会調査の技法 データ分析入門 データの科学 多変量解析入門
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高校国語に関する指導案・授業案のリンク集part2 ④学習指導案例集 広島県立教育センター。8件 ⑤シラバス 埼玉県立総合教育センター。12件。 ⑥学習指導案のページ 神奈川県立総合教育センター。6件 新しい高校国語 指導の理論と実践〈第1巻〉話すこと・聞くことの指導 新しい高校国語 指導の理論と実践〈第2巻〉書くことの指導 新しい高校国語 指導の理論と実践〈第3巻〉読むことの指導 「国語総合」授業の工夫20選 達成感のある国語表現の授業―評価規準と単元化でつくる
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ボイン姉妹の個人授業 メーカー 確認バージョン セーブデータ frill 修正なし SAGAOZ ボイン姉妹の個人授業 梓 香澄 セーブ1から 優佳莉 セーブ2から 沙紀 セーブ2から ハーレム セーブ4から 回収 セーブ3から 梓 10月20日 梓将来の参考になるかなってキスしてもらう 10月21日 香澄進路のこと?下着姿を見せてもらう 10月22日 優佳莉アクセルを踏んで加速するキスしてもらう 10月23日 沙紀ロングヘアが好き下着姿を見せてもらう 10月24日 梓キスしてもらう 10月27日 香澄下着姿を見せてもらう 10月28日 優佳莉キスしてもらう 10月29日 沙紀下着姿を見せてもらう 10月30日 梓ちょっと頑張りすぎじゃない?下着姿を見せてもらう 10月31日 香澄そういうわけじゃないと思うオナニーを手伝ってもらう 11月3日 優佳莉いつもどおり可愛いと思う胸を触らせてもらう 11月4日 沙紀ツリ目が好き胸を見せてもらう 11月5日 梓下着姿を見せてもらう 11月6日 香澄オナニーを手伝ってもらう 11月7日 優佳莉胸を触らせてもらう 11月8日 沙紀を迎えに行く 11月10日 梓電話の内容について聞いてみるオナニーを手伝ってもらう 11月11日 香澄学校に着くまでそっとしておく下着でしごいてもらう 11月12日 優佳莉そういうことってあるよね一緒にお風呂に入る 11月13日 沙紀スレンダーな子が好き胸を見せてもらう 11月14日 香澄フェラチオしてもらう 11月15日 梓お姉ちゃんをプールに送る 11月16日 香澄お姉ちゃんを迎えに行く 11月17日 梓オナニーを手伝ってもらう 11月18日 優佳莉一緒にお風呂に入る 11月19日 沙紀凝視してもらう 11月20日 梓甘いものが好きフェラチオをしてもらう 11月21日 優佳莉胸とアソコを触る 11月22日 優佳莉さんを迎えに行く 11月23日 優佳莉さんを迎えに行く 11月24日 [セーブ1] 梓懸賞でもあたった?胸を愛撫する 11月25日 梓胸とアソコを愛撫する 11月26日 梓そういう意味じゃないアソコを愛撫する 11月27日 梓正常位で挿入 11月28日 梓思わない正常位で挿入 11月29日 梓お姉ちゃんをプールに送る 12月1日 梓お嫁さんみたいバックで挿入 12月2日 梓パイズリしてもらう 12月3日 優佳莉声をかけてみる胸とアソコを触る 12月4日 優佳莉僕がしようか?アソコを触る 12月5日 優佳莉お弁当かな?アソコを触る 12月6日 梓お姉ちゃんをプールに送る 12月7日 お風呂でおっぱいプレイ 12月8日 梓フェラチオをしてもらう 12月9日 梓すごいフェラチオをしてもらう 12月10日 梓すごいフェラチオをしてもらう 12月11日 梓座位で挿入 【梓 END】 香澄 セーブ1から 11月24日 香澄世知辛い話だねパイズリをしてもらう 11月25日 沙紀凝視してもらう 11月26日 香澄素敵だと思う素股する 11月27日 [セーブ2] (2回使用)香澄お尻で素股する 11月28日 香澄優しいなあ挿入する 11月29日 香澄お姉ちゃんを迎えに行く 11月30日 香澄お姉ちゃんを迎えに行く 12月1日 [セーブ3] 香澄いいお嫁さんになりそうだよね下着でしごいてもらう 12月2日 香澄告白されたことはないの?フェラチオしてもらう 12月3日 香澄パイズリをしてもらう 12月4日 香澄挿入する 【香澄 END】 優佳莉 セーブ2から 11月27日 優佳莉声をかけてみるアソコを触る 11月28日 優佳莉僕がしようか?お尻を弄る 12月1日 優佳莉お弁当かな?アナルに挿入する 12月2日 優佳莉バイトでもしてみたら座位でアナルに挿入する 12月3日 優佳莉アソコに挿入する 12月4日 優佳莉タクシー運転手とか?アソコに挿入する 12月5日 優佳莉お尻を弄る 12月6日 優佳莉さんを迎えに行く 12月7日 優佳莉さんを迎えに行く 12月8日 優佳莉アナルに挿入する 12月9日 優佳莉横になってアナルに挿入する 12月10日 梓懸賞でもあたった?足コキしてもらう 12月11日 梓足コキしてもらう 12月12日 勉強に専念する 12月13日 優佳莉さんを迎えに行く 【優佳莉 END】 沙紀 セーブ2から 11月27日 沙紀頭のいい子が好き足を舐めさせてもらう 11月28日 沙紀強気な子が好き足コキしてもらう 11月29日 沙紀を迎えに行く 11月30日 [セーブ4] 家で勉強する 12月1日 沙紀寡黙な子が好き足を舐めさせてもらう 12月2日 沙紀足コキしてもらう 12月3日 沙紀文科系が好き挿入させてもらう 12月4日 沙紀挿入させてもらう 12月5日 沙紀怖い素股させてもらう 12月6日 沙紀を迎えに行く 12月7日 沙紀を迎えに行く 12月8日 沙紀素股させてもらう 12月9日 沙紀素股させてもらう 【沙紀 END】 ハーレム セーブ4から 11月30日 姉妹でお仕置き! 12月1日 沙紀寡黙な子が好き挿入させてもらう 12月2日 沙紀文科系が好き素股させてもらう 12月3日 梓懸賞でもあたった?パイズリしてもらう 12月4日 梓胸を愛撫する 12月5日 梓そういう意味じゃない胸とアソコを愛撫する 12月6日 梓お姉ちゃんをプールに送る 12月7日 沙紀を迎えに行く 12月8日 梓思わないパイズリしてもらう 12月9日 香澄優しいなあ素股する 12月10日 優佳莉声をかけてみるアソコを触る 12月11日 優佳莉僕がしようか?アソコを触る 12月12日 勉強に専念する 12月13日 ダブルのパイズリ責め 12月14日 プールのふたり 【ハーレム END】 回収 セーブ3から 12月1日 優佳莉声をかけてみるアソコを触る 12月2日 優佳莉僕がしようか?お尻を弄る 12月3日 優佳莉お弁当かな?アナルに挿入する 12月4日 優佳莉バイトでもしてみたら座位でアナルに挿入する 12月5日 優佳莉アソコに挿入する 12月6日 香澄お姉ちゃんを迎えに行く 12月7日 女教師vs女生徒 12月8日 沙紀頭のいい子が好き足を舐めさせてもらう 12月9日 沙紀強気な子が好き足コキしてもらう 12月10日 沙紀挿入させてもらう 12月11日 沙紀寡黙な子が好き挿入させてもらう 12月12日 沙紀素股させてもらう 12月13日 ブルマで3P!? 【シーン回収】
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790 名前:妹の授業参観に兄が出るわけがない(とある初夏の金曜日)【全編】[sage] 投稿日:2011/03/05(土) 15 57 28.08 ID hVI6kwFL0 [2/2] 妹の授業参観に兄が出るわけがない(とある初夏の金曜日) ※オリキャラ有り ――――前編―――― ・・・パァーン! とある初夏の金曜日、俺は微睡からビンタで覚醒させられた。これは間違いなく桐乃、あの野郎…、今回はガツンといてやる!! 「おい、桐乃。何度寝ている兄を深夜に叩き起こせば気が…、え、お…や…じ?」 「桐乃?深夜に?何度も?一体、何の事だ京介」 えっと、何で親父と…、お袋もいるし。どうして両親が俺の部屋に居んの? 「えーと、何度も夢の中で桐乃に起こされる夢をみて…さ、その」 「ふん、まあいい。今回はそういう事にしておいてやる」 あれ、何でこんなにあっさり引いてくれるの、実はまだ夢の中なのか? 「それよりだ、京介、頼みがある。今日はお前も知ってのとおり、桐乃の授業参観だ。だが、俺は出れん…!牡蠣に当たったようで家から出れそうにない」 どうやら、親父は不運にも昨日、家に届いた頂きものの牡蠣を生で食べて食中毒になってしまったようだ。 桐乃とお袋は当たると怖いからという理由で、かくいう俺も明日は学校の創立記念日で休みだから真奈美と1日みっちり勉強する予定があるわけで、金曜の夜にでも食べようという話になり無事だった。 「母さんに代わって出てほしいところだが、俺がこの様だ」 全身に悪寒が走る、この流れはヤバい、絶対にまずい!! でも、常識的に考えてありえないだろうと思って親父に聞いてみた。 「親父、まさか、俺に出ろと…?」 「無論だ、お前に拒否権はない」 マジかよ、ありえねー、俺が桐乃に超嫌われてるの知ってるだろーが! 「えぇー、妹の授業参観に兄が出るなんで聞いたことねーよ!」 「馬鹿者め、何を言うか。桐乃が学業に勤しむ姿を見守れる残り少ない機会なんだぞ…!ぐっ、すまん、不浄へ行ってくる…!」 腹を押さえつつ、とても情けない恰好で親父が俺の部屋を飛び出しトイレに向かっていった。 「ねぇ、京介。お父さんの願いを聞いてあげてくれない?あの人、そうでないと這ってでも行くよ、学校に」 「だがな、お袋、いくら何でもさ…」 「へぇ、京介。そういう態度を取るのね。なら、さっきお父さんが聞けなかったことを代わりに尋問しましょうか?」 「へっ!?」 「桐乃?深夜に?何度も?このキーワードから推理すると、アンタたちは深夜にア・イ・ビ…」 「んがー!!わーったよ、俺が行く。っていうか桐乃の授業参観に行かせてください、お願いします!!」 「分ればよろしい、なら、このカメラを貸すわね。でも授業中に撮ったら締め出されるから、ちゃんと授業が終わって先生の許可をもらってからにしてね!」 「えーっ、写真も撮るのかよ」 まぁ、あの親馬鹿共(桐乃限定)なら仕方ない。それに、デュフフ、ラブリーマイエンジェルも盗撮、いやいや撮影出来るじゃないか!! ほら、きっと俺が桐乃を撮影しようとしたら、あの豚を見るような目で『お兄さんのような変態に桐乃だけの写真は撮らせません』とか言って、フレーム内に割り込んでくるよね…。 なんだ、そうだよ俺、桐乃のクラスにはエンジェルがいるんだよ。 エンジェルのうなじを1時限中、見つめ続けても問題無いんだよ。グ、沈まれ、俺のリヴァイアサン!! 両親の仕掛けた超ブービートラップにより、麻奈美と朝から図書館で勉強と思っていたが予定を強制的に変更させられた。 とりあえず、牡蠣に当たって死にそうだから今日の予定はキャンセルさせてくれ、という感じのメールを送った。すぐ返事が来て、看病しようかといってくる幼馴染の優しさに罪悪感を覚えつつも、牡蠣の食中毒は感染しやすいノロウイルスの可能性があるから遠慮しておく、と返信しておいた。 本当にごめんな、麻奈美。ってか、これで桐乃の学校に行く前にあいつにばれたらどうしよう!? ふふふ、嘘の皮が剥がされるのも時間の問題だな…。 現在、イチイチゼロゴー、こちら高坂京介、妹の学校に侵入した。現在、教員用男子トイレの鏡前で最終チェック中だ。 鏡に写る超イケメンに対して、これで俺を高坂京介だと直ぐに判る人間は余程俺を見ている奴だけだ、と自画自賛している。 フフフ、やはり俺はコスプレなどしなくてもイケメンではないか! 詳細は割愛するが、親父からヘソクリ10万円を頂戴して、某所で店員にすべてを任せつつスーツ他一式&伊達メガネを購入し、グーグル先生でも評価の高い人生初体験となる美容院(極力カットしない様お願いした)を経て今に至っている。 丁度、今は昼休みが終わる直前、生徒たちが急いで教室に向かっている廊下を急く音が聞こえる。 さて、俺もそろそろ行くか、わがエンジェルの待つ部屋へ!! 教室に入り桐乃と目が合うと、こちらに向かって地響きのする位の強い歩みで近づいてきた。 「よぉ、桐乃。親父とお袋がどうしても出れなくて仕方なく…」 「ねぇ、オニイチャン。ちょっと、廊下でお話ししようか?」 今、お兄ちゃんって言ったなこいつ、豪く棒読みだったおかげで死ななかったが。なるほど、あれですか、学校だと『品行方正』でも通っていらっしゃるわけですね?ふむ、兄に残存な対応はできないと。 「ねぇ、なんでここにいるワケ…!?それに、なにその恰好…ッ!!」 小声で威圧しつつ、顔を真っ赤にして怒る桐乃。 似合わないとでも言いたいようだな!!だがな、仕方がなかった、どうしようもなかった、俺にはどうすることもできなかった…、と必死に目で訴えるが、首まで真っ赤にして全身を震わせて視線を外されてしまった。 こりゃ、絶対、後で説教だな…。 「もういい、来ちゃったものは仕方ない。あんた、絶対にジッとしてて。そんで、授業が終わったら、さっさと帰って…!!」 「へいへい、言われんでもそうするつもりですよ」 「ふん、どうだか。言っとくけど、無防備だからって、あたしを後ろから視姦したら殺す」 「…ッ、気を付けます、桐乃さん」 言いたいことを言って満足したのか桐乃は教室へ戻っていった。 さっきは場所が場所だけに声に出して言えなかったが、心の中で叫ばせてもらおう。んなこと、しねーよ馬鹿!!! 第一、視姦するなら…。ゾク…、この全身を走る悪寒は、エンジェルアイ!! 何ですかその恰好は、まるで某掲示板のキジョのAAみたいじゃないですか!! いいね、その目、グッドだよ。隠し持った彫刻刀で今にも切り刻みそうなその目…。 うん、わかるよ言いたいことは『お兄さん、とうとう桐乃の学校にまで来たんですね。そんなに学校でも桐乃といかがわしいことがしたんですか。そうですか、なら、少し頭冷やしましょうか?』だよね。 俺が本気で身構えていることを悟ったのか、あやせは恐ろしいまでの冷笑を見せつけつつ桐乃の元へ向かっていった。 ―――中編――― いきなり気の滅入る事が起きたせいで、すっかり高まっていたテンションが下がっちまったよ、クソが! 仕方ない、おとなしく見学して帰るか…。さて、教室の隅にでも居ますかね、目立たないように。 一応、桐乃の座席を確認するため、教室を見渡すと一瞬で発見した。 俺でなくてもライトブラウンの長髪だから直ぐわかるぜ。それにオーラが違うね、輝いている気がするしよ。 んっ、あいつ、何やってんだ? 桐乃は髪留めをカバンから出して手慣れた手つきでロングヘアをきれいに纏め始め、あっという間にロングヘアを束ねてアップにしやがった。 学校だと、そうしているってわけじゃなそうだ…。さっきまでは、いつもと同じく髪おろしていたし。 なるほど、あれですか、気合を入れているワケですか。 大嫌いな俺の前で無様な姿を見せないようにってか。 俺は得心し、教室の時計を確認すると、あと授業開始まで3分位だった。 …そうそう、実はさっきから気になって仕方がない事がある。言わなくても分るだろうが、桐乃の事ではない。 奥様旦那様からの視線を感じるのは仕方ないとして、どうも入室してからチラチラとこっちをのぞき見るような視線を前方から感じるわけで…。 ―ねぇ、あの隅っこの、廊下側にいる人― ―だよね、私も― ―うそー、あっ、ホントだ。結構― ―あの人、お父さんじゃ― ―でも、兄はふつう授業参観にはで― ―だれのお兄さんだろ― ―もし、そうなら私、絶対に自― うーん、何か囁いているのが聞こえる。違和感があるのは理解している。明らかに俺は浮いている。 でも、よってたかって酷いぜ、ミンナ。 両親に脅迫され、イケメン化して桐乃に見せつけてやろうと思ったら罵られ、妹の友人には殺意を向けられ、女子中学生の笑いのタネにされて…。いかん、すこし眩暈が…。あぶねぇ、後ろに壁がなかったら倒れてたぜ、マジで。 もう、良いよ。こういう目に遭っているのも、らしいことはするなっていう神からの啓示だったんだ。 俺らしく、イケメン高坂京介ではなくピエロ高坂京介として今日は立ち合おう。 心の中で葛藤していたらいつの間にか女教師@おばさまが入ってきて授業を始めていた。 授業内容は数学だった。桐乃の学校はすげぇな、これ高校一年でやる内容だぜ。あいつの学力は、日頃の授業によるところもあるんだな。俺、この学校でやっていける自信ないわ。 本当にすげぇな、あいつ。 …、と感心しきりの中、回答者に指名され、黒板にすらすらと算式記入。ふむふむ、なるほど、俺の中で出した答えと一緒だ。きっと、合っている。 「うん、正解だ、高坂。途中経過も完璧。それでは席に戻ってください」 「ありがとうございます」 沸き起こる拍手。当然、俺も拍手をした。そういえば、桐乃に向かって拍手したことなんて初めてのような…。 自席に戻る桐乃と目が合ったが、一瞬で顔が真っ赤になり、視線を外されてしまった。 『妹に向かって拍手とか超キモいっての!!もう、恥ずかしいことすんな、このシスコン!!』とでも言いたいわけね。へへん、わかってるって。 でも、そんなに怒るなよ、うなじまで真っ赤だぜ…。 ゴクリ…、ずっと黙っていたんだが、あの綺麗なうなじは反則だと思う。どうしても視線が向いてしまう。 ってか、綺麗なとか馬鹿か、俺は!! いかん、いかん、だめだ京介。あれは妹のうなじだ、ノーカンだ!! ―キンコンカンコーン。授業が終了するチャイムが鳴り響いた。 「これで本日の授業参観は終了です。生徒の親御様、お忙しい中、ご参加いただき誠にありがとうございました。」 はぁ、やっと終わった。結局、両親がきているであろう、あやせを後ろから見守ることなど出来るはずもはなく、本当に仕方なく桐乃ばかり見ていた…。 さぁて、帰るか。そういえばお袋に写真を撮ってこいなって言われてたっけ…。 常識的に考えて無理な話だし、どうやって写真撮るんだよ。そもそも、被写体に断固拒否されんぞ。 もういい、授業風景を詳細に報告すりゃ満足すんだろ、親馬鹿共は。 「桐乃のお兄さんなんですか?」 「ふヘっ!!」 唐突に女子中学生から声を掛けられた俺は変な声をあげてしまった。 「先生に聞いたんです。あの廊下側の隅にいた若い人はだれですかって。そしたら、桐乃の兄さんだって。両親が急に出れなくなったから出席したんだよって教えてくれたんです!」 ああ、成る程ね。先生に聞いたわけですかい。 「でも、今日は平日なのに大丈夫なんですか?」 「俺の高校は偶然にも今日が休みでね」 「わざわざ桐乃の為に休日を潰したんですか?」 「えーと、妹のため、だからね」 どこかで見たような記憶がある女子中学生に捲し立てる様に俺に質問をされ、回答をしていると。 何故か俺は壁を背に女子中学生に三方を囲まれてしまっていた!! 某RPG風に例えるならば、京介は逃げ出した、しかし女子中学生の群れに囲まれていて逃げられない!!ハッハッハ、訳が分からない状況だぜ!! 「こんなにカッコ良くって優しそうなお兄さんがいるなんて知らなかった私」 「それに落ち着いてて、大人って感じがするし」 「うらやましいよね、桐乃が」 「うんうん、私なら超自慢する!!」 今、『カッコ良い』って言った!?マジで!?って、いかん、いかん、舞い上がるな!! 焦るな、落ち着け、これは俺を陥れるための罠なのだ。 「君たち、勘違いしているようだがね。俺は全然カッコ良くないし、まだまだ子供だよ。君たちだって、授業参観が始まる前、俺を見てニヤニヤしていたじゃないか」 「あれは、みんなでカッコ良くてイイ感じの人がいるけど誰だろうって噂してたんです。」 「ねーっ!」 「うんうん!!」 夢であってもいい、暫く覚めないでくれ!!女子中学生に囲まれて褒めちぎられるシチュエーション。エロゲでも中々お目にかかれないだろう。デュフフフ、いかん、顔面が崩壊してしまう。 「もう、お兄ちゃん、すぐに帰ってって言ったでしょ!!」 猫かぶり声で桐乃が急に女子中学生の輪の中に入ってきた。うぅ、気持ち悪い。でも、お蔭で顔面崩壊が防げたぜ。 「桐乃のお兄様ぁ!あの時は失礼な態度を取ってしまってごめんなさぁい。」 桐乃に続いて来た子は俺にペコリと頭を下げた。見ると、あのチンチクリン加奈子じゃねーか! 「ちょっと、加奈子。なにらしくないことやってんの!?」 「ほら、あの時は超恥ずかしくてキチンと挨拶もできなかったからだよぉ。ねぇ、お兄様、彼女っているですかぁー?」 「いや、いないけど…」 「なら、加奈子なんてどうですかぁー?」 といって、腕を絡めてきやがった。でもな、相手がチンチクリンじゃ全然嬉しくねーよ!! 「加奈子!!」 桐乃が加奈子の名を叫んだ直後、急に腕に当たる温もりが消えた。 加奈子を俺の腕から無理やり引っぺがした桐乃が俺の正面に立ち、両手を精一杯広げ、背を向けた姿勢をとっていた。 「みんなで寄って集って…。こいつはあたしの兄貴なのっ!!だからあたし以外、近づくのも触るのも絶対禁止!!!」 「おまっ、今なんて…」 「うっさい、バカ!!」 ゆでダコ桐乃は自分が発言してしまった内容に気づいたのか、逃走してしまった。 「お兄さん、桐乃を追いかけて!!」 放心状態になってしまった俺に突如現れたあやせが俺にハッパをかけてきた。 「おう、じゃ悪い、これ持っててくれないか。落とすとヤバいし!!」 「えぇー!!何でカメラを持ち込んでいるんですか!?お兄さん、まさか桐乃を…!?」 一瞬で目から光彩が消えたよ!!この女、やっぱりエンジェルだけど超こえー!! 「事情は後で説明すっから!!」 そう言って俺は教室を飛び出したわけだ。 ―――後編――― 桐乃のやつ、自分以外兄にだれも近づくな、触るな…か。 ふぅ、一瞬、あいつが本当にブラコンなんじゃないかと思って焦ったぜ。 安心しろ桐乃、分っているよ。ここは学校だ、家族思いの優等生という設定なんだろ? だから俺がお前との約束を守れずにいて激怒してでもそれは守ったんだな。 ふふふ、だが、甘い。俺の呼び方が『お兄ちゃん』から『兄貴』になってしまったことと、その後の罵声は減点もんだぞ。 闇雲に探しても埒があかないので、廊下にいる中学生諸君に桐乃の行方を聞いてみたら屋上に向かった事がすぐに分り、俺は急いで向かった。 学校の屋上といえばエロゲでは告白の王道シチュエーション。だが現実は非情である。探し人は妹であり愛しい人じゃない。 おお、いたいた。しょんぼりと柵に手をかけ景色を見てやがる。 本当に見た目だけは俺の知る中では一番の美人だからな、その姿は良く映えやがる。エロゲならこの光景は間違いなくイベントCGが用意されているね。 「おーい、桐乃ー!」 「ふん…」 せっかく超爽やかに声を掛けてやったのに、ソッポを向かれてしまった。 「なぁ、俺が悪かった。さっさと帰れって言われたのによ…」 「っさい。なら、さっさと帰って。今すぐ!!」 こらえろ俺、ここは桐乃の学校だ。兄妹喧嘩をしていい場所じゃねーだろ。 「分った、じゃぁ帰るわ。ホントにごめんな。俺のせいで恥かかせちまって」 「あたしの中学生活の中で一番の超大恥だから、あれ。後で絶対にセキニン取ってもらうからね。覚悟しときなさい!!」 「わーったよ。っと、せっかくだ、帰る前に一言だけ言わせてくれ」 「ハァ…、何!?それ言ったら直ぐに…」 「おまえ、やっぱり凄いな。」 「えっ…!?」 「桐乃は凄い。噂では聞いちゃいたけどこの学校の授業って本当にレベル高いんだな。俺だったら付いていくだけで精いっぱいだ。それなのに、お前は塾にも行かず、独学だけでこの学校でもトップに居続けている。」 「うん…」 「学業、趣味、仕事、部活と、まったく、どこからそんなパワーが出てくんだよ」 「そんなの、あたしが好きなことを思いっきりやれば幾らでも湧いてくるし!!」 理由はよくわからんが機嫌が直った桐乃の頭を自然と撫でていた。 「へへへ」 桐乃の照れ笑いを見ていたら、大昔こんな事があった事を思い出した。冷戦状態から脱したとはいえ、未だ超仲の悪い兄妹である。昔の様な関係は無理だろうけど、もうちょっと位は仲良くなったほうがいい気がする。 桐乃との関係を思い起こす内に、すこーしだけ、こそばゆい感情が沸きだしてきた。 ・・・カシャ!! 「えっ!?」 桐乃と俺は同時に静寂を突如切り裂いたシャッター音が聞こえた方向を向いた。 センチメンタリズムを感じていた俺たちを現実に呼び戻した犯人を見つけるために! 「へっへーん、この加奈子様が、最高の一枚を撮ってやったぜ!!」 「加奈子!!勝手に撮らないでよ!!ってか、それ誰のカメラ!?」 「お袋に頼まれて俺が持ってこさせられたブツだ」 「お…、お母さんが!?あんたに!?ウソ、絶対あたしを盗撮するつもりで勝手に持ってきたんでしょ!?」 「違ぇーよ、バカ。ってかもう良いのかよ、すっかりいつもの調子に戻りやがって。仮面が崩壊してんぞ…」 「あっ…」 必死で怒りを抑える桐乃に対し、メルル@ダークウイッチは追撃を仕掛けてきた。 「桐乃が彼氏を作んない理由って、理想が高すぎるからじゃなくってぇ。やっぱり、あn」 「加奈子、お遊びはその位にしようか?」 「うげっ、あやせ…」 加奈子の後ろから音もなくスッとあやせが現れた。暗殺者かよ、お前は!! 「加奈子がそれ以上、踏み込んだ話しちゃったら、私どうしようかなと思ってたの」 今までの出来事がトラウマとなっているのか、あやせに凄まれた加奈子はすっかりおとなしくなった。 わかるぜ、その気持ち。俺も被害者の一人だからな!! 「加奈子、今、なんて言おうとしたワケ?ねぇ、怒らないから教えてよ?」 桐乃にも追撃で攻め立てられている加奈子について更に同情してしまった。 あやせは、つづいて俺にとても丁寧な言葉で牽制をしかけてきた。 「お兄さん、桐乃の機嫌をなおしていただきアリガトウございます。これで用件はすみましたので、お帰りください。それに、もう授業参観は終了していますし。」 「おお、どういたしまして。じゃあな、あやせ」 「そういえば、お兄さん」 あやせの横をそそくさと通り過ぎようとした時、不意に呼び止められた。そして、例のあの目で俺を見つめてきた。 「んっ、何かな、あやせ?」 「さっきの二人は認めたくないですけど、とてもいい雰囲気でした。私たちがとめていなかったら、あのまま…」 「おい待て!!ここは妹の学校だぞ!!」 ありえないことを口走りそうになったあやせに言葉を重ねて制した。まったく、近親相姦上等野郎でも妹の学校でなんてハードル高すぎんだろ!! 「フフフ、折角、授業参観が始まる前に忠告しておいてあげたのに…。きっと、カメラも桐乃のいやらしい写真を撮るために持ってきたんですよね?」 「違うって、だから、カメラはお袋が…」 「分りました、そういう事にしておきましょう。さよなら、この変態!!」 桐乃が介入するまでは女子中学生に黄色い歓声を受けていたのに、何で罵声を浴びさせらて帰ることになってんの?もう、わけがわからん。 俺はガックリと肩を落としつつ、麻奈美や黒猫に出くわさないようなルートを通って帰路についた。 あっ、カメラ回収すんの忘れてた…。 学校に戻るのはもういやだし、仕方ねぇ、桐乃にメールして加奈子から分捕るように依頼しておくか。 ――エピローグ―― 家に帰り、居間にいたお袋に授業参観の光景と、カメラは桐乃が持って帰ってくる事を説明した。 お袋の話では、どうやら写真が撮れないのは想定済みだったようだが、建前上だけ持っていかせたんだと。桐乃のためだけに購入したブツを一緒に持っていけば、少しくらいは親父が満足してくれると思ったとか何とか。 おいおい、おかげでこっちは実妹とその親友に犯罪者呼ばわりされたんだぜ…。本当に勘弁してくれよ!! 居間を出て、自室に戻りベッドに倒れこんだ。 もう、色々と疲れ果てていた俺は、せっかく買った一張羅が皺くちゃになるのが嫌だったんで普段着に着替えてから昼寝をした。 ・・・パァーン! 頬に衝撃が走り、夢の中から強制的に呼び戻された。最悪だ、日に二度もビンタで叩き起こされるなんてよ!! 同じ轍は踏まんぜ、こんどは、お袋か!? 慎重に目を開け、相手を確認してから俺は第一声を発した。 「桐乃!?てんめぇ、寝ている兄を何度叩き起こせば気が済むんだ!!」 よかった、今度は桐乃だった。いや待て、良くねぇよ、俺!! 「あんた、よくも今日あたしに恥かかせたくれたわね」 「あん?悪かったよ、んで、何をすればいいんだ?」 「それは……。これから考える………」 バツが悪そうに、弱々しく答える桐乃。 「じゃぁ、何で兄に馬乗りになってんだよ!!」 「キモッ、バカ、変態!!馬乗りとか言うな!!」 罵声を浴びせつつ、バチンと再度強烈なビンタを食らわせてきやがった! 「…ってぇな。分ったから先ず、ベッドから降りろ。そんで用件をさっさと言え」 訝しげにベットから降りて、仁王立ちになり俺を見下す桐乃。 「あんたが今日着てた服、メガネ、靴を回収しに来たの!!」 「なんでだよ!!」 「もう、今日の出来事はトラウマになったから!!あんたがそれを着てるのを見たら…、それだけでフラッシュバックするし!!それに、お父さんにお金出してもらったんでしょ!!」 「そうだけどよ…。でも俺が買ったもんだろ?」 「うっさい、そもそも、お父さんがあたしの授業参観に出るつもりだった→出れなくなった→お母さんも出れない→残る一人に任せた→でもそいつにはまともな服がない→仕方ないからお父さんがお金を出した→その金で色々買った→それは実質あたしのもの。ほらこんなもんよ。」 「なんだ、その超理論は!?」 「問答無用!!あたしのものだから、これは回収していくかんね!!」 あっという間に店で買った時の袋ごとブツと回収されてしまった…。 相変わらず理不尽な女だ。もういい、さっさと出ていけ!! 「あと、ひとつ忠告しておくから」 桐乃は、俺の部屋のドアノブを握りながらか細い声でそう言った。 「…なんだよ?」 「その髪型、気合入れすぎ。ワックスでセットしても、どーせ、あんたは自分じゃ再現できないでしょうケド!だから、諦めて明日から今まで通りの髪型に戻すこと。」 「おい、今の発言は超傷付いたぜ…。」 妹様は俺に死ねとおっしゃっているんですか!? 「………。…似合ってないとは言ってないじゃん、…バカ」 「あぁ、なんか言ったか?」 桐乃がボソボソと何かを言った気がするんだが良く聞き取れなかった。 「……、キモッ。何でも無いっての!!」 バタンと勢いよくドアを閉めて桐乃が部屋から出て行った。 ほんの少しの淡い体験の代償に、多大なイライラをため込んだこの日、俺は誓ったよ。 もう二度と妹の授業参観に出るものかってな!! 終 252 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/07(月) 21 59 08.66 ID vjIsHAjrP [4/4] オリジナルサイズ
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判示事項の要旨: 原告が経営する人材派遣会社に雇用された労働者が締結した,原告運営に係る学校への入学契約が,上記会社の業務研修目的のもので,労働者にその授業料を支払わせることは公序良俗に反するとして,原告から当該労働者に対する授業料請求及び連帯保証人に対する保証債務金請求が棄却された事例 主文 1 原告の各請求を棄却する。 2 訴訟費用は,原告の負担とする。 事実及び理由 第1 請求の趣旨 1 被告らは,各自,原告に対し,57万円及びこれに対する平成16年1月29日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。 2 訴訟費用は,被告らの負担とする。 3 仮執行宣言 第2 事案の概要 本件は,原告の経営するC学院(以下「学院」という。)に入学し,授業料等を支払う旨契約(以下「本件契約」という。)した被告Aに対し,原告が,授業料残金57万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成16年1月29日から支払済みまで民法所定年5分の割合による遅延損害金,連帯保証人である被告Bに対し,これに相当する連帯保証債務金の各自支払を求めたところ,被告らが,本件契約は,原告の経営する株式会社D(以下「D社」という。)と被告Aとの間の雇用契約に付随し,本来D社が負担すべき業務研修費用を従業員である被告Aに負担させるもので,公序良俗に反する無効の意思表示によるものである等と主張して争った事案である。 1 基本的事実(争いのない事実以外は証拠等を併記) (1)原告は,足裏マッサージ等の反射療法(いわゆるリフレクソロジー)及び経絡経穴の知識・技術等を講義や実技指導により提供する学校である学院及び人材派遣等を目的とし,有限会社東洋プロジェクトが経営するリフレックスケアサロンに人材を派遣する株式会社アジア・ベンチャーコーポレーションを経営している。(甲13,乙2,3) (2)被告Aは,平成15年7月14日,D社に雇用された。 (3)被告Aは,同日,学院に入学し,原告との間で,原告が講義と実技指導を提供し,被告Aが,プロフェッショナルコース入学金及び教材費10万5000円並びに授業料63万円合計73万5000円を支払う旨契約した(本件契約)。 (4)被告Bは,原告との間で,被告Aの本件契約に基づく上記債務につき連帯して保証する旨契約した。 (5)被告Aは,同日,上記教材費を原告に支払った。(弁論の全趣旨) (6)被告Aは,平成15年8月ないし同年10月までの間,授業料として毎月2万円(合計6万円)を支払った。(弁論の全趣旨) (7)被告Aは,平成15年11月15日,D社を退職した。 (8)被告Aは,平成16年7月8日の本件第3回口頭弁論期日で陳述した答弁書により,原告に対し,詐欺を理由として,本件契約に係る意思表示を取り消す旨意思表示した。 (9)被告Aは,平成16年10月28日の本件第3回弁論準備手続期日で陳述した同日付け準備書面により,原告に対し,消費者契約法4条1項1号に基づき,本件契約を取り消す旨意思表示した。 2 争点 (1)本件契約が公序良俗違反で無効となるか。 (2)本件契約が詐欺によるものか。 (3)本件契約が消費者契約法違反となるか。 3 争点についての当事者の主張 (1)争点(1)(公序良俗違反性の有無)について ア 被告ら 被告Aは,D社に雇用される際,本件契約を締結して学院に入学することが採用条件であるといわれ,収入を得たいため,同契約を締結した。しかし,同被告ら従業員は,D社においてマッサージの仕事をしながら,原告の講義を聞いたり,先輩の従業員から実技の指導を受けたもので,カリキュラムに基づいて予め定められた日程と時間の講義や実技指導を受けたものではない。このように,学院における授業の実態は,D社の従業員として労務を提供するため,時間的に拘束された下で行われた業務研修である。使用者が,労働者に対し,業務研修について,授業料の名目で金員を支払わせることは,労働者が定められた時間に労務を提供し,これに使用者が賃金を支払うという雇用契約の趣旨に反するものである。したがって,本件契約に係る意思表示は,公序良俗に違反し無効である。 イ 原告 被告らの主張は争う。D社の代表取締役である原告は,同社の採用面接に訪れた被告Aにリフレクソロジー等の知識・経験がないことを知り,D社で働くには,技術を学ぶ必要があること,そのためには,他の機関でリフレクソロジーを学んで来る方法と,同社と提携している学院に入学して働きながら学ぶ方法があることを告げ,後者の方法であれば時間及び費用の面で有利な特待生制度が利用できる旨告げた。被告Aは,上記の説明を受け,学院への入学を希望して,本件契約を締結した。このように,原告が,被告AをD社に雇用する際,本件契約の締結を採用条件としたことはなく,学院の授業の実態が,D社のための業務研修であるということもない。 (2)争点(2)(詐欺の有無)について ア 被告ら 学院は,特定の校舎や教室を有せず,時間割に沿った講義や実技指導を行っていない。その実態は,被告Aら数名のD社の従業員に対し,勤務時間中の客のいないときに,原告が1回30分程度の講義で,マッサージの方法を数回話したり,上司の従業員がマッサージの指導をする程度のものであった。 原告は,このように,学院が学校としての実態を有せず,授業内容も,専門的資格を取得するために資格を有する者が教える実態がないにもかかわらず,あたかもそれらを具備しているかのように,本件契約締結に当たり,被告Aに対し,学院に独立した施設があり,予め決められたカリキュラムによる時間割に基づいて授業が行われるかのような虚偽の説明をした。また,原告は,被告Aに対し,授業を受講することで,高収入が保障される,専門的資格を取得して将来独立できる,学院で取得した資格は他店でも通用する等の虚偽の説明をした。また,原告は,そのような事実がないのに,学院が厚生労働省の認可を受けている,原告は鍼灸の資格を有すると虚偽の事実を申し述べた。 以上の欺罔行為により,被告Aは,その旨誤信して,原告に本件契約の申込みの意思表示をした。 イ 原告 学院は,足裏マッサージ等の反射療法(いわゆるリフレクソロジー)及び経絡経穴の知識・技術等を講義や実技指導により提供する学校である。学院における講義及び実技指導の授業は,原告及び学院のマスタープロフェッショナルコースを終了したインストラクターにより行われている。 講義は,学院が借りているEデパート4階の会議室で,水曜日の午後5時30分から8時まで及び土曜日の午前10時から12時までの間に実施され,生徒には講義の内容を筆記させ,レポートとして提出させている。被告Aは,平成15年7月28日から同年10月31日までの4か月間にわたり,延べ7日,原告の講義を受けた。 実技指導は,原告又はインストラクターが生徒にマンツーマン方式で実施しており,勤務の始まる前である午前9時から10時まで,あるいは終業後の午後9時以降に1ないし2時間かけて実施されている。被告Aは,平成15年7月16日から同年11月13日までの4か月間にわたり,延べ42日,原告の実技指導を受けた。 これらの授業は,被告Aら特待生は主に土曜日の出勤前に授業を受け,勤務時間内にされることはない。なお,特待生は,サロンの客がいない時間に,自主的にトレーニングをすることが許されており,その際に,インストラクターが助言等をすることがあるが,これは学院の授業にはあたらない。 学院には特定の校舎はなく,講義は学院が講義室として借りているEデパート4階の会議室で行われ,実技指導は,D社が経営するサロンで行われているが,これは,技術の修得を早めるためである。また,学院の授業には時間割はないが,それは,(1)通年開講しており,生徒の入学時期が異なること,(2)生徒個々人の修得までのスピードが異なること等による。 このように,原告と被告Aとの間で本件契約が締結されるに際し,原告は,被告Aに対し,虚偽の説明をしたことはないのはもちろん,十分な情報を提供している。また,原告が,学院で取得した資格は他店でも通用するとか,学院が厚生労働省の認可を受けている,原告が鍼灸の資格を有すると述べたことはない。 (3)争点(3)(消費者契約法違反の有無)について ア 被告ら 本件契約においては,講義・実技指導の時期,回数,時間数,共に受講する生徒数等は消費者契約法4条1項1号の重要事項であるが,実際は,学院が被告Aを含む生徒に行う講義・実技指導は勤務時間中に15分から30分程度のものであり,共に受講する生徒は,多くて5名程度であった。 しかるに,原告は,被告Aの採用面接にあたり,学院は厚生労働省の認可を受けている,通常の学校のように独立した施設が存在して,生徒も多数在籍し,講義や実技指導は予め決められたカリキュラムによる時間割に基づいて行われるという,事実と異なることを告げた。 被告Aは,この告げられた事実内容が事実であると誤認して,本件契約につき申込みの意思表示をした。 イ 原告 被告らの主張は否認する。学院における授業の形態及び場所は,前記(2)イのとおりであり,原告は,本件契約締結の際,この点につき,被告Aに説明した。 第3 当裁判所の判断 1 争点(1)(公序良俗違反性の有無)について (1)証拠(甲5の1ないし3,甲9の1ないし15,乙8,被告A本人)によれば,被告Aは,平成15年7月11日,D社において,原告の採用面接を受けたこと,その際,原告から,「お店で働くには,まず学院に入学してもらう。」旨言われ,本件契約を締結したこと,D社に雇用された後,被告Aは,「F」,「G」,「H」の店舗に派遣され,受付や,ビラ配り等の仕事をしながら,原告の講義を聞いたり,先輩の従業員から実技の指導を受けたこと,その回数は,平成15年11月15日に退職するまで,講義が7回,実技指導が42回であったこと,その時間は,ほとんどが,業務時間内の来客のない時間帯であったこと,被告Aは,中途からは,自ら客に台湾式リフレクソロジー等を施術するようになったこと,月2万円の授業料は,D社の賃金から引き去られたこと,学院を卒業すると,「ARSマスタープロフェッショナルリフレクソロジスト」等の資格が得られるが,これは民間資格で,全国的に通用するものではないことが認められる。 (2)これに対し,原告は,D社での採用にあたって,学院への入学を条件としたことはない,講義及び実技指導の授業は全て業務時間外に行っていたと主張し,証拠(甲13,C証人,原告本人)中にも,これに副う部分があるが,反対の趣旨を述べる証拠(D証人,被告A本人)に照らし,採用できない。 (3)このようなD社の業務との関係及び学院の授業の実態に照らすと,学院における授業は,少なくとも被告Aに関する限り,D社の業務命令に基づき,客にリフレクソロジーを施術すること等の労務提供のための能力を取得させることを目的として,時間的に拘束された下で行われた業務研修というべきである。そのような業務研修費用は,本来,使用者において負担すべきであり,使用者が,労働者に対し,業務研修について,授業料の名目で金員を支払わせることは,賃金を不当に減額するもので,公序良俗に反する。したがって,そのような内容を目的とする本件契約に係る意思表示は,無効である。 2 まとめ そうすると,原告は,被告Aに対し,本件契約に基づいて,授業料を請求することができず,被告Bに対しても,連帯保証債務金を請求することはできない。 第4 結論 以上によれば,原告の各請求は失当であるから,これを棄却することとする。 札幌地方裁判所民事第1部 裁判官 原 啓一郎
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imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 「兄弟は素晴らしく優秀だ。だが、その兄弟喧嘩は私に死をもたらすだろう。」 ――トカシアの日記 "The brothers are brilliant, but their quarreling will be the death of me." ――Tocasia, journal entry 兄弟戦争 【M TG Wiki】 名前
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Break Card WIZ-DOM 2F/2C イレイザー/スカラー 3/(3)/3 キャパシティ+1/シールド/ドロー+1 ≪ダメージ置き場と捨て札置き場にあるカード全て≫のテキストを無効化する。 ≪このカード以外の、ダメージ置き場と捨て札置き場にあるカードに対して発揮されるテキスト全て≫を無効化する。 ≪ダメージ置き場の枚数を参照するテキスト全て≫を無効化する。 メインフェイズの間、≪デッキにあるカードに対して発揮されるテキスト全て≫を無効化する。 No.2448/2453 Rarity R/SP Illustrator きみづか葵 Expansion 正義の鼓動 カード考察 非常に広範囲にわたり様々なテキストを無効化するため、扱いの難しいカードである。 皇帝の宝冠前後から環境において一角を担う皇帝の威光を中心とするシナジーの塊の黄単、そのほか反魂の術を中心とする赤単、社長やグラデュエーションを利用しアドバンテージを稼ぎ出す白単など幅広いデッキに対して刺さるアビリティを持っているため使いこなせれば心強い相棒となるはずである。 ここでは個別に「どのアビリティがどのようなテキストを無効化するのか」の解説に留めたい。 「≪ダメージ置き場と捨て札置き場にあるカード全て≫のテキストを無効化する。」の解説。 アクエリアンエイジにはダメージ置き場から使用宣言するカードや、ダメージ置き場にある事で効果を発揮するカードがある。 主にそういったカードのテキストを無効化するアビリティである。 フェニックスナイト“リュディヴィーヌ・アンカ”のダメージ置き場からのセット宣言や、皇帝の威光のダメージ置き場からの使用宣言がこれにあたる。 「≪このカード以外の、ダメージ置き場と捨て札置き場にあるカードに対して発揮されるテキスト全て≫を無効化する。」の解説。 1.ダメージ置き場や捨て札置き場を目標に効果を発揮するテキストを無効化する。 反魂の術やイースター、桜吹雪等がこれにあたる。 また、ECBも無効化される点に注意。 これは「1:≪このエフェクトのコスト≫をオーナーの手札に戻す。」というテキストが、支払ったコストが一旦捨て札置き場に置かれ、その捨て札置き場にあるカードを目標に効果を発揮するテキストだからである。 2.ダメージ置き場や捨て札置き場にまで効果が及ぶテキストを無効化する。 払巫女“諏訪 里奈子” のファクターを増加させるアビリティはダメージ置き場や捨て札置き場にあるカードに対しても効果を発揮するため、これを無効化する。 同様の理由でゴシックヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”のコストを増加させるアビリティも無効化される。 「≪ダメージ置き場の枚数を参照するテキスト全て≫を無効化する。」の解説。 トルネード・ライダー“ウィンディ・ゼファー”やアブソリュート・ヴァニッシュの持つ、「Xはあなたのダメージ置き場のカード枚数に等しい。」というアビリティ等を無効化する。 トルネード・ライダー“ウィンディ・ゼファー”のスキルそのものが無効化される訳ではないが、Xを決定するテキストを無効化されるため、ブーストX、チャージXは効果を発揮しない。 「メインフェイズの間、≪デッキにあるカードに対して発揮されるテキスト全て≫を無効化する。」の解説。 教皇“ヨハンナ・ウァレンティヌス”のデッキから特定のカードをサーチするエフェクトや、電脳巫女“宮村林檎”の「≪あなたのデッキの上から10枚≫を公開」するアビリティ等を無効化する。 このアビリティのみ、メインフェイズ中に効果を発揮する点に注意。 ドローフェイズ、勢力フェイズ、パワーカードフェイズ、ディスカードフェイズ中にデッキにあるカードに対して発揮されるテキストは無効化する事ができない。 ドローやチャージXは問題無く使用でき、悪魔“パイモン”のディスカードフェイズ中にデッキにあるカードに対して効果を発揮するアビリティも無効化されない。 「このカードに無効化されないテキスト」について。 オフェンシブ、ディフェンシブ、インフィニティを持つキャラクターから支払われたアタックコスト、ガードコストは、捨て札置き場に置かれずに手札に戻るため、このカードのアビリティによっては無効化されない。(QA-1983参照) また、リムーブX、バインドXのコストの支払いもこのカードによっては無効化されない。
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魔法先生ネギま!課外授業 乙女のドキドキ ビーチサイド 【メーカー】コナミ 【発売日】2006/3/23 動作報告 hda3.0 hdl0.8b SCPH-50000MB(V10) 純正 ps2 起動確認 全グループクリア確認 HDL0.8b SCPH-30000 HITACHI160GB WINHIIP1.7.6 クリアまで確認。ただ特典映像再生終了後止まる。 商品の説明
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1月21日 使用環境 ※小学校のPCが使えたらA、使えないならB A 教材用エディタ 小学校のPCを使用 B スクラッチ PC持ち込み 参加者 4-6年生 32名 グループ分け A 2人 16班 B 4人 8班 ※教材用エディタならA スクラッチならB 一人で2班か4班を見る 用意するもの PC 8台 (+2台 予備) プロジェクタ卓上 スクリーン アンケート スクラッチか 教材インストールする