約 402,640 件
https://w.atwiki.jp/igarasiasuka2000/pages/24.html
水性使って描いたのにぼかししちゃったよ最悪!え、なにこれJPGなのこれえぇぇーーとどめ!? -- 五十嵐明日香 (2007-08-18 22 24 23) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/erumito/pages/5.html
名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ayane8201/pages/81.html
名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nicorpg/pages/3488.html
次:お絵かきBBS/お絵かき掲示板ログ/2696 もし後の動画うpでアニキの生存が確認されたら、この絵のアニキは幽体離脱中ってことにして下さい。 -- ショーン (2008-07-14 21 51 17) もこたんパンツ取られたのに空気すぎるwwwwww -- 名無しさん (2008-07-14 21 51 49) その手があったかw鬼門のもこたんも難なくクリアしてしまうとは・・ -- 名無しさん (2008-07-14 21 52 35) 死人が+3されそうな予感ですww -- どっとあーる (2008-07-14 21 53 08) ピコ麻呂の反応が正常ww -- 名無しさん (2008-07-14 21 54 40) 久しぶりのはいてないシリーズきた! -- アンネ (2008-07-14 21 56 29) 陰陽師が一番ビビッててどうするww -- 鉄十字キラー (2008-07-14 21 56 56) だが、もこたんもcaved!!!!の予感 -- 名無しさん (2008-07-14 21 57 13) 幽霊になってもパンツGETとはさすが兄貴!間違っても成仏させないように(特にピコ麻呂) -- 土反 (2008-07-14 21 57 43) アニキwwwwww -- 名無しさん (2008-07-14 21 59 10) ここで間池留かよっ! 幽体のくせにパンツすら霞む存在感ww -- 名無しさん (2008-07-14 22 00 00) 幽霊にビビっているのではなく、お尻を掘りかねない奴が幽霊になって出てきたのが問題だと思う。 -- 名無しさん (2008-07-14 22 03 14) ピコ麻呂が驚いてるのは今までにみたことない幽霊だからと思う(当たり前か) -- 名無しさん (2008-07-14 22 07 54) 一瞬ルイージマンションのガチムチオバケに見えたw -- 名無しさん (2008-07-14 22 08 40) *もこたんはこの後EX慧音においしく頂かれました -- 名無しさん (2008-07-14 22 14 43) なんというマ神www -- 名無しさん (2008-07-14 22 16 41) これがガチホモチームじゃなくて思春期チームだったら… -- 名無しさん (2008-07-14 22 18 56) 空気を読まず言うぜ!ナイスもんぺ・・・じゃなかったナイスノーパン -- 名無しさん (2008-07-14 22 20 56) もこたんかわいす、おもちかえり~ -- 名無しさん (2008-07-14 22 21 21) より一層頼りになる存在にwwww -- からあげ君 (2008-07-14 22 28 57) や り や が っ た w w w -- 名無しさん (2008-07-14 22 50 39) むしろ死してなおパンツゲットに余念がないアニキの魂に感服 -- とおりもん (2008-07-14 22 56 35) だが少し待って欲しい。果たして奈良貴族は下着を履いていたのかと。 -- 名無しさん (2008-07-14 23 22 06) ↑きっとフンドシさ(絵見るかぎりピンク) -- 名無しさん (2008-07-14 23 31 30) 慧音「もこたんかわいいよもこたんハァハァ」 -- 名無しさん (2008-07-14 23 34 25) しかし、自分の誕生日に自分が死んでる絵を見たら兄貴どう思うんだろうか・・・ -- 名無しさん (2008-07-14 23 35 14) ピコ麻呂「成仏しろよ…」 -- 名無しさん (2008-07-14 23 41 05) 兄貴は滅びぬ、何度でも蘇るさ! -- 名無しさん (2008-07-15 00 00 38) 兄貴のパンツを使って召喚するのか!? -- 名無しさん (2008-07-15 00 10 09) ↑あ!まさか本編のあの -- 名無しさん (2008-07-15 00 22 34) ↑間違った・・・まさか本編のあのパンツはこのため・・・? -- 名無しさん (2008-07-15 00 23 58) 最後がうすたさんみたいですなw -- ウ元 (2008-07-15 00 24 45) 喜んでるガチホモコンビがwww兄貴逞しいなぁ -- ながれ (2008-07-15 00 45 32) けーねじゃないけど、Seath Getだな -- 名無しさん (2008-07-15 00 48 05) ↑自重しない兄貴と恥ずかしがるもこたんに惚れた(無論意味は違うが) -- 名無しさん (2008-07-15 00 49 51) (絵の中の)誰ももこたんに注目してねぇwwwwこれはある種、世界より憐れw -- 名無しさん (2008-07-15 02 06 14) 兄貴がマッスルの神様になってるじゃないかwww -- 鳴門の人 (2008-07-15 04 14 42) 笛のお兄さん「死んでるだろコレーーーー!?(ガビーン)」 -- 名無しさん (2008-07-15 08 40 00) ↑ Fooさんって未来のピヨ彦だったのかw -- 名無しさん (2008-07-15 08 53 15) さすが兄貴ww死んでも(?)前向きだwww -- 名無しさん (2008-07-15 14 32 01) もこたんは空気なんかじゃない 兄貴の存在感が大きすぎるだけだ -- 名無しさん (2008-07-15 18 47 36) ぜひ「成仏しろよ」をやってほしかったw -- 名無しさん (2008-07-15 19 23 26) 兄貴は滅びぬ!何度でも蘇ってノーパンにするさ! -- 名無しさん (2011-06-05 01 13 12) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/erumito/pages/6.html
名前 コメント
https://w.atwiki.jp/miturinngo/
このサイトはお絵かきサイトです。 お絵かきチャットもあるのでご覧下さい!!!
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/1480.html
<東方邂逅録:上白沢慧音の章~人と歴史の守護者たち~ 後編> ――その紅葉を見たとき、彼は家族のことを思い出したという。 一番楽しかった頃、戦争のことを心配すらしていなかった頃のことだと。 そのときの慧音はそんなことは知る由もなかったが、複雑そうな顔で舞い散る葉を眺める姿を見て、あの悪夢 とも違う記憶を思い出しているのだろうと感じ取っていた。 「……シン?」 「あ、あぁ……なんでもない」 紅葉の前で佇み、ひとり子供たちから離れていたことにようやく気付いたらしい。慌てて早歩きで追い付いた ものの、それきり黙り込んでしまった。 だが、慧音は何も追及はしない。 代わりに他愛のない話でもすることにした。 「このあたりは妖怪が現れることも少なくてな。たまにこうして生徒たちを連れて散歩に出るんだ」 「……それも授業なのか?」 「ある程度の安全が保障できれば、彼らも人里の外を知るべきだからな。彼らも大きくなると外へ出なければ ならない者も出てくる。あの迷いの竹林に旬や薬草を採りに行ったりな」 今日連れてきたのは十人にも満たない数だが、寺子屋に通う人里の子供は少なくない。 彼らが成長し、大人になればどうなっているだろうか……そんな親心を抱いていた。 「例の、なんとかって神社にも行くのか?」 「あぁ……まぁないとは言わないが、あそこはあまり人は立ち寄らないんだ」 「神社なのに?」 「行けばちょっとやそっとじゃ会えないクラスの妖怪がいることもある、となっては安心して参拝もできないだろう?」 「どんな神社だよそれ……」 話をしている内に少しではあるがシンは調子を取り戻したようだった。口調も軽く、表情も和らいでいる。 だが、それでも彼が子供たちとの距離を縮めることはなかった。 「……もう少し歩けば丘に着く。そこで昼にしよう」 「あぁ」 意識しているわけではないのか、シンの様子におかしな点はない。 あるいは、自覚しないほど重症だということなのかもしれない。 「? どうした慧音?」 「いや……なんでもない」 余計なことは考えないようにする。今日の本当の目的を果たすには同情や憐みなどの感情は最も不要なものだ。 それをわずかでも感じ取られれば、おそらくはそこでお終いなのだから。 「行こう。みんなと離れすぎてはいけないからな」 「そうだな」 もう一度だけ紅葉を見て、シンは歩き出す。 やがて子供たちと一定の距離を保つシンの方を気にしながらも追い抜いて、慧音は子供たちと合流した。 「うわー!」 「すっごいきれー!」 子供たちが口々にそう言ってははしゃいでいる。 無理もない。小高い丘から見下ろす紅葉の海、感受性の高い子供でなくとも感嘆してしまうほどの美しさがあった。 もっとも、抱く感情は人それぞれなのは言うまでもないことだが。 「……すごい、な」 やはり子供たちと離れた場所で佇むシンがぽつりと呟くのが聞こえた。 その声音には子供たちと同じく感動があったが、道中に見せた哀愁も混じっていた。 「シン、こっちに来て手伝ってくれないか?」 「え?」 「何せこの人数だ。敷物を広げるのも時間がかかるからな」 「……わかった」 渋るシンを少々強引に手伝わせて、さらに有無を言わさず傍に座らせる。 これで少しは子供たちとの距離も縮まったはずだ。 「よし、それじゃあみんな手を合わせて……いただきます」 『いただきます!』 「……いただきます」 朝に作った弁当を広げる。人数はそう多くはないが、それなりの量になっていた。シンがいなければここまで 持ち運ぶのも一苦労だっただろう。 子供らの多くはそれぞれ食事をしながらはしゃいでいたが――いつもなら注意するところだが今日は無礼講 ということにしておく――、その内何人かは興味を湛えた目でシンへいろいろと聞きに来ていた。 (……大丈夫、のようだな) 以前のような反応を見せれば割って入るつもりだったのだが、今のところその予兆もなかった。 「へー、外ってそんな風になってるんだ」 「あぁ……こんな風に周りが山ばっかりってところは少ないかな」 「じゃあ海! 海ってどんな感じなの?」 「どんなって……そうだなぁ」 外の世界を知らない子供たちは無邪気に質問を続ける。戸惑いながらもしっかり聞かれたことを答えるあたり、 意外と面倒見のいい性格なのかもしれない。あるいは妹がいたことから年下との会話に慣れているのか。 (だが、そろそろか) 目に見えた変化はないものの、若干シンの顔色が悪くなっているような気がした。 引き際を間違えればまた同じことの繰り返しだ。それだけは避けなければならない。 「みんな、食べ終わったか?」 「あ、はーいせんせー!」 「うん、じゃあみんな集まってくれ」 子供たちが集まったのを確認して、慧音は再び手を合わせた。 「ごちそうさまでした」 『ごちそうさまでした!』 「……ごちそうさまでした」 食後の挨拶を終え、空になった弁当箱をまとめて慧音は全員の顔を見渡す。 「それじゃあ、これから自由時間だ。あまり遠くまで行かないようにな」 そう言うと、子供らは散り散りになって走って行った。丘の上からなら全員の姿が確認できるので、慧音は その場から動かなかった。 そして、シンも移動することはなかった。 「隣に、座ってもいいかな?」 「……あぁ」 そっとシンの横に座る。様子をうかがうと、子供たちを眺めているようだった。 「今日は、どうだった?」 「どう、って聞かれても困るけど……前よりは平気かな」 前、というのは花を渡されたときの話だろう。そしてその答えは、シンがこちらの意図を察していたことを 意味していた。 「気付いていたのか」 「突然遠足に誘われて、みんなとああやって弁当を食べさせられたらさすがに気付くさ」 シンは苦笑する。見る限りは不快には思っていないようだった。 そう信じたいだけなのかもしれないが。 「迷惑……だったか?」 「いや、どっちかって言うと自分でも驚いてるくらいだ」 先ほどの子供たちと話していたシンの姿を思い出す。 徐々にではあるが、確かにシンは快復に向かっているようだ。 ならば、あの話を切り出すのは今しかない。 「シン、少し聞きたいことがあるんだがいいか?」 「いいけど、なんだよ突然改まって」 「不快であれば答えてくれなくてもいいんだが……君は自分が生き残り、こうして幻想郷に来たことに罪悪感を 覚えているのではないか?」 シンの表情が凍りついた。躊躇いを覚えながらも答えを待たず続ける。 「すまない、いくらなんでもいきなりすぎたな」 「……何で、そんなことを?」 本当のことを言うことはできなかったので、ただ「知りたかったからだ」とだけ告げた。 「君の気持ちは分かる、と言うつもりはない。私は君のように戦争を経験したことがあるわけでもないからな。 だがこれだけは言わせてほしい」 大きく息を吸い、はっきりと言葉を紡いだ。 「――シン、君はここにいていいんだ」 シンが息を呑む気配がした。そのまま話を続ける。 「ここには外から来た者も多い。それぞれの理由を抱えてだ。そして今日もこの地で生きている」 ……妹紅のことを思い出す。彼女は不老不死の身であるが故に外の世界を彷徨い、幻想郷へと辿り着いた。 だが人間より遙かに長命な妖怪の存在が当たり前のこの地でも妹紅は異質だ。 死なず、傷を負ってもすぐに癒え、そして成長しない。人里で暮らそうにも外の世界での彼女の境遇のせいか 彼女自身がそれを拒んでいる。だからこそ彼女は気の遠くなるほどの年月をあの竹林で生きてきた。 しかし、そんな彼女も変化を見せている。 竹林で迷った人間を助け外まで案内し、ときに竹林の奥にある永遠亭――腕の立つ薬師のいる屋敷――まで 病人や怪我人を連れて行くこともある。最近では人里に訪れる機会も増えてきた。 そう、そこまで人は変われるのだ。彼女ほど永く生きた者であっても。 「今はまだ難しいかもしれない。君の苦悩を解決できるのは君だけだ。だが、それでも君はここにいていい。 ここにいていいんだ」 言いたいことのすべてを言い切った。シンは二、三度視線を左右に漂わせて、そして俯いた。 ……子供たちの声が聞こえてくる。風の吹き抜ける音がやけに大きく聞こえた。 「俺、は……」 か細く漏れた声は震えていた。 「でも、俺は……守れなくて、何も……」 溢れる感情をどうすることもできないのか、出てくる言葉は支離滅裂だった。 嗚咽するシンをそっと抱き寄せて、あやすように告げる。 「ゆっくりでいいんだ。君自身が納得できる答えを見つけるまでは人里にいるといい。私と、そしてみんなと 一緒にな」 「……いい、のかな? 本当に……ここにいても」 「あぁ。誰にも文句など言わせるものか」 それに、と言って抱いていたシンをそっと放し、子供たちの方を見やる。 「あの子たちも喜ぶ。さっきの話のとき彼らの顔を見ただろう? みんな笑っていた。君のことを受け入れて くれた何よりの証拠だ」 シンは、再び大粒の涙を流した。 ……あとは彼自身の問題だ。伝えたいことはすべて伝えた。 空を見上げる。抜けるような青空に、陽射しが零れ落ちていた。 まるで、彼のことを慰めているような――優しい光だった。 「……救い?」 「はい。彼らの多くは、戦地から戻った後に救いを求めていました」 稗田の屋敷の居間、朝食を終え一服しながら阿求は前世の記憶とかつて目を通した書物の記録を辿りながら 語り始める。 一度目にしたものを忘れないという能力と、代々転生を繰り返す彼女だからこそ得られた膨大な知識。その中 に綴られていたものだった。 「同胞を、家族を、そして国を守るために戦った彼らが負った心の傷は深く、戦争が終わった後でも長く苦しむ 者が後を絶たなかったそうです。そんな彼らがすがるのは信じる神であったり、彼らを受け入れてくれる家族や 同じく生き延びた同胞などの存在でした」 「つまり……帰る場所、ということか」 「端的に言えばそうでしょうね。しかし、その帰る場所を失ってしまった者も少なくありませんでした」 シンの場合はこれと同じか、と考える。家族を、そして仲間を失った彼の絶望がどれほどのものかなど想像も できなかった。 「ですが、そんな彼らにも救いはありました。生まれ育った国でなくとも彼らを受け入れてくれた場所、家族 や同胞でなくとも彼らに手を差し伸べてくれた存在があったからです」 緑茶をすすり、阿求の目がさらに真剣味を帯びた。 「ですが、それはかなり稀有な例です。生半可な救いはむしろ逆効果にしか成り得ません」 「……そう、だろうな」 当然だ。帰る場所とはつまり心の拠り所である。その代わりがそう易々と見つかるはずもない。 しかし、阿求は表情を柔らかくして後の言葉を続けた。 「ですが、あるいは貴女ならとも思います。彼を説得できるのは貴女以外にいないでしょうから」 「そうであればいいのだが」 苦笑しつつ立ち上がる。 決心はさらに固まった。あとは行動に移すのみだ。 「突然の訪問なのに何から何まで世話になった。ありがとう」 「いえ、私と貴女の仲ですから。ですが、ひとつ聞いてもいいでしょうか?」 もちろん、と言うと阿求に先ほどの真剣な目が戻ってきた。 「何故、それほどまでにその人間のことを? 貴女が守る必要があるのはこの人里の人間だけでよいはずですが」 「……守るべきものに、必要の有無もありはない」 迷わず、少し語気を強めて告げる。 「彼は人間だ。迷い苦しむ人間だ。だから助ける、それだけの話だ」 その答えに満足したのか、阿求は笑みを浮かべた。 「……健闘を祈ります、ワーハクタク。貴女の進む道と、貴女が救いたいと願う人間に幸多きことを」 ――それからの日々は、驚くほど早く過ぎていった。 シンは徐々にではあるが子供たちと打ち解け、授業の合間や昼の休憩のときなど遊ぶことも多くなった。 彼自身がどんな答えを得られたのかは知らないが、来たばかりの頃と比べるとずいぶんと明るくなり、笑顔を 見せることも多くなった。 そうした日々を送る中で、彼が子供たちにいろいろなことを教えるようにまでなったのは正直なところ驚いた。 あの迷いの竹林に一人で赴いたのはさすがに少し怒ってしまったが、妹紅にいろいろ届けてほしいと頼んだの は自分であり、彼自身が妹紅に礼を言いたかったと聞かされたので強くは怒れなかった。頭突きと小一時間ほど の説教はしっかりとやっておいたが。 そして、彼の事情を知り深く踏み込んでしまったことに対しての覚悟を決める日が来た。 満月の夜……彼が幻想郷にやってきて一月ほど経った日のことだった。 「……慧音、いきなりこんなところに連れて来るなんてどうしたんだ?」 人里から少し離れた草むらを歩きながら、後ろで歩くシンがやや戸惑いを含んだ声音でそう言った。 「すまない。少し話したいことがあってな」 「話?」 「私は君の事情に踏み込みすぎた。だから私のことも話さなければならないと思ってな」 「そんなこと……別に気にしなくていいって」 「私が気にするんだ。それに、何にしても早く話しておいた方がいいことだからな」 そう言いながら、夜空を見上げる。雲に隠れていた月がいい具合に顔を覗かせていた。 「いい月だな」 「ん? あぁ、そういえば今日は満月だっ……!?」 視線を空から戻したシンが絶句していた。 無理もない、私の変化を目の当たりにしてしまったのだから。 尻尾が生え、頭に二本の角が生えたこの姿を。 「やはり驚かせてしまったか、すまない」 「妖怪、だったのか……?」 「正確に言えば、半人半獣だ。私にもいつからか分からないのだが、気付けばこうなっていた。満月の夜にだけ この姿になるように」 ――白沢(ハクタク)。人面牛身の姿を持つ、全ての妖怪の歴史を知っているとされる妖怪。 父も母も人間でありながら、どうしてか自分だけがこのような体質になっていた。 「しかしな、私はこう思ったんだ。この力で人間を守ることができるなら、この姿も決して悪いものではないと」 「守る……」 空を仰ぎ、手を広げる。自分が他者と違うことにショックを受けなかったわけではない。だがそれ以上に、 自分の生きる道が見えたのだ。 「私は人間が好きだ。歴史を生み出し紡ぐことができる人間が好きだ。だからこそ、命を賭けてでも守りたい」 だから、とシンの方を向いた。 「シン、君がこのことで私を忌み嫌っても構わない。必要なら別に住む場所も探そう。だが……」 呆然と佇む少年に手を差し伸べる。 「だが、たとえ君がどうあっても私は君のことを守るよ。私の手と目が届く範囲であればこの身を犠牲にしても 構わない。そのことを、許してくれないか?」 「慧音……」 シンは俯いたまま沈黙する。表情も窺えないため何を考えているのか分らなかった。 やがて、シンが口を開いた。 「……守られるのは、性に合わない」 ――その言葉を聞いて、差し出した手がわずかに下がる。 だが、それを止めたのは逆に差し出されたシンの手だった。 「だから、俺にも守らせてくれ。慧音の守りたいものを」 上げられたシンの顔には、拒絶の色はない。その代わり強い決意があった。 守られるのではなく、対等の立場で。 先の言葉の真の意味はそれだったのだ。 「……もちろんだ。これからもよろしく頼む」 「あぁ」 手を取り合い、強く握り締める。 不思議な感動が胸に広がった。かつて自分の道を見つけたときのような、強い感情が。 彼は人間だ。特別な力もなく妖怪と戦う術もない。 いや、だからこそなのかもしれない。こんな人間と会ったのは初めてだったのだから。 「それにしても……」 「? なんだ?」 じっとシンが見つめてくる。何やら笑いを堪えるように手を口に添え小刻みに震えながら。 視線を追って、はっと気付いた。 シンの見ているもの。片方の角に巻かれた、不釣り合いなリボン。 「こ、これはもし他の誰か……特に子供たちとこの姿で出会ったら怖がられかねないから少しでも可愛くしよう と……こら! 笑うんじゃない!」 「ご、ごめ……でも、それは……」 「うううぅ~~~!! 笑うなぁ!!」 角が生えて威力が三割ほど増した頭突きがシンの額に炸裂した。 「……と、まぁこんな感じだったわけだ」 「なるほど。守られるのは性に合わない……まったく、主殿らしい言葉です」 苦笑しながらデスティニーは茶を口に含む。いつもは表情の変化に乏しいこの神にしては珍しく上機嫌なのが 見て取れた。 「しかし、ひとつ気になることがあります」 「何か?」 「話を聞く限り、貴女は主殿の事情をかなり早い段階で知っていたはずです。そのときに貴女の能力で主殿の 記憶……トラウマの今回である歴史を食べてしまえば話は早かったのではないですか?」 慧音の持つ歴史を食べる程度の能力、それは起こった物事やそこにあるはずのものを隠すことができる能力である。 この能力を使えば、例えば人里がそこにあることを知っているはずの者が里を認識できなくなったり、かつて 経験したことを思い出せなくさせることができるのだ。 とはいえ、起こった出来事自体をなかったことにすることはできないのでふとしたきっかけで里を認識できて しまったり隠した記憶を思い出してしまうこともある。 とはいえ、指摘の通りシンの場合はその手段を取らないというのは考えられないことだろう。 「そのことだが……実は話を聞いたその日のうちに試そうとしたんだ」 「ほう? ならば何故?」 「止められたよ。寝ているはずのシンにな」 額に手をかざし、悪夢の根源である歴史を慧音が食べようとしたところでシンはその手をつかんだ。 そしてうなされるようにこう呟いたのだ。 ――やめてくれ。 何が起こるかも分らないはずなのに、シンは拒んだ。 それはシンにとって、その記憶が忌まわしいものであると共にかけがえのないものであることを意味していた。 だからこそ、慧音はその歴史を食べることはできなかった。 「そういうことでしたか……本当に、馬鹿な人だ」 そう言いながらもデスティニーは慈しむような眼差しをシンへと向けていた。 慧音はその気持ちはよく分かった。だが、そのことがあったからこそあの少年を救いたいと思ったのだ。 あの不器用で優しい少年を。 「……さて、そろそろ時間だな」 鐘の音が鳴り響き、子供たちが教室に戻ってくる。 同じく戻ってきたシンとデスティニーの会話が慧音の耳に届いた。 「デスティニー、慧音と何を話してたんだ?」 「いえ別に。ただ主殿はどうしようもなく馬鹿なんだなぁとそういった類のことをつらつらと」 「何を聞いた!? 何を話したんだお前!?」 「それよりも主殿、その胸元に差した花は?」 「あ? あぁ、さっきもらったんだよ」 「ほう、彼岸花ですか……気をつけてください、有毒ですから食べると危ないですよ」 「食わねーよ! お前どんな目で俺のことを見てるんだよ!?」 いつもの漫才のようなやり取りをしながら、二人は授業の邪魔にならないように離れていく。 去り際に、デスティニーが慧音の方を見ながら唇に一本だけ立てた指を当てた。 約束は守る、ということだろう。存外律儀な性格である。 「――さて、それでは午後の授業を始めよう」 稗田の家から借りた資料を元にまとめた教科書を開く。 慧音のもうひとつの使命。この幻想郷の歴史を紡ぎ、後世に残すべく子供たちへ伝えることを実現するために。 堅苦しく退屈になりがちでありながらも、歴史をどこまでも愛していることがよく分かる授業を彼女は陽が 暮れかけるまで続けた…… 彼岸花の花言葉は、「悲しい思い出」、そして「独立」
https://w.atwiki.jp/eb_tw3/pages/679.html
フェルプール フェルプールとはピュアリィ類に属する種族のひとつ。 概要 フェルプールは女性の上半身で頭に猫耳を生やし猫のような下半身と手を持つ異形のピュアリィ。 猫のようにすばやく鋭い爪によって攻撃したり、魅力的な仕草や鳴き声などを使って、敵を誘惑してくる。 ワイルドキャットとは呼び名が違うだけでまったく同じ種。 同じ依頼にフェルブールとワイルドキャットが同時に出てもキノセイダ、同じ種。 初出はSCG。 姿が姿だけにエロ担当として登場することが多い。 登場シナリオ VSシナリオや旅団シナリオで登場のほか通常シナリオでも登場 ランスブルグ編シナリオ“振り返れば……おっぱい” シナリオ“逃げるおっぱい、追う変態” マギラント編シナリオ“猫はお魚がとってもお好き” 海賊群島編シナリオ“なんだかんだで愛してる” シナリオ“可愛いから、お持ち帰りにゃん♪” シナリオ“やっぱり芸人さいこーにゃ!” シナリオ“フェルプールの挑戦状―鬼ごっこ―” シナリオ“墓守と猫” シナリオ“そこに下心はないのかい?” シナリオ“ネコミミ海賊団☆兄さん猫耳つけるにゃ” シナリオ“堅物たちを救出せよ” シナリオ“パイレーツキャット” シナリオ“魅惑の耳かき海賊団” シナリオ“―誘―” シナリオ“この騎士団、なんか弱くにゃい?” シナリオ“猫娘のお出ましにゃん?” シナリオ“猫のダンスを見に来るニャ!” シナリオ“過剰なるお遊び” シナリオ“……まっしぐらにも程がある!” シナリオ“レッツ☆キャットファイト!” ラッドシティ編シナリオ“襲撃猫娘!” シナリオ“男をさらって何が悪いにゃ?” シナリオ“一緒に遊ぼうにゃん♪” シナリオ“安眠妨害の代償は?” シナリオ“甘いお菓子の誘惑” シナリオ“前も後もおっぱいだ!” シナリオ“いやそんな事より、おっぱいをだな” シナリオ“追憶の場所で” シナリオ“にゃんにゃん泣く。” アクエリオ編シナリオ“ワイルドキャット? いいえ、フェルプールです。” シナリオ“にゃん、にゃん、にゃにゃん!” シナリオ“秘湯!? ピュアリィ温泉湯煙殺人事件!!” シナリオ“おっぱいを追い払うだけの簡単なお仕事です。” シナリオ“にゃんにゃん大作戦!” 関連項目 ピュアリィ類 生態系
https://w.atwiki.jp/vierlian/pages/45.html
プレイヤーネーム:ポグミン キャラクターネーム ポグミン、キャタキャタ、モールシュ、Walross 人物紹介 「コーラさえあれば生きていける人」 恥ずかしがり屋なので、自分からは積極的に声をかけないタイプではあるが 誘うとほぼ確実にパーティーを組んでくれる。 こっちからどんどん拉致していきましょう!! 今でこそハンターを楽しんだり幅広く遊んでいるが、 基本のスタイルはレンジャーで、攻撃も補佐も全てにおいてパーフェクト。 パーティーにいてくれれば、全体の戦闘力は何倍にもなるであろう。 Question Q.希望の呼び名は何ですか?ニックネームの希望あれば! A.ポグ、ぽぐが入っている呼び名だとわかりやすくて嬉しいです。 でも基本伝わるなら何でも( Q.好きな種族・性別を教えて下さい! A.キャストLOVEです。 男の娘とキャス娘が好きです。 Q.メインのクラス、よく使うクラスを教えて下さい! A.基本Ra。 最近はHuが多いです。 Q.好きな武器種、好きなクラスを教えて下さい! A.1番はランチャー。 2番にワイヤーです。 今までのPSシリーズでRa一筋だったのでRa好きです。 Q.好きなスキル・フォトンアーツ・テクニックを教えて下さい! A.スキルはオールガード。 PAはコスモスブレイカー、カイザーライズです。 Q.PSO2の好きなNPCを教えて下さい! A.フーリエちゃんとイナンナさん。 Q.戦闘スタイルを教えて下さい! A.成るべく好きな武器種だけで戦う事。 Raならランチャー。 Huならワイヤーって感じです。 Q.趣味を教えて下さい! A.趣味・・・?うーん・・・、耳かきが好きです(震え声) こらそこドン引きしない。 Q.これだけは譲れない!という所を教えて下さい! A. ランチャーへの愛です。 ウェポノイドのレッドスコルピオを実装当日一発ツモ出来た レベルの愛です(自慢) Q.自分のキャラクターのイチオシポイントを教えて下さい! A.1、マスク&マスク。 2、おっさん格好いいよおっさん。 3、男の娘(を作りたかった) 4、普通のコス用女の子。 Q.最後に一言! A.一般的に言うコミュ障です。 頑張るのですいません許してください何でもs(ry
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/515.html
愛弟子 「どうでしょう?」 日に焼けた額に汗を光らせ、真剣な顔で振り返った加藤に、小杉は無言で頷くと 釜から取り出されたばかりの炭に屈み込んだ。 良く出来ている。加藤が、小杉の元で炭焼きを学ぶようになって、まだ一年にも満たないが 彼は飲み込みが良く、忍耐強くもあった。だからこそ、十日ほど前に仕事を終えた小杉は 次の仕事を加藤一人に任せたのだ。 小杉は、丁寧に選り分けられた炭を二本、手に取って互いに打ち付けた。軽く、乾いた音が 耳に心地よい。本当に、良く面倒を見た、いい炭だ。 代々受け継いだ釜で、五十の声を間近に聞くこれまで、ずっと一人で炭を焼いていた 小杉の元に、加藤が転がり込んで来たのは、つい昨日の事のようなのだが。 「……まあまあだな」 ようやくそれだけ言うと、小杉はシャベルを手に、釜に落ちた細かな炭を掬おうと立ち上がった。炭焼きには無駄がない。釜の中身は、全てが別の用途にまんべんなく利用できる。 だが、シャベルはすぐに、力強い手に奪われてしまった。 「俺がやります。これは、俺の仕事ですから」 でしょう? と笑う加藤は、耳に引っ掛けていた防塵マスクを直すと、止める間もなく 釜の中へと背を向けた。 日に焼けた顔、汗に濡れたシャツ。若々しい体を真っ黒に汚して、加藤は働き続ける。 いつか、自分の釜を持つのだと言っていた。そう、遠い話でもないだろう。 「終わったら、降りて来い。今日は、俺が飯の支度をしておく」 声を掛けると、加藤が釜の中でぱっと振り返った。目が丸くなっている。 「もう一度だ。やってみろ」 「はい!」 マスクでくぐもった声が、元気に答えた。 いいお弟子さんが出来ましたね、と顧客に言われる。この釜が終わっても、愛弟子が 自分の炭を継いでくれます、と話した事もある。 自分は幸せだ、と小杉は自分に言い聞かせ続ける。幸せ者なのだ、と。 では、何故自分は、働き者の愛弟子が独り立ちする日を、長引かせるような事ばかり してしまうのだろう。 小屋へと降りる小杉は、一度だけ釜を振り返った。見えない男のふるうシャベルの音が そこから聞こえてくる。 いつまでも、その音を聞きたいなどと、何故思うのだろう。 耳かきと反対側の綿毛