約 38,364 件
https://w.atwiki.jp/wwajiten/pages/210.html
第三回WWAコンテスト作品 リンク 制作者はムーン 関連項目 WWA作品
https://w.atwiki.jp/mangaaa/pages/2473.html
467 名前:羽かぶと[sage] 投稿日:2001/08/14(火) 00 20 | ̄ ̄ ̄ ̄\ | | ̄ ̄`i | __ | | │ | | ⌒ヽ | |___,l | | |⌒ ┘_ | _,ノ |__| | |  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ | / | │ q | ・ ( ̄ ├‐、 ・ , , --、 r―|. --、" ( ̄ | \ | 、 ̄) | | │ ゙i,∧/ ( ̄| |,_| ( ̄| 、 ̄) r―-  ̄  ̄ .r‐  ̄  ̄ r ヽ ヽ--、 r― ・.∠二ヽ l─、.┼ ・ ┼ ・ .r― ;! ,ヽ, 、_ノ |,_ │\_ノ│ │ し | ││ |,_ i^{´`フ ヾ,゙! ,rt r‐ .r‐ ゙}゙ ! / ゙!゙ / ゙i ┼ ┼∠二ヽ r― ┼ ・ r―、 l―、 \゙´ ゙l, / ̄ ゙i | |\_ノ |,_ し | |,_,| | │ ~| / i ! A genius scientist who has mastered ./ | such a full control of universal scientific / | powers that he can even manufacture ./ ゙! a Big Bang..But he has sold his soul to / r-‐L、 i-゙ a devil called Science and spends his / / ゙! l, life on mad and menacing inventions. ,.__/ ./ `! ゙i, People call him Dr.Kishiwada!! `ー.、,/ .ェ; ,っ
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11525.html
唯「わぁ美味しい! あずにゃん天才!」 梓「そんな大袈裟な…」 紬「でもホントに美味しいよ」 梓「そうですかね……?」 今日は2月14日。 即ちバレンタインデーです。 大学入試を終えてその報告に学校に来た4人の先輩達が、部室で私が作ったチョコレートケーキを食べています。 気恥ずかしさや先輩達が卒業することの寂しさなど、色々な想いが渦巻いて結局放課後になるまで渡せませんでした。 でもティータイムのお茶請けになったので、結果的には今の今まで渡せなくてかえって良かったのかもしれません。 律「なあ梓、チョコケーキってことはコレってやっぱバレンタインの」 律先輩がからかうような口調で言いました。 でも……。 梓「残念ながらハズレですね。これは日頃の感謝の気持ちです」 律「へぇ~感謝ねぇ」 梓「なのでバレンタインのチョコレートはそれとは別に作ってきました」 私は4つの小さな包みを、それぞれ先輩達に渡しました。 少しの緊張を胸に秘めて……。 律「ケーキだけじゃなくてチョコまでくれるなんて大盤振る舞いだな」 唯「あずにゃん太っ腹~」 梓「小さくて申し訳ないんですけど…。あ、あとそのチョコは家に帰るまで開けないで下さい」 唯「え~今食べたいよ~」 包みを開けようとしている唯先輩が動きを止めてそう言いました。 唯先輩には悪いけど今ここで開封されるわけにはいきません。 律「唯、せめて先にケーキを食べ終わってからにしろよ」 澪「でも何で家に帰るまで開けちゃダメなんだ?」 梓「あ、あの……チョコレートのほうは受験お疲れ様、の気持ちを込めて作りました」 梓「なので家でくつろいでる時にでも食べてくれたらなぁと思いまして」 嘘ではありません。 でも本心は別にあったりします。 しかし自分で言っておいて何ですが、こんな理由が抑止力になるのでしょうか? 正直不安で仕方ありませんが、ある理由で今開けられると少し困ります。 澪「まあここで両方とも食べて太りでもしたら嫌だし、家でいただくよ。ありがとな梓」 律「家でのんびりしながら食うほうが太りそうだけどな」 澪「うう、言われてみればそんな気も……」 紬「いくら食べても太らない唯ちゃんが羨ましいわ……」 梓「というわけですので、それは家で食べて下さいね」 唯「うーん残念だなぁ」 ―――― ――― ―― 梓「待ち合わせの時間まであと1時間か。さすがに早く来すぎたかな」 今日は待ちに待った日曜日。 憧れのあの人とお出かけする日です。 でも楽しみすぎて、気付けばこんなに早く待ち合わせ場所に来てしまいました。 梓「うぅ寒っ! カイロでも使おうかな」 独り言を言いながら両手をすり合わせていると、 ムギュッ などという擬音が聞こえたような……? 気が付けば私の両手は温かい何かに包まれていました。 紬「どう? 私の手、温かいでしょ?」 梓「ムギ先輩!」 私の手を包んでいたのはムギ先輩の手、しかも手袋越しなのに凄く温かい……。 それにしてもいつの間に目の前に来たのでしょうか? 紬「おはよう梓ちゃん。随分早いのね」 梓「ムギ先輩こそ、まだ時間まで1時間近くありますよ」 紬「梓ちゃんと遊ぶのが楽しみすぎていてもたってもいられなくなって……早く来ちゃったの♪」 梓「わ、私も同じです!」 今言ったことのせいで顔が赤くなりそうになっています。 それでも言わずにはいられませんでした。 梓「そ、それより今日は私に付き合ってもらっちゃってすいません。そしてありがとうございます」 紬「ううん。大学受験も終わったし、私も梓ちゃんに誘ってもらって嬉しかったから。しかもあんな楽しい方法で、ね」 梓「自分ではどうかなと思ってたんですが。手紙なんて古典的かなぁと」 紬「そんなことないわ。バレンタインデーでチョコレートと一緒に手紙なんてとてもロマンチックだと思うの!」 梓「は、恥ずかしいです……」 そう、これがバレンタインデーの日、部室でチョコを開けられてはマズい理由です。 私はあのチョコにそれぞれ簡潔な内容の手紙を添えて先輩達に渡しました。 卒業式のときは本格的に手紙を書いて渡そうかな、なんて思ってたりもしてますが……。 あの場でみんなに開けられたら律先輩あたりにからかわれること請け合いでしょう。 下手をすると音読とかされたりして……。 何より、万が一ムギ先輩に書いた手紙の内容が漏れたらそれこそ大変です。 それにムギ先輩には一人きりのときにゆっくり手紙を読んで欲しかったから。 そしてムギ先輩の、大好きなムギ先輩のチョコに添えた手紙にはこう書きました。 二人きりで会いたい、二人きりで遊びに行きたい、そして大事な話がある、と。 梓「でもまさか返事が手紙で返ってくるとは思いませんでした」 紬「ビックリしたかしら?」 梓「ええとても」 紬「良かった~。前に驚かそうとしたときは眠っちゃって失敗しちゃったけど、今度は大成功ね!」 なんとムギ先輩は、返事を私と同じように手紙でくれたのです。 バレンタインデーの翌日、放課後下駄箱を空けたらムギ先輩からの手紙が入っていました。 この日は3年生は特に登校しなければいけない日でもなく、また軽音部で集まる日でもない……。 わざわざ返事の手紙を下駄箱に入れるために、私を驚かせるために学校に来たということなのでしょう。 私はムギ先輩の誠意と律儀さと、ほんの少しのイタズラ心に胸を打たれました。 紬「さあ、まずはどこに行くのかしら?」 梓「取りあえずお昼にしませんか? まだ若干時間は早いですけどお腹空きました」 紬「そうね、そうしましょう」 ムギ先輩はおっとりぽわぽわ、いつもの調子のようです。 『大事な話』のことなんか気にもしてないのだろうか、何てことを考えてしまう自分が少し嫌。 私のほうは楽しみと、そして『大事な話』をした後の結果に対する恐れによる緊張により、普段の自分が若干崩れつつあります。 それでも二人きりのお出かけを存分に楽しもうと思います。 そうじゃないともったいないですからね。 紬「梓ちゃん! これ、これとっても美味しいの!」 梓「お、落ち着いて下さいムギ先輩」 まるで子供のようなはしゃぎよう。 でもムギ先輩の子供っぽい面も、私の大好きなムギ先輩の1つです。 その子供っぽさが出ているときは、律先輩とつるんではしゃいだりするので多少迷惑を被る時があったりもしますが。 梓「でもお口に合って良かったです」 紬「私、好き嫌いはないほうだから」 紬「それにね……」 ムギ先輩が微笑みながら私を見ています。 ……正直、たまりません。 紬「梓ちゃんと一緒にお食事をしているから余計に美味しく感じるのよきっと」 梓「…っ!」 きっと今の私の顔はタコのように真っ赤になっているでしょう。 紬「ふふっ、梓ちゃん可愛い♪」 ムギ先輩のほうが可愛いですよ。 紬「うーん、お腹一杯になったわ」 ムギ先輩、私の倍くらい食べたような気が……。 普段のお昼のお弁当も凄い量だって先輩達が言っていたのをふと思い出しました。 紬「ちょっと食べ過ぎちゃったかな。余計なお肉が付かなければいいんだけど……」 梓「こういうときは唯先輩が羨ましくなりますよね」 紬「ホントね~。でも今日はこれから梓ちゃんと楽しく遊ぶんですもの。たくさん食べて力をつけないと」 梓「くすっ、そうですね。それではそろそろ出ましょうか」 紬「出ましょう出ましょう~♪」 気が付けば私の緊張は綺麗さっぱり消え去っていました。 それから私達はあっちこっち遊び歩きました。 私が行きたかったレコード屋や楽器屋などに付き合ってもらったり、またはムギ先輩が行きたいところに行ったりと。 ムギ先輩に連れて行かれた場所は意外な所ばかりでした。 ゲームセンターはともかく、まさか駄菓子屋に連れて行ってもらえるとは夢にも思ってなかったので。 聞けば駄菓子屋は前に律先輩にエスコートしてもらった場所だそうです。 凄く楽しそうに駄菓子を買い漁るムギ先輩を見てると、微笑ましいと同時に僅かな嫉妬を律先輩に感じてしまうことは内緒……。 あと妙に駄菓子が美味しかったのも追い討ちになったり。 そして幸せな時間はあっという間に過ぎていきました。 梓「日が大分傾いてきましたね」 紬「楽しい時間がもうすぐ終わるのだと思うと寂しくなるね」 そうしみじみと言うムギ先輩。 ……そろそろ頃合でしょうか。 私は真剣な声を出して次のセリフを言いました。 梓「ムギ先輩、最後に私と一緒に行って欲しい場所があります」 紬「……分かったわ」 ムギ先輩が引き締まったような表情を見せています。 『大事な話』をそこでするということを察してくれたのでしょう。 普段通りのムギ先輩のように見えていても、『大事な話』を意識してくれていた、そのことを嬉しく思いました。 梓「ムギ先輩、大丈夫ですか?」 紬「大丈夫よ、心配しないで梓ちゃん」 心配しないでというのは無理な相談です。 今歩いている道は塗装されてない、足場の悪い道。 大きな公園の林の奥の方へと向かう道を歩いているのだから心配は尽きません。 若干上り坂にもなっていて、慣れてないと少々キツいコースかも。 最も私も相当久しぶりにここに来たので慣れているわけではないのですが。 でも…… 梓「まあわりと余裕そうですねムギ先輩」 紬「お昼ご飯をたくさん食べておいて良かったわ~。足は少し疲れたけれど」 紬「いいダイエットになるかもしれないと思うとどんどん歩みが速くなるの」 紬「わわっ! ちょっと待って下さいよ~」 まさか私のほうが置いていかれるとは、さすがムギ先輩。 やがて林を抜けると、ようやく目的地に辿り着きました。 梓「ここがムギ先輩と一緒に来たかった場所です」 紬「……綺麗な丘ね」 梓「ここは障害物無く地平線が見える丘なんです。両親から教えてもらったお気に入りの場所です」 梓「私も来るのは久しぶりですね。小さい頃はよく来てましたけど」 紬「近くにこんな綺麗な場所があるなんて思ってもみなかったわ。梓ちゃん! 連れて来てくれてありがとう!!」 梓「そう言っていただけると私も嬉しいです」 ムギ先輩が喜んでくれて何よりだと思います。 そしてとうとう言うときが来ました。 梓「ムギ先輩、聞いて欲しいことがあります」 紬「……聞くわ。何かしら?」 梓「この丘には、2つの言い伝えがあるんです」 いきなり言い伝えと言われて、ムギ先輩は一瞬戸惑ったような表情を浮かべました。 でもすぐいつもの素敵な笑みを返してくれました。 紬「ふふふっ、2つなんて何だか贅沢なのね」 梓「私もそう思います。それでその言い伝えというのは……」 梓「今最も感謝している人を連れて来ると、その人が幸せになれるというもの」 梓「そしてもう一つは、愛してる人に告白すると必ず幸せになれるというものです」 ムギ先輩は真っ直ぐこっちを見ながら微笑んでくれています。 話しながらも思わず見惚れてしまうような表情です。 紬「まぁ、素敵な言い伝えね。こういうのが好きそうな澪ちゃんに教えてあげたいくらい」 梓「まあ後者はありがちな言い伝えなのであまり新鮮味はないかもです」 紬「それで、梓ちゃんはどっちの言い伝えを頼って私を連れて来たのかな?」 さっきよりやや表情を締めてそう訊いてくるムギ先輩。 私の心臓はもうバクバクで破裂してしまいそう。 梓「どっちだと……思いますか?」 紬「私は梓ちゃんの口から聞きたい」 やはり私から言わなければならない。 まあどっちかなんて言うまでもないです。 だから私は正直に答えます。 梓「両方に決まってるじゃないですか」 紬「りょう……ほう?」 梓「そうです! ムギ先輩には感謝してもし足りません!」 梓「毎日美味しいお茶を淹れてくれて、私が練習練習とうるさく言っても優しく間を取り持ってくれて、いつも素敵な笑顔を見せてくれる」 梓「そして何よりもバンドの楽しさを、放課後ティータイムの素晴らしさを教えてくれたのはムギ先輩です!!」 紬「私が……? でも私も段々練習をサボってはしゃぐようになっていって、むしろ梓ちゃんや澪ちゃんに迷惑をかけてると申し訳なく思ってるくらいなのに……」 ああ、やっぱりこの人はそう考えていたんですね。 表面上は嬉々としてはしゃいでいるように見えても、やはり基本は優しくて気配りができるのがムギ先輩なんです。 梓「ムギ先輩はサボってなんかいませんよ」 梓「前に澪先輩が言っていました。お茶を飲んでダラダラしてる時間もきっと必要なんだ、と」 紬「澪ちゃんが……」 梓「初めて聞いたときは正直ピンときませんでした。でも徐々に分かっていったんです」 梓「私達はみんなでいるのが楽しいんだと。演奏するにしてもお茶するにしても、全てひっくるめて楽しいんだと」 梓「そしてそんな中でムギ先輩は、その『楽しい』を一生懸命維持してくれています」 梓「お茶を淹れてくれたり、私と先輩方の間を取り持ってバランスを取ってくれたり、時には真面目に、時にははしゃいでと、縦横無尽です」 梓「そのお陰で私は自然に皆さんの中に溶け込むことができました。全ての要素が放課後ティータイムなんだと理解することができました」 梓「ムギ先輩が見守ってくれたからです。本当に感謝しています」 息もつかずに一気に言ったため少し疲れました。 でもまだ言いたいことは残っています。 ここで疲れるわけにはいきません。 紬「……ありがとう、梓ちゃん。私、今とても嬉しいの。そんなふうに言ってくれて凄く幸せよ」 梓「まだもう一つ、言いたいことがあります。聞いてください」 紬「うん」 梓「私はムギ先輩が好きです」 梓「大人なようで子供っぽいところ。なのに肝心なところは大人で、いつも素敵な笑顔を見せてくれる」 梓「見ていて、そして一緒にいて心から楽しいと、幸せだと思えるあなたのことが大好きです」 梓「これが私が一番言いたかったことです。聞いてくれてありがとうございました」 言い終わったとき、私の目は潤んでいたことでしょう。 ムギ先輩の目も潤んでいました。 ムギ先輩は何の言葉も発しません。 私もこれ以上言葉を紡ぐことができません。 そしてしばしの沈黙の後、私達の影がゆっくりと重なるのでした。 もうすっかり日が暮れましたが、私達はまだ丘で寄り添っています。 梓「ムギ先輩」 紬「なあに梓ちゃん」 梓「幸せに、なれましたか?」 紬「これが答えよ」ムギュゥゥ ムギ先輩、とてもいいにおいです。 少しクラクラしてきました。 紬「言い伝え、効果抜群ね。やっぱり澪ちゃんに教えてあげようかしら」 梓「澪先輩がどういう反応を示すかは分かりませんが、私は昔から言い伝えは本当だと思ってました」 紬「どうして?」 梓「私が生まれて、今ここでこうして存在していること。それが何よりの証拠ですから」 紬「それって、まさか梓ちゃんのご両親もここで……?」 梓「そういうことです。でも恋愛事で両親を頼るような形になって、私って情けないですよね」 紬「そんなことないわ。でもロマンチストではあると思うの」 梓「そうですか? 澪先輩の歌詞、いや澪先輩とムギ先輩の作った歌の影響かもしれませんね」 梓「ねえムギ先輩、もっと私に影響を与えて下さい。もっと私の中に入ってきて下さい。そして……」 梓「もっともっと色々なムギ先輩を見せて下さい」 終わり 戻る あとがき 地の文下手杉ワロタ 特に後半からセリフも含めて何を書いてるのか自分でもサッパリorz gdgdでスマン 見てくれた人ありがとう
https://w.atwiki.jp/aijyoc0llab/pages/2.html
メニュー トップページ ここを編集
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1904.html
「君達は、強い絆で結ばれているようで羨ましいよ。」 佐々木はそう言うと、くつくつと笑う。 「絆、ねぇ。」 確かにハルヒとは絆を感じる。しかしな、親友。 「お前との絆も、そう捨てたもんじゃねぇはずだがな。」 俺の言葉に、佐々木は目を丸くし………そしてまた笑った。 「くつくつくつくつ。」 違和感だらけの今。ハルヒの心情告白にしても、長門の協力にしても。 「君は、僕に勘違いさせるのが好きなようだね。」 勘違いであるもんか。 「いいかい?キョン。君は涼宮さんを選んだはずだろう?」 誰もハルヒを選んだなんて、一言も言っていないんだが。 「いい事じゃないか。親友の恋路なんだ。僕も協力する事に吝かでないよ。」 黙れ。 「キョン、今からでも涼宮さんを追い掛けて………………」 「黙れ。」 ……………こんなに冷たい声って、出るんだな…………自分で言って、びっくりした。俺は、佐々木に携帯を見せる。 「…………………待ち受けにいるだろ?そいつが、俺の好きな奴だ。ずっと一緒にいたい、と思っている、な。」 フリーズして固まった佐々木。一生隠しとくべき話だったのかも知れんが…………。溢れ出た思いを抑えきれなかった。 「じゃあな、佐々木。」 みっともなくしがみつく趣味はない。どうせ待つのは拒絶だ。 背後に佐々木の泣き声を聞きながら、俺は家路についた。 翌日。晴れない気持ちのまま登校する。 「おはよう、キョン。」 そこには、満面の笑みのハルヒがいた。 「よう。」 浮かない声を上げた俺に、ハルヒは…………… 「シャキッとしなさいよ、朝っぱらから!」 「ぐがッ!」 背中に強烈な喝を入れたのであった……………。 部室では、古泉が満面の笑みで迎えてくれた。 「あなたを信じていましたよ。…………久々に8時間睡眠…………。寝具の素晴らしさに涙が出ました。こちら、機関の皆からです。」 ………そこにあったのは、色とりどりのお菓子…………。子どもの駄賃かよ!……………長門。食べるのは構わんが、せめて一言位断りを入れろ。 「迂闊。」 そう言いながらも口は止まらない。ああ、もう………食べこぼしやがって。俺はハンカチを取り出し、長門の口を拭いてやる。 「こぉらぁ!このエロキョン!あんた何有希に触ってんのよ!」 突如乱入したハルヒに、俺の手が払われた。 「触ってねぇ!ハルヒ、ならお前が拭けよ!てか、いつの間に来やがった!」 俺の叫びに、ハルヒは………… 「あんたが、有希にハンカチ嗅がせるところからよ!なに?クロロホルムでも嗅がせるつもりだったの?!」 「市販されてねぇだろ、んな物騒なもん!」 暫くハルヒとの口論が続き………朝比奈さんがクスクスと笑い、古泉が微笑み、長門が気持ち微笑む。 「ユニーク。」 ………と、まぁ。いつもの団活だったわけだ。 …………この人の登場までは。 「……………お久しぶりね、キョンくん。」 そう。朝比奈さん(大)だ。 「私を快く送り出そうとしてくれているのね。…………ありがとう。そして、涼宮さんの改変を未然に防いでくれて、こちらも重ねてお礼を言わせてもらうわ。」 朝比奈さん(大)は、深々と頭を下げてきた。 「…………また、何かあったんですか?」 その言葉に、朝比奈さん(大)は、冷たく言った。 「……………ええ。重大な案件が。」 自分の胸に聞いてみろ…………そう言わんばかりの冷たい声だ。 「未来は、極めて不安定な状態にあります。……………その理由は、キョンくん。あなたが一番よく知っているでしょう?」 …………恐らく、昨日の件だろう。 「………………何がいけなかったのか、解りかねますね。」 俺は…………朝比奈さんの目を見た。 「ええ。涼宮さんがいるのに、佐々木さんの心を乱した。そのおかげで、パラドックスが発生しているんです。」 「ですので、そこで何故ハルヒですか?」 確かにハルヒは好きだ。しかし、ハルヒを異性として好ましく見ていたわけではない。 考えてみると違和感ばかりなのだ。佐々木を一年間思い出せなかったことも、佐々木の告白を無碍にした事も。 「未来の既定事項。これ自体が、ハルヒの願望…………そういうわけですか?」 「…………答えられないわ。」 朝比奈さんが目を反らす。 「ハルヒを選ばないならば、違う未来が生まれる。藤原を覚えていますか?藤原は違う時空間に飛ばされたそうですが、あいつは何故こっちに来れたんですかね? つまり、あの時点では、貴女が違う時空間に行く可能性があった。………違いますか?」 「……………………」 違和感の正体。それは…………… 「だとしたら、俺はハルヒの為にも、ハルヒを絶対に選べません。 いや…………ハルヒの為じゃない。俺自身の意思の為にも。」 ハルヒが文字通りの絶対的な存在として、ハルヒの思い通りになるような世界。それだ。 ハルヒに真に成長して欲しいと思うならば、ハルヒに教えなければならない。決して思い通りにならない事もある、と。 ……………それは理由に過ぎないか。ハルヒの気持ちは嬉しい。しかし、俺は佐々木が好きだ。ハルヒと会う前から、ずっとな。 「………………あなたの意思は、わかりました。」 朝比奈さんは、残念そうに目を閉じた。 「私は私の未来を守らせて貰います。」 朝比奈さんは、そう言うと去っていった。 すみません、朝比奈さん。でも、今の俺がハルヒを選ぶわけにはいかないんです。 …………さて。今からケリつけねぇとな。 光陽園駅前。俺は佐々木を呼び出した。 「……………………」 「……………………」 空は薄闇。青紫色の空がビルの間を染めている。 「知っているかい?キョン。宝石のタンザナイトの名前の由来を。」 口を開いたのは、佐々木からだった。 「…………タンザナイトは割と新しい宝石でね。タンザニアの鉱山で発見された、青いゾイサイトがその由来さ。この夕暮れを切り取ったような、深い青紫色でね。…………僕の宝物なんだ。」 佐々木は、そう言うとペンダントを外した。……………美しい青紫色の、小さい石がついたペンダント…………。皆目見当はつかんが、やはりお高いんだろうな。 「高校の合格祝いに、貯金箱を壊して買ってね。僕の宝物なんだ。石言葉は、誇り高き人、冷静、空想。そんな人に僕は、いつしか恋をしていてね。」 「そうか…………。」 …………間が持たん!佐々木よ、後生だ!振るなら早くしてくれ! 「…………いつか、こんな色の空の下で、君と…………とね。…………どうやら、望みが叶ったようだ。 僕は………友情を愛情に替えるに、吝かでないよ。」 ………………ん?さ、佐々木?何故赤い顔を? 「鈍感だな、君は。」 佐々木は、俺に携帯を投げてよこす。 「見たまえ。そして笑うがいいさ。」 言われるままに携帯を見る。そこには………… 「………………………」 ……………俺は、佐々木を抱き締めていた。佐々木は、一瞬身を固めたが…やがて俺の背中に手を回してきた。 「……………やっと……………見つけてくれたね。」 前に佐々木が言っていた、ガラスの靴。それは…………… 「回りくどいんだよ、バカが……………」 俺に託された、佐々木の想いだった。 「…………僕は………いや、私は………ずっとキョンが好きだった。」 「…………俺もだ。ずっと、お前が好きだった。」 これまでの想いを伝える為に、俺達はきつく抱き合った。 この時………佐々木の目尻から零れた涙は、ずっと忘れない。俺達は人目を憚らず、壊れるほど強く抱き締めて、想いを伝え合った。 ……………俺はこの時、考えてもいなかった。 朝比奈さん(大)の、未来を守るための行動は既に始まっているかも知れない。その可能性についてだ。 そして…………………… 「…………………………」 物陰から、俺達を見つめる瞳も…………。 俺達は…………気付けなかった…………。 END
https://w.atwiki.jp/tvsponsor/pages/3079.html
何で10円なんですか?-そこにはステキな愛情がありました-(THK制作)(2024.07.06) 1'30"...SUNTORY※1 1'00"...KIRIN(キリンビール)(PT) 0'30"...やっぱりNOVA「駅前留学」(英会話教室)※1※4、アース製薬※1、TOYOTA(トヨタ自動車)※1、AK RACING(ゲーミングチェア)※1、P G※1、HAB※2、アリナミン製薬(PT)、ケンタッキーフライドチキン(PT)、小林製薬※3 ※1 カラー表記 ※2 白表記 ※3 小林製薬が紅麹問題で提供自粛 ※4 1'30"仕様
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11560.html
1 澪唯 2011/02/14 http //raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1297678849/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 確かに唯可愛いなぁ -- (名無しさん) 2016-06-19 22 51 47 唯がやたらめったら可愛い。 -- (名無しさん) 2016-05-25 22 56 56 この澪には自重を求めるが、概ね理想通りの唯澪。 -- (名無しさん) 2016-05-04 17 01 04 唯可愛い唯可愛い唯可愛い -- (名無しさん) 2014-08-19 01 33 43 澪が若干暴力的過ぎるが、至高の唯澪だった! この唯は激しく可愛い! -- (名無しさん) 2014-01-20 00 56 33 この人の書く唯の可愛さは異常 -- (名無しさん) 2012-09-03 20 01 15 もう可愛すぎるだろwww -- (名無しさん) 2012-09-03 01 21 21 唯澪が死ぬ程可愛過ぎる…。 さっきからニヤニヤが止まりません。 -- (名無しさん) 2012-07-22 08 40 26 悶えすぎて死にたいwww なんなのもーこのか〜わいいのっ!!! 始末宣言した澪のニコリで吹いた(笑)けど、良いなぁこのばかっぽーw← -- (名無しさん) 2012-06-14 03 26 50 唯澪大好きだけどその中でも、ヤキモチ唯ちゃんとイケメン澪の絡みは格別だw てかこの人の作品は誰が書いたかすぐわかるなww -- (名無しさん) 2012-03-25 11 41 18
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/4045.html
DOLL-きょうきてきあいじょうたん-【登録タグ D なごみP 曲 鏡音リン】 作詞:悠魚 作曲:なごみP 編曲:なごみP 唄:鏡音リン 歌詞 私は人形 あなたの人形 あなたが望めば 何でもするわ 私は人形 あなたの玩具 あなたが望めば 死んでも良いわ あなたの言葉は 私の命 あなたの姿は 私の世界 あなたのその手は 私の心 あなたのすべてが 私のすべて さぁ、何なりとお申し付けください。 あなたの為なら何でもしますわ。 私は人形 あなたの人形 あなたが望めば 何でもするわ 私は人形 あなたの玩具 あなたが望めば 死んでも良いわ あなたが泣いたら 私も泣くの あなたが笑えば 私も笑うわ あなたが怒ると 私も怒って あなたが死んだら 私も死ぬわ さぁ、何なりとお申し付けください。 あなたの為なら何でもしますわ。 私は人形 あなたの人形 あなたが望めば 何でもするわ 私は人形 あなたの玩具 あなたが望めば 死んでも良いわ 私は人形 あなたが望めば 私は人形 あなたの玩具 あなたが望めば 死んでも良いわ 私は人形 自分を持たない 私のすべてを あなたに捧げた あなたは私の ご主人様よ あなたの命令が 私のすべて コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animesdvd/pages/547.html
JTBC月火ドラマ「ただ愛する仲 DVD」第13話では、恋を始めるガンドゥ(2PM ジュノ)とムンス(ウォン・ジナ)の姿が描かれた。 この日、ガンドゥはムンスがジュウォン(イ・ギウ)を見つめる姿に嫉妬し、「どうしてこんなに毎日毎日綺麗になるんだ。信じられない。推理の女王2 DVDどうして君がソ代表のような人じゃなくて僕に来たか」とし、愛情を表した。 すると、ムンスは「あなたのほうがずっと良い男なのよ。私にとっては」とし、笑顔を見せた。 しかしユジン(カン・ハンナ)は違った。ただ愛する仲 DVDユジンはムンスに「ジュウォンに対する礼儀を守ってほしい。その前でガンドゥと幸せそうにいるのはあんまり良くない」と冷たく言った。 これに対し、ガンドゥは「君がそんなにすごいか? 全部君のせい? 世の中が最悪なのは全部君のせいか? 二度とそんなこと思わないで。延南洞539 DVD僕は君と1日でも幸せになりたい」と彼女の手を掴んだ。 しかし、ムンスは「私はあなたを見ていると辛い。昔のことを思い出して私のことが憎くなると思う」と言って別れを告げ、悲しい展開となった。
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/1497.html
元スレURL しずく「イタズラは愛情表現なんだよ」 栞子「そうなんですか?」 概要 イタズラ心が芽生えた座長は栞子に… タグ ^桜坂しずく ^三船栞子 ^上原歩夢 ^中須かすみ ^短編 ^ほのぼの ^コメディ 名前 コメント