約 135,413 件
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/196.html
その執事、傍観 犯人の可能性が高かったドルイット子爵が、シエルとセバスチャンによって逮捕されてしばらく、再び切り裂き魔の犠牲者が出た。 ベッドの上でセバスチャンを睨むシエル。 その主人を見て薄笑いを浮かべるセバスチャン。 そんな二人のやりとりが終わるのを、部屋の前の廊下で静かに待つレイン。 カチャリ ドアが開き、セバスチャンがシエルの寝間着であるシルクのシャツをレインに手渡す。 最上級のシルクの感触を手に取り、レインはセバスチャンを見上げた。 「何か言いたそうですね」 微笑むセバスチャンにふと目を伏せる。 「……犯人を捕まえに行くんですか?」 「もちろんです。それが坊ちゃんの望みですから」 「そう、ですね……」 言葉を詰まらせるレインに、セバスチャンはクスリと笑う。 「あなたも行きますか?」 「足手まといになりますから」 「そうですか」 「ーーー相変わらず悪趣味ですね」 「そんなことはありません。私はあくまで、執事ですから」 美しいその微笑を回避し、レインは逃げるようにセバスチャンの前から立ち去った。 廊下を進んで洗濯室へと向かう途中、ふと足を止めて窓の外を見る。 美しい庭園の向こう、重たい雲が空を暗く染め上げていた。 曇り空でもないのに。 断末魔の悲鳴と共に駆け出したその先に、おびただしいほどの深紅の液体。 シエルはあまりの光景に言葉を失った。 セバスチャンに目を塞がれ、数メートル後方へ下がる。 ふらりと暗闇から現れた男は、グレル・サトクリフ。 彼の正体は、死神という異質なモノだったのだ。 その狂った死神の後方にある暗闇から現れたもう一人の影。 あか、赤、紅、アカーーーーー 全てが不気味なまでに美しく赤いその人は、シエルのたった一人の肉親、マダムレッドだった。 憎しみと悲しみを吐き捨て、己の不幸を呪いながら、マダムレッドはシエルに銃口を向ける。 グレルと激しい戦いを繰り広げていたセバスチャンがシエルを助けるために手を伸ばす。 一瞬ためらいを見せたマダムレッドからシエルを救い出すと、顔を覆ってくずおれたマダムレッドをグレルが仰々しい得物で手にかけた。 大きく一度体を仰け反らせ息絶えたマダムを目の前に、シエルはセバスチャンに向かってグレルの始末を命令する。 「あなたはこんな所で何をなさっているんです?」 その恐ろしくも悲しい出来事を少し離れた建物の屋根から見下ろす影に、突然月夜の空に現れた眼鏡の男が尋ねる。 「ーーー何も」 神経質そうなその男を振り返りもせず、傍観していた影が答える。 「あんなものを見ても、驚かないのですね」 「ーーーー」 影は答えない。 「人間ではないと、お分かりでしょう。レイン・スタンフォーバーグ……」 黒い分厚い手帳のページをめくり男がそう言うと、レインは小さく笑った。 「悪魔と死神……ですか」 「ええ、私は派遣協会の者です。グレル・サトクリフを捕獲しに来たのですが……あなたは?」 眼鏡を長い柄のはさみのようなもので持ち上げながらそう言うと、男はレインの隣りに歩み寄った。 「先ほども言ったでしょう。何もしていない、と」 「傍観、ですか」 「私はただの使用人ですからーーーただ……確かめたいことがあるんです……彼らと、あなた達の事を」 ジロリと睨み上げられ、男は再び眼鏡の位置を直してふわりと宙に飛んだ。 「確かめたい事? ……まあ、あなたの事は今はいいでしょう。仕事をやってしまわなければいけませんからねーーーやれやれ、面倒な事をしてくれたものです。残業代も出ないというのに……それでは失礼しますよ。また、お会いする事もあるでしょう。レイン・スタンフォーバーグ」 そして男は長い柄のはさみを、グレルに向かって優雅な動きで投げつけた。 レインはそこまで見届けると、静かにその場を離れた。 翌日、マダムレッドの葬儀が執り行われた。 夕暮れの刻、墓の前に佇むシエルは、一体何を思うのか。 セバスチャンがシエルの前に跪くのを少し離れた所で見つめ、レインは風が吹き抜ける木々を振り返った。 END =あとがき= お読み頂きありがとうございます。 いやあ、この回はショッキングなお話でしたねー。 実際の切り裂きジャックは結局未解決ですけどねえ。 レインって何者? って思ってくだされば嬉しいです(笑) それではまたお会いしましょう~。 その他トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/rentalitem/pages/51.html
oath sign 最悪の気分だ。苦虫を噛み潰したような表情で、青年は溜息を零した。 ピタリと首に装着されている首輪からは、無機質特有の冷たさしか感じられない。辟易して取り外そうにも、ルールブックに書いてある言葉を信じるなら、この首輪は一定の衝撃で作動する。 もし作動してしまえば、解除方法は無し。ポン、と。あの会場で犠牲となった少女と同じく、彼の首は間抜けな音を立てて飛ぶに違いない。 それは、如何なる身であろうとも敵わない現実。 「……どうしたものかねぇ」 溜息と共に率直な感想を吐きだす。 そんじょそこらの出来事にうろたえるほど、彼の精神は柔ではない。が、これは流石に別次元だ。 自分ひとりだけならば、まだどうにかなった。どうにでもなった。 だが、手にした参加者名簿が持ち前のポジティブな思考を押しとどめる。 「我が愛しき妹に、相棒。白ちゃんに期待の新人、それにあの子……」 むぅ、と。 端正な顔を不機嫌そうに歪めると、彼は手にした参加者名簿をくしゃくしゃに丸めた。 不愉快極まりない。 あの首謀者の嗜好など知りたくもないが、その悪辣さは十分に感じ取れる。舌打ちと共に紙を投げ捨てると、自身の首輪を人差し指で軽くノックした。 「アンタは殺す」 この首輪が、ただ爆発の為だけの首輪とは思えない。おそらくは、参加者の状態を知る何かが埋め込まれているはず。 一言。思い浮かべるはあの神父。言葉を刃に、殺気を滲ませ、目を本来の色へと変えて宣言する。 「絶対に殺す」 主催者への反逆の意志と宣告。 だがそれは、聞く者が聞けば失笑に、あるいは嘲笑に付すであろう言葉。この現実が見えていない阿呆の言葉。 戦場で生き残るのは、強者か臆病者と相場が決まっている。弱者は元より、場違いな勇者も生き残るには値しない。 命のかかったこの現状では、命を握られている現状では、青年の行動は明らかに致命的。 ――――だが、果たしてそれは正しいのか? 闇夜に映える金色の髪の毛をかき上げ、夜空に浮かぶ満月を見上げる。 闇夜に煌めく血のように紅い瞳を眇め、夜空に浮かぶ満月を見上げる。 「絶対に、殺す」 僅かに足を浮かせ、一息の後に踏み下ろす。音を立てて、舗装されていた道路にヒビが走る。 歯を剥き出しに。唸るように言葉を紡ぎ、絶対の誓いを此処に残す。 これが、貴様らの未来と言わんばかりに。 これが、貴様らの末路と言わんばかりに。 そうして青年――――千堂伊織はその場を後にした。 ■ 普段通りの彼ならば、此処まで感情を剥き出しにすることは無かっただろう。 このような理不尽な世界に身を置いても、例え意志表明を宣言するにしても、もう少しスマートに事を進めたはずだ。 それをしなかった、或いは出来なかったのには理由がある。 一つは、先ほどまで手にしていた参加者名簿。ひいては、それに記されていた五人の名前。 コレに関しては、特に説明が必要なわけでもあるまい。 おそらくは、この悪趣味なゲームに参加させられた殆どの参加者が大なり小なり通る事項なのだから。 「……ふん」 忌々しげに鼻を鳴らして、伊織は頬についた跡を擦った。 既に乾いてこびり付いてしまったが、それが何であったかが分からぬ伊織ではない。 先ほど目の前で起きた出来事を、妹を庇った際に浴びたソレを、骸を抱いて慟哭する女性を。 瞼の裏に今尚こびり付いた光景を振り払い、伊織は歩き続ける。 別に、義憤に燃えているわけではない。 別に、特段正義感が強いわけではない。 別に、彼の二人に同情しているわけではない。 別に、彼の二人に共感しているわけではない。 別に、安っぽい下らない感情を抱いているわけではない。 そう、別に……ただ、そういう気分なだけなのだ。 【一日目/0時30分/B-2】 【千堂伊織@FORTUNE ARTERIAL】 [状態] 健康 [装備] [所持品]基本支給品、ランダムアイテム [思考・行動] 基本:ゲームの破壊 1:ゲームに乗るつもりはない 2:知り合いと合流 【備考】 体育祭後より参戦 No.008 剣と天使 投下順 No.010 bad end No.008 剣と天使 時系列順 No.012 いざ、行かん! GAME START 千堂伊織
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/4469.html
ボンボーン とは、【伝説のスタフィー】のキャラクター。 プロフィール 作品別 元ネタ推測 関連キャラクター コメント プロフィール ボンボーン 他言語 Konk 種族 巻き貝(ホネガイ) 初登場 【伝説のスタフィー】 下半身に硬いトゲのついた巻貝のような物を装着しているキャラクター。 【キョロスケ】と同様、【ハデヒラリ】に惚れている。 跳ねる攻撃や回転攻撃を得意とする。 ボスキャラクターとしてはシリーズ唯一の皆勤賞である。 作品別 【伝説のスタフィー】 2ステージ目のサンゴショウのボス。最初のステージであるロブのどうくつではボスは存在しないため、初めて戦うボスとなる。ハデヒラリをさらう。 当時のボンボーンはシリーズ最弱で殻に篭ることもない。ダメージを与えた後、頭上で殻にぶつからないようにスピンアタックを繰り出していれば、連続でダメージを与えることも可能。 【伝説のスタフィー2】 最初のステージのロブのどうくつ1-4のボス。今回は【プチオーグラ1ごう】?と手を組む。 プチオーグラ1ごうと一緒に、キョロスケに対してハデヒラリのことをおちょくっただけで、それ以外や広い範囲での悪さは特に見られない。 更にボンボーンが登場するのはこの1-4のみ、前コースにて言及されることも一切ない。(1-1ではアクションの練習と【マーメイド】について、1-2は【ヤドカリタ】の登場とスピンアタック、1-3では軽い謎解きとラブリーのおみせについての内容となっている。) あたかも前回の登場だけで終わる気がないような登場の仕方であり、この頃からボンボーン本人は皆勤賞でいる気でいたのかもしれない。 今回はダメージを与えた後に殻に篭るようになったため、前回のように連続でダメージを与えることはできなくなった。 しかし強くなったことについてはそれくらいであり、一緒にいるはずのプチオーグラ1ごうも特に何かしてくるわけではない。 【伝説のスタフィー3】 またもロブのどうくつのボス。前作のプチオーグラ1ごうは倒されていなくなったのに対して、このボンボーンは未だ生存している。 ボスと戦う1-4でしか登場しなかった上に大したことをしなかった前回とは異なり、今回は1-3から登場してロブのどうくつにて暴れ回り【ガガンモ】を襲うという悪事をしている。 更に今回は今までのようにやられまいと、頭に『カブト』を被ることで弱点を克服した上、ボンボーンとハデヒラリが楽しそうに並ぶ ように改竄した 写真をキョロスケに見せて、彼に衝撃を与えた。 弱点を防いでいた『カブト』は、後に【スタピー】の活躍によって自身で捨てたところを回収される。 同時に写真も強奪し、写真の小細工をキョロスケに伝えて安心させたと同時に、「アンタと つきあうことも かんがえられへんけどな!」と余計な言葉も添えた。 前述の通り『カブト』は無いため、いつも通り弱点は頭となる。しかし今回は、負けないために新たに必殺技『チョーかいてんスピン』を習得。 『チョーかいてんスピン』は回転している最中は勿論、発動する直前に溜めている最中でもこちらのスピンアタックが通用しなくなる。 しかし攻撃範囲は狭い上に繰り出している最中は移動できないうえ、発動後はスタフィーのように目を回してしまい隙だらけになるので、全然驚異にならなかった。 【伝説のスタフィー4】 ロブのべっそうのボス。モナムールストーンのパワーでパワーアップしたらしく巻貝に色やハートマークが付いた悪趣味な外見になっている。 ヘルメットをかぶったり、分身を使うようになった。更に今回のボスバトルはゲージ制であり、1回攻撃しても怯まないどころか、倒すには過去最大級の攻撃回数が必要になる。 【伝説のスタフィー たいけつ!ダイール海賊団】 ステージ9テンカイのボス。ボスオンパレードには登場しない隠しボス扱いであり、ステージの都合上スタピーでしか戦えない。スタフィー達が留守の間にテンカイの宝物倉庫を攻めに来た。 倒し方はほぼ同じだが、網を使うようになって避けにくくなったりスタピーを操作することもあってかやや他のタイトルよりは強い。 元ネタ推測 ボーン(骨) 明確な名前の由来はなく、勢いが似合うネーミングにした可能性もある。 関連キャラクター 【ハデヒラリ】 【キョロスケ】 【プチオーグラ1ごう】? コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/haruhioyaji/pages/245.html
親父が来る その2から ……この親父、家族愛に訴えてまで、娘を怖がらせようとしている。しかし怖がらせたところで、この親父に何の見返りがあるというのか。ある意味なけなしの父娘の絆をまた損なうだけじゃないのか。 それにしても、こいつもまたダブル・バインドだ。まともに受け取れば冗談にして茶化すことができるし、相手にしなければ親の死に冷淡な態度を非難できる。いずれを選んでも、向こうに負ける余地はない。 おれはハルヒの反応を見ようと後ろを振り返った。 「ふう。で、その不幸の手紙は何人に出せばいいの?」 おい、ハルヒ。いきなり《肝心なことは聞いてない》攻撃か? 「バカ娘、そうじゃない。死を回避する方法はないんだ」 そうだ、そういう設定だろ。 「人間いつかは死ぬわよ!」 一般論!! 「だからいつ死んでもいいように、今日の今この時を一生懸命生きるの! キョン、あたし何か間違ったこと言ってる?」 「いいや。間違ってなんかないぞ」 おれは首を振り、親父さんは天井を見上げ、ため息を付いた。 「おれが死んでも悲しくないか、バカ娘?」 「悲しいに決まってるでしょ、このバカ親父!あたしはまだいいわ。キョンがいるもの。でも、あんた、母さんをどうする気よ!? 俺と同じくらい長生きしろって言って結婚したんでしょうが!? あんたが死んで、母さんに、もしものことがあったら、生きてようが死んでようが、あんたをただじゃおかないからね! こんなとこで油売ってるんじゃない!! はやく母さんのところに行きなさい!!」 ハルヒのすがすがしいまでの正論が、親父の悪ふざけを打ち砕いた瞬間だった。 「お、おう。……キョン、邪魔したな」 「いや、大丈夫です。親父さんこそ、気を付けて帰って下さい」 「ふん、この先、50年は死ねそうにないぞ」 「100年よ」 「と、言ってやがる。あーあ、太く短く生きるはずだったんだがな」 「太く長くてもいいじゃないですか」 「人ごとじゃないぞ、キョン。おまえも、《死ねない》一人だ。しかも名簿の順位は一位だぞ。……ほんとに、そんな奴で良かったのか?」 「はい。こいつがいいんです。こいつ以外考えられない」 「バカップルが感染(う)つるから、帰る」 それから振りかえらず、親父さんは帰って行った。 その圧倒的勝利を祝福しようと向き直ると、ハルヒは涙目だった。 「キョン! ど、どうしよう、親父、死んじゃうかも」 やれやれ。このときおれが、思わず吹きだすのをどれだけ必死の思いで堪えたか、とても言葉じゃ伝えきれない。 「あの親父さんが死ぬわけないだろう。呪いだか何だかしらないが、たとえ超常的な何かが起こったとしても、おまえのタンカやまっすぐな思いに勝てる呪いなんてあるもんか」 このあと、泣きじゃくるハルヒをどうやってなだめ、なぐさめたとか、記録しておく値打ちもないだろうから割愛する。人と人が同じ気持ちになり、そのことを確かめるために長いことやってきたあの方法、二人で腕を回して、互いに相手を自分の中に感じる以上のことは何もないからだ。 後日、親父さんからおれのケータイに電話があった。 「あれから、昔のバカ同級生とまた集まったんだがな。おれが披露した話が、きわめつけに評判悪かった。まあ、しょうがないけどな」 やれやれ。まったく、世の中には、家族を脅かして喜び、それを手柄話のように語りあう、悪趣味なバカ親父たちがどれくらいいるんだろう? 「だが、ハルキョンの人気はうなぎ登りだ」 「ハルヒはともかく、おれはなにもしてませんよ」 「そんなわけがあるか。ハルヒはあの後、緊張が切れて泣いただろう? 舐めるなよ。バカ親父だって、親なんだからな」 それを時々思い出させるんじゃなくて、いつも親らしくあってほしいと願うのはおれだけだろうか。 〜おしまい〜 二人は暮らし始めました シリーズ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 二人は暮らし始めましたー外伝 ハルキョン温泉旅行 その1 その2 その3 その4(最終回) 二人はひきこもりました その1 その2 その3 二人は暮らし始めましたー場外 親父が来る その1 親父が来る その2 その3
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/4522.html
「バトルロワイアルだあ? ずいぶんとふざけた真似をしてくれるじゃねーか」 廃墟と化した、小さな民家。 ゴーカイレッドこと、キャプテン・マーベラスは一人怒りをあらわにしていた。 宇宙海賊の長として、大宇宙を股にかけてきた彼だが、ここまで悪趣味な催しは見たことがない。 必ず、俺が叩き潰す――そう決意して、マーベラスは支給されたデイバッグの中身を確認する。 「よし、モバイレーツはあるな」 馴染みの変身アイテム・モバイレーツを確認し、とりあえず安心する。 最悪生身での戦いも覚悟していたが、これさえあれば百人力だ。 何せ、かつて地球を侵略者の魔の手から守ってきたスーパー戦隊の力が、このモバイレーツで扱えるようになるのだから。 「あんたらの力、貸してもらうぜ」 モバイレーツを片手に、マーベラスは民家を出る。 と、それを待っていたかのように、一人の若い男がマーベラスの前に立ちふさがった。 「……何か用か?」 「君の手にある変身アイテム、それは大したお宝だ。悪いけど、それを譲ってくれないかな?」 気に入らないタイプだ、とマーベラスは思う。 どことなく、かつて彼が所属していた海賊団を裏切った『あの男』を思わせる、とぼけた態度。 こんな男に、モバイレーツを渡すわけにはいかない。 「断ったら、どうする?」 「その時は……実力行使さ!」 「っ!」 男はデイバッグから銃のようなものを取り出し、マーベラスに向けて乱射する。 予想通りの対応だな、とマーベラスは横っ飛びで攻撃を避けると、モバイレーツを構え――叫ぶ。 「豪快チェンジッ!」 「変身っ!」 『KAMEN RIDE DIEND』 電子音声が鳴り響き、シアンの鎧が男の身を包む。 仮面ライダーディエンド。それが男――海東大樹の、もう一つの姿だ。 仮面ライダーとゴーカイジャー。本来は出会うはずもない両者の戦いが、今始まろうと―― 「……ってあれ、変身しないの?」 していなかった。 海東がディエンドに変身した一方で、マーベラスの姿は一切変化していない。 戦闘そっちのけで、ディエンドには目もくれずデイバッグの中を漁るマーベラスに、海東も困惑する。 「いや……ゴーカイレッドのレンジャーキーが、見つからねえんだ」 「ええ? 困るなあ、ちゃんと管理しておいてくれないと」 「うるせえ、ちょっと待ってろ」 歴代スーパー戦隊の力が込められたレンジャーキー。 モバイレーツでその力をスキャンすることで、初めてマーベラスらはゴーカイジャーに変身できる。 要するに、レンジャーキー無しではモバイレーツがあっても宝の持ち腐れなのだ。 「多分主催者に没収されちゃったんじゃないかな? やれやれ、せっかくお宝を見つけたと思ったのに」 「チッ……とことんふざけた真似しやがって……お?」 「どうかしたのかい?」 デイバッグの奥から、マーベラスは三本のレンジャーキーを発見した。 これでなんとか変身できる、と思いかけたところで――彼は気付いた。 ゴーカイレッドのレンジャーキーじゃない。 というか、三本が三本とも見覚えがない。 「俺の知らないレンジャーキーだと……?」 「……とりあえず、変身してみたらどうだい」 「お、おう」 海東の勧めで、再びモバイレーツを構えるマーベラス。 なお、海東は既にディエンドへの変身を解いていた。なんというか、もう戦闘に入る空気じゃない。 「というか、正直欲しくなくなってきたしね」 「おい、何か言ったか?」 「言ってないよ。さ、変身したまえ」 「……豪快チェンジ」 豪快さの欠片もない呟きとともに、謎のレンジャーキーがモバイレーツに差し込まれる。 次の瞬間、モバイレーツの電子音声が、レンジャーキーに込められた戦隊の名を叫んだ。 「タコヤキ! マーントマンッ!」 【一日目・00時30分/日本・東京都】 【キャプテン・マーベラス@海賊戦隊ゴーカイジャー】 【状態】変身中(たこやきマントマン・レッド) 【装備】モバイレーツ@海賊戦隊ゴーカイジャー 【道具】支給品一式、レンジャーキー(たこやきマントマン・レッド、ウェザーレッド、アイ・カミカゼ) 【思考】 1:…………。 【海東大樹@仮面ライダーディケイド】 【状態】健康 【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド 【道具】支給品一式 【思考】 1:このお宝はいらないなあ
https://w.atwiki.jp/hengokurowa/pages/521.html
注意、このお話は一部の描写に対魔忍があります。 対魔忍への耐性がない方は読むのはお控えください。 「帰ろう、姫和」 斬る。 「おい、無理を承知で言うぞ。制御しろ」 斬る。 「諦めて受け入れるなんて、ひよよんらしくありまセンよ!」 斬る。 「姫和ちゃん、これがあなたの戦う理由なの?」 斬る。 「日和ちゃん」 …… ……斬「御前試合の決勝の続き、今、お願いしてもいいかな?」 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「---ッ!?」 意識が戻る。 先ほどのは……夢? 辺りを見渡すが、人気を感じない。 「……本当に悪趣味だな」 左目を抑えつつ自傷気味に笑う。 修羅の道を進むと確かに決めた。 だが、夢とはいえ、わざわざ鮮明に友人達を切り捨てる姿を見せつけられるのは、気分が悪い。 先ほどの原因は、おそらく龍眼の暴走にそれに加えた八神将ゆえの悪意の賜物。 八神将とされた身ではあるが、食欲があるのは、先の携帯食料を食べたことで証明されている。 なら、全身が重く圧し掛かる疲労感。 身体が休みを求めていた。 そこで、休息の手段。強制的に意識がとんだのだろう。 人間には三大欲求がある。 その一つが睡眠欲。 もっとも、内容が内容なため、回復にまったく繋がっていないのがこれまた悪趣味。 「だが、修羅の道とはこういうことなのだろう」 夢は夢。 しかし、八神将の役割から解放されない限りは、いつか起こり得る出来事。 先ほどの夢が直ぐに実現してもおかしくない。 「……それでも、私は決めた。後戻りはするつもりはない」 あのときも。 折紙紫を母の仇として討つと決めたあのときも。 私はブレない。 死ぬまで、まだまだまだまだ止まらない。 ……いや、止まれない。 豹尾神として役割を努める。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「それにしても……くっ」 (身体が火照る……ん゛ん゛ん゛!!) ビリィィィィィィ!!!!! 豹尾神。 万事不浄を忌み嫌う。 そんな豹尾神と化した自分の身体に変化が起きていた。 不浄の穴に女性として大切な性器に強い違和感。 違和感の正体―――電撃蟲。 姫和が知る由もないが、ミスティが利用して、益子薫の精神を破壊した刀使にとって因縁が深い蟲。 この蟲はミスティだけでなく伊藤大祐にも支給されていた。 (くっ!……夢だけで終われば良かったのだがっ!?) 先ほどの悪夢を見ていた隙に潜り込んでいたようだ。 電撃蟲は生きている。つまり意思がある。 八神将だろうが関係ない。 蟲は……女性の存在を確認し、私に寄生したのだ。 「何とかしなけれッ!?あっ、がぁっ!!!!!?????」 電撃と快楽が押し寄せる。 癒着した神経系に強い電流が流れる。 三大欲求最後の欲。 それは性欲。 人間と言う種である以上は食欲・睡眠欲・性欲を捨て去ることはできないのだ。 負けてたまるものか 注意 ここから対魔忍です 脳裏に浮かぶ。 「八神将になるだけでなく、乙女も散らすことになるとは、笑いが止まらぬ喜劇じゃな」 「うふふ、かわいそう~姫和ちゃん。初めての相手は蟲さんだなんて。壊れちゃうのは寂しいよう……しくしく」 メフィスとフェレスの顔が。 「い゛っ!?あ゛あ゛あ゛!!??」 ブチブチブチィィィ!!!!! ズンッと貫かれて処女膜が破られた。 破瓜の激痛で乳房がブルブルと震える。 女性としてもっとも大切な秘所から血が流れ落ちる。 本来なら愛する人と出会い、愛の結晶を宿す行為の果てに失うはずが、蟲に奪われる現実。精神が崩壊してもおかしくない。 それでも私は壊れない。 負けてたまるものか! 脳裏に浮かぶ。 「どうした?そのまま快楽に身を委ねれば楽になるぞ?小烏の刀使」 タギツヒメの顔が。 「で……でるなぁぁぁ!!!」 (くっ……だめ……だ、も……漏れるっ!) ジョロロロォッ…… ジョバジョバとおしっ……黒タイツの繊維を潜り抜け、尿が滝のように流れ出て水溜りができる。 地面から湯気が立ち昇る。 膀胱が緩くなり、女性としての尊厳を傷つけられた。 それでも私は壊れない。 負けてたまるものか!! ドバドバ押し寄せてくる快楽。 不浄の穴が動き出す 「まっ、まさかっ……!?」 嫌な予感というのは当たるもの。 既に処女にお漏らしと存分に辱められた。 顔面が蒼白になる。 「お、おい……んっぐぅうううううぅぅっ!?」 (理解できない……そこは排泄する場所だぞ!?) メリメリメリィィと不浄の穴が必要に穿られる。 未成熟な腸壁を穿り殺してくる。 「あ゛ぎぎっ……お゛ォお゛ォォ!!??」 目がカッと見開き、苦悶に満ちた悲鳴と嬌声が混じる。 「いっっっくぅぅぅううううう!!!!!?????」 (き……気持ちいい!!!!!) 尻穴でイク。それは、彼女の不浄の穴が後戻りできない領域に達した証。 それでも私は壊れない。 脳裏に浮かぶ。 「ごめんね。姫和」 ―――母の顔が。 私は……負けないッ!!!!! カッ――― 「これは……!?」 驚愕を隠しきれない。 なんと、身体に流れてきた電流が放出されず帯電しだした。 (なるほど……そういうこともできるのか) 余談であるが、本来の物語の半年後には電撃を自在に操れるようになる。 電撃蟲の存在が半年分前借するかのように姫和に天啓を授けた。 もっとも天ではなく獄だが。 ちなみに胸の先が反応で固くなってるのは目を背ける。 「可奈美の守る剣と違い、私は斬る剣。……何も変わりはしない。■すことに」 性と同時に戦術の幅が広がった。 「心を新たにして事に當れ……か」 望まぬ展開で性の花が咲いた。 だが、それは強い花。 性欲の刃を鋼色の花束とする。 改めて決意をしたと同時に、放送が流れた。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「では放送はこれまで、次の放送も楽しみにしていてね、ボン・ボヤージュッ!」 「……」 放送が終わった。 ―――ああ。 もう二度と流した涙を笑って話す日はこないのだな 全てを薙ぎ払える力が私にあれば 全てを守り抜ける力が私にあれば 【C-4とD-4の境界線/朝/一日目】 【十条姫和(豹尾神)@刀使ノ巫女】 [状態]:禍神、疲労(極大・再生中)、混濁した意識、狂気度低下、龍眼の暴走、精神疲労(絶大)、自殺願望 強い三大欲求 強い自己嫌悪 アナル・子宮に電撃蟲寄生(豹尾神の影響により肉体に刻みみはりついた)、攻撃するたびに身体に快楽と電流が纏います 性の花が咲きました [装備]:小烏丸@刀使ノ巫女、召喚石バアル@グランブルーファンタジー(現在使用不可能)、タブレット(スペクトラムファインダー@刀使ノ巫女のアプリ起動) 電撃蟲@対魔忍アサギシリーズ [道具]:基本支給品×4(大祐、千、トッペイ、自分)、麻痺の杖(残り1)@少年ヤンガスと不思議なダンジョン、疾風のレイピア@ドラゴンクエスト8、ピオリムの杖(残り3)@トルネコの大冒険、 ブルーマリーのスタンガン@ RB餓狼伝説SP DOMINATED MIND、 火炎放射器@北斗の拳 じゅもんのしょ@大貝獣物語2 [思考・状況] 基本方針:殺■/■したくない。 1:■す。■す。■す。■す。■したくない。 2:■でもいい、■を■してくれ─── 3:私は……禍神だ。 4:可奈美……私は…… 5:く……体が疼く……お゛ォお゛お゛ォォ……い……■くぅぅぅぅ!? [備考] ※参戦時期はアニメ版二十一話。タギツヒメと融合直後です。 ※魂の状況により意思の疎通については普段と変わりませんが、 身体は八将神としての役割を全うする立場にあります。 ただ、自意識を保つ為で本来の時ほどまともな会話は望めません。 ※タギツヒメと融合した影響により周囲に雷光が勝手に放出されます。 龍眼も使えるようになってますが暴走状態で、本人の意思とは関係なく行います。 死亡時、或いは彼女の抑えが限界を迎えた際にタギツヒメが肉体を乗っ取るかは不明です。 (同時にタギツヒメがそのまま八将神を引き継ぐかも不明です。) ※迅移(主に三、四段階)の負担が大幅に減ってます。 ある程度の時間を置けば動けるレベルに回復できますが、 デメリットが完全緩和ではないので無暗には使いません。 ※名簿は見ていませんが、刀使ノ巫女の参加者は把握しました。 ※スペクトラムファインダーの表示に参加者が含まれていることに気付いていません。 ※短時間ですが夢を見ました。 ※禍神でありますが、食欲・睡眠欲・性欲が存在します。 ※電撃蟲により身体に電流を纏うようになりました。(電撃蟲は排除できません) 【電撃蟲@対魔忍アサギシリーズ】 伊藤大祐に支給された朧が井河アサギの調教のために用意したイモムシ型の淫蟲。攻撃の意思を示すと強烈な電撃を放つ。姫和のアナルと子宮に深く潜り込んだ上に豹尾神とされた肉体との寄生により、即時再生機能が付与されました。アサギが行ったように仕留めることはできず、排除することは不可能。ただし、タギツヒメと融合した影響が早まり、電撃の扱いの幅が増えた。ミスティが薫に対して行ったことを考えると、この結果は皮肉。もし、大祐が生きていたら碌なことに使われていただろうと推測できる。 【ブルーマリーのスタンガン@RB餓狼伝説SP DOMINATED MIND】 恵羽千に支給されたブルーマリー愛用のスタンガン。↓↙←+C 。ちなみにレディーはみんな持っているらしい。マジか。 「もう、スタンガン使ったっていいじゃない!レディーはみんな持ってるわよ」byブルーマリー 【じゅもんのしょ@大貝獣物語2】 トッペイに支給されたドラゴバードを成長させる呪文の書。ドラゴラビグーラ 074:戦火の残滓 投下順 076:クレーターの中心で愛を求む 051:SAMURAIGIRLS,SUN KILL!KILL!KILL! 十条姫和
https://w.atwiki.jp/touhou/pages/387.html
ウミガメのスープ 過去問集 148スレ目 一部の問題は家出少女と家無し少女を参照 アンケート番号148-U1 基本的な発想の転換 148スレ目134~212 【問題】 その日、彼女はいつになく高揚していた。 そのためか、私は彼女が理解できなくなってしまった。 しかし、居合わせた面々の反応を見るに、理解できない私は少数派であるらしい。 さて、何がわからない? 解説を表示 【解説】 みすちー「-----------」 リグル「いい歌。」 ルーミア「そーなのかー。」 魔理沙「え?歌ってるのか?ちっとも聞こえないぜ。」 チルノ「最強のあたいにはちゃんと聞こえるんだから。」 大妖精「テンションが上がりすぎて、かなり高音ですけど。」 魔理沙「何Hz出てるんだ?見えにくい上に、「#もう歌すらきこえない」じゃないか。」 いつになくテンションが上がった彼女の歌は人間の可聴域を遥かに超えた高音となっていた。 しかし、そこは人外だらけの幻想郷。超音波が聞こえないのは少数派であったとさ。 アンケート番号148-U2 一閃 148スレ目225~302 【問題】 彼女達にはその侵入者を歓迎する気は無かった。 しかし、その侵入者がある約束を果たして帰る時、 彼女は泣きながらその侵入者に感謝した。 ある約束とはどういう約束なのか、を特定してください。 解説を表示 【解説】 「もしね。もし、私がお婆さんになって…そして死に怯えお嬢様に縋る様になったら…」 「もう。咲夜なら大丈夫よ。そんな事は無いって」 「…私も人間だもの。年を取ったら分からない。 今の私がその時の私であるかどうか分からない。 寺の魔法使いのように、違う選択をしてしまうかもしれない。 だから、ね、妖夢。その時は 「絶対に許さない」 そう宣言し、妖夢の首を締め上げると、彼女の体から短刀が落ちて床を跳ねて転がった。 彼女の小さな体のどこにそんな力が有ったのか……いや、有るのが当然だ。 なぜなら彼女は真紅の夜の王、レミリア・スカーレットなのだから。 「許さない。そんなずっと昔の約束の為に、咲夜を殺すなんて私が許さない。 最近になって、ようやく咲夜も永遠を望んでくれるようになったのだから… その想いを無にする事など、万死に値するわ」 更に締め上げる。妖夢がいかに半人半霊で肉体が強靭とはいえ、 このまま締め上げ続ければ、直ぐに頚を捻じ切れてしまうだろう。 そう、強く締め続けるレミリアの腕を、彼女の皺だらけの手が優しく抑えた。 「お止め下さいな。お嬢様」 急にレミリアの手から力が抜け、どさり、と、妖夢の体が床に落ちた。 激しく息をする妖夢の横に座り、咲夜はその小さい背中をゆっくりと撫でた。 「ごめんね、妖夢。あなたにも迷惑を掛けて」 「……いや、うん。大丈夫。大丈夫よ…」 そう、ピントの外れた返答を返すと、 焦点の合っていない視線のままで、咲夜のはだけた胸元を見やる。 血の一切出ていない一筋の小さな刀傷。 しかし、その僅かな刀傷は、咲夜にとって致命傷だった。 「約束を守ってくれてありがとう。 あなたのお陰で迷いが晴れたわ。私は私として死ぬことが出来る。 ありがとう、妖夢。私をその刀で貫いてくれて」 「……」 咲夜のその穏やかな顔を直視できなくて、妖夢はついと顔を逸らすと、 床に落ちていた白楼剣を手に取った。 咲夜の迷いを断ち、彼女を殺すことになったその脇差は、鈍く光ってそこに居る。 「お嬢様。ありがとう御座います。咲夜の我侭を聞いてくださって」 「……」 妖夢の見上げる視線の中で、その吸血鬼の背は僅かに震えていた。 咲夜はゆっくりと立ち上がる。 その背中は年老いたとはいえ真っ直ぐで、 つい先刻まで死に怯え、永遠を望んだ醜き人間の物とは思えぬ堂々とした姿で。 「妖夢。ありがとう。お嬢様。ありがとう御座います。今までありがとう御座います…」 そう言って咲夜はレミリアの肩を抱いた。 彼女達の体が一瞬小さくなったようで。 真紅の絨毯の上に涙が落ちた。後から後から落ちて、そして暗い染みを作った。 #迷う女 アンケート番号148-U3 またそういうタイプか! 148スレ目363~381 【問題】 彼女らは元は同じだからと自らの行為の正当性を訴えたが、 その行為を黙認しては色々と問題になりそうなのでやめさせる事にした。 さて、彼女らは何をやった? 解説を表示 【解説】 レミリア「母乳って血液から作られるそうね。」 フラン「へえ。どんな味なんだろう?」 レミリア「というわけで、そういうわけよ。」 美鈴「何がそういうわけなんです?」 フラン「「#授乳」よ。」 美鈴「はい?」 レミリア「いいから飲ませなさい。」 美鈴「いや、出ませんからってちょっと。」 レミリア&フラン「さあ、出しなさい。」 パチュリー「そこまでよ!」 アンケート番号148-U4 悪趣味の極み 148スレ目513~658 【問題】 A「た、た、大変だ!異変が!!」 霊夢「五月蝿いのが来たわね。」 A「仕舞った。他の所に行くべきだった・・・。」 霊夢「まあ、いいわ。どんな異変か話してみなさい。」 ―――Aさん説明中――― A「という訳で・・・。」 霊夢「異変でも何でもないわね。馬鹿らしい。」 Aは誰? Aは何を見て異変だと思ったのか? 霊夢が異変ではないと気が付いたのは何故? 解説を表示 【解説】 橙「う、うう・・・。藍しゃまが紫様に殺されてしまいました・・・。」 霊夢「やれやれ・・・紫ー!いるんでしょ?出て来なさい。悪趣味よ!!」 くぱぁ・・・ 紫「もう終わり?面白くないわね。」 藍「だから私は止めましょうと言ったのです。」 橙「藍しゃま!?・・・紫様に殺されたのでは?」 霊夢「『#紫のいたずら』よ。あんたを驚かすために紫が企てたんでしょ。 そもそも藍が死んだら橙が猫にな」 橙「藍しゃまー!!」 藍「ちぇえええん!!」 霊夢「人の話を聞きなさい!」 紫「これにて一件落着。」 霊夢「あ、あんたら・・・・!!(ブチッ)」 アンケート番号148-U5 豆知識 148スレ目679~760 【問題】 妖精①「AとBはそこでなにかしてたよ~、私たちは偶然通りかかったの~」 妖精②「AはBから何かを受け取ったけど、しばらくしてAが走り出してたね」 妖精③「遠くて詳細はわからなかったから、受け取った後に何かしたのかもね」 妖精⑨「あたいったら最強ね!」 妖精④「妖精⑨さん、あなたいなかったよね?」 D妖精「妖精⑨ちゃん、普段行かないもんね」 証言を参考に以下を求めてください AとBは誰か 受け取ったものはなにか(広い意味で可能、当たれば最高) Aは何をするために走って行ったのか 解説を表示 【解説】 A:てゐ B:メディスン 受け取ったもの:ベラドンナドリンク(毒の飲料) 走って行った理由:急いで永遠亭で解毒してもらうため 無名の丘にて てゐ「鈴蘭の一角をもらいにきたよ~」 メディ「ほんとに来たの」 てゐ「こんばとらーが少ないから鈴蘭取ってきて、てさ」 メディ「こんばとらー?」 てゐ「成分の名前だって」 メディ「あ、はは…(コンバロシドかコンバラトキシンよね?)」 少女摘取注... メディ「コンパロコンパロ~♪」 てゐ「ちょっと疲れたわ、なにか飲み物ない?」 メディ「図々しいわね。いいわ、今用意するから」 てゐ「ありがとー」 てゐ「おいしー、これなに?」 メディ「『#ベラドンナドリンク』よ♪」 てゐ「んぐっ!?」 メディ「使ってるのはベラドンナエキスと…」 ※きれいな水で浸出しました てゐ「…!!!!!!」 メディ「ちょっとどうしたのって、行っちゃった…」 てゐは永遠亭に走った、解毒をしてもらうために。 だが永琳とうどんげに笑われ恥をかいた。 てゐは知らなかった。 たしかにベラドンナに含まれるアトロピンは猛毒であるが、ウサギには効かないのである。 メディスンはそのことを知っていたし、てゐが毒に詳しいと思ったから毒の物を出したのだ。 効かないとは言え、毒の味を味わってもらいたかったから。 アンケート番号148-U6 突破者 148スレ目778~868 【問題】 彼女は皆がやっている事に着目した。 それを自分もやった所、彼女は怪我をあまりしなくなった。 さて、何故怪我をあまりしなくなった? 解説を表示 【解説】 ルーミア「また、木にぶつかった。痛い…… あれ?あんな所で弾幕ごっこやってる。 皆真後ろまで見えるみたいに動くよね。 あれを真似すればぶつからないのかな?」 その後、「#プレイヤー視点」のような視点変更を始めた所、木にぶつからなくなったそうな。 紫「役者と観客の境界、この操作は私でなくとも皆たまにやってるのよね。 異変解決をする者の特権だったのは昔のこと。」 ルーミア「そーなのかー?」 紫「指示を演じきるって大事よ?それで私達は強くも弱くもなれるの。 そう思うでしょ?今、第四の壁の向こうからこっちを見ているあなた。」 アンケート番号148-U7 実に危険 148スレ目966~978 【問題】 彼女はある空間にいた。 そこで地獄の苦しみを体験する事となった。 彼女はこれ程自分の能力が恨めしいと思ったことはなかった。 彼女は誰? ある空間とは? 解説を表示 【解説】 妹紅は真空空間にいた。 理由は紫が『#不老不死』は真空空間でどうなるか知りたかったからだ。 紫「やっぱり死なないのね。面白くない。」 妹紅は戻ったら紫を殺してやろうと思った。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/9172.html
車内 紬「・・・使用人のお仕事は大変だけど、みんな優しくてこれからもがんばれそうです・・・ぷぷぷ! なにこれ!これが貧乏民の手紙なのね!!つまんないのー!!」 紬「はー、もっと面白いと思って見てみたけど、ヒマつぶしにもならなかったわ」 紬「あ、これ捨てといて」 運転手「はい」 律「うー寒い!」 運転手「そうでございますか?今日は温かい気がしますが」 律「そうかー!?あ、おい、なんか紙ない?」 運転手「紙、でございますか?」 律「そうそう、鼻水が・・・」 運転手「え!?あ、そうださっき紬様から貰った紙が」 律「おっ!ってこれほんとに紙だな!ま、今はそんなこと言ってられないか!」ちーん! 律「・・・あーすっきりした。・・・ってこれ手紙じゃね!?」 運転手「ええ、紬様がいらないとおっしゃたので後で処分する予定でしたが」 律「あいつが手紙・・・?」 律「って、これ!!!差出人が唯じゃねぇか!!」 律「紬のやつまたこういうこと・・・」 律「んにしても・・・鼻水まみれにしちまったぜ。どうすっかな・・・」 律「へーっくしゅん!」 唯「あ、律様!おかえりなさいませ!」 律「あ、ああ」 唯「どうしました?顔が赤いですが・・・」 律「そうかー?」 唯「ちょっと失礼しますね。・・・あ!あつ!律様熱がありますよ!!」 律「どうりでダルいと思ったぜ・・・」 唯「部屋までご案内しますね」 律「頼むよ」 律「(手紙を鼻水まみれにしちまたってこと・・・どうすっかな)」 律部屋 唯「ではおかゆを作ってきますね」 律「ああ・・・」 唯「では失礼します」 律「あ、待って」 唯「はい?」 律「最近ここいらで郵便事故が多発してるんだよ」 唯「郵便事故・・・でございますか?」 律「そうそう。よく配達人が襲われ、郵便物が奪われるんだ」 唯「物騒ですね・・・けどなんのために」 律「さ、さあそれは私にはわかんねぇけど!と、とにかく手紙は今は出さない方がいいぜ!」 唯「は、はあ・・・けど今日出しちゃいました!!」 律「おー本当か。・・・そ、そういやあ今日も郵便事故があったらしいぜ」 唯「そうなのですか!?」 律「あ、ああ」 唯「私の手紙が混ざってなければいいけど・・・、けどそれなら届かないと思っておいた方がいいですね」 律「そ、そうだな」 唯「私、学校もろくに行けなかったので文字書きが苦手で・・・。そっか、書き直しかー」 律「・・・」 律「(悪いことしちまったな・・・)」 純「郵便事故ー?」 唯「うん。律様が言ってた」 純「そんな事件聞いたことないけど・・・。まぁ律様が言うんだからそうなんでしょうね」 唯「うーん・・・」 紬「りっちゃんー、風邪平気ー?」 律「ああムギか・・・」 紬「これ、お薬よ。すぐ効くわ」 律「ああ、ありがとな」 紬「どういたしまして」 律「・・・ムギ」 紬「なぁに?」 律「人の手紙を見るなんて悪趣味だぞ」 紬「あら、知ってたの?」 律「やっぱお前なんだな・・・」 紬「やだー怒んないでよぉ。ちょっと興味があっただけ」 律「それが悪趣味っていうんだ」 紬「反省してまーす」 律「はぁ・・・」 唯「律様、おかゆをお持ちしました」 律「入れ」 唯「失礼します・・・、あ、紬様!」 紬「こんばんはー」 唯「こんばんは!あ、あのさっきは手紙ありがとうございました!」 紬「ふふふ、いいのよー!届くといいわね」 唯「はい!・・・あ、けど最近郵便事故が多発してるらしくて・・・」 律「わーーーーー!!!!!ゆ、唯!早くおかゆをくれ!!飢え死にそうだ!!」 唯「え!?あ、はい!!」 律「(・・・たく)」 数日後 街にて 唯「ふー、お使いも終わったことだし、手紙出しに行こう!」 紬「あら、唯じゃない」 唯「あ、紬様!お買い物ですか?」 紬「そんなところね。唯はお使いかしら?」 唯「はい!」 紬「そう・・・あ、手紙?」 唯「そうなんです!あれから結構経ちましたけど返事もないので、やっぱ届いてなかったんだな、と」 紬「それは残念ね」 唯「はい。けど律様から綺麗な便箋を頂きました」 紬「律ちゃんから?」 唯「はい、これです」 紬「・・・・・」 唯「つ、紬様?」 紬「あ、ごめんなさい。用を思い出したわ。行くわね」 唯「え?あ、はい!お気をつけて!」 紬「(なんであんな子にあの便箋が・・・!!!)」 屋敷内 紬「ちょっと、律ちゃんいる!?」 使用人「律様ならお部屋に・・・」 紬「・・・」 使用人「どうしたのかしら、あんなにあわてて・・・」 バタン 紬「りっちゃん!!あれはどういうことよ!!!」 律「うわ、び、びっくりしたあ!急に開けるなよ!」 紬「どうして私があげた便箋をあの子にあげるの!?」 律「便箋・・・?ああ、あれか」 紬「酷いじゃない・・・!」 律「だって私、手紙書かないし・・・それに書いてもあんな綺麗な便箋使うキャラじゃねぇだろ・・・」 紬「それでも私はりっちゃんに持っていてほしかった・・・!!」 律「便箋だって使ってもらった方が幸せだろ」 紬「便箋に幸せもないわよ!!それになんであんな子にあげるの!?」 律「あんな子って・・・唯のことか」 紬「そうよ!!!使用人のくせに、あんな代物似合わないわよ!!」 律「んなことねぇだろ、それにお前が手紙捨てるから・・・」 紬「もう知らない!!」 律「あ、おい!!」 バタン 使用人宿舎 唯「ふーいいお風呂だったー」 ガチャ 唯「・・・・え、なにこれ・・・」 梓「あ、唯さん!どうしたんですか、部屋の前で立ち止まって?」 唯「・・・」 梓「?」 唯「部屋が・・・」 梓「部屋?・・・え」 梓「なにこれ、部屋が荒らされてる・・・」 唯「・・・」 梓「どういうことですかこれ!?ま、まさか泥棒!?」 使用人1「クスクス」 使用人2「やーね、廊下で大声出しちゃって。みっともなーい」 梓「!?」 使用人1「ってなにこの部屋?きたなー」 使用人2「唯さんってだらしない方だと思ってたけどここまでとはね・・・呆れた」 唯「わ、私じゃないよ・・・」 使用人1「ふふふ」 梓「・・・何か知ってますね?」 使用人2「知らないわよ。あ、もしかして疑ってるの?」 梓「・・・」 使用人1「梓さん、最初で最後の忠告よ。唯さんから離れなさい」 梓「はぁ?」 使用人2「忠告はしたわ。・・・いきましょ」 使用人1「ええ。それでは失礼」 唯「・・・どういうこと」 梓「と、とにかく部屋片付けましょう!」 唯「う、うん・・・」 梓「(何が起きてるの・・・)」 朝・食堂 唯「(昨日はなんだったんだろ・・。って今は旦那さま達の食事の準備!)」 使用人1「えい」 唯「え、うわあああ!!!」 ばしゃあああああん 紬「きゃっ!!」 唯「いたた・・・ってあああ!!」 紬「・・・冷たい」 唯「ご、ご、ごめんなさい!!すみません!!!あああどうしよう」 梓「な、なにやってるですか!?紬様タオルを・・・!」 紬「ありがとう・・・」 唯「あう・・・」 使用人1「クスクス」 澪「お前は人に水をかけるのが好きなのか」 唯「み、澪様・・・」 澪「ふん」 唯「・・・すみません」 律「おはよー!って紬!?どうしたんだよ、その有様は・・・」 紬「水、かけられちゃった・・・・」 律「かけられた?」 唯「も、申し訳ございません・・・!わ、私が躓いて、それで・・・!」 律「あはは!朝からやってくれたなー!カレーじゃなくてよかったな!」 紬「そういう問題じゃないでしょう!」 律「ほら、ついていってやるから着替えようぜ」 紬「うん・・・」 唯「わ、私も・・・!」 紬「着いてこないで!!!」 唯「ひっ」 律「おいおい、そんな怒鳴んなくても・・・ごめんな唯」 唯「い、いえ・・・」 使用人1「クスクス、嫌われちゃったわね~」 使用人2「解雇ね、あんなことやっちゃえば解雇よ」 唯「・・・」 澪「・・・」 紬部屋 紬「最悪!!!もう最悪よおお!!」 律「お、落ちけって」 紬「落ち付けるわけないじゃない!ああ、貴重な朝の時間が!」 律「はぁ・・・」 紬「あの子、全然使えないわね!!」 律「ちょっと失敗しただけじゃねぇか・・・」 紬「ちょっとお!?この私に水をかけたのよ!解雇よ、解雇!!」 律「・・・昨日、唯の部屋が荒らされたそうだ」 紬「それが何・・・!」 律「私はお前が絡んでるとみてる」 紬「はぁ!?」 紬「なんで私が!?」 律「違うのか?」 紬「違うわよ、なんで私が!!!」 律「なら信じるぞ」 紬「え、ええ、いいわよ」 律「・・・わかった」 紬「・・・」 澪部屋 梓「今日のご帰宅時間は?」 澪「5時ごろかな。・・・そうだ」 梓「はい?」 澪「唯に言っておいてくれ」 梓「ゆ、唯にですか?(澪様が唯の名前覚えた・・・)」 澪「紬には気をつけろ、って」 梓「・・・紬様にですか?」 澪「ああ」 梓「もしかして・・・」 澪「理由はわからないが、・・・とにかく気をつけろ」 梓「はい・・・」 使用人1「あのさーそこにいたら邪魔なんだけど」 唯「邪魔って・・、私ここの掃除担当だし・・」 使用人1「なに、口答えするの?」 唯「別にそんなつもりじゃ・・・」 梓「何してるですか」 使用人1「あ、梓・・・」 梓「唯さん、ここは充分綺麗になりました。他のところの掃除頼みます」 唯「え?あ、うん」 梓「行きましょう」 唯「う、うん」 使用人1「・・・・ちっ」 梓「唯さん・・・」 唯「ん?」 梓「私は唯さんの味方です」 唯「え?あ、ありがとう」 梓「辞めないでください」 唯「え?ど、どうしたの急に」 梓「私と約束してください。使用人を辞めないと」 唯「う、うん?いいけど・・・ほんとどうしたの?」 梓「約束ですよ!?」 唯「うん!?」 梓「・・・」 8
https://w.atwiki.jp/syumitowatch/pages/31.html
趣味人俱楽部の利用方法 ▼ 基本情報 (1) 加入するには ・ http //smcb.jp/ より、入会可能(20歳以下の加入はできない。) (2) 特徴 ① 高齢者が多い ・ 高齢者と接触が可能であるのが一番の特徴 ・ かなり制約されたSNSであるので、一般的SNSと比較すると独特な世界が構成されている。 ※ 30代以下の人間が行くと別世界を体験できる。 ② 基本操作が容易 ・ ネットに不慣れな高齢者用であるため基本操作が容易である。 ③ 外部からの制約 ・ 入会したものだけしか閲覧できない。 (3) 機能 ① プロプィール ・ プロプィールが表示され、誰でも閲覧できる。 ・ ここの作り次第で趣味人内での人気、不人気が左右される。 ② マイフレンド ・ マイフレンド申請して相手方が承認するとプロプィールに表示される。 ・ マイフレンドになると「ミニメール」が利用できる。 ・ マイフレンドに人数制限はない ※ 誰でも承認するタイプと仲良くなった人だけ承認するタイプがいる。 ③ 日記 ・ スレッドのことを日記としている。返信のことをコメントとしている ・ 写真を3枚までアップできる ・ 閲覧者 → 日記の閲覧者数が表示される。平均50程度。 人気のあるハンドルの日記は閲覧数が500を超えることがあるがごくまれである。 ・ 拍手 → 日記に拍手できる。 ・ コメント → 日記にコメントとしてレスできる。 ④ 伝言板 ・ プロフに伝言板があり自由に書き込みできる ⑤ フォト広場 ・ 写真をアップできる。枚数制限、容量制限はない
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3169.html
『しゅっさん!』 13KB いじめ 小ネタ いたづら 実験 赤ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです 「ゆぎぎぃ!う、うばれるぅぅぅ!!」 成体のれいむが、苦悶の表情を浮かべて声を絞り出す。 丸々と太った体からは、汗が大漁に噴き出している。 両目を飛び出さんばかりに見開き、涙を滝のように溢れさせている。 必死に歯を食いしばってはいるが、口元からはだらしなくヨダレが滴る。 力みすぎているのか、少量のうんうんがあにゃるから顔を覗かせ始める。 嫌いな人が見たら即駆除してしまうであろう、世にも醜いゆっくりの出産風景である。 私がどうしてこのような、不愉快極まりないものを見ているかといえばだ。 「きゃわいーれーみゅが、ゆっくちうまりぇるよ!しぇかいのみんにゃで、しゅくふくしちぇいっちぇねぇ!」 ミチミチと音を立てて開かれる産道から、自信たっぷりの輝いた笑顔を見せる赤ゆっくり。 自分は世界に祝福されて、幸せな一生を送るのだと確信し、それが現実になるものだと本気で考えている。 だが、そんな儚い妄想もすぐに打ち砕かれる。 「ゆっぶぅぅぅ?!なんにゃの、こりぇぇぇぇ?!かわいいれーみゅが、しゅてきにたんじょうできないぃぃぃ?!」 「ゆぎぃぃぃぃ!おちびちゃぁぁぁん!はやぐうばれでぇぇぇ!おなかがぐるじいよぉぉぉ!!おかーざんがゆっくりできないでしょぉぉぉ?!」 もうすぐ出産という所で、透明な壁に阻まれる赤れいむ。 これは私が用意した透明な板で、加工所産の「透明な箱」と材質は同じ物。 大きさ的には出産待ちの赤れいむより、少し大きいくらいである。 そんな透明な板で、産道の出口を塞ぎ、周囲を瞬間接着剤で固めたのだ。 「ゆんびゅぅぅ?!どぼじちぇぇぇぇ?!にゃんでじゃましゅるのぉぉぉぉ?!れーみゅにしっとしちぇるのぉぉぉ?!」 赤れいむは透明な板に顔を押し付けて、必死に外に出ようとする。 だが、赤ゆっくり程度の力ではビクともせず、涙目で大騒ぎだ。 これだ、私はこれが見たかったのだ。 これは私が小学生の頃にさかのぼる。 あれは公園で遊んでいた時の事だった。 …………… ………… ……… …… … 「ゆぎぃぃぃぃ!うばれるうぅぅぅ!がわいいでいぶのあがちゃんが、うばれるよぉぉぉぉ!!」 「れいむ、がんばるのぜ!もうひといきなのぜ!!かわいいおちびちゃんたちと、もうすぐごたいめんなのぜ!!」 公園のトイレの裏の方から、何やら声が聞こえる。 好奇心旺盛な私が、声が聞こえる方に歩いていくと、そこには二匹の小汚いゆっくり、成体のれいむとまりさがいた。 れいむは世にも醜い表情で汗だくで力んでいる。 まりさはれいむの前で帽子を口に銜えた格好で待機している。 私は何事かと思い、まりさを思いっきり蹴り飛ばして、れいむの正面に回った。 「きゃわいいれーみゅが、ゆっくちうまれりゅよ!」 ぽーん!グチャ! 「ゆびゅ!」 れいむの口の下あたりから顔を出したそれは、ピッチングマシーンから撃ち出された球のように、私に向かって飛んできた。 私はとっさにそれを避けるが、勢いよく飛び出したそれは、そのまま木に当たり砕け散った。 「ゆ…ゆ…ゆっがぁぁぁぁ?!おちびちゃんがぁぁぁぁ?!どぼじ………ゆっぎぃぃぃぃ!!う、うばれるぅぅぅ!!」 飛び散った赤ゆを見たれいむは、大声を張り上げて泣き出すが、悲しむ間もなく二匹目の出産が始まる。 私は無性に、何とかしてこの感動のかけらも無い、醜い生命誕生の瞬間を邪魔してやりたくなった。 汚いと思いつつも、薄汚れたれいむの体を持ち上げると、産道から少しずつ顔を出す赤ゆっくりを外に出さないように手で圧力をかけた。 「ゆっぎぃぃぃぃ?!おなかがいだいぃぃぃぃ?!おちびちゃぁぁぁん、はやぐうまれでぇぇぇ!!」 「ゆゆ!きゃわいいまりちゃが、ゆっくち…ゆっぴぃぃぃぃ!いちゃいのじぇぇぇぇぇ!まりちゃ、ちゅぶりぇるぅぅぅ?!」 圧迫感に苦しむ親子ゆっくり達。 共に苦悶の表情を浮かべて、涙と汗を大漁に溢れさせる。 私は、何とかこの状態を維持できないかと考え、れいむを抱えたまま慌てて家に帰った。 帰ろうとした時に、復活した番のまりさが何やら騒いで私の方に向かってきたので、カウンターに蹴りを入れてやると、勢い良くどこかに吹っ飛んで行った。 家に着いた私は、何とかこの赤ゆっくりを押さえておく事は出来ないかと、家中を物色した。 そして台所である物を見つけた。 早速私は、それをれいむに巻きつけようとして、手の力を緩めた。 「うばれるぅぅぅぅ!!うばれるよぉぉぉぉぉ!!」 ポーン!「ゆっくちー『グチャ!』ゆべぇ?!」 その途端、勢い良く生まれ出た赤ゆっくりが、天井にぶつかって砕け散り、汚らしいシミとなった。 天井から餡がポタポタと垂れてくるのを見ながら、私とれいむはしばらく固まった。 「ゆっがぁぁぁぁ!れいむの、がわいいおちびちゃんがぁぁぁ!…ゆっぎ!まだだぁぁ!ぐるぅぅ!うばれるうぅぅぅ!!」 先に動いたのは、れいむだった。 本日3匹目の出産が始まる。 れいむの産道から三度、赤ゆっくりが顔を覗かせ始めるのを見て、私は慌ててれいむの体にサランラップを巻いた。 れいむの腹部を3回ほどラップで巻くと、念のためそれをセロテープで止めた。 「ゆぎぃぃぃぃ!うばるるよぉぉぉぉ!こんどこぞ、でいぶのがわいいおちびちゃんがぁぁぁぁ!!」 「ゆっくち!きゃわいいれーみゅが…ゆっぶぅぅ?!にゃにこりぇぇぇぇ?!」 元気良く生まれようとした矢先、ラップにそれを阻まれて不快そうにする赤れいむ。 必死でラップに顔を押し付け飛び出そうとするが、なかなか上手くいかない。 「ゆぶぅぅぅん!ゆぶぅぅぅん!うばれろぉぉぉぉぉ!うばれろぉぉぉぉ!これいじょう、でいぶをくるじめるなぁぁぁ!!ゆがぁぁぁ!!」 ビリッ!シュリュルリュル…ポーン!グチャッ! ピンポン球がおデコに当たったくらいの衝撃が、私を襲った。 れいむが力いっぱい力んだせいか、ラップを止めていたセロテープが取れ、緩んだラップと共に赤れいむが私の額に当たった。 赤れいむは、そのまま潰れて餡を撒き散らし、私の服と台所を汚したのだった。 あの後帰ってきた母親が、鬼の様な勢いで私を叱り、私は泣く泣く台所を掃除したのだった。 まあ、その腹いせに、持ち帰ったれいむを解剖して遊んだのは良い思い出である。 あの時上手くいかなかった面白実験が、今成功したのである。 苦しむ親子の不細工面に満足しつつ、動画としてその様子を記録していると、親れいむに変化が起こった。 「ゆびぃ!おちびちゃん!はやくでていけぇぇぇ!あとがつかえてるよぉぉぉぉ!ぐ、ぐるじぃぃぃぃ!はやぐででいげぇぇぇ!!」 「ゆっくち!きゃわいーまりちゃが、にゃんかくらいのじしゅくふくしゃれ……ぇ?にゃにこ…ゆっぶぅぅぅぅ?!」 「ゆっぴぃぃぃぃ!おしゃないでぇぇぇぇ!!れーみゅがつぶれりゅぅぅぅ!!」 赤れいむの出産が終わらない内に、第二子の赤まりさが、誕生の時を向かえたようだ。 赤まりさは内圧により、姉である赤れいむを潰さんばかりに、透明な板に押し付ける。 透明な板に押し当てられた赤れいむの顔は、不細工に引き伸ばされるが、それでも必死に泣き叫ぶ。 ミチミチミチミチ… 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁ!いだいぃぃぃぃ!おなかがぁぁぁぁ!れいむの、しんぴのまむまむがさげるぅぅぅぅ!!」 透明な板を付着させた皮が、悲鳴を上げて盛り上がり始める。 それでも透明な板は外れる気配を見せないのは、流石有名メーカーの接着剤と言った所だが、どうやられいむの皮の方が限界らしい。 れいむはついに、白目を剥いて泡を吹き出した。 おそらくこれは、メレンゲのように決め細やかな泡で… ではなかった、異様な形に産道が盛り上がり、そろそろ皮が千切れると思った瞬間だった。 『ゆびちゅ!』 赤ゆの叫びか、潰れる音なのか、今までは赤れいむの顔が見えていた透明な板の向こう側が、黒く濁った色に変わった。 おそらく赤れいむが赤まりさと共に、透明な板と産道の圧力で圧し潰れたのだろう。 「びゅ…びゅ…びゅ……」 白目を剥いたれいむは、どうやらそのまま気絶してしまったらしい。 口から泡と共に、だらしなく舌をたらして痙攣している。 私は透明な板が付着した皮をメスで切り取り、産道の中を確認してみたが、やはり赤ゆだった物が中に残っているだけだった。 私は痙攣している産道に、今度は透明な太めのパイプを挿入した。 「がびゅ?!」 その瞬間、一瞬だけれいむは体を大きく震わせたが、目を覚ます事無く気絶し続けたまま。 私は先程と同じように、透明なパイプと産道の結合部に、瞬間接着剤を垂らしてパイプを固定する。 このパイプも透明な箱と同じ材質の物を使っており、赤ゆ1匹くらいなら余裕で通れるくらいの内径がある。 これで何をするのかと言えば… 「ゆっがぁぁぁ!ここからだぜぇぇぇ!まりさは、にんぷさんなんだぜぇぇぇ!だいじにあつかうんだぜぇぇぇ!!」 透明な箱に入っている妊婦まりさを、気絶しているれいむのところまで持ってくる。 このふてぶてしい態度はおそらく、世に言う「鬼威惨」達を簡単に沸騰させ、腹パンチをもらう事請け合いだろう。 私の計算では、こいつもそろそろ出産が始まる頃である。 「ゆぎゃぁぁぁ?!なんなんだぜこのれいむはぁぁぁ?!ゆっくりできな…ゆっぎぃぃぃぃ!いだいぃぃぃ!う、うばれるぅぅぅ?!」 計算どおりのタイミングで、出産を迎えるまりさ。 苦悶の表情を浮かべるまりさの口の下あたりから、ミチミチと音を立てて産道が開き始める。 「ゆゆっ!きゃわいーまりちゃが、ゆっくちうまれりゅよ!みんにゃで、しゅくふくしていっちぇねぇ!」 全身汗だくで、両目を飛び出さんばかりに見開ているまりさとは対照的に、両目を輝かせて自らの誕生を心待ちにする赤まりさ。 私は大急ぎでれいむ付きの透明パイプを、まりさの産道に多い被せる様に押し当てると、汗を拭き取り接着剤で固定する。 「ゆぎぎぎぎぃぃぃぃ!うばれるぅぅぅ!!てんしのような、あがちゃんがうばれるぅぅぅ!!ぎがががが!ごごごごごぉぉぉ?!ごっべぇぇ?!」 「はやくうむのじぇ!しぇかいのみんにゃが、まちのじょんだ、きゃわいーまりちゃがうまれりゅよ!かんどーのしゅんきゃんなのじぇ!」 天使の様なとは言っているが、まるで悪魔を産み落とさんばかりの凄まじい形相のまりさ。 見ているこちらを不快にする、おぞましい姿を晒して叫んでいる。 どうやら必死で、透明パイプを取り付けられた事に気がついていないらしい。 そして同様に、どこからその自信が湧いてくるのか解らない赤まりさも、目の前の風景が変わった事に気がついていない。 そしてついに、感動(?)の瞬間が訪れる。 ポーン! パスッ! 「…ゆっごぶっ?!」 「ゆっくち、うまりぇちゃよ!…ゆぶぅ?!…いっちゃいのじぇぇぇぇぇ!ゆびぇぇぇぇぇん!どーしちぇ、しゅくふくしてくりぇないのじぇぇぇぇぇ!!」 まりさの体より放たれた赤まりさは、そのままパイプを伝ってれいむの産道の中に吸い込まれるように消えていった。 れいむは赤まりさが産道に進入した衝撃で、一瞬呻き声を上げると大きく痙攣した。 「ゆぎぃ…ぎぎ…お、おちびちゃんは…?かわいい…てんしちゃんは…どこいったんだ…ぜ?…ぜっ…ぜっ…」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!ここはどきょなのじぇぇぇぇ?!まっくりゃで、にゃにもみえないのじぇぇぇぇ!おかーしゃぁぁぁん!ゆびぇぇぇぇぇん!!」 「ゆぶぶ…ゆぎぎ…げご…ごご…」 出産で体力を消耗しているまりさは、空ろな目で我が子を必死に探す。 だが、当の赤まりさは既に別の母体の中。 れいむの体内で元気良く泣き叫んでいる。 れいむは未だ気絶したままだが、赤まりさが大声を上げるのと同調しているかのように、小さな呻き声を一緒に上げている。 「ゆびぇぇぇぇぇん!だれか、たしゅけちぇよぉぉぉぉ!ここからだしちぇよぉぉぉぉ!!」 「ゆぎ…おちび…ちゃ………?!…ゆっごぉぉぉ?!ぎぎぎぎぎぃ!う、うばれるぅぅぅ?!ま、まだ、うばれるうぅぅぅ?!」 生まれたてで、ろくに体を動かす事も出来ない赤まりさは、れいむの体内で必死に助けを求める。 だがタイミング悪く、まりさが急に産気づく。 ムリムリと産道を押し広げて第二子が顔を出すと、両目をパッチリ開いて輝かせ、声高らかに宣言する。 「ゆゆっ!きゃわいーれーみゅが、いまからうまれりゅよ!みんにゃで、おいわいしちぇねぇ!」 自信たっぷりの第二の砲弾が、発射準備を整えていく。 そして赤れいむは、もがき苦しむ母体を気にかける事無く、満面の笑顔で世界に飛び出した。 ポーン! 「ゆっくちうまりぇ…『グチャ!』 ゆっげぇ?!…ゆびゅえぇぇぇん!いっちゃいぃぃぃ!くっしゃぁぁぁい!どーしちぇ、いじわりゅしゅるのおぉぉ?!」 「ゆごぎぃ!?…ぎご…ごがが…」 鈍い音と共に、れいむの産道内に着弾した赤れいむ。 赤まりさの鳴き声が途絶えた事から考えても、おそらく赤まりさをクッション代わりに潰して生き延びたのだろう。 生まれた瞬間に姉妹を殺したとも知らず、自分が悲劇のヒロインとばかりにゆんゆんと泣き続ける。 「ゆっがぁぁぁ?!ばでぃざのあがちゃんがぁぁぁ?!どこへぎえだのぉぉぉぉ?!」 「ゆばがっ?!で、でいぶは…?でいぶは、なにをじでだの?! ゆぎぎ…なんだがおなかがいだいよ!どうなっでいるのぉぉぉ?!」 「ゆわっ?!おまえはなんなんだぜ?!どこからあらわれ…お、おまえがぁぁぁ?!おまえが、まりざのおちびちゃんを、かくじだのはぁぁぁ?!」 醜い面構えで必死に我が子に呼びかけるまりさ。 そしてようやく目を覚ましたれいむ。 まりさは目の前のれいむの存在に気がつくと、我が子を隠した犯人と決め付け、口汚く罵り始める。 「ゆびぇ?おかーしゃん?おかーしゃんにゃのぉぉぉぉ?!きゃわいーれーみゅは、ここだよぉぉぉ!はやくたしゅけちぇぇぇぇ!!」 「やっばりおまえだぁぁぁ!このぐぞれいむぅぅ!!ざっざとおちびをかえぜぇぇぇ?!」 「なにいっでるのぉぉぉ?!れいむはおちびちゃんなんか…はっ!れいむのおちびちゃん!!………おまえがぁぁぁ?!おまえがおちびちゃんをぉぉ?!」 「ゆんやぁぁぁぁ!!れーみゅはくしょれーみゅじゃないよぉぉぉ!!どーしちぇしょんなこちょいうにょぉぉぉぉ?!」 まるで鉄アレイのような状態で、お互いをののしるゆっくり達。 生き残った赤れいむも混ざって、聞くに堪えない言い争いを始める。 「何をやっているのかと思えば…悪趣味な実験してるわね…」 声のする方を見ると、同期の研究員が呆れ顔で私を見ている。 「あら?何時の間に…そんな似悪趣味かなぁ?子供の頃から一度やってみたいと思っていたやつなんだけど…結構笑えるでしょ?」 「十分悪趣味よ。虐待鬼威惨って人達並よ。実験というより、虐待に近いわね」 彼女は実験体のゆっくりを眺めながらそう言う。 「確かに他の動物や人間でこれをやったら問題ありだと思うけど、これゆっくりだし、笑いのネタにしかならないでしょ?」 「十分危ない危ない気もするけれど、まあ、ここは加工所の研究室だしね…でも、少しは真面目に研究しなさいよ?」 私は十分真面目に研究しているつもりなのだが、彼女が私に色々と説教を始める。 「まあ、データは後で上げるから…とりあえず、これはもう使えそうにないから破棄して、新しいのでもう一回やってみましょうか?」 「ふーん…まあ、面白そうだから見ていくわ」 最初は否定的だった彼女だが、やはり研究者として興味があるのか、私の提案にあっさり乗ってきた。 ここはゆっくり加工所の研究室。 ゆっくりをどんな風に扱おうが、どんな風に殺してしまおうが誰も気にもしない。 商品化、もしくは生態を探る等の名目で、日夜拷問紛いの研究が行われている場所だ。 皆が皆、ゆっくりの命など露とも思っていないのだ。 小さい頃からゆっくりに興味があった私にぴったりの場所。 私は加工所に感謝している。 完 徒然あき