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ユーリ&フレン ユーリ・ローウェル 出典:テイルズ オブ ヴェスペリア フレン・シーフォ 出典:同上 初登場ステージ/正式加入:プロローグ5/21話 加入レベル: 能力値 1Lv 25Lv 50Lv 99Lv HP 2538 47673 ATK 66 766 DEF 46 396 TEC 24 276 DEX 23 271 移動範囲:5 攻撃範囲:2 技性能 技名 分類 習得Lv 追加効果 攻撃力 XP上昇 ブロック破壊力 最大hit数 備考 蒼破刃&魔神剣 通常技 初期 - A 6% 20 9 虎牙破斬&光破旋衝陣 通常技 初期 気 C 8% 24 12 円閃牙&鳳凰天駆 通常技 7 崩 B 9% 28 13 戦迅狼破&獅子戦吼 通常技 15 - A 7% 20 10 断空牙&ディバインストリーク 通常技 25 崩 B 7% 22 11 武神双天波 必殺技 初期 - S - - 23 漸毅狼影陣&光竜滅牙槍 複数技 初期 - S - - 25×敵の数 対象:2体範囲:2 フェイタルストライク サポートアタック 初期 崩 B 15% 45 22 スキル スキル名 習得Lv スキル効果 消費SP 対象 備考 フェイタルストライク 33 クロスブレイクダメージ↑:100% 50 SELF 仕事の報酬 初期 獲得GOLD↑:50% 60 味方 キュア 初期 HP回復:60% 30 ALLV オーバーリミッツ 23 コンボXP回復率↑:100% 80 SELF オートスキル スキル名 習得Lv 習得必要CP 発動条件 スキル効果 騎士団の担い手 初期 - 行動後:SP50%未満 防御消費SP半減 遮波(しゃんは) 30 500 ターン開始時:XP50%以上 ブロッククラッシュダメージ↑25% 罪を制する者 初期 - ターン開始時:確率100% バックアタック↑15% ギルドの流儀 初期 300 ターン開始時:味方(行動不能になっていない)が5体以上 クロス硬直延長 ライオンハート 37 600 行動後:味方(行動不能になっていない)が敵より多いとき 毒無効、気絶無効崩し無効、封印無効 リバイバルエナジー 19 400 ターン開始時:確率100% 救援全回復 夜の帝王 32話開始時に取得 - ターン開始時:ラウンド5以上 獲得CP↑15% 技説明 ○/蒼破刃&魔神剣 吹き飛ばし方向・横 クロスブレイク・可 技の発生から終了までがかなり短く、ギルドの流儀を発動していて素早く割りたいときに役立つかもしれない技。 重い敵相手には地上以外だとどうしても落としてしまい、軽い敵はかなり低めで拾わないと、〆の部分の攻撃範囲が小さいのも相まって〆が当たらないのに注意。 重さ普通の相手だと、低めで拾ったときに7ヒット目の後に2フレームだけソロの攻撃をクリティカルできるタイミングがある。 赤ミラキャンポイントは、ルミナンサイスがはじけた瞬間からフレンがかがみこんだとき(Ver.1.2)。 9ヒットの内最高7ヒットも当てれてかつボーナスを得られるので、覚えて損はない。 ←/虎牙破斬&光破旋衝陣 吹き飛ばし方向・縦 クロスブレイク・不可 「オーバーリミッツ」2回発動&ミラキャン30%軽減で無限ミラキャン可能。 気絶付与かつ、軽い敵を高めで拾っても〆がヒットする性能。 重い敵は上に吹っ飛ばしたなら、フレンの瞬迅剣の2ヒット目を当てるようにすれば落とさない。 超重い敵はクロスヒットなどで何とかするしかない。 気絶を付与させて一旦戦闘を終える、またはオーバーリミッツ等でXP回収率を上げて気絶付与させつつXP100%まで稼ぎたいというときに役に立つ。 赤ミラキャンポイントは、ユーリがパンチをして光陣が出現している間(Ver.1.2)。 バージョンアップによって、パンチのヒット確認から余裕でキャンセルできるようになった。 →/円閃牙&鳳凰天駆 吹き飛ばし方向・縦 クロスブレイク・不可 「オーバーリミッツ」1回発動&ミラキャン消費XP30%軽減で無限ミラキャン可能。 「オーバーリミッツ」2回発動なら赤ミラキャンするたびにXPが10%回復していくというびっくり性能。 崩し付与という点は後の断空牙&ディバインストリークと被るが、こちらはゲージ回収率と攻撃密度の高さが特徴である。 軽い敵でも安定し、重い敵だろうが高めで拾えば落とすことなくすべて当てれる。 ゲージ回収のみが目的ならこの技をガンガン振ればいい。 崩しも付与できればラッキーである。 赤ミラキャンポイントは、ユーリが剣を回している間(Ver.1.2)。 バージョンアップの恩恵をかなり受けており、粘れば10ヒットまで伸ばすことが可能になった。 キャンセルに自信があるなら、ミラキャンコンボの主軸となるだろう。 ↑/戦迅狼破&獅子戦吼 吹き飛ばし方向・横 クロスブレイク・可 発生速度の早さが特徴的なクロスブレイクできる技。 軽い敵は戦闘開始の始動か地面すれすれの低めで拾わないと、戦迅狼破のパンチがスカって落としてしまう。 重い敵は高めで拾っても落としてしまう。 発生速度の速さから、せがた三四郎やエステルなどの初段の発生の早いソロユニットを呼び出してからこの技を使用して両方ともクリティカルなんてこともできる。 赤ミラキャンは、竜刃翔の拳を振り抜いた瞬間~ユーリが刀を両手で持って降り始めた瞬間(Ver.1.2)。 ろくにヒット数を稼げないうちにキャンセルせざるを得ないため、ミラキャンコンボのパーツには向いていない。 ↓/断空牙&ディバインストリーク 吹き飛ばし方向・横 クロスブレイク・可 こちらは円閃牙&鳳凰天駆と違い、クロスブレイクさせつつ崩しを付与できる点にある。 軽い敵には低めで当てないと途中で落としてしまうが、重い敵には高めでクリティカルすれば一切落とすことなくフルヒットする。 重い敵相手にクリティカルさせつつ、落とさずに〆まで行けるのはこの技だけだろう(CRTチャンス延長があれば→Aもいけるのだが)。 ただし、敵のHPが0の場合は、地上からのヒットだと消滅してしまうので注意が必要。 赤ミラキャンポイントは、断空牙の叩き付け時~ディバインストリークのエフェクトが発生した瞬間(Ver.1.2)。 サポート/フェイタルストライク 吹き飛ばし方向・縦 クロスブレイク・可 序盤のパンチ連打と中盤の突き連打のおかげで、サポートクロスヒットの狙いやすさはトップクラス。 XP稼ぎとしても優秀なので狙えるなら積極的に狙っていきたい。 密度が高い半面、浮かせすぎるせいか軽い相手にはミスが出てしまう。 複数技/漸毅狼影陣&光竜滅牙槍 対象・2人 範囲・2 代名詞である念仏切り。 ヒット数がかなり多く、総合ダメージも全複数技中トップ。 サイドアタックから仕掛ければ大体の雑魚は片付くことが多い。 発動直後にスキップするとご丁寧に念仏だけ聞かせてくれるステキ仕様。 ユニット解説 気絶要員としても使え、仲間のHP回復も可能なユニット。 自前でXP上昇率アップとクロスブレイクダメージアップを持っているため、シンプルな「クロスブレイクしながらゲージを溜めて必殺技でフィニッシュ」という流れでダメージを稼ぐことができる。 その分SP消費が激しいので、ソロで補うか開き直って毎ターン必殺技フィニッシュを狙うなどの対策が必要。 また、壊属性技が1つもないので「遮波」を腐らせてしまいがち。ブロック破壊できるソロなどで補いたいところ。 高威力かつクロスブレイクを狙いやすい上Aかミラキャン狙いで右Aを強化するとよい。 赤ミラキャンのタイミングが分かりやすいうえに条件が整えれば無限ミラキャンも可能。 ミラキャンに慣れてない人にはおすすめのペア。 おすすめコンボ エステル 上A→フレンの最初のタックルが当たった時にソロアタック→バウンドに合わせて上Aループ ブロック値30まで。ブロックなしの時に特に安定。 エステルの空中攻撃判定に合わない場合は、エステルの呼びをやや遅らせる。 平八 ソロ呼び出し直後に下A→敵が落ちてくるところをクリティカル狙いで左A XP稼ぎ目的。 ミラキャン中や重い敵なら3回クロスブレイク可能。 ただし、下Aは敵をオーバーキルしていると消滅してしまうので注意が必要。 上Aで初撃ヒット前後でソロ呼び出し→敵が落ちてくるところを左Aか右A XP稼ぎ目的。 こちらもクロスブレイク数が3回で、敵を落とさないので稼ぎという目的では優秀。 ただし、ソロ呼び出しのタイミングがややシビア。 せがた A→ソロアタック→A→引きつけて上A 重量級以外へのコンボ。 A→ソロアタック→A→右A 重量級にはこちらを。 上A→ソロアタック→上Aループ 重量級以外へのコンボだが、やや不安定。 ワルキューレ NA→NA7ヒット後のユーリの剣先が上の方を向いている時にワルキューレ呼び→ワルキューレの打ち上げからの急降下に合わせてNAクリティカル→戻ってきた敵を↑Aクリティカル→必殺技 上記に書いた、「蒼破刃&魔神剣に2フレームだけクリティカルできるタイミングがある」のを利用したクロスブレイク4回コンボ。 その分、コンボ難易度は高めである(ワルキューレを呼ぶタイミングが1フレームでもずれると、ワルキューレの攻撃がクリティカルしない、蒼破刃&魔神剣でクロスブレイクできない、ワルキューレが敵を打ち上げないなど、散々な目になる)。 フェイタルストライク(スキル)を最大限に生かせるコンボルートの一つとなりえるだろう。 おすすめソロ 平八 「鉄拳」や「影足」の恩恵が大きい。 特に「影足」は、30%減少時なら「オーバーリミッツ」を一回以上発動しておくだけで、右A使用による無限ミラキャンが可能。 また、「不死身の体」や「騎士団の担い手」により、敵のターン時においての強敵対策がしやすい。 オマケ程度だが、互いのバックアタック上昇のオートスキル重なりに無駄がない。 分隊マップで一緒になる回数が後半に多い。 アリサ コンセプトとしては平八と一緒。 こちらはブロックを割れない代わりに、反撃無効による対ボスの削りと、無限コンボとHP吸収やSP回収を組み合わせた反撃無双が強い。 立ち回りとしては、「オーバーリミッツ」を使って「騎士団の担い手」を発動してから敵ターンを迎え、必殺技で回復しながら防御しつつ、うまいこと「捕食」を発動する。その後、自ターン時にミラキャンコンボでSPを回復という流れになるだろう。 ただし、状態異常無効の「ライオンハート」は敵がこちらより多いときに発動しないのが悩みどころ。 「救命刃」の発動条件も踏まえると、敵の数が減ってくる後半戦向きの組み合わせ。 「キュア」自体が高性能なので回復弾と被る点も痛い。 せがた シナリオで絡みのあった組み合わせ。 一見ネタ臭いが、動きを合わせられるコンボルートを持っている。 それに加え、「罪を制するもの」を活用できる「冬こそ燃えろ!」、優秀なサポートを生かす「名監督!」と「みんなで戦え!」、「遮波」と「頭を使え!」の重複によるクラッシュダメージの増加、クロスブレイクダメージ増加を「ナイスプレイ!」に任せることでその分のSPを「オーバーリミッツ」に使える、といった具合に意外にも相性がいい。 硬い敵に対する回答がないのが最大の欠点。 一応せがたのソロで割れるとはいえ、クロスブレイクできない分のダメージが減ってしまうのが泣きどころ。 コメント 名前
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※SS/EX/宴、獲得家紋、コスト兵種別一覧はVer共通の本願寺一覧へ 本願寺Ver1.1一覧 No. 武家 武将名 コスト 兵種 武/統 特技 計略 士気 計略内容 イラスト 戦国大名006 雑賀衆 UC雑賀孫市 2.5 鉄砲 8/8 狙 早業射撃 4 武力が上がり、残弾数が回復する。 風間雷太 本願寺001 雑賀衆 UC岡吉正 1.5 鉄砲 5/4 忍 狙 一発必中 3 武力が上がり、射撃時の攻撃回数が増える。さらに射程距離が伸び、敵を貫通して射撃できるようになる。ただし、弾丸の回復速度が下がる。 JUNNY 本願寺002 本願寺 C願証寺証意 1.0 槍足軽 2/4 - 一向宗の念仏 3 【陣形】敵の移動速度を下げる。 佐藤啓太 本願寺003 本願寺 UC願証寺証恵 1.5 足軽 5/5 伏 脱兎の如く 4 本願寺の味方の移動速度が上がる。 牧野卓 本願寺004 雑賀衆 R小雀 1.0 鉄砲 2/2 魅 狙 小雀落とし 3 武力が上がり、射撃が騎馬隊に命中すると突撃が一定時間できないようになる。 伊藤サトシ 本願寺005 雑賀衆 SR雑賀孫市 3.0 鉄砲 10/5 魅 狙 乱れ八咫烏 7 武力と射程距離が上がり、射程内のすべての敵に同時に射撃できるようになる。 風間雷太 本願寺006 本願寺 C七里頼周 1.5 槍足軽 5/1 気 一向一揆 3 武力が上がり、兵力が一定時間ごとに回復する。 Ryo-ta.H 本願寺007 本願寺 UC下間仲孝 1.5 足軽 5/8 - 手猿楽 5 【陣形】敵の武力を徐々に下げる。 那知上陽子 本願寺008 本願寺 C下間頼照 1.0 足軽 2/5 伏 一揆の陣 5 【陣形】本願寺の味方の兵力が、最大兵力を超えて徐々に回復するようになる。 岩元辰郎 本願寺009 本願寺 C下間頼成 1.0 足軽 4/1 - 一向宗の足止め 3 【陣形】敵の移動速度を下げる。 加那屋大志 本願寺010 本願寺 UC下間頼旦 2.0 足軽 8/5 城 一向一揆 3 武力が上がり、兵力が一定時間ごとに回復する。 三好載克 本願寺011 本願寺 C下間頼龍 1.0 槍足軽 2/5 - 一向宗の援軍 4 味方の武力が低いほど、兵力が回復する。 碧風羽 本願寺012 本願寺 SR下間頼廉 2.5 鉄砲 8/9 気 狙 一向宗の采配 5 味方の武力が上がる。足軽であれば、さらに武力が上がる。 山宗 本願寺013 雑賀衆 C下針 1.5 鉄砲 6/2 狙 弾幕射撃 3 射程距離が伸び、射撃が命中した敵を吹き飛ばす。 hippo 本願寺014 雑賀衆 R鈴木佐太夫 2.0 鉄砲 7/6 柵 狙 一蓮托生 5 敵と味方の武力が上がるが、移動速度が下がる。 タケダサナ 本願寺015 雑賀衆 R鈴木重兼 2.0 鉄砲 6/8 柵 狙 雑賀の采配 5 味方の武力が上がり、鉄砲隊であれば敵を貫通して射撃できるようになる。 萩谷薫 本願寺016 雑賀衆 C鈴木重泰 1.5 鉄砲 5/4 気 狙 怒りの銃弾 4 武力が上がり、射撃時の攻撃回数が増える。その効果は兵力が少ないほど大きい。 小城崇志 本願寺017 本願寺 C超勝寺実照 2.0 足軽 8/1 気 超気合いの構え 3 武力が上がる。兵力ゲージの赤い部分が多いほど、さらに武力と兵力が上がる。 木下勇樹 本願寺018 雑賀衆 R土橋守重 2.5 鉄砲 9/4 柵 狙 阿修羅の銃弾 5 武力が上がり、射撃時の攻撃回数が増え、射撃幅が拡大する。 三好載克 本願寺019 雑賀衆 C鶴首 1.0 鉄砲 2/2 狙 鶴首落とし 3 武力が上がり、射撃が命中すると敵の武力が一定時間下がるようになる。 Daisuke Izuka 本願寺020 本願寺 C徳田重清 1.5 鉄砲 5/5 柵 狙 弾丸補給 3 味方の残弾数が回復する。さらに弾数の回復速度が上がる。 吉野啓太 本願寺021 本願寺 R如春尼 1.0 足軽 1/6 柵 魅 輪廻舞踊 5 【舞踊】味方の復活時間を減らす。 戸橋ことみ 本願寺022 雑賀衆 R蛍 1.5 鉄砲 5/6 魅 狙 蛍火の陣 3 【陣形】本願寺の鉄砲隊の射程距離が伸びる。 小室和生 本願寺023 本願寺 C本願寺教如 1.5 足軽 5/8 柵 土砂崩れ 7 敵に土砂によるダメージを与える。ダメージはお互いの統率力で上下する。 寺澤隆徳 本願寺024 本願寺 SR本願寺顕如 2.5 足軽 8/10 城 気 魅 如来降臨 7 【陣形】本願寺の味方の兵力が徐々に回復し、敵の兵力を徐々に下げる。 杉浦善夫 本願寺025 雑賀衆 UC無二 1.5 鉄砲 6/2 魅 狙 二丁拳銃 3 武力が上がり、2部隊同時に射撃できるようになる。 匡吉 コメント *編集が苦手な方はこちらへ訂正指摘等々、お願いします 名前
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「そぉれ!」 剣戟。 愛竜暴君――――『ブリタニアのエリザベート・バートリー』が振るう槍が、縦横無尽に荒れ狂う。 さながら暴風。 ヤーノシュ山から吹き荒れる、真紅の竜の大旋風。 竜種の膂力で振り回されるそれは、一撃で地形を削り取るだけの破壊力を内包する。 それを真っ向から迎え撃つは、魔剣士佐々木小次郎。 純粋な剣術の技量であれば、比べるべくもなく。 されど一撃一撃が大槌を想起させるエリザベートの攻撃は、中々反撃の糸口を与えない。 あるいは、一瞬の隙をついて反撃に転じようとしても―――― 「くっ……!」 「よくやったわ、親衛隊!」 ――――その隙を、死霊の魔力弾やスケルトンの弓で潰されてしまう。 放たれた魔力弾を切り払い、再びエリザベートの猛攻を受けることとなる。 統率された軍隊。 ただそれだけで、これほどにも脅威になる。 攻め込もうにも、攻め込めず。 故に、小次郎は受け手に甘んじていた。甘んじざるを得なかった。 一合一合が大暴風。 それを受けるだけでも、小次郎の技量のほどが伺い知れる。 ……本来であれば、ここから切り返して一撃、なのだが。 「小次郎の支援をしないと……!」 当然、立香たちもただそれを見ているだけではない。 少しずつ、周辺の死霊やスケルトンを減らすべく攻撃を続けているのだが……これに専念もできない。 「そうは言うが、この状況ではね……!」 戦場に生えていた樹の陰から援護射撃を行うホームズが、苦々しげに呻く。 銃声、銃声、銃声。 三発の弾丸は見事死霊の脳天を貫き、霧散させ――――即座に返ってくる無数の矢を前に、名探偵は慌てて樹の陰に隠れた。 矢の主はスケルトンの軍団――――ではない。 騎士だ。 武士だ。 そしてスケルトンだ。 「どうにか愛竜暴君を引きずり出せたはいいものの、状況はあまりよくありませんな……!」 ――――なぜならここは、戦場の只中なのだから。 隙を見せれば、他の陣営が即座に攻撃を仕掛けてくる。 小次郎とエリザベートの戦闘にも、絶え間なく矢が放たれていた。 彼らはそれを交わし、弾き、払い、エリザベートに関しては時折受け止めて、対処しながら切り結んでいる。 そしてそれもまた、小次郎が攻めあぐねている理由のひとつだった。 エリザベートはその耐久力……恐らく『戦闘続行』スキルも影響している……により、ある程度の被弾を無視して攻撃してくる。 だが、小次郎の方はそうはいかない。 矢が刺さればそれだけ動きは鈍り、隙を晒すことになるだろう。 もとより、燕を相手に刀を振り続けた男。 乱戦の作法など、彼が知る由もないのだ。 「よいしょっ!」 エリザベートの竜骨槍が、力任せに地面に叩きつけられた。 小次郎は素早く後ろに下がってそれをかわすが、土煙がもうと噴き上がった。 一瞬、二人の視界が閉ざされ――――周辺からも、認識できなくなる。 「好機――――!」 これは、千機一遇だ。 小次郎は心眼にてエリザベートの位置を捉え、視界に頼らぬままに切り捨てることができる。 土煙に隠されたこの状況なら、外からの横やりも無い。 自ら噴煙を巻き上げたその迂闊、呪いながら果てて行け――――そう、小次郎が踏み込んだその瞬間。 「――――ダメだ、小次郎!」 「!」 マスターの叫びを聞き、咄嗟に小次郎が軌道を変える。 前ではなく、後ろに。 立ち込める土煙の外まで一息に飛び出し――――次の瞬間、土煙が爆ぜ飛んだ。 「『Ahhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh!!!!』」 地形が抉れ飛び、周辺にいた雑兵たちが陣営の区別なく弾け飛ぶ。 土煙の中から現れたのは、槍を口元にあてがい上機嫌に叫ぶエリザベートの姿。 無差別の“音波攻撃(ソニック・ブーム)”――――エリザベートの『竜の吐息(ドラゴンブレス)』。 竜種の血を引く彼女の叫び(シャウト)は、全てを破壊する魅惑の美声。 素早く後退したことが幸いし、小次郎の被害は微少だ。 風圧に和装をはためかせながら、静かに物干し竿を構えなおす。 今のは危なかった。 エリザベートの戦闘方法を熟知している立香の指示が無ければ、直撃を喰らっていただろう。 そうなれば、もはや剣術技量がどうこうという話ではなくなってしまう。 「竜の類はフランスであらかた味わい尽くしたと思っていたが――――いや、まさかあの小娘がこれほど愉快な使い手とはな」 小次郎の顔に笑みが浮かぶ。 エリザベートは剣士ではなく、武人ですらない。 それでも――――彼女は竜であり、即ち怪物だ。 斬るに値する価値がある。小次郎はそう判断した。 「あら、ありがとサムライ。声援とファンレターはいくらでも受け付けてるわ」 それを愉快げに笑い返しながら、エリザベートは再び槍を構える。 ――――――――同時に、彼女の周囲で霧散したはずの死霊やスケルトンが、再び起き上がる。 「だから――――次のナンバーでイかせてあげる! 行くわよブタども!」 エリザベートの笑みが、サディスティックに歪んだ。 もとより死者。 もとより亡者。 ただ打ち倒すだけでは、その“死”を断つことは敵わない――――! 「……まずいな」 再び切り結ぶ小次郎とエリザベートを見ながら、立香は奥歯を噛みしめた。 戦場は、こちらの不利に傾いている。 「むぅ、ここはやはり吾輩が加勢に……」 「ごめん、ドン・キホーテは俺を守って! 死んじゃう!」 「むむむっ! そうまで言われては仕方ない。若き騎士を守るのも、熟練の騎士の役目であるからして!」 現在、立香とドン・キホーテは主戦場から少し離れた場所から、サーヴァントたちに指示を飛ばしている。 ドン・キホーテはまだまともな戦闘に耐えられるほど回復していない。 切り札である彼を無暗に危険に晒さないため、立香が重しとなって戦場の外に留めている。 「しかし実際、キリがないね……!」 一方ホームズは、前述の通り樹の裏から支援射撃だ。 撃っては撃ち返され、一進一退の銃撃戦を繰り広げている。 その狙いは極めて正確で、確実に敵を減らしているが――――死霊軍は復活してくる以上、その場しのぎにしかならない。 「ここはひとつ、勝負に出る必要があるかもしれませんな!」 そして残る弁慶は、迫りくる鎧武者を相手に大立ち回りを繰り広げていた。 ドン・キホーテを戦わせたくない以上、彼が本当の護衛役だ。 大薙刀を振り回し、雑兵たちをなぎ倒す。 ……騎士や飛竜たちは、踏み込んでこない。 騎士が遠巻きに弓を繰り出すだけで、白兵戦の距離にまではやってこない。 だから弁慶が相手取っているのは、蛇竜宮司の配下たる武士たちだ。 彼らはこの、英霊たちが跋扈する戦場に、恐れることなく飛び込んでくる。 ――――否、何かに怯えながら、飛び込んでくるのだ。 それは死の恐怖ではなく、“ここで英霊に挑むことより恐ろしい何か”に怯えながら。 あるいはそれは、蛇竜宮司……武田信玄のカリスマが成せる行軍か。 恐怖と畏怖によって統率された軍勢が立香たちに迫り、小次郎への助太刀を許さない状況だ。 「南ァ無ッ!」 それを、弁慶は仁王に構えて全て真っ向からなぎ倒している。 一体何人の武士を屠ったことだろう。 まさしく修羅たる武蔵坊。 大薙刀の冴えは、一撃一撃が竜の爪が如く。 エリザベートにも劣らない剛力が、立香たちを守っている。 ……だが、それだけではいけないということも、誰もが理解していた。 このままでは、押し切られる。 なにせこちらの戦力は、立香とドン・キホーテを除けばサーヴァント三体でしかないのだから。 一騎当千が三騎いたとして――――四千、五千という軍勢には敵わない。 「勝負って、何を!」 だから、立香は弁慶に問うた。 この状況を覆せる一手。……検討はつく。 サーヴァントが持つ、自らの伝承に基づく必殺の一。 貴き幻想――――――――固有の宝具。 「ホームズ殿! 暫し時を稼いでいただけるか!」 「私がかい!? ……仕方ない。私は頭脳労働担当なのだがね!」 弁慶がひと薙ぎ、雑兵を片付けると、ホームズが入れ替わり前に立つ。 彼の手には銃と、ステッキ。 ホームズは優れた頭脳を持ち、音楽の才能を備え――――また、ボクシング、バリツ、杖術など、様々な武術に精通した男でもあった。 例えアーチャーのクラスで現界しても、それらの技は持ったままなのだろう。 名探偵は剣のように杖を構え、絶え間なく迫りくる武士たちに睨みを利かせる。 「悪いが、あまり長くは持たないよ!」 「結構! 然らば念仏を唱え申す!」 ステッキの一撃が武士の首を打ち据え、銃撃が心臓を射抜き――――その後ろで、弁慶の魔力が増幅する。 立香の中から、魔力が吸いだされて行く感覚。 吸いだされた魔力が、弁慶の中に注ぎこまれて行く感覚。 注ぎ込まれた魔力が、練り上がり形となっていく感覚! 薙刀の石突をしっかと大地につけ、左手を略礼にて念仏を唱える不動尊。 これなるは武蔵坊弁慶第一の宝具。 仙人として、仏僧として、彼が身に付けた即身成仏の大功徳。 弁慶の背後に、複雑な曼荼羅が浮かび上がる。 「――――――――小次郎! 離れて!」 これから起こることを理解した立香が、叫ぶように小次郎に警告した。 「承知ッ!」 気合い一閃、エリザベートの横薙ぎの一撃を地面に叩きつけるように弾きながら、小次郎は俊足にて距離を取る。 道が空いた。 弁慶の前には、無数の敵が蠢くのみ。 真名を開放する。 彼の持つ宝具を解き放つべき、真名という鍵が明かされる! 「――――――――――――――――――――『五百羅漢補陀落渡海』ッ!」 それは遊行聖の大行列。 浄土を目指す大行進。 全てを押し流す五百の羅漢。 弁慶の背後に浮かび上がった巨大な曼陀羅から、無数の棺桶が飛び出した。 棺桶――――否、船だ。船なのだ。 これは船に封じられ浄土まで旅する荒行、補陀落渡海。 数多の僧の魂が、濁流の如く戦場へと押し寄せる。 「ちょっ、なによこれぇ!」 慌てたのはエリザベートだ。 迫りくる船の群れ。明らかに尋常のそれではない。 対抗しての宝具展開――――否、間に合わない。 それでもせめてとマイクを握り、腹式呼吸で大きく吸って。 「『Ahhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh!!!!!』」 歌姫の絶唱が、補陀落渡海に対抗する。 ――――そして実際、それは拮抗した。 エリザベートが持つ、竜種由来の対魔力も影響したのだろう。 補陀落渡海はエリザベートの歌声に足を止め、彼女を避けるように流れていく。 羅漢の群れが生者を浄土へと押し流す、強制成仏宝具。 強力な宝具には違いないが――――直接的な攻撃力をもたないため、このように抵抗されてしまうことは珍しくない。 「――――よしっ! もう、ビックリしたじゃない! サプライズは事務所を通してちょうだい! まっ、所詮は無駄な抵抗だったみたいね! このスーパーアイドルにこんな技が通じるわけないもの!」 数瞬の後、補陀落渡海は涅槃へと旅立ち、消滅した。 もとより一方通行の旅路の再現。 五百の羅漢は過ぎ去るのみで、過ぎ去ってしまえば何も残らない。 ――――――――そう、何も残らない。 「否――――確かに貴殿には通じなかったが、拙僧の目論見は果たされたようだ。南無」 「はぁ? って――――――――」 慌てた様子で、エリザベートの視線が周囲を巡る。 ――――いない。 誰もいない。 死霊も、亡者も、スケルトンも、武士や騎士でさえ! 「ま、まさか――――みんな帰っちゃったの!?」 『五百羅漢補陀落渡海』は、全てを押し流し強制的に成仏させる宝具。 つまり――――この宝具の真の狙いは、周囲の雑兵の一掃。 エリザベートは補陀落渡海をしのぎ切った。 だが、周囲の雑兵はそうはいかない。 遠巻きに眺めていた連中はともかく……周囲の雑兵は、大半が羅漢と共に浄土へと旅立ったのだ。 念仏である以上、死者の類には効き目は抜群。 成仏した以上、死者が蘇ることはない。 もはやエリザベートを守る親衛隊はいなくなった。 遠巻きに矢を射掛ける騎士や武士はまだいるが、この程度ならば無視できる。 そして、彼女を守る親衛隊がいなければ―――― 「――――終わりだ、愛竜暴君。その首頂戴する」 ――――――――三騎のサーヴァントに押し勝てるほど、エリザベート・バートリーという英霊は規格外ではない。 「…………嘘よ」 小次郎、弁慶、ホームズ。 後方には、ドン・キホーテと立香。 五人の男を前に、愛竜暴君――――エリザベート・バートリーは、呆然と呟いた。 「嘘よ。嫌よ。ふざけないで。私の歌を、私の声を、聴く相手がいなくなるなんて――――認めない。私は認めない」 からん、と槍を取り落とした。 一歩、二歩と後ずさり、鋭い爪が自らの頭を掻きむしる。 「私はアイドルなの。アイドルなのよ? だから歌い続けるの。誰もが私の歌にひれ伏すの。 認めない、認めない、認めない。ねぇ、私を一人にしないでよ……!」 乱暴に掻きむしられた紅色の頭髪が、より紅い血に染まっていく。 自分の爪で、自分の頭を傷つけている。 慟哭と共に、少女の頭痛が加速する。 ……彼女は、エリザベートは、立香がよく知るサーヴァントだ。 この特異点においては、確かに敵だったが……その人となりは、彼女が抱えている歪みは、よく知っている。 だから……だからこの慟哭は、重い。 重く立香の胸にのしかかる。 サーヴァントたちは、お構いなしと得物を構えてトドメを刺そうとしていたが――――立香はどうしても、このエリザベートを倒すことに乗り気にはなれなかった。 だが、必要なことだ。 彼女がこの特異点において、民を虐げ暴れまわる愛竜暴君である……という事実は変わらない。 彼女を倒さなければ、この特異点が解決へと進まないことは変わらない。 彼女が、立香たちカルデアのことを覚えていないことも、変わらない。 倒すしかない。 せめて、その最後を焼き付けようと、立香が彼女をしっかりと見据えたその時――――――――違和感を、感じた。 「一人はイヤ、イヤなの――――――――――――ねぇ、助けて、“旦那様(プロデューサー)”ッ!」 轟音。 どこから? 背後。 遠く。 遠巻きに様子を伺っていた騎士や飛竜が、何者かに惨殺されている。 それらを惨殺した何者かが、一直線にこちらに向かって飛び込んでくる。 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――――――――――ッ!!!!」 ――――――――それは、黒い騎士だった。 漆黒の全身甲冑に身を包み、興奮からか、白い吐息を兜のスリットから漏らし。 白い――――白熱化した杭のようなものを振り回し、一目散に戦場を駆ける黒い弾丸。 ――――――――あれは、マズい。 強い、というわけではない。 あの狂戦士から感じる圧力は、確かに強烈ではあるが規格外というほどではない。 仮に大英雄ヘラクレスに比べれば、大した相手ではないと断言してもいいだろう。 だが――――あの英霊は、マズい。 兜のスリットから覗いた爛々と輝く赤い瞳が、真っ直ぐ見据えているのは――――エリザベートだ。 執念だ。 妄念だ。 狂愛だ。 正気を捨ててなお焼き付いた執着が、あの英霊を狂戦士として成立させている。 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――――――ッ!!!!!」 「っ、マスター!」 まだ距離がある。 その油断が命取りになる。 黒騎士は手に持つ杭を振りかぶり――――投げた。 湯気を上げて白熱する杭は、容易に音速を超えて飛来する。 それを小次郎が切り払い――――その後ろから、さらに三本。 「■■■■■■■■■■■■■■■――――――――――――――――ッ!!!!!!!」 次々と、絶え間なく杭が投げつけられる。 その一つ一つがまさしく流星、まさしく弾丸、まさしく砲弾。 「ぐっ……! 退がるか……!」 小次郎が、弁慶が、その投擲を得物で弾くも、しかし一撃の威力が冗談ではない。 このまま投擲の雨を受け続けるのは、うまくない。 武人たちはそう判断し、立香を抱えて他のサーヴァントと共に距離を取る。 すると投擲が止み……黒騎士が、エリザベートの隣まで馳せ参じた。 「■■■■■■■■■■■………………」 「旦那様(プロデューサー)……! 来てくれたのね!」 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!」 「流石、私の旦那様(プロデューサー)! 親衛隊長とスポンサーを兼任してるだけはあるわ!」 どういうポジションだそれ……と、突っ込む余裕もない。 黒騎士が杭を構え、エリザベートを守るように立香たちの前に立ちはだかる。 白熱する杭の熱量が空気を歪めた。 改めて、小次郎が、弁慶が、ホームズが構えを取る。 「……もう一人の、サーヴァント」 「ああ……彼が、愛竜暴君の騎士。純粋な白兵戦闘力で言えば、この特異点随一の狂戦士」 「なるほど。それは……胸が躍るというものよ」 黒騎士と姫が並び立つ。 両者の手には、槍に似た得物がひと振りずつ。 狂戦士の赤い瞳が、立香たちをゆっくりと見渡した。 ――――――――――――よくも、エリザベートを傷つけたな。 言葉よりも雄弁に、瞳が憤怒を語っている。 「さぁ――――アンコールライブを始めましょう。スポットを当てなさい!」 ――――緊張が戦士たちを包む中で、場違いに明るい姫の宣言が、戦闘開始の合図となった。 BACK TOP NEXT 第3節:三首竜王決戦(1) 三首竜王決戦 ブリタニア 第3節:三首竜王決戦(3)
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閻魔大王 閻王(えんおう)、閻魔・焰摩・焔魔・炎摩(えんま)、閻魔王(えんまおう)、焔魔天(えんまてん)、閻魔法王(えんまほうおう)、閻魔羅・閻摩羅(えんまら)、閻魔羅闍・閻摩羅社(えんまらじゃ)、閻羅(えんら)、閻羅王(えんらおう)、夜摩天(やまてん)とも呼ばれる。 元はヒンドゥー教の、人間で最初の死者にして死者の国の王となったヤマ神に由来する。 地獄の裁判官の長としてよく知られ、死後5回目(35日目)の裁判(判決)を担当する。(浄土真宗では死後すぐに極楽浄土に行くので、十王の審判はない。) 地蔵菩薩の化身とも、六欲天の夜摩天(焔魔天)ともされている。 縁日は旧暦1月と7月の16日(共に藪入りの日)。 現在は1月16日と7月16日、旧暦7月16日に相当する(概算)8月16日を縁日とするところが多い。1月16日は特に「初閻魔」と呼ばれる。 御真言は「ナウマク・サマンダ・ボダナン・エンマヤ・ソワカ(namaḥ samanta-buddhānāṃ yamāya svāhā)」、 または「オン・ヤマラジャ・ウグラビリャ・アガッシャ・ソワカ」。 種字は「エン」または「カ」。御利益は「延寿・災難除去・病気平癒」とされている(一部には「子宝」も見られる。)。好物は「コンニャク」w。 十王信仰(十三仏信仰の場合は地蔵菩薩となる。)として閻魔大王を祀られている寺院は多いので、掲載漏れもあると思いますが… 目標イメージとしては、『御朱印帳1冊まるごと墨書が閻魔大王となっている直書きの御朱印』です。 GoogleMAP 第1グループ 御朱印帳もお勧め。 寺社名 所在地 宗派 参考 獨鈷山 西明寺 栃木県芳賀郡益子町益子4469 真言宗豊山派 【笑い閻魔】見開きは書き手が居る時のみ直書 三縁山 宝珠院 東京都港区芝公園4-8-55 浄土宗 お盆と正月は限定御朱印あり 常光山 源覚寺 東京都文京区小石川2-23-14 浄土宗 【こんにゃく閻魔】 大椿山 六道珍皇寺 京都府京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町595 臨済宗建仁寺派 限定御朱印多 第2グループ 絵入りや期間限定などの、ぜひ頂いておきたい御朱印。 寺社名 所在地 宗派 参考 熊野山 福正寺 栃木県栃木市西方町元1584 浄土宗 1月の閻魔図御開帳限定(HP) 金砂山 円光寺 閻魔堂 新潟県柏崎市東本町2-7-39 曹洞宗 えんま市(6月中旬)時のみ御朱印あり 壽豊山 観音院 長円寺 京都府京都市伏見区淀新町681 浄土宗 夜閻魔等の限定御朱印多(HP) 光明山 歓喜院 引接寺 京都府京都市上京区千本芦山寺上閻魔前34 高野山真言宗 【千本ゑんま堂】限定朱印あり 矢田山 金剛山寺 南僧坊 奈良県大和郡山市矢田町3505 高野山真言宗 【矢田寺】開帳時のみ 高円山 白毫寺 奈良県奈良市白毫寺町392 真言律宗 見開きは期間限定書置き 第3グループ 普通に閻魔関係の御朱印。 寺社名 所在地 宗派 参考 瑠璃山 醫王寺 利性院 閻魔堂 栃木県足利市井草町2388 浄土宗 葛井山 千手観音寺分院 三毳不動尊 栃木県栃木市藤岡町大田和747 単立 児栄山 実勝院 華蔵寺 栃木県下野市下古山928-1 真言宗智山派 【下野大師】 岩谷山 久昌寺 埼玉県秩父市久那2315 曹洞宗 石の御手判(御朱印ではなく、お札に分類すべきか?) 霞関山 本覚院 太宗寺 東京都新宿区新宿2-9-2 浄土宗 江戸三大閻魔 薬竜山 正蔵院 東京都新宿区神楽坂6-54 天台宗 【草刈えんま】 三宮神山 勝専寺 東京都足立区千住2-11 浄土宗 安養山 還国寺 東京都文京区小日向2-19-7 浄土宗 和順山 歓喜院 法真寺 東京都文京区本郷5-27-11 浄土宗 【本郷閻魔】 賢臺山 法乗院 東京都江東区深川2-16-3 真言宗豊山派 【深川ゑんま堂】 勝林山 金地院 東京都港区芝公園3-5-4 臨済宗 一松山 長傳寺 東京都港区元麻布1-2-2 浄土宗 称光山 華徳院 東京都杉並区松ノ木3-32-11 天台宗 江戸三大閻魔 薬王山 延寿院 善養寺 東京都豊島区西巣鴨4-8-25 天台宗 江戸三大閻魔 八幡山 上品寺 東京都葛飾区東新小岩7-8-2 新義真言宗 大方山 華厳寺 東京都墨田区本所2-12-3 浄土宗 蟠場山 文殊院 東京都板橋区仲宿28-5 真言宗豊山派 鶏足山 実相寺 東京都目黒区中目黒5-7-14 天台宗 新居山 円応寺 神奈川県鎌倉市山ノ内1543 臨済宗建長寺派 【子そだてえんま】 芦峅寺 閻魔堂 富山県中新川郡立山町芦峅寺 立山修験 無住書置き? 海性山 真如寺 愛知県蒲郡市形原町石橋11 浄土宗西山深草派 岳翁山 往生院 西方寺 愛知県津島市天王通り4-23 浄土宗鎮西派 西方寺 大阪府大阪市浪速区下寺3-16-11 融通念仏宗 【合邦辻閻魔堂】 天王山 宝積寺 京都府乙訓郡大山崎町大山崎銭原1 真言宗智山派 東大寺 念仏堂 奈良県奈良市雑司町406-1 華厳宗 授与所の見本にはないが申し出る 補陀落山 志度寺 香川県さぬき市志度1102 真言宗善通寺派 四国八十六番 潮音山 義弘院 海元寺 福岡県福岡市博多区中呉服町10-5 浄土宗鎮西派 第4グループ 授与していないところ。 (地図では、授与状況不明な寺院も第4グループに入れています。) 寺社名 所在地 宗派 参考 萬年山 青松寺 東京都港区愛宕2-4-7 曹洞宗 御朱印は授与していません 地蔵院 金蔵寺 東京都足立区千住2-63 真言宗豊山派 【ソバ食い閻魔】現在は授与していません
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「我ら鬼殺隊は百世不磨 鬼をこの世から屠り去るまで…」 漫画『鬼滅の刃』の登場人物。苗字が若干難読だが「ひめじま ぎょうめい」と読む。 アニメの担当声優は 杉田智和 氏。*1 鬼殺隊の最高戦力である「柱」の一角にして最年長27歳の「岩柱」。 身長220cm、体重130kgという日本人離れした体格の大柄な青年で、盲目のため常に瞳孔が見えない白目、 ならびに隊服の上に羽織った「南無阿弥陀仏」と書かれた羽織が特徴。 彼の父親は流行り病で亡くなり、母親は出産の時に亡くなったため、 身寄りがなく寺育ちだった境遇の持ち主で、数珠を手に念仏を唱えることが多い。 また、やたら涙脆く、些細な事ですぐに涙を流す。 初登場回の柱合会議では連行された竈門炭治郎の言い分を聞こうともせず、 彼を人を喰わせながら鬼の妹を匿っていたと一方的に決め付け、 「なんとみすぼらしい子供だ可哀想に。生まれて来たこと自体が可哀想だ」「鬼に取り憑かれているのだ。早くこの哀れな子供を殺して解き放ってあげよう」 と酷く傲慢で独善的な発言を見せ、さらに鬼殺隊当主の産屋敷耀哉が炭治郎を庇う姿勢を見せた際も、 「承知しかねる」と真っ先に反対するなど、読者からの印象は非常に悪いものであった (それだけ身内が鬼になった時に親族が外道に堕ちてしまった案件が数限りなくあり、 竈門兄妹がレアケース極まる事の裏返しではあるのだが)。 ただし潔白が証明された後、炭治郎のせいで場が笑いに包まれそうになった際は、 他の柱達数名と同じように身震いしながら吹き出さないよう耐えるユーモラスな様子を見せたり、 猗窩座との戦いの末に死んだ煉獄杏寿郎の訃報を聞いた際は、涙ながらに念仏を唱えるなど、 決して無情な人物ではないことも描写されていた。 炭治郎が彼と本格的に交流を持ったのは、登場からかなり経過した柱稽古編である。 刀鍛冶の里の戦いで炭治郎が竈門禰󠄀豆子より里の人間の命を優先したことを鬼殺隊の剣士として「正しき行為」と認める発言をするが、 炭治郎は一瞬妹と里の人間の命を天秤にかけて決断できなかった、禰󠄀豆子が後押ししたからこその結果と正直に告白し、 自分が正しい道を選べるのはいつも誰かが助けてくれたからで簡単に認められては困ると反論する。 しかし、取り繕うことなく正直に話す炭治郎をもはや疑っていないと改めて悲鳴嶼は語る。 「判断が遅い」というような叱責が来ると思っていた炭治郎は悲鳴嶼が自分を責めない理由が分からず困惑するが……。 + 過去 悲鳴嶼は元々は上記の通り両親と早くに死別した天涯孤独の身で、盲目でありながら身寄りのない子供達を育てていた寺で働いていた。 だがある日、悲鳴嶼の言いつけを守らず日が暮れても戻らなかった一人の子供が鬼に遭遇し、 彼は自分が助かるために寺にいた悲鳴嶼と八人の子供たちを食わせると提案。 悲鳴嶼が住んでいた地域は鬼の脅威の伝承が根強く残っており、夜は必ず藤の花の香炉を焚いていたが、 その子供が香炉の火を消し鬼を寺に招き入れた。 結果、子供達は悲鳴嶼の言いつけを聞かず外に出ようとして、そんな彼の言葉を聞いた一番幼い沙代という少女以外は全員殺されてしまった。 何としても沙代だけは守らねばと奮起した悲鳴嶼は鬼に戦いを挑み、夜が明けるまで鬼の頭を殴り潰し続け、 呼吸も何も使わない素手の力だけで鬼を日の出まで食い止め続けたのであった。 かくして朝になり鬼は塵となって消え失せ、寺には悲鳴嶼と沙代、そして子供達の亡骸だけが残っていた。 だが、そのせいで鬼が存在した事を証明できず、さらに唯一子供の中で生き残った沙代が、 「あの人は化け物」「みんなあの人がみんな殺した」と話したことで悲鳴嶼が犯人として扱われ投獄されてしまった。 幸いにも事件を知った産屋敷耀哉が動き、産屋敷の力によって死刑囚の身の上から解放されて鬼殺隊に入隊したが、 この過去の経緯から警戒心や猜疑心が強い性格となり、 鬼だけでなく子供に対しても「無邪気で無垢だからこそ、無情で無慈悲である」と厳しい見方をするようになったのである。 ただし、炭治郎にこの一件を話した時もいう事を聞かずに死んだ子供達を守れなかったことに対する後悔が滲み出ていた他、 自身に冤罪を着せる発端を作った沙代に対しても、四つの子供であの緊迫した状況の中で気が動転してしまったが故だろうと理解は示しており、 本質的には情に厚い人物だった事が窺える。 一方で、同時に「せめて沙代にだけは、ありがとうと言って欲しかった」「その一言さえあれば救われた」とも述懐しており、 人格者である彼であってもそれだけ尾を引く程のトラウマ、鬼への憤り、人間不信を根付かせた出来事であった。 竈門兄弟への態度も上記の通り彼らが前代未聞の存在だったので当然ではあるが、 事前知識がない&これらの過去を経た悲鳴嶼視点から見れば、子供が独善で鬼の妹を人を喰わせながら匿っていたように見えても仕方なかったのである。 ……ただし、悲鳴嶼はその過去の悲劇にて大きな思い違いをしていた。 まず、沙代が言った「あの人」というのは寺に侵入した鬼を指しており、決して悲鳴嶼が子供達を殺したなどとは思っていなかった。 しかし真犯人である鬼の死体は消滅し、沙代はPTSDでまともに話せなくなってしまったため、 周囲は沙代は悲鳴嶼が殺したと言っているかのように解釈してしまったのである。当事者の悲鳴嶼も含めて。 沙代は十四歳になった本編時点でも不本意にも悲鳴嶼に濡れ衣を着せてしまう形になってしまった事を悔いており、謝りたいと思っているのだという。 さらに、当時沙代以外の子供が悲鳴嶼の指示を聞かなかった件を彼は盲目の大人など頼りにならないと考えたためと解釈していたがそれも大きな間違い。 彼らがこのような行動を取ったのは目が見えない悲鳴嶼を心配し守ろうと、武器代わりの農具を取りに、助けを呼びに行こうとしていたためである。 子供達は決して我が身可愛さから逃亡したのではなく、盲目故に最もこの状況で危険な立場であった敬愛する悲鳴嶼を危険を顧みず助けようとしたのだ。 しかし、残酷ながら死人に口なし。子供達は全員鬼に殺され、沙代の一件や身代わりに差し出した子供の事を知り大きな猜疑心を抱いた悲鳴嶼には、 その事実を思い当たることはおろか、知れる機会にさえ恵まれなかったのである。 そんな悲鳴嶼であったが、柱稽古を通じて炭治郎の正直(過ぎる)人柄に触れ、 壮絶な過去話を聞き涙を流す炭治郎の頭を撫でながら、かつて子供達を撫でていた昔を思い出しつつ、 穏やかな様子で課題を達成した彼に合格を言い渡した。 猜疑心から出会った当初は炭治郎に独善的な慈悲としか言えない態度を取ってしまった悲鳴嶼であったが、 この時に見せた顔こそ猜疑心に捕らわれる前の、悲鳴嶼の本質だったと思われる。 彼の武器は刀ではなく鉄球と片手斧を鎖鎌のように鉄鎖で連結した異形の武具であり、 それを鬼殺隊最高のフィジカルを更に物理特化した「岩の呼吸」でブーストして振り回すという、 パワー×パワーの超脳筋特化仕様である。 また、全集中の呼吸とは系統の異なる、スポーツ選手のルーティーンのように、 特定の動作により高い集中状態を生み出す「反復動作」という技術も体得している。 加えて鎖の擦れ合う音をエコーロケーションのように利用する事で盲目の不利をカバーするテクニカルさも持ち合わせる。 負けず嫌いな性格の嘴平伊之助をして「鬼殺隊最強」と言わしめ、それを聞いた炭治郎も悲鳴嶼だけ匂いが全然違う(=規格外)とも発言している。 「設定上最強」「巨漢」「怪力」「武器が鉄球と斧」「地属性」「悪い第一印象」と、少年漫画のお約束におけるかませ犬・やられ役要素の見本市のようなキャラクターにも拘らず、 本当に鬼殺隊最強戦力で頼りになる人物として最終決戦まで生き残り続けた事で読者の意表を突いた。 「絶対最初に脱落するぞこいつ(=こいつが生きてる間は誰も死なんやろ)」と皆思っていた中、とても死にそうには思えなかった煉獄さんが頓死する不意打ち展開で余計衝撃を与えたとも言える ……まあ、それでもキャラ人気のほうはやっぱり他の真っ当に美形美少女な柱の面々とかに食われがちなのだが。中の人の杉田氏も自虐気味にキャラグッズの売り上げ格差をネタにしているほどである。かなしみ MUGENにおける悲鳴嶼行冥 『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが2体公開中。 + sanji_66氏製作 sanji_66氏製作 最初に作られた悲鳴嶼。 当身カウンター技やハイパーアーマーになる技など重量感のある性能が特徴だが、 見た目とは裏腹に突進技のスピードは遅くはなく、棘鉄球を振り回す技も持つなど攻撃範囲も優秀。 超必殺技では片手斧で相手を連続で斬った末に鉄球で打ちのめす。 AIもデフォルトで搭載済み。 DLは下記の動画のコメント欄から + VegettoMods Z氏製作 VegettoMods Z氏製作 上記のsanji_66氏のキャラの改変版。 スプライトにいくつか手が加えられている他、エフェクト差し替えや不死川実弥との連携技の追加、 超必殺技がカットイン付きで鎖を振り回し、両端の武器で攻撃する技に変更されているなどの差異がある。 AIもデフォルトで搭載済み。 DLは下記の動画から 出場大会 「[大会] [悲鳴嶼行冥]」をタグに含むページは1つもありません。 *1 余談だが、『無限列車編』が上映された際に『銀魂』の作者である空知英秋氏が「柱の中にスパイを送り込んだ」とコメントしており、 杉田氏が『銀魂』の主人公である坂田銀時を演じているためか、ファンの間でスパイ扱いされていたりする。 後に公開された『銀魂ザ・ファイナル』では入場者特典として空知氏の描いた『鬼滅の刃』のイラストカードが配布されたが、 その絵柄は主人公の炭治郎+鬼殺隊の「柱」達で全10種……という中、悲鳴嶼の枠のみ、彼のコスプレをした坂田銀時が描かれていた。 まあ『銀魂』関連では神楽の兄、神威の中の人は煉獄さん役の日野聡氏でもあるし、伊黒小芭内も沖田総悟役の鈴村健一氏だけどね
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「彫刻一覧~本堂 念佛宗(念仏宗)無量寿寺 佛教之王堂 仏教美術」 01.本堂 02.釈迦堂 03.観音堂 04.山門 05.渡り廊下 06.地蔵堂 07.鐘楼 08.経蔵 09.廻向堂 10.奥の院 11.奥の院厨子 12.奥の院唐門 13.奥の院築地塀 14.五重塔 15.太子殿 16.手水舎 17.本堂宮殿 18.太子殿宮殿 01.本堂彫刻一覧表 ① 番号テーマ部位室名W(m)H(m)面積(㎡)数量 1双龍欄間彫刻内陣22.440 2.100 47.124 1 1'-A雲〃〃6.002 1.226 7.358 1 1'-B雲〃〃8.956 1.226 10.980 1 1'-C雲〃〃6.002 1.226 7.358 1 2-A龍〃〃6.002 1.245 7.472 1 2-B龍〃〃8.956 1.245 11.150 1 2-C龍〃〃6.002 1.245 7.472 1 3蓮鴛鴦5・松竹梅鶯18・鳳凰2・鸞3・寿帯9 〃〃3.348 11.041 36.965 1 3'菩薩54・化佛504・寿帯18 〃〃3.348 11.041 36.965 1 4鸞〃〃3.189 1.300 4.146 1 4'鸞(1)・(雲)〃〃3.189 1.300 4.146 1 5龍〃〃3.348 4.300 14.396 1 5’ (欠番) 6龍〃〃3.348 3.000 10.044 1 7龍〃〃3.348 1.245 4.168 1 8蓮鴛鴦5・松竹梅鶯18・鳳凰2・鸞5・寿帯9〃〃3.348 11.041 36.965 1 8'菩薩54・化佛504・寿帯18〃〃3.348 11.041 36.965 1 9鸞〃〃3.348 1.300 4.352 1 9'鸞(1)・(雲)〃〃3.348 1.300 4.352 1 10龍〃〃3.348 4.300 14.396 1 10’ (欠番) 11龍〃〃3.348 3.000 10.044 1 12龍〃〃3.348 1.245 4.168 1 13供養菩薩12人〃〃8.496 2.061 17.510 1 14天女 7人〃〃8.496 1.450 12.319 1 15供養菩薩10人〃〃6.072 2.061 12.514 1 16天女 3人〃〃6.072 1.450 8.804 1 17供養菩薩11人〃〃6.072 2.061 12.514 1 18天女 5人〃〃6.072 1.450 8.804 1 19阿(→)鳳凰(桐)(←)吽・(鳳凰二羽)〃〃13.344 2.061 27.502 1 20阿(→)鸞(雲)(←)吽・(鸞三羽)〃〃13.344 1.370 18.281 1 21供養菩薩11人〃〃8.496 2.061 17.510 1 22鸞(雲)→(阿)(鸞一羽) 〃〃8.496 1.450 12.319 1 23供養菩薩11人〃〃8.496 2.061 17.510 1 24鸞(雲)←(吽)(鸞一羽)〃〃8.496 1.450 12.319 1 25供養菩薩12人〃〃8.496 2.061 17.510 1 26天女 7人〃〃8.496 1.450 12.319 1 27供養菩薩11人〃〃6.072 2.061 12.514 1 28天女 5人〃〃6.072 1.450 8.804 1 29供養菩薩10人〃〃6.072 2.061 12.514 1 30天女 3人〃〃6.072 1.450 8.804 1 31~41 (欠番) 42椿・天女 3人 欄間彫刻内陣3.848 2.282 8.781 1 43椿・天女 3人〃〃3.848 2.282 8.781 1 44竹・天女 5人〃〃3.848 2.282 8.781 1 45竹/ 松鸞・天女7人 欄間彫刻外陣6.272 2.202 13.811 1 46松・鸞・天女7人〃〃6.272 2.202 13.811 1 47梅・天女7人〃〃3.848 2.282 8.781 1 48 (欠番) 49 (欠番) 50紫陽花・天女5人欄間彫刻外陣3.848 2.282 8.781 1 51藤・鸞・天女7人〃〃6.272 2.202 13.811 1 52藤/ 蓮鸞・天女7人 〃〃6.272 2.202 13.811 1 53蓮・天女5人〃〃3.848 2.282 8.781 1 54牡丹・天女3人〃〃3.848 2.282 8.781 1 55杜若・天女3人〃〃3.848 2.282 8.781 1 56~59 (欠番) 60桔梗・天女3人欄間彫刻外陣3.848 2.282 8.781 1 61紅葉・天女5人〃〃3.848 2.282 8.781 1 62芙蓉・天女6人〃〃3.848 2.282 8.781 1 63芙蓉・菊 鸞・天女6人 〃〃6.272 2.202 13.811 1 64菊・鳳凰・天女8人〃〃8.696 2.092 18.192 1 65菊・ 桐鸞・天女6人 〃〃6.272 2.202 13.811 1 66桐・天女6人〃〃3.848 2.282 8.781 1 67萩・天女5人〃〃3.848 2.282 8.781 1 68龍胆・天女3人〃〃3.848 2.282 8.781 1 69~71(欠番) 72鳳凰(阿)・雲・梧欄間彫刻脇の間8.796 1.450 12.754 1 72’飛天(9人)・雲寿帯(三羽) 〃〃8.796 1.450 12.754 1 73鳳凰(吽)・梧・雲〃〃8.796 1.450 12.754 1 73’飛天(9人)・雲寿帯(三羽) 〃〃8.796 1.450 12.754 1 74~99 (欠番) 100 「雀に芭蕉」 外陣 3,848mm 2,079mm 101「鳩に桐」 外陣 3,848mm 2,079mm 102 「九官鳥に栗」 外陣 3,848mm 2,079mm 阿弥陀経で説かれる極楽浄土 極楽の六鳥として白鵠、孔雀、鸚鵡、舎利、迦陵頻伽、共命鳥が出てきます。 白鵠は白い水鳥、舎利は九官鳥のことです。 昼夜六時にきれいな声で鳴き、仏の法を伝えているとされます。 浄土にいる私たちは、鳴き声を聞くと、仏を念じ、法を念じ、 僧を念じる気持ちが自然に出てくるとされています。 103 菊小・孔雀・菊大〃〃6.272 1.999 12.538 1 104 菊・吽孔雀阿・菊〃〃8.696 1.999 17.383 1 105 菊・孔雀・芙蓉〃〃6.272 1.999 12.538 1 106 「渋柿に烏」 外陣 3,848mm 2,079mm 107 「紅葉に庭烏」 外陣 3,848mm 2,079mm 108 「薄に雁」 外陣 3,848mm 2,079mm 109 南天 ・ 鵯〃〃3.848 2.079 8.000 1 110 「裏白に山帰来、三光鳥」 外陣 3,848mm 2,079mm 裏白(うらじろ) ウラジロは、ウラジロ科の常緑性の大形のシダ。穂長ともいう。 葉(羽片)がしだれるので「シダ」ともよばれる。これを「歯垂る」にあて、さらに「齢垂る」にかけて長寿の象徴であり正月の注連縄やお供え餅(鏡餅)などの飾りに用いられることがある。 山地の日当たりの良い乾燥したところに生え、よく繁茂(はんも)した場所では、葉は互いにより掛かり合って、絡み合い、高さ2mを越える純群落になる。地下茎から葉軸を伸ばして、1対の羽片を広げる。春に、軸の先端から芽を伸ばし、新しい1対の羽片となる。この羽片は、2~4段くらいになり、何段にも重なる姿と葉の裏が白いことから、子孫繁栄・夫婦共白髪までの縁起物として使われる。 前の葉が枯れても必ず次の新しい葉が生えてきて、枯れてなくなることがないことから、常に栄えるや裏の白い方を表に向けるのは、裏表(二心)がない真姿な気持ちを表しているといわれる。また、表は緑だが裏は白いことから、裏を返しても心は白いとして「心の潔白さ」「清浄」を表す。 山帰来(さんきらい) サンキライは毒消しの薬として用いられており『山へ行き、この実を食べて無事に帰って来た』という話に由来し、名付けられた。根径には、ステロイド系のサポニンを多量に含み、その乾燥したものを漢方では山帰来と呼ぶ。 サンキライには、去湿、清熱、清血、解毒作用があり、江戸時代には梅毒や皮膚炎などの治療に用いられた。 サンキライは、つるを伸ばして周囲に絡みつきながら生長するつる植物。枝は節ごとにジグザグと曲がるようなフォルムをしていて、細かいトゲがある。葉は先端が尖った丸~卵型で、光沢のある明るいグリーン、縦にはっきりとした葉脈が走っているのが特徴。春に小さな目立たない花を咲かせ、秋から冬に直径1cm程度の真赤な果実を数個実らせる。また、実が赤く熟すころには落葉が始り葉の少なくなった枝に残った真赤な果実は藪の中で目を引く存在でもある。 新芽は食用になり、根は生薬、葉は餅を包むのに利用されるなど、昔からわたしたちの生活のなかで利用されてきた。 サンキライには、「不屈の精神」「屈強」「元気」「元気になる」などの花言葉がある。 性質が強く、一度植えたら自然に生長してつるを伸ばす。地植えにすると、地下茎で増えてあちこちから芽を出すため、不屈の精神や屈強という花言葉が付けられた。 111 譲葉・木葉木兎〃〃3.848 2.079 8.000 1 01.本堂彫刻一覧表 ② 番号テーマ部位室名W(m)H(m)面積(㎡)数量 112蝋梅・銀鶏欄間彫刻外陣6.2721.99912.5381 113隅笹 ・ 雉〃〃6.2721.99912.5381 114檜 ・ 啄木〃〃3.8482.0798.0001 115玉椿・目白〃〃3.8482.0798.0001 116水仙 ・ 鴇〃〃3.8482.0798.0001 117桃・白鳥〃〃3.8482.0798.0001 118華鬘草・鶉〃〃3.8482.0798.0001 119山吹・杜鵑〃〃3.8482.0798.0001 120櫻 ・ 寿帯〃〃6.2721.99912.5381 121松 ・ 鶴〃〃8.6961.99917.3831 122梅 ・ 鶯〃〃6.2721.99912.5381 123棕櫚・載勝〃〃3.8482.0798.0001 124椿 ・ 文鳥〃〃3.8482.0798.0001 125木蓮・緋蓮雀〃〃3.8482.0798.0001 126朝顔・鶺鴒〃〃3.8482.0798.0001 127蘇鉄・鸚鵡〃〃3.8482.0798.0001 128紫陽花・春燕〃〃3.8482.0798.0001 129蓮 ・ 鴛鴦〃〃6.2721.99912.5381 130牡丹・錦鶏〃〃6.2721.99912.5381 131立葵・八哥〃〃3.8482.0798.0001 132百合・山鵲〃〃3.8482.0297.8081 133菖蒲・翡翠〃〃3.8482.0297.8081 134~199(欠番) 200龍 ・ 波雲欄間彫刻向拝6.5221.3959.0981 200’飛天3人・桐 雲・ 寿帯3〃〃6.5221.3959.0981 201龍 ・ 波雲〃〃8.9461.39712.4981 201’阿→鳳凰←吽 桐 〃〃8.9461.39712.4981 202龍 ・ 波雲〃〃6.5221.3959.0981 202’ 飛天3人・桐 雲 ・寿帯3 〃〃6.5221.3959.0981 203~290(欠番) 291龍 欄間彫刻向拝1.6841.2272.0661 291’天女〃〃1.6841.2272.0661 292龍 〃〃1.6841.2272.0661 292’天女〃〃1.6841.2272.0661 293龍 〃〃1.6841.2272.0661 293’天女〃〃1.6841.2272.0661 294龍 〃〃1.6841.2272.0661 294’天女〃〃1.6841.2272.0661 295龍 〃〃1.6841.2272.0661 295’天女〃〃1.6841.2272.0661 296龍 〃〃1.6841.2272.0661 296’天女〃〃1.6841.2272.0661 297龍 〃〃1.6841.2272.0661 297’天女〃〃1.6841.2272.0661 298龍 〃〃1.6841.2272.0661 298’天女〃〃1.6841.2272.0661 299龍 〃〃1.6841.2272.0661 299’天女〃〃1.6841.2272.0661 300龍 〃〃1.6841.2272.0661 300’天女〃〃1.6841.2272.0661 301龍 〃〃1.6841.2272.0661 301’天女〃〃1.6841.2272.0661 302龍 欄間彫刻外部1.6841.2272.0661 302’天女〃〃1.6841.2272.0661 303龍 〃〃1.6841.2272.0661 303’天女〃〃1.6841.2272.0661 304龍 〃〃1.6841.2272.0661 304’天女〃〃1.6841.2272.0661 305龍 〃〃1.6841.2272.0661 305’天女〃〃1.6841.2272.0661 306龍 〃〃1.6841.2272.0661 306’天女〃〃1.6841.2272.0661 307龍 〃〃1.6841.2272.0661 307’天女〃〃1.6841.2272.0661 308龍 〃〃1.6841.2272.0661 308’天女〃〃1.6841.2272.0661 309龍 〃〃1.6841.2272.0661 309’天女〃〃1.6841.2272.0661 310龍 〃〃1.6841.2272.0661 310’天女〃〃1.6841.2272.0661 311龍 〃〃1.6841.2272.0661 311’天女〃〃1.6841.2272.0661 312龍 〃〃1.6841.2272.0661 312’天女〃〃1.6841.2272.0661 313龍 〃〃1.6841.2272.0661 313’天女〃〃1.6841.2272.0661 314龍 〃〃1.6841.2272.0661 314’天女〃〃1.6841.2272.0661 315龍 〃〃1.6841.2272.0661 315’天女〃〃1.6841.2272.0661 316龍 〃〃1.6841.2272.0661 316’天女〃〃1.6841.2272.0661 317龍 〃〃1.6841.2272.0661 317’天女〃〃1.6841.2272.0661 01.本堂彫刻一覧表 ③ 番号テーマ部位室名W(m)H(m)面積(㎡)数量 318龍欄間彫刻外部1.6841.2272.0661 318’天女〃〃1.6841.2272.0661 319龍〃〃1.6841.2272.0661 319’天女〃〃1.6841.2272.0661 320龍〃〃1.6841.2272.0661 320’天女〃〃1.6841.2272.0661 321龍〃〃1.6841.2272.0661 321’天女〃〃1.6841.2272.0661 322龍〃〃1.6841.2272.0661 322’天女〃〃1.6841.2272.0661 323龍〃〃1.6841.2272.0661 323’天女〃〃1.6841.2272.0661 324龍〃〃1.6841.2272.0661 324’天女〃〃1.6841.2272.0661 325龍〃〃1.6841.2272.0661 325’天女〃〃1.6841.2272.0661 326龍〃〃1.6841.2272.0661 326’天女〃〃1.6841.2272.0661 327龍〃〃1.6841.2272.0661 327’天女〃〃1.6841.2272.0661 328龍〃〃1.6841.2272.0661 328’天女〃〃1.6841.2272.0661 329龍〃〃1.6841.2272.0661 329’天女〃〃1.6841.2272.0661 330龍〃〃1.6841.2272.0661 330’天女〃〃1.6841.2272.0661 331龍〃〃1.6841.2272.0661 331’天女〃〃1.6841.2272.0661 332龍〃〃1.6841.2272.0661 332’天女〃〃1.6841.2272.0661 333龍〃〃1.6841.2272.0661 333’天女〃〃1.6841.2272.0661 334龍〃〃1.6841.2272.0661 334’天女〃〃1.6841.2272.0661 335龍〃〃1.6841.2272.0661 335’天女〃〃1.6841.2272.0661 336龍〃〃1.6841.2272.0661 336’天女〃〃1.6841.2272.0661 337龍〃〃1.6841.2272.0661 337’天女〃〃1.6841.2272.0661 338龍〃〃1.6841.2272.0661 338’天女〃〃1.6841.2272.0661 339龍〃〃1.6841.2272.0661 339’天女〃〃1.6841.2272.0661 340龍〃〃1.6841.2272.0661 340’天女〃〃1.6841.2272.0661 341龍〃〃1.6841.2272.0661 341’天女〃〃1.6841.2272.0661 342龍〃〃1.6841.2272.0661 342’天女〃〃1.6841.2272.0661 343龍〃〃1.6841.2272.0661 343’天女〃〃1.6841.2272.0661 344龍〃〃1.6841.2272.0661 344’天女〃〃1.6841.2272.0661 345龍〃〃1.6841.2272.0661 345’天女〃〃1.6841.2272.0661 346龍〃〃1.6841.2272.0661 346’天女〃〃1.6841.2272.0661 347龍〃〃1.6841.2272.0661 347’天女〃〃1.6841.2272.0661 348龍〃〃1.6841.2272.0661 348’天女〃〃1.6841.2272.0661 349龍〃〃1.6841.2272.0661 349’天女〃〃1.6841.2272.0661 350龍〃〃1.6841.2272.0661 350’天女〃〃1.6841.2272.0661 351龍〃〃1.6841.2272.0661 351’天女〃〃1.6841.2272.0661 352龍〃〃1.6841.2272.0661 352’天女〃〃1.6841.2272.0661 353龍〃〃1.6841.2272.0661 353’天女〃〃1.6841.2272.0661 354龍〃〃1.6841.2272.0661 354’天女〃〃1.6841.2272.0661 355龍〃〃1.6841.2272.0661 355’天女〃〃1.6841.2272.0661 356龍〃〃1.6841.2272.0661 356’天女〃〃1.6841.2272.0661 357龍〃〃1.6841.2272.0661 357’天女〃〃1.6841.2272.0661 358龍〃〃1.6841.2272.0661 358’天女〃〃1.6841.2272.0661 359龍〃〃1.6841.2272.0661 359’天女〃〃1.6841.2272.0661 01.本堂彫刻一覧表 ④ 番号テーマ部位室名W(m)H(m)面積(㎡)数量 360龍欄間彫刻外部1.6841.2272.0661 360’天女〃〃1.6841.2272.0661 361龍〃〃1.6841.2272.0661 361’天女〃〃1.6841.2272.0661 362龍〃〃1.6841.2272.0661 362’天女〃〃1.6841.2272.0661 363龍〃〃1.6841.2272.0661 363’天女〃〃1.6841.2272.0661 364龍〃〃1.6841.2272.0661 364’天女〃〃1.6841.2272.0661 365龍〃〃1.6841.2272.0661 365’天女〃〃1.6841.2272.0661 366龍〃〃1.6841.2272.0661 366’天女〃〃1.6841.2272.0661 367龍〃〃1.6841.2272.0661 367’天女〃〃1.6841.2272.0661 368龍〃〃1.6841.2272.0661 368’天女〃〃1.6841.2272.0661 369龍〃〃1.6841.2272.0661 369’天女〃〃1.6841.2272.0661 370龍〃〃1.6841.2272.0661 370’天女〃〃1.6841.2272.0661 371龍〃〃1.6841.2272.0661 371’天女〃〃1.6841.2272.0661 372龍〃〃1.6841.2272.0661 372’天女〃〃1.6841.2272.0661 373龍〃〃1.6841.2272.0661 373’天女〃〃1.6841.2272.0661 374龍〃〃1.6841.2272.0661 374’天女〃〃1.6841.2272.0661 375龍〃〃1.6841.2272.0661 375’天女〃〃1.6841.2272.0661 376龍〃〃1.6841.2272.0661 376’天女〃〃1.6841.2272.0661 377龍〃〃1.6841.2272.0661 377’天女〃〃1.6841.2272.0661 378龍〃〃1.6841.2272.0661 378’天女〃〃1.6841.2272.0661 379龍〃〃1.6841.2272.0661 379’天女〃〃1.6841.2272.0661 380龍〃〃1.6841.2272.0661 380’天女〃〃1.6841.2272.0661 381龍〃〃1.6841.2272.0661 381’天女〃〃1.6841.2272.0661 382龍〃〃1.6841.2272.0661 382’天女〃〃1.6841.2272.0661 383龍〃〃1.6841.2272.0661 383’天女〃〃1.6841.2272.0661 384龍〃〃1.6841.2272.0661 384’天女〃〃1.6841.2272.0661 385龍〃〃1.6841.2272.0661 385’天女〃〃1.6841.2272.0661 386龍〃〃1.6841.2272.0661 386’天女〃〃1.6841.2272.0661 387龍〃〃1.6841.2272.0661 387’天女〃〃1.6841.2272.0661 388龍〃〃1.6841.2272.0661 388’天女〃〃1.6841.2272.0661 389龍〃〃1.6841.2272.0661 389’天女〃〃1.6841.2272.0661 390龍〃〃1.6841.2272.0661 390’天女〃〃1.6841.2272.0661 391龍〃〃1.6841.2272.0661 391’天女〃〃1.6841.2272.0661 392龍〃〃1.6841.2272.0661 392’天女〃〃1.6841.2272.0661 393龍〃〃1.6841.2272.0661 393’天女〃〃1.6841.2272.0661 394龍〃〃1.6841.2272.0661 394’天女〃〃1.6841.2272.0661 395~499(欠番) 500 供養菩薩(立像11人)雲・寿帯(3羽) 欄間彫刻 宮殿 6.2722.20213.8111 501 飛天(5人)・雲寿帯(3羽) 〃〃6.2721.4509.0941 502 供養菩薩(立像9人)雲・寿帯(5羽) 〃〃6.2722.20213.8111 503 飛天(5人)・雲寿帯(3羽) 〃〃6.2721.4509.0941 504 供養菩薩(立像5人)雲 欄間彫刻脇の間 3.8482.2828.7811 505 飛天(3人)・雲寿帯(3羽) 〃〃3.8481.3405.1561 506 供養菩薩(立像5人)雲 〃〃3.8482.2828.7811 507 飛天(3人)・雲〃〃3.8481.3405.1561 508 供養菩薩(立像12人)雲 〃〃8.5962.12218.2411 509 鳳凰(吽)・梧・雲〃〃8.5961.45012.4641 510 供養菩薩(立像12人)雲 〃〃8.5962.12218.2411 511 鳳凰(阿)・梧・雲〃〃8.5961.45012.4641 512~522(欠番) 01.本堂彫刻一覧表 ⑤ 番号テーマ部位室名W(m)H(m)面積(㎡)数量 523梧(鳳凰)欄間彫刻外陣8.5962.12218.2411 524梧(鳳凰)〃〃8.5962.12218.2411 T1上り龍・雲妻面彫刻外部3.7432.4379.1221 T2虎(西向)・竹〃〃6.9501.52510.5991 T3上り龍・雲〃〃3.7432.4379.1221 T4(欠番) T5(欠番) T6(欠番) T7(欠番) T8下り龍妻面彫刻外部3.7432.4379.1221 T9龍〃〃6.9501.52510.5991 T10下り龍〃〃3.7432.4379.1221 T11(欠番) T12(欠番) T13(欠番) T14(欠番) HGA鳳凰文天井彫刻外陣0.9660.9660.93326 HGB鳳凰文〃〃0.9660.9800.947104 HGC鳳凰文〃〃0.9680.9660.93582 HGD龍・雲〃〃0.9664.2894.1434 HGE龍・雲〃〃0.9664.2754.1302 HGF鳳凰・雲〃〃5.3300.9665.1492 HGG龍・雲〃〃5.3320.9665.1513 HNA龍丸文天井彫刻内陣1.3691.3351.82870 HNB鳳凰(吽)・(阿)〃〃10.6304.35546.2941 飛天(5)・雲・寿帯(7) H1-1000牡丹持送り広縁W=1.32H=0.66D=0.50036 H1'-1000牡丹・寿帯(2)持送り広縁W=1.32H=0.66D=0.5004 H1-1050牡丹持送り広縁W=1.32H=0.66D=0.50016 H1-1100牡丹持送り広縁W=1.32H=0.66D=0.5008 H-2牡丹・寿帯(2)持送り広縁W=1.46H=0.66D=0.5204 H-3牡丹持送り内陣W=1.93H=1.04D=0.70016 H-4牡丹持送り内陣W=1.98H=0.94D=0.7502 H-5鸞・牡丹持送り内陣W=3.52H=1.6D=0.7802 H-6牡丹持送り向拝W=1.36H=0.8D=0.5204 H-7牡丹持送り向拝W=1.58H=0.71D=0.5202 H-8隅龍隅龍外部W=0.36H=0.55D=2.7004 H-9隅龍隅龍外部W=0.36H=0.55D=2.7004 H-10龍木鼻内陣W=0.926H=1.69D=1.9906 H-11鳳凰木鼻内陣W=0.926H=1.69D=1.9906 H-12龍(見返り)木鼻(見返り)内陣W=0.926H=1.69D=1.9902 H-13龍木鼻内陣W=0.926H=1.69D=1.9904 H-14龍木鼻広縁W=0.708H=1.164D=1.340(2×4=)8 H-15龍(見返り)木鼻(見返り)向拝W=0.708H=1.164D=1.3402 H-16龍木鼻向拝W=0.708H=1.164D=1.3402 HT-1飛天(1)・寿帯(2)手挟み向拝W=0.606H=1.73D=3.1104 HT-2飛天(1)・寿帯(2)手挟み向拝W=0.4H=0.643D=1.1004 AA(国内彫刻)持送り広縁W=1.1H=1D=0.3808
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磔又七 山本周五郎 ------------------------------------------------------- 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)磔刑《はりつけ》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定 (例)[#8字下げ] ------------------------------------------------------- [#8字下げ]一[#「一」は中見出し] 寛永九年の初秋、隅田の川涼みもひと盛り過ぎた、とある日の午さがり、五十七人という大勢の罪人が裸馬に乗せられて、鈴ヶ森の刑場へ送られるべく京橋から芝へとかかって来た。 沿道はそれを見物する群衆で沸きかえるような騒ぎである。 「どうだい恐ろしい人数だな」 「なにしろ五十七人いっぺんに磔刑《はりつけ》というのだ、御入国以来のできごとだぜ」 「いったいどんな悪事を働いたんだね」 「おめえ知らねえのか」 どこにでもいる舌長の男が「きゃつらは大坂がたの浪人で、お江戸の天下をひっくり返そうというふてえ謀反を企みやがったのだ、それがお上に知れて去年の夏お手当になり、余類のお調べも落着したから、いよいよ今日お仕置になろうというわけさ」 「そいつは大外れたやつらだな、やあい――手前っち痩浪人が何万人寄ったって、徳川様の天下はびくともするものじゃあねえぞ、ざまあみやがれ」 「構うとたあねえ石をぶっつけてやれ」 「そうだ、やれやれ」 辻番の制止も肯かずばらばらと石を投げつける者もあった。 この行列が宇田川町にさしかかった時である、人垣のなかに揉まれながら罪人の列を見戍っている一人の若女房があった。年は十八か九であろう、眉の剃跡の青々として胸のふくらみもかたく、肩つき腰の肉置《ししおき》にどこやらいまだ娘の名残のありながら、花咲きそめた色っぽさが溢れるような身ごなし――何を捜すか息を殺して、人の肩越しに罪人の列を見送っていたが、やがて二十九番めの裸馬が近づいて来ると、それに乗った男を見るなり、 「ああっ!」 と低く叫んだ。 「又さんが――又さんが……」 顔色を変えて我知らず前へ乗出そうとする、 「おっ、押しちゃあいけねえ」 「押しちゃあ危ねえ」 ぴっしりと詰った人垣の動かばこそ、女は夢中で伸上り伸上り、恥かしさも忘れて、 「又さーん、又さーん」 と呼びかけた。周囲の群衆は意外な声に驚いて一斉に声のしたほうへ振返る、それを掻分けて一人の若者が、 「姐《あね》さん、いけねえ」 と女の後から抱止めた。 「みっともねえ、姐さんったら」 「放して、放しておくれ」 「人なかだ、姐さん、あ! いけねえ」 振切って前へ駈けだそうとするのを、男は力任せに引戻して好奇の眼を向ける群衆の中へまぎれ込んでしまった。 芝新銭座の目明しで相模屋松五郎《さがみやまつごろう》という名を売った親分がいた。去年の夏、謀反を企てた貫島市郎兵衛《ぬきしまいちろべえ》、来馬甚左衛門《きじまじんざえもん》ら一味の検挙に並ならぬ手柄があったので、公儀から芝一円の元締り役を仰付けられている。今日は貫島一味の五十七名がお仕置になる日で、事件落着の祝いも兼ね、松五郎の家では子分一統が集って酒盛りをしていた。 午さがりのこと、下っ引の兼《かね》というのがとんで来て、 「辰兄哥《たつあにい》をちょっと呼んでおくんなさい」 と云う。呼ばれて出て来たのは松五郎の身内でも腕利きといわれた目貫《めぬき》の辰次《たつじ》、苦味ばしった痩形の良い男だ。 「なんだ兼」 「家へ帰っておくんねえ、姐さんが……」 「お由美《ゆみ》がどうしたと」 「ま、とにかく帰っておくんねえ」 辰次は一度引返したがすぐに出て来る、兼と一緒に急ぎ足で、片門前の裏長屋にある自分の家へ戻った。 「お由美、どうかしたか」 と入って見ると、髪も乱れたまま泣伏していたお由美が、 「おまえさん」とはね起きて「又さんをどうしました、又さんを」 「又七を?」 さっと辰次の顔色が変った。お由美は辰次を引据えるようにして、 「又さんはいま、裸馬に乗せられて鈴ヶ森へ曳かれて行きましたよ、聞けば今日あの謀反人たちと一緒に磔刑になるという話……おまえさん私を騙したんですか」 「まあ待て、これにゃあわけがあるんだ」 「言訳は措いてください、おまえさん何と云いました。又のことは引受けた、かならず御赦免になるようにすると、あれほどはっきり約束したじゃあありませんか、あの約束も嘘だったんですか」 「嘘じゃあねえ、たしかにそう思ったのだ」 「それじゃあなぜ御赦免にならなかったんです、又さんにどんな罪があるんです、あのひとは仏師ですよ、木を彫って仏様を作る職人ですよ、あんな大外れた謀反の一味だなんて大嘘です、みんな誰かの仕組んだ罠です」 「お由美、まあ聞きねえ」 辰次はお由美を必死になだめながら。 「まあ聞きねえと云うことよ、おめえにそう責められちゃあおりゃあ何と言訳のしようもねえが、又七はおいらにとっても幼な友達だ、どうかして助けてえと思って、できるったけの運動をしてみた、だが――いけなかった」 「どうしていけなかったんです」 「おめえも知っているとおり、又七は貫島市郎兵衛に頼まれて観世音を彫った、ただそれだけだと思っていたから、蔓を頼ればお咎めだけで済むと考えていた。ところが、その観世音の像をお上でよく検べてみると、隠し胴があって中に公方様を呪う文句がはっきり刻みつけてあったのだ、お由美……これじゃ駄目だ、誰がどんなに運動してみたところでとても及ばねえ」 「嘘です、そんなことのある道理がありません」 「おめえがいくらそう云ったところが、お上のお調べに曲のあるはずはねえ、もっと前に話そうと思っていたが、おめえの歎きを見るのが辛くて今日まで云いそびれていたんだ」 「それはいつ頃のことです?」 「この春だ」 「では私がこの家へ嫁《く》る前ですね」 お由美は眸子《ひとみ》のあがった眼できっと辰次を瞶《みつ》めたが、やがて裂けるように、 「私は馬鹿だった、馬鹿だった」 と魘言《うわごと》のように叫んだ。 「お由美、そりゃあおめえどういうわけだ」 「おまえはきっと又さんを助けてくれると思った、又さんの生命さえ助かるなら、私なんかどうなってもいいと思って……」 「なんだと?」 辰次は坐り直した、「それじゃ、なにか、おめえは又七を助けてえためにおいらの処へ来たと云うのか」 「おまえだって又さんを助けてやるというのを餌に私を女房にしたじゃないか、いえ私ゃあ知っていた、ちゃんと知っていて来たんです」 「知っていたらどうしたんだ」 辰次の声もうわずってきた、 「又七を助けてみせると云ったのは本当だ、けれどもできねえものは逆鉾立ちをしたってできやしねえ、おいらが嘘をついたんじゃねえ助からねえような事情があってのことだ、どこへ出たって理窟の通る話じゃあねえか。ところがおめえはいったいどうだ、おめえはどうだよ」 辰次は膝を叩いた、 「初めから添う気のねえものを、自分の焦れていた男を助けてやると云われたからって、そのために身を任せるなんざあ売女《ばいた》、売女のすることだ」 「嫌って嫌って、嫌いぬかれていながら、又さんがお縄になったと聞いた時、私ゃあなんでもする気になった。これが売女なら、私ゃあ売女に違いありません」 「売女だ、売女だ、そんなやつは女房だとは思わねえ、出てってくれ」 「出て行けと云われたって」 お由美は咽《むせ》ぶように云った、 「私ゃあもう……出て行ける体じゃありゃあしません」 「――なんだと」 辰次はぎょっとして振返った。女の体、それはもう考えるまでもないことであった。お由美は背に波をうたせて泣いていた。 [#8字下げ]二[#「二」は中見出し] 「お待ちください、どうか、どうか」 「騒ぐな!」 「お慈悲でございます」 又七は縄を解かれるとともに、衰弱しきった体の、どこにこんな力があるかと驚くばかりの腕力で、役人へしがみ着いた。 「私はお仕置を受ける覚えはありません、私は仏師でございます、謀反人に頼まれて仏像を彫ったのは悪うございました。けれども隠し胴に公方様を呪う文句を刻みこんだなどと、そんな大外れたことは決して致しません。誰かが私を陥れたのでございます、それを御詮議くださればかならず分ります。どうかお仕置だけはお赦《ゆる》しくださいまし、御詮議の済むまでは何年でも何十年でもお牢の中におりますから、どうか……」 「ええうるさい、放せ」 「それでは片門前の辰次をお呼びください、あれなら私の証《あかし》を立ててくれます、どうか辰次を呼出しくださいまし」 「何と申したところで、こと落着に及んだ今となってはもはや適《かな》わん、諦めてお仕置を受けろ。早くこの者を柱へつけぬか!」 「はっ、さあ神妙にしろ」 下役人が二人がかりで引放す、 「いやだ、放してくれ」 又七は狂気のように、「こんな理不尽なことがあるか、罪もない者を殺すなんて、これは人殺しだ、人殺しだ」 「神妙にしろ」 必死に暴れもがくのを、駈けつけて来た同役四人がかりで遮二無二磔刑柱へ縛りつけてしまった。 「助けてくれ、辰次を呼んでくれ」 と喚き叫ぶ又七、いま足の縄をかけ終った下役人の一人が、 「諦めろよ又七」 と耳へ口を寄せて囁いた、 「おめえがいくら呼んだって辰次の来る気遣えはねえ、どうせ死ぬおめえだから教えてやるがな、辰次はこの夏前にお由美と一緒になり、今はおめえのことなんか考えていられないのだ」 「げっ、な、なんですって」 又七は愕然と眼を明けた。 「それじゃあ、あの辰次はお由美を……?」 「諦めねえ、成仏するんだぜ」 又七は仮面のような顔で宙を睨んだ。 鈴ヶ森の刑場、竹矢来の外は蟻の這う隙もなく群衆がひしめいている、松の老木を越して海が、初秋のかっとした午後の陽をあびて光っているそれを前に、五十七本の磔刑柱がずらりと並んで立った。 又七はまん中の柱、どっちから数えても二十九番の柱へ括り着けられている。 「そうだ、今こそ分ったぞ」 又七は不意に叫びだした、 「こいつはみんな辰次の拵えた仕事だ、おいらの生きているあいだはお由美が自分に靡《なび》かない、そこでおいらを片付けにかかったのだ、畜生」 又七の歯はがちがちと鳴る、 「隠し胴の中に彫ったはずのない字が刻みこんであったというが、あの観音像を検挙《あげ》てからお上へ差上げるあいだに細工をしゃあがったのだ、うぬ……辰次め!」 その時右の端のほうで、ひーと云う凄じい悲鳴が起った。最初の一人が槍をつけられたのである、竹矢来の外の群衆が、風に戦《そよ》ぐ笹原のように揺れた。 「ようし、おらあこのまま死にゃあしねえぞ」 又七には悲鳴も聞えなかった、揺れかえる群衆も見えなかった。 「おらあこの恨みを晴らさずにゃおかねえ、たとえこの体あ磔刑柱の露になっても、生替り死替り祟ってやる、辰次のやつを怨み殺しに殺してやるんだ」 その時ぐっと近くで悲鳴が起った。その声は巌をも透す鋭さで又七の耳を襲った。 「――あっ」 又七はその声を聞いた。 同時に左のほうでも、地獄の大叫喚かと思うばかりに、人の心を刺し、感情を痺れさせるような悲痛な叫びが起った。 「呪ってやるぞ辰次!」 又七は喉を裂けよと喚いた、 「又七は悪霊になってきさまをとり殺してやるぞ」 三度、又七の叫びを凌いで断末魔の呻きが聞えてきた。 又七は気を喪ってしまった。 誰か呼んでいるような気がする。微《かす》かに、遠くのほうで自分を呼んでいる、しかしそれは夢とも現《うつつ》ともつかぬ感じで、そう思ったままいつかしらまた昏迷のなかに意識を失った。 それからどのくらい経ったであろう、衿すじへ冷たい滴《しずく》の垂れるのを感じて、又七はふっと我に甦《かえ》った。 「――――」 そのときまたひと滴、ぽたりと頬へ落ちたものがある。 身にしみ透る冷たい一点だ、又七はようやく覚めかかる意識のなかから、怪訝《けげん》そうに眼を瞠《みひら》いた。夜だ、四辺は漆のように濃い闇である。 「どうしたのだ……?」 思わず呟いて左右を見た。 左にも右にも磔刑柱が立っている、視力の弱った眸子をさだめて見ると、白の仕置着を血に染めて、刑殺された死体が架かっている。ぞっとして我知らず跳退こうとしたが、びくとも動かぬ手足に、 「ああっ!」 又七ははっきり醒めた。自分も磔刑柱に架けられているのだ。そして、自分だけは生きているのだ。 「生きている、私は生きているぞ」 又七は低く呟いた。体を動かしてみた、関節は凝って痛い、頭もくらくらする、けれど仕置着には一点の血もない、正に又七は生きているのだ、死を免れたのだ。 (巷説伝うるところによれば、この日の処刑は日没後に及んだという、五十七人という大勢を刑殺するので、疲れきった刑吏は、夜の闇にまぎれたのと、異常な疲労とで、中央にいた又七をついに遺し忘れてしまったのであるという) 「ありがたい、ありがたいことだ」 つきあげるように云った、 「これも日頃私が仏像を彫っていた利益であろう、最後に作った観世音菩薩には、ことに信仰を籠めてあった、観世音の御利益だ、かたじけないことだ」 又七は溢れくる涙のなかで、声を顫《ふる》わせながら観音普門品《かんのんふもんぼん》を唱えはじめた。 「――或値怨賊繞 各執刀加害 念彼観音力 現即起慈心 或遭王難苦 臨刑欲寿終 念彼觀音力 刀尋段段壊……」 一心に念仏していた時、ふと刑場の向うの道へ提燈《ちょうちん》の光が近づいて来るのを見つけた。初めは仕置場の不浄役かと思ったが、急ぎ足に来るのを見ると、夜道をかけての急飛脚らしい、又七は大声に、 「もし、お願いでござります」 と呼びかけた。 普通の者ならひと堪りもなく腰をぬかすか、でなくとも夢中で逃げだしたに相違ない、しかし相手は夜道に馴れた飛脚だった、刑場の中から呼びかけられて、一度はぎょっと立竦んだが、 「お慈悲でございます、どうかちょっとお手をお藉しくださいまし」 又七の二度の声に、 「だ、誰だ、どこにいる……」 と提燈を差出しながら二三歩寄って来た。 「こっちでございます」 「どこだって」 「磔刑柱の上に……」 「げえっ!」 さすがに飛脚もたじたじとなったが、よほど豪胆な男とみえて、なおも四五歩進み寄った。見ると血まみれに刑殺された罪人の中に、これだけは傷ひとつない又七の姿が見える。 「お、おまえさんか」 「はい、お聞き及びでもございましょうが、今日ことでお仕置になった者の一人、私は仏師で又七と申す当でございます」 「うん」 「ちょっと仔細がございまして、友達の罠にかかり、罪なき身でお仕置にかかりましたが、日頃信ずる仏の御利生か、不思議にこうして生命を助かりました。ついてはこれから頭をまるめ、一生を仏に捧げて送りたいと存じます、どうかお助けくださいまし」 「へえ。不思議なこともあるものだな」 飛脚も奇異の歎声をもらした、 「磔刑柱の上へあげられながら、たった一人助かるなんて年代記にもねえ珍しい話だ。なるほど、お仏師だとすればさぞかし仏の御利生だろう、ようがす、私もこんな商売で日頃から仏信心は欠かさねえ男だ、ひとつ仏様のお手先を勤める気でお助け申しましょう」 「ありがとうございます、ありがとう……」 又七の声は歓喜に顫えていた、飛脚はふっと提燈を吹消した。 そのあくる朝である。 辰次が女房お由美と二人、昨日の諍いの晴れぬ、気まずい朝飯の膳に向っているところへ、下っ引の兼がとんで来た。 「兄哥は家か」 「おう、誰だ、兼か」 「お早う」 と格子口から首を突込んだまま、 「兄哥、ちょっと顔を貸してくんねえ」 「いま飯を喰ってるが、何か用か」 「急用なんだ、ちょっと表まで来てくんねえ」 辰次は箸を措いて立った。 格子口で眼配せをした兼は、辰次を促して露路奥にある空地へ来る、息を喘ませながら低い声で、 「大変だぜ、ま、又七の野郎が逃げた」 「又が逃げた? なんの話だそりゃあ」 「又七だよ、昨日鈴ヶ森でお仕置になった又七がいねえんだ」 「お仕置になった者が逃げられるか」 「それが不思議なんだ」 兼は息をついで、 「朝になって仕置場の非人たちが見廻りに行ったら、又七の姿が見えねえ、磔刑柱はそのままだが縛った縄は切られている。おまけにね、柱を検べてみると血の痕がねえんだ」 「な、なんだと?」 「どうやら仕置き洩れになってたらしい、その場に又七の着ていた仕置着も脱ぎ捨ててあったが、これにも傷痕がねえんだ」 「それでどうした」 「すぐお届け申して、いま八方へ手を廻しているが……兄哥」 と兼は指をしゃくって、 「気をつけてくんねえ、又七の野郎あのことを感づいたとみえて、磔刑柱の上からたいそうおめえを怨んでいたと云うぜ」 「あのことたあ何だ?」 「おれに隠してもいけねえ」 兼、声をひそめ、 「あの観音仏の隠し胴へ、佐柄木町の吉蔵《きちぞう》の野郎に金をやって、穏かならねえ文句を刻み込んだ始終、おらあちゃんと知っていたんだ」 「どうしたと」 「怒っちゃいけねえ、おらあ兄哥に体を頼んでいるんだ、今日まで黙っていた以上はこれからだって決してしゃべるこっちゃあねえ、だが。又七のやつぁ生替り死替り、必ずおめえを怨み殺しにしてやると云っていたそうだ。もしお仕置洩れで生きているとすると、きっと兄哥の首を狙っているぜ」 辰次の顔は死人のように蒼白めた。 又七がどうして気付かぬ訳があろう。彫った覚えのない呪文が彫ってあった、しかもあの仏像に手を着けることのできるのは、彼を検挙た辰次のほかにない。惚れぬいたお由美の心が、どうしても又七から離れぬのを知った苦しまぎれ、又七が謀反人の貫島市郎兵衛に供養仏を頼まれて彫ったと分った時、これ幸いとばかり検挙たあと、それだけでは罪になりそうもなかったから、馴染《なじみ》の大工吉蔵に情を明かして将軍家を呪う文句を刻みこませた。もちろん辰次のつもりでは二年か三年の罪ぐらいに考えていたところが、意外にも又七は磔刑という断罪……これは仕過ぎたと気付いた時はもうどうにもしようがなかったのである。 辰次は罪の恐ろしさに戦いた。幾晩も魘《うな》された、苦しんだ。そのうち一方にはそれが幸いした、お由美はついに女房になることを承知したのである。しかし彼女は、心から辰次の妻になる気はなかったのだ。又七を助けてやると云われて身を殺したのだ、昨日それをたしかめて明る今日、また、又七の生き延びたことを聞こうとは。 「罰だ、罰だ」 辰次は思わず呟いた、しかしそのあとから猛然と反抗する力が盛上ってきた。 「なにをくそっ、どうせ乗りかかった舟だ、向うが怨んで狙うなら、こっちはお上の力で向ってやる、仕置場からの縄脱けだ、ひっ捉えれば今度こそこっちの勝だ、見やあがれ」 と歯を喰しばった辰次、 「よし、分った」 と兼のほうへ振向いた。 「おめえすぐに親分のところへ行ってくれ、おいらも後から行こう」 「合点だ」 「又の野郎、必ず捜し出してみせるぜ」 辰次、蒼白《あおざ》めた顔でにやりと笑った。 前代未聞の事件はたちまち江戸中へひろまっていった。市中は云うまでもなく街道筋、奥州から上方まで水も洩らさぬ網が張られた、辰次は素より自分の生命を狙われている恐ろしさ、狂気のように奔走したがついに又七の姿は発見されなかった。 そして年月が経っていった。 [#8字下げ]三[#「三」は中見出し] 正保四年の暮春のことである。 上総国九十九里浜の近く、上総一宮の下宿のとある宿屋へ、遊山旅らしい中年の夫婦が草鞋《わらじ》を脱いだ。男は目貫の辰次、女房はあのときのお由美である。 あれからまさに十五年経った。そのあいだに夫婦のなかには子供が三人生れ、辰次は段々と腕を認められて、五年あとに相模屋松五郎が隠居すると、その跡目をもらって芝一円の束ねをするまでになっていた。今度はながいあいだの御用疲れを休めようと、半月のお暇を願って夫婦伴れ、ゆっくりと安房の誕生寺へ参詣をして、房州のはなを廻り、ようやく一宮へとやって来たのであった。 風呂を浴びてさっぱりした辰次、宿の浴衣に丹前を重ねて、活の良いこりこりするような刺身に水貝かなにかをつつきながら、お由美と差向いで盃をとりあげた。 「おまえ様がたはお江戸でござりますか」 給仕に来た婢《おんな》がお由美のほうへ飯を出しながら話しかけた。 「お江戸はたいそうな賑盛《にぎわい》だそうで、わたしらも死ぬまでには一遍見物に出たいと思いますが、こうしてお江戸のお客様を見ると本当に羨ましくてなりません」 「なあに、住んでみれば江戸も房州も同じことさ、ときたまに来るおいらのほうから見れば、いっそここいらが暢気で羨ましいくらいのものだ」 「そんなものでございますかね」 「おいらも精々稼いだら、いつかこの辺へ地所でも買って隠居するつもりさ、そのときは姐さんよろしく頼むぜ」 「畏りました、ほほほほ」 「時に――」 辰次はお由美の酌を受けながら、 「なにか土地のことでおもしれえ話はねえかの」 「へえ、なにしろ辺鄙な処でべつに面白い話というのもございませんが……ああそうそう、お珍しくはないかも知れませんが、こんなことがございます」 婢は給仕の盆を膝へついて、 「この一宮の奥に奈波山という山がございます」 「うん」 「そこに今から……十二三年も前のこと、一人の旅のお坊さんが庵を組んでお住いなすったそうで、そのお坊さんが妙なことに、庵の中で仏様のお像を彫りなさるのです」 「仏像を彫るって?」 「はい、なんでも米や麦はいっさい召上らず、木根草の実を食べながら、里へも出ずに籠りっきりで彫っていなさいます。それがまた高さ一丈もあるという大きな仏様でもう四体はでき上り、いま五体めにかかっていなさるのでござります」 辰次の唇が急にひき緊まった。 「それで、その坊さんは何という名だね」 「お名前も知れずどこのかたか、何宗の坊さんかも分りませんが、近在の人たちは木食上人《もくじきしょうにん》と云ってたいそう信仰しておられますだ」 「年は幾つくらいだね」 「さあ、私も一年ばかり前に、一度お詣りをした時ちらと見ましたが、髪も髭も伸び放題、乞食のようなお姿でよくは分りませんが、もう五十の坂は越しているだろうという噂でござりますだよ」 「五十を越している……」 去るものは日々に疎《うと》しと云うが、十五年経つうちにも一日として忘れることのできなかった又七の姿が、婢の話につれてありありと思出された。しかし、五十を越しているらしいと聞いて、辰次の胸の戦きはやや静まったのである。 お由美も同じこと、話の始めにはてっきり又七と思って、それとなく見ると良人の面も変っていたから、どうなることかとはらはらしながら聞いていたが、年の違いを知って辰次と同様ほっとした。 「珍しい話を聞いた、木食をしながら十二三年も仏像を彫るとは、よほど奇特なお坊さんだの、さて、おいらも飯をもらおうか」 辰次は茶碗をとりあげた。 その夜は早く寝た、歩き疲れで夢も見ずにぐっすり眠ったお由美が、明る朝眼覚めたのは陽がずっと高くなってからのことだった。手洗に立って戻ったが、辰次の姿が見えない、どうしたのかと思って婢に訊くと、 「今朝早く奈波山へ行く道を訊ねていなさいましたから、おおかた昨夜お話し申した木食上人の処へでもおいでになったのでござりましょう。はい、軽く御膳をあがって……」 ということだった。 「奈波山へ」 お由美はぎょっとしたが、すぐに身仕度をしながら、 「では私もちょっと行って来ましょう、いえ御飯は帰ってからいただきますから、道の分る処まで案内を頼みます」 「へえ畏りました」 婢は急いで階下へ下りて行った。 その頃、辰次は奈波山の谷合に臨んだ、噂の庵を尋ね当てていた。 年の違いから一度はほっとしたものの、たしかめずにはいられぬ気持から、女房には知らさず起きぬけに来たのである。尋ね当ててみると庵とは名ばかり、人里遠く離れた、山ふところの杉林の中に、元は樵夫小舎にでも使ったらしい、棟の高い一軒家、屋根は腐り柱は傾き、まるで化物でも住みそうなひどい荒屋《あばらや》である。 「こいつは甚《ひで》え」 さすがの辰次もそう呟いて足を止めた。すると小舎の中から念仏の声が聞える。 「……仁者愍我等故。受此瓔珞。爾時仏告観世音菩薩。当愍此旡尽菩薩。及四衆。天竜。夜叉。乾闥婆……」 観音普門品である。 辰次はそっと足を進めて、脇手の小窓から中を覗いた。庵の中は一方明りで薄暗い、まず眼についたのは壁に添って安置された大きな四体の仏像である、その前にほとんど彫りあがろうとしている一体があり、一人の男が念仏を唱えながら鑿をふるっているのが見えた。 条になって破れた衣、頭髪も髭も半ば白くなって、鑿をふるう手、足、まるで枯木のように痩せ細っている。だが、念仏の声は力に満ち精気に溢れていた。 「又七だ」 辰次はぞっとしながら呟いた「窶《やつ》れているがあの体つき、あの声に誤りはない、又七だ、又七がここに生きていた」 辰次は全身の慄えを感じた。十五年のあいだ捜していた相手をとうとうみつけたのだ、目明しとして何十人の子分を使う身の上になっても、現《うつつ》に夢に生命を狙われている恐怖、三人の子を生《な》しながら、どこかにぴったりしないところのある夫婦の仲、それはただ、又七がどこかに生きているという原因からきていたのである、しかして今こそ彼を突止めた。 辰次は小窓を離れると、庵の前へ廻ってがらりと雨戸を引明けながら、 「又七、神妙にしろ」 と叫んだ。 念仏の声がはたとやんだ、鑿を持った手がぴくりと顫えながら止まった。そして……又七の窶《やつ》れ果てた顔が静かに振返った。 「誰だ……」 「目貫の辰だ、仕置場からの縄脱け兇状、今度あ免れねえぞ」 「辰、辰次か」 「神妙にお縄を頂戴しろ」 云いながら踏込んだ辰次、ぐいと又七の肩を撫む、右手に捕縄を執っていきなりそこへ捻伏せた。――長いあいだの木食精進、すっかり体の弱っている又七は、横鬢を床へすりつけられたまま、必死の声で、 「ま、待ってくれ、待ってくれ辰次」 と悲痛に叫んだ。 「どうか待ってくれ、なるほど私は仕置場から縄脱けをした、けれどもそれ以来頭を丸め、世を捨ててこの山の中へ引籠っている、ほかに何の望みもないが、仏師として世に遺る仕事がしたかったのだ、あれから十五年、私は五智仏を作ろうと発心して、見てくれ、とこに四体できている」 又七は顫える手で指さした、「あと一体、釈迦如来の像もこのとおりもう少しで仕上るところだ、体もこのとおり弱っているし、五智如来すっかりできあがれば生きている慾もない又七だ、済まないがもう少し……この釈迦如来を彫りあげるまで待ってくれ」 「ならねえ!」 辰次は嘲るように頭を振った、 「お上から十手捕縄を預っているおれだ、兇状持を突止めて待てもくそもあるものか、いけねえと云ったらいけねえ」 「そこを押してのお願いだ、できないところだろうがせめてあと十日、いや……七日でもいい、昔の友達のよしみで、どうかしばらく待ってくれ、このとおり一生のお願いだ、これが仕上がれば必ずお縄を受けるから」 「諄《くど》い、この期に及んで虫の良い御託をぬかすな、さあ、神妙にしろ」 喚きざま又七の腕を捻上げる。 「うっ!」 又七は歯を噛鳴らした、 「た、辰次――それじゃあ、どうでも待てねえのか」 「知れたことだ、野郎動くな」 「あ、うぬ!」 凄じく呻いて、はね起きようとする腰骨、辰次はぐいと膝頭で殺して、素早く縄を打とうとした、とたんに、 「おまえさん、待っておくれ」 と叫びながら、駈け込んで来たお由美、あっ! と驚く辰次の利手を掴んで、女ながらも懸命の力、だ! と又七から引放す、 「て、手前――お由美」 とよろめく辰次の前へ、お由美は又七を背に囲《かこ》ってすっくと立った。 「ようすは表で聞きました」 お由美は蒼白い顔できっと云う、 「七日のあいだ待てというお頼み、どんな鬼だって待てぬと云えるところじゃあありません、お前さん、私からもあらためてお願い申します、どうか待ってあげてくださいまし、もし、それでもいけないと云うなら、お由美を先に縛ってください、又さんが兇状持になったのも、もとはと云えばこの私から起ったこと、お由美もともにお縄をいただきます!」 凛《りん》と云い放ったお由美の眉には、一歩も動かぬ決死の色が済んでいた。 辰次は茫然と手をおろした、暗澹たる部屋の中に、しばしは三人の荒い息吹だけが聞えていた。お由美はやがて、 「お前さん」 と低く哀願するように云った、 「待ってあげてくださるでしょうねえ」 「…………」 辰次は不意に、そっぽを向きながら頷いた。 「ああ、待ってあげてくださるんですね」 「仕方がねえ、お前までがそう云うなら、七日のあいだ待ってやろう」 「ほ、本当か、ああ、ありがたい」 又七は狂喜しながらひれ伏した、 「ありがたい、このとおりだ辰次。このとおりだ」 辰次は苦しげに外向いた。 ――やっぱりお由美は俺のものじゃあなかった。今は悲しい諦めが、烙印のように生々しく心に彫込まれたのだ。辰次はそっぽを向いたまま捕縄を納うと、どこか淋しげな身ごなしで帯を締直した。 辰次は外向いたままで、 「おらあこれから江戸へ行って、召捕のお差紙をいただいて来る。後のことはお由美おめえに任せるから万一にも逃がさねえように、側を離れず付いていろ」 意外な言葉に驚くお由美には眼もくれず云った。 「往復六日路、七日めに帰って来るから、それまでに仕事をしまっておきねえ」 「辰次……この恩は忘れないぞ――」 「お由美、又七の体あおめえに預けたぜ」 「それじゃあ私はここに」 「七日のこった、ぬかるなよ」 云い捨てると、辰次は、何やら云いたげなお由美には、見向きもせず、庵をとびだしてそのまま山を下りて行った。 後に残った二人は、しばらくそのまま身動きもせずにいた、不思議な運命《めぐりあわせ》である。十五年という年月は短くはないが、なんという男の変りようであろう、地獄絵にある餓鬼のように痩せ細った体、四十そこそこの身で、髪は灰色になり、眼は落窪み頬はこけ、これが生きた人間かと疑われるばかりのありさまであった。 「又さん、済みません」 お由美は破れるように叫んだ。 そして又七の前へ崩折れながら、両の袂に声を包んでせきあげた。 「おまえを、こんな姿にしたのも、みんな、みんな私という者がいたからです、勘忍してください、殺してくださいまし」 「いいよいいよ、お由美さん」 又七は静かに頷いた、 「もう済んだことだ、こうなるのもみんな約束ごとなんだ」 「あれから十五年、辰次もずいぶん苦しんでいました、どんなに苦しんでも足りない罪、天罰のないのが不思議なくらいですが……その罪も素はと云えば私にあるんです」 「分っているよ、私も辰次のしたことを知った時は、七生まで祟って怨み殺してやろう……とまで考えた」 「よく分ります、無理もありません」 「しかし、不思議に生命を助かってみると、そんな怨みよりも大事な仕事があるのに気付いたのだ。辰次を一人殺したって何になる、それより千年の後まで遺る立派な仕事をして、御利生で助かった生命を終ろう、そう決心をしたんだ」 又七の声には力が出てきた、 「見ておくれ、十五年のあいだ木食をしながら、私はこの五智如来を彫った、この一体が仕上がれば、私はいつでも悦んで死ねる、私の体は死んでも、この五智如来は遺るのだ、仏師又七の名は千年経っても亡びる時はないのだ」 「又さん!」 お由美はそれを遮った。 「どうかここを逃げてください」 「逃げろ?……何のために逃げるのだ」 「うちの人は戻って来ます、辰次はおまえが生きているあいだは安心できない、きっと戻って来ておまえをお縄にします、どうか今のうちに逃げてください」 「私は逃げない、もう逃げる要はないのだ、七日のうちに残りを仕上げれば、神妙にお縄をいただくつもりだ。今の私には、これ以上生延びる気持は少しもないのだ」 「そう云っても私の気が済みません」 「お由美さん」 又七は静かに笑いながら、 「打明けて云ってしまうが、又七は怨むどころか、今では辰次のしてくれたことをありがたいと思っているのだよ」 「それは、どうしてです」 「あんなことがなければ、私は一生|駄物《だもの》彫りで終ったかも知れない、それが自分でも許すことのできるこれだけの名作が彫れた、それはみんな辰次のお蔭だとも云えるのだ」 「まあ、そんなにまで……」 「五智仏を仕上げた後を、どうして送ろうかと案じていたが、どうやらこれで先途もきまった、これからはもう安心して最後の鑿が握れるのだ」 又七はそう云うと、鑿と小槌を執ってよろめく足を踏しめながら立上った。 [#8字下げ]四[#「四」は中見出し] それからちょうど七日めである。 お由美の悲しい介添で、ろくろく夜の眼も合さず仕事を続けた又七は、六日の夜から明けがたかけて手を休めずに仕上げを急いだ。 「……能以無畏於衆生。汝等若称名者。於此怨賊。当得解脱」 誦経の声だけが、陰々として庵の闇に流れている、お由美は隅にい竦んで、まるで後光でも射すような又七の姿を見|戍《まも》っていた。時は経っていった、戸外の闇はいつともなく薄白んで、谷あいから這上ってくる霧が、小窓を忍込んで、燈明の火にもつれたのもしばし、やがて東のほうから赤々と朝日の光がさしはじめた。 最初の日光がさっと流れた時である、仕上げ鑿を控えて二三歩さがりながら、じっと仏像をみつめていた又七は、 「――できた」 と云って鑿と槌を取落した。 「できた、できた」 狂気のように顫える叫びだった、お由美は引摺られるように立って、 「又さん」と呼びかけた。 「お由美さん、見ておくれ、五智仏全部できあがったよ、十五年がかりの仕事が、これでようやく仕上ったのだ」 「――――」 「ありがたい、ありがたい」 又七は溢れくる涙の中から叫んだ、 「みんな御仏の御加護だ、南無観世音菩薩」 唱名念仏をしながらひれ伏した。 お由美は胸へつきあげてくる感動に、思わず又七の側へ駈寄ろうとしたが、その時、庵の外へ二三人の人の跫音《あしおと》が近づいて来るのを聞きつけ、はっとしてそこへ立竦んだ。 「ここか――」 外で声がして、雨戸を叩く音。 「はい」 と答えてお由美は雨戸を明けた。 表には顔見知りの町廻り同心、森内忠蔵《もりうちちゅうぞう》と組下の一人、横手に辰次が面を伏せて立っていた。お由美を見ると森内忠蔵が、 「仏師又七はいるであろうな」 「――はい」 「通るぞ」 と云って内へ入った。二人もそれに続いてあがる、由美は先へ廻って、ひれ伏している又七の耳へ唇をつけるようにしながら、 「もし、お役人衆が見えました」 と囁いた。 又七は唱名念仏をやめてお由美の顔を見たが、その意味を覚ると、静かに頷いて衣紋をつくろいながら向直った。 「私が又七にござります。お手数をかけて申訳ござりませぬ、おいでをお待申しておりました、どうぞお縄を……」 森内忠蔵は頷いて顔をやわらげ、 「神妙じゃ、いまお上のおたっしを申聞かしてやる、慎んで承わるがよい」 「恐入りまする」 「そのほう儀、お仕置場より縄脱けを致したる大罪、屹度《きっと》お咎めにも及ぶべきところ、磔刑柱に架かりながら不思議に処刑を免れ、その後出家到し、道心堅固に木食をしつつ五体仏を彫上げし趣奇特の至り、かつは一度刑を行われたる者なるによって、とくに思召されるところこれあり、前の大罪御赦免遊ばさる、以後お構いなし――とあるぞ、ありがたくお受けを致すがよい」 「な、なに、御赦免……」 のけぞるばかりに驚く又七、お由美も我知らず膝を乗出した。森内忠蔵は頷いて、 「なお、これはいまだ御内定であるが」 とやさしく云った。 「芝高輪に一寺を賜り、そのほうの彫った五体仏を安置し、生涯その寺の住職を申付けられるとの御内意だ」 「おお」 「仏を運ぶ人夫諸費用、お上の御差配とまでだいたいきまっているぞ」 重ね重ねの意外さに、又七よりもお由美のほうが夢かとばかり呆れた。 努力は酬いられた、雪《そそ》がずして自ら寃《えん》は雪がれた、悲喜感慨むらがり起って、又七はとみに答える言葉もなく、そこへ平伏して咽びあげるばかりだった。――ようやく昇りはじめた朝日の、活々とした清新な光が、小窓からさんさんと射込んで、又七の灰色の髪を円光のように照していた。 森内忠蔵の言葉どおり、又七の五智仏は江戸へ運ばれ、高輪の普賢寺へ納められた。そして又七は木食但唱と名乗って終生その寺の住職として過したという。――辰次はまもなく御用聞きをやめ、裏店へ引込んで担ぎ八百屋になったが、夫婦仲は見違えるように良くなり、それからまた一人子が生れて、まず安楽に世を送ったと伝えられている。 底本:「爽快小説集」実業之日本社 1978(昭和53)年6月25日 初版発行 1979(昭和54)年7月15日 二版発行 底本の親本:「富士増刊号」 1936(昭和11)年9月号 初出:「富士増刊号」 1936(昭和11)年9月号 ※表題は底本では、「磔《はりつけ》又七《またしち》」となっています。 ※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。 入力:特定非営利活動法人はるかぜ
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2008年8月現在、昼夜を問わず人口最大(ほとんど首都警備AFKで 実際のアクティブ人数は多くないという説もあるが)の国。 にもかかわらずB鯖のネツ一強を助けている国である。 B鯖の過疎化と勝ち馬のり鯖にした原因であると言っても過言ではないだろう。 VIP足軽neet団の対ホルソーン工作を始めてとして工作国家、チート国家の地位を得る。 B鯖でのFo率No1国家でもある。 また、スレ等で特に話題に上るのがその布告傾向である。 ネツエル戦を避けていると指摘されると即擁護が沸くが実際の布告行動をSS付きで紹介してみよう。 空き巣例 例1:・SS ホルのワグノ攻めが割れているのを確認してのホル領2箇所同時布告 時間的ホルは50人いるかいないかの時間帯、逆にゲブはこの時間でもホルの2倍の人口を有すると付け加えておく。 例2:・SS 深夜、人口最大国が最小国への同時布告 周辺にネツ領があるにも関わらずのこの布告ではネツの犬と呼ばれても反論はできないであろう。 事あるごとにネツ一強を非難するゲブであるがその行動は紛れもなくネツ支援である。 例3:・SS ・布告者 ホルの4戦場目が割れたのを確認しての布告 余談であるが水曜の99人は100人からゲブ側がFoしたものである お前が言うな布告例 例1:・SS1 ・SS2 スレで「ホルはクラウス青いのにログマ来るな」というゲブ民の声を聞くが実際はこの通りである。 壮大なお前が言うな国家に相応しい行いであろう。 例2:・SS1 ・布告者 これでネツと戦っているというのだからお笑いである。 ネツの人数割れを確認しての布告 例1:・SS 極稀にではあるがゲブ側からネツに攻めることもある が、そのタイミングはネツが割れている戦場を持っていることが前提であり、それがない場合ホルカセ本土への布告が頻繁に行われる。 ネツの犬的布告 例1:・SS ・布告者 ホル本土で4箇所ネツvsホルが行われているのを見てのセノビア布告 これをネツの家畜と言わずなんと言おう。 例2:・SS ・布告者 ホル本土が上記の状態であるにも関わらずホル領ソーン布告 これをネツの家畜と言わずなんと言おう。 防衛放棄 例1:・SS ・布告者 10月31日。カセ本土を蹂躙した後、防衛を放棄しホル領ログマールへ が。見事に返り討ちにされた。恥ずかしい連中である。 例2:・SS ・布告者 やはりカセ本土防衛を放棄しログマへ。 余談ではあるが。この後カセの報復及、及び、日頃から本土布告されていたホルによって本土を荒らされる事になる。 何故かその報復でホル本土(セノビア・ワードノール)に布告するも返り討ちにされアンバーへと旅立った。 ・セノビア参戦者・ワドノ参戦者 が、そのアンバーも返り討ちにあう。Fo続出で一時10人差がついた。 ・アンバー参戦者 その他の布告(10分待ち等) 例1:・SS ・布告者 対ネツのデスパが攻め割れ状態でソーンに13人いたのでまさかと思ったら案の定布告。 ゲブ5人とソーン終了後残っていたホル民8人である 升、工作は戦略 2009年3月29日。勝利を掴めのイベント中に突如出現したキープチーターと共にダガーへ布告。 :・証拠SS 極稀にではあるがゲブ側からネツに攻めることもある が、そのタイミングはネツが割れている戦場を持っていることが前提であり、それがない場合ホルカセ本土への布告が頻繁に行われる。 実際問題、ネツに布告するよりは勝ち筋のある方に布告するのは判らないでもない。 だが彼らの行動が国家バランスを崩しているという初歩的と言うか小学生でも判る事に早く気が付き、人口が多い国なりの行動を取ってくれることを切に祈っている。 祈っても所詮は家畜なので馬の耳に念仏なのだが。 おまけ ゲブランドの布告チャート ちなみに、ネツによるシディット、キンカ、ブローデンへの布告チャートと ほぼ一緒の内容だったりするのだが、ネツの場合は対象MAPへの更なる粘着・執着度が 加味されている為、ヲチには注意を要する。 ネツがゲブに対してこの項目通りの批判をしている時は、ネツも同じ事をやっていたりと なかなか微笑ましい。 {余談だが、この項目や【ID 8x+2drN1】の関わった項目が浮上すると、 各国紹介にてネツ翼賛、ゲブ侮辱の内容に書き換わっている事が多い。 ほぼセットで頑張っているのだろうと思われる。 各国紹介から悪意を省く=ゲブのイメージアップという考え方からして確定的。}
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モナーオカでアイススクウェア陸軍とブラックアイヌ団の戦闘が始まり、東と西で戦線が分かれ、その西側にいる島田真北。 真北の圧倒的な戦闘力の前に歯が立たないブラックアイヌ団員たち。 「なぜアイススクウェア軍のゴミにやられる」 「しかもあのバッジは傭兵じゃねぇか」 「顔立ちからして日本人?」 団員達は目を疑った。無名の軍隊の無名の傭兵にやられることをだ。 真北の猛攻は止まらない、団員を一人二人と撃退していき、ついに西側には誰もこなくなった。そして真北と他10名の傭兵は東戦線へとすぐさま移動を開始した。すると東戦線周辺の建物は燃え上がっていた。ブラックアイヌ団の蛮行である。 「くそっ、地球の平和を阻むブラックアイヌ団め」真北は腹を立てると敵陣に突っ込み銃を放つ。 ダダダッ、ダダダッ、 ブラックアイヌ団員は次々と倒れると、真北は念仏を唱える。 「(本当は人を傷つけたくはなかったさ、だが仕方あるまい。そうでもしないと・・・)」 傭兵たちも真北に続くようにして攻勢に入り、ブラックアイヌ団員に対して銃剣だの空手だの射撃で後退させていく。 「ひぃーっ!逃げろ!」 「こいつは化け者だ!」 「本当にこいつは傭兵か!?」団員達は恐れて逃げていく。 すると真北は追いかけていく 「待て!貴様ら!」と真北は団員達に向かって叫ぶ。 「よし、こうなった集団リンチだ!」逃げ出す団員達のうち8人程度が真北の方へと襲いかかる。 「無駄だっ!」真北はその8人を空手で一蹴。団員たちは気を失っていく。 さらに数人の団員が真北に襲いかかるも、為す術なし。そこで真北は団員の一人を脅し、アンダーソンのいる本拠がどこかを訊く。すると団員を捕らえてブラックアイヌ団が使っていたサイドカー付きのオートバイに乗る。捕らえた団員をサイドカーに乗せて。 「さあ、案内するがいい」真北はオートバイを始動させ、ブラックアイヌ団の本拠へと向かおうとする。 しかしまた他の団員が真北に銃を向ける。しかし真北はそれを振り切り、銃弾をよけていく。 「おい!やめてくれ!酔っちゃうよ!」サイドカーに乗っている拘束中の団員は泣き叫ぶ 「うるせぇ!無事本拠にたどりつければ放してやる!」真北は高圧的に言う。 しばらくしてオートバイは住宅街に、そう、あのブラックアイヌ団の本拠が地下にある住宅街だ。真北は団員たちにブラックアイヌ団の姿を見せないため、道路の傍らに拘束している団員を降ろし、入り口の在処を訊くと、真北はその入り口へと向かった。 するといくつかの民家の窓から住民が外をのぞく。どうやらブラックアイヌ団の存在がばれたらしい。 「きゃぁっ!あれが噂のブラックアイヌ団よ!」 「皆さん!早く避難してください!」真北は住民らに避難を呼びかける。すると住民らは駆け足で近くの森林に避難する。ある者は車、ある者はバス、そしてある者は徒歩で近くの学校の体育館へと避難した。その学校が襲撃されるのではと思う者もいるが、心配無用、学校周辺にもアイススクウェア兵が多数警備にあたっているのである。 真北は住民全員の避難を確認すると、いよいよ本拠入り口のある民家に入る。そのつもりだったが、あいにく民家の玄関は施錠されていた。 「くそっ、ならば」 ドォーン!! 真北は自慢のパワーで扉を壊し、中に入る。するとそこにはごく普通の洋風の民家だが、そこには本拠に通じる隠し扉がある。さて、見つけ出せるか。 真北は壁掛けのカレンダーや絵画、本棚、食器棚を撤収し、隠し扉を探す。だが見つからない。すると真北は冷蔵庫の扉を開けると、そこには人が楽に入れそうな穴があった。 「そうかここか」足跡となる泥がついている。やはりここが本拠への入り口なのか。真北はその穴の中に入る。 中は暗い。一応階段となっているが、進みづらい。4つの通路のうち最も狭いらしい。真北は懐中電灯を照らしつつ、奥の方へと進む。するとそこには何か奇妙な音が聞こえる。どうやら人の声だ。となるとこの先はブラックアイヌ団の本拠なのか 「どうやらここだ」 真北は進んでいくと、ようやく日本の地下鉄駅によくある風景にたどりついた。しかし、そこには守衛がいた。 「くせ者だっ」守衛は叫ぶと、中からブラックアイヌ団員9名ほどが現れた。しかし、真北は空手であっという間にその全員を倒した。 「さあ、アンダーソンよ、どこにいる!」 真北はそう叫ぶと、守衛はおびえて、アンダーソンの居場所を指で差しながら外に逃げていった。 「よし、待ってろ!」 果たして、真北はアンダーソンと戦うことになるのか 続く
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必殺仕事人 457 名前:水先案名無い人 :05/02/09 11 50 28 ID hoZ1vnUQ0 仕事人入場!! 骨はずしは生きていた!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦った!!! 破戒僧!! 念仏の鉄だァ――――!!! 素手での殺しはすでに俺が完成している!! 神社の床下在住島帰りの龍だァ――――!!! 組み付きしだい二つに折りまくってやる!! おでん屋屋台経営 畷左門だァッ!!! 助け人稼業なら俺の経験がものを言う!! 由緒正しい素浪人 ドブさらいから妾の護衛まで 中山文十郎!!! 真の簪刺しを知らしめたい!! 元夢遊病患者 飾り職人の秀だァ!!! 表家業では3子供とも遊ぶが裏家業なら幼なじみも仕置する!! 殺し屋一族出身の殺人マシン 市松だ!!! 状況解説は完璧だ!! 安眠枕屋 夢屋時次郎!!!! 手を組む相手は人の涙の中にある!! 三味線弾きの神様が来たッ 花乃屋仇吉!!! タイマンなら絶対に敗けん!! 濡れ手ぬぐいでの殺し見せたる 花乃屋番頭 八尺の藤兵ヱだ!!! ギャンブラー(博打打ち)ならこいつが怖い!! 「坊主そば」の主人 知らぬ顔の半兵衛だ!!! 丁字屋半右衛門の下から助っ人が上陸だ!! はぐれ仕事人 壱、弐、参!!! 悪を仕置したいから裏家業の道に入ったのだ!! 「お命、終わります」を聞かせてやる!!お国!!! 稼いだ金は全て美味い飯と女につぎ込むとはよく言ったもの!! 針医者の奥義が今 実戦でバクハツする!! 藤枝宿出身 藤枝梅安先生だ―――!!! 博打の天才こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ 侍くずれの政吉!!! 金が欲しいいからここまできたッ 元沼木藩藩士!!!! お尋ね者の大道芸人 赤井剣之介だ!!! オレは催眠術使い最強ではないからくり人で最強なのだ!! 御存知落語家 噺し家塩八!!! 仕置の手段の本場は今や銃にある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! 巳代松だ!!! デカカァァァァァいッ説明不要!! 殺し方は殴殺!!! でも性別女!!! 若!!! 針術は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦針術!! 仕業人からやいとや又右衛門の登場だ!!! 賞金はオレのもの 邪魔するやつは思いきり屋根に上げて思いきり突き落とすだけ!! やめてとめてやめてとめてとめてやめてとめてやめて 印玄 父親にくっついて日本へ流されたッ!! 北欧の狩猟民族ギリヤク人 死神!!! 三の糸での絞殺技に更なる磨きをかけ ”南無阿弥陀仏”三味線屋勇次が帰ってきたァ!!! 今の自分に視力はないッッ!! 百万坪在住の花火師仕掛の天平!!! 琉球唐手の拳技が今ベールを脱ぐ!! 観音長屋から 棺桶の錠だ!!! 陽光の下でならオレはいつでも無敵だ!! 太陽の行者 先生 呼び名で登場だ!!! 受験勉強はどーしたッ 青臭い考え 未だ消えずッ!! 治すも殺すも思いのまま!! 西順之助だ!!! 特に理由はないッ 剣劇人が強いのは当たりまえ!! お七にはないしょだ!!! 寄らば斬るぞ! カルタの綾太郎がきてくれた―――!!! 辻斬り浪人で磨いた実戦剣術!! いつも名乗りを上げる浪人仕掛人 西村左内だ!!! 元締めだったらこの人を外せない!! 世のため人のためにならない奴だけを殺す 音羽屋半右衛門だ!!! 超一流抜け忍の超一流の仕事だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 元伊賀忍者の仕事人!! 組紐屋の竜!!! 三味線のバチでの殺しはこの男が完成させた!! 主水の義弟!! 糸井貢だ!!! 万年ヒラ同心が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ 婿殿ッッ 俺達はあなたを待っていたッッッ中村主水の登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました! 仕事に使うのはゆでたまご 松之助・竹吉・梅太郎の三人組!! 精神の死んだ仕掛人 神谷兵十郎!! 居合いなら江戸で二年間やっていた!直次郎! ……ッッ どーやら闇の大元締はおりんと旅に出かけてる最中の様ですが、戻り次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 461 名前:名無しさん@お馬で人生アウト :05/02/09 15 49 44 ID vNeGc0/M0 460 5人いる… 462 名前:水先案名無い人 :05/02/09 16 09 08 ID hoZ1vnUQ0 457修正。 ×表家業では3子供とも ○表家業では子供とも 463 名前:水先案名無い人 :05/02/09 20 16 12 ID u0HUOVAy0 仕事人見たことないけど見たくなっちゃった。 464 名前:水先案名無い人 :05/02/09 20 33 36 ID RdcEzew70 460 仕事師じゃないけど田中様とかせん・りつとか、いい味のキャラ多かったよなあ。 GJ! コメント 名前