約 16,239 件
https://w.atwiki.jp/seigeki/pages/729.html
春秋心中(しゅんじゅうしんじゅう) 【01】船上、甲板 島本01『――彼女が死んで、今日で一年になった』 笹木01「破璃島(はりとう)火山見学ツアーに参加される皆さんは、こちらの船にお乗りくださーい。 バス内、待合室に忘れ物はありませんねー?手荷物は、もう一度よーくご確認くださーい。 トイレ・化粧室はフェリーの中に備え付けてありますよー。十分後に、出港となりまーす」 佐倉01「ねえ!」 島本02「え?」 佐倉02「んーっと、あなたは前から三番目の席に座ってた……島本さん!」 島本03「えっと……ツアーの人?」 佐倉03「そ!あたし佐倉。よろしくね、島本さん」 島本04「よろしく。……すごいね、他の参加者の名前、もう覚えてるんだ」 佐倉04「すごいでしょ!……なんてね、秘密は、これです!」 島本05「メモ?この表って……ああ、バスに乗る時に貼ってあった……わざわざ写したんだ?」 佐倉05「そ!せっかく三日も一緒なんだもん、仲良くなりたいじゃない?まずは名前から! こういう気遣いのできる女は好かれるのです!」 島本06「……サクラさん、積極的なんだ」 佐倉06「サクサクでいいよ!あっ、あたしのフルネームがね、佐倉桜子。おっかしいでしょ? 島本さんは島本……アキサメさんか。じゃ、アッキーナだ!」 島本07「あっ、と……?」 佐倉07「よかったー、他にも女の人が居て安心しちゃった! あたし友達と来るつもりだったんだけど、都合つかなかったんだよねー。 女の子どうし、なかよくやろーね、アッキーナ!」 島本08「あの、僕……」 佐倉08「え?僕?……あ、え!?うそやだ!ごめんなさい、あたしてっきり! うわー、どうしよ、あたしすごく失礼なこと言っちゃったよ、わー……」 島本09「あの、落ち着いて。……気にしてないから」 佐倉09「ホントに?ホントね?よかったぁー……」 田中01「まったく、サクサクは落ち着きねえなあ」 佐倉10「むーっ、ハルタンに関係ないでしょー」 田中02「よく見ろよ、服とか靴とか、全部メンズじゃん」 佐倉11「だってだって、あたし女一人でさびしかったんだもん」 田中03「なに言ってんの。サクサクには、このハルタンがいるじゃない」 佐倉12「もー。だから、あたしは本島(ほんとう)に彼氏がいるんですー」 田中04「でもわかりませんー。旅は人を奔放にさせるんですー、アバンチュールなんですー」 佐倉13「それでもハルタンはありえませんー。あたし、細ーい男の人が好みなんですー」 田中05「サクサクったらひどいわ、乙女心をもてあそんでっ!ハルタン泣いちゃうっ!」 島本10「……仲良いんですね」 田中06「あー、いや、俺らバスで隣りだったのよ」 佐倉14「ハルタン、ジムのインストラクターなんだって。ムキムキゴリラなのはそのせい」 田中07「この子、好きな人には口悪いから気にしないでね。俺変態だから興奮しちゃうけど」 佐倉15「好きじゃありませんー。じゃ、アッキー……ナ、は変だから、アッキーでいいよね? 混んじゃいそうだし、あたし、先に席に荷物置いてくるね。またね、アッキー!」 島本11「はぁー……」 田中08「元気だろ?」 島本12「……若さを感じますね」 田中09「ぶっ……オッサンくさいこと言うなよ。あ……と、改めまして。島本……なんとかさん、だって?」 島本13「あきうです。しまもと、あきう」 田中10「アキュウ?え、どんな字?」 島本14「季節の秋と、天気の雨です」 田中11「秋の雨……あー。アキサメか何かって聞こえたんだよ、それで合ってたんだ。 アキサメで、アキウ君ね」 島本15「呼びつけで構いませんよ」 田中12「あ、そう?じゃ、アキュー。俺、田中ね」 島本16「田中……ハルタン?」 田中13「田中義治。よかったらハルタンって呼んでくれるぅ?うふっ」 島本17「よろしく……田中さん」 田中14「ノリ悪っ! ……まあ、俺もあの子と同意見で、せっかくだから仲良く!っておちゃらけちゃってるんだけどさ。 うるさかったら言ってね?」 島本18「……いえ。僕も、にぎやかなの、嫌いじゃないですから」 田中15「おー、いいねえ好青年!大学生?」 島本19「三年です」 田中16「おー、最後の遊び時だ。……で、さ」 島本20「はい?」 田中17「見てもらった通り、俺、サクサクちゃん狙ってるけど……恋は自由だから、気にしないでね?」 島本21「あー……僕は、サクサク……さんのことは、別に……」 田中18「やだっ、ハルタン嬉しいっ!惚れちゃうっ!」 島本22「田中さん、体に似合わない喋り方するのやめてくださいよ。ちょっと気味悪いっす」 田中19「やだわ、アキューったら意外に毒舌なんだから。でもいいの、アタシ変態だから!」 島本23「だから気持ち悪いですってば」 佐倉16「ハルタンハルタン!すごいよ、この船!中でね、うどん注文できるんだって! ね、アッキーも一緒に食べてみよーよ!」 【02】破璃島、港 佐倉17「ついたー!うー、足痺れちゃったぁー!」 田中20「うー……サクサク元気ねー」 佐倉18「ハルタン、船酔いにあわないよー」 島本24「随分、人が減ったな……」 笹木02「破璃島の前によった、大きな島があったでしょう? あの船は、観光船というより地元民の足なんですよ。 あの本島までで、ほとんど降りちゃうんです」 島本25「ああ……どうりで」 佐倉19「さっすがミキティ先生、ものしりー!」 笹木03「ありがとうございます」 田中21「ちょっとサクサク、いくら博愛主義でも俺以外の男にあんまりべたべたしないでよねー」 笹木04「田中さん、いくら彼氏でも、あまり強い束縛はかわいそうですよ」 佐倉20「彼氏じゃありませんー」 田中22「へいへい。ところで、なんで笹木さんがミキティ先生?」 佐倉21「だって先生みたいじゃない?しゃべりかた!」 笹木05「はは……でも佐倉さん、これはミキではなく、ヨシキと読むんですが」 佐倉22「えー、ミキのほうがかわいいよー!ねえ、アッキー?」 島本26「え……っと?」 跡部01「君たち、いいかげん静かにしたらどうだ? 船の上でもペチャクチャペチャクチャ……少しは、周りのことも考えたまえ!」 佐倉23「えっ……」 田中23「やー、ごめんねー。つい盛り上がっちゃってさー」 跡部02「フン……」 笹木06「あの、跡部さん、お一人では……」 跡部03「今日はもう眠るだけだろう?その看板のホテルだな、先に行ってる」 笹木07「はあ……」 田中24「いいんすか、笹木さん?」 笹木08「まあ、一本道ですから、迷いはしないと思いますが……」 佐倉24「……何あれ、こわーい」 笹木09「はは……でも、佐倉さん。元気なのもいいですが、 他のツアーの方の迷惑にはならないように、これから気をつけましょうね。いいですか?」 佐倉25「はぁい、せんせー!」 田中25「やーい、怒られた」 佐倉26「むっ」 笹木10「ゴホン……田中さんもですよ?」 田中26「はぁい、せんせー!」 島本27「はは……」 【03-1】火口 ※()内は会話のイメージ。セリフは春雨のみ。 春雨01「早くー、こっちこっち!うわー、暑いけど、綺麗ー!」(島本「走らないで下さい、危ないですよ……」) 春雨02「んー?危なくないよー。ほら、柵に乗っても平気!」(島本「心臓に悪いからやめてください!!ほら、降りて!」) 春雨03「……もー、どうしてそんなに心配性かなー?」(島本「あなたがそんなだからじゃないですか?」) 春雨04「あははは、そーだよねー。私のせいかー。不良でごめーんねー」(島本「……あきれて、怒る気も失せます」) 春雨05「ね、さっきからなんで敬語なの?他人行儀だよー」(島本「他人じゃないですか……お願いですから、勝手にどこにでも行かないでくださいね」) 春雨06「私、どこにも行かないよ。ほら、鏡見てみなよ」(島本「そうじゃないでしょう……」) 春雨07「せっかく来たんだから楽しめばいいのになー。 火山なんて、めったに見られないじゃ……わっ!」 (足を踏み外す) 春雨08「キャーーーーー!!」 【03-2】ホテル東南、130号室、男部屋 島本28「はっ……はぁ、はぁっ、はぁっ……あっ」 田中27「ぐおー、がごー……」 跡部04「うーん……すぴー」 島本29『ここは……そうだ、ツアーで泊まった部屋……。 落ち着け……今のは違う。今のは夢だ……ただの夢だ……』 【04】ホテル東南、ロビー 笹木11「ああ、島本さん。おはようございます」 島本30「おはようございます……」 笹木12「食堂の場所は、わかりましたか?」 島本31「はい……民宿みたいなところなんですね」 笹木13「地元の人もいたでしょう」 島本32「何語を喋ってるかと思いました」 笹木14「ははは……大丈夫です、本州から来たといえば、標準語で話してくれますよ」 島本33「そうですか……」 笹木15「さて、昨日説明しましたけど、山を登って、火口を見学される時は、私に言っていってくださいね。 安全のために、必ず誰かとペアを組んで向かうようにしますから。 この辺り、携帯は通じませんので、何かありましたら、ホテルの電話に連絡を……」 島本34「あ、僕は今日はいいです。のんびりしたいので」 笹木16「あ、そうですか。わかりました」 島本35「他の皆さんは、火山に行かれたんですか?」 笹木17「田中さんと佐倉さんは、さっき出ていかれました。跡部さんはまだ眠ってますか?」 島本36「そうみたいです」 笹木18「おや、おねぼうですね。……あの、島本さん」 島本37「はい?」 笹木19「気になっていたんですが……以前、どこかで、お会いしたことはありませんか?」 島本38「え……僕は、覚えがありませんが。 このツアーに参加するの、はじめてですし……住んでるところも、遠いですから」 笹木20「そうですよね……あの、島本さんはご兄弟や親戚で、よく似てる方って、いらっしゃいますか」 島本39「親戚なら、年が近ければそれなりに似ているのもいますけど……なにかあったんですか?」 笹木21「い、いえ、なにかあったというわけでは……あの、ご兄弟では?」 島本40「……僕、一人っ子ですよ。そう書いて、保険の書類出したじゃないですか」 笹木22「そうですよね……きっと、他人の空似しょう。変なことを聞いてすみませんね、島本さん」 島本41「……いえ、別に」 【05】破璃島、火口 佐倉27「ハルターン、お昼になっちゃうよー」 田中28「ま、待って……傾斜きついのよ……」 佐倉28「もー、それでもボディービルダーですかー?」 田中29「ボクはインストラクターでーす」 佐倉29「もー、何度休憩したらいいのー?あとから来た人に抜かれちゃってるよー。 あたし、先いっていーい?」 田中30「単独行動は危ないって言われたでしょー?」 佐倉30「ふん、しーらないっ!!」 田中31「あ……ったくもー、人に荷物持たせといて……いいけどさー」 佐倉31「ハルタンのばーか、ハルタンのばーか。……あれ?看板…… はりじま、登頂……あれ、ついてた!! うわー、すっごーい!!うわ、でも暑いや……ホント、長袖着てきてよかったんだ…… わー……」 春雨09「ふっ、ふふっ……」 佐倉32「えっ……あ、こっ、こんにちはー!おねーさんも、観光ですか?」 (沈黙) 佐倉33「あー……あはは、火山すっごいですねー!キラキラ光っててかっこいーです。 でもすごくあっついですね……写真取れないんですよね、目痛くなっちゃうっていわれましたよー もったいないなー、綺麗なのにー。あはははは!」 佐倉34「はは、は……もー、連れがさっぱり来ないんですよー、あたし、走って呼んでこようかなー」 佐倉35「え?あ、あの、手……」 春雨10「……走ると、危ないから」 佐倉36「あ、ああ!そうですよねー。走ると……。 あはは、手をつなぐのって、大人になるとはずかしーですねー。 あ、あのっ、さっき、なんで笑ったんですか。あたし、そんなにおかしかったですか?」 春雨11「……兄弟に、似てたの」 佐倉37「えっ、そ、そうなん、ですか……」 佐倉38「あ、あはは……おねーさん、日傘、似合いますねー。でも、そんな薄着で暑くないですか? あたし、あっつくて、これじゃ、火山焼けしちゃいますよねー、あ、あはは……」 田中32「サークサク~……」 佐倉39「あーハルタン!やっと来たー!もー、遅いよ!……あれ?」 田中33「え、なに?」 佐倉40「え……あれ?あれ!?どこ行っちゃったんだろ……」 田中34「え、なに?なんかいたの?熊?」 佐倉41「……女の人がいたの」 田中35「女の……幽霊?」 佐倉42「やだやめてよ!ちゃんと足あったもん!あたし、ずっと下向いてたんだもん……」 田中36「足のある……幽霊?」 佐倉43「ハルタンのばか!」 田中37「冗談だって。ほら、そこの影で休もうぜー。喉渇いたよー」 佐倉44「知らない!」 【06】ホテル東南、ロビー 笹木23「いつのことか、わかりますか?」 佐倉45「わかんないです、帰ったら、その……」 笹木24「わかりました。私からホテルの方にお伝えしましょう。佐倉さんは、ここにいてください」 佐倉46「…………はー」 田中38「サクサク……なにかあった?」 佐倉47「う……うぅん。なんでもない」 島本42「あれー?おかしいな……」 佐倉48「あっ、アッキー」 島本43「あっ……すみません、この辺りに黒いバックありませんでした?」 田中39「何か忘れもんか?」 島本44「忘れ物っていうか……」 佐倉49「もしかして……アッキーもぱんつなくなってたの!?」 田中40「はあ!?」 島本45「アッキーもって……佐倉さんも?」 佐倉50「う、うん。着替え入れてたバッグがなくって。やだ……やっぱり、盗まれたんだ」 田中41「おいおい、本物の変態かよ……」 島本46「いや、僕は着替えっていっても、Tシャツが何枚かで、あとはタオルとか歯みがきとか……」 笹木25「佐倉さん、今ホテルの方に……」 佐倉51「先生!アッキーも荷物なくなったって……」 笹木26「えっ……本当ですか?」 田中42「俺も荷物見とくかな……」 佐倉52「ハルタンの下着も盗んでたらホントに変態だよね……」 島本47「佐倉さん」 田中43「もー、馬鹿言わないの。 バックごとなくなってたんだろ?貴重品狙って盗んだのかもしれないじゃん」 佐倉53「あっ……そっか、そーだよね」 笹木27「……他の部屋にも窃盗の被害がある可能性も考えられます。 田中さん、島本さんも、荷物をもう一度確認しておいてください」 島本48「わかりました」 田中44「あのー、もし盗まれてたら、賠償とかしてもらえますかね?」 笹木29「うーん、一応会社にかけあってはみますが。ホテルの中でとなると難しいですね……。 佐倉さん、今、部屋をかえてもらうようお願いしましたので、 他の荷物をまとめて来ていただけますか?」 佐倉54「あっ、ありがとーございます……」 田中45「サクサク、部屋の前までついてっていーい?犯人、その辺に潜んでたら怖いもん」 佐倉55「ハルタン怖いこと言わないでよー」 笹木30「お願いします。そうだ、跡部さんにも事情を伝えないと……」 【07】男部屋、130号室 笹木31「跡部さん、ツアーの笹木です。跡部さん?……鍵が閉まってる。出かけたのかな。 島本さん、開けてもらえますか?」 島本49「はい……あれ?開かない……」 笹木32「貸してください。……チェーンが閉まってますね。跡部さん?跡部さん、おやすみですか?」 佐倉56「ミキティ先生、準備できまし……あれ?」 田中46「どうかしたの?」 島本50「中から、チェーンがかかっていて……」 田中47「チェーンって……三人部屋なんだぜ、つけたら俺ら入れないじゃん」 島本51「ですよね……」 佐倉57「もしかして、中に泥棒が逃げ込んだ、とか……?」 田中48「えっ、じゃあ中で跡部ちゃん……」 佐倉58「ひ、人質……?」 島本52「まさか……」 笹木33「……フロントに言って、チェーンカッターをもってきてもらいましょう。 田中さん、島本さんは、部屋の前で見張りを……田中さん?」 田中49「うおらぁ!!!」 笹木34「ひっ!?」 佐倉59「う、うわー!開いたよ、ハルタン!」 田中50「ふー……あいてて、痺れた。サクサク、危ないから下がってなさい」 佐倉60「は、はいっ!……ハルタンすごいねー」 島本53「勝手にチェーン引きちぎったら……賠償請求されませんか」 笹木35「は、はは……まあ、不慮の事態ですから……」 田中51「跡部!跡部、いるか!?俺だ!」 跡部05「くっ、来るなぁ!!」 田中52「来るなって何……あ」 島本54「……あ、これ」 佐倉61「きゃ……キャーーーー!!やめて、見ないでーーー!!!」 田中53「え、あ、ご、ごめん!」 島本55「さ、佐倉さん、落ち着いて」 笹木36「跡部さん、これは……」 跡部06「ち、違うんだ、僕は関係ない!!」 田中54「てめえ!現物持って匂いかいでて、どう言い逃れしようってんだよ!」 笹木37「た、田中さん。こちらを向いて怒鳴らないでください…… 跡部さん、関係ないのなら、説明していただけますか? どうして佐倉さんの荷物が、ここにあるんですか?」 跡部07「こっ、これは、ここに置いてあったんだ! きょ、興味本位で検分していたのは、それは悪かったけど…… そこの彼らは、彼女が嫌がってるのにもかかわらずベタベタしていたからね! 彼らが運び込んだんじゃないのか?」 田中55「ふざけんな!!俺とアキューのせいにする気かよ!?」 島本55「僕まで頭数にいれないでください」 笹木38「た、田中さん……唾が」 佐倉62「ハルタン、そんなことしないよね……?」 田中56「お前ら信じてよ!!」 跡部08「それに、仮に僕が犯人だったとしたって、何も悪いことなんてないさ! だって、桜子ちゃんは僕の未来の奥さんだからね!!」 田中57「はぁ?大丈夫か、頭」 佐倉63「あとべ……ノリアキさん!?」 笹木39「佐倉さん?」 佐倉64「ご、ごめんなさい。この人、あたしの婚約者です……」 田中58「はぁぁ?」 佐倉65「ここの本島に住んでいる人のはずなんですけど……本人なんですか?」 跡部09「もちろん、本人だよ!」 島本56「佐倉さん、会ったことないの?」 佐倉66「う、うん、親が決めた人だから」 笹木40「でも、跡部さんのお住まいは東京と……」 跡部10「今は学生だからね、家を離れてる。けど、実家はここさ! 未来の花嫁がそこに来るっていうんだから、顔を見たくなるのも当然じゃないか!」 佐倉67「お、お父さんに聞いてきたの?」 跡部11「ああ、よろしくと言っていたよ!」 佐倉68「……うわ、やだ」 島本57「……これって、捕まえられないんですか」 笹木41「身内の中での話になれば、管轄外でしょうね……」 跡部12「ほーら見たまえ!うげっ」 田中59「黙れ変態。今度何かしてみろ。チェーンの次は……お前か?」 跡部13「ひぃぃぃ!!マ、ママに言いつけてやる!!」 田中60「んなもんが怖いか、バーーカ!」 佐倉69「ご……ごめんなさい……」 島本58「佐倉さんは悪くないよ」 笹木42「しかし、ホテルにはなんて説明したらいいでしょうね……」 佐倉70「あ、あの、私、跡部さん家に連絡してみます。 まさか、こういうことやるとは思ってなかっただろうし……」 【08】ホテル東南、屋上 笹木43「島本さん……こちらでしたか」 島本59「ああ……笹木さん」 笹木44「わあ、屋上は眺めがいいですね。 ……最終日くらい、近くまで見に行けばよかったんじゃないですか?」 島本60「はあ……なんとなく、怖くって」 笹木45「怖い?火山がですか?」 島本61「……臆病なんですよ」 笹木46「ははは……一度行ったことがあるのに、怖いんですか?」 島本62「え?」 笹木47「行ったじゃないですか、私と」 島本63「……笹木さん、誰かと間違えてませんか?僕は来てから一度も……」 笹木48「僕っていうの、やめてよ。似合わないから。 そういう男装も面白かったけど、ハルは自分のままのほうが素敵だよ」 島本64「笹木さん、何を言っているんですか?僕は――」 笹木49「榎本(えのもと)春雨だ。忘れないさ、俺の女だ」 島本65「えっ?」 笹木50「島本秋雨、だっけ?二文字違いでどう誤魔化せると思ったの? まあ、でも君、自分の名前嫌いだったしね。 それにしたって、もっといい名前なかったの?そうだ、今から付け直そうか」 島本66「は……?」 笹木51「ああ、これはクイズなんだっけね。そうだ、君はそういうのが好きだった。 じゃあ、正解を見せないと……はい」 島本67「このバッグ……なんで笹木さんが……じゃあ、跡部さんがやったんじゃなくて……」 笹木52「ああ、そうだね、他の人に迷惑かけちゃダメだよね。君、そういうの一番嫌いだった。 でも、君が悪いんだよ、男の格好なんかしてるから。 部屋のものを盗むのに、理由つけるのが大変なんだからね。 でも、君のものは全部、他の奴らに触らせなかったよ。 ねえ、せっかくだからこっちに着替えてよ」 島本68「……どうして」 笹木53「だめ?まだ怒ってるんだ。この数日間、楽しかったんだよ。ずっと、会いたいって思ってた。 ねえ、一年ぶりじゃないか……でも、駄目だね。そばにいると君を汚してしまうよ。 君は、ずっと、綺麗なままがいい。だから……何度でも、殺してやる!!!!」 島本69「ひっ……」 田中61「なにやってんだ!!」 佐倉70「アッキー! 先生、やめて!」 島本70「あ……」 笹木54「近づくな!それ以上近づいたら、お前ら二人も道連れにしてやる!」 田中62「あんた、何やってるかわかってんのか!?」 笹木55「動くなよ、デカイの。そこのうるさい女から殺してやるぞ」 佐倉71「先生やめてよ!今なら間に合うよ……」 笹木56「は……馬鹿ばっかだ。何も知らないんだな。 この女は一度死んでるんだよ。俺が殺したんだ……それをもう一度殺して、何が悪いんだ?」 島本71「私は……私は、殺されたんですか……?」 佐倉72「アッキー!?」 島本72「だって私……火口に、落ちたんじゃないの……?」 笹木57「いや。僕が皆にそう言ったんだよ。僕は、きみとペアだったからね。 思い出さない?ほら、その森で頭を割ったんだ、何度も、何度も。 でも全部詰めなおして、綺麗に布でくるんであげんだよ。 体は、見晴らしの良い海のみえるところにね、埋めた。天気がよかっただろう?」 島本73「あたたかいところ?」 笹木58「そう、あたたかいところ……なあ、ハル。もう一度帰ろう。 この世はいやなことばかりだ。先に行って、待っててっていったのに……」 島本74「そんなこと、言ったの?」 笹木59「言ったさ……ああ、君は眠ったあとだったかな」 田中75「狂ってる……」 笹木60「ああ……だから、女房にも子供にも、誰にも言ってない。俺たちだけの秘密だ、なあハル」 島本76「美樹さん……」 笹木61「……なんだ、ハル。また男ごっこをしてるのか?美樹さんなんて、呼んだことがないじゃないか」 島本77「それはしょうがないでしょう。別人ですからね」 笹木62「え?」 島本78「しばらく会ってなかったし……ああ、そういえば、誰にも敬語つかわなかったな。 あれ、そのままだったんだ……」 笹木63「な、なんだ?ハル、どうしたんだ?」 島本79「秋雨です。……春雨の双子の妹ですよ、義兄さん」 笹木64「な……」 田中63「アキュー、しゃがめ!」 笹木65「わ!」 島本80「っと……」 佐倉73「アッキー、こっち!」 島本81「すみません、助かりました!」 田中64「早く中に!」 笹木66「この!!」 佐倉74「きゃあっ!!いたっ……」 笹木67「は、はは……失敗したな。こちらからも、投げ返せる」 佐倉75「こ、こんなことしても、逃げられないんだからね……!」 笹木68「あははははは……別に仲良く心中してもいいんだがね。 君の婚約者さんは、地元の名士だそうだからね、ははは……逃亡資金はいくら出してくれるんだろう。 おいお前ら。二度目はないぞ、どけ」 田中65「くそ……」 島本82「あ……あぶない!」 笹木69「ははは!そんな手が……」 島本83「逃げて、跡部さん!!」 笹木70「は?……ぐあっ!!!」 跡部14「ぼ……僕の桜子ちゃんにひどいことするなっ!!」 笹木71「く……野郎ッ!!」 佐倉76「やめて!!」 (バチッ!) 笹木72「ぐ!?ううっ……」 (倒れる) 島本84「…………はぁー」 佐倉77「ア、アッキー、今の……死んじゃった……?」 島本85「いえ……殺傷能力はないって書いてありましたから……火傷はしたかもしれませんけど」 跡部15「す、すごいよ!!スタンガンだね? 人って、本当に電気ショックで気絶するんだ!!うわーっ、帰ったらママに自慢しよー!!」 田中66「は……はは……。走馬灯が見えた……」 佐倉78「もー、ハルタンまで腰抜かさないでよ!怖かったのあたしたちだよー!」 田中67「大男はノミの心臓なのよ……」 島本86「とにかく、ホテルの人達呼んできましょう。気絶してるうちになんとかしないと……」 【09】船上、甲板 田中68「よう。……帰りもあちーな」 島本87「あ……田中さん、酔い覚ましですか?」 田中69「ごめん、言わないで、ぶり返すから。 ……サクサクが、アキューの姉さんに会ったって言っててさ。 『きっと幽霊になって、あたしに話しかけてくれたんだよ!』だって。……どう思う?」 島本88「わかりますか」 田中70「お前だろ?」 島本89「……姉は『行方不明』でしたから。姉のいなくなった時の格好で歩き回れば、 誰か事情を知っている人が見つかるんじゃないかと思いまして。 まさか、犯人が名乗りでてくるまでは期待してませんでしたけど」 田中71「あっぶねぇなぁ……」 島本90「……ですよね」 田中72「それで、護身用にあんなの持ち歩いてたのか」 島本91「彼女、奔放な人で、どこにいくのもひらひらした格好だったんですよね。 流石に、知らない場所に女一人で、それは怖いかな、と。 ツアーの方に事情を話すわけにもいきませんでしたから」 田中73「あー……島本っていうのも、偽名だから?」 島本92「……田中さん、結構前からいたんですね」 田中74「いやー……悪い。実は、先にいたんだけど、出るタイミング逃して」 島本93「もしかして、田中さんあの時、佐倉さんに……」 田中75「……の、つもりでした」 島本94「……すいません」 田中76「や、気にすんな。 ほら、つり橋効果ってあるじゃない?ピンチの状況で、愛が深まるほうを期待しとく」 島本95「それは……跡部さんですかね」 田中77「ないないない、あれはない!! あったとしても一時の思い込みだ、悪人が犬拾ったようなもんだろ、あの変態」 島本96「はは……。島本秋雨は本名ですよ。榎本は母方の姓で……ずいぶん前に、離婚したんです。 だから、戸籍上は全くの他人なんですよ。 姉がいなくなったツアーに同じ姿で出て行くわけにいきませんから。 別人になりきるには、男のほうが……って」 田中78「それは……思い切ったなー」 島本97「まあ……性別までは隠せないなとは思ってましたけど。 性同一性障害、とかドラマなんかでやってましたから、便乗させてもらえないかなって…… 今考えれば無謀ですよね」 田中79「あー……まあでも、ケガもなくてよかったよ」 島本98「そうですね……佐倉さんにケガさせていたら、田中さんと跡部さんにも殺されるところでした」 田中80「……バカ。あー、それと、もうひとつ聞いていいか?」 島本99「なんです?」 田中81「えっと……ハルタンって呼ばなかったのは、姉さんが『ハルタン』だったから?」 島本100「あー……まあ、それもありました」 田中82「……なんだ。うふっ、よかったぁ、アタシずっとアキューに嫌われてたのかと思ってたわぁ! もう、惚れなおしちゃう!」 島本101「田中さん気持ち悪い」 田中83「もう!ホントに毒舌なんだから!でもいいの、アタシ変態だから」 島本102「田中さんって、いつもそんなこと言ってるんすか?」 田中84「そうよぉ? いつか、『私も好き!』って言ってくれる女の子にめぐりあえるかもしれないじゃなぁい?」 島本103「…………田中さん、やっぱり気持ち悪い」 田中85「えっなんで!?」 佐倉79「ハルターン、アッキー、そろそろ出発だってー!忘れ物しちゃだめだよー!」 田中86「はいはーい。ほら、いこうぜ、アッキー」 島本104「……はい、ハルタン」 【00】お昼のニュース こんにちは。お昼のYMCニュースです。 速報をお伝えいたします 本日早朝、鹿島(かしま)県南部鹿島湾・珊瑚島沖の海上にて、観光船1隻が炎上しました。 現地観光協会からの発表によりますと、 船内には船長を含む船員三名他、破璃島観光ツアーに参加していた未成年者を含む乗客五名が乗船しており、 安否が気遣われています。 出火の原因など、詳しいことはわかっていない状態です。 では、次のニュースです。秋の訪れを告げる紅葉が、今年は早い到達を向かえ、地元では…… (6人/男3 女2 他1) 島本秋雨(あきう) 愛称アキュー・アッキー。火山ツアーに参加した大学生。中性的な容貌の男(※ということにしている女) 春雨(はるう)(※秋雨役が兼ねる) 秋雨の双子の姉。一年前に同ツアーにて事故に遭い、行方不明(死亡扱い) 佐倉桜子(さくらこ) 愛称サクサク。ツアーの同乗者。小柄で元気な女。 田中義治(よしはる) 愛称ハルタン。ツアーの同乗者。大柄で愛嬌の良いお兄さん。 笹木美樹(よしき) 愛称ミキティ先生。ツアーコンダクター。優しいお父さん。 跡部紀明(のりあき) ツアーの同乗者。仏頂面で暗め、眼鏡の男。 ニュースキャスター お昼のニュース番組のキャスター。男女どちらでも可。 ※名前表記:島本・春雨・佐倉・田中・跡部・笹木
https://w.atwiki.jp/renjodatabase/pages/26.html
分類:短編集 初出:別記 初刊:1985年/講談社 刊行回数:3回 入手:品切れ(電子書籍あり) 解題 「花緋文字」「夕萩心中」「菊の塵」の花葬シリーズ3編と、「陽だまり課事件」を併録した短編集。 全10編の予定が連城本人の意向で8編で中絶した花葬シリーズと、掲載誌「出会い」の休刊で全5話の予定が3話で中絶した「陽だまり課事件簿」というふたつの中絶連作をカップリングした1冊である。 ユーモア・ミステリーである「陽だまり課事件簿」は花葬シリーズとは180度雰囲気が異なるため、何も知らずに読んだ読者は間違いなく面食らうだろう。 またも村上昴氏の華やかな表紙をまとって、衣装の点では申し分ないものの、この短篇集におさめられた六作も、かなりの薄幸ぞろいです。三篇ずつ、それぞれ別の連作として書き連ねたものですが、共にあと二篇を残したまま中断し、作者が見棄てた形になってしまったものです。一篇一篇は独立した話でも、連作としては未完成に終わったものです。「夕萩心中」他二篇は、「花葬」という連作として、既刊の「戻り川心中」に繋げて十話書く予定でしたし、「白い密告」ほか二篇は、「陽だまり課事件簿」として五話で完結をみる筈でした。 (中略) 不運な四作同士が抱き合わせで、というより性格の違いすぎる連作ですから、背中合わせで、一冊の本にまとまりました。 (単行本あとがきより) 個々の中断理由についてはそれぞれ、花葬シリーズと陽だまり課事件のページを参照。 あとがきの書きぶりからして、この両連作を1冊にまとめるのは連城本人の意向ではなく、直木賞受賞を受けて本を出すための編集サイドの判断だったとみるべきだろう。 ハルキ文庫版『戻り川心中』は、『戻り川心中』に本書収録の「菊の塵」「花緋文字」「夕萩心中」を増補したもの。 その後2006年に光文社文庫から『戻り川心中』が本来の5編収録で復刊されたのに伴い、本書も2007年に光文社文庫からもともとの花葬3編+「陽だまり課事件簿」という編集のまま復刊された。 光文社文庫版は一時品切れになっていたが、2014年の『処刑までの十章』刊行時に増刷された。その増刷分も2019年になくなったようで、現在は再び品切れになっている。 収録作 花緋文字 初出:「小説現代」1980年9月号 雑誌時挿絵:朝倉摂 夕萩心中 初出:「小説現代」1982年6月号 雑誌時挿絵:朝倉摂 菊の塵 初出:「幻影城」1978年10月号 雑誌時挿絵:山本博通 陽だまり課事件簿 初出:「出会い」1983年1月号~10月号 刊行履歴 初刊:講談社/1985年3月15日発行 夕萩心中 人気最高直木賞作家・連城三紀彦 愛の残酷、恋の裏切り 恋愛ミステリー第五集 陽画が陰画に、愛が憎しみに、瞬間にすり替わる男と女の哀しい幕切れ (単行本オビより) 単行本/243ページ/定価980円/絶版 あとがきあり 装画・装釘/村上昴 文庫化:講談社文庫/1988年3月15日発行 妙武岳山中で起こった若い男女の哀切の情死事件には、親子二代にわたる驚くべき秘密が宿されていた(表題作)。ほかに、著者会心の、花に託した愛のミステリー二編(「花緋文字」「菊の塵」)と、窓際人間たちが巻き起こす珍無類のユーモア・ミステリー三話(「陽だまり課事件簿」)を収録する魅力の連城推理世界。 (文庫裏表紙より) 文庫/286ページ/定価380円/絶版 解説/西脇英夫(評論家) カバー装画/村上昴 デザイン/菊地信義 再文庫化:光文社文庫/2007年6月20日発行 時は明治末期。政府重鎮の妻君・但馬夕とその家の書生・御萩慎之介との情死事件は起きた。現世では成就できない愛を来世に託した二人の行為を、世人は「夕萩心中」ともて囃したが、その裏には驚くべき真実が……。日本ミステリー史を美しく彩る 花葬 シリーズ三作品に、ユーモア・ミステリーの傑作連作「陽だまり課事件簿」を併録。流麗なる連城〝世界〟に酔う! (文庫裏表紙より) 文庫/289ページ/定価533円+税/品切れ/電子書籍あり 解説/千街晶之 装画/黒川雅子 カバーデザイン/多田和博 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/2464.html
紅が入院し、情報屋が臨時休業して数日が経った。 「オーナー。見舞いに来ましたよ………って、起きてて大丈夫なんですか」 「あら、長久くん。平気よ、今日は調子がいいの。虎くんたちは?」 「…今日は留守番っす」 ベッドの上で体を起こして微笑む紅に、長久は軽く肩を竦めた。 紅の体の弱さは情報屋のメンバーの中では周知の事実だ。 何度も病院のお世話になってはいるが、不思議と命に関わるまでの悪化はしたことがない。 今回も、危ないと言われていながらも、こうして起きて自分と話していられる程度には回復している。 「…本当に病弱なのに丈夫というか、強運というか、しぶといというか…」 「ふふ、それは褒められているととってもいいのかしら?」 「どちらでもどうぞ」 「じゃあ、そうとっておくわね。ありがとう」 近くにあった椅子に座ると、他愛ない世間話をする。 少しすると、ところで、と紅が顔を近づけてきた。 「…蒼介の様子は、どうかしら?」 「……オーナーが連れてきた時と変わりませんよ。何つーかずっと、糸が切れたみたいにぼおっとしっぱなしで…」 「そう…」 「確かに攻撃とか、暴れたりとか脱走とかはないんでそこは安心なんですけど、何もしてないとまるで置物みたいで…。アーサーなんて『本当に生きてるのか』って言ってましたよ」 「…………」 もう一度、そう、と呟くと、目を伏せた。 「そう簡単にはいかないわよね……。分かっていたことだけど、道は険しいのね」 「…オーナー。あいつ助けたこと、後悔してるんですか?」 長久の問いに、紅は間髪いれず「いいえ」と答えた。 「後悔なんてしてないわ。けど…あの子はどうなのかな、って思って」 「どう、って?」 「あの子の様子を見ていれば…いなくなってから今まで、辛い境遇だったんだって、何となく分かるわ。でも…蒼介がが行方不明になったのは物心つく前。急に顔も知らない私に連れていかれて、よかったのかしらね。今私がしていることは、私の我侭でしょうし、煩わしく思われているのかも」 「………」 「…それでも、私はあの子と一緒にいたいのよね」 「………。だったら、養生して早く退院して、接してやってくださいよ」 「そうね、ごめんなさい」 苦笑しながら謝る紅に、長久も申し訳なさそうな表情で頬をかく。 「いや、別に…。じゃあ、俺は戻ります」 「そう。虎くんたちにもよろしくね」 「よろしくって…どうせまた見舞いに来るんですから」 「ふふ、それもそうね。…気をつけて」 「はいはい」 おかしそうに笑う気配を背に、長久は病室を後にした。 二人の心中 「……まだ、オーナーには言わないほうがいいよな」 「あいつが、“命令”でしか動けないって」
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/370.html
547 名前:NPCさん :04/06/21 14 34 ID ??? ネタ投下。 S=Fのキャンペーンでの事。 マスターから、それぞれのPCへ、「君達のキャラ設定つくってくれ」との命令が。 当時、TRPG二回目で、キャンペーン初参加だった漏れは、 一生懸命キャラ設定を作ってGMに提出。 その後。 漏れの故郷が敵に襲われ壊滅。 設定として出した幼じみ、漏れのキャラを庇って死亡。(その時の判定は全くなし) ……あまりの不幸っぷりに、他のPCからも、 「何故、(漏れのキャラ)だけが、こんなに不幸なんだ?」との指摘が出る始末。 その時、GMは言い放った。 「だって、彼女が、一番設定を多く書いてきたから」 「幼なじみも、シナリオの冒頭で『殺す』予定だったんだけどねー」 「君、頑張った方だよ。冒頭で死んでれば、ゾンビ化して君達へ襲ってきて たんだから」 ……あの時は、TRPGとは、PCがGMに好き勝手されるモノなのかと、マジで凹んだ。 (続く) 548 名前:NPCさん :04/06/21 14 36 ID ??? それから時は流れ。 漏れは、別サークルでTRPGをやっていた。 S=Fでのトラウマも、殆どやわらいでいた。 だが。今度は、別の人間(B)から、漏れのキャラを強制的に抹消するシナリオを仕掛けられた。 (ちなみに、抹消されたキャラは、マンチでもないし、他のPCとトラブルを起こしてた訳でもない。) 事前に、漏れのキャラを抹消させるシナリオをやりたいとの打診はあった。が、漏れは嫌がり、Bもやらない事を了承した。 にも関わらず、Bは執行した。 B曰く、「嫌だと言われたけれど、実際にやれば、この面白さを解ってくれるだろうと思った」 漏れはっ、漏れはっ、こんな事される為にPCやってんじゃねぇや~! ――と、夕日に向かって叫びたくなった某日。 597 名前:NPCさん :04/06/21 20 40 ID ??? 548 死んだと思わせたあとに、「実は生きていた!」ってネタだったかもよ? まー、もしオレがそういうネタでGMやるなら殺す本人には許可得ないで やっちゃうけど(w 611 名前:548 :04/06/21 21 12 ID ??? 597 残念だが、絶対不可能。 だって、「GMの用意したNPCと強制恋愛させられた挙句、 二人で心中(存在消滅)」させられちまったんだよ……。 (勿論、その間、他の選択肢など一切無し!) フツーに死亡判定で死んだ方がマシだったよ……。(´Д スレ21
https://w.atwiki.jp/okitaworld/pages/282.html
▽タグ一覧 パノラマ 小説 春先地獄で賢く君と心中 キャラクター 春先地獄で賢く君と心中 世界観メモ 「あなたの、××が欲しかった」
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/49731.html
【検索用 しんしゅうならくらしきて 登録タグ 2022年 CeVIO SLAVE.V-V-R し 曲 曲さ 裏命】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:SLAVE.V-V-R 作曲:SLAVE.V-V-R 編曲:SLAVE.V-V-R 唄:裏命 曲紹介 前回の曲で引退を発表しましたが ジャンプで連載はじまったルリドラゴンが最高すぎるので引退に失敗しました。 でもあんなに最高なら仕方ないと思います。 そして突然ですがこの曲でボカロを引退します。 今までありがとうございました。 曲名:『心中なら倉敷で』(しんじゅうならくらしきで) SLAVE.V-V-Rの裏命オリジナル曲。 歌詞 (配布テキストファイルより転載) あんたほんまに言いよるん? ほんならウチが一緒に死んだげるわ あの茶色と白の市役所んとこで待っとるけん 駅前 タクシーあんまおらん じゃけえバス乗ってくわ あんたが生まれた倉敷 ウチこの町が好きよ 黙って先に死なれんでえかった ウチにだけは言うてくれたけんええよ でも逝くなら 絶対にウチと逝って わやくそんなるけん おえんけん 一人でやこ生きてけりゃせんが 心ぐちゃぐちゃんなるわ じゃけえウチを連れていきいや この町から地獄ん底まで一緒んいくわ 雨降りそうじゃわ 天国は曇ってウチらにゃ見えんね ビルやこ低うて隙間ばあある地方都市なんじゃけえ すぐんバレるかもよ そんならそれでもええか 境目やこ分からんぐれーくっついとんの見せようで わやくそんなるけん おえんけん 一人でやこ死なせれんじゃろおが そんなん絶対嫌じゃわ じゃけえウチを連れていきいや この町から地獄ん底まで一緒んいこうや もうわやくそんなるけえ おえんけえ あんたなしで生きてけりゃせんけえ ちゃんと連れていってや 雨降りだしたで 傘持ってねえけん濡れて地獄行きじゃわ ほんならもう逝く? コメント 大好きです -- 名無しさん (2022-11-15 13 41 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/22335.html
しんじゅうけいくのうものがたり【登録タグ し ダダ丸 初音ミク 曲】 作詞:ダダ丸 作曲:ダダ丸 編曲:ダダ丸 唄:初音ミク 曲紹介 今回のミクさんは、「貴方を殺して私も死ぬ。」…のがお望みたいですが何故か自分だけ死ねないようです。(作者コメ転載) 歌詞 もがいては崩れた 吐いては失せた 愛してきた人たちの亡骸は 吊るしても捨てても消せはしないの 「貴方にはもっと分かって欲しいな。」 仲良く逝きたいけれど 運命が邪魔をするの・・・ 「全部私のせいよ・・・。」 それでもそばにいて欲しいから 死にたいです。 貴方を愛せて心から幸せです 果てしなく一緒に生死を彷徨いましょ♪ それでも私だけあの世には逝けないの 「置いていかないでよ・・・(´;ω;`)」 好きが止まらないから 貴方を殺して私も・・・ 「私が一緒に逝けない理由」 ・私はとにかく無敵なのです。何をしても死ねないのです。 私の無敵事情1 ・首を吊ろうとすると急に天井が脆くなり、抜けます。 私の無敵事情2 ・身体の何処を切っても1.3秒で再生します。 私の無敵事情3 ・ガス系で逝こうとしても逆に耐性が付き、さらに無敵になります。 涙なんて流し尽くした 病み付き、飢えた私に 希望だけを下さい ※嫌われ者の戯言↓ 「このまま私だけを、見続けていて下さい。」 何も叶わないのなら 愛するだけ無駄だから・・・ 私の無敵事情4 ・大爆発の中心にいても、何故か無傷。 (因みに着ている服も無傷になる仕様。誠に残念である。) 私の無敵事情5 ・飛び降り系で逝こうとしても必ず誰かに止められ全力で説教されます。 「後悔はしないで・・・。」 強がってみたいけど救いは無いのです 心中の性なのです 貴方を愛せて心から幸せです 果てしなく一緒に樹海を彷徨いましょ♪ 今度こそ私は逝ける気がするのです 「あの世で会いましょう。ノシ」 サヨナラを云いながら 貴方を殺して私も・・・ って、また駄目みたい・・・ コメント タイトルからしてゾクゾクする!曲調も好き -- ミクミクふぁん (2012-07-29 17 53 30) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/renjodatabase/pages/13.html
分類:短編集 初出:別記 初刊:1980年/講談社 刊行回数:4回(うち1回は再編集) 入手:入手可(電子書籍あり) 解題 花葬シリーズのうち5編を収録した、連城三紀彦の第1短編集。 表題作「戻り川心中」が第34回日本推理作家協会賞短編部門受賞、第83回直木賞候補。 また短編集として第9回泉鏡花文学賞候補。 僕の家の小さな庭に、毎年、一つだけ時期を遅らせて咲く藤の花があります。 他の花より二ヶ月も遅れて、ひと房だけ、盛夏の焼けつくような光の中に、薄紫の小さな影を落とす花を見ていると、僕も人並みに〝命〟という言葉を想い浮かべたりします。季節に追いつけぬまま、人の命もそんな生い茂った葉のかたすみに繋がっているのかもしれない――日本人ならおよそ当り前のそんな感慨を、ミステリに借りて書いてみようと思ったのが、この短篇集におさめられた五つの物語の出発点でした。 (単行本あとがきより) 連城三紀彦の代表作、国産ミステリを代表する短編集として、今なお名高い傑作中の傑作短編集。 刊行当時から非常に評価が高く、SRの会の1980年のランキングで1位。1985年の東西ミステリーベスト100では、刊行から僅か5年の新作でありながら、横溝正史『本陣殺人事件』(7位)、鮎川哲也『黒いトランク』(8位)、高木彬光『刺青殺人事件』(10位)などの名作と肩を並べる9位にランクインしている。 郷原 ベストテンに戻ると、九位の連城三紀彦『戻り川心中』。これは健闘しました。 内藤 ぼくはこれによって最近の若い連中の良識を認めたい。 権田 連城さんには独特のムードがありますね。 瀬戸川 『戻り川心中』は大正ロマンチシズム。 内藤 小説に情感があふれています。注文を出すと、恋愛小説ももちろん素敵なんですが、そればっかりだと悲しい。ぜひぜひもっとミステリーを!(笑) (「週刊文春」1985年9月5日号 「文春図書館特集 日本ミステリー・ベスト100」座談会より) 以降もオールタイムベスト投票では10位前後が定位置で、泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』と短編集1位の座を争うのが基本。だいたい本格寄りのATBでは『亜愛一郎の狼狽』が勝ち、ミステリ全体のATBでは『戻り川心中』が勝つ。 ハルキ文庫版のみ、『夕萩心中』から「菊の塵」「花緋文字」「夕萩心中」を増補した花葬シリーズ完全版(当時)である。 大正から昭和初頭を背景に、流麗無類の美文で男と女の情念の世界が描かれている――それが、これらの物語を読みはじめた時の第一印象だろう。だが、その背後には、読者の常識を覆すようなミステリーとしての大胆極まる仕掛けが隠されている。その落差が生み出す甘美な眩暈、それは著者の作品からしか味わえない危険な快楽なのだ。 (『東西ミステリーベスト100』2012年版 「『戻り川心中』うんちく」より 執筆者不明) 抒情性に裏打ちされた極度の意外性の背後に、緻密な伏線と〝狂人の論理〟が張り巡らされていることが、本格としてもオールタイムベスト短編集としての評価を得ている秘訣であろう。 この短編集を貫いているのは、真相における倒錯の論理である。これは、サイコ・スリラーなどにおける「倒錯者の論理」とは別物であり、正確にいえば「論理的な倒錯」という表現になるだろう。類似品としては、G・K・チェスタトンのブラウン神父シリーズなどに見られる「逆説」が連想される。そして『戻り川心中』に収録された作品の場合、その論理は事件や謎の解明に従属するものではない。前述した意味でいうと、道具的に使用されるものではないのだ。論理は、見出された真相の中心にあって、真相の「姿」というべきものを支えている。その論理の倒錯が読者を驚かせもし、また納得させもする。 (中略) この「論理性」に着目すれば、連城につきまとう「文学的」「抒情的」といった冠を相対化できる。つまり、連城は、「論理」と同じように「心理」をいじくっているのではないのか。連城の「抒情」の舞台裏は、おそらく甘い液状のものではなく、冷たい硬さである。愛や憎しみや孤独という心理を解体し、その破片を拾い集めては並べ直し、様々な演算をほどこし、剰余を検算し、小数点以下を整理し、数式全体の姿を俯瞰して効果を整える。これは、曖昧な「感性」や勿体ぶった「芸術性」のタレ流しではない。皮肉で逃げ道のない打算であるし、誤解を恐れずにいえば、このような構築性こそが一級の通俗性と呼ばれるべきなのだ。 (『本格ミステリ・ベスト100 1975→1994』より 執筆者:田中博) 現在は2005年に刊行された光文社文庫版が入手可能。 各種ランキング順位 年間週刊文春ミステリーベスト10 1980年版 9位 SRの会 ミステリベスト10(1980年) 1位 オールタイム系週刊文春『東西ミステリーベスト100 1985年版』(文春文庫) 9位 探偵小説研究会編『本格ミステリ・ベスト100 1975→1994』(東京創元社)10位 週刊文春『20世紀傑作ミステリーベスト10』(文春文庫PLUS) 11位 週刊文春『東西ミステリーベスト100 2012年版』(文春文庫) 12位 収録作 藤の香 初出:「幻影城」1978年8月号 雑誌時挿絵:村上芳生 桔梗の宿 初出:「幻影城」1979年1月号 雑誌時挿絵:嶋田善雄 桐の柩 初出:「幻影城」1979年5月号 雑誌時挿絵:山本博通 白蓮の寺 初出:「幻影城」1979年6月号 雑誌時挿絵:山本博通 戻り川心中 初出:「小説現代」1980年4月号 雑誌時挿絵:朝倉摂 刊行履歴 初刊:講談社/1980年9月20日発行 [推理小説界に若き才筆の登場] 新探偵小説 花 葬 連作集 花が散る時、儚い命も消えて行く (単行本オビより) 単行本/225ページ/定価980円/絶版 あとがきあり 装画・装釘/村上芳正 文庫化:講談社文庫/1983年5月15日発行 大正歌壇の寵児・苑田岳葉は二度の心中未遂事件で二人の女を死なせ、情死行のさまを二大傑作歌集に結実させたのち自害する。女たちを死に追いやってまで岳葉が求めたものとは? 凄絶な滅びの歌の韻律に秘められた男の野望と道連れにされる女の哀れを耽美に描きとめた秀作「戻り川心中」(日本推理作家協会賞受賞)他、花にまつわるミステリ四編。 (文庫裏表紙より) 文庫/280ページ/定価359円+税/絶版 あとがきあり 解説/権田萬治 カバー装画/村上昴 デザイン/菊地信義 再編集:ハルキ文庫/1998年5月18日発行 「桂川情死」「菖蒲心中」という、二つの心中未遂事件で、二人の女を死に追いやり、自らはその事件を歌に詠みあげて自害した大正の天才歌人・苑田岳葉。しかし心中事件と作品の間には、ある謎が秘められていた――。日本推理作家協会賞受賞の表題作をはじめ、花に託して、美しくも哀しい男女のはかない悲劇を詩情豊かに描き切る「花葬シリーズ」八篇を完全収録した傑作ミステリー群。 (文庫裏表紙より) 日下三蔵編《連城三紀彦傑作推理コレクション》第1回配本 8編収録(「菊の塵」「花緋文字」「夕萩心中」を増補) 文庫/457ページ/定価838円+税/品切れ 解説/巽昌章 装画/宇野亜喜良 装幀/芦澤泰偉 再文庫化:光文社文庫/2006年1月20日発行 大正歌壇の寵児・苑田岳葉。二度の心中未遂事件で、二人の女を死に追いやり、その情死行を歌に遺して自害した天才歌人。岳葉が真に愛したのは? 女たちを死なせてまで彼が求めたものとは? 歌に秘められた男の野望と道連れにされる女の哀れを描く表題作は、日本推理作家協会賞受賞の不朽の名作。耽美と詩情――ミステリ史上に輝く、花にまつわる傑作五編。 (文庫裏表紙より) 文庫/301ページ/定価533円+税/入手可/電子書籍あり 解説/千街晶之 装画/黒川雅子 カバーデザイン/多田和博 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/6063.html
【検索用 しんしゅうしゃはねすく 登録タグ 2009年 NexTone管理曲 VOCALOID し 北森劇場 北森耕太郎 巡音ルカ 曲 曲さ 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:北森耕太郎(北森劇場) 作曲:りつ(北森劇場) 編曲:りつ(北森劇場) 画・動画:梟。(北森劇場) 唄:巡音ルカ 曲紹介 曲名:『心中じゃぱねすく』(しんじゅうじゃぱねすく) 北森劇場本格始動のきっかけとなった作品。 美しい旋律が奏でる悲しい物語です。 歌詞 (ピアプロより転載) 手首を流れる鈍い青に 想いを委ねていいですか 細いうなじに立てた爪痕 もう一度触れてもいいですか 生まれ変われぬ命なら このまま堕ちてもかまわない 綺麗事で慰める 優しい時間があるのなら この鼓動が途切れるまで 黙って私の手を引いて あなたの好きなすてっぷで 星のない夜に連れていって 過ち重ね戻れぬ時の 思いはめくるめく走馬灯 だけど今さら怖くはないわ 刹那にすがっていられれば 吊るされた操り人形 虚ろな瞳(ひとみ)を見開いて 散った桜の木の下で 真っ赤な覚悟を決めたなら この吐息が途絶えるまで むりやりに私を汚(けが)して あなたの好きな音楽で 狂おしい夜に解き放って 明日の朝冷えた身体 抱きしめる 腕がなくたって 最期の瞬間(とき)は微笑んで 花びらはただ土に還るの あなたの手そっと握ったまま コメント レコードでくれ。 -- 名無しさん (2009-08-06 00 10 22) これ凄すぎる。 -- 名無しさん (2009-08-06 02 57 26) (´;ω;`)ぶわぁ。涙腺崩壊です。 -- 名無しさん (2009-08-06 15 16 12) これは良曲。 -- 名無しさん (2009-08-07 07 57 56) 神曲すぎて何も言えない -- 名無しさん (2009-08-07 20 01 52) ひさしぶりに曲を聴いて感動した -- 名無しさん (2009-08-11 01 26 45) もう少し気持ち遅めのメロディーでも良かったかも。 -- 名無しさん (2009-08-13 00 57 27) ただ泣けるよなあ… -- 名無しさん (2009-08-14 23 29 42) 蓄音機ぷりーず! -- 名無しさん (2009-08-16 12 49 03) ワルツを踊っている二人が見えるようでした。歌詞に反して穏やかな音が、心に来るのです。 -- 310 (2009-08-17 15 27 19) 感動 -- 名無しさん (2009-08-21 19 01 46) 聞くたびに悲しくなる。動画が綺麗だし。すごい。 -- 名無しさん (2009-08-22 09 34 32) 泣きwww -- 名無しさん (2009-08-23 09 06 52) ああ泣ける神曲ブワアアア -- 名無しさん (2009-08-29 13 03 02) いまさらながら感動 -- 名無しさん (2009-09-01 23 34 22) 哀しすぎるけど、こんな恋愛いいかも -- 伶露 (2009-09-06 01 49 16) もっと評価されていいと思うんだけど -- 名無しさん (2009-09-29 02 29 14) 涙が溢れた -- 名無しさん (2009-11-08 08 22 29) 北森劇場の詞を書く人、北森です。皆さんの応援のおかげで、JOYSOUND配信決定いたしました。ただただ感謝の思いでいっぱいです。心からありがとうございました! そしてこれからも良い作品を一生懸命作っていきますので、どうか引き続き応援よろしくお願いします! -- きたもり (2010-01-04 05 50 15) き、北森さん…!おめでとうございます!かならず歌ってきます!これからもがんばって! -- 名無しさん (2010-01-20 19 29 31) めでたいですなあ -- 名無しさん (2010-06-04 13 17 11) 良い曲だなー…… -- 名無しさん (2010-06-08 15 36 04) 目頭が熱くなった(´Д`*)カラオケおめでとうございました!! -- 名無しさん (2010-07-11 17 44 39) 歌詞の暗さとメロディの明るさのギャップでもう涙があぁああ!!! -- 名無しさん (2010-08-13 21 48 13) これは泣ける…。こういう曲大好き -- 夕霧 (2010-12-10 23 43 39) 最後辺りのリズムと歌詞が最高・・・泣けますね!!ブワァァァ!! -- 名無し (2010-12-16 22 58 19) き、きたもりさんだ…! 私もこの歌大好き。ルカは本当にあの男の人が好きだったんだねぇ。大正浪漫。 -- なつな (2011-02-07 02 23 26) 歌詞がすごい!悲しいけど、素敵な曲だと思います…北森さん応援してます! -- 名無しさん (2011-03-18 19 58 47) 世界一好きな曲wwというか北森劇場ってなんでこんなに神なんだああぁぁぁぁ愛してる!!!!!! -- 名無しさん (2011-05-24 19 00 50) 北森劇場の曲を作る人、りつです。皆さま温かいコメントを本当にありがとうございます。その温かい気持ちに泣きそうになります。 -- りつ (2011-05-26 00 50 46) 泣ける(´;ω;`) -- 茜 (2011-07-27 00 26 29) きたもりさんあいしてる。 -- リーヨ (2012-04-04 18 42 59) 亡くなった大切な人を思うとこの曲が頭で流れます。北森さん愛してます。 -- 名無しさん (2012-08-23 07 31 38) Hurtと同じくかなり好きな曲です~ 散った桜の木の下で真っ赤な覚悟を決めたなら -- 櫻珠 (2013-04-02 20 15 03) いい歌ですね〜 リピートが止まりません! -- 朱華 (2013-04-20 09 53 38) この80年代な感じが・・・ -- 那子 (2013-06-12 21 56 53) やばっ… 泣けてきたおー ( д ) -- たたたお (2013-07-13 17 14 25) すき -- める (2016-02-07 08 13 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/onirensing/pages/198.html
アーティスト:アン・ルイス レベル:2 登場回数:4(レギュラー版第1回、第2回、第20回、第33回) 挑戦結果 マルシア:成功(レギュラー版第2回) 柏木ひなた:成功(レギュラー版第20回) BENI&Crystal Kay:成功(レギュラー版第33回)