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登録日:2022/02/14 (月) 18 02 28 更新日:2024/05/03 Fri 16 40 42NEW! 所要時間:約7分で読めるダニ ▽タグ一覧 ウッチャンナンチャンのウリナリ!! ウド鈴木 チーム バンド パッパラー河合 ポケットビスケッツ 内村光良 千秋 音楽 もしも 生まれ変わっても また私に生まれたい この体とこの色で 生き抜いてきたんだから 日本テレビ系列で放送されていたバラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』にて結成された音楽ユニット。 番組企画で結成されたユニットとしては異例のヒットを誇った事で有名。通称『ポケビ』。 概要 結成 元々は「ウリナリ」の前番組である「ウッチャンウリウリ!ナンチャンナリナリ!!」内のコント形式の企画コーナー「スーパースター誕生!」。 この中で音楽プロデューサー・南々見一也(南原)が当時レギュラーだった高山理衣を売り出すべく、アイドル事務所社長役の室井滋・音楽事務所社長役の国生さゆりを加え女性歌手グループ『Mckee』を結成。が、その時に舞台となる居酒屋の看板娘として出演し、選考から漏れた千秋を見かねたテルが「第2のマモー・ミモー作ってやるダニ!」と結成を宣言。その後、ウドも招き入れてMckeeの『添え物』として結成。いわば扱いとしてはおまけのはずであった。 しかし、日本とフィリピン2か国で同時デビューした結果ポケビが勝利。Mckeeも自然消滅しポケビがそのままメインとして活動。2ndシングル「YELLOW YELLOW HAPPY」はミリオンヒットを達成した。 試練とライバルの登場 が、その後度々南々見が登場。3rdシングルを出そうとするポケビに対し「利き酒」や「利き寿司」を持ち掛け「成功すれば○○(レコーディング、ライブ開催など)、失敗すれば即解散」という試練を提示。試練の際には毎回誓約書に3人及びレコード会社(東芝EMI)の署名と拇印がなされるという本気の中でも成功し続けシングルを発売した。 しかし、今度は一也の兄である南々見狂也が登場し、ビビアン・スーと天山(天野)を引き連れ「ブラックビスケッツ」を結成。特に「スピード対決」においては「勝った方が負けた方から1人引き抜く」というルールの中、2敗を喫しウド・テルがブラビに引き抜かれついに千秋1人に。「負けたらポケビ消滅」というプレッシャーの中、運命の「綱渡り対決」を必死の練習の末勝利。2人を取り戻しポケビを存続させる。 ブラックビスケッツも台湾でデビューする中、ブラビとの武道館ライブを賭けた「ガソリンすごろく」対決で勝利。夢の武道館ライブを成し遂げ千秋もうれし涙を見せた。 挫折と復活 しかし、翌年にはブラビとシングル発売日がバッティングするという中「勝てば新曲発売、負けたらマスターテープごと破壊し封印」というガソリンすごろく対決に敗れ、新曲「My Diamond」は鉄球によって粉砕。さらに勝ったブラビの新曲「Timing」もミリオンヒットを飛ばし活動停止状態に陥ってしまう。 しかし、復活するために100万人署名活動を実施。ライバルのブラビも台湾で署名を集めた結果170万人という類を見ない署名を集め署名は成功し「POWER」を発売。さらに「My Diamond」の復活を賭けたウリナリ審査委員会(勝俣・堀部・河村アナ)とのトライアスロン対決にも勝利し「Days」のカップリングという形で収録された。 活動休止とその後 2000年にテルの宣言で千秋が本格的にソロ歌手になる事を薦められた事で活動休止。 しかし、残念ながらポケビ程のヒットとはならなかった。 残ったメンバーも新たに『ウルトラキャッツ』を結成しウリナリ終了後も活動が続けられたが、こちらも短命に終わっている。 でもナンチャンが立ち上げたメモリーキャッツよりはマシ 2002年のウリナリ最終回では復活ライブを行った。 時は大きく流れ、2018年の24時間テレビにてまさかの一夜限りの復活を果たし当時の視聴者たちの話題をかっさらった。 現在も千秋のYouTubeチャンネルで一部の楽曲を披露しているので興味を持った人は気軽に聴きに行こう。 圧倒的な歌唱力を持ち知名度も十分の千秋がなぜヒットしなかったかと言うと、単にメディア…すなわちテレビでの露出度が余りにも少なかったからと言えよう。 この時期はまだインターネットが生まれたばかりであり、人々の情報源はテレビが中心、そのテレビでの露出が無ければ知名度も上がらないというわけだ。 実際にテレビだけで前述の通り170万人もの署名を集めている事からも当時のテレビの影響力がわかるだろう。 「曲を歌うためにバラエティの事情に邪魔されたくない」と千秋は言ってたが、皮肉にも彼女達の活動を支えていたのもまたバラエティ番組だったというわけだ。 とはいえ千秋本人は音楽活動をはじめ20年以上も伸び伸びと芸能生活を送っており楽しそうにしている為、ヒットしない事が不幸せではないのだが。 (*1) メンバー テルを見ればわかる通りあくまでもポケビとしてのプロフィールであり実際にこういう本名ではない。 TERU(内村テル) リーダー兼キーボード担当。語尾に「~ダニ」と付ける。71歳の居酒屋店長。 要するに変なキャラづくりに定評のあるウッチャン CHIAKI(坂本千秋) 楽曲作詞兼メインボーカル。割と毒舌。 なお、12歳とのこと。確かに童顔だけどさ… UDO(独活野大木) ギター担当。他、ショルダーキーボードやドラムも手掛ける。 ユニット名の命名者でもある。 主な楽曲 作曲はパッパラー河合が担当しており、先述の通り大半の楽曲の作詞を千秋が手がけている。 ウリナリ自体がかなりの人気番組だった事もあり、当時小学生のファンも多く、大人になったあとに聴いて改めて歌詞の深さに気付いたという人も見られている。 なお「ポケットビスケッツという名前」「童顔の千秋がボーカル」「歌の名前に色が使われている」というPOPなイメージに反して曲調は意外と重め。歌詞も「強い女性が恋に生きる決意をする」という旨が多く、ライバル関係であるブラックビスケッツがその名前の割に比較的明るい曲調が多いという事もあり印象が残る。 Rapturous Blue ポケビのデビュー曲。 オリコン順位は20位と、軒並み大ヒットだった後続の曲と比べて静かなスタートとなる。 しかし重音と強い決意を示す歌詞はこの時から続いている。 YELLOW YELLOW HAPPY ポケビの代表曲その1。 オリコン8位を記録し、この人気に比例するかのようにウリナリも視聴率20%超えの人気番組となっていく。 RED ANGEL 楽曲の中で唯一他のメンバーによるコーラスが存在しない。 また、この曲のあたりからライバルグループであるブラックビスケッツが誕生している。 GREENMAN ジャケットにデカデカと映し出されたウドちゃんが特徴。 初の千秋以外が作詞とボーカルを務めた曲。そのためか後述の署名の際にファンの一人から「PS. グリーンマンは最低です」とバッサリ切られてしまったが しかしポケビに共通した「強く生きる決意」だけは共通している。 モンスターファーム2で再生するとレアモンが出る。 なお歌詞ではウドちゃんに彼女がいたように書かれているが、実際の彼は天野君大好きなのでその事から考えて彼女の正体は…。 Colorful 正確にはシングルではなくアルバム。その名の通り収録されている楽曲全てに色の名前がついている。 と同時に次の曲からはタイトルの色縛りを撤廃することになるのだが…。 My Diamond シングル5作目となるはずだった曲。 ブラビとの対決企画に敗れてしまいマスターテープを処分というか一切の誇張抜きでの粉砕せざるを得ない羽目になり封印作品と化す。(*2) しかし、のちのDays発売の際に行われたウリナリ審査委員会との直接対決企画にて勝利し、カップリング曲として無事日の目を見ることとなった。 千秋にとって上記の一件は相当なトラウマとなったらしく、後にYouTubeにてブラビと発売を競った曲『Timing』をカバーした際にタイトルに「#当時涙が出るほどに嫌だった因縁の曲」と付けているほど。 POWER ポケビの代表曲その2。 新曲発売を目指した100万人の署名企画にて178万もの署名を得た事で生まれた。 その甲斐もあってか初のオリコン1位を獲得。 98年度の紅白歌合戦にてブラビと合同で出場し、同じくミリオンヒットを飛ばした『Timing』と共にメドレー形式で披露。 ウリナリオールスターズも特別参戦し、ランキングキャラクターLIVEの名物キャラであるホワイティまでもが参戦した。 青の住人 テル全編作詞作曲のピアノソロ曲。 …なのだが、PVなどにおいてテル本人がピアノを弾いていない事が発覚。 「演奏を完走できなければ脱退」という試練を設けられ、猛練習の末に無事生演奏を完走させた。 マーガレット 千秋と百秋(もあき)と万秋(まあき)によるユニット「千秋&フルーツフラワーズ」の楽曲。 なお、百秋と万秋は千秋のクローンとの事。つまり一人三役でありライブ時には書き割りが用意された まごころ ウドによるクラシックギターソロ曲。 全編インストゥルメンタルだが、歌詞付きバージョン「まごころ~その後~」も存在する(CD未収録)。 Days ポケビ単独名義としては最後のシングル。 それまでの曲とは違って静かなバラード調となっている。 Millennium 初のマキシシングルにして事実上の最後の楽曲。 ユーミン(Yuming)こと松任谷由実とのコラボであり、大晦日年越しライブにて生演奏が生中継された。 コラボであるがゆえにポケビとユーミン双方のアルバムには収録されておらず、現在は入手困難となっている。 追記修正よろしくダニ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これ一番のヒット要因はやっぱり「千秋に実力があったから」だよね -- 名無しさん (2022-02-14 18 44 45) ブラビともども今でもたまに聴くなぁ。千秋の歌声が好きだった -- 名無しさん (2022-02-14 19 07 33) あんまり話題としてリバイバルしないのはギャラで揉めたからとか…千秋が「パッパラー河合は家にスタジオ作れるほどだったのにこっちはそんなでもない」みたいに話していたし -- 名無しさん (2022-02-14 20 14 16) シングル5作目の粉砕も今の時代では考えられない事をやってたな昔のテレビは。 -- 名無しさん (2022-02-14 20 23 40) ↑4 歌の実力はもちろんだけど、番組企画内でひたむきに頑張る千秋の姿に好感持ってた人も多いと思う。 -- 名無しさん (2022-02-14 20 31 24) ウドがパッパラーのニット帽を取って頭がモザイクされてた場面があった記憶がある。現在は頭部どうなっているんだろう。 -- 名無しさん (2022-02-14 21 13 51) ↑3バブル崩壊後って言ってもまだ10年も経ってなかったし、90年代の番組は今の感覚から言えば普通にバブリーだな -- 名無しさん (2022-02-14 22 24 27) ↑綱渡りできなかったら即解散なんてやってたよね。ハラハラしながら見てたなあ。 -- 名無しさん (2022-02-14 22 43 41) ごめん、↑4だった -- 名無しさん (2022-02-14 22 44 52) 懐かしいなぁ。ブラビのTimingとポケビのPowerは今でもカラオケで歌うぐらい好き。 -- 名無しさん (2022-02-14 23 00 50) 千秋とビビアン・スーの不仲の原因は当時のスタッフ。 お互いに競わせるために裏で煽りまくった結果千秋がガチギレしてビビアン・スーと会話しなくなったが、2018年に日テレの番組で誤解が解けて和解。 -- 名無しさん (2022-02-14 23 53 39) 当時クラスでたった1人ポケビファンだったことで結構シャレにならんいじめ受けてたな…おかげで今でもあの台湾人はダメで、テレビでほぼ見なくなってようやく心が楽になれた。ポケビファンは死ね署名運動とか、マスターテープ破壊の真似でもの壊されたりとかとにかく悲惨だった。おかげで未だに小学生見るとゾッとする。子供の残酷さって侮れん… -- 名無しさん (2022-02-15 02 41 46) それをここに書き込むような奴だから(以下略 -- 名無しさん (2022-02-15 08 19 55) マスターテープが粉砕される絵面のインパクトに笑ってたら弟はガチで凹んでて食卓の空気が気まずくなった思い出 -- 名無しさん (2022-02-15 09 51 22) 当時ボンボンのボンバーマンの漫画で千秋とシノラーモデルのキャラがやたら推されてたの思い出した -- 名無しさん (2022-02-15 12 04 54) デレステのカバーで久し振りに聞いて原曲の歌詞の重さに気付いたPも多そうな -- 名無しさん (2022-02-15 12 48 59) My Diamondすごく好きだったから、シングル発売されなかったのが本当に残念だった。Timingもいい曲だけど、歌詞がポジティブ過ぎて当時はあまり好きになれなかったのもある -- 名無しさん (2022-02-15 19 04 09) 今になって改めて考えると本当に茶番みたいなプロジェクト。大勢の人の気持ちを弄んで何が楽しいんだって思う。でも曲の内容と歌唱力はマジで素晴らしかったので今も愛されてる。「本当に良いものはいつまでも残る」ってこういう事なんだと思う。 -- 名無しさん (2022-02-15 20 36 38) この企画の所為で未だに勝俣州和が好きになれない。堀部圭亮はそもそもバラエティ番組で見ない(ドラマとかには出てるけれど)。 -- 名無しさん (2022-02-16 04 44 03) 曲調もポケビの方が変則的でブラビの方が割とスタンダードな感じ -- 名無しさん (2022-02-16 05 49 09) ↑2 実際、ブラビはそれで試練未達成になったおかげで実質活動停止になってるからな…トライアスロンの際にはブラビの仇も討ってくれ~!とガチでポケビを応援してたよ。 -- 名無しさん (2022-02-20 03 15 41) POWERのとき署名した人も、当時小学生でも30台、当時中高生なら40歳前後。懐かしい話だ。 -- 名無しさん (2022-02-20 06 53 29) どのライブか忘れたけど、会場に入った瞬間客席からyellow yellow happyが聞こえてきて千秋が泣いた事あったな -- 名無しさん (2022-03-28 19 30 35) 河村アナ…。まだ54だったのに…。 -- 名無しさん (2022-05-16 18 02 43) シングルだけ追っていくとメジャー4色・虹・ダイヤモンドに変遷してくのが奇跡的に面白い -- 名無しさん (2022-12-14 22 34 08) ウッチャンの第二のマモーマモー作ってやるがホントに実現した、というかミリオンヒット連発や紅白出たこと考えるとそれを超えた結果を出してしまったとも -- 名無しさん (2024-05-02 15 49 42) 名前 コメント
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←前へ ★ ☆ ★ ☆ ★ 何故南がここにいないのか。 しかし、千秋ちゃんにとって、それはどうでもいいことみたいで、 「まあ、藤岡と二人きりなら、何よりだ。」 と、お姫様はご満悦だ。 「なあ、ところで、そのバスタオルはなんなんだ。」 千秋ちゃんが、俺の下半身を覆うそれを指摘した。 「さ、さあ、なんだろ?」 俺は冷や汗をかいた。 今バスタオルを取ったらまずい。何故なら、俺のモノが露出しているからだ。 ベルトもチャックも外れていて、下着ごと半脱ぎな状態だ。 ぴくん 「え?」 し、しまった。つい、反応してしまった! 千秋ちゃんが、僕の股間、つまりはモノがあるあたりを凝視する。 「ふーん。」 何かち、を悟ったみたいで、悪戯な笑顔を浮かばせる。 「ち、千秋ちゃん?」 「たったのか。」 「え゙」 「中学生に見られると思って、たったのか。」 そう言いながら、タオルの裾を指先でつまむ。 「ちょ!」 「やっぱり、気が変わったよ。」 「へ?」 「私は、臨機応変に対応する。目の前に、自分に欲情している男がいる、しかもそれが好きな男なら…」 千秋ちゃんは一気にタオルをめくった。 「私が、お前を癒してやるよ。」 ● ○ ● ○ ● 今、私のサディスティックな部分が覚醒している。 ついさっき、夏奈に申し訳ないと思ったばかりなのに、もう逆転している。 藤岡と、結ばれたい。 露呈した、藤岡のペニスは既に大きくなりかけていて、私が直視してやると、更に大きさを増す。 「ふ、かわいいぞ。藤岡。」 「や、やめて、千秋ちゃん。」 そう言いながらも、決して抵抗してこない。私は、指先で竿をなぞってやる。 「うっ、ぐ、くぅ…」 「感じてるのか、藤岡。」 決して肯定しない。けれど、身体は正直だ。 藤岡のペニスはあっという間に10cmを超え、カッチカチに硬くなり、赤黒く染まる。 私は、ペニスを掴む。掴むだけだ。 「なあ、藤岡。お前はどうしてほしい。」 「ど、どうって…」 「藤岡が、やめてくれ、と言うなら、私はやめるよ。最愛の藤岡がそう言うなら仕方ない。」 掴んだ手は決して動かさない。あくまでも今の状態を維持する。 勿論、力もそのまま保持する。 「そ、それじゃあ、やめてくれるかな。」 私は優しく微笑む。すると、藤岡も安心したのか、微笑んだ。 その笑みに一瞬だけど、動揺した。が、 「断る!」 私は、藤岡のペニスを握る力を強くした。 「ああぁっ!」 ピクピクと震えだす。 「ふふふ、可愛いぞぉ、藤岡。」 ふと、先端から何かが溢れてきたのに気づくき、ちょんとついてみる。 ねっとりしてる。 「ぐ…」 「きもちいいのか?」 藤岡は目を背けた。 「答えないなら…」 一度だけ、握った手を上下に動かす。 「ちょっ、本当に、やめっ!」 震えが増し、ねっとりとしたものが更に溢れた。 「答えろ。」 「答えたら、どうするんだい?」 「…わかった。今度こそやめるよ。」 「本当かい?」 「本当だ。」 ★ ☆ ★ ☆ ★ 千秋ちゃんはそう言うけれど、答えてもやめてくれない気がする。 『気持ちいい』と答えたら、続けるかもしれないし、答えに満足して、やめてくれるかもしれない。 『きもちよくない』と答えたら、意地になって続けるかもしれないし、諦めてくれるかもしれない。 そもそも、俺が千秋ちゃんにやめてほしい理由は二つある。 まず第一に、俺は南の彼氏だ。こ ういうことは、大人になってから、恋人同士でやるべきなんだ。 それに、仮に俺が大人で、一番に千秋ちゃんが好きだったとしても、俺は南の彼氏なんだ。 第二に、時間。 既に夕方、いつ何時、春香さんが帰ってもおかしくない。 南だって、どこからか帰ってくるかもしれないし、それ以前に、家のどこかに隠れてるだけかもしれない。 更に言えば、この家は、来客が多い。 いつチャイムを鳴らしてくるか分かったもんじゃない。 その時、俺は普通でいられる自信がない。 さて、どうすればいいだろうか。 千秋ちゃんは俺の答えを待っている。どう出ればいいだろうか。 そう考えてる時だった。 ● ○ ● ○ ● 「遅い!!!」 私は痺れをきらして、握った手を上下に激しく動かせた。 「あああ! ちょっと、だ、ダメだ…!」 問答無用。どの道、お前がなんと答えようと、こうするつもりだったんだ。 「なあ、藤岡、もっと喘いでみろ。」 私は耳打ちし、藤岡の首筋を舌でなぞる。 すると、無言の喘ぎ声を発した。 犬のように息をし、全身をガタガタと震えさせる。 握っていた私の手は、ねっとりだらけでツルツルして、動きが加速する。 「ほ、ほんとに、でっ、出ちゃうよ!」 『出る』とは、射精のことだろうか。私は、射精というのがどんな風なのか分からない。 けれど、さっきのねっとりみたいに、この先端からあふれ出てくるのだと思う。 「はあ、はあ。」 藤岡は何かを耐えている表情を浮かべ、汗を滲ませ、必死に呼吸している。 「藤岡って、そんな顔できるんだな。」 苦悶。まさにそれを表していた。 ★ ☆ ★ ☆ ★ 『どうにでもなれ』 心からそう思う。 さっきの質問に答えるならば、勿論気持ちいい。 誰かにこんなことをされるなんて初めてだし、その感動も相まって、自分でするより気持ちよく感じる。 それに極めつけは、罪悪感と戸惑いを浮かべた、その表情。 千秋ちゃんは、さっきから俺を一方的に攻めているけれど、自分で気づいていないのだろうか。 口では、俺を苛めて楽しんでるようなことを言ってるけれど、その表情は全てを語っていた。 心のどこか奥底ではわかっているんだ。 こんなことをしてはいけない。俺は姉の彼氏であって、自分の彼氏ではない。 好きになってはいけない、俺は自分の彼氏にはならない。罪悪感。 恐らく、初めて目にする異性のそれ。初めて目にする現象。 未知の世界。 戸惑い。 その二つが、折り重なって、『私はどうすればいいのか』と、問いかけてる。 ように感じた。 そして、その表情に、俺は心から見惚れた。 もっと、そういう、マイナスな表情をしてほしい。 変態? いいさいいさ、何とでも言えばいいさ。 分かってる。今の俺は変なんだ。 『どうにでもなれ』ばいい。 そんなことを思ってる時点で、俺は普段の俺じゃなくなっている。 激しい快感に、身を預けてしまった。 だいじょうぶ、心配しなくても、春香さんや南は帰ってこない。筈だ。根拠はない。 帰ってこなければ、南もこのことを知らずにすむし、これからも仲良くしていける。 そうさ、何も心配することは無いんだ、今は、心配しなくていい。 今はただ、この快感に、ゆだねて… 俺は、射精した。 それはもう、とめどなく、これでもかという程に、噴出した。 射精ルートには、ちょうど千秋ちゃんがいて、髪やら顔やらに修まらず、服も容赦なく汚す。 漸く射精が終わり、俺のモノがヒクヒクと痙攣していても、千秋ちゃんは呆然としていた。 次へ→ 名前 コメント 6スレ目 ぶつ切り ぶつ切り氏 保管庫
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概要 NPO法人設立に先立ち、2001年6月に設立。 平塚海岸で活動していたPVAと提携し、トップ選手である渡辺・白鳥両選手と川合庶コーチが湘南ベルマーレビーチバレーチームの所属する形で発足。 設立代表は川合俊一氏だが、実際の活動は川合庶コーチ(現GM)が行っている。 所属選手 渡辺聡 白鳥勝浩 楠原千秋(2005年~) サテライト 大川千穂 小栗恵美 由比初美 活動拠点 湘南ひらつかビーチパーク #alpslab_base リンク Nabeの耳よりなブログ 渡辺聡選手のブログ 白鳥勝浩OFFICIALBLOG Vamos embora スポーツサイト「ザ・スタジアム」内の白鳥勝浩選手のブログ 楠原千秋 blog 楠原千秋サポートプロジェクト Always ゆいまーる 由比初美選手のブログ PVA
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ココカラトワニ ◆EKhCqq9jsg 宿泊施設と言うものはなぜワザとらしく小奇麗に見せるのであろうか。 確かに薄汚れた施設と小奇麗な施設、どちらかに泊まれと言うなら、有無を言わさず 小奇麗な宿泊施設の方にゴーサインを出すであろう。 だがそう言うことではない、無意味に光沢を帯びるシャンデリア、 真紅の薔薇の如く紅に染まった絨毯、大理石で作られた受付机など 大多数の一般人には無関心な個所を無駄に豪勢にしている。 そして今、自分が紫煙を吹きながらがっしりと座っているこのソファーも 決してホテル玄関付近に必要なものであるかと言えば…… そんなことを考えながら赤木しげるはタバコをふかして淑女たちを待っていた。 赤木しげる、南千秋、素晴らしきフラグビルドの三名は 赤木しげる──誤字脱字の類ではない──らと分かれ、何事も無く中継地点である 雀荘に到着した。 もともとの地点から離れた場所ではなく、誰かと接触したりなどの事柄など無ければ そう時間をかける距離ではない。 雀荘につき、ひとまずなにか役に立つものは無いか、あるいは誰かいないのかと 一通り散策したが、やはり所詮雀荘は雀荘、精密な電気機も無ければ鈍器などの凶器も無い。 休憩所にある台所にはカレーらしきものを食べたあとがあるだけ、それも 自分たちがここに来る数時間前の物であり、もう既に当事者はかなり離れたところに行ってしまった可能性が高い。 結局この雀荘という場所は中継地点という目的しか果たすことは無かった。 ちなみに余談だが千秋は相変わらず赤木しげるのことをアカギと呼んでいる。 理由はそちらの方が言いやすいからとか赤木しげる自身が名前で呼ばれるのは違和感があるとかで 結局もとの通りに名を呼んでいる。フラグビルドはつまらなそうな顔をしているがそれはまた別の話。 で、今彼らはどこで何をしているかと言うと、冒頭で言った通り 赤木しげる──決して誤字脱字ではない──らと待ち合わせしてる場所 D-5のホテル内に点在している。 なぜ点在かと問われれば、ほんの少し前どっかのなにかの仕業で 南千秋の衣類が大変なことになり、少し大きめの服かつノーパンという 性愛対象少女のみ(所謂ロリコン)な方々が涙を流して 喜びそうな格好であり、これでは大きな動作をする時など色々と不都合が生まれてしまうと 赤木しげるが両名に提案。千秋は少し顔を赤らめながら、フラグビルドはものすごくニヤニヤした顔つきで それを承諾。 それで現行はフラグビルド、南千秋の両名が階上に衣服を散策しに行動し 赤木しげるはロビーのソファーで彼女たちの帰りを、一人煙を吐きながら 待っているのであった。 本来なら赤木しげるも行くのが妥当だと考えられる。 だがそこは男と女の境界がある為か、フラグビルドに「待っててね」 とこれまたニヤ付いた顔で言われてしまった。 そもそも共に行動したとしても一応昭和の男である赤木しげるには 服のセンスなんてわからない。 それに三人で行動したら、ホテルのロビーに誰か現れたとしても 全く気づかないで終わってしまう。まだまだ多数の人と情報を交換し入手したい 赤木しげるにとっては待機と言う言いつけも捨てたものじゃなかった。 紫煙を目一杯に肺に入れ、フーと軽く煙を吐き出しながら、赤木しげるは ロビーにある大きなノッポの古時計を確認する。 彼女らがエレベーターに乗り上の階まで行ってから、この古時計の秒針は何回12の数字を指したであろうか。 赤木しげるとてこう長く待たされてしまうと、あまりいい気持ちではない。 またされた初期は今後の方針などを考慮していたが、 現在はただいかにして時間を潰すかを考量している。 幸いこのロビーの一角に結構な数の書籍が設けられている書棚があったため そこから赤木しげるは幾つか雑誌や本を手に取り煙草を片手に目を通していた。 なお赤木しげるがそこで適当に選んだ本は 『Y2J』 『週刊ライターズ~特集! エアーキングVSストリップーファイター 舞台裏から完全密着!~』 『ビンス・マクマホン流経済学』 以上の三つ 上からライトノベル、雑誌、新書である。 これだけあれば暇を潰すことは容易であろうと赤木しげるは推量する。 彼は雑誌を軽く流し読みし、現在はライトノベルに目を通していた。 彼は速読が得意なのか、物語は中盤に進出し 主人公の『Y2J』と彼の憧れの存在かつ師匠である人物『HBK』と戦う場面、所謂佳境の一場面を迎えた。 Y2Jは静かに、肩をグルグルと回し首を傾げながら、師HBKに向かって 熱情と冷涼を交えた言葉をぶつける。 「俺は……あんたに憧れていた、まだ文字もまともに書けなかったくらい幼い時からずっとだ…… あんたのスタイルを研究し、あんたをリスペクトする気持ちをこめてあんたの技を使いこなして……戦い続けた……」 Y2Jは天を仰ぐ。 空は雲一つ無く、今にも満天の星々が地面に舞い降りてきそうな、そんな天を。 「いつしか俺は『第二のHBK』と言われるようになった……その時はものすごく嬉しかったさ……」 天を向いていたの顔からは薄っすらと雫が垂れる。 「でも今は違う……俺とあんたは敵対関係……だから気づいたのさ……」 雫が垂れ続けながらY2Jは自分の顔をHBKに向ける 「『第二のHBK』じゃなくて『第一のY2J』となることが大事だと……!」 こぶしをぐっと握り締め、力を込めたま己の心臓の位置まで腕を上げ…… 『カァー! なかなか素敵な台詞を吐くじゃないか、この主人公はよぉ』 皮肉を込めているのか、それとも本心なのかはわからないが 思わず口にだして感想をこぼす。 この発言は小説の中の登場人物の感想ではない、無論赤木しげるの感想でもない。 では一体誰の口上か。 忘れていると思うだろうが、赤木しげるには二つの意志を持つものを所持している。 一つはモンスターボールに現存する『ことのは』というモンスター、 言うまでもないが、赤木しげるが今この場にことのはをだす理由など一切ない。 ということは必然的にもう一つの意志を持つもの、即ち。 『なんか久々にカッコつきでしゃべったような気がするぜ……』 「お前は何を言っているんだ……?」 実に3話ぶり、時間に表すと約9時間ぶりの千年リングに存在する意志、 バクラの感想であった。 『いやでもよ、なかなかこういった台詞をはける奴はいないぜ?』 「創作の発言に一々感心していたら、きりが無いぞ……?」 赤木しげるはバクラのものすごく無意味な発言を軽く流し読み浸る。 『まあそう言うなよ、言葉は万人を動かすとも言うぜ? 例えば演説とか遺言とか……告白とかか?』 「もう一度言うが、お前は何を言っているんだ……?」 さらに呆れてしまう赤木しげる、だがそんなアカギを無視するが如く 今まで話せなかった鬱憤を晴らすかのように、バクラは喋り続ける。 『だってよぉ~あの……え~と、ああ、そうだ、千秋だってけかな、あの女さあ アカギ、お前に惹かれているからよお。なんかお前からカッコいい台詞でも吐けば あっという間に熱愛な関係になるじゃないか?』 その発言を聞き赤木しげるは思わず頭が痛くなった。 こいつは何を言っているんだ? 千秋が俺に惹かれている? そりゃあ千秋とはかなり長い間共に行動をしていた。 だからと言って愛情などの感情を生み出しているとは限らない。 「千秋が俺に惹かれていると言う証拠はあるのか?」 赤木しげるがバクラに問いただす。 『いや、無い』 即答だった。 一瞬赤木しげるの脳裏にはこいつを今すぐ湖に投げ捨てようかと言う結論を作り出した。 『でもよ、愛情とかなくても、尊敬とか憧れとかその辺りの感情を抱いているのは確実だと思うぜ? そうでなきゃあの場で六人を二つに分ける策に二つ返事をするわけが無い。 アカギと一緒にいたいと言う感情を無意識に持っている可能性は十分あるぞ? ならそれに対して一種のお礼の言葉とかでキザな台詞を言っても怒られることは無いぜ?』 「お礼……ね……」 これを耳にし、ふと赤木しげるは少し自分と南千秋の関わりを思い出してみる。 朝倉涼子の不思議な能力で最序盤に千秋と合流した。 その時は……まあ普通の餓鬼としか思ってはいなかったな。 それから千秋の春香さんじゃない方の姉と戦った後 俺の胸で泣いたこともあったな……まあ、混沌としたあの場で死の概念は薄いものだがな…… そうしたら実はマクムートだかの血筋で竜に変身できて…… 海馬と兄妹なような関係になっていたな…… まあ、海馬が死んだあとにヒョッコリ現れて俺に『千秋は俺と貴様を兄のように慕っていたみたいだ』 ようなことを言っていたな、そうするとバクラが感じるのはそう言うものなんじゃないか……? いや、そういえばあの時海馬は最後に何を言いたかったんだ……? 俺が『いつまでも子ども扱いするなよ』と口出しして途切れさせてしまったおかげで最後まで聞けなかったが…… もしかして……海馬はそう言うことを言おうとしていたのか……? まあいい……そのあとは俺は千秋の精神の強さを見て、 最後は共にテラカオスを打ち倒した……そこで一旦はお終いだ…… 何だかんだ言って赤木しげるは赤木しげるで南千秋に惹かれていた部分もあったのだと 赤木しげる自信はそう感じていた。 なによりもあの混沌とした殺し合いの場で一度も無様に殺されることも無く共にいたと言うのが 十分過ぎる理由であった。 「お礼の言葉……まあ、満更でもないか……」 赤木しげるはバクラに対してそう呟く。 これだけ世話になっていて一度もこちらから何も言わないのもなにか釣り合わないかなと思った、 ただそれだけの口実である。 『そうかい。俺もあんたに一目を置いてやってんだ、だからその捻くれた部分少しだけ和らげるために 女と組ませたらいいかなあと思って、半ば冗談のつもりだったんだが…… まあ華が付いた方が見栄えもよくなると思ってだな』 「……、やれやれ、そんなくだらない理由か……」 もう一度赤木しげるは湖に投げ込むことを考えるが、 既にお礼の言葉を言うことは決めているからすぐにそれを引っ込めた。 「そうだな……この殺し合いが終わったら、言わせて貰うか……」 『その時は俺にも聞かせろよな?』 「どうだろうな……!」 赤木しげるはそう言うとかすかに微笑み、本を閉じ、三つの本をバックにしまった。 その後煙草に火をつけ、 まるで煙草を最高なものと勘違いさせるくらい美味しそうに吸い始めた。 さて吸い始めてそう間もない時、 エレベーターがチンと音を立てドアが開かれた。 赤木しげるが座っている位置からはそのエレベーターは完全に見える位置ではなかったので 彼は恐らくそののっている二人の人物と合流するために、煙草を吸殻に落とし、 エレベーターの方へ歩みを進めた。 「な~に緊張しているのよ! さっさとしげる君の目の映る場所に行きましょ?」 「バカヤロー! 引っ張るな! 自分のタイミングで行く!」 なにやらエレベーター内から声が聞こえる。 そんなことを気にせず赤木しげるはエレベーターの目前へ迫っていた。 エレベーター内を一瞥すると、フラグビルドがいるのが容易に確認出来た。 もう一人の人物、南千秋はと言うと、何故だかはわからないがボタンスペースに隠れており そこからフラグビルドによって引っこ抜かれようとしている。 とんでもなく可笑しな服を着ているのか? などと赤木しげるは予想してみる。 だがこちらはあまり服装など知らない身、変な服装で一々笑うことは無いだろうなと内心でそうささやく。 「ほらほら、しげる君もちょうど来たから……ほれ!」 「うおぅ!?」 フラグビルドによりエレベーター外へ放り出される千秋。 さてさて……どんな服装なのか、赤木しげるは若干呆れ果てながらも、 放り出された南千秋を見つめる。 そこで彼が見かけたものは……純白輝くミニのウエディングドレスに包まれた、 まるで天使と言っていいほどの美しい少女がそこにいた。 赤木しげるは彼に似合わず美しい彼女の姿に見とれる。 それに気づき千秋は思わず顔を赤らめる。 「似合っているか……?」 と千秋が紅潮した顔を赤木に見せかけながら問いかける。 「ああ……」 対して赤木しげるは簡潔に自分の素直な感想をさらけ出す。 「いや~やっぱり、フラグって本当にいいものですねえ~」 フラグビルドはそんな二人を見てにこやかな眼でそう言うのであった。 当然ミニのウエディングドレスを千秋に着せた下手人はフラグビルドである。 フラグビルド曰く 「幼い子供たちの初々しい恋って、なんか素敵だと思いません?」 だそうだ。 「ったく、何をやっているんだか……」 赤木しげるは笑みを浮かべたままフラグビルドの気遣い(?)に苦言を放ちながら 彼女に近づく。 「ほらほら、千秋ちゃんも!」 「いちいち押したり引っ張るな! ってうわっ!?」 フラグビルドに押され思わず転倒してしまう南千秋。 そんな姿を見て「やれやれ」と一言呟き、倒れた南千秋の元へ駆け足で近づいた その刹那、ロビー全体に銃声が響き渡る。 そして石のように冷たく意志を持たぬ物体が 赤木しげるの内蔵を貫き、赤木しげる自身と服を真っ赤に染め 南千秋自身と純白のドレスが返り血で紅色に染まった。 ☆ ★ ☆ 時は遡る。 ランキング作成人は人目のつく事も省みず、 フラップターに乗りホテルへ迅速で辿り着いた。 その時はまだホテル内に誰もいなかった、 誰かが来るまでの間、彼はエロさに定評があるクロスミラージュ(以下エロスと略す)と他愛も無い話をしながら 食事を取っていた。 その後自分の支給品を改めてチェックし ──なお彼の三つ目の支給品は『PSG-1(@現実)』と言われる、某ゲームで登場する有名な狙撃ライフルであった── 来るべき時に備えてきた。 そうして来るべき時は来た……彼が想像した時より一名ほど人物が増えて。 『うほっ……! いい少女達……!』 「だまらっしゃい。 とは言え、まさかフラグビルドも一緒にいるとは予想して無かったな……」 エロスの言うことをがん無視し、ランキング作成人は今この場に三名いたことに驚愕していた。 「まあ……これもアカギの運のよさからか」 赤木しげる、自分の眼に映る赤木しげるは多分カオスロワからの参戦と改めて考察する。 思えばこの赤木しげる、カオスロワというとんでもない場所でまだ一度も死亡確認されていない 希有な存在。 そんな彼は運がよろしいのか、あの仲のよさを見るに同じカオスロワから来たと思われる 南千秋と、力を持つ素晴らしきフラグビルドと合流できたのはある意味必然か。 『なんだよそれは? そんなことより速く合流しようぜ! 殺し合いに乗っている雰囲気も無いし!』 「馬鹿たれ、確かに乗っている可能性はかなり少ないだろう。 だからといってあいつらが危険人物じゃないってわけじゃない」 『あ、美少女二人がエレベーターに乗ってしまった……』 美少女二人──南千秋とフラグビルド──がエレベーターに乗りこんだ。 だが赤木しげるはというと、テクテクと歩き出し豪勢なソファーへ座り込んだ。 「いいか? 例え三人が対主催だとしても俺があそこに馴染める可能性はあるか? 第一フラグビルドと赤木しげるは俺が使えない人間だったら容赦なく切り捨てる可能性が高い。 特に今残っている赤木しげるは、一度主催者になっている可能性もなくはない。 そんなところで俺が交流を求め突撃しても、俺を簡単に理解して使い捨ての兵として使われるだけだ」 『お前……少し慎重すぎないか? もう少し気楽に言ってもいいと思うんだが』 「いや、殺し合いの場で慎重すぎることはない。 というか他の奴が猪突猛進なだけだ」 ランキング作成人はこう言い切る、もっとも大半の参加者のことを知り パロロワの知識をとんでもなく持っているが為なのかもしれない。 『で、結局どうすんのよ? 接触するの? しないの?』 「接触はするさ……ただ舐められちゃいけない、舐められた時点で不幸の道を着き進むことになる。 そうなら無いように、必然的に俺自身の力量を見せながら接触するのが舐められない一番の方法さ。 それで……この物騒なものが役に立つ」 ランキング作成人がそう言うとバッグの中から先ほど確認したPSG-1を取り出す。 『お……おい……? まさかその狙撃銃で少女達を……』 「たわけ。 誰かが死ぬのも殺されるのも嫌だと言っている俺がそんなことをするはずが無いだろ? こいつはあくまで威嚇射撃にしか使わないさ。 もし射撃後あいつらになにか問われたとしても『対主催に相応しいかテストした』とか言えばいいだけだ こうすることによって、俺はあいつらに対して力量を見せ付けることにもなるし、 後々舐められる可能性も無い」 それに実際こういった喧嘩風味で出会って、その後上手い関係を作っていることも多々あると ランキング作成には着け足す。 『だけどよ~? 万が一弾丸が命中しちまったら……』 「まぬけ。 狙撃銃で人を殺害しようとして成功した奴なんてそうはいない、 ド素人の俺が簡単に名誉なことを出来るはずが無いさ」 と根拠があるのか無いのかわからない言葉を放ち、ランキング作成人は PSG-1の取扱説明書を熟読するのであった。 熟読に浸って数十分経ったであろうか。 エレベーターがチンと音を鳴らしトビラが開いた。 同時にランキング作成人の作戦が始まった。 「ターゲットは……南千秋かな、特に超反応な動きはしないと思うし、 何より身長が低いからな、頭二個分上を狙えば絶対に当たることは無い」 ランキング作成人はそう発すると狙撃銃のスコープに眼を当て、 南千秋に照準をあわせる。 出来れば座ったりして静止した状態がいいなと願っていると お天道様にその願いが通じたのか、フラグビルドが背中を押したため 南千秋は思いっきり転倒してしまった。 「チャンス……!」 そう口から漏らしながらランキング作成人は狙撃銃の引き金を弾き 転倒した南千秋の頭上へと発砲した。 いや、したはずであった。 ランキング作成人は一つ勘違いしていた。 彼はこの場に素早く倒れた千秋を起こしに行く人物などいないと思っていたのだ。 だが、その思考のねじれが、とてつもない偶然と悲劇をもたらした。 そして二つの場面が交差した。 ☆ ★ ☆ 「えっ……?」 一体何は起こったのか。 素晴らしきフラグビルドは一瞬何に見舞われたのか理解出来なかった。 赤木しげるが腹部から血を流し地面と接吻すること数秒、 フラグビルドの横目に映ったのは、狙撃銃らしき物体持った青年であった。 「ち……違う……俺は……当てるつもりなんて……」 男は口をパクパクと、まるでこの世の終わりを見るかのように 顔を真っ青にしうろたえていた。 「ち……違うんだぁぁぁぁぁ!!!!!!」 男が叫び彼の背後にある入り口めざし猛然と走り出した。 フラグビルドは即座に彼を追いかけようとする 「ま……待って……くれ」 が、追跡しようとするフラグビルドを静止する赤木しげる。 そうするとアカギはまるで生まれたての小鹿のように腹部を押さえながら立ち上がる。 その間南千秋は「アカギ……アカギ……!」と涙を流しながら赤木しげるの名前を叫び続ける。 一歩、また一歩と歩みを進める赤木しげる。 そうして近く柱へたどり着き、背中から寄りかかる。 だが直後にまるでゴムが切れたかようにストンと尻餅を着く。 その瞬間フラグビルド、目を真っ赤にし泣いている南千秋が急いで接近する。 「悪い……ここまでみたいだ……」 赤木しげるが弱々しい声でそう二人に告げる。 千秋は改めて絶望を感じ、フラグビルドは信じられないと言った表情であった。 「もう何をしても……手遅れだ……内臓を……やられた……」 死が近づいているのに赤木しげるは冷静に自分の症状を伝える。 「アカギ……死ぬなあぁ……」 「クク……そう言ってもらってもだ……無理なものは無理なんだ……」 千秋は赤木しげるの手をとり声をかける。 赤木しげるは一応は反応する。 「千秋……泣くな……ああ……そう言えば……お前に一つ言いたいことが……あったんだ…… 笑わないで聞いて欲しい……」 泣いている千秋を宥めようとする赤木しげる。 そうしながら赤木しげるは柔弱な勢いで口を動かし続ける。 「俺は…………楽しかった……お前と……一緒に行動したり……考えたり…… うれしかった……俺は……お前に……お礼の気持ちを伝えたい……ありがとう……」 「バ……バカヤロー! ……お礼を言いたいのはこっちだよ!」 赤木しげるは静かに自分の思いを伝えた。 長らく行動して最初で最後の南千秋への思いを。 赤木しげるはそう言い切り、自分のデイバッグを朧気に持ち上げる。 「フラグビルド……さん……お願いがあります……このバッグに入っている……煙草を…… あのもう一人の俺に……渡してください……俺なら……煙草が多くて…… 文句を言うことは無いですから……それと……もう少しあんたと……喋ってみたかったと……伝えてくれ……」 「……わかった」 弱々しく握っていたバッグを、フラグビルドにゆっくりと渡す。 続いて赤木しげるは自分の首飾り──千年リング──を首から外し 千秋の首にかけてやる。 「これは……千年リング……これには……バクラという……切れモノの意志が付加している…… バクラは……装着者の意志を乗っ取ることが出来るらしい……もし……殺し合いの雰囲気に…… 耐えられなくなったら……そいつに我が身を……委ねろ……俺は……千秋が自分の意志で…… 手を赤く染めることを……望まない……」 『よく言うぜ……』 赤木しげるの発言に切なそうに茶々を入れるバクラ、もっとも赤木しげるには聞こえないのだが。 「ククク……なんだか寒くなってきた……どうやら……ここ……までだ……な……」 赤木しげるの呼吸数が段々と弱く少なくなってくる。 「アカギ……アカギィ……!」 千秋は弱まっていく赤木しげるの手をぎゅっと握る。 赤木しげるはそれを見て持っている全ての力を使い微笑を浮かべる。 「暖かい……千秋……ありがとう…………」 それがカオスロワと言う混沌の殺し合いの場で 一度も倒れふすことの無かった英雄の最後の言葉であった。 ホテルのロビーはあまりにも酷い悲劇、幼い者同士の別れに思わず目を伏せるフラグビルドと、 親友以上の存在の死に激しく動揺して涙を流している 南千秋の泣き声が響き渡るだけであった。 【赤木しげる@テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】 【D-/5/ホテル内部/1日目-昼】 【南千秋@テラカオスバトルロワイアル】 [状態]:健康 頭部にたんこぶ 激しい悲しみ [装備]:ミニウエディングドレス(赤木しげる(13)の血が付いている)千年リング@なのはロワ [持物]:デイパック、支給品一式、ハルコンネン@漫画ロワ、 イングラムM10サブマシンガンの予備マガジン9、濡れた衣服 飲むヨーグルト シルバースキン@不明、イングラムM10サブマシンガン(14/32)@現実 [方針/目的] 基本方針:主催者を制裁する。 殺し合い?乗るかそんなもん 1:アカギ……アカギ…… 2:ホテルで春香姉さま達と合流する。 3:ピッピを殺した大バカ野郎は制裁する [備考] ※カオスロワ6期直後からの参戦です。 ※制限により光龍(ブルーアイズ・シャイニングドラゴン)にはなれません。 ※シルバースキンが漫画ロワ仕様かニコロワ仕様なのかは後の書き手に任せます。 【闇バクラ@なのはロワ】 【状態】健康 なんとも言えない感情 【方針/思考】 [基本方針] 今行われているデスゲームを楽しむ 1:ひとまずアカギの言うとおり、南千秋に装備される。 2:アカギには死んで欲しくなかった ※参戦時期は少なくとも自身の能力の制限に気付いた後です。 ※強制憑依したら好き勝手やるかもしれません ※赤木しげる(13)のことを一目置いていましたので、アカギの遺言を守る可能性が高いです。 【素晴らしきフラグビルド@書き手ロワ2nd】 [状態]:健康 残念 [装備]:なし [持物]:デイパック、支給品一式(水のペットボトルx2消費)、乾きかけた衣服一式 :かいふくのマテリア@なのはロワ、桂馬@オールロワ :赤木しげる(13)のデイバック(支給品一式×2、マルボロライト1カートン(後8箱)@現実 :ロードローラー@漫画ロワ、モンスターボール(ことのは)@ニコロワ、 :飲むヨーグルト(1リットル×2)@現実、本三冊@現地調達品) [方針/行動] 基本方針:私はChain-情さんと添い遂げる! (二人で生還する) 0:これが……恋愛フラグと言うものの虚しさか…… 1:赤木しげる(13)埋葬する予定。 2:ホテルで赤木しげる(19)達を待つ 3:Chain-情さんを探し出して同行する。 4:↑を達成するまでは、徹底的に危険を避ける。 5:赤木しげる(13)の遺言を実行する。 [備考] ※死亡後からの参戦です。 そのころ…… 赤木しげるを殺害したランキング作成人はと言うと…… 「あばばばばばばばっばばばばばbcじゃbjkfばsjkldhふぁういおえんjかwhj」 『お……落ち着け……!? 落ち着くんだ相棒!?』 クロスミュラージュの言うことも耳に入らない。 とにかくホテルから一歩でも遠くに行かなければとフラップラーを縦横無尽操り爆走していた。 ようするに、ランキング作成人は強烈な錯乱状態に陥ってしまっていたのだ。 「殺すつkもりrはなかいったんだアアアアアああ」 誰も死んで欲しく無いと願っていたのに、人一人を殺してしまった。 彼は自分を生かすためにやった行動が、あろうことかもっとも最悪な方向へ行ってしまった。 「ああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああ……」 何がなんだかわからない。 誰も死んで欲しくない? 自分は人一人殺したくせに? 自分も死にたくない? 自分は人一人殺したくせに? ランキング作成人は考えれば考えるほど己が壊れていくことに、まだ気がついてはいない。 【D-4/中部上空/1日目-昼】 【ランキング作成人@オールロワ】 [状態]:発狂 [装備]:クロスミラージュ@ニコロワ、フラップラー@アニ2 [持物]:拡声器@ロワ全般、デイパック、基本支給品一式、 PSG-1@現実 [方針/行動] 基本方針:誰にも死んでほしくない……? 自分も死にたくない……? 1:人を殺した人を殺した人を殺した人を殺した…… ※これから彼がどこへ行くのかは不明です。 支給品紹介 【PSG-1@現実】 某ゲームの1と2で出現したこともある狙撃銃。 制作費が7000$らしく、高価だから配備されている軍隊は少ないらしい。 【三つの本@現地調達品】 正確には 『Y2J』と言うライトノベル 『週刊ライターズ』と言う雑誌 『ビンス・マクマホン流経済学』と言う新書 なおもちろん全部現実には存在しない。 104 スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG 投下順に読む 106 赤い空の窓に消えていくあの子を呼ぶ 103 Ego-Eyes Glazing Over 後編 時系列順に読む 107 Bad-Ass 098 飢え「無我夢中」の無礼講 赤木しげる(13歳) 南千秋 121 童貞のまま30歳になれば俺も魔法少女になれるかな? 素晴らしきフラグビルド 121 童貞のまま30歳になれば俺も魔法少女になれるかな? 094 ピエロのままで ランキング作成人 119 mind crash
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キーン、コーン、カーン、コーン…… 『自由行動の時間でちゅ。みんな、仲良くらーぶらーぶしてくだちゃいでちゅ』 モニターのウサミが仕事の終了を告げる。 今日はコテージの掃除に回っていた俺は、一息つくと同じく掃除班に割り当てられていた少女に声を掛けた。 「七海」 隣で掃除用具の片付けをしていた少女が振り返る。 色素の薄い髪に、抜けるような白い肌。どこか眠たそうにぼんやりした瞳。 あらゆる才能が集う希望ヶ峰に於いて、『超高校級のゲーマー』の肩書きで呼ばれる少女、七海千秋だ。 「まだ昼だし、せっかくだから何処か行かないか?」 手に持った『おでかけチケット』をひらひらさせながら、なるべく軽い調子で言ってみる。 こうして七海に誘いを掛けるのも一度や二度の事ではないが、この瞬間だけはどうしても緊張してしまう。 七海は唇に指を当てると、少し考えてから答える。 「んーと、そうだね……うん、いいよ」 「そっか!それじゃあ、今日は何処に行くかな」 歓喜と共に頭の中でいくつか候補を並べていると、珍しく七海の方が先に口を開いた。 「あのね、今日はちょっと行ってみたい所があるんだけど、いいかな?」 ------------------------------------------------- 七海に連れてこられた先は島の映画館だった。 七海と過ごす時は大抵七海の部屋でゲームでもするか、公園で雑談しながら昼寝というパターンが多かったので、映画を見に来るのはこれが初めてである。 こじんまりとしたミニシアターは、最新映画というよりは、往年の名作を中心とした妙に古臭いラインナップが並んでいる。 特に『ウサミの大冒険』とかいうファンシーなチラシが『イチオシ!』というポップと共にでかでかと飾られていたが、俺たち二人は当然のように見なかったことにした。 「思ったより色々揃ってるねー」 「そうだな。七海は何が観たい?」 「んーと……これ、かな?」 意外にも七海が指差したのは、アクションやらSFなどではなく、俺でも名前を知ってるコテコテの恋愛映画だった。 売店でポップコーン(何故か七海たっての希望でカレー味だ)や飲み物を調達し、俺たち二人しかいないシアターに並んで腰掛ける。 「でも意外だな。七海はあんまりこういうのは観ないと思ってた」 「確かにそうだけど……でも最近は、少し心境の変化があって」 「心境?」 「うん。ちょっと、苦手ジャンルにも挑戦しなきゃ、と……思って……くぅ」 「始まる前から寝るなよ!」 「むにゃ……寝てないよ」 目を擦りながらそんな事を言う。 寝落ちしかけていた人間が言うことはいつも大体同じである。 「でも……」 そこで七海はこちらに向き直ると、ふわりと微笑む。 「もし私が寝ちゃっても、きっと日向くんがホテルまで運んでくれるから平気だよね?」 「……」 その言い方は、少し、その……。 気のせいか七海の頬は微かに赤らんでおり、こちらを見上げる瞳は何かを期待するかのように濡れている。 吸い込まれそうなその瞳から眼を逸らすと、わざとぶっきらぼうに答えた。 「……あんまり問題になりそうなこと言うなよ。ウサミに聞かれたら怒られるぞ」 「……そう、だね」 妙な気恥ずかしさから逃れるように、スクリーンに視線を固定する。 そうこうしている内に上映時間になったのか、シアター内の照明が少しずつ落とされていく。 「おかしいな……選択肢ミスったかな……?」 その呟きは放映を告げるブザーにかき消され、俺の耳に届くことはなかった。 ------------------------------------------------- 映画が始まってから2時間。 モニターの中ではストーリーも佳境に入り、ドラマティックな再開を果たした男女が熱い口付けを交わしていた。 そんなシーンを見せ付けられ、俺は否応無しに、隣に座る女の子のことを意識せずにはいられなくなる。 ――もし俺も、七海とこんな風になれたら。 脳内で抱き合う男女の姿が俺と七海に変換される。 彼女を抱きしめた姿勢のまま、じっとこちらを見つめる七海の顎に手を沿え、そして―― ……と、そんな事を考えている間にシアターの証明が点き始め、意識が現実に戻される。 モニターに目をやると、いつの間にかラストシーンも終わり、流麗な音楽と共にスタッフロールが流れ始めている所だった。 頭に浮かんでいた妙な思考を振り払うように首を振ると、俺は隣に声を掛ける。 「終わったな。七海、そろそろ出――」 「……ぐぅ」 ……やはりと言うべきか、危惧してた通りと言うべきか。 そこにはうつらうつらと船を漕ぎ、鼻ちょうちんを膨らませている七海の姿があった。 いつもの事ながら、美少女が台無しの目を覆わんばかりの姿である。 「ホントに寝てるよ……おーい、七海さんやー」 柔らかそうな頬を突っついたり、耳元で名前を呼んでみたりもしてみたが、一向に起きる気配がない。 「おいおい……マジか」 映画館からホテルまでは相当な距離がある。 小柄な七海とはいえ、ここから連れて帰るのはかなりの労力だ。 しかし、ここに置いて行くというのも……。 ――もし私が寝ちゃっても―― 「ぐっ……」 脳裏にそんな囁きが甦る。 仕方ないじゃないか。 あんな風に信頼しきった眼で見られたら、とてもじゃないが裏切れない。 「こ、今回だけ、だからな……」 誰に言うでもなく、そんな言い訳じみた事を呟きながら、七海の身体を背負う。 背中越しに感じる、服の上からでもわかる彼女の柔らかさに、思わず顔が赤くなった。 誰かに見つかったらどう言い訳したものか。 そんな風に考えることで顔の熱さを誤魔化しながら、俺たちは帰路へついた。 ------------------------------------------------- 結局俺の心配は杞憂に終わり、無事に誰とも出会わないままコテージまで辿りつくことが出来た。 もう時間も夜に差し掛かり、辺りが薄暗くなり始めていたのも幸いしたようだった。 しかし、ここに来てまた新たな問題が発生する。 「おーい、七海ー。着いたぞ。いい加減起きろよ」 「くぅ……」 ゆさゆさと身体を揺らしてみても、返って来るのは穏やかな寝息だけである。 いつものうたたねではなく、完全に熟睡モードに入ってしまったようだ。 「参ったな……」 それぞれのコテージの鍵は本人しか開けられない。 七海もどこかに鍵を持ってはいるのだろうが、まさか勝手に身体や鞄をまさぐる訳にもいかない。 「日向、くん……むにゃ」 「…………」 仕方ない。 七海は俺の部屋に寝かせて、俺は一晩ホテルのロビーでも使うとしよう。 そうだ。それがいい。 七海を背負ったままポケットを探ると、俺のコテージの鍵を取り出す。 周囲を窺い、今度こそ誰にも見られませんようにと祈りながら扉を開けると、滅多にないほど素早い動きでコテージの中に滑り込む。 出来るだけ静かに扉を閉じると、ようやく人心地が付き、大きく息を吐いた。 別にやましい事をしてる訳じゃないんだけどな……。 「やれやれ……よ、っと」 ともあれ、ベッドに背中を向け、背負った七海を降ろそうとしたその時―― 「――――えい」 「え……?」 そんな迫力の無い呟きが聞こえたかと思うと、背後から強い力でぐいと引っ張られ、バランスを崩した俺は背中からベッドに倒れ込んだ。 「なっ……」 何が起こったのかわからないまま天井を見上げていると、ぬっと影が差し、視界一杯に七海の顔が映った。 二人分の体重を受けたスプリングがぎし、と軋む。 ベッドに俺を押し倒した七海が、馬乗りになって俺の身体に跨っているのだ。 「…………」 「七海、おま、たぬき寝入――んんっ!?」 言い切る前に、何か柔らかい物で唇が塞がれた。 「ん……」 今度は目の前どころか、互いの睫毛が触れそうなほどの至近距離に、瞳を閉じた七海の顔がある。 あの七海に。 七海に、キスをされているのだと、頭が遅れて理解した。 「――――!!」 「…………っ、はぁ」 たっぷり10秒は続いたそれが終わると、名残惜しい感触と共に七海の顔が離れていく。 呼吸する事も忘れていたのか、深くついた吐息が熱い。 「な、なな……急に、なにを……!?」 「日向くん」 混乱し続ける俺とは対照的に、七海は静かな声で問いかけてくる。 「あのね、私が前言ったこと、覚えてる?」 「前、に……?」 「『私ね、もっと色々な事が知りたい。色々な事を経験してみたい。そうしたら、もっと色んな事が理解できるようになると思うから――』」 その台詞は、確かに聞いた事がある。 いつもの様に、何気ない会話の中で。 どこか世間知らずな所のある七海のために、色々な事を教えてあげると約束した事も。 そう答えた時の彼女の笑顔を見て、胸に抱いた微かな慕情も、確かに覚えている。 「あの時、日向くんが何でも教えてくれるって言ってくれて、すごく嬉しかった」 俺の上半身に少しずつ体重が掛けられる。 七海の身体がゆっくりとしなだれかかり、俺と七海の距離を縮めていく。 「だからさ……"これ"も、日向くんが教えてくれる……?今まで私に、色々なこと教えてくれたみたいに」 夜の密室に、男女が二人。 七海が最初からこれを計画し、今の状況をお膳立てしたのだとすれば、七海が求めているのは、単にキスだけで終わるものではなく―― 彼女の言う"これ"が意味している所に気付き、急激に頭に血が昇った。 「な、何言ってるんだよ!大体お前、こういう事は本当は好きな人とだな!」 「好きだよ」 絶句する。 余りに簡単に告げられたその言葉に、一瞬だが思考の全てが停止した。 俺の反応に、七海は可愛らしく小首を傾げる。 「……言ってなかったっけ?」 「き、き、聞いてない!」 そうだっけ、と何事でも無いように言うと、七海は胸に手を当て、自分の心の在処を確かめるかのように、穏やかに微笑む。 「正確に言うと……私ね、赤ちゃんの作り方とか、そういうことは知ってても、人を好きになるって事はよくわからなかったの」 七海の話を聞き、俺はかつて彼女と交わした会話を思い出していた。 「恋愛シミュレーションだけはどうしても上手になれなかったし、苦手だったけどそれでもいいやって、ずっと思ってたんだ」 人と触れ合うのが怖いと語ったことを。 人と人が触れ合う事で生まれる感情を、予測できないからと語ったことを。 「でも、日向くんと出会って、一緒に過ごして、泣いて笑って――それが楽しくて、嬉しくて。もっと日向くんと一緒にいたい。もっともっと、日向くんと一緒になれたら、って……」 それでも、いつしかもっと知りたい、もっと色々な事を理解できるようになりたいと、少しずつ変わっていった彼女のことを、俺は。 「これが、人を好きになるって事なのかな?正直なところ、自分でもよくわからないんだ。でも――」 七海はそこで一度言葉を切ると、意を決するかのように息を一つ吸い込む。 唾を飲み込む喉の動きが、やけに艶めかしく映った。 「――今は、日向くんのこと、知りたい」 「――――」 完全な殺し文句だった。 こんな事を言われて、抗える男がどれだけいるのか。 衝動的に七海に手を伸ばしかけ――そして気付く。 彼女の身体が、微かに震えていることに。 怖がっている? 何を――? 決まっている。俺の返事をだ。 彼女は自分の心を、ありのまま告白してくれた。 ならば俺も、その気持ちに応えなくてはならない。 難しく考える必要はない。 ありのままの気持ちを伝えればいいんだ。 きっとそれこそが、唯一つの真実なのだから。 「あ……」 返事の代わりに、七海の頭に手を回すと、今度は俺から口付けを返す。 無骨で下手糞な、けれど真正面からの俺の想いを込めたキスを。 「俺も……俺だって好きだ。七海のこと。だから――」 だから。 「七海のこと、もっと知りたい」 「ほん、とうに……?」 尚もそんな事を言ってくる七海の口を、再度口付けで塞ぐ。 信じてくれるまで、何度でもキスしてやろう。 「んっ……」 たっぷり感触を味わった上で、唇を解放する。 顔を真っ赤に染めた七海が、これ以上ない程愛しく見えた。 「ふ、フラグ、立った……?」 そんな事を言う七海に苦笑しながら、二人並んでベッドに倒れ込んだ。 ------------------------------------------------- 先程と体勢を逆にし、今度は俺が上になりながら、ベッドに横たわる七海を見つめる。 既に制服の上下も、白い肌を覆う下着すらも脱がされ、七海は生まれたままの姿を晒している。 「――――」 思わず唾を飲み込む。 いつか水着姿を見た時も思っていたが、七海は非常にスタイルがいい。 七海のあどけない顔にそぐわない肉感的な身体。 そんなギャップが情欲をこれ以上無いほど駆り立てる。 本音を言えば、すぐにでも七海の身体を思う存分貪りたい。 その豊満な胸を揉みしだき、ペニスを突き刺し、腰を叩きつけて七海の膣内を味わいたい。 しかし―― 「…………」 服を脱がしていく間、そして今こうして押し倒されている間、七海は何も言わず、静かに俺の事を見つめ続けていた。 それが俺を何より信頼してくれている証のように思え、性欲よりも七海への愛情が勝った。 彼女を大事にしたい。 何よりも、誰よりも。 七海は全裸になった自分と俺の姿を交互に見やり、ぽつりと呟く。 「そっかぁ……そういえばこれ、セックスなんだよね」 「せっ――」 改めてこれから行おうとしている事を直球で言われると、例えようのない気恥ずかしさに襲われる。 それは自分で言った七海の方も同じらしい。 「な、なんか急に難易度上がってきたな……え、えっと、出来る限り頑張ってみるからね」 頬を染めたまま、両腕でガッツポーズをする。 見慣れた仕草だが、それが今まで一度も見たことのない裸でだと思うと、なんと言うか――非常に男心を刺激される。 「あっ……」 その感情に任せ、胸に手を伸ばす。 たぷん、と擬音がしそうなほどの柔らかさと共に、七海の豊かな双丘に指が沈む。 寝ていても形を失わない七海の胸は、見事な張りと柔らかさを併せ持っている。 感動的なまでのその感触に、思わず何度も何度も胸を揉みしだく。 「ん……そんな、胸ばっかり……」 七海の抗議を聞かなかったことにし、胸を揉んだままの手で乳首を指で挟み、口で吸い付く。 「んやっ……て、定番だけど……出ない、よ……?」 赤ん坊のように胸を吸う俺を静止したものかどうかと、七海の両腕が中空で彷徨う。 勿論、止められた所でやめるつもりなんかない。 硬くなり始めた突起を舌で転がし、もう片方の乳首を掌で撫で回す。 「やっ……はっ……はっ……んぅ……!」 胸への集中した愛撫に、七海はぴくぴくと身体を震わせている。 快感を覚えてくれている事に安堵した俺は、満を持して七海の秘所へと手を伸ばした。 「あ――!」 くちゅり、と湿った感覚が指先に当たる。 「濡れてる……」 「っ……!」 俺の言葉に、七海は恥じらうように眼を逸らす。 感じやすい体質なのか、七海のそこは既に濡れそぼっていた。 指で淵をなぞるように何度か擦ると、十分に濡れていることを確認し、指を内部に侵入させていく。 「あふっ、ふうぅっ……!」 侵入してきた異物を、七海の膣内が押しつぶさんばかりに締め付ける。 その締め付けに負けじと、指先を使い彼女の中を押し広げていく。 「ひぁ、ああぁ、んんんっ!」 大分ほぐれてきたことを確認し、指を引き抜く。 七海のそこは溢れんばかりの愛液で濡れ、誘うようにひくひくと蠢動していた。 その光景に、鼓動がどくんと大きく脈打つ。 体勢を変え、最大まで勃起したペニスを、愛液でぬるぬるになった秘所に擦り付ける。 「やあっ……」 むずがるように身体をくねらせる七海の腕を押さえ、何度も何度も執拗に性器同士を擦り合わせる。 「あっ、あっ、んっ!」 性交の予行練習にも似たそれを繰り返すうちに、七海の顔がどんどん快楽に蕩けていく。 「気持ち……いい、かも……」 その姿を見ただけで、心臓が痛いほどに高鳴る。 これ以上我慢できない。 一分一秒でも早く、七海と繋がりたくて仕方ない。 ペニスに手を沿え、愛液と先走りが混じり合い、ぐしょぐしょになったそこに狙いをつける。 「痛いぞ、多分」 「痛いのは……嫌かなあ……うん、でも、日向くんと一緒になりたいから、我慢する」 七海が覚悟を決めた眼でこちらを見上げる。 愛しい彼女の事をもう一度見つめ、俺も覚悟を決めた。 「行くぞ、七海」 「む~……」 いざ、という所で、七海が可愛らしく頬を膨らませているのに気付く。 あ、あれ……? 格好良く決めたつもりだったのだが、何かお気に召さなかったらしい。 「あのね、こういう時は名前で呼んでくれるものじゃないかな……って思うよ」 「あ……」 そうか。そうだよな。 これから俺たちは、他人じゃなくなるんだ。 心の底からその事実を噛み締めると、万感の想いを込めて彼女の名を呼んだ。 「千秋」 「……うん」 「千秋っ……!」 「――うん。創、くん」 そして、互いの名前を呼び合うのと同時に、俺は千秋の中へと進入していった。 「いっ……!あっ……!いたっ……!」 「くっ……!」 十分に濡れていると思ったが、それでも初めて進入を許す千秋の膣内は固く、狭い。 ぎゅうぎゅうと痛いほどに締め付けてくる膣内を、少しずつ、少しずつこじあけるように開拓していく。 ペニスが進入していく度、俺との距離が近づく度、千秋はシーツの端を握り締め、必死に痛みに耐える。 そして―― 「ッッ――――!!!」 ぶつ、と何かが千切れる感触と共に、俺と千秋の腰が完全に密着した。 「全部……入ったぞ」 「んっ……想像より、痛いかも……2回転コマンド投げ、くらい……」 わかるようなわからないような例えを出しつつ、眼の端に涙を浮かべながら気丈に微笑んでみせる。 「でも、すっごくすっごく嬉しいよ……」 「千秋……」 もしこの世に女神がいたとしたら、今の千秋と同じ顔をしているんじゃないだろうか。 そんな馬鹿なことを考えてしまうほど、俺は彼女に見蕩れていた。 「ん……もう、だいじょうぶ……動いて、いいよ」 とは言うものの、明らかに無理をしている。 「焦らなくていいよ。千秋の中にいるだけで、凄く気持ちいいから」 「そ、そう……? なら良かった……えへへ……」 事実、千秋の膣内は動かずとも緩やかに収縮し、断続的に快楽を与えてくれる。 こうして繋がり、千秋の顔を見つめているだけで、十分すぎるほど幸せだった。 「…………」 「…………」 そのままの姿勢で、ただお互いを見詰め合う。 時折涙の跡を舐め取ったり、愛らしい唇を小鳥のようについばんだり。 そんな子猫のじゃれ合いじみた愛撫を交わしながら、少しずつ千秋の緊張を取り除いていく。 「ふぅっ……ふっ……」 「んっ……く、ふっ……ちゅ……」 「はぁっ……はぁっ……!」 「はぁっ……はっ……ん……ふぁっ……!」 しかし、そうして穏やかに快感を分け合っていた俺たちの吐息が、次第に熱を持ち始める。 オスとメスとしての本能故か、身体がそれ以上の刺激を求め、ほぼ同時に二人の腰がくねり始めた。 「くうっ……!」 「あっ――あっ、あっ、ああっ」 ただ千秋の膣内にいるだけでも十分すぎると思っていたのだが、動き出してからの快感は圧倒的だった。 気を抜いた瞬間に射精してしまいそうな快楽の嵐を堪え、必死に腰を動かして行く。 「はっ……はっ……!あ、ああっ!」 千秋はシーツを握り締め、全身を可愛らしく震わせる。 十分な愛撫のおかげか、彼女はそれほど痛みを感じてはいないようだった。 「あ、はぁ、くぅ、あぁ……」 腰を撃ちつける度、結合部からいやらしい水音が響き渡る。 眼で。耳で。匂いで。舌で。身体で。 五感の全てが濃厚な性の交わりを伝えてくる。 「ひゃあんっ、はぁ!」 行為を続ける内に、次第に千秋の膣内の感触が変わっていく。 ペニスを締め付けるだけの動きから、射精を促す煽動へ。 「はじ……く……んんっ!」 腰をゆっくりと引き抜く。 ギリギリまで抜けかけたペニスを、同じように今度はゆっくりと挿入させていく。 「んんっ――!」 「大丈夫、か……?」 「う、うん……気持ちい……ひゃっ!……気持ち、いい、よ……?」 大きな動きと、細かい動き。そしてまた素早い動きと、交互に腰を使い、千秋を高みへと昇らせていく。 「あっ、あっ、あっ、あっ!」 連続したピストンに、千秋がセクシーに声をスタッカートさせる。 快楽だけが、加速度的に高まっていく。 「創、くんっ……!」 「ちあ――んっ!!」 千秋の内部に秘められた熱情を示すかのように、頭を強く抱き寄せられる。 そのまま唇を吸われ、腰に絡まった脚に力が込められる。 千秋の全身で抱きつかれ、ほとんど動かせなくなった腰を、それでも素早く小刻みに抽挿する。 「ちゅ……ぷは、あっ!んんっ――!」 最奥だけを執拗に突く形になり、千秋の嬌声が挙がる。 「ああっ!あっ、ああんッ……!んぅ!ちゅぱ……っはぁ!」 汗も、唾液も、愛液も。 愛情も、慕情も、劣情も。 互いの全てを混ぜ合わせながら、快楽の階段を駆け上がっていく。 俺が千秋に全てを与え、千秋は俺の為に全てを受け止めてくれる。 それは確かに、二人の初めての共同作業だった。 そして―― 天に昇るかのような交わりにも、遂に終わりの時が来た。 「はあ、ああぁ、あんっ、ああああぁっ!」 髪を振り乱しながら喘ぐ千秋の高まりと共に、熱く潤んだ極上の肉壁がペニスを締め上げ、吐精を促してくる。 「ぐっ……!」 唇を噛み締め、射精感を堪える。 もっと、もっともっと、このまま交わっていたい。 「しゃ、せい……する、の……?はじめ……くん……」 しかし、千秋にとろんと蕩けた顔でそんなことを言われ、射精感が堪えようもないほど急激に高まる。 「ああっ……!出す!出すぞ!千秋!」 「……して。だしてっ……膣内、にっ……!」 彼女のおねだりに、全ての理性が吹き飛んだ。 もう――堪える必要はない。 「千秋!千秋っ!千秋っ――!!」 「創、くん……!はじ、く……!あっ、あっあっあッ――!!」 「ッッッ――――!!!!」 最後の瞬間、胸に湧いた愛おしさのままに千秋を抱き寄せると、貪るように唇を奪いながら、千秋の最奥で欲望を吐き出した。 「んっ――!?ンンッッ――――!!!!」 内部を熱い精液で満たされ、千秋の腰が跳ね上がる。 射精の勢いは止まることを知らず、次から次へと吐き出される精液が膣内からこぼれて行く。 これまでに体験したことのない、信じられないほどの量だった。 「はっ……はっ……あ――」 やがて全ての精液を受け止めると、跳ね上がっていた腰が力を失い、ベッドにどさりと降ろされる。 俺も体力の限界を迎え、千秋の身体に倒れこむようにどっと突っ伏した。 「あつ……熱い、よ……膣内……いっぱい……」 「ち……あき……」 「はじめ……くん……」 最後の力を振り絞り、千秋へと顔を寄せる。 千秋も震える手を伸ばし、俺を迎えてくれる。 そして行為の締めくくりに、互いへの全ての感情を込めた、深い深いキスを交わした。 ------------------------------------------------- 心地よい疲れの中、俺たちは互いに見つめあいながら、指を絡め、今この時が嘘ではないことを実感していた。 月明かりだけが微かな灯りとして差し込む部屋の中で、千秋の唇が揺れた。 ――ここから出ても、私のこと忘れないでね。 何言ってるんだ。 忘れるわけないだろう。 千秋が知りたい物は、なんでも教えてあげるって約束したじゃないか。 これからも、ずっとだ。 眠りに落ちそうな頭をもう一度起こし、彼女を安心させるように頭を抱き寄せる。 千秋はきょとんと少しだけ眼を丸め、そっと眼を閉じて微笑む。 腕の中にある暖かさと、確かな彼女の存在。 そんな例えようのない幸福を感じながら、俺もまどろみに落ちていった。 願わくば、この幸せが、いつまでも続きますように――
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《南 夏奈(052)》 キャラクターカード 使用コスト1/発生コスト2/青/AP30/DP20 【水着】 このカードは、自分の【水着】を持つキャラが3枚以上いる場合、+20/+20を得る。 (せっかく来たんだから、そろそろ泳ごうぜー、姫。) みなみけで登場した青色・【水着】を持つ南 夏奈。 自分の【水着】キャラが3枚以上いる時にAP・DPが20上昇する効果を持つ。 『みなみけ』における多重パンプキャラ。 【水着】キャラが3枚以上いれば実質AP・DP50のキャラになる。 このカード自身が【水着】キャラなので、他に2枚いれば発動できる。 《南 夏奈(044)》の完全下位互換。2つ目の効果がなく、ステータスも低くなっている。 《南 春香(043)》《南 夏奈(044)》《南 千秋(045)》《南 冬馬(046)》《南 春香(050)》《南 千秋(051)》とサイクルをなし、多重パンプで強化し合える。 カードイラストは版権絵。フレーバーはおかわり第8話「プールは別腹です」での夏奈のセリフ。 関連項目 多重パンプ 《南 春香(043)》 《南 夏奈(044)》 《南 千秋(045)》 《南 冬馬(046)》 《南 春香(050)》 《南 千秋(051)》 収録 みなみけ おかわり 01-052 パラレル みなみけスターターデッキ 01-052 編集
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本場所の初日と千秋楽の十両取組の残り三番の前に行われる協会ご挨拶のことをいう。 ■北の湖理事長用 千秋楽テンプレ ●休場者あり 千秋楽にあたり謹んでご挨拶を申し上げます。 本日無事千秋楽を迎えることが出来ました。 これもひとえに皆様の暖かいご支援、ご声援のたまものと厚く御礼申し上げます。 今場所は○○○○が休場いたし、遺憾とは存じますが (*1)各力士は良く健闘し白熱した相撲を展開、ご期待にお応えできたものと存じます。 今後も土俵の更なる充実を図り、大相撲の発展に努力してまいる所存でございます。 何卒いっそうのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げましてご挨拶と致します。 平成○年○月○日 公益財団法人日本相撲協会理事長 北の湖敏満 (*1)「新進古豪の」、「横綱をはじめ」、「横綱・大関をはじめ」 ただし、このように毎回同じ文言を読み上げることには理由があり、北の湖理事長の言によれば「協会挨拶は一種の儀式。一言一句間違えてはいけない」とのこと。事実、挨拶の書かれている紙には、息継ぎの印までついている(日刊スポーツ相撲コラムより)。北の湖の生真面目な性格を物語るエピソードであると言えよう。
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ほんとエッチなアングルだ - 名無しさん (2022-05-17 12 21 10) めっちゃわかる - 名無しさん (2022-05-17 20 27 14) PMにHR率減少ないのが残念だな託された有原の低め目の奥義のゴロ率上昇にHR率減少交換があるならリンクはこっちにして少しでもHR率抑えるのが良いんだろか? - 名無しさん (2022-05-17 13 48 17) 花属性は打ち勝つ野球がコンセプトなんかね。だから抑えること特化より全体バフになってるのかも - 名無しさん (2022-05-17 20 26 40) 技巧派ピッチャーとして猛威を奮ってくれ、おまえがナンバーワンだ - 名無しさん (2022-05-17 14 07 41) 項目出来とると思ったら、メインの部分はもうほぼ完成しててびっくりしたわ。おつやで! - 名無しさん (2022-05-17 16 20 12) 托原凸3で、投げ原凸1なので托原をリンクした。妥当な判断だったのかなあ? - 名無しさん (2022-05-17 20 34 46) 守備適正はアリスにした。 - 名無しさん (2022-05-17 20 36 25) かまべえ中継ぎって、ありか? - 名無しさん (2022-05-17 20 38 25) 花の先発に野崎URを起用しているから悩むなぁ。 - 名無しさん (2022-05-18 11 28 43) 現状先発☆とダブル向日葵に出来る以上投手能力としてはこちらの方が上だね - 名無しさん (2022-05-18 12 22 24) COM戦のレベルだけど、投手運用でも野崎だと露骨に得点増えたから、野崎に持ち味が無いではない……対人戦だとどうかってところはあるけど - 名無しさん (2022-05-18 15 05 13) 投手としてはそりゃかまべぇの方が強いけど、持ち味が消えたわけではないってのはいいね。 - 名無しさん (2022-05-18 19 13 54) 野崎は投手フェスが今後確実に来るから高戦力の投手が足りないならまだ使いようはあるかな - 名無しさん (2022-05-19 10 51 23) リーグとかだと現状野崎投手運用は1回炎上の確率もかなり高いし、それなのに打率はせいぜい3割程度だからとてもじゃないが割に合わない - 名無しさん (2022-05-19 11 48 38) 他の投手も大概そうだけど、この子はほんま性格が投手向きやね - 名無しさん (2022-05-18 19 50 59) 先発かまべえで中継ぎに高坂にするとなでしこの存在が消えかかってしまう。 - 名無しさん (2022-05-18 21 05 46) 投手性能エグくね?コントロールがレベチ - 名無しさん (2022-05-20 18 30 32) 比較表みるとコントロール2位がエレナなのが意外だな - 名無しさん (2022-05-20 20 24 53) 今は間違いなく花属性の最強投手だけど野崎がW向日葵守備☆になったら野崎の方が強くない?いくら素ステ良くてもHR減少ない時点で投手としては終わってる気がするんだよな - 名無しさん (2022-05-21 12 09 29) 野崎は個人の才能やらが中途半端に打者寄りになってるせいで結局W向日葵でも鎌部より失点することになると思う、なんなら現状でも片側向日葵野崎より向日葵無し守備適性◎の鎌部の方が失点少ないぐらいだし - 名無しさん (2022-05-21 17 02 17) いや、野崎の才能はむしろ投手寄りだろ、鎌部の失点が少ないのは本人のスペックというよりCHの差じゃない?15で打てるほぼ確定アウトと20消費のしょぼい奪三振バフじゃ全然違う - 名無しさん (2022-05-21 17 15 09) 野崎はコントロールがダントツに悪いから、微妙。鎌部→高坂の投手リレーすればランキングマッチ無双できそう。 - 名無しさん (2022-05-21 19 09 56) 野崎は、完全体なでしこにも勝てんだろう。野崎は中継ぎ出来んし、コントロール悪いし、ただ球が速いだけな気がする。 - 名無しさん (2022-05-21 19 14 14) ハチナイYouTuberのコメントやハチナイ速報ではHR減少持ってないから弱いみたいな意見多いけど実際の使用感どうなん?天や舞子と比較しての感想知りたい - 名無しさん (2022-05-21 18 05 51) まだ母数少ないからあれやけど、☆前提ならまいちんより良いかも。何が効いてるのかわからんけど、思ったほど飛翔せんのよ。今のとこ主戦候補や。 - 名無しさん (2022-05-22 11 30 43) 過去のハチナイ速報に変化球はHR率減少効果もあるって書いてたからそれの影響じゃないん?真偽は定かじゃないけど - 名無しさん (2022-05-25 00 29 25) 舞子の天フェスつけた方が体感は抑えてるかな でも誤差レベル - 名無しさん (2022-05-21 19 51 38) スキルリンクで有原を設定したいんだけど、 - 名無しさん (2022-05-22 10 57 52) (途中送信スマソ)スキルリンクで有原を設定したいんだけど、そもそも「リンクに設定している選手が在籍していません」って出るんだが。もちろん目的のシーンはリンクしてないやつだし原因が謎すぎる。 - 名無しさん (2022-05-22 11 00 40) URリンクに使えるのはSSR以上のレアリティだけなんだがもしかして手持ちの有原が全員UR以下のレアリティとか...って可能性は低いか - 名無しさん (2022-05-22 14 33 08) いやー流石にSSR以上複数持ってますねえ。それでも全部無視して「選手が在籍していません」なんで謎は深まるばかりっす... - 名無しさん (2022-05-22 17 48 19) 他の有原のシーンでも発生するかなど、現象に再現性があるならばお問合せしてみればいいんじゃね。マジで何かしらの不具合かもしれんし - 名無しさん (2022-05-22 12 36 08) 他のUR選手のリンクではこの現象全く起こらないんで、ワンチャン不具合かもしれないですね。1回お問い合わせしてみます。 - 名無しさん (2022-05-22 17 49 20) 上で有原をリンクできないと騒ぎ立てていた者です。運営さんからの回答を要約しますと、「リンクの横に矢印のタブがあるから、そこを押せば複数リンク持ちの選手は表示されます。」との事です。えーつまり自分が見事に仕様を理解していないだけでした。お騒がせしました。もし同じような疑問にぶつかった方は(無いとは思いますが)、そのように対処してみましょう。 - 名無しさん (2022-05-23 19 46 28) フェス有原で被本塁打も改善されそうなかまべぇ! - 名無しさん (2022-06-18 03 19 40) ほぼ完全体なのにめっちゃHR打たれるぞ、特に変化球が打たれる神宮寺よりヤバい気がするんやが - 名無しさん (2022-07-04 18 07 52) フェス有原リンクは罠、シーンパックか託しをリンクして低めの奥義つけた方がグッと長打減る - 名無しさん (2022-07-05 12 47 47) 何せ実装からこっち、対人戦が無いんで何ともだけど、PMの関係か確かに不意のHRは多い、格下のCPU相手にもソロをちょろちょろ喰らう印象……ただ、リーグでの防御率は他のUR投手と遜色無いかやや良いくらいなのと、CMも全体バフだしで判断に迷う - 名無しさん (2022-07-06 20 33 44) 野崎と鎌部しかUR投手知らんから他との比較出来ないやがリグマEX+1で防御率2.37って良い法なんか?舞子天はどんな感じなん? - 名無しさん (2022-07-17 12 33 31) うちの舞子はリーグマッチEX1以上31試合で1.38だった - 名無しさん (2022-07-17 15 39 11) うちの天ちゃんはEX+1で0.70やね!ちな該当試合数42試合で当然全て先発完投勝率10割 - 名無しさん (2022-07-17 16 19 36) ワイの天ちゃんEX1・大吉絶好調・40試合弱で1.70くらいやったかな。ちなみに捕手は水着千代ちゃんで絆アチーブメントも設定してた - 名無しさん (2022-07-17 19 02 37) それは防御率悪過ぎるだろ、千代のスキリン2つとも打撃特化にしてたんやろ? - 名無しさん (2022-07-17 19 22 42) まぁでも40試合程度のデータじゃ上振れ下ぶれすることあるよね - 名無しさん (2022-07-18 12 01 10) ワイの微妙に完全体じゃないかまべぇでもギリ0点台やしなぁ。 - 名無しさん (2022-07-18 04 36 53) というか上の方で神宮寺さんよりヤバいって言ってる人はどんな状態なんや。T見りゃわかるけど、フェス原追加後はかまべぇ主戦にしてるガチ勢もゴロゴロいるくらいなのに。 - 名無しさん (2022-07-18 04 39 26) 調子が同じなら舞子天よりはやや劣るかな?って印象でも鎌部の凄いところは自力で絶好調までもっていける事これのおかげでトータルではNO1かも知れない - 名無しさん (2022-07-20 10 46 46) かまべぇはステータスの部分では絆アチーブメント込みの天に劣るけど逆に言うなら近いステータスを持ちながらアチーブメントを他に回せるってことだからな。CHは完全にこっちのが強いし - 名無しさん (2022-07-26 14 03 34) ガチ勢の評価はもうフェス原が来た辺りからトップクラスで、対人イベでは最も回避するべき投手とまで言われてたりしたっていう。 - 名無しさん (2023-01-13 02 17 37) 6周年新規です。 - 名無しさん (2023-06-10 20 00 58) この子めでたく引けたのですが同名キャラってどうやったら手に入りますか?リンクに設定できる選手がいなくて、、 - 名無しさん (2023-06-10 23 03 46) 今は入手できひんよ - 名無しさん (2023-06-10 23 11 43) そうなんですね、、ぼちぼち待っときます! - 名無しさん (2023-06-11 12 58 27) かまべえと小鳥遊はどっちがリセマラ推奨ですか? - 6周年新規です (2023-06-12 18 15 22) ユッズは癖が強いからかまべえを推奨するけど結局はえっちだと思った方にするといいよ!!! - 名無しさん (2023-06-12 20 24 37) かまべぇはリンクさえなんとかなれば普通に投げさせるだけで強いもんね。柚も強いんだけど、強振CHがリンクもフォトも充実してないと凡打率結構高いから、また今度でもいいかも。まぁかまべぇもライバルの復刻は読みにくいんだけど…。 - 名無しさん (2023-06-13 02 20 10)
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赤木、朝倉、消失長門、千秋の異端組は対主催の仲間を見つけに歩き出す…ところだったが、 どうしても式をしたいと朝倉と消失長門がダダをこねたので、千秋と一緒に待ちぼうけとなった。やれやれ…。 立会いの神父を買って出たのは、言峰綺礼とかいう変な男だった。 ただ通りすがっただけだが、その役を是非私にやらせてくれと言ってきたので、 怪しい感じムンムンの男だったが、とりあえず任せることにした。 千秋は泣き止みはしたが、足元ふらついてて、まるで二日酔いの酔っ払いみたいになっている。 無理も無いか・・・あんなことが立て続けに起こったらなあ。 「喜べ少年――君の夢は、ようやく叶う 向こうでは、二人を祝福する気など微塵も無い神父が、二人の前で聖書の一節でもなんでもない言葉を垂れている。 「私が殺す。私が生かす。私が傷つけ私が癒す。我が手を逃れうる者は一人もいない。 我が目の届かぬものは一人もいない。 打ち砕かれよ。敗れたもの、老いた者を私が招く。私に委ね、私に学び、私に従え。 休息を。唄を忘れず、祈りを忘れず、私を忘れず、私は軽く、あらゆる重みを忘れさせる。 装うなかれ。許しには報復を、信頼には裏切りを、希望には絶望を、光あるものには闇を、生あるものには暗い死を。 休息は私の手に。貴方の罪に油を注ぎ印を記そう。永遠の命は死の中でこそ与えられる。 ―許しはここに。受肉した私が誓う。 ―“この魂に憐れみをキリエ・エレイソン” ―柊かがみ、オマエはうざい死ね」 何なんだコイツは? 気味悪いったらありゃしないぜ。 まあいいか。余計な事に煩わされないですむんだから。 そんな時、何かの音が聞こえてきた。この音量からして、どうやら放送のようだ。 ん? 何かカタカタ言ってるけど、これ本当に放送か?? いや待てよ? これはもしやモールス信号? これでも俺はガキの時からモールス信号は覚えてるタチなんでね。 なになに? 『我々は銚子に居る、来るなら来い』だと? 銚子か……幕張メッセ近くのここからだと、結構距離があるな。 ざっと見積もって6時間くらいってとこか。 「おい、何をブツブツ言ってるんだ?」 千秋に声をかけられたところで、俺は我に返った。 「今の放送、聞いたか?」 「今のカタカタうるさいのが放送だったのか?」 「モールス信号だよ。19世紀後半に発見され、第一次大戦ぐらいまで通信手段で使われてたヤツだ。 それによるとだな、どうやら主催どもは銚子にいるそうだ。お茶煎れて待ってるだとよ」 「要は行くアテが見つかったってことだろ?」 「そういうこと」 二人は顔を見合わせて笑いあう。 「終わったよ~」 式らしきものを終えた残りの二人が現われた。 状況を説明し、一路銚子へ向かうことを即決した。 「それじゃ、にっくき雁首を斬る仲間を集めに行くとするか?」 銚子へ向かうため四人が立ち上がった、その時だった。 「さぁて、そううまく行くかな?」 どこからともなく声がした。 この声には聞き覚えがある。さっき爆死したはずの千秋の姉の声だ。 「貴様はさっき死んだはずだぞ。どこにいる!?」 「……まさか、生きてるのか?」 辺りを見回すが、声の主はどこにもいない。 近くにあるのは、南夏奈の死体から未だに立ち上る爆炎だけ…… 「千秋、今回だけはバカ野郎の言葉はそっくりそのままアンタに返すよ♪ 私が何のスタンドを持ってるか忘れたって事は無いよね? 『マジシャンズレッド』鋼鉄すら溶かせる炎を操る能力だよ? おまけに私は主催によって改良を加えられた強化人間なんだ。 爆弾一つ喰らったところで、痛くも痒くもない。 それどころか、私は本当の力を引き出せるようになった。感謝するよ千秋♪」 姿の無い夏奈の怨念が、自分を倒していたはずの妹を嘲笑うかのように言い放った。 「私をホントに怒らせた事、後悔させてやる。覚悟しなぁ!」 その言葉を皮切りに、立ち上る炎がガソリンを加えたかの如く勢いを増した。 周囲が火に包まれる。あまりの火の勢いに、四人は思わず飛びのいた。 現われた炎はみるみるうちに一箇所に集まり、やがて炎で作られた一匹の竜が出現した。 それは10m以上の長さを持ち、さっきまでの少女のものではない、燃えるような邪悪な眼をしている。 「あっはははは。驚いた? 今の私にかかれば千秋を丸焼きにすることくらい、造作も無いことだ。 さあどうする? 大人しく私に灰にされるか、崩れる瓦礫に飲まれて野垂れ死にするか、 どっちかしかないよ。どっちがいい?」 竜となった夏奈の喋り方は無邪気な少女そのものだが、滲み出る雰囲気は邪悪そのものだ。 「フフフフフフフフフフ……」 すると突然、千秋が笑い始めた。 「何がおかしい!?」 「残念だな。お前はもう私の知っている、あのバカ野郎の南夏奈じゃない。 お前みたいなバケモノは、この私の手で消し去ってやる」 「俺はお前に恨みなんか微塵も無いんだが、貴様のような はらわたまで煮えくり返った悪党にやられる筋合いは無い。覚悟しな」 「ほう……大した自信だな。まあいいや」 大型の竜は身構える四人に向き直り、改めて身構える。 「冥土の土産に、千秋にいいことを教えといてあげる。 姉さんは死んでなんかいない。まだどっかで生きてるよ。 ただ、私と同じ主催側の強化人間になってね♪」 「な……」 「それじゃ、こっちから行くよ!」 【二日目・6時15分/幕張メッセ近く】 【赤木しげる@アカギ】 [状態]強運、神域、悪漢 [装備]不明 [道具]支給品一式 [思考]基本:ゲーム転覆。 1:同じく対主催の仲間を探し、準備が整ったら主催本拠に突撃 【南千秋@みなみけ】 [状態]眠い [装備]不明 [道具]支給品一式 [思考]基本:アカギについていく。 1:主催に制裁を加える。 朝倉涼子@ハルヒシリーズ】 [状態]普通 [装備]不明 [道具]支給品一式 [思考]基本:カオスロワを潰す 1:消失長門と籍を入れることができて嬉しい 【消失長門@涼宮ハルヒの消失】 [状態]普通 [装備]不明 [道具]不明 [思考]基本:朝倉についていく。殺し合いには乗らない。 【南夏奈@みなみけ 死亡扱い】 [状態]火竜 [装備]不明 [道具]不明 [思考]千秋他対主催全員を灰にする 【言峰綺礼@Fate/stay night】 [状態]絶好調 [装備]なにか [道具]なにか [思考]二人の門出を祝う
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【作品名】みなみけ第二期 みなみけ 〜おかわり〜 OP 【曲名】ココロノツバサ 【歌手】南春香(佐藤利奈)・南夏奈(井上麻里奈)・南千秋(茅原実里) 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】みなみけ第二期 みなみけ 〜おかわり〜 ED 【曲名】その声が聴きたくて 【歌手】南春香(佐藤利奈), 南夏奈(井上麻里奈) 南千秋(茅原実里) 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】WEBラジオ みなみけのみなきけ (第17~35回)OP 【曲名】HAPPY☆MYらいふ 【歌手】南春香(佐藤利奈)・南夏奈(井上麻里奈)・南千秋(茅原実里) 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】WEBラジオ みなみけのみなきけ (第17~35回)ED 【曲名】ココロ晴れマーク 【歌手】南春香(佐藤利奈), 南夏奈(井上麻里奈) 南千秋(茅原実里) 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】みなみけ、みなみけ〜おかわり〜 キャラクターソングアルバム 【アルバム名】みなみけ びより 【ジャンル】アニメ 【曲数】12曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥2,000) □■iTMS■□ 【作品名】みなみけ、みなみけ~おかわり~、みなみけ おかえり、OVA みなみけ べつばら 【アルバム名】みなみけ きゃらくたーそんぐべすとあるばむ 【ジャンル】アニメ 【曲数】23曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥3,200) □■iTMS■□ 【詳細】第1期~第3期・OVAのOPED、キャラクターソングを収録した集大成アルバム