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排日問題と反動運動に対してプロレタリアが執る可き態度 山崎今朝彌 戦争はどの道プロレタリアに徳はありません。 日米問題は全く反動運動の好餌であります。吾々は極力戦争防止に努めねばなりません。 併しゴマメの歯ぎしりではあります。正実は、我関せず焉で戦争でも起つたら、其れを利用する事は考へた方が得のやうです。 <以上は、山崎今朝弥氏が著作者である。> <旧仮名遣いはそのままとした。旧漢字は適宜新漢字に直した。> <底本は、『復刻版進め』(不二出版、1989年)、底本の親本は、『進め』(進め社)第2年6号(大正13年(1924年)6月号)23頁>
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「法治国」新聞紙法違反被告事件 『法治国』は山崎が一時期在籍していた東京法律事務所の機関誌である。 『法治国』1918年9月号に掲載された荒畑勝三(寒村)氏の「大正聖代の一揆」と題する記事が新聞紙法第41条(安寧秩序紊乱)に触れるとして、荒畑、編集発行人たる長野国助(東京法律事務所の事務員、のち弁護士、日弁連会長)、及び小松利兵衛(同事務所の事務員)の3人が起訴されるという事件が起きた。この記事は1918年に起きたいわゆる米騒動について述べた記事であり、同月号は米騒動について特集した号であった。 この記事は、長野国助「我が法廷の記(1)」『判例時報』(345号2頁)、及び「長野国助」伝刊行会編『長野国助』(1976年)91頁に全文収録されている。 この事件の弁護人は48名もの大弁護団であり、山崎も弁護人の1人として参加している。法治国秩序紊乱事件弁論要旨はこの事件の第一審における山崎の弁論要旨である。 山崎は本件が有罪ならば内田魯庵や与謝野晶子、福田徳三は本件記事より穏当でない記事を発表しているから同罪である。したがって、彼らを告発するとして告発状(案)を朗読するという「奇妙な弁論」(森長英三郎)をした。 この弁論は法的にみれば、スピード違反のねずみ捕りに捕まった運転手が、なぜ他の運転手も捕まえないのかと弁解したところで反則金を免れないのと同じことであって、いわば無意味な弁論である。しかし、本件記事が著名人によって有力雑誌に掲載されていたならば不問とされていたはずであるという論旨は、我々の常識に合致した名弁論というべきだろう。後の公訴権濫用論(不平等起訴)の先駆けといえるかもしれない。 なお、本事件は、第一審(判決年月日1919年3月7日)、控訴審(判決年月日1919年10月21日)とも無罪であったが、上告審(判決年月日1920年5月18日)は逆転有罪判決となった。この上告審判決は『法律新聞』1705号22頁、長野国助「我が法廷の記(3)」『判例時報』(348号6頁)に掲載されている(「法治国」事件上告審判決)。 以上については、長野国助「我が法廷の記(1)~(3)」『判例時報』(判例時報社、345、347、348号)、森長英三郎「「法治国」発禁事件」『史談裁判第三集』(日本評論社、1972年)96頁、「長野国助」伝刊行会編『長野国助』(1976年)87頁を参考にした。
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(プロレタリア運動における)政治運動の是非及び能否 □ 山崎今朝彌氏 政治運動は是とも非とも思ふ、時と人とにより賛成もし反対もする。今は勿論昔もこれからも同じだと思ふ。ソコデ時々方向も転換し、一歩前進二歩退却も必要と思ふ。プロレタリアを一団と見て、是が非でもドツチかにキメなければならぬと云ふ理屈は寧ろ却つてツケニクイと思ふ。僕の知つてる範囲では、政治運動賛成乃至熱心の人は代議士位にはなれる可能性のある人だ。僕等の如き人間で賛成者はない様だ。 <以上は、山崎今朝弥氏が著作者である。> <旧仮名遣いはそのままとした。旧漢字は適宜新漢字に直した。> <底本は、『復刻版進め』(不二出版、1989年)、底本の親本は、『進め』(進め社)第1年2号(大正12年(1923年)3月号)15頁>
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<「普選」「治法」共に愈々議会に上呈されんとしてゐる。左記の場合無産階級運動は如何なる運動形態を採つて進む可きか。(一)「普選」のみ通過せる場合。(二)「普選」「治法」共に通過せる場合。(三)「治法」のみ通過せる場合。という問いに対する回答> 暫く逆戻りだ 山崎今朝彌氏 (一)天変地異のなき限り大概(一)と相場はきまつてゐる。治法は検束法即決例程恐いものではないが、充分恐怖には役立つ。で少くとも一時は、右と左が益々左右に分解する。 (二)ここ暫らくは逆戻りとある。 (三)今の形勢で進んで行く。 <以上は、山崎今朝弥氏が著作者である。> <旧仮名遣いはそのままとし、踊り字は修正した。旧漢字は適宜新漢字に直した。> <底本は、『復刻版進め』(不二出版、1989年)、底本の親本は、『進め』(進め社)第3年3号(大正14年(1925年)3月号)7頁>
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「新世界戦争の危機迫れりや、一、日本の「強硬」政策が之をまき起すことになりはしないか、二、新世界戦争が起るとすれば日本は如何なる国と交戦するか、三、国内的国際的に其の結果は如何」という問いに対する回答。 山崎今朝彌 一、そう行けば誠に公式に合ふのですが、ソウ甘くは問屋で卸して呉れず、一定の方針なき日本政府は結局泣寝入りで終り、理屈は何んとか後からゴマかす事になります。ナゼナラ 二、今対支問題で戦争を起せば相手は支那と英米で、其結果は 三、日本政府は取敢ず永遠にツブレて了いますから。 <以上は、山崎今朝弥氏が著作者である。> <旧仮名遣いはそのままとし、旧漢字は適宜新漢字に直した。> <底本は、『布施辰治著作集第14巻』(ゆまに書房、2008年)、底本の親本は『法律戦線』(生活運動社)7巻9号62頁(昭和3年(1928年)9月1日発行)>
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営業課より 営業課の方針は終始一貫して毎日猫の目の如く変つた。最近から今日の只今までは、毎月解放思想、解放文芸、解放法律の三大独立雑誌を出す触れ込みで実は、毎月三回一日発行の社会主義研究改題『解放』一つを出す予定であつた。が、よく考へて見れば之れは、営業課自ら営業を無視して只、法律を巧に利用し以て新機軸を出して見たいといふ道楽に過ぎなかつた。で之れは止め、今又急に新方針を確立した。が、実は三雑誌は既に出来て居る。従て色々変な処が出来るのは免れない。 ▼僕は本号から只営業課長として専ら利益分配の事務を司るのみで、編輯に就ては懲役にでも行く事の外は全然責任を負はない。併し本号の表紙と内容に就ては人事ながら聊か自慢をしたい。(十六日、山崎今朝彌) <以上は、山崎今朝弥氏が著作者である。> <旧仮名遣いはそのままとし、旧漢字は適宜新漢字に直した。> <底本は、『解放思想』(解放社)通巻15号、第3巻3号(大正14年(1925年)7月1日発行)>
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反動運動に対する所信 □ 山崎今朝彌氏 出題の反動運動者の事なら、モツプ気違ひ暴行巡査に対すると同じがよいと思ふ。無抵抗主義は固より採らず、さりとて赤衛軍の編制も聊か仰山に過ぎる。コツチが勝てると見たらさいご、ウントやつて上手に逃げる。勿論逃げ後れる人や後の事も考へに入れる。負けると見たら鳩の如く羊の如く蛇の如く義士の如く執拗に柔順に少しでも得を取る。尤も此原則を適用した手段方法は、時と所、人と人とによつて色々に違つてくるだろふと思ふ。 <以上は、山崎今朝弥氏が著作者である。> <旧仮名遣いはそのままとした。旧漢字は適宜新漢字に直した。> <底本は、『復刻版進め』(不二出版、1989年)、底本の親本は、『進め』(進め社)第1年3号(大正12年(1923年)4月号)9頁>
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消息 ■山崎今朝彌君 御賞めに預り有難う、実際此度は嬉しいよ、(註、是は子供の生れた事)英文の事なんか忘れたと云ふた方がエラソーだが、実は忘れもせぬが書く事がナカツタ、今君の手紙で、子供の生れた嬉しい事を書いて君に何とか○○除ケになる名を附けて呉れと云ふ手紙にしたらと思ふたが、字引を引いたりナンカ半日も浪費せねばならぬから此度は失敬する、萬皿無意味な事も書けぬし書くとなると手間がかかるから英文は商売にならぬ。 <以上は、山崎今朝弥氏が著作者である。> <旧仮名遣いはそのままとし、踊り字は修正し、旧漢字は適宜新漢字に修正した。> <底本は、『復刻版へちまの花(第2巻)』(不二出版、1984年)、底本の親本は、『へちまの花』第18号20頁。大正4年(1915年)7月1日発行>