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屋上 各プレイヤー1体のクルールが与えられ、それで敵のクルールを倒すシナリオ。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ビルに囲まれている屋上。 隣のビルで窓を清掃してるおじさんが見える。 正面玄関へ
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【okujyou】名詞 晴れた日になると、インディー?があこがれる場所。排水用のパイプをつたって一気にかけ上る姿は まさにインディー!もれなくutko?との交流も楽しめます。 [用例](アリーなどが)「アイツ、また屋上行ってたのか。まったく美術部は?、変なのしかいないな…」 [関連語]utko?
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屋上とは、建物の最上部の平面な部分。 空を見ながら時間をつぶすために行く場所。しかし自殺防止のために鍵がかかっていることがほとんどである。 実際に行くと雨や土で結構汚くでがっかりする。それでも騒ぐとその後教師に怒られる。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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きくぞうさんがキレた相手を呼び出す場所。 きくぞうさんのリアルな思い出としては、屋上はエロ本を読みふけっていた場所であり(第121回参照)、そういう意味でも呼び出されるのは御免こうむりたい。
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屋上だ イルカのショーなどをやってるみたいだ 席 エレベーター 通路 通路 通路 通路 通路 通路 階段 A席 階段 B席 階段 C席 階段 階段 D席 階段 E席 階段 F席 階段 階段 通路 階段 通路 階段 通路 階段 階段 G席 階段 H席 階段 I席 階段 階段 J席 階段 K席 階段 L席 階段 階段 M席 階段 N席 階段 O席 階段 階段 P席 階段 Q席 階段 R席 階段 アシカプール アシカプール アシカプール イルカプール イルカプール イルカプール イルカプール アシカプール アシカプール アシカプール イルカプール イルカプール イルカプール イルカプール アシカプール アシカプール アシカプール イルカプール イルカプール イルカプール イルカプール ここでショーしちゃうよ
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細かな設定 身長 158cm 誕生日/星座 4/20 牡牛座 年齢 411歳 血液型 O型 好きな食べ物 焼肉 苦手な食べ物 なし 趣味 BBQ, 花を育てること 好きなもの 楽しい事,イベント,犬,子供 苦手なもの 荒天、台風 利き手 左 家族構成 父,母(屋上),自分 元ネタとキャラの設定について フロアマップなどでよく見る 「RF」は屋上の英単語Roofと階の英単語、 Floorの頭文字を取ったもの。ちなみに英語だとRooftop(ルーフトップ)と呼んだりする。 基本ビルなど、 どこの建物でもある、平らなところ。 高くて景色がいい。入れないところが多いものの、百貨店などではBBQが出来たり遊園地があるところも。屋上庭園や遊具なんかもあったりする。用途として1番多いのは駐車場。屋上へ直で行ける階段型と屋上空間が建物とくっつくテラス型がある。屋上にある建物はPenthouse(ペントハウス/PH) と呼ばれる。 明るくていつも元気いっぱいな人。 たまに調子乗って余計なことを言ってしまうことがあるが本人には余計なこと言おうとか言う気持ちはない。 B1F、1Fと仲がいい。1人だと落ち着かない。みんなでわいわいするのが好きなタイプ。 車も運転できる。 みんなを楽しい気持ち にさせるムードメーカー的存在でもある。頭にいるのはペントハウス。 PH(Penthouse)ちゃんと呼んでいる。 基本一緒に行動する。とても頼りにしている。子供と遊ぶのが好き。
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日淫国の行政機関 内閣 内閣府 防衛庁 屋上自衛隊 日淫国の軍事組織 屋上自衛隊 屋上自衛隊(おくじょうじえいたい)は、日本淫主主義国の軍事組織。防衛庁の特別機関であり、官公庁などの重要施設防衛、防空を担う。 日淫国の行政機関屋上自衛隊 防衛庁長官 東條ひで(第2代) 屋上幕僚長 イクトル・ベレチンコ(初代) 創設 2021年 初代司令官 東條ひで(臨時総司令官) 根拠法令 上部組織 防衛庁 概要 - 概要 歴史 - 歴史 事務等 - 事務等 歴代司令官 - 歴代司令官 歴代 臨時司令官 代 人 氏名 任期 備考 1 1 東條ひで 2021年〇月〇日〜? 急遽新設されたため、あくまで臨時司令官 屋上幕僚長(屋上自衛隊) 代 人 氏名 任期 備考 1 1 イクトル・ベレチンコ 2022年8月29日〜現職 現在 代 人 氏名 任期 備考 1 1 イクトル・ベレチンコ 2022年8月29日〜現職
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ちょこん、てさ。立ってるんだよ。教室の入り口で。 つかささん達とメシ喰う時は、当り前みたく入ってくるくせに。 こっち見ないようにしてさ。顔とか、ちょっと赤くなってんの。 早く見つけてこっち来なさいよ、ってか?癪だから、軽く焦らしてやるんだ。 つかささん、テストどうだった? みゆきさん、そのうち勉強教えてよ。 こなたさん、いいかげん起きたら? ほらほら、機嫌わるくなってきた。あれは、さっさと気付きなさいよって顔。 可愛いな。 気付いてないとでも思ってんの? 遠くから、ほんの少しだけ不安そうな顔で俺のこと見てさ。 放っといたら、泣いちゃうんじゃない?それも、すごく見てみたい。 でも、このくらいにしとくかな。なぜって、俺が我慢できないから。 ふたりで、弁当食べるんだよな。屋上いって、人のいないところ探して。 立ち上がって、呼んでやるんだ。もう、呼び捨てでいいよね? ほら笑った。で、すぐに怒ったフリするんだろ。俺も、謝るフリ。 こなたさんに茶化されないうちに、さっさと歩き出すのな。 階段昇って。…え? 下からって、スカートなんか覗いてないよ。でも、その手があったか。 いつものドアを開けて、屋上へ。 あ、けっこう風があんね。そろそろ、メシ喰うには寒いかも。 いい加減、生徒も少ないみたい。今、好都合だって思っただろ。 俺も。 あの辺り、誰もいないんじゃない? 正確に言うと、誰からも見えない。 タオルケットを敷いて、と 座ると、すぐにくっついてくる。 寒いから、とか言ってさ。なにかしら理由つけて、毎回こうするクセに。 食べてる間は、無言。お互いにいろいろ意識してんの。笑っちゃうよ。 え、卵焼きくれんの?ありがと。うん、こないだより、うまいよ。 これだけで、真っ赤。早く食べなって。 ん、終わった?お茶飲みなよ。 で、また沈黙。 しょうがないんだよな。 受験が終わるまで、ふたりきりになるのはここだけ、って決めてるし。 その反動でさ。この時間は、ものすごく大事なわけで。 それがお互いに照れくさくて。だから、きっかけ作んのはいつも俺から。 手ぇ握ると、こっち向くの。 でも、いきなり眼は見てこない。俺の肩の辺りを、ちらちらって。 なにやってんだか。そんなキャラかよ。死ぬほど可愛いよ。 名前呼ぶと、やっと眼を合せてくる。 そしたら、もう全力で見つめてやるの。はぐらかそうとしても、無視。 ずっと、見つめる。ほら、潤んできた。俺も、ここが限界。 これ以上切なくなったら、たぶん死ぬ。 空いてる手で、肩を掴む。むこうも、俺の胸の辺りを掴む。 同じことしたら、どうせ殴るくせに。 でも、ひょっとしてそろそろセーフなのかな。 それは、今度でいいや。もう、お互いの唇しか見てない。 今日は、ちょっと乾いてんだね。 じゃ、するよ。 ん。 ああ、これだよ。すげえ、幸せ。 なんか。なんだろ。わかんない。 だめだ。ごめん。好きだ。 肩とかじゃなくて、抱きすくめる。 足りない。座ってるから、ひっつけないんだよ。 だからさ。寝ちゃえよ。下、敷いてんだし。俺が、上な。 ほら。これなら、くっついてられる。 すごい。熱い。ごめん。止まんないかも。 腕から、伝わってくる。求めてる。でも、躊躇してる。 そんなの、俺が。いまから、破ってやる。 待てって。俺、馬鹿かよ。こんなところで、なにも出来ないだろ。 ごめん。離れるよごめんな。 また、見つめあう。やめろって。 なんで泣くんだよ。 そんなに、怖かった? 首振ってる。そんなことない、って。 違うだろ。突き放せよ。普段みたいに。 そんな顔するなよ。 そんなもの見たら、俺。 ずっと一緒にいないと、駄目になっちゃうだろ。 なんか、聞こえる。 予鈴だ。ほら、起きなよ。 ティッシュしかないけど、顔ふいて。 制服、崩れたね。髪も乱れてる。あと十分で、直せるかな。 無理しないでいいよ。ふたりして、遅刻しよう。 え? 出来るわけないって、まあ普通はそうだろうけど。 なんか。急に元気になったね。 でも、やっぱりその方がらしいよ。 待ってよ。そんなに先行くなって。 明日は、みんなと食べるんだろ。じゃあ、また来週か。 間違いなく、いるからさ。間違いなく、立ってろよな。 教室の前で、ちょこん、てさ。 すぐに見つけるって、約束するから。
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メイファ追跡開始 塔の中 リリ「先ほどの話ですが、私たちは一度メイファと話がしたいんです。 メイリンは自分に全部任せろといいました。 ですが、ただメイファを学園から排除するだけでは根本的な解決にならない気がします。 メイファは中つ国の言葉が話せませんし、メイリンには通訳を断わっています。 だから、中つ国の言葉が話せるレベッカさんの協力が必要なんです」 ヘレ「生憎、それだけじゃ彼女を元に戻す理由にはならないね。 だって、僕なら人間の言葉で知らないものは無いから。」 リリ「メイファは、魔法使いならどれだけ傷つけてもいい相手だと思ってる。 そしてメイリンも、メイファの考えをいちいち咎めたりはしないでしょう。 ・・・・・・だけど、私にはリリアーナっていう名前があります。 学園の皆だって「魔法使い」なんて名前じゃありません。 皆、笑ったり怒ったり泣いたりして生きてる。そういうことを知ってもらえたらと思うんです」 ヘレ「そうだね。」 リリ「レベッカさんにメイファを叱るという話をしたら「何が正しいかなんて誰にも分からない」って言われました。 確かにそうかもしれない。私は思い上がってるのかもしれない。 でも、だからといって何もしないのは違うと思う。 私は私が正しいと信じることをしたい。 少なくとも、まるで雑草でも刈るみたいに学園の皆を傷つけられるのは我慢できません」 リリアーナはここで、少し気まずそうな顔になった。 ヘレ「僕はね。正しいか正しくないかって議論には興味がないね。 僕が興味をもつのは、それが自分の幸福につながるかどうかだよ。」 リリ「そういえば以前先生も、レベッカさんと似たような事を仰っていましたよね」 旧魔法実験室跡で、復活させた金色狐と話していた時のことが蘇る。 ヘレ「…さあ、忘れたね。」 リリ「・・・・・・・・・・・あんまり成長してませんね、私」 ヘレ「………」 リリ「ヘレン先生をお呼びすることになったのは、先生の力を貸していただけたらと思ったからです。 メイリンがメイファを保護した後普通に話が出来れば良し、 そうでないなら、その・・・・・・・リバースの中で彼女と話ができないかな、と」 ギ「僕と一緒で人間じゃないヘレンさんなら何とかメイファさんを説得できるかも知れないねv」 ヘレ「そうかもしれないね。 わかった。善処するよ。でも、一つ気になることがあるんだけど、いいかな?」 リリ「本当ですか?!有難うございます!!」 リリ『レベッカさんごめんね、先生はきっと元に戻してくれると思うから、もう少し我慢してて。 不快な伝え方しか出来なくてごめんね』 フリ「はっ!?亡くなったお婆様が綺麗なお花畑でおいでおいでしてたから逃げて帰ってきましたわ」 気絶中スピリチアルな体験をしてきたっぽいフリージアであった リリ「あっ、目が醒めた?良かった、心配してたのよ。大丈夫?肩貸そうか?」 フリ「あら?何故リリアーナさんがエリシオンに?」 フリ「ここは常世じゃ無いよお母さん」 フリ「もしかして私気絶してましたの?」 フリ「何で私、気絶したのかしら?」 フリ「お、覚えてないなら思い出す価値も無いことじゃないの?」 必死で誤魔化すギズモであった ギ「まあどっちにしてもメイリンさんを追っかけなきゃ話になんないけどねv」 ヘレ「そう。そのメイリンの事なんだけどね…」 屋上に着くと、メイリンは焜炉の上に、紫色の液体が入った鍋を置いているところだった。 鍋は間もなくグツグツと煮え、ピンク色の怪しい煙が、モクモクと天に向かって伸びた。 リリ「メイリンさん?メイファを探すんじゃなかったの?そんなところで何をしてるの?」 ヘレ「どうして誰もメイリンを疑わなかったの?だって、さっきの話を聞く限り、一番怪しいのは彼女だよ?」 リリ「はい?」 リリアーナはきょとんとしていたが、やがて言葉の意味が理解できたようだ。 リリ「え?・・・・・・・・・・・・・・・・ええええええ?! でもでも、メイリンさんは学園に来てからずーっとスカーフェイスさんと一緒だったですよ? そりゃメイリンさんが魔法使い嫌いなのは確かですけど、メイリンさんの話では・・・・・・・・・」 リリアーナはふと、メイリンがメイファの話をしたとき、彼女が触れなかった部分があることに気づいた。 スカーフェイスはメイファが転移できることを知らなかったのかもしれない。 だがもしメイリンが知っていたとしたら? マオ「なるほど!確かに情報を整理していくとメイリンが黒幕に近いんだ! なんでこのスーパーエリートである僕が今まで気がつかなかったんだろうか」 といってもまだ完全にメイリンが黒幕だとは決めつけることはできない。 リリ「じゃ・・・じゃあじゃあ、一度本人に直接聞いてみましょうよ! メイリンさんは話せないけれど、この紙を使えば大丈夫なの!」 リリアーナはいそいそと棒メイリンのメモを取り出した。 マオ「なるほど!確かに情報を整理していくとメイリンが黒幕に近いんだ! なんでこのスーパーエリートである僕が今まで気がつかなかったんだろうか」 といってもまだ完全にメイリンが黒幕だとは決めつけることはできない。 リリ「ねえメイリンさん、今回メイファさんが引き起こした事件の黒幕は、もしかしてあなたですか? だとしたら動機は何ですか?・・・・・・なーんてね」 リリアーナはメモを眺めつつ、メイリンの返事を待とうとした。 しかし、さっきまでいきいきと動いていた棒メイリンが動かなくなってしまった。 ヘレ「…駄目だよ、リリアーナ。学園にあるインクには魔法の力が込められている。」 リリ「あれ?あれれれれれ?キャ――――!!」 リリアーナの身体が突然後ろへと引っ張られていく!! マオ「おいリリアーナ。ふざけてる場合じゃないぞ?下らんパントマイムやってる暇なんてないだろう?」 リリ「何?何?何なのよこれぇ―――― っ!誰か助けて――――!!」 マオ「あれ…もしかしてギャグじゃなくて本当に引っ張られている感じなのか?」 必至な顔を見ているとどうやら冗談じゃなさそうだ。 フリ「リリアーナおねえちゃんに抱きつくチャンス!! (大変だリリアーナお姉ちゃんが引っ張られていく助けなきゃ)」 本音と建前が逆になっているギズモ リリ「ちょ、ギズモったら、こんな時に笑わせないでよ」 フリ「リリアーナさん!!」 慌ててリリアーナを助けようとするフリージア フリ「ジルベリア仕込みの足封じ技!!」 リリアーナを掴むと自らの足を凍らせ固定させる リリ「わーん、フリージア~!!」 フリ「誰が引っ張ってるかは存じませんけど・・・・私、負けなくてよ!!」 リリアーナは綱引きの綱じゃないんだから・・・・ フリ「何これ・・・・紐?」 ギズモは何かに気がついたようである リリ「紐?」 リリアーナは首を傾げた。紐・・・紐・・・どこかで・・・・・・? が、フリージアはそれ所ではなかった フリ「フリージングドールのパワーが使えれば相手を逆に引っ張れるのに!」 フリージングドールを生み出すには踊る必要があるのだが 今はリリアーナを引っ張っているから無理である フリ「そんなの使ったらリリアーナお姉ちゃんが千切れちゃうよ!!」 フリージアに突っ込むギズモ フリ「みんな見ていないで私を手伝いなさいな!!」 一人では無理だと助成を頼むフリージアであった マオ「やれやれ、仕方がないな。 久しぶりにエリートの魔法というものを見せてやろうじゃないか、フフフ」 一呼吸おいて僕の得意とする魔法を詠唱する。 マオ「―Grasp magnetics―」 ようはリリアーナを地面に固定すればいいわけだ。 ということはリリアーナを+、地面の-にしてくっつけさせればとりあえずは大丈夫というわけだ。 リリ「いたた、痛い痛い!一体何なの?誰が私を・・・・・げふっ?!」 リリアーナの体が地面にたたきつけられる。 まあ痛いかもしれないが後ろに下がっていって屋上から落ちるよはマシだろう。 マオ「とまあこんな風に…エリートは下らんことに労力を使わないのさ」 とは言ったものの、引っ張られていることに変わりはないから根本的な解決にはなってない。 とりあえずなんで後ろに引っ張られているのかを理解しなければ。 しかもどうやら引っ張る力は相当らしく磁力で固定していてもズルズルと下がっていっている。 リリ「ま・・・マオマオいきにゃりにゃにするのお・・・・・・いたっ? 痛い痛い痛い!身体が磨り減っちゃう!!!!」 地面に押し付けられたままずりずり引っ張られているので、どうやらあちこち痛むようだ。 マオ「うーん……何か特殊な力や魔法が関係しているのか…」 近づいて見てみると何やら紐か糸かそんなものが見える。 マオ「これはなんだ?」 クロ「どうした?何かあったか?」 塔から屋上にたどり着くと地面にくっついているリリアーナと足を凍らせているフリージア あとは何もないようなところを見ているマオとギズモ そしてピンク色の煙を噴き出している鍋を掻き混ぜているメイリンを見つけた。 リリ「よく分からないけど、さっきからずっと誰かに引っ張られてるのよ~!」 リリアーナはおでこと鼻の頭を真っ赤にしながら、クロウに訴えた。 クロ「引っ張られてる?」 クロ(みた感じそんな風には見えないんだけどな。 ) リリ「そ、そうだ!メイリンさんの答えを聞かないと・・・」 リリアーナは地面にくっついた苦しい体制で、手にもったままのメモを読もうとした。 しかし、さっきまでいきいきと動いていた棒メイリンが動かなくなってしまった。 リリ「あれ?動かない・・・・・・」 ヘレ「…駄目だよ、リリアーナ。学園にあるインクには魔法の力が込められている。」 ヘレンは、(リリアーナが後ろへ引っ張られている事を一切無視して)そう言った。 しかし、なぜ駄目なのか?ヘレンは身をもってそれを証明した。 ヘレ「僕達は、そう…つまり手遅れだったのかもしれない。魔法が終わる時がきたんだ。」 次の瞬間、リリアーナが持っていたメモの棒メイリンは色落ちし、 そしてヘレンは溶解して、ドロドロとして金色の液体となって溢れた。 リリ「ヘレン先生?!先生・・・・・ヘレン!!」 屋上のあらゆる魔法の力が、ヘレンのようにじょじょに溶けていく事が嫌でもわかるだろう。 リリアーナを引っ張る赤い糸も、フリージアの氷も、マオの魔法も、何もかも… ヴ「なんだってばよ?! なにがはじまるってばよ!?」 一同が理解できない中でひときわ混乱の極みに達しているヴァンエレンは口調がおかしくなっている。 ヴ「援兵はおらぬか! 何?士気が足りないだと?関係ない。 おぉ、であえであえ!」 吸血鬼の脳はマヌーサ(幻に包む魔法)がかかっているようです。 リリ「ちょっと吸血鬼、混乱してる場合じゃないわよ! あなたの使い魔達は大丈夫なんでしょうねっ?!」 以前使い魔を失ったと思ってショックを受けていた姿を思い出し、リリアーナは慌てて確認をした。 ヴ「みて、あの木の上にいるのが射m…はっ!私は一体なにを? 使い魔?あ、ああ。魔力供給ができないだけで外に出さなければ大丈夫だ」 フリ「魔法が終わる!?魔法が終わったら科学が復活しちゃう!科学が復活したら科学機械を壊す僕らは・・・・」 恐ろしい想像をするギズモ ギ「うわぁ!?」 ボン♪ 魔法が解けあっと言う間に元のグレムリンに戻るギズモ ギ「な、なんで!?」 不思議そうにあたりを見渡すギズモ 普通に喋れているところを見ると、言葉を喋るのは魔法ではなかったようだ フリ「え?」 フリージアの縦ロールが解けソバージュのツーテールと化す フリ「・・・・・魔法で編んだ服を着ていないで正解でしたわ」 リリアーナは起き上がり、周りを見渡した。 リリ「ヘレン?!ちょっとしっかりしてよ。まさか元の姿に戻れないの?」 マオ「魔法で形作られているからだ!」 リリアーナは慌てて金色の液体と化したヘレンを手でかき集めようとした。 リリ「ねえフリージア、瓶か何か持ってない?」 フリージアはまさかと思い胸元をまさぐる 別に魔法で大きくしていたわけでは無いが フリ「駄目ですわ・・・・」 やはり何も取り出せない フリージアの胸元には特殊な魔方陣があり 一種のゲートの役割を持っている そのゲートに腕を突っ込むことによって 簡易的な異空間から道具を取り出していたのだ リリ「えっ?!本当に?!でも魔方陣自体は消えてないんだよね? となると、私達の魔法がキャンセルされたのは私たち自身の問題じゃなく、この『場』のせいなのかな?」 フリ「困りましたわ・・・・・」 これではフリージアはちょっと格闘技をかじっていて お料理の上手な 冷凍庫の中でもTシャツ一枚で行動できる 普通の女の子・・・・・普通ってなんだっけ? ギ「お母さんが魔法を使えなくなったら単なる格闘女王じゃないか!! 素手で岩砕いたり・・・・・・あれ?普通に強くない?」 と首をかしげるギズモ フリ「私は素手で岩なんて砕けませんことよ・・・・蹴りならともかく!!」 蹴りだったら出来るんだという表情でフリージアを見るギズモであった 場に問題があるのではというリリアーナの話に、ギズモは考えた この場所に居るから魔法が使えないのなら移動すればいいと そして魔法が使える場所に移動したことを確かめるのには自分の主人の縦ロールが役に立つと フリ「お母さん!全力でこの場を離れて!僕にいい考えがあるんだ!!」 ギ「ちょっとお待ちなさいな!!」 ギズモが何をやりたいのかなんとなく理解したフリージア 魔法が消えた範囲から抜け出せばフリージアの髪の毛がツーテールから元の縦ロールに戻る その地点ならば魔法が使える・・・・そう言いたいのであろう リリアーナは先ほどへレンが言った言葉を反芻した。 リリ(ということは、ここにいたらヘレンは ――――) リリ「大変!!・・・・・・・・・・・ヘレン。 絶対嫌だと思うけど、あとで怒るのも分かってるけど・・・・・・・ちょっとだけ我慢してねっ!!!!」 きっと皆はリリアーナがおかしくなったと思ったに違いない。 なぜならリリアーナが、カブトムシよろしく金色の液体を飲み始めたからだ。 フリ「え?どういう事ですの?」 唖然とするフリージア ギ「いくら入れ物が無いからって自分の体を入れ物にするなんて・・・・・」 マオ「ああ、馬鹿にしかできない行動だ、だがこれでヘレンは確保できた! あとはとにかくここから離れるのが先決だ! ヘレンの様子からするとこの状況に対する有益な情報がつかめるかもしれない!」 ヘレ「このやろう!何すんだよ!」 ヘレンの魔法の力が無くなった事により、レベッカは人間の姿に戻った。 ヘレ「メイリン!いったい自分が何をしているのかわかっているのか!?ああ!?」 「レベッカさ・・・・・・・・・・・うぇ・・・・・」 結局金色の液体を全部飲んだリリアーナは、言葉を詰まらせうっと口元を押さえた。 床の上にこぼれたものを飲んだという事実が、今になって地味に響いているようだ。 怒れるレベッカは、鍋を掻き混ぜているメイリンの手をがっちり掴んだ。 すると、すぐにレベッカが掴んでいた腕の前腕部が、すっぽりと抜けた。 中から現れたのは鋭い剣、そしてメイリンはその剣でまっすぐレベッカの胸を貫いた。 ヘレ「なっ!?ちくしょう…」 レベッカは倒れた。午後3時過ぎの屋上にただようのは、焼きたてのパンケーキや紅茶の匂いではない。 真赤な匂いと黄泉の匂い、肉色の匂い、そしてただならぬ妖怪の匂いがたちこめるだけだった。 ヴ「魔法が…終わる?」 事態の急転に処理が追いつかなくなったヴァンエレンは呆然と呟いた。 クロ「うおぉ!」 ついさっきまで魔力で作っていた足場が突然なくなった。 あるものと思って走っていたので、無論足は宙をかき下に落ちる力へと変わる。 クロ「~~~っ、いってぇ~~~~。」 だが、運よく落ちた先は舗装された地面でなく、生垣の部分だった。 代わりに背中を打ったが・・・ レヘ「このやろう!何すんだよ!」 屋上の騒ぎがこっちにも少し聞こえてくるな。 レヘ「メイリン!いったい自分が何をしているのかわかっているのか!?ああ!?」 クロ「原因はメイリンさん、なのか・・・?」 詳しいことは分からないが、そうだとすればあの煙が原因かもしれないな。 クロ「だったら早く何とかしないt いっつ!!」 やっぱりまだダメージが残っていたか。(中庭で叩きつけられた時のダメージ) こりゃあ、しばらく動けそうにないな リリ「レベッカさん!!・・・・・メイリン!あなた、レベッカさんに何てことするのよ!!」 気持ちの悪さもどこへやら、衝撃の場面を目の当たりにしたリリアーナはがばっと立ち上がった。 そして顔色の悪さなどものともせず、後先考えずレベッカのほうへと突進していく。 レベッカへと走るリリアーナの身にも、皆と等しく変化が訪れていた。 彼女が着ていた執事服が光を放ち、だぼだぼのメイド服に変わった。 かと思うとメイド服から何本もの包帯が飛び出し、リリアーナにぴったりサイズに戻る。 そしてその包帯は、まるでお湯に入れられたドライアイスのように音を立てて溶けていった。 レベッカを貫くメイリンを目撃し言葉の出ないギズモ ギ「・・・・・・・・・・」 フリ「ちょっと!何をやっていますの!!」 ギズモに声をかけるフリージア ギ「魔法が消えたら科学が復活しちゃう!そうなったら僕らグレムリンは! 科学機械を破壊する存在は人間と共存できなくなるんだよ!!」 何故か魔法が無くなれば科学の時代がやってくると思い込んでいるギズモ レベッカが刺されたことはどうでもいいのか? フリ「落ち着きなさい!まだすべての魔法が消えたわけではありませんわ!!」 ギズモに落ち着くように諭すフリージア ギ「だって!だって!!」 フリ「まだあなたは私の使い魔のはずですわ!魔力のラインも通っていますし」 まだ使い魔との契約は切れていないとギズモに言うフリージア ギ「もし・・・・完全に魔法が消えて僕がお母さんの使い魔じゃなくなったら、また契約してくれる?」 フリ「当たり前ですわ!魔法的な契約なんか切れても心の絆は切れませんもの! 何度、契約が切れようと何度でも再契約して差し上げますわ!!」 そう強くギズモに言葉をかけるフリージアであった リリ「レベッカさんしっかりして!妖怪は首を落としたくらいじゃ死なないんでしょう?」 執事服からメイド服に戻ったリリアーナは、倒れたレベッカを抱き起こした。 そしてきっとメイリンを睨みつける。 リリ「メイリン!あなた一体どういうつもりなの?何がしたいのよ!! まさか魔法を消すことが、メイファを見つけて連れ帰るための一番いい方法だとでもっ?!」 そうリリアーナに怒鳴られても、メイリンはリリアーナに返せる言葉が無い。 よってメイリンがした事といえば、レベッカに邪魔された作業、 つまり鍋を掻き混ぜる作業を再開する事だった。 ところで、リリアーナは憶えているだろうか? レベッカがリリアーナの部屋にあった傷薬をポケットに入れていたことを(前スレ 69)。 レベッカが刺されたことに気を取られていたリリアーナは、クロウが落ちたことをまだ知らなかった。 一方のメイリンは、倒れたレベッカに全く興味を示さない。 (今のところメイリンは、レベッカさんに今以上の危害を加える気は無さそうね) だが、この先もそうだとは限らない。 リリアーナはひとまず怪我人を連れて、皆の場所まで後退しようと奮闘した。 リリ「誰かお願い、手を貸して!・・・・・・あっ?!」 小さな音と共に、リリアーナとレベッカの足元に小さな薬瓶が転がり落ちた。 色あせたラベル文字と瓶のデザインに、リリアーナは見覚えがあった。 リリ「これ、私の傷薬だわ」 リリアーナは怪我をしたレベッカに、薬を持っていくよう話したことを思い出していた。 きっとレベッカは、あの時の薬をまだ使っていなかったにちがいない。 リリアーナは薬瓶を拾い上げた。これがあればレベッカの傷を癒すことができるだろう。 だがリリアーナは、レベッカやメイリンが回復魔法を快く思っていないことも間接的ながら学んだ。 では、薬はどうだろうか? リリアーナはレベッカの耳元に顔を寄せると、メイリンに聞こえないよう声を潜めた。 リリ「レベッカさん聞こえる? 私は今から、あなたに回復薬を使うつもりよ。もしも嫌なら、3つ数える間に合図して。 そうね・・・瞬きを続けて2回したら嫌の合図よ。 もしも喋れる状態になったら、悪いけど私たちにあの鍋のことやメイリンの行動について教えて欲しいの。 いい、行くわよ?・・・・・ひとつ、ふたつ」 リリアーナは数を数えながら、瓶の蓋に手をかけた。 だが結局レベッカから、リリアーナへは何の合図もなかった。 傷薬を承認したか、それどころではないかのどちらかである。 3つ数え終わったリリアーナは、即レベッカに傷薬を使った。 だが傷が塞がっても、出血した血は元には戻らない。 メイリンと謎の煙を放つ鍋のことは気がかりだったが、 今はヘレンとレベッカを連れて安全な場所に移動するのが先決だろう。 ---- 後ろではギズモが「魔法が終わると科学が復活してフリージアと一緒にいられない!」とパニックに陥っている。 フリージアが必死で宥めているが、うまく行くのだろうか? マオ「落ち着け。お前はギズモでフリージアはフリージアだ。 人間だとかグレムリンだとかくだらない括り方をしているんじゃない。 一緒に居たければ好きなだけいればいいだろう?」 リリ「ギズモったらホント馬鹿なんだから。 フリージアは、ギズモのことが大好きだから使い魔にしたに決まってるじゃない。 そんなのマオマオとヴァンエレン見てれば分かる事でしょ?ほら!」 リリアーナはマオとヴァンエレンの方を指差した。 マオ「そうそう、その通り……じゃないっ!ど、どさくさに紛れて誤解を招いちゃうだろ!!」 それじゃあまるで僕がヴァンエレンを大好きみたいな言い方じゃないか。 ちょっと油断するとこいつはまたわけのわからない事を言い始める ヴ「うむ。 私とマオの主従関係を断ち切ることなど不可能だ! 断ち切ろうとする者など我が智の前では赤子に等しい!」 なんだかよくわからないが、すごい自信だ。 マオ「…お、お前も乗るんじゃない。恥ずかしいから……」 斜め上のヴァンエレンの言葉に思わず顔が赤くなる。 ギ「・・・・・・僕はここに居ていいかもしれない」 そっと呟くギズモ フリ「そうですわ!むしろ私の前から居なくなるなんて事絶対に許しませんわ!!」 ギ「うん!たとえエルフが違法ハッキングに命を懸けるような世界になっても僕はお母さんと一緒だよ!!」 ある意味、嫌過ぎる未来像を語りつつ にっこりと笑い掛けるギズモ グレムリンの笑顔はわかりにくいがフリージアには伝わったようだ フリ「ならばよしですわ」 笑い返し言葉を返すフリージア リリ「あれっ?!そういえばクロウさんったらどこに消えちゃったの?」 レベッカを運ぶのを手伝ってもらおうと思ったリリアーナは、今頃クロウがいないことに気づいたようだ。 リリ「ちょっとヴァンエレン!元は男でしょ?ここに怪我した女の子が倒れてるのよ、何とも思わないの? 分かったらレベッカさん運ぶの手伝いなさいよ!! それとも愛するマオマオ以外のためには働きたく無いとでもっ?!」 ヴ「いえいえ滅相もございません。 私は強い者の味方でございますゆえ。 ではではメイリンとやら…おぼえてろー!」 へこへこと低姿勢で返事をしてレベッカを背中に負ぶる。 リリ(私よりヴァンエレンの方がよっぽど強いんだけどなー) そうリリアーナは思ったが、あえて口には出さなかった。 マオ「まあいいか、よし全員退却だ退却!!とりあえずは逃げるぞ!! メイリン!!いい気になるのも今のうちだ!!いずれこのスーパーエリートマオと ポンコツヴァンエレンが思い知らせてやるからそれまで煙でもたいてろ!」 メイリンに捨てゼリフを言い残しヴァンエレンに続くマオ。 リリ「ポンコツって・・・・・・うわあ」 酷いツンデレである。 ギズモの説得にマオとヴァンエレンの仲を例に挙げたのに、これでは逆効果ではないか? リリアーナはひやっとしたが、当のギズモは全く意に介していないようだ ギ「どっちにしても逃げるしかないみたいだねお母さん」 と言いつつフリージアの髪の毛を見ている。 リリ「あれ?そういえばフリージア、いつもの縦ロールはどうしたの?」 リリアーナはギズモから、フリージアの縦ロールの秘密を聞いた。 リリ「そっか、 じゃあ、魔法が使える場所に入ったら元の巻き毛に戻るってわけね。 すごいねフリージア、まるで魔法センサーみたい!」 リリアーナはいたく感心していたが、誉め言葉としてはかなりアレである。 フリ「仕方ありませんわ魔法が使えない私なんて単なる素人格闘家ですもの」 退却しながら、フリージアは魔法が使えないと単なる素人格闘家だと嘆いている ギ「・・・・・キックで岩が砕けるのに?」 リリ「いや、それだけ戦えれば十分だと思うんだけど」 ギズモと同じく、リリアーナもフリージアの素人基準には色々納得できないようだ。 生身で岩が砕けるフリージアが素人ならプロはどんだけ化け物なんだろうか? やはり気で山とか吹っ飛ばせるんだろうか? フリ「とにかく後ろに向かって全力で退避ですわ!!」 ヴ「ほっとくと不審に思った教師らがメイリンを取り押さえにやってくるかもしれぬ。 怪我人を安全な場所へ避難させた後はまた説得を続けるつもりかね?」 移動しているとヴァンエレンがぽつりとつぶやく。 確かにこのままでいくと教師たちや他の好戦的な生徒達がメイリンと敵対するかもしれない。 マオ「魔法を消される以上、戦闘において僕たちは圧倒的に不利だ。 となると望み薄でも説得しか方法はないだろうな。 それにリリアーナを見てみろ。まだ諦める気はないみたいだぞ?」 そういって僕は少し微笑みを浮かべながらリリアーナを見た。 リリアーナは階段を駆け下りながら、こくんと頷いた。 リリ「とにかくあの訳の分からない煙も止めさせないとね。でも、その前にメイリンから事情を聞かないと。 あの煙と、メイファを捕まえるのとどういう因果関係があるのか私にはさっぱりよ。 ・・・・・・もしかしてあれ、魔法を無効化する以外の効果もあるのかしら?」 リリアーナは首を傾げた後、さらに続ける。 リリ「いずれにせよ問題は、メイリンと会話が出来ない事と、状況が全くと言っていいほどつかめない事よ。 事情を知ってるらしいレベッカさんはまだ目を覚まさないし、 メイリンと意思疎通できるはずだったメモはただの紙切れに戻っちゃったし、 通訳をしてくれる筈だったヘレンは溶けちゃうし! ああーもう!こんなことなら語学で中つ国も選択しておくんだった!」 リリアーナは嘆いたが、今そんなことを言っても始まらない。 レベッカの治療