約 2,161,323 件
https://w.atwiki.jp/alfan/pages/18.html
ヤガミと絶望~小笠原ゲームログ(10/15) <あらすじ> 舞踏子に振られ、自殺したヤガミ。奇跡の治療で復活させるも、彼は未だ自分の死を望んでいた。 復活後の自殺を止めることには成功したが、ヤガミは記憶を壊す副作用のある、自殺を止める薬を定期投与されることになった。 <鍋@ふぁん小笠原ゲーム歴> ①鍋の国の慰安(にならなかった)旅行 (鍋の国で行った3時間旅行) ②鍋ヤガミ復活~小笠原ログ(9/18) (奇跡の治療後、ヤガミの自殺を止める) ヤガミ⇒鍋@ふぁん評価 : 友情-1 / 愛情+2 中の人 >鍋@ふぁんさん、こんにちは *鍋@ふぁん> どきどき。入室しておきます 中の人 >芝村さん、こんにちは *鍋@ふぁん> こんばんは。よろしくお願いします。 *芝村> こんばんはお願いします*鍋@ふぁん> ヤ、ヤガミは今どんな感じなのでしょう?(どきどき)イベントを迷っています。 *芝村> 今の状況は、かなり安定してるが、時間が空きすぎた。*芝村> 廃人だよ。 *鍋@ふぁん> 一ヶ月で廃人ですか@@うう、自分的には急いだんですが遅かったですか・・・・。 *鍋@ふぁん> 夜明けの船でも寝たきりとかなのでしょうか? *芝村> ま、頭壊れてるだけだ。死んではいない。 *芝村> これ以上の薬の使用は命にかかわる。だから薬はもう使えない。そんな状況だ。*鍋@ふぁん> な、なんとーーー。ヤガミ・・・ごめん。 夜明けの船で会おうかと思っていたのですが、小笠原の風に当てたほうが気分がよくなりそうですかね。 *芝村> イベントはどうする?*鍋@ふぁん> ごはんを持ってきたので、お昼時が良いので、お昼休みでお願いします。 *鍋@ふぁん> どこか風が気持ちよくて、安全な場所で。 *芝村> 崖の上があるよ*鍋@ふぁん> 言われる気がしました!!崖は安全じゃないですーーーーーー *芝村> 砂浜 *鍋@ふぁん> 入水が心配なので(心配性)どこか、公園とかありませんか? *鍋@ふぁん> (好き放題言ってすみません) *芝村> ミーアの泉公園があるよ*鍋@ふぁん> ミーア?が何かわからないのですが、落ち着いた場所でしたらそちらで *芝村> OK *芝村> では2分ほどお待ちください *鍋@ふぁん> はい。 *芝村> /*/ *芝村> こんこんと湧き出す泉の近くに、貴方は車椅子を押してきた。*鍋@ふぁん> そっとヤガミをみつめて様子を見ます。 *芝村> ヤガミは、動きがない。人形のようだ。*鍋@ふぁん> 「いい天気でよかった。風が気持ちいいね」(ヤガミを見つめて、微笑みながらはなしかけます) *芝村> ヤガミは動かない。その瞳は、木と泉を映している。*鍋@ふぁん> 「泉がある。きれいな水・・・。もっと近づいてみようか?木漏れ日も気持ちがいいね。」(やはり微笑んで話しかけます) *芝村> ヤガミは反応がない。*鍋@ふぁん> 「・・・・ヤガミ。来るのが遅くなっちゃってごめん。ごめんね。」(耐え切れなくなってぎゅーします。) *鍋@ふぁん> 「 *芝村> ヤガミの体がガクガク震えだした。*鍋@ふぁん> 力強くぎゅーします。 *芝村> 攻略本が震えている。 *芝村> 10 *芝村> 9 *芝村> 8 *芝村> 7 *鍋@ふぁん> さらにぎゅーーーー *鍋@ふぁん> 攻略本はなんとーーーー *鍋@ふぁん> 「ヤガミ大好きだよ。大好きだよ!!」 *芝村> ここで抱きしめるとヤガミは死にます。 *芝村> 攻略本は壊れた。*鍋@ふぁん> ぎゅーを取り消します *芝村> もう、おそい。 *芝村> だがふぁんの必死の声は、ある程度の力は発揮されたようだった。*鍋@ふぁん> 「ヤガミ大丈夫。ごめん。ごめんね。」(ヤガミから離れます)*芝村> ヤガミの目が、動いている *鍋@ふぁん> (ヤガミの目を見つめます) *芝村> ヤガミから離れると。*鍋@ふぁん> 「ヤガミ、大丈夫?ごめん、遅れてきたくせに、ヤガミの気持ちわかってあげられなくて。好きなのに。こんなに好きなのに。」*芝村> 攻略本。またつかってもいいよ *鍋@ふぁん> 今、一冊消費したのでしょうか? *芝村> ええ。>消費*鍋@ふぁん> あう・・・ミサさんがお許ししてくださいました。も一冊使わせていただきます>国のみんな使いまくってごめん!! *芝村> 使いました。*芝村> 現在自殺防止用に、脳と体の機能を、切り離してるらしいね。*鍋@ふぁん> ???体は自由に動かないということでしょうか? *芝村> ええ。今ヤガミは、体が自由に動かない。*鍋@ふぁん> ぎゅーすることで、体が自由に動くようになって、自殺しようとしたのでしょうか? *芝村> 攻略本にはそこまで書いてないね。さて、どうしよう。*鍋@ふぁん> ヤガミは話すこともできないのでしょうか?瞳の様子から感情を読み取ることは可能ですか? *芝村> 話せもしないね。舌噛むから。 *芝村> 瞳を見ることは出来る。*鍋@ふぁん> 瞳を見ます。どんな様子でしょう? *芝村> 意思はありそうだね。 *芝村> 悲しくはありそうだが。それがなぜかは分からない*鍋@ふぁん> 「ヤガミさっきは急に抱きついてごめん。驚かせちゃったね。ヤガミに会えて嬉しくて・・・切なくて・・・。気を取り直して、泉のほうにいってみようか?」(瞳を見ながら話しかけます) *芝村> ヤガミは何か言いたそうにも見る。*芝村> じゃあなぜ、1ヶ月こなかったのかと、そう言ってる気もする。 *鍋@ふぁん> (瞳の意思を読みつつ)「遅くなってごめん。一ヶ月もかかっちゃったけど、これが私の最速だったの。ごめん。のろまでごめん!!」 *鍋@ふぁん> (リアルで今日が最速ですよーーー@@) *鍋@ふぁん> 「もっと早くこれたらよかったのに。私もヤガミに会いたかったのに・・・!!」 *芝村> ヤガミは答えない。*鍋@ふぁん> 「ヤガミは私のこと、待っててくれたんだね。ありがとう。早くにこられなくて、ごめん。ごめんね。」(瞳をしっかり見て、誠意を持って話しかけます) *芝村> ”だれかとおなじだ”*鍋@ふぁん> 「ううん、私は誰とも同じじゃないよ。私は私。今回自分の気持ちを行動で示せなかったのは私のせい。」 *鍋@ふぁん> 「でも待って。待って。私、私、ヤガミが好きで。今目の前にいるヤガミだけが大事で、その気持ちだけは誰にも負けない。比べないで。」 *芝村> ヤガミからは、反応がない。 *芝村> もう駄目かもしれないね。ヤガミは目を伏せた。*鍋@ふぁん> 「誰と比べられようと、私はヤガミを一番大事に想ってる。何度でも言う。好きだよ。大好きだよ。」(目をまっすぐ見つめて言います)*鍋@ふぁん> 攻略本は何か言ってますか@@*芝村> 攻略本にはなにもない。 *鍋@ふぁん> (ヤガミの伏せた目を下から覗いて、想いを込めて見つめます) *芝村> 見詰めている。 *芝村> 10 *芝村> 9*鍋@ふぁん> 「ヤガミ、私会い来る。なんどでも。私の精一杯で。」 *芝村> 5 *芝村> 4 *芝村> 3 *芝村> 2 *芝村> 1*鍋@ふぁん> 「今回精一杯が足りなかったなら、次はもっと頑張る。約束。」 *鍋@ふぁん> ヤガミの手を握ります *芝村> ヤガミの手は冷たい。 *芝村> 0 *鍋@ふぁん> ヤガミの手をさすってあたためます。 *鍋@ふぁん> 手を自分の頬に当てます *芝村> ヤガミの目が何か語っているのに気付いた。*鍋@ふぁん> (じっと瞳を見て、それを読み取ります) *芝村> ヤガミの目は、爆笑している、なにかがおかしくておかしくて仕方がないように。*鍋@ふぁん> !?(笑ってくれるのは嬉しいけど、一体!?) *鍋@ふぁん> さらに瞳の奥を読み取ろうとします *芝村> 絶望して、もうどうでもいいやと思ってる気がする。*鍋@ふぁん> 「待って。ヤガミ。お願いチャンスをちょうだい。」 *鍋@ふぁん> 「私、口ばっかりで、何の力もないけど、想いだけは本物だから。」 *芝村> ヤガミは身体を動かせという目で、貴方を見ている。*鍋@ふぁん> それはヤガミの体でしょうか?どう動かしたいのでしょう? *鍋@ふぁん> (私に行動で示せという意味でしょうか?) *芝村> スイッチがあるのかもしれないね。ヤガミの体のどこかを動かす*鍋@ふぁん> 攻略本は何か言ってませんか?(心配) *鍋@ふぁん> ヤガミが何で体を動かしたいのか、瞳をじっと見つめます *芝村> ヤガミは動かしても死ぬことはありませんとある>攻略本 *鍋@ふぁん> 自殺もしないということでしょうか?>攻略本(心配性) *芝村> ええ。自殺はない。*鍋@ふぁん> ヤガミを信じて、ヤガミの意思を尊重したいです。もしヤガミが不穏な動きに出たら全力でとめます。自分に何かされてもいい。 *芝村> OK.*鍋@ふぁん> スイッチを探します。ヤガミを信じて、覚悟を決めて(スイッチを探しつつもヤガミを見つめます) *芝村> 貴方は神経の接続を回復させた。 *芝村>ヤガミ:「……」*芝村>ヤガミ:「ありがとうというべきだな」 *鍋@ふぁん> 「・・・気分は大丈夫?」 *鍋@ふぁん> (一応スイッチから手を離しません) *芝村>ヤガミ:「ああ。爽快だ。すっきりした」 *鍋@ふぁん> 「大丈夫?ヤガミ。」 *鍋@ふぁん> (心配でみつめます) *鍋@ふぁん> 「体、大丈夫?」 *鍋@ふぁん> (ヤガミの様子を観察します) *芝村>ヤガミ:「大丈夫だ、問題ない」*鍋@ふぁん> 「どこも痛くない?」 *芝村> ヤガミの瞳は絶望の色を讃えているが、もはや死ぬ気はないようだ*鍋@ふぁん> (ヤガミを支えるように側に立ちます) *芝村> ヤガミは貴方を無視した。*鍋@ふぁん> 「ヤガミ。私、こんなダメな私だけど。あなたの側にいたい。力足らずだけどささえたい。」 *芝村>ヤガミ:「必要ない」 *鍋@ふぁん> (無視をされても、側にいます) *芝村>ヤガミ:「だが、礼だけは。ありがとう。俺は何か色々勘違いをしていた。滑稽だな。本当に。現実に気付いていい気分だ」*鍋@ふぁん> 「私にはヤガミが必要です。そして、あなたがみんなの星であるように。あなたの星になりたい。あなたに必要とされなくても」 *鍋@ふぁん> 「ううん。勘違いなんてしていない!!私の力が足りなかったの。でも、でも、私・・・、今よりもっと頑張る。」*鍋@ふぁん> 「ヤガミを傷つけないように強くなる。」 *芝村> ヤガミは耳を貸さないで、ゆっくり歩き出した。何かを考えながら。*鍋@ふぁん> 「今は力が足りなくても。私は、私は、あなたを支えたい。」 *鍋@ふぁん> (ついていきます) *芝村> 貴方の声は、むなしく響いた。 *芝村> /*/ *芝村> おめでとう。ヤガミは復活した。もはや誰の力も必要ない。*鍋@ふぁん> orz *鍋@ふぁん> 絶望をひどくしてしまいました・・・。 *鍋@ふぁん> ヤガミの心に星をともしたかったのに・・・。何でもぎゅーすりゃいいってもんじゃないんですね・・・。 *鍋@ふぁん> 攻略本も教えてくれたのに・・・。死ぬ気もしないほどの絶望って・・・。ヤガミーーー *芝村> まあ。いいんじゃないかな。*芝村> 愛情はかせゲルけど、死んだらどうしようもない *鍋@ふぁん> そう言ってもらえると・・・、でも心がひどいことに・・・!! *鍋@ふぁん> このヤガミはもう自殺することはないのでしょうか?*鍋@ふぁん> (次になにかやらかしそうで、心配です) *芝村> ええ。もう自殺はないね。脱藩はした。*鍋@ふぁん> 鍋の国からいなくなっちゃったんですか!? *芝村> ええ>ふぁん *鍋@ふぁん> 攻略本バンバン使っておいて、国のみんなになんて謝れば・・・orz *鍋@ふぁん> 呼べばまた会えますか? *芝村> あえるね。 *芝村> 友情、愛情はあらゆるキャラに-4-4だ。別のよんだほうがいいんじゃない。*鍋@ふぁん> その時は、余分に10マイル・・・かかるんですよね?(ヤガミを呼ぶたびマイルすっからかん)*鍋@ふぁん> あらゆるキャラ!?みんなごめん・・・!!これは、他国の方が呼んでいるヤガミにも関係ありますか? *鍋@ふぁん> 会いに行くと自分勝手に約束したのに、会いにいきます。このままじゃ、ヤガミがあんまりだ・・・。 *芝村> これは、他国の方が呼んでいるヤガミにも関係ありますか?>いいえ*鍋@ふぁん> ほっ *芝村> まあ、でも、喪失感で胸は一杯だけど、いい気分だとは思うよ。後は、強くなるだけだ。 *鍋@ふぁん> ど、どんなヤガミになるんだろう・・・。き、嫌われていても良いので、陰からサポートしたいです。 *鍋@ふぁん> 今回の-4で、私、友情-5、愛情-2になるんですが、-のマックスも4ですか?@@ *芝村> -のマックスも4 *芝村> -4-2*鍋@ふぁん> おお!!でもすごく嫌われていることに変わりなし・・・・。 *鍋@ふぁん> 今回の敗因は、来るのに1ヶ月もかかってしまったことでしょうか?ゲームでもやってはいけないことをやってしまってましたか?(教えていただけるなら、今後の参考に)*芝村> 1月かかったのはたしかに。最初に愛情高い奴とか色々いってたんだけどね。 *芝村> ゲーム中の発言は空虚に響いてよかったよ。*鍋@ふぁん> 空虚・・・・orz *鍋@ふぁん> 次回このヤガミに会うには20マイル必要なんですよね? *芝村> ええ。20マイル。 (以下はゲーム外の話になるので割愛) 現在のヤガミ⇒鍋@ふぁん評価 : 友情-4 / 愛情-2
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/565.html
ここはヒウン大学の一室 私はタブンネの食肉について研究している かつてネンブータ一族という方々はタブンネを苦しめてから食べていたという そしてタブンネは苦しめるごとにその肉の旨みが増していくという実験結果がつい最近発表された 実際に私もその発表に呼ばれて、苦しめずに調理された肉と苦しめてから調理された肉を食べ比べてみたのだが味はかなり違っていた 苦しめなかったほうの肉はボソボソとしていて油分がなくどうにもゴムを噛んでいるような感じだった しかし苦しめてみたらどうだろう、噛んだ瞬間肉汁がこれでもかというほど出てきて口いっぱいに旨味が広がっていくではないか 私はこのタブンネ肉の旨さの虜になってしまい、どう苦しめたらさらにうまくなるか、研究をしているのだ 煙であぶる、鞭で叩く、極限まで酸素が薄い空間に死なない程度に放置するなどしたが実験結果はまぁまぁと言ったところだった あの肉を超えたい、いや世界一旨いタブンネビーフを食べたいと私は躍起になって研究している最中だ そして今回はドラム缶で焼いてみようと思う 用意するのは一週間前に生まれた5匹の子タブンネ 薬品研究を主としている学部なのだがそこの教授と旧知の仲で 旨いタブンネビーフを食べさせることを約束するかわりに安く引き取ったのだ 摩り下ろしたオボンの実を食べているタブンネ、基本的に与える材料は最良のものを与えているつもりだ 絶望が希望に変わった瞬間が真の希望だと言われるように、希望が絶望に変わった瞬間もまた真の絶望だと思うからだ さて、少し広めのドラム缶にタブンネを入れる 球に入れられてきょとんとしているが、上からのぞく私の顔を見た瞬間ミッミッとこちらに手を伸ばしてきた どうやら疑われてないようだ、早速実験に移ろう 木材の上に着火剤を用意し、それを囲むように岩を円形に置く、そして岩の上にバランスよくドラム缶を置いた 私はペットとして飼っているゾロアに火炎放射を吐かせる 木材は瞬く間に燃え広がり、ドラム缶を熱していく 異変に気付いたタブンネはミィミィとこちらに対して助けを求めてきた 不格好なタップダンスを踊り泣きながらこちらに手を伸ばすタブンネ しかし私は手を出さない、ずっと見ているだけだ 目に涙をためて「どうして助けてくれないの?」とでも言わんばかりだ そのうちタブンネ達に疲労の色が見え始めた 一匹のタブンネがバランスを崩し、ドラム缶に倒れこむ 肉が焼ける音と匂い、そしてタブンネの叫び声が響き渡る 「ミビャア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」と叫ぶタブンネ、立ち上がろうとしても肉がドラム缶にへばりついて離れないようだ 次第にそのタブンネは弱っていく、しかしここで気絶されたら肉のうまみが今一つなんだ 俺はタブンネ達に対して「お前らの母親が助けに来たぞ!もうちょっとだがんばれ!」と叫びかける その言葉にタブンネの目に再び希望が戻った 後もうすぐでお母さんが助けてくれる、あともうちょっとで助ける きっとそう思っているのだろう、もちろん母タブンネは今頃どこかの雄タブンネとよろしくやっているのだろうが 先ほどまで意識を失いそうだったタブンネも何とか持ち直したみたいで何よりだ 俺はタブンネに励ましの言葉をかける、もう少しだ、あともうちょっとだ、内容はなんでもいいんだがこうやって励まして希望を失わせないようにする しかしそれでも生まれて半月ほどのタブンネの体力なんて高が知れている するとあるタブンネが倒れたタブンネの背中に乗ったのだ 倒れたタブンネは再び叫び声をあげる それを見たタブンネ達が我先にとその乗っているタブンネを退かそうと喧嘩を始めたのだ これがなかなか稚拙な争いで面白いのだ、食肉以外にもこのようなサプライズを与えてくれるとは本当に感謝しないとな 押しつ押されつの攻防戦、しかし数にはかなわず上に乗ったタブンネは背中からドラム缶に上に倒れる 叫び声が上がるのと共にそのタブンネ二匹の上に三匹が乗ろうとする そのうちの一匹が乗ろうとした瞬間バランスを崩しよろついた、そのタブンネは二匹の背中を掴む そして3匹ともドラム缶に倒れこんでしまった、面白いというか哀れというか 疲弊してきたタブンネ達に俺は母タブンネを持ち上げて見せてやる 先ほどとは打って変わりミィミィと母に助けを求めるタブンネ達 しかしそれは母タブンネではなく母タブンネに化けたゾロアだったのだ ゾロアはタブンネ達にべろべろばーをする、私のペットながら性格のいいやつだよ、本当に タブンネ達は鳴き声のコーラスをした後放心状態になった、まぁこんなところでいいだろう 俺はドラム缶に蓋をしておいしい水を飲みながらゾロアと一緒に出来上がるのをまった そして数分後、火が消えて蓋をあけるとそこには中まで火が通ったタブンネビーフが出来上がっていた 肉の焼けた良いにおいが鼻孔をくすぐる、唾液があふれ出てきてしまう そしてちょうど友人がやってきた、時刻は13時 少し遅めのお昼ということでゾロアと友人と俺でタブンネをいただくことにした 毛皮を包丁で剥いで肉をいただく、内臓は残念ながら糞等があるから今回は食べないでおこう 実験は大成功だったようだ、初めに食べたやつのように旨味のあるタブンネビーフが完成したのだ 友人も俺もゾロアもタブンネに舌鼓をうつ そして食べ終わった後は後片付けをしてデザートのオボンを食べた 友人も満足したようでなによりだ 私たちはまだまだ実験を続ける、そこにタブンネビーフがある限りもっとおいしい食べ方があると信じて!
https://w.atwiki.jp/yoron2ch/pages/9.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/terrachaosgaiden/pages/294.html
黒いボディスーツを着込んだ女性が、照りつける太陽光も気にせずに車道を疾走していた。 地を蹴り、跳躍。一跳び300メートルとまではいかないが、それでもその移動速度は人間の限界を遥かに超えている。 それもそのはず、彼女は今でこそ姿が人間だが、正体はあらゆる面で神を超えた存在だったのだから。 主催者により能力には制限が科せら、この姿ではさらに能力が下がっているかもしれない。 それでも、今出せる最大の力でもって移動を続ける。 左腕には支給されていた武器を、右腕には意識を失っている少年を抱えて。 出会った当初、この少年は白い服を着ていた。 だが、いまやそれは見る影もないほど赤黒く染まってしまっている。 ここまでの道中にも、いくつもの赤い点がずっと続いている。 それの正体は、他ならぬ少年の体から溢れ出た血液だ。 もちろん止血は試みた。 だが、予想以上に傷が深いのか、血が止まる気配はまるでない。 「レン……!」 少年の名を呼んでも、返事はない。 血を失い過ぎた人間は死に到る。それは人ならざるこの女性でも知っていた。 急がなくては。 少し前に少年と交わした言葉、自分で開けることのできたバッグ、その中の地図。 人が集まる、都会に急がなくては。 都会なら大きな病院があるだろう、人――今は参加者だが、とにかくいれば治療の道具を持っているかもしれない。 運がよければ【回復魔法】が使える者もいるかもしれない。 「なんで、私は……!」 回復魔法が使えない自分を、そう創り上げた上司を恨む。 魔法の才能がないから……という理由ではない。 彼女は、わけがわからないよと騒いでいた生き物お墨付きの超魔力の持ち主だ。 ただ、基本装備に回復機能がないだけ。折角の魔力も、敵の魔法攻撃を遮断するぐらいでしか使えていない。 要するに、現状では宝の持ち腐れ状態なのだ。 最低級の魔道書でもいい。とにかく血を止める手段が欲しい。 別に会ったばかりのこの少年を助ける義理はない。ここはバトルロワイアルの場。 弱肉強食、弱い者は強い者に食われていく世界。 子供だからといって許されるほど甘い世界ではない。事実、見せしめに殺された少年の年齢はこの少年よりもさらに低い。 だがそれでも、女性は少年を助けたかった。 自分にとって、初めて出会ったまともな人間というのもあるが…… 職業病だろうか、最初にこの少年と共に行動……彼の護衛をしようと思った以上、それを投げ出すことはしたくなかった。 そして、彼女にも少なからずプライドがある。 世界の防衛者たる自分が、目の前の少年一人すら守ることができなかったとは何事か。 敵の奇襲に、まるで気がつけないとは何事か……! だが、まだ完全に手遅れではない。傷を負ってしまった事実は変わらない。 しかし命までは失っていない、まだ助けることが、彼の命を守ることができる。 それだけを考え、女性は走る速度を一切弛めずに進み続けた。 少し前…… 「レ、レン? 大丈夫ですか?」 「だ、大丈夫……ふぅ、よかったよお姉さん」 「はぁ……? よくわかりませんが、無事でなによりです。 スターバスターの発射については、魔力を私の前方に収束させれば大丈夫そうでしたよ」 (胸からは出ないのか……ちょっと残念だな) 「何か?」 「いやなんでもないよ! それよりお姉さん、これからどうするの?」 「そうですね……やはり、首輪を外さないことには始まりませんし、人が多く集まる場所に行きたいのですが…… 生憎と、私はこの地域というか、世界そのものに疎くて……」 「あ、それなら僕が案内できるよ! これでも結構、色々な場所で歌ってるからね。 僕も最初にそういう場所に行こうと思ってたから、このまま真っ直ぐ行けば……渋谷や新宿に出れるはずだよ」 「なるほど、助かります。レンと会えてなかったら、私は真逆の方向に向かうところでしたよ…… 目標、渋谷区か新宿区……会場各地の地名把握完了です。……おっと」 「どうしたの?」 「危ない危ない、地図の確認だけで満足するところでした。私に支給された道具の確認も今のうちに済ませておかないと。……これは?」 「あ、スターバッ○スのコーヒーだ。……はずれみたいだね」 「なるほど、これが人間の飲む……あ、おいしい。名前もスターバスターみたいですし、きっと繁盛しているのでしょうね」 「どういう理屈さ……他に何か入ってない?」 「ん、ありますね。これは……」 「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃないか! 完成度高けー……って本物!?」 「変わったデザインの砲台ですね。威力は……」 「確か【お城の天守閣を吹き飛ばす程度の威力】って本に書いてあったような……」 「それはなかなか。ただ、本体も立派な造りで強度も申し分ないのですが…… この姿になる前なら、私の砲台の代用品として究極合体できたかもしれないと思うと、惜しいですね」 (あぁ……お姉さんの手が、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を……【アレ】を撫でている……ッ! ……【立派】……【申し分ない硬さ】……【合体できなかったのが惜しい】……=【お姉さんは今欲求不満】……ッ!? そうか、暗に僕を誘っているんだね!? そうなんだね!?) 「ね、ねえお姉さん? 僕のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲でよければ合体しない!?」 「え? レンもこの砲台を持っていたのですか?」 「うん、小型タイプだけど、持久力と速射性に優れたタイプのやつをね。逆に小型だから今合体できるんだ。 威力も凄いよ。(お姉さんを)一撃で昇天させることさえ可能なんだ!」 「……! それは凄い! 早速究極合体の構えに入りましょう。従来の合体であれば、背に砲台を……」 「いきなりバックから!?」 「?」 「じゃ、じゃあそこに手をついて四つん這いに……」 「ん……これで、いいでしょうか?」 「我が世の春がキタァァァァァ――――」 どぶしゃ! 「レ、レン!? 今嫌な音が……血っ!? まさか敵襲!? そんな、どこから……! くぅ……これ以上レンを狙わせるわけには……! ここは退いて……!」 (あぁ……そうだ。僕、テンション上がりすぎて鼻血出して卒倒したんだっけ……) 記憶を辿り、レンは自分の醜態を思い出す。鼻血以外にも下半身から白い液体が出たかもしれないがそれは気にしない。 そしてどうやら意識を失った後、機人のお姉さんに担がれているらしいこともわかった。 (あれ……僕、片腕で簡単に持たれちゃってる? 男としてちょっと傷つくなぁ…… それに、ちょっと、なんか、速くて、酔いそう……) 耳に入る音は、風を切る音のみ。 なぜこのお姉さんはこんなに急いでいるんだろう? 理由はよくわからないが、気絶していた自分を運んでいるのは確か。 このままでは正直酔いそうだし、男の自分がお姉さんの腕に負担をかけ続けるのもいただけない。 が。 (……もうしばらく気絶しているフリしとこう) 男、鏡音のレンの選んだ選択肢は狸寝入りだった。 なにしろ、出るとこ出てるお姉さんに強く抱きかかえられているのだ。 当然必然、二つの果実もむにゅりと押し当てられているわけで。 14歳の少年は、酔いや道徳よりも自分の欲望に忠実だった。 (……だって、しょうがないじゃないか……) だがレンも、その欲望の裏に潜んでいる本当の感情に気がついている。 レンは、怖いのだ。 家族とは散り散りになってしまい、目の前で行われた総理大臣による処刑。 いつ自分が、死んでしまうかわからない恐怖。 いつ家族が、殺されてしまうかわからない恐怖。 一度芽生えたその感情は、ちょっとやそっとでは拭いきれない。 いつもの、平常時の鏡音レンのフリを無理してでもしなければ、心が砕け散ってしまう。 そうしていないと、不安で押し潰されてしまう。 この場に似つかわしくない空気の道化を演じでもしないと、きっと一歩も動けない。 だから彼は、鏡音レンは偽りの仮面を被り、演技を続けているのだ。 (あぁ……柔らかい! 柔らかくて気持ちいいよ……!) ……多分。 「さて……ハクちゃんを探さなきゃだけど、どうやって探したものだろう?」 うーん、と唸りながら、巡音ルカはその頭脳を高速回転させる。 自分の目的は、大切な人である弱音ハクとの再開及び護衛。 そして、あの豚どもへのきっついお仕置きだ。 だがこの双方の目的を同時に達成するのは中々に困難。 探し人を見つけるのは容易ではない。事前に待ち合わせ場所を決めているならともかく、この会場は広い。 闇雲に探していては、何度も行き違いになることも考えられる。 豚の始末も面倒だ。首輪を外さなければ、おそらくまともに刃向かうことさえできない。 それだけでなく、主催の豚とはまた別の紅い豚、マグニスも面倒だ。 あの時はつい本心で敵を煽ってしまったが、実力は明らかにあちらが上だった。 仮面ライダーの力を使えば、倒せないことはないのかもしれないが…… 今はまだ変身できない。仮に変身できても、10分で仕留められなければこっちが返り討ち確定。 問題は山積み。 どれも難易度は高いが、やはり優先すべきだと判断したのは…… (ハクちゃんは早くみつけないと。それこそあの紅豚に見つかったらひとたまりもないよ。 ボクみたいに、戦いになっても生き残れそうな道具が支給されていればいいけど……) 自分はアンドロイドだ。少なくとも世間一般の人間よりかは反射神経も運動能力も優れている。 だがあくまで普通の人間と比較した場合であって、マグニスのような燃える大斧を振り回すような男…… 普通じゃない人間の相手は厳しいものがある。 ハクを守りたい。だが、少しでも油断すればハクよりも先に自分が死ぬ可能性だっておおいにありうる。 「やっぱり、誰かボクと同じように豚にお仕置きしようと考えてる仲間が欲しいところだね。 常ならざる力の持ち主~とか、特別な眼~とか、魔法少女~とか色々な人が参加させられてるみたいだし…… 少しくらい、同じことを考える参加者がいてくれるといいんだけど……ん? あれってまさか……!?」 「はいはい、急いでるとこ悪いけど、キミちょっと止まってね」 「っ!」 ルカが発見したのは、一人の女性と、その腕に抱えられた少年だった。 メモリがまだ使用できない現在の状況では、下手に参加者と接触することはあまりしたくはなかったのだが…… その抱えられている少年の格好には見覚えがあった。 もっとも、その見覚えのある格好は朱に染まっており、現在も鮮血が滴っている点が異なっているが。 「……それ、どうしたのさ? 悪いけど、ちょっと置いてってもらえるかな? そうしたら見逃してあげるよ」 「……お断りします。貴女こそ、そこをどいてもらえませんか? 退かない場合、こちらも鉄拳星砕……実力行使させていただきます」 (あれ……なんか今、ルカ姉さんの声が聞こえたような……?) ルカは、ハク以外の知り合いの姿……弟分の鏡音レン、ボーカロイドの仲間をこの会場で初めて目にした。 しかしその姿は変わり果て、おそらく手を出したであろう女に抱えられている。 ライバルであり、共に夢を語り合った家族でもあるレンを、ルカには見捨てることなどできなかった。 そのレンを抱えるシステムもまた、レン以外の初めての人間をこの会場で目にした。 レンを差し出したら見逃す……どこか上から目線、いや人間の実力からすればそれは当然か。 この人間の実力がどれほどのものかはわからないが、余裕のある笑みから察するに実力者だろう。 二人とも、内心は冷や汗が流れている。どうしようもないほど強かったらどうしようかと、不安で一杯だ。 だが退くわけにはいかない。 正体もわからない謎の女……最悪、首をはねて首輪を手に入れようとか考えてるかもしれない奴に、レンを渡してなるものか。 (ボクが、レンを助けないと……!) (私が、レンを守らねば……!) 二人は間合いを取りつつ、辺りには緊迫した空気が張り詰める。 そんな中。 (あれ、やっぱりルカ姉さんだ! なんかいつも尻叩きプリーズって言ってる姉さんよりも随分と凛々しいけど…… なんだろう……なんか空気がピリピリしてる……) 渦中の少年は暢気だった。 【中央区/一日目・日中】 【鏡音レン@VOCALOID】 【状態】 健康、鼻より出血中、狸寝入り中 【装備】 【道具】 基本支給品一式、禍神のマリネ、たこルカのタコぶつ 【思考】基本:死にたくない 0:もしかして、どっちが僕を抱っこするかでもめてるとか? 1:リンや他の家族が心配 2:電波お姉さんに家族と正義感溢れる青年(南光太郎)を探しを手伝ってもらいたい ※国会議事堂内で一部参加者の顔を覚えている可能性があります ※最終防衛システムの話をろくに聞いていません 【最終防衛システム@サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY】 【状態】健康、人間体、人間への恐怖(若干緩和)、焦り、胸部中心にレンの血痕多数 【装備】スターバスター、振り下ろし、踏み潰し ○変化、○ダウン、○消滅、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲(空き) 【道具】基本支給品一式、スタバのコーヒー×2 【思考】 基本 主催者の排除 0 目の前の女性(ルカ)を警戒 1 人間の参加者にもまともなのがいる? 2 新宿or渋谷の病院に向かい、レンの傷を治したい 3 白い生物(キュゥべえ、名前未確認)を警戒 【個人制限・特殊能力】 004「人間っていいな?」参照 ※コロッケの効果時間は不明 ※レンの出血が鼻血によるものだと気がついていません 【巡音ルカ@VOCALOID】 【状態】健康、仮面ライダーアクセルにもうしばらく変身不能 【装備】アクセルメモリ@仮面ライダーW、アクセルドライバー@仮面ライダーW、 【道具】支給品一式 【思考】基本:弱音ハクと合流し、主催にお仕置きをする。 0:目の前の女性(防衛システム)を警戒 1:弱音ハクと、豚へお仕置きする仲間を探す。 2:レンを助けたい 【補足】 ※カオスロワ7期、8期とは別人のようです。 ※彼女にとってVOCALOIDは『人間に近いロボ』。7期のVOCALOIDみたいなものですが、 その他の設定(ナノマシンで自動修復等があるか)は後の書き手に任せます。 ※弱音ハク以外のVOCALOIDとの関係は後の書き手に任せます。 ※弱音ハク以外のVOCALOIDがロワに参加していることを確認していません。 ※レンの出血が鼻血によるものだと気がついていません 支給品紹介 【スタバのコーヒー@現実】 有名店のコーヒー。いつでも挽きたてのおいしさを。 3本セット。 【ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲@銀魂】 8期で八坂神奈子が御柱の代わりに装備していた大変卑猥な大砲。 だがそのふざけた見た目に反し、江戸城の天守閣をぶち抜いて江戸を開国させる程の威力を持つ決戦兵器。 完成度が高くて当然、本物なのだから。 「お……俺は、どうすればいいんだ……!?」 二人の女性が睨み合う中、その様子を近くから窺っている者がいた。 ただならぬ鋭い眼光……ということはなく、それ以前に眼光がない。 極限まで細められた糸目と浅黒い岩のような肌が特徴的な少年…… 彼の名はタケシ。 小さな怪物【ポケットモンスター】を操るトレーナーだ。愛用は硬くて大きな岩タイプの…… ……誤解を招くといけないので【ポケモン】にしておこう。 とにかくタケシは、ポケモン使いであり、ジムのリーダーを勤めつつ、ポケモンマスターになる夢を持つ少年だった。 そんな彼もまた、バトルロワイアルに巻き込まれてしまっていた。 見せしめに殺されたのは自分と年齢も近いであろう男の子。 しかしタケシは、恐怖を振り払い、このバトルロワイアルに立ち向かう覚悟を決めていた。 ポケモンを悪用する連中も許せないが、人の命を平気で奪う奴はもっと許せない―― そう叫んだのを、彼はまだ覚えている。 使うポケモンのタイプ故か、あるいは性格故にタイプが岩なのか……タケシは真面目で実直な少年だった。 動かざること岩のごとし、一度抗うと決めたら徹底的に抗う、不動の心の持ち主だった。 だが、そんな彼の決意を嘲笑うかのように、彼に支給された品は…… ドヤァ…… ドヤァ…… ドヤァ…… むっかつく表情の、全く同じキャラクターのフィギュアが三体。 しかもセットではなく、どうやら一体一支給の扱いらしい。 完全に外れのデイバックだった。 しかしその程度では、タケシの岩のような心を砕くには至らない。 気をとりなおした彼は、他の参加者を探して歩き…… 「な、なんだあの美しいお姉さんは……!?」 彼は、桃色の髪のお姉さんに心を奪われた。 声をかけるのも思わず躊躇ってしまう程の美しさ。 突き出た胸に、ドレスのスリットから覗く脚と絶対領域の破壊力たるや尋常ではない。 これにはタケシの岩のような心も砕けた。 イシツブテ の だ い ば く は つ (どんなに硬い岩も、お姉さんという名の潤いの水の前では一撃必殺されてしまうのさ……) そんなことを考えながら、タケシはルカのストーキングを開始していたのである。 そして現在、ドレス越しのお尻を見つめながらストーキングしていたタケシは、新たなお姉さんを発見した。 (これはまた暴力的なわがままボディ……! 露出が全くないのに不満じゃない不思議……!) ストーキングがばれると不味いので、タケシは心の中でぐっと親指をたてた。 しかし、どうにも二人のお姉さんの様子がおかしい。 互いを牽制しあうような……そんな感じだ。 そして冒頭、彼はどうすればいいのか迷う。 殺し合いなど、絶対にしてはならない。ましてやあんな美しいお姉さん達が。 だが愛用のポケモンを奪われ、支給品はがらくた……鍛えてあるとはいえ子供の自分が、間に立てるだろうか? 言葉で解決するのが一番だが、万が一の場合はあの二人の真ん中に立って仲裁をしなければならない。 (なんだ……この悪寒は……?) 何故か、僅かに二の足を踏んでしまう。 間に立ったはいいが、二人の拳が止まることなく、自分の体を直撃する光景が容易に浮かんでしまう。 (ええい! それはつまりどちらかのお姉さんも怪我をするかもしれないってことじゃないか! お姉さんが傷つくくらいなら! 男ならどーんと身代わりになるべきじゃないのか!?) 己を奮い立たせ、なんとか一歩目を踏む。 しかし元々がストーキングのために距離をとっていたため、お姉さんまで辿りつき、止めるには……走るしかない。 (くそっ、間に合わないか!? なら、このまるで役に立ちそうにない人形でこっちに注意をひきつけるか……!?) 三体の人形の背中にはボタンがついており、説明書によれば、押すと様々な言葉を喋るらしい。 お尻のあたりには音量調整する場所もある。 これを最大音量にし、注意をひきつければとりあえずお姉さん同士の争いは回避されるのではないだろうか? しかし、どのボタンでどんな言葉を喋るかまでは説明書に書いていない。 下手な台詞をこの人形が喋れば、怪しまれ、問答無用で自分がお姉さんにぼこぼこにされるかもしれない。 (……それはそれでアリだな。 いやとにかく! どうする俺! どうする俺! そしてあいつは人間じゃねぇ!) ぎりりと歯を噛み締めながら、タケシは二人のお姉さんと、ついでに一人の羨まけしからん子供を見つめる。 彼の行動ははたして……? 【タケシ@ポケットモンスター】 【状態】 健康、葛藤 【装備】 【道具】 基本支給品一式、アビシオンのフィギュア×3 【思考】基本:殺し合いには乗らない。できれば友たちが待つ場所に帰りたい 0:お姉さんたちを止めたいが、どうする……? 1:あの子供(レン)はちょっと殴りたい 2:愛用のポケモンを取り戻したい 支給品紹介 【アビシオンのフィギュア@パロロワ】 甘い! 甘いぞぉ! 7期や9期、LSロワやテイルズ2ndなどで登場。 どうみてもはずれだが、フィギュアのモチーフ以上に圧倒的に出番が多い謎の品 034:国会見学とか正直一つたりとも記憶に残ってねェ 投下順 036:サザエ、外伝でもうっかり 034:国会見学とか正直一つたりとも記憶に残ってねェ 時系列順 036:サザエ、外伝でもうっかり 021:なにレン? お姉さんに(ry 鏡音レン 049:少年と美女と恐竜と 021:なにレン? お姉さんに(ry 最終防衛システム 049:少年と美女と恐竜と 005:パルマーA「俺のことは(ry 巡音ルカ 049:少年と美女と恐竜と 初登場! タケシ 049:少年と美女と恐竜と
https://w.atwiki.jp/kakiterowa/pages/174.html
NdG5hiFT6氏こと【忘却のウッカリデス】は、現在緊急事態に陥っている。 下手すれば登場話で死亡してしまうくらい危険な状況だ。 このままでは、ズガンよりも扱いの酷い、登場したときには既に死んでいたという事態になりかねない。 ちなみに彼の頭の中では、走馬灯の代わりにスーツを着たイタリア人が、丁寧に額を寄せて説教してくれている最中だ。 「いいかウッカリデス。死亡してしまうと思った時には、既にテメェは死亡しているんだ! 俺達が使っていい言葉は一つだけ。「死亡した!」なら使っていい!」 頭の中に浮かんだ嫌な展開に、思い切り首を振る。 (いやいやいやいや! 「死亡した」じゃ余計だめじゃん! つか、なんで死亡前提なんだよッ!) 選択肢が全部同じなんて、ギャルゲぐらいでしか見かけないものだ。や、それ選択でもなんでもないけどな。 ラ○フカードのCMだって正解がちゃんとある。まぁ、トラップカードも混じってるけどさ。 (ええい、俺の視界のどこかに選択肢とか出て来ないわけ!? もしくはライ○カードとか!?) 360度見回すが、そんなもの何処にもありゃしない。現実は非情である。 (お父さん、お母さん。アニロワ2ndのみんな……先立つ不幸をお許しください) とうとう観念したのか、彼は両手を組んで全てに身を委ねた。 説明が遅れたが、現在彼がいるのは上空500m。 ヒモ無し、パラシュートなしの、実にスリリングな空のお散歩中である。 補足しておくと、彼の向かっているのは地面がある方向。 視界の隅で、どこぞの赤いロリコンが、彼に向かってサムズアップしている。 なんだか悔しいので、その幻影に向かって中指を突き立て返す。 そろそろ空の旅も終わる……ウッカリデスはゆっくりと瞳を閉じた。(←目です) ぶっちゃけ、その落下している原因は、彼らしいうっかりが発端なのだが…… ♪ ♪ ♪ 落下する数分前、ウッカリデスは会場に着いたと同時に支給品の確認を始めていた。 もちろん、きなりこんな所に連れてこられて軽い恐怖を覚えたが、名簿を見てそれは吹き飛んだ。 そこには彼にとって仲間とも言える書き手達が名を連ねていたからだ。 これが分かっただけでも、心の安定感はずいぶん違う。 さらに、名簿を見ているうちに、大胆な考えが頭に浮かぶようになっていた。 可能ならば、他のロワの書き手とも協力しようという考え始めていたのだ。 「ちょっと怖いけど、書き手だって同じ人間じゃないか」 男は度胸、何でも試してみるもんさ。と、いい男だって言っていた。 自分だって男だ。今度胸を見せないでいつ見せるか。 「っと、僕の支給品は……おぉ?」 最初に出てきたのは、今の外見に良く似合う代物だった。 「ゼロの仮面って、これ狙って渡されたのかな」 仮面を装着し、ウッカリデスは身に纏っていたマントを翻して華麗にターンを決める。 そこ立つ姿はまさに、アニメの中のゼロそのもの。 彼の容姿は、ルルーシュ=ランペルージュとなっていたのだ。 「ま、さすがにギアスとかは使えないっぽいけど」 先ほど仮面に反射した瞳を見たが、例の模様は入っていない。 安堵しつつも、少しだけ残念だとウッカリデスは心の中で呟いた。 あの能力があれば、生き残る確立もグンと上がる。 アニロワ2ndだったら修正要請が飛んできそうだが、ここならきっとそんな事はないだろう。 「あとは……なんだこりゃ」 最後に出てきたのはCDよりもやや大き目なディスクだった。 「説明が書いてある。えっと、マン・イン・ザ・ミラー?」 付属されてた説明書には長々と文が書かれていたが、要約するとこんな事だった。 【マン・イン・ザ・ミラー(0)】 当てた相手と位置を入れ替える。 足元に自分以外しか踏めない、鈍足状態にさせる罠を仕掛ける。 「……う~ん」 ディスクの表裏を眺めながら、ウッカリデスは溜め息をついた。 結局、支給品の中からは武器らしきものが一つも見つからなかったのだ。 「唯一の当たりはこれかなぁ」 呟きつつ、被っていた仮面を軽く小突く。 説明書に寄ると、非常に頑丈な素材で出来ているらしい。どんな魔法も衝撃も無効にすると書いてある。 ようするに、頭に装着する防弾チョッキのような物だ。 「ま、これ被ってたら他の人たちを怖がらせちゃうから、普段は外し――あれ」 仮面を外そうとするが、どういう仕組みなのかしっかりと首に固定されて外れない。 さらに強い力で引っ張っても剥がれず、着脱用のボタンも見つからない。 困ったウッカリデスは、両手で剥がそうと、手に持っていたディスクを放りなげる。 が、それがいけなかった。 「ぅえ」 彼の手を離れたディスクは、ビゅーンという効果音とともに空の彼方へと飛んでいく。 その数秒後、彼の体は一瞬で空中へと移動していた。彼の居た地面では、一羽の鳥が首を傾げている。 「え、な、え、いや、の……」 両手を仮面に当てていたウッカリデスは、そのままムンクの叫びの絵のように頬の部分に手を当てる。 「NOooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!」 ♪ ♪ ♪ 「で、どうするのかなそこの仮面の人」 握った刀を軽く振りつつ、王子は仮面の男を見て余裕の笑みを浮かべている。 対して仮面の男のほうは、未だ前かがみの状態でもじもじしていた。 顔を見ただけでは気付かれないが、すでに股間はガビガビである。 早く褌を洗いたいが、そんな悠長なことをしている余裕も時間もない。 「もちろんその娘を助けるさ。あと、自分の名前は最速の人だ」 左手で股間を押さえつつも、右手はしっかりと鉄扇を握っていた。 そんな様子に、王子はさらに余裕の笑みをこぼす。 「ああ面白い。けど、ちょっとお下品だよね。それにもう飽きてきちゃった……とりあえず」 ロリスキーの手首に当てていた刀を上にずらし、ゆっくりと最速の人の方に構え直す。 「少し、頭を冷やそうか」 「!」 喋り終えるとともに、その切っ先が最速の人の手首を撫でる。 が、それをぎりぎりの所で回避して、お返しにと鉄扇を振り下ろす。 だが、最速の人よりもさらに早く、王子の刀が牙を飛ばしてきた。 「《破棄すべき全ての手》! 《破棄すべき全ての手》!! 《破棄すべき全ての手》!!!」 「くっ、ぐぉッ」 反撃どころか、回避すら許さないその攻撃に、最速の人は着実に傷を増やしていく。 腕。 肘。 耳。 肩。 頬。 膝。 致命傷とまではいかないが、決して大丈夫とはいえない傷が次々に刻まれていく。 「ほらほら、反撃しない……のッ!」 「うぐぅ!」 刀に集中しすぎたためか、腹部まで潜り込んできた王子の膝に気付けず、最速の人は初めて直撃をくらう。 そのあまりの威力に、胃から口まで悲鳴が逆流する。 「おかしいなぁ……。こっちはまだ全力じゃないんだけど、もしかしてもう限界なのかな?」 「ぅ……」 余裕で話す王子に比べ、最速の人は苦しそうに腹部と股間を押さえ、脂汗を浮かべている。 あまりの戦力の差を目の前にして、最速の人は半ば絶望のような物を感じていた。 (せめて、両腕がもっと動けば) ゆっくりと近づく王子を睨みつつ、最速の人は唇を強くかみ締めた。いよいよ一方的な戦いも終わりだ。 と、絶望に染まりつつある光景に一つの希望の光が飛び込む。 次の瞬間、最速の人は強くかんだ唇をゆっくりと開いた。 「最後に……聞かせてくれ。君の名前は?」 「よく聞くような台詞だけど、それを知ってどうするのかな?」 「そこをなんとか」 「王子だよ。熱血王子。で、こういう時って何か仕掛けとかあるけど、そんな状態で何をしてくれるのかな?」 王子の体からは、妙な動きをしたら即座に手首を切り落とすという気配が滲み出ていた。 「いやなに」 刀を突きつけられた手と反対側の手を、弱々しそうに王子の上空に向ける。 「君が放送で呼ばれたとき安心したいからさ!」 王子が空から落下してくる人影に気をとられたその一瞬、 最速の人は空に伸ばしていた手で王子の足首を、力の限り引っ張る。 「なッ」 「ふぬぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!」 ゆっくりと体が傾いていく王子に、落下していたウッカリデスが直撃する。 そのあまりの衝撃の余波で、王子の周囲に巨大なクレーターが生まれていく。 ここに来て、中央で仰向けに倒れる王子の顔が、初めて苦痛の色に染まった。 (今しかない!) 最速の人は体に鞭打って立ち上がると、落下してきたウッカリデスの所まで走り彼を背負う。 背負ったウッカリデスの顔は見えないが、助けてくれた人物をこのままにしてはおけない。 「今のうちに逃げるんだ」 「!」 差し出された手に一瞬怯えたロリスキーだが、このままここに居る方が危険だと判断したのかその手を握り返す。 クレーターの中央で三人を見つめる王子を尻目に、ロリスキー達はその場から立ち去っていった。 「やれやれ、これはちょっと動けないなぁ」 空を見上げる王子の顔は、新しい玩具を手に入れた子供のように愉快そうだった。 【深夜】【G-7 市街地】 【熱血王子@漫画ロワ】 【装備:『破棄すべき全ての手』】 【所持品:支給品一式(確認)】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本:手首を狩る 1:とりあえず休む 2:休憩したらまた獲物を全力で獲物を探す ※銀目銀髪の高町なのはの顔に、ウルトラマンレオの体、声は赤木しげるです ※【『破棄すべき全ての手(リスト・ブレイカー)』@漫画ロワ&誤爆スレ】 一話で二人の人間の手首をはねた逸話に由来する宝具。真名を解放しながらの攻撃は、全て手首を斬り飛ばす一撃となる。 ちなみに外見はfateのルルブレ。存在は誤爆スレと漫画ロワ毒吐きを見て作者が勝手に作った 【深夜】【G-7 市街地外れ】 【クールなロリスキー@漫画ロワ】 【装備:江頭2 50のタイツ@漫画ロワ】 【所持品:支給品一式(未確認)】 【状態:疲労、軽い恐慌状態】 【思考・行動】 1:とりあえず最速の人と一緒に逃げる 2:死にたくない、怖い 3:怖い ※上半身裸の柊かがみです ※何故か不死身です 【ギャルゲロワ版最速の人@ギャルゲロワ】 【装備:鉄扇@ギャルゲロワ】 【所持品:支給品一式(確認済)】 【状態:所々に切り傷。かなりの疲労。股間がガビガビ】 【思考・行動】 1:とにかく逃げよう! 2:褌を洗いたい! ※まんまハクオロです ※違う意味で最速です(すでに何度か果ててます) 【忘却のウッカリデス@アニロワ2nd】 【装備:ゼロの仮面(蝶高性能)@アニロワ2nd】 【所持品:なし】 【状態:気絶中】 【思考・行動】 1:気絶中 2:様々な仲間を集める ※【ゼロの仮面(蝶高性能)】 銃弾から魔法、科学兵器、核に至るまで全て防いでしまう恐ろしい仮面。 ただし、守れるのはあくまで首から上だけに限られている。 ちなみに、視界は蝶良好で酸素の補給も問題なく出来る。 その代わり、一度装備すると死ぬまで外せない。 072 俺の容姿 投下順に読む 074 dddddddd 072 俺の容姿 時系列順に読む 075 希望と絶望のサイボーグ 055 ロリスキーはクールに怯える 熱血王子 093 無題(1443) 055 ロリスキーはクールに怯える クールなロリスキー 094 諸君、私はかがみんを苛めるのが大好きだ 055 ロリスキーはクールに怯える ギャルゲロワ版最速の人 094 諸君、私はかがみんを苛めるのが大好きだ 忘却のウッカリデス 094 諸君、私はかがみんを苛めるのが大好きだ
https://w.atwiki.jp/sirensong/pages/31.html
みんな 恭也が絶望しすぎたよ あんなグズみたいにならないように 適度に絶望していってね! ネット オカルトランド 学生は暇だよな 山奥 愛車で なんとかして入ろう えどさん" チャングム そんなことより お蕎麦が食べたい ぐーず ぐーず ぐーず イケメンってことね ぐーず ぐーず ぐーず なんかしらんが デレられた ぐーず ぐーず ぐーず はい 顔面セーフ ぐーず ぐーず ぐーず 上粗戸で戦って はじめに警官轢きました 刈割で戦って 半屍人も殺りました 田堀集落まで 6人も殺って 結局やっぱり 火掻き棒は最強ね この世でこの世で いちばんいちばん 何故なら何故なら それは それしか武器がない のさ 知識も思慮もないわ 元気であがけばいいのよ こんなところでよく寝られるよな 1・2 スッ― 志村のゴルゴスナイプ 宮田のネイルハンマー だっておwwww うざい屍人 腹立つえなりも 宇理炎で燃やして うっひょいっひょい ますますツン(デレ)が増して またまたグズにされる 3日目の 異世界 ひんやりした世間の屍人化気にせず なぜ生き残ったし ぐーず ぐーず ぐーず おお こわいこわい ぐーず ぐーず ぐーず おお 太い太い ぐーず ぐーず ぐーず ぐーず ぐーず ぐーず 原曲▲チルノのパーフェクトさんすう教室/イオシス/miko 元動画▲http //www.nicovideo.jp/watch/sm9241779
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/740.html
前へ 普段は一人で出歩くこともままならないなんて、やっぱり厳しいんだな。 まぁ、そりゃそうか、いいところのお嬢様なんだから。 そんなお嬢様が今はお一人。 やっぱりこれはイレギュラーな状態なんだ。 これ、僕はどういう対応を取ればいいのだろう。 お嬢様を保護してお屋敷まで送ってあげた方がいいのかな。 でも、いま目の前にいるお嬢様のお顔のなんと楽しそうなこと。 その笑顔が消えてしまうようなことはしたくない。 そうだよ。 お嬢様がそんなに行きたいところがあるんなら、こういう時ぐらい行かせてあげたいじゃないか。 「じゃあ、それ怒られるのは僕が引き受けます。だから、今日はお嬢様のやりたいことをしましょうよ」 「まぁ、千聖にお付き合いいただけるの? それは嬉しいわ!」 三日月のようなその目を見ることができた僕の方が数億倍嬉しいですよ、お嬢様! 「お嬢様が行ってみたい所って、どこなんですか?」 お嬢様が言われたのは、ここから電車で20分ほどのターミナル駅の名前だった。 「そこにあるデパートで“水戸黄門展”というものをやっているのよ。さっきポスターで見たの。 それで、どうしてもそれに行ってみたくて。もう、居ても立ってもいられなくなってしまって。 でも、そんなところに行きたいなんて言っても、執事は“今日の予定には入っておりません”なんて言うんだからきっと」 家の人に怒られる覚悟を決めてまで行きたいところっていうのは、デパートでやってる水戸黄門展なのか・・・ 上流階級の人の思考というのは、僕のような凡人にはちょっと理解が難しいところがあるな。 「だから、せっかくのこの気持ちが下がってしまうようなそんな言葉は聞きたくないから、何も言わずに飛び出してきてしまったの。 それに、岡井家の執事ならこれぐらいのことは一度は経験しておくべきだわ。そうよ、これは千聖の親心なのよ」 そうやっていたずらっ子みたいに笑うお嬢様は屈託が無くて、見ている僕まで愉快な気持ちにさせてくれた。 まぁ、そのいたずらの犠牲になった執事さんとやらは災難だけれど。(執事さんといえば、あの執事さんは元気にしてるかな。あれ以来会ってないけど) 「行きたい所っていうのはデパートの水戸黄門展なんですね。お嬢様は水戸黄門がお好きなんですか?」 「えぇ、大好き!!」 お嬢様の美しい瞳がキラキラと輝いた。 「千聖は時代劇を見るのが好きなんですけど、そのなかでも特に水戸黄門は大好きなの。 日本中を旅する黄門様ご一行が悪い人の企みに巻き込まれてしまうストーリーにはいつもハラハラしてしまうわ。 それでもやはり最後には正義が勝つのね。黄門様によって悪い人も改心されて、見ていると気持ちが穏かになるの。 そうやって旅を続ける黄門様ご一行の行く手がいつも楽しみで楽しみで。 登場人物も、黄門様だけではなく、それぞれのキャラクターが立っててとても面白いのよ。 千聖が好きなキャラは、まず何といってもうっかり八兵衛(ry ・・・話しが終わらない。 お嬢様、水戸黄門が本当に好きなんだな。 水戸黄門って確かいつも同じようなお約束的なストーリー展開だと思ったけど、お嬢様はそれに毎回ハラハラして見てるのか。かわいいw たっぷり5分は使って水戸黄門の魅力を僕に語ってくれたお嬢様。 そして、ようやくそばを食べ終わったお嬢様が箸を置かれた。 箸を置く動作ひとつとっても優雅で、そんな人が僕と一緒に立ち食いそばとは・・・ 「ごちそうさまでした」 店を出て、僕はお嬢様に声を掛ける。 僕の横にいるお嬢様、こうやって見ると本当に小柄で。 別格、だね。このかわいらしさは。 でも、普段の制服のときよりも、そのー、そのですね、胸のあたりがこう存在感をハッキリと主張されていてry ・・・って、やめよう。そんなことを考えるのは。 お嬢様のそのお姿を目にして見とれてしまいそうになるのは男の性なのかもしれないが、そのようなことは硬派な僕らしくもない← 「お嬢様、電車の乗り方とか分かるんですか?」 「まぁ、失礼ね。それぐらいは分かります。でも、どの電車に乗ればいいのかがよく分からないわ」 「僕がちゃんとご案内します。お嬢様は安心して楽しんでください」 「千聖のわがままにお付き合いいただけるなんて。私、本当にわからないことばかりなので助かりますわ」 ・・・また“お付き合い”って仰いましたね。 今お嬢様の言ったその言葉が僕の頭の中を渦巻いていく。 お嬢様とお付き合い・・・ 気付いたんだが、これって、“デート”って言うものじゃないだろうか。 うん、そうだよね。これって、間違いなくデートでしょ。 デートかぁ(照)。 これは楽しいことになってきたぞ。 ウキウキしてきた。 女の子とデートするなんて、僕はこれが初めてなんだ。 僕の初めてのデートのお相手が千聖お嬢様だなんて!! お嬢様と連れ立ってホームへと階段を上って行く。 自然と足取りが軽くなっていくのが自覚できる。 お嬢様とデート・・ムフフフ。 そんな脳内設定に浮き立ちながらホームに上がると、そのとたん大きな鳴き声のようなものが聞こえた。 その鳴き声に頭上を見上げると、大きなカラスが数羽電線に止まっている。 そしてそのカラス、僕のことをじっと見ているような感じがした。 というか、実際見てる。僕のことをハッキリと。 な、なんだよ、その威圧的な態度は。カラスのくせに。 そう思って僕が睨み返してやると、僕を見下ろすようなカラスは、更に威嚇するようにその口ばしを開いて大きな声で鳴いた。 そこには明らかに敵意を感じる。 しかも、ホームを歩いている僕らにぴったり着いてくるかのように、電線上を飛び飛びに移動してくるじゃないか。 そして、その間もずっと視線を外さず僕のことをじっと見ている。 なんなんだよ、このカラス! カラスごときが何で僕に対してそんな偉そうな態度なのか。 せっかくウキウキの絶頂に上り詰めようとしていた気分が、今のでちょっと水を差されてしまった。 いや、待てよ。 カラスなんて放っておいて、ちょっと冷静になろう僕。 冷静さを取り戻し考えると、思いついたことがある。 考えてみれば、これはデートじゃないんじゃないか。 うん、デートじゃないだろ。まったく違う。 これはあくまでもお嬢様のお出かけに単なる付き添いで御一緒するだけなのだ。 そうだ、これはデートなんかじゃない。 だって、僕の初デートは舞ちゃんと!って決めてるんだから。 僕の初めては大切に取っておかないと。 だから、今日のこのお嬢様とのお出かけは決してデートなんかじゃないのだ。 でも、これはデートじゃない!と、どんなに自制しようとしても、やっぱり浮かれモードが全開になりそうだ。 だって、僕の横にいるのはあの千聖お嬢様なんですよ! だがしかし、そんな浮かれてる場合ではない。 もっと緊張感を持たなければ。 いま僕はお嬢様のボディーガードなのだ。 悪い人間が近づいてきたりしたとしても、お嬢様をお守りするのはこの僕なんだから(キリッ そんな、僕が決め顔をしている間もずっと、頭上ではカラスがじっと僕のことを見ていたのであった。 ふん。まぁ、カラスなんかどうでもいい。上から目線で生温かく見守ってやろう。 いま僕の心にそんな余裕があるのは、僕の隣りにはお嬢様のこの楽しそうなお顔があるからだ。 その時、またカラスの鳴き声。 今のようにお嬢様のお顔に無意識のうちに見とれそうになると、その途端に威圧するようなカラスの鳴き声が上がるのだ。 カラスから受けるその重圧は、隣りのお嬢様の笑顔に癒される。そして、またカラス。 その繰り返しは電車がくるまでの間、しばらく続いたのだった。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/36229.html
【検索用 まほろはしょうねんたん 登録タグ GUMI NexTone管理曲 VOCALOID Youtubeミリオン達成曲 ま ユリイ・カノン 初音ミク 曲 曲ま 殿堂入り 片井雨司】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ユリイ・カノン 作曲:ユリイ・カノン 編曲:ユリイ・カノン 動画:ユリイ・カノン 絵:片井雨司 唄:初音ミク・GUMI 曲紹介 #00 ネオジャパネスク少女譚歌明るくて可愛いの作りました。昨日の明日。過去になる一秒前。 曲名:『まほろば少年譚』(まほろばしょうねんたん) ユリイ・カノン氏の7作目。 歌詞 (作者ブログより転載) いついつ出やる 籠の外 抜き足差し足じゃ おいてけぼりだ 倦まず弛まず歩けども おぼつかない足取り ないものばかりほしがって 探し疲れて続きはいつかとか でも 手をこまね つっ立っているよりはまだいいな あめ あめ 降れやもっと 蛇の目の傘さしたいの 絢爛な模様のぼんぼりたちも ただそれだけじゃ物足りないな 灯してよこころごと まどかな月がのぼる今宵は あまねく世に響くように謳え 巡るぐるり かりそめのいま 生き死になんて忘れちゃって 夢の道すがら 覚めないままで その手を取って 闇夜だって駆ける ちとせ流れても憶えていて少年の日の夢 これも誰かの掌の上 死にそうなくらい退屈な夜に 足音は言葉よりも雄弁に 躍る感情を響かせていた 今この瞬間でさえも 一秒後にはもう過去になるけど 逆らえない時の中で昨日の明日を生きる 花曇りの空だった 日に咲く暈が見たいの 息を止めても心臓は打つ 立ち止まっても地球は回る 時間は待ってくれない まどかな月がのぼる今宵は うたかたの物語を紡げ 満ちて欠ける 心模様に 字余りな思いを乗せて 命はまたたき 歌はとこしえ 未来世まで走り出せ少年よ 終わりのない永久にはない 夜明けを見ていたい あー 何回 何千 何万回と生きてみても わかんないなこの難問 解答なんて出ないや なあ「もしも」だとか空論は昨日に捨てて明日を始めようか コメント ユリイさん来たーッ! -- 名無しさん (2017-05-05 21 04 51) おどりゃんせと比較されるけど結構違うベクトルの曲だよね。好き。 -- 名無しさん (2017-05-06 07 26 33) まほろばしょうねんひょう大好き❤これからも応援します。 -- ボディーガードc (2017-05-15 22 03 25) しょうねんたん だよ -- 名無しさん (2017-05-16 21 07 17) ユリイさんの曲全部好き‼︎□ -- メデューサ (2017-05-21 13 32 03) PVサイコー! ミクもGUMIも可愛い(*^-^) -- さかちゃん (2017-06-03 20 50 12) 全てが好み!!! -- にゃお (2017-07-16 21 49 45) リズムもユリイさんの曲もいいですね。一番上の匿名さん、お疲れ様です(*´▽`*) -- なみねこ (2017-10-25 17 07 56) ユリイ·カノンさんの、曲が、大好きなんです!!!!PVも、カワイイですね!! -- 祈月 永真 (2017-12-30 11 41 56) サイコー以外言葉が出ない -- 名無しさん (2018-09-11 23 26 52) 神 -- 名無しさん (2019-08-07 09 43 41) めちゃくちゃいい!大好き! -- ねこ (2020-11-06 21 42 54) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/416.html
提督×曙シリーズ 248 :提督×曙 side曙:2014/06/01(日) 23 44 04 ID MpmLk9d2 「曙」 「なに。わざわざ名指しで呼び出すなんて、ずいぶんと偉くなったものね。このクソ提督」 あたしは駆逐艦娘、曙。 大破して放棄され、遠い昔に役目を終えたはずのあたしが、どういうわけか人間の女の子のカタチを借りて 今度は米英ではない謎の敵、通称「深海棲艦」を相手に、再び人間と戦うことになってしまった。 はじめはこの体にも戸惑ったけど、今では慣れ、この鎮守府で戦いの日々を送っている。 で、あたしを呼び出した目の前の男、この人がこの鎮守府の主である「提督」。 『前』の上官は、まあ確かにあたしたちの力が及ばなかったこともあったけど、理不尽なことばかり言うクソみたいな奴だった。 けど、この世界で上官になったこの人は…超有能というわけではないけど、うん、それなりにマトモだと思う。 まあ、認めてあげないでもない、かな。 で、その提督だけど…呼び出したクセに何やら書き物をしながら顔も上げない。 久々に呼び出されたのにあたしが少々不機嫌なのは、それが理由だ。 「…お前、強くなったよな」 「そうね。誰かさんのシゴキのお陰でね」 そう、あたしはここでは結構古参だ。古参なりに練度はかなり高いと自負していたけど、 ここ最近、既に制海権を得たエリアの残敵掃討に毎日駆り出されていた。 その作戦目的は知らされていない。訊ねても「今はまだ教えられない」の一点張り。 納得はいかなかったけど…まあ、仕方ないわね。それにも何か理由があるんだろう。 「その話を切り出してくるってことは、そろそろ最近の不可解な出撃の訳を話してくれるってことでいいのかしら」 「ん、まあそんなところだ。お前の練度は現状、俺の施してやれるほぼ最高のレベルに達している」 「ふーん…で?もうこれ以上能力は上がらないから第一艦隊から外すって?」 「んー…ま、そうするのもいいかも知れんがな」 「…」 しまった、また憎まれ口を叩いてしまった。 その上、返しのセリフ(多分冗談だけど…多分)で勝手に傷ついて、あたしってほんとバカ。 この人のことは…うん、正直言うと、感謝している。 あの頃のあたしは上官なんて碌なもんじゃないと思い込んでて、最初の時、顔を合わせるなりクソ提督呼ばわりしてしまった。 今ではそんな人じゃないことはわかってるけど、今更変えることも出来なくて、こんな態度を取ってしまう。 顔には出さないけど、多分嫌われてるだろうな。当然だけど。 でも、そんなあたしを遠ざけることもなく…むしろ他の子達よりも積極的に、いろんな任務を任せてくれた。 期待に応えられているかはわからないけど、それなりに信頼してくれている…と思う。少なくとも艦娘としては。 ごほん、と咳払いをして顔を上げた提督が用件を切り出す。 「本題に入るぞ。上が艦娘の能力を更に引き出す、新しい技術を開発したそうだ」 「新技術?」 「ああ、そうだ。今のお前の限界を超える力が手に入る。正確には、従来の限界を超えて鍛錬の効果が出る、ということだそうだ」 へえ…本当だとしたら、ちょっとすごい話だ。 あたし自身艦娘がどういうものなのかもよくわからないのに。 「他にも燃費が少々良くなるらしい。あと、ささやかな加護が得られるそうだ」 「ふうん…加護ってのがよくわからないけど、燃費が良くなるなら大型艦向きじゃない?」 「で、それをお前に施そうと思う」 「あんたあたしの話聞いてた?元々消費の軽い駆逐艦の燃費を上げてどーすんのよ。 それに、たかが駆逐艦の能力をこれ以上上げたって大した戦力増強にならないわ」 あたしは自分が正しいと思ったことは口に出すタイプだ。 『前』にあたしに乗っていた人たちはこれが災いしたのかもしれないけど、艦娘になってもこれは変えるつもりはない。 「付け加えると、これを受けられるのはひとつの鎮守府につき一人の艦娘だけ、ということだ」 「はあ?じゃあますますあたしに施す意味が薄いじゃない。 武蔵さんや長門さん、加賀さんたちのためにとっておくべきでしょうが」 「まあ、理屈で言えばそうなるな」 「だったら…!」 「それでも俺は、お前に施したい」 「何でそうなる…施し『たい』?」 まくしたてたところで、違和感を感じた。理屈が通ってないところもそうだが、決定権がまるでこちらにあるかのような口ぶりだ。 「ああ。この件に限っては、艦娘側に受けない自由がある。命令じゃない」 どういうことだろう?下が拒否できる命令…命令じゃないんだっけ?なんて聞いたことがない。 あと、何やら提督がやたらと不安げな、そわそわした表情なのも気になる。 「これが、…その、装置だ」 提督が引き出しから黒い小箱を取り出して、あたしに渡した。 「ふうん?ずいぶんと小さいのねえ」 そんなすごい技術が詰まっているにしてはずいぶんと小さな装置だ。そう、ちょうど― 「本当にそんな効果がある…の…」 ちょうど指輪の箱ぐらい、と思いながら何の気なしに小箱を開いたら…本当に指輪(にしか見えない)が鎮座していた。 え?え?指輪型装置?にしては包装が大仰だしそうちょうど贈り物の指輪がこんな感じでもこれは言うなれば艦娘用パワーアップパーツのはずで… 「こ…れは、また、タチの悪い、冗談ね…」 混乱の渦の中、やっとのことでそう結論づけ言葉を絞り出す。 「まさか。正真正銘、上から降りてきた新技術…その恩恵を受けるための装置、いや、証と言った方が正しいかな。 練度が最高レベルに達した艦娘にしか、効果が無いそうだ。…お前の、ここ最近の出撃の、理由だ」 ということは、本当にこれを指にはめると(そうやって使うとしか思えない)限界を超えることができるってわけ? 何でこんなカタチにしたの?これを開発した誰かはバカなんじゃないの?これじゃまるで― 「言い忘れていたが、その技術の名前は、"ケッコンカッコカリ"…と、言うそうだ」 ええ!?ホントにそういうものなの!? ちょっと待って、鎮守府で一人だけしか受けられない、指輪、ケッコンカッコカリ、提督が…うわ顔真っ赤だ、そわそわしてる理由… え、え、ええ~っ!?そ、そういうことなの!? 「いや、な?カッコカリと付いてる通りあくまでこれは艦娘強化策の一つであってだな、 これを開発した連中が脳内お花畑の馬鹿野郎だってのは間違いない、 まあ中にはマジで挙式する提督もいるらしいがいやそんなことは今関係ない…」 「…そ、それじゃ、ささやかな加護って…」 「…たぶん、愛の力、とか?」 何言ってんだコイツ…聞いてるこっちが恥ずかしいじゃない。 案の定自分のセリフで悶えてるし。バカじゃないの。バカじゃないの。 「ごほん、あー、さっきも言ったが、艦娘側に受けない自由があるというのは…まあ、そういう、ことだ」 「…」 言葉が出ない。これじゃ…まるでプロポーズ…というか、提督のセリフが…完全に… 訊きたいことが次々と生まれてくるけど、あまりに想定外すぎるこの状況に口から出てこない。 「…あたしなんか、可愛げもない、ただの駆逐艦なのに…、どうして告白なんかしちゃってるのよ…」 やっとのことで、一番最初に感じた疑問を絞り出す。 「あー、まあ何だ…惚れちゃったもんだから仕方ないな」 「惚れっ…!?」 今、惚れたって言った!?提督が?あ、あたしに!? 恥ずかしさに、思わず憎まれ口を叩いてしまう。 「よ、よくそんな、恥ずかしいこと言えるわね!顔、真っ赤っ赤じゃない!」 「うるせえ、お互い様だ。そりゃクソ恥ずかしいが、言わなきゃイカン時ってのはあるんだよ。曙…俺とケッコン、してくれ」 「……!」 「曙には、これからも秘書艦をやって欲しい。…ずっと、俺の…傍で、だ」 「…」 顔を真っ赤にしたまままっすぐこっちを見てそんなことを言える提督はすごいと思った。 ちょっと、そんなことを考えている場合じゃないでしょ!何か、何か返事を… 「あー… 曙、さん?」 「どうして、あたしなの…?」 「え?」 「どうして、あたしなのよ…! あたしみたいな一駆逐艦じゃなくたって、もっと綺麗で強い、戦艦や空母の方々にだって、 アンタをすっ…好きだって…言ってる人もいるのよ…!」 「あー、金剛なんか特にな。光栄なことだよ…でも俺は、お前がいいんだ」 「…っ …あたしは…っ 提督に、いつもひどいことばかり、言って…っ」 「もう慣れたよ」 「ド、ドMなのっ!?」 「ははっ、そうかもしれんな…で」 「え…」 「どう、なんだ。受けてくれる…か?」 「…」 多分提督はあたしが返事するまでずっと待ってくれる。だから、応えなきゃ。 あたしが、提督をどう思ってるか、はっきり、正直に。 「あたし…は、提督のこと、は…好きとかっ、そんなんじゃ、なくて…」 「うん」 「どっちか…って、言えば、…その、かっ、感謝とか、尊敬とか、信頼とか、そういうので」 「…うん」 そう、あたしは提督のことは好きだ。でもそれは、上官としてで、恋仲とか、だ、男女の関係とか、そんなことは、 …そりゃちょっとは考えたことはあったけど、バカバカしい妄想として諦めていた。でも… 「でもっ…提督が…そう言ってくれる、なら」 「うん」 「まあ、応えてあげても、いいかなって… きゃっ!?」 「やった!曙、俺はお前を幸せにするぞ!んで、俺もなるぞ!」 突然抱きしめられた! ちょっと待ってまだ心の準備ができてないっていうか今そんなことされたらいろいろ抑えられないというかああもう! 「ち、ちょっと!いきなり何サカッてんのよこのクソ提督!」 「うるせえ!これがはしゃがずにいられるか!コラ暴れるな大人しくしろ!」 「それが好きな女の子に言うセリフ!?ちょっと苦しいってば一旦離れむぅっ…!?」 いつの間にか提督の頭が目の前に迫ってて、口を何かで塞がれた。数瞬遅れてそれがキスだと気づいたあたしはまたびっくりして固まる。 あの提督に、キス…されちゃってる。今日はびっくりしてばかりだ。 提督はキスを続けながら頭を撫でてくれた。固まっていた体と心が解けていくみたい。 うん…悪くない。 「ぷは…っ …ちゃんと、セキニンは、取りなさいよ」 「勿論だ。ずっと大切にするよ、曙」 いちいちセリフが卑怯なのよ、このクソ提督。いつもはこんなカッコつけた事絶対言わないのに。 そんなこと言われたら…ほんとに好きになっちゃうでしょ… 「ふん、今までだって、…大切にしてもらってたけどね。これからは、あたしも返してあげるわ」 「しおらしい曙も可愛いぞ」 こんなこと囁かれて、嬉しさと恥ずかしさで爆発しそう。でもずっとこんな調子でも困るから、一応釘は刺しておく。 「うるさい。一言多いのよ、アンタは」 「…曙」 「なに」 「…これからも、よろしくな」 「こちらこそ、よろしくね。…提督」 * この後、実は何人とも「ケッコン」できる方法があることが判明し、ちょっとした騒ぎになるのはまた別の話だ。 …信じてるからね?提督。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/tvsponsor/pages/1662.html
これが定番!世代別ベストソンク ミュージックジェネレーション(2021~)