約 664,582 件
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/5136.html
「生き残った人だけを認めるなんて、そんなの無茶苦茶すぎるよ!」 真夜中の静寂が辺りを包み、建物や木々の間に冷たい風が吹き付ける街中で少女の声が響いた。 人々の幸せを守り抜いた愛の力を持つ伝説の戦士である、キュアピーチというプリキュアに変身する少女の桃園ラブは今の状況に怒りを燃やしている。 ラビリンスやブラックホール達からみんなを守り、いつものように平和な毎日を過ごしていたが、突如としてそれが脅かされた。 「みんな幸せに生きる権利があるのに……!」 日本の人口が増えすぎたという理由だけで、仲の良かった人達で互いに殺し合いをさせるというバトルロワイアルは彼女にとって、到底許せる行為ではない。 だから、誰の犠牲も出さないで戦いを止めて、それからみんなで助かる方法を一刻も早く探そうとラブは決意した。プリキュアの力は人々を守るためにあるのであって、それで誰かを傷つけるなんてあってはならない。 一方的に見せしめにされた人達への黙祷を捧げた彼女は、すぐに足を進めた。 「とにかく、みんなを探さないと! どこにいるのかな……」 街灯の明かりがあるとはいえ、今は深夜の時間。闇に覆われた道を見渡しながら必死に探すが、そう簡単には見つからない。 加えて、殺し合いという異様に満ちた状況がラブを焦らせていた。こうしている間にもどこかで誰かが犠牲になっているかもしれない……その不安が彼女の胸中にどんどん膨れ上がっていく。 そんな中だった。 「……」 「えっ?」 ピョンピョン、とアニメで使われるSEのように軽い音が耳に響いて、ラブは足を止めた。 何事かと思って周囲を見るが、人影はない。気のせいかと思って進もうとした彼女だが、その直後に足をトントンと叩かれる。 それにつられて足元を見てみると……なんと、そこにはサッカーボールのように丸くて赤い、妖精のような生き物がいた。 その外見とつぶらな瞳はとても愛嬌に溢れていて、ラブは一瞬で表情を輝かせてしまう。伝説の戦士プリキュアに選ばれたとはいえ、彼女も女子中学生。可愛いものに目を奪われてしまうのは当然だった。 「うわぁ、可愛い!」 「……」 「ねえ、お名前を聞かせてくれてもいいかな? あたし、桃園ラブ! あなたは?」 「……」 ラブは問いかけるが、何も答えない。 それも当然だった。目の前にいるボール、ワドルディは人の言葉を喋れない。ワドルドゥ隊長の通訳があって始めて、他者とのコミュニケーションが取れる。 彼らの通訳ができないラブに、ワドルディと意思疎通することができるわけがなかった。 「……もしかして、あなた喋れないの?」 「……」 ワドルディはこくこくと頷くと、デイバッグから鉛筆と紙を取り出して小さな手で文字を書く。それを受け取ったラブは「ワドルディ」と可愛らしい文字が書かれているのを見た。 「ワドルディ……それが、あなたのお名前?」 「……」 「そっか、よろしくね! あたし、あなたのことも守ってみせるから!」 「……」 そのまま勢いよく飛び込んできたワドルディを、ラブはしっかりと受け止める。 ラブはワドルディがどんな生き物で、どこから来たのかも、何を考えているかも知らない。だけど知らないなら、これから守りながら知ればいいだけ。 ワドルディの小さな身体を優しく抱きしめながら、桃園ラブは強い決意を固めた。 【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】 【状態】健康 【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア! 【道具】基本支給品一式、大量のドーナツ 【思考】 基本:絶対に殺し合いを止めて、みんなが助かる方法を探す。 1:まずは誰かを探しながら、ワドルディを守る。 〔備考〕 ※9期とは関係ありません。 【ワドルディ@星のカービィ】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:支給品一式、不明支給品 [思考・状況] 基本:殺し合いには乗らない。 1:桃園ラブと一緒に行動する。 〔備考〕 ※6期とは関係ありません。 ※アニメ出展なので、喋る事ができません。
https://w.atwiki.jp/gensou_utage/pages/393.html
ダウザーの小さな大将 ナズーリン No.3700 ダウザーの小さな大将 ナズーリン キャラクターカード 属性:妖怪 命蓮寺 体力20 回避3 決死判定(3) [戦闘フェイズ]呪力2 自分の場に、目標と同名のスペルが3枚以上置かれている場合、フェイズ終了時まで、使用条件に『ナズーリン』が含まれている、自分の戦闘中のスペルは「攻撃+1」「迎撃+1」「命中+1」を得る。 (フェイズにつき1回まで使用可能) イラスト:影胞子 考察 非常に平均的な数値で固められている。リーダー能力は条件を満たせば少なめのコストでスペルを一回り大きく出来る。 しかし、幻想ノ宴というゲームはルール上同名カードは3枚までしか入れることが出来ない。 どんな構成でも満たせる条件ではあるものの、ナズーリン主体のデッキでない限り狙って発動するのは困難だろう。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2804.html
ゆりりね! その1 りり! ※過度な性的描写(女の子x女の子や器具ありなど)が嫌いな人は注意して下さい。 ※18才未満の神姫マスターは18才になってから読んでね! 『you lose』 真っ暗になった少女の視界に映し出されたのは、素っ気ないそんな表示だった。 you lose。 あなたの、負けです。 「…………」 暗転していた視界は、ゆっくりとその色を取り戻し。 内蔵されたセンサー類は、彼女が腰を下ろしているリフトが上昇している事を伝えてくる。 やがて電脳空間から現実空間へと完全に戻ってきた視界に掛かるのは、光。 頭上の蛍光灯の明かり。彼方に見えるゲーム筐体の明かり。周囲に灯る、バーチャル筐体のLED光。そんないくつもの光、光、光。 そして。 その光の中央。 彼女を迎えるように伸びるのは、細く小さな手のひらだ。 「マスター……」 ゆっくりと一歩を踏み出したのは、薄いピンク色のヒールに包まれた小さな足。 人間ではない。身長十五センチの小さな足先は、彼女を迎えた手のひらの小指の先程の大きさしかない。 「マスター。負けちゃったよぅ」 全身を包むふんわりとした愛らしいドレスと、やはり小さな手の先に握られた、申し訳程度のハンドガン。 そんな銃を放り捨て、十五センチの少女は目の前の大きな……十五センチの彼女からすれば、だが……手のひらにぱたぱたと駆け出していく。 「はいはい。大丈夫よ、リリィ。……泣かないでいいからね?」 わんわんと泣き出した小さな少女をドレスごと抱きしめて、彼女のマスターは優しく微笑み……。 リリィと呼ばれた十五センチの小さな娘の目元に、優しく唇を触れさせてやるのだった。 「ねえ、マスター」 電車を降りて、二人が歩いているのはアパートまでの細い道。 「なあに?」 肩に乗せたリリィの問いに、彼女の小柄なマスターは優しく問い返してみせる。 「わたしって、弱いのかなぁ?」 リリィの視線の先にあるのは、少女の顔と……そのさらに向こうに見える、茜色の夕陽。いつもならマスターと一緒に見るだけで幸せな気分になれる夕陽も、今日は何だか歪んで見えた。 「弱くてもいいじゃない」 けれど、そんなリリィの言葉を、主たる少女は優しく肯定してみせる。 「でも、マスターは弱い神姫のマスターでいいの?」 リリィは神姫だ。身長十五センチの、バトルホビー。 その出自からすれば、戦ってこそその真価が発揮出来るはずなのに……。だから、今日もメンテナンスのついでに寄ったバトル筐体で、神姫バトルをしてみせたのに。 「私は強い神姫のマスターよりも、可愛い神姫のマスターがいいな?」 けれど、泣きながら問うリリィの、ヘッドドレスに包まれた頭を優しく撫でながら、彼女の主は微笑んでいるだけだ。 その手はリリィが好きな、優しい手。 いつもリリィを撫でてくれる、大好きな手。 「リリィは可愛いのにも、自信ない?」 「マスターは、わたしの事……可愛い?」 胸の奥の想いを司る三つのCSCが、きゅぅ、と軋むのが分かる。システムのクロックが加速し、熱を帯びてくるのも。 それはリリィにとって僅かな不安と、それ以上の期待によって生み出された反応だ。 「リリィはとっても可愛いわよ」 艶を帯びたその言葉に、リリィは僅かに身を乗り出して、撫でてくれる手に重心を預けるように。 「………じゃあ、マスター……」 けれどそんなリリィを押し留めたのは、愛しいマスターの大好きな手のひらだった。 「ふふっ、だーめ。続きは帰ってからね?」 鍵を開いて、中へと入る。 扉を開けるのも、玄関の明かりを灯すのも、全て部屋の主たる彼女自身の仕事。 「ただいまー」 八畳一間のワンルーム。けれど……。 「おかえりなさい、マスター」 帰ってきた少女を迎える声だけは、ある。 少女が玄関の明かりのスイッチを探し、靴を脱いでいる間に玄関へと舞い降りた、十五センチの小さなパートナーからの声が。 「うん。ただいま、リリィ」 スリッパに履き替えると、それを待っていたのだろう。再び甘えるように飛んできた小さな身体を愛おしそうに、そっと受け止め、抱きしめる。 「ね、ますたぁ……」 きゅっとしがみ付いてきたリリィは、帰り道でそうしたように、抱き締めた少女にゆったりと身体を預けるように。 「バッテリーの充電はいいの?」 「わたしのエネルギー……マスターに好き好きってしてもらうことだもん……」 ふんわりとしたドレスの中から微かに響くのは、服を留めていたリボンをほどくしゅるりという衣擦れの音。 「もぅ……。欲張りなんだから、リリィは」 柔らかなドレスの中からまろびでた細い肢体を優しく唇で受け止めながら、少女はくすりと蠱惑的な笑みを浮かべてみせるのだった。 たっぷりとレースのあしらわれた、愛らしいドレスの中。リボンを解き、その中央から細身の素体姿を露わにした小さな少女は、愛らしい花弁をまとった花のめしべの如く。 「んぅ……ますた、ぁ………」 舐るように擦り付けられた唇のなすがままにされながら、リリィが漏らすのは、甘みを帯びた幼い声だ。主たる娘の唇がプラスチック製の肢体を滑るたび、リリィの中に収められたプログラムのプロテクトが解除され、二人きりの時にだけ許されたリリィのもう一つの姿を暴き出していく。 「私、お腹空いちゃったんだけどなぁ……?」 硬質な下腹を舌先でひと撫でするたび、少女の唾液に溶かされるように、少女の身体を覆う特有の表皮パターンが解除され、成形色である肌色の姿を露わにしていく。 本来ならば一瞬で切り替わるはずの素体と裸体のこうした切り替えも、少女が彼女に施した『改造』のひとつ。 「ん……っ。わたし、食べちゃって……いい……からぁ………。ひぅ……っ」 味見するように伸ばされた少女の舌に、リリィはその身を捧げるように押し付けていく。レースの奥に隠されていた股間から、つるりとしたお腹、ほんのりと丸みを帯びてふくらむ胸元まで、人間の舌ならひと舐めだ。 それを主の少女は少しずつ、素体のコーティングをいちピクセルずつ剥ぎ取るように、じっくりとした愛撫で行っていく。 「ぁう………っ。ますた……ぁ……」 少女の舌先で喉元をくりくりと撫でさすられながら、リリィは半開きになったままの唇からとろりとよだれを垂れ流したまま。内部の潤滑剤や冷却液を兼ねたその液体は、リリィが起動した時から人体に無害な物へと取り替えられていた。 「ふふっ。リリィ……ちゅぱ……いちごの味がする」 「うん……そ、だよ………っ」 それは、マスターが好きだと言っていた味。 初めて潤滑剤を取り替えた時は、ただのマスターの好みだからと思っていたけれど……今はその本当の意味を、リリィもしっかりと理解して……いや、理解させられていた。 「もう……おしまい……? わたし、いちご味………する……よ?」 やがて。 たっぷりと愛しい神姫の肢体を舐めねぶり、満足したように離れていく舌を引き留めるように……リリィは口の中に染み出すいちご味の潤滑剤を、主の舌へと垂れ流していく。 「ん、ますた……ぁ……」 けれど、主の舌は容赦なく離れていく。 「ますたぁ………」 もう届かない主の舌の代わり、小さな少女が唾液をまぶし付けるのは、自身の胸元だ。たっぷりと垂れ落ちたそれを嫌がる様子もなく、小さな双丘へと塗り広げ。 「おなかも……たべて、いいよ……?」 潤滑剤でべとべとになった手のひらをそのまま下腹へとまぶし付けながら、甘い声でねだってみせる。 「ねぇ……ますた……ぁ」 けれど、彼女の主はそれ以上、いちごの匂いに包まれたリリィに唇を寄せようとはしない。 「だったら………」 「……だったら?」 そんな主の視線の前にリリィが指を滑らせたのは、なだらかな下腹のさらに下。 唾液と潤滑剤で湿り気を帯びたドレスをさらに引き下ろし、そこを覆い隠していた小さめのショーツもおずおずと引き下ろす。 そこは未だ主の舌での陵辱を受けていない場所。 彼女に施された表皮の制御プログラムによって、本来であればいまだ素体のパターンが残っているはずの場所だ。 「あら? どうしたのかしら? リリィ……」 けれど。 「だ、だって………ぇ……」 そこは、既に本来の肌色が露わになっていた。 「ますたぁが……ぜんぶ、ぺろぺろってしてくれる……からぁ……」 喉を、胸を、下腹を。 たっぷりと舐めてくれた舌から流れ落ちた、主の唾液。 それを受け止めたリリィのセンサーが……。そして、愛おしさと共に全身を主の舌先に擦り付けたリリィによって、そのコーティングはいつの間にか剥ぎ取られていたのだ。 「ならもう、舐めなくても平気かしら?」 「やだ……やだぁ………っ」 「それとも……もっと気持ちいい方がいい?」 リリィの耳元に囁かれたのは、魔法の言葉。 「ぁ……ますたぁ………っ」 十五センチの小さな少女の唇を撫でる細い指に、リリィは蕩けたような声を漏らしていた。 淡いマニキュアに彩られた爪先を愛おしそうに抱き締め、いちご味の唾液を絡ませながら、小さな舌でちろちろとその先端を舐め清めている。 「リリィは私のこれ、好き?」 それは、先程の舌への奉仕とは比べものにならないほどに必死で、彼女の愛情を感じさせるものだった。 「ちゅ……ん、好き……好きぃ………っ」 ベッド代わりに広げてもらった手のひらに、ぽす、とその身を沈ませて、リリィは少女の指先での愛撫を肢体全部で受け止めている。 抱きつき、引き寄せた両手や唇だけではない。いちご味の冷却剤まみれの胸も、お腹も、今日は一度も可愛がられていない股間さえも懸命に擦り付け、細い人差し指にその身の全てを捧げようとすらしているのだ。 「そんなに気持ちいいんだ?」 「うん……っ。ますた……の……。ますたぁの指先おちんちん……きもひ、い………のぉ……っ」 そう。 それが、リリィに掛けられた魔法の正体。 リリィの視覚と感覚情報に干渉する、追加データ。 彼女が愛おしげに抱きしめて、嬉しそうに頬を寄せているのは、少女の指先ではないのだ。 「ん……リリィ………」 「ぁ…………っ」 愛おしげに抱きついていた、認識情報を狂わされた指先がゆっくりと離れ……。 「ふふっ。……リリィが可愛いから、私のおちんちんもこんなになっちゃった……」 再び戻ってきたそれは、リリィの垂らすいちごの香りのするそれとは比べものにならない、強烈な匂いとぬめりをまとっていた。 「ふぁあ……」 だが主の愛液の絡みついたそれを、リリィは小さな身体で今まで以上に愛おしげに抱きしめみせる。 「ね……ますた…ぁ……。ますたぁは……きもひ……いい?」 主の愛液でベタベタに穢されながらも、少女の見せる微笑みはその可憐さを失わぬまま。むしろ汚され、穢されているからこそ、無垢な輝きはより光を放つようで……。 「うん。だから、リリィ……」 そんなリリィを、やはり愛おしそうに見つめながら。愛液といちごの匂いに塗れた指先があてがわれたのは、未だ少女が触れる事の無かったリリィの下腹よりさらに下だった。 「うん………うん………っ!」 リリィの股間には何もない。ただ、神姫の爪先ほどの小さな小さな排水口が、ぴったりと口を閉じた人工筋肉によって覆われているだけだ。 けれどリリィの視界にだけ映るのは、トロトロと蕩け、主の指先を待ちわびる、主の女の部分と同じもの。もちろんそのひくつく入口に宛がわれているのは……主の指先から書き替えられた、神姫ほどもある肉の棒。 「なら……リリィ……」 「マスター……。ちゅ、ちゅぅって……してぇ………っ」 よがりきったねだり声を上げる小さな唇を、少女はそっとその唇で塞ぎ、ぬめりを帯びた指先で小さな股間をとん、と軽く突いてやる。 「ふぁ……ぁ、あ……あ……っ。ぁああぁあぁぁあ……………っ!」 その衝撃と同時。 少女の口内に、小さなリリィの絶頂の響きと甘いいちごの味が、ほんのりと広がっていくのだった。 トップ/次へ
https://w.atwiki.jp/kauzpon/pages/66.html
年打率試合打数安打本塁打打点盗塁三振失策猛打賞 第1季.293702808222218111219 第2季.20045180362146836 第3季 通算.25711446011843624191525 小さな天才 ◆ymNpGO4qzw 第1季日にち別ID 小さな天才 ◆ymNpGO4qzw 第2季日にち別ID 小さな天才 ◆ymNpGO4qzw 第3季日にち別ID
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/51986.html
【検索用 ちいさなりんこのたんけんたい 登録タグ 2022年 VOCALOID かなた ち びび ぽめた ナゴシオリ 曲 曲た 磯田晴彦 蒼い鍵盤 音街ウナ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:磯田晴彦(蒼い鍵盤)・ナゴシオリ(蒼い鍵盤) 作曲:磯田晴彦(蒼い鍵盤)・ナゴシオリ(蒼い鍵盤) 編曲:磯田晴彦(蒼い鍵盤)・ナゴシオリ(蒼い鍵盤) 調声:びび イラスト:かなた 動画:ぽめた 唄:音街ウナ 曲紹介 出発の時間です! 曲名:『小さなりんごの探検隊!』(ちいさなりんごのたんけんたい) 織姫はるかとの同時投稿 ボカコレ2022秋TOP100参加曲 磯田晴彦・ナゴシオリ二人組ユニット【蒼い鍵盤】 歌詞 (YouTube(織姫はるかver.)より転載) 陽射しが差し込む午後の街 ボクを呼ぶ声が聞こえる気がしたんだ 微妙なテンションで リンゴ片手に城へ歩き出そう 笑えないときもあるでしょうきっと 通り雨みたいな寂しさが注いだ 土壇場逃げ出したいな 晴れ渡る空 虹架かるほら 曖昧な言葉 フワフワするよな どうせならさほら 柔らかいフトンで寝てたいな グーたらしてちゃダメ!?ダメなの!? じゃあいっそ元気を出して歌おう! <出発の時間でーす> 大丈夫さ!みんながいる! くらい空もきっと晴れ渡る! 手を繋いで踊ればいいよ! 笑顔輝く今日が最高なんだ! 寂しいときはそばに居る 自分らしくいればいいんだずっと! 両手を伸ばして明日を謳って 口笛吹いて<ハーイ!>そう いこう! 不安なときもある 冷たい雨がボクに降り注ぐ でもそれだけじゃ悲しいよ 笑顔はこの雲を蹴散らして征く!うー! <さぁ手をとって!> 大丈夫さ!みんながいる! くらい空もきっと晴れ渡る! 手を繋いで踊ればいいの! 眩しく煌めく今日が最強なんだ! 寂しいときはそば居る 自分らしくいればいいんだずっと! 両手を伸ばして明日を謳って 口笛吹いて<ハーイ!>そう いこう! <おしまい> コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/figbr/pages/148.html
速さが足りない! ◆NXFS1YVsDc 速きこと、島風の如し。 その名を与えられた彼女にとって、それは決して譲れないプライドであった。 figma島風、彼女の目的はただ一つ――最速の証明。 彼女にとってはそれだけが第一にして全てであり、殺し合いに興味はない。 事実、これまで出会った相手には自分から攻撃を仕掛けながら、決して牽制以上の行為は行わなかった。 相手を破壊する気などない。ただ、自分が相手よりも、ここにいるどのフィギュアよりも速いということを証明するだけ。 しかしそんな彼女も、壁にぶち当たる。 2体のロボット型、ジェフティとガンバスター……速さだけではない、彼女の想像を、常識そのものを大きく超えていた。 原作では決して味わうことのない決定的な壁は、彼女のプライドを大きく傷つける。 足りない。あの2体よりもさらに速くあるには、今のままでは足りない。だが。 「改造できれば、もっと速くなれるよね……改造が、できればだけど…… でも、私には提督はいないし……ねぇ、どうすればいいと思う?」 連装砲ちゃんを相手にブツブツと呟きながら、電気の消えたゲームショップ内を一人歩き回る。 そう、これが問題だ。改造しようにも、彼女自身どうすればいいのか見当がつかない。 ゲームであれば、ボタン一つで簡単に改造できる。過程も省略され、僅かな時間ですぐに強化できる。 だが、今はゲームではなく現実だ。島風はフィギュアであり、それに手を加えるには一定の技術を要する。 いやそれ以前に、そもそもここには彼女を改造してくれる提督(マスター)はいない。 自身を強化したければ、自分の手でアクションを起こす他ないのだ。 そんなたかだか一体のフィギュアにできることで、一番手っ取り早いのは、新たなる外部パーツを自身に取り付けること。 「そうだ!私の拡張パーツ、もう一個あったっけ!」 島風は自身に与えられた拡張パーツの存在を思い出す。 ゴーカイオーのエネルギー砲の他に、彼女にはもう一つ支給されていた。 それは一着の、白いマント。 当初は自身のスピードへの絶対の自信ゆえに、余計な装備など必要ないと判断し無視していた。 だがさらなる強化改造が必要となった今、この未知なるパーツに期待が寄せられることになる。 マント……なんともこの状況にお誂え向きのアイテムではないか。 これを装備すれば、空が飛べたりするのだろうか。それならば、あのロボット達にも対抗できる。 はたまた、身のこなしが軽やかになるような効果でもあったりするのだろうか。 拡張パーツとしてわざわざ支給されているのだ、ただの飾りということはないはずだ。 島風は期待を胸に、マントを身体に『転送』する―― 「お゛ぅっ!?」 いきなり全身に圧し掛かった重量に、彼女は思わず声を上げ、そのまま重みで床に倒れ伏した。 圧し掛かる重みとは他でもない、装着したマントのものだ。 「な、何これ……めちゃくちゃ、重っ……!?」 重い。とにかく、ありえないくらい重い。 たかがマントに、身体が押し潰されてしまいそうだ。 というより、たかがマントになぜこれほどの重量があるというのか。 「こ、こんなの着たら余計遅くなっちゃう!」 マントを脱ぎ捨てる。ドスッ、と似つかわしくないほど重い音と共に、床に放り出された。 脱いだだけで身体が軽くなったような錯覚を覚えるほどだった。 「し、信じられない……こんなマント、誰が何考えて身に着けてるんだろ……」 島風はマントの解説文に目を通してみる。 このマントは事もあろうに、あの『ドラゴンボール』からの出典。 S.H.フィギュアーツにて発売された、ピッコロのものであった。 原作におけるピッコロの身に着けるマントやターバンは、超重量の装備となっているらしい。 日常的に身に着けることによって、肉体に高負荷をかけて常に鍛えている、とのことだ。 それを再現したがために、このマントの重量は極端に重く設定されていた。 特に何の効果もない、ただ重いだけのマント。要するにハズレパーツであった。 島風は考える。自分の持つ拡張パーツが使えないとなれば、どうするべきか。 他の誰かが持っているパーツを手に入れて装備する……だが、そう都合よく手に入るとは限らない。 ならば、自分自身の手で自身に改造を施すか……それでも、先立つものは必要になる。 アテのなくなった彼女はこれからどう動くべきか考えるべく、地図を確認する。 模型やホビーの専門店があれば好都合だが、地図には載っていないようだ。 この近くで、改造に適したものがありそうな施設といえば――文具店か、電気屋だろうか。 どちらも、ちょうど先程まで戦いのあったエリアUに位置している。 遭遇した2体のロボット型フィギュアが、まだ残っている可能性は否定できない。 「……だからって、このまま諦めるわけにはいかないよね」 逃げ出すことは、彼女のプライドが許さなかった。 ぶち当たった壁と、そして自分自身の限界を超えるために、無理を通そうとする。 艦娘・島風の、彼女の心を受け継いだfigmaとして、速さへの追求は決して譲ることはできない。 だが今のままでは、あのロボット達に再度遭遇した時、勝てない。 少し、あと少しでいい。彼らを振り切れるだけの速さを得られれば。 「……ピッコロって人は、これをいつも着続けてて……脱いだら一気に強く、速くなったんだよね……?」 改めて、ピッコロのマントに目を向ける。 彼女は、これを着ることにより生まれる効果――結果に着目した。 自分の身体に負担をかけて行う修行は、ドラゴンボールの原作においてよく行われたことであった。 装備に重りを付けたり、高い重力をかけたり、枷を加えた上での特訓。 その枷から解放された時、抑えられていた戦闘力が戻り、特にスピードは見違えるようにアップした。 ――パワーがてめえならスピードはオレだ!!!一生かかっても 追いつけんぞ!!! このピッコロの装備もまた例外ではない。重い装備を外し身軽になってからが、本格的な戦いの始まりだ。 え?実際このセリフの後どうなったかって?……それは言わぬが花である。 「だったら私も、この重いマントを着たままでも平然と動けるようになれば…… これを脱いだ時には、もっと速くなれるかも……!」 ……何やら、彼女の思考が迷走を始めたようだ。 もう一度、マントを転送し装着してみた。 再び、強烈な重量が島風の小さな身体に圧し掛かってくる。 「お、重い……で、でも、無理ってほどでもない、かな……」 重さに耐えながら、しばらく、マントを着けたまま店内を動き回ってみる。 店の外に出る前に、多少なりとも慣れておくために。 超重量と言っても、ここでは島風のような少女でもなんとか着て歩ける程度の重さには抑えられているようだ。 また、マントとしてはかなりの厚手でボリュームがある。 超合金ほどではないにしても、攻撃を簡単には通さないだけの防御力はあると思われた。 「けどこれ、動き辛い……!」 しかしこのマント、単体のパーツで構成された『一切可動しない』タイプの物である。 一応は軟式素材ということで、この場では補正が加えられているのか、多少の融通が利くようになってはいるようだが…… それでもマントとしてはやたら固く、動かし辛いことこの上ない。 加えて小柄な島風が大柄なピッコロのマントを着るとなっては、サイズが合わない。 歩くたびに、ずるずると、マントの裾を引きずる格好になる。 さらに長い髪もマントの襟元に引っかかってしまい、首周りの可動もままならない。ていうか無理に動かしたら髪が折れる。 どう考えても、デメリットしかないのだが。 「ま、負けない……絶対に、私が一番速いことを、証明してみせるんだから……!」 彼女の誇りと意地が、この無謀な挑戦へと突き動かす。 短時間重さに慣れたくらいでは、劇的なスピードアップなんて無理なような気がするが…… 彼女を導く提督の存在があれば、彼女の暴走する思考のどこかでストップがかかっていただろう……言っても仕方はない。 「今のところ、外には誰もいない……よし!」 商店街に気配を感じないのを確認し、島風は店を出た。 重いマントを、裾をずるずると引きずりながら、走りだす。 着る前までの、島風の如きスピードは見る影もない。 こんな状態で外に出るなど自殺行為にも近いが、最悪脱ぐなり送還するなりすれば済むと考えていた。 だから今は、無様な姿に耐える。後のパワーアップのためと信じて。 周囲への警戒は決して怠らず、着実に歩を進め―― 幸い、誰とも遭遇することもなく、文具店まで到着。 その頃には、既に空は明るくなり始めていた。 ◇ ◇ ◇ 文具店には、先客がいた。 スーパーロボット超合金・UCR-10/A……彼は外れ易い手首の修理のために、この店を訪れていたのだった。 さほど大きな店ではないはずだが、たかだか15cm前後の小さな身体では店内を回るのも一苦労だ。 そんな中で彼はただ黙々と商品棚をチェックし、手首の接着に使えそうな物を探し続けていた。 目当ての物は未だ発見できない。品揃えの豊富さも加わって、思いのほか手間取っていた。 その時だった。 「やっと着いたぁー!」 入り口の方角から響く無防備な声を、UCR-10/Aの聴覚が捉えた。 「誰かが来たようだな。来たのは俺達同様に偶然か、それともここの価値に勘付いているのか……」 サブAIであるファットマンの声に答えることもなく、UCR-10/Aはただ黙々と、手早く装備をチェックする。 「迎え撃つ気か。だが、まだ手首の接着はできていない。無茶は禁物だぞ」 UCR-10/Aは静かに周囲を見回す。この足で歩き回った場所だけとはいえ、僅かなりともこの店の地の利は得ている。 ここまで歩いてきた売り場の、どこにどんな商品があるのかも、一通りは把握できている。 ならば先手必勝。侵入者が店内を嗅ぎ回る前に、この優位性をもって蹴りをつける。 この店は、宝の山だ。 ハサミやカッターをはじめ、武器として利用できるものはいくらでもある。 紙の類は重ね合わせれば防具としても活用できるだろうし、インクや絵の具・墨汁の類は撹乱には最適だ。 そして、まだ発見できてはいないが、接着剤やテープの類。これだけ品揃えがあって、ないはずもあるまい。 手首に限らず素体の修理に役立てることができるだろうし、上手く使えば敵の動きを封じることも可能だ。 フィギュアにとっては、重要な資材が豊富に揃っている場所。 もっとも、これら現地調達の道具は『送還』することはできない。 フィギュアの小さな身体では、これらを店外に持ち歩くことは難しいだろう。 だが、この店内での活動に限定すれば、これほどまでに利用価値のあるものはない。 また、店内は身を隠す場所にも困らない。商品棚の中に紛れれば、小さなフィギュアなど簡単にカモフラージュが可能だ。 立て籠もるには最適の場所と言えよう。ちょっとした要塞といえた。 文具店――人間の視点からすれば、どうということのないただの一施設に過ぎないかもしれない。 それは、限りなく人間に近い認識能力を与えられた、彼らフィギュアにとってもそうだった。 自分達の置かれた状況と身の程を、本当の意味で完全に理解している被験体は、果たしてどれほどいることだろう? UCR-10/A自身、実際に店を訪れるまで、この場所の価値など気にも留めていなかった。 手首の修理という理由がなければ、最後まで気付くこともなかったかもしれない。 そう考えれば、手首の不備すらある種の幸運にも思えた。 今後活動を続けるにあたって、この場所は重要な拠点となる―― ◇ ◇ ◇ 「やっと着いたぁー!」 文具店内に足を踏み入れる島風。 実のところ、改造と言っても具体的なことを考えているわけではない。 実際にあるものを見て回って、その中で自分に利用できそうなものはないかを探るだけだ。 「これだけ商品がいっぱいある店なら、何か使えるものもあるよね」 連装砲ちゃんに話しかけながら、艦娘はマントを引きずり、店の奥へと歩を進める。 その奥に、獲物を狙う黒い狩人が潜んでいるとも知らずに。 【早朝/エリアU(文具店内)】 【島風@figma】 【電力残量:70%】 【装備:マント(ピッコロ)@S.H.シリーズ、パワーエネルギー砲(ゴーカイオー)@スーパーロボット超合金】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(連装砲ちゃんx3、五連装酸素魚雷)】 【状態:損傷なし】 【思考・行動】 基本方針:スピードなら誰にも負けません。速きこと、島風の如し、です! 1:速くなる改造がしたい。ジェフティよりも誰よりも速くなりたい 2:文具店を探索し、改造に使えるものを探す 3:マントの重量を克服し、さらなる速さを得る 【UCR-10/A@スーパーロボット超合金】 【電力残量:60%】 【装備:URF-15 VALDOSTA(ライフル)、UEM-34 MODESTO(パルスマシンガン)】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(KO-5K4/ZAPYATOI(ガトリングガン))、ビームマグナム(ユニコーンガンダム@ROBOT魂)、拡張パーツ×1~3】 【状態:損傷軽微】 【思考・行動】 基本方針:好きなように生き、好きなように死ぬ。 1:店内への侵入者を迎撃 2:手首を補強する。 ※手首が取れ易いです。ガトリングガンのような重量がある・重心が傾いている武器を持って激しい機動をした場合、手首がほぼ間違いなく落ちます。 ※このプログラムにおいてミサイルやハンガーユニットが起動するかどうかは後の人に任せます。 前:聞こえない声 投下順に読む 次:ハッピーバースデー・デビルマジン 前:聞こえない声 時系列順に読む 次:ハッピーバースデー・デビルマジン 前:Day after day UCR-10/A 次:炎のさだめ 前:逸脱した存在達 -beyond the bounds- 島風 次:炎のさだめ ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/sw2yaruyara/pages/179.html
小さな村/なのはAA1 XスレYレス目 r 、, /j____ ^ヘ _,n_00. ヽ、j i\ /i゙/. ;=≦ ̄`─━ 、_ j.ノ 7/ニ ´ ,.. ─ゝ-ゝ . ./‐=ニ/ , -―、 丶 └'つ ). ,.. . . . . . . . . . . . .、 . . . .<7 イ,ゝ=彡´- 、 ..  ̄.._n_ .,'. . .i . . . . i . . .i! .. . ハ . . .ヽi ゙ i ' 、. !ゆ) /. .l! . .i! . . . .|!_ _j| . . . j_、 | ヽ ゝイ ヽ ; _ i! . ∠.!. . |. i. ,イハ. .ハ/i. .!¨ヾ;.| i .. .! ゝイ; _,.- {ヽ r 、 {l. i . . N . V!' . リ.レ′!'.| リ | .i | .! | | ../ ,、 / / l| l| }l !、 . . !ト、 リ. / !' 三. ! ! . | | .! ! !.′'´/ /,' i! ヽ、 ゙ー ゙ l ! ゚ 、 、 . メ、; /≧三シ ゚V . . { ! ! ゞ、 リ、./ / ,-' ヽ. ヽ、 /ヘ./ \ {' ヘ . .\゚'i/i/ Z,.イ /. . i . ; .、 ゚i! i!゙´ / i. ヽ、. _/ ,. i´;'´゚ゞ 、ヘ;、 . .\_/ ̄ . . . . .{ . . ゙_j! i! 〃 . .、 !; .."¨` 、 ー≧=≧=-イ /`i . . .j . . . .ナ`i! i! /、 . . . ⌒,l /.; ; ;,'゚ r'_____./ | . . . . . . . . .イ /i! i!'.;.、 `リ . . ! i.| , '/;ハ; . ~~\ リ ≧ 、. . . . . . . .`. . . i! i!; ; ; ;.、 j/ /. ハ V, ゝ、 . . . _.,.,.,._.≧=-≦x_ヾ. . . . . . . . . ≦ /i! i! ゚ ; ;.' l { .;.;.;ヘ ヽ; ; ;.ヽ.冫゚; ´; fi; ;' ゚ ; ;リ!; ; ' i; ;i>;.; _ 彡イ; i! i! ゚。 ゚;ト、 }l i! ;ト、.\、; ;fУ, ; ;i ゚ ;゙ ;j , , ゚ ;V,;' ノ.;' リ;.ハ; ;;ラ, ,。゚ i! i!;. .。 .!,ヘ 、. /´ ト、; ;.\; }; ;ト!γ⌒≧=-≧、゚ ; ',.; ; ;、゚ ;_;.'_ ,イ; ! ゚ ; ; i! i!;。゚ ;.ハ V\ i l ∧; `ー; ; ; ;冫-‐=ニ ¨  ̄; ; i⌒゚ ; ; ´ ゚ ; ;., ! !; i ゚ ; i! i!゚ ; ;. |;イ⌒.i; ; ; ; }.} .;; ; ヽ、. < ;;i; ; ; ; ; ;i i; ;l V; ;i ゚ ; ; ; ゚ ; ;. ;! !; ! , ;, i! i!,.; ;i/゙ ̄`リ; ; ; ハ ヽ /; ; ; ; ;f \._ 、 ヘ; ,、 ⅵ ゚ ; ;. ;゚; ; ゚ ; ;. , ; ; , ; ; ; i! i!vイ_' ̄`/ , ;.゚; ;i. } i; / i; 戈'´ 斗ヘ;.. V\;i ゚ ; ;. ゚ ; ;! , . ゚ ; ;.; ; ' , ; >i!_i!ヘ `.У。 ; ; ゚。;! ツ .|' /z; i`≧=-厶>=二.j; ;.、゚ ; ;.,.; ' i; .、 `¨_,.z 彡ペヽ ∧,.イ; l ; 。゚ ;' ' 、i; / !; ;! V /;ヽ Vi /,;'、; ,、≧=-ァ-‐=ニ_¨_ ̄j'_./_ 厶孑¨, ; ,.、 ヽ 、。゚; ' ヽ、 ; ;, /;' .Vヽ`゙ !; ;. ,.> "´\゚ ; ;.;.;. ゚ ;! , ; ; ; ; ;.;., ゚ ; ;. , ; ;r、 ; ;.; ; / ≧=.. ; _; ; ;, ; ;,≧=-゙¨ ≧=-=ニ゚ ; f_゚ ; ; ; ;..゚ j ゚ ; j≧=´  ̄  ̄ ̄ 戻る
https://w.atwiki.jp/1007k/pages/1490.html
小さな掌 詳細・攻略 ドラマ「ジョシデカ!─女子刑事─」主題歌 AC11とAC11亜洲版にも収録 ★×3で127コンボ ア一ティストは決意の朝に、千の夜をこえて、ALONESに続く Aqua Timez である 天井スコアは 476590点 + 連打 初項:1070点,等差:340点 読み方は、ちいさなてのひら かんたん むずかしい おに コメント 譜面
https://w.atwiki.jp/yurina0106/pages/3282.html
タグ 感動 曲名え 歌 詩月カオリ 作詞 詩月カオリ 作曲 井内舞子 作品 猫撫ディストーションED
https://w.atwiki.jp/holycon/pages/36.html
――ああ、まただ。 何で俺は同じ様な轍を踏みまくるんだ。これじゃぁ低能みたいじゃないか。 男は深い溜息を吐きそうになった。 エル・ドラドの時と言い、シャングリラの時と言い、自分は何も変わっていなかった。 如何して男は――いや、この男と言うものは、デカい儲け話と浪漫溢れる話に、うっかり飛びついてしまうのか。 . ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ カモメの鳴く声、白い砂浜に打ち付けられる漣の小さな音、そして、流れる緩やかな民族音楽。 これら全てをひっくるめたBGMを聞きながら、アクアマリンを煮溶かし水にした様な澄んだ海を眺めて飲む酒は、実に最高のものがあった。 地上の楽園とも言われた事のある、インド洋に点在する島国、モルティブ諸島は今日も快晴だった。 地上の楽園。成程、使い古されたそのセールスコピー、嘘偽りはなし。景観は文句なしの百点満点。 赤道に近い国故に蒸し暑いが、そんな熱い中で飲むオンザロックはまた格別だった。 だが何と言っても素晴らしいのは、モルティブ名物の水上コテージである。蒼く煌びやかな海の上に建てられた、藁と木材のコテージ。 地上に建っていれば掘立小屋以外の何物にも映らないと言うのに、これが一度青い海の上に建立されると、見る者の度肝を抜く美しい光景へと早変わりする。 海で泳ぎたいなと思えば、海の上に建てられていると言う性質を活かし、そのままベランダから海へとダイブ出来るのも良い。 リゾート地としては、百点も良い所だった。 バカンスの時期でもないのに、こんな所に来れる者は名うてのセレブに違いない。 そんなセレブに混じって、考古学者にしてトレジャーハンター、ネイサン・ドレイクこと『ネイト』はバカンスを楽しんでいた。 ネイト風に言わせればデカいヤマも今はない。 今日以前に稼いだ金で、悠々自適な生活を送り、めい一杯羽を伸ばしている最中であった。 オン・ザ・ロックにしたウィスキーを呷り、地元のシーフードの盛り合わせを肴にしながら、モルティブでの一日を今日も楽しんでいた。 そんな時だった。明らかにネイトの方目掛けて、見知った顔が近付いて来たのは。 「ん?」 その顔をよく知っていた為、ネイトは少し怪訝そうなリアクションを取った。 が、近付いてくる人間が真実、彼の見知った男だと知った瞬間、笑顔を晴れやかな物にした。 「ネイト~、しばらくぶりだな!!」 「サリー、如何して此処が!!」 もう髪の殆どが白髪になってしまった中年の男性だった。 若い頃はキチンと摂生した生活を送っていたらしい。顔つきも歳の割には若く、身体つきも下手な二十代よりもずっと整っている。 白いシャツとハーフパンツと言うラフな格好は、モルティブの地に相応しい。名をヴィクター・サリバン、サリーと言う愛称が特徴のこの男は、ネイトのパートナーであり、家族と同じ位強固な絆で繋がれた間柄でもあった。 暫く会っていなかったので、再会を喜ぶと言う意味でも、二人はハグを先ず行った。 「座るぞ」、とサリーが聞いて来るが、ネイトが言うまでもなく、彼は既に席に座り、店のウェイターにネイトと同じ酒を注文していた。 「デカいヤマを見つけちまったんだ、お前に話を通さないとアレだろうと思ってな」 「俺と一緒じゃなきゃ儲けを得られないの間違いだろ、もういい歳だろサリー」 「ハッハハ、まぁな」 特に痛い所を突かれた訳でもないらしい。初めからネイトの若さと身体能力をアテにし、儲けの何割かを自分が貰うと言う既定路線でサリーはいたらしい。 尤も、そんな方針はいつもの事なので、ネイトとしては今更とやかく言う事でもないのだが。 「……で、その大きいヤマってのは、何だ?」 「ネイト。お前日本史は詳しいか?」 「日本史か……実を言うとあんまり、って所かな」 ネイトの言う『あんまり』とは、『稼業人に求められるレベルの知識と比較して』詳しくないと言う意味であり、並大抵の史学科の学院生レベルの知識は、ネイトは当たり前のように有している。 「実はつい最近、そのジャパンでマジで大きい宝の動きがあったらしいんだ」 「そりゃ凄いな。借金返せそう?」 「勿論、借金返してその後ベガスで女の子ひっかけて遊べるレベルの金が入ってくる!!」 「で、何だよの大きい宝ってのは。事故で沈んだ朱印船が乗せてた宝とか?」 朱印船による貿易。それは、安土桃山時代の将軍である豊臣秀吉の時代から、世界史でも有名な江戸時代の将軍・徳川家康の孫である、 徳川家光が鎖国を敢行するまで続いたとされており、主に東南アジア諸国から様々な物品の交易を行っていたと言う。 もしもその朱印船の内一艘が何処かで沈み、今もサルベージしてくれるトレジャーハンターを待っているとしたら。成程、それは確かに浪漫がある。 「違うなぁ」 サリーは否定した。 「じゃあ何だ、日宋貿易か日明貿易か?」 「ネイト。今回の宝はそう言う船が乗せてた云々じゃないんだ。第一のヒントだ」 ふぅむ、と考え込むネイト。 日本は地図を見れば解る通りの島国で、古の昔から諸外国、特に現在の中華人民共和国との貿易のやり取りが盛んだった。 そう言う歴史を知っていると、間違いなく海に沈んだ古代の貿易船絡みのお宝を連想するネイト。しかし、これが内陸に限定されるとなると、思い当たるフシは相当絞られる。 「徳川埋蔵金が見つかった?」 「埋めるだけ大量の金があったら無血開城何てしないだろ」 「壇ノ浦に沈んだ草薙の剣か?」 「それも船関係じゃないか」 「……あ!! 意表をついて、沖縄に伝わる楽園、ニライカナイとかだろ!! シャングリラの後でニライカナイはちょっとキツいぜサリー」 「ブブー、ハズレー!!」 「んだよサリー、そろそろ教えてくれよ!!」 此処まであり得そうな推論を言っておいて、一つたりとも掠ってないと言う事実が頭に来たネイトが、少しいじけた様子で口にする。 その様子を見たサリーが、「解った解った」と、保護者めいた口ぶりでネイトを宥める。それと同時にウェイターが、ウィスキーのオン・ザ・ロックをテーブルに置いて来た。 「ネイト。聖杯は勿論知ってるよな?」 「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル面白かったよな」 「ああ、あのチープさが癖になる」 「で、その聖杯が何だって? 言っとくけど、今更ストーリーとかを説明する必要はないぜ。嫌になる位昔修道院で聞かされたからな」 「その聖杯がな、日本にあるんだとよ!!」 ……沈黙で、ネイトは返した。 十秒程かけてネイトは、チビチビとウィスキーグラスに入った琥珀色の液体を嗜みながら、サリーの事を冷ややかな目で見つめ。 グラスから唇を離した後に、口を開いた。 「この場は俺が奢ってやるから、帰って良いぜサリー」 「待て待て待て待て待てネイト、胡散臭いって気持ちは解るがな――」 「信じられる訳無いだろボケオヤジ!! 極東の国日本と、ヨーロッパの伝説である聖杯がどうやって結びつくって言うんだ!!」 皿に盛りつけられたエビのむき身を口に持って行き、頬張りながらネイトは口を開く。 「いいかサリー、聖杯って言うのはな、イエス・キリストが十二使徒達との最後の晩餐で使った杯でありそして、偶然その杯を手に入れたアリマタヤのヨセフが磔刑に処されたイエスの血を受けとめた杯でもあるんだ。その後ヨセフはイエスの遺骸を埋葬したかどで投獄されるも、聖杯の不思議な力で数十年も餓える事無く生きのび、投獄から解放され自由になった後は家族と共に巡礼の旅に出て、人目が付かないようにヨセフは代々この聖杯を保管したんだ。尤も伝説じゃこの後、ヨセフの子孫が巡礼者の女とエッチしたいって思ったからか、聖杯はどっかに消え失せちまったらしいがな」 それは、キリスト教伝承としての聖杯の伝説である。 「だがこの後聖杯は、アーサー王物語の中で特に重要なキーアイテムとして語られ、紆余曲折の大冒険の末に、ガウェインだかパーシヴァルだがガラハドの手で発見されるも、ガラハドは聖杯を発見するや天国に召され、それと同時にまた聖杯は何処かに消え失せた。そしてお仲間のパーシヴァルも一年後には出家して僧侶になって隠居、発見の一年後には死に至る。良いかサリーよく聞け、大本になったキリスト教伝説は元より、聖杯伝説の中にも、日本って言う国の名前は一言たりとも出てきやしない。日本人とヨーロッパの人間が接触したと言う記録は、一番確かで信頼の持てる物で1543年。非公式の物でも、どんなに遡ろうが1200年代より前はあり得ない!! 対して、ヨーロッパの文学に最初に聖杯と言う概念を持ち込んだのは、クレチアン・ド・トロア……12世紀の作家だ。解るか、物理的にも聖杯物語と日本が絡むなんてあり得ないんだよ、マルコ・ポーロだって12世紀にゃ生まれてない!!」 「んな事は解ってる!!」 グイッ、と自分のウィスキーを飲んでからサリーがヒステリー気味に返した。 「ネイト。俺だって馬鹿じゃない。常ならそんな胡散臭い情報、信じすらしないさ」 「信じるに値する情報筋からの話だって事か?」 「蛇の道は蛇って言うだろ? 俺達と同じ稼業人も、同じような情報を近頃結構な割合で知ってる奴が多くなった。無論、その情報を流す筋の奴らもだ」 「で、その日本と聖杯の関係性を信じてる奴はいるのか?」 「お前さんと同じだよネイト。そんなバカな話、と皆信じない。情報を売ってる情報筋だって、荒唐無稽だと思ってるのか、捨て値でこの情報を売ってると来てる。俺の時は20$で買えた」 「ボジョレー・ヌーボーでも買った方が余程マシだな」 「だが、俺は引っかかった」 トラウト・サーモンを切った物を口に運びながらサリーは言った。 「同じトレジャー・ハンターは元より、情報筋の奴らに何十人にも、こんな胡散臭い話を流させる手腕が先ず凄い。余程凄い金の量と、ネットワーク網がなけりゃ不可能だ」 「まぁそうだな」 「仮に罠だとしても、俺達を罠にハメる理由が解らない。メリットもないだろ」 「そもそもハマる奴がいないけどな」 「で、俺は思ったんだ。嘘でも良いから、この話に少し乗ってみようかとな」 「いやいやいやいや、おかしいだろサリー!!」 「まぁ待てよ。多くのトレジャーハンターや好事家達は、そんな話ある筈ないとこの胡散臭い話に目もくれない。だが、逆に言えばこれはチャンスじゃないか。誰もが向かわない方向に逆走する俺達、もしもその方向に聖杯があって、それを俺達が手に入れれば、ぶっちぎりの一位だ」 「手に入るかも解らないだろ、第一あり得ない!!」」 「手に入らなかったらそれでいいだろ、聖杯探索が日本の旅行に変わるだけ!! 一度ゲイシャの女の子と遊んでみたかったんだよな~」 聖杯の探索よりも、そっちの方が目的なのかも知れない。 こんのエロ親父が、と思うネイトであったが、聖杯の探索よりはまだ健康的だ。それに、ネイト自身も芸者と遊んでみたかった。 「……3日だけ付き合う」 「良く言った流石は心の友ネイト!! んじゃ、日本に発つ間俺は色々下準備してるからさ、楽しみにしてろよネイト!!」 「……ったくしかたねぇ」、と言いながら、再び剥きエビに手を伸ばし、それを咀嚼した。 燦々と、モルティブ諸島に夏の暑い太陽が光を降り注がせている。今から数えて、5日前の出来事であった。 . ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ――そして、現在がこれである。 気付いた時には、ネイトは日本国の冬木市と呼ばれる街にいた。そんな街が本当に実在するのか、ネイトには解らない。 と言うより、如何にネイトであろうとも、日本にどんな街があるのか、詳しく網羅している訳じゃない。地方都市となると流石にノーマークだ。 本当に、気付いた時にはネイトは日本にいた。サリーが日本に向けての準備をしているその最中の時間だ。 その時間内に、気付いたらネイトは冬木にいて、しかもこの街の学校施設に通う考古学の教師と言う立場で、だ。 更に混乱を誘うのは、今の冬木の――いや、この世界の年代だ。 昭和55年……つまり。1980年であるが、これはネイトが生きていた時代より十数年以上も前の年代である。 今が1980年と言う認識で今を生きている、この国の住民は、本気で頭がおかしいのかとネイトは思いもしたが、何処の誰に聞いても、いやそれどころか、 公共の機関にすら訊ねても、正真正銘今は1980年だと言うのだ。知らぬ間にタイムスリップしたのか、とネイトは本気で頭が参ってしまいそうだった。 ――だが、それ以上に、ネイトの頭を混乱させているのが。 「辛気臭い面してんねぇ、ネイサン」 と、女っ気の欠片もない、実に男勝りな女の声が、背後から聞こえて来た。 その方向にネイトが顔を向けると、其処にはえんじ色のコートを着こなす、見事なまでのストロベリー色の長髪をした美女が佇んでいた。 だが、ああ、見よ。彼女が被る、厳めしい示威的なまでのその海賊帽を。羽織っている漆黒のビロードのマントを。そして、腰に掛けられた二丁の拳銃を!! 彼女はそう、海賊なのだ。誰がどの角度から見ても、映画やコミックのなかに登場し、略奪の限りを尽くす海賊にしか、見えぬではないか!! 「辛気臭くもなる。『聖杯戦争』? 聖杯を巡って他の参加者と殺し合う!? 馬鹿言え、冗談じゃねーぜ!!」 この冬木に何らかの手段で飛ばされてから、ネイトの頭には一つの情報が刻まれていた。 聖杯戦争。サリーの言っていた聖杯を巡り、不特定多数の参加者と、サーヴァントと呼ばれる超常存在を使役して行われる勝ち残りの殺し合い。 その殺し合いを制した最後の一人だけが、聖杯を手にする事が出来るのだと言う。成程確かに、サリーの言っていた事は真実だった。確かに聖杯は、あるようだ。 だが、幾らなんでもこれは酷過ぎる。宝を巡って殺し合いをした経験は、ネイトにもある。だがそれは、宝探しの過程で起った不可避の事柄であり、 当初の目的たる宝の発見とその入手から全くブレた事柄ではなかった。聖杯戦争は違う。初めから『殺し合いをせねば聖杯は手に入れられない前提』なのだ。ネイトは、これが受け付けなかった。これは、トレジャーハンターの美学に反する。 「おいおい、キレイゴト抜かせるタマかいアンタ? 結構なハンサム顔で本質隠しちゃいるけど、結構な人数手に掛けて来た悪党の面してるよ」 「俺はなるべくならキレイに聖杯が欲しいの、わかる? ライダー」 「綺麗に入手出来る宝なんてあるもんか、命張って、時には殺したり殺されたりするから、財宝ってのは価値があるのさ」 「あぁクッソ、如何にも俺の尊敬する人物の言いそうな……ってそうじゃねぇ!! ライダー!! 一つ言いたい事がある!!」 「何さ?」 すぅ、はぁ、と深呼吸を数回繰り返してから、ネイトは言った。 「俺は、お前を、絶対に『フランシス・ドレイク』だなんて、その子孫として認めないからな!! 嘘を吐くのも大概にしろ!!」 「っはぁ!? 何言ってんだ唐突に!! アタシは正真正銘フランシス・ドレイクだっての!!」 ライダーと言うクラスが証明するように、目の前のこの美女は、ネイトが呼び寄せたサーヴァントである。 そしてその真名は……『フランシス・ドレイク』。ネイトが自分の先祖だと自称する程、彼が尊敬する冒険家であり、大海賊だ。 それがまさか、こんな女性であったと言う事が、ネイトには信じられない事柄だったのだ。 今の今までネイトは男だと思っていたし、実際残っている肖像画も、全て男のものだった。それが呼び寄せられて見れば、このような美女である。 受け入れられる筈もなく。これが、ネイトの混乱の要素の1つである事は、言うまでもなかった。 「第一アンタ、誰が誰の子孫だって? アタシはアンタみたいな間抜けな子孫を授かった覚えもないよ!!」 とは言え、目の前にいるこの騎兵のサーヴァントは真実、フランシス・ドレイクなのである。 多くの歴史的資料が、彼或いは彼女は、結婚の遍歴こそあったが子供をもうけたと言う事実を記していない。 つまり、スペインの無敵艦隊を沈めて見せた天才司令官の血を引く者は、今日存在しない事を意味する。そんな事、ドレイク自身が良く解っている事だろう。 それなのに、そのドレイク卿の子孫をよりにもよって他ならぬフランシス・ドレイクの前でネイトは自称したのである。彼女からしたら、ムカつかない筈がないだろう。 「いいか、俺は先入観がぶち壊されて凄いおセンチなんだ!! これ以上喋ってなんか俺のイメージ壊さないでくれ!!」 「――へぇ。それじゃあんたは、アタシが不服って事かい?」 ドレイクの声に、ゾッとする程の冷気が宿り始めた。 「見りゃ解るだろ?」 「そうかい」 其処まで言った、その瞬間だった。 ネイトが認識すら出来ない程の速度でドレイクは、懐から拳銃を引き抜き、その銃口をネイトの額に向けた。 フリントロックタイプの拳銃で、中世~近代には見られたものである。威力と精度、耐久性こそ現代のそれには遠く及ばないが、人間の頭に弾が直撃すれば、即死は免れない。 「不服だって言うのなら、仕方がないね。アンタがサーヴァントに不平を漏らす権利があるように、アタシも気に入らないマスターには従わない自由がある。公平だろ?」 「その公平さ、略奪先でも発揮した方が、悪鬼羅刹みたいな風評も生まれなかったと思うぜ」 ネイサンの声には、緊張の糸が張りつめている。その事をドレイクは見逃さなかった。 「アタシの脅しに、気丈にそんな事が言えるんだったら大したタマだが、それと、私の人差し指が引き金を引くかどうかは話は別さ」 「聖杯が取れなくなるぜ」 「酒注ぐ杯なら間に合ってるよ」 キリストの血を受け止めた聖なる杯を、よりにもよってワインかウィスキー、バーボンでも注ぐ為の器にしか見ていないらしい。 実に自由と言うか、刹那的と言うか。誰もが認める聖遺物をそんな風に使ってみる事に、一種の快楽を感じている風に、ネイトには見えた。 「反論のレパートリーは、あと十個ぐらいは増やしておくんだったね。興が削げるよ、アンタ」 「余程元の場所に還りたいんだな。勝ち残る自信がないか?」 皮肉気な笑みでそう挑発したネイトに、「ほう?」とドレイクが反応する。 「正直な所、俺は勝ち残る自信が滅茶苦茶ある。誰もが見た事のない、エル・ドラドとシャングリラに足を踏み入れて、俺は生きてるんだぜ? こんな日本の一都市で聖杯探せ何て、借り物競争より楽勝ってもんだ!!」 ドレイクは知らないが、ネイトは生前の彼女が辿った冒険譚と同じ位、危険な線を幾つも掻い潜って来ている。 犯罪組織が擁する私兵団、銃器やグレネードで武装した彼らに単身で挑み、その犯罪組織ごと壊滅させた事もある。 同じく重火器で武装したテロ組織を、単身で壊滅させた事もネイトはある。全ては機転、人脈、知恵、そして度胸と運。それらがあったから、ネイトは生きて来れた。 そんな話も道理も通じない危険な連中と戦って来たネイトにとって、都市部で行われるバトルロワイヤルなど、今更恐れるにも値しない事柄。この言葉は強がりでも何でもなかった。 「で、そんな、自称ドレイク卿の子孫である俺ですら、怖くないんだ。まさか本物のドレイク卿が、聖杯戦争が怖いから俺を殺して退場する、だなんて言う筈はないよな?」 ネイトのこの言葉を聞いた瞬間、銃口を彼の額に突き付けたまま、ドレイクは黙りこくった。 表情は、石のような無表情。眉も鼻も唇も、ピクリとも動かさない。呼吸する音すら、悟らせない。生きたまま石像になったかのようであった。 が、その数秒後に、フッと、この美人海賊は顔を破顔させ、ネイトに笑みを投げ掛けた。 「成程ね。そのクソ度胸だけは、アタシに似てる。そして、それはそれとして――」 其処まで言うと、ドレイクは拳銃を懐にしまい、代わりに、鞘に入れていた、銀色の剣身が眩しい曲刀・カトラスを引き抜き――。 その柄で、ネイトの頭頂部をガッと殴った。 「痛ぇ!!」 言ってネイトは、叩かれた頭頂部を両手で抑え、涙目になりながらドレイクの事を睨めつけた。 無論彼女は答えた風も見せず、笑みをいたずらっぽいそれにさせながら、白い歯を見せ付けて笑った。 「ムカつくから一発殴らせて貰った」 カトラスを鞘に入れ、ドレイクが言った。 当然、ドレイクが手加減してネイトを殴ったのは言うまでもない。ランクDとは言え、ドレイク程のサーヴァントが本気で人を殴れば、頭の形が変形する。 「まぁ、何があってもアンタを子孫とは認めたくはないけど、物覚えの良さそうな部下としちゃ合格だ。アタシの船は阿呆ばっかで、宝の目星が付けられる奴がアタシ以外少なかった。アンタだったら雇ってやってもいいね」 「そいつぁどうも、手に入れた宝山分けにしてくれるんだったら雇われてもいいぜ」 「優秀だったら三割は払ってやるよ」 売り言葉に買い言葉。マスターと主の関係と言うよりは寧ろ、付き合いの長い腐れ縁の様なものを見る者に想起させるやり取りだった。 「ああ、最後に一つ、聞いて置きたかったよ。自称アタシの馬鹿子孫」 「ん?」 「当然アンタは、アタシの事を良く勉強してるんだろ? だったら、アンタはアタシと言う存在をどんな目で見てたのか、教えておくれよ。気に入らなかったら殴るから」 何とも横暴が過ぎる言葉だと思うネイトだったが、意外や意外。 彼は直に口を開き、己の考えを口にしたからだ。直に思い描けたのは簡単な話。彼は本当に、真実フランシス・ドレイクの事を真摯に考えて来た男だから、直答えられるのも、当然の事なのだった。 「SIC PARVIS MAGNA(偉業も小さな一歩から)。それが俺から見たアンタだ」 ネイトは言葉を滔々と紡ぎ続ける。 「世界を一周出来たのも、フェリペ2世のアルマダ(無敵艦隊)を沈めて太陽を落とせたのも、アンタに備わる才能が初めから凄かったからだなんて、俺は思っちゃいない。口では強がってて、派手で、目立ちたがり屋で、刹那的で享楽的なアンタは、恐らく何処かで努力してる事を隠す天才何だとも俺は思ってる。あんな偉業が、最初から備わってた努力の総量で出来てたまるか。影で努力してたんだろ? ドレイク卿。……だから俺は、アンタを尊敬してた訳だ」 「……ハッ、聞いてるアタシが恥かしくなる事を良くもまぁいけしゃあしゃあと……」 海賊帽子を目深に被り直し、照れ隠しと言わんばかりにドレイクが口にした。 「ま、合格にしといてやる。ネイサン。聖杯をブン獲るよ!! 命は海に置いて、命の在った所に度胸を詰めて動きな!! そうすりゃ、一直線に聖杯まで辿り着けるさ!!」 稲妻の様な鬨を発し、フランシス・ドレイク卿はネイトに宣言した。 聖杯に向けての一歩は、小さく、しかし確実に、今刻まれた事を、ネイトとドレイクは感じ取ったのであった。 【クラス】 ライダー 【真名】 フランシス・ドレイク@Fate/EXTRA、Fate/Grand Order 【ステータス】 筋力D 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運EX 宝具A+ 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【保有スキル】 嵐の航海者:A+ 船と認識されるものを駆る才能。集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。 黄金律:B 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎには注意が必要。 星の開拓者:EX 人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる。 【宝具】 『黄金鹿と嵐の夜(ゴールデン・ワイルドハント)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:20~40 最大補足:前方展開20船 スペイン無敵艦隊を打ち破った「火船」の逸話と、ヨーロッパの伝承である「嵐の夜(ワイルドハント)」の逸話。 ライダーの生前の愛船である「黄金の鹿号(ゴールデンハインド)」を中心に、生前指揮していた無数の船団を亡霊として召喚・展開。 圧倒的火力の一斉砲撃で敵を殲滅する。ライダーの奥の手にして日常の具現とも言える宝具。 対軍宝具でありランクも高いが、現在の所持金(貨幣、或いは黄金や純銀、宝石や考古学的価値の高い物など)の多寡に応じて威力が増減するという変わった特性を持っている。 『黄金の鹿号(ゴールデンハインド)』 詳細は不明。ライダーが上記宝具を展開した時に乗っている船だが、この船自体が黄金鹿と嵐の夜とは別個の宝具。 イングランド王国のガレオン船でありドレイクが私掠船として用いたことで有名。 全長37メートル弱、船首と船尾に4門ずつの砲を持つ他に、両側舷にも14の砲を搭載。 上記宝具とは関係なく召喚し、カルバリン砲での攻撃、乗船しての移動が可能。彼女が『騎兵』たる所以であり水上でなくても船体を地面に隠しながらの移動などもできる。 但しムーンセルでの聖杯戦争でライダーのマスターだった少年同様、現状のマスターでは魔力供給に乏しい為、全力は余り出せない。 【weapon】 二挺拳銃: 彼女の活躍した歴史から考察するに、フリントロック式のものであると思われるが、サーヴァント化した事により、フリントロックのものとは思えない程の連射力を可能としている。 カルバリン砲: 空間から自由に出し入れさせる事が出来る、ゴールデンハインドの砲塔。当然直撃すれば大ダメージを負う事は言うまでもない。 【人物背景】 原作参照 【サーヴァントとしての願い】 聖杯の獲得。願い自体は決めてない。 【マスター】 ネイサン・ドレイク@アンチャーテッドシリーズ 【マスターとしての願い】 聖杯を手に入れた後、元の世界への帰還 【weapon】 リング状のネックレス: ネイトの首に掛けられた、丸いリングが一個だけついたネックレス。 実はフランシス・ドレイクの遺産であるらしく、シリーズ三作目ではこれを巡って物語が進んで行く。 ネイトも、そしてサーヴァントであるライダー・ドレイクも知らない事柄だが、実はこれが触媒になって今回の聖杯戦争ではドレイクが召喚された。 【能力・技能】 考古学的知識: ライダーは考古学の他、歴史学にも非常に造詣が深く、その知識の深さは、僅かに残った断片から、建物の様式、何処の国の物だったか、と言う事を瞬時に推察できる程。 超人的身体能力: お前本当に人間か? と言う突込みが入るレベルの身体能力をなんか知らないけど有してる。 僅かな壁の溝を頼りに、垂直の壁を階段代わりに指の力だけで上ったり、訓練を積んだ民兵や傭兵を相手に引けを取らないレベルの格闘術と拳銃の腕前を持つ。 【人物背景】 フランシス・ドレイクの子孫を自称するトレジャーハンター。 宝が目当てと言うのもあるが、根っからの冒険野郎で、知的好奇心を満たす為に危険を冒してるフシも結構ある。 10歳前半までは修道院で暮らしていたが、尊敬する兄の帰りを待ちわびていた。10歳半ばに入ってから、スリを生業としつつ、 現在のようなトレジャーハンターまがいの事もやるなど危険な橋を渡っていた。この時にサリーと出会い、彼から探検家としてのテクニックを学ぶ。 サリー曰く、当時からセンスはあったが、テクニックはイマイチ。その後、ペルーの刑務所に投獄されるも、サリーの手により助け出される。 投獄経験は本人の話から推察するに、盗みに失敗し何度も経験しているらしく、その度に金か何かの力で放免されている。 決して悪人ではないし、無暗な殺しもする男じゃないが、仕方ない局面になったら非情に人を殺す程の度胸を秘めている悪党でもある。 シリーズ2作目である、黄金刀と消えた船団が終わってからの参戦 【方針】 聖杯を手に入れる。 【把握媒体】 フランシス・ドレイク: 言うまでもなく原作 ネイサン・ドレイク: 原作ゲームをプレイだが、全部プレイするのは骨が折れるし何よりも金銭的にかさむので、プレイ動画がベスト。