約 412,558 件
https://w.atwiki.jp/sinsetsuz/pages/85.html
短編その2――『シン君はケダモノです by セツコ 』 シン・アスカとセツコ・オハラの交際はもはやZEUTH内では周知の事実だった。 ルームメイトが居る為、シンの部屋に泊まり込めない二人がちょくちょくセツコの部屋に入り浸って、朝仲良く二人で部屋から出てくる様子が頻繁に見受けられている。 それに加えて、時折人の目と場所を忘れて仲睦まじく微笑みあう姿は、相手の居ないZEUTHの隊員達に嫉妬を超越した憎悪を抱かせるほどだった。 生活雑貨や食料品、マーケット、バザーの開催の為に数日ほど町の近くに滞在する事が決まったある日、シンは当然の如くセツコの部屋に泊まり込み、月が沈み太陽が昇るまでその腕の中にセツコを独占していた。 飢えた虎のように貪った快楽と引き換えにした倦怠感が、血流に乗って体内を流れる中、シンはゆるゆると意識の覚醒の階段を踏んでいた。素肌に触れるシーツは、今も二人分の体液を吸った生々しい湿りが残り、多少不快ではあった。 シンは肌着の一枚も羽織っていない剥き出しの裸体だった。軍人というにはいささか薄い肉の付き方だったが、コーディネイターという出自ゆえの人並み意味以上に頑健な体と、引き締められた筋肉の筋は、しなやかな鞭の様な肉体を構成している。 見た目の細さに相反して理性が取り払われた時に、この体がどれだけ凶暴な獣に変わるのか、シンとベッドを共にしているセツコが誰よりもよく体で理解している。 指や唇に良く馴染み、舌がその味をすっかり覚えた愛しい人の体を求めて、無意識にシンの手が傍らで眠っている筈のセツコへと延びる。 寝ぼけ眼のシンの手が、二度三度と空を掴んだ。それでもシンは同じことを繰り返してから、ようやくおかしいと感じたらしい。 「……セツコさん?」 昨日の夜、というかほんの三時間前なのだが、戦闘の影響で一日お預けを食らった所為で多少虐めすぎたから、まだ疲れが取れずに眠っているだろうな、と回転の鈍い頭で考える。 起こさないようにと、働きの鈍い頭なりに気を使って手を伸ばしたのに、セツコの体の在るべき場所には何もない空間があるきりだった。 あれ? と思い、むにゃむにゃと口を動かしながら上半身を起こし、薄暗い部屋の中、同じベッドの上で自分の隣で横になっている筈の女性に目をやる。 なんだ、ちゃんといるじゃないか。いつもどおりの光景に、シンの胸の奥から安堵の吐息が零れた。幸福すぎる現実が時に、自分にとって都合の良い夢を見ているだけではないかと、何度か思った事があった。 安堵はその危惧こそが幻であると感じる事が出来た為に感じたものであった。 かすかに濡れたままのシーツの上に広がる茶を薄く刷いたの黒髪。シンの指が何度も梳き、撫で、愛おしんだセツコの髪。長く伸ばされたその髪の暗闇に溶け入るような黒が、シーツの白とよく映えている。 何度も吸い、味わい、舐めた唇はいつもより瑞々しさを増し、ほんのりと濡れた桜の色が、匂い立つ様な色香よりも花の蕾の開花を待つ様な可愛らしさを覚えさせた。 今は固く閉じられた瞼に隠された瞳。そこにシンの姿だけが映っている時、シンがどれほどの喜びを感じているのかを、セツコは知っているのだろうか。 薄い生地のパジャマに隠れている凝肌の白は、薄暗い部屋の中でもシンの瞳が見逃す事はない。ゆるく背を折り、シンの方を向いて横になった姿勢で、セツコは心地良さげに穏やかな寝息をついていた。 息を吸い、吐く度に上下する緩やかな隆起を描く薄い作りの胸。サイズが合っていない所為で、ゆるゆるになったパジャマの隙間から時折覗く裸身が、早朝になろうかという時刻なのに、早くもシンの理性を強く揺さぶっていた。 片手で抱え込めてしまうくらい小ぶりな、甘酸っぱい果汁を湛えた桃を思わせる小尻に、触れる指をふっくらとした触感で押し返す、焼きたてのパンみたいに柔らかな体……。 「ん?」 と、ようやく意識が覚醒し終えようかというシンの眉が盛大に八の字に寄った。つぶさに観察していたセツコの寝姿に、強い違和感を覚えたからだ。 そのまま肉と肉とがふやけて溶け合ってしまうほどに重ね合った二枚の肉片は、舞い散る桜の花びらそのもののように小さく儚く―― 掌全体にたっぷりとした重量とどこまでも白い肉の中に埋没してゆく柔らかさを堪能させてくれた乳房は、穏やかな丘の様に平坦に―― 撫でまわし握り押し込み広げ、様々な反応を見せては手の平を通じて愛する人の存在と快楽を伝えてきた尻肉は一回りも二回りも小さく、青い果実のように変り―― 何より浮かべる笑顔がシンにとって世界の何物にも代えがたい宝物となったセツコの美貌は、今や十歳前後のあどけない少女のそれに変わっていた。 立ちあがって二人が並べば、だいたい、シンのお腹にセツコの頭が来るくらいの身長差だ。 「ち、小さくなってる!?」 「ふみゅぅ?」 ありえないと撃墜された詩翅の様に心の中で叫ぶシンに、十九歳の少女の青さと女の艶を併せ持った姿から、未成熟でまだまだ青い甘酸っぱい果実の幼い姿へと変わったセツコは、可愛らしい声を上げながら目を覚ました。 眠たいよぅ、と無意識に主張している眼を、手の甲でこすりこすりしながら、セツコもシン同様に体を起こした。自分の状態に気付いていないのか、セツコはいつもの朝が来たとばかりに微笑を浮かべてシンに挨拶をした。 「おはよう、シン君」 「……お、おはよう。……セツコさん、ですよね?」 「そうだけど、どうかしたの?」 「いや、あ、あははは」 丈が合っていない所為で椛の葉っぱみたいに小さくなった手はパジャマの袖の中に隠れ、ゆるゆるになった襟元からはほとんど隆起していない幼い乳房が半ば以上覗き、シンの目に極めて危険な情景を映していた。 誰にも触れられた事の無い色をした綺麗な二つのサクランボがちらちらとシンの目に映り、しかもそれを本人が無意識にやっているからなおいっそう性質が悪かった。その二つの小指の先ほども無い果実の先端部分を、ついつい目で追ってしまう。 (……!? 何を見惚れてるんだおれは、そういう趣味じゃないだろ! ペドフィリアじゃあるまいし!!) シンの乾いた笑いが気になったのか、頭が働きだしたのか、セツコの顔にあれ? という色がかすかに浮かび上がり始めた。 「……シン君、大きくなった?」 パジャマの袖に隠れた右手を口元に上げ、セツコがシンの腕ほども無いような小首をかしげて、無垢な瞳で問いかける。 (かわいいなあ~) 罪人に地獄行きを命じる閻魔大王だって微笑み返すような、可愛らしいことこの上ない仕草だった。大人の時のセツコも時折こう言う仕草を見せて、年に似合わぬ子供っぽさがシンの胸をときめかせたが、今の幼い姿でやられると純粋に微笑ましくなる。 「シン君?」 「ああ、ええっと、たぶんおれが大きくなったんじゃなくって、セツコさんが小さくなったんじゃないかなーなんて思ったりするんだけど」 「私が小さく……?」 何を言っているんだろう、ともう一度首を傾げるセツコだったが、自分の視点がいつもより低い事や、サイズが合っている筈のパジャマがやけに大きく、自分の体との間に大きな隙間を作っている事に気付く。 ぺたぺた、ぺたぺたと、小さな手がセツコ自身の胸や腰、お尻を撫でまわし一つ一つを確かめて行く。 体の隅々まで知り尽くした恋人が、幼く変わったとはいえ、いやだからこそ、そうやって何の他意も無く自分の体を弄って一つ一つ確かめる様に触れている光景は、思いもよらぬ興奮をシンに与えていた。 ダボダボになったパジャマの袖を捲り、ぶかぶかになっている胸元から自分の眼を撫でまわしながら、セツコがやけに淡々と呟いた。 「本当だ。ちっちゃくなってる」 少しだけパジャマの生地を盛り上げていた胸元が、もぞもぞとセツコ自身の小さな手で動き、その中でどのように指が動いているのか、本人は全く意図していないだろうが、見ている方にとってはあらぬ想像を掻き立てられる行動だった。 (く、無自覚なのか。セツコさん、それ以上はもう……!!) 何が“もう”だ。何が。地の文に突っ込みを入れさせるな。 「……シン君、どうしよう?」 自分の太ももを思い切り抓って邪念と死闘を繰り広げていたシンに、ようやく事態を理解したのか、不安に揺れるセツコが声をかける。そのセツコの声の調子に、流石にシンも冷や水を浴びせられた様に正気にかえる。 「えっと、スフィアの影響なんですかね? その……ちっちゃくなったのって」 「分からない」 しょぼん、とセツコは小さくうなだれた。最近ではそう見せる事が少なくなった影を負った様子だ。流石に全く考えてもいなかった事態に気が弱くなっていても仕方はないだろう。 「まあ、しばらくは戦闘も無いだろうから、そのうちに治るといいんですけど」 「……」 セツコはずいぶんと可愛らしく縮まった自分の掌を見つめながら、小さく小さくため息をついた。 とりあえず、服から何とかしないとね、と二人が気付いたのは、セツコがグローリー・スターの軍服に袖を通した時、ジャケットだけで太ももまで隠れた時だった。 下着は一切サイズが合わずこれまだダボダボのインナーのみを着て、穿いてないセツコがスカートが穿けないよぅ、とちらちらと生足を覗かせながら困る様子は、幼いからこそ余計にやばかったと後にシン・アスカは語る。 「うわぁ」 「セツコが小さいです」 「どうしたどうした?」 それから数十分後、シャイアから購入した女の子用の衣類を身につけたセツコの姿が食堂にあった。 シンと手を繋いで姿を見せた十歳かそこらの女の子の登場に、色めき立つ、とまではいかぬが、どうした? と善意で声を掛けてくる者が後を絶たなかった。この部隊には良くも悪くもお人よしが多い。 この娘がセツコだと説明され、また本人の話から確かにそうらしいと分かると好奇心を露わにした面々に囲まれてしまった。 クロワッサンとカフェオレ、サラダにハムエッグ、かぼちゃのポタージュと軽めの朝食を摂っていたセツコだが、流石に集中する視線に居心地の悪さを感じたのか、もじもじと身を捩って小さく抗議の声を挙げた。 「あの、そんなに見られると恥ずかしいです……」 「いや、でもねえ、小さいころから可愛かったんだね、セツコちゃん」 「私もそう思いますよ、セツコ」 「あぅ、その、ありがとうございます」 コーヒー片手に嘘偽りなくセツコを褒めた桂と、アナ姫の言葉にセツコは照れ臭さを誤魔化す為にカフェオレのカップに口をつけた。 実際に今の外見の年の頃は、一年戦争で両親を失い、孤児として引き取られた頃と前後する位だから、誰かに可愛いと言われた記憶が無いため、こうやって直球で褒められるとくすぐったいような嬉しさと恥ずかしさが込み上げてくる。 アナ姫の方もアイアン・ギアーのチル以外に同年齢に近い相手が出来たのが嬉しいのか、そこはかとなく嬉しそうな雰囲気を滲ませている。 桂やアナ姫以外にも食堂に集まった面々が面白そうに見つめてきて、セツコはますます恥ずかしそうに縮こまってしまう。シンはその傍らで、可愛いなもう、とセツコが小さくなってしまった事に対する動揺など銀河の果てに投げ捨てて頬を緩めていた。 「でもどうして小さくなってしまったんでしょうね?」 「変な泉に落っこちちゃったとか? 水を被ると小さく、お湯を被ると元に……」 「試してみたけど、元には戻りませんでした」 「セツコさんは昨日までは変化なかったんだけどな」 「ふぅん。ま、おれとしては二人が昨日の夜何をしていたかを聞きたい所だけど」 「シンがセツコの部屋にお泊まりしただけではないのですか?」 「アナ姫にはまだ早いかな。肉親じゃない大人の男と女が同じ部屋で寝泊まりするのはちょっと特別なんだよ」 「へえ、そうなのですか? シン、セツコ」 「え、あ……はい。特別、です」 「あ、あははは」 何を吹き込むつもりなんですか桂さん、と二人は乾いた笑いを浮かべながら桂を睨んだが当の本人は、そんな二人の視線などどこ吹く風と逆にウィンクをし返してきた。 セツコと一つしか年が違わないが、積み重ねた人生経験の差は断崖絶壁と言っていい位に差があった。 「でも小さなセツコも私は好きですよ。その服もとってもお似合いです」 「……ありがとうございます」 そういってセツコはぴらっと今自分が穿いているスカートの裾を抓んだ。シャイアに事情を説明して購入した服は、セツコが地球出身という事もあってエマーン風のものではなかった。 どこから調達したのか、格調高く古風な意匠のサテンのドレスだった。スカートの丈はずいぶん小さくなったセツコのくるぶし近くまであり、裾が床に触れてしまいそうだ。 スカートの裾や丸いシャツ・カラーの襟先の縁には、波型の精緻かつ光沢のあるレースがあしらわれ、セツコの髪と肌の対比の様に、黒いドレス生地に良く映えている。 足元を飾るエナメルの黒靴は磨き抜かれて美しい光沢を放っていたし、小さく飾られた赤いリボンも可愛らしい。他にも襟や袖口を縁取るレースが過剰なまでに少女性を演出していたが、それを見事に着こなしているのだから見る分にはまさしく目の保養といえた。 神に愛された職人が、魂を込めて作り上げた愛玩人形の様に見事な出来栄えの深窓の令嬢ぶりだ。ただ座っているだけでも思わず身惚れてしまうほどに可憐であった。 「こんな可愛い服は着た事が無いから、似合っているって言われても正直実感が沸かないかな」 「そうですか? そんなに可愛いのに。ねえ、シンもそう思うでしょ」 「うん、可愛い。セツコさんは可愛いしセツコさんが可愛いしドレスもセツコさんも可愛い」 アナ姫にコンマ一秒で反応し、シンは当然だと顔で語りながらうむうむと頷く。 「まあ」 「即答か、やるねえ。女冥利に尽きるんじゃない? セツコちゃん」 「あうぅ」 と一層セツコは恥ずかしげに縮こまるばかり。スカートの裾を握りながら、可愛い可愛いと連呼される周囲の声に首から耳まで赤くするセツコの様子に、シンはますます頬が緩むのを抑えきれそうになかった。 朝食後、様々な人間の好奇の視線を満身に浴びたセツコが、見られる事の快感に目覚めたかどうかは分からないが、とりあえず二人はセツコの部屋に戻っていた。まだ太陽は低く、一日は随分と時間を残している。 使い慣れたベッドの上に二人並んで腰を下ろす。 「この後はどうします? バザーでも見に行きますか? その格好じゃいつもみたいにシミュレーションもできないでしょ」 「単純に手と足が届かないくらいに短いものね。そうだね、ちょっとわがままを言ってもいいかな?」 「なんですか? セツコさんの方からそう言ってくれる事って少ないですから、おれにできる事なら何でもしますよ」 「お出かけするのも、部屋にいるのも今日はシン君とふたりっきりでいたいの。こんなちっちゃな体になっちゃったから、シン君は詰まらないかもしれないけど、今日はずっと一緒にいて欲しいの」 セツコはおずおずと手を伸ばして、シンの右手に自分の左手を重ね、ずいぶんと高い位置になってしまったシンの顔を見上げながら、恐る恐ると聞く。無論、シンはそのセツコのお願いを喜んで受けるに決まっていた。 「それはおれだってそう思っていますよ。おれだってセツコさんとはいつだって二人で居たいんですから。セツコさんがちいさくなっちゃったからって、この気持ちを変えるつもりなんてないですよ」 「シン君、ふふ、なんだか幸せすぎて怖いな。それに、私が小さくなったらシン君がなんだかいつもより優しい様な気もするし」 「そうですか? おれはいつもと同じつもりですけど。でもまあ、小さくなったからこそ出来る事ってありますよね」 そういってセツコの両脇に手を差し込んで持ち上げ、その軽さに本当に小さくなったんだなあとシンは改めて実感する。自分の膝の上にセツコを乗せて、そのおなかの上で手を組み合わせた。 ほんのりと伝わるぬくもりがシンの心を優しい気持ちにした。 「こんな風におれの膝の上に乗っけるなんて、元のままじゃできないですし」 「私が重いって事?」 と実年齢の約半分くらいになったセツコは、むぅ、とふっくらほっぺを膨らまして後ろのシンを見上げた。本人としては睨んでいるつもりかもしれないが、ちょっと拗ねた女の子にしか見えないからちっとも怖くない。 「そうじゃないですってば。でもやっぱり元に戻れないと不安ですよね。おれ、傍にいる事しかできないですけど、どんな時だってずっと一緒にいますから」 「うん、ありがとう、シン君。そう言ってくれるのが一番うれしい。でも」 「でも……」 「傍よりも隣にいて欲しいかな。今みたいに、ね?」 「はい」 そう言ってセツコは眼を閉じてシンの胸板に頭を預けた。自分のおなかの上で組まれたシンの手に自分の手も重ね合わせ、全身でシンの存在を感じる。あったかいな、気持いな、ずっとこうしていたいな、幸せだな――体と心をそれらの想いが満たしてゆく。 この体も悪いことばかりじゃないかなとセツコは思う。けれど…… 「ひとつだけ、この体だと困る事があるなあ」 「なんです?」 「あの、ね」 「はい」 「シン君の赤ちゃんが、産めないかなあ、って……」 うっとりとしたままシンに身も心を預けていたセツコの言葉が本心からのものである事は疑うべくもない。腕のなかの幼女の言葉に、シンは時が止まった様に固まった。 「……」 「ご、ごめんね。変なこと言っちゃって」 「いえ、でも、赤ちゃんは産めないかもしれないですけど、それ以外の事は出来ますよね」 「え? ……ししし、シン君」 セツコのお腹の上で組まれていたシンの手が解け、右手はセツコの胸元へと延び、服越しになだらかな隆起を描く淡い膨らみを丹念に撫でまわしはじめ、残る左手はスカートの隙間から、人間に欲情した蛇のようにするりと侵入してセツコの生足へと伸びた。 ぴり、と優しくシンの指先に抓まれた二粒の小さな肉粒から走る快楽の電気信号や、ねっとりと粘度の低い液体を撹拌するように円を描いて、自分の足をまさぐるシンの手に、セツコは驚きに背筋を伸ばして、耳を赤くした。 「シン君そういうしゅみ……んむぅ」 背後を振り返り驚きを口にしようとするセツコの唇を、肩越しに伸びてきたシンの唇が塞いだ。 小さな花びらの様なセツコの唇を、シンのそれが完全にふさぎ、セツコの抗議はシンの口の中に飲み込まれ、差し込まれた舌に絡めとられてそれ以上の言葉を封じられた。味覚器官の接触はセツコの思考を鈍らせるには十分な快楽を生む行為だった。 まだ朝だと言うのに、セツコは早くも幼い体に悦楽の楔を打ち込まれようとしていた。そのまま抱すくめられたような姿勢でベッドの上に横にされ、唇から離れたシンが、歯と 舌を器用に使ってドレスのボタンを外してゆく。 今度は服の内側に侵入したシンの指が、すっかり手慣れた様子で、小さくなったセツコの乳房を揉みほぐし、撫でまわし、男を受け入れるには早過ぎると見える体を開花させていた。 「シン、くん、だめだよ。まだ、朝……」 「優しくしますから」 優しくする、その言葉と裏腹にシンの心の中は欲情した獣のように相手への思慮に欠けた凶暴な欲望が渦巻いていた。 セツコさんは、少し虐めるくらいが一番反応がいい―――幼くなっても変わらぬセツコの性情に、シンは背筋を走るゾクゾクとした嗜虐の快楽を感じていた。 ――同刻食堂にて ピキーンという例の音が複数名の脳裏に閃いた。 焼き鮭定食に在りついていたカミーユが唐突に叫んだ。 「さすがにそれは犯罪だぞ、シン!!」 BLTサンドとブラックコーヒーを口にしていたクワトロが立ち上がった。 「これが若さか……」 その対面でオムレツを突ついていたハマーンが眦を釣り上げてクワトロを睨んだ。 「血の涙を流すほど悔しいというのか、シャア!!」 一人、アジの開きを解していたアムロが、そんなハマーンとクワトロを見て呟いた。 「お前達もう一度付き合ったら?」 せめてもの反攻の証に、自分の上に覆いかぶさるシンのうなじに小さな歯を立てながら、セツコは熱に浮かされたような声を、切なげに零した。 「シン、君……の……ケダ、モノォ……んんぅ……」 「ケダモノは、ケダモノの恋人もケダモノにしようと思います」 「ふあぁ……」 セツコの極上のソプラノは、快楽という指揮者に従順に従い、長い事部屋の中に木霊した。 ――おしまい。
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/2461.html
犯した直後の攻めの涙 終ぞ我に帰った目の前の彼は目尻に涙を浮かべて頭を下げている。 おいおい、犯されたのは俺だっていうのに。 何度もやめろと言ったのに制止も聞かずに俺の身体を暴いた大きな背中は小さく丸められ、涙混じりの声でごめんなさいと繰り返す姿は、ついさっきまで俺を組み敷いていた時と全く違って酷く小さく見えた。 毎回のように説教しても「つい、我を忘れて」がっついてしまうというのだから始末に負えない。 ていうか、毎回謝るけれど「次は抑える」なんてことは一度も口にしないのだから自覚はあるんだろうなと大きくため息をついた。 ため息を見ると呆れられたのかと思ったのか更に泣きながら謝罪を繰り返す。 その姿は大好きな飼い主に捨てられそうな犬を彷彿とさせた。 ああもう。 そんなに涙を見せられては、怒る事も嫌う事も出来ないじゃないか。 絵画の中の男に恋をした
https://w.atwiki.jp/sakisama/pages/117.html
無題 京太郎×久 アインズ ◆XRhOafI0.w氏 第4局 333~335 「はい、須賀君」 久は、京太郎の前に一歩歩み寄ると、目を閉じてつま先で立つ。 しかし京太郎は、うろたえるようにあたりを見渡すだけだった。 「須賀君」 久が少し強く言った。観念したのか京太郎はそっと久に唇を寄せる。 「んっ…!」 京太郎の唇の感触を感じた時、久は両手を京太郎の背中に回してグッと抱き寄った。 ブラジャーに包まれていない乳房の感触が、京太郎の身体に押し付けられる。 京太郎は怯んだのか久から距離をとろうとしたが、久の腕がそれを許さなかった。かといって振りほどくわけでもなく、京太郎はなすがままにお互いの唇の感触を感じていた。 やがて、久は京太郎の唇を貪るようなキスを始めた。舌で舐めあげ、唇ではさむ。 そんな久にようやく火がついたのか、京太郎の手がゆっくりと久の背中に回った。 「ふぅ………」 重なった唇からため息が漏れた。京太郎は久の胸元に手を回し、シャツの上から乳房を揉んでいく。 段々と柔らかさを失っていく乳首の感触が京太郎の掌に伝わる。 やがて、お互いが唇を放すと透明な糸が伸び音もなく消えた。 「……ふふっ、須賀君ったら意外とキスが上手なのね」 「…部長だって」 京太郎は久の言葉に小さく呟くと久の首筋に顔を埋めた。 うなじのあたりに舌を這わせると、久の身体がピクリと震える。 「あんっ……!」 肌を這う舌は、艶やかな跡を残していく。それと同時に京太郎は指先でシャツごしに乳首を軽く捻るようにつまむ。 久の唇から甘い吐息が漏れ始めた。 「須賀君……!」 京太郎は久のスカートに手をかける。少し力を入れると、スカートはストンと床の上に落ちた。 今まで乳首の感触を楽しんでいた京太郎の指先が下へとしていく。 「あんっ!」 久が小さく肩をすぼめた。それは京太郎の指先が久のアソコに達したからだった。そこはパンストごしにも分かるほどに潤っている。 「凄いです部長……もうこんなに濡れてますよ」 京太郎が久の耳元で小さく囁く。久はちょっと恥ずかしくなったのかプイッと顔をそむけた。 京太郎の指先が久のアソコをパンストの上から何度も擦りあげていく。 最初のうちはシュッシュッと布の擦れる音であったが、それがグチュグチュという卑猥な音へと変化していく。 京太郎はパンストからそっと指を放し、今度は下着の中に手を入れていく。京太郎が思っていた通り、アソコはすでにビショビショに濡れていた。すぐに指先に彼女の愛液がまとわりついていく。 「あっ…!ああ……ふわぁっ!」 京太郎は割れ目から溢れる愛液を掻き出すように指を動かす。それは、久が今まで経験した事がないような動きだった。 久の割れ目はほんの少しの間に、湧き出る泉のように止めどなく愛液を溢れさせていく。 やがて快感に耐えきれなくなったのか久の身体がガクガクと大きく震えて、京太郎の身体に寄りかかった。 (ダメっ……須賀君ったら凄く上手……!もう立ってられないわ……!) 「部長……立っているのが辛いんですか?」 京太郎は久を心配するように声をかけ、久を抱き抱えて、雀卓の上に座らせた。 シャツの上から乳首を口に含むと、舌先で転がしていく。 唾液に濡れたシャツから桜色の乳首が透けて見えた。 京太郎は乳首を弄びながら、久の足を広げさせる。そして、彼女の内股に顔を埋めると割れ目へと舌を伸ばす。 すでに溢れかえる久の愛液で雀卓の上には小さな水溜まりが出来ていた。 その様子をドアの隙間からずっと見ていた福路美穂子はゴクンと生唾を飲み込んだ。 久に呼ばれて清澄へと足を運んだ彼女であったが、久と京太郎の情事にどうする事もできなかった。 「上埜さんが私に見せたかったものって…これだったんだ…」 美穂子はそう小さく呟き、自分の胸元へと指先を這わせる。自分の指で鳥肌が立つほどに美穂子は興奮していた。 ブラジャーの隙間から指先を入れるとギュッと自分の乳首をつまむ。 「んっ…!」 美穂子の肩が小さく跳ね、床の上にペタンと座りこむ。 息遣いが荒くなり、少し乱れた服の隙間から見える肌には、赤みが差していた。 内股をこすり合わせ、身体中から湧き上がる欲望を美穂子は必死に堪える。 「ふぁぁ!」 久と京太郎が重なりあっている影で美穂子は小さな吐息を漏らしていた。 終
https://w.atwiki.jp/sizdekaron/pages/14.html
デカロンを軽く軽快に PCスペックや 多重起動ができ利用にする工夫あれこれ 落ちるPCの検証報告 ダイレクトXを確認してみる ドライバのバージョン情報も このコマンドで確認できます。スタートアイコン→ ファイル名を指定して実行 を開き ***dxdiag と入力 レジストリや一時ファイルを掃除してくれる 優秀なフリーソフト ccleaner 裏技(ファイルをいじって、窓の大きさを小さくする) デカロンがインストールされているフォルダの中にあるbinフォルダを開く option.txtをメモ帳またはテキストエディタで開く 20行目のdisplay幅高さBIT を書き換える デカロンを再起動すると、蒸気で設定した大きさの窓に縮小されます。例 display102476816 これがデカロンの最も低い設定 display84056816 このように書き換えると、表示されるウィンドウサイズが小さくなる 多重起動するのにスペックが足りない場合でも、この大きさ変更でできるようになります。 が! クライアントが壊れることもあるので、バックアップファイルは必ず作成しておくことをお勧めします。
https://w.atwiki.jp/legends/pages/1188.html
なんだか会場内が大変な様子になってきたようではあるが、彼はあまり気にしていなかった 女性の露出とかにはあまり興味がないし、ゲテモノ料理はちゃんと避けて食べている …と言うより、彼は料理も酒も、ほぼ必要最低限にしかとっていなかった 自分の役目は兄の教え子が妙な連中に関わらないよう見守る事、と言わんばかりに、そちらを少し遠くや傍で見守るだけで この宴会を楽しんでいる、という様子は…あるような、ないような なんとも、微妙なラインである 彼自身は、宴会を楽しんでいるつもりではある 色々と愉快な事になっているし、後で兄に話そうかな、とかそんな事を考えて、一応は楽しんでいるのである …とは言っても、警戒しているのか、手にはコーラのペットボトルを持ったままだが 「…兄さんも、来れば良かったのにな」 小さく、彼は呟く こう口にしてはいるが、実際、兄もこの場に来ているとしたら、兄がトラブルに巻き込まれないか気が気でなくなっているのが現実だろう 彼はどこまでも、兄が生きていく目的であるが為に、兄のことに関しては非常に過保護であり、また、兄に関する行動はどこまでも極端だ 唯一の家族である兄を、彼は溺愛しているのだから 「…あんまし、飲んでないんですね」 「え?うん、まあね」 ふと、兄の教え子に声をかけられて、彼は笑った そう言う教え子の方は、先ほどからどう見ても酒ばかり口にしているようだが…酔っている様子も見えないし、彼は放置していた この兄の教え子はまだ16歳だが、既にうわばみの素質があるようだし……自分や兄だって、最初に酒を飲んだのは、た死か16歳の時だったはずだ 問題はあるまい 「兄さんにね、『お前は酔うほど飲むな』って言われてるから」 だから、酒は控えめに 一応、自分でも、酒を飲みすぎると解放的になりすぎて、若干問題を起こしてしまう可能性は否定できない 変にトラブルに巻き込まれるのも嫌だし、これでいいのだ 「でも、料理もあんまり食べてないみたいですし」 「うん、まぁ、自分が食べたい物だけ食べてるから」 甘い物は、あまり好きじゃないし 自分は、これで充分満足している だから 「僕の事なんて、気にしなくていいんだよ?」 「…気にしてるって訳でもないんですけど」 兄の教え子はどこか、困ったように彼を見つめて そして、ぽつり、呟く 「…あんまり警戒しすぎも、肩懲りますよ、多分」 「……そうかもね」 小さく、苦笑した でも、こればっかりは仕方ないのだ 自分の、体質みたいなものだから 「大丈夫、僕はほどほどに楽しんでるから、さ。君は君で、ちゃんと楽しみなよ?」 そう言って、彼はコーラを口にした 兄の教え子は、そんな彼を、やや心配するように見あげて しかし、すぐに契約している都市伝説に呼ばれたのか、そちらに駆け寄っていった …ちらり、会場の窓から、夜空を見上げて 彼は、ぽつり呟く 「……兄さんが来てないのに、僕だけが楽しむなんて、悪いしね」 小さく、小さく呟かれたその言葉は、誰にも届く事は無かった 終わる 前ページ連載 - とある組織の構成員の憂鬱
https://w.atwiki.jp/battlebearsroyare/pages/31.html
ステータス異常 名称(仮) 内容 解除方法 ターゲット SNIPERに狙われた状態。この状態の相手に対して、SNIPERの攻撃精度が補正される。 SNIPERの視点から隠れる。 毒 MOTHER OF NATUREを浴びて、毒に冒された状態。HPが減少し、最悪の場合死に到る。 一定時間経過 混乱 DAYDREAMERやSAKE BOMBで正常な感覚を失った状態。操作の移動方向が反転する。 一定時間経過 気絶 SUCKER PUNCHの直撃を頭部に受け、失神した状態。 一定時間経過 汚染 GAMMA RAYを浴びた状態。そのままγ線を浴び続けるとゲージが三つ削られ、放射能マークが完成した時に爆死する。 時間経過で徐々に回復 鳥 SNIPERに鳥を投げつけられた状態。 一定時間経過 減速 SLOW MOTION FIELDで動きが鈍くなった状態。 効果範囲内から離れる 透明 CLOAKINGやPEEK A BOOで姿を消した状態。動くと僅かに姿が現れる。 攻撃行動、一定時間経過 ダンボール FLAWLESS DISGUISEでダンボールに隠れた状態。当たり判定が小さくなるが、攻撃できない。 画面ダブルタップ テント HEALING TENTでテントを張り、休んでいる状態。HPが回復するが、攻撃できない。 画面ダブルタップ 応援 PROPBEARGANDAで勇気付けられた状態。攻撃力が25%向上。 効果範囲内から離れる 加速 CAFFEINE INJECTIONで移動速度が上がった状態。 一定時間経過 カーテン IRON CURTAINTIONで防弾壁を張った状態。 一定時間経過 バリア TESLA SHIELDで防爆壁を張った状態。 一定時間経過 タフ・ラブ TOUGH LOVEで全力を出している状態。打撃攻撃の性能が五割上がる。 一定時間経過 縮小 MINI MEで身体を小さくした状態。当たり判定が小さくなる。 一定時間経過 ラグ(軽) 何らかの事情でラグが発生し、爆発系の攻撃が当たりにくい状態。 不可 ラグ(重) 何らかの事情でラグが発生し、瞬間移動、空中歩行など、表示処理に支障が出ている状態。 不可 回線切断 何らかの事情で接続できなくなり、その場に固まった状態。消滅するまであらゆる攻撃を受け付けない。 不可
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5231.html
登録日:2012/03/07 Wed 16 52 01 更新日:2022/10/20 Thu 18 19 05NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 アニヲタ動物図鑑 アニヲタ水族館 トクビレ ハッカク 八角 生物 脂 腹が減る項目 食べ物 食材 魚類 カサゴ目トクビレ科の魚。 雄は体の断面が八角系のためハッカク(=八角)と呼ばれる。 硬い板のような鱗が特徴で雄は第二背ビレと尻ビレが非常に大きい。 雌は雄と比べて体が小さくヒレもそれほど大きくはない。 ぶっちゃけかなり不恰好。 寒海性で北海道などに多く分布しており泥底に生息して甲殻類や多毛類などを餌としている。 ■食材としてのトクビレ 食材としてのトクビレの特徴はなんといっても脂である。 溢れんばかりの脂がのった白身は美しさすら感じるほど。 見た目だけでなく味も当然素晴らしく、口に含むと濃厚な旨味と甘みが広がっていく。 刺身はもちろんだが焼き物、汁物、丼にしても美味しい。 旬は冬で2月~3月に獲れたものが良い。 また雌は体が小さく脂も少ないので市場にはあまり出回らない。 希少且つ美味な食材として「将太の寿司」などでも取り上げられていたりする。 刺身 脂の上品かつ濃厚な旨味をダイレクトに味わえる。 山葵醤油を少しつけて召し上がれ。 焼き物 ふんわりと焼き上がった白身を箸でほぐすと脂がじわっと滲み出してくる。 シンプルに塩を振っていいし、甘味噌を塗って焼いても美味。 ちなみにホイルで包んだり皮を取らずに焼くと脂が逃げない。 汁物 小さく可食部が少ないものは味噌汁にすると良い。 素晴らしい出汁がたっぷりと味わえる。 唐揚げ 身を揚げてももちろん美味しいのだが中骨やヒレを一夜干しにしてカリッと揚げればお酒のおつまみにもなる。 丼 新鮮なトクビレの切り身を薬味と一緒に熱々のご飯に乗せて醤油をかけて頂く。 切り身を少し炙ってみても美味しいかもしれない。 追記・修正はトクビレを食べてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ragbeat/pages/25.html
+ Chapter.1-5 + 『諸君、残念なお報せがある。』 2009/03/05 18 47 (´・ω・)ノ<ちはー、三河屋で~す。 アラ、サブチャン>(゚Д゚) テーブルタグの横幅を指定してるのに文字がそれ以上の幅をとったらタグで指定した幅なんぞ無視しやがる……。 おかげさまで日記だけやたら横に長くなったりしてます……小説はたしかメモ張の折り返し機能で改行されてるけど。 テーブルタグの内部で決められた幅まで文字がきたら自動で改行するように出来ないもんかなぁ。 苦肉の策が文字サイズを小さくする、ってのはどうも気に喰わん。 残念なお報せってのは文字サイズが小さくなっちゃったことね。 CSSを使えばあるいは……てか昔買ったCSSの本、意味がわからず放置してたっけ。 今ならそれなりに理解できるかもしれないな……今度読んでみようかな。
https://w.atwiki.jp/tekiyakusaikyou/pages/137.html
【シーラ】 【作品名】鉄腕アトム 【ジャンル】漫画 【名前】惑星ベラロイド&シーラ&ゾロモン 【属性】惑星&ロボット 【大きさ】 惑星ベラロイド:地球とほぼ同じ シーラ:ベラロイドの地中に居る。80cm程 ゾロモン:ベラロイド外部に居る。可変可能。最高50m程。 【攻撃力】 惑星ベラロイド:攻撃不可能 シーラ:電磁波による念動力で攻撃可能。超高速で相手を回転させ 遠心力でバラバラにしたり、壁に叩き付けたりできる。 ゾロモン:自分と同じ大きさのロボットを一瞬でバラバラにした。目からビーム。 【防御力】 惑星ベラロイド:惑星相応・惑星の地表には四次元空間のひずみで嵐が起こっている。 シーラ:恐らく家電製品の凄いの並 ゾロモン:建造物破壊級無効・物理無効・物理無効だが掴むことは出来る 不可視・不可視で更に重量ゼロを自在に切り替える 【素早さ】 惑星ベラロイド:移動不能。四次元投影中は一瞬で数十光年をワープ可能 シーラ:向かってきたアトムを念力で跳ね飛ばす。移動不能。 ゾロモン:体当たりを仕掛けたアトムを殴り飛ばす 【特殊能力】 惑星ベラロイド: [四次元投影法]:相手や自分を四次元世界に送り込み、 大きさ・重さ・時間・空間を自由に変えることが出来る。 作中では惑星ベラロイドを2cm程まで縮め、数十光年を一瞬でワープした。 また、地球を四次元投影し豆粒のように縮め、宇宙の果てに飛ばすことを計画した。 四次元投影に必要な時間は一瞬。四次元投影中でも触れることは出来る。 [小さくする]:ベラロイドに接近した物体を小さくする。恐らく数分程度で人間を細菌以下の大きさに出来るか。 シーラ:土のチリから人形を作り出す。ゾロモンはこの能力で作り出された。 相手の心の中を読める。 【長所】ゾロモンは幾らでも復活できる。 【短所】シーラの念力が途切れた場合はゾロモンは存在できない。ゾロモンは夜しか活動できない。 【戦法】四次元投影で小さくしてゾロモンが踏み潰す。 http //goronka.tirirenge.com/works/w_TetsuwanAtom.html まとめ 【名前】惑星ベラロイド&シーラ&ゾロモン 【属性】惑星&ロボット 【大きさ】惑星ベラロイドは地球とほぼ同じ シーラは80cm程。ゾロモンは最高50m程。 【防御力】シーラ:家電製品以上 惑星ベラロイド:地表に四次元空間のひずみで嵐が起こっている。 ゾロモン:物理攻撃無効だが掴める。不可視。 【素早さ】四次元投影中は一瞬で数十光年をワープ可能 【特殊能力】四次元投影法:四次元世界に送り込み、大きさ・重さ・時間・空間を自由に変えられる。 地球を豆粒並にしたりできる ベラロイドに接近した物体を小さくできる。数分で人間を細菌以下に出来る シーラは相手の心を読める。 【長所】ゾロモンは幾らでも復活できる。 【短所】シーラの念力が途切れた場合ゾロモンは存在できない。ゾロモンは夜しか活動できない。 8スレ目 328 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2007/10/06(土) 09 40 54 シーラ ○>ゴズマスター>デス・スター>MAX>ザイダリア>ギガエンドラ :大きさが惑星大なので相手の攻撃が届く前に惑星縮小→潰し勝ち ×>ゴーヤーン>鬼丸猛:惑星破壊負け 鬼丸猛>シーラ>ゴズマスター
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/846.html
ある河港からのオードリー マルクス・ケイロニウス・レオニダスの供奉 リランディア陛下の声には、お怒りのご様子は窺えなかった。 先までぴりぴりするほど肌に感じていた魔導の気配も、失われていた。そのことにマルクスは心底安堵していた。御叱りはあるかもしれない。だが魔眼の死をその場で賜るようなものではない。 窺えなかったのは、お怒りのご様子だけではなかった。それまでお見せになっていた、楽しげなご様子も、求め知りたいと願って止まぬご様子も、失われていた。まるで春風の後に根雪が溶けて消え去ったように。 「・・・・・・そうか」 もう一度リランディア陛下はつぶやかれる。小さく、消え入りそうなお声で。 うつむき加減のお顔に、どのような色を浮かべておられるのか、もとよりよくはお察し申し上げられない。陛下は、まなこを覆う精霊銀の目隠しをお付けになられているからだ。 力なく落とされた肩には、さらに長い長い銀の髪が流れるように落ちている。 「じゆう、と兄様はいつも言うておる」 陛下はそのまま小さくお言葉を続けられる。 「歌うように兄様は言う。じゆうを、ひとびとに、あたえたいって」 流れ落ちる銀の髪を透かすように、リランディア陛下はオルドリア公姫をご覧になるのがわかる。 「でも妾も、じゆうとはいかなるものか、わからぬ。公姫と同じじゃ」 リランディア陛下を見つめるオルドリア公姫の面に変わりは無い。不敬なまでに厳しく、緑の瞳を向けている。 「でも妾は兄様が好きじゃ」 静かにリランディア陛下は続ける。 「兄様が、いつもいつも言うていて、兄様が、それほどまでにしたいことなら、妾もそうなればいいと思う」 でも、とリランディア陛下は顔を上げられた。銀の髪がうねって揺れ、陛下はオルドリア公姫へと真っ直ぐに顔を向けられる。 「兄様は、ただ苦しめるために、いさかいなどせぬ。いくさもせぬ。兄様は、己ひとりのために皆を苦しめるようなことなどせぬ。きっと、じゆうには、兄様が焦がれて止まぬものがあるのじゃ。きっと。きっとあるのじゃ。じゆうには」 そしてリランディア陛下は言われた。 「だから、妾は許した。妾は皇帝じゃ。兄様が帝國をして成さしめたいとするのなら、余はゆるす」 一瞬、陛下は言葉を途切れさせられる。開いた唇を震わさせられる。それから陛下は、一言ずつを搾り出すように、話される。 「それがゆえに、余が、暗愚の皇帝と、呼ばるるならば、余はその名と、責めを、受ける」 思わず、マルクスは不動の姿勢を解いて、皇帝陛下を見つめていた。リランディア陛下は、静かに続けられていた。 「余は、名にかけて、じゆうを成そう」 帝國において、皇帝の力は強い。なかでも今上皇帝リランディア陛下は、歴代いずれの皇帝よりも強いかもしれない。その皇帝を、称えるために死後に名を贈られる。 それは称えるのみならず、その皇帝が帝國のためにならなかったと伝えるために名を送りもする。書き留め、送り残すことは帝國にとっての大事だ。ゆえに皇帝の行いがはなはだしく悪ければ、皇帝の名と、行いのすべてが正史から消されることすらある。 今上皇帝が、己の死後の贈り名を賭けてすら、物事を成し遂げると口にするのは、ただ事ではない。リランディア陛下はさらに続けられる。 「公姫の父代わりの君や、多くのものらの命は、成すことなく失われたわけではないと、示そう。余の戴冠よりこちら、失われたものらへ、余は皇帝として示さねばならぬ」 マルクスは不動の姿勢へと戻った。 それは皇帝陛下の御前にある近衛騎士にふさわしい姿であるからだ。皇帝陛下は、皇帝陛下であるがゆえに至上の敬意を捧げられるべきなのだ。 「余は疲れた」 リランディア陛下は静かに小さく言われる。女官が脇より、もうよろしゅうございますか、などと呼びかける。ややうつむきかけられたリランディア陛下は、もう何も思い出せぬと申されたげに小さく首を振る。 「何かあるか」 「はい陛下。公姫殿下はこののち帝國にてのお暮らしいただくことになられます」 「そうであった」 お疲れをにじませたお声で皇帝陛下は言われる。 「オルドリア公姫は、ケイロニウス一門のものと同じと余は思う。一門のものを頼るが良い。しばらくは見聞を広めるが良かろうと思う。そのようにはからえ」 「はい、陛下」 応じたのは、女官どもであった。 ふと、陛下はオルドリア公姫を見られた。 「余は、これが好きじゃ。公姫も味わって見るがよい」 「ありがとうございます、陛下」 オルドリア公姫のこたえに、陛下は顔を向けられ、すこしの笑みと共に小さくうなずかれた。それから、略式の皇帝玉座をするりと降りる。 マルクスは、神具の鑓を取り、体の前に捧げ立てる。武具を持ったものの示す最敬礼だ。 御所の芝に立つ姿は、今でも少女のように拝見されるのだった。軽い靴を履いたおみ足で緑の芝を踏み、長い長い銀の髪をなびかせ、歩いてゆく。すぐに付随う女官らに隠されて、その姿は見えなくなる。 大勢の女官どもがいなくなっても感じるところは無い。けれど、皇帝陛下お一人が往かれただけで、大きな何かが失われたように思われる。昼に近づく日差しの中で、庭の緑さえ色あせて見える。 オルドリア公姫は、席に着いたまますこしうつむき、小さく息をついた。目を閉じ、何事か思うふうだった。 マルクスは神具の鑓を、ふたたび左へ下ろす。皇帝陛下がおわさぬところでは、休むかたちも許される。 マルクスも息をついた。