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362 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/23(金) 19 19 06.57 ID NhiwnmZV0 SS エッチな妹は・・・ ※R-18ですよ、お兄さん♪ あたし、最近変だ・・・ あの事件が終わって、あいつと仲良くなって・・・ 昔みたいな、仲の良い兄妹になれるって思ってたのに・・・ あいつの事を見てるだけで、胸が高鳴ってしまう。 あいつに見られるだけで、心の奥底から押さえられない感情があふれ出す。 でも、これだけならまだ良い。 あいつと手を繋いだだけで、あいつと言葉を交わしただけで、 あたしはシャワーを浴びなきゃいけなくなってしまう。 あたしがこんなヤツだって知ったら、あいつ、どう思うんだろうか・・・ 不安で胸がはちきれそうになる。 でも、好き。 あいつにいろんなことして欲しい。 あいつにいろんなことしてあげたい。 あいつといろんなことしていきたい。 「なあ、桐乃。どうしたんだ?」 考えてるうちに、京介が側に来ていた。 やさしくて、あたしを包み込んでくれそうなほほえみ。 「何か心配事なのか?」 「う、うん。ちょっと・・・京介のことで・・・」 「桐乃・・・心配なんかすんな。俺は、一生おまえの側にいてやるから」 京介に抱きしめられる・・・ 京介の匂いが鼻腔に充満して、何も考えられなくなる。 京介の体温が、あたしの体温と合わさって、炎のように燃え上がる。 だから、あたしはこう答えた。 「京介・・エッチな妹は嫌い?」 ※続きを読みたい方は、以下の住所まで来てくださいね♪ または、返信用の封筒を送って頂いても大丈夫ですよ♪ ちゃんと『住所』を正確に記載してくださいね♪ 〒260-800 千葉県 千葉市 中区 南弁展町 5番 3号 荒垣 あやか(15歳の現役中学生です♪) -------------
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鋏の交差を外した形状の2つの鋭利な刃の『群体器具型スタンド』。 刃にはそれぞれ、魚類ヒラメやカレイのような様式で空洞の目を保有する。 非常に頑強で刃渡りは1フィート(30.48 センチメートル)。聴触覚は共有するが、視覚はない。 死角から死角へと飛び交う能力。 本体の視認し得ない場所において、スタンドを自由自在に操作することが出来、 また本体から死角となる場所、そして死角から別の死角へ高速で移動させることが出来る。 この移動は一直線であり、移動の最中の操作は一切不可能。 死角とは本体の視界の及ばない範囲をさし、閉目時においてはすべての空間が死角。 刃はある程度の縮尺が可能であり、封筒の中のような小さな空間の死角であっても、 ほんの数ミリメートルの僅かな隙間であっても、魚のようにするりと潜りこむことも可能。 『ビーディ・アイ』 Beady eye 破壊力:B スピード:B(A) 射程距離:B 持続力:C 精密動作性:A 成長性:- +その性質は『過信』 人型の完全自立型スタンド。 目からは、常に剃刀のような小さな刃が滾々と流れ出ており、 この刃は、刃同士が接触し、目につながっている限り、手足のように自由に操作が可能。 この刃はフェルト布にハサミを突き立て切り取るようにして『視界』を切り取ることが可能。 切り取られた場所は完全に真っ暗となり光さえも通さない。 現存するあらゆる計測機器でも視認不可能な、完全な『死角』へと変貌する。 このスタンドは盲目であり、何も視認することはできないが、 しかしこの『死角』内を見えているかのように完全に把握可能で、 『死角』内ならば物陰に隠れる人間や、伏せたカードの絵柄でさえも把握できる。 『リアム・ギャラガー』 Liam Gallagher 破壊力:E(B) スピード:C(B) 射程距離:- 持続力:- 精密動作性:B 成長性:-
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1・ペンネームを教えてください pVg です 2・生年月日は? 4月10日です 3・性別は? 男 です 4・ペンネームの由来を教えてください これ余裕だろ投稿してみるか →あれ?ネタ浮かばねぇ・・→あ、ペンネームいるんだ・・・浮力の公式(pVg)にしよう たぶん変えると思います 5・他に考えていたペンネームは? 青いシャーペン、緑のカーテン 今考えたけど 6・投稿歴は? G3からです。すいませんド新参で・・ 7・投稿を始めたきっかけは? 暇だったので。本当に暇だったので 8・憧れの投稿者・目標としている投稿者は? 面白い人みんなです 9・好きな投稿者は? B組代表さん おなじコーナーで2個上に載ってた同じ市の人なので。今は住んでるところ違うけど 三島市はあなたにまかせました! 10・ライバル投稿者は? いないです。 たまに意識してるのはどんちゃん 11・ネット投稿と封書(ハガキ)投稿の比率は? 10:0です たぶん変わります 12・絵ネタと文字ネタの比率は? 10:0です おそらく変わります 13・週にどれくらい投稿しますか? めっちゃ不定期なんで・・ 月に30ってことで 増やすつもりです 14・得意コーナーは? 王子のお部屋、俺が日本一 15・苦手コーナーは? どうかしてるぜ!!、PR栞ちゃん! 栞ちゃんがどうかしてるぜ!!状態になる 16・よくネタが浮かぶ場所は? 場所じゃないけど講義中、散歩中、移動中、買い物中 17・投稿をしていて良かった!と思う瞬間は? すごく退屈な話を聞いてるとき 18・いたらイヤな投稿者シリーズ!! 封筒の中に一万円とネタが入っている 19・これを見ているみなさんにメッセージを。 新参ですいません。18がどうしても書きたくなってしまったんです。 20・最後に、あなたにとって投稿とは? 何も無くてもできる、楽しい暇つぶし
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百一☆物語(仮題)企画書 【ジャンル】 ADV 【概要・コンセプト】 百物語に登場する妖怪達がヒロインのオーソドックス(?)な生き残りADV 身の回りに起き始めたいくつもの謎、怪異。そして封筒の送り主は……? 降りかかった謎を解き、見事平和な生活を取り戻すのが目的。 次々に現れる妖怪に立ち向かう主人公。 本気で殺しにかかるヒロイン、協力を求めてくるヒロイン、誰が敵で誰が味方かもわからない新感覚疑心暗鬼系ホラー、ここに現る。 【ゲームの目的】 主人公が怪異から無事生き延びること。 【ゲームの流れ】 選択肢で行動 ↓ 途中から個別ルートへ ↓ 死亡フラグを立てないように頑張る ↓ 生還でクリア フローチャート(※要PASS) 【ストーリーの流れ】 プロット参照 【登場人物】 主人公 純一(仮名) メインヒロイン 幼馴染=青行灯(あおあんどん) メリーさん エンジェルさん 座敷童子 花子さん 赤い紙青い紙の子(赤いちゃんちゃんことかの) 詳細設定は登場人物設定参照。 【各スタッフ及びスタッフ希望者へ】 シナリオ担当の人へ シナリオの作り方は 設定集 シナリオの書き方は 各種フォーマット その他 こちらを参考にお願いします。 グラフィック担当の人は、 (背景・キャラデザ・シスグラ問わず) 仕様書 グラフィック こちらを参考にお願いします。 各キャラの担当絵師 グラフィック参照 プログラム担当の人は、 (画面サイズ・メッセージ窓サイズ・インターフェースなど) 仕様書 プログラム こちらを参考にお願いします。 【ガイシュツ疑問点】 ゲームでは恐怖と萌え、どちらを優先するのか? →主人公は一応命を狙われているので恐怖優先。 前半(開始~夏休み突入前)は萌えを中心に、恐怖はスパイス程度 後半(夏休み突入後~夏休み終了)は恐怖一色、萌えはどこに?ってくらいに。 【これから決めること】 各キャラの設定をしっかりとしたものにする (名前・容姿や口調などの個性的特徴など) 作品の統一イメージ (色合いや雰囲気など) 以下広告のためsage
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あの日以来、のっちに会っていない。 ゆかちゃんにのっちの話を聞かれてもやんわりごまかしていた。 ほんとは会いたかった。 でも学校でのっちに避けられているような気がしたから。 やっぱりちゃんとは会えないって思った。 それでも私のどこかに常にのっちがいて。 のっちに対する想いが募るばかりだった。 ねぇ。 私たちは終わってしまったの? はっきりとしたのっちの気持ちが知りたい。 でも、怖い。 ねぇ。 どうすれば良い? 私はこのモヤモヤとした気持ちを全て勉強にぶつけた。 いくらぶつけても、気持ちは晴れない。 それでも私はぶつけ続けた。 卒業式前日、家にゆかちゃんから電話がかかってきた。 『あ〜ちゃん元気ー?』 「ふふっ、元気しとるよ! 学校で喋らんくても顔は合わせるから知っとるじゃろ?」 『いや…最近あんまりあ〜ちゃんが笑ってるとこ見んからさ…。』 ゆかちゃんの言葉にドキッとする。 ゆかちゃんまで心配させたくない。 「えー!全然気づかんかった!! 勉強で疲れとるんかな…?」 そう答えると、電話越しからため息が聞こえた。 「ちょっと、ゆかちゃん?」 『やっぱり…。ごまかすと思った』 「え?」 『あ〜ちゃんはいつも困ったことがあっても、一人で抱えるじゃろ? ほーんと、のっちと一緒。』 「…」 『実はのっちから聞いとるんよ、話。 …ゆかじゃ頼りならん?』 「ゆかちゃん…」 私はゆかちゃんに今の気持ちを伝えた。 私がのっちを傷付けたこと。 勉強を言い訳にして、自分のことでいっぱいいっぱいになっていたということ。 のっちとの関係がどうなってしまったのかわからないと言うこと。 全部、話した。 話してる間、ずっと静かに泣いていた。 ゆかちゃんの相槌を聞いているだけで、胸のモヤモヤが少しとれていく気がした。 『あ〜ちゃんは…今でも、のっちが好き?』 「好き…」 『じゃあどうしたい?』 「あ…会いた…い。会って…今ののっちの気持ちが、知りたいよ…。」 『…わかった。』 ゆかちゃんはそう言って電話を切った。 頼もしく聞こえた最後の言葉。 気持ちがいくらか軽くなった気がする。 ゆかちゃんに話したことで自分の中で気持ちの整理がついた。 私はやっぱりのっちが好き。 それだけは、変わらなかった。 卒業式が終わり、あっと言う間に2月中旬になる。 相変わらずのっちは常に私のどこかにはいたけれど、 ゆかちゃんに話を聞いてもらってから、 以前と違って私の気持ちを掻き回すものではなくなった。 ただあるのは、のっちが好きだという気持ちだけ。 受験が終わったら、まっ先にのっちに会いに行こう。 そう思えば、会えない日々も寂しさを我慢できた。 受験日前日。 大学が遠いということもあり、前日から大学の近くに泊まり込むことになっていいた。 受験票、筆記用具、参考書。 必要なものは全て鞄に詰めた。 『忘れ物、ないわね?』 「うん。大丈夫。」 母親と二人で玄関先で確認する。 これで良し。 そう思ったところだった。 『お姉ちゃん、待って!これ!!新聞に挟まっとったよ』 ちゃあぽんにそう言われて渡されたのは、差出人の名前のない封筒。 宛先には、『あ〜ちゃんへ』と見慣れた字で書いてあった。 その下には小さな字で『新幹線の中で見て下さい。』と書いてある。 「ちゃあぽん、ありがと。」 その手紙も鞄の中に入れた。 書いてあった通りに、新幹線の中で手紙の封を切る。 中に入っていたのは二枚の手紙と、オレンジ色のお守り。 一枚目の手紙にはびっしりと、出会ってから 最後に話したあの日までのことが書いてあった。 そこには私が覚えていないような、些細なことも書いてある。 私は出来る限り一つ一つの情景を心に浮かべながら手紙を読んだ。 二枚目の手紙には、あの日からのことが書いてある。 素直で、真っすぐに書かれた感情は私の中にスッと入ってきた。 だけど、だんだん先に進めなくなる。 それは視界が滲んできたからだった。 必死で涙を堪えながら読んだ。 手紙の後ろの方にはお守りのことが書いてあった。 『お守りなんだけど、あの神社で買いました。 (もしかしてもう持ってた?だったらごめん…。) ピンク色にしようかと思ったんだけど、あ〜ちゃんは太陽だからオレンジ色にしました。』 お守りを封筒から出す。 お守りの紐に小さなメモが付けられていたことに気づく。 『あ〜ちゃんなら大丈夫! あ〜ちゃんが頑張ってたの、知ってるから!!』 その温かい言葉に、胸が一杯になった。 お守りを握りしめながら、手紙の最後の部分を読んだ。 『P.S.お守りをちゃんと会って渡したかったんだけど、あ〜ちゃん泣いちゃうでしょ? 試験前に目が腫れたら大変だと思って手紙にしました。 なんてほんとは自分が泣いちゃうからだけどね』 「のっちの…あほ……」 隣で寝ている母親を起こさないように、 声を堪えながら私はボロボロと泣いていた。 会わなくたって、あ〜ちゃん泣いちゃうよ。 明日も目が腫れてたら、のっちのせいじゃからね。 つづく
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imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (手紙.jpg) 遊星お兄ちゃんへ あけましておめでとうございます。お年玉ありがとうございます。 ・・・でもお金は人形ちゃんに盗られちゃった、本当にごめんなさい。今のところやる気なさそうにダラダラしてるだけだからすぐに暴れたりはしないと思います。 それと心配してくれありがとう。アイテムをおくってくれたみたいだけど私、やっぱり遊星お兄ちゃんに持ってて欲しいから貰った物は返すね。 私は冒険には行かないし、危ない目にあうのは遊星お兄ちゃんのほうが多いと思うから。 ケガはガレキをどけてる時に転んだだけだから大丈夫だよ。それじゃあ身体に気をつけて、冒険頑張ってください。 カジコより 【妖精のお守り】と【滋養強壮薬】が返ってきた。 俺様だ。この間はカジコと妖精の国を救ってくれてありがとう。本当に助かった。礼を言う。 カジコは馬鹿な事考えてたみたいだからみっちり説教しておいた。 ・・・ただあいつ頑固だからな。あんま反省してないかもしれん。 それと復興が一段落したから、【八卦鏡】と【聖者の衣】を使った新しい防具について検討したい。だいたいの構想は出来ているから後は使うお前達の意見を聞かせてくれ。 遺跡鍛冶師より ナージャさんへ ごはんとお薬がとどきました。パパとママは、ナージャというぼうけんしゃの人のおかげだといっていました。ありがとう。ぼくにはとてもできない。 おれいに、1枚しかない、わがやにつたわるかほうをおおくりします。 【復活の護符】が封筒の中に入っていた。 ※いつもすみません、この手紙を書いた子供の親です。 手紙を書きたいといって聞かないので…失礼があったらすみません。 トカゲに破壊された国も少しずつですが戻りつつあります。 家を失くした妖精も多いですが、みんなで協力して頑張っています。 ナージャさんもお体に気をつけてください。 妖精の国民より
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――――旅立ちと共に (♪帰らぬ日々よ 3月中旬。 私は、福岡に戻ってきていた。 「・・・」 彼の家の、整理に。 「・・・」 彼が死んでから4ヶ月、先払いしていたアパートの期限が過ぎるので荷物を纏めて欲しい。そう、連絡があったらしい。 「・・・」 そうして私を呼び出した人は、空港のロビーに、いた。 「・・・久しぶりだな、玲奈」 「お久しぶりですわ・・・」 龍ヶ崎義明。銀誓館に入学する前まで組んでいた討伐チームのメンバー、そして命の恩人でもある彼は、会って早々、 「・・・行きながらでいいから、聞いて欲しい事がある」 何か、重い空気を出していた。 「・・・よろしいですけど・・・」 承諾の返事を貰うと、彼の運転するワゴン車に乗って祐さんの家に向かいだした。 「・・・玲奈・・・」 「・・・はい・・・」 「俺、引っ越す事になった」 唐突だった。 「どちらに?」 「アメリカ」 「・・・留学ですの・・・?」 車の運転で前方を見ながら、彼は頷いた。 「精神学を本格的に学んで、色々と役立てたくてさ」 「そうですの・・・」 「・・・だから、暫く会えなくなる」 「私は大丈夫ですけど、龍ヶ崎さんが心配ですわね」 「これでも、英語は出来るんだぞ?」 「そうでしたわね・・・」 「・・・」 車内に沈黙が続いている。 「・・・玲奈は、将来どうするんだ?」 「・・・私は、下宿させて頂いている旅館の方で働こうと思っていますの」 「料理、得意だもんな」 「はい」 「・・・」 やはり、会話は続かない。 「・・・」 「・・・」 「俺等って、ダメだよなぁ」 「ですわね」 「あいつが居た頃は、もっとワイワイやってたもんな」 「・・・」 「・・・あ、わりぃ・・・」 「いえ・・・」 会話は、それで終わってしまった。 「・・・着いたな・・・」 少しボロボロのアパート、ここが、彼の住んでいた場所。 ここに来るのは、4ヶ月ぶりになる。 部屋の片付けを始めた。 「・・・懐かしいな・・・」 「・・・ええ・・・」 「そういやここにある柱の凹み、俺が作ったんだっけな」 「そうでしたわね」 3人でお泊り会をしたとき、龍ヶ崎さんが足を滑らせてた拍子に壁に激突した時の傷。 「あの時は玲奈がすんごくパニクってたな」 「頭の大怪我でしたから、すごく心配しましたのよ?」 「まあ、大した事が無くてよかったけどな」 「・・・他人事のように・・・」 「いいじゃねぇか」 そんな他愛の無い会話がなんとなく続き、後は部屋を出るだけ。 「・・・」 何もなくなった部屋を見回していると、 「・・・あら?」 畳から少しはみ出している一枚の封筒が眼に入った。そこは丁度食器棚が置いてあって、死角になっていた場所。 「・・・『玲奈へ』・・・」 表紙の筆跡は祐さんのもの。裏を見ると、 「『玲奈だけ見るように 滝野祐介』・・・」 ・・・。 「玲奈、閉めるぞ」 龍ヶ崎さんに呼ばれ、その封筒をコートの内ポケットに忍ばせながら外に出る。 「閉めるぞ、忘れ物は無いな?」 「・・・ええ・・・」 彼との思い出の部屋、その部屋の主が消えてから4ヶ月、ついにその戸が閉められた。 「・・・さて・・・」 出した家具は、リサイクルショップの人達がすべて引き取ってくれると聞いている。だから後は、 「・・・もう、早速だがお別れになるな・・・」 「・・・ですわね・・・」 ワゴン車のキャリーバッグに目が留まる。もう、出発らしい。 「空港まで、送ろうか?」 「・・・はい・・・」 龍ヶ崎さんの乗った飛行機が空へと飛び出していくのを、空港の屋上から眺めていた。 「・・・」 それを見送ってから、封筒の封を開ける。 「・・・」 そこに入っていたのは、手紙。 ―――玲奈へ この手紙を読んでいるという事は、俺はこの世にはいないだろうな。 玲奈、出会った時の事を覚えているか? 同じようにゴースト退治に入ったビルで「危ないから」とお互い注意しあってたよな?驚いたよ、まさか同じような能力者が他にもいたなんてな。 結局一緒に退治して、さらに驚いたのは同じ中学校だったという事。まあ、転校してすぐだったらしいからな。気付くわけないか。 それにしても驚いたよ。告白されるなんて思ってなかったから。 同じ能力者、そういった部分抜きで1人の女性として付き合って欲しい。その言葉がどれだけ嬉しかったか。親が死んだばかりでずっと1人で生きてきたような感覚だったから、すごく嬉しかった。感謝してる。 で、付き合い始めてすぐの夏休みの学校寝泊り会、あの時の闇鍋ジュースはすごかったな。負傷者続出だったし。俺も飲んだがあれは酷かった。もう二度と飲みたくないと思った。んで、興味ありげに玲奈が飲んだ時は本当に焦ったよ。倒れて動かなくなるんだからな、あの時、玲奈が死ぬんじゃないかって、俺、本気で泣いてたんだぞ? 体育祭の時の事、覚えてるか?玲奈が代理で騎馬戦の総大将になって、3年生を投げ飛ばした時はあれは面白かったな。ってか、なんで玲奈が出たのかって聞いたら、団長と同じ身長だからって理由だったらしいな。あの時は先生も驚いてたみたいだけど、怪我無くてよかったよ。 ところで玲奈、1つ聞きたい事がある。 俺の事、まだ想っているのか? もしそうなら、頼みがある。 俺の事は、もういいから 玲奈は生きているのだから、死んだ人間の事を愛していても仕方ないし、そのままだと玲奈は一生幸せになれない。 俺は、そんな玲奈を見るのは嫌だ。 俺の事を忘れろ、とまでは言わない。俺が辛いし。 そうじゃなくて、なんて言えばいいんだろうな・・・。 もし玲奈に別の好きな人が出来たら、その人と幸せになってほしい。 それが、俺の供養になるから。 だから、 玲奈、俺のためにも幸せになってくれ 玲奈の親友 滝野 祐介より 「・・・」 その手紙を握りながら、私は泣いた。 「・・・祐さん・・・」 彼の優しさが伝わってくる。 彼の心を感じる。 でも彼はこの世にいないのだと、はっきりと自分の中でけじめがついた。 いつの間にか、自分の足は展望台にあった。 「・・・」 ここで祐さんが死んだ。あの時の光景は今でも覚えている。 「・・・」 コンクリートに付いている沢山の傷跡を撫でながら、思い出していた。 「・・・」 そう、彼はここで、息絶えたのだと。 「・・・」 土蜘蛛に襲われ、怪我をした私を庇って死んだ。この場所。 「・・・」 その場所の近くにある、落下防止の木柵の所まで足が動いた。 「・・・祐さん・・・」 もう、迷いはない。 「・・・」 財布から彼との写真を取り出す。あの日撮った、デートの記念写真。 「・・・」 それを、破った。 2回、3回と小さくなり、そして5回。 「・・・」 その細かくなったバラバラの写真、そして、あの手紙もバラバラにして、 「・・・」 その2つを手の上に乗せ、風に乗せる。 空高く飛んでいく写真のカケラを眺めながら、私は彼に誓っていた。 ―――祐さん、私、幸せになりますから・・・ だから、心配しないで下さい この涙も一緒に飛ばしてくれたらいいのに、そう春風に愚痴をこぼしながら、私は銀誓館へと、帰った。 はい、あとがきです 感動(?)の3部作、ついに完結です。 これの時期としては、玲奈が鬼調査に向かう前の頃です。 それにしても、暗い話が好きだなと言われそうですが 背後が根暗ですからね、仕方ない(ぇー あ、もちろん笑い系大好きですよ?というより、ネタ路線の方が実は書きやすかったり ただ、このシリーズは基本的にお笑い路線入れられないんですよね・・・ 平永が銀誓館に来る以前、シリーズ蜘蛛依頼の蜘蛛に、彼氏を殺されています その事を、ずっと引き摺っていたわけなんですけど、周囲の方々に励まされて段々と成長していきました。感謝です。 これで、過去の事を吹っ切れたみたいですから、これ以降はネタモノ書けるようになります ここからが本領発揮です(ニヤリ) メインである爆笑路線、しっかりと書かせて頂きます ただし、ギャグのレベルは牌の音在籍の我が師:霧生さんに負けず劣らずの寒さ 地球温暖化が一瞬で終わりそうな寒いギャグを展開しようかと思ってます 本人的には爆笑なんですけど、笑いのセンスがずれ過ぎなんです ダメ人間です(バタリ) ちなみに、次回更新は不定 なにせ、背後は専門学校初めるので、勉強優先になるかと思うので、かなり死にそう・・・ まあ、頑張ります
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じきゅう8えんのあるばいと【登録タグ KAITO し ねるねP アイスうめぇの人 曲】 作詞:ねるねP 作曲:ねるねP 編曲:ねるねP 唄:KAITO 曲紹介 歌っているのはアイスうめぇの人のKAITO 歌詞 lalala… 花咲く季節だ 大学合格 そろそろ来るだろ俺のモテ期(笑) とにかく行動 話はそれから 先立つものが必要不可欠 lalala… 出会いいっぱい あるかもしれぬ バイト探そう 野望のため 仲間いっぱい できちゃうかもな wwwww 「ねぇねぇ何かいいバイトあったら紹介してくれない?」 紹介バイト 家庭教師 問題ありすぎこの教え子 とにかく教える 飲み込み悪い 教えたとたんに デリートされる?! 脳の中身は どうなってるの? 2分前の 数式消去? 犬も歩けば いつか疲れる? 「くそう…野望のためだ我慢我慢…」 命かけてるアルバイト 今は気づかぬ黒い罠 なんでこんなに頭悪いの!? 普通に覚えてくれよマジで lalala… なんとか終了 お給料日 お受験(笑)とか 無理だろこのガキwwwww 封筒頂く ずいぶん重い! 俺の苦労が 報われたよな 袋の中身 小銭だらけだ お札どこだよ スケルントン札? 3か月だぞ? どういうことなの… 「あのー…額をお間違えでは^^」 時給8円のアルバイト 紹介料が天引き(ひか)れてる なんでそんなんがひかれてるの? 普通に全部くださいマジで 時給8円のアルバイト なんで小銭ばかりよこすのさ 時給8円のアルバイト 合コンドリームが遠ざかるよ コメント 追加乙ww -- 名無しさん (2012-03-21 15 02 26) イカサマバイトゲイムww -- やまさん (2012-03-21 15 05 48) 初めてみつけた 面白いですねw -- 素麺 (2012-03-21 22 57 23) ↑2 誰うまwwww -- 名無しさん (2012-03-21 23 16 36) 時給8円て…刑務所の請願作業と同レベルやんwww -- 名無しさん (2012-03-21 23 28 46) 名前 コメント
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「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 ロストワード・オブ・ジェニー 失われたメッセージ 【ろすとわーど おぶ じぇにー うしなわれためっせーじ】 ジャンル アクション 対応機種 ファミリーコンピュータ メディア 1Mbit+64kRAMROMカートリッジ 発売元 タカラ 開発元 バースデイトーセ 発売日 1987年3月25日 定価 5,500円 判定 クソゲー ポイント ターゲット層とシナリオ・難易度のギャップスロットを占いと主張COW HEAD全面クリアしてもエンディングが見られない 概要 ストーリー ゲーム内容 変な点 問題点 評価点 総評 概要 同社の着せ替え人形「ジェニー」を主人公としたアクションゲーム。 『トランスフォーマー コンボイの謎』と並ぶ、タカラの自社クソキャラゲーとして有名だが、元キャラからの乖離・逸脱振りではこちらの方が上かもしれない。 ストーリー 今回のジェニーはミステリータウンの街で上演が迫り期待が高まっているミュージカルの主演女優。しかしミュージカルの台本が悪のBB教団に奪われてしまう。主催者はそのことを隠していたが、ジェニーは台本が奪われた事実を知り、一人で台本を取り戻す決意をする。勇んでジェニー・ショップ(*1)から出たジェニーの目の前に、主催者が台本を取り戻すため雇ったスパイの生き残りが現れ、黒封筒を突きつけて去って行ってしまった。黒封筒の中には鍵と一枚の紙きれだけが…。ジェニーは黒封筒を入手したことから教団に付け狙われるハメに。…はたしてジェニーは黒封筒の謎を解き、台本を取り返してミュージカルを無事に上演できるのでしょうか? (説明書より要約) ゲーム内容 変な点 ゲームを始めるとシンデレラよろしくジェニーがかぼちゃの馬車から降りるデモが挿入される。 ゲーム本編とはほぼ関係ないが、実はテーマとなっている「ロストワード」に関連しており全くの無関係というわけでもない。 デモのあとは見下ろし型のマップ画面「ミステリータウン」に放り出される。ここではジェニーを操作しステージの入り口を探す。 ステージは6つあるのだが、どのステージに入れるのかは完全にランダム。 入れない入り口の前に立つと「トゥ~ルゥトゥルゥ」と無情にもやかましいノイズが鳴り響く。 ステージはサイドビュー、アイテム回収型のアクション。 立っている最中Bでキック、↓でしゃがんでる最中にBでパンチの2種類の攻撃を使い分ける。 セレクトボタンを押すとBが攻撃力の高いスプレー攻撃に切り替わる。数秒使うと所持スプレー (Sで表示) が減っていき、0になれば当然使えない。スプレーはアイテムボックスから拾ったり、無限に沸くザコのドロップアイテム10個で補充できる。 ステージに隠された武器を見つけた場合、スプレーを消費せずに武器を撃てるようになる。10発以上殴らなければ倒せない強敵も2発で倒せる高威力。武器はカウヘッドステージに入ると消滅する。 クリア条件は12個あるアイテムボックス(箱やツボなどステージにより異なる)のうち10個以上を開ける→敵を倒して鍵を探す→出現した3つの扉のうち正しい扉に入ること。 入れない扉の前に立つとやはり「トゥ~ルゥトゥルゥ」ノイズが鳴り響く。 条件を満たせばステージクリアかと思いきや、画面に COW HEAD と表示され、「カウヘッドの魔宮」なる異世界へ飛ばされてしまう。 ここではカウヘッド= 牛の骸骨の化け物 (COWというくらいだから牝牛だろう…)を退治しなければならない。クリアステージ数が増えるごとにカウヘッドの数が最大4体まで増える。 カウヘッドの魔宮をクリアするとKKK団のような姿をした謎の中国人「フーマンチュン」による占いが始まる。 占いは高速で切り替わる4つの数字をボタンで止めるというもの(*2)。 それはスロットであり占いとは言わない。 しかも面クリアの度に強制参加させられるので、1プレイで何度も占いもどきをやる羽目に。 数字は説明書に掲載されている説明文に対応している。この中には「今すぐゲームをやめて働け」「ファミコンなんかしてないで外で遊べ」「愛は地球を救う」「特に何もない」などピント外れの物も多数。 終わりには「魔女はペロペロキャンディーが嫌い」「ドラキュラは十字架が苦手」など一応それらしい助言をくれるのだが、それ自体はゲーム攻略には全く役に立たない(「次に入れるステージの隠し武器の名前」を伝えるだけである)。 6ステージ目をクリアするとミュージカル劇場に入ることができる。 これでエンディング…と思ったら入り口にカギがかけられており、今までのプレイで知り得た6つの番号を入力しなければならない。 番号は特定の敵キャラクターを倒した際に出る数字とアルファベットの板でわかる。どこにも保存されないので自分でメモする必要がある。 番号が合えばいよいよエンディング。なのだが…。 + ネタバレ エンディングではミュージカルのタイトル、すなわち「ロストワード」が明らかにされる。 発売当時にはゲームクリアの証としてロストワードおよび説明書で名前の伏せられた敵キャラの名を応募券に書きタカラへ郵送すると文房具が当たる、というプレゼント企画が実施されており、応募券は説明書に印刷されている。このため説明書付きの中古品は応募券のページが切り抜かれているおそれがある。 敵キャラ全員の名前が紹介され、最後にジェニーと敵キャラが舞台で一堂に出てくること、さらにオープニングの演出とロストワードとの関連、ジェニーはミュージカル俳優という設定(*3)から 今までのお話はすべてお芝居でした というオチに見えなくもない。だとしてもシナリオ=ゲーム内容の酷さは擁護できないが…。 問題点 原作の内容とターゲット層ガン無視の殺伐としたシナリオや世界観、高い難易度。 海賊船やケーキの塔、花畑など、ファンシーなステージもあるにはあるのだが、いっちゃったような目つきで銃を乱射しまくるギャングやジェニーを襲う気満々で突っ走る車や野良犬などが徘徊する「ミステリータウン」や、グラフィックもBGMも寂れてて気持ち悪く、本当に女の子向けのソフトなんだろうかと疑いたくなる「カウヘッドの魔宮」など、本来のターゲット層を無視した殺伐とした雰囲気が目に付く。 ミステリータウンの敵キャラは一撃でかなりの量の体力を奪っていくため、ステージ攻略以前の段階で死亡なんてこともざらである。また、ミステリータウン内では攻撃できないため敵は避けるしかないのだが、敵とジェニーのX軸が異なってもどこかしら重なればダメージを食ってしまうため、画面下部の狭い通路では避けるのも難しい。 ステージ内の敵キャラクターはパンチやキックで応戦できるが、異様に硬いため攻撃を何度もぶちかます必要がある。 花屋ステージでは上下に移動する花リフトにずっと乗っているとパックンフラワー化して即死するトラップが仕込まれている(参考動画)。 前述の隠し武器の1つはなんと「投げナイフ」。さすがにこれはいかがなものか。 そもそも、シナリオからしていろいろカオス。「悪の宗教組織に奪われたミュージカル(題名不明)の台本を取り戻すため、モンスターや殺し屋の攻撃をはねのけジェニーが戦う」という内容自体がターゲット層ガン無視というか、自社キャラレイプもいいところである。開発元自体は外部とはいえ、自社キャラをこんな扱いされていながらOKを出すタカラも大概だが。 台本が奪われただけで上演できないミュージカル、何の理由かは知らないが台本を狙う宗教団体、公演間近なのに盗難を隠蔽しスパイで応戦する主催者とかツッコミどころ満載。 紹介文に「おてんばキックで敵を倒せ!」とあるが、ジェニーってそういう性格だろうか? 箱の裏には「キミはミュージカル劇場の扉を開けられるか!?」とやけに挑戦的な文もあり、本当に女の子向けを意識していたのか疑問に残る。 そもそものゲーム自体の目的は「ロストワードを突き止めること」であり、ストーリー上の目的である「奪われた台本探し」についてはゲーム中では一切触れられない。 操作性に難がある。 はしごの昇降中に左右キーの入力が効くため、十字ボタンの上と横を同時に押しながら動かしていると滑り落ちてしまいやすい。下が床ならいいが、穴に落ちれば当然即死。また、地下エリアに通じる階段を降りる場合も、階段のヘリに立ち止まってから下キーを押すというまどろっこしい方法でないと降りれず、そのまま前方に進むと階段下に落下してミスになってしまう。 カウヘッド世界へのドアはステージの右・中央・左に出るので、操作性の悪い中ステージ中を駆け巡って開くドアを探さないといけない。 キックとパンチはそれぞれ立ちとしゃがみで使い分けるのだが、連続でパンチを繰り返していると数発に一発の割合でキックが勝手に出る。このせいで隙が生じやすく、ダメージを受けやすい。 キック攻撃が使い難い パンチはリーチが長く当たり判定も広くて使い易い一方、キックはリーチが短い上に当たり判定がほ見た目通りにしかないため、必然的にパンチ主体の戦い方しか選択肢がなくなる。 回復手段が乏しい 敵を倒すとたまに体力回復アイテムが出るが数が少ない。ステージクリアしてもダメージは回復しないままミステリータウンに戻されるためそのまま敵と接触してミスになってしまいがち。 パスワード関連 上述の通り、キーワードは自分でメモする必要があるが、ゲーム内にも説明書にもヒントとなる言及は一切ない。 更に苦労してキーワードを集めても入力時に1度でも間違えると問答無用で最初からやり直しになる。 1UPアイテムの赤い鳥は、取得すると鳥が画面上部に向かって飛び去っていくのだが、鳥が完全に画面外に消えて初めて残機が加算されるようになっているため、取得後すぐに画面を切り替えてしまうと無効になってしまう。 コンテニューが不可 ゲームオーバー後は冒頭からやり直しなので、もう少しというところでミスすると厳しい。 評価点 ジェニー自体の移動速度はかなりスピーディーであり、攻撃アクションにもクソゲーにありがちな動きのトロさはないので、その点はストレスを感じさせない。 一定時間移動速度を上げるアイテム「ハイヒール」を取ると、速すぎて却って操作しづらくなるほど。 女児向けか否かを置いてみれば、探索要素を含んだアクションゲームとして、それなりに考えた上で作られている。 音楽の質もそれなりによい。 タイトル画面と「ミステリータウン」で流れるメインBGMは、ジェニーのイメージソング「すてきなジェニー」のアレンジ。アレンジ自体は簡素だが、クソゲーにありがちな耳障りな改悪アレンジではなく、ハーモニーも音色もきれいで質がよい。アクションステージのBGMは特定の面とステージ後半を除いて全て共通なのでさすがに単調ではあるが、明るく軽快な曲調になっている。 クソゲーにありがちなグラフィックの粗雑さもなく、各ステージ共にそれなりにキレイに描かれている。 タイトル画面のジェニーのバストアップ絵も原作をよく再現できており、ゲーム中のジェニーも少ないドットできちんと特徴を捉えて描かれている。 総評 ジェニーを題材にしたからには対象層はどう考えても女の子なのに、ゲーマーの男の子でさえ手こずる高難易度のアクションゲームとして作ってしまったのが問題。アクションが難しいだけならまだしも、劇場の鍵の番号が分からないと詰む仕様は男女問わずガッカリすること請け合いである。 本作の女の子向け要素は強制参加の占いと一部ステージの雰囲気くらいであり、元の玩具の特徴である着せ替えの要素もないため、ジェニーというキャラクターを活かしているとは言いがたい。しかも当時のファミコンユーザーは圧倒的に男の子が多かったため、需要の見えない誰得ゲーとなってしまった。 ただし、当時はまだゲームジャンルに幅がなく、今時の女の子向けゲームやキャラゲーによく見られるミニゲーム集などもなかった。 加えて、アクションゲームのトップスターである『スーパーマリオブラザーズ』が既に世を席巻していたこともあり、版権ゲームが猫も杓子もアクションゲーム化されてしまうのは、当時のゲーム業界の風潮でもあった。 ゆえに、女の子向け玩具であるジェニーがアクションゲームとして作られてしまったこともまた、必然だったのかもしれない。
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聖遺物A ◆devil5UFgA 古びれた学生マンションの一室。 投函された一通の手紙を、三人の男女が囲んでいた。 聖杯戦争における奇跡の願い手、宇佐見蓮子。 奇跡を叶えるための導き手、ライダーのサーヴァント・伝説のモグラ乗り。 彼の者の逸話の一つ、腐れ縁のメガネ相棒・オチタ。 三人は、首を横にひねり、ゴミ箱に叩きこまれた大量の封筒へと視線を移す。 そして、もう一度、卓袱台のうえに置いた封筒へと目を移す。 「またお祈りかな」 「これで最後でやんすかね」 「面倒くさいなぁ、なんで電子メールじゃないんだろ」 「この時代でも電子メールのはずなんだけど、なんでこうもアナログの多いんでやんすかね」 「いいから、開けちゃおうか」 「まーたお祈りかな……」 繰り返すようにそう言いながら、蓮子はテーブル上の封筒の封を切る。 チョキチョキとやや乱暴気味にハサミを使って、やはり乱暴に中身を取り出した。 蓮子が広げた文書を、ライダーとオチタが覗きこむ。 「お祈りお祈り……って、あら?」 「……これは」 そこに書かれた文章は最後に『お祈り申し上げます』と締めくくる在り来りなものではなかった。 事務的なもの、という点では同じだが、内容は大きく異なる。 今までのものは、与えられたキャラクターとしての宇佐見蓮子へ送られてきたもの。 だが、今回のものは。 正真正銘、宇佐見蓮子へと送られてきたものだ。 「ルーラーからの『通達』でやんす!」 「あら、ルーラーって本当に居たんだ」 「そりゃ居るさ……討伐、か」 オチタの叫びに対して、どこか感動の薄い二人。 内容を目で追っていくと、平たく言えば、違反者への討伐令だ。 聖杯戦争の運営を脅かすかもしれない主従。 かと言って、今の段階ではルーラー自身の粛清を行うほどの著しい行動ではない。 故に、参加者へと情報の公開に留めている、とのこと。 「令呪一画に情報の提供、これって破格なの?」 「まあ、情報の種類によるでやんすね。 あと、サーヴァントにもよるでやんす。 単純に敵サーヴァントの情報が弱点を知るという強み以上に、 敵の情報を手に入れることで大きく自分の力を増すサーヴァントも珍しくないでやんすから」 「あと、このジョーカーとバーサーカーの戦力次第かな、何事も相対的だからね」 あまり、乗り気ではないようだった。 元々、ライダーは偵察や斥候に向いた能力は持ち合わせてない。 どちらかと言えば、襲いかかる敵に対して対処するスキルに長けている。 それはダンジョンに潜り続けたことで磨いた、状況判断の技術によるもの。 少し矛盾しているようだが、準備を整えて乗り込んだ上で受け身になる状態で真価を発揮できるタイプなのだ。 「さて、どうするでやんすか?」 「人殺すってのもどうなのかね」 「じゃあ、このジョーカーって違反者を助けるかい?」 「人殺しを助けるってのもどうなのかね」 「じゃあ、警察に突き出すのが一番でやんすね。 ただ、今回はその警察に当たるルーラーがこっちに丸投げしてきてやがるでやんすからね」 「どうするかなぁ……」 攻めるにしても危険だ。 かと言って、無視するのもどうかと思う。 聖杯について調べる、という意味では、ひとまず聖杯の目論見にしたがって聖杯とコネクションを作るのも手ではある。 しかし、目的もないのに人を殺すというのも――――というより、蓮子も恐らくだが、出来ないだろう。 人の生死というのは、それほどのものだ。 少なくとも、蓮子にとっては。 「まあ、悩むといいよ。悩んでこその人間だしね」 「ただ、これで外を出歩きにくくなったでやんすね…… 他のマスターとサーヴァントも積極的に動く可能性が高いでやんす」 「危険ってわけね」 「当分は俺達が出歩くよ、マスターはゆっくりと考えるといいさ」 「考える考えるって、何を考えるって話?」 蓮子は寝転がりながらライダーへと問いかける。 ライダーはマグナムの手入れをしながら、応える。 これからの散策のための準備だ。 見れば、オチタも荷物をまとめている。 「例えば、聖杯と野球人形のこととか」 「オカルト?」 「浪漫のことさ……それから生まれる、浪漫のないこととかね」 野球人形。 部屋の片隅に置かれたゴーレム、長い時間を経って、一種の神秘を帯びたかろうじて聖遺物と呼べるもの。 今は眠るように、ぴくりとも動きを見せない。 この人形は野球という指向性を与えなければ、動くことをしないのだ。 「聖杯は聖杯そのものに特別な指向性を持たないからね。 そういう、なんでも出来る物っていうのはね、危険なんだよ。 人が使っちゃうと、浪漫のないものになる」 「安全装置は必要ってこと?」 「少し、窮屈な言い方になっちゃうけどね……使うものは万能でも、使う人間は万能じゃないから」 □ 聖遺物A うた:宇佐見蓮子&伝説のモグラ乗り ◆上目遣いに 悩んでみている ◆誘う聖杯の 輝きがまぶしいわ ◇思わせぶりに かがやいてる ◇使い方は こっちできめさせてくる ◆いわゆる 普通の 聖遺物だわ(Foo) ◆奇跡のこと 知らなさすぎるのマスター…… ◇願い叶える 仕方ないこと ◇似たようなこと 誰もが失敗してるのよ ◇わからない わからない ◇ダメに見えても 全部叶えてくれる ◆危ないんだ 危ないんだ ◆聖杯は聖杯よ 貴方じゃないわ ◆◇特別な器 それは貴方じゃないわ ◆◇せ・い・は・い 聖遺物A □ 「俺がこれを好きなのは野球しか出来ないからだ」 「ああ、それは私も好きかな。なんていうか、浪漫だよね」 「便利な言葉でやんすね」 二人の会話に、どこか呆れたような顔を見せるオチタ。 蓮子は聖杯について知りたい。 この野球人形が、一種の神秘が語る浪漫を知った時のように。 未知への興奮。 それを求める心は、消えていない。 ただ、ライダーの語るように、それが危険であるかもしれないものについては認識した。 「深夜の動きは危険だから、俺達だけが動くよ。 万が一があったら令呪で呼んでくれ」 「昼は?」 「危険だけどね……本当は危険だから動かないで欲しい」 「でも、オイラたちサーヴァントでやんすから」 「マスターに従うよ」 二人の発言は、ある意味では無責任なものだった。 そこからは、忠誠とは違った、確かなものを感じる。 全力を尽くす、ということなのだろう。 ありがたかったが、どこかむず痒かった。 「それじゃ、夜の間は二人に任せるよ。昼は一緒に動こうかな」 少なくとも、今日の夜に限って言えば、蓮子はそう決めた。 実際、ライダーの言葉通り、少しだけ考えてみることにした。 神々の住まう国、メリーと共に見ようと誓った不思議な世界。 月に兎が居ない時代に見つけた、浪漫世界。 【A-2/新宿・アパート・蓮子の部屋/1日目 深夜】 【宇佐見蓮子@東方Project】 [状態] [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]なし [所持金]普通(学生として暮らせる程度) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯について知りたい。 1.ジョーカーについては保留、メリーの探索を続ける。 2.ただし、捜索は伝説のモグラ乗りへと任せる。 [備考] ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 情報の精度については、後続の書き手さんにお任せします。 【ライダー:伝説のモグラ乗り@パワプロクンポケット10 バトルディッガー編】 [状態]健康 [装備]リボルバー拳銃 [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:蓮子を支援し、浪漫を探す。 1.夜帯はオチタとともに市街を巡り、メリーを探す。 [備考] ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 情報の精度については、後続の書き手さんにお任せします。 BACK NEXT 001 追うべき獲物は 投下順 003 夏の十字架 001 追うべき獲物は 時系列順 003 夏の十字架 BACK 登場キャラ NEXT 000 DAY BEFORE:闇夜が連れてきた運命 宇佐見蓮子&ライダー(伝説のモグラ乗り) 010 シナリオフック