約 322,550 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/43218.html
【検索用 2DaysXmas 登録タグ 2020年 GYU P VOCALOID その他の文字 のう 初音ミク 双琉 曲 曲他 莉良】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:莉良 作曲:莉良 編曲:GYU P ギター:双琉 イラスト:のう 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『2Days X'mas』(2でいず くりすます) 莉良氏のリスタート後の一作目。 歌詞 朝日で目が覚め気温は7度 窓を見てみると 辺りは一面真っ白いその 視界に広がる雪景色 朝食を済ませ 顔を洗い 暖かい格好で 家を飛び出して街まで走ると そこにあるのはX’mas Tree 子供たちが口遊んで 親に話す「玩具買って」 家でずっとゲームばかり ほんと嫌になる Happy X’mas 良い気味だ 老若男女 問わずに暴れる Happy X’mas 特別だ 好きなプレゼント貰えるぞ Happy X’mas 寒さなど 忘れて楽しんだもの勝ちさ Happy X’mas 2日間 あっちも こっちもイベントだ 時刻はすっかり夕暮れ時 気温は8度へ 辺りは大人や学生達が 固まりながら遊んでる 朝食を済ませ 食器を買い 豪華な料理で 愉快なリズムで家に帰ると そこにあるのはX’mas Cake Happy X’mas 賑わって お家でパーティクラッカー用意 Happy X’mas 連れて来い 友人やリア充大歓迎 Happy X’mas 大勢で 集まれ集まれどんと来い Happy X’mas 今日夜だけ 素敵な時間を過ごしちゃえ 夜になるとサンタさん 良い子は大人しく寝よう 朝になるとプレゼント 起きるまでは わからない Merry X’mas 夜が来た 明日の平日1225 Merry X’mas 最後の日 24時間後にお別れだ Merry X’mas December 数日生きれば2021 Merry X’mas 祝おう 朝日が来るまで酔いつぶれ 死んじまえ コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/239.html
「で、“あたしがあ〜ちゃんを好きなだけだから”って言われたんだね?」 家に帰ると、お姉ちゃんが今日の事を嬉しそうに話してくれた。思わず最終確認をしてしまう 「うん」 つまり、ゆかちゃんの思惑通りってことか。 「で、どうなったの?付き合うんでしょ?」 「いゃ・・それが、のっち、何か、気付いてないってゆーか忘れてるってゆーか・・・じゃけぇ、パフェ食べて帰ってきた」 なっ?!なんというアホ・・・っ!!ゆかちゃんの完璧な計画さえものっちのアホさの前では無に返る・・・っ! 「ちゃあぽん?」 「あ、いゃ・・・よかったねぇ(笑)もうお姉ちゃんから告ればいいじゃん」 「そっそんなん出来ん!だいたい、あ〜ちゃん別にのっちの事なんか・・・」 そんな真っ赤な顔で言われても、可愛いなぁ、もぅ でもこの調子だとこの2人、一生くっつかないんじゃないか、ホントに そんなことを思ったあたしは、ゆかちゃんにメールしてみた。すると今から公園で会うことになった。どうやらゆかちゃんも気になっていたらしい え?ゆかちゃんに会えるのが嬉しい?あたしが?・・・そんな訳ないじゃん、そんな訳・・・でも、まぁ・・・マスカラは、つけたけど 「あ〜ちゃん、大丈夫だった?」 あたしの姿を見つけて、第一声がこれ。普通“こんばんは”だろ・・・ 「うん。喜んでた。怪我もなかったって」 「ふぅん」 「でも、さ・・・のっちが、アホすぎて・・・まだ付き合ってないって・・・」 「えええっ?!」 いつも完璧な計算をしてる人が、それを崩されたときの驚きは物凄い。珍しいもん見た 「どんだけ?!のっち、ほんまあの子・・・」 今のゆかちゃんは、のっちのことが好きだったなんて、ちっともそんな風には見えない 「ゆかちゃんさー・・・のっちの事、好きだったんじゃなかったの?」 なんて無神経な質問・・・言ってから、そう思った 「好きだよ。だーい好き。のっちが居るから、ゆか頑張れる」 超棒読みで言ってるけど、それが逆に・・・なんか、グッときた。チクっときた。ズキっと、きた。 大体、少し考えれば分かる・・・あたしみたいに、年も違って半ば憧れていた訳じゃないんだから 「・・・・・・・・・ごめん」 「いいよ。ちゃあぽんは小さい子だからしょうがない!」 「小さい子って・・・」 まぁ、小学生の時から知ってるから、“小さい子”のイメージあるのかもだけど・・・ 何か、なんか嫌だ。対等に、見られたい なんて、今夜のあたしは、きっとどうかしてた
https://w.atwiki.jp/hansei/pages/55.html
以下は、http //takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1231431003/から引用 562 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/09(金) 09 50 54.61 ID nQa/zBeTO こういうの書くの初めてだし、携帯だから遅いよ? 最近祖父ちゃんが死んだから、それ絡みの話でもすっか… 565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/09(金) 09 58 51.16 ID nQa/zBeTO 去年のクリスマスイブ。 リア充からほど遠い自分は定時上がりから直帰コース。 実家住まいの自分には電車の中のバカップルよりも、 両親の哀れみの篭った視線の方がよっぽど堪える。 けれども、カップルで溢れる街を一人でブラつく勇気もなく梅酒の缶を買って家に帰った。 566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/09(金) 10 05 05.21 ID nQa/zBeTO 家に帰ると、そんな俺を気遣ってか母親が俺の好物のほうれん草のパイを作ってくれていた。 妹は当然外出していたため、両親と俺の3人で夕飯を食べた。 両親は酒を飲んでいたので無駄にテンションが高かった。 家族の仲はいい方なので、それなりに楽しい夕飯だったと思う。 その電話が鳴るまでは… 566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/09(金) 10 05 05.21 ID nQa/zBeTO 家に帰ると、そんな俺を気遣ってか母親が俺の好物のほうれん草のパイを作ってくれていた。 妹は当然外出していたため、両親と俺の3人で夕飯を食べた。 両親は酒を飲んでいたので無駄にテンションが高かった。 家族の仲はいい方なので、それなりに楽しい夕飯だったと思う。 その電話が鳴るまでは… 569 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/09(金) 10 19 43.01 ID nQa/zBeTO ちょうど俺の恋愛話という名のいじめが始まったので、俺は早く話題を変えたかった。 天の助けか、電話が鳴ったので「俺がとるよ」といって電話に出た。 相手は叔母さん(母親の姉)だった。 久しぶりだったので、世間話でも…と思ったが間髪入れずに「お母さんに代わって」と言われた。 「あ、お姉ちゃん?」母親の上機嫌な声。 けれども、すぐに黙ると次に出てきたのは「えっ、お父さんが?」 また黙ると母親は「お父さんが…?」という言葉を繰り返し始めた。 俺と父親はただならぬ雰囲気を感じとって、お互い顔を見合わせた。 ひょっとして今年で83才祖父が事故でもあったのかもしれない。病気とは無縁の人だったので、病気で倒れたという発想は浮かばなかった。 「お父さんが心臓マヒで死んだって」電話が終わって、振り向いた母親の一言は予想外の物だった。 570 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/09(金) 10 36 48.78 ID nQa/zBeTO しばらく誰も何も言わなかった。 母親だけは目に涙を溜めていて、時々鼻をすする音だけがリビングに響いていた。 「なら…葬式に行かないとな」父親が言った一言で皆が動き出す。 今の住んでいる所は東京で、母親の実家は兵庫。 明日の通夜に参加するためにはすぐに用意をしなければならなかった。 自分と父親は仕事先に電話をし、母親は妹の携帯に連絡していた。 自分は男で、葬式に出席したら帰るつもりだったので1番に準備が終わってしまった。 涙目で帰ってきたばかりの妹や、無言で準備をする父親。そして一番ショックの大きく、それを我慢しようとして…でも我慢出来ない母親。 そんな家族を見ながら、俺はもくもくとパイを食べはじめた。 物心ついてからの初めての身内の死。にもかかわらず俺が受けたショックは微々たる物だったからだ。 572 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/09(金) 10 42 21.98 ID nQa/zBeTO 俺はわりと喋り好きな方なので、昔から寡黙な祖父が苦手だった。 なので、母親の実家に帰っても口煩い祖母といつも一緒にいた。 俺の中で祖父は、お年玉をくれる以外はいてもいなくても変わらない存在だった。 その上、家が離れているので以前会ったのは4年前。その前は3年前と正直顔も朧げだった。 575 :560:2009/01/09(金) 11 02 25.25 ID XPTTojwh0 次の日、仕事先に報告のために寄らないといけなかったため、 俺は一人遅れて実家に向かった。 新幹線の中では、 この時期に仕事を休んでしまった事の罪悪感や、 年始にまわしてしまった仕事のツケの事などを考えていたように思う。 実家に着いたのは夕方すぎだった。 実家の呼び鈴を鳴らす時には 祖父に対する叔母夫婦や従兄弟との精神的な温度差の事を考えていた。 もし、親戚皆がひどく沈んだ状態なら、 葬式終わり次第すぐに帰るつもりだった。 実家に入ると意外にも皆明るい雰囲気だった。 もちろん皆無理をしていたのだろうが、 同じ立場である従兄弟に関しては、その笑顔は本物だと思っていた。 577 :560:2009/01/09(金) 11 09 04.84 ID XPTTojwh0 実家に帰った俺は祖父の遺体がある仏間に通された。 真新しい木の棺に入れられた祖父は まるで寝ているようだった。 「おじいちゃんはさっきまで、布団に寝かされてたのよ。」 母親は俺の隣に座り、俺が来る前の状況を話してくれた。 俺は感極まった母親の説明を話半分に聞きつつ、 祖父の死に顔をぼーっと見ていた。 母親はお父さん子と聞いていたため、 母親だけが深く悲しんでいて 親戚の前で涙をボロボロ流して、 いいかげん大人な対応をしてくれ。とまで思っていた。 579 :560:2009/01/09(金) 11 14 16.75 ID XPTTojwh0 親戚一同で斎場に移動した。 車は従兄弟同士で乗った。 車の中ではお互いの近況を話したり、 お互いの母親の悪口を言い合ったりして 久々の従兄弟といろいろな話をした。 初めて来た斎場の奇麗さにビックリしながらも、 今日は斎場で泊まるという事で 親戚一同で一部屋に泊まるという事で 年甲斐もなく少しワクワクしていた。 582 :560:2009/01/09(金) 11 23 30.85 ID XPTTojwh0 「お兄ちゃん。いい加減にした方がいいよ?」 通夜に来た、遠縁の親戚や祖父の友人を迎えていると妹が俺に呟いた。 「何が?」 たぶん、祖父が死んだ事をもっと悲しめとかそういう事だろう。 「わかんないならいいけどね」 妹は昔からお爺ちゃん子だっただけだろうが。 俺も祖母が死んだらそれなりに悲しむ…かな? 通夜に集まった20人くらいだった。 見たこともない親戚に話しかけられるのは 本当に鬱陶しかった。 583 :560:2009/01/09(金) 11 30 20.09 ID XPTTojwh0 通夜も30分くらいで終わり、通夜に参加した人を見送った後 大広間に布団を敷いた。 本当はもっと従兄弟達と話したかったが、 先ほどの妹の言葉が気になっていたために 俺から世間話を振ることは止めておいた。 断っておくが、 妹に気遣ったのではなく、妹と同じ事を母親が思っていて 後であーだこーだ言われる事が鬱陶しかっただけだ。 香典がどうとか、花代がこうとか言っている両親を横目に vipを見ていた。「ブラックジャックで感動した話は?」みたいなスレだったと思う。 気づいたら寝ていた。 585 :560:2009/01/09(金) 11 36 41.98 ID XPTTojwh0 次の日の葬式には30人くらいが参加したと思う。 通夜は時間が遅くて参加出来なかった、父方の祖父も来ていた。 なんで、通夜でやった事を葬式でもう一度やるのか? こんなの死んだ本人のためではなく、 残された人が自分の気持ちに区切りをつけたいだけじゃないのか? もしそうなら、最初から自分の気持ちに区切りをつけた自分には この葬式は何の意味もないじゃないか。 葬式は45分くらいで終わったが、 自分にとっては、退屈すぎて倍くらいの時間に感じた。 「では、最後に花を添えてあげてください」 司会者の一言で親戚は立ち上がった。 586 :560:2009/01/09(金) 11 44 22.33 ID XPTTojwh0 これで、退屈な葬式は終わる。 そう思うと気分とともに足取りも軽くなった。 けれども、そんな気分は一転する。 「お爺ちゃん…お爺ちゃん…」 棺に花を添えた従兄弟(弟)が棺の中の祖父に一心不乱に話かけている。 涙をぬぐう事もせず、祖父の顔に手を当てている。 先に花を添えた従兄弟(兄)も涙を スーツの袖でごしごしとぬぐっていた。 俺は混乱していた。 皆、俺と一緒で気持の整理はついていたんじゃないのか? 「アンタの番よ。おじいちゃんにチャンとお別れを言いなさい」 涙を流す母親から一輪の花を受取り、 俺は棺に近づいた。 588 :560:2009/01/09(金) 11 51 38.20 ID XPTTojwh0 祖父は昨日見たように、本当に眠っているようだった。 花を祖父の顔の横に添えて、 右手で祖父の額に触れる。 指先に伝わる冷たさ。 熱のない肌はまるでゴムのようだった。 お別れは特に言わなかった。 人並みに「さよなら」と言う事も出来たのだろうが、 先ほどの従兄弟を見ていたら、心のこもっていない「さよなら」にはなんの意味もない気がした。 589 :560:2009/01/09(金) 11 56 06.20 ID XPTTojwh0 葬式が終わると俺は逃げるように、家へ帰った。 俺以外の親戚は実家で正月を迎えるらしい。 家に帰った俺は、何事もなかったようにエロゲを始めた。 一人きりの年末は初めてだったが、実に気楽だった。 大みそかの深夜まで恋姫をやっていた俺は 元旦の昼すぎに目を覚ました。 無駄に長かったけど次がラストだ。 591 :560:2009/01/09(金) 12 11 30.66 ID XPTTojwh0 夕刊が郵便受けに溜まっているだろうから、 こまめにチェックするように言われていたのを忘れていた。 しぶしぶ、郵便受けを覗くと夕刊と共に年賀状がポロポロと落ちてきた。 「めんどくさいな…」 床に落ちた年賀状を拾っていく。どうせ、今年も俺にまともな年賀状は来ないだろう。 暇な俺は年賀状を宛先別に整理していた。 案の定来たのは、メガネ屋の広告だけ…のはずだった。 俺宛ての年賀状は来ていた。 死んだ祖父から。 年賀状には、 「明けましておめでとう 今年も元気で頑張ってください。」 年の割に子供っぽい字でそう書いてあった。 祖父が俺のために残した最後の物。 祖父が俺に送った気持ち。 俺は年賀状を見つめながら、 少しだけ泣いた。 みんなも普段気付けないけど、 いろんな人が自分の事を思っている事を忘れないでという話。 その事を教えてくれたおじいちゃん。 今まで本当にありがとう。 という訳で長い上に読みにくいオナニー文が終わったわけだが… 次はキリよく 600
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/3125.html
※注意!→ 〜〜 はナレーションだよ! 本編はスクロールでどうぞ⇓ 俺だってこんな結末なんて望んでない あいつさえいなければ俺の人生は楽して生きてあの世へ行けると思っていた あいつさえいなければ、、、、、 〜時は遡り、200X年 この時幻想入りした者がいる〜 ○○「ここ、、、、どこなんだ、、、?」 〜彼の名は○○だ、こっからナレーションは切っていくぜ!〜 誰だって皆知らないところに行けば道に迷う、それは常識だ 教えてもらえば、道はだいたい掴めるが、それが嘘だとしたら迷うに決まってる 複雑な道のりを教えてもらったら、多分高確率で迷うだろう。 『君、どうかしたのかい』 そう、声をかけた人は藍という名の人らしい、俺はいきなり声をかけられたので思わず。 「ぎゃぁぁぁぁおばけぇぇ!」 と、叫んでしまった。藍は 『何驚いてんだい、ただの九尾じゃないか』 と気軽そうに言った。 それからと俺は、藍と仲良くなった、だが、 あの事件さえ起きなければ、、、、 あの日から半年たった、俺は今日、お団子を買いに行った、そこで、慧音という人と出会った その慧音という人と話し、団子を買って、藍の家に帰ると、藍が玄関で出迎えた、 俺はなんでだろう、いつもは出迎えないのにと思った。と思った瞬間 『なぁ、○○、お前団子屋で誰と話してた?』 は、、、?、、あの時、藍は居たのだろうか? 藍は特殊な香水をどうやら使っているらしい、半径500mだけで匂いを誰でも認識できるらしいが、俺はそんな匂いなんか確認できなかった。 「あ、あぁ、たしかに話してたが、どうしたんだ?」 『、、、、フフッ、、、アハハ、、、アハハハハハハハ!』 藍は急に狂ったように笑った、そして、手に手錠らしきものを取り出し、俺に近づいてきた 「ッ!や、やめろ!そんな物を持って俺に近づくんじゃない!」 『イヤダネ!』 藍の顔を軽く見るととても怖い、愛がとても重いようにしか感じられない、そして、こんなことを予想していない俺は、油断してしまい、藍に両腕に手錠をかけられてしまい、その後、意識が落ちた。 「ッハ!どこだここ!、、、、あ、、、そういや藍は地下室を作ってるって聞いたな、、、、」 『ヤットお目覚めか!、もうお前は私しか見れないようになったぞ?』 一体どういうことか、近づいて話そうと思ったが ジャラジャラッ 動けない、足にも鎖がついている、もう俺は動けないそう感じたのだ。 『もう私のもの、紫様も、橙も、捨てて、○○だけ見るから、、、ネ?』
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/920.html
就職難民 黙って俺についてこい! 家に帰るとくたくたで思わずベッドに倒れこんだ。 結局あの後デパートの閉館時間まで色々見て回った。春日さんがタクシーチケットをくれて、それに乗り込んで帰ってきたら午後九時過ぎ。こんな事社会人なら当たり前の事なんだろうけど、あまりにも緊張が続く場面が多すぎて、精神的な疲労がピークって感じ。 ふと、白波瀬さんの顔が浮かんだ。整った顔立ちに優しい雰囲気と穏やかな声――ちょっと電話かけてみようかな、迷惑かな……。なんて思っているとタイミングよく携帯が鳴った。表示を見るとそこにあった名前は何と白波瀬さん! 運命的なものすら感じて、私は意気揚々と電話に出た。 「もしもし」 『こんばんは、白波瀬ですけど今いいですか?』 「はい、私も今ちょうど電話したいなって思っていたところだったんです」 『僕に? 嬉しいな』 電話越しの白波瀬さんの声は落ち着いていて耳に心地が良い。緊張していた心がふっとほぐれていく気がする。 『何かいい事でもありました?』 「え?」 『なんとなく、声が弾んでいる気がしたから』 白波瀬さんと話しているのが嬉しいんです――なんて恥ずかしくて言えない。だから今日の話をする事に内心でそっと決める。 「今日会社の人とデパートに行ったんです。それで来週の新作発表会のドレスとか色々見立てて貰いました」 『そうなんですね。来週の発表会は僕も参加します。ドレス姿の葉月さんにお会いするの楽しみにしてます』 「白波瀬さんもいらっしゃるんですね! うわぁ、私もすっごく楽しみです」 『ふふっ、僕もおめかししていきますから』 おめかし、という言葉が可愛くて自然に笑顔が零れてしまう。 「そういえば結局白波瀬さんの会社を知らないままなんですけど」 『当日になれば分かりますよ。大丈夫、美成堂さんならすぐに見つかられますから。葉月さんが僕を見つけられなかったとしても、僕の方から伺いますよ』 「ふふっ、はい! 楽しみにしてますね」 『これからは当日まで僕も忙しいので、中々会えないと思いますが――お互い頑張りましょう!』 「はいっ!」 互いを励ましあい、来週の新作発表会での再会を約束すると私達は電話を切った。 新作発表会、楽しみだな。 緊張もすごくするだろうし、それまでにまだまだやらなきゃいけないことは山積み……。 ――それまで自分のできる事を精一杯頑張るぞ! 気持ちも新たに私はそっと眠りについた。 次へ → act.19(春日) お帰りの際は、窓を閉じてくださいv お話はこちらに戻る
https://w.atwiki.jp/monsterbr/pages/197.html
南に山岳地帯、西に森林、北側には川が流れる、見事なまでに隔離された場所。 こんな辺鄙な場所で、何を祭ると言うのか、総じて祭られるような神様は人が訪れぬ程の秘境を愛する者なのか。 「俺にゃあ、理解でっきないね!っとォ!」 暗い色をしたぬいぐるみが、ほこらの屋根によじ登る。 ふわふわとした柔らかそうな体つき、しゃべるたんびにチャックが閉じたり開いたりするどこか不気味で、愛らしい?見た目。 彼はジュペッタ、捨てられたぬいぐるみに怨念のエネルギーが入り込み動き出した、と語られているポケモンである。 徘徊して自分を捨てた子供を探している恐ろしいポケモン!なんて世の中で語られているが、そんなことはない。 このジュペッタに関しては。 「ああー何にも見えねえ!誰もいねえ!殺しあいをしろだあ? あんな頭のてっぺんがハゲて目立ちまくるよっくわっかんねえおっさんの言うこと聞いてぇ?はっ、やだやだ」 あいつったら、ご主人サマよりダセぇや。毒づいて、ひとしきり喚いて、こうべを垂れた。 「俺は、みんなに愛されるアイドルポケモンよ?よ?アイドルが殺しあいとか 殺すとか物騒なコトいっちゃあダメよ、呪うとか恨むとか祟るとかオブラートに包まねえと」 このセリフを世間の皆様が聞いたら、ホラー映画も真っ青なほど首を傾げて一回転させるだろう。 しかしこの言葉に偽りはない(アイドルポケモンというのは嘘だが)。 彼は、いわゆるコンテストポケモンとして育てられていたジュペッタなのだ。 「いつもどーりにご主人サマの布団で俺ぁグースカ寝てたはずだよなあ、夢かよ全く、はぁーさっさとご主人サマんとこ帰りてぇなあ あんな暇さえあれば自転車乗り回して卵孵しまくってるご主人サマでも愛らしい俺に会えねえと寂しいだろ、うんうん」 そしてついでに、彼はびっくりするぐらいのナルシストに生まれついていた。 ため息をつくと、幸せと恨みのエネルギーが抜けていく。 このままでは埒があかないと、思考を変えてみることにした。 「そうだ、祠になんかあったりしねえかな、家に帰れるマシーンとか」 楽観的に過ぎる調子で屋根から飛び降り、祠を覗く。 石の扉を開いた先は、思っていたよりなかは広いかもしれない、キョロキョロと闇に慣れない目で様子を伺う。 「神サマ仏サマ、おじゃましまーす……っと?」 じいっと目を凝らすと、何かが震えている。 小さな小さな背中。光の乏しい世界できらきら輝く青白い盾。 「おおっ!誰かいたじゃねーか、ちーっす、俺アイドルポケモンのジュペッタ!」 「ひぃ!?やめて、僕は悪いプチヒーローじゃないよ!やめて!」 がばっと顔を上げたかと思うと、盾を構えて、というか隠れて涙混じりの声で叫んだ。 「はあん?どったのどったの……俺も悪いジュペッタなんかじゃねえよ、落ち着けって」 小刻みに軽快な音を鳴らしながら、プチヒーローと名乗ったそいつは盾からちょっぴり顔を出した。 緑色を基調とした、妖精のような顔をしている。 どうやら、軽快な音の正体は合わない歯の根がカチカチ騒いでいる音らしい。 「よ、よ、よかった……僕はプチヒーロー、プチット族の勇者……一応」 蚊の鳴くような尻すぼみの声。プチット族の……あたりからはこの場が静寂に包まれていなかったらまず聞こえない。 「勇者?何だか知らないが、すげえじゃないの!やったねえ俺ったら幸先がいい! 一緒になんとか五体満足で家に帰る方法を考えようじゃねえの!」 にっこり、チャックの両端があがる。いい笑顔なのだが若干恐ろしい。 「帰る……帰りたく、ない……」 笑顔で差し出された手を見て、プチヒーローはうつむき、目に涙を溜めた。 「帰りたくない?なんだよ……んじゃあここでガタガタ震えて、殺したり殺されたりしたいってのかよ、頭だいじょーぶか?」 半分しか見えないプチヒーローの顔の前でひらひらと握手しそこねた腕を回す。それにすら、びくっと怯えるプチヒーロー。 その反応にまるで自分が悪者のように感じて、ジュペッタはほんのりと自分の口の悪さを反省する。 「……ワケアリ、ってやつ?よかったら話してくんねえかな」 暫し沈黙が落ちて、ゆっくりとプチヒーローが口を開く。 「僕は、さっき言ったとおり、プチット族の勇者として生まれた……みんな、最初は勇者が生まれた!って大喜びで ……けど僕はどうしようもない泣き虫で、臆病者だった……だから、他のプチット族のみんなから期待外れだって毎日怒られてて……」 ぼろぼろと、話ながら涙がこぼれていく。 「一人前のプチヒーローになれるために試練を用意してやるって言われてたけど それがこれなのかな、い、いやだよ、僕は……僕は……」 完全に盾に隠れて蹲ってしまった。 話を聞いたジュペッタは、居心地が悪そうにあーだのうーだの唸ってあちらこちらに目線をやる。 深いため息。プチヒーローの肩が跳ねる。 いつもいつも、散々怒鳴られたあとに、この音が聞こえて、みんないなくなった。 コンコン。 次いで耳に転がったノックの音。盾を退けてほしいのだろうか。 先ほどと同じように顔を出すと、ジュペッタがにっこり、笑っていた。 両手を広げて、そのどちらにも影の塊がボールの形をとって揺らめいた。 攻撃されるのか、と青ざめたが、影のボールはジュペッタの頭上に放り投げられ、ジャグリングでもするように回りだした。 「すごい……」 影のボールは二つから三つ、三つから四つに増えた。 不意に、ジュペッタのチャックでできた口がジーッと開いて青白い炎がほの暗い祠のなかに舞う。 青白い炎は影のボールとぶつかり、さらにあざやかなボールに変わった。 気付けばプチヒーローは泣くのをやめて、それに見入っていた。 ぽーんと、いっぺんにボールは天井すれすれまで飛び上がり、ジュペッタに急降下してくる。 かぱあっと開いたジュペッタの口がそれを全て受け止め飲み込んだとき、プチヒーローは拍手をしていた。 「あんがとさん、あとさっきはごめんな、きついこと言っちまって」 「う、ううん、いいんだ、慣れてるから……それよりジュペッタはすごいんだね!とっても綺麗だったよ!」 盾からすっかり体を出したプチヒーローは笑顔でジュペッタを褒め称えた。 ジュペッタもふふんと満足そうに。 「俺はアイドルポケモンだからなぁ!これぐらい朝飯前よ!」 ひとしきりほくほくと頷いて、ジュペッタは改めてプチヒーローに手を差し出した。 「やっぱり一緒に帰ろうぜ、お前んとこの連中ががなってきたら、こんな危ないとこから 帰ってきたんだぜ!って自慢してやりゃあいいし、もしそれでまだなんか言ってくるようなら 俺んとこのご主人サマにお前のことを頼んでみるさ」 惚けた様子で、プチヒーローはジュペッタの手と顔を交互に見つめる。 「僕は……役に立てない、と思う、けど」 おずおずと、緑色の小さな手が伸びる。 「一緒にいってもいい、かな?」 「おうよ!」 がっしりと握手がかわされる。 それはすこし痛かったけど、プチヒーローが初めて感じた暖かい痛みだった。 【D-4/祠/一日目/昼】 【ジュペッタ@ポケットモンスター】 [状態]:健康 [装備]:なし [所持]:ふくろ(不明支給品1) [思考・状況] 基本:殺しあいとかアイドルのやることじゃねえ!無事に家に帰るぞ! 1プチヒーローと一緒にいく 【備考】 オス。自称アイドルポケモン。ここにつれられてくる前はコンテストポケモンとして育てられていた。一人称は「俺」 【プチヒーロー@ドラゴンクエスト】 [状態]:健康 [装備]:水鏡の盾@ドラゴンクエスト [所持]:ふくろ(中身無し) [思考・状況] 基本:殺し合いはしたくない、家には…… 1:ジュペッタと一緒に行く 【備考】 オス。泣き虫でこわがり。プチット族に期待されていたプチット族の勇者。一人称は「僕」 《支給品紹介》 【水鏡の盾@ドラゴンクエスト】 青白い盾。読み方は「みかがみのたて」で、ドラゴンクエストシリーズ内では勇者の装備の次に強いことが多い盾。 No.04 海物語 投下順 No.06 さみしさの共振 ジュペッタ No.36 可能性の魔物 プチヒーロー No.36 可能性の魔物
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/967.html
「馬鹿だなぁ(頭なでなで)」 悠馬、という言葉が聞こえて思わず読んでいた本から目線をそらした。 「彼女?」 「なに、悠馬に? 彼女できたって?」 いやいや、元々から……などという声につられて、そっと斜め前の男女グループを盗み見る。 悠馬と一緒にいるところを何度か見かけたことがある。…「ゆうま」というのは、悠馬、で間違いないだろう。 (失敗した) 講義が終わって、一緒にレポートをやらないかと声をかけられた。いつもなら一も二もなく頷くところだが、聞きつけた悠馬の友人たちが集まってきたので、買ったばかりの本を読みたいからと断った。 一人で家に帰る気にもなれず、大学の近くの喫茶店で本を開いた。バックには心地いいジャズ。 コーヒーの値段は安くはないが、居心地がいいので気に入っている。 でも、胸がざわざわして、ここに来るんじゃなかった…、と後悔した。 悠馬に彼女がいるなんて聞いたこともなかったが、いても何もおかしくはない。人間関係が下手な自分と違って、友人も多いし、見た目も中身も文句のつけようがない。 恋愛とは程遠い自分に、話す必要も感じないだけかもしれなかった。 「……ね、じゃあさ、本人呼ぼうよ」 電話するよ、と声がしたのと同時に、慶史は席を立った。 とんとん、と控えめに肩を叩かれた。無視していると、指でそっと髪を梳く感触がした。 「……なに」 「やっと見つけた」 レポートで徹夜して、そのまま講義に出て眠ってしまったらしい。辺りを見ると、教室には誰も残っていなかった。 「俺のこと避けてたから。一週間待ったけど、慶史からは来てくれないし」 「避けてたわけじゃ……」 「じゃあなんで?」 「…友達と、頻繁に会う、理由がない」 「友達?」 悠馬が怪訝そうに眉を寄せる。 ああ、友達ですらないのか、と思うと胸がしめつけられるように痛くなった。 「彼女と会えばいいんじゃないのか」 「…彼女って?」 悠馬は怒ったような顔をした。イライラと頭をかいた後、乱暴に肩をつかまれる。 ――唇が重なった。 「俺って、ただの友達にキスするほど、悪い男?」 びっくりして、頬が熱くなって、恥ずかしくて…咄嗟にうつむく。 「誰かから、俺に彼女がいるとか聞いた?」 頷くと、それお前のことじゃん、と悠馬が呟いた。 「……付き合ってるとか、知らなかった」 「おまえほんと、ばかだなあ」 笑って、頭をなでられた。 熱いなにかが喉の奥からせりあがってきて、しばらくずっと、息を殺していた。 「馬鹿だなぁ(頭なでなで)」
https://w.atwiki.jp/wiki6_bitterchoco/pages/1591.html
#blognavi 漫喫¥で狩りは勿論の事!! 一生の思い出を作るぞぉ~~~~^^ な・な・なんと・・・・ ワイバーン乗れちゃいます!!!!!!!!!!! 乗るしかないでそ!!!!!!!! 自力では二度と乗れないペットぽ^^ カテゴリ [^^] - trackback- 2007年12月13日 21 52 27 今日は漫喫アクセス日より\(^_^)/ 毎度毎度の火炎狩り赤玉増やして1ペアストライプシャツを燃やしましたぁ〜♪ アミしゃんの協力もあったけどねぇ〜♪ -- イゼぽん (2007-12-15 17 38 38) ワイバーンは一度乗ってみたい気も・・w -- アサツキ (2007-12-15 23 23 20) ブレス吐けない状態の5分間限定だけど乗りたいぃ〜〜 \(^_^)/ 漫喫ポイント2500消費だけどね… -- イゼぽん (2007-12-16 00 53 28) 今日気ずいた( -^*)ソウガっちウチのクランに移籍してきたんぽ(^O^)/ -- イゼぽん (2007-12-17 01 11 15) 結構良い奴ぽよよ♪(・ω・)/オイラの希望で挨拶は決闘で!!! 技も避けまくり一撃差で負けたけど結果満足満足o(^▽^)o -- イゼぽん (2007-12-17 06 11 55) 何気に赤玉クエ進行とソウガっちとの戦いで気ずいたぽ♪ アルティメットインベンションを使用し回避145になるがソウガっちの技を9割回避しまくったお♪(想定してたが凄い…) 通常狩りハ‐メスオ‐クトスカウトの技も(通常回避120)6割くらい回避してるんだが…Mob技も回避数値の影響してるぽよ♪\(^_^)/ 簡単に言うと何もしなくても技を避けれる!後は、通常時の対人技回避さえ実証すればいいだけだぁ〜〜(*^-^)ノ -- イゼぽん (2007-12-17 07 20 16) 次イゼと決闘したら負けるなw -- アサツキ (2007-12-18 06 19 38) 漫喫イベントこいこいこい\(^_^)/ 一気にレベル上げよ -- イゼぽん (2007-12-19 15 11 05) 漫喫ポイント貯めてますです\(^_^)/ 何気に夜勤が定時上がりになったので中途半端に家に帰るのもダルく漫喫寄っちゃいました♪ どうせソロだしソロPT参加したら30分程度で2人になってしまい、レベル差ー7のプロフペア狩りの申し出に火炎フル¥回復付きにフルSS乱獲で応えてきました(*^-^)b経験2時間で7.5%稼ぎ相方14%稼ぎです♪ 経験だけは美味しいかったね(=^▽^=) 漫喫Pも計6500になりましたぁ〜♪後5%で69才だお -- イゼぽん (2007-12-21 10 19 58) 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/chapiiiiyyyyy/pages/13.html
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/15(月) 19 08 35.91 ID goTjjm+k0 忘れられた補完エピソード1 乳幼児用のベッドはタラオがサザエに頼んで出してもらっていた。 タラオ「小さなベッド楽しいです」 補完エピソード2 最近太りがちで、世間で言うメタボリックシンドロームを気にしたマスオ。 肉体改造をしてサザエを驚かせようと内緒で筋トレを開始する。 マスオ「ええと・・・このダンベルは何処かに隠しておこう 何処が良いかな・・・?」 補完エピソード3 バラバラになったベッドはタラオの手により、庭の片隅に放置されている。 348 名前:ちゃぴぃ ◆jse.PorBNE [] 投稿日:2008/12/16(火) 18 02 30.71 ID uvFmIGTf0 ここで一旦話は切れる。忘れられたエピソード4。前日、晩、サザエ。 「ったくもう何処まで行ったのかしら」 サザエは肩にかけた毛布を引き寄せ、足から立ち上る寒気に身震いした。 しかし、深夜の桜新町は静まりかえり、人の気配は何処まで行っても無さそうだった。 (入れ違いになったのかしら) 欠伸を一つしてサザエが帰ろうとしたその時だった。 突然闇が動いたかと思えば、 眼前にその姿を現したのは異形の化け物だった。 「何よこれ……?」 化け物は唸り声をあげて今にも飛びかかろうとその態勢を整えていた。 「ふんっっ喧嘩を売ってるの?やったろうじゃないの」 サザエがそれを死んだタマだと気づくことはなかった。 351 名前:ちゃぴぃ ◆jse.PorBNE [] 投稿日:2008/12/16(火) 18 03 38.85 ID uvFmIGTf0 エピソード5 「ああめんどくせえ」 サブは家に帰る途中だった。こんなにも遅くなってしまった。これじゃあ、もうすぐ朝になってしまう。 注文を聞き間違え大将にこってりと絞られた後、付き合いで深夜遅くまで飲まされていたのだ。 「ったくあの酔っ払い、残業代も出ねーってのに引き止めた挙句に、飲酒でバイクは不味いだの、今日は泊まっていけだのと、馬鹿野郎ふざけるなってんだ」 ふらふらと蛇行で運転するそのバイクに突然飛び出してきた何かがぶつかった。 「何だあ?」 吹き飛んだそれはコンクリート塀にぶつかり、地面に倒れ伏した。暗闇の中に照らされるその奇妙な姿。 良く目を凝らして見ると、それは猫ぐらいの大きさだったが、動物というよりかは肉塊のようだった。ヒクヒクと蠢くそれを見てサブは気味が悪くなった。 「わ、わりいな。じゃ、お休み」 この時、獣塚の鍵をサブが殺したことを、誰も知らない。
https://w.atwiki.jp/monsterbr/pages/36.html
南に山岳地帯、西に森林、北側には川が流れる、見事なまでに隔離された場所。 こんな辺鄙な場所で、何を祭ると言うのか、総じて祭られるような神様は人が訪れぬ程の秘境を愛する者なのか。 「俺にゃあ、理解でっきないね!っとォ!」 暗い色をしたぬいぐるみが、ほこらの屋根によじ登る。 ふわふわとした柔らかそうな体つき、しゃべるたんびにチャックが閉じたり開いたりするどこか不気味で、愛らしい?見た目。 彼はジュペッタ、捨てられたぬいぐるみに怨念のエネルギーが入り込み動き出した、と語られているポケモンである。 徘徊して自分を捨てた子供を探している恐ろしいポケモン!なんて世の中で語られているが、そんなことはない。 このジュペッタに関しては。 「ああー何にも見えねえ!誰もいねえ!殺しあいをしろだあ? あんな頭のてっぺんがハゲて目立ちまくるよっくわっかんねえおっさんの言うこと聞いてぇ?はっ、やだやだ」 あいつったら、ご主人サマよりダセぇや。毒づいて、ひとしきり喚いて、こうべを垂れた。 「俺は、みんなに愛されるアイドルポケモンよ?よ?アイドルが殺しあいとか 殺すとか物騒なコトいっちゃあダメよ、呪うとか恨むとか祟るとかオブラートに包まねえと」 このセリフを世間の皆様が聞いたら、ホラー映画も真っ青なほど首を傾げて一回転させるだろう。 しかしこの言葉に偽りはない(アイドルポケモンというのは嘘だが)。 彼は、いわゆるコンテストポケモンとして育てられていたジュペッタなのだ。 「いつもどーりにご主人サマの布団で俺ぁグースカ寝てたはずだよなあ、夢かよ全く、はぁーさっさとご主人サマんとこ帰りてぇなあ あんな暇さえあれば自転車乗り回して卵孵しまくってるご主人サマでも愛らしい俺に会えねえと寂しいだろ、うんうん」 そしてついでに、彼はびっくりするぐらいのナルシストに生まれついていた。 ため息をつくと、幸せと恨みのエネルギーが抜けていく。 このままでは埒があかないと、思考を変えてみることにした。 「そうだ、祠になんかあったりしねえかな、家に帰れるマシーンとか」 楽観的に過ぎる調子で屋根から飛び降り、祠を覗く。 石の扉を開いた先は、思っていたよりなかは広いかもしれない、キョロキョロと闇に慣れない目で様子を伺う。 「神サマ仏サマ、おじゃましまーす……っと?」 じいっと目を凝らすと、何かが震えている。 小さな小さな背中。光の乏しい世界できらきら輝く青白い盾。 「おおっ!誰かいたじゃねーか、ちーっす、俺アイドルポケモンのジュペッタ!」 「ひぃ!?やめて、僕は悪いプチヒーローじゃないよ!やめて!」 がばっと顔を上げたかと思うと、盾を構えて、というか隠れて涙混じりの声で叫んだ。 「はあん?どったのどったの……俺も悪いジュペッタなんかじゃねえよ、落ち着けって」 小刻みに軽快な音を鳴らしながら、プチヒーローと名乗ったそいつは盾からちょっぴり顔を出した。 緑色を基調とした、妖精のような顔をしている。 どうやら、軽快な音の正体は合わない歯の根がカチカチ騒いでいる音らしい。 「よ、よ、よかった……僕はプチヒーロー、プチット族の勇者……一応」 蚊の鳴くような尻すぼみの声。プチット族の……あたりからはこの場が静寂に包まれていなかったらまず聞こえない。 「勇者?何だか知らないが、すげえじゃないの!やったねえ俺ったら幸先がいい! 一緒になんとか五体満足で家に帰る方法を考えようじゃねえの!」 にっこり、チャックの両端があがる。いい笑顔なのだが若干恐ろしい。 「帰る……帰りたく、ない……」 笑顔で差し出された手を見て、プチヒーローはうつむき、目に涙を溜めた。 「帰りたくない?なんだよ……んじゃあここでガタガタ震えて、殺したり殺されたりしたいってのかよ、頭だいじょーぶか?」 半分しか見えないプチヒーローの顔の前でひらひらと握手しそこねた腕を回す。それにすら、びくっと怯えるプチヒーロー。 その反応にまるで自分が悪者のように感じて、ジュペッタはほんのりと自分の口の悪さを反省する。 「……ワケアリ、ってやつ?よかったら話してくんねえかな」 暫し沈黙が落ちて、ゆっくりとプチヒーローが口を開く。 「僕は、さっき言ったとおり、プチット族の勇者として生まれた……みんな、最初は勇者が生まれた!って大喜びで ……けど僕はどうしようもない泣き虫で、臆病者だった……だから、他のプチット族のみんなから期待外れだって毎日怒られてて……」 ぼろぼろと、話ながら涙がこぼれていく。 「一人前のプチヒーローになれるために試練を用意してやるって言われてたけど それがこれなのかな、い、いやだよ、僕は……僕は……」 完全に盾に隠れて蹲ってしまった。 話を聞いたジュペッタは、居心地が悪そうにあーだのうーだの唸ってあちらこちらに目線をやる。 深いため息。プチヒーローの肩が跳ねる。 いつもいつも、散々怒鳴られたあとに、この音が聞こえて、みんないなくなった。 コンコン。 次いで耳に転がったノックの音。盾を退けてほしいのだろうか。 先ほどと同じように顔を出すと、ジュペッタがにっこり、笑っていた。 両手を広げて、そのどちらにも影の塊がボールの形をとって揺らめいた。 攻撃されるのか、と青ざめたが、影のボールはジュペッタの頭上に放り投げられ、ジャグリングでもするように回りだした。 「すごい……」 影のボールは二つから三つ、三つから四つに増えた。 不意に、ジュペッタのチャックでできた口がジーッと開いて青白い炎がほの暗い祠のなかに舞う。 青白い炎は影のボールとぶつかり、さらにあざやかなボールに変わった。 気付けばプチヒーローは泣くのをやめて、それに見入っていた。 ぽーんと、いっぺんにボールは天井すれすれまで飛び上がり、ジュペッタに急降下してくる。 かぱあっと開いたジュペッタの口がそれを全て受け止め飲み込んだとき、プチヒーローは拍手をしていた。 「あんがとさん、あとさっきはごめんな、きついこと言っちまって」 「う、ううん、いいんだ、慣れてるから……それよりジュペッタはすごいんだね!とっても綺麗だったよ!」 盾からすっかり体を出したプチヒーローは笑顔でジュペッタを褒め称えた。 ジュペッタもふふんと満足そうに。 「俺はアイドルポケモンだからなぁ!これぐらい朝飯前よ!」 ひとしきりほくほくと頷いて、ジュペッタは改めてプチヒーローに手を差し出した。 「やっぱり一緒に帰ろうぜ、お前んとこの連中ががなってきたら、こんな危ないとこから 帰ってきたんだぜ!って自慢してやりゃあいいし、もしそれでまだなんか言ってくるようなら 俺んとこのご主人サマにお前のことを頼んでみるさ」 惚けた様子で、プチヒーローはジュペッタの手と顔を交互に見つめる。 「僕は……役に立てない、と思う、けど」 おずおずと、緑色の小さな手が伸びる。 「一緒にいってもいい、かな?」 「おうよ!」 がっしりと握手がかわされる。 それはすこし痛かったけど、プチヒーローが初めて感じた暖かい痛みだった。 【D-4/祠/一日目/昼】 【ジュペッタ@ポケットモンスター】 [状態]:健康 [装備]:なし [所持]:ふくろ(不明支給品1) [思考・状況] 基本:殺しあいとかアイドルのやることじゃねえ!無事に家に帰るぞ! 1プチヒーローと一緒にいく 【備考】 オス。自称アイドルポケモン。ここにつれられてくる前はコンテストポケモンとして育てられていた。一人称は「俺」 【プチヒーロー@ドラゴンクエスト】 [状態]:健康 [装備]:水鏡の盾@ドラゴンクエスト [所持]:ふくろ(中身無し) [思考・状況] 基本:殺し合いはしたくない、家には…… 1:ジュペッタと一緒に行く 【備考】 オス。泣き虫でこわがり。プチット族に期待されていたプチット族の勇者。一人称は「僕」 《支給品紹介》 【水鏡の盾@ドラゴンクエスト】 青白い盾。読み方は「みかがみのたて」で、ドラゴンクエストシリーズ内では勇者の装備の次に強いことが多い盾。 No.04 海物語 時系列順 No.06 さみしさの共振 No.04 海物語 投下順 No.06 さみしさの共振 ジュペッタ No.36 可能性の魔物 プチヒーロー No.36 可能性の魔物