約 1,924,183 件
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/6986.html
627 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/03(金) 23 20 35.25 ID ??? 設定その他は膨大に作りこんでるが シナリオとして文章化する時間が間に合わずに オリジナルエネミーデータ(ボス等)や オリジナルアイテムデータ以外の部分の大半を 文字通りの脳内設定と脳内シナリオで回してた奴はいたな 時間が十分にあったキャンペーンの1話では ありえない文章量のテキストをPLに渡したりしてたし そして、脳内シナリオが元なので話の筋に 色々無理や矛盾がでまくってたりする 628 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/03(金) 23 22 57.66 ID ??? 脳内シナリオが元って、それ以外は只の既成シナリオだと思うんだが 629 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/03(金) 23 28 36.09 ID ??? 作りこんでるけどデータが絶対必要な部分以外は文章化してないって普通…じゃないのか? それで困扱いされるのはハードル高いぞ 630 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/03(金) 23 30 25.06 ID ??? 必要データ以外は文章化しない手抜きをするGMは確かに多いが それが普通だと考えてるならそれは困で間違いない。 631 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/03(金) 23 30 29.36 ID ??? >話の筋に色々無理や矛盾がでまくってたりする だから困なんだろ 633 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/03(金) 23 36 07.60 ID ??? 629 「作り込む」なら大筋と必要な判定の幾つかぐらいは脳内から出しておくべきだと思うの。 オリジナル以外のエネミーも、仮に流用だとしても最初からある程度バランス考えて配置するのが「作り込む」ということだと思うの。 634 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/02/03(金) 23 38 21.46 ID ??? つか文章化しない作りこみってそれ一杯妄想したってだけの事だよね スレ310
https://w.atwiki.jp/funnypochi/pages/23.html
gift Member 智奏 (Vo) 木須康一 (pf, vo) 僕の大好きなデュオのひとつです。昔々、ちょっと歌うたいのまねっこをしていた頃に出会ったお二人です。来年4月頃にCDをリリースするということなので、たのしみにたのしみに!待っておりましょう。 観戦記 May 6, 2007 at Towers plaza, JR Nagoya Central Towers 12th floor. Starbucks presents MUSIC LIVE at Towers plaza...ここでのgiftのライブは何度目だろう?前回聞いたのは2月の最初の土曜日だった。それ以来のgift、随分ご無沙汰してました。ちょっとお仕事片付かなくて、到着したのは最初のステージの1曲目が終わった後のMCから。智奏さんにはいいことがあったようでとても幸せそうな表情をしていました。 このライブで印象的だったのは、セカンドステージでの出来事。ある曲の途中で智奏さんが珍しく咽せちゃったんだけど、木須くんのピアノが柔らかく優しく包み込むように智奏さんを待ってたこと。決めごと通りでなく、予定通りでないことが変じゃなく滑らかに流れていくのがとても心地よかったのでした。 次にgiftのライブに出会えるのはいつになるんだろう?少しお休みになるのでしょうが、次回を楽しみに楽しみに!待っていようと思います。 ↓コメントのある方はどうぞ♪ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/llss/pages/211.html
元スレURL 希「おみくじが大吉しかでなくてつまんない」 概要 希がおみくじで馬鹿つき、スピリチュアルやね タグ ^東條希 ^絢瀬絵里 ^矢澤にこ ^のぞ[[にこえり]] ^コメディ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/millionss2nd2020/pages/44.html
可奈からのり子への評価がちょっと失礼で笑った。 個人的には美也が「らしい」と思った。 しかし、アイドルに熱心なのは喜ばしいことだが、揃いも揃って告白を断る前提でいるのもいかがなものか。 恋愛なんぞしなくても幸せになれる時代ではあるが、いつか彼女らが告白を断らなくてもいいと思える相手に出会えることを祈っている。 -- (MRMT) 2020-06-16 21 59 22 面白かったです。いくももは強し -- (Davy) 2020-06-16 22 53 30 着信音ずるい…笑 アイドルになる子達ですから超人的な能力持ってる子がチラホラ…。 アイドルの個性爆発で笑っちゃいました。 -- (なかやま) 2020-06-17 02 25 07 面白かったです。 告白の反応というありがちなテーマでありながら、 読者の需要をしっかり抑えてくれているなぁと、こういうのが見たい というのをちゃんと見せてもらえました。 キャラがギャグよりの世界線になっているので、分かりやすくずらされているけど それが無理もなく書かれているが流石です。 -- (七瀬) 2020-06-18 14 03 55 莉緒ちゃん、やっちゃったなーって思ってからの未来ちゃwwwwwwwww天使は悪魔にも、なりうるという事を学びました。 -- (segayu) 2020-06-19 14 46 08 バタバタ感が楽しかったです -- (aozume) 2020-06-19 21 58 17 莉緒の伏線(?)回収には笑わせてもらいました。 こういう「らしさ」に溢れてるSSが好きです。 サクサク読めてお手軽にニコニコできました。 -- (かめぴP) 2020-06-21 06 52 51 十人十色ですなぁ。 闘牛のインパクトが大きかったです。 めっちゃ気にしてる志保がかわいらしいと思いました。 良いお話をありがとうございました。 -- (ビンゴ) 2020-06-22 23 19 58 たくさんアイドルが出てきましたが、どの子も可愛くて面白くて、そしてその子らしさもあって、とても楽しめました。満腹です! 中でも、莉緒ねえは流石というか。莉緒がいくももに教えたんじゃなくて、逆だったとは(笑) 万人にオススメできる、さすがというお話でした! -- (タオール) 2020-06-24 21 01 31 この1テーマでたくさんキャラを出して尚且つ綺麗にオチをつけるのすごいと思いました。 良かったです! -- (譜) 2020-07-03 15 19 35 紗代子の忍者になれそうですなあ。 -- (ririwo) 2020-07-04 06 38 05 たくさんキャラクターがでてきて、それぞれ語り合うといった古き良きssといった感じで慣れ親しんで安心して読めました。少し独特な人選は作者さんの好きな子かなと想像しました。未来ちゃんは意外と恋愛興味ありそうですが、クラスの子たちには案外ああいった感じかもとオチを読んで思いました。 -- (シマ) 2020-07-12 12 44 57 序盤はキャラクターがテンポ良く出てきて、このまま最後まで行くかと思っていたら違うバリエーションが出てきて楽しかったです。 -- (azuu) 2020-07-14 15 20 03 評判のラーメン屋さんでラーメンを頼み、トッピング盛り盛りで出て来たラーメン。家系ですね。…味? それは言わずもがな。 -- (餡煮詰め) 2020-12-14 22 57 28
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/448.html
メビウスの輪から抜け出せなくて(後編) ◆gFOqjEuBs6 ◆ ――力が、入らない。 真っ暗な闇の中で、ミライはそう感じた。 自分はこれまで何をしていた? そうだ、あの可哀想な女の子を救おうとして、やられたんだ。 だけど、それが間違いだったとは思わない。どう考えたって、自分の行動が間違っていたとは思えないのだ。 自分は誰かの為に行動した。誰かを救うために、戦った。 そんな自分に、間違いなどあってたまるものかと。心でそう言い聞かせる。 だが、ひとつ心残りがあるとすれば、あの少女を救えないままにこんなところへ来てしまったこと。 出来る事なら、あの少女を――いや、このゲームで苦しんでいる全ての参加者を救いたかった。 と、そこまで考えたところで、ミライは一つの疑問点に気付いた。 ――ここは、どこだ? そもそも自分は死んだのか? 何故さっきまで街中にいた自分が、こんな場所に居るんだ。 前後左右真っ暗闇の暗闇で、自分は唯眠っているように横たえている感覚。 自分はまさか、夢をみているのか? と、そんな気さえした。 「おいミライ! お前、こんなとこで何してんだ?」 ふと、声が聞こえた。この声には聞き覚えのある、大切な仲間の声だ。 そうだ。この声は、CREW GUYSの仲間の一人――― ――リュウさん!? リュウさんなんですか!? 間違いない。この声は、共に怪獣たちと戦った大切な仲間、アイハラ・リュウの声だ。 自分がウルトラマンだと知っても、変わらず接してくれた、大切な大切な仲間の一人だ。 ミライは久々に会えた喜びから、嬉しそうにリュウに答える。 「ミライ……俺はそんなことは聞いちゃいねぇ。お前は、なんでこんなとこにいるのかって聞いてんだよ! お前はウルトラマンで、皆を守るんじゃあなかったのかよ! お前の……俺達の心の炎はそんなもんだったのかよ!」 その言葉に、ミライはただただ驚きを隠せなかった。 相変わらずのガラの悪い喋り方に、何処か安心してしまう自分にも驚いているのだが。 しかし、リュウの熱い心は、ミライにも伝わってくる。自分はまだ、やり残したことがある。 そうだ。ミライには、救いたい人間がいる。護りたい仲間がいる。 それをやり残して、何がウルトラマンだ。何が光の戦士だ。 次に聞こえてきた声は、まだつい先ほどまで聞いていた覚えのある声だった。 「ミライ……君はまだ戦える筈だ。こんなところで終わりじゃない。そうだろう?」 ――クロノ君……君も、いるんだね? この声は、クロノだ。 自分と、ヴィータを守るために、勇敢に戦った少年、クロノ。 自分の命を賭してまで、誰かを護ろうとするその姿が、ミライの記憶にはまだ新しい。 クロノの勇姿は、今も強くミライの心に焼き付いている。 それはまさに、かつて家族を救うため、己が命を投げ出した青年――バン・ヒロトのように。 彼も、クロノもまた、自分を投げ出して戦い、そして散って行った。 否――それは少し、違う。クロノはただ散って行った訳では無い。 あの勇敢な魂は、死んでしまった訳ではないのだ。今もこうして、自分の中で輝き続けている。 そうだ。クロノは今も、ミライの胸の中で生き続けている。こうして、ミライを突き動かす原動力になっているのだ。 それを思い出した時、再び力が沸いてくるような気さえした。 心に、そして拳に。やがてミライの身体に、力がみなぎる。 ――そうだ……僕は、ウルトラマン……ウルトラマン、メビウスだ! ――最後の最後まで、絶対に諦めない! ミライが決意した、その刹那――ミライの周囲に、再び光が戻った。 頬に当たるのは、冷たいアスファルト。腹部への痛みと、全身へのダメージが、現実に戻って来た事を痛感させる。 これまでの記憶もはっきりと残っている。自分はあの緑の戦士との戦いで、ここで一度気絶してしまったのだ。 しかし、このまま大人しく眠っている訳には行かない。 「――助けて……!」 声が聞こえた。助けを求める、誰かの声だ。 今にも消えてしまいそうな、か弱いその声の主は、さっきの女の子なのだろうと判断するのに時間は掛らなかった。 すっくと立ち上がり、緑の怪獣に襲われている女の子――ベルデを視界に捉える。 同時に、何となく状況を理解した。きっとあの少女は、あの緑の怪獣に怯えていたのだろう。 ならば、ミライの――いや、ウルトラマンメビウスのする事はただ一つだ。 助けを求める声に突き動かされるように立ち上がったミライは、勢いよく左腕を翳した。 左腕のメビウスブレスは、ミライの意志に呼応するかのように、光を放出する。 ――助けるんだ、絶対に……あの女の子は、僕が助けてみせる! 頭上から大きく右手を回し、左腕に装着されたブレスに当てる。 そのまま右手を下方向へと一気に下ろす事で、輝きを放つメビウスブレスに、熱い勇気の炎が灯る。 そして眩い光を放つメビウスブレスを、一気に天へと掲げ―――ミライは高らかに、その名を宣言した。 「―――メビゥゥゥゥゥスッ!!!」 刹那、∞の光を輝かせ、ミライの身体が変わっていく。 それは、街を、人を、皆の命を守る正義のヒーローの姿。 炎のような赤を基調に、光を反射し煌めく銀の身体。 胸元に輝く青い光は、ウルトラマンの命の証――カラータイマー。 どんな状況でも、絶対に諦めはしない。どんなに闇が広がろうと、希望という名の光で闇を切り裂く。 そして、そんな人々の希望や、信じる心を力に変えて、悪と戦う。 それが光の国の戦士であるウルトラマン―――ウルトラマンメビウスの使命だ。 ◆ ベルデがバイオグリーザに食われようとした刹那。バイオグリーザを中心とし、周囲は眩い光に包まれた。 それは光が止むとほぼ同刻。一瞬目を眩ましたバイオグリーザの舌を、激痛が襲う。 周囲が光に包まれたほんの一瞬の間に、バイオグリーザの舌から先が無くなっていたのだ。 何が起こったのかと混乱するバイオグリーザの前方で。 赤いウルトラマン――メビウスが、ベルデを抱えてしゃがみ込んでいた。 あいつか、と。ろくな知能を持たないバイオグリーザは、ただ目の前に現れた敵に激しい怒りの感情を向ける。 自分の舌を切断した、憎き敵。それがバイオグリーザの、メビウスに対する認識だった。 対するメビウスは、ベルデを寝かせるようにアスファルトに横たえると、すぐに立ち上がり、バイオグリーザへと視線を向ける。 しかし――― (いない!?) バイオグリーザが、何処にも居ないのだ。 カメレオンに似た外観通り、不可視となる能力まで持っていたらしい。 何処にいるかも解らない敵相手に、メビウスはいつも通りの戦闘スタイルで構えを取る。 構えたまま前後左右を確認する。だが、バイオグリーザはどの方向にも存在していなかった。 そう。バイオグリーザは、不可視となって上空に跳躍、真上からメビウスを狙っていたのだ。 「ジュアァッ!?」 突然の奇襲。上空から舞い降りたバイオグリーザの打撃攻撃を、メビウスは背中で受ける。 背後へのダメージに、メビウスは慌てて振り向くが、やはりそこには何も居ない。 そんな行動からも、どうやら、バイオグリーザは最早かがみには興味がないらしい。 それよりも己が舌を奪ったメビウスを倒す事に執着しているらしく、黙って見ているしか出来ないベルデは既に放置している。 メビウスを倒し次第、このゲームのルールに乗っ取ってかがみを襲うつもりなのだろう。 だが、メビウスはそれをさせるつもりはない。 ここであの怪獣――バイオグリーザを倒し、その呪縛からあの少女を解き放つ。 その為に、まずはこの敵の不可視能力をなんとかしなければならないのだが―――。 かつて初代ウルトラマンが、バルタン星人との戦いで使用したという透視能力。 それならばバイオグリーザの居場所を見破る事が出来るかも知れない。 その考えに至ったメビウスは、その銀色の目で敵の居場所を見破るべく、精神を集中させる。 だが、そんな隙をバイオグリーザが与えてくれる筈もなかった。意識を集中させようとした次の瞬間には、バイオグリーザの打撃がヒットしていた。 この制限された空間の中でそんな超感覚を使用するには、どうやら相当に意識を集中させなければならないらしい。 そのチャンスを掴み、バイオグリーザを倒すためにも、メビウスは五感を尖らせる。 さて、メビウスがバイオグリーザの攻撃を受けている一方で、密かに思考を巡らす人物が一人――否、二人。 『さぁて、どうする? 宿主サマ。あの赤い奴、いまなら倒せるかもしれないぜぇ?』 「え……で、でもこのまま逃げた方がいいんじゃ……」 『よく状況を見てみな。あのモンスターは今はあの赤い奴で頭がいっぱいだ。 今奴を倒せば、間違いなくあのモンスターは赤いのを食ってくれるだろうよ』 バクラの言葉に、かがみはベルデの仮面の下でなるほど、と頷いた。 確かに、今なら問題なくバイオグリーザに餌を与えることが出来るだろう。 そうすれば、参加者を一人減らし、更にベルデの力を断続して使用することもできる。 だが、それには問題が一つ。 「でももう、武器と言える武器は残ってないのに、どうやって“メビウス”と戦うのよ?」 『それなら、俺様に任せな……いい方法があるぜぇ』 バクラがにぃ、と微笑んだ。いや、微笑みというにはあまりに禍々しい笑いか。 それを見たかがみは、わかったわと一言。メビウスに関しては、バクラに任せることにした。 一瞬の出来事で、ベルデの身体を支配する精神が、かがみからバクラへと入れ替わる。 やがて体の支配権が変わったベルデが引き抜いたのは、一枚のカード。 ベルデが持つカードの内の一枚―――「COPY VENT」と書かれたカードだった。 ◆ バイオグリーザの位置を把握しようと集中するメビウス。 そんなメビウスに、バイオグリーザと共に迫るもう一つの影。 それは音もなく忍び寄り、メビウスに向けて光弾を放った。 「デュアァッ!?」 突然の奇襲に、叫び声を上げるメビウス。 何が起こったのかと周囲を見渡すメビウスの目に映ったのは、信じられない光景だった。 それは、そこに居る筈の無い存在。あり得る筈のない光景。 メビウスの目の前で右腕を突き出していたのは――― (そんな……! 僕が、もう一人!?) そう。そこにいるのは、銀と赤の身体を持ったウルトラマン――ウルトラマンメビウス。 姿形に些かの違いも見受けられない、自分とまったく同じ姿のウルトラマンメビウスだ。 メビウスは思考する。以前にもウルトラマンに変装する宇宙人が居たが、それは全て倒した筈だ。 かつて自分に化けて街を破壊したザラブ星人も。 かつてツルギに化けて皆を騙そうとしたババルウ星人も。 勿論、そんな宇宙人が他に居ないという保証はどこにも無いが、少なくともこの空間には居ないだろう。そう思っていたのだ。 しかし、事実は違った。この会場には、モンスターを操る戦士どころか、他人の姿に化けることまで出来る者がいる。 やがてもう一人のメビウスは、一気にメビウスとの距離を詰めると、一瞬の驚愕に油断したメビウスの首をがっしりと掴んだ。 ぎりぎりと締め上げるその力は、まさにウルトラマンにも匹敵する程――否、ウルトラマンそのものと言える程の、怪力。 「お前は一体、何者だ! 正体を現せ!」 「ヒャハハハハハ! 何だっていいだろぉそんなもん、知ったって何にもなんねぇよ!」 ふざけるな、と。そう大声で言いたかったが、ニセメビウスの怪力に言葉は遮られた。 そのままの力で、メビウスの身体はすぐ近くのビルへと投げつけられた。 ビルの壁には人型のクレーターが残り、そこからメビウスが力無く崩れ落ちる。 しかし、追撃はそれだけでは終わらない。崩れ落ちる直前に、姿を現したバイオグリーザが、メビウスに掴みかかって来たのだ。 バイオグリーザはその怪力でメビウスを再び立ち上がらせると、今度はクレーターが出来たばかりのビルに、メビウスの身体を叩きつけた。 「デュァ……ッ!」 「オイオイ、そんなもんかよ……あんまりがっかりさせんなよ、メビウスさんよぉ?」 「何故……お前が僕の名を……――」 「さ~ぁ、何でだろうなぁ?」 嫌な笑い方で、ニセメビウスがそう告げた。 同時に、メビウスの胸のカラータイマーが赤く点滅を始めた。 どうやらウルトラマンは、この空間においても3分間しか戦えないらしい。 その3分間の戦闘と、必要以上に受けてしまったダメージから、ウルトラマンの命の危険を表す器官――カラータイマーが作動したのだ。 これ以上の戦いは出来る事なら避けたい。が、バイオグリーザはそんなメビウスの事情に付き合ってくれる程優しい筈もなく。 バイオグリーザは、今にも壁に押さえつけたメビウスに食らいつこうと、大口を開いていた。 このままでは、やられる。そう、このままでは――― (今しか……ない!) チャンスは今しかない。 刹那―――メビウスの前蹴りが、バイオグリーザに直撃。 予想外の反撃に戸惑いながらも、バイオグリーザはメビウスから数歩後ろに後退。 今だとばかりに、メビウスはメビウスブレスのクリスタルサークルに触れ―――そこから、光輝く黄金の剣を顕在させた。 その名はメビュームブレード――ウルトラマンヒカリと同じ、メビウスに与えられた光の剣だ。 それを大きく振りかぶり―――駆け出した。 「――ハァッ!」 全ては一瞬。恐らくはバクラも何が起こったか理解出来なかったのではないだろうか。 メビウスが突然バイオグリーザを蹴り飛ばし、走りだしたと思ったら、既にバイオグリーザの背後に立っていたのだ。 それっきり動きを止めたバイオグリーザに見られる、先ほどまでとの目立った異変はただ一つ。 今まさに振り抜いたとばかりに剣を構えるメビウスの背後、バイオグリーザの肩から腰に掛けて、一本の線が入っていた。 黄金に輝く線からはやがて、“∞”の形に輝く光が溢れ出し―――そして、バイオグリーザの身体が、ズレた。 刹那、爆発。メビウスの背後にいた筈のバイオグリーザが、跡形もなく爆散したのだ。 爆発の轟音が鳴り止み、全てが静止したかにも思えるこの世界で、聞こえる音はただ一つ。 ピコン、ピコンと鳴り響く、カラータイマーの音声のみ。 「もう、終わりだ!」 「あぁ? 何腑抜けたこと言ってやがんだ! まだゲームは終わってねぇだろぉ!?」 ぜえぜえと息を切らしながら告げるメビウスに、ニセメビウスが大笑いする。 しかし、その笑いは長くは続かない。 ニセメビウスの姿を形造っていた虚像が、まるでガラスが割れるかのように消滅したからだ。 結果、そこに残ったのは、黒い仮面ライダー――ベルデ・ブランク体。 ベルデは何が起こったのかとばかりに、自分の身体を眺めていた。 メビウスは振り向き、メビュームブレードを黒く変色したベルデへと突き付け、告げる。 「これ以上戦っても無駄だ! お前に戦う力は残っていない筈だ!」 「チッ……もう時間切れか。だがよぉ、戦う力が残ってないのはテメェも同じなんじゃねぇのかぁ!?」 メビウスは、ゆっくりとピコンピコンと点滅を続けるカラータイマーに視線を向ける。 このカラータイマーの点滅は、誰がどう見たって時間切れか何かを現しているのだろうということは一目瞭然。 それ故に、確かにこのまま戦い続けるのは得策では無い。だが、目の前の悪を野放しにする訳にも行かないのだ。 だから、今出来る事をする。その一心で、メビウスは、メビュームブレードを構え、再び駆け出した。 結果は先程と同じ。ベルデが何らかの行動を起こす前に、メビウスがベルデの背後へと駆け抜けた。 この仮面ライダーを殺すつもりはない。装甲だけを切り裂き、戦いを終わらせる。 それが、メビウスの思惑だった。 「これで本当に、君に戦う力はない筈だ」 言うが早いか、黒いベルデの装甲には、メビュームブレードで切り裂かれた亀裂が入り―――。 変身時とは真逆、重なり合った虚像が剥がれて行くように――消滅した。 ベルデの装甲の中から現れたのは、紫の髪の少女。足元に落ちるのは紋章の消えた緑の箱。 少女――いや、バクラはやれやれとばかりにカードデッキを拾い上げた。 「――ケッ……つまんねぇ野郎だ」 「もう一度聞く……お前は何者だ! 何故その女の子の身体を使っている!」 「バァ~カ、俺様がそんな質問に応えるとでも思ってんのかよ!?」 それだけ言うと、バクラはメビウスに向き直った。 対するメビウスも、変身を解除し、人間としてのヒビノ・ミライの姿に変化する。 ミライの鋭い眼光が、バクラを睨みつける。バクラの目つきを見れば、少女の人格がさっきまでと違う事は一目瞭然だ。 それはもう、天然なミライなら、こんな状況でさえなければ、顔芸でもやっているのですかと聞きたくなってしまうくらいの差。 恐らくは、かつてヤプールがアイハラ・リュウの身体を奪った時と同様に、この少女も身体を利用されているのだろう。 正確にはバクラと少女は協力関係にあるのだが、そんなことは今初めて少女と出会ったミライが知る訳も無い。 「お前は、このゲームに乗っているのか!?」 「あぁん? 当たりまえだろぉ、こんなに面白いゲーム、他にねぇからなぁ!」 悪びれる様子無く、楽しそうにバクラは告げる。 そんなバクラの言葉に、言動に、ミライは言いようの無い怒りを感じた。その感情を隠す事もせず、ミライは強く拳を握り締める。 沸き上がってくるのは、単純な怒りの感情。本当なら楽しく笑っていられた筈の人達を殺し合わせるこんなゲームを、バクラは楽しいと言った。 それがミライには、どうにも許す事が出来ない。平和に暮らせる筈の人々の命を奪う悪を、ミライは絶対に許しはしない。 しかし、ミライが次の言葉を繋ぐ前に、バクラがゆっくりと後方へと後退して行き――― 「けどよぉ、こっちも困ってたんだ。このままじゃモンスターに食われちまいそうだったんでなぁ…… その点に関してだけは、感謝してやるよ。じゃあ、な……メビウスさんよぉ!」 ゆっくりと後退して行った先に待っていたのは、どんな街中にもありふれた路地裏。 バクラはそれだけ言うと、踵を返して、一気に路地裏の奥へと走り抜けていったのだ。 咄嗟に「待て!」と一言。ミライもすぐにバクラの後を追いかける。 だが、入り組んだ路地裏の角を一つ曲がれば、既にバクラの姿は消えていた。 ◆ 誰も居なくなった路地裏で、ミライはキッと表情を強める。 どうやら、今までの自分が甘かったらしい。基本的に平和主義なミライは、参加者を殺して回るような奴がそこまで沢山いるとは思っていなかったのだ。 あの赤コートを着た男のような悪人が、そんなに沢山居てたまるものかと、そう思っていたのだ。 しかし、現実はそう甘くはない。怪獣のようなモンスターや、それを使う鏡の騎士。 おまけに人の人格まで乗っ取ってしまう悪魔のような参加者が居ることが、この戦いで解った。 「こうしてはいられない……」 このデスゲームは、ミライが思っていたよりももっとハイペースで進んでいるのかもしれない。 そう思った瞬間、ミライは居ても立ってもいられなくなった。 今こうしている間に、誰かの命が無くなってしまうなら、自分は一刻も早く他の参加者と合流しなければならない。 そしてウルトラマンとして、救える命はすべて救う。その決意を胸に、ミライは駆け出した。 今度こそ、クロノのような犠牲を二度と出さないと、胸に誓って。 【1日目 午前】 【現在地 E-2】 【ヒビノ・ミライ@ウルトラマンメビウス×魔法少女リリカルなのは】 【状態】疲労(大)、強い決意 、一時間変身不可(メビウス) 【装備】メビウスブレス@ウルトラマンメビウス×魔法少女リリカルなのは 【道具】基本支給品一式、『コンファインベント』@仮面ライダーリリカル龍騎、『おジャマイエロー』&『おジャマブラック』&『おジャマグリーン』@リリカル遊戯王GX 【思考】 基本:仲間と力を合わせて殺し合いを止める。 1.一刻も早く他の参加者と合流して、殺し合いを止める策を考える。 2.助けを求める全ての参加者を助ける。 3.まずは北に向かい、スーパーや商店街と言った人が集まりそうな施設を巡る。 4.なのは、フェイト、ユーノ、キャロと合流したい。 5.ヴィータが心配。 6.メビウスに変身出来なかった理由を確かめたい。 7.アグモンを襲った大男(弁慶)と赤いコートの男(アーカード)を警戒。 8.紫髪の少女(かがみ)を乗っ取った敵(バクラ)や、その他の未知の敵たちを警戒。 9.自分の為に他の人間の命を奪う者達(主にマーダー)に対する怒り。 【備考】 ※メビウスブレスは没収不可だったので、その分、ランダム支給品から引かれています。 ※制限に気付いてません。 ※デジタルワールドについて説明を受けましたが、説明したのがアグモンなので完璧には理解していません。 ※参加者は異なる並行世界及び異なる時間軸から連れて来られた可能性がある事に気付きました。 ※支給品の中にカードがある事に気付いていません。 海鳴りの音が聞こえる浜辺で、柊かがみは力なくへたり込んだ。 ここまで、ほぼ1エリア分に相当する距離を走り続けて疲れたのだろう。 「はぁ……はぁ……ここまで来れば、もう大丈夫でしょ」 『あぁ、もうメビウスは追いかけてきてねぇぜ』 かがみの呟きに、いつの間にか交代していたバクラが答えた。 もう後ろを振り向いても、追ってくる影は見えないし、それどころか付近に人影すら見えない。 モンスターに襲われる心配も無くなった安堵からか、かがみの表情からは緊張が一気に抜けていた。 『それにしても宿主サマ、おかしいとは思わねぇか?』 「何がよ?」 『宿主サマは、あのメビウスって奴の事も実は知ってたんじゃねぇか?』 「知らないわよ……あんな変な宇宙人みたいな奴」 かがみの台詞に、バクラは興味なさげにそうかい、と一言。 まぁ、この質問をしてもかがみがこう答える事は解っていた為に、今更驚くことでもないが。 しかしバクラが気になるのは、バクラが見たかがみの記憶の中に、確かにあのメビウスとかいう赤い戦士と似たような姿をした奴らの記憶があった事だ。 おまけに、かがみは自分でも気付いてはいないのだろうが、確かにあの赤い戦士の事を「メビウス」と呼んだのだ。それも、誰よりも最初に。 かがみがバイオグリーザに食われそうになった瞬間に見た光が「メビウスの輪」の形をしていたから、奴の名前は「メビウス」と 決め付けてしまうのは簡単だが、それにしたって初めて見る相手をさも普通にメビウス、なんて呼んだりするのはおかしいだろう。 恐らく先程メビウスの輪も見た際に、「メビウス」という先入観を植え付けられてしまったかがみは、 あの赤い奴をメビウスと呼ぶことに何の躊躇いも疑念も抱かないのだろうが。 しかし、だからこそ可笑しい。その不自然なまでの自然さが、バクラには妙に腑に落ちなかった。 「あれ……何かしら」 ふと、かがみの言葉にバクラの思考は中断する。 かがみの視線の先にあるのは、2つのデイバッグ。きっと何者かが落としたのだろう。 その周囲に落ちているものは、大きな杖にも似た何かと、紫の箱。 刹那、かがみの思考がストップした。 『おい、あのデッキってまさか……』 「で、でも……そんな、Lは……!?」 そう。あの紫の箱は、紛れもなく自分に支給されていた王蛇のカードデッキだ。 エリオを食った忌々しい蛇が契約されている、自分にとってトラウマとも言えるデッキ。 しかし、それを現在持っていたのはLの筈だ。何故Lが居ないのに、デッキだけがこの場所に放置されているのか? バクラがその答えを導き出すのに、それほどの時間は必要としなかった。 『ハ、ハハ……ヒャハハハハハハァ! なるほど、そういうことか! やったぜ宿主サマ、Lの野郎……あのデッキのモンスターに食われやがったんだ!』 「あ……そ、そっか……確かに、エリオを食べてからあのデッキは使いっ放し、誰も餌を与えてなかったから……」 そう考えれば全ては納得できる。ここにLが居ない理由も、あのデッキと、デイバッグがここに散らばっている理由も。 そういえば、ここにあるデイバッグも、最初にLと出会ったトレーラーで見たものと同じような気がする。 つまり、Lは愚かにも、モンスターの契約猶予期限をオーバーし、あの蛇と犀に食われたのだ。 たったこれだけの手がかりでは、そう思うのも無理はない。かがみもバクラも、そう信じて疑わなかった。 『そうと決まれば、決まってるよなぁ宿主サマ?』 「えぇ、残りの猶予期限は12時間。時間さえあれば……餌を取ることくらい、私にも出来る。私はもう、迷わない!」 『ヒャハハハハハハハハハ! いい顔になったじゃねぇか宿主サマァ!』 バクラが高らかに笑う中、かがみは紫のデッキへと歩み寄った。 それを拾い上げ、まじまじと見つめる。自分の元へと戻ってきた力を。 これは、元々自分に支給されていた力。これの所為でエリオは死んでしまった。 そういう意味では、嫌な思い出しか残っていない。が、それを使いこなしてこそ、かがみは後戻りが出来ないところまで突っ走る事が出来る。 幸か不幸か―バクラには不幸か―、ベルデのデッキからの制限から解き放たれたはいいが、結局のところかがみはまだ自分の意思で殺人を犯していない。 しかし、この力を手にした事で、かがみが闇へと落ちる新たなお膳立ては整った。 つい先ほどまでとは一転、この事態に、バクラは喜びを隠せなかった。 ――さて、ここで一つだけ。二人にはまだ気付いていない事実がある。 バイオグリーザが破壊された時点で、ベルデのカードデッキは未契約の状態――即ちブランク体となった。 それはつまり、「ADVENT」のカードの消失。同時に、「CONTRACT―契約―」と「SEAL―封印―」のカードが現れたということ。 王蛇のような例外を除いて、本来一つのデッキで契約できるモンスターは一体と決まっている。 そんなモンスター達と契約する為に必要なカードが、契約のカード――CONTRACTだ。 そして、モンスターと契約するまでの間、モンスターに襲われなくなるという便利なカードが存在する。 それが封印のカード――SEALだ。これはベルデのデッキの契約が途切れたことにより、再び姿を現したカード。 ベルデのデッキに用意された契約のカードは元々一枚のみ。その契約が途切れ、“未契約”とみなされたことにより、このカードは現れたのだ。 契約すると同時にこのカードは消滅してしまうが、デッキがブランク体である限り、このカードは存在し続ける。 それはどういうことか? つまりは、このカードを持っている限り、ミラーモンスターは現実世界に存在するカードの持ち主――柊かがみを襲う事は不可能となるのだ。 即ち――柊かがみはこの瞬間、プレシアが定めたカードデッキのルールから、解放されたという事になる。 何のリスクも無しにデッキを使い続けられるというだけでかなりのアドバンテージとなる事はまず間違いないだろう。 強いてリスクを挙げるとすれば、モンスターはカードの所有者に手出しができなくなる反面、 このカードを手放した隙を狙って襲おうと、執拗に所有者をつけ狙う可能性が高くなる事。 と言っても、12時間の猶予時間が経過するまで、それは考えなくてもいいことなのだが。 新たな決意と共に、力を取り戻した柊かがみは、これからももっと多くの参加者を襲うだろう。 そうだ。その先に待つ“元の世界への帰還”を求めて、かがみは殺人を繰り返す。 しかし、本当にそんな事を続けて、この輪の中から抜け出せるのか――― それは、今はまだ、誰にも解らない事だ。 【現在地 F-1 浜辺】 【柊かがみ@なの☆すた】 【状態】疲労(中)、肋骨数本骨折 、六時間憑依不可(バクラ) 【装備】ストラーダ(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、千年リング@キャロが千年リングを見つけたそうです、 カードデッキ(王蛇)@仮面ライダーリリカル龍騎、サバイブ“烈火”(王蛇のデッキに収納)@仮面ライダーリリカル龍騎、スーパーの制服 【道具】支給品一式×2、ランダム支給品(エリオ1~3)、柊かがみの制服(ボロボロ)、Ex-st@なのは×終わクロ、カードデッキ(ベルデ・ブランク体)@仮面ライダーリリカル龍騎 【思考】 基本:死にたくない。なにがなんでも生き残りたい。 1.もう誰も信じない。バクラだけは少し信用。 2.参加者を皆殺しにする。 3.万丈目に対する強い憎悪。万丈目を見つけたら絶対に殺す。 4.同じミスは犯さないためにも、12時間という猶予時間の間に、積極的に参加者を餌にして行く。 5.メビウス(ヒビノ・ミライ)を警戒。 【備考】 ※デルタギアを装着した事により、電気を放つ能力を得ました。 ※地図、デイパッグの中身は一切確認していません。名簿は確認しましたがこなたやつかさであっても信じられる相手とは思っていません。 ※一部の参加者やそれに関する知識が消されています。ただし、何かのきっかけで思い出すかもしれません。 ※「自分は間違っていない」という強い自己暗示のよって怪我の痛みや身体の疲労をある程度感じていません。 ※周りのせいで自分が辛い目に遭っていると思っています。 ※Lは相手を縛りあげて監禁する危険な人物だと認識しています。 ※第一放送を聞き逃しました。 ※万丈目の知り合いについて聞いてはいますが、どれぐらい頭に入っているかは不明です。 ※Lはモンスターに食われて死んだと思っています。 ※王蛇のカードデッキには、未契約カードがあと一枚入っています。 ※ベルデのカードデッキには、「契約」のカードと「封印」のカードが1枚ずつ入っています。 ※「封印」のカードを持っている限り、ミラーモンスターはこの所有者を襲う事は出来ません。 ※千年リングを装備した事でバクラの人格が目覚めました。以下【バクラ@キャロが千年リングを見つけたそうです】の簡易状態表。 【思考】 基本:このデスゲームを思いっきり楽しむ。 1.かがみをサポート及び誘導する。 2.万丈目に対して……?(恨んではいない) 3.こなたに興味。 4.可能ならばキャロを探したいが、自分の知るキャロと同一人物かどうかは若干の疑問。自分の知らないキャロなら…… 5.メビウス(ヒビノ・ミライ)は、万丈目と同じくこのデスゲームにおいては邪魔な存在。 【備考】 ※千年リングの制限について大まかに気付きましたが、再憑依に必要な正確な時間は分かっていません。 ※キャロが自分の知るキャロと別人である可能性に気が付きました。 ※千年リングは『キャロとバクラが勝ち逃げを考えているようです』以降からの参戦です ※かがみのいる世界が参加者に関係するものが大量に存在する世界だと考えています。 ※並行世界の話を今の所かがみにするつもりはありません。 ※かがみの悪い事を全て周りのせいにする考え方を気に入っていません。 【『CONTRACT―契約―』@仮面ライダーリリカル龍騎】 ブランク体のデッキに入っている、未契約のアドベントカード。 このカードでミラーモンスターと契約することが出来る。契約後は消滅する。 【『SEAL―封印―』@仮面ライダーリリカル龍騎】 ブランク体のデッキに入っているカード。 ミラーモンスターはこのカードを持っている人物を襲う事が出来ない。契約後に消滅する。 Back メビウスの輪から抜け出せなくて(前編) 時系列順で読む Next 三人の印象 投下順で読む Next 三人の印象 ヒビノ・ミライ Next Road to Reunion 柊かがみ Next 烈火(Side K)
https://w.atwiki.jp/p2kwsk/pages/34.html
516 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/10/25(月) 16 54 58 ID 9gPydbhb0 [3/5回発言] 515 達哉について、また別の話だけど、 個人的に自分を変化させないと、罪の達哉のままだと、何度リセットしても幸せになれないと思う そこにいる全員が罪の世界の事を思い出して、また同じ結末を辿るかもしれません 何故なら罪の達哉は、自分で描がく感情ではなく与えられる感情しか分からない、能動的ではなく、受動的な人。 実際達哉はスタイルもいいしスポーツも万能、学校内では人気者、リサや他の子に好意を持ってる しかし、また孤独になるのは嫌という子供ぽい理由で、初めから関わること自体に拒否を示してます 自分から仲間作り出すことはできない、ただ他人からの善意を待つのみ(10年前は達哉が淳に声を掛けるではなく、淳が達哉に声を掛けた) だからクラスメイトや巷では一匹狼の大人っぽい印象と言われるが、 裏を返せば集団に溶け込めずいつまでも社会に適応することをしない我が儘な子供とも言えます 罪の達哉は、与えられた友情しか分からない、それだけが支えで、それが重荷で別の物を見えなかった だから彼は父親や兄さんの心を理解出来ない、父親との仲がうまくいっていない。 しかし皮肉にもその「父親との仲がうまくいっていない」を作るのは別人ではなく達哉自身だ。 だから、皆は自分のがあるべき姿を創る罰世界では、達哉だけ、 幸せに生きる自分を思い描くことが出来なかった、罪と同じ社会に適応することをしない不良になった。 父親、兄さんとの関係も良くなれなかった だから、罪の達哉のままだと、何度リセットしても幸せになれないでしょうね・・・・
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1263.html
学校から帰宅している時の事だった。 一ヶ月程前から、毎週火曜日になると長門が他の面々よりも早く帰宅するようになった長門に 夕暮れの中、籐で編んだバッグを肩にかけた私服姿の長門に出会ったんだ── 舞台は同日の放課後、いつもの部室にさかのぼる。 あいつの定期的な行動に、といってもあいつに定期的という言葉がどこまで適切なのかはわからんが うんうん、あいつも自発的な行動を取るようになったんだなと安心していたのもつかの間 俺の知らない長門がいる事寂しさを覚えるようになった。 本人に聞けばいいのだが、行動にでようとする俺に周りは「まぁまぁ」と言って静止を促してきた。 やきもきする心が少し暴走したのか俺はポツリと言葉を漏らした。 「最近長門はコンピ研、学校の図書室と行動的になったなぁ」 長門が帰った部室で残りの面子は、さも楽しげに噛み付いてきた。ハルヒは 「ふふーん、プライベートの詮索はいただけないわね。みくるちゃんの悩殺画像流出を 阻止したキョンにはなおさらよ!…そんなに有希が気になるのかしら?」 と、また微妙な勘違いと笑っていない目と古泉、朝比奈さんの失笑を買う台詞をのたまった。 「貴方の場合、長門さんに対して自分の娘であるように思っている節があるんじゃないですかね。 以前、不思議探索の時、あなた方お2人で徘徊しているところを見たんですが 目配せの仕方や声の掛け方がまるで中の良い親子のようでしたしね」 …どうやらお前の仕事は俺の監視になったようだな。 「いえいえ、追跡しようとしたのは涼宮さんと朝比奈さんの強い要望があったからですよ。 朝比奈さんは言っていましたよ?キョンくんがお父さんだったら間違いなく幸せな家族になれるってね。 あまりにも微笑ましい光景だったのか監視している我々の機関の人間も、通行人も あなた方を見てて幸せになっていたでしょう。涼宮さんなんて珍しく携帯に動画として取り込もうとしていらっしゃいましたし」 つうか機関の人間も相当暇なんだな。今度歩くときは電柱脇を一本一本じっくり見ながら歩いてやろうか。 しかし、正直に喜んでいいのか、否か…すると古泉は俺の耳元に囁いた。 「実はあの時の涼宮さんなんですが、こんな事を言ってましてね……」 何故か耳を傾けてしまう俺が憎い。忌々しい。 だが二の句が告げられる事は無かった。 俺と古泉の体に割ってはいるように「団長」と書かれた三角錐がすっ飛んできたからだ。 「こぉいぃずぅみぃくぅぅんん…」 地べたを張って進むような声に古泉は笑顔を引きつらせ子犬のように身を引っ込めた。古泉に攻撃って珍しいな。 何を言っていたのかね。くそっ、気になるぜ。いや、気にならないぜ。いやいやいやいやいや… 俺が反撃の糸口を探して窓のほうに目をやろうとすると朝比奈さんが 「本当なんですよぉ。あんまりにも幸せそうで…その最初は私と涼宮さんも…嫉妬…ぁ…やきもch かなと思ったんですけど、見ているうちに心が澄み渡っていくようでしたよぉ。 私達もそれを分けてもらおうかと思って写メとっちゃいました」 おぉ!その写真を是非とも、是非とも貴方様の枕元に!拡大諸費用は私めの懐よりお出しいたしますよ。 古泉のほうに顔をもどすと……あーニヤニヤするんじゃないですよ、この野郎。 「僕は普段と違う顔をしている気はありませんが?貴方の内面が僕の顔をそう見せているんでしょう」 あっはっは、と声を上げて笑うこいつに、さっきの事は笑ってもいいんじゃないかと思った。 「まぁ僕も貴方が私の父上であるとしたら、それはそれは毎晩めくるめく背徳な………」 古泉。最近お前が分からなくなってきたよ。分かり合いたくないが。 「俺、帰るわ」 「つれないですねぇ……冗談ですよ」 嘘でも本当でも恐ろしいよ。お前と2人で酒の席とかありえないよ。 「……キョン、週末は市内探索2人で行くわよ」 下衆な詮索をしようとしている俺達は互いの脳みそを掻き回し合って今日はお開きとなった。 …まぁあいつも人間らしくなってきたもんだ。つうか人間よりも人間らしいよな、長門は。 そんな感じで全員が離散して俺一人になったとき、冒頭の状況に遭遇した。 はてさて、今回のアイテム「籐のバッグ」は以下の経緯で長門に渡ったものだ。 ハルヒを含めたSOS団員から進呈されたプレゼントだった。 ハルヒを除いた面子で決定された一ヶ月前の長門誕生日に。 プレゼントの買出しは日曜の探索の時に行ったんだが、午前中丸々かけてもきまらず 午後に長門を先に帰らせて4人で散策したが結局、丸一日かかってしまった。 当初全員が、本やそれに係る何かでよいだろうと思って探していたのだが、 選別に時間をかけるにつれ捻くれていく俺とハルヒの脳がマンネリを許さなかった。 次第に無言になる古泉と朝比奈さんがそれを象徴していたように思われる。 そんな状態で俺とハルヒが見つけてしまったこのバッグは即決だった。 バッグを発見したとき、ハルヒが無言で顔に花を咲かせ 俺も速攻で手に取り会計をした。これしかないだろうと。ちなみに諭吉3枚分だったが 出資比率は俺が4割、ハルヒ達2割づつだった。色々世話になってたしなぁ。価格は俺しか知らない。 なんにせよ、全員がこれだけ真剣に人に渡す物を探した事がないであろうというのは後に分かる事であるが。 誠心誠意、みんなで選んだものだった。 そんな経緯があってか、使ってくれているところを見てすごく幸せな気分になった。 人からのプレゼントって実際に使うの躊躇したりする事多いだろ? だからなおさらなんだな。 「よう、長門。デー、…おでかけか?」 ぶっちゃけ、今言いかけた言葉が今日の予定だと疑わせないような姿をしているように見えた。 理知的な顔と、少し不釣合いに見えるような毒気の無い着こなし。落ちかけた陽の光り。 こいつ、やっぱり宇宙人じゃないんじゃないか?どっちでもいいのか?宇宙的な完璧な造詣? そんな事を否応なしに感じさせてくれた── 無言でこちらに目礼。 「…そう。あなたも?」 「そんなとこだ。どこへいくんだ?」 「…ついてくるといい」 「おい…いいのか?」 少し戸惑いがちに肯いた顔を見て、自分が妙な詮索をしていると思われているんじゃと不安になった。 「お前がバッグ使っている所をみるのも嬉しいし、みんなにそれを使ってやってるって報告もしたいしな」 私服でどこへ?とはさすがに聞けなかった。付いてきても言いっていってるんだし… 「せっかくだし携帯で写真でも撮るか!」 思わず慌ててそんな事を言う俺。何かあったら空気を読んでだな……はぁ……。 スーっと近づいて来る長門が左に立ったのを合図に歩き出した。 しかしまぁ、俺の、というか俺達の心が本当に薄汚れているんじゃないだろうかと思わせる目的地だった。 「長門……お前ここに来るためにおめかししてきてるのか?」 「…………そう。毎週特売日。…どこにいくと思ったの?」 なんかさ、泣きそうになった。なんでかわからないけどな。こんな気分は味わった事が無い。 「よし!何買うんだ!」 何故か大声になる俺。でも気にしない。なんでそうしたかわからない。 「…今日は餃子というものを作ろうと思っている。食べに来る?」 あぁ!と長門の瞳を見て告げる。 ──思い出したんだ。 あいつがあのプレゼントを受け取ったときの反応を。 律儀に一人一人に向かって、ごくごく僅かに、小さく頭を下げて 「…ありがとう。大切にする」 と、消え入りそうな声で言ってくれた時のことを。 制限されている感情で、精一杯応えてくれたいつもより丁寧なこいつを見たて全員が心底「良かった」と顔を見つめあった事。 渡された籐のバッグを握り締める小さな手がいつもよりも強く、強く握られていた事を。 こいつが本当に喜んでくれたんだと。 それでわざわざ着替えて、正装で買い物に出かけてるのかなこいつは。ひょっとして買い物に出るのも こいつのプライベートにとっちゃ一大イベントなのか。そう思えてならなかった。 ゆっくりと歩いていく、ちっちゃなこいつの姿があまりにも幸せそうだったから。 宇宙人が…いや長門が幸せを感じている、こんなにすばらしい事なんてそうそうないんだよ。 帰りに長門邸に寄って餃子を一緒に作り 「耳たぶくらいの硬さがいいんだぞ」の一言で俺の耳たぶにかぶりついてきた長門や (重力制限モードで重さ0だった為しばらくぶら下がっていたんだが) 作りすぎてSOS団全員召集が掛ったのはまた別のお話。
https://w.atwiki.jp/mr400get/pages/61.html
393 名前: (株) ◆/KABU/5QV6 [sage] 投稿日: 2006/07/12(水) 01 11 01 ID ??? |゚ω゚)ぐは。sageですみませんが、年取りますた。 にぢゅーごかぁ‥。 (中略) 400 名前: のほほん名無しさん 投稿日: 2006/07/12(水) 16 49 41 ID NrfXyH47 http //sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/kageki2/1146919280/ ちんかすZZZ と書き込んでくれ 401 名前: のほほん名無しさん [sage] 投稿日: 2006/07/12(水) 21 12 30 ID ??? _____∩_∩ ~/ ・ ・\ ( ∀ ) / 僕、400ゲット君 \/\/\/\/ \ おめねの 402 名前: のほほん名無しさん 投稿日: 2006/07/13(木) 01 14 18 ID ESIjiOGt 1日遅れますたが、株さんおめです。 403 名前: (株) ◆/KABU/5QV6 [sage] 投稿日: 2006/07/13(木) 08 29 30 ID ??? 遅くなりますたが、 399 401-402 ありがとーん! げっと君(*´Д`)ハァハァ 誕生日だけど誰にも祝ってもらえなくて寂しいよ~3http //human7.2ch.net/test/read.cgi/nohodame/1131700434/ 【登録タグ】 06年07月 401レス ゲット君 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1195.html
幸せは、赤き瞳の中に レス番号 作品タイトル 作者 備考 第1話 第1話:幸福な食卓 一六◆6/pMjwqUTk ラビリンスに笑顔と幸せを。ただ一つの夢が、こんなにも遠いなんて思わなかった。ある事件をきっかけに再結成されたクローバー。懐かしい町と大切な仲間との再会。だけどせつなの表情は晴れなくて……。彼女の戦いは、いまだ終わっていない。 第2話 第2話:二兎を追う者 一六◆6/pMjwqUTk イースとして奪ってきたもの。パッションとして守ってきたもの。せつなとして――与えられてきたもの? 自ら望むには尊くて、人に伝えるには難しくて……。追いかけるほどに、逃げていく。だからせつなは走る。今は――ゴールは見えなくとも。 第3話 第3話:ネクストと呼ばれた少女 一六◆6/pMjwqUTk 陽が昇るのは、どこかで陽が沈むからだとサウラーが言っていた。ウエスターはふとそんなことを思い出す。立つ場所によって景色の見え方は違うもの。「争いの原因など、今のラビリンスには無数に存在する」喧嘩の原因を追究する彼に向かって、少女はそう吐き捨てた。それを生み出したのが、お前達ではないのかと――。 第4話 第4話:再会 一六◆6/pMjwqUTk 様々な人々が手を取り合い、共に生きること。そこから生まれる「幸せ」が、自分を救ってくれた。だからみんなにも伝えたかった。だけど変化に戸惑う者や、望まない者や、反発する者も現れて。どうしてわかってくれないの? そんな自分もかつては、わかろうとしない者であった。閉ざされた扉からは、風は吹き込まない。 第5話 第5話:届かない声 一六◆6/pMjwqUTk 「きっと、今からでもやり直せるよ」って、そう信じて応援してきた。大切な親友の、せつなの、現在と未来を。だって、過去は変えられないもの。そうやって目をそらしてきたんだ。現在も未来も、過去の上に築かれるのだということから。だから、今度はしっかりと向き合おう。同じ目をした少女の心と傷に――。 第6話 第6話:不幸の襲来 一六◆6/pMjwqUTk ひとつひとつ、やり直してきたつもりだった。思うようにいかなくたって、精一杯頑張ればいつか乗り越えられると信じて。半身、否、全身よりも大切な親友が連れ去られた。犯人は後輩にあたる一人の少女。不協和音がもたらす振動は、まるでドミノのように積み上げてきたものを崩していく。そんな中、せつなの取った決断は――。 第7話 第7話:瞳の中の炎 一六◆6/pMjwqUTk 少女に招かれ、アジトに足を踏み入れるラブ。そこで知る、彼女の思いと、親友の過去。ちゃんと伝えたい、わかってもらいたい――でも、正しいだけじゃ、届かない。同じ重さを持って、向き合えない。積み上げた研鑚と、命を賭けた、人生すらも投げ打った、大きな大きな想いには。焦るラブを余所に、事態は大きく進行していた。 第8話 第8話:全力の想い 一六◆6/pMjwqUTk あたし……どうしてラビリンスと戦ったんだろう? プリキュアになれば勝てると思ったから? たまたま選ばれたから? 違うっ! 救いたい人がいたから、ピルンが力を貸してくれたんだ。ここにピルンはいないけど、守りたいものはちゃんとある。だったら諦めない。みんなの幸せも、せつなの幸せも。そして――あの子の幸せも。 第9話 第9話:起動! 一六◆6/pMjwqUTk ラビリンスが壊れていく。まるで、砂で作ったお城のように。支えたいのに、守りたいのに、小さな掌をすり抜けて零れていく。その流れが一瞬、止まる。沢山の手が堰き止めている。「だったら、私がやるべきことは――やらなくちゃいけないことは――ううん、やりたいことはっ!」せつなの拳が硬く握られる。今こそ――起動の刻! 第10話 第10話:炎の記憶(前編) 一六◆6/pMjwqUTk 赤い瞳の少女の、ネクストの、執念の炎を燃やす瞳の中に、かつてのイースの姿を見るせつな。その寂しさを知っていた。その焦りもよくわかる。その痛みにも覚えがあった。でも、少女の闇はさらに深くて――。重なる部分があることと、同一であることは違う。願いはひとつ。でも少女には、チャンスすら与えられなかったのだから。 第11話 第11話:炎の記憶(後編) 一六◆6/pMjwqUTk 私なら、あの子の気持ちがわかる。ううん、わかってあげられるつもりだった。赤黒い炎に導かれたその先で、せつなはイースだった頃の自分と向き合う。これは過去の世界なのか、それとも――。あの子を、ううん、自分を知ってるなんて思い上がりだった。当然かもしれない。だって私はイースを否定して、目を背けてきたのだから。 第12話 第12話:守りたいもの 一六◆6/pMjwqUTk あの日から人々は色々なことを考えるようになった。老人にはわからなかった。何が正しいかなんて判断の基準になる知識も無かった。たとえ不幸と呼ばれる泥水の中だとしても、自分はそこに棲まうモノだった。そんな老いぼれにもわかることがある。古い時代に生きた者は、新しい時代を切り開く、邪魔だけはしてはならないのだと。 第13話 第13話:復活 一六◆6/pMjwqUTk こんなはずじゃない。こんなはずじゃなかった。少女の胸に去来する想い。たった一つの真実を、自分の価値観の全てを、間違いとして突きつけられたら、人はどうしたらいいのか。老人と違うのは、少女はまだ若くて、そして振るえる拳があったこと。受け入れられないならば、打ち砕く。ラビリンス総統、メビウス様のしもべとして。 第14話 第14話:不幸なき明日――発憤 一六◆6/pMjwqUTk 考えるのは得意じゃない。悩むなんて柄じゃない。誰かの言いなりになるのも性に合わない。何も難しい事じゃない。ドーナツは美味いし、青い空は綺麗だ。そして、人は笑っている方がいいに決まってる。だから目の前の光景は間違っている。勝算なんぞ知ったことか! 過信? 俺は自分を信じてるんじゃない。結果を信じて戦うだけだ! 第14話:不幸なき明日――決意とどちらからでもお読み頂けます。 第14話 第14話:不幸なき明日――決意 一六◆6/pMjwqUTk 「鳥の目」「虫の目」「魚の目」って知っているかい? 虫の目を持つ友に、そんな話をしたことがあった。半分も聞かないうちに舟を漕いでいたね。きっと、彼に僕の考えは理解できないだろう。君はそれでいい。これは鳥の目で見た判断だ。そして一番大切なのは魚の目。それは、任せてもいいかな? せつな。後のことは頼んだよ。 第14話:不幸なき明日――発憤とどちらからでもお読み頂けます。 第15話 第15話:愚かなる者たち 一六◆6/pMjwqUTk 理解できない物事を、人は間違いと受け止める。そういった意味において、メビウスもまた、人に近い思考を持っていたのかもしれない。無限の名を持つメビウスに、刹那の名を持つかつてのしもべ達。万能にして、万全であるが故に、人の幸せはわからない。喜びもわからない。完全でないからこそ、命は美しく輝くのだということも。 第16話 第16話:本当の姿 一六◆6/pMjwqUTk この手で消し去りたかった笑顔が、今、ラビリンスから失われようとしていた。どうしても逢いたかった方は、こうして目の前に在る。望んでいた展開を、どうして悔しく思うのか。なぜ喜びではなくて、悲しみと憤りを覚えるのか。己に向けられることを、どこかで望んでいたからなのか。私はアイツが――かった……。 第17話 第17話:もう一度、みんなで 一六◆6/pMjwqUTk 光を失い、灰色に染められていく世界に、二色の光の柱が立ち昇る。再び舞い降りる、伝説の戦士。希望の光は、しかし奇跡などではなくて。これまで重ねてきた言葉に、伝えてきた想い。きっと、受け止めた彼らが導いたもの。少女は立ち上がり、少年は歩き出す。ラビリンスの未来を、指し示すかのように。 第18話 第18話:幸せのラプソディ 一六◆6/pMjwqUTk かつて音楽も踊りも無かった世界に、高らかに狂詩曲が響き渡る。それは伝説の戦士を讃える歌。明日という未知に挑む決意の唄。一人一人異なる心の奏でる音は、和音となって繋がり、協和音として集い、大いなる叙事詩を物語る。聴けメビウスよ。人が愚かであるとしても、愚かであることが人の全てではないことを。 第19話 第19話:瞳の中の幸せ 一六◆6/pMjwqUTk 悲しみも争いも不幸もない、そんな世界を作りたかった。それは人という種が、誕生した瞬間に芽生えた願い。幾万幾億の月日を重ね、やがて人から機械に託された想い。そして作り出した、喜びも思いやりも幸せも無い世界。無数の悲しみを受けとめた無限の存在に、一欠けらの悲しみと幸せを知る少女は答える。私達は――。
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/2460.html
銭湯に行こうよ 突然何を言い出すかと思ったら、「神田川ごっこ」ですか。 うん知ってる。お前はそういうロマンチックバカだ。 冷静になって考えてみてほしい。 まず俺達は、別の暖簾をくぐる必要もないし、そういうわけだからどっちかがどっちかを 待ちぼうけるようなことにはならない。 赤い手ぬぐいなんてそもそも持ってないし、石鹸じゃなくてボディソープだ。 冬じゃないんだから生乾きの髪が冷えることもない。そもそもこんな短い髪じゃあ冬でも冷えるわけがない。 大体俺はお前に肩を抱かれてどきっとするほど繊細な反応は出来ないし、 お前だって気障ったらしく俺の方を抱けるような男でもないだろう。 あ、そうだ。大事なことを忘れてた。 俺達はあの歌の二人と違って、今が今でとっても幸せで、 これから先、お前と生きていくことに何の不安も感じていないから、 あー…つまり、何が良いたいかって言うと、 「イエス」ってことだよ。 風呂に入って、仲良く背中を流して、コーヒー牛乳を飲んだら、 同じ夢を見るように、これからもずっと、一緒に生きていきましょう。ってこと。 笑うんじゃねぇぞ。 俺のほうがずっとロマンチックバカだって、お前だって分かってるだろ? 俺様とおぼっちゃま