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美夜城: 暗黒海域にある青白い炎の船団国家。 旗艦は巨大幽霊船ブラッディ・フラードダルム。 暗黒海域から滅多に出ない。 ブラディ・フラードダルムには不気味な城がある。 その城が美夜城という。 ノスマンとは同盟。呪いの品に関する取引が多いらしい。 双子の吸血種の姫君アウラ&ラウラが治めている。 暗黒海域で採れる珍しい野菜や魚などの貿易。通行に関する護衛などを行っている。 ちなみに美夜城がある暗黒海域には、伝説の巨像都市ディオニソスが海底に眠っているという。 ディオニソスは巨像王アガメムノンが治めていたとされ、様々な伝説が財宝と共に伝わっている。 高機動マユリ: アウラ&ラウラに仕えている魔人。 桜色のセミロングと黒い大きな猫のような瞳。 見事なシープホーン。 メイドのはずだが、何故か黒服である。 よく噛む。噛むと怒る。 興奮すると、ずっと私の噛み噛みターンになる。 アウラ・ラウラは面白がって、代理人として使っている。 アウラ・ラウラ。 美夜城を治めている吸血種。 永遠の姫君たち。 かれこれ600年もこの海域にいる。 金髪銀眼がアウラ。銀髪金眼がラウラである。 二人で言葉を紡ぐような言い方をして、二人揃って初めて言葉の意味が分かる。 人の血を好むが、味に五月蝿い。また呪いに精通しており、解呪に詳しい。 時折、彼女達の下に解呪の依頼が来る事もある。 1ヶ月に一度、暗黒海域の街ダークナイトナイツに戯れで現れる。 太陽獅子帝國: 翼の生えた獅子と太陽を紋章に持つ多島国家。 太陽獅子第7艦隊。太陽獅子調査艦隊。太陽獅子潜水団から成る太陽獅子帝國軍を持つ。 大陽帝、田村丸・シーザーライオン・帝子によって治められている。 表立って動くことはない。交易による発展と統一を目指している。 各地に太陽獅子調査艦隊を散らばらせて世界を知ろうとしているらしい。 武々路ヤンヤントゥ: 太陽獅子帝國宰相及び調査艦隊大元帥。 学ラン+いつも黒いフードを被っているため素顔及び性別は不明。 喋らず、筆記で全て行う。 聡明・おちゃめ・冷徹である。 第七艦隊総司令:アポロス・ポイボスゴールド: 黄金の髪をして瞳は常に閉じている。一言ずつ区切る子。 学ランに白いマント。マントの留め金に太陽獅子の紋章を使用している。 第五艦隊総司令:アテーナイアー: 皇女であり貴族意識が高い。黒薔薇をとても愛する頭の切れるゴスロリ。屈折したサド。 第二艦隊総司令:中田貴雪: オールバックにした黒髪で目つきの悪くて背の高い青年。こんな容姿だが性格は真面目。 名称:鳳凰麒旅団 統率者:仏乃座スーリィア 旗艦:鳳凰麒 船団・艦隊設定: 鳳凰と麒麟を御旗にしている船団 獣人と魔女などで構成されている。 科学技術などはなく呪いや魔法で成り立っている。 千条ナズナ メノー・アズナ・デモリエル 風葉錬蔵 名称:海賊・竜龍連命 統率者:碧水のグランドロア 旗艦:碧水のスターライトオロワ 船団・艦隊設定: ローレイのグランドロアが治めている、多種族混合の大海賊団である。 比較的ドールの割合が高く、ドールの保護を第一としている。 海賊だが制服着用などがあり、規律も厳しく重んじられている。 無差別に襲うのではなく、取引や依頼によって動くプライベーティア。 名称:ガラエナ大艦隊 統率者:ダンディン十三世 旗艦:麗し令嬢の夜号 船団・艦隊設定: 貴族主義が横行している高級艦隊らしい。 高級増層が立ち並び、歓楽街としてかなり有名。 表裏一体が最も顕著な艦隊でもある。 ダークナイトナイツ: 統率者:ドラキユナ・ヴラド・ナイトグローリー十六世 設定: 暗黒海域にある島街。通称・闇の巣窟。 その名の通り悪人がわんさかいる。 とても危険な場所であるが、悪人にとっては安らげる場所である。 また山のほうに別荘を持つ統率者もちらほら居て隠れ家や密談場所としてもうってつけである。 名称:ノスマン 統率者:双真静子&静仔 双子少女が治めている大船団。 真っ黒いカティーサーク≪漆黒ロンドリンド≫が旗艦である。 通常貿易や同盟や依頼などで運営されており、案外真面目。 ただ双子の趣味で呪いの品々を集め、売買しているところとか、裏で何かやってたりする。 双真静子&静仔: 全く瓜二つの少女。 真っ黒いセーラー服に時々マントを羽織ったりする。 奇妙なダンスやポーズを取るのが大好き。 人を少しからかったりする。 名称:プラーツァ 統率者:DD 旗艦:アポカリオン 船団・艦隊設定: 教祖DDが率いる大陸崇拝宗教。 大空帝王プラーツァ・アポカリオンを祭っている。 名称:ラスガーナ船団 統率者:クルスクロス・ラスガーナ 旗艦:ヴァルハラエンデ 船団・艦隊設定: 世界的有名な大船団。第十二船団まである。 蜘蛛の巣のようなオーシャングローバルネットワークを持つ 第十二船団長:西沢レッド 第十一船団長:凪木零次郎 第十船団長:ライスケ・ハヤト 第九船団長:トーゼ・スオウ 第八船団長:AX 第七船団長:真爪氷火 第六船団長:ティンガーナ 第伍船団長:ユリオスペギン 第四船団長:旋条輝花 第三船団長:信月実桜 第二船団長:ヴァロン・バロン 第一船団長:優しい犬 第零船団長:クルスクロス・ラスガーナ 火陸船団 統率者:火守 設定: 中規模程度の船団。 やっていることは主に出資や運輸。 電報中継艦や郵便などもやっている。 色々と細かく動いているらしい。 名称:船舶都市パアラ 統率者:? 旗艦:パアラ 船団・艦隊設定: 超巨大な旗艦パアラのみの都市型船団。 中立をうたっており貿易などの交易が激しく賑やかである。 同じ海域に一ヶ月留まり、一ヶ月たつと別の海域に移動する。 危険や暗黒海域を避けるが探索隊を持っているため、不思議な海域や未知の海域には立ち寄る。
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「雲雀さん、好きです!」 「分かったから、僕も好きだよ」 いつも冷たくあしらわれる 俺たちが付き合いだして早3ヶ月 好きだというと、雲雀さんも好きだと返してくれるけれど いつも簡単にあしらわれてしまう 仕事が忙しくて俺だけにかまってられないのは分かってる でも、もうちょっと構ってくれてもいいんじゃないだろうか いつもいつも 勇気を振り絞って言っている俺の勇気を返してほしい 今も俺は好きだと勇気を振り絞って言ったのに俺の方を見ることもなく 書類に書きとめをしながらの生半可な返事 しかもうっとおしそうに『分かったから、僕も好きだよ』 分かったから・・・・、一言多いですよ あれ、なんだか涙が 可笑しいな、なんで涙なんか・・・・ 今まで耐えてきたじゃないか この前なんて俺が何を言っても無視されたじゃないか それと比べるとこんなのどうってことないじゃないか だんだん目に涙が溜まってきて視界がぼやけ始めた (こんなの見られたら余計にウザがられてしまう) 「ごめんなさい、今日はもう帰ります」 俺は雲雀さんと顔を合わせずに応接室を飛び出した 夕日で赤く染まりつつある静かな廊下を一人とぼとぼと歩いていると 頬を一筋涙が流れ落ちてシャツに落ちていった 後ろからコツコツと靴音がした そして雲雀さんの声がした 「綱吉」 「、雲雀さん?」 何故追いかけてきたのだろうか 俺はさっと涙を袖で拭き取ると後ろに振り返った そこにはいつものように肩には学ランを掛けずに手にカバンを持った雲雀さんが数メートル先にいた 「これ、鞄。忘れたら宿題出来なくて赤ん坊に怒られるよ」 「あ、そういえば忘れてた・・・・ありがとうございます」 「うん、じゃぁね」 「はい、さようなら・・・」 またね、いって言ってほしかった じゃぁね、だけじゃなくてまたねって・・・ また、それも無いのか・・・ もう終わっているのだろうか 俺はまだ貴方のことが好きなのに 貴方はもうまた合うことも嫌な位に俺の事を嫌いになってしまったのだろうか 「もう、潮時かな・・・」 前 次 戻る -
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平成……そこは、工業が盛んになり、様々な機械が発売される時代。 テレビもアナログから地上デジタルに変わり、高画質になった。 だが… 2012年_____ 「昔か…」 男装の麗人、佐月はそう呟きながら自分の家の玄関の扉を開ける。 「ただいまー」 家にはだれもいない、両親は仕事のようだ。 「いっそ昔のを体験してみたいなー……」 佐月はそう言いながら自分の部屋にバッグを置き、仰向けになる。 「とりあえず…ねっ転がる」 おい、お前はのび太くんか。 …だが彼女は知らなかった。 あることを体験するという事を……。 1970年_____ 「せんぱーい。待つでヤンスよー!」 小さい学ランの少年は慌ててバッグを引きずりながら向こうのサングラスの少年を追いかける。 「おっ!五郎!」 「先輩時間がないでヤンスよー」 「そうでぃ!ひろし、ど根性で行ってみろぃ!」 シャツに張り付いている黄色いカエルはサングラスの少年、「ひろし」にそう言う。 「うるせぃやぃピョン吉!言われなくても分かってるよ!」 とど根性で走り、学校へ向かおうとすると…… 「あっ!ひろし君」 セーラー服の少女に声をかけられる。 キキィィ! 足をブレーキ。 「いやぁ京子ちゃんおはよう!」 「またど根性で遅刻から逃れようとしてるのね?」 「いやぁ…アハハっ!」 「早くいかないと遅れるわよ!」 と、セーラー服の少女、「吉沢京子」は走って学校の方へ行ってしまった……。 「京子ちゃん…」 「先輩何してるでヤンス!間に合わないでヤンスよ!」 ひろしの浮かれきっている状態を五郎はそう我を返らせる。 「あっ!いっけねぇ!!京子ちゃーーーーーん!!」 また戻って2012年_____ ~佐月の部屋~ 「うーん……白黒テレビ、カラーテレビ、車、ローラー式洗濯機…」 と、身体を起こし、歴史の資料集を眺める。 「どれも古いなー…。でも体験してみたいなー」 すると… 「ん…グフッゴホッ!!」 突然の咳。 そして… 「あぁ……」 バタッ 倒れた。 そのあとは…覚えていない。
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「僕の価値観が、世界を変える」 プロフィール 名前 エリマ・ライスケ 性別 男 年齢 17 属性 【特殊系】 身長 178 好き コーヒー、ラーメン、本 嫌い 暴力、正義 +【能力】 【非論理体】 「○○は××より強い」、「△△は□□よりも凄い」 といった独自の価値観を誇示することで既存理論や既存概念を上書きする能力 自己制限 ajtptwBOOKに「○○は△△より強い」と書き込み(1レス使用)そのページを破り発動する そのページを破壊たら(少しでも自分以外に傷つけれたら)その効果失う 基本は1レスにつき一回の書き込み 但し複数人相手の時はその限りではない +【詳しく】 Q.「【非論理体】は【生命改修】より強い」 と言う使い方は無理だと思いますが 「【非論理体】は【生命改修】より速い」 と言う使い方はokですか? A.おkです Q.「『木の枝』は『剣』より凄い」 と言う使い方は大丈夫だと思いますが 「『剣』は『木の枝』より弱い」 は大丈夫ですか? A.大丈夫です Q.あとは1レスでの使用限度数を教えて欲しいです A.特に定めはいたしません、状況如何で判断してください ※すこぶる空気読みます Q.「『腕』は『鉄』より硬い」 とした場合、発動するのは自分のみでしょうか?相手もなったりします? A.「私の腕は鉄よりも硬い」 で解決です。例題の場合、全てに適応されるかと Q.能力の持続はなんスレまでですか? A.誇示している間です ※すこぶる空気読みます Q.予めBOOKに書いて置いて即時発動はできますか? A.1ロール中に複数書いて置いて、即時発動は可、ロールをまたいでは不可 Q.ページの強度は? A.紙です +【概要】 【概要】 少し頭が良すぎた高校生 とある男の後継者候補なのだが、本人も知らない 学園裏が秘密裏に研究して居た【文字使い】の唯一の成功例 +【容姿・性格】 【容姿・性格】 銀髪に青い目、白い学ランを着た、「品行方正」と言った雰囲気の青年 +【持ち物・その他】 【持ち物・その他】 BOOK「AJTptw」 よくわからない言語で書かれた、分厚い広辞苑位の大きさの本 +【メモ】 【メモ】
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「あっ・・・」 ひぃー!! 雲雀さんと目が合ってしまったぁぁ 廊下を歩いているとき 廊下が静かになるのを感じて目線を先に延ばしてみると黒い学ランを羽織った雲雀さんがいた 道がだんだん開いていくのを見ておれもすかさず廊下の横に身をひそめた しかし雲雀さんは俺の目の前を通過せずにいったんそこで歩みを止めたのだ 恐怖だけが渦舞う時間 とても長い時間に感じた 本当はもっと短い時間だったのかもしれない そして雲雀さんは何も言わずに去って行ってしまった 「な、なんなんだ・・・・?」 一人廊下の隅で冷や汗をぬぐっていると遠くから獄寺君の声が聞こえる 「10代目―!」 「あっ、獄寺君。おはよう」 獄寺君は家の用事で遅れてやってきた そして今登校してきたらしい 「おはようございます10代目。あの、そんな隅っこにいらしてどうかなさったんですか?」 「えっ、あぁ、なんでもないよ。ほら、授業始まっちゃう、教室戻ろう」 「はい!」 2人肩を並べて教室へ向かおうと視線を先に向けた時だった 前方の曲がり角からついさっき去って行ったはずの雲雀が角を曲がりこちらへと向かってきた 向けられる視線は唯一つ 黒い瞳は綱吉だけを視界に入れて、こちらへと歩みを進めてくる 獄寺は気にすることないとさりげなく一歩綱吉よりも前にでて歩みを止めることはない 他のものは動きを止めて歩みを進めるは 雲雀恭弥と獄寺隼人 そしてその後ろに隠れるように付いていく綱吉 唯三人だけ 獄寺と雲雀の距離が縮まり横をすり抜けようとした時 突然綱吉の腕をとられた 「っぁ!」 「てめぇ、10代目の腕を離しやがれ」 「、沢田。別にどうしようって訳じゃないよ。唯僕に付いてきて欲しい」 「はぁ、何勝手なこと言ってやがる!10代目をどこに連れて行こうと言うんだよっ!」 静かな廊下に獄寺の声が響く 「君も付いてきたければ、こればいい」 その一言を言うと掴んでいた腕を離し話した手で綱吉の手を取り握るとそのまま歩きだした 「あっ!コラっ、雲雀ー10代目の純白のお手をぉぉ!!」 前 次 戻る -
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秋山優――続・卑怯番長の女難 ◆Fy3pQ9dH66 (…………何なんだこの人達は…………?) 目の前の女性二人を不可思議に眺める。 自分の事をなにやら言っている様子だが、特に敵意が感じられるわけでもない。 状況は良くわからないのだが少なくとも戦おうとかそう言った内容ですらなんでもないようだ。 改めて内容を聞いていると男としての自分を値踏みされているようで良い気分がするものではない。 (……え?) そこで唐突に。 向かい合い言い争っていた二人の視線が秋山に移る。 そして片方の――明らかに自分に対して不満を漏らしていた女性が睨み付けて来た。 「お、おい……」 隣の同じ顔をした女性が制止の声を上げているのも聞かず、ゆっくりと秋山に向かって歩を進めた。 「な、なんだ君は?」 背筋をまっすぐと伸ばし、堂々とした態度でまっすぐ近づいてくる目の前の女性。 視線は自分を睨み付けて全く離そうとしないその態度に秋山は思わず身構えていた。 それでも一切の迷いも見せずさらに近づいていく。 そして目の前でぴたりと足を止め……一言。 「何その格好?」 「……は?」 何をするのかと思えば。 両手を腰に当て、伏目がちに目を細めながら放たれた言葉。 緊張した自分が馬鹿らしくなりながらも、向けられた態度に思わずむっとする。 睨み返した秋山を気にも留めずに再び足を動かし、秋山の周りをゆっくりと回りだす。 「その……学ラン? 何でそんな短いの? サイズぐらい合わせたら? それともそれが格好良いとでも思ってんの?」 丁度一周した所で再び足を止めるとビシッと秋山の顔面に指差し―― 「そもそも何よ、その変なマスクは。趣味が悪いったらありゃしない」 「み、見ず知らずの人間にそんなことを言われるいわれは無い」 「はあ? 馬鹿じゃないの? 外見なんて他人に見せる為にあるんでしょうが。 それが変だから変って指摘してるわけ。 何も疑問に感じてないんだったらあんたの周りの人間は誰も言ってくれなかったんでしょ? むしろ感謝して欲しいぐらいよ!」 喧嘩を売られているんだろうか……。 未だかつてこんなことを言われたことは無い。 自分では格好良いと思っていたしポリシーだって持っている。 だがこれでも秋山も年相応の男であった。 妙齢の女性に自信満々に否定されてしまったことにショックを隠しきれない。 もしやみんな、本当に自分に気を使って言い出さなかっただけなのか? 否定的な意見が頭の中にもやもやと浮かび上がりだした。 「ほら、とりあえずその仮面外してみなさいよ」 呆然とする秋山の顔から一瞬でマスクを奪い去る。 「ちょ、ちょっと!」 慌てて素顔を隠そうと顔をそらす秋山だったが腕を掴みそれを許さない。 整った顔立ち、切れ目に少し下がった細目に高い鼻。 顔に自信が無いから隠してるわけでは絶対にないと確信できる。 むしろ美形としか言えないにも関わらず、何故それを隠しているのかが雪路には理解できなかった。 「なによこれ! 素材は良いのにもったいないったらありゃしないじゃないの」 金切り声と共に憤慨した言葉を吐き捨てると、グッと秋山の腕を引っ張りだした。 「っ、なんのつもりだ?」 「つもりもタモリもないわよ。あんたに少しファッションって言うものを教えてあげるわ。 いいから黙ってついて来なさい」 連れの女性に助けを求めようとチラリと視線を移した……が、肝心のとらはと言うと 「あー、まあなんだ。……諦めろ」 頭をポリポリと掻きため息をつきながら、同情するような生暖かい目で秋山を眺めるだけだった。 ☆ ☆ ☆ コンビニより少し離れた一軒の居酒屋に場所は移る。 店員も客もいないフロアーの一席に座る女性二人と男性一人。 「……大体ねえ、なんで誰も私の魅力に気づかないのよ!?」 すでにテーブルの上には数本の酒瓶が転がっていた。 完全に出来上がっている雪路のテンションを止める事も出来ず、マシンガンのように飛び出す単語の羅列に相槌を打つばかりの時間がただ過ぎていた。 自分は何故ここでこんな事をしているのだろうと項垂れながらただただ雪路の愚痴を聞き続けている秋山。 いつまでここでこうしていなければならないのか。 幾度と無く席を立とうとしたがそのたびにしがみつく様に絡まれ止められる。 無理やり飛び出しても良かったのだが、少し情報が欲しかったのもあった。 自分を騙していると考えを除けば、この雪路と言う女性は番長ではない。 おそらく一般人の部類だ。 そうするとこれは23区計画ではないのかと言う疑問が湧き上がる。 それともただ巻き込まれただけ…・・・? 突っ込んだ話をしようにも男がどうたら酒がどうたらで会話にならない。 まったくどうでも良いのだが、そもそも自分にファッションの指南をするとかで連れて来たんじゃないのか……? 隣に座っているとらと言う女性も見た目は普通なのだが相当酔っているようだ。 化け物だとか二千年生きているとかまともな情報が手に入らない。 秋山が途方に暮れ、なかば自暴自棄になりかけていたその時だった。 ドオオオォォォォン!! と。 大きな音と共に店全体が大きく揺れた。 「なんだっ!」 とらと秋山が同時に席を立つ。 警戒するように外へ飛び出そうとした秋山の学ランのすそを掴みながら、少しも慌てたそぶりも見せずに雪路はつぶやく。 「でっかい地震でしょ?」 「いや……今の音は何かが爆発したような」 「んじゃガス爆発? 大変ねえ。まあここは何も問題ないみたいだから気にしない気にしない」 まったく危機感を感じさせず、コップに酒を注ぎながら雪路がのほほんと答えた。 「それより!」 全力で掴んだ学ランを引っ張る。 物凄い力に秋山の身体はバランスを崩し……そして雪路の膝の上へ座る形になった。 「あたしばっかり呑んでさあ、あんた全然呑んでないでしょ!? 良いから付き合いなさいよ!!」 言いながら一升瓶を手に持つと、秋山の口に押し付けごぶごぶと流し込んだ。 「……ぐっ、ゲホッ」 自分の意思とは無関係に酒が流し込まれていく。 入りきらずに口から漏れ、器官を浸食した液体の感覚に思わずむせ返るが、それを見ても意にも関せず雪路は大笑いを続ける。 顔を引きつらせながらその様子を見ていたとらだったが 「あんたもよ!」 ……と、酒瓶を投げつけられた。 下手に機嫌を損ねても、この男の二の舞だなと。 目の前の光景も面白いし酒もうまいからまあ良いかと。 付き合うように酒を浴びるように呑みながら、合わせる様に目の前の光景を楽しむことにした。 ☆ ☆ ☆ ――数時間後。 酒の匂いで充満した店内で眠りにつく三人の姿があった。 その表情は三者三様に笑顔で満ち溢れていた。 すでに何人もの人間が戦い合い死んでいる中、楽しい日常とも言える時間を過ごせたのは幸せだったのかもしれない。 だが、現実を知らしめる放送が流れているのを聞くことが出来なかった。 それが彼らにとって不幸としか言えないだろう事は間違いないだろう。 【J-8/居酒屋/1日目 朝】 【秋山優(卑怯番長)@金剛番長】 [状態]:泥酔 [装備]:衝撃貝(インパクトダイアル)@ONE PIECE [道具]:支給品一式、激辛せんべい@銀魂 [思考・備考] 基本:どのような状態でも、自分のスタンスを変えない 1:雪路のテンションについていけてない 2:金剛晄(金剛番長)と合流する。 3:できれば自分の武器も回収したい。 4:とりあえず、今は脱出することを考える。 5:もし、金剛番長が死んだ場合は……。 ※登場時期は、マシン番長が倒される~23区計画が凍結されるまでの間のどれかです。 ※金剛番長がいることに気づきました。 ※桂雪路ととらを双子の姉妹だと思っています。 【とら@うしおととら】 [状態]:泥酔、雪路に変身中 [装備]:なし [道具]:支給品一式、不明支給品(中身は一切確認せず) [思考] 基本:自由気ままに楽しむ。 1:とりあえず飽きるまで雪路に付いていく。 2:秋山に対して同情心を抱いてます 【桂雪路@ハヤテのごとく!】 [状態]:泥酔 [装備]:なし [道具]:支給品一式、不明支給品(中身は一切確認せず)、大量の酒(現地調達) [思考] 基本:酒を飲む。 1:覆面外したら少し格好いいじゃないの [備考] 1:殺し合いを本気にしてません。酒に酔ったせいだと思っています。 ※三人とも眠っていたため第一回放送を聞き逃しました ※殺し合いに関する事や人間関係に関する話はしておらず、どうでもいい雑談しかしていません 【衝撃貝(インパクトダイアル)@ONE PIECE】 空島に存在している貝(ダイアル)の一つ。 衝撃を蓄え、それを自在に放出することができる。 ただし、使用後は体を痛める可能性があります。 【激辛せんべい@銀魂】 沖田の姉・ミツバが真選組に送ってくる、とても辛いせんべい。 しかし隊士曰く「辛すぎて食えない」らしく、評判は良くない。 時系列順で読む Back 第一回放送 土屋キリエの憂鬱 Next Paradise Lost 投下順で読む Back 殷の太師 Next それは小さな小さな『棘』 037 秋山優――卑怯番長の女難 秋山優(卑怯番長) 089 TOUGH BOY 037 秋山優――卑怯番長の女難 桂雪路 089 TOUGH BOY 037 秋山優――卑怯番長の女難 とら(長飛丸) 089 TOUGH BOY
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ルール:ARA(アリアンロッド) 区分:アリアンエロッド PL:りざーどめん 【基本情報】 【所属ギルド】:聖ファリアス学園魔法通信部 【妊娠】:なし 【基本能力】 【スキル】 【アクション】 【戦闘データ】 【性的戦闘データ】 【装備品】 【エンチャントアイテム】 【オリジナルアイテム】 【所持品】 【コネクション】 【子供】 【記念アイテム】 【その他設定】 【外見設定】 【成長記録】 【基本情報】 名前:虎目石 トト 愛称:トト 年齢:15 性別:女 種族:虎ファウナ クラス:ソーサラー×セージ CL:10 出自:魔術師 境遇:平々凡々 運命:真理 追加:処女 特殊:魔法学科出身 特徴:飽くなき探求:知力基本+3 追加特徴:未通:各シーンの[結合攻撃]による最初の[EPダメージ]は[HP]に。 特殊特徴:精霊交信:魔術判定+5 【所属ギルド】:聖ファリアス学園魔法通信部 【妊娠】:なし 【基本能力】 HP+/ MP+/ HP:42 MP:86+15 EP:65 フェイト:10 移動力:5(m) クラス修正 基本 他 :ボーナス:メインC/サポC:他:合計 筋力19: : 6: - / - : : 6 器用 7: : 2: 1 / 1 : : 4 敏捷20: : 6: - / - : : 6 知力29: : 9: 2 / 1 : :12 感知 4: : 1: 1 / - : : 2 精神 6: : 2: 1 / - : : 3 幸運 7: : 2: - / 1 : : 2 【スキル】 スキル名 レベル コスト 対象 射程 タイミング 効果 ≪ ≫ : : : : : : ≪ビガムファミリア≫ : ★ : - : 自身 : - : パッシブ :誰かのファミリアになれる 自≪マジックフォージ≫ : ★ : - : 自身 : - : DR直前 :《×1》魔術ダメージ+[10D] 自≪エンサイクロペディア≫ : ★ : 3 : 単体 : 20 : セットアップ :+[10]で識別 ≪ウィンドセイバー≫ : 5 : - : 自身 : - : パッシブ : 風 の[魔術]ダメージ+[5d6](計算済) ≪トレジャーマニア≫ : ★ : - : 自身 : - : パッシブ :識別成功でドロップテーブルも閲覧 ≪エルディダイト≫ : ★ : - : 自身 : - : パッシブ :識別+[1D] ≪コンセントレイション≫ : ★ : - : 自身 : - : パッシブ :[魔術判定]+[1d](計算済) ≪エキスパート:風≫ : 5 : 4 : 自身 : - : マイナー :[Mプロセ] 風 の[魔術]ダメージ+[20] ≪マジックブラスト≫ : ★ : 4 : 自身 : - : マイナー :[対象:単体]の[魔術]を[範囲(選択)]に ≪エアリアルスラッシュ≫ : 5 : 1 : 単体 : 20 : メジャー :[(6+5+1)D6+13]の風魔法、術判定+5 ≪エアリアルウェポン≫ : ★ : 5 : 単体 : 20 : メジャー :[シーン]武器攻撃に[魔剣・風]状態 ≪エアリアルブレイド≫連火 : 5 : 3 : 自身 : - : メジャー :風場&[(6+5+1)D6+13]の風魔法&コンボ効果:達成+[5]&R終了まで対象風属性 ≪P.コントロール≫ : 5 : - : 自身 : - : 効果参照 :妊娠判定回数±[5] ≪フォローアップ≫ : 1 : 5 : 単体 : 20 : 効果参照 :《×SL/シーン》ファンブルをキャンセルし、もう一度振りなおさせる ≪サンダーバット≫ : ★ : - : 自身 : - : パッシブ :[魔術判定]+[2]、 風 の[魔術]ダメージ+[1D](計算済) ≪ブーストグローブ≫ : ★ : - : 自身 : - : パッシブ :エアリアルスラッシュ消費-1(計算済) ≪重魔力材ヘッドバンド≫ : ★ : - : 自身 : - : パッシブ :[魔術判定]+[1]、[魔術]ダメージ+[3](計算済) ≪偏魔力学ラン≫ : ★ : - : 自身 : - : パッシブ :[魔術]ダメージ+[10](計算済) ≪蓄電の尻尾リボン≫ : ★ : - : 自身 : - : パッシブ :[MP15]のサブタンク ≪放電の指輪≫ : ★ : - : 自身 : - : パッシブ : 風 魔法コスト-2(計算済) 【アクション】 HP42/42 MP86/86+15 EP65/65 FT★★★★★ ★★★★★ MF★ エキスパート&Aスラッシュ 消費5 命中[20+3d6] 攻力[(6+5+1)D6+13+20] エキスパート&Aブレイド 消費7 命中[20+3d6] 攻力[(6+5+1)D6+13+20] マジックブラスト&Aスラッシュ 消費5 命中[20+3d6] 攻力[(6+5+1)D6+13] マジックブラスト&エアリアルウェポン 消費7 エンサイクロペディア 消費3 識力[12+10+3d6] 【戦闘データ】 能力:命中:攻撃:回避:防御:行動:スキル:その他:合計(ダイス数) 命中判定 : 4 :-1: - : - : - : - : : : 3 (+2d6) 攻撃力 : - : - : 2 : - : - : - : : : 2 (+2d6) 回避判定 : 6 : - : - :-2: - : - : : : 4 (+2d6) 物理防御力: - : - : - : - :11: - : : : 7 魔法防御力: 3 : - : - : - :-3: - : : : 3 行動値 : 7 : - : - : - : - :-10: : : 0 魔術判定 :12: 3 : - : - : - : - : : 5:20(+3d6) 【性的戦闘データ】 能力:装備:スキル:その他:合計(ダイス数) 命中判定: 4 : - : - : - : 4 (+2d6) 攻撃力 : 4 : - : - : - : 4 (+2d6) 回避判定: 6 :-2: - : - : 4 (+2d6) 防御力 : 7 : - : - : - : 7 【装備品】 装備品 : 重量 :命中:攻撃:回避:防御:魔法:性的:行動:射程:備考 右手 :サンダーバット : 3 :-1: 2 : - : - : - : - :アクエリスタッフ風相当 左手 :ブーストグローブ : 5 : - : - : - : 4 : - : - :魔防2、ブーストシールド相当 頭部 :重魔力材ヘッドバンド: 5 : - : - :-1: 1 :-5: - :アミュレットハット相当 胴部 :偏魔力学ラン : 5 : - : - :-1: 5 :-5: - :魔防-5、ヴァニッシュローブ相当 補助防具:蓄電の尻尾リボン : 2 : - : - : - : 1 : - : - :叡智の指輪相当 装身具 :放電の指輪 : - : - : - : - : - : - : - :地精霊のオーブ風相当 乗物 : : - : - : - : - : - : - : - : - : - : 合計 : : / : - : - : - : - : - : - : - : - : 【エンチャントアイテム】 【オリジナルアイテム】 【所持品】 道具名 : 種別 :重量:コメント 学生証 : 特殊 :00:聖ファリアス学園の生徒である事を表す証明書 ────────────────────────────────────────────── 重量合計 :-= 所持金:2506G 【コネクション】 ターゲリート 関係:好き→ちょっと軽く死ね …好きだぜ、って言いたいが、てめぇなぁ… 俺以外の女を抱くっていい度胸じゃねぇかこらぁ!? 折角だからちょっと死んでもらおうか(ニコニコ) 【子供】 【記念アイテム】 【その他設定】 「あぁ?一発黒こげになるか?」 魔術師の家系生まれの元一般人で悪ガキ。 やっぱ血筋通りに魔術の素質があったので入学。 何故か最近雷術へと鞍替えした様子。 【外見設定】 172cm、長身の女虎獣人。 学ランにバンダナ、サラシ、半ズボンとどっか番長風味。 胸は膨らみつつあるが、某ホーリービーストの虎族みたいにやや貧乳。 【成長記録】 コンバート L1 メイジ×セージ HP24/MP32 成長能力:【知力】×5 メイジ :≪マジックフォージ≫≪エアリアルスラッシュ≫≪EXP:風≫ セージ :≪エンサイクロペディア≫≪トレジャーマニア≫ 性的技巧:≪プレグナントコントロール≫ L2 メイジ×セージ HP+2/MP+6 成長能力:【筋力】【知力】【敏捷】 メイジ :≪エアリアルスラッシュ≫≪EXP:風≫ セージ : 性的技巧:≪プレグナントコントロール≫ L3 メイジ×セージ HP+2/MP+6 成長能力:【筋力】【知力】【敏捷】 メイジ :≪エアリアルスラッシュ≫≪EXP:風≫ セージ : 性的技巧:≪プレグナントコントロール≫ L4 メイジ×セージ HP+2/MP+6 成長能力:【筋力】【知力】【敏捷】 メイジ :≪エアリアルスラッシュ≫≪EXP:風≫ セージ : 性的技巧:≪プレグナントコントロール≫ L5 メイジ×セージ HP+2/MP+6 成長能力:【筋力】【知力】【敏捷】 メイジ :≪エアリアルスラッシュ≫≪EXP:風≫ セージ : 性的技巧:≪プレグナントコントロール≫ L6 メイジ×セージ HP+2/MP+6 成長能力:【筋力】【知力】【敏捷】 メイジ :≪ウィンドセイバー≫≪エアリアルウェポン≫ セージ : 連携魔法:≪エアリアルブレイド≫ L7 メイジ×セージ HP+2/MP+6 成長能力:【筋力】【知力】【敏捷】 メイジ :≪ウィンドセイバー≫ セージ :≪フォローアップ≫ 連携魔法:≪エアリアルブレイド≫ L8 メイジ×セージ HP+2/MP+6 成長能力:【筋力】【知力】【敏捷】 メイジ :≪ウィンドセイバー≫ セージ :≪エルディダイト≫ 連携魔法:≪エアリアルブレイド≫ L9 メイジ×セージ HP+2/MP+6 成長能力:【筋力】【知力】【敏捷】 メイジ :≪ウィンドセイバー≫≪コンセントレイション≫ セージ : 連携魔法:≪エアリアルブレイド≫ L10 メイジ×セージ HP+2/MP+6 成長能力:【筋力】【知力】【敏捷】 メイジ :≪ウィンドセイバー≫≪マジックブラスト≫ セージ : 連携魔法:≪エアリアルブレイド≫
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「お、姫神じゃねーか。珍しいな」 「……!」 声をかけると、姫神は首だけで勢い良くこちらを振り向いた。歩いてくる上条を見つけて身体ごと向き合う。 「姫神もここ利用してたんだな。その割には今まで会わなかったけど」 ここ、とは二人がいる業務用スーパーだ。最寄のスーパーからさらに歩くが、なんたって量が多く安い。ジャガイモが大袋で売られていたり、冷凍肉がキロ単位で売られていたり。一升瓶のようなマヨネーズはいつみても度肝を抜かれる。 「……上条君。どうしてここに」 「どうしてって、買い物以外ないだろ。この上条さんちの家計ははらぺこシスターまで居やがるからエンゲル係数増大中なんです」 上条はいつもどおりの学生服だ。ボタンは全て外しており、中からオレンジのTシャツが覗いている。 一方、姫神はいつもどおりの巫女服……ではなく、トップスにTシャツと薄手の白ジャケットを合わせ、ボトムスは細身のデニム。長い髪は髪留めでひとまとめにされていた。どことなく所帯くさいが、 (……いっつも長いスカート履いてっけど、脚キレーだなこいつ……) 「……どこを。見ているの?」 「いっ、いや別に! ……そういう非女神さんはなんでここに? 実はインデックス並みに食うとか?」 「……違う。家に近いのと、あと純粋にお得」 「お得って、お前こんなに食えるの? ……それとも自宅で食い倒れる気か?」 姫神の隣にあるカートは、やたらデカイ玉葱の袋やほうれん草の山が出来ている。明らかに一人で食べる量では無かった。 「……玉葱は。お味噌汁にもカレーにも使える万能野菜。ほうれん草は。一度茹でてから冷凍すると便利」 「ふぅん……やっぱりお前家事出来るんだな」 「……その反応は。そこはかとなく馬鹿にされてる気がする」 「してねーって。弁当も美味かったし」 「……………………」 姫神さんが背中をかばったのは何故だろう。 「……そういう上条君は。なんで学生服」 訝しげに上条の格好を眺める。 「いつも学ランじゃないと。駄目な人?」 「昭和の応援団か。いや、学校帰りにちょっとドタバタに巻き込まれてな」 「……やっぱり。貴方はそういう人」 「どういう人だオイ。……いやゴメン、聞きたくない」 頬に擦り傷があったり、学ランの裾に銃弾が抜けたような跡があるのはそういうことなのだろう。 上条が姫神の隣に並んで、なんとなく二人で店内を物色する。 「ていうか、お前金はあるんじゃねーの? そんな主婦の節約術みたいなことしなくてもいいんじゃ?」 姫神は少し考え、 「お洒落。したいから」 「……はい?」 「いつも。巫女服ばかり。だったから」 「……趣味で着てたわけじゃなかったんだな、巫女服。ならバイトとかはして……いや、いい」 「やっぱり。そこはかとなく馬鹿にされてる。バイトは。お正月だけなら」 「正月?」 「巫女さん」 「……そーですか。いや、別にどーでもいいけど。俺もしてねーし」 というか、そこに居るだけで店が敷地ごと抉られる程の攻撃をされたり大量のシスターが流れ込んできたり女の子が落ちてくるような人間を採用する職場もないだろう。 上条はワゴンに乗っていた二キロくらいありそうなジャガイモの袋手に取り、姫神のカートに乗せた。 「……なんで。私のカートに」 「いや、とってくるのめんどくせーし、俺が持つからいいだろ?」 姫神の持つカートの取ってを奪い取り、その時少し、手が触れた。 「……。そう」 「……姫神? お前、顔赤くなってないか?」 「……そんなこと。ない」 そう言う姫神は上条から顔を背け、ぼぅっとした目で化物みたいな豆腐を見ている。 「……お前、家はこの近くなんだよな?」 「……そう。だけど」 「風邪引いたときとか呼べよ。折角近場に引っ越したんだし。看病くらいしてやるから」 姫神が、足を止めた。 「……迷惑に。なるから」 「そんなこと気にしてんじゃねーよ」 「……でも」 「でもじゃねぇ、困った時はお互い様だろ。俺が風邪ひいた時は助けてもらうかもしれねーし」 「……。分かった」 「あのシスターさんに看病任せたら酷いことになりそうだし……って姫神!? 早足でどこにいかれるのですか!? 上条さんはもう少し野菜コーナーを見て行きたいのですがー!?」 「そういや姫神、弁当のてんぷら、あれのレシピ教えてくれねえ?」 「……。そう」 「お、姫神、コンソメが特売だってよ」 「……。そう」 「……ジェームズ・ワン監督のサイコホラーと言えば?」 「……。そう」 「…………」 鮮魚コーナーを越え、冷凍食品の棚が並ぶあたり。姫神はぼんやりとカートを押していた。 「……俺、何かしたか?」 「……え。なんて。聞こえてなかった」 「俺、何かお前に嫌われるようなことしたかって聞いてるんだけど」 「し。してない。大丈夫。気にしないで」 「……いや、明らかに何かおかしーだろ、お前」 「……大丈夫。だから」 「ふぅん……そうそう、今日の弁当のてんぷらだけどさ、あれレシピ教えてくれない?」 「……。てんぷら?」 「ほら、アレって弁当なのにサクサクしてただろ。レシピ気になって」 「……あれは。小麦粉と卵に。炭酸水を混ぜてる」 「炭酸水って……コーラか何かでも入れるのか」 「違う。お酒を割るための。味の無い炭酸水が売ってる」 「ふぅん……今度試してみるか」 上条は冷凍コーナーの中から凍った肉まんの徳用袋を手に取り、 「……。なら」 「? なんだ姫神?」 「てんぷら。教えてあげるから。……部屋。来る?」 続かない。
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登録日:2011/03/01(火) 00 40 55 更新日:2023/07/08 Sat 14 45 52NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 11年冬アニメ あおきえい アニメ コミックビーム ノイタミナ フジテレビ 志村貴子 放浪息子 正しい意味での中二作品 漫画 男の娘 男の娘 ←ではない 良作 男の子は、女の子になりたかった。 女の子は、男の子になりたかった。 放浪息子とは、主人公である二鳥修一と高槻よしの、 そして二人を取り巻く人間関係を描いた志村貴子による漫画作品である。 現在「コミックビーム」で連載中。(既刊15巻) 平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭マンガ部門・審査委員会推薦作品。 ・人物紹介 ●二鳥修一(CV.畠山航輔) 主人公。 開始時は小学五年生。 女の子になりたい男の子。 整った顔立ちをしており、女装をするとどこからどうみても可愛い女の子にしか見えない。 時間が流れて行く中で訪れる自身の成長と、体の変化に戸惑っている。 声を当ててるのは現役中学生。 ●高槻よしの(CV.瀬戸麻沙美) もう一人の主人公。 開始時に転校してきた二鳥くんとすぐに友達になった。 男の子になりたい女の子。 作者曰わくハンサムな女子。 別にボクっ娘とかではなく、私という一人称を気に入っている。 幼なじみの佐々ちゃんからは高槻くんと呼ばれている。 仲のいい二鳥君とは同じ願望を持った仲間なので、時々二人で性別を偽ってデートしたりする。 彼女もまた、自身の変化に戸惑う。 ●千葉さおり(CV.南里侑香) 二鳥君のことが好きな女の子。 情緒不安定で、友達があまりいない。 二鳥君の願望を知っているので時々良き理解者であり、時々暴走したりするデンジャラスビューティー。 顔が可愛いので結構モテるが、社交性に難あり。 人によっては上記二人以上に学生時代のトラウマを刺激させられるキャラである。 ●佐々かなこ(CV.南條愛乃) 高槻くんの幼稚園の頃からの幼なじみ。 明るく天真爛漫で友達思いな良い子。 自分の周りの友達関係がよくこじれるので解決に奔走しまくる苦労人。 考えすぎると頭がかゆくなる。 ●有賀誠(CV.井口祐一) 二鳥君と同じく、女の子になりたい男の子で二鳥君の初めての男の友達。そして良き理解者。 愛称はマコちゃん。 けっこうなメンクイで、よく男の人を好きになる。 ときどき二鳥君の女装のレベルの高さに頭を悩ませたりする。 ●更科千鶴(CV.千葉紗子) 中学に入った二鳥君たちが仲良くなる女の子。 愛称はちーちゃんで自身の事もそう呼ぶ。 自由奔放で、男装なども気軽に着こなし、 入学式で学ランを抵抗なく着て参加していたために高槻くんの憧れになる。 実家は蕎麦屋。 ●白井桃子(CV.豊崎愛生) 千鶴の保育園からの友人。 そのため千鶴にべったりで、千鶴が他の人と仲良くしているのを見たくない。 なので、よしのなどの存在はあまり面白くないようす。 ●二鳥真穂(CV.水樹奈々) 二鳥くんの一つ上のお姉ちゃん。 ティーンズ雑誌のモデルをやっている。 よく二鳥くんをいじめるが、結構弟思い。 二鳥くんの女装癖を知っていて、女装時の二鳥くんが可愛いすぎるため少し嫉妬している。 ●瀬谷理久(CV.松岡禎丞) 真穂の彼氏。 もともとは真穂が気になっていた男子で、彼も真穂が気になっていたのだが、 たまたま真穂の家に訪れた際、女装した二鳥君に一目惚れしてしまう。 二鳥君が男だと知った後は、真穂とは気まずい関係になりかけたが、少しずつ打ち解けやがて恋人になる。 ●末広安那(CV.堀江由衣) 真穂と同じ事務所に所属するモデル。 真穂とは仲が良い。物怖じせず近寄りがたい雰囲気を持っているのだが、それは自覚しており、実際には純情で素直な性格。 お互いに苦手としていた二鳥君にだんだん興味を持つようになる。 ●ユキさん(CV.本田貴子) ニューハーフで二鳥君と高槻くんの大人の友達。 本名、吉田紘之。 学ランを着て一人で買い食いをしていた高槻くんをナンパしたのが交流のきっかけで、 後に二鳥君とも知り合い、たびたび二人を家に呼んで遊んでいる。 かなりの美人で、二鳥君を通して仲良くなろうとした人までいる。 ●しーちゃん(CV.藤原啓治) 2巻から登場したユキさんの彼氏。名字は椎名。 ユキさんの小学校時代の同級生で、長年思われていたのたが、 成人してテレビでユキさんがニューハーフとして暮らしているのを知り。再開した後に付き合うことになった。 同作者の作品である敷居の住人からも作者のお気に入りのキャラが出演している。 2011年1月よりフジテレビ「ノイタミナ」枠にてテレビアニメの放送がスタートした。内容は5巻の中学生篇から。 この手の作品では珍しくOPが男性ボーカル。 ちなみに当作品を性同一性障害または性自認の不安定な者が読むと、 感情移入しすぎて大変苦しく、他者からすればわけのわからない所で泣いてしまう。 余談であるが、UNISON SQUARE GARDENの歌う『僕は君になりたい』は非公式ながら本作をイメージして作られた曲である。 この曲は、TIGER&BUNNY主題歌『オリオンをなぞる』のCDに収録されている。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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【名前】駒繋 紗月(こまつなぎ さつき) 【性別】女 【所属】科学サイド 【能力】士気奮起(モラルカスタマイズ)レベル2 精神系能力の1種。誰かを応援することにより、応援を受けた者の士気を上昇させ本来の実力を100%発揮させる能力。 これを受けると勉強が普段より効率よく覚えられたり、能力の系統にもよるが身体測定で普段よりもいい結果が出たり、 普段よりキレのある動きができたり、運動でもよい結果が出ることもある。 と言えば聞こえはいいのだが、要するに火事場の馬鹿力を発揮させる能力。 人間が無意識に制御しているリミッターを解除する能力でもあるので乱用は危険。 そして自分自身には使用できないという欠点がある。 【概要】 柵川中学2年生。 明るい性格でクラスのムードメーカー。例え相手がいかつい人物でも物おじせず気軽に話しかける。 誰かを応援することや頑張っている姿を見ることが好き。行動範囲は基本的に自身が住んでいる第7学区や第6学区が多いが 各地にどこからともなく出没し、いろいろな人の応援をしている姿が目撃されている。 数多くの失敗から学び、能力の乱用の危険性は把握しており危険にならない程度にとどめることはできる。 ………と、本人は言ってるのだが………… 身体能力は明らかに並の女子中学生より高いが自分自身に能力が使えないため、素の身体能力である。 少しずつだが、徐々に応援団仲間を増やしているとの噂も。 【特徴】 身長160cm。肩あたりまでの少し茶色がかった黒髪をツインテールにしている。 お下げ髪のように耳より低い位置で左右に結った髪を、自分の背中の方へと流しているという、 白井黒子よりも結標淡希に近い髪型。胸は年齢の割に大きめ(銅街世津クラス)。 普段は柵川の制服姿でいることが多いが、どこかに出没して応援をする場合は 白い鉢巻をつけて柵川の学ランを羽織る。ごくまれにチアガール姿になることも。 【台詞】 「おっはよう!今日も元気に頑張ってみよう!」 「フレー!フレー!柵川!ファイトー!!」 「やっば、ちょっとヒートアップし過ぎちゃったわ。こりゃ明日みんな筋肉痛だわね……」 【SS使用条件】 死ななければOKです。